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平成30年第 3回定例会(第5日 6月14日)

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  1. 伊賀市議会 2018-06-14
    平成30年第 3回定例会(第5日 6月14日)


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    平成30年第 3回定例会(第5日 6月14日)         平成30年第3回伊賀市議会(定例会)会議録          平成30年6月14日(木曜日)(第5日)          ─────────────────────────     平成30年6月14日(木)午前10時開議   日程第 1 市政に対する一般質問(続行)     第 2 議案第79号 (説明、質疑、委員会付託)         議案第79号 伊賀市市税条例の一部改正について                              ──総務常任委員会付託          ───────────────────────── 〇会議に付した事件   議事日程のとおり          ───────────────────────── 〇出席議員(23名)   議席番号    氏   名     議席番号    氏   名     1番  川 上 善 幸 君    13番  福 田 香 織 君     2番  北 森   徹 君    14番  森 川   徹 君     3番  信 田 利 樹 君    15番  生 中 正 嗣 君     4番  西 口 和 成 君    16番  上 田 宗 久 君     5番  福 村 教 親 君    17番  近 森 正 利 君
        6番  宮 ア 栄 樹 君    18番  中 谷 一 彦 君     7番  桃 井 弘 子 君    19番  百 上 真 奈 君     8番  山 下 典 子 君    20番  北 出 忠 良 君     9番  市 川 岳 人 君    21番  空 森 栄 幸 君    10番  赤 堀 久 実 君    22番  岩 田 佐 俊 君    11番  嶋 岡 壯 吉 君    23番  安 本 美栄子 君    12番  田 中   覚 君          ───────────────────────── 〇欠席議員(1名)    24番  中 岡 久 徳 君          ───────────────────────── 〇欠  員(なし)          ───────────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名            氏     名   市長             岡 本   栄 君   副市長            大 森 秀 俊 君   危機管理監          吉 川   泉 君   総務部長           稲 森 洋 幸 君   総務部理事[秘書、調整担当]  山 本 幸一郎 君   企画振興部長         宮 崎   寿 君   企画振興部次長        東   弘 久 君   財務部長           百 田 光 礼 君   人権生活環境部長       田 中 克 典 君   人権生活環境部理事   [生活環境担当]        高 木 忠 幸 君   健康福祉部長         田 中   満 君   健康福祉部次長        中   ひとみ 君   産業振興部長         服 部 智 秀 君   産業振興部次長兼   営業本部事務局長       前 川 浩 也 君   建設部長           山 本   昇 君   建設部理事次長事務取扱   中 井 秀 幸 君   消防長            久 保 安 治 君   消防次長〔総務担当〕     城 戸 直 人 君   市民病院副院長[事務部門]兼   健診センター副センター長       松 田 克 彦 君   会計管理者          松 本 浩 典 君   上下水道事業管理者      北 山 太加視 君   上下水道部長         清 水 仁 敏 君   教育長            笹 原 秀 夫 君   教育委員会事務局副教育長   谷 口 修 一 君   教育委員会事務局次長     中 林 靖 裕 君   代表監査委員         鈴 木 陽 介 君   監査委員事務局長       松 本 成 隆 君   阿山支所長兼   地域振興総括監事務取扱    居 附 秀 樹 君   青山支所長兼   地域振興総括監事務取扱    澤 田 之 伸 君   農業委員会事務局長      加 藤   敦 君          ───────────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   局長             田 槙 公 博 君   議事課長           籔 中 英 行 君   議事課副参事[議事調査係長]  岡 井 良 行 君          ─────────────────────────                (午前10時00分 開議) ○議長(岩田佐俊君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は23名、会議は成立しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  議事に入る前に先立ち諸般の報告をいたします。本日説明員の追加の届けのあった者の役職と氏名はお手元に配付のとおりであります。  次に、本定例会において審議予定の請願について、お手元の請願文書表正誤表のとおり、受理番号に誤りがありましたので、御了承お願いいたします。  これより、議事に入ります。  日程第1 市政に対する一般質問についてを議題とし、昨日に引き続き続行します。  質問順位第17番 中谷一彦君の質問を許可します。  中谷一彦君。               (18番 中谷一彦君登壇) ○18番(中谷一彦君)  おはようございます。一般質問、最終日ということで、しっかりさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  今回は、税収の増加と税の使い道について。2番目が支所整備と福祉センターについてとなっています。ちょっとかた苦しい名前になってしまいました。本来は市税がどんどんふえているのに、何で我々要望したものが実行できないんであろうかというふうなことの中で質問させてもらいます。  特に5月27日に、伊賀市は議会としてはタウンミーティングを開催させてもらいました。40名以上、50名ぐらい、いろんな話をさせてもらいました。その翌週、私の地元で私の市政報告会を42名ぐらい集まってもらって、そのときに意見交換をしたときに、こういう話が出てまいりました。税金がふえているよね。にもかかわらず、地域要望ってなかなか実行されないよねということでございました。そのことについてちょっとお聞きしたいと。  その中で、まず1番目に平成28年度にこういうふうな財政見通しをいただきました。28年の3月ぐらいにいただきました。そのときの数字と少し変わってきているんですね。それについて、平成27年度、平成28年度、29年度の歳入歳出の財政見通しと比較して、収入が大きく増加しておりますが、その金額とまた歳出はどのような項目がふえているのか、まず教えていただきたいと思います。  それでは、その後のことについては自席で質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。              (財務部長 百田光礼君登壇) ○財務部長(百田光礼君)  財務部の百田でございます。  それでは、今、中谷議員から御質問いただいたことについて回答のほうをさせていただきたいと思います。平成28年3月に公表いたしました財政見通しと、平成27年度歳入予算額、決算額等を比較しますと、約7億5,700万円の27年度は増収となっております。その主な要因ですが、市税、地方交付税繰越金の増収となっております。  それから、財政見通しと平成28年度の決算額を比較いたしますと、平成28年度におきましても、約5億7,500万円の増収となっています。要因は前年度と同じく市税、地方交付税繰越金の増収となっております。  続いて、歳出についてどうだったかということですが、平成27年度歳出当初予算額と決算額を比較いたしますと、扶助費と普通建設事業費、それから災害復旧事業費などの支出が予算を上回り、人件費、物件費、補助費等の支出が予算額を下回っております。それから平成28年度では、同じく扶助費、普通建設事業費、積立金、繰出金などの支出が予算を上回っておりまして、人件費、物件費、補助費等の支出が予算額を下回っております。  それから、なお歳入歳出の差し引き額ですが、27年度では約13億7,000万円、それから28年度では約9億9,000万円が残っておりまして、いずれの年度においても翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた後、地方財政法に基づき、約2分の1は財政調整基金に積み立てて、残りは繰越金として翌年度の一般財源に活用いたしております。  以上でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  今現在、財務部長からお話がありましたように、歳入は7億5,700万、27年度、28年度は5億7,500万、29年度も予想としては相当歳入がふえるであろうと見込まれています。私もざっと計算したら、8億ぐらいふえるんじゃないかなというふうな試算をしております。  そして歳出の比較もしていただきました。特に扶助費がふえているよということでございます。また、投資と普通建設事業費も消防庁舎や新たな市庁舎に向かって支出がされてきたわけでございますが、特に確認しておきたいのは補助金、補助金はどのようなものがふえているか、教えていただけますか。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。              (財務部長 百田光礼君登壇) ○財務部長(百田光礼君)  それでは、27年度と平成28年度の決算ベースでふえた補助金とか新設された補助金について数例、御説明させていただきたいと思います。  まず、金額がふえた補助金ですが、まず1番目としまして、地域包括交付金、こちらのほうが年度を比較しますと約2,000万ほどふえております。それから伊賀市社会福祉協議会職員設置等補助金、こちらのほうは450万円ほどふえております。それから経営体育成支援事業補助金、こちらのほうは財源が国の補助金なんですけども、こちらのほうが約350万円ほどふえております。それから、新規就農者総合支援事業費補助金、こちらのほうも財源が国費なんですけども、300万円増加しております。  それから新たに平成28年度で新設または単年度の補助金等で金額の大きいものを言わせていただきますと、安心こども基金保育基盤整備事業費補助金。こちらは財源に県の補助金とか地方債が入っていますけども、保育園の認定保育化のための補助金でございました。それから伊賀鉄道車両内装木質化事業補助金、こちらのほうが2,440万円、こちらのほうは森と緑の県民税とかふるさと応援基金が財源となっております。それから地域活性化センター運営補助金、こちらのほうが470万円、前年度より200万円ほどふえておるんですけども、こちらのほうは地方創生の補助金を活用したものでございます。  以上がふえたり、新設されたりした補助金の数例でございます。
    ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございます。今、補助金についても27年度は地域包括交付金、地域のためにこんだけ予算を自由に使えるよというふうに出していただきました。そしてまた新規就農者の総合支援事業とか、経営体の育成支援、それぞれ地域の活性化につながる補助金が出ております。  そして28年度については認定保育園、認定こども園ができるということで、その新設に向けての補助金も出してもらいました。そして、伊賀鉄道が出発する前に新たな県のみえ森と緑の県民交付金で使われて、木質化の事業の補助金が出たと。そして最後には地域活性化センターの運営資金ということで、三重大学との連携フィールドを拡張していこうというお話でございました。  やはり、これは地方創生の原点であります地域の活性化と、やっぱり大学との連携をしていこうという本当にこのような方向で進んでいくのはありがたいことです。その成果がどの時点で出てくるか。やはりこれ地方創生いろんなところで競争しているわけです。それを含みますと、数年間やっぱりかかるかなと、私も思っています。  そしたらちょっと今まで出されている中で、気になっている今までの事業について、税金の使い方の中でちょっと気になっていることを質問させてもらいます。同僚議員がNINJAフェスタのことを質問されました。それについて、今まで東京、大阪でのどのようなイベントの内容で幾らの事業費を使ってきたのか。恩賜公園、また天神橋筋におけるイベントですよね。それについてどれぐらいの金額を使って、どんな成果があったか教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部 智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  おはようございます。産業振興部の服部です。よろしくお願いします。  東京と大阪で開催しております伊賀上野NINJAフェスタの概要と事業費等について御質問いただきました。東京、大阪の伊賀上野NINJAフェスタにつきましては、都市圏における伊賀市の知名度アップ、また外国人を含めた観光客を伊賀市へ誘致すること等を目的に行っているものでございます。  東京の上野恩賜公園では、忍者修行体験伊賀流忍者特殊軍団阿修羅による忍者ショーを初め、伊賀市観光大使、いが☆グリオによるステージショー、伊賀市物産協会及び伊賀ブランド認定業者による物産展、伊賀焼、伊賀組みひも伝統産業体験を実施しました。また、伊賀市の移住交流のPRも行わせていただいております。  大阪の天神橋筋商店街では市単独ではなく、天神橋筋商店街やその他関係団体と連携しまして、実行委員会組織を設立し、忍者衣装の変身や忍者修行体験を初め、忍者ショー伊賀ブランド認定業者による物産展、地元の高校生による忍者パレードを実施しています。  また、情報発信の取り組みといたしまして、東京・大阪の報道機関への情報発信やメディアキャラバンを実施しまして、新聞への掲載やラジオ出演など、イベントを通じて伊賀市のPRを行っております。  事業費としましては、平成29年度では600万円を委託料として支出しております。事業の成果でございますが、例えば上野恩賜公園での伊賀市の物産等の販売額は平成28年度が263万円、平成29年度では378万円と毎年売上も伸ばしてきております。また、直接的な地域への経済効果となっていることから、事業者のほうからは継続して参加したいとの声もいただいておるところでございます。  両イベントにおきまして、アンケート等も実施しました結果、来訪者の伊賀市の認知度というのは東京で71%、大阪では88%というふうになってきております。まだまだしっかりとアピールして、今後も伊賀市の認知度を上げるため、引き続きこういうイベントを取り組みを実施していきたいと考えております。  このアンケートをとりました中では、東京のイベントでは40代から50代の方、また小学生以下の子供を含む家族の伊賀市への食を通じて等の来訪意欲もとても強いことから、特に伊賀市の食に対して魅力を感じていただいているというような結果が出ております。この食にしっかりと力点を置いて、こういう方々が実際に伊賀市を訪問していただけるような誘客の仕組みを考えていかなければならないというふうに考えております。  伊賀の特産品の購買につながるような取り組みを検討していきたいと、こんなふうに考えております。フェスタを通じて、認知された伊賀の食をしっかりときっかけとした伊賀訪問に結びつく仕組み、またその仕組みをつくることによりまして、やはりこの地元でもその来訪客を受け入れるだけのしっかりとした受け皿というのをこれから伊賀市ではつくっていく必要があると、このように考えているところです。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  今、部長から説明ありました。平成25年12月7日から開催されて約4年間、25、26、27、28、29、30年、この年数で今、成果が何があったというのは一番大切でして、その成果、今、やっぱり私が一番感じるのは、それをイベントをやられて認知度を上げる。その認知度をどう受けとめるかですよね。  今、最後におっしゃられた受け入れ側とそしてその数字ですよね。どういう成果があったのかというのを住民に説明してもらわんと困るわけですよ。一番大切なのはそこなんですよね。経済効果が何があったんか。特に商業、ここに観光客がどんだけの方が来られたんですか。売り上げがどんだけ伸びたんですか。現場で売れてることじゃないわけですね。現場で売り上げが260万になりましたという話じゃないでしょ。ということは、伊賀でどんだけの人たちが経済効果の恩恵を受けたかという数字をどこでとらまえるかということが大事なんですよね。その仕組みをつくるということが今できてんのか、できてないのか。今できてないということですかね。  私が今、確認したかったんは、観光協会さんで委託事業をやっています観光案内所、その中に今どこの人たちが来ているかという実績表をつくっていただいてますね、毎年、毎年。どこから来られたんですかという、案内所に来られた人。そして、忍者屋敷に入られた人ですか、そういうものを数字としてあらわされておられます。  そういう数字も含めて、またテレビ、ラジオでどういうふうに取り扱いされたかという本数をチェックする。こんだけのマスメディアで伊賀市がとらまえられましたよね。物すごい広告宣伝費ですよね。お金をかけなくて、そういうのをイベントを情報発信していただく。  そういう仕組みがあって、みんながやっててよかったな。そして経済的な数字、商業の数字、また観光客が来られたものをしっかりしたものでどこかで公表できる仕組みをつくらないと、何をやっているんであろうというのが我々見えないんです。せっかく市長が、私は喜んでやってんのちゃいますよと、伊賀市のために頑張っているんですよと。前も私のところに来られておっしゃいました。やっぱりそうやと思います。  やっぱり伊賀市がどのように発展していきたいかということですよ。その発表できる公表できる仕組みを早くつくってほしいんですよ。でないと、私みたいな数字に細かい人間は、これは効果があったんですか、どうなってんですかと言うわけですけど、その効果をしっかり発表できるようにしてほしい。これは1つのお願いです。でないと税金の無駄遣いというふうに勘違いされます。  その中でNINJAフェスタ、私もことしも参加しました。いつも回るんですね、忍者の修行を回ります。同僚議員もおっしゃってました。だんだんしょぼくなっているよね。確かにそうなんですよね。私、これランクがあるんです。下人、中人、上人っていう。今回はやっと念願の上人になったわけですけど。これ2日間回りました。2日間まで上人まで行きました。忍者衣装まで来て、回らせてもらいました。  その中で思ったのが、やっぱり子供だましみたいんなんもあるんですよね。竹にこうまたがって、これ修行かなというようなの、200円払えいうわけやからね。そんなん200円払ってまでやるもんかとか。私は弓矢道場にいてました。弓矢道場の弓矢、ぐんと引いて、ほんま大人でもびっくりするようなスピードで行くもんと、ピューとゴムがもうゆるんでもうて、飛べへんような、本当にあれ、僕らボランティアやらさせてもらいまして、子供だましみたいに思える部分ってあるんですよ。  そんなところに何でお金をしっかり使わないんかな。使い方間違ってませんかねということなんです、私はね。100万円というふうにNINJAフェスタのお金を、160万ぐらいですか、前の同僚議員が数字を出していただきました。だけど、実際にその部分について、楽しめる、喜んでもらえる仕組みというのは本当に考えていかないと、やっぱり伸びていかないと思います。  もう競争になっているからね。利益を求めるようなものをするのか。楽しむんやったら、やっぱり凝縮するとか、期間を短くしてぐっとやるとか、いろんな工夫が必要やと思っています。ぜひともその成果を公表していっていただきたいというふうに要望をして、次の質問に行きます。  この使い方、今財務部長がおっしゃった税金がふえています。その中で気になっているのが繰越金、繰越金が気になっています。だけど一番気になっているのは、地元の人たちは道路の維持修繕費について、道路維持修繕、なかなか頼んでも直してくれへんねというお話があります。  それについて、平成27年度、28年度、29年度の決算においてどれぐらいの金額が支出されているか。そのうち、修繕費及び工事費を教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。              (建設部長 山本 昇君登壇) ○建設部長(山本 昇君)  建設部、山本です。よろしくお願いします。  御質問の平成27年度から29年度の道路維持費の支出額ということでございます。道路維持費の支出額につきましては、平成27年度は2億456万4,000円です。修繕費、そのうち、6,418万6,000円。工事費は1,148万1,000円となっております。平成28年度につきましては、道路維持費の支出額は2億562万2,000円、うち修繕費が5,850万3,000円、工事費は929万3,000円となります。平成29年度につきましては、9月の決算で報告させていただきますけども、見込みとなりますけども、道路維持費は支出額は約2億200万、うち修繕費は約5,300万円、工事費は約700万となる見込みとなっております。  以上です。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  この道路維持費及び道路新設改良費の不用額、毎年不用額が出ますよね。不用額について金額及び内容について教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。              (建設部長 山本 昇君登壇) ○建設部長(山本 昇君)  平成27年から29年の道路維持費及び道路新設改良費の不用額とその内容でございます。平成27年度の道路維持費の不用額は309万円、道路新設改良費の不用額は454万2,000円です。平成28年度の道路維持費の不用額は1,109万円、道路新設改良費の不用額は3,335万4,000円です。  見込みとなりますが、同様見込みとなりますが、平成29年度の道路維持費の不用額は約500万円、道路新設改良費の不用額は約100万円となります。不用額の主なものにつきまして、道路維持費につきましては、融雪剤とその散布の委託料、道路新設改良費の不用額につきましては、市単独工事における入札差金が主なものとなっております。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございます。今わかったのは、道路維持費については修繕費、また工事費が年々減っていってるんですね。年々減っていってます。6,400万から5,300万ぐらいに減っていくわけですね。実際不用額がどんだけあるんやって、金額はあるけども、実際には雪を溶かす除雪剤ですね。そういう資材、そして工事なんかではなかなか余りませんよね。全部使ってますよね。  それで、道路の新設改良についても数字は市単はどんどん減っていますよね。正直言うて、26年は1億円ぐらいあったんです。27、28、29と3,000万ぐらいずつですよね。ことし30年に至っては1,800万しか予算計上されていないような事実があります。そして、その不用額につきましても、一番大きいのは社会資本整備の総合交付金の言うなれば、国の補助金が少なくなったために減ったというのが多いわけです。  ということになってくると、今実際、毎年修繕費、工事費減少していて、地域の要望が減少してますよね。地域の要望が減少している。そのどっか当初予算1,800万って今申し上げました。今回物すごい切り捨てたということですか。教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。              (建設部長 山本 昇君登壇) ○建設部長(山本 昇君)  道路維持費の毎年下がってきているということでございます。私ども、市道の延長が約2,240キロございます。その市道延長で2,240キロ、橋梁につきましては、1,600キロ、2メーター以上が1,600ございまして、かなりのボリュームがございまして、そのうち、それじゃあその地域要望が減少しているかとなりますと、地域要望は減少しておりません。  