14:
◯農政部長 今回、設立を進めております
市民農園につきましては、その目的が、その他の市外に設けられます、これら農園のモデルになるものをつくるということが、一番大きな眼目としてございます。それから、もちろん一般の
市民農園で土
と触れるということ、あるいはまた農業を知っていただくということの目的もございます。そういう意味においては、
市民農園とほとんど一緒であるというふうに考えておりまして、新たな
市民農園の増設につきまして、
地権者に働きかけていきたいというふうにひとつ考えております。
それから、現在の利用の度合いですが、地域的に、やはり
住居区域と近いところは非常に利用されてございますが、離れているところにつきましては、少し空きがあるというような傾向があるかなというふうに思います。
15:
◯小山勇朗委員 今回購入する場所も、結局、
住居地域からは離れた形になって、そして本当に
住居地域の中に住んで、そしてあるいはマンションとかアパートとかに入って、土
と親しむ時間がない
と、そういう部分からすれば、そういった土
と親しみたい、あるいはものをつくる喜び、そして実がなって取れる収穫の喜びというふうなものを、親子ともども学び合っていく
と。そして農家の苦労なり、今の農産物の真っすぐな
キュウリとか、曲がった
キュウリがないとか、すべてがいろんな形で見られる。そういった意味では、まさに学習の場にもなっていくというふうに思うんですね。そういった基本的な
考え方に立ってやる
とすれば、やはりより多くの市民がそれに参加できる、あるいは利用できるというふうな状況があってしかるべきだというふうに思いますけれども、それらの貸し出しを含めたアピールの仕方なり、宣伝の仕方、そしてその目的意識的なものをどうやってアピールしていく考えなのか、その辺についてもお伺いをしたい
と思います。
16:
◯農政部長 市民に知っていただくためということでは、内容が決定されておりませんから、まだそこまで詰めてはおりませんけれども、全市域にわたりまして利用していただくようなPRをしてまいりたいというふうに考えております。
それから、アクセスがちょっと遠いというような問題がございますけれども、ここで耕作をされる方に専門的に御指導してあげられるためには、現在の
農業園芸センターの技師の言うことは、非常に大切でございますので、どうしてもやはりここの場所でない
と今後の運営という面に関しましては、うまくいかないのではないかというふうな位置の決定をしておりますので、この辺につきましては御了解いただきたいというふうに思います。
それから、各地のもっとより多くの人々のために、こういう場所が設けられますように、農家の方々に対する働きかけをもっと強力に進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。
17:
◯小山勇朗委員 今の話からすれば、今回購入する
市民農園の
財産取得でありますけれども、今後の中で、もっと地域的なことも考えながら、そういったものを拡大をしていく考えがあるということで、とらえておいていいんですね。
18:
◯経済局長 先ほど、
農政部長が申し上げましたけれども、これは拠点的な施設
と、モデル的な施設として、まず1カ所つくっておきたい
と。それから、かなり農家の方
と消費者の方々
というか、
一般市民との話し合いで、市の助成なども使い、国の方の有利な制度も使いながらやっている方もございます。例えば、生出の方の赤石などでもやっております。そういうもの
と、市のこれ
と、相交えながら
という
とあれですけれども、バランスのいい配置を考えていきたい
と。どこもなかった場合は、あるいは市がまたこういうような制度でやるという分もあろうか
と思いますけれども、できるだけ農家の方々の御理解を得ながら土地の提供をいただいて、すばらしい農園を各地につくっていきたいというふうに、基本的には考えてございます。
19:
◯委員長 そのほかございませんか。
〔「なし」
と呼ぶ者あり〕
20:
◯委員長 終了いたしました。
以上で、議案に関する質疑を終了いたしました。
《
付託議案の決定の審査について》
21:
◯委員長 それでは、これより
付託議案の決定を行います。
なお、決定に際して、
要望事項等がある場合には、
委員長報告に織り込むものについては、その旨をはっきり
と簡明に発言を願い、その旨の発言がなければ、この場限りの要望として取り扱うことになりますので、この点御了承願います。
第62
号議案財産の所得に関する件について、討論はありませんか。
〔「なし」
と呼ぶ者あり〕
22:
◯委員長 討論なし
と認めます。
採決いたします。
第62
号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」
と呼ぶ者あり〕
