ツイート シェア
  1. 仙台市議会 1994-08-19
    市民教育協議会 本文 1994-08-19


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                ※協議会の概要                             開会 午後1時14分                             閉会 午後2時11分 2: ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  まず、市民局から報告願います。 3: ◯市民局長  市民局より御報告を申し上げます。  第2回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールについてでありますが、先生方にはいろいろ御支援をちょうだいいたしておりまして、ありがとうございます。おかげさまで、同コンクール開催に当たりいろいろ御指導、御支援をいただくとともに、コンクールの諸準備、運営等に当たります組織委員会が去る7月29日に設立、発足いたしましたことを御報告申し上げます。            〔下記の資料に基づき説明〕  資料 第2回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール組織委員会  資料 同コンクール・1995・仙台概要 4: ◯委員長  ただいまの報告に対し、質問等はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯委員長  別になければ、次に消防局から報告願います。 6: ◯消防局長  消防局の方から、防災週間及び救急医療週間に際しまして行います事業について御案内申し上げます。            〔下記の資料に基づき説明〕  資料 防災週間関連行事について  資料 救急の日及び救急医療週間関連行事について 7: ◯委員長  ただいまの報告に対し、質問等はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8: ◯委員長  別になければ、次に教育局から報告願います。
    9: ◯教育長  教育局から、学校事故に対する損害賠償支払いについて、御報告を申し上げさせていただきたいと思います。  既に、新聞等でも報道されたんでございますが、平成元年の11月に仙台市立加茂小学校において、校庭バックネットに立てかけてあった壊れた鉄製の地ならし用具が目に刺さりまして児童が左目を失明したと、こういう学校事故につきまして、3,390万円の損害賠償支払いを命ずる判決が7月28日に仙台地方裁判所より仙台市に対して言い渡しがございました。判決理由にございました本件事故状況は、校庭において通常要すべき安全性を欠いており、管理に瑕疵があったという裁判所の判断を、私どもとしては容認すべきものと考えまして、控訴をすることはいたしませんで損害賠償支払うことにいたしたものでございます。なお、このような事故が今後起こらないように、校長会等を通じて学校安全管理をさらに徹底してまいることにいたしているわけでございます。  もう1件、この際追加で御報告を申し上げたいと思いますけれども仙台市立西多賀中学校、それから連坊小路小学校で不審火がございました。これもまた、新聞等で報道されたんでございますが、7月21日、夏休みに入ったその日なんですけれども西多賀中学校。それから、8月14日の日曜日、連坊小路小学校におきまして、放火と思われるんですけれどもぼや火災が発生いたしました。近隣の住民の皆様方等の御協力をいただいて、大事に至らなかったわけでございます。しかしながら、休み中の事故防止につきましては、従前からも学校に対して指導を申し上げてきたわけですが、改めまして本日、休業中の事故防止につきまして学校に通知をしたところでございます。以上でございます。 10: ◯委員長  ただいまの報告に対し、質問等はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11: ◯委員長  以上で、報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で発言等がありましたら、お願いいたします。 