菰野町議会 > 2019-09-09 >
令和元年第3回定例会(第2日目 9月 9日)

  • 林道(/)
ツイート シェア
  1. 菰野町議会 2019-09-09
    令和元年第3回定例会(第2日目 9月 9日)


    取得元: 菰野町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-28
    令和元年第3回定例会(第2日目 9月 9日)          令和元年菰野町議会第3回定例会(第2号)                   令和元年9月9日(月) 午前10時00分開会             ~~~~~~~~~~~~~~~     第1 代表質問   第2 一般質問 2.会議に付した事件   日程第1、日程第2 3.出席議員(18名)   1番  福 田 雅 文 君        2番  稲 垣 啓 二 君   3番  伊 藤   敦 君        4番  内 田 親 根 君   5番  藤 田 賢 吾 君        6番  伊 藤 雅 慶 君   7番  加 藤 大 輝 君        8番  諸 岡 雅 樹 君   9番  中 山 文 夫 君        10番  廣 田 直 己 君   11番  加 藤 昌 行 君        12番  千 賀 優 子 君   13番  出 口 利 子 君        14番  益 田 和 代 君   15番  増 田 秀 樹 君        16番  久留美 正 次 君
      17番  中 川 哲 雄 君        18番  矢 田 富 男 君 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(19名)   町長       柴 田 孝 之 君   教育長      北 口 幸 弘 君   消防長      吉 川   澄 君   総務課長     小 林 義 久 君   安全安心対策室長 瀧 見 浩 志 君   企画情報課長   加 藤 正 治 君   財務課長     相 原 賢 治 君   税務課長     谷   弘 哉 君   住民課長     片 岡 芳 輝 君   会計管理者    大 橋 克 哉 君   子ども家庭課長  大 橋 裕 之 君   健康福祉課長   加 藤 信 也 君   都市整備課長   斉 藤   司 君   観光産業課長   伊 藤   悟 君   環境課長     黒 田 公 宣 君   観光商工推進室長 内 田   徹 君   水道課長     堀 山 英 治 君   下水道課長    片 岡 県 司 君   教育課長     桂 山 幸 和 君 6.出席事務局職員(4名)   議会事務局長   阿 部 美千代 君   書記       加 藤   真 君   書記       湯 戸 久美子 君   書記       田 中 佑 樹 君               午前10時00分 開議 ○議長(矢田富男君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席人員は17名で、定足数に達しております。  よって、令和元年菰野町議会第3回定例会は、成立をいたしましたので、再開をいたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付をしております。  なお、安全安心対策室長、瀧見浩志君が出席をしております。よろしくお願いします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第1 代表質問 ○議長(矢田富男君) 日程第1、代表質問を行います。  発言の順序は、会議規則第49条第3項の規定により、議長において、あらかじめ定めております。順序に従ってください。  なお、質問時間等については、慣例・申し合わせ事項に定めておりますので、時間を守っていただきますようにお願いします。  再質問につきましては、各質問ごとに3回までとなっておりますので、よろしくお願いします。  なお、議会だより及びホームページ掲載のため、写真撮影を質問中に行いますので、よろしくお願いします。  こもの輝代表、諸岡雅樹議員、登壇ください。          〔こもの輝代表 諸岡雅樹君 登壇〕(拍手) ○こもの輝代表(諸岡雅樹君) 皆さん、おはようございます。  8番議員の諸岡雅樹です。  議長のお許しをいただきましたので、質問させていただきます。  まずですね、9月5日から6日にかけて、深夜、菰野町を襲った集中豪雨は、町内各地区に大きな被害をもたらしました。災害対策本部を立ち上げられ、皆さん、集中豪雨対応、御苦労さまでございました。  そこで、私の地元での被災箇所の一部について、今回ふれさせていただきます。  写真1、お願いいたします。  福王神社参拝のための参道ですね、両側から岩が崩れ落ちてきて流れ込み、参道が埋まっています。  写真2、お願いします。  これ現在危険なため、参拝禁止となっています。福王観光協会も来月の秋の大祭に向けて、土砂撤去対策を現在協議中ということです。  3番お願いします。  これはですね、1時半ごろでしたかね、田口川があふれたという報道、メールもあって来ましたけども、田口川と山合川の合流するところで、これは山合川から田口川にちょうど入る直近のところで、豪雨のときには流木が堆積して、付近の水田が冠水するということが今まででも発生しております。  4番お願いします。  これは田口川がはんらんした影響を受けて、付近の住宅の基礎部分があらわれて、そして奥までどんがらになっております。  5番お願いします。  田口川のこの洪水は、土砂、流木を運び、田んぼに堆積しています。コシヒカリはですね、もう刈り取りが済んでいるんですけども、まだ刈り取りされとらんキヌヒカリが残っとるわけですけども、流木が稲の上に覆いかぶさって、砂が覆いかぶさっとるというような状況になっていて、刈り取りができないというところです。  6番お願いします。  これは、朝上幼保園北側の道路の陥没です。今、通行どめになっています。  7番お願いします。  これは陥没した箇所の対岸になっておりますけど、大きく護岸崩れてます。  8番お願いします。  これは道路、ガードレール、それからここ一帯、観光産業課の獣害のさく、地元で張りめぐらせたんですけど、全部、川の中に沈んでしまいました。  9番お願いします。  これはことしのコスモス祭り予定地周辺なんですけど、護岸が大きく落ちています。  ありがとう。  私の地元、田光だけでもですね、田口も含んでますけども、道路の陥没、河川の護岸損壊など、既に18カ所の被災箇所の調査報告、早期復旧要望が提出されております。  まだまだ今後さらにですね、田畑の冠水、農業用水路の損壊などが報告されて今、来てますけども、菰野町全体となると、相当数の被害となってくることが想定されます。国、県、町と連携し、早期の復旧に努めていただきたいと思っております。町長、どうかよろしくお願いします。  それではですね、質問に入らせていただきます。  菰野町の公共交通の現状と今後の取り組みについて。  高齢化の進展に伴い、交通死亡事故に占める高齢運転者の割合は、近年上昇し、認知症対策を強化する改正道路交通法が施行されています。今後さらなる高齢者の増加が見込まれる中、運転に不安を持つ高齢者が自家用車に依存しなくても生活できる環境の整備は、極めて重要な課題であると国ではとらえています。  交通事故防止対策に関する関係閣僚会議では、緊急に検討するべき課題の1つとして、自動車の運転に不安を感じる高齢者の移動手段の確保など、社会全体で高齢者の生活を支える体制の整備を着実に進めることが掲げられており、これを踏まえて、高齢者の移動手段の確保に関する検討会が開かれ、議論が進められています。さまざまな交通手段を組み合わせて持続可能な交通体系を構築することは、今後の菰野町の生き生きとした地域づくりにおいても、極めて重要な課題と考えております。現状の菰野町地域公共交通をどのようにとらえていますか。  また、今後の取り組みの方向性についてもお伺いします。  昨年10月より、菰野町南部ではのりあいタクシーが運行され、利用実績が先日の公共交通運行調査特別委員会で報告されました。小学生から高齢の方まで幅広く、たくさんの方々が利用されているようです。  そしてことし10月から、のりあいタクシーエリア拡大され、朝上地区で運行されることとなり、地区説明会が行われました。エリアが順次拡大されることは喜ばしいことですけども、なぜ朝上と竹永地区を合わせた拡大区域とならなかったのですか。  買い物や医療機関の受診など、地域の方々の暮らし、日常生活から考えて、朝上地区、竹永地区を合わせた広い区域での設定をすることによって、より充実した生活ができるエリア拡大となると私は考えておりますが、どのように考えてみえますか。お伺いします。  日本国内においてもですね、都市部と地方では、現状と課題が大きく異なります。そのため都市と地方の新たなモビリティサービス懇談会を政府は開催しています。  菰野町でも、南部と北部では、現状も課題も違いがあると思いますが、町長はどのように考えてみえますか。聞かせてください。  拡大区域を八風区域としても、最長移動距離は現在運行しているのりあいタクシーと変わりません。乗り継ぎを想定しているとしても、朝上地区、竹永地区を合わせた拡大区域を考えていただきたい。このことについて、いかがお考えになりますか。御答弁願います。  また、今後、のりあいタクシーの地域拡大をどのように進めていこうと考えてみえるのか。お伺いします。  次に、菰野のお出かけを手助けしてくれるというMaaSについてお伺いします。  地域公共交通確保維持改善事業として、3,600万円が予算としてあげられていますが、事業の詳しい内容を聞かせてください。  また、MaaSを構築し、活用することにより、何が便利になるのか、どのようにしたら子供たちから高齢者まで、みんなが使いやすくなると考えてみえるのか、お伺いします。  次に、新たな道の駅の構想について、お伺いします。  菰野町商工会から「道の駅建設基本構想に関する提言書」が提出され、5年がたっています。そのときに私も新たな道の駅構想についての質問をさせていただきました。その後、関係各課で新道の駅を検討するためのプロジェクトチームが組織されたようですが、議論が進んでいるとは思えません。この新道の駅構想については、たくさんの町民の方が関心を寄せています。  その中でも、農業者にとっては関心の深いところで、集客力のある道の駅に農産物を出荷して販売できることは、地域の強みにもなります。町長は新たな道の駅に対して、どのような構想を描いてみえますか。お伺いします。  また、具体的な動きがあれば、聞かせてください。  これで1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) こもの輝代表、諸岡雅樹議員の代表質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 改めまして、皆さんおはようございます。  先週の豪雨被害というふうなものについては、私も水防訓練であるとか、さまざまな、この前も災害のですね、菰野町民総ぐるみ総合防災訓練ってございまして、そういうふうな中でですね、特に水害っていうふうなものは、菰野町でもいつ起きてもおかしくないというふうなことは、常々考えておりまして、訴えてきておりましたが、まさにそれが現実のものになってしまったというふうなところと感じております。  差し当たりは、まさに菰野町内にさまざまな箇所であのように被害が発生してるっていうことは、こちらももちろん認識しております。  もちろんそれの応急対策、さらにそれの復旧というふうなものについて、もう既に先週から進めておりますが、とにかく安全な町というふうなこと、それをもう今の状態っていうふうなもの放置をして、安全な町ということ、最低限のことすら実現できないというふうになりますので、県に対しても、例えばさらに補正予算の組むことを要望する。また菰野町においても、速やかにですね、さまざまなですね、速やかに工事、復旧、被災場所っていうのも復旧って考えていきたいと思っておりますので、御理解賜りますようお願いしたいと思います。  さて、質問通告をいただいた内容について、順次お答えしたいと考えておりますが、まず1番目の菰野町の公共交通の現状と今後の取り組みについてというふうなところでございます。  町内の公共交通は、鉄道、路線バス、タクシーロープウェイなど、民間事業者が運行する交通機関と町が運行主体になっているコミュニティバスオンデマンド交通とで構成されている。  また、のりあい、オンデマンド交通のりあいタクシー、それに公共交通空白地有償運送である、あいあい自動車などから構成されております。これらの町内公共交通を組み合わせることによって、町内における移動、またさらには町外への移動もまたスムーズにできるようにするというふうなことが大変重要だというふうなことは、これはもう繰り返し私も申し上げているところであり、またそのように今も考えるところでございます。  そこで、まず取り組みといたしましては、本年10月1日からでございますが、のりあいタクシーの北部地域の運行を新たに開始するとともに、現在運行中の南部エリアにおきましても、各区の公会所や病院、診療所などをのりあいタクシーの乗降場所といたします。このことによって、町民の皆様に一層利用しやすくなる、公共交通を使用しやすくするようにいたしている。そのように経過してるところでございます。  また、コミュニティバスについても、のりあいタクシーの結節点となる朝上地区コミュニティセンターと町南部を結ぶバスの増発もするというふうなことになっております。もちろんこれで終わりというふうなことではございません。  本年7月、町内各地におきまして、公共交通に関する地域懇談会も開催いたしました。その中でさまざまな御意見いただきまして、そのような町民の皆様の御意見を踏まえ、さらに当町に最適な交通体系の構築を目指していこうと考えております。  具体的には、のりあいタクシーエリア拡大を朝上地区だけでなく、竹永地区も合わせた区域を行ってはどうか。実際そのような御質問もいただきまして、また町の皆様からの御意見もたくさんいただいております。
     私も、住民の皆様の利便の観点から、その必要性も感じております。特に大型商業施設というふうなものは、これは竹永地区に、朝上地区から見ると、竹永地区が一番近いところに位置するというとこございますので、日常の買い物というふうなものについて、不便がないようにするっていうふうなこと、これはもう最低限の暮らしやすい町を実現するっていうふうな意味で必要なことだと考えております。  そこで、中部エリアである竹永地区や、また千種地区におきましても、来年度にものりあいタクシーの運行開始を計画しておるところでございます。  さらに、南部エリア及び北部エリアのりあいタクシーの運行につきましても、利用状況などを踏まえ、改善すべき点があれば改善し、町民の皆様により利用していただけるような公共交通体系の構築を目指してまいりたいと思いますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  さらに、大きな1番目の③番の質問でございます、MaaSの活用についての御質問でございます。  MaaSとは、モビリティ・アズ・ア・サービスを略した言葉であり、出発地から目的地まで、利用者にとっての最適経路を提示する。これがまず1点目でございまして、さらに複数の交通手段やその他のサービスを含めて、一括して提供する、そのようなサービスであるというふうに一般的に定義されております。  一般会計補正予算(第4号)(案)におきましては、地域公共交通確保維持改善事業として3,600万円計上しております。今年度、菰野町地域公共交通会議が主体となって実施いたします菰野町版MaaSの構築が全国19カ所における先行モデル事業のうちの1つとして、国土交通省に採択されたことから、国庫補助金として、同様に歳入予算に計上しております。  菰野町版MaaSは、町内の公共交通機関を検索できるようにすると、それとともに、のりあいタクシーの予約も一括してできる機能を持ち、インターネットを介して、パソコンだけでなく、スマートフォンなどからも簡単に予約ができるようにするものでございます。  この結果、まずこれまで菰野町内の公共交通を利用したことがない世代に対して、公共交通を効率的に活用していただくことが期待できます。  また、インターネットスマートフォンを使えない高齢者の皆様のために、もちろん電話の予約っていうものも引き続き行います。  ただ、その際、予約を受けるオペレーターがMaaSを使うことにより、のりあいタクシーや、その乗り継ぎを考慮した配車ルートを提示し、その結果をもって御案内させていただきますので、これまでより短い時間での予約受け付けと効率的な運行が可能となるものでございます。  さらに、英語やポルトガル語、中国語など、外国語に対応することも可能ですので、菰野町を訪れる外国人旅行客、さらに町内在住や町内事業所に勤務する外国人の方にも公共交通を使って移動することが今まで以上に便利になることが期待できるものでございます。  MaaSシステムを構築するということで、全国的にも当町は非常に注目されておりますが、一番重要なのは、町民の皆さんにとって町内公共交通を使ったおでかけが便利になるということでございまして、その点を重視して考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、大きな2番目、新たな道の駅の構想についての御質問についての答弁でございます。  道の駅は、道路利用者のための休憩機能と道路利用者や地域の方々のための情報発信機能、そして道の駅をきっかけに町と町とが手を結び、活力ある地域づくりをともに行うための地域の連携機能の3つの機能をあわせ持つ施設であり、令和元年6月19日までに全国で1,160駅登録されております。  また、国土交通省は、平成28年度から全国各地の道の駅の模範となって、質的向上に寄与する特定テーマ型モデル「道の駅」の取り組みを実施しており、行政サービスの機能や住民の憩いの場の機能などを有する「住民サービス部門」モデル、公共交通モード間の接続拠点となる「地域交通拠点部門」モデルを選定しています。  このような状況から、道の駅に求められる役割は、現在、多様化してると感じているところでございます。  これを受けまして、当町の道の駅菰野は、登録制度が創設された平成5年に登録しており、郷土物産品の販売、観光案内、マコモなど、地域の農産物を活用した食事の提供などを行っており、電気自動車無料充電施設無線LAN、携帯電話の無料充電器などの施設も有しておりますが、その一方で、道の駅登録から26年経過し、施設の老朽化や先ほどの特定テーマ型モデル「道の駅」など、全国的にもさまざまな先駆的取り組みが実施されている状況を踏まえると、新たな道の駅を整備する必要性は、これはもうこれまでどおり感じるところでございます。  