23:
◯委員長 御異議なし
と認めます。
よって、本案は原案のとおり決するのでありますが、この際、
要望事項等があれば、お願いいたします。
〔「なし」
と呼ぶ者あり〕
24:
◯委員長 決定いたしました。
以上で、
付託議案審査を終了いたしました。
《
所管事務について》
25:
◯委員長 次は、
所管事務についてであります。
交通局より報告願います。
26:
◯交通事業管理者 2点、御報告を申し上げさせていただきます。
一つは、バスの
ダイヤ改正についてでございますが、これはほとんど年に1回ぐらいのペースで、今日まで
ダイヤ改正をいたしてきておりますが、今年度末になりましたけれども、3月末ごろを目標にいたしまして、
ダイヤ改正の準備をいたしてきました。これの方の御報告を、後ほど
自動車部長の方から資料に基づきまして、させていただきます。
もう一つは、
地下鉄の土曜
ダイヤの導入の御報告でございますが、バスにつきましては昨年の1月に既に実施をいたしておりますが、
地下鉄につきましては去年の7月に
泉中央駅の開業ということもございましたので、そのお客様の落ち着きぐあいを見てから
と、こういうことに考えておりましたので、
地下鉄の土曜
ダイヤの導入を近々いたす考えでございますので、この2点の御報告をさせていただきたい
と思います。この方は、
高速電車部長から御報告させていただきます。
27:
◯自動車部長 それでは、お手元にお配りしております「
バスダイヤ改正について」の概要につきまして、御説明をさせていただきたい
と思います。
平成4年度、実は
バスダイヤの改正は2回に分けて行うことにしておりまして、1回目は既に昨年の7月に
地下鉄泉中央駅の
延伸開業及びバスの
実沢営業所、さらに、これに伴います
北仙台営業所と根白石出張所の統合を含めて行っておりまして、この際には路線の再編成につきましても
将監団地とか
泉パークタウンなどの
北西部の路線につきまして、大幅な変更をいたしておるところでございます。お手元の資料にございますように、今回の
ダイヤ改正は、
地下鉄などの
鉄軌道系への結節をさらに進める、あるいは需要に見合った
運行調整のための
路線管理の推進を図る。さらには、団地などに対する新たな需要への対応を行う。こういったことによりまして、効率的な
ダイヤとバス事業経営健全化計画の推進を図るものでございます。
二つ目に、
実施日等について記載してございますが、ただいま
東北運輸局の方に
事業計画変更の申請をしておりまして、
交通局といたしましては3月の最後の週になりますけれども、第5週に平日の
ダイヤ改正を行いたいという
考え方を持ってございます。土曜日あるいは休日の
ダイヤもございますので、引き続いてその週に土曜・休日も行いたいというふうに考えておるところでございます。
資料にございます
事業量については記載のとおりですけれども、車両で26両、
運行便数で174便、1日
当たりの
営業走行キロで1,972.6キロ、それぞれ減ずる内容でございまして、そのことによります
運行効率と事業の
縮小均衡を目指してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
4番目の
路線数でございますが、現在63路線ございまして、そのうち今回、
泉高校線を
泉パークタウン線に統合いたしますので、1
路線減の62路線
といたします。
5番目の
運行系統の新設でございますが、これにつきましては、宮城学院ほか二口線など10系統で新設をいたします。
それから、6番目の
運行系統の廃止でございますが、根白石のほかにも二口線などで10系統の廃止をいたすことにしておりまして、新設10、廃止10ということで、
系統数は従来どおり変わりないというのが、今回の
バスダイヤ改正の概要でございます。
28:
◯高速電車部長 お手元にお配りいたしております資料「
地下鉄の土曜
ダイヤの導入について」御報告をさせていただきます。
ここ数年来、土曜日の1日
当たりの
乗車人員が13万3,000前後で、頭打ちの状態でございます。それに加えまして、週休2日制の
拡大浸透に伴いまして、朝の
通勤通学時間帯の
利用客数の
減少傾向にございます。こういう状況でありますので、今回、効率的な運行を実施するということで、新たに土曜
ダイヤを導入するという計画を立てた次第でございます。
具体的な運行の中身でございますけれども、休日
ダイヤをベースにいたしまして、朝の通勤時間帯であります7時半から9時の間、この間、5便増便いたしまして、運行のピッチを5分から6分に調整をいたします。1日
当たりの
運行回数147往復するという
事業計画でございます。
実施の時期でございますが、これはバスの方で計画をしております今回
ダイヤ改正の土曜日の、
ダイヤ実施の時期に合わせて実施をしたい
と考えております。
