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平成29年第4回定例会(第1日12月 6日)

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  1. 川越町議会 2017-12-06
    平成29年第4回定例会(第1日12月 6日)


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    最終取得日: 2021-05-03
    平成29年第4回定例会(第1日12月 6日)             平成29年第4回川越町定例会会議録(第1号) 招集年月日       平成29年12月6日 招集の場所       川越町役場議場 開会          平成29年12月6日 応招議員        12名    1番 杉 本 雅 照     2番 森   英 郎    3番 片 山 庄 平     4番 松 岡 正 敬    5番 寺 本 由 美     6番 栁 川 平 和    7番 伊 藤 勝 也     8番 安 藤 邦 晃    9番 早 川 正 幸    10番 石 川 奈々子   11番 山 下 裕 矢    12番 寺 本 清 春 不応招議員       なし
    出席議員        応招議員に同じ 欠席議員        なし 地方自治法第121条規定により説明のため出席した者の氏名    町長      城田 政幸  副町長     木村 光宏    教育長     稲田 正幸  企画情報課長  寺本 幹男    総務課長    伊藤  仁  防災担当監   吉野  昭    町民保険課長  小林由美子  福祉課長    加藤 元浩    税務課長    駒田 憲保  産業建設課長  石川 雅英    上下水道課長  藤田 仁志  環境交通課長  舘  博司    会計管理者兼会計課長     生涯学習課長  早川 浩史            諸岡  裕    健康推進課長  新堂愉香子  学校教育課長  山内 雅喜 本会議に職務のため出席した者の氏名    事務局長    早川 一也    書記      佐藤 亮輔  書記      宮本 玲子 開議         午前9時00分 議事日程       議長は議事日程を別紙のとおり報告した。 会議録署名議員の氏名    1番 杉 本 雅 照     2番 森   英 郎 議員提出議案の題目 町長提出議案の題目  議案第47号 専決処分について(平成29年川越町一般会計補正予算(第3号))  議案第48号 固定資産評価審査委員会委員の選任について  議案第49号 工事委託に関する協定の締結について  議案第50号 財産の無償譲渡について  議案第51号 平成29年度川越町一般会計補正予算(第4号)  議案第52号 平成29年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  議案第53号 平成29年度川越町介護保険特別会計補正予算(第2号)  議案第54号 平成29年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)  議案第55号 平成29年度川越町水道事業会計補正予算(第1号)  議案第56号 川越町個人情報保護条例の一部改正について  議案第57号 川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について  議案第58号 川越町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について  議案第59号 川越町税条例の一部改正について  議案第60号 税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例の一部改正について  議案第61号 川越町介護保険条例の一部改正について  議案第62号 川越町後期高齢者医療に関する条例の一部改正について  議案第63号 川越町水道事業給水条例の一部改正について 議事日程  第 1 会議録署名議員の指名  第 2 会期の決定  第 3 報告第13号 例月出納検査の結果報告について  第 4 報告第14号 議員派遣の報告について  第 5 一般質問  第 6 議案第47号 専決処分について(平成29年川越町一般会計補正予算(第3             号))  第 7 議案第48号 固定資産評価審査委員会委員の選任について  第 8 議案第49号 工事委託に関する協定の締結について  第 9 議案第50号 財産の無償譲渡について  第10 議案第51号 平成29年度川越町一般会計補正予算(第4号)  第11 議案第52号 平成29年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  第12 議案第53号 平成29年度川越町介護保険特別会計補正予算(第2号)  第13 議案第54号 平成29年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号             )  第14 議案第55号 平成29年度川越町水道事業会計補正予算(第1号)  第15 議案第56号 川越町個人情報保護条例の一部改正について  第16 議案第57号 川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について  第17 議案第58号 川越町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について  第18 議案第59号 川越町税条例の一部改正について  第19 議案第60号 税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例の一部改正に             ついて  第20 議案第61号 川越町介護保険条例の一部改正について  第21 議案第62号 川越町後期高齢者医療に関する条例の一部改正について  第22 議案第63号 川越町水道事業給水条例の一部改正について  第23 発議第 5号 「全国森林環境税」の創設に関する意見書の提出について               午前 9時00分 開会 ○議長(寺本清春君) ただいまの出席議員は12名であります。  定足数に達しておりますので、これより平成29年第4回川越町議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(寺本清春君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において、1番、杉本雅照君と2番、森 英郎君の両名を指名いたします。 ◎日程第2 会期の決定 ○議長(寺本清春君) 日程第2、会期の決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から12月15日までの10日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は10日間と決しました。 ◎日程第3 報告第13号 例月出納検査の結果報告について ○議長(寺本清春君) 日程第3、報告第13号、例月出納検査の結果報告について。  監査委員から、平成29年8月分、9月分及び10月分に関する例月出納検査の結果報告が提出されておりますので、お手元に配付いたしておきましたから御了承願います。
    ◎日程第4 報告第14号 議員派遣の報告について ○議長(寺本清春君) 日程第4、報告第14号、議員派遣の報告について。  議員派遣の報告について、お手元に配付いたしておきましたから御了承願います。 ◎日程第5 一般質問 ○議長(寺本清春君) 日程第5、一般質問を行います。  一般質問の通告がありますので、順次発言を許します。  2番、森 英郎君。 ○2番(森 英郎君) 2番議員、森でございます。議長のお許しを得ましたので、質問させていただきます。  私は、障がいのある方々の就労の場の創設についてを質問させていただきます。  現在、当町内には、就労継続B型作業所が2カ所ありますが、サービス利用者の工賃はまだまだ低く、家族からの支援がなければ生活していくことは難しく、障がい者の自立した生活を実現するためには、更なる工賃の増額が必要であり、また、継続して確保していくことが大切であるという現状であります。それによって、平成28年度から副町長を座長として、関係課が多角的な視点から検討し、今年度予算に就労環境の整備計画の策定をするための委託費として、490万円が計上されました。どのような検討会が持たれ、具体的な方向性が出されたのか、お伺いしたいと思います。  まず初めに、1番、今年度の進捗状況はどのようになっておりますか。2番目、来年度に向けての計画については、どのようになるのかをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) それでは、森議員の質問にお答えをいたします。  「障がいのある方々の就労の場の創設について」の1点目の「今年度の進捗状況は」について、お答えをいたします。  障がいのある方が、地域社会の中で働くことで、自己実現を図るとともに、自立した生活を営むための糧を得ることで、将来、安心して川越町に住み続けられるよう、一時的ではなく、継続的な雇用環境の整備を進めております。  昨年から、副町長を座長として関係課が集まり、事業の進め方など話し合い、進めるとともに、現在、川越町障害者就労環境整備計画の策定を進めております。  次に、2点目の「来年度に向けての計画については」でございます。  現在、策定中の整備計画では、障がい者の方が「いきいき」と働くことができるよう、近年、三重県でも注目を集めております「農福連携」に着目し検討を進めているところでございます。  「農福連携」は、障がい程度や作業能力に応じた作業を用意をすることが可能であり、なおかつ自然との触れ合いにより、情緒が安定するなどリハビリテーションの効果や、自己有用感・就労意欲の向上につながるといった効果も期待できます。  来年度に向けましては、農福連携に適した用地の選定や、障がい者の方が円滑に作業できる施設の設計などを行いますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 森 英郎君。 ○2番(森 英郎君) ありがとうございます。  ちょっと少し再質問させていただきます。  整備計画を策定中ということでありますが、どのような方向性で検討を進めているのかお聞きしたいと思います。お願いします。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) それでは、森 英郎議員の再問質問「整備計画を策定中ということで、どのような方向性で検討を進めているのか」について、お答えをいたします。  障がいのある方が「いきいき」と働くことができ、自立した生活を営むための糧を得ることができる、雇用環境の整備を検討しているところではあります。  先ほどの町長からの答弁でもございましたが、特に近年注目を集めております「農福連携」、これに着目し検討を進めております。  「農福連携」とは、農業における課題、つまり農業従事者の高齢化や若者離れによる農業労働力の減少、耕作放棄地の増加といったことに対し、一方、障がい者には一般より就業率が低く、また、就労継続支援B型作業所での工賃も少ないという、双方の課題を解決しながら、双方に利益がある取り組み、それが農と福祉の連携です。  また、農業は障がい者の障がい程度や作業能力に応じた作業を用意することが可能であります。自然との触れ合いにより情緒が安定するなどの効果も期待できます。  これらのことから、大きなメリットが期待できる「農福連携」を大きな方向性として考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 森 英郎君。 ○2番(森 英郎君) ありがとうございました。  その中で、来年度にも設定する予定の農福連携に適した用地というのは、どういったものを考えておられるのでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) 「来年度に選定する予定の農福連携に適した用地といったものはどういったものか」について、お答えします。  障がい者の方が農作業を行うには、露地よりも天候に左右されにくいハウスのほうが適しているものと思われます。また、障がい者用のトイレ、作業場などのスペースも必要になってくると、ある程度まとまった土地が必要になると思われます。  それとともに、災害など有事の際の避難のしやすさなども重要な点になってくると思われます。  これらのことを考慮しながら、農福連携に適した土地の選定を行っていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 森 英郎君。 ○2番(森 英郎君) ありがとうございます。  いろいろ障がい者の方のトイレとか、個室なども必要になってくると思いますし、このハウスのほうが適しているというのは、これは、ハウスの中で、具体的にどういったものをつくって商品としているのか、ちょっと教えていただけますか。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) 「具体的にどういった作物を」といった問いにお答えします。  障がい者の方が、車いすでも作業しやすい環境といたしますと、水耕栽培が比較的適しているものと思われます。  最近、人気のフルーツ系のトマトや、栽培の回転が早い葉物などが考えられますが、作業工程の簡易さや病気への対策など、いろいろな観点から栽培種類の検討を行い、収穫量の確保に努める必要があるものと考えております。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 森 英郎君。 ○2番(森 英郎君) ありがとうございます。  トマトとか葉物野菜とか、そういった比較的栽培しやすい。そういうような作物を商品として流通するには、いろいろな作業が必要になってくると思うんですよ。収穫ですとか、こん包、事務とか流通など、そういった方々の就労の支援のB型になる、今現在、町外で働いているA型の方ですとか、こういうのが一緒に作業できるか、健常者のサポートも必要になってくると思うんですけれども、そういったことの考えはいかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) それでは、「A型、それからB型作業所の一緒に作業ができるか」という問いでございますが、この事業では、栽培作物の世話だけでなく、収穫やこん包、それから事務など、さまざまな作業が必要になってくると思われます。就労継続支援A型作業所、それからB型作業所、こちらの利用者、施設外就労として、こういった作業で受け入れることは可能であると思われます。作業の種類や本人の適性などを考慮の上受け入れ、どのような作業を受け持ってもらうかなど、検討していくこととなると思われます。  また、作業全般においては、健常者のサポートは不可欠でありますので、農業や障がい者の詳しい方などの協力をお願いしていくことになると考えていますので、御理解賜りたいと思います。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 森 英郎君。 ○2番(森 英郎君) ありがとうございます。  それでは、来年度に向けて、すばらしい計画を立てていただいて、いい施設をつくってもらうような計画をつくってもらうことをお願いして、また、この質問は継続してやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  これで、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(寺本清春君) これにて森 英郎君の質問を終わります。  次に6番、栁川平和君の質問を許します。  栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) おはようございます。6番議員、栁川平和でございます。一般質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。  大きく2つの質問をさせていただきます。  1つ目は、ことし10月22日にきました台風21号のときの対応について。2つ目は、町長さんは、マニフェストを書かれて、大変力を入れられていて、我々も期待しております耕す耕務員について、大きく2つお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。  まず1つ目の台風21号に対する災害対策は、どのようにされていたのかというふうなことです。  10月に台風がくるということは、めったになくて、大変季節外れの台風で、そんなに大きくなるとは想定もしていなかったんです。特に、当日は、衆議院の選挙もあったりなんかして、私は、幸い事前投票をしていたもんですから助かりましたけど、あの雨の中を皆さん投票所に行くのは、大変だっただろうと思われますし、それから、職員さんも、投票所にいろいろ張りつけになられたりとか、大変なことやったというふうにお察しを申し上げます。  そういった中で、当日は暴風警報が出たり、災害対策本部が立ち上がって、職員さんの手配といいますか、あちこちやっていただく作業なんかもかなり想定してみえたことは、違うような大きな動きがあったのではないかというふうに思っております。  マニュアルなんかも、そういう場合のマニュアルもあって、されたと思いますけれども、東日本大震災のときもそうだったんです。災害というのは、想定内というのは、ほとんどあり得なくはないんですけども、想定外ということは多いというふうになっております。これはもう、想定外が想定内というのが、今の状況になっていると思います。  そのためには、後から寺本由美議員のほうが質問されますので、私はそんなには触れませんけども、そのためには、多くの体験とか災害、例えば、DIGとか、あるいはHUGとかいうふうな学習をすることが大事なことないかなというふうに思っています。この辺について、また、寺本由美議員のほうから質問があるかと思いますけども、私はこの辺のことは申し上げませんけども、1カ月半ぐらい前のことですので、台風21号がどんな台風であったのかということをちょっと簡単に振り返ってみたいと思います。きのうの晩御飯も覚えてないぐらいですから、ちょっと振り返ってみたいと思います。  21日土曜日から、もう台風の影響は出ておりまして、雨風がちょっと厳しくなっておりました。私、四日市ジャズフェスタというのを主催させてもらってるんですけども、21日の日は、やっぱり雨風がすごいもんですから、会場を変更したりして開催をいたしました。22日の当日なんですけれども、さすがに朝からも雨風がありましたし、それから、台風進路もこちらへ向かっておるということが、もうはっきり、やはりしてきましたので、朝6時半にスタッフを招集させて、それで、中止を決定いたしました。  当時のタイムラインについては、あとで質問をさせていただきますけども、当日は、近鉄名古屋線は、河川事故で午前11時ごろに運行が停止されました。  そして、午後3時30分ごろには、暴風警報が発せられて、JRも四度停止になったというふうに記憶をしております。近鉄百貨店さんのほうは、午後4時過ぎには閉店するというような状況でありました。  こんな状況の台風であったわけです。こうした状況の中で、衆議院選挙も行われておったわけなんですけども、それでお伺いをいたします。  当日の災害、台風21号に対する備えとかタイムラインはどのようなっていたのか、されていたのかということが1点。もう1点は、朝明川と町屋川は、当町で一番大きな川で、その川の水位は、どのように把握されていたのかということ。第3点は、その水位の変化に対して、どのように対処をされていたのかが3点。もう一つは、防災行政無線個別受信機、各家庭のほうに設置されていると思いますけども、うちも設置されております。設置台数としては、三十何%、この前の議会ですね。伺いましたけども、まだ100%近くになっていないところが寂しいところでありますけども、その防災行政無線個別受信機は、どのように活用していただいたのかというふうな点をお伺い、以上4点、台風21号については、お伺いいたします。よろしくお願いします。  もう1点は、2つ目の質問なんですが、町長さんがマニフェストに掲げてあるように、耕す耕務員、これ、もう僕、一番最初、町長さんの選挙のときにそのマニフェストを見せていただいて、これはすごいなというふうに、僕は、本当に驚きましたし、これができたらすごいすばらしい町になるなというふうに、私は感動して、ぜひこれはやってもらいたい、この人にやってもらいたいというふうに、私は思っておりました。  このマニフェストが、町長になられて1年半ぐらいなるかと思うんですけども、その思われていたマニフェストどおりというか、思われていた耕す耕務員という形というのは、町長さんが思われているように順調に機能しているというか、動いているのかというふうに思います。耕す耕務員って、僕初めてマニフェストを聞いたんですね。すばらしい造語だなと思って、あっちこっちで、川越町は、こんな耕す耕務員というのを始めるんやぞということを言うてるんですけども、そういったことで、1年半ぐらいたったところで、その辺の実務は、どういうふうにされているのかということをお伺いしたいと思います。  まず1点目は、耕す耕務員は、どのような形で、どのように現在活躍をされていますでしょうか。  私が聞いた限りでは、こういうふうな耕す耕務員という形のものがなかったと、このときはなかったと思ってますけども、ほかの市町で、こういう事例があるのであれば、お聞かせを願いたいというふうに思いますので、以上、大きく2点よろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) それでは、栁川議員の御質問にお答えをいたします。  まず、大きな質問の1つ目でございます。  「台風21号に対する災害対策はどのようになされたのか」の1点目でございます、「当日の災害に対する備えはどのようなタイムラインだったのか」につきまして、お答えをいたします。  事前対応から申し上げますと、今回の台風21号に関しまして、気象庁が発表します事前気象情報は、「超大型台風で警戒を要する」とのことでございました。  災害対策本部要員として、人員確保が必要な中、今回の台風到来時が、衆議院議員選挙投開票事務も並行して行っていく必要がありましたことから、3日前より人員配置等に関し、協議を行いました。  職員配置といたしましては、第1次配備として、総務課、産業建設課、上下水道課、職員及び管理職員、第2次配備として、管理職全職員、第3次配備としては、投開票事務に当たっている土木職員を災害対応に充て、選挙事務に当たっていない職員と交代させることといたしました。  また、県との情報連絡体制を強化をするために、県職員の配備依頼も行いました。  そして、前日の21日には、防災行政無線にて住民への事前対応等注意喚起の放送を行いました。  22日の当日の流れといたしましては、13時22分、暴風警報発令時に災害対策本部を設置をし、第1次配備をとり状況把握に努めました。16時18分大雨警報発令、その後、降雨が激しくなる前の18時30分過ぎ、第2次配備として管理職全職員及び消防団を参集をいたしました。  台風接近に伴い、今後も降雨量や河川水位の上昇が予想され、また、夜遅くの避難を避けるため、20時15分に「避難準備・高齢者等避難開始情報」を町内全域に発令し、全地区公民館及び体育館を避難所として、開設をいたしました。  そして、職員や消防団により、水路等の内水氾濫や河川状況を把握する警戒等を続けました。  22時過ぎ、朝明川の南福崎水位観測所におきまして、避難勧告発令の基準となります氾濫危険水位近くの水位に上昇をしてきましたので、より多くの方が避難できる場所として、南北両小学校を避難所として開設するための準備として、職員配置を行いました。また、23時40分には、員弁川安永水位観測所において、氾濫危険水位を超えましたので、避難勧告発令の検討を行いました。  検討結果といたしましては、気象庁の防災情報システムにおいての、海岸部や上流部においての地域別雨量、雨雲の今後の動向、潮位の時間、防災カメラでの映像、巡回職員及び消防団からの状況報告、そして、上流の市町との直接的な情報連絡、これらの情報をもとに、急激な水位上昇はないと判断し、もう少し状況を見ることといたしました。  24時前には、開票事務が終わりました職員も引き続き災害対策要員として配備し、迅速な対応ができる体制強化を図りました。  河川水位警戒中、急激な水位上昇も見受けられず、干潮時間である25時30分ごろには、朝明川・員弁川の河川水位が継続的に下降していることを確認をいたしましたので、26時45分管理職員による第2次配備へ縮小しました。  そして、27時40分避難準備・高齢者等避難開始情報の解除をし、再度、災害対策本部配備職員の縮小を行いました。
