川越町議会 2020-09-03
令和 2年第3回定例会(第1日 9月 3日)
令和 2年第3回定例会(第1日 9月 3日)
令和2年第3回
川越町議会定例会会議録(第1号)
招集年月日 令和2年9月3日
招集の場所 川越町役場議場
開会 令和2年9月3日 午前9時00分
応招議員 12名
1番 早 川 茂 樹 2番 早 川 光 男
3番 杉 本 雅 照 4番 森 英 郎
5番 片 山 庄 平 6番 松 岡 正 敬
7番 寺 本 由 美 8番 栁 川 平 和
9番 伊 藤 勝 也 10番 安 藤 邦 晃
11番 山 下 裕 矢 12番 寺 本 清 春
不応招議員 なし
○議長(寺本清春君) 日程第3、報告第6号、
例月出納検査の結果報告について。
監査委員から、令和2年5月分、6月分及び7月分に関する
例月出納検査の結果報告が提出されておりますので、お手元に配付いたしておきましたから、御了承願います。
◎日程第4 報告第7号 議員派遣の報告について
○議長(寺本清春君) 日程第4、報告第7号、議員派遣の報告について。
議員派遣の報告についてお手元に配付しておきましたから、御了承願います。
◎日程第5 報告第8号 令和元
年度健全化判断比率の報告について
○議長(寺本清春君) 日程第5、報告第8号、令和元
年度健全化判断比率の報告について。
財政健全化法の規定に基づき、一般会計の
財政健全化比率について報告がありましたので、お手元に配付いたしておきましたから、御了承願います。
◎日程第6 報告第9号 令和元
年度資金不足比率の報告について
○議長(寺本清春君) 日程第6、報告第9号、令和元
年度資金不足比率の報告について。
財政健全化法の規定に基づき、公営企業の
資金不足比率について報告がありましたので、お手元に配付いたしておきましたから、御了承願います。
◎日程第7 報告第10号 令和元
年度教育委員会の点検と評価報告について
○議長(寺本清春君) 日程第7、報告第10号、令和元
年度教育委員会の点検と評価報告について。
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、教育委員会の点検と評価報告が教育委員会より提出されておりますので、お手元に配付いたしておきましたから、御了承願います。
◎日程第8 一般質問。
○議長(寺本清春君) 日程第8、一般質問を行います。
質問の通告がありますので、順次発言を許します。
11番、山下裕矢君。
○11番(山下裕矢君) おはようございます。11番議員の山下裕矢でございます。議長の許可をいただきましたので質問をさせていただきます。よろしくお願いします。
今回の質問は、大きく2つの質問をさせていただきます。
まず、1つ目に、員弁川堤防の今年度の工事概要と今後について、2つ目は、コロナ禍における避難用品の購入に伴う補助体制について質問させていただきます。
まず、1つ目の質問になりますが、今回、例年なら6月議会ぐらいにいつも県への要望等を含めた員弁川の
堤防補強工事について質問等をさせていただいておりますが、今回、コロナ禍の対応ということで6月議会の一般質問がなくなりました。
そんな中、7月中旬、自治会の回覧にて、員弁川堤防の補強工事について通行止め案内がありました。以前から一般質問等にて員弁川堤防の補強、雑木の抜根について質問させていただいておりますが、今年度、堤防工事について動きが見られるようです。その工事の概要と今後のスケジュールを教えていただきたいと思います。
2つ目の質問になります。現在、コロナ禍の中、7月豪雨等、災害のニュースがありました。避難所に避難する場合、ソーシャルディスタンスにより、対応人数にも制限があったりと話題になっております。避難というのは、字のごとく、難を避けると書き、同一の場所に避難するだけではなく、自助の点からしても垂直避難、また、親戚や知人宅へ避難する分散避難も有効な手段となります。各家庭にて2階へ避難することにより、少しでも避難場所の密集化を避けることができ、避難者の分散化にもつながります。しかしながら、そのためには各家庭における最低限の備蓄品が必要となります。各個人が避難用品を購入する際に、町が定めた用品については補助対象として何割かの補助を出してはいかがでしょうか。こちらについては、個人単位で購入になるため、一律幾ら配布といったことではないので、平等の補助になるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。以上、2つの質問についてよろしくお願いいたします。
○議長(寺本清春君) 城田町長。
○町長(城田政幸君) 皆さん、改めまして、おはようございます。よろしくお願いをいたします。
それでは、山下議員の御質問にお答えをさせていただきます。
まず、1つ目の御質問、員弁川堤防、今年度の工事概要と今後についてお答えをいたします。
今年度の
員弁川河川堤防の工事の概要ではございますが、今回の工事は、三重県発注の
堤防強化対策工事でございます。施工場所といたしましては、国道23号から朝日町との町境付近までの約920メートルとなっております。その区間を2工期に分けて施工をいたします。工期といたしましては、令和2年6月24日から令和3年2月8日を予定をしており、令和2年8月25日から令和3年2月上旬まで終日通行止めを行い、施工する予定とのことでございます。施工方法につきましては、堤外側、つまり河川側ののり面については
堤防道路端部から
既存コンクリート上部までの
張りコンクリートを行い、堤内側、つまり裏のり面については
堤防道路端部から下方に幅1メートルの
張りコンクリートを、
道路のり面下部に関しましてはのり尻から上部に幅約2メートルの張りブロックを施工するとのことでございます。次年度以降につきましては、県としましては、裏のり面の未施工部分が施工できるよう予算の確保に努めていくとのことでございました。当町といたしましても、県に対し、早期完成を強く要望してまいりたいと考えております。
なお、作業中は交通誘導員を配備して安全を最優先とするとともに、騒音、震動などの周辺環境への影響を抑えるように努めるとのことでございました。工事期間中には、住民の皆様には大変御迷惑をおかけをしますが、御協力をお願いをしたいと思います。
次に、2つ目のコロナ禍における避難用品の購入に伴う補助体制はについてお答えをいたします。
今年も全国各地において、大雨による被害が頻発をしており、特に令和2年7月豪雨においては、九州や中部、東北地方において甚大な被害が発生をしております。また、昨年の台風10号、15号、19号でも、全国各地に甚大な被害がもたらされており、これら台風シーズンとなることから、事前の防災・減災対策が必要となります。さらに、
新型コロナウイルス感染症の終息も見えないために、
新型コロナウイルス感染症対策も必要不可欠なものとなっており、議員が言われる垂直避難、親戚や知人宅への避難する分散避難も有効な手段となります。防災・減災対策を推進するには、自助、共助、公助それぞれの立場で防災意識を高め、取り組んでいかなければなければなりません。
さて、各家庭における避難用品の備蓄についてでございますが、近年、全国的に発生をしております大規模災害を受け、以前に比べ多くの品物が開発され、多種多様化をしております。また、各家庭により年齢や性別、家族構成なども異なることから、備蓄すべき避難用品は各家庭で異なってきます。避難用品につきましては、避難する際、自分自身を助ける必要最低限のものであることから、町の補助制度に関係なく、各家庭において必要な避難用品を備えていただきたいと考えております。町といたしましても、各家庭においてどういったものを備蓄し、何を持ち出したらよいのか、また、避難用品以外でも近い避難場所や避難通路の確認など、日頃から災害に対する備えに関し、家族間で話合いを行い、各家庭における防災力強化に努めていただくよう周知啓発に努めてまいります。
先ほども申し上げましたが、防災・減災対策は自助、共助、公助、それぞれの立場で取り組むことが重要であります。町は公助の立場に立って、避難者全体を考えた非常食などの非常用備蓄物資の備蓄に努めるとともに、これからも自助の重要性の周知啓発に努めてまいります。したがいまして、避難用品の購入に伴う補助体制については、今のところ考えておりませんので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 山下裕矢君。
○11番(山下裕矢君) ありがとうございます。
1つ目の質問にもありました員弁川については、町として、提案型の要望をしてほしいとの一般質問に対して、町長以下、各担当課の皆さんの県への地道な要望のおかげで今回は予算が通り、工事に至ったと思います。本当にこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
さて、再質問になりますが、次年度以降と回答された裏のり面の残りの部分についてはどのような予定になるのか、もう少し詳しく分かればお願いします。
○議長(寺本清春君)
石川産業建設課長。
○
産業建設課長(石川雅英君) 山下議員の再質問にお答えさせていただきます。
先ほども申し上げましたけれども、次年度以降、三重県としましても、裏のり面の未施工部分が施工できるよう、予算の確保に努めていくとのことでございます。町といたしましても、
員弁川改修事業促進期成同盟会での要望も含め、県に対しましては、早期完成を強く要望してまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 山下裕矢君。
○11番(山下裕矢君) ありがとうございます。これからも地道ではありますが、以前から申してます河川の抜根等、今後ともよろしく要望のほうをお願いします。
続いて、2つ目の質問の再質問になります。
今のところ、補助体制については考えていないとのことですが、実際、今のコロナ禍と今後どういった対応があるかもしれません。避難時、指定の避難場所ではなく、自宅での垂直避難、また、知人宅に避難しているといった避難の場合、そこへ避難用品を運ぶ等、対応が考えられます。そのようなことを考えると、町としては、これからはそういった対応も考えていかなければならないではないのでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 山下議員の再質問にお答えいたします。
先ほど、町長より御答弁させていただきましたとおり、防災・減災対策につきましては、自助、共助、公助、それぞれの立場で取り組むことが重要であると考えております。山下議員がおっしゃられるように、コロナ禍においては分散避難をお願いしている状況であります。このような状況から見ましても、今後さらに避難方法等も変わっていくことが考えられますので、そのような状況の変化については、町として対応すべきことを検討していき、対応できることは実施してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 山下裕矢君。
○11番(山下裕矢君) ありがとうございます。
町として、今後も情勢等にアンテナを立てていただきながら、川越町でできること、川越町だからできることをよろしくお願いしたいと思います。以上で質問を終わります。
○議長(寺本清春君) これにて山下裕矢君の質問を終わります。
次に、4番、森 英郎君の質問を許します。
森 英郎君。
○4番(森 英郎君) おはようございます。4番議員、森でございます。議長にお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。
今回は大きく2つあります。まず、1つ目の当町における児童虐待の実態と対応はということで質問をさせていただきます。
ニュースなどでよく児童虐待のこの悲惨な報道がよく見受けられます。三重県においても、児童虐待の件数が過去最多を更新したということでございます。近隣の四日市、亀山でも、ここ二、三年でいろいろ事件がございました。この問題は児童相談所だけで対応してるのか、行政としては、どこまで関与してるのかお聞きしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
まず初めに、当町の虐待の件数と実態はどういうものになっているのかということ、相談件数もいろいろあるかと思いますけど、その内容とかいうものを教えていただければと思います。児童相談所との連携はどのようにしているのかっちゅうこともお願いいたします。4番目に、当町の虐待の防止対策はどのようなものなのかということをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
2つ目は、川越町の虫歯予防の対策はということです。
昨年、新聞見てましたら、三重県は全国に比べて、小学校から高校生まで全年齢で全国平均を上回ってると。学力テストは朗報でいいんですけれども、残念ながら、虫歯のある子どもの割合が多いと記載されていました。
子どもの虫歯は、歯並びや食生活に影響し、体の発達にも影響してきます。また、健康な歯を保つことで、成人になってから歯周病を予防することにつながると思います。子どもの虫歯を予防するのにフッ化物洗口というのはどうだろう、フッ素によるうがい、割と厚生労働省も効果を認めて、ガイドライン出してやってるところも、虫歯のもとになる酸うを防ぐということで、県内でも、フッ素によるうがいを取り入れる保育所や幼稚園もあるということをお聞きしております。
そこで、川越町の虫歯予防、歯周病対策についてお聞きしたいと思います。
まず、川越町の現状は、三重県とか全国に比べてどのようになっているのか。2番目に、川越町は子どもの歯科保健についてどのように対策を行っているかを教えてください。今後、このフッ素によるうがいを保育所や幼稚園、まあ小学校までいけるといいんですけど、取り入れていく考えはあるかということをお聞きしたいと思います。
4番目に、成人に対する歯周病対策についてどのように行っているかをよろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 城田町長。
○町長(城田政幸君) 森議員の質問にお答えいたします。
大きな1つ目の御質問、当町における児童虐待の実態と対応についてお答えをいたします。
まず、1点目の当町の虐待の件数と実態内容についてでございます。
令和元年度末にて、現在、進行管理中のケースは63件ございます。内訳といたしましては、児童相談所が主に管理を行い、定期的に訪問するとともに、日々の様子を保育所や学校などの各課機関が確認し、必要に応じて実務者会議や
個別ケース検討会議を行うなど多くの対応が必要なケースは13件、当町だけで見守りを継続しているケースは50件となります。その実態といたしましては、心理的虐待や身体的虐待が主となっております。
次に、2点目の相談件数と内容についてでございます。
令和元年度においての
新規児童相談受付件数は74件で、そのうち
児童虐待相談件数は25件でございました。主な内容といたしましては、大声や脅しなど恐怖を与えてしまう。無視や拒否的な態度を取ってしまう。著しく兄弟間の差別をするなど、子どもの心を傷つけてしまうような心理的なものや保護者が子どもに手を上げる、戸外に締め出すなどの行為に対するものでございます。
次に、3点目の児童相談所との連携はどのようになっているかについてお答えをいたします。
当町では、要保護児童の早期発見や児童の適切な保護を図るため、児童相談所をはじめとし、
四日市北警察署や民生委員・
児童委員協議会などの関係機関等の代表者を構成員とする川越町要
保護児童対策等地域協議会を設置し、協議、情報共有を行っております。児童相談所につきましては、全ての子どもが心身ともに健やかに育ち、その持てる力を最大限に発揮することができるよう、子どもと家庭とを援助することを目的に設置をされており、児童虐待などの危機管理や市町への支援、里親推進などの業務を行っております。当町では、虐待等への対応を行うに当たりまして、専門的な知識及び技術を要するものについては児童相談所の人的支援及び助言を求め、必要に応じて児童相談所とともに訪問を行うなど、日頃より連携を密にしております。
次に、4点目の当町の
虐待防止対策についてお答えをします。
子どもと家庭を取り巻く環境が変化する中、児童相談も複雑、多様化をしています。子育て家庭の不安や負担感、孤立感を解消するため、保健福祉の分野にともに連携による相談支援の充実に努めております。例えば保護者の病気などや育児疲れのために一時的に
児童養護施設などで子どもを預かる
子育て短期支援事業や支援が必要な家庭に対する訪問を行う
養育支援訪問事業を行い、子どもの虐待などの不適切なケースの未然防止を図るとともに、支援の必要な子どもや家庭に対し必要な支援が行き届く体制づくりに努めておりますので、御理解をいただきますようお願いを申し上げます。
次に、大きな2つ目の質問であります川越町の
虫歯予防対策についてお答えをします。
まず、1点目の川越町の現状は、三重県、全国と比べてどうかについてお答えをいたします。
川越町の歯科保健の状況は、1歳6か月児、3歳児、6歳児、9歳児、12歳児について虫歯のない者の割合として結果が出ております。三重県及び全国と比較することができます。最新の平成30年度のデータでは、3歳児を除き、全ての対象年齢において虫歯のない者の割合が三重県及び全国と比較して高い状況でございます。
次に、2点目の御質問、川越町は子どもの歯科保健についてどのような対策をしているのかについてお答えをいたします。
川越町は、幼児を対象とした1歳6か月児健診、2歳6か月児健診、3歳6か月児健診において歯科健診を行っており、中でも2歳6か月児健診においては、歯科衛生士によるブラッシング指導を行い、希望者にはフッ素塗布を行っております。また、育児相談においては、乳幼児やその保護者を対象に年6回歯科衛生士による歯科相談を実施し、歯の生え始めから歯科に対する意識の向上を図っているところでございます。保育所におきましては、年2回歯科健診を実施しており、また、ふだんの保育時におきましても、ゼロ歳から1歳児クラスでは食後にお茶を飲み、口腔内を清潔に保つようにしており、2歳児クラスは歯磨きの練習前段階としてうがいの練習をしたり、3歳児クラスからは歯と口の健康週間に合わせ、6月から歯磨きを実施をしております。そのほかには、絵本などで虫歯の話を読み聞かせ、子どもたちに歯の大切さについて啓発を行っております。
幼稚園につきましては、年に1回歯科健診を実施しております。また、給食後の歯磨きも毎日実施をしております。小学校、中学校においても、全校生徒を対象に年1回歯科健診を実施するなど、当町といたしましては、乳幼児から中学生に至るまで歯科保健について取り組んでおります。
次に、3点目の御質問でございますフッ素によるうがいについては、取り入れていく考えについてお答えをいたします。
口の持つ機能は、食べること、呼吸すること、話すこと、表情をつくることなど、いずれも生活していく上でも、とても大切な基本機能でございます。そして、これらは子どもが成長、発達していく中で学習し獲得していくものでございます。保育所や幼稚園に通う子どもたちは、まさにこの時期にあり、体の発達や食生活にも大きな影響を与える口腔衛生についてはとても重要だと考えており、今年度はフッ素うがい導入に向けまして、職員の講習会受講を計画をしておりましたが、あいにくコロナウイルス感染症の影響で現在は見合わせております。今後は状況を見ながら、実施に向けて進めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
次に、4点目の成人に対する歯周病予防対策についての考えについてお答えをいたします。
歯周病は30代から発生しやすく、歯周病予防が心臓疾患などの生活習慣病の予防につながるという医学的見地から、令和元年度より30代健診において、歯科衛生士による歯科相談を開始し、若い年代から歯科保健に対する意識の向上を図っております。また、歯周病は自覚症状が現れにくく、放置すると歯の損失にも結びつき、高齢期における健康の維持にも影響を及ぼし、要介護状態を引き起こす要因となることから、今年度より、40歳、50歳、60歳、70歳に達した方を対象に、さわやか歯科健診と称する歯周病健診を開始し、生涯にわたる歯の健康づくりの取組を進めております。以上、御答弁を申し上げましたので、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 森 英郎君。
○4番(森 英郎君) ありがとうございました。少し再質問させていただきます。
まず、虐待のほうからなんですけども、全部で63件もあるというので、驚いたんですけども、そのうち13件がもう児童相談所等の管理になっとるちゅうことなんですけども、この児童相談所の一時保護するなどの措置に動くきっかけっちゅうのはどのような場合があるんですか。
○議長(寺本清春君) 小林福祉課長。
○福祉課長(小林由美子君) 森議員の質問にお答えをいたします。
例えば、子どもが病院へ受診したときに体にあざとか、けががあって、虐待が疑われるような外傷があると医師が判断し、児童相談所などに通告があった場合とか、あと、関係機関が訪問を繰り返しても子どもの安全確認ができない場合などがあります。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 森 英郎君。
○4番(森 英郎君) はい、ありがとうございます。ちょっと大変なことと思いますけども、また、ちょっとほかに、この新生児っていうか、産後間もない新生児や乳幼児なんかはどのように虐待防止とかいうのがあるかと思うんですけども、分かりましたらちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(寺本清春君) 新堂
健康推進課長。
○
健康推進課長(新堂愉香子君) 御質問にお答えいたします。出産後の乳児のいる家庭に対しては、保健師または助産師が全戸訪問を行いまして、様々な不安や悩みを聞き取り、子育て支援に関する情報提供を行い、母子、親子の心身の状況や養育環境の把握、また、助言を行って、支援が必要な家庭に対して適切なサービスを提供するように努めてございます。また、昨年度から設置のほうをさせていただきました子育て世代包括支援センターのほうでは、産後鬱など、妊娠、出産期から乳幼児期までを中心に途切れのないよう相談支援のほうを行っておりますので、御理解のほうよろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 森 英郎君。
