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令和 2年第1回定例会(第1日 3月 3日)

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  1. 川越町議会 2020-03-03
    令和 2年第1回定例会(第1日 3月 3日)


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    最終取得日: 2021-05-03
    令和 2年第1回定例会(第1日 3月 3日)             令和2年第1回川越町議会定例会会議録(第1号) 招集年月日       令和2年3月3日 招集の場所       川越町役場議場 開会          令和2年3月3日 午前9時00分 応招議員        11名    1番 早 川 茂 樹    3番 杉 本 雅 照     4番 森   英 郎    5番 片 山 庄 平     6番 松 岡 正 敬    7番 寺 本 由 美     8番 栁 川 平 和    9番 伊 藤 勝 也    10番 安 藤 邦 晃   11番 山 下 裕 矢    12番 寺 本 清 春 不応招議員       2番 早 川 光 男
    出席議員        応招議員に同じ 欠席議員        なし 地方自治法第121条規定により説明のため出席した者の氏名    町長      城田 政幸  副町長     木村 光宏    教育長     稲垣 良夫  企画情報課長  寺本 幹男    総務課長    伊藤  仁  防災担当監   吉野  昭    町民保険課長  水谷 友昭  福祉課長    小林由美子    税務課長    駒田 憲保  産業建設課長  石川 雅英    上下水道課長  藤田 仁志  環境交通課長  加藤 元浩    会計管理者兼会計課長     生涯学習課長  早川 浩史            諸岡  裕    健康推進課長  新堂愉香子  学校教育課長  山内 雅喜 本会議に職務のため出席した者の氏名    事務局長    早川 一也    書記      佐藤 亮輔  書記      宮本 玲子 議事日程        議長は議事日程を別紙のとおり報告した。 会議録署名議員の氏名    5番 片 山 庄 平     6番 松 岡 正 敬 議員提出議案の題目 町長提出議案の題目  議案第 1号 工事請負契約の変更について  議案第 2号 令和元年度川越町一般会計補正予算(第5号)  議案第 3号 令和元年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)  議案第 4号 令和元年度川越町介護保険特別会計補正予算(第3号)  議案第 5号 令和元年度川越町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  議案第 6号 令和元年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)  議案第 7号 令和2年度川越町一般会計予算  議案第 8号 令和2年度川越町国民健康保険特別会計予算  議案第 9号 令和2年度川越町介護保険特別会計予算  議案第10号 令和2年度川越町後期高齢者医療特別会計予算  議案第11号 令和2年度川越町公共下水道事業特別会計予算  議案第12号 令和2年度川越町水道事業会計予算  議案第13号 附属機関等の設置等に関する条例の制定について  議案第14号 川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について  議案第15号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改         正について  議案第16号 川越町森林環境譲与税基金条例の制定について  議案第17号 川越町固定資産評価審査委員会条例の一部改正について  議案第18号 川越町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について  議案第19号 川越町国民健康保険税条例の一部改正について  議案第20号 川越町町道の構造の技術的基準に関する条例の一部改正について  議案第21号 川越町監査委員条例の一部改正について  議案第22号 川越町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について  議案第23号 川越町道の路線の認定について  選挙第 1号 三重県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について 議事日程第1号     3月3日(火)午前9時開議  第 1 会議録署名議員の指名  第 2 会期の決定  第 3 報告第 1号 例月出納検査の結果報告について  第 4 報告第 2号 定期監査の結果報告について  第 5 報告第 3号 議員派遣の報告について  第 6 所信表明  第 7 一般質問  第 8 議案第 1号 工事請負契約の変更について  第 9 議案第 2号 令和元年度川越町一般会計補正予算(第5号)  第10 議案第 3号 令和元年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)  第11 議案第 4号 令和元年度川越町介護保険特別会計補正予算(第3号)  第12 議案第 5号 令和元年度川越町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  第13 議案第 6号 令和元年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)  第14 議案第 7号 令和2年度川越町一般会計予算  第15 議案第 8号 令和2年度川越町国民健康保険特別会計予算  第16 議案第 9号 令和2年度川越町介護保険特別会計予算  第17 議案第10号 令和2年度川越町後期高齢者医療特別会計予算  第18 議案第11号 令和2年度川越町公共下水道事業特別会計予算  第19 議案第12号 令和2年度川越町水道事業会計予算  第20 議案第13号 附属機関等の設置等に関する条例の制定について  第21 議案第14号 川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について  第22 議案第15号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例             の一部改正について  第23 議案第16号 川越町森林環境譲与税基金条例の制定について  第24 議案第17号 川越町固定資産評価審査委員会条例の一部改正について  第25 議案第18号 川越町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について  第26 議案第19号 川越町国民健康保険税条例の一部改正について  第27 議案第20号 川越町町道の構造の技術的基準に関する条例の一部改正につい             て  第28 議案第21号 川越町監査委員条例の一部改正について  第29 議案第22号 川越町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について  第30 議案第23号 川越町道の路線の認定について  第31 選挙第 1号 三重県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について               午前 9時00分 開会 ○議長(寺本清春君) ただいまの出席議員は11名であります。  定足数に達しておりますので、これより令和2年第1回川越町議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(寺本清春君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において、5番、片山庄平君と6番、松岡正敬君の両名を指名いたします。
    ◎日程第2 会期の決定 ○議長(寺本清春君) 日程第2、会期の決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から3月13日までの11日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は11日間と決しました。 ◎日程第3 報告第1号 例月出納検査の結果報告について ○議長(寺本清春君) 日程第3、報告第1号、例月出納検査の結果報告について。  監査委員から、令和元年11月分、12月分及び令和2年1月分に関する例月出納検査の結果報告が提出されておりますので、お手元に配付いたしておきましたから、御了承願います。 ◎日程第4 報告第2号 定期監査の結果報告について ○議長(寺本清春君) 日程第4 報告第2号、定期監査の結果報告について。  監査委員から、令和元年度定期監査の結果報告が提出されておりますので、お手元に配付いたしておきましたから、御了承願います ◎日程第5 報告第3号 議員派遣の報告について ○議長(寺本清春君) 日程第5、報告第3号、議員派遣の報告について  議員派遣の報告について、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。 ◎日程第6 所信表明 ○議長(寺本清春君) 日程第6、所信表明。  町長より所信表明を求められておりますので、議長においてこれを許します。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 皆さんおはようございます。  先の町長選挙におきまして、各方面からの御支援と御厚情を賜り、二期目の町政運営のかじ取りをお任せいただきました。皆様からお寄せをいただきました信頼と期待に応えるべく、全力で務めて参りますので、議員の皆様方におかれましては、これまでと同様、御支援、御協力を賜りますよう、切にお願いを申し上げます。  それでは、少しお時間を頂戴いたしまして、私の町政運営における所信の一端を申し上げます。  平成28年2月に町長に就任して、「赤ちゃんからお年寄りまで、笑顔で暮らせるまち」を目指し、さまざまな施策・事業に取り組んで参りました。これまで行って参りました事業につきまして、進捗状況を含め、検証を行い、見直し・改善を図り、場合によっては、縮小または、拡大しつつ、そして、新たな事業にも取り組み、「安全・安心な暮らしができるまちづくり」はもとより、「生きがいと誇りが持てるまちづくり」を進めて参ります。  当町は、まもなく町制施行60年を迎えますが、これからの町政運営におきまして、これまでの町の歴史を振り返り、まちの風土を見つめ直すとともに、人口構造や産業、交通の利便性といった、まちの特徴を生かし、10年先、20年先の川越町の未来を町民の皆様と共有し、協働でまちづくりを進めていく必要がございます。  川越町にお住まいの方、これから川越町に住まれる方が、暮らしの安全・安心を実感できる、そして、将来にわたり「住み続けたい」と思っていただける希望や愛着が持てる「まちづくり」を進めていかなければならないと考えております。  私の思いである「みんなが笑顔で暮らせるまちを未来へつなぐ」まちづくりを進めていくため、4つの方針を皆様にお示しをさせていただきました。  一つ目は、「一人ひとりに寄り添うきめ細かい支援」でございます。  妊娠出産期から乳幼児期、就学期、進学・就職期まで、子育て世帯への途切れのない支援を行い、子どもを産み、育てやすいまちの実現を目指します。  また、健康状態や経済状態、家庭環境など一人ひとりの状況に応じたきめ細かい支援の充実を図ります。  そして、健康づくりや介護予防事業を推進し、高齢になっても元気で生きがいを持ちながら生活できるよう町民の皆さんの健康づくりと暮らしの支援の充実を図ります。  二つ目は、「町民の暮らしの安全を守る」取り組みでございます。  津波避難施設の整備を初め、河川の樹木伐採や土砂撤去事業を継続して実施するなど、自然災害から町民の生命と財産を守る取り組みを進め、地域防災力の向上を図ります。  また、交通事故や犯罪をなくすため、交通安全対策、防犯対策の強化を図り、日常生活の安全・安心の確保に向けて、行政だけではなく、町民の皆様と自主的な防災・防犯活動を促進し、自助・共助の力で地域の安全を守る取り組みを進めて参ります。  三つ目は、「町民の希望と愛着を育む」取り組みでございます。  将来を担う子どもたちの学びの環境づくりとして、学校施設等の整備を進めるとともに、全ての子どもたちが将来の夢や希望が持てる教育の推進を図ります。  また、障がいのある方も継続して働くことができる場所を造るとともに、年齢を重ねても働く場所や地域で活躍できる場所をふやし、生きがいと誇りが持てる地域づくりを進めて参ります。  最後の四つ目は、「社会の変化に合わせた組織づくり」でございます。  近年、AIやRPAなどを活用した業務の効率化が進められておりますが、当町においても、今後、費用面、効率性などを鑑みながら、業務の電子化などを検討し、効率化を図るとともに、行政サービスの向上に努めて参ります。  また、行政課題が多様化、山積する中で、住民の皆様とともに課題解決をしていくことも必要でございます。コンパクトなまちだからこそできる、地域に出て、地域の皆さんと一緒になって課題に取り組む、地域を耕す「耕務員」として、新しい課題にチャレンジできる職員を増やして参りたいと考えております。  「一人ひとりに寄り添うきめ細かい支援」を行うとともに、「町民の暮らしの安全を守る」取り組み、また、「町民の希望と愛着を育む」取り組みを進め、そして「社会の変化に合わせた組織づくり」によって、「みんなが笑顔で暮らせるまち」を目指し、4年間、全力で町長としての責務を全うする所存でございます。  4年間のスタートとなる令和2年度の予算は、先ほど申しましたように、まもなく町制施行60年を迎える当町の「歴史・風土・特徴・未来」を踏まえた方針としております。  まず、町の「歴史」というところでは、大きな出来事の一つに、伊勢湾台風がございます。町内全域に未曾有の被害をもたらしました伊勢湾台風を風化させることなく「これからの災害に備える」教訓として、次の世代に伝えていかなければなりません。  そして、当町の「風土」といたしましては、高松海岸や朝明川・員弁川を初めとした、水と親しめる自然環境がございます。その一方で、都市化の進展に加え、自然災害の観点からも河川・海岸の防災対策は必要でございますので、自然環境に十分配慮し、この貴重な自然を次の世代に残していかなければなりません。  また、「人口構造」においては、少子高齢化が加速し、県内でも人口減少が進む中で、当町の「特徴」といたしまして、若い年代を中心に、年々、人口が増加をしております。  「産業」の分野においては、工業団地を中心に、規模の大きな企業も立地しておりますし、中小の企業についても、長年、創業されている特色ある企業もございます。  その他にも、主要幹線道路等を有することから、交通の利便性が高く「便利で住みやすいまち」として選ばれておりますし、企業立地においても、アクセスのよさは、強みでありますので、人も産業も活気のある川越町を未来へ繋いでいかなければなりません。  このようなことから、令和2年度の町政運営方針にあっては、まちの「歴史・風土・特徴」を生かすため、川越町が積み重ねてきた歴史を振り返りつつ、町制施行60年のその先を見据え、「まちを守り・まちを育て・未来につなげる予算」として編成を行いました。  「防災・防犯・交通安全」といった、安全・安心の取り組みはもとより、子育て支援の充実、子どもたちの学びの環境づくり、また、福祉サービスの充実や健康長寿のまちづくりなど、これまで進めて参りました事業をよりきめ細かく実施し、「みんなが笑顔で暮らせるまち」が未来へ繋がるよう取り組んで参ります。  そして、新たな事業にも着手し、町民の皆様の希望や愛着が持てるまちづくりに向けて、全力で町政運営に取り組んで参ります。  諸施策の説明をさせていただく前に、まずは、町の財政状況を申し上げますと、一般会計の歳入歳出予算総額は、6,650,000千円で、対前年度予算額に対して、8,000千円、約0.1ポイント増となっております。このうち、歳入の自主財源の基本となります町税につきましては、4,334,523千円で、前年度より、52,552千円、約1.2ポイントの減となっております。これは、固定資産税のうち、償却資産税の減額が主なものとなっております。  町税におきましては、今後も固定資産税、特に償却資産税の減収が見込まれますので、これまで以上に危機感を持った財政運営が必要であり、中期的視点と長期的視点の両面から、行政運営、財政運営を行っていく必要がございます。  当町は、平成2年度以降、普通交付税の不交付団体でありますが、中長期的視点によりますと、公共施設の適正な維持管理や、将来必要となる施設の整備、また、制度改正等による公共サービスの多様化も想定されます。継続して、行財政改革に取り組む必要があり、歳出削減だけではなく、今後必要となる財源を確保するため、自主財源の確保に加え、新たな歳入の確保が必要でございます。  また、自然災害等も含めたさまざまな行政リスクを想定しつつ、社会情勢の変化や情報インフラの進展に伴う、行政サービスの変化にも柔軟に対応し、町民の皆様に満足のいただけるサービスを提供するとともに、適正な行財政運営を行っていかなければならないと考えております。  当町の特徴である、コンパクトなまちという強みを最大限に生かす行財政運営を進めるとともに、コンパクトなまちだからこそできる、きめ細かな行政サービスを提供し、「町民の皆様の笑顔」に繋げて参ります。  このような状況を踏まえ、来年度における主要事業を4つの方針に沿って御説明をいたします。  まずは、「一人ひとりに寄り添うきめ細かい支援」でございます。  新規事業といたしましては、中学3年生を対象に「ピロリ菌検査事業」を実施をいたします。ピロリ菌は、胃炎・胃がんなどを引き起こす要因とされており、疾病予防の観点からも、早期に除菌治療を行うことが望ましいとされております。その一方で、若い年齢での自主的な検査は、受けていない現状がございますので、事業の実施にあっては、個人情報にも十分配慮しつつ、子どもたちの疾病予防に向けて、来年度より実施して参ります。  また、高齢化社会の進展、更には、人生100年時代とも言われる中、「歯の健康管理」は、健康寿命を延ばすためにも重要視されております。来年度より「歯周病疾患検診事業」を実施し、成人期における歯の健康管理の意識を高めるとともに、疾病と同様、早期発見・早期治療に繋げて参ります。  その他にも「健康サポート事業」として、特定健診の自己負担金を助成し、「特定健診・特定保健指導」の受診率の向上を図り、町民の皆様の健康増進に努めて参ります。  継続事業としましては、今年度から実施しております「子育て世代包括支援センター事業」により、妊娠出産期から乳幼児期以降も一貫して不安や悩みを相談できるよう、必要に応じたサポートや支援サービスを提供して参ります。  また、子どもたちの病気やけがの慢性化や重症化を防ぎ、安心して医療を受けられる環境づくりのため、0歳から6歳の未就学児を対象に「子ども医療費助成窓口無料化」を実施して参ります。  二つ目は、「町民の暮らしの安全を守る」取り組みでございます。  まずは、防災の分野について、でございます。  昨年も全国各地で多くの自然災害がございましたが、特に71の河川が氾濫し、大きな浸水被害をもたらした台風19号で被害を受けた地域は、当町と似通った地形であり、この地域においても、大きな被害はなかったものの、局地的豪雨がございました。  当町は、ほぼ全域が、津波・洪水の浸水想定地域でございますので、避難の際、目安となる海抜を表示するため、130カ所に「海抜表示シートの設置」を行います。  また、今年度より進めております津波特定避難困難地域での避難場所を確保する「津波避難施設建設事業」については、来年度は、避難施設の建設に向けた実施設計を行い、そして、昨年9月に総合防災訓練として実施しました、避難所運営訓練におきまして、課題となりました「ごみの分別」に対応し、避難所の清潔な衛生環境の確保を図るため、「避難所用段ボールごみ箱」を整備をいたします。  次に、子どもたちの安全を守る取り組みでございます。  津波避難施設まで一定の時間を要する北部保育所に津波避難場所を確保するため「北部保育所避難施設建設事業」でございますが、現在、実施設計を進めておりますので、工事につきましては、来年度以降、順次、進めて参りたいと考えております。  また、「幼児用水難保護用具及び避難用具整備事業」を実施し、0歳児用として「避難用キャリー」を整備し、1歳・2歳児用にライフジャケットを整備するとともに、0歳から2歳児が避難する際に使用する避難車を配備をいたします。平成30年度に3歳から5歳児用のライフジャケットを整備しておりますので、今回の事業によって、全ての年齢のお子さんの避難用具の配備が完了いたします。  次に、「防犯・交通安全」の取り組みでございます。  防犯対策といたしましては、平成26年度から平成28年度において、町内に45台の防災用を含む防犯カメラを設置をいたしました。また、町内全域の「防犯灯LED化事業」を実施するとともに、自主防犯活動を推進するなど、犯罪発生を抑止する取り組みを進めて参りました。刑法犯認知件数は減少傾向にあるなど、一定の効果があらわれているものの、「犯罪の抑止力」という観点では、現在の防犯カメラの台数では、効果が限定的でありますので、先日も町内において、痛ましい事件が発生をいたしましたが、犯罪を抑止する取り組みは、継続することが重要であり、また、行政だけではなく、地域全体で犯罪をなくす意識が必要であります。  そういったことから、町内全域の防犯力向上を図るため、「防犯カメラ設置基本計画」を策定し、増設に向けて、計画的に事業を進めて参ります。計画の策定にあっては、警察、自治会、学校等の関係機関とも協議を進め、より効果的な設置場所、台数を検討して参りたいと考えております。  交通安全対策といたしましては、昨年の知事との1対1対談においても「高齢者の交通安全対策の推進」を対談項目として挙げさせていただきました。高齢者による重大事故の多発が社会問題ともなっており、免許証の自主返納の取り組みが行われ、一定の成果は見られるものの、日常生活に欠かせないものであることから、運転せざるを得ない現状もございます。  そのような状況から、「後付け安全運転支援装置設置補助事業」により、自己負担金を軽減し、急発進防止装置の普及を図り、高齢者の事故防止など運転に不安のある方の支援を行って参りたいと考えております。  三つ目の「町民の希望と愛着を育む」取り組みでございます。  学校教育においては、少人数教育の充実や児童・生徒一人ひとりにあった教育を実施するとともに、「読書旅行事業」、「法教育推進事業」、「夢の創造推進事業」の3つの事業で構成する「豊かな心を育成する事業」を行い、子どもたちの豊かな心、強い心の育成に取り組んで参ります。  施設の面においては、教育環境の充実を図るため、中学校の体育館及びテニスコートの改修工事を実施するとともに、コンクールをはじめ、ふれあい祭りなどでも演奏をしていただいております「中学校吹奏楽部」の楽器の更新等を行い、クラブ活動等を通じた、心と身体の健全育成を図って参ります。  幼稚園においては、防犯カメラ更新工事を実施し、防犯カメラの更新及び増設によって、お子さんも保護者も安全・安心して学べる環境づくりに取り組んで参ります。  また、教育文化の拠点であるあいあいホールにおきましては、長寿命化に向け、吊り天井をはじめ、音響設備など施設全体の大規模改修に向けた設計業務を行います。  そして、「障がい者等就労環境整備事業」につきましては、JAみえきた様に御協力をいただき、今年度、試行栽培として、気温や天候、生育状況などを調査し、記録しております。これらの状況を踏まえ、来年度は、栽培面積及び株数を増やすとともに、就労継続支援B型施設に作業補助を依頼し、実際の施設運営を想定しながら栽培・調査を継続して参ります。  最後の四つ目の「社会の変化に合わせた組織づくり」でございます。  議会運営におかれましても、来年度より「議会だよりモニター事業」や「子ども議会事業」など、新たな事業に取り組まれると伺っております。  町といたしましても、業務の効率化はもとより、行政サービスの向上に継続して取り組んでいく必要があると考えております。現在、行政情報発信の手段の一つとして、CATVによる行政番組を放送しておりますが、町の魅力や行政情報を町外にもPRし、発信するため、三重テレビを活用した番組制作、放送を行って参ります。  また、来庁者の方々への情報発信として、「庁舎内情報表示システム更新事業」を実施し、デジタルモニターを使用して行事や館内案内などの情報発信を行って参ります。  ここまで、令和2年度の主要事業の一端を御説明を申し上げましたが、そのほかの重要施策につきましては、第6次川越町総合計画後期基本計画の5つの基本方針に沿って説明をいたします。  まず、基本方針1であります「便利で活力のあるまちづくり」でございます。  「道路・交通」に関する施策として、当町は、主要幹線道路を含め、道路網が整備され、利便性が高い反面、都市化とともに、生活道路における交通量は、年々増加しております。引き続き、関係機関と連携をしながら、点検を行うなど、危険箇所を中心に、交差点カラー舗装、歩道専用舗装、カーブミラーの設置など交通安全施設の整備を行って参ります。  また、ふれあいバス運行事業においては、主要事業の部分でも申しましたが、免許証を返納した場合、町内の移動手段ともなりますので、利用者のニーズを把握しつつ、より安全に、安心して利用いただけるよう取り組んで参ります。