この新たな道の駅の整備に当たっては、現状の道の駅が有する機能に加え、新名神高速道路菰野インターチェンジからのアクセス利便性を重視し、住民の憩いの場の機能、公共交通モード間の接続拠点としての機能、地域防災の拠点としての機能など、さまざまな可能性を模索しながら、候補地についても慎重に吟味し、関係課による協議を進めているところであり、あわせて現状の道の駅菰野の課題などを整理しながら、検討してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  私からは、以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  こもの輝代表、諸岡雅樹議員。 ○こもの輝代表(諸岡雅樹君) 答弁ありがとうございます。  北部についてもですね、10月から実施されるということですけども、まず朝上地域で始めて、そしてそれの利用実績、分析してですね、先ほど町長言われましたように、よりよい方向に改善していってもらいたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。  それでは、再質問に入らせていただきます。  菰野町南部でののりあいタクシーは、運行から1年となります。利用者からどのような声が聞かれますか。利用実績を見ると、この利用実績、こないだ特別委員会で配付されたものですけども、乗り継ぎはゼロです。最初ひと月、ふた月はちょっとあったんですけども、その後はもうずっとゼロが続いとるんですけど、乗り継ぎをするならですね、先ほど町長、南部地域の待ち合い場所を増設していくっていう話もありましたけど、乗り継ぎをするならですね、待ち合い場所が必要と考えます。現状、雨風をしのげる場所として、そして時間を過ごす場所として、待ち合い場所は整備されておりません。  このような状況を踏まえても、菰野町は乗り継ぎにこだわり過ぎではないかと思うわけですけども、この利用実績を分析して、どのような問題点が見えてきましたか。安全安心対策室長にお伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 現在運行中ののりあいタクシー南部エリアにおける目的地として多い場所は、けやきと菰野厚生病院というような利用実績があります。そこへ行く時間帯も午前9時から10時に集中するため、その時間の予約はすぐに埋まってしまうと聞いております。利用者からは、便利で利用しやすいといった声がある一方で、知らない人と乗り合わせるには抵抗感を持たれる方もみえるようです。  朝上地域におきまして、コミュニティバスのりあいタクシー乗り継ぎ箇所として、朝上地区コミュニティセンターと尾高口を計画しております。南部エリアでの利用実績から、同じ時間帯に予約が集中すると想定されますので、多くの方に効率よく町内を移動していただくためには、コミュニティバスのりあいタクシーの役割分担が重要であると考えております。  また、のりあいタクシーの乗降場所をもっとふやしてほしいといった声が大きく出たことから、南部エリアの利用状況から、本年10月1日の北部エリアののりあいタクシー運行開始に合わせ、町長答弁にありましたように、開業医さんと乗降場所をふやすことといたしました。これにより、今まで以上に町民の皆さんにのりあいタクシーを気軽に御利用いただけるのではないかと考えております。  今後も、利用状況を分析し、乗降場所、待ち合い場所など、改善に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 1問目、答弁終わりました。  再度質問がありましたら、御発言ください。  こもの輝代表、諸岡雅樹議員。 ○こもの輝代表(諸岡雅樹君) 南部エリアのほうでは、けやき、菰野厚生行くのにも便利がええし、利用しやすいと。そのような声があるわけですね。  この北部でですね、例えば菰野厚生とか、けやきに行くには、やはり乗り継ぎをせんならんわけですよね。乗り継ぎっていうのはですね、僕はこの実績表から見ると、やはりですね、足腰の弱い高齢者は、乗り継ぎをしないと、したくないと、そういうような思いを持っておられるんやないかなと、そのように分析しています。  そして、待ち合い場所ですけども、朝上の場合、コミセン、それから尾高口と、そのあたりに荷物は置けるかなと思うんですけど、高齢者の方がですね、よう物を入れるために、乳母車のような手押し車を押して歩いてみえますよね。その人たちがその物を置いておくスペースが設置されるような待ち合い場所っていうのがですね、乗り継ぐのなら必要やないかなと思っとるんです。ぜひですね、その辺を考えて、この乗り継ぎということを重点的に考えるのならば、それを、そういうところの整備を考えていってもらいたいなと思います。  それでは、2つ目の質問になります。  町長からも答弁いただきましたけども、菰野町のですね、南部と北部ではね、やっぱり移動する方向も違いがあると思います。北部では、いなべ方面に買い物や病院に行く方がたくさんみえます。通勤・通学では、三岐鉄道保々駅を利用する方もみえますし、これでですね、町内だけでなくですね、隣接する他市町との地域間交通ネットワーク形成も考えていくべきではないかと思うわけですけども、室長はどのように考えてみえますか。お伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 7月に、町内各地区で開催しました公共交通に関する地域懇談会におきましても、地区ごとにさまざまな意見をいただきました。生活圏の違いっていうところなど、議員御指摘のとおり、北部では、いなべ方面に移動したいという意見や三岐鉄道の駅を利用するといった意見もありました。  今後は、町内の公共交通体系の構築を行いつつ、近隣市町と公共交通の相互乗り入れや結節などについても、近隣自治体との広域的な協議を行ってまいりたいと考えております。  また、三泗地区広域市町村協議会の中でも、現在、協議、検討をしておるところでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 再度質問がありましたら、質問内容を整理の上、御発言ください。  こもの輝代表、諸岡雅樹議員。 ○こもの輝代表(諸岡雅樹君) それじゃあ、3回目の質問に入らせていただきます。  高齢者の運転免許証返納後の移動手段の確保に不安を感じる高齢者の方が多く、外出率の低下による健康や人との交流によって実現する豊かな暮らしそのものへの悪影響が懸念されます。  この菰野町MaaSを活用して、お出かけが苦痛でなく、楽しみになるように、住民皆さんに利用してもうには、高齢者に対する地区でのサポート体制、先ほど町長答弁ありましたよね、スマートフォンを使うとか、電話予約も残すということですけども、スマートフォンなどを使って予約するのには、サポート体制が必要と思います。  それでですね、各地区でのMaaSのサポート員の養成とか、コミュニティセンターでのサポートを行うとか、そのようなことをですね、考えて、どのようなことを考えてみえますか。このサポート体制について、担当課の考えはどのようなものですか。お伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 町長答弁でもありましたが、菰野町版MaaSが導入された後も、インターネットスマートフォンを使ってののりあいタクシーの予約が困難な方のため、電話予約、サポートセンターも今後も引き続き実施します。  また、MaaS導入後は町職員だけでなく、システム構築を行っていかなければなりませんので、事業者などにも協力を依頼して、高齢者に対して、使い方の説明会などを行うように考えております。そのようにサポート体制を充実させたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 以上で、1問目の答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  こもの輝代表、諸岡雅樹議員。 ○こもの輝代表(諸岡雅樹君) ありがとうございます。  次、新たな道の駅構想についての質問に入らせていただきますけども、やはりこのMaaSですけども、出かけることが苦痛でなくて、気楽にのりあいタクシーに利用できる環境づくりに努めていただきたいなと思います。これ単年度予算ですけど、観光、生活のMaaSから、さらには観光のMaaSと、そのように順次広げていってもらいたいなと思います。予算獲得に向けて、頑張ってください。  新たな道の駅構想についてですけども、先ほどの町長の答弁聞いておりますと、この関係課と協議をもう始めてみえるということなんですが、私たちがですね、観光地をドライブしておると、全国の至るところで道の駅の標識を見かけます。車での旅行やレジャー、また長距離ドライブ、その際に気軽に立ち寄ることができる休憩施設として、ドライバーにとっては大変ありがたい、便利な施設やなと自分では考えております。大きな駐車場があって、その地方の観光名所を探すことができる案内所もあります。農産物を初めとする地場特産品を見る。特にトイレは広く清潔でですね、多目的トイレを備え、子供連れや高齢者のドライバーがふえる中で、より安心して利用できる形になっています。  この魅力ある道の駅については、道の駅そのものを目的地とした観光もふえています。私も観光、旅行に出かけたときにはよく立ち寄りますけども、町長は各地の道の駅にどのような印象を持ってみえますか。町長にお伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 各地の道の駅の印象についての御質問ですが、私も最近はなかなかちょっと家族でドライブっていうふうな、難しくはなっておるんですけども、例えば区長さんたちとの視察旅行に同行させていただくというふうな形で、特に道の駅っていうふうなものについて、注意して見させていただくというふうなことをしてるところでございます。  私が訪問した道の駅の中でも、例えば加工場を設け、地域特有の作物を活用した上で、さまざまな新しい商品をつくり上げ、またその際には民間事業者との連携も考え、盛り上げてるというふうな地域がございます。  また、防災倉庫や耐震性貯水槽を設置し、災害発生時の拠点になる整備されている施設もございます。  また、イベント広場を併設している。ドッグランがある。子供の大型遊具などを置いた遊び場になっている。見晴らしのよいですね、その場自体が観光地になるような道の駅。交通の結節点の役割を持っているような道の駅。さまざまな道の駅というふうなものが実際にもあるなというふうなところを感じるところでございます。  このような他の自治体のさまざまな取り組みというふうなものの中で、当町にふさわしいもの、まさに参考にできる、そのまま当町でも取り込むことができるものはないのかというふうなことを総合的に考えまして、当町にふさわしい道の駅のあり方というものをまさに検討しているところでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 再度質問がありましたら、御発言ください。  こもの輝代表、諸岡雅樹議員。 ○こもの輝代表(諸岡雅樹君) ありがとうございます。いろいろ検討していって、ほんで前向きに実施に向けて進んでいってもらいたいなと思っています。  それじゃあ、2つ目の質問ですけども、農業者の面から見てもですね、農産物を販売できるルートを確保できると。これは小さな畑でも、米、麦、大豆以外の農産物に転向するきっかけとなって、集約されずに残った農地を守ることができていくんやないかなと思っています。農業、農村の多面的機能の維持、向上にも役に立つものと思ってます。  それからですね、加工場も併設されたらですね、農の6次産業化の拠点となることも考えられます。  アグリツーリズムの拠点、観光の拠点となる新たな道の駅計画がですね、早期に実現されることが期待しとるわけですが、私の考える道の駅はですね、やはりですね、菰野町をアピールする観光案内所がある。菰野町をアピールできる土産物の販売所もある。そして農産物の直売所、加工所、そこでみんなが、菰野町の人たちが販売しとると。そして大きな駐車場があってですね、湯の山の紅葉を楽しむ人たちでですね、あふれとるわけですわ。そこからバスに乗って、湯の山大橋を乗って紅葉見に行く人もみえますし、この今度ですね、MaaSを、観光のMaaSを活用した自動運転のバスも、その道の駅にやってきてるんですね。この、そういう活気あふれる道の駅の姿がですね、僕は頭に浮かんでくるわけですけども、町長はですね、これ最後に答弁いただいて質問終わろうと思っていますけども、菰野町なら、どのあたりに新道の駅があったらええなと思ってみえますか。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 最初のいただいた御質問に対する答弁でも申し上げましたが、やはりさまざまな機能、現状の道の駅が有する機能っていうふうなものもございますが、さらに、やはり新名神高速道路菰野インターチェンジというふうなものは、やっぱり外せないとこなのかなと思っておりまして、そこからのアクセス利便性っていうふうなもの、これはもうやっぱりしっかり考えていかなきゃいけない。  これはまさに観光の拠点というふうな観点からいきますと、やはりその点は十分に考えなきゃいけません。  ただ、せっかくですね、道の駅をつくるということでしたら、菰野町の皆様にしっかり使っていただかなきゃいけないというふうなことです。  そういう意味では、先ほどの農産物の販売所だけじゃなくて、もうもっと広く、憩いの場所の機能っていうふうなものを持たせる。そのためには、住民の皆さんからのアクセスもまたよくなきゃいけません。  さらに、先ほどのインターチェンジのかかわりで、公共交通との接続拠点としての機能っていうふうなものもございます。このような機能っていうふうなものをまさに高度に融合させるっていうことを考えなきゃいけない。その観点での場所の選定っていうものを今、複数の候補地というふうなものを検討しつつですね、さらに既に大切な、貴重な御意見ですね、菰野町商工会様からも提言書をいただいております。これは私にとっても大変参考になるものでございますので、これも含めて、今ちょっと検討中というふうなことでございますので、これ以上はちょっとなかなかまだ決定されてないことでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 再質問。  こもの輝代表、諸岡雅樹議員。 ○こもの輝代表(諸岡雅樹君) 答弁ありがとうございます。ぜひですね、新名神からの観光客のアクセス、それから菰野町民の住民のアクセス、いろんなことを考えてですね、この、もう本当に新名神も開通してますし、477バイパスもできてます。ほんで湯の山大橋もできとるんですから、ぜひですね、もう町の関係各課との会議も始められとるということなんで、ぜひそれをですね、もうこれからも行っていただいて、そして新たな道の駅実施に期待しておりますので、どうかよろしくお願いします。  これで質問を終わります。 ○議長(矢田富男君) 以上で、こもの輝代表、諸岡雅樹議員の代表質問は終了いたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  休憩時間は、10分程度といたします。               午前10時40分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午前10時50分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、代表質問を行います。  日本共産党代表、千賀優子議員、登壇ください。          〔日本共産党代表 千賀優子君 登壇〕(拍手) ○日本共産党代表(千賀優子君) それでは、日本共産党を代表して、質問をさせていただきます。千賀優子です。よろしくお願いいたします。  財務省が9月2日に発表した2018年度の法人企業統計調査によりますと、資本金10億円以上の大企業の内部留保は2008年度以来、毎年度ふえ続け、449兆1,420億円と、過去最高を記録しました。大企業は賃上げを抑制する一方、法人税負担の軽減など、政府の優遇政策によって内部留保を積み増しています。日本共産党は、大企業や富裕層に応分の負担を求めるなど、税金の使い方を変えれば、消費税を増税しなくても、社会保障など、暮らしのための財源は十分につくれるとして、消費税増税に反対をしてきました。  消費税増税中止の国民の世論が高まっている中、安倍政権は10月から消費税10%増税を強行しようとしています。
