仙台市議会 1991-12-05
平成2年度 決算等審査特別委員会(第1日目) 本文 1991-12-05
1: ※会議の概要
2:
◯委員長 ただいまから、
決算等審査特別委員会を開会いたします。
庄子晋委員、
洞口邦子委員より
委員会審査期間中、欠席の届け出がありましたので御報告申し上げます。本委員会において審査を行います議案は、1件であります。初めに審査の方法についてお諮りいたします。審査の順序は、お手元に配布の
審査日程区分表に従い、それぞれ一括議題
とし、順次質疑を行い、
質疑終了後、
総括質疑を行い、
総括質疑終了後、決定に入ることにいたしたい
と思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」
と呼ぶ者あり〕
3:
◯委員長 御異議なし
と認め、ただいまお諮りした方法により審査を進めることにいたします。なお、
審査日程につきましてはお手元に配布の
審査日程区分表を目安として、弾力的に審査していきたい
と考えておりますので、
委員各位におかれましても、
決算審査の委員会であることを御理解の上、質疑のほどよろしく御協力お願いいたします。また、当局におかれましては
会派持ち時間制の趣旨を十分御理解の上、質問の要旨をはっきりつかんで、的確、簡明に、かつ答弁漏れのないようにお願いいたします。それでは、これより質疑を行います。まず、第148
号議案平成2年度仙台市
一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定に関する件、平成2年度仙台市
一般会計歳入歳出決算中歳出第1
款議会費、第2
款総務費、第5
款労働費についてであります。通告がありますので、まず
自由民主党市民連合から
発言予定者の方は、質疑席にお着き願います。
〔
佐々木両道委員、
叶成希委員、
鈴木繁雄委員質疑席に着席〕
4:
◯委員長 順次発言を願います。
5:
◯鈴木繁雄委員 このような形式になりましてから、初めての
決算等審査特別委員会でございます。
一般会計における決算の
特別委員会、大変私も小生
ふなれでございますので、委員長におかれましては、的確なる御指導の上よろしくお願いを申し上げます。最初に、歳出第1
款議会費につきまして質問をさせていただきます。
地方自治法第100条第14項には、「議会は議員の
調査研究に資すため図書室を附置しなければならない」
と、規定されております。また、一方近年特に市としても市政各般にわたり、かなりの
調査資料等、各派を通じて
議員あてに送付をされておりますが、そのようなことを踏まえながら質問をさせていただきます。まず、議会費の図書費について御質問をさせていただきます。平成2年度の
議会費執行に関連して、議会の図書室において若干まずお伺いをさせていただきます。
議会図書室というものは、いわば国会においては、
国立国会図書館に相当する大切な私は施設であるというふうに理解をしておりますが、まずは平成2年度の図書の
購入状況についてお尋ねをいたします。
6:
◯議会事務局長 お答えいたします。平成2年度における
図書購入関係の決算額は、295万円でございます。その内訳として、
継続図書、判例集の追録等で240万円、新規の
一般図書購入が55万円で125冊ほど購入してございます。
以上でございます。
7:
◯鈴木繁雄委員 ただいま御答弁をいただいたわけですけれども、図書の購入、この執行された決算額が十分であるかどうかということも、これは我々議員の問題であるとともに、議員が論議しなくてはならない点もございますし、また、議会の
図書運営にかかわることは、議長いわゆる議会側のことでございますが、まず執行された金額は他都市
と比べて、いわゆる他都市
という
と、いろんな都市ありますけども、いわゆる他
政令指定都市等々、比べてましていかがなものか、ちょっとお知らせをいただけ……。
8:
◯議会事務局長 平成2年度末現在で、図書の蔵書数が9,640、これは他の政令市に比べましてちょうど真ん中辺でございます。
図書購入の予算につきましては、平成3年度で288万円ばかりでございまして、これも他の政令市に比べまして、まあまあの予算でございます。
以上でございます。
9:
◯鈴木繁雄委員 このまあまあというのは非常に難しいことでございまして、個人によって、そのまあまあというのがどの程度かというのは、
主観的範囲にも入りますけれども、
政令指定都市の中で大体真ん中ぐらいだというお話ではございますけれども、私がちょうだいした資料、またそれを見ます
と確かに
順番あたりは真ん中ぐらいだ
と思うんですけれどもね。1番は、やっぱり仙台市の約2倍強ですね。仙台が下から4番目ぐらいですか、5番目ぐらいですかね、真ん中ですから5番ぐらいですね。ところが、仙台市の下を見ます
と、仙台市の下というのは大体10万も差がない。下なんですね。上のほうは700万を超しておるわけなんです。仙台が真ん中ぐらいだ
というけれども、一番下のはちょっと変わっているんで、団体名を申し上げます
と申しわけございませんから申し上げませんが、100万。その上が249万、270万、272万、276万、そしてその次が我が仙台市
と、こうなるわけで、その上は皆300万、400万、そして700万
と、こういうふうになっておるようでございます。これは、
議会当局に、特に市長からの命で議会の予算等を執行しておられる
議会事務局長さんに一々これを追及してもどうしようもないので、御
当局責任者の御答弁を後ほど求めたい
と思いますけれども、それでは、その執行された予算はわかりました。それで、面積ですね、
スペースそういうようなことに関しては、いかがか、お答えをいただきたい
と思います。
10:
◯議会事務局長 図書室の面積でございますが、当市の場合は56.06平米。これは、閲覧室が御案内のとおりございませんので、その分が他の政令市に比べまして少ないということもありまして、政令市では下位の方にある。こういう現況でございます。
11:
◯鈴木繁雄委員 閲覧室の問題。図書室
と図書館というのはいわゆる閲覧をする設備
と、それから蔵書
と、そして検索
と、この3つが大体図書館の重要な柱ではなかろうか
と、私は図書館に関してちょっと素人でございますけれども、そのように思います。この図書館の閲覧室の
スペースをですね、言ってみますれば、いろいろこの議会が変わりまして
スペース等に、余裕が出てきた
と思うんですけども、そういうことで平成2年の決算を踏まえて、そして平成2年に執行された図書館の実情を踏まえて、そして今後どのように改善するかという、改善したい
と、また改善したいんだけども何か実は取り組みがどうもできないようなことが、もしあられるんであれば、ちょっとお伺いしたいのですが。
12:
◯議会事務局長 議会の図書室の
利用状況が思わしくないというのは、お話のように閲覧室がないために、なかなか図書室に来て利用していただけない。これが一番の原因だ
と思います。ちょうど議会の統一選が今年度ありまして一部議会棟の配置がえもございましたが、その際に図書室についてはなんとかならないかということで検討したのでありますが、御案内のとおり図書室は他の事務室
と違いまして書庫に耐える特殊な床構造になってございます。したがいまして、そういったものに耐えられる仕様は本庁舎、議会棟には現在ございませんで、いろいろ検討した結果、どうしても現状の図書室で我慢せざるを得ない
と、こういう状況でございます。
13:
◯鈴木繁雄委員 物理的な問題で、増築というか、広げるということがどうも困難であるというふうに受け止めさせていただきました。それで、これは図書の運営にかかわるのかな
とも思いますけども、質問させていただきたいのですけども、例えばですね、現在の場所でその新聞とか、そういうのを永年で、ずうっ
と永久保存というのですか、そういうことでやっておられるわけですけども、そういう倉庫なんだか図書館なんだかわけわかからなくなってきている部分が私はあるんじゃないかなというふうに思うわけですけども。そういうときにですね、例えば新聞であるとか雑誌であるとか
と、そういうものはマイクロフィルムとか、そういうOA機器で処理をして、いわゆる小さくして保存して、そして逆に我々が見たい時さっとすぐ検索できて、何日の何ページとういうことで、まあ今日は各社いらっしゃいますから、どこどこ新聞
という
と問題あるでしょうから、何々新聞の何日の記事
と、こういうことでパッ
と見られるようにそんなようなことも取り入れてですね、やるべきではないかな
とも思うんでございます。これは運営にもかかわりますけども、しかしこういう運営をしたいな
と、こういうようなことやりたいな
と思っても実はこれは莫大な費用
と予算がかかるわけですから、議会側がそうやりたい
と思って、当局がどういうふうなつもり、また当局が議会の図書館というものをどういうふうな
位置づけにしておるのか。またどういうような
位置づけとしてとらえておるのか。これは大切なことだ
と思いますので、後ほど当局の責任者より御答弁を頂きたい
と思って、今は結構でございます。それから、次に我々議会の者としてひとつ議会の中で
ファクシミリを入れられたのは、あれはいつでございますか。議会の一階の庶務課の所に
ファクシミリがある
と思いますけれども、大体で結構です……。
14:
◯議会事務局長 現在あるものは、昭和63年12月に購入したものでございます。
15:
◯鈴木繁雄委員 前にも私、実はこれは個人的にいろいろお話したことがあるんですけども、
ファクシミリというのは、今
ニューメディアでもなんでもなければ、まさに必需品でございまして、この
ファクシミリが議会の庶務課に1台ありますということです。この
高度情報化の時代において仙台市は、
テレトピア計画であるとか、
インテリジェントシティ構想、泉地域の
ニューメディアコミュニティー構想など、国の各省庁における
地域情報化構想の
モデル地域の指定を受けております。そして各種の
高度情報通信基盤システムの、積極的な整備導入を図ろうとしておるところでございますが、
ファクシミリというのは
議会事務局にあってもこれが受ける方になければ何もならないんで、受ける方
と送信する方
と受信
と両方なければ機能しないのは当たり前ですけども、各議員に
ファクシミリをいろいろな様々の手段はある
と思いますけれども設置をする費用とか、何がどうだというのは手段の問題ですから、いろいろある
と思いますけれども、私は当然こういうような時代にして
政令指定都市になり、議員が、126から64
と新しいスタートを切ったわけでございます。当然そのような対応が平成2年の時に準備をされて、調査なりされて、そしてしかるべく将来に向けてということがあって当然じゃないかなというふうに思っているわけなんですけども、そのような
議員各位に
ファクシミリを設置をするというようなお考えはありますかどうか、ちょっとお尋ねをいたします。
16:
◯議会事務局長 この件につきましては、他の政令市で、いわゆるファックスを採用しているのは札幌、名古屋、大阪の3市でございますが、現在、
各派代表者会議の検討事項の中に実はこの件ついては入ってございまして、その結論が得られれば、直ちに対処したい
と、このように思っております。
17:
◯鈴木繁雄委員 ありがとうございます。次に、議会の図書館で一番大事なのは、実は
一般図書とかそういうものではなくて、議事録、いわゆる議会でどのような討論、そして
質疑答弁があったか
と、これが実は議会の図書館でなければできないことですし、議会の図書館として最も重要なことは、私はこの点だ
と思うんですね。我々が
議員活動の上でいろいろ調査をするときに、議事録を検索し、そしてそこから過去にこういうことがどういう動きがあったか
と、どういうようなことがあったというようなことも、最も私には大事なことですし、またそれが必要なんです。ところが、現在の図書室ではそのことが十分にでき得ないというのが私の率直な現状なんですけれども。議事録の
データベースに、まあ入力してですね、
パソコンなりそういうもので、すぐ検索をできて引き出せる
と。そういうようなことが、やはり
政令指定都市仙台の議会の図書館としては、当然やらなくてならないことではなかろうかというふうに私は思っておるわけなんです。ところが、これは今私が初めて言うことではなくてですね、昨年の第三回の定例会で、同僚の公明党の
佐藤洋輔議員が、議事録を
データベース化してほしいということを本会議等で質問をされております。これに対しまして市長は、これは
議会サイドの問題です
と、さらっ
と答弁をされて終わりということです。本日、市長はいらっしゃいませんけれども、私としては多分こういう意味で市長は答弁されたのでなかろうか。というのは、当時の
佐藤洋輔議員の質問は、単に
データベース化しなさい
ということではなくて、それを
仙台コミネット、
コミネット仙台ですか、いわゆる
パソコン通信に乗せて、一般に市民が議事録をすぐ手に入れることができるようにというようなことを踏まえて、またそれ
と一緒に御質問をされたんで、その公開とか、すぐ市民が索引、また一番大事なことは
コミネット仙台にオンラインで乗せるということも、そのようにお受けとめになって答弁されたので、議会側の
議会サイドの問題ですというふうに答弁されたんじゃないかというふうには私は解釈をしておるんです。さて、それでは議会側ですね。よし、これは議事録
とデータベース化しようというふうに思われたら、また議会としてそのようにやりましょうというふうにしたら、当局としては、それに対応でき、また対応する
おつもりがあるかどうか。これは、大変なる人
と費用がかかるわけでございますので、その対応は果たしてどうなんであろうか。これは、
議会事務局長では答えられないですな。お答えができる局で、ひとつお答えをいただきたい
と思います。
18:
◯議会事務局長 議会事務局長ではお答えできないという旨、不信の御質疑でございますが、恐縮ですが私からお答え申し上げさせていただきます。会議録の
データベース化のお話でございますが、本市の場合は昭和63年の会議録の目次から、
質疑質問者の項目を掲載しまして利用者が検索しやすいようにということで、一定の工夫をしてきたところでございます。お話のように、
コミネット仙台のお話も実は内々に議会の方に、実は担当局の方からお話がございます。そういったことも、それからお話の
パソコン等を利用した会議録の検索方法、そういったことにつきましても、他の政令市で一部適用しておるところがございます。そういったことも含めまして、
調査研究をしてまいりたい
と、このように考えております。
19:
◯鈴木繁雄委員 ありがとうございます。それは議会側としてのお話だ
と思うんですけども、問題は、これは必要だというふうに議会が決めた場合、これは大変なお金がかかるわけで、63年からそのようになさっている
と本当にこれは御努力には敬意をあらわすわけですけれども、実は、昭和63年というのは、議会がある意味では平常
とは異なる議会、いわゆる合併をされて一時129名の議会で出発をしておるわけでございます。私ども、決して63年から今日までの議会がどうこうというわけではございませんが、実はその前の合併に至るまでのいろいろな問題であるとか、また合併して以後の合併の前に取り扱われたいろいろな議事録であるとか、それが今どのようになっておるのか。さまざまな面で、また前のが特に知りたい部分も出てくるわけなんです。個人的に言いますれば、私も昭和62年から議員をしておりますので、62年から後のことは自分でも勉強して、本人の努力
と、なかなか覚え込みは悪いようですけども、そのように努力はしておるんですけども、やはりボリューム的に必要なのは、そしてこれからも、実は将来に向かって営々
と議事録というのが大切になってくるわけで、議会側が求めた場合には当局は早急に対応する
おつもりがあるかどうか。再度、これは
議会事務局長の御答弁はいただきましたが、当局側として対応できるかどうか、ちょっとお尋ねをしたい
と思います。
20:
◯企画局長 お尋ねの件でございますが、これは会社側の執行体制がちょっと定かでございませんので、断定的なことは申しかねますが、御案内のとおり
コミネット仙台では、各方面に
営業活動をいたしておりますので、相当の費用を御負担していただけるものであれば、直接申し上げて入力費用が大変だ
と思うんですが、御費用負担していただけるというものであれば、多分、会社としてはお引き受けいただけるもの
と考えております。
21:
◯鈴木繁雄委員 ひとつ、その件に関してはよろしくどうぞお願いしたいというふうに思います。それで、ここでもうひとつ、実は図書室に関連してでありますけども、我々が、尊敬そして敬愛をする
先輩議員であられる
大泉鉄之助先生が、かつて一年間議会より配布をされる、また配られる
といいますか、簡単に言いますればその資料を一年間ずっと取っておかれたそうでございます。そうしましたら、
トラック一台分になったということでございます。いずれにしましても、大変な量であるということでございます。この量的にも大変でございますし、その渡されたものが、すべて私どもが読み、熟読をしてですね、頭の中に入れておくということは不可能な話でございまして、よほど変わった方か、天才であれば別ですけども、ちょっと不可能じゃないか
と思うんですね。また、これは最近やはり資源の問題で、64名の議員に一台ずつ、軽
トラックであろうが、
普通トラックであろうが、約1トン近くの上質の紙を配布した場合に、年間で大変なる60何トンになるわけですね。これを考えます
と、こういうことにやはり議会側も、また当局側もそれなりに、私は一考を講ずるべきではなかろうか
