9:
◯教育長 教育局から、
学校事故に対する
損害賠償の
支払いについて、御
報告を申し上げさせていただきたいと思います。
既に、
新聞等でも報道されたんでございますが、
平成元年の11月に
仙台市立加茂小学校において、
校庭の
バックネットに立てかけてあった壊れた鉄製の
地ならし用具が目に刺さりまして
児童が左目を失明したと、こういう
学校事故につきまして、3,390万円の
損害賠償の
支払いを命ずる判決が7月28日に
仙台地方裁判所より
仙台市に対して言い渡しがございました。
判決理由にございました
本件事故の
状況は、
校庭において通常要すべき
安全性を欠いており、管理に瑕疵があったという裁判所の判断を、私
どもとしては容認すべきものと考えまして、控訴をすることはいたしませんで
損害賠償支払うことにいたしたものでございます。なお、このような
事故が今後起こらないように、
校長会等を通じて
学校の
安全管理をさらに徹底してまいることにいたしているわけでございます。
もう1件、この際追加で御
報告を申し上げたいと思いますけれ
ども、
仙台市立の
西多賀中学校、それから
連坊小路小学校で不審火がございました。これもまた、
新聞等で報道されたんでございますが、7月21日、夏休みに入ったその日なんですけれ
ども、
西多賀中学校。それから、8月14日の日曜日、
連坊小路小学校におきまして、放火と思われるんですけれ
ども、
ぼや火災が発生いたしました。近隣の住民の
皆様方等の御協力をいただいて、大事に至らなかったわけでございます。しかしながら、休み中の
事故防止につきましては、従前からも
学校に対して
指導を申し上げてきたわけですが、改めまして本日、休業中の
事故防止につきまして
学校に通知をしたところでございます。以上でございます。
10:
◯委員長 ただいまの
報告に対し、
質問等はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
11:
◯委員長 以上で、
報告事項関係を終了いたしました。
この際、当局から
報告を受けた事項以外で
発言等がありましたら、お願いいたします。
12:
◯福島一恵委員 私の方から、
市民局と
教育局の方にそれぞれ1つずつ
質問したいんですけれ
ども、まず
市民局の方ですが、ことしは異常な
猛暑ということで、特に
市民の方からの苦情が相次いでいるのが
市民センターの
冷房の問題なんですけれ
ども、
市民センターは
皆さんよく御存じのように、
市民の
皆さんが
近隣集会施設として一番
使用頻度が高く、
地域の文化、あるいは
社会教育、スポーツの中心的な
施設なんですけれ
ども、
冷房が設備されている館と設備されている館でも1部屋だけとか、
事務室も
冷房がないとか、それぞれなんですけれ
ども、大体現在の
冷房設備の
設置状況はどうなっているのか、まず
質問したいと思います。
13:
◯市民局長 ことしは、御
指摘のように例年にない
真夏日の連続で、暑さに参った特別の年であろうというふうに思われます。そういう
意味で、このような問題が出てまいったろうと思うわけでございます。御
指摘の件でございますが、
平成4年度以降
建設の
市民センターにつきましては
冷房設備を設置いたしておりますが、それ以前のものにつきましては、ビルの中にほかの
施設と併設している
センターとか、あるいは新幹線や
国道筋で窓を開けますと騒音で会議もできず、締め切ったまま利用しなくちゃならないというような
箇所等、特別な
事情のあるところにのみ
冷房設備をいたしておりまして、現在
センターとしましては48館、
分館を入れますと50館ございますけれ
ども、そのうち備えてある
センターは27館になっております。
14:
◯福島一恵委員 ことしのような
猛暑がずっと続くということは、必ずしもそうではないので、特にことし
利用者の方から苦情が多いということはあるかもしれませんけれ
ども、50館の
施設のうち27
施設が既に何らかの形で
冷房設備が備わっているということをとらえても、やはり順次、全部横並びで一遍にということは難しいと思うんですけれ
ども、
計画を立てて、あるいは
暖房設備の
減価償却がされるときの切りかえに冷暖房両方できるようなものに切りかえていくというような
機会をとらえて、できるだけ
市民感情として
不公平感がないように、あるいは働いている
職員の方も、あの
市民センターは
冷房があるのに何でうちの館はないんだみたいなことがあって、内部での問題にならないように、できるだけ年次的な
計画を立てて
