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平成30年第1回定例会(第3日目 3月12日)

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  1. 菰野町議会 2018-03-12
    平成30年第1回定例会(第3日目 3月12日)


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    平成30年第1回定例会(第3日目 3月12日)          平成30年菰野町議会第1回定例会(第3号)                平成30年3月12日(月) 午前10時00分開議             ~~~~~~~~~~~~~~~     第1 代表質問   第2 一般質問 2.会議に付した事件   日程第1、日程第2 3.出席議員(18名)   1番  稲 垣 啓 二 君        2番  廣 田 直 己 君   3番  伊 藤 雅 慶 君        4番  諸 岡 雅 樹 君   5番  藤 田 賢 吾 君        6番  益 田 和 代 君   7番  柴 田 孝 之 君        8番  久留美 正 次 君   9番  矢 田 富 男 君        10番  中 山 文 夫 君   11番  伊 藤   敦 君        12番  内 田 親 根 君   13番  出 口 利 子 君        14番  千 賀 優 子 君   15番  加 藤 大 輝 君        16番  増 田 秀 樹 君
      17番  加 藤 昌 行 君        18番  中 川 哲 雄 君 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(21名)  町長       石 原 正 敬 君   副町長       諸 岡 高 幸 君  教育長      川 瀬   敏 君   消防長       白 木 康 裕 君  総務課長     小 林 義 久 君   安全安心対策室長  片 岡 県 司 君  企画情報課長   河 内 伸 博 君   財務課長      相 原 賢 治 君  税務課長     藤 川 史 典 君   住民課長      片 岡 芳 輝 君  会計管理者    水 谷   浩 君   子ども家庭課長   大 橋 裕 之 君  健康福祉課長   堀 山 英 治 君   都市整備課長    斉 藤   司 君  観光商工推進室長 内 田   徹 君   観光産業課課長補佐 瀧 見 浩 志 君  環境課長     伊 藤   悟 君   水道課長      加 藤 正 治 君  下水道課長    大 橋 克 哉 君   教育課長      諸 岡 克 博 君  社会教育室長   縣   明 隆 君 6.出席事務局職員(4名)  議会事務局長   谷   弘 哉 君   書記        阿 部 美千代 君  書記       加 藤   真 君   書記        田 中 佑 樹 君               午前10時00分 開議 ○議長(矢田富男君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席人員は18名で定足数に達しております。  よって、平成30年菰野町議会第1回定例会は成立をいたしましたので、再開をいたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付をしております。よろしくお願い申し上げます。  なお、加藤観光産業課長にかわり、観光商工推進室長、内田 徹君、安全安心対策室長、片岡県司君が出席をしておりますので、よろしくお願い申し上げます。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第1 代表質問 ○議長(矢田富男君) 日程第1、代表質問を行います。  新生みらい代表中山文夫議員、登壇ください。          〔新生みらい代表 中山文夫君 登壇〕(拍手) ○新生みらい代表(中山文夫君) おはようございます。平素は大変お世話になっております。10番議員の中山文夫でございます。新生みらいを代表して質問を行います。  まず、冒頭、2点ほどお話をさせていただきます。  7年前の3月11日、東日本大震災が発生し、東北から関東にかけて、太平洋沿岸の広い地域に甚大な被害をもたらしました。  昨日の報道では、当時の様子や今後の対策について、どの局でも報道されていました。  今なお、行方不明になっておられる方々にとっては、あの日から時がとまったままになっていると感じている方々が多くみえるのではないでしょうか。  この時代に生きた私たちは、あの恐ろしい光景、出来事を忘れることなく、次の世代に語り継いでいく使命があると強く感じております。  亡くなられた方々に御冥福をお祈りするとともに、行方不明者が一日も早く発見されることを願ってやみません。  もう1点、平昌オリンピックが閉幕し、かわってパラリンピックが9日から始まりました。  冬季オリンピックでは、過去最高の13個、メダルを獲得し、感動を与えてくれました。特にカーリング女子は初のメダル獲得で、マイナーなスポーツを世に知らしめてくれました。  そして、出身地の北海道北見市常呂町での吉田知那美さんのスピーチが印象的でした。  「この町では夢はかなわないと思っていたけれども、この町でなければ夢はかなえられなかった」  菰野町の子どもたちの中にも、こういうことを言ってくれる大人になってくれることを願っております。  ちなみに、私はこの菰野町で、考えてもいなかった議員になりました。菰野町でなければ実現しなかったかもしれません。菰野町と菰野町民に大変感謝をしております。  それでは、質問に入ります。  初めに、菰野町の財政運営の基本的な考え方について、お聞きをいたします。  「行政はお金を集めることを考えるのではなく、集まったお金をどのように使うかを考えればよいから楽ですね」と皮肉たっぷりで話される方がみえます。  住民の皆さんにはそのように映っているのかと思うと、ちょっと残念な気がします。  ことしの冬は、雪こそ大したことはなかったのですが、気温が低く、寒い日が多かったように思います。我が家でも灯油の消費量が例年より多かったようで、私は行きなれたガソリンスタンドでガソリンを入れるついでに灯油を買っていたのですが、家内から、販売店によって単価が随分違うと。店があるので、安いところで購入していると聞かされて、私もその店に買いに行きました。たくさんの方が来られて、灯油のポリタンクを幾つも並べて購入されていました。  住民の皆さんは、自分たちの生活を守るために、経費を節約するため、いろんな工夫をされています。  税金を納めるのは国民の義務ではありますが、大変な御苦労をされて納めている方がたくさんいるということを行政に携わるものならば、理解をしなければいけません。  つまり、納められた税金を大切に、かつ有効に使わなければいけないということです。  人口減少、少子高齢化が進むと予測されています。さらには大規模災害が発生する確率も確実に高くなっています。将来に備えた財政運営が求められています。どのようにお考えか、お尋ねをします。  財政を考えるときに大事なのは、現状と将来を見据えた財政運営だと思います。  先にも述べましたが、人口減少、少子高齢化が進むと予測され、さらには大きな地震がやがて発生すると言われているときに、将来を見据えた財政運営は非常に難しいと考えます。このことは行政に限らず、一般住民にとっても難しい問題であります。  このような状況下において、一般的に考えられることは、心配される将来に備えることであり、そうすることが一番賢明であると、私は考えます。  菰野町においても、公共施設の耐震化を初め、防災関連の充実に多くの費用と時間を費やしています。町民の安全で安心できる生活を守るためには必要なことと理解をします。  平成30年度予算案において、さまざまな事業が組まれています。個別の事業に関しては、さまざまな方面から検討してきた結果の事業だと思いますので、とやかく言うつもりはありません。  しかしながら、菰野町の中期的財政見通し(平成29年度~平成33年度)では、基金が大きく減少し、地方債がふえています。これには若干の不安を抱かずにはおれません。毎年、修正はかかるものと考えますが、石原町長はこのことをどのようにとらえているのかをお聞きをいたします。  次に、学校教育について質問をさせていただきます。  まず、最初に中学校給食について質問をします。  この件については、何度も質問をさせてもらっています。そのたびに何度も言ってきましたが、最優先に考えなければいけないのは、中学生の思いです。  前回の質問では、アンケート結果を具体的に示して質問をさせていただきました。あのアンケート結果をしっかりと反映させた形で方向性を導かなければいけないと考えます。  代表質問初日中学校給食に関する質問に対する答弁で、方向性は一応示された形になりました。  しかしながら、この前の答弁では、十分とは思えません。まだまだ議論の余地があり、さらなる検討が必要ではないかと思っています。  先日の答弁と同じような内容になるかと予測しますが、再度答弁をお願いいたします。  教育問題の2番目の中学校の部活動についてお聞きをいたします。  この件についても、私は何度も質問をさせてもらっています。昨年の9月議会で質問したころから、部活動に関しては、文科省の有識者会議でも活発に議論され、中学校の部活動については、平日は長くとも2時間、休日は3時間程度までとし、休養日を平日の1日以上、土日は1日以上の週2日以上の休みを取るよう、基準を設定しています。  高校に関しても、中学の基準を原則適用するとしています。  教員の働き方改革にも大きく関係している部活動についての指針が明確に出されてきたわけです。  三重県においても、三重県部活動ガイドラインなるものを作成しています。これによると、文科省の基準とほぼ同じですが、平日の活動時間を2時間以内とし、休日の活動時間を4時間以内としています。  明確な指針が示されたことにより、これを守っていかなければなりませんが、菰野町教育委員会としては、どのように取り組んでいくのかをお聞きいたします。  最後に、運転免許証自主返納対策を考えているか。これをお聞きいたします。  65歳以上の高齢ドライバーの事故がふえています。75歳以上では、特にふえており、高齢ドライバーの事故を減らすための有効な方法として、免許証の自主返納があります。免許証の自主返納を促進するためには、自家用車にかわる交通手段の確保が一番と考えます。  菰野町でも、デマンド交通により、自主返納者がふえることを期待しているようです。  自主返納者には、特典をつけるなど、さまざまな方法で自主返納を進めている自治体もあるようです。  自主返納対策について、菰野町で考えていることがあれば、お聞きをいたします。  以上で、1回目の質問を終わります。 ○議長(矢田富男君) 新生みらい代表中山文夫議員の代表質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) おはようございます。新生みらいを代表されて、中山議員から御質問をいただきましたので、大きな1番と3番につきましては、私から御答弁申し上げます。  中長期的に財政を見通しますと、全国的に人口減少、少子高齢化という人口オーナス期の社会の到来により、国、地方を通じ、税収減や社会保障関係費の増嵩等が見込まれます。  財政構造の弾力性をはかる指標である経常収支比率は、平成28年度決算では83.3%となっており、今後高い水準を推移することが予測されます。  簡単には比較できませんが、経常収支比率の件で申し上げますと、御承知のとおり、都道府県としての三重県の財政状況は深刻な状況にあり、平成28年度の経常収支比率は前年度より1.9ポイント悪化の99.8%と、一般財源のほとんどが経常的な経費に費やされ、財政が硬直した状況が続いています。  こういった中、経常支出の抜本的な見直しなど、財政の健全化に向けた経費抑制が行われるなど、一定の努力はしているものの、県単補助金の見直し、県管理道路の路肩除草の回数減や維持補修の予算の減など、財政の硬直化により、これまで三重県として行うべきこととして取り組んできたことが、これからは対応できないというような状況を招いていることも事実であります。  基礎自治体におきましては、高齢化が進展する中で、地域包括ケアシステムを構築していく必要があり、また発生が危惧される南海トラフ地震や近年多発する集中豪雨、昨年のような大雪などの防災対策に取り組む必要があります。  このような状況の中、財政運営の健全性を確保しつつ、各種事業を展開していくため、中期的に財政の見通しを行うとともに、状況の変化に対しては、毎年の予算編成時において、臨機に対応することとしております。  平成30年度の予算編成につきましても、基礎自治体として果たすべき役割を見きわめ、各種事業に取り組むものであります。  災害への対応につきましては、公助としての役割として、例えば平成30年度予算では、指定避難所であるB&G海洋センター体育館の非構造部材の耐震化や同施設を含む7カ所の指定避難所マンホールトイレを整備するための設計を行うこととしております。  また、さらなる地域活性化に向け、湯の山温泉開湯1300年等の取り組みや町内インターチェンジ等社会資本整備に合わせ、近鉄湯の山温泉駅における公衆トイレの整備や湯の山地域における廃屋除却及び跡地への駐車場整備、また近隣市などと連携し、観光客の回遊調査により、データを計測するなど、行政がするべきことをして、民間の力で効果を発現させるという考えを持って、各種事業に取り組むこととしております。  以上のように、限られた財源の中で、優先順位をつけながら、基礎自治体として果たすべき役割を見きわめ、持続可能な財政運営を行ってまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、中期的財政見通しについての御質問でありますが、この見通しにつきましては、平成29年度から平成33年度までの5カ年に見込まれる歳入歳出の増減要素を一定の仮定のもとに推計し、試算を行ったものであります。  5カ年における各種事業の実施により、平成33年度末の一般会計における基金残高は、約19億円、地方債残高は約111億円となるものと試算しております。平成28年度末との比較で、基金の大幅減と地方債の増を見込んでおります。
     なお、見通しにつきましては予算ベースでの試算となっておりますので、平成30年度予算編成時における平成29年度末の見込みは、見通しよりも基金残高が約8億円多く、地方債残高が約1億円少なくなる見込みとなっております。  いずれにいたしましても、人口オーナス期の社会におきまして、基礎自治体の財政運営は厳しい状況であることが見込まれますので、経常収支比率健全化判断比率といった各種財政指標にも留意し、基金及び地方債のバランスを考慮しながら、財政運営を行ってまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  運転免許証自主返納対策についてでありますが、運転免許証自主返納対策については、当町では、運転免許証を自主返納された方や高齢者、障がい者などの移動手段の確保のため、コミュニティバスあいあい自動車を運行しております。  コミュニティバスにつきましては、移動制約者の通院や買い物などの移動支援、通勤、通学への利用などを目的に運行しており、運転免許証自主返納者のみを対象としたものではないものの、65歳以上の高齢者などを対象に、乗車料金やフリー乗車券の料金を一般の方より安価に設定しております。  次に、あいあい自動車につきましては、菰野町社会福祉協議会が実施主体となり、65歳以上の高齢者または障がいのある方で、モデル区にお住まいのみずから車を運転できない方を利用対象者とし、移動範囲を町内に限定した福祉的な施策として、実証運行をしております。  また、平成30年度事業として提案しておりますデマンド運行事業につきましては、電話、インターネットなどによる予約制の交通手段であり、コミュニティバスなどではカバーできない地域の住民などの移動手段の確保を目的に実施するものであります。  今後におきましては、地域公共交通網形成計画の策定を進め、鉄道、路線バス、タクシーなど、民間事業者が運行する交通機関とコミュニティバスあいあい自動車及びデマンド交通による当町に最適な交通体系の構築を目指すとともに、交通安全対策という観点からも、関係機関と十分協議し、運転免許証を返納しやすい環境づくりに努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  私からは、以上です。 ○議長(矢田富男君) 続いて、教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) それでは、大きな2番、学校教育について、お答えをさせていただきます。  まず、中学校給食につきまして、お答えをいたします。  先日の答弁と重複する部分もございますが、基本的に自校調理方式等の食缶方式は採用しない方向で検討を進めております。  考え方といたしましては、両中学校における家庭弁当持参率の高さです。  また、以前実施したアンケート調査の結果におきましても、生徒たちの意向として、「家庭弁当」や「選択制デリバリー給食」を選択した者が7割を超えており、これらの状況から推察すると、学校給食を検討する中で、家庭弁当を選択できることは重要な要素であると考えております。  今年度、両中学校において、弁当の持参状況の聞き取り調査を実施しました。まれに家庭弁当を持参できない事例や、少数ではありますが、ほとんど家庭弁当を持参していない事例及び何らかの手だてを必要とする事例がありました。  基本的には、パンの注文販売や今年度から導入しました弁当の注文販売で対応しております。  今後も、学校現場と情報共有しながら、状況把握に努めてまいります。  教育委員会といたしましては、今後、学校現場の意見を集約できる場を設置し、中学校給食のよりよいあり方について、検討を進めてまいりますことから、御理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  続きまして、学校のクラブ活動でございます。  