と思うわけです。それにはやはり、その当局側が出す資料であるとか、いわゆる当局側というか各局ですね、各局が出される資料であるとか何かは、すべて議会の図書室に蔵書をし、そしてそれが検索できるようにすべきが本当でありまして、そしてそこで議員が、私的にこれは欲しい
となればそれは個人に配付をするとか、手段はちょっといろいろあろうか
と思いますけど、そういうような方法で、何か一考を講ずるべきである
と思いますが、いかがでございましょうか。
22:
◯議会事務局長 そもそも議会の図書室の
利用状況が現在非常に少ないという原因は、先ほども申し上げましたように、閲覧室が欠けているということでございます。いかに積極的に利用してもらうか、これは私どもも現在はPRは差し控えておるわけですけれども、要は多くの方にできるだけ多く利用してもらう
と、そうすれば自然、
図書購入費も、さらには人的問題も自動的に私はついてくるもの
と、会議録の
データベースの問題も自動的に予算化されるもの
と、そんなふうに実は考えております。
23:
◯鈴木繁雄委員 宿題を何か与えられたような感じもしないわけでもありませんけども、やはり、この議員の
調査活動に十分なる準備をしておかなくてはならないというのは、私は議会の図書室のありかたではなかろうかな
と思います。いろいろの考え方もあろうか
と思いますけども、現在の私どもの
議員活動の中で、図書室の利用率が低いということは、まあ
イタチごっこといいますか、何ていうんですかね、どちらが鶏か卵かということにもなりかねないわけでございますので、まあひとつこの問題をしっかり
と取り上げていかなくてはいけないもんだ
と思います。議会の図書室に関しましては運営等は、これは議長の
権限責任ということにも相なってくるわけでございますが、いかなる
運営取り組みがなされるにせよ、当局の対応がなければどうしようもないことでございます。当局の責任者
といたしまして、本日は助役お二人、収入役も御出席でございますので、当局の責任者の一人として、議会の図書室に対する御所見等、また今後どのように持っていったらいいか、また議会側が求めた場合にどのように対処をされる
おつもりがございますか、お尋ねを申し上げます。
24:
◯佐々木助役 議会の
調査活動は議員さんの大変大事な仕事だ
と認識しておりまして、議会の予算等につきましては、
予算編成時期に議会側
と十分に協議を行いまして予算を編成して、それを、3月の
予算議会において十分に御審議をいただいて決定をされておりますので、私どももそういう対応をしてるんです。それから、新しい方式とか、新しい機器とか、理想的なものが、先進的なものがどんどん出ておりまして、それをどこまで
事務事業に活用し導入するかということにつきましては、最先端のものを採用するのが望ましいことは、異論を持ちませんけれども、他の
市民サービスのバランスもございますんで、そういうようなこと
との配慮で逐次改善されていくべきものだというふうに思います。それから、求められたらどうするかという御質問ございましたけれども、それは予算の編成の時期に両者でいろいろ協議の中から結論が出てくるもの
と思います。
25:
◯鈴木繁雄委員 ひとつよろしくお願いしたい
と思いますが、最後に
一つ質問、ちょっとお聞きするのを忘れたんですけども、図書室をおいて専属のですね、専任の
担当職員はいらっしゃるのかどうか。人員の配置の問題、これはやはり検索とか整理とか、そういうような件で大変、年々これは仕事量がどんどん増えて行くはずだ
と一般的に思いますので、その点ちょっと最後になりましたがお尋ねいたします。
26:
◯議会事務局長 現在、専任ではございませんが、調査課に
担当女子職員1名おります。
27:
◯叶成希委員 私は、総務費について何点かお伺いをしたい
と思います。まず一つは
総務管理費、二つ目は企画費、三つ目は市民費
と、そういうような順序で質問をさせていただきたい
と思います。最初に、第2目の広報費について、お伺いをいたします。
広報活動は当然のことながら市の市政の動きや、あるいは市の各種施設の
催し物案内、あるいは
市民交流の情報を市民に伝える手段
と、そのような意味で極めて大切なものであり、効果が上がるか上がらないか、これは
広報活動率によるんじゃないかな
というような感じがいたします。また、市政の評価にも影響を与えかねないものか
とも思っております。平成2年度は、広報費
といたしまして4億5千万円余、そのうち市政だよりが2億8千万円余、さらに
市政グラフ、
テレビ広報、
ラジオ広報というようなことで、それぞれ工夫をされて
広報活動を行っておりますが、その中でもとりわけ市政だよりが全予算の64%というようなことでありまして、
広報活動の主力をなしているというふうに思っております。たまたま手元に市政だよりを持ってまいりましたが、この中身について少々お伺いをしたいというふうに思います。12月号の市政だよりを見ます
と、第一番目に特集
と、それから二番目に「市政トピックス」、これはそれぞれの月にあったニュース性のある記事が載っております。三番目として「東西南北」というようなことで市民の幅広い活動を紹介しておる
と、四番目に「市民ネットワーク」というようなことでそれぞれの市内のサークル紹介がなされておるようでございます。また、「ページのなかのせんだい」というようなことで、これは仙台市に由来のある歴史的な文を載せておるようでございます。それから、「杜の博物誌」、これは自然
との触れ合いといった意味で、いろんな方々から原稿を寄せていただいたりしておるようでございます。それから、「ひとこと」、これは市民の投稿による記事が載っているようです。それから、それぞれの月のお知らせ。さらに「休日の当番医」、「市政番組」、「ノースパイク」、このようなふうになっておりますが、この中身を見る限りにおきましては、非常に立派な工夫をされたものじゃないかというふうに評価をするところであります。平成2年度におきまして、創意工夫をかなりされておるようでございますが、まず第一点はどのような努力をされたか、まずお伺いをいたしたい
と思います。
28: ◯総務局長 市政だよりでございますが、できるだけ市民の皆様方に多く読まれることが大事だ
と考えております。それで、なるべく写真を多くいたいまして、視覚に訴えること、身近な話題をなるたけ載せるというようなこと、平易な言葉遣いをする、そういったことで努力をしてまいりましたけれども、活字の問題とかビジュアル化については、まだまだ今後努力していく面が多々あるか
と思っております。
29:
◯叶成希委員 次にですね、今ちょっと活字の問題ということが出ましたが、B5判という大き
さで32ページ、いわゆる一般にいう広報紙
というよりは小冊子的なものになっておる。さらに、情報量が多いためだ
と思いますけれども、後ろのほうに行けば行くほど活字が小さくなっている
と、こういうような意味で、市民にとりましては非常に情報量の多い、中身の濃いものではあるけれども、なかなか読みづらい部分があるというようによく聞くわけですけれども、この辺について市民が読みやすい広報紙というような点で、これからどのような御努力をされるか、その辺あわせて伺いたい
と思います。
30: ◯総務局長 ただ今申し上げましたけれども、活字の大型化あるいは大型サイズしたいというふうなこともございますし、中身につきましては来年あたりでも、アンケート調査なども行いまして、今後とも改善には努力をしていきたい
と考えているところでございます。
31:
◯叶成希委員 お伺いしたかったのは、次にアンケート調査でございますけれども、ただ今御答弁ありましたので、それは割愛をさせていただきたい
と思います。次に、同じ広報紙でございますが、先ほどちょっと申し上げましたとおり、広報費の予算の64%というものが市政だよりということになっておるわけですが、今現代の我々の時代になります
と、活字離れが非常に多くなっておりまして、耳で聞く、あるいは目で見る、そういうような情報の収集の仕方というものが多くなっているんじゃないかというふうに思いますが、この比率からいきます
と市政だよりが非常に大きい。むしろ、これからはテレビ、ラジオ、このようなものの利用というものも非常に大事になってくるんじゃないか
と。もちろん、現在でもテレビで4局、東北放送、仙台放送、宮城テレビ、東日本放送
と、ラジオでは東北放送、FM仙台というようなことでなされておりますけれども、もっともっとそちらの方に比重を置いてはいかがなものかというふうに考えますが、お答えを願いたい
と思います。
32: ◯総務局長 確かに、一長一短がある
と思いますけれども、市政だよりは活字として残りますし、時々引っ張り出して見ることもできる。ラジオ、テレビは一過性があります。それなりで、ちょっと見た瞬間には確かに刺激がある
と思います。現在も、民間放送4局にお願いをいたしております。ラジオもお願いをいたしております。中身につきましては、充実に努めまして両方並行して力を入れていきたい
と考えております。
33:
◯叶成希委員 次に、第8目の用品調達費について、お伺いをいたします。用品調達費の平成2年度の当初予算額は28億5,000万円余、途中で3億5,000円の減額補正があり、さらに第6目財政管理費へ1億4,500万円を流用しておる。予算現額は最終的に23億5,700万円余になっておるわけでございますが、そこで9,084万円の不用額を生じておるようでございますが、その理由というものはどういうものか、お伺いをしたい
と思います。
34: ◯副収入役 平成2年度の不用額でございますけれども、文具、紙類につきましては、平成2年度予算要求の資料
となっております平成元年度上期、つまり平成元年度上期
と申しますのは、ちょうど
政令指定都市に移行した時期でございまして、大量に用品等は使うのではないかということで、平成元年度の上期の実績をベースに平成2年度の予算を積算いたしました。しかし、実際に平成元年度の下期から平成2年度にかけまして、かなり見込みを下回りまして、むしろ大幅増加傾向が衰えまして、予算見込みを大きく下回る結果になったわけでございます。また、ガソリン重油等の油脂類ですけれども、これも全庁的な省エネの徹底、あるいは電気料につきましても、やはり天候不順がございまして、そういったことで、冷暖房機器を使うことが少なかったというようなこともございまして、全体的に見込みを下回る結果になったわけでございます。
35:
◯叶成希委員 次に、お伺いしたい
と思いますのが、減額補正流用を含めてでございます。用品調達費、平成元年度、先ほどちょっと触れられましたが、政令都市に伴うために見込みが立てにくかったというようなことで、減額及び流用があったということですが、平成元年度の当初予算が31億円余、途中で6億4,000万の減額補正、そしてさらに1億2,000万の流用、これは平成元年度の数字でございますが、平成2年度においても同じように、先ほどふれましたとおり、多額の減額補正
と流用がなされているというようなことですが、これは、当初予算というのは確かに見積的な性格がございますんで、やむを得ない点がある
と言えばそれまででございますが、これほどの減額あるいは流用というようなもの、これ我々の立場から見ます
と過大見積もりではないのかという気がいたしますが、その辺についてお伺いします。
36: ◯副収入役 先ほどのお答え
と大体同じようになるわけでございますけども、平成2年度の予算は、平成元年度の上期の実績をベースにして積算をいたしました。執行の過程でいろんな要因がございまして、全体的に執行率が低く、予算を下回る結果になったわけでございます。なお、今後におきましては、予算見積もりに際しましては、できる限り精度の高い需用予測を行いまして、予算化をしてまいりたいというふうに思っております。
37:
◯叶成希委員 用品調達費について、もうひとつお伺いしたいんですが、用品調達費の中身は紙、文具、備品類、油類、電気というふうに書いておるわけでございますが、それぞれの目の中で需用費というものがございます。この用品調達費の中身見ます
と、それぞれ節区分になっている需用費に相当するものがこの用品調達費として目として設定されている、その理由についてお伺いします。
38: ◯副収入役 現在用品として扱っていますのは、文具、紙類、それからガソリン、重油等の油類、それから電気料でございますけれども、その3ついずれも需用費ということで、需用費で購入することになっております。そういうことで需用費に組んでいるわけでございます。
39:
◯叶成希委員 それじゃあちょっとお伺いしますが、一般的な目の分け方として、このように用品調達費という形で目として設けているところ、少なくとも政令都市でございますか。
40: ◯副収入役 現在用品調達費を、目で設けているところはございません。先ほど御答弁で漏れましたけれども、この用品制度そのものが、やはり全庁的な事務量の経費の節減を図るために物品を購入し、そして検品をし、配布し、支払い事務まで全部集中管理して、できるだけいい品物を廉価に購入し、各課に配るというそういう制度でございまして、確かに需用費、目として組んでますけれどもこれは一つの単独の事業だというふうに私は思っております。それでやはり事業執行上、一つの独立した目として運営していくのが、設けていくのがやはり妥当ではないか
と思っております。
41:
◯叶成希委員 今みたいに答えていただける
とわかるんですけれども、それで伺いたいんですが、平成2年度決算の用品調達費、紙、文具、雑品類が1億9,500万円余、油が2億5,600万円余、電気が18億1,500万円余、トータルで22億6,700万円余。こうやって見ます
と、我々素人から見ます
と用品調達でございますから、紙文具とかそういうものについては理解できるんですが、電気というふうになります
と、ピン
とこない部分があるわけですね。むしろ、この目を設けるんであれば、用品調達費
というよりも電気料がほとんどでございますから、電気費とか何かそういうような形でやられた方がむしろピン
とくる部分があるんじゃないか、この辺について今後検討するつもりはないかどうか。
42: ◯副収入役 電気費を用品会計に設けている理由でございますけれども、この電気料を各課に分散をいたします
と、現在会計課で月に7回ほど支払いをやっていますけれども、それの大体100倍ぐらいの支払い件数が出ます。ですから、電気料支払い事務を持っている課にとっては、大変な事務になる。ちなみに、現局では年に2回、10月
と3月に支払えばいいというシステムになっております。そういうことで、事務の効率的な執行上は現在の用品会計に電気料を設けるというのは、私は最適の手法だというふうに思っております。
43:
◯叶成希委員 私が言っていたのは、用品調達費の中身を見ます
と、ほとんどが電気料であろう
と。やり方そのものは、私、そういうような集中的にやること、事務の効率とかという点で結構ですね
と言っているんです。中身が用品調達費というようなことで、電気料が大半をかなりの部分を占めているんであれば、目の設定を用品調達費じゃなくて、もっとストレートに電気費とかそういう形で出すべきじゃないのか、そうでない
と需用費
との兼ね合いで、混乱する部分がありますんで、それをお伺いしたんです。
44: ◯副収入役 確かに、用品調達費に占める電気料の割合というのは大変高いんですけれども、用品文具類、紙類、それから油類そういったものはすべて用品、電気料
とですね、やはり同じようなシステムで事務処理をした方が、やはり私は最適だ
と思っております。
45:
◯叶成希委員 私の質問している意味がちょっと理解できていないようなんで収入役の方からひとつお答え願います。
46: ◯収入役 御質問の中身、大部分が電気料で、それ
と文具類等がまじりあってわかりにくいということでございます。科目の目節の設定等につきまして、関係当局等、他都市の状況等も十分見ながら検討したい
と思っております。
47:
◯叶成希委員 高速鉄道建設基金についてお伺いをいたしたい
と思います。高速鉄道建設基金は、当然、条例によって設置されておるわけでございます。この条例の中身を見ます
と、第1条に高速鉄道の建設、運営、及びこれに関連することに必要な資金を積み立てるため
となっております。さらに積み立てる額につきまして、今回の議会にも提案されていた、市民税の法人税割
とかかわるわけですが、その超過額の2分の1、それから事業税の収入額の2分の1、これに基づいて建設基金が設けられておるわけでございますけれども、現在の基金の積み立ての現在高を見ます
と225億円余、さらに市債は幾らかになりますか
という
と、
一般会計においては210億円余というようなことになっております。このような例で決算を見てまいります
と、基金のための積立金41億2,700万円、基金運用の収入積立金17億3,000万円、トータルで平成2年度58億、約6,000万円が積み立てられたというようなことになっております。高速鉄道の建設基金につきましては、当然それぞれ国で持つ分、市で持つ分、企業で持つ分、事業そのものの割り振りがありまして、そのために積み立てをなされているということが基金の背景であろうというふうに思うわけですが、高速鉄道の負担割というものにつきましては、市が20%の出資金、高速鉄道が10%、残りの70%について国が2分の1、いわゆる35%、地方公共団体が市が2分の1、35%、企業の方は除きまして、仙台市が実際に持つ分につきましては、出資金については、当然全額市債の借り入れでございますが、元利償還の60%が地方交付税でみられる、また負担率70%の2分の1、35%については60%が地方交付税で認められるというような極めて複雑なことになっておるわけでございますが、私がお伺いしたいことは、現在ある先ほどの市債210億何がしでございますが、これにつきまして地方交付税で、これからどの程度の額が何年間にわたって交付されるのか、お伺いしたい