冷房設備の設置を求めていきたいと思うんですけれ
ども、この点についてはいかがでしょうか。
15:
◯市民局長 ただいま申しましたように、
冷房設備があるところとないところがございますが、ただ
センターによりましては非常に風通しがよくて、自然の風も捨てがたいというような館もございますが、せっかくの御
指摘でございますので、その辺の
事情を踏まえながら、
施設の老朽度等も踏まえながら何らかの形で前向きに調査しながら検討してまいりたいというふうに思っております。
16:
◯福島一恵委員 風が入るところもあるでしょうけれ
ども、大体ことしのような
猛暑ですとそういうことでもありませんし、やはり夜間使用する場合、窓を開けると小さな虫が入ってきて不便だということも言われておりますので、ぜひ財政の方とも御相談の上、前向きに検討していただきたいと要望しながらこの
質問は終わりにしたいんですけれ
ども。続きまして、
教育局の方にお伺いしたいんですが、今週の火曜日、8月16日付の河北の夕刊に、
市民図書館が従来
市民への
図書館サービスの一環としてやってきた
文庫に対して、
地域の
文庫、
家庭文庫に対しての
配本サービスを4年後に廃止するというようなことが報道されました。これについては、37の
文庫でつくられております
仙台手をつなぐ
文庫の会の
皆さんは、それでは
配本サービスがなくなると
文庫を開いていけないというようなことで、納得できない、承知していないということで、
話し合いは
平行線をたどっているという報道なんですが、これについてまず、
仙台は今
整備計画も持って順次
地域での
図書館サービスの
充実をやろうとしておりますけれ
ども、まだまだ十分じゃない中で、
地域の、特に
子供たちが本に親しむ
機会として身近な
地域の
家庭文庫は非常に大きな役割を果たしてきたと思うんですけれ
ども、こういう
草の根でやっている
地域の
文庫活動に対しての
教育長の、
図書館長の
評価というか、どんなふうに思われていらっしゃるのか、まずお伺いしたいと思います。
17:
◯教育長 ただいま、お取り上げをいただいた
文庫でございますが、これは自然発生的に
仙台市におきまして芽生えてきたものでございまして、もともと
草の根の
ボランティア的な、
子供たちに対する読み聞かせ等も含めた
読書指導、これらに特色を持った
施設というふうに考えておりまして、やはり
地域における
一つの
社会資源ということで有効に機能をしているものというふうに考えております。
18:
◯市民図書館長 文庫活動につきましては、
文庫の
サービス内容ですが、
図書館ではなかなか行き届かない面、幼児、
児童に対するマン・ツー・マンの
サービスというような部分を担っているといいますか、中身の濃い
サービスをやっておられます。そういう
意味では、生涯学習の一部を担っておられるのかなというふうに
評価をいたしております。
19:
◯福島一恵委員 教育長も
市民図書館長も、貴重な
社会資源であり、
図書館が行き届かない
サービスを行っている点で非常に
評価しているというような御
答弁ですので、もちろん私も同じ認識でいるんですが、この間
仙台市の
図書館の
活動で非常に大きな役割を果たしてきている
文庫の
活動の存続が危ういというところまで、この
配本サービスの廃止というのは、それだけかなりダメージを受けるという形で
文庫の方もおっしゃっていますし、
新聞報道でもそういった形の方の声を掲載しているわけなんですけれ
ども、ここの
新聞報道によりますと、
図書館の方の考えでは
平成10年度からは全廃していきたいということ、それから
地区館からの
持ち帰りとしていくというようなことを中心にして話をされているようで、またあわせて
図書館の
配本サービスをやめる理由として、
サービスの方向を
分館の
整備を優先にしたいということをおっしゃっているというようなことなんですけれ
ども、
図書館の
整備計画、
後期計画ということで出されてくるんであろうと思うんですけれ
ども、
分館・
分室の
計画は今どのようになっているのか、まずお答えください。
20:
◯市民図書館長 現在の
図書館整備事業でございますが、昭和63年度に策定いたしました
図書館整備基本計画に基づきまして、その中の第1次10カ年
計画というのを遂行しております。その目玉は、各区に核となる
地区館の
建設ということで、それから
合併建設計画とも
関連がありますけれ
ども、
分室の
整備も含めて現在第1次の
計画では18館の
整備を進めているところでございます。若干のおくれはございますけれ
ども、太白区
図書館の