     次に「農業」に関する施策でございますが、宅地開発等の都市化とともに、農地の面積は、年々減少をしております。その一方で、「安全・安心」を求める消費者は増加をしており、生産者と消費者をつなぐ地産地消の取り組みは必要でございます。今後も、農業を維持していくため、ふれあい広場の運営支援や老朽化した用排水路等の整備を行って参ります。また、後継者不足等の課題もございますので、集落営農組織や担い手の確保などに努めて参ります。  次に「商工業」に関する施策でございます。  当町には、川越工業団地を中心に、多くの企業が立地をしており、工業団地以外にも、特色のある中小企業も数多くございます。規模にかかわらず、各企業の持続的発展は、雇用の創出や地域の活性化、町の財政基盤を支える重要なものであります。  引き続き、朝明商工会と連携を図るとともに、ふるさと応援寄附事業など企業と連携し、取り組んで参ります。  続きまして、基本方針2「安全で快適なまちづくり」でございます。  まず「上下水道」に関する施策でございます。  浸水対策として、川越排水機場の改修を計画的に進めるとともに、「防災・安全社会資本整備交付金」を活用し、「雨水幹線整備工事」を実施をいたします。  また、地震対策として、引き続き、重要なライフラインである水道管の耐震化を進めて参ります。  公共下水道事業においては、将来にわたり安定した事業を行うため、公営企業会計導入に向けた準備を進めて参ります。  次に「防災・減災」に関する施策でございます。  今年度は、三重大学の川口准教授による「防災講演会」や自主防災組織の方を中心とした「総合防災訓練」を実施をいたしましたが、どのような災害においても、必要となるのは、「自助と共助」の力であります。引き続き、各地区の自主防災組織の活動促進を図るため、自主的な活動や訓練を支援する「自主防災組織活性化事業」を実施をいたします。  また、昨年は、自然災害以外にも、国内外に大きな衝撃を与えました「世界遺産首里城」の火災もございました。  地域の消防・防火活動をはじめ、災害時においても、地域住民の先頭に立って活動しております川越町消防団が、来年度「三重県操法大会」に出場しますので、関連予算を計上しております。  先ほど、主要事業の部分でもご説明申し上げましたが、施設整備といたしましては、「津波避難施設建設事業」及び「北部保育所避難施設建設事業」を継続して実施するなど、災害用備品といたしましては、「避難用キャリー」や「ライフジャケット」等の整備を行います。  また、地震発生時の安全確保を図るため、「耐震シェルター設置事業」、「木造住宅耐震関連事業」、「ブロック塀等除去助成事業」等を進めて参ります。  そして、河川整備関連事業につきましては、引き続き、三重県により朝明川河川堤防の嵩上げ工事及び河床整理が予定されております。今後も、員弁川・朝明川、両河川の状況を見ながら、河川の氾濫防止はもとより、適正な維持管理に向けて、三重県と連携・協力を行って参りたいと考えております。  そのほかにも、災害時に必要となる非常食や毛布等災害用物資の備蓄強化を図るとともに、町民の皆様を初め、自主防災組織や消防団、関係機関との連携強化によって、自助、共助、公助による防災体制を確立し、地域防災力の向上を図って参りたいと考えております。  次に「ごみ」に関する施策でございます。  ごみの減量化の取り組みでございますが、町民の皆様の御協力により、「ごみの総排出量」の少なさは、県内でもトップレベルを維持をしております。  また、生ごみ等の堆肥化事業においては、回収から堆肥化、堆肥の利用までのサイクルが確立し、定着して参りましたので、引き続き、町民の皆様をはじめ、ことぶき人材センター、くろがね作業所、よつば会などの御協力をいただきながら取り組んで参ります。  その一方で、河川堤防や高松海岸等において、不法投棄が見受けられる現状もございますので、パトロールをはじめとした不法投棄防止対策を強化をするとともに、自然を守るためにも、ごみの分別収集の強化に取り組み、更なるごみの減量、リサイクルの推進に努めます。  続きまして、基本方針3「健康で安心な暮らしを支えるまちづくり」でございます。  まず「保健・医療」に関する施策でございます。  連日、報道されておりますように、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、多くの行事やイベントが中止となる事態となっております。感染ルートが解明されていないことに加え、感染拡大に至った原因の一つとして、体制や対応の不備が指摘をされており、患者数の増加とともに、地方部での感染も確認されておりますので、多くの方々が不安を感じられております。  町といたしましては、国や県の動向を注視をしながら、まずは、予防ということが重要でありますので、手洗い・うがいといった自衛策の啓発を行うとともに、マスク・消毒液など必要物資の備蓄を行って参りたいと考えております。  医療体制という点におきましては、近年、地方部での人口減少・少子高齢化が進む中、医師の確保という点では、医師が都市部に集中し、地域での医師不足が課題となっております。公設の医療機関においても経営が難しくなってきており、病院の役割、将来的な存続の議論がされているのが現状でございます。  当町の状況といたしましては、近隣市町を初め、町内においても、年々民間の専門医院が開設されており、受診機会が増えることにもつながっております。  そういう状況下においても、川越診療所の役割は重要であり、町民の皆様の身近な医療機関として、早期発見、早期治療だけではなく、健診事業、特定保健指導など、病気の予防にも取り組む必要がございます。まちの診療所として、地域での活動や各種団体との連携を図り、町民の皆さんの健康づくり、そして、公設の医療機関として、災害時の救護所という責任を果たしていかなければならないと考えております。  そして、「健診事業」については、引き続き、各種がん検診・健康診査等を実施するとともに、来年度より、「ピロリ菌検査事業」・「歯周病疾患検診事業」を開始し、疾病の早期発見・早期治療につなげて参ります。合わせて、各種予防接種事業により、町民の皆様の健康保持・増進に努めて参ります。  次に「地域福祉」に関する施策でございます。  いつまでも住みなれた地域で安心して暮らすことができる、また、生きがいを持って暮らすことが健康寿命の延伸につながります。行政といたしましても、健康長寿のまちづくりを進めるに当たり、自治会をはじめとして、地域住民の方々やボランティア団体、社会福祉協議会と連携しながら、地域福祉活動を推進して参ります。そして、支え合い、見守りといった、地域のつながりづくりも必要でございますので、地域包括支援センターと連携をしながら、地域包括ケア体制の充実に取り組んで参ります。  続きまして、基本方針4「人と文化を育むまちづくり」でございます。  令和2年度の主要事業でも御説明を申し上げましたが、施設の改修や整備など、「安心して学べる環境づくり」を進めるとともに、学力向上だけではなく、子どもたちの「豊かな心づくり」に取り組んで参ります。  また、来年度より、「学校業務アシスタント」を配置するなど、教育現場にも目を向け、改善を図りながら、総合教育会議や教育委員会、また、幼稚園、学校とも連携し、教育施策の充実やよりきめ細かな事業を進めて参りたいと考えております。  次に「生涯学習」、「生涯スポーツ」の施策でございます。  当町においては、年齢を問わず、様々なスポーツ活動、文化活動が活発に行われております。  「スポーツ活動」については、2月に行われました第13回「美し国三重市町対抗駅伝」において、6連覇とはなりませんでしたが、県内外の有力選手が数多く出場している中でも、終始上位を争い、粘り強い走りを見せてくれました。小学生から中学生、高校生、そして、社会人の選手へと途切れることなくタスキがつながり、勇気と感動を与えてくれました。  また、「文化活動」についても活発に行われておりますが、活動拠点である施設の老朽化の課題もございます。  来年度、あいあいホールの改修に向けた設計を予定しておりますが、他の施設においても、改修等が必要となってきており、公共施設全体の優先度、重要度を検討しつつ、計画的に活動拠点の改修等を進めて参りたいと考えております。「生涯学習」「生涯スポーツ」の自主的な活動を推進し、「生きがいづくり」や「人とのつながりづくり」、そして、「地域づくり」につなげて参りたいと考えております。  続きまして、基本方針5「協働による自立した地域経営のまちづくり」でございます。  まず「地域活動」でございます。  地域活動の活性化は、これまで御説明を申し上げました「防災・防犯、子育て・教育、地域福祉」など、各分野のさまざまな事業を進める上で、必要不可欠なものであります。  総合計画においても、「協働のまちづくり」を基本理念としており、自主防災活動や自主防犯活動を初め、地域福祉活動など、地域での自主的な活動が活性化することで、「人とのつながり」や「地域とのつながり」が生まれ、地域の課題解決につながるものであると考えております。  また、人口増加が続く当町におきまして、若い世代や転入された方々にも地域活動に参加していただき、将来の地域活動の担い手となり、活発な地域活動が継続できるよう努めて参りたいと考えております。  次に「広報・広聴」でございます。  広報活動においては、広報紙、ホームページ、ケーブルテレビ、行政情報メール配信などを利用し、町民の皆様に行政情報を発信しております。  また、災害等の緊急時においては、防災行政無線及び個別受信機でも情報発信が行えるよう、様々な情報伝達手段を確保しております。来年度からは、新たに三重テレビを活用した情報発信を行って参りますが、引き続き、利用者ニーズに応じた情報発信ができるよう努めて参ります。  次に「行財政運営」でございます。  冒頭の令和2年度当初予算の財政状況の部分でも申し上げましたが、歳入においては、今後、固定資産税の減収を想定しており、歳出においては、公共施設の維持・修繕費の増加や新たな行政需要への対応なども必要となってくることから、年々厳しい行財政運営となることを見込んでおります。  特に、公共施設の維持・修繕に関しましては、長寿命化も含め、優先度、重要度などさまざまな観点から進めていく必要がございますので、現在策定を進めております「公共施設個別施設計画」に沿って、計画的に進めて参ります。  そして、まちづくりの方針にあっては、現在、令和3年度から10年間のまちづくりの指針となる第7次川越町総合計画の策定を進めておりますので、町民の皆様を初め、多くの方々から御意見を伺い、計画に反映できるよう努めて参ります。また、中期的視点によって基本目標や取り組む施策を取りまとめた「川越町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の改定も並行して進めて参ります。  将来のまちづくりを検討する上で、土地を効率的かつ効果的に活用する必要があり、その背景には、まちの自然環境の保全とまちの発展のための整備・開発が調和した土地利用がございます。来年度より、都市計画に関する基本的な方針を定める「都市計画マスタープランの策定」を進めて参りますので、近隣市町及び三重県とも連携・協議をしながら策定をして参りたいと考えております。  これまで、重要施策の概要を御説明を申し上げましたが、町民の皆様、企業の皆様、また、各種団体の皆様とも協力し、連携しながら、協働で「まちづくり」を進めていく必要があり、行政運営の枠組みにおいても、町単独での解決が難しい事業は、広域行政で解決できるものもございますので、三重県や近隣市町とも連携をしながら、柔軟に対応して参りたいと考えております。  最後になりますが、皆様からお寄せをいただきました信頼と期待に応えるため、これから4年間、初心を忘れることなく、町長としての責務、責任を全うして参ります。その間、町制施行60周年の重要な節目もございますので、先人の方々がこれまで築いてこられました川越町の歴史に、新しい歴史を積み重ねていく、強い意志を持って、一つ一つの事業を確実に進め、まちの未来に向けて、一歩一歩着実に前進させていくことをお約束を申し上げ、私の所信表明といたします。  御清聴ありがとうございました。 ○議長(寺本清春君) これにて所信表明を終わります。 ◎日程第7 一般質問 ○議長(寺本清春君) 日程第7、一般質問を行います。  質問の通告がありますので、順次発言を許します。  10番、安藤邦晃君。 ○10番(安藤邦晃君) おはようございます。10番議員の安藤でございます。  まずは、先日、城田町長におかれましては、2期目の当選まことにおめでとうございました。また、先ほどの所信表明、大変心強く聞かせていただきました。今後とも川越町さらなる発展のために、御尽力をいただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  さて、一般質問をさせていただきます。今回は、大きく2点ほどお聞きをしたいと思います。  まず1点目の「中学校の建て替えは」ですが、この質問は、平成30年6月定例会の一般質問でもお聞きをしておりますが、再度お願いをしたいと思います。  前回にも申し上げましたが、現川越中学校は、昭和36年度に建設され、58年ほどが経過をしております。当時は、川越町朝日町学校組合立明和中学校という名称でしたが、平成2年度に分離し、現在に至っております。ちなみに、当時の建設費が約30,000千円だったそうで、当然、今とはお金の価値が全く違うんでございますが、そうはわかっていても、今なら教室の一部屋もできるのかななんていうばかなことも考えてしまうんですが、しかし、それほど月日が経ち、老朽化をしているということも言えるかと思います。  以前、校舎内を見せていただきましたが、階段の段差が目視でもわかるくらい傾斜をしていたり、教室の床が反っていて、机ががたつくため、机の足に段ボールを詰めたりして授業を受けておりました。  このように、至るところに支障が出てきております。もちろん、耐震補強工事がしてあるので、倒壊のおそれはないにしても、震度7クラス以上の地震が来た場合、何せ60年近く経っていますから、コンクリートのかけらなどが落ちてくるといったことも懸念がされます。  また、町民の方からもよく、中学校を早く建て替えてほしいといった要望もお聞きをします。前回の一般質問での答弁では「しばらくの間は現校舍を利用していく」とのことでしたが、昨年6月の早川茂樹議員の中学校給食に関する一般質問で「中学校の建て替え時に給食調理室を設置するのも一つの選択肢である」との答弁をされております。あくまで、私個人的には、その近年中に中学校を建て替えますよと言っているようにも受け取れたんですが、私の勘ぐり過ぎだとは思いますが、いずれにいたしましても、現時点で、中学校の建て替えは、どのように考えているのか、お聞きをいたします。  次に、2点目の「8050問題の現状と課題は」で、3点ほどお聞きをしたいと思います。  8050問題とは、80は80代の親、50は自立できない事情を抱える50代の子どもを指し、こうした親子は社会から孤立する問題として、このように呼ばれています。代表的なのは、引きこもりです。これまで若者の問題とされていましたが、ひきこもりが長期化し、子どもが40代、50代と中高年になる一方、親も高齢化して働けなくなり、生活に困窮したり、社会から孤立したりする世帯が各地で報告をされています。  中には、一昨年だったと思いますが、札幌市のアパートの1室で82歳の母親と52歳の娘の遺体が発見されました。検針に来たガス業者が、電気がついているのに応答がないことを不審に思い、事態が発覚。死後数週間がたっていたそうです。警察によると、2人の死因は栄養失調による衰弱死で、母親が先に亡くなり、娘がしばらく後に死亡したことがわかりました。  このように、周囲から気づかれないまま、親子共倒れとなるケースも起きています。引きこもりは、長期化するほど解決が難しくなり、病気や介護、経済的困窮など、問題が複合的に絡むだけに、多分自治体でも対処、対応に苦慮しているのが現状のようです。難しい問題であり、重要課題の一つでもあるかと思います。  内閣府は、2019年3月時点で、中高年の引きこもり人口が61万3,000人存在し、そのうちの70%以上は男性との調査結果を発表しています。その他の年代の引きこもりも算入すると、日本は引きこもり100万人時代を迎えていると言え、このまま現状を放置すると、2020年代には、事態がさらに深刻化した9060問題が本格化することが確実視されており、全国的に孤立死、無理心中、親の死体遺棄、年金の不正受給、また、生活保護の受給が増加することも懸念され、現状の8050問題に対する極めて迅速な対応が求められています。  そこでお聞きしますが、1つ目の当町におけるひきこもり世帯、人数を把握をしているでしょうか。2つ目、当町としてのひきこもりの解消に向けた相談体制はどのようになっていますか。3点目、引きこもり世帯への支援対策と課題は。  以上、よろしくお願いをいたします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 安藤議員の質問にお答えをいたします。  議員の御質問のうち、私からは2つ目の御質問の「8050問題の現状と課題は」につきまして、お答えをいたします。  まず、1点目の「当町における引きこもり世帯、人数を把握しているのか」についてでございます。  引きこもりとは、さまざまな要因の結果として社会的参加を回避し、原則的には6カ月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態を示す現象概念とされています。  引きこもりの原因は、ストレスの環境変化によるもの、精神的な疾患によるものなどさまざまで、特定できない場合が多くあると言われています。長期間にわたって生活上の選択肢が狭められた社会的問題と精神的健康の問題であるとも言えます。  安藤議員の仰せのとおり、近年、引きこもりの高齢化、長期化の傾向があり、また、家族で抱えるあまり、家族も社会とのつながりが希薄化してしまい潜在化していると言われております。  現在、福祉課において、引きこもり関連と思われる相談があるのは20件ほどとなっておりますが、まだ、相談や支援につながっていない家庭があるかと思われますので、正確には把握できていないのが現状でございます。  2点目の「当町としての引きこもり解消に向けた相談体制は」について、お答えをいたします。  引きこもり状態にある方々の相談窓口として、福祉課が窓口となっております。相談を受けましたら、本人や家族が孤立化することを防ぎ、利用できる福祉サービスや医療や支援機関、団体などへつながるように支援をしております。  また、引きこもりなどによる生活困窮者への相談窓口としては、川越町社会福祉協議会及び三重県社会福祉協議会が行っており、さまざまな問題を複合的に抱えている人に、自立相談支談事業で必要な支援を包括的・継続的に提供できるよう対応し、一人ひとりに合わせた自立に向けた支援を行っております。  3点目の「引きこもり世帯への支援対策と課題は」について、お答えをいたします。  家族等からの相談がありましたら、引きこもり歴や時期、生活状況、問題行動など多岐にわたって聴き取りを行います。  家庭内暴力や自傷行為が激しく緊急性のある場合は、警察への連絡や医療機関への受診の促し、また、家庭内暴力からの回避として、家族が家から離れるなどの対応をしております。  また、緊急性がない場合は、家族のニーズ、状況に応じて、医療機関、相談機関、親の会等と連携など、家族の継続相談の支援を行いますが、相談者である家族等が本人への働きかけを希望された場合には訪問支援も検討いたします。  次に、課題についてでございます。  先ほど答弁いたしましたとおり、社会とのつながりが希薄化し潜在化していると思われる家庭については、把握のすべがなく適切な支援につながってないのが現状でございます。  このような家庭にどのように関わっていくのか、今後の課題と言えますので、今後は、町・県の相談窓口を広報などで周知を行い、相談につながるようにして参りたいと考えております。  以上でございます。残余につきましては、教育長から答弁をいたさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 稲垣教育長。 ○教育長(稲垣良夫君) 「川越中学校の建て替えは」につきまして、御答弁申し上げます。  この御質問につきましては、議員おっしゃいますように一昨年の6月議会で御答弁させていただいており、その際、川越中学校の今に至るまでの経緯に触れさせていただいておりますが、まずはここで再度、この経緯につきまして簡略して触れさせていただきます。  川越中学校の北側にございます普通教室棟は昭和36年度に建築され、昭和40年度に増築をいたしております。南側にあります特別教室棟につきましては、昭和44年度に建築されました後、昭和51年度に増築をいたしました。その後、大規模改修工事を加えつつ平成8年度には耐震診断を実施し、耐震の基準を満たしていない部分を対象として、平成11年度に耐震補強工事を施工いたしました。
