16:
◯岩崎武宏委員 先ほどちょっと
お尋ねをしたことにかかわってくるんですけれ
ども、そういうわけで、これからいよいよ
実態調査を本格的になさって、早い時期にその
事業計画を策定されるということですが、この
地域福祉推進特別対策事業が
自治省厚生省の肝いりで行っている
事業だということになっているので、ちょっとこの点で確認をしておきたいのですが、例えば本市が進めます「
福祉の
街づくり環境整備」の中には、
学校教育関係の
施設についてのそういった面での
整備ということも入っているわけであります。そういう点で、この国の
特別対策事業の
活用というのは、例えば
学校等における、ここに出ておりますような
階段の入り口の
スロープ化とか、その他のいろいろな
環境整備、こういうものにも及ぶのかどうか、この制度の
活用によってそういう方面までカバーができるのかどうかという点について、
民生局長、
お尋ねいたします。
17:
◯民生局長 この
学校施設が入るかどうかということを、私も非常に危惧しておったわけでございまして、これは財政、企画を通していろいろ今
調査させておるわけでございますが、個々の問題として
具体な形で持ち上げないと、それが入るか入らないか、わからないのではないかというふうな話がきておるところでございまして、
学校施設全体が必ず入るというふうなニュアンスではないようでございますが、この辺はやはり協議の中でぜひ含めてまいりたいものだというふうには考えておるところでございます。
18:
◯福島一恵委員 私も、今
岩崎議員が御質問した件に関連いたしまして、ちょっとまず
民生局長にお伺いしたいんですけれ
ども、6月
議会で私も、この「
福祉の
街づくりの
環境整備指針」についてお伺いいたしましたけれ
ども、その
答弁の中で
市長は、
指針ではなく
条例化することも含めて、今後改善
検討していくといった
答弁なさったんですけれ
ども、今
民生局長がお答えになった中で、そういった
条例化に向けての
検討討議も同時にされているのかどうかということがまず
一つ。
それから、今
局長が御
答弁された中で、
実態調査の
対象を本市が所有する
建物、道路について行うということだったんですけれ
ども、既に
先進地である
神戸等ではそういった市の
所有建物、道路だけではなく、
市民が広く使うような
民間の
デパートですとか病院ですとか、そういったものについても
条例の中の
対象建物として加えているわけなんですけれ
ども、やはり本市としても、まずそういった
民間の模範となるべき市が率先して
調査して改善していくことは当然のことなんですけれ
ども、やはり東北の
拠点都市仙台ですから、かなり
民間の
建物でも大きいもの、
市民がよく利用するものがありますので、
民間にも
対象を広げて
調査することなどのお考えはないのでしょうか。その点についてお伺いいたします。
19:
◯民生局長 まずは、
福祉の
街づくり検討専門部会の中で、
条例化を含めて考えているのかどうかいうことでございますが、とりあえずはその
指針の見直し、そしてまた、それに伴う
実態調査というふうなものに焦点を絞ってまいりたいと思いますが、行く行くは、どういうふうな形で啓蒙してまいるのがよりいいかということでの
検討もいたしてもらおうというふうに考えておるところでございます。
それから、
施設の
調査に当たって、
民間と申しますか、市の
施設外までも、というふうなお話でございますが、そうやりたいのはやまやまでございますけ
ども、まずは今この3年
計画ということ、おおむね3年以内の
計画ということで国の制度が決まっておりますので、まず、
仙台市で持っておるこの
事業の
対象となる
施設について、
調査を行ってまいりたいというふうに考えておるわけでございます。なお、前回お手元に差し上げました
福祉マップでございますが、あれなんかでも、一応の
施設の
内容につきましては、
民間の部分と申しますか、
公共性の強いものにつきましては、一応あのような形でお示ししております。なお、それについて、いろいろ
検討してまいらなければならないと思っておりますので、これはまた、あの
マップをつくりかえることを
前提に、いろいろ
調査はしてまいらなければならないことは必然であろうというふうに考えております。
20:
◯福島一恵委員 やはり
市民がよく利用する
施設は、
公共施設、市の所有する
建物ばかりではなく、銀行ですとか、
民間の病院、それから
デパート、
郵便局など、
障害を持っている方、お年寄りでも、本当に暮らしていくために必要な
