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  1. 仙台市議会 1992-07-21
    教育民生協議会 本文 1992-07-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                            開会 午後1時11分                            閉会 午後2時07分 2: ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  本日は、職員完全週休2日制の導入について、民生局教育局の両局より報告があるとのことであります。  まず、民生局より御報告願います。 3: ◯民生局長  職員完全週休2日制につきまして御報告申し上げます。今回、完全週休2日制の試行導入を予定している職場といたしましては、閉庁できない交代制等職員対象として行うものでございます。現在総務局におきまして、おおむね8月16日日曜日の週を目途に試行ができるよう、最終的な調整を行っておるところでございますけれども民生局における対象職場といたしましては、保育所を初め、鶴寿苑児童相談所の一時保護係、そして母子寮職員対象となっておるところでございます。以上、御報告申し上げます。 4: ◯教育長  それでは、教育関係職員週休2日制の導入について、御報告いたします。まず、学校に勤務する県費負担教職員につきましては、これは、服務その他については県の職員と同様に取り扱われるわけでございますが、8月1日から完全週休2日制が実施されることになっております。これにより、事務職員栄養職員は原則として毎週の日曜日のほかに土曜日も休みとなり、教員は9月以降の第2土曜日以外は長期休業期間中のまとめどりとして休みが追加されることになります。これにあわせまして、学校に勤務する市費の学校職員、すなわち高校の教職員幼稚園教員、各学校用務技師給食技師等につきましても、8月1日から完全週休2日制の試行に入る予定であります。また、社会教育施設、すなわち博物館、科学館こども宇宙館、天文台、図書館、市民センター、泉岳少年自然の家に勤務する交代制等勤務職員につきましては、完全週休2日制の試行を予定しており、こちらは市長部局の対象職場とあわせ、8月16日に始まる週から試行に入ることを目途に、現在最終的な調整を行っているところであります。以上でございます。 5: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 6: ◯福島一恵委員  それぞれにお伺いいたします。特に市民がよく利用する施設、例えば民生局では児童館そして保育所鶴寿苑、特に保育所児童館職員等は土曜日でも普通に子供たちが行ったり、土曜日も働く父母がおりますので、そういった中での職員休暇ということで、その中で十分今の職員体制で賄えるのかどうか。また、これはまず民生局長にも、そしてまた教育長にも、社会教育施設、特に市民センター職員等についてはどういうふうになっているのか、確かに週休2日というのは、職員休暇は大切なことなんですけれども、それが市民にあるいは利用する人たちにとって支障の出ないようなことが望ましいと思うんですけれども、それぞれ、もう少し具体的に今進められている対応をお伺いしたいと思います。 7: ◯民生局長  この完全週休2日制の導入につきましては、現員で行うということが前提ということでございまして、そういう流れの中で考えてまいるということでございまして、現在、保育所その他につきましても、いろいろ私どもでも調査いたしまして、これを総務局人事課の方とそれから労務と、そういうところで調整を図っている段階でございますが、このままで私どもはやってまいりたいというふうに考えておるところでございます。なお、児童館につきましては、私の方というよりも各区の施設という形の中で対応しておりますが、嘱託職員がおりますので対象となっておらないところでございます。 8: ◯教育長  私どもの方も、社会教育施設が数多くあるわけでございますが、現体制を維持し、試行するという中で、いろいろ工夫をしながら交代制勤務等を採用しまして、市民サービスの低下にならないような試行を行っていきたいというふうに考えております。 9: ◯福島一恵委員  特に民生局長にお伺いいたしますけれども保育所の保母さんたちは、今ですらもかなり人手不足で、区役所等窓口でも保母募集という張り紙が外されたことがないくらい人手不足だと思われます。