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平成30年第2回定例会(第3日目 6月15日)

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  1. 菰野町議会 2018-06-15
    平成30年第2回定例会(第3日目 6月15日)


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    平成30年第2回定例会(第3日目 6月15日)          平成30年菰野町議会第2回定例会(第3号)                 平成30年6月15日(金) 午前10時00分開議             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜     第1 一般質問 2.会議に付した事件   日程第1 3.出席議員(18名)   1番  稲 垣 啓 二 君        2番  廣 田 直 己 君   3番  伊 藤 雅 慶 君        4番  諸 岡 雅 樹 君   5番  藤 田 賢 吾 君        6番  益 田 和 代 君   7番  柴 田 孝 之 君        8番  久留美 正 次 君   9番  矢 田 富 男 君        10番  中 山 文 夫 君   11番  伊 藤   敦 君        12番  内 田 親 根 君   13番  出 口 利 子 君        14番  千 賀 優 子 君   15番  加 藤 大 輝 君        16番  増 田 秀 樹 君   17番  加 藤 昌 行 君        18番  中 川 哲 雄 君
    4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(22名)  町長        石 原 正 敬 君   副町長      諸 岡 高 幸 君  教育長       川 瀬   敏 君   消防長      吉 川   澄 君  総務課長      小 林 義 久 君   安全安心対策室長 瀧 見 浩 志 君  企画情報課長    河 内 伸 博 君   財務課長     相 原 賢 治 君  税務課長      谷   弘 哉 君   住民課長     片 岡 芳 輝 君  会計管理者     水 谷   浩 君   子ども家庭課長  大 橋 裕 之 君  健康福祉課長    堀 山 英 治 君   都市整備課長   斉 藤   司 君  まちづくり推進室長 樋 口 直 也 君   観光産業課長   加 藤 信 也 君  観光商工推進室長  内 田   徹 君   環境課長     伊 藤   悟 君  水道課長      加 藤 正 治 君   下水道課長    片 岡 県 司 君  教育課長      森 田   久 君   社会教育室長   縣   明 隆 君 6.出席事務局職員(4名)  議会事務局長(心得) 阿 部 美千代 君   書記       加 藤   真 君  書記        湯 戸 久美子 君   書記       田 中 佑 樹 君               午前10時00分 開議 ○議長(矢田富男君) おはようございます。  ただいまの出席人員は、18名で定足数に達しております。  よって、平成30年菰野町議会第2回定例会は成立をいたしましたので、再開をいたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付をしております。  なお、まちづくり推進室長樋口直也君が出席をしております。よろしくお願いします。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎日程第1 一般質問 ○議長(矢田富男君) 日程第1、一般質問を行います。  8番議員、久留美正次議員、登壇ください。            〔8番 久留美正次君 登壇〕(拍手) ○8番(久留美正次君) 8番議員の久留美正次でございます。よろしくお願い申し上げます。  2点について、お尋ねをしてまいりたいと、このように思っております。  まず、1点目、3度目の水道料金の値上げについて、お尋ねをいたしたいと思います。  石原町長の3期目は、平成27年6月、平成29年12月、続きまして、平成30年度の6月議会で3度目の水道料金の値上げ案になります。  この提案された内容について、提案説明の中で言われたことについて、2点お尋ねを申し上げたいと思います。  1点目、3条予算の平成28年度及び平成29年度の実質収支が赤字に転落していると言われております。  確かに、この2年間で2,000万円程度になるんではないかと思っております。  資料1を映してください。  過去10年間の水道料金の決算状況から資料を作成させてもらいました。平成20年度、平成21年度については、一般会計の補助金がありますので、若干この金額は引かなければならない。  平成22年度以降ですね、全く住民の支払った水道料金なんですが、4,349万円から始まりまして、平成27年度で1,403万円になっております。  この中で、一番、単年度で大きいのは、平成24年度の7,309万円というように、非常に大きな金額になっております。合計いたしますと、約3億円余りになるかと思います。  私は、水道料金は住民が支払っている料金ですから、もうけても損をしてもいけない。できる限り住民から単年度に預かったお金がね、ゼロに近くなるような決算が最高だと、このように思っております。  3条予算を見る限りね、私は今回の値上げの理由にはならないんではないか。このように思っております。  そして、ここには出ておりませんが、積立金が13億7,000万円もあったときがあります。これは町長の言われている必要な財源、約7億円をオーバーしている金額は、7億円近くにもなります。  このようなことで、次に平成35年度における補てん財源は、給水収益を1年分大きく下回ると。このように言われております。  資料2を映してください。  2で見ますと、確かに平成27年度と平成29年度の補てん財源を比較してみました。二度の値上げに伴って、どのようなことになっているのか。これを見ますと、この下の差異って言うんですね、単位ですが、平成27年、平成28年で約800万円ばか努力された。このような形跡も見られます。  金額から見るとね、こちらも微々たる範囲って、気持ちだけの範囲って、このように感じますが、ただ平成29年度以降、この平成29年度に原因があると思うんですが、1億3,000万円の補てんが平成27年度より下がってるんですよね。やっぱりこの推移を見ますと、やはり水道料金の値上げをおさえる努力が全く見られない。逆に早く値上げをしようって、このように理解もできます。  私はね、これは、経営は、やっぱり町長の努力が足らなかったんではないかと。このように考えております。  このつけをね、住民に回すっていうことになるんですから、やはりね、水道経営を改善する努力がわかるようになってから、私は提案するべきではないかと、このように考えております。  町長の答弁をお願いいたします。  2点目のインター付近区画整理事業について、3点お尋ねをしております。  この事業には、3年前から毎年、委託料を計上して、事業推進を図られています。莫大な費用を伴う事業となりますので、いろんな話が今出ておりますが、本来は都市計画区域の中でも市街化区域を整備する、行う事業なんですよね。インターができることによって、その辺を、その付近を区画整理事業で整備されるのもいいんではないかなって、このようには思っております。  そこには、1点目に書いてあります町の玄関口となる町の具体的なビジョンを示さなあかんのではないかなと。このように感じております。  現在の進行中の区画整理事業は、あくまでもそのための手法であって、ビジョンではありません。  菰野町のまちづくり、自然豊かな町、こういうのをキャッチフレーズにして進められているんですが、その姿が見えてないというふうに思っております。  区画整理事業の主体者は、あくまでも土地所有者なんですよね。土地所有者が減歩をして、完成後はその土地を資産として所有し、活用していきます。  よく似たものに宅地開発事業があります。  これ完成するとね、道路、公園、調整池、いろんなものが整備されますので、完成後は区画整理事業と非常によく似ております。  宅地開発事業は、開発業者が土地を買収するんですよね。減歩ではなく、買収なんです。  この辺の違いがありますが、例えばね、今回示されている資料3をちょっと映していただけますか。  これが今4回目の勉強会で示された図面です。  この中でね、例えばの話なんですが、公園の配置を見ていただきたいと思います。この緑色、薄いモスグリーンで示された部分、これがありますね。中央部に青丸打ったんですが、これとか東北方面にある、もうちょっと小さいんですが、まだこれはわかるんですよね。これは区画整理事業であって、やっぱりそこに住む人たちが公園に行けるように近くにある。このようにするのが私は区画整理事業の町の示す公園の配置だと思います。  ところがね、一方で、この477号線バイパスに隣接した部分で、緑地と、深緑ですね、モスグリーンの公園がありますが、公園の配置としてはね、これ区画がしにくいっていうふうな場所に持ってきてるように感じるんですよね。こういうのは一般宅地開発によく見られる公園です。  やはりね、町のまちづくりですから、町が1つの区単位になるんか、もう少し大きいんかわかりませんが、そこに住まれる方々が、まず、やはり来てよかったなってものが見えなければいけませんよね。  ですから、公園はできるだけ中央部に、大羽根を見てもらうとわかりますように、松ヶ枝のほうとか呉竹のほうとか、いろんなところにあります。こういうふうに配置するのが本来の区画整理事業ではないか。このように感じております。  そして町の示す市街化区域のね、例えばの話なんですが、住居地域、今ですと、第一種低層住居専用地域に示すのと準住居地域で示すのは容積率が違いますので、1区画の大きさが変わるんですよね。そこにやはり緑の配置ができるようなゆったりとした、いいところですねって言われるような、私は区画整理事業にしてほしい。それが菰野町の玄関口であるって、このように思っております。  いろんなものが、とり方によって、やっぱり一見似ておるので、わかりにくいんですよね。  しかし、土地所有者が、自分の土地が返ってくるっていうこと。それを資産管理としていくのと、売ってしまって、その土地を万が一、買い戻しますとね、贈与税がかかって大変なことになるんですよ。それがここの近くで言うと、柳林自治会が実はそうだったんですよね、3区の柳林自治会が。それか、もしくは区画整理ですと、宝永台っていうとこか、松葉の郷とかありますが、でき上がった後は余り変わらないんですよね。やはり町のビジョンを示して、やっぱり町が自主的にやるものであれば、それが見えなければいけない。このように思います。  2点目の現在行っていることは区画整理と言えるのでしょうかっていうことにつきましては、工事的には同じなんですが、今、言ったように、「売りますか」とか「貸しますか」とか、こういう言葉はね、私は宅地開発の言葉であると思います。あくまでも土地は減歩をして皆さんに返る。こちらだけの方法でなければいけないと思っています。  そして、土地区画整理事業では付け保留地、もしくは清算金で小さい方に買っていただくような格好の清算方式があるんですよね。これを言われてないんですよ。  やっぱりこの2点について、町長の考えを聞かせてください。  それから、現在までの進捗状況について、2点、室長にまずお尋ねをいたします。  きょうの段階でね、本同意書はとられていますか。いませんか。これだけで答弁願います。  それで、もう1点ね、平成30年4月4日付の測量調査、境界確認等の所有者にお知らせをされていますが、これは何のためにするのか。この費用はだれが払うのか。この点について、2点お尋ねをいたしたいと思います。  以上で、壇上からの質問は終わります。よろしく答弁願います。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) おはようございます。順次質問にお答えいたします。  今回の水道料金値上げにつきましては、平成27年9月分から水道料金が値下げになった影響で、平成28年度以降、収益的収支において、長期前受金戻入額を除いた実質収支が赤字に転落しております。  この実質収支の赤字につきましては、経理上のものであり、これにより直ちに水道財政が破綻するものではございません。  しかしながら、長期的に安定運営していくためには、実質収支の赤字を早急に改善する必要があることから、総括原価並びに、今後の財政収支計画に基づき、適正な料金案を提案したものであります。  また、補てん財源に対する基本的な考え方は、給水収益の1年分を最低限確保するものであり、あわせて今後5年間については、老朽化した水道施設の更新、耐震化等を含む15億円の事業に伴う財源が必要となります。  平成27年度料金改正提案時の資料と平成29年度料金改正提案時の資料における財政収支計画につきましては、平成27年度のものは当時の予測による数値、平成29年度のものは平成27年度及び平成28年度決算を踏まえた数値により作成しております。この差異につきましては、事業実施年度の精査等によるものですので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、新名神高速道路(仮称)菰野インターチェンジ周辺土地区画整理事業について、答弁申し上げます。  まず、町の玄関口となる(仮称)菰野インターチェンジ周辺の具体的なビジョンにつきましては、菰野町都市マスタープラン地域別構想において、まちづくりの方針に示しております。  具体的に申し上げますと、(仮称)菰野インターチェンジ西側の工業系の立地誘導を推進するエリアについては、地区計画制度の活用などにより、周辺環境に配慮した良好な工業専用街区の形成、またインターチェンジ東側の住居系の立地を促進するエリアについては、国道477号バイパス整備と整合を図りながら、市街化区域への編入を前提に、土地区画整理事業などの面的な整備を行うことを示しております。  このような方針に基づき、平成28年度の土地区画整理事業事業化検討業務において、土地利用方針を検討する上での基本コンセプトを示しており、内容としては、インターチェンジ西側は、周囲に歩道や緑地帯を設けることにより、ウォーキング、ジョギングを楽しめる場を提供すること。インターチェンジ東側は、緑豊かな歩行者専用道路や公園を配置し、都市公園機能生活利便施設、道路整備に伴い、沿道に店舗を設けるなど、居住空間としての快適性、利便性を高めることとしております。  なお、詳細な土地利用につきましては、地権者などの御意見を踏まえ、進めてまいりたいと考えております。  続きまして、現在進めている土地区画整理事業についてであります。  土地区画整理事業は、健全な市街地の造成を図り、公共の福祉の増進に資することを目的としており、都市計画区域内の土地について、道路、公園などの公共施設を整備、改善し、土地の区画を整え、宅地の利用増進を図る事業です。  また、直接買収方式の宅地開発事業と異なるのは、地権者の土地利用の意向が反映されることや地権者が土地利用計画図(案)及び事業に関する内容にも意見を述べることができるといった点であります。  土地区画整理事業の重要なことは、地権者自身の優良な資産形成を行う手段であり、ただ単に農地や山林などを宅地へ転換するだけでなく、事業完了後の地権者の生活設計、資産運用など、土地活用の意向に沿って事業を進めることであると考えます。