     また、主な設備整備といたしましては、平成18・19年度に空調設備設置工事を、平成21年度にエレベータ設置工事を施工いたしております。  議員御指摘のとおり、普通教室棟・特別教室棟ともに老朽化が進んでいる状況にはございますが、このように必要最低限の耐震補強等や施設整備を繰り返して参りましたことから、修繕工事を加えながら現在に至っております。  このような中で、議員各位に御審議いただきます来年度の当初予算には、あいあいホールの吊り天井等に係る大規模改修事業を初めとした学校施設以外の他の大型事業などとの兼ね合いから中学校の建て替えに関連いたします予算は計上されておりません。  しかしながら、中学校の建て替えは教育委員会といたしましても焦眉の急であると考えております。公共施設個別施設計画を勘案しつつ財政当局と慎重に検討を重ねながら、中学校の建て替え実施に向け取り組んで参りたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。 ○10番(安藤邦晃君) ありがとうございました。  中学校の建て替えなんですが、残念ながら今回もはっきりと建て替えますとの答弁はいただけませんでしたが、学校のこの建て替えは、仮校舎の建設や設計、建築の工期などを考えると、4年から5年の期間が必要になってくるかと思われます。できる限り早い時期に建て替えのほうをお願いをしたいと思いますけれども、この判断は、教育長ではなくて、最終的には町長が御判断されると思いますので、町長御英断のほど、またよろしくお願いをいたします。答弁は結構です。  2つ目の8050問題の再質問をさせていただきます。  平成30年度の政府予算において、38,500,000千円の生活困窮者就労支援事業等補助金がつきました。大まかな内容は、都道府県、市町村に対し、引きこもり支援が適切に行える人材を養成することで、引きこもりに対応できる専門家の協力が必要な支援の向上を図ることが目的だそうで、研修対象者は、引きこもり支援を担当する市町村職員も入っております。  当町では、こういった支援従事者養成研修等に職員を積極的に派遣をしているか、また、今後派遣をする予定はあるのでしょうか、お聞きをいたします。 ○議長(寺本清春君) 小林福祉課長。 ○福祉課長(小林由美子君) 安藤議員の質問にお答えをいたします。  現在、福祉課の職員の中に、国家資格であります精神保健福祉士の資格を持つ者が引きこもり相談にも対応しておりますけれども、ほかの職員も今後対応できるよう研修に参加させていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。 ○10番(安藤邦晃君) ありがとうございます。  8050問題、本当に先ほども申し上げましたように、各自治体大変苦労をしているということだそうでございます。大変難しい問題かと思いますけれども、よろしくお願いをいたしたいと思います。これで、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(寺本清春君) これにて、安藤邦晃君の質問を終わります。  次に、本来であれば、2番、早川光男君の順番ですが、本日、議会の欠席届が提出されましたため、会議規則第61条第4項の規定に基づき、早川光男君の一般質問は行いません。  次に、1番、早川茂樹君の質問を許します。  早川茂樹君。 ○1番(早川茂樹君) おはようございます。1番議員の早川茂樹でございます。  まずは、町長、2期目の御当選おめでとうございます。また、町長とおいしいお酒が飲めることを楽しみにしておりますが、ちょっと不安ではございますけども。第7次総合計画に向けて、本当にこれで弾みがつくことと期待しておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  私のほうからは、町長の所信表明にもございました主要事業の2番目、安全を守るという観点の、特に防災の御質問をさせていただきたいと考えております。  三重県の統計資料でございます「三重県のすがた」によりますと、当町は、三重県内で、市町村の中で、刑法犯認知件数の数値が、この近年ずっとワースト1であることは、執行部の皆さんも御承知のとおりだと思います。  具体的には、平成23年から平成28年までの6年間、ずっとワースト1であったという事実がございますし、今認識できている最新のデータによりますと、こちらは平成29年度のデータでございますけども、こちらは、幸いにも2位ということになっておりますが、当町が年々数値を改善しておりますのに対して、鈴鹿市は、昨年余りいい数字が出なかったということで、2位にはなっておりますが、やはり改善する余地があろうかと思います。  さらに、過去のことで言いますと、平成16年までさかのぼったデータの耳に入っておりますけども、ずっとワースト1かワースト3ぐらいのあたりをずっと行き来しているという状況を聞いております。  つまり、何が言いたいかと言いますと、これだけ毎年ワーストに名前を連ねるということは、当町におきましても、大変大きな損害になるということが懸念されます。もちろん、この数字は、だから川越町が危険な町であるとか、安全ではないとか、そういう指針であるということではないということはわかっております。当然、この刑法犯認知件数というのは、警察がこれは犯罪ですと認知をされた件数ということで、主に氷山の一角ではあろうかと思うんですけども、警察で頑張って目視をされて、刑法犯認知件数が増えているということもあろうかと思いますし、それだけ町民の目が厳しい目で、その犯罪を抑止している、犯罪を確認しているという数値にも読み取れます。  ただ、この結果をもとに、ずっとワースト1という数字が出続けているということを是正する必要はあるかと思いますので、川越町イコール危険なまちという認識を与えてはいけないという観点から3つの質問をさせていただきたいと考えております。  これまで、当町は、第6次総合計画でうたっている防犯の取り組みを大きく3つあると認識しております。1つ目は、防犯カメラの設置、もう一つは、青色回転灯装備車、通称青パトの整備、最後に、地域住民との連携強化、以上、3つの取り組みを第6次総合計画で行ってこられたその評価と、今後、策定段階であると思いますので、なかなか言いにくい部分も多いかと思いますけども、第7次総合計画に盛り込んでの施策、これをお聞かせいただけないでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 早川茂樹議員の質問にお答えをいたします。  議員の御質問であります「当町の今後10年を見据えた防犯対策は」について、お答えをいたします。  第7次川越町総合計画につきましては、来年度策定に向け、作業を行っていますので、第6次川越町総合計画後期基本計画の評価につきましてはお示しすることができますが、第7次川越町総合計画に向けて取り組んでいく予定の具体的な改善策につきましては、現段階ではお示しすることはできませんので、御理解をしていただきますようお願いを申し上げます。  それでは、まず1点目の防犯カメラの設置に対する評価につきましては、平成27年度から平成28年度にかけて整備を行い、41台を設置をいたしました。  刑法犯の認知件数や犯罪率は、防犯カメラの整備を始めた平成27年度から令和元年度にかけて下がり続けておるところでございます。平成27年度認知件数は246件で、犯罪率は16.7でありましたが、令和元年度には認知件数が121件で、犯罪率は8.03と下がっており、犯罪の防止についての一定の効果があったのではないかと考えております。  なお、令和2年度予算において、第2期の防犯カメラ設置基本計画策定業務の予算を計上させていただいておりますので、御審議いただきますようよろしくお願いをいたします。  次に、2点目の「青色回転灯装備車や自主防犯隊のパトロールに対する評価」でございます。  まず、青色回転灯装備車によるパトロールにつきましては、平成27年1月からパトロールを開始をいたしました。当初、青色回転灯装備車は1台で、平日の昼間、子どもたちが下校する時間帯を中心に、週2回のパトロールを実施をしておりました。その後、平成27年10月からは週4回に回数を増やし、平成29年7月からは青色回転灯装備車を2台とし、体制の充実を図りました。  また、平成28年4月からは、青少年育成指導員が毎月1回と夏休みの期間の7月、8月には毎週1回の夜間補導に使用をしております。青色回転灯装備車による子どもたちの見守り活動の体制は、整備されてきているのではないかと考えております。  続いて、自主防犯隊によるパトロールに対する評価でございます。  当初、自主防犯隊は1団体で活動をしておりましたが、団体数も増えて、現在では12団体あり、地区内のパトロールや事業所付近において、子どもたちの登下校時の見守り活動などを実施をしていただいております。自主防犯隊のパトロールの体制は、徐々に整備が図られつつあると考えております。  3点目の「行政、関係機関、事業者、住民等の連携に対する評価」でございます。  川越町安全なまちづくり条例に基づき、町民の代表者、関係機関、関係団体等の代表者などからなる、川越町安全なまちづくり推進協議会を毎年開催をしており、安全で安心なまちづくりに向けた協議を行うとともに、関係機関や関係団体などの自主的な活動について情報を共有し、意見交換を行うことで横の連携も緊密に保っております。この協議会を中心として、住民や関係機関等が連携した防犯体制づくりができつつあるのではないかと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。 ○1番(早川茂樹君) ありがとうございました。  再質問させていただきます。  主に防犯カメラの件で、再質問させていただきたいんですけども、先ほどの町長の所信表明の中に、平成26年から平成28年の間で、防犯カメラを45台設置されたということなんですけども、この設置場所の取り決めというのはどのようになっているのでしょうか、お聞かせください。お願いします。 ○議長(寺本清春君) 加藤環境交通課長。 ○環境交通課長(加藤元浩君) それでは、早川議員の再質問につきまして、お答えをいたします。  平成27年度から28年度にかけて整備をいたしました防犯カメラにつきましては、警察、防犯協会から、事件・事故の発生箇所を聞き取り、また、PTA及び教育委員会に危険箇所と思われる場所を聞き取った上、公民館やこども広場、通学路を重点的に精査し、整備いたしました。  また、第2期においても、多数の関係者の方に御意見を頂戴し、場所の選定を進めていきたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。 ○1番(早川茂樹君) ありがとうございました。  先ほどもちょっと私のほうから申し上げましたけども、毎年刑法犯認知件数が多いという認識の当町なんですけども、その刑法犯認知件数のその件数を多くしている原因が何なのかというのを、どのように認知されていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 加藤環境交通課長。 ○環境交通課長(加藤元浩君) それでは、早川議員の再質問にお答えをいたします。  刑法犯の認知件数につきましては、先ほどの答弁でございましたとおり、年々減少しておりまして、昨年令和元年につきましては121件、犯罪率にいたしますと8.03と、かなり減少してきております。  こちらの内訳につきましては、四日市北警察の生活安全課のほうで、把握をしておりまして、そちらのほうで把握しておる数字を申し上げますと、これは平成30年の実績にはなるところではございますが、一番多いのは自転車盗、自転車が盗まれるということが一番多いと、その場所がどこかと言いますと、やはり川越富洲原駅周辺が多いというようなことが出てきております。  ちなみに、自転車盗の件数は29件ございました。そして、平成30年の認知件数につきましては127件ですから、およそ4分の1ほどが自転車盗ということになるかと思います。  それから、平成30年においては、器物破損が次いで多くなっておるというようなことでございました。  それと、自転車盗につきましては、平成29年から平成30年にかけての比較でございますが、マイナス12件と、平成29年が41件でございましたので、マイナス12件ということで、若干の減少はしてきておるというようなところでございますが、最新の情報がまだこちらのほうにきておりませんので、これから状況を見ながら、これから防犯カメラの設置の情報につきましても、反映していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。 ○1番(早川茂樹君) ありがとうございました。  先ほどの話では、平成26年度から平成28年度までで、設置された場所に関しては、警察関係者であったりとか、地域住民の声を反映されて、スクールゾーンであったりとか、あとは公民館周辺とか、そういったところに設置をされたということなんですけども、先ほどの御答弁の中で、やっぱり自転車の盗難の多い場所は、富洲原駅周辺だということなんですが、現状は、その富洲原駅周辺というのは、たくさんカメラというのは設置されていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 加藤環境交通課長。 ○環境交通課長(加藤元浩君) 現在、防犯カメラの設置箇所といたしましては、川越富洲原駅には設置をされておりません。そのため、第2期の計画におきましては、そういったことも踏まえて、十分検討していきたいと考えております。 ○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。 ○1番(早川茂樹君) ぜひ検討をお願いしたいということと、あと防犯カメラの設置に当たり、カメラをどのような役割、効果を期待されて、設置されているのかという部分をお伺いしたいんですけども、例えば、抑止力で使うということになると、事前効力と言いまして、事前に犯罪を抑止するための役割をカメラに任せるというものなのか、もしくは、その犯罪が起きた後に、警察関係の方々と捜査協力のために、そのカメラの画像を協力すると、事後効果、事後効力というんですか、そういったものを期待されて、カメラを設置されるのか、それはどちらのウエートのほうが高く、町としては考えていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいです。 ○議長(寺本清春君) 加藤環境交通課長。 ○環境交通課長(加藤元浩君) それでは、早川議員の再質問につきまして、お答えをいたします。  防犯カメラを設置いたします目的といたしまして、やはり一番重要になってくるのは、町民の方が安全で安心して生活することができる地域社会の実現に向けて、犯罪発生の抑止力となることが目的とすることが、一番重点が置かれることではないかと考えております。  ただ、議員がおっしゃるとおり、やはり犯罪が発生したときに、映像の情報提供といった役割もございますので、そういった観点から犯罪の多く発生しているところを考えながら、整備をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。 ○1番(早川茂樹君) 主に抑止力としての効力を期待されてということだと思いますが、またということであれば、もう少し運用の方法を、今後、見直しを御検討していただいポイントが1点だけございます。  YouTubeなんかでも、皆様ご覧になられたことがあるかもしれませんけども、麻生財務大臣が、YouTubeで抑止力について触れられている動画ってご覧になられたことありますでしょうか。  そこで言われているのは、抑止力というのは、3つの要素があると言ってまして、その3つの要素がそろわないと、抑止力としては、効力を発揮しないということを言われております。  まず、その3つのうち1つ目は、抑止力を持つこと、力を持つことということです。  これに関しては、令和2年度の予算で、防犯カメラの予算をたくさん計上していただいているということですので、たくさん防犯カメラを持つということは、当然力を持つことになりますので、大変有効なことだと思っております。  さらに2番目のことなんですけども、そのカメラを使う意思があるというところだそうです。使う意思があるというのは、もうちょっと具体的に言うと、町民の方に合意をとるということです。どこにどんな防犯カメラが、どんな目的で設置するのだろうということが、町民にちゃんとわかって、御周知いただくというところだそうです。  これはやり方としては、広報紙なんかを使って、周知をしていただく必要があるんだろうなと思います。  3つ目なんですけども、これが、今回私がちょっと言いたいポイントなんですが、外に見えるように発信するということです。  要は、犯罪を起こそうとする相手に知らしめておくということ。これが、重要だということなんですけども、もう一回言いますと、力を持つこと。その力を使う意思があるということ、そして、力を使うんだよということを外に見せておくということです。  この3つがとても重要だと言っております。  以上、その3つの力がそろって、初めて抑止力として力が働くんだよと。さらに言うと、この3つがないと、宝の持ち腐れ、税金の無駄遣いとまで、財務大臣おっしゃっています。ですので、これはもう、ぜひ今後、防犯カメラの設置するに当たり、御注意いただきたいなと思うポイントでございます。  何でこんな話をしているかと言うと、質問を考えるときに、町内の防犯カメラはどこに設置されているのかなというのをちょっと見ようかなと思って、ぐるぐる町内見てました。そうしたら、防犯カメラ何種類かあるんです。電柱についてる、上のほうについてるパターンのものと、独立でポールを立てて設置されているパターンと、いろいろあるんだなというのに気づきまして、ただ、今までなかなか注視をして見てなかったというのもあるんでしょうけども、これまでどこにその防犯カメラが設置されているのか、45台も設置されているのに気づかなかったというのがございまして、恥ずかしい話なんですけども。  ただ、よくよく見てみると、うたい方がちょっとちっちゃいなと思ったんです。防犯カメラなのか、防犯カメラじゃないのかわからないんです。ですので、今後、その防犯カメラを設置していただくということであれば、ここに防犯カメラがありますよというのが、誰が見てもわかるような設置の方法を御検討いただきたいと思っております。その件に関しては、町としてどのようにお考えになられますでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 加藤環境交通課長。 ○環境交通課長(加藤元浩君) 早川議員の御質問にお答えをいたします。  議員のおっしゃるとおり、やはり防犯カメラを設置してあるということを知らしめるということは、非常に大切なことであると、私たちも考えております。  そのため、今現在、設置されております防犯カメラにつきまして、今後、どこに設置をされているのか、それを周知していくという方法を考えております。  ホームページでの周知もそうですが、看板をもう少し大きいものにするとか、そういったことで、わかりやすくしていきたいということは、考えております。  また、第2期の計画におきましても、そういったことを念頭に置きながら考えていきたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。 ○1番(早川茂樹君) ありがとうございます。
     せっかくいいものをやっていただくので、運用のことに関しても、ぜひ御検討いただいて、さらにいいものにしていただきたいなともいますが、ぜひよろしくお願いいたします。  2点目の青パトに関して、質問がございますけども、青パトの運用方法に関しても、少しちょっと伺いたいポイントがございまして、今は、町の職員の方々にそれを使っていただいたりとか、青少年育成指導員が定期的に青パトを使って巡回をしていただいているとか、そういうことは、私もいろいろ聞いて、わかってきたことではあるんですけども、その頻度は妥当なのかどうなのかというのをちょっとお伺いしたいんですけども、町としてはどのようにお考えいただいてますでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 加藤環境交通課長。 ○環境交通課長(加藤元浩君) それでは、早川議員の再質問につきまして、お答えをさせていただきます。  先ほどの答弁でもございましたとおり、現在、青色回転灯装備車の運用につきましては、火曜日から金曜日については、小学生の下校する時間帯を中心に通学路の周辺のパトロールを行っております。それから、青少年育成指導員の方が、毎月1回と夏休み間の7月、8月、週1回の夜間補導に使用していただいておるということでございます。  こちらのほうの青色回転灯装備車でパトロールをするためには、青色防犯パトロール講習を受講していただいて、警察よりパトロール実施者証が交付された方が乗車する必要があるため、そういった方の育成を今やっておるところでございます。  今現在、パトロールの実績につきましては、これは平成30年度の実績でございますけども、授業日数が204日あったうちのパトロールは161回行いまして、およそ78.9%のパトロールの実施率というようなことになってきております。  やはり、公用車と兼用しておるというところがございますので、なかなか公用車として使用されておる場合に、パトロールに行けないというようなことも若干は発生しておりますので、なかなか100%というのは難しいかもわかりませんが、そういったところを青パトのパトロールの実施者についても、基準がございますので、簡単に増やすことはできませんが、実施する体制をまた今後考えていきながら、パトロールの頻度等についても、考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。 ○1番(早川茂樹君) ありがとうございます。  青パトの件に関して、もう1点だけちょっと質問させていただきたいんですが、これたまたまだとは思うんですけども、なかなか青パト自体を町内で見かけることがなかったんです。当然、頻度が少ないというのがあるんでしょうけども、先ほど聞いたのは160回を超える頻度があるということなんですけど、驚いて、そんなにたくさんやっていただいているんだなという認識なんですけども、なかなか見かけない中で、1回だけ町内で青パトを見たことがあるんですが、そのときの青パトの状態が、青色回転灯が全くついてない状態で、町内を回っていたんです。やっぱり青色であったとしても、回転灯がついて回っていれば、何かパトロールをしとるんやなというイメージを持ちますし、ちょっと話飛躍するかもしれませんけども、空き巣なんかは、夜じゃなくて昼間も結構実はあったりするので、その子どもたちの見回りを含めて、パトロールがわりで、昼間にパトロールができるんであれば、結構効果があるんじゃないかなというふうにちょっと考えるところがありまして、通常そのパトロールに関しては、青色灯をつけた状態で、町内を回っていらっしゃるんですよね、その決まり事というのをちょっと教えていただきたいんで、質問させていただきたいんですけどよろしいでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 加藤環境交通課長。 ○環境交通課長(加藤元浩君) 青色回転灯装備車で、青色回転灯を回転させてパトロールを行うというのは、今現在につきましては、子どもたちの下校時というところが中心となっております。  放課後、青色回転灯を回転させながら、走行するということは、川越町内のみに限られておりまして、これは、朝日町とか四日市とか、そういったところに入って回転するというのは、ちょっと法律上禁止されたことで、その公用車がどういった目的で走行していたかわかりませんけども、そういう町外に出ることが想定される場合には、なかなかつけたまんま走っていると、忘れてしまうというようなこともございますので、ちょっとつけたまんま常に走るというのはやってはおりません。やはり、目的を持って、パトロールをするときに回転をさせておるというようなところであります。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 早川茂樹君。 ○1番(早川茂樹君) ありがとうございます。  本当に、防犯に関しては、1個1個の積み上げだと思いますので、今後も人手がかかることなんでなかなか難しいかもしれませんけども、青色回転灯のほうもそういったものも頻度を上げて、防犯に取り組んでいただければなということでお願いをいたします。  第7次総合計画に向けて、当然抑止力を強化していただくという方向性だと私認識しましたので、大変心強いなと思って、町長の話も、課長の話も聞かせていただきました。本当にありがとうございます。  ただ、より高い効果をやっぱり期待して、より高い効果で防犯を取り組んでいただきたいと思いますので、今後、その改善を期待して、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(寺本清春君) これにて、早川茂樹君の質問を終わります。  暫時休憩いたします。開始時間を午前10時35分といたします。               午前10時21分 休憩               午前10時35分 再開 ○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、5番、片山庄平君の質問を許します。  片山庄平君。 ○5番(片山庄平君) このたびは城田町長2期目の当選おめでとうございます。  川越町のために手腕を振るってください。どんどん振るってください。またよろしくお願いします。  それでは、質問のほうに入らせていただきます。5番議員の片山庄平です。  まずは、「水道管の耐震化対策は」ということでお聞きしていきます。  今月の11日で東日本大震災以来9年が経とうとしております。当町において、防災倉庫の建設や各地区での防災訓練等、さまざまな防災対策を行ってきている中、ライフラインである水道管の耐震化についても、順次進めてきているように思います。  そこでお聞きします。  当町における水道管の耐震化の進捗率は。また、今後の計画はということで、お聞きします。お願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 片山議員の質問にお答えいたします。  議員の御質問の「水道管の耐震化対策は」について、お答えをいたします。  まず、1点目の「当町における水道管の耐震化の進捗率は」についてでありますが、当町における水道管の耐震化工事につきましては、平成28年度より朝明排水場を起点として、基幹管路を優先的に耐震性を有した管に入れ替える工事を順次進めてきており、平成30年度末現在で、既存の耐震性能を有する管も含め、管路全体の延長で算出した耐震化率としましては4.56%、また、150ミリ以上の基幹管路の耐震化率としましては17.93%でございます。  次に、2点目の「今後の計画は」について、お答えをいたします。  今後の計画といたしましては、引き続き、基幹管路の耐震化を優先的に行う計画としており、昨年度に策定させていただきました水道事業経営戦略では、管路の法定耐用年数や厚生労働省が公表している実耐用年数等を勘案し、まずは基管管路に毎年多額の投資を行い、川越町全体を焼く20年かけて順次更新していく計画でございます。  この水道管の耐震化工事につきましては、老朽化による更新と合わせて進めていくわけでございますが、川越町全体の整備を一巡するのに長期的な事業でございますので、何分御理解をいただきますようよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 片山庄平君。 ○5番(片山庄平君) それでは、ちょっと再質問させていただきます。  今後、長期にわたり、毎年多額の投資を行う計画ということですが、財源はどのように確保していくのでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 藤田上下水道課長。 ○上下水道課長(藤田仁志君) 片山議員の再質問にお答えします。  水道事業経営戦略における耐震化等の投資計画につきまして、今後資金対策を行わず現状のままで実施した場合、当町における水道企業会計の資金は減少し続け、数年後には内部留保資金が枯渇する見通しであります。  