現員で行うということは、増員は考えていないということなのですけれども現状週休2日に本当に対応できるのかどうか、もう一度さらに御確認したいんですけれども。現場での混乱、支障がないのか、お伺いいたします。 10: ◯民生局長  保母が不足していつも募集というお話が、まず前段にございましたけれど、これは、途中で家庭の事情その他でおやめになった場合のそれの補充ということでの募集を行っておる。それからまた、産前産後の休暇代替員ということで行っておるわけでございます。私どもとしましては、決められた今の定数の中で対応してまいると、でき得るものというふうに考えております。 11: ◯委員長  以上で報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局より報告を受けた事項以外で、特に何か発言等がありましたらお願いいたします。 12: ◯岩崎武宏委員  私の方から二、三ちょっとお尋ねをさせていただきます。実は、昨日の河北新報の夕刊に報道されていた記事に関連してでありますが、本市が来年度平成5年度から高齢者障害者に優しい福祉街づくり、従来も大変に御努力をいただいてきたところでありますが、この「福祉街づくり環境整備」ということにつきまして、新たに自治省厚生両省が進める地域福祉推進特別対策事業の指定を目指し、現在計画策定のための準備に入ったと、こういう大変に喜ばしいニュースが飛び込んできたわけであります。きょう御質問させていただきますのは、私も実は、ついせんだっての6月議会における一般質問におきまして、「福祉街づくり環境整備」を取り上げさせていただきまして、るる御当局の方に御所見を伺ったわけでありますが、その中で民生局長さんの方から、この地域福祉推進特別対策事業活用ということも検討の視野に入れて今後取り組んでいくという、大要そういった旨の御答弁をちょうだいしておったものですから、今回このような記事を目にいたしまして、本当に早くも具体的な作業に着手をしていただけたのかということで大変うれしく思っているわけですが、そういう関係でちょっとお尋ねをいたします。まず、ここの記事によりますと、計画に盛り込まれる具体的な事業は、これからもちろん計画をされるわけでありますけれども、その先進地の例などがいろいろ取り上げられている中に、階段スロープとかエレベーター、歩車道段差解消等は出ておりますが、身障者向けトイレ、特に車いす専用トイレとか階段の手すり、あるいは視覚障害者のための点字ブロックその他、本市におきましても60年に策定されました「福祉街づくり環境整備」についての立派な指針があるわけでありまして、その指針の中に盛り込まれております整備対象項目といいますか、これと、それから、この特別対策事業対象となる事業範囲といいますか、これとの関係はどんなふうになっておるのかということをお尋ねしたいわけであります。これからいろいろと調査をされていくと思うんですけれども、どの範囲調査をされるかということにも絡んでいくと思いますので、まず冒頭その点についてお伺いをいたします。 13: ◯民生局長  この地域福祉推進特別対策事業でございますが、これは自治省での一つ事業要請ということでございます。それで、具体的な事業、どれが入る、どれが入らないということにつきましては、まだチェックいたしておらないということが現実でございます。それで、より具体なものをつくり上げるためには、自治省とよく相談しながら、どの程度のものが入るか、より具体に詰めてまいりたいというふうに考えております。できるだけ多くのものをこの事業の中に組み込んでまいりたいというふうに考えておりますが、まだ具体自治省との折衝を行っておるわけでございませんので、もう少し時間をかしていただきたいというふうに考えておるところでございます。それから、私ども調査といたしましては、仙台市で所有する建物、そしてまた道路等、そういうものにつきまして調査をしてまいりたい、かように考えております。 14: ◯岩崎武宏委員  局長おっしゃるとおり、まさにこれからというような段階でのお尋ねでありますので、また機会がございましたらこの点についてはお尋ねさせていただきたいと思うんですが、ここには、自治省に平成5年度から、本市としては心づもりとしては向こう3カ年程度の事業展開を予定していると報道されているわけでありますが、もしそうだとすれば、ここにありますように、この事業計画年度内にも、年度内と申しましてもかなり早い時期にまとめをしなければならないということは当然だろうと思うんですが、その事業計画を策定していく前段階として、今局長もちょっと御答弁の中で触れられましたが、実態調査を進めなきゃならないと思うわけでありますが、これはどのような機関といいますか、組織を庁内におつくりになって、どんな手順でこの実態調査をしていかれるのか、あるいは既にそのあたりについて、そういった体制がスタートしているのであれば、そのあたりの事情についてもお尋ねをしたいと思うんですが。 