建設の
めどが立ってきた段階でございまして、そこが完成いたしますと第1次の
整備計画が完了いたします。引き続いて、第2次、あわせて
基本計画を根本的に
見直して、
整備のおくれている、泉区以外の区の
分館・
分室の配置を考えていきたいなということでございます。具体的には、
平成7年度からその作業に取りかかりたいと思っているところでございます。
21:
◯福島一恵委員 今の館長の御
答弁によりますと、
分館・
分室の
充実に伴って、
文庫に対しての
支援ができないと。もっと簡単に言えば、
人手が足りなくてとてもできないということなんでしょうけれ
ども、
平成8年度の
分室が何館予定されているのか、それもこれからだと思うんですけれ
ども、それができたとしても、現在37
文庫ある
地域の
文庫活動が果たしている機能を十分に賄えるほどにはまだまだいかないというふうに私は思います。この
新聞報道にも、
配本サービスがされなくなると
文庫を開いていけなくなるという方の声が載っているんですけれ
ども、4年後には全廃していきたいということも打ち出しているようですが、全廃されたら
文庫ができなくなるということを考えれば、当然先ほどの
文庫活動への
評価ともあわせて、また
図書館の
整備基本計画の中でも
地域文庫、
家庭文庫を
図書館活動網の一環としてとらえ、各
文庫の求めに応じ、その育成を図るということが打ち出されているように、やはり
文庫活動も継続させていく、あるいは発展させていくように本来育成援助すべきものを、
人手が足りないから打ち切ります、
文庫活動も停止することも仕方ありませんということでは余りにも
仙台市の
図書館行政、あるいは
社会教育行政の中で恥ずかしいというか、冷たい態度ではないかというふうに思うんですけれ
ども、その辺のところ、
文庫の会の
皆さんも
配本サービス全廃ではなくて、一部
見直しという形で検討してもらえないかという声があるというふうにこの
新聞にも載せられておりますけれ
ども、その点について本当に全廃していくのか、
文庫が立ちいかなくなってもそれは知らないよという態度なのか、その辺を確認したいんですけれ
ども。
22:
◯教育長 ただいま御
指摘の点は、今現在での
図書館から
文庫の
皆さんへの
問題提起というふうに投げかけております内容は、ほぼ
新聞報道のとおりでございますが、要約いたしますと、
年次計画で進めてきました第1次の10カ年
計画、これが大体太白区の
拠点図書館が
平成10年度ころに
めどが立つ
見通しが出てまいりましたので、4年後というのはその辺からくるわけでございますが、第1次的な区に拠点となる
図書館を
整備していこうという目的はほぼ達成できる
見通しが立ったわけでございまして、これからさらに
ネットワークを強化していく
意味での2次の
年次計画の策定にかかるということを先ほど申し上げましたけれ
ども、そういった中で
文庫とのかかわり、これは
人手がなくてどうこうということではなくて、
力点の置き方を
固定館を中心に
ネットワークをさらに強化していこうと。さらには、
市民局所管の
市民センターや
児童館等にも
図書室がございますし、
地域での
図書館活動の
ネットワークというのはさらに細かくなっていくことは間違いないという時点におきまして、
文庫の方々に本来の姿といいましょうか、
地区図書館がより身近な存在になってくるということが
一つと。それから、
文庫活動に従事されている方も
世代交代がございまして、近代的なといいましょうか、
車社会に適合した方もいらっしゃる。現に、今時点では8カ所が
持ち帰りをお願いしているわけですが、こういった時代の趨勢もございますし、これからの
文庫のあり方についても
文庫の方々の
サイドでも考えてもらったらどうだろうということでの
問題提起を申し上げておりまして、先ほど申しておりますように、
固定館中心での市の
公的サービスの
力点をそちらに移したいということでございまして、ますます需要が逼迫してまいります
職員定数の枠の中での
分館、
分室の
ネットワーク化でございますんで、その辺は
文庫の
皆さんとも十分にお
話し合いをしながら、4年後の
一つの
めどに向かってお
話し合いをしませんかというのが真意でございまして、したがいましてずっと以前から
文庫に従事されている比較的お年を召した
皆様方とか、
地区館との距離的な問題、こういったものを十分に配慮する必要があるだろうということは私
ども行政サイドでも認識をしておりまして、十分にお
話し合いをしましょうという姿勢でいるわけでございます。
23:
◯福島一恵委員 教育長の御
答弁ですと、車を持って
持ち帰りのできる方はそれはそれでそうしていただくけれ
ども、それができない方、あるいは
地域の
ネットワークをつくっていって
分室を
充実させていくということなんですけれ
ども、それも果たして4年間ですべて全市域網羅できるのかというと、なかなかそれは難しいと思うんですね。やはり、まだまだ
文庫に依拠しなくちゃいけない部分、あるいは
文庫活動とともに
地域での
図書館サービスを
充実させていく方向はやはり必要なものだと思います。こういう
新聞報道もなされたりしますと、
配本サービスは一切4年後にストップされるんだということで、受けとめられているような感もあるんですけれ
ども、そこでさらに重ねてお伺いいたしますけれ
ども、いろんな形での
話し合いはこれからも
文庫の会の
皆さんと進めていく中で、どうしても
配本サービスを継続していかないと
文庫活動が成り立たないという方に関しては、柔軟に対応していくなど、全廃ということではなくて
配本サービスの
見直しという形として、
現状では受けとめていく、あるいは話をしていくということの方が前向きに
話し合いが進むように思うんですけれ
ども、その点いかがなんでしょうか。
24:
◯教育長 基本的な
力点の置き方を私
どもは
原則持ち帰りと、その上での
個別事情は十分にお
話し合いをしましょうというスタンスでいるということでございます。
25:
◯福島一恵委員 私としては、柔軟に対応していくし、場合によっては
サービスの継続もしていくというふうに受けとめさせていただきたいなと思うんですけれ
ども、やはりもう
一つお伺いしたいのは、こういう
図書館の
サービスというのは単に本を運ぶだけではなくて、本を通して
市民の
皆さんに文化的なもの、あるいは学問的な知識、教養をつけていただくということで、本当に
社会教育の
活動の中でも大切な部門だと思います。かなり定数の削減ということで、
現状の
図書館業務もなかなか厳しい
状況はわかるんですけれ
ども、これからますます
分館、
分室をつくっていく中で、どうしても
人員増は図っていかなければならない課題だと思いますし、その際は前からも
質問等をさせていただいておりますけれ
ども、専門的な
知識経験を持つ司書の
配置等、あるいは
職員の
講習等を通して
市民のニーズにこたえられる
職員の十分な配置を通して、一層
サービスの
充実を求めていきたいんですけれ
ども、この点についてはいかがでしょうか。
26:
◯教育長 公立の
図書館網の
建設ということを目標にいたしまして、この
事業が進められるわけでございますので、必要な人員の
確保に努めなければいけないというふうに考えておりますが、そこで自然体の
行政の
力点の置き方というものが当然あわせて考えられてしかるべきであろうと。
ボランティアの
皆様方の
活動は、あくまでも
ボランティアの皆様の意志にかかっているわけでございますが、市の
サービスの限界というものも理解をしていただく必要がある時期もあるのではないかというふうなことでございまして、市の
行政の本来的な業務に必要な人員の
確保については十分に配慮し、努力してまいりたいというふうに考えております。
27:
◯赤間次彦委員 私の方からは、
消防局に何点か
質問させていただきます。その前に、
市民の生命と財産を守るために連日御尽力いただいていることに、
市民の一人といたしまして心から感謝をさせていただきます。
質問の第1点は、
消防局の方では50メートル
はしご車、あるいは
ヘリコプター等、いろいろな最新のものを配備いたしまして万全を期していると思うんですが、それらの
訓練、あるいは
職員の、あるいは
下部団体、
消防団、
婦人防火クラブ、あるいは
少年少女の団体があると思うんですが、それらの
訓練をどのようにやっているのか、まずお伺いをしたいと思います。
28:
◯警防部長 お答えいたします。
ヘリコプターの
訓練につきましては、
大分騒音が高いので、泉ケ岳のふもとでやっております。それから、
はしご車につきましては
消防局庁舎の裏庭でやっているんですが、
大分訓練といいますと気合いが入って、行動も迅速なものですから、日中ですと
建築確認申請、あるいは
危険物製造等の
許可申請、または
消防用設備等の
工事関係者がひっきり
なしにおいでになりますので、その都度
危険防止上、
交通整理などの手間がかかる。さらに閉庁前後、朝とか夕方にやりますと、これまた
士気鼓舞のため大声を出しますので、
マンション群に囲まれているため、非常に時間帯をとるので苦労しております。それから、