施設があるんですけれ
ども、そういったところに対して、
仙台市が、このような、
現状でもすぐれている
整備指針だと思うんですけれ
ども、残念ながら
条例化あるいは
要綱化みたいな形でなっていない、そういった
民間の方には御協力をいただくという
範囲になっているので、なかなか、こういったものの
整備指針の項目とか、そういったことも十分に知られていないのが
現状ではないのかなというふうに、私は思うんです。今、
区役所の
窓口、
福祉事務所やそれから
建築課の方では、その
整備指針が置かれてはいるんですけれ
ども、置かれているだけではないのかなというふうにちょっと思いますので、できれば、そういった
市民がよく使う
施設等にはその
ガイドマップとあわせて、その
整備指針をお届けしてというか、持っていって、もし改修するときにはこういったことで、というような形で、積極的に行うべきではないかと思うんですけれ
ども、いかがお考えでしょうか。
21:
◯民生局長 この
指針でございますが、
建築関係の方には当然いっておりますし、今確認はいたしておりませんけれ
ども、各
区役所におきましても
建築確認の事務をやっておるわけでございますんで、当然そちらにいっておるというふうに考えておりますが、なお確認いたしたいと思います。
22:
◯福島一恵委員 窓口にあるというのは、私も知っているんですけれ
ども、なお一層アピールをしてほしいということなんです。それはよろしくお願いしたいことで、次の質問に引き続き移りたいと思います。
既に
御存じのことと思いますけれ
ども、6月の26日に
仙台地方裁判所第4
民事部で、
仙台市立支倉保育所の
児童39名が
申し立てていた
南側マンションの
建築工事中止の
仮処分申し立て事件の
決定が出ました。これは、
マンション7階の
東側部分の
建築工事を中止するというような
仮処分だったんですけれ
ども、
民生局長はこの
決定をもう既にお読みになっているでしょうか。まず、そこをお伺いいたします。
23:
◯民生局長 その
仮処分の
内容そのもの、本文を読んではおりませんが、
新聞紙上その他においては聞き及んでおります。
24:
◯福島一恵委員 この
仮処分の
決定については、
仙台市の
保育行政にかかるかなり重大な
決定が含まれているということは
新聞報道でも
十分御存じだと思いますので、やはりそういうことであるならば、
仙台市の
保育、
民生行政の
責任者として、
局長は、少なくても
新聞報道に頼るのではなく、御自分でこうした
決定文書を取り寄せて見ておくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
25:
◯民生局長 この
内容につきましては、より本物と申しますか、その
仮処分そのものは手に入りませんので、それらのものをこういうことであるということでの要約みたいなものは、
総務局の方からいただいて読んでおるということを申し上げたわけでございます。
26:
◯福島一恵委員 本当にその文書を見る気であるならば、
申し立てていた
保育所の
児童たちの
父母の方ですとか、そうした方から幾らでも
正式文書が手に入るのではないのかなというふうに思います。やはり
民生局長は
仙台市の
保育行政の
責任者でありますから、こうしたことはやはり御自分の問題として、全力を尽くしていただきたいなというふうに思います。ただ、
総務局の方からそうした
内容を要約したものはごらんになっていると、手にしてごらんになっているということなので、それを
前提にして若干御質問させていただきたいと思います。この
決定では、
建築工事の中止を命ずる
決定の理由として、
建築基準法の
基準を満たしていれば
無条件に
建物の
建築が許容されるかのごとき見解は採用できないという
判断をしております。これは、従来市
当局が、
建築基準法の
基準に従った
建物であるからどうにもならないとか、
商業地域であるから
日照のことは問題にならないなどという形で
答弁、
対応していたことに対して、厳しい
判断、
決定だったと思うんですけれ
ども、これらの
裁判所の
決定を受けとめ、従来の
対応をどのように考え直していこうとしているのか、お伺いしたいと思います。
27:
◯民生局長 私
どもといたしましては、
仮処分というものが、一般の訴訟のように
厳密性を要求されるものでなく、推測であるとか疎明によって審理が進められているというふうに理解しております。本訴になりましたときに、総合的な審査のもとで、どこまで認めるかというふうな形、そしてまた
保育所の