学校の運動部活動は、スポーツに関心のある同好の生徒が参加し、各運動部の顧問の指導のもと、学校教育の一環として行われ、我が国のスポーツ振興を大きく支えてきました。  また、体力や技能の向上の目的以外にも、異年齢の交流の中で、生徒同士や生徒、教師等との好ましい人間関係の構築を図るとともに、学習意欲の向上や自己肯定感、責任感、連帯感の涵養に資するなど、学校における部活動の教育的意義は大きいものと考えます。  しかしながら、今日においては、社会・経済の変化等により、教育等にかかわる課題が複雑化・多様化し、学校に求められる役割が拡大するとともに、課題が教員に集中し、授業等に専念しづらい現状があります。  このような中で、国は現在、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」、仮称でございますが、これを策定中であり、これを受けて、県においても、三重県部活動ガイドラインを策定しているところでございます。  国のガイドライン(案)によりますと、市区町村教育委員会は、国のガイドラインにのっとり、策定される都道府県ガイドラインを参考に、「設置する学校に係る運動部活動の方針」を策定することとなっております。  現在、県からは、中学校で週2日、高校で週1日は部活動の休養日を設定すると定めた最終案、「三重県部活動ガイドライン(案)」が示されております。  菰野町におきましても、県のガイドラインに沿った形で策定作業を進めているところでございます。  今後、策定したガイドラインに基づき、家庭や地域の理解と協力を得ながら、指導の内容や方法について、必要な検討、見直し、工夫等を進め、より多くの生徒が夢と感動と体験ができる部活動の推進に取り組んでまいりますので、御理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  新生みらい代表中山文夫議員。 ○新生みらい代表(中山文夫君) ありがとうございました。  それでは、順番に再質問をさせていただきます。  まず、菰野町の財政運営の基本的な考え方について、町内にある施設には、無料で使用できる施設と有料のところがあります。公共施設の利用について、受益者負担という観点から、どのように考えているか、お聞きをいたします。  受益者負担という点から言えばですね、職員の駐車場を有料にすべきというような意見もございます。そのことについては、ふれてもらわなくてもいいですけども、全体の菰野町の公共施設の利用についての受益者負担という観点から、どのように考えているのか、お聞きをいたします。  まず、1つ、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 新生みらい代表中山文夫議員の再質問に対し、答弁を願います。  財務課長、相原賢治君。 ○財務課長(相原賢治君) 施設利用の受益者負担についてということでございます。  施設を利用する方は、特に利益を受けるということになりますので、制度の範囲におきまして、応分の負担をいただくべきというふうに考えております。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○新生みらい代表(中山文夫君) 公共施設の利用についてはですね、積極的に利用される方もあれば、ほとんど使わない方もみえます。  図書館などは、これは図書館法で定められていて、無料ということですけども、ああいったところは、言ってみれば、全ての人が使えるわけで、そういったことからすると、当然無料だろうということになりますが、使用する人が限定されるような場合においてはですね、やっぱり一定の受益者負担というものが必要になってくるのかな、そんなふうに思いますが、その辺のところもですね、しっかりと考えていただきたいと思います。  大災害が予測される中、施設の耐震化は急務と考えます。建物が倒壊するとしないでは被害は全く違うし、水道、電気、インフラですね、においても、使えなくなるのと使えるとでは、行政にとっても、また住民にとっても負担は大きく異なるものと考えます。  加えて、基金があるとないんでは、これも災害後の対応に大きな差が生じると考えます。災害に備えて、基金もある程度必要と考えますが、どのようにお考えでしょうか。お聞きをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  財務課長、相原賢治君。 ○財務課長(相原賢治君) 大災害等に備えての基金の考え方でございます。  これにつきましては、ある程度必要であるというふうに考えております。  特にですね、財政調整基金につきましては、財源不足に対応するものでありますので、大災害、あるいは急激な経済情勢の変化など、不測の事態に備える意味でも、いわゆる明確な基準はございませんが、一定程度の財政運営の弾力性を確保するためには、基金は必要であるというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○新生みらい代表(中山文夫君) ありがとうございます。  計画的な運営をお願いしたいと思います。  今はもう亡くなられましたが、渡辺昇議員のいつもよく言われる言葉で、「町民の血税を1円たりとも無駄にしてはいけない」、そういうことをよく言われてましたけども、そのことを肝に銘じて、財政運営に当たっていただきたい。そんなふうに思います。  続いて、学校教育について、まず中学校給食について、再質問をさせていただきます。  給食には、自校式、センター方式。これがセンター方式、食缶方式って言うんですかね、食缶式と言うんですか。それとデリバリー方式の3つの方法があります。自校式あるいはセンター方式デリバリー方式ランチサービスの違いはわかるのですが、デリバリー方式ランチサービスの違いでわからないところがあります。提供する側、それから食べる側、生徒の側から見たデリバリー方式ランチサービスの違いを教えてください。  それから、どの方式にしろ、中学生が食べる給食をつくる側としては、材料、栄養、おいしさを考えてつくられていると思いますが、食べる側には、100人いたら100通りの好き嫌いがあります。それを満足させるのは不可能であり、唯一それができるのは、私は家庭弁当だと考えます。家庭弁当は、御飯にしても、おかずにしても、栄養、嗜好、量など、子どもに合わせてつくっているというアンケート結果が出ています。  したがって、食べ残すことはほとんどありません。  デリバリー方式は、選択制なので、家庭弁当と給食のどちらかを状況に応じて選ぶことが可能です。  自校式、センター方式となると、選ぶこともできず、食べられない場合は捨てることになる。非常にもったいない結果が予想されます。  この私の認識は、間違っているでしょうか。確認をいたします。 ○議長(矢田富男君) 新生みらい代表中山文夫議員の再質問に答弁を願います。  教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) まず、デリバリー給食とランチサービスの違いについてということですが、デリバリー給食はですね、町の栄養教諭が栄養バランス等を考慮した献立を考えることとなります。  また、使用する食材につきましても、菰野町産でありますとか三重県産の食材等を優先して指定し、原則、地産地消を踏まえ、生産者の顔の見える安心できる献立で給食を提供いたすことになります。  ただし、委託業者の製造施設で調理し、専用の弁当箱におさめた状態で納品されることになります。  また、業者が販売する、いわゆるランチサービスっていう弁当につきましては、販売業者に所属する管理栄養士が栄養バランスに配慮した献立を考案し、使用材料も業者が手配したものとなります。  続きまして、食べ残しの件ですが、本来、給食となりますと、国で決められたカロリー摂取量がとれるように指導することが基本となりますので、いずれの方式にいたしましても、食べ残しが出ないように指導していくことが必要と考えておりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○新生みらい代表(中山文夫君) 食べ残しをしないように指導するというのは、当然、今もやっていただいていることなんですけども、結果的には残食が結構あるというふうな話の中で、極端な言い方ですけども、センター方式、自校方式になると、選ぶことはできないわけですから、嫌いな物、もちろん体調によってね、残す場合もあるかと思いますけども、それも捨てられるということですね。  1つですね、先ほどの答弁、ちょっともれてるかなと思うんです。食べる側から見たデリバリー方式ランチサービスの違いをちょっと教えてほしかったんですけども、多分、私は余り変わりはないのかな、食べる側からすると、変わりはないのかなと思うんですけども、もし答えられたら答えていただきたいと思います。  次、部活動について質問をいたします。  部活動については、生徒が主役で、そこに教員がかかわり、保護者が支援するといった形になろうかと思いますが、立場によってですね、考え方もこれは異なります。大きくは変わらないと思いますが、今までよりは制約された形での活動になると考えます。  その中で、全力で部活動に打ち込んできた人たちにとっては、不満もあるのではないかな、そんなふうに思います。どのように理解を求めていくのか、御答弁ください。  それから、外部講師なども活用していくという方法もあるようですが、その辺はどのように考えているのか、お聞きをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) 3点、質問をいただきました。  1点目は、デリバリー給食と弁当販売の生徒の側から見たっていうふうなことだと思います。  食べる分には、さほど変わりはないかもしれませんが、デリバリー給食と言いますと、給食になりますので、当然、先ほど申し上げた地産地消と食育の観点で、通信等を出してですね、給食の指導の中で行っていく部分がありますので、ただ弁当販売と言いますと、ただパン販売と同じように、普通にランチを買うっていうだけですので、そういった指導はございません。  2点目です。部活動の件ですが、部活動を熱心にしたい生徒や保護者の中には、「もっと活動をふやしてほしい」という声が寄せられたりしております。  今回、国、県が策定を進めておりますガイドラインにもありますように、生徒の健全な成長の視点、教員の働き方の見直しの視点から、生徒が参加しやすいように、実施形態などを工夫するとともに、休養日や活動時間を適切に設定するなど、生徒のバランスのとれた生活や成長に配慮することが必要であると考えております。  土日や放課後、教員にとっては勤務時間外に行われることから、休みもなく、大変負担の大きなものになっているのが現状であります。  教育委員会では、こうした状況を鑑み、教員の負担を軽減するために、「総勤務時間縮減に向けた取組」についての文書を町内小中学校の保護者に対して配布し、御理解をいただくようにお願いしておるところでございます。  今後も、現在策定中の菰野町部活動ガイドラインに基づきまして、生徒の自己実現が図られるよう、部活動運営の工夫を図るとともに、年間、月間活動計画に基づいた計画的な運営を行い、生徒や保護者の期待に応えられますように取り組みを進めてまいりたいと思っておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。  3点目です。部活動指導員の件です。  平成30年度から、部活動指導員の配置に係る経費の一部を補助する国の補助事業、部活動指導員促進事業が始まります。  ただですね、部活動指導員の配置を進めるためには、身分でありますとか、任用、職務、勤務形態、報酬や費用弁償、災害補償、服務及び解職に関する事項等、必要な事項を定める必要があり、さまざまな条件整備をしていく必要もございます。  以上のことから、菰野町といたしましては、平成30年度につきましては、部活動指導員の導入は考えておりません。  今後、県内外の状況等を参考にしながら、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○新生みらい代表(中山文夫君) ありがとうございました。  元高校教師の方の話でありますが、「知育、徳育、体育、これは学校でできる。しかし、食育は小さいころから家庭でやるものであると言うより、家庭でしかできない。なぜなら、生きる上で一番大事なことで、しっかりとやる必要があるからである」ということを聞いたことがあります。  また、全国の一般的な食堂の中で、日本で2番目においしい店というキャッチフレーズを掲げているお店が何店かあるそうですが、なぜ2番目なのか聞いたところ、おふくろの味には勝てないということだそうです。  中学校給食について話す機会があり、私の意見を述べたときに、いただいた感想文の中にこういうのがありました。  「私が中学のころ、母親は勤めていたけど、毎日弁当をつくってくれました。『朝早く起きて弁当をつくるのは大変だから、パンでもいい』と言ったことがある。けれど、毎日弁当をつくってくれた。私はその弁当がとてもありがたく、うれしかった。でも母親の苦労を見ていると、給食でもいいのかなと思う」といった内容でした。
     私は、その人が、年齢が幾つの方かわからず、特定することはできませんけども、また話す機会がありますので、その方に聞こえるようにお話をしようかと思うんですけども、私はこう言おうと思います。  「お母さんはきっと優しくて立派な方であると思います。あなたをとても優しい人に育ててくれました。お母さんはあなたに優しい人になってもらいたくて、頑張って弁当をつくったのではないでしょうか。もしあなたが食べていたものがお母さんがつくった弁当でなかったら、ひょっとしたらそういう考えにはならなかったかもしれません。お母さんが苦労してつくった弁当を毎日食べることができたから、優しい人になれたのではないでしょうか」と、私の思いでは、そういう気持ちで話をしたいと思っております。  私は、愛情弁当という言葉が好きです。教育委員会はさまざまな面から物事を決定していかなければなりませんが、だれのためにやるのかということをしっかりと考えていただきたい。中学校給食はそれを食べる生徒のためにやるものです。特にそのことを考えて、なくしてはならないものを守っていただくよう、強く要望をいたします。  部活動については、今後大きく変わっていくと予想します。勝敗を意識した取り組みは、ときには大きな教育効果を上げることができます。  しかしながら、中学校の部活動というものの意義を逸脱するようなものになっては本末転倒です。スポーツを本格的にやりたいという生徒、教員。それを負担に思う生徒、教員。これが混在する状態でのよりよい部活動のあり方、方法を考えていっていただきたいと思います。  それでは、最後の運転免許証自主返納対策について、お聞きをいたします。  高齢者の運転免許証の返納者は、菰野町内でどれくらいみえるか。  また、返納する人が申請すれば、運転経歴証明書、事務局済みません、写真をお願いします。運転経歴証明書の写真をお願いします。  こういった物らしいですけども、こういう物が発行されます。発行者数がどれぐらいあるのか、お聞きをいたします。  以上ですね、まず1つだけお願いします。 ○議長(矢田富男君) 新生みらい代表中山文夫議員の再質問に対し、答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) 運転免許証の返納者数と運転経歴証明書の発行者数について、御答弁申し上げます。  菰野町の65歳以上の方の運転免許証の返納者数につきましては、四日市西警察署に確認いたしましたところ、平成29年1月から12月までで、126名となっておりまして、前年から77名の増となっております。  また、運転経歴証明書は、運転免許証を返納して5年以内の方を対象に発行するもので、四日市西警察署管内にお住まいで、65歳以上の方に限定しない発行者数になりますが、平成29年1月から12月までで、236名となっており、前年から131名の増となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○新生みらい代表(中山文夫君) ありがとうございます。  今までですね、自家用車、自分で運転されていた人が運転免許証を手放すことは相当な覚悟が要るかと思います。なぜなら、デマンドタクシーやあいあい自動車があったとしても、自家用車の便利さにはかなわないと私は思います。  また、移動だけならバス、電車、タクシーなどでできますが、特に農業従事者となると、自家用車は必要不可欠の物になります。それでも高齢者の事故を減らすためには、自主返納を促進する必要があると私は思います。  資料1をお願いします。  これはですね、平成28年中の、もうちょっと大きく、表だけ大きくしていただけますか。上へ上げてください。  平成28年中の運転免許保有者10万人当たりの交通死亡事故件数を年齢別に見た表です。75歳以上の事故が突出しております。年齢が高い高齢者になるほど多く発生している状況があります。ありがとうございます。  高齢運転者の交通事故の違反内容は、酒、薬物の影響で正常な運転のできない状態や制御できない高速度での運転、あるいは意図的に赤信号を無視する運転などのいわゆる危険運転とは大きく異なり、交差点での事故が多く、その中には赤信号を見落とし交差点に進入し、あるいは信号停止中の車両に衝突するといった事故であり、意図的に違反しようとしたものではなく、老化による判断のおくれや判断ミス、見落としなどがほとんどです。事故後に認知症と診断される場合も少なくないそうです。例えこういった意図的な違反による事故でなくても、大きな事故になると、加害者、被害者とも、本人はもとより、家族にとっても後の生活に大きな影響を及ぼす結果となります。  交通手段の確保は、免許返納者にとって、とても大事なことです。それをやらなければ免許返納の促進はできないと考えます。高齢者の免許返納は確実に交通事故減少につながります。高齢者の事故を減らすためにも、総務課あるいは健康福祉課において、高齢者の運転免許証自主返納の啓発を積極的に行うことは、地域的にも非常に難しいこととは考えますが、やっていく必要はあるのかと思います。ぜひ進めていただきたい、そんなふうに思います。  以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、新生みらい代表中山文夫議員の代表質問は、終了いたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  休憩時間は、10分程度といたします。               