     インターチェンジ周辺土地利用につきましては、現在、土地区画整理事業の事業化を目指し、地権者の合意形成を進めているところであり、今後も良好なまちづくり事業として推進していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  なお、現在までの進捗状況などにつきましては、担当室長から答弁させます。 ○議長(矢田富男君) 補足答弁を求めます。  まちづくり推進室長樋口直也君。 ○まちづくり推進室長樋口直也君) まず、本同意の取得という点についてでございます。  現在は、土地区画整理事業の事業化に向けて検討を進めている段階でございます。  地権者の皆様へは、業務代行予定者の選定など、段階を経て、最終的な土地活用方法や減歩率などを提示した上で、御判断いただく予定でありますので、現在では、本同意は取得はしておりません。  続いて、本年4月の準備会からの依頼文書についてでございますけれども、測量業務に入るというお知らせでございます。  測量は、施行地区の面積を確定するために、地区界測量を実施することとしており、その費用についてでございますけれども、(仮称)菰野インター周辺地区土地区画整理組合設立準備会と委託業務の覚書を締結している事業者が立てかえて進められることとなっております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) ありがとうございました。  順次お尋ねをしてまいります。  まず、1点目の水道のほうから、少しお尋ねをいたします。  まず、私は前回の質問でも言いましたように、遊休地の処分が必要だと言ってるんですが、この今回提案される中に、この遊休地を処分された金額ですね、5,000万円以内だと思いますが、平成31年度の歳入に見られていますか。水道課長にお尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  水道課長、加藤正治君。 ○水道課長(加藤正治君) 御質問の未利用地につきまして、現在は利用方法等、さまざまな手法について検討中でございます。  ですので、現時点では確定には至っておりません。御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) やはりね、値上げをお願いするんだったら、検討ではなくね、5,000万円っていう金になってくると、今回の値上げの金額の10%に相当しますので、もう少し本当にね、住民のお金を住民のためにするんですから、その辺がちょっと欠けているように感じますね。  もう一度、この資料2を映していただけますか。  この下のほうなんですが、この補てん財源の考え方なんですけどね、4条予算は建設改良費の事業費と財源のあり方を考えるって、このように自分も思っております。  まず、必要な事業であるかないかの精査、これが一番大事ですよね。  そして、次は財源確保ですよね。値上げをするか、企業債を活用するか。  町長、言われましたけど、この平成28年から順次返していく企業債返還金が17億6,000万円あったと思います。その範囲ですから、15億円は全部借りたっていいということですよね。  これは、パーセントに関係なしに、今までの住民が支払ってきた料金は、利益が出てるということは高かったんですよね。その期間、ずっとその人たちの、もらったお金を一時期使い過ぎたっていうことになるんですよね。やはりね、住民のお金なんですから、これは行政の税金じゃないんですよね。住民のお金を住民のためにきちんとするのが行政なんですよね。ここら辺がちょっと、考え方がちょっと違うんではないかな、このように思います。  そして、これ3点目も指摘なんですが、鈴鹿台の拡張工事でね、鈴鹿台は全部完了するまで水道料金は払いません。1割の加入金、工事負担金等をいただきます。  しかし、それ以外にね、ここに2億円っていうお金を私たちの水道料金で払ったっていうことになるんですよね。これは100%企業債借りなきゃだめだったんですよね。もう今までこの話は私は言いませんでした。  しかしね、町長、やっぱりね、企業債の活用の中に、この2億円は加えてもいいんですよね。加えなきゃいけない。このように思っております。  この一番初めの事業精査から1点だけね、私たちはこの平成30年度事業は予算化してもらわなあきませんので、一部凍結って、こういうことにしましたけれど、特にね、平成31年度以降については、やっぱり審査がはっきり言うと、不十分な点もあったんですよね。  ただ、その中でね、1点だけね、私、疑問に思っているもんで、水道課にお尋ねしたことがございます。  それはね、この平成31年度にインターの真ん中になってしまう浄水場がありますね。これの耐震工事が2億4,000万円計上されています。補強工事だと1億2,000万円でいいって、私たちに資料説明をいただきました。  私はね、新設ではなくて、補強でいいんではないかって、こういう議論を委員会でいたしました。  そのときに返ってきた答えなんですけどね、敷地が広いから新設の工事にするって言われたんですよね。1億2,000万円の補強、今、学校もしくは橋梁の全部あれ補強工事ですよね。私、敷地が広いだけでね、1億2,000万円が余分にかかるんですよ。そんなぜいたく認めよっていうほうがちょっと難しいように思うんですが、町長、この点ね、やはり努力っていうものを、やっぱり見せてくれないと困るんですが、敷地が広いだけでするもんではないと考えてるんです。住民のお金を使ってするんですから、それじゃあ私たち困るんですよね。これだけ1点お尋ね、考えます。町長、一遍、もう一遍、見直してもらえるようなことできませんか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 事前に通告をいただいている範疇であるのかもわかりませんが、詳細にその点が質問されると通告を受けておりませんでしたので、なかなか答えにくい部分もあるんですが、水道施設久留美議員も御案内のとおり、井戸を使っていきますと、砂を巻き込んでくるということは、水道業を少しかじった私でもわかることでありまして、砂の吸い込みが激しくなってくると、吸い上げる量が減ってくると。そしてまた井戸も傷めていくというようなことがあると、一般的に私はそう理解しております。  でありますので、学校施設とか橋梁などの耐震補強とかですね、老朽化対策とは少し違いまして、耐震に係る部分の補強はできるものの、もともと吸い上げる部分が、じゃあ耐用年数がどれぐらいなのかということを加味しますと、新設で掘ったほうがいいんじゃないかというような判断をしてきたというふうにして、私は議論の経過を理解しております。  詳細につきましては、水道課長から補足答弁をいたします。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) 町長ね、今、井戸の話をされたと思うんですよね。  私はね、これ、それは平成30年度の話であって、平成31年度のね、潤田浄水場の今、町長が言われた各井戸から来た、はっきり言うと、プールのようなものに、上にコンクリが打ってある。こういう集める場所なんですよね。  ですから、これは私は平成3年に、当時の課長は町長のお父さん、それで私その下で現課長と一緒にそれつくったんですよね。  ですから、平成3年ですから、まだ27年しかたってないんですよね、これ。  ですから、これはね、やはりね、その場所で補強工事をしてもらえればいいんじゃないか。金額がね、1億2,000万円と言うと、1年分のこの値上げの金額ですからね。やっぱりもう一度ね、私は値上げの提案の中に書かれてるもんですから、知ってると思ってたんですよ。それでも納得、私できなかったから、こうやって今、聞いてます。再度、町長、もう一度、確認だけはしてください。  そして、やっぱりね、水道管の延命っていうのはね、私は減圧弁をつけるべきだと思ってるんですよ。今、全部入れかえるっていうのはすごいお金になりますよね。150億円、200億円。  しかし、減圧弁を下げれば、管の割れる確率は確実に減ります。  そして、菰野町は土質がいいところが多いんですから、考え方をね、考えてもらったら、もっといい方法があるんではないかなって、このように思っております。  そして、もう1点、経年管40年たって直してるっていう町はほとんどないと思います。  水道については、この辺で質問は終わります。  やっぱりね、副町長、同じ水道課で働いた仲間ですから、もうちょっときちんと確認をしていただいて、町長を困らんようにしてあげてください。  やはりね、住民に値上げをお願いするんですから、それ相応の精査があって当然なんですよ。値上げをするための事業じゃないんですから。考えていただきたいと思います。  2点目に移らせていただきます。  まず、室長にちょっと二、三点、もう少しお尋ねをいたします。  これ先に言っておきましょうか。準備組合はね、お金を払うっていう人ではないと思いますよ。私はね、町費を計上するべきやと思ってるんですよ。  ただし、今、区域が決まってないのに、区域測量なんかできませんよね。もう少しこの考え方を整理していただきたいと、このように思います。  もう少しまちづくり推進室長にお尋ねをいたします。  総事業費90億円、公共工事、道路、上下水道などの55億円が事業費ですよね。  そして、35億円が事務費みたいな形態のものですよね。これらの金額は、算出はチェックされていますか。行政の今の価格でチェックされてるか、それだけをまずこれはお尋ねをしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長樋口直也君。 ○まちづくり推進室長樋口直也君) 今、土地利用計画図の案に基づく総事業費についてでございますけれども、現時点では概算事業費でございます。準備会が業務委託をしている事業者が試算した結果を示しているため、行政側でのチェックはいたしておりません。  地権者にお示ししている事業費や保留地処分単価などもございますけれども、それにつきましては不確定要素がある中での数値でありまして、変更になる旨を勉強会や個別訪問の際に御説明をしておるところでございます。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) チェックされてないんですか。  詳しいことは委員会でお尋ねしますけどね、やはり55億円の事業費、大きな金額ですよね。それ以外にね、35億円かかるって、普通は考えられないんですよね。こちらの金額がちょっとどうかなって、こうやって思っております。また後で委員会でお尋ねをいたします。  それから、次にね、今回のちょっと契約の当初に戻るんですけど、(仮称)菰野インターのこの業務委託、検討業務委託ですね、都市計画及び地方計画、こういうことで、サポートさんに決まっておりますが、このときの審査委員さんはどなたでしたか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長樋口直也君。 ○まちづくり推進室長樋口直也君) 当該業務のプロポーザル審査委員会設置要領で委員会の委員については、副町長、企画情報課長、総務課長、財務課長、都市整備課長となっております。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) もう1点ね、簡潔に業務代行方式っていうものを説明いただけますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長樋口直也君。 ○まちづくり推進室長樋口直也君) 業務代行方式についてのお尋ねでございます。  業務代行方式につきましては、以前にも御答弁申し上げたと思いますけれども、組合からの委託に基づきまして、民間事業者が当該組合の運営に関する業務及びその他事業の施行に関する業務を代行するという方式でございます。  また、組合運営の代行、業務代行、それから工事の施行に伴う工事代行、これを両方行うのが一括代行というふうになっております。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) わかりました。  今、尋ねたことで少しお尋ねをしていきたいと思います。  副町長以下、4人の方が選定委員になってされております。  町の発注内容は、都市計画及び地方計画の行う中の区画整理事業、コンサルタントを決める項目です。まちづくりのコンサルタントを決める審査項目でなければならないと私は思ってるんですが、資料をちょっと、4を映していただけますか。  ここにね、審査項目が5点、まず関連業務実績であるんですが、この5項目ですね、副町長に考え聞きたいと思いますので、聞いとってください。  1点目の業務代行契約を締結している業務代行者であるって、これが審査項目の1点目に入ってるんですよね。  私の調査ではね、四日市市で数十カ所の区画整理事業、これされてますけど、行政がこのような方法を推薦した例はないんですよね。本当に特殊な方法なんですよ。  これの一番心配するのは、今、答弁あったように、業務代行者がこの大手ゼネコンの施工業者を決める。こうなっているということですよね。これが、行政がこの項目を含んでいるのを承知でしたのか。土地、今、言われましたよね、土地組合の人がお金を払うんですよね。行政の選定項目で一番初めね、そしてこれ総事業費90億円なんですが、この中にね、「売りますか」、「買いますか」って、こういうことを言われてますので、多分、不動産の仲介的な役目をする。このお金を加えていくと、150億円前後にはいくんじゃないかなって、このように思います。  そして、2点目のね、この組合設立のね、150日以内にね、仮換地って書いてあるんですが、この項目は全くこれだめだと思いますよ。これは組合が組合を設立した直後にね、すぐに皆さんこの土地どうか、町の考えは、やっぱり町長が言われたように、例えば今、要は道沿いね、鳥居道線沿いは生活利便施設とか、そういう言葉使ってますけど、こういう、僕はそこはちょっと違うと思ってるんですよね。こういうのは組合の人が決めていくんですよね。そこにサポートさんのいいものを吸収する必要はあると思いますよ。しかし、選定項目にするもんではないんですよね。  3点目、高速道路のインター、スマートインター周辺の実績がある。これは適切な項目だと思います。  4点目のね、事業を主体的に運営している。これだめなんですよね。主体者は土地所有者なんですよね。その人たちのアドバイスをしたり、知恵を与えたりするのがコンサル、もしくは人でなければ。これ違うんですよね、主体者でなったらあかんのですよ。土地所有者の、これ考え方が丸っ切り間違ってると思う。  それで、土地所有者土地利用を行っている。これについてはわかります。  しかし、5項目中ね、3項目がおかしいんですよ。このように思います。この中にね、まちづくりって何がありますか。菰野町のビジョンって何がありますか。  私はね、審査に当たってる委員さんね、今、言われた5人なんですが、副町長、ここの中でね、この項目いいんかっていうような議論はなかったんですか。これをお尋ねしたいんですが。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  副町長、諸岡高幸君。 ○副町長(諸岡高幸君) 私の記憶の範囲内で答弁申し上げたいと思いますが、昔の土地区画整理事業と違ってですね、今はやはりなかなか事業が前に進みづらいっていうことがあって、なかなか組合の方たちに負担が大きくなってくると。  それで、組合長さんがですね、余り表現的によくないのかわからないんですけども、事故を起こしたりとかですね、というふうな事例もあるというふうに聞いておりましたもんですから、そういうようなことも含めて、最終的にはですね、作業が効果的に実施されることをしなければならんということをまず前提に置きました。  今、議員おっしゃったように、事業そのものは区画整理事業の組合の方が行うんですけども、それまでの間のプロポーザルの内容を選定をさせていただいたんは、その中にも、私も入っているのは入っているんですが、その辺のところで、業務代行一括方式もそうなんですけど、いかに早く事業を効果的に進めないと、要するに利息もふえて事業費が大きくなる。だから少しでも早く事業をするためには、さっき言った仮換地の部分もですね、できるだけ早くしなければならんというようなところとか、それとかプロポーザルを行うにつきましても、やはり事業を効率的、効果的に行うためには、実務経験って言いますか、実績のあるところとか技術者がですね、実際に張りつくことができるかとかというふうなことを行っていかないと、組合の方たちに迷惑かけるというふうなこともございましたもんですから、そういうようなことをトータルしながら、みんなで知恵を出し合って決めてきたという経緯を記憶しております。
    ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) ちょっと違いますよね。菰野町は都市計画っていうものを委託してみえるんですよ、この段階は。  ですから、私は業務一括方式っていうのは、本当に本当に100分の1か、それ以下ぐらいの率しかないと思ってるんですよ。それは何が一番、僕、気になるっていうのは、今回のサポートさんのケースを見せてもらいますと、大手ゼネコンもう決まってるんですよね。お互いが仕事をやる。これは当たり前の話なんです。僕それが悪いと言うんじゃないですよ。これは組合がしたらいいんですよ。行政だとやっぱり一線を越えている。このように感じて仕方ありません。役場は透明性のある入札方法じゃなけりゃ、あかんのですよね。ましてこれ土地所有者もお金払うんですよね。役場は微々たる助成金があるかないかの話でしょう。その人たちの決めることを役場が勝手に業務代行一括方式で僕は決めたらだめだと思ってるんですよね。あくまでも、私は例えばの話ですが、この鳥居道線沿いに緑地帯を設けて、「菰野の町は緑の多い町なんやね」って、「住宅地にも多いね」って、こういうイメージにしてほしいんですよね。それが都市計画の調整区域を初めて市街化編入するときの菰野町の玄関口になるはずですよね。その業者をだれだれがするって、そんなん選考し過ぎて、これは町がする事業じゃないんですから。やっぱりね、この辺の立つ位置ですね、行政の。もう越えてる。心配しています。  これ私たちが委員会で一番初めサポートの紹介もらったね、中の資料からそうやって感じるもんがありましたから、注意して見とったんですが、やはりね、今回ほどこうやってなってくると、もうこの選定項目までこうやったんかっていう、こういうふうに思っております。  ちょっと走りますけど、資料5を映してください。  この平成30年度スケジュールの中に、室長にお尋ねするんですが、業務代行予定者の選定ってありますよね。その前に、本来は都市計画の手続、環境アシスメント、こういうことをやっていくんですよって、これ委員会にね、前は一度も話されておりません。これをきちんとやったんであれば、これを私たちに示してほしい。  そして、このね、この業務代行者の予定っていうのは、室長、いつごろの予定ですか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長樋口直也君。 ○まちづくり推進室長樋口直也君) 現在、勉強会等で説明をさせていただいておりますスケジュールに関しまして、業務代行予定者の選定というところは、平成30年度、今年度としております。  現在まだ選定に係る委員会等にもお話をしている段階ではございませんので、今後きちんとしたスケジュールは示していくものと考えております。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) されてなければ幸いやと思っています。このね、今のこの資料見てますとね、平成31年1月以降の早い時期にするように、これ見えたんですよね。スケジュールは。これ土地所有者に渡した資料ですよね。それでこれ説明されてるんですよね、室長やかが地権者に。だからもう今すぐなんかなと思ってみたり、いろんなことをしてました。  私ね、なぜこれを町がね、そんなに急ぐのか、不思議で仕方がないんですよね。これ事業者が払うのは、やっぱり組合なんですよね、町じゃないんですよね。  ここにね、6からちょっと資料を順番に映していただけますか。  6のこの資料でね、ちょっと赤で丸打ったとこなんですが、ここの例で言いますと、平成26年11月に組合設立認可を取ってるんですよね。そしてその後に業務代行者の選定をしてるんですよね、これ。これサポートさんの実例ですよ。厚木都市計画事業、森の里東土地区画整理事業って書いてあるんですからね。サポートさんにもらった資料の中に書いてあるんですよ。これ組合設立以降なんですよね。  その次も見ていただけますか。  ここも、サポートさんのこれプロポーザルで申し込まれたときの資料か何かわかりませんが、組合設立認可後のその後に組合が決めてるんですよね。  そして、もう次のやつ映してくれますか。  和光都市計画事業、ここもそうなんですけど、これ事業計画変更認可って書いてありますから、組合設立して2回目の、一遍目の変更があった、その後これ業務代行者の選考して決めてるんですよね。これサポートさんからおたくもらった資料でしょう。何でこんなスケジュール、住民に配るんですか。町が決める権利なんか私はないと思ってるんですが、これね、何せ変なふうに感じてまいますよね。町長、私はそうやって、この資料からね、出てる判断資料しか、私たちはありませんし、住民から一部もらっておりますので、そんなものを考えながら、やっぱりわからなくなってくるんですよね。本当に区画整理事業する気があるのかって。こう感じています、今。  次の資料を一部映してください。  ここにね、書いてある、これがね、土地所有者さんから私いただいた資料なんですけど、ここにね、固定資産税が非住宅のとき計算されてますよね。ほかに二、三種類もらってますから、10万円とか、そのぐらいの数字が全部、みんな書かれてます。あなた方は土地を持っていたら、こうやって固定資産税がたくさんかかりますよっていう、こういう資料になるんですよね、これは。ここにね、なぜ、税務課は現況評価でしますよね。例えば果樹園とか野菜もんつくる畑とか、登記簿は何であってもね、現況がね、畑っていう評価ができるもの、これになればね、税金これの10分の1になるんですよね。これをね、住民に教えないってとれるんですよ。これ行政がはじいたんでしょう。それだから個人情報の中で、個人のその人に渡せないもんね。これサポートさんが持ってっている資料ですけど、現実は、ここは町がはじいたもんだと思います。  しかしね、これじゃね、あなたの土地は売ったほうがいいよ、税金大変よって、こうやってなっちゃう可能性の人が多々みえると思う。  しかし、おれ息子のために土地残したいんや、娘のために残したいんだって言ったら、その間おれは畑をしとるわ。そしたら税金1割でいいんだ。この手法を教えてあげないと、やっぱり住民に、土地所有者に適切な行政のアドバイスと言えませんよね。これがやっぱり私は特にひっかかっております。  やっぱり住民に知らせる話、今、初めに言いました、付け保留地、清算金、またここに書いたような、やっぱり手法があるんですから、やはりいいふうな区画整理事業にしていただきたい。今おかしな、どうも感覚的にいくと、トータルを見るとおかしなふうに感じるんですよね。もうこうやって思っております。  今回の資料、ほとんど情報公開でいただいた資料なんですが、ほかに情報公開でいただいた資料を二、三、映させてもらいます。  そこでね、ちょっと映していただけますか。  これね、決裁書の題名が消されてるんですよ。このような情報公開って今、菰野町は変わったんですかね。こんなんあるんですか。題名を消すなんて、私、決裁区分で初めてみました。  次のやつ映してもらえますか。  これね、プロポーザルで申し込んだ1つの業者です。私たちは委員会でこの業者は実は聞きました。情報公開とって参加者の名前を消すなんて、普通ないですよね。今一般競争入札に、私たちが日常もらう、業者名隠してあるのと一緒ですよ。だれが申し込んだって、全然わからないんですよね、これ。これね、業者名は言っていいのか、ちょっと私わかりませんけどね、非常にこれは問題がある。情報公開以前にね、私ね、何で隠してある、委員会で聞いたのにって思ってたんです。後でね、ちょっと四日市のほうへ区画整理事業のこういうコンサルのほうに調査に行きました。これサポートさんに決まるまでにね、役場から変な電話が入ってるみたいですね。この業者に。一遍調査したほうがいいと思う。もう取り返しのつかん話ですけど。本当にどんなことになるんかなって、こうやって思っております。  次の資料、もう1枚映していただけますか。  これサポートさんのね、技術士でしたかな、この方、名前が隠されてるんですけど、一番、最高責任者って言うんですよね。資格のある人で立派な方だと思います。契約者なんですが、財務課長、契約の監督者とか、そういうふうなものなんですけど、情報公開でこういうの名前隠すんですか。今までの町の一般的なもの、私はみんなわかってると思ってるんやけど。お尋ねします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  財務課長、相原賢治君。 ○財務課長(相原賢治君) ちょっと余りよく見えなかったもんですから、私としてはですね、基本的に今回のいろんな黒塗りの部分のことにつきましてはですね、それぞれ情報公開条例の非開示情報並びに一部非開示にする情報のそれぞれの条項に適用があったという判断をして、それぞれが黒塗りになってるんであるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) 上手に答えてね、言いませんね。  私ね、こういうものの隠し方ね、この1例をたまたま何でだろうって、不思議にこういうものが多々あるんですよね。これ映したの、ほんの一部なんですけど、やはり住民の方にとっては大変大きな話。  行政がきちんと区画整理事業を説明できるんであればいいんですが、やっぱり四日市市の経験者とかね、だれかの知恵をもらいながらね、どんだけ勉強されたんかわかりませんけど、今おもしろい方向に行ってるように感じて仕方ないんですよ。  それを情報公開で取ったら、今みたいに隠されるんですよね。何でこんなん隠すんだろうと思ってね、不思議に思ってると、変な話が聞こえてきたりするんですよ。  私ね、今回のこの事業は、やっぱり住民にとっても菰野町にとっても、大きなインターを活用したうちのまちづくりなんですよね。私、町長のキャッチフレーズに、田園観光都市っていう、こういうふうに、まちづくりなってますよね。  私ね、インターおりた菰野の町に、どういう生活利便施設なんかわかりませんけど、相当面積とられてますけど、どこにまちづくりの菰野町の全体を考えたときの玄関口を示すなんて、見えてこない。  事業主体、確かにね、土地所有者たくさんおるから、はっきり今、うけとる方ね、立派な知識のすぐれた分野もありますよ。  しかし、あくまでも組合員が決めなきゃだめなんですよね。それが町が決めようとして、きょうの日までどんどんどんどん進んできてしまった。今さら戻るわけにもいきませんし、最後どのような結末になっていくやわかりませんが、やはりね、いい事業になって、いい町になってほしいっていう思いは、僕は町民だれでもあると思いますよ。  私はね、もう一度ね、選考委員さん、寄ってもらってね、かわられた課長もおりますけど、副町長、この辺からね、もう一遍あなた自身がね、きちんとその辺を精査されてね、菰野町の考えをきちんとまとめて、また私たちに文書でこの区画整理事業の位置づけ、したほうがいいんではないかと、このように思っております。  非常に難しい質問になりましたけれど、やはりいい町にしていただきたいので、変なことにならないように、きちんとしていただけるようにお願いいたしまして、私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、久留美正次議員一般質問は終了をいたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  なお、まちづくり推進室長樋口直也君は退席をしていただいて結構です。  休憩時間は、10分程度といたします。               午前10時59分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午前11時10分 再開 ○議長(矢田富男君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  安全安心対策室長、瀧見浩志君が出席をしております。  13番議員、出口利子議員、登壇ください。            〔13番 出口利子君 登壇〕(拍手) ○13番(出口利子君) おはようございます。13番議員の出口利子です。  ただいまより、一般質問をさせていただきます。  去る5月30日の新聞報道に、菰野町に地域団体発足と題して、竹永地区の取り組みが報じられていました。これは地域課題の解決を考える団体「たすけあいハート竹永」を4月に旗上げをしたというものです。他の地域に比べて若年層が多いという特徴をとらえ、世代間交流を図るために、夏祭りを企画し、有償による高齢者の生活支援も検討しているというものです。  「たすけあいハート竹永」は、芝田会長を初めとして、区役員や民生委員ら17人がメンバーで、日常生活支援部と交流事業部、広報部に分かれています。  私が以前、質問要望に取り上げました日常生活支援部では、協力する主婦らが有償で高齢者に掃除や洗濯、買い物などを手伝う仕組みを検討しているというものです。  交流事業部は、8月に竹永地区コミュニティセンターで開く夏祭りを計画。広報部は会報やチラシを製作して、団体の取り組みを住民に周知するというものです。  竹永地区は、新興住宅街があり、高齢化率は16.7%と、町全体と比べて、8.4ポイントも低くなっています。高齢者は家族と同居していても、3割以上が昼間は1人でいることが多く、通院や買い物などで支援を必要としています。  この地区のように、若年層の方たちの力を活用していただけたらなと思います。  菰野町社会福祉協議会は、町内にある5つの小学校区ごとに、地域に合わせた共助の仕組みをつくるように働きかけており、「たすけあいハート竹永」の事務局として活動を支えるというものです。  最後に、社協の職員からは、時間はかかるが、全校区に自分たちの力で地区の課題を解決できる仕組みをつくりたいと結ばれていました。  では、本題の質問です。1番目の質問。菰野町一般廃棄物処理基本計画に基づいて、町内の環境保全について、どのような取り組みをしていますか。お尋ねをします。  廃棄物の排出を抑制するために、菰野町廃棄物の減量推進及び適正処理並びに環境保全に関する条例、通称、環境保全条例を制定し、その条例の中では、町民、事業者、町が一丸となって廃棄物の減量化、資源化の取り組みを行っています。  不法投棄の防止については、地域の良好な生活環境を保持するため、地域との連携により、空き地や森林、河川等への不法投棄に対する監視体制の強化を強めるとともに、産業廃棄物処理業者に対しては、関係機関と連携して適正な処理を促進します、とうたわれています。  年1回行われているクリーン大作戦は、環境保全条例の目的を効果的に展開し、成果を上げています。これは区長会の主催のもと、議会の協力を得ながら、町民総ぐるみでごみの不法投棄やポイ捨てを許さないことをスローガンに実施をしています。  この活動は、単に不法投棄物を回収して、一時的に町内の美化清掃をするということだけではなく、常に不法投棄されない町内環境をつくることが大切であると、町民の皆様とともに訴えているものです。  昨年2月から、瓶を出す場合、ラベルをはがさずに出せるようになったことから、資源物としては出しやすくなり、これも不法投棄減少につながったものと思います。  これらのことが功を奏して、10年前から見て、不法投棄、ポイ捨ては大きく減っています。  しかし、今なおポイ捨ての中にはプラスチックごみが多く、山や平地に捨てられたプラスチックごみは、川から海へと流れ着き、海洋生物を痛めつけています。深海、北極海の海氷を含め、あらゆる海で細かくなったマイクロプラスチックが確認をされています。鯨の胃の中にプラスチックごみが8キロ飲み込まれており、正常な食事がとれないまま、衰弱していく様子が報じられていました。  安価で、丈夫なプラスチックなしでは、もはや人間の生活は成り立ちません。私たちは、海洋汚染にまで思いをはせて、プラスチックを使った後の始末を廃棄物、これですね、廃棄物分別便利帳をよく見て、適正に行わなければならないと思います。  今年度の新名神の開通により、外部から菰野町への入込客数もふえるものと予想されます。ごみのない自然環境の美しい菰野町の姿でお迎えをしたいものです。  では、2番目の質問です。  歩行者の安全確保のために、ゾーン30を設けられませんか。お尋ねをします。  昨日は、諸岡議員も交通安全対策について質問をされました。質問、答弁ともに、重なる部分はあると思いますが、各地区からの要望も多く、それだけ重要な事案であると認識いただいて、よろしくお願いをいたします。  生活道路の歩行者や自転車の安全を確保するため、区域内の車の最高速度を30キロ以下に規制するゾーン30の区域がふえています。  ちょっとマークを展示してください。  このように、緑の中に白い30というのが浮かび上がっております。これが路面に表示されたものです。ありがとう。  通学路に当たる道路や小学校や中学校の周辺は、特に注意が必要で、地元住民の多くから、「制限速度を見直してほしい」のほか、ゾーン30の導入の要望があります。  一時、「そんなに急いでどこへ行く」という標語を耳にしましたが、ふだん温和な人も一度ハンドルを握ると人が変わったようにスピードを出し、普通の速度で走っている車をにらみつけるように追い抜いていくドライバーがいます。このような人には、法的に規制をかけるよりほかに方法はありません。  県内では、2013年に桑名市で初めてゾーン30が導入され、2015年には、四日市市の羽津地区にゾーン30が設けられました。  