と思います。
48: ◯財政局長
一般会計が負担をするルールになっております高速鉄道出資債の残額210億円余でございますけれども、御指摘のとおり、毎年毎年の償還額元利合計の6割を交付税措置されるわけですが、この毎年毎年の時間的期間
といいますのは、要するに起債の期間でございますから、30年間でございます。その30年間、毎年毎年元利償還金の6割の金が来るということになっております。
49:
◯叶成希委員 本会議におきまして、東西交通軸の整備というものに対しまして、市長は、東西交通軸の整備については平成7年度には着手できるよう最善の努力をしたいという旨の答弁をしておるわけでございますが、平成7年度
と申します
と、あと4年足らずということでございます。この高速鉄道建設基金、南北線が着工されるときも、自前のお金がなければなかなか中央の方では許認可をしないというようなことで、この基金が設けられたいきさつがあるやに伺っております。したがって、東西交通軸平成7年度着工ということになれば、この基金の積立高が幾らあるかということによって、運輸、建設あるいは自治省の許認可をする際に大きなポイントになるんじゃないか、というふうに思うわけでございますが、平成7年度まで、どの程度の積み立てを考えておられるのか、伺っておきたい
と思います。
50: ◯財政局長 今現在の基金の積立額計算上、東西交通軸の分はまったく含まれておりません。したがいまして、今後どのように財源を積み立てていくかという計算をする時期が近づいているわけでございますけれども、着工の時期、規模、その年々の所要財源、あるいは額が未定でございますので、今現在、まだ計算はしておりません。
51:
◯叶成希委員 次に、企画管理費について、お伺いをしたい
と思います。企画管理費の中身を見ます
と、もろもろの調査やあるいは負担金、出資金というようなものが計上されております。その中で、平成2年度に新規あるいはこれに類する事業というようなことで行われましたものについて、若干お伺いをしたい
と思います。その一つは、多角的都市構造の形成に関する調査、ちょっと具体に中身、我々のところにお示しをいただいていないんでわからないんですが、どのような調査で中身がどうであったのか、進捗状況あるいは結果が出ている
とすればその結果について、お伺いをしたい
と思います。
52:
◯企画局長 この調査は、平成2年、3年の2カ年ということで実施をいたしておりまして、平成2年度の調査では、まず仙台市の一点集中型の都市構造を多角的都市構造に転換する必要性について、まず指摘をいたしまして、東西南北4つの方向へ副都心を整備する必要性、それから都心副都心の
位置づけ、さらにそれぞれの将来の発展方向などを探りまして、これを支えるための骨格
となります交通体系の在り方はどうだということを検討いたしまして、4つの副都心それぞれの整備について、構想を平成2年度ではまとめてございます。これを受けまして、平成3年度の調査におきましては、都心及び副都心地区において今進行いたしておりますプロジェクトを整理いたしまして、それぞれの地区について具体的にどんな機能を配置したらいいのかということの策定、それからその実現に向けてどんな課題があるのか、これを整理した上で、整備手法を含む具体的な整備方針を策定するということで、ただいま取り組んでおる最中でございます。
53:
◯叶成希委員 次に、土地利用計画に関する調査についても、本会議でいろいろ出ておりましたが、一つは緑のマスタープラン
との整合を図る、もう一つには総合計画2000
との整合を図りながらというようなことで、これまた平成4年度までかかる調査かな
と思いますが、その辺も、もしできれば進捗状況をくわしくお願いしたい
と思います。
54:
◯企画局長 土地利用計画の調査の進捗でございますが、まず平成2年度にやりました、主として基礎的資料の収集ということで旧宮城、旧秋保地区につきまして、種目別土地利用の状況、地形、地質、土壌等の自然条件、土地所有形態といった土地条件等に関する現況調査を実施いたしております。あわせまして、全市について人口、世帯数、産業別就業者数など社会経済関係の現況把握を平成2年度行いました。平成3年度は、残っております旧仙台市、旧泉市についての現況調査を実施いたしまして、まず土地利用に関する全市の現況をまとめまして、その分析作業を今行っております。一方、住民の意向を把握するということでアンケート調査の実施、これの分析をいたしております。これらを踏まえまして、人口、経済フレームの策定をいたしまして、年度内には構想の素案のようなものをまとめたい
と考えております。これらを踏まえまして、平成4年度に市民各界各層の代表者からなります仮称土地利用計画審議会のようなものを設置いたしまして、成案作成に万全を期してまいりたい
と考えております。
55:
◯叶成希委員 次に、東北インテリジェントコスモス構想推進負担金、その下に株式会社インテリジェントコスモス研究機構、いわゆるICRに対する出資金というものがございますが、これに関連してお伺いいたしたい
と思います。インテリジェントコスモス構想、市長の平成2年度の施政方針の中でも非常に強くうたわれておったところでございますが、もう一つ泉の三菱地所が造成しましたパークタウン地内に、宮城県が行っております21世紀プラザ、これまた開放型の試験研究施設、あるいは研究開発型の企業育成施設、あるいはインキュベーターラボとかいろんな横文字の多いあれでございますけれども、21世紀プラザ
とインテリジェントコスモス構想
と同じような感じがするわけでございますが、この辺のかかわり方というものが、どういうふうになっているのか、お伺いいたします。
56:
◯企画局長 まず、東北インテリジェントコスモス構想の進捗状況でございますが、この構想の中枢的な組織でございます株式会社インテリジェントコスモス研究機構、略称ICR
と称しておりますが、これが平成元年の2月に設立されまして、社屋も2年の11月に落成いたしております。さらに、平成元年の8月には構想推進の基本
となりますマスタープランが、東北7県をエリア
とするものでございますが、策定をしております。これに基づきまして、今年の6月宮城県計画ということで、宮城計画をつくったところです。また、独創的なテーマを研究開発するという研究開発会社、これが既に現在までに7社設立を見ている。これが現在時点での進捗でございます。
次に、この構想
と21世紀プラザのかかわりでございますが、御案内のように、この構想、東北全体をエリア
といたしました国際レベルの独創的な研究開発を目指すものではございますが、一方、21世紀プラザの方はいわゆるテクノポリス法に基づく、地場産業の振興を目的として建設をされたものでございますだけに、今後、地場産業の高次化という視点に立った両者の融合が図られるというふうに考えております。
57:
◯叶成希委員 次に、文化振興費について、お伺いをいたします。平成2年度は文学館調査というようなことで543万円余予算計上され、決算でもそのように出ておりますが、この調査の結果がどうであったのか。私の記憶するところでは、当初は県
と共同で建設をしたいというような話があったやに聞いておりますが、その後どうなったのか。また建設場所あるいは建物の規模
とか。それから、かつて本会議で、つくるんであれば、仙台市にゆかりの方々を中心
としたものとかいろいろ議論があったものでございますけれども、その辺について進捗状況も含めてお伺いをしたい
と思います。
58:
◯企画局長 平成2年の調査費用は、展示に供します資料の収集
と入手いたしました資料を調査、解析する、文学館について市民への啓発を図るという意味でのイベントの開催費用でございますが、これまでの調査結果につきましては、実は一昨年の8月、県
と市が共同で設置をいたしました文学館構想策定協議会から県
と市にそれぞれ専門性、公開性を持つ総合文学館を建てるべきだという答申をいただきまして、その後、県
と市の間で協議を行いまして、建設場所の選定、建設主体は、仙台市が主体的に取り組むということの協議整いましたものですので、私ども、これまで鋭意立地場所の選定を行ってまいったという経緯でございますが、先般、本会議で申し上げましたとおり、やっと最終的な絞り込みの段階になりまして、近々確定をいたしたい
と思いますが、建設場所の絞り込みの状況から今後、具体にどういった規模、機能ということになろうか
と思いますが、答申の内容を受けまして、他の都市の例にありますようなものに遜色ないものを建てたいというふうに考えてございまして、近々中には県
と細目の詰めに入りたい
と、かように考えております。
59:
◯叶成希委員 ただいま、建設の主体は仙台ということでございますが、そうします
と、仮に幾らかかるかわかりませんが、建設費等については仙台市がすべてを持つということは、素朴に考えて仙台市が建設費を持つんであれば、県
とのかかわり
というよりも、仙台が独自で進められても結構なんじゃないかという感じがするんですが、その辺は。
60:
◯企画局長 言葉足らずで大変恐縮でございます。県
との協議で、建設については主体は仙台市がなりますが、県としては建設費についての応分の負担をする。それから展示品についても、県の既に持っておられる資料等を寄託するという、こんな内容での概括的な合意事項はございますが、先ほど申し上げましたとおり、建設場所がまだこれというようなところまで決まってございませんもんですから、事業全体像をまず私どもとして用意をいたしまして、県
と協議し、それぞれのかかわり方について、確定をさせてまいりたいとかように思っております。
61:
◯叶成希委員 次に、国際交流費について、お伺いをいたしたい
と思います。国際交流協会ができて、現在活動をされている
と思いますが、今年の5月に国際交流大綱という立派なものができたわけでございますが、この中身を見ます
と、極めて我々がイメージするよりも広範な意味での中身になっているというふうに思うわけでございます。例えば、国際的な学術交流を一層促進するため、学都の伝統
とすぐれた学術研究の蓄積を生かしながら学術機能を高める環境を整備する。環境整備、それから仙台空港や仙台港の国際化の促進、それから3番目の市民の国際交流へのというのは容易に理解ができるところでございますが、この大綱の中身を見ます
と、まさしくインテリジェントコスモス構想なんか
ともオーバーラップする部分もあるというような意味で、仙台の国際交流協会というものがこういうような大綱に基づいたものをなさるのか
とは私は思いませんけれども、その辺のかかわりを、ちょっと御説明いただきたい
と思います。
62:
◯企画局長 財団法人仙台国際交流協会は基本的に市民レベルの国際交流活動をバックアップするということでございますので、今、お話ございました、さきに定めた国際交流大綱は、仙台市としての取り組み、並びに仙台市にかかわる官民あわせて国際化に対してどう対応するかということを網羅してございますんで、エリアが若干異なる
と思います。具体に国際交流協会の活動
といたしましては、大体三つぐらいに分けられる
と思いますが、一つは市民、それから中高校生の海外への派遣、国際理解に関する講演、各種講座の開催、こういった交流事業がまず第一。二つには国際交流についての情報収集、広報、こういった
調査研究事業でございます。三つ目には市民国際交流団体、ボランティアに対する助成ということで
市民交流支援事業、こういった三つの事業が主なものでございまして、これにさらに国際センターの管理運営を市から受託をするということが、ただいま協会が行っている事業内容でございます。
63:
◯叶成希委員 次に、留学生支援というようなことで2,100万円ほど支出されておるわけでございますが、この具体的な中身
と申しますか内容について、まずお聞かせいただきたい
と思います。
64:
◯企画局長 具体には、私費の留学生に対するバス券の交付、留学生に対する市営施設の利用証の交付、3つにはリサイクル品の斡旋、これが内容でございます。
65:
◯叶成希委員 先頃いろいろ新聞にも載っておりましたが、篤志家
と申しますか、不動産を経営されている方が、自分のアパートに留学生を家賃を取らないで入れるとか、あるいは民間の方が同じような趣旨でもって留学生に部屋を貸しているとか、そういうようなことが載っているわけでございますが、実は昨日の新聞の記事でございますが、外国人私費留学生に家賃を補助する制度、指定宿舎事業というものが文部省の外郭団体である財団法人内外学生センター仙台支部というところで進められている。この記事の中身を見ます
と、昨年度現在で約750人の留学生、しかもそのうち私費留学生が6割を占めているというような内容になっております。杜の都仙台
と同時に学都仙台というようなことで言われておりますが、東北大を初め多くの大学があるわけですが、これからもますます留学生がふえてくるんじゃないか。やっぱり国際都市仙台ということを標榜するからには、留学生に対しての、こういった家賃等の助成措置というものも、今後仙台として考えていかなければならないのじゃないかという気がするわけですが、その件についていかがでしょうか。
66:
◯企画局長 留学生につきましては、基本的に地域の住民であるという仲間意識、それから遠来の客という思いやり、これの2つの視点が重要だろうということで、私ども生活基盤の整備、それ
と勉学上の諸条件の充実、こういった対応が必要だろうというふうに常々考えてございまして、そういった意味で、今、お尋ねありました宿舎問題につきましては、東北大学を初め公的な宿舎、それから内外センターの指定宿舎事業等ございますし、宮城県の交流協会においても、貸付制度なんか用意いたしてございますが、こういった地域全体として留学生の生活基盤の整備をどうするかという視点でもって、お尋ねの点につきましては、検討を重ねさせていただきたい
と思います。
67:
◯叶成希委員 次に、市民総務費の中で、市の施設を見る会についてお伺いをいたしたい
と思います。平成2年度の実績では、参加者が7,766人、決算額で見ます
と1,366万4,000円というふうになっているわけでございますが、主にどのような方々がこの催しに参加されているのか、まずお伺いをしたい
と思います。
68: ◯市民局長 参加者の内訳でございますが、町内会関係が4,534人で全体の58.4%が最も多くございまして、次にPTA・社会学級関係が1,281人で16.5%
となっております。
69:
◯叶成希委員 仙台市も、毎年毎年、いろんな施設が建設をされているわけでございますが、このような参加者にとって人気がある
という
とちょっと言葉があれですが、参加者が見たがる施設
とでも申しますか、どういうようなものがございますでしょうか。
70: ◯市民局長 見学施設で特に多かったものでございますが、秋保工芸の里が44団体、こども宇宙館が41団体、このほかでも青年文化センターが35団体、農業園芸センターが32団体、秋保大滝の植物園が31団体、鐘景閣が30団体、科学館29、富沢の車両基地が20などが見学希望の多いところでございます。
71:
◯叶成希委員 私は、この数字が多いか少ないかは別として、先ほどの
広報活動ともかかわりがあるわけですが、このように市で次々に立派な施設ができてくる、あるいは特に社会的な大きな問題になっているごみの施設の問題とか、こういうようなものは百聞は一見にしかずで、市民に直接見ていただくことによって市の行政を理解していただく、これには非常に効果のある有意義な施策の一つであろうというふうに感じておるわけでございますが、この人数からします
と、九十何万かの市民の0.0何%にしか満たない方々しか参加しておらない、参加していないのか、参加できないのかはわかりませんが、この辺についてPR活動
と申しますか、どのようになされておるのか、あるいは受け入れ態勢が整わないからこれだけの人数に絞られているのか、その辺あわせてお伺いしたい
と思います。
72: ◯市民局長 参加団体の募集につきましては、毎年4月に市政だよりに掲載して、広く参加を呼びかけておるわけでございます。また、個人でしか参加できない方のためには、一般公募によるような形も募集しております。予算的に194台で平成2年度は行われたわけでございますが、大体200台という枠の中で、配分して行っておるわけでございますが、大変好評をいただいておりますんで、この事業につきましては、今後とも力を入れてやってまいりたいというふうに考えております。
そのほか若干補足させていただきますけれども、同じような仕組みの取り組み
といたしまして、水道局、あるいは環境事業局、ガス局等々でもこういう施設を見る会
と同じような趣旨の事業を展開しておるところでございます。
73:
◯叶成希委員 ぜひ、その辺よろしくお願いをしたい
と思います。
次に、地域振興公社でございますが、これは平成2年度の3月31日というようなことで、この平成2年度決算ですることが果たしていいのかどうかですが、この主要事業の中にも出ておりますので、あえて触れたい
と思いますけれども、現在、それぞれの区役所に地域振興課というものがございます。この地域振興公社というもの
と市民レベルでは、その辺がなかなかどういうあれなのか。この理解をできない部分もあるんじゃないか
と。そのような点から、具体的な活動内容
と、またこういう公社があるんですよといった意味でのPRを、これをどのようになされているのか
と、それからもう一つは、各区役所の地域振興課