このことから、経営戦略における財政計画としましては、耐震化工事の必要性を踏まえ、計画的な管路更新を実施するため、企業会計は独立採算が原則ではあるものの、まだしばらくは一般会計からの繰り入れをいただきつつ、財源の中心である水道料金につきまして、段階的な料金改定を実施することで財源を確保するという計画になっておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 片山庄平君。 ○5番(片山庄平君) それでは、もう一つ再質問をさせていただきます。  企業会計を運営している以上、独立採算が原則であり、一般会計からの繰り入れはしつつも段階的な料金改定を行うことにより、財源の確保を行っていく計画とのことでありますが、直近ではいつごろの料金改定を考えているか。また、どの程度の改定を見込んでいるか、お聞きします。 ○議長(寺本清春君) 藤田上下水道課長。 ○上下水道課長(藤田仁志君) 片山議員の再質問にお答えします。  公営企業の独立採算の原則につきましては、地方公営企業法において、その経費の負担の原則が規定されており、また、水道料金につきましては、水道法において「料金が、能率的な経営の下における適正な原価に照らし、健全な経営を確保することができる公正妥当なものであること。」と規定されています。  適正な原価とは、一般的には5年間程度の期間を算定期間と設定し、その間に必要とされる経費から原価を割り出し、その原価に照らし、公正妥当であることが求められています。  このことから勘案しますと、前回の改定が平成27年度でございましたので、できれば令和3年度には一定の料金改定が必要であるものと考えております。  また、どの程度の改定を見込んでいるのかとの御質問ですが、想定される改定率等内容につきましては、現在検討中でございますので、詳細な説明につきましては、案としてまとまり次第させていただきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 片山庄平君。 ○5番(片山庄平君) ライフラインでもある水道管の耐震化工事は重要であります。長期間にわたり、持続可能な運営を行うための財源確保は不可欠であると思われますので、今後も適正な料金設定を行い、引き続き、健全な企業会計の運営に努力されることを望み、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(寺本清春君) これにて、片山庄平君の質問を終わります。  次に、8番、栁川平和君の質問を許します。  栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) 8番議員、栁川平和でございます。  町長、2期目おめでとうございます。ますますお力をお出しいただいて、川越町の安全・安心のために頑張っていただきたいと思います。よろしくどうぞお願いします。  さて、今日大きく2つの質問をさせていただきますけども、その前に、1つ御報告をさせていただきます。  実は、私が川越町の町会議員にならせていただいて一番最初の質問が何かと言うと、軽救急車の配備、設置ということを一番最初に質問をさせてもらいました。それから、三、四回ですか、一般質問で、それについて伺ったことがありますけども、それが、四日市の村山市議と一緒に、この事業については進めてまいったわけなんですが、おかげさまで、今年の2月中旬に軽の救命消防車という形で、1台配備、中消防署のほうへ配備されました。ありがとうございました。  これは、中消防署だけではなくて、朝川分署のほうにも配備されて、狭隘道路の問題、狭隘なところに消防車が入っていけない、救急車が入っていけないというような問題を少しでも町民の皆さんの安心安全のために解決されるように、ぜひ今後は、朝川分署のほうへも配備されることをよろしくお願いしたいと思います。  さて、質問に移ります。  先ほど、町長の所信表明演説の中でも、コンパクトなまちというふうな表現が何度かあったと思います。私も川越町は、人口1万5,000人で、面積も少なくて、四日市から桑名まで車で行くとあっという間に通り過ぎるというふうなかわいらしいまちです。  そうしたことを踏まえて、大きく2つの質問をさせていただきます。  1つ目は、新型コロナウイルスへの対策ははどうなっているかというふうなことです。  正直言いまして、これはもう一般質問の通告をさせていただいたのは、2月10日なんです。そのころこれを書いて、質問させてもらったんですが、ところが、この一般質問をさせてもらうころには、収束されて、ちょっと時代おくれの質問になるんじゃないのかというようなことでは思っておったんですが、逆にどんどん大きくなって参りまして、国のほうでも大問題になって、国全体で何とかこの新型コロナウイルスの感染を防ごうというふうなことになってきております。  そうした中で質問させてもらいます。  2つ目は、町職員さんのコンプライアンスを含めた条例化をしてはどうかというような、この大きな2つのことについて、お伺いをいたします。  まず1つ目の新型コロナウイルスでの対策について、質問させていただきます。  これが、急速にと言いますか、これほどの広がりを見せるとは思っておりませんでしたし、それから、場所はここだけというふうな形ではなくて、もうほぼ日本全国にぽろぽろぽろぽろと来ておるということで、大変心配をしておるところです。  そうした中で、国の国会でもいろいろ質問ありますけども、私は先ほどのコンパクトなまちというふうなところを意識しながら、当町の危機管理と、それから目線をどちらに向けてこの対策を行っているのかというふうなことについて、質問させていただきます。  そして、まず何よりも、この当町において、新型コロナウイルスに対する対策は、どういうふうにされていますかということをまず第1問お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。  2つ目が、大きな2つ目なんですが、昨年これは、町民全部、全員驚いて、びっくりしたことなんです。何であの人がみたいなのが、多分あったと思いますけども、職員さんの不祥事というのが、新聞報道されまして、大変ショックを受けたところでございます。  お伺いするところによりますと、職員さんのコンプライアンスに関する研修も何度かされているというふうに伺っております。そうした中でも、この事件は起こってしまったわけなんです。セクシャルハラスメントとパワーハラスメント、いろいろありますけども、そういうものを含めた上で、このコンプライアンスということをもう一度、これは職員さんだけじゃなくて、我々議員も一緒に考え、意識づけられていかなきゃいけないんじゃないかと、そのためには、一つには、コンプライアンスというのを条例化するというのも一つ町民の皆さんに向けたことではないかというふうに、自分たちの中での意識づけにもなるんじゃないかと思っております。  城田町長さんも、再選されまして、一層町行政にお力を注いでいただくわけなんですけども、前回から、私本当にこの言葉大好きで、毎回じゃないけども、一般質問だとか、いろいろさせてもらってるんですが、耕す耕務員と、これ本当にすばらしい、町長さん作られたことだと思います。  耕す耕務員を育成する、これを本当に具現化するというか、本当の耕す耕務員さんを育成されるためにも、条例化というのは重要なんではないかというふうに思っております。  そこで伺います。  公務員さんのコンプライアンスを含めた内容の条例化をしようというお考えはございますでしょうか。  以上2点、よろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 栁川議員の質問にお答えいたします。  現在、新型コロナウイルスの蔓延による健康被害と、これに伴う社会的影響を最小限に抑えるために、全国的に感染拡大の防止対策が行われているところでございます。  現時点では、県内での蔓延はありませんけれども、当町といたしましても、蔓延を予防するための対策を講じ、推進しているところでございます。  現在、当町といたしましては、町内の公共施設及び地区の公民館にアルコール消毒液を設置をいたしました。また、川越町がホームページにおいて、新型コロナウイルス肺炎について、正しい知識を周知し、手洗いの方法、せきエチケット、Q&A等、国からの情報提供を掲載するとともに、発熱などの症状があり、コロナ肺炎が心配な場合の帰国者、接触者相談センターなどの相談先を回覧にて周知をいたしました。  また、町としての方向性を定め、3月中の町の行事については、原則中止、または延期、ただし、開催せざるを得ないものにつきましては、アルコール消毒液の設置や、必要に応じマスクの着用など、感染防止に努め、開催することとしました。  さらに、小中学校を春休みまで臨時休校するとともに、3月の間は、児童館や老人福祉センター、また、体育館などの運動施設など、一般の方が多数利用する施設を閉館し、感染防止に努めております。  万一、蔓延の恐れのある場合には、町は、平成26年12月に川越町新型インフルエンザ等対策行動計画を策定をしており、この計画は、病原性の高い新型インフルエンザやこれと同等の危険性のある新感染症が発生した場合に対応することとなるため、今回の新型コロナウイルス肺炎については、この計画に沿って、行動することになります。  この計画では、対策本部の設置や各課が行うことなどの実施体制や、町民への情報提供に関すること、また、予防や蔓延防止に関することなどを記載をしております。  今回の新型コロナウイルス肺炎については、感染の拡大防止に向け、県や国の動きも日々変わってきております。これらを適切に、町民の方に情報提供し、感染拡大を可能な限り抑制し、町民の健康を守り、生活及び経済に及ぼす影響が最小となるよう努めていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。  次に、大きな御質問の2つ目の「公務員のコンプライアンスを条例化しては」について、お答えいたします。
     昨年、職員が窃盗及び詐欺罪で逮捕・起訴され、有罪判決が言い渡されるという事件が発生し、地方公務員法上、最も厳しい懲戒処分である「懲戒免職」の処分を行い、改めて公務員倫理の重要性を再認識するとともに、町民の皆様の信頼回復に努め、全力で町政の運営に取り組んでいるところでございます。  このような事件は、公務員は全体の奉仕者であることから、あってはならないことであり、二度と職員が、町民の信頼を失墜させるようなことがないよう、組織としては取り組まなければなりません。  その対策として、いち早く昨年の12月にコンプライアンス研修を実施し、改めて公務員としての倫理観の確立を徹底させたところでございます。  研修の内容は、公務員として守るべき秩序や、コンプライアンス違反が招く社会的影響、コンプライアンス意識の醸成、守るべきものを組織全体で守るということなどを認識させるものでございます。  コンプライアンスを徹底させるには、職員に対して、自己認識、強い意思、気づく感性など、今までに意識しなかったことを常に意識して、職務に励むことが重要でございます。  御質問のコンプライアンスの条例化につきましては、地方公務員の倫理等に関しましては、地方公務員法が公務員の根本基準を確立するための法律であり、服務の根本基準、法令等及び上司の職務上の命令に従う義務及び信用失墜行為の禁止が定められていることに鑑み、条例化は今のところは考えておりません。  しかし、職員ひとり一人の取り組みだけではなく、組織全体で推進する必要がございますので、規程等での作成を進めているところでございます。  その内容につきましては、他の自治体を調査・研究し、川越町の組織規模に合ったものをと考えております。  職員の法令遵守の意識を高め、町民に信頼される行政運営を確立するため、コンプライアンスに関する規程等を制定し、職員の不祥事防止の徹底とコンプライアンス意識を高め、町政運営を推進して参りたいと思っておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) ありがとうございました。  それでは、まず大きな1つ目の新型コロナウイルスに関する対策のほうから、再質問をさせていただきます。  再質問として、今、皆さん御案内のように、学校のほうでなったりとかあちこちありますので、関係課のほうに質問させてもらうことがあると思いますので、その点については、御理解のほうよろしくお願いしたいと思います。  まず、先ほどの平成26年度のインフルエンザ対策に基づいて、今やって見えるというようなことをお伺いしたわけなんですが、対策本部は、対応されて、協議されているのでしょうか。また、それは、いつごろ対策本部を立ち上げられたんでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) 現在、対策本部というのは、まだ立ててございません。現在は、対策本部を立てる義務がありますのは、国の対策本部が、三重県地域におきまして、緊急事態宣言というものを出した場合に設置する義務があるということで、現在、その緊急事態宣言というのは出されておりませんので、川越町としては、現在は立ててはございません。  しかしながら、国の安倍首相が、この感染拡大を防ぐために、この一、二週間が瀬戸際であるということを発表されたのが2月24日だったと思います。その翌日に、町長初め三役、そして、関係課長が集まりまして、町としての対策をどうしていったらいいかというのを即決定させていただいたということで、現在、対策本部は立てておりませんが、そこで担うような対応については、考えさせていただいておるというところでございます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) ありがとうございました。  対策本部としては立てていないけども、町長初め三役と各関係各課の課長等が集まられて、協議されたということなんですが、やっぱり、国のほうからのあれとか、それから、インフルエンザ対策のときに、対策本部をつくることについての規定とかあるということなんですけども、関係なしに、やっぱり町として、そういうふうに対策本部を立てて、災害とか、同じような形で、各課が縦ではなくて横に集まって、定期的に情報交換しながら、やっていくのが、私はいいかと思うんです。  やっぱりそれには、思いついたときに、ちょっと集まってと言うて集まるんじゃなくて、1週間に一回、状況を確認しながらやっていく、そのためには、やっぱり対策本部というのが立てる必要、対策本部を立ち上げる必要があるんじゃないかと、そのほうが、より強く、物事に当たれるんじゃないかという気がするんですが、いかがですか。 ○議長(寺本清春君) 木村副町長。 ○副町長(木村光宏君) 栁川議員の再質問にお答えします。  先ほど、新堂課長のほうから、御答弁あったんですが、ちょっと若干それについて、もう一度御説明をさせていただきたいと思います。  当町の新型インフルエンザ等対策行動計画におきましては、対策本部の構成員としまして、本部長として町長、副部長として、私と教育長及び本部員として各課長並びに四日市市北消防署、朝川川越分署長となっております。  先ほど、新堂課長が言いましたように、2月24日に国のほうから、これから一、二週間が急速な拡大か、収束かの瀬戸際というふうな見解が出されまして、当町といたしましては、重大な局面にきているのではないかというふうに認識をいたしまして、近接した対応をすべきというふうに判断いたしまして、翌日25日に町三役と、特に関係のある課長らとの会議を設けまして、当面の町の方針を決定しているところでございます。  現時点におきましては、三重県に緊急事態宣言が出されておりませんので、この行動計画に記載をされているような対策本部とは少し異なるかもしれませんが、町三役も参加して、意思決定をしていると、一定の機能を有している会議というふうに認識しておりますので、まずは御理解いただきたいと思います。  それと、先ほど栁川議員がおっしゃられたように、常日ごろから、そういったものに関してのいろんな情報共有とか、そういうことをしていく必要があるのではないかというふうに御意見を頂戴いたしましたが、今回のいろいろ急なことがあって、なかなか対応等もままならん中で、動き出したちゅうところもございますので、今回の経験等とも踏まえまして、例えば、必要であれば今の現計画の策定の見直しと、こういったものも考えていかなければならないなというふうに考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) 事情は、よく存じ上げるんですが、承知をしているわけなんですけども、WHOのテドロス事務局長なんかは、このウイルスは、パンデミックに発展するんじゃないかというふうなことも言ってみえます。さらに、三重県内では幸い、まだ1名ということで、大きな発生にはなっておりませんけども、今日の朝のニュースを見ておりましても、ライブハウスにライブに行った人が散って、その人たち若い人たちが、潜在的に持っていて、感染を広げているんじゃないかというような危険性があるというニュースがありました。  そうしたら、川越町も他人事ではないと思うんです。例えば、感染クラスターがポンとできれば、もうそれどころじゃなくなってしまう。それを考えた上で、やっぱりその対策本部みたいなものは、定期的に、1週間に1回とか、この時期であれば、やっていくべきだと思うんですが。  それと、クラスターまでいかなくても、川越町内で感染者が出た場合のシミュレーションとか、行動計画とか、対策というのは、もう既に考えていただいてあるのでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) もし、万が一川越町で発生した場合、その場合につきましても、新型インフルエンザ等対策行動計画の中に、各課がどういうふうなことをやればいいのかというのが記載しておりますので、それに基づいてやっていくということ。  それと、やはり新型インフルエンザと今回のコロナと多少違うところもございますので、その点につきましては、国、また県の、また保健所等の指示をしっかり仰ぎながら、早期に対応していけるように考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) そうすると、川越町内で感染者が出た場合なんですが、先ほどのあれでいくと、まだ対策本部ができていないわけですから、そうすると、感染者が出た段階で、対策本部を立ち上げていくのか、あるいはもう、関係各課のほうが独自に動いていくのかというふうなところは、そのシミュレーションではどういうふうになるんでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 木村副町長。 ○副町長(木村光宏君) 栁川議員の再質問にお答えします。  先般、各所管課の課長に対して、現時点からもう1ランク前へ進んだときのことを想定して、あらかじめいろんな準備をするようにというふうに指導させていただきました。  それと同時に、各所管が、国・県とも連絡をとって、それぞれの立場で、情報共有を常にしてほしいというところで指示を出させていただいておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) やっぱり、回覧板とか、それから、ホームページとか、あの辺に情報を町の皆さんで、ちょいちょい発信するというようなことも、町長さんの発言を変える中でありましたけども、やっぱりその上位というか、国がこう言うてますよということをただ単に伝えるだけではなくて、やっぱり川越町としては、こういうふうに考えておるというふうな、見てほかの四日市がどうあろうと、桑名がどうあろうと関係なしに、川越町としては、こういう考え方を持って、町民の皆さんの安全のためにやってますよという姿勢みたいなものが、何かいま一つ、国から言われた、国はこう言っているよ、ああ言っているよというだけでは、伝わっていないというふうに私は思っているんですが、どうでしょう。 ○議長(寺本清春君) 木村副町長。 ○副町長(木村光宏君) ちょっと私の説明不足だったかもわかりませんけど、先ほど2月25日に緊急の会議を開いて、川越町の方針を決めたと、具体的な内容につきましては、即日に町ホームページで、例えばイベントを、具体的にどのイベントをやめますかとか、その後に、町内の公共施設の貸し出し等も閉館しますとか、そういった情報は、ホームページのほうでリアルタイムに流していっておるところでございます。  まだまだ情報不足かもわかりませんけど、引き続き、川越町独自のいろんな情報等とも流していきたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) ありがとうございます。  まだ、川越町の町民の皆さんも、私もそうですけども、そんなに危機感というのを感じていないんですが、何か、今日のニュースでも、多少咳が出るとか、熱が出るとかいうような場合は、家のほうで待機せよというような、待機したほうがいいよみたいなニュース流れておりましたけども、自分としては、早く治したい、もしそれが、自分が感染しているのであれば、早く治したいというふうな方が見えると思うんです。  ただまあ、今のところ、そういうその対処法というか、薬ないもんですから、発見されても、あなた感染してますよと言われるだけで終わってしまうという可能性があるんですが、自分の中で、そういったことがあれば、それなりの、自分なりの、外には絶対行かないとか、部屋にこもるとかという対策をとると思うんですが、そういった相談をしたい場合の窓口というのは、どちらかにつくられているんでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) そういった体調不良であったりとか、発熱があるけどもしかしたらという場合、それが一番町民さんにとって御心配のところだと思いますが、その点につきましては、町長の答弁でもございましたが、現在、帰国者・接触者相談センターというところがございます。そこは、川越町であれば、桑名保健所、または、三重県庁、あと厚生省ということで、いろんな相談機関がございますが、それについて、ちょっとイラストでわかりやすくしたものを回覧を2月21日に、町内回覧を回させていただいて、周知をさせていただいているところでございます。  ですので、そちらのほうで相談をしていただけるといいかというふうに思っております。ちなみに、桑名保健所管内では、2月27日までに、1月30日から2月27日までの相談件数としては263件、三重県内では2,211件というふうに聞いております。ですので、たくさんの方が、そちらのほうを相談していただいているのかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) 保健所のほうも、何か逃げてるみたいな発言も、昨日のニュースであったんですが、例えば、検査のほうは、かなり簡易検査というか、簡単にできるというふうなものが出てきているというのを聞いたんですが、そういうふうになった場合、診療所のほうでも検査はしてもらえるようになるんでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) そういった新型のコロナ肺炎かどうかというあたりの検査につきましては、国のほうでは、そういったことがいろんな医療機関でできるようになるというようなことを言っておりましたが、県に確認したところ、まだ三重県のほうにもそういった詳細については、まだちょっと通達が来ていないということで、それからどういうふうに各医療機関に周知していくのかは、まだちょっと、今お答えできないということでしたので、ご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) ありがとうございます。  そういった通達が来て、来たら即、もう動いておられると思うんですが、その場合は、ホームページに出すというのが一番早いと思うんですけども、回覧板でも周知してもらって、パソコンで見れる方が何%いるか、よくわからないんですけども、ほとんどの方がパソコンでチェックするというのは見れないと思うんです。そういうのを考慮して、情報を共有化する方法を検討してもらいたいというふうに思います。  若干ちょっと視点を変えて、やらさせてもらいますけども、公民館、体育館とか、いろんなところで、もう入館できない、今月いっぱいというようなことになっているんですが、この辺の案内というのは、ホームページとか、それからメールではきておったんですが、利用者というか、例えば、公民館であれば、3月何日に借りますというふうな申し込みの手続があって、料金も払っていると思うんです。そういった方々への対応というのは、どういうふうにされているんでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 早川生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早川浩史君) 再質問にお答えいたします。  全ての御利用のお客様に関しまして、料金の還付のほうをさせていただきます。そのために、全てのお客様に対して、直接電話させていただきまして、理由、休館する期間や、あと理由など、還付の対象となる理由などを説明させていただいて、御了解を得ております。