はしご車は重量が二十数トンありますので、どこでもやれるというもんじゃないんで、御承知のとおり道路を借りるわけにもいきませんので、場所をとるのに非常に苦労をしております。それから、
消防団員、あるいは
婦人防火クラブ員の
訓練は、それほど面積が広くなくても済みますので、
学校の
校庭を借りたり、あるいは
消防署の庭を使ってやっておりますので、それほど支障を来しておりません。以上でございます。
29:
◯赤間次彦委員 実は、なぜこういう
質問をしたかといいますと、先日私
どもの
委員会で
北九州の方に視察に行ったんですが、そのとき
北九州の
消防防災訓練センターを見させていただいたわけでございますけれ
ども、
仙台市の方も、昨年の
特別委員会だと思うんですが、前
消防局長の返事では
区ごとじゃなくて
仙台市全体で
一つ大きな、立派なものをつくる
計画をしていきたいというふうな話、たしかあったと思うんですが、これについてどのような規模、あるいは
現状ではどのようになっているのか、お示しいただければと思うんですが、まずそれをお聞きしたいと思います。
30:
◯消防局長 私
ども、内部で持っております、今お話ございました
総合防災研修センターでございますが、
消防職員の
訓練、それから団員の
訓練、それから研修、
資料展示、
市民啓蒙、そういったものが一切できるような
施設ということでございまして、構想の中で、広さとしますと7万平米というような、非常に大きなものでございますが、ただいま前段ちょっとお話がございました、現在
消防におきましては、新しい機材、ヘリ、それから50メートルの
はしご車を使った総合的な
訓練がなかなかしづらい
状況でありますので、ぜひともこれは早くやりたいということで、
フィールドの
確保からできればというふうに考えておりますが、こういった一連の
整備になりますと、かなり大きな
設備投資になりますので、こういったものは長期的な視点で物を考えてまいりたいと思いますが、さしあたって
市民の安全、生命を守っていく、そういう立場の
訓練ができるような
フィールドの
確保はぜひ図りたいと、このように考えております。
31:
◯鴇田豊蔵委員 これは、
教育局だと思いますが、
教育局にお伺いしますが、既に決まっております国体──52年ですか、開催の。あれが本県に決まっておりますが、その中で私が特に気にしているのが
弓道場関係でございます。既に、
新聞では
仙台市の中でやると、このように確定はしておりますが、その場合に当初私は
泉弓道場がその
会場になるのかなという予感をしておりましたが、その後県の
対策室の方でお伺いしますと、県で新しく建てますよと、こういう言い方をしているわけでございますから、そうなれば当然
仙台市域のどこに建てるのかということにもなりますし、現在ある県立の
弓道場を
整備するものと考えますが、その点の
仙台市と県との
話し合いはどのように進行されて、どのような経過を踏まえているのか、お伺いをしたいと思う次第でございます。なお、それにつけ加えまして、実は
泉弓道場は
インターハイで
会場となった立派な
施設として発足したものでございました。したがって、現在は県下の
高等学校はほとんどあの
会場で大会なり
競技会を開いているわけです。ですから、大変いいものをつくったなと、このような
評価をいただいておりますが、ただ1点控室が
インターハイ実施のときに建物は建てたけれ
ども、時間的な余裕がなくて
トイレがなかったわけです。時間がないんだということで、やむを得ないと。
トイレがないものですから、いずれ早い
機会にこれは当局の方でつくっていただけるものだと、こう私も思っておりましたし、一々こんなことに申し上げるのも失礼かと思って、今日まで余り申し上げておりませんでした。しかし、
トイレのない建物くらい使いづらいものはないんでございますから、これは1日も早くつくってほしいということを改めてお願いしておきたいと、こう思います。
さらに、もう1点、
国体種目の中には今やっている近的の競技がございますが、さらに遠的の競技が必要なんです。近的は28メートル、遠的は60メートルの距離が必要なんです。それが、既に全国的にどこにでもあるんでございますが、
仙台市の中はどこを探してもそれはないんです。宮城県にもあったとしても、個人的にはあったとしても、公の場にはないんです。宮城県はかなりおくれているのかなという感じがするんです。そういう中で、特に宮城県を主導しているのは、私は中心的な
仙台市だと。