最近、ゾーン30の導入がふえている四日市市は、国道1号線の迂回路として利用されていたり、旧東海道や県道が抜け道として使われ、交通量が多いため、歩行者や自転車、特に学童の通学路の安全を図るため、以前より導入を求めていたということです。  ゾーン30が導入をされている東富田地区は、毎年、春に、この区域内の3カ所で、車の交通量と平均速度を計測。規制前と比べて、交通量は2カ所で半減し、速度も各地点で減少しているということです。  県内の交通死亡事故は、交通安全意識の高まりや啓発活動や取り締まりの強化に伴って、交通事故死は過去最少となっています。  私が要望を受けたのは、ほんの一部ですが、各所から届いている要望を整理していただいて、生活道路の安全確保のために、最高速度の見直しやゾーン30の導入を要望します。  では、3番目の質問です。  ストーカー被害に対する自治体の役割について、質問をします。  女性の10人に1人がストーカー被害に遭い、そのうち3割は命の危険を感じていることが内閣府の調査で明らかになっています。これは女性だけの問題にとどまらず、男性も4%が被害を経験し、その16%が命が危ないと感じています。  ストーカー規制法が成立したのは、2000年で、これの引き金になったのは、1999年に起こった桶川ストーカー殺人事件です。これはつきまとい等を繰り返すストーカー行為者を規制する法律で、正式名称を「ストーカー行為等の規制等に関する法律」と言います。  この法律が制定されたことで、脅迫や暴行などの実行には至らない、つきまとい行為を行った相手に警告や禁止命令を出したり、その相手を逮捕したりできるようになったのです。  ストーカー規制法では、「つきまとい等」とは具体的に、1、つきまとい・待ち伏せ・押しかけ・うろつき。2、監視していると告げる行為。3、面会や交際など、義務のないことの要求。4、粗野または乱暴な言動。5、無言電話、連続した電話・ファクス・Eメールの送付・ラインなどの送信やSNSやブログなどへの書き込みなども含まれます。6、汚物や動物の死体などの送付。7、名誉を傷つける。8、卑わいな画像や動画を送りつけるなどです。  以前までは、被害者からの告訴がなければ逮捕ができませんでしたが、2016年の改正で、非親告罪となり、被害者からの告訴がなくても逮捕ができるようになりました。その場合の罰則は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金となっています。  この改正で、今までのつきまとい行為にインスタントメッセージやSNS、ブログなどへの連続した書き込みが追加をされました。  ストーカー被害の防止や被害者支援の根拠を条例などに規定している自治体を都市規模別に見てみると、都道府県は66%、市は5.6%、町村は4.5%となっています。
     全国の自治体への調査では、6割がストーカー被害者の相談窓口を設けていないことが判明をしており、自治体の取り組みが不十分な実態が浮かんでいます。  ストーカー犯罪から被害者を守ろうと、一時避難先として、家電つきの公営住宅を提供したり、ホテル代を補助したりする取り組みが都道府県に広がっています。  改正ストーカー規制法は、自治体が被害者支援の体制を整備するように促しています。  年々増加を続けるストーカー被害、昔は待ち伏せをされたり、何度も電話をかけられたりしても、「私ってもてるのね」と、軽く考えていたことが、近年では勝手な思い込みで一方的に好意を抱き、その期待がかなえられなかったりすることで、恨みを募らせ、その対象者だけでなく、その家族にまで危害が及んでいます。  また、SNSを通じて一方的に好意を抱き、インターネット上で執拗に交際を迫るなどのサイバーストーカーもふえています。その証拠に、被害者と加害者に面識のなかったケースがあるのです。被害に遭った場合、まず警察に行くことは思いつきますが、やはり警察というと、敷居が高く、気軽に相談できる場所とは言いがたいものがあります。相談窓口を立ち寄りやすい庁舎内に設置できないものでしょうか。  また、県等の行っている支援策と連携はできませんか。ストーカー事案への対応のおくれは、致命傷になりかねません。警察を中心にして、行政、民間、地域の知恵を集めて、被害を防ぐ仕組みづくりを急がなければなりません。  これで、1回目の質問を終わります。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 順次質問にお答えいたします。  町内の環境保全についての取り組みにつきまして、御答弁を申し上げます。  当町では、「菰野町廃棄物の減量推進及び適正処理並びに環境保全に関する条例」に基づき、町内で発生する廃棄物の抑制、再利用及び再生利用を促進しながら、廃棄物の減量化を図り、資源循環型社会の構築を目指しております。  廃棄物収集及び資源物回収におきましては、昨年度から可燃物と廃棄プラスチックの混合収集や可燃物から木製チップや堆肥などに資源化できる「剪定木、草」を抜き出す資源物回収、荷物運搬用パレット等に再利用する「製品プラスチック」の資源物回収をスタートさせたところであります。  平成29年度と平成28年度の実績を比較しますと、廃棄プラスチックを含む可燃物については、約610トンの減量、資源物である剪定木、草については、約410トン増加、そして製品プラスチックについては約7トン資源化しております。  今後におきましても、廃棄物の減量化及び資源化事業を展開し、焼却処理時に排出される温室効果ガスの削減等、環境保全に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  ゾーン30につきましては、諸岡雅樹議員の一般質問において、都市整備課長から答弁いたしましたが、生活道路における歩行者等の安全な通行を確保するため、設定した区域内での速度規制や道路の安全対策を行い、区域内における車の速度抑制や抜け道としての通行抑制を図るもので、特に子どもや高齢者などが往来する通学路や公共施設周辺における交通安全対策として、全国的にも取り組みが進められてきております。  このゾーン30の設定には、警察から道路交通状況により、地元地域への設定の協議がなされるほか、地元区等からの要望により検討がなされることとなりますが、いずれにいたしましてもその地域における新たな速度規制区域を設けることとなることから、警察を初め、地元住民や道路管理者など、関係者において、その必要性について十分協議を行い、地域全体の総意として整備を行っていくことが重要であります。  今後におきましても、子どもや高齢者などに対する安全対策を検討していくことが必要であることから、ゾーン30や道路施設のバリアフリー化、ユニバーサルデザインの推進など、交通弱者等へ十分に配慮した整備に努めてまいりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。  ストーカー被害に対する自治体の役割ということで、相談窓口や支援策について答弁いたします。  ストーカー被害に関する相談窓口としては、三重県は三重県女性相談所を設置し、ストーカー被害だけでなく、女性からの総合的な相談を受け付けております。  また、男女共同参画センター、フレンテみえでは、男性、女性、それぞれの専用電話窓口を設置し、相談対応を行っております。  当町において、このような相談があった際には、相談内容に応じて、各課や三重県、警察などの関係機関が連携し、必要な支援などについて協議してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  なお、当町における相談窓口については、担当室長から答弁させます。 ○議長(矢田富男君) 補足答弁を求めます。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) ストーカー被害に対する町の相談窓口についてでございますが、ストーカー被害に対する町の相談窓口に関しましては、防犯対策上の観点からは、総務課が窓口となり、ドメスティック・バイオレンスや子どもに関する相談であれば、子ども家庭課が窓口となります。  いずれにいたしましても、そのような相談がありましたら、町長からもお答えしましたように、内容に応じて、各課や関係機関が連携し、対応してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  出口利子議員。 ○13番(出口利子君) 御答弁ありがとうございました。  では、まず環境について、ごみ問題などについての再質問をさせていただきます。  ことしは、去る3月18日、第21回クリーン大作戦が町内一円で実施をされました。  このクリーン大作戦は、平成10年から始まっており、不法投棄やポイ捨てによるごみを一掃し、再び捨てられない環境をつくるため、町民が一丸となって回収、分別を行っています。  これまでの取り組みの成果により、近年では可燃物、不燃物ともに減少しており、総量は過去最少となったことが広報菰野に報じられていました。  クリーン大作戦には、区民総出で協力をいただいていますが、最近の皆様のごみ拾いの様子が地域別とはいえ、線が引いてあるわけでもなく、どこまでのごみを拾うの、と地域ごとに押しつけ合いの様子が見られます。始まったころの熱意が薄らぎ、決められた時間をだらだらと過ごすといった場面も見られます。もちろん御近所が久しぶりに顔を合わす機会ですので、友好を深めるのも意義のあることだとは思いますが、見えているごみを、あれは隣の区のごみだと言って見過ごすこともいかがなものかと思います。  平成10年から始まったクリーン大作戦も、20年を迎えます。ここでもう一度、心を新たに、区民ごとの拾う部分の明確化や重なる部分があっても、見えているごみをあえて見過ごすことがないように見直す必要があります。  そして、私有地は地権者の責任というものの、道に面した竹やぶ、あぜなど、捨てられているごみが大量で、見過ごすには忍びないものがあります。クリーン大作戦が近づいたら、地権者に捨てられたごみの始末をするよう、通知する必要もあるかなとは思います。  では、細かい再質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。  まず、大型家具の収集運搬について、現在の状況はどのようになっていますか。  町内の方の相談なんですが、身内の方が高齢で亡くなった場合、使わなくなったタンスや家具類を整理、始末する場合、解体したものをどのようにして捨てるか。運ぶための軽トラックなどもなく、ばらしたものを運搬する業者は紹介してもらえるのか。これは有料でもよい。  また、簡単に解体できないものもあるという相談が寄せられています。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  環境課長、伊藤 悟君。 ○環境課長(伊藤 悟君) 家具のですね、処置について、御質問をいただきました。  現在、菰野町では、家具等におきまして、自宅での処理におきましては、町民の皆様の御理解、御協力によりまして、分解、分別をお願いし、環境課の処理場施設への搬入のルールに基づきまして、搬入をいただいております。  また、昨年度から福祉的支援事業としまして、対象とする世帯制限はございますが、収集事業を展開しております。  昨年度の実績におきましては、ベッド、ソファー、タンスなど、78世帯、198点でありました。  ただいま、出口議員から御質問いただきました、身内の方が亡くなられ、親族が運搬する手段がないなど、家具等の処理が困難な場合は、家族から町に作業依頼の連絡をいただき、町が指定した収集運搬許可業者に依頼内容を指示し、許可業者が分解、分別及び収集運搬作業を行い、作業代をお支払いいただくことになりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) 平成29年度から資源物回収の品目に、剪定木、草が加わっています。この4月からは、月3回に回収日がふえ、一番、草の繁殖の多い7月は、月4回の回収となっています。回収方法として、剪定木、草はひもで縛るか、袋に入れてください。袋の口は閉じることなく、袋から出しやすいようにしてください。剪定木、草だけ回収します。縛ったひもや袋は同日に回収せず、回収日後の可燃物の日に収集しますというものです。  ここでの困りごとですが、剪定木や草を収集した後、残されたビニール袋やひも類、まだダンボールで出す人も多く、これらが集積所に散らばり、各ごみ集積所ごとに決められた後始末の当番さんが、持ち帰るべきか、どのように始末をつけたらよいのかと困っています。これは当番に当たった私も含みます。  この出し方ですが、細かい網の大きな袋に剪定木、草だけを持ってきた住民さんがその中へ入れていただいて、それを、口をひもでぎゅっと締めて、そして回収していただくなど、何か方法はありませんか。他の自治体で剪定木、草を資源物として回収しているところでのよい例はありませんか。お尋ねをします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  環境課長、伊藤 悟君。 ○環境課長(伊藤 悟君) 剪定木の後始末の関係の御質問をいただきました。  昨年度、ごみ集積所にて回収した剪定木、草の量は、689トンでございました。  ごみ集積所にお出しいただくときは、ひもや袋でお出しいただいております。  また、回収後におきましては、ひもや袋はですね、同時に収集しておりませんが、からの袋とひもにおきましては、集積所ごとにですね、からの袋に一まとめにするなど、少しでも飛散しない工夫で収集作業を行っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  また、ただいま議員より御提案いただきました、ごみ集積所に細かい目の袋を設置して入れていただいてはとの御提案をいただきました。ネットの袋に入れた後ですね、またうちのほうの収集作業員がですね、パッカー車のほうに積みかえるわけでございますが、その際に出しやすいか、またネットの袋が何枚必要か、また費用はどうするかというような検討が必要でございますので、今後、他の自治体の例等を研究してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) では、次、ごみ集積所のカラス対策について、お尋ねをします。  以前、私の議会質問で、カラス対策について取り上げ、そのときカプサイシンという辛味成分を含む黄色いネットで覆うことを提案しましたが、最近ではそのネットが弱く、すぐ破れるということで、使用が少なくなりました。  それに伴って、ごみ集積かごの周りに腰を据えたカラスが、かごのすき間にくちばしを入れて、えさを引っ張り出しています。対策としては、かごの網をカラスのくちばしが入らないほど細かいものにするか、くちばしが届かないところにごみを置くか、いろいろ方法はあると思いますが、私がこれはいいなと思った方法をちょっと提案させていただきます。  ダンボールのような軽い紙製のものにビニールコーティングしたものを各、カーマとか量販店に売っておりますが、そういうものを集積かごの周りに張っておくというものです。これならカラスのくちばしもごみに届きませんし、軽くて設置が簡単です。  他の自治体も、カラス対策には頭を痛めていますが、何かよい対策を講じている例があるか、お尋ねをします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  環境課長、伊藤 悟君。 ○環境課長(伊藤 悟君) ごみ集積所におけますカラス等の対策について、御質問をいただきました。  ごみ集積所の管理者と利用者はですね、ごみの適正な排出及び清潔を保持するように努めなければならないとされております。  そこで、ごみ集積所の形式としましては、鉄製のかごにですね、ネットをかけるシンプルなもので、経費が安価に、また住民さんが入れやすく、収集作業員が取り出しやすい形式をお願いしております。  しかし、鉄製のかごの網目の大きさによっては、カラス等に中のごみ袋を破られることもございます。  そのため、集積かごの周りにですね、プラスチック製または木製の板を施すことで、集積所を清潔に保持することができることから、ごみ集積所の設置の申請のときであるとか、補助金申請のとき、窓口対応のとき、いろいろな機会において、情報発信してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) では次、アパート住民のごみ問題について、お尋ねをします。  近所にあるアパートのごみ集積所は、日常的に生ごみ、資源物となるプラスチックごみが散乱し、外観が悪いばかりでなく、集積所の隣の方々に大変な迷惑をかけています。  