伊賀市議会 2017-12-21
平成29年第 6回定例会(第6日12月21日)
建設部長 清 水 仁 敏 君
建設部理事[
産業集積開発担当]兼
建設部次長 中 井 秀 幸 君
消防長 久 保 安 治 君
消防次長〔
総務担当〕 城 戸 直 人 君
市民病院副院長[
事務部門]兼
健診
センター副
センター長 松 田 克 彦 君
会計管理者 前 山 恭 子 君
上下水道事業管理者 北 山 太加視 君
上下水道部長 谷 口 昌 平 君
教育長 笹 原 秀 夫 君
教育委員会事務局教育次長 児 玉 泰 清 君
教育委員会事務局学校教育推進監
谷 口 修 一 君
代表監査委員 鈴 木 陽 介 君
監査委員事務局長 松 本 成 隆 君
阿山支所長兼
地域振興総括監 松 本 和 久 君
農業委員会事務局長兼
産業振興部理事 服 部 智 秀 君
─────────────────────────
〇
出席事務局職員
職 名 氏 名
局長 百 田 光 礼 君
議事課主査[議会改革担当] 森 本 一 生 君
議事課長 籔 中 英 行 君
─────────────────────────
(午前10時00分 開議)
○議長(
空森栄幸君)
おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
本日、ただいままでの
出席議員数は24名、会議は成立しました。
本日の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
なお、本日説明員として追加のあった者の役職と氏名は、お手元に配付のとおりであります。
この際、議事に先立ち諸般の報告をいたします。
地方自治法第180条第1項の規定による
専決処分事項概要については、お手元に配付のとおり報告がありましたので、御了承願います。
それでは、これより議事に入ります。
日程第1 議案第129号から議案第137号まで、及び議案第153号から議案第159号までの16議案を一括して議題とします。
本案に関し、
予算常任委員長の報告を求めます。
予算常任委員長。
(11番
嶋岡壯吉君登壇)
○11番(
嶋岡壯吉君)
ただいま議題となりました
予算常任委員会に付託された16議案についての審査の経過と結果を報告いたします。
当
委員会は12月13日、
執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容につきましては、
議案上程時に説明がなされておりますので、省略します。
また、審査に当たり、多岐にわたり
質疑応答がなされたところでございますが、当
委員会は議長を除く
議員全員で構成されており、内容については十分御承知のことと存じますので、質疑に関する報告についても省略し、討論と審査の結果を報告いたします。
議案第129号から議案第138号まで、及び議案第153号から議案第159号までについて、16議案とも特に意見はなく、審査の結果、いずれも
全会一致で可決すべきものと決しました。
以上、審査の経過と結果を報告申し上げ、
委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
空森栄幸君)
報告に対し御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、16
議案一括で行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御異議なしと認めます。
よって、そのように取り扱います。
議案第129号から議案第137号まで、及び議案第153号から議案第159号までの16議案に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第129号から議案第137号まで、及び議案第153号から議案第159号までの16議案は可決されました。
次に、日程第2 議案第138号、議案第139号、及び議案第160号の3議案を
一括議題とします。
本案に関し、
総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長。
(22番
岩田佐俊君登壇)
○22番(
岩田佐俊君)
おはようございます。ただいま議題となりました
総務常任委員会に付託されました3議案について、審査の経過と結果を報告いたします。
当
委員会の審査は12月4日に、
執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容につきましては、上程時に説明がなされておりますので、省略いたします。
まず議案第138号、伊賀市
行政組織条例の全部改正についてでございますが、委員から
企画部門と
財政部門を同じ部にした理由は。また、同じ部にすることで不都合はないかとの質疑があり、当局からは
事業部門を拡充し、
管理部門をコンパクトにするため同じ部にした。厳しい
財政状況のもとでは同じ部の中で連携を図ることが必要であるとの答弁がありました。
次に、委員から、支所は
人権市民協働部に属するようになるが、支所への建設に関する相談があった場合、どう対応するかとの質疑があり、当局からは可能な限り支所で対応する。支所で対応できないときは、本庁に取り次ぐ。また、経験豊かな職員を配置するとの答弁がございました。
次に、委員から
就労支援の窓口が複数の部にあるが、総括する部署はとの質疑に対し、当局からは部に調整監という職員を配置し、複数ある窓口の連携を図るとの答弁がございました。
続いて、委員からこの
機構改革の案はどんな視点から作成したのかとの質疑があり、当局からは簡素で機能的という視点、行政の視点、人事の視点の3つの視点から作成したとの答弁がございました。
さらには、委員から合併して14年経過するが6つの支所が必要なのか。また支所の
維持管理費5,200万円、人件費1億4,600万円などの支所の経費を減らすための努力はしたのかとの質疑に対し、当局からは、
自治基本条例に支所の設置が定められている。今後2年間で
自治基本条例見直しを行い、支所のあり方についても検証する。まずは第1段階として支所の課の数を減らしたとの答弁がありました。
討論において、賛成の立場から、改革に市民の視点また全市的な視点が欠如している。無駄な経費を省くためにも
自治基本条例を見直し、支所のあり方を検証すること。また、
財産管理を一括して本庁で行うことが必要であるとの意見がございました。また、反対の立場から、
企画部門と
財政部門が一緒の部になっていることが疑問である。支所が
人権市民協働部に属するようになることは大きな支所に反するとの意見がありました。
審査の結果、
賛成少数で否決するべきものと決しました。
次に議案第139号、伊賀市
情報公開・
個人情報保護審査会設置条例及び伊賀
市債権管理条例の一部改正についてでございますが、委員からの質疑はなく、討論においても特に意見はなく、審査の結果、
