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令和 4年第1回定例会(第3日目 3月 9日)

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  1. 菰野町議会 2022-03-09
    令和 4年第1回定例会(第3日目 3月 9日)


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    令和 4年第1回定例会(第3日目 3月 9日)          令和4年菰野町議会第1回定例会(第3号)                   令和4年3月9日(水) 午前10時01分開議             ~~~~~~~~~~~~~~~     第1 一般質問 2.会議に付した事件   日程第1 3.出席議員(17名)   1番  矢 田 富 男 君        2番  近 藤 信 弘 君   3番  横 山 円 吉 君        4番  藤 田 賢 吾 君   5番  廣 田 直 己 君        6番  稲 垣 啓 二 君   7番  福 田 雅 文 君        8番  千 賀 優 子 君   9番  伊 藤   敦 君        10番  内 田 親 根 君   11番  益 田 和 代 君        12番  伊 藤 雅 慶 君   13番  諸 岡 雅 樹 君        14番  加 藤 大 輝 君   15番  加 藤 昌 行 君        16番  中 川 哲 雄 君   17番  中 山 文 夫 君
    4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(14名)   町長       柴 田 孝 之 君   教育長       北 口 幸 弘 君   消防長      山 本 正 春 君   総務課長      片 岡 芳 輝 君   安全安心対策室長 黒 田 雅 啓 君   企画情報課長    加 藤 正 治 君   財務課長     伊 藤   悟 君   子ども家庭課長   坂 井 貴 行 君   健康福祉課長   加 藤 信 也 君   まちづくり推進室長 伊 藤 俊 幸 君   観光産業課長   秦     崇 君   観光商工推進室長  藤 田 貴 史 君   教育推進室長   山 口   了 君   社会教育課長    堀 山 英 治 君 6.出席事務局職員(4名)   議会事務局長   阿 部 美千代 君   書記        藤 枝 貴 則 君   書記       湯 戸 久美子 君   書記        田 中 佑 樹 君               午前10時01分 開議 ○議長(中山文夫君) 皆さん、おはようございます。御苦労さまでございます。  ただいまの出席人員は、17名で定足数に達しております。  よって、令和4年菰野町議会第1回定例会は成立しましたので、再開します。  直ちに、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております。よろしくお願いします。  なお、本日は学校教育課長、内田 徹君に代わり、教育推進室長、山口 了君が出席をしておりますので、よろしくお願いします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第1 一般質問 ○議長(中山文夫君) 日程第1、一般質問を行います。  発言の順序は、会議規則第49条第3項により、議長において、あらかじめ定めておりますので、その順序に従い、発言をお願いします。  また、質問時間等については、慣例・申合せ事項に定められておりますので、時間を守っていただくよう、よろしくお願いします。  それでは、16番議員、中川哲雄議員、登壇願います。           〔16番 中川哲雄君 登壇〕(拍手) ○16番(中川哲雄君) 皆さん、おはようございます。中川哲雄です。  いつも皆さん方には、大変お世話になっております。よろしくお願いをいたします。  質問の前に、2点、ふれたいと思います。  まず、第1は、直ちにロシアはウクライナ攻撃を停止するよう強く求めるものです。  いかなる理由があるにせよ、武力による攻撃は許されません。国連憲章にも明確に違反する侵略です。  日本共産党は、綱領で、どんな国であれ、覇権主義的な干渉、戦争、抑圧、支配を許さず、平和の国際秩序を築く、このことを明確に掲げている政党であります。  できれば、この機会に、日本共産党の綱領をネットでのぞいてみていただきたいと思います。  2番目、今年度末、この3月末で退職をされる幹部職員が7人です。これまでになく多いです。  1人目、相原賢治さん、税務課の課長です。  2人目、伊藤 悟さん、財務課の課長です。議会事務局長のときには、随分お世話になりました。  3番目、太田 彰さん、企画情報課情報システム推進室長です。後継者の育成は大丈夫ですかね。  4番目、加藤信也さん、健康福祉課の課長です。彼の言葉が耳から離れません。それは「図書館が建設できなかったら職員を辞める。」って私に明言したことです。  5番目、片岡県司さん、都市整備課の課長です。  6番目、秦 浩さん、朝上地区のコミュニティセンター統括センター長です。  7番目、樋口直也さんです。会計課会計管理者兼会計課長です。以前はね、町長、次に教育長、そして収入役、これの三役やったんですよ、重要なポストです。  大変長い間、お仕事御苦労さんでした。まだまだ若いですから、健康に留意され、引き続き御活躍していただきますように期待をしております。どうもありがとうございました。  それでは、大きく3点質問いたします。  大きく1番目、新型コロナウイルス感染症から、いのち・暮らしを守るために。  第1、オミクロン株の特性を踏まえた感染対策を強めることです。  オミクロン株は、感染力が強く、感染して、次の人に感染する時間、世代時間って言うんだそうですけども、わずか2日と短く、集団感染が多発しているのが現状です。  オミクロン株の変異株、既にBA.2の感染拡大も大変心配されます。これらの変異株も視野に入れて、対策がされることが必要です。  そこで、具体的に1番目、当町の3回目のワクチンの接種状況と接種の今後の見通しについて、お伺いをいたします。  2番目、12歳未満、すなわち5歳から11歳の子どもへの接種について、対応はどこまで進んでいますか。具体的にはどのように接種を進めるんですか。協力してくれる小児科医院はどれだけありますか。お伺いします。  親、保護者は大変心配をしております。子どもも当然です。気軽に相談ができる相談窓口を設けるように求めます。  3番目、子どもの感染が急増しています。幼稚園、保育園、小・中学校など、子どもの感染状況について、及び対策の強化を求めます。  4番目、救急車の出動の状況について、お伺いします。  最近の1月、2月の救急搬送の人数、急病、発熱などの状況と前年同月比較で、その傾向及び急病の搬送先である病院の受け入れの状況について、お伺いをいたします。  全国では、搬送先がなかなか見つからない、いわゆるたらい回しにされたとか、遠くの病院にしか受け入れ先が見つからなかったとか、こういった事例が起こっています。お伺いをいたします。  第2、自宅療養者への支援を強化し、1人の犠牲者も出さない対策を求めます。  高齢者の社会福祉施設でのクラスターの発生が多発しています。  三重県でも、2月に発生したクラスターは12件、そのうち6件、半分が高齢者施設で発生しています。そのうちの5件は医療機関です。  高齢者施設で感染して、入院できない高齢者の実態など、菰野町で把握できていますか。大変心配です。  自宅療養者、特にひとり老人世帯、老老世帯、ひとり親世帯の感染支援が重要です。  支援をしている民間団体に、シングルマザーから支援が届かず、SOSが殺到、子どもに食べさせる物も尽きているなどの報道がされています。  1番目、菰野町の自宅療養者は何人いますか。先に述べたような自宅療養者の実態を把握していますか。お伺いします。  2番目、具体的にどのような、菰野町単独の支援がなされていますか。  また、宿泊施設への入居の実態など、把握できていますか。答弁を求めます。  第3、国の支援制度で、月の売り上げが30%から50%以上減少した個人事業者で最高50万円、法人で250万円まで事業復活支援金が受けられます。  大きな影響を受けている湯の山温泉のホテル、旅館及びすべての対象事業者が、この支援金を受けることができるように、情報の周知徹底と対策を求めます。  大きく2番目、公立保育園等の保育士の処遇改善と待機児童の解消について、お伺いします。  岸田首相の目玉政策である公的価格の見直しって言うんですけど、難しいですね。  具体的には、私立保育園の保育士及び学童クラブの賃金の値上げは、令和4年度菰野町一般会計補正予算(第2号)で、計上されていますが、公立保育園等の保育士の値上げなどの処遇改善はどのようになっているんですか。  速やかに補正予算を計上するように求めます。  2番目、待機児童は解消されたのですか。お伺いいたします。  令和元年9月議会の私の質問に対して、待機児童が83人になる見込みだと答弁をされました。すごい数です。東京都葛飾区と同じだと、私、指摘した覚えがあるんですけども。  待機児童解消のために、菰野保育園菰野西保育園の増改築、及び令和3年4月から、私立森の風保育園が開園し、令和4年4月から私立たいりん保育園が開園されます。0歳、1歳、2歳児の待機児童は解消されていますか。お伺いします。  大きく3番目、町長の政治姿勢について。  専決処分をされた3議案は、昨年12月議会に提案された議案第75号、菰野町課設置条例の一部を改正する条例(案)、議案第79号、菰野町公民館条例の一部を改正する条例(案)、議案第80号、菰野町教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例(案)、特例ですよ、あくまでも。  これら3議案は、関連しており、審議を十分に尽くす必要があるために、総務財政常任委員会教育民生常任委員会で合同審査を行い、全会一致で継続審議とされたものです。  柴田町長が専決処分の理由に挙げている地方自治法第158条は、普通地方公共団体の長の直近下位の内部組織の設置、及びその分掌する事務については、条例で定めるものとする。このように明記されているんですよ、条例で定めるんです。  議会は、上記条例案を慎重に審議をし、継続審議中であり、この2月14日には、常任委員会の審議を予定していました。  ところが、突然、令和4年1月26日に、審議がなされた形跡がないから地方自治法第179条第1項の規定、いわゆる議決すべき事件を議決しないに該当し、専決処分をしたとの理由であり、これは当てはまりません。  しかも、専決処分に当たり、事前に議会に何の連絡もなく、専決処分を行ったという報告書、専決処分書を議長に渡すという、もうかつてない暴挙が行われたことは、容認できません。  町長の答弁を求めます。  以上です。 ○議長(中山文夫君) 中川哲雄議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 皆さん、おはようございます。  多岐に質問がわたります。できるだけ簡潔にさせていただきますが、多少長くなることをお許しいただければと思います。  まず、1の①からでございます。  オミクロン株の特徴は、とにかく感染力が極めて強いということに尽きます。  とはいえ、感染防止の対策として、最も有効な方法は、これまでの株と全く同じでございますので、結局は感染防止対策を徹底に取り組むほか、この感染対策としてはないというふうに考えております。  中でも有効なものは、やはりワクチン接種と考えております。新型コロナワクチン、これについてのいわゆる3回目接種、追加接種、子どもたちへの接種、もちろんこれは勧奨したり強制するということは全くないものでございますが、ただ打ちたい人がすぐに打てるというために、積極的にそのような機会を確保することに取り組みました。当町では、県下の市町のトップを切って、一般高齢者の皆様への集団接種を開始し、接種が完了された方の率も43.31%と三重県の平均はもとより、全国平均も大きく上回っております。  現在も、菰野厚生病院保健福祉センターけやきでは集団接種、町内の個別医療機関では個別接種を実施しております。引き続き取り組みを進めてまいります。  また、感染を皆さん自身の手で防止していただく。これも大切ですので、そのための積極的な広報活動、とにかく接触の機会を減らす。これが一番、感染対策に大切だということを重ねて啓発していきたいと思っております。
     県の事業である、いわゆるPCR検査事業検査キット、この協力も進めておりまして、既に菰野町でも健康福祉課窓口におきまして、この検査キットの配布を実施いたしました。1月20日から2月17日まで、20日間、515人の方に利用をしていただきました。  さらに、幼稚園、保育園における感染対策でございます。職員のマスク着用、遊具の小まめな消毒、定期的な換気の徹底、大人数での行事の自粛、保護者参加の行事の延期、このような基本的な感染対策は当然でございますが、加え、エアロゾル感染対策といたしまして、循環式紫外線清浄機、これを各保育室で常時稼働させております。  さらに、本年度、新たな取り組みといたしまして、サーマルカメラ、これは体温を測定することで、感染者、発熱者を検知し、感染者の皆さんと接触を避けるためのものでございますが、これを設置しております。  さらには、園児の皆様の使用済みおむつの持ち帰りをなくしました。これはおむつを通じ、新型コロナウイルスの持ち出し、持ち込みの機会を減少させるためのものでございます。  このように、有効と考えられるもので導入が可能なものにつきましては、随時、速やかに対策を行っておるところでございます。  さらに、とにかく接触の機会を減らすということが、どうしてもこれは必要であります。  反面ですね、保育所は社会的機能の維持のために事業の継続が、これは守るということも大切でございますので、基本的には、厚生労働省による保育所の位置づけと同じく、この感染者が園児や職員に確認された場合でも、いきなりすべて閉鎖することはしない。原則で開所すると、方針は維持しておりますが、とにかく接触機会を減らすという観点から、登園自粛をお願いすること、また感染拡大の恐れが高まった場合、どうしようもないという場合には、部分的にクラス閉鎖に踏み切るとの対策も進めておるところでございます。  次に、自宅療養者への支援の強化でございます。  この支援というふうなものにつきましては、感染症法に基づいて、県管轄の保健所が医療機関からの発生届の受付、疫学調査等、さまざまな事業を実施し、基本的な県の事業となっております。これは結局、医療に関する支援が市町によって差があってはならない。事業の性質上、規模が大きな、県のような組織、四日市ほど大きければ別ですが、さもない限り、実施が困難であるからです。  このため、とにかく感染対策に必要な情報や措置の方針は、法律に基づいて、県の職務となっております。このため、菰野町独自の施策を実施するっていうことは、法律上、権限が認められていない。しかもこれに対応する予算というふうなものも、国から与えられないと。もともと菰野町っていうのは、すべての予算が独自の財源で賄われていません。標準財政規模から見ると、大体0.9前後ということでございますから、1割程度は国から交付金をいただいて、やっと運営しているというところがございます。その全体の金額が、もともとこの感染対策というふうなものにつきまして、主体的に行うというふうなことを前提とした予算になっておりませんので、何でもかんでもですね、本当にやりたいからやるというふうなわけにはいかないような状況に拘束されてるっていうような、残念な状況はあります。  しかし、その中でもできる限りですね、支援というふうなものが可能になるよう、菰野町としても全力を挙げているところでございます。  特に、自宅療養者への支援でございますが、まず菰野町の状況につきまして、2月15日の139名が、最多で、これは保健所から報告をいただきました。3月4日の時点では127名となっているところでございます。  この感染された皆様は、外出をすることができません。ほかに感染を拡大させるわけにいきませんので、自宅療養となった皆様には、生活支援が必要となってきます。  陽性者の方については、三重県が食料品や日用品提供等の支援を行っておりますが、実際には、陽性であることが疑われる濃厚接触者の皆様などにつきましても、実際には外出の自粛をお願いしているところでございますので、当町独自の施策といたしまして、自宅療養者の同居家族の皆様にも、希望に応じた県同様の支援、生活支援を行っているところでございます。  食料品につきましては、御飯、おかゆ、レトルト食品スポーツドリンク等、1人7日分程度を、1人に1セット支援、日用品については、トイレットペーパー等を1世帯に1セット支援、また要望に応じて、生理用品やおむつについても提供するとの内容になっております。  町といたしましては、物品提供の必要数等の聞き取りを行い、その上で支援物資の発注をし、翌日以降、当町の職員が直接、御自宅までお届けをしておるところでございます。  また、健康フォローアップ事業といたしまして、三重県も保健所から定期的な電話聞き取り、全員へのパルスオキシメーターの配布、医師、看護師等の専門的な助言を受ける相談窓口の設置は行っていますが、当町もこれに加え、保健師、管理栄養士が健康に関する電話相談を個別に対応する。そのような体制も整えておるところでございます。  しばしばですね、陽性者の皆様が宿泊施設へ入居する実態等をお伺いするところでございます。  ただ、この点につきましては、保健所のある県からの情報提供が受けられないため、把握ができない。これが受けられないと、町としても医師会に協力要請するための前提としての情報がないので、さらなるさまざまな施策を取るというふうなことについては、情報不足の点から困難という側面がございます。  さらに、自宅療養の皆様が診療所、薬局、訪問看護ステーションの利用をしたい場合につきましても、これは県に問い合わせていただくしかない。と言いますのも、三重県自身がすべての施設を公表しておらず、菰野町として全体の状況の把握ができないからでございます。  県の考え方としては、療養者御自身でかかりつけ医や保健所に連絡を行っていただきたい、対応可能な診療所、薬局、訪問看護ステーションを利用してほしいとの姿勢が取られているところでございまして、菰野町がこれに支援するにも、先ほど申しましたような状況がございますので、ご紹介自体ができないという状況になっております。  とにかく情報提供、あとは保健所が行っている事業の範囲というものを的確に把握すること。その上で、菰野町に許された権限と予算の枠内で、できる範囲、これはできればではなく、できることすべて総務課安全安心対策室を中心に、関係各課との連携を心がけ、さらなる感染対策の実施を進めてまいりたいと考えております。  さらに、事業復活支援金につきまして、その申請期間は、令和4年5月31日までとなっております。  当町でも、町の各種情報媒体を活用した掲載を行い、さらに菰野町商工会など関係団体にも御協力いただいて、対象者に対する情報提供を実施しております。  次に、2点目の御質問、保育士の皆さんの処遇改善や待機児童の解消でございます。  国は、介護、看護、保育、幼児教育などの分野にて働く方々の皆様の収入の引き上げを行うため、令和4年2月から同年9月に係る収入を3%引き上げるとの措置を講じるとしております。  これを受けまして、当町も町内私立こども園及び放課後児童クラブで働く保育士等を対象とした処遇改善相当額補助に係る予算を皆様にお認めいただきました。  一方、公立保育園で働く保育士は町職員でございます。この給与改定は国家公務員給与との均衡を図るため、人事院勧告に準じて実施するとの経緯がございます。  また、近隣市町の処遇改善に係る対応状況と足並みを揃える、その状況を見た結果、今回の処遇改善は見送ったところでございます。  一方、待機児童につきましてですが、平成29年当初、24名が確認されたことをはじめとして、平成30年度当初は22名、令和元年度当初は54名、80名を超えることは、結果としてはありませんでしたが、それでも54名、令和2年度当初に55名の方が待機をいただいていたというところでございます。  その後、菰野保育園園舎増改築、保育士の確保、さらには民間導入の効果を受けまして、令和3年度当初には28名まで減少し、令和4年4月1日時点におきましては、これからのことでございますが、見込みとして、待機児童数は4名となるとの状況がございます。  最後に、専決処分についてのお尋ねでございます。  まず、私の政治姿勢のお尋ねございますが、専決処分は事柄の内容、重大性、緊急性から、やむを得ない事情がある場合に限るべきであり、できるだけ抑制的でなければならないと考えております。  しかし、今回の専決処分は、町組織に関するものでございます。団体の自立性尊重、これは教育委員会、議会、すべての団体が認められるものでございます。  ですから、通常の条例の議案につきましては、どのような理由で反対、賛成、否決していただく。これはもう全く議会の自由だということで認識しておりますが、例えば人事案件が通常即決とされるのと同様、この組織に関する議案につきましては、議会の権限はそもそも法的に、その条例案の中身が違法ではないかという観点に限定されたものでございます。通常の議案とは異なるということでございます。  また、この組織に関する案件、4月の人事異動と不可分でございます。組織が変われば、これに併せて人を配置する必要がありますので、となると準備期間を考慮すると、もう12月に議決をいただけなければ、速やかな行政の執行が困難になる恐れがございました。現に、10月から、この1月にかけて、廃案にするとの強い政治活動が行われていた。ともすれば、これをあおるような職員もいたんではないかとの、そのような報告を受けております。  この結果、職員に動揺が広まっていまして、準備に、実際に支障が生じている状況がございました。  