12: ◯福島一恵委員  私の方から、市民局教育局の方にそれぞれ1つずつ質問したいんですけれども、まず市民局の方ですが、ことしは異常な猛暑ということで、特に市民の方からの苦情が相次いでいるのが市民センター冷房の問題なんですけれども市民センター皆さんよく御存じのように、市民皆さん近隣集会施設として一番使用頻度が高く、地域の文化、あるいは社会教育、スポーツの中心的な施設なんですけれども冷房が設備されている館と設備されている館でも1部屋だけとか、事務室冷房がないとか、それぞれなんですけれども、大体現在の冷房設備設置状況はどうなっているのか、まず質問したいと思います。 13: ◯市民局長  ことしは、御指摘のように例年にない真夏日の連続で、暑さに参った特別の年であろうというふうに思われます。そういう意味で、このような問題が出てまいったろうと思うわけでございます。御指摘の件でございますが、平成4年度以降建設市民センターにつきましては冷房設備を設置いたしておりますが、それ以前のものにつきましては、ビルの中にほかの施設と併設しているセンターとか、あるいは新幹線や国道筋で窓を開けますと騒音で会議もできず、締め切ったまま利用しなくちゃならないというような箇所等、特別な事情のあるところにのみ冷房設備をいたしておりまして、現在センターとしましては48館、分館を入れますと50館ございますけれども、そのうち備えてあるセンターは27館になっております。 14: ◯福島一恵委員  ことしのような猛暑がずっと続くということは、必ずしもそうではないので、特にことし利用者の方から苦情が多いということはあるかもしれませんけれども、50館の施設のうち27施設が既に何らかの形で冷房設備が備わっているということをとらえても、やはり順次、全部横並びで一遍にということは難しいと思うんですけれども計画を立てて、あるいは暖房設備減価償却がされるときの切りかえに冷暖房両方できるようなものに切りかえていくというような機会をとらえて、できるだけ市民感情として不公平感がないように、あるいは働いている職員の方も、あの市民センター冷房があるのに何でうちの館はないんだみたいなことがあって、内部での問題にならないように、できるだけ年次的な計画を立てて冷房設備の設置を求めていきたいと思うんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 15: ◯市民局長  ただいま申しましたように、冷房設備があるところとないところがございますが、ただセンターによりましては非常に風通しがよくて、自然の風も捨てがたいというような館もございますが、せっかくの御指摘でございますので、その辺の事情を踏まえながら、施設の老朽度等も踏まえながら何らかの形で前向きに調査しながら検討してまいりたいというふうに思っております。 16: ◯福島一恵委員  風が入るところもあるでしょうけれども、大体ことしのような猛暑ですとそういうことでもありませんし、やはり夜間使用する場合、窓を開けると小さな虫が入ってきて不便だということも言われておりますので、ぜひ財政の方とも御相談の上、前向きに検討していただきたいと要望しながらこの質問は終わりにしたいんですけれども。続きまして、教育局の方にお伺いしたいんですが、今週の火曜日、8月16日付の河北の夕刊に、市民図書館が従来市民への図書館サービスの一環としてやってきた文庫に対して、地域文庫家庭文庫に対しての配本サービスを4年後に廃止するというようなことが報道されました。これについては、37の文庫でつくられております仙台手をつなぐ文庫の会の皆さんは、それでは配本サービスがなくなると文庫を開いていけないというようなことで、納得できない、承知していないということで、話し合い平行線をたどっているという報道なんですが、これについてまず、仙台は今整備計画も持って順次地域での図書館サービス充実をやろうとしておりますけれども、まだまだ十分じゃない中で、地域の、特に子供たちが本に親しむ機会として身近な地域家庭文庫は非常に大きな役割を果たしてきたと思うんですけれども、こういう草の根でやっている地域文庫活動に対しての教育長の、図書館長評価というか、どんなふうに思われていらっしゃるのか、まずお伺いしたいと思います。 17: ◯教育長  ただいま、お取り上げをいただいた文庫でございますが、これは自然発生的に仙台市におきまして芽生えてきたものでございまして、もともと草の根ボランティア的な、子供たちに対する読み聞かせ等も含めた読書指導、これらに特色を持った施設というふうに考えておりまして、やはり地域における一つ社会資源ということで有効に機能をしているものというふうに考えております。 18: ◯市民図書館長  文庫活動につきましては、文庫サービス内容ですが、図書館ではなかなか行き届かない面、幼児、児童に対するマン・ツー・マンのサービスというような部分を担っているといいますか、中身の濃いサービスをやっておられます。そういう意味では、生涯学習の一部を担っておられるのかなというふうに評価をいたしております。 