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
最後に議案第160号、伊賀市職員の給与に関する条例の一部改正についてでございますが、委員からの
人事院勧告を準拠しなくてはならないのか、また
人事院勧告に反すると
ペナルティーがあるのかとの質疑に対し、当局からは、
人事院勧告に準拠する法的な根拠はない。勧告に準拠しなくても
ペナルティーはないとの答弁がありました。
次に、委員の若年層に絞って引き上げる効果はとの質問に対し、当局からは20代、30代の若年層が少なく、
勤労意欲を高めるため手厚くしたいとの答弁がありました。
次に、委員から、伊賀市の
民間企業の
実態把握をしているのか、また
民間企業がどこと比較しているのかとの質疑があり、当局からは
人事委員会を設置していないので掌握できていない。
人事院勧告に従うしか手段がない。また
民間企業については、全産業で50人以上の5万7,673事業所のうち無作為で1万2,367事業所を抽出して比較しているとの答弁がありました。
続いて、委員から厳しい
財政状況の中、庁内で給与を上げることに対して議論したかとの質疑があり、当局からは厳しい
財政状況であるが、三重県の他の12市と同様に
人事院勧告に準拠することを決めたとの答弁がありました。
討論において、賛成の立場から職員の
勤労意欲を高めるために賛成する。若い人にやる気を持って
市政改革をしていただきたい。知恵を絞った
予算編成を期待しているとの意見がありました。また反対の立場から、厳しい
財政状況であり、税の無駄遣いが山積される中、給与を上げるのには反対するとの意見がありました。
審査の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、
委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(
空森栄幸君)
報告に対し御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
山下議員。
○8番(
山下典子君)
議案第138号の伊賀市
行政組織条例の全部改正についてですが、
総務常任委員会の説明では、支所のあり方などについて疑問を持ちましたが、その後、執行部に詳しい説明を求めたところ、
住民サイドの
機構改革ということで一定の理解を得ましたので、当局の案に賛成の立場で意見を申し上げます。
今回の
機構改革は、
住民自治協議会の活性化に資するものと理解しておりますが、今後さらに
住民自治協議会の支援をお願いして、当局に賛成の意見といたします。
○議長(
空森栄幸君)
百上議員。
○19番(百上真奈君)
議案第138号、伊賀市
行政組織条例の全部改正については、
委員長報告に賛成をし、
条例そのものについては反対の立場で意見を言います。
1点目は支所についてですが、支所は一番身近な
行政窓口として、その必要性を多くの住民が感じています。このたびの
組織改編案では支所の位置づけが部の中に入るということになり、機能、権限の縮小と言わざるを得ず、住民からは
地域づくりや災害時対応、
住民福祉の後退につながるのではという不安の声が上がっています。
2点目に、
部落差別をなくすためには
同和行政、
同和教育などの
特別扱いをなくし、同和の名による行政や教育の一切をやめることが必要であるにもかかわらず、依然として
県内自治体の中で
唯一同和課を残し、
同和行政を継続することは行政による差別を生み出し、
部落差別解消に逆行するものだと考えます。
3点目に、子供を取り巻く問題が多岐にわたる情勢の中で
こども部を創設し、
教育委員会とともに連携しながらさらなる
子育て支援、子供の
貧困対策等に市を上げて取り組むことを提案・要望いたします。
行政は公平公正な行政をするとともに、市民の暮らしを守り、
福祉向上のためを第一とするべきであり、そのことが本当に議論されたものであるか不透明であるために、この議案第138号については反対をいたします。
○議長(
空森栄幸君)
市川議員。
○9番(
市川岳人君)
会派を代表しまして、議案第138号、
委員長報告に賛成し、原案に反対の立場で意見を申し上げます。
伊賀市は現在、財政への均衡、
市民サービスの継続という
行政課題にいかに対応していくかが問題となっております。しかしながら予算を積極的に使っていこうとする
企画部門と、予算を抑制していこうとする
財政部門が統合することによりまして、伊賀市のアクセルとブレーキに混乱が生じることが懸念されます。また、
行財政改革を進め効率化を図る中、部を増設していくこと、その反面
市長直轄組織から部の中に組み込まれる、そしてまた
福祉相談調整課を廃止するなど、
市民サービスが後退しかねないのではと考えます。
以上のことから、改革に市民の視点、また全市的な視点が欠如していると考えまして
自民青鵬は
委員長報告に賛成し、138号に反対をさせていただきます。
○議長(
空森栄幸君)
安本議員。
○23番(
安本美栄子君)
議案第138号につきまして、ただいまございました
委員長報告に反対をし、原案に賛成の立場から討論に参加をいたします。
今回の
組織改善につきましては、幾つかの課題があると私は思っております。新しい庁舎ができました。そして意気込みもよくわかるんでありますけれども、合併をして13年が経過いたしました。支所が
上野支所も含めた中で、そのまま存続をした形の中でのこの
組織改善になっていること。もう少し支所がどうあるべきか、この長い時間が経過した中において、やっぱり早急に議論をし、一定の方向性を見出すことがとても大事であり、
組織改善の原点がここにあると思っております。
今回
組織改善をされた中の
にぎわい交流部という部が創設をされました。これはいろんな
イベントを通じて
にぎわい交流という、こういう状況をつくり出して活性化を生み出そうという中で、この中には
文化交流、
スポーツ振興も入っております。ただ、言えるのは、伊賀市の
文化都市、どんな
文化都市をつくっていくんですか。
文化政策を持たない、
スポーツ振興の政策を持たないで、原課はただ単に
イベント追っかけになるおそれがあります。
しっかりと行政がやるべき基本的なものを持ちながら、そして
イベントは協働という形の中でどう補うか。その
中心部分がやっぱり抜けておりますので、この
にぎわい交流は部というふうなものを持ちながら、他の部との横串、横の関係がとても強くなってくると思います。この横の関係がしっかり保っているのかどうかというふうなことが、とても大事です。
そして、これから公会計の仕組みを取らなければなりません。そんな中でPDCAという仕組みをしっかりと確立させるためには一課一予算的な発想が、この発想がとても重要でございます。この
組織改善の中にはそういうふうなものが明確に説明もされておりませんでした。
が、しかし、このことで、市民の
皆さん方からよく見て、
