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令和 3年第4回定例会(第5日目12月14日)

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  1. 菰野町議会 2021-12-14
    令和 3年第4回定例会(第5日目12月14日)


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    最終取得日: 2022-12-28
    令和 3年第4回定例会(第5日目12月14日)          令和3年菰野町議会第4回定例会(第5号)                 令和3年12月14日(木) 午前10時02分開議             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜     第1 一般質問   第2 議案第75号 菰野町課設置条例の一部を改正する条例(案)      議案第76号 菰野町青少年問題協議会設置条例を廃止する条例(案)      議案第77号 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する            基準を定める条例の一部を改正する条例(案)      議案第78号 菰野町国民健康保険条例の一部を改正する条例(案)      議案第79号 菰野町公民館条例の一部を改正する条例(案)      議案第80号 菰野町教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例(案)      議案第82号 令和3年度菰野町一般会計補正予算(第10号)(案)      議案第83号 令和3年度菰野町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)            (案)      議案第84号 令和3年度菰野町介護保険特別会計補正予算(第3号)(案)      議案第85号 令和3年度菰野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)            (案)      議案第86号 令和3年度菰野町水道事業会計補正予算(第1号)(案)
         議案第87号 令和3年度菰野町下水道事業会計補正予算(第1号)(案)   追加日程第1 議案第88号 損害賠償の額を定めることについて   追加日程第2 議案第89号 令和3年度菰野町下水道事業会計補正予算(第2号)                (案) 2.会議に付した事件   日程第1、日程第2、追加日程第1、追加日程第2 3.出席議員(17名)   1番  矢 田 富 男 君        2番  近 藤 信 弘 君   3番  横 山 円 吉 君        4番  藤 田 賢 吾 君   5番  廣 田 直 己 君        6番  稲 垣 啓 二 君   7番  福 田 雅 文 君        8番  千 賀 優 子 君   9番  伊 藤   敦 君        10番  内 田 親 根 君   11番  益 田 和 代 君        12番  伊 藤 雅 慶 君   13番  諸 岡 雅 樹 君        14番  加 藤 大 輝 君   15番  加 藤 昌 行 君        16番  中 川 哲 雄 君   17番  中 山 文 夫 君 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(18名)   町長       柴 田 孝 之 君   教育長      北 口 幸 弘 君   消防長      山 本 正 春 君   総務課長     片 岡 芳 輝 君   安全安心対策室長 黒 田 雅 啓 君   企画情報課長   加 藤 正 治 君   財務課長     伊 藤   悟 君   住民課長     秦   良 子 君   会計管理者    樋 口 直 也 君   子ども家庭課長  坂 井 貴 行 君   健康福祉課長   加 藤 信 也 君   都市整備課長   片 岡 県 司 君   観光産業課長   秦     崇 君   観光商工推進室長 藤 田 貴 史 君   水道課長     伊 藤 正 人 君   下水道課長    板 東 克 典 君   学校教育課長   内 田   徹 君   社会教育課長   堀 山 英 治 君 6.出席事務局職員(4名)   議会事務局長   阿 部 美千代 君   書記       藤 枝 貴 則 君   書記       湯 戸 久美子 君   書記       田 中 佑 樹 君               午前10時02分 開議 ○議長(中山文夫君) 皆さん、おはようございます。御苦労さまでございます。  ただいまの出席人員は、17名で定足数に達しております。  よって、令和3年菰野町議会第4回定例会は成立しましたので、再開します。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(中山文夫君) 直ちに、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております。よろしくお願いします。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎日程第1 一般質問 ○議長(中山文夫君) 日程第1、一般質問を行います。  6番議員、稲垣啓二議員、登壇願います。            〔6番 稲垣啓二君 登壇〕(拍手) ○6番(稲垣啓二君) 皆さん、おはようございます。6番議員の稲垣啓二です。町民の立場に立って質問をいたしますので、明確な御答弁をよろしくお願いいたします。  早速ですが、通告書に従いまして、一般質問いたします。  1点目、プレミアム付商品券事業の検証についてでございます。  本事業が10月からスタートして2か月余りが経過しておりますが、プレミアム付商品券事業を令和3年度で実施された背景には、コロナ禍の特殊な状況下であったもの、さらには国などの財源担保などのさまざまな要因があり、町長として、総合的に判断されたものであると私自身は認識しております。  そこで、9月議会定例会に引き続いて、再度、根本的なところをお伺いしますが、町長は本事業が有効な事業であったのか、どのように総括、評価しておりますか。1点目、お伺いします。  2点目、ふるさと納税取組状況についてでございます。  今年3月の議会定例会の代表質問の際、本事業にかかわる状況について、お尋ねいたしました。  本議会でも、他の議員からの質問も多々あり、重複する点もあろうかと存じますが、切り口が違う点もあり、御答弁をお願いいたします。  コロナ禍の影響もあり、令和2年度は導入を見送り、令和3年度では、コロナ感染の収束が不透明であるということを踏まえ、体験型返礼品に加え、菰野町の特産品の返礼も選択できるように考えているとのことでした。  さらには、地域資源最大活用という点から、観光協会及び商工会等の連携を図り、ふるさと納税を組み立てていきたいと答弁されました。ようやく令和3年11月30日からポータルサイトでの申込みが可能となり、返礼品を提供できる体制になりましたが、当時の答弁も踏まえ、今後の取組状況をお伺いいたします。  3点目、空き家対策の促進についてであります。  まず、1つ目の項目は、過去にも複数の議員からの質問がありました。昨年の12月議会からも数々の質問があり、行政からの答弁を確認していますと、現在、実態調査を行っているとのことで、本調査では、現状における空き家等状態把握のほか、空き家等となっている所有者に対して、今後の利活用の予定や意向等を確認するアンケート調査を実施し、それを踏まえて、空き家等台帳作成及びデータ化を行い、所有者の意向を確認しながら、空き家等に関する情報提供、調査結果から、空き家等のさまざまな利活用、さらには除却を所有者に促すなど、さまざまな手法を駆使して、空き家問題の解消を促進していきたいと答弁しております。  その点を踏まえて、現状の取組状況と今後の展開について、お伺いいたします。  2つ目の項目ですが、空き家等実態調査状態把握を実施する中、利活用が可能な空き家や管理不全な空き家などを行う必要があります。町長は、空き家等のさまざまな利活用等につなげていきたいと。そして空き家等の利活用の促進として、空き家バンクの設置は有効な手段の1つと述べております。  私も、その意見に賛同するものであり、空き家バンク制度を創設することと同時に、さまざまな利活用の制度を検討し、それらを優先すべきと考えます。それには関係機関との連携、及び組織運営を充実させることです。  その点の仕組みづくりについての考え方をお伺いいたします。  以上で、1回目の質問とします。お願いします。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 皆さん、おはようございます。  まず、プレミアム付商品券事業につきましてですが、その目的、これは事業者支援を通じて、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた地域経済を活性化させるためのものでございます。その手段として、町民の方にプレミアム付商品券を御購入いただくことにより、かつこれを御利用いただくことで、地域における消費喚起及び地域経済の下支え、それをねらった事業でございます。  このプレミアム付商品券、9月18日から購入引換券の応募を開始しましたが、想定よりもはるかに多くの方から応募があったため、多くのですね、こう申込みいただいた方や申込みいただけなかった方がおられるということについては、大変申し訳ないと考えているところでございます。  現在、プレミアム付商品券が使用可能な事業者は、158事業者となっており、そのうち地域内の事業者限定で使用できる専門券が使用できる事業者は137事業者となってございます。実際にこの利用も、まだ集計は、まだ事業途中、中途でございますので、確定したものはございませんが、町でそのような飲食店に伺って様子を聞きますと、もうとにかく非常に頻繁によく使われていると。多く利用されている。こんなに使ってもらったでと、束を見せていただくというふうな飲食店もございまして、地域活性化にはかなりの効果があったのではないのかなと。ねらいより多目に達成できたんじゃないかなというふうに思っているところでございます。  ただ、私といたしましては、このプレミアム付商品券事業は、生活支援ではないと思っております。事業者支援ですね。  と言うのは、どなたでも買えるっていうふうになったら、お金持ちでも誰でも買えるっていうことですから、これはもともとの趣旨としては、昨年度のこものおうえんチケットと同じで、菰野町の税金と皆さんのお金を合わせて、それでこう事業者を支援するっていうふうな趣旨であると考えておるんですけども、ただどうしてもですね、安価に商品が買えてしまうっていう観点からいきますと、本来は生活支援っていうふうなことで、困った人に行き届くようにしたほうがいいのではないのか。また、事業の対象者につきましても、もうちょっと精査の必要があるのではないか。購入冊数や、また抽せんの方法等、さまざまな課題はあると感じたところでございますので、かなり御好評はいただいておりますから、その裏づけとなる予算の担保も困難ではございますが、何とかそれを来年度以降も実施、規模はどうしても縮小することになると思いますが、実施しながら、今回考えられたさまざまな問題点といったものを解消すべく工夫して、実施していきたいと考えておるところでございます。  次に、ふるさと納税についての御質問をいただきました。  この議会でもお答えを何度かさせていただきましたので、完全に重なるところは省略させていただいて、ピンポイントに御質問いただいたところにお答えしたいと思います。繰り返しになりますが、今議会でも既に答弁したとおりで、民間サイトの活用が11月30日、今年の11月30日から可能になった。このことで、菰野町へ寄附を行った町外の在住者の皆様に対して、菰野町ならではの体験や地場産品などの返礼品を提供できることになったものでございます。  今後は、中間事業者である一般社団法人菰野観光協会と協力しながら、菰野町商工会、農業者などさまざまな方にお声がけして、特産品などの返礼品の充実を図っていきたいと考えております。  特に私としては、いわゆるマイクロツーリズムというふうなものがございますので、そして宿泊をして、そしてその場で楽しめるような観光地というと北勢地区には菰野町随一のものがあると考えております。特に近隣市町からのふるさと納税を呼びかけながら、例えば湯の山温泉であるとか、キャンプ場とか、そういうふうな宿泊をしていただいて、さらに菰野町でたくさんお金を使っていただけるというふうな状況に、例えば持ち込めればいいのかなっていうことも1つ考えております。  また、菰野町のよさをアピールするだけでなくて、むしろですね、菰野町の抱えている問題、例えば空き家対策、今まさに御質問いただきました空き家対策、特に観光地における廃ホテルの問題というふうなものも、皆様も問題がある、その利活用、さらには除却というものをどのように進めていくかというところの問題意識は共有されておられるところだと思いますから、そこの解消に向けて、御協力をお願いするなど、私は一種の泣き落としではないんですけども、そのようにして、困っているから助けてほしいという、そういうアプローチもあるのではないのかな、この返礼品ポータルサイトを用いた事業といったものは、かなりの広がりをもってとらえられるのではないかと考えております。  次に、空き家対策の促進についてですね。平成27年度に当町では、空家等実態調査は既に実施いたしました。  ただ、この空き家の状態って言っても、流動的でございます。  例えば、平成27年度に実施した調査の結果を踏まえてですね、例えば仮に学童に使える建物はないのかと。それで実際に探してみて使えそうなものがあったと思ったらですね、もう既にそれは誰かに借りられているというようなことも、実際そういうこともございまして、かなり状況は変わっているというふうなところはございます。  ですので、本年度におきましても、その利活用のためには、改めて調査の必要があるだろうということで、空家等実態調査を実施しているところでございます。  