また、菰野町議会が採用する会期制ございます。これは審議を集中的に緊張感を持って行っていただくとの趣旨であると、ものの本には記載されております。  ですから、会期制度を採用した議会では、当然に会期不継続の原則の遵守が求められます。つまり継続審議は特段の事情がある場合に例外的に実施されるものにとどまるとの、これも一般論でございますが、解釈が取られております。  ところが、菰野町議会におきましては、継続審議が度々議決されておる。ときには水道料金、議員定数の議案などにおいて、継続審議になった上、なかなか判断がされない、判断が示されないまま、終わりそうになったということもございました。これは、私は正直、やはり普通ではないと考えております。継続審議の議決そのものが、このような観点から、もともと違法性の観点に審議が限られるべきものにつきまして、しかも継続審議という例外的な議決されたということ自体が、私は分からないとか、ないしは、判断に迷っている場合は、否決していただくというのが筋じゃないかと考えております。もちろん私は自信を持って提案しておりますが、もしそれを分からないという場合に否決していただくべきものと考えております。それを継続審議されたっていうこと自体が、私は法律上、議会が認める権限を越えたものと判断しました。  よって、本件は執行権、審議権、皆様は審議権と言われ、私は執行権というふうなことを主張します。これは完全矛盾して、解消不可能な状況でございますので、これのいずれを優先するかは、法で決するしかない状況だと判断しました、やむなく、本件専決処分は、以上の前提によってなしたものでございます。  議員におかれましては、本件の議案の中身、菰野町議会における、先ほど述べましたような状況、さらには法の解釈を踏まえ、私がやむなく、断腸の思いで専決処分に踏み切ったとの判断につきまして、御理解賜りますようお願い申し上げます。  私は、以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 続いて、答弁願います。  教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) 私からは、小・中学校児童生徒の感染状況と対策について、答弁させていただきます。  まず、町内小・中学校児童生徒の感染状況ですが、いわゆる第6波と言える感染は、1月中旬から児童生徒の感染者数が増え始め、3月8日現在で、小・中学校を合わせて、学級閉鎖が7学級、学年閉鎖が2学年となっております。本日段階で学級閉鎖はなく、平常授業となっております。  オミクロン株への置き換わりに伴い、10代以下の感染者数の増加が急速に進み、家族由来ではなく、感染経路がわからないまま、児童生徒が感染する事例が多く発生している特徴が見られます。  菰野町教育委員会といたしましては、感染拡大防止の観点から、本人または同居家族が感染したり、濃厚接触者になったりしたときに加え、発熱や倦怠感、喉の違和感等の風邪症状を発症したときにも自宅待機の協力をお願いし、その際には出席停止扱いとしております。  また、感染不安や個別の事情を抱える御家庭については、各学校で聞き取りを行い、必要に応じて、柔軟に出席停止の対応を取るように指示しております。  学校教育活動の中では、終日マスク着用を基本とし、複数名が対面形式となるような班学習を極力避け、講義形式による授業体制を徹底するよう指示を出しております。  また、給食等の食事をとる場面での感染症対策として、食事前後の手洗いの徹底、席の配置の工夫、大声での会話を控える、食事後の歓談時におけるマスクの着用などの対応を取るとともに、十分な換気を行い、黙食を徹底するよう指示しております。  また、さらに延期が困難で必要不可欠な学校行事については、各校の実態に合わせた方法等を十分に検討し、時間短縮、規模縮小、感染症対策を講じた上で実施しておりますが、国、県の新型コロナウイルス感染症感染状況に加え、町内の感染状況、及び各校児童生徒と保護者の感染状況に鑑み、それぞれの学校行事や取組の実施について検討し、場合によっては、菰野町教育委員会の一斉指示や各校独自の判断により、延期や中止の判断を行うこととしています。  今後も、国や県の情報を的確に収集し、学校内での感染拡大防止に向けて、新型コロナウイルス感染症対策の強化、徹底に努めてまいります。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 続いて、答弁願います。  消防長、山本正春君。 ○消防長(山本正春君) 先ほどの町長の答弁に補足答弁いたします。  救急出動の状況と新型コロナウイルス感染症に関連した救急出動の状況について、御質問をいただきましたので、御答弁申し上げます。  令和4年1月、2月の救急出動件数につきましては、1月が152件、2月が149件で、合わせて301件でございます。昨年1月、2月の救急出動件数は、合わせて202件で、前年同期と比べ、99件の大幅な増加となっており、新型コロナウイルスの影響で減少した救急出動が例年並み以上の出動状況となっております。  なお、発熱等の搬送状況につきましては、現在精査中でございます。  次に、新型コロナウイルス感染症に関連した救急出動の状況でございますが、感染者が急増した2月の新型コロナウイルス陽性者の病院間輸送、及び自宅療養者などの救急搬送は15件でございました。  このような出動状況でございますが、新型コロナウイルス感染者なども含めて、救急搬送については、医療機関の御協力により、搬送先が見つからないなど、搬送困難事例は、当消防本部では発生しておりません。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  中川哲雄議員。 ○16番(中川哲雄君) 御答弁ありがとうございます。  順次、再質問を行っていきます。  菰野町のワクチンの接種は、全国的にも上位で、大変進んでいるという御報告をしていただきました。本当に特別室を作っていただいてですね、事前に準備をしていただいて、しかもですね、順調にワクチン接種がされてきた。現在もそうです。大変ですね、御苦労をしてですね、順調にワクチン接種ができたこと、職員の関係者の皆さん、感謝をしたいと思います。  そこで、ちょっと質問、資料1を出してくれますか。  これですね、令和3年8月、ちょっと黄色いところをですね、これ一番たくさん増えたんですね、三重県で6,619人、菰野町では200人やった。  ところが、令和4年2月の実数です。三重県1万8,680人、2.82倍、この8月の数字と比べてですよ、2.82倍、まん延防止が解除されましたけれども、そんな事態ではありませんよ、これ。菰野町、昨年の夏の最大200人と比較しても、401人、2倍ですよ。これが菰野町の感染の状況であります。  報道では、3月6日現在、3回目ワクチン接種率が三重県では23.9%、愛知県25.6%、岐阜県31.5%、三重県、一番遅れてます。このように報道されています。  さらに、一層ですね、このワクチンの接種等ですね、対策が望まれます。  ここで、ちょっと質問をしますが、昨日、3月8日の報道で、先ほど指摘もしましたが、10歳未満の感染者の割合が全体の4分の1を占めている。お隣の四日市市では、53人の感染者のうち、半分を超える28人が10代以下、このように報道されているんです。  その内訳を見てみますと、四日市の内訳、保育園、幼稚園、7園で11人、小学校7校、7人。菰野町もこれは増えてくると思います。菰野町の幼稚園、保育園、小・中学校の感染者の実態、実数は把握されていますか。  担当課長、答弁してください。 ○議長(中山文夫君) 中川哲雄議員の再質問に対して、答弁を願います。  子ども家庭課長、坂井貴行君。 ○子ども家庭課長(坂井貴行君) 幼稚園、保育園における感染状況について、申し上げます。  令和4年1月以降、昨日の3月8日時点で、園児で21名、職員で7名の陽性が確認されております。保健所との協議の中で、濃厚接触者であるとされた園児がいる場合については、やむを得ずクラス閉鎖を行った件数が5件、登園自粛の要請を行った件数が4件でございますが、現在のところ、園内での大きな二次感染は確認されておらず、全面的に休園を行った件数は0件でありますので、報告させてもらいます。 ○議長(中山文夫君) 続いて、答弁願います。  教育推進室長、山口 了君。 ○教育推進室長(山口 了君) 小・中学校の実数について、答弁させていただきます。  1月から3月までの第6波と言われる中での感染者数ですが、小学生88名、中学生23名、教職員で8名、1月から3月までの間、昨日現在までの数で、合計119名の感染者が確認されております。  以上です。 ○議長(中山文夫君) 中川哲雄議員。 ○16番(中川哲雄君) ありがとうございました。  そこでですね、随分やっぱり菰野町も幼稚園、保育園、小・中学校でですね、感染者が出ている。職員も、いわゆる教員も出ているという実態であります。  昨日も質問にありましたけれども、小・中学生の感染者で自宅待機になったら、もう家庭大変です。これはもう幼稚園、保育園も一緒ですよ。  特に、教育の関係で、タブレットがですね、全生徒に配付されております。これらも十分に活用して、実際、活用されているのかどうかも疑問ですが、活用するためには、子どものタブレットを扱う能力にもよるし、家庭のWi―Fi等のですね、あれにもよりますし、なかなか難しい。  しかし、これも十分に活用してですね、子どもの不安の解消、そして一人一人の子どもの教育を受ける権利、これをしっかりと保障するように求めます。  クラス担任の教師が感染した場合も含めて、具体的な対策を取ることを改めて再度求めます。  この点について、教育長、答弁求めます。 ○議長(中山文夫君) 答弁求めます。  教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) 昨日の矢田議員の御質問に対する答弁と重なるところもございますが、確かに今現在、学校の教員のほうも、非常にですね、運営のほう、厳しい状況でございまして、そういう中で、担任が感染したりと、そういうような状況につきましては、かなり苦しい状況であることには間違いがありません。  ただ、御指摘のとおりですね、子どもたちの学習を保障していく、そういう意味でも、代替でどのようにやっていけるのかっていうようなところをですね、学校と連携しながら進めてまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 中川哲雄議員
    ○16番(中川哲雄君) これから考えるって、既に考えていただいとるとは思うんですが、やっぱりね、各学校単位でね、感染した子どもに対する教育の権利をですね、しっかり保障していくという体制を組まないと駄目ですよ。子どもたちも不安ですよ、感染した担任の先生、ちょっと顔が見えれば安心、担任の先生、大丈夫かしらって心配している。通っている子どもたちですらですね、大変です。  そして、感染して自宅で療養を強いられている子どもも、大変、ほんま、一番不安です。父兄もですね、休まないといけない。もう本当に家族ですね、本当に大変な状況にある。  その中で、やっぱり子どもだけはですね、しっかりとやっぱり教育が受けられるようにですね、一人一人の実情に応じて、家庭の実情に応じて、しっかりとね、支援をしていく。これが責任ですよ。義務教育ですからね、1人も残さず、しっかりとですね、教育を保障していくこと、このことを求めておきます。  子どものワクチン接種ですけども、5歳から11歳、これはどういうふうに現在進んでいますか。通常ね、これ期間は9月30日までと一応予定されています。通常2回接種、3週間の間隔をあけて接種する。接種する場合には、同席できる保護者、親権者または後見人の同伴が必要です。どのようになっていますか。対象者は何人おりますか。  これは、小児科医でしか打てません。菰野町で幾つの小児科医の協力を得ていますか。簡単に答弁してください。 ○議長(中山文夫君) 健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 5歳から11歳の子どもの接種についてでございますが、対象者が約2,850人ございます。その方々に3月1日、2日の両日にわたりまして、接種券の発送を完了しておる段階でございます。  また、接種体制につきましては、町内の2つの医療機関で個別接種が可能となっているほか、四日市市、朝日町、川越町の、いわゆる四日市医師会管内の25の医療機関においても、個別接種が可能となっております。  さらに、集団接種会場といたしまして、いなべ市、東員町と合同で、いなべ市にございます三重北医療センターいなべ総合病院小児科での集団接種枠を確保をしております。  また、東員町にございますイオンモール東員2階のイオンホールにおいても、いなべ市、東員町、菰野町の3市町の合同で集団接種を4月から開始する予定でございます。  次に、接種に不安を感じる保護者の方への相談窓口につきましても、接種券に同封するお知らせの中にですね、接種に関する疑問や不安につきましては、事前にかかりつけ医に御相談することを御案内するとともにですね、三重県の新型コロナウイルスワクチン副反応の相談窓口でありますとか、厚生労働省のワクチンコールセンター等の連絡先を明記して、御案内はしております。  また、これらの情報につきましては、当町のホームページでも周知を図っており、電話や窓口の相談においても、窓口を御案内させていただくような、丁寧な対応を対策室において、させていただいております。 ○議長(中山文夫君) 中川哲雄議員。 ○16番(中川哲雄君) ありがとうございます。健康福祉課、随分ですね、御努力いただいて、こんな全国的にも珍しいパンフレット、感染のね、パンフレットを、これ何回ですか、12回ですか、作っていただいた。そのうちに出るんではないかと、新型コロナに対する、これは最終は、昨年12月28日ですね、しっかりですね、本当に私はね、こんだけやってる市町村ないと思いますよ、担当課職員、本当に御苦労さんです。  そこでですね、先ほどの2,850人、対象者、これ期日までに打てますか。  強制ではありませんよ、保護者同伴でしょう。本当にね、心配ですよ。その辺についてはどう考えていますか。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。  健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 5歳から11歳の子どもの接種につきましては、当然5歳に到達される方は、期限が過ぎましても接種はできるような形になると考えております。  それと、また接種率については、まだ接種が始まったばかりでございまして、先進の、先に始めている市町もございません、同時でございます。どちらかと言うと、当町は早いほうでございますので、その中でどれぐらいの接種率になってくるかというのは、まだちょっと予測はつかないような状況でございますので、その辺の状況を見ながらですね、国のほうでも判断をしていただけると考えております。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 中川哲雄議員。 ○16番(中川哲雄君) 親切にありがとうございます。  心配なくですね、親も大変ですので、状況、情報もしっかり提供しながら、たった2件です。もっとですね、個別接種が可能な町内の医療機関を増やしていただきたいと思います。その辺の医師会への御協力の依頼もしていただきたいと思います。  救急の問題です。今、随分増えていると。99件って、大幅に出動回数も増えていると。  しかし、幸いなことに、たらい回しであるとかね、そういった救急の搬送困難者は出ていないという報告で安心しました。  さらにですね、消防署の職員が感染したら大変です。しっかり万全の体制を取っていただいて、町民の命をしっかりと守っていただくようによろしくお願いをしたいと思います。御苦労さんです。  次に行きます。自宅の待機者です。  ちょっと資料出してください。  これ担当課長、安全安心対策室長、これ一番最高が、ちょっと真ん中の一番高いところ、ここら辺がね、2月15日、139人です。それからずっと下がってきました。  ところがね、上がってきている。2月28日から、これ月末ですね、上がって、次のページ。どういうふうに上がったかと言うと、一番最近の例で、これ3月4日、127人、ずっと上がっていっているんですね、大変心配であります。  先ほど町長の答弁ありましたけれども、それぞれね、三重県は三重県、国は国、町は町だと言うけれども、地方自治体の役割の最大の使命は、町民の命と健康、暮らしを守ることですよ。縦割り行政じゃないですよ。協力をして、菰野町の町民の命と暮らしは、菰野町がやるんです。協力してやることです。押しつけて逃げていたら駄目ですよ。しっかりとした対応を町長、求めておきます。  そこでですね、1人の犠牲者も出ないように自宅療養したって、先ほど言いましたように、ひとり親世帯、老老世帯、一人老人世帯、つかんでいますか。ここが一番危ないですよ、支援が必要ですよ。聞いていたら、もう時間がないので、その実態もしっかりつかんで、保健所大変、だから菰野町からも桑名の保健所に職員を派遣して協力しとるでしょう。しっかりね、協力して対応してください。  それから、個人事業者に対する支援金、ちょっと資料出してもらえますか。  3-1、これね、国の支援金、先ほど私、紹介しました。最高ですね、個人で50万円、法人で250万円、さらに3月2日、三重県が独自にですね、支援金を設ける。これもね、この2日から6月15日まで、申請、この2日からね。  それで、30%減少した場合は、国の事業復活支援金と併用できるんです。中小法人に最大30万円、個人事業者に15万円支給する。このほとんど対応になります。これ当然知ってるでしょう。併せてですね、国の支援金と県の支援金、期限があります。しっかりと周知をして、受けられる人はすべての人が受けられるように対応してください。これはもう答弁は求めません。よろしくお願いします。  それからね、大変な事態にあるということをつかんでいますか、湯の山。ホテル、特に観光。もう本当にね、今、大変な事態にあるということなんですよ。  ちょっとね、具体的に、希望荘の社長の了解も得ていますので、具体的にどんな状況であるか、報告、全然なかったんですが、例えばですね、希望荘の宿泊数の現状は、令和元年、平常時と比較して、宿泊数は昨年11月には78.6%に回復した。  ところが、12月は66.8%に減少、1月は何と51%と半減、2月は平年の42%まで落ち込んでるんですよ。実態つかんでるんですか。大変な状況ですよ。キャンセルは1月1,000人、2月400人、3月に入って既に200人のキャンセルが出てるんです。実態つかんでくださいよ。しっかりとした対応を再度求めておきたいと思います。  それから、幼稚園、保育園、保育士など、ちょっと資料出してくれますか。  別紙、今年2月17日の通達の赤いところ。文科省は地方公務員である公共施設、公設公営の施設、事業所の職員について、昨年12月の総務省公務員部の通達や今回示している自治体の取り組み事例も参考に、積極的に実施をしてくださいって言っているんですよ。しかも具体例まで挙げてます。  次のページ。  具体例、見てくださいよ、保育士、保育園教諭並びに会計年度任用職員も含めてです。職務の困難性、特殊性等に着目して支給される本給の調整額の支給の対象につけ加えたらいいんではないか。消防の職員や危険な部署の危険物手当てですね、具体的にですね、このようにしなさい。地方交付税で全部措置されます。菰野町は傷まないんですよ、なぜできないんですか。早急に検討し直していただいて、補正に計上していただくように強く求めます。  最後です。先ほど町長の政治姿勢で、こんな専決が行われたことはかつてないです。私の経験でも。しかもですね、議会に、専決処分された条例が、その中身がどうであれ、審決されていないんですから、賛成者が賛成される、賛成通るかもしれない。審議中ですよ。憲法にね、ちゃんと書いてあるでしょう、地方自治法、憲法の議決権ですよ。  もう言いませんが、菰野町議会は、次の資料、見せて終わります。  菰野町議会はね、ここにありますように、町長が何の音沙汰もなく、突然に専決処分をしておいて、専決処分をしたからといって報告書を議長に渡したんですよ。こんなことありませんよ、道義的にも。こんなことは絶対駄目。担当の職員、特に課長、三役、もっとしっかり対応してくださいよ。こんなことしたら議会とですね、行政がね、協力してやっていけないでしょう。信頼関係が失われますよ。こんなことでは駄目です。だからこそ、課設置条例及び関連条例の専決処分撤回を申し入れる。1月28日、専決処分を行ったのは26日、27日に議運を開いて、28日には町長にこれ申し入れを行った。何の回答もない。もう大変残念です。  以上で終わります。 ○議長(中山文夫君) 以上で、中川哲雄議員の一般質問は終了しました。  ここで、暫時休憩します。  なお、安全安心対策室長、黒田雅啓君、消防長、山本正春君、子ども家庭課長、坂井貴行君、健康福祉課長、加藤信也君、教育推進室長、山口 了君は、退席していただいて結構です。  休憩時間は、10分程度とします。               午前11時03分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午前11時17分 再開 ○議長(中山文夫君) 再開します。  一般質問を続けます。  それでは、13番議員、諸岡雅樹議員、登壇願います。           〔13番 諸岡雅樹君 登壇〕(拍手) ○13番(諸岡雅樹君) 13番議員、諸岡雅樹です。  早速ですけども、質問に入らせていただきます。  旧翠峯閣撤去後の跡地利用と新・道の駅計画について、お伺いします。  写真お願いします。  3年前の跡地の写真と現在の写真、これをちょっと比べていきたいなと思います。色がちょっと違いますけども、これはまずそこへ入っていくところの写真です。トタンで覆われて、どこかのヤードに入ってくるのかなというような、異様な感じでございます。  次の写真お願いします。  