15: ◯民生局長  高齢化社会対策本部が4月1日に発足いたしたわけでございますが、それの下に各局の次長さんたちで構成する幹事会がございます。この幹事会の中でいろいろ討議をいたしました結果、やはり福祉街づくり検討専門部会というものが必要であろうというふうな提案がございまして、実は6月の26日に設置をいたし、7月の13日に第1回目の会議を開いたわけでございますが、この中でいろいろ意見を徴しまして、その調査に当たってまいるというふうな考え方でございます。なお、専門部会の構成でございますが、社会福祉部長がキャップになりまして、あとは各局の庶務主管課長もしくは福祉関連の課長でもって構成されておるところでございます。
    16: ◯岩崎武宏委員  先ほどちょっとお尋ねをしたことにかかわってくるんですけれども、そういうわけで、これからいよいよ実態調査を本格的になさって、早い時期にその事業計画を策定されるということですが、この地域福祉推進特別対策事業自治省厚生省の肝いりで行っている事業だということになっているので、ちょっとこの点で確認をしておきたいのですが、例えば本市が進めます「福祉街づくり環境整備」の中には、学校教育関係施設についてのそういった面での整備ということも入っているわけであります。そういう点で、この国の特別対策事業活用というのは、例えば学校等における、ここに出ておりますような階段の入り口のスロープ化とか、その他のいろいろな環境整備、こういうものにも及ぶのかどうか、この制度の活用によってそういう方面までカバーができるのかどうかという点について、民生局長お尋ねいたします。 17: ◯民生局長  この学校施設が入るかどうかということを、私も非常に危惧しておったわけでございまして、これは財政、企画を通していろいろ今調査させておるわけでございますが、個々の問題として具体な形で持ち上げないと、それが入るか入らないか、わからないのではないかというふうな話がきておるところでございまして、学校施設全体が必ず入るというふうなニュアンスではないようでございますが、この辺はやはり協議の中でぜひ含めてまいりたいものだというふうには考えておるところでございます。 18: ◯福島一恵委員  私も、今岩崎議員が御質問した件に関連いたしまして、ちょっとまず民生局長にお伺いしたいんですけれども、6月議会で私も、この「福祉街づくり環境整備指針」についてお伺いいたしましたけれども、その答弁の中で市長は、指針ではなく条例化することも含めて、今後改善検討していくといった答弁なさったんですけれども、今民生局長がお答えになった中で、そういった条例化に向けての検討討議も同時にされているのかどうかということがまず一つ。  それから、今局長が御答弁された中で、実態調査対象を本市が所有する建物、道路について行うということだったんですけれども、既に先進地である神戸等ではそういった市の所有建物、道路だけではなく、市民が広く使うような民間デパートですとか病院ですとか、そういったものについても条例の中の対象建物として加えているわけなんですけれども、やはり本市としても、まずそういった民間の模範となるべき市が率先して調査して改善していくことは当然のことなんですけれども、やはり東北の拠点都市仙台ですから、かなり民間建物でも大きいもの、市民がよく利用するものがありますので、民間にも対象を広げて調査することなどのお考えはないのでしょうか。その点についてお伺いいたします。 19: ◯民生局長  まずは、福祉街づくり検討専門部会の中で、条例化を含めて考えているのかどうかいうことでございますが、とりあえずはその指針の見直し、そしてまた、それに伴う実態調査というふうなものに焦点を絞ってまいりたいと思いますが、行く行くは、どういうふうな形で啓蒙してまいるのがよりいいかということでの検討もいたしてもらおうというふうに考えておるところでございます。  それから、施設調査に当たって、民間と申しますか、市の施設外までも、というふうなお話でございますが、そうやりたいのはやまやまでございますけども、まずは今この3年計画ということ、おおむね3年以内の計画ということで国の制度が決まっておりますので、まず、仙台市で持っておるこの事業対象となる施設について、調査を行ってまいりたいというふうに考えておるわけでございます。