具体的には、空き家情報を調査するのみではなく、この現存する空き家の状況に応じて、そもそも空き家ではないというところもありますし、また空き家が増えていることもある。新たに生じた空き家につきまして、利活用が可能か、管理不全空き家、ですから利用が困難であり、しかも場合によっては近隣の住民の皆様に迷惑をかける恐れがあるような建物、そのような区分についても同時に調査をさせていただいているところでございます。  調査後は、空き家等の所有者の皆様などに対して、今後の利活用の予定や意向等を確認するアンケート調査も実施し、空き家等台帳作成データ化も行う予定でございます。  さらに、今後の展開につきまして、この実態調査の結果等を踏まえた上で、まずは空き家バンクの創設をし、さらに空き家等の利活用につなげていくとともに、その他さまざまな利活用の取り組みも含めて、検討してまいりたいと考えております。  ただ、この利活用というふうなものは必ずしも易しくない、と申しますのは、前回の調査の結果を実際に検証してみますと、大体、利活用がすぐにできそうなものは、全体の1割程度で、逆に直ちに壊さなければいけないようなものもごく少数ある。じゃあ残りの、それこそ9割以上のものっていうのは、どちらでもないっていう、非常に扱いが難しいものが多くてですね、かなりのお金をかけて直せば使えるであるとか、もうこれは使用不可能かもしれない、利活用のしようがないかもしれないんだけど、かといって直ちに取り壊せっていうほどでもないっていうふうな、非常に段階がございます。しかも簡単に利活用ができなくて、取り壊しも直ちにすべきではないというふうなものが大変多いというような状況をどのように解消していくかというのが今後の課題であると考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  私からは、以上です。 ○議長(中山文夫君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  稲垣啓二議員。 ○6番(稲垣啓二君) 御答弁ありがとうございました。  1点目の再質問からお願いいたします。  今回の事業の効果測定はどのようにするのか。以前のようにアンケート調査を実施するのか、お伺いいたします。
     担当、観光商工推進室長、お願いします。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員の再質問に対して、答弁を願います。  観光商工推進室長藤田貴史君。 ○観光商工推進室長藤田貴史君) アンケート調査の御質問について、御答弁申し上げます。  この本年度実施しておりますプレミアム付商品券事業では、御購入をいただく際の応募はがきアンケートを掲載しており、応募者に対し、このアンケートへの回答をお願いさせていただいております。このアンケートの結果につきましては、今後の事業実施の際に活用させていただきたいと考えております。  また、平成27年度に実施したプレミアム付商品券事業では消費喚起にどれほど影響したか、その効果を報告する必要がありましたことから、商品券購入者及び商品券取扱店舗に対し、アンケート調査を行い、消費喚起効果測定調査報告書として取りまとめを行っておりますが、今回の事業につきましては、商品券取扱店舗に対するアンケート調査は実施しない予定でありますが、本業務の受託者であります菰野町商工会から意見等をお聞きするなどしたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員。 ○6番(稲垣啓二君) ありがとうございました。  前回の事業でのアンケート調査では、大型店舗、チェーン店等の利用率が約70%で、商工会が実施した取扱店舗への検証結果では、「効果がなかった」と答えた店舗が52%でした。今回の事業がどれだけの検証結果になるのかわかりませんが、コロナで疲弊した業種に対する当商品券での支援の仕組みづくりにはほど遠いものと感じました。  今回のプレミアム事業については、1冊5,000円、4万冊の発行ということで、地域経済効果でのメリットにはなると思いますが、町民の方々から意見として言われたのが、「商品券を買いたくても買えない」、「購入できる人はまとめて数冊買う」。今回も短期間で、今、先ほどの町長の答弁でも、短期間で売り切れ状態でございました。  地元業者への活性化、並びに町民支援の観点で、プレミアム事業活用方法を考えてもらいたいというふうに思います。  そういう点も踏まえて、前回の質問の際、プレミアム分の2,000円を町民全世帯に給付して、地元商店、業者に絞ったほうが地域活性化につながる点を指摘しましたが、答弁がなかったと思います。2,000円を全町民に給付しても、今回のプレミアム分2,000円が4万冊とほぼ同じ予算額になります。その点についてお答えください。  観光商工推進室長、お願いします。 ○議長(中山文夫君) 観光商工推進室長藤田貴史君。 ○観光商工推進室長藤田貴史君) このプレミアム分を全町民に、町民の方に給付することは、平等ではありますけども、プレミアム付商品券事業とすることで、プレミアム分に町民の方が購入された金額が上乗せされ、発行総額を大きくすることで、取扱事業者で使用される金額が多くなり、地域で消費される金額がより大きくなるとの利点がございます。  また、購買意欲のある消費者が購入するプレミアム付商品券と比較して、単に給付される商品券は使用率が低くなる傾向があります。  プレミアム付商品券事業では、地域経済の活性化を図れるよう努めておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員。 ○6番(稲垣啓二君) ありがとうございます。今、観光的な答弁は、当然、町内の事業者目線というほうが優先するというふうに感じておりますけども、ちょっとこれまた町長にお伺いしますけども、地域経済活性化につながる事業者へのメリットは、当然理解はしているものの、町民支援の観点、町民目線での、あるいは福祉的な発想についてはいかがですか。お伺いします。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 先ほど答弁申し上げたとおり、今回の事業は、福祉事業の要素は極めて薄いというふうに感じております。どなたでも申込み、誰でも購入できるということですから、私といたしましては、このようなプレミアム付商品券、もし福祉事業としてのですね、そういう色彩を帯びさせる、子どもに対して、無料で支給したというのはございますが、これは福祉事業としての側面が、専ら福祉事業でございますので、そのような観点も踏まえた事業の実施を今後考えていく。つまりただ単に割引で事業者のサービスを受けられる、商品が買えるということではなく、ある一定の政策目的を達成するために、さらに一工夫した、そのような事業を今後も考えていきたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員。 ○6番(稲垣啓二君) ありがとうございます。  まだ今現在は、全般的に評価する時期ではないと思いますが、町長は冒頭にですね、町内事業者に対して、非常に有効だったと。それと町民の生活支援も図ることができたというふうに全体的に評価をしております。  そこで、本事業にそれだけ効果があると考えるのであれば、今も検討するということをおっしゃいましたけど、他の予算を削減してでも、毎年度定期的に実施すべきというふうに思いますが、その点は町長、いかがですか。 ○議長(中山文夫君) 柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 予算を削減するということになりますと、削減の対象事業、そちらのサービスの利益を受けている方もおられますので、その皆様のお気持ちをどのように考えるのかというふうなことを十分に考慮する必要があります。その上で、結局は全体的な総合判断になるかと思いますが、できる限りですね、皆さんに喜んでいただくという意味では、規模を縮小して、かつ、なるべく本当にその場で必要な予算を削減するということは決してない、あってはいけないので、その調整をしながら実施の、いわば道を模索していきたいと考えております。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員。 ○6番(稲垣啓二君) わかりました。ありがとうございます。  今回は、コロナ禍の特殊な状況であったものの、本事業が菰野町を、いつも町長が言っている、元気にすると、活性化することが目的であれば、今後も商工会と行政が一体となった事業を継続できるような期待をしておりますので、よろしくお願いします。  2点目でございますが、ふるさと納税です。  前回の答弁では、体験型をメインに考えていきたいと言っており、現段階では、コロナ禍でもあり、不透明な部分でもあり、物のほうの設定も並行していくという考えで答弁されております。  12月10日現在では、19品目の中に体験型と物が両方設定されており、その際の返礼品について、観光協会、商工会との連携を深め、提案、協議の中で設定していくということでしたが、現段階でどのような協議を進めておりますか。  観光商工推進室長、お願いします。 ○議長(中山文夫君) 観光商工推進室長藤田貴史君。 ○観光商工推進室長藤田貴史君) 返礼品の設定につきましては、中間事業者である一般社団法人菰野観光協会と連携して、菰野町商工会や農業者の方など、さまざまな方にお声がけをしていきたいと考えております。  現在、菰野町ホームページ上では、返礼品協力事業者を随時募集させていただいており、今後は菰野町の広報なども活用して、その周知を図っていきたいと考えております。  菰野町らしい特産品など、返礼品の充実を図っていけるよう努めていきますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員。 ○6番(稲垣啓二君) 中間業者での観光協会というのは、前々から答弁されておりますが、私は今後ですね、ふるさと納税業務処理を心配しておりまして、業務処理において、行政側の事務処理、また返礼品設定にも労力がかかり過ぎるのではないかというふうに思います。他市町での状況を見ると、片手間ではできない業務量というふうに思いますが、その点はどう考えていますか。  また、現状では、返礼品がまだ19品目ということですが、これから設定が多くなるにつれ、業務量が増してくると、対応が困難になるのではないかと思いますが、その点は室長、いかがですか。 ○議長(中山文夫君) 観光商工推進室長藤田貴史君。 ○観光商工推進室長藤田貴史君) 業務量についてでございますけども、このふるさと納税の業務につきましては、一般社団法人菰野観光協会ポータルサイト、「さとふる」でございますが、そちらでの返礼品協力事業者及び返礼品の登録及び、また管理を行いつつ、その問い合わせへの対応など、関連業務を行っていただいております。  また、ポータルサイトのさとふるにおきましても、返礼品協力事業者への返礼品の発注や寄附をいただいた方へ配送等の業務を行っており、大きな負担なく業務が遂行できているのが現状でございます。  町といたしましては、観光協会と連携しつつ、ポータルサイトを有効に活用して事業を展開していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員。 ○6番(稲垣啓二君) 観光協会は、主にはほかに本来の観光業業務もあります。今後、業務処理が軌道に乗ってきた場合、私は観光協会の片手間では非常に難しい、専用の中間業者を考慮すべきと考えますが、その点はいかがですか。もう一度、室長お願いします。 ○議長(中山文夫君) 観光商工推進室長藤田貴史君。 ○観光商工推進室長藤田貴史君) 先ほど御答弁させていただいたとおり、現状といたしましては、対応が可能な状況と考えております。  ただ、万が一ですね、将来的に、この業務等に支障が生じると考えられるような場合につきましては、業務の実施方法につきまして、最善の方法を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員。 ○6番(稲垣啓二君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。  私自身ですね、基本的には、このふるさと納税制度に賛成ではあります。  ただ、この制度の恩恵を受けることのできない方、つまり所得が少なく税の控除ができない方にも目を向けた制度への再構築が必要ではないかなど、ふるさと納税の取り組みの意味を考えさせられたところであります。  また、今議会で他の議員との議論を聞いていて、このテーマでの質問、答弁を踏まえ、3点ほど私自身の思うところを意見として述べさせていただきますので、よろしくお願いします。答弁は要りませんので、お願いいたします。  まず、1つ目ですけども、地方の産業支援についてです。  このような官製の仕組みで支援する形は、例えば、戦後、国の金融行政として行われ、結果として金融機関等がグローバルスタンダードに取り残された護送船団方式によって守られた日本の金融システムを思い起こさせるものであります。産業の振興は、本来、民の自由経済活動の中で、商品の魅力を磨き、消費者から選択される形を目指すことが原則であり、長期的な視点から、その産業が持続できる環境を作ることが本来の目指すべき方向性であるというふうに考えます。  したがって、いつまでもこの形ありきとするのではなく、今後の出口戦略も必要であると考えます。これが1点目です。  それと、2点目、これは菰野町の宣伝並びに発信についてであります。  このサイトを菰野町の宣伝媒体、手段ととらえるのは、いささか期待し過ぎではないか。なぜならば、参加する市町村は、返礼品などを産出する魅力ある地域との見方をされるのではなく、寄附者の節税対策的な損得勘定の思考が優先される中で、返礼品が意識に残らない可能性があるのではないかというふうに考えます。これ2点目です。  それと、最後3点目、これ特に町長にお願いしたいんですが、町税の収支改善。  この制度については、そもそも論として、地方を巻き込んだ税制を政策的に利用することが果たしてよいものであったのか。先ほど他の議員からも出ておりましたが、赤字の実態が続いている市町村も多々あります。