29:
◯委員長 ただいまの報告に対して、何か
質問等はありませんか。
30:
◯小山勇朗委員 ただいまの説明で3月29日ごろからだろう
と思いますけれども、
路線数で1減、
系統数は変わらずということで、車両数26両
マイナス減車になるわけですが、要するに
乗務員数はどうなるのか。そして、そのうちの退職で不補充という部分を何名担っていくのか、それを出していただきたい
と思います。
それから、路線の関係ですが、減便に
相当数間引きになるということが考えられますので、減便の内容を
市内線あるいは
近郊線、
郊外線というふうなことで、具体的に示してほしい
と思います。
31:
◯自動車部長 まず一つは
乗務員数でございますけれども、私どもの試算によれば、おおよそ50名がこのことによりまして
乗務員を削減できる
と。それに対します補充、不補充の関係でございますが、補充はいたしません。
それから、
路線ごとの
増減便の内容でございますけれども、まず一つは市内でございます。平日の内容でございますが、市内におきましては5便増の29便減でございます。それから、近郊という形で区分けをしておりますけれども、
近郊路線につきましては、1便増の65便減でございます。それから、
郊外線でございますが、14便増の100便減でございます。
32:
◯小山勇朗委員 乗務員の関係ですが、50名
と。さっき質問したのは、そのうち
退職者が何名になるのかということで聞いたので、それを再度
お答え願いたい
と思います。
それから、
市内線で29便、
近郊線で65、
郊外線で100の減というふうになってますけれども、バスの
路線別の1日
当たりの
利用人員というようなものなどを含めて考えていけば、乗車が非常に少ないところが、逆に路線的に増便になっているというふうなもの
と、ふえてても逆に15便なり、多いところでは32便ぐらい間引きをされているというふうな、また
乗車人員を調査した結果に基づいて路線の増便、減便を決定されたようには、なかなか判断しにくいのですけれども、どういったものを主体にしながら今回、増便、減便というものの調整を図ったのか、それを具体的にお示しいただきたい
と思います。
33:
◯交通局総務部長 退職者について
お答えいたします。
年度末の
退職者は、50名というふうになってございます。
34:
◯自動車部長 増便、減便の内容がお客さんの実態
と合っていないのではないかということでございますが、具体的には時間とか、便数によりましてお客さんの多い時間がございます。トータル的には、そういうことでの増便、減便を行っておりまして、いわゆる
営業係数というものがございまして、お客さんが、
キロ当たりどのくらいのお客さんがあって、どのくらいの収入がある
と、100円の収入にどのくらいかかるか
と、こういうことを
判断基準として進めているところでございます。なお、
営業係数だけではなく、前段に申し上げました内容も、多分に内容としては加味してございます。
35:
◯小山勇朗委員 確かに乗車だけでなく、
営業係数的なものが基本になってくるか
と思いますけれども、
地方公営交通事業の経営の
健全化の促進に関する法律というものも、制定されているわけでありますけれども、この中で目的としてうたっているのが
住民福祉の向上
と、当該地域における交通の確保に努めなければならないというふうな条文に大前提としてあるわけです。そういった意味からすれば、朝夕の通勤するものにとって、その地域にとっては非常に大切な部分が減便をされていくというふうな形などが出てくれば、ようやく平成3年度で乗車していただく方々がふえたというときに、さらに減便などをやっていくことによって、
バス離れを起こすということなども考えれば、やはり逆転した発送で増便を図って乗客を集客する
というか、そういう手段も一つは考えていかなければ、乗らないから減便する、乗らないから減便する
といったら、
公営交通としての意味というものはなさなくなってきますし、バスを当てにしなくなっていくというような、悪い現象として出てきてしまう
と。そのことがやはり
自動車事業の運営についても、相当の厳し
さを増してくる一因にもなるわけですから、そういった発想というのは全く考えられないのかどうか、
お答えをいただきたい
と思います。
36:
◯交通事業管理者 先生のおっしゃるのも一つのお考えだ
と思いますけれども、先ほど法律の引用もございましたように、法律には
経済性の発揮
と、先生御指摘の
住民福祉の向上の二つが、
地方公営企業法の大きな看板になっているわけでございまして、その両方の事由を勘案しながら
事業経営をしているというのが現状でございます。今、減便に次ぐ減便で
客離れを加速するのではないか
と、こういうような御指摘がございましたが、ここ3年ほどの状況を見ております
と、例えば