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) ありがとうございます。  やっぱりそういう、それは電話でしてもらっているんだと思いますけども、やっぱりホームページとか、それを見れない方も見えますので、個別の対応も、今の時期には必要かと思いますので、その点ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それと、庁舎内の清掃というか、いうふうなことなんですが、私、先ほど早川茂樹議員の質問にありましたけども、防犯パトロールというのを豊田地区のほうでやらせてもらっているんですが、その集まる場所は、1階ロビーなんです。みんな集まるのは。それで、いつも見せてもらってるんですけども、町のほうから委託をしている業者さんのほうの清掃というか、行動が、当然変化がないというか、床をモップで掃除したりとかというようなことをしているだけのように私は見えるんです。やっぱり、この際、エレベータの階数盤をアルコール消毒するとか、それから、エスカレーターの手すりをとか、それから、ロビーのいすをふくとか、机をふくとかというふうなことは、多分契約の中には入ってないかと思いますけども、今時節がら、そういうふうなオプションというか、掃除を、床掃除を2回減らしてこれをするとか、いうふうな形の交渉をして、そういうようなことを今現にやっているかどうかということと、それから、交渉してそういうようなことはできるのかどうかという2点です。お伺いしたいと思います。 ○議長(寺本清春君) 伊藤総務課長。 ○総務課長(伊藤 仁君) 栁川議員の再質問にお答えのほうさせていただきます。  清掃業務につきましては、契約で決まっておりますので、それに基づいてやっているところでございまう。  実際に、手すりとか、テーブル等々もその中には入っておりますので、今、栁川議員おっしゃったように、その感染予防対策というふうなところで、清掃業者と再度確認のほうをしまして、その清掃内容について、対応できるところがあれば、そのように対応していきたいというふうに考えております。  そして、庁舎のほう、窓口カウンター等々につきましては、アルコール消毒でふくように、きちっとしておりますので、その辺は、まだ感染防止が図られているのではないかと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) ちょっと雑談の中で、伊藤勝也議員としゃべっておったんですが、マスクはもうどこも売ってないというような状況、これはもうニュースでもやってますけども、川越町としては、マスクとか、それとアルコールの消毒液と、そういうものを備蓄されているのか、備蓄されているのであればどれぐらいされているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) 今現在、マスクにつきましては、現在の在庫状態としては、1万6,000枚ございます。消毒液につきましては、在庫状況としては、一般的な1リットルサイズのあれが、今20本、今、総務課長が言いました、ものを消毒するためのこういった、カウンターをふくための消毒液、これが500ミリリットルでございますが、これが20本、そういった状況で、今なかなか手に入らない状況ですが、発注はかけている状況でございます。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) 1万6,000枚、マスクが、ちょっと少ないような気がせんでもないんですが、箱じゃなくて枚数が1万6,000枚ということですね。あと、人口が1万5,000人ですから、ちょっとその備蓄品を、マスクがないということで、配布するのは、ちょっと無理があるかなというふうに思いますけども、先ほど言ったように、全然もう家に備蓄もなくて、大変困っているというような方も見えると思うんです。例えば、会社に行ってる人とか、いろいろ見えるとか、そういう方に、その備蓄品の一部を配布するというか、購入してもらうというか、何らかの方法というのは、とれないもんでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) そうですね、マスクにつきましては、本来、例えば、災害等で避難所へ生活せざるを得なくなった方、集団で生活せざるを得なくなった方に対して、感染予防のために考えてきたものでございますが、ですので、基本的には、各自で準備していただくというようなことで、考えておりますので、今回、また、現在川越町、三重県内でも蔓延はしてございませんので、現在、それをない方にお配りするということは、今のところは考えておりません。  ただ、これから感染拡大状況によっては、また検討していく必要あるのかなというふうには思っております。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) 業者さんのほうも、シャープがマスクつくり始めたということで、かなり増えてくると思うんですけども、とりあえずこの一、二週間が勝負やというようなことで、学校のほう休校になったりとかしているわけですから、こういった、そしてその中で、ない方には、何とか手を打ってもらうというか、緊急の課題に何らかの対応をしていただけるとありがたいなというふうに、私は思っております。これは、質問じゃなくて、思っているというようなことで。  それで、次の質問に移らせてもらいますけども、うちは、店を四日市でやっているんですけども、もう商店街を歩いている人もいないですし、それから、飲食店のほうも、かなりすきすきというか、お客さんも入って見えないというのが現状となっております。  こうした中で、大変資金的に窮屈だとか、店とか会社とか出てくると思いますし、それから、この間もちょっと話をしてたら、会社がそういった形で、お客さん来ないもんだから、しばらく家におってくれというか、クビにはなっていないんだけども、そういう形で自宅待機になって、収入が全然ないというふうな、無くなってしまったというシングルマザーの方も見えました。  そういった方々への対応というのは、例えば、その朝明商工会さんとタッグを組んで、緊急対策ということで、やっていこうというふうなことは、町として考えて見えるんでしょうか。国のほうからの施策は出てきていますけども、町としての対応とか対策というのは、もしあれば、お聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 石川産業建設課長。 ○産業建設課長(石川雅英君) 国の対応は、今、検討しておる中で決まっていく、まだまだ詳しい内容は決まっていないと思うんですけども、やはりそういったことで、切迫した状況でございまして、うちとしても、今本当にどういったふうに対応するか、まだまだ検討の段階でございまして、状況に応じては、そういったことも検討していかないとと思いますので、そのあたりは御理解をお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。
    ○8番(栁川平和君) 国としても、1人8千800円か何か上限として出すようです。助成金をするようなことをニュースで言っておりましたけども、町としても、出てからそういうようなことに対する対応をするんじゃなくて、いつ出てもいいような態勢を、今からでもぜひとも組んでいただいて、相談窓口なんかも、もうここに連絡欲しいというようなことがない、緊急の窓口とかいうようなところも、ぜひやってほしいというふうに思います。これはもう、対策本部の中で、もし決められれば、そういった中で、やっていって、出てからどうのこうのではなくて、出る前からの対策というか、対応をしていただければ、態勢をぜひとも整えていただきたいいうふうに思います。  さてそして、学校の問題なんですが、学校がもう昨日から休業というのか、休校というのか、いろいろ言葉があるもんで、調べておかないかんなと思うんですけども、なってしまったわけです。川越町としても、その首相がしてほしいという要請があって、その要請を受けて、川越町は昨日から休みになったわけです。  学童のほうとか、みんなその辺も、公共施設も休みになってしまったわけです。四日市のほうを見てましたら、四日市のほうは、昨日今日は学校をやっておって、その間にどういうふうな、子どもたちを居場所をつくっていくかというふうなことを対策を練って、あしたから休みになるのかな、というような形をとったというように聞いてますし、菰野のほうは、今休みになったもんやけど、6日までに教育委員会のほうで、方向性をまとめて発表して、多分出るというようなことを聞いてますけども、川越町は一遍にみんななくなっちゃった。  子どもたちも、家にいるわけなんですけども、日の本ですか、あそこは今週は、午後1時から7時までで、来週からは朝の7時半から夜7時まで預かるというような態勢をとったように聞いております。  何かその目線的に、先ほどホームページとか、それからいろいろと案内見まして言いましたけども、国から言われたからこうですよということを、右から左に伝えるんではなくて、国からこうした、右からきたんだけども、川越町としては、一歩立ちどまってこういうふうにやっていきますし、そういう姿勢が、私、目線というか、国のほうに目線がいってしまって、町民の子どもたちとかいうふうなところには、目線がいってないような対応ではないかというふうに、実は思っているんです。  そうした中で、子どもたちの学校が休校している間の居場所というか、今やったら、例えば、学校の人がいいよというのもありますし、いろいろやっているとこあると思うんです。そういったことはどうやってお聞きしたいと思います。今は、私は実は、ピンチはチャンスやと思っているんです。今まで子どもたちが近所の人とつき合うとか、ようそういう危機的な気持ちというのは全然なかったと思います。ここにきて、急に危機管理という、子どもたちにも危機感ということを学ばせるちょうどいい機会やと思うんです。だから、ピンチはチャンスですので、川越町として独自の方向性を持ってみえるかどうかというようなことをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(寺本清春君) 稲垣教育長。 ○教育長(稲垣良夫君) 栁川議員の再質問にお答えさせていただきます。  議員御存じのように、今回の学校の休業要請につきまして、政府としても急務の策として、打ち出されたわけなんですが、まずは、国としては、大規模なイベント等々、大勢の集まるところはまず自粛してくれというふうなところから始まりまして、今回、政府としても、その中で、子どもの健康が第一ということで、小中学校に対して、あるいは特別支援学校等に対して、急務の策して、休業を要請ということになりました。  これを受けまして、やはり当町としても、教育委員会としましても、子どもの健康が第一、それから、先ほどおっしゃられましたクラスター、このクラスターをなるべく少なくしていこうという考えから、北勢管内の中の教育長といろいろ調整をとりながら、当町としては、昨日から休業という形をとられていただきました。  ほか、この休業について、子どもたちの居場所づくりという話の中で、やはり、名古屋市等と子どもたちを学校にという話も、するというようなことは聞いておりますが、ただ、やはり、今回の休業の目的の一つとしては、クラスターというのをなくしていこうという趣旨もございます。  その中で、学童保育に開所をしていただくということで、今現在、福祉課とも連携して、いろいろ連絡をとり合っておるんですが、現在、その学童保育、昨日現在の段階では、まだ親御さんのほうからの申請に対して、定員までには至っていないと。ただ、それに対する定員がどんどん増えていったときに、どう人を当てがっていくかというふうなところの問題が残っているというようなことは聞いておりますが、ただ、子どもに対して、定員までには至っていないという現状を考えますと、学校のほうで子どもに来てもらって、クラスターを増やすことは、ちょっと今のところは考えておりません。  それと、川越町の教育委員会として、独自の考え方はということでございますが、今回、先ほど生涯学習課長のほうからお話をさせていただきましたが、貸し館等も踏まえて、全て今回キャンセル要請をさせてもらったということで、こういった社会教育関係の面においても、かなり踏み込んだことをさせていただいたかなというふうに考えております。  それと最後に、先ほどちょっと今回のピンチをチャンスにという話がございましたが、ある専門家の方が、議員がおっしゃるように、地域の方とまでは幅は広げておりませんでしたが、日ごろの家族のきずなをもう一度見直すいい機会として、取られられたらなというふうに考えています。ですので、川越町教育委員会としても、そういうふうな方向に動いていってもらえたらなというようには考えております。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) この際に、家族のきずなをというような美しい言葉が出ましたけども、今、共働きの家が多いんです。だから、都会みたいに、テレワーク、家で働くとか、パソコン打ち込んだらええわというふうな家庭が、川越町に何軒あるでしょうね。そういう企業がどれぐらいあるでしょう。そういうきれいな言葉で、やめてもらえますかね。本当に、もうみんなお昼の面倒どうしようかとか、それから、お父さん、お母さん働きに行かなあかん。うちの孫もそうですけども、子ども2人で家でおるわけです。すごい心配ですよね。そういった目線、子どもたちの目線が、ぜひとも、そんなきれいな家族のきずななんて、そんな言葉要らない。きちっと考えてほしいと思います。どうするかね。  それから、先ほどピンチはチャンスと言ったんですけども、これはどういうことかというと、地域コミュニティが、今大変希薄になっていると私思います。だから、公民館とか、それから近所で、家族のきずなじゃないけども、近所のきずなで、家におじいちゃん、おばあちゃんいるとか、それから、お母さんがいるとかというような御家庭は、多分近所にあると思うんです。そういったところで、この子どもたちを預かるというようなことの方向も、ちょっと考えてもいいんじゃないかと思いますけども、どうでしょうね。 ○議長(寺本清春君) 小林福祉課長。 ○福祉課長(小林由美子君) 栁川議員の再質問にお答えいたします。  先ほど教育長のほうからも答弁ありましたが、福祉課所管のところとしては、学童保育所、開設を要請いたしまして、受けていただきまして、子どもたちの受け入れを先ほど議員もおっしゃられましたように、日の本さん、あとは南北の保護者がやっている学童保育所も開設をしていただいております。ただ、今現在、昨日の時点では、利用者のほうは、今般の情勢も受けて、やや定員には至っていないんですけども、登録していただいているあらかじめの利用者からすれば、利用者数は少ないんですけども、今後の情勢を見て、増えていくのかなとは考えております。  ただ、公民館等を使っての近所のきずなというところでのお預かりというのは、うちとしては、やはりちょっとなかなか開設はしづらいのかなとは考えておりますので、地域の方々で、ボランティア的にやっていただくのであればというところは、今後、状況を見て、支援ができたらなとは考えております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) ありがとうございます。  急に難しいと思いますけども、先ほど言いましたように、ピンチはチャンスですので、これを機会に、そういった、例えば、各地区でサロンとかやっていると思います。その中で、子どもたちも一緒にサロンにきて、お年寄りというか、高齢者の方と一緒にわいわいわいわいやろうといったところからか、子どもたちは集まって見えますね。ですから、こういった機会に、ピンチをチャンスとして、地域の人が、子どもたちと高齢者の方が集まって、わいわいがやがややって、昔の遊びをするとか、いろんなことも、まあ、遊んどったらあかんねんけども、いうようなことも、一つ方向としては考えていってもいいんじゃないかなというふうに思います。時間もあれですので。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 栁川議員さんが、いろいろ言われること、私ごもっともやと思います。しかし、私のとこも、コロナウイルス初めての経験でございます。皆さんと本当にオール川越で、一致団結して、意見があったらうちのほうへ教えていただきたいし、私は、議長ともそういうコロナウイルスの対策について、いろいろな話をしながら、進めさせていただいております。あと、私は、何度も言いますけれども、私のとこも、各職員一生懸命やっておりますので、その辺は御理解をしていただいて、意見があったら本当に、事務局のほうへ言うていただければ、しっかり対応させていただきますので、その辺はよろしくお願いをいたしまして、全体の答弁とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) わかりました。ついては、危機管理意識をもっと、私自身も含めて、持たなきゃいけない。それから、もう一つは、目線をどっち向いているのか、国じゃなくて、町のほうへ、弱者のほうへ向いてほしいという、この2点なんです。  以上です。  もう1つごめんなさい、給食センターの食材とかあの辺は、余ったりはしてないんでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 山内学校教育課長。 ○学校教育課長(山内雅喜君) 御心配のとおり、食材とかの余りはあるんですけれども、幼稚園のほうがやっておりますので、幼稚園のほうに活用するというようにしております。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) ありがとうございました。  新コロナウイルスについては、この辺で終わりたいと思います。やっぱり先ほど言いましたように、危機意識を、私もっと持たなあかんと思っているんです。本当に。それで、目線を国じゃなくて、町民の皆さん、あるいは我々自身もそうなんですけど、もっと大事なところに目線を向けてやっていくべきだというふうに思っております。これ、本当にピンチはチャンスですので、今、大きく言えば働き方改革のほうを考え直す必要があるでしょうし、国の対策等も考え直す必要があるんじゃないかというふうに思っております。  さて、2つ目のコンプライアンス、条例化について、お伺いをします。  先ほど条例化までは考えていないというふうな御回答やったと思います。そういう理念とか、そういうふうなことは、地方公務員法とか、いろんな法律の中で、定められておって、泥棒したらあかんとかいうのは、そういうのは、法律で定める以前の問題やというように思いますけども、やっぱり、でもそういうふうな事例が出てきてしまう。やっぱりそれは、その本人の気持ちの持ち方ではあると思いますけども、やっぱりその規程とか要綱とかというふうなところで、自分たちの中で決めて、そこでとどめておくんじゃなくて、やっぱり条例として、発信することによって、我々は、町の皆さんにこういうことを絶対しませんということを約束しますというふうなことを、発信するのが、一つのその要綱じゃなくて、条例の一つの方法というか、形じゃないかというふうに私は思います。  そういった中で、もう一度その条例化というのは、どう考えているのでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 伊藤総務課長。 ○総務課長(伊藤 仁君) 栁川議員の再質問のほうにお答えをいたします。  再度の条例化に対しての考えでございますけども、やはり、我々地方公務員は、地方公務員法上で、その服務の根本基準というものが、全て具備されておりまして、そこには、厳しい罰則等々も盛り込まれているところでございます。  そのため、職員の公務員倫理というふうなことを考えますと、やはり内部的な組織的なルールというふうなものになってきますので、そういった中で、考えていきたいというふうに思っております。  その中で、具体的な取り組みといたしましては、やはり公務員倫理、コンプライアンスの法令遵守といいますか、そういった行動指針を定めまして、一人ひとり職員にその辺のところを認識させて、日ごろから業務の取り組みの前に確認して、また、その後確認するというふうなスケジュールといいますか、行程をやっていきたいというふうに思っているところでございます。  ですので、あくまで、法律上、それできちっと網羅されているということでございますので、あえて条例化までする必要はないかと、今でも考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) そうです。そのおっしゃっている意味はよくわかるんですけども、コンプライアンスというのは、犯罪というか、そういうこととか、それから、セクハラとか、パワハラとか、そういうことだけではなくて、意識の持ち方ですか、例えば、国会議員とか県会議員とか、我々もそうですけど、口ききとか、それから、贈与とか、いろんな問題があると思います。そういったことも含めたコンプライアンスの条例化をしてはどうか。これは、事例がないわけではないんで、亀山市とか、それから、あちこち結構条例化されてますので、やっぱり、当町でこういうふうな不祥事が起こったこともありますので、この際、他の市町の見本となるようなコンプライアンスの条例化をして、きちっと我々、去年はこういうことがあったけども、川越町としては、こういうふうに条例化までをして、宣言をして、皆の信頼をかち取るんだというふうな形のものをぜひともとってほしいというふうに思っております。  その要綱の中には、そういった口ききとか、そういったパワハラとかありますけど、いろいろと、議員とかあの辺からの贈与、それから、事業者からの贈与とか、そういうものを含めた形での要綱というか、規約をつくられるでしょうか。その辺どうでしょう。 ○議長(寺本清春君) 伊藤総務課長。 ○総務課長(伊藤 仁君) 栁川議員の再質問のほうにお答えいたします。  今作成を進めているものにつきましては、まず、規程等で、コンプライアンスの推進委員会というのを立ち上げて、その中で、行動指針をつくり上げて、日ごろからチェックをしていきたいというふうなことを考えております。  その中で、行動指針の中身でございますけども、やはり栁川議員おっしゃったように、収賄とか、口きき等々というふうなところでございますけども、まず、収賄に関する事項といたしましては、職員の、公務員の倫理意識の保持、そして、また口きき等に関する事項といたしましては、誠実かつ公平、公正な対応、そして不当要求行為等への毅然とした対応というふうなものを行動指針の中に盛り込んで、職員のほうに周知していただきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○8番(栁川平和君) ありがとうございました。  私の質問は、いつも一般質問を毎回させてもらっているわけなんですが、目線は、やっぱり町民さんの目線という、自分の生きているところからの目線を持って、一般質問をさせてもらっているつもりです。  今回も、その危機の意識というか、その辺も自分自身も含めて、もっと持たなきゃいかん、目線も、もう少し広く、町民の皆さん、一緒のような目線でやっていきたいというふうに思って、質問させていただきました。ありがとうございました。 ○議長(寺本清春君) これにて、栁川平和君の質問を終わります。  暫時休憩いたします。開始時間を午後1時といたします。               午前11時42分 休憩               午後 1時00分 再開 ○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き会議を再開します。  次に、7番、寺本由美君の質問を許します。  寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) 7番議員、寺本由美です。議長のお許しを得たので、一般質問をさせていただきます。  その前に、午前中に引き続きですけれども、町長おめでとうございます。よろしくお願いいたします。  今、私自身、健康が一番大切ということを実感しております。今後も引き続き、検診の拡大に力を注いでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  一般質問をさせていただきます。  大きく2つ質問させていただきます。  1つは、「ピロリ菌検査の実施は」ということと、もう1つ、「保育士の労働環境整備は」という2問を質問させていただきます。  平成28年6月定例会にて、杉本議員よりピロリ菌検診についての一般質問がありました。そして、川越町だけでなく、この近隣全てが、ピロリ菌検査に関して、いろいろと実施される予定が立ってきているということをお聞きしております。  県内では、既に亀山市、松坂市が導入しております。そして、新聞で報道されましたけれども、四日市市、川越、朝日、菰野町が、この4月からというふうに、新聞には載っておりました。  そして、先ほど、町長の所信表明の中でも、ピロリ菌検査を行うということで、発言されましたので、そのことで、詳しく教えていただきたいと思います。  ピロリ菌というものは、ヘリコバクターピロリ菌という名前で、人などの胃に生息するらせん型の細菌です。このピロリ菌の感染者は、日本だけでも4,500万人から6,000万人に上ると言われており、感染は乳幼児期に多く、免疫力が弱く、汚染された水や食べ物、唾液から感染すると予想されております。  ピロリ菌に感染したほとんどの人が胃炎を起こし、除菌治療をしない限り慢性的炎症が続き、胃粘膜の防御力が弱く無防備な状態になると言われております。成人になる前に中学生等にピロリ菌抗体検査が必要と思います。  そこで、町の取り組みを教えていただきたいです。  1、ピロリ菌感染率は、年齢が高いほど高いと聞きますが、ピロリ菌の世代別感染率はいかがでしょうか。  2、胃がんを防ぐために、ピロリ菌検査を取り入れていく考えは、どのような過程で考えられたのか、教えてください。  3、四日市は、中学校3年生より行うということでしたが、当町の考えるピロリ菌検査の対象者はいかがでしょうか。  4、ピロリ菌抗体検査の方法は、どのような方法を使われるのでしょうか。  5、ピロリ菌検査の実施時期は、いつからでしょうか。  大きく2つ目、「保育士の労働環境整備は」ですけれども、共働き家庭がふえ、保育所の需要が高まり、保育士不足が深刻になっております。残業の多さや賃金の低さから離職が多く、働きやすい職場づくりが喫緊の課題だと聞いております。  当町でも、昨年10月より幼保無償化が始まり、保育ニーズはますます高まると考えられます。  そこで、質問いたします。  1、4月入園希望者と、最近新聞の折り込みでも、川越町保育士の募集をよく目にしますけれども、職員数の現状はいかがでしょうか。  2、働きやすい環境づくりのために推進することはいかがでしょうか。  3、労働条件改善策は、どのようなものがあるでしょうか。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 寺本由美議員の質問にお答えをいたします。  議員の大きな御質問の1つ目の「ピロリ菌検査の実施は」について、お答えいたします。  寺本議員がおっしゃいますように、ピロリ菌は5歳ごろまでに感染し、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、また、胃がんなどの疾患に関連があるとされており、早期に発見して除菌治療することで、これらの疾患にかかるリスクを抑えることができます。  1点目の「ピロリ菌の世代別感染率は」についでありますが、ピロリ菌の感染率は、衛生環境の改善などにより、年々低くなる傾向にあり、年齢が若いほど低く、年齢が高いほど高くなっています。2017年の医学誌サイエンティフィック・レポートによるデータでは、10代では6.6%、20代では15.6%、30代は24.6%、40代は34.9%、50代は49.1%、60代で59.1%、70代以上は60%以上というデータが出ております。  次に、2点目の「ピロリ菌検査を取り入れていく考えは」について、お答えをいたします。  当町は、健康づくり施策のがん対策の一環として、成人を対象に各種がん検診を実施し、異常の早期発見、早期治療に努めておりますが、胃がんについては、子どもに対しピロリ菌検査を行い、除菌することで、将来、高い確率で胃がんにかかるのを防ぐことができるため、子ども自身の健康づくりのためにも、ピロリ菌検査を取り入れていきたいと考えております。  次に、3点目の「ピロリ菌検査の対象者は」についてでございます。  中学3年生で希望される方を対象として、実施をしていきたいと考えております。
