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  1. 仙台市議会 1992-07-21
    経済交通委員会 本文 1992-07-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 2: ◯委員長  ただいまから経済交通委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会を開催し、委員会審査事項以外の所管事項について質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。           《閉会中継続審査事項について》 3: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  「公営バス事業現況について」であります。  本件について当局からの報告願います。 4: ◯交通事業管理者  きょう御説明申し上げますのは、「公営バス事業現況について」でございますが、その前に一言御礼を申し上げさせていただきますが、先日手前どもバス事業で、泉区の実沢地区実沢営業所を開設いたしました。7月11日に開設の式典をとり行わさせていただきました。また、地下鉄につきましては、7月15日に泉中央駅の開業ということでございまして、14日に行いました式典にも、多数の先生方の御参列を賜りまして、ありがたく、この場をお借りしまして厚く御礼を申し上げさせていただきます。おかげさまでその後、それぞれの営業を順調に経緯をいたしておりますので、御報告させていただきます。  さて、「公営バス事業現況について」でございますが、お手元資料1ということでとりまとめたものを差し上げてございますが、これは我々の仲間の中でも、特に大規模バス事業経営しているところの数値を比較いたしました表でございます。それぞれに大変厳しい状況でございますけれども、お手元に差し上げました資料には、平成2年度までの数字を記載してございますが、平成3年度、近く決算議会でいろいろ御報告を申し上げ、御審議を賜る予定にしてございますが、平成2年度までとは多少違った傾向平成3年度に出てまいりました。と申しますのは、幾らかほの明るい燭光が見えてきたかなと、こんな数字平成3年度にはございますが、お手元に差し上げました資料は、平成2年度までの数字になってございますので、この資料につきまして、手前ども自動車部長から御報告をさせていただきます。 5: ◯自動車部長  それでは、資料1に基づきまして、御説明をさせていただきます。  まず、目次をごらんいただきたいと思います。御説明申し上げる内容は、1の「全国交通機関別輸送人員推移」から、3の(5)まででございます。本日は、3の(4)の「年間乗客数」までを御説明させていただきます。  それでは、次の1ページをごらんいただきたいと思います。1ページは、「全国交通機関別輸送人員推移」であります。昭和50年度は、全国交通機関でこのグラフに示してございますように、460億人を輸送しております。このうちバスは、ちょうど中ほどになりますけれども93億人、率にいたしまして20.2%を分担しておるわけでございます。これが、平成2年度のグラフをごらんいただきたいと思いますが、646億人で、50年度に比べまして、およそ140%台の伸びを示しております。これに対しまして、バスでございますけれども68億人で、50年度に比べまして約7.3%の減でございます。平成2年度の全国交通機関輸送分担でもバスは10.5%で、50年度に比べますと分担率におきまして約半分に減っているということが、この表からおわかりいただけるものと思います。また、自家用車の分担率でございますけれども、50年度が34.6%だったものが、平成2年度には50.5%と大幅な伸びを示しておることが、このグラフからもはっきり読み取れるのが特徴かと思われます。  それでは、2ページをごらんいただきたいと思います。2ページは「全国バス輸送人員」であります。表の見方といたしましては、上の「全国」というところが総数でございまして、「公営」の部分は、「全国」に対する内数というふうに御理解いただきたいと思います。この表で見る限り、全国乗合バス輸送人員は50年以降、各年次ごと減少を来しておりまして、50年度を100とした場合、平成2年度の数字が65億人と71.3%まで減少いたしております。公営交通につきましても、同様の傾向でありまして、50年度に比べますと平成2年度の輸送人員は17億人で、70.3%と減少いたしております。  3ページは、公営バス事業平成2年度運輸実績をまとめたものでございます。この中で、事業規模比較仙台市に近い札幌市、神戸市について、比べながら御説明をさせていただきたいと思います。仙台市は、札幌市、神戸市に比べまして人口は少ないわけでございますけれども営業キロ数在籍車両数年間走行キロ等につきましては、仙台市が多くなっております。しかしながら、年間乗客数でございますが、これら3都市を比べますと、乗客数が一番仙台市が少ないという状況にございます。これは下から4行目になりますけれども、「走行キロ当たり乗客数」というのがございます。ここをごらんになっていただきますと、おわかりになりますけれども、ここに記載しました9都市の中で、仙台市は一番少なく、キロ当たり2.8人、よその都市は4人から5人台ということでございます。こういったことで、乗客数が少ないわけでございますので、一番下の欄ですが、キロ当たり費用等が、最小限度に切り詰めても経営が改善されないという状況にございます。こうした点から、バス路線の再編による集約輸送効率化が求められるところでございます。  4ページでございますが、これは主要都市における「在籍車両数」の推移でございます。なお、4ページ以降の昭和55年度を100といたしまして比較をいたしております。これは、仙台市が最も乗客数が多かった年次が55年でございますので、比較しやすいということで、以下55年度を100として比べてございます。この表で見る限り、昭和55年度と平成2年度の比較でございますけれども川崎を除きましては、車両はすべて減少いたしております。それから、各都市とも毎年在籍車両変更をしているのが、この表から伺えるかと思います。これに比べまして、仙台市でございますけれども昭和62年の地下鉄開業時はバス路線の再編成を行いましたけれども、以後大きな在籍車両変更などをしておりませんで、そのまま推移いたしておる状況にございます。これは平成2年度までの状況でございまして、平成3年度は、また大きく変わってございます。  それでは、5ページでございますが、これは「年間走行キロ」の推移でございます。ここでも、横浜川崎神戸仙台市の4都市を55年度と比較いたしますと、平成2年度におきましては、走行キロが延びております。特に川崎の場合は、在籍車両もふやしてございますので、この川崎を除きます3都市におきましては、在籍車両を減らしながら走行キロを延ばしているというようなことが、この表から御理解いただけるものというふうに考えるところでございます。  次の6ページは、「年間乗客数推移」であります。昭和55年度と平成2年度を比べますと、横浜市が乗客数を伸ばしております。105.07というところでございます。これは、在籍車両を減らしながら走行キロをふやし、そして乗客数をふやすというバス事業にとっては極めて望ましい方向への転換であります。さて、仙台市でありますけれども在籍車両を減らし、走行キロを延ばす努力をしながらも、乗客数減少傾向にあります。私どもといたしましては、当面このことが大きな課題と受けとめております。したがいまして、平成3年度からバス事業経営健全化計画を実施しており、この成果が期待できるよう、ただいま職員一同努力をしておるところでございます。  きょうは、この6ページまでを御説明させていただきまして、7ページ以降につきましては、来月に御説明をさせていただきたいと思います。
     以上で報告を終わります。 6: ◯委員長  それでは、ただいまの報告を含めて本件について質問等はございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 7: ◯委員長  これをもって、委員会を閉会いたします。...