午前10時45分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午前10時55分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  観光産業課課長補佐、瀧見浩志君、また観光商工推進室長、内田 徹君、社会教育室長、縣 明隆君が出席をしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第2 一般質問 ○議長(矢田富男君) 日程第2、一般質問を行います。  発言の順序は、会議規則第49条第3項の規定により、議長において、あらかじめ定めておりますので、順序に従いまして、発言をお願いを申し上げます。  なお、質問時間等については、慣例・申合せ事項に定めておりますので、時間を守っていただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。  3番議員、伊藤雅慶議員、登壇ください。             〔3番 伊藤雅慶君 登壇〕(拍手) ○3番(伊藤雅慶君) 改めまして、おはようございます。3番議員の伊藤雅慶でございます。  質問に移らせていただきます前に、先ほども中山議員のほうからもお話ありましたけども、東日本大震災、発災してからですね、7年と1日たったということになります。  私も発災した後、4カ月後に、陸前高田市のほうへボランティアに行きました。本当に作業をしておっても涙が出てくるような、そんな状況をきのうのことのように思い出しております。  改めて、被災された皆様方には哀悼の誠をささげたいと思いますし、また生活再建等、一日も早い復興がなされることを心から祈っております。  次に、モニター映してください。  10日、土曜日に開催された将棋のイベントであります。今を時めく藤井聡太6段の師匠、杉本師匠がお見えになって、また女流棋士の稲葉禄子さんがお見えになっておりました。大変な賑わいでした。全体写した写真もありますが、本当に大行列で大盛況でありました。  リレー将棋と言いまして、会場の人、希望される方、一人一人が一手ずつ、左の写真ですね、ロボットのこの棋士と戦うということで、一手一手順番に打たせていただくということで、本当に貴重な経験をさせていただいたなと思いますし、私も実は小学校時代、将棋少年でありましたので、非常に喜んで、またこういったサイン会、あるいは握手、写真、いろんなこともやっていただきました。本当にありがとうございました。  また引き続き、町長のほうも、これからもこういったイベントをやっていただくように、よろしくお願いいたしたいと思います。ありがとうございます。  それと、あと1点ですね、前回、安全対策の強化をお願いしました成人式の関係を少しお話させていただきます。  新成人416名が1月7日、日曜日、町民センターにおいて、成人式を、416人参加のもと成人式が開催されました。  運営や見守りサポートには、担当課職員を初め、社会教育指導員や補導員、一般及び家族ボランティアの方々など、総勢81名に当たっていただきました。新成人の心構えに加え、本年から新たに警察官による巡視体制やパトカーの配備、交通整理員による車両誘導体制も整えていただいたこともあり、大きな問題、事案も発生せずに、出席された来賓の方からも、すばらしい成人式だったと評価された式典でありました。  新成人を過度に刺激せずに、自然体の中で見守り活動をしていただきました。本当にスタッフの皆様には感謝を申し上げます。  今後におきましても、落ちついた成人式を開催いただきますことをお願いして、また改めて新成人に祝福を申し上げまして、通告に従い、ただいまから順次質問をさせていただきます。  まず、大きな1番であります。  昨年の3月定例会で、私は平成29年度をこれからの菰野町を担う大きな節目を迎える平成30年度の準備の年というふうな表現をさせていただきました。その節目の平成30年度がいよいよ4月からスタートします。  町行政におかれましては、菰野町が未来永劫さかえ続けていくように、攻めと守り、言いかえれば安全対策と活性化の両立を心がけて、行財政運営に努めていただきたい。そのように思っております。  そこで、大きな1番の質問としましては、この予算案に示された事業に関連して進めていただきたいこと3点についてお伺いをいたします。  いろんな事業ありまして、なかなか全て聞く時間もありませんので、今回は3点に絞らせていただきました。  まず、最初の質問としてお聞きしたいのが、千種地区コミュニティセンター整備事業に合わせて整備されると聞き及んでおります、名称は少しまだわかりませんが、仮でつけるならば、菰野町コミュニティセンター設置条例の要点、そして昨年の9月議会でも、私、質問をいたしました老朽化の問題、地区人口の増加による狭隘な施設面積の問題の解消に向けたコミュニティセンターの施設整備計画を提案いたします。  条例については、先ほどの設置条例については利用等、さまざまな規定がなされると思いますが、地域社会の形成や地域防災、地域福祉、文化、教養、生涯学習などに資する施設として、今後もそれぞれの地域に愛着を持って使っていただけるような条例にしていただくようにお願いをいたします。  また、昨年の9月議会での私の一般質問に対し、石原町長からは、築30年を迎えようとしている竹永地区コミュニティセンターにおいては、老朽化や地区人口に比べ、狭隘なホールスペースの問題について、実態を把握したいとの御答弁をいただいているところであります。  私が質問した後も、利用される地域住民の方からは、やはり非常に小さい、そしてまた施設も設備も古くなってきているというふうな声が上がっております。  安全確保の観点や地区の人口増加等の現状から、やはり地域の中枢施設として、整備計画を立てていただくことは不可欠であると思います。  地域住民の方々や職員など、関係者が大切に利用していただいていたとしても、また毎年一定の予算をかけ、維持管理をしていただいたとしても、当然ながら時間の経過とともに、老朽化が進みます。  大きな予算を伴うことからも、他地域の施設も含め、整備計画を持ち、更新をしていくというふうな考え方を持っていただきたいと思います。石原町長にお考えをお伺いします。  続いて、大きな2番の質問であります。  これまでも幾度となく議会質問で取り上げてきた獣害対策でありますが、今回は菰野町が現在取り組んでいる対策に加え、まだやれることがあるのではないか、対象範囲をもう少し広げていただけないか、事業事例を挙げながら御提案をさせていただきますので、御検討賜りますよう、よろしくお願いいたします。  また、今回特に獣害、シカ・イノシシを主たる対象としておりますので、そのようにお願いします。  私は、獣害の問題を考えるとき、幼少期を思い出します。当時はイノシシの肉もシカの肉も大変貴重で、父親が捕獲してきた日の夜は、近所の人や親戚を招き、肉をおすそ分けし、あるいは我が家でうたげが始まる。子どもの私から見れば、大人の一大イベントになっていたように思います。  また、そこには自然の恵みに対する感謝もあり、命をいただくありがたさやとうとさもある。その経験を物心ついたころから繰り返してきた私にとっては、現在の状況はまさに異常事態で、一日も早く昔のような野生獣と人間とのバランスのとれた暮らしに戻らないものかと、いささか甘い考えに浸るときがあります。  そのような理想を思い浮かべつつ、地域の現実を目の当たりにしたとき、種々の要因から大きく乱れた生態系により、住環境が大きく脅かされている現状から、我々の手によって頭数管理をすることは、今や必要不可欠であるというふうなことも考えます。  ただ、できるだけ人里に侵入させない対策を講じること、やはり尊い命を奪う以上、私はできるだけその尊厳を守るべく、野生鳥獣肉、いわゆるジビエを有効活用すべきと考えます。  そして、改めて地域住民の皆さん方の御理解をいただきながら、御協力も得ながら、町民全員体制で獣害対策を進めていくことが重要であると思います。  そこで、まず気になっているのが山林の管理についてであります。野生獣が茂みを好み、茂みを通って里地におりてくることから、山林や森林のやぶになっていく、竹やぶ等、やぶと言いますが、そういったやぶ化の現象を防ぎ、太陽の光が差し込み、地域住民の目が行き届きやすい環境を整備すべきと考えます。恐らく所有者や管理団体など、関係者の皆さんも、このような問題、課題意識を感じながら、高齢化に伴う体力面や安全面への懸念、整備費用などの経済面から、手つかずの状態が続いていることも考えられます。  このような山林の状況を少しずつでも改善すべく、できるだけ早く効果的な対策を講じていく必要があると考えますが、菰野町として、この問題をどうとらえているのか、石原町長にお伺いをします。  3番目の質問であります。  新名神高速自動車道の当町インターチェンジ開設を初め、北勢圏域における道路ネットワークの進展に伴い、幹線道路を中心に、多くの車両が町内を通過・通行することが予想されます。  これら道路ネットワークの進展は、生活利便性の向上や観光振興、物流の円滑化・効率化など、広く活性化が見込める一方で、流入する町外一般車両、事業用車両の影響による渋滞の発生、またその渋滞を避けるために、通勤者を中心に、町内車両による交通の分散が発生することも考えられることから、幹線道路にとどまらず、町道を初めとする、いわゆる生活道路などにも、これまで以上に目を向け、安全対策を講じていく必要があると考えます。  そこで、新名神高速自動車道の開通、インターチェンジの開設等による町内道路への交通環境への影響をどのようにシミュレーションしているのか。  また、安全対策についてはどうお考えなのか、お伺いをします。  これで、1回目の質問を終わります。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 3番議員の伊藤雅慶議員の一般質問にお答えいたします。  平成30年5月末に千種地区コミュニティセンターが完成することにより、町内全地区にコミュニティセンターが整備されます。  コミュニティセンターは、議員御指摘のとおり、地域振興、地域防災及び地域福祉の活動を推進することを目的とし、地域のまちづくりの拠点であるとともに、地域住民、区、自治会、関係団体など、地域にかかわる方々が協働し、自主的及び主体的に多様化する地域の課題を解決するための拠点であると考えており、平成30年第2回定例会において、コミュニティセンターに関する条例の上程を検討しております。  議員御指摘のとおり、竹永地区コミュニティセンターは平成元年築、鵜川原地区コミュニティセンターは平成3年築となっており、建築後30年を経過するとともに、建築時より、地区人口の増減などを含め、施設利用の形態も変化しており、地域それぞれの課題があることも承知しております。  また、子育て世代の要望に応え、八風中学校区においては、子育てに特化した複合的な子育て支援拠点施設を開設し、公共施設の充実を図ることができたと考えておりますことから、小学校区を単位としたコミュニティセンターの本来の利用目的、広域施設における利用目的を区分した上で、地域のコミュニティ活動を支援していくための条例を整備していきたいと考えております。  したがいまして、コミュニティセンターの施設整備については、建築年数や地区の人口規模だけでなく、センターの果たすべき機能及び役割等、地域の実態も含めて考慮し、施設整備の必要性を判断していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  獣害対策事業であります。  近年、林業の情勢につきましては、アジアを中心とした木材需要の増加に伴い、国産材の輸出量が増加しておりますが、林業従事者は減少し、森林所有者の経営意欲は低い状況であります。  当町におきましても、森林管理の担い手が十分確保されていない状況であり、森林の持つ公益的機能の低下による山崩れの発生等が懸念されています。あわせて、適正な施業が行われていない森林は、野生鳥獣の隠れ場所となることから、このような森林を有する地域では、野生鳥獣による農業被害が増加している状況です。  当町では、これまで町猟友会との連携による山際の地域での捕獲対策の強化等に取り組んでおり、平成27年度の農業被害額1,156万円に対して、平成28年度の農業被害額が991万円まで減少するなど、町内全体の被害軽減につなげています。  また、本年度からは、多獣種に対応した防護さくの整備による侵入防止対策の強化にも取り組んでおり、被害防止効果を高めているところであります。  菰野町鳥獣被害防止計画では、平成31年度までに農業被害額を272万円まで軽減する目標を掲げていることから、これらの鳥獣対策に継続して取り組むとともに、近年の林業情勢を踏まえ、地域の実情に応じた森林の適正管理が進められるよう専門機関や森林管理団体との連携を図り、獣害に強い地域づくりに取り組んでまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  周辺道路ネットワーク整備による町内道路の環境変化への対応についてでありますが、町内では、来年度の開通を目指して、新名神高速道路及び国道477号バイパスの整備事業が進められているところであります。
     高速道路が開通になりますと、インターチェンジ周辺道路における交通量の増加が見込まれますことから、インターチェンジから周辺目的地までの導線整備があわせて必要であり、現在、県道拡幅等の整備が進められております。  町内道路環境への影響については、高速道路やバイパス道路が整備されることにより、渋滞緩和される路線や、逆に渋滞が発生する路線等が想定されます。新名神高速道路へのアクセス道路でもあります国道477号バイパスは、平成26年5月に吉沢インターチェンジまで一部開通となりましたが、これにより、現道の国道477号における町内市街地での交通量が減少し、渋滞緩和や通行の安全性向上といった効果があらわれております。  一方で、今後、周辺主要地や幹線道路をつなぐ国道306号における交通量の増加や各インターチェンジ利用による周辺環境の変化が想定されます。  町内道路網の整備につきましては、平成26年に策定しました道路マスタープランにおいて、高速道路等の整備を勘案しながら、町内各路線について、幹線道路や生活道路としての位置づけ等を整理し、整備方針を定めており、これに基づいて町道の整備を進めております。  今後、広域的な周辺幹線道路網の整備が進む中、整備後の交通状況を見きわめながら、安全対策や渋滞対策について、県とも連携し、整備を検討していくとともに、町内における生活道路の安全性確保を図ってまいりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。  モニターに、私つくった資料のほうですね、見せていただけますでしょうか。  これちょっと先般ですね、質問させていただいたときに、こんな一覧を自分なりにつくってみたんですが、竹永地区は、先ほど町長おっしゃられたように、平成元年と。そして鵜川原が平成3年、朝上地区が平成6年、菰野地区が平成17年、そして千種地区が平成30年ということで、こういった形になっておるんですが、人口増加率を見てみますと、やはり竹永地区も30年前から2倍以上、朝上地区も1.4倍以上あると。そんな中で、大変、今、手狭になっております。千種地区が今回整備されるに当たって、地区区民1人当たりに対して、0.1平方メートルというような算出の根拠をつくっていただいて、その面積を掛ける形で今回、千種地区コミュニティセンターは696、約696平米の延べ床面積ということですけども、やはり利用形態も当然大事ではあります。  ただし、この築30年と言いますと、大変もう老朽化ひどいです。これ資料ありがとうございます。次の写真見せてください。  先般、町民の方から、支所の屋根がめくれ上がっとるということで、連絡がありました。それで私も駆けつけて見せていただきました。  右の下の写真を見せてください。  赤で丸振ったところですね、このようにかわらがめくれ上がって、また左も浮いておりました。  そして、それの左側を見せてください。  これは、ちょっと遠いところから写したんですが、自転車置き場のポリカーボネートですかね、屋根材がめくれ上がって、もう浮いてます。こういう状況もやはり地域の住民の方は見ております。「こないだ伊藤さん言うとったけど、本当にひどいな」というようなことで連絡が来てですね、確認を取ったら、これは作業をしていただくということでありましたけど、やはりそういった思いがじわじわと地域の方もありますので、これは先ほど町長のほうからは、利用状況を見ながら、認識はあるけども、今後いつごろになるかわかりませんが、判断をしていくということでありますけども、やはり一日でも早く御判断いただき、前向きに対応いただきたいということを改めて申し上げたいというふうに思います。ありがとうございました。  では、このまま続けます。  次に、こちら全国高等学校総合体育大会連携事業、いわゆる夏に開催されるインターハイの登山競技開催に当たり、進めていただきたいことを申し上げます。  以前も議会質問の中で、御高齢者へのスポーツ振興の一環として、インターハイを契機に、町内、特に周辺地域の活性化を図っていただくようお願いいたしましたが、いまだ広報が行き届いてないかなというふうにも感じます。開催時期も近づいてきておりますことからも、今後は加速度的にそういったことを進めていただきたいというふうに思っております。  また、町内宿泊施設、キャンプ施設の方々にとっても、魅力を発信し、誘客を見込める絶好の機会ととらえますので、関係者の皆さんで宿泊やデイキャンプ、オートキャンプなどで利用されるときの特典等も考えていただいて、リピーターの獲得や恒久的な活性化につなげていただきたいと思います。  観光分野との連携を視野に、私はこれは進めていただきたいと思います。御答弁を求めます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員の再質問に対し、答弁を願います。  まず、社会教育室長、縣 明隆君。 ○社会教育室長(縣 明隆君) 現在は、本年8月3日から7日の期間で開催される登山大会に向け、実行委員会において、開催準備を進めている最中でございます。  