     続きまして、4点目の「ピロリ菌抗体検査の方法は」ついて、お答えをいたします。  ピロリ菌抗体検査の方法については、尿や血液、便及び呼気などの方法があります。尿による検査が最も本人の負担が少なく、経費も安価であるため、集団に対して行われる検査として、多く用いられており、当町も尿による検査を考えております。  5点目の「ピロリ菌検査の実施時期は」につきましては、令和2年度より実施していきたいと考えており、新年度予算にも計上させていただいておりますので、御審議いただきますようよろしくお願いをいたします。  次に、大きな御質間の2つ目であります「保育士の労働環境整備は」についての1点目の「4月入園希望者と職員数の現状は」について、お答えをいたします。  まず入園希望者についてでございますが、昨年の広報9月号等にて募集を実施し、9月末の締め切りまでに利用申請を受け付けた公立保育所3園と、ひばり保育園を合わせた人数が、ゼロ歳児の新規16名、1歳児の継続22名、1歳児の新規33名、2歳児の継続56名、2歳児の新規23名、3歳児の継続53名、3歳児の新規27名、4歳児の継続64名、4歳児の新規6名、5歳児の継続89名、5歳児の新規4名となり、合計で新規109名、継続284名でございます。  新規入所希望者109名のうち、内定81名、申し込み後に辞退した人数は6名となり、求職活動や育休延長などを理由とした、厚生労働省基準の待機児童としての報告を求めない数を除いた待機児童数は8名でございました。  また、ひばり保育園を除いた公立保育所3園の職員数の現状としましては、2月1日現在、正規職員11名、嘱託職員17名、派遣職員6名の計34名にて保育に当たっておりますが、さらに人員が不足する分につきましては、時間契約であるパートタイム職員25名で補っております。  2点目の「働きやすい職場づくりのために推進することは」について、お答えをいたします。  議員の御質問でもあるように、職員が働きやすい職場づくりは非常に重要で、それには、適正な人員確保と、職員間の常日ごろからの相談しやすい人間関係の構築が必要と考えております。  1つ目の適正な人員確保につきましては、現在もハローワークへの募集や人材派遣会社への依頼等を行っており、努力を続けておりますが、なかなか確保できないのが現状でございます。  今後も引き続き、募集を行って参りますので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。  2つ目の「職員間の常日ごろからの相談しやすい人間関係の構築について」でございます。  子どもの保育は一人で行うものではなく、同僚の先生や園長、主任などとの連携を密にして相談・協力し合いながら保育を進めていく必要がございます。  また、相互チェック機能を持つことにより、保育を行う上でのトラブルや事故を未然に防ぐ意味合いも持ち合わせております。  このようなことから、管理者である園長を初め、それぞれの職員が立場に合った役割の研修を重ねて、スキルアップを図ることにより、お互いに適切な助言や指導ができ、相談のしやすい関係の構築につながると考えております。  今後も、働きやすい職場環境及び人材育成のために、研修受講の機会を設けて参ります。  次に、3点目の「労働条件改善策は」についてでございます。  町は、子育て分野で活躍し、町政運営の重要な担い手となっております非常勤職員であります保育士の確保及び処遇改善のため、毎年、正規職員に準じた賃金を改定し、労働条件の改善を図ってきているところでございます。  一方、国は、地方自治体の大勢の非常勤職員の状況に鑑み、平成29年5月に、非常勤職員の適正な任用と勤務条件を確保するため、「地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律」を公布し、令和2年4月から会計年度任用職員制度をスタートさせることとになりました。  これは、非常勤職員の任用、服務規律等の整備を図り、期末手当等の支給を可能とするもので、また、給付についても、地方公務員法に規定する職務級の原則、均衡の原則に基づき適切に支給をしようとするものでございます。  このような法改正により、町は、非常勤職員の処遇等の改善を図るため、この4月から、非常勤職員、いわゆる会計年度任用職員制度を導入することになりました。  この制度導入により、非常勤職員であります会計年度任用職員の給与面については、フルタイム会計年度任用職員にあっては、地域手当を、パートタイムの会計年度任用職員にあっては一定条件のもと、新たに期末手当を支給をいたしますので、確実に労働条件の改善が図られるものとなっております。  また、休暇制度については、現行の有給休暇の取得等においては、一般労働法制よりすぐれている状況でございますが、さらに、現行の休暇制度を見直し、有給の特別休暇を充実させるなど改善を図っております。  このように各種労働条件の改善を図るとともに、非常勤職員であります保育士が意欲を持って仕事に取り組み、高い能力を発揮でき、働きがいのある環境整備に努めておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) 1個目の質問、ピロリ菌検査について、再質問をさせていただきます。  当町として、なぜ中学3年生を対象にしたのでしょうか、教えてください。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) 再質問にお答えさせていただきます。  まず、中学生を対象とした、これは、従来より中学校で集団健診として行っている学校検尿の尿を利用することで、生徒の方に負担をかけず、効率的に、高い受診率が得られるということ、また、3年生にしたという理由は、もし、仮に除菌治療が必要となった場合、服薬治療の必要がございます。その場合の年齢対象が、原則15歳以上が適切とされているということから、中学校3年生を対象といたしました。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) 今、尿検査で行うということをお聞きしましたけれども、これは自己負担はあるのでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) これは、尿検査につきましては、全額公費負担と考えております。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) 川越中学校に通う子どもたちは、学校で集団ということが可能だと思うんですけれども、川越中学校に通う子以外の負担については、どのように考えているのかということと、その周知方法を教えてください。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) 川越中学校以外に通うお子さまにつきましても、町内在住の方で希望される方については、同じように全額公費負担というふうに考えております。  周知方法につきましては、町内在住の今度中学3年生になる年代の方を全員の方に個別通知で、ピロリ菌の尿検査についての周知を行い、それで、川越中学校以外のお子さんについては、直接、健康推進課のほうにお申し込みをいただいて受けていただくというふうに計画しております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) 中学生全員に、声をかけていただくということは、大変うれしいことだと思います。  次ですけれども、もう一回質問させてください。  尿検査の結果、陽性になった場合、除菌治療まで、どのようなことを行っていくのか、そしてまた、そのときの自己負担はあるのかどうか、教えてください。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) お答えいたします。  まず、その尿検査の結果、陽性になった場合は、医療機関に受診していただきます。そこで、除菌治療の前の段階の検査として、便検査を行います。その便検査の結果、陰性であった場合は、除菌治療の必要はなく、そこで検査終了となります。  しかしながら、便検査でも陽性となった方は、除菌治療の対象となってまいります。その便検査、除菌治療の前に行う便検査の費用については、全額公費負担と考えております。その除菌治療の対象になった方は除菌する、これは、服薬になるんですけれども、これにつきましては、全額自己負担でお願いしたいというふうに考えてございます。  また、除菌治療、服薬治療を終了後、そのピロリ菌が除菌できたかどうかを判定する、除菌判定検査というものを、もう一度便検査で行いますが、それについては、公費負担で行いたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) ありがとうございます。  除菌治療に係る自己負担は、薬の服薬ということで、それだけの負担という、結局は、体の中へ入れる薬ということで、聞かせていただき、検査は要らないということで、安心しました。  もう一つ済みません、三重県では、ほかの自治体の実施状況はいかがなものでしょうか。また、川越町で実施した場合、何人ぐらいの人が、除菌治療の対象になるのか、見込んでいる数がわかれば教えてください。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) 寺本議員の御説明の中でも、御発言がありましたように、現在、三重県で行っているのは、松坂市と亀山市でございます。  また、朝日町、菰野町におきましては、令和2年度より開始するというふうに伺っております。  一方、その除菌治療が必要な人数についてでございますが、全県的には、佐賀県が全県的に行っておりまして、これは、約3.4%の方が除菌治療の対象となっているということを参考にいたしますと、川越町の対象者の方、現在のところ、132名いらっしゃいますので、それを換算すると、3.4%で約5名程度の方が除菌治療が必要になるというふうに想定しております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) ありがとうございます。  その除菌治療が終わった後になるんですけれども、尿検査の時点で、除菌の必要がない、陰性の子どもたち、そしてまた、除菌治療を行ってピロリ菌が除菌できた人たちについて、今後、気をつけていかなきゃいけないことがあれば、教えてください。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) その尿検査で、また除菌治療後、ピロリ菌がもう認められませんとなっている状態であれば、慢性胃炎、また、十二指腸潰瘍、また、胃がんになる危険性というのは、極めて低いというふうに言えます。  しかしながら、再感染の危険性がゼロ%ではないこと。また、その胃の病気を引き起こす原因が、全てピロリ菌ではないということから考えますと、ずっと成人になっていっても、健康管理に気をつけていただいて、がん検診を行って、異常の早期発見に努めていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) ありがとうございます。  ピロリ菌検査ですけれども、生徒への負担も少なく、公費負担で検査が行われ、また、除菌治療もできて、そして、何より保護者への胃がんの予防啓発にもつながっていくと思いますので、大変うれしいことだと思います。  県の重点事業の中にも、がん予防、早期発見事業があります。  がん検診や、がんに対する正しい知識の普及啓発を進め、小中学校の児童・生徒を対象に、がん教育を実施するとありますので、当町においても、今後、がん検診やがんに対する正しい知識を普及啓発することを進めていただきたいと思います。この質問は終わります。  次に、保育士の労働条件に関する再質問ですけれども、保育士の労働環境を改善するため、午睡時のときとか、保育園児が帰った後など、シルバー人材などを活用してみるという考えは、いかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 小林福祉課長。 ○福祉課長(小林由美子君) 寺本議員の再質問にお答えをいたします。  午睡時など、保育に関することにつきましては、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準により、都道府県が定めた基準に適合していなければならないとなっております。  保育士の資格を有する者は、そういった時間には携わらなければなりませんので、その中で、各保育所には、用務員を配置しておりまして、保育士の負担軽減を図っておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) 用務員さんも大変仕事が多いと思いますけれども、御協力いただけると助かると思いますので、お願いいたします。  それと別ですけれども、再質問として、看護師さんの配置は、各園で今後行われていくのか、今実際どうなのか、教えてください。 ○議長(寺本清春君) 小林福祉課長。 ○福祉課長(小林由美子君) 再質問にお答えいたします。  日々の保育の中で、子どもの体調管理には、職員が十分に目を配りまして、その中で、保育を行っております。  先ほどもお伝えしました児童福祉施設の設置及び管理に関する基準を定める条例には、保育所に係ります看護師の配置基準はございませんけれども、子どもが体調を崩した場合は、保護者の方に早急に連絡をとりまして、迎えに来ていただきましたりとか、あと病院を受診することなど、対応していただいております。  また、軽微な相談等につきましては、健康推進課などと連携をとっておりますので、御理解いただきますようお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) 保育園のお母さん、保護者の方というのは、やっぱり両親とも働いているというのが大事だと思いますので、その保護者の方に、仕事中に子どもさん熱出したから迎えに来てというのは、酷な話と思いますので、病気になった子どもたちが対応できるような形を、今後も考えていただきたいと思います。  川越町には、診療所というのもありますので、そちらの連携とかも、考えていただくとうれしいと思います。  もう一つ質問ですけれども、管理職の中の園長、主任などというのは、保育士1人として、カウントしているのかどうか、教えてください。 ○議長(寺本清春君) 小林福祉課長。 ○福祉課長(小林由美子君) 再質問にお答えをいたします。  先ほどの町長の答弁ですが、正規職員数の中には、園長は含んでおりません。ただ、主任は含んでおります。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) 最後の質問ですけれども、やっぱり保育士の人数が増えれば、余裕を持って、保育業務が取り組められると思います。配置基準を改善する必要があると思いますが、その辺はいかがでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) 小林福祉課長。
    ○福祉課長(小林由美子君) 再質問にお答えをいたします。  寺本議員仰せの保育士の配置人数を増やして、保育業務を実施することにつきましては、子どもの心身の発達を図ることに寄与して、保育士も余裕を持って、保育業務に携わることができることになるかとは考えられるんですけれども、先ほど町長の答弁の中にもありましたとおり、まずは、保育士不足の解消を図りまして、待機児童の解消が最優先と考えられますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○7番(寺本由美君) ありがとうございます。  無理な質問ばかりして申しわけありませんでした。保育の質を担保しながら、子どもの安全を保育することは、働く保育士自身にとっても、預ける保護者にとっても、大切なことであると思います。余裕を持って、保育業務が取り組めるように、前向きに検討していただきたいと思います。お願いいたします。  以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(寺本清春君) これにて、寺本由美君の質問を終わります。  次に、6番、松岡正敬君の質問を許します。  松岡正敬君。 ○6番(松岡正敬君) 6番議員、公明党の松岡正敬です。議長の許しを得て、一般質問させていただきます。  今回は、幼保無償化についてのことで、お聞きします。  「利用者及び事業者目線の保育環境は」ということで、昨年10月にスタートした幼児教育・保育の無償化に関する実態調査を、全国の公明党議員が聞き取り方式で実施いたしました。  特に、今回の無償化は、全世代型社会保障構築の一環として、少子化対策・子育て世帯支援を大幅に拡充させる大改革となるものです。しかし、この実現は、ゴールではなく、新たなスタートであります。大改革だからこそ、課題も出て、よりよい制度にするための改善も求められます。課題は、地域や個人ごとにさまざまであり、解決に向けて、まず実情を把握し、見える化することが重要です。  そこで、公明党は、2019年11月から全国の議員が子育て家庭や施設関係者を訪問して、声を聞く運動を展開してきました。  調査期間として、2019年11月11日から12月20日、調査対象として、利用者1万8,922人、事業者8,502人、調査方法は公明党議員2,982人による調査票による対面での聞き取りを行いました。  利用者の回答を見ますと、幼保無償化を「評価する」が65.2%、「やや評価する」は22.5%で、約9割が肯定的でありました。経済的負担の軽減が子育て支援策として重要であることが改めて示されました。  そこで、当町の現状と今後の取り組みを問います。  1番、利用者目線で、無償化にかかわらず保育の質を保つ考えは。  2、ゼロから2歳児の無償化の対象は。  3、待機児童対策は。  4、給食費の軽減は。  5、障がいのある子どもの教育・保育の充実は。  6、アレルギー対応を必要とする子どもへの支援は。  7、事業者目線で、職員の福利厚生を含め、人が定着するような支援が必要と考えるが。  8、職員の処遇は。  9、職員の研修等、スキルアップへの取り組みは。  10、職員の配置基準は。ということで、お願いします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 松岡議員の質問にお答えをいたします。  議員の御質問「利用者及び事業者目線の保育環境」について、お答えをいたします。  まず1点目の「利用者目線で、無償化にかかわらず保育の質を保つ考えは」につきましては、利用者の方々のニーズが保育の質にもあることは重々承知をしております。  今般の無償化による財政的には町の負担は増えることとなりますが、このことにより、保育の質が低下することは行政としても望んでおりません。  町の教育基本方針にも挙げさせていただいたとおり、「まちづくりは人づくり」と申します。これまでと同様に、保育の質が低下することのないよう努めていきたいと考えております。  2点目の「ゼロから2歳児の無償化対象は」についてでございます。  現在、ゼロ歳から2歳児までの子どもたちにつきましては、住民税非課税世帯を対象として利用料が減免され、さらに、子どもが2人以上の世帯の負担軽減の観点から、保育所等を利用する最年長の子どもを第1子とカウントして、ゼロ歳から2歳までの第2子は半額、第3子以降は無償となります。  議員仰せの無償化の拡大につきましては、保育サービスの質の確保及び制度開始後間もないことから、今後の保育ニーズの動向を注視してまいりたいと考えております。  3点目の「待機児童対策は」について、お答えをいたします。  先ほど寺本由美議員の質問の中でも答弁をいたしましたとおり、令和2年度の新年度当初には保育所で待機児童が発生する見込みとなっております。  解消への取り組みといたしましては、現在、保育士を確保するため広報紙での募集に加え、ハローワークへの募集や人材派遣会社への依頼等を行っており、人材が確保でき次第、入所決定を行い、解消に努めて参りたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。  4点目の「給食費の軽減は」について、お答えをいたします。  従来、保育所における給食費のうち、おかずやおやつなど、副食費は保育料の中に含まれ、主食費のみを保護者の皆様から実費徴収しておりましたが、保育料が無償化となることに伴い、令和元年10月より新たに給食費として、主食費・副食費とも徴収することになりました。  このような状況の中、川越町の子どもの健やかな育ちと、安心して子育てができるよう、また、保護者の皆様の負担感が増さないよう、慎重に協議を行った結果、幼稚園は月額3千650円、保育所の給食費につきましては、幼稚園の月額3千650円におやつ代850円を含めた月額4千500円とし、3歳から5歳児の給食費の均衡を図らせていただきました。  この額は、近隣市町と比較いたしましても軽減されておりますので御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。  5点目の御質問の「障がいのある子どもの教育・保育の充実は」について、お答えをいたします。  障がいの有無にかかわらず、就学前の時期は発達に個人差があらわれるため、保育所・幼稚園において支援が必要なお子さんが多々いらっしゃいます。  対象のお子さんの様子を観察した上で、各園には1対1できめ細かな支援ができるよう加配教員や生活支援員を配置をしております。  また、町内保育所・幼稚園では、CLM(チェックリストみえ)という手法を用いた特別な支援方法の改善及び教員・保育士の研修を行っております。