そろそろ国での議論をすべきタイミングになっていると感じるものであります。機会があれば、ぜひとも首長間で議論も必要と思いますので、よろしくお願いいたします。  ふるさと納税については、以上でございます。よろしくお願いします。  次、3点目、空き家の関係ですが、再質問します。  先ほどの町長答弁では、前回から答弁内容に進展がないと感じられます。現在も継続的に実態調査を実施しているのであれば、調査の段階でもろもろの体制を整備しておく必要があると思います。空き家バンク制度を創設し、空き家の利活用につなげていくならば、登録した後の事業展開に労力を要することは間違いありません。  関係機関との連携、並びに組織運営を充実させることが必要不可欠と考えます。  そこで、菰野町空家等対策協議会の組織が作られているようですが、前回の答弁から、機能していない状況と見受けられますが、どのような目的で結成され、今後どのような活動を目指していくのか、担当部署、安全安心対策室長、御答弁お願いします。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。  安全安心対策室長、黒田雅啓君。 ○安全安心対策室長(黒田雅啓君) 菰野町空家等対策協議会は、「菰野町空家等対策協議会設置に関する条例」に基づき、地域住民のほか、法務、不動産、建築、福祉、文化等に関する学識経験者、町長を含む15人以内の委員で組織され、空家等対策計画の作成及び変更に関すること、空家等対策計画の実施に関すること、その他空家等に関する施策の推進に関することを協議すると規定されております。  当町では、これまで空家等対策計画の作成や特定空家等の指定の際に、この協議会を開催しておりましたが、平成29年度に開催して以降は開催しておりません。  今後につきましても、本条例に基づき、空家等対策計画の見直しを行う場合などに開催してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員。 ○6番(稲垣啓二君) ありがとうございます。  私は、この協議会を、空き家対策を運営していく上で、今後の利活用にうまく活用できないかというふうに考えていましたが、今の話を聞くと、法的に設置した事務的な団体であり、空き家を利活用、あるいは運営していく上では、あまり活用できない組織だと理解いたしました。  先日、いなべ市へ出向きまして、空き家・空き地バンク制度のレクチャーをいただいてまいりました。いなべ市は、平成20年度から当制度をスタートさせており、さまざまな自治体から相談があるようです。  先ほども申し上げたように、登録した後の調査など、利活用まで、町長もおっしゃいました、利活用まで結びつけるのは非常に行政では限界もあります。関係機関との、やはり連携が最も重要であるというふうに感じます。  移住希望者の要望に応えられるように、総合的な窓口として対応できる相談体制の充実を図ること。それには宅建業団体、媒介業者と連携、協定を進めていくことだと思います。  ちょっとここで図を、資料。  これはですね、もう今さら言うまでもないんですけど、空き家・空き地バンクで、左が当然、貸したい方、売りたい方、右が購入したい方っていうことがありますね。  その間に、菰野町としましたけど、自治体が入る。  私の言いたいのは、この自治体の上です。協定、宅建業団体。ここの協定、その団体と自治体との協定、非常に密にして、連携をしていかないといけないという意味で、これがここで言いたいところでございます。あとは1番、2番、申込みして、登録してと。これはもう今、言う、私の言っている空き家バンク制度の設定ですが、これだけでは、もう今の町長の話でありますように、利活用するのはほど遠い話です。  したがって、この真ん中の宅建業団体との協定をいかにこれから、このバンク制度の設置を進めながら、この宅建業団体との協定を密にしていくかと。  いなべ市は、この宅建業団体、今現在48者おります。これたくさんいればいるほど、いろんな調査とか、今後の利活用に、運用に生かしていけるんじゃないかという意味で、ちょっと図を示しました。ありがとうございました。  こういうことで、すべてこの行政でやるのは限界があるということで、いろんな交渉、契約、それから価格交渉はすべてこの宅建業の団体に任すことになります。  行政で対応できるということは、私は今後の住宅対策、今、除却もあり、いろんなものが出てくると思います。この辺のですね、事業費用、解体する必要があれば、事業費用もかかります。この辺、利活用にしても、費用がかかります。そういった、行政としては、補助金、国からの補助金等の捻出などのですね、制度を検討していく必要があるかというふうに考えます。  その点について、もう一度、室長、御答弁をお願いします。 ○議長(中山文夫君) 安全安心対策室長、黒田雅啓君。 ○安全安心対策室長(黒田雅啓君) 町長の答弁と重なるところもございますが、空き家の利活用の促進として、空き家バンクの設置は、有効な手段の1つであると考えておりますことから、その創設に向けて進めていくと同時に、その他のさまざまな利活用の取り組み等も含めて検討し、関係機関との連携も図り、さらなる空き家等の対策にも取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) 稲垣啓二議員。 ○6番(稲垣啓二君) ありがとうございます。先ほど町長が申されたように、全般的には、あまり前回から答弁内容に進展はないと感じておりますが、最後に町長にですね、ちょっと意見として、要望させていただきます。  今後、この空き家対策を進めていくのであれば、答弁でもありました空き家バンクの設置ありきではなく、有効な手段の1つとして、考えて、進めていただきたい。  今後において、1つには、抜本的な取り組みをしている他市町の研究をお願いしたいというふうに思います。  それと、もう1つには、いなべ市へ行って感じた点ですが、行政の組織体制の充実です。いなべ市は住宅課というのを1つ、住宅対策のために設けて対応しております。  当町での安全安心対策室は、空き家対策を防災の観点で第一と考えておりますので、空き家の利活用などにつなげていく住宅対策に取り組むならば、やはり組織体制を見直していく、充実していくということに努めていただきたいというふうに思います。  以上、要望いたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中山文夫君) 以上で、稲垣啓二議員一般質問は終了しました。  ここで、暫時休憩します。  なお、安全安心対策室長、黒田雅啓君、観光商工推進室長藤田貴史君は、退席していただいて結構です。
     休憩時間は10分程度とします。               午前10時45分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午前10時58分 再開 ○議長(中山文夫君) 再開します。  一般質問を続けます。  12番議員、伊藤雅慶議員、登壇願います。           〔12番 伊藤雅慶君 登壇〕(拍手) ○12番(伊藤雅慶君) 皆さん、改めまして、おはようございます。  未来ネットこもの、12番議員、伊藤雅慶でございます。  久しぶりの、この議会質問のアンカーということで、大変緊張もしておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは早速ですが、通告に従い、順次、御質問させていただきます。  行政の皆さんにおかれましては、前向きで簡潔な御答弁を御期待申し上げます。よろしくお願いいたします。  それでは、大きな1番であります。町有施設で発生する迷惑行為等への対応についてであります。  本年6月、役場本庁舎内で器物破損を行った町民が逮捕される事件が発生し、報道がなされました。  このほか、私の役場職員時代にも、来庁者がいわゆる不当な要求をして、それに応じない役場職員に対し、暴力行為を起こす事件が複数回発生していたことを今でも記憶しております。  しかし、その中には警察等の介入を求めず、逮捕もマスコミ報道もないままに、対応した職員がけがを負ったり、精神的な苦痛を受けたりと、大変つらい目に遭った、それだけで終わっていったというような状況も少なくありませんでした。  当事者、行為者の多くは、自身の身勝手な要求、迷惑行為等を反省せず、対応した職員の不手際が暴力行為等を引き起こしたと、行為の正当性を被害職員や管理職職員に訴え、不問になっていたようでありますが、私はいかなる理由があっても、施設備品や設備等を破壊するような行為や職員に対する暴言や恫喝、暴力行為等を伴う不当な要求を許容したり、看過してはならない。そのように考えております。  一般の施設利用者の安全確保は当然のことでありますけども、職員の皆さんやその御家族が身の危険を感じ、かつ心的な不安を抱えながら職務に従事しなければならない職場環境は、一日も早く改善すべきと考えます。  悪質な事件がこれ以上、発生しないように、町行政は、事件、事故の未然防止に一層努めるとともに、万一に備えた危機管理体制の強化を図るよう、強く求めます。  柴田町長に御答弁を求めます。  続いて、大きな2番であります。  国道306号の安全対策についてであります。  国道306号の安全対策につきましては、これまでも複数回にわたって、菰野町行政から県や国など、関係機関に対し、要望活動を行っていただいてきたというふうに認識しております。ありがとうございます。  また、我々議会としても、地元区や関係者の皆様とともに、要望活動を行ってまいりました。  その中で、田光地内の相生橋周辺については、今年度から道路拡幅が始まると聞き及んでおります。本路線の安全対策の大きな一歩であると受け止めております。本当にうれしく思っております。御尽力賜りましたすべての皆様に改めて感謝申し上げます。  この後は、相生橋本体の拡幅や歩道橋の整備なども含めて、道路利用者の立場に立ったさらなる安全対策を期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  さて、地域の主要幹線道路でもあります国道306号ですが、菰野町区間は全体を通して非常に狭いと感じています。特に朝上地域では、沿道に住宅が建ち並ぶなど、生活道路としての側面もあることから、安全対策はしっかりとやっていただきたいと考えています。  その中で、先ほどの田光地内の区間と同様に、狭隘で歩行空間がないのが草里野交差点以北の約300メートルの区間であり、現在も危険な状態が続いています。平成30年9月には、草里野交差点付近に設置されていた石灯籠撤去事業にあわせ、周辺の交通安全対策を実施するよう、杉谷区さんが要望書を提出しましたが、その思いは届かず、現在に至っています。  交差点周辺の渋滞対策、交差点以北の狭隘区間の道路改良や交差点改良ですが、具体的に申し上げますと、朝上方面から菰野方面へ南進する車が草里野の交差点を右折し旧306号へ進むときの右折レーンの新設、そして交差点以北の約300メートル区間の歩道整備、そしてその間にあります尾高観音さんまで直通する尾高口の交差点、この交差点拡幅及び信号機設置などの安全対策であります。  過去から何度も申し上げていますが、地域住民の皆さんは自転車や歩行者等の横を大型車両が通過するたびに、死亡事故等が起きないか、非常に心配しておられます。菰野町の道路網整備の推進、利便性向上のみに意識を向けずに、渋滞対策や安全対策など、本来優先すべき交通安全対策にもしっかりと目を向け、安全安心な道路交通環境を確保していただくことを強く望んでおります。  柴田町長が理事も務められる国道306号整備促進同盟会をはじめ、国会や県議会の議員皆様や関係区等とも、強く連携し、改めて国や県、関係機関に地域の実情を訴え、まずは丁寧な実態調査の実施、次に具体的な計画の策定、そして計画的な渋滞対策、安全対策の実施につなげるよう求めます。  誰もが安心して住み続けられるまちづくり、地域づくりに全力を注いでください。  柴田町長に御答弁を求めます。  大きな3番として、焼合川の河川管理についてであります。  近年、全国各地で水害による甚大な被害が発生していますが、菰野町内におきましても、台風の発生のみならず、1年を通して、線状降水帯の発生により、局所的な豪雨が頻発しています。これら豪雨の影響は、落橋や護岸崩落、土砂災害、家屋の浸水被害などに及び、地域においては、災害の中でも水害が非常に大きな問題となっております。  そのような中、町民の多くが危惧しているのが河川の維持管理不全、いわゆる雑草、雑木が広範囲に繁茂している状態、ジャングル化への懸念であります。町内河川で多く発生している事案ですが、住宅地を流れる焼合川が特にひどい状況になっており、近隣住民や区関係者の皆様も非常に危惧しております。時間雨量がこれまでの想定をはるかに超え、50年に一度、100年に一度の降雨量が毎年記録されるようになりました。河川の排水能力の維持向上は、防災減災対策、安全安心の確保、危機管理体制の強化につながるなど、住民の命と暮らしを守る上で極めて重要であります。このまま河川の堆積土砂やジャングル化による断面狭窄を放置すれば、さらなる護岸の崩壊や住宅への浸水被害、下流域への流木被害等を招きかねません。  また、長年放置されてきた河川内の雑草、雑木や堆積土砂等は、水害リスクを高めるだけでなく、ジャングル河川が移動ルート、いわゆる獣道の役割を果たし、下流地域の住宅地で獣害被害を増加させているという獣害リスクも高めております。  町全域で取り組むべき政策と考えていますので、今般指摘させていただいた焼合川のみならず、他の河川についても実態を調査して、優先順位をつけながら、雑草、雑木の伐採、撤去としゅんせつ工事を順次実施していただくようお願いいたします。  また、実施後は適正な河川環境を維持するように求めます。  焼合川については、国道306号より上流域が町管理、下流域が県管理と伺っておりますが、いずれにいたしましても、焼合川のこれ以上の放置は危険です。行政間で連携しながら、早期に対応するよう強く求めておきます。  柴田町長に御答弁を求めます。  以上で、1回目の質問を終わります。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) それでは、順次、御質問にお答えいたします。  町有施設内で発生する迷惑行為等への対応についてに、まずお答えいたします。  