再建計画の初年度でございます平成3年度におきましては、ここ3年間
ダイヤ改正をした中で、一番大幅にあった年度でございますが、にもかかわらずお客さんが逆に2.5%もふえているという実績がございまして、したがいまして、それは私どもが今目指しております
集約輸送、切るところは切って、お客さんのたくさんいるところにそれを投入していくという、
集約輸送の効果があらわれてきている
と、こういうふうに理解をいたしております。
37:
◯小山勇朗委員 確かに
集約輸送的な発想で需要の多い路線に多く走らせるということによって、収入率も高まるというふうに思いますけれども、ただ市民の足として
市営バスというものを考えていった場合、やはり地域の違いがあって、駅まで出てくるには
市営バスを利用して出てこざるを得ない、あるいは
市営バスの時間が全く合わないために、自転車や歩いてJRの駅まで行きながら、そしてJRを使って通勤をせざるを得ないというふうに形などを考えていった場合、
市営交通という市民の足として、どうとらえていくのかというものも一方になければ、まさに住民の福祉を考えていくというふうな部分からすれば、その辺は離れていくような感じがします。ただ単に収益を上げるだけではなくて、そういうところにも
一定程度の配慮をした取り組みをしなければならない
と思いますし、
交通事業の関係からしてみれば、
仙台市民の税金から
交通事業に多量の金を投入しているということなども全面的に含めて考えていかなければ、収入だけでやっているわけではないのですから、そういうものを考えれば市民の足として、朝夕のラッシュの時間帯はきちんと確保していくというぐらいの気構えがなければ、それは
利用者からすれば何
と言っても文句しか来ないですよ。この前までもひどかったのに、また2便減らされた
と、また1便減らされた
となっていけば、どうなっているんだというふうにはね返ってくるのは当然だろうし、そういうところにいかに配慮をした
ダイヤ改正になっているか
といえば、その辺の配慮というのは非常に欠けている中身になっているというふうにしか言いようがない
と思うんですけれども、その辺についてどう考えますか。
38:
◯交通事業管理者 限られた台数あるいは人員の中で、極力効率の上がるような
ダイヤ編成する
と、これが私どもの基本でございまして、先ほども申し上げましたように、
住民福祉を守るという立場
と合わせて企業でございますので、企業の経営、効率を上げる、
経済性を発揮する
と、この両面を私ども抱えてございますので、その両にらみで最善の手法を講ずるというのが、私どもの責務だろう
と思います。現実に先ほど、
営業係数の
お答えを
自動車部長から
お答え申し上げましたが、そういう視点から言います
と、今、
営業係数が100以下のところは5路線しかございません。それ以外は、全部赤字を出し出し経営している
と。これは、とりもなおさず
公共性を重視した形でやっておる
と、こういうふうに御理解いただいてもいいのではないか
と、かように思います。
39:
◯小山勇朗委員 限られた車両数
と言いますけれども、絶対的に必要なところには増車をせざるを得ないというふうに思います。ただ、
健全化計画に基づいて、5年間で
健全化計画を達成していくという
ふな形で進めているから、こうしなければならないというのではなくて、5年間の中で減車なり減員なり、そういったものをやれば、
交通事業が黒字に転化をするというものが明確になっていれば、それはそれでいいだろう
と思いますけれども、全くそれは
見通しのない
健全化計画だ
と私は思います。
資産活用についても、
広瀬通りの関係についても、やはり本気になってやる気があるのかどうかというのが、疑わしくなってきてますし、バブルが崩壊して、あそこが活用できないという話になってますけれども、そういったものをいかにして活用するか
と。例えば、荒巻の土地
とガス局
との交換などを含めて、いい話に土地を求めたら求めた以上に、
広瀬通りを当面、ビルなりを建てられない
とするのであれば、そこを駐車場にして、そしてそこから収入を上げる
と。当面、そういった形で一方では
資産活用しながら、そしてバスはバスの部門で、どうやって収益費を上げていくのかというような、一体的なものでなければ、ただ単に減車をして
乗務員を減らす、ただ単に数合わせのようなやり方をやっていくだけで、ではバス事業が完全に黒字に転化するかというふうに問われたときに、それはできないということは明確になっているでしょ。そういうものが5年間やり切るだけでどうにもならないということになっているわけですから、いかにあとは
資産活用などをしながら、そして収入を得て、少しでも赤字減らしをやっていくというところが見えない
とですね、ただ単に前の計画は
広瀬通りのあそこの駐車場にビルをつくってテナントを貸して、年間10億ぐらいの収益を上げたい