仙台市にはいまだかってないんです。ですから、それを1日も早くつくってほしいということを申し上げたのは、今から五、六年前だったと思いますが、いまだに実現の
見通しがないと。まことに残念だなと、こう思っているんです。そういう中で、それは野村の
施設がドーム型の体育館ができるということで、全面的に
整備改装されると。これにあわせてつくっていただけるのが妥当な方法だなと、私もこう思っておりましたから、それで理解をしているんですが、しかしながらその動きが全然私
どももわかりませんので、遠的よりもあの総合運動場の進め方、今どのように進んでいるのか、そして遠的場も含めてこの年度ぐらいには完成しますよというお答えぐらいは、ここでほしいものだなと、こう思っているところでございます。そういうことを含めまして、
質問をし、さらに予定されることについてお答えをいただければ幸いだと思います。よろしくお願いいたします。
32:
◯教育長 最初に、国体
関連の動きでございますが、私が承知しております範囲でございますが、宮城県の弓道連盟の方が実際に主管をされるわけでございますが、こちらの方々の要望といいましょうか、大会運営上の視点からのお考えというものをこの間聞かせていただいたわけでございますが、確かに今鴇田先生からお話がございました
仙台市の
弓道場、この
弓道場は競技そのものについては何ら遜色がないというふうに伺ったわけでございますが、
トイレを含めましての大会運営の、その他の役員の
活動の場だとかなんかを総合いたしますと、やはり泉地区の
仙台市の
弓道場は若干
活動に支障があるというようなお考えで、最終的には県の武道館を
会場にしたいというふうなことで県と協議に入っているというふうに伺っております。やはり、武道館ですと附属するその他の
施設がございますので、それらが弓道についての国体の運営の本部になり得るというような点から、単なる競技
施設だけじゃないというような点で選んでいるというようなお話でございます。これに
関連した
施設整備でございますが、
トイレの点につきましては私も十分に認識をしていなかったのですが、引き続いてお話がございました遠的を含めた泉地区の体育
施設の
整備の中で、遠的も
弓道場の中に加えていくという
計画がございますし、一体とした
整備の中でぜひ進めなければいけないというふうに考えております。野村地区でございますが、ドームを含んだグラウンドの
計画を含めまして、野村地区の
整備につきましては
平成5年度で結論が出ませんで、
平成6年度にも引き続き調査費がついております。この
整備の、端的に申し上げますと、硬式野球なのか、軟式野球なのか、ソフトなのかという点についての庁内のコンセンサスがまだできておりませんで、これについて十分に
仙台市内のスポーツ
施設のこれからの
計画の中で規模を決めていくということになっておりまして、財政当局と
教育局で協議をすることになっていると。そういった中で、今の
弓道場も含めた最終的な
整備計画を固めたいというふうに考えております。
33:
◯鴇田豊蔵委員 経過につきましては理解いたします。なお、
トイレだけは国体の
会場になろうとなるまいと使用することには変わりございませんので、大変失礼ですけれ
ども、できるだけ早い
機会につくっていただきますようにお願いしたいと思います。できれば、今年度内ぐらいにつくっていただければですが、それも難しいとすれば来年の財政の中にぜひ処置をして、つくってほしいと、こう思います。よろしくお願いします。
34:
◯教育長 できるだけ早い時期に、
整備に努めたいと思います。よろしくお願いいたします。
35: ◯菅間進委員
教育局にお尋ねします。21世紀の定禅寺通り私たちの夢
市民アイデア大募集ということで募集しております。これについてお尋ねします。私個人の感覚ですと、
市民に開かれたことで非常にいいことだなというふうに思うんですが、これの本来的な目的をどういうふうに教育
委員会が考えて企画したのか、お尋ねをまずしたいと思います。
36:
◯教育長 この常任
委員会におきましても、定禅寺通りの
施設整備につきましてはコンペ方式によって全国的なレベルでの設計競技、アイデアをいただくという方針を立てまして進めているわけでございますが、専門家の
皆さんによります審査を経て、コンペを9月早々に募集ができるように準備を今いたしております。今お尋ねがございました点につきましては、本格的なコンペに際しまして、それの中に織り込むべくプレ・イベントという位置づけにしまして、先日、11日でございましたが、141におきまして関係団体の
皆さんからの御意見をいただく、わいわい・トークという名前はそうなんですけれ