○4番(森 英郎君) ありがとうございます。
それと、この要支援者を把握する、どこで虐待があるか分からない、これは通報があるのか、相談者の中からやるのか、きっかけっちゅうのはどのような場合があるんですか、教えていただければ。
○議長(寺本清春君) 小林福祉課長。
○福祉課長(小林由美子君) 再質問にお答えをいたします。把握するきっかけでございますが、例えば母子健康手帳の交付時とか、赤ちゃん訪問及び乳幼児健診時のアンケートの状況、また、他市町での支援を受けていた家族が当町へ転入があった場合による情報提供や、あと、保育所とか幼稚園など様々なところからの情報提供によりまして把握に至っております。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 森 英郎君。
○4番(森 英郎君) ありがとうございます。あまり通報とかそういうのはないということですね。
それと、このコロナ禍においてステイホーム中に四日市なんかでも結構増加したっちゅうことなんですけども、この虐待が懸念される報道されていますけれども、当町はどのような状況ですか。
○議長(寺本清春君) 小林福祉課長。
○福祉課長(小林由美子君) 再質問にお答えをいたします。
このコロナ禍以前から、福祉課とか健康推進課、それから子育て支援センターなどで電話での相談を受けておりますが、特に支援が必要な子どもや家庭に対しましては、健康推進課とか福祉課の保健師、助産師の訪問、それから電話の回数を増やしまして、様々な不安や悩みを聞き取り、助言するなど、支援を行っておりますので、幸いなことに今のところ重大な事案は発生していないと考えております。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 森 英郎君。
○4番(森 英郎君) 重大事案がないっちゅうことで、本当に喜ばしいことと思います。
それと、虐待のちょっと最後に、この虐待対応ダイヤル189(いちはやく)っちゅうんですか、この全国共通ダイヤルっていう電話番号があると思うんですけど、これはどこにどういうふうにつながってなるのか、ちょっと教えていただければと思います。
○議長(寺本清春君) 小林福祉課長。
○福祉課長(小林由美子君) 再質問にお答えをいたします。
虐待かもと思ったときに相談や通告ができる番号でして、近くの児童相談所につながります。当町の場合は、北勢児童相談所のほうにつながります。通話料は無料で、それから匿名で行うことができまして、通告とか相談した人、その内容に関する秘密は守られるようになっております。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 森 英郎君。
○4番(森 英郎君) ありがとうございます。なかなか、私の中には言う勇気がないんで、電話するのも、ですね、やっていきたいと思います。もう本当にこの虐待というのが大事に至らないように見守っていただければと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、歯科のほうの再質問をさせていただきたいと思います。
川越町のこの虫歯のない者の割合がほとんどの年代において三重県及び全国より高いということですが、川越町の虫歯のない割合はそれぞれどのぐらいになってるのかお聞きしたいと思います。
○議長(寺本清春君) 新堂
健康推進課長。
○
健康推進課長(新堂愉香子君) 御質問にお答えいたします。
平成30年度のデータにおきまして、1歳6か月児健診では、川越町は虫歯のない者の割合が100%でございます。3歳6か月児では84.24%、6歳児で60.69%、9歳児では55.24%、12歳児は73.81%、以上のような結果となっております。よろしくお願いします。
○議長(寺本清春君) 森 英郎君。
○4番(森 英郎君) ありがとうございます。もう1歳半までは全然虫歯が皆さんないと、それからだんだん虫歯が増えていくっちゅうことで理解してよろしいですか。ちょっとこれ、生活を改善していかないかんっちゅうことでよろしいんですかね。
それと、このフッ素によるうがいを前向きに取り入れていくということなんですけれども、間違えてフッ素液を誤飲してしまったら、体に害が生じることがないか、ちょっと教えていただければと思います。
○議長(寺本清春君) 新堂
健康推進課長。
○
健康推進課長(新堂愉香子君) お答えいたします。
フッ素によるうがいで、うがい液をもし飲み込んでしまったら、そのフッ素によるうがい液の安全性は十分に確立されておりますので、誤ってもし1回分飲んでしまったとしても、まあ問題はないということを三重県の歯科医師会のほうに確認しておりますので大丈夫ということでございます。よろしくお願いします。
○議長(寺本清春君) 森 英郎君。
○4番(森 英郎君) ありがとうございます。現在このフッ素によるうがいを三重県下の保育所や幼稚園で取り入れてるところもあると思うんですけど、どのぐらいの自治体が行ってるか教えていただきたいと思います。
○議長(寺本清春君) 新堂
健康推進課長。
○
健康推進課長(新堂愉香子君) 平成30年度が一番最新の状況でございますので、その状況結果によりましたら、幼稚園、また認定こども園、保育所でフッ素によるうがいを実施している市町は、三重県下29市町中21市町でございます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 森 英郎君。
○4番(森 英郎君) ありがとうございます。ほとんどの市町で実施されてるみたいに思うので、ぜひ早く取り入れていただければと思います。
それと、4番目の成人の歯周病検診っちゅうのは、四日市でもやってる、される歯科健診だと思うんですけれども、これ自己負担額っちゅうのは幾らぐらいかかるもので、近隣市町の情報も併せて教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(寺本清春君) 新堂
健康推進課長。
○
健康推進課長(新堂愉香子君) 当町で今年度より始めました成人の歯科健診、さわやか歯科健診でございますが、これは全額公費負担で自己負担金はございません。
なお、三泗地区と桑員地区の状況でございますが、四日市市は500円の自己負担、朝日町、菰野町は川越町と同じ自己負担金はございません。桑名市、いなべ市、木曽岬町、東員町はそれぞれ300円といった状況でございます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 森 英郎君。
○4番(森 英郎君) ありがとうございます。負担なしっちゅうことで、この機会に歯医者に行くきっかけをつくれるかと思いますので、また、それでまた8020で長く健康でいたいと思います。どうもありがとうございました。これで一般質問を終わらせていただきます。
○町長(城田政幸君) これにて森 英郎君の質問を終わります。
暫時休憩いたします。開始時間を9時50分といたします。
午前 9時36分 休憩
午前 9時49分 再開
○町長(城田政幸君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、1番、早川茂樹君の質問を許します。
早川茂樹君。
○1番(早川茂樹君) おはようございます。1番議員の早川茂樹でございます。
昨年の4月に初当選させていただきまして、ようやく1年を通じての議会というものを経験させていただくことができました。一年の流れは何となく把握はできたんですけども、まだまだ至らぬ点も多く、大変未熟でございますので、今後とも皆様方のお力添えよろしくお願い申し上げます。
早速ですが、一般質問をさせていただきたいと思います。
本日は大きく2点の質問をさせていただきます。1つは、当町における健康マイレージ事業について、現状の取組と今後の事業展開に関する方向性について伺います。
もう一つは、当町の公共のWi-Fiの整備についてどのようにお考えになられているのかを伺いたいと思います。
では、まず最初に、健康マイレージ事業の現状と今後の方向性についてですが、三重県では、平成30年10月より、健康寿命の延伸と幸福実感を高めるための心身の健康感の向上を目的とした、とこわか健康マイレージ事業が開始しております。具体的には、県民参加型のイベントを実施したり、健康の取組に賛同する県内の事業者を募って、それらに参加する従業員や県民の方々にとこわか健康マイレージカードを進呈するというものです。そして、進呈された健康マイレージカードは、県内1,000店舗以上ある特典協力店と呼ばれる店舗で特典利用が可能になるというのが具体的な事業の内容です。この取組は、現時点で県のとこわか健康マイレージ事業をベースに各市町が独自で運用しているというふうに理解しておりますが、当町ではどのような運用をしているのでしょうか。また、今後どのような展開をお考えになられているのかお聞かせ願います。
2点目は、公共のWi-Fiの整備についてお考えをお伺いします。さらにこちらは防災と教育という2つの視点から御質問させていただきたいと思います。
まず、防災の観点ですが、総務省は、平成28年12月に策定した防災等に資するWi-Fi環境の整備計画を令和2年2月に改定し、令和3年度までの整備目標の数を引き続き3万か所と設定しました。平成28年当初目標は、平成31年度までに3万か所を目標としてきましたが、その目標を達成できなかったことから、計画を令和3年度まで延長し、目標を再設定したという運びです。現状は、2万6,000か所が整備済みで残り4,000か所が再設定された目標となっております。さらにその4,000か所の目標の内訳といたしまして、92.5%に当たる約3,700か所が避難所、避難場所、官公署とされておりまして、これを当町に当てはめると、役場、総合センター、町民体育館、中央公民館、各地区の公民館、小・中学校、水防倉庫などがそれに該当すると認識しております。現段階で、それらの施設へのWi-Fiの設置はなされていないと思いますが、今後の整備計画の予定があるのかどうかをお伺いしたいと思います。
続きまして、教育の観点からですが、学校教育の現場では、1人1台のタブレット端末の整備を目標としたGIGAスクール構想が今まさに進行中で、当町においても、タブレット計画を進めていただいてると認識しております。コロナウイルスの感染拡大している現状において、安全面を考慮すれば、学校に登校できない状況が生じても各家庭で授業を受けることができるオンライン授業の開催についても併せて今後検討していく必要があると思います。ただ、それに対応するためには、全家庭にWi-Fiの環境が整っているというのが前提になるわけですが、家庭環境によってはWi-Fiの整備をすることが難しい家庭も存在することが予想されるわけですから、何らかの対応を検討していく必要があると考えております。
以上の2点を鑑み、今後、当町における公共のWi-Fi整備に期待をしたいところではございますが、今後の整備計画があれば、そのお考えをお聞かせ願います。
○議長(寺本清春君) 城田町長。
○町長(城田政幸君) 早川茂樹議員の質問にお答えをいたします。
まず、大きな1点目の御質問であります。当町における健康マイレージ事業の現状と今後の方向性はについてお答えをいたします。
とこわか健康マイレージ事業は、三重県の事業として、健康づくりにおける個人の取組の動機づけを社会全体でその取組を支える環境づくりを行うことを目的に、平成30年10月より開始をされました。当町におきましても、この事業を平成30年10月より導入しており、18歳以上の方を対象として、町が設定した健康づくりに関する条件を満たした方に三重県とこわか応援カードを交付をしております。このカードを受け取るための当町の条件として、令和元年度は2つの条件を設定をしており、1つ目は、健康診査やがん検診、または献血を受けられた方、2つ目は、町が主催する各種スポーツ教室等の参加や町の運動施設を利用された方、また、禁煙外来に行かれた方など、健康づくりに関する2つの条件を満たした方に交付をしております。
交付条件は、年度ごとに見直しを行っており、令和2年度におきましては、新型コロナウイルスの影響もあり、条件を緩和して設定をしております。申請期間は、9月より来年の3月末までとしており、健康応援カードの有効期間は申請の日から1年間となっております。交付数はまだ少ない状況ではございますので、今後は事業の周知活動や特典協力店の店舗数を増やすなど、少しでも多くの町民の方に利用いただけるよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
次に、大きな御質問の2つ目、Wi-Fi環境、公衆無線LANの設置についての考えについての前段の防災等に資するWi-Fi環境の整備につきましては、私のほうから答弁させていただき、後段のGIGAスクール構想に関しましては、教育長から答弁をいたさせますのでよろしくお願いをいたします。
それでは、防災等に資するWi-Fi環境の整備についてお答えをいたします。
総務省では、Wi-Fiが災害時でも効果的に情報を受発信できる通信手段として有効とされていることから、平成28年12月に防災等に資するWi-Fi環境の整備計画を設定し、地方公共団体へのWi-Fi環境の整備を推進をしてるところであります。この整備計画の趣旨としましては、災害が発生してから災害の危険性がなくなるまでの間に滞在して避難生活を送る避難所や避難場所、また、被災場所としての災害対応の強化が望まれる公的な拠点に整備をすることにより、災害時に必要な情報伝達手段を確保しようとするものでございます。
なお、整備をした際には、Wi-Fiが、最大限、効果的かつ効率的な利用を行うため、平時においても観光関連情報の収集や教育分野での活用などにより利便性の向上を図ることとしております。
このような趣旨を踏まえまして、Wi-Fi環境の整備を考えますと、町におきましても災害対策の拠点や避難所などの防災拠点への整備が考えられます。具体的には、役場庁舎、総合センター、総合体育館、小・中学校体育館、各地区公民館、津波からの緊急避難場所を兼ね備えた水防倉庫への整備が上げられます。現在、町では、第7次の総合計画の策定を進めており、この策定に合わせまして、Wi-Fi環境の整備を検討しているところでございます。Wi-Fi環境の整備に関しましては、総務省の整備計画の趣旨にありますように、災害時においては効果的に情報を受発信できる通信手段でありますので、その有効性に鑑み、平時から施設の利用状況や整備費用などを勘案しまして、優先順位を定め、計画的に整備を進め、安心なまちづくりを推進してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきますようお願いをいたします。
残余につきましては、教育長より答弁いたさせますのでよろしくお願いします。
○議長(寺本清春君) 稲垣教育長。
○教育長(稲垣良夫君) 続きまして、教育分野におきますWi-Fi環境の整備につきましてお答えいたします。
まず、本町のGIGAスクール構想の現状につきましては、昨年度の11月に各校児童生徒数の約3分の1のタブレット端末の校内Wi-Fi環境の整備等をさせていただきました。1人1台のタブレット端末の整備につきましては、国からの方向性も踏まえ、
新型コロナウイルス感染症に関する川越町独自支援策第三弾として口頭発表させていただきましたとおり、本町におきましても、今年度残り3分の2のタブレット端末の整備を進め、令和3年度早々には、1人1台タブレット端末の体制を整えたいと考えております。
また、このような体制が整った後、新型コロナウイルスの影響等で長期の臨時休業になった場合、パソコンやタブレット端末がない御家庭にはタブレット端末を貸し出してまいりますが、通信環境に関しましては、各家庭でWi-Fi環境を整えていただき、通信費の御負担をしていただきたいと考えております。ただし、就学援助等の対象の方につきましては通信費の援助を行っていく予定で考えております。
なお、この9月議会におきまして、残り3分の2のタブレット端末の整備等に関連する補正予算を上程させていただいておりますので、よろしく御審議のほどお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。
○1番(早川茂樹君) ありがとうございました。
まずは、健康マイレージカードについての再質問をさせていただきたいと思います。
町長の御答弁の中の最後のほうで、交付数がまだまだ少ないというような御答弁ございましたけども、健康応援カードを町民の方々に多く利用いただくために、今後どのようなことが必要であるのか、そのお考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(寺本清春君) 新堂
健康推進課長。
○
健康推進課長(新堂愉香子君) 早川議員の再質問にお答えいたします。
町長の答弁にもございましたが、まずは周知活動であると思っております。町民の方に分かりやすい形で周知していくことが必要であると考えており、広報紙、ホームページ、また、回覧で広く周知に努めていきたいと思っております。
次に、町が設定する条件でございます。町民の方が取り組みやすい内容を幅広く設定することが必要であると考えております。もう一つは、特典が使える店舗数が川越町内は8店舗と少ないことも要因の一つであると思っておりますので、このような点を改善していくことが必要であると思っております。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。
○1番(早川茂樹君) ありがとうございます。
健康応援カードを取得するための町の設定する取得条件と、あと、特典が利用できる店舗数を改善していく方向だということなんですけども、もう少し具体的なお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(寺本清春君) 新堂
健康推進課長。
○
健康推進課長(新堂愉香子君) お答えいたします。
まず最初の、町が設定する条件でございます。それにつきましては、従来、町の運動施設の使用のみとしておりましたが、それを民間のスポーツジムなどの利用も条件に追加するように考えさせていただきました。また、新型コロナウイルスの影響により予定しておりました検診、また、スポーツ教室などが中止になっていることから、これらに参加をしなくても、家庭でできる健康づくりの取組として、例えば毎日歩いた歩数であったり、血圧の値、また、体重などを3か月間、自分で測定をしていただいて、その結果を提示していただくっていうふうなところも今年度から交付の条件に追加して設定のほうをさせていただいております。
そして、次の2点目の店舗数でございます。マイレージカードの特典を提供する協力店の拡大につきましては、現在8店舗と少ないということもございますので、まず、朝明商工会に加入していらっしゃる川越町内のお店に対しまして、協力店に加入していただくよう、町のほうとしても呼びかけを行いまして、健康応援カードの魅力を高めていきたいと思っております。また、町民の方の健康増進につながる町独自の特典も今後は検討していきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。
○1番(早川茂樹君) ありがとうございました。条件に民間の企業を入れていただいたりとか、あとは、特典の協力店を増やしていただくことを一生懸命やっていただくとか、そういうことは本当にすばらしいことだと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
先ほどの御答弁で、町独自の特典も検討していかれるということなんですけども、例えば町民体育館であったりとか、プールとか、あとは町の施設を利用する際の料金に対して割引があったりとか、そういうような特典があればいいかなというのを個人的にはちょっと思ってるんですけども、町独自の特典というのは、具体的にお考えになられてるところはあるんでしょうか。
○議長(寺本清春君) 新堂
健康推進課長。
○
健康推進課長(新堂愉香子君) 町独自の具体的な案といたしましては、関係各課と今後検討して、町民の方の健康づくりにつながるものを考えていきたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。
○1番(早川茂樹君) ありがとうございます。
この健康マイレージカードの普及が進めば、楽しみながら健康寿命を延ばすことが期待できますので、今後ますます使いやすく魅力的なものにしていただきますように御期待をさせていただきたいと思います。
次の再質問をさせていただきます。
Wi-Fiの件です。災害時の利用を目的としたWi-Fiに関しては、第7次総合計画で整備を御検討いただけるということですので、もうぜひよろしくお願いしたいと思います。
加えて、町長の答弁の中にあったんですけども、平時という言葉が結構出てまいりました。平時に住民サービスとしての利用していただけるWi-Fiの環境ですね、これが必要ではないかと考えておりまして、例えば役場の各課に整備をしていただくとか、教育センター、図書館とか、あとは中央公民館や貸室利用のお客様に使っていただけるようなWi-Fiの整備、これらもできたら必要ではないかなというふうに考えておりまして、この辺りの考えもどのようにお考えになられてるのかお聞かせいただけないでしょうか。
○議長(寺本清春君) 伊藤
企画情報課長。
○
企画情報課長(伊藤 仁君) それでは、早川茂樹議員の再質問のほうにお答えをさせていただきます。
平常時からもWi-Fiを利用する環境のほうを考えますと、やはりつながりやすさがあるというふうな点が利点だと考えているところでございます。そういった場合、様々な情報を利用者が閲覧することができるというのが、まず利点としてございます。そのほかに、あと、各行政手続や窓口業務などにも利活用が考えられるところでございます。そういったことを考えますと、住民サービスの向上が図られるというふうなことになってきますので、平常時からにおきましても、やはり役場庁舎、総合センター、そして総合体育館なども、まずは平常時からWi-Fiの環境が整い、利用できるように整備のほうを図っていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。
