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令和元年第2回定例会(第3日目 6月14日)

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  1. 菰野町議会 2019-06-14
    令和元年第2回定例会(第3日目 6月14日)


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    令和元年第2回定例会(第3日目 6月14日)          令和元年菰野町議会第2回定例会(第3号)                  令和元年6月14日(金) 午前10時00分開会             ~~~~~~~~~~~~~~~     第1 一般質問 2.会議に付した事件   日程第1 3.出席議員(18名)   1番  福 田 雅 文 君        2番  稲 垣 啓 二 君   3番  伊 藤   敦 君        4番  内 田 親 根 君   5番  藤 田 賢 吾 君        6番  伊 藤 雅 慶 君   7番  加 藤 大 輝 君        8番  諸 岡 雅 樹 君   9番  中 山 文 夫 君        10番  廣 田 直 己 君   11番  加 藤 昌 行 君        12番  千 賀 優 子 君   13番  出 口 利 子 君        14番  益 田 和 代 君   15番  増 田 秀 樹 君        16番  久留美 正 次 君   17番  中 川 哲 雄 君        18番  矢 田 富 男 君
    4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した20名)   町長       柴 田 孝 之 君   教育長       北 口 幸 弘 君   消防長      吉 川   澄 君   総務課長      小 林 義 久 君   安全安心対策室長 瀧 見 浩 志 君   企画情報課長    加 藤 正 治 君   財務課長     相 原 賢 治 君   税務課長      谷   弘 哉 君   住民課長     片 岡 芳 輝 君   会計管理者     大 橋 克 哉 君   子ども家庭課長  大 橋 裕 之 君   健康福祉課長    加 藤 信 也 君   都市整備課長   斉 藤   司 君   まちづくり推進室長 伊 藤 俊 幸 君   観光産業課長   伊 藤   悟 君   観光商工推進室長  内 田   徹 君   環境課長     黒 田 公 宣 君   水道課長      堀 山 英 治 君   下水道課長    片 岡 県 司 君   教育課長      桂 山 幸 和 君 6.出席事務局職員(4名)   議会事務局長   阿 部 美千代 君   書記        加 藤   真 君   書記       湯 戸 久美子 君   書記        田 中 佑 樹 君               午前10時00分 開議 ○議長(矢田富男君) おはようございます。  ただいまの出席人員は18名で、定足数に達しております。  よって、令和元年菰野町議会第2回定例会は、成立をいたしましたので、再開をいたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付をしておるとおりでございます。  なお、安全安心対策室長、瀧見浩志君、まちづくり推進室長、伊藤俊幸君が出席をしておりますので、よろしくお願いします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第1 一般質問 ○議長(矢田富男君) 日程第1、一般質問を行います。  16番議員、久留美正次議員、登壇ください。           〔16番 久留美正次君 登壇〕(拍手) ○16番(久留美正次君) おはようございます。  議長の御指名いただきましたので、2日目のトップで質問をさせていただきます。  ちょっと質問内容が多いもんで、早速質問に入らせていただきます。  まず、1点目の議会と行政のあり方について、お尋ねをしたいと思います。  先般の3月議会の産業建設委員会で議論となりました補正予算の審議のあり方、これについて、議会と執行部はどうあるべきか。こういう点について考えさせられました。  ちょっと映していただけますか。  ここにね、議員の立場は、執行機関を公正に眺め、厳正に批判し、行財政執行上の重要事項について適正で公平妥当な結論を決定する機関、少なくとも私たち18名は、これに従って、やっぱり行動しなきゃならん。こういうことのまず基本があります。  そして、2点目の現状の予算審議は、款、項、目、あるわけなんですが、執行機関の予算は、地方自治法上は、款、項の範囲と、こうやってなっております。  ということは、私たちが細目で特に審査をしております。ここに若干このようなひずみがあるんではないか、こうやって思っております。  そして、3点目に、監査委員さんから、予算は住民との約束、こういう表現をされてね、予算に計上された施策の目的が確実に達成されることが重要である。これは執行部に対してされてるんですよね。  この3点から、今回の質問となりました。  目は、流用できることになりますので、法的には、問題はありません。  ですが、執行部の説明責任ですよね、それで議員は、審議のあり方って、これやはり決算委員会でわかるのでは、1年以上の歳月がたちますので、どうしても記憶が薄れます。これでよいのかと。やっぱりこれを課題ではと考えております。  一応は、この3月にありました中の1例を申し上げますと、資料1を映してください。  これが平成28年度に委員会に出された資料でございます。  その中に、このピンク色で塗ったところ、田光公会堂連絡線の予算は、平成28年度の当初予算に用地買収が計上されておりました。  資料2を映してください。  この資料の中に、ちょっと社会交付金に格上げされて、予算が出て、見にくいんですが、この年には、このピンク色で示しました路線、それが工事請負費ですね、ここで予算が計上されておりました。  そうすると、私たちは平成28年から平成29年にかけて、用地買収が完了したんだ。だから工事が発注だ、やっとことしでこれ完了するなって、こうやって思ったんですよね。  そしたら、資料3を映してください。  社会交付金の格上げ、そのままなんですが、これが当初予算の資料なんですよね。再度ここでまた用地購入費が予算計上されてるんですよね。  そうすると、この地区からの要望が出て、役場が平成28年度にやりますと決めたんですよね。  そして、実際ふたあけてみたら、用地を買ってなかった。再度、平成31年度に予算計上したんですよね。  そうすると、この3年間ですよ、町は各区からの要望を取って、その中から一部を予算化してるんですよね。  これね、私も、中川議員も反対討論で、これに関したこと言ってます、3月に。  そうすると、これ執行部ね、きょうの日まで何もなかったって僕、思ってるんですよね。  というのは、肉付け予算に予算計上されてないんですよね。都市整備課の予算、一切ありませんから。  そこで、お尋ねしたいのは、やはり法的には問題がないにしても、やっぱりね、この行政の説明責任ですよね。そして議員は細目で理解しとる。ここに私、ひずみがあると思ってるんですよね。結局、行政側が出て、日常こうやって会話は同じようにしてますけれど、法的に問題がないからいいというもんではないと。こうやって思っております。やっぱりこの辺はね、町長、何かを解決してもらわなあかん。町の執行権の責務ですよね、これをどう果たしていくか、この点をまずお尋ねをしたいと思います。  2点目に移らせていただきます。  菰野町の玄関口となったインター付近の整備ですね。いろいろ多々あるんですが、まず信号機の設置、案内板の標識、玄関口となる道路整備など、これが急務だと考えてるんですよね。  先般の3月17日に開通したんです。菰野町に来訪される方々が菰野インターおりて、県道菰野湯の山線、通称477号バイパスに交差しますよね。  ちょっと資料4を順次、映していただけますか。  これ高速道路から見たんですよね。ここに「菰野 湯の山」って案内板がきちんと書いてもらってあるんですよね、インターおりる前に。  その次の写真を映していただけますか。  インターおりてね、これ真ん中ちょっと拡大できやんかな。  2枚目はね、E23って言うんですか、東名阪道、東向いて、西向いて湯の山温泉って、こうやってなってるんですよね。私、平面交差ですから、ここに信号機が要るんでは、まずないかなって、こうやって思います。  次、映していただけますか。  これなんですよね、これ見てもらってね、これ庁舎へ来るときの唯一の入り口の案内板なんですよね。四日市とか、こういう表現は載っとるんですよね。菰野には306号線って、これ看板、標識が書いてあるわけですよね。これで菰野町へ来る唯一の道なんですが、わかりますか。  次、映していただけますか。  ここにね、菰野町っていう、僕は字が入らなあかんと思ってるんですよね。ここしかないんですから、菰野町って入れてもらうところが。  そしてね、その下にこの大きく菰野町って書いてありますね。これ477バイパスのコンクリを打って、鳥居道線の交差点にそういう場所があります。ここへ、「菰野町へようこそ」とか、やっぱりせなあかんと思うんですよ。  これね、千賀議員も言われてましたけどね、私はね、今これ、この看板が何もないっていう町ですね、本当にいいのか。私はこれ急いでせなあかんと、こうやって思ってるんですよね。菰野町、自然豊かな町、観光の町を名乗ってるんでしょう。菰野町という表示がどこにもないんですよ。私こんな町ないと思う。こうやって思っております。町長の考えを求めます。  次に、水道料金と4点目の消防をお願いいたします。  水道料金ね、この3月から住民の方は、実際に多くの方が言われるのは、月1,000円上がったって、こうやって言われます。  やっぱり私も高齢ですので、会う人が年配の方が多い。やっぱり「高いですね」、「高くなったね」って、非常に聞くようになりました。やはりね、これ各家庭に、もう今、今後2,000万円、金要るとかね、100年時代言われてますけどね、やはりとりあえず、今、自分たちの生活を守ってあげるっていうのが行政の仕事ですから、この、できたら10月から消費税が上がります。それまでにね、何とか9月議会に提案をしていただきたい。9月に通るとも、どうなるかわかりませんけれど、これは町長の姿勢なんですよね。  値下げするのに、忘れては困りますのがね、水道料金の、水道で働いとる職員は、全部、住民が払ってるんですよね。税じゃないんですよね。その立場になってするのは、私は当然だと思ってるんですよ。  公営企業は、いろいろ言われますけど、一般会計と違ってね、企業債を100%借りてるっていうこと。はっきり言って、湯の山駐車場は起債もゼロですからね、利きませんからね。道路改良をすると、補助金があった場合は補助を除いた残りの60%とか70%とかね、公共性の高いものほど起債率は高くなってますよね。水道は100%なんですよね、どんなことをしようと。  やっぱりそしてね、金利が今、低いんですから、今、事業するのは大いに結構だと思います。  ただ、金利が低いから、この時期にできるだけ整備しとこうという考え方は、企業債を借りてやらなければ、こうやって料金値上げしなきゃならんですよね。やっぱりね、今、住民の生活、こういうことを考えながらね、9月までに提案してないと、整合はとれないと思ってるんですよね。  1例だけ申し上げときますけど、平成元年から約5年間、17億円程度の企業債をしています。はっきりそのとき値上げした提案、委員会で説明したんは私でございます。  そしてね、それは平成28年度から順次、返済が済んでるんですよね。端的に言えば、平成27年度ではね、支払い利息が3,600万円あったんです。それがね、平成35年には700万円に減るんですよね。2,900万円、約3,000万円も減る。これは事業が必要だったからそのときはしたんです。今は金利が低いから活用するのは当然だと思います。何も考えずに、一律にね、決めるものではありません。  そして、前に、今まで一度も申し上げてありませんので申し上げますけどね、鈴鹿台の拡張工事をしました。そのときに約10億円かかっております。補助金、町の出資金、工事負担金などがあって10億円なんですが、そのうちの2億円ね、企業債を借りなきゃならなかったんですよね。なぜかと言うと、鈴鹿台の人は、水道料金払ってませんから、どうしても企業債を借りてやるのは当然なんですよね。それをね、どうやってしたかって言ったら、私たちの水道料金を回したんですよ。基本的にしてはいけないことをしたんですよね。そこに2億円の企業債を借りてなかったっていうことが経緯としてはあります。もういろんな理屈を言われますので、わかるように、1点だけしゃべりました。やはり住民生活を守るための水道料金は、9月に提案していただきたいということで、お願いを申し上げます。  4点目、私たちも代表質問で、3月も消防朝上分署の建設をお願いいたしました。3カ月しかたっていませんけれど、聞こえてくる話は、ちょっと違うんじゃないかなと思いましたので、お尋ねを、経過をね、進捗状況をお尋ねいたします。  私は、四日市と同様にね、5分救急、8分消防、これ益田和代さんのね、知恵をいただきまして、脳梗塞であれば6分だったら後遺症がだんだん少なくなる。心肺停止の場合は5分以内だったら助かる可能性が出てくる。こういう命の問題なんですよね。  やはりね、今どのように進捗しているかわかりませんが、そういう点をね、考えていただいてね、やっぱり命を守る朝上分署、こういうことは急務だと思いますので、現在の進捗状況をお願い申し上げます。  以上で、質問は終わります。答弁はできるだけ簡潔にわかりやすく、一つお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) それでは、なるべく簡潔に、わかりやすく答えるようにお努めさせていただきます。  まず、1番の議会と行政のあり方についてでございますが、現行の地方自治制度におきましては、長は執行機関、議会は意思決定機関として、権限と責務を分担し、それぞれ住民に対し、直接責任を負う二元代表制がとられております。  そして、予算の制定についても、地方自治法第211条は、その編成を首長の権限とする一方、同法の96条においては、条例の制定、改廃などとともに、議決事件として予算については規定されているものであります。  また、予算を定めるに当たりましては、地方自治法第216条の規定により、予算科目について、歳入予算にあっては、その性質に従って款、項、歳出予算にあっては、民生費、教育費など、その目的に従って款、項に区分し、議決を受けることになっております。このため歳出予算にあっては、議決科目である、まさに御指摘のとおり、款または項の間においては議決科目であるので、予算の流用ができないものとされております。  一方、項よりもさらに細部の区分である目以下については、議決科目ではございません。  しかしながら、款、項における目的範囲はかなりの広さがございます。
