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  1. 仙台市議会 1994-08-19
    民生衛生協議会 本文 1994-08-19


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                ※協議会概要                             開会 午後2時06分                             閉会 午後2時31分 2: ◯委員長  引き続き協議会を開会いたします。  まず、民生局より報告願います。 3: ◯民生局長  民生局からは3点の報告をさせていただきます。まず、前回委員会で要請のありました2点の資料につきましてお手元に配付させていただいております。一つ資料の2でございますが、ごらんいただきたいと思いますが、仙台高齢者保健福祉計画に係る財政需要見込みでございますが、これは保健福祉計画の中で平成12年度整備目標を掲げました主要な在宅福祉サービス保健サービス施設福祉につきまして平成年度から12年度までの所要の財政需要につきまして平成年度予算ベースに試算したものでございます。その結果8年間の総額では約1,057億円という事業費になります。国、利用者、市のそれぞれの負担でございますが、国が379億、利用者が107億、市が570億というような数字になっております。  次に資料の3をごらんいただきたいと思いますが、これは特別養護老人ホーム建設の場合の事業費についてでございます。特別養護老人ホームにつきましては、デイサービスセンターと併設が原則となっておりますので、両施設を合築した場合のモデルでございますが、おおよその事業費が約9億1,500万円ほどでございまして、これの財源内訳でございますが、国庫補助金が2億8,400万円ほど、それから市の補助金が5億8,700万円ほど、法人自己資金が 4,400万円ほどとなってございます。以上資料を提出させていただきました。  それから3点目でございますが、第16回の老人福祉展の開催につきまして御案内を申し上げます。老人福祉展はこれまでも高齢化社会における諸問題につきまして市民理解を深めるため開催してきたものでございます。ことしは9月7日から9日までの3日間、仙台福祉プラザの1階プラザホール、それから2階のふれあいホールを利用いたしまして開催いたしますので御来場賜りますよう御案内申し上げます。なお、老人福祉展内容の詳細につきましては、お手元チラシ等を差し上げておりますので、ごらんいただければ幸いでございます。以上でございます。 4: ◯委員長  ただいまの報告に対して、何か質問はありませんでしょうか。 5: ◯笠原哲委員  資料を要求した立場でございますので、質問させていただかなければ失礼かと思いまして、質問いたします。この財政需要見込みの中には、土地だとか市の職員人件費を計上してないということですが、8年間の総額で1,057億と、膨大な金額なんですが、この6年度予算はもう取っているわけですが、金額最終12年度需要見込みの中で12年度最終年度金額が単年度で出てくれば非常に助かるなという感じがするんですが、もしわかれば今教えていただきたいなと思います。それから市の負担率負担数字が出てますが、非常に数字ばらつきがあるといいますか、パーセンテージのばらつきがあるんですが、これは現在の制度での計算だと思うんですが、その中で老人保健施設整備費が12億4,100万がそっくり市の負担で12億4,100万と乗っかってるのは何でなのかなと思っておりました。財政局に確認しましたら財政局とも打ち合わせしてつくった数字だというお話してますが、市職員人件費は計上してないと、これも平成年度の人のベースで、増員をしないで平成12年までいくという考えなのか、この辺もわかりませんので教えていただきたいと思います。総額で市の人件費も入れるとどの程度になるのか、そういうふうな掌握をしているのかどうか、伺いたいと思います。 6: ◯民生局長  まず、6年度、12年度、単年度合計金額についてでございますけれども、まず、12年度年度というふうな試算はいたしておりません。と言いますのは、これは12年度まで、それから措置費も含めての積み重ねでございますから、12年度年度だけ出すというわけにはできないわけでございます。6年度につきましては、当然今年度でございまして、計算をいたしておりまして、合計額で122億という数字でございます。12年度それだけを取り出すということは、そういったふうな計算はできませんものですから、御了承いただきたいと思います。それから市職員人件費について、それから土地について含んではおらないわけでございますが、市の職員につきましては施設の数、事務量の増大というのは今現在でははかり知れませんのでその辺の数値は出せないということでございます。我々も数値計算につきましては、平成年度予算ベースにしたところでございますが、いろいろと関係部局とも協議しながら、もちろん財政とも協議しながらやったわけでございまして、御理解を賜りたいと思います。 7: ◯衛生局長  老人保健施設についてのお尋ねでございますが、ここに記載してございますように、市の負担だけというのはどういうわけかということですが、老人保健施設建設費につきましては、国の定額補助制度化されてございます。定額と申しましても、基本額あるいは都市型とかあるいは地方重点とかいろいろな項目がございまして、それぞれの定額を合算した額となってございます。それが直接施設設置者に入るということで、ここの場合は民間の施設設置ということを計画しておりまして、それに対する市の単独助成分を計上しているということでございまして、ちなみに現在の単独助成制度基本額2,000万円、地方加算というものが5,500万の限度で段階的になされているというのが市の単独助成内容でございます。 