19: ◯福島一恵委員  教育長市民図書館長も、貴重な社会資源であり、図書館が行き届かないサービスを行っている点で非常に評価しているというような御答弁ですので、もちろん私も同じ認識でいるんですが、この間仙台市の図書館活動で非常に大きな役割を果たしてきている文庫活動の存続が危ういというところまで、この配本サービスの廃止というのは、それだけかなりダメージを受けるという形で文庫の方もおっしゃっていますし、新聞報道でもそういった形の方の声を掲載しているわけなんですけれども、ここの新聞報道によりますと、図書館の方の考えでは平成10年度からは全廃していきたいということ、それから地区館からの持ち帰りとしていくというようなことを中心にして話をされているようで、またあわせて図書館配本サービスをやめる理由として、サービスの方向を分館整備を優先にしたいということをおっしゃっているというようなことなんですけれども図書館整備計画後期計画ということで出されてくるんであろうと思うんですけれども分館分室計画は今どのようになっているのか、まずお答えください。 20: ◯市民図書館長  現在の図書館整備事業でございますが、昭和63年度に策定いたしました図書館整備基本計画に基づきまして、その中の第1次10カ年計画というのを遂行しております。その目玉は、各区に核となる地区館建設ということで、それから合併建設計画とも関連がありますけれども分室整備も含めて現在第1次の計画では18館の整備を進めているところでございます。若干のおくれはございますけれども、太白区図書館建設めどが立ってきた段階でございまして、そこが完成いたしますと第1次の整備計画が完了いたします。引き続いて、第2次、あわせて基本計画を根本的に見直して、整備のおくれている、泉区以外の区の分館分室の配置を考えていきたいなということでございます。具体的には、平成7年度からその作業に取りかかりたいと思っているところでございます。 21: ◯福島一恵委員  今の館長の御答弁によりますと、分館分室充実に伴って、文庫に対しての支援ができないと。もっと簡単に言えば、人手が足りなくてとてもできないということなんでしょうけれども平成8年度の分室が何館予定されているのか、それもこれからだと思うんですけれども、それができたとしても、現在37文庫ある地域文庫活動が果たしている機能を十分に賄えるほどにはまだまだいかないというふうに私は思います。この新聞報道にも、配本サービスがされなくなると文庫を開いていけなくなるという方の声が載っているんですけれども、4年後には全廃していきたいということも打ち出しているようですが、全廃されたら文庫ができなくなるということを考えれば、当然先ほどの文庫活動への評価ともあわせて、また図書館整備基本計画の中でも地域文庫家庭文庫図書館活動網の一環としてとらえ、各文庫の求めに応じ、その育成を図るということが打ち出されているように、やはり文庫活動も継続させていく、あるいは発展させていくように本来育成援助すべきものを、人手が足りないから打ち切ります、文庫活動も停止することも仕方ありませんということでは余りにも仙台市の図書館行政、あるいは社会教育行政の中で恥ずかしいというか、冷たい態度ではないかというふうに思うんですけれども、その辺のところ、文庫の会の皆さん配本サービス全廃ではなくて、一部見直しという形で検討してもらえないかという声があるというふうにこの新聞にも載せられておりますけれども、その点について本当に全廃していくのか、文庫が立ちいかなくなってもそれは知らないよという態度なのか、その辺を確認したいんですけれども。 22: ◯教育長  ただいま御指摘の点は、今現在での図書館から文庫皆さんへの問題提起というふうに投げかけております内容は、ほぼ新聞報道のとおりでございますが、要約いたしますと、年次計画で進めてきました第1次の10カ年計画、これが大体太白区の拠点図書館平成10年度ころにめどが立つ見通しが出てまいりましたので、4年後というのはその辺からくるわけでございますが、第1次的な区に拠点となる図書館整備していこうという目的はほぼ達成できる見通しが立ったわけでございまして、これからさらにネットワークを強化していく意味での2次の年次計画の策定にかかるということを先ほど申し上げましたけれども、そういった中で文庫とのかかわり、これは人手がなくてどうこうということではなくて、力点の置き方を固定館を中心にネットワークをさらに強化していこうと。さらには、市民局所管市民センター児童館等にも図書室がございますし、地域での図書館活動ネットワークというのはさらに細かくなっていくことは間違いないという時点におきまして、文庫の方々に本来の姿といいましょうか、地区図書館がより身近な存在になってくるということが一つと。