ただ、道路維持については、枠配分という形で予算割り当てておりまして、その枠配分の中で他の事業費等もある、そういった要望のある中で、一定予算は減少はしておりますけども、その地域の御要望に何とかお応えできるように私ども努めているということでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  特に気になっているのは、市単道路改良工事、特に住宅団地の場合はこれは水道工事やガス工事と抱き合わせで道路補修がされてきます。順番からいくと、水道を直すから、道路を直すのちょっと待ってねという。ある地域なんかはもう10年間ぐらい、なかなか水道が遅延してまして、工事期間も変更、変更になって、だんだんだんだん、いつになったら道路工事してくれんねんというようなところもあります。これが実態なんですね。ほんで要望を出してもなかなかしてくれない。だけど税金を見るとふえているよね。不用額も多いよね。どうなっているんだという話になってきてるわけです。  そして、財務部長にもう一回、ここで財務部長に確認させてもらいたいんですけど、伊賀市決算において、翌年度繰越金、今数字を述べられました。27年度13億、28年度29億ですか、計上されているのはせめて財政基金へ積み立てた残り、繰越金として翌年度一般財源化されますよね。その次年度の補修予算に前年度予算でもともと削除されていたり、不要となって金額を全面的に優先的にもれた事業に配分してほしいと思っていますが、地域要望に応えるためにもしっかりそういうことをしてほしいんですよね。それはなぜかといいますと、市長が説明に来られて、予算がない、予算がない。だけど、繰越金もあるじゃないですか、不用額もあるじゃないですか、というふうに市民は思っているんです。それをどう思われるか、ちょっと財務部長教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。              (財務部長 百田光礼君登壇) ○財務部長(百田光礼君)  今、中谷議員がおっしゃいましたように、不用額につきましては、その年度では不用額として決算しておりますが、次年度やまた将来にわたる貴重な財源として、その一部を財政調整基金や翌年度へ繰り越しています。  それと、今おっしゃっていただいた、その不用額の部分について補正予算のほうでそういう方向へ回せないかということでございますが、今おっしゃっていただいた道路の問題につきましては、道路の安全な通行の確保は市の責務でございますし、道路の修繕は必要であるということはしっかりと認識しております。  ですから緊急性があれば、当然補正で予算措置しなければならない場合もあるかと思います。しかしながら、健全な財政運営を維持するためには国の補助金や有利な起債を使える事業はできるだけ補助事業として実施する必要がありますし、要望箇所が多い場合は、予算もある程度の枠がありますもので、建設部と協議の上、優先順位をつけて計画的に実施していきたいと思いますので、その点についてはちょっと御了解いただきたいと存じます。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  今、財務部長がおっしゃられました。ちょっとですね、ことしの30年4月にちょっと変わってきています。今までは新設の改良工事に補助がどんどん出てました。しかしながら、長寿命化、道路の長寿命化ということで、新しい国交省の指針が出てまいりました。その公共施設等適正管理推進事業債(長寿命化事業)における登録事業の取り扱いという通達が来ています。このことについて、ちょっと内容を知っておられたら、財務部長教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。              (財務部長 百田光礼君登壇) ○財務部長(百田光礼君)  公共施設等適正管理推進事業債というのが正式な名前なんですけども、こちらのほうは、公共施設等の集約化、複合化、老朽化対策等を推進することを目的とした地方債で平成29年度、去年から制度化されております。それでその中の1つのメニューとして、長寿命化事業というのがありまして、道路の舗装や道路標識の修繕にこの起債が使えるということになっております。  なお、29年度で対象となりました道路はアスファルト舗装の道路のみやったんですけども、ことしの4月から加えてもっと簡易なアスファルト舗装や道路の側溝の修繕にも使えるということに対象が拡大されております。  この事業への充当率なんですけども90%で、交付税算入率は財政力指数にもちょっと関係するんですけども、およそ35%となりまして、およそ合併特例債の半分ぐらいの算入率となっておりますので、また合併特例債の代用として今後活用していく必要があると考えております。  ただし、起債の活用につきましては、国土交通省が示す管理方針に沿った個別施設計画の策定が必要となっておりますので、道路部局と協力して活用できるように進めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございます。これは国交省が出しているやっぱり長寿命化、やっぱり今、新設じゃなくて、今までの既存の道路を修繕するのにしっかり予算を充てていこうということです。  ぜひとも伊賀市はすごい延長距離、2,248キロですか。それぐらいあって、市道の改修率って26%ぐらいでしょ。国・県、大体90%ぐらい改修率やっているのに、26%ぐらいしかやってない。特に住宅団地なんて、なかなかやってもらえない。今、申し上げましたように。これ、ぜひとも計画自体も簡易なものらしいです、聞くところによると。そんなに難しい計画ではありませんので、ぜひとも頑張ってつくっていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。  ちょっと時間がなくなってきました。次の質問に行きます。  現在の福祉センターの状況と伊賀市の今後の方向性についてよろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  答弁願います。  中谷君、もう少し詳しく質問お願いします。 ○18番(中谷一彦君)  もう一回言いますよ。現在の福祉センターの状況と伊賀市の今後の方向性についてって聞いているんです。
    ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  失礼いたします。健康福祉部、田中でございます。申しわけございませんでした。  現在の保健福祉センターの状況からまず御答弁させていただきたいと思います。上野中町にございます上野ふれあいプラザ、このふれあいプラザも含めまして、伊賀市内には市民の福祉増進や健康の保持増進を図るための保健福祉センター等がございます。センターによって、介護保険法によるデイサービス事業所がそのセンターにあるというセンターとか、子育て支援センターがあるセンター等々、そのセンターによって入っている機能というのはばらつきがあるのが現状でございます。  ただ、伊賀市社会福祉協議会が設置しております地域センター、従来のあの支所でございますけども、この地域センターにつきましては、上野ふれあいプラザを含めまして、市内に6カ所、それぞれの地域に設置をしておりまして、地域福祉コーディネーターが常駐し、地域の課題解決に向けた支援を行っております。  それで、今後の保健福祉センターの考え方でございますけども、原則、現在保健福祉センターに入っておる機能というのは、そのまま存続をしていく方向で考えております。ただ、青山保健センターに設置しております地域包括支援センター、市の直営でやっておるセンターなんですけども、地域包括支援センター南部サテライトにつきましては、市の青山支所に移転をさせていただく予定でございます。  それと上野ふれあいプラザ内の上野地域センター、相談機能でございますけども、こちらについては社会福祉協議会の本部機能の移転とあわせまして、現在移転先として協議を進めております旧消防本部庁舎と一部南庁舎に移転させていただく方向で協議を行っております。各種団体の活動場所等々につきましても、旧消防本部庁舎と南庁舎に移っていただく方向で考えております。  以上でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  ちょっと伊賀市の地域福祉計画、安住の地域づくり総合相談支援システムの構築って書いてました。そして仮称として福祉総合相談支援センターの設置、運営について検討していきますと書いてあるんですけどね、これっていうのと今言われた、今の福祉センターとの関係はどうなっているんですか。ちょっと教えてもらえますか。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  福祉総合相談の関係でございますけども、先ほど申し上げました地域包括支援センター、市の直営でやっておるセンターでございますけども、市内に3カ所ございます。中部、こちらがこの本庁内にございます。あと先ほど申し上げました地域包括支援センターの南部サテライト、青山でございます。東部サテライト、いがまち保健福祉センターにございます。  そちらのほうの機能としまして、福祉の一時相談窓口という機能を持たせておりまして、現在事務所で相談を受けることもございますけども、御連絡いただきましたら、御自宅等に訪問をさせていただきまして、相談を受けることもございます。そういったことで、総合相談窓口、一時相談窓口につきましては、地域包括支援センターが担っております。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  よくわかりました。これは名前が福祉総合相談支援センターというのは仮称になっているけど、位置づけとしては地域包括支援センターというようなイメージでいいんですよね。わかりました。  それで、ちょっとですね、各この福祉センターに行きました。そのときに特に阿山に行かさせていただいたときに、ここに普通、車で来ることだけを想定されているのか、福祉センターという人は車に乗れない人も来れるように行くのが普通じゃないですかと。バス停を見てました。少し4月に改定されたらしいです。ですけども、ちょっとつなぎ方が悪いよねというふうなものがあります。それはちょっと、どのように支所が対応したのか教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  阿山支所長。        (阿山支所長兼地域振興総括監事務取扱 居附秀樹君登壇) ○阿山支所長兼地域振興総括監事務取扱(居附秀樹君)  阿山支所の居附でございます。どうぞよろしくお願いします。  ただいま、阿山行政バスの巡回車の4月に行いましたダイヤ改正についてというふうなことで御質問を頂戴してございます。阿山支所につきましては、現在管内の行政サービス巡回車につきましては、現在2路線で7便ずつの運行となっておりまして、その全てが阿山支所前という停留所がございまして、そこから福祉センターへの利用というふうなことになっております。  本年4月からの阿山行政サービス巡回車のダイヤ改正を行うに当たりましては、昨年8月に阿山支所管内の住民自治協議会連絡会におきまして、ダイヤ改正のたたき台となります素案を提示しました。その後、各住民自治協議会を単位とした運営委員会や区長会において素案を説明し、地域から頂戴しました御意見を反映してダイヤ改正案を作成しました。  その後、11月に伊賀市公共交通活性化再生協議会阿山地域部会、12月には伊賀市公共交通活性化再生協議会で承認をされ、3月の市議会において可決いただいたところでございます。また行政サービス巡回車新ダイヤのPRとしましては、阿山中学校へ出向き、高等学校の通学手段としての利用を呼びかけたところでございます。  今回のダイヤ改正におきましては、これまで阿山支所を発着点として、単独で運行しておりました5路線から阿山支所管内及びJR新堂駅や近隣のショッピングセンターなどを巡回して運行する2路線としたことによりまして、1便当たりの運行距離が伸びたため、三重交通バス玉滝線との乗り継ぎ等が悪い時間帯もございます。そのことに伴う利用者からの御意見も聞かさせていただいておりまして、現在阿山行政サービス巡回車のダイヤの一部改正について検討を進めているところでございます。  つきましては、9月のダイヤ改正を目標として市民の皆様に御利用いただきやすいダイヤとなるよう進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  僕は阿山の保健センター、福祉センターに行かせてもらって、状況を見せてもらいました。この地域包括支援センターがいがまちにできたもんで、やっぱりそこで相談窓口も本当にいらっしゃらないみたいな感じでした、行くとね。