今年度、大会周知を図るためのポスターやのぼりを作成しておりますことから、これらの大会啓発物品を大会会場や町内スポーツ施設、また湯の山温泉やキャンプ場の宿泊施設等に順次配布し、町民、観光客などに対し、大会周知を図ってまいりますので、御理解賜りますよう、お願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 続いて、観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) 町内キャンプ場を初めとして、宿泊施設や周辺地域の活性化をということでございます。  今回参加される高等学校の事前練習を含め、多くの方が町内のキャンプ場を利用することが予想されます。この機会は、菰野町のキャンプ場の利用者獲得に向けてアピールする絶好のチャンスとなりますことから、先般、各キャンプ場関係者が一堂に会して、利用者獲得戦略及び連携調整の意見交換会を観光協会が主導で開催をしております。  今後におきましても、このように法人化する菰野町観光協会が地域内連携のかじ取り役となってですね、町内全ての観光関係者間の連携を調整し、観光地の継続した活性化を図る役割を担っていくものと期待するところであります。  また、行政としましても、観光地の継続した活性化の仕組みづくりをともに考えて、支援していきたいと存じますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。  非常に、私の思いと今現在進めていただいております取り組みと合致するものを感じましたので、大きく期待をしております。よろしくお願いを申し上げます。  1点、ちょっと御確認をさせていただきます。インターハイに関連してですね、高校生の食料調達というのは、町内の業者さんというのは、するのできるのか。おわかりであれば、社会教育室長にお伺いをします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  社会教育室長、縣 明隆君。 ○社会教育室長(縣 明隆君) 町内業者というところでございますけれども、ちょっと難しいのではないかというところでございますけれども、関係のところと協議をしていきたいと思ってますので、御理解よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。  最後に、この平成30年度の事業に合わせて考えていただきたいということで、先ほども中山議員のほうからもお話がありましたけども、平成30年度下半期から試行運行を予定しているデマンド交通運行事業についてでありますが、本事業が実施されれば、町行政がかかわる地域公共交通として、コミュニティバス運行事業、あいあい自動車運営委託事業に続く3つ目の移動手段になります。  これに加え、民間タクシーや路線バスなども合わせると、多くの選択肢ができ、利便性が増す一方で、どの交通手段をどのように利用すればいいのか、なれるまで非常に難しくなるような感じもあります。御高齢者を初めとする交通弱者と呼ばれる方が多く利用することを想定すれば、十分な周知、そして丁寧な説明、イラスト等による乗り継ぎのシミュレーションを明示することが事業の成功につながる、そのように考えます。  また、試行運行であっても、一部地域でのサービスが他地域との差を生むことも十分理解をしていただいて、慎重に事業を進めていただきたいと思います。  そして、これまで約6年ぐらいですが、何度も何度も議会や委員会の場で申し上げておりますが、今回の機会をぜひとらえていただいて、高齢運転者の自動車免許返納後の生活を支える地域公共交通網を構築していただくように、切に願っております。  このことは、単に運転を卒業される御高齢者の生活支援という面だけでなく、結果として、菰野町全体の道路交通環境の向上につながりますので、この機会をぜひとらえてください。担当室長にお伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) 伊藤議員から再質問をいただきましたので、順次答弁を申し上げます。  まず、平成30年度事業として提案しておりますデマンド運行事業につきましては、電話、インターネットなどによる予約制の交通手段であり、コミュニティバスなどではカバーできない地域の住民などの移動手段の確保を目的に実施するものであります。  平成30年度の下半期から、町内の一部エリアにて試行的に運行を開始し、その結果を踏まえ、運用面での課題を整理し、エリア拡張の必要性などを検討してまいります。  デマンド交通の実施に当たり、コミュニティバスあいあい自動車との利用方法の違いや予約方法、乗り継ぎシミュレーションの周知につきましては、各区や各種団体への説明会、広報、ホームページなどを活用し、それぞれの交通手段の使い方や具体的な乗り継ぎシミュレーションをできるだけわかりやすくお示しするなどし、十分に周知できるよう努めてまいります。  また、デマンド交通の試行運行による地域差につきましては、各区などへの説明会や住民と直接、公共交通に関する協議をする地区懇談会などを開催し、今後、当町が目指す姿やスケジュールなどをお示しし、皆様に御理解いただきながら進めてまいります。  最後に、免許証返納者や日常の移動が困難な方のための交通網の整備につきましては、地域公共交通網形成計画の策定を進め、鉄道、路線バス、コミュニティバス、タクシー、デマンド交通あいあい自動車などによる当町に最適な交通体系の構築を目指し、運転免許証の返納しやすい環境づくりを努めてまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。  高齢運転者の免許証返納後の生活支援。生活というところでは、これまでより前に進んだ御答弁をいただいたというふうに思っております。大変期待もしておりますし、また私なりにも引き続き研究をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、大きな2番の再質問に移らせていただきます。  先ほどは、御答弁ありがとうございました。現在もいろいろと取り組みをしていただき、そしてまた好効果も生んでおるということで、大変ありがたく思っております。  それに加えてということでの御提案ですので、どうぞよろしくお願いいたします。  獣害のみならず、荒れた山を放置すれば、豪雨、強雨による二次災害も危惧されることから、それらを防ぐ意味においても、山林の保全管理体制を一日も早く構築し、計画的に実施すべきだと私は常々考えております。  例えば、予算を伴わない対応、これも考えていく必要があると思います。  そんな中では、先般、内田親根議員も本当に同様の御提案をされておったので、びっくりしたんですが、私もこのまきストーブという燃料、これには広葉樹を求める方々がたくさんおみえになるので、山の所有者とのコーディネートを町行政が行っていただければ、すごくこう前に進むのかなと。予算を伴わない形で整備に徐々につながっていくのかなというふうな考えがありますので、再度、担当課長に御確認します。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課課長補佐、瀧見浩志君。 ○観光産業課課長補佐(瀧見浩志君) 森林資源の広葉樹のまき利用ということで、御質問をいただきました。  伐採した木材の活用ですが、森林所有者、森林管理にかかわる地元関係団体の意向も踏まえながら、活用方法等、検討して、木材需要の動向を注視しながら検討してまいりたいと思っておりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございます。  関係者の方と協議しながら進めていくという意味でとらえました。よろしくお願いいたします。  やはり行政の力、大変強いものがあります。ホームページをうまく使って広告媒体として作業していただく方を募ったりですね、いろんなことをしていただけると思いますので、ぜひ前に進めていただくよう、よろしくお願いいたします。  そして、また最近では企業の社会貢献、CSR活動と呼ぶようですが、その一環として、企業の森活動というのがあります。三重県と連携して、この企業活動を誘致して、保全をしていただく。このことについてはどのように考えるのか。  また、町行政が現在把握されている範囲で、この菰野町で企業の森活動で整備された山林というのがあるかと思いますが、そちらについてもお伺いをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課課長補佐、瀧見浩志君。 ○観光産業課課長補佐(瀧見浩志君) 御質問に御答弁させていただきます。  県と町と連携した森林保全の関係ですが、県と町と連携し、民間資金を活用した森林保全の取り組みに「企業の森」というのはございます。  企業の森というのは、議員の今、御質問にありましたようなCSR、社会貢献活動、環境貢献活動、社員や家族の福利厚生や環境教育として、県内の森林環境保全にさまざまな形で取り組んでいただく事業の総称でございます。  三重県では、平成18年からこのような取り組みが始まりまして、県内では47カ所ございます。  当町におきましては、平成27年度から、この企業の森制度を活用させていただきまして、平成28年3月から楽天株式会社が切畑地内で活動を始め、今年度は平成29年10月から平成34年3月までの間、株式会社コメダさんが千草地内で、森づくり活動をスタートするに当たって、「コメダの森」森づくり宣言書調印式が三重県庁で行われました。  また、平成29年11月から平成34年10月まで、三重県信用農業協同組合連合会、JAバンクさんですが、千草地内で森林保全活動を始められ、そのスタートとして、組合の家族や職員、130名が参加され、植樹や間伐の体験が行われました。  今後におきましても、県、企業と連携しながら、森林保全活動を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。  非常に活発に誘致をしていただいてやっていただいておるという状況がわかりました。民間資金の活用、そして公費をできるだけ使わずに効果をもたらすというような、こういったCSR活動を菰野町もさらに誘致をしていただいて、進めていただくよう、よろしくお願いいたします。  また、山林の管理や保全と同様に考えていただきたいのが、山際における獣害対策であります。  先ほども、答弁の中では、山際対策というふうなことでやっていただいとるということですけど、非常に農地を囲い込む電気さく等、侵入防止対策が重要でありまして、平成30年度においても、引き続き町が地域と連携して実施する状況であります。  一方で、農地侵入は防げても、野生獣がルートを変える。そしてえさ場を探して住宅地をさまよう。ときには住民の方と出くわして、ときには道路で接触事故を起こして、最悪の結果として死亡事故が起こる。このようなケースも考えられます。  農地を守るだけでは、住民の生活環境の保護にはつながらないと考えます。極端な言い方をすれば、菰野町の山際全域に電気さくを設けるなどしないと、獣害が防げる状況にないとも言えます。  しかしながら、それは現実的には難しいと考えることから、専門知識を有する方などと連携して、電気さくなど、山際に侵入防止施設をつくったり、緩衝帯を設けて、平成30年度事業にも挙がっておりますヤギを放牧させたり、あるいは大型のシカやイノシシに効果があると言われている牛を放牧させることも御検討いただきたいと思います。  山際対策として行っている農地の囲い込みも大切であります。  ただ、その考え方、範囲を広げていただいて、本当の意味での山際対策、農地だけでなく、住宅地や道路、言いかえれば、農作物も地域住民の生命も、あるいは車両も、財産を守れる対策に転換してほしいのが本音であります。非常に時間かかると思いますが、少しずつでも計画的に行っていけば、状況は変わってくると思います。担当課長にお伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課課長補佐、瀧見浩志君。 ○観光産業課課長補佐(瀧見浩志君) 山際地域の野生獣対策、農地の囲い込み等によってルートが変わるとか、いろいろこう課題がございます。  それで、山際の地域における獣害防止対策ですが、山際の地域では、森林に隣接する耕作放棄地等、野生獣の隠れ場所となっております。農業被害を発生させている状況であり、このため、今年度、獣害対策と耕作放棄地対策を目的としたヤギの放牧事業に取り組みました。以前にも、大正田のほうでも牛の放牧による除草作業等、行っております。その他には、獣害のほうの検証は行っておりませんが、今回ヤギの放牧による取り組みにより、県の専門機関と事業結果について、現在、取りまとめを行っております。  また、平成30年度予算にも事業費を計上しておりますので、本年度の結果も踏まえ、事業を進めてまいりたいと思っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。  先ほど述べた山林整備や山際対策については、三重県の資料、交付金事業一覧、このみえ森と緑の県民税というパンフレットがあるんですが、これの一覧で、対策区分というのが5つあるんですけども、その1番、土砂や流木を出さない森林づくり。そして2番、暮らしに身近な森林づくりに該当し、対象事業になると私は考えます。ぜひとも地域住民のために、現実的な問題の解消、課題の解消として、当町に配分される交付金のうち、こういった1番と2番への御活用も検討いただきたい。そのように思っております。  それと、先般、尾高高原キャンプ場の獣害被害、そして山際を見せていただきましたが、まさに対応が必要な状況に感じましたので、御紹介をいたします。
     モニターお願いします。  知多半島や伊勢湾まで見渡せる眺望が本当に気持ちのよい尾高高原キャンプ場でありますが、管理棟周辺からイノシシ被害が発生し、特にバーベキューハウス周辺まで上がっていきますと、高台ののり面に整備された芝生が広範囲にわたってイノシシにめくられております。ハウスの下も同様に、芝生部分が広範囲にめくられています。  また、高台に植えられていた木のすそのあたりには、シカが削った痕があり、既に木が弱っています。  山際を見ていただいても、枯れ木の倒木が目立ち、ふなれな人であればなかなか立ち入りにくい状況になっており、結果として野生獣が出没しやすい環境になっていると推察できます。ありがとうございます。  生産森林組合の組合員さんの高齢化等の問題から、専門業者に委託したくても、なかなか自力では難しいとの声もいただきました。  例えば、このような地域から町行政として計画的に手を加えていくことはできないか。先ほどの助成金活用も含め、担当課長にお伺いをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課課長補佐、瀧見浩志君。 ○観光産業課課長補佐(瀧見浩志君) みえ森と緑の県民税の交付金事業についてでございますが、この県民税につきましては、2つの基本方針、「災害に強い森林づくり」と「県民全体で森林を支える社会づくり」を推進するため、市町が地域の実情に応じて創意工夫して、新たな森林整備を進める施策を展開することができる事業となっております。  当町では、災害に強い森林づくりのほうですが、危険伐採木の搬出、病虫害被害対策、ナラ枯れ等ですが、伐採搬出というような事業、また樹木医の指導のもと、こども樹木医育成事業、森林環境教育事業などの活用を行っております。  今後につきましても、みえ森と緑の県民税の活用につきましては、関係課と協議し、検討してまいりたいと考えております。  キャンプ場のほうの被害状況の対応等ですが、野生獣の被害の状況として、農作物だけでなく、イノシシというのは畦畔を掘り起こしたり、先ほどのように、山の土を掘り返し、あと、さく等の根本を掘り返して、獣害のさくを壊したりというようなイノシシは現状がございます。シカにつきましても、議員の御指摘のように、樹木の皮をはいだり削ったりというような害を及ぼしております。  今回のヤギの放牧の状況の中で、確かに獣害はヤギのフェンスのところまでは来ておりましたが、フェンスを壊されるということはなかったということは確認しておりますので、そのような侵入防止には効果があるのかなというふうな形では考えておるところでございますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。  尾高高原は、先ほど例にとったわけなんですが、菰野町全域でこのような状況が起きているんだろうというふうにも思います。関係者と協議をしていただいて、対策を講じていただきたいと思います。  そして、一度この場所から、この地からですね、ヤギの放牧等、牛の放牧等、始めていただいたらなというふうにも思っております。  続いて、ジビエについて確認をさせていただきます。  野生獣の肉、いわゆるジビエの有効活用、今回特にシカ、イノシシについて御提案をさせていただきます。  今やジビエという言葉だけでも十分、何のことかわかるまでになりました。  菰野町の状況は、私の考える範囲ではジビエの流通量は捕獲数に比べて非常に少なく、ハンターが仲間内で食すのが一般的で、ごく一部が飲食店や精肉店等に流通する程度であろうというふうに感じております。  また、捕獲されたイノシシやシカの肉は捕獲数の増加により自家消費し切れないことからも、多くが廃棄処分されていると推察できます。  私の感覚では、非常にもったいないなというふうに思います。できるだけ有効活用していただきたい。  例えば、ペットフードの材料に活用できるとも伺っております。しっかりとした衛生管理をすれば、食肉、我々が口にすること、流通させることも可能であると聞いております。  三重県では、「みえジビエ」として野生肉をブランド化させました。菰野町単独であれば菰野ジビエ、あるいは近隣市町で広域連携し、鈴鹿山ろくジビエのようなネーミングを考え、有効活用しながら活性化をねらっていくのも1つだと思います。  また、このような取り組みが形になってくれば、捕獲した野生獣の肉に付加価値がつき、地域経済の活性化にもつながることで、ハンターの高齢化や後継者不足などの課題の歯どめにもつながってくるのではないかと思います。  解体処理施設の問題や捕獲方法、一次処理方法の厳格化、徹底など、さまざまな問題、課題はあると思いますが、やはり一番大切なことは、前向きにやっていく気持ちがあるかないか。これではないでしょうか。町行政としてはどのように感じているのか、お伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課課長補佐、瀧見浩志君。 ○観光産業課課長補佐(瀧見浩志君) ジビエについて、御質問をいただきました。  議員御指摘のように、一次処理等、いろいろ課題が多い事業でございます。  「ジビエの利用拡大に関する対策方針」において、ジビエ利用を国のほうでは平成31年度に倍増させるという方針を出しております。  三重県におきましても、「みえジビエ登録制度」に基づく捕獲獣の有効活用が進められております。その中でみえジビエのほうも品質、衛生管理マニュアルには、処理、流通における安全確保の関係で、細かな点まで条件づけをされており、なかなかこう採算ベースのところは難しいような状況であり、国のほうでも、イニシャルコストに対する補助制度はあるものの、ランニングコストに対する補助制度はないということで、独立採算性が難しい状況もございます。  このような中、当課におきましても、捕獲獣の有効活用について、事業の採算性等を含めた内部協議を重ねてきておりますが、今後の国、県の動向及び需要と供給のバランスを注視しながら、課題整理等を行ってまいりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。  前向きかどうかというのは、非常にちょっととらえ方、難しいなというふうなこともありますが、いろいろと御検討をされて、研究はされとることは十分理解できましたので、引き続き研究をしていただきたいというふうに思います。  解体処理施設の問題が大きい問題であるというふうなことが言われておりますが、私なりに調べましたところ、モニター、ジビエカーというのを映してください。  移動の解体処理施設、ジビエカーというのが製作をされております。自治体のほうで全国では導入をされておる状況でもあります。写真もよかったら。  これは、国のほうが補助対象になって、50%持ってもらえるということで、一次処理が大変、狩猟をしてから何分の間に処理しなきゃいけないというようなルールがありますので、そういった中で、短時間で、この車を現地まで持っていければ、短時間で一次処理ができる。そして完全に衛生管理ができる。モニターで作業を見える化しているということで、非常に今、注目されておりますので、こういった導入もぜひ考えていただきたいというふうに思います。ありがとうございました。  先ほどもハンターの確保という大きな課題があると言いましたが、菰野町としては、狩猟免許取得支援をされております。大変ありがたいなと思っております。ハンターの確保、育成、そしてまた菰野町としても、猟友会の活動支援、そういったことも頑張っていただいておるというふうに思いますので、引き続き捕獲単価等の改定なども、近隣市町の状況や菰野町の実態に合わせて、引き続き関係者と合意形成を図っていただきながら進めていただくよう、お願いを申し上げます。  ジビエカーのことも含めて、担当課長にお伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課課長補佐、瀧見浩志君。 ○観光産業課課長補佐(瀧見浩志君) 議員からいろいろ御提案いただきました。  ジビエカーにつきましては、捕獲従事者の育成とジビエカーの導入に関して、町内の捕獲従事者の60%ぐらいが60歳以上というような状況で、当町におきましても、捕獲従事者の高齢化が進んでいっている状況であります。  町内におきまして、わな等の資格を持つ方は年々ふえておる状況ではございますが、狩猟の資格というのはふえない状況でもございます。  この中、引き続きこの従事者の確保、育成を努めていきたいと考えております。  また、ジビエカーの導入につきましては、イニシャルコスト、ランニングコスト等を含め、総合的に研究してまいりたいと思っております。関係者と協議しながら検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。課題意識を持っていただいておること、十分理解しました。よろしくお願いいたします。  それでは、大きな3番の再質問に移らせていただきます。  先ほど、町長の御答弁で、道路マスタープランに基づき、進めるというお話がありました。私も目を通しております。現状も平成26年の資料ではありますけども、この課題というのは今も続いておるなというふうな感覚を受けておりますので、ぜひこれはこれに基づいて、しっかりと対応していただきたいというふうに思っておりますし、できるだけ安全対策については、想定の中に入れていただいて、想定内におさめていただいて、交通事故、あと交通まひ、こういったことが発生しないように御対応をよろしくお願いいたします。  再質問では、先ほどの獣害とも合わさる部分があるんですが、この306号線の幹線道路ですね、国道306号線中心に、町内幹線道路において、昼、夜だけでなくですね、深夜にまで交通量がふえるのかな、そのような感覚を受けると、野生獣の活発化によって接触事故がふえないかな、そういった心配をしております。  現時点において、大型野生獣の道路侵入を防ぐための防除策をしっかりと考えておく必要があると思います。  ほかの地域では、動物警戒標識や動物侵入対策型立入防止さく、動物侵入防止用発光体など、さまざまな手だてで道路管理をされております。  菰野町としても、管理者である県行政と十分協議をしていただいて、町内の安全確保に努めていただきたいと思いますが、担当課長はどのようにお考えか、都市整備課長、お伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 道路上での動物の接触事故についてでございますが、対策としましては、警戒標識等での運転者への事前告知や夜間においては危険箇所への照明設置などが考えられます。  また、道路上への侵入防止手段としては、既に設置されているガードレールなどの防護さくが有効と考えられますが、新たなさく等の設置については、費用対効果など、十分な検討が必要であります。  動物が起因する事故につきましては、これまでも国道や県道など、幹線道路において多く見られますことから、今後、事故発生場所や状況を把握しながら、三重県とも対応を協議する必要があると考えておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤雅慶議員。 ○3番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。  あの手、この手で事故防止につながるよう、取り組んでいただくよう、よろしくお願いをいたします。  続いて、県道626、千草永井バイパス線、そしてまた県道621、県道永井保々停車場線の機能向上について、御提案をさせていただきます。  本道路は、今現在においても、国道477号線や国道306号線、県道田光四日市線や県道四日市菰野大安線、いわゆるミルクロードなど、菰野町内を走る主要な幹線道路と接道する極めて重要なバイパス機能を担っておりますが、新名神高速自動車道の当町区間開通や当町インターチェンジの開設、国道477号線バイパスの供用、いなべ市や東員町など、近隣市町の道路インフラ構築などを考えたとき、菰野町の道路ネットワークの進展をより効果的に住民の皆さん、そして道路利用者に還元できる道路と考えられることから、改めてバイパス機能に目を向ける必要があるというふうに私は考えます。  例えば、以前にも国道306号線の改善、この道路マスタープランの中にも課題として書いてありますが、主要幹線道路にも多くの狭隘箇所、歩行スペース未設置区間、危険箇所があります。安全対策を施したバイパス道路が機能を果たすことで、そのような箇所を回避できる利点もあり、渋滞の緩和やそれに伴う交通事故等の軽減、地域内移動に加え、地域外からのアクセシビリティ向上などが図られます。  そこで、私としては、県道千草永井バイパス、そして永井保々停車場線のバイパス機能をさらに向上させるべく、この北へ道路を延長させて、朝明川北の左岸道路との接道を提案をいたします。新たな導線をつくるべきだと私は考えます。  加えて、本道路を北勢中央公園まで延ばせれば、アクセス道路として十分に機能します。どのような提案かというのを少しモニターを使って御説明します。道路の写真見せてください。  役場から北進をして、306号線を北に進んでいって、千種工業団地あるいはファミリーマートでしたか、コンビニの交差点を越えてですね、北の交差点になるんですが、真っすぐ行くといなべ、左は千草、右は永井とあります。赤の矢印で進んでいきます。  1番から順に2番行きます。  これ曲がって進みました。  3番お願いします。  フセラシさんのこれは歩道橋ですかね、ここの下をくぐって行きます。  4番お願いします。  この交差点も非常に危ない交差点です。町行政がカーブミラーをつけていただいて、大分安全にはなりましたけども、お正月ぐらいでしょうか、接触事故があって、ちょうどきょう事故の現場を片づけたり、また新たな安全対策をされるような工事がされてました。この交差点も信号機の設置を求める声が非常に地域住民から起こっております。  続いて、5番お願いします。  学童多し危険ですか、ごめんなさい、左側、看板立ってます。十字路があります。注意ですね。これを真っすぐ進んでいただくと、6番ですね、左手にコンテナハウスのような塾があるんですが、この交差点、子どもたちがたくさん通る交差点ですけど、ここも非常に危険だというふうに言われております。点滅信号か何かつかないかな、そんな声も上がっておりますので、こういったとこの安全対策も重要にはなってこようかと思います。  続いて、7番お願いします。  田光四日市線とのここが交差点になります。  進んでください。  8番、この交差点、これを左に曲がると、竹永支所です。ここには以前から言うように、例えば竹永小学校の体育館の避難所という意味合い、あるいは支所ということで、看板を設置いただきたいなということは以前からも申し上げておりますので、これも考えていただきたいと思います。  進んで、9番行ってください。  これがミルクロードとの交差点です。  進んでください、10番進んでください。  これは、永井の集落センターですかね、そこを左曲がるとそちらにつながっていきます。右に曲がっていくと、清掃センターのほうに行くということで、ここも非常に子どもたち通ります。以前からも待機所を求める声が多いです。これも県行政に働きかけをしていただいて、安全な交差点をつくっていただきたい。そのように思っております。  11番、お願いします。  12番、お願いします。  これを右に曲がると、保々、四日市西村町と言うんですかね、抜けていくということで、ここまでが今のバイパス機能だと私は考えておるんですが、この先を進んだらどうかということで、順に行ってください。13から順に映していってください。  これずっと真っすぐ行って、進んでください。そのまま、まだ進んでください。ありがとうございます。  この先に道路をつなげるということです。ここを、橋を越えていくと、続いていくのが20番、お願いします。  ここにつながっていって、この先に最後の25番ですか、映していただくと、公園が見えます。ごめんなさい、24番かな。24番。航空写真見せてください。  これが北勢、もうちょっと大きくしていただくと、北勢中央公園につながっていきます。こないだ県行政にお話をしたところ、非常にこれは有効性もわかるということで、町行政から要請を受ければ、道路計画に乗せられるかどうかという協議も含めて考えますということで言われました。最後、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 御指摘いただきました県道千草永井線、あるいは永井保々停車場線と町道との交差点の安全対策につきましては、地元区要望も勘案しながら、対策を考えてまいります。  また、御提案いただきました北勢中央公園へのバイパス整備につきましては、町全体での道路網整備を検討する中で、必要性を判断し、また地元区要望あるいは先線が四日市市道という点等も考慮した上で、県へ要望実施についての調査、研究等をしてまいりたいと考えますので、御理解をいただきたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 以上で、伊藤雅慶議員の一般質問は終了をいたしました。  ここで、昼食のため、暫時休憩をいたします。
     午後1時より、再開をいたします。  なお、観光産業課課長補佐、瀧見浩志君は、退席をしていただいて結構です。               午後 0時00分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時00分 再開 ○議長(矢田富男君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  加藤観光産業課長にかわり、観光商工推進室長、内田 徹君が出席をしておりますので、よろしくお願いします。  14番議員、千賀優子議員、登壇ください。            〔14番 千賀優子君 登壇〕(拍手) ○14番(千賀優子君) 14番議員、千賀優子でございます。一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  先日の加藤昌行議員による中学校給食に対する質問の答弁で、食缶方式による自校給食は行わないという教育長の答弁に、強い衝撃を受け、叩きのめされた悲しい思いでおります。  これまで、議会決議を重く受けとめ、検討委員会の答申を尊重するとしながら、学校施設の耐震工事を優先させたいとする教育委員会の考えに従って、長らく待ち続けてきました。  方向性を示すという答弁の結論がこういうこととは思いもしませんでした。方向性を示すとは、前進する方向を指し示すことと理解をしておりました。自校給食は行わないと断言し、切り捨てる言い方は、方向性を示すことにはなりません。議会決議は軽く受け流し、検討委員会の答申までも無視をするおつもりですか。  検討委員会の答申でも述べられているように、自校方式による給食が理想ではあるが、場所の問題で不可能であれば、センター方式でもやむを得ないとしながら、早期実現を目指すよう指摘をされていました。検討委員会の答申を尊重し、学校給食法や食育基本法の基本に立ち返って考え直してください。  地場産物を生かした給食、地域防災の拠点としての給食施設、老朽化した小学校の給食室の問題など、幅広く考慮の上、センター給食のありようをもう一度研究し直してください。  今回は要望にとどめておきますが、給食が実現するまで、私は何度でも、これからも質問に取り上げていきたいと思っております。  それでは、通告に従い、質問を行います。  1番、デマンド交通運行について、お伺いいたします。  住民の身近な交通手段として、コミュニティバスが運行されています。自家用車を運転しない人や高齢者の全ての人にとって、コミュニティバスは便利に利用されているとは言えない交通手段になっています。その不便さを解消するために、タクシーを活用したデマンドを導入するとして予算化がされました。  コミュニティバスの運行がデマンドの導入でどこまで便利に活用されるようになるのか、お伺いをいたします。  小さい②番ですが、以前にデマンドの導入が検討されましたが、立ち消えになったことがありました。そのとき導入に至らなかった理由は、今回クリアされましたんでしょうか。お伺いします。  また、タクシー会社と連携するようですが、効率的な運営について、話し合われていますでしょうか。  デマンド交通の最後ですが、形式は全く違いますけれども、老人福祉事業として、あいあい自動車運営委託事業も引き続き継続されるようですけれども、これも使い勝手が悪いという声も起こっております。デマンドとのすみ分けはどのように考えていますか。お尋ねをいたします。  大きい2番の郷土資料館の整備事業について、お伺いします。  郷土資料館の設計委託料も予算化され、整備が進められることになり、多くの方が喜んでいます。  文化財調査委員会で検討された建設場所、規模、設計、建設時期など、事業の概要をお示しください。  あと、千種地区コミュニティセンター整備事業について、お伺いをいたします。  やっと千種地区コミュニティセンターが整備されて、5月の完成が待たれます。行政機関機能はもちろんですけれども、地域に開かれたふれあいの場としても、社会教育の機会がふえることにも期待をしております。完成後の身近な施設としての利用計画の一端をお示しください。  これで、最初の質問を終わります。よろしく御答弁お願いします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 14番議員の千賀優子議員から一般質問をいただきましたので、お答えいたします。  デマンド交通運行事業でありますが、私からは事業の概要をお答え申し上げまして、詳細は担当室長から答弁いたさせます。  まず、当町が運行にかかわる公共交通には、コミュニティバスあいあい自動車があります。  コミュニティバスにつきましては、移動制約者の通院や買い物などの移動支援、通勤・通学への利用などを目的に運行しており、あいあい自動車は菰野町社会福祉協議会が実施主体となり、65歳以上の高齢者または障がいのある方で、モデル区にお住まいのみずから車を運転できない方を利用対象者として、移動範囲を町内に限定した福祉的な施策として、実証運行をしております。  平成30年度事業として提案しておりますデマンド運行事業につきましては、電話、インターネットなどによる予約制の交通手段であり、コミュニティバスなどではカバーできない地域の住民などの移動手段の確保を目的に実施するものであります。  平成30年度の下半期から町内の一部エリアにて試行的に運行を開始し、その結果を踏まえ、運用面での課題を整理し、エリア拡張の必要性などを検討してまいります。  また、今後におきましては、地域公共交通網形成計画の策定を進め、鉄道、路線バス、タクシーなど、民間事業者が運行する交通機関とコミュニティバスあいあい自動車及びデマンド交通による当町に最適な交通体系の構築を目指してまいりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。  千種地区コミュニティセンター整備事業でございます。その利用計画の一端を示すという御質問をいただきました。  これにつきましては、現在、各地区でコミュニティセンターを設置しておりますが、公民館活動などの生涯教育、あるいは地域の防災の拠点、そういったことに今後使用してまいりたいと考えておりますし、さらに地域福祉につきましても、そこを拠点として、各小学校区において、地域住民の皆さん方とともに歩む。