     消費税は、社会保障のためと言いながら、社会保障は改悪続きで、負担はふえるばかりです。増税をこのまま強行したら大混乱になるのではないかと心配をしております。  それでは、通告書に従い、質問をさせていただきます。  大きい1番、中学校給食実現への第一歩として、12月より、デリバリー方式で実施をすると予算化されました。実施に向けて準備はどこまで進んでいますでしょうか。  小さい1番、栄養教諭の採用と献立の作成。  2番、細かな仕様の策定。  3番、条件を満たす業者の選定。  4番、予約システムの準備と学校施設の受け入れ準備。  この質問は、教育長の御答弁をお願いしたいと思います。  大きな2番、中学校給食検討委員会の答申では、自校方式が最善であるとしています。デリバリー方式は一斉給食とは言えず、一斉給食実施までの移行期間としています。  柴田町長の公約でもある学校給食法に基づく一斉給食実施の方向も同時に進める必要があります。  そこで、次の項目の実施を求めるものです。  ①自校方式、センター方式、それぞれに専門家を含む調査委員会を立ち上げて検討を始めること。及び来年度には調査費用の予算計上をすること。  ②2021年からの次期総合計画へしっかりと位置づけること。  この質問につきましては、柴田町長に御答弁をお願いします。  大きな3番、のりあいタクシーエリア拡大コミュニティバスの運行見直しについてです。  小さい①10月1日から朝上地区でのりあいタクシーが運行を開始すると発表されました。地域公共交通に関する懇談会で出された切実な要望など、できる限りくみ取り、より便利な運用がされるように望みます。  ②免許返納を考えている人やその家族へ向けた地域での説明会の機会を今後もふやしてください。  3番、利用状況によっては、ダイヤの改正やタクシーの乗降場所の変更など、必要に応じてきめ細かな対応も行ってください。  4番、将来的にはMaaSの導入で、より便利になると思われますが、電話で確認しながら予約をする人も多いと思われます。現状に即した予約方法も続けてください。  これで最初の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の代表質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) それでは、早速ではありますが、1番目の質問については、教育長から答弁いたしますので、2番目の質問からについて、私がお答えさせていただきます。  まず、2番目の御質問、①番、自校方式、センター方式、それぞれに専門家による調査委員会を立ち上げて検討を始めること。及び来年度に調査費用の予算計上をすることについての御質問ですが、今回のデリバリー給食につきましては、中学校給食の実現に向けての第一歩というふうなことで、デリバリー給食を実施していく中で、そこから得られる生徒さん、あとは学校現場の皆さん、また保護者の皆様、さまざまな方のお声などをいただきながら、さらに検討委員会等の立ち上げを目指し、調査や検証をしっかり行っていきたいと考えております。  予算計上についてでございますが、調査に当たってですね、予算計上っていうふうなのが必ずしも必要ないこともございますので、予算計上してないからしっかりしてないっていうようなことだけではございません。  例えばですね、調査の結果を適宜御報告するなど、そのような形で進めているというふうなことについて、しっかりわかるようにしていきたいと思いますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、②番の2021年度からの次期総合計画へしっかり位置づけるということについてですが、今後、検討委員会等において、調査や検証を行う中で、総合計画、その他の計画の位置づけも含め、検討しておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げたいと思います。  次に、大きな3番、のりあいタクシーエリア拡大コミュニティバスの運行見直しについての御質問についてのお答えでございます。  諸岡議員の質問に対する答弁と重複いたしますが、本年10月1日から、のりあいタクシーの北部地域の運行を新たに開始するとともに、現在運行中の南部エリアにおきましても、各区の公会所や病院、診療所などをのりあいタクシーの乗降場所とすることで、町民の皆さんに利用しやすくなるようにいたします。  また、コミュニティバスについての増発もいたします。  さらに、本年7月に、町内各地におきまして実施されました地域懇談会の中でも、さまざまな御意見いただきました。この御意見をさらに含め、さらに一層利用しやすい公共交通の体系の構築を進めていきたいと思っております。  また、MaaSの導入についての御質問をいただきました。  この菰野町版MaaSについてでございますが、繰り返しになりますが、今年度中に町内すべての公共交通機関インターネットで検索できるようにするとともに、乗り合いタクシーの予約も一括でできるようにシステム構築を行うというものでございます。  このことによって、これまで菰野町内の公共交通を利用したことがない世代にも、また利用していただくことが考えられますし、またインターネットスマートフォンを利用できない方のための電話予約も引き続き行います。  また、この電話予約の中で、オペレーターがMaaSを利用して、より短い時間での予約受け付けと効率的な運行が可能になるというふうなことが期待できますので、このようにして町民の皆様が今まで以上に利用しやすい交通体系の構築を目指していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  私からは、以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、答弁を願います。  教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) 私のほうからは、1番目の御質問につきまして、答弁をさせていただきます。  現在、中学校の生徒等に対し、町が献立を作成して、新たに選択式デリバリー方式による中学校給食を提供するための準備を鋭意進めておりますので、その進捗状況について、御説明をいたします。  まず、中学校給食の献立を作成するための管理栄養士、栄養教諭の有資格者の選考を進めております。  次に、並行して、食材調達、給食の調理、配送等の業務と給食予約システム、給食費収納業務を民間事業者に業務委託するための仕様書を作成し、その条件を満たす業者の選定作業をこのたび行ったところでございます。9月2日に指名業者4者に対して、指名通知を行い、9月19日に入札を実施する予定となっております。  また、配ぜん室の改修も順調に進んでおり、受け入れ準備は整ってきております。  そして、受注者が決定いたしましたら、中学校を含め、詳細な打ち合わせを行った上で、生徒、その保護者の方への説明会を早々に開催させていただきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  1問目、再質問がありましたら、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 12月から始めると発表されましたデリバリー給食なんですけれども、何か準備に手間取っているんではないかと心配をしております。  先ほど、教育長から説明がありましたけれども、栄養教諭の採用はもう決定はしてるんですか。いつまでに採用決定をして、献立の作成はいつからどういうふうにかかわっているのか、お尋ねしたいと思います。  補正予算も承認をされまして、待ち望んでいる方も多くいらっしゃいます。時期がおくれることは許されません。滞りなく準備が進められるようにしていただきたいと思います。予定の見通しが立つようにすること、あと時期的には寒くなる直前に始まるので、時期としてはよいかなと思っています。期末テストや冬休みを挟んで、1月から本格的に利用されるんではないかと期待をしております。  業者の選定は、もう9月19日に入札予定ということですが、あと予約システムの準備、仕様の策定については、滞りなく進められているのかどうか、もう一度ちょっと、具体的にわからなかったもんですから、もう一度お尋ねしたいと思います。お願いします。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の再質問に対し、答弁を願います。  教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) まずですね、栄養教諭等につきまして、いつからという御質問でございますが、今現在、該当の方を選定しておりますところでございまして、この後ですね、進めていくところでございますので、具体的にいつとまでは言えないんですが、早急に進めていきたいなというふうに考えておるところでございます。  続きまして、12月実施に向けまして、予定を順調に進めていくようにということでしたですが、予定どおり進めていけるようにですね、頑張っていきたいなというふうに考えておるところでございます。  システムの、予約システムの進捗状況でございますが、これにつきましても、現在は仕様書を策定して選定作業入っていくということでございますので、業者が決定次第、速やかに進めていきたいと。こういうふうに考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 12月から始められるように準備を進めていただいているようで、よろしくお願いをいたします。  ちょっとさっきの答弁で気になったんですが、栄養教諭が献立を作成するんですが、10月には決まらないと、献立作成が無理なんではないかと思うんですが、そこのところの日にちの設定が明確でなかったので、そこをもう一度ちょっとお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、桂山幸和君。 ○教育課長(桂山幸和君) 議員のほうからおっしゃられましたように、献立を立てないと間に合っていきませんので、そこに間に合うように、栄養教諭等のですね、任用のほうを進めていきたいと思っておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 再度質問がありましたら、質問内容を整理の上、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 12月開始のデリバリー給食、楽しみにしてみえる保護者の方も多くいらっしゃいますので、どうかよろしくお願いいたします。  じゃあ、2番目の再質問を行います。  調査委員会を立ち上げることにつきましては、6月議会でも中川議員から敷地の確保や給食室の規模、地元農産物の調達、費用対効果など、専門家の調査実施が必要であり、調査費の予算化も必要であると要求をいたしました。  また、平成23年11月21日に、5,045名の「中学校給食を実現する会」の請願者から、町長、議長、教育委員会に要望書として、それぞれ提出をされております。ちょっとそのときの書面を紹介をいたします。  これは、そのとき石原町長だったので、町長あての要望書を読み上げます。  私たちは、中学生に安全でおいしい学校給食の早期実現ができるよう、心から願っています。輸入食品の農薬汚染問題も多発しており、食の安全が求められています。それだけに安全な地産地消の必要性が増大しています。  直営方式でない給食においては、民間業者委託や給食センターによる調理施設の大型化が進められ、地元の農産物の利用が難しいこと、献立に冷凍食品やレトルト食品を多様に取り入れることなどから、食の安全が脅かされています。  菰野町でも、子供たちの育ちを応援し、地元の農業を支え、災害のときには町民の命をつなぐ大切な役割を果たす直営自校方式の中学校給食を早急に実施してくださいと、5,045人の請願署名を平成21年9月議会に提出をいたしました。  町民代表である議会においては、平成23年3月議会で、公設公営自校調理方式が有効との特別決議がされました。10月4日に検討委員会から出された答申でも、自校方式は最善の方式である。建設の問題点が克服されるならば、この方式が望ましいと報告されています。多くの町民が望んでいる直営自校方式の中学校給食の実施に向けて、次のことを要望します。  要望事項1、専門家も含めたプロジェクトチームの組織化と予算計上を行ってください。多面的に調査を行った結果も公表してください。自校で調理室を建設するための調査費等の予算計上を早急に行ってください。請願署名を提出してから既に2年が経過しました。4年以内に実現できるように、事業計画を促進してください。中学校給食を実現する会。  これは平成23年11月に出された要望書です。  先ほどの町長答弁では、余り調査費用の予算計上は考えていないという消極的な答弁でしたけれども、請願署名が提出されて10年がたって、答申が出されてから8年が経過しまして、やっと実現への道筋が見えてきたところですが、今度こそ本格実施へ向けて、総合計画の位置づけと予算化を図っていただきたいと思います。  もう一度、柴田町長と北口教育長、それぞれに御答弁をお願いしたいと思います。  まず、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の2問目、再質問に対し、答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 先ほどの答弁、繰り返しではございますが、まさにこの今回のデリバリー給食の実施をしながら、その中で検討委員会の立ち上げを目指し、調査や検証をしっかり行っていくというふうなことは間違いございません。  また、予算計上しないということではございませんで、必要に応じて、それは予算計上することも、もちろんその中には含まれております。するかしないかというとこも含めて、それは検討の対象になってくると考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 続いて、教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) 先ほどから町長が御答弁申し上げましたとおりでございますが、自校方式、センター方式、それぞれに専門家による調査委員会を立ち上げて検討を始めること、及び来年度に調査費用の予算計上をすることについてということで、御質問をいただいておるわけでございますが、今回デリバリー給食につきましては、中学校給食の実現に向けての第一歩であるというふうに考えておるところでございますので、デリバリー給食を実施していく中で、検討委員会等の立ち上げを目指し、予算も含めて、調査や検証を行ってまいりたいと、こういうふうに考えております。  2021年度からの次期総合計画へしっかり位置づけることにつきましては、今後、検討委員会等において、調査や検証を行う中で、総合計画への位置づけを含め、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) これまで多くの学校給食事業を新たに始めた自治体へ先進地視察をしてきました。多くの、新たに始めた自治体の多くは、専門家を交えたプロジェクトチームを立ち上げ、設計までに調査研究をした上で、実施に移しています。  調理器具1つ取っても、最近の進歩は著しくって、取り入れた自治体は自慢して、すぐれものの機器として説明をしてくださっています。コンパクトで場所を取らず、おいしくてスピーディーに調理ができて、みんなも喜んでいるということを自慢げに話してくださいました。  例えば、炊飯ジャーは各教室ごとに1つずつ用意をして、それがとてもおいしく炊けるので、残食がない。  また、災害対策にも、避難所ごとに分けることができるので、その方面でも期待をしている。事前の調査、研究で、無駄なく頼りになる施設計画ができたと喜んでみえることが紹介をされております。  今度始めていただく第一歩としてのデリバリー給食実施は、本来の給食ではないと思っておりますので、並行して調査委員会を立ち上げていただきたいと思います。  次期総合計画へは、位置づけては計画をしているということですけれども、今まで研修に行った給食事業を新たに始めた自治体の多くは、センター方式が多いんですけれども、やはり専門家を交えたプロジェクトチームがしっかりとできているところに限って、自慢の給食センターができ上がって、ずっと喜んで、皆さんが喜んでもらってるという現実がありますので、並行してね、これは進めていただきたいなと思いますので、もう一度しつこいようですが、町長にお尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の再質問に答弁を願います。  柴田孝之町長
    ○町長(柴田孝之君) もう本当、その点については、もう答弁繰り返しではございますけども、とりあえず、この菰野町にとって最適な給食、まさにこう保護者の方、それよりもそれを食べていただく本当に児童生徒の皆さん喜んでいただいて、かつ食育にもきちんと役立つようなもの、これをやっていくためには、当然ながら専門家の意見っていうふうなものを参考にしなきゃできないっていうふうには思っておりますので、専門家の意見をきちんと取り込んだ上で、十分検討していくというふうなこと、これ検討委員会の立ち上げっていうふうなことも含めまして、前向きに検討しておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 再度質問がありましたら、質問内容を整理の上、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 前向きに検討をしていただくということで、安心をいたしました。ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、のりあいタクシーの件に移ります。  先ほどの諸岡議員の質問にもありましたけれども、エリア拡大で朝上地区での懇談会でもいろいろ意見が出ましたけれども、やはりちょっと取り残された感がある北部エリア、やはりのりあいタクシーをうまく活用できることで、不便が解消されるんではないかなと思います。  今、先ほども話がありましたけれども、免許返納を考えている人たちやその家族へ向けた地域での説明会の機会ですね、これからもふやしていただきたいと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。安全安心対策室長にお尋ねします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 地域での説明会ですが、こないだも交流トークを利用していただいて、公共交通の関係の説明会をさせていただいたりしております。説明会の場がありましたら、お声がけいただきましたら、順次、説明会のほうを出席させていただいておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 再度質問がありましたら、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 免許返納の時期については、それぞれ皆さん考えるところがあって、老人会からの要望があればお答えいただけるということですので、そういう方向でお願いします。  それから、利用状況によっては、ダイヤの修正とかタクシーの乗降場所の変更など、必要に応じてきめ細かな対応も行っていただきたいと思うんですけれども、10月1日から受け付け開始をして、その期間、1年の期間を経て考えていただくようですけれども、その期中の途中でも、このほうがより便利に利用してもらえるんかなっていうことがあれば、変更は可能なんでしょうか。  それから、将来的にはMaaSの導入でより便利になるとは思われるんですけど、先ほどからの答弁いただきますと、電話で確認しながら予約は引き続きやっていただけるということですけれども、ぜひともそれも長く続けていただきたいし、説明会なんかも開いていただけたらなと思います。この2点について、もう一度お尋ねします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) ダイヤ改正とか乗降場所の変更ということですが、ダイヤ改正につきましては、公共交通会議にかける必要がありますので、その都度というわけにはいきませんが、利用しやすいように、ダイヤ改正も今後検討していく予定をしております。  