との整合性
と申しますか、かかわり方について2点お伺いしたい
と思います。
74: ◯市民局長 まず、活動内容でございますけれども、ただいま叶委員さんからお話ありましたように、平成3年度の事業ということに相なるわけでございますが、受託事業
といたしましては市民センター、市民会館、戦災復興記念館、広瀬文化センターの運営管理の受託。それにあわせまして、広瀬文化センターの開館記念事業を行ってございます。また、活動の実施事業でございますが、主なもの
といたしましては、調査事業
といたしましては、市内の町内会の活動状況や他都市等の先進地域における地域活動の状況の調査を行っております。また、地域振興事業
といたしましては、今月1日に広瀬文化センターで実施しました地域民族芸能祭り等の事業を企画しており、地域活動助成としてコミュニティ祭りの助成というようなことを行っておるところでございます。
問題のPRでございますが、市政だより等で広報するというようなこと
と、先般行われました各区での町内会長研修会の折、事業の紹介を行うとともにパンフレット等の資料を配付いたしました。
また区役所の地域振興課
との整合でございますが、どうしてもやはり区
との一体性が一番大事でございまして、区役所の地域振興課長あるいは宮城総合支所、秋保総合支所の担当課長等をこの公社の事業推進委員会の委員ということでお願いいたしまして、各事業の企画段階から御協力をちょうだいしながら
事務事業の整合をとれたような事業ということで実施しておるところでございます。
75:
◯叶成希委員 以上で、私の総務費に関する質問を終わります。
76:
◯委員長 次に、発言を願います。
77:
◯鈴木繁雄委員 それでは、総務費の第1項の
総務管理費の中でちょっとお伺いをさせていただきます。
第1目の一般管理費。この中で、式典等に充てられました費用はおいくらか、お尋ねをいたします。
78: ◯秘書部長 各局課に分かれる式典もあるわけでございますけれども、主に秘書課で担当しております式典についてお話ししたい
と思います。
市制施行記念日あるいは春秋の叙勲といったものがございますけれども、それと永年勤続職員表彰が内部的にございます。これを合わせまして1,488万というのが合計
となっております。
79:
◯鈴木繁雄委員 この式典に要した、総務局の秘書課の方でのかかわりは1,488万ということでございますが、これに関連をしてお伺いをいたします。
総務局所管での式典はこれだけだというふうに思うんですけれども、やはり
政令指定都市になって各区ごとになる、この区役所ごとの式典、いろいろなさまざまな式典。それから後、建設が行われまして、それのオープニング、いろいろなセレモニーがここ数年非常に多く行われておる
と思います。特に、石井市長になってからのいろいろなさまざまな施設の建設、そのようなことでの式典、こういう場合に、特に区役所ができまして、本庁
と区役所が5つということで、この式典の持ち方とか、式典の方法、いろいろなならわしとか、そういうことがある
と思うんですけど、これは所管というか、それはどこが中枢
となってノウハウ
というか、それを掌握し、そしてまた情報を発しておるのか、ちょっとお伺いをいたします。
80: ◯総務局長 それぞれの各局、区、公所、それぞれ行っているところでございます。
81:
◯鈴木繁雄委員 それぞれが行っておるということでございますが、やはり生活が非常に変わってきましたので、昔は、平たくいいます
と、すべてわかっておられる生き字引のような方が局におられまして、なんでもわかっておって、こういう式のときはどうする、こうするというふうなことを、よくおわかりになって、その方に聞けば何でもわかるよというようなことで、よくそういうことを私も見かけたんですけども、区役所になったり、各局が分散をいたします
と、そこでどのように行なわれてるかということが、統一性が段々なくなってきておるんじゃないかというふうに私は思うんですね。例えば、宮内庁には式部職儀式係というのがございまして──これは宮内庁
と同じにしろ
というわけではございませんよ。こういうのがあるということで、これが日本の、いわゆる儀式、式典の基本的なことがそこから発信されるわけでございますが、外務省、ここにも実は儀典官室というのがございます。なぜこんなことを一々言うか
という
と、国際化時代、国際化時代
といって、大変なる予算をつぎ込み、そして135億という大変なお金をかけて国際センターを建設し、外国の方を呼び、重要な国際会議を誘致しようというときに、仙台市が責任を持ってこの式典はどういうふうに推し進めるべきかというようなことを、おはかりになる、またそれを責任を持って答える部局というのがどこにあるのか私はわからないんですけれども、今、総務局長の御答弁です
と、各局、各区、それぞれに
と、非常にそのようになっておりますけれども、やはりどこかで責任を持たない
と。というのは国旗を一つ上げることによっても、国際問題になりかねないわけですね。外国の、アメリカの国旗
とですね、日本の国旗を同時に上げるということは、その場合どちらをどういうふうにするかというのを秘書部長おわかりですか。まあ、よろしいでしょう。日章旗というのは、原則的にはほかの団体旗とともに掲揚するということは原則として行わないというのが、日章旗の掲揚の原則なんです。ただし、団体旗をやむを得ず掲揚をする場合はどのようにするか、ご存じですか。秘書部長。まあ、よろしいでしょう。実は、これは同時掲揚する場合、日章旗は向かって左側。そして団体旗は……ちょっとすみません。
82: ◯千葉義二委員 ただいま質疑中、鈴木議員が体調を崩したようでありますから、暫時休憩をお願いいたしたい
と思います。
83:
◯委員長 この際、暫時休憩をいたします。
休 憩 午後2時41分
再 開 午後3時 1分
84:
◯委員長 再開いたします。
85: ◯
佐々木両道委員 ただいま、我が会派の鈴木委員が国旗につきまして質問中突然鼻血が出てまいりまして事故が起きましたので、継続して私の方から質問をさせていただきます。
先ほど我が会派の鈴木委員が申しましたように、国旗国家に対する敬愛の念は誰しも持っているはずでございます。そういう面におきましては、きちんとしたやり方をしなければいけないのではないかというのが、一つの大きな趣旨でございます。国旗が左側に掲揚しなければいけない。そしてまた、諸外国の国旗を並べた場合どうなるかというものが、先ほど申し上げました国際センターのオープンのときも、旗が逆になっているのではないかというふうな、あるいは日米姉妹都市のときも旗が逆になっているというふうなことを正式に御指摘をしたかったわけでございます。そういう意味におきましては、大きくもう一つ問題点がありますのは、諸施設における業者への感謝状がいかがなるものか
と。何かその業者さんは、いわば端的に申せば、金もうけをしてまで感謝状をもらうのか
と。大変、やはり式典においては奇異な感じが起きるのではないか
と。それなりの感謝の気持ちがあるならば、また別個な形でやってほしい
と。式典のときに、何でわざわざそういう業者の方々に対する感謝状、あるいは表彰状等々が改めて必要なものかどうか
と。そういった点において、大きな問題点がありはしないかというふうな点でございます。また、先ほど来申し上げ述べておりますように、各局、各区ばらばらの対応では大変おかしいのではないか
と。やはり、それなりのある程度のこの仙台市一体
とした、統一したやり方が必要ではないか
と。そういう面において、例えばどこの局に相談すればいいのか、これが秘書部長に相談すればいいのか、あるいは調度課長に相談すればいいのか、そういったことを、ある程度の形というものを仙台市全体として設けるべきではないか
と。あるいは、そういう何々でもいいからそういう担当のものがあってもいいんじゃないかというふうなことを申し述べたかったわけでございます。そういう面におきまして、一つは業者のそういう感謝状の件を今後どうしたらいいか、そういった点をやはり一つ考えてみる必要があるのではないか
と。もう一つは、全庁的なある程度の式典における窓口
と申しますか、どこもなければ、これは私は、総務局で管轄すべきが当たり前ではないかというふうに思うところでございますが、その点の2つの御答弁をいただいて、鈴木繁雄議員でしたらもっとしつこくやるのか
と思いますが、私は下請けでございますので、この程度で質問を終わらせていただきます。
86: ◯総務局長 いろいろ不手際がありましたそうで、まことに申しわけないことだ
と思っておりますが、それぞれ式を行うのはそれぞれの所管でそれぞれ行うわけでございますが、あり方等基本的な事項につきましては、私どもの秘書部で今後指導をして、連絡などを密にいたしまして遺漏のないように計らっていきたい
と思っております。なお、業者の表彰等につきましても、今後、中でいろいろ検討させていただきたい
と考えております。
87: ◯
佐々木両道委員 以上で、総務費、議会費関係終わります。
ありがとうございました。
88:
◯委員長 次に、民主クラブから発言予定の方は、質疑席にお着き願います。
〔熊谷善夫委員、質疑席に着席〕
89: ◯熊谷善夫委員 始めに、今、
自由民主党市民連合の鈴木委員、鼻血ということで大変心配ですが、早く回復してもらうようにお祈りをいたします。
私が用意いたしました質問の大部分、そっくり同じ言葉で終わりましたので、私は端的に進めさせていただきます。
総務費に関してでありますが、最初に質問になじむかどうか私もわかりませんが、総務費の決算を見ます
と、ほかの款にももちろんあるわけですが、目間での経費の流用
と言いましょうか、それが見られて、また予備費から充用されているというものもあるわけです。ところが、そっちから持ってきたり予備費から持ってきたりする割りには、不用額がちゃんと出ている
と。これはわからないから聞く
というだけで、プロの方から教えていただきます。
90: ◯財政課長 流用の件でございますが、流用に2種類ございまして、1つは人件費がですね、これは独自の人件費の流用ございます。これは予算組んだ後、人事異動ございますので、給与の高い人がいたところは安い人が入ってくれば少なくなるし、逆の場合は高くなるということで、人件費は独自の動きをいたします。これはもちろん款でございます。それから、もう1つは普通の予算の流用でございますが、今、御質問のとおり、流用して持ってきたのに不用額が出てるのではないかということでございますが、これは流用した時点の判断
といたしまして、これは足らないだろうということで持ってきたわけでございますけれども、結果的には足りたというようなケースが多うございまして、そういうことでございますので御理解願いたい
と思います。
91: ◯熊谷善夫委員 それから、もう1つ教えていただきますが、総務局、企画局、市民局、各局で所管されているので市長の附属機関というのがありますね。例えば、1つは電子計算組織運営審議会とか仙台市公務災害補償認定委員会、その補償審査会とか土地利用審査会とか、消費者保護委員会とか青少年問題協議会とかいろいろあるようですが、平成2年度どんな経緯があったのか。条例によって設置されているこうした機関ですから、不勉強で申しわけありませんが、何か定期的に開催されて、その都度たまっていた問題について審査したりするのか、あるいは問題が起きたときに招集されるという性質のものなのか、その辺をお伺いし、それから、大体その中でも、公務災害補償認定委員会というのが設置されているわけですけれども、平成2年度の実績をまず教えて下さい。
92: ◯総務局総務部長 公務災害補償認定委員会でございますが、これは公務上の災害または通勤による災害かどうか、調べるわけでございますが、平成2年度におきましては開催件数は3回でございました。
93: ◯熊谷善夫委員 その中身も教えて下さい。
94:
◯委員長 答弁を願います。
95: ◯総務局人事部長 6件の事案がございまして、通勤上の災害、それから傷病の事件の審査でございます。
96: ◯熊谷善夫委員 6件あって、補償されたんでしょうけれども、何か余り表に出さない方がいいのであれば要りませんけれども、例えば不服の申し立て等はありませんでしたか。
97: ◯総務局人事部長 不服の申し立ては1件ございました。
98: ◯熊谷善夫委員 名前出さなくてもいいですから、よければどんな事故で、どんな金額が出されて、どんな不服だったのか。
99: ◯総務局人事部長 失礼しました。不服申し立てについては、今年度にかかっておりますので、まちがいでございます。
災害補償の内訳でございますけれども、1件につきましては、保育課の職員の療養費の補償でございます。2件目は、市民局の市民生活課の職員の療養補償でございます。3件目は、建設課のアルバイトの療養休業の補償でございます。4件目は、保育所の臨時職員の療養補償費でございます。5件目は、民生委員の療養補償費でございます。
100: ◯熊谷善夫委員 大体わかりましたが、不服申し立ては今年度にかかってるということで結構ですが、その補償のトータルの金額はどのくらいになってるもんでしょうか。それに、あわせて決算書等ではどこにあらわれているのか教えて下さい。
101: ◯総務局人事部長 決算額につきましては、999,155円でございます。1目の
総務管理費中、2の人事管理費の災害補償費でございます。予算額が100万円
となっておりまして、支出済額999,155円。ここの表示でございます。
102: ◯熊谷善夫委員 予算額100万で99万の支出
とうまく納まったものだな
と思いますが、それはそれだけの質問にさせていただきます。ありがとうございました。
次に、総務費で、いずれにしても本会議でも申し上げましたが、決算の金額、支出の金額についてはよし
とするですので、中身だけちょっと伺いますが、一つは広報費。先ほどは市政だより、一般の全戸配布のお話が出ましたが、点字市政だよりについて若干だけお伺いをいたしますが、これはトータルで250何万ということでございますが、あの点字市政だよりはなかなか我々読めるものでもありませんけれども、普通の各戸に配布される一般の市政だより
と同じものが点訳されて配布されるものなのでしょうか。それともなにか特別に目の不自由の方を対象
とした内容になっているのか、中身をお聞きしたい
と思いますし、市の職員の方が一生懸命やって点字を打ってやるわけではないでしょうから、ああいうのはどこに頼んでこれだけの部数をつくられるのか、委託先というんでしょうかね、契約されてるんだ
と思いますが、教えていただきたい
と思います。また、トータルで全市版、区版、2,640部、2940部
と、まあ予備も含めてということで数字が合わないということだけでしょうけれども、これは市内の点字市政だよりの需要
というか、目の不自由な方の数に一致するものなのか、あるいは目の不自由な方で世帯を持っている方だけとか、どんな配布の方法なのか教えて下さい。
103: ◯秘書部長 点字市政だよりは、そのまま市政だよりを写しかえる
といいますか、翻訳する形ではないということです。
と申しますのは、やはりこうした方々のコミュニケーション
と申しますか、一番よく主体
となっていただてる団体に視覚障害者協会というものがございます。そちらの方に翻訳並びに配布等について委託をお願いいたしておりまして、そこで必要な主なものを、おおむね全体をやるわけですけれども、翻訳して出していただいてるということでございます。また、数の違いですが、区版
と全市版。これは全市版、区版、それぞれ配布部数より少し多く刷らなくてはならないということがございまして、区の方は5区になりますものですから、計算上多くなる
と、余るということになろうか
と思います。
数の件につきましては、やはり全障害者の方々ということではなくて、障害者の方々の数は各等級ございまして、2,300名近くの方々がおるわけですけれども、その方々は途中で障害になった方々とか、あるいはこういった点字市政だよりを必要
とせずに、ほかの方法で聞き込みするとか、そういった形でございまして、御希望があれば全戸
といいますか、おおむね御希望に沿って配布されているもの
と思っております。
104: ◯熊谷善夫委員 点字市政だより、ぜひ読者
と言いましょうか、購読されている方の意見も反映されるような方法を取っていただきたい
と思います。読者の声の欄とかですね、そういうのをお願いしたい
と思いますが、目の不自由の方への市の広報としては一般的にラジオももちろんあるわけですが、ほかになにか広報のサービスというのでは手は打たれてありますか。
105: ◯秘書部長 ただいまの点字市政だよりのほかには、声の広報というものをやらしていただいております。これも視覚障害者協会の方々にお願いいたしまして、やはりニーズに従う
といいますか要望に従って、その数ほど出しておるということでございます。
106: ◯熊谷善夫委員 わかりました。私、議会費の方は別に質問通告しておりませんので質問ではありませんが、議会だよりもぜひ残るものとして点字版、今たぶんやっておられない
と思いますけれども、後で聞きますけれども、もしやってなければ、ぜひ御検討願いたい
と思います。
次に移ります。さっき、用品調達費ということで、いろいろ御論議ありましたが、あれで私の御質問も大体そういうことであったわけですが、一つだけ細かいことですけれども、どうも用品、むだが多いような気がするんですね。それで当然経費の節減ということを相当に御努力されている
と思いますけれども、例えばですけれど、殊さら紙袋何かその都度一枚の紙も皆入れて、ああいうのは回収されたり再利用したり何かはされてるのかどうか、もったいないからですけど。そういった用品の節約の努力というのをどんなふうに尽くされてこられたのか。前年度に比べて、やはりどんどん金額かさんでいくというようなことでは、節約ということになっていない