と、そういう計画で進めているということで、管理者が言ってきたわけですから、それが今現在、その
見通しが全く立たないような経済状況になっているというふうなものであれば、いい話の土地にバスを回して、そこの土地を利用して1カ月幾らの駐車場にするのか、1時間幾らの駐車場にするのかを別にしても、そういうものをどんどん活用せざるを得ないのではないかというふうに思いますし、その辺の関係からすれば、今回の
ダイヤ改正というのは、まさに数合わせの
ダイヤ改正としか私にはとらえられないというふうに思うんですけども、その辺の
考え方をもう一度管理者から。
40:
◯交通事業管理者 決して数合わせの
ダイヤ改正ではございませんで、既に2年ほど前に議会でもたびたび御報告を申し上げておりました調査会から一つの方向づけをしていただきまして、それをもとにしてのバス事業の今後のあるべき姿、どうすれば経営が安定できるかという案を作成をして、先生方にもいろいろ御議論を賜りまして、それでスタートをしておりまして、その初年度の平成3年度は本会議でも
お答え申し上げましたように、昨年の決算議会でおかげさまで順調なスタートを切らしていただきました
と、こう申し上げたとおりでございまして、その後の今年度につきましても、ほぼ予定の形で進んでおるわけでございますが、ただ、今、先生のお話の中に一つございましたように、その
健全化計画の中の一つの柱になっております資産の有効活用、これは私どもあの時点では、経済の先行きの
見通しというのは、大変もちろん私どもの不明の点もございますけれども、これは日本全体の経済の動きの中で、このように連日、ある企業では5,000人の解雇とか、あるいは自宅待機とか、そういうのが毎日のように報道されているようなこういう経済不況、これは私ども3年前に残念ながら予測をできませんでしたし、また経済学者
といえどもできなかった事態が現在現出しておりまして、こういう大きな社会不安になっているわけでござますが、その大きなあおりを食いまして、この資産の有効活用の点についてだけは本会議でも
お答え申し上げましたように、大変苦戦をしてますということを率直に
お答えしたとおりでござまして、今先生から土地の有効活用についての一つの御提言などもございましたが、さらに私ども、どういうふうに時期を乗り切ればいいか、さらに十分検討をしてまいりたい
と思います。
41:
◯小山勇朗委員 その
資産活用も含めて、ぜひお願いしたい
と思います。
また、全庁的にも市民の足を守るためにも支援をやっていくという市長の答弁もございますので、そういった意味では、バスに魅力を持たせる
というか、時間的なものをいかに縮めて通勤できるかということも、非常に大きな課題か
と思います。道路の狭くて右折ラインもないような道路、そういったものの工事着工、そして、そういった働きかけというものを、建設局なら建設局
ときちっとつながりを持って、そして明日の時間が幾らかでも縮まる、そのことがやはり今まで1時間半ぐらいかかっていたものが、例えば1時間で行くとか、40分で行くというふうになれば、じゃバスでちょっと走ればバス停からすぐ乗って通勤できるというふうになれば、バスを利用する客も多くなってくるだろう
と思います。そういうこともやはりきちっと含めて、市長が全庁的な支援をやる
と言っているのだから、どんどんそういうところも活用しながら、バスが走りやすい、運転手も運転しやすい、そういう状況をつくってやるのも、再建策の一つとして考えていかざるを得ないというふうに思いますので、ぜひ
資産活用と含めて、その辺を徹底していただきたい
と思います。
42:
◯委員長 意見、要望として承っていいですか。
43:
◯横田有史委員 この新設の「他9系統」について、系統だけでいいですから、それから、廃止の「他9系統」というのは、何と何なのか、示していただきたい。
44:
◯自動車部長 それでは、新設の具体的な路線名で申し上げます。
一つは長町線でございます。これは長町南駅から長町八丁目経由で動物公園に至る系統でございます。
二つ目が、中央循環でございます。これは、仙台駅前から県庁市役所前を通りまして、交通公園までの系統でございます。
三つ目が、宮城学院線でございまして、
地下鉄泉中央から加茂公設市場経由で明成高校前まで。
四つ目が、高館農業センター線でございまして、南仙台駅西口から熊野堂経由で、南仙台営業所までの区間でございます。
五つ目は、同様に高館農業センター線でございまして、南仙台駅西口から熊野堂高館経由で、農業センター本館前まででございます。
六つ目が、同様に高館農業センター線でございまして、南仙台駅西口から道祖神、県立がんセンター経由で、南仙台営業所まででございます。
七つ目が、同様に高館農業センター線でございまして、南仙台駅西口から道祖神、県立がんセンター、そして名取市民会館経由の南仙台営業所でございます。