乗降場所につきましては、のりあいタクシーにつきまして、エリア指定ですので、乗降場所は随時追加、変更できますので、区長さんと協議しながら、地域の方の意見を踏まえ、乗降場所は検討していきたいと考えております。  MaaSの電話予約につきましては、スマートフォンインターネット、御利用になれない方もみえますので、電話予約は残すのと、あとファクス等、その他利用しやすいよう、予約の手段を検討していきたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 再度質問がありましたら、質問内容を整理の上、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 乗降場所の変更は、必要に応じて対応していただけるということで、安心をいたしました。ぜひよろしくお願いをいたします。  中学校給食は後戻りできませんので、ぜひとも今度始まっていただくデリバリー方式、なるべくたくさんの方に利用いただいて、一歩が終わったら二歩、三歩、新しい制度へ移行していただくように、ぜひともよろしくお願いをいたしまして、質問を終わります。 ○議長(矢田富男君) 以上で、日本共産党代表、千賀優子議員の代表質問は終了いたしました。  ここで、稲垣啓二議員に申し上げます。  続けてよろしいですか。  昼からで。  はい、それでは昼食のため、暫時休憩をいたします。  開会は、午後1時からといたします。  なお、安全安心対策室長、瀧見浩志君は、退席をしていただいて結構です。               午前11時25分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時00分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、会議を始めます。  なお、観光商工推進室長、内田 徹君が出席をしております。よろしくお願いします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第2 一般質問 ○議長(矢田富男君) 日程第2、一般質問を行います。  発言の順序は、会議規則第49条第3項の規定により、議長において、あらかじめ定めておりますので、その順序に従いますよう、よろしくお願いします。  質問時間等については、慣例・申し合わせ事項に定めております。よろしくお願いします。  2番議員、稲垣啓二議員、登壇ください。             〔2番 稲垣啓二君 登壇〕(拍手) ○2番(稲垣啓二君) 2番議員の稲垣啓二でございます。  まずもって、2日間、集中豪雨により、被害に見舞われた方々に対しまして、お見舞い申し上げます。  町行政に対しましては、速やかに復旧対応をよろしくお願いを申し上げます。  私は、日ごろから町民の方々の御意見にしっかりと耳を傾け、町民の立場に立った意見、要望をお伝えしていきたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。  早速ですが、通告書に従いまして、一般質問をさせていただきます。  1点目のふるさと納税の考え方であります。  以前、柴田町長は議員当時、平成29年9月議会での一般質問で意見を述べられておりますが、当時の石原町長は、返礼品については寄附の趣旨に反すると、否定的な考えを貫いておりましたが、柴田町長は前向きに制度を活用したい考えを示されておりました。  また、先般の6月議会で、中山議員の一般質問でも、答弁も踏まえて、再度確認をさせていただきたいと存じます。  私自身は、この制度を履き違えることなく、活用して菰野町のPRにつながればメリットがあるというふうに考えております。  そもそも、ふるさと納税の議論は、2007年に現官房長官である菅さんが総務大臣のときに表明した「地方のふるさとで生まれ、進学や就職を機に都会へ出て、都会で納税する人に、自分を育ててくれたふるさとに自分の意思で幾らか納税できる制度があってもいいのでは」という問題意識から始まり、これを機に、2008年度から、ふるさと納税制度が導入されております。自分が応援したいと思う自治体を選び、そこに寄附ができる公的な仕組みです。寄附をすると、寄附をしたお金が地域貢献に役立つばかりか、地域の特産品や名産品をお礼の品として受け取れたり、税金の控除が受けられたりします。さまざまな魅力があることから、利用する人が年々ふえ続けております。  ふるさと納税が開始されて以降、これまでさまざまな制度改正が行われ、その受け入れ額は順調に増加しておりますが、ただ、ふるさと納税には幾つかの問題点と、それに応じた課題も指摘できます。  1つ目は、ふるさと納税が高所得者に有利な制度である点です。寄附を行う本人の給与収入が高いほど、控除される額が多くなる仕組みです。高所得者ほど有利になっている現状は、何らかの見直しが必要とは思います。  もう1つは、現在のふるさと納税の制度が本来の趣旨から逸脱したものとなっている点です。ふるさと納税を行っている寄附者の多くは、寄附によりもらえる特典などを目当てにふるさと納税を行い、寄附の使われ方について関心が薄い。  民間の調査結果を見ても、個人がふるさと納税を行った理由として、本来の趣旨である「自分のふるさとに貢献したいから」という趣旨が12%、「寄附の使い道に賛同、共感したから」が16%の割合よりも、「寄附の特典が魅力的だったから」72%、「税金が軽減されるから」48%と回答する割合が高くなっております。  こういう状況の中、本来の趣旨から逸脱した市町が全国でも増加しつつあるため、ことし2019年6月から、改正地方税法による新制度が施行され、返礼品は地場産品かつ寄附額の3割以下など、また巨額な寄附を集めたとして、4市町、東京とは新制度に反対として、参加希望を申請を行わなかったということで、合計5つの自治体がふるさと納税の対象から除外されております。  本来、望まれるのは、仮に返礼割合が低くても、魅力的な政策や事業を積極的に発信し、それに対する寄附という形での支援を呼びかける自治体が多くあらわれることを期待しますし、ものの返礼品を通じた地域PRに偏った感のあるふるさと納税の現状は、制度が創設された当初の意義とはやや異なった方向を向いているようにも見えます。  私は、「モノ」、いわゆる返礼品の競争から、「コト」、政策や事業の競争へとシフトしていくことを期待しております。  以上の点も踏まえて、今後のふるさと納税については、地域活性化により、有機的につながるという意味での工夫が必要と考えます。  私自身は、地域活性化のためには、体験型の返礼品を拡充することが必要不可欠であり、菰野町のテーマパークや温泉施設の入園券、あるいは農業体験など、寄附者が寄附先、菰野町に足を運び、参加し、楽しんでもらったほうが当町にとっても、寄附者に対して、単に返礼品を送るという行為で終わるよりも、より地域活性につながると思います。  当町においても、現状どういった具体的な考えを持ってみえるのか。  また、今後どういうふうに進めていかれるのかをお伺いします。  町長の答弁をよろしくお願いします。  次に、2点目でありますが、菰野町が管轄する公共トイレのバリアフリー化について、お伺いします。  トイレは、だれもが1日に何度も行く場所であり、生きていく上で欠かすことのできない重要な空間であります。  そのため、常に清潔で快適に利用したい場所でもあります。家庭において、トイレは家の顔と言われ、商業施設では、お客様を囲むための必要なサービスの1つとして位置づけられております。  近年、何人もの人が利用する場所である商業施設や鉄道の駅、サービスエリアなど、民間が管理するトイレは、従来の用を足すというイメージから脱却して、高齢者や障がい者はもとより、親子連れにも配慮した快適なトイレに改善されてきております。  一方、公共トイレは相変わらず「くさい、汚い、暗い、怖い」という4Kのイメージと、近年では、これに「壊れている」というのが加わって、5Kと呼ばれることも少なくないようでございます。  これでは、安全性や快適性が不十分なことから、心地よくトイレを利用することは難しくなり、結果的に利用者のマナーまで低下させるという悪循環に陥ってしまうのではないでしょうか。  平成25年に「障がいを理由とする差別の解消の推進に関する法律」が一部改正され、それに基づき、三重県では、「三重県ユニバーサルデザインのまちづくり推進条例」が定められ、建築物全般、トイレも含めて、整備基準に基づき、整備がなされております。  当町の公共トイレにおいても、清潔でだれもが利用しやすいよう、バリアフリーで多目的トイレの整備を計画的に進める必要があると考えます。  そこで、現状、当町が管理している公共トイレの状況について、どのようになっているのか、今後整備していく計画があるのか。お伺いをします。  また、高齢者や障がい者の方など、外出先で役立ててもらえるような町内のバリアフリー設備が整った公共トイレの場所を示すようなトイレマップを作成してはいかがでしょうか。あわせて町長の考えをお伺いいたします。  これで1点目の質問とします。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 豪雨災害についての御指摘も最初にいただきましたが、本日も、この議会散会後、さまざまな会議、あとは現場の見分も含めてですね、もう本当に早速動き始めて、速やかに復旧っていうふうなことを進めていきたいと思っておりますので、その点も御理解賜りますればと思っております。  それでは、いただいた御質問について、順次答弁いたします。  まず、ふるさと納税の考え方でございますが、ふるさと納税につきましては、令和元年第2回定例会においても、法改正により、事務負担がふえることも想定される中、返礼品の設定については、設定した場合の寄附額の増加などの効果と、それに伴う事務的な費用負担がそれに見合ったものになるかどうか、これも大変大切なことですので、これを検討した上で、判断していこうと考えております。  ただ、その効果には、私は町の情報発信という実際の金額にあらわれない効果も含まれていると考えているため、この観点をあわせて、判断材料とすることを考えております。  以上を踏まえて、税収確保に過度にこだわらず、過度な自治体間競争に加わらないという姿勢で臨みたい。このように既に御答弁申し上げたところでございます。  現在も、またこのふるさと納税の制度の活用については、具体的に検討中でございます。返礼品を全く設定しないことは、やはり菰野町の魅力を情報発信する貴重な機会を失ってしまうのではないかとは考えております。もちろん制度本来の趣旨に反すること、過度な自治体間競争に加わることも適切ではないとも考えておりますので、菰野町で考える目的を持った返礼品で臨みたいと考えております。  まず、1つ目でございますが、菰野町に居住経験ない方が菰野町に興味を持って応援していただくことを目指す返礼品を考え、検討中でございます。菰野町を訪れようとしている方、またこれから菰野町のことをよく知りたいというふうな方、このような方を対象としまして、菰野町の魅力を発信、PRすることを目指しております。  具体的には、検討中でございますが、まさに議員の御指摘のとおり、御質問の中でもございましたが、菰野町を訪れた上で体験できるものを検討しております。  2つ目は、まさにはこれ本来の趣旨にかなったものでございますが、菰野町から転出した方が菰野町をふるさととして応援していただけることを目指す返礼品でございます。菰野町に現在も実家等があり、町外へ転出された方を返礼品のターゲット層とし、具体的には検討中ですが、町外へ転出された方に対してメリットを感じていただけるものを考えております。  地方税法等の一部を改正する法律の成立により、6月1日以降、ふるさと納税に係る指定制度が創設され、それに沿った運用が求められることから、慎重に検討しながら、菰野町の魅力を情報発信できるよう考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、菰野町管轄の公共トイレにおけるバリアフリー化の推進についての御質問でございます。この点についての答弁でございますが、当町では、これまで高齢者や障がい者の方々を含め、だれでも衛生的に、かつ快適に利用していただけるよう、町民センター南多目的広場や大羽根緑地旧管理棟、南部公民館、北部子育て拠点施設など、公共施設において、順次、多機能トイレを整備したほか、学校施設については、大規模改造事業などの改修工事に合わせ、便器の洋式化や床の乾式化による段差解消、手すり設置など、トイレのバリアフリー化を順次進めてまいりました。  今後も、公園等の未改修のトイレにつきまして、各施設管理者において再度、状況を把握し、改修の必要性を判断した上で、計画的に整備を進めてまいります。  また、議員の御提案いただいたトイレマップでございますが、町社会福祉協議会とボランティアグループにより、平成15年に「人にやさしいおでかけマップ」として、町内各施設や商業施設等のバリアフリー情報を福祉マップとして発刊されたのを初めとして、平成23年には、東日本大震災の教訓から、避難生活に欠かせない各公共施設や公会所等のトイレについて調査した「菰野町災害時避難所トイレマップ」を発行しております。  ただ、最近におきまして、それ以降、福祉マップの更新っていうふうなものは、まだされていない状況でございます。  議員も御指摘のように、トイレの情報は、高齢者や障がいをお持ちの方々が安心して外出していただくための大切な情報であり、その快適性は町や観光地のイメージアップにもつながると考えております。  そこで、今後も公共施設や観光施設のバリアフリー化を推進するとともに、だれもが安心して外出できるよう、多機能トイレ等の情報の集約、発信について、各施設管理者や関係機関に働きかけてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  私からは、以上でございます。
    ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) 御答弁ありがとうございました。  先ほど、町長の答弁の中でも、菰野町をPRしていくという趣旨は、私も共感できますので、お願いしたいところですが、菰野町では、数年前から「ふるさと菰野応援寄附金」ということで、町のホームページに掲載して、部分更新も行いながら、実施事業の写真等も掲載して、当町への寄附を考える方や、その寄附の使い道が具体的にわかるような内容として、寄附をいただいた方に対して、お礼状、寄附金の使用用途に関する資料、また催し物のポスターや毎月、広報こものの送付などについて、実施されていることと思います。  前石原町長は、ふるさと納税の制度に対して、今後、見返りを期待しない寄附文化の健全な発展が社会的に求められる中で、NPO法人や社会福祉法人など、寄附を重要な財源として社会のために活動している民間団体への配慮、また返礼品については、一時的な行政による需要誘導に頼ることなく、特産品の競争力を高め、市場原理の中で選ばれる取り組みを行う生産者もあることなど、さまざまな課題があると意見され、その中で、当町としては、地方財政のあり方をしっかりと踏まえた上での活用策を検討していくというふうに、一貫性を持って答弁されておりました。  一方では、当町がふるさと菰野応援寄附金というのは以前からやっておってですね、この受けた金額を確認したところ、平成27年度で116万円、平成28年度で176万円、平成29年度で138万円、直近で平成30年度で147万円と、余りこの寄附自体はふえておりません。  また、この制度に係る当町の財政的な数字としては、参考に、菰野町民の方が他市町へ寄附金として納めている金額は、直近の1年間で約7,000万円、約1,000名の方がおられます。町民税から控除されている金額は、この7,000万円に対して、約4,000万円です。平成29年度と比較しましたところ、約2倍の控除額となっております。  全国の地方自治体間において、本制度による地方税の移動が発生しており、地方税財政制度の基本から言えば、税金とは社会が直面する共通の問題を共同して解決するものであって、地域社会で、福祉、子育て、医療、教育など、地域が抱える問題を、課題を解決するために、住民の方々が地方税を御負担いただくものと述べられ、近年、商業ベースでの事業者が参入し、寄附を募る方法は、本来の形から逸脱したものだと、前石原町長は答弁しておりました。  柴田町長は、自治体の行う不特定多数の人から資金を調達する方法、いわゆるクラウドファンディングと表現されておりますが、自治体が寄附を募って活用する方法を地元PRを利用して寄附金を促進していくことです。  前段でも述べましたが、納税の見返りを期待して、過剰な返礼品が物議を生んでいることは言うまでもありません。  菰野町をPRする方法として、返礼品にこだわることなく、先ほど申し上げた「モノ」の競争から「コト」の競争へシフトしていくと考えるべきだと思います。  菰野町が抱える課題を具体的に訴え、それぞれ応援してもらいたい課題を宣伝して、その特定した問題に寄附金を充てる指定寄附金を呼び込むPRを考えていただきたい。  湯の山温泉の観光に期待する寄附金であれば、お礼に、先ほど申し上げた温泉の優待券、旅行割引券など、現地へまずは足を運んでもらえて、観光PRにもつながるし、寄附金を何に活用したかわかりやすいと考えます。指定寄附金に関連する返礼品、特に現地で体験してもらえるもの、このような宣伝効果につながるPR方法を検討いただきたいと思います。  以上の経緯も踏まえて、もう一度、再度、町長に御答弁をお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員の再質問に対し、答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 稲垣議員の再質問に答弁いたします。  寄附金について、応援したい課題と返礼品をリンクさせること、この点の御提案をいただいたというふうに認識しております。  大きく2つのポイントがあるかと思いますが、まず菰野町が抱える課題を具体的に訴え、それぞれ応援してもらいたい課題を宣伝し、その特定した問題に寄附金を充てるという指定寄附金の考え方でございますが、これはもう大変、私もいい考え方であると考えておりまして、当町もさまざまな問題を抱えております。その問題ごとにですね、例えば寄附をただ募るというふうなときにも、まさにその問題点について応援してほしい、ちょっと言葉はどうかと思いますが、助けてほしいというふうな観点で、実際そのような形で寄附金を集めて、それでその町なり市なりの自治体の問題を解決をしてるって例も、私もよく存じておりますので、その点は当然、検討していかなきゃいけないことだというふうに考えております。  