     次に、2点目の御質問の「朝明川・町屋川などの水位はどのように把握をしていましたか」について、お答えをいたします。  先ほども少し触れましたが、朝明川については松寺及び南福崎、員弁川については、安永に設置されております水位観測所による、三重県が公表しております水位観測データにより把握をしております。また、職員及び消防団による巡回での直接目視、そして、本年度より運用を開始しております防災カメラによる映像、これは、朝明川が国道1号線橋梁部、員弁川は国道23号橋梁部の映像であり、これら多様な媒体によっても河川水位の状況把握に努めております。  3点目の「またそれにどのように対処したか」につきまして、お答えをいたします。  海抜ゼロメートル地帯である当町にとりまして、河川堤防の決壊による水害は、人的被害など大惨事となり得る可能性が高くなります。そういったことから、町民の皆様が避難するための避難勧告等の発令に関しましては、両河川の水位観測所で定められております「避難判断水位・氾濫危険水位等」を一つの基準としております。  今回の台風時には、先ほどタイムラインに関する御質問に申し上げましたとおり、員弁川につきましては、氾濫危険水位を超えましたが、その他の因果関係に係る情報収集及び分析等により、総合的判断のもと、避難勧告の発令には至りませんでした。  最後に、4点目の「防災行政無線個別受信機は活用されましたか」について、お答えをいたします。  冒頭でも申し上げましたが、気象庁の気象情報において、超大型で警戒を要するとのことでありましたので、事前に各家庭での防災対策を行っていただくため、防災行政無線屋外子局及び個別受信機により、注意喚起を呼びかける放送を、前日に2回行いました。  また、当日「避難準備・高齢者等避難開始情報」を発令する際にも、前日同様活用をしているところでございます。  次に、大きな質問の「耕務員は順調に機能していますか」の1点目の「耕す耕務員は、どんな形で、どのように活躍をしていますか」について、お答えをさせていただきます。  私のマニフェストの6つ目には、「新しい課題に積極的に挑戦する組織づくり」としまして、役場職員を常に新しい課題に挑戦する「耕務員」とするために、職員の挑戦する意欲と政策立案能力を高めると掲げております。この「耕す耕務員」には、2つの大きな意味がございます。その1つが、職員一人ひとりが地域力を向上させるためのまちづくりに対しまして、新たな夢を持ち、その夢に向かって課題に挑戦する意欲を持って、施策を展開していくことであります。次に、2つ目が地域力向上のための施策を展開していくために、政策立案能力を向上させることでございます。  挑戦する意欲と政策立案能力が備わった職員を育成するため、多様な研修機会を通じて職員の意識改革を図り、意欲と政策立案能力のある職員の育成を行っているところでございます。  職員の意識を改革することは、「言うのは易く、行うは難し」のように、なかなか形としてあらわれるようなものではないと私は思っております。  このような中、職員には、昨年度から民間等が主催する先進自治体等の担当者が講師となった市町村ゼミナールや各種セミナーを受講させ、職員の意識改革に努めるとともに、各地区から寄せられた課題等につきましても、迅速に職員が地区に出向いて区長さんなど、地区の方と協議を行い、課題解決に努めております。  地方自治体を取り巻く情勢は、地方分権の進展及び地方創生戦略が推し進められている中、地域づくりを担う自治体職員には、多様な人々とのかかわりの中で、地域の現状や課題を把握し、かつ投入すべき事業を確認した上で、住民ニーズの実現に迅速に取り組み、課題を解決することが期待をされております。そのための方策の一例といたしましては、説得力が求められており、説得力を身につけるためには、学び・読書・趣味など、日々の生活や身近な場面においての自治体職員として仕事に関連づけて考えることにより、その意識につながると思っております。ふだんの業務で忙しい中、そのような意識づけを行っていきたいと思っております。日ごろの努力を積み重ねることによりまして、地域の課題の解決に向けて思考力も幅が広くなり、奥深い柔軟性を持つようになると思っておりますので、引き続き私の思いをしっかりと職員に伝えてまいりたいと思っております。  次に、「ほかの市町にこういう事例はありますか」について、お答えいたします。  地方分権が進展し、それぞれの市町村では自立した自治体を目指した取り組みが進められており、このような時代の画期を迎え、地域社会の安全・安心と住民生活を守る市町村の責務はますます重くなってきております。これからの時代の市町村は、中長期的な視点に立って将来を的確に見据え、調和の保たれた持続的な地域社会の創造を目指した運営が求められております。そのためには、地域が直面する諸課題を的確に捉え、対応できる職員の育成が課題であると認識をしております。  他の市町にこのような事例があるかという御質問でございますけれども、私のマニフェストにあるような職員像を表現している市町はないのではないかと思います。  しかし、住民ニーズがますます高くなる中、住民の生活に身近な自治体である市町村の役割を考えますと、とても重要でございますので、他の市町村もさまざまな考えのもと、職員の育成に力を入れて、研修事業を中心に人材育成に取り組んでいることと思います。  当町といたしましても、多様化する行政諸課題に対し、地域の実情を踏まえながら、創意工夫を生かした施策を講じていくためには、職員には今まで以上に的確な分析力と長期的・将来的な政策立案能力と、諸課題に対する意欲的な取り組みが求められておりますので、いろいろな人材育成事業を検討し、職員の意識改革に取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) ありがとうございます。大変丁寧に御説明いただきまして、ありがとうございました。  それでは、台風21号のところから再質問をさせていただきます。  先ほどのタイムラインの中で、いろいろ本当に大変なことだったと思います。選挙もあって、いろいろの中で、また、限られた職員さんの中で、本当に大変だった。その中で、県の職員さんもお願いをしていただいて、防災対策本部をつくられたということですね。大変すばらしい、本当に想定外のことをやってもらったというふうに大変喜んでおります。そこで、ちょっと確認なんですけども、先ほど町屋川とか朝明川の水位の把握というところで、県の防災メールのところからの連絡と、もう一つ、当町で予算づけしてやりました防災カメラの設置がもう準備されたというようなことを言っておりました。そこで、確認なんですけども、先ほど、国道1号線のと23号線のところに設置をしたということなんですが、何台をどのような形で設置をされておるのかというのを、もう一度確認したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) 吉野防災担当監。 ○防災担当監(吉野 昭君) 栁川議員の再質問にお答えをさせていただきます。  防災カメラにつきましては、朝明川につきましては、1号線の橋下の右岸のほうから、高松側のほうから見れるような形で、橋下の部分を見れるように1台設置をしております。員弁川につきましても、こちらこちらのほうも右岸になります。亀須の23号線、こちらのほうの橋下、こちらの部分を見れるようにということで1台、こちらのほうで、それぞれの河川に1台ずつ設置をしております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) ありがとうございます。  1台ずつ2台。 ○議長(寺本清春君) 吉野防災担当監。 ○防災担当監(吉野 昭君) 済みません、もう1台追加で申しわけございません。もう1台は、町全体が見渡せるように、庁舎のほうにも1台という形で設置をさせてもらっております。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) ありがとうございます。  合計3台設置していると、朝明川と員弁川で1台ずつということなんですけども、そのカメラの情報は、どこで誰が見られていて、ディスプレーはどこに設置をされているのでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 吉野防災担当監。 ○防災担当監(吉野 昭君) そちらのほうの映像につきましては、役場のほうの3階総務課の後ろのほうで見れるようになっているのですが、あと、三重県の北西の県庁舎のほう、こちらのほうにも見れるようになっているのと、あと、警察、こちらのほうでも見れるような形で配信はしております。済みません、消防署のほうです。こちらのほうでも見れるように手はずしております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) ありがとうございます。  そのライブで、オンタイムで見れる形なんですよね。それとも、ライブじゃなくてパラパラパラっとコマ撮りみたいな形でしていく形なんでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 吉野防災担当監。 ○防災担当監(吉野 昭君) 再質問にお答えさせてもらいます。  画像の形は、ライブ配信の形で、もう直でそのままの画像が見れる形になっております。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) そういった情報って、大変重要だと思うんです。お手元のほうに、「防災みえ」三重県のほうから発信されているこれは、メールなんですけども、お手元にいってると思うんですけども、こういった情報も随時くることによって、自分自身の身を守るために大事やと思います。  私は、いつも大雨のときやゲリラ豪雨がきたりとか、台風とかいうときは、どういうふうに朝明川の水位を判断するかというと、議長に電話しまして、前の水どうですかと聞きながら、いつも判断している次第です。その前までは、自分で見にいっておったんですが、そうしたら、こんな雨の中見にいったら危ないやなかと、俺に電話したら見たるということで、それからは議長に電話して、水位を見てもらっているという現状です。  やっぱり、台風で、例えばゲリラ豪雨などがあって、堤防が切れるとか、それから、川が氾濫するとかいうふうなことで、死者が出るとかという犠牲者が出るということは、よく新聞等で見ますけども、そういった堤防が切れるとかいうふうな大きな事故がなくても、こういったゲリラ豪雨とか台風のときには、犠牲者が出ることがあります。  それは何かというと、情報がわからないもんですから、自分で情報を取りにいく。それはどういうことかというと、先ほど議長に電話すると言いましたけども、その前は、自分で朝明川の堤防に上って、朝明川を見にいったりとか、近所の揚水所の水の高さを見にいったりとかしていたわけです。情報が入ってこない。テレビでもやらないし、どこからも入ってこないもんですから、自分で目で確かめようと思って見に行ったんです。今は、幸い電話一本で済むんでいいんですけども。  こういった自分の目で確かめにいくというふうなことから、溝に落ちたりとか、それから、田んぼの水を見にいって、水がふえていて、道と川との境い目がわからないもんですから、深くない道を踏んだら、たまたまその水路に落ちてしまって流されて犠牲になったというふうなことが、こういったゲリラ豪雨とか台風があるときは、必ずと言っていいほど、新聞紙上に出ております。  こういった情報を一般の方に知らせていただくということが、私は一つの堤防が切れる大きな災害になることを防ぐじゃないですけども、そういった小さなことも安心・安全のために進めていくというふうなことも大事じゃないかというふうに思っています。  そういった意味では、この防災カメラの映像を、例えば、CCNetのほうで流すというふうなことはお考えではないでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 吉野防災担当監。 ○防災担当監(吉野 昭君) 栁川議員の再質問にお答えをさせていただきます。  以前におきましては、確かに映像を公開することに不安感をあおる恐れがあることから、公開をしていないということが多くございました。  しかしながら、最近では、議員が申されるように、個々の方が、自己判断により避難する判断材料の一つとしまして、そういったものをホームページ等で河川等の映像や画像として、情報提供もなされてきているというのも現状ではございます。  そういったことから、情報公開につきましては、今の映像につきまして、いろいろシステム構築の検討とか、配信するには、河川管理者の状況ありまして、県との協議、そういったことも必要となってございますので、このようなことを踏まえながら、今後、検討は進めさせていただきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) ありがとうございます。  お手元のほうに、添付資料として、5枚ほどの資料を提出させていただきました。これは、22日に、私の携帯のほうに入った防災みえ.jpからのメールです。メールをプリントアウトしてきたものです。ちょっと見にくいので説明をしますけども、差出人は、防災みえ.JPと、件名があって、日付が10月23日午前7時11分となってます。その下に、2017年10月22日21時40分、員弁川安永観測所で、避難氾濫推移に達しましたとありますけども、上の日付の23日の午前7時11分、私はこの情報をダウンロードした日時です。下の2017年10月22日21時40分に水位があったというふうなことですので、ちょっと事前に説明をさせてもらいます。そういったことですので、全部23日と22日と日にちが違うやないかと思われますけども、ダウンロードした時間と現実の時間との違いということで、御理解を願います。  1-1と1-2は、員弁川の安永観測所での情報なんです。22日の21時40分に観測水位が4.67メートルになって、避難判断水位に達しましたよ。22日の23時40分には、員弁川の安永観測所で氾濫危険水位に達しました。これで見ると、氾濫危険水位というのは、5.52メートルで、観測水位が5.58メートル、あれ、超えてるやないかと、僕は大変驚いたんです。これは、基準水位の判断注意水位とか、避難判断水位、あるいは氾濫危険水位というのはどういうことかというと、氾濫水位というのは、水防団の方々が出動して水防活動を行う目安となる水位。避難判断水位というのは、市町における避難準備情報の発表判断の目安となる水位。氾濫危険水位というのは、市町における避難勧告などの発令判断の目安となる水位ということでございます。  これを見ると、その次の2-1とか2-2、2-3のほうは、もう氾濫水位等いってるんですけども、こういった情報がきますと、超えているのにいいのかなと、なおかつ個別受信機のほうからは、避難したほうがいいんじゃないかというふうな案内もなかったもんですから、私は娘が帰宅せずに、娘家族いるもんですから、電話して、2階で寝たほうがええぞということを言うたわけなんですけども、こういったことは、これは、町からきたわけじゃなくて、県のほうからきた情報なんですけども、こういった情報を見ると、あれ、もう堤防切れるんじゃないかというふうなちょっと危険を感じてしまいます。それは、前のときに、個別受信機が何もなかった。先ほどの町長さんの説明を聞くと、こういう情報はきてるんだけども、現場に行ってる消防団の方とかの目で見た状況とか、巡回の情報を見ると、まだ大丈夫だということで、連絡はしなかったということなんですけども、それは、対策本部の中の判断であって、我々はそれは知らないわけです。で、みえにこういう情報がきたら、避難せなあかんのじゃないかというふうなことを思ってしまう。その辺の、だから、見にいかないけないとかいうふうなことを思ってしまうわけです。そういった災害本部と一般の我々町民との間の情報をもうちょっと個別受信機というのとか、ホームページとかにも使ったりしようというような検討するいうふうな回答があったんですけども、それは、個別受信機も使ってやっていこうというふうなことはお考えでしょうか。その情報の乖離を防ぐ意味で。 ○議長(寺本清春君) 吉野防災担当監。 ○防災担当監(吉野 昭君) 栁川議員の御質問にお答えさせていただきます。  議員が申されるのには、私のこちらのほうの取り方としては、その避難勧告を発令する前でも災害対策本部の考えを住民様に周知するために、こういったことを考えてますよというのを、個別受信機なり防災行政無線で周知をもっとしていったらどうかという形で捉まえたのですけども、そういったことになりますと、余りにも情報が錯乱し過ぎて、住民様自体もどういったことをしたらいいのかという形で、事前にあおってしまうこともあると思います。  そういったことで、避難勧告、いわば逃げてくださいねという準備を出すという、決めたときに出すことによって、住民さんとしては、じゃあこの時点である程度逃げたらいいのだなという町としての判断を理解してもらえると思います。  そういった中で、あと事前に、自己判断のもとで判断をするために、こういった三重県の河川管理者が出しているこういった河川を見ながら、事前に私ら逃げたいわと思われる方は、こういった情報をとってもらいながらしてもらって、ある程度行政の町が出していきますと、もうそれが全てが、どちらかというと情報ではなくて、指示みたいな形にも取られる方も中には出てきますもので、そういったことは注意しながら、やっぱり情報は出すべきものとは考えております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) ありがとうございます。  そうですね。やっぱり余り情報が出過ぎると、分刻みで出てしまうと、そういった早とちりする方とか、僕みたいに短気なやつはそれこそ走っていくとか、無駄なことをして、ただ情報の出し方というのは、大変研究をしてもらったほうがいいのかとは思いますけども、でも、こういうふうに判断水位を超えているというような情報は、当然、対策本部のほうにも入っていると思いますので、同じ情報が私とこにきているわけです。  ですから、それがきてるというのは、僕にとったらもうそれは、氾濫水位を超えるというのは、これは危ないと思ってしまうわけですから、そういうような判断をまだ大丈夫だよというような情報を個別受信機でするとか、例えば、前聞いたら、氾濫水位に達していても、そのまだ上にのり面があって、大丈夫だから大丈夫だという判断という話は、前に聞いたことあるんですけども、そういったこともカメラを映して、ここまできてこういうふうになっているという場合があるからまだいいんですよみたいなことをやっていくというふうな、情報の発信の仕方をもう少し検討してほしいと思います。  それと、この添付資料の3なんですけども、これは、四日市の安全安心防災メールというのが、送られてるんですが、CTYのほうは、何カ所ぐらいでしょう、僕情報わからないんですが、あちこち道路も含めて、河川も含めて、情報が逐次流れているんです。24時間。というふうなことがあるもんですから、そういったところから、これは情報なんですけども、四日市市ですと、台風21号により鈴鹿川の水位が上昇して、今後氾濫が始まる恐れがありますと、23時40分に鈴鹿川沿いの内堀町、貝塚町、河田町云々とあって、避難所もセンターと小学校を避難所として開設するので、早く避難してくださいという、結果的には何もなかったんですけども、こういった情報をやっぱり本部のほうから流していただくというのは、さっき言いましたように、自分で見にいって事故に遭わないためにも、これは大変なことになると思いますので、今後は、こういった情報について、メールとか何なり、今子どもたちの、子ども会のほうですか、育成会の方かわからないんですが、不審者が出ましたよというような情報が、そういった方々にはいっているように聞いてますけども、こういう防災のメールなどの発信も、どこかホームページのほうに言われましたら、匿名の発信なんかもこれからどんどん高まっていってほしいと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 吉野防災担当監。 ○防災担当監(吉野 昭君) 栁川議員の御質問にお答えをさせていただきます。  議員が申されますように、情報発信につきましては、多様な媒体での情報発信というのは、やっぱり重要ではあるものと考えております。そういったことから、こういった最近の若い人は、メールとかこういったものをやっぱり活用しておりますもので、こんなものを含めながら、情報媒体については検討をしてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) ありがとうございました。  私も、そういうような情報の発信、あるいは危険なことをなくすような情報の発信は、ぜひともしていきたいというふうに考えております。というとことで、この台風21号については、質問を終わります。  次に、大きな2つ目の耕す耕務員について、質問させていただきます。  1年半ぐらいたって、やっぱり職員の方に夢とか意欲とか、それから政策立案能力をつけていただくために、十分その夢を広く持って、役場に入ってきていただいているわけなんですが、たまに研修とかいうことを推進しておるというような御回答やと思いますけども、その研修なんかは、どのような形で何回ぐらい皆さんされているのでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 伊藤総務課長。 ○総務課長(伊藤 仁君) それでは、栁川議員の御質問のほうにお答えをいたします。  職員を育成するためには、やはり研修というものは重要になってまいります。  そこで、研修というのは何回ぐらい行かれているかというふうなことも踏まえて、お答えをさせていただきたいと思います。  町では、まず職階に応じた研修、そして専門分野で必要とされる専門研修、そして、より自分の考え方や視野を広げるための全国の市町村の職員が集って研修を受ける市町村アカデミー研修などがあります。  その中で、少し人数的なことを申し上げますと、まず、職階研修でございますけども、平成27年度が37名、それが平成28年度では41名ということでふえております。そして、専門研修につきましては、法制執務研修等もあるんですが、平成27年度が14人、平成28年度が南のまちのほうで開かれたので、その分少なくなって5名ではございますが、平成29年度につきましては、職員を育成するというふうなことから、当庁で開いていただきましたので、トータルで25名の職員が受講をしております。  そういった状況でございまして、この町長が思っている耕す耕務員を育成するために、研修機会をふやし、研修に受講している職員も今ふえている状況でございます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) ありがとうございます。  研修もどんどん入れていただいて、やっぱり研修に行くというのが、僕は大津の市町村、そこで施設があって、そこで年に何べんかやってもらうんですが、やっぱりそこへ行って、先生の情報を得るためではなくて、来ている仲間との情報を交わすのも、大変これは勉強になっておりますので、研修のほうは、どんどん奨励していただいて、出ていただきたいというふうに思っております。  2つ目のこういう事例は、ほかの市町にはないんだろうかというようなことで、質問させてもらったんです。同じものはないというような御回答だったと思います。  実は、議員研修、ことしやっていただきまして、10月25日から行ったわけなんですけども、そのときに、副町長さんも来ていただいて、ありがとうございました。一緒に勉強させてもらって、大変よかったと思います。  その中で、耕す耕務員というふうな名前じゃないんですけども、事例というか、これはおもしろいなという事例があったので、ちょっと御紹介をさせてもらいます。  東彼杵町です。長崎の。難しい字なんですけど、平仮名振っておきましたけど、東彼杵町のほうは、この行政区が34区あるようです。これは、行政区34あって、その34区で会議や視察に行った内容というのは、空き家対策で視察行きまして、いろいろ空き家についての対策、それから、空き家をつくられたらどうするというようなことを非常に熱心に御説明を受けまして、大変勉強になりました。これについては、改めて質問等させていただくかもわかりませんけども、この説明の中で、一つ耕す耕務員に当たるんじゃないかと、私が大変勉強になったことがあります。  それは何かというと、この行政区は34区、うちらは10区なんですけども、34区ありまして、そのそれぞれの区で、会議とか集まりがあるときは、町の職員さんを、その人口によって、2名なり3名なり派遣されるということらしいです。会議ごとに。  その会議で出た内容は、もちろん町長さんなり担当の会長さんなりに報告をされるわけなんですが、その中で出た内容について、必要あればその書類作成なんかは、出席された職員さんが作成して、もうそのまま区長さんなりの了解を得て、印鑑もらって、担当区のほうに回して、問題解決する。迅速にあがるというようなことをされているそうです。この人材育成でされて、耕す耕務員、町長さんがいつも言われる町民さんの中に入って、問題を、課題を見つけて、いろいろな職員さんをつくりたいんやと言っている一つの例やと思うんですけども、こういった事例について、どういうふうに思われますでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 木村副町長。