○1番(早川茂樹君) ありがとうございました。
続きまして、学校教育のWi-Fiの整備についての御答弁の中で就学援助等の対象につきましては通信費の援助を行っていく予定ということなんですけども、具体的にその範囲を教えていただきたいと思います。例えば生活保護を受けていらっしゃる家庭に限定するのか、もしくは母子家庭までちょっとその範囲を伸ばすのかとか、そういった範囲のことについてお聞かせ願います。
○議長(寺本清春君) 佐藤
学校教育課長。
○
学校教育課長(佐藤顕一君) 早川茂樹議員の再質問にお答えします。
今のところ、川越町就学援助規則の支給対象者の規定に該当する児童生徒の保護者に対し、オンライン学習に係る費用として支給してまいりたいと考えております。
なお、援助の額や支給方法につきましては、国や近隣市町の状況も確認をしながら検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。
○1番(早川茂樹君) ぜひよろしくお願いいたします。
Wi-Fiの環境は、若い世代にとって、なくてはならないアイテムです。川越町は、比較的町民の年齢っていうのが若いですし、若い年代に喜んでいただける住民サービスというのはとても必要なものであると考えております。ぜひ近隣市町との比較としても、川越町のWi-Fiの整備ってのがぬきんでて進んでるなと言われるようにしていただくために、ぜひ前向きな御検討を今後よろしくお願いいたします。
以上で私の質問を収めさせていただきます。
○議長(寺本清春君) これにて早川茂樹君の質問を終わります。
次に、9番、伊藤勝也君の質問を許します。
伊藤勝也君。
○9番(伊藤勝也君) 9番議員の伊藤勝也でございます。今回は、特に自然災害に対する行政の役割をということで、今朝もテレビのほうで台風10号がこちらのほう、日本、九州のほうだっていう話なんですけど、規模が伊勢湾台風並みということで、私自身は伊勢湾台風に実際に被害に遭っておりますので、相当やっぱり警戒しなきゃいかんのじゃないかなっていう気はしますので、本日は自然災害に対する行政の役割を問うということで御質問したいと思います。
近年、毎年のように日本を襲う自然災害が発生し、全国各地で甚大な被害が発生している状況で、今年も梅雨末期の豪雨災害が九州を中心に発生しております。川越町でも、先ほど申し上げましたように、61年前に、私が15歳の頃です。伊勢湾台風をはじめ、大きな災害を経験し、また、当町では多くが海抜ゼロメーターをはじめ、最高でも6メーター程度であり、併せて地盤も弱く、液状化も予想されます。今後、発生するであろうと思われる南海トラフ巨大地震だけでなく、養老-桑名-四日市断層を含む直下型地震も予想されます。また、気候変動による豪雨災害も予測され、人的被害や建物被害による避難生活など、生活に支障が出ることが予想されます。特に近年、想定内だけでなく、想定外の災害が続発している状況ではないかと思われます。
また、一方、今年に入って、先ほどからも皆さん議題にされておりますけど、国難とも思える未知のウイルスと言われる新型ウイルスの感染症が全世界に広がり、終息が見えない状況が続いております。今、災害が発生した場合、その災害の対応にも過去の対策が通用しなくなっていると思われます。特に避難所における三密問題など、多くの課題があるように思われます。そこで、コロナ対策を含めた災害に対する行政の役割をお伺いしたいと思います。
まず、1つ目です。避難所での三密対策を考えた場合、現在の避難所だけでは収容人数等の関係から密を回避することは困難であると思うが、例えば避難所を増やすなど、どのように考えておみえになるのかお伺いしたい。
それから、2番目です。避難所、体育館ほかですね、空調関係が今整備されていない状況であります。空調、また、換気設備の導入についての考え方をお伺いしたいと思います。
それから、3番目、最初にも申し上げましたように、地震発生の場合の液状化対策、避難路対策も含めてお伺いしたいと思います。
それから、4番目、災害時の、子育ての専用の避難所の設置の考えはあるのかないのか。希望としてはあってほしいという考えです。
それから、5番目、乳幼児対策として、ミルクほかの備蓄は十分であるかどうかをお伺いしたいと思います。
それから、最後の6番目、避難所での感染予防対策に対する備蓄品は十分であるかどうか、以上の6点を前向きに御答弁お願いしたいと思います。
○議長(寺本清春君) 城田町長。
○町長(城田政幸君) 伊藤議員の御質問、自然災害に対する行政の役割を問うについてお答えをいたします。
まず、1つ目の避難所での三密対策を考えた場合、現在の避難所だけでは収容人数等の関係から密を回避することが困難であろうと思うが、例えば避難所を増やすなど、どのように考えているのかについてお答えをいたします。
先ほど山下議員もおっしゃられておりましたが、避難とは、難を避けることであります。安全な場所にいる人は避難場所に行く必要はございません。現在の避難所以外の避難といたしましては、自宅での安全確保が可能な場合には、自宅内の安全な場所での垂直避難を、また、親戚や知人宅で安全確保できる場合には分散避難をしていただければと考えております。特に台風の場合は進路予想等の台風情報を参考に、台風が接近する前に安全な親戚や知人宅に避難していただく分散避難をお願いをしたいと考えております。
町では、昨年まで、特に台風時においては、避難所開設の第一段階で総合体育館、地区公民館を避難所として、いきいきセンターを福祉避難所として開設をしておりました。そういった中、今年度は
新型コロナウイルス感染症対策で三密を避けるために、第二段階で開設する予定の川越南北小学校体育館も同時に避難所として開設をいたします。また、避難状況によっては、川越高校体育館や小・中学校の校舎等についても避難所として開設をいたします。
次に、2つ目の避難所の空調及び換気設備の導入を考えてはどうかという質問にお答えをいたします。
当町の場合、平時にそれぞれの使用目的で使用されている公共施設等を避難所として指定をしております。これらの施設は、災害時のみの使用を想定している施設ではないことから、冷暖房設備をはじめとする設備は、平時における施設の利用目的に照らして整備するものと考えております。一方、近年の猛暑や冬場の避難を考えますと、良好な避難所環境の確保は重要な課題であるとも認識をしております。町においては、民間事業者と災害時の協定を締結をしており、協定に基づきまして、災害時に空調機器をレンタルし、設置することとしております。
3つ目の御質問であります。地震が発生した場合の液状化対策についてお答えをいたします。
地震による液状化危険度については、三重県が平成25年度に南海トラフ過去最大クラス、南海トラフ理論上最大クラス、養老-桑名-四日市断層帯、布引山地東縁断層帯、頓宮断層の5つの地震を想定し、液状化危険度予測分布図を作成、発表をしております。それによりますと、当町における液状化危険度は、頓宮断層以外4つの地震では町内全域が極めて高いと示されております。頓宮断層では、町内の3分の1ぐらいが極めて高いと予測をされております。町といたしましても、液状化の危険性は十分認識をしております。
現在のところ、道路と宅地の一体的な液状化対策方法としては、国土交通省において、東日本大震災を受けて市街地液状化対策推進ガイダンスが策定され、その中では、地下水位低下工法及び格子状地中壁工法という工法が示されております。地下水位低下工法の特徴は、地下水位を低下させ、液状化層厚を増大させるとともに、地下水位以深拘束圧が増大し、液状化強度を大きくします。経済性といたしましては、道路部分のみの施工で完結することから、宅地部分の費用は僅かと想定をされますが、維持管理費等の官民費用負担についての検討が必要となります。
一方、格子状地中壁工法の特徴は、地中に柱列状の固化壁を造成し、これらを格子状に配置し、液状化地盤を囲い込むことで地盤のせん断変形を抑止し、液状化を抑制する広報であります。経済性といたしましては、道路部及び宅地と宅地境界において施工をします必要があり、施工方法によっては高額になります。
なお、現在把握しております全国の状況を申し上げますと、これらの工法で市街地液状化対策事業を完了した自治体は4自治体6地区で、いずれも東日本大震災の被災エリアの自治体となっております。
また、このガイダンスでは、東日本大震災において避難路となるべき生活道路が噴砂により埋没し、通行の妨げになりましたが、この要因は道路の液状化によるもののみならず、隣接宅地の地盤から発生したものも含まれると推測をされております。そういったことから、敷地単位で局所的に対策を講ずるより、地区単位で道路等公共施設と宅地を一体的に講じたほうが効率的かつ効果的であるとしております。新たに建築をする場合は、地盤改良等、多様な施工方法がございますが、既存建築物や道路の液状化対策となりますと、地質調査を含む整備事業には事業費が多額となることや、地下水対策を行うことから、液状化発生時において近隣宅地への影響も懸念をされます。国土交通省によりますと、やはり各個人の費用負担の面、住民の合意形成の難しさ等、事業を行っていくにはかなりの困難があるということでございます。
三重県におきましても、予防的な事前対策については進んでいないのが現状でございます。全国的にも液状化対策はまだまだ進んでいない状況であり、当町といたしましては、既存の施設や道路などの液状化対策は現時点では非常に難しいものと考えております。
4つ目の災害時の子育て専用の避難所設置の考えについてお答えをいたします。
災害時の避難生活において、妊産婦や乳幼児が落ち着いて過ごせ、乳児に授乳させやすく、また、乳児の夜泣きの理解を周囲に得やすい環境を整えることは大変重要なことであると認識をしております。現在、町におきまして、指定避難所として総合体育館や地区公民館等16か所、福祉避難所としていきいきセンター1か所が指定をしております。福祉避難所は、障がい者や傷病者、妊産婦等の要配慮者を対象に設置をいたします。福祉避難所は、指定避難所よりは妊産婦や乳幼児には多少の配慮はされておりますが、子育て専用避難所ではないため、他の要配慮者も避難をしていることから、妊産婦や乳幼児が他の人に気兼ねなく、落ち着いて過ごせることや、周囲の人たちに理解を得やすい環境が全て整っている場所ではございません。子育て専用避難所を指定するには、避難所設置基準、想定される災害、津波や洪水等の影響が比較的に少ない場所や妊産婦や乳幼児の支援を行える体制が整備されていることなど条件を満たすものが必要でございます。
このようなことから、今すぐに子育て専用避難所を指定することはなかなか困難でございますので、避難所における、こういった方々の専用スペースやプライバシーを保てる環境を確保するなどして対応をしてまいりたいと考えております。
5つ目の乳幼児対策として、ミルクほかの備蓄は十分かについてお答えをいたします。
現在、当町では、乳幼児対策として、ミルク、使い捨てタイプの哺乳瓶を備蓄倉庫に保管をしております。そのほかにもおむつや離乳食、乳幼児用衣類などの備蓄も考えられますので、女性や子育てニーズを把握し、他市町の備蓄状況も参考にしながら、関係各課におきまして調査、研究させ、適切な備蓄に備え検討をしてまいります。
6つ目の避難所での感染予防対策備蓄品はについてお答えをいたします。
新型コロナウイルス感染症が終息しない状況におきまして、避難所における感染症対策は重要となります。その感染予防対策として、避難スペースにおける人と人との距離を確保するための避難所用間仕切り及び簡易パーティション、または避難者に対してのマスク、手指消毒液、避難所の掃除用除菌シート、アルコール消毒液、避難所での避難者受付時に使用する非接触型体温計、フェースシールド、使い捨て手袋などを備蓄をしております。また、本事業におきましても、町独自の支援策として報道発表しておりますが、個室スペースとして使用することも可能なテント式のワンタッチパーティション及び空気清浄機も備蓄する予定でございます。この9月議会におきまして、関連する事業費を補正予算に計上させていただいておりますので、よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
町といたしましても、
新型コロナウイルス感染症の終息が見えない状況下におきまして、避難所等における感染症対策は大変重要なことであり、感染症による二次災害が発生しないように努めてまいりますので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 伊藤勝也君。
○9番(伊藤勝也君) ありがとうございます。親切な答弁いただきましてありがとうございます。
それでは、また再質問だけさせていただきたいと思います。
まず、1番目の避難所の関係なんですけど、まず、今、避難所を増やすということですけど、コロナ前とコロナ禍における収容人数ですね。収容人数はどの程度を想定されておるのかちょっとお聞かせ願いたいんですけど。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 伊藤議員の再質問にお答えいたします。
コロナ禍前までにおける全避難所の想定収容人数は5,145人で、避難所の面積から1人当たりの避難面積を3.3平米として想定しております。
新型コロナウイルス感染症対策後における全避難所の想定収容人数の合計は3,600人で、1人当たり避難面積を4平米として想定しております。コロナ対策により、各避難所においての収容人数は約3割減ることになります。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 伊藤勝也君。
○9番(伊藤勝也君) ありがとうございます。
実は、三重県から前にも質問させていただいとると思うんですけど、川越町に最大クラスの地震とかそういう災害が起きたときに、被害想定が、これたしか前回のときにもお示ししたと思うんですけど、今の答弁ですと、コロナ禍における収容の最大が3,600人と、ところが、理論上、最大クラスの災害が起きたときには、避難者数が川越町の場合1万3,000人、最大でですね。それから、避難所へ多分避難するであろうという想定数が8,500人、それから、1週間後でいわゆる避難所に約6,900人という想定数が出ておるわけですね。今現在、今の答弁ですと3,600人というふうにお伺いしておりますけど、多分いろんな方法はあると思います。
過去に最近の災害で、先日の新聞にちょっと載っておりました。九州の人吉市、ここで実際にいわゆるコロナ対策を含めた収容人数が600人のところ、約900人近くの人間が避難してきたということで、非常に避難所の職員の方が困ったという形で、いわゆる空いてるスペースを急遽避難所として設定してその分だけつくったという、新聞にちょうど載っておりました、先日の新聞に。それで、中にはやっぱり車中避難される場合も、多分この中にも、新聞に載っておりましたけど、車中避難、一時的に車中避難をされる方も想定されるということでございますので、その辺も含めて、町としてどのように考えておるのか。特に車中避難の場合ですと、川越町の場合はほとんどがゼロメーター、高いところで6メーターということですので、やっぱり車中避難できる場所の問題も出てくると思いますので、その辺をどのように考えてみえるのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 再質問にお答えさせていただきます。
感染症の感染を避けるためやプライバシーを確保するため、避難所には入らず自動車内で避難生活をする車中避難ができる場所は、町としては、現在指定しておりません。コロナ禍の状況で車中避難を希望する方もみえると思いますので、車中避難、それができる場所の選定も含め検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 伊藤勝也君。
○9番(伊藤勝也君) ありがとうございます。車中避難だけじゃなしに、広報でも流れておりましたけど、親戚とか、例えばほかのところの避難をいわゆる促していただくようお願いをしたいと思います。
それから、今度は2番目の問題なんですけど、避難所の換気の問題ですね。逆に言えば、今度新しく小学校、中学校の、両小学校の体育館とか、川越高校の体育館とかっていう形の避難所が出てくると、やっぱりその辺の想定も考えて、いわゆる業者に協定を結んでおるということはお伺いしておりますけど、今までの想定だと、現行の避難所だけの想定で多分考えてみえると思いますので、その辺も前向きに考えていただくようよろしくお願いしたいと思います。
それから、3番目の、これは私も大変な課題であろうと思います。たしかここに川越町の防災ガイドで載っておりますけど、ここでいくと、川越町が、特にやっぱり直下型の地震のときに液状化ということで震度7が想定されておりまして、川越全体が液状化の対象になっておるという形ですので、確かに液状化になった場合には、これは想定も非常にしにくく、行政としても非常に問題があるかとは思うんですけど、例えば東日本大震災のときに、浦安市がいわゆる液状化に対する後の処理ですね、これに、ちょっと調べてみましたら、24年度から29年度でやっぱり7,700,000千円という膨大なお金がかかって、その液状化の対策を取られたということなんですけど、先ほどの答弁の中にも各市町でもやってるとこは非常に少ないと。こういうこともやっぱり想定しながら、これから行政でしっかり考えていただくようお願いしたいというふうに思っております。
それから、4番目、実を言うと、子育て専用の避難所ということで、いわゆる若いお母さん方にちょっと聞き取りをしてみたんですね。やっぱり3つの悩みを抱えておるというんですわ。今の避難所だと全体で一緒に入るという形になりますと、まず、いわゆる母乳を与えるとこ、どうしてもパーティションを取ったとしてもやっぱり非常にほかから見られるという形、それから、もう一つは、おむつの替え、このおむつの替えっていうことは、やっぱりうんちゃんですね、非常に臭いが周りに漂う。それから、もう一つは、赤ちゃんですので、いつ泣くか分からない。そういうことを考えた場合に、非常に避難所に行くのが、いわゆる二の足を踏んだりするという形ですので、その辺のところの考え方をちょっと教えていただけたらありがたいなと思います。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 再質問にお答えさせていただきます。
避難所での赤ちゃんの授乳やおむつ交換を行う場所は、やはり専用スペースの確保がとても重要であると認識しております。避難所によっては専用スペースが確保が困難なところもございますので、これから御審議いただきます補正予算にて、個室スペースとしても使用することが可能なテント式のワンタッチパーティションを備蓄する予定でございますので、状況によりましては、それらを活用して少しでも専用スペースの確保に努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 伊藤勝也君。
○9番(伊藤勝也君) 実を言うと、一部の自治体でやっぱり前向きに検討しとるところもございますので、その辺も踏まえて、ぜひ、子育てということは非常に川越町にとっても大事だと思うんですわ。私らの男の目線ではなかなか分かりにくいんですけど、女性の課長、2人お見えになると思います。今の3つの悩みっちゅうのは、どうしてもやっぱり女の方から見たら非常に気になることだろうと思うんですわね。この辺は、今やれということは難しいかも分かりませんけども、近い将来、やっぱりいつ災害が起きるか分かりませんので、その辺も十分考慮していただいてやっていただきたいなというふうに思っております。
それから、もう一つ、今、5番目の問題ですね、ミルクの問題ですけど、これの場合は、今現在、断水のときに、特にいわゆる使い捨ての液体ミルクですね。その辺のとこはどのぐらいの備蓄を持ってみえるのか、多分乳幼児の想定人数っちゅうのはそちらのほうで把握されておると思いますので、その辺も含めてちょっと答弁いただけたらありがたいなと思います。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 再質問にお答えいたします。
町におけるミルクの備蓄予定数量は約6キロと考えております。この数値につきましては、三重県が避難者数、乳幼児の比率、1人1日当たりの必要量等により想定した公的備蓄目標でございます。ただ、今備蓄しておりますのは、町としては粉ミルクを5キロ備蓄しておりますが、液体ミルクの備蓄は今のところはございません。今後、断水等も考えまして、液体ミルクの備蓄にも努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 伊藤勝也君。
○9番(伊藤勝也君) ありがとうございます。
ただ、私が申し上げたいのは、断水のときに、確かに液体ミルクの場合は耐用日数もやっぱり少ないということでいろいろ行政も課題があるとは思いますけど、子育てっちゅうことをやっぱり考えていただいたときに、もし災害が起きたときに、液体のミルクやと即使えますし、もし粉ミルクの場合だったら、断水した場合に即使えない。赤ちゃんはいつ欲しいんか分からないっていう状態ですので、その辺も前向きに考えていただくようお願いしたいと思いますし、そういうことでぜひ前向きに、今のところは用意してないということですので、その辺も踏まえて準備していただくようお願いしたいと思います。特に液体ミルクの場合は、どうも今の形でいくと、女性の方は御存じだと思うんですけど、半年って私はちょっと聞いていますけど、いわゆる耐用期間が半年ぐらいしかもたないということですので、いろいろ課題はあると思いますけど、その辺も含めて、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
最後の問題については、十分今答弁いただきましたので、これについては省略させていただきたいと思います。
以上をもちまして、私の質問として終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(寺本清春君) これにて伊藤勝也君の質問を終わります。
暫時休憩いたします。開始時間を10時55分といたします。
午前10時38分 休憩
午前10時54分 再開
○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、3番、杉本雅照君の質問を許します。