その際の手法としてですね、もう1つ、応援したい課題と返礼品をリンクさせるというふうなことについてでございますが、これはまた改めての検討が必要なのかなと思ってまして、というのは、寄附者が応援したい課題に対して、希望する返礼品が一致するとは限らないというところがございますので、リンクさせたものを用意するというふうなことはあると思うんですけども、これを必ずしもこう結びつけなきゃいけないというふうなものでもないと思っております。もちろん結びつけたほうが応援したい方の気持ちに沿うということもございますので、その点も含めて、これは改めて今後の検討課題になってくると考えております。  要するに、重要な課題について、活用を希望する取り組みの1つに加えるというふうな、指定寄附金の考え方を積極的に考えていきたいと。  ただ、それに対して、手法とか中身っていうものについては、もうちょっと検討しなきゃいけないと。よりもう具体的に検討しなきゃいけないとこだと考えておりますので御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) ありがとうございました。  先ほどから申し上げとるとおり、私も菰野町のPR、手法としては、共感できますので、これからもそういった指定寄附金等々、精査しながら、返礼品に特化することなく、お願いしたいと思います。  この件の最後に、この現段階で、この実施時期について、どのようにお考えなのか、お伺いできますか。企画情報課長、御答弁お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  企画情報課長、加藤正治君。 ○企画情報課長(加藤正治君) 実施時期についての御質問でございますが、現行制度で寄附をしていただく方と新制度で寄附をしていただく方との公平性、また予算措置など、事務的な準備期間が必要でございますので、これを考慮した上で、令和2年度中の実施を目標として進めたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) ありがとうございます。  わかりました。しっかりと精査しながら、今後進めていただくように、よろしくお願いを申し上げます。  1点目は、これで終わりとします。  次の2点目の再質問でございます。トレイのバリアフリー化についてですが、特に観光地におけるトイレについて、御質問をいたします。  菰野町へ来訪された方が気持ちよく過ごし、また来たいと感じていただくことは、重要な課題と考えます。トイレが汚い、使い勝手が悪いとなると、すばらしい観光地であっても、すべてが台なしになることもあります。  観光地としての満足度の向上とリピーターの獲得には、トイレが整備されていることが重要な要素となるものと考えます。  このような視点から、観光客向け公衆トイレの整備について、どのような支援をしていますか。  また、今後のバリアフリー化に向けた整備計画について、どのように考えておられるか、観光商工推進室長に御答弁をお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) お答えします。  近年、観光地に設置されているトイレの多くは、バリアフリー対応となっておりまして、高齢者や障がい者、子ども、女性にも配慮した快適な空間となっています。  トイレが明るく清潔であれば、観光地のイメージアップにも直結して、リピーター増加といったメリットも期待されることから、観光地におけるトイレは非常に重要な施設であるととらえています。  現在、当町の観光地における公衆トイレの現状は、各地域の観光協会などが設置、管理しているトイレを含めまして、25カ所ありまして、そのうちバリアフリー対応済みが8カ所、未対応が17カ所となっています。  当町の支援といたしましては、各観光協会が実施するトイレの新設、建てかえに対して、菰野町観光事業等補助金要項に基づきまして、補助を行っており、近年では、尾高、竹成、八風のそれぞれの観光協会がバリアフリー対応のトイレ整備を実施しております。  今後の未整備、未対応の整備につきましては、計画的にバリアフリー化に努めてまいりたいと思いますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) ありがとうございました。  観光施設におけるトイレの設置状況については、先ほどの御答弁のとおり、25カ所のうち、バリアフリーが8カ所ということで把握されておりますが、一度に改修することは非常に難しいと思いますので、早急に対応が必要な箇所を優先順位のもと、バリアフリー化に向けた整備計画を進めていただきたいというふうに思います。  それと、先ほどの御答弁で、バリアフリー化対応済みのトイレ8カ所と、それと未対応のトイレ17カ所ということを含めてございましたが、ただバリアフリー化を対応済みであっても、使い勝手に問題がある箇所、あるいは老朽化が進んでる箇所については、最優先して、早急に対応いただきたいと。  というのは、ちょっと写真を、ちょっと一例で、写真を2カ所。  左の、向かって左は、ちょっと見にくい、障がい者専用トイレというのがあります。扉に。これわかりにくいですか、ちょっと左手に取っ手があるんですけど、これって障がい者トイレですので、車いすで来られる方がほとんどだと思うんですが、これ引き戸でなしに、引くんですよ、引くトイレ。ドアを、取っ手、左の取っ手を持って引いて入っていく。これだれが考えても、車いすで引き戸じゃなしに引いて入っていくって、これ非常にですね、使い勝手に難があるんじゃないかということ。  それと、右側は、これトイレの出入り口の壁、塀ですが、もう見てのとおり、男性、女性、これ消えてますね、老朽化で、本来、男性、女性というマークが両端に入っているんでしょうけど、これ全く消えております。  ありがとうございます。  ということは、今、言いましたように、かなり老朽化も進んどる場所は、身近であったらですね、これから秋の、菰野町も秋のイベント等で町外から訪れる方々も多くなります。こういうところの部分でですね、菰野町の対応が見られておりますので、できる限り、気がついたところから、すぐにこれ手を加えればできますので、早急に手を加えていただきたいというふうに要望しておきます。  それと、もう1点、観光客にとって観光地は慣れない土地であることから、トイレを探すことに困ることがあります。観光地で観光地魅力アップの手法の1つとして、観光地におけるトイレマップを作成してはいかがでしょうか。  また、今現在あれば、紹介してください。よろしくお願いします。観光商工推進室長、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) 観光地におけるトイレマップについてでございますが、観光客に快適な観光を楽しんでもらうための重要なツールになり得ると思います。  当町では、観光地トイレに特化したマップはつくってないのが現状です。  既存の菰野町観光マップを大体1年から1年半周期で新しく変えておりますので、次の作成するころ合いを見計らって、トイレ情報を掲載することで対応していきたいと思いますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) わかりました。ありがとうございます。  機会あるごとにですね、トイレマップというのも意識しながら、よろしくお願いしたいと思います。  観光客にとっては、トイレ情報の対応は即必要と考えますので、情報掲載方法については、今後も工夫して対応いただくことをお願い申し上げまして、以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、稲垣啓二議員の一般質問は終了をいたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  なお、観光商工推進室長、内田 徹君は、退席をしていただいて結構です。  休憩時間は、10分程度といたします。               午後 1時35分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時49分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  1番議員、福田雅文君。            〔1番 福田雅文君 登壇〕(拍手) ○1番(福田雅文君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、質問通告書に従いましてですね、質問をさせていただきたいと思います。  1番議員の福田でございます。よろしくお願いいたします。  まずはですね、皆さんもお話をいただきましたが、9月4日、5日の豪雨により、町内各地、また町外も多大の被害があったということで、災害に遭われた方にお見舞いを申し上げたいと思っております。  特に、被害についてはですね、私が住んでいる地元の千草でもですね、海蔵川の護岸の破損が数カ所あり、ニュースでも放映された音羽地区に通じる橋が崩落したほか、大工様のですね、作業小屋の護岸が下で崩壊したことによって、その小屋自身が崩壊や、また足場、要するに基礎がですね、なくなっているようなことがございます。特に小屋ですとまだいいんですけれども、実際に住んでみえる借家の基礎もさらわれておるというような現場もございます。  また、海蔵川の水がですね、大分越水をいろんな場所でして、床上にまで水が達したところや床下に浸水をした家屋、十数カ所見てまいりましたけれども、あったかと思っております。  そのほか、田んぼ、耕作中の田んぼなんかも、全部、水がかぶって濁流が入り込んだということで、大きな被害になっております。  ちょっと写真を撮ってまいりましたので、少し見ていただければと思いますが、少し出していただけますでしょうか。  これがですね、報道でもありましたように、千草のほうから音羽のほうに曲がる橋なんですけれども、ちょうど護岸がですね、崩れてしまって橋が落ちてしまっておるというような状況。  また、1枚めくっていただけますでしょうか。  これも、1日目にも少し崩れておったんですが、もっとひどい状況で、千種神社から下ってきたところでございますね。  そして、次お願いできますでしょうか。  ちょうど前坂橋というところがございますけれども、その橋からですね、前坂橋の西側の家屋でございますが、ちょうど水が越水して、ここは床上まで行ったということで、きょうもちょっと朝、見てましたけども、まだ中の物を一生懸命洗って干してあるというような状況でございました。  もう1枚お願いできますでしょうか。  これはですね、先ほどの大工小屋でございますが、見ていただいたように、ちょうど石垣のところが、要するに護岸だったわけですけど、それが全部えぐられて、その上に建っている建物すべてが壊れるか、また宙づりと言うか、空に浮いた状況。そこに置いてあったフォークリフトも川の中へ突っ込んでおるというような状況でございました。  次お願いできますでしょうか。  それから、もう1つ、大工小屋よりも100メートルぐらい上ですけれども、南側の斜面が崩れて、海蔵川に樹木がこけておるというような状況でございました。  ここはですね、土曜日に迅速にですね、県のほうが対応していただいたんだと思いますが、撤去をしていただいて、ここはもう木のほうはきれいに片づいておって、よかったなと思っています。  今回ね、台風がまた来るということで、慌ててしていただいたんだろうと思いますが、非常に助かったというふうに思っています。  次お願いできますでしょうか。  これはですね、県民の森の林道であります。多分ここは町道になると思いますが、朝明のヒュッテの入り口、個人名出していいのかどうかグリーンランドさんっていうキャンプ場がありますが、そこのちょうど上のあたりですね、県民の森へ行く道のあたりですけれども、ここはですね、今ユンボと言うか、重機が前にありますが、あのあたりが山からおりてくる水をですね、この道の林道の下をヒューム管を通して下の川に流すと。それがですね、埋まってしまって、そこから越水をし、土砂とともに、こちらの手前のほうへ流れて、そしてのり面を崩していって、崩したものが、次お願いできますでしょうか。  このグリーンランドさんのキャンプ地、営業中でございましたけれども、そこへ全部入って、大変な被害になっておって、現在、先ほどの大工さんのとこもそうですし、ここもそうなんですけど、なかなか営業、大工さんのほうはいいか分かりませんけど、こちらのほうは、もうちょっと営業が非常に厳しいということで、いろいろなキャンセルをしていただきながら、こう対応しておるというお話を聞いて、現在もヒューム管詰まったままということで、確認をしておりますけれども、なかなか非常に甚大な我が地区でございますけれども、今までにない、皆さんに聞くと、60年振りだとよく言われておりますが、ぐらいの甚大な被害があったということでございます。  このあたりでですね、非常に被害があったんですが、本当にありがたいことに、明けた6日の日、朝からですね、町のほうも動いていただいたり、いろいろな方々、地域の方々も動いていただいて、すごくごみだらけであるような道の清掃であったり、溝の清掃であったりということで、非常に助かっております。これは町の皆さんも非常に協力をしていただいたというおかげ、また県の方々も早急な対応をしていただいたというおかげで、非常にありがたかったということで、地区の方も皆さん感謝を申しておったと思います。
     ただ、大きな災害、要するに護岸が崩れたところは、すぐには対応していけないというふうに思っておりますので、もう十分御承知やとは思いますが、ぜひとも復旧にできる限り努力をいただいて、そして早い生活の復旧や地域の復旧に努めていただければ、非常にありがたいと。  特に、台風シーズン、まだまだでございますので、次の豪雨で、また今のところが大きな損壊をして、後の二次被害、三次被害という形でも困ってしまいますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  また、被災された方々の荷物なんかを町のほうで引き取っていただくというところでは、手配をいただいたりということで、本当にありがたいというふうに思っておりますが、被災に遭われた住民の方々に寄り添った、今後とも支援をお願いするということで、切にお願いをして、まず冒頭でお願いをしときたいなと思います。  それでは、実際の質問のほうに入りたいと思いますが、今回、私のほうは、権利擁護の対策ということと通訳の、手話通訳の関係の障がい者のですね、合理的配慮、要するに差別解消法に関する御質問をさせていただければと思っております。  今回の質問は、現在ですね、我が国、平成24年から進めてきている地域包括ケア体制、ちょっと資料出していただくとありがたいんですけれども、国が出しておる地域包括ケアシステムの姿ということで、赤字で書いてあるテーマが、左から「医療」、それから右側の上が「介護」、真ん中が「住まい」、それから下に「生活支援・介護予防」と、5つのテーマで、それぞれの分野で小地域、国が想定しておるのは、中学校区を1つの想定区域にしておりますが、中学校区が菰野ですと、ひょっとすると小学校区域になるんかと思いますけれども、そういう区域を1つの地域にして、その中で医療や介護、それから生活支援、介護予防をしっかりと地域の方々も巻き込んで、専門的なサービスとともにやっていこうというものでございます。  従来は、専門的な医療や介護にお金を出して、そこでやっていくということでございましたが、今後は高齢社会になっていく、少子化社会になっていく中で、やはり収入、要するに財政面の問題、また働き手の問題も出てきておりまして、地域を巻き込んだ形で、みんなで1つの地域社会をつくっていこう。これが地域包括ケアシステムの姿でございます。これが平成24年から国が提唱をし、進めてきておるものでございます。  このあたりで、今までは、基本になっているのが、まだ家族支援がある程度あるというところで、テーマになってつくられておると思いますが、実は御承知のとおりでございますが、菰野町においてもですね、単身世帯の増加や高齢者のみ世帯の増加で、家族での支援に頼れない方々が増加をしておる。  ちょっとスライドをもう1枚出していただくとありがたいんですが。  これが、ちょっと完全な10年置きではございませんけれども、私のほうが町のホームページ等から拾った数値で出した数でございます。  ちょっと見にくいので悪いんですけれども、青線が人口の伸びでございます。菰野町の。下の線がですね、世帯数の伸びであります。それを単純に割った計算が赤の線で降下しておる。要するに、昭和35年、45年当時は、1世帯当たりの人口が4.1人おったという計算になっております。それがどんどんと時期を隔ててきてですね、現在、平成31年3月末の数値になろうかと思いますが、2.5人という数になってまいっております。これは今お話をさせていただいた単身世帯や高齢者のみ世帯が非常に増加をしておるという実態を、はっきり言ってあらわしているということになります。  これは私どもなんかは、いつもこの数を見てですね、家族の介護力の低下と呼んでおります。要するに、4人おったころは、お一人が倒れられれば3人でサポートできる。家族だけでもできる。ところが現在は1人倒れられると1.5人、そしてもう1人の人は働きに行かなあかん。そうすると0.5人しか残らないというような状態。これは単純計算ですから、そういうわけにはいかないんですけれども、そういう実態が菰野町でも起こっておる。これが最後は2を切るという話に現在なってきております。  そういう意味では、今、話題にしておる地域包括ケアも当然でございますが、家族が、家族の役割がだんだん果たしにくくなっている。こういう状況に現在なってきておるのかと思います。  現在、そういう方々、特に町社会福祉協議会なんか、ごめんなさい、現在としてはですね、家族で非常に支援が困難な方々に対してですね、特に本人さんが認知症とか精神障がいとか知的障がいなんかがある方々で、判断が少し鈍くなってきたと言うか、弱られた方々に対しては、社会福祉協議会の活動の中で、協議会自体がですね、法人後見って言うか、後見人になったり、日常生活自立支援事業ということで、県の社会福祉協議会の関係の事業でございますけれども、菰野町もセンターをやっておりますが、そこでサポートをして、日常生活の金銭管理を初めとする福祉サービスの利用支援を行っているというような状況で、社会福祉協議会の今、事業の中で少しやっておるというところでございますが、やはり今の数を見ていただいたとおり、町全体でですね、たくさんの方々がそういう状況になる可能性が出てくると予測をされているわけでございますので、その方々、全体としてやっていくということについてはですね、やはり町として、ある一定のそういう支援の仕組みをきちっと示していく必要があるんではないかなというふうに思っております。  