なお、前回お手元に差し上げました福祉マップでございますが、あれなんかでも、一応の施設内容につきましては、民間の部分と申しますか、公共性の強いものにつきましては、一応あのような形でお示ししております。なお、それについて、いろいろ検討してまいらなければならないと思っておりますので、これはまた、あのマップをつくりかえることを前提に、いろいろ調査はしてまいらなければならないことは必然であろうというふうに考えております。 20: ◯福島一恵委員  やはり市民がよく利用する施設は、公共施設、市の所有する建物ばかりではなく、銀行ですとか、民間の病院、それからデパート郵便局など、障害を持っている方、お年寄りでも、本当に暮らしていくために必要な施設があるんですけれども、そういったところに対して、仙台市が、このような、現状でもすぐれている整備指針だと思うんですけれども、残念ながら条例化あるいは要綱化みたいな形でなっていない、そういった民間の方には御協力をいただくという範囲になっているので、なかなか、こういったものの整備指針の項目とか、そういったことも十分に知られていないのが現状ではないのかなというふうに、私は思うんです。今、区役所窓口福祉事務所やそれから建築課の方では、その整備指針が置かれてはいるんですけれども、置かれているだけではないのかなというふうにちょっと思いますので、できれば、そういった市民がよく使う施設等にはそのガイドマップとあわせて、その整備指針をお届けしてというか、持っていって、もし改修するときにはこういったことで、というような形で、積極的に行うべきではないかと思うんですけれども、いかがお考えでしょうか。 21: ◯民生局長  この指針でございますが、建築関係の方には当然いっておりますし、今確認はいたしておりませんけれども、各区役所におきましても建築確認の事務をやっておるわけでございますんで、当然そちらにいっておるというふうに考えておりますが、なお確認いたしたいと思います。 22: ◯福島一恵委員  窓口にあるというのは、私も知っているんですけれども、なお一層アピールをしてほしいということなんです。それはよろしくお願いしたいことで、次の質問に引き続き移りたいと思います。  既に御存じのことと思いますけれども、6月の26日に仙台地方裁判所第4民事部で、仙台市立支倉保育所児童39名が申し立てていた南側マンション建築工事中止仮処分申し立て事件決定が出ました。これは、マンション7階の東側部分建築工事を中止するというような仮処分だったんですけれども民生局長はこの決定をもう既にお読みになっているでしょうか。まず、そこをお伺いいたします。 23: ◯民生局長  その仮処分内容そのもの、本文を読んではおりませんが、新聞紙上その他においては聞き及んでおります。 24: ◯福島一恵委員  この仮処分決定については、仙台市の保育行政にかかるかなり重大な決定が含まれているということは新聞報道でも十分御存じだと思いますので、やはりそういうことであるならば、仙台市の保育民生行政責任者として、局長は、少なくても新聞報道に頼るのではなく、御自分でこうした決定文書を取り寄せて見ておくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 25: ◯民生局長  この内容につきましては、より本物と申しますか、その仮処分そのものは手に入りませんので、それらのものをこういうことであるということでの要約みたいなものは、総務局の方からいただいて読んでおるということを申し上げたわけでございます。 26: ◯福島一恵委員  本当にその文書を見る気であるならば、申し立てていた保育所児童たち父母の方ですとか、そうした方から幾らでも正式文書が手に入るのではないのかなというふうに思います。やはり民生局長仙台市の保育行政責任者でありますから、こうしたことはやはり御自分の問題として、全力を尽くしていただきたいなというふうに思います。ただ、総務局の方からそうした内容を要約したものはごらんになっていると、手にしてごらんになっているということなので、それを前提にして若干御質問させていただきたいと思います。この決定では、建築工事の中止を命ずる決定の理由として、建築基準法基準を満たしていれば無条件建物建築が許容されるかのごとき見解は採用できないという判断をしております。