杉本雅照君。
○3番(杉本雅照君) 3番議員、杉本雅照でございます。議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。
本日は、大きく2点質問させていただきます。コロナ禍における避難所の環境整備についてと豪雨対策としてのマイ・タイムラインの啓発活動並びに各消防団に救助ボートとライフジャケットの整備について質問します。
まずもって、令和2年7月豪雨により犠牲になられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
いまだ世界中で新型コロナウイルス感染が猛威を振るい、日本でも感染第二波が起こっている中、令和2年7月豪雨によって各地で甚大な被害が出ました。当町におきましても、毎年台風時に公民館等に避難してみえる方々が見えます。伊藤議員の質問にもありましたが、三密が避けられない避難所における感染対策を重視しなければなりません。そのため、コロナ対策を盛り込んだ新たなガイドラインに基づく避難所の環境整備の必要性を強く感じます。町としてのお考えをお聞かせください。
マイ・タイムラインでございますが、マイ・タイムラインとは、災害が起きると予測される時刻に向かって、いつ、誰が、何をするのかをあらかじめ決めておく防災スケジュール表であり、次第に危険性が高まる進行型災害に備え、時間軸で防災行動を考えます。居住地、家族構成等々により町民一人一人が取るべき避難行動が違います。まずはハザードマップ等により水害リスクを知ることから始まり、おのおのの避難行動に向けた課題を整理し、行動計画を立てることによって洪水からの逃げ遅れゼロを目指し、水害を我が事として考える意識改革の礎となるものと考えます。
それを踏まえまして、昨今、各地で頻発する豪雨は、予想をはるかに超える短時間集中豪雨や何日も降り続く豪雨など範囲も拡大しており、マイ・タイムラインの見直しや作成の推奨により、災害時への関心を高めることが防災力強化につながると考えます。
教育現場においても、風水害から避難に必要な知識を習得することが児童並びに家族全員への啓発向上が図られるのではないかと思います。マイ・タイムライン作成の啓発活動について考えをお聞かせください。
また、昨年にも一般質問させていただきましたが、令和2年7月豪雨の救助活動においても、救助用ボート、救助ライフジャケットが大勢の人命を救っております。救助、救援活動、物資輸送など円滑に行うことができるよう、各消防団に救助用ボートと一定数の救助用ライフジャケット、もしくはそれに代わる整備が必要であるかと思われてなりません。町としてのお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。
○議長(寺本清春君) 城田町長。
○町長(城田政幸君) 杉本議員の御質問にお答えをいたします。
まず、大きな1つ目の御質問、コロナ禍における避難所の環境整備についてお答えをいたします。
新型コロナウイルス感染症が終息しない状況におきまして、災害時に避難所が開設された場合には、感染症対策に万全を期することは重要なこととなります。避難所には不特定多数の方が避難して生活するため、飛沫感染や接触感染が非常に生じやすい環境となります。避難者や避難所運営者等に感染が拡大すると、避難所は命を守る安全な場所ではなくなり、避難所の機能を果たせなくなってしまいます。
先ほど、伊藤議員の答弁でも申し上げましたが、町としましては、避難所開設の第一段階より、川越南北小学校体育館も同時に避難所として開設し、避難者同士の密集、密接を避けるためのスペースの確保を行ってまいります。また、状況によっては、小学校の校舎等の利用についても考えております。
次に、避難所内の感染予防対策については、避難者受け入れ時に手指消毒、マスクの着用を徹底すると同時に避難者一人一人に検温と健康状態のチェックを実施をいたします。そこで37.5度以上の発熱症状やせきなどの症状がある体調不良の方は、体調不良者用の施設に移っていただきます。体調不良者以外の方については、一般避難スペースに避難をしていただきます。避難所内でも1人当たり4平米を基準として各自の避難スペースを確保していただきます。避難スペースにおける人と人との距離を確保するために、避難所によっては避難所用間仕切り及び簡易パーティションの設置を考えております。避難所内のルールとして、手洗いや手指消毒を行い、マスクの着用をお願いし、せきエチケット等の感染対策を徹底いたします。そのほかにも、手指がよく触れる共用部分などを定期的に清掃、消毒し、また、十分な換気を行い、避難所における衛生環境を整えてまいります。また、伊藤議員の答弁の際申し上げましたが、避難所には個室スペースとして使用することも可能なテント式のワンタッチパーティション及び空気清浄機を設置する予定でございます。コロナ禍の状況下におきまして、避難所における感染症対策は大変重要なことと考えております。町といたしましても、避難所環境の整備にしっかりと努めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
次に、大きな2つ目、豪雨対策として、マイ・タイムライン啓発活動並びに各消防団に救助用ボートとライフジャケット整備についてのお答えをいたします。
まず、1点目のマイ・タイムライン啓発活動についてでございます。
朝明川及び員弁川の氾濫時には洪水ハザードマップでお示しをしておりますとおり、町内の広範囲において、想定3メートルから5メートル未満の浸水が見込まれております。洪水に備える避難行動の基本は、洪水リスクが高まる前に安全な場所に避難をすることであり、町民皆様一人一人が洪水リスクを認識し、自らの判断で早め早めの避難行動を取ることが重要であります。自分のための避難行動であるマイ・タイムラインを作成することは、自主的な避難意識の向上に有効なツールであると考えております。マイ・タイムラインを作成するには、洪水ハザードマップを用いて、住んでいる地域の危険状況を認識し、年齢や家族構成、避難する手段、避難する場所等、おのおのの状況を把握する必要がございます。それによって、自らの洪水リスクに向かい合い、自分の命は自ら守る、家族の命も自ら守る、自発的な避難行動を促す機会になると考えております。
町といたしましては、町民の方が簡単にマイ・タイムラインを作成できるような支援ツールの提供や周知啓発方法も含め検討し、マイ・タイムラインの普及に努めてまいりたいと考えております。
次に、2点目の御質問、各消防団に救助用ボートとライフジャケットの整備についてお答えをいたします。
昨年にもお答えをさせていただきましたとおり、救助用ボートは、災害時における救助活動用として、また、ライフジャケットは活動者等の安全確保の観点から必要な資機材であると認識をしております。議員の御質問である、消防団各分団への配備の考えにつきましては、現在、救助用ボートは水防資機材の拠点施設である当新田及び豊田水防倉庫と役場庁舎の3か所に配備をしております。救助用ボートの保管場所にはかなりのスペースも必要となりますことから、消防団分団の消防車庫では難しいのではないかと考えております。しかしながら、救助用ボートは水害時における救助活動用として必要な資機材と認識をしております。先ほど申しましたとおり、現在の配備状況は、どちらかというと町域の西側になっております。そういったことから、まずは町域の東側に、また、海側の方面で配備場所を確保し配備をしてまいりたいと考えております。
ライフジャケットにつきましては、水防警戒や活動時に着用するため、既に消防団員全員分を配備をしております。また、水防倉庫及び役場庁舎にも配備をしており、有事の際における安全確保に努めておりますので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 杉本雅照君。
○3番(杉本雅照君) ありがとうございます。
避難所のガイドラインにつきましては、コロナ禍の避難所における様々なことを想定し、また、補正予算を組んでいただいて、感染症対策していただけるとのことで、ありがとうございます。しかし、7月豪雨被災地の避難所においては、受け入れ制限や間仕切り不足、検温に時間が要する等、様々な問題が浮き彫りになっております。
NHK実施のアンケートによると、机上の手順どおり対応できなかったケースが多く、事前準備の重要性はもちろんのこと、実践型訓練が必要だという意見が多く寄せられております。コロナ禍で防災訓練もままならない状態ですが、時期を見て実践型訓練の実施が必要かと考えます。
マイ・タイムラインの作成についてですが、避難意識向上に有効であり、普及に努めていただけるといただきましたが、町民の皆さんがマイ・タイムラインの作成のツールや周知だけではなく、体験できる場の提供や学校での授業の一環として作成体験の場を設けることが重要ではないかと考えますので、御検討いただきたいと思います。
救助ボートの整備につきましても必要であり、整備していただけるとのことですが、できるだけ早い時期に適切な整備場所を確保していただき、各分団整備ではないのであれば、誰がどう使用するか、優先なども含め、使用時のガイドラインも含め考えていただきたいと思います。
ライフジャケットについてですが、やはり緊急時に防災倉庫が遠かったり、役場へ取りに行かないといけないのでは意味がないので、少しでも距離が短く、また、消防団員がすぐに救助できるよう、各分団か公民館に一定数整備していただいたほうがよいかと思います。もしライフジャケットについて、何かあればお願いします。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 杉本議員の再質問にお答えいたします。
杉本議員がおっしゃるように、やはりライフジャケットは命を守る大切な資機材であると考えております。そういったことも含めまして、今は水防倉庫と役場庁舎の3か所に配備しておりますんで、そういったライフジャケットの配備につきましても、今後検討してまいりたいと思いますんでよろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 杉本雅照君。
○3番(杉本雅照君) ありがとうございます。
ライフジャケットでしたら、各分団や公民館にすぐ配備できるものですので、少しずつでも配備していただければ救助に役立つかと思われますのでよろしくお願いします。
それでは、私の一般質問を終わります。
○議長(寺本清春君) これにて杉本雅照君の質問を終わります。
次に、10番、安藤邦晃君の質問を許します。
安藤邦晃君。
○10番(安藤邦晃君) こんにちは。10番議員の安藤でございます。
質問に入ります前に、
新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に対しまして、哀悼の意を表しますとともに、罹患された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
さて、私からは、通告に基づきまして、2点ほどお聞きをさせていただきます。
まず、1点目の庁舎内等における
新型コロナウイルス感染症対策はということでお聞きをしたいと思いますが、感染症対策ではちょっと分かりにくいかと思いますので、予防を付け加えていただきまして、感染予防対策としていただけるとありがたいんですが、よろしくお願いをいたします。
昨年12月31日、中国当局からWHOへ原因不明の肺炎の発生が報告され、今年1月初旬、中国の専門家チームが複数の患者から新型のコロナウイルスを検出したとの発表がありました。WHOは、新型コロナウイルスによる肺炎などの疾患について、COVID-19と名づけておりますが、1月28日、日本政府は新型コロナウイルスを指定感染病とする閣議決定を可決させ、同時に検疫感染症に指定するための政令も決定をしております。
このコロナウイルス感染症は、初めて中国・武漢市内の海鮮市場の関係者が感染して、瞬く間に世界に感染者が拡大をしていきました。日本では、1月16日、武漢市から帰国した神奈川県在住の30代、中国人男性が初の感染確認され、また、1月28日には、日本人で初めて、奈良県在住の60代男性で、武漢市から来たツアー客を乗せたバスの運転手が感染したと厚労省が発表をしております。そして、2月13日、神奈川県在住の80代女性が新型コロナウイルスの感染による肺炎により、国内で初めて亡くなっておられます。
このように、今年1月、初めて新型コロナウイルス感染者が出て以来、累計感染症数は8月31日午前0時現在ですので、今日は3日ですから、もう少し増えていると思われますが、世界で2,500万人を超え、死者も84万人を上回っており、日本では、ダイヤモンド・プリンセス号の感染者を含めると、6万8,430人、恐らく今日の新聞では7万人を超えているというふうに報道されているかと思いますが、死者は1,313人となっております。また、三重県では375人で、死者は2人と報告をされております。これまで、政府や県では、緊急事態宣言を発表するなど、いろいろな防止対策を行ってきました。その効果もあってか、一時は減少傾向にありましたが、ここのところまた増加し、第二波ではないかとも言われております。
幸いにいたしまして、当町では、今のところ1人も感染者は出ておりません。これは町長のおかげと言いたいところですが、関係ないやろうと突っ込まれそうなので言いませんけれども、どちらにいたしましても、この町民の皆さんが危機意識をしっかりと持ち、この感染予防に努めていてくれるからこそであると思われます。よく他の市町の人からも、川越町は1人も出していない、すごいなと言われて、非常に誇らしい思いをさせてもらっております。しかしながら、これからも出ないとは言い切れません。感染者を出さないためにも、大げさと思われるくらいの感染予防対策が必要であろうかと思います。
そこでお聞きしますが、当庁舎内でも様々な予防対策を取っているかと思います。どういった対策を取っているのか教えをいただきたいと思います。
次に、2点目の当町にコロナ解雇者はいるかをお聞きしたいと思います。
厚労省が今年2月から新型コロナによる解雇と雇い止めを集計していますが、5月21日に1万人、6月4日に2万人を超え、その後はおおむね1か月に1万人のペースで増えてきており、失業者の増加に歯止めがかからず、8月31日時点で、見込みも含めて5万326人になったと明らかにしております。これは、都道府県の労働局やハローワークに相談があった事業所の報告に限られており、実際はもっと多いと見られています。東京や大阪など、人口が多い大都市が中心のようですが、三重県では480人、ちなみに産業別では、製造業が最も多く、次いで宿泊業、飲食業、小売業の順となっている用でございます。
このように感染終息の兆しも見えず、非正規労働者を中心に厳しい雇用状況が続いています。こうした中、当町では、コロナ解雇者かいるか把握をしているのか、また、いた場合、町としての支援はどう考えているのかお聞きをいたします。以上よろしくお願いいたします。
○議長(寺本清春君) 城田町長。
○町長(城田政幸君) 安藤議員の御質問にお答えをいたします。
まず、1点目の御質問、庁舎内等における
新型コロナウイルス感染症予防対策についてお答えをいたします。
町民皆様への行政サービスは、業務をできる限り継続していかなければなりません。そのため職員自らが新型コロナウイルスに感染するリスクを避けることはもとより、感染拡大につながる行動を自粛する必要がございます。
そういった中、御質問でございます庁舎等における新型コロナウイルス感染予防対策といたしましては、まず、入り口等におけるアルコール消毒の設置、来庁者対応時のマスク着用、飛散防止フィルムの設置及び定期的な窓の開放による換気を行っております。また、本事業におきましても、町独自の支援策として報道発表しておりますが、来庁者の体表面の温度測定、サーマルカメラの整備を庁舎、いきいきセンター、あいあいセンターに予定をしております。この9月議会において、関連する事業費を補正予算に上程をさせていただいておりますので、よろしく御審議のほどお願いをいたします。
また、会議等の開催におきましては、書面等による方策を検討するとともに、開催必要時には三密を避ける対策を行うこととしているほか、こちらも先ほどと同様、報道発表した事業の一つでございますけども、オンライン会議等を行うためのウェブ会議システム整備を予定をしております。こちらも関連する事業費を補正予算に上程をしておりますので、御審議をお願いをしたいと思います。
また、職員に対しましては、出勤時に検温を行い、体調不良時には出勤を控えるようにしており、電車通勤者の可能な者には自家用車の通勤変更も行っております。そして、職員内に感染者が出た場合の業務継続の対策といたしまして、緊急事態宣言発令時の4月24日から5月15日までの間におきまして、各課より1名ないし2名の職員を別会議室にて執務をさせ、他の職員との接触のない環境づくりを行いました。
また、これは
新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者として、課内全員が出勤できなくなり、業務を停止させることを防ぐための対策でもあります。再び感染者が増加している今日におきましても、町内に感染者が発生した場合等においては、再度対策を講じることとしており、その際には早急な対応が取れるよう指示をしております。今後も行政サービスが停滞することのないよう、感染予防対策に努めてまいりますので、御理解を願いたいと思います。
次に、2つ目の、当町にコロナ解雇者はいるのかについてお答えをいたします。
御質問の中で、まず、新型コロナウイルス感染拡大に関連した解雇や雇い止めが増加しているが、当町における該当者を把握をしているのかについてでございます。
三重県労働局によりますと、8月7日現在の三重県の解雇等見込み労働者数は437人となっております。同局によりますと、自治体別住所地別での人数は把握をしていないとのことでございます。よって、当町といたしましても、町内の該当者を把握するのは困難となっておりますので、御理解を願います。
また、コロナウイルス感染拡大による解雇者がいた場合の町としての支援策は考えているのかについてでございます。
町といたしましては、独自の支援策はございませんが、
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、収入の減少や失業等による日常生活の維持が困難となっている世帯の方々に少額の貸付けを行う緊急小口資金や、生活再建までに必要な生活費用など貸付けを行う総合支援資金、また、経済的に困窮しており、住居を喪失している、または喪失するおそれがある方に住宅費を給付する、住居確保給付金の申請受付を町の社会福祉協議会にて行っておりますので、そちらに御案内をしておるところでございます。以上御答弁を申し上げましたが、御理解をいただきますようよろしくお願いをいたします。
○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。
○10番(安藤邦晃君) ありがとうございます。
再質問をさせていただきます。現在、この庁舎内の各課のカウンターにビニールシートで飛沫防止をしております。ビニールシートは、見た目もあまりよくないように思え、空調の関係ですか、何かちょっと分からないんですけど、結構揺れているときもあるんですよね。このコロナウイルス感染症の終息がまだまだ先が見通せないということで、いっそのこと新しくアクリル板でしっかりとしたものを設置してはいかがでしょうか。御答弁お願いいたします。
○議長(寺本清春君) 吉野総務課長。
○総務課長(吉野 昭君) 安藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、長期化することが見込まれ、新たな生活様式に対応すべく、現在、カウンターに設置するアクリル製の飛散防止パーティション、こちらのほうの作成を進めておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。
○10番(安藤邦晃君) ありがとうございます。設置を予定しているということで安心をいたしました。早急にお願いをいたしたいというふうに思います。
最近この
新型コロナウイルス感染症対策として、電車内の座席、つり革や病院施設などで、抗ウイルス、抗菌コーティング加工がされていますが、当町においても、不特定多数の方が触れるカウンター、階段、エスカレーター等に抗ウイルス、抗菌コーティングを施工してはいかがでしょうか。お聞きいたします。
○議長(寺本清春君) 吉野総務課長。
○総務課長(吉野 昭君) 安藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。
現在、不特定多数の方が触れられる場所等につきましては、次亜塩素酸水やアルコールにて、職員等が毎日定期的に消毒、除菌作業を行っております。議員がおっしゃられますとおり、
新型コロナウイルス感染症対策といたしまして、電車車両内や病院施設などにおきまして、抗ウイルス、抗菌コーティングの加工、こちらのほうの実績例は出てきております。しかしながら、このコーティングする製品自体にも多くの種類がありまして、また、この新型コロナウイルスに対する抗ウイルス効果、こちらのほうは不明確な要素もあるのがございます。そういったことから、効果期間、金額も様々でございますので、こちらのほう、こういったことから、今後の動向を注視しつつ検討してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。
○10番(安藤邦晃君) おっしゃるとおり、コロナウイルス菌に効果があるという実証はされていないようですが、しかし、しないよりはしたほうが私はいいかと思います。施工費等の関係もあろうかと思いますが、ぜひ前向きに検討をしていただきたいというふうに思います。
それでは、2つ目の再質問をさせていただきます。
この役場のほうに解雇や雇い止めの相談は、これまでにはあったかどうか、いかがでしょうか。
○議長(寺本清春君)
石川産業建設課長。
○
産業建設課長(石川雅英君) 安藤議員の再質問にお答えいたします。
現在のところ、そのような相談はございません。
○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。