     ですので、まず予算審議に当たりましては、まさに目以下の執行科目においても、事業名、予算額を計上し、その概要や目的について、具体的にまずは説明する責任がある。その必要があるというふうに強く感じております。  また、予算計上後、執行に至るまでの間、事情変更により、予算を充当すべき事業、目的を変更することが適切な場合もやはりございます。この場合は事業の進捗状況を踏まえ、その後の事業の進め方など、まさに議会の意思を尊重し、民主的責任行政を確保するため、丁寧な説明をしなければならないと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、2番目の菰野町の玄関口となったインター付近の整備についてのお答えでございます。  これは、千賀議員からの御質問に対しても答弁させていただきました。お答えさせていただいたこと、重なりがあるところが多いところは、御了承、御了解願いたいと思うのですけども、まず信号機の設置、案内板の標識についてでございますが、この点、道路管理者さらに公安委員会等の関係機関が現場立ち会いの上、その設置の要否、形状等についての協議というふうなものがされております。  その結果、三重県警本部からは、今後の交通量の状況等により判断するとの協議結果の報告をいただいておりまして、結局、現時点では信号機の設置や一旦停止の規制などには至っていない状況です。  しかしながら、私もまさにその部分を通行していて、やはり法の基準が守られている、規制の基準が守られている、だから大丈夫なんだっていうふうなことだけでは、やはりちょっと安心してあそこを通行することができないっていうふうな必要性っていうものは感じております。  ですので、安全対策については、今後も引き続き現状を注視しながら、その状況に応じて、繰り返し必要性などは訴えていきたいというふうに考えておりますので、何とぞ御理解いただけるようお願い申し上げます。  さらに、新名神高速道路や国道477号バイパスの供用に伴い、町内公共施設や観光地等、目的地への経路がわかりにくい、ドライバーの方に御不便を与えている状況については、そしてその御不便を解消するための案内板の設置についても、私も、当町も認識しているところではございます。そのため本年度予算に、既に工事請負費は計上しており、インターチェンジが供用開始された後、周辺環境を考慮に入れた上、利用の視点に立った観光案内看板を適切な位置に設置する計画をしていました。  現地を確認しまして、設置位置を決定した後、三重県と協議しましたところ、設置予定位置が河川区域となること、そのため非出水期に工事することが原則になることから、どうしても11月以降に設置するような計画しか立てられないというようなことになっております。  また、庁舎等の公共施設案内標識についても、道路占用許可の申請中でございます。  ですので、案内看板等が正式に設置できるまでについては、まず仮設看板を設置するということで対応させていただいておりまして、そして道路占用許可をいただいた後、速やかに設置する予定でございますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。  次に、菰野インターチェンジ周辺土地区画整理事業についての御質問でございますが、地権による組合施行での事業化を目指しており、地権の合意が図られるよう、説明会や地権訪問等を行い、これを進めておるところでございます。  道路事業につきましては、町道潤田鳥居道線Ⅱについて、菰野町道路マスタープランにおいて、両側歩道の整備としております。  町道整備については、土地区画整理事業の事業計画にあわせ、計画的に行う必要があることから、区画道路との交差点部分や画地への進入口の確認、及び歩道幅員等の検討も含め、当町の玄関口としてふさわしい道路整備に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、大きな3番、水道料金の改定についてでございますが、平成30年菰野町議会第3回定例会において議決いただきました現行の水道料金は、公益社団法人日本水道協会水道料金算定要領における総括原価方式を基本とし、今年度から5年間の料金算定期間において、水道事業経営を行っていく上での必要な総費用を見積もり、算定したものでございます。  この料金算定に当たっては、企業債起債の額、今後の事業計画、5年後の補てん財源の額を総合的に考えたものでありますが、これは3月議会でも答弁いたしましたように、この3点を見直した上で、現状料金及び計画への水道事業の経緯を注視しながら、再度検討しているところでございます。その上で、なるべく早期に提案できるように努めてまいるところでございます。  なお、御指摘いただいた鈴鹿台の事業につきましては、まさにそのように鈴鹿台の事業、その他の事業によって、かなりのですね、起債がなくですね、工事がされたということから、補てん財源が大きく減少してるっていうような現状もございまして、直ちに水道料金をもとに戻すっていうふうなことは、困難な状況になっておりまして、その他の事情も含めまして、今後の状況っていうのを注視しまして、水道料金の改定っていうふうなものは、なるべく、もう1回繰り返しますが、なるべく早期に提案できるように努めておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  4番、最後の御質問になりますが、消防朝上分署建設についての進捗状況でございます。  現在の当町消防行政につきましては、まさに消防分署の整備だけではなく、現消防庁舎執務スペース、当直勤務生活スペース等の不足に伴う消防庁舎の建てかえ、さらに消防広域化における関係消防本部、市部局の状況など、それぞれ関連した課題がございます。  具体的に申しますと、現消防庁舎の建てかえの位置によって、例えば消防朝上分署建設の最適な位置が変わってくる。  さらには、広域化っていうふうなものを実現するか否かっていうことによっても、今、申し上げました、それぞれの分署、さらに本庁の建てかえ位置もまた変わってくるという状況でございます。  このような状況の中、平成31年菰野町議会第1回定例会における答弁におきまして、消防分署周辺地域への現場到着時間の短縮を図る、各種災害における被害の軽減が見込まれること、及び菰野町北部地域などで現場到着に時間を要している現状認識、配置場所、人員の確保などの諸課題を整理して考えると答弁いたしてまして、そのことではただ、考えは何ら変わってないところでございます。  すなわち、朝上分署建設の必要性っていうふうなものは強く感じておりながら、先ほど申しました複数の問題っていうふうなもので、それぞれの解決が決して簡単ではない問題でございますので、それを関連させた上で、町民の生命、身体、財産を守るため、適切な消防救急体制の整備に向け、人員確保、消防署の配置など、諸課題をクリアすべく、そして町内全域の消防救急体制の充実をさらに図るよう、今後においても引き続き、協議、検討を進めてまいっているところでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  私の答弁は、以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) ありがとうございました。  再質問は、ちょっと順番を変えさせていただきます。  まず、消防なんですが、私ね、現在、確かにいろんなね、広域の問題から処理しやな、時間はわかります。  しかし、命は一緒ですよね。あかん状態にあるということ。  そしたらね、例えばですよ、朝8時半に出勤して、朝上支所へ救急車が3台のうち1台行ったらどうですか。私、費用要らないと思うんですよね。  そして、やっぱり24時間そこでおろうとすれば、やっぱり仮眠室、休憩所、いろんなものを踏まえて、朝上支所の1室改造できればね、一時的な対応はできると思うんですよね。そしたらやはり5分で朝上の方、もしくは竹永も入るかもわかりませんし、人命を大事にするっていう、今そしたら何ぞできるもんないんかって、こういう考え方も、やっぱり検討の中に加えてほしい。命の大事さをとうとばなあかんっていうことですよ。やっぱり財務課長も総務課長もいろんな影響しますけど、今だめだったら、予算がだめだとか、いろんなものが決まってなければ、そういう方法もあると思います。考えていただきたいと思います。  それからね、次ちょっと水道料金をお尋ねいたします。  水道課長にお尋ねをいたします。  これ資料の7だったかな、後でいいですわ。  この平成30年度で補てん財源が3億2,200万円、一応計画がなってましたけど、この平成30年度の決算では、どれぐらいの補てん財源がありますか。水道課長、答弁願います。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員の再質問に答弁を願います。  水道課長、堀山英治君。 ○水道課長(堀山英治君) 平成30年度の予定の事業を繰り越ししたということもございまして、平成30年度の決算見込みではございますが、補てん財源は約5億8,000万円ほどでございます。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) ちょっと資料7って書いてある水道のやつの1ページだけね。これ値上げ案で示されたときの改正案ですよね。  今ちょっと平成30年度をちょっと下がってもらえますか。  平成30年度はちゃんと3億2,200万円って、こうやって表示されております。それが今、実際には5億8,000万円。これは9月にね、決算案申請される、まずはほぼ端数は別にして合うてると思います。  そうすると、確かに2億6,000万円ばかり余分にあるんですよね。  今、壇上で言いましたね、企業債を借りるべきものを借りてなかった。水道料金をとってしまった。使ってしまった。こういうところにも2億円ありますのでね、企業債で活用してけば、それの分をね、変えれば、おのずとこんな数字になるんですよ。  そしてね、この3月から料金上がってますよね。毎年、約1億円ばかりの増益になるように計算されておりますので、3月から上がって9月までの間、半年間あれば5,000万円ふえますよね。ということは6億3,000万円の見込みになる。  そうするとね、ここで言っとる平成35年度の場合は6億6,000万円ですよね。平成34年度で6億4,000万円ですか、こんなような金額になってますので、ほぼね、9月の段階で、もう平成34年度分まで補てん財源があるって理解、僕はしてもいいんじゃないかなと。  そして、9月に提案しないと、12月。3カ月、単純計算で言や3,000万円近く、それはふえるんですよね。  そしたら、5年後の思っとった金額よりも、大きくなる。いろんなことを考えてね、しようと思ったらできるんですよ。  これはね、課長、水道課長、それで前課長、やっぱりね、住民の全部からもらってやっとったんですからね、忘れたらあきませんよ。そのように努力していただきたいと、こうやって思います。  時間がございませんので、まず次にね、やっぱりこの菰野町の玄関口ですね。今、町長答弁ね、さらっと言われましたで、わかるんですよ。わかるんですけどね、私が思ってるのはね、インターができた町で自分ところの町が、下、整備されてない町ってまずないんですよ。看板にしても、道路にしても、どこの町でもね、自分ところの町にインターができて、どっち行ったらいいやわからん。菰野町が1つも出てこん。こんな町なんてないんですよ。仮の看板つけてあること自体が恥ずかしいと思いませんか。私はそうやって思うんですよ。これは町長ね、3月からなったんだ、直接じゃないんですよ。  しかしね、これは前任であろうと、だれであろうと、一日も早く解決しなきゃだめなんですよ。  ちょっと再質問でね、防災室長、1点だけ聞きます。  高速道路をおりて丁字路になっていますよね。そこに信号のない町、よそのところで高速道路おりてそういうところ見たことありますか。私、平面交差でね、信号機のない町なんて見たことないんです。室長は見たことありますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) すべてわかるわけじゃないんですけども、信号機がないところは、私が通ったところではあまり記憶がないようには思います。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) これね、菰野町へ移しましたね、ようこそっていう看板ね。多分、県が鳥居道線の交差点にね、コンクリ打って移りましたね。あそこにコンクリ打ったんですよ。あれをね、県から借りてね、もしくは町なんか、僕どうかわかりませんよ、土地は、菰野町へようこそぐらいの看板立ててもらったほうが。そこにね、やっぱり面積は相当要るかもわかりませんけれど、芝生や御在所に生えているアカヤシオ、サラサドウダン、菰野町に、よそにない町のね、そういうところに自然豊かな町の菰野町ですよっていうイメージアップする程度の看板は考えなあかんと思いますよ。今、役場はこちらですとかさ、私は行政上の施設を指すんではなくね、菰野町っていう標識がなけりゃあかんのですよ。  それで、私たちの町、そうやって観光をうたってるんだったら、それを生かさなあきませんよね。もう少しね、こうやってね、早いときからするよって言うとったら、インターをおりたときの案内板はこんなんがいいんじゃないかって、議員たちも話さえあれば、する機会があったんですよ。それがなかったために、きょう何もないんやわね。行政がたたき台を出してくれないから、こうやってなってるんです。  それで、私は本当に恥ずかしい町やと思っています。仮設看板を立てること自体が、僕は、はっきり言って、ちょっとおくれてるんですから、やっぱり答弁の中にね、おくれてますぐらいの言葉は町長、あってもいいと思ってるんですよね。それはね、やはり議員が議論をしようとしたときね、今こうやってしてる自体が僕もう恥ずかしいんですから。やっぱりその辺はね、今後ね、やっぱりこの町長の提案説明ね、僕、加藤議員のやつを聞いとってね、都市マスタープランを言ってるし、何言ってんだと思ったんですよ。自分らおくれた話、一言も言いませんやんか。そんなね、質問に対して、行政はだめですよ。やはり議員は議員で前向いた話をしてるんですから、前向いたものは、やっぱりその辺のくんだってね、きちんとして、よその古い、10年も前の都市マスタープランを引っ張って出してくるような答弁書ではだめだと思います。  もう少し、この玄関口に関連して、ちょっと区画整理の質問をさせていただきます。  今、鳥居道線について、町長の答弁をいただきました。  都市整備課長、期間は、用地買収ができるまでの測量及び設計です。いつまでにするつもりでおるんですか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 町長の答弁にもございましたとおり、土地区画整理事業の進捗にあわせての工事というところが出てこようかと思います。  ですので、まだ予算的なところの手当てはありませんけれども、現況、測量あるいは設計等に向けて、予算化をしていくのが当然であろうというふうには、思ってはおります。