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  1. 仙台市議会 1992-06-23
    平成4年第2回定例会〔  都市環境整備調査特別委員会報告書 〕 1992-06-23


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2020-02-21
    1:         都市環境整備調査特別委員会  都市環境整備調査特別委員会の現在までにおける調査の概要について御報告申し上げます。  初めに、昨年七月三十一日開催の委員会においては、藤堂助役から、「昨年の一連の大雨は、仙台市東部を中心として浸水被害をもたらしたが、平成二年十一月には庁内に都市水害対策検討委員会を設置し、仙台市水害対策ついて全庁的に対応を検討してきたところである。緑地の保全については、杜の都都市環境を形成する重要な要素と位置づけ、本市として、法律条例に基づく対応のみならず、緑のマスタープランの策定、ふるさと仙台環状公園構想等の施策を推進して、その対策に努力をしているところである。」との報告があり、引き続き当局から都市水害対策検討結果報告について、緑の概況等について説明がありました。その後、質疑が行われたのでありますが、その中で、「地盤沈下対策」について質疑があり、これに対しまして、「地盤沈下に対しては、地下水が原因で、地下水追跡すること自体も非常に難しさがある。国でも対症療法を検討しているが、なかなか見出せないという状況にある。仙台市としても努力は重ねてきているので、御理解願いたい。」という答弁がありました。また、「地下水をくみ上げることの制限だけでなく、地下水をふやす方法は考えられないか。」という質疑があり、これに対しまして、「降った雨が土壌に保留されていく過程、あるいは土壌内における土中水の行方については難しく、具体的に地下水の保留、増殖を解明していないので、積極的に地下水を増殖させて沈下を防ぐところまでは至っていないというのが現状である。」という答弁がありました。また、「都市水害対策検討結果報告における具体的な調査区域」について質疑があり、これに対しまして、「具体的な区域については消防局が窓口となって、各町内会にアンケートを願い報告をまとめたもので、町内会の中には報告をしなかったところも、あるいはあったかもしれないと察している。この報告以外のところもあるだろうと認識しているので、何らかの方法でその辺のところを調査し、これを追加してやっていきたいと思っている。」という答弁がありました。また、「国及び県の管理する河川あるいは水路等の改修計画」について質疑があり、これに対しまして、「国では来年度からの第八次の治水五カ年計画の策定作業を行っており、その中に宮城県河川についての計画も入ってくるものと考える。」という答弁がありました。また、「広瀬川清流を守る条例の適用区域の上流地域への拡大」について質疑があり、これに対しまして、「現在基礎資料の現況調査を行っている。現況調査がまとまった段階で区域をどこまで定めたらいいのか、検討して参りたいと考えている。」という答弁がありました。また、「現況調査にはどれくらいの期間がかかるのか。」という質疑があり、これに対しまして、「調査項目が多項目にわたっており、三年近くは、かかると考える。」という答弁がありました。また、「適用区域を拡大した条例は、五年以内にできないか。」という質疑があり、これに対しまして、「できるだけ早い機会に、そのような方向で考えてまいりたい。」という答弁がありました。また、「県立自然公園内の二口山系や船形山系のブナ林の状況」について質疑があり、これに対しまして、「合併して日が浅いため、全体の状況を詳しく掌握していない状況である。」という答弁がありました。また、「吉成地区の国有林の開発と払い下げに関する考え方」について質疑があり、これに対しまして、「周辺の町内会長や区画整理事業関連の方々から多目的広場、あるいは市民利用施設整備の要望があり、可能なものであれば国有林の払い下げをうけて、そういった整備にこたえていきたいという姿勢でいる。しかし、今、市民局が窓口になっているが、いかなる施設として整備可能なのかについて、まだ一定の方向付けをしていないので、具体的に地元の方々や国有林側との話し合いというところまでは行っていないのが現状である。」という答弁がありました。また、「河川公園についての考え方及び今後の計画」について質疑があり、これに対しまして、「従来は河川即ち危険という考え方があったが、最近では河川愛護の啓発という面から親水護岸等をつくり、積極的に水に触れる、というような考え方に変わってきている。