8: ◯大内久雄委員  特別養護老人ホーム建設事業費概要をちょうだいしたわけでありますが、私の認識不足であろうと思うんですが、建設基本計画平屋建てだということで認識をしておったんですが、この資料を見ますと鉄筋コンクリート等の2階建てということになっておりますが、この辺御指導いただきたいと思います。それから総事業費9億1,500万ということで、財源内容からいいますと4,400万が自己資金で、他は国庫あるいは仙台市の補助金となるようでありますが、この建設について仙台市の方でどのような指導がなされていくのか、あるいは一方的に金を出しっぱなしで勝手にやれやということになっていくのか、そこら辺教えていただきたいと思います。 9: ◯民生局長  建物の構造でございますが、今は大体がモデルとしては2階建てでやっておるのが現状でございます。それから自己資金は4,400万でございますが、この法人に対しましては私方といたしましては、法人と十分に前もって協議をいたしまして、もちろん法人の方からもぜひやらせてほしいということでございます。それから私方といたしましても、現在300人近くの待機者もおることでございますので、よく既設法人打ち合わせをいたしまして土地の提供、それから建設費補助というものをやっておりまして、法人とは財源それからこれからの運営、人の確保というような点につきましても十分に打ち合わせをさせていただいておるところでございます。なお、建設に際しましては工事の安全、それから地元に対する説明も十分に行っていかなければならないものというふうに考えておるところでございます。以上でございます。 10: ◯洞口邦子委員  初めに財政需要見込みに関してですけれども、厚生省が先ごろゴールドプラン見直し素案をまとめてマンパワー施設整備目標を大幅に修正しています。現行計画策定後の高齢化の進展を踏まえて整備したのにあわせて当然市の計画を見直す際に最終目標量も変更されるものと思いますけれども、それにかかわって財政需要見込みも当然ふえてくるわけです。そのことについての認識考え方についてお伺いしたいと思います。 11: ◯民生局長  確かにただいま厚生省におきましては、ゴールドプランを見直しているわけでございますが、やはり財源というものに大変苦労しておるようでございます。もちろん前にも答弁したかと思いますけれども、平成年度以降には私方の保健福祉計画も見直すことになっておりまして、当然に国の新ゴールドプランができた際にはすり合わせをして見直しし、財源等も考慮していかなければならないと考えております。以上でございます。 12: ◯洞口邦子委員  財政需要がふえれば、市の負担利用者負担もふえてくるわけですけれども、市負担が国の負担の2倍以上という事業もありまして、市民に過大な負担を与えないためには、国負担増額を強く働きかけていく必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。 13: ◯民生局長  確かにそのとおりでございまして、国の基準単価改正だとか、制度改正だとか、そういったもろもろの課題を今抱えておるわけでございまして、そういった点につきましても国に要望してまいりたいと思っております。 14: ◯洞口邦子委員  次に特養ホームに関してですけれども、これまでの特養ホームは4人部屋が中心でしたけれども、これではどうしても窮屈で、生活しているという感じがしないというのが入居者の実感ですし、これから入居したいと思っている人でも、個室を希望する人が圧倒的なわけです。定員50人とされるこのモデルはどのような部屋の構成を想定しているのか、まずお伺いしたいと思います。
    15: ◯高齢福祉課長  個室については、定員の3割を見込んで算定しているということでございます。 16: ◯洞口邦子委員  3割ということで今までよりは多い算定かと思いますけれども、これからは個室がいいということになれば、ますます要望も強まってくると思います。それだけ個室がふえればふえるだけ事業費もかさむものと思われますけれども、補助金の割合というのが変わらないのか、ゴールドプラン見直し素案でも特養ホームは25%程度増加を目指すというふうになっておりますので、国庫補助増額を求めることとあわせて市の補助金についてもさらに増額の検討がなされるのかどうか伺いたいと思います。 17: ◯民生局長  特別養護老人ホームにも国の設置基準というか施設基準がございます。それにのっとって対応しているわけでございますが、その辺の改正もないとやはり個室というふうな一層の増加は望めないと思っておりますが、痴呆老人等特養の中にもふえてきておりますので、個別の個室対応というのも重要な課題となってきておりますので、この辺については十分に今後とも建設に当たりまして配慮するように指導してまいりたいと思っております。 18: ◯洞口邦子委員  特養に関してもう1点お尋ねしますが、厚生省が7月から特養入所費用徴収基準を変えまして、これまで入所者費用徴収対象が、収入が年額27万円までは費用徴収がなかったのに今度から年額12万円以上が費用徴収対象になるなどの内容を受けて、仙台市も国の通達のとおりということで現在実施しているとのことですけれども、この件に関して東京都を初め六つの政令市でこの実施を延期するなどの措置を講じていますけれども、仙台市としてこれについての考え方等、これからもずっと国基準指示どおり実施を続けていくお考えなのかどうかお聞きしたいと思います。 