○10番(安藤邦晃君) もしそういった相談が役場のほうにあったら、どういった対応を取られるのか、お聞かせ願います。
○議長(寺本清春君)
石川産業建設課長。
○
産業建設課長(石川雅英君) 安藤議員の再質問にお答えさせていただきます。
そのような相談があった場合は、相談窓口の御紹介をさせていただくことになります。最寄りの窓口といたしましては、国の機関としまして、四日市市新正にあります四日市労働基準監督署総合労働相談コーナー、また、県の機関になりますが、津市栄町の三重県勤労者福祉会館内にある三重県労働相談室を御案内させていただくことになります。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。
○10番(安藤邦晃君) ありがとうございました。
これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(寺本清春君) これにて安藤邦晃君の質問を終わります。
次に、2番、早川光男君の質問を許します。
早川光男君。
○2番(早川光男君) 2番議員、早川光男でございます。議長の許可をいただきましたので一般質問をさせていただきます。今回は2つほど質問をさせていただきます。
まず、1つ目でございますけれども、町内に設置されている消火栓についてでございます。2つ目は、川越診療所の診療曜日についてでございます。
まず、1つ目の消火栓についてでございますけれども、川越町に設置されている消火栓には、地上式消火栓と地下式消火栓の2種類があると思います。今回は地上式消火栓について質問いたします。
地上式というのは、皆さんも御存じだと思いますけども、高く埋められていて、道路の端に設置されている、火災のときに使う消化器と思います。
1、現在、川越町内に地上式消火栓は何基あるかということです。
2つ目といたしましては、地上式消火栓の耐用年数は、またはその交換のタイミングはいつするのか、お教え願いたいと思います。
そして、2つ目の川越診療所の診療曜日についてでございますけれども、平成23年の4月より現在まで約10年間、川越町内の診療所の診療時間、診療曜日は変更がありません。現在も月曜日が休診日となっていますが、そこで、質問をさせていただきます。
川越診療所は川越町で唯一の公的病院であるので、月に1度でも2度でもいいので、月曜日の診療日にできないかということです。よろしくお願いいたします。
○議長(寺本清春君) 城田町長。
○町長(城田政幸君) 早川光男議員の質問にお答えをいたします。
大きな御質問の1つ目、消火栓についてお答えをいたします。
まず、1点目、現在、川越町内に地上式消火栓は何基あるかについてお答えをいたします。
消火栓は消防水利の一つとして、非常に重要なものでございます。まず、地上式消火栓のメリットとして、消火栓自体が目印となり、すぐに消火栓を見つけることができます。デメリットは、道路幅員が狭い場所に設置された場合に通行の妨げとなり、時には消火栓に車が衝突し、漏水事故が発生することもあります。
議員の御質問でございますが、現在、町内に設置されている消火栓は、地上・地下式合わせて520基で、そのうち地上式消火栓は181基でございます。
次に、2点目の地上式消火栓の耐用年数は、また、交換のタイミングはについてでございます。
地上式消火栓の耐用年数につきましては、何年と決められたものはございません。したがいまして、交換のタイミングとしましても、何年経過したから交換するというものではなく、漏水や開閉栓バルブが完全に閉まらない等、異常が発覚する都度、交換、修理をしております。消火栓の適切な維持管理のためには、このような異常を早期発見する点検・調査体制が重要となります。現在、町では、消防団の各分団が消火栓の点検を実施をしており、四日市市北消防署朝日川越分署においても、年2回、消火栓の調査を実施をしております。町と消防団、四日市消防が連携を図りながら、消火栓の異常の早期発見に努めております。
今後も、町民の皆様の生命と財産を守るために、消火栓などの消防水利の適正な整備・管理に努めてまいりますので、御理解をいただきますようお願いを申し上げます。
次に、大きな御質問の2つ目、川越診療所では、川越町で唯一の公的病院であるので、月に1回か2回でも月曜日の診療日にできないかについて、お答えをいたします。
川越診療所における土曜の終日診療は、働く世代の方にもがん検診や特定健診などの機会を増やし、受診率の向上を図ることや、土曜日の午後に受診したい場合、民間の医療機関が休診のところが多いため、安心して受診できるよう、医療サービスの充実を図ることを目的として、平成23年4月から開始をいたしました。
当初は、土曜診療についての認知度が低い状況でありましたが、徐々に認知度が上がり、平成28年度からは、曜日別診療において、土曜日が最も多く患者の方に来院をしていただくことになりました。
川越町は、四日市市・桑名市に隣接し、医療機関にも恵まれた地域であり、民間の医療機関は月曜日から診療を行っていることや、土曜診療と月曜診療が混在すると患者の方に分かりにくくなることも予想されますので、現在の診療形態を継続をしていきたいと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いをいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 早川光男君。
○2番(早川光男君) ありがとうございます。消火栓について、1つだけ再質問させていただきます。
これは、今、町長の話では、点検を年に2回行って、不良やいろんなことが生じた場合のみ替えるということで、耐用年数はないということなんですけれども、私、先月でございましたか、地上式消火栓をずっと散歩しながら回って見ていたことがございまして、下のドレーンのバルブあたりだったかと思うんですけども、水漏れをしておりまして、これはいかんわということで、私が直接言うよりも区の消火栓でありましたもんで、区長さんには連絡をしておきましたけど、点検によって、これ、不良とかそういうものが生じない限り替えないというふうに私は判断したんですけれど、大分、消火栓、以前は赤くてきれいな消火栓でよく分かったんですけども、現在は茶色かさび色か分からないような消火栓になってきております。そのことについては、色を塗り直すとか、古くなってきたから替えるとか、そういうふうなことは考えにはございませんでしょうか。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 早川議員の再質問にお答えさせていただきます。
そういった消火栓がありました場合は、各分団による点検等で報告をいただきましたら、その消火栓をもう一度こちらのほうで確認させていただき適切な処置をしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 早川光男君。
○2番(早川光男君) すみません、次の質問も、後の質問の答えというのは、さびてきて色を塗り直すとか替えるとかというふうなあれはございませんでしょうか。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) さびてきて色を塗るということでございますが、それにつきましても、消火栓の状態を確認させていただいて、適切な処置をしていきたいと思っておりますんで、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 早川光男君。
○2番(早川光男君) それは、そうすると、区の地区の消防団員が町のほうに申請するわけでございますか。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 質問にお答えさせていただきます。
消防団から、そういったことで消火栓がさびておる、色が落ちてきたということが報告がございましたら、それで町のほうでも確認させていただいて、適切な処置を取ってまいりたいと思いますが、また、住民の方からそういった、消防団以外からの声がありましても、こちらのほうで確認させていただいて、適切な処置を取ってまいりたいと思っております。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 早川光男君。
○2番(早川光男君) ありがとうございます。私、区長をしとったときに、住民の方がうちの消火栓、大分さびとるから、区長さん、替えてくれやんかということで言われましたので、町のほうに言うて替えてもらったことがございます。ぜひ、一般の方からもそういうふうなあれがあれば、見栄えというのもあると思いますので、消火栓をよく町のほうも点検をしていただきまして、不備のあるところは替えていただくようお願い申し上げます。
これをもちまして私の質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(寺本清春君) これにて、早川光男君の質問を終わります。
暫時休憩いたします。開始時間を午後1時といたします。
午前11時38分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
次に、8番、栁川平和君の質問を許します。
栁川平和君。
○8番(栁川平和君) 8番議員、栁川平和でございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。
先ほど議長より、君は滑舌が悪いからこれをしとけとフェースシールドを頂きましたので、早速つけさせてもらいました。ちょっと男前度が落ちるかと思いますが、よろしくお願いします。
それでは、30分ということで、ちょっと質問が積み残す場合もあるかなと思っておりますけども、そのときはまた次回、いつか質問したいと思っております。よろしくお願い申し上げます。
9月議会は災害とか防災関係の質問が非常に多いなと思います。伊藤議員とか杉本議員とか質問がありました。大変勉強になり参考になりましたので、そういう質問の中でも、内容を言い直してまいりたいというふうに思っております。
さて、南海トラフ地震の発生率では、ここ30年で70%から80%というふうに引き上げられました。いつ発災してもおかしくないという状況になってきております。地震につきましても、皆さん、十分に注意をして準備をしているところでありますけども、それ以上にというか、思っていた以上にというか、温暖化の影響かもしれませんけども、頻繁に起こっておるのが風水害です。50年に一度とかあるいは100年に一度とか、何百年に一度というふうなスタンスの長い規模の災害が、日本中で毎年のように発災しております。近いところでは、今年の7月なんですが、鹿児島県とか熊本県、お隣の岐阜県の下呂市でも大きな水害が起きております。幸い、当町は伊勢湾台風以来60年余りですか、大きな風水害が起きておりませんけども、スーパー伊勢湾台風というのが起きるというようなことが言われております。そのときのために、危機意識を私たちは十分に持って準備をする必要があると考えております。
そこで伺います。まず1つ、2017年12月に防災マップが全世帯に配布されました。こういうマップなんですが、この中には地震の場合のハザードマップ、津波のハザードマップ、これが員弁川、朝明川が洪水になった場合のハザードマップが入っております。大変、いつも毎年というか、大きな台風とか風水害が起こると。今度も大きなのが来るらしいんですが、いうときには必ず出して、手元でもう一度再確認をしているんですけども、しかし、もうこれが2107年ですから3年ほどたっているわけです。その中で、先ほどの広報かわごえの9月号にありましたように、警戒レベル1とか2とか、それから避難レベルの、いつ避難したらいいとかいうような新しい避難情報等が変わってきております。
そうした中で質問させてもらうんですけども、3年たって、防災マップがどれぐらいの家庭に保管されているのかというようなことが大変気がかりなところであります。そこで伺うんですけども、まず、先ほど言いましたような新しい避難勧告、それから、警戒レベルの変更、先ほど質問の中でも新しく避難所として南北小学校の体育館が入ったりとか、そういった新しい情報を入れて、朝明川あるいは員弁川の洪水ハザードマップを作って配布しようというふうな予定はございますでしょうか、いうことが1点です。
2点目には、愛知県、岐阜県、三重県の3県にまたがる海抜ゼロメートル地帯で、東海ネーデルランド高潮・洪水地域協議会というのが、平成18年から持たれていると思います。三重県では桑名市、木曽岬町、朝日町、そして、当町の4市町がそれに入っております。今までワークショップとかいろいろやられてるというふうに聞いておりますけども、どのような会議であって、参加されてどういう内容で協議されたのかというようなことをお聞かせ願いたいというふうに思います。
次、3つ目なんですが、今年の8月に伊勢湾沿岸高潮浸水想定が新しく発表されたのは、皆さん御案内のとおりなんですけども、それが当町のところはこういう、もう全面真っ赤になってるんですけども、これを発表された段階でかなり衝撃的な想定内容だったと私は思っております。これ、高潮浸水想定と現在発行されております、朝明川、員弁川のハザードマップ、洪水ハザードマップと比較検討は、まだ8月なんですけど、もうされているでしょうかいうふうな3点を、まずもって御質問申し上げたいと。よろしくお願いします。
○議長(寺本清春君) 城田町長。
○町長(城田政幸君) 栁川議員の御質問、朝明川、町屋川洪水の場合の対策はできているのかについてお答えをいたします。
まず、1つ目のハザードマップの再配布の予定はあるかについて答弁をさせていただきます。
当町は平成29年度に、朝明川と員弁川の洪水ハザードマップと津波ハザードマップを作成し、防災ガイドブックと一体となった防災マップを全戸に配布をいたしました。また、川越町に転入される方についても、転入手続時にお渡しをしておるところでございます。
洪水ハザードマップについては、平成27年の水防法改正に伴い、河川管理者である三重県により、平成29年3月に公表された、想定し得る最大規模の降雨により発生する洪水により、浸水想定された、員弁川洪水浸水想定区域図と朝明川洪水浸水想定区域図によるものであります。また、津波ハザードマップについては、三重県により、平成26年3月に公表された、理論上最大クラスの南海トラフ地震で想定された津波浸水予想図によるものであります。洪水・津波ハザードマップは、これらの基礎数値を基に作成をしており、現時点での最新の基礎数値であり、これらの基礎数値の見直しが行われた場合には、ハザードマップを見直してまいります。
また、平成30年度に豊田水防倉庫が建設され、令和3年度には、北部保育所避難施設と亀須地区に津波避難タワーの建設が予定をされております。これらの施設は、津波発生時の指定緊急避難場所になりますので、ハザードマップへの追加記載も必要となります。さらに、三重県が8月に、過去最大規模の台風による高潮が発生した場合の、高潮浸水想定区域図を公表いたしました。今後、三重県により、高潮特別警戒水位が設定されましたら、高潮ハザードマップの作成について取り組んでまいりたいと思っております。
ハザードマップについては、住んでいる場所の災害状況を予測したものであり、災害発生時における、素早い判断と行動につなげるためのものでありますので、常に最新の情報が必要となると考えております。ハザードマップの重要性から、更新・再配布については、適切な時期に行ってまいりたいと考えております。
次に、2つ目の東海ネーデルランド高潮・洪水地域協議会には参加をしているのか、そして、何回開かれ、どういう事項が検討されたかについてお答えをいたします。
東海ネーデルランド高潮・洪水地域協議会は、平成17年のハリケーン、カトリーナによるアメリカのニューオリンズでの大規模な高潮被害を受け、東海地方に国内過去最大級の台風が襲来した場合を想定し、伊勢湾における国の出先機関や愛知、岐阜、三重県及び関係市町村、道路・鉄道等の施設管理者、電力・ガス等のライフライン各社など、関係機関で、東海地方のゼロメートル地帯で計画規模を超える高潮や洪水による大規模かつ広域な浸水被害が発生した場合において、関係機関の連携などによって、被害を最小化することを目的に組織をされました。
現在、53機関が参加をしており、当町は設立当初より参加をしております。平成18年11月に、第1回作業部会が開催をされ、令和元年12月までに33回、作業部会が開催をされております。また、平成20年3月に、第1回協議会が開催され、令和2年4月までに5回、協議会が開催をされております。当町は、作業部会に23回、協議会に5回出席をしております。
次に、検討された事項については、東海地方の低平地で計画規模を超える高潮や洪水による大規模かつ広範囲な浸水被害が発生した場合に備えて、被害想定・タイムライン、情報共有、水防・避難計画、救助・応急復旧計画等で、関係機関が連携して行動する際の規範となる危機管理行動計画の策定であります。例えば台風の位置やその状況における局面や時期で、避難・救助活動と応急復旧活動等の活動項目ごとに分けた対象フェーズを、フェーズ0から3まで設定し、かつ被害を最小化するために最も重要な避難活動の中心となるフェーズ0については、さらにステージ0以前からステージ4の5つのステージに分けております。それぞれのフェーズ、ステージにおける活動内容や状況の変化等を、作業部会において、グループ討議や全体会議、図上訓練で議論を重ね、危機管理行動計画を策定をいたしました。その後も、内容や課題について議論を重ね、令和2年4月の第5回協議会にて、危機管理行動計画が承認をされました。今後も、現在抱えている様々な課題に対して改善を行っていくことになっております。
次に、3つ目の今年8月に出た伊勢湾沿岸高潮浸水想定と発行されている洪水ハザードマップと比較検討したかについてお答えをいたします。
三重県が8月に公表した、伊勢湾沿岸高潮浸水想定区域図は、国が策定した、高潮浸水想定区域図作成の手引きに基づき、想定台風として、日本で過去最大とされる室戸台風クラスの規模、中心気圧910ヘクトパスカルの台風が、伊勢湾台風と同等の速さ、時速73キロで移動し、潮位偏差が最大となる台風経路が設定をされており、海岸堤防・河川堤防は、設計条件に達した時点で決壊する想定になっております。朝明川につきましては、想定し得る最大規模の高潮と想定し得る最大規模の洪水が同時に発生することは、それぞれの発生する確率が極めて小さいことから想定をされておりません。しかし、員弁川につきましては、台風による降雨を想定し、河川流量を設定し、想定し得る最大規模の高潮と同時に、計画規模の洪水が発生することを想定をしております。
このような想定で策定された、また、公表された高潮浸水想定区域図によると、当町のほぼ全域が、5メートルから10メートル未満の浸水被害を受けることになります。災害対策機能の拠点である役場庁舎においても、6メートルの浸水となっており、災害対策機能の維持が懸念をされる状況でもあります。町内の指定避難所もほぼ浸水し、避難所として使用することができなくなってしまいます。
今回の想定条件において、海岸堤防及び河川堤防は決壊し、機能しない想定となっております。町といたしましては、三重県に対して、町全域が浸水するような事態になることを防ぐためにも、海岸堤防及び河川堤防の機能強化について、強く要望をしてまいります。
三重県によりますと、想定し得る最大規模の高潮が襲来する確率は、500年から5,000年程度であるということでございます。確率としては非常に低いとのことでございました。
しかしながら、この想定の高潮が発生した場合には、町全域が浸水してしまいますので、町民の皆様の命を守るために、避難場所の確保や広域避難等についてしっかりと検討してまいりたいと思っております。
高潮浸水想定区域図と洪水ハザードマップとの比較、検討につきましては、実施いたしております。町民の皆様の命を守る避難場所、避難所についても、ほぼ浸水エリアに位置しておりますので、今後、災害状況によって、避難所指定の解除等の検討や広域への避難の検討も含め、様々なことを検討をしていく必要がございます。
町民の皆様の生命を守るため、引き続き、防災・減災対策を実施し、安全・安心に暮らすことができるよう、状況に応じた災害対応に努めてまいりたいと思いますので、どうか御理解をいただきますようお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 栁川平和君。
○8番(栁川平和君) ありがとうございました。もう16分ぐらいたっちゃいまして、ちょっと焦っておりますけども、ハザードマップなんですけども、適当な時期、適切な時期に再配布したいというふうなことだったと思います。以前、四日市市のほうでは、今年の6月に、こうしたハザードマップ、内容は結局、町長がおっしゃられました、平成29年、2017年の内容が中に網羅されてるんですけども、それ以外に、この中のこういう、これもうずばりなんですが、外側のところは、申し上げましたような新しい情報、避難所とか、それから警戒レベル云々とかいうようなところを入れて印刷されて、配布されております。ちょっと聞きますと、家庭のハザードマップの保管率というのはどうも分からないというようなこともあって、3年たっておるわけなんですけども、こういう時期に、最近また災害が多いもんですから、こういう時期に発行したということなんですね。今言いましたように、5年とか、適切な時期というのはいつ適切なのか、ちょっと私は分かりませんけど、情報はこういうふうにいろいろ出てきて、避難所も新しい避難所がなってきたというふうな状況の中で、やっぱり毎年1回ぐらい配布するというような勢いでやっていったほうが、町民の皆さんへの危機意識を高めるというか、意識を持ってもらうためには、結構、頻度の高い配布が、こんな立派なものでなくて、もうぺら1枚のものでいいと思うんですけども、これ、配布は一つの危機意識を高める手段になるんじゃないかなというふうに思っておるんですが、いかがでしょうか、御意見あれば。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 栁川議員の再質問にお答えさせていただきます。