八つ目が、二口線でございまして、仙台駅前から白沢経由で長袋、境野を経由いたしまして、二口温泉まで。
9番目が、同様、二口線でございまして、仙台駅前から秋保中学校、境野経由で、野尻町北まででございます。
10番目が、二口線でございまして、白沢車庫前から同様に長袋、境野経由で、二口温泉まででございます。
これが、新設の系統でございます。
それから、廃止をする
運行系統でございますけれども、一つ目は、緑ケ丘線でございます。長町四丁目長町営業所前から根岸、八木山入口経由で緑ケ丘三丁目までです。
二つ目が、恵和町線でございまして、
交通局大学病院前から河原町、長町一丁目経由で恵和町までです。
三つ目が、葛岡線でございまして、仙台駅前から八幡神社経由で墓園北口まででございます。
四つ目が、高館農業センター線でございまして、長町四丁目から高館、農業センター前、道祖神前経由で南仙台営業所前まででございます。
五つ目が、余目線でございまして、仙台駅前から原町三丁目、福田町経由で余目までの系統でございます。
六つ目が、根白石線でございまして、
地下鉄八乙女駅から古内、根白石下町経由で、花輪までの系統でございます。
七つ目が、二口線でございまして、仙台駅前から白沢、長袋経由の二口温泉まででございます。
八つ目が、二口線で、同様に仙台駅前から長袋経由の、野尻町北までの系統でございます。
9番目が、二口温泉で白沢車庫前から長袋、上の原経由で二口温泉でございます。
10番目は、泉松陵高校線でございまして、
地下鉄旭ケ丘駅から南光台小学校経由で泉松陵高校の系統でございます。
以上の10路線でございます。
45:
◯横田有史委員 わざわざ読み上げていただいたのですけれども、最初からこういうのは、つまり検討する上では1路線が大事なわけですから、やはり全体にきちっと印刷して示していただきたいというふうに思いますので、
委員会後で結構ですから各委員に、きちっと配付いただくような手続きをお願いしたい
と思います。
で、そこで、詳細を見ない
といけませんけれども、名取方面線を全体としては新しく新設しながら、中心部、八木山周辺のものをいろいろ系統を変えているようですけれども、全体としては少なくしていく、あるいは二口線などは、これは系統を変えたということですかね。そうする
と、今まで比較的乗りやすかった地域が空白地域になるような地点も出てくるのかというふうにも思いますが、その辺も事前に住民に改めて知らせながら、いろいろ御意見も伺うという手続き手段が必要だというふうに思います。そういう点では市民の方から言えば、あしたからはこう変わりますよ
と言われて、あれ、あしたからどうしようなどということに、なりかねないわけですから、そういう点では、まず議員にも示していただきたいし、その上で市民にも早めにこういうふうに変更する予定だ
と、それに対していろいろ意見も出るか
と思いますので、出てくる意見に対して若干の調整も含めて実施までの期間をできる限りとるという配慮が必要だ
と思っております。その点でひとつお願いしたい
と思いますし、あわせて全体として先ほど小山議員のいろいろ意見もありましたけれども、営業効率だけを考えて、本当に交通弱者、本当に足がない
と、こういう方々を切り捨てるようなことにならないということを、私も繰り返し本会議で言っているわけですけれども、
公営交通としての役割だというふうに思っているわけで、特に郊外になればなるほどお年寄りとか、こういう方々が車を運転して自分で出てこい
といっても、それは無理なわけで、そういうところにこそ、
公営交通の役割というのはあるわけですから、そうした点での配慮なりはどうなっているのか
と、その辺について、もし意見があれば、その点は伺っておきたい
と思います。
46:
◯自動車部長 前の場でも何度かお話ししておりますけれども、シビル・ミニマムとしての、特に
郊外線におけるお客さんの少ない路線につきましても、やはりそれなりの
運行回数は必要だというふうに認識しておりまして、それは基本的に確保するという
考え方で、今後も進めてまいりたいというふうに考えております。
47:
◯委員長 そのほかございませんか。
〔「なし」
と呼ぶ者あり〕
48:
◯委員長 終了いたしました。
それでは、閉会中継続審査事項について、お諮りいたします。
「乗客サービス向上の取り組みについて」閉会中も継続して審査することにいたしたい
と思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」
と呼ぶ者あり〕
49:
◯委員長 御異議なし
と認めます。
よって、そのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。
以上で、
所管事務について終了いたしました。