一昨年終了したんですが、私
どもの
地区が、
水道無
給水地区の
解消というタイトルのもとに、
大変僻地の方まで 大変なところだな、戸数のないところまで
水道を引いていただいて、さすがは
仙台市の
水道事業だなというふうに感心させられたのでありますが、その
事業は今も
継続しておるのかどうか。また、そういう
事業は、無
給水地域の
解消ということになりますと、私
どもの方はやはり点在しておるわけでありますから、
事業費に見合うような収入が見込まれない。しかし、無
給水地域の
解消ということでやっていただいておる。こういうところのこれからの
継続性がどうなっているのか。
たしか、聞くところによると、当時は七十数億円の
予算を計上して、この問題に取り組んでおるという
お話を聞いておったんですが、その
予算の
関係はどうなっておるのか。
今後、そういうような
採算ペースに乗らない
地区でもやっていくという観点は変わりはないのか。この辺について、3点について、
水道管理者にお尋ねいたします。
12:
◯水道局建設部長 計画そのものはまだ生きておりますが、いわゆる
発展動向が当初もくろんでいたよりも進展していない。いわゆる、
バブル崩壊と申しますか、
団地開発関係等が進んでいないということもございまして、
計画上はございますけれ
ども、
年度計画をもう1回立て直ししながら、しかも先ほど話しましたように、
発展動向を見極めて、プラスアルファーというものを考えながら、今後
計画を立て直ししたいというふうに考えております。
以上でございます。
13:
◯金森従之委員 今の
建設部長の
答弁よれば、
バブル経済の
崩壊によって当初見込んでいるような、思わしい
状況はないと。しかし、
継続はする用意だということですね。間違いないですね。泉区に
水道部があったときですから、親切丁寧な
計画を組んだということもあったでしょうが、
バブル経済がどうこうではなくて、その
周辺に
開発の予定も何もないところで、やはり点在している部分に、きちんと
水道を持っていっているわけです。あんまり……、飲む率悪いけどね、やってもらった割には。これは、これからの啓蒙、
努力だろうと思うんですが、今、
部長の
お話を聞くと、何かその
バブル経済があって、
計画地域があって、
団地がそこここに出る見込みがあればやるんだと。当初の
計画から大きく後退しているという気がするんです。最初には、その
周辺開発というようなものが全然なくとも、
周辺の点在している
過疎地域に給水しているわけです。
継続性というならば、やはりその時点にその周囲に何があろうかなかろうが、おやりになるということが
継続というものではないのか。
継続性の
意味がどのような
意味を持っているか、この辺について、もう1回。
14:
◯水道局建設部長 お答えします。
確かに、
泉時代の引きずってまいりました、表現ちょっと悪いんですけれ
ども、引き継ぎました
事項の中には、そういった点も入ってございます。ただ、さらに
見直してみますと、
張りつきが悪いというようなことで、現状五、六軒のうちに、ないしは二、三軒のうちでも延々引っ張っていって水を給水するということになりまして、水を引っ張った
段階でも、こんなに金かかるんでは井戸水でしばらく我慢するというようなことで、引いても飲んでいただけない実態が
現実にございます。これは、
泉地区に限らずそうなんですけれ
ども。ですから、そういった点も考えて、これはどうしてもすぐ張りつくんだということの
要素がわかれば、それに対応するように働きかけていきたいと思います。したがって、
優先順位を決めて、しかも今後の
張りつき状況、
発展動向を見極めた上で再確認いたして、施工を考えていきたいというふうに考えております。
15:
◯金森従之委員 見直していってやっていくというわけですから、その
努力は評価しなくてはならないから、この辺で……、
要望にとどめますよ。
要望にとどめるんですから
答弁は要りません。やはり、合併した私
どもの
地域にとりましては、泉区に
水道部があったわけです。それが、いわゆる
水道のいろいろな機構の
改編等によりまして、泉の
水道部が吸収されたわけですね、本庁の方に。吸収されても、
事業は現としてあったときと同じように、あるいはそれ以上に、住民に
説明のつくような施設が、施策が、私はあるべきではないのかというふうに思うわけです。ところが、泉から