ども、そういうイベントをやりましたし、それから市政だよりにございますように、小・中学生も含めました広く
市民の
皆さんから定禅寺のイメージについてのお考えをいただきたいということで、これも先ほどのわいわい・トークのお話の内容とあわせまして8月末に組織されます審査
委員会、ここに御
報告を申し上げて、これからの募集要項等に織り込んでいただくという目的でございます。
37: ◯菅間進委員 そうしますと、あくまでプレ・イベントで、もちろんコンペでやるわけですから正式なやつは、
市民のせっかくのアイデアが金賞とかなんとかというふうになると思うんですが、それで展示されるというだけで終わるんでしょうか。
38:
◯教育長 先ほどのわいわい・トークの御意見と具体的に絵などをいただくわけでございますが、それらを審査
委員会の皆様に御
報告することにしまして、それらを全国に向けて募集要項を固めるわけでございますけれ
ども、その募集要項の中に生かしていただくように、こちらからお願いをするつもりでございます。
39: ◯菅間進委員 ぜひ、そういった方向で
市民のアイデアが通じるように生かしていただきたいというふうに願う次第です。なお、確認なんですが、審査
委員会のメンバーというのはいつごろ、もう一度、どうなっているのか、お尋ねします。
40:
◯教育長 委員長につきましては、磯崎新先生ということで御本人の了解は既にいただいておりまして、御本人と今、事務当局が上京したり、例えば軽井沢にお邪魔したりなんかしまして、委員の人選を含めて今委員長を中心に進めているところでございますが、まだ最終確定を見ておりません。5人くらいで組織をしていただき、地元から1名、全国から4名という考え方で今人選をお願いしております。
41: ◯鈴木康義委員 教育
委員会に1点だけ伺っておきます。先ほどの
報告とも若干
関連するんですけれ
ども、
学校の管理についてちょっと伺っておきたいと思うんですけれ
ども、先ほど不審火の問題とか、用具
事故の問題の
報告があったわけでありますけれ
ども、最近市内の小・中
学校は特に高層化が進んでおりまして、相当な建物の面積もあるわけですけれ
ども、大体
学校に対して先ほど進路
指導の話でもありましたけれ
ども、父兄の方々との
話し合いが非常に多くなったとかというお話がありましたけれ
ども、
学校にいろいろな方が出入りすると思うんですけれ
ども、それに対応した
学校の建物構造のあり方というのは今のままでいいのかという問題について伺っておきたいんですけれ
ども、一部にはまだ一階に
職員室や
事務室というのがあるんですけれ
ども、大体は皆2階に上がっているという理由は何か
意味があるんでしょうか。一応、お客さんが来ると、我々もしょっちゅう
学校に行くことが多いんですけれ
ども、校長室においでくださいとかという紙が張られていて、そこに行くというようになるわけですけれ
ども。やはり、大勢の生徒が
学校内に入るんで、どういう人がどこで──この間も何かね、市役所にもお客さんが来たんですけれ
ども、車でね。大声でお客さんが来ることもあるんですけれ
ども、やっぱり
学校にいろんな方が出入りするわけですよね。そのときに、
職員室が2階にあってだれが入ってきてもいいと、ある
学校ではかぎを閉めて御用の方はインターホンで御連絡くださいなんて、いろいろあるんですけれ
ども、何かこの辺に
意味があるんですか、設計上のそういう位置づけはどうなっているんですか。
42:
◯教育長 6月の議会でも、本会議で御
質問いただいていたと思いますけれ
ども、従来の経過で管理諸室という言い方をしたんですけれ
ども、
職員室、
事務室につきましては、やはり全体を見通すことができる中心的な位置ということで、3階建ての建物であると2階にしていると。従来の設計は、そういうふうになっておりますということで、来客の接遇等にも便利な
事務室と
職員室がつながっているとか、そういう程度の御
答弁をこの間申し上げたんですけれ
ども、それ以上分析的な話は、明確な御
答弁はできないわけなんですけれ
ども。
43: ◯鈴木康義委員 6月に答えたからいいってんじゃなくて、現実の問題としてそういうことをどのように思っているのかということを聞いているんですよ。全体の見渡しがいいっていったて、玄関から入ってくる人が見えないでどこを見ているんですか、
校庭を見ているんですか、それとも向かいのビルを見ているんですか。そういう、要するに来客とか、そういう……。
教育長さんが入っていくときにはいいですよ、安心だから。不審な方が入ってくると、そういうののチェック、あるいはまた来客に対する応対の仕方からいって、そういう設計はただ2階にいれば全体──ちょうど4階と1階の中間で