と思いますので、一連のこのむだをなくすという努力についての局長なりの考え方、お願いします。
107: ◯財政局長 予算は各局からの御要望を受けまして、できるだけ厳しく見積もった上で査定をいたしているわけでございますが、もしそのような実態がある
といたしますれば、また組織的に各局とも御協議申し上げまして、見直してまいりたいというふうに考えております。
108: ◯熊谷善夫委員 そういうのがあれば見直すというお話ですけれども、どうもあるように思えてならない。ただ、議会、我々についても余りそういうことのないように、ボックスを設けてとかやってますので、金額的には大したことのないから
ということでなく、ひとつ御努力をお願いしておきたい
と思います。
次に進みますが、企画管理費の方ですが、これでは土地利用規制等対策ということで、6,600万ほど計上されているわけですけれども、この事業の内容をまず教えて下さい。
109: ◯土地対策課長 6,600万の主な内訳でございますが、大体、役務費
と委託料が多いわけでございまして、その役務費は土地の鑑定で、審査の際に必要な資料として委託する
と。あと、監視区域詳細調査ということで、3カ月に1回ポイントを見直していかなければならない鑑定委託。それ
と、我々では、地価公示ないしは地価調査ポイントでは、ちょっと補い切れないポイントの補足ということで、そういったものの鑑定委託ということで行っております。
なお、委託料につきましては、国土庁の指定の集計業務、ないしは届け出等の実態統計というものの委託業務、そういったものが主でございます。
110: ◯熊谷善夫委員 続けてお伺いしますが、平成2年度では国土法の申請が仙台市では何件くらいあって、勧告、不勧告がある
と思いますけれども、勧告した数
と、それから、さっぱり従わなくて、公表されたという例があるのかどうか。
111: ◯土地対策課長 平成2年度の届け出あるいは確認申請の総件数は、3,812件でございます。これは、届け出、また審査期間というのが6週間ございますので、処理件数には若干ずれがございますけれども、処理した件数は3,534件でございます。その中で、1回でパスした
といいますか、不勧告ないしは確認というのが、1,789件で大体56%でございます。価格の引き下げ指導を行ったのが、1,577件で44.6%。審査以前に取り下げしたものが、168件で4.8%。なお、価格指導したうちの半分くらいは、867件でございますけれども、価格指導に従っておる
と。残りの710件が、取り下げしているということで、勧告はございませんでした。
112: ◯熊谷善夫委員 6週間が目安のようですが、出した人にとっては一刻も早く結論を出してほしいという声が多くある
と思います。これは、不動産鑑定士にお願いして結論を出してもらう
と思いますけど、仙台市でお願いしている不動産鑑定士の数、十分でないという意味で聞くんですが、数をお聞かせ下さい。
113: ◯土地対策課長 まず、期間ですが、法律では6週間ということでございますけれども、我々としては、できる限り早く結論を出すことに努力しておりまして、最終的に6週間経過します
と、それを容認したということになりますので、事前になるべく指導なりして、大体4週間あたりをめどに、何とかしたいというふうに努力しておるところでございます。
あと、価格審査上の不動産鑑定士の委託ですけれども、これは我々職員が、いろいろ取引事例なりポイントなりから批准しまして、価格審査をやっておりまして、その届け出の中の異例な特異なケース、我々が判断できないようなケースについて鑑定士に委託するというやり方をしておりまして、大体それが全体の5%くらいの数を委託しておるだけでございます。
114: ◯熊谷善夫委員 この取り扱いですが、申請が出て、書類が出てきたときにいろいろチェックされる
と思いますけれども、あれは売買で、売る人
と買う人があるわけでしょうけれども、売ろう
とする人が出すんですけれど、買う相手は、架空の人物なり団体だという例はありませんでしたか。
115: ◯土地対策課長 それらの届け出を防止するために、印鑑証明なりを添付させることにしておりますので、架空ということはない
と思っております。
116: ◯熊谷善夫委員 1例を私は知ってますが、それはいいんですけど、もしそういうのがあったら、罰則というのか、罰金というのかわかりませんけど、法的にはどうなってるんですか。
117: ◯土地対策課長 最終的には虚偽の申告ということで、いろんな法的手段というものも発生しうる可能性がございます。
118: ◯熊谷善夫委員 情報公開というか、人が申請したものを、あの人はどんな申請したのか見せてくださいなんて、他人が言ったりするようなことは、これはだめですね。
119: ◯土地対策課長 これは、公開しておりません。
120: ◯熊谷善夫委員 文化振興費のことで、これは本会議でもお伺いしましたし、先ほど叶委員の方からも話が出ましたので、文学館あるいはギャラリーについては、さらに御努力をいただく
というだけでいいんですが、一つだけ。平成2年度の決算上は宮城フィルハーモニー
となっておりますが、仙台フィルということになってて1億円。それから、平成3年度は1億2,000万だった
と思いますけど、補助金を出されておられる
と。一つの文化都市仙台ということで、私は大いに育成していただきたい思いです。せんだって、ヨーロッパ視察の折、御説明あったベルリンフィルなんかは、独自のべルリンフィル会館というりっぱなホールを持って市民が支えているということもあって、世界的に有名になってますから、仙台フィルも世界的にぜひ有名になるように活躍してほしいということなんですけれども、補助を出す以上、この団体の経理的な中身全部をおわかりになってること
と思いますので、実態をちょっと教えて下さい。
121:
◯企画局長 宮城フィルハーモーニーの経営状況でございますが、平成2年度の状況を申し上げさせていただきます
と、国庫補助金等が増額になってございますので、単年度は黒ということになっておりますが、累積
といたしまして、約1億3,000万の欠損金を抱えているということで、極めて厳しい経営状況ということで、私どもは把握いたしております。
122: ◯熊谷善夫委員 単年度黒でいいんですけれども、累積赤字抱えて、また団員の待遇というか、聞いてみます
と非常に低い報酬
というか、まあ残念な気がするんですけれども、やはり芸術関係、文化関係、苦しい
といい作品が出てくるのかもしれませんが、それ以上に仙台市としてぜひ面倒を見ていただきたいという観点からですけれども、今後は仙台市の一つの文化の顔としてどんなふうに助成されていくのか、少し大きな助成というか、育成をしていただきたいので考え方をお願いします。
123:
◯企画局長 確かに今お話しいただきましたとおり、仙台を代表するオーケストラとして全国的に今活躍をいたしておりますし、そういった中での経営、厳しいものを抱えるという現状をかんがみまして、私ども今、協会自体として再建策を検討いたしておりまして、近々中に手前どもの方にお寄せいただくということになってございますんで、これらの自立の支援をするという形で新年度に向けまして抜本的な支援対策を講じたいということで、我々も取り組んでまいりたい
と考えております。
124: ◯熊谷善夫委員 抜本的なということですから、大いに期待をしたい
と思います。したがって、3月、さっぱり抜本的でなかったということでないように、ひとつ前向きにお願いをしておきます。
次は、市民費の方で1点だけ。1点ではないですけれども、本会議でもこれは、環境事業局長から答弁をいただいたんだ
と思いますが、要するにコンポストモニターを──あれは消費生活センターでやったんだ
と思いますけど、ほかの都市でやっている例を見ます
と、仙台よりも小さい規模のところでモニター、200人とか300人とかでやっておりまして、それでどんな成果が上がるかを研究されているようです。仙台市は、この間50人
と伺いましたけれども、この大仙台市、地域的にいろいろまあ中心市街地あり、あるいは農村地帯ありというようなことで、地域によって相当モニターをもう少し充実して研究しない
と、一概にこれはいいもんだ
とばかりは言えないような気もしますが、まずはモニターを1回やった結果、成果
といいましょうか、そしてそれを踏まえて、これからこのコンポストの問題どう取り扱って行くのか、本会議では伺いましたが、もう1回市民局サイドでされた
というから、市民局サイドの考え方を教えてください。
125: ◯市民局長 消費生活センターでのコンポストモニターの内容でございますが、募集しましたら確かに数が798名という大勢の方から応募があったわけでございますが、いま熊谷さんおっしゃったように、50名というようなことで実施したわけでございます。テストの方法は、市内で販売されているコンポスト容器をモニターに実際に使用していただく、使用結果について3回にわって報告をしていただくという中身でございまして、内容は毎日出る家庭ごみのうち、高い割合を占める生ごみの量を実際にはかってもらって、1週間で減らせるごみの量はいくらか、コンポストの使用感、におい、虫の発生はどうか、堆肥のでき具合はどうかなどの数項目にわたる調査をいたしました。その結果、1家庭で減量できる1週間の生ごみの量は、約5キログラムという結果が出ました。またコンポスト容器を使用した感想を簡単にまとめます
と、虫などの発生が多く使用が困難という回答も4人からあったものでございますが、とても有用であるので活用したい、ごみ量が減った、という回答が40人にも上りました。ごみ減量及び資源リサイクルという観点から、コンポスト容器の有効性を認める意見が多く寄せられたところでございます。このモニターの結果は、報道機関を通じ広報するとともに、消費生活情報誌「豊かなくらし」というのを発行しているのでございますが、それに掲載し、市民の皆様に情報を提供しているところでございます。今後いろいろな機会を通じまして、市民に情報を提供していきたいというふうに考えてございます。
126: ◯熊谷善夫委員 わかりました。また、環境事業局でも随分大きく関心を持たれて、事業化を検討されるという本会議での話もありましたから、期待しておきたい
と思います。
それから、婦人青少年費についてちょっとお伺いいたしますが、ひとつは私、知らないでいるんですが、市内の一般の青年──市の職員ということでなくて、青年の国内研修制度というのを持たれている
と思うんですが、これは平成2年度、実施されているのか教えてください。
127: ◯青少年課長 国内研修は、昭和40年代から続けておりまして、数年前までは引率者がついて青年を連れて行きましたけれども、ここ二、三年は大都市青年会議というのが各市で行われております。それで、平成2年につきましては、広島市で行われておりましたので、青年団体関係の役員6人を派遣しております。
128: ◯熊谷善夫委員 その1回だけですか。
129: ◯青少年課長 年間では1回だけです。これは毎年1回づつ続けております。
130: ◯熊谷善夫委員 これについて、何か局内で話し合いはしないんですか。そういった1回だけという回数も少ないような気もしますし、特定の団体の代表者ということだ
と思いますが、一般から公募してという考え方は、持たれておりませんか。それからもう一つだけ、国際交流にも関係するんだ
と思いますけれど、海外へというようなことは検討されませんでしたか。
131: ◯青少年課長 国内研修につきましては、一般公募ということまでいっておりませんで、今の場合は勤労青少年ホームに集う若者の方々、それから地域青年団、サークル活動をやっている人達を対象に募集をしております。
青年の海外交流ということですけれども、まだそこまで行っておりませんで、逆によそからの、例えば昨年です
と中国からの青年の受け入れということで、地元青年
との交流という事業をやっております。
132: ◯熊谷善夫委員 今後はどうですか。海外という意味では。
133: ◯市民局長 青少年課
といたしましても、十分検討課題にさせていただきたい
と思っております。
134: ◯熊谷善夫委員 今派遣している青年、勤労青少年ホーム利用の団体等ということですので、関連してアスピアのことをお伺いしたい
と思いますが、三つのアスピアの
利用状況を、教えてください。
135: ◯市民局長 勤労青少年ホームの
利用状況でございますが、平成2年度の登録者、これは証明書を発行しているところの登録者の数でございますけれども、勤労青少年ホームは3館ございまして、1,312名でございます。前年度よりも307名ほど増加している状況です。なお、年間の利用者数でございますけれども、3万4,885名ございまして、前年度
と比較します
と、27%ほど増加いたしてございます。
136: ◯熊谷善夫委員 今や青少年、自主的な青年活動なんかする場として各地に市民センターやらいろいろありますので、そこにだけ集うということが少ないのかな
と思いますが、まあ前年度よりは増えたという話ですが、しかし、仙台を愛して仙台で青年活動を続けて、みんなでやろうというような指導、ムードの盛り上げというようなこと、私は、うんと大事だ
と思いますし、アスピアの皆さん、おそらくそういうことで活躍されている
と思いますけれども、こうした団体の育成ということについては、決算上では、まあなんぼ金がかかってというようなことはすぐ目には見えませんが、こうした青年団体の育成ということ
と、そういった団体への参加を青年に広く呼びかける努力というものは、青少年課でやっているのかどうかわかりませんが、実態を教えてください。
137: ◯市民局長 確かに、以前の勤労青少年ホーム
と比較する
と、大分問題を抱えていることは事実でございます。昭和40年代では5万を超えるような利用実態ということから比べます
と、それは今、熊谷委員さんがおっしゃいましたように、60年代に入りまして減少傾向というようなことでございまして、これはいろんな理由があるのは、もう御承知のとおりだ
と思うんでございますが、私ども
といたしましては、勤労青少年ホームを、もう少しやはり活用していきたいということから、先ほど、熊谷議員さんから話ありましたような愛称を平成2年度に行いまして、PRに努めたところでございます。さらに、勤労青少年の多様なニーズに沿った事業の企画というようなことで、テニス教室とかゴルフ教室などの実施というようなこと、あるいは今後の方策
といたしましては、やはり若者の声を反映した事業の推進というようなことで、スポーツレクリエーション等のクラブ活動を通じた仲間づくりを基本に、交流触れ合いの場
となるように努める覚悟でございますが、そして、さらに来年度の事業
といたしましては、第1回の宮城県勤労青少年フェスティバル──これ県内26の勤労青少年ホームがあるんでございますが、これを一堂に会しまして仙台市の勾当台公園市民広場におきまして、フェスティバルを実行して、さらに青年団体の育成に力を入れていきたい
と考えてございます。
138: ◯熊谷善夫委員 総務費に関しまして、以上で終わります。
139:
◯委員長 次に、日本社会党仙台市議会議員団から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。
〔千葉義二委員、後藤昌男委員、辻隆一委員、質疑席に着席〕
140:
◯委員長 順次発言を願います。
141: ◯辻隆一委員 私は
総務管理費中、人事管理の問題に関連してお伺いをしたい
と思います。近年行政改革が叫ばれまして、最近でも人員の削減や、あるいは業務の民営化、さらには財団等への委託、そしてOA化、こういったところが進められまして役所のスリム化というところが図られてきたようにお伺いしております。しかし、そういう状況の中で、先般、私の方で当局にお調べいただいた資料に超過勤務に関する資料をいただいたわけでありますが、この中で平成2年度の総超勤時間、全職員でですね、120万8,455時間、このような膨大な数字になっていることがわかりました。このことは、単純に1人当たりに計算いたします
と、年間180時間ということになりますし、職員で単純に割ります
と600人ほどの人件費、人件費からすればもっと750人分ぐらいになるような予算が支給されているということでございます。そういうことの中でですね、市役所が不夜城
といわれるように、夜夜中まで電気がついているという実態が皆さん御存じのとおりだというふうに思うわけであります。そういう中で、このような恒常的な超勤というものが蔓延をしているというふうに私は認識しているところでありますが、この実態について当局でどのように把握をし、またどのような対策をお考えなのかお伺いしておきたい
と思います。
142: ◯総務局長 確かに政令市になりまして、仕事量も増えてまいっております。いろいろ大変だ
と思いますけども、まあことしの4月にも条例の改正をお願いいたしましたし、それでまあ200名ほどの定員増を行ったところでございます。今後とも事務量の調査などを踏まえまして、できるだけ適正配置に努力をしてまいりたい
と考えているところでございます。
143: ◯辻隆一委員 その資料でですね、1人当たりの年間最高の超勤時間というのは、1,502時間やっておられる方がおります。このことは、いま政府も労働時間が1,800時間を提唱している状況の中でですね、1人が2人分の仕事を年間しているという実態があるわけでございますが、私はこのような1,000時間をオーバーするような状況というのは、非常に異常な事態ではないかというふうに考えているわけでありますが、この辺についてどう御判断をされているか、お伺いしたい
