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  1. 仙台市議会 1992-07-21
    建設水道委員会 本文 1992-07-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 2: ◯委員長  ただいまから、建設水道委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会を開催し、委員会審査事項以外の所管事項について、当局からの御報告及び質問等をお願いします。           《閉会中継続審査事項について》 3: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  まず、「建設事業状況について」であります。本件について、当局より御報告願います。 4: ◯建設局長  お手元資料の1に基づきまして、都市計画道路整備状況について、道路部長から説明をさせます。 5: ◯道路部長  資料に基づきまして説明いたします。  まず、1番表の表でございますけれども、これは平成3年度末、つまりことしの3月31日現在の整備状況でございまして、まず計画路線数が全体で131路線、一番右側の欄でございます。これに対します計画延長が487.73キロ。それから、整備済延長が213.27キロメートル。それから、事業中の延長が87.52キロメートル。それで、この整備済率でございますけれども、これが43.7%ということでございます。それから、着手率──これは事業中の延長整備済延長を足したものでございますけれども、これが全延長に対しまして61.7%ということでございます。  次に、これの詳細ということになりますけれども、中に入っております図面がございます。その中に色がついておりまして路線名前が書いてありますけれども、それの詳細ですね、これがその次のページのB4版の4枚の状況図説明書、これについて説明いたします。まず、これの内容の説明でございますけれども、1番左からいきまして、路線番号、それから路線名、それからこれのそれぞれの計画決定延長、それからそれの道路の幅員、それから整備済延長、それから事業中の延長ということでございますけれども、ここに道路、その他とありまして、合計があります。道路、これは道路事業、いわゆる建設局事業中の道路でございます。それから、その他というところがございますけれども、備考の次のところに、事業中の整備手法ということで、この都市計画道路につきましては、建設局、それからその他の道路公団とか、国道とか、県道といったようなぐあいに、いろんな事業主体があるわけでございまして、これのことがその他の項目でございます。そして、それぞれの路線整備率着手率ございます。この事業整備手法につきましては、公団国道──これは建設省です。それから県の道路公社、それから市の区画整理とか、あるいは県の区画整理、組合の区画整理といったような整備手法によっております。こういうことで全部プラスしたのが4ページ目の一番下の合計の欄でございます。これが、先ほど1ページにある表の数字と同じでございます。  以上でございます。 6: ◯委員長  ただいまの報告を含め、本件について何か御質問等はございませんか。 7: ◯津田宣勝委員  関連してお伺いをしたいんですが、今、台原の付近で川内南小泉線という道路工事をやっているんですが、看板が立ってます。これは、一例なんですけれども、あの地域川内南小泉線と言われても、ちょっとぴんとこないわけですよ、全然別の地域ですから。環状道路ですから、そういうふうになるんだろうと思うんですが、道路工事の場合に、工事中の標識を立てますけれども、もう少し地域の人に親切に、一体この道路はどこにどういうふうに実際通じるのか、もう少し親切な標示をしてもらったらいいのではないかと。これは、その他のところでも、そういう環状道路の場合、見受けるんですけれども、そこの今工事している地名と全然関係のない地名が出てくるという場合、都計道路の場合よくあるわけですが、そういう点での工夫というのはいかがなものでしょう。 8: ◯建設局長  おっしゃるとおり、こういった環状線の場合には、川内南小泉ということになって全然関係ない地名でございます。全く御指摘のとおりだと思います。ただ、この都市計画道路名前というものは消せない路線名でございますので、この名前は消しませんけれども、もう少し親切な案内標示みたいなものがあってもいいんではないかというふうには考えてます。工夫したいと思います。 9: ◯委員長  ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 10: ◯委員長  次に、「水道事業状況について」でありますが、当局からの報告は特にないとのことであります。この際、本件について、皆様から何か発言がありましたら、お願いします。 11: ◯金森従之委員  水道の件については特にないということでありますから、私の方から事業管理者にお尋ねします。