仙台市においても、広瀬川、七北田川あるいは沼等も都市緑化推進計画とあわせて水辺のマスタープランをつくっており、それに基づいて、今後は、貴重な水辺を生かした公園あるいは緑地づくりを進めてまいりたいと考えている。」という答弁がありました。また、「国有林の伐採について営林署へどのような申し入れをし、また協議をしているのか。」という質疑があり、これに対しまして、「仙台市仙台営林署の間で定期的に年二回程度、お互いの考え方について協議する場を設けており、その際に仙台市側から、中心部にある国有林については、ぜひ保存緑地という観点で保全してほしいという要請をしている。」という答弁がありました。また、「広瀬川の濁りの原因は大倉ダムにあるのではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「大倉ダム河川法に基づいて県が管理しており、ダムに対する代謝対策もやっていると思うが、詳しいことはわからないので、担当の河川課によく聞いて管理を厳重にして、なるべく濁らないような方向にしていただくように申し入れをしたいと思う。」という答弁がありました。  昨年十一月十五日開催の委員会においては、藤堂助役から「本市は、二十一世紀に向けて、この杜の都をより暮らしやすく、より潤いのある町としていくためには、都市基盤の整備が重要な要素であると位置づけている。従って、単に都市施設を形つくるというだけでなく、水害に強い町づくりの観点から、都市水害対策や緑の保全等生活環境関連の各種施策の推進にも力を入れながら、都市環境の整備に努力をしているところである。いずれにしても、地球環境の保全が求められているときでもあるだけに、本市としては、よりよい都市環境づくりにさらに努力をいたしてまいりたい。」との報告があり、引き続き当局から、主な河川計画概要、十大都市における雨水対策施設の実例集計表、仙台市域山林概況等、ゴルフ場開発構想地位置図について説明がありました。その後、質疑が行われたのでありますが、その中で、「大倉ダムの濁り水対策」について質疑があり、これに対しまして、「八月二十一日、宮城県において、東北地方建設局青森営林局、宮城県仙台市東北電力などをメンバーとする大倉ダム水源地域保全計画検討協議会を設置し、この中で大倉ダムの濁り水の長期化等を解明し、その対応策の検討に入った。」という答弁がありました。また、「提言は、いつまでまとめ、実施予定はいつごろになるのか。」という質疑があり、これに対しまして、「来年の三月頃にまとまると思うが、主体宮城県であるので、実際の作業についてはわかりかねる。」という答弁がありました。また、「計画高水流量の決め方、護岸工事の際の安全性の考え方」について質疑があり、これに対しまして、「河川自体に計画高水流量の算定方式があり、どこまでも河川サイドで高水流量を決めていくことになっている。安全性については、護岸を作る際に安全高さ、余裕高さというものを作って、いわゆる建造面で考慮している。」という答弁がありました。また、「河川計画の事業年度の中で、完了年度は明確にできないのか。」という質疑があり、これに対しまして、「県に対して、年次について提示を願いたいということを申し入れたが、河川事業は先が読めないので、完了年度については勘弁願いたいという回答だった。」という答弁がありました。また、「高野川の改修計画」について質疑があり、これに対しまして、「都市河川改修事業として、仙台市が事業を施行しており、平成元年から平成十年までということで計画を立てている。」という答弁がありました。また、「都市河川あるいは小規模河川の改修計画の完了年度」について質疑があり、これに対しまして、「都市河川笊川については、平成十年までに事業を完了する予定である。」という答弁がありました。また、「卸町団地などの地盤が不安定なところで、大きな施設道路の側溝をつくるときには、どのような対策を立てているのか。」という質疑があり、これに対しまして、「この地域は、基本的にこれ以上地盤沈下をすると側溝の勾配がとれなくなるので、関連する局と協力して、早く側溝から水路に水を落とせるような対応をしていかなければならないと考える。」という答弁がありました。また、「地域的に見て、地盤の悪い地域工業団地のような重い施設が多い状態だが、都市計画の変更は考えられないのか。」という質疑があり、これに対しまして、「基盤整備をする際に沈下を計算したうえでやればできるが、重量構造物の場合は支持ぐいで十分建てていけると判断しているので、いまのところ用途変更は考えていない。」という答弁がありました。