これはですね、ベンチが並べてあって、左が令和元年5月、右が令和4年2月、先月末の写真ですけども、新緑の時期と冬の時期で色が違いますけども、そんなに荒れた様子はないようです。  次の写真お願いします。  ここもですね、全然変わってはおりません。草が増えているぐらいです。ちょっと分かりづらいんですけども、擁壁あたりのところにですね、今やぐらが組んでありまして、地質調査を行っている最中でした。  次お願いします。  この西側のほう、山の、御在所岳のほうを見ると、これもね、あまり変わりはないようです。  ただ、ぼうぼうと草は生えているようでございました。ありがとう。  このようにして、3年たっているので、荒れた、大変なことになっていないかなと思ったんですけども、草刈りをしたり、木材チップまいて、雑草対策はしているということでございます。  しかし、現地を細かく歩いてみると、やはりあながあいてるところとか、いろいろだんだん荒れてきているなっていうのは、見受けられます。  このですね、湯の山温泉駐車場整備計画は、湯の山温泉街や湯の山街道の交通渋滞対策、それから路上駐車対策、また湯の山温泉及び周辺の観光産業の活性化を目的として進められてきた計画ですが、解体撤去を進めていくうちに、町道の崩落等を防ぐために擁壁が残ってくること、それらを取り除けば、新たな整備が必要となることから、駐車場建設には、当初の見込みよりもさらに費用が発生することが想定されるなどから、再検討されることとなったものです。  それで、先ほど3年前の写真を見てもらいましたけど、この3年前にも質問させていただきました。そのときの答弁では、廃屋の除去の跡地利用は、駐車場の建設にこだわることなく、温泉街全体の公園化と危険箇所対策を一体化して考えていくと答弁がありました。  現状を見ると、そのときのままと言うよりも、だんだん荒廃が進んでいるように見えます。  今後の整備方針をお伺いします。  次に、これもどこまで進んでいるのかということですが、新道の駅計画、全国を見ても、大型バスが何台も止まるような大きな駐車場を持ち、その町の観光、情報発信基地となるような道の駅が整備されています。  令和4年度、菰野富士周辺の魅力度アップや利便性の向上を図るため、調査事業が提案されています。  そこで、さらなる魅力度アップのために、新道の駅建設計画も併せて進めるべきではありませんか。  道の駅建設基本構想に関する提言書が菰野町に提出されてから7年がたちました。柴田町長は、現在、全国道の駅連絡会の理事であり、中部ブロック連絡会会長と伺っています。  ですから、道の駅のことについては、町長はよく御存じと思うので、道の駅の機能とか、細々したことは言いません。湯の山温泉の周辺環境、駐車場などの観光地整備方針、菰野町の情報発信、観光の拠点、新道の駅計画について、町長にお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 御質問2ついただきました。  まず、旧翠峯閣跡地でございますが、これは令和4年度当初予算にてお示しいたしましたとおり、観光名所づくりの候補地として、本格的な準備に着手する予定でございます。  また、道の駅につきましても、これも同じく、菰野町の新しい観光名所の1つとして育てていく。このために鋭意準備を進めてまいりたいと考えております。  次年度の早期に、菰野町商工会、菰野町観光協会に対し、道の駅の立地場所等に関して、御意見をお伺いする準備をしておりますので、早期に、御意見を伺うような連絡をしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) 本格的に準備に入ると。  それから、道の駅についても進めていくと。菰野富士についても、観光の名所としていくと。ぜひそのように早く進めていってもらいたいなと思っております。  やはりですね、菰野町の観光と言うとですね、今はキャンプ場も八風キャンプ場、尾高、朝明と、キャンプ場も元気いいですけども、やはり菰野町の観光と言うと、頭に浮かぶのは、湯の山、それから御在所ということになってきます。  そこでですね、この湯の山温泉、御在所岳の麓、廃屋撤去地の地質調査予算が去年3月に認められながら、なぜ今年2月まで実施しなかったのですか。  観光商工推進室長にお伺いします。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員の再質問に対して、答弁を願います。  観光商工推進室長、藤田貴史君。 ○観光商工推進室長(藤田貴史君) 地質調査の業務についてでございますが、この業務につきましては、令和4年1月17日に契約締結を行い、履行期間が令和4年3月31日までとなっております。現在このボーリング調査を実施させていただいておるところでございます。
     この業務実施がこの時期になった理由につきましては、この業務の発注に当たり、業務の実施方法の検討に時間を要したためであります。  業務実施に当たりましては、計画的に、適切な時期の発注に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) この地質調査の実施方法についての検討を去年3月議会で予算が認められてから、4月からずっと実施方法について検討していたというのがちょっとおかしいなと思うんですよね。  予算が認められたら、早く実施してほしいと。それじゃないと整備がだんだん遅れていくばかりで、このままでは本当に手入れはしていても、だんだん山林化していくのではないかと心配してるんですけど、室長は現場を見て、どのように思ってますか。 ○議長(中山文夫君) 観光商工推進室長、藤田貴史君。 ○観光商工推進室長(藤田貴史君) 今現在、この翠峯閣跡地につきましては、先ほど写真でもお示しいただきましたけども、木材チップの敷きならし、またベンチの設置等が行われております。  今後の維持管理につきましては、景観、特に雑草等でございますが、こういった景観にも配慮し、適切に行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) 景観を守っていきたいというような話ですけども、それよりも早く整備方針についてですね、話を進めていってもらいたいなと思っています。  この、なぜ2月まで遅れたっていうことは、追及しませんけども、今度の令和4年度予算で、廃屋の土地の観光施設設計事業、それから観光名所づくり調査事業が組まれていますけども、これはいつ実施するんですか。これもまたいろんなことを考えて、実施方法を考えて、年度末になるんですか。お伺いします。 ○議長(中山文夫君) 観光商工推進室長、藤田貴史君。 ○観光商工推進室長(藤田貴史君) この観光施設設計事業につきましては、翠峯閣の跡地利用の基本構想の策定を行うと考えており、この作成にあたりましては、4か月から5か月程度の期間を要すると考えております。  このような状況から、この予算要求の時期等も十分考慮し、事業全体を計画的に実施してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) 今回は、早く実施するようにお願いします。こういうことをやっていたら、地質調査、本当に去年5月、6月にやっていれば、次の工程に進めたはずなんですよね。それがだんだん遅れていくばっかりになるので、今回のこの予算についとる観光施設整備事業、そして観光名所づくり調査事業、できるだけ早く、室長、進めていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。課長もよろしくお願いしますね。  それで、この廃屋撤去の跡地の利用ですけども、中の島公園まで全体を計画して、観光客が足を運びたいと思えるような整備を行ってもらいたいと思うわけですけども、以前の答弁の中でもあったように、歩道やワーケーションができる環境整備、前回はワーケーションは入ってなかったかな、マルシェなども開催できるエリアも必要と考えますが、担当課はどのような、この整備方針、構想を描いてみえるんですか。構想がないとね、次に進んでいくのに、進みにくいなと思うんですよね。これは担当室長と町長にお伺いします。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。  まず、観光商工推進室長、藤田貴史君。 ○観光商工推進室長(藤田貴史君) この観光施設設計業務では、湯の山温泉街全体の活性化を目指して、観光事業者や地元区等の関係者の御意見もお伺いしながら、湯の山温泉や翠峯閣跡地の現状、課題の整理を行い、検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 続いて、答弁願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 私の政治姿勢の前に、菰野町長としてやるべきこととしては、枠組みを構築して、これをきちんと支援することだと思っています。  内容につきましては、専門家でない私が口出しするのは、逆に勝手に税金を使ってしまう、無駄に税金を使ってしまう原因になります。その前提で、実はこの3年間、進めてまいったのですが、とにかくアイデアが出てこない、提案がないというふうな状況で、私自身もいろいろな政治的な気持ちはございますが、それこそ私があまり先導して言うということ自体が問題でございます。  その上でですね、実際、今、一番前に進んでるんじゃないかなと思ってるのは、私は菰野富士だと思ってまして、と言うのは、菰野富士、既に事業を着手してしまっておりますので、これを前に進めなければならない。順番にもそうではないのかなと。その過程でわかったのは、やはり専門家の意見、熱意のある方というふうなものを町内問わず、町外の皆様からも御意見をいただくことが大切だというふうに思い至りました。そのように熱意のある方、そして専門的知識のある方の助言をしっかりといただいた上で、まず菰野富士につきまして、きっちりと形を作っていく。  反面ですね、例えば今お話しいただいた中の島公園付近までの整備となりますと、これはもう観光商工推進室だけではなくて、都市整備課との連携といったものが大切であると。この連携をしっかり進めるための政策推進室でございますが、この政策推進室等を活用しながら、さらに今お話をしたような翠峯閣跡地利用、さらには道の駅につなげていくというふうなことを、より強く、これまで以上に強く、私もリーダーシップを発揮していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) 菰野富士、一番前に進んでいるのではないかと、進んでいきたいというようなお話、町長からありましたけども、菰野富士の話、ちょっと後でさせてもらうとしまして、室長にお伺いするんですけども、観光にとって重要なのは、駐車場や道路などのインフラ整備と考えますけども、この駐車場計画、駐車場をまずやめるということになって、観光客が減少とならないような、観光シーズンの駐車場確保に向けた対策というのは、今アクアイグニスの東の土地を借りて、バスっていうことになってますけども、さらに進める駐車場確保計画っていうのは、何か考えてみえますか。室長にお伺いします。 ○議長(中山文夫君) 観光商工推進室長、藤田貴史君。 ○観光商工推進室長(藤田貴史君) 現在の渋滞対策といたしましては、秋の紅葉シーズンにおきまして、湯の山かもしか大橋北詰にて、自家用車の通行規制を行うとともに、アクアイグニス東側にある民有地を臨時駐車場としてお借りし、自家用車から定期バスに乗り換えて、御在所ロープウエイ前バス停までスムーズに行けるよう、交通誘導員の配置を行うなどの対応を行っております。  湯の山温泉街での駐車場確保につきましては、地形等の問題もあり、整備費用も莫大なものになると考えられることから、非常に困難な状況にあると認識しております。  この渋滞対策につきましては、引き続き関係者と協議、検討を行い、この対応方法について、調査、研究を行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) バスによる移動ということになるわけですけども、駐車場のもですね、もっと下の蒼滝のほうから行く駐車場とか、あの辺の平場の整備というのもちょっと考えたらどうかなと思うんですけども、ぜひ渋滞時の駐車場確保に向けても、また考えていってください。室長、課長、よろしくお願いします。  そこでですね、先ほど菰野富士の話が出ましたけども、写真の5、6、2つ一緒にお願いします。  これは、菰野富士の駐車場ですけども、奥のほうに見える青いシートカバーがかぶっているのは、今回の議案に挙がっている放置車両ですね、これがもっと左の写真の真ん中あたりにあって、こちらへ移動したということなんですね。この菰野富士周辺の魅力や利便性の向上のための調査予算が組まれていますけども、ここにも停留所を設置して、これ協議必要やと思うんですけど、湯の山、御在所へ向かう観光客の駐車場としても、活用できませんか。  室長、お伺いします。 ○議長(中山文夫君) 観光商工推進室長、藤田貴史君。 ○観光商工推進室長(藤田貴史君) この菰野富士周辺につきましては、継続的に観光名所として整備を行っていきたいと考えております。  その中で、このバス停留所の設置についても、状況等を確認させていただき、調査、研究を行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) この菰野富士についてはですね、町長も、もうこれが一番まずやっていかないといけないのではないか、やっていこうじゃないか、一番前に進んでいるのではないかというような話も聞かせていただきましたけども、やはりですね、今、室長には、菰野富士の周辺をどういうふうにしていこうということを研究していくっていうことですけども、調査も、それからどういうふうにしていこうかというのも、やはり菰野町の思いがないと話が進まないと思うんですよね。この菰野富士周辺の魅力をさらに高めていくための町長の構想はどのようなものがありますか。お伺いします。過去の答弁から一歩も二歩も踏み込んで、よろしくお願いします。 ○議長(中山文夫君) 柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 町長として踏み込んだ発言というのは、大変困難ではございますけども、1つの考え方といたしまして、菰野富士は実際、事業は先に進んでいるということで、それはもうやり切らないと駄目というふうなこともございますが、あそこはさらに加えて、すぐ近くに希望荘もございます。となると、複数の施設というふうなものをそこへ集めるというふうなことが新たな観光名所づくりに役に立つのではないのかな、それが盛り上げることにつながるのではないか、そして盛り上がってくれば、停留所を設けるというふうな協議もしやすくなるのではないかという道筋は、1つの考え方として、あり得ると感じております。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) なかなかこんなことをやっていこうという話は出ないようですけども、この菰野富士の整備っていうのは、もうやり切っていくと。それがどういうふうにやり切っていくかっていうのは、この調査をしながら、担当課と町長と関係部局、相談しながら、良いものを作り上げていってもらいたいなと思うんですけども、そして希望荘と、またその他の施設、複数のもので観光地づくりをしていくという思いがあるようですけども、そこでですね、ちょっと道の駅について、この複数のものっていうので、自分の中では道の駅というのがぴんとくるわけですけども、道の駅の整備について、ちょっとお伺いします。  柴田町長はですね、現在、全国道の駅理事、中部ブロック連絡会の会長と。これ全国道の駅、それから中部ブロックというのは、どのような活動をされているんですか。中部ブロックについては、三重、愛知、岐阜、静岡、長野、79の市町村で構成されていると聞いておりますけども、どのような活動をされているのか、お伺いします。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 私自身は、まさに理事として関与し、各理事の皆様と意見交換をする。問題点を指摘し、お互いにその問題点の解決のやり方についての意見交換や知恵の出し合うというふうなことをさせていただいております。  そして、そこで得られた成案をもとにし、その道の駅協議会の事務局が、複数の道の駅に共通する事業を提案し、これを立案、実施するとの事業を行っておるところでございます。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) そうすると、道の駅についての問題点の洗い出し、みんなで知恵を出し合って、成功例、それから失敗例もいろいろあると思うんですけども、その辺、話し合って、よりよい道の駅作っていこうというような団体ということでよろしいですな。  この菰野富士から湯の山、御在所一体、さらに魅力ある観光地となるようにですね、菰野町の情報発信基地として、新・道の駅構想を、計画を今から一気に、町長、理事でもあり、ブロック長でもあるということでありますし、加速させていくというような考えはありませんか。  先ほども道の駅については進めていくという答弁がありましたけども、さらに加速させていくというような構想、考えを持っておられたらお話しください。 ○議長(中山文夫君) 柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) とにかく菰野町として、そのような事業に取り組んでいく仕組み、枠組み、段取りというふうなもの、この経験が絶対的に足りないというところがございました。  ところが、菰野富士の事業をやっていくというふうな中で、枠組みというふうなものについてのビジョンというふうなものを作り上げられてきたように思います。その枠組みというふうなものを活用して、もっと大きな計画では、この道の駅計画を推進していくというふうなことが可能ではないかというふうなビジョンが描けた程度の認識で今はあります。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) ビジョンが描けてきたらこれからどんどん加速していくのではないかなと、事業実施に向けて、いろんな関係各所と話し合いながら、どんどん進めていってもらいたいなと思っています。それから写真の7、お願いします。  この、まず菰野富士から始まってっていうことになってというような答弁ありましたけども、この翠峯閣の跡地ですけども、一遍に全部しなくても、川沿いに歩道を造って、それで西側から順番におりてきて、そして擁壁の残っているところをどうするかっていうのは、最後のほう、何期かに分けて、考えていったらいいのではないかなと思うんですよね。  それで、このもみの木ですけど、これ御在所ロープウエイチケット売り場の南側から、上から撮った写真なんですけど、こんな形のいい、自然に成長したもみの木を利用しない手はないなと、もったいないなと。関西のほうでは、何百万円もかけて、この大木を運んできて、クリスマスツリーとして観光客を集めてるように、活用しているという自治体があるようです。せっかくこんな立派な木があるので、これは絶対活用してもらいたいなと思うんですけども、このもみの木ですけども、ライトアップされてたくさんの観光客が歩く姿を私は見たいなと思っているんですけども、町長、どうでしょう、実現しますかね。町長の話では、全体を整備するのには、ちょっとお金がかかり過ぎるし、どうするか分からないから、ちょっと後になるということなんですけど、部分的に整備していったらどうかなと思うんですが、その辺についても答弁をお願いしたいんですが。 ○議長(中山文夫君) 柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 大切なのは、事業をやるという場合は、それをやり切る熱意と知識を持った方、さらにそれに対しての支出をするというふうなもの、事業主体がどなたにするかというふうなこと、これがきちんと決まることが大切です。  これをきちんと決めるような努力というふうなものが実れば、今の御提案は実現すると考えておりますし、その努力を実るように、私は全力でやっていきたいと考えております。もちろんその提案そのままになるかどうかは別にし、またもっと違った効果的な方法を検討することになるかもしれませんが、とにかく事業の手法としては、さまざまな外的な要因がありますので、これを整えるように、これまでもやってきたつもりですが、より一層、強く働きかけはしてまいりたいと考えております。 ○議長(中山文夫君) 諸岡雅樹議員。 ○13番(諸岡雅樹君) この翠峯閣撤去跡地の擁壁あたりの地質調査、この結果もまだ出てませんし、それによってまたいろんな問題が発生してくる可能性は高いなと思ってるんですけども、何事をやるにも、壁が立ちはだかるっていうのは結構あることで、これを何とかクリアしてですね、この地をみんなが歩けるような遊歩道、それから観光客が集えるような場所にしていってもらいたいなと思っておりますので、ぜひ町長、それから担当課の皆さん、よろしくお願いします。  これで、質問を終わります。 ○議長(中山文夫君) 以上で、諸岡雅樹議員の一般質問は終了しました。  ここで、昼食のため、暫時休憩します。  午後1時から再開いたします。               午前11時50分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時01分 再開 ○議長(中山文夫君) 再開します。  一般質問を続けます。  なお、都市整備課長、片岡県司君に代わり、まちづくり推進室長、伊藤俊幸君が出席をしておりますので、よろしくお願いします。  それでは、12番議員、伊藤雅慶議員、登壇願います。           〔12番 伊藤雅慶君 登壇〕(拍手) ○12番(伊藤雅慶君) 皆さん、改めまして、こんにちは。未来ネットこもの、12番議員の伊藤雅慶でございます。いつも大変お世話になっております。本日もどうぞよろしくお願いいたします。  まず、本題に入ります前に、2点について、触れさせていただきます。  まず、1点目は、新型コロナウイルス感染症についてであります。  