議員がおっしゃりますように、毎年配布すれば、町民へのハザードマップへの関心や危機意識の向上にはつながると思っております。しかしながら、毎年発行いたしますと、新たに情報が、ハザードマップの情報等が変更になったとき、きちんと保管されておればよろしいんですが、それが、どれが一番新しいのかということで迷ってしまうことも考えられますので、内容が最新の情報を載せるように変更があれば、その都度、内容等を検討させていただきまして、簡易版等の配布も考えておりますが、今のところ、毎年配布するというようなことは思っておりませんもんで、内容に変更があった場合、最新情報を提供できるように配布のほうを考えてまいりたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 栁川平和君。
○8番(栁川平和君) ありがとうございました。それで、この間、今年の防災訓練は中止だというような回覧板が回ってきました。その中に、全戸配布って資料が入ってまして、これ、もらったわけなんですけども、この中にハザードマップで確認しなさいとかいうふうな内容が何も書いてない。それと同時に、川越町はどうなりましたよとか、おっしゃいましたように、体育館も避難所になりましたよとかいうふうな情報何も入ってない。これはもうネットでも出てるような、どこにでもあるような、どこを切っても金太郎あめ的な資料でしかないと思うんです。せっかく配布するんですから、川越町独自の内容いうものをもう少し検討をして配布してもらったほうがいいんじゃないかと私は思うんですけども、いかがでしょうか。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 再質問にお答えさせていただきます。
確かに町独自のという情報等も載せるべきであると思っておりますんで、そういった情報を踏まえまして、今のハザードマップがございますが、また新たに情報等、警戒レベル等も新たに変わってきておりますんで、そういったとこも含めて検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 栁川平和君。
○8番(栁川平和君) それと先ほどの東海ネーデルランドの件なんですが、平成18年11月から始まっていって、28年にはこういう第3版ですね、危機管理のやつとか、今年の4月には第4版という行動計画が発表されたわけなんですけども、これに基づいて、先ほど中に入っている桑名、木曽岬、朝日、川越、4市町、これに入っとるわけなんですが、今回は、第3版のとき、平成27年に発表されたんですが、その第3版の流れは危機管理行動計画の中に広域避難という文字がもう出てまして、広域避難を推進するような行動を取ったらどうかというサジェスチョンが入ってるんですね。これに基づいてかどうかあれなんですけども、桑名市とそれから木曽岬町をいなべ市と東員町と協定を既に結んで、広域避難というのを考えてます。当町のほうはどうなんでしょうか、広域避難について、現状は。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 栁川議員の質問にお答えさせていただきます。
当町における広域避難につきましては、今現在、広域避難について周辺市町で協定を結んでおりますのは、朝日町と避難に関する協定を結んでおります。それ以外の市町につきましては、広域避難協定については具体的な内容等についての協定は結んでおりません。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 栁川平和君。
○8番(栁川平和君) そうなんですね、朝日町と結んでるんですね。それで、朝日町はどういう状況かというと、こういう高潮の、発表された、8月に、を見ても、それから、洪水のマップを見ても、3メーターから5メーターぐらいの水が来るという場所ではあるんですね。それで、そうなんですけども、実は海津ですか、海津。海津のほうは、桑名市の中の高台のほうと行けるような協定を結んでおると聞きますので、川越町のほうも朝日町と結んでおる、高台のほうに避難するということをやっておると思うんですけども、やっぱり2015年という5年前に、こういった広域避難ということが出てきてるわけですから、この5年の間に4市町の中の2つの市町はもう既に決めてるわけですね。当町は、まだその朝日町というのも新しく決まってないと、要するに大変危機意識を私は持ってしまうわけです。やっぱりスピード感というのは大事だなと思うんですね。やっぱり今日明日起こるか分からないし、5年先に起こるか分からないし、何年先に起こるか分からないということですが、スピード感を持って物事を危機意識を持ってやるというふうなことは私は必要だと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 栁川議員の質問にお答えさせていただきます。
確かに議員おっしゃるように、広域避難については、やはり今回、三重県が発表しました高潮浸水想定図を見ても、町域で避難する場所がほぼないということで、想定でも広域避難については周辺市町と協議していかなければならないと思っております。なるべくスピード感を持って進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 栁川平和君。
○8番(栁川平和君) 時間がかなりもうないもんで、ちょっとはしょって次行くんですけども、今年の8月の28日ですか、国土交通省が、宅地建物取引業施行規則を改正しまして、不動産取引のときに、契約のときに重要事項の説明として、ハザードマップを提示して説明するようにというふうに改善されたと思いますけども、御存じでしょうか。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 栁川議員の再質問にお答えさせていただきます。
重要事項の説明については存じております。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 栁川平和君。
○8番(栁川平和君) そうした中で、こういう洪水ハザードマップを示して、詳細というのは、説明書にですね、もう真っ赤になってまして、どこの土地がいいんだという。これプラス今度の伊勢湾岸沿岸の高潮想定区域になってしまいますと、川越町の土地が8.7平方キロメートルだと思うんですが、7.7平方キロメートルが浸水するという想定になってるんですね。先ほど町長さんおっしゃいましたように、役場でも6メートル、全町が3メーターから5メーター浸水というふうな想定図になっとるようです。こういったものを不動産業者さんが見せて説明した場合に、果たして、じゃあ、川越町に住んでみようかという人がいるんでしょうか。どう思われますかね。
○議長(寺本清春君)
森谷防災担当監。
○防災担当監(森谷康司君) 栁川議員の質問にお答えさせていただきます。
やはり洪水ハザードマップ、高潮の浸水想定区域図を見ると、高潮浸水想定区域図につきましては500年から5,000年ということでありますが、いざ、その災害が起きた場合には、やはり町全域が水没してしまうという事実を見ますと、業者さんと会話しおりましても、なかなか川越町に住むのはちょっとどうかなと考える方もいますというような意見もいただいております。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 栁川平和君。
○8番(栁川平和君) そうなんですね。だから、それはもう、想定図というのはもう変更できないですから、じゃあ、どういうふうな、そのハザードマップの中に、川越町はそんなに一生懸命、安全に避難できるようなことを計画していますと、そういうのを盛り込んだハザードマップを作ってやれば、不動産業者さんのほうも、川越町はこういうふうな想定図となって全部が水につかるというふうな形になっておるけども、この辺、行政のほうで観光バスを持ってここに避難するとかね、というふうなことを計画しとるから、前もって前もってそういう避難行動を取るようなサジェスチョンもあるから大丈夫ですよというふうな説明をしてもらえば、かなりいいんじゃないかというふうに思います。それを入れたハザードマップを、ぜひぜひですね、もう一つ、ぜひお作りいただきたいと思ってます。
それと、自助・共助・公助ってありますけども、自助って、自分で勝手にあちこち逃げればいいと、避難すればいいというもんじゃないと思うんですね。やっぱり行政のほうでこの地区はどこどこへ避難しましょう、ここの人たちはどうしましょうというふうな、ある程度の行政指導があって自助があると思いますので、こういう形の自助ではなくて、やっぱり行政主導というのはきちっと危機感を持って、またスピード感を持って、ぜひやっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
これで質問を終わります。
○議長(寺本清春君) これにて、栁川平和君の質問を終わります。
次に、5番、片山庄平君の質問を許します。
片山庄平君。
○5番(片山庄平君) 5番議員の片山でございますが、一般質問させていただきます。よろしくお願いします。
まず最初に、3点ほど、今日は質問させていただきます。その前に、町長に御報告させていただきます。今回の水道基本料金ゼロ円の対応が非常に早かったということで、町民の皆さん、結構喜んでおられます。
そんな中から、まず1点目でございますが、水道基本料金ゼロ円の特例措置の期間延長はについてですが、
新型コロナウイルス感染症は、緊急事態宣言解除後第二波による感染拡大が起こっており、経済状況は先行きが見えない状況となっております。町民の生活支援策として、水道基本料金ゼロ円の6か月期間を延長する考えはということです。
続きまして、2点目でございますが、水道料金改定の時期について。令和2年3月議会一般質問において、水道料金をできれば令和3年度には一定の料金改定が必要と答弁されましたが、コロナ対策による生活支援策として、水道基本料金ゼロ円を実施している中、令和3年度から水道料金の改定を行う予定なのでしょうか。
最後に、3点目の質問でございます。下水道管の耐震化対策の現状はについて。令和2年3月議会一般質問において、水道管の耐震化対策について答弁をいただきましたが、下水道管の耐震化対策の現状はということでお聞きします。
以上3点、よろしくお願いします。
○議長(寺本清春君) 城田町長。
○町長(城田政幸君) 片山議員の質問にお答えをいたします。
まず、大きな御質問の1つ目、水道基本料金ゼロ円の特例措置の期間延長についてお答えをいたします。
現在、
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、町民の皆様などに対し、生活の安定と安心の確保を目的に、生活支援対策として、北部地区では、令和2年4月から同年9月、南部地区では令和2年5月から同年10月使用分までの6か月分に対しまして、水道基本料金ゼロ円の特例措置を実施をしております。
新型コロナウイルス感染症拡大は、一時、感染症数が大幅に減少したものの、緊急事態宣言解除後、都市部を中心に全国へと拡大し、三重県においても県独自の緊急警戒宣言が発令されるなど、
新型コロナウイルス感染症拡大による経済状況の悪化は、予断を許さない状況でございます。
このようなことから、本事業においても、町独自の支援策として報道発表しておりますが、水道基本料金ゼロ円の特例期間を6か月分から12か月分へ延長するため、この9月議会におきまして、条例改正及び補正予算を上程させていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。
続きまして、2つ目の水道料金改定の時期についてでございます。
企業会計における経営的な側面から見ますと、本来なら財源の中心である水道料金の改定を早期に実施したいところではございますが、今般の
新型コロナウイルス感染症拡大により、町民の皆様の日常生活及び経済に甚大な影響を及ぼしていることから、料金改定の時期につきましては、再度、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。
最後に、3つ目の下水道管の耐震化対策の現状はについてでございます。
平成16年10月に発生をいたしました新潟県中越地震を踏まえた下水道施設の地震対策について、国が平成17年10月に通知を行い、翌年の10月に下水道施設の耐震対策指針が改定され、平成21年度に下水道総合地震対策事業という国の補助制度が創設をされました。
これを受けまして、川越町といたしましては、平成23年度に下水道施設の地震対策の方針である、川越町下水道総合地震対策計画を策定し、避難所から流域幹線接続点までの管路と国道などの緊急輸送路に埋設をしてある管路、約10.6キロメートルを下水道施設の耐震対策指針に基づき、重要な管路と位置づけました。
平成24年度に、この重要な管路についての耐震診断を実施し、その結果、耐震性がないと判断された延長約1.5キロメートルについて、平成26年度に耐震化設計を行い、平成27年度から耐震化工事に着手をし、重要な管路の耐震化工事は令和元年度に完了しております。
以上、下水道管の耐震化対策の状況でございます。よろしくお願いをいたします。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 片山庄平君。
○5番(片山庄平君) それでは、ちょっと再質問させていただきます。
下水道管の耐震化対策について、先ほど御答弁された重要な管路以外の管路についての耐震化は、どのようにお考えなのでしょうか。
○議長(寺本清春君) 早川
上下水道課長。
○
上下水道課長(早川隆三君) 片山議員の再質問についてお答えをいたします。
重要な管路以外の管路の耐震性につきましては、今後、公共下水道事業の公営企業法適用化に伴い、資産台帳の整理及び評価に基づき、下水道管の維持管理計画を策定し、同時に耐震性の確保について対策していく所存でございますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(寺本清春君) 片山庄平君。
○5番(片山庄平君) 水道の健全な運営のためには、水道料金の改定が必要であることも理解し、また、コロナ対策も非常に重要であることを考えております。大変難しい改定ではございますが、実行していかなければならないと思います。今後の経済状況を注視しながら、町民の生活の安定と安心を確保し、水道事業の運営に努力されること、また、下水道事業について耐震化による持続的な下水道機能の確保と今後の企業会計による適正な運営に努力をされることを望み、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(寺本清春君) これで片山庄平の質問を終わります。
次に、6番、松岡正敬君の質問を許します。
松岡正敬君。
○6番(松岡正敬君) 6番議員、公明党の松岡正敬です。議長の許可を得て一般質問させていただきます。
今回の質問はコロナ対策についてということで、三重県においても、
新型コロナウイルス感染症の新たな感染者が広がりつつあり、海外・国内においても日増しに拡大し予断を許さない状況であります。先が見通せず、経済的にも困っている人がほとんどであります。
公明党の山口代表が4月15日に安倍晋三首相と会談し、先が見通せずに困っている国民に励ましと連帯のメッセージを送るべきだ、緊急事態宣言が出されてからの国民の苦しみや影響を政治が敏感に受け止めなければならないと訴えて、100千円の一律給付を直談判しました。そして、5日後の4月20日に閣議決定されました。4月27日時点で住民基本台帳に記録されている人を対象とする、赤ちゃんも外国人も住民基本台帳に記録されている人が支給の対象になりました。
4月27日時点で、住民基本台帳に記録されている人を対象とする一律100千円を給付する特別定額給付金について、8月20日が締切りでしたが、何世帯、何人の人に給付できたのか。また、連絡の取れなかった人はいるのか。また、その理由は。連絡等、今後の支援をスムーズに受けるための課題は何か。感染拡大により、特に大きな影響を受けている事業者に対して持続化給付金がありますが、国の施策の対象外の人に対して、町独自の支援策は。今回のコロナ問題でトイレットペーパーやマスクが全国的に品薄になりました。トイレットペーパーは時間がたって解決されましたが、これは国内製造のため解決されました。今後、物資備蓄の強化が必要と思われますがどうか。マスク、消毒液、パーティションなど。以上です。よろしくお願いします。
○議長(寺本清春君) 城田町長。
○町長(城田政幸君) 松岡議員の質問であります、コロナ対策についてお答えをいたします。
まず、特別定額給付金給付事業の御質問でございます。
今回の特別定額給付金給付事業は、
新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、家計への支援を目的としまして、町民の皆さんへの給付金の給付の取組を行いました。また、事業実施に当たりましては、人と人とができるだけ接することがないよう、申請・給付事務を行い、町民の皆さんや町職員の感染の防止に留意しつつ、迅速かつ的確に町民の皆様に支援が行えるよう、給付金の給付に努めました。
給付等の町独自の周知といたしましては、町ホームページ、広報かわごえ6、7、8月号及び行政番組を活用し、町民の皆様への周知を行いました。また、未申請者の方を対象に、2度にわたり勧奨通知を発送するとともに、高齢者世帯を中心に社会福祉協議会と連携を図り、申請をお済みになられましたかの声かけも行い進めてまいりました。
そこで、御質問の何世帯・何人に給付できたかの御質問にお答えをいたします。
結果といたしまして、給付金の給付対象世帯が6,786世帯、人数が1万5,142人に対しまして、給付済み世帯は6,747世帯、給付済み人数は1万5,098人、率にしまして99.4%の世帯及び99.7%の方々への給付となりました。
次に、連絡の取れなかった人はいるのか、また、その理由はについてでございます。
本事業の対象者は、市町村の住民基本台帳に登録されていることが基本であり、登録されている住所へ郵送にて行っております。しかしながら、宛てどころに居住していない等により返送された方もおられます。理由につきましては把握できていないのが現状でございます。
そして、連絡等、今後の支援をスムーズに受けるための課題につきましては、今回の給付金の申請・給付におきまして、当町では課題となる大きな問題はございませんでした。しかしながら、今後、同等の給付事業を実施することとなる場合には、申請者である町民皆様の方々にとって分かりやすい申請書や最小限の添付資料により、スムーズに申請ができることで、よりスピーディーに給付金を受けられるよう対策が必要であると考えております。
次に、特に大きな影響を受けている事業者に対して持続化給付金がありますが、国の支援に取り残された人に対して町独自の支援策はについてお答えをいたします。
議員の御質問につきましては、こちらも町独自の支援策として、報道発表させていただきましたが、この9月議会補正予算におきまして、中小企業等持続化給付金83,200千円を上程させていただいており、御審議を賜りたいと思います。
その制度案について申し上げますと、まず、給付対象者としては法人と個人事業者があり、法人の場合は、令和2年4月1日において、本町に本社または本店を有し、資本金の額または出資総額が1,000,000千円未満の事業者、これらの定めがない場合は、常時使用する従業員数が2,000人以下の事業者を予定をしております。
個人事業者の場合は、本町内で事業を行い、令和2年4月1日において、本町の住民基本台帳に記載されている事業者を予定をしております。
次に、要件といたしましては、1点目として、新型コロナ感染症の影響により、一月の売上げが前年同月比20%以上50%未満減少していることとしております。
2点目としましては、令和2年3月以前から事業による事業収入を得ており、今後も事業を継続する意思があること、また、3点目といたしましては、申請の日において、国の給付する持続化給付金の対象とならないこととしており、国の持続化給付金と重複して申請することはできないものとなっております。
なお、給付額としましては、昨年1年間の売上げから減少分としており、法人の場合、最大400千円、個人事業者は最大200千円の上限の予定でございます。申請の開始日につきましては、本年10月上旬を目標に、現在作業を進めており、申請期限につきましては、令和3年1月29日を予定をしております。
次に、物資の備蓄強化について、マスク、消毒液、パーティションの備蓄はどうかの御質問にお答えをいたします。
新型コロナウイルス対策として、必要なマスクや消毒液等につきましては、今後も継続的に使用するものであるため、量を増やして備蓄を行っております。マスクにつきましては、町の備蓄枚数は3月当初は1万5,000枚でございましたけれども、災害用も含め、現在6万枚備蓄をしております。また、保育園や幼稚園、小・中学校などの公共施設におきましては、各自で準備したマスクを着用しておりますが、緊急時に備え、大人用や子ども用のマスクを備蓄をしております。
消毒液につきましては、災害用として、現在1リットル入りのアルコール60本分を保管しており、町内の各公共施設は、それぞれの施設が日常の中で使用する量について、確保している状況でございます。
パーティションにつきましては、避難所用としまして、カーテンタイプ、段ボール式合わせて480セットを備蓄しております。
以上、御説明を申し上げましたが、御理解いただきますようお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 松岡正敬君。
○6番(松岡正敬君) ありがとうございました。今回の特別定額給付金からマイナンバーカードを利用し、オンライン方式による申請が可能となりましたが、申請はありましたか。あれば件数を教えてください。
○議長(寺本清春君) 吉野総務課長。
○総務課長(吉野 昭君) 松岡議員の再質問にお答えをさせていただきます。
議員がおっしゃられますように、特別定額給付金の申請方法につきましては、申請書を郵送または町の窓口に提出する方式に加え、オンラインによる申請方式が新たに導入されました。これは、マイナンバーカードを所持している方の申請でありまして、マイナポータル上の特別定額給付金の申請画面から電子申請する方式であり、当町におきましても、175世帯の方からの申請がございました。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 松岡正敬君。