また、「昨年の水害後の雨水排水対策効果」について質疑があり、これに対しまして、「都市水害対策検討委員会の検討資料の内容に基づいた対応を今年度は考えたが、幸いにして大過がなかったということであり、今後ともそういった対応でまいりたいと考えている。」という答弁がありました。また、「雨水排水対策で設置した仮設ポンプは、どのような効果があったのか。」という質疑があり、これに対しまして、「今年度は五カ所ほど準備したが、幸いにしてポンプを長時間稼働するという状況ではなかった。」という答弁がありました。また、「今後の雨水排水対策計画」について質疑があり、これに対しまして、「将来の雨水対策水害対策として、一つは治水水準をもう少し上げた量に対応できるような設計、計画内容にしたい。また、抑制型下水道をつくっていくということで検討しており、例えば貯留管とか貯留槽などいろいろ方途があるが、現在計画を固めており、来年あたりから、、何らかの形で手をかけていきたい、ということで進めている。」という答弁がありました。また、「その場合の雨水施設の具体的計画はいつごろになるのか。」という質疑があり、これに対しまして、「事業認可を受ける際には、事業年次を長く設定することは難しく、おおむね五年から七年の年次を区切って事業化をしていく手法をとっているので、全域について具体的な計画を立てるというわけにはいかないと考えているが、基本的な考え方について固めていきたい。」という答弁がありました。また、「緑のマスタープランの策定状況と今後の対応」について質疑があり、これに対しまして、「緑のマスタープランづくりのための、基礎調査等を進めており、今年度中には素案をまとめ、平成四年度に土地利用基本計画等との調整に入りたいと考えている。その後の対応として、市民へのPRについて検討していきたい。」という答弁がありました。また、「緑のマスタープラン策定の段階で、市民の要望はどういう形で取り入れていくのか。」という質疑があり、これに対しまして、「緑の問題については、杜の都環境をつくる審議会があり、そこで各界各層によるいろいろな角度から審議を願っているので、今回のものについても事務局が素案をつくるが、審議会の中で十分議論を願い最終的にまとめていきたい。その中に各界の方がいるので、市民の声として反映できるものと考えている。」という答弁がありました。また、「蕃山の開発問題をどのようにとらえ、仙台市の緑を守ろうとしていくのか。」という質疑があり、これに対しまして、「現在、緑のマスタープランづくりをする一方、土地利用計画を平成四年度中に策定する中で、緑をどう保全していくかを評価することにしているので、蕃山についても、この中で方向づけをしていきたい。」という答弁がありました。また、「ゴルフ場開発に関連して県の大規模開発要綱の二%の見直し」について質疑があり、これに対しまして、「県の要綱なので仙台市として了解する立場にはないが、私どもはあくまでも県の指導要綱に基づいて、適正な執行をするという基本線を今後とも堅持していきたいと考える。」という答弁がありました。また、「市がゴルフ場開発を凍結しているのにもかかわらず、地権者に対して業者が農業用ため池の水利権を放棄する同意書を取るという動きが、宮城地区内で出ていることについて、どのように受け止めているのか。」という質疑あり、これに対しまして、「緑のマスタープランや土地利用計画を作成する間、ゴルフ場開発は棚上げにすることは、十分に開発業者も承知しているものと思っている。開発業者の中には開発を誘導したいということから、独自の動きをしている者があろうかと思うが、土地が民有地であり、その開発という私経済の動きにまで、行政として今直ちに規制するわけにはいかないと思う。」という答弁がありました。また、「船形の上流部にすむモリアオガエル保護」について質疑があり、これに対しまして、「自然のまま残してほしいという強い要望があったという点について、県あるいは営林署の方に申し述べたいと考えている。」という答弁がありました。  本年二月六日開催の委員会においては、藤堂助役から「仙台市は奥羽山脈から仙台湾に至る広い市域を占め、市街地についても、広瀬川、七北田川そして青葉山等、杜の都の呼び名のとおり、自然の多い町となっている。この恵まれた自然環境を踏まえ、都市と自然が調和・共生するすぐれた杜の都の姿を念頭におきながら、鋭意都市基盤の整備を進め、東北の発展を担う中枢都市づくりを図っているところである。今年六月には、『地球サミット』の名のもとに『環境と開発に関する国連会議』がブラジルで開かれることになっており、地球にやさしい都市環境づくりは、私どものますます重要な責務になりつつあると認識している。その意味においても、より快適で、よりゆとりと潤いのある生活環境形成のための、種々の都市環境整備事業を今後とも積極的に推進してまいりたいと考えている。」