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) わかりました。どちらにしてもね、予算がつく前にね、課長、こんな道路にしたいっていう町の考えはできますよね。委員会で聞かせてください。幾ら遅くても、財務課長、9月にはあげないと、区画整理はもうできる、できないは、このはっきり言や、この9カ月で決まります。  しかし、この菰野町の来てもらう町民、菰野町の町民がいく話、これはもう早急ですからね、2つあって、区画整理にあわせてって言うんじゃなしに、必要なんですから。菰野町へインターおりてくる道、ほかにないんですもん。それを忘れないでいただきたいと思います。  区画整理事業について、少し、4月20日にね、住民に配布された資料、そして私たち議員にも棚に入れてもらってあった資料、これについてね、見て、いろいろちょっと疑問に思いましたので、お尋ねをしていきたいと思います。  この区画整理事業は、調整区域ですので、やっぱり都市計画の変更ね、市街化にしていく。これをあわせてしなきゃならないということになっております。  この図面に、ここのインターをね、何で工業地域にするんか、これちょっとも意味はわかりません。中日本高速が土地を持っていて、その中に浄水場だけ菰野町に残っているんですよね。あとに個人の土地なんか何もないんですよね。ということは、区画整理をして、工場用地に示して、何で、何のためにするんやって、これがわからないんですよね。これはまた委員会で詳しく聞かせてください。  ただ、1点だけね、工場地域に、この事務所ですね、管理事務所、一般事務所と一緒ですよね。こういうものは可能ですか。まちづくり室長、答弁願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長、伊藤俊幸君。 ○まちづくり推進室長(伊藤俊幸君) 菰野インターチェンジ周辺の市街化区域編入地区の用途地域につきまして、工業地域としている場所に事務所は建築できるかのお尋ねですけれども、工業地域内に事務所は建築できることを確認しております。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) わかりました。  ただね、事務所が建つと言うと、普通の事務所は住居地域とかね、準住居とか、そういうところがメインだと思いますが、この辺の意味がわからなくなってきますね。  ほんで、本当になぜ、どうしてもしなきゃならんものか、また聞かせてください。  ちょっと資料7って書いてあるけど、7かな、4月20日に出された資料をちょっと映していただきたいんですけどね。  これですね、この図面ね、先般、都計審やかでも、私たちももらってますけどね、9の資料、調整池ちょっと覚えといてくださいね。  9の資料を先にちょっともう一遍、映してもらえますか。9の資料ない、ナンバー9って書いたやつ。  これ見てね、これには載っとらん、ごめん。済みませんね、載ってるやつがあるはずなんですが、ちょっとよろしいですわ、もう。  これね、調整池ね、場所がね、変わってるんですよね。それはなぜかって、この今、映してもらった幹線ね、区画整理の中に幹線道路をつくろうとしてますけど、道の東側にあったんですよね。西側に移ってるんですよ。そして工場のほうは、一番下の造成地につくる予定が真ん中に、これ今変わってたんですよね。調整池変えるとね、物すごく工事費がふえて、流れも大変になると思うんですよね。こんなことあり得ないんですよ。なぜかと言うとね、まちづくり室長、私はあそこが間違ってると思ってる。万が一、後が正しかってもね、当初なんやったんってなるんですよね、必ず。場所なんかそんに簡単に変わるもんじゃないんですよね。流末の配水量を考えて、調整池は一番経済的につくらなあかんですよね。多分、工業団地の中にね、西に移しますとね、私の単純な考え方だけでも、5メートルぐらいの大きさ、全部余分に要りますよ。何億円って多分、工事費ふえると思いますよ。  それから、公園ね、公園も変わってるんですよね。今のこの資料7でしたか、8を映してください。  この公園ね、一番、あそクリニックの近くに寄ってますよね。今までの図面、違うんですよね。はっきり言や、当初はだめだったけど、修正されたやつは、2,500平米程度が点在しとったんですよ。これね、公園っていうのは用途地域を決めてますから、そこに住んだ人たちの防災上の避難場所なんですよね。子どもだけが遊ぶんじゃないんです。やっぱりね、できないことを私はされてると、この図面は思っています。  聞いてると時間がありませんので、ちょっとこれは次、行きます。  資料9ですね、資料9映してください、もう1回。  これ、私たちも以前、昔もらいました。  そして、先般の1月の都計審に示された図面なんですよね。ここで緑色がありますよね。容積率がよそから見て100になってますので、はっきり言って、優良住宅地って、住む環境の敷地が広く要るっていうことになります。この用途地域の指定はね。今回、次の図面でしたか、資料これ8なんですが、9じゃない、9-1っていうのをもう一遍、映していただけますか、今さっきの。  これ見たらね、小さい字でわかりにくいんです。保留地想定位置ってオレンジ色のほうに書いてあるんですよ。その下にね、準住居って書いてあるんですよね。町が決めるんですよね。施工業者が勝手に変えられるもんじゃないんですよね。一度、都市計画審議会に、このように進めますって報告したんが1月ですよね。4月になって勝手にね、変えたらだめですよ。都市計画ってそんなもんじゃないんです。これね、多分、まちづくり室長ね、はっきり言ってね、4月に異動になってきて、ここまでチェックするっていうのはちょっと難しいと思います。  そして、彼の場合ね、事業系はほとんど経験ありません。もちろん都市計画に携わったこともない。その人がね、急に来てね、出された、前任がしたものは合うとると思ってるんですよね。4月20日に住民にしゃべるのに、異動、4月1日に来てね、通知も出してますので、見とる時間ほとんどなかったでしょう。これはね、総務課長、やっぱり人事、いろんなもの、本当にやろうという人事に私はなってないと思ってる。事業はね、この1年が勝負なんです、ここは。  そして、まして都市計画っていうのは、菰野町の根幹ですから、このように簡単に変えるものではありません。  まちづくり室長、区画整理事業には、補助金要項が町はあるんですよね。修正されて変わってるか、今わかりませんが、そこに沿った公金の支払いですね、この50ヘクタールをしたら、どれぐらいの町費を出さんならんのか。どれぐらいの税収がふえるんだとか、こういうものは計算されていますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。
     まちづくり推進室長、伊藤俊幸君。 ○まちづくり推進室長(伊藤俊幸君) 助成要綱による支出の見込みですけれども、現時点において、事業計画がはっきりと定まっておりませんので、見込み額についてはつかめておりません。  また、税収予測についても、申しわけございません、今のところ算出しておりません。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) それね、今の言葉ね、一般的な答弁なんですよね。  しかしね、町長、ここで忘れたらあかんのは、菰野町がインターのところの玄関口にしようとしているんでしょう、町は。  それで、町費をつけて、今こうやってサポートさんにお世話になっているんでしょう。町が出すべきものをきちんと弾いて、先にね、補助金要項にのっとって金額示してあげないと、彼らが土地の面積わかりませんやんか。だから町はただそれを金額が何億円、例えば5億円、10億円っていう数字になったときね、私たちが心配するのは、そしたら市街化になったら税収はどれぐらいふえるんだろうと。3年で大体回収できるんかとか、10年かかるのとか、こんなんもやっぱり大事になるんですよね。これね、事業を推進、やりましょうって、ことし1年。残り1年ですよ。町が出してなきゃあ、正確なもん出ないじゃないですか。今までこの3年さぼってきたんと一緒なんですよ、今。一緒のことやってますから。9カ月しかないということを忘れたらだめですね。  ほんで、また都市整備課長、鳥居道線、きちんとできるだけ早くね、お願いいたします。  もう1点だけ聞きます。簡単に答えてくださいね。  この9-1、今、映してもらった、もう一度、映してくれますか、9-1。  ここに、点線で囲んであるところ、保留地想定位置、住居、約1万5,730坪、坪13万2,000円です。こういうお金で保留地を処分させてくださいって、こういう説明ですよね。そうすると30億円ばかりの工事費になりまして、全額で43億円ばかり、かかりますという、こういうのを説明されていますよね。このときに、このお金でどれだけの区画整理の施行区域の施行ができるっていう区域ですね、これは示されましたか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長、伊藤俊幸君。 ○まちづくり推進室長(伊藤俊幸君) 事業代行予定のほうからは、おおよその範囲というのは示されておりますが、具体的な面積というのは、はっきりと示されているものではありません。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 口頭で万が一、言ってあっても、この図面に載らなあきませんよね。これだけの場所の区画整理事業をするから43億円要るんですって、これがなかったら、もとがなかったら、こんなん話になりませんやんか。これは区画整理の話をしてるんじゃないんですよ。これだけしゃべったら宅地造成の開発をやってるんですよ。区画整理はあくまでも地主さんが土地を減歩してる。どんだけ、どの場所に返ってくるんだという施行区域を示し、金額が必要なんです。そのためにはこんだけの土地を売らなあかん。これ順番間違ってますよね。これね、多分ね、住民の、この土地の所有、ほとんど僕わかってないと思う。こんな説明の仕方でね、理解できるほうがおかしいんですから。これね、ちょっと考え直してもらわなあきませんね。  区画整理は、これで終わります。  1点目の、もう一遍この議会と行政のことを少し時間いただいて、させてください。  この件についての原因はね、やっぱり3月議会で議会が紛糾したこと、委員会でも紛糾しました、その事後処理をされてない。その被害はだれだって言ったら、8つの区なんですよね。8つの区長さんは、今、言われた、僕1つだけしましたけど、平成28年に町がやりましょうってしたんですよね。用地は買ってあるもんだと思って平成30年に工事費の予算組んだ。いざ組んでみたら、用地が買ってなかった。この3年っていう空白はね、住民要望を採択した町は、この区に対してね、3年空白だけで済まないんですよね。ことし用地買収をしたところで、来年にまた工事がかかるんですよね。本当に僕ね、各課どうやって考えたんや、納得できないんですよ。  まずね、財務課長、これ予算はつけますよね、財務課で大体査定して。  しかし、それを執行していたか、いなかったか、補正予算というのが最後にあるんですよね、3月に。そこでこういうものを、議会で紛糾したことがあって、明白になったんですよね。そしたらこの待ってもうた人にね、補正予算で6月に肉付けする必要はあると思いませんでしたか。お尋ねします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  財務課長、相原賢治君。 ○財務課長(相原賢治君) 財務課といたしましては、説明責任を果たした上で、予算の適正な編成及び効率的な執行が非常に重要やというふうに考えておりますので、必要な予算についてはですね、必要と原課からあがってきたものについては、私どもと予算の編成をさせていただくということでございます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 一般的だったら、そんでいいんですよ。  しかし、これ議会が揉めたっていうことは、そこで大なり小なり、資料が出てるんですよね。僕これ一部しかしゃべってないけど、やっぱりほかの区にも多々問題あったんですよね。それをね、予算配分した課がチェックせなだめだと思います。  そして、総務課長に1点聞きますがね、簡単に答えてもらえばいい。  これ平成28年でね、監査事務局ですよね、総務課は。予算は住民との約束って書かれたんですよね、監査委員に。これを逸脱してるっていうことを認識されていなかったのか、こうやって思うんですよね。監査委員さんが、やはり大分この言葉は、書くのに悩んだと思います。これ総務課もね、やっぱりその辺はね、この指摘を受けたこと自体にどう思いますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  総務課長、小林義久君。 ○総務課長(小林義久君) 監査委員からの指摘につきましては、真摯に職員一同、受けとめるべきであろうということを考えております。  予算が住民との約束っていう部分においてもですね、議決をいただいた以上、執行部として、丁寧な説明に努めておるということで認識はしておるところでございますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 企画課長、これね、きょう補正予算にあがってないということは、協議はどの程度呼んでどうやってされました。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  企画情報課長、加藤正治君。 ○企画情報課長(加藤正治君) 今回の補正予算の調製につきまして、担当各課及び財務課、あるいは総務課との協議の中で、まず必要であるというような、各課の必要度合いからあがってきたものについて、審議をさせていただいております。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) おかしいね、そんだけしとってなぜ、つかんだんですね。  都市整備課長、1点だけ、簡単に聞きます。  この3年の空白で待たせた工事場所と、ことし新規の工事場所ありますよね。どちらをあなたは選択しますか。予算がなかったら、どちらか選ばなあかんのやったら、組みかえはあなたのところできるんですが、どう考えますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) お示しいただいておる田光公会堂線につきましては、平成28年から御指摘のとおりでございます。この平成31年度の予算についても、田光公会堂ほか1路線ということで、要望をあげ、内示もいただいているところでございますので、新規路線もありますけれども、田光についても予算化しているということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 町長ね、予算はついてます。確かに用地買収費だけね、去年ついとった工事費がついてないんですよね。  ということは、この3年空白になって、用地が買えた。そして来年工事する。そうすると5年後になるんですよね。おくれたものは1年でも早くしてあげよう、これが私、大事やと思うんですよ。