と思います。
144: ◯総務局長 確かに超勤時間の多いというのは、好ましいこと
とは考えておりませんけれども、確かに政令市で比較いたしましても、大体、中ほど程度ということで、まあできるだけ解消に努力をしていきたい
と思っているところでございます。
145: ◯辻隆一委員 これらの職場というのは、ほとんど土木関係、いわゆる道路、都市整備、下水、こういったところに集中している実態があるわけでございますが、さらにまた区役所の建設関係等、一部の職場に集中しているという傾向もあるわけでございますが、これらの職場について、私は業務の見直しも含めて定員管理の見直しということで、人員増等を図っていくべきだ
と考えるんですが、この点についてはいかがでしょうか。
146: ◯総務局長 先ほども申し上げましたとおり、本年度も定数増をいたしました。来年度も条例としては、なかなか実態としては難しい
と思いますけども、市役所全体の枠の中で見直しを行いまして、努力をして行きたい
と思っております。
147: ◯辻隆一委員 私は、これからの週休二日制の施行、そういったことを考えて、抜本的な人員の見直しということを図る時期にきているではないか
と思うわけであります。特に、これらの超勤が蔓延しているということの中で、多くの職員の恒常的な健康管理の問題が、非常に心配されているわけでありまして、これらの健康破壊がないようにしていかなければいけない
と思いますし、またさまざまなこういう厳しい労働環境の中で、例えば今泉の清掃工場の事故も含めて職場の安全衛生の管理あるいは健康管理、こういったものについてですね、考えていただく
と同時に、やはり人員管理の見直しということが必要である
と私は考えるんですが、いかがでしょうか。
148: ◯総務局長 安全管理も大変重要なことでございまして、安全衛生委員会のそれぞれ活躍もお願いを申し上げているところでございますし、先ほど申し上げたとおり、職員の仕事につきましては、実態の把握に努めまして、適正化を図っていきたい
と考えております。
149: ◯辻隆一委員 関連して、人事委員会の事務局長にお伺いしたい
と思いますが、人事委員会は、近年の報告の中で、職員の勤務意欲の一層の高揚を図る人事管理政策というものが必要であるというように述べられているわけでございますが、この間、例えば一昨年は管理職手当の一時金への参入を図る、あるいは昨年は傾斜配分という加算措置をとる、さらにまた休日の管理職の代替制度というものをつくる、このような形でですね、私は別に管理職の皆さんが悪い
と言っているんじゃないんですが、管理職に対する手厚い措置というものが図られている
と認識しているわけですが、この点についてまずお伺いしたい
と思います。
次に、そもそもこの管理職手当を設けてきた経緯について、人事委員会の御見解をお伺いしたい
と思います。
150: ◯人事委員会事務局長 管理職手当、いわゆる給料の特別調整額につきましては、管理監督の地位にある職員の職務及び勤務形態の特殊性等を考慮し、給与政策上の観点から設けられたもの
と解釈しております。本市におきましては、昭和28年に国の制度化に合わせまして作成されましたが、実際に運用されましたのは、33年の高等学校の校長先生から、それから行政職の管理職員につきましては、昭和41年の7月から運用されております。
151: ◯辻隆一委員 私はこの管理職手当の背景というのは、労働基準法第41条で、いわゆる一般労働者の労働時間や休日等の扱いについて適用の除外になっているというふうに解釈をしているわけでございますが、この点について管理職手当
との関連についてどのように御見解を持っているか、お伺いしたい
と思います。
152: ◯人事委員会事務局長 労働基準法41条の趣旨につきましては、地方公務員の管理職についても適用されております。したがいまして、一般職員を指導監督する地位にある者につきましては、その地位の特殊性にかんがみ、一般職員
と異なった取り扱いをして構わないということで解釈しております。
153: ◯辻隆一委員 私はそもそも昨年、この管理職の休日の振りかえ制度というものをつくったときから若干疑問に感じていたわけでありますが、この41条に照らせば、管理職はすべて除外をされているというふうな認識ということから照らし合わせれば、あえて振りかえ制度をつくるということが制度になじむのかどうか、私は疑問に感じているところであります。そういったことから、総じて管理職も含めたこういう人事管理制度の見直しということが、抜本的に問われているのではないだろうか
と思うんですが、人事委員会事務局長並びに総務局長にお伺いしたい
と思います。
154: ◯人事委員会事務局長 人事委員会としましては、管理職職員につきましても代替休暇制度というのは妥当だろう
と考えております。
155: ◯総務局長 代わりに休暇がとれる場合には、大いに取っていただいた方がいい
と思っております。
156: ◯辻隆一委員 この問題については、若干解釈も含めて違う点があるか
と思いますが、今後も議論させていただきたいというふうに思います。
次に、本来はこの議会では各財団等の経営の報告は、この議会に上程されておりまして、そのところで審議をすべきものというふうに判断をいたしているわけでございますが、その上に立って特に最近急激に増加をしている財団法人等の外郭団体、このもとで働く職員の労働条件の問題あるいは身分の問題、さまざま問題があるやに聞いておりますので、その点について若干お伺いをさせていただきたい
と思います。
まず一つは、各施設で働く職員の身分について、例えば市派遣の職員であるとか、あるいは退職者が働いているとか、あるいは財団固有のいわゆるプロパーの職員が働いている、さらに嘱託等、そういうさまざまな身分があって労働条件も当然まちまちになっているわけでございますが、この点で職場の業務遂行上の秩序やあるいは勤労意欲等の問題で、非常に意見が出されているところでありますが、この点について当局の御見解をお伺いしたい
と思います。
157: ◯総務局長 確かに、外郭団体は設立の時期がいろいろございまして、設立をされました時期や経過によりまして、いろいろ職員の採用方法も違ってきております。したがいまして、職員の構成については、ある程度やむを得ないことだ
とは考えておりますけれども、まあ将来に向けてましては、やはり徐々になるたけ統一をしていくことが好ましい
とは考えております。
158: ◯辻隆一委員 その中でですね、特に市の職員が、派遣をされているというようなことでですね、いろいろ休職をして派遣をされていくという実態が現にあるか
と思います。そういう場合の派遣の時期とか、あるいは年数とかあるいはそういったルールづくりも問われているかというふうに思うんですが、特にいろいろ事件があった場合の災害の取り扱いの法的な取り扱いの問題とか、いろいろ問題点が残っているか
と思いますが、その点について、御見解をお伺いしたい
と思います。
159: ◯総務局長 確かに休職をして派遣されたような場合には、地方公務員の災害保障法でなくて、一般の労働災害の保障法の適用になります。まあ、給付内容につきましては、ほぼ似通っているところでございますが、これらの点につきましては国の方でも、同じくいろいろ、今現在、研究会などで研究をいたしておりまして、法令の改正を我々も期待をいたしているところでございます。
160: ◯辻隆一委員 財団固有の職員の労働条件に関してでありますが、初任給や任用の制度上いろいろなばらつきがあるというふうにお伺いしております。そういう意味で、統一した賃金や労働条件、こういったものが確立をされてしかるべきだ
と思いますし、また職員間の人事異動等も配慮されるべきもの
と思うんですが、この点についてお伺いしたい
と思います。
161: ◯総務局長 確かにふえてまいりまして、外郭団体もいろいろ差があることは先程も申し上げたとおりでございます。中身につきましては、現在いろいろ実態の把握に努めておりますけれども、できれば将来はできるだけ統一をして人事異動等もできるような格好で、将来いい方に直していきたいという気持ちはございます。考えていきたい
と思っております。
162: ◯辻隆一委員 次に、第2項の企画費中、第1目の企画管理費について二、三お伺いしておきたいというふうに思います。2年度の決算で約1億2,000万円の委託調査が行われているというふうにお伺いしているわけでございますが、この委託調査に関して、まずこれらの委託調査に関連したさまざまな情報というものが寄せられる
と思うんですが、この点についての情報の管理、それからこの生かし方、これらについて、まずお伺いしておきたい
と思います。
163:
◯企画局長 私ども手がけております調査は、総合計画でうたわれております具体の事業の展開なり、長期的かつ先導的な施策の構想等について、いわゆる下敷きになる調査というものでございますんで、調査結果につきましては、当然に次の段階の事業化に向けてのものということで、当然にこの調査過程の中にもありまして、関係部局の方々にもお入りいただいて、調査をフォローするということで成果を見てございますもんですから、でき上がった調査結果につきましては、各事業の展開の場に活用するということで取り組んでいるところでございます。
164: ◯辻隆一委員 私がいただいた資料の中で、約10の
調査研究がございますが、私は基本的に市役所の仕事、特に企画局の仕事というふうに判断していいか
と思うんですが、やはり調査、計画立案、施行、そうしたものは一貫した業務体制の中で行うべきもの、というふうに私は考えるのですが、ほとんどのこれらの業務が委託をされているという実態について、その辺の御見解をお伺いしたい
と同時に、例えばヘリポート建設可能調査とかこういっもたのは、市の職員にやれ
といっても非常に難題があるわけでございますが、例えば土地利用計画に関する基礎調査とか、そういったことに関しては、やはり市職員独自で調査し、計画立案、施行そういったものを一貫して管理していくべきだというふうに私は考えるのですが、その点について御見解をお伺いしたい
と思います。
165:
◯企画局長 先ほど申し上げましたとおり、調査の性格からいたしまして、専門的な調査機関にお願いをするということで、大半対処いたしておりますが、それは専門調査機関には時の趨勢なり全国的な動向についての情報が集積されている、それから都市経営についての分析手法にたけている等々から、よりベターではないかということでお願いしておりますが、先ほど申し上げましたとおり、この調査成果を得る過程の中で、各部局の意見を反映して成果品を得るということでございますので、市職員一体
となって調査を成就するという手法をとってございます。したがいまして、先生お尋ねの首尾一貫した執行体制の件につきましては、この調査の性格からいたしまして、この調査の結果を踏まえて、具体に事業化をされるという段階で、改めて調査から執行体制の一貫性ということが当然に確保されるだろうというふうに考えております。
166: ◯辻隆一委員 次に、市民費の第1目市民総務費の中で、先ほど叶議員の方
と若干ダブるか
と思いますが、市の施設を見る会に関連して、参加者が平成2年度で7,766人、歳出が1,366万というふうになっているのでございますが、連合町内会の数、あるいは何件の申し込みがあって、実施できた件数は幾らかについて、お伺いしたい
と思います。
167: ◯市民局長 連合町内会の数は94でございますが、連合町内会の申し込みとしては、18団体819人、単位町内会が94団体の3,715名の参加でございまして、これは先ほども叶委員さんに御回答申し上げたとおり、市政だよりでPRしましてですね、受付開始が4月10日
と約1カ月の間でおおよそ満杯
と。まあ、先ほどの申し込んで断った数というようなことでの御質問でございますが、端的に申し上げます
と、大体そういう状況でございますので、各区それぞれにらみます
と、青葉区が一番多くて10団体ぐらい断っておりまして、そのほか6ないし7団体ぐらい、大体そんな状況で四、五十のお断りをせざるを得ないというようなところになっているところでございます。
168: ◯辻隆一委員 秋保の市民センターとして現在利用されている施設がございますが、この施設がいつ建設されたのか、それからこの施設が天井等に雨漏れの跡がにじみ出てくるような状況で、非常に見苦しい状況にもなっているというふうに聞いております。老朽化している現状をですね、今後の対応として建て替えなり、改修する予定はないのかどうかだけ、最後にお伺いしておきたい
と思います。
169: ◯市民局長 現在の秋保市民センターでございますが、これは昭和46年に秋保開発センターということで、建設されたものでございます。ですから、大体20年という月日がたっているわけでございますが、その後も一度改修した経過があるようでございますが、屋根が平らな屋根でございまして、どうもそういうことが一つの原因なのかもわかりませんですけれども、それなりの改修が必要になってくる。時間がたてばですね。そういう点で、ただいま改修について検討をいたしているところでございます。
170: ◯千葉義二委員 審議に協力する意味で、1点だけに絞って御質問させていただきたい
と思います。それは、補助金事務取扱についてでございます。そこでまず最初に、決算書を見ます
と、総務費だけで二十数目に分かれております。したがって、これが教育費まで行きましたらば何件の何億円、補助金として出されていたか、これをまずお知らせ願いたい
と思います。同時にまた、1件あたり最高額はいくらであったか、この点も教えていただきたい
と思います。
171: ◯財政課長 平成2年度の補助金の各款総額の交付額でございますが、60億5,200万余でございます。
最高
といいます
と、金額的に最も大きいのは幼稚園就園奨励費5億7,800万余でございますが、1件当たりということになります
と、なかなかその1件というのは非常に難しゅうございまして、件数については全部わかりませんので、申しわけございません。
172: ◯千葉義二委員 今、財政課長から60億の補助金が平成2年度は支出されている。この支出のもと
となるいわゆる要綱で、これが処理されているわけです。これは仙台市補助金等交付規則ということで、昭和55年3月に施行されました。これを見ます
と補助金の交付の申請、これには1つは補助事業等の目的、内容等を記載した書類、2つには補助事業等の経費の内訳等を記載した書類、3つ目にはその他ということになっておりますが、果たして高額な補助金を支出する時、この程度の書類でいいものかどうか、この点をまずお伺いしておきたい
と思います。
173: ◯財政局長 補助金の申請内容が適切、妥当であるかということを判断いたしますために、最低限の書類というものを規則、要綱で定めているわけでございまして、その様式なり一定のフォームなりというものは、全国的な横並びの情報なり、県の指導なりもあわせて反映をさせて、大体このぐらいで標準的にはいいだろうというふうなものでやっているわけでございますけれども、その書類を見ただけで判断が足りないという場合には、適宜、こちらからこれは強制ではございませんけれども、お願いをいたしまして、現地を見たりヒアリングを行ったりした上で最終判断をしているわけでございまして、現実の判断がその書類だけで必ずしも終わっているわけではなくて、さらに詳しい情報なども集めながら行われているということで、判断に足りる資料は適時取っているというふうなのが、実態の運営でございます。
174: ◯千葉義二委員 わかりました。それではですね、仙台市は工事請負については3億円、そしてまた財産の取得には8,000万円、これを議会に議決を求めるという条例になっているわけです。ところが、今、先ほど財政課長から報告されました1件あたり5億7,800万円、こういう補助金の支出がなっているということになります
と、これはやはり高額でございますから、議会にそれなりの議決を求める
とかというような手法はとれないのかどうか、お伺いしたい
と思います。
175: ◯財政局長 現在の地方財政制度なり予算の制度におきましては、すべて予算という形で、議会の御意思を御判断いただくという制度になっておりまして、個別項目のいわゆる単項議決制度
といいますのは、先ほど御指摘になったような問題、あるいは自治法90条によるさまざまな議決案件以外については、必要がないという制度になっているわけでございますので、ただいま、大変貴重な御提言だ
とは思いますけれども、それを実際の行政に反映させるというのは、今のところ直ちに実行するのは難しいのではないかというふうに思います。
176: ◯千葉義二委員 それではですね、一応のこの交付規則、これから入りまして、各局ごとにこの補助要綱とかというものができているわけですね。そしてその中では、交通安全対策については50万円とか
とちゃんと金額が明示されていっているわけです。ところが、金額の明示がいわゆる上限がないんであります。ですから、今、財政局長は予算書において一応の承認を得たからいい
と言いますが、予算書においては、各々すべてが出ているわけではないんです。言うなれば、予算書の中で、こういう大きなものについては出てきますけれども、いわゆる予算書に中身として出てこないで高額なものが支出されているんでないか
と思うんでありますが、こういう点について、ひとつ御回答願いたい
と思います。
177: ◯財政局長 先ほどの5億7,000万円という幼稚園の就学就園奨励補助ですけれども、これはまあ1件1件の幼稚園なり、あるいは園児に割ってみます