感染爆発、第6波では、菰野町でも短期間で非常に多くの方が感染をしております。令和2年、令和3年に感染された方は、令和2年が28人、令和3年が376人でしたが、第6波の中にある令和4年は、2月末までの2カ月間で551人の方の感染が確認されております。感染された御本人、そして御家族の皆さんに心よりお見舞い申し上げます。  今も大変な思いをされておられる方々におかれましては、一日も早い回復をお祈りいたします。  また、過酷な状況の中、第一線で御活躍いただく医療従事者の方々、そしてまたエッセンシャルワーカーの皆様をはじめ、御対応いただくすべての皆様に敬意を表し、感謝申し上げます。  どうか引き続き御自愛をいただきながら、町民の命と健康、暮らしをお守りくださいますよう、よろしくお願いいたします。  2点目は、ウクライナ情勢についてであります。  ロシアによる武力侵攻は、非人道的で破壊的行為にほかなりません。この侵略により、子どもたちを含む多くの民間人の尊い命が奪われている現状に強い怒りと悲しみを覚えます。一刻の猶予も許されない状況です。即時、停戦に向け、日本政府として、強い外交政策、外交努力を尽くすよう望みます。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、ただいまから順次、御質問いたします。  執行部の皆さんには、簡潔、明瞭な御答弁をよろしくお願いいたします。  まず、大きな1番であります。通学路や生活道路の安全対策強化について。  通学路や生活道路の安全対策、交通弱者対応、防犯対策等については、これまでも議会の場や役場担当課、地元警察等との協議の場などで、問題、課題の大小にかかわらず、改善を求めてまいりました。自分の中ではライフワークの1つというふうに受け止めております。  そのような中、昨年は町内で朝上小学校、八風中学校周辺エリアにしか設置されていなかったゾーン30を竹永小学校や周辺の公共施設集積エリアを中心に設置するよう求め、地元関係者の方と要望活動し、また議会でも提案したところであります。おかげさまで現在、ゾーン30プラスとして、さらに歩行者に配慮した交通安全環境の構築を目指し、事業を進めていただいております。すべての完成には少し時間がかかる見通しですが、今回、補正予算で一部前倒しして整備していただくということになっておりました。行政担当課や四日市西警察署をはじめ、小学校やPTA、地元区など、関係者の皆様の御尽力に改めて感謝を申し上げます。  さて、子を持つ親だけでなく、地域住民をはじめ、すべての住民、国民が安全な道路環境を望む中、昨年6月には、千葉県八街市の通学路で、児童5人が巻き込まれ、死傷する痛ましい事故が発生しました。お亡くなりになられた皆さんに心からお悔やみを申し上げます。この事故現場は、以前から地元要望でガードレールの設置が求められていたものの、見通しがよいということから、危険箇所として扱われず、対策が遅延していたという問題も発覚しました。  この事故を受けて、国は昨年、全国で緊急点検を実施したところ、危険な通学路が約7万2,000カ所あるとして、令和3年度補正予算に関連予算を計上し、補助制度を創出したところであります。  それでは、①に入ります。今回、令和3年度菰野町一般会計補正予算において、その関連予算が歳入として計上され、それらを活用し、町内4カ所の通学路で安全対策が実施されることとなりました。  また、その通学路については、もちろん先に述べた約7万2,000カ所のうちの4カ所でありますが、その対策箇所は毎年行われる、菰野町通学路交通安全プログラムに基づく関係者等との点検等により、重要度、緊急度の高い危険箇所として選定されたものと説明を受けました。  その中には、私が平成26年9月から現在まで要望を繰り返している危険な道路、通学路の整備等も含まれており、ようやくその箇所については、改善されるとの思いで、期待もしております。  繰越明許により、事業実施は令和4年度になるようですが、すべて必要な改修整備ですので、できるだけ早い対応をよろしくお願いします。  さて、このように、通学路、菰野町通学路交通安全プログラムの役割が高まる中、各学校から出される新たな要望に対し、迅速に対応することは当然必要ですが、全国で合同点検が実施された平成24年度からの要望の蓄積、いわゆる対策未済箇所があるのも事実であります。当然、現在においても、改修整備を待ち望んでおりますので、本プログラムの機能として、再検討する場を設け、各要望を整理し、危険性、緊急性の高いものから順次、安全対策を実施するよう求めます。
     また、さらに時間を要する要望箇所については、代替策を講じるなど、安全確保に努めてください。  次に、②番は、令和4年度の新規事業として予算計上された住民通報サービス活用事業であります。  本事業は、庁舎内で一元化された地図情報システム、GISを用いて、通報者のスマートフォンから送られる地図情報や現場状況等をもとに、道路破損箇所等、危険箇所改修を迅速に行う事業であります。これまでもGISを活用し、行政事務の効率化や町民の利益につなげるよう、構築から運用、オープンデータ化まで訴えてきた私にとっては、有効なデジタル活用であると思っており、本事業に賛同しておりますが、ただ本事業には多くの課題もあり、運用面でその課題をクリアする必要があるという認識も持っております。どのように体制整備するのか、お伺いをいたします。  次に、③であります。通学路や生活道路を含め、道路上で残念ながら、実際に交通事故が起こった箇所、いわゆる事故現場は、三重県警がホームページで交通事故マップとして公表しています。以前、議会質問において、この情報も活用しながら、安全対策を講じるよう、町行政に要請しましたが、現在どう取り組んでいるのか、お伺いをします。  また、例えば地下道の状態や住宅地から離れた道路で防犯灯などが極端に少なく暗い道路などは、職員も把握していると考えます。このほか、道路や交通安全上の危険箇所等については、地元要望として、対策を求められているものもあると思います。このようなさまざまな情報を活用し、また迅速に対応し、安全対策強化を図るよう求めます。  以上、3点について、お伺いをします。  次、大きな2番であります。町民アンケート調査とまちづくりについて。  令和3年度の町民アンケート調査が昨年8月末から9月末にかけて行われ、11月に調査結果がまとめられました。  中身について、少し触れますと、住みやすさの問いでは、全体では8割の方が住みやすいと思っているものの、10代から30代の比較的若い世代が他の年齢層に比べ、住みにくさを感じていること、地区別では、竹永、朝上地区、いわゆる北部地域の方が他地区に比べ、多いことがわかりました。  また、住み続けたいかとの問いでも、全体では8割の方が住み続けたいと思っておられるものの、10代の4人に1人は移転したいとの思いがあることや地区別では、竹永地区が他地区より高い割合となっていました。  移転したい理由については、一番多いのが、交通の便の悪さ、2番目が近所づき合いのしづらさ、3番目が就業の場の少なさと買い物の不便さとその他という結果でありました。  まちづくりに関する問いでは、菰野町総合計画の認知度や参加度の低さも確認できました。  一方、防災については、全体として、重要と考えている方が多く、中でも10代の方の意識が高いことがわかりました。  このほか、情報共有の問いでは、いろいろと課題も出ております。  町行政として、参画いただいた回答者440名の意向、貴重な意見を評価、分析し、本調査の目的にもあるように、今後の町政運営に反映させる必要があると考えます。  そこで、まず本調査結果に基づく住民ニーズを令和4年度当初予算にどのように反映されたのか、お伺いします。  また、今後、中長期的に進めていく政策や事業があれば、そちらもお聞かせください。  以上で、1回目の質問を終わります。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 私の所管事項につきまして、順次答弁いたします。  まず、住民通報サービス活用事業でございますが、令和4年度当初予算に盛り込ませていただきました。お認めいただければ、実施に移ることは可能です。この事業は住民の皆様が道路の陥没など、緊急的に対応しなければならない箇所をスマートフォン等で撮影し、送信をいただくことで、町がその添付された写真と、それに附随する位置情報から、場所や状況などを素早く把握し、迅速な対応、適切な対応につなげるというものでございます。  危険箇所といたしましては、この道路の陥没のほかにも、水道の漏水など、さまざまな危険な箇所というものがございます。この点、事業活用の幅は大変広いと言えます。しかも比較的容易な操作により、情報を投稿していただき、利用が広がるのではないかとも期待しております。  もちろん、平常時における緊急通報に限らず、災害時での活用も想定しておりますし、さらに既に当町で導入している統合型GISへ連携させることで、システム上で面的に被災箇所を可視化し、分析、判断に役立つものと考えております。  以上のような基礎技術というふうなのを用いまして、これから運用法や体制整備をさらに磨き上げていきたいと考えております。  次に、三重県警が公表している交通事故マップでございます。これは地図上に高齢者や子どもの交通事故、重傷事故や死傷事故などが、その事故の過去の記録をもとに表示されたものでございます。交通事故発生状況を容易に確認することができ、子ども見守り隊などの安全・安心に関する地域の活動において、有効に活用できる可能性があると感じております。  現状におきましては、安全対策においては、通学路合同点検、地元要望を十分に参考にすること、またその他の警察からの情報提供をもとに実施しておりますが、この交通事故マップも含め、さまざまな情報を活用しながら、積極的な実態把握に努め、交通安全対策につなげてまいりたいと考えております。  さらに、防犯灯についての御指摘をいただきました。  毎年、各区からの要望を受け、設置を進めております。令和2年度に114灯、令和3年度に58灯と、いずれも各区から要望がありましたすべての箇所において、設置しているところでございます。数が減っているというふうなことは、それだけ各区からの要望に対して、行き渡ってきたというふうに御理解いただければと思います。すべて設置させていただいておりますので、そのように理解していただければと思います。  また、日常の業務においても、防犯灯の設置が必要と思われる場所が確認された場合には、区長の皆様との協議の上、新設も行っているところでございます。  それでは、次に2番目の町民アンケートについての御質問でございますが、これは住民基本台帳から無作為に抽出した町の皆様800人を対象にアンケート調査票を送付し、440人の方から回答していただいた。令和3年度はそのような数字に基づいて、実施したものでございます。  この結果は、ホームページに公開するとともに、今後の事業に活用できるよう、庁内でも情報共有を行っております。  令和3年度の町民アンケート調査の結果におきまして、例えば家庭において、インターネットが利用できる情報端末の質問について、8割以上の家庭でスマートフォンが利用できるとの御回答をいただきました。これに対し、家庭でインターネットの利用ができないという回答は6.9%でございました。  また、当町のホームページ等でどのような情報をさらに充実してほしいかという質問に対して、役場の手続に関する情報という回答が最も多く、施策分野別満足度順位において、技術革新への適応が最も低い、満足度順位において、これが最も低いという状況にもなっております。  このようなアンケート調査の結果を受け、行政手続のオンライン化に取り組む必要があると考え、令和4年度におきましては、そのあらわれとして、行政手続ガイド活用事業、これはまさに情報通信技術を活用したデジタルトランスフォーメーション推進事業として、実施するものの1つでございます。  この内容はライフイベント、申し上げますと、冠婚葬祭、さまざまなものがございますが、そのような節目、節目で行政上の必要な手続といったものを皆さんに取っていただく。その際、複数の手続をまとめて取らなきゃいけないというふうなこともございますが、そのような複数の手続というものに間違いなく、正確にお答えすることが24時間いつでも、簡単な質問にお答えいただくだけで、それぞれの方に必要な手続、これを事前に準備するための情報提供ができるというものでございます。  今後におきましても、このように町民アンケート調査を十分に参考にしながら、事業の充実を図ってまいりたいと考えております。  私からの答弁は、以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 続いて、答弁願います。  教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) 私のほうからは、通学路の安全対策について、答弁をさせていただきます。  先ほど議員のお話にもありましたように、平成24年8月に通学路の緊急合同点検を行い、検討と対策を行いました。  その後も引き続き、安全確保に向けた取り組みを行うため、平成27年に菰野町通学路交通安全プログラムを策定し、関係機関と連携して、通学路の安全確保を図っているところでございます。  関係機関の御理解、御協力により、毎年、要望箇所の迅速な対応を行っていただいていますが、議員御指摘のとおり、過年度の要望で時間の要するものや制度上、困難なものを含めると、完了していない案件も存在します。  運用で改善できる部分も含め、関係機関とは協議と対策を進めており、過去に一度要望を出したから終わりではなく、粘り強く協議、要望を行っていきたいと考えます。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 先ほどは御答弁ありがとうございました。  それでは、①番から再質問、1の1からさせていただきます。  教育長、御答弁ありがとうございました。過去の要望も反故にせずに、協議と対策を進めていくという意味合いの御答弁をいただいたというふうに思っておりますので、期待もしながらですね、引き続き注視してまいりたいというふうに思っております。  今回、実施予定の町内4カ所の通学路整備ですが、その具体的な施工の詳細はこれから詰める部分もあるというふうに伺っております。  例えば、先ほど質問でも少し言いましたが、私が7年以上前から関わる町道菰野永井線(Ⅲ)の歩道整備では、道路側溝のふたかけやグリーンベルト帯の設置、県道永井保々停車場線との交差点への待機所設置などを特に過去からは要望しておったというふうに思っております。  その間、道路側溝のふたかけは一部進んでいますし、また時間の経過とともに、住民ニーズや、あと必要な安全対策も若干変化する可能性もありますので、改めてPTAや周辺住民の皆さん、そしてまた学校関係者、区関係者や県行政等と調整し、必要な対策を講じていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。  あと、菰野町と同様に、三重県も今回、国の補正予算を活用した通学路整備を実施します。県下218カ所との報道もありましたが、菰野町内では、そのうち7カ所で実施されるということであります。これについても先に申し上げた菰野町通学路交通安全プログラムに出された各小・中学校の要望から選定されたものであります。こちらも来年度の事業実施を基本としているようですが、1カ所、国道477号、NTT菰野電話交換所付近の段差解消というのが今年度内に実施する予定というふうには伺っております。  町管理、県管理を問わず、要望箇所については、危険性、緊急性が高いと判断され、迅速な対応を求めているものばかりでありますので、迅速な対応、また不備のない適切な修繕や整備、そして整備完了までの間の目配り、心配り、特に工事中の事故防止対策の徹底は、よろしくお願いしたいと思います。御答弁いただきます。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員の再質問に対して、答弁を願います。  まちづくり推進室長、伊藤俊幸君。 ○まちづくり推進室長(伊藤俊幸君) 議員御指摘のとおり、国の令和3年度第1次補正により、追加交付となりました防災・安全社会資本整備交付金重点計画事業といたしまして、町道菰野永井線(Ⅲ)の路肩整備を含めた町内4カ所において、通学路の安全対策の実施を予定しております。  この事業は、昨年10月下旬の通学路安全推進会議において要望のあった新規事業で、昨年12月下旬に交付金の申請を行い、交付決定が本年1月下旬となったことから、繰越明許費として令和4年度で工事の実施を予定しておりますが、要望内容を十分に精査し、関係者の方々と協議の上で、適切な整備を努めるとともに、三重県が実施する国道や県道の安全対策につきましても、通学児童の安全がしっかりと確保されるよう、連携して取り組んでまいります。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。ぜひともよろしくお願いいたします。  続いて、②の住民通報サービス活用事業であります。  先ほどの答弁いただきましたけども、運用や体制については、これからというふうに、まだまだ煮詰まっていないというような御答弁でもありましたので、私なりに課題の洗い出しや必要と思われる対応等について、意見を申し述べたいなというふうに思っております。  まずは、住民と町行政との直接的なやり取りだけで終わらせず、地元の区長さんには報告すべきと考えます。地元要望との区別も必要ですし、区民の方から直接区長さんに通報があった場合、情報共有がなければ、その判断や対応に支障が出る恐れがあると考えますので、必ずお願いします。  また、行政内部においては、通報を一元管理し、地図情報の更新や各担当課への報告に誤りが生じないような対応が必要であると考えます。  このほか、事業の目的や趣旨から考えれば、状況によっては、夜間あるいは休日問わずですね、迅速に対応する必要があります。  加えて、町発注工事の確認、県発注工事等の把握にも努めないと、対応を誤り、結果、公金の二重払い等が生じる恐れもあります。行政間、行政内部の連携調整を慎重に、丁寧に行ってください。  また、今回の事業、システム構築では、通報者側から画像等を行政に送ってもらい、行政として、その通報者の方と危険箇所の情報を共有するというものですが、通報のあった危険箇所が反映した地図情報は、通報者本人のスマートフォンには返信されることはない、そのように聞いております。これはいわば町民側からの一方通行の情報共有と考えます。本来、情報共有であれば、通報箇所のチェックが入った地図を通報者や本システムを利用する町民、利用者にも見ていただいて、確認してもらえるように構築すべきと考えます。これは私から言えば、オープンデータ化の遅れであり、住民サービスが半減しているという状況と考えます。デジタルトランスフォーメーションの推進を掲げるのであれば、再三再四、申し上げていますが、地図情報システム、GISを使った公開可能な行政情報のオープンデータ化をもっと早く進めていただきたいというふうに思っております。  また、先ほど、これから運用や体制、これからというふうなニュアンスで御答弁ありましたけども、やはり運用方針等についてもですね、本来は事業の提案とともに示すべきであるというふうに考えますので、今後提案される事業についてはですね、中身、いわゆる運用を先に構築をしてから議会に提案していただくという手順を踏んでいただきたいというふうに、これは御指摘をしておきます。  るる申し上げましたが、先に述べた課題が解決されれば、画期的な事業であるとも考え、期待もしておりますので、事業開始前には、しっかりと丁寧に体制を整えてください。担当課長に御確認いたします。 ○議長(中山文夫君) 答弁を願います。  企画情報課長、加藤正治君。 ○企画情報課長(加藤正治君) この事業につきましては、住民の方から位置情報つきの写真を送っていただくということで、これまで電話では伝わりにくかった情報を的確に受け取ることができ、素早い対応へつながるものと考えております。  まず、事業開始時におきましては、特に緊急的に対応しなければならないと思われる道路の陥没、また水道の漏水などの危険箇所の把握及び対応を中心に運用を行っていきたいと考えております。  このような危険箇所については、これまでも地元区長さんをはじめ、自治会の関係者の方にも御協力をいただいている経緯もございます。危険箇所の把握については、行政だけで把握するのは困難でありますので、引き続き地元区長さんからも情報をいただくとともに、またこちらのほうからも情報をフィードバックするなどの共有をしながら、住民さんと行政の協働による事業展開を行ってまいりたいと考えております。  しかしながら、具体的な手法につきましては、まだシステムも入れてないところから、どのような格好にするのがより効率が上がるのかということもいろいろ考えながら、基本的にはできるだけ通報いただいた方と情報共有できたらいいのかなというふうに考えております。  それから、またこの平常時における緊急通報だけではなく、災害時での活用も想定をしております。このような写真で投稿するシステムを既に当町で導入しております統合型GIS、地図システムなんですけども、そこへ連携させることで、システム上で面的に被災箇所を可視化し、分析や判断に役立つものと考えております。  これもまた同一箇所に対して、複数の通報が重なる等の予想がされることから、その辺の整理につきましての問題がまだちょっとあるというふうに認識はしております。導入後は、区長さんなどからの御意見をいただくとともに、また役場関係各課とも協議、さらに検討を重ねながら、効率的な運用方法や体制整備等に努めてまいります。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。さまざまな可能性があると思いますので、より町民の皆さんに便利に、また機能的に使えるようなシステムの構築をしっかりと行政内部の中でも課題を出しながらですね、いろんな可能性を排除せずに、いいものを作っていただきたいというふうに思っております。