自分たちの生活の中でどの課に行けば、どの部に行けば、私たちの安心安全が担保されるかなというふうなことを考えたとき、この49の引き出し、原点に立って、どういう事業をすればいいのか、前例踏襲必要な場合もあるでしょう。が、しかし、そうではなくして、このことが住民の
皆さん方の
満足度アップにつながっていけるかどうか。この原点を全ての課の方がお持ちをいただき業務を遂行していただきたい。こんなことを提案し、原案に賛成の立場をとります。
○議長(
空森栄幸君)
他に御意見ありませんか。
生中議員。
○15番(生中正嗣君)
議案第160号、伊賀市職員の給与に関する条例の一部改正について、委員長の報告どおり賛成の立場で意見を申し上げます。
この条例は、
人事院勧告に基づく給与の引き上げのための改正であります。
人事院勧告とは、公務員がその地位の特殊性と職務の公共性に鑑み、労働基本権が制約されている代償措置として人事院、
人事委員会による民間との給与格差を是正するための措置であり当然の権利であります。
財政状況が厳しいことは十分承知をいたしておりますが、合併後職員適正化計画による大幅な減員が進む中、この勧告による給与の是正によって、職員の就労意欲の向上を図り、さらに市民のための市政進展に寄与されますことを心から御期待申し上げ、賛成の立場をとらせていただきます。
○議長(
空森栄幸君)
田中議員。
○12番(田中 覚君)
私は138号、組織の改正案に反対の立場を表明します。議案第160号、伊賀市職員の給料のいわゆる給料アップ、これにも反対の立場を表明し、討論に参加をさせていただきたいと思います。
1つは、支所が年間に約1億5,000万円、経費が要る。支所そのものだけでも5,000万円の経費が要る。今、伊賀市全域に
住民自治協議会ができ上がった。そうすると、
住民自治協議会と伊賀市とのコラボレーションであって、もうそこに支所は実は存在する意義はなくなったと私は考えています。したがって、1億5,000万円の経費を削減するためにも、実は今回の組織案は見直すべきだと、私はそのように思います。
議案第160号、今、生中議員の意見にもありました。給料を私は上げるなとは申し上げません。しかし、伊賀市の実は売り上げ、税収が伸びて、徹底した行政改革をして、先ほど申し上げたように、支所を廃止して経費を下げて売り上げを伸ばしたならば、従業員さん、つまり職員さんに還元する、市民に還元する。これは当たり前のことでありますから、今、さまざまな行政改革はやっていないときに、実は
人事院勧告という名のもとに給料を上げることに対して反対です。
例えば、今、この伊賀市でも保育所の待機児童数があります。今5名と聞いております。しかし、私的待機児童の数をカウントすると50名以上の方がお待ちをいただいている。そうしたら、給料を上げるよりも先にそちらへ手当をしていくということが大事。そういうことの観点で、第138号並びに160号に対して反対の意見を申し上げ、議員の
皆さん方のぜひとも御賛同を賜りますようお願いいたします。
以上です。
○議長(
空森栄幸君)
他に御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、議案ごとに行います。
まず議案第138号について、本案に対する委員長の報告は、否決すべきものですが、会議規則第72条第1項の規定による、可とする方を諮る原則に基づき、原案について採決をいたします。
それでは議案第138号について、原案のとおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
起立少数であります。
よって、議案第138号は否決されました。
次に、議案第139号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第139号は可決されました。
次に、議案第160号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
起立多数であります。
よって、議案第160号は可決されました。
次に、日程第3 議案第140号から議案第142号まで、議案第144号から議案第147号まで、及び、議案第150号の8議案を一括して議題とします。
本案に関し、教育民生常任委員長の報告を求めます。
教育民生常任委員長。
(14番 森川 徹君登壇)
○14番(森川 徹君)
失礼いたしいます。ただいま議題となりました教育民生常任
委員会に付託された8議案について、審査の経過と結果を報告いたします。
当
委員会は、12月14日に
執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容につきましては、
議案上程時に説明がなされておりますので、省略をさせていただきます。
まず議案第140号、伊賀市
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく
個人番号の利用及び特定
個人情報の提供に関する条例の一部改正についてですが、委員から、法律改正に伴う条例改正かとの質疑に対し、当局からは法律改正ではなく、法定事務以外でマイナンバーを独自利用する場合、条例で定める必要があるとの答弁がありました。
さらに、障害福祉サービスを利用する方のデメリットはないのかとの質疑に対し、当局からはデメリットはない、メリットは住民票や課税証明の書類を添付する必要がないとの答弁がありました。
また委員外委員からは、マイナンバーは事業所との連携はあるのかとの質疑に対し、当局からは事業所との連携ではなく、都道府県や国との連携であるとの答弁がありました。そのほか、マイナンバーを使いたくない方の対応や他市の独自利用状況についての質疑がありました。
討論において、反対の立場から、マイナンバーについては導入前から情報漏えいや管理の方法など問題があると言われていた。取り扱いはより慎重にすべき。他自治体の例もまだ少ない中で、伊賀市が進めていくのは問題があるとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第141号、伊賀市
保育所条例の一部改正についてですが、委員から、佐那具保育所の跡地利用はとの質疑に対し、当局からは具体的に決まっていない。福祉児童関係施設で検討しているとの答弁がありました。
さらに、社会事業協会から保育士不足について何か話があったかとの質疑に対し、当局から保育士不足については社会事業協会と協議をこれから重ねていくとの答弁がありました。そのほか、佐那具保育所の保育士の雇用や待機児童についての質疑などもありました。
討論において、賛成の立場から保育士不足で子供たちが入所できない状況にならないよう社会事業協会と協議して、保育士確保など万全を期してほしいとの意見がありました。
審査の結果、本案は
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第142号、伊賀市