要するに、認知症の方や知的や精神に障がいのある方々などですね、判断能力が低下、または欠いてしまった方々も、1人の菰野町民としてですね、自分の思いがかなうことができてですね、地域で安心して普通に暮らしていくためということで、権利擁護という仕組みをですね、菰野町施策の重要課題としてですね、しっかりと、かつ早急にですね、整備をしていくことが必要であるというふうに現在、感じておるところでございます。  そこでですね、権利擁護ということについて、柴田町長にお聞きをいたしますが、どういう考えを、基本的な考えを持ってみえるかをお聞きをしたいと思っております。  それから、2点目に、菰野町の権利擁護対策の現状、少し私もふれましたが、それ以外にもあろうかと思います。町として対応しておられるところの現状をお聞きをしたいということでございます。  そして、3つ目の質問としてですね、平成28年3月に策定された第5次菰野町総合計画、後期基本計画の「健やかで思いやりのあるまち」にうたわれている「みんなで支える福祉のまちづくり」の中の「権利擁護の推進」という項目があるんですが、続いてですね、後期基本計画では、「高齢者、障がい者やその家族等が安心して暮らせるよう、高齢者、障がい者の虐待防止や権利擁護制度の周知、啓発を行うとともに、相談・支援体制の充実に努めます。」とあります。来年度が計画の最終年、この計画の最終年という年にもなりますので、そこで次の計画もございますので、今後、終身安心してですね、心豊かに住み続けるために、菰野町としての権利擁護支援策をどのようにお考え、していこうかということで考えてみえるかということをぜひともお聞きをしたいなと思っております。  これが大きな1つ目の質問でございます。  それから、もう1つ、2つ目の大きな質問でございますけれども、聴覚に障がいを持たれた方々への合理的配慮ということでございますが、障がい者のですね、差別解消法が平成25年6月に制定され、平成28年4月から施行されました。  この法律にはですね、1つ、障がいを理由とする差別等の権利侵害行為の禁止。2つ目には、社会的障壁の除去をすることによる権利侵害の防止が謳われていると。  1つ目の権利侵害行為の禁止については、行政機関や民間事業者すべてが義務化されているということで、どこもその差別をしてはいけないよということが決まりになっているわけでございますが、2つ目の合理的配慮というものがございます。これについては、行政機関等は義務化ですので、障がいをお持ちの方で極力、障がいが軽減できるように配慮しなさいということでございますので、そういう配慮が要りますよというようなことが義務化になっている。民間事業者については、努力義務ということでございます。  ですので、行政、要するに、菰野町役場としてはですね、両方とも義務的にしなければいけないことになっているわけでございますが、そこでですね、菰野町における、私も福祉の関係でやっておりましたので、よくお話を聞いて、何とかならんかと聞いてきておるのが、聴覚に障がいを持たれた方々や、また手話の通訳の方々からですね、そういう配慮ですね、役場にですね、手話通訳の方を配置してほしいという声がたくさん挙がってきておりました。  この要望について、町役場としての方向性を聞きたいと思っています。  1つは、1つ目は、現状をお知らせいただければと思います。  それから、2つ目は、行政窓口への手話通訳の配置についての方向性について、御質問をしたいと思います。ひとつよろしくお願いをいたします。 ○議長(矢田富男君) 福田雅文議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 先ほども災害について、千種地区の現状と言いますか、被害状況についてもお聞かせいただきました。  私も、9月4日の日、5日の日と、まさに警報が発令された段階、また災害発生情報っていうふうなもの、レベル5って発令された時点も、まさにこの庁舎に在庁しておりまして、逐一、町の方、また職員が巡視に出かけておりまして、その報告を受けておりますので、御指摘いただいた点についても、把握はしておるつもりでございます。  それを含めまして、またきょうまでの間に、まず職員には応急措置というふうなものを取っていただいております。  私個人としては、現場の視察、さらには被害に遭われた方に対するお見舞いなど、本当に当然やらなきゃいけないっていうふうなことをまずさせていただいております。本格的な復旧というふうなものについても、またこの議会散会後にも、また会議などを持ちまして、そして計画的に、また迅速にやっていきたいというふうに考えておりますので、何とぞ御理解いただけるよう、よろしくお願いいたします。  さて、質問通告いただいた内容についての答弁申し上げますが、まず1つ目の菰野町の権利擁護対策についてでございます。  権利擁護というふうな言葉で、一般に権利と言いますと、人に何かを求めることができること、またしなくてよいっていうふうな資格全般のことで、それを守るというふうな意味にもとらえられそうなんですけども、先ほどの御質問の内容を伺ってる限り、これ特に福祉行政における権利擁護というふうな意味だと考えました。  福祉行政における権利擁護とは、自己の権利を表明することが困難な方、寝たきりの方や認知症の方、高齢者、障がい者の方の権利擁護やニーズの、そういうものの表明を支援し、代弁することだというふうに定義されております。  そこで、先ほどの御質問の内容を踏まえまして、今お話しした福祉行政における権利擁護という観点に絞ってお答えさせていただきたいと思います。  3月議会では、私は福祉行政っていうふうなものについての基本的な考え方として、行政が目指すべき目標がまさに結果の平等であると。だれもが同じように、人間らしく幸せに生きることができるようにしなきゃいけない。  そして、権利擁護というのは、自己の権利っていうことを表明できない方に、ただ本人の意思を尊重するというふうなことが大変重要ですので、意思そのものが何かわからなければ、当然、今、言った結果の平等を実現することできませんから、結果の平等を実現するため、まさにだれもが人間らしく幸せに生きるため、不可欠な施策、これを実現するためには、まさに権利擁護というふうなものについても、しっかり考えていかなきゃいけない。配慮をして制度化していかなきゃいけないっていうふうなことが、これは私の権利擁護についての基本的な考え方になっております。  具体的に、菰野町の町行政といたしましては、総合計画、高齢者福祉計画及び障がい者福祉計画に基づき、権利擁護を推進しております。  今後も、認知症高齢者の増加、単身世帯の高齢者の増加が、まさに御指摘のとおりで、見込まれておりますので、権利擁護制度の利用の必要性もまた高まっていくものと考えております。  具体的な対策の現状、さらに支援策については、この後、健康福祉課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。  私からは、大きな2番についての御質問についての答弁を先にさせていただきます。  聴覚に障がいを持たれた方々への合理的配慮についてというふうなことで、まず現状でございますが、当町では、聴覚に障がいを持たれた方々が病院受診、役場等の公的機関での相談や手続など、日常生活及び社会生活等の必要な場面でコミュニケーションを円滑に行うことができるよう、手話通訳者や要約筆記奉仕員の派遣事業を行っております。  この手話通訳者派遣事業につきましては、聴覚に障がいを持たれた当事者の方、手話通訳者、関係機関の代表者等が委員として出席されている手話通訳者派遣事業運営委員会を年2回開催しており、それぞれの立場から広く意見をいただき、手話通訳者派遣事業の改善に努めているところでございます。  また、役場の各課窓口では、筆談できる旨を記載した案内を掲示し、実際に聴覚に障がいを持たれた方々が来庁の際には、ボード等を使用して、筆談による対応を行っているところでございます。  次に、行政窓口への手話通訳の配置についてでございます。行政窓口の手話通訳者の配置につきましてでございますが、手話通訳者派遣事業運営委員会におきましても、先ほど御紹介しました委員会においても議論がございまして、週1日、数時間でも手話通訳者を窓口に配置してほしいという御意見もいただいております。  ただ、この場合、聴覚に障がいを持たれた方々が手話通訳者が窓口にいる日時に合わせて来庁していただく必要がございます。  それに対し、現状、当町で実施しております手話通訳者派遣事業によりましたら、聴覚に障がいを持たれた方々の都合に合わせて手話通訳者を派遣できるという利点もございます。  また、この手話通訳者派遣事業における役場窓口の派遣申請の数でございますが、昨年度173件中2件、今年度は90件中1件のみとなっております。  このことから、当町としましては、差し当たりは役場に来庁する際に、手話通訳者派遣事業を利用していただきたいと思っておりますが、今後の利用状況により、窓口の手話通訳者の配置について、役場人事担当部局や手話通訳者派遣事業運営委員会等において、協議、検討をしていきたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。  私からは、以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 補足答弁をさせます。  健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 当町の権利擁護に対する施策や事業の現状について、お答え申し上げます。  成年後見制度の利用について、本人や親族にかわって町長が家庭裁判所に制度利用の申し立てを行う町長申し立てにつきましては、申し立て費用及び後見人報酬を助成する成年後見制度利用支援事業がございまして、昨年度につきましては、2名の方に本事業を御利用いただいておる現状でございます。  また、社会福祉協議会において実施している福祉サービスの利用の手続とか、生活費の管理、書類の預かりなどの支援を行う日常生活自立支援事業の利用料の助成も実施をしておりまして、日常生活自立支援事業の利用者33人のうち、8人の方に助成事業を利用いただいておるところでございます。  また、地域包括支援センターにおきましても、地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、住民の保険医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とする、先ほど御説明いただいた機関であることから、権利擁護の役割を担っておりまして、権利侵害の予防や早期発見、権利保護に向けた対応により、支援を行っておるのが現状でございます。  次に、3つ目の御質問で、終身安心して住める支援策についてでございますが、町長が答弁申しましたとおりに、権利擁護支援が必要な方がふえていくことが推測されており、国においては、平成28年5月に成年後見制度の利用の促進に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的に、「成年後見制度の利用の促進に関する法律」が施行をされており、平成29年3月には、成年後見制度利用促進基本計画が閣議決定されております。  これにより、利用者がメリットを実感できる成年後見制度と、その運用の改善、権利擁護支援の地域連携ネットワークの構築等を推進することが施策の目標として提唱されております。  当町におきましても、これらのことを踏まえまして、関係機関と協力しながら、現在行っている事業をしっかりと充実をさせていく予定でございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  福田雅文議員。 ○1番(福田雅文君) 丁寧な御答弁ありがとうございます。  町長のですね、人権に対する、特に福祉の権利擁護という部分でテーマを絞っていただきましたが、その考えにも、私も賛同をいたしたいと思っておりますので、一つよろしくお願いをいたしたいと思います。  また、町の対策についてもですね、現状のですね、活動をしっかりと行うことで、権利擁護、福祉的な権利擁護の仕組みを行っていただいておるということで、よく理解をできました。  今後ですね、対象になる方々の増加というのは、急速に伸びてくる可能性があるということでございます。人を大切にする町としての具現化としてですね、また町のですね、姿勢をはっきりと示すためにも、権利擁護事業を町の1つの目玉事業、事業化をされてはいかがかというふうに思っております。  その例として、県内ではですね、お隣の四日市市さんがですね、成年後見サポートセンターという名称でですね、市民の個人の尊厳を守る努力を行っておられるということを始められております。  また、四日市も含めて、県内6市がその取り組みを既にスタートをさせてきているというところでございます。  ぜひ、県内まだ町行政としてはですね、そういうセンター的な事業にしっかりと乗り出しとるとこ、少のうございますので、県内初として、権利擁護サポートセンター等のですね、整備を図っていただいて、町民だれもがですね、排除されずに、幸せに暮らしていけるですね、菰野町の基盤を検討していただいたらどうかということでございますが、町長のお考えをお聞かせください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 県下初の権利擁護センター、町として初めてになるということで、御質問をいただきました。  高齢者や障がい者、日常生活上の判断に不安のある方が地域で安心して生活できるように、日常生活全般、財産の管理、消費生活や契約上の問題に関する相談に乗ったり、成年後見制度や日常生活自立支援事業などの利用を支援したり、見守りネットワークを運営したりする機能を持つ権利擁護センターの設置について、御提案をいただきました。  これまで権利擁護支援は、主に認知症高齢者を想定した支援として発展してきた側面がございますが、障がい者が地域で暮らすための基盤整備が進んでいく中で、知的障がい者の方や精神障がい者の方々からのニーズも高まってきておりますことから、権利擁護センターが地域で安心して生活が送れるよう、役割を果たすことへの期待は大きいと考えております。当町の規模でどこまでの機能を持たせるのがよいのか、あるいは将来的に権利擁護センターの設置を検討するに当たって、運営方法について、町からの委託であるとか、福祉団体等への補助方式がよいのか、また地域の実情や行政との連携状況等、見まして、それぞれの役割分担も含めまして、そのあり方について検討する必要があると考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 福田雅文議員。 ○1番(福田雅文君) ありがとうございます。  ごめんなさい、ちょっと課長に聞こうと思っとって、町長と言ってしまいまして、失礼しました。  それでは、最後で、権利擁護の質問の最後でございますが、障がいがない一般の方々であればですね、自分の努力や御家族の努力でできることがたくさんあります。ほとんどのことができます。  ただ、今、課長が言われたようにですね、認知症や障がいがあることでですね、本人の努力ではできないことが多く存在しています。その部分に対して、地域を初め、行政や関係機関の支援で補っていくことで、だれもがですね、生きがいを持って安心して住める町ということになると認識をしております。  まずは、安心して住み続ける基礎的な仕組みである福祉的な権利擁護の施策をしっかりとやっていただくこととしてですね、地域の方々のかかわりも、こうすることによってですね、安心して暮らせるようになるということや公共料金、中にはですね、副産物的なものになると思うんですが、公共料金等の滞納の減少や、そういう判断能力が少し難しくなってきた方々は、よく詐欺に遭ってしまいます。そういう部分の詐欺被害等の犯罪も減少するということが報告をされています。  このような、個人へのサポートということだけではなくてですね、地域や行政サービスへの負担の軽減にも、この事業はつながる施策であろうかと思っております。  ぜひとも、今の御答弁にもありましたように、今後ともですね、しっかりと御検討をいただいて、推進をいただきますよう期待して、権利擁護の質問を終わりたいと思います。  それから、続きまして聴覚障がいの関係のですね、再質問に移らさせていただきたいと思っております。  現状の中でですね、町として努力をされ、検討をされているという実態がわかりました。  ぜひともですね、願いはですね、やはり、行ったときにですね、すぐにやっぱり心強い通訳者の方がおられるということが非常にいいということとか、どうしても文字でのやりとり、筆談でのやりとりは、聴覚に障がいのある方々は、生まれながらにしての障がい、聴覚に障がいのある方々は、なかなか文章のてにをはの関係性が現実的にはわかりにくいとよく言われています。  そういう意味では、我々が書いた文章を正確にですね、なかなか読み取ることも難しいところがございます。もうこれはやはり言語を聞いていないということがね、原因であるわけでございますが、そういう部分もあると、やはりしっかりと自分が理解しやすいというのが、やっぱり聾唖の方々のですね、言語である手話ということになろうかと思います。  現在はですね、その必要性にあって対応していただくということですが、やっぱり役所もしくは関係機関にそういう方がお一人でもおるということが彼らのですね、心強さになろうかと思います。  ぜひとも、そのあたり、また御検討をいただきたいと思いますし、また町内の通訳者も私が聞くところによると、5名の町民の方が通訳者になられているということにもなっております。  現在、派遣業務ですね、通訳の方の派遣業務は四日市さんに菰野町から依頼をして、対応していただいとると聞いておりますが、町内の方々の通訳者の方もふえてきたということもありますので、菰野町独自で派遣業務を行うことができないのかなということも思っております。その部分について、課長のほうに、ちょっとお聞きをしたいなと思っております。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 設置通訳者、役場の窓口で手話通訳者を派遣ではなしに、置いて、置けるような段階に、通訳者の養成も町のほうで努力をしてまいりまして、町内にも5名と、ふえてきている状況から、御指摘をいただいております。  ただ、四日市市さんと協働で、こう派遣事業をやっておりまして、四日市市さんのニーズ、菰野町のニーズの中で、やはりまだまだ不足しておりまして、菰野町に1名を置くと、またその方の代替というような部分で、なかなか設置通訳者を置くっていうところまで、人数がふえてきたというふうには、まだ言えないのかなというふうに私自身は思っております。  しかしながら、先ほど町長が御答弁を申し上げましたように、今後の人事の担当部局や、また運営委員会で議論をして、何とか一歩でも前進に進めていきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 福田雅文議員。 ○1番(福田雅文君) ありがとうございます。  最後になりますけれども、各種団体、特に福祉団体等が主催する行事等にですね、やはり通訳、聾唖の方、ごめんなさい、重度のですね、聴覚障がいの方々が参加される場合がございます。その場合、各団体が通訳者の経費を払って来ていただくということもあろうかと思います。  そういう部分について、収益性の高い団体ですといいんですけれども、基本的には皆さんの会費で、また補助を受けながらやっておる団体が多ございます。  そういう部分では、なかなか費用面で通訳の方を呼んでですね、通訳を立ってもらうというのはなかなか難しい場面も出てこようかと思っております。