見通しがいいからそこにあるというものではないんじゃないんですか。だから、6月に答えたからそれ以上答えられないというんじゃなくて、
教育長はそういうことをこれでいいと思っているのか、何とかしなければいけないと思っているのか、どうですか。ただ、やっぱりこれは設計上の問題だと思うんですよ。設計の段階でそういうことが決められているわけだから、そこに何か……。2階だから
見通しがいいんだということだけが最高の考え方なんですか、その辺はどうなんですか。
44:
◯教育長 初めに、6月に答えたからという
意味ではなくて、6月にも御
質問いただいて、そこでお答えしたこと以外にお答えできないという
意味で申し上げたんですが、やはり
学校管理の中枢管理部門、管理諸室という位置づけからして、ただいま玄関からのアプローチの御
指摘は新しい御
指摘だと思います。新たな御
指摘だと思いますが、検討すべきだと思いますけれ
ども、従来の考え方ですと
学校内での
子供たちの
校庭での動きが見渡せる場所、それから
学校全体の上下の導線からいっても中心的な部分というような考え方で2階あたりに据えられたというふうに認識していることを申し上げたんですが、なお、
学校現場の今、ブザーの話とか、それからインターホンですか、お話がございましたが、
学校現場の使い勝手といいましょうか、そういったことも含めて十分に研究させていただきたいと思います。
45: ◯鈴木康義委員 十分に研究するというんじゃなくて、実際にそういうようなことが、2階に置けば上下の関係がいいとか、そいうことが言えると思うんですけれ
ども、やっぱり建物それ自体何ぼ高くたって、大きくたって、例えば市役所にも受付があって、あるいはまた警備も兼ねていろいろ体制をとっているとかということもありますね。だから、そういった
学校の見晴らしとかなんとかということじゃなくて、
学校全体に生徒が1,000人なら1,000人入っているわけでしょう。そういう人たちを、安全に1日の授業ができるように守っていくという考え方からいって、2階に
職員室なり
事務室があって、だれが入ってきてもどんどん入ってこられるという体制は非常に
学校管理上問題があるんじゃないかと、こう思うんですよ。
学校の
先生方の都合がいいとかいうことじゃないと思うんですよ、私は。あくまでも、その
学校の建物全体を管理していく上において、3階か4階に
職員室だの
事務室を持っていったっていいということになりますはね、少なくても。そういうことで、建物を見渡す管理部門なり、そういう来客の応対を含めて
学校の入り口に対する基本的な考え方をもっとこの
機会にお考えあっていいんじゃないかと、こう思ってお聞きしているわけです。だから、いろんなケースがあるわけですけれ
ども、実際にそういうことを感ずることがあるものですから、教育
委員会はあくまでも2階が
職員室と
事務室でいいんだという発想でずっと行くのか、やっぱりそういうことも将来的にいろいろ考えていって、あくまでも
学校の管理という面で導線がいいとか悪いとかということは別問題だと思うんですよ。そういうことを研究しながら、たまたまさっき、休み中のことであったけれ
ども不審火があったとかということもありましたので、ちょっとそれに
関連してお聞きしているわけですけれ
ども。少なくても建物正面玄関、そこにはだれかいるというきちっとした体制が、今は何もないからいいんだということではないと思うんですよ。そういうことも考慮して、将来的にも
学校のにらみをきかせていくということが必要になってきているんじゃないかなと思うんですけれ
ども。
教育長、そういう
意味で申し上げているんですよ、私は。その辺に対して、もっと考え方を整理してお答え願います。
46:
◯教育長 先ほ
ども申し上げましたけれ
ども、
学校内の
児童生徒の動きに
力点を置いた中央部の位置づけといいますか、そういったことで従来きているということを申し上げてきたんですけれ
ども、今鈴木委員さんからは玄関を固めるという新しい視点を御提起いただきましたので、これはやはり
学校の使い勝手を含めて、安全とか、いろんな角度から見ていく必要の御
指摘というふうに受けとめておりますので、十分に研究していきたいというふうに思います。
47:
◯委員長 ほかにありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
48:
◯委員長 ほかになければ、これをもって
協議会を閉会いたします。...