○6番(松岡正敬君) ありがとうございます。給付金の申請書には、給付金を辞退するためのチェック欄がありましたが、給付金を辞退された方はいましたか。
○議長(寺本清春君) 吉野総務課長。
○総務課長(吉野 昭君) 申請書を提出された世帯の中には、2世帯で2名の方がお見えになられました。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 松岡正敬君。
○6番(松岡正敬君) それと、先ほど、郵送されたが申請されなかった方が39世帯44人が受け取れなかったということでしたが、登録されている住所へ郵送にて行ったが、宛てどころに居住していない等によって返送されてきたということですが、そのうち外国人は何人いましたか。
○議長(寺本清春君) 吉野総務課長。
○総務課長(吉野 昭君) 未申請の中の郵送が届かなかった世帯につきましては17世帯でありました。そのうち外国人の世帯につきましては、こちらに返還が8世帯でございます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) 松岡正敬君。
○6番(松岡正敬君) ありがとうございます。今回の特別定額給付金は、所得にかかわらず全ての人を対象にしていたことで、迅速かつ的確に給付できたことは本当によかったと思います。もらえる人ともらえない人の社会に分断を設けることがなかったことは、非常によかったことと思います。本当にありがとうございました。お疲れさまでした。以上で質問を終わります。
○議長(寺本清春君) これにて松岡正敬君の質問を終わります。
これをもって一般質問を終了いたします。
暫時休憩いたします。開始時間を午後2時10分といたします。
午後 1時50分 休憩
午後 2時10分 再開
○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
◎日程第9 議案第45号
教育委員会委員の任命について
○議長(寺本清春君) 日程第9、議案第45号、
教育委員会委員の任命についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第45号、
教育委員会委員の任命について、提案説明申し上げます。
教育委員の寺本芳隆委員は、この9月30日をもって任期満了となりますが、引き続き同氏を再任いたしたく提案申し上げます。
寺本委員は、令和元年10月から教育長職務代理者を務められ、元小学校長の経験を生かし、様々な教育課題の解決に向け御尽力をいただいております。また、御自身の経験を基に、よりよい教育行政を目指した取組を支えていただきました。人望があり、人格も高潔で、教育に関して見識が深い寺本委員には、今後も川越町の教育の発展のために御尽力をいただきたいと考えております。
なお、任期は令和6年9月30日までの4年となります。何とぞよろしく御同意賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第45号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第45号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対する反対討論の発言を許します。
反対討論なしと認めます。
次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。
賛成討論なしと認めます。
これをもって討論を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第45号、
教育委員会委員の任命についての件は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第45号、
教育委員会委員の任命についての件は、これに同意することに決しました。
◎日程第10 議案第46号 令和2年度川越町
一般会計補正予算(第4号)
○議長(寺本清春君) 日程第10、議案第46号、令和2年度川越町
一般会計補正予算(第4号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第46号、令和2年度川越町
一般会計補正予算(第4号)について提案説明申し上げます。
本案は、緊急事態宣言の解除後、全国的に
新型コロナウイルス感染症が拡大する中、再び県内でも感染者が増加をしており、その影響を受けている町民の皆様の生活支援や中小企業者等への事業継続支援など、新しい生活様式に応じた感染防止対策として、第3段目の町独自支援策に取り組むことを主とした補正予算でございます。
既定の歳入歳出予算に168,078千円を追加し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ8,530,962千円とするものであります。
歳出における主な内容を申し上げます。まず、歳出全般にわたり、
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止を決定した事業に係る費用を減額計上しております。
総務費においては、感染拡大防止のため、非接触で体の表面体温を測定できるサーマルカメラ及びオンライン会議等に対応するためのウェブ会議システム整備に係る事業費を増額計上いたしました。
民生費は、北部保育所避難施設の建設事業費並びに令和2年4月28日から令和3年4月1日までに生まれた、国の特別定額給付金の対象外となった新生児の保護者に対し、子育て世帯の生活を支援するため、新生児1人につき100千円を町独自に給付する新生児臨時特別給付金に係る事業費を増額計上いたしました。
衛生費は、福祉避難所における感染症リスク低減のため、空気清浄機の整備に係る事業費並びにみえ森と緑の県民税市町交付金の充当事業が、感染拡大防止のため中止したことを受け、次年度以降の充当事業として計画をしておりました、木製ロビーベンチの購入に係る費用を増額計上いたしました。
商工費は、感染症の影響を受け売上げが減少しているものの、国の経営持続化給付金制度の対象とならない中小企業、小規模事業者、個人事業者を対象に、事業の継続や経営の安定化を支援するため、町独自に給付を行うための中小企業等経営持続化給付金に係る事業費を増額計上しました。
消防費は、避難所となる各地区公民館における感染症リスク低減のための空気清浄機、環境衛生を確保するためのテント型パーティション及び災害備蓄マットの整備に係る事業費を増額計上しました。
教育費は、児童生徒1人1台のタブレット端末を令和5年度までに整備することとした国のGIGAスクール構想について、達成年度が令和2年度内に前倒しされたことを受け、タブレット端末を収納するために必要となる電源キャビネットの整備並びに幼稚園、小・中学校における感染症対策に係るマスクや消毒液等の備蓄品及び総合体育館、体調不良者を受け入れる場所となる教育センターにおける感染リスク低減のための空気清浄機の購入に係る費用を増額計上いたしました。
諸支出金は、水道事業において、町民の皆様に生活の安定と安心を確保するため行う、生活支援事業の期間延長に伴い、公営企業会計への健全化を図るため、補助金を増額計上いたしました。
歳入につきましては、歳出に関連する特定財源を補正計上し、財政調整基金繰入金にて収支の均衡を図りました。
また、債務負担行為の補正といたしまして、町勢要覧作成事業、町制施行60周年記念式典事業、北部保育所避難施設建設事業、小・中学校ICT環境整備事業(GIGAスクール)を追加をいたしました。
以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほど、お願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
ただいま議題となっております、議案第46号、令和2年度川越町
一般会計補正予算(第4号)の件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
◎日程第11 議案第47号 令和2年度川越町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
○議長(寺本清春君) 日程第11、議案第47号、令和2年度川越町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第47号、令和2年度川越町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、提案説明申し上げます。
本案は、診療施設勘定において、既定の歳入歳出予算から846千円を減額し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ139,254千円とするものであります。
診療施設勘定の歳出につきましては、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、胃がん検診の中止に伴う費用の減額計上であります。
歳入につきましては、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、検診業務の中止による診療収入の減額計上を行い、繰入金にて収支の均衡を図りました。
以上、概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
ただいま議題となっております、議案第47号、令和2年度川越町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。
◎日程第12 議案第48号 令和2年度川越町
介護保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(寺本清春君) 日程第12、議案第48号、令和2年度川越町
介護保険特別会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第48号、令和2年度川越町
介護保険特別会計補正予算(第1号)について、提案説明申し上げます。
本案は、既定の歳入歳出予算に1,836千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ831,436千円とするものであります。
補正予算の内容は、歳出につきましては、諸支出金において、令和元年度分の支払基金交付金の交付額の確定に伴う返還金を増額計上いたしました。
歳入につきましては、繰越金にて収支の均衡を図りました。
以上、概要を御説明を申し上げましたが、何とぞ御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
ただいま議題となっております、議案第48号、令和2年度川越町
介護保険特別会計補正予算(第1号)の件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。
◎日程第13 議案第49号 令和2年度川越町
水道事業会計補正予算(第3号)
○議長(寺本清春君) 日程第13、議案第49号、令和2年度川越町
水道事業会計補正予算(第3号)の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第49号、令和2年度川越町
水道事業会計補正予算(第3号)について、提案説明を申し上げます。
本案は、収益的収支につきまして、既定の収入の総額349,331千円から104千円を減額し、収入の総額を349,227千円とし、既定の支出の総額374,498千円に3,438千円を追加し、支出の総額を377,936千円とするものであります。
また、資本的収支につきましては、既定の収入の総額35,080千円に4,815千円を追加し、収入の総額を39,895千円とし、既定の支出の総額99,383千円に12,912千円を追加し、支出の総額を112,295千円とするものであります。
主な内容について申し上げます。
収益的収支につきましては、水道事業収益において、
新型コロナウイルス感染症対策に係る経済対策として、基本料金をゼロ円とする特別措置を延長することにより減収する給水収益を減額し、また、その特別措置を延長することにより減収する給水収益を補填するための額を一般会計からの補助金として増額をいたしました。
次に、営業外費用において、特定収入見合い分の消費税総額を雑支出に計上をいたしました。
次に、資本的収支につきましては、資本的収入において水道管移設工事に伴う移設補償の額を工事負担金に計上いたしました。また、資本的支出においては、当該水道管移設工事に係る設計委託費並びに亀崎新田地内水道管布設替え工事に係る工事請負費を計上いたしました。
以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
ただいま議題となっております、議案第49号、令和2年度川越町
水道事業会計補正予算(第3号)の件は、お手元に配付してあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。
◎日程第14 議案第50号 令和元年度川越町
一般会計歳入歳出決算認定について
○議長(寺本清春君)日程第14、議案第50号、令和元年度川越町
一般会計歳入歳出決算認定についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第50号、令和元年度川越町
一般会計歳入歳出決算認定について、提案説明を申し上げます。
令和元年度川越町一般会計における決算は、歳入総額が7,078,748千66円で、前年度に比べ0.5%の増となり、歳出総額が6,753,239千556円で、前年度に比べ0.6%の増であります。
歳入歳出差引額は、325,508千510円で、前年度に比べ3.3%の減となりましたが、台風災害に伴う部品製造の遅延に係る、防災行政無線屋外子局デジタル化工事並びに新型コロナウイルス感染拡大防止のために、あいあいホール自主公演事業を延期した件についての、事故繰越し繰越額が129,032千円となり、この繰越額を差し引いた実質収支額は、196,476千510円となりました。
令和元年度の主な事業について、目的別に申し上げます。
総務費関係では、第7次総合計画策定事業のほか、公共施設の長寿命化を目的とする公共施設個別施設計画策定事業、町民への情報発信の手段として、緊急情報やイベント情報等をメール配信する行政情報メール配信事業を行いました。
民生費関係では、引き続き障がい者支援事業、子育て支援事業の充実を図るため、医療費助成や児童館運営事業を実施し、町民の移動手段を確保するため、ふれあいバスの運行も行いました。また、伊勢湾台風60周年殉難者追悼事業を行いました。
衛生費関係では、昨年度に引き続き、いきいきセンター外壁等改修工事を実施するとともに、福祉避難所としての機能充実を目的に、災害等による停電に備え、いきいきセンター非常用回路改修工事を行いました。また、母子ともに健やかに暮らしているよう、妊婦一般健康診査や乳児一般健康診査をはじめとする母子保健事業、疾病の早期発見のための検診事業と感染症予防のための予防接種事業を行いました。
農林水産業関係では、農業費において、災害時における境界復元の向上、境界紛争の防止、課税の適正化を目的とした地籍調査事業を亀尾・亀崎地区で実施をしました。みえ森と緑の県民税市町交付金を利用して、ふれあい広場のベンチ整備事業も実施をいたしました。
商工費関係では、引き続き、中小企業融資制度に係る保証料の補給や朝明商工会への運営補助を行いました。
土木費関係では、道路橋梁費において、安全で円滑な地域交通を確保するため、道路、側溝等の改良整備及び三重県と協働で員弁川の河床樹木の伐採事業を実施をいたしました。
都市計画費においては、子どもたちが安心・安全に公園遊具を利用できるように、児童公園の遊具の点検や修繕工事を実施をいたしました。また、川越富洲原駅の自由通路や東西駅前広場の適切な維持管理に努めました。
消防費関係では、住民の生命及び財産を守るため、四日市市へ消防事務を委託をしました。また、災害に強いまちづくりを進めるため、総合体育館にて避難所運営訓練を実施したほか、災害時に備えるために災害用備蓄物資整備事業や、亀須・亀崎地区津波避難施設の整備事業に係る用地取得を行いました。
教育費関係では、児童が安全で快適な学習環境の下で学べるように、北小学校教室・職員室増築ほか改修事業及び南小学校屋内運動場LED化ほか改修事業のほか、より分かりやすい授業、一人一人の特性に応じた学習を進めるため、タブレット端末の導入等、小・中学校ICT環境整備事業を実施をいたしました。みえ森と緑の県民税市町交付金を利用した、北小学校シンボルツリー樹形整備や中学校技術室美術室机椅子整備事業も実施をいたしました。
社会教育費につきましては、昨年度に引き続き、あいあいセンターの外壁等改修工事を実施するとともに、あいあいホールでの自主公演事業や生涯学習事業を行いました。
諸支出金では、水道事業における水道の安定した供給に資するため、水道事業会計へ補助を行い、公共施設建設基金をはじめ、10の基金に、将来の財政運営を考慮し、基金から生じる利子等の積立てを行いました。
以上、主なものを申し上げましたが、いずれも町民の皆様の福祉向上に資することを目的に、それぞれの施策を展開してまいりましたので、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第50号、令和元年度川越町
一般会計歳入歳出決算認定についての件は、決算特別委員会に付託いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第50号については、決算特別委員会に付託することに決しました。
◎日程第15 議案第51号 令和元年度川越町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定
について
○議長(寺本清春君) 日程第15、議案第51号、令和元年度川越町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第51号、令和元年度川越町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、提案説明申し上げます。
まず初めに、事業勘定における決算は、歳入総額が1,143,417千531円で、前年度に比べ6.6%の減、歳出総額は1,128,347千633円で、前年度に比べ6.5%の減であります。
実質収支額は、15,069千898円となり、前年度より2,305千962円の減となりました。
歳入の主なものは、収入全体の66.7%に当たる県支出金が762,542千487円で最も多く、次に多いのが22.3%の国民健康保険税で、254,958千746円であります。以下、繰入金、繰越金、諸収入の順となっております。
次に、歳出の主なものは、支出全体の64.4%に当たる保険給付費が726,805千131円であります。以下、国民健康保険事業費納付金、総務費、保険事業費の順となっております。
次に、診療施設勘定における決算は、歳入総額が158,800千4円で、前年度に比べ1%の増、歳出総額は151,642千215円で、前年度に比べ1.7%の減であります。
実質収支額は、7,157千789円となり、前年度より4,201千360円の増となりました。
歳入の主なものは、収入全体の72.4%に当たる診療収入が114,956千707円で最も多く、次に多いのが25.3%の繰入金で、40,169千円であります。以下、繰越金、使用料及び手数料、財産収入、諸収入の順となっております。
次に、歳出の主なものは、支出全体の67.5%に当たる総務費が102,389千846円であります。以下、医業費、公債費、諸支出金の順となっております。
以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第51号、令和元年度川越町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についての件は、決算特別委員会に付託いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第51号については、決算特別委員会に付託することに決しました。
◎日程第16 議案第52号 令和元年度川越町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定につ
いて
○議長(寺本清春君) 日程第16、議案第52号、令和元年度川越町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第52号、令和元年度川越町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、提案説明申し上げます。
歳入総額は、834,430千495円で、前年度に比べ1.6%の減、歳出総額は802,241千891円で、前年度に比べ2.5%の減であります。
実質収支額は32,188千604円となり、前年度より7,595千903円の増となりました。
歳入の主なものは、収入の全体の23.8%に当たる保険料が198,388千35円で最も多く、次に、多いのが22%の支払基金交付金で、183,668千594円であります。以下、国庫支出金、繰入金、県支出金の順となっております。
次に、歳出の主なものは、支出全体の82.1%に当たる保険給付費が658,591千167円であります。以下、地域支援事業費、基金積立金の順となっております。
以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第52号、令和元年度川越町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定についての件は、決算特別委員会に付託いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第52号については、決算特別委員会に付託することに決しました。
◎日程第17 議案第53号 令和元年度川越町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認
定について。