     経費の捻出に課題があるということがあってですね、最終的に通訳の設置をあきらめてしまう。  そういうことで、考えによっては、重度の聴覚障がいの方々の合理的な配慮に欠けるというような状況にもなりかねないかなというところ、支障が出ているということにもなっていると思いますので、この点につきましては、ぜひともまた御検討をいただきながら、そういう部分へもですね、一般の派遣みたいな形で出していただけるような心遣いをしていただければ、非常にありがたいですし、また手話を使われる方々が社会の中で、また我々の町民の方々の会議の中に普通に来れるような状態がどんどんできてくるかなと思っておりますので、ぜひともこの点もあわせてですね、お願いを申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございます。 ○議長(矢田富男君) 以上で、福田雅文議員の一般質問は終了をいたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  休憩時間は、10分程度といたします。               午後 2時31分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 2時41分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  3番議員、伊藤 敦議員、登壇ください。            〔3番 伊藤 敦君 登壇〕(拍手) ○3番(伊藤 敦君) 皆さん、こんにちは。3番議員の伊藤 敦でございます。  まずはですね、9月5日、6日、町内を襲ったゲリラ豪雨と言っていいですね、町内では各地で被害が発生しました。  ごめんなさい、議長の許可をいただいたので、お話させていただきます。済みません。  柴田町長、選挙公約、幾つかありましたな。その中にね、防災と待機児童が含まれてなかったんです。残念ながら。  皮肉にも、今回、防災、後から出てくる待機児童、早急に解決しなきゃならない課題として、浮き彫りになったんじゃないかなと思います。  防災に関しては、今回、職員さん一緒に頑張っていただいたし、今からこう後に質問する犬、猫の関係で、環境課長にも質問するんですけど、環境課長もすごく汗水たらして頑張っていただいて、本当にうれしかった、皆さん喜んでました。  だけど、僕の中ではもう少し町長頑張ってほしいなという気はあります。  要は、あれですよね、新幹線なんかでも、本当にこう僕ら小さいころは、新幹線が朝からとまるということは考えたことなかったですね。今はJRさんなんて、朝からこう、とめると。新幹線を。何でかって言うと、やっぱり新幹線の安全神話が1つで、もう1つは、要するに、より一層、昔に比べたら安全というのがこう、のりしろって言うんですか、安全のりしろっていうやつが大きくなったんかなって考えますね。だから安全っていうのはお金で買えない。逆に言えば、100%、安全な100%はあり得ないということです。  町長ね、今も給食、中学校給食とか、医療費も大切です。だけどもっと防災について力を入れてください。  防災に関することは通告してませんので、これから町長に、これから先、復興に関して、国や県から、下世話な話ですが、お金取ってもらうということを期待して、これで終わります。  話変わりますが、当町には財政調整基金がございます。町長は以前、借金激増、貯金激減とお話しされました。基金額比率っていうのがありましたね、償却財政規模が上がっていくわけですが、決算ベースからですね、過去5年間、37%前後の基金を推移していますということでね、一般的に10%から20%でよいと、専門家なりなんなり、本を読むと書いてありますが、当町は、財政調整基金はほかの市町に比べて、逆に多いんじゃないかなと思います。将来の負担に対して、平準化を図るために、今すべてを使えとは言いませんが、今回の災害もそうですが、例えば保健福祉センターけやき、もう老朽化してまいりました。ああいうのにですね、特に老人のですね、集う場所、けやきの温泉ありますね、ああいうのにも、ちょっと老朽化してると、古うなったねって話を聞きます。そっちのほうにお金が使えるかどうかは、財務課長なりに相談していただいて、私も詳しくわかりませんので、でも基金が多いということで、目的のほうに積んだほうがいいんじゃないかなっていう気はします。  またですね、駐車場、湯の山温泉の駐車場、これ仮にですね、こちらに基金を充当しても、駐車料金でいずれ返ってくる計算になりますから、しかし町長は公約と、中止したと。中止した公約、中止した以上は対案があってしかるべし、早急に次の計画を考えていただきたいと思います。  余り嫌な話もしたらだめなんで、町長ね、ちょっと気分よく変えましょう。  今度、ことしですね、映画、男はつらいよが公開50周年ということで、当町も寅さんサミットに参加するんですね。実はですね、僕の母校、四日市中央工業では、在学当時、藤田先輩も一緒の時期に学校通ってたんですけど、なぜか映画観賞会は「男はつらいよ」なんですわ。高校生に見せる、何で見るのかよくわからなかったんですけど。あれからでも映画を見まして、葛飾、柴又へ何度も足を運びましたし、映画も何本か見ました。漫画の単行本も持っていました。年末に新作映画上映するということですが、今から楽しみです。  さて、本題に入らせていただきますが、答弁をいただく中で、「それを言っちゃおしまいだよ。」というような答弁のないように、よろしくお願いします。  さて、本題に入ります。待機児童。待機児童についてお聞きします。  町長、これだけの待機児童、無償化になればますますふえますね。予測されます。菰野保育園、西保育園の園舎増築工事も行いましたが、具体的な今後、待機児童の対策をお聞かせください。  次、動物保護について。  まずは、写真見せてください。写真をお願いします。  これはですね、新名神の高速道路の付近で捨てられてた子猫さん。  もう1枚。  これがですね、これどこやったかな、庄部神社かな、これはな、庄部神社に捨てられてたらしいですね。  もう1枚お願いします。  これが菰野斎場かな、捨てられたらしいです。  このようにですね、町内ではペットの遺棄が発生しています。  結構です。  人間のやることじゃありませんね。よそでは川へ流すということもあるらしいですが、命あるのは人間だけじゃありません。自分だけが生きてるわけじゃなく、人間というのはたまたま食物連鎖のトップにおるだけで、別に犬や猫もあるんです、命は。  当町は、ペットの遺棄、虐待について、行政としてはどのように対応していくのか。ペットを飼うなら最後まで飼う。飼えないなら最初から飼わない。  教育長、教育面からも、子どもたちに命の大切さ、教えてますね。それと同時に、このこういう動物の命の大切さも教えていただきたい。  これね、勘違いしないでくださいね、菰野町の庁舎の付近で野良犬、野良猫飼えとは言いません、僕は言ってるわけじゃありませんからね。あくまでもそのような状況をどうするのということをお話させてもらっています。  綱吉の時代にね、生類憐みの令ってあったってね、そこまでやれとは言いませんよ。  でも、あれでもですね、今ね、天下の悪法って当時は言われましたが、今になったら再評価されるとこもあります。  ですので、あのころからやっぱり動物というのは大事なんだなという気持ちがあります。  ちなみに、私は動物は苦手です。苦手ですけど、なぜ飼うの、飼えないならなぜ飼うのということが疑問になって、今回は質問しました。よろしくお願いします。  まず、1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) それでは、伊藤 敦議員からの質問に対して、お答えいたします。  まず、冒頭にさまざまな御指摘いただきまして、どうもありがとうございました。特に防災と待機児童というふうな点については、もう特に、もうきちんと全力で取り組まなきゃいけない点だというふうに考えておりますので、大変ちょっと御心配をおかけしておりますが、しっかりやらせていただきたいなというふうに思っているところでございます。  さてですね、待機児童についてということでございます。  まず、今年度の待機児童の状況について、御答弁申し上げます。  待機児童数については、毎年4月1日、10月1日、それぞれの時点での状況を国及び県に報告することとなっており、平成31年4月1日現在での待機児童数は、0歳から2歳の年齢で54名生じております。  なお、調査上、この54名には、4月2日以降の保育所利用を希望したが、入所できない児童は含まれておりません。  このため、令和元年度、1年間における待機児童については、83名になるものと見込んでおります。  そして、先ほども答弁申し上げましたとおり、待機児童の解消は緊急の問題であるというふうに私も感じておりますので、まさに先般、予算の増額補正を議決賜りました菰野保育園及び菰野西保育園園舎の増築に取り組む、差し当たりこちらに取り組むとともに、令和元年第2回定例会において御答弁申し上げましたよう、民間事業者による地域型保育事業を含めた多様な保育施設の導入も検討しながら、待機児童の解消、解決に向けて考えていきたいと思っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、2の動物保護についてでございます。  動物の保護については、「動物の愛護及び管理に関する法律」、いわゆる動物愛護法です。その定めの例えば第35条などにおいては、都道府県等において、犬、猫の引き取り義務について規定されております。  このため、捨て犬、捨て猫を含めた飼い主が不明な犬や猫が捕獲された場合は、原則として、三重県桑名保健所に引き取りを依頼しておりますが、捕獲された動物が衰弱している場合や休日などで速やかな対応が困難な場合は、町内の動物保護団体へ保護の要請を行うなどして、御協力いただいておるところでございます。  また、犬や猫などの動物の愛護や管理については、動物の愛護及び管理に関する動物愛護法の規定によって、都道府県が動物愛護管理推進計画を策定することになっており、現在、三重県において、三重県動物愛護管理推進計画を策定し、本計画の1つの取り組みとして、愛護動物の遺棄や虐待に係る罰則等について、周知する取り組みを行っております。  当町といたしましては、愛護動物を飼養するに当たっては、本来は飼い主が動物愛護及び管理に関する責任を十分自覚して、ペットがその命を終えるまで、適切に飼養をしていただくべきものであると考えております。  しかしながら、本年度になってからも、当町におきましても動物遺棄が行われた事案、まさに先ほど御指摘いただいたような事案が発生していることから、町ホームページ及び防災ラジオにより、動物愛護について、広く町民の皆様へ周知を図るとともに、愛護動物に関する相談等があった場合は、三重県桑名保健所とも連携した対応を行っておるところでございます。  また、避妊及び去勢手術の補助につきましては、町内にお住まいの方や町内の動物保護団体などの第2種動物取扱業者で飼養される犬や猫について、要綱に基づいて、その費用の一部を補助金として交付をしております。この補助につきましては、来年度以降についても、予算の許す範囲内で継続して行う予定でございます。  今後の当町における動物愛護に関する取り組みにつきましては、三重県桑名保健所と連携すること、引き続き連携していくことはもちろんでございますが、近隣市町の動向も注視しまして、さらに調査、検討を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  子どもたちに対する命の大切さの教育につきましては、教育長から答弁いたします。  私からは、以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) 私のほうからは、2番目の御質問、動物保護についての中でのペットの遺棄、虐待の事案を受け、子どもたちに命の大切さを教えてほしいという御質問にお答えをいたします。  命を大切にする教育は、現在、小中学校において、さまざまな教育活動を通して、子どもたちが学んでおります。道徳科におきましても、「生命の尊さ」や「自然愛護」の観点で、小中学校すべての学年で学習をしております。  小学校低学年では、「身近な自然に親しみ、動植物に優しい心で接すること」を指導の観点とし、自分のふだんの動物とのかかわりについて考えることをねらいとした学習を行っております。  また、中学校では、「いのちを考える」として、ペットの殺処分の問題も取り上げ、生命の尊さについて、学習しております。  ペットに係るこのような地域の課題も受けとめながら、各学校で命を大切にする教育を進めていきたいと考えております。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  伊藤 敦議員。 ○3番(伊藤 敦君) 一通りの答弁ありがとうございます。  じゃあ、再質問させていただきます。  まずね、待機児童から。子ども家庭課長、菰野町内では、幼稚園、保育園と、混合クラスがあると聞きますが、今後、混合クラスについての対応をお聞かせください。  幼保園って言ってますよね、あれ便宜上だと思っています、僕。幼稚園、保育園って書いてますね。ですので幼稚園と保育園は別、先生の免許と言うかね、おる保育士さん、もし幼稚園の先生は幼稚園の免許がありいの、保育士の免許があるもんで、どっちでも教えるっていうのが、ニュートラルな感じ、真ん中がおるといいんだけど、だけど実際のところ、美容院と理容院、違いますよね、窓口。ペンキ屋と看板屋さん違うし、似て非なると言うかね、看板が、入り口が違うんじゃないかなと。だからやっぱりこれをまぜてやるとね、あると思うんです。  もう1個、これ、課長、10月から無償化になるとね、かたや2時から、2時までで終わりですよっていうとこと、かたや2時までかな、今、3時、早い時間終わるとこと、かたや5時か何かで遅うまでおれるとこあるじゃないですか。  今のよくテレビなんかで見てると、保育は保育、保育園は保育、幼稚園は教育と言うけど、じゃあ保育園は教育しないのかって言ったら、そうでもないですよね。そんなこと言ったら保育園の人、怒っちゃうし、ましてやうち、公立、菰野町内は、幼稚園と保育園と一緒の免許持ってるんですから、同じことができるはずですよね、どっち転んでも。  今後、幼保の一緒になってる、この混合クラスっていうのは、極端に言えば、かたやおやつがあり、かたやおやつがないわけですよ。こういうのって今後どうしていくのかなと思って。  これも含めて、当然そうなると、1個、教室が減るわけじゃないですか。だからこの辺のこともどのようにお考えになるか、教えてください。  まず、1回それお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  子ども家庭課長、大橋裕之君。 ○子ども家庭課長(大橋裕之君) まず、混合クラスのことについて、お答えを申し上げます。  私ども菰野町が採用している職員につきましては、幼稚園免許と、それから保育園免許を取得している職員を採用しているということで、どちらのクラスでも担任ができるというふうになっております。  それから、10月から無償化が始まることによって、保育園児がふえるんではないかというところもございます。当然、混合クラスは今、幼保一体化園のところでは、すべての園で幼保混合クラスがあります。  園によって、人数が多少異なりますが、菰野幼稚園に東保育園をつけたということもあって、その園につきましては、やはり幼稚園児がかなり多いということで、クラスによっては、保育園児が数名、5人から10名というところもございます。  ただ、それを、クラスを分けるとなると、じゃあ5人で集団保育はできるかと言うと、やっぱりそれは難しいところがあって、子どものことも考えれば、集団保育をするのが望ましいというふうに考えております。  それと、もう1点、国は認定こども園という、こども園というのをつくってまいりました。それは教育でいくと、保育園指導要領、それから保育園保育指針、これはそれぞれ文部科学省と厚生労働省の所管で違いますけども、認定こども園法というのができて、幼保一体化を図ってきたという国の大きな流れがございます。この中で、菰野町も保育園と幼稚園を一体化してまいりました。それで、それぞれの機能を持ち合わせた教育、保育を、その園で実施できるようにということで、菰野町については、平成21年度から、そのような取り組みをしてまいりました。  そして、今、時間が違うということもおっしゃられましたけども、確かに混合クラスの場合は、早く帰る児童、それから遅くまで残る児童というのはございますが、それについても、今、運用上、何も支障がないというふうに、園長からは確認を取っております。  ですので、今後、幼稚園児から保育園児に変更になったとしても、どの園でもと言うか、幼保一体化してる園であれば、転園することなく、クラスがえができるということになっております。  ただ、単独保育園であります菰野西保育園と菰野保育園については、幼稚園部分がございませんので、その場合は転園をいただかなければならないということはございますが、幼保一体化してるところについては、保護者の希望によって、その中、園を転園することなく、クラスがえができるというメリットも私はあるかなというふうに考えております。御理解賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○3番(伊藤 敦君) 今メリットの話の中で、時間の話されましたけど、今、全然問題ないということですが、インフルエンザで学級閉鎖、保育園はないですからね、幼稚園はありますからね。その辺のことも、デメリットもあると思うんです、中には。かたや保育園はする、かたやはないというのもありますし、その辺も含めて、また今後これ、僕は逆に言えば、幼稚園をなくして保育園だけにすればいいなと思うんですよね、極端な話。幼稚園クラスをぐっと減らして、保育園クラスをふやしたほうがいいんじゃないかと思うもんですから、こういう話させてもらったんです。