もうデイサービスがどんとあって、子育てセンターがあった。  ほんで、いがまちのに行かせてもらうと、物すごいにぎにぎしくやっておられました。いろんな相談で、デイサービスもされておりましたよ。しかし、本当に物すごい行って何か元気が出るような雰囲気でした。やっぱり地域包括支援センターはそうあるべきなんでしょうね。いろんな人が立ち寄れるような雰囲気にすることによって元気をもらえたり、そこでいろんな相談もできるというようなことなんでしょう。ぜひともその仕組みをしっかりつくっていただきたいと思ってます。  だけど、そのときにやっぱり車で乗れない人が行けるような仕組みというのが行政バスと連携しないと絶対だめなんですよね。そこの行政バスからやっぱり路線バスにどうつなげていくか。ここに来られた人がここに相談して、次どこへ行きたいかということをイメージする路線やないとあかんですよね。買い物に行きたい、病院に行きたいとか、そういうものが結びついているような方向性を見出してほしいんです。  僕はこのときに何で阿山、僕も阿山のことは全くわからないですよ。わからないけど、バス路線をずっと見てたら、行政バスの運転手の方がお声をかけはりまして、なかなかつながれへんねや、これって。表見ていってという話になって、三重交通のバスの路線を見にいっといでという話になって見せてもらいました。そしたら今、支所長がおっしゃったように、あれこのバス、着いたらその前にもう路線バス出発してしまっているよね。どれぐらい待たなあかんの。こんなつなぎの悪いのだめですねというお話をされました。  そしてお聞きしたら、便数もふやしておられるんですよね。今言われたように。14便ってすごい便を出されておるにもかかわらず、そういう御不満が出てくるというのはやっぱり使われている方の意見を求めるというか、そういうのが大事やなということでございます。ぜひともその辺、改善していただきますように。  最後になりますけども、青山の支所、どのような進捗状況を教えてください。お願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  青山支所長。        (青山支所長兼地域振興総括監事務取扱 澤田之伸君登壇) ○青山支所長兼地域振興総括監事務取扱(澤田之伸君)  青山支所の澤田でございます。  お尋ねいただきました青山支所の進捗状況でございますが、施設移転予定地は現在地の木津川対岸にありまして、近鉄大阪線青山町駅から直線距離で250メーターのところにあります青山北部公園の北側の市有地に予定しております。現在体育館が建っておりますが、それを取り壊し支所を配置する計画でございます。  支所には先ほど健康福祉部長も申しておりましたが、地域包括支援センターの南部サテライト、そして阿保地区市民センターとその会議室、公民館及び図書室が入る予定となっております。  また、支所まで青山町駅からバスを延伸する予定をしております。そしてバスの待合所としても活用する予定であり、そのため支所前には駐車場以外にロータリーも計画をしております。現在の支所及び阿保地区市民センター、公民館及び図書室は撤去の予定でございまして、跡地については駐車場や公園の配置を計画をしております。現在の進捗状況でございますが、設計内容の庁内最終協議中であります。また地元協議につきましては、地元の自治協の役員の方から御要望をお聞きしている状況でございます。庁内協議が終了しましたら、9月議会以降で補正要望し、年度内に測量、設計業務を発注したいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷一彦君。 ○18番(中谷一彦君)  支所の移転に伴って、地域包括支援センターがそちらに入るということです。本当に地域包括支援センター、今申し上げましたように、いろんなものが集まるところにおればいいわけですけど、支所という機能のところの1つのモデルかもわかりません。  しかしながら、今の地域、今の青山の福祉保健センター新しいものです。これ民間に譲渡するというお考えかもしれませんけど、なかなかこれ難しいなと。使い勝手、この後の残った施設をどういうふうに利用するかというのも早く一緒に検討しておかないと、最後にお荷物になってしまうかなと思っております。ぜひとも検討をよろしくお願いしたいと思います。  これで私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって、中谷一彦君の質問を終了します。  続いて質問順位第18番 田中 覚君ですが、質問に際しパネル使用及び資料配付の申し出があり、議長において許可しておりますので、御了承願います。それでは田中覚君の質問を許可します。  田中覚君。               (12番 田中 覚君登壇) ○12番(田中 覚君)  どうぞよろしくお願いをいたします。最終日となりますと、今までに随分と重複する内容がございましたので、角度を変えて質問をさせていただきたいとこのように思っております。  岡本栄さんが市長になって、市民がまたこの伊賀市に通勤なり通学される皆さんが、観光などでお越しをいただく皆さんが、そして移住で移住されてきた皆さんが、例えばこの5年余りのさまざまな施策、これによってその行政の満足度が向上したかどうかということを今回、幾つかの例を用いて検証してまいりたいと思います。  言葉をかえて申し上げるならば、あかんやろとか、しがらみのないとか、あとひと踏ん張りなどの岡本マインドがここにいらっしゃる皆さん方、私たち議員もそして広い意味での多くの市民の皆さん方のその心や意識にちゃんとその苗が活着していっているのか。根が張っていっているのか。そして、きちっと根が張って、分けつをしていこうとしているのか。秋にはたわわに実るその収穫物が、それが来るのかどうかという期待感が見えるかどうか、こんなイメージで質問をさせていただきたいと思うんです。  資料を配付させていただき、パネルを用意させていただきました。大内にあります名阪の上野ドライブインに掲示されていたポスターをちょっと小さくしていただいて持ってまいりました。ここに移住の方々に対するメッセージなんですね。ちょっといいのがちょうどいい。三重県伊賀市として伊賀市の魅力は豊かな自然の中にありながら、程よく便利な生活ができること。こういうふうに書かれてあります。  しかし今回のこの議会で、さまざまな多くの議員の方々からその出たキーワードは危機感ありますか。多く見直しをしなくちゃならんのではないですか。政策の軌道修正を求めます。こういうふうな意見が随分出ているんですよ。市民生活に特に直結するごみや水行政に危機感が欠如しているんじゃないか。ガバナンスの見直しや支所、自治協、そして本庁との関係、また公共施設の最適化に、このあたりの見直しも必要だろう。また芭蕉さんの位置づけなど、多くの軌道修正を求める声が出た。  したがって、これが今の伊賀の姿か。移住者を求める、ちょっといいのがちょうどいのか。程よく便利な生活ができるのが伊賀市の姿なのか。こんな危機感で私はいいのかどうか。こんなことを思いながら具体的な検証に入らさせていただきたいと思います。  地価公示が公表されました、過日。その地価公示を見ておりましたら、伊賀は全体で去年より2.9%、いわゆる伊賀市の値打ちが下がった。このように、ことしの1月1日の地価公示。それが3月の28日に公表された。これで中身を拝見させていただきましたら、例えば当然この丸の内も下がっている。市長がお育ちになった池町も下がっている。私も育った万町や今でもお世話になっている緑ケ丘も下がっているということなんです。もう一度このパネル、移住されて来られた方々が伊賀にだまされたとお感じになるのではないのか。  以前にも、本会議の質問で市長の1つの大きな仕事は伊賀の価値を上げることですよ。こんなことを申し上げた。5年余りの施策の展開でも地価が下落をした。伊賀市の価値が下がった。その責任は市長におありになるのか。いやいや全部はなくっても何割かはおありなのか。そのあたりの御所見をまずお尋ねし、後は自席で質問を続けさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  田中節をお聞かせをいただきまして、この5年間あんたちゃんとやったんかいなというふうにおっしゃっておしかりを受けたんではないかなというふうに思っておりますが。  3月に発表されました公示価格では2.9%下がった。あんたんとこも下がったし、うちとこも下がったというようなことでございます。それは市民が満足してへんからこそ、地価下がっていくんちゃうんかいう話でございますけれども、地価の話をさせていただきましたら、残念ながら下がっていることも事実でございますけれども、これは一人我が町ではございません。上がるところのほうが少ないというのが現在の日本であるということでございます。  それから、私どものパンフレットの中で、そこそこ都会、そこそこ田舎。あるいはいろいろなこと書いてあるけど、これは移住される方を裏切っているんではないかというふうにおっしゃっているわけですが、これ実は書いてあるのはこれ移住されてきた皆さんの感想をいただいた中からピックアップしたものでございまして、実はほかにもございます。  地方に行ってみたいと外部に思わせる魅力を伊賀市に感じたということで移住をされた方がいらっしゃったり、それから現在の職場は市外にあるんだけれども、通勤可能であって、名神名阪のアクセスがいいし、休日は陶芸を楽しむ窯が附属しているので、そういうこともしてみたいというようないろんな楽しみ方、あるいはその特色をもって、この地域に来ていらっしゃっている。  だから、この伊賀というところが、そういう移住をされる方々、あるいは外部の方々に対して、非常によそではできないことができる。そういう土地であるということをしっかりと御認識いただいた方々が移住をしてきていただいている。逆に言うと私たちはそういうところをしっかりとアピールしていかなければいけないということであります。  平成29年度県外からこの町に来ていただいた方は42人、三重県内では一番多かった。県外ではなくて市外の方というのも含めて51人でしょうか。移住をしてきていただいた。だからそういう魅力を感じて来ていただけているわけですから、その魅力を我々はますます認識し、そしてブラッシュアップしていかなければならないのではないかなというふうに思っております。  それと、あんた最初に言ってたらあかんやろとか、それから市民目線とか、いろんなこと言うてたけど、それちゃんと根づいてんの。大変耳の痛いお話でありますし、大変重要な御指摘であろうかというふうに思いますが、私どもがしっかりとそういうことを申し上げてきたし、それをまた市民の皆さんにもしっかりと受けとめていただけねばならないというふうに思っております。  これは、目標が見えるということは大事なことでありますけど、やっぱり日々しなければいけないことを皆さんそれぞれがやっていくということが大事ではないのかな。その結果が出ていくということであろうかなというふうに思っております。  二宮尊徳、二宮金次郎さんがこんな詩を読んでおります。この秋は、雨か嵐か知らねども、日々田草を取るなりというようなこと。要するに我々はその日その日にやっていかなければならないことを認識して、しっかりやっていく。そうすると結果がついてくるということでありますし、我々はそのバックアップをしっかりしていくし、また雨か嵐か知らねどもということもそうですが、しっかりとこういう目標が待っているんですよということを、未来の観点から市民の皆さんにもお伝えしていくことが大事かなというふうに思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。 ○12番(田中 覚君)  移住されていらっしゃった方々の年代を調べましたら、20代、30代、40代、50代の方が圧倒的に多い。60代、70代がぐっと少なくなってくるという内容でありました。したがって、その若い方にとってはひょっとしたらいいのかわかりませんけども、広い意味で、伊賀市を構成する市民にとって、もし私がこのコピーライターとするなら、こんなことを申し上げます。今の伊賀市はほぼどこでもあるような地方都市です。しかし違うところは、あかんやろと過去に決別し、徹底した行政改革を実行しています。二度としがらみのない公明正大で堂々とした伊賀市を建設中です。今はまだぼろぼろですが、伊賀市を構成する多くの市民の皆さん方のお力をおかりして、あとひと踏ん張りです。どうぞ、御参加をください。私にはこういうふうにしたいなと思います。  次の質問に移らさせてください。  NINJAフェスタを用いて伊賀市の観光についての議論がありました。入り込み客4,000人減った。これはそのえらいこっちゃと、ここにいらっしゃる誰かがどのぐらいお思いいただいているか、これが非常に不安なんです。全員がえらいこっちゃと、先ほどの話のように、伊賀市に魅力がなくなったんではないか。こんなことを、伊賀市の価値が下がったんではないか。こんなことをお思いの方はどれぐらいいらっしゃるのかな。  さて、その4,000人の減った責任は岡本市長におありなんですか。一部はおありなんですか。もしくは市執行部の皆さん方の責任とするならば、終わってから1月余り、どんな対応、対策を考え、この約1カ月半の間に手だてを打たれたのか、そのあたりをお聞かせください。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部 智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  失礼します。産業振興部長の服部でございます。  NINJAフェスタの人数が減ったという報告を受けまして、その後、実行委員会のほうでさまざまな意見等も出し合いまして、現在検討しているところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。