それから、文庫活動に従事されている方も世代交代がございまして、近代的なといいましょうか、車社会に適合した方もいらっしゃる。現に、今時点では8カ所が持ち帰りをお願いしているわけですが、こういった時代の趨勢もございますし、これからの文庫のあり方についても文庫の方々のサイドでも考えてもらったらどうだろうということでの問題提起を申し上げておりまして、先ほど申しておりますように、固定館中心での市の公的サービス力点をそちらに移したいということでございまして、ますます需要が逼迫してまいります職員定数の枠の中での分館分室ネットワーク化でございますんで、その辺は文庫皆さんとも十分にお話し合いをしながら、4年後の一つめどに向かってお話し合いをしませんかというのが真意でございまして、したがいましてずっと以前から文庫に従事されている比較的お年を召した皆様方とか、地区館との距離的な問題、こういったものを十分に配慮する必要があるだろうということは私ども行政サイドでも認識をしておりまして、十分にお話し合いをしましょうという姿勢でいるわけでございます。 23: ◯福島一恵委員  教育長の御答弁ですと、車を持って持ち帰りのできる方はそれはそれでそうしていただくけれども、それができない方、あるいは地域ネットワークをつくっていって分室充実させていくということなんですけれども、それも果たして4年間ですべて全市域網羅できるのかというと、なかなかそれは難しいと思うんですね。やはり、まだまだ文庫に依拠しなくちゃいけない部分、あるいは文庫活動とともに地域での図書館サービス充実させていく方向はやはり必要なものだと思います。こういう新聞報道もなされたりしますと、配本サービスは一切4年後にストップされるんだということで、受けとめられているような感もあるんですけれども、そこでさらに重ねてお伺いいたしますけれども、いろんな形での話し合いはこれからも文庫の会の皆さんと進めていく中で、どうしても配本サービスを継続していかないと文庫活動が成り立たないという方に関しては、柔軟に対応していくなど、全廃ということではなくて配本サービス見直しという形として、現状では受けとめていく、あるいは話をしていくということの方が前向きに話し合いが進むように思うんですけれども、その点いかがなんでしょうか。 24: ◯教育長  基本的な力点の置き方を私ども原則持ち帰りと、その上での個別事情は十分にお話し合いをしましょうというスタンスでいるということでございます。 25: ◯福島一恵委員  私としては、柔軟に対応していくし、場合によってはサービスの継続もしていくというふうに受けとめさせていただきたいなと思うんですけれども、やはりもう一つお伺いしたいのは、こういう図書館サービスというのは単に本を運ぶだけではなくて、本を通して市民皆さんに文化的なもの、あるいは学問的な知識、教養をつけていただくということで、本当に社会教育活動の中でも大切な部門だと思います。かなり定数の削減ということで、現状図書館業務もなかなか厳しい状況はわかるんですけれども、これからますます分館分室をつくっていく中で、どうしても人員増は図っていかなければならない課題だと思いますし、その際は前からも質問等をさせていただいておりますけれども、専門的な知識経験を持つ司書の配置等、あるいは職員講習等を通して市民のニーズにこたえられる職員の十分な配置を通して、一層サービス充実を求めていきたいんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 26: ◯教育長  公立の図書館網建設ということを目標にいたしまして、この事業が進められるわけでございますので、必要な人員の確保に努めなければいけないというふうに考えておりますが、そこで自然体の行政力点の置き方というものが当然あわせて考えられてしかるべきであろうと。ボランティア皆様方活動は、あくまでもボランティアの皆様の意志にかかっているわけでございますが、市のサービスの限界というものも理解をしていただく必要がある時期もあるのではないかというふうなことでございまして、市の行政の本来的な業務に必要な人員の確保については十分に配慮し、努力してまいりたいというふうに考えております。 27: ◯赤間次彦委員  私の方からは、消防局に何点か質問させていただきます。その前に、市民の生命と財産を守るために連日御尽力いただいていることに、市民の一人といたしまして心から感謝をさせていただきます。  