アパート住民への廃棄物分別の周知不足か、アパートオーナーの責任か、原因はいろいろあると思いますが、現実に散らばったごみが道路にまで散乱している様子は、よくありません。アパート管理会社から要望をいただいていますので、お伝えをします。  ごみの捨て場所や地域のルールが変更になった場合、現入居者には案内があっても、地域外の大家や管理会社、不動産仲買会社には知らされていないケースが多々あります。そのため新規転入者には、回収予定表どおりの日付は守られていても、肝心の回収場所やルールについて、誤った情報が案内されることがあります。住民票を移さない短期入居の場合は、なおさら問題が発生します。新規転入者には、正しい情報案内とルールの周知が必要です。  また、弊社が先日、資源物回収場所の確認に、役場環境課を訪問したところ、自治会任せの現状から、環境課がアパートの加入自治会、そしてどのアパートがどの回収場所を利用しているか把握していない状況です。  新規転入者への正しい情報案内を関係先それぞれが共有する必要があります。  要望として、回収場所やルール変更については、現住民だけでなく、地域外の大家、管理会社、不動産仲買会社にも確実に伝えてほしい。環境課は自治会と連携し、各アパートのごみ集積場所を100%把握、新規転入者に正しく伝える。これは地図の作成や配布も含みます。カレンダーを渡すだけでなく、地域状況をつかみ、ある程度の時間をかけて正しい情報、正しいルールを新規転入者に案内してほしいと要望されています。  アパートの新規入居者が自治会と接する機会はほとんどありません。役場や管理会社の初期対応が重要です。アパート住民のごみ問題が問題視されていますが、初期に誤った情報が伝えられたり、後回しにされたことも要因だと思います、とあります。  新規転入者への周知を含めて、アパートのごみ対策は何かありますか。お尋ねをします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  環境課長、伊藤 悟君。 ○環境課長(伊藤 悟君) アパート入居者のごみの出し方の周知におきましては、菰野町に転入の際にですね、環境課、そして住民課の窓口で、廃棄物、資源物の予定表や廃棄物分別便利帳を配布し、菰野町のごみの出し方の周知を行っております。  ごみの集積場は、地元区から申請をいただき、指定されるものでございます。アパートの場合は施設の管理者が地元区と協議後、アパート独自で設置する場合もございます。集積場開設後は、アパート設置管理者に清潔の保持等、維持管理をお願いしております。  地元区及びアパート施設管理者の御協力のもと、当課から排出ルールの変更内容等の情報を発信し、町民のごみの出し方の周知に努めてまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。  また、資源物回収場所におきましては、区及び施設管理者におきまして、維持管理をお願いしております。  資源物回収場所はごみ集積場とは異なり、多くの世帯を集約して効率的に毎月1回実施していただいております。区に1カ所とは限らず、数カ所の資源物回収場所を指定管理しております区もあります。その際に、アパート施設の住所場所によりまして、どこの資源物回収場所か、区によって指定されておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。  いずれにいたしましても、戸建ての区民、そしてアパート入居者問わず、資源物、廃棄物の出し方の周知につきまして、区長、施設管理者に御協力をいただき、今後とも菰野町の環境行政を遂行してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) ありがとうございます。  今ちょっと追加で質問させていただきたいんですが、やはりアパートを持っておるオーナーさんと言いますか、大家さんと言いますか、その人がやっぱり自分とこの持ち物なので、しっかりそれはこう注意をしながら、細かく見て回るぐらいの努力も必要かな。それは自分とこにある程度の収入もあることですので、ある程度、自分の責任、自分の持ち物やという責任のもと、もう少し大家さんなり、オーナーさんへの働きかけというのも必要だと思うんですけど、ちょっと追加で質問で失礼ですが、ちょっとお答えをください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  環境課長、伊藤 悟君。 ○環境課長(伊藤 悟君) 先ほどはですね、入居者、そして施設管理者のほうにお願いするというようなこと、御協力をお願いするということでございましたが、御説明をさせていただきましたが、先ほどオーナーさんへの周知と言うか、そういったこともということでございますので、施設、アパートによってですね、そういったほうが入居者に対して、周知しやすいということであれば、そういうような対応もさせていただきますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) ありがとうございます。
     では、環境につきまして、最後の質問ですが、不法投棄パトロール車の本来の目的は、産業廃棄物の不法投棄対策だと聞いていますが、町中を不法投棄パトロール車が回っているだけで、監視の目を意識し、不法投棄やポイ捨ての抑止力になると思います。今どのように活用されているのか、お尋ねをします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  環境課長、伊藤 悟君。 ○環境課長(伊藤 悟君) 当町は、不法投棄されやすいと思われる山間部がございます。  そういったこともございまして、パトロール車を保有しております。現在、不定期ではございますが、環境課職員がですね、廃棄物収集、そして資源物回収等の作業等の後の時間等にですね、パトロールを実施しておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) ありがとうございました。  ゾーン30につきましては、昨日の都市整備課長にも聞いております。ただいま町長からも答弁がありましたように、地域課題、それから地域の状況を見て、対応していくというお話もありましたので、ぜひゾーン30の設置が早まりますように、すぐにはできないと思いますが、それに向かって努力をしていただきますように、よろしくお願いをいたします。  こういう交通安全についてのちょっと質問なんですけれども、県内のドライバーに横断歩道や自転車横断帯があることを知らせる道路標示の意味を質問したところ、正しく理解している人は4割に満たなかったことが県警の調べでわかっています。  県内では、横断歩道上での死亡事故が多発しており、今後、各地で開催する交通安全講習で、道路標示の指導を充実させるということです。  ここで、各地区の方からいただいている要望ですが、道路標示の意味を聞く以前に、この道路標示や側線が消えかかっていて、はっきりしないというものです。消えかかって薄くなっている標示は、その意味が理解できないばかりでなく、命にかかわる事故を誘発しかねません。  町道においては、比較的早く対応いただいていますが、国道、県道においては、ほとんど対応されることがありません。国道、県道と言えば、交通量も半端ではありません。  議会の場でも、各地区の議員が、この消えかかった標示については何とかしてほしいと再三、要望を重ねています。  回答としては、予算がない、優先順位があるなどですが、この事案は命にかかわる問題です。早急な対応をお願いします。  このことについてどう考えられますか。安全安心対策室長、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 横断歩道とかの消えかかっているところの関係で、各地区からの要望はどうかというので、横断歩道、一旦停止など、道路規制の表示の復旧に関しましては、各区やPTAからの要望を取りまとめ、四日市西警察署のほうへ要望しております。  毎年、各区やPTAから多くの要望をいただいており、警察からは、順次、予算執行しながら実施予定との回答をいただいております。  今後におきましても、各区やPTAからの要望が少しでも多く実施されるよう、警察へ強く要望してまいりたいと思いますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) この要望につきましては、本当に再三の要望ですし、何度も対応していただかなならんことが大変だと思いますが、どうか命にかかわることですので、安全安心対策室長、よろしくお願いいたします。  これは、質問ではないんですけれども、先日、菰野交番だより、梅雨時期の交通事故防止と題して、雨の日には歩行者が傘を差したり、自転車利用者がカッパを着ていたりと、視界が悪く、車に気づきにくくなります。歩行者の横を通るときは速度を十分に落として走行しましょう。  また、水たまりがある場合、泥はねに注意しましょうとありますが、雨の日、歩行者の横を通る場合、だれも速度を落としてはくれません。それどころか、雨水をかけられて、おしゃれな服など、クリーニングに出したことも何度かあります。生死にかかわる重大な事故は絶対に防がなくてはなりませんが、このような泥はねなど、各自の思いやり運転で防げることもたくさんあります。昨今、話題となっているあおり運転もそうです。菰野交番だよりだけでなく、ときを見つけて、思いやり運転についても、広報、周知をよろしくお願いをいたします。  ストーカー被害につきましては、先ほどの御答弁で、各課、関係機関が連携して、窓口については対応していくという御答弁いただきましたので、ぜひストーカー被害に遭っている人を守るために、さまざまな施策を講じていただきますように、どうかよろしくお願いします。  これで、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、出口利子議員の一般質問は終了をいたしました。  昼食のため、暫時休憩をいたします。  再開は、午後1時からといたします。               午前11時56分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午後 1時00分 再開 ○議長(矢田富男君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  社会教育室長、縣 明隆君、観光商工推進室長、内田 徹君、主席をしております。  それでは、14番議員、千賀優子議員、登壇ください。            〔14番 千賀優子君 登壇〕(拍手) ○14番(千賀優子君) 14番議員、千賀優子でございます。一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  早速、移りたいと思います。  質問の1つ目、コミュニティセンターの使用料徴収に反対です。  千種地区コミュニティセンターが完成したことにより、菰野町コミュニティセンター条例の提案がされました。  第2条で、「センターは、地域振興、地域防災、地域福祉及び生涯学習等の活動の拠点となる場並びに行政の円滑な運営を図る拠点とし、健康で安心して暮らせる豊かな地域社会づくりを推進することを目的」としています。  これまでも、各地区コミュニティセンターでは、多くの住民が積極的に社会教育、生涯教育に自主的に参加をしてきました。コミュニティセンターは公民館として、また社会教育施設としても位置づけられています。社会教育の場でもあり、地域住民の介護や健康をめぐる問題や教育問題、環境問題など、多様な学習の場となっています。  公民館運営の基本原則として、施設については無料の原則が言われています。  ところが、第11条で、「使用者は別表に定める使用料を納付しなければならない。」と提案がされました。  町民の税金で建設されたコミュニティセンターを第2条で定める目的に沿って利用する使用者からも使用料を徴収することには反対です。  大きく2つ目に移ります。  湯の山地域の自然を守ることは、活性化や誘客の前に重要なことです。  先日も、湯の山温泉の廃墟ホテルのすぐ下を通りました。トラロープが張ってあるすぐ上の急な坂の上に、壊れかけたホテルが建っています。台風や地震などの自然災害が起こったらと、想像するだけで恐ろしいことです。撤去を急いでください。  小さい2番、御在所岳のアカヤシオ、シロヤシオ、ベニドウダン、サラサドウダンなど、貴重な花が年々減ってきているように思われます。保護をして、貴重な財産でもある花を守ってください。  鈴鹿山系の植物は、北の限界、北限と南の限界、南限の植物が同時に自生しており、植物学的にも貴重な場所になっており、愛好者がリピーターとなって花々に会いに訪れています。  大きく3番、後ほどこの写真を見ていただきますけれども、調査をして自然の財産を守ってください。  3つ目、郷土資料館整備事業について、お伺いをいたします。  今年度は、準備予算も計上がされました。よりよい資料館にするための構想も含めた計画と進捗状況を示してください。  文化財調査委員会の専門家の方々の御意見を参考に、検討も進められていることと思いますけれども、検討会議はどこまで進んでいるのか、お伺いをいたします。  これで、最初の質問を終わります。よろしく御答弁をお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 私からは、2番の湯の山地域の自然を守ることに関する御答弁を申し上げます。  現在、湯の山地域内には空き家となって放置されている旅館、ホテルが7件あります。  平成28年度に策定した菰野町空家等対策計画において、重点地区として設定し、多面的かつ総合的な対策を講じていくものとしています。  その湯の山地域内の空き家に対する除却事業につきましては、土地所有者の御協力をいただき、国の社会資本整備総合交付金を活用して、官民一体となり実施しております。  昨年度には、地権者である湯の山区と湯の山温泉協会等の関係者の御協力のもと、旧「バードイン湯の山」の除却取り壊しを完了し、また本年度につきましては、菰野生産森林組合の御理解と御協力により、1件の除却を計画しております。  また、当地域は本年度に指定50周年を迎える鈴鹿国定公園内に位置することから、自然公園区域の厳しい建築規制を伴うこととなり、建物を除却することで、既存の建ぺい率が大幅に規制されるなど、その土地の将来性、発展性を損なうことが想定されます。  そこで、内部協議により、このことが空き家となっている旅館、ホテルの除却が進まない原因の1つであると判断し、先般、国に対して、自然公園区域内における建築物の増改築にかかる許可基準の緩和を求め、内閣府と協議を行っております。  いずれにいたしましても、空き家となって放置されている旅館、ホテルは、湯の山地域内の景観保全以外にも、地域の保健衛生上、防災防犯上からも大きな課題でありますので、今後も地元関係者等と連携し、第一には、建物所有者、第二には、土地所有者の責務を明確にしながら、国への規制緩和要望などを継続して取り組んでまいりたいと存じますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。  次に、自然の植物についてであります。  現在、御在所岳の樹木の保全活動につきましては、御在所ロープウエイ株式会社と認定NPO法人森林の風に株式会社三重銀行が環境保全活動の一環として加わり、御在所岳山上で採取された種から育成されたシャクナゲ、ミズナラなどの苗木を、森林の風の指導のもと、山上に植える活動が展開されています。  また、毎年6月には、三重県勤労者山岳連盟と愛知県勤労者山岳連盟が共催で、鈴鹿山系清掃登山を実施し、御在所岳の各登山道のごみを拾うことで、自然を大切にする輪を広げる活動をするなど、多くの団体によって、御在所岳を中心とした自然環境の保全活動が行われています。  今年度は、三重県と滋賀県の県境を南北に走る鈴鹿山脈を中心とした区域が鈴鹿国定公園に指定されて50周年となることから、鈴鹿国定公園協会では、鈴鹿国定公園の中心である御在所岳山上において記念植樹を企画しており、多くの方が自然への理解を深めるきっかけになればと考えております。  御在所岳の魅力の1つには、四季折々に咲くさまざまな山野草が観察できるということがありますので、御在所ロープウエイ株式会社など、関係者の協力を得ながら、まずは山野草の生息の現状を把握し、今後の対策を考えていきたいと思いますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、答弁願います。