これは、従来市当局が、建築基準法基準に従った建物であるからどうにもならないとか、商業地域であるから日照のことは問題にならないなどという形で答弁対応していたことに対して、厳しい判断決定だったと思うんですけれども、これらの裁判所決定を受けとめ、従来の対応をどのように考え直していこうとしているのか、お伺いしたいと思います。 27: ◯民生局長  私どもといたしましては、仮処分というものが、一般の訴訟のように厳密性を要求されるものでなく、推測であるとか疎明によって審理が進められているというふうに理解しております。本訴になりましたときに、総合的な審査のもとで、どこまで認めるかというふうな形、そしてまた保育所受忍限度を超えるかどうかが判断されるものというふうに理解しておるところでございます。そのような中で、私どもとしては、しばらく事態の推移を見守ってまいりたいということでおるところでございます。 28: ◯福島一恵委員  今の局長答弁ですと、仮処分の審議は非常に推測等も入っているので不十分だし正しくないと、だから余り今回の仮処分決定は大切に見ていないというようなことに受けとめられるんですけれども、それは余りにも裁判所判断を侮辱するものではないのかなというふうに私思うんですけれども、しかもこの決定においては、児童福祉法児童福祉基準及びこれに基づく通達等を引用して、保育所児童福祉の理念に基づいて地方公共団体が設置するものであるから、仙台市は児童心身ともに健やかに育成する責任を負う、そしてその施設環境の保全については公共性の観点からも考慮する必要があるということをも指摘しております。こうした指摘を素直にといいますか、受けとめるという態度が局長に見られないというのは非常に残念かなというふうに思います。また、この決定の中では従来6月議会で提出された、市民の方から出されていた仙台児童福祉施設等日照保全に関する条例、いわゆるお日さま条例に対しての市長意見書の中で、このように、教育施設及び児童福祉施設という特定の建築物日照保全を一律に優先させることは現行の法制度整合性を持たず適当でない、というような判断市長、市は出していたんですけれども、今回の決定ではそうしたことに対しても、保育所の性格から見て、遊び場における児童の活動が、その心身の健全な発育にとって不可欠であり、遊び場を含めた保育所全体の空間に十分な日照が確保されることが望ましいというようなことも示されております。こうした決定に基づいて、やはり仙台市においても、仮処分であるから対応は見合わせる、今後検討していくという立場に立たずに、例えば直ちに隣地建築主との交渉を行うことですとか、こうした支倉保育所日照保全問題を父母に任せるような態度を改めるべきではないかと重ねて伺うものでありますが、いかがでしょうか。 29: ◯民生局長  私は決して仮処分が正しくないと申し上げているわけではございません。ただ、仮処分というものの性格上、そういうものであるというふうに理解しておりますので、そのように申し上げたわけでございまして、そのような形で今仮処分がおろされましたけれども、それが決着がついておらん時期におきましては、私どもどちらの方にも加担するような、もしやはりそれぞれのどのような意見を申し上げましても、どちらかに有利になり、どちらかに不利になるようなことがあり得るわけでございますので、今静観をさせていただいているというふうなことを申し上げたわけでございまして、この気持ちは今後も変わらずそのとおりでまいりたいというふうに考えております。なお、仮処分の問題とは別といたしまして、支倉保育所設置者としての具体的な対応であります、例えば前庭の活用であるとか、保育内容の変更であるとか、それから保育室の位置、配置の変更ができるかどうか、このようなものにつきましては、整理をさせていただきたい、そういうふうな考え方でおります。 30: ◯福島一恵委員  やむにやまれぬ思い市民に署名を呼びかけて、3万人もの署名を集めて頑張った父母の皆さん、子供たちが、その願いを込めて、今現在建築中のものですから早急に対応しなければならないということで裁判所仮処分申し立てをした、その判断が先のように建築工事の中止を命じ、子供たち日照は優先して保障すべきであるといった判断、それからまた建築基準法を満たしていれば無条件建物建築が許容されるかのごとき見解は採用できないというように厳密に言っていること、これらを素直に受けとめていただきたいというふうに思いますし、それに対して仙台市の保育民生行政責任者として局長答弁が、静観しているというようなことで、父母人たちは1,200万の保証金も出しまして今やっているところなんですけれども、そうした市民そして父母子供たちに対しての言葉にしては非常に冷たい対応ではないのかなというふうに思います。