例えば、カスタマーハラスメントなんていう言葉もございますが、どうしてもですね、これは悪意があるわけではない、だけども思いが強くて、その思いをどうしても伝えたい、聞いてほしい、困っているんだというふうな方からの申し立てというふうなものは、中にはございます。  もちろんそれが一定の限度であるならば、それはきちんとこちらも受け止めるべきでありますが、ただそれを超えた、まさに不当要求まで至ってしまうというところは、これは実際に見られるところであると考えております。中には悪意があって、そのようなことをされる方もないと申し上げることはできません。  しかし、このような思いが強い方、中には悪意があるような方に対しての対応ということにおきましては、まずは、私は職員を守る必要がございます。働きやすい職場以前に、安心して働ける職場であることが必要でありますので、この迷惑行為への対応は、当然しなければならない。  また、職員が働きにくければ、同時にですね、結局それは住民の皆様に返っていくと。まずその場で、例えば不当要求をされるような方がおられたら、その場にいる他の住民さん、来庁者の迷惑になるだけではなく、業務そのものに支障が出る。これ出てくれば、業務が遅れれば、皆様からお声をいただいて、実施しようと思っていた事業についても、それが進むのに支障が出て、どの町民の皆様のためにもならないっていうことになりますので、これはどうしてもですね、そのようなさまざまな要求、言動、ハラスメント行為にまで至ってしまったものについての対応は必要と考えているところでございます。  当町におきましては、私が町長に就任する前から、まずは平成15年、庁舎管理規則を制定し、庁舎における秩序の維持及び災害等の防止に関し、必要な事項を定めておるところでございます。  また、平成18年には、不当要求行為等防止対策要綱の策定をし、運用をしております。これは職員が公務を遂行する上で受ける不当要求行為などを未然に防止すること、さらにこのような行為に対し、組織的な対応に取り組んで、当該事案に適切に対処することにより、町民及び職員の安全、公務の円滑かつ適正な執行を確保することを目的とするものでございます。  以上に加え、職員に対しましては、不当要求対策研修の受講機会を設けておるほか、適宜ですね、私も前職と言いますか、今も登録はしておりますけども、その関係で、もめごとであるとか、そのような強い思いを持たれている方に対しての対応というふうなところにつきましては、一定の経験がございますので、各事案ごとに職員の相談にも乗らせていただいていると。乗って、このような対応をするのはどうかというふうなことで、細かな指示もさせていただいているところでございます。  個別的な事案の対応ではなく、私、それ以前にですね、各職員に対しても、先ほどの研修も通じ、またさまざまな、講師を呼んでの研修だけではなくて、一定の対応の仕方のルールっていうふうなことを覚えていただくっていうふうなことまですることで、いわば先ほど申し上げた働きやすい職場づくり、住民の皆様のために働く、そちらに集中できる職場づくりのために、必要的な、法的な確認をしながら対応もしておりますし、今後、規則の見直し、対応のマニュアル化も、特にこの対応のマニュアル化について、既に指示をしているところでございますので、そのようなさまざまな手法を通じて、もう私が前面に立ってですね、危機管理体制の強化に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、2点目でございます。  国道306号の安全対策です。  国道306号、これはもう皆様に説明するまでもないかもしれませんが、新名神高速道路と東名阪自動車道を連絡する道路で、大型車両の往来が大変多い道路である。  同時に、地域の主要な生活道路の機能をあわせて果たしている。重要な道路であると同時に、どうしても混雑をしてしまう道路であるということができます。  また、近年では、新名神高速道路と国道477号バイパスの開通や東海環状自動車道の整備が図られたことにより、当町を取り巻く道路網事情が大きく変化し、この結果、産業物流、観光交通など大型車両の交通量が実際に増加している。このような状況を把握しているところでございます。  議員御指摘のとおり、国道306号の田光地内と杉谷地内の歩道未整備区間や狭隘区間につきましては、高齢者や通学児童の交通安全対策を講じる必要があると感じております。  私自身も、近時ですね、交通安全の街頭指導に立つこともございますし、町長になる前の町中歩いている際にもですね、この306号を歩くというふうなことがございまして、大変危険であるというふうなことは、肌で感じておるところでございます。溝の中を歩く。そういうふうなことも実際せざるを得ないような状況もございました。  安全対策を講じるため、当町が既に実施している取り組みとしまして、令和元年11月20日付で、菰野町より道路管理者である三重県に対し、「道路需要に応じた道路拡幅や歩道整備について」の要望書をまず提出しております。これは私自身が就任後、提出に参りました。  さらに、国道306号整備促進同盟会、これを通じて、令和2年10月21日に中央関係機関への要望活動も、また実施しているところでございます。  このような要望活動が実って、県が多少目を開いていただいた。田光地内におきまして、狭隘区間の一部ではございますが、この議会でも、この議場での報告がございました、相生橋周辺で地権者の皆様の住宅建て替えに際して、道路用地の提供に御協力をいただけたことをきっかけとして、今年度より、路側帯の整備に着手しておるところでございます。まさにこれは地権者の皆様の御協力、地元関係者の御尽力により進展したものでございます。このような地元の皆様の御尽力に応えるべく、要望をしっかりと今後も道路拡幅事業等、実施されるよう、強く継続して要望してまいりたいと考えております。  また、杉谷地内の狭隘区間につきましても、これも同じように危険な場所であるということは十分認識しております。渋滞対策や安全対策の実施に当たっては、関係機関に対し、もちろん強く要望してまいりたいと思いますが、さらに地域住民の皆様の御協力、これがなければ、この安全対策は実現しませんので、引き続き地域の皆様とも連携しながら、前に進めていく。県や国が目を開いていただいたというときに、きちんとこれに対応できるような状況を作っていきたいと考えていますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  3点目、焼合川の河川管理についてでございますが、昨今の相次ぐ河川氾濫、特に令和元年には大変な豪雨災害といったものが菰野町を襲ったことも記憶に新しいところでございます。  この観点を踏まえ、当町のみならず、各自治体が事前防災の観点から、緊急かつ集中的にしゅんせつ事業に取り組み、危険箇所を解消できるよう、令和2年度に緊急浚渫推進事業債が創設されたところでございます。  町が管理する河川の多くは、砂防指定地である山地を流域としており、出水による土砂流出が懸念されることから、令和元年9月の集中豪雨により、浸水被害が発生した杉谷地内の杉谷川の支川、雲田川と千草地内の海蔵川支川48号河川の2つの河川で令和2年度より、既にしゅんせつ工事に着手したところでございます。  また、県管理の河川では、地域からの要望を受けて、昨年度は三滝川、金渓川、海蔵川、3つの河川で堆積土砂の撤去が実施されましたが、今年度は田口川、杉谷川、竹谷川、金渓川の4つの河川での、やはりしゅんせつ事業の実施を予定しており、計画的かつ継続的に実施していくことを確認しております。  御指摘いただきました焼合川のしゅんせつにつきまして、この焼合川、国道306号に架かる焼合橋を境に、県管理河川と町管理河川に分かれていることから、三重県との連携の必要があります。十分にこの協議をしながら、当町におきましても、緊急浚渫事業債を活用しつつ、対象期間である令和6年度までに事業着手を検討しておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  私からは、以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 先ほどは御丁寧な御答弁ありがとうございました。  まず、大きな1番から再質問をさせていただきます。  町長からは、安心して働ける職場づくりに努めると。そしてまた危機管理体制の強化も図るということで、安心して働ける職場づくりがイコール住民皆さんのためになるというのは、私と本当に同じ思いでありますので、非常に前向きな御答弁を頂いたなと思います。  これから私としても再質問という形で、確認をしながら、随時提案をさせていただきます。  まず、現在ですね、役場庁舎や地区コミュニティセンターなど、町有施設に録音機能つきの電話機や録音機などを設置されていますか。  また、設置されている場合、通話録音はとっていますか。担当課長にお伺いします。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員の再質問に対して、答弁を願います。  総務課長、片岡芳輝君。 ○総務課長(片岡芳輝君) 現在、電話の録音機能につきましては、本庁舎内のみで、録音機能つきが必要であるとの申し出がある課に設置している状況で、8台を設置してございます。  基本的には、録音はしておりません。必要と判断した場合にのみ録音をしている状況にございます。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございます。8台ということで、私はやっぱり設置も運用も必要な時代になったというふうに考えております。民間では品質向上やサービス向上のためというアナウンスの後、当たり前に録音する方式が採用されています。現在、録音機能がある電話機については、先ほど8台ということでしたけども、事前のアナウンスや音声データの保存などの運用のルールをまず定めながら、そして順次、必要に応じて、録音を開始していったほうがいいんじゃないかなというふうに思います。  また、ほとんどは録音機能がない電話機ということでありますので、例えば新しい電話機については、先ほど言った別体の録音機を設置したり、古い電話機については更新の際に、録音機能つきの電話機に換えるなど、検討してほしいなというふうに思います。  あと、電話だけでなくて、直接住民の方と対話するときも、言い間違いが許されないような重要な案件を協議する場合、これは必要に応じて、対応記録として、事前に相手方に御説明をした上で、音声録音はとるべきじゃないかな、そのように思っております。  また、暴力行為などは動画記録が証拠の1つにもなります。現在、庁舎内に設置されたカメラのうち、例えば比較的、事件、事故が発生しやすいかなというような窓口、その周辺には死角、いわゆる見えない範囲に入っていないかというのをしっかりと確認していただいて、もしそういうことであれば、必要な場合はカメラの増設も含めて、改善を図っていただきたいと思いますが、総務課長にお伺いします。 ○議長(中山文夫君) 総務課長、片岡芳輝君。 ○総務課長(片岡芳輝君) 電話機につきましては、来年度が更新時期となっておりますので、録音機能につきましても、あわせて対応したいと考えております。  また、監視カメラにつきましては、昨年更新し、従来よりも高画質となり、記録保存期間、時間も延長してございます。来庁者の多い窓口などの撮影範囲におきまして、問題があるようでありましたら、対応を検討したいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。できるだけ早い対応、電話機の更新に併せてというお話もいただきましたので、よろしくお願いします。  また、実施に向けた運用ルールの策定、そしてまた周知ということもしっかりとしていただきたいというふうに思います。  次に、町が現時点で把握している不当要求、不当要求行為と判断した事案、あるいは暴力行為を受けた事案、いわゆる町行政に対する迷惑行為等は、過去10年ぐらいでどれぐらい発生していますか。総務課長、お伺いします。 ○議長(中山文夫君) 総務課長、片岡芳輝君。
    総務課長(片岡芳輝君) 要綱に基づく報告や不当要求と明確に特定された案件としては、見当たりませんでした。  また、暴力行為につきましても、従前の間に把握した案件というのはございません。  しかしながら、許認可や税を含む料金などに対してですね、強い要望、要求等につきましては、日常の事務対応の中で、一定程度、存在するという状況にございます。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございます。  前段申し上げましたが、私は過去12年半ほど、こちらでお世話になっていたわけなんですが、在籍していた期間でも不当要求と思われる事案は複数ございました。それが今、課長のお話では、要綱に基づくものは1件もないというふうなことで、ゼロ件ということで、にわかにちょっと信じがたいなということは、思いはあります。本当にないのであれば、それは一番よいのですけども、もしかすると発生から報告、内部の情報共有、そして対応という流れがすべての案件でしっかりと行われていないのではないのかなという心配があります。  職員さんが個人で案件を自身の胸の内に抱えて苦しんでいないのかなと、あるいは現在も苦しんでおられる方はみえないのかなと。やはり心配になります。  課長も先ほど触れられましたけども、役場日常業務の中で、いろいろなことが起こります。これは私も経験しております。住民さんとのトラブルも、本当に残念ながら起こるときもあります。心的ストレスを抱えることは当然あります。どのような案件、内容なら不当要求行為を受けたとして、上司の方に相談すべきか、はっきり区別できていない。そういった職員さんもみえるのではないかなというふうなことも考えます。  そこで、改めてお伺いしますが、そもそも菰野町として、不当要求行為の基準を明確に定め、各課で共有できていますでしょうか。  また、判断する際に、当事者職員に聞き取りをし、その後、対応について、会議等で審査していますか。  そのような実績があれば、そのような協議や認定をする組織の概要、過去10年間で会議が開かれた回数等も教えてください。総務課長に再度お伺いします。 ○議長(中山文夫君) 総務課長、片岡芳輝君。 ○総務課長(片岡芳輝君) 不当要求等の事実認定につきましては、所属課長等に報告することとしております。