と非常に少額でございます。たまたまそういうくくり方をいたします
と5億7,800万という数字になるわけでございます。予算書のつくり方というものは、全国標準はございますけれども、説明の欄におきましてできるだけ高額なものにつきましては、御判断の便宜に資するように、できるだけ大きなものはその補足説明をするようにいたしておりますので、大体のところは十分足りているのではないかというふうに思っております。
178: ◯千葉義二委員 わかりました。それではお伺いいたしますがね、これはこの決算には直接的ではないんですけれども、平成3年度の予算執行の中で、仙台市中央2丁目、旧新伝馬町のアーケード道路舗装工事、こういうものについてはどのような判断から、そして補助金を出していったのか。私は、仙台市商店街近代化計画策定事業補助要綱、これを見ましても、その金額、そういうものが出てこないのです。そういう点について一つ
と、もう一つは、こういうような事業補助を行うとき、言うなれば工事計画というものを、やはりその日程というものを見なくてはない
と思います。6月の議会で私は、常任委員会でこの点について当局をただしました。このとき当局は、2億円の補助金を出している
と言っています。私は、それはそれでいいんですが、言うなれば仙台の代表的な催しであります七夕。そして今度はお正月。2つを犠牲にするわけであります。殊に、今度の七夕の場合は、皆さんも御承知のように大雨で、地域から来た方々が大変な苦労をしたわけです。あのアーケード問題を、あの時期をずらしてもよかったんでないか。こういう点について、やはり指導性というものが問われるのでないか
と思うんですが、その点についてのお考えをお願いしたい
と思います。
179: ◯経済局長 お答え申し上げます。
七夕まつり、あの金額というものは、全体の事業費──これは国の事業費も県の事業費も全部注がれておりまして、そこの中で十分検討された上で、そこの中の30%以内、上限2億円ということで3年度から決めさせていただいております。
また、七夕関係のあるいはお正月関係のお話ですけれども、国の規定によりまして単年度で事業をしなさい
ということになりまして、1年間で舗装し、アーケードをするには、七夕期間とかあるいはお正月、その辺を平常のままおくということはなかなか工事的に至難なことでございまして、我々の方では、中央2丁目の場合はアーケードを取ってしまったら、ただの街というようなことのような批判もありましたけれども、今後行われますいろんな商店会のそういう関係の工事につきましては、市民の利便を十分考慮しながらやることというような指導もいたしております。以上でございます。
180: ◯後藤昌男委員 私の思い違いであれば御勘弁いただきたいんですが、企画費の中で、予算に都市機能の高度化に関する調査費があった
と思うんですが、この点についてどの程度進んでいるのか、ひとつお示しをいただきたいというふうに思います。
181:
◯企画局長 お尋ねのものは、多角的都市構造に関する調査ではないか
と思いますが。
182: ◯後藤昌男委員 予算書で提起したの
と決算書で提起したものは、名前を変えた
と、こういうふうに理解していいんですか。
183:
◯企画局長 大変失礼しました。手元にちょっと予算書を持ち合わせておりませんもんですから、確認させていただきたい
と思います。
184: ◯後藤昌男委員 それでは絡みの点でお聞きするんですが、先ほど多角的都市構造の形成に関する調査ということで、平成2年、平成3年で終わる
と、こういうことで、基本的には仙台市の一局集中を、副都心を含めて分散化を図るという形で今年度終わるという形になっているわけです。いろいろな調査がそれぞれ出されているわけですけれども、すべて平成3年度で終わるというものでもないだろうし、最終的には土地利用計画が全体的なもの
となって、それぞれ当てはまっていくんだろうというふうに考えるわけです。その場合、時間的なゆとりも含めてそうするんです
と、こうは言いますけれども、一方ではそれなりに毎日毎日仙台市の都市が変わってくる。変わってきたもの
と実質調査をしたもの
と、最終的に全体を組み合わせたときのずれというやつが当然出てくるんではないんだろうかという形を考えます
と、その点のずれの整理、これらのものについてどのように事務段階ですり合わせをしながらつくり出して重ね合わせるのか。そういう年度別の手続きというものが、それぞれの分野でなければ困るような気がするんですが、そういう点ではどういうふうに考えればいいんですか。
185:
◯企画局長 冒頭、まず総合計画というのがございまして、これを踏まえて実施計画という展開になっておるわけでございますが、私ども、調査の段階におきましては、一応これらのものを横に見据えておってかかるという先行的な部分がございます。ただし、その事業の中身によりましては、先生おっしゃられましたとおり、実施計画にのっとって私どもの調査の前にというものもございます。今、御指摘ありましたとおり、土地利用計画──平成4年でございますが、調査によっては本年度中に終わるものがございます。そういったものについては、土地利用計画策定の段階で、既に終わったものの調査状況を踏まえて、土地利用計画をどう見るかということで前後の調整を図って全体的な事業執行に資するという姿勢に、今、立っております。
186: ◯後藤昌男委員 わかりました。
それでは時間もございませんので、その土地対策ということで先ほどそれぞれ出されました。私は率直に申し上げまして、一般的にバブルがはじけた
と、こういうふうに言われてるわけですけれども、仙台の土地の推移というんですか、これは、2年度、引き続いて今年度どのような形になっておるのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。
187:
◯企画局長 具体の調査データ、今、手元に持ってございませんので、保留させていただきたい
と思います。
188: ◯後藤昌男委員 それでは後で聞きますけれども、1つは、私は、一般的に土地は落ちつきを取り戻しているんだというふうに、新聞なりあるいはマスコミなりあるいは東京も含めてそういう姿になってきている。しかし一方では、ここ二、三日、殊に国家財政も含めて景気が歩どまりだ
と、あるいは不景気に入るんではないかというようなことから、改めて土地金融政策に対する考え方が変わってきているというふうに思うわけです。そういう点では地方自治のこれからの都市計画あるいは地域経済を含めて町づくりをしようという方から言えば、改めてまた土地が高騰するというような、せっかくここまで沈静したものが壊れてくるというようなことになったならば大変だというふうに思うんですけれども、そういう点での国の動き
と仙台市のものの考え方、こういうものについてどのように御判断なさっているのか、ひとつお示しをいただきたいものだというふうに思います。
189:
◯企画局長 地価の動向につきましては、今お話にございましたとおり、国の金融政策が1つ背景にございまして、仙台市域にありましても、全用途地域全般にわたりまして上昇率は低下をし、1桁台におさまっているという状況にはございますが、またお話ありましたとおり、根の深い騰勢はそこに控えてございますもんですから、手綱を緩めれば、またもとのもくあみという状況はだれしもが考えられるところでございまして、私ども、今の規制策については、より長い目で見据える必要があるだろう、そういったことで国の出方を見守ってまいりたい
と、かように考えております。
190: ◯後藤昌男委員 私はそうだ
と思うんですが、ただ、それならばなぜ土地が落ち着きを取り戻したかということになれば、金融政策によって押さえ込まれたというのが本論だ
と思うんです。そこで、この金融政策を緩めるということは、とりもなおさずもう1回そういうものが起きるということも、これまた当然だというふうに思いますし、現時点で持ちこたえている方々についても、金融政策が解除されるならば回転が速まる。回転が速まるということは、今の現状を抑えてでの回転が速まるんではなくて、再び高騰に向かっての回転が速まる。こういうふうに私は考えるわけです。それが誤りなのかどうかわかりませんけれども、私はそのように考えるときに、金融政策を今やろう
とする国の方針について、仙台市の基本的な考え方がきちっとなければ、そのまま金融政策が緩んでくる。こういう点についての見解
と、それから確かに景気後退だという発想がありますけれども、仙台市における景気後退というのはどれほど今しんどいのか、私は率直にお伺いしたいというふうに思います。
191:
◯企画局長 景気の動向につきましては、端的に国税収入等にあらわれております
とおり、それなりの重みのある動きではないか
と思います。一方、じゃあこういった景気浮揚策として今とられている金融緩和策が特効薬なんだろうかという問題点につきましては、先ほどの卑近な事例として土地の価格に表明されますとおり大きな問題を抱えているということで、事実相反する施策の展開が今後求められる
と思いますんで、私ども自治体
といたしましては、国の動きを待ってどうするか
と。どういたしましても後発的な対応しかない
と思いますが、そういった狭められた範囲ではございますが、自治体としての可能な限りの範囲内で努力させていただきたい
と、かように考えております。
192: ◯後藤昌男委員 後は、さっきのやつを話し合っていただければいいし、それから1つだけ聞いておきますが、地籍調査があるわけですが、これはどの程度進んで、どういう形になるのか、お示しだけいただきたい
と思います。
193:
◯企画局長 仙台市として、今、地籍調査は、計画に対しまして進捗率約15%台でございまして、国土庁
といたしましては、これを30年間でもって完了するという計画を立ててございますんで、私ども仙台市としては、この計画期間内に進捗を図りたい
と考えておりまして、今現在実施いたしておりますのは、旧泉、宮城、秋保で、旧仙台市については取り組んでございませんので、新年度に向けまして今後の地籍調査の作業手順等について国土庁
とも相談いたしまして、取り組み構想について固めてまいりたい
と、かように考えております。
保留いたしたところを企画調整課長から答弁申し上げます。
194: ◯企画局企画調整課長 大変失礼いたしました。
平成2年度の当初予算で、都市機能の高度化に関する調査に要する経費として6,000万計上いたしておりましたが、これは、決算
といたしましては多角的都市構造
と、それから産業支援、これの経費、その他の調査ということで執行いたしたものでございまして、当初予算書
と決算書
とでは表現が違っております。以上でございます。
195:
◯委員長 次に、公明党から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。
〔植田耕資委員、岩崎武宏委員、質疑席に着席〕
196:
◯委員長 順次、発言を願います。
197: ◯植田耕資委員 総務費についてお聞きしますが、その中で市民センターあるいはコミュニティ・センターのいわゆる地域集会施設
と言われるやつに関してお聞きしたいんですが、平成2年度末で仙台市では、大体人口おおむね100万規模の都市
といたしまして、どの程度の数の市民センターあるいはコミュニティ・センターを必要
としているのか。そして、平成2年度でどの程度の充足率になっているのかということのお見通しをまずお聞かせ願いたい
と思います。
198: ◯市民局長 平成2年度末というような御質問でございますが、平成3年度も含めました数字でお答えさせていただきたい
と思います。
市民センター
とコミュニティ・センターは、同じように地域施設でございますが、現在ございますのは、小学校区が118ございますけれども、コミュニティ・センターにつきましては37でございます。市民センターは、中学校区が60中学校区でございまして44館。それぞれその充足率、整備率につきましては、それぞれ数字であらわします
と、市民センターもしくはコミュニティ・センターが、それぞれの地域に設置されておりまして空白状態を解消しているというような整備率という考えから申します
と、学校で比較する
と大体7割弱、68%くらい行っております。しかし、ダブっておるところ等々もございますので、それで行きます
と大体6割程度というのが充足率でございます。で、私ども
といたしましてはどのような整備をするかというようなことでございますが、今の整備基準
といたしましては、小学校区にコミセンを1カ所、中学校区1、2に市民センターを1カ所というような整備基準で進めておるわけでございますが、どうしても幅のない場所もございますので、両方がバランスよくなるような形で考えてまいります
と、それぞれ今後の見通しとしては、今世紀中には十分100%になるのかな
というような感じでおりますが、できるだけこれを効率的に進めていきたい
と、頑張ってまいりたいというふうなふうに考えておるところでございます。
199: ◯植田耕資委員 今世紀中に頑張りたいというのは大変ありがたいんでございますが、現実は、例えば立町小学校です
と、川の東側
と、西側の亀岡地域って言うんですか、要するに1小学校区に1つのコミセンというのは、現実にはそこの地域集会施設という名に値しないのじゃないか、立町地域の住民の方々
と亀岡地域の住民の方々というのはほとんど別な住民の方々だ
と、こういうふうに私は思うわけでございます。それからあと、昨年でしたかできました鶴巻小学校というところにコミセンがございますが、この小学校区は非常に鰻の寝床のように東西に長くて、たまたま建ったところが西側の端っこの方という感じのところでして、お年寄りが東の方から行きます
と、あの産業道路を渡るのに、青信号を1回、赤になったとき途中で待っていてもう1回渡っていくような非常に不思議な学校区なんでございますが、最初にコミセンやあるいは市民センターをつくるときの設置基準というものがあったのは当然ですが、だんだんつくりづらいところが出てきているというのは現状じゃないかという──いわゆる土地の問題でございますが。で、今のところ充足率6割ということは非常にすばらしいことで、今世紀中に100%に持っていきたいという目標も非常にすばらしいんですが、そろそろこの設置基準の見直しというものにかかっていく段階に入っているのじゃないかなというふうに私自身感ずるんですが、市民局長さんのお考えはどうでしょうか。
200: ◯市民局長 御質問の設置基準の見直しの件でございますが、あくまでも設置基準は、原理原則の一つの基本を定めたものでございます。確かに現時点では、そういう点から押します
と、私、申し上げましたように6割というような充足でございますので、やはり未整備地域の解消に全力を上げたいというような考えが基本的な考えではございますが、この地理的条件、今、植田委員さんがおっしゃられました、あるいは地域の特殊事情等、現に基準になじまない場所もございます。御質問のそういう趣旨のような場合もあるわけでございますので、基本的な考え方は1つの基準はございますが、そのような場合は、やはりケースバイケースで対応してまいるというのが必要ではなかろうかというふうに考えておるところでございます。
201: ◯植田耕資委員 ケースバイケースで対応するというお話でございますので、そのように認識しておきたい
と思います。
最後に、この集会施設に関するやつで、いわゆる集会所──町内会で助成をもらって建設しております集会所でございますが、特に市中心部に近いところでは、土地の問題で、現実には助成を申請する機会
と言いますか、方法
と言いますか、ほとんど不可能な場所というのがあります。要するに、公共用地で集会所をつくれるような用地がもう全くないということで、民間の方々からお借りできるというケースもまずほとんど不可能だ。で、一つの御提案なんですが、マンション建設の場合に、構造的なものもありますけれども、その1室を買うことによって、集会所という形にしていかざるを得ないのではないか
と。今後、こういう中心地域
と言われるところではですね。したがいまして、この助成を、マンションの建設に当たって1室を集会所として購入したいという町内会があれば、認めていただきたい
と思うんです。当局の方では平成2年度にそういうお話あった
と思いますけれども、どのように検討されたのか、ちょっとお聞かせ願いたい
と思います。
202: ◯市民局長 この問題につきましては、去る第3回の定例本会議で、市長から検討する旨お答えを申してあるわけでございます。今、植田委員さんからお話がありましたような現実、全く認識は同じでございます。マンション集会所の助成というのは、これまで非常に難しい課題も抱えておったんでございますが、町内会の法人化の問題等、法律的な整理もある程度できておりますので、この問題につきましては、助成の対象
とすべく具体的に検討してまいりたい
と考えております。
203: ◯植田耕資委員 市民局の方はこれぐらいにしまして、私、昨年の12月の定例会の本会議で、プロサッカーの誘致を進めるべきではないかというふうな御提案を申し上げましたけれども、当局の方ではどのように検討されたのか、お答え願いたい
と思います。
204: ◯教育長 この件につきましては、先日の本会議でも市長からお答え申し上げましたように、こういう一流のプロスポーツの仙台への誘致というのはいろいろな面で有益だという判断から、働きかけていきたいという答えを申し上げたわけでありますが、私ども、その辺に対して今後十分検討していきたいというふうに考えております。