19: ◯民生局長  ただいまの件につきましては、7月1日から国の基準どおり徴収を行うことにしておるわけでございますけれども、これにつきましては委員皆様御存じのとおり、新しく平成年度から入所される方について、そのような措置が取られたわけでございまして、それ以前に入所されておった方については従来どおりというようなことでございますので、御理解を賜りたいと思います。今後とも国の基準にのっとり徴収をしていきたいと思っております。以上でございます。 20: ◯洞口邦子委員  年額12万円ということですと月1万円しか手元に残せないということになりますから、結局1日わずか300円しか認めないというもので、実際にホームに入っていても、医療費蓄えとかあるいはお葬式代蓄えをしたいという希望も多いわけですから、厚生省通知どおり実施しない自治体が出てきても当然のことだというふうに思います。例えば福岡市では従来から基準の2割を減額して市が負担して7月からも新基準の2割減額で実施しているということですけれども、このような方向も検討して今後入所される方の負担を軽減する方向で努力していただくお考えがないのかどうかお伺いしたいと思います。 21: ◯民生局長  国がこれを実施するに当たりましては、相当調査もしたというふうに伺っております。確かに1万円という数字でございますけれども、この辺についても1万円で十分に行えるという国の判断基準によりまして実施されたわけでございます。仙台市の特養に入っている御老人方々、大変お困りの方もいるのも存じておりますし、また、生活保護を受けて入られる方もおりますが、その方々にはそれぞれの対応というものをいたしておるわけでございます。また、そのほか年金受給者の方も相当蓄え等もある方もございまして、国の基準により今後もこの制度によって徴収をさせていただきたいと思います。 22: ◯委員長  ほかにありませんでしょうか。それでは次に衛生局より報告を願います。 23: ◯衛生局長  衛生局より2件の報告をさせていただきます。一つはお手元にお配りしております輸入食品の安全はどうなってるのというリーフレットに関連してでございますが、輸入食品の安全に関する消費者啓発ということで毎年食品衛生消費者啓発をこの時期行っておるわけでございますが、昨年は山菜と有毒植物展示会並び講演会を行ったところでございます。今年度はこの輸入食品カロリーベースで食料の半分以上を占める状態となりまして、輸入食品安全性に対する市民の関心も高まってきておりますので、この輸入食品安全確保対策等現状につきまして、市民に情報を提供し、御理解を求めるといった趣旨でこのリーフレットを作成いたしたところでございます。また、あわせまして講演会ならびに展示会を行うと、これもチラシのとおりでございますが、リーフレットにつきましては、3,000部ほどを作成いたしまして、各保健所を通じて市民にお配りしたいということで作成をいたしました。講演会につきましては、9月の6日並びに展示会は5日6日と、いずれもエル・パーク仙台において開催することにいたしますので御報告をさせていただきました。  続きまして第2点でございますが、資料はございません。口頭でございますが、前回常任委員会以降発生いたしました食中毒事件3件ほど出ておりますので、御報告をさせていただきます。1件目は7月の19日に発生しまして、22日に食中毒と判明いたしました件でございますが、これは居酒屋において飲食した513名中17名が発症いたしまして、そのうち14名の方が医院にかかったという事件でございまして、原因食品はゆでガニの盛り合わせという推定となってございます。この菌の検査の結果、病因物質といたしまして腸炎ビブリオが検出されているところでございます。この施設に対しましては7月22日から3日間の営業停止処分といたしました。2件目は7月の31日に発生いたしまして、2家族7名のうち4名が発症したということで、通院をいたしております。便からやはり腸炎ビブリオが検出されておりますが、原因施設並びに食品につきましては、現在調査中でまだ、明らかとなっておりません。3件目は8月の14日に発生いたしました。これは市内の寿司店に行って会食をした15名のうち8名が発症いたしました。うち6名の方が病院にかかっております。また、同じ寿司店から出前を取った142名中44名が発症しております。患者菌検査等から病因物質腸炎ビブリオと断定をしております。原因食品については現在調査中でございます。この施設につきましては8月15日から3日間の営業停止処分といたしております。なお、ことしの食中毒発生件数はこの3件を含めまして、計4件、発症者は152名となってございます。参考までに昨年の同時期はちょうど冷夏ということもありまして発生はゼロということでございますが、平成年度におきましては今年と同じ4件で、299名の患者が出ておるところでございます。例年夏の時期は食中毒発生が懸念されますところから、この食中毒防止対策としまして、魚介類を扱う施設に対して重点的な監視指導並びに市民に対する啓発に努めてきたところでございますが、今後とも監視指導啓発に力を入れてまいりたいと存じます。以上でございます。 24: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問ございませんでしょうか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25: ◯委員長  以上で報告事項関係を終了いたしました。この際当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言がありましたらお願いいたします。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26: ◯委員長  これをもって協議会を閉会いたします。...