そこの人は待ってるんですから。私の聞いた1例だけ申し上げるとね、もう自分の土地はこんだけかかりますから、引き下がって石積みされてるって。それを放置されてるんですよね。  そして、時間ないのでもう終わりますけど、この委員会終わるまでに、補正予算で組みかえするのか、当初予算で追加するのか、考えだけ、きちんと私たちの委員会に報告してください。これだけを町長にお願いして、私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、久留美正次議員一般質問は終了をいたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  なお、安全安心対策室長、瀧見浩志君は、退席をしていただいて結構です。  休憩時間は、10分程度といたします。               午前11時00分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午前11時12分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  1番議員、福田雅文議員、登壇ください。            〔1番 福田雅文君 登壇〕(拍手) ○1番(福田雅文君) 皆さん、こんにちは。  今回で2回目ということで、ちょっと緊張をしておりますが、一つよろしくお願いをいたします。  1番議員、福田雅文でございます。  貴重な本議会の時間をいただきましたこと、感謝申し上げます。  さて、議長のお許しをいただきましたので、質問通告に従い、質問をさせていただきます。  私の質問でございますが、大きく2点ございますが、第1の質問は、質問通告どおり、菰野町の農業と林業と福祉事業との連携の方向性であります。  まず、質問①といたしまして、新町長になられた柴田町長の方針について、お聞きをしたいと思っております。  菰野町では、従来からマコモを中心として、農業と福祉の連携、いわゆる農福連携事業が模索をされてきました。  その流れに従って、平成28年度には、農福連携雇用推進協議会が開催され、農業と福祉の連携について、協議、検討をされてきておると認識をしております。  また、昨年からは、菰野富士での関連事業の中で、江野高原ツツジの苗木づくりを障がいの方々の施設の仕事として、実験的に、その取り組みが始まってきております。ことしも、苗木を植えるような事業をさせていただいております。  菰野町の農業や林業の地域資源を障がいを持たれた方々の雇用の場として活用することで、障がい福祉や農業、林業の担い手不足の一助となることを目指して、やっていただいておると承知をしておるところでございます。  これらのことを含めて、新町長としての今後の方向性、方針でございますけれども、お聞かせをいただければありがたいと思っております。  また、質問の②として、もう少し詳しくでございますが、農福連携の中でも、特に菰野町の中心となるマコモ事業と福祉事業の連携の方向性を詳細に少しお聞きしたいなと思っております。  質問理由としましてはですね、菰野町では十数年前からマコモ事業を1つの特産品として取り組んできていただいておるということでございますが、当初から障がいの福祉事業との連携を模索しつつ、現在に至っておるところでございます。  特に、昨年からはですね、マコモを生産する事業にも、町内の障がい施設がかかわって、音羽地区内のですね、田んぼを使用させていただいて、試行的に連携事業が開始されたところでございます。  この事業についても、まだまだ町の支援が必要と感じておるところでございます。  福祉事業で取り組む活動は、ある一定の方向性がしっかりと示されて、安定した支援が今後とも必要不可欠であると感じております。  その意味からも、中長期的の計画性をもって、関係が事業構築を進めてもらうことが非常に肝要かと思っております。  新町長体制、町長かわられましたので、体制が変わったところでございますので、そこが継続していただけるのか、しっかりと進めていくのか、また充実、発展させるのか、こういうところをしっかりと話を聞いておきたいと思っております。  それから、もう1点、大きな質問になりますが、認知症高齢の行方不明の捜索対応の件に移りたいと思います。  先日、私の住んでおる千種地内において、認知症の方が行方不明に、残念ながらなられました。実際に私もその捜索に、直後に協力を、体験をいたしました。  幸いなことに、命があって、2日後に無事に発見をされて、ほっとしておるところでございます。  ただ、2日間という長い時間の経過と山が近いということで、ダニに大分くらいつかれたりということで、負傷は負ってみえるというところでございました。  これら認知症を患っておられる方や、その家族が基本的には悪いわけではなくて、認知症という病がなせるわざでございます。ぜひとも、こういうことがあったということで、皆さんも大変な思いをされたということだと思いますが、ぜひとも、正しい知識を得ていただいて、絶対に御本人さん、家族を責めていただかないようにお願いをしておきたいなと思っております。  さて、認知症による見当識障がいで、自宅に帰ることができなくなり、最悪、行方不明になってしまうことが、いつどこで起こるか、実際には全くわかりません。御家族にもわからない。  今回の私自身の反省として、早期対応の重要性をさらに痛感したところでございます。  特に痛感しましたのは、捜索対応の中心は、どうしても当然、御家族になります。  しかし、御自分の身内が行方不明になったということで、大変混乱をされているということ、また御身内自身、最近は御家族も遠くに住んでみえる場合も多うございますので、探される方が高齢という問題も出てきております。  そういう部分で、どうしても初動体制がおくれるんではないかということを非常に感じたわけでございます。  また、近隣の方や区長さんを初めとする区役員の方、また民生委員の方々、家族にかわって捜索の陣頭指揮と言ったらおかしいんでしょうか、どうしようということを、指揮をふるっていくことが、すぐに正しくできるかと言われると、なかなか訓練をされたわけではありませんので、どうしようということで皆さん、悩むわけでございます。それを今回、本当に、こう感じ、自分がみずから感じたというところもございました。それは今まで、皆さんも御承知のとおり、私は社会福祉協議会で長年この仕事に携わってきてました。  そういう意味から、今までの体制が十分とは言えませんけど、まあまあいいんじゃないかという、ちょっと甘さを感じておったかなと思っております。  特に、御家族や近隣の方々など、捜査に実際にかかわる方々が混乱をした、そういう混乱をする思いや実際は、一番困ってみえる方は、実際に帰れなくてどうしようと悩みながら迷子になってしまっている御本人、そして最後には、命が本当にかかっている。  こういうことから、ことの重大さを本当に痛感するということに至ったわけでございます。  そのため、今回ちょうど急になったんですけど、自分の考えとった質問ではなかったんですけれども、急に少し入れさせていただいて、この対応について、お聞きをしていきたいと思っております。  みずからの反省を踏まえて、②番として、早期対応がスムーズにできる手順書などをですね、整備をして、行方不明になったときの対応手順を啓発、また普及、皆さんに伝えて、また普及、それぞれに置いてもらうようなことを今回ぜひともお願いしていきたいなということで、町としての考え方をお聞きしておきたいと思います。  なお、それにならないためにも、予防策や、もし行方不明になっても、早期発見ができるような施策をですね、③として、行方不明の防止をするための町としての支援策について、お聞きをしていきたいと思います。  以上、私の今回の質問でございますが、一つよろしく御答弁、お願いいたしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 福田雅文議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。
                 〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) それではですね、順次、質問に答えさせていただきます。  まず、1番、菰野町の農業・林業と福祉事業との連携の方向性について、①番からお答えいたします。  まずは、農業・林業と福祉事業との連携についての方針っていうふうなことでございますが、現在、農業を取り巻く情勢は、国際自由貿易交渉や農業改革等により、大きく変化しており、農業現場では少子高齢化に伴う担い手不足、耕作放棄地など、課題が山積している状況でございます。  農福連携とは、障がいの方々の就労先の確保をしつつ、今、述べたような、これらの農業を取り巻く課題を解決する方策の1つであるというふうに理解しております。  そして、この農福連携事業として、町独自の実施しているものでございます。これはこの後でまた詳しく答弁いたしますが、障がいの方々がマコモ栽培にかかわることのできる圃場において、障がい施設等が農業にチャレンジできる環境を整え、農業と福祉の垣根を低くすることにより、障がいの就農促進を図るとともに、町特産品であるマコモの生産量を増加させていく計画に取り組んでございます。  今後におきましては、基幹産業として、地域農業が抱える問題等を解決しながら、それぞれの障がいの特性に合った地域での就労の場を確保していけるよう、農業と福祉が連携を図っていくことが重要であると考えております。  また、当町における林業につきましても、人材不足でありますことから、障がいの皆様の力を活躍の場にする林福連携事業の取り組みも推進している状況であります。  この林福連携事業におきましては、菰野富士観光名所づくり事業の一環として、菰野町わかば作業所にツツジとアジサイの苗木育成、植樹作業等の仕事を切り出し、障がい福祉事業との連携を図っております。  今議会における一般会計補正予算でも上程しておりますが、菰野富士のユニバーサルツーリズム促進環境整備工事では、林福連携事業とともに、積極的な事業推進を図っていく計画であります。  このように、町行政が福祉支援を実施していくことで、町全体の魅力アップとなり、また担い手不足の一助となるとともに、障がいの就労支援の向上と効率的な事業展開につながっていくものと考えております。  現在におきましては、実験的な支援を行っている状況でありますことから、一定の成果があらわれるまで時間を要すると思いますが、しばらくの間、町行政が中心的な役割を果たしつつ、また他の事業の実施の可能性も探りながら、農業及び林業と福祉事業の連携を積極的に推進してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、先ほど御紹介いたしましたマコモ事業と、また御質問ありましたマコモ事業と福祉事業の連携の方向性について、答弁いたします。  町内におけるマコモ生産につきましては、平成16年度から実施されており、当初から障がい福祉との連携も視野に入れており、ようやく昨年度から生産の一部を菰野町わかば作業所やあさけ学園との連携で作付されるようになったとの経緯がございます。  現在、福祉事業で実施できる範囲をしっかりと確認しながら、支援が必要である部分も明らかにして、農福連携事業の方法を各関係機関で検討していく必要が、さらに必要があると考えております。  今年度における農福連携事業では、事業の可能性を調査できる実証実験として、株分け、田植え、収穫等の作業を支援するとともに、町内において消費する仕組みづくりを調査、研究する予定であります。  今後のマコモ栽培におきましては、手作業で実施する工程が多いことから、福祉事務所等との連携を緊密に図りながら、栽培内容を検証し、農業と福祉の分野を結びつけ、菰野町における障がいの仕事として定着していくことと、町特産品の開発を担っていくこと、この両者を目標とし、事業の推進を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、大きな2番、認知症行方不明の捜索対応についての御質問、①番から③番について、順次お答えいたします。  まさに、先ほど御指摘いただいた6月初めに、千種地区において、認知症高齢が行方不明になった案件を受けてのものというふうに私も認識しております。御質問の趣旨はそのようなものと認識しております。  日本における認知症と診断された方の数は、高齢化の進展により、増加してきており、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症高齢が700万人になると推計されております。  このように、急激に増加が見込まれる認知症の皆様が住みなれた地域で自分らしく暮らし続けることができるよう、地域全体で認知症の方々を支える環境整備を図る必要があると考えております。  当町では、このような認知症の方々を支える地域の体制として、認知症を正しく理解した上で、認知症の人や家族を温かく見守り、支援する応援となる認知症サポーターの養成に取り組んでおります。  また、町、警察、社会福祉協議会、関係機関や団体等が菰野町SOSネットワーク事業として連携し、認知症高齢等の見守りを行っているところであります。この菰野町SOSネットワーク事業は、重度の認知症の方で、徘徊により行方不明になる恐れのある方に、まず御登録をしていただき、認知症の方が行方不明となった場合には、認知症サポーターや区長様を初めとする地域の支援員、町内福祉事業所など、関係機関に行方不明情報の発信を行い、早期発見に向けたネットワークを構築するものでございます。  御質問の捜索対応の現状についてでございますが、認知症高齢が行方不明となった場合につきましては、御家族から警察に届けていただき、警察から地域包括支援センターへ情報が入ります。地域包括支援センターでは、菰野町SOSネットワーク事業への登録の有無等を確認し、未登録の方には登録をしていただき、情報をメール配信し、地域の支援員の皆様に捜索協力をいただいておるというような状況であります。  次に、2点目、②の認知症行方不明の捜索対応手順の啓発についてでございますが、町広報や社会福祉協議会の広報紙「みんなのふくし」等へ掲載することで、町民の皆様への周知を図ってまいりたいと考えております。  ③番、3点目の行方不明の方々の防止策、行方不明が発生することの防止策につきましては、現在、菰野町では、菰野町SOSネットワーク事業に登録いただいた認知症高齢の方に、靴やつえ等に貼る反射材でできたSOSステッカーを配布することで、認知症サポーターの方が、そのステッカーを貼付された、そういうふうなものをお持ちいただいた方を見かけたときに、認知症の方であるということがさりげなく判断できるようにしております。もしものときには、夜間でも発見しやすくなるような反射材でできたステッカーでございますので、夜間でも発見しやすいような取り組みを実施しておるところでございます。  今後、他市町の先進事例等につきましても、引き続き研究してまいりたいと考えていますので、御理解賜りたいと存じます。  