との報告があり、引き続き当局から、蕃山・斉勝沼緑地環境保全地域、権現森緑地環境保全地域学術調査報告書(抜粋)、青森営林局管内のブナ林について説明がありました。その後、質疑が行われたのでありますが、その中で、「蕃山地域の開発内容」について質疑があり、これに対しまして、「開発の区域はまだ確定していないようで、折立団地の南側の山林部分を開発したい、という話だけは開発業者から伺っている。」という答弁がありました。また、「開発場所は緑地環境保全地域内なのか。」という質疑があり、これに対しまして、「緑地環境保全地域には入っていないと見ている。」という答弁がありました。また、「学術調査報告書の中に記載されている蕃山の自然環境について、市としてどう評価し、保全していくのか。」という質疑があり、これに対しまして、「大規模開発に対するものさしを持っていないので、そのものさしを平成四年度にかけて、土地利用や保全すべき緑との整合性を図った上で、判断してまいりたいと考えているが、緑自体の価値判断は、いろいろな角度から見た上で判断するわけであり、この学術調査報告書も一つの参考資料になると判断している。」という答弁がありました。また、「蕃山周辺を県に対して、保全地域としての指定を求めていく考え方はあるのか。」という質疑があり、これに対しまして、「蕃山を守る会など、いろいろ市民の要望が強いということもあるので、それらの趣旨については県の方に伝えたい。」という答弁がありました。また、「ブナ林の乱伐、林道の延長や新設の中止」について質疑があり、これに対しまして、「水源の涵養林としても、大変重要な緑であるということから、国等の関係機関に対して市町村長会等を通じて、その趣旨をすでに要望している。」という答弁がありました。また、「錦ケ丘団地造成に伴う残土の投棄」について質疑があり、これに対しまして、「盛土行為は、県の林地開発の許可を得た区域だと思う。都市計画法による造成以外の区域ということで、確認していないが、去年の四月末に下流において、田植え時期に水路が詰まったということで現地調査をした際に、そのような事実があったので、林地開発の許可条件を守っていただくために、下流にしっかりした防災工事をやってほしいということを県の方に申し入れしたことがある。」という答弁がありました。また、「大雨の際は非常に危険であることと被害を受けた際の責任について、市としてきちんと言わなければならないのではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「現地調査を行い、県の許可権限者の方に申し伝えておきたい。」という答弁がありました。また、「河川改修後の自然環境と斉勝川の改修」について質疑があり、これに対しまして、「これからの河川改修については、多自然型といって自然を豊かにするようなものを取り入れた河川改修をすべきということで、私どもが今年から行う笊川でも、それを取り入れた河川改修を進めている。斉勝川の改修については、県の河川課に伝えておく。」という答弁がありました。また、「地下水のくみ上げについて、多賀城市及び自衛隊に対して、どのような働きかけをしているのか。」という質疑があり、これに対しまして、「多賀城市に関しては、水道水源になっている関係で一定数量のくみ上げについて、覚書を取り交わして、現在事務的に話し合っているところである。また、自衛隊については、宮城県と協議し県ともども、汲み上げの自粛について申し入れているところである。」という答弁がありました。また、「広瀬川清流を守る条例の見直しの作業状況と内容」について質疑があり、これに対しまして、「水質保全区域については、一昨年衛生局で水質の調査を行い、今年、専門委員会を設置して、十月頃にその調査結果に基づいた水質基準を定めたい。なお、環境保全区域については、昨年から学術調査に入り、大体来年度には、その結果が出ると思う。その後に具体的なことを検討していきたいと考えている。環境保全区域については、おおむね作並温泉の少し上流から下というふうに考えている。」という答弁がありました。また、「排水の水質基準値の実態」について質疑があり、これに対しまして、「現在、広瀬川は全体的に三PPMを水質基準目標にしている。しかし、特に郷六周辺の排水基準がゼロとなっているが、現実的にゼロはあり得ない。今回、衛生局が細部について検討しているが、上流部まで含めた川全体にブロックを定めて、その基準も定めていきたいという考えである。」という答弁がありました。