    ○副町長(木村光宏君) 栁川議員の再質問にお答えさせていただきます。  私今回、議員の皆様の研修に同行させていただきまして、長崎県の東彼杵町のほうへ伺いました。それぞれの市町におきまして、地域特有のさまざまな課題がございまして、その課題に向けて、あらゆる角度から眺めて、そして、多種多様な手法を持って努力されてるんだなと、私も改めて認識をいたしたところでございます。  この東彼杵町さんでございますが、先ほど議員もおっしゃられましたように、行政面積74.29キロ平方メートルございます。相当広く、そういったことから、行政区、いわゆる自治会も34あると伺っております。  そして、この役場から遠い地域は、車で30分ほどかかったというようなことも聞いており、当町と比較することができない状況と私は思っております。  当町は、コンパクトな町でございまして、役場との距離も比較的短く、自治会から依頼された課題が、寄せられた場合、その都度担当職員が出向き、協議や相談を行っております。それぞれの地域において、その地域性に即した体制や取り組み方でよいのではないかと考えております。  現段階におきましては、そういったことで、先ほどおっしゃっていただいたようなことは、実はちょっと考えてございませんので、御理解いただきたいと思います。  そして、私もちょっとその後、ちょっと興味がございましたので、東彼杵町のほうにも、この体制のことで、ちょっと実は伺わさせてもらったんですが、基本的には、地区の会合が開かれるたびに職員が出向くのではなくて、地区から要請があった場合に、職員が参加していただくというふうに聞いております。そういった面では、逆に、今、私どもがやっている形と変わってないのかなと思っております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) ありがとうございました。  そういうのも一つ、方法だと思いますので、耕す耕務員の方法として考えいただければというふうに思います。  ほかに、こういう部分があればというふうなことで、思っております。  それは、先ほど言われた耕す耕務員さんの夢があって、意欲があって、政策立案能力を完成された自伝かもわかりませんけども、こういったのも一つの耕す耕務員の一例じゃないかと思うようなところがあります。  それは、30年ぐらい前かな、もっと前かもしれませんけども、本を読みました。そこに載っていたのは、福岡県の柳川市の職員さんの話です。どんな話かというと、当時、もう40年以上前かな、会ったのは。道路狭いですね。道路拡幅の工事をしようということで、今川下りを行っておる川を埋め立てて、そこをそれを道路にしようというようなことが決められたそうです。これは、提案があって、議会のほうでも議決されたというふうな議案であったみたいです。ところが、その職員さんは、柳川市にとったら、これは観光資源だと、八女茶とかいろいろありますけども、観光の資源としては、これは一番大事であるというふうなことで、夢と意欲を持たれまして、議会で可決されたものを奔走して、それをひっくり返すいうか、元に戻して、今では、柳川市の大きな観光資源の一つとして、年間何万人の方々が、行っているというふうな状況になっていると、事実であります。  こういったことも、こういった職員さんを育てられるということが、町長が言われた夢と意欲と政策立案能力を持たすことだと思います。その人材育成から、一歩踏み出した形での新しい職員さんの姿をぜひ見たい。  また、これは違う例なんですが、毎週日曜日の午前7時半からCBCテレビで、がっちりマンデーというのをやっているんです。皆さん見られたことあるでしょうか。  これのことしの11月19日に放送された中で、地元のピンチを救え、お役所ヒーローという題名で放送されたんですが、これは、箱根町のほうで、今、四日市のほうでも商工会青年部の方が中心になって、映画のロケの場所を提供しようということで、動き回ってるんですけども、そういったロケ現場を町の職員さんが仕切ってやっていくというようなことをやっているみたいです。  それから、もう一つ、これは、飛騨のほうやったから、どこかの職員さんは、間伐とかそういう材木をうまく利用して、安く家を建てる、そのためにほかの市町からどんどん自分の町に移住してくださいというようなことを発信している職員さんがいるというふうな内容だったと思います。  そういったそのもう一歩進んだ形の職員さんが、どんどん川越町からも出てきていただきたいというように、私は大変期待しております。研修に行って云々というのもありますでしょうけども、余り一つの形にとらわれず、いつもニュートラルな形で、ニュートラルな姿勢で、これからも耕す耕務員という方々を育成するためにどんどん積極的にお願いしたいと思っているんですが、これからどういうようにされていこうかなと思ってみえるか、町長さん何か御意見ありましたら。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 人材育成につきましては、まず研修、自己の能力を高めること、そして、先ほども申しましたように、地元へ出て説得能力、そういうのをきちんとつけていただいて、それから、職員の夢を行政、川越町に反映すると、私はそういうことで、町職員に期待をするところでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(寺本清春君) 栁川平和君。 ○6番(栁川平和君) ありがとうございます。  これで終わりますけども、ちょっと聞き及んだところによりますと、職員さんの中には、個人的に私塾というか、勉強会というのを開いてみえて、一生懸命自分の仲間、仲間だけじゃなくて、勉強会を開いて、一生懸命町のことを考えていこうというふうにされている職員さんも見えるじゃない、聞いておりますので、ぜひともそういう職員さんもどんどん育てていただいて、見守ってもらって、ますます川越町をよくしていきたいと、あるいはいただきたいというように思ってますので、よろしくお願いしたいと思います。  これで、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(寺本清春君) これにて、栁川平和君の質問を終わります。  暫時休憩をいたします。開始時間は午前10時20分とします。              午前10時06分 休憩              午前10時19分 再開 ○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、9番議員、早川正幸君の質問を許します。  早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) 9番議員の早川正幸でございます。  大きくは2つ質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず1点目でございます。ふれあいバスのことでございますけれども、「ふれあいバスの運行見直しと新規バスの導入を」でございます。  ふれあいバスの運行が始まってから、10年を経過し、いろいろ問題もあろうかと思います。ただ、町民の足として、広くふれあいバスが認知され、多くの方が利用されていると思われます。  そこで、第1点目でございますけども、南、北コース別の年間利用者数とバスの運行の年間維持管理費の推移をお聞きしたいと思います。  2点目でございます。バス利用者の年齢層や乗車目的が、南、北コースで違いがあるんじゃないかなと思われますので、それぞれ違いがあるようでしたら、その辺の状況をお教えください。  3点目です。現在、南コースに朝明川右岸の上吉地区に行くバス路線がありません。特に、右岸の上吉公民館の乗車ができないかという声も私には届いてますので、今回、上吉公民館及び霞4号幹線が、来年3月に完成し、4月からその運用が始まるということのようですので、霞4号線の開通に合わせて、便宜を図るために、バス路線を見直しして、新規にバス停の設置などできないかということについて、お伺いしたいと思います。  4点目です。ふれあいバスの車両の更新時期だと思われますが、今、電気自動車、ハイブリッド、水素を使った乗用車とか、いろいろ日本の技術革新が進んでいる中で、維持費のかからない、管理コストのかからない新車両の導入と、運行見直しが必要と思われますが、いかがでございましょうか。  5点目でございます。国の方で、特に国交省、国土交通省では、車両の自動運転の実現に向けて、自動運転実証実験がスタートをしております。当町のふれあいバスが、実証実験はいろいろケースがあるんでございますけれども、特に道の駅があるところを起点にして、中山間地域へバスを運行するとか、そういう実証実験が今進んでおるようでございますけども、国交省のもう一つの観点からは、ニュータウンと言いますか、市街化が建設されるような町、特に川越町もそれに該当するんじゃないかなと思うんでございますけども、多様な自動運転サービスのモデルになり得る可能性のあるとこに実証実験のこれから輪を広めるということであるようですので、これに乗っかって申請できないかということでございます。  川越町は、皆さん御存じのように、人口が今漸増し、一時は急激にふえたんでございますけども、朝日町に次ぐ人口密度が高い自治体でございますね。町の位置づけになってます。ひょっとしたら、川越町が1位になってくるかもわかりません。朝日がとまりましたからね。  そんな人口密度が高い町であり、なおかつ交通事故の件数、これは県下ワーストワンなんです。1,000人に1人、1,000人当たりの人身事故のケースが多いとそういう負の遺産を抱えておるわけですけども、こういうとこの事故防止、交通緩和をするにも、新しい交通体系を構築する必要があると思われますので、町長の所見をお伺いしたいと思います。  2点目でございます。子どもの医療費のことなんですけど、今、「子ども医療費窓口無料化と診療所の医療事務の効率化の検討を」と、問うたわけでございますけども、今は、子ども無料化については、市町によって、検討がされておりますので、その状況も踏まえて、早期に無料化をいただいて、窓口のとこでお金を払わずに済むような状況をつくっていただけたらなと思いますので、この2点を質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) それでは、早川議員の質問にお答えをいたします。  「ふれあいバスの運行見直しと新規バスの導入を」の1点目の「南、北コース別の年間利用者とバス運行の年間維持管理費の推移は」について、お答えをいたします。  直近3年間の年間利用者数は、南コースでは平成26年度が1万133人、平成27年度が1万1,013人、平成28年度が1万1,386人、北コースでは、平成26年度が1万2,902人、平成27年度が1万2,463人、平成28年度が1万3,618人でございました。  年間の維持管理費といたしましては、故障に対する修繕費がございます。南コースでは、平成26年度、平成27年度は修理がありませんでしたが、平成28年度ではタイミングベルトやブレーキの修理を行い、196千74円でございました。北コースでは、平成26年度は修理はありませんでした。平成27年度はダイナモの修理を行い、113千292円でございました。平成28年度は修理はございませんでした。  次に2点目の「バス利用者の年齢層や乗車目的が、南、北コースで違いがあると思われるがいかがか」について、お答えをいたします。  ふれあいバス利用者の年齢層につきましては、統計的な資料がございませんが、担当者などが利用したときの様子や運転手の感想からいたしますと、高齢者の方が多いように思われますが、小さなお子さんを連れたお母さんや高校生、大学生と思われる若い人の姿も見受けられるようでございます。  また、乗車目的につきましても、調査などを実施したことがないため資料はございませんが、乗降者数が多い停留所から申し上げますと、南コース、北コースとも駅の利用や役場、総合センターなど公共施設の利用が多くなっております。  続いて3点目の「南コースに朝明川右岸の上吉地区に行くバス路線がない。上吉公民館及び霞4号幹線の開通に合わせ便宜を図るためバス路線を見直し、新規にバス停の設置ができないか」について、お答えをいたします。  上吉地区の朝明川右岸側には、現在、ふれあいバスの停留所は設けておりませんが、霞4号幹線の開通とともに、高松海岸への駐車場整備や地区内の道路整備が進められておりますので、地区の要望や道路幅の状況、またコース全体の時間配分などを考慮しながら検討をしてまいりたいと考えております。  続いて4点目の「ふれあいバスの車両の更新時期だと思われるが、維持管理コストのかからない新車両の導入と運行の見直しが必要と思われるがいかがか」について、お答えをいたします。  ふれあいバスの南コースで使用している「いきいき号」は、平成13年の登録で約46万キロメートルの走行距離でございます。一方、北コースで使用している「ゆたか号」は、平成20年登録でおよそ37万キロメートルの走行距離となっております。  北コースの「ゆたか号」は、使用年数が9年ということもあり、細かな修理をしながら使い続けることができる状態であると考えております。また、南コースの「いきいき号」は、使用年数が16年と長くなっており、修理に当たっては、既に供給されない部品が出てきておりますので、車両の更新について、現在、検討をしているところでございます。  運行の見直しにつきましては、先ほども申し上げましたとおり、利用者が年々増加をしており、町民の皆様に運行経路や時間が浸透してきているものと思われますので、大きな見直しは行わず、地区からのお要望や利用者の利便性などに対して、運行コース全体のバランスを見ながら検討を重ねてまいります。  続いて5点目の「国土交通省では、車両の自動運転の実現に向け自動運転実証実験がスタートをしており、当町のふれあいバスがニュータウンにおける多様な自動運転サービスのモデル町となり得る可能性もあり、実証実験を申請できないか」について、お答えをいたします。  国土交通省の自動運転戦略本部では、車両の自動運転の実現に向けて環境整備や技術開発に関する検討、実現に向けた実証実験などが行われておろます。ニュータウンにおける多様な自動運転サービスは、その一環として実証実験に向けた検討がなされているところであります。この実証実験は、ニュータウン、つまりある程度大きな規模の団地での実施がイメージをされておりますので、当町の道路状況では当てはまらないものと思われますので、御理解をお願いをしたいと思います。  次に、大きな御質問の2つ目であります「子ども医療費窓口無料化と診療所の医療事務の効率化の検討を」について、答えをいたします。  三重県では、福祉医療費は医療機関の窓口で一旦自己負担を支払い、後日市町から助成される償還払い方式で実施をされておりましたが、鈴鹿市が本年4月から子どもの医療費に限り窓口無料化を実施をしております。この動きに合わせるように、四日市市を初め幾つかの市町が、来年度中に子ども医療費の窓口無料化を実施するため、準備を進めているようであります。  当町といたしましても、子育て支援と貧困対策の観点から、来年4月から、未就学児を対象として子ども医療費の窓口無料化を実施したいと考えております。本議会におきまして電算システム改修のための委託料などの補正予算を計上させていただいておりますので、どうかよろしく御審議をいただきますようお願いをいたします。  また、子ども医療費窓口無料化は、診療所の受付事務においても、金銭のやりとりや、領収書の発行などが省略できることで受付事務の効率化が図れると思いますので、御理解のほどよろしくお願いをいたしまして、答弁といたします。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) ありがとうございました。  再質問をさせていただきます。  まず、ふれあいバスのところで、第1点目のとこなんですけども、先ほども、故障が出てきているんで、その修理をということでございますが、この修理費、維持費の中に、車検代とか燃料費とか、そういう費用は入っておりますでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) 現在、この福祉バスの運行につきましては、事業者に委託をしております。その委託費の中に車検代、また燃料費など、ランニングコスト等経費は含まれておりますので、こちらのほうでそれぞれの金額については、把握をしておりませんので、御理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) ありがとうございます。  私は、よくからで車が運行しているんで、もったいないなと、燃料費をたいてということを思ってたわけですけども、実際は業者のほうに負担いただいておるということが今わかりましたので、これをどうするかというのはあるんですけども、それで、よろしいですか。 ○議長(寺本清春君) はいどうぞ。 ○9番(早川正幸君) 南コースのいきいき号は16年経過しているというお話で、先ほどの御答弁で、4項のとこですね。16年たって更新するという御回答をいただいたんですけども、北のバスも、ゆたか号も結構故障が出てるような話を聞くんですよ。先日、私もちょっと乗らさせてもらって、この冬場になると、北コース、ドアが開かないとか、そういう不都合が出るようなケースが出てるということをバスの運転手の方から聞きまして、これはもう間もなく10年になるんですけども、南北両方のバスをかえられる計画がないのかどうか、その南コースの16年たったいきいき号は、いつ更新されますか。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) まず北コースの車両のドアのことでございますが、冬期に開かなくなったことがあるということでございます。これまで北コースの主要のドアが開かなくなったというようなことで、修理を行ったことはございませんが、一時的に動きにくくなったことはございます。そのときは、機械の微調整ですぐに復旧はいたしました。その後、ドアの不具合につきまして、報告はなく、特に問題はないものと考えております。  また、車両の入れかえにつきましては、現在検討中でございますので、できるだけ早期に入れかえ、更新をしていきたいというふうなことで考えております。北コースにつきましては、まだまだ、先ほど町長のほうの答弁からもございましたが、9年ということもございますので、細かな修理を行いながらできるだけ使っていきたいというふうなことで考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) 9年、間もなく10年ですよね。普通、車両について、車検もやってきちっと点検していれば10年、20年持つんですけども、こういう公共機関の乗り物は、先ほども私話ししましたように、故障して、それで代替バスを町のマクロバスで、急遽乗客を乗っけるんであれば、応援に駆けつける。そんな話も聞いてますけども、予算との絡みがありますので、2台一気には難しいんかもわかりませんけども、私は2台一気に更新したほうが、費用的にもいいんじゃないかなと思われますけども、ただ、先ほどちょっと触れましたように、新しい業者、バスが、今開発されていますんで、それをにらみつつというのがいいんかもわかりません。  再度確認します。その16年、南コースのいきいきバスは、いつ更新される予定なんですか。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 更新時期につきましては、予算の関係もございますし、使える状態を見ながら、判断をしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) はい、わかりました。  再質問させていただきます。  先ほど、上吉地区のコースを検討をいただくということで、高松海岸の完成に合わせてということでございますが、私の思いを少し述べさせていただきたいと思います。  高松海岸が完成しますと、恐らく私の予想なんですけど、皆さんもそう思ってみえると思うんだけども、あそこが高松海岸の干潟を利用して、潮干狩りとか、野鳥見学に来るとか、観察に来るとか、そういう方が4月以降出るんじゃないかなと。特に、陽気のいい4月から5月にかけては、どっと人が、今やったら潮干狩りで、町長もお住まいなんで、上吉のことはよく御存じなんでしょうけども、堤防に乗用車が、マイカーが縦列して、なかなか地元の方に迷惑をかけて困るじゃないかと、生活圏を奪われる、ちょっと大げさなんですけど、そんな話も聞いてはいます。  その高松海岸に向けて、これはいつからというのはすぐに御回答は難しいかもわかりませんけども、早い時期に、上吉の右岸の公民館の前の停留所とか、高松海岸の停留所とか、バスが運行するような状況を想定されておると思うんですけども、そうしますと、また南コースのバス路線が長くなって、所要時間がかかるわけですよね。その辺はどういうふうに捉まえてみえますか。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) 現在、北コース、南コースとも、コースについては、大体およそ1時間ほどで周回をしております。今回、南コースの見直しを検討していくとなりますと、そのコース、時間については伸ばすのか、またそれに合わせるのか、1時間に合わせるのかという検討をしていく必要があります。もし短くするとなると、停留所の廃止というようなことまで出てきますので、そのことにつきましては、よく地区とも相談をする必要もございますし、それから、利用者の方の利便性、そういったこともよく勘案をしていく必要がありますので、今現在のところ、どういった手法でというところは、申し上げにくいところがありますが、全体的に勘案しながら、利用者の利便性、そういうようなことが向上できるように、考えていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) 停留所の廃止となりますと、また今まで来てたのに何だということも出てくるかもわかりませんけども、早い時期に、来年の4月、1年様子をしっかり検証いただきまして、どうしたらいいかということかと思います。  5項めでちょっと触れさせていただいたんですけども、ちょっと木村副町長にお聞きしたいなと思って、ちょっと再質問の原稿にも追加して。  先ほど、私触れたのは、自動運転のバスの実証実験は、国交省が中心に今進められてはいますけども、内閣府でもやってるんですよね。この内閣府の自動運転バス実証実験は、両方ともそうなんですが、GPS、衛星システムから電波を拾って、そのバスにそれを受信する装置を乗せて自動運転するということなんですけども、内閣府のほうは、沖縄はスタートしてるんですよ。自動運転の実証実験はね。  沖縄に次いで、順次、全国に広げていくということのようでして、東京オリンピックに間に合わせるような形で、今この自動運転を、これはマイカーも含めて、国がせよと、国が躍起になって、技術開発し、多分メーカーとタイアップして取り組んでおるわけですけども、先ほどの運行見直しと絡むんですけども、私は別に、手を挙げてもらって、その実証実験の公募に対して、ほか四日市との連動、広域で私は取り組む必要があるんかなと思うんですけども、川越富洲原駅から高松海岸に向けて、それとなおかつ中電のテラ、その辺を東西で結ぶような実証実験の検討をいただいて、公募いただけへんかなということなんですけども、それは四日市市も絡むと、ポートピア回ったらどうやとか、今、観光を四日市市はすごく力を入れて、1月から観光船も入れ込んで、いかに金を落としてもらうか、外国の方に、そんなこともございまして、その観光にもスポットを当てた形でずっと東西に回すような、別個のバス路線が、国や県に働きかけていただいて、できんかなと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 木村副町長。 ○副町長(木村光宏君) 早川議員の再質問にお答えさせていただきます。