なおですね、認知症行方不明数につきましては、健康福祉課長から補足答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。  私からは、以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 補足答弁を求めます。  健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 現在、町内の認知症高齢の行方不明の方は、1名というふうに把握をしております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  福田雅文君。 ○1番(福田雅文君) 御丁寧な御答弁ありがとうございます。  確認になりますけれども、菰野町の農業、林業、農林福ですね、福の連携事業については、障がいの雇用や農業や林業の地域資源の支援の一助として、従来どおり、積極的に進めていただけるということを確認させていただきました。ありがとうございます。  町内の障がいの就労施設では、農業をメインに雇用の場を創出しているところが数カ所ございます。ぜひ、それぞれの取り組みに対しても、町としての御支援を賜りますよう、改めてお願いをしておきたいと思っております。  また、林業と観光、環境及び福祉をテーマに、菰野富士での事業が多々ありますけれども、これについても、今お話しいただいたように、中途半端な形で終わらせるのではなく、しっかりと進めていただけるということをお聞きいたしましたので、安心をいたしました。一つよろしくお願いをいたします。  なお、先般、杉谷地区において、本藍染めをやられとる方、事業をやられとる方からオファーがございまして、障がいの福祉事業との連携の提案もいただいており、その皮切りに、藍の藍染めの原料となるですね、藍をですね、障がいの就労施設で栽培したらということをいただきました。そういうことも、試みも始まっております。まだ模索途中でございますけれども、新たな農業、観光の地域資源と障がい雇用との連携について、今後とも、ぜひとも御検討をいただき、御支援いただきますよう、ここでお願いをしておきたいと思います。  このあたりについて、何か、ごめんなさい、御答弁を少し、その感じをお話いただければありがたいです。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、伊藤 悟君。 ○観光産業課長(伊藤 悟君) 再質問に御答弁をさせていただきます。  先ほど、町長からも答弁させていただきましたが、町内での障がい就労施設では、農産物生産における雇用の創出を実施している状況であります。  町担当課といたしましても、農業と福祉が連携しながら、発展していくよう、さらなる支援を行っていきたいと考えております。  また、林業と観光と福祉を結びつけた菰野富士観光名所づくり事業におきましては、町わかば作業所による苗木育成、植栽作業等、仕事を切り出し、林福連携事業として取り組みながら、事業の推進を図っていきたいと考えております。  先ほど、議員から御提案がありました本藍染事業等につきましても、障がい就労施設で実施される新たな農業と観光の地域資源として、参考にさせていただきたいと考えております。調査、研究してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 福田雅文議員。 ○1番(福田雅文君) ありがとうございます。  大変、力強いお言葉をいただきまして、ありがとうございました。  マコモ事業についても、菰野町の特産品の育成の観点と障がいの雇用拡大の一助として、しっかりと御支援をいただくということで、ありがとうございました。  そのところでですね、先日、新生みらいの方々のお誘いを、私いただきまして、政務調査の一環としてですね、香川県の高松市の社会福祉法人ナザレの村という施設でございますが、農福の連携をされておるというところを視察させていただきました。  この法人の統括責任の野町様はですね、昨年この当町の社会福祉大会で御講演をいただいた方でもあり、また2年前になりますか、菰野町のマコモをですね、菰野町から輸出するって言うたらおかしいんですけど、お持ちいただいて、こっちから持ってったんですかね、持っていかせていただいたんでしょうかね、マコモを栽培して、取り組んでいただくということで、栽培を現在していただいておるところでございます。  そういうような関係の深い施設でございましたので、たまたまお誘いただいたということで、そちらのほうも見せていただいたところでございます。  そこではですね、栽培はもとよりですね、商品開発、大分進んでおられて、マコモ事業をですね、障がいの仕事として定着できるよう、極めて努力をされておられました。  その若干、写真がございますので、少し皆さんにも、菰野のマコモがどんなふうになっておるかということを見ていただいたらと思いまして、お持ちをしております。  これがちょうどナザレの村さんが、この11月、昨年の11月に、就労支援のB型としての施設として、新たにつくられたというところでございます。レストランでございますけれども、この中にレストラン部分と食品等の販売部分と、そして加工する部門が入っております。そして中にはちょっとお茶を飲むというような、カフェ的な意味合いも持たせた施設でございました。これは入り口です。  次の2番を映していただくといいんですが、ちょうど入ったところで、右のほうに冷蔵庫がありまして、その中にアイスクリームですね、ジェラートが入っておるんですが、そこにマコモの粉末なんかを入れたジェラートが販売されておりました。  そして、ちょっと見にくいんですが、奥のほうに、ちょうどレストラン部分があるというところでございます。  次、ちょっと3番を見ていただくとありがたいんですけれども、ちょうど受付が入ったところに、特産物、四季菜さんみたいなわけにはいきませんけれども、自分とこでできたものや、それから他の作業所等でつくられたようなものも仕入れられて、販売をされておられました。  もう1枚、めくっていただけますでしょうか。  それで、マコモでございますけれども、旬のときしか使えないかと思いましたが、それをですね、ある程度、加工をしまして、てんぷら用の大きさに切って、急速冷凍をして、これちょうど急速冷凍をしたパック詰めのものでございますけれども、それを保管しながら、通常、食品、定食に出せるというような仕組みでございました。  ちょっと5番目を見ていただくと、ありがたいんですけれども、次の。  それからね、葉っぱでございますが、現在も葉っぱ、私らが行ったときは葉っぱ採集中でございましたけれども、葉っぱを細かく切って、それをですね、乾燥機にかけて、乾燥させている。それを粉末状にして使うというような形でございます。  次をお願いできますでしょうか。  これがちょうど厨房部門ですね、加工ではなくて、厨房部門で、レストランのものが出せるという部分のシーンでございます。  次、お願いできますでしょうか。  これがちょうどお昼時期に行かせていただいたので、食事もぜひともとらせてほしいということで見せていただいたんですが、当然、香川ですから、うどんが名産ですので、うどんもついておりますけど、その隣についておるてんぷらがマコモのものでございます。そしてうどんの上がきんぴら、マコモのきんぴらということであります。  次、お願いできますでしょうか。  これが、マコモが入っておるものでございますけども、てんぷら、きんぴら、そしてジェラートということでございました。  次、お願いできますでしょうか。  もう1つでございますけれども、今のマコモ、本体はマコモダケをですね、使うのは、菰野町でもやっていただいておりますし、ホテルでもやってみえますし、それから粉を使うのも町内で使っていただいとるということで認識をしておるんですが、ちょっと変わっておるなと思ったのは、ここの施設が紙すきをされているんですよね。牛乳パックをこう、ほぐしてする紙すきですけれども、それですと、こう、ふたふたにと言うか、こう、しっかりした、紙自身はかたい、破りにくいんですけれども、固さがないという、強度と言うか、ふにゃっとなってしまう。そういうところを補うために、マコモの繊維をまぜて、繊維を入れた紙すきの製品で、ちょっと見にくいんですけれども、コースターであったり、それから名刺入れであったり、それから下のほうには、はし袋ですかね、そういうものが置いてあります。非常に参考例として、いいなというふうに思わせていただいて、またマコモ自身のこう利用というものも、新たな、菰野町は長年ね、やってきたんですけれども、ここ2年でですね、ここはそういうところまでこぎつけたということでね、非常に、努力は非常に大変だっただろうと思いますけれども、参考にさせていただいたところでございます。  こういうような製品があります。ありがとうございました、映像。  実際、それらマコモをですね、使われて、農林福の連携、そしてそれを普及して使って、作業所の福祉の仕事にしておるということで、まさしく一次産業、それから加工の二次産業、そして商売っていうことになりますが、3次産業、いわゆる現在それらを3つ合わせてやることを6次産業ということで言われておりますけれども、6次産業を実践されている状況でございました。それに福祉事業を加えた、プラス1次つけるわけでございますので、7次産業と言えるんか、現在7次産業と言うと、観光をつけて7次産業と言われておりますので、ある意味、菰野町でやると、観光プラス福祉ということで、8次産業って呼んだほうがいいのかもわかりませんが、ごめんなさい、こんな言葉はございませんので、勝手につくっておりますが、そういうようなことを今後、菰野町では考えられるんではないかということでございます。ぜひとも菰野の特産であるマコモ事業のさらなる可能性を見出してですね、町としても、御支援いただければ幸いと思っております。このあたり、担当の課の考えも聞かせていただければありがたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、伊藤 悟君。 ○観光産業課長(伊藤 悟君) マコモ事業の可能性について、御質問をいただきました。  菰野町では、平成16年度から、切畑地区におきまして、マコモ栽培が始まり、令和元年度におきましては、町全体で約2町3反の面積におきまして、作付を行いました。  当町におきまして、収穫されましたマコモタケは、採れたて以外にも、乾燥や水煮による保存を行っており、またグリーンの葉においても、粉末加工したものを町内の事業所や観光施設等に販売しております。  さらに、道の駅ふるさと館等では、一般の方々を対象に販売をしている状況でございます。  町内におけるマコモの振興活動としまして、町立の保育園、幼稚園でマコモ植え体験を実施し、町立の小学校では、小学校給食に活用するなど、町全体にマコモが普及していくよう取り組んでおります。  また、マコモ関係のPRとしましては、毎年、庁舎周辺でのけやき公園において、マコモ収穫祭を盛大に行っております。  また、全国マコモサミットへの参加、各種ホームページでの紹介を実施するなど、町内外に対して、さまざまな活動を実施しております。  このような取り組みによりまして、現在では菰野町へ問い合わせとか視察研修の申し込みを受けている状況でございます。  担当課といたしましては、農業分野と福祉分野との連携事業などを視野に入れ、町特産品であるマコモの可能性を積極的に探ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 福田雅文議員。 ○1番(福田雅文君) ありがとうございます。  たくさんのことをね、取り組んでいただいております。ぜひとも続けていただければと思いますが、最近ですね、マコモの生産、私、かかわり出しましたので、そういうことでお聞きをしたところ、町のほうで作付面積がふえたということで、マコモがいっときにたくさん採れてくる。それをこう、さばいていくようなところが個々の生産に任されとるところもあると。その辺についてですね、生産が簡単にですね、販売できるような、おろせるような仕組みっていうものが今後課題になってくるんではないかということでございますので、今までもある程度のルールはあったと思いますけれども、改めて御検討をお願いできたらありがたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、伊藤 悟君。 ○観光産業課長(伊藤 悟君) マコモタケの販売ルートの課題につきまして、御質問をいただきました。  今後の方向性につきましては、年間通じたマコモタケの安定供給体制を確立し、収穫時期が一時期に集中することから、販売ルートの確保、そして新規開拓を実施していく必要があると認識はしております。  御指摘の出荷の仕組みにおいては、今後研究をさせていただきたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 福田雅文議員。 ○1番(福田雅文君) ありがとうございます。  すぐにはね、できないと思います。  また、生産の方の意向もあろうかと思いますので、ぜひとも取りまとめのほう、町のほうで主体的にやっていただければありがたいと思っております。  さて、認知症の高齢の行方不明のほうに、少し御質問を移りたいと思います。