福祉医療費の助成に関する条例の一部改正についてですが、委員から所得制限の額はとの質疑に対し、当局からは所得制限は扶養親族が1人の場合、所得は660万円以下、収入では875万6,000円になっているとの答弁がありました。
さらに、県内2市7町と同じように所得制限を撤廃した場合、財政負担等はどうなるのかとの質疑に対し、当局からは受給者対象者は約16%増の1,405人となり、3,240万円増が見込まれるとの答弁がありました。そのほか、ひとり親家庭についての質疑などがありました。
審査の結果、討論において特に意見はなく、本案は
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第144号、
伊賀市立学校結核対策委員会条例の廃止についてですが、委員から平成25年から
委員会の開催実績がないということは結核にかかった児童がいないということかとの質疑に対し、当局からはそのとおりであるとの答弁がありました。
審査の結果、討論において特に意見はなく、本案は
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第145号、
指定管理者の指定(
放課後児童クラブウイングうえの)についてですが、委員から指定管理料が減っている理由はとの質疑に対して、当局からは、
放課後児童クラブの支援員は40人に対し、2人以上配置する規定となっており、社会事業協会は保育士と補助員、2名から3名を配置する予定である。現在
指定管理者のシルバー人材センターは支援者1人と補助員3名で手厚く支援している。人件費の差と思われるとの答弁がありました。
さらに、委託後施設状況について検証はしているのかとの質疑に対し、当局からは担当職員が不意にモニタリングをしており、安全性などについて目視確認しているとの答弁がありました。そのほか、指定管理料や運営方針について質疑などがありました。
討論において、賛成の立場から、学童保育事業そのものが指定管理制度に合っているのか、今後しっかり検証してほしいとの意見がありました。
審査の結果、本案は
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第146号、
指定管理者の指定(
放課後児童クラブ風の丘、
放課後児童クラブ第2風の丘)についてですが、委員から風の丘、第2風の丘、どちらに行くかは誰が決定するのかとの質疑に対し、当局からは基本的には
指定管理者で調整し、市が決定する。運用として、一、二年生は風の丘、三、四年生は第2風の丘に入ってもらっているとの答弁がありました。
さらに、面積が違うが定員数は適正なのか、規定はあるのかとの質疑に対し、当局からは児童1人当たり1.65平方メートルを最低基準で、どちらの施設も基準を満たしているとの答弁がありました。そのほか、職員間の情報共有の質疑などもありました。
討論において、賛成の立場から、学童保育の充実、支援員の質の向上は身分保障に比例していると思うので、働く人の身分保障を含め責任を持ってやってほしいとの意見がありました。
審査の結果、本案は
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第147号、
指定管理者の指定(
中瀬放課後児童クラブ「ネバーランド」)についてですが、委員から特に意見はなく、審査の結果、特に意見もなく、本案は
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第150号、財産の
無償譲渡についてですが、委員から土地について30年間の無償貸し付けで市の財産として理解していいのかとの質疑に対して、当局からは市のものとして30年間貸し付けるとの答弁がありました。
審査の結果、討論において特に意見はなく、本案は
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(
空森栄幸君)
報告に対し御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
百上議員。
○19番(百上真奈君)
議案第140号、伊賀市
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく
個人番号の利用及び特定
個人情報の提供に関する条例の一部改正について、
委員長報告に反対をし、議案に反対をする立場で意見を申し上げます。
マイナンバーを利用して行政機関等の間で情報をやりとりする情報連携について、ことし11月13日より本格運用が開始されました。マイナンバー制度における情報連携とは、住民が各種手続の際に行政機関等に提出する書類を省略可能とする等のため、マイナンバー法に基づき、異なる行政機関等の間で専用ネットワークシステムを用いた
個人情報のやりとりを行うことです。
ところが、一部の健康組合等では加入者の利便性の向上につながらず、正確な事務処理遂行に支障を来すものと判断して、マイナンバーを使わず従来どおり各種手続については紙媒体で提出するよう案内しているところもあります。
さて、本条例の一部改正はマイナンバー法で利用が規定されている事務以外のマイナンバー独自利用事務として障がい者の地域生活支援事業、相談や日常生活用具の給付等に関する事務を加えるものです。
県内ではいなべ市、松阪市のみの実施となっています。伊賀市に転入されて利用申請時に必要な書類を用意しなくてもマイナンバーを使えば市のほうで関係部署から
個人情報を集められるため、申請者にとっては手間も、書類を取るための費用もかからず利便性が高まるとのことです。
しかし、マイナンバーの利用は利便性だけでなく国家により個人のさまざまな
個人情報が
個人番号をキーに名寄せされ一元管理されることになる懸念や、マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘や
個人情報の取得などの危険性があり、マイナンバーそのものの厳格な管理が必要です。
またマイナンバーの利用に不安があれば提出を拒むこともでき、従来どおりの手続もできるということです。そのような説明が障がいのある当事者も含めて、申請者にはきちんと説明されるべきではないかと考えます。行政はマイナンバーの独自利用が本当に必要な事務なのか、慎重な判断が必要だと考えます。
日本共産党は
個人情報の流出やシステムの不備が指摘されているマイナンバー制度の運用を中止し、制度廃止に向けた検討が必要と考えており、障がい者分野での独自利用が他の自治体で進んでいない中、独自利用を広げる必要はないと考えるために
委員長報告に反対し、この議案に反対をいたします。
○議長(
空森栄幸君)
他に御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、議案ごとに行います。