水道部がなくなったとたんに
見直しというにしきの御旗でもって、不
採算路線と見られるようなものが
片っ端から
新規事業から落とされるということはゆゆしい問題だろうというふうに思うんです。せっかく、それほど誠意を持って、
合併市町村に対して優遇されてきた経緯から見まして、やはり早急に、そういう点は
見直しというような言葉で切り捨てるんではなくて、やはり
継続性というものの点も重視して……。
水道事業管理者、やはりトップの意志が通っていないと、どうも滑らかに行われないような気がするんで、そういう点も考慮に入れてやっていただきたいと。これからも、そういう点在している
過疎地域の
水道事業に、そういうような配慮が欲しいものだと。この点を
要望しまして、私は
答弁は要りません。よろしくお願いします。
以上です。
16:
◯阿達孝治委員 水源地の
水道局にお聞きしますが、
水源地の山を確保するために10億円の基金を
予算化しまして進めているようでありますが、進みぐあいを、まずお聞きしたいと思います。
17:
◯浄水部長 お答えします。
現在の
計画の実行でございますが、
平成2年度に第1
ダムの
周辺の
用地取得、約3ヘクタールですか、これを取得しております。現在引き続きまして、昨年からことしにかけまして、当初
計画の
現地調査及び
用地交渉という運びになっております。
以上です。
18:
◯阿達孝治委員 実は、この
青下ダムの
流域の
図面がここにあるんですけれ
ども、この中で
水源保安林として
指定されているところが少しだけあります。今、
水道局では山を買って、やはり
水源が安定するようにというふうなことで、いろいろ進めてはおりますけれ
ども、大体この山を全部買うとすれば、なんぼくらいかかると思うんです。それをまず聞きたいんです。
19:
◯浄水部長 青下水源地の
流域面積が約2,000ヘクタールほどございますので、ちょっとトータルの
金額になりますと、今ここで幾らというふうに申し上げられない膨大な
金額になろうかと思います。
以上です。
20:
◯阿達孝治委員 それで、膨大なる
金額で、とてもとても計上できるような
金額ではないということは、私もわかるんです。しかし、この
地域については、現在
青下水源地に、小学校の4年生の教科書の何ページかに水のことが全部書いてあります。これを参考になるような
水道記念館をつくるということで進めているようでありますけれ
ども、
水道記念館のところから見ると、
チップ材で、ばあっと切られて、開伐されているところがあるんです。そういうところは、市の
土地でありませんし、何の
指定もされておりませんから、
共有地の皆さんは
共有地の税金くらいは払っておかなくて困るんでというので、皆
片っ端から売られると。そういうために、私は
保安林という
制度があるんではないかというふうに思うんです。
保安林の
制度を調べてみますと、この上流の方に
保安林の
指定をしてあるところがありますけれ
ども、この
水源地の
周辺に、全然そういう
保安林の
指定がされているところがないと。これ、この間、
都市環境整備の
特別委員会のときにも、ちょっと
保安林のことでお聞きしましたけれ
ども、
水道局でそういうふうな
保安林を
指定してもらって、そしてこの
保安林の
制度の中には、
受益者が損害を受けるときは、経済的な損失を受けるときは
受益者が負担することができるというふうになっておるんですよ。
受益者といえば、水を飲んでいる私
たちですけれ
ども、私
たちのかわりに
水道局がそれを払うというふうなことにならないと、
権利の制限というのがありますので、
保安林の
制度を積極的に進めなければならないのではないかということを、ずっと昔から何回もここで言ってるんですが、全然進んでいないんです。そういうことを
水道局としては考えたことないんですか。
21:
◯浄水部長 保安林を含めまして、それから
自然公園の1種、2種、3種という普通づけからの格上げとか、そういういろいろな面につきましては
検討はいたしました。しかし、相当、これは
水道だけではない、いろいろな
要素が含まれておりますので現在は
検討という
段階に至っております。
22:
◯阿達孝治委員 先日の
都市環境整備の
特別委員会で、
都市整備局長並びに
助役は前向きに