さらには、福祉課内の家庭子ども相談支援係の臨床心理士や発達障がい支援システムアドバイザーに認定された保育士が、各園を巡回したり、保護者の相談に乗ったりしながら、適切な支援方法を園と保護者が協力して行えるよう手だてをとっております。  6点目の「アレルギー対策を必要とする子どもへの支援は」について、お答えをいたします。  食のアレルギーにつきましては、入園の際に保護者の方から聞き取りを行い、医師作成のアレルギー管理指導表の提出を求め、個別に対応をしております。  保育所・幼稚園ともに、できる範囲ではございますが「アレルギー対応の除去食」を提供をしております。その他重篤なアレルギーにつきましては、職員全員で情報共有を行い、危機管理を行っております。  また、エピぺンを常備したり、服薬についての話し合いを行ったりするなど、緊急時の対応について、事前に保護者と取り決めを図りながら、対応をしております。  次に、7点目の「事業者目線で、職員の福利厚生を含め、人が定着するような支援が必要と考えるが」と8点目の「職員の処遇は」については、労働条件に関連をいたしておりますの、合わせて御答弁をいたします。  町内にある保育所4カ所のうち、1カ所が民間施設による運営でございます。全国的に保育士不足が問題となっている中、民間運営のひばり保育園は職員の確保に努め、施設の定員数を超えて川越町の子どもたちの受け入れを行っており、待機児童の解消に協力をしていただいております。  保育士の処遇改善としては、国は基本的な賃金のべースアップのため、公定価格に処遇改善分を含んで算定しておりますが、賃金の上乗せにはなっておらず、職員の確保のためには独自の賃金上乗せを行っていかなければならない状況となっております。  このような状況の中、ひばり保育園の職員確保が、引き続き、円滑に行われるよう、新年度予算にて御審議をいただく予定となっておりますので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。  次に、「職員の処遇改善」につきましては、先ほど、寺本由美議員の御質問でも答弁をいたしましたが、非常勤職員の適正な任用と勤務条件を確保するため、「地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律」が公布され、この4月から会計年度任用職員制度を導入することになりました。  これは、非常勤職員の任用、服務規律等の整備を図り、期末手当等の支給を可能とするもので、また、給付についても、地方公務員法に規定する職務級の原則、均衡の原則に基づき適切に支給しようとするものでございます。  この制度導入により、給与面や休暇面において処遇を改善するものでございます。  いずれにいたしましても、民間事業所の職員及び公立の非常勤職員の処遇改善を図ることにより、保育士が意欲を持って仕事に取り組み、高い能力を発揮でき、働きがいのある環境整備に努めて参ります。  9点日の「職員の研修等、スキルアップの取り組みは」についてでございます。  保育の質を保つために重要な手だてと認識をしております。  現在、町立の保育所・幼稚園では多忙な中、工夫しながら園内研修の時間を確保するとともに、積極的に園外の研修会にも参加をしております。  若手の保育士・幼稚園教員が増えている中、経験不足が保育力の低下につながらないよう、業務を通じて園長や先輩保育士が若手職員に指導を行っております。  特に、発達障がい等の園児に対する支援の仕方や小学校につながる学びについては、川越中学校区教育懇談会や就学支援専門員会議の場で連携を図りながら研修を深めており、ここには、ひばり保育園の保育士も参加をしております。  社会状況の変化により、保護者が家庭で十分に子どもとかかわることが少なくなっております。また、子育てに不安を持っている保護者も増えております。  そのような中でも幼児が安心して園で過ごせるよう、それぞれの園や家庭が抱える課題に適切に対応した研修を実施していく考えでございます。  10点目の「職員の配置基準は」について、お答えをいたします。  児童福祉施設の設備及び運営に関する基準において、保育士配置の最低基準が定められております。  議員仰せの保育の質を高めるために保育士の配置人数を増やして手厚く保育を実施することは、一層子どもの心身の発達を図ることに寄与することとなると考えております。まず、保育士不足の解消と待機児童の解消が最優先と考えておりますので御理解いただきますようお願いを申し上げます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 松岡正敬君。 ○6番(松岡正敬君) ありがとうございます。  今回の新型コロナウイルスについて、対策として、人の移動と人が密に集まって過ごすような空間と、これをつくってはいけないとなっていますが、本当の対策については、誰も今のところ正解を持っていません。矛盾する中で、子どもたちを守るために、現在、運営していただいておることに感謝申し上げます。  今回、小中学校の休校と合わせて、幼保の運営問題点・課題については、次回の議会質問とさせていただきます。  以上で、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(寺本清春君) これにて、松岡正敬君の質問を終わります。  これをもって、一般質問を終了いたします。 ◎日程第8 議案第1号 工事請負契約の変更について ○議長(寺本清春君) 日程第8、議案第1号、工事請負契約の変更についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第1号、工事請負契約の変更について、提案説明申し上げます。  本案は、令和元年6月4日に可決していただき、菊池重機建設株式会社と契約をいたしました当新田雨水幹線整備工事の工事請負契約の変更であります。  主な内容につきましては、既設水路の取り壊しを行ったところ、通常以上の厚みでコンクリートが打設されていることが判明をしたため、既設水路の取り壊し及びコンクリートの処分量が増加したことによる増額、その他の現地精査を行った結果、現在の契約金額69,520千円から665千500円を増額して、70,185千500円に変更し、菊池重機建設株式会社と随意契約により契約いたしたく提案いたします。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第1号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。
     まず、本案に対する反対討論の発言を許します。  反対討論なしと認めます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  賛成討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、議案第1号、工事請負契約の変更についての件を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(寺本清春君) 起立多数であります。  よって、議案第1号、工事請負契約の変更についての件は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第9 議案第2号 令和元年度川越町一般会計補正予算(第5号) ○議長(寺本清春君) 日程第9、議案第2号、令和元年度川越町一般会計補正予算(第5号)の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第2号、令和元年度川越町一般会計補正予算(第5号)について、提案説明申し上げます。  本案は、既定の歳入歳出予算に272,915千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,030,611千円とするものであります。  まず、歳出における主な内容を申し上げます。  人件費につきましては、育児休業等の実績に伴う減額等であります。  議会費は、特別旅費及び議事録作成委託料等の実績による減額であります。  総務費は、通知カード・個人番号カード関連事務交付金の増額並びに令和元年度に執行されました選挙に係る費用の実績による減額等であります。  民生費は、平成30年度子どものための教育・保育給付交付金及び平成30年度施設型給付費・地域型保育給付費の額確定に伴う国・県への返還金の増額並びに支給実績に伴う児童手当に係る扶助費及び採用実績に伴う保育所嘱託職員の賃金の減額等であります。  衛生費は、風疹に関する追加的対策事業に係るシステム改修費用の増額並びに各種検診の委託料及び環境クリーンセンターへの負担金の減額等であります。  農林水産業費は、緑地公園の保守管理及び用排水路測量設計に係る委託料の実績による減額等であります。  土木費は、朝明ポンプ場維持管理に係る負担金の増額並びに道路改良工事に係る工事請負費及び公共下水道事業特別会計繰出金の実績見込みによる減額等であります。  消防費は、移動系の防災行政無線デジタル化整備事業に係る備品購入費の実績による減額等であります。  教育費は、あいあいホール空調設備の修繕に係る工事請負費の増額並びに小中学校ICT環境整備事業に係る賃借料及び北小学校教室・職員室増築ほか改修工事に係る工事請負費の実績による減額等であります。  諸支出金は、公共施設の大規模な維持修繕等に備えるため、公共施設建設基金及び公共建築物維持基金への一般財源積立金の増額等であります。  歳入につきましては、町税を初めとした一般財源及び歳出の各事業に関連する特定財源の補正計上であります。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第2号、令和元年度川越町一般会計補正予算(第5号)の件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ◎日程第10 議案第3号 令和元年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第4号) ○議長(寺本清春君) 日程第10、議案第3号、令和元年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第3号、令和元年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について、提案説明申し上げます。  本案は、事業勘定において、既定の歳入歳出予算から50,364千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,200,729千円とするものであります。  また、診療施設勘定においては、既定の歳入歳出予算から4,233千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ154,408千円とするものであります。  まず、事業勘定の歳出の主な内容を申し上げます。  一般被保険者に係る療養給付費及び出産育児一時金の執行見込みによる減額等であります。  歳入につきましては、国民健康保険税の収納見込み及び保険給付費に対する県支出金の交付見込みの減額等であります。  また、一般会計からの繰入金を減額し、収支の均衡を図りました。  次に、診療施設勘定の歳出の主な内容を申し上げます。  総務費における医師に係る臨時職員賃金及び医業費における医薬材料費の執行見込みによる減額等であります。  歳入につきましては、診療収入のうち、国民健康保険及び後期高齢者の診療報酬収入の収入見込みに伴う減額、その他の診療収入における健康診査や予防接種について、受診者及び接種者の増に伴う増額等であります。  また、一般会計からの繰入金を減額し、収支の均衡を図りました。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第3号、令和元年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。 ◎日程第11 議案第4号 令和元年度川越町介護保険特別会計補正予算(第3号) ○議長(寺本清春君) 日程第11、議案第4号、令和元年度川越町介護保険特別会計補正予算(第3号)の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第4号、令和元年度川越町介護保険特別会計補正予算(第3号)について、提案説明申し上げます。  本案は、既定の歳入歳出予算から3,833千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ838,077千円とするものであります。  歳出における主な内容を申し上げます。  総務費は、三泗介護認定審査会負担金の確定に伴う減額及び要介護認定業務委託の執行見込みによる減額等であります。  保険給付費は、居宅介護サービス給付費及び地域密着型介護サービス給付費の給付見込額に伴う増額、施設介護サービス給付費及び特定入所者介護サービス費の給付見込額に伴う減額等であります。  地域支援事業費は、介護予防・生活支援サービス事業費の短期集中予防事業に係る執行見込額に伴う減額及び任意事業費の実績見込みによる増額等であります。  基金積立金は、介護給付費準備基金積立金の増額計上であります。  歳入につきましては、介護保険料の収入見込みによる増額、歳出の各事業に関連する特定財源の補正計上及び繰越金の増額を計上いたしました。  以上、概要を御説明をいたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第4号、令和元年度川越町介護保険特別会計補正予算(第3号)の件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。 ◎日程第12 議案第5号 令和元年度川越町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) ○議長(寺本清春君) 日程第12、議案第5号、令和元年度川越町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第5号、令和元年度川越町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、提案説明申し上げます。  本案は、既定の歳入歳出予算に10,867千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ165,267千円とするものであります。  歳出における主な内容を申し上げます。  保険料の収入増に伴う後期高齢者広域連合納付金の増額であります。  歳入につきましては、保険料の収入見込みによる増額、一般会計からの繰入金の減額等の補正計上であります。  以上、概要を御説明をいたしましたが、何とぞよろしく御審議お願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第5号、令和元年度川越町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。
    ◎日程第13 議案第6号 令和元年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号) ○議長(寺本清春君) 日程13、議案第6号、令和元年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第6号、令和元年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、提案説明申し上げます。  本案は、既定の歳入歳出予算から43,283千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,019,508千円とするものであります。  まず、歳出における主な内容を申し上げます。  総務費につきましては、消費税申告による納付額確定に伴う公課費の減額であります。  建設改良費につきましては、施設等設置工事の実績による減額及び流域下水道事業の負担金の減額等であります。  排水施設管理費につきましては、再構築業務及び維持管理業務の委託料等の実績による減額であります。  公債費につきましては、利子償還金の確定に伴う減額であります。  歳入につきましては、起債対象事業費の実績による町債等の減額等であります。  また、一般会計からの繰入金を減額し、収支の均衡を図りました。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第6号、令和元年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)の件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第14 議案第7号 令和2年度川越町一般会計予算 ○議長(寺本清春君) 日程第14、議案第7号、令和2年度川越町一般会計予算の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第7号、令和2年度川越町一般会計予算について、提案説明申し上げます。  国においては、令和2年度の我が国の経済見通しについて、雇用・所得環境の改善が続き、経済の好循環が進展する中で、内需を中心とした景気回復を見込んでおります。  また、国の「令和2年度予算編成の基本方針」では、地球環境と両立した持続的かつ包摂的な経済成長の実現と、財政健全化の達成に向けて「経済財政運営と改革の基本方針2019」に基づき少子高齢化に真正面から立ち向かい、若者も、高齢者も、女性も、障がいや難病のある方も、皆が生きがいを持ち活躍できる、一億総活躍社会の実現と、全世代型社会保障の構築に向け、社会保障全般にわたる持続可能な改革に取り組むこととしております。  このような情勢のもと、当町においても、限られた財源の中で、子育て、教育、福祉、健康、環境、そして防災減災対策等、数多くの行政課題に対応していくため、社会の変化に合わせた組織づくりを推進するとともに、将来に過度な負担を残すことのないよう、健全な財政運営に努めなければならないと考えております。  こうしたことから、最終年度となる第6次総合計画の目標達成及び所信表明で申し上げました施策との整合性を念頭に置き、これまでの取り組みをさらに充実させ、今現在、そして、これからの時代を生きる、次世代の町民を含め、全ての人が、笑顔で暮らせる川越町の実現に向け、生きがいと誇りを持ちながら、安全・安心に暮らすことができるまちづくりを念頭に、「まちを守り・まちを育て・将来につなげる予算」として、令和2年度予算を編成をいたしました。  以下、その概要について、御説明申し上げます。  歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ6,650,000千円で、前年度比0.1%、8,000千円の増となりました。また、歳入歳出予算のほか、債務負担行為を設定をいたしました。  まず、歳入予算について、御説明を申し上げます。  歳入の主体となる町税は、歳入全体の65.2%を占め、前年度比1.2%の減、4,334,523千円を計上いたしました。そのうち、町民税は、前年度比2.8%増の1,121,200千円、土地、家屋、償却資産等による固定資産税は、前年度比2.5%減の3,052,498千円を計上いたしました。  地方消費税交付金につきましては、前年比10.3%増の290,000千円を計上いたしました。  国庫支出金につきましては、児童手当、障害者自立支援給付費及び子どものための教育・保育給付費負担金など488,985千円を計上いたしました。  県支出金につきましては、児童手当、障害者自立支援給付費及び国民健康保険基盤安定負担金など、324,095千円を計上いたしました。  繰入金につきましては、町債の償還に係る減債基金、ふれあいバス運行事業に係るいきいきまちづくり基金、環境整備事業に係る環境整備事業基金、まちづくりに関する各種事業に係るふるさと応援基金及び財政調整基金等を取り崩し、649,136千円を計上いたしました。  諸収入につきましては、学校給食費及び競輪運営協力費など170,493千円を計上いたしました。  続きまして、歳出予算について、御説明申し上げます。  議会費につきましては、議会だよりモニター事業及び町議会議員を模擬体験し、身近に感じることにより、子どもたちの社会参画への態度や意欲を培うことを目的とする子ども議会事業のほか、議場及び全員協議会室の会議システム更新事業を計上いたしました。  総務費につきましては、三重テレビを活用し、町の魅力や行政情報を発信する番組製作事業、町の防犯力向上を目的とする防犯カメラ設置基本計画策定事業、運転に不安を覚える高齢ドライバーの支援対策として、後付け急発進防止装置の設置費用補助事業及び新たに都市計画に関する基本的な方針を定める、都市マスタープランの策定及び都市計画道路見直し検討事業を計上いたしました。  民生費につきましては、引き続き、障がい者支援事業や子育て支援対策事業の充実を図るとともに、医療費助成事業及び保育所、児童館の運営に係る事業を計上いたしました。  障がい者支援事業では、障がいのある方が働き、活躍できる場を町内に実現するための調査・試験事業として、障がい者等就労環境整備事業を計上し、保育所運営事業では、施設利用者や子どもたちの安全を守るため、北部保育所敷地内における避難施設建設事業及び各保育所への水難保護用具・避難用具整備事業を計上しております。  衛生費につきましては、母子ともに健やかに暮らすことができるよう、母子保健の充実を図るための事業のほか、がん検診・予防接種等の健康・予防に係る事業を計上いたしました。また、ごみ対策事業として、ごみの分別方法や収集日に関する情報を、スマートフォン等で確認が可能となる、ごみ分別アプリ導入事業及びごみの減量を目的とした生ごみの堆肥化事業や環境クリーンセンターへの負担金を計上いたしました。  農林水産業費につきましては、集団転作に伴う水田農業対策事業及び地籍調査事業等を計上いたしました。  商工費につきましては、引き続き、中小企業融資制度に係る保証料補給のための事業及び朝明商工会への運営補助金等を計上いたしました。  土木費につきましては、道路の改良等に係る一般土木事業及び豪雨等による浸水対策のための朝明ポンプ場の大規模改修事業の負担金を計上するとともに、公共下水道事業特別会計の操出金を計上いたしました。  消防費につきましては、町民の生命・財産を守るため、四日市市へ消防事務委託及び消防団に関連する事業等を計上いたしました。  また、防災・減災対策事業として、海抜表示シート設置事業及び亀崎・亀須地区における津波避難施設関連事業を計上いたしました。  教育費の学校教育関係につきましては、新学習指導要領に対応していくため、引き続き、小中学校ICT環境整備事業や、外国人英語指導員派遣事業を計上いたしました。また、教育学習環境の充実を図るため、中学校の体育館及びテニスコート改修事業のほか、中学校吹奏楽部の楽器更新事業を計上いたしました。  生涯学習関係につきましては、安全・安心な利用環境を確保し、施設の長寿命化を図るため、あいあいホール吊り天井等大規模改修に係る実施設計費用を計上するほか、総合体育館や公民館等、その他社会教育施設においても、管理運営及び生涯学習に関連する事業を計上いたしました。  諸支出金につきましては、水道事業会計への補助金及び各基金への積立金を計上いたしました。  次に、債務負担行為について、御説明申し上げます。  都市マスタープラン策定及び都市計画道路見直し検討業務を含む4事業について、期間及び限度額を設定をいたしました。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第7号、令和2年度川越町一般会計予算の件は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第7号については、予算特別委員会に付託することに決しました。 ◎日程第15 議案第8号 令和2年度川越町国民健康保険特別会計予算 ○議長(寺本清春君) 日程第15、議案第8号、令和2年度川越町国民健康保険特別会計予算の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第8号、令和2年度川越町国民健康保険特別会計予算について提案説明申し上げます。  本年度の事業勘定及び診療施設勘定の歳入歳出予算総額は、1,432,700千円で、前年度対比2.6%増となっております。  事業勘定は、1,292,600千円で前年度対比3.6%増となっております。  歳入の主なものは、県支出金924,453千円、国民健康保険税268,193千円、一般会計からの繰入金84,977千円を計上しております。  歳出の主なものは、保険給付費が884,908千円で全体の68.5%に当たります。  次に、国民健康保険事業費納付金が370,286千円、保健事業費19,663千円を計上しております。  次に、診療施設勘定は、140,100千円で前年度対比5.7%の減となっております。  歳入の主なものは、診療収入で、106,423千円、一般会計からの操入金30,208千円を計上しております。  歳出の主なものとして、総務費が96,941千円で、全体の69.2%に当たります。  次に、医業費で、36,067千円を計上しております。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞ御審議のほどよろしくよろしくお願いをいたします。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第8号、令和2年度川越町国民健康保険特別会計予算の件は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第8号については、予算特別委員会に付託することに決しました。 ◎日程第16 議案第9号 令和2年度川越町介護保険特別会計予算