が、ここで言っても意見がかみ合わないまま終わりますので、また改めまして御質問させていただくことにしまして、次に、教育長一つ御質問させていただきたいと思います。  先ごろ、7月の5日から仙台ハイランドでふれあい防衛フェスティバルという形で防衛博覧会が催されております。これらの内容につきましては、私の知るところでは、遊園地の一画が会場に使われ、ふだん大勢にぎわっているテニスコート軍用ヘリコプターが並んで、115ミリものりゅう弾砲初め、自衛隊の装備が展示されているというようなこと、また、制服の試着コーナー迷彩服も用意され、適性検査健康診断体力測定自衛隊員募集コーナーと続き、入隊を呼びかけるというような場所にもなっているそうであります。私どもは、自衛隊の存在や海外派兵などには否定的な立場をとっているものでありますけれども、その問題についてはともかくとしても、こうした防衛博が行われていること、そしてその中身が今述べたようなこと、また加えて夏休み中であり、しかも1泊2日の体験入隊に事実上なっているちびっ子キャンプ、そして子供用の戦闘服や迷彩帽、ワッペンなど自衛隊グッズとでもいうようなものまでが会場で売られているというこうしたことに対して、やはり教育基本法の理念に基づき、夏休みの子供たちの生活指導も含め、教育局としても配慮すべき問題が多々含まれていると思うんですけれども、どのようなことを学校等を通じて指導されているのか、お伺いいたします。 31: ◯教育長  この問題につきましては、去る定例会におきましても御質問があったとは承知しておりますけれども、その内容等につきましては、私もあくまでこれは民間ベースでの催しというふうに承知しておりますので、格別学校に対して指示等はいたしておりません。 32: ◯福島一恵委員  やはり教育局は、学校教育ばかりではなく社会教育、先に述べて、今回の報告でも生涯学習というような形で広くこうしたことも含めて管轄に入っているように、私は受けとめているものでありますので、今の形のように、民間ベースでの催しなので具体的な指導はしていないということだけではなく、積極的に子供たちにとって、また平和教育にとってどうなのかといった形での御見解なり、御所感なりを求めるものでございますが、いかがでしょうか。 33: ◯教育長  内容を承知しておりませんので、私の所感といったものは申し上げるような材料がございませんけれども、たまたま夏休み中ということでもあり、子供たちがこれをどう受けとめるかというのは、まさに市民国民レベルでの判断になろうかと思いますので、私からはこの際格別に申し上げることはございません。 34: ◯岡征男委員  私は、スポーツということでお尋ねをいたしたいと思います。スポーツといえば、ワールドカップ・サッカーからコミュニティースポーツから、たくさんあるわけであります。あるいは世代別に見ても、子供たち心身ともの健全育成のためのスポーツ、あるいは高齢者の皆さん、障害者の皆さんにとりましては、健康あるいは生きがい、あるいは社会参加の一つとしての大変大事な要素にもなっているわけであります。きょうは教育民生委員会に来て初めてでありますから、手始めに二つだけ質問をさせていただきます。  まず、仙台市の体育館のことについて、ちょっとお尋ねをいたしたいんでありますが、体育館のプールでございます。大変、体育館全体、利用頻度も多いわけでありますし、大変、市民にも親しまれているわけでありますが、あのプールは確か障害者の皆さんも利用でき得るような、そういうふうになっているんだろうと私は理解をしてるんですが、改めてちょっと、障害者の、例えば個人的に利用できる、あるいはサークルで利用できる、あるいは少々の大会を開催する程度の施設整備はなされているのか、そういった面をちょっとお尋ねをいたしたいと思いますし、さらにその障害者の皆さんの細かい数字は結構でございますから、その利用頻度といいますか、利用状況について、まず一つ、お伺いをいたしたいと思います。 35: ◯教育長  お尋ねの富沢の仙台市体育館のプールについては、御質問のとおり、障害者も利用できるようにというさまざまな配慮がなされているところでございます。エレベーター、あるいはトイレスロープ等については、車いすも利用可能ということになっておりますが、ただサービスの関係にもなるかと思いますが、障害にもよりまして、いろいろ難しい方もいらっしゃるわけですので、障害のある方については介助者をつけて利用していただくという原則に一応しているというふうに聞いております。