受忍限度を超えるかどうかが
判断されるものというふうに理解しておるところでございます。そのような中で、私
どもとしては、しばらく事態の推移を見守ってまいりたいということでおるところでございます。
28:
◯福島一恵委員 今の
局長の
答弁ですと、
仮処分の審議は非常に
推測等も入っているので不十分だし正しくないと、だから余り今回の
仮処分決定は大切に見ていないというようなことに受けとめられるんですけれ
ども、それは余りにも
裁判所の
判断を侮辱するものではないのかなというふうに私思うんですけれ
ども、しかもこの
決定においては、
児童福祉法や
児童福祉基準及びこれに基づく
通達等を引用して、
保育所は
児童福祉の理念に基づいて
地方公共団体が設置するものであるから、
仙台市は
児童を
心身ともに健やかに育成する責任を負う、そしてその
施設環境の保全については
公共性の観点からも考慮する必要があるということをも指摘しております。こうした指摘を素直にといいますか、受けとめるという態度が
局長に見られないというのは非常に残念かなというふうに思います。また、この
決定の中では従来6月
議会で提出された、
市民の方から出されていた
仙台市
児童福祉施設等の
日照保全に関する
条例、いわゆるお日さま
条例に対しての
市長の
意見書の中で、このように、
教育施設及び
児童福祉施設という特定の
建築物の
日照保全を一律に優先させることは現行の
法制度と
整合性を持たず適当でない、というような
判断を
市長、市は出していたんですけれ
ども、今回の
決定ではそうしたことに対しても、
保育所の性格から見て、
遊び場における
児童の活動が、その心身の健全な発育にとって不可欠であり、
遊び場を含めた
保育所全体の空間に十分な
日照が確保されることが望ましいというようなことも示されております。こうした
決定に基づいて、やはり
仙台市においても、
仮処分であるから
対応は見合わせる、今後
検討していくという立場に立たずに、例えば直ちに
隣地建築主との交渉を行うことですとか、こうした
支倉保育所の
日照保全問題を
父母に任せるような態度を改めるべきではないかと重ねて伺うものでありますが、いかがでしょうか。
29:
◯民生局長 私は決して
仮処分が正しくないと申し上げているわけではございません。ただ、
仮処分というものの性格上、そういうものであるというふうに理解しておりますので、そのように申し上げたわけでございまして、そのような形で今
仮処分がおろされましたけれ
ども、それが決着がついておらん時期におきましては、私
どもどちらの方にも加担するような、もしやはりそれぞれのどのような
意見を申し上げましても、どちらかに有利になり、どちらかに不利になるようなことがあり得るわけでございますので、今静観をさせていただいているというふうなことを申し上げたわけでございまして、この気持ちは今後も変わらずそのとおりでまいりたいというふうに考えております。なお、
仮処分の問題とは別といたしまして、
支倉保育所の
設置者としての
具体的な
対応であります、例えば前庭の
活用であるとか、
保育内容の変更であるとか、それから
保育室の位置、配置の変更ができるかどうか、このようなものにつきましては、整理をさせていただきたい、そういうふうな
考え方でおります。
30:
◯福島一恵委員 や
むにやまれぬ思いで
市民に署名を呼びかけて、3万人もの署名を集めて頑張った
父母の皆さん、
子供たちが、その願いを込めて、今現在
建築中のものですから早急に
対応しなければならないということで
裁判所に
仮処分の
申し立てをした、その
判断が先のように
建築工事の中止を命じ、
子供たちの
日照は優先して保障すべきであるといった
判断、それからまた
建築基準法を満たしていれば
無条件に
建物の
建築が許容されるかのごとき見解は採用できないというように厳密に言っていること、これらを素直に受けとめていただきたいというふうに思いますし、それに対して
仙台市の
保育、
民生行政の
責任者として
局長の
答弁が、静観しているというようなことで、
父母の
人たちは1,200万の
保証金も出しまして今やっているところなんですけれ
ども、そうした
市民そして
父母、
子供たちに対しての言葉にしては非常に冷たい
対応ではないのかなというふうに思います。が、ここで言っても
意見がかみ合わないまま終わりますので、また改めまして御質問させていただくことにしまして、次に、
教育長に
一つ御質問させていただきたいと思います。
先ごろ、7月の5日から