御期待しております。よろしくお願いします。  最後に、③番ですね、大きな1の③ですが、まず交通事故マップですが、これ過去に私、真剣に提案をいたしました。具体的に利活用はされていないということで、原課にも確認したわけですが、これは非常に残念だなというふうに思っております。決してこれ軽視してほしくないというふうに思っております。新たな事故の抑止をするためにも、今後は積極的に活用をしてください。ぜひよろしくお願いします。今回も真剣に提案させていただきます。  また、防犯灯についてですね、先ほど町長のほうからお話もいただきました。住民、住宅地から離れた道路や区の境目、そして山間地域等は、区民の方から要望がされにくく、結果、整備が進みにくいというのもよく伺っておりましたが、答弁にあったようにですね、職員さん気づかれたところは、区長さんにお話もしていただいて、進めていくっていうことで、行政主導による区との連携、行政から区に対する提案も図られているように感じました。非常に心強く感じております。安全安心対策、全般において、今後も町と区と双方向で積極的に進めていただくように、改めてお願いしておきます。  そして、少し前段、地下道のことも触れました。地下道でありますが、特に国道306号と町道千草岡線の交差点にある地下道の老朽化を懸念しております。地元区、岡区さんとともに、8年前ですね、私も要望を提出して以来、都度、県行政と過去何度も協議をしてきたものの、結果としては、なかなか進まなかった。もうできますよ、予算つきますよと言われたら、期待をしたところ、すみませんでしたというような声も過去ありました。昨年は内壁への落書き被害が発生して、町職員の方もペンキで上塗りをして対応していただいたということもあってですね、施設の老朽化も十分に把握しておるというふうに思います。昨年12月議会の質問の中でも老朽化対策について、要請しましたが、現状、屋根部分だけではなくてですね、当然8年経過しておりますので、屋根部分だけでなく、それを支える鉄骨やコンクリート壁の腐食もですね、かなり現状進んでおります。過去に要望した以上の大規模な改修が必要かなというふうに現場を見るんですが、そのあたり、県行政にしっかりと申し入れをしていただいて、できるだけ早い対応、そしてしっかりとした整備を求めていただきたいと思います。これについても都市整備課に再質問いたします。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。  まちづくり推進室長、伊藤俊幸君。 ○まちづくり推進室長(伊藤俊幸君) 御指摘いただきました地下道は、岡区から千種小学校へ向かう通学路で、国道306号を横断する施設でございますが、これまでにも継続的に老朽化が進む施設の修繕に係る要望をいただいており、その都度、三重県に対し、進達してまいりました。  今般、三重県が今月末の春休み期間中に屋根の改修工事を予定していると聞いており、併せて鉄骨の腐食やコンクリートの破損に関しましても、引き続き適切な対応を求めてまいります。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。県行政のほうで、今回、改修工事を行うというふうなことは、私も聞いておりますが、先ほど言わさせていただいたような状況にもなっておりますので、しっかりと町行政としても、地域のお子さんたちを中心に、やっぱり菰野町の町民さんは、菰野町はしっかりと守るんだという思いで、私は県に対しても、申し入れはしていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  最後に、今、町長のほうからですね、そしてまた皆さん、行政の皆さんから、地元要望を参考にですとか、地元要望の大切さをいろいろ言われて、私としてはありがたいなというふうに思うんですが、その取り扱いについて、1つお伺いをしたいものがあります。  先ほど来の御答弁では、安全対策を行う際、地元要望も重要視しているというふうにありましたが、それとは全く違う認識を示した文書がですね、広報こものの2月のナンバー738に掲載されたということで、それを見て困惑された町内の区関係者の方から御一報をいただきました。私もそのお声を反故にはできませんので、少しお伺いをします。  写真、お願いします。  これが広報です。  その中身の文書を映してください。  これは、町長のひとり語りというコーナーの記事でありました。テーマは、年の初めに感じた投票の大切さというものでありました。  町民の方から御指摘いただいた部分、赤枠をちょっと読み上げますと、もう1つ、交通安全街頭指導などで町内のあちこちに伺っています。そのとき感じた事柄をもとに、警察と打ち合わせに伺いましたが、本当に事故が多いところ、点点点、もちろん直ちに町と警察が連携して、対策にかかってます。点点点は、地元からの要望が挙がっていません。逆に危険でないところについて、繰り返し改善の要望が挙がることがわかりましたというふうな文書です。この後、選挙のお話が書かれているようです。ありがとうございます。  その方いわくですね、やはり町民生活、安全・安心にかかわる大切なことなので、警察と打ち合わせをして、直ちに町と連携して対策にかかっていただいた危険箇所はどこなのか。
     そして、また地元区に報告したのかという点と、地元から改善要望が繰り返し挙がっていて危険ではない箇所とは、具体的にどの区のどの箇所なのかと。どちらも地域住民やいつも通行される方、区関係者の方にとっては非常に重要な情報であるということで、お話をいただきました。  そして、実は都市整備課にも御確認はしましたが、町長が書かれたところで私はわかりませんというような回答でした。町長がこのような認識を持たれている以上、その地元要望は改善が見込めないと考えますので、少しでも早くその情報、該当する区長さんですね、報告をしてもらって、必要に応じて、自治会で再度確認いただく必要があるのかなというふうに私は思いました。  また、それが丁寧な町政運営だというふうにも感じます。  このような記事で指摘と言うのか、批判と言うのか、わかりませんが、こういったことをされるのでなくですね、必要であれば、区自治会に対して、丁寧な助言を行っていただくのが町行政の本来の姿かなというふうにも思いますが、この真意について、町長にお伺いをいたします。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 御指摘のとおりでございまして、ここは危険ではないですよねということを数値を用いて御報告を申し上げますが、全く聞き入れていただかないというふうなことはございます。  逆に言いますと、私がそのようなお話をしてないところにつきましては、その内容、情報というふうなものと同じではありません。すなわち、その点は御安心いただいていいというふうに考えております。とにかくこの記載がすべてでございますので、これを持って御判断いただきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 少し内容が私ではわかりにくいところはあるんですが、ここに書かれたことがすべてではないということですか。そういうことで判断させてもらうということですね。 ○議長(中山文夫君) 答弁求めますか。 ○12番(伊藤雅慶君) いや、このままで結構です。 ○議長(中山文夫君) はい。 ○12番(伊藤雅慶君) 区の関係者の中には、この記事を読まれてですね、不愉快な思いや戸惑いで、今後の地元要望の取り扱いはどうなるのかというふうなことで、大変心配をされる声があったので、ここでお伝えをいたしました。非常に不安を感じておるということでありました。  そして、先ほどの町長の御答弁からはですね、この記事の内容がすべてではないというふうなお話でもありましたので、ただこの文書をぱっと読んだ人がそのようにすぐに感じ取れるかって言うと、それは難しいのかなというふうに思いますので、もしそういう、私に御連絡をいただいた方のような心配をなされるということが町長からしたときに、本意ではないということでありましたら、今後はですね、やはりこういった公の、いわゆる広報ですので、読み手、あるいはお話をする際は聞き手のことをもう少し気遣いをいただいて、慎重に、丁寧に対応していただきたいなということで、これは申し添えておきたいなというふうに思います。  それでは、町民アンケートのほうの再質問に入ります。  本アンケート結果から、いろいろと課題が見えてきますが、10代の若者が住みにくさを感じ、結果、移転していく可能性があることから、私としてもしっかりと課題に向き合いたいなというふうに感じました。  また、理由として、交通の便の悪さやよい就業の場がない、買い物が不便などが割合として高いようですが、さらに深く調査しないと、なかなか詳しい理由はつかめませんが、この問題に対し、行政として、政策的に取り組めることもあると考えます。  例えば、交通の便の悪さや買い物が不便というのは、若者に限らず、地域の方から度々相談される内容でもあり、我々議会としても、解消を目指して、さまざま意見を出している内容でもあります。  例えば、地域公共交通については、さらなる利便性の向上として、路線の見直しやデジタル化、そして運賃割引制度の創出などを考えられます。特に運賃割引を求める声は大きいので、その対応も含め、住民サービスの向上に努めてください。  こちらについて、安全安心対策室長から御答弁を求めます。 ○議長(中山文夫君) 安全安心対策室長、黒田雅啓君。 ○安全安心対策室長(黒田雅啓君) 公共交通につきまして、町では、コミュニティバスとのりあいタクシーの運行を行っております。町民の皆様からは、町政アンケートのほか、地域公共交通会議や昨年10月に町内5地区で開催いたしました地域懇談会の意見交換時など、さまざまな形で町内公共交通に対する御意見をいただいております。  町としましては、町内公共交通の利便性の向上を図るため、今年度もコミュニティバスの運行改善、のりあいタクシーの乗降場所の新設、菰野町MaaS、おでかけこものの機能改善などに取り組んでおります。  そして、昨年には、NHK総合テレビの全国放送で当町の公共交通の取り組みが紹介されたところでございます。  今後におきましても、町内の公共交通を多くの方に利用していただけるよう、皆様の御意見を参考にしながら、さらなる利便性向上に努めてまいります。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。  あとですね、買い物が不便という御意見の中には、先ほどの交通の便の悪さ以外にも、いろいろな理由があると考えますが、例えば商業施設の誘致なども考えられます。  また、若者より高齢者向けの福祉的な買い物支援になるかもわかりませんが、例えば地域内で小規模商店の開業に利活用ができそうな空き家、空き店舗等があれば、新年度に設置予定の、令和4年度に設置予定の空き家バンク制度を活用して、町がマッチングをしてですね、さらに開業の支援を行うなど、買い物弱者を救済する施策も考えられます。この点はまた空き家バンクが設置されるころ、改めて提案はさせていただきますので、ぜひそのあたりも調査をしておいてください。よろしくお願いします。  このほか、よい就業の場がないという理由については、私は町内や地域内にある企業や事業所のことを若者を中心に、あまり知ってもらえてないのかなというふうなものも理由の1つに感じております。町内で頑張ってみえる企業はたくさんありますので、町として、企業を紹介する場、情報発信の場を積極的に設けてほしいと思いますし、さらには企業誘致というふうなことも政策的に考えられます。知恵と工夫で住民ニーズにしっかりと応えられると思いますので、担当室長のほうに御答弁をいただきます。 ○議長(中山文夫君) 観光商工推進室長、藤田貴史君。 ○観光商工推進室長(藤田貴史君) 地元企業の情報発信につきましては、菰野町商工会と連携して、地元企業の魅力を発信する仕組みを構築できればと考えております。  また、企業誘致につきましては、他の自治体の成功事例などを参考に、三重県の企業立地を担当している部局とも連携しながら、調査、研究していきたいと考えております。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。  町民のためにですね、何かできることを始める。前向きな町政の一歩をどうぞよろしくお願いいたします。  続いて、防災についてであります。  先に申し上げましたが、全体に意識が高く推移しています。特に10代の若者については、需要度も、町の取り組みに対する満足度も、ほかの年齢層に比べ、高い結果となりました。同様に、危機管理意識も非常に高いことがわかり、若者の、現代の若者のリスクマネジメントの高さをうかがい知ることができました。  この2年間は、町民総ぐるみ総合防災訓練がコロナの影響で中止になっている状況ですが、町民意識を低下させない工夫も必要と考えます。以前にも申し上げましたが、コロナ対応型の避難所運営訓練などを開催する、実施する自治体もあります。菰野町として、令和4年度は、どう対応するのか。中止であれば、代替施策も検討すべきと考えますが、お考えを担当室長にお伺いします。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。  安全安心対策室長、黒田雅啓君。 ○安全安心対策室長(黒田雅啓君) 令和4年度の防災訓練の関係でございます。  今後の新型コロナウイルスの感染状況にもよりますが、現時点におきましては、令和4年度の町民総ぐるみ総合防災訓練につきましては、実施を予定しておるところでございます。  なお、訓練内容につきましては、コロナ対応の防災訓練も取り入れたいと考えてはおりますが、今後、他の自治体で実施された訓練等も参考に、検討してまいります。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。  コロナによる、いわゆる緊急事態等がない限り、実施をされるというふうな意味合いで御答弁いただいたと思います。感染対策の徹底を図りながらですね、有意義な訓練になるように努めていただければと思います。よろしくお願いいたします。  次に、情報共有の関係ですが、菰野町のホームページをそもそも利用したことがない人が多いことや利用した人で知りたい情報を見つけられた人が少ない。要は見つけられなかった人が多い。こういった御意見がわかりました。改善すべき点、課題が多く出ております。  また、私としては、先ほど町長の御答弁にもありましたけども、スマホ利用者のですね、利用、利便性をアップすると。これも必要性を感じました。  そのことから、自治体アプリのさらなる活用につながる取り組みやホームページの改良、検索機能の充実など、非常に大切だと思っております。  また、先ほど町長答弁にもあった行政手続きガイド活用事業、これも大きく期待をしております。  また、最近ですね、私が機能的に感じるのが、民間で広く活用されてくるようになったチャットボットであります。語源はインターネットを利用したコミュニケーションの仕組み、チャットとロボットを意味するボットを組み合わせた言葉で、聞き手が我々、人、そして答え手がロボットということになります。AI、人工知能を活用した自動会話プログラムによる検索方法であります。最近は技術の向上により、すごくこう使いやすいシステムが増えてきておりますので、これも企画情報課、少し研究をしていただいて、私としては、導入をしていただきたいというふうに思っております。これはここで御提案をしておきます。  次に、重要度、満足度ともに低い結果となった豊かな文化の継承と活用の町民意識向上についてであります。  昨年の6月定例会でも文化観光の推進に当たって、現在の菰野町の文化財を取り巻く環境や課題、今後の取組の提案等も申し上げましたが、重ねて申し上げるのは、今回は割愛をさせていただきます。  意向調査では、菰野町の宝である各地区の文化、文化財が残念ながら、菰野町民の宝として、あまり認知されてないなということがわかりました。これは残念なことでありますので、町外の方への発信、アピールも当然のことながら大切ですが、町民の身近な生活の中にもっと文化、文化財が溶け込むように、観光とも連携をしながらですね、文化財の保護、保全、管理、活用、継承という高サイクルを生む文化振興、共同学習、活性化を図っていただきたいなと、そのように思っております。こちらについて、社会教育課長から御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(中山文夫君) 社会教育課長、堀山英治君。 ○社会教育課長(堀山英治君) 令和3年度町民アンケート調査結果において、重要度、満足度とも低い結果となった豊かな文化の継承と活用について、御質問をいただきました。  文化振興については、社会教育行政の重要な事項ととらえ、地域における住民主体の文化活動を幅広く支援していくとともに、観光ニーズの高い歴史や文化を体験できるようなイベントを連動させ、コロナ禍におけるマイクロツーリズムの促進という観点も併せて、郷土愛の育成や地域活性化につなげてまいりたいと考えております。  また、文化を次世代へ継承するためには、貴重な文化財や伝統文化を小さいころから学ぶ必要があると考えており、今年度から郷土学習の一環として、小学校3年生の社会科授業として、移動郷土資料館を実施し、郷土資料保管庫に収蔵している民具等に直接触れることで、昔の人が生活するためにさまざまな工夫を凝らしたこと、時代とともに生活様式が変わってきたことを学んでいただきました。  さらに、令和4年度事業として、菰野町の偉人を題材とした漫画を制作して、小学校3年生に配布する予定としています。  このほか、シデコブシの見学会など、町民の皆様に菰野町の文化、文化財にじかに触れていただく機会を提供していきたいと考えております。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 先ほど御答弁ありがとうございました。さらに積極的な取組ということを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  最後にですね、今回のアンケート調査自体の取り方について、今後生かしてほしいなということを申し述べたいと思います。  町民アンケ―トの調査の目的は、町民皆様の意向、町民ニーズを把握し、町政運営に反映させることであります。第6次菰野町総合計画においても、令和2年度の町民アンケート調査を計画策定の基礎資料にした。そのようなことが書かれております。  また、町民アンケート調査が極めて重要な住民参画の手段であることは、柴田町長の御挨拶文、こちらに載っておりますね、御挨拶文を読まさせていただいてもわかります。  加えて、菰野町は、これもこの総合計画に乗っていますが、SDGSの理念にも触れ、誰一人取り残すことないまちづくりというものを推進しております。非常に大切なことだと私も思います。  本題ですが、このような背景がありながら、なぜアンケート調査用紙に視覚障がい者の方への合理的配慮がなかったのか。  また、外国人住民のための多言語対応の工夫がなされなかったのかという点が私としては問題に感じております。  例えば、視覚障がいの方へは、この調査が町民アンケートであることや回答する際、必要に応じて、町がサポートしますよという、そういったメッセージを、例えば用紙に点字で打つとかですね、そういったこともできたのかなというふうにも思っておりますし、また多言語対応についても、回答用紙にQRコードなどを活用して対応したり、また易しい日本語を活用したり、どうしてもそういったところが難しければ、漢字のところに大きく振り仮名を振っていただく。いろいろと工夫は考えられます。  無作為抽出と聞いておりますが、今のこのやり方では、視覚に障がいのある方や日本語の読み書きが困難な外国人住民の方へは、この時点で排除されます。これはまさにSDGSの誰一人取り残すことないまちづくりの理念にも、また菰野町総合計画の目指すべき方向とも逆行しております。共生社会、あるいはソーシャルインクルーシブ、こういった理念をしっかりと理解をしていただきたい。そのように感じております。  誰一人取り残すことないまちづくりと優しい言葉だけ並べるのではなくてですね、実際に事業や政策に生かさないと、なかなか意味はなさないというふうにも考えます。  例えば、今回、令和4年度の新規事業として、防災マップを作成すると提案をいただきました。日本語のほかに多言語として、5カ国語で作成すると説明を受けております。防災分野での多言語対応は、私もかねてより、さまざま提案しておりますので、これは前向きに評価をしておりますが、ただ5カ国語だけでは、外国人町民皆さんをなかなかカバーし切れないところがあります。  ですから、私はかねてより、易しい日本語を取り入れ、同時に菰野町の町民ボランティアさんのお力をお借りして、外国人の方にも、その易しい日本語を覚えていただき、双方向の学び、平時、有事に役立てたい、役立てましょうと、この町行政には、常に提案をしております。  菰野町として、SDGSの推進、すなわち共生社会、インクルーシブな社会の実現を目指すのであれば、アンケートの取り方にも、やっぱりしっかりとした配慮が必要であるというふうに思いますので、この点について、担当課長に御答弁を求めます。 ○議長(中山文夫君) 企画情報課長、加藤正治君。 ○企画情報課長(加藤正治君) まず、令和3年度までのアンケート調査票については、日本語のみで、QRコード、それから点字等の対応は、残念ながら、できておりません。  まず、外国人の方からの回答という部分で、アンケート調査票にQRコードを記載するなどで、まず町のホームページのほうに誘導をして、ホームページにアンケート調査票を掲載し、ホームページの自動翻訳機能を活用して、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語の計8カ国に対しては、まずそのような対応で検討をしているところでございます。  それから、もう1つ、視覚障がいを持っている方への対応というのは、かなり困難であるというようなことを考えておるんですが、まずは点字を打つなりというような対応で、あとどうしてもその方をふだんからサポートしていただいている方、もしくは役場のサポートっていうのが必要ではないかと考えておりまして、その辺については、その方の回答内容がサポートしている人間に知れてしまうというような問題も抱えておりますことから、今後その辺について、研究してまいりたいと考えております。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御丁寧な御答弁ありがとうございました。気持ちは十分受け止めていただいたということが答弁からもわかりました。  ただ、易しい日本語というのも前から言うておりますけども、これもしっかりと考えていただきたい、使っていただきたいと思いますし、また介助員さんとかですね、サポートいただく方、いろいろとボランティアさんもみえると思いますので、そういったお力もお借りしながらですね、やっていっていただきたいこと、よろしくお願いいたします。  心ある温かい町を皆さんと創っていけるようにですね、私もさらに精進してまいりたいというふうに思いますので、町長をはじめですね、執行部の皆さんも合理的配慮を含め、相手の気持ちになって、細心の注意を払っていただくようにお願い申し上げて、すべての質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中山文夫君) 以上で、伊藤雅慶議員の一般質問は終了しました。  ここで、暫時休憩します。  なお、安全安心対策室長、黒田雅啓君、教育推進室長、山口 了君、社会教育課長、堀山英治君、まちづくり推進室長、伊藤俊幸君は、退席していただいて結構です。  休憩時間は、10分程度とします。               午後 2時00分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 2時16分 再開 ○議長(中山文夫君) 再開します。  一般質問を続けます。  それでは、10番議員、内田親根議員、登壇願います。           〔10番 内田親根君 登壇〕(拍手) ○10番(内田親根君) 10番議員の内田親根です。  議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  今日は4人目ということで、皆さん大変お疲れさまでございます。私も質問する前から疲れております。