現在、問題のあるような案件がある場合は、所属課長等から報告を受けて、必要に応じて、法的な相談を行いながら対応しております。  そのような中で、今のところ、不当要求と認定された案件はありません。  要綱では、所属課長等は、所管する業務に関して、不当要求行為等が発生し、またはそのおそれがあると認めたときは、組織的な対応その他必要な措置を講ずるものとする。この場合において、所属課長等は、事態が緊迫していると認めるときは、直ちに総務課長及び庁舎管理担当課長に通報し、報告書により不当要求行為等防止対策委員会の委員長に報告することとなっております。  この報告を受けた場合には、所属課長等に事実関係の調査、実態把握を命じ、必要に応じて、委員会を招集することとなってございます。  過去の記録を確認いたしましたが、開催された、ここ10年でですね、の経緯は見当たりませんでした。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。  先ほど、課長の御答弁の中ではですね、不当要求行為があれば、こうする、ああするというお話をいただきましたけど、そもそもこれ自体が不当要求行為なのかなというところの判断がちょっと難しくなっていないかなというようなところもありました。ありがとうございました。  菰野町の不当要求行為の基準としては、先ほど課長が言われたように、菰野町不当要求行為等防止対策要綱が定められておりますので、確認をさせていただきましたが、第2条の「不当要求行為等の定義」を見ても、例えば(3)として、粗野または乱暴な言動により、他人、これは職員さんも含みますが、に不安または嫌悪の情を抱かせる行為とありますが、これはいわば住民の方や職員個人の印象に頼るというふうなことも感じます。この理由であれば、かなりの数の不当要求行為が認められるのではないかなと思いますが、実際は先ほど言うゼロ件ということでありました。そもそも住民の方や職員さんの印象に頼らなくても、粗野または乱暴な言動があれば、これは軽微とはいえ、犯罪行為であると考えますし、いわゆる軽犯罪ですね。それで不当要求行為であれば、本来、行為者の強い要望や要求が伴うことも条件に入れたほうがいいのかなというようにも感じました。  これ以外にも、(4)としては、機関紙や図書の購入を不当に要求する行為というふうにありますが、これも少し時代錯誤かなというふうな印象も受けました。  また、協議や審査等を行う組織については、第3条からうたわれていますが、この対策委員会設置の条文を見ますと、委員長あるいは会議をする際の議長は、副町長があたるとなっています。  しかし、現状、副町長は2年以上不在であります。  また、事案が発生した場合の報告書の様式というのも、第8条関係として、別に記載されていましたが、これもちょっと確認をさせていただきましたが、この様式も使われた実績はないようであります。  私の記憶にある事件、不当要求行為も、その報告書では報告されていないということであります。  この実態を聞きますと、やはり報告がない、会議も開かれない、不当要求行為もないのは、少し厳しい言い方をしますが、先ほど来、申し上げているような要綱の不備、あるいは行政の認識が若干甘くないのかな、それが起因しているのではないかなと私は感じました。  適切な対応は、職員や来庁者の安全確保のみならず、不当要求行為や暴力行為等に至った原因を見つけ出し、当事者、行為者ですね、たる町民の方との関係修復や再発防止にも私はつながるんだというふうに思っております。ぜひこの機会に改めて、菰野町として、いわゆるネット社会でありますけども、そういった状況も見据えながら、令和の時代に合わせた内容、個人や町民を対象とした、より具体的な、的確な定義づけをし、各課、各職員で共有するなど、再構築を図っていただきたい。そのように思っております。  そして、運用のみならず、把握や管理をする上でも、マニュアルやガイドラインの作成、これは町長も前段言われておりましたけども、研修等もきちっとすべきと考えますし、先に述べた通話記録や対応記録も重要になってくると思いますので、担当課長には適宜適切に対応いただくよう、改めてお願い申し上げます。  課長、いかがでしょうか。お伺いします。 ○議長(中山文夫君) 総務課長、片岡芳輝君。 ○総務課長(片岡芳輝君) 現在の庁舎管理規則、そして不当要求行為等防止対策要綱につきましては、やはり一定の年数が経過してきておりますので、現状に合わせて見直したほうがよい部分もあると考えております。  また、職員の対応マニュアルの必要性とですね、そして規則及び要綱との整合性も図る必要があるとの認識は持っておりますので、マニュアルの作成や規則等の見直しについては、行いたいと考えております。御理解賜りたいと存じます。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 課長、ありがとうございます。柔軟な対応を示していただきまして、ぜひともよろしくお願いします。  いろいろと確認をさせていただきましたが、私としては、やっぱり質問要旨にも記載したように、迷惑行為等を未然に防ぐ抑止、これを優先したいというふうに思います。  今ある要綱を見直して、先ほど問題提起したような内容も含めた新たな防止条例、今は要綱ですけど、やっぱり格上げと言いましょうか、条例を設置して、私は公表をしていただきたいなというふうに思っております。暴力行為や不当要求行為等に屈しない、許さない、町の姿勢を広く、健全な町の姿勢を広く町内外に知らしめて、事件等を抑止すべきだと私は考えます。  参考として、不当要求行為に対するこれまでの県内市町の取り組みに触れ、併せて桑名市の条例を例に挙げたいと思います。  平成17年ごろから始まった、今でいうところの反社会勢力ですかね、こういったところの解体等を受けて、その後、全国的に不当要求行為を防止するための条例や要綱などの整備が進んできたと考えております。  三重県内の自治体においても、多くの市町で不当要求行為の防止対策を規定した要綱等が施行されています。  先ほど申し上げました菰野町も同様の要綱が策定され、平成19年8月1日に最終改定されたものが現在施行されております。  このように、県内各市町が足並みを揃え、歩んできたものの、近年では、菰野町でも発生しているように、一般の住民の方、個人の方による不当要求行為や悪質な暴力行為等も頻繁に、これはもう全国的にですね、発生するようになりました。その中で、危機管理体制を強化する必要があると判断した自治体は、より具体的な内容を盛り込んだ条例を設置し、職員の方に対しては、公正公平な行政の実現を図るよう促し、また住民皆様に対しましては、その妨げになるような不当要求行為は行わないでくださいというふうな自制を促しております。  桑名市が策定した桑名市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例、平成31年4月1日施行を少し見ていただきます。  モニター1、お願いします。  これ目的、定義、第1条、ちょっと大きくしてください。左の上のほうです。  第1条、目的とあって、第2条、定義というふうなことであるんですが、先ほど言った、この桑名の第2条の(3)を見てもらうと、「不当要求行為 要望等のうち」とあります。やっぱりこれ桑名市さんも、この要望等ですので、要望や要求というもののうち、次のいずれかということで、やはり例えば暴力等を伴う、それはあくまで要望に絡んで伴ったときというふうな定義づけがされておりますので、これは菰野町も参考にすべきというふうに思っております。  ごめんなさい、下のほうに行って、第6条、見せてください。  「職員は、応対の際に、録音又は録画をすることができる」というふうなこともここにうたわれております。  第7条を見せてください。  ここでは、不当要求行為の内容を、もう公表しますよ、ひどいものに関しては、お名前も含めて公表しますよということで、だからやめてくださいねという抑止になっている、そのように私は感じました。ありがとうございます。  菰野町においても、不当要求行為や暴力行為などを禁止、抑制すべく、桑名市のような条例整備を考えませんか。  そして、何よりそのような事案がとにかく発生しないように、未然に防ぐためにも、条例を設置した暁には、先ほども申し上げました、広く公表していただいて、安全確保の徹底に加え、町民さん、施設利用者さんと職員さんとの信頼関係をより強いものにしていきたいなというふうに思っております。  再度、総務課長にお伺いします。 ○議長(中山文夫君) 総務課長、片岡芳輝君。 ○総務課長(片岡芳輝君) 条例の制定に関しましては、今後マニュアルの策定等と併せまして、研究したいと考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 町長からも一言お願いできませんか。一言お願いします。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 答弁を伺っているうちに、一般法でも十分対応できるんじゃないかなと思っていたところ、少し興味が出てまいりましたので、これもこのような内容を作るというふうなことは、比較的、私は慣れているところがあるんじゃないかなと思いますので、いいことじゃないかなというふうに思います。前向きに検討はしたいと思います。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。冷静で真摯な御答弁だったなというふうに思っております。ありがとうございます。  ぜひ、県内の先進的な取り組みも参考にしながら、安全安心な公共施設運営という意味合いで、よろしくお願いしたいなというふうに思います。  そして、残念ながら未然に防止できずに事件等が発生した場合の初動体制、いわゆる危機管理の中で、私がよく言う、クライシスマネジメント、リスクマネジメントの中でも初動体制ですね、万が一、起きたときの対応ということもしっかりとこれは構築すべきかなというふうに思っております。  例えば、桑名市、また先ほどと同じなんですが、桑名市では、危機管理対策として、警察OBの方が常駐して、平時、有事ともに、不当要求行為等の対応に当たると聞いております。  菰野町も、このように先進事例を参考に、有事に備えた体制も同時進行で研究し、町民のみならず、職員も安全安心で職務に専念できる体制を整えてほしいと思いますが、これも総務課長にお伺いします。 ○議長(中山文夫君) 総務課長、片岡芳輝君。 ○総務課長(片岡芳輝君) 御質問いただきました桑名市の担当の方とはですね、少し前に直接お話をする機会がありました。そのお話をした時点ではですね、対応した案件は発生していないようでありましたが、抑止効果も期待できるとの話をされてみえました。  私といたしましては、単独の町で常駐となりますと、人件費の負担も大きくなりますし、警察からの出向やOBの方を常駐させるかどうかをですね、直ちにお答えできる立場にはございませんが、先般、11月の三重県町村会の総務課長会議におきまして、町村会にて複数の町で配置する方法等は検討できないかとの提案をしてきておりますので、御理解賜りたいと存じます。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御丁寧に御答弁ありがとうございました。  るる申し上げましたが、役場庁舎等の環境改善は、これ町長と本当に私として重なると思いますけども、健全な行政運営や行政サービスにつながり、結果として、住民皆さんの利益を維持、向上させるというふうに考えますので、これは早期に、見直しに着手していただき、しっかりと御対応いただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、次の大きな2番の再質問に移ります。  先ほどは、国道306号の安全対策についての御答弁ありがとうございました。本当に田光地内については、大きな一歩を踏んでいただいた、進んでいただいたということ、大変ありがたく思っております。  ただし、杉谷区間についての御答弁、これは本当に過去の私の質問への御答弁とほとんど変わっていないという印象を受けましたので、これは率直に残念だなというふうな思いはしておりますが、ただ町長も地域を見ていただく中で、あの杉谷の狭隘な区間、もう本当に危ないんだと、溝を歩く場所すら出てきているというふうな認識を示していただきましたので、これは御期待申し上げたいなというふうに思っております。  当然で、当たり前のことでありますけど、危険な道は放っておいて勝手によくなっていくことは全くありません。  交通量の増加や、あと最近いわれておるのが、輸送車両の大型化であります。燃料の高騰、いろいろな合理化などで、輸送車両が大きくなってきておるというのも、これも認識をしていただきたいなというふうに思います。  いわゆる交通量の増加や輸送車両の大型化によって、危険度は、もう大きく増すばかりであります。  田光地内の狭隘区間の整備に続き、できるだけ早く、この杉谷地内の事業化ができるように、時間をあけずにスピード感を持って、ぜひ対応していただきたい。そのように思っております。  また、先般の諸岡議員、昨日の内田議員が提案してみえました山間ルートの道路整備についても、観光や産業の振興のみならず、この国道306号の狭隘区間の迂回の役割も果たすということで、非常に効果的な運用が期待できますので、これは私も北部地域の、八風地域の議員としては、私からも整備をお願いしたいなということで、要望をいたします。  それでは、杉谷区間の現状を少し写真で御説明いたします。  モニター2の、まず1から見せてください。  2の1番、これが草里野交差点を、いわゆる北から南向いて、菰野向いて見ております。これ非常に、この右手の、この赤い標識というか、表示、あそこあたりに石灯籠がばーっとあったところですけど、これ取って、広くなっておりますが、やっぱり車線は片側1車線ということで、ちょうど今、要望を挙げておるのはこのオートバイが写っている、その右手。右手あたりに右折レーンを作っていただきたい。  そして、今、目の前にあるスペースを広げていただいて、例えばそのまま直進すると竹林に入るという部分を、例えば少し広げてですね、うまくこう、やっていただいて、右折レーンを作っていただければ、渋滞対策も可能ではないのかと。こんなことも、地域の方、もう本当にこぞって皆さん言っておられます。  次、2番映してください。  