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) コミュニティセンターの使用料、特に公民館サークルというふうな形で解釈しておりまして、御答弁を申し上げます。  公民館サークルとは、技術の習得や教養を高めたり、生活に潤いや活力をもたらす利用や地域をよくするために行われる学習、文化、スポーツ等の活動を行おうとする人たちが自発的に組織をつくり、目的、活動等を会員同士で話し合って活動を進めていく団体であります。  また、その活動がみずからの活動ばかりではなく、地域文化や社会福祉の向上、スポーツの振興につながるよう、社会教育に関する活動を行うことを主な目的とし、自主的な運営を行う広く開かれた団体を言います。  当町における公民館サークルの現状ですが、地区公民館及び中央公民館において、サークル登録をされ、活動いただいている団体は、合計で128団体となっております。  活動内容は、手芸、ダンス、書道、俳句、茶道など、多岐にわたっており、1団体の会員数の平均は12名、月別の利用回数は平均3回となっております。  次に、コミュニティセンター、町民センターの公共施設の使用料の考え方について、お答えいたします。  今議会で提案いたしております議案第35号及び議案第39号案の条例案におきまして、当該施設の使用料について規定をしております。  公の施設の使用料の徴収につきましては、地方自治法第225条に基づき、使用の対価として、徴収するものです。これらの公の施設の維持管理、運営等の行政サービスを提供するには、施設の維持管理費など、経費がかかります。すべての町民が使用することができますが、公民館サークルの利用が多く、行政サービスを利用する人と利用しない人との負担の公平性を確保する必要があります。使用する方が得られるサービスのその対価として、経費に見合う適正な負担を求める受益者負担の原則の考え方に基づき、使用料の負担をお願いいたすものでございます。  しかしながら、先に申し上げました公民館サークルにつきましては、年間を通して計画的に活動を行っており、その活動内容をかんがみると、社会教育の発展に寄与するものと理解しており、これらのサークル活動の妨げにならないよう、検討しているところです。  社会教育の一環として、定期的かつ継続的に学習活動を行う団体に対し、活動の振興を図るため、公民館サークルの登録団体に対して、使用申請手続の簡素化や使用における優先予約の申し込み、使用料の一部減免などの活動の支援を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  続きまして、3番目の郷土資料館でございます。  郷土資料館の整備の基本計画について、お答えをいたします。  菰野町には、郷土資料が5,000点以上あり、これらの郷土資料の一部を図書館2階郷土資料コーナーや郷土民具展示館で公開展示しております。  また、菰野町内に点在する郷土資料について、保護活用していくための拠点となる施設の整備が必要となってきております。  新郷土資料館の基本方針は、住民が郷土の歴史や文化を学ぶ郷土学習の拠点施設としての考え方を示すとともに、郷土資料を保存し、貴重な遺産として、郷土の歴史と文化を次世代に継承していくための施設として整備を推進してまいります。  基本計画の3つの柱は、まず第1に、郷土の歴史と文化の継承。第2に、情報収集と発信。第3に、郷土学習であります。  郷土資料の特性を把握し、適切な保存管理をし、さらに子どもから高齢者までの幅広い利用者に応じた学びの場の提供を行うとともに、ボランティアガイドの育成や学校教育活動との連携等も視野に入れた教育普及活動の充実に努めていきます。  そして、文化財や郷土資料を幅広く調査、把握し、継続的に、計画的に保存と活用に取り組むことが重要であり、地域住民や子どもたちが、その価値にふれられるような資料館となるよう進めてまいりますので、御理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  小さな2番としまして、文化財調査委員会の検討の件でございます。  昨年度開催しました菰野町文化財調査委員会でございますが、審議されました内容、意見につきましては、現在検証中であります。その中では早急に進めてほしいとの意見もいただいておるところでございます。  この菰野町文化財調査委員会の委員ですが、10名で構成されておりまして、その範囲は、埋蔵文化財、動物、植物、郷土史、文化財、地理、地形、地質、民族、菰野の山全般の分野から構成されております。  そして、委員の皆様からは、地域に点在している郷土資料の情報もいただいており、ともに収集作業を行い、保存することにより、散逸を防いでいる状況であります。  また、郷土資料の保存に対する意識も高まって、古文書や民具等の情報も寄せられており、郷土資料館整備、角やぐら再建を望む声も聞かれております。  今後につきまして、整備に向けた取り組みや運営のあり方について、文化財調査委員等の皆様から、いろいろな専門的な分野の意見をいただきながら、資料館がよりよいものとなるよう、整備事業を進めてまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。
     千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) ありがとうございました。  では、再質問に移ります。  コミュニティセンターの件からです。  数年前になりますけれども、老人会の講演会で、高齢者が元気に過ごすには、教養と教育がとても大切です。  高齢者の教養と教育とは、きょう、用があって、きょう行くところがあることと、ユーモアたっぷりに話されたことが印象に残っております。  高齢者が趣味や生涯学習に励むことは、健康づくりや介護予防につながります。最近、参加者がふえてきているようにも思われます。国民健康保険会計や介護保険会計が黒字で続いているのも、こうした影響が幸いになっているような気がいたします。  年金が減り、公共料金や保険料が上がる中で、健康に気を配り、医療費を減らして生きがいを求めることは、高齢者のささやかな楽しみです。自主的な趣味のサークルも、今は無料でコミセンを利用できています。俳句、詩吟、カラオケ、絵手紙、写真、手芸など、ふれあいまつりや文化作品展、文化祭、芸文協での発表など、目標を持って頑張っている人たちの楽しみを縮めないでください。  これは、総務課長の御答弁を求めたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  総務課長、小林義久君。 ○総務課長(小林義久君) 公民館活動の使用料徴収の関係で質問をいただきました。  先ほど、教育長答弁でもありましたように、公民館活動の公益性とか公共性に着目した上でですね、申請の簡略化とか、そういった、また使用料の一部減免などの活動の支援を行っていくという検討もいたしておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 今回出された条例改正には、そういった減免制度のこととか、あと申請手続が簡略化されるというようなことは全くうたわれていません。本来なら、同時に提出するのが本当だと思うんですけれども。ちょっと一言ふれておきたいと思います。  それから、多くの利用者の方々から、使用料を取らないでほしいという声が挙がっています。私のところへも多くの方々から寄せられています。  受益者負担や利用者の公平性だと言って、使用料を徴収することは、公民館は町民に開放された施設であり、受益者負担や公平性には当てはまらないと考えます。  このことについて、総務課長の答弁をもう一度お願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  総務課長、小林義久君。 ○総務課長(小林義久君) 使用料について、公民館活動の部分で、どういった考えかということを御質問いただいております。  あくまで、この使用料につきましては、受益者負担の原則に基づき、使用する人としない方、そしてまた社会教育という幅広い観点から見てですね、体育施設を使用する方と文化施設を使用する方の負担の公平性を図っていきたいということで、先にも答弁させていただいておるということで、利用者間の公平性を図るために規定するものでございますので、御理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 受益者負担や公平性というふうに、一口でくくられてしまいますと、性質が違うもんですから、体育館の使用とか、公民館の使用とか、人数も随分違います。そういう点では、やっぱりオープンにしてる施設はとらないというのが原則だろうと思います。  それでは、もう1点、再質問いたします。  使用料を徴収するとして、徴収額の想定は幾らほど見込んでいますか。徴収しないと運営できないんでしょうか。経費節減はもっとほかにできることがあります。住民サービスの切り下げは、公共性の解体が進むことになります。町は貸室業者にならないでください。  これも、総務課長の答弁を求めます。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  総務課長、小林義久君。 ○総務課長(小林義久君) 貸室業者にならないでくださいという御質問をいただいております。  このコミュニティセンターにおきましては、事務スペースは行政財産でございます。会議室等につきましては、公の施設に該当いたします。地方自治法の規定におきましても、公の施設という定義におきまして、住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設という定義がございます。  そういった観点からですね、先ほどまでも申し上げておりますように、使用する方、しない方、そしてまた体育、そして社会文化活動のそれぞれの目途に合った、利用する方同士の負担の公平性を図りたいという意図でございますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 先ほどからの堂々めぐりになりますが、公共性とかにはやっぱりひっかかるものがあります。  それでは、もう1つ、再質問します。  社会教育法第20条の5章で、公民館の項で定められている条例に従って、これまで各地区公民館で公民館事業が行われてきております。それは地域づくりの土台等があってきていると思います。  菰野町公民館規則、第2条の項の6では、施設を「住民の集会その他公共的利用に供する」と規定がされており、多くのサークルは登録申請を行い、年2回の大掃除等にも積極的に参加をし、公民館の利用をしています。  公民館規則、第12条では、経費は「町費、補助金、寄附金その他の収入をもってこれに充てる」としています。  初めにも言いましたように、公民館施設は無料が原則となっています。社会教育法や公民館規則では、使用料規定はありません。提案されたコミュニティセンター条例を優先するんでしょうか。  社会教育法や公民館規則との整合性はどうなりますか。  これは、社会教育室長にお尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  社会教育室長、縣 明隆君。 ○社会教育室長(縣 明隆君) 先ほど、公の施設といったところで、料金を徴収するといったところで、地方自治法の225条のところにございますけれども、こういった観点から、公共の施設といったところで、コミュニティセンターと同じように、町民センターのところにつきましても、料金の徴収を行うところでございます。  また、掃除等で関係する方々にはお世話になっているところでございます。  先ほどの答弁にもございましたように、減免といったところでの対応を考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) これまで婦人会組織として、暮らしや生活文化の向上に努めてきました。  来年、春から菰野地区婦人会は、教室は残して、ひょっとしたら解散するかもしれません。今そんな話が出ております。  リフォームも含めた洋裁教室や手芸教室、消費生活の学習会、書道や茶道など、生活文化の向上に役割を果たしてきました。婦人会としても、今回の有料化は納得がいかないと皆さんおっしゃっています。  公民館サークルとして認めている現在、利用しているサークルは、引き続きこれを認めて、利用料は徴収しないでいただきたいと思います。  これは、総務課長にお尋ねいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  総務課長、小林義久君。 ○総務課長(小林義久君) 先ほどから答弁させていただいておりますが、公共の施設として、当然、公益性、公共性を推進していただくべきものにつきましては、コミュニティセンターという定義づけの目的に合っておると思っております。  そういったことからですね、当然、利用者間の公平性を図るという1つの観点もございますが、公益性、公共性のものと、そしてまた生涯学習の中での趣味教室、そしてまた、これは広く体育活動にも通じるものでございます。そういったサークルの意義、存在も含めましてですね、一部、受益者負担をお願いするという、この条例の中の位置づけでございますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) これも、条例だけ先に提案がされましたけれども、本来であれば、そういった減免の範囲ですとか、減免規定も盛り込んだりするのが、規則をつけていただくのが本来だと思うんですが、皆さんはこの条例提案のことだけで、すべてのサークルから徴収されるんではないか、今まで頑張っていろんな活動をしてきたのにという思いがあります。どうして同時に提案がされなかったんでしょうか。総務課長にお尋ねします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  総務課長、小林義久君。 ○総務課長(小林義久君) 規則の提案につきましては、当然この後、委員会審議にこの条例案が付託されることと思っております。その場で規則案もお示ししながら、御審議を賜りたいと思っております。  この規則案の制定につきましてもですね、私ども3月定例会で、委員会でこういった意向を提案した後、いろいろ地域への説明会も踏まえて、これまで規則の中身の検討もさせていただいた経過もございます。委員会にはきちっと出させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) やはりコミュニティセンターは公民館としての社会教育施設ですので、なるべく今、利用してる方々の活動を妨げないように、よろしくお願いをしたいと思います。  次に、2番の再質問に移ります。  ちょっと写真で紹介したいと思います。御在所に咲く花を紹介します。  事務局、写真をお願いします。1番から。  これは、シロヤシオです。  次、映してください。  これもシロヤシオなんですが、これは山頂のところで、シロヤシオですけれども、ことしはシロヤシオは随分、花つきがよかったらしいんですが、今お示ししてる写真は、約10年ぐらい前の最盛期の写真です。  次お願いします。  これは、木枠で囲ってありますので、シカの被害には遭ってないですが、シロヤシオです。  お願いします。  これもシロヤシオです。  お願いします。  これはアカヤシオです。アカヤシオはこれから3枚ぐらい続けて、これ山頂のほうですね。  これもアカヤシオです。最近は最盛期の半分くらいに花が減っているそうです。  次お願いします。  これは、本当にロープウェイが背景に写ってまして、途中のところなんですけれども、とってもいい写真だと思います。これもアカヤシオです。  あと、ベニドウダン、これはツツジ科の花で、紅葉のころにはとても葉っぱがきれいに紅葉して、美しく紅葉します。これも随分減りました。  あと、サラサドウダンです。かわいらしい花です。もともと一番、花つきがいいのが白いドウダンで、あとベニドウダン、サラサドウダン。サラサドウダンが一番、花つきが今までも悪かったようです。  次お願いします。  これは、ミズバショウなんですけど、木道をつくって、両わきに咲いていたんですが、きょねんから絶滅したそうです。  これは花ではありませんが、モリアオガエルのお母さんです。モリアオガエルは池の上の木に卵を産みつけます。  次の。  これがモリアオガエルの卵です。この泡々のモリアオガエルの卵から下の池にぽちゃっと落ちて、そこでオタマジャクシが成長していきます。ありがとうございます。  とってもめずらしいのですが、この長者池で毎年、泡々の卵を見つけています。  さっきも言いましたけど、今、写真で見ていただいたのは、最盛期のころの写真で、約8年から10年くらい前のものです。最近ではこのころの半分くらいの開花になっているそうです。  花の開花が減った理由は、シカが繁殖をして、木の皮を大量に食べたことによるものだということがわかりました。  御在所ロープウエイからの情報では、何頭いるかはつかめてないんだそうですが、群は15頭ぐらいの集団で、ロープウェイの下りの最終便が出るときに流す「蛍の光」の音楽を合図にして、人がいなくなったときにリーダーのシカがほかのシカを招集をして、夕食タイムに決めて、樹皮を食べに集まってくるそうです。学習能力が備わってるそうですけれども。  防護ネットを二重にして巻いても、シカの食欲には負けるそうです。このままでは希少な花々が絶滅しそうです。国定公園内の駆除は大変だとは思いますけれども、対策を講じていただきたいと思います。  このことについて、観光商工推進室長の御答弁をお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) 近隣の山間部に位置する各市町の獣害対策の取り組み状況を調べてみたんですけども、当町を含め、ほとんどの市町が農作物の被害に対する有害鳥獣駆除は実施しているものの、山野草等の生態系維持を目的とした調査、啓発、駆除の実施には至っていないというのが現状であります。  今後、菰野町におきましても、シカの増加による食害対策とか、植物植生の保護対策など、国定公園管理者である三重県や御在所ロープウエイ株式会社等の関係者と協議して、対策を検討していきたいと思いますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) シカによる害がまだあります。それはシカの体についたヒルをシカが振り落としたりして、ヒルが増殖をしてしまったそうです。山頂には今までいなかったヒルにかまれる登山者が出てきたそうです。気分よく観光や登山に来た人がヒルの被害に遭うのはお気の毒です。風評被害も心配です。御在所ロープウエイさんもゴンドラをかえたり、いろいろ新しい挑戦に取り組んでいますけれども、こういった被害を防ぐために、駆除の方法を考えていただきたいと思います。  このことについても、もう一度、観光商工推進室長、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。