まず議案第140号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
起立多数であります。
よって、議案第140号は可決されました。
次に、議案第141号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第141号は可決されました。
次に、議案第142号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第142号は可決されました。
次に、議案第144号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第144号は可決されました。
次に、議案第145号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第145号は可決されました。
次に、議案第146号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第146号は可決されました。
次に、議案第147号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第147号は可決されました。
次に、議案第150号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第150号は可決されました。
次に、日程第4 議案第143号、議案第148号、及び、議案第149号の3議案を一括として議題とします。
本案に関し、産業建設常任副委員長の報告を求めます。
産業建設常任副委員長。
(17番 近森正利君登壇)
○17番(近森正利君)
ただいま、議題となりました産業建設常任
委員会に付託された3議案について、審査の経過と結果を報告します。
当
委員会は、12月15日に
執行部出席のもと審査を行いました。なお、各議案の内容につきましては、
議案上程時に説明がなされていますので省略をさせていただきます。
議案第143号、伊賀市
消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例及び伊賀市
非常勤消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部改正についてですが、委員からは、
消防団員の定数変更の内容はとの質疑に対し、当局より
消防団員の定数を1,510名から1,450名に変更する内訳として、基本団員1,259名が1,134名に、支援団員251名を316名としているとの答弁がありました。
また支援団員は、報酬もなくなるので定数から外せないのかとの質疑に対し、当局より、身分は特別公務員となり万が一けがなどをした場合の補償を受けることができるとの答弁がありました。
さらに団員を減らす、支援団員をふやすということは、団員から支援団員に移ってもらうということかとの質疑に対し、当局より、支援団員は分団内に在住し災害時のみの活動となるので、必ずしもそうではないとの答弁がありました。その他、支援団員の
退職報償金などの質疑がありました。
審査の結果、特に意見もなく、本案は
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第148号、
指定管理者の指定について(市民ふれあい農園、ふれあい広場)ですが、委員から指定管理料505万円の積算根拠はとの質疑に対して、当局からは、主な経費が人件費が368万円、事務費47万円、事業費21万5,000円、管理費243万4,000円など、合わせて680万円であり、そこから農園の利用料収入170万円と事業の参加者負担5万円を引いて505万となるとの答弁がありました。
また仕様書にあるニーズの把握と検証はどのようにしているのかとの質疑に対し、当局からは、意見箱の設置、管理人が利用者への声掛けをすることでニーズを把握、検証しているとの答弁がありました。
さらに利用率を5%上げるための方策はとの質疑に対して、当局からは、利用者の地域分析を行い、利用の多い地域に働きかけていきたいとの答弁がありました。その他、市民ふれあい農園の利用率などの質疑がありました。
審査の結果、特に意見もなく、本案は
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第149号、
指定管理者の指定について(
岩倉峡公園キャンプ場)ですが、委員から、選定結果に施設所管課は指定管理料の算定については正確な根拠を要することと意見が付されているのはなぜかとの質疑に対して、当局から、主として人件費と福利厚生費の上昇が見込まれていることが原因であると考えるが、指定管理料は適正な額であると考えているとの答弁がありました。その他、
指定管理者における人権研修の実施についての質疑がありました。
審査の結果、特に意見もなく、本案は
全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
○議長(
空森栄幸君)
報告に対し御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
森川議員。
○14番(森川 徹君)
議案第143号に対し、賛成の立場で意見を申し上げます。
議案143号ですけれども、消防のことです。果たしてこれ、私賛成はさせていただくんですけれども、1,510人から1,450人に削減をするということで、ここに関しては一定の理解をするところであります。
しかしながら、今後これまでもいろんなずっと議論をしてきて、支援団員をどうするのか。一般団員のモチベーションを保つために支援団員はどうしていくのか。こういう議論もなされていたと思うんです。しかしながら、これからもこういう問題、支援団員というものが、この団員に含まれている限りは、この問題はずっと続いていくんだろうと思うんです。
よって、これから、この支援団員の問題、そしてこの定数の問題、これをこれからも広いところまで意見を聞いていただいて、消防団の上層部だけの意見を聞くんではなくて、やはり一般団員の下の下、一般団員のなりたての人たち、それからこれからなる方、またまた小さな区から
消防団員を出せない、そういう状況で困っている区長さん、自治協さん、そういったところからもしっかりと意見を集約していただいて、この1,450人が適正なのか。こういったことをまた他市、それから他県、こういったことも事例を取り入れていただいて、今の伊賀市にこの1,450人が適正なのかということをこれからも議論をしていただくことを期待をいたしまして、今回は賛成をさせていただきます。
○議長(
空森栄幸君)
他に御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。採決は議案ごとに行います。
まず議案第143号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第143号は可決されました。