     町長、認知症の高齢の対応、御答弁ありがとうございました。  現在ですね、認知症サポーターや菰野町のSOSネットワークの登録について、現在どのようになっているかをお教えください。担当課長、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 認知症サポーターや菰野町SOSネットワーク事業の登録数について、お尋ねをいただきました。  認知症サポーターにつきましては、各地区のコミュニティセンター等で行います認知症巡回相談と一緒に養成講座を実施しておりまして、今年度は6回、実施を予定しております。  現在までの認知症サポーターの養成講座受講数は、延べでございますが、2,561人となっております。  また、菰野町SOSネットワーク事業に登録をしていただいておる認知症高齢、いわゆる行方不明になる可能性があるという高齢の方の登録数は、現在31名となっております。  また、認知症サポーターなどの、そういったSOSネットワークの中の協力数、捜索協力数につきましては、現在281名となっております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 福田雅文議員。 ○1番(福田雅文君) ありがとうございます。  SOSネットへの捜索協力がですね、281人。多いと見るか、少ないと見るか、感覚的にでございますけれども、SOSに実際に行方不明になる確率の高い方が31名みえるということから考えると、非常にまだまだ普及されていないというところでございます。ぜひとも大切な町民の命を守るという観点からも、この場をおかりしましてですね、各関係機関の方やすべてというか、多くの町民の方々が御登録をいただくことをお願いするとともに、ぜひとも町としても、それを、登録をですね、強く要請を求めていっていただければありがたいなと思っております。  また、捜索の初期対応については、認知症の御家族や各地区の区長さん、民生委員さんなど、かかわる方々が集う場所を生かして、啓発に努めていただくような形で、今後進めていただくと、ありがたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 議員からの御提案がございましたように、認知症サポーターの養成講座や認知症の巡回の個別の相談会、また、けやきでのお茶飲み会など、そういった認知症の方や、その家族の方、支援の方が集まる場が事業としてたくさんございます。行方不明となった場合には、捜索対応手順等をまとめたチラシを作成いたしまして、その場において配布するなどして、今後も啓発に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 福田雅文議員。 ○1番(福田雅文君) ありがとうございます。提案にですね、御理解いただきまして、ありがとうございました。  それでは、認知症を患って行方不明になってしまう方々は、ある意味、正しい判断ができず、命の危険性が大きいため、ぜひ予防や早期発見のですね、対応をさらに御検討いただきたいと思っております。  そこで、1つ先進事例というか、私、もっといいところないかということで調べましたところですね、「行方不明を防ぐ・見つける市町村・地域における取組事例」と題してですね、厚生労働省から平成29年1月に冊子が発行されておるところでございます。  ちょっと資料を少し見せていただくと、ありがたいんですが。表紙だけですね。  こんなテーマでですね、先進事例が挙がっておりました。  次のものをめくっていただくと、ありがたいんですけれども。  ちょっともうほとんど見えませんので、10カ所のですね、市区町村の事例であります。御答弁いただいて、御紹介いただいておるような、菰野町が頑張って取り組んできていただいておるような、同じようなものも多々あるんですけれども、その中で、例えば今回、私も体験したんですけど、夜、夜間だったということもあって、警察は対応できましたけど、それ以外がなかなか対応できなかったということもございます。もちろん地区の方が何人か出てですね、探していただいたということもございますけれども、広く啓発できなかったということもございましたので、そのあたりである程度、目標物が見つかるような形の仕組みとして、その中の5番目になりますかね、次の資料を出していただくと、ありがたいんですけれども。  少し大きくしていただくと、群馬県の高崎市の事例でございますけれども、GPS機器の貸し出しから捜索、それから保護までを無償にし、救援を促進するというような事業を取り組まれておる事例でございました。  当然ですね、ある程度、所得のあられる方は、それを取り組もうということでありますが、私も実践的に経験があるんですけれども、やはり費用がかかることでございます。高齢の二人世帯になってくると、年金で暮らしてみえる方々は、非常にそのあたり、わかるけれども、毎月3,000円や4,000円要るのは厳しいねという話になる。  そして、まあまあのところでですね、見つかるという場合で、どうしてもそのあたり、危機的な部分がすぐには感じていただけないというところで、なかなかそういう機器を持とうとされない方も多いんでございますが、そういう方々にも、軽くって言ったらおかしいですけど、気軽に、安全に取り組めるということで、少しこういうことも御検討をいただいたらどうかという1例でございます。  当然この機器なんかの導入については、当然、通信費等も要りますので、お金も要ろうかと思います。  そして、これのいいところは、業者さんが管理をしておりますので、業者さんへ電話をして、どのあたりに今いますよという、捜索する場合にまた費用がかかるみたいでございますけれども、そんなにすぐ捜索って、たまたまたくさんあるわけではございませんので、そういう部分で運用ができるということを考えると、非常に効率もいいし、いいんではないかなというふうに見せていただきました。  当然、お金の関係もございますので、また他の先進事例、あと9カ所ございますので、ぜひとも関係で御検討をいただければありがたいと思います。  そのあたりについて、町としてのお考えをお聞かせください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、加藤信也君。 ○健康福祉課長(加藤信也君) 福田議員のほうからは、先進事例、御紹介いただきまして、今後、町としてということでお尋ねをいただきました。  当然、今後、認知症の方々がふえていくと、ふえていくであろう認知症の方々や家族の方が安心して、住みなれた町内で住み続けていただけることができるような環境整備を進める方策の1つとして、先ほど町長からも御答弁を申し上げましたように、先進事例等、研究してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 福田雅文議員。 ○1番(福田雅文君) ありがとうございました。  予算等、またいろいろな課題もあろうかと思いますので、ぜひとも前向きに少しずつ進めていただければありがたいと思っています。  もう1つ、最後でございますけれども、昔はですね、防災無線を使って全世帯、行方不明になりましたということがこう流れてきたということもございました。  現在は、その仕組みがなかなか取りにくいということは承知をしております。  しかし、多くの方々へ早く行方不明の情報が伝わることで、捜索の目がふえるということは確実でございます。  個人情報の観点から、SOSネットは詳しい内容が流せるということもございますけれども、町の防災メール等もうまくリンクをしてですね、少しでも早い時期にメールを流していただけることができるかどうか、あわせて御検討をいただければありがたいなと思っております。  最後に、認知症高齢への対策はですね、警察や町役場、関係機関だけでは、当然、対応できません。多くの町民の皆様の御理解や御協力があってなり立つというふうに承知をしております。  今後とも、関係機関、また町民の皆様の認知症への御理解と御支援をお願いして、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、福田雅文議員の一般質問は終了をいたしました。  昼食のため、暫時休憩をいたします。  再開は、午後1時からといたします。               午後 0時00分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時00分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  なお、観光商工推進室長、内田 徹君が出席をしております。よろしくお願いします。  2番議員、稲垣啓二議員、登壇ください。            〔2番 稲垣啓二君 登壇〕(拍手) ○2番(稲垣啓二君) 2番議員の稲垣啓二でございます。  日ごろは大変お世話になり、ありがとうございます。  引き続き、町民の方々の御意見、御要望にしっかりと耳を傾けて、精進してまいりたいというふうに思います。よろしくお願い申し上げます。  早速ですが、通告書に従いまして、一般質問をさせていただきます。  まず、1点目でございます。昨年の12月議会に一般質問をさせていただいた、太陽光発電設置に伴うガイドラインの策定についてでございます。  町長も、かわられたこともございまして、改めて、いま一度ポイントを整理しながら、概要説明をさせていただき、それに加えて、その後の進捗状況も踏まえて、提案をさせていただきたいというふうに思いますので、御答弁をよろしくお願い申し上げます。  さて、三重県は現在、発電出力が50キロワット以上を対象に、ガイドラインを策定して、平成29年7月から施行されております。  私が菰野町へ提案したいのは、出力10キロワット以上、50キロワット未満でございます。  ここ近年を見ると、森林が伐採され、いつの間にか多くの太陽光が設置され、ますます水害や土砂災害の不安が住民の間で広がっているのが現状であります。  三重県にも、以前、話はしましたが、50キロワット未満は市町独自で指針を示してもらいたいとのことで、県下での事例は、大台町、最近では熊野市が既にガイドラインの施行をされております。  発電出力の50キロワット未満は、まだまだ新設されてくるのが現状でございます。  ただ、発電量の買取単価は、年々減額されております。ことし、2019年度は、単価14円まで下がっております。この現在の単価で新規申し込みをしても、とても14円では採算が合わない状況でありますが、私が懸念するのは、全量買取制度がスタートした数年前は、42円でありました。42円からスタートして、高い単価を担保するために、数年前から事業が高い単価のときにですね、電力会社へ既に申請申し込みをして、パネルのコストが下がるまで、工事着手をせずに、コスト減になって初めて工事着手するケースが出てまいりました。それを昨年度から工事のぜひを電力会社で確認しており、既に意思表示された業者は、工事着手するのがふえてきております。  皆さん、現場をですね、いろいろ見ていただいて、わかりますように、太陽光が至るところに設置をされてきております。  例えば、山林が伐採されたとか、あるいは荒れ地が整備されたっていうのは、決まって太陽光が設置される準備にかかっております。こういう現象が日々続いております。いつの間にか、そこを通ったら、太陽光を設置しとったというような現状でございます。  それで、今、申し上げた、それもすべて50キロワット未満ということでございますので、大体50キロって言うと、面積でいくと、1,000平米です。大体こう走っておってですね、1,000平米、300坪、田んぼで言や1反ですね、これぐらいの面積が50キロに相当します。  したがって、こう、ずっと走っとる中で、この辺ができたなっていったら、大体50キロぐらいを皆さん、工事着手するケースがふえてきております。  こういう状況の中で、この出力50キロワット未満の施設を対象に、住民への誠実な対応や景観との調和、災害防止対策などを遵守するように規制して、行政指導する必要があると考えております。既に当該地区からも、請願書も提示もされておるという現状でございます。そのために業者側、工事業者側に十分に意思疎通を図って、地域と共生した施設の導入を促すために、早急に菰野町独自のガイドラインを策定することを要望いたします。  以上が、先般の提案内容であり、近々に対応策が必要と考え、再提案をするものでございます。町長の答弁をよろしくお願い申し上げます。  次に、小さな2番目ですが、菰野町におけるエネルギー施策について、お伺いいたします。  私は、日ごろから地域が自立しての環境づくり、まちづくりを目指すべきと考えております。そのためには、何事にもオール菰野で取り組んでいかなければなりません。行政はそのための方向性なり、サポートをするべきであると考えております。後ほど質問する観光施策も同様でございます。  その点を踏まえて、町長に御提案をさせていただきます。  今回は、菰野町が自立した環境づくりを目指したエネルギー施策について、お伺いをいたします。  皆さんは、スマートシティという言葉を聞いた方もみえると思いますが、簡単に言うと、再生可能エネルギーを効率的に利用して、町全体の電力に有効利用を図るものということでございます。  数多くの市町で構築しようと、取り組みが既に始まっております。近くでは、四日市市が既にプロジェクトに取りかかり、構築を目指して、コンサルティングを開始しております。いろいろなハードルが高いお話は聞いておりますが、現に四日市市は、垂坂にあるクリーンセンター、ごみ焼却場がありますが、ここが平成28年から稼働しております。発電出力は9,000キロワットであります。この9,000キロワットで発電した電力を電力会社へ売電して、市の収入源にしております。四日市は、この電力を売電するんじゃなしに、四日市市のまちづくりに発電した電力を活用しようという計画でございます。  菰野町で考えた場合、地域に根差すことが第一でございます。行政主体ではなく、方向性を導き、関係機関とタイアップしていく必要があります。  過去の議会において、自然エネルギーの提案、あるいは再生可能エネルギーの活用内容について、何パターンも私から一般質問をしてまいりました。いずれも経済コスト面を主に提案してまいりましたが、財源等のコスト面で問題が生じ、厳しい課題で終わっております。  その中でも、木質バイオマスによる再生可能エネルギーについて、2年前にも一般質問をしました。菰野町の森林面積は5,365ヘクタールであり、搬出可能な木材が約1,000トンあります。このエネルギー資源を活用した推進協議会も設立して、研究を重ねてきましたが、コスト面を含めて、事業化は非常に厳しいとの回答でございました。後ほど担当部署へ具体的な提案について、質問をさせていただきますが、過去の研究も生かしながら、画期的なまちづくりを考慮して、将来的なエネルギー施策を提案いたします。  2点目でございますが、観光施策について、お伺いをいたします。  過去に、菰野町の観光施策について、質問をさせていただいております。特にインバウンド観光並びに観光協会の位置づけについて、考えを新たにお伺いいたします。  菰野町の観光は、菰野町観光協会の存在が大きなウエイトを占めておりますが、以前から確認しておりますが、行政はサポート程度で、観光協会が主体で運営できる体制づくりが肝心でございます。  観光のカリスマと言われている山田桂一郎氏、御存じの方もみえますが、観光は行政が主に携わるものではないと言っております。この方は三重県出身で、中部地域の自治体等でも活躍をしている方でございます。  観光協会組織自体は、各業種、人材によって登録をされておりますが、求心力のある方がいないのでは運営が厳しいと思われます。観光のエキスパートを中心に、体制を構築していただくことを提案いたします。  以上、町長の御答弁をお願いして、1回目の質問とします。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) それでは、早速ですが、順次、質問にお答えいたします。  まず、大きな1番、菰野町におけるエネルギー施策の取り組みについての小さい1番、①ですね、いわゆるガイドライン、太陽光発電施設の設置に関するガイドライン策定についての御質問でございます。  太陽光発電施設につきましては、町内においても、大変関心がある方が少なくない、強い関心がある方が少なくないというふうなことは認識をしており、適切な対応というふうなものが必要であるということは、私も強く認識しております。  これを踏まえまして、菰野町内で太陽光施設を設置する場合、発電事業は、国や三重県が策定したガイドラインの規定を遵守し事業を実施するというふうなことを求めているところでございます。  現在、当町におきましては、このガイドラインに基づき、三重県との連携や助言を得て、発電事業等に対し、関係法令や条例の規定による手続、地域住民との対話等について、相談対応を行っております。  三重県が策定したガイドラインでは、御指摘のとおり、発電出力が50キロワット以上の施設が事業概要書の届出を行う必要があるとされておりまして、50キロワット未満の施設については、届出の必要はないとされております。そうであるものの、問い合わせがあった場合は、50キロワット以上の施設と同様の相談対応を行っているというふうな現状でございます。  一方、三重県雇用経済部ものづくり・イノベーション課に、県内市町の太陽光発電設備の設置に係る指導状況について聞き取りを行ったところ、条例が2市、指導要綱が1市1町、ガイドラインが2市1町策定しており、合計で7市町が独自の対応を行っている状況とのことでありました。  これらの独自で策定されている市町の条例、指導要綱、ガイドラインについて確認を行ったところ、3市町で対象になる施設規模を発電出力10キロワット以上としており、また3市町で面積を1,000平米以上の施設を対象とするなどとされておりますが、協議事項等、その内容については、基本的に三重県が策定したガイドラインが踏襲されている状況でございます。