これは、写真撮影は11月19日、ごめんなさい、上も下もそうなんですが、これ歩道のない中、高齢の方がつえを両手でこう、ストックと言うんですかね、つかれて歩かれていて、その後ろをかもしかバス、あるいは車、これずらっともう並んで待ってもらっています。こんな状況なんです。コミバスの運転手さんは大変気を遣っていただいて、よかったなとは思いますけども、本当にドライバーの方も心配ですし、歩行者の方も心配。これが現状です。  次、3番お願いします。  3番、これがこの交差点から300メートル北進した間にある尾高口の交差点。これはこの間の災害のときに、ちょっと写した写真を、ちょっと今日は出しましたけど、この交差点の、やはり拡幅、あるいは信号機設置、これも求めております。  その下、お願いします。4番。  これ、大変狭い。この大型車の間、あそこを自転車で通れ、シニアカー、歩行者、こんなのはもう本当に普通に考えたら、もう本当に自殺行為かなというぐらいの怖さ。こんなのが頻繁に走っております。車両が悪いわけではないんです。道路がやはり狭い。この歩行空間がないというのが問題であります。  その次、5番、映してください。  これ19日の早朝、8時前だったかどうだったか、それぐらいですけど、こうやって渋滞になっています。これがちょうど、この先ほどの交差点、尾高口の交差点から、北から南を見ておる状況です。  次、6番、お願いします。  これは、逆に南から北を向いたところです。交差点の向こう、これ車がずらっと並んでおります。そしてあそこに止まっている自転車の子も、なかなか渡れない状況であります。だから信号機も欲しいと言っているんです。ありがとうございます。  この件につきましては、11月19日に、杉谷区、一本木団地区、青葉台区から今般の一般質問と同趣旨の要望書が提出されております。  また、先般、衆議院議員に御当選されました元菰野町長も、この国道306の安全対策に力を注ぎますと表明をされておりました。  私は、あらゆるチャンネル、あらゆるチャンスを生かしていただきながら、地域住民の思い、交通弱者といわれる皆さんの命を守り抜く行政を、やっぱりお示ししていただきたい。そのように思っております。  改めて、担当課長に決意も含めた今後の対応について、御答弁を求めます。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。
     都市整備課長、片岡県司君。 ○都市整備課長(片岡県司君) 御質問いただきました国道306号草里野交差点周辺の交差点改良や狭隘区間の安全対策につきましては、本年11月に、関係地元区の連名により、改めて要望書が提出されております。  通勤時間帯に毎日発生している交通渋滞対策や歩道未整備区間での安全対策につきましては、早期実現に向けて取り組まなければならない課題であると考えています。  町長答弁にもありましたとおり、現道の拡幅や歩道整備を進めるためには、土地所有者の方をはじめ、地元関係者の皆様の御協力が不可欠となりますので、地域の方々と強く連携し、引き続き国や県に対し、要望してまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御答弁ありがとうございました。  強く連携してっていうことですけども、もう受け入れの体制っていうのは、本当に関係区あるいは、この八風地域、北部地域の区関係者の皆さん方、本当に強く思っておられますので、とにかく行政がしっかりと牽引していただいて、皆さんとともに手を携えて、一日も早い整備をよろしくお願いしたいなと思います。  ぜひとも、よろしくお願いします。  このほか、国道306号では、私も度々ここでもお写真を出していますが、歩道の雑草、枝打ち等の安全管理も頻繁に私も要望しております。あるいは、岡区にある306号を横断する地下道の老朽化対策も、もう以前からこれも要望しております。  これらのことについてもですね、県行政に対して、しっかりと重要性を訴えていただいて、これも適宜適切に対応するように、改めてここでも要望をしておきます。  それでは、大きな3番に入ります。  大きな3番の再質問であります。先ほどは前向きな御答弁をいただき、ありがとうございました。  本件についても、杉谷区から継続的に要望書が提出、要望が、地区要望が出ておりますし、大きな2番と同じく、先ほど御説明したように、11月19日に関係区、もう先ほど言いましたので、3区の連名で要望書が提出されております。それくらい皆さん、この道路だけではなしに、河川の管理についても、しっかり気にされています。大変心配であります。現状、危惧していますので、御答弁のとおり、しっかりと対応してください。  それでは、少し現状を。写真を持ってきましたので、見ていただきます。  モニター3の1をお願いします。  これも、同じく11月19日のお写真ですが、これいわゆる西から東向いて焼合橋を見ています。その橋の下、これ川です。森ではありません。川なんです。  その下行ってください。  次、これは左側が一本木団地さん、右が青葉台さん。その間も、ここは大きな木はちょっと少なくはなりましたけども、これも川と言うのはなかなか難しいぐらい、真ん中に少し川のこう水の道がありますけども、非常に、もうこれはジャングルのような状況であります。  次、その下お願いします。  一本木団地さん、青葉台さんですね、ありがとう。  じゃあ、次は4番お願いします。  これは、今度は西向き、山向いて見ました。この左手、木が生い茂っているのは、これ川なんです。こんな状況なんです。もうその隣の森か林か、もうこれ同化しております。  次、その下、見せてください。  これ河川、こんな状況です。  その下、すみません。  これも焼合橋から、こうのぞくと、川というよりも、木が、もうその間をぐっと寄せてきておると。  7番、お願いします。  これは、もう少し上流に上りました。もう少し上流で見ると、こんな状況です。やっぱりこう繁茂しております。  8番、お願いします。  こんな木がばんばん生えておるという状況です。ありがとうございます。  画像から見ていただいたと思いますが、本当にひどい状況であります。改めて焼合川の早期対応をお願いします。  また、災害復旧も含め、しゅんせつ工事や整備等が行われていない他の町内河川についても、やはり実態調査しながら、順次対応していただいて、適正な、町内全域が適正な河川管理、そういった形で努めていただくようにお願いしたいと思いますが、担当課長にお伺いします。 ○議長(中山文夫君) 都市整備課長、片岡県司君。 ○都市整備課長(片岡県司君) 御指摘いただきました焼合川の堆積土砂撤去や樹木伐採につきましては、本年11月に、関係地元区の連名により、改めて要望書の提出がありました。町長答弁にもありましたとおり、国道306号を境に、町管理河川と県管理河川に分かれることから、三重県と連携し、事業実施に向けて前向きに検討しております。  また、その他の町管理河川につきましても、各地区の要望を踏まえて、河川パトロールを実施するなど、土砂の流出状況を確認しながら、必要に応じて事業化を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 御丁寧な御答弁ありがとうございました。  県と連携を図っていただいてですね、県行政と図っていただいて、焼合川の早期整備をお願いいたします。  また、以前からも申し上げておりますが、このような河川管理も含めて、私はやはり総合的な治水計画っていうのを、やっぱり菰野町で立てるべきというのは、もう常々、言わせていただいております。そのことでも少し現在の一見知事にもお話もさせていただきました。それぞれの所管課で問題、課題の洗い出し等、具体的な対策の方向性を示しながら、いわゆる50年に1回、100年に1回、50年確立、100年確立の豪雨にも対応できる菰野町の防災対策、面的整備を私は治水計画を立てながら、対策を実施すべきというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。  ここで、前段の質問の中でも入っておりましたが、獣害や他の河川の状況について、少し触れておきます。  具体的な質問、提案は、また日を改めますが、まず獣害と河川管理との関係ですが、ハンターから、いわゆる我々田舎でいうと、鉄砲打ちからお話を聞くとですね、平成30年、お話も聞きます。そして現に私も、その河川内の、いわゆる雑草、雑木の中に獣道を、ここか、あそこかって見てきました。あります。  それと、そういったお話、現状もありますし、平成30年3月に復興庁がまとめたイノシシ被害対策技術マニュアル、この中にも、生息環境として、手入れがされていない道路ののり面や河川の緑地帯はイノシシの移動ルートとして利用されやすいというような記述もございます。  このような観点から言えば、河川管理だから都市整備課ということのみならず、イノシシやシカ等の獣害対策を担当する観光産業課、そしてまた広く、イノシシの獣道は小さな小動物の道に変わりますので、広く野生動物を担当する環境課も、河川管理の問題については、しっかりと意識を向けてほしいな、そのように思っております。  また、次に別の視点になりますが、河川内の雑草、雑木の悪影響の中には、防犯上の危険を及ぼすものもあります。その問題で地域住民の方から要望をもらったのが、八風橋歩道橋を覆う竹やぶの撤去であります。  事務局、3の2をお願いします。  これは、八風橋の歩道橋ですね、県道田光四日市線のところですけども、この奥、今はこの時期なんで、これぐらいこう透けた竹やぶになっていますが、その下、映してください。  これは歩道橋の右、左に生えております。  そして、その下、映してください。  この時期ですら、ちょっとぱっと見ると、ここに中学生の子が見えるんですが、ちょっとこれより、これは朝なんですが、夕方になっていくと、もうこれで非常に見にくい状況になっております。  その右、お願いします。  このように生えております。  その下、お願いします。  まさにこう竹林ジャングルを抜けていくというような格好です。ありがとうございました。  実は、以前この場所へ防犯灯や街灯整備を求めた際にも申し上げましたが、本歩道橋は過去2回ほど痴漢の被害が出ております。  また、今年の6月には、女子中学生が自転車に乗った男性に手首をつかまれて転倒したという事案も発生しています。  ですから、ここの場所っていうのは、この歩道橋っていうのは、地域の住民の方、保護者の方は、もうとにかく見通しを心配されております。とにかく見通しをよくしてほしいと。何かあっては困る。私も当然のことと思いますが、その視界をしばしば遮るのが、下からうっそうと伸びる竹であります。  町行政にも対応をお願いしましたが、これはやっぱり河川なので県行政の管轄でもあることから、県行政の対応に頼るというところがあるようです。  防災や環境だけでなく、獣害、防犯、学校教育、こういったものにも影響を与えるのが、この河川の管理でありますので、さらに強い危機管理をもっていただくよう、改めてお願い申し上げます。  以上で、質問は終わりますが、本当に今から寒さが厳しくなりますし、また新型コロナ、オミクロン株の関係もあります。町民皆様をはじめ、行政の皆さん、議会の皆さんにおかれましては、これからも御自愛いただきますようお願いして、すべての質問を終了します。ありがとうございました。 ○議長(中山文夫君) 以上で、伊藤雅慶議員の一般質問は終了しました。  これで、通告をされました一般質問は、すべて終了しました。  なお、関連質問については、慣例申し合わせに基づき、ありません。  ここで、暫時休憩をしていただきまして、議会運営委員会を開催していただきたいと存じます。議会運営委員会は、午後1時より、第3、第4委員会室にて行います。議会運営委員会委員長、よろしくお願いいたします。  暫時休憩します。               午前11時56分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午後 3時46分 再開 ○議長(中山文夫君) 再開します。  ここで、会議規則第9条第1項の規定により、本日の日程がすべて終了するまで会議時間の延長を宣言します。  町長より、発言の申し出がございますので、これを許可します。  柴田孝之町長、自席で御発言ください。 ○町長(柴田孝之君) 先日の本会議中に、議長のお許しがないまま発言いたしましたこと、まことに申し訳ありませんでした。 ○議長(中山文夫君) ここで、暫時休憩をしていただきまして、直ちに議会運営委員会を開催していただきたいと存じます。議会運営委員会委員長、よろしくお願いします。  暫時休憩します。               午後 3時47分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午後 6時24分 再開 ○議長(中山文夫君) 再開します。  議案第80号、菰野町教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例(案)につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第2項の規定により、12月2日付で教育委員会の意見を求めたところ、12月13日付で回答がございましたので、お手元に写しを配付しております。よろしくお願いします。  ここで、教育長より、発言の申し出がございますので、これを許可します。  教育長、北口幸弘君、自席で御発言ください。 ○教育長(北口幸弘君) 今回お時間をとっていただき、どうもありがとうございます。  議長より、発言の許可をいただきましたので、先ほどありました12月13日付で議長に提出させていただきました菰野町教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例(案)の意見聴取について、回答につきまして、報告をさせていただきます。  次ページの教育委員会審議経過を報告させていただきます。  まず、1回目は、11月8日、第9回定例教育委員会で、最初に町長、総務課長より、機構改革について、事前説明をさせていただきました。それが以下のとおりでございます。  それを受けまして、その次のページでございますが、その後、事前説明に対しての質疑、応答がございました。  委員からは、「現在の各文化財に説明案内板があるが、最後に菰野町教育委員会となっているが、それはどうなるのか」。  それに対して、回答をしております。  続きまして、委員からは、「生涯学習の町長部局への移管には違和感はないが、スポーツ・文化・文化財のそれぞれがどの所属となるのか」ということで、説明をしております。  続きまして、委員から、「図書館についてはどうか」。  続きまして、この移管の最大のメリットは何なのかというような御質問がありました。  続きまして、「文化財については、教育委員会部局の所管にすべきだという国からの圧力はなかったか」ということで、回答させていただきました。  続きまして、「各長期の計画の変更が必要と思うが」というようなことも出まして、回答させていただいております。  以上、この11月8日の件につきましては、機構改革の件につきまして、教育委員会としては、全会一致で了承することを確認した次第でございます。  続きまして、次ページでございますが、2回目は、11月24日、臨時教育委員会を開催しまして、本条例案の提案をさせていただきました。  まず、私のほうからは、12月議会において、教育に関する機構改革の条例を町長部局から上程されることになり、その前に教育委員会の意見聴取が義務づけられているということから、急遽、委員会を開催する運びとなったという説明、そしてその後、回答はこの後、町長と議長の両方に行うものになっておるという説明をさせていただきました。  続きまして、総務課長からの条例案の説明。  そして、それに対して、質疑、応答では、委員からは、機構改革の具体的なメリットはどういうことなのかというような御質問がありました。  続きまして、また委員からは、教育委員会の許可を得て進める手間を省けて、効率よく執行ができるというメリットもあると思うという意見をいただきました。  その他について、それ以外につきまして、特にありませんでして、異議なしということで、全会一致で承認するという結果になりました。