そういった拠点になればというふうにして考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 補足答弁を求めます。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) デマンド交通運行事業について、御質問をいただきましたので、順次、御答弁申し上げます。  まず、デマンド交通の導入による利用の具体例についてですが、デマンド交通の運行により、今までコミュニティバスの停留所までの距離が離れた場所にお住まいの方や停留所までの移動が困難な高齢者の方などの潜在的な移動の需要を満たすきっかけになることを期待しております。  将来的には、例えば大字田口新田で現行のコミュニティバスの沿線ではないところにお住まいの方がデマンド交通を利用し、役場朝上支所まで行き、そこからコミュニティバスに乗りかえて菰野厚生病院に向かうといった利用ができるような交通網の整備を検討しております。  次に、平成22年度に御提案いたしましたデマンド交通が地域公共交通会議にて合意に至らなかった理由をクリアしたかということについてですが、合意に至らなかった際には、「予約というのが不安である」、「使い方などの説明が十分なされていない」、「車両が足りないのではないか」といった御意見をいただいておりました。  予約につきましては、三重県玉城町で運行しているデマンド方式による「元気バス」は、電話による予約以外にも、スマートフォンなどによるインターネット予約を以前から実施しており、他の自治体においても、同様の事例は多く確認できます。  これらの事例を踏まえ、電話、インターネットなどによる複数の予約方法を検討しており、より便利に利用できることを御理解いただくよう努めてまいります。  使い方などの周知につきましては、各区や各種団体への説明会や住民と直接、公共交通に関する協議をする地区懇談会を開催し、住民への周知機会を設けるとともに、広報、ホームページ等を活用し、十分に周知できるよう努めてまいります。  また、車両が足りないかについても、試行運行を行う中で、確認をしてまいります。  続いて、今回の事業では、タクシー事業者と連携した効率的な運営ができるのかについてですが、デマンド交通の実施事業者につきましては、地域公共交通会議などで協議の上、事業が実施可能な事業者について選択してまいりたいと考えており、地域公共交通会議を構成する委員には、町内のタクシー事業者と県のタクシー協会をそれぞれ委嘱させていただいておりますことから、十分に協議を重ね、タクシー事業者とも連携をしながら事業を進めてまいります。  また、デマンド交通あいあい自動車のすみ分けにつきましては、デマンド交通については、コミュニティバスではカバーできない地域の住民などの鉄道、路線バス、コミュニティバスの乗り継ぎポイントなどへの移動を担う支線としての役割、あいあい自動車については、コミュニティバスなどの停留所までの移動が困難である高齢者や障がいのある方を対象に、他の公共交通機関を補完し、住民の互助により、運行する限定的な移動手段としての役割であると、それぞれ考えております。  議員御指摘のあいあい自動車の課題につきましても、デマンド交通の試行運行を行う中で、整理してまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、答弁願います。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 2番目、郷土資料館の整備について、お答えをいたします。  これにつきましては、文化財調査委員会の討議された内容も含めて、お答えをさせていただきます。  菰野町郷土資料館、仮称でございますけど、基本構想、基本計画は、菰野町教育振興基本計画に基づき、「豊かな文化の継承と創造」の推進に向け、貴重な文化財を保存し、伝統文化の継承に努め、菰野町に伝わる地域の歴史的魅力や特色を発信し、地域の活性化を図ることを責務とし、社会教育施策並びに学校教育施策の推進を図っております。  さらに、第5次菰野町総合計画において、豊かな文化の継承と創造の中で、「芸術文化活動の拠点整備」「歴史的・文化的資産の保護、活用」を掲げており、この施策を実現するための中心的な施設として整備を進めてまいります。  菰野町郷土資料館は、昭和37年に建築された菰野町菰野郵便局が移転することに伴い、昭和53年に、その建物と敷地を郵政省から払い下げを受け、同年11月より開館し、民具を中心に、展示等を行っておりましたが、建物の老朽化や耐震性の問題等を総合的に判断して取り壊され、現在は東町防災公園として利用されております。  また、旧資料館の民具等の郷土資料につきましては、旧千種幼稚園に移設し、保存管理を行っておりましたが、千種地区コミュニティセンター整備に伴い、民間の倉庫を借用し、郷土資料を移転しております。  また、民間の倉庫とは別に、自治会所有の倉庫を借用し、一部の郷土資料も保存を行っております。  一方、平成20年の菰野町図書館の開館にあわせ、図書館2階に郷土資料コーナーを設置し、図書館資料とともに、複合的に調査研究が可能となりました。  しかし、多くの公文書や郷土資料等を展示公開するには十分とは言えない状況にあり、町内学校を初めとする郷土学習の場として活用するための施設環境も整っていない状況であります。  加えて、資料を一括管理する収蔵スペースも不足しており、現在の保存場所が仮置場であることや町内に点在している郷土資料の散逸を防ぐためにも、郷土資料館及び収蔵庫の整備が必要となってまいります。  また、資料館の、これは仮称でございますけども、整備にあわせ、部材が保存されているすみやぐらの再建もしたいと考えております。  整備場所の選定については、周辺地域に歴史的な建造物があり、学びのネットワークの構築ができる場所で、利用者の駐車場を確保でき、安全で安心な場所として、すみやぐらがあった位置や建設された経緯等も踏まえ、菰野小学校から廣幡神社周辺の市街化区域を考えております。  また、施設規模につきましては、既存施設の面積や郷土資料の量により想定し、建設候補地域内において、施設規模を満たす最適値を選定いたしました。  これらのことから、郷土資料館の建設候補地及びすみやぐら再建候補地は、民間の所有地を選定いたしました。  また、郷土資料館は歴史ウォーキングの拠点施設として活用していきたいと考えます。  菰野藩のすみやぐらは、明治2年に地域住民が協力し、突貫工事で堀とすみやぐらを完成させたという逸話があり、明治6年の廃城までのわずか4年間存在し、その後、池底の民家に移設され、物置として活用されてきましたが、平成19年取り壊しに当たり、部材を残し、保管しておりますことから、この部材を活用し、再建していきたいと考えております。  なお、この再建に当たっては、菰野藩の歴史を伝える郷土資料館のシンボルとして整備し、建設当時、領民の協力により建設されたといういわれ等も考慮に入れ、広く住民から協力を求めるため、一般寄附金やふるさと菰野応援寄附金等を募り、再建資金の一部とする方法を検討していきたいと考えております。  活用方法としましては、資料館とすみやぐらをあわせて活用し、菰野町の歴史を学習し、後世に引き継いでいく拠点としていきたいと考えます。  以上の件につきまして、菰野町文化財調査委員会において説明も行い、各委員にもお諮りいたしましたところ、同意を得ております。  菰野町の貴重な郷土資料や先人によって培われてきた文化を継承し、十分な機能と体制を整えた施設として計画を進めてまいりたいと考えますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) デマンド交通運行について、再質問を行います。  デマンドの運行、発着地点は何カ所ぐらいを予定しておりますでしょうか。  それと、もう1つ、デマンドの導入に当たって、コミバスの利用者にアンケートをとったと思うんですけれども、要望など、反映させて決定したんでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員の再質問に対し、答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) デマンド交通の発着点について、御答弁申し上げます。  まず、町民が自宅から利用する場合の乗降場所としては、自宅に直接アクセスさせるか各区の公会所や商店など、コミュニティバスの停留所より細かく乗降場所として設定するかを地域公共交通会議などで検討しております。  また、目的地につきましては、デマンド交通のエリア内の最寄りの鉄道駅、乗り継ぎポイントに設定するバスの停留所、役場等の公共施設、地域の拠点病院などを計画しております。  利用方法としては、行きは乗降場所から目的地へ、帰りは目的地から乗降場所へという使い方を想定しております。  また、デマンド交通のエリア内であれば、鉄道駅間の移動を除き、目的地から目的地の移動も可能として計画しております。  また、次にデマンド交通の目的地に地域公共交通に関する町民アンケートが反映されているかという点ですけども、当町では、平成29年2月から3月にかけて、菰野町内の地域公共交通に関する町民アンケートを実施いたしました。  その中で、仮にデマンド交通を実施した場合に行きたい場所として、多くの方が菰野駅、菰野厚生病院、イオンタウン菰野を挙げておりました。  これらの結果を踏まえ、デマンド交通は、先ほどお答えしましたように、エリア内の目的地として、最寄りの鉄道駅や地域の拠点病院へ直接アクセスできるように計画しております。  また、スーパーマーケットへのアクセスにつきましては、今後の試行運行の状況を確認しながら、地域公共交通会議、地区懇談会、スーパーマーケットとの直接の協議を踏まえ、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) ありがとうございました。  下半期からの試行運転を始めるということですけれども、要望に応えられるような準備が今、進められてると思うんですけれども、運行エリアとか運行日、利用料など、半年後に運行を控えて、ちょっと不安な点があるんですが、わかってるところを教えてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。
    安全安心対策室長(片岡県司君) デマンド交通の利用者数見込みについてですが、デマンド交通の要望に応えられるか、デマンド交通の試行運行や地域公共交通会議等での協議を踏まえまして、具体的な利用の目標を地域公共交通網形成計画に反映し、また需要に応じたデマンド交通の運行方法を検討してまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 住民の身近な交通手段として、コミバスとデマンドを結んで、より便利に広がっていくことを願っております。高齢者の社会参加も安全な交通手段が確保されなければ、できにくくなります。行く行くは町内全域を網羅できるようになるんでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) デマンド交通の開始後の今後の予定について、答弁させていただきます。  まず、デマンド交通の試行運行を1年程度実施し、試行運行の利用状況や地域公共交通会議、地区懇談会等での十分な協議を経て、コミュニティバスの再編、デマンド交通のエリア拡張の必要性、あいあい自動車の継続の要否などを検討してまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) だんだんとわかってきました。ありがとうございます。  健康福祉課長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、あいあい自動車の利用状況と今は実証実験としての事業が行われていますけれども、公共交通空白地有償運送の許可年限はいつまでになっておりますでしょうか。お尋ねします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 現在の利用状況といたしましては、1カ月当たり45運行程度でございます。  また、現在のあいあい自動車の有効期間については、地域公共交通会議での合意に基づいた事業内容にて、平成32年9月26日までとなっておりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 今教えていただいた、あいあい自動車の件ですけれども、地域住民の共助などの条件が整った場合、この事業の拡大は可能でしょうか。お尋ねします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 先ほど、安全安心対策室長がお答え申し上げましたが、コミュニティバス、あるいはデマンド交通等の補完的な意味合いも含めまして、事業をやっていくということでございまして、今後の事業内容については、菰野町地域公共交通会議の中で検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) ありがとうございます。  郷土資料館の整備事業に移ります。  先ほどの答弁で、要望が多いすみやぐらの再建は考えているということを伺いました。よかったと思います。  ちょっと先ほどの答弁と重なるかもしれません。もう一度確認したいと思います。  今、保存している貴重な資料や民具などの保存状態と分類や整理などの状況はどうなってますか。もう一度お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 現在、先ほども答弁させていただきましたけど、旧資料館にあったもの、千種のコミュニティセンターにあったものにつきましては、民間の倉庫をお借りしまして、それについては保存しております。  そのほかにもですね、杉谷地区にありますけれども、区の所有の倉庫のほうにも一部保存してあります。  それらにつきましてはですね、保存を目的とした設計がされているわけではございませんので、やはり保存環境には、やはり長いこと置いとくには問題があるということで、今回の郷土資料館の中に収蔵というふうな形を考えております。  ほかにもですね、一部ありますけども、一応、管理はしていますけど、良好な保存環境にはないということで認識はいたしております。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) ありがとうございます。  歴史のある菰野町に愛着と誇りを持って研究してみえる方もいらっしゃいます。幅広くボランティアガイドの養成などを行う計画はありますでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  社会教育室長、縣 明隆君。 ○社会教育室長(縣 明隆君) 今後については、そういったボランティア活動のほうも考えながら、協議をしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) ありがとうございます。  まだ先のことになるんですけれども、入館料につきましては、地元の小中学生は無料に、一般の人には300円程度とか、安い金額におさえていただきたいと希望をしておきます。このことについて何か考えていることありましたら、お聞かせください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  社会教育室長、縣 明隆君。 ○社会教育室長(縣 明隆君) 入館料につきましても、また今後の協議の1つと考えております。金額的なことも考慮いたしまして、今後検討してまいりますので、御理解のほう、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) コミュニティセンターの整備事業に移ります。  これまで千種支所内の限られた場所での活動範囲が大きく広がっていくと思います。便宜上、利用していた農環センターからコミュニティセンターに移る主な事業は、公民館事業が主な事業なんでしょうか。お尋ねします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 現在、千種地区のコミュニティセンターが完成するに当たり、今後の事業というのがあるんですけど、まず公民館につきましては、社会教育法に基づき、生涯学習を行う拠点施設として位置づけられております。実際の生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする施設となっております。  現在、5館の地区公民館を置いておりますけども、小学校区5館の地区公民館を置いておりますけど、議員の御質問にあります千種地区の公民館につきましては、現在は活動場所として、潤田地内の農村環境改善センターの1室を借りて、主に公民館教室、ふれあい祭りなどの事業の展開をしております。これらの部分につきましては、平成30年度に千種地区コミュニティセンターが完成することに伴い、そちらのほうへの機能を移転していきたいというふうに考えております。そちらのほうで公民館各種行事も行っていく予定でおります。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 公民館の社会教育としての役割は、地域づくりに大きく幅を広げていくと思います。年間計画を立てて行われているものには、ほかの地区も含めてで結構ですけれども、どのようなものがありますか。お尋ねをします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  社会教育室長、縣 明隆君。 ○社会教育室長(縣 明隆君) 公民館の事業につきましては、教室の事業であったり、学級等を行っております。各地域において行っております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 公民館行事や講演会、ボランティア養成講座、老人会などの生きがい対策的な催しなどは、使用料は取るべきではないと考えます。町民の自発的な学習活動など、公的指導によらないこともあると思われます。ここは慎重に生涯学習につながることには無料にしていただきたいと考えておりますけれども、これに対するお考えをお聞きをいたします。 ○議長(矢田富男君) 社会教育室長、縣 明隆君。 ○社会教育室長(縣 明隆君) 利用料の関係で御質問をいただいたところでございますけれども、施設の運営や行政サービスには、全て経費がかかっております。多くを税金で負担していることから、施設を使用されていない方と費用の負担を課していることから、施設を使用される方と使用されない方との負担の公平性を図るために、コミュニティセンター及びコミュニティセンターの会議室の使用につきましては、受益者負担を原則として、使用料の費用負担と考えております。  また、使用料の減免につきましては、受益者負担の原則を損なうことや、使用者間の負担の公平性の観点から、特例措置でもあり、やむを得ない場合に限り、運用したいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) コミュニティセンターは、公共の場としての社会教育の場であり、生きがい対策の場でもありますので、これからの運用について、住民さんの二重負担にならないように、十分に気をつけて運用、条例の整備をお願いしたいと思いまして、これで質問を終わります。 ○議長(矢田富男君) 以上で、千賀優子議員の一般質問は終了をいたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  なお、安全安心対策室長、片岡県司君、社会教育室長、縣 明隆君、退席してもらって結構です。  休憩時間は、10分程度といたします。               午後 1時35分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時50分 再開 ○議長(矢田富男君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  6番議員、益田和代議員、登壇ください。             〔6番 益田和代君 登壇〕(拍手) ○6番(益田和代君) こんにちは。6番議員の益田和代でございます。一般質問をさせていただきますので、よろしくお願いをしたいと思います。  質問の前に、東日本大震災の様子をテレビで見ておりましたが、避難所の片隅で途方に暮れている夫人の姿が脳裏から離れません。  今でも、プレハブ仮設で暮らす男性が見せてくれた精いっぱいの笑顔の向こうに、悲しみの深さを感じずにはいられませんでした。  あの日から7年。私たちに何ができるかと考えるたびに、胸に突き刺さります。東日本大震災は過去の出来事ではなく、現在進行形で続く災害です。被害者が心の復興も人間の復興もなし遂げるまで支援を続けるべきと痛感をいたしております。  それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  1番目は、ヘルプマーク・ヘルプカードの導入について、お伺いをいたします。  ヘルプカードとは、困った際に緊急連絡所や必要な支援を記入しているカードを提示することで、周囲の方々の配慮や手助けを求めやすくするためのカードであります。そのヘルプカードに記載をされている、ちょっとヘルプカード1を示してください。  赤地に白のプラスのマークとハートが縦に描かれているマークであって、これがヘルプマークであります。一見、白地に赤の赤十字マークに似ていますが、特に関連性はなくって、デザインのコンセプトは、赤は普通の状態ではないことを発信し、ハートは相手に助ける気持ちをもらうという意味が含まれています。  例えば、つえを使用しているなど、障がいなど、見た目から明らかであれば、電車等を譲ってもらうことも配慮が受けやすいのですが、障がいのある方の中で、障がいを抱えてるのが外見からではわからない方、また障がいが目に見えにくいために困っている方もおられます。  このように、ヘルプマークは義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病を抱えている方、あるいは妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からはわからない方々を対象に、支援や援助が得られやすくなるという利点から、平成24年都議会議員公明党の提案で、全国に広がっています。  このヘルプマークは、赤色で非常に目立ち、バッグなどの持ち物やベルトにもつけやすい、身につけた方が優先席に座りやすいような、支援が必要な方のためにシンボルマークとして周知されてきております。  ところが、ヘルプマーク以外に、周りの方の配慮を求めやすいさまざまなマークがつくられています。  例えば、マタニティマークについては、2006年、我が公明党の推進により誕生し、私も当町に推進をさせていただきましたが、現在では幅広く認知され、このマークをつけた女性を見かけるようになりました。妊婦さんでおなかが大きくなる前に、優先席に座っていると、不審な目で見られ、いつもストレスを感じていた女性の方も、このマークが知られるようになったことで、妊娠初期で体調を崩しがちなときでも気づいてもらえるようになり、助かるとの話も伺います。  こうしたマークは、大変に重要な役割を果たします。援助や配慮等が必要であることを伝えるための信号でもあります。そのヘルプマークを使用し、さらに施策を拡充させたのがヘルプカードであります。ちょっとカードのほう、示してください。  これが表で、その下が裏になって、いろんなことがここに書いてありますように、記入ができるという、このヘルプカードには、日常的に何か困ったことがあったときに、だれかに伝えたいこと、例えば緊急連絡やアレルギー発作の症状、緊急時に搬送してほしい病院、周りの人に配慮してほしいなどの困ったときの対処の仕方、また障がいの特性や支援してほしい方法、災害時の家族の集合場所などを記載できるようになっており、本人や周囲の人にとっても、心強いものとなっております。  また、単にヘルプマークのついたカードを体につけて、自分の存在を訴える従来のマーク表示とは違うのがここにあります。  当町としても、シンボルマークとして、ヘルプマークやカードの早期導入への見解と一般住民等への周知について、どのように行われるのか、お伺いをいたします。  2つ目の質問としまして、公立保育園に野外保育の取り組みについて、お伺いをいたします。  「子どもは、一人ひとりがかけがえのない存在である。そして子どもには生まれながらに豊かに育つための権利がある」、「全ての子どもには、自ら育つ力と多くの可能性があり、子どもは自分が受け止められ、認められていると実感することで、自己肯定感を高めることができる。また、子どもは家庭や学校を始めとする地域社会での経験を通して、人との様々な関わりや多様な価値観に触れることで、人を思いやる心や自らの課題を乗り越える力を身に付けることができる。そして、次の世代を大切に育てることのできる大人へと育っていく」と、三重県子ども条例の前文に掲げられています。  そのために、一人一人が強いきずなで結ばれた地域社会を形成し、子ども一人一人が力を発揮して育つことができる社会へと向かうことが求められています。  幼児期には、幼児期特有の成長過程があり、そこではぐくまれるべきことは、目に見えない力であるという認識が広まりつつあります。  子どもは遊ぶのが仕事と言われるように、子ども時代にどのように遊んだかによって、人として土台がつくられると言っても過言ではありません。子どもは遊びの中でたくさんの体験を重ね、成長をしていくのです。  しかし、近年の子どもは遊びが大きく変わりました。乳幼児のころから「けんかはだめ」「取りっこしてはだめ」「汚しちゃだめ」「危ないでしょう」「いい子にしててね」と大人の都合やルールを押しつけられ、遊びを大人が受け身なものにしてしまいます。体験を奪っていると感じます。体験することで、自然と身につけることと頭だけで理解させたこととは、全く質が違います。「相手の気持ちを考えられない」「相手の痛みを知らない」「失敗した経験が少なく、それを乗り越える力が乏しい」「何でも人のせいにする」など、子どもたちの体験不足から来る未熟さが心配されています。それがさまざまな社会問題にもつながっています。遊びは大人の都合でコントロールするものではありません。汚したり、うるさくしたり、小さなけがはつきものです。たっぷり時間をかけて子ども自身が主人公になって、仲間とぶつかり合ったり、工夫をしたり、協力し合っていくものです。そこで子どもたちが本物の体験を積み重ね、成長していくのです。  当町として、子どもたちにとって豊かな自然の中で伸び伸びと遊べることができる野外保育の魅力を公立保育園の子どもたちに体験をさせていただきたくお伺いをいたします。  3番目としまして、地域包括ケアシステムの構築について、お伺いをいたします。
     日本は、諸外国に例を見ないスピードで高齢化が進行しています。65歳以上の人口は、現在3,000万人を超えており、国民の4人に1人、2042年の約3,900万人でピークを迎え、その後も75歳以上の人口割合は増加し続けることが予想されています。  このような状況の中で、団塊の世代が75歳以上となる2025年、平成37年以降は、医療や介護の需要がさらに増加することが見込まれています。このため、高齢者が住みなれた地域で人生の最後まで続けられるよう、包括的な支援やサービス提供体制の構築を推進しています。  そこで、2018年に2年ごとの診療報酬改正と3年ごとの介護報酬、障害福祉サービス等報酬改正が重なる6年に一度のトリプル改正など、医療・介護・福祉の制度改革が一斉に行われます。  あわせて、生活保護制度なども見直され、全ての社会的弱者へのサービスを一元化しようとする時期に入るであろうと言われています。  まず、自治体が組織全体として、地域包括ケアシステムの理念への理解を深め、そして行政と地元医師会が話し合い、距離を縮めることが必要です。  今までは、医療に関する行政は、県の所管ですが、地域医療や在宅医療の問題や介護保険と密着しているからです。介護・福祉人材の雇用の安定や処遇改善、在宅医療・介護のネットワークづくりも求められています。ハードへの投資よりも、ソフトの投資のほうが重要になると考えます。  地域包括ケアシステム推進本部を設置し、方針や情報の共有も進めるべきです。このシステムは医療や福祉にとどまらず、住宅や経済、雇用、交通、子育て支援など、まちづくりの全てが含まれます。このシステムの構築は持続可能なまちづくりにもつながり、どう築くかが知恵の出しどころと考えます。法律上このシステムは、高齢者が対象者でありますが、広い意味で言えば、全ての人が対象であります。高齢者以外にも、障がい者や母子世帯、ひきこもりなど、地域で困っている人が多くいます。  一方で、地方に行くほど社会福祉系の資源は足りないのです。そして公的なサービスで全てに対応するのは、財政的に厳しいものです。今こそ制度の縦割りを越え、医療・介護・福祉の専門人材が高齢者を支えつつ、地域住民がお互いに助け合う制度をつくらなければ、医療・介護・福祉の制度は維持できなくなります。  また、2018年、介護保険の保険者である市区町村の役割と責任は大きくなります。  当町として、介護保険では、地域の医療・介護関係者による会議の開催や研修などを行うなど、システムの推進に当たり、どのように取り組んでいかれるのか、お伺いをいたしまして、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 6番議員の益田和代議員の一般質問にお答えいたします。  ヘルプマーク・ヘルプカードの導入でありますが、ヘルプマークとは援助や配慮を必要としていることが外見からはわからない方々が周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなるよう作成されたマークであり、平成29年7月20日にJIS規格に追加され、全国的にもその認知度が高まりつつあります。  このことを受け、三重県がヘルプマークの入ったヘルプカードを作成し、平成30年2月20日から配布を始めたところであり、その配布につきましては、三重県から協力依頼を受けているところであります。  町といたしましては、災害時避難ガイドブックにあるヘルプカードの活用方法等の啓発に加えまして、ヘルプマークの趣旨や適正利用に向けた啓発を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  大きな2つ目であります。これまで当町の幼稚園、保育園におきましては、幼稚園教育要領・保育所保育指針に従って、教育、保育の質の向上に努めており、その一環として、地域住民の方々や関係機関の御協力を得て、既に野外体験活動に取り組んでおります。  このような中、2017年、平成29年には、幼稚園教育要領と保育所保育指針が約10年振りに改訂され、本年4月に施行されることになっております。  その指針を踏まえ、これまで積み上げてきた当町の自然環境を生かした取り組みを継続していくとともに、野外保育の実施には課題もありますが、指導内容等を工夫しながら取り入れてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、地域包括ケアシステムの構築について、お答えいたします。  地域包括ケアシステムとは、団塊の世代が75歳以上を迎える平成37年、2025年に向け、高齢者が可能な限り住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援が包括的に確保される体制であり、介護保険制度においては、その構築に努めるよう示されております。  この地域包括ケアシステムの構築に向けては、在宅医療・介護連携の推進、認知症施策の推進、生活支援・介護予防サービスの基盤整備の推進、高齢者の居住安定に係る施策との連携といった取り組みを地域の実情に応じて推進することが求められています。  当町では、それらのことを踏まえて、地域包括ケアシステム構築のため、地域包括支援センターを核として、認知症の施策を初め、保健、医療、福祉、権利擁護等、さまざまな支援を他機関と連携しながら、包括的、継続的に提供できる体制づくりの整備に努めております。  主な取り組みとしましては、介護予防・日常生活支援総合事業、在宅医療・介護連携推進事業、認知症ケアパスの導入、また地域包括支援センター事業や生活支援コーディネーター等を通じた地域における高齢者のニーズとボランティア等のマッチングを行うことにより、生活支援の充実を図ることなどの事業を実施してまいりたいと考えております。  さらには、今後に向けて、だれもが住みなれた地域で安心して暮らし続けることができるよう、社会状況や介護資源等を勘案しながら、取り組みを進めてまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  益田和代議員。 ○6番(益田和代君) 答弁ありがとうございました。  それでは、1番目から再質問をさせていただきます。  東日本大震災での障がい者の死亡率は、健常者の2倍に達したという報道がありました。この2倍という数値が余りにも大きく、ショックを受けましたが、同時に、その実態や本質を社会全体が受けとめ、いま一度、障がい者の立場から、防災対策や地域の対策を見直す必要があると痛感をいたしました。このような災害時にも、ヘルプカードが必要ではないでしょうか。  例えば、障がいや難病を持った方々が助けを求められずに孤立する危険性があります。自分の連絡先やどんな障がいがあり、どんな支援が必要かをあらかじめカードに書き込んでおき、災害時等にカードを提示して、周囲の人に支援をお願いするもので、このカードがこういったときにも発揮をすると思います。  災害時、緊急時に一番の弱者となる障がい者を1人でも多く助けるために、ヘルプカードの普及が必要と思いますが、こんな場合、どのように思われますか。健康課長、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員の再質問に対し、答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 災害時、緊急時のヘルプカードの普及についての御質問でございます。  災害時、緊急時の障がい者ヘルプカードにつきましては、現在、障害者手帳等をお持ちの方に、障がい者のための災害時避難ガイドブックを配布しており、災害時の避難や避難所等では、そのガイドブックと、その中にある障がい者ヘルプカードを活用いただいております。  今年度は、障がい者福祉計画の策定見直しの年でもあり、障害者手帳等をお持ちの方については、改めて、このガイドブック等について御案内をさせていただいたところでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○6番(益田和代君) ありがとうございました。  障がい者のブックになりますと、やはりかさばります。ヘルプカードはネームのような物にすっと入れることもできますので、また検討をしていただきたいと思います。その物自体は、やはりいつも持っているということがなかなかできにくいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、経済産業省においては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、外国人の観光客にも、よりわかりやすい案内図記号とするために、7月20日に、JISを改正され、ヘルプマークも追加をそこでされております。このことによって、全国共通のマークになるために、多様な主体が多様な場所で活用、啓発できるようになります。この広く普及し、認知度の向上を期待されていますヘルプマークの趣旨を広めて、地域に働きかけてみませんか。お伺いいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) ヘルプマークの趣旨や使用方法については、広報紙等で認知度が高められるよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○6番(益田和代君) よろしくお願いしたいと思います。  次、3番目ですが、昨年の11月末で、このヘルプカードが導入されているのが、13都道府県に導入されております。  三重県も、先ほど町長のほうから紹介をいただきましたが、2月20日からヘルプカードを1万枚作成をし、希望される方に配布しています。配布先は県の地域福祉課、県各福祉事務所、保健所、県の障がい者相談支援センター、各市町村の福祉課の窓口とされております。  また、ヘルプマークはストラップ型1万個の配布を平成30年6月ごろ予定をされてるようです。