次に、議案第148号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第148号は可決されました。
次に、議案第149号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第149号は可決されました。
次に、日程第5 請願第7号を議題とします。
本請願に関し、産業建設常任副委員長の報告を求めます。
産業建設常任副委員長。
(17番 近森正利君登壇)
○17番(近森正利君)
ただいま議題となりました、産業建設常任
委員会に付託された請願1件について、審査の経過と結果を報告いたします。
当
委員会は、議案審査と同じく12月15日に意見陳述の希望のございました請願者と
執行部出席のもと審査を行いました。なお、請願の要旨につきましては、請願文書表の記載のとおりでございますので省略させていただきます。
請願第7号、
川上ダム水利権量を可能な限り減らすことについてですが、委員から建設費が増大するおそれがあるという具体的な理由はとの質疑に対して、請願者から全国のダムにおいて建設費が当初予算より増大している事例が多く、また川上ダムは地盤に問題があると指摘されており、費用が増大するおそれがあるとの答弁がありました。
また委員から、県道青山美杉線の修理に50億円かかっているので、事業費の負担がふえるのではないかとの質疑に対し、当局からダム事業全体のことは定期的にダム建設所から説明を受けており、現時点では周辺整備や本体工事も含めて1,180億円の工事費から大きく変わることは聞いていないとの答弁がありました。
さらに、委員からどこまで水利権を減らせばよいと考えているのかとの質疑に対して、請願者から、既存の水源で水需要は賄うことができるので川上ダムの水利権は必要ないと考えるとの答弁がありました。そのほか、守田水源に関する質疑などがありました。
討論において、賛成の立場から、労務単価の上昇や資材費の高騰も想定され、費用が増大するおそれがあるので、水利権を減らして費用を抑える必要があるとの意見がありました。
審査の結果、本請願は
賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
○議長(
空森栄幸君)
報告に対し御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
山下議員。
○8番(
山下典子君)
請願第7号を不採択にするという産業建設常任副委員長の報告に反対の立場で意見を申し上げます。
川上ダム建設事業の総事業費は、およそ3年前に850億円から1,180億円に上がりました。県道青山美杉線の大規模な改修が行われたり、先日の台風においても同様の道路で崩れたため、総事業費がふえると考えられます。また、人件費と建築資材費も東京オリンピックなどの影響で高騰しており、ほかのダム事業においても事業費増額の要因となっております。行政としては、そういったことを想定しておくべきです。
また、水源を継続して使いたいという住民の多くの声があります。せっかくの安全でおいしい水源を守り、川上ダムの水利権を最初の計画どおり補助水源として今の水需要に合った量に減らすべきです。
そうしたことから、私は請願第7号、
川上ダム水利権量を可能な限り減らすことについて採択するべきだと考えます。
○議長(
空森栄幸君)
百上議員。
○19番(百上真奈君)
請願第7号、
川上ダム水利権量を可能な限り減らすことについて、副
委員長報告に反対をし、請願に賛成の立場で意見を申し上げます。
合併前の6市町村は水需要がふえると見込んで三重県企業庁に補助水源の水源開発を依頼し、川上ダムを補助水源とする伊賀広域水道事業が進められてきました。ところが、水需要の見直しをした自治体が川上ダム利水から三重県以外全て撤退してしまい、水利権を減らして三重県だけが残ることになりました。
すると三重県は6市町村が伊賀市に合併したのを機に、一方的に水道事業の譲渡を伊賀市に押しつけてきました。伊賀市は高額の金額での移譲では水道料金が高くなる。今後負担がふえるならメリットがないなど難色を示していましたが、結局、ゆめが丘浄水場などの施設費132億円と川上ダム建設負担金が約100億円の合計約230億円以上負担することになったのです。
現在人口減少と節水意識の高まりで伊賀市の水需要は減り続けています。工場誘致のためには多くの水が必要だから水利権は減らせないという意見があります。本年3月に策定された伊賀市の水道事業計画によると、計画給水量は平成26年度の実績値と比べて、生活用水は平成43年までに約日3,000立米減少、学校病院施設等、業務営業用水はほぼ変わらず、そして工場用水は約3,000立米日量増加するということになっています。
つまり工場用水はふえると言っても、日量3,000立米しかふえないと水道部自身が予測をしています。そして計画給水量は4万7,000立米日量から水需要はふえることなく減り続け、平成43年には4万2,628立米日量まで減ることになっており、工場誘致をしても今より水需要がふえることはないと水道部は予測しているのです。
近年の渇水傾向についても確かに地球温暖化などの気象変動により、ふるときは豪雨、ふらないときは渇水という傾向はあります。けれども、日本に関して言えば、人口減少や節水機器の普及による減少に対し、水需要を大幅に増加させなければならないほどのものではないと考えられます。川上ダムの水利権は2万8,750立米日量ですが、それでも多過ぎるため水道部は各地域の人たちが大切に守ってこられた安全でおいしい水源をどんどん廃止してきたことは、まさに既存水源で水需要は賄えることを証明しています。
ダム利水の水利権をもっと減らすべきだった三重県。三重県企業庁からの水道事業譲渡で川上ダムの負担も含めて高額な負担を受けてしまった水道部。豊水水利権である守田水源を暫定豊水水利権と説明することによって、議員にダムから撤退すれば水が取れなくなると間違った認識を植えつけてしまい、守田水源を廃止した水道部。守田水源は豊水水利権ですから、基準点水位を守れば取水することができました。9万人という小さな街が川上ダムという巨大な水源から水を取るためにはどうすればいいかを前提に、この間水道事業が進められてきたのです。
請願者はさまざまな資料やデータ、議事録を取り寄せ、伊賀市の水道事業の経緯を分析し、水道事業の専門家等による水源調査、データ分析等もされた結果、川上ダムの水利権量を減らすことができるということを水道部にも進言されてきました。水道事業は市民の水道料金で賄われます。市民の負担が大きくなる過大な水源は要りません。
川上ダム建設反対の立場ではありますが、私は過大な
川上ダム水利権量を可能な限り減らし、将来にわたって市民の負担を軽減することは市民の求めるところであると考えます。請願第7号にはそういった請願者の願いが込められております。