仙台ハイランドでふれあい
防衛フェスティバルという形で
防衛博覧会が催されております。これらの
内容につきましては、私の知るところでは、
遊園地の一画が会場に使われ、ふだん大勢にぎわっている
テニスコートに
軍用ヘリコプターが並んで、115ミリもの
りゅう弾砲初め、
自衛隊の装備が展示されているというようなこと、また、制服の
試着コーナーに
迷彩服も用意され、
適性検査、
健康診断、
体力測定、
自衛隊員募集コーナーと続き、入隊を呼びかけるというような場所にもなっているそうであります。私
どもは、
自衛隊の存在や海外派兵などには否定的な立場をとっているものでありますけれ
ども、その問題についてはともかくとしても、こうした防衛博が行われていること、そしてその中身が今述べたようなこと、また加えて夏休み中であり、しかも1泊2日の体験入隊に事実上なっているちびっ子キャンプ、そして子供用の戦闘服や迷彩帽、ワッペンなど
自衛隊グッズとでもいうようなものまでが会場で売られているというこうしたことに対して、やはり教育基本法の理念に基づき、夏休みの
子供たちの生活指導も含め、
教育局としても配慮すべき問題が多々含まれていると思うんですけれ
ども、どのようなことを
学校等を通じて指導されているのか、お伺いいたします。
31:
◯教育長 この問題につきましては、去る定例会におきましても御質問があったとは承知しておりますけれ
ども、その
内容等につきましては、私もあくまでこれは
民間ベースでの催しというふうに承知しておりますので、格別
学校に対して指示等はいたしておりません。
32:
◯福島一恵委員 やはり
教育局は、
学校教育ばかりではなく社会教育、先に述べて、今回の
報告でも生涯学習というような形で広くこうしたことも含めて管轄に入っているように、私は受けとめているものでありますので、今の形のように、
民間ベースでの催しなので
具体的な指導はしていないということだけではなく、積極的に
子供たちにとって、また平和教育にとってどうなのかといった形での御見解なり、御所感なりを求めるものでございますが、いかがでしょうか。
33:
◯教育長 内容を承知しておりませんので、私の所感といったものは申し上げるような材料がございませんけれ
ども、たまたま夏休み中ということでもあり、
子供たちがこれをどう受けとめるかというのは、まさに
市民国民レベルでの
判断になろうかと思いますので、私からはこの際格別に申し上げることはございません。
34: ◯岡征男委員 私は、スポーツということで
お尋ねをいたしたいと思います。スポーツといえば、ワールドカップ・サッカーからコミュニティースポーツから、たくさんあるわけであります。あるいは世代別に見ても、
子供たちの
心身ともの健全育成のためのスポーツ、あるいは高齢者の皆さん、
障害者の皆さんにとりましては、健康あるいは生きがい、あるいは社会参加の
一つとしての大変大事な要素にもなっているわけであります。きょうは教育民生委員会に来て初めてでありますから、手始めに二つだけ質問をさせていただきます。
まず、
仙台市の体育館のことについて、ちょっと
お尋ねをいたしたいんでありますが、体育館のプールでございます。大変、体育館全体、利用頻度も多いわけでありますし、大変、
市民にも親しまれているわけでありますが、あのプールは確か
障害者の皆さんも利用でき得るような、そういうふうになっているんだろうと私は理解をしてるんですが、改めてちょっと、
障害者の、例えば個人的に利用できる、あるいはサークルで利用できる、あるいは少々の大会を開催する程度の
施設整備はなされているのか、そういった面をちょっと
お尋ねをいたしたいと思いますし、さらにその
障害者の皆さんの細かい数字は結構でございますから、その利用頻度といいますか、利用状況について、まず
一つ、お伺いをいたしたいと思います。
35:
◯教育長 お尋ねの富沢の
仙台市体育館のプールについては、御質問のとおり、
障害者も利用できるようにというさまざまな配慮がなされているところでございます。エレベーター、あるいは
トイレ、
スロープ等については、車いすも利用可能ということになっておりますが、ただサービスの
関係にもなるかと思いますが、
障害にもよりまして、いろいろ難しい方もいらっしゃるわけですので、
障害のある方については介助者をつけて利用していただくという原則に一応しているというふうに聞いております。なお、
障害者の方がお使いになるといっても、やはり健常者の方と一緒に、入れ込みと申しますか、一緒にするということになりますと、いろいろまた問題もあるということで、私が体育館に在任中には、例えば