○議長(寺本清春君) 日程第17、議案第53号、令和元年度川越町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第53号、令和元年度川越町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、提案説明申し上げます。
歳入総額は164,819千72円で、前年度に比べ0.6%の減、歳出総額は161,592千264円で、前年度に比べ0.3%の減であります。
実質収支額は3,226千808円で、前年度より454千506円の減となりました。
歳入の主なものは、収入全体の75.9%に当たる後期高齢者医療保険料が125,116千516円で最も多く、次に多いのが21.8%の繰入金で、35,858千268円であります。以下、繰越金、諸収入、使用料及び手数料の順となっております。
次に、歳出は支出全体の96.6%に当たる後期高齢者広域連合納付金が156,098千809円であります。以下、総務費、諸支出金の順となっております。
以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第53号、令和元年度川越町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についての件は、決算特別委員会に付託いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第53号については、決算特別委員会に付託することに決しました。
◎日程第18 議案第54号 令和元年度川越町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認
定について
○議長(寺本清春君) 日程第18、議案第54号、令和元年度川越町
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第54号、令和元年度川越町
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、提案説明申し上げます。
令和元年度の川越町公共下水道事業特別会計における決算は、歳入総額が1,022,179千15円で、前年度に比べ21.4%の減、歳出総額が995,114千1円で、前年度に比べ22.6%の減であります。
実質収支額は27,065千14円となり、前年度より11,239千794円の増となりました。
歳入の主なものは、収入全体の65.2%に当たる一般会計からの繰入金が666,829千円で最も多く、次に、13.2%の使用料及び手数料で135,337千690円であります。以下、諸収入、国庫支出金、町債、繰越金の順となっております。
歳出では、事業費が453,202千84円、公債費が541,911千917円となりました。
事業費の主な内容は、浸水対策事業として当新田雨水幹線整備工事や川越排水機場のストックマネジメント実施計画策定に係る事業委託を実施をいたしました。また、下水道施設の維持管理に努めました。
以上、概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第54号、令和元年度川越町
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての件は、決算特別委員会に付託いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第54号については、決算特別委員会に付託することに決しました。
◎日程第19 議案第55号 令和元年度川越町
水道事業会計決算認定について。
○議長(寺本清春君) 日程第19、議案第55号、令和元年度川越町
水道事業会計決算認定についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第55号、令和元年度川越町
水道事業会計決算認定について、提案説明申し上げます。
決算報告書につきましては、収益的収入の決算額が345,542千808円で、主に給水収益等の実績によるものであります。前年度に比べ3.8%、13,695千264円の減となりましたが、主な要因としては受託工事収益、長期前受金戻入等の実績によるものであります。
収益的支出の決算額は、340,778千482円で、主に受水費等の実績によるものであります。前年度に比べ6.1%、22,273千792円の減となりましたが、主な要因としては受託工事費、資産減耗費等の実績によるものであります。
また、資本的収入の決算額は36,798千800円で、前年度に比べ3.3%、1,180千400円の増となり、これは主に、他会計補助金等の実績によるものであります。
資本的支出の決算額は、117,067千520円で、前年度に比べ22.7%、21,627千200円の増となりました。これは主に、工事請負費等に係る契約実績等によるものであります。
資本的収入額が資本的支出額に不足する額80,268千720円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額7,155千519円並びに過年度分損益勘定留保資金73,113千201円にて補填をいたしました。
次に、損益計算書につきましては、収益が319,875千907円、費用が322,424千920円、当年度純損失がマイナス2,549千13円となりました。
次に、剰余金計算書につきまして、資本金が632,781千59円、資本剰余金の合計が402,031千139円、利益剰余金では、当年度未処分利益剰余金が11,148千52円となりました。
次に、剰余金処分計算書につきましては、当年度未処分利益剰余金について、純損失となりましたので積立てを行わず、11,148千52円を翌年度へ繰越しをいたしました。
次に、貸借対照表につきましては、資産合計1,880,712千732円、負債合計780,852千482円及び資本合計1,099,860千250円となりました。
以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第55号、令和元年度川越町
水道事業会計決算認定についての件は、決算特別委員会に付託いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第55号については、決算特別委員会に付託することに決しました。
◎日程第20 議案第56号 川越町税条例の一部改正について
○議長(寺本清春君) 日程第20、議案第56号、川越町税条例の一部改正についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第56号、川越町税条例の一部改正について、提案説明申し上げます。
本案は、地方税法等の一部を改正する法律、地方税法施行令の一部を改正する政令及び地方税法施行規則の一部を改正する省令が、令和2年3月31日に公布されたことに伴い、当該条例の一部改正を行うものでございます。
主な改正内容につきまして、御説明を申し上げます。
未婚の独り親に対する税制上の措置及び寡婦(寡夫)控除の見直しとして、全ての独り親家庭に対して公平な税制を実現する観点から、婚姻歴の有無による不公平と男性の独り親と女性の独り親の間の不公平を同時に解消するための措置を講じることとする改正でございます。
また、軽量な葉巻たばこの課税方式の見直しとして、現在、重量比例課税が適用されている1本当たり1グラム未満の軽量の葉巻たばこについて、最低税率を設定し激変緩和等の観点から、段階的に見直しを行うものでございます。
以上、概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
ただいま議題となっております、議案第56号、川越町税条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。
◎日程第21 議案第57号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う経済的な支援のた
めの水道料金の特別措置に関する条例の一部改正について
○議長(寺本清春君) 日程第21、議案第57号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う経済的な支援のための水道料金の特別措置に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
城田町長。
○町長(城田政幸君) 議案第57号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う経済的な支援のための水道料金の特別措置に関する条例の一部改正について、提案説明申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の蔓延は、全国に緊急事態宣言を発令したことにより、一時は感染症数が大幅に減少したものの、緊急事態宣言解除後、都市部を中心に全国へと拡大し、三重県においても緊急警戒宣言が発令されるなど、今年度の経済状況の悪化は予断を許さない状況であります。
このことから、生活支援対策として、町民皆様の生活の安定と安心の確保を目的に、水道料金の基本料金をゼロ円とする期間を、6か月分から12か月分へ拡大するため、特例期限を令和2年9月・10月使用分である令和2年11月請求分を令和3年3月・4月使用分である令和3年5月請求分に条例の一部を改正するものであります。
以上、概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
ただいま議題となっております、議案第57号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う経済的な支援のための水道料金の特別措置に関する条例の一部改正についての件は、お手元に配付しております委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。
◎日程第22 選挙第2号
選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について
○議長(寺本清春君) 日程第22、選挙第2号、
選挙管理委員会委員及び補充員の選挙についての件を議題といたします。
この件につきましては、地方自治法第182条第8項の規定により、
選挙管理委員会委員及び補充員が、令和2年10月31日をもって任期満了となる旨の通知を受理しております。
それでは、ただいまから
選挙管理委員会委員及び補充員の選挙を行います。
定数は、
選挙管理委員会委員4名、補充員4名であります。
お諮りいたします。
選挙の方法は地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選とし、指名の方法は議長において行うことに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は指名推選とし、指名方法は議長において行うことに決しました。
それでは、指名いたします。
選挙管理委員会委員には平田重樹君、岡村孝夫君、坂井和信君、伊藤和夫君の4名を指名いたします。
次に、補充員には第1位に飯田豊君、第2位に陣田秀明君、第3位に矢澤正成君、第4位に山下卓司君の4名を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました諸君を、
選挙管理委員会委員及び補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました平田重樹君、岡村孝夫君、坂井和信君、伊藤和夫君が
選挙管理委員会委員に、飯田豊君、陣田秀明君、矢澤正成君、山下卓司君が補充員に当選いたしました。
◎日程第23 意見書第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な
悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出につい
て
○議長(寺本清春君) 日程第23、意見書第1号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
松岡正敬君。
○6番(松岡正敬君) 意見書第1号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、地方自治法第99条及び川越町議会会議規則第14条の規定により提出します。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し、地方税財源の確保を求める意見書案。
新型コロナウイルス感染症の拡大は、甚大な経済的、社会的影響をもたらしており、国民生活への不安が続いている中で、地方税、地方交付税等の一般財源の激減が避けられなくなっている。地方自治体は福祉、医療、教育、子育て、防災・減災、地方創生、地域経済活性化、雇用対策など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、今後の地方財政はかつてない厳しい状況になることが予想される。
よって、国においては令和3年度、地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう強く要望する。
記。1、地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税等の一般財源総額を確保、充実すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。
2、地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能が適切に発揮できるよう、総額を確保すること。
3、令和2年度の地方税収が大幅に減少することが予想されることから、万全の減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。
4、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税、地方税の政策税制については積極的な整理、合理化を図り、新設、拡充、継続に当たっては有効性、緊急性等を厳格に判断すること。
5、特に固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは家屋、償却資産を含め、断じて行わないこと。また、
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じられた特例措置は、本来、国庫補助金等により対応すべきものであり、今回限りの措置として、期限の到来をもって確実に終了すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
栁川平和君。
○8番(栁川平和君) ちょっと教えてほしいんですが、税源の偏在性というのはどういうことなんでしょうか。
○議長(寺本清春君) 暫時休憩します。開始時間は15時10分といたします。
午後 3時01分 休憩
午後 3時10分 再開
○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
先ほど栁川議員のほうから、栁川平和君のほうから質疑がございました。その件につきまして、今、県当局のほうに問い合わせておりますので、もうしばらく暫時休憩で時間をいただきたいということでございますので、会議を再開いたしましたが、暫時休憩をいたします。開始時間を3時25分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
午後 3時10分 休憩
午後 3時24分 再開
○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
意見書第1号について、栁川平和君のほうから、偏在性とはどういう意味だというような質疑がございました。
提出者の松岡正敬君。
○6番(松岡正敬君) 栁川議員からの質問にありました、税源の偏在性が小さくというのは、あるものに税源が偏らないようにするということです。以上です。
○議長(寺本清春君) ほかに質疑はありませんか。
これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております意見書第1号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、意見書第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対する反対討論の発言を許します。
栁川平和君。
○8番(栁川平和君) 私はこの意見書反対します。1つは、案の内容が具体性に欠けてざっくりし過ぎてるんですが、私なかなか理解できない、それが1点。
もう一つは、5番目の固定資産税云々の中で、見直しは断じて行わないという言葉に違和感を感じます。というのは、先ほど安藤議員の一般質問でも、コロナによる解雇が5月から毎月1万人ずつ増えてきて、8月になって5万3,000人になってるとかいうような状況、今、商店街とか見ていてもなかなか経済の発展がない。そうした中で、一時的に期間を決めて固定資産税を下げるとか、1年下げるとか、それから消費税も5%にするとかいうふうな検討は、ぜひとも国のほうでしていただきたいと私は思っておりますので、この意見書には反対します。以上です。
○議長(寺本清春君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。
反対討論なしと認めます。
次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。
賛成討論なしと認めます。
これをもって討論を終了いたします。
これより意見書第1号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し、地方税財源の確保を求める意見書の提出についての件を、起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○議長(寺本清春君) 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
◎日程第24 意見書第2号 国土強靱化の継続・拡充を求める意見書の提出について
○議長(寺本清春君) 日程第24、意見書第2号、国土強靱化の継続・拡充を求める意見書の提出についての件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
松岡正敬君。
○6番(松岡正敬君) 意見書第2号、国土強靱化の継続・拡充を求める意見書の提出について、地方自治法第99条及び川越町議会会議規則第14条の規定により提出します。
国土強靱化の継続・拡充を求める意見書案。近年、令和元年東日本台風、令和2年7月豪雨など激甚化、頻発化する自然災害により、全国各地で甚大な被害が発生しており、我が国にとって、国土強靱化は依然として喫緊の課題である。現在、令和2年度までを実施期間とする、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策、以下3か年緊急対策により、国と地方が一体となってハード、ソフトの両面から防災・減災、国土強靱化対策を集中的に実施しているが、対策が必要な箇所はいまだ多数存在するため、中長期的視野に立って具体的目標を掲げ、取組の加速化、深化を図ることが極めて重要である。本町でも、3か年緊急対策を活用し、県土の強靱化対策を強化してきたところであるが、想定される大規模自然災害や南海トラフ地震などに対して、事前防災及び減災の取組を引き続き推し進め、県内の脆弱な社会インフラを整備し、機能を維持する必要性はいまだ高い。また、地域住民の安全・安心を確保し、大都市部への過度な一極集中から脱却するためにも、地方の強靱化対策は必要不可欠である。よって、本町議会は国において、防災・減災、国土強靱化対策をより一層推進するために、下記の措置を講じることを強く求める。
記。1、令和3年度以降においても、国土強靱化基本計画に基づき、中長期的な見通しの下、国土強靱化対策の対象事業を拡大するとともに、別枠予算による必要、十分な予算の確保など、対策の抜本的強化を図ること。
1、長寿命化計画に基づく戦略的な現有ストックの修繕や更新等の老朽化対策が確実に進められるよう、長期、安定的に必要、十分な予算を確保すること。
1、令和2年度で終了とされている緊急防災・減災事業や緊急自然災害防止対策等については、地方自治体の取組状況を踏まえ、適切に検討を行い、令和3年度以降も延長するとともに、地方の実情に沿った、より活用しやすい地方債制度にするなど、地方財政措置を充実すること。
1、社会資本の整備、管理に加え、災害発生時の迅速かつ円滑な対応を取るため、国の地方整備局を含め、現場に必要な人員や体制を維持、充実を図ること。
以上のとおり、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております、意見書第2号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。
よって、意見書第2号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対する反対討論の発言を許します。
反対討論なしと認めます。
次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。
賛成討論なしと認めます。
これをもって討論を終了いたします。
これより意見書第2号、国土強靱化の継続・拡充を求める意見書の提出についての件を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○議長(寺本清春君) 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、申し上げます。9月18日の会議は、議事の都合により特に午後1時30分に繰り下げて開くことにします。
以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
皆様、大変御苦労さまでございました。
午後 3時35分 散会...