また、「排水規制」について質疑があり、これに対しまして、「下水道整備が完了しないで、排水規制といっても、なかなか現実的には困難ということもあり、下水道局において十分それらの計画を踏まえた内容になるかと思う。」という答弁がありました。また、「河川問題についての国、県との話し合いや調整は、どのようにされているのか。」という質疑があり、これに対しまして、「国、県との関係については、専門委員会の中に河川管理者の立場から入っていただき、その中で調整を行ってまいりたいと考えている。」という答弁がありました。また、「広瀬川周辺の下水道計画」について質疑があり、これに対しまして、「現計画を平成七年までに行うということが我々の使命であり、全精力を今傾注しているが、将来計画として作並温泉も含めた地区も計画の中に考慮していろいろ検討はしている。しかし、具体的な案までには至っていないので、今度の広瀬川清流を守る条例が適用されるまでに間に合うかどうかわからないが、広瀬川を守るという立場からいろいろ検討を加えていきたい。」という答弁がありました。また、「新川と大倉川はどの辺まで指定するのか」という質疑があり、これに対しまして、「現在、衛生局新川や大倉川について現状調査に入っており、具体的な範囲は、これからの専門委員会の中で検討することになっている。」という答弁がありました。また、「ごみの持ち帰りに対する取り組み」について質疑があり、これに対しまして、「レクリエーションに行って出たごみを持ち帰ることは、市民に常識化しているのではないかと思うが、そうでない地域があれば、その地域ごとの市の担当部局に厳重に指示をしたいと考えている。」という答弁がありました。また、「ごみの問題に対する決意」について質疑があり、これに対しまして、「環境問題は、非常に範囲の広く、市民協力がなければできない問題であるが、その意味においても、あらゆる点をとらえて努力してまいりたい。」という答弁がありました。また、「七北田川の環境問題で将来の位置づけを、どのようにするのか。」という質疑があり、これに対しまして、「七北田川も清流にしていくのが、市民の願いだというふうに考えている。それに伴う実際の作業は大変困難な問題と思うが、ぜひ検討して行かなければならない将来の課題と考える。」という答弁がありました。  本年五月十三日開催の委員会においては、藤堂助役から「近年、環境問題に対しての市民の関心は、ますます高まりを見せており、特に都市における緑の保全については、安らぎと潤いのある町づくりを図る上で欠かせないものになっている。本市においても、緑の保全と創出は、杜の都都市環境を形成する重要な要素と位置づけて緑の保全に努力して来たところである。さらに、二十一世紀を展望した緑と調和した町づくりを進めるために、緑のマスタープランの策定及び市街地の緑の確保を基本とした環状公園基本構想を策定したところである。本構想につきましては、長期にわたるもので、用地の問題など難しい問題を抱えているが、今後このような展望を持ちながら緑の行政を進めるに当たっての一つの指針として進めていきたいと考えている。」との報告があり、引き続き当局から、環状公園基本構想について説明がありました。その後、質疑が行われたのでありますが、その中で、「公園や保存緑地の確保は、買うというよりも、借り上げ方式という形でエリアを拡大して行く方法も検討すべきではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「すべて買い取らなければ公園とならないということでは公園整備が進まないということから、建設省でも、都市公園法がらみで、現在、都市計画中央審議会に答申をしているので、今後検討も必要となってくると考える。」という答弁がありました。また、「区域が半径五キロの範囲しか入っていないが、中心部だけの整備なのか。半径五キロから離れた外側はどうするのか。」という質疑があり、これに対しまして、「環状公園構想の契機となったものは、杜の都環境をつくる条例で指定した保存緑地をどうするかが、一つの契機であったが、保存緑地のほぼ大部分を保全活用することで区域設定をしたところ、こういう形になった。」という答弁がありました。また、「新寺小路の寺町や自衛隊仙台駐屯地協力を願い緑を残すことを考えるとか、公有地についても積極的に緑を残し公園にしないと、バランスがとれなくなるのではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「民有地の社寺林は環状公園構想の公園とは違うが、市民にとっても緑のスポット的な機能があるわけで、レクリエーションルートの中でそういうものを取り込んでいくことができれば密度の濃いものになると思う。公有地、あるいは自衛隊駐屯地などもあるが、現在の利用目的が変わる時期が、構想を推進していくうえで重要なポイントと考える。