     そして、この後、町長及び議長の両方に対して、意見聴取の回答は、「本条例の制定については、異議はありません。」とするということの確認を行いました。  以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(中山文夫君) 休憩前に、町長より発言の申し出がありましたが、今後、議員の質問に対して、議会の品位を損なわないよう、丁寧に答弁していただきますよう、申し入れておきます。  ここで、上程されております議案につきまして、質疑を行いたいと思います。  全議案につきまして、質疑のある方、御発言ください。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山文夫君) 別段、御発言がないようですので、質疑を終了します。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎日程第2 議案第75号 菰野町課設置条例の一部を改正する条例(案)       議案第76号 菰野町青少年問題協議会設置条例を廃止する条例(案)       議案第77号 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関              する基準を定める条例の一部を改正する条例(案)       議案第78号 菰野町国民健康保険条例の一部を改正する条例(案)       議案第79号 菰野町公民館条例の一部を改正する条例(案)       議案第80号 菰野町教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例              (案)       議案第82号 令和3年度菰野町一般会計補正予算(第10号)(案)       議案第83号 令和3年度菰野町国民健康保険特別会計補正予算(第3              号)(案)       議案第84号 令和3年度菰野町介護保険特別会計補正予算(第3号)              (案)       議案第85号 令和3年度菰野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第              2号)(案)       議案第86号 令和3年度菰野町水道事業会計補正予算(第1号)(案)       議案第87号 令和3年度菰野町下水道事業会計補正予算(第1号)              (案) ○議長(中山文夫君) 日程第2、議案第75号から議案第80号まで、及び議案第82号から議案第87号を一括議題としたいと存じますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山文夫君) 異議なしと認めます。  よって、議案第75号から議案第80号まで、及び議案第82号から議案第87号を一括議題とします。  菰野町課設置条例の一部を改正する条例(案)、議案第75号は、総務財政常任委員会へ付託し、教育民生常任委員会と連合審査をお願いします。  菰野町青少年問題協議会設置条例を廃止する条例(案)、議案第76号、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例(案)、議案第77号、菰野町国民健康保険条例の一部を改正する条例(案)、議案第78号、以上3議案は、教育民生常任委員会へ付託します。  菰野町公民館条例の一部を改正する条例(案)、議案第79号は、教育民生常任委員会へ付託し、総務財政常任委員会と連合審査をお願いします。  菰野町教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例(案)、議案第80号は、総務財政常任委員会へ付託し、教育民生常任委員会と連合審査をお願いします。  令和3年度菰野町一般会計補正予算(第10号)(案)、議案第82号は、所管事項につき、各常任委員会へ分割付託します。  令和3年度菰野町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)(案)、議案第83号は、所管事項につき、総務財政常任委員会及び教育民生常任委員会へ分割付託します。  令和3年度菰野町介護保険特別会計補正予算(第3号)(案)、議案第84号は、総務財政常任委員会へ付託します。  令和3年度菰野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)(案)、議案第85号は、所管事項につき、総務財政常任委員会及び教育民生常任委員会へ分割付託します。  令和3年度菰野町水道事業会計補正予算(第1号)(案)、議案第86号、令和3年度菰野町下水道事業会計補正予算(第1号)(案)、議案第87号、以上2議案は、所管事項につき、総務財政常任委員会及び産業建設常任委員会へ分割付託します。  ここで、お諮りします。  お手元に配付しましたとおり、事件2件を日程に追加し、議題としたいと存じますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山文夫君) 異議なしと認めます。  よって、事件2件を日程に追加し、議題とすることに決しました。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追加日程第1 議案第88号 損害賠償の額を定めることについて ○議長(中山文夫君) 追加日程第1、損害賠償の額を定めることについて、議案第88号を議題とします。  議案の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(中山文夫君) 本件につきまして、町長の提案説明を求めます。  柴田孝之町長、登壇ください。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 議案第88号につきまして、提案説明を申し上げます。  本件につきましては、令和2年9月11日に発生した事故につきまして、地方自治法第96条第1項第13号、地方公営企業法第40条第2項及び菰野町下水道事業の設置等に関する条例第6条の規定により、損害賠償の額を定めることについての議決を求めるものであります。  この事故の概要でございますが、菰野町大字杉谷地内におきまして、令和2年7月2日契約の特定環境保全公共下水道事業北部第8汚水管渠布設工事2の14工区、受注者、株式会社平成コンテックの工事施工において、地盤掘削後の埋め戻し作業に伴い、矢板の引き抜きを行ったことにより、地盤が緩み、沈下したため、道路に近接する宗教法人翠巌寺の鐘楼堂の石積みに損害を発生させたものであります。  今回提案いたします損害賠償の額でございますが、この鐘楼堂は、亀甲積みと呼ばれる特殊な工法で積み上げられたものでございまして、損失補償算定標準書による算定ができないことから、やむを得ず市場調査として、専門業者から見積もりを徴したところ、1,970万8,700円となりました。  ここで本来は、この損害を償う責任を負担するのは、一義的には工事を担当した受注者でありまして、仮に菰野町がこれを立替払いしたとしても、この受注者に対して、何らかの求償を行うことが、今後求償を行うことになります。  しかし、受注者は、現在この額について、争っており、最終的に当町と受注者との間の責任の割合、負担を定めるに当たって、この額よりも少ない額を基準とせざるを得ない、総額のうち、何割の負担かの負担を今、争っておりますが、全体の額がもっと少なくなれば、結局のところ、菰野町の支払う額が本来支払えば済むべき額より増える恐れがあるっていうことでございます。  すなわち、この金額をもって被害者に対して、これだけの金額を支払うとの和解をするということは、当町が法的に見て、相手方に求償できる金額を、求償できる金額、それでは償えないだけの金額を支払う恐れがある。最終的に受注者に十分な弁償を求めることができなくなる恐れがございますので、通常はこのような和解をするということはあり得ないことでございます。  しかし、損害を受けた者を早急に救済し、ひいては公共工事の円滑な遂行に御理解いただくため、特別な扱いとして、議会にお伺いを立てるとの趣旨でございます。  以上、提案説明といたしますので、前述した点を踏まえて、十分なる御審議をいただいた上、何とぞ皆様にお認めいただきたい。原案どおり議決賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) ただいまの提案説明に質疑のある方、御発言ください。  矢田富男議員。 ○1番(矢田富男君) 今、町長の提案説明の中で、相手方、どこと今、交渉をしているんですか。何かこう損害賠償交渉をしているかのように聞こえたわけですけども、その点について、どことどのようにしているのかというのを聞かせてください。 ○議長(中山文夫君) 答弁願います。  下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 現在は、この事故発生した受注者であります株式会社平成コンテックと負担割合についての協議をしておるところでございます。 ○議長(中山文夫君) 矢田富男議員。 ○1番(矢田富男君) 負担割合について、今、協議をしているっていうことは、この件について、おおよそ1,900万円ばかりは、とりあえず立て替えておきましょうということで、菰野町が了解をしながら、この提案になってきたと。  平成コンテックは、4,862万円の契約をしながら工事を進めた中で、このような事案が発生したということで、負担割合について、今、訴訟が起こっているんですか、それとも話し合いをしているということなんですか。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 今、協議途中で、まだ訴訟までは行ってないですけども、現在は話し合い、協議というところですが、そこが長引く可能性があるし、訴訟に発展する可能性もあるということでございます。 ○議長(中山文夫君) 矢田富男議員。 ○1番(矢田富男君) 損害が起こったら、お寺ですから、この鐘楼についてはね、速やかな補償をしてあげることは当然だろうと私は思っているわけですけども、そこで長引いて、相手方、平成コンテックと菰野町が争いをしていくっていうことについてはね、やっぱりその辺はお互いに発注者側であったり、受け手であるわけですから、話し合いは十分にしていただいて、円満な解決をしながら、菰野町のこの補償をしてあげるという方向性を示してあげていただきたい。町長、よろしくお願いしますね。 ○議長(中山文夫君) 柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 御指摘の点も踏まえて、交渉してまいりたいと考えております。 ○議長(中山文夫君) ほかにございませんか。  加藤大輝議員。 ○14番(加藤大輝君) この事故発生、令和2年9月11日、今現状は直っていないっていう状況だと思うんですけど、いつ直るっていう状況なんですか。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 現在、翠巌寺さんのほうの計画予定では、令和4年3月ぐらいから工事を始めたいということで、準備をしていただいております。  そのためには、この支払いのほうをお認めいただいて、支払いができないことには翠巌寺さんのほうも発注ができないというところでございますので、この支払いがスムーズにできて、3月からの工事という予定を今、翠巌寺さんのほうで計画を立ててもらっているところでございます。 ○議長(中山文夫君) 加藤大輝議員。 ○14番(加藤大輝君) 事故発生からもう1年たって、さらにまた工期も先ほど言われたような状況とお聞きすると、この翠巌寺さんにとって、またこの近隣の住民の方にとってすごく不安な状況の中でおるのかなと思っておりますので、その点も踏まえた対応をとっていただきたいなと思っております。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 議員御指摘いただいたとおり、地元の住民、そこの道路を通行する方におかれましても、不安な状態でありますし、翠巌寺の御住職また門徒の方も大変不安な日々を過ごしているという状況で、大変御迷惑をおかけしておりますので、なるべく早急に解決できるように努めていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中山文夫君) ほかにございませんか。  横山円吉議員。 ○3番(横山円吉君) 先ほど、町長の提案説明の中で、本来、菰野町がこのような賠償を補償すべきでないというような発言の内容が私としてはちょっと伺えたんですけど、負担割合どうのこうのっていう話になっていますけど、町としては、その工事でどのような町のほうに瑕疵があってですね、どのような負担割合を想定されて、話し合いを今、進めてみえるのか、具体的に教えていただけますか。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 負担割合については、今、協議をしておるところですので、何割、何対何というような形では、ちょっと今回、発言はさせてもらえないんですけど、町発注者といたしましても、現場の状況、厳しい状況であるという中で、現場のほうにも確認をして、出向いておる中で、安全対策についての指示というのも、適切な指示もできていなかったというところもありますので、一部、発注者側にも責任があるのかなというふうに感じております。この割合等につきましては、今後協議をしていく中で、どちらにも非がないという結果になる可能性は残っております。  以上です。 ○議長(中山文夫君) ほかにございませんか。  廣田直己議員。