質問の第1点は、消防局の方では50メートルはしご車、あるいはヘリコプター等、いろいろな最新のものを配備いたしまして万全を期していると思うんですが、それらの訓練、あるいは職員の、あるいは下部団体消防団婦人防火クラブ、あるいは少年少女の団体があると思うんですが、それらの訓練をどのようにやっているのか、まずお伺いをしたいと思います。 28: ◯警防部長  お答えいたします。ヘリコプター訓練につきましては、大分騒音が高いので、泉ケ岳のふもとでやっております。それから、はしご車につきましては消防局庁舎の裏庭でやっているんですが、大分訓練といいますと気合いが入って、行動も迅速なものですから、日中ですと建築確認申請、あるいは危険物製造等許可申請、または消防用設備等工事関係者がひっきりなしにおいでになりますので、その都度危険防止上、交通整理などの手間がかかる。さらに閉庁前後、朝とか夕方にやりますと、これまた士気鼓舞のため大声を出しますので、マンション群に囲まれているため、非常に時間帯をとるので苦労しております。それから、はしご車は重量が二十数トンありますので、どこでもやれるというもんじゃないんで、御承知のとおり道路を借りるわけにもいきませんので、場所をとるのに非常に苦労をしております。それから、消防団員、あるいは婦人防火クラブ員訓練は、それほど面積が広くなくても済みますので、学校校庭を借りたり、あるいは消防署の庭を使ってやっておりますので、それほど支障を来しておりません。以上でございます。 29: ◯赤間次彦委員  実は、なぜこういう質問をしたかといいますと、先日私ども委員会北九州の方に視察に行ったんですが、そのとき北九州消防防災訓練センターを見させていただいたわけでございますけれども仙台市の方も、昨年の特別委員会だと思うんですが、前消防局長の返事では区ごとじゃなくて仙台市全体で一つ大きな、立派なものをつくる計画をしていきたいというふうな話、たしかあったと思うんですが、これについてどのような規模、あるいは現状ではどのようになっているのか、お示しいただければと思うんですが、まずそれをお聞きしたいと思います。 30: ◯消防局長  私ども、内部で持っております、今お話ございました総合防災研修センターでございますが、消防職員訓練、それから団員の訓練、それから研修、資料展示市民啓蒙、そういったものが一切できるような施設ということでございまして、構想の中で、広さとしますと7万平米というような、非常に大きなものでございますが、ただいま前段ちょっとお話がございました、現在消防におきましては、新しい機材、ヘリ、それから50メートルのはしご車を使った総合的な訓練がなかなかしづらい状況でありますので、ぜひともこれは早くやりたいということで、フィールド確保からできればというふうに考えておりますが、こういった一連の整備になりますと、かなり大きな設備投資になりますので、こういったものは長期的な視点で物を考えてまいりたいと思いますが、さしあたって市民の安全、生命を守っていく、そういう立場の訓練ができるようなフィールド確保はぜひ図りたいと、このように考えております。 31: ◯鴇田豊蔵委員  これは、教育局だと思いますが、教育局にお伺いしますが、既に決まっております国体──52年ですか、開催の。あれが本県に決まっておりますが、その中で私が特に気にしているのが弓道場関係でございます。既に、新聞では仙台市の中でやると、このように確定はしておりますが、その場合に当初私は泉弓道場がその会場になるのかなという予感をしておりましたが、その後県の対策室の方でお伺いしますと、県で新しく建てますよと、こういう言い方をしているわけでございますから、そうなれば当然仙台市域のどこに建てるのかということにもなりますし、現在ある県立の弓道場整備するものと考えますが、その点の仙台市と県との話し合いはどのように進行されて、どのような経過を踏まえているのか、お伺いをしたいと思う次第でございます。なお、それにつけ加えまして、実は泉弓道場インターハイ会場となった立派な施設として発足したものでございました。したがって、現在は県下の高等学校はほとんどあの会場で大会なり競技会を開いているわけです。ですから、大変いいものをつくったなと、このような評価をいただいておりますが、ただ1点控室がインターハイ実施のときに建物は建てたけれども、時間的な余裕がなくてトイレがなかったわけです。時間がないんだということで、やむを得ないと。トイレがないものですから、いずれ早い機会にこれは当局の方でつくっていただけるものだと、こう私も思っておりましたし、一々こんなことに申し上げるのも失礼かと思って、今日まで余り申し上げておりませんでした。しかし、トイレのない建物くらい使いづらいものはないんでございますから、これは1日も早くつくってほしいということを改めてお願いしておきたいと、こう思います。  