検討するというようなことを回答されているんですけれ
ども、
水道局は全然前向きでないんですよ。今、水は、もうただでないということなんです。ある程度、山に
補償しないと、いい水は飲めない
時代になってきているというふうに思うんです。だから、
水源地は買うというふうに決断をしたんだと思うんですよ。ところが、買うといったって、10億円の金で
測量費が半分くらいかかるんではないかと。ほとんど、少ししか買われないんです。だから、そうしたら少しの金で、やはり大
面積のきちんと
権利を確保しておくためには、この
保安林の
制度について本当に前向きに進んでやらなければならないと思うんです。これは、
水道局ばかりでなくて、
仙台市全部の問題ですから、
緑政部というのわざわざできましたし、そちらとの
関係もあるんですから、そちらの方で
指定をしてもらって、
受益者である
水道局が
補償金を払うという格好にしないと、私はいけないんではないかというふうに思いますけれ
ども、
水道局の方の対応は非常になまぬるいというふうに、私は思うんですけれ
ども。なまぬるいと思われませんか。もう少し進めるつもりありませんか、これの
制度を。
23:
◯水道事業管理者 御
意見ごもっともと思いますけれ
ども、この
保安林の
指定については、これは
地権者、
土地所有者の承諾が大前提でございます。
一般論としては、大変私
どもも効果的と申しますか、経費的には一番いい
方法かもしれませんけれ
ども、そういった
現実面は大変難しい問題があるのは御承知のとおりでございます。私
どもも、鋭意この数年研究しておりまして、
助役、
関係局とも今後十分協議して、何とか市全体として
緑地保全、
水源地保全に
努力をいたしてまいりたいと考えております。
24:
◯阿達孝治委員 これは、
水道局ばかりでなくて、
建設局になると思いますが、緑を守るために
保安林の条例をつくって、きちんと
整備をする必要があるのではないだろうかというふうに思うんです。その中には、
補償もするというふうにしないと進まないだろうというふうに思いますけれ
ども、この
補償の中身の
受益者については
水道局、
指定する方は
建設局になると思うんですが、その辺はどんなもんでしょう。
25:
◯建設局長 保安林の
指定は、
仙台市の
意見は聞かれますけれ
ども、県が
指定するということになっております。
水道管理者、ただいま申し上げましたように、なかなかこれは
地権者との
折衝が難しい問題というふうに理解をしておりますけれ
ども、
水道局とは今後ともいろいろ話し合いをしてまいりたいというふうに考えてます。
26:
◯阿達孝治委員 非常に難しいことはわかりますけれ
ども、金を払わないから難しいんですよ。
受益者の方は売りたいというようなことです。ですから、私は、現在進めている、ずうっと端の方よりも、とりあえず
青下水源地のすぐのところが全然手つかずなわけですから。
水道記念館をつくって見える範囲内を先に進めるべきではないかというふうに思うんですが、
管理者はどうなんですか。全然見えないところを今やっているようですけれ
ども、見えるところを全部切られても何にも言えないんですが、それでいいんですか。
27:
◯水道事業管理者 経営林につきましては、一定の年限が来ますと、これは伐採して売却ということございますし、また雑木林につきましても、ある程度20年ないし30年
たちますと、伐採して、また生えてくるという循環がございますので、
水道局だけの立場からしますと、確かに伐採してもらわない方がいいわけでございますが、これは
民有林がほとんどでございますので、一概に私
どもの希望だけを言うわけにはいかないわけでございます。そういう
意味で、
阿達委員さんの御
指摘のようなことも踏まえて、今いろんな
方法で、私
どもとしては当面
青下水源地は
水道局固有の、専用の
水源でございますので、よその
ダムの方よりも優先的に何とか手を打ちたいということで今進めております。ただ、財政的には、
水道局、財政小さいものですから、そういった中で、今鋭意、
折衝も含めて、今やっておるところでございますので御理解いただきたいと思います。
28:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
29:
◯委員長 これをもって
委員会を閉会いたします。...