     観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) 先ほど言いましたように、国定公園の管理者、三重県とそれぞれの関係者と協議しながら、直接ヒルが花に影響を及ぼすかどうかわかりませんが、その辺も調査させていただいて、対策を講じていける、できる限りの対策を講じていきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 橋が新たにかかったり、開湯1300年の事業を行っていただいたり、観光には随分、力を入れて、期待をしてるんですけれども、こうしたシカによる害とか自然が壊されていく状況がとても痛ましく思います。何とか早急に手を打っていただきたいというふうに思います。  国定公園の中では、駆除には結びつかないことが多いんでしょうか。ちょっとお尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 国定公園、特に山頂部におきましては、当然、鳥獣の保護区域になっておりまして、現状では、猟等はできない状況でございます。  また、特に御在所岳におきましては、特定の許可をいただいて、個体数を調整するというような駆除の方法、主に、一般に首くくりわなというようなわなでするわけでございますけども、特に御在所岳につきましては、特別天然記念物のカモシカも生息をしておりまして、非常にこう、そういった駆除の方法については難しいというのが現状でございますので、御報告させていただきます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) はい、わかりました。ありがとうございます。  先ほど来、言ってましたコミセンの使用料のことなんですけれども、本当に多くの方々が継続した利用料無料での使用を望んでいます。  これから規則は決められるかもしれませんが、もう決まってるんでしょうか。なかなか発表がありませんが、なるべく多くの方に開放して、社会教育施設としてのコミセンの利用を発展させていただきたいと強く思います。そのことをお願いをいたしまして、質問を終わります。 ○議長(矢田富男君) 以上で、千賀優子議員の一般質問は終了をいたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  休憩時間は、10分程度といたします。  社会教育室長、縣 明隆君、観光商工推進室長、内田 徹君、退席をしていただいて結構です。               午後 1時40分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午後 1時56分 再開 ○議長(矢田富男君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  11番議員、伊藤 敦議員、登壇ください。            〔11番 伊藤 敦君 登壇〕(拍手) ○11番(伊藤 敦君) 皆さん、こんにちは。  議長のお許しをいただきましたので、発言させていただきます。  11番議員の伊藤 敦です。今回質問をさせていただきますが、いろいろと議長に今回は御指導いただきまして、ありがとうございました。  さてですね、今年度はですね、湯の山温泉開湯1300年、またですね、3月には新名神、仮称ですね、(仮称)菰野インターチェンジが供用されます。  昨今では、念願のですね、廃屋撤去にも手がつけられてですね、今はですね、娯楽がたくさんある時代ですから、一昔前にようにはいきませんが、ことしを機に、観光都市として再スタートを切ってほしいなと思います。  またですね、巷でですね、よく耳にする第二国土軸構想。今はですね、東名、名神から少し下がるわけですが、もしこの構想がですね、実現されれば、菰野町は三重県の北の端に置かれるわけです。  人口減少社会では、農業の町としても、年々、農家が少なくなってまいりますし、工業も人手不足になります。  そこで、残されるのは観光です。確かに観光はですね、直接、利益になるのか、町の利益になるのかと言ったら、僕はどうかなっていう気はしますが。  またですね、よく地方交付税の、うちはですね、交付団体ですから、地方交付税の部分を越えなければ、やっぱりちょっとこれも厳しいのかなと思いますが、1300年続いた湯の山温泉があと十数年でなくなるとは思えませんし、以前も町長が議会で、菰野町の名前を知らなくても、湯の山温泉の名前を知ってる人がいるとか、お話をされてました。  湯の山温泉、御在所ロープウエイ、これ2大観光スポットですが、キラーコンテンツとして逆に考えられることがあります。  でもですね、現状ではやはり湯の山温泉という名前はメジャーなわけです。  僕はですね、この菰野町議会、議長を初めまして、議員おりますけど、菰野町の最高決定機関だと思ってます。  その中で、12月議会で、新名神(仮称)菰野インターチェンジ名について、請願が、議員発議で請願が全会一致で可決されました。  インターチェンジが供用開始して、このインターチェンジが30年や50年でなくなるわけないと思いますね。  我々議員は、議会制民主主義の中で選挙によって選ばれ、住民から負託を受けて、この場に立つことができます。その議会で全会一致で可決した請願です。アンケート調査とはわけが違います。  アンケートは、あくまで参考資料。我々議会として、インターチェンジ名に「湯の山」の文字を入れてほしいと全会一致で可決しました。  これは、質問ではございませんから答弁は要りません。負託された議員が全会一致で可決したとなると、これは民意です。当然、行政としても、関係各所に働きかけていてくれると信じておりますので、最終結果を楽しみにしてお待ちしております。  またですね、ちょっと今からにこっとした話題で。先日ですね、映画を見に行きました。アニメ、名探偵コナン、ゼロの執行人ってね。その中に安室さんと言ってね、公安警察のキャラクターがいまして、今回ですね、そのキャラクターが大活躍するわけです。  そして、そのコナンが最後に、安室さんに「恋人いるの」って聞くわけですね。すると、「恋人はこの国さ」と、返事が返ってきます。  僕もですね、恋人だれかって言われたらですね、「この町さ」と、答えたいところですが、恋人にはですね、恋人になる資格がありまして、自分が愛さな愛してもらえない。もっと町の発展に貢献したとき、「恋人はこの町さ」と、だれかに聞かれたら言ってみたいと思いますが、どなたも聞いてくれるわけないと思います。  あとですね、名探偵コナンの名台詞、「真実はいつもひとつ」という台詞があります。  確かに、真実は1つでありますが、真実は現実ですから、その現実は自分にとって都合のいいときも悪いときもあります。  しかし、我々議会の世界は、真実は1つであっても、それが正解かどうかはわかりません。  また、正解は幾つもあると思います。  その正解が風邪薬のように、飲んだら翌日には元気になるわけでもありません。  その結果が10年後か20年後に効果が出る場合もありますし、今は結果がよくても、その後、逆効果になる場合もあります。  その正解の中から、最大公約数で正解を選び、住民に対して、最小のリスクで最大の効果が出る正解を選ぶためにも、行政と議員が一体になり、議論を進めていかなければいけません。  同じ名探偵でも、ポワロのように、オリエント急行殺人事件のようにならないよう、我々も頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、本題に入ります。  自衛隊の主な任務は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対して、我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たると。これ自衛隊法、第3条にあります。  そのほかですね、東日本大震災や各種のいろいろの有事の際にはですね、人命救助や生活支援を初めとする復興支援に携わっていただいております。  こうした国防・災害等といった国民の生命と財産を守る非常に重要な任務を担うこととなる人材を確保するために、地域の情報を的確に把握でき、かつ多くの窓口を持つ都道府県や市町村がその事務を担う必要があり、都道府県知事及び市町村長は、政令で定めるところにより、自衛官及び自衛官候補生の募集に関する一部の事務を行うと。これは自衛隊法、第97条ですね。  以上のことから、憲法9条は、私は憲法9条はですね、日本の国を守ってくれると言う方がたくさんいますが、僕はですね、大東亜戦争以降、この国の平和を守ってくれるのは自衛隊だと考えます。  また、さっきも言いましたが、災害でも自衛隊は守ってくれます。その自衛官はですね、市町村は自衛官の募集に対して、協力する必要があります。  僕自身ですね、自衛隊募集相談員でありますが、当町として、募集に対してどのような協力をしてるのか。町長みずから出ていただいて、激励会ですね、そういうのも出てきていただいてますけど、ほかにどのようなことをしてるか、詳しく教えてください。  次に、水道事業。  3月議会で廃案になりました。水道事業に関する料金改定ですね。またですね、この今議会、6月議会で登場しました。  3月議会では、代表監査が水道事業の収益が減少してるという趣旨の発言をこの前されましたが、水道事業のですね、商品は、やっぱり飲料水、水ですね。  また、飲料水はですね、またですね、飲料水から洗濯、ふろ、トイレの水まで、すべて水道の水を使っています。そういうとこが、家庭が多いですね。ほとんどって言っていいかなと思うぐらいです。  最近ではですね、節水型が登場し、どの家庭でも節水対策を行っています。こちらの言葉で言うと、「水だだくさに使うな」とかね、「大事にせえ」とか、「余り水流すとばち当たるぞ」という話をされるわけですが、この水道水ですね、売る際にですね、ビールや飲料水のようにですね、のど越しすっきりとか、味わいくっきりとか、一番搾りとか言いながらたくさん飲んでもらうわけにはいかないです。  その中で、保全管理、安心で安全な水をですね、皆さんに提供するわけですが、そうなるとですね、だんだんだんだん使用者が減ってくれば、当然、値上げするしかありません。これが受益者負担でしょうね。ごめんなさい、企業会計ですね。  水道代の値上げについては、僕はある一定程度の理解はしておりますが、二、三点、納得できないことがあります。  さて、今回の料金改定、どのように変化をしたか、教えてください。  また、コストについてのお考えをお聞かせください。  次にですね、都市部へ行きますと、外国人の労働者が目立つようになりました。  コンビニ、薬、薬局ですね。  我々、菰野町内でも、土曜日や日曜日になると、自転車に乗った外国人の方がその辺ずっとこう自転車乗ってね、みえるのはよく見かけます。  人口4万人の菰野町ですが、うち外国人は約900人、この数が多いか少ないかは考え方次第ですが、また昨年1年間で約100人の外国人在住者が増加しました。1年間ですよ。  これはですね、研修制度にも関係あると思います。この先また政府もふやしていくという話らしいですね。この先、人口減少が予測されますから、労働者不足で外国人の労働者がもっとふえるのではないかと考えます。特に中小企業の多い地方では、労働者不足に対して、高い賃金が払えず、どうしても安い賃金の外国人労働者に頼らなければならない時代もそう遠くはないと。人口比率で考えると、地方から国際化が進んでいくのかなと思われます。  その中で、僕は外国人のですね、方が身近な存在ということはよいことだと思う。特に子どものころから接することは、これからの時代に必要なのかなと思います。  例えば、会社で同じ課の人が10人いるとして、出身地を聞けば、現在、大半が日本の方だと思います。例えば青森だとか、千葉だ、埼玉、名古屋だと、そんなの言うと思うんですよ。  ところが、10年後、20年後になったらですね、外国人の労働者がふえて、同じ課の人が、「あなたどこ出身」って言ったら、いや、「僕はイタリアです」とか、「僕はフランスです」、「僕はドイツです」と。こういう人が出てくる可能性もあります。  1例を挙げますとですね、ラグビーの日本代表みたいな感じですね。国と地域の方がごっちゃになって、同じ協会単位でやってる感じですね。あんな感じになるんじゃないかなと思います。  しかし、ここで出てくる問題があります。それは言葉と文化、宗教の違い。宗教って余りここではないか分からないですけど、この文化の違いは、簡単に見えてすごく奥深い。  身近な文化の違い、それは夫婦ですね。例を挙げると夫婦です。  お互い全く違った育ち方をした者が同じ屋根の下で暮らすと。もうその時点で、だからもう大体もうおかしくなる。それにですね、例えば父親、母親、同居になるとですね、もう非常にこうぎくしゃくするわけですよ。例えば、簡単に言えば、みそ汁。何みそ、白みそ、赤みそって、こういう感じですね。  そんな感じでですね、そうなる前に一応ルールをつくっていくべきでないかという気がします。  この先ですね、言葉や文化の違う外国人がたくさん在住すれば、さまざまな問題が出てくると思います。  それをですね、郷に入れば郷に従えの一言で片づけていいんですかと。  そのあたりを今から考えなければならないとと思いますが、行政ではどのようにお考えか、お聞かせください。  以上、1回目の質問終わりです。お願いします。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 順次お答えいたします。  自衛官の募集に関する当町の取り組みでありますが、自衛官の募集に関する事務は、地方自治法に規定する都道府県及び市町村の第一号法定受託事務であり、自衛隊法においても、募集に関する事務の一部を行うことが規定されております。  当町が具体的に実施している取り組みについてですが、自衛隊三重地方協力本部長と私の連名により、自衛官募集相談員の委嘱を行っております。  また、菰野町から自衛隊へ入隊または入校される方に対する自衛隊入隊入校激励会を開催しております。  その他、自衛官募集に関する説明会開催のための会議室の貸し出し、自衛隊地方三重地方協力本部への適齢者情報の閲覧対応を行っておりますので、よろしくお願い申し上げます。  大きな2番、水道料金の改正についてでありますが、平成29年第4回定例会に提案し、廃案となった前回の改正案との違いですが、基本料金の考え方を見直しております。  次に、収支におきましては、収入において、受託工事に対する事務費の徴収範囲の拡大について検討をしております。  次に、支出におきましては、有収率の向上を目的とした漏水調査の実施。また浄水場の効率的な運転によるランニングコストの削減等、経常経費の削減を意識した事業運営を行っております。  最後に、町内在住の外国人との共生社会についての御質問であります。  当町の外国人人口は、住民基本台帳において、平成30年5月末現在で901人、平成29年5月末、1年前には849人、また2年前の平成28年5月末現在で793人と、年々、増加傾向にあります。  また、町全体の外国人在住率は、平成30年5月末現在で、約2.2%ですが、区ごとに見た場合には、約7.7%になる区もあります。  各区では、各地域の独自の特色を生かした活動を実施し、良好なコミュニティの形成に寄与していただいておりますが、外国人と住民との間で、生活習慣や文化の違いにより、さまざまなトラブルが生じる可能性もあります。  このため、当町は町ホームページを英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語に翻訳するサービスを提供しており、外国の方に、廃棄物、資源物の分け方、出し方など、生活に関する情報も含めた幅広い情報発信を行っております。