     傍聴の方もお帰りになった方もおられるんですが、今議会から録画で放映されるということもありまして、画面の向こうの方にも意識をしながら、質問をさせていただきたいと思います。  私は、質問の政策的立場は、常に一般的に言われていることに対して、懐疑的な視点で質問をすることにしております。  そういう意味では、どちらかと言えば、少数の意見をお伝えする形になろうかと思いますが、御承知おきいただきたいと思います。  そこで、質問に入りますが、道の駅の建設で交流人口の復活をと、もう1つの項目、新型コロナが生み出した異常について、お聞きをしていきます。  新型コロナの影響で、長期間、人流が抑圧されてきました。飲食店、観光業など、全国の商業事業者の売上などにも、今後もダメージを与える可能性があります。  菰野町への来訪者を増やすためにも、新たな道の駅の建設が期待をされております。  そこで、道の駅建設の計画についてもお伺いいたします。  現状の道の駅は、最初登録されて歴史はあるものの、手狭で、今の道の駅機能が満足にあるとは考えにくい建物になっています。  また、生産森林組合から賃貸契約にて運営がなされているのが現状です。情報発信の基地として、町長は新たに建設をする計画があるのか、お伺いをいたします。  さらに、現在、日本におけるグランピングが大変ブームになっております。道の駅と併設をして、グランピングを考えてみてはどうかと思いますが、町長のお考えをお聞きをいたします。  近年、アウトドア愛好家の間では、快適さを兼ね備えて、新しい体験型旅行が注目されております。それが雑誌やテレビなどですっかりおなじみになったグランピングです。  ここでちょっと写真映してもらえますか。  このように、さまざまな形態で、宿泊施設ということで、建設をされておるものであります。これはグラマラス、魅力的なという言葉とキャンピングを掛け合わせた造語で、テント設営や食事の準備など、煩わしい作業から解放をして、よいところ取りの自然体験ができる場所となります。  まさに、旧ハイランド跡地が自然豊かで見晴らしのいい場所で、候補地の1つではないかと考えますが、町長のお考えをお聞かせください。  次に、2つ目の新型コロナが生み出した異常について、お尋ねをします。  新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されたのが2020年1月でした。2年以上にもわたって、この厄介な感染症に国民は大変煩わされております。  新型コロナの感染症法上の位置づけ、感染予防対策や感染者数の報道のあり方、ワクチン接種対象の拡大など、そのあり方に大変疑問を思う点が多々感じるようになってまいりました。  今回のオミクロン騒ぎに至っては、風評被害とかヒステリックと思えるほどの大変な異常になってきたと私は思っております。  新型コロナの変異株で、第4波のアルファ、5波のデルタ、6波のオミクロンと変異を繰り返しておりますが、それらの致死率は、4波が1.9%、5波が下がって0.4%、6波のオミクロンに至りましては、0.04%と言われており、ほかの感染症の、例えばインフルエンザと比較しても、インフルエンザは0.1%ということで、それよりも低くなっているところを見れば、もうほとんど毒性が弱くなっているということが明らかであります。  新型コロナを含む感染症の情報収集の中で、私が得られた見方を含みますけども、今から約130年ほど前、ロシア風邪というのが猛威を振るいました。これは今の新型コロナウイルスと非常に似ていると言われておりまして、元祖コロナとも言われております。当時の世界人口は、大体150億人、そのうち100万人が死亡したと考えられています。ワクチンが、その当時はまだない時代でありましたけれども、大体1年ほどで収束をしたと聞いております。  感染が蔓延するということは、集団免疫が獲得されるということであると考えます。  逆に言えば、自分でも気づかない無症状の感染含めて、感染の蔓延状態を経なければ、集団免疫というものは成立するものではないと言えます。  したがって、感染蔓延状態を経て、収束に移行していくものと私は考えております。  このように、コロナウイルスというものは、何度か変異を繰り返し、そのうちに毒性を下げていくのがコロナウイルスの特徴です。感染症の性質です。  ということは、蔓延防止のための取り組み、現在の再拡大阻止とか、返って収束を先に延ばしてしまう部分も、可能性もあります。初めからボタンのかけ違いをしてしまう可能性も懸念をされます。  感染症の性質というものを大勢の人の共通認識を持って当たらなければならないと感じております。  このような状況になれば、感染者数が増えることを特に問題化することにあまり意味がないと思います。  むしろ集団免疫の確立に近づいている証拠であります。  今している行動制限というのは、一体何を意味しているのかと疑問に思います。  もっと早く感染症という法律の分類を2類から5類に引き下げれば、多数の無症候性感染者の対応に圧迫されるということにならず、症状の出た患者だけを速やかに治療することができて、病院に入れず、亡くなるということもなかったと思いますし、現存の医療体制で十分に対処ができて、医療崩壊を懸念するような場面も発生しなかったと考えておりますが、最近そのような立場の言論も増えてまいりました。  メディアの報道も、最近はこの重症化や致死率にはあまり言及をせず、感染者数急増など、不安材料だけを強調しているように私は感じます。  そのため、コロナに対する感染症は、人口減少を著しく加速をさせており、妊娠届出数の推移もマイナスが目立つなど、子どもを産むことをためらうようになってしまいました。  コロナに対する過剰な社会的規制による経済のダメージ、また保健所をパンクさせた非常に合理的でない対策で十分に生かせなかった医療体制、不安を増長させる情報発信のあり方で、疑心暗鬼になった社会心理など、まさに異常そのものだと感じております。  当然、今後予想される次の変異株も、その性質に倣えば、今まで以上に感染力の強い株が出てくることが予想されますが、その株はさらに毒性の弱まったものになると自分は思います。  つまり、普通の風邪に限りなく近づいていくという経過をたどることが過去の感染症であります。  したがって、ここらで感染症対策の転換がなされなければ、いつまでも終わりを見通すことができず、異常なコロナ対応を今後も続けることにつながっていくと心配をしています。  これら医療についての知見も大変豊富な柴田町長の御所見をお聞かせいただきたいと思います。  また、ほかにも経験に照らしてみても、異常と思えることがたくさんあります。  今後の安定した安心な社会を維持していくためには、感染症に関しては、専門の知識のない、一般の我々、一般人でも、自ら積極的に、今どのようなことが社会で起きているのか、情報を集め、分析し、判断することも求められていると考えております。  家族の健康を守るために、皆さん相当の負担を感じておられます。  感染症に関するある程度の共通の認識がないと、住民の間でさまざまなトラブルを生じております。  また、不安を拭い去ることもできておりません。  そこで、私が疑問に感じていることや常識を逸脱しているなと感じたことなどを今回の質問の糧といたします。  ワクチン接種に関係する業務に携わっている職員の皆様は、国から、やはり通知をいただいて、それに沿って職責を果たしていただいていると思っております。  若干ちょっとお聞きしたところによりますと、子どもの接種券を、発送を一部されていないところがあるということをお聞きしましたが、その辺の実情をお聞きしたいと思います。  やっぱり早く接種をしたいと希望をしている住民の期待にも、やっぱりお答えをする必要もあると思います。  また、柴田町長には、コロナ関連の対応に誠実に取り組んでいただいておることも承知をいたしております。  住民に対して、書面でも、また町長メッセージを通じて、情報提供をしてくれていることに感謝を申し上げます。  ここでは、接種自体の是非を議論する立場にないので、住民の方がどのような御不安を感じているかということにとどめます。  オミクロン騒動の異常さというのは、本当に恐怖心を起こさせ、人々に冷静さを失わせております。  今後の被害を受ける可能性に対する配慮は、報道でも後回しにされていると私は感じております。  そういった中で、ワクチン接種の被害について、お聞きをいたします。  今発生してるワクチン接種後の死亡と有害副反応、これが非常に多いと私は思っております。接種者の総数というのは、やっぱり非常に数が多いので、そこから見ると、死亡は1,474人、重篤副反応が6,484人という数字は、全体の数字から見ると、少ないと思われるかもわかりませんけれども、ほかのインフルエンザのワクチン接種と比べると、ほとんどないということですので、やっぱりこれは深刻な薬害に発展する可能性もあるんじゃないかと自分は心配をいたしております。  名古屋市は、副反応や有害事象に苦しむ患者に対して、支援を決めました。ほかにも同様な取り組みをしている自治体もあると聞いております。  菰野町の副反応の状況は、前にお聞きいたしまして、出ていないと、深刻なものはないということでございましたが、これはいずれかは将来発生するかもわかりませんので、少人数であっても、何らかの対応はしてほしいと考えております。  重い後遺症に見舞われると、治療費も大変高額になるような報道もあります。支援や救済を先例の自治体に倣って、作っておくべきだと思いますが、お考えをお聞きをします。  次に、マスクにまつわる異常性について、お聞きをいたします。  これは、昨日の矢田議員からも御指摘がありましたが、幼児から見れば、マスクをつけている大人は、やっぱり顔、常に布で覆っているように見えます。育児をする場面で、スキンシップというのは、子育ての重要な概念です。保育者が子どもに顔を向けて声を発すること、聞かせることもスキンシップの重要な要素であります。それなのに、マスクで顔の半分、口元を。  ちょっと時間の制限がくるということで、気をつけます。  やはり心理的な交流を阻害していることは否定できません。このようなマスク着用についての心配、配慮について、臨機応変な対応を求めたいと思います。  以上で、最初の質問を終わります。 ○議長(中山文夫君) 内田親根議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 2つの御質問をいただきました。特に2つ目の質問、コロナウイルスに関しましては、菰野町ができることが大変少なく、どちらかと言うと、私の政治的な考え方を中心としたお答えになりますが、そのような前提で答弁をいたします。  まず、道の駅につきましては、これはもう先ほど諸岡議員から御質問をいただきましたが、とにかく新しい観光名所づくりの1つの、しかも単なる1つでなく、大変重要な要素である、そういう大変重要なパズルのピースであると考えております。  ですので、これまでもどのような道の駅が望ましいのか、皆様に喜んでいただいて、かつ経済的合理性というふうなもの、やはり例えばですね、トイレと情報発信のための小屋を建てただけで1億5,000万円かかりましたなどの例もございまして、それはさすがによろしくないだろうというふうなことで、そのようにならないようにですね、研究を進めてまいりましたが、次年度、つまり今年4月からは、さらに本腰を入れ、鋭意準備を進めてまいりたいと考えております。次年度の早期、もう5月の連休明けまでには、菰野町商工会、菰野町観光協会の皆様に対して、道の駅の立地場所に関して、御意見をお伺いする準備はもう既にしておりますので、これを直ちに実施いたしたいと考えております。  また、グランピング施設はというふうな、そのようなもののテーマを生かした道の駅というふうな御提案もいただきました。  この部分は、私が申し上げることではないと考えておりますが、大変示唆的な御提案であるとは感じております。正直、現在のところ、計画にまでは、道の駅の建設に至っておらず、正直、構想を練らなきゃいけないという段階でございますが、既にですね、三重県の中でも、宿泊施設とですね、道の駅というふうなものを併設するというふうな動き、美浜町、あともう1つは、大台町などでありましたが、既に道の駅のある近くに宿泊施設を造るというふうな動きがございます。菰野町の場合は、既に宿泊施設がございますから、逆にその近くに道の駅を建設するというものが1つの考え方としてあり得ると思います。  さらに、これも単純な宿泊施設ではなく、グランピング施設という格好でございますと、既に観光連携の深めております南伊勢町等でも視察させていただきましたが、コンテナであるとか、バンやトレーラー、電車の車両を用いたり、さらにはヨーロッパ風、北欧風のテントなど、さまざまな工夫を凝らしたグランピング施設というふうなものがございます。  このような施設は、今の傾向ですね、はやりというふうに沿ってるというだけでなくて、物によっては建築確認の必要がないとか、さらには建て替えが容易である。それこそ新しく建て替えるというふうなときにですね、大きな物すごい手間というふうなものがかからず、ですから建物そのものを更新するということで新鮮さを維持するというふうなことも考えられます。  さらに、道の駅としてこれができるかは別として、移動も容易でございますので、例えば菰野町で冬は雪が深い場所、ここは夏であるとか秋であるとかに、そこで物販であるとか、情報発信の施設を整備しながら、冬は別の場所でそのような活動をするというふうなことも、また考えられるところでございますので、これはもう本当に案を考えていただくのは専門家に考えていただくことであると思いますが、大変示唆的な、意味のある御提案であるとは感じておるところでございます。  次に、新型コロナウイルス感染症につきまして、さまざまな御懸念を抱いておられること、そのような意識については共有するところでございます。  とにかくですね、確かに現状においては、1類、2類相当の扱いである以上、感染者の数を報道するっていうことは、これはやむを得ないことでございますが、実際にそれが、意味がどの程度あるかという意味では、確かに意味が失われているんでないかというふうなこともあります。  また、諸般の事情でですね、医師免許を持った人でなければ書き込みができない、そういうインターネットのサイトっていうふうなものがありまして、そこで私が見ていると、大半のこの医療関係者の裏の考え方としては、もう5類でいいだろうとかですね、むしろ別にっていう、感染してもいいじゃないかというふうな過激な意見というふうなものも、医師でもそのような意見は、マスコミには出てこないんですけど、実際は医師でもそのような、少なくとも感染者の数を数えてる場合ではないっていうふうな声が、そのような場所では、もちろんそういうことを書き込むところが特定の偏ったことばっかりかもしれないのでわからないんですけど、そういうものも目にするところではございます。  ですので、内田親根議員の御懸念はよく理解をするところでございますが、とにかく私は現状における感染症対策、防止措置は、ソフトランディングのためではないかというふうに考えております。確かに感染してしまって集団免疫をつけるという考え方もあるんですが、そのやり方であると、どうもこう、かなり過激な、その過程でたくさんの方が亡くなられるであるとか、重症化されて後遺症が残るっていうふうな方が多いので、そこの部分を、時間を遅らせるというふうなことで、逆にそこをソフトランディングできる、医療資源といったものを守るというふうな意味での防止措置を取るというふうなことには、そういう意味があるとも考えられると思っております。  さらに、ワクチン接種につきまして、幾つか、まず子どもについての接種券についても御質問をいただきましたが、当町では、これはすべて対象者の皆さんには3月1日、2日に接種券の発送を完了しております。  あと、さらに副反応につきましても御懸念の思いをいただきました。  確かにですね、ワクチン接種について、副反応というふうなもの、軽度なものもあれば、後々、後遺症が残ったり死亡にまでつながる重度なものまでございますが、とにかく接種数自体が多いので、どうしてもコロナワクチンについての印象深いというふうなことはあるのですけども、副反応というふうなものについて。  ただ、他のワクチンに比べて、特別に副反応が、軽い、軽度なものはかなり多いのかなというふうに思いますが、重度なものがものすごく多いっていうふうな、ような状況ではないというふうに考えております。いわゆる一時的な発熱や接種部位の腫れ、傷みなど、頻回に見る副反応、これは確かに通常のワクチンに比べると、相応に重度なものである、かなりこう悩ましいと言いますか、私も先週の土曜日に接種を受けましたので、その後の次の日曜日、1日、何とか仕事はできましたが、カロナールを服用しなければ、ちょっと仕事自体できないというような状況がございましたので、そのような軽い副反応というようなものが、皆さんの感覚では軽くはない副反応が発生するということは、確かに、これはしかも頻回に見られることは、そのとおりだとは思います。  ただ、まれに障がいが残るレベルの健康被害につきましては、先ほど申し上げましたとおりで、特別このワクチンがとても多いであるとか、因果関係が認められているものとなりますと、これはその実数というふうなものにつきましては、まだまだ不明なところがあるということでございます。  ただ、もちろんですね、どのようなワクチンでも、またこのコロナワクチンも不可逆的な健康被害につきましては、外国などでは、はっきりそれは報告があります。このことについては、治療費であるとか、そのような保障について、国の救済制度が既に設けられているというところでございます。  なお、菰野町における状況でございますが、被害救済の制度申請が実は3件ございましたが、このことについて、国からの審査結果を待っている状況でございます。  ただ、この申請された事例も、何が重度で何が軽度かというふうな判断は、なかなか専門家と我々の感覚でずれるところでございますが、厚生労働省が言う重度の健康被害には、申告事実がすべてワクチンの接種の結果であるとしたとしても、重度の健康被害には該当しないというものでございます。  なお、接種や副反応に関する相談窓口として、三重県新型コロナウイルスワクチン副反応相談窓口等の情報を町ホームページや接種会場等で周知を図っております。  とにかく、繰り返しになりますが、ただ接種については強制ではございません。このような危険性があるというふうなことをですね、どうしてもそれが気になるという方は、これはもう接種しないというふうなことで、私はむしろ接種は決して勧めるものではございませんので、私自身が接種をしたのは、自分自身が苦しくても構わない。  ただ、皆さんに感染を私がさせてしまったり、仕事がですね、私が登庁できなくなって、たくさんの方に迷惑をかけてはいけないという観点で接種したのみでございますので、ほかの方に感染をさせないような配慮というふうなものはしていただきたいんですが、その上でリスクを考慮して、接種をしないっていうふうな選択は、これはもう十分に尊重しなきゃいけない。その方の全くの自由ではないかというふうに考えているところでございますので、御理解賜りたいと思っております。  さらに、マスク着用、幼稚園、保育園についてのマスク着用でございますが、国の対処方針といたしましては、これも確かみんなにマスクをつけさせろというふうなような盛り込みがあったところ、それが反対があって、それはなくなったというふうな経緯がニュースなどの報道でありましたが、一応、幼稚園、保育園の園児の皆様について、可能な範囲でマスクを着用することを勧めるとの限度での方針が示されておるところでございます。これが令和4年2月の方針であります。これはやはり幼稚園、保育園における感染者が過去の株に比較して増加の傾向にある。もうかなりの増加の傾向にあったというふうなことを踏まえたものでありまして、その点はやむを得ないと考えております。  反面ですね、マスク着用は表情によるコミュニケーションの妨げになる。これ御指摘のとおりでございます。  また、子どもたちにマスクを着用する、徹底すること自体が、実はコロナ感染以上に危険性があるというところがございます。適切な着用をしなければ、むしろ感染誘発の恐れも、実はマスクはあります。外側を触るっていうふうなことで、人に、それが感染を誘発するということがございますから、マスクをつければ感染が防げるっていうものでもありません。  とにかくですね、そのように、嘔吐、あとは熱中症、夏には誘発するという危険性もあります。そもそもマスクの着用を徹底するっていうこと自体、極めて困難です。やはり子どもの、私たちが思ってるよりずっと判断力が高いのですけど、それでもやはり2歳児に対して、マスクをつけるなどっていうふうなことは、危険な上、しかも無理というふうなところは、やはりあるということでございます。  このような危険性があるので、子どもたちに対するマスクの着用といったものは、推奨されないということは、例えば小児科学会からも、そのような考え方というものは表明されているところでございます。  実はですね、これに対して、町の方から、園児へのマスク着用を徹底せよと厳しい御意見もお寄せいただいてるところですが、私もコラムで指摘したのは、そうではない、異なる事実や異なる意見もある。  また、今お話ししたみたいな、むしろマスクを徹底するというふうなことで危険が生じるという知らない事実があるというふうなこと、反対の考え方、意見があるというふうな可能性について、思い至っていただきたいというふうな思いからのものでございまして、このマスク着用についても、全く同じようなことを、この御意見をいただいたときに感じたものでございます。  ですので、徹底せよという厳しい御意見をいただきましたが、厚生労働省からの指針に沿いつつもですね、マスクの着用というふうなものについては、先ほど申しましたさまざまな弊害というふうなものもありますので、全年齢児のマスク着用を一律に義務づけるということはせず、年少児以上を中心とし、子ども個人の発達段階に応じ、また子どもの体調の変化を十分注意した上で、着用の可否を判断しているというところでございます。  私からの答弁は、以上です。 ○議長(中山文夫君) 補足答弁を願います。  健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 小児用の接種券の発送のもれについて、お尋ねをいただきました。  この2月初めにですね、令和4年3月から、5歳から11歳を対象にした小児用のワクチンの接種が始まることが急遽決まっておりまして、3月初めに、5歳から11歳の方への接種券を送らせていただいた中で、11歳の誕生日がこの3月に訪れる、1カ月間、対象者が30名おみえになります。その方につきましては、ワクチン接種の方法として、1回目と2回目は同じワクチンを打つというルール、それと12歳誕生日の前日からは、12歳以上のワクチンを打たなければならないというルールがございますので、3月生まれの30名の方につきましてはですね、接種券を送らずに、大人用の接種券を4月初めに送らせていただくという、切れ目の1カ月間を作らせていただきました。