さらに、もう1点、国体種目の中には今やっている近的の競技がございますが、さらに遠的の競技が必要なんです。近的は28メートル、遠的は60メートルの距離が必要なんです。それが、既に全国的にどこにでもあるんでございますが、仙台市の中はどこを探してもそれはないんです。宮城県にもあったとしても、個人的にはあったとしても、公の場にはないんです。宮城県はかなりおくれているのかなという感じがするんです。そういう中で、特に宮城県を主導しているのは、私は中心的な仙台市だと。仙台市にはいまだかってないんです。ですから、それを1日も早くつくってほしいということを申し上げたのは、今から五、六年前だったと思いますが、いまだに実現の見通しがないと。まことに残念だなと、こう思っているんです。そういう中で、それは野村の施設がドーム型の体育館ができるということで、全面的に整備改装されると。これにあわせてつくっていただけるのが妥当な方法だなと、私もこう思っておりましたから、それで理解をしているんですが、しかしながらその動きが全然私どももわかりませんので、遠的よりもあの総合運動場の進め方、今どのように進んでいるのか、そして遠的場も含めてこの年度ぐらいには完成しますよというお答えぐらいは、ここでほしいものだなと、こう思っているところでございます。そういうことを含めまして、質問をし、さらに予定されることについてお答えをいただければ幸いだと思います。よろしくお願いいたします。 32: ◯教育長  最初に、国体関連の動きでございますが、私が承知しております範囲でございますが、宮城県の弓道連盟の方が実際に主管をされるわけでございますが、こちらの方々の要望といいましょうか、大会運営上の視点からのお考えというものをこの間聞かせていただいたわけでございますが、確かに今鴇田先生からお話がございました仙台市の弓道場、この弓道場は競技そのものについては何ら遜色がないというふうに伺ったわけでございますが、トイレを含めましての大会運営の、その他の役員の活動の場だとかなんかを総合いたしますと、やはり泉地区の仙台市の弓道場は若干活動に支障があるというようなお考えで、最終的には県の武道館を会場にしたいというふうなことで県と協議に入っているというふうに伺っております。やはり、武道館ですと附属するその他の施設がございますので、それらが弓道についての国体の運営の本部になり得るというような点から、単なる競技施設だけじゃないというような点で選んでいるというようなお話でございます。これに関連した施設整備でございますが、トイレの点につきましては私も十分に認識をしていなかったのですが、引き続いてお話がございました遠的を含めた泉地区の体育施設整備の中で、遠的も弓道場の中に加えていくという計画がございますし、一体とした整備の中でぜひ進めなければいけないというふうに考えております。野村地区でございますが、ドームを含んだグラウンドの計画を含めまして、野村地区の整備につきましては平成5年度で結論が出ませんで、平成6年度にも引き続き調査費がついております。この整備の、端的に申し上げますと、硬式野球なのか、軟式野球なのか、ソフトなのかという点についての庁内のコンセンサスがまだできておりませんで、これについて十分に仙台市内のスポーツ施設のこれからの計画の中で規模を決めていくということになっておりまして、財政当局と教育局で協議をすることになっていると。そういった中で、今の弓道場も含めた最終的な整備計画を固めたいというふうに考えております。 33: ◯鴇田豊蔵委員  経過につきましては理解いたします。なお、トイレだけは国体の会場になろうとなるまいと使用することには変わりございませんので、大変失礼ですけれども、できるだけ早い機会につくっていただきますようにお願いしたいと思います。できれば、今年度内ぐらいにつくっていただければですが、それも難しいとすれば来年の財政の中にぜひ処置をして、つくってほしいと、こう思います。よろしくお願いします。 34: ◯教育長  できるだけ早い時期に、整備に努めたいと思います。よろしくお願いいたします。 35: ◯菅間進委員  教育局にお尋ねします。21世紀の定禅寺通り私たちの夢市民アイデア大募集ということで募集しております。これについてお尋ねします。私個人の感覚ですと、市民に開かれたことで非常にいいことだなというふうに思うんですが、これの本来的な目的をどういうふうに教育委員会が考えて企画したのか、お尋ねをまずしたいと思います。 36: ◯教育長  この常任委員会におきましても、定禅寺通りの施設整備につきましてはコンペ方式によって全国的なレベルでの設計競技、アイデアをいただくという方針を立てまして進めているわけでございますが、専門家の皆さんによります審査を経て、コンペを9月早々に募集ができるように準備を今いたしております。