     先ほど、自動運転のお話はいただいたんでございますが、確かに自動運転、こういったものが確立されることになれば、高齢者の事故、こういったものにも十分対応して、大変有効的なものになるのではないかと私は思っております。  そういった中で、今、先の内閣府のお話をいただいたわけでございますが、国土交通省のほうも、メニューといたしまして、今自動運転に向けまして、大きく4つの点で、実証実験を行っております。  1つ目が、ラストマイル自動運転による移動サービス、2つ目が、中山間地域における道の駅などを拠点とした自動運転サービス、3つ目が、ニュータウンにおける多様な自動運転サービス、そして4つ目が、ガイドウエイバスを活用した基幹バスにおける自動運転サービスとなっております。  今申しました、1つ目のラストマイル地域でございますが、この地域は、都心部から遠く離れていたり、また、四方を。 ○9番(早川正幸君) その説明は結構です。 ○副町長(木村光宏君) どうも済みません、地域性のことを御説明、まずさせていただかないと、川越町のことも見えませんので、御理解いただきたいと思います。  ラストマイルでございますが、四方、都心部から遠く離れていたりとか、そういうのが四方八方、海や山で囲まれている地域、こういったとこ、地形的に孤立性していく地域を指しております。  3つ目のニュータウンでございますが、議員さんも御存じのとおりと思いますが、高度成長期に開発されて、都市部に先駆けて、現在高齢化が進んでおる地域でございます。自家用車を自分で運転できない、そういった人がふえており、また、比較的こういった地域は、郊外の丘陵地につくられたというところもございまして、起伏の多いところもあり、徒歩による移動が困難というような課題を抱えている地域でございます。  今申しましたように、当町は、こういった地域的条件とは異なっておりまして、平たんな地域でございます。それと、実証実験を行うに当たりましては、一つの条件といたしまして、それを走らせるための、いわゆるエリア、道路幅員、こういったものが、やはり重要ではないかと思われます。当町は、狭小な通りがございまして、当然、それ専用のレーンをなかなか確保することも現実的に難しい、こういった状況でございます。  そういった中で、その上、地域におけます通過交通も非常に多いという状況がございますので、そういったことを並走して走らせるとなると、現実的に、人の生活、安全確保といった面でもいささか問題あるかと思いますので、現段階においては、難しいのではないかと考えております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) ありがとうございます。  先ほど木村副町長言われました、新しく都市が形成されて、それが高齢化により高齢者が多くなる。そういう都市を想定しているという実証実験ね、そういうお話なんですけども、私は、まだ詳しくは調べてないんですけども、人と車、混在しているニュータウン、だから、朝日町なんかはまさしく新しく梅ケ丘でしたか、できた町でありますし、状況によっては、朝日町と連動で一緒に、この実証実験を挙げるというのも一つの手かなと思ったわけでございます。  先ほど言われました専用バス路線というとこなんですけども、私は、先日、奥永源寺の渓流の里、道の駅にあるんですけども、そこで、このバスを運行しているのは知ったんですけどね。この奥永源寺というと、皆さん御存じのように、永源寺へ抜ける道なんですけども、もううねった道なんですよ。専用で要らないんですよ。専用で走らせるとなると、すとんとした真っすぐの道を想定されていると思うんですけども、ああいう山道をこの自動運転のバス実験を検証しているんです。GPSがかからんとこがあるもんだから、それは道路に線を埋め込んで、それで誘導する。川越なんかは、そんなGPSでキャッチできれば、自動運転は、速度はそんな速くないと思います。30キロぐらいと聞いてますけども、遅い速度で自動運転はできるんじゃないかなと、技術的にはね。そんなことを私自身は感じたところでございます。  再質問のもう1点の観点は、第6次総合計画にこんなことが書いて、うたってもらってます。自然環境の保全とレクリエーションに対応できるうるおいのある自然環境の創出を促進します。これは、高松海岸のことなんです。  ということは、高松海岸をどういうふうに使うかというのが、この総合計画の中に織り込まれて、皆さんのうるおいとか憩いを求めていく場所であるという位置づけをされて、そういう新しい事業を創出しようとうたってもらってるんじゃないんですか。  これも提案になるんですけども、私、よくバスがからで走っているという言い方したんですけども、乗ってないバスがぐるぐる回ってる時間帯がありますよね。これは、運転手の方なり、皆さん調べてもらえば、実態調査ができてませんので、わかるかもわかりませんけども、朝のバス利用の方と、それから、あいておる時間帯が10時か3時ごろまで、比較的あいている時間帯じゃないかなと思うんです。バス停の間引きというのが、お話があったんですけども、乗降客がどこで何人ぐらい乗ってるんだ、定期的にどうなんだというのを調べていただければ、その辺わかるんですけども、そういうのを間引き運転して、特にお年寄りの話が出たんで、老人会が今元気で、老人会の集まりとかを行事とか、サロンとか、そういう活動があるじゃないですか。いきいきセンターまで行くのに、みんな家族の方が乗せていったり、友達と乗り合ったり、そういう苦労をされて行ってるんですけども、そういう行事に合わせて、そのあいた時間帯のバスを利用できないかなと、もうこの時間帯は、もうバス運行しないよということの前提があるんですけどね。  それからもう1点は、これは土日のイベントがあるじゃないですか。川越町でね。ふれあい祭り、運動会、その他、そういう大きなイベントに、レクリエーションに、どこの管内でもレクリエーションすることが、潮干狩りをやろうかとか、朝日商工会ですか、取り組んでみえることもあるんですけども、そういうときに、シャトルバス的な運行ができないかなと思うんですけども、この辺のことは、副町長どうですか。 ○議長(寺本清春君) 木村副町長。 ○副町長(木村光宏君) 早川議員の再質問にお答えさせていただきます。  まず、現在のバス運行の乗降客が少ない時間帯、これを減便したりして、行事や集会のときはできないのかということでございます。  それと、目的に応じた土日祝日のシャトルバスというお話だったと思うんですが、まず、乗降客が少ない時間帯においてのバスの減便についてでございますが、当町のふれあいバスの乗降客数は、時間帯だけでなくて、日によって、また天候や季節によっても、若干少ない場合もございます。確かに、一歩落ち的な面もあるかとは思いますが、その側面として、約1時間程度に一度、バスが巡回してくる。こういったことにより、さまざまな時間帯におきまして、交通手段を必要とする住民の皆様の多様なニーズ、こういったことにお答えすることができていると、私は考えております。そういうことでございますので、現行の運転に御理解をお願いしたいと思います。  そして、行事や集会に合わせてのバスの振りかえ運転ができないかでございますが、行事や集会などは、開催時間や交通手段の必要な時間が限られる場合の運行につきましては、やはりバスの台数も限られており、時間的に、町内を平等に回ることができないということもございますので、そのような運行はなかなか難しいのではないかと考えております。  家族や御近所さんで、乗り合っていただいて、行事に参加していただく。こういったことで、また新たなきずなが生まれるのではないかということを期待しておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) ありがとうございます。  今、三重県の交通会社にふれあいバスの運行を事業委託してますよね。約17,000千円。そういうことを委託してるから、なかなか、これ年間通じての契約ですから、すぐにはバスを運行を変えるとか、難しい話だと思うんです。ただ、彼ら委託会社のバスは、先ほども説明あったように、燃料費も車検費用も運行の費用で負担いただいているということからいきますと、有効活用すべきだと思うんです。今回、イベント、レクリエーションにバスができないかというのは、前からそういう話は出てまして、これは、平成23年2月に同僚議員が質問をされているんですけども、このときの回答が、運行台数、ダイヤの見直しをして、今後やっていくと回答が出とるんですね。これは、議会だよりの回答なんで、もう少しいろいろ話があったかもわかりませんけども、見直していくと言われているんですよ。もう6年、7年たとうとしてますね。だから、できないということは、ちょっと私はね、このときの状況を受けて、検討は全然されてないと見ておるんですけどもいかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) それでは、早川議員の再質問にお答えをさせていただきます。  先ほど、副町長からも答弁をさせていただいたとおり、行事、それから土曜日は運行はしておりますけども、日曜日なんかの大きなふれあい祭りであったりとか、運動会、そういったところでの運行につきましては、やはりバスの台数も限られておるというようなとこで、なかなか難しいというところは思います。  また、それぞれの行事に合わせた時間帯に動くということは、それぞれのダイヤを変更していくということになってきますので、それが、行事が毎日違うところで、違う場所で行われるというようなことになりますと、やはりダイヤの設定というところでは、非常に困難を来すと。それからまた、利用者の方にとっても、毎日変わるダイヤについては、非常に不便になるというようなこともございますので、やはりダイヤの固定は必要であると思われます。  また、行事に合わせた運行をその時間帯で固定したらどうかということも考えられますけども、それにいたしますと、やはりバスには、乗車定員というのがございます。今のマイクロバスですと、最大26人の定員がございますので、それを超える定員が乗ったときに、それに乗れない方が、またそのまま残されるというようなこともございますので、そういったことからもなかなかふれあいバスをそういった行事のために運行を続けていくというのは難しいということで考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) 担当課長としては、そういうお答えになると思うんですけども、町民の方が、特に老人会の皆さんとか、バスがきてくれるといいがなということなんですけども、乗り継ぎが非常に難しい部分がありまして、送ってもらったけど帰りはどうだと、また同じように友達や家族と相談して帰る段取りをせなきゃいかん。そんなこともありまして、今まで検討されてないというのがよくわかりました。ぜひそういうニーズもあるということを、全員はそのバスに乗るというわけではないんですから、お年寄りで不自由な方は、そのバスを回してもらえば乗れるということやから、だから、今、運動会にしても、ふれあい祭りにしても、駐車場の整理で、相手の方が苦労されているじゃないですか。いっぱい来ると。少しでも軽減するような状況をつくれないかなと、私も思っているとこなんですけども、そんなことも含めて、検討をいただきたいなという気持ちで、今提案をしたんですけども。  で、再質問をさせていただきます。  これも、町長の汗をかこう、勉強しようということにつながるんですけども、このバスの運行で、御存じのように、玉城町、デマンド方式でいいバスの運行をしているんですね。これは、東大の都市交通の研究チームがありまして、その支援で玉城町はもう七、八年前でしょうか、からいいバスの運行をされているんです。  私も、栁川さんと行ったかな、聞きにいったんですけども、このデマンド方式は、必要なときに、タクシーと同じように予約をして、その軒先まで来てくれるんです。これは、大型バス、地元バスでは難しいんですけれども、小型のマイクロ、もう少し小さいバスかもわかりません。そういう運用をされていまして、だから、必要な日時に送迎できる、予約できて高齢者に優しい町のバス運行がされているんです。  そういう状況を四日市もやろうとしてるんです。聞いてるのやろかね。四日市市が来年度そういうデマンド方式を検討しようと、今してるようなんですけども、そういう検討はできませんか。ぜひ町長、職員の方を玉城町にも派遣してもらって、バスの運行を勉強して、四日市と連動でできたらいいなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) デマンドのバスのことでございますけれども、四日市が来年からするということで、早川議員もおっしゃいましたけれども、四日市、市街地は走りません。山間部、都市部から離れた山のとことか、そういうとこに走らせる予定なんです。  それと、四日市と川越町と、その面積等々を比べまして、非常に差がある。人口にも差がある。そういう中で、今私は、福祉バスを今現在中心に考え、今後、少子高齢化が進む中で、ある程度物事が進んだときには、デマンドも含めて、いろんな角度から検証したいと思っておりますので、御理解を願います。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) ありがとうございます。  ぜひ、検証いただいて、いいバス運行をしていただきたいなと思うんですけども、川越町がこういう実証実験に手を挙げて、なるならんは別にして、なれば川越町すごいなという評価もされますし、中山間地域だけじゃなくて、都市の歩行者と車の整理も実証しようとしているんで、そういう新しいバス運行に取り組んでいただきたいなと思うんですけども、新しい快適に移動できる交通手段を今後、町長の今お話がありましたように、前向きに検討をしてほしいと思います。  次に、2項めの子ども医療費のことについて、お尋ねします。  川越町在住の子どもたちが、町内医療機関を利用するときは、医療費窓口無料化の恩恵を受けることになりますよね。四日市や桑名は、近隣で受けたいという方も、既に受信されている方も見えるかと思いますけども、川越町は、来年4月からというお話なんで、ほかの市町でそういう医療機関にかかった場合は、どのような手続をすることになりますか。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) 早川議員の再質問に行えをさせていただきます。  川越町の町民の方が、他市町で受診された場合の手続ということでございますが、子ども医療費の窓口無料化は、市町によって、若干の差異があるようではございますが、川越町の方が定められた医療機関、例えば四日市医師会加入の医療機関であれば、川越町の制度を御利用いただくことができます。それ以外の医療機関で、診療を受けられた場合につきましては、これまでどおり、償還払いなどにより助成させていただくということになります。  なお、現在、川越町といたしましては、四日市医師会、それから、桑名医師会とも話を進めておりますので、この行く末を見た上で、全体的なことが決定次第、皆様にお支払いすることになると思いますが、なるべく利用者の方が御不便がないような形で、制度を設計していきたいというふうなことで考えております。  県内で、現在子ども医療費の窓口無料化は進んでおりますが、現在、鈴鹿市1市が続けておりますけど、鈴鹿市内の医療機関ということで限定をされております。四日市市についても、四日市市内の医療機関ということで限定をされております。  ただ、両市につきましては、市内に幾つかの子どものための病院がございますが、川越町におきましては、なかなか少ないです。近隣町においても少ないということがございますので、やはり、四日市市、桑名に頼らざるを得ないというような立地条件がございますので、そういったところを勘案しながら、進めていきたいというふうなことで考えておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) ありがとうございます。  四日市医師会でも、病院であればオーケーということのようですので、桑名は検討中。これはぜひ実現させていただきたいなと思います。  もう1点よろしいでしょうか。  今回の窓口無料化によって、川越診療所の事務の部分で、領収書を発行しなくてもいい。その他中身のレセプトなんかが変わるかなと思うんですけども、メリット、デメリットありますかね。今回の無料化に伴って。メリットが受診する人が、お金を払わなくてもいい。精算も要らないということですけども、川越診療所として、これをスタートすることによって、何か問題はありませんですか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) 早川議員の再質問にお答えさせていただきます。  確かに、窓口無料化導入に伴いまして、気をつけていく点として、例えば、窓口無料化を導入している市町の患者様と、していない市町の患者様がいらっしゃった場合、その自己負担金の徴収のありなしがございますので、それに注意をしていくことなどが考えられます。  事務につきましては、現在、詳細な点は、まだ未確定な部分もございますので、今後わかり次第対応策を考えながら、スムーズに事務が遂行できるように、努めていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) ありがとうございます。  今回、無料化の対象が6歳まで。所得制限がないと聞いているんですけれども、例えば、所得制限ありの市町、四日市は確か所得制限があったと思いますけども、そんなときに、事務手続としてはややこしくならないんですか。ふえるとか、そういうことはあらへんですかね。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) 一般の医療機関で受診した場合、受診券を提出することになります。その受診券によって、各市町の制度が分かれておりますので、それぞれの制度に従って、医療機関が処理をしていくことになります。  これは、現在の償還払いと同じことになりますので、それほど手間はかからないということで考えております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) ちょっと複雑になるけども、手間はかからないということのようですね。  再質問させていただきます。  診療所のことなんですけども、今、診療所には、事務長がいないですよね。事務長が見えないんで、新堂健康推進課長が兼務されて、いろいろ事務所の中の統括をしていただいていると。医療費の今回仕組みも変わりますし、今後もいろいろこの医療費については、国の策に乗っかって、埋め合わせはされてくると思われるんですけども、これは町長にお伺いしたいんですけども、今、事務長を兼務されているというのは、私はよくないかなと、専任で事務長を置いていただいて、置いてない時期もあったようですけども、きちっと事務処理をできる方を置いていただいて、新堂課長は健康推進の職務を突き進めていただくということがいいのかなと思うんですけども、町長の御意向はどうですか。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 早川議員の再質問にお答えをさせていただきます。  診療所は、平成28年度に所長が交代をするとともに、非常勤の医師も1名から2名に増強をしました。検査内容の多様化や、そして、事務処理の複雑化しておる状況でありますが、診療所長、それから、看護師の協力のもと、医療事務の資格を持った職員を雇いあげており、診療所の事務に努めておるところでございます。  先ほど早川議員が診療所長はということでございますけれども、私がいろいろ話を聞かせてもらっとるところによりますと、しっかり新堂課長も、保健師も務め、事務長もきちっとやっていただいておりますので、これは人事のことですので、全体を見ながら、今後も検討せないかんと思いますけれども、今、しっかり課長のほうがやってもらっておりますので、そういう考え方でおります。将来においては、今述べさせていただいたとおりでございます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) 言われる意味合いはわかります。こういう話をさせていただくと、人事のことですので、ちょっと差し出がましいかったかもわかりませんけども、診療所の中からそういう話も聞いたもんですから、取り上げさせていただいて、よくまた状況を調べていただいて、導入いただきたいなと思うんですけども。決めていただきたいなと思うんですけど。  質問させていただきます。よろしいですか。  今回、窓口無料化に伴って、町民の皆さんには、早い時期に広報をいただく必要があるかなと思うし、近隣の市町との比較とか、間違ってすなよと。  先ほど、加藤課長が言われた受診券ですか、提示が必要やということもあるようなんで、早い機会に広報していただきたいと思いますけども、その辺の計画はいかがでしょう、予定は。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) 早川議員の再質問にお答えします。  早い段階での広報ということでございますが、これは川越診療所の患者さんだけでなく、子ども医療費の対象者の皆様に対しましても、やはりできるだけ早い時期に広く周知を図り、混乱がないように努めていきたいと考えております。ただ時期については、今のところ提示はできませんが、早い段階ということで、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 早川正幸君。 ○9番(早川正幸君) ありがとうございました。  以上で終わります。 ○議長(寺本清春君) これにて、早川正幸君の質問を終わります。  次に、8番、安藤邦晃君の質問を許します。  安藤邦晃君。 ○8番(安藤邦晃君) 8番議員の安藤です。議長には先ほどはお気遣いをいただきまして、優しい、ありがとうございました。それがもてる秘訣かな、私も見習いたいなと思います。  それでは、質問をさせていただきます。  まず、大きく分けて2点ほどお聞きしたいと思います。  まず1点目、高齢者の健康増進への取り組みはいうことでお聞きいたします。現在、日本では過去に類を見ないほど少子高齢化が進んでおります。医療の発達などで平均寿命が延びたことから、高齢化は世界各地で起きていますが、日本は世界でもまれに見る高齢率です。
     ちなみに世界トップ3は日本、イタリア、ドイツとなっており、ナンバーワンはもちろん日本です。高齢率だけでなく、その高齢化へのスピードが世界的にも圧倒的に早く進んでいます。また、平成28年10月1日現在の日本の高齢化率は27.3%で、三重県は28.5%、と川越町は19.17%と全国平均で比較をしますと低いんですが、しかし確実に高齢化は進んでおります。  ちなみによく高齢化社会と言いますが、WHOいわゆる世界保健機関では、高齢化社会についての定義があるそうで、高齢化率が7%を超えると高齢化社会といい、14%を超えたら高齢社会、22%を超えると超高齢社会と言わなければ正しい言葉の使い方にならないそうであります。したがって、現在の日本は超高齢社会というのが正しいのであります。  この現在進行している超高齢社会の課題として、高齢者の多くがひきこもりになり、孤立しがちなことや、運動不足からくる医療費の増加は大きな財政的な問題になってくることが懸念されます。  そういった対応策の1つとして身近な公園に高齢者向け健康遊具があるということになれば、外に出てみよう、体を動かしてみようという動機づけになると思います。それが結果的に高齢者の孤立対策にもなると思います。また、運動不足の対象が介護予防にもつながるのではないかと考えます。そういった意味からも町長の施政方針の中に高齢者向け健康遊具の設置事業を入れていただいていることは大変うれしく思いますし、大賛成であります。  そこで、お聞きしたいと思います。  まず1点目、高齢者向け健康遊具設置事業の進捗状況をお聞かせ願います。  2点目、高齢者向け健康遊具を利用するためのソフト面でのサポートは。  3点目、健康遊具と高齢者の健康維持・増進についての認識は。  4点目、高齢者向け健康遊具設置事業のほかに健康増進に向けた取り組みはあるか。の以上4点について御答弁を願います。  次に、新教育長就任に当たっての抱負はということで、お聞きをいたします。この10月19日より、稲田前教育長の後任に稲垣新教育長が就任をいたしました。改めておめでとうございます。9年ぶりの役場内からの抜てきで私個人的に大いに期待をしているところでございます。平成27年4月1日に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正が施行されました。これに伴い教育委員長と教育長を一本化した新たな責任者、いわゆる新教育長を設置することになりました。これは大津市のいじめ自殺事件で教育委員会の責任を明確化しなければならなくなったのが発端であると言われております。  当町は法の改正時、前教育長の任期途中であったため経過措置として教育委員長がいましたが、稲垣新教育長からはこれの委員長がいなくなります。当然、責任も重くなり、仕事量もふえ大変かと思いますが頑張っていただきたい思います。  そこでお聞きします。広報かわごえの11月号で就任の挨拶が掲載されておりましたが、改めて今後の抱負をお聞かせを願います。特に学力向上といじめ問題への取り組みについてお願いをいたします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) それでは、安藤議員の質問にお答えをいたします。  高齢者の健康増進への取り組みは、の1点目の今年度の町長の施政方針で、高齢者向け健康遊具設置事業が挙げられているが、現在の進捗状況についてお答えをさせていただきます。  高齢者がみずから健康の維持や体力づくりに取り組むことができる環境づくりのため、平成29年度と平成30年度の2カ年で整備を行うもので、それぞれ5地区に設置をするものでございます。今年度は12月に入札を行い、整備をしていく予定でございますので御理解を、お願いを申し上げたいと思います。  次に、2点目、高齢者向け健康遊具を利用するためのソフト面でのサポートは、についてお答えをいたします。  高齢者の健康遊具を整備するに当たっては、健康推進課、生涯学習課、福祉課の3課により検討してまいりました。ソフト面、つまり健康遊具の効果的な利用につきましても現在この3課で検討をしております。高齢者の健康づくりや介護予防に役立てるよう遊具の有効活用を図っていきたいと考えております。  次に、3点目の健康遊具と高齢者の健康維持・増進についての認識は、についてお答えをいたします。  高齢化率の上昇に伴い、介護給付や医療費の増加がとまらない状況でございます。そのため、高齢者がみずから健康の維持や体力づくりに取り組むことがでる一助として、健康遊具を整備することで健康寿命を延ばし、自分の力で生きがいのある生活を送っていただくために有効であると考えております。  次に、4点目の高齢者向け健康遊具設置事業のほかに高齢者の健康増進へ向けた取り組みがあるのかについてお答えをいたします。  高齢者の健康増進への取り組みにつきましては、当町では介護予防事業の中でかわごえパワーステーションと題し、運動機能の向上を目的として週1回いきいきセンターで運動教室を実施をしております。この教室のスタート時点と、1年後の体力測定を行い、その効果を測定しており、ほとんどの方が脚筋力の向上が見られ運動教室の効果も出ておるところでございます。  また、健康かわごえ推進員の活動として地区公民館で行う健康教室、足腰の筋力アップや転倒防止予防を目的とした教室の実施や老人クラブからの要望によりまして、健康に関する講話や運動実践など、出前講座のような形で職員が出向いて実践をするなど、高齢者の健康保持増進に努めており、今後も高齢者の健康増進を推進していきたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。  なお、残余につきましては、教育長からの答弁となりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 稲垣教育長。 ○教育長(稲垣良夫君) 大きな質問の2点目の新教育長就任に当たっての抱負は、につきまして、学力向上やいじめ問題への取り組みを中心にお答えさせていただきます。  学力向上につきましては、読書活動などの手だてを通した言語力の育成を目指した指導の充実や子ども相互のかかわりを深める授業を通して、思考力・判断力・表現力の育成、全学年で学習到達度検査、これはCRT検査でございますが、この検査の実施により児童生徒の学力状況の経年的把握を行い授業改善や指導に生かしていくなど、7つの具体的取り組みを進めることで、学力向上に努めているところでございます。  