    ○12番(田中 覚君)  一事が万事だと思うんです。4,000人も減って伊賀の価値が下がって、今検討してます。してるところです。実行委員会集めて。そんな話なんさな。  ここに資料を頂戴しました。伊賀市のシティプロモーション推進支援の業務委託で、NINJAフェスタの東京の、先ほど中谷議員のほうからもお話ありました恩賜公園での効果の検証の報告書、そして同じく天神橋筋商店街の効果の検証の報告書、これ2冊ありまして、なかなか興味深いですよ。記載していただいているものを少し紹介させていただきます。  まず、その東京のほう、上野の恩賜公園のほうなんですけれども、当日御参加いただいた方、全体の88%知らんかった。ここでそういうイベントをしていることが。つまり通りすがりの方が参加した。人数は多いけれども、そんなこと。そして、次に興味深いのが忍者と聞いて、思い出す地域はどこですか。甲賀を抜いてやっぱり伊賀。甲賀、伊賀を足すと72%ぐらいになってくるんです、全体の。甲賀、伊賀で72%、忍者といったらそう思う。  次のそのアンケートです。NINJAフェスタを通じて伊賀市を訪れたいと感じた人が42.9%いらっしゃったという。70%余りが忍者と聞くと伊賀と甲賀。大体同じくらいの数字で伊賀のほうがちょっと多いですけども。東京の上野恩賜公園でやっていて、通りすがりに訪れた人が、ああNINJAフェスタおもしろいな、伊賀に非常に興味を持って、その中で訪れたいという方が約その43%の方がいらっしゃった。非常に興味がある。  そうすると、私なら伊賀と甲賀を密接に連携し、呼び込む段取りをかけていく。それが先ほどのこの地元上野でやっている春の風物詩でやっているNINJAフェスタと連携するならば非常におもしろい展開になるのではないか。こんなことを思いました。  天神橋筋、これもおもしろいです。チラシや友人、区の広報誌でNINJAフェスタを知っていた方が約90%に及んだというんです。上野の恩賜公園と全く逆なんですね。ここでも伊賀市を訪れたいと思った来場者数、もともと90%の方がNINJAフェスタがあるということで興味を持っていた。もしくは仕入れてきてた。そしてお越しをいただいた方の95%は伊賀市に来たい、思いっきり来たい、行きたい、ややそう思うというふうなことで、非常に関心を示されたということなんです。  これ一定の効果なんでしょうね。一定の効果があって、いよいよ私はもう一度ここで言葉を使わさせていただくと、NINJAフェスタなり、観光の手法、やり方を見直して、今までは外へ発信をしようとしていたけれども、いよいよそのメッカである、その中心である、もともと元祖である本家である、この伊賀市にどうぞ来ていただこうという仕掛けが必要ではないか。こんなふうに思いますが、担当部長いかがでしょうか。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部 智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  失礼します。ただいま言っていただきましたとおり、いろいろ東京のほうでも大阪のほうでも興味を持っていただいている方がたくさんお見えということでございます。そういう方々をいかにこの伊賀に来ていただくかというその辺のところが、これまでなかなかできてきていない。  そのとおりだと思っておりますので、今後しっかりと、もう1つ東京のほうでも食材フェアのほうもやっております。その食材フェアの中でも、しっかりとこの伊賀にその食材を使っていただいているシェフの方とか、そういう方も来ていただくというようなこともことし考えさせていただいているわけでございまして、そういう意味でもしっかりと東京でも大阪でも、この伊賀に来ていただく。そういうどこの旅行代理店がいいのか、ようわかりませんけども、そういうところとコラボできるんならコラボさせていただく中で、しっかりとこの伊賀に来ていただく、そういう仕組みをつくっていくことがこれから大事だと思っております。  また、それともう1つ、きのう市長もこの議会の中でも申しておりましたけども、やはり来ていただくに関しましてはやっぱり来ていただく覚悟というのをしっかりと市民の方々にも持っていただけるような、しっかりと市としても取り組みもしていかなければ、受け皿がしっかりとできていない中で来ていただくというのもなかなか難しいと考えておりますので、その点につきましては、しっかりと市内にもアピールしながら事業を進めてまいりたいと考えておりますので、また御協力のほうも1つよろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。 ○12番(田中 覚君)  御担当、お変わりになって間なしでありますから、少し肌に感じる部分が違うんだろうというのは否めません。しかし頑張っていただきたいと思いますが、もう1点、先ほど私が提案した甲賀市と伊賀市の連携を密にすることによって、日本全体の忍者というイメージが70%余り、この伊賀の北半分というのかな、北側で完結されると思うな。そのあたりの甲賀市との連携をどのように考えているんだろう。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部 智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  先日も伊賀・甲賀の甲賀市長との中でしっかりと協議会をつくっておりまして、その中で連携をさせていただいております。今後ともしっかりと連携して両市ともにいろんなところから忍者にまつわる方々に来ていただけるように取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、また御協力のほうもどうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。 ○12番(田中 覚君)  デロイトトーマツのコンサルタントのデータを引用させていただきました。結構おもしろい数字。そうすると、今までの感覚をも大事なんだけれども、せっかくのその委託料を払って、すばらしい情報をいただいたわけですから、十分解析し、打つ手は打つ、引く手は引く。さらにその頑張るところは頑張る。そんなことで施策の展開をお願いしたいと思います。  もう1つの次にえらいこっちゃということで、四十九新駅の乗降車数が大きく見込みを下回っているんですよ。当初、平成27年の12月1日、どのぐらい乗降車数が見込めるんだろうと全員協議会で御報告いただいたのが1日に1,094人であろうと。しかし、平成28年の6月15日に変更してまいりました。そんな多くないよねという指摘の中で、マイナスの682人で1日に412人乗ってくれるということを伝えていただいた。  いよいよ四十九の駅ができ上がりました。現在1日に150人。大きく見込みを下回ったのは市長の責任ですか。そして下回った、えらいこっちゃと誰かがお思いでしょうか。そして対応・対策は誰かがお考えでしょうか。そのあたりのえらいこっちゃの対応についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  企画振興部、宮崎でございます。  議員御指摘いただきましたとおり、伊賀鉄道再構築実施計画、これ策定時におきましては、平成30年度の四十九駅の乗降車数を1日当たり412人というふうに想定をしております。  その積算内容としましては、新庁舎の開庁を前提といたしまして、1日当たりの片道推計ということでは、地元の居住者が29人、それから市役所や病院、スーパー等へ来られる沿線住民を130人、それから市職員の通勤等を見込んで53人、合計212人。それからこれが平成27年につくったもので想定したものでございますので、30年度までの人口減少を考えて210人の往復の人口減少分ということで412人という算定をさせていただいております。  今の実績が150人というようなことでございますけど、新庁舎が開庁していない。また、ことしの3月17日にオープンしたばかりの部分、こういうところもございまして、今、議員がおっしゃいました412人が150人、えらいこっちゃというようなところには至ってないんだろう。これはやっぱり新庁舎の開庁を待って算定している数字だということで御理解をいただきたいと思います。  ただ、再構築計画に掲げました数値目標の達成に向けましては、今後沿線企業等へのPR、それから新庁舎、病院等への公共施設のアクセスを視野に入れた行政バスルートの見直し、ダイヤ改正、さらにはパークアンドライドを進めるために、駅周辺の駐車場整備などいろんな取り組みを進めてまいりたい。こういうふうに考えているところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。 ○12番(田中 覚君)  危機感がないですね。新しい庁舎が開庁されるに合わせて見直していこうという、その例えばしらさぎ号、どのように見直されようとする方向性をお示しをください。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  しらさぎ号の見直しルートにつきましてですけれども、今現在検討しているところでございますが、入るルートを駅の四十九駅の前を少し通って、南から東へ向かうルートというのは少し設定がバスの待機場がないので、非常に困難になっております。したがいまして、ちょうどそこから東へ出たところの路線、ちょうど森下弁柄さんのあるあっこの交差点、あそこら辺を通過するルートと、もう1つ可能かどうかということも現在検証中なんですけれども、逆に東から南、市民病院側へ入っていけるルートを、あそこには少し待機場といいますか、四十九駅の部分に待機場がございますので、そこを入っていけないかどうか。現在そういうルート見直し、それからダイヤの編成等々を検討しているところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。 ○12番(田中 覚君)  実はつぶさに検証させていただいたんです。伊賀鉄道の休日はともかくとして、平日のダイヤ、しらさぎ号のダイヤ、つまり余り市民生活にとって便利なようなダイヤ編成ではない。先ほど中谷議員もおっしゃっていただきましたけれども、着いたら出てる、出てたら着いてるみたいなところの部分も多く見られます。  伊賀鉄道は昔のように約30分に1本、下りは下り、上りは上りで通過してる。つまり1時間だけとってみると、四十九の駅に4つの電車がいるんですよね。それに対して、しらさぎ号がきちっと連携していない、タッチしていないというのが大きなポイントなんですよ。  そうすると中心に四十九の駅、病院、もしくは今度できるその新庁舎に人がアクセスをしようとしたときに、1つはしらさぎ号がありますね。1つは伊賀鉄道がありますねということで、1足す1を3にしていく努力が必要。そのことをいち早く見直して、例えば1月1日の開庁に間に合わすというけれども、別に1月1日に間に合わすこともなく、10月でもいいし9月でもいいし、一日も早く見直すことによって、市民の行動、動き、流れが非常に便利になっていくことを、ここで申し添えて要望しておきたいと思います。  事がさように市民生活にかかわるもう一つの部分の満足度、例えばその斎苑。過日私の父親の弟を送りましたけれども、何か3号機が調子が悪いという話をそのときのおじの骨拾いのときに聞かせていただいたの。5月4日でした。それ以降も何か3号機は調子が悪くって、トラブルがあって十分に市民サービスができなかったというふうなことを聞かせていただいた。  