今お尋ねがございました点につきましては、本格的なコンペに際しまして、それの中に織り込むべくプレ・イベントという位置づけにしまして、先日、11日でございましたが、141におきまして関係団体の皆さんからの御意見をいただく、わいわい・トークという名前はそうなんですけれども、そういうイベントをやりましたし、それから市政だよりにございますように、小・中学生も含めました広く市民皆さんから定禅寺のイメージについてのお考えをいただきたいということで、これも先ほどのわいわい・トークのお話の内容とあわせまして8月末に組織されます審査委員会、ここに御報告を申し上げて、これからの募集要項等に織り込んでいただくという目的でございます。 37: ◯菅間進委員  そうしますと、あくまでプレ・イベントで、もちろんコンペでやるわけですから正式なやつは、市民のせっかくのアイデアが金賞とかなんとかというふうになると思うんですが、それで展示されるというだけで終わるんでしょうか。 38: ◯教育長  先ほどのわいわい・トークの御意見と具体的に絵などをいただくわけでございますが、それらを審査委員会の皆様に御報告することにしまして、それらを全国に向けて募集要項を固めるわけでございますけれども、その募集要項の中に生かしていただくように、こちらからお願いをするつもりでございます。 39: ◯菅間進委員  ぜひ、そういった方向で市民のアイデアが通じるように生かしていただきたいというふうに願う次第です。なお、確認なんですが、審査委員会のメンバーというのはいつごろ、もう一度、どうなっているのか、お尋ねします。 40: ◯教育長  委員長につきましては、磯崎新先生ということで御本人の了解は既にいただいておりまして、御本人と今、事務当局が上京したり、例えば軽井沢にお邪魔したりなんかしまして、委員の人選を含めて今委員長を中心に進めているところでございますが、まだ最終確定を見ておりません。5人くらいで組織をしていただき、地元から1名、全国から4名という考え方で今人選をお願いしております。 41: ◯鈴木康義委員  教育委員会に1点だけ伺っておきます。先ほどの報告とも若干関連するんですけれども学校の管理についてちょっと伺っておきたいと思うんですけれども、先ほど不審火の問題とか、用具事故の問題の報告があったわけでありますけれども、最近市内の小・中学校は特に高層化が進んでおりまして、相当な建物の面積もあるわけですけれども、大体学校に対して先ほど進路指導の話でもありましたけれども、父兄の方々との話し合いが非常に多くなったとかというお話がありましたけれども学校にいろいろな方が出入りすると思うんですけれども、それに対応した学校の建物構造のあり方というのは今のままでいいのかという問題について伺っておきたいんですけれども、一部にはまだ一階に職員室や事務室というのがあるんですけれども、大体は皆2階に上がっているという理由は何か意味があるんでしょうか。一応、お客さんが来ると、我々もしょっちゅう学校に行くことが多いんですけれども、校長室においでくださいとかという紙が張られていて、そこに行くというようになるわけですけれども。やはり、大勢の生徒が学校内に入るんで、どういう人がどこで──この間も何かね、市役所にもお客さんが来たんですけれども、車でね。大声でお客さんが来ることもあるんですけれども、やっぱり学校にいろんな方が出入りするわけですよね。そのときに、職員室が2階にあってだれが入ってきてもいいと、ある学校ではかぎを閉めて御用の方はインターホンで御連絡くださいなんて、いろいろあるんですけれども、何かこの辺に意味があるんですか、設計上のそういう位置づけはどうなっているんですか。 42: ◯教育長  6月の議会でも、本会議で御質問いただいていたと思いますけれども、従来の経過で管理諸室という言い方をしたんですけれども職員室、事務室につきましては、やはり全体を見通すことができる中心的な位置ということで、3階建ての建物であると2階にしていると。従来の設計は、そういうふうになっておりますということで、来客の接遇等にも便利な事務室職員室がつながっているとか、そういう程度の御答弁をこの間申し上げたんですけれども、それ以上分析的な話は、明確な御答弁はできないわけなんですけれども。 43: ◯鈴木康義委員  6月に答えたからいいってんじゃなくて、現実の問題としてそういうことをどのように思っているのかということを聞いているんですよ。全体の見渡しがいいっていったて、玄関から入ってくる人が見えないでどこを見ているんですか、校庭を見ているんですか、それとも向かいのビルを見ているんですか。