障害者の方々をあるコースを使っていただくといったようなことをした例もございますが、現在どのような利用
関係になるか、ちょっと承知しておりませんので、後ほど調べて御連絡を申し上げたいと思います。
36: ◯岡征男委員 後ほどというのもちょっと困るんでありますけれ
ども、私が今ちょっと言いました個人的なあるいはサークル的な利用、大会もどの程度の開催もでき得るのか。今お話にあったように、介助者をつけてという、これは結構でありますし、あるいは一般の健常者の皆さんと一緒に利用できるというのが、これはもうもちろん、もっとも区別をすること自体がおかしいわけでありまして、コースは別にとりましても同じように利用できると、これは非常にいいんですけれ
ども、特にサークル、大会等の利用ももちろん可能だろうと思うんでありますが、その辺の
答弁がなかったんで、ちょっとお願いいたします。
37:
◯教育長 大変失礼いたしました。個人的な利用のほかにも、大会、サークルでの利用が、というお話でございましたが、現実的には利用としてそのようなことは当然可能なわけでございます。ただ、一応ほとんど年中無休、1カ月に一遍程度の保守点検以外は一般に利用していただいているという性質から、格別利用制限をして貸し切りといったような形にすることがなかなか大変なために、管理の水泳協会とも相談しながら、そういう大会が可能かどうかをいろいろ模索しているところでございますが、私の経験からいけば、必ずしもそういう大会の利用は余り例がないのではなかろうかというふうに思っております。なお、数については今調べておりますので、間もなく返事がくると思います。
38: ◯岡征男委員
仙台市体育館がオープンして大分たつんでありますけれ
ども、ここ数年の間にオープンをしたわけでありませんで、大分前にオープンして、模索をしているというお話がありましたけれ
ども、私、じゃあ、
具体的な事実を申し上げたいと思うのでありますが、先月
障害者の皆さんの水泳大会が開催をされました。これは幸町のプールで行ったわけであります。もちろん
仙台市
当局も大変御後援をいただいたり、驚くことにボランティアの皆さんが大変な数で、行われたわけでありますが、この経緯をお聞きをいたしますと、別に開催をされたからいいのではないかというふうにも思うんでありますけれ
ども、
仙台市体育館のプールでこの
障害者の皆さんの、これは第2回目ぐらいに当たるんだろうと思うんでありますが、これを
計画をし、御相談を申し上げましたところ、今、
教育長のお話ですと、オープンして10年もたつんで、模索してるというんだから私も言いようがないんでありますけれ
ども、何というんでしょうか、それに
対応ができない、
施設そのものは
対応が今できるというお話でありますが、さまざまな
障害を抱えておりますから、介助者を初め、大会運営に極めてこれは難しいのは当然のことであります。しかしながら、現実にそれを開催をいたしますと、冒頭申し上げましたとおり、大変なボランティアの皆さんの協力も、100人以上の、水泳協会はもちろんでありますが、さまざまな形でのボランティアがありまして、これはどこの都市においても大丈夫なんですね。それが、
市民に開放しているもんであるから団体使用はだめだという、そういう理由ならそれはそれで結構なんですけれ
ども、そういうことではなくして、何というんでありましょうか、非常にそれが心配だからと、簡単に言えば大会運営、開催が心配だから、体育館ではちょっとできないというような、そういう
対応があったやにお聞きをいたしているわけでありますが、
教育長さんはその辺どうお考えでいらっしゃるか、ひとつお聞きをいたしたいと思います。
39:
◯教育長 仙台市体育館における
障害者のそのいわゆる水泳大会について、まさに運営についての
具体的な中身でございますので、私も
報告を受けておりませんけれ
ども、心配だからというのは、単に
障害者だから心配だということばかりではなくて、一般用のプールでございますので、深さでございますとか、そのほか介助者の問題とか、いろいろな状況があったのではなかろうかと、これはあくまで推測でございますが、考えております。しかし、お話のとおり、
障害者にも利用できるような、そういう
施設という趣旨からいきましても、十分開催される方、利用される方々の御納得のいくような形をとるべきだったろうというふうに考えますので、今後とも注意してまいりたいというふうに考えております。
40: ◯岡征男委員 ただいまの話は、今の