     国は、移民政策とは異なる外国人材の受け入れを拡大するための新たな在留資格の創設を目指していることから、国内の在留外国人が増加し、当町においても、在留外国人の増加が予想されます。  今後、外国人と住民とが共生していくことができるよう、各区の理解や協力を求めながら、地域コミュニティの推進を図るための条件、課題等の情報共有に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、答弁を願います。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 共生社会のまちづくりについて、教育及び地域コミュニティの視点から、御答弁を申し上げます。  増加する外国人の対応について、御質問をいただきました。  先日、報道により、1992年から2018年の26年間で、東京での人口は20万人減少し、東京に移り住む外国人は27万人増加したと報告をされました。  このことは、近年、日本が外国人労働者に頼る現実によるものであると言われております。  菰野町におきましても、近年、労働者として町内に転入してみえる外国人が増加しており、このことに加えて、町内の小中学校に在籍することになる外国人の児童生徒の人数も年々、増加傾向にあります。  その際、外国人児童生徒の中には、全く日本語が話せない子どもがいるのが現状でございます。  町内の小中学校に在籍する外国人児童生徒への日本語の指導につきましては、三重県教育委員会から派遣される外国人児童生徒巡回相談員のほか、菰野町が独自に配置しております2名の外国人児童生徒日本語指導員を中心に、各学校で対応しているところでございます。  子どもたちにおきましては、このような友達が身近にいることで、日本の文化や習慣を改めて見直すとともに、異なる文化や歴史、考え方を尊重する多文化共生の教育の推進につながっているものと考えております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  伊藤 敦議員。 ○11番(伊藤 敦君) 一通り答弁ありがとうございました。  では、再質問、安全安心対策室長、よろしくお願いします。  自衛隊のですね、募集の関係でお世話になってますので、まずはありがとうございました。  その中でですね、ちょっとね、僕の中ではちょっと物足りないなと、気がします。  ほかの市町村ではですね、自衛隊の募集の際にですね、例えば自衛隊募集中という懸垂幕、あとホームページでの御案内、広報の募集ね、やってますね。あとチラシもやってるらしいです。  特に、懸垂幕っていうのは非常に目立つんですよ、これ。  当町ではですね、この懸垂幕、掲げるお考えございますか。  自衛隊の募集の一部業務代行を行うならば、懸垂幕をあげてもいいんじゃないですか、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 自衛官募集に関する懸垂幕の掲示について、御質問いただきました。  当町といたしましては、募集相談があった際の募集パンフレットの配布、自衛隊三重地方協力本部の紹介などといった対応を行っております。  議員御指摘のポスター、懸垂幕の掲示などにつきましては、検討してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○11番(伊藤 敦君) 検討してまいりますとおっしゃいますけど、これ一応、事務費とかも自衛隊からもらってるはずなんです、国からね。  お金もかからない。何もかからないです。懸垂幕つくってって言ったらつくってくれると思うんですよ。うちがつくるわけじゃないです。相手がつくってくれる。ポスターも相手がくれる。せいぜいホームページぐらいでしょう。  あとは、その辺のことも含めて、検討するというよりやってください。自衛隊、国にしたら、役場のほうはやっていただきたいなっていう話はしてましたよ。よそもやってくれとると。検討するんですね。それともやるんですか。どちらですか。お願いします。もう1回。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 先ほど答弁させてもらいましたように、懸垂幕とかポスターなど、掲示などにつきまして、検討させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○11番(伊藤 敦君) 今、検討させていただきますということで、皆さんお聞きされたと思いますけど、そういうことをおっしゃいましたので、9月議会、3カ月検討していただいた結果、お聞きしますんで、お願いします。  次にですね、水道の話します。  前回の値上げ案でですね、僕ちょっとね、気になったのは、各種業務代行の話ですね。世の中のビジネスの中でですね、伝票をですね、右から左へうつすだけでもうかる仕事って少なくないんですよ。だとしたら、企業会計で行ってるならば、当然、企業として手数料を取るべきだと思いますが、水道課長、お聞かせ願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  水道課長、加藤正治君。 ○水道課長(加藤正治君) 先ほどの町長答弁のほうにもございましたが、受託工事に対する事務費の徴収の範囲の拡大について、現在検討しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○11番(伊藤 敦君) もう1つがですね、これ平成30年度当初予算にですね、計上されている給水車両の購入ってありますね。  各家庭に給水するためには、加入権が必要となりますね、これ。  したがって、水道事業は究極の受益者負担であり、会員制だと思いますが、水道課長、僕はそう思っています。  そしてですね、収益が下がってる中で、水道事業の会計内で、新たに2台目の給水車両を購入するのはいかがなものかと思います。どんな家でもそうです。最近お金ないよねとか、給料下がったねとか、不景気だねって言ったらそこで新車の車買う人いませんよ。うちでもそうですよ。お金が、もっと給料上がったら車買おうかって話ですけど、クラウン買おうか、何買おうか、やっぱり中古でええなって、こうなるわけでしょう、結局は。ハイブリッド買おうかって、お金ないなって話になるわけですよ。それをこう買うっていうのはどうかなと思いますよ。  そしてね、今回ね、補正予算も上程するわけでもなく、このまま行けば、前回と同じ僕スタンスでおるしかないなと思ってます。  しかしですね、これ必要だからね、計上されてるわけですよ。  給水停止の際にですね、活躍する給水車両、日ごろは別にこれって活躍するわけじゃないです。そういうもんです。一時で何かあった、災害のときに活躍する。日ごろはなにも活躍するわけじゃない、でも、それでも必要っていう。  災害時の場合にも、活躍する場所があると思いますが、僕はそんなにですね、必要なら、給水車両を一般会計で購入すべき。安全安心対策室長、お聞きします。  また、水道会計で購入するならば、加入者が100%でなければならないと。受益者負担の概念に反すると思います。  理由としましては、災害時に断水、給水車両が出動した際、「あなた加入者ですか」とか、「それとも違いますか」って、こんなこと一々聞いてるわけにいかんし、じゃあ加入者じゃないからあなたに水あげないという、そんな非人道的なことはできません。幾ら99.9%であっても、100%とは違うんです。  安全安心対策室長、有事の際、一般会計で給水車両を購入すべきだと思いますが、また必要ならば、どうして必要なのか、お聞かせください。お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 給水車について、御質問をいただきました。  議員の質問にありましたように、平成30年度水道事業会計予算に計上されている給水車につきましては、水道施設の事故などによる断水時に給水するための車両であることから、水道事業会計での購入となっております。  大規模災害発生時には、応援協定に基づき、飲料水の供給について、支援を依頼することとなっております。  応援協定には、行政間での協定があり、要請により、対応可能な手法で飲料水の供給を受けることができます。  災害時には、多様な方向からの支援を想定することが必要であることから、本来、水道施設の事故などによる断水時に給水するための車両についても、緊急時の支援の1つとも考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○11番(伊藤 敦君) 水道が断水したときに使う。そして災害時も使う。これでいいですよね。だったら災害時は使うなら、災害時想定したら、一般財源で買えばいいじゃないですか。だって水道事業会計がもう一番すごく大変だって言ってるんですよ、今。代表監査がこの前回、12月議会で、収益が落ちてきたと。だから値上げするんでしょう。余裕であるなら値上げする必要ないじゃないですか。僕らもそれ信じてるんですよ。だから買うんでしょう。だったら買うなと言ってないですよ、僕12月議会、9月議会でそういう話があったときに、一度も買うなって、委員会で言ったことないですよ。買いなさいよ。要るものなら買わなあかんと思いますよ。必要なら買わなあかん。だけど水道事業会計で買うのはどうかなという話をした中で、やっぱり受益者負担という、町長おっしゃいますよ、いつもね。受益者負担の概念って。僕それね、本当にそのとおりと思いますよ。この先の公民館とかね、コミュニティもありますけど、それもすべて受益者負担の概念。これは絶対、僕はそういう面では、本来の平等だなと思ってます、受益者負担というのは。平等の概念の上に受益者負担があると思ってますから、だから本来の意味では平等だと思ってますから、僕はそう思ってます。だからそのためには、この給水車両はぜひ買うならば、一般会計で買っていただきたい。それが買えなかったら、スタンスは変わらないということだけ、ここでお話しておきます。  せっかくですからね、災害の話をちょっとしましたんで、お聞きします。  先日ですね、山陰地方を襲った地震ありましたね。あれはですね、確か夜だったと思います。発生したのが。  翌日テレビつけると、自衛隊が給水車両で被災された方に水を持って行ってました。約半日以内で自衛隊は給水車両を持ってきてました。  菰野町では、災害が発生してから自衛隊が到着するまで、どれぐらいの時間を想定してますか。水道を、そのとき給水車両を持ってきてくれますか。そういう話はされてますか。お聞きします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 山陰の場合、夜発生して、半日以内で自衛隊が給水車両ということでございますが、大規模災害発生時に、道路、ライフライン、道路関係ですね、の状況がどのようになってるかによって到着の時間が変わってこようかと思います。半日なのか、1日なのか、はたまた何日かということがあろうかと思いますので、そのような場合、想定しまして、多様な方面からの支援を想定する中で、この給水車の1つと考えております。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○11番(伊藤 敦君) きょうはですね、災害の話、メインじゃないもんですから、改めて9月にですね、災害の話を聞かせていただきますんで、そのときまた。それまでにまた検討しといてください。いろいろと。  そしてですね、あれ見せてくれますか、事務局、済みません、資料お願いします。  この中ですね、菰野町ずっとおりてくると、菰野町。これ違うんじゃない。これ違う資料だ。まあ、いいや。消して、消して。いいから。消して。ごめんなさい。資料が違いましたね。  菰野町ですね、901人の外国人がみえます。在住がみえて、その中でですね、一番多いのはブラジル人で188人、その次に中国人で119人、フィリピン人で73人で、韓国人、ベトナム人ってありますね。ブラジル、サッカーがうまいのかなとかですね、中国人は中華料理がうまいのかなとか、ベトナムだったらフォーが食べられるのかなとか、そんなイメージがありまして、今ずっと話しているんですけど、その中でね、その他で100ってあるんですよ。その他100人おるらしいんですよ。手持ちの資料とちょっと違ったもので申しわけないんですけど、100人の人がですね、その他100名の方が在住していると。今おっしゃったアメリカ、英語、中国語、イタリアとか、ごめんなさい、スペインとか、あの辺の。もうそれと全然違うところのね、言葉の方がみえるわけでしょう。  そういうことを考えたときに、これからどのように対応していくのか。  僕ね、全員が全員カバーできないと思うんです。全員が全員カバーできないと思います。  学校の教育でもそうですよ、教育長、教育課長。これからそんなん言うても、全員が全員カバーできるわけじゃないです。当然そこへ住んだ以上は、自分たちでも何かしなあかん。  例えば、僕がアメリカ行きました。何も英語しゃべれない。そこへ住むときにどうするか。おなかすいた。どうするかって。だれもしてくれないんですよ。日本人はすごく僕、名古屋駅で働いてましたけど、日本人は外国人を見ると、すごく手と足、僕も英語しゃべれないですけど、自分の知識の中で目いっぱい外国人に接します。ハローとか、何だかんだ言って。  ところが、外国行くとよくわかるんですけど、日本人がハローと言ったって、何にも喜んでくれないですよ。外国人が日本へ来て、「すし」とか、「こんにちは」って言ったら、みんな日本人はわーって手をたたきます。日本人は全く外国行ったって誰も相手にしません。そんだけ日本っていい国なんですよ。  その中で、こうやって外国来たもんで住みやすいって、日本来てくれるし、これから労働者不足になってくる。そういうのを含めて、これからまた、きょう、あしたしろとは言いません。今後この検討をですね、していただいて、いつかまたお聞きしますんで、これ以上、質問はしませんからお願いします。  最後にですね、9月議会でそういう話をさせてもらいます。  あとですね、9月議会では、子ども家庭課長に、待機児童の問題について、あれから1年たちました。聞かせてもらいます。  それでですね、12月議会では、石原町長とも今期最後の議会になります。2月に4期目を目指すのか、はたまた違う道に進むのか。いずれにしろ今期最後です。  思えば、中学のころ、こちらは野球部、先輩はサッカー部でしたね。とにかく議員になってからまともに先輩とお話させてもらったことがありません。なかなか僕にとっては近寄りがたい人です。  したがって、12月議会では、議員として、石原町長に4年間を振り返って、この町が未来永劫、繁栄できる町として、この場で一度ですね、町長とお話させていただきたいと思いますんで、よろしくお願いします。  それでですね、これで私の質問を終わりますんで、ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、伊藤 敦議員の一般質問は終了をいたしました。  本日は、予定しておりました日程すべて終了です。長時間にわたり、御協力ありがとうございました。  本日は、これにて散会をいたします。               午後 2時27分 散会...