議員の皆様にも御賛同いただきますよう、よろしくお願いを申し上げまして、請願に賛成する立場で意見を申し上げます。
以上です。
○議長(
空森栄幸君)
他に御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
請願第7号について、本請願に対する委員長の報告は、不採択とすべきものですが、会議規則第72条第1項の規定による、可とする方を諮る原則に基づき、採決いたします。
請願第7号について、採択とすることに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
起立少数であります。
よって、請願第7号は不採択とすることに決しました。
次に、日程第6 議案第161号を議題とします。
当局の説明を求めます。
市長。
(市長 岡本 栄君登壇)
○市長(岡本 栄君)
ただいま上程の議案第161号、
教育委員会委員の任命についてですが、現在、
教育委員会委員に就任いただいております谷本景氏の任期が本年12月24日に満了します。
つきましては、谷本氏を引き続き任命したいと思いますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の同意をいただきたいと思います。略歴等の詳細については、お手元に配付させていただいております資料のとおりですが、谷本氏は伊賀市三田にお住まいで69歳。現在伊賀三田窯で作陶をされています。
なお委員の任期ですが、平成29年12月25日から4年間としています。
よろしく審議をお願いいたします。
○議長(
空森栄幸君)
説明に対し御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御質疑なしと認めます。
お諮りします。本案は、
委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は
委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
議案第161号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第161号は同意されました。
次に、日程第7 発議15号を議題とします。
提出者の説明を求めます。
岩田佐俊君。
(22番
岩田佐俊君登壇)
○22番(
岩田佐俊君)
伊賀神戸駅前
バス待機場用地にかかる
賃貸借契約の調査に関する決議。
ただいま議題となりました発議第15号、
伊賀神戸駅前
バス待機場用地にかかる
賃貸借契約の調査に関する決議につきまして、発議者を代表して提案の説明を申し上げます。
まずこの発議を提出するに至った経緯でございますが、本年9月より
総務常任委員会の所管事務調査として土地の借り受け及び貸し付け状況調査を行ってまいりました。その中で、市が借り受けしている土地の1つであります昨年12月に契約した
伊賀神戸駅前
バス待機場用地の契約単価、借り受け面積、契約期間の妥当性、また当該契約に至った経緯等を当局の出席を求め調査してまいりました。
しかしながら、当局からは関係者との交渉記録がない。また意思決定過程のわかる内部協議記録がないなどのことから、詳細な経緯を掌握することができないため、このたび
地方自治法第100条の規定による調査権を発動し、本議会において当該契約に関する調査を行おうとするものであります。
次に、決議の内容でございますが、決議案の朗読をもって提案とさせていただきたいと思います。
伊賀神戸駅前
バス待機場用地にかかる
賃貸借契約の調査に関する決議
1、調査事項
本議会は、
地方自治法第100条の規定により、次の事項について調査するものとする。
伊賀神戸駅前
バス待機場用地にかかる
賃貸借契約に関する事項。
2、特別
委員会の設置
本調査は、
地方自治法第109条及び
委員会条例第6条の規定により委員8人からなる、
伊賀神戸駅前
バス待機場用地にかかる
賃貸借契約に関する調査特別
委員会を設置して、これに付託するものとする。
3、調査権限
本議会は、1に掲げる事項の調査を行うため、
地方自治法第100条第1項及び第10項並びに同法第98条第1項の権限を上記特別
委員会に委任する。
4、調査期限
上記特別
委員会は、1に掲げる調査が終了するまで閉会中もなお調査を行うことができる。
5、調査経費
本調査に要する経費は、50万円以内とする。
以上、よろしく御審議の上、皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案とさせていただきます。
○議長(
空森栄幸君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御質疑なしと認めます。
お諮りします。本案については、
委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は
委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
発議第15号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、発議第15号は可決されました。
引き続きお諮りします。
ただいま設置されました、
伊賀神戸駅前
バス待機場用地にかかる
賃貸借契約に関する調査特別
委員会の委員の選任については、
委員会条例第8条第1項の規定により、議長において指名したいと思います。
本特別
委員会委員については、
山下典子君、
市川岳人君、田中覚君、福田香織君、上田宗久君、中谷一彦君、
岩田佐俊君、
安本美栄子君の以上8名を指名したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名しました
山下典子君、
市川岳人君、田中覚君、福田香織君、上田宗久君、中谷一彦君、
岩田佐俊君、
安本美栄子君の以上8名を本特別
委員会委員に選任することに決しました。
次に、日程第8 発議第16号を議題とします。
提出者の説明を求めます。
市川岳人君。
(9番
市川岳人君登壇)
○9番(
市川岳人君)
ただいま議題となりました、発議第16号、北朝鮮による
弾道ミサイル発射・
核実験実施に抗議する意見書につきましては朗読をもって提案とさせていただきます。
北朝鮮は、8月29日及び9月15日、我が国北海道上空を通過させる弾道ミサイルを予告なく発射させ、9月3日には、6回目となる核実験を強行した。さらに11月29日、北朝鮮は国際社会のたび重なる抗議と警告を無視し、弾道ミサイルを発射し、日本海の我が国の排他的経済水域内に落下した。
これら一連の行為は、国際社会が強く自制を求め、関係諸国が対話による問題解決を模索している中で、国際連合安全保障理事会決議等に違反した暴挙であり、国際社会の平和と安全に対する明白な脅威であるとともに、国民の生命や安全・安心を脅かす重大かつ深刻な事態であり、断じて許すことができない。