なお、この7つの具体的取り組みの中には家庭学習の定着も書かれております。ここでは学年掛ける10分の家庭学習の定着やファミリー読書の定着を図るとしており、教育委員会や学校からの発信と同時に保護者の方々の御理解と御協力を得て進めていかなければならないと考えております。  また、御承知のとおり、平成29年3月に新学習指導要領が公示されました。平成32年度から全国の小学校で、平成33年度からは全国の中学校で全面実施となるこの新しい指導要領は、AI・IT時代の到来といった加速度を増した変化する課題の中で、子どもたちが変化を前向きに受けとめ、社会や人生を人間ならではの感性働かせてより豊かなものとすることができるよう受け身ではなく主体的に課題に向き合い、考え解決する力を身につけることを念頭に作成されたものでございます。  変化の激しい社会を生き抜く力をつけるために小中学校の授業では、主体的、対話的で深い学び、これを実施していくよう示されております。これを受け当町におきましても暗記や知識詰め込みといった教育ではなく、直面する課題に対してみずから主体的に仲間と議論しながら解決策を探求する学習を進めていきたいと考えております。  なお、広報かわごえ11月号でもお伝えいたしましたように、教育において大切なのはいわゆる学力という一側面だけではございません。遊びやスポーツを初めとした生活体験などを通し、家庭や地域、友達同士のかかわりの中で育まれる豊かな心が重要でございます。昨今では、ゲームやインターネット、SNSなどができるスマホの普及に伴い、子どもは外で遊ぶ機会が減ってきております。度が過ぎるスマホの利用は決して子育てにいい影響を与えません。体を動かす楽しさを積極的に子どもに伝えていくことも大切だと考えております。  例えば、子どものときに自然と触れ合う体験は豊かな感受性を育むとともに、自然を大切にする心や助け合うことの大切さを学ぶことにもつながります。子どものころの生活体験が豊富なほど意欲、忍耐力や社会性などの非認知能力これが培われます。そして、この非認知能力が高い子どもほど学力は高いという関係が検証をされております。  このように学力向上には保幼小中はもちろんですが、今後もより一層、家庭、地域の御協力をいただきながら、取り組みを進めていかなければならないと考えております。  次に、いじめ問題への取り組みにつきましては、平素より教師と児童生徒との信頼関係を大切にしながら、定期的な担任との教育相談や毎学期に行われるいじめアンケートを中心に日々いじめの早期発見、早期解決に努めているところでございます。最近では、その成果もありまして、幾つかの子どもたち同士のトラブルや悩みが事前発見され、教師のかかわりにより未然にその解決につながっている事例もございます。  しかしながら、御承知のとおり、昨今のいじめ問題は水面下で生じやすく、SNS等インターネット上のいじめもふえている現状がございます。もはや学校だけでいじめ問題の全てを解決し得る状況ではなくなりつつあるとも言えます。  そこで、当町におきましては、平成27年度からいじめ問題対策連絡協議会を発足し、年1回当町におけるいじめ問題につきまして情報交換と解決に向けた協議を行っているところでございます。  去る11月6日に開催されました今年度の協議会では、いじめの早期発見、これに特に焦点を当てまして、主任児童委員を初め、北勢児童相談所や四日市北警察署など各関係機関のそれぞれの立場の方からいじめ問題の解決に向け、御意見を頂戴したところでございます。  私としましては、いじめ問題の解決に向けましては、まずはお互いの個性を認め合う互譲の精神、これを大切にしていきたいと考えております。また、被害者にはつらい思いをしたら親、先生などに話せる勇気を、加害者には相手の立場に立って相手の気持ちを考えられる共感力、そして傍観者には周りのこの雰囲気に流されず、いじめを告発しとめる勇気を、それぞれ醸成してまいりたいと考えております。小中学生にとっていじめに立ち向かうには大きな勇気が必要です。教職員はもちろんですが、保護者、地域の方々も子どもにとって相談しやすい存在になっていただきたいと考えております。  何よりもいじめ問題につきましては、いじめが起こってから対処するのではなく、いじめが起こらない環境を学校、保護者、地域に整えることが大切です。  以上、私の抱負を含め申し述べてまいりましたが、学力の向上やいじめ問題に限らず、学校の力、家庭の力、地域の力を結集して教育を推進してまいりたいと考えておりますので、皆様方の御理解と御支援をよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。 ○8番(安藤邦晃君) 再質問をさせていただきます。  まず、高齢者の健康増進への取り組みは、のほうで再質問をさせていただきます。  この2項目目の高齢者向け健康遊具を利用するためのソフト面でのサポートはですが、答弁で健康遊具の効果的な利用は、現在検討中とのことでございますが、例えば、高齢者運動指導員や高齢者体力つくり支援士といった資格を持った人に健康遊具を設置した公園の効果的な利用方法を教えながら巡回等をしてもらういうの、1つの方法かと思いますが、なかなかこういった資格を持った方も川越町には少ないかと思いますので、社協や健康川越推進委員の方と連携をするなどして、この何人かの人に資格を取ってもらい、指導をしてもらったらいかがと思うんですが。  ちなみに高齢者運動指導員や高齢者体力つくり支援士等の資格は、最低5日間の講習でとれるものもあるそうですがいかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) それでは、安藤議員の御質問にお答えさせていただきます。安藤議員の言われます高齢者体力つくり支援士などはもともと運動指導関係の方、また、保険医療関係、栄養士や看護師等の資格を持った方がさらにこれらの資格を取るといった形が多くですね、なかなか簡単には取れないというのが現状でございます。  今回設置させていただく遊具は使用方法につきましては看板に表示されます。また、誰もが簡単に使用できるものでありますので、現在のところその専門の指導者を置くということは現在のところは考えてはございません。しかしながら、議員が御指摘のとおりやはり設置したからには効果的に、また、たくさんの方に御利用いただくというのが必要でございますので、まずはその遊具の周知をしっかりさせていただく。  それから、活用につきましては職員の中に健康運動指導士の資格を持つものもおりますので、この指導も含めまして健康川越推進委員や、またスポーツ推進委員などの運動、また健康づくりを推進する団体の活動の中で、地域の高齢者の方と一緒に遊具の活用をしていきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。 ○8番(安藤邦晃君) ありがとうございました。  4項目目のですね、高齢者向け健康遊具設置事業のほかに高齢者健康増進へ向けた取り組みなんかね、関連質問になろうかと思うんですが、これは高齢者に限ったものではなく、全町民に対した取り組みになろうかと思うんですが、県も推奨している健康マイレージ、現在県内8市町で導入しているそうですが、ちなみに伊勢市では「いせ健幸ポイント」いうそうで、健康の「こう」が幸、幸せという字になっておりまして、健康で幸せにという意味を込めているようでございます。  当町もこういった独自のマイレージやポイント制を導入してはいかがと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) お答えさせていただきます。  安藤議員御指摘のようにですね、県内では健康の保持増進、ひいては医療費の削減を目的としてマイレージ制度を含めたインセンティブ事業、いわゆる動機づけ事業といたしまして、例えば健診を受診したり、健康づくり事業に参加したりすると、そういったポイントをつけて、そのポイント数に応じていろんな特典を設ける制度を取り入れてる市町がいるというのも、こちらのほうでも確認はさせていただいてございます。  当町におきましては、現在そういった制度は取り入れてはございません。健康の維持、または増進を推進するためには、これからはやはり健康に対する無関心層への方へのアプローチや、また継続的な支援が必要になりますので、そのためには現在各関係団体の方々の協力いただきながら、健康づくり事業の推進に努めておりますが、御指摘のマイレージ制度を含めたインセンティブ事業につきましても、ほかの市町の状況も把握しながら、今後検討させていただきたいと思っておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。 ○8番(安藤邦晃君) はい、ありがとうございました。  次に、新教育長就任に当たっての豊富は、の再質問をさせていただきます。  最近では、余りこう話題にはならなくなりましたが、民間人校長についてしたいと思います。  民間の企業などで培われてきた学校運営における能力や企画力などを生かして、校長として学校教育に携わってもらうことを目的としております。2000年の学校教育法施行規則の改正により、教職員の資格基準が変更され、教員免許を持たない人を採用してもいいことになりました。  こういった事により、全国で多くの民間人校長が誕生をいたしました。成功している学校もあれば、3カ月で退職する校長もいるなど、民間人校長の採用は賛否両論あります。稲垣教育長の所見はいかがですか。 ○議長(寺本清春君) 稲垣教育長。 ○教育長(稲垣良夫君) 再質問にお答えさせていただきます。  川越町の民間人校長の任用についてということでございますが、地域や学校の実情に応じまして、学校の内外から幅広く優秀な人材を登用することができるよということで先ほど議員おっしゃいましたように、ことで省令が改正されまして、平成12年度から教員免許状を持たない校長も登用できるいうことでございますが、平成28年度現在、全国の公立小中学校、高等学校における教員出身でない校長の在職者数は140人というふうに聞いております。全体の0.4%いうことになっておりまして、なかなか浸透してない状況かなというふうに感じております。  また、さらに民間人校長を登用した自治体では、民間人校長に力を発揮してもらうには、まず学校に関するさまざまな知識を身につけていただく必要があり、そのための時間が相当かかってしまうというふうな報告例も聞いております。  このような中で川越町の小中学校におきましては、現在十分に指導力のある校長を任用させていただいておると自負しておるところでございます。  したがいまして、私としましては子ども、保護者、地域に寄り添いながら学校を運営する教職経験豊かな校長が適切であり、ふさわしく、現在直ちにですね、民間人校長を任用が必要であるということでは考えておりませんので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 安藤邦晃君。 ○8番(安藤邦晃君) どうもありがとうございました。  稲垣教育長、これから活躍を期待しておりますのでよろしくお願いします。これで終わります。 ○議長(寺本清春君) これにて安藤邦晃君の質問を終わります。  暫時休憩いたします。開始時間を午後1時とします。              午前11時37分 休憩              午後 1時00分 再開 ○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、4番、松岡正敬君の質問を許します。  松岡正敬君。 ○4番(松岡正敬君) 4番議員、公明党の松岡正敬です。  議長の許しを得て、質問させていただきます。  発生が懸念されている南海トラフ巨大地震の対策強化のため、政府はことし9月南海トラフ地震予知見直しを決めました。現在の科学的知見では角度の高い予測は困難、地震は不意打ちで起こることを前提に対策を進める必要があるという結論です。  南海トラフ巨大地震は、東海沖から九州沖に伸びる溝状の地形、トラフ沿いで100年から150年周期で発生しています。マグニチュード9クラスの地震だと、最大で死者は約32万人、負傷者は約62万人、施設の倒壊などによる経済的な被害額の推計は220兆円に上ります。今後30年以内の発生確率は70%程度と言われる中で、被害が想定される地域の防災対策はまだまだ不十分であります。  東日本大震災、昨年7月に起きた熊本地震などを教訓に今後の施策を財政的なことも含め質問させていただきます。  まず、防災について町のこれからの展望はということで。  1番、ハード面の設備について長期的展望と短期的展望は何かということと。  2番、町がほかの市町に比べすぐれた点、伸ばすべき課題は何か、劣っている点、克服していくべき課題は何なのか。  3、その中で長期で取り組んでいく課題と短期で取り組んでいける課題があると思うが、財政的なことも含めどのように優先順位をつけていくのか。  それと、南海トラフ地震予知見直しは、ということで、南海トラフ地震予知見直しによって今後どのような対策が必要となってくるのか、どのような準備が必要になってくると思われるかについて質問します。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) 松岡議員の質問にお答えをいたします。  まず、大きな御質問の1つ目、防災について町のこれからの展望はのうち、1点目のハード面の設備について長期展望と短期展望につきまして、お答えをいたします。  長期展望としましては、まずは、避難路にもなります町道整備でございます。住居密集地域において狭隘道路が多いことから、居宅改修などの際に行っております、道路後退用地整備事業を続け、避難路の確保に努めてまいります。また、橋梁につきましても、今後、長寿命化修繕計画に基づき老朽化対策として改修工事を行ってまいります。  次に、短期的展望といたしましては、現在進めております一次避難場所を兼ねた水防倉庫建設事業のほか、必要となる地域の避難タワーの建設であります。三重県が発表しております南海トラフ地震被害想定の津波浸水深30センチ到達予測時間において、一部の地域では非常に短い時間での浸水と予測されておりますので、そのような地域を中心に建設の検討を進めていきたいと考えております。  また、河川・海岸堤防の強化であります。私といたしましては短期との思いではありますが、河川・海岸改修事業につきましては管理者である県の事業であり、時期が見通せないのが現状でございます。これまでにも機会あるごとに要望を行い、また先般10月に行われました知事との1対1対談においても、強く要望をさせていただきましたが、今後も早期整備に向け、要望を続けてまいりたいと思っております。  次に、2点目の御質問、町がほかの市町に比べすぐれた点、伸ばすべき点、また劣っている点、克服していくべき課題はにつきましてお答えをいたします。  まずは、当町が他の市町に比べ、すぐれた点、伸ばすべき点についてでございます。各自治体がそれぞれの地域の実情に応じた防災・減災対策を進めていく中、私のほうから当町のすぐれている点について申し上げにくいところではございますけれど近隣市町で行っていないのが、緊急時の情報媒体であります、防災行政無線個別受信機の無償貸与ではないかと思っております。そして、伸ばすべき点としましては、多様な情報媒体の充実を図っていくことと考えております。  そして、劣っている点、克服していくべき課題でございます。当町は伊勢湾台風以降大きな災害に見舞われることがありませんでしたので、大規模災害発生時における災害対応、応急復興業務に対する経験をしていないことでございます。
     百聞は一見にしかずといいますように、川越町地域防災計画に基づき各種マニュアル策定に取り組んでおりますが、やはり、経験にまさるものはないかと思います。東日本大震災時には1週間から2週間程度、保健師や技術職員等の3名を、また熊本地震時には2週間、防災担当職員1名を応援職員として被災地に派遣をいたしました。  また、先般の台風21号時には、玉城町で被害認定調査の現地研修がありましたので、職員3名を行かせました。その際には、研修のみならず、玉城町職員から実務的な現状のお話もお聞きさせていただきました。  今後もこのような経験を踏むことによって、職員の資質向上を図っていく必要があると考えております。  そのほかには、避難所の確保であります。当町は、ほぼ全域が海抜ゼロメートルであることから、津波浸水時や河川決壊時において、全域が浸水区域となっております。災害時には命を守ることが基本でありますので、南海トラフ地震時においても津波発生時の際、町民の皆様には町域外であります津波が来ないところにまた台風等洪水時には垂直避難も含めた避難をお願いをしているところであります。  全域が浸水しますと、町域内での一時避難場所は確保できておりますが、避難所としての確保は難しいことから、災害協定締結先の朝日町を初め、広域的な避難となります。  しかしながら、大規模災害時には、各市町においても多くの避難者が想定され、各公共施設が指定避難場所となっておりますので、当町としての避難所の確保が難しいところであります。現在、このような状況となった場合、県を通じて広域避難所の確保を行っていくこととしております。  3点目の御質問、その中で長期の取り組んでいく課題と短期で取り組んでいける課題があろうかと思うが、財政的なことも含めどのように優先順位をつけていくのかにつきましてお答えをいたします。  防災・減災対策といたしましては、ハード対策として建物の耐震化、河川・海岸堤防の整備、避難路・避難施設の整備、ライフラインなどがございます。そして、ソフト対策といたしましては、防災教育、ハザードマップの整備、自主防災組織等地域防災力の強化などの施策がございます。  その中で、一時避難場所となります避難タワーやライフラインの強化整備等につきましては、計画的に順次行っていきたいと考えております。また、防災・減災対策は、これらを総合的に行うことによりまして、町民の皆様に安心していただけるものと考えておりますので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。  次に、大きな御質問の2つ目の南海トラフ地震予知見直しはにつきまして、お答えをいたします。  本年9月に中央防災会議の南海トラフ沿いの地震観測・評価に基づく防災対応検討ワーキンググループにて報告書が公表されました。その中で、現在の科学的見地では確度の高い地震の予測はできないとし、予知のかわりに巨大地震につながる前震や地殻変動を観測した場合に住民避難を呼びかける仕組みを検討することや地震、津波の観測強化を求めております。  国は、東海地震の予知を前提として1978年に制定された大規模地震対策特別措置法に基づく防災対策の見直しを決定をいたしました。そして、これを踏まえ、津波被害が想定される太平洋沿岸地域で複数のモデル地域を選び、課題等を検証することになりました。  また、気象庁は、南海トラフ沿いの前震など異常現象を観測した場合や地震発生の可能性が高まった場合に、新たに南海トラフ地震に関する情報を発表し、警戒を呼びかけることとしております。  御質問でございます、今後どのような対策、準備が必要となってくるのかとのことでございますけれども、先般、国の説明会がございましたが、今後、モデル地区での検証を経ていくことが、現段階では終期を示すことが難しく、モデル地区での検証を行い、課題整理、その後ガイドラインの策定と進んでいくとしか示せないとのことでございました。  当町といたしましても、その動向を見据え、必要に応じて対応をしていきたいと考えております。また、町民の皆様にはいつ地震が起こっても命を守っていただけるよう、引き続き自助における防災に取り組んでいただけるよう呼びかけていきたいと考えております。  以上、御説明を申し上げましたが、防災・減災の強化に取り組んでまいりますので、よろしく御理解をいただきますようお願いを申し上げます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 松岡正敬君。 ○4番(松岡正敬君) 次に、学校の避難所機能の強化の計画はということで、関連質問したいんですが、学校の子どもたちが一日の大半を過ごす学びの場であるとともに、災害時には近隣住民の避難所となります。公立小中学校の建物本体の耐震化率は100%近くまで進んでいますが、避難所機能の更なる強化が求められています。  昨年4月、2度にわたる震度7の揺れに見舞われた熊本県では、耐震化された学校の建物は1棟も倒れませんでした。その一方で避難所となった公立学校223校のうち73校の体育館で天井や照明などの非構造部材が壊れて散乱し、避難所として使えませんでした。天井などの建築非構造部材の耐震化の状況について、今後の計画はどのようになっているのか、お聞かせください。 ○議長(寺本清春君) 山内学校教育課長。 ○学校教育課長(山内雅喜君) 松岡議員の再質問である天井などの構造非構造部材の耐震化の状況についてお答えいたします。  現在、国におきまして、災害発生時における児童生徒等のための応急避難場所として、必要な機能が発揮できるよう、学校施設の防災機能の強化を図ることが求められております。これを受け、当町といたしましても平成27年度に川越中学校の体育館、平成28年度に川越北小学校体育館にそれぞれ落下防止のためのワイヤー補強等、建築非構造部材の耐震化工事を実施したところでございます。  また、平成30年度には川越南小学校体育館でも同様の耐震化工事を実施させていただきたいと考えており、来年度には町内全ての学校体育館の建築非構造部材の耐震化工事が完了する予定でございます。 ○議長(寺本清春君) 松岡正敬君。 ○4番(松岡正敬君) 学校の避難所強化、避難所の機能強化ということで東京の江戸川区では改修工事のときに外階段を設け、水害に備え2階に体育館を設け外階段で住民が避難できるよう建てかえ工事が完了しました。今でも避難所となる体育館を2階に移すなどして、今でも国内外から視察が相次いでいると言われます。  避難所となる体育館へは地域の人が直接避難できるよう、大規模な屋外階段も整備して屋上に上がれるようにした他、20キロワットの電気を出力できる太陽光発電などの備え、プールには常に水をため断水した際にトイレなどに使うということです。今後、川越町においても中学校等の建てかえ計画がある中、建設時には屋外階段など防災機能も考えた設計として考えていくべきだと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 山内学校教育課長。 ○学校教育課長(山内雅喜君) 松岡議員がおっしゃられるとおり、川越中学校は災害発生時における避難場所として指定されております。同中学校の校舎建てかえ時には、学校としての機能だけではなく、町の避難場所としての防災機能が十分に発揮されるような建築設計がなされるべきものと考えております。  したがいまして、今後、新校舎建設の計画が具体的に進められます場合には、敷地面積等制約もございますが、屋外階段の設置も含め、町民の避難及び避難所運営がスムーズに行われるような校舎の間取り設計に十分に配慮した上で、建築計画を進めてまいりたいと考えます。 ○議長(寺本清春君) 松岡正敬君。 ○4番(松岡正敬君) ありがとうございます。  最後に、今後自治体は事前復興計画を立てていくということで言われてます。被災後の復興の進め方を平時から定めておく事前復興計画の策定が求められていますが、今後の取り組みについてお聞きします。 ○議長(寺本清春君) 寺本企画情報課長。 ○企画情報課長(寺本幹男君) はい、松岡議員の再質問にお答えします。  議員も御存じのとおり、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえまして、国の防災基本計画に初めて事前復興計画という表記がなされました。  復興は普通、震災が起きた後に進めるべきものと考えがちでありますが、事前の準備があれば数段有効な復興対策が図れ、事前に復興対策を計画的に準備しようというのが事前復興の考え方であります。事前復興では、震災後のまちのあるべき姿を描きながら、災害対策の取り組みを考えるものであります。  そして、事前に公開しておけば、実際に大規模な災害に遭遇したとき、復興について住民合意や地域合意が得られやすくなると言われております。  しかしながら、現在、事前復興計画を策定しているのは、東京都を初め大都市のみであります。当町は面積も小さく近隣の市町と行政界が入り組んでおり、策定には近隣市町と協議しながら行っていく必要があると考えますので、近隣市町の動向を見ながら、検討を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解願いたいと思います。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 松岡正敬君。 ○4番(松岡正敬君) ありがとうございます。  巨大地震は、いつ起こってもおかしくない状態にあります。では、気象庁が情報を迅速かつ正確、詳細に出してきたら住民全員が逃げていたかというと必ずしもそうでありません。東日本大震災での住民の避難行動を分析したところ、徒歩で避難したりとの平均歩行距離は438メートルでした。避難所まで500メートル以上離れていると徒歩で逃げないという結果でした。高齢者の死亡率が高いのもここにありました。  津波は逃げなかったら死ぬということを肝に銘じ、生き抜くことがいかに重要かを誰もが理解する社会にしていかなくてはなりません。学校教育も含め、住民意識も高めていかなければいけないと思いますので、今後ともこの防災については継続的にですね、建設的に取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(寺本清春君) これにて松岡正敬君の質問を終わります。  次に、10番、石川奈々子君の質問を許します。  石川奈々子君。 ○10番(石川奈々子君) 10番議員、石川奈々子でございます。  議長のお許しを得ましたので質問をさせていただきます。  役場全体の職員数と雇用形態、労働条件はという題で質問をさせていただきます。  近年、大企業の若い女子社員の過労死や非正規教員が多忙であることなどの職場によって待遇が違うことを耳にいたします。政府の働き方改革、人づくり改革も気になるところでございます。町職員の公務職場の現況を質問させていただきます。  4つほどありますが、役場全体の職員数と雇用形態はどうですか。  2つ目、再任用、臨時職員の労働条件は。これは勘違いしないようにいただきたいと思いますが、再任用と臨時職員とは労働条件が違いますから、その点お間違いないようにお願いいたします。  3つ目、非正規職員の雇用形態ごとの時間外勤務手当、休日勤務手当、期末手当、退職手当の支給状況はどういうふうになってますか。  4つ目です。非正規職員の正規職員化については考えておられるでしょうか。ということでございます。  まず、1番目の役場全体の職員の数ですが、役場全体の職員の正規職員、そして嘱託職員数と雇用形態はということでお願いいたします。  2番目ですね、同じようなことを申し上げますけど、2番目の質問ですが、再任用、さっき言いましたね。 ○議長(寺本清春君) 石川奈々子君に申し上げます。答弁は今のでしていただければいいわけですか。 ○10番(石川奈々子君) はい、今のでお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) それでは石川議員の御質問にお答えをいたします。  まず、1つ目の役場全体の職員数と雇用形態についてでございますが、それぞれの課や部署には正規職員を配置し、町政を運営をしておりますが、教育や子育て分野などにおいて増大する行政需要に対応するため、非常勤職員を任用し、非常勤職員はそれぞれの分野において重要な担い手となっております。特に非常勤職員が多い部署としましては、保育所を初め、幼稚園、小中学校などであります。  平成29年12月1日現在におきまして、町全体における正規職員数は120名となっており、非常勤職員であります嘱託職員数が60名となっております。嘱託職員以外にもそれぞれの業務を遂行するため、短時間勤務の臨時職員162名を任用をしております。町全体における正規・非正規職員の構成割合は正規職員が66.7%、嘱託職員が33.3%となっております。  2つ目の再任用、臨時職員の労働条件についてお答えをいたします。  再任用職員は、正規職員となりますので、勤務時間や休暇制度などの労働条件は、正規職員に準じております。また、給料月額は行政職の給料表を適用をしております。非常勤職員の嘱託職員につきましては、勤務時間は正規職員と同様フルタイムでございます。休暇制度は労働基準法の規定を満たす休暇制度となっております。  嘱託職員の賃金につきましては、職種別に定めておりまして、職種ごとに賃金月額を定めております。その代表的な職種で申し上げますと、今現在、一般事務員が16万1,700円、保育士・幼稚園教諭が17万300円、用務員、調理員が16万400円となっております。  次に、3つ目の非正規職員の雇用形態ごとの時間外勤務手当、休日勤務手当、期末手当、退職手当の支給状況について、お答えをいたします。  非正規職員の雇用形態については、任用期間が1年の嘱託職員と6カ月以内の臨時職員の2つの職種がございます。  嘱託職員及び臨時職員の諸手当につきましては、時間外勤務手当、休日勤務手当及び通勤費用相当額として支給をしており、期末手当につきましては、任用期間が1年となっております嘱託職員に支給をしております。  退職手当につきましては、非正規職員であります嘱託職員及び臨時職員の任用が有期雇用となっておりますので支給はしておりません。  最後に、4つ目の非正規職員の正規職員化についての考えでありますが、平成24年8月に労働契約法の一部が改正され、非正規労働者が5年を超えて勤務しますと、本人の申し出により無期雇用として働けるようになる制度がございます。この制度につきましては国家公務員及び地方公務員は適用除外となっております。正規職員として働くには地方公務員法に基づき採用試験を受けて採用される必要がございます。  以上でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 石川奈々子君。 ○10番(石川奈々子君) 町長の答弁を受けまして、私が感じましたことは嘱託職員は任用されてて職種のこともあり、女性がほとんどということがわかりました。介護、子育て、家事などのさまざまな事情があって、正規職員を希望できない女性もおられることでしょう、そのことは日本の女性の抱えている厳しい問題です。外に出て柔軟に働ける女性がふえたあらわれでしょう。  2つ目に感じたことは、保育所、児童館の職員は嘱託職員でかなり運営されており、女性の職場進出の第一歩を踏み出している現状がわかりました。  3つ目ですが、職員の条例定数は136名と伺っておりますが、かなり絞っておられ、町長のリーダーシップのもと少ない人数で職員も頑張っておられることが見えてまいりました。  4つ目ですが、町長は子育てに力を入れておられ、若い人が集まって活力あるまちづくりを目指していることがあらわれております。  以上が私の感想でございます。そこで、再質問に移ります。  学校給食センターの調理員の臨時職員募集が広報の11月号の5ページにされておりました。臨時職員はそのほかの職種にもありますかということ。お願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 伊藤総務課長。 ○総務課長(伊藤 仁君) それでは、石川奈々子議員の再質問のほうにお答えをさせていただきます。  御質問いただきました学校給食センターの臨時職員の調理以外に、町が臨時職員として多く任用しておりますですね、主な職種を御答弁させていただきます。その職種等につきましてはやはり保育士、そして保健師、そして看護師、そして生活支援員、そして児童館の指導員などでございます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 石川奈々子君。 ○10番(石川奈々子君) 今児童館の指導員とかいう答えがまいりましたが、児童館についてお話させていただきます。  福祉課長が「つばめ」と「おひさま」の児童館の館長を兼ねておられますが、今回つばめ児童館の事故のこともあり、児童館の館長を正規職員の館長で常駐させるような考えはございませんでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 伊藤総務課長。 ○総務課長(伊藤 仁君) 石川議員の再質問にお答えのほうをいたします。  児童館で発生しました事故を受けましてですね、まず安全対策を図るため、9月議会でつばめ児童館における安全対策に関する事業費のほうを補正させていただきました。そして、またこの12月議会、今議会におきましてはですね、この安全対策に係る工事費を補正計上しましてですね、御審議をしていただくようになっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  ですから、こういった形で安全対策を進めておるわけでございまして、とりあえずまずは施設のハード面における安全対策を進めですね、事故の再発防止を進めているところでございます。  児童館の利用者の安全を確保することは、職員の目が届くことも必要かとは思います。しかしながら、町としましてはですね、町長の御答弁にもございましたけども、限られた正規職員で町行政を推進していかなければならないというふうなことでございますので、正規職員の配置はやはり難しい状況ではございます。  以上のことを踏まえましてですね、児童館の運営につきましては必要となる職員数につきましては、嘱託職員や臨時職員でですね、その人数を確保し、対応し、児童館の安全な運営に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解のほうを賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(寺本清春君) 石川奈々子君。 ○10番(石川奈々子君) ありがとうございました。  先ほど教育長の力強いお言葉を伺いとても期待しております。そして、今伊藤課長の言葉もとても力強い言葉ですから、どうぞ頑張ってやってください、お願いいたします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) これにて石川奈々子君の質問を終わります。  次に、5番、寺本由美君の質問を許します。  寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) 5番議員、寺本由美です。議長のお許しを得たので質問させていただきます。
     今回2質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  1つ目、避難所運営と避難行動への取り組みはということです。  近年、台風など自然災害による避難所開設が行われています。台風21号のときもそうです。私たちの身を守るためにも避難場所は大事と考えております。  そこで、1つ目、各地区公民館での避難所開設基準はどうなっているのでしょうか。  2つ目、学校や施設での避難所運営訓練などは実施されているのでしょうか。  3番目、避難行動をとるための町民向け学習会の実施はいかがでしょうか。  4番目、学校での避難行動や避難所運営の訓練の実施はいかがですか。  5番目、地域住民や行政、災害ボランティアセンターの受援力、受けるほうの力ですけれども、その向上への取り組みはいかがでしょうか。  大きく2つ目の質問として、健康と食育への取り組みはということでお願いいたします。  以前でしたら、高齢の御老人、そして若い夫婦、そして男女という形で楽しく団らんをしていた食というものから、現在はみずから食を考え、みずからの食を選ぶことができる社会へと現在の食育が変化しております。将来を担う子どもたちや自分たち、大人の食の大切さから健康を考えることが必要であると考えております。  そこで、1つ目、運動と食への取り組みの現状と今後はということでお願いします。  2つ目、病気予防と食への取り組みの現状と今後は。こちらもお願いします。  3つ目、こ食を防ぐために保育園や幼稚園、小中学校での給食を通してなど食育への取り組みはいかがでしょうか。  どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 城田町長。 ○町長(城田政幸君) それでは、寺本由美議員の質問にお答えをいたします。なお、大きな御質問の1つ目でございます。避難所運営と避難行動への取り組みはのうち、4点目の学校での避難行動や避難所運営の訓練の実施はにつきましては、教育長から答弁をさせますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、避難所運営と避難行動への取り組みはの御質問のうち、まず1点目でございます。各地区公民館での避難所開設基準はにつきましてお答えをいたします。  避難所の開設準備といたしましては、大型台風時など事前避難を促す場合と、大規模地震の発生時に分けております。  まず、大型台風時など風水害の場合におきましては、大雨や暴風警報発令時や、河川水位の上昇時に発令します。  避難準備、高齢者等避難開始情報以上の警戒情報を発令する場合に、避難所を開設することとしております。また、大規模地震の発生時には、当町が震度5弱以上の地震に見舞われた場合としております。また、状況によっては、自主避難者を受け入れる場合は区長さんを初めとします自主防災組織にて、地区公民館を避難所として開設する場合もございます。  引き続きまして、2点目の学校や施設での避難所運営訓練などの実施は、につきましてお答えいたします。なお、学校につきましては、この4点目の御質問と重複しますので、省略をさせていただきます。  災害の発生後、町行政としましては、通常行わなければならない業務を行いながら、災害復旧、復興業務を行わなければなりません。そういったことから、町職員だけでは人員不足となりますので、共助として地区公民館におけます避難所運営につきましては、自主防災組織を中心とする地域の方々にお願いをすることとなります。  御質問でございます、避難所運営訓練につきましては、毎年9月に行っております防災訓練時におきまして、アルファー化米やみそ汁などの炊き出し訓練を行っているほか、昨年度より設置を進めておりますマンホールトイレによる仮設トイレの設置訓練などを行っております。  また、本年7月には災害時の支援活動団体として活動していただく川越町女性自衛消防隊による炊き出し訓練も行いました。  そのほかにも、寺本議員も地区での訓練に御参加いただきましたように、地区によっては、避難所を運営していく上で必要となります食糧物資班や情報班などの組織づくりや、その各班がどのような活動をしていく必要があるのか確認、そして、避難所には赤ちゃんから高齢者までの男女が避難をされますので、状況に応じた部屋割りの検討などを行っております。今後とも、このような活動が広まっていくように、各地区自主防災組織との連携を図ってまいりたいと考えております。  次に、3点目の御質問でございます。  避難行動をとるための町民向け学習会の実施は、についてお答えをいたします。  避難行動をとるための学習会としましては、各地区において子どもたちを対象として、家庭や登下校時における安全確保のための行動などについて防災講演会や、避難行動要支援者となります高齢者を対象として、津波や洪水時など、川越町が災害に見舞われる可能性がある現状について、また、地震発生時や津波時の際、どのような行動をとるべきか等のお話をさせていただいております。  今後もこのような機会があるごとに、お話をしていきたいと考えております。  また、各家庭におきまして、現在、町民の皆様が津波や河川洪水時にどこへ逃げればよいのかを判断する目安となるハザードマップと、日常的に各家庭で行う防災対策が一体となった避難行動をとるための情報冊子である防災マップを作成しておりますので、家族で話し合っていただくツールの1つとして御利用していただきたいと思っております。  5点目の地域住民や行政・災害ボランティアセンターの受援力の向上への取り組みは、につきましてお答えをいたします。  大規模災害が発生いたしますと、数多くのボランティアがいち早く被災地に駆けつけ、被災者の救護や被災地の復興に大きな力を発揮をしております。また、救護から復興に至るまで持続的な支援、あるいは被災された方々に寄り添う協働的な支援が被災復興の文化として定着をしつつあります。  そして、ボランティアが被災地に寄り添うと同時に、ボランティアの力を引き出すには、被災地が寄り添うことも欠かせませんので、この受援力の向上が迅速な復興につながるものと考えております。  災害時に、遠方よりやってくるボランティアの方々は、被災状況や土地勘、そして何の支援を、何を支援を求めているのかもわからない状態でございます。また、お手伝いをしてもらえる相手が誰であるのかも把握も重要であり、そういったことの中核を担うのが災害ボランティアセンターとなります。  そのほかにも、地域でボランティアの方々が活動していただくには、被災者との橋渡し役となります自主防災組織の方々のお力も重要となってまいります。  災害ボランティアセンターにつきましては、川越町社会福祉協議会に運営をお願いすることとしておりますが、御質問でございます、取り組みにつきましては現在、社会福祉協議会を中心に、マニュアル作成に取り組んでおるところでございます。  今後とも、関係機関と連携し、地域防災力の強化に努めてまいりたいと思っておりますので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。  なお、避難所運営と避難行動への取り組みの残余につきましては、大きな御質問2の健康と食育への取り組みはについての答弁後、教育長から答弁をしますので、よろしくお願いいたします。  次に、大きな質問の2つ目であります。  健康と食育への取り組みは、の1点目の運動と食への取り組み状況と、2点目の病気予防と食への取り組み状況については関連をしておりますので、あわせてお答えをさせていただきます。  まず、食育と健全な心と身体を保ち、豊かな生活を送る上での根幹となるべきものであり、食に対する正しい知識と食を選ぶ力、また、適切な食習慣をつくっていくことがとても重要であります。その中で運動と食への取り組みについては、スポーツ少年団の保護者を対象に平成26年度に「スポーツをするこどもの体をつくる栄養学」と題し、研修会を行っております。さらに来年のl月には町民を対象に「スポーツ栄養学」と題し、町民会議の主催の家庭教育講演会を行う予定でございます。また、高齢者を対象とした介護予防事業の運動教室の参加者に対し、随時、栄養相談も含めた健康相談を実施し、健康で安全に運動が実施できるよう支援をしております。  次に、病気予防と食についてでございます。心筋梗塞や脳梗塞を初めとした生活習慣病は年々増加をしており、当町においても、がんを含めた生活習慣病での死亡割合は52%と全死亡割合の半数を超えている状況であります。  生活習慣病を引き起こす要因として、食習慣が大きくかかわっており、当町といたしましては、国民健康保険被保険者である方の健診結果が糖尿病、高血圧、高脂血症が要注意の方に対しまして、食習慣の見直しを行い自己管理できるように支援をしていおります。ほかにも、川越診療所を利用される町民の方に対し、食事療法での改善の見込まれる方には、栄養指導を行っております。また、成人に限らず、幼児のうちから食習慣の生涯の健康につながる大切なものであるため、1歳半健診、2歳半歯科健診、また、3歳児健診においても来所者全員の保護者に栄養指導を行い、適切な食事のとり方を指導をしております。  このように、運動や病気の予防には、食は深くかかわっており、これらの取り組みについては継続的に実施をしていきたいと考えております。  次に、3点目、こ食を防ぐために保育所や幼稚園、小中学校での給食を通してなど、食育への取り組みについてお答えをいたします。  家族で食卓を囲み、心触れ合う団らんの場を持つことは心身の健康の保持、増進に重要な役割を保ちます。しかし、近年は労働環境や家族の生活時間の変化、食事に対する価値観の多様化などにより、家族など誰かと食事をともにする機会が減少をしております。そのために、家族と一緒に暮らしているにもかかわらず一人で食事ととるこ食が増加をしております。ほかにもさまざまなこ食があり、これらは栄養のバランスがとりにくく、食のし好が偏りがちになるなど、食に関する問題点を増加させる要因となっております。  保育所では、食育計画を作成し保育士や友達と一緒に食事をする中で、楽しい気持ちを持つことができたり、マナーがあることに気づけるよう声をかけるなどの取り組みを行っております。また、保護者に対しましては給食だよりを通じて、家族みんなが顔をそろえる食卓の重要性や、ちょっとした手間をかけることで、子どもは喜んで食事をすることなど、こ食を避け、みんなで食卓を囲むように心がけることが大切であることを伝えていますので、御理解を賜りますようお願いをいたします。  残余につきましては、教育長から答弁となりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 稲垣教育長。 ○教育長(稲垣良夫君) 寺本由美議員の一般質問にお答えさせていただきます。  まず、大きな御質問の1点目でございますが、避難所運営と避難行動への取り組みはのうち、学校での避難行動や避難所運営の訓練の実施は、につきましてお答えいたします。  各学校における避難行動、避難所運営の訓練につきましては、平成25年3月に策定いたしました川越町の学校における防災計画、これに基づきまして、それぞれの学校が校種の違いや学校を取り巻く環境に応じまして、各校に適したより具体的な学校防災計画を策定し、防災教育を初め、避難訓練等を実施しているところでございます。  具体的には、各学校とも定期的に防災器具、避難設備の点検を行い、各学期に1回は全校挙げての避難訓練を実施しております。加えまして、三重県教育委員会作成による防災ノートを有効に使いながら、災害時の行動等について確認しております。また、附属のワークシートを持ち帰り、各家庭での防災意識の向上にも力を入れております。  今年度、川越南小学校では、津波発生時に朝日町町民スポーツ施設へ避難する際には、朝明川を渡らなければならないという校区の実情に伴いまして、避難経路等の見直しを行っているところでございます。  また、川越北小学校におきましても、去る10月26日に朝日町町民スポーツ施設への避難訓練を実施する中、家屋の倒壊のおそれのある狭い道路から、より安全な道路へ避難経路の変更を行っております。加えまして小学校1年生におきましては、毎年起震車を使っての地震体験を行っております。  また、南北小学校では土曜授業の際に、NPO三重減災啓発ネットの御協力による土鍋・炊き出し訓練も行っております。  川越中学校におきましては、これまでの定期的な避難訓練の実施に加え、昨年の秋にはPTA家庭教育講座で三重大学准教授の川口先生に来校いただきまして、生徒と保護者を対象とした防災に関する講演会を実施したところでございます。  一方、避難所運営の訓練につきましては、今年度は各学校作成による校舎の避難所設営見取り図を見直し、避難所開設の際に校舎等の利用について確認をいたしました。  加えまして、町の防災計画との整合性を図りつつ、先ほど述べました川越町の学校における防災計画の改訂を行い、避難所開設時の教職員の応援体制の明確化等を進めているところでございます。  今後も総務課と連携しながら、役場職員と教職員による避難所運営に関する協議の場をもってまいりたいと考えております。  次に、大きな御質問の2点目でございます。  健康と食育への取り組みはのうち、こ食を防ぐための幼稚園、小中学校での食育への取り組みは、につきましてお答えいたします。  先ほど、町長からも答弁がございましたが、こ食には一人で食べる孤独の弧を使っての「孤食」以外にも、同じものばかりを食べる、固定してしまった食の固を使いましての「固食」、濃い味つけのものばかりを食べる、濃い食と書いての「濃食」、それとパンや麺類などの粉からつくられたものばかりを食べる粉食、これで「粉食」というふうないい方など、さまざまな「こ食」が社会問題となっております。  食事は生きる力を育む上で、非常に大切なものですが、子どもや保護者を取り巻く状況を振り返ると、豊かさや利便性と引きかえに日本の伝統的な食文化の継承や食を通じた経験が少なくなっているといえます。  当町の子どもたちにおきましても、子どもたちの食をめぐる現状は必ずしもいいとは言えません。例えば、朝食を毎日食べていますかという質問に対して、小学校6年生の7.0%、中学校3年生の8.2%が余り食べていない、全く食べていないと回答しており、全国の平均がそれぞれ4.6%、6.0%であるのに対して高い結果となっております。  このような状況の中、川越町では川越北小学校に配属されている学校栄養教諭を中心に、川越町内各小中学校の教室で食育の授業が行われております。  例えば、小学校5年生の家庭科の授業では調理実習を行う前に、だしを使うことで塩分を控えながらおいしく食べる工夫を学んでおります。小学校4年生には、栄養のバランスのとれた食事をとるために、どれぐらいの量の野菜を食べたらよいのか、実際の野菜を使って必要な量をはかりとって、実感させる体験をさせております。また、中学校でもお弁当にどんなおかずを詰めるとバランスのいい栄養がとれるのかを考える学習なども行っております。さらに幼稚園では公開保育の際に、保護者に向けて朝食をとることの大切さや栄養のバランスを考えて給食のメニューがつくられていることを伝えています。  また、保護者に対する給食だよりで、給食メニューの中から、親子で簡単に調理できるレシピを紹介したり、旬の野菜を食べることを勧めたり、食事と健康にかかわる話を紹介したりすることで、食への関心を高め正しく理解してもらうよう、取り組んでおります。  今後も児童生徒の発達段階に応じた子どもたちへの食育の授業と保護者への周知を行っていくことで、子どもたちにとって、よりよい食環境となるよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) 答弁、ありがとうございます。  再質問をさせていただきます。  1つ目の問題点に対してですけれども、現在ですけれども、小学校には備蓄資財倉庫があるのですが、中学校には設置されていません。これどうしてなのかということと、今後災害時の対応はどうするのか、また、設置の計画はあるのかを教えてください。 ○議長(寺本清春君) 吉野防災担当監。 ○防災担当監(吉野 昭君) 寺本由美議員の再質問にお答えをさせていただきます。  中学校につきましては、敷地等の広さを考えますと設置箇所も難しいことから、現状としては設置してないのが現状でございます。しかしながら、発電機等のですね、災害時に使う資器材等につきましては校舎等の倉庫をお借りしまして、そちらのほうに設置はしております。また、ほかの避難所もそうなんですけども不足が生じた場合にはですね、川越町におきましては、こういったコンパクトな町ではございますので、近くのですね、ほかの場所からなり、この役場からなりとか、ほかのところから運んでですね、搬送することによって賄えるものと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。  あとですね、その中学校の建てかえのときにはですね、そういったものも含めてですね、敷地等もありますので、検討はしてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。  ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) はい、ありがとうございます。  さっき松岡議員の質問中でも建てかえに検討していくということで答弁いただきました。やはりね、建てかえでいいですけれども、学習施設であり、避難所施設として十分対応できるような建物を検討していただきたいと思います。  もう1つ、質問ですけれども、避難場所施設である朝日町町民スポーツ施設や川越高校に、防災資器材や備蓄品倉庫などの設置はできないでしょうか教えてください。 ○議長(寺本清春君) 吉野防災担当監。 ○防災担当監(吉野 昭君) 朝日町とかですね、川越高校になりますと、どうしても施設管理者との協議も必要になってくるのとですね、あと日常的な管理等も必要になってきます。そういったものがですね、じゃあどちらがやるのかと言う協議もありますので、こちらのほうはですね、また一概に入ってきますというお答えはできないんですけども、今後ですね、そういったものを含めながら検討はさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) 次にですけれども、避難所に区長さんと行政のパイプ役になる職員の配置をしていただきたいんですけど、そちらのほうはどうでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 吉野防災担当監。 ○防災担当監(吉野 昭君) 寺本由美議員の質問にお答えさせていただきます。  大規模災害時におきましては、公民館及びですね、体育館等それぞれに避難所として開設する場合におきましては、避難所でのですね、必要物資やまた地域の実情のですね、連絡要員としてですね、町の職員自体は避難所にですね、設置、配置することにはしております。  またですね、町有施設以外のですね、避難所でありますですね、先ほど申しました県立川越高校、また北部浄化センターこちらのほうにつきましても同様としておりますので御理解いただきたいと思います。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) 行政側はね、いろいろな業務があると思いますけれども、地域の区長さんの相談役、そして地区公民館や各施設など避難所運営がしやすいようにかならず町職員の配置をお願いしたいと思います。お願いします。  次にですけれども、中学生に対してですけれど、避難所運営訓練、HUGとか、簡易型図上訓練DIGっていうものがありますが、こちらは実施についていかが考えておるでしょうか、教えてください。 ○議長(寺本清春君) 山内学校教育課長。 ○学校教育課長(山内雅喜君) 中学生に対する避難所開設訓練、HUGとか、それから図上訓練のDIG、これらは確かに地域貢献とか災害時の自助、共助の意識、行動力を高めることが期待できると考えます。  一方で、先ほども教育長のほうから答弁しましたように、中学校では毎年防災ノートを中心とした計画的な防災教育が実施されており、生徒一人一人の防災意識と行動力の高揚を図っているところでございます。  現在、川越町の学校における防災計画の改訂を進めておりますが、限られた教育課程の中で避難所開設訓練等を含め、中学生にとって必要な防災教育について、中学校と協議を重ねていきたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。