     このような状況のもとで、当町といたしましては、差し当たりは太陽光発電施設の設置に当たっては、50キロワット未満の設備に対する対象の方法については、三重県が策定を行ったガイドラインを基に、その運用をさらに適切に行うことで、問題の対応をさせていただきたい。その上で、地域住民の皆様の御理解を得られるよう、発電事業に対し、太陽光発電事業を行うよう指導を行っていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、大きい1の②番、再生可能エネルギーの有効活用についての御質問でございます。  現在までの菰野町における再生可能エネルギーの導入状況を御紹介いたしますと、環境教育の観点から竹永、千種、朝上、鵜川原小学校、菰野幼稚園等に発電出力10キロワットの太陽光発電設備の導入を行い、また防災の観点から、菰野町庁舎及びB&G海洋センター、小中学校といった防災拠点や収容避難所に発電出力10キロワットの太陽光発電設備と15キロワットの蓄電池設備の導入を行い、平成30年度には、さらに千種地区コミュニティセンターに発電出力10.5キロワット、菰野町庁舎に発電出力36.4キロワットの太陽光発電設備の導入を行っており、発電された電力は、設置された施設での自家消費のほか、一部施設では余剰電力について、売電も行っている状況でございます。  現時点では、菰野町が導入を行ってきた再生可能エネルギーについては、設置場所の状況などから、太陽光発電が中心となっておりますが、御提案をいただいた木質バイオマスを初め、水力、風力、地熱といった自然エネルギーもありますことから、今後におきましても、菰野町内で利用可能な再生可能エネルギーについて、情報収集を継続して行い、環境に優しい再生可能な自然エネルギーの利用について調査、検討を行ってまいりたいと考えております。  このうちの、特に木質バイオマスの利用可能性調査について、さらに詳しく御説明申し上げますと、当町におきましては、平成24年度の林産物有効活用調査、平成25年度、平成26年度の森林資源有効活用調査、平成27年度の木質バイオマス利用可能性調査及び地域内循環計画策定等、4カ年にわたり、調査、研究を実施してきました。  その結果でございますが、町内における木質バイオマスによる再生可能エネルギーにつきましては、町域で50%を占める森林において、十分なエネルギー資源を賦存、すなわち十分なエネルギー資源が存在すると算定しておりますが、資源となります木材を搬出するための林道等の未整備、伐採、搬出に当たる林業家の人材不足という問題を抱えております。  さらに、原油価格低下等の社会情勢も加わり、コスト面を含めて検討しました結果、現時点での木質バイオマスによる再生可能エネルギーの事業化は、かなりと言いますか、非常に厳しい状況であるのは、やはり変わりがないということでございます。  また、当町の森林面積につきましては、5,365ヘクタールであり、代替エネルギーで活用できる貴重な森林資源を有していますことから、適正な維持管理を行っていく必要があり、この豊かな自然環境と森林資源をエネルギーの山として、次世代へ継承していくために、林道整備、森林台帳整備等の事業を実施していく予定であります。  これらの事業の進捗状況、また国際的なエネルギー情勢を注視しながら、関係各機関との連携を図り、これまで調査、研究してきた基礎資料に基づき、状況に応じて柔軟に協議できるよう、今後も検討してまいりたいと考えていますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、大きな2番、観光施策についての御質問でございます。  菰野町の観光振興の中心となる菰野町観光協会におきましては、観光地経営の視点に立った明確なコンセプトに基づいて、多様な関係と協力して観光地づくりを行うため、そのかじ取り役として、調整機能を備えた日本版DMO候補法人として、平成29年1月に登録されております。  また、観光協会の役割が拡大、多様化する中で、一定の社会的権利能力を有する法人格取得の必要性が生じたことから、平成30年5月には一般社団法人として登記されました。  観光協会の運営については、会長、副会長のほか、理事、監事による理事会を意思決定機関としていますが、常時協議することは困難なため、月に一度、会長、副会長等で構成する三役会を開催して業務を遂行しており、行政としましては、アドバイザーという立場から、随時、運営について協議していく立場としています。  さらには、地域の観光資源の活用や多様化する観光客へのニーズへの対応から、着地型旅行商品の造成や販売、ランドオペレーター業務が実施できるよう、平成31年3月に、第三種旅行業を取得し、菰野町観光協会が今後の当町の観光振興の中心になるべく、行政との役割分担の明確化を図りながら、連携、協働していける体制を整えつつあるところでございます。  議員御指摘の観光のエキスパートである人材の確保についてでございますが、私も菰野町を観光地として盛り上げていく、さらに魅力ある観光地にするということは大変興味を持っておりまして、まさに観光づくりを推進するため、観光の中核を担う人材の必要性っていうふうなものは、もちろん感じておるところでございます。  専門的な観光地づくりを担う、即戦力で優秀な人材は、ただ限られております。  今後においても、地域内で観光を担う人材の発掘、育成っていうふうなものを積極的に注視しつつ、図っていきたいと考えております。  現在の菰野町観光協会の職員におきましては、観光事業などとの連絡調整を図りながら、情報発信や情報収集、観光プロモーション活動を中心として、工夫を凝らして取り組んでもらっております。  今後におきましては、町内観光事業所とともに、個々の能力の向上や意識改革を図り、菰野町の観光振興をリードできる人材、組織としていただくよう、行政の立場から協力、支援も行っていきたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。  私からの答弁は、以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) 御答弁ありがとうございました。  まず、1点目のガイドラインの件から、担当部署に再質問をさせていただきます。  私、ガイドラインって言っておるのは、工事業者に対する規制というのは、当然できないと思っています。したがって、けん制、抑制と言うか、けん制という意味で、こういうのを提案をさせていただいております。  先般、具体的な説明もさせていただきましたが、再度、もう一度言いますと、電力会社へ事前に工事申請申し込みがあったのは、菰野町で65件あります。高い単価でですね。65件のうち、電力会社がいろいろ工事、いろんな聞き取りをしたところ、工事取り消しした業者が10件あります。したがって、残りの55件というものが今後、近々に工事も、既に工事着手が始まっとる箇所もありますが、工事着手を進めていくことになります。  したがって、菰野町の至るところに、先ほど申し上げた工事状況が見受けられるということになりますので、恐らくいろんな当該地域からの請願なり、苦情なりは、まだまだ庁舎のほうへ、役場のほうへ入ってくるというふうなことが想定されます。  以前から、当該地区からの太陽光発電に対する請願書も、もう既に提示されているために、やはりこの近隣住民との不安、苦情等が発生しないような、早急な対応をお願いしたいという趣旨でございます。その辺について、環境課長の御答弁をお願いします。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員の再質問に対し、答弁を願います。  環境課長、黒田公宣君。 ○環境課長(黒田公宣君) 工事未着手の案件についての今後の対応について、再質問がございましたので、御答弁を申し上げます。  先ほど、町長答弁でも申し上げましたが、現行の国及び三重県が策定を行ったガイドラインに基づき、発電事業への指導を引き続き行ってまいりたいと考えております。  発電事業によりまして、すべての地権への説明というのは、現実的には困難ではございますが、地域に住所を有する方々との協議を行う、またその結果の報告を求めるなど、町として、指導ができることについては対応してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) ありがとうございます。  くどいようですけど、私、ガイドラインとか、余り形はどうであれ、先ほど課長からも答弁ありましたように、近隣との、地域とのトラブルが発生しないようにですね、今後とも行政指導をよろしくお願いしたいと。  場合によっては、抑制できるもの、けん制できるものであれば、ガイドラインの策定も視野に入れて、今後、検討のほうをよろしくお願いしたいということでございますので、この件については、よろしくお願いします。  次に、将来に向けてのエネルギー施策でございます。何遍も申し上げますが、菰野町が自立して活性化させるために、まずこういったエネルギーを定着化させることが第一というふうに考えております。  例えば、先ほど申し上げた木質バイオマスの提案の際にですね、伐採、搬出に当たる林業従事の人材不足という、町長も今、人材不足ということも懸念されておりました。これも1つの問題として、地元の森林組合、あるいは財産区、関係組織と協議して、従事を雇用できるような体制づくりを組織化して構築できるよう、行政もバックアップする必要があると考えております。いわゆるエネルギーに到達するまでに、一つ一つそういうものをクリアしていってほしいということでございます。  伐採した材木を搬出できることで、山に放置することなく、災害防除にもつながるという利点も生まれます。  今まで提案した材木を含めた新エネルギー資源を集めて、発電する方法を考える。新エネルギー資源で燃やせるものはいろいろとあります。菰野町で一番なのは、地産地消でございます。材木にしろ、ございます。もう1つ、材木に次いで、大豆がございます。菰野町で。大豆の殻も新エネルギーの資源に大きく役立ちます。大豆は油も混じって、殻がよく燃えるということで、材木と合わせた大豆の殻もエネルギーとして使えます。  ほかにも、新エネルギー資源を研究して、菰野町でどれぐらいの発電規模になるのか。発電規模のコスト面も考慮して、事業形態等を検討することも将来の自立した、活性化した菰野町のまちづくりにつながるのではないかというふうに考えております。  その点について、観光産業課長の御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、伊藤 悟君。 ○観光産業課長(伊藤 悟君) 再質問にお答えをさせていただきます。  当町での樹木の伐採、そして木材の搬出における林業従事につきましては、従事の高齢化、後継不足等により、不足している状況でございますことから、課題解決に向けて、各関係機関と協議し、行政として、支援できる体制づくりを検討してまいりたいと考えております。  また、伐採した木材等を森林の中に放置することは、ほかの木の成長を妨げる要因になり、山の景観を悪化させる状況を生み出し、さらには森林内を歩行することも困難な状況につながっていくことと推測できます。  森林内で伐採した木材等を搬出するためには、計画的に作業道の整備を実施し、木を育成しながら、適切な時期に伐採することが重要であると考えます。  先ほど議員が言われましたように、計画的な森林整備を実施していくことは、災害防除の利点につながると理解しているところでございます。  次に、大豆の殻を活用した新エネルギー資源を研究することにつきまして、御質問をいただきましたので、御答弁申し上げます。  当町においては、豊かな森林による再生可能エネルギーを有している状況であり、さらに大豆の殻といった農産物の資源も新たなエネルギー資源として考えることができます。  町内における農地では、大豆を約480ヘクタールで作付しており、1反当たり約150キロを収穫することができ、そのうち実の部分が約100キログラム、殻の部分が約50キログラムと推定することができます。あくまでも推定ではございますが、1反当たり約50キロの殻をとれることから、町全体では、約240トンの殻を採取する計算になりますが、1年を通してですね、供給することができず、また各農家における刈り取りの時期が異なることから、大量の殻を安定的に供給することが難しい点、殻を集積するための費用、殻を農地の肥料として再利用していることなどの点から、新エネルギーとして活用していくことには、課題が考えられます。  しかし、議員が提案されるように、当課としましては、町内における農産物資源等を視野に入れながら、今後においても、新エネルギーを研究、調査し、資源の地産地消を目指し、自立した、活性化したまちづくりにつなげてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) ありがとうございました。  木材にしろ、大豆の殻にしてもですね、私は地産地消という観点は変わりませんけども、恐らくそれだけでは、菰野町の地産地消だけでは、発電規模も大したことはありません。  したがって、当町のみならず、エネルギー資源が不足するならばですね、地域外からも運んでくればいいというふうに思っております。  その辺で、どれぐらいの資源が集まって、発電規模につながるのか、この辺について、今後、調査、研究を提案させていただきます。  それと、先ほどのスマートシティの関連で、まちづくりの観点でお伺いをいたします。  先ほど説明のとおり、四日市市のクリーンセンターの電力をまちづくりに活用しようとして検討しております。これは発電した電気を四日市の市街化地域の一部に電気を供給するという計画でございます。  四日市も、当初から企業とタイアップを図りながら、事業方式を設計、建設、運営、維持管理を一括発注するDBO方式を採用しております。  さて、菰野町をどのような方法でまちづくりに活用していくかでございます。  新名神の菰野インターチェンジの周辺まちづくりの工業エリアがございます。工業エリアの一画に、この発電施設を計画して、その場所へ今まで提案した材木なり、新エネルギー資源を集めて発電した電力を周辺の町全体に供給するということが今まで言っとるスマートシティの手法でございます。