     でも、教室、多分これ以上ふえないっていうか、もう多分しんどいと思うんですよね。  ですので、今後また御期待します。考えてください、いろいろと。  あと、保育士の確保ってできていますか。そこをお聞かせください。お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  子ども家庭課長、大橋裕之君。 ○子ども家庭課長(大橋裕之君) 保育士の確保について、お答えを申し上げます。  まず、私どもが採用する場合は、正規職員として募集をかけて採用する場合は、今、総務課と協議の上、採用をいただいております。  ただ、困り感のある子、支援の必要な子、障がいのある子に配属する加配保育士、それから人数加配ですけど、保育士などは臨時職員として採用しておりますが、臨時職員としての採用が今、思うようにはできていないのが現状でございます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○3番(伊藤 敦君) 採用に関しては、総務課ですので、今回通達しておりませんので、質問通告してませんのであれですけど、総務課長も頑張ってください、ぜひ。  36協定も4月からやっていただいたと思うんで、ここ適用するんですよね、確かね、現業ですから。  ですので、新しくこう制度もできたということで、昔に比べたら、多分かなり条件もいいようになったかなと僕は思うんですけど、だからそれもなかなか難しいということですので、総務課も、もっと頑張っていただきたいと、これは要望でございます。  ぜひ、子ども家庭課だけじゃなく、総務課でそういうふうにしてください。  3月議会でですね、町長、3月議会で民間参入、民間導入っていうような、言葉は違いますが、まさに民間の力を借りて待機児童を解消するっていうふうなことは、当然、私も考えていますと、ので何とぞ御理解申し上げますということを言われましたね。このように町長答弁されました。  民間、なぜ僕もね、民間、非常にいい、民間参入していただきたい。なぜかというと、やっぱりお金がそんなにかからない。うちの町の人が負担は少ないという話ですね。確か4分の1、ちょっと正確な数字言うと間違えるといけませんので、基本的に確か民間参入をうちの町で、こう保育園つくるよりも、民間参入していった方がずっと安い。今そういうことあるもんですから、今、民間参入を町長が3月言われた、3、6、9か、でもう半年ぐらいたちましたけど、どれぐらい進んでるか、子ども家庭課長、教えてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  子ども家庭課長、大橋裕之君。 ○子ども家庭課長(大橋裕之君) 民間参入の件につきましては、いろいろ国が今、民間が参入できるようにということで、いろんな施策を打ち出してきております。地域型保育所、小規模保育所ということで、9人から20人までの、19人までの保育所であったり、家庭保育所であったりと、いろんなもうメニューを出してきております。  それと、また企業主導型ということで、企業にお勤めの子どもさんたちを預かる施設を企業の中でつくるというものもございます。  ただ、やはりそれにつきましては、企業の意向もございます。  菰野町として、町内のある程度の従業員数を持っている企業を回らせていただいて、そのような考えはないかと、ただ保育園に入れなくて、職員が復帰できなかったということはないかということを確認して回りました。そのときに、菰野町内では入れなかったということで、育休を延長したという事例はないということを聞いておりますし、企業としては、まだそこまでの考えは持っていないというようなことの答弁はいただいております。  ですので、菰野町は、ある程度、募集はかけたい、もし声をいただけるのであれば、相談に乗っていただきたいと思いますが、まだ企業としてのそういうふうな動きがございませんので、もしあれば、積極的に相談に乗ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○3番(伊藤 敦君) これからですね、人口減っていくっていうことなんですけど、確かに人口は減ってきます。  しかしですね、核家族化、共働きがふえれば、保育園へ預ける家庭がふえてきます。  また、各地で行われている開発、本日は、まちづくり推進室長はいませんが、町長ですね、待機児童はですね、待機児童対策って、まちづくりだと思います、僕。  そして、このまちづくりの重要課題が待機児童、逆に言えば待機児童になりますね。待機児童、要は子どもを預けるところがなければ家も建ちません。お金もない。要は先立つものがなければあかんということは、働かなあかんですわ。働こうと思ったら子どもをどうしても預けなあかんとなる時代が来ます。  改めて、待機児童解消について、町長、決意をお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 当町におきましても、私が議員をやっていたころは、本当、待機児童っていうふうなのがぎりぎりないというふうな状態が続いておりまして、それが本当にここに来て、待機児童たくさん発生、生じてしまったというような状況、これはもう本当に私としては、子どもも大切ですし、また当町に移り住んでいただく方々、そういうふうな方もふやしていかないけないというふうに考えておりますので、その観点からも、しっかり待機児童対策は取り組んでいきたいと思っておりますので、何とぞ御理解賜ますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○3番(伊藤 敦君) 町長、昔ね、以前もこう町、人が集まる町っていう話もされてましたし、僕も待機児童、とにかく待機児童をゼロにしたい。僕らも頑張りますんで、ぜひ町長、一緒に頑張りましょう。  続きまして、もう一度、先ほどの写真見せてください。3つ目の写真で結構です。いっぱい猫ちゃんがいる写真。  またこれ何遍見てもね、非常にこれ悲しい写真と言うか、ひどい、悲しい写真なんですけど、要はね、今から再質問入る前に、もう1回確認しますけど、いたずらに飼うなということを冒頭にお話、頭に置いてほしいんです。環境課長、いたずらに飼ってほしくないと。  うちの父が実はですね、つい最近、猫が欲しいということで、知り合いのこういう団体の方に話をさせてもらったら、うちのおやじは七十幾つかな、だから子猫が、猫が生きる年代と自分が先、生きていく年代よりも、猫のほうが長生きすると。じゃあ、あなたじゃあ、もう無理ですからと言われて、逆におやじショック受けて帰ったときあるんですよね、これね。  でも、そういうもんなんです。要するに、子どものプレゼントに犬が欲しい、猫が欲しいって、じゃあ、あげましょうって飼いました。飼ったところで、その子たちが、じゃあ最後まで面倒見るのかと。見ない可能性がありますね。そしたらその猫どこへ行くのって言ったら、逆にかわいそうです。  もう1つ言うのは、もう1つは、例えば皆さんえさを、猫が近づくとえさをやります。えさをあげて、そのままえづく。忠犬ハチ公って昔ありましたよね。御主人さんが渋谷の駅でしたっけ、毎日毎日こう迎えに来ると。  ところが、御主人さんが亡くなってからも、毎日毎日、毎日毎日来たと。えさならどうですかっていう話ですね、考えてみたら。えさをあげて、毎日毎日えづけしてれば、その猫は毎回毎回来ます。ある日突然その人がいなくなった。じゃあその猫どうしますかっていう話なんですよ。やっぱり野良猫に対する愛情っていう、そこ愛情なのかなと、僕は逆に思いますね。逆にそれが不幸へ導くのかなと思います。だからしっかりとえさをあげるなら、いろんな世話をしていたり、去勢手術とか避妊施術とかいろいろしてから初めてえさをやるなら結構ですけど、中途半端にあげること自体が、逆にその猫を不幸にさせるんじゃないかなと僕は思いますね。だからよく話聞くのは、見守ってあげてくださいって言われます。  そこで、再質問をします。TNR活動、「トラップ」で避妊手術の「ニューター」って言うんですか、これ。ほんで戻す、「リターン」っていうことで、不要な繁殖を防ぐために、手術の際に、猫の耳の先を少しカットし、処理済みを示すと。一代で終わらす考えなんですか。このTNR活動について、当町がどのようにお考えか、教えてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  環境課長、黒田公宣君。 ○環境課長(黒田公宣君) 再質問にお答えをいたします。  TNR活動についての御質問でございます。  先ほど、議員言われたように、Tはトラップ、Nはニューター、Rはリターンでございます。Tのトラップで捕獲をし、ニューターのNで去勢、避妊手術を行い、リターンのRで猫をもとの場所に戻すことを言います。それぞれの頭文字を取りまして、TNR活動となってございます。  この活動につきましては、現在、三重県や三重県動物愛護推進センターにおきまして、どうぶつ基金との協働やクラウドファンディングの活用により、取り組みが実施されております。  クラウドファンディングにつきましては、三重県のホームページのほうにも出ておりますので、御参考にお願いしたいと思います。  当町におきましては、平成30年度に大羽根園区内で区民の皆様の理解のもと、繁殖制限、給餌、給水、排せつ物の処理などを適正に行っていただくよう、調整を行った上で、猫1匹を捕獲し、避妊去勢手術を実施し、もともといた場所に放し、地域において管理を行っていただいております。  町民の方から相談があった場合は、三重県などの関係機関と調整を行い、区や区民の皆様の御理解を得られれば、TNR活動について、対応を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○3番(伊藤 敦君) 続きましてですね、ありがとうございます。  クラウドファンディングとか、今もさっき稲垣議員がおっしゃった、ふるさと納税、僕、これなんかも僕、こういうの対応できると思うんですよ。ふるさと納税で犬、猫を助けましょうとか、捨て猫に対する対応をしようとかということは、ふるさと納税でも十分対応可能と思いますんで、また環境課長、いろいろと、企画情報課長、これ見ますんで、またそれでよろしくお願いします。今後とも考えてください、御一考。  続きまして、捨て猫についての対応。  現在、捨て猫、捨て犬について、どのような対応をされるか、環境課長、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  環境課長、黒田公宣君。 ○環境課長(黒田公宣君) 捨て猫についての質問でございます。  現在、捨て猫などの愛護動物の保護につきましては、発生した場合につきましては、基本的に三重県桑名保健所に保護を依頼することになってございます。  ただし、緊急時につきましては、動物保護団体の皆様にも御協力をいただいております。  菰野町といたしましては、まず捨て猫を発生させないよう、終生飼養などの必要性の周知、啓発を行っていく必要があると認識しておりますことから、現在、町ホームページや防災ラジオにより、継続的に広報を実施してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○3番(伊藤 敦君) ありがとうございます。今後とも、対応をよろしくお願いしますね。  よくこういう保護団体の方々にいろいろ依頼をかけてるっていうことをお聞きしています。  ですので、今後ともその人たちと連絡を密に取っていただいてやっていただきたいのと、彼女、彼ら団体もですね、結構、飽和状態やという話を聞きますので、そもそもの数を減らしてほしいということですので、よろしくお願いします。  去勢の話になってくるんですけど、犬、猫の去勢手術について、現在、補助金いただいてるということですが、補助金は十分足りていますか。  また、猫に関しては、年間、数回発情すると聞きました。  したがって、年度初めに十分な予算をとっておくべきじゃないかと。  来年度どうなのかなっていうことで、そのあたりをお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  環境課長、黒田公宣君。 ○環境課長(黒田公宣君) 避妊手術、去勢手術の予算に関する御質問でございます。  飼養される犬や猫に対する避妊、去勢手術の実施に関する補助金につきましては、平成28年度に286匹、88万3,000円。平成29年度に387匹、124万6,000円。平成30年度に329匹、103万7,500円を交付してございます。  この事業につきましては、来年度以降につきましても実施をする予定でございます。当初予算要求で十分に精査を行い、予算計上し、事業を実施してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○3番(伊藤 敦君) ありがとうございます。  今後ともですね、この、こういう予算がですね、なくなるっていうことは、やっぱりこう、あれですので、もう十分な予算だけ、本当に確保お願いします。  柴田町長、最後に聞きます。  これらの質問、過去に町長は動物保護団体の方々とお話されたりして、こんな話お聞きしたことありますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) こんな話というのは、今、御質問をいただいて、こちら答弁させていただいた全体というふうなことでございますね。  それについては、本当、私もですね、すべて認識して聞かせていただいております。  また、私自身もですね、例えば前職で成年後見人をやる中に、やはりお年寄りが猫などを飼っておりまして、それでその猫の行き場がなくなってしまうということについて、結構どう、だれにこう面倒を見てもらうのかって、苦労したような経験がございますし、また、だからといってですね、簡単に、命ですから、それをこう処分をしてしまうというふうなこと、これは処分される猫もかわいそうですし、処分をする職員もやっぱり精神的につらい。だれもにとって嫌なことだというふうに考えておりますので、これをどのように解消していくかっていうふうなことは、やっぱり当町としてもやっていかないけないことなのかなと思っておりまして、それでまた関係各課とも相談しながら、進めてまいりたいと思っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○3番(伊藤 敦君) 思いがけない、うれしい答弁が返ってきました。本当これ、その後に町長がね、あっちゃこっちゃでやりますって言うたらしいもんですから、それを僕も言われて、ですので本当にやるのかどうかってこの前聞きたかったくらいですけど、それなりの答弁いただきましたんで、私も納得させていただくしかないなということです。  とにかく、町内、猫屋敷というのもあります。よく聞きます。その後どうしてもね、お年が、例えばおじちゃん、おばあちゃんがおりました。そこに猫がたくさんおって、その人がいなくなった。その後どうするのっていうのもあるし、いろんな人がこう、お世話になってる中で、要するに野良犬、野良猫の対策も本当していかなあかんと思います。  例えば、子どもたちが野良犬、昔に比べたら野良犬も減りました。それはなぜかって言ったら、そういう団体の方々が一生懸命やっていただいているから減ってるんだと思います。  私は、小さいころは野良犬、野良猫、この町にもたくさんいました。今はイノシシだとかシカとかという話になっていますけど、サルとかね。それよりも、はるかに犬や猫のほうが多かったことを記憶しております。  その中で、野良犬、野良猫にかまれた場合、じゃあだれに文句言うのと。教育長ね、学校でもそうでしょう、課長ね。だれに文句言うのって、言う人いないんですよ。だからこうやって減らしていかなあかん中で、今後よろしく、町長また陣頭指揮していただいて、そういう団体の方々と一緒にこう手を組んでいっていただくことが一番いいのかなと思います。  最後にですね、笑い話で僕は言うんですけどね、僕は見た目と違って苦手なものが多いんです。例えば、お化けが怖いとかね、酒が嫌いだとか、動物は、さっきの動物が嫌いとか、怖いとか、一番、嫁さん怖いんですけど。動物ですね、本当にですね、犬、猫の話させてもらいましたが、特に犬に関しては、子どものころから絶対かまないという犬に何回もかまれました。  そして、うちの親は犬好きで、皮肉なことに、うちの親は動物好きなんですよ、犬好きで、家では犬を飼っていますが、僕はできる限り寄らないようにします。だから冒頭に私は捨てるのになぜ飼うのか。飼えないのになぜ飼うんですかというね、話をしています。また冒頭で話しましたが、人間は食物連鎖の頂点に君臨してる勘違いした動物ですよね、ある意味。だから何でもかんでも無駄な殺生をする。それは非常に僕はもったいないと思います。これは全然、話は別かもしれませんけど、給食の残食と一緒ですよ、何で残すんですかっていう話となぜ殺すんですかっていうのは一緒ですよね。  ですので、とにかく最後まで飼えないなら飼うなと。捨てるなら飼うなと一緒ですよ。最後まで飼わな、もう要は昔よう親に言われましたよ、最後まで食べるなら食べなさいと一緒で、最後まで飼えないんだったら飼うな。それは僕はもう徹底してほしい。だからどんどんどんどんしつこいぐらい放送流していただきたい。団体の方もよく言うんです。助成金要るんですか。いや、違うんです。金じゃないんです。私たちのやってることをわかってほしいんです。要はお金、補助金も確かに結構しんどいです。ボランティアやってて、募金やあんなんでやってるらしいもんで、大変やと思いますけど、けどやっぱり自分たちとしては、こういうまちのときに動物を保護して大事にしたい、命を大切にしたいということをみんなに伝えたいということを言ってるんです。  ですので、町長、よろしくお願いします。  本当に、教育長も教育現場お願いします。これ綱吉の時代やったらえらいことですよ。ありがとうございました。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 以上で、伊藤 敦議員の一般質問は終了いたしました。  以上をもちまして、本日予定をしておりました日程は、すべて終了いたしました。  長時間にわたり、御協力ありがとうございました。  本日は、これにて散会をいたします。御苦労さまでした。               午後 3時21分 散会...