なお、障害者の方がお使いになるといっても、やはり健常者の方と一緒に、入れ込みと申しますか、一緒にするということになりますと、いろいろまた問題もあるということで、私が体育館に在任中には、例えば障害者の方々をあるコースを使っていただくといったようなことをした例もございますが、現在どのような利用関係になるか、ちょっと承知しておりませんので、後ほど調べて御連絡を申し上げたいと思います。 36: ◯岡征男委員  後ほどというのもちょっと困るんでありますけれども、私が今ちょっと言いました個人的なあるいはサークル的な利用、大会もどの程度の開催もでき得るのか。今お話にあったように、介助者をつけてという、これは結構でありますし、あるいは一般の健常者の皆さんと一緒に利用できるというのが、これはもうもちろん、もっとも区別をすること自体がおかしいわけでありまして、コースは別にとりましても同じように利用できると、これは非常にいいんですけれども、特にサークル、大会等の利用ももちろん可能だろうと思うんでありますが、その辺の答弁がなかったんで、ちょっとお願いいたします。 37: ◯教育長  大変失礼いたしました。個人的な利用のほかにも、大会、サークルでの利用が、というお話でございましたが、現実的には利用としてそのようなことは当然可能なわけでございます。ただ、一応ほとんど年中無休、1カ月に一遍程度の保守点検以外は一般に利用していただいているという性質から、格別利用制限をして貸し切りといったような形にすることがなかなか大変なために、管理の水泳協会とも相談しながら、そういう大会が可能かどうかをいろいろ模索しているところでございますが、私の経験からいけば、必ずしもそういう大会の利用は余り例がないのではなかろうかというふうに思っております。なお、数については今調べておりますので、間もなく返事がくると思います。 38: ◯岡征男委員  仙台市体育館がオープンして大分たつんでありますけれども、ここ数年の間にオープンをしたわけでありませんで、大分前にオープンして、模索をしているというお話がありましたけれども、私、じゃあ、具体的な事実を申し上げたいと思うのでありますが、先月障害者の皆さんの水泳大会が開催をされました。これは幸町のプールで行ったわけであります。もちろん仙台当局も大変御後援をいただいたり、驚くことにボランティアの皆さんが大変な数で、行われたわけでありますが、この経緯をお聞きをいたしますと、別に開催をされたからいいのではないかというふうにも思うんでありますけれども仙台市体育館のプールでこの障害者の皆さんの、これは第2回目ぐらいに当たるんだろうと思うんでありますが、これを計画をし、御相談を申し上げましたところ、今、教育長のお話ですと、オープンして10年もたつんで、模索してるというんだから私も言いようがないんでありますけれども、何というんでしょうか、それに対応ができない、施設そのものは対応が今できるというお話でありますが、さまざまな障害を抱えておりますから、介助者を初め、大会運営に極めてこれは難しいのは当然のことであります。しかしながら、現実にそれを開催をいたしますと、冒頭申し上げましたとおり、大変なボランティアの皆さんの協力も、100人以上の、水泳協会はもちろんでありますが、さまざまな形でのボランティアがありまして、これはどこの都市においても大丈夫なんですね。それが、市民に開放しているもんであるから団体使用はだめだという、そういう理由ならそれはそれで結構なんですけれども、そういうことではなくして、何というんでありましょうか、非常にそれが心配だからと、簡単に言えば大会運営、開催が心配だから、体育館ではちょっとできないというような、そういう対応があったやにお聞きをいたしているわけでありますが、教育長さんはその辺どうお考えでいらっしゃるか、ひとつお聞きをいたしたいと思います。 39: ◯教育長  仙台市体育館における障害者のそのいわゆる水泳大会について、まさに運営についての具体的な中身でございますので、私も報告を受けておりませんけれども、心配だからというのは、単に障害者だから心配だということばかりではなくて、一般用のプールでございますので、深さでございますとか、そのほか介助者の問題とか、いろいろな状況があったのではなかろうかと、これはあくまで推測でございますが、考えております。しかし、お話のとおり、障害者にも利用できるような、そういう施設という趣旨からいきましても、十分開催される方、利用される方々の御納得のいくような形をとるべきだったろうというふうに考えますので、今後とも注意してまいりたいというふうに考えております。 