    ○5番(寺本由美君) 今現在ですね、小学校、中学生ですね、そちらに防災意識が身につけば今後として、将来震災があったときにどこにいても慌てず、判断できる子どもたちが成長していることだと感じております。  また、中学生がね、地域の大人の人と一緒に、例えばHUGであり、DIGでありという訓練をすることは地域とのきずなづくりにもなると思いますので、防災教育の大切さを再認識し、防災計画をよりよいものにしていくために検討をお願いしたいと思います。  町民全体の命を守るために、防災を強化するとか、堤防を強化するとか、避難タワーを設置するということは町民が避難しなくても状況をつくると思いますので、避難できない人もたくさんこれから先、ふえると思いますので、避難しなくてもその状況をつくる、防災に力を注いでいただきたいと思いますので、そちらも御検討をよろしくお願いいたします。  2つ目の質問、食事に関した質問をお願いいたします。  病気の予防のために行っている栄養指導の件数や診療所との連携の中で行っている栄養指導の件数などはどれぐらいあるでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) 寺本由美議員の再質問にお答えさせていただきます。  現在、病気の予防として実施している栄養指導は、例えばメタボ予防のための特定保健指導や、慢性腎臓病予防のための栄養指導、また健康推進委員を対象としたものや、地区公民館においての病気予防のための健康教室の中で栄養指導を実施しておりまして、平成28年度の実績といたしましては、あわせて178件行っております。あと、診療所での栄養指導については、12件の実績でございます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) 今、診療所のほうで12件という話があったんですけれども、これは定期的に指導を行っているのか、単発的に行っているのか教えてください。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) 診療所での栄養指導におきましては、診療の中で医師または看護師のほうが必要と認めた方について、健康管理センターのほうに連絡が入り、それで栄養士、管理栄養士のほうが対応させていただいてるということで、随時ということでございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) はい、ありがとうございます。  病気予防と食の視点から、以前は糖尿病予防教室とか高血圧予防教室といった、病気別の集団での健康教室を実施していましたが、現在は集団での教室は実施しているのでしょうか、教えてください。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) お答えいたします。先ほど、町長のほうからも答弁させていただきましたように、特定保健指導や慢性腎臓病予防といった病気の予防のための集団健康教室は、現在も実施しております。教室に行った方、全員の方を対象とした調理実習、また運動実践を行ったり、あるいは個別相談や栄養指導を行うなど、集団と個別との対応を織りまぜながら、生活習慣の改善に向けた効果的な方法を検討して実施してございますので、御理解いただきますようお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) 今のお話を聞かせていただいて、病気の予防イコールメタボ予防ということで考えてもいいのでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) お答えいたします。メタボ予防は生活習慣病予備軍ということになりますので、かなり幅広くは捉えられるんではないかと思いますが、必ずしもメタボ予防だけではなく、それ以外の病気に対しても栄養指導のほうは必要であると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) 済みません、次ですけれども、幼児を対象とした健診の中でどのような栄養指導の内容が多いのか教えてください。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) はい、お答えいたします。  幼児を対象とした健診は1歳半から3歳児健診になりますが、それらを通じて保護者の方が訴えとして多いのは、例えば野菜嫌い、あるいはむら食い、うまくかめない、丸飲みといった内容が多く、これらに対しては個別に応じた栄養指導を行っております。また、管理栄養士のほうからは、おやつを与える上での留意点、また生活リズムを整えることの必要性を健診を通じ保護者の方に伝えてございます。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) 済みません、幼児に関してですけれども、幼児の食生活に関して児童館、支援センター等連携しているのはどんなものでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) 児童館との連携でございますが、児童館のほうには年に1回から2回ですが、健康管理センターのほうの栄養士、また保健師のほうが出向きまして子どもの健康や適切な食事のとり方などのお話をさせていただいております。  その他ですね、児童館に来所する方で食事の相談があった場合は、児童館等の職員から、いきいきセンターのほうへ月2回育児相談の実施してございますので、こちらのほう進めてもらい、この中で栄養士相談に応じるなど、児童館と連携をとりながら幼児の食生活の支援に努めておりますので、御理解のほどお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) 乳幼児に関して、ありがとうございます。  次にね、高齢者なんですけれど、高齢者の食生活についてですけれど、ひとり暮らしの方がふえているのが現状だと思います。そういう方々に向けての講演会を実施するなどして、高齢者の方への栄養面での知識の普及が必要と思われますけれどもいかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) お答えいたします。  高齢者の方への食事指導についてでございますが、高齢者の方につきましてはいわゆる成人の方は栄養のとり過ぎに焦点を当てるっていうふうになりますが、高齢者の方についてはそうじゃなく低栄養、いわゆる栄養不足による体力や抵抗力の低下予防に焦点を当てた指導が必要になってございます。  当町におきましては、介護予防事業の中で、管理栄養士による低栄養予防のための教室を実施してございます。内容は講話、また試食などを取り入れながら今年度平成29年度は5つの地区での教室を開催してございます。来年度はまた5地区開催する予定でございます。これら必要に応じ個別の対応も計画しておりますし、社会福祉協議会の包括支援センターとも連携をとりながら、対象者の選定なども進めながら、高齢者の方の食事指導に進めさせていただいております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) ありがとうございます。  現在、国では平成17年に食育基本法が施行されされて三重県では平成28年7月に、第3次三重県食育推進計画が策定されました。この目標が平成32年度というふうになっていますけれども、当町においても食育推進計画が進められていると思いますけれども、その状況はいかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) お願いいたします。現在、当町におきましては食育推進計画というものはまだ立ててはございません。しかしながら、食育は乳幼児から保育園児、幼稚園児、小学生など、子どもの健全な発育や発達、また成人や高齢者の病気の予防など、他分野広くわたっており、最初、町長が答弁させていただきましたように健全な体と心を保つためには食育はとても重要な位置づけに当たると考えておりますので、今後当町におきましても食育推進計画の立案については前向きに検討していきたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) 食育を進めていく中で、三重県が第3次計画である食育推進計画なんですけれども、平成28年に食育手帳というものも作成されております。これはお年寄りから赤ちゃんまで全てライフスタイルに応じた食生活のポイントを示しているものですけれども、この活用というのは食育を進めていくのに使えないでしょうか。教えてください。 ○議長(寺本清春君) 新堂健康推進課長。 ○健康推進課長(新堂愉香子君) はい、お答えします。  寺本議員御指摘の食育の手帳というものも参考にさせていただきながら、今後食育推進に努めていきたいと思っておりますので、どうぞ御理解のほどお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) はい、ありがとうございます。  今度はちょっと健康推進課じゃなく、ほかにお願いしたいんですけれども、働くお母さんからすると、ひと手間かけるということをね、とても時間がかかり難しい場合もありますので、できれば給食だよりなどで時間短縮のレシピなど紹介していただいてはいかがでしょうか。その考えはどうでしょう。 ○議長(寺本清春君) 加藤福祉課長。 ○福祉課長(加藤元浩君) それでは寺本由美議員の再質問にお答えをいたします。  子どもたちに食の楽しさを伝えるため、食事にちょっとした手間をかけること、これはとても大切なことであると思います。一方、保育園にお子さんを預けるお母様は働いているため、食事に時間がかけられないというのが現実としてあろうかと思います。このような家庭では時短レシピは有効な手だてとなると思います。  保育所から保護者の方には給食だよりで食の大切さやバランスのよい食事、季節の食材を使った献立などのレシピを紹介しており、その中で取り上げていきたいと考えていますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) 山内学校教育課長。 ○学校教育課長(山内雅喜君) 小学校におきましての給食だよりのほうで、先ほどまで述べましたとおり、親子でつくる簡単レシピが給食の紹介を行い、家庭で給食のメニューを再現することで、親子で食についての話題ができるよう工夫しております。  ほかにも小学校では給食委員会で朝御飯の簡単レシピを作成し、紹介する取り組みが行われたという報告を受けております。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) はい、ありがとうございます。  次にですけれども、こ食を防ぐために小中学校での調理実習はよいきっかけになると思うんですけれどもいかがでしょうか。 ○議長(寺本清春君) 山内学校教育課長。 ○学校教育課長(山内雅喜君) 小中学校の調理実習につきましては、小学校の5年生で「はじめてみようクッキング」、「食べて元気に」という単元で、卵をゆでたり、御飯とみそ汁をつくったりという簡単な活動が始まります。6年生では「いためてつくろう朝食のおかず」、「工夫しようおいしい食事」という単元で、栄養のバランスを考え、簡単な朝食づくりや身近な食品を用いて1食分の献立を調理する活動が行われております。また、中学校では「調理と食文化」という単元で、肉や野菜を使ったより本格的な日常食の調理を行っております。  調理実習が行われる際には、教員が実際に家庭に帰っても調理してみるといいですよと呼びかけており、実際に事前に調理の練習を行ったり、学習後に学校で習った調理を試したりしている児童生徒も多いという報告を受けています。調理実習の時間は子どもたちにとって食育の大切な時間ととらえ、引き続きよりよい食生活の定着に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(寺本清春君) 寺本由美君。 ○5番(寺本由美君) はい、ありがとうございました。  乳児から高齢者まで質問してお答えいただきました。子どもたちの川越町内や近隣を含めると最近外食産業がふえてきているのが現状だと思います。子どもたちの学力向上にもつながると思いますので、今後も家庭での食事の大切さを引き続き伝えていただきたいと思います。  そして、食育推進計画を充実したものに進めていただきたいと思いますのでお願いいたします。 ○議長(寺本清春君) これにて、寺本由美議員の質問を終わります。  これをもって、一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。開始時間を午後2時30分とします。              午後 2時13分 休憩              午後 2時29分 再開 ○議長(寺本清春君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。 ◎日程第6 議案第47号 専決処分について ○議長(寺本清春君) 日程第6、議案第47号、専決処分についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第47号、平成29年度川越町一般会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについて、提案説明を申し上げます。  本案の専決処分事項は、平成29年9月28日に衆議院が解散されたことに伴い、衆議院議員総選挙等を執行するため、一般会計の既定の歳入歳出予算に10,035千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,113,468千円にしたものであります。歳出につきましては、平成29年10月22日執行に係る衆議院議員総選挙等の関連経費であります。  歳入につきましては、衆議院議員総選挙等に係る県委託金を追加計上するとともに、繰越金にて収支の均衡を図りました。  以上、概要を説明を申しましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします、ただいま議題となっております議案第47号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第47号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。  反対討論なしと認めます。
     次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  賛成討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第47号、専決処分についての件を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(寺本清春君) 起立多数であります。  よって、議案第47号、専決処分についての件は、これを承認することに決しました。 ◎日程第7 議案第48号 固定資産評価審査委員会委員の選任について ○議長(寺本清春君) 日程第7、議案第48号、固定資産評価審査委員会委員の選任についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第48号、固定資産税評価審査委員会委員の選任について、提案説明を申し上げます。  固定資産評価審査委員会委員につきましては、平成29年12月31日に任期が満了いたしますので、地方税法第423条第3項の規定に基づき、選任したく提案をいたします。  当該委員は、川越町民、徴税の納税義務がある者または固定資産の評価について学識経験を有する者のうちから選任することとなっており、任期は平成30年1月から3カ年でございます。  3名の方々は、人格が高潔で、広く町民から信頼を寄せられ、豊富な知識、経験を有する方々であって、適任と考えておりますので、どうかよろしく御同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします、ただいま議題となっております議案第48号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第48号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。  反対討論なしと認めます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  賛成討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  お諮りいたします、ただいま議題となっております議案第48号、固定資産評価審査委員会委員の選任についての件は、これに同意することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 異議なしと認めます。  よって、議案第48号、固定資産評価審査委員会委員の選任についての件は、これに同意することに決しました。 ◎日程第8 議案第49号 工事委託に関する協定の締結について ○議長(寺本清春君) 日程第8、議案第49号、工事委託に関する協定の締結についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第49号、工事委託に関する協定の締結について、提案説明を申し上げます。  本案は、川越町公共下水道川越排水機場調整池拡張工事委託に関する協定の締結であります。  工事概要は、雨水浸水対策に関する工事のうち、排水機場調整池の拡張工事を行うものであります。  なお、協定金額は3億円で、当該施設建設時の設計・工事を手がけた施設内容を熟知しております日本下水道事業団と本協定を締結いたしたく提案を申し上げます。  以上、概要を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  伊藤勝也君。 ○7番(伊藤勝也君) はい、ありがとうございます。  先ほど町長のほうから提案説明いただきましたけど、確かに雨水対策という形ですね、拡張工事やる上においてはですね、いわゆる浸水対策っていうことは十分わかるんですけど、3億円という大きな投資をするわけですので、その辺の具体的な内容がわかりましたらそれを教えていただきたい。決して私は悪いという意味じゃなしに、これただ単にいわゆる拡張工事するだけでは、どの程度の雨水対策になるのか、具体的な数字がわかりましたらちょっと教えていただきたいなと。  それと、随意契約についてもですね、確かに公団の方がですね、内容は全てわかってますので、それについては別に異議はございませんけど、いわゆる数字的なものがもし出せれましたら教えていただきたいなということでございます。 ○議長(寺本清春君) 藤田上下水道課長。 ○上下水道課長(藤田仁志君) 伊藤議員の質問にお答えさせていただきます。  まず、この工事の必要性でございますけども、川越排水機場及び調整池につきましては、昭和63年当時の土地利用状況に基づき計画降雨量に対応した施設として新設を行いましたが、その後、川越インターの開発等に伴い養鰻池が埋め立てられ、そのようなことから土地利用形態が変化した結果、既設排水機場及び調整池に集まる雨水流出量が増加したこと、また耐震設計基準が見直され、調整池、護岸の耐震化を行った結果、調整池の能力が縮小したため、このたび浸水対策として早急な調整池の容量確保が必要となったわけでございます。  今回、数字ですけども、今回の拡張工事に伴いまして、1万1,000立方メートルふえることにより、近年増加した雨水流出量につきましてはクリアできるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) ほかに質疑ありませんか。  伊藤勝也君。 ○7番(伊藤勝也君) 確かに、今説明ではわかるんですけど、数字的なものははっきり出てないということですね。  それとですね、もう1つ、ちょっと気になるんですけど、以前に私も一般質問をさせていただきましたけど、現在の調整池がですね、いわゆる汚泥の泥がですね、約1メートルぐらいまだ堆積しておると、そこらあたりの対応をやっぱりきちっとやらないとただ、拡張していくだけではやっぱり問題があるんじゃないかと、その辺のとこもちょっと関係ないかもわかりませんけれど、その辺のところ答弁もちょっとお願いしたいなというふうに思ってますので、よろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) 藤田上下水道課長。 ○上下水道課長(藤田仁志君) 伊藤議員の質問にお答えいたします。  池底にたまっている池泥につきましても、以前から心配していただいておりますが、これにつきましても当町としましては把握はしておりますが、なかなかこの作業につきましては一度行うに当たって莫大な金額がかかりますので、何年かに一度しかできにくいものと考えております。  しかし、この作業につきましては、以前やってから随分経過しておりますので、そろそろこの時期ではないかと当町のほうも考えておりましたので、ただ、ここでいつの時期ということは申し上げることができませんけども、近い将来にはお金のことは考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。  以上でございます。 ○議長(寺本清春君) ほかに質疑はありませんか。  伊藤勝也君。 ○7番(伊藤勝也君) はい、ありがとうございます。  ただ、皆さんも御承知のようにですね、東京都では地下にやっぱり調整池みたいな形で、名古屋でもやっぱり同じようなことをやっていると、この辺は地下にやるというわけにはいかないから調整池をふやしておるという形は私は十分理解できるんですけど、本当の私がお聞きしたかったのは、例えば今、排水機場そのものがですね、1時間70ミリでしたか、までは排水できるけどという形が今、世間でもですね、ゲリラ豪雨的なものを、1時間に100ミリ近くの雨がこれからは予想されるという形になってきますとですね、川越町内、町長も答弁でありましたように、ほとんどがゼロメートル地帯が多いということですね、その辺も踏まえてですね、できたら時間何ミリぐらいまでが、その調整池で耐えれるのか、いわゆるそういうことも想定しながら、ちょっとやっていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) 藤田上下水道課長。 ○上下水道課長(藤田仁志君) お答えさせていただきます。  今のところですね、現在の池の容量及びポンプ場の能力からいたしますと、大体時間70ミリの雨には耐えれるであろうということになっておりますけども、議員もおっしゃられますように、近年よくありますゲリラ豪雨等をですね、そんなんではなかなか正直対応難しいことは考えられますけども、ここまたポンプ場の更新時期にはですね、能力アップも考えてですね、いきたいとは考えておりますので、御理解のほどひとつよろしくお願いします。 ○議長(寺本清春君) ほかに質疑はありませんか。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします、ただいま議題となっています議案第49号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第49号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。  反対討論なしと認めます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  賛成討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第49号、工事委託に関する協定の締結についての件を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(寺本清春君) 起立多数であります。  よって、議案第49号、工事委託に関する協定の締結についての件は、原案のとおり可決されました。  安藤議員に議員に申し上げます。腰が痛かったら挙手で結構ですので。 ○8番(安藤邦晃君) ありがとうございます。 ◎日程第9 議案第50号 財産の無償譲渡について