そういう、要するに来客とか、そういう……。教育長さんが入っていくときにはいいですよ、安心だから。不審な方が入ってくると、そういうののチェック、あるいはまた来客に対する応対の仕方からいって、そういう設計はただ2階にいれば全体──ちょうど4階と1階の中間で見通しがいいからそこにあるというものではないんじゃないんですか。だから、6月に答えたからそれ以上答えられないというんじゃなくて、教育長はそういうことをこれでいいと思っているのか、何とかしなければいけないと思っているのか、どうですか。ただ、やっぱりこれは設計上の問題だと思うんですよ。設計の段階でそういうことが決められているわけだから、そこに何か……。2階だから見通しがいいんだということだけが最高の考え方なんですか、その辺はどうなんですか。 44: ◯教育長  初めに、6月に答えたからという意味ではなくて、6月にも御質問いただいて、そこでお答えしたこと以外にお答えできないという意味で申し上げたんですが、やはり学校管理の中枢管理部門、管理諸室という位置づけからして、ただいま玄関からのアプローチの御指摘は新しい御指摘だと思います。新たな御指摘だと思いますが、検討すべきだと思いますけれども、従来の考え方ですと学校内での子供たち校庭での動きが見渡せる場所、それから学校全体の上下の導線からいっても中心的な部分というような考え方で2階あたりに据えられたというふうに認識していることを申し上げたんですが、なお、学校現場の今、ブザーの話とか、それからインターホンですか、お話がございましたが、学校現場の使い勝手といいましょうか、そういったことも含めて十分に研究させていただきたいと思います。 45: ◯鈴木康義委員  十分に研究するというんじゃなくて、実際にそういうようなことが、2階に置けば上下の関係がいいとか、そいうことが言えると思うんですけれども、やっぱり建物それ自体何ぼ高くたって、大きくたって、例えば市役所にも受付があって、あるいはまた警備も兼ねていろいろ体制をとっているとかということもありますね。だから、そういった学校の見晴らしとかなんとかということじゃなくて、学校全体に生徒が1,000人なら1,000人入っているわけでしょう。そういう人たちを、安全に1日の授業ができるように守っていくという考え方からいって、2階に職員室なり事務室があって、だれが入ってきてもどんどん入ってこられるという体制は非常に学校管理上問題があるんじゃないかと、こう思うんですよ。学校先生方の都合がいいとかいうことじゃないと思うんですよ、私は。あくまでも、その学校の建物全体を管理していく上において、3階か4階に職員室だの事務室を持っていったっていいということになりますはね、少なくても。そういうことで、建物を見渡す管理部門なり、そういう来客の応対を含めて学校の入り口に対する基本的な考え方をもっとこの機会にお考えあっていいんじゃないかと、こう思ってお聞きしているわけです。だから、いろんなケースがあるわけですけれども、実際にそういうことを感ずることがあるものですから、教育委員会はあくまでも2階が職員室と事務室でいいんだという発想でずっと行くのか、やっぱりそういうことも将来的にいろいろ考えていって、あくまでも学校の管理という面で導線がいいとか悪いとかということは別問題だと思うんですよ。そういうことを研究しながら、たまたまさっき、休み中のことであったけれども不審火があったとかということもありましたので、ちょっとそれに関連してお聞きしているわけですけれども。少なくても建物正面玄関、そこにはだれかいるというきちっとした体制が、今は何もないからいいんだということではないと思うんですよ。そういうことも考慮して、将来的にも学校のにらみをきかせていくということが必要になってきているんじゃないかなと思うんですけれども教育長、そういう意味で申し上げているんですよ、私は。その辺に対して、もっと考え方を整理してお答え願います。 46: ◯教育長  先ほども申し上げましたけれども学校内の児童生徒の動きに力点を置いた中央部の位置づけといいますか、そういったことで従来きているということを申し上げてきたんですけれども、今鈴木委員さんからは玄関を固めるという新しい視点を御提起いただきましたので、これはやはり学校の使い勝手を含めて、安全とか、いろんな角度から見ていく必要の御指摘というふうに受けとめておりますので、十分に研究していきたいというふうに思います。 47: ◯委員長  ほかにありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 48: ◯委員長  ほかになければ、これをもって協議会を閉会いたします。...