そのような時期を逃さないで、活用についても努力もしていかなければならないと考えている。」という答弁がありました。また、「七北田川や広瀬川の河畔についての緑の積極的な利用は、どのように考えているのか。」という質疑があり、これに対しまして、「広瀬川の牛越橋から下流の郡山地区までを、水面も含めて都市緑地ということで都市計画を決定し、河川管理者が環境整備を終わった部分について占用許可を受けて河川公園として利用している。また、七北田川については地域からの要望があるが、県との協議が必要で、県もいずれ七北田川については河川環境整備の計画を立案すると思うが、広瀬川と同じように都市計画緑地として計画決定をすれば、仙台市都市緑化推進計画にもある緑と水のネットワーク化が図られるのではないかと考えるが、今後県とも十分協議していきたい。」という答弁がありました。また、「巨木などの保存樹木に対する考え方」について質疑があり、これに対しまして、「旧仙台市域については、杜の都環境をつくる条例で名木の保存樹木という指定制度があるが、新たに市域に加わった区域にもよいものがたくさんあるに違いないと考えている。ただ、現在は条例に基づいて確保すべき保存緑地の問題が第一の課題なので、その辺の見通しを立てた後に、保存樹木の指定についても広げていかなければと考えている。その前提として今年から一部調査にかかる予定にしている。」という答弁がありました。また、「環状公園基本構想の中での県民の森や青葉山ゴルフ場の考え方」については質疑があり、これに対しまして、「ゴルフ場は青葉山エリアという部分に含まれている。公園となると県の土地利用計画との整合を図った上でのことになるが、現在は保存緑地としての位置づけになる。都市緑化推進計画の中で県民の森あるいは高森山公園、岩切市有林は従来の考え方であると外環状の緑としての位置づけになる。現在作成中の緑のマスタープランとのかかわりで、環状公園基本構想が内環状とすれば、これに対する外環状というものも今後検討していかなければならない部分と考える。」という答弁がありました。また、「環状公園構想は、保存緑地を全部買い取ることが不可能だという前提にたっているのか。」という質疑があり、これに対しまして、「保存緑地については、六四四ヘクタール程指定しているが、民有地を全て買わなければならないということではない。社寺仏閣等の緑については、所有者が今後とも聖域として守っていくわけで、そういうものについては、今後連携を強化して、更に保全に努めていただくということである。」という答弁がありました。また、「メーンルートの線引きは、どのような考えで行ったのか。既設の道路等を生かした形でルートとして指定したのか。」という質疑があり、これに対しまして、「基本的には現在ある市道、あるいは将来整備されるであろう都市計画道路ということであり、公園の有機的な結節を図るために新たな道路をつくるということではない。」という答弁がありました。また、「市街地開発に伴う公共用地、公園用地の関係」について質疑があり、これに対しまして、「市街地再開発あるいは区画整理、開発行為等においては、法で決められた一定の面積が確保されるが、更にこれを買収をして緑を増やしていく施策は、かなり大規模な開発あるいは区画整理でないと困難ではないかと考えられる。しかし、協力がもらえる場合は児童公園なり、近隣公園でも標準面積に近い面積を確保したいと考えている。」という答弁がありました。また、「環状公園構想の中では、水辺の問題についてはどのように考えているのか。」という質疑があり、これを対しまして、「水路の活用については水辺のマスタープランがつくられており、都市緑化推進計画も踏まえて行っている。今後事業化して行く際には、用地、水利権等の問題があるが、マスタープランに基づいて事業化していきたいと考えている。」という答弁がありました。また、「自然環境の保全あるいは創出の具体的施策」について質疑があり、これに対しまして、「市域内には緑地環境保全地域自然環境保全地域がかなりあるので、今後緑のマスタープランを策定し、位置づけや守るべき手法の検討を行うことにしている。指定に対しての地権者の同意など非常に難しい問題もあると思うが、国、県、市が一緒に協力し緑を守っていきたいと考えている。」という答弁がありました。  以上のとおり、本委員会の経過の概要について報告いたします。    平成四年六月二十三日                 都市環境整備調査特別委員会                     委員長  熊 谷 善 夫   仙台市議会       議 長  大 泉 鉄 之 助 様...