そうすると3号機調子悪い、ほおっと思いながら、過去のそのメンテナンスにかかわる工事の内容を調べさせていただきました。そうするとやっぱり3号機のバーナーの修繕であるとか、調整弁の取りかえとかセラミックの張りかえとか、平成25年、26年、27年あたりで結構やっているんですよ。金額もそこそこの金額が出ている。これ3号機だけなぜ悪いのかな。市民生活の一番大事な部分に迷惑かけている。  つまり発注そのものが悪いのか、受けた業者が悪いのか、検証することができないのか。いやもう少々の手直しではこの施設はもうぼろぼろなので、市民のニーズ、満足度に応えられるものではないんですよと。こういうことなのか、一体どうなのか。私のおじのときにはきちっと対応していただきましたけど、その後に何かトラブルあったというふうに聞かせていただきます。そのあたりについての御所見をお尋ねしたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  人権生活環境部長。            (人権生活環境部長 田中克典君登壇) ○人権生活環境部長(田中克典君)  失礼します。人権生活環境部、田中でございます。  議員、今お尋ねのありました斎苑の状況でございます。御指摘のあった火葬のふぐあいというのは5月18日に7体の遺体を焼く日でございましたですけども、6体目の遺体を焼いておりますときに、火葬を行っておりますときに、3号炉のふぐあいが生じまして、煙がかなり出たというところで、施設を一時とめさせていただいたという事象がございます。その後1時間余りで復旧はしたんですけれども、先ほどからおっしゃっていただいてるとおり、3号炉につきましては、この数年、特に燃料の噴出の部分とその炉の中の部分ということで、修繕のほうかなりやっております。  今、年に2回、全体の火葬の点検をする機械の1回目が終わっているんですけども、そのときの調査を今確認しておりまして、3号炉につきましてはもう早急に今は順調に火葬はしているんですけれども、大規模な修繕が必要かどうかにつきまして、確認をしておりますので、対応をさせていただきたいと考えております。  それと、なおこの施設につきましては、建築後29年ということで全国的に見ましても相当古い施設ということになっております。3号炉だけでなくて、全体的な施設の点検と将来的な大規模修繕についても検討を今させていただいております。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。 ○12番(田中 覚君)  大きな流れはわかりましたが、私は申し上げているのは、お聞きをさせていただいてるのは、その3号炉が前々から悪いと言われてた。前々から何度となくお金をかけて税金をかけて修繕をしていた。その点検はちゃんと、検証というんですか、ちゃんと治ったということは市はしたのという話。十分に使われたその修理費は満足だったのかということ、これ聞いているの。 ○議長(岩田佐俊君)  人権生活環境部長。            (人権生活環境部長 田中克典君登壇) ○人権生活環境部長(田中克典君)  失礼しました。今おっしゃっていただいたように、点検、修理の工事については満足といいますか、十分していただいたというふうに捉えております。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。 ○12番(田中 覚君)  ならば、例えば平成25年に約200万円のお金を使って修繕工事をした3号炉、明くる年、約50万円のその後約120万円の工事をして、3号炉ばっかり直しているんですよ。これ十分な修理が完結され、そして今部長がおっしゃられたように5月の17日ですか、市民の方に御迷惑をおかけしなくてよかったんじゃないか。このように思うの。ずっと3号炉じゃない。なぜこの3号炉だけきちっと直らないの。直せない業者に頼んでたの。業者がだめだったの。市の点検がだめだったの。一体から原因はどこにあるの。 ○議長(岩田佐俊君)  人権生活環境部長。            (人権生活環境部長 田中克典君登壇) ○人権生活環境部長(田中克典君)  この点検につきましては、火葬炉の管理会社に発注をしておりますが、あわせて炉の製造メーカーにも関連して協力もいただいておりますので、技術的に直せなかったとかいうことではないんですけれども、何せ古くなっておりますので、そのときには火葬するには十分な修繕はしたと思っておりますが、予期せぬ、特に燃料の噴出口の部分がどうしても経年劣化で、すすがたまったりするということがあるというふうに聞いております。ですので、点検自体は十分できているとは思うのですが、これからも古いということが原因で何か起こるということは考えられるところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。 ○12番(田中 覚君)  5月4日に、うちのおやじの弟がお世話になりました。この時点でも3号炉の調子が悪いんだよね、こんなお話を聞いていた。そんな旨も人権生活環境部のほうにもお伝えした。資料を取り寄せると3号炉にやたらと多くのお金がいって税金が投入され、十分な修繕ができていないような資料を頂戴した。もう少し真摯に向き合って、私たちの税金を使う。使ったからにはきちっとした成果物をもらう。そんな姿勢が大事。  そういうことを含めて、パートナーであるその業者の方と十分な検証を行い、過不足があるならば、不足の分だったら頑張ってもらう。十分足りるものであれば、それはそれでいい。こういうふうな凛とした姿勢をお持ちをいただくように心からお願いをしたいと思います。  最後に、不祥事の対応について、お尋ねをさせていただきたいと思います。  もう御案内のように、伊賀神戸の駅前のバスの転回場のことで物議が醸し出されました。本会議でも議論させていただき、要は交渉の記録がない。記憶が定かでないということから、百条委員会が設置され、議会として百条委員会の設置とともにさまざまな方にお話をお伺いをし、そして百条委員会としても検証をさせていただく。こんな流れをしてまいりました。  つまり、もう少し申し上げるならば市長が当時の支所課長を通じて、当時の担当の次長に神戸の駅前の混雑を解消、緩和する方法はないのかと強く要望されているので検討するようにという天の声がおりた。それで、職命でありますから、走り回ってということ。  つまり事の発端は行政から出ているって話。行政が交渉記録もなく、記憶も曖昧なまま指摘されたように少し高額な単価で市民の税金を無駄遣いしたのではないんですか。こういうふうな指摘だったんですよね。  そこで、私、田中が把握させていただいている目に見えた税金の支出という意味では、百条委員会が設置されて、そのときに参考人でお越しいただく方のその旅費、議事録を翻訳するための翻訳料、そのあたりが議会から実は支出をされています。細かい数字で39万5,556円、約40万円のその税金が実はこの百条委員会の設置とともに使われた。  もう1つは百条委員会に御報告いただいたんだけども、建設部が改めて執行部のほうから言われてもう一度鑑定を取るように。このように言われて、その鑑定を取られた。その金額が約30万円弱ぐらいかなというふうに聞かせていただいている。ざくっと40万円と30万円弱、まあまあ70万円弱ぐらいのそのお金、いわゆる税金がこの百条委員会に、いや神戸の駅前のバスの転回場の施策のやっていこうということに対して、使われて実はもう契約も解除になって、今はその場所を使っていない。短期間の間に、この約70万円のお金が無駄に支出させている。市民の税金が。  そこで先ほど甲賀の話ばっかりしますけれども、去年の10月に衆議院選挙で開票のときに甲賀の市の職員が不正を働いたという方。その不正のときの経費なり再発防止の経費、約360万円がこの議会に甲賀市の議会に出てて可決されるであろうということ。市長や特別職を加えて管理職200名以上が減給をして、その360万円を市民に覆いかぶせることなく、自分たちの責任という危機感のもとに条例改正を出された。金額は360万に対して70万円に満たないかわかりませんけれども、市、市長の姿勢として、もしくは市の幹部職員の姿勢として、この甲賀の対応をごらんいただいて、そして伊賀の対応をどのようにされるか御所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  甲賀市の具体的な例をお出しいただきましたけれども、例えば千葉大病院の話も最近ございました。これはがんの報告を見落として2人が死亡された。これは読影に読み取りに不備があった。あるいは組織として明らかに瑕疵があったというわけでありますから、これは組織としてしっかりと責任をとるということであろうかというふうに思いますし、甲賀市さんの場合もその組織としての責任ということであろうかというふうに思っております。
     今、それとは違って神戸の駅前の件について例示をされてお問い合わせをいただいておりますけれども、これは私どもとしては諸法令、それからさまざまな決めごとに対して、これは違法なものであるというふうには認識をしておりませんし、そのようなことはないというふうに信じております。  ただ議会の皆さん方が、これは調べる必要があるということで百条委員会をお開きになった。これは当然のことであろうというふうに思いますし、それは議会としての責務であろうというふうに思っております。それにかかる費用というのは必要経費であるということでございましょう。  それから不動産鑑定をもう一度取ったではないかと。これも無駄になっているのではないか。無駄なことではないかというふうにおっしゃいますが、これは私どもはしっかりと説明責任を果たすために取ったわけでありますので、必要なことでございますので、おっしゃっていただくようなことではないというふうに思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。 ○12番(田中 覚君)  法律に抵触するかどうか、こういう議論じゃなくて、あえて百条委員会が設置をされたということにえらいこっちゃと思うかどうか。そして、本来ならば使わなくてよかった。事前にきちっと契約要綱に従ってやっていれば、あえて百条委員会で要らない経費を使わなくてもよかった。そのことに対しても、えらいこっちゃ。こういうことを思うかどうか。  話をぐるっと戻りますけれども、移住されてきた方々が伊賀市の行政を見たときに、だだぼたやな。何なんやというふうに思われるのが実は一番伊賀の魅力を損なう部分であると思います。  先ほどの市長の御見解を50歩後ろへ行って、議会は百条委員会の設置、それはわかった。それは私たちがやったことです。しかし再鑑定はあえて問題が起きたときに再鑑定をした、この経費はいかがなもんか。最初に契約するときに鑑定を出してあれば、それは必要な経費なんだろう。しかし問題があって、百条委員会で多くの議論が出て、それで再鑑定に及んだ。これについては、あえて最初にこの5年前のその鑑定評価で行くというのなら、そのままでよかったんだろうけど、そうじゃないということは、たとえ30万円弱でもあっても無駄な経費の支出ではないか。このように思いますが、もう一度御所見をお尋ねしたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  私どもはさまざまな事業を行うときにしっかりとした精査を行い、根拠を持って行っているわけであります。そしてその中で皆さん方に疑念が抱かれたということは大変遺憾に思うところで私どもとしてはあるところでありますけれども、そのためにも皆さんがそうした百条委員会を開き、そして検討をいただいた。そして私どももさらにしっかりと皆さんに説明責任を果たすために鑑定評価を取ったということでありますから、これは当然のことだろうというふうに私は思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  田中 覚君。 ○12番(田中 覚君)  冒頭、申し上げました。やっぱり公明正大に正々堂々と、この姿勢が私は一番大事なことなんだろうと、このように思っています。したがいまして、さまざまな指摘もありましょう。さまざまな疑念も抱かれましょうけれども、軸だけはぶらさないように心から期待して質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって、田中 覚君の質問を終了します。  続いて、質問順位第19番 嶋岡壯吉君の質問を許可します。  嶋岡壯吉君。               (11番 嶋岡壯吉君登壇) ○11番(嶋岡壯吉君)  こんにちは。11番かがやきの嶋岡でございます。ただいま議長に質問のお許しをいただきましたので、通告に従い質問を始めさせていただきます。  