    ○5番(廣田直己君) お伺いしたいんですが、本来このような事故があった場合、保険で対応するということも選択肢の1つだったのかなと思うんですけど、保険で対応できなかった理由っていうのは何かあるんでしょうか。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 本来、議員が言われるようにですね、工事保険というものに入っていただいておりますので、工事保険の対象になるものにつきましては、工事保険対応ということになるんですけども、今回の事案につきましては、掘削の、いわゆる影響範囲というところがありますけども、大体45度ラインっていう間隔があるんですけども、その範囲に入るものについては、こういう事故が多いということで、保険対象外というようなことになっておりますので、今回は工事の保険対応には、対象ではないということになっておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(中山文夫君) ほかにございませんか。  伊藤 敦議員。 ○9番(伊藤 敦君) 下水道課長、すみません、お聞きします。多分、うちらに付託されるんじゃないかと思って、お聞きします。  この案件なんですけど、翠巌寺さんというのは、もしうちとして、うちがですね、要は賠償が決まらなければ払えないから、例えば賠償が、例えばね、2,000万円なら2,000万円のお金が決まったら初めて工事を進めるということで、こっちで決まらなかったら、永遠にこのまま置いておくっていう感じですか、今。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 翠巌寺さんのほうも、費用がこれだけの額ですので、先に払っていただいてということはできないというところです。  町のほうも、町の賠償額のほうも確定ができていないところで、確定がない状況で、翠巌寺さんも工事ができないということになりますので、今、翠巌寺さんのほうでも、役員さんともお話をさせてもらっている中で、今回この3月の予定をしておるところでございますけども、この3月の予定がずれてしまいますと、この補修、復旧する特殊な工法でございますので、専門的な業者ということになりますので、すぐに、解決したからすぐできるということではありませんので、3月を逃してしまうと、次2年半ぐらいほかの工事が入っていて、そこには入れないということのような状況になっておりますので、早急な対応ということで、提案させていただいたところでございます。 ○議長(中山文夫君) ほかにございませんか。  横山円吉議員。 ○3番(横山円吉君) どうも納得できないところがあるんですけど、町の発注側にミスがあったんですか。現場監督の際にミスがあったということを下水道課長は認められてみえるんですか。  監督者にも、職員にも賠償請求しなければならないような事態も、きつい言い方をすると、なってくるかと思うんですけど、その辺の認識はどう考えているんですか。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 監督責任というところで、現場、はっきりこれはまだ決定では、決まったところではないかと思いますが、現場監督ということで現場にも立ち会いをしに行って、事故した当日もですね、現場には確認に行っておりますので、何らかの発注者責任はあるのかなということを思っておりますが、それが今後の協議の中でですね、負担割合の協議の中で、その辺も決まっていくものかなと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(中山文夫君) 横山円吉議員。 ○3番(横山円吉君) そもそもですね、和解というのは妥協の産物って言いますか、お互いが譲り合って、どれだけの価値があるっていうことですよね。  町として、安全の監督管理責任、ほかの工事に比べてですね、何ら落ち度がないっていうことであれば、町が賠償するっていうのは、町民の大切な税金を投入するわけですから、町民の理解は得にくいと思うんですけど、賠償負担割合とか瑕疵の割合も、まだ目途もつかないというような段階で、とりあえず全額を町が立て替えて、予算計上するんだというとこら辺は、ちょっと何割っていう割合も判例からとか、過去の事例から、あるいは通常の工事であれば、同じような現場監督をやっているわけですので、町には一切瑕疵がないんだという主張であれば、これは菰野町が立て替える必要はないっていうことになってくると思うんですけど、その辺はどう考えてみえますか。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 町のほうの発注者責任っていうところは、まだこれからの和解協議の中でですね、割合っていうところになりますので、そこで判明、決定していくようなところにはなるかと思います。  また、公共工事でございますので、今後の円滑な遂行のためにも御理解をいただきたいと思っております。まだ割合負担については、今後進めていくところで、先ほどありました円滑な、円満な解決を進めることも念頭に置きながら、協議をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。また今回は、まず損害を受けた方の早急な救済ということで、お願いしたいと思いますので、御理解お願いいたします。 ○議長(中山文夫君) ほかにございませんか。  伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) すみません、地盤に緩みが発生したことによる石積みの損害ということで、今現状、応急処置はされておるんでしょうか。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 今現状におきましては、ブルーシート、水が入らないようにブルーシートをかけておりますのと、変動がないように金具で固定ということで、応急対策はさせていただいておるところでございます。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。昨今、地震もしばしば起こっておりますし、これがさらに地震等の揺れで崩落するということになれば、例えば歩行者の方の安全確保という意味合いにおきましては、ここの通行について、どういうふうにされているのかなっていうのも、もう1点、お願いします。 ○議長(中山文夫君) よろしいですか。  下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) おっしゃられるとおりでありますが、現在は通行止めというような措置はとっておりません。 ○議長(中山文夫君) 伊藤雅慶議員。 ○12番(伊藤雅慶君) 十分に安全対策は検討し、直ちに行っていただきたいというふうに要望をしておきます。  以上です。 ○議長(中山文夫君) 矢田富男議員。 ○1番(矢田富男君) 今、当事者と菰野町だけが、その協議をしているっていうことではなくて、私はね、第三者が入って、それで瑕疵割合がどれぐらいあるのかっていうことがわからないと、当事者同士で話し合っていたのでは、なかなか解決ができにくいだろうっていうふうに思っているわけですけども、どういう組織で今やられているのかだけ聞かせてください。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 今は、相手さん方、当事者同士での話し合い、お互いの弁護士さんに入っていただいての話し合いとなっておりますが、今後はもう第三者の意見という、割合負担の協議になっていきますと、第三者の意見もですね、聞いていくようなことも考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(中山文夫君) ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山文夫君) ほかに御発言がないようですので、質疑を打ち切り、本件について、産業建設常任委員会へ付託します。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追加日程第2 議案第89号 令和3年度菰野町下水道事業会計補正予算(第2号)                (案) ○議長(中山文夫君) 追加日程第2、令和3年度菰野町下水道事業会計補正予算(第2号)(案)、議案第89号を議題とします。  議案の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(中山文夫君) 本件につきまして、町長の提案説明を求めます。  柴田孝之町長、登壇ください。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 議案第89号の提案説明を申し上げます。  令和3年度菰野町下水道事業会計補正予算(第2号)(案)でございます。  この補正予算につきましては、先ほど提案いたしました「議案第88号 損害賠償の額を定めることについて」に伴う補正であり、内容といたしましては、予算の組み替えを行うものとなっております。  具体的に言いますと、収益的収入のうち、営業外収益及び収益的支出の特別損失において、1,970万9,000円を増額し、資本的収入の他会計支出金及び資本的支出の建設改良費において、同額の1,970万9,000円の減額を行うものであります。  本議案につきましては、先ほど議案第88号で説明させていただきました事故に関する損害賠償の額に対する補正予算措置となり、先ほどの88号をお認めいただいた場合には、この1,970万8,700円を損害賠償額の上限として、宗教法人翠巌寺に支払う、そのための、その措置に対応した予算措置でございます。  先ほども申し上げましたとおり、最終的に当町と受注者の間における責任の割合を定めるに当たっては、この1,970万8,700円という額を基準とする、した場合、基準とすることができない、そのような可能性はいまだ残っております。  また、このように負担割合が決まっていない、損害賠償額も確定しないという状況で、論理的には当町の責任がゼロとなる可能性も残っている状況もございます。  しかも、仮に受注者である株式会社平成コンテックが負担割合決定後に支払い不能等に陥った場合には、受注者が負担すべき損害賠償の額を菰野町が求償することができない可能性も残されております。  しかしながら、当町といたしましては、受注者である株式会社平成コンテックとの負担割合等の協議に依然、時間を要する状況でございます。  そのことから、隣接する道路を利用する近隣住民の皆様の安全確保、また翠巌寺及び門徒の方々の御不便と御心配を軽減し、ひいては公共工事の円滑な遂行に御理解をいただくため、損害賠償額の上限を一旦、全額立替払いさせていただくものでございます。  いわば、あくまで民事の通常の原則に沿った扱いをし、財産につき慎重な財政運営を行うのか、それとも町全体で公共目的を支える、損失を発生したものの、その損失を填補するという特別な扱いをお認めいただけるかとの判断でございます。  以上、提案説明といたしますので、前述した点を踏まえて、十分なる御審議をいただき、原案どおり議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中山文夫君) ただいまの提案説明に質疑のある方、御発言ください。  中川哲雄議員。 ○16番(中川哲雄君) 議案第89号ですね、議案第88号と関連しているわけですけども、1つだけお聞きしたいんですが、弁護士と相談をしているということですけども、今、顧問弁護士はどこでしたか。どこの弁護士と今、相談をされているんですか。その点だけ、ちょっとお聞きします。 ○議長(中山文夫君) 下水道課長、板東克典君。 ○下水道課長(板東克典君) 相談している弁護士さんですけども、四日市中央法律事務所の東弁護士との相談をさせていただいているところでございます。 ○議長(中山文夫君) 中川哲雄議員。 ○16番(中川哲雄君) 今、菰野町の顧問弁護士はどうなっていますか。まだ要らないということですか。現在、顧問弁護士ついていますか、町の。ちょっとそれだけ確認します。 ○議長(中山文夫君) よろしいですか。どなた、答弁。  総務課長、片岡芳輝君。 ○総務課長(片岡芳輝君) 先ほど下水道課長が申し上げた東弁護士と顧問弁護士の契約を結んでおります。  以上でございます。 ○議長(中山文夫君) ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山文夫君) ほかに御発言がないようですので、質疑を打ち切り、本件について、産業建設常任委員会へ付託します。  以上で、本日予定しておりました日程は、すべて終了しました。  明日以降、午前9時から、各委員会室において、付託をされました案件及び所管事項につきまして、常任委員会の審査をお願いします。各常任委員会委員長、よろしくお願いします。  議事運営に際しまして、皆さんの御協力ありがとうございました。  本日は、これにて散会します。  長時間にわたり、御苦労さまでございました。               午後 7時01分 散会...