    ○議長(寺本清春君) 日程第16、議案第9号、令和2年度川越町介護保険特別会計予算の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第9号、令和2年度川越町介護保険特別会計予算について提案説明申し上げます。  本年度の歳入歳出予算総額は829,600千円で、前年度対比0.7%増となっております。  歳入の主なものは、第1号被保険者の介護保険料が196,289千円、支払基金交付金が191,938千円、国庫支出金が166,007千円を計上しております。  歳出の主なものは、保険給付費が696,064円で全体の83.9%に当たります。  次に、地域支援事業費が93,760千円、総務費が22,900千円、基金積立金が13,573千円を計上しております。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議をお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第9号、令和2年度川越町介護保険特別会計予算の件は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第9号については、予算特別委員会に付託することに決しました。 ◎日程第17 議案第10号 令和2年度川越町後期高齢者医療特別会計予算 ○議長(寺本清春君) 日程第17、議案第10号、令和2年度川越町後期高齢者医療特別会計予算の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第10号、令和2年度川越町後期高齢者医療特別会計予算について提案説明申し上げます。  本年度の歳入歳出予算総額は、167,400千円で、前年度対比8.4%増となっております。  歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料が126,833千円、繰入金が37,416千円を計上しております。  歳出の主なものは、後期高齢者広域連合納付金が160,484千円で全体の95.9%に当たります。  次に、総務費が3,773千円を計上しております。  以上、概要を御説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第10号、令和2年度川越町後期高齢者医療特別会計予算の件は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第10号については、予算特別委員会に付託することに決しました。 ◎日程第18 議案第11号 令和2年度川越町公共下水道事業特別会計予算 ○議長(寺本清春君) 日程第18、議案第11号、令和2年度公共下水道事業特別会計予算の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第11号、令和2年度川越町公共下水道事業特別会計予算について、提案説明申し上げます。  本年度の歳入歳出予算は、歳入歳出それぞれ967,400千円で、前年度比9.1%、96,700千円の減となりました。また、歳入歳出予算のほか、債務負担行為、地方債を設定をいたしました。  まず、歳入につきましては、使用料及び手数料が131,250千円、国庫支出金が36,400千円、一般会計からの繰入金が646,618千円、繰越金が20,000千円、諸収入が85,132千円及び町債が48,000千円を計上いたしました。  次に、歳出につきましては、事業費が425,283千円及び公債費が541,117千円等を計上いたしました。  事業費の主な内容につきましては、総務費において、流域下水道事業維持管理負担金等に112,679千円を、建設改良費において、当新田雨水幹線築造工事に63,772千円を、また、排水施設管理費において、川越排水機場再構築業務委託で16,000千円を計上いたしました。  次に、債務負担行為についてでございます。公営企業法適用支援業務について、期間及び限度額を設定いたしました。また、地方債につきましては、下水道事業への起債について、限度額及び起債の方法等を設定をいたしました。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第11号、令和2年度川越町公共下水道事業特別会計予算の件は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第11号については、予算特別委員会に付託することに決しました。 ◎日程第19 議案第12号 令和2年度川越町水道事業会計予算 ○議長(寺本清春君) 日程第19、議案第12号、令和2年度川越町水道事業会計予算の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第12号、令和2年度川越町水道事業会計予算について、提案説明申し上げます。  令和2年度の水道事業は、給水戸数6,770戸、年間総給水量188万5,000立方メートル、1日平均では5,165立方メートルを予定をしております。  水道事業収益は、348,645千円で、主に給水収益268,400千円、他会計補助金20,000千円等を計上いたしました。  水道事業費用は、367,476千円で、主に原水及び浄水費183,532千円、配水及び給水費28,299千円、総係費70,924千円等を計上いたしました。  主な内容につきましては、原水及び浄水費では、受水費に179,093千円、配水及び給水費では、修繕費として配水管補修費に12,291千円、総係費では、委託料として上水道施設管理等業務に24,805千円等を計上し、それぞれ実施計画といたしました。  次に、資本的収入は、35,080千円で、主に水道加入金11,880千円、他会計補助金20,000千円等を計上いたしました。  資本的支出は、建設改良費に99,383千円を計上いたしました。  主な内容につきましては、工事請負費として配水管改良工事に93,488千円を計上し、実施計画といたしました。  以上、概要を御説明をいたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第12号、令和2年度川越町水道事業会計予算の件は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第12号については、予算特別委員会に付託することに決しました。  暫時休憩いたします。開始時間を午後2時30分といたします。               午後 2時18分 休憩               午後 2時30分 再開 ○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ◎日程第20 議案第13号 附属機関等の設置等に関する条例の制定について
    ○議長(寺本清春君) 日程第20、議案第13号、附属機関等の設置等に関する条例の制定についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第13号、附属機関等の設置等に関する条例の制定について、提案説明申し上げます。  本案は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、地方公務員法の一部が改正され、地方公務員法第3条第3項の規定により特別職非常勤職員の任用要件が厳格化されたことから、当該条例を新たに制定するものであります。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第13号、附属機関等の設置等に関する条例の制定についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第21 議案第14号 川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について ○議長(寺本清春君) 日程第21、議案第14号、川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第14号、川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について、提案説明申し上げます。  本案は、「成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律」の施行を踏まえ、国の「印鑑登録証明事務処理要領」の一部が改正されたことに伴い、本条例を改正し、一律に印鑑の登録を受けることができない者としていた「成年被後見人」を、法定代理人である成年後見人が同行しており、かつ、当該成年被後見人による申請があるときは、意思能力を有する者として、印鑑の登録を受けることができるようにするものであります。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第14号、川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第22 議案第15号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する               条例の一部改正について ○議長(寺本清春君) 日程第22、議案第15号、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第15号、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について、提案説明申し上げます。  本案は、地方公務員法が改正され、本年4月1日から会計年度任用職員制度が導入されることに伴い、勤務時間が正規職員と同様である者については、フルタイム会計年度任用職員として、従来の賃金に変わり給料が支給されることとなりました。このことに伴い、本条例に規定する公務災害補償に係る補償基礎額に、フルタイム会計年度任用職員に関し、正規職員の例によることとする規定を設ける改正をするものであります。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第15号、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第23 議案第16号 川越町森林環境譲与税基金条例の制定について ○議長(寺本清春君) 日程第23、議案第16号、川越町森林環境譲与税基金条例の制定についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第16号、川越町森林環境譲与税基金条例の制定について、提案説明申し上げます。  本案は、温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止を図るため、森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する観点から、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律が施行されました。  このことから、当町において森林整備及びその促進を図ることを目的に、国から交付される森林環境譲与税を基金として積み立て、適正に管理し、運用するため、当該条例新たに制定するものであります。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第16号、川越町森林環境譲与税基金条例の制定についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第24 議案第17号 川越町固定資産評価審査委員会条例の一部改正について ○議長(寺本清春君) 日程第24、議案第17号、川越町固定資産評価審査委員会条例の一部改正についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第17号、川越町固定資産評価審査委員会条例の一部改正について、提案説明申し上げます。  本案は、「情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律」により、「行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律」が改正されたことに伴い、当該条例において「行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律」から引用している条項番号等を改正するものであります。  以上、概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第17号、川越町固定資産評価審査委員会条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第25 議案第18号 川越町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正につ               いて ○議長(寺本清春君) 日程第25、議案第18号、川越町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第18号、川越町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、提案説明申し上げます。  本案は、川越町廃棄物の処理及び清掃に関する条例第14条第1項第1号に規定する、し尿くみ取り手数料につきまして、令和元年10月に消費税率が8%から10%に変更された際、家計への影響を鑑み、その金額を据え置いておりましたものを、消費税を料金へ適正に転嫁するため、当該条例の一部を改正するものであります。  改正内容につきましては、下水道供用開始区域のし尿くみ取り手数料が、現行10リットル当たり137円となっておりますのを、変更後は10リットル当たり139円に改定し、下水道未供用区域のし尿くみ取り手数料が、現行10リットル当たり92円となっておりますのを、変更後は10リットル当たり93円に改定するものであります。  なお、改定に当たりましては、十分な周知期間をとるため、令和2年10月1日より施行するものであります。  以上、概要を御説明申し上げましたが、何とぞ御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第18号、川越町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。 ◎日程第26 議案第19号 川越町国民健康保険税条例の一部改正について ○議長(寺本清春君) 日程第26、議案第19号、川越町国民健康保険税条例の一部改正についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第19号、川越町国民健康保険税条例の一部改正について、提案説明を申し上げます。
     本案は、「地方税法施行令等の一部を改正する政令」が平成31年3月29日に公布されたことに伴い、当該条例の一部を改正するものであります。  内容につきましては、国民健康保険税の基礎課税額に係る賦課限度額を580千円から610千円に引き上げるものであります。  改正点でございますが、三重県が策定した国民健康保険運営方針において「決算補填を日的とする一般会計法定外繰入を縮減・解消し、令和5年度までに国保財政の赤字を解消する」ことが求められていることから、国保財政健全化に向けた取り組みとして、令和2年度以降の国民健康保険税率を改定し、当該条例の一部を改正するものであります。  改正の主な内容につきましては、基礎課税額にかかる所得割額を「100分の4.1」から「100分の4.2」、資産割額を「100分の21.0」から「100分の20.1」、均等割額を「27千240円」から「28千680円」、平等割額を「19千440円」から「20千400円」とし、後期高齢者支援金等課税額にかかる所得割額を「100分の1.7」から「100分の1.8」、資産割額を「100分の8.9」から「100分の8」、均等割額を「10千920円」から「11千400円」、平等割額を「7千800円」から「8千160円」、介護納付金課税額にかかる所得割額を「100分の1」から「100分の1.1」、資産割額を「100分の8.7」から「100分の7.7」、均等割額を「8千760円」から「9千600円」、平等割額を「4千440円」から「4千680円」とする保険税率の改定であります。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第19号、川越町国民健康保険税条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。 ◎日程第27 議案第20号 川越町町道の構造の技術的基準に関する条例の一部改正に               ついて ○議長(寺本清春君) 日程第27、議案第20号、川越町町道の構造の技術的基準に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第20号、川越町町道の構造の技術的基準に関する条例の一部改正について、提案説明申し上げます。  本案は、道路構造令の一部を改正する政令が施行され、自転車を安全かつ円滑に通行させるため設けられる帯状の車道の部分として、自転車通行帯が新たに規定されました。このことから、道路構造令に基づき当該条例の一部を改正するものであります。  以上、概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いをいたします。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第20号、川越町町道の構造の技術的基準に関する条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第28 議案第21号 川越町監査委員条例の一部改正について  日程第29 議案第22号 川越町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について ○議長(寺本清春君) この際申し上げます。  日程第28、議案第21号、川越町監査委員条例の一部改正について、日程第29、議案第22号、川越町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についての2件を一括議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第21号及び議案第22号の2件について、一括して提案説明申し上げます。  議案第21号、川越町監査委員条例の一部改正について、議案第22号、川越町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、以上2件につきましては、地方自治法等の一部を改正する法律が施行されることに伴い、当該条例の一部を改正するものであります。  改正内容につきましては、地方自治法において第243条の2の条項が新設されたことにより、本条例にて地方自治法から引用している条項番号を改正するものであります。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  議案第21号について、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第21号、川越町監査委員条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。  議案第22号について、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第22号、川越町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についての件は、お手元に配付してあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第30 議案第23号 川越町道の路線の認定について ○議長(寺本清春君) 日程第30、議案第23号、川越町道の路線の認定についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第23号、川越町道の路線の認定について、提案説明申し上げます。  本路線は、北福崎地区において、町道当新田1号線と北福崎6号線を結ぶ道路が宅地分譲による開発行為で設置され、当町へ帰属されたことにより、町道として新たに認定を行うものであります。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどをお願いをいたします。 ○議長(寺本清春君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第23号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第23号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  本案に対する反対討論の発言を許します。  反対討論なしと認めます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  賛成討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、議案第23号、川越町道の路線の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(寺本清春君) 起立多数であります。  よって、議案第23号、川越町道の路線の認定についての件は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第31 選挙第1号 三重県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について ○議長(寺本清春君) 日程第31、選挙第1号、三重県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についてを行います。  本件については、三重県後期高齢者医療広域連合規約第8条第1項の規定により、町長、副町長、または議会の議員のうちから、連合議会議員1名を選出するものであります。  お諮りいたします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、選挙の方法は指名推選で行うことに決しました。  お諮りいたします。  指名方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  したがって、議長において指名することに決しました。  三重県後期高齢者医療広域連合議会議員に、城田政幸町長を指名いたします。  お諮りいたします。
     ただいま指名いたしました城田政幸町長を三重県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  したがって、ただいま指名いたしました城田政幸町長が、三重県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。  ただいま当選されました城田政幸町長が、議場におられますので、川越町議会会議規則第33条第2項の規定により、当選の告知をします。  よろしくお願いいたします。  この際申し上げます。  3月13日の会議は、議事の都合により、特に午後1時30分に繰り下げて開くことにします。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  大変御苦労さまでございました。               午後 2時53分 散会  会議の経過を記載して、その相違のないことを証するため、ここに署名する。  川越町議会議長  川越町議会議員  川越町議会議員...