1年ぶりとなりまして、またオーラスでございますので、少し緊張をしております。あと少しの間おつき合いを願いたいと思っております。  本日は所有者不明の土地に関する対策、高齢者の交通対策、獣害対策の3点についてお尋ねをいたします。  まず第1番目として、所有者不明の土地の対策についてお伺いをいたします。所有者不明土地問題研究会が昨年発表した推計では2016年時点で面積が九州の面積を上回る410万ヘクタールで、2040年には約720万ヘクタールに膨れ上がり、この間、経済的損失は6兆円を上回ると言われております。  これ所有者不明がほんまかどうかという話もございまして、尋ねた人がおるそうでございまして、それには所有者不明の土地はほとんどありませんと言われた人もおられます。これは登記上の問題でございまして、日本にはそういうことはない。なぜかいいますと旧満州人とか樺太に本籍があった人は相続ができない。それ以外の人は全て所有者がわかっております。  ところがそうなんですけども、現実に今税金を払っていただいて相続されている人でも3代前とか2代前に明治の人の名前になっているやつがございます。見たこともないような人の名前でありますんで、それをじゃあ登記をやり直すとなりますと、すごいお金もかかります。ということでございますんで、それをつかむということは非常に難しいとは思いますけども、伊賀市にもそういう場所があると思いますんで、どのぐらいの数量なのか、わかる範囲でお答えを願いたいと思います。  後は自席で質問させていただきます。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。              (財務部長 百田光礼君登壇) ○財務部長(百田光礼君)  市内に持ち主不明の土地はどのぐらいありますかというお尋ねでございます。免税って今、課税されていない土地もございますので、詳細に把握できているかどうかもわかりませんが、平成29年度の課税データでちょっとお話のほうをさせていただきたいと思います。  平成29年度で所有者の住所等が不明で公示送達しているもの、また相続放棄等で相続人不存在となっているものも合わせますと、土地に関しましては筆数で約1,160筆、それから台帳面積で約0.59平方キロメートルで全体の台帳面積の0.15%となっています。  この0.59平方キロメートルなんですけども、具体的に言いますと、今の市役所が建っている上野丸之内という地区があるんですけども、そこが大体0.52平方キロメートル、東からいいますと郵便局、西でいきますと崇広堂ですね、南がハイトピア、北は上野公園、そのぐらいの土地がよりまた一回りぐらい大きな土地が不明ということになる計算でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  嶋岡壯吉君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  そう考えますと、伊賀市は不明土地が少ないんかなと思わせていただいております。しかし実際はなかなか難しい問題でございまして、例えば市外に住んでて伊賀市に土地を持っている方でございますけども、この人は登記上は本人ではございません。相続を受けたということで、実際には登記上の名前はさっきも言いましたように2代か3代前ということもあり得ます。  それで、環境問題が例えば発生した場合、本人に連絡しても当初相続を受けたころは時々その土地を見にきているようでございますけども、もう5年も10年もたつと、結局だんだん足が遠のいて、来られなくなる。そうしますと、どこの街もそうですけども、クリーンデーとかで、街の掃除をするときに、その雑草が茂って環境問題が発生してにっちもさっちもいかないということが多ございます。連絡をとってもなかなか返答もくれない。  税金も同じでございまして、これ税金を請求すると私は相続はしたけども、登記をしてないからということで連絡をくれない人もおります。やらなきゃ税金払わんでいいから楽ですよね。そういうこともございますんで、これはやはりちゃんと調べてやらないかんのですけども、実際は登記をするのにもお金がかかる。その土地が登記料よりも安ければなおさらのことです。  こういうことをしておりますと、じゃあほんまにこんなんでいいんか。これがだんだんだんだんふえてくる。人口が減って、お年寄りがふえるということはそのお年寄りが亡くなれば、結局誰も管理しない土地が生まれてくると思います。  それで1つ例なんですけども、広島県の東広島市で調査したらしいんですけども、大体所有者や管理者が特定できる人、約1,900名ぐらいに手紙を出して調べたら約半分の約1,000人分ぐらいの回答があったそうです。それでその管理者がほとんどが60歳以上で、これが7割おられるそうでございます。市外に在住する人が半分以上おる。これでしたら、ほとんどが市外の人が市内の土地を持っている。何かあったときになかなか行動を起こしていただけないということでございましたんで、いろいろ検討して、次へ進めていくことも検討されているらしいんですけども、一隻一丁に片づく問題ではないと思います。  今、法律のほうもいろいろ検討していただいてまして、国土交通省の地方で空き家や空き地がふえて、これ困っておる。減らすために買い手を見つけるのが非常に難しいということで、物件の取引は市町村長が仲買する制度を2018年度、ことしなんですけど、今年度に新設するという方針を立てられているそうでございます。新設する制度について、わかる範囲でお答え願いたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  御答弁願えます。  財務部長。              (財務部長 百田光礼君登壇) ○財務部長(百田光礼君)  今、お尋ねいただきました新設する制度については、ちょっとわからないのが現状でございますが、今、相続登記をどうやって促すかという制度が現在ありますので、それについてちょっと御説明させていただきたいと思います。  法務局におきまして、相続をこれ国の制度なんですけども、相続を円滑に行うために平成29年5月29日から法定相続情報証明制度というのができました。また30年4月1日から平成33年3月31日までの間に限って一部相続登記の登録免許税を免除される制度ができております。  それで先ほど申しました法定相続人情報証明制度、これどんな制度かと申しますと、相続手続をする際に亡くなられた方の戸籍とか除籍謄本をいろんな窓口に何度も出し直す必要があるんですけども、この法定相続情報証明制度は法務局に戸籍除籍謄本等を提出して、あわせて相続関係を一覧にあわらした図、これを法定相続人情報一覧図と言うんですけども、そういう図を出すことによりまして、登記官がその一覧図に認証文を付した写しを無料で交付する制度で、その後の相続手続は法定相続人情報一覧図の写しを利用することで、何度も戸籍と除籍謄本を何度も出し直す必要がなくなるという制度でございます。これ事務の簡素化に資する制度となっております。  それから、また相続登記の登録免許税の免税措置は複数世代にまたがる相続登記などの場合に、これまでの未登記であった第1次相続の登記にかかる登録免許税が免除となる制度で、こういった2つの施策を通じて相続登記を促し、土地の管理を進めていこうと国のほうはしている状況でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  嶋岡壯吉君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  ありがとうございます。国交省の件につきましても、これからまた調べてできる限りまた実行のほうに移していただいたらありがたいと思っております。  次、農地に対しましても、例えば、街でサラリーマンしている人が市外で田んぼを相続した。しかし農業したことないから、当初は知り合いにお願いして、その人がつくれなくなると今度はどうしていいかわからんからとりあえず放っておくということで、耕作放棄地がだんだんふえております。今、農業バンクがありまして、そこに登録してやられるというのもあるんですけども、多分農業したことのない人がそういうことが情報がないからわかんないと思います。  今後、現在農地は持っているけども、農業はやったことないという人につきましては、どんな方法で周知して共有されるのかお答えを願いたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部 智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  済みません。持ち主不明の田んぼの場合と山の場合とか、いろんな場合があると思うんですけども、まず田んぼの場合としますと、山林化して、もう本当にひどいことになっている農地の場合を除きまして、ほとんど農地、伊賀市の場合補助整備事業がなされております。そういう意味では、この40年ぐらい前から始まっていると思いますので、その間には登記が1回直されているという、土地改良事業による換地登記されているということになりますんで、そういうところの場合は大体のところはわかることになっております。  それ以外のところにつきましては、やはりわからないというようなところもございますけれども、伊賀市の場合、各地域でしっかりと土地改良区さんとか、いろんな団体が連絡を密にしていただきまして、農地のほうを守っていただいているという状況の中では、今も人・農地プランをしっかりつくっていただいて、どの田んぼが誰が持っていて、それは誰がつくるんやというところをしっかりと各地域でそういうことを決めていただくというような方策も進めていただいております。  そして、そんな中で、耕作放棄地といいますか遊休農地といいますか、そういう土地がある場合もございます。そういう場合は伊賀市の中で国の交付金事業、また市単の事業もございます。そういう耕作放棄地の解消する事業もさせていただいております。農地を耕作できる状態に復元するために要した費用を支援するということで、耕作放棄地再生利用緊急対策交付金というものや、市単の耕作放棄地再生事業補助金というような事業も紹介させていただき、意欲ある地域や農業者の方々にこれらの事業を活用いただいて、耕作放棄地の解消に努めていただいているところでございます。  そしてまた、高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加など集落、地域が抱える問題、本当に解決するためにということで、しっかりと各地域で話し合いを大切にしていただき、人・農地プランを作成いただくように、この間の6月の8日を皮切りに今また各地域の説明会というのもさせていただいておりまして、しっかりと地域で話し合いをしていただく。これを中心にやっております。  また、田んぼの場合ですと、再生協議会からその田んぼの持ち主に対しまして、毎年、ことしこの田は耕作されますかというような営農計画書の配付もさせていただいておりまして、返ってこない分も何通かはございますけども、しっかりとその辺は周知させていただいていると思っておりますので、今後将来の農地利用のあり方や地域農業のあり方、さまざまな点に関しまして、考えていくべき点は多々あろうかと思っていますけども、現状はそういうことでしっかりと進めさせていただいているということでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  嶋岡壯吉君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  ありがとうございます。今、圃場整備されている田んぼはいいんですけども、あんまり広くない農地ですけども、今空き家のほうで農地つき空き家ということで、いろいろ紹介していただいているそうでございます。それについてはやっぱり進めていっていただければ、要するに獣害対策にもなりますので、ありがたいと思っています。  ただ、山林、山なんですけども、多分何年も行かないと登記上は相続した山の中にあるという話なんですけども、実際はどこが自分の山かわかんない。多分行ってもわかんないと思います。それをどう管理するか。管理費がかかるし、今災害上の問題も出てきます。  そういうときに、今北海道で先日、外国人に山を売られた。そうなった場合、それが水源地であれば、じゃあいざというときどうするんか。何か向こうが工事やるんであれば、申請はあると思いますけども、権利だけ向こうの人が持っていて、こちらがやるときは簡単に進められないと思います。  そういうことは今後外国人の人に山林を譲渡されるときは、やっぱり市のほうでちょっと監視をして周知徹底もしていただきたい。