     その中で、御父兄より御指摘、うちんとこ11歳なんやけど、まだ送ってこんという御指摘を受けております。それにつきましては、説明をさせていただき、またその30名の対象者の皆様には、ダイレクトメール、はがきでですね、そういった事情の中で、4月には大人用の接種券が送られるということで、御通知を申し上げておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(中山文夫君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  内田親根議員。 ○10番(内田親根君) 御答弁いただきました。  まず、1つ目の道の駅の建設で、交流人口の復活をという質問の答弁に対する再質問をさせていただきます。  私は、グランピングというのは、経験はしてないんですけど、町長、非常に詳しく、グランピングの性格を表現していただきまして、大変知識が豊富なんだなと思いました。  私も、映像で見て、非常に人気が高いということは、見るだけではっきりわかりました。既に全国各地にいっぱいできておりまして、菰野町内にもこのような施設があればな、来訪者の選択肢も増え、菰野の魅力も増すことができると思います。  そこで、朝上地区、根の平地区ゴルフ場跡地なども、グランピングを設定するには非常に絶景なロケーションになると思っております。交流人口を増やすためには、今が絶好の機会と考えます。町長のお考えをお聞かせください。 ○議長(中山文夫君) 内田親根議員の再質問に対して、答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 交流人口を増すということは、まさに菰野町の定住人口を増すと同様に、今後の人口減少社会においては、経済活性化、菰野町全体の活性化のために大変重要であると考えております。  そして、この菰野町は自然豊かであるという特徴がございますので、そのような菰野町の特徴とグランピング施設というふうなものの相性は非常によいと考えておりますので、これはまさに菰野町自身が事業を行うというものではありませんが、大変示唆的な御意見として、受け止めさせていただきます。 ○議長(中山文夫君) 内田親根議員。 ○10番(内田親根君) そこで、リゾート地の小屋のような大型のテント、また備品、調度品、これらを充実した自治体の取り組みが私は、そういう支援もして、ほかとの差別化や工夫も必要だと思っております。  菰野町には、従来型のキャンプも、キャンプ場のトイレをきれいにして、その努力もされてて、町も支援をしております。既存のキャンプ場施設との競合なんかも出てくると、それはあんまり期待したくないと思います。鳥居道キャンプ場、朝明キャンプ場、尾高キャンプ場、八風キャンプ場などの環境の配慮にも担当課はしていただきたいと思いますが、現状の菰野町内の宿泊できる施設の利用状況をお聞かせをいただきたいと思います。  新たな道の駅、グランピング施設や既存の旅館、既存のキャンプ場、これらを利用者の非常に多岐にわたる多様な嗜好性と言うか、好みに、選択肢に常に応えていけるような環境を作っていただきたいと思いますが、お考えをお聞きします。 ○議長(中山文夫君) 観光商工推進室長、藤田貴史君。 ○観光商工推進室長(藤田貴史君) 当町におけるキャンプ場等の観光施設に対する支援につきましては、菰野町観光事業等補助金制度を設けており、非営利である各地域の観光協会、区または地域にある観光資源保存団体を対象に、案内看板、駐車場、公衆トイレ等の施設整備のほか、観光行事等への補助金交付により、支援を行っております。  また、町内の宿泊施設の利用状況についてでございますけども、この新型コロナウイルス感染症の影響により、ホテル、旅館の利用者、宿泊者につきましては、減少しておるという状況でございますが、キャンプ場の利用者につきましては、増加傾向にあると認識しております。  また、こういった宿泊施設、キャンプ場等の利用者の方の多様な嗜好性についてでございますけども、菰野町におきましては、湯の山温泉を中心に、ホテル、旅館、鈴鹿山脈山麓にはキャンプ場等の宿泊施設や体験施設がありますが、観光客の宿泊ニーズ、またこういったいろいろな旅行に対するニーズというのは、多様化してきておりますことから、それらに応えることができますよう、観光事業者と連携を図り、支援を行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 内田親根議員。 ○10番(内田親根君) 次に、2つ目の項目の再質問をいたします。  新型コロナが生み出した異常についてですが、先ほどちょっと触れましたが、泉大津市の市長がやった取り組みで、行政がですね、5歳から11歳の子どもワクチンの接種券をですね、先に一斉に送付しないというふうに決めました。接種券を先に一斉送付をしてしまうと、これは住民の方が行政から接種券が送られてきたから、単純に打つべきやと、安易に判断をしてしまうので、そこを慎重に考えてもらうために、申請書、申請をしていただいてから接種券を送ると。そういったすぐに送らないという慎重な判断ができるような取り組みをしました。  この辺については、既に菰野町は発送をされたということでありますけども、この町長もより慎重な判断が重要やと考えた取り組みであります。  菰野町も、発送はしていただいたものの、その中にですね、慎重な判断ができるような資料やらデータを同封をしていただいたっていうことで、従来からの町長の情報、丁寧な発信を実践していただいたと自分は思っております。  そういうような、より子どもの安全を配慮した取り組みは大変重要であると思いますが、今後もそのようなスタンスで取り組んでいただきたいと思いますが、お聞きをいたします。 ○議長(中山文夫君) 健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 5歳から11歳の子どもの接種につきましては、先ほども補足答弁で申し上げましたとおり、接種券につきましては、発送をさせていただいております。  ただし、この接種券の発送に際しましては、感染症の予防の効果とともにですね、副反応のリスクも明確に説明したお知らせを同封しており、このお知らせには、本人や保護者の意思に基づいて、接種の判断をいただくこと、また周りの方に接種を強制したり、接種していない人を差別的な対応をしたりすることがあってはならないというようなことを明確に記載をさせて、御説明を申し上げております。  これと同様の内容につきましては、町のホームページでも周知を図っておるところでございますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) 内田親根議員。 ○10番(内田親根君) そこでですね、最近知った情報ですけども、小児科医の先生でも、やっぱりこのワクチンの安全性についてはですね、意見が分かれております。  例えば、名古屋の有志医師会の会も5歳から11歳へのワクチン接種に反対をして、延期を呼びかけるという団体もあります。その人の考えは、感染してもすぐに治ってしまうし、全然重症化していないと。死亡もないと。そういうふうに見ております。そういう子どもたちにワクチンを打たせる意味があるのかと。現在治験中のワクチンは、安全性も有効性も毒性もわからないので、未来のある子どもたちにワクチンを打つことは、医者として怖くて打てないという立場のお医者さんもおられます。  このように、社会環境全体が非常事態のようなときには、みんながみんなに負担を強いることが増えてまいります。  やはり、極端な考えに傾きやすく、正常な判断が下せないということは、私もありますし、誰にでもあります。  例えば、職場で上司が部下にワクチン接種を執拗に勧めることなどは、一種のパワーハラスメントであります。自分の職場で責任範囲で、新型コロナの陽性者を出したくないからという理由で、ワクチンの接種を部下に強要するのは、これは非常に悪い、いけない行為だと、おためごかしと言えると思います。  中には、部下の健康を心配して、勧める人があるかもわかりませんけども、ワクチンの接種をしたくないという判断も、ワクチンを接種したいという判断も、どちらもやはり尊重されなければならないと私は考えます。  こういうのは、民間も公も同じように起きているのではないかと思います。他人に強制をする人間が増えていることも、これまた異常な社会と言わざるを得ません。  また、妊婦のワクチン接種についての自分の考えですけども、妊婦の方は食べ物や飲み物にまでも大変気を遣い、出産に臨むものですが、例えば風邪薬も飲まないように頑張ってきたのは、従来のお母さん方の伝統であると思います。本当にmRNAワクチンは危険はないのか。改めて心配をいたしております。妊婦のつわりというのは、私はあまりよくわからないんですけども、つわりというのは、においに非常に敏感になって、傷んだ食べ物など、受け付けなくなると。これは母子を守る生理的な反応だと私は思っております。これは神聖な領域であろうと考えておりますが、このワクチンという今回の新型コロナワクチンは、非常に短期間で急ごしらえの遺伝子操作のワクチンであります。これは神聖な領域に踏み込んでしまうのではないかと、大変恐れを抱いております。  このように、妊婦も子どもも女性もこれから生まれる子どもに対してもですね、将来、長期の間に影響を及ぼす可能性もありますので、私の考えとしては、ぜひとも安全なサイドに立って、慌てて判断しないことを望みたいと思います。  以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(中山文夫君) 以上で、内田親根議員の一般質問は終了しました。  ここで、暫時休憩します。  なお、子ども家庭課長、坂井貴行君、健康福祉課長、加藤信也君、観光産業課長、秦 崇君、観光商工推進室長、藤田貴史君は、退席していただいて結構です。  休憩時間は、10分程度とします。               午後 3時09分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 3時25分 再開 ○議長(中山文夫君) 再開します。  一般質問を続けます。  ここで、会議規則第9条第1項の規定により、本日の日程がすべて終了するまで、会議時間の延長を宣言します。  それでは、2番議員、近藤信弘議員、登壇願います。            〔2番 近藤信弘君 登壇〕(拍手) ○2番(近藤信弘君) よろしくお願いします。  早速質問に入りたいと思います。  私からは、大きく分けて2つの項目について、質問をさせていただこうと考えております。  まず、1つは、菰野町における救急体制について、質問させていただこうと考えておりまして、さらにもう1つは、公共工事の入札について、質問したいと考えております。  まず、菰野町の救急医療体制についてなんですが、令和3年の町民アンケートが実施された回答の中で、町民の方が救急防災体制について重要だと考えていたということが示されています。  資料1を映していただけますか。  これは町民の方のアンケートをまとめていただいて、重要度の高い項目から順次示していただいたものです。消防救急体制の強化っていうものが一番高い数値を示していたということで、ほかと比べて、突出して高いというわけではないんですけれども、皆さん、住民の方の関心が高い項目であるという認識をしております。  また、新型コロナウイルス感染症の第6波という状況のもとで、多くの感染者が出ている状況で、救急体制については、ますます皆さんの関心が高まっているのではないかと思います。本日、午前中に中川議員がされた現状の救急搬送の状況について、詳しく消防長から教えていただきましたが、昨年から比べて、かなり件数が増えているという報告もございました。  そういったことで、住民の方の救急医療体制に対する関心をきちんと把握して、菰野町として適切な対応を取っていただけるようお願いしたいと思います。  菰野町には、現在、救急車が3台あります。これら3台がすべて出動しているような状況は、どの程度の頻度で発生しているのか。  また、3台すべて出動している状況で、さらに新たな出動依頼があったようなケース、それがどの程度の頻度で発生しているかということについて、以前質問をさせていただきました。  今回は、そのような救急の出動の発生頻度に関する質問ではなくて、救急出動の依頼があった場合、現場に到着する時間、それがどれくらいかかっているのかについて、教えていただきたいと考えています。  菰野町にある救急車3台は、消防本部に配備されています。救急車の要請があって、それを消防署のほうで確認をして、現場に着くまでの平均時間、またそこから医療機関に搬送されるまでの平均時間、それらが消防年報のほうで示されています。  資料2を御覧ください。  現場の到着まで要する時間、最も多いのが、令和2年度において、5分以上から10分未満、割合にして69.8%という割合が、要請があってから救急車が現場に着くまでの時間として一番多かった平均時間ということになります。  また、要請があってから医療機関に到着するまでの時間というのが下のほうに示されています。令和2年度において、一番多かった割合は、30分以上60分未満で81.8%ということになっています。これらは菰野町全体における時間ということになりますので、それが果たして菰野町の各地域ごとにどれぐらいの時間がかかっているのか。現場に救急隊員が早く到着すれば、早期の救急の処置が可能になって、被害の減少が期待できると私は考えておりますし、さらに医療機関への搬送が早くなれば、早期の治療が可能になるとも考えております。  先ほど述べたとおり、菰野町の救急車3台は、すべて消防本部に配備されています。そのため消防本部からどれだけ離れているかということが救急隊員の到着する時間、医療機関に搬送できる時間に影響を与えているのではないか、与えていることが明らかではないかと考えておりまして、今回わざわざ消防長にお願いして、資料を作っていただきました。  資料の3を御覧ください。  先ほど消防年報で示した時間は、救急の要請を受けた後、現場に到着するまでの時間、または救急の要請を受けた後、医療機関に搬送するまでの時間でしたが、この資料で示した時間は、連絡を受けて、患者さんの場所や状況を確認する時間は省いて、純粋に消防署を出発してから現場に着く時間を菰野町の地区ごとにまとめていただいたもの。これは昨年の出動実績に基づいて、作っていただきました。せっかく作っていただいたので、上から見ていきたいと思います。  8分を越えているものについて、私がマーキングをしておりますので、そちらについて、出動の件数と時間を指摘したいと思います。湯の山区の場合は30件の出動があって、平均の到着時間が12分10秒、神明では8件の出動件数があって8分23秒、川北地区では23件の出動依頼があって8分34秒、田光地区では54件の出動依頼があって9分8秒、松涛園地区では8件の依頼があって8分32秒、小島地区では49件の出動依頼があって10分37秒、田口新田地区では41件の出動依頼があって11分20秒、美山地区では3件の出動依頼があって12分5秒、田口地区では12件の出動依頼があって10分31秒、日丘地区では4件の出動依頼があって11分47秒、切畑地区では出動依頼がなかったんですが、現場到着では11分程度という報告がされています。根の平地区では15件の出動依頼があって10分7秒、鈴鹿台では2件の出動依頼があって12分3秒、江野地区では32件の出動依頼があって8分かかっていたと。  当然のことながら、消防本部からの距離が離れれば離れるほど時間がかかるということが示されています。  そこで、最初の質問をさせていただきたいと思います。  このような、各地区における到着時間の差異について、現状、どのような問題意識を持っているのか。それとも問題意識を持っていないのかについて、教えていただきたいと思います。  続いて、菰野町の公共工事の入札について、質問させていただきたいと思います。  資料の4を示します。  これは、昨年の12月議会において行政報告された入札の結果です。これもう既に皆さんお手元に持っていらっしゃる資料です。  17件の入札結果の報告がなされていましたが、これらの入札の結果のうち、最低制限価格で多数の業者の方々が応じていて、結果的にくじ引きによって入札者が決定したものというものを私のほうでメモ書きとして記入しています。  まず、1枚目においては、4件の入札において、3件がくじ引きで決まっていました。  2枚目を示していただきます。  2枚目は、3件の入札結果において、3件ともくじ引きで決まっていました。  3枚目を示していただきます。  3枚目は、9件の入札のうち、9件がくじ引きで決まっていました。  4枚目を示していただきます。  1件の入札のうち、その1件がくじ引きで入札者が決定していました。  現在、菰野町では、入札における予定価格を事前に公表をしています。その上で最低制限価格の算定方法も公表しています。これはホームページに載っている資料ですので、資料5の1枚目を示していただけますか。  もうホームページ上で、建設工事の最低制限価格の算定方法、計算式が公表されていることがわかります。  工事費にある一定の数値を掛けて、合計すれば、最低制限価格が出るということになっています。  2枚目を示してください。  こちらでは、測量建設コンサルタント等の最低制限価格の算定方法が示されています。こちらも数値を掛け合わせれば、簡単に最低制限価格がわかるというようになっています。  このように、予定価格と最低制限価格の算出方法が公表されているので、結果として、先ほどの行政報告で示された結果について、指摘させていただいたとおり、多くの業者が最低制限価格によって対応することによって、業者の方々の個々に持っている技術力とか、経営力とか、そういった競争によって入札結果が決まるということではなく、くじ引きで入札業者が決まってしまっているというような状況になっています。  このような入札制度の問題については、さまざま難しいところがあって、私としても、なかなかいい案を出すことは全くできないわけではありますが、ただ従前なされてきた議論として、国土交通省の指針というものを指摘させていただきます。  資料の6を映してください。  平成23年のころの出された指針であって、これ以降またいろいろな議論があって、今の状況に至っているということだろうとは思うんですが、この当時の指針として、全公表は低入調査基準価格または最低制限価格を強く類推させ、当該価格近傍に入札が移動され、適切な積算を行わない建設業者が受注する事態が生じるなどの弊害が生じかねないことから、行わないものとすると。  ただ、地方公共団体については、上記弊害が生じることがないよう取り扱い、弊害が生じた場合には、速やかに取りやめを含む対応を行うということで、国が行っている公共事業か地方公共団体が行っている公共事業かで、国としても、国土交通省としても、一律に取り扱っているものではないということではありますが、当時こういった議論があった。  そして、今そのような状況、そのような議論を踏まえて、菰野町において、行われている入札の制度、結果がくじ引きにより多数決まっているという状況について、どのような問題意識を持っているのか、それとも問題意識をこの点について持っていないのかということについて、教えていただきたいと思います。  以上で、1回目の質問を終わります。