     一昨年終了したんですが、私ども地区が、水道給水地区解消というタイトルのもとに、大変僻地の方まで  大変なところだな、戸数のないところまで水道を引いていただいて、さすがは仙台市の水道事業だなというふうに感心させられたのでありますが、その事業は今も継続しておるのかどうか。また、そういう事業は、無給水地域解消ということになりますと、私どもの方はやはり点在しておるわけでありますから、事業費に見合うような収入が見込まれない。しかし、無給水地域解消ということでやっていただいておる。こういうところのこれからの継続性がどうなっているのか。  たしか、聞くところによると、当時は七十数億円の予算を計上して、この問題に取り組んでおるというお話を聞いておったんですが、その予算関係はどうなっておるのか。  今後、そういうような採算ペースに乗らない地区でもやっていくという観点は変わりはないのか。この辺について、3点について、水道管理者にお尋ねいたします。 12: ◯水道局建設部長  計画そのものはまだ生きておりますが、いわゆる発展動向が当初もくろんでいたよりも進展していない。いわゆる、バブル崩壊と申しますか、団地開発関係等が進んでいないということもございまして、計画上はございますけれども年度計画をもう1回立て直ししながら、しかも先ほど話しましたように、発展動向を見極めて、プラスアルファーというものを考えながら、今後計画を立て直ししたいというふうに考えております。  以上でございます。 13: ◯金森従之委員  今の建設部長答弁よれば、バブル経済崩壊によって当初見込んでいるような、思わしい状況はないと。しかし、継続はする用意だということですね。間違いないですね。泉区に水道部があったときですから、親切丁寧な計画を組んだということもあったでしょうが、バブル経済がどうこうではなくて、その周辺開発の予定も何もないところで、やはり点在している部分に、きちんと水道を持っていっているわけです。あんまり……、飲む率悪いけどね、やってもらった割には。これは、これからの啓蒙、努力だろうと思うんですが、今、部長お話を聞くと、何かそのバブル経済があって、計画地域があって、団地がそこここに出る見込みがあればやるんだと。当初の計画から大きく後退しているという気がするんです。最初には、その周辺開発というようなものが全然なくとも、周辺の点在している過疎地域に給水しているわけです。継続性というならば、やはりその時点にその周囲に何があろうかなかろうが、おやりになるということが継続というものではないのか。継続性意味がどのような意味を持っているか、この辺について、もう1回。 14: ◯水道局建設部長  お答えします。  確かに、泉時代の引きずってまいりました、表現ちょっと悪いんですけれども、引き継ぎました事項の中には、そういった点も入ってございます。ただ、さらに見直してみますと、張りつきが悪いというようなことで、現状五、六軒のうちに、ないしは二、三軒のうちでも延々引っ張っていって水を給水するということになりまして、水を引っ張った段階でも、こんなに金かかるんでは井戸水でしばらく我慢するというようなことで、引いても飲んでいただけない実態が現実にございます。これは、泉地区に限らずそうなんですけれども。ですから、そういった点も考えて、これはどうしてもすぐ張りつくんだということの要素がわかれば、それに対応するように働きかけていきたいと思います。したがって、優先順位を決めて、しかも今後の張りつき状況発展動向を見極めた上で再確認いたして、施工を考えていきたいというふうに考えております。 15: ◯金森従之委員  見直していってやっていくというわけですから、その努力は評価しなくてはならないから、この辺で……、要望にとどめますよ。要望にとどめるんですから答弁は要りません。やはり、合併した私ども地域にとりましては、泉区に水道部があったわけです。それが、いわゆる水道のいろいろな機構の改編等によりまして、泉の水道部が吸収されたわけですね、本庁の方に。吸収されても、事業は現としてあったときと同じように、あるいはそれ以上に、住民に説明のつくような施設が、施策が、私はあるべきではないのかというふうに思うわけです。ところが、泉から水道部がなくなったとたんに見直しというにしきの御旗でもって、不採算路線と見られるようなものが片っ端から新規事業から落とされるということはゆゆしい問題だろうというふうに思うんです。せっかく、それほど誠意を持って、合併市町村に対して優遇されてきた経緯から見まして、やはり早急に、そういう点は見直しというような言葉で切り捨てるんではなくて、やはり継続性というものの点も重視して……。水道事業管理者、やはりトップの意志が通っていないと、どうも滑らかに行われないような気がするんで、そういう点も考慮に入れてやっていただきたいと。これからも、そういう点在している過疎地域水道事業に、そういうような配慮が欲しいものだと。この点を要望しまして、私は答弁は要りません。よろしくお願いします。  以上です。 16: ◯阿達孝治委員  水源地水道局にお聞きしますが、水源地の山を確保するために10億円の基金を予算化しまして進めているようでありますが、進みぐあいを、まずお聞きしたいと思います。 17: ◯浄水部長  お答えします。  現在の計画の実行でございますが、平成2年度に第1ダム周辺用地取得、約3ヘクタールですか、これを取得しております。現在引き続きまして、昨年からことしにかけまして、当初計画現地調査及び用地交渉という運びになっております。  以上です。 18: ◯阿達孝治委員  実は、この青下ダム流域図面がここにあるんですけれども、この中で水源保安林として指定されているところが少しだけあります。今、水道局では山を買って、やはり水源が安定するようにというふうなことで、いろいろ進めてはおりますけれども、大体この山を全部買うとすれば、なんぼくらいかかると思うんです。それをまず聞きたいんです。 19: ◯浄水部長  青下水源地流域面積が約2,000ヘクタールほどございますので、ちょっとトータルの金額になりますと、今ここで幾らというふうに申し上げられない膨大な金額になろうかと思います。  以上です。 20: ◯阿達孝治委員  それで、膨大なる金額で、とてもとても計上できるような金額ではないということは、私もわかるんです。しかし、この地域については、現在青下水源地に、小学校の4年生の教科書の何ページかに水のことが全部書いてあります。これを参考になるような水道記念館をつくるということで進めているようでありますけれども水道記念館のところから見ると、チップ材で、ばあっと切られて、開伐されているところがあるんです。