205: ◯植田耕資委員 今後じゃなくて、私、昨年の12月にお話ししたのをあれから1年たってまた検討するっていうのも何かおかしいんですが、私がお聞きしたかったのは、要するにその後、同僚の議員さんから、プロ野球だとか、相撲だとか、あるいは今回の議会でもサッカーの問題につきまして御提言ありましたけども、通称こういうスポーツイベント
と言いますか、スポーツの問題の御提案があります
と、大体当局の方では、教育委員会の方に指示出されて検討せよ
と、こういうふうになる
と思うんですけれども、間違いありませんか。
206: ◯教育長 お答えいたしますが、私どもの方は、一応市民のスポーツ関係を所管するという部局になっておりますので、私の方が担当することになります。ただし、ただいまお話のありましたようなプロサッカーといったような非常に企業的な意味合いが深くなったものにつきましては、私ども単独でいろいろ検討できるかどうかということは、十分配慮する必要があろうか
と思います。
207: ◯植田耕資委員 それで、今、十分配慮する必要があるというふうに教育長さんの方からお話ありましたけど、石井市長になられましてから非常にすばらしいのは、都市の基盤整備が進んできたということで、特に下水道、都市計画道路等、あるいはさまざまな市民が使える一流の建築物
と言いますか、そういうものが従来にないほどスピードアップされて基盤整備が進んできたということですが、こういう各議員さんからの御提言というのは、私は都市の売り出し方
と言いますか、そういう中で、1つはスポーツというもの──たまたまスポーツでございますが、そのスポーツというものが非常に有効である。非常に卑近な例を挙げれば、甲子園球場というのは、前にもお話ししたことがありますが、なぜ高校野球は甲子園球場でなければならないのか。それはもう、あそこでなければ高校生が納得しないという伝統になっているわけです。仙台市のそういう基盤整備がこれから進んでまいります。例えば、今つくってます仙台空港も2,500メートルになりますけれども、さらに3,000メートルになることが国の方で約束された。世界的な都市
とどんどん結ばれる
という中で、仙台市をどう売っていくのかというときに、どう仙台市を魅力的な町にするのかというときに、スポーツならスポーツというものを、果たして教育委員会だけでやっていいのかという仙台市の機構上の問題がある
と私は思うんです。で、どうしても行政の方々は日常的な予算化された行政をこなすことで──一生懸命やられている
と思いますけれども、今後10年、20年先の仙台市の将来を考えたときに、こういう仙台市をどう発展させ売り出すかという基盤整備の上にのっとったハードの上にソフトをどう形づくるかという問題は、私は、一部局の問題としてとらえるよりも、仙台市全体で、市長の下にしっかりした機構をつくって、研究、勉強して、そして仙台市、何をすべきかという段階にもう来ているんじゃないか
と、こう思うんであります。特に、都市のソフトの問題はコンピューターのソフト
とちょっと違いまして、伝統というものがかなり必要でございます。何十年
とやる必要がありますので、この点について平成2年度でさまざまな御提案があった
と思いますけれども、仙台市全体としてどのように検討されたのか、お聞かせ願いたい
と思います。
208:
◯佐々木助役 突然の御質問でございますけれども、確かにおっしゃられることは、私どもも必要性を十分感じております。現在は、細々ですけれども、企画が担当してやっておりますが、今後そういった面での充実を図らなくてはならない
と思います。十分に検討してまいりたい
と思います。
209: ◯植田耕資委員 わかりました。よろしくお願いします。
私としては最後に、平成2年度は、仙台市が政令市になって2年目の予算を執行されたということですが、言うまでもなく東京事務所の置かれている立場というものは極めて重要になった
と思いますけれども、どのようにその以前
と変わったことが行われたのか、まずお聞かせ願いたい
と思います。
210: ◯総務局長 政令市になりましてから、やはり各省間の連絡事務並びに国会各政党を含めまして事務量がふえてまいっております。中央6団体を含めまして、いろいろ外部
との折衝がふえてきておるところでございます。
211: ◯植田耕資委員 事務量がふえたのは当たり前でしょうけれども、私は、どのように充実させていったかということをお聞きしたかったんで、申しわけありません。
212: ◯総務局長 申しわけありません。平成元年度にも2名の増員を行いまして、さらに2年度にも1名を現在のところ増員をいたしております。事務量に応じまして、今後ともだんだん充実していかなければならない
と考えておるところでございます。
213: ◯岩崎武宏委員 私の方からも、総務費に関連いたしまして数点のお伺いをいたします。
まず、私は、さる本会議で本市の物件費の高
さを指摘をいたしました。交際費や需要費、中でも光熱費あるいは食料費の節減を図る必要があるのではないか
と、このように申し上げました。その際、財政局長の方から、需要費の中には、一部、他都市では含めていない給食センターの賄い材料費等が入っている関係で、これを除けば本市の物件費はさほど高くはないんだ
と、こういう御答弁がありましたもんで、これ
との関連でお伺いをいたします。
まず、第1。食糧費
とは、いかなる目的のために支弁される経費であるのか。
第2点。食糧費
と交際費
とは、どこがどういうふうに違うのか、ひとつ教えていただきたい。
3番目は、この両者は彼此流用が許されるのか。許される
とすれば、その基準。
4番目。流用について、管理はどこがどう行っているのか。
5番目。平成2年度において流用の実績がある
とすれば、その額。
以上、まずお伺いいたします。
214: ◯財政課長 全部、質問、聞き取れなかったんでございますけれども、食糧費
と交際費の違いでございますが、食糧費は飲食
と言いますか、そういったものでございますが、交際費は、特にそれに限らずいろいろな費用に使えるということでございます。
交際費の流用の件でございますが、原則としては流用しないことになってございます。食糧費でございますが、これは流用はかなりございます。それでその方法
と言いますか権限でございますが、一般の流用につきましては、各区、局で対応できるんでございますが、旅費とか食糧費というのは、これは厳重に管理しません
とついつい大きくなってしまうことがございますので、これは財政局の合議を受けることにしてございます。
流用の額、実績は、ちょっとわかりかねるので、申しわけございません。
215: ◯岩崎武宏委員 食糧費が飲食費だというのは極めて端的な御説明だ
と思うんですが、私は正確を期して財政御当局にお伺いをしたわけでありまして、先ほども議員の方から御質問があったようでありますが、各種の大事な式典に要するいろいろな費用とかあるいは一般の茶菓
と言いますか、そういうものも含めての経費のように聞いておるんですが、正確を期してお伺いをしたわけであります。で、流用の額もわからないということでありますが、2点目に、この食糧費は、今、財政当局のお話のように、うっかりしておる
と膨らむ一方である
と、また、流用については、特に交際費
との間の流用
と言いますか、これは厳しく管理せねばならない
と、こういうふうに思うわけであります。で、食糧費の総額は、平成2年度
一般会計におきまして約2億6,800万円、うち総務費関連では──これは、総務費
と言う場合、款としての消防局を除きますけれども、各種行政委員会も含めました4局プラス委員会ということで51%に当たります1億3,700万円
と、こういうふうに承知をしておりますが、この数字について間違いがないかどうか、御確認を願います。
216: ◯副収入役 平成2年度の食糧費の決算は、2億6,965万5,000円
となっております。そのうち総務費が1億3,103万1,000円
となっております。
217: ◯岩崎武宏委員 大体私が承知しております額
とそれほど違いはないようであります。それで、この食糧費、大変に私は見方によっては巨額であるというふうに感ずるわけであります。仙台市の財政を束ねます当局の責任者としての財政局長にお考えを伺うわけでありますが、本市の財政規模からいたしまして、食糧費はこんな程度であろう
と、こういう御認識なのか、それとも納税者である市民の負担に思いをいたしまして、やはり努めて緊縮に努めるべきというふうに考えておられるのか。また、もし後者である
とするならば、平成2年度のこの予算の執行に当たりまして、緊縮に向けそれぞれのセクションでどのような施策を行われたのか、お伺いいたします。
218: ◯財政局長 食糧費の額の適正水準というのは基金の額
と同じようなものでございまして、なかなか全国共通のスタンダード的な数字はない
と私は思っております。仙台市の財政をお預かりしてまだ日が浅いということもございまして、そういった明解な結論を申し上げるわけにはまいりませんけれども、御指摘のように、基本的にはこれはいわゆる一般財源が投入される経費でございますので、その使用につきましてはもちろん留意しなければいけないわけでございます。その水準というものは、いわばその社会の常識
と言いますか良識
と言いますか、そういったものが背景に裏打ちされて、必要な経費は必要な範囲で予算化をしていくということを、財政としては考えなくてはいけないというふうに思います。これを、ある意味で財政が権力的に
と言いますか強圧的に必要なものまで削るということになります
と、各局各部の予算執行そのものが現実から遊離していくのではないかということを、実は財政としては本当は心配しなくてはいけないのではないかということを踏まえつつ、各局には、なおかつ厳しい食糧費の執行、予算要求をお願いしてまいりたいというふうに考えております。
219: ◯岩崎武宏委員 食糧費についてはわかりましたが、続きまして物件費の中の委託料についてお伺いをいたします。
これも、今、問題になっております款としての総務費のほか、各課の中に委託料というものが入っておりますので、ここで一括してお尋ねをさせていただきますが、この
一般会計歳出総額に占めます本市の各種各般の委託事務の執行に要しました委託料経費というのは、総額で約10%に当たります290億
と、こういう数字になっているか
と思います。そこでお伺いをするんでありますが、行政は本来一つ一つ、これは大切な行政事務でございますが、行政責任をどのように確保するか、また、市民に対する行き届いたサービス、そういう点からいいます
と、これは委託事務が適正に執行されておるかどうか、こういうことを絶えずチェックをする必要があるのではないか
と、こういうふうに思うわけであります。そこで、本市の委託業務を執行するための基準というものはいったいあるのか、また、それが適正に運営されておるのかどうか
と、こういう点についてお伺いをさせていただきます。
220: ◯財政局長 委託契約の一般的、全般的な執行管理、ものの考え方ということでお答えをさせていただきたい
と思います。委託契約は、いわば外部の能力に委ねるということで、大変単価の高い仕事をお願いするわけでございまして、仙台市職員が自らそれを行えば安上がりになるというふうに、一見、見えますけれども、専門家の能力を活用するというのもまた1つの行政の一面でのあり方ではないか
と思いますので、それが過度に流れないように各局各部に御注意いただきながら、そういった外部のノウハウなり知恵なりを御活用いただけるようにお願いしたい
と考えております。
221: ◯岩崎武宏委員 時間もございません。もう数点だけお伺いをして終わりたい
と思います。
監査委員費というものが執行されてございます。平成2年度におきまして約2億円というふうになっております。監査のお仕事というのは、特に本年度におきましては監査業務の中に行政監査等が入ってまいりまして、その重要性は増しているわけでありますが、平成2年度の予算の執行ということに関連してのお尋ねを数点いたします。
従来の財務監査、これは、いろいろな監査が行われているわけであります。定期のものもありますし、期中臨時のものもある
と思います。例月出納検査というものが行われている
と思います。これは、誤謬特性を防止するために、昭和38年の自治法改正前におきましては臨時の抜き打ちの出納検査が行われていた
と承知をしております。いろんな理由でこれは廃止されて今日に至っておりますが、特に現金、預金その他有価証券とか、一般的に言われます相対的危険性の大なるものにつきましては、やはり事故を未然に防止する
と、そういう点から、例月出納検査の中で、抜き打ち的な検査が不可欠、このように思われるわけでありますが、平成2年度、どのような検査が行われたのか、お伺いをいたします。
222: ◯猪ノ詰監査委員 監査委員協議の趣旨に沿いまして、事務局長から答弁申し上げます。
223: ◯監査事務局長 例月出納検査につきましては、法律の定めによりまして、毎月例日を設けまして、これは
一般会計、特別会計につきましては前月分について2日とってございまして、月の後半でございます。また企業会計につきましては、前々月分について、月の初めに二日とってございまして、厳正な監査をいたしてございます。監査結果につきましては、これは検査でございますが、各部門とも、非常にしっかりした事務処理がなされてございまして、ほぼ完璧な処理がなされてございます。ただ形式的には欄違いであるとか、判の漏れであるとかが、指摘されるところでございます。しかし、ただ今の御指摘のように、未然の防止というような重要な役割を持つところでもございます。また、監査の全体体系の中における例月出納検査の重要性というのは、私どもも十分に認識しております。従いまして、監査対象部門の業務に支障をきたさないような形で、現在は実施しておるわけでございますので、このような円滑に実施するための、基本的なルールを損なわないようにしながら、今、先生のおっしゃるような厳正な処理に万全を期してまいりたい
と考えてございます。
224: ◯岩崎武宏委員 せっかく機会を、与えていただいておりますので、もう少しお尋ねをさせていただきます。もうひとつ、監査業務につきまして、財産管理業務の監査ということがある
と思います。私もまだ、議会に来まして、5年
と日が浅いわけでありますけれども、年々の監査委員さんの
決算審査意見書を拝見させていただいておりまして、ただ勉強になる
というだけではなくて、いろいろ市政について考えさせられる貴重な御意見を含んでいる
と、常々拝見しているわけですが、ただ一、二、気がつくことがあるわけであります。私の主観に及ぶ部分もありますならば御容赦をいただきたい
と思いますが、一つは従来指摘されておりました登記登録の未了物件というものの存在、そしてその早急な改善が従来は指摘されておったわけでありますが、最近の意見書にはそのような御指摘がなくなった。これは、財産管理面でそういうような事態はすべて除却されて認められなくなった
と理解をしていいのかどうかということが一点であります。もう一つは、私は先ほど言いましたように、監査意見報告書というものを大変に重視させていただいておるわけですけれども、監査委員さんのお仕事の中には一つには誤謬とか不正というものを発見指摘する役割
と同時に
事務事業の効率的な執行が確保されているかどうかということを、ちょっとこれは言い方に問題があるかもしれないが、批判をし、必要に応じて是正あるいは改善方を指導するアドバイスをする。そういうようなことをも、
地方自治法の第二条の趣旨に照らしまして、私は予定されている職能でないか
と思うわけであります。そういう点では、今回行政監査が加わったことでもありまして、本年度の決算を踏まえまして、今後の監査委員さんの意見報告ということでは、より一層、積極的な御意見を期待をするものでありますが、この点についても監査委員さんの御所見をひとつ承りたいということでございます。
225: ◯猪ノ詰監査委員 今度の
決算審査意見書にかかわりましての、御質問が第一点でございますが、本会議でも御答弁申し上げたんでございますが、
決算審査の主眼点が、非常に事務的な繰り返しになりますが計数の正確性、支出命令、収入命令
と符合しているかどうか、収支が適法かどうか、の3点が主眼点ということになってございまして、私どもの意見書の中で述べております意見も大体そういうところに絞られているわけでございまして、後は参考資料という形で財務分析表なども添付させていただいている。お尋ねの財産管理の問題につきましては、監査の一般監査の中の定例監査ということで、各局を定例的に
事務事業の監査をさせていただいておるわけでございますが、今年度につきましては、財政局の財産管理につきましても、監査を実施したところでございまして、定例監査の公表の中で具体的に事実をお示しいたしまして、改善方をお願いしているということでございます。今後、行政監査が監査対象に加えられたということで、
決算審査の意見書の作り方を変えなければならないとういう問題があるわけでございますが、特に今回の法律改正の中で
決算審査の主眼点に変更がないようでございますが、今後、政令都市の監査委員の協議会の中でも、法律改正によって監査意見のあり方がどうあるべきかということも十分協議をさせていただきたい
と、このように思う次第でございます。
226: ◯岩崎武宏委員 時間が無くなりましたので、以上で終わります。
227:
◯委員長 お諮りいたします。 本日の審査はこの程度にとどめ、残余は明日行いたい
と思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」
と叫ぶ者あり)
228:
◯委員長 御異議なし
と認めます。なお、明日は午後1時より開会いたしますので御参集くださいますようお願いいたします。本日は御協力ありがとうございました。
これをもって散会いたします。...