伊賀市は平成17年に非核平和都市宣言を行い、核兵器の廃絶を求め、戦争のない住みよい明日を市民とともに希求している。よって、本市議会は北朝鮮によるミサイル発射及び核実験に対し、厳重抗議するとともに、国会及び政府に対し、我が国の平和と安全の確保、国民の安全・安心に万全を期し、国際社会と協力して北朝鮮に対し
弾道ミサイル発射と核兵器開発を断念させるよう、強い危機感を持って、さらなる外交努力を含め断固たる姿勢で取り組むことを要望する。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成29年12月21日、三重県
伊賀市議会
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、外務大臣、防衛大臣宛て。
以上、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
空森栄幸君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御質疑なしと認めます。
お諮りします。本案については、
委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は
委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
発議第16号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、発議第16号は可決されました。
次に、日程第9 発議第17号を議題とします。
提出者の説明を求めます。
田中覚君。
(12番 田中 覚君登壇)
○12番(田中 覚君)
ただいま議題となりました、発議第17号、
地方議会議員年金制度の復活に反対する意見書の提出について朗読をもって提案とさせていただきます。
地方議会議員年金制度は、平成23年6月1日に廃止された。しかしながら、平成24年5月24日に第104回市議会議員共済会代表議員会において、廃止された地方議会議員年金にかわる新たな地方議会議員の年金として、市町村長や勤労者が加入する基礎年金に上乗せの報酬比例部分のある公的年金制度への加入を求める決議がなされた。また、平成28年7月及び平成29年8月には全国都道府県議会議長会、全国市議会議長会及び全国町村議長会において、同様の決議や要望を採択し、国や国会の関係方面に要請活動が行われている。
議員年金制度は、廃止されたものの元議員等の既存支給者への給付はこの先約50年続き、その公的負担累計総額は約1兆1,400億円にも上る巨大な額となる。その原資は全て税金であり、国や各地方自治体の財政運営に少なからぬ影響を与えている。国民の日常生活は依然として厳しい環境に置かれている中で、地方議員だけを
特別扱いすることは許されない。
地方議会議員年金制度廃止後も、莫大な税金投入が続いており、この制度を復活させれば、さらなる公費負担が必要になり、到底国民の理解を得られるものではない。国民目線から遠くかけ離れた議長会の決議・要望は許容できるものではない。よって国におかれては、各議長会が進める
地方議会議員年金制度の復活には断固反対し、制度復活しないよう強く求める。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成29年12月21日、三重県
伊賀市議会
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣宛て。
以上、よろしく御賛同を賜りますようお願いいたします。
○議長(
空森栄幸君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御質疑なしと認めます。
お諮りします。本案については、
委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は
委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
御意見ありませんか。
百上議員。
○19番(百上真奈君)
発議第17号、
地方議会議員年金制度の復活に反対する意見書の提出について、反対の立場で意見を申し上げます。
平成23年5月に地方議会議員の年金制度を廃止する法案が3点にわたる附帯決議を付して
全会一致で可決しました。その2点目に、おおむね1年程度をめどに国民の政治参加、つまり選挙に立候補をする権利の保障や地方議会における人材確保の観点を踏まえた年金制度について検討を行うこと。検討をする際は国民世論に留意することとされています。この附帯決議に基づく十分な国民的議論が現段階でされているとは言えません。
一方、国民感情としては、議員が起こしている政務活動費の不正受給や不祥事など議員と金の問題について怒りや批判、不信感があることも事実です。高額な税金が投入されている議員のあり方そのものが問われています。また国民の税金を毎年300億円以上政党にばらまく政党助成金や企業団体献金、巨額のパーティーなどに対しても批判があります。これこそ国民目線から遠くかけ離れたものではないでしょうか。
さらに大企業には減税する一方で、昨年12月の臨時国会では物価変動や賃金変動に関係なく、国民年金をさらに引き下げる年金カット法案に対して自民・公明・維新の会が賛成し可決しています。国民年金が本当に憲法25条にある健康で文化的な暮らしを保障するものになっているのか、引き下げではなく抜本的な見直しが必要です。議員の年金制度について検討する上でも、これら周辺にある問題についてもあわせて国民世論にしっかりと耳を傾けながら、国民的議論をする必要があると考えます。
多くの地方議会が採択している厚生年金加入についても賛成の立場ではありません。意見書案にあるように、短絡的に断固反対に立つ立場の段階ではないと反対し、発議第17号については反対をいたします。
○議長(
空森栄幸君)
他に御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
空森栄幸君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
発議第17号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
空森栄幸君)
起立多数であります。
よって、発議第17号は可決されました。
以上で、本定例会に付議されました案件は、全て議了しました。
去る11月30日に開会しました、平成29年第6回
伊賀市議会定例会は、これをもって閉会します。
長らくの慎重審議、ありがとうございました。
(午前11時14分 閉会)
―――――――――――――――
地方自治法第123条第2項の規定により次に署名する。
議 長 空 森 栄 幸
議 員 市 川 岳 人
議 員 赤 堀 久 実...