そういうところは、市の土地でありませんし、何の指定もされておりませんから、共有地の皆さんは共有地の税金くらいは払っておかなくて困るんでというので、皆片っ端から売られると。そういうために、私は保安林という制度があるんではないかというふうに思うんです。保安林制度を調べてみますと、この上流の方に保安林指定をしてあるところがありますけれども、この水源地周辺に、全然そういう保安林指定がされているところがないと。これ、この間、都市環境整備特別委員会のときにも、ちょっと保安林のことでお聞きしましたけれども水道局でそういうふうな保安林指定してもらって、そしてこの保安林制度の中には、受益者が損害を受けるときは、経済的な損失を受けるときは受益者が負担することができるというふうになっておるんですよ。受益者といえば、水を飲んでいる私たちですけれども、私たちのかわりに水道局がそれを払うというふうなことにならないと、権利の制限というのがありますので、保安林制度を積極的に進めなければならないのではないかということを、ずっと昔から何回もここで言ってるんですが、全然進んでいないんです。そういうことを水道局としては考えたことないんですか。 21: ◯浄水部長  保安林を含めまして、それから自然公園の1種、2種、3種という普通づけからの格上げとか、そういういろいろな面につきましては検討はいたしました。しかし、相当、これは水道だけではない、いろいろな要素が含まれておりますので現在は検討という段階に至っております。 22: ◯阿達孝治委員  先日の都市環境整備特別委員会で、都市整備局長並びに助役は前向きに検討するというようなことを回答されているんですけれども水道局は全然前向きでないんですよ。今、水は、もうただでないということなんです。ある程度、山に補償しないと、いい水は飲めない時代になってきているというふうに思うんです。だから、水源地は買うというふうに決断をしたんだと思うんですよ。ところが、買うといったって、10億円の金で測量費が半分くらいかかるんではないかと。ほとんど、少ししか買われないんです。だから、そうしたら少しの金で、やはり大面積のきちんと権利を確保しておくためには、この保安林制度について本当に前向きに進んでやらなければならないと思うんです。これは、水道局ばかりでなくて、仙台市全部の問題ですから、緑政部というのわざわざできましたし、そちらとの関係もあるんですから、そちらの方で指定をしてもらって、受益者である水道局補償金を払うという格好にしないと、私はいけないんではないかというふうに思いますけれども水道局の方の対応は非常になまぬるいというふうに、私は思うんですけれども。なまぬるいと思われませんか。もう少し進めるつもりありませんか、これの制度を。 23: ◯水道事業管理者  御意見ごもっともと思いますけれども、この保安林指定については、これは地権者土地所有者の承諾が大前提でございます。一般論としては、大変私どもも効果的と申しますか、経費的には一番いい方法かもしれませんけれども、そういった現実面は大変難しい問題があるのは御承知のとおりでございます。私どもも、鋭意この数年研究しておりまして、助役関係局とも今後十分協議して、何とか市全体として緑地保全水源地保全努力をいたしてまいりたいと考えております。 24: ◯阿達孝治委員  これは、水道局ばかりでなくて、建設局になると思いますが、緑を守るために保安林の条例をつくって、きちんと整備をする必要があるのではないだろうかというふうに思うんです。その中には、補償もするというふうにしないと進まないだろうというふうに思いますけれども、この補償の中身の受益者については水道局指定する方は建設局になると思うんですが、その辺はどんなもんでしょう。 25: ◯建設局長  保安林指定は、仙台市の意見は聞かれますけれども、県が指定するということになっております。水道管理者、ただいま申し上げましたように、なかなかこれは地権者との折衝が難しい問題というふうに理解をしておりますけれども水道局とは今後ともいろいろ話し合いをしてまいりたいというふうに考えてます。 26: ◯阿達孝治委員  非常に難しいことはわかりますけれども、金を払わないから難しいんですよ。受益者の方は売りたいというようなことです。ですから、私は、現在進めている、ずうっと端の方よりも、とりあえず青下水源地のすぐのところが全然手つかずなわけですから。水道記念館をつくって見える範囲内を先に進めるべきではないかというふうに思うんですが、管理者はどうなんですか。全然見えないところを今やっているようですけれども、見えるところを全部切られても何にも言えないんですが、それでいいんですか。 27: ◯水道事業管理者  経営林につきましては、一定の年限が来ますと、これは伐採して売却ということございますし、また雑木林につきましても、ある程度20年ないし30年たちますと、伐採して、また生えてくるという循環がございますので、水道局だけの立場からしますと、確かに伐採してもらわない方がいいわけでございますが、これは民有林がほとんどでございますので、一概に私どもの希望だけを言うわけにはいかないわけでございます。そういう意味で、阿達委員さんの御指摘のようなことも踏まえて、今いろんな方法で、私どもとしては当面青下水源地水道局固有の、専用の水源でございますので、よそのダムの方よりも優先的に何とか手を打ちたいということで今進めております。ただ、財政的には、水道局、財政小さいものですから、そういった中で、今鋭意、折衝も含めて、今やっておるところでございますので御理解いただきたいと思います。 28: ◯委員長  ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯委員長  これをもって委員会を閉会いたします。...