教育長の御
答弁で、せっかくそういうふうに
施設があるわけでありますから、ひとつぜひ前向きで御
検討をいただきたいと思います。
それから、
障害者スポーツのでもう
一つ。ことし、盛大に
仙台ハーフマラソン大会が開催をされました。大変成功裏のうちに終了いたしまして、また来年も開催が予定をされておるわけであります。将来的にはフルマラソンにという
考え方もあるようでございますが、そのときこれをぜひ、ハーフマラソンのときに車いすのマラソン大会もこれを開催をいたしたいと、そういったことで
障害を持つ方が、車いすの方がいろいろ積極的にスポーツに参加をしていく道筋をつけるためにも、また社会的な啓蒙の立場からいっても、これを同時開催といいますか、そういう形でお話があったのは御承知かと思うんでありますけれ
ども、いろいろな事情で実現をしなかった。その主な経緯と、それで来年のこのハーフマラソンに向けまして、今回
障害があったものを取り除きながら、積極的に車いすのハーフマラソンを、実現でき得る方向で現在進めているのかどうか、どういう状況なのか、その点をお聞きをいたしたいと思います。
41:
◯教育長 御質問のとおり、ハーフマラソンがある程度定着してまいりました時点で、
障害を持たれる方々、いわゆる車いすマラソンを一緒に開催できないかというお話は、非公式には私の方に話があったことは確かでございます。このことは全国的にもいろいろ実行例もあることでございますが、現在
仙台市のハーフマラソンはようやく2回目を数えたということで、それも市街地の中を走るというふうなことで、コース自体もやや定着したとは言いましても、いろいろまだ問題のあるコースであるということは御承知のとおりかと思います。そこで、主催の一員としての日本陸協等ともこのことについては非公式にいろいろ打診をしているところでございますが、どうしても同時に走らせていただきたいといったようなお考えが車いすの方にもあるようでございまして、時差をつけるということも可能なわけですが、どちらかというとやはり健常者と一緒に走りたいというふうなお声がかなり大きいように聞いているものでございますから、その点がいろいろな走る中での
障害になりかねないといったようなことが、陸協の役員の中からも話があったことは事実でございます。さらに、もし時間をずらしてするということになりますというと、警察の道路管理その他規制等がある程度大幅になるといったようなことから、これまでなかなか実施までの成算が出なかったといったようなことも事実であります。しかし、大分等の例にありますように、健常者と車いすが一緒に走るといったようなことも現実に実行されている例もあるものでありますから、私
どもとしては、これは
仙台のマラソンがコース的にも、あるいはまた
内容的にも定着をした
段階で、そのようなことを目がけて考えてまいるというふうなことで進んでいるところでございます。
42: ◯岡征男委員 それでは、私もよくちょっと理解できてないんでありますが、その
仙台のマラソンの性格をお聞きをいたしたいと思うんですね。性格といいますのは、例えば福岡国際マラソンのように、簡単に言えば冠マラソンですね、冠をつけた国際的なマラソンの、要するに記録を競う、あるいは全世界的なそういうものを目指すのか、今お話が出ましたような、大分マラソンなり青梅マラソンのような、
市民総参加といいますか、そういう性格を持った大会にしていくつもりなのか、そういう考えは一体どちらか、あるいはまた別な考えがあれば、改めてちょっと
お尋ねをしておきたいとこう思います。
43:
◯教育長 仙台の現在ハーフマラソンでございますが、このロードレースにつきましては、発足時の
計画からいきますというと、いわゆる国際姉妹都市等を含んだ形の中で、国際親善に資するようなロードレースをというふうなことから始まったのでございますが、ある程度以上の記録を持った方々に参加していただくというふうなことからいって、いずれは記録を含めたロードレースといったようなことを主眼としているというふうに承知しているところでございます。青梅のような、
市民総参加といったような、非常に数多い方々のロードレースとは一応目しておりません。しかし、現在
市民マラソンとして泉市時代から定着しております秋の
市民マラソンにつきましては、これはどなたでも参加していただけるといったような形で実施をしているわけでありまして、一応二つのマラソンにつきましては、それぞれ性格を異にするといったように承知しておるところでございます。
44:
◯委員長 これをもって
協議会を閉会いたします。...