    ○議長(中山文夫君) 近藤信弘議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) まず、救急医療体制につきましてのお尋ねにお答えいたします。  救急医療につきましての到着時間を詳細に御説明いただきましたので、このことを踏まえて、同じことの繰り返しにならないように御説明させていただきたいと思っておりますが、出動から現場到着までの時間について、区ごとの平均をお示しいただきました。  実はこの到着時間というふうなものは、いわゆる私がよく言う安全・安心のうちの安心という観点からいくならば、早く救急車が到着してほしいというようなお気持ちはとてもよくわかるところでございます。  あと、安全という観点からいきますと、心臓マッサージ、そういうふうな措置といったものが適切にできるかどうか。これが1分遅れるごとに10%救命率が下がるというふうなデータもございます。  ですから、安全っていう観点からも、救急車の到着時間が短いことは、望ましいことは言うまでもないと考えております。  ところが、いわゆる救急車全体の出動件数、当町におきましては、大体1,500か1,600ぐらいであるというふうに認識しておりますが、そのように心臓マッサージというふうなものが必要になるような、それが適切に、早く例えば救急隊員によって行われたならば、救命できたであろうというふうなことがそもそもまず問題になる案件っていうふうなものが、これはあくまで推定ではございますが、1,500、1,600のうち、50件もない。多分30とか、そういうふうな数じゃないのかなというふうな、これはあくまで推測でございますが、もちろん少ないからこれを切り捨てていいというふうなものではございませんが、実はそのような割合である。決して割合的な数でも多くはないというふうな状況がございます。  反面、真の救命というふうなために大切なのは、救急車の到着だけではなく、さらにそこから病院に搬送し、医師の適切な措置が取れるまでの時間というものを考慮することが私は大切だと考えております。  ですので、一般に朝上地区は救急車の到着が遅いではないかという御指摘いただいておりますが、実はその後のいなべ総合病院に受け入れがなされた場合には、搬送時間が大変短く済むというふうなことが逆にございます。  反対にですね、菰野厚生病院でなかなか受け入れがしていただけなくて、そこから市立病院や県立医療センターまで搬送となりますと、20分、30分できかないというふうなこともあるわけでございます。コロナ禍の中では何時間もかかるというふうなことが菰野町の事例ではございませんが、新聞報道では聞いておりますけども、そのような状況がないにしても、実は救急隊員が病院まで搬送にかかる時間っていうふうなもののほうがずっと長いっていうのが実情であると考えております。  ですので、到着時間を短くすること、菰野町のどこに住んでいても同じように到着が受けられること、さらにはそのために救急車を適正に配置するというふうなことも大切でございますが、同時に私が考えるべきことは、そのような救急車によって搬送された方をきちんと病院に受け入れていただくという体制を整えることにですね、町として取り組むこと、この視点っていうふうなものがあまり私も議員のときから、この議会でも取り上げられたことがないような気がするんですが、実はそこも一緒に考えなきゃいけないんじゃないかと考えております。  ですので、あとは予算の配分、あと現実的な解というふうな、示されるかどうかというふうなところで、今言った2つの問題をバランス取りながら、もちろん素早く有効な、しかも予算がもしかからないような、そんなすばらしい解はなかなかないんですけども、そういう観点から、より望ましい結論、解というものが導かれた場合には、すぐにそれに取り組むことによって、トータルにおける救命率、これを高めていきたいというふうに私は考えております。  次に、公共工事における最低制限価格の運用につきまして、御質問をいただきました。  とにかく事前公表、事後公表というような、入札制度についての何が適切であるかというふうなことについて、さまざまな議論がございます。  また、事後公表につきましても、単純に数字を挙げるというふうなだけでなく、さらに入札に参加できる資格において、さまざまな点を総合的に評価するというふうなやり方を組み合わせるということもございます。  すなわち、入札制度というふうなものを適切に運用するに当たっては、単に事前、事後というだけではなく、さらに参加する業者に対する評価の仕方というふうなものを工夫することによって、よりですね、税金を投入する、皆さんのですね、町政運営というのために最も効率的、合理的な運用を行うというふうなことにおいて、またもちろん各業者の皆さんの中で不公平がなく、努力をされた能力の高い業者の皆様に落札していただくというふうな、そのような制度といったものを組み立てていくっていうことについては、大変難しい問題であると考えておるところでございます。  このうちの一般論としての当町の認識でございますが、とにかく事前公表のメリットは、不正行為の防止が可能になる。このことに100%ではありませんが、かなりの程度、不正行為の防止が可能になるっていうようなメリットがあると考えております。  同様に、不正行為の防止をするためには、総合評価というものを導入することも考えられますけども、この評価の方法は、かなりの手間とエネルギーがかかるということでございまして、菰野町のような小さい自治体において採用する、その工事の規模が小さいというふうなものについて採用することは、現実的ではないというふうな観点から、やはり単純に事前、事後というふうなことを考えますと、もう不正行為の防止を考えますと、もう事前公表しかないというふうな結論に至る。消去法でございますが、そういう考え方がなり立ち得るということでございます。  ただ、御指摘にもありましたとおり、この事前公表のデメリットといたしましては、積算能力が十分でない事業者でも、事前公表された予定価格を参考にして落札されるのではないかというふうな懸念がある。これはもう間違いないというふうなところでございます。  以上を踏まえまして、菰野町でどのような入札制度を採用するに至ったかということでございますが、そもそも事前公表の制度に、もともと事後公表だったところが事前公表に切り替えられたのも、やはりそれは談合情報や、それに伴う入札中止、事業の遅延等、不正等の事態発生を防止するという必要性が強く認識されたことにきっかけがあると聞いております。  その反面ですね、先ほど申しました積算能力が十分でない事業者が入札するというふうなことにつきましては、御指摘にありましたとおり、最低制限価格については、求める算定式のみを事前公開しておりまして、この算定式を持って計算していただくというふうなところで、最低限の積算能力がある業者に絞ると。そのような能力のある方に、いわば落札していただくというふうな、先ほど申しました能力が十分でない事業者でも落札ができてしまうっていうようなことについては、一定の歯止めといったものを考慮しているところでございます。  また、公共工事の入札に参加するためには、もともと参加する時点において、建設業者は建設業法の許可、経営事項審査の受審、菰野町競争入札参加資格名簿への登載と、登載からの年数、技術者の雇用等、さまざまな条件をクリアしていなければ、そもそもこの入札に参加できないというふうなものになっております。菰野町条件つき一般競争入札による建設工事発注基準、長い基準でございますが、この基準を満たしておる者でなければ、入札に参加できません。  すなわち、単にくじ引きのみで落札者が決まっているのではなく、そもそもその前段階において、一定の技術力、経営力が審査され、その審査を通過した者が落札することができるというふうな状況にもなっているところでございます。  さらに、国土交通省からの通知につきましては、私もよく存じ上げておりますが、反面ですね、2018年ごろの国土交通省の調査、これは日本工業新聞等に私は見たのですけども、都道府県という、市町村よりも、いわば大きな事業を行い、より専門的な能力がある職員を抱えてるような、そういう自治体であっても、約半数は事前公表から事後公表に切り替えの予定がないというふうな答えをしたという結果が判明しております。  もっと小規模な自治体におきましては、これは建通新聞で私が見たのですけども、8割が切り替えの予定がないというような報道もございました。これも推測でございますが、結局、不正防止のために効果的な策を設けるというふうなことは困難であり、例えばそれは総合評価を導入するっていうのは1つの方法でございますが、市町のレベルでは、この総合評価の方式を導入することは極めて難しいというふうなことから、都道府県のレベルに比べ、市町では切り替えをしない自治体が多い理由ではないかと、これも推測でありますが、考えられるところでございます。  このように、正直ですね、これはもう消去法によって現在の入札制度で辛うじてベストであると言えるものを採用しているということは認めざるを得ないと考えております。くじ引きで入札の基準を達しているのに、もう何回くじ引きを引いても当たらないというふうな、そういうふうな声も聞いておりますので、より望ましい入札方法につきましては、これはもう業者の皆さんからも多数お声いただいておりますので、正直この3年間、頻回に職員と事あるごとに協議を重ねて検討しておりまして、その過程でかなり勉強もいたしましたが、いまだその解といったものは見当たらない状況でございます。  しかし、今後も制度の改善をあきらめずに、研究を重ねていきまして、より望ましい入札制度の構築というふうなもの、四日市大学の教授の皆さんにも、実は私、勉強をさせていただいたりもしたんですけど、それでもやはり消去法で今の方法しかないねっていうふうな御意見もいただきましたので、その点を踏まえまして、今後も研究を続けてまいりたいと考えております。  私からの答弁は、以上です。 ○議長(中山文夫君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  近藤信弘議員。 ○2番(近藤信弘君) 答弁ありがとうございました。  まず、救急の対応について、町長がおっしゃるような、救急車が到着する時間だけではなく、最終的に重要なのは、医療機関にどれだけ早く搬送できるかということであるということは、私も、もっともだと思いますが、ただ最終的な到着時間の中には、当然、救急車の現場到着時間が含まれているものでありますので、その点について、いましばらく質問をさせていただきたいと思います。  資料7を御覧ください。  こちらは、総務省が出している資料で、救急車の現場到着時間が年々長くなっているというような傾向が全国的に見られるという報告がされています。救急車の要請があってから現場に到着する時間が平成12年では、6分1秒が全国平均でしたが、令和2年においては、8分9秒になっていると。わずか数分ということではありますが、1.5倍近く時間がかかるようになってしまっていると。  そこで、こういった全国的な傾向があることを前提として、菰野町においては、年々、到着時間が長くなってしまっているというような傾向があるのかどうか。  また、目標とする到達時間を設定しているのかどうかについて、教えていただきたいと思います。 ○議長(中山文夫君) 近藤信弘議員の再質問に対して、答弁を願います。  消防長、山本正春君。 ○消防長(山本正春君) 菰野町における救急車の現場到着時間について、長くなっている傾向があるのか、また目標とする到着時間を設定されているのかという御質問をいただきましたので、御答弁申し上げます。  現在、菰野町の管内におきましては、国道477号バイパス、湯の山かもしか大橋など、幹線道路の整備がなされ、現場到着時間が短縮される要素はございます。  一方、朝夕の交通量の増加などで、到着時間が長くなる傾向もございますが、現在のところ、現場到着までの所要時間について、以前からと大きな変化は見受けられません。  次に、目標とする到着時間の設定でございますが、当消防本部では、救急車の現場到着時間の目標設定はしておりません。  しかしながら、町内の道路状況の確認、交通障害を把握することで、一刻も早く救急車が現場へ到着できるよう努めております。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 近藤信弘議員。 ○2番(近藤信弘君) ありがとうございます。菰野町においては、到着時間が年々長くなっているような傾向があるわけではないということで、1つ安心することができました。  先ほどの話に戻りますが、町長が答弁で述べられた内容として、心臓マッサージが問題になるような案件、それが出動件数、年間1,500から1,600の中で30件ぐらいではないかというようなことをおっしゃられました。このまさに心臓マッサージが必要となるような案件について、資料の8を御覧ください。  これは、救急車の出動を手配する通信指令員を指導するテキストを抜粋したものです。  救急隊員による心肺蘇生の開始は遅れるに従って、1カ月後生存率、1カ月後社会復帰率ともに低下して、10分を越えると急激に低下するということが太いピンク色のところに、ピンク色のマーカー入れたところに書いてあります。  グラフのほうも見せていただけますか。  こういった傾向が示されていると。  こういった心肺蘇生開始が問題になるようなケース、町長の認識として、非常に少ないと。確かに少ないだろうとは思いますし、それも事実なんだろうと思いますが、なるべく早く到着したほうがいいと。命にかかわることではあるので、そういったお願いをさせていただきたいと思います。  改めて、資料の3を映していただけますか。  こちらで示している時間は、出発してから到着するまでの平均時間であって、先ほど10分以内に心肺蘇生の措置を取ったほうがよいのだというような治験の時間とは異なっています。つまり消防署に対して、救急の出動依頼があって、それから10分以内っていうのが先ほどのグラフであって、これは出動してから、今見ていただいているのは出動してから到着するまでの時間、その違いがあることをまず確認していただきたいと思います。  その上で、到着前の平均時間、8分を越えているようなところ、10分を越えているようなところ、そしてその件数が多いところについては、救急車を1台配備できるような、そういった取り組みはできないのか。とりわけ、先ほど町長おっしゃられた朝上地区を具体的に想定して述べているわけですが、そのような対応ができるのかできないのかについて、教えていただければと思います。 ○議長(中山文夫君) 消防長、山本正春君。 ○消防長(山本正春君) 朝上地区に救急車を1台配備することについて、御質問をいただきましたので、御答弁申し上げます。  現場到着に時間を要することは、消防署からの距離、道路状況など、地理的条件がかかわってまいります。  朝上地区につきましては、消防署から距離があり、救急車の現場到着時間が10分以上かかる区もございますが、火災出動や救助出動に使用する特殊車両の運用、それに伴う職員や施設の確保など、諸課題の整理が必要となります。  早期に災害現場へ到着することは、被害の軽減に効果を認めるところでございますが、現在の体制では、朝上地区への救急車の配備は難しいと考えております。 ○議長(中山文夫君) 近藤信弘議員。 ○2番(近藤信弘君) 答弁ありがとうございます。  事前にお伺いしたところによるとですね、やはり設備がなくて、また弾力的な運用ができなくなるというようなことをお伺いしました。  資料の9を見ていただきたいと思います。  これは、時間別の救急出動件数をグラフ化したものです。令和元年と令和2年の菰野町内のものです。  これを見ていただくと、24時間ひとしく救急の出動依頼が多いということではなくて、基本的には朝から夜まで、夜22時までということにもなるので、多いと言えば多いんですが、宿泊をできるような施設ではなくとも、そういった施設がなくとも、救急車を配備することは可能ではないかと。こういった日中の時間だけでも、配備するようなことは可能なのかどうか。この点についても教えていただきたいと思います。 ○議長(中山文夫君) 消防長、山本正春君。 ○消防長(山本正春君) 救急車の要請が多い時間帯に限り、救急車を1台、朝上地区に配備することも困難であるかという御質問をいただきましたので、御答弁申し上げます。  先ほども答弁申し上げましたが、火災出動や救助出動に使用する特殊車両の運用を考えますと、職員や施設の確保などが必要となります。  救急要請の多い時間帯や日中の時間帯といった配備につきましても、現在の体制では難しいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 近藤信弘議員。 ○2番(近藤信弘君) ありがとうございます。  昨日、矢田議員が代表質問で、消防の広域化について、柴田町長に質問をされていました。  それに対する町長の答弁として、改めて検討するというような考えを示されていましたが、仮に消防の広域化を進めるような状況になった場合、朝上地区に救急の拠点となるような施設を配備するということは考えられるのかどうか。その点についても教えていただきたいと思います。 ○議長(中山文夫君) 消防長、山本正春君。 ○消防長(山本正春君) 広域化を前提とした場合の朝上地区への配置ということでございますが、そういった新しい諸所の配置につきましては、さまざまな視点から検討する必要があるかと思います。今回の令和4年度の適正調査等も、そういったものも1つの資料となると考えております。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 近藤信弘議員。 ○2番(近藤信弘君) ありがとうございます。昨日、町長がおっしゃられた答弁で、改めて検討するということでしたので、来年度どのような検討をされるかということを踏まえて、またいろいろな提案や、またいろいろなことを教えていただければと思っております。  最後に、現在の救急の状況について、質問を用意しておりましたが、冒頭述べたとおり、今日は中川議員に対する消防長の回答で、かなり詳細に答えていただきましたので、1点だけ、追加で教えていただきたいと思います。  現在、搬送される救急の医療機関は、この四日市近郊にとどまるのか、それとも三重県内でも南のほうまで搬送されるケースがあるのかどうか。その点だけ教えてください。 ○議長(中山文夫君) 消防長、山本正春君。 ○消防長(山本正春君) 救急に関する搬送先、医療機関につきましては、通常の救急、一般救急でございますと、四日市地域、四日市、菰野町を含め、あと多く搬送しておりますのが、いなべ市のいなべ総合病院というところで、ほぼ多くの傷病者の収容については完了しております。  特殊な状況としましては、かかりつけの医療機関が遠方の医療機関であるとか、専門の治療が必要という場合に限って、四日市地域等々以外のところへの搬送もございます。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 近藤信弘議員。 ○2番(近藤信弘君) ありがとうございます。午前中の答弁でも、出動が増えているということを報告いただきました。  また、出動に際して、感染対策などの負担が消防署の職員にとって非常に増大しているんではないかと、大変な状況にあるんだろうと想像されます。  住民のためにも、消防署の職員が安心して職務に従事できるよう、またいろいろと教えていただきたいと思います。  では、続いて入札制度についての再質問をさせていただきたいと思います。  こちらについては、町長がおっしゃられたとおりですね、実態として、現状に代わる制度がないということについては、私もいろいろと教えていただいて、そのとおりだなと思うところであります。実際にマスコミ報道においても、いわゆる官製談合防止法違反で逮捕されるようなケースっていうのは、よく報道されていると思いますので、非常に難しいんだなということを改めて、そのたびに認識をしております。  そこで、最後に1つだけ教えていただきたいのですが、先ほど町長からも、くじに当たらないというような不満が入札に応じる業者さんの中で挙がっているというようなことがありました。こういった業者さんからほかにどのような意見が挙がっているのかということがもしあれば、教えていただきたいと思います。 ○議長(中山文夫君) 答弁を願います。  財務課長、伊藤 悟君。 ○財務課長(伊藤 悟君) 建設業者からの御意見としましてはですね、透明性、公平性を重視という御意見、また計算力、また技術力を注視というような御意見がございます。さまざまな御意見があることは承知しておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) 近藤信弘議員。
    ○2番(近藤信弘君) 私も、全く有効な知恵を持ってるわけでありませんので、業者の方々のさまざまな意見や不満を解消できるような運用っていうのは、非常に難しいんだろうと思っておりますが、長期的に見れば、各業者さんごとに差がないような、そういった結果に近くなるような運用ができると、そんなふうになるといいなと思っております。今後とも、いろいろなことを教えていただければと思いますので、よろしくお願いします。  このような要望をさせていただいて、私の質問を終えたいと思います。ありがとうございました。 ○副議長(藤田賢吾君) 以上で、近藤信弘議員の一般質問は、終了しました。  以上で、本日予定しておりました日程は、すべて終了しました。  長時間にわたり、皆さんの御協力ありがとうございました。  本日は、これにて散会します。  御苦労さまでございました。               午後 4時10分 散会...