40: ◯岡征男委員  ただいまの話は、今の教育長の御答弁で、せっかくそういうふうに施設があるわけでありますから、ひとつぜひ前向きで御検討をいただきたいと思います。  それから、障害者スポーツのでもう一つ。ことし、盛大に仙台ハーフマラソン大会が開催をされました。大変成功裏のうちに終了いたしまして、また来年も開催が予定をされておるわけであります。将来的にはフルマラソンにという考え方もあるようでございますが、そのときこれをぜひ、ハーフマラソンのときに車いすのマラソン大会もこれを開催をいたしたいと、そういったことで障害を持つ方が、車いすの方がいろいろ積極的にスポーツに参加をしていく道筋をつけるためにも、また社会的な啓蒙の立場からいっても、これを同時開催といいますか、そういう形でお話があったのは御承知かと思うんでありますけれども、いろいろな事情で実現をしなかった。その主な経緯と、それで来年のこのハーフマラソンに向けまして、今回障害があったものを取り除きながら、積極的に車いすのハーフマラソンを、実現でき得る方向で現在進めているのかどうか、どういう状況なのか、その点をお聞きをいたしたいと思います。 41: ◯教育長  御質問のとおり、ハーフマラソンがある程度定着してまいりました時点で、障害を持たれる方々、いわゆる車いすマラソンを一緒に開催できないかというお話は、非公式には私の方に話があったことは確かでございます。このことは全国的にもいろいろ実行例もあることでございますが、現在仙台市のハーフマラソンはようやく2回目を数えたということで、それも市街地の中を走るというふうなことで、コース自体もやや定着したとは言いましても、いろいろまだ問題のあるコースであるということは御承知のとおりかと思います。そこで、主催の一員としての日本陸協等ともこのことについては非公式にいろいろ打診をしているところでございますが、どうしても同時に走らせていただきたいといったようなお考えが車いすの方にもあるようでございまして、時差をつけるということも可能なわけですが、どちらかというとやはり健常者と一緒に走りたいというふうなお声がかなり大きいように聞いているものでございますから、その点がいろいろな走る中での障害になりかねないといったようなことが、陸協の役員の中からも話があったことは事実でございます。さらに、もし時間をずらしてするということになりますというと、警察の道路管理その他規制等がある程度大幅になるといったようなことから、これまでなかなか実施までの成算が出なかったといったようなことも事実であります。しかし、大分等の例にありますように、健常者と車いすが一緒に走るといったようなことも現実に実行されている例もあるものでありますから、私どもとしては、これは仙台のマラソンがコース的にも、あるいはまた内容的にも定着をした段階で、そのようなことを目がけて考えてまいるというふうなことで進んでいるところでございます。 42: ◯岡征男委員  それでは、私もよくちょっと理解できてないんでありますが、その仙台のマラソンの性格をお聞きをいたしたいと思うんですね。性格といいますのは、例えば福岡国際マラソンのように、簡単に言えば冠マラソンですね、冠をつけた国際的なマラソンの、要するに記録を競う、あるいは全世界的なそういうものを目指すのか、今お話が出ましたような、大分マラソンなり青梅マラソンのような、市民総参加といいますか、そういう性格を持った大会にしていくつもりなのか、そういう考えは一体どちらか、あるいはまた別な考えがあれば、改めてちょっとお尋ねをしておきたいとこう思います。 43: ◯教育長  仙台の現在ハーフマラソンでございますが、このロードレースにつきましては、発足時の計画からいきますというと、いわゆる国際姉妹都市等を含んだ形の中で、国際親善に資するようなロードレースをというふうなことから始まったのでございますが、ある程度以上の記録を持った方々に参加していただくというふうなことからいって、いずれは記録を含めたロードレースといったようなことを主眼としているというふうに承知しているところでございます。青梅のような、市民総参加といったような、非常に数多い方々のロードレースとは一応目しておりません。しかし、現在市民マラソンとして泉市時代から定着しております秋の市民マラソンにつきましては、これはどなたでも参加していただけるといったような形で実施をしているわけでありまして、一応二つのマラソンにつきましては、それぞれ性格を異にするといったように承知しておるところでございます。 44: ◯委員長  これをもって協議会を閉会いたします。...