今その日本人が持ってても管理は高くつくからということで、山がかなり荒れております。それによって川の水が雨がふれば一遍にふえますけど、天気が続くとぐっと減る。ということは非常に災害上問題もありますんで、よろしくお願いをしたいと思います。  次に移ります。次に、2番目といたしましては、高齢者の交通対策でございますけども、今、巡回バスやいろいろ交通網がありますけども、ほとんど空気を運んでいるバスもあろうと思います。ただ、なぜ乗らないかと言ったら、乗りたい時間にバスがない。バス停まで歩かないかん。それだけならいいんですけども、スーパー行って買い物した帰り、雨がふっていれば、また荷物を持って歩くの大変。それは別に年寄りじゃなくても、誰しもが辛いことではございます。  それで今、車の免許証を返納するという話もあるんですけども、車を持っていれば家から病院でもスーパーでも近くまで行ける。しかし返してしまえば、バスの便が悪い。これやったらもう少しおくらそうかということになりかねません。それではまた交通事故がふえる可能性もございますんで、結局はじゃあどうすればいいんかという話で、日本にいろいろ群馬県とか熊本県等でタクシーに補助金を出して、タクシーを利用していただいています。  これは、全面的にそうすると非常に問題もあります。ただ、私が思いますのは、本線だけをバスの本数をふやしていただいて、それまでを補助金を出してタクシーや何かを使っていただく。おもしろい話で、兵庫県の養父市で地元の人が自家用車を通じてやられているところもあるそうでございます。これは、国家戦略特区の規制緩和ということで、地元のタクシー3社と観光協会がNPOの法人をつくりまして、それでその連絡方法はタクシーの無線も使うということで、バスから遠いところ、幹線から遠いところはそのNPO法人で運営するタクシーを使う。これは登録制でございまして、今現在登録ドライバーが17人おられるそうです。タクシー会社のシステムを使っているから、LINEなんですけども、それは順調に進んでいると。  初乗り運賃が600円で、その後750メートルごとに100円ずつ加算されます。事故のときはどうするんかという話ですけども、ドライバー自身の保険をまず使用しますということで1つ。これが足らないときは、NPOがバックアップしますということでやられておりまして、なかなか評判がいいそうでございます。  また、京都府の京丹後市でもアメリカのウーバーテクノ社の配車で、支え合い交通というのをやられているそうですが、これについても地元の人はバス停まで歩かずに玄関から病院へ行けて非常にありがたいということだそうでございますけども、これはタクシーとの競合がありまして、いろいろ問題が発生して、それは調整がついていないということでもございます。  伊賀市としましても、今たくさん乗っていただけるところはいいんですけど、乗ってくれないところは幹線だけをバスを走ってもらいまして、そこまでのバス停までをタクシーとか、こういう方法でライドシェアというんですけど、使っていっていただければ歩かなくてもいいし、結構荷物も持たなくてもいいし、お年寄りはありがたいんではなかろうかと。別にお年寄りじゃなくても非常に楽なことは楽なんですけども。  どのぐらい出すんかといったら、大体どことも500円まで補助をしているらしいんですけども、最大年間50回までのチケットを渡すそうでございます。これ2人乗れば1回助かりますから、またようけ乗れますんで、その辺も調整していただければと思っております。これは熊本県の南小国町や群馬県の前橋市でも行っておりますので、その辺伊賀市としては、こういう方法を考えていただいているかどうかちゅうことを御返答願いたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  現在、伊賀市は地域公共交通網形成計画、これに基づいた交通政策を進めているところでございます。ここの理念の中では地域がつくり育む、地域に根差した持続可能な交通体系の形成というようなことで、市民、それから交通事業者、行政が三位一体となった取り組みを進めようとしているようなところでございます。  本市が自主運行するバス事業につきましては、平成29年度の乗車実績、各路線合計しますと7万2,645人というようなところで、28年度より1,200人余り増加しているところです。また、28年度に実施した乗り込み調査では65歳以上の乗車割合が約38%ということで、年間を通じて多くの高齢者が利用されていることも事実でございます。  このことから、今後ますます超高齢化などが進んでまいりますけれども、高齢者に利用しやすいバス事業をどのように展開していくかということは議員さんがおっしゃっていただいているとおり非常に課題になってくるだろうというふうに思います。  当市は、とりあえず今は地域運行バスということで主眼を置いて、地域のほうでその地域の方々の住民のニーズに直接合って、地域の方が一番利用しやすい、そういう方向で進めているわけですけれども、議員さん御指摘いただきました養父市のやぶくる、それからウーバー社による、どっちかというとタクシーというかデマンド的な需要に応じたバス運行の方法、こういうことも地域運行バスの中でも検討できる範囲ではありますけれども、今のところはまだ国家戦略特区を取ってまで白タクを有償運行に使っていくというような形のところまでの検討には至ってないというのが実情です。  しかし、先進地でこういうことをやっている。交通空白地帯における超高齢化してくる高齢者の移動手段をどのように確保していくか、こういうことはもう本当にそういった先進地の事例も含めて検討していかなければならない課題だというふうには認識をさせていただいております。 ○議長(岩田佐俊君)  嶋岡壯吉君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  実は私も以前にオンデマンドのことでお伺いしたことがあるんですけども、それと名張市の長瀬地区で白タクじゃなくて白バス、要するに一種の免許証で白ナンバーのバスを有料で走らせているというのをやられています。それいいかどうかは別にしまして、それでかなり便利になったといって言われております。  要するに、これは使う側が便利だと思えば少々お金かかってもいいかなと。それはその行政がお金を払うではなくて、個人が払っても、例えば雨ふっているのに家の前から車に乗って病院へ行けるちゅうのと、金は要らんけども、雨の中歩いていかなあかんと。これかなり違います。そういうことも考えていただきまして、だんだん高齢化が上がってまいりますんで、一遍にどうしてくれという話ではないんですけども、いい意味で高齢者の交通視線も考えていただくようにお願いいたしまして、次に行きます。  次、獣害対策についてお伺いをいたします。
     獣害対策はいろいろやっていただいているのに、なかなか結果が出ないのも現実でございまして、一応1980年以前はほとんど獣害対策というのは目立たなかったということらしいんですけども、21世紀から爆発的にふえ始めた。被害のピークは2010年ごろで、239億円。近年だんだん皆さんが獣害対策を行うようになったんで、2017年には176億円まで減ってきましたよと。しかし、これには小規模の農家とか家庭菜園、林地の蝕害とか皮剥ぎは含まれておりませんので、実質はこの5倍ぐらいはかかっているであろうと言われております。  問題は、想像以上にえらい勢いでふえておるんです。環境省が2013年にニホンジカの数が305万頭、イノシシが98万頭だったそうですが、2023年にはイノシシは横ばいなんですがニホンジカが453万頭までふえております。イノシシ、子供よく生まれるんですけどもやっぱり死ぬ確率も高いということで、シカは1年に1頭しか生みません。しかし1年たつと子供もまた子供を産みます。2年目には2匹なんですけども3年目には4匹になる。4年後には8匹生まれるんです。全部メスであればの話です。オスとメスと半分としてもその半分がふえるんです。とてつもなくえらい勢いでふえてるらしいんです。  これをとっても、とるよりもふえるほうが早い。それで多分その伊賀市のほうもやられていると思うんですけども、奈良県で今講習がすごくやられているらしいんです。奈良県の果樹振興センターの井上さんという所長より獣害対策の基本という本を出されて何度もやられているらしいんですけども、これどうも基本はその地区の7割が賛成しないとカバーできませんよと。ただ、その山間部の人は皆さん協力してやられるんですけども、一番困るのは街の付近、うちは関係ないからという話になると、1割から2割の人が菜園つくっておられます。そうなると、シカは入り放題に入ってきて、好きなだけ食べられる。一度入られれば次も来ますので、にっちもさっちも行かなくなるというのが現実らしいんで、とりあえずみんなで協力してやる方法を考えくださいというのが基本らしいんです。だから一遍にそれを全部でカバーしないと何ぼとっても水の泡ですよということでございました。  それと、今、立派な獣害対策用の柵がやられていますけども、問題は皆さん、道路があればゲートをあけて入ります。その面倒くさいからあけっ放しにするとか、夜帰るときに閉めるの忘れるとかいうのがございますけども、これおもしろい特許なんですけども、六角形のグレーチングを2メーターの幅にセッティングしまして、U字溝の上に。そうするとシカは入ってこない、イノシシも。これ動画で見ますと、どうも行ってしばらくおって戻るんですよ。  これが例えば皆さん犬を散歩してるの見られると思いますけども、道路に横断してグレーチングやられているところ。大きな犬は飛び越すけど、小さい犬はすぐ行かないでしょ。あれ自分足が小さいから中にはまるから行かないんです。それと同じ原理なんで、それが2メートルも幅があればシカもイノシシも足が小さいですから行かないということで、特許の六角形でなくて普通の格子のグレーチングであってもいいんかなと。  近くでは津市でも滋賀県の彦根市のほうでもセットされていますんで、見に行ってないんですけども、そういうこともありますんで、いい意味でちょっと研究して、そんな高いのを使わなくてもいいんですけども、別に格子のグレーチングでもいいと思いますけども、それをやれば別にゲートも開けたり閉めたりしなくて入ってこなければ、なかなかいい方法かなと思っておりますんで、これから先もちょっと御検討していただいて、進めていただければありがたいと思っております。  これをもって私の質問を終わります。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって、嶋岡壯吉君の質問を終了します。  以上で市政一般質問は終了しました。  続いて日程第2、議案第79号を議題とします。  当局の説明を求めます。  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  ただいま上程の議案第79号ですが、伊賀市市税条例の一部を改正したいと思います。  改正の理由ですが、地方税法附則第15条第47項では、中小企業者が生産性向上特別措置法施行の日から平成33年3月31日までの間に、生産性向上特別措置法第41条第2項に規定する認定先端設備等導入計画に従って取得した先端設備等に該当する機械及び装置等の償却資産に係る固定資産税について、固定資産税が課税されることとなった年度から3年間に限り、課税標準額をゼロ以上、2分の1の範囲内において市町村の条例で定める割合を乗じて得た額とする旨が規定されています。このたび生産性向上特別措置法が公布され、6月6日から施行されたことに伴い、本条例の一部を改正しようとするものです。  改正の主な内容ですが、附則第10条の2の附則第15条第2項第1号等の条例で定める割合に法附則第15条第47項に規定する市町村の条例で定める割合は2分の1とし、同意導入促進基本計画に定める業種に属する事業の用に供する法附則第15条47項に規定する機械装置にあっては、ゼロとする規定を加えるものです。  なお、この条例は、公布の日から施行し、改正後の附則第10条の2第26項の規定は、平成30年6月6日から適用することとしています。  よろしく審議いただきますようお願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  説明が終わりました。  説明に対し、御質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩田佐俊君)  御質疑なしと認めます。  よって、議案第79号は総務常任委員会へ審査を付託します。  以上で、本日の議事日程は終了しました。  本日はこれをもって散会します。  大変御苦労さまでございました。               (午後 0時05分 散会)              ―――――――――――――――...