健康福祉課として、県からのこの枚数はあまりないと思いますが、その後どのように考えているのか、お聞かせください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 三重県がことし2月に作成しました1万枚のヘルプカードのうち、当町への配布枚数は少ないわけでございますが、三重県のホームページからダウンロードも可能となっておりますので、活用をいただきたいと考えております。  また、三重県において、今後作成が予定されておりますストラップ型ヘルプマークにつきましては、配布の方法等、詳細が未定とのことでございますので、情報提供がありましたら、検討する必要があると考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○6番(益田和代君) ありがとうございます。  やはり、このマークも、カードも大変重要やと私は感じますので、県としっかりと調整をしていただいて、どのように活用するのがいいのかを考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、2番目の公立保育園に野外保育の取り組みについて、お伺いをいたします。  今回のこの質問のきっかけとなった野外保育は、2月15日、いなべ市の老人福祉センターで、みえ出前トーク、「三重県子ども条例と野外保育について」が開催され、教育民生常任委員会の有志で参加をし、全体では約70人程度が参加されていたようでした。会場半分には、子どもたちがわいわいがやがや元気に遊んでいる環境の中で、なれない私たちは集中して聞くっていうことに大変な状況でした。  今回は、菰野町の「森の風ようちえん」を中心に立ち上がった、おひさまの森ようちえん・おさんぽの会ててて・さともり自主保育により、「三重ほくせい野外保育の会」が企画され、県からは、少子化対策課長が参加されていました。  少子化対策課長は、子ども条例と県の進めている野外体験保育について説明され、企画された4園との意見交換会が行われました。  そして、平成27年度に、野外体験保育有効性調査を実施し、県としては実施されて、野外体験保育が子どもたちの育ちに有効との結果を得て、昨年度から推進を開始したことを紹介されました。  森の風ようちえん園長は、「『幼児期特有の成長過程で、はぐくまれるべきは目に見えない力』で、『森の中には生きゆく全てがある』『命の衝動が森の中にある』『幼児期は失敗してもいい』」と強調されていました。  この出前トークにありました県の子ども条例、菰野町は今のところ条例がなく、県の条例に基づいていくとのことですが、子どもが豊かに育つことができる地域社会づくりについて、条例第3条に、「基本理念として行われなければならない」、そして第11条には、施策の基本となる事項が詳しく掲げられています。まさにこの条例に野外保育の大切さが含まれています。  そこで、野外体験保育有効調査結果の中で、主な項目を紹介します。  1つ目としまして、野外体験保育の実施頻度の高い保育施設ほど、多くの園児に「自分から進んで何でもやる」「さまざまな情報から必要なものが選べる」「自分に割り当てられた仕事はしっかりとやる」「人のために何かをしてあげるのが好きだ」などとの子どもたちの様子に関係が見られています。  2つ目としまして、野外体験保育に積極的に取り組む施設に通わせる保護者が、「成長している姿を見るのがうれしい」「子育てを通じて、自分も成長していきたい」などの項目に、「そう思う」と、9割の回答があり、今の子育てと自分の生き方に肯定的な感情を持っている様子が見られます。  3番目には、野外体験保育の実施頻度が低い施設ほど、「もっと取り組みたい」と回答した割合が48%と、高いとの結果もあらわれています。  進めている上での課題に安全性、職員の負担、体験をするフィールド等の課題はありますが、子どもの生きる力をはぐくむために努力してほしいと考えます。  県としては、調査結果を担当課や保育所、幼稚園に配布をしていると思われますが、担当課としては、この結果についてどう思われましたか。  そして、園長会等で話し合ったことがありますか。  また、平成28年度に、県はシンポジウムや事例研究会が開催されていますが、当町も参加されていますか。参加されているのであれば、どのように感じたのか、お伺いをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  子ども家庭課長、大橋裕之君。 ○子ども家庭課長(大橋裕之君) お答えを申し上げます。  結果を踏まえてということでございますが、生きる力をはぐくむことは大切なことだというふうに考えております。  当町では、既に自然環境を生かした野外体験保育については実践しておりますので、改めて園長会において議題としたことはございません。  また、シンポジウムや事例研究会などの参加もしておりません。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○6番(益田和代君) ありがとうございます。このことはまた後でふれたいと思いますので、この程度にしておきます。  次は、少子化対策課長のトークの中に、室内と野外の違いについて、「創造性がはぐくまれ、感受性も高まる。子どもに主体性を身につけさせる環境がある」と、野外の利点を話していました。その上で、「モデルとなった園は、県内8カ所であるが、県内各地でふやし、輪を広げたい」と、「そしてまたアドバイザーや核となる人材もふやしていきたい」と話しておられました。  そのモデル園の中に、いなべ市の笠間保育園が入っておりましたので、2月19日、再度、教育民生常任委員会の有志で視察に行かせていただき、子どもたちと一緒に裏山に行ってきました。  笠間保育園の紹介をさせていただきますと、耐震性能の不足ということと少子化により、建てかえを余儀なくされた2園を統合する保育園となり、5年がたちます。みんなが一緒になれる。子どもたちが自由にはだしで走り回る保育園。自然と一つ屋根の下の保育園のイメージがぴったりの保育園です。  ちょっとそこで写真等を見せていただきたいんで、3番お願いします。ちょっと順番に。  これが笠間保育園の外見なんですが、この緑はグラウンドが芝生になっております。  その次が、その片隅にビオトープがあって、このようなすばらしいビオトープで、年長さん、3歳ぐらい以上ですかね、その人たちが、子どもたちがここを利用して遊ぶようになっております。  次、済みません。  これは、木造で、三重県産の杉を採用された建物全体が。次々、見せてもらえますか。  全体が見渡せる構造となって、子どもたちが安心に暮らせるような形になっております。みんな、木造で、このような長い廊下もあるんですが、それぞれ子どもたちが思うように、床をふいたり、横にはまたこうやってして、また床ふきをやって、ぴかぴかになって、園長先生が喜んでおられます。だれとなくぞうきんがけをするという、こういう姿を見かけました。今、見てるように、はだしで動いておられます。  次のが、これが先ほど初めに見ていただいたのはグラウンドでしたが、これは中庭になります。全体にこう楕円形のような園でありまして、周りがそれぞれのクラスと言うか、部屋になっておりまして、真ん中にこういうふうな板張りのものと、もう1つ、済みません、次の。  その東には、こうやってして、多目的な乳幼児が遊べるような、こういうふうな施設にもなっておるところがあります。こんな幼稚園。  まだありましたか。  それで、これを出してみたのは、菰野の木工細工の方のこの仕上がりがすごくいいということで、こう乳幼児が使っているいすを菰野町の木工つくってみえる人からのあっせんで、すごく丁寧につくってみえて、感動されて使ってみえるという乳幼児用のいすです。ありがとうございました。  それで、そういう安心して過ごせる、落ちついた空間となっておりますところの園、保育園も視察をさせていただきまして、この視察を受けてくださったのが、現在の2代目の園長と初代園長もお越しいただき、健康子ども保育課の職員の方も来ていただくことができました。  初代園長の熱い思いがあって、5年前より、あの山を保育に生かしたいと、見えてる山を思っていたようです。いなべ市の各園長が森の風ようちえんに研修にも行かれたようです。その思いを2代目の園長が実現をされました。野外体験保育は2年目となり、週2回から3回、天気のいい日を選んで、夏には川にも行き、裏山には四季を通して自然を活用した保育の実施がされています。アドバイザーも県から派遣をされておられました。そのアドバイザーのお一人が、この森の風ようちえんの園長先生だったということもお聞きしております。  この野外保育をしている様子をちょっとここで映したいと思います。4番、お願いします。  これが裏山で竹の、竹林をずっと上がっていく。  次お願いしますね。
     結構これ急になってくるんですが、私たちには大分急な坂道だったんですが、元気よく上がっていってる姿です。  これが大体、山の上に着いたようなところです。  次。  あそこにまとまっているのは、子どもたちが考えたのか、竹を3つぐらい並べたのをいすに、ベンチのようにして、こう、ぐるっと周りをこう囲んで、竹でつくってあるところへ、もうさっと行ったらあそこへ座るんです。ミーティングのような形で、あそこでするっていうような形になってます。  これは、それぞれそこを離れて、何をしようかなって考えながら、先生方と一緒に散策をしてるところなんですね。  今回このきっかけとなったのは、この年長のグループが行ってるわけなんですが、卒園するまでに、何かこの山で卒園の思い出として残したいということで、何をするかというのをきょうは探しに行ってるところですというとこでした。  次のも見せてください。  こうやってして、シーソーも竹でモウソウダケのようなので、これでつくってあるのを使ってます。  やってほしいことを先生方は協力するだけで、ここ持ってっていうので竹を切っているような様子ですね。このようなんで、このようなことも自由に自分たちが率先してやる。  これも、子どもたちが何かわからないんですけど、途中までの経過、つくってる、今からまだ何か作業をしていこうとしてるところです。  次。  これも自分たちが考えて、ここまでやったっていうような形ですね。  これで、これが4番、笠間保育園の様子です。  次、済みません、もう1つの森の風ようちえんさんの子どもたちの健やかな未来のためにというところで。  次お願いします。  自然の中で遊んでいる様子が、ここで元気にね、遊んでいる様子があります。その次が森の風が示されているところの子どもたちが健やかに育ち、健やかな暮らしをしていくために、人と環境はつながる。生き物たちと喜ぶとか、田畑が生き返る。里山も生き返るというところで、このような目指すところを持っておられます。  次が耕作放棄地、この大正田を利用して、米づくりを、11年目になるようですが、つくっておられます。米ができるようになって9年目ということで、次のページをめくっていただくと、子どもたちが率先して、こうやってして手伝いをしている姿が見えます。水の中に昆虫とかもあったりしながら、蛍も飛び交う中でっていうところで、このような作業もされてる。  次のが、畑の仕事も楽しくやっていて、こう収穫された物を生でそのままかじっているという様子、この姿ですね。  次が、里山を拠点にして、山をお借りして、それぞれ保護者の方々も必死でこのような、林へ、大変な中をいろんな形でいろんなものをそれぞれがつくって、小屋もつくり、またそこで遊べるような、この全体で写ってるところなんかも、この木がいっぱい生えてたところをこのようにきれいに整地をされて、拠点づくりをされ、ここがフィールドとなって、毎日のようにここで遊んでいる様子です。  その中で、次のをめくっていただきますと、米を炊いたりとか、何か煮炊きをしたりと、いろんな火を起こすところから始めて、このようなことを自然を利用してやっているという森の風ようちえんがあり、また笠間保育園がこのような野外保育ができたというところです。ありがとうございました。  いなべ市もそうやってして、森の風ようちえんに研修に行かれたっていうところの中で、野外保育、体験保育をすることで、この笠間保育園の中にも、困り感のある子、またグレーゾーンの子どもたちが園での生活に落ちつきが見られる効果もあることをお聞きすることができました。  未来に向かって、心や体も健康で、ありのままの自分でいられるような、午前中で日々調整をしながら、野外体験保育を充実してるところを見学しながら、感動いたしました。  菰野町としましても、年何回かの行事的な保育でなくって、やはり一歩前進し、日ごろの保育の中で定着をさせ、地域の協力を得ながら、週単位や月単位で、やはり野外体験保育を継続して計画してはどうか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  子ども家庭課長、大橋裕之君。 ○子ども家庭課長(大橋裕之君) 野外体験保育のことについて、御質問をいただきましたので、お答えをいたします。  これまで、それぞれの園におきまして、地域資源を生かし、地域の人とかかわりながら、その季節に応じた野外体験保育を行っております。  継続的な実施につきましては、先ほど町長が御答弁申し上げたとおり、今回改正されました幼稚園教育要領及び保育所保育指針の内容を踏まえ、生きる力や豊かな心をはぐくむために何が必要かを検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○6番(益田和代君) ありがとうございます。  それでは、何もない自然の中で、子どもが、子ども自身が遊びを身につける姿、夢中になって遊ぶ姿を見て、親世代に経験がなく、どうすればいいのかわからないため、親子の育ち合う保育の場の環境づくりが必要と考えます。菰野町の恵まれている、この自然を大きく利用して、伸び伸びと1日、野外保育を中心にして、森の風ようちえんの礎が公立保育園も動かそうとしているのが感じとられます。  三重郡の園長も、森の風ようちえんへ研修に行かれ、理解はされているのかなとは思いますが、同じ研修を受けても、なかなか腰が上がらないのが現状であります。  いなべ市は、実施されている。またこれから拡大の方向も考えているのに対して、菰野町も公立保育園の園庭では楽しめない、また今やっている野外保育では満足しているのでしょうか。この園庭でも楽しめない、この野外保育をもっと研究してはどうでしょうか。お伺いをしたいと思いますのと、大切な子どもの保育の形は違えども、認可、無認可保育とも、そこで働く職員や保護者の負担を軽減することが必要と考えますが、担当課としてはどのように思われますか。  それと、全体を踏まえて、子どもの権利を尊重する社会を目指すために、県の条例に基づくだけでなくて、菰野町にふさわしい子ども条例の制定が必要と痛感をいたしておりますが、このことも踏まえて、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  子ども家庭課長、大橋裕之君。 ○子ども家庭課長(大橋裕之君) 無認可保育施設等に対しての新たな助成は考えておりません。  しかし、今回、当初予算に提案しております施設で働く保育士等の健診費用の助成につきましては、国、県の保育対策総合支援事業を活用したものであり、職員の感染症罹患等を把握するための衛生安全対策事業であるということを御理解賜りたいと存じます。  また、町独自の子ども条例の制定についてということでございますが、現段階では、私は今、必要性があるというふうには考えておりませんが、三重県子ども条例第9条にあります市町の役割等に基づき、施策の推進をしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○6番(益田和代君) ありがとうございました。  子どもたちのそれぞれ成長の過程には、いろんな課題があると思います。その中で、どの子どもたちも同じような経験や、またそれぞれのいろんな形のサービス等もしっかりとやっぱり考えていかなければいけないと私は痛感をいたしておりますので、今後とも、できることからお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、3番目の再質問に移りたいと思います。  住民への啓発が、この包括支援システムに対しましては、重要だと思います。医療や介護は保険料、税金、窓口負担を支払う住民は、その地域で暮らせるのです。住民が地域医療や介護を支えていこうと思うように、地域がこうした支え合いでなり立っていることが自覚できるようにする必要があります。啓発は大きな会場よりは、公民館的な単位の小規模な会場にして、高齢者だけでなく、中学校、高校生なども支えられるような、多世代で地域のことを話し合えば、地域の課題活性化に向けたヒントになるかもしれません。認知症の高齢者が徘回していても、近所の中学生がつれて帰ってきてくれることがあります。地域の共生や理想的な社会であり、高齢者が尊厳を持って、やはり地域で暮らすことにもつながっていきます。住民への啓発と周知について、お考えをお聞かせください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 地域包括ケアシステムの啓発と周知についてでございますが、高齢者の総合相談窓口としての機能を果たす地域包括支援センターを初めとする公的サービス機関、民生委員・児童委員、インフォーマル資源としての老人クラブ、ボランティア団体等に働きかけていき、地域の行事等で講習会や勉強会等を通じて、周知してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○6番(益田和代君) ありがとうございます。  まだ、2025年に向けてということで、これからですが、介護保険を通じて、高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える、やはり社会の基盤整備をしっかりしていただいて、地域包括ケアシステムの構築をしていただきたいと思います。  以上で、全ての質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、益田和代議員の一般質問は終了をいたしました。  本日予定しておりました日程は、全て終了いたしました。長時間にわたり、御苦労さまでございました。  本日は、これにて散会をいたします。               午後 2時39分 散会...