    ○議長(寺本清春君) 日程第9、議案第50号、財産の無償譲渡についての件を議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第50号、財産の無償譲渡について、提案説明を申し上げます。  本案は、臨港道路霞4号幹線整備事業に伴い、国土交通省へ臨海橋を無償譲渡するものであります。  無償譲渡に当たりましては、今後、当町が橋のかけかえ及び全ての維持管理が発生しないことを条件に無償譲渡するものであります。  以上、概要を御説明をいたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いします。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了します。  お諮りいたします、ただいま議題となっています議案第50号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第50号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。  反対討論なしと認めます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  賛成討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第50号、財産の無償譲渡についての件を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(寺本清春君) 起立多数であります。  よって、議案第50号、財産の無償譲渡についての件は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第10 議案第51号 平成29年度川越町一般会計補正予算(第4号) ○議長(寺本清春君) 日程第10、議案第51号、平成29年度川越町一般会計補正予算(第4号)の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第51号、平成29年度川越町一般会計補正予算(第4号)について、提案説明を申し上げます。  本案は、既定の歳入歳出予算に56,873千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,170,341千円とするものであります。  歳出における主な内容を申し上げます。  歳出全般にわたり、人件費につきましては人事異動等に伴う補正であります。  次に、総務費は法人住民税等還付の増加による還付加算金の増額等であります。  民生費は、平成30年4月から導入を予定をしております、子どもに係る医療費の現物支給化に伴う福祉医療費システムの改修費用並びに保育所及び児童館の安全対策強化を図るため、防犯カメラ設置等に係る費用の追加であります。  消防費は、豊田水防倉庫建設に伴う構造計算適合性判定に係る手数料の追加であります。  教育費は、北小学校特別支援学級の増設及び南小学校特別支援学級の新設並びに新年度児童に対応するための備品購入等の増額であります。  諸支出金は、ふるさと応援寄附の寄附件数増加に伴う積立金の増額であります。  歳入につきましては、歳出の事業に関連する特定財源を補正計上するとともに、繰越金にて収支の均衡を図りました。  また、債務負担行為の補正といたしまして、公用車運転管理業務を初め、ふれあいバス運行管理業務、児童福祉施設防犯カメラ設置事業、児童館安全対策事業、川越町総合センタープロパンガス・空調ボイラー用灯油購入、川越富洲原駅橋上線事由通路等清掃業、中学校給食業務委託を追加をいたしました。  以上、概要を御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第51号、平成29年度川越町一般会計補正予算(第4号)の件は御手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ◎日程第11 議案第52号 平成29年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(寺本清春君) 日程第11、議案第52号、平成29年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第52号、平成29年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、提案説明を申し上げます。  本案は、事業勘定において、既定の歳入歳出予算に13,188千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,480,538千円とするものであります。  また、診療施設勘定においては、既定の歳入歳出予算に801千を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ160,401千円とするものであります。  まず、事業勘定の歳出における主な内容を申し上げます。  退職被保険者に係る療養給付費及び高額療養費の執行見込額による増額、介護納付金額の確定に伴う増額並びに平成28年度分の療養給付費等に係る国庫支出金及び特定健診、保健指導に係る国県支出金の確定に伴う返納金の増額計上であります。  歳入につきましては、介護納付金に係る国庫支出金の増額、退職被保険者に係る現年度分療養給付費交付金の増額、退職者医療に係る平成28年度療養給付費交付金の確定に伴う過年度分療養給付費交付金の増額、保険基盤安定負担金の減額に伴う繰入金の減額、一般被保険者延滞金の実績に伴う増額計上等を行い、前年度繰越金を増額計上し収支の均衡を図りました。  次に、診療施設勘定の歳出における内容を申し上げます。  平成29年度に新規採用した看護師の、給料等の人件費の調整による増額計上でございます。  歳入につきましては、繰越金にて収支の均衡を図りました。  また、債務負担行為の補正といたしまして、診療施設勘定において、空気清浄機のレンタル3年分に伴う経費を計上いたしました。  以上、概要の御説明申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第52号、平成29年度川越町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の件は、御手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。 ◎日程第12 議案第53号 平成29年度川越町介護保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(寺本清春君) 日程第12、議案第53号、平成29年度川越町介護保険特別会計補正予算(第2号)の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第53号、平成29年度川越町介護保険特別会計補正予算(第2号)について、提案説明を申し上げます。  本案は、既定の歳入歳出予算に16,050千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ855,850千円とするものであります。  補正予算の内容は、歳出につきましては総務費において、介護保険法の改正に伴う調整交付金における年齢区分の細分化等の電算システムの改修費の追加、保険給付において介護予防福祉用具購入費及び住宅改修費並びに高額医療合算介護サービス費の給付見込額の増に伴う増額、諸支出金において、平成28年度介護給付費の精算に伴う国県支出金返納金及び地域支援事業費の精算に伴う一般会計繰出金等を計上をいたしました。  歳入につきましては、介護給付費財政調整交付金の交付決定等による増額、平成28年度地域支援事業費の精算に伴う支払基金交付金の追加計上をするとともに、繰越金を計上し、収支の均衡を図りました。  以上、概要説明を申し上げましたが、何とぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっています議案第53号、平成29年度川越町介護保険特別会計補正予算(第2号)の件は、御手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。 ◎日程第13 議案第54号 平成29年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(寺本清春君) 日程第13、議案第54号、平成29年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第54号、平成29年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、提案説明を申し上げます。  本案は、既定の歳入歳出予算に9,201千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,353,301千円とするものであります。
     まず、歳出における内容を申し上げます。  職員の人事異動に伴う人件費の増額であります。  歳入につきましては、一般会計からの繰入金及び繰越金を増額し収支の均衡を図りました。  以上、概要を説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第54号、平成29年度川越町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)の件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第14 議案第55号 平成29年度川越町水道事業会計補正予算(第1号) ○議長(寺本清春君) 日程第14、議案第55号、平成29年度川越町水道事業会計補正予算(第1号)の件を議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第55号、平成29年度川越町水道事業会計補正予算(第1号)について、提案説明を申し上げます。  本案は、収益的支出について、既定の支出の総額に687千円を追加し、支出の総額を371,666千円とするものであります。  内容につきましては、営業費用の総係費において、人事異動に係る給与、手当等の実績見込みにより、人件費の増額をいたしました。  以上、概要を説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第55号、平成29年度川越町水道事業会計補正予算(第1号)の件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第15 議案第56号 川越町個人情報保護条例の一部改正について ○議長(寺本清春君) 日程第15、議案第56号、川越町個人情報保護条例の一部改正についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第56号、川越町個人情報保護条例の一部改正について、提案説明を申し上げます。  本案は、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律が改正され、個人情報の定義の明確化、要配慮個人情報の新設などの改正が行われました。川越町個人情報保護条例においても、同様の定義規定を設けておりますので、同法の改正趣旨を鑑み、定義規定の改正を行うとともに、所要の改正を行うものであります。  以上、概要を説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第56号、川越町個人情報保護条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第16 議案第57号 川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について ○議長(寺本清春君) 日程第16、議案第57号、川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正ついての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第57号、川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について、提案説明を申し上げます。  本案は、平成30年4月1日からコンビニエンスストア等に設置している多機能端末機から、住民票の写しや印鑑登録証明書など、各種証明書が取得できるサービスの導入に伴い、本条例の一部を改正するものであります。  内容といたしましては、個人番号カードを利用して、みずから端末を操作し、証明書の申請から交付までが行える条文を追加するものであります。  以上、概要を御説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第57号、川越町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第17 議案第58号 川越町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について ○議長(寺本清春君) 日程第17、議案第58号、川越町職員の育児休業等に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第58号、川越町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、提案説明を申し上げます。  本案は、人事院規則において職員の育児休業等に関する規定が改正され、非常勤職員の育児休業について、特別の事情がある場合には1歳6カ月まで休業可能でありましたが、依然として特別な事情を有している場合には2歳に達するまで休業を延長できるよう措置されたことに伴い、町の条例においても人事院規則に準拠するよう改正させていただくものでございます。  以上、概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第58号、川越町職員の育児休業等に関する条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第18 議案第59号 川越町税条例の一部改正について  日程第19 議案第60号 税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例の一部改正について  日程第20 議案第61号 川越町介護保険条例の一部改正について  日程第21 議案第62号 川越町後期高齢者医療に関する条例の一部改正について ○議長(寺本清春君) この際、申し上げます。  日程第18、議案第59号、川越町税条例の一部改正について、日程第19、議案第60号、税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例の一部改正について、日程第20、議案第61号、川越町介護保険条例の一部改正について、日程第21、議案第62号、川越町後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてまでの4件を一括議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第59号から議案第62号までの4件について、一括して提案説明申し上げます。  議案第59号、川越町税条例の一部改正について、議案第60号、税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例の一部改正について、議案第61号、川越町介護保険条例の一部改正について、案第62号、川越町後期高齢者医療に関する条例の一部改正について、以上4件につきましては、町税を初め、税外収入金、介護保険料及び後期高齢者医療保険料に係る督促手数料につきまして、督促状発送に係る実費相当額とするため、50円から100円と改正をするものでございます。  以上、概要を御説明をいたしましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  議案第59号について、これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第59号、川越町税条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。  議案第60号について、これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第60号、税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。  議案第61号について、これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。
     ただいま議題となっております議案第61号、川越町介護保険条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。  議案第62号について、これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第62号、川越町後期高齢者医療に関する税条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、教育民生常任委員会に付託いたします。 ◎日程第22 議案第63号 川越町水道事業給水条例の一部改正について ○議長(寺本清春君) 日程第22、議案第63号、川越町水道事業給水条例の一部改正についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  城田町長。 ○町長(城田政幸君) 議案第63号、川越町水道事業給水条例の一部を改正する条例について、提案説明を申し上げます。  従来、水道料金につきましては、自治省の見解により公の施設の使用料であり、公法上の金銭債権として扱われてきましたが、過日の最高裁判所における判決において、水道料金債権につきましては私法上の金銭債権であると判例がなされました。  これに伴い、近年全国多数の市町村において、その取り扱いについての変更を余儀なくされる中、当町におきましても実務の運用上、水道料金を私法上の金銭債権扱いとし、これにより現在督促状を発布した場合においては、条例の定めるところにより手数料を徴収をしておりましたが、私債権につきましては法令において督促手数料は徴収することができない規定となっているため、このたび、督促状を発布した場合における手数料の徴収を廃止する改正を行うものでございます。  以上、概要を御説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議案第63号、川越町水道事業給水条例の一部改正についての件は、お手元に配付いたしてあります委員会付託審査表のとおり、総務建設常任委員会に付託いたします。 ◎日程第23 発議第5号 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出について ○議長(寺本清春君) 日程第23、発議第5号 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出についての件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  松岡正敬君。 ○4番(松岡正敬君) 発議第5号、全国森林環境税の創設に関する意見書の提出について、地方自治法第99条及び川越町議会会議規則第14条の規定により提出します。  平成29年12月6日提出、提出者、川越町議会議員松岡正敬、賛成者、寺本由美、安藤邦晃、片山庄平、森 英郎、杉本雅照、川越町議会議長寺本清春様。  全国森林環境税の創設に関する意見書(案)。  我が国の地球温暖化対策については、2020年及び2020年以降の温室効果ガス削減目標が国際的に約束されているが、その達成のためにはとりわけ森林吸収源対策の推進が不可欠となっている。  しかしながら、森林が多く所在する山村地域の市町村においては木材価格の低迷や林業従事者の高齢化、後継者不足に加え、急速な人口減少など、厳しい情勢にあるほか、市町村が森林吸収源対策及び担い手の育成等山村対策に主体的に取り組むための恒久的、安定的な財源が大幅に不足している。  このような中、政府与党は、平成29年度税制改正大綱において、市町村が主体となって実施する森林整理等に必要な財源に充てるため、個人住民税均等割の枠組みの活用を含め、都市、地方を通じて国民に等しく負担を求めることを基本とする森林環境税の(仮称)の創設に向けて、地方公共団体の意見も踏まえながら、具体的な仕組み等について総合的に検討し、平成30年度税制改正において結論を得るとの方針を示したところである。  もとより、山村地域の市町村による森林吸収源対策の推進や安定した雇用の場の確保などの取り組みは、地球温暖化防止のみならず、国土の保全や地方創生等にもつながるものであり、そのための市町村の財源の強化は喫緊の課題である。  よって、下記の制度創設について実現を強く求めるものである。  記、平成29年度税制改正大綱において、「市町村が主体となって実施する森林整備等に必要な財源に充てるため、個人住民税均等割の枠組みの活用を含め都市・地方を通じて国民に等しく負担を求めることを基本とする森林環境税(仮称)の創設」に関し、「平成30年度税制改正において結論を得る」と明記されたことから、森林・林業・山村対策の抜本的強化を図るための全国森林環境税の早期導入を強く求める。  以上のとおり、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  平成29年12月6日、川越町議会議長寺本清春。  提出先、内閣総理大臣様、財務大臣様、総務大臣様、農林水産大臣様、環境大臣様、経済産業大臣様、衆議院議長様、参議院議長様。  以上です。 ○議長(寺本清春君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします、ただいま議題となっております発議第5号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(寺本清春君) 御異議なしと認めます。  よって、発議第5号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。  反対討論なしと認めます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  賛成討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、発議第5号、全国森林環境税の創設に関する意見書の提出についての件を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(寺本清春君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。  この際、申し上げます。  12月15日の会議は、議事の都合により特に午後1時30分に繰り下げて開くことにします。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  御苦労さまでございました。               午後 3時17分 散会 会議の経過を記載して、その相違のないことを証するため、ここに署名する。 川越町議会議長 川越町議会議員 川越町議会議員...