エネルギーの運搬の際にも、インターチェンジ付近であれば、交通手段もいいという点がございます。現在計画中の工業エリアへの建設が可能かどうか、まちづくり推進室長にお伺いをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長、伊藤俊幸君。 ○まちづくり推進室長(伊藤俊幸君) 土地区画整理事業施行地区内での木質バイオマス発電施設の建築について、御答弁申し上げます。  新名神高速道路菰野インターチェンジ西側の工業系用地につきましては、令和2年3月に市街化区域への編入を予定しており、編入時にあわせて指定する用途地域は、工業専用地域を予定しております。  また、生活環境の保護、公害防止などが図られるよう、一定の工場の建築を制限することができる特別工業地区の指定もあわせて行う予定です。  土地区画整理事業での企業誘致に関しましては、土地区画整理組合設立準備会または土地区画整理組合が選定することになりますが、建築の可否について、用途地域の案などから判断しますと、木質バイオマス発電施設の建築は可能と考えております。  一方で、土地区画整理組合の設立認可を令和2年3月としておりますことから、事業計画に反映させる時間的な猶予がほとんどない状況であると認識しております。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) ありがとうございます。よくわかりました。  最後に、この点について、町長に最後お伺いするんですが、以上、担当部署からいろんな話を聞いてまいりました。なかなか現状でですね、研究していく組織体制も非常に厳しいというふうに思います。  したがって、即答できる課題でもないというふうに認識しておりますが、将来に向けて、私もですね、菰野町がいかにうるおって、画期的なまちづくりができるかということを期待しております。そういった意味の構想段階として、今後も有識者あるいはコンサルタントを含めたオール菰野でのプロジェクトを視野に入れて、当町で今、述べました、一つ一つ研究できる姿勢も必要ではないかというふうに考えます。  最後、その点について、町長から将来に向けての姿勢について、お伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 今後、再生可能エネルギーを活用していくっていうふうなことは、もう当然必要な課題。菰野町においても、結局、資源っていうふうなものをただ捨てる、ただそれを処分するっていうふうなことなく、それをエネルギーで活用していくっていうふうなことは大変合理的で必要なことである。それに向けての調査、研究っていうふうなもの、当然しなきゃならないというふうなことだと考えております。  また、それもただ研究してるっていうふうなことだけでなく、何らかの具体的な、逆にこちらからもこんなふうな方法はないのかっていうふうなことも、議会にも御提案できるよう、積極的に検討してまいりたいと思っておりますので、何とぞ御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) 御丁寧な御答弁ありがとうございました。よろしくお願いいたします。  じゃあ、次、大きな2点目の観光施策でございます。  観光協会も一般社団法人、登録して1年経過をいたしました。観光全般において、先ほど申し上げた山田桂一郎氏などの観光エキスパートと連携し、観光のあり方などを進めていただきたいというふうに思います。  その点について、観光商工室長の御答弁をよろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) エキスパートと連携した観光のあり方というふうな形での御質問に対して、御答弁申し上げます。  昨今の観光客は、一般的なパッケージツアーに満足することなく、より嗜好に応じて、細分化された旅行を求めており、当町におきましても、体験型観光資源の発掘、地域内の観光資源を結びつける新たな事業展開などを進めています。  観光振興に精通した方々による外部からの視点は、当町の資源をどのように活用すれば右肩上がりで継続性のある誘客につなげられるのかなど、成功への最短距離を御教授いただけるものと思いますので、極めて効果が高いと考えております。  また、地域の観光地づくりを担う中核人材の育成にも有効であるものと思われます。  そのようなことから、今後におきましても、観光のエキスパートの方々とは、機会をとらえて、積極的に連携し、観光振興の資質の向上に取り組んでいきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) ありがとうございました。  次に、インバウンド観光について、お伺いいたします。  今回の補正予算にも、海外観光産業プロモーション事業として160万円提示されております。昨年同様、台湾へ出向いてプロモーション活動を実施するということは、インバウンド観光の促進に大変つながるというふうに思っておりますが、ことしも実施するのであれば、イベント行事で終わることなく、昨年の反省も踏まえた上で、さらに新しい企画に取り組んでいただきたいということで思います。  何か観光振興につながる企画は考えてございますか。推進室長、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。
     観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) インバウンド対策について、お答え申し上げます。  当町のインバウンド観光施策といたしましては、リピーター率が高く、定番の旅行先であるゴールデンルート以外の地域を訪問する可能性が高い台湾をターゲットの最有力地域ととらえて、菰野町の認知度向上を図るために、現地に出向いてのプロモーション活動を展開してきました。  昨年、台湾では、最大規模の旅行展示会として知られている台北国際旅展に初めて出展させていただきましたが、4日間の合計で37万6,000人の来場があり、日本からも多くの自治体、団体、事業がブース出展していました。  本年度の海外観光産業プロモーションにつきましては、今議会の補正予算計上案件ではございますが、昨年度同様、広域的な情報発信力や事業展開力を生かしての相乗効果が期待できることから、近鉄グループホールディングス株式会社台北支社と連携して、台北国際旅展に菰野町ブースを出展できないか、現在協議しているところでございます。  今年度、出展できた際には、多くの出展に埋没することなく、ターゲットを絞った訴求策を講じること、他の自治体や団体に働きかけて、広域連携して情報発信していくなど、昨年度の出展経験を生かして、改善策を整理していきたいと考えております。  また、現地の方々の需要に応じた商品造成できるよう、御協力いただける三重県日台親善協会のネットワークを活用させていただいて、現地大手旅行会社とタイアップできるよう、働きかけていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○2番(稲垣啓二君) よくわかりました。ありがとうございました。  まだまだ実施時期も先の予定ですので、この準備期間の間で十分に関係と協議していただき、できるだけ観光振興に努めていただきたいというふうに期待しております。  以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、稲垣啓二議員の一般質問は終了いたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  なお、まちづくり推進室長、伊藤俊幸君、観光商工推進室長、内田 徹君は退席をしていただいて結構です。  休憩時間は、10分程度といたします。               午後 1時42分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時55分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  4番議員、内田親根議員、登壇ください。            〔4番 内田親根君 登壇〕(拍手) ○4番(内田親根君) 4番議員、内田親根でございます。  議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  特に、前段、申し上げることがないかなと思っておりましたけども、昨日、八風中学校の体育祭に柴田町長と教育長、お越しをいただきました。大変、丁寧な、心のこもったごあいさつを生徒たちにしていただきました。率直に評価をし、感謝を申し上げます。  今後とも、機会あるごとに、生徒に対しては、身体的な能力、学力ともに、向上心を刺激するようなメッセージを期待したいと思います。  菰野町の宝物である学生たちの安全に関する質問でもありますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  まず、安全な道路網の整備について、お聞きをいたします。  菰野町を走る道路の安全性向上のために、自転車レーンの整備を求めます。  以下、その理由を説明いたします。  菰野町内には、町道、県道、国道、また新たに高速道路など、自動車での交通アクセスの充実が図られてまいりました。  それに伴い、目的地により早く到達できるようになり、町民の自動車利用においての利便性は著しく向上してきたと言えます。  しかし、日本の道路整備は、自動車を中心とした道路施策が長年続いてきたために、欧米の先進都市に比べると、自転車通行空間の整備はおくれていると言われております。  菰野町においても、例外ではありません。  自転車は、通学、通勤、買い物、子どもの送迎など、日常生活において、手軽で身近な移動手段として利用されております。  また、菰野町の歩行や自転車の交通状況は、中学生の場合、通学は自転車での通学が非常に多く、保護会や地区自治会からの要望により、その都度、危険箇所の整備をされていることも承知をしておりますが、今後の道路の整備において、菰野町の人口構造の変化を考えれば、もっと自転車と歩行の安全性を心がけた道路網整備に努めなければなりません。  つまり、高齢化社会が進むにつれて、自動車、自転車、歩行にとって、よりわかりやすい路面標示による注意喚起、交通ルールやマナーの啓発の必要性が高まっていると考えています。  路面標示について言えば、道路上の安全と円滑な通行のために重要な表示ですが、最近気になるのは、摩耗や経年劣化により、表示が消えかかっていることです。一体、何が書いてあったのかと想像しながら運転するのは大変つらいものでありますし、早期の修復が望まれます。  また、全国各地では、先行して、自転車レーンの表示の設置を進めたところは、統一性のないまま、さまざまな塗装色、またはピクトグラフと言われる絵文字等の形態が生じてしまいました。  そのために、国土交通省と警察庁は、平成28年7月に、「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」を改訂し、路面標示の仕様の標準化と暫定形態の積極的な活用を推奨していますので、菰野町においても、自転車ネットワーク形成がより進めやすくなってきていると思っています。  昨今は、高齢による事故が頻繁に報道されていますし、ブレーキとアクセルペダルの踏み間違えなどの運転操作ミスと道路標示認識ができずに、逆走してしまう事故も顕著になってまいりました。  今後も、高齢の運転が増加してくることが予想されるので、菰野町としても、注意喚起とともに、道路標示の整備にも十分配慮していただかなければなりません。  これらの事故多発の現象を受けて、高齢ドライバーに対して、一方的に運転免許証の返納を推進すべきとの意見もありますけれども、これは地域や個々の交通事情により、対応が分かれてくることであろうと考えますが、自動車にかわる交通手段の環境を整えることは、多様な交通手段が既に充実している都市部と違って、菰野町にとりましては、喫緊の課題であると同時に、自治体の責任でもあります。  また、今後は運転免許証を自主返納した人のシニアの足として、電動自転車の活用も大いに予想されますし、無理なく、不安なく、みずからの判断で運転免許証の返納を決心しやすくするためにも、地域公共交通のあり方を検討して、交通の利便性を高めることと同時に、自転車と歩行の安全性を高める自転車空間設備を促進させなければなりません。  早急に、自転車レーン表示の設置対応をお願いしたいのですが、お考えをお聞きいたします。  これで、私の最初の質問とさせていただきます。最初の質問に対しての御答弁をお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 内田親根議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) つたないあいさつに対して、御評価いただき、ありがとうございました。  早速ですが、御質問に対してのお答えでございます。  自転車レーンの整備というふうな御質問でございますが、菰野町では、昨年、国道477号バイパス並びに新名神高速道路が開通するなど、道路網の整備が進む一方で、全国的には自転車関連の交通事故が増加しており、身近な移動手段である自転車の安全対策として、自転車通行帯の整備が検討されております。  これまでの道路整備におきましては、全国的に自転車の存在というふうなものを考慮することが置き去りにされてきたというふうなことは、私は否定できないと考えております。  しかし、近年、道路交通法に基づく自転車専用通行帯の設置が都市部を中心に進んでおりまして、この結果、自転車関連交通事故の減少や歩行の不安感低減などの大変よい効果が確認されているというふうに私も認識しております。  ですので、当町におきましても、安全かつ円滑な交通を確保するため、また先ほど申し上げたとおり、歩行の不安感低減、またとにかく自転車関連交通事故の減少というふうなことを実現するため、自転車の通行を分離することは大変有効な手段と考えておりますので、交通量、設置要件を踏まえた調査、研究をしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  私からの答弁は、以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  内田親根議員。 ○4番(内田親根君) 再質問をさせていただきます。  県道140、ミルクロードを走行している自転車の通行状況を見ると、たまに逆走をしている人を見かけます。これは道路交通法違反でもあるし、自動車と対面してすれ違うので大変危険です。  また、ルールの認識不足であるとも言えます。  一方、道路の状態を見ると、路側帯が雑草で覆われておりまして、自転車は路側帯から大きくはみ出さないと走行できない部分も目立っております。  住民からは、路肩の雑草の除去の要望も大変多いところでございますけれども、道路管理者である三重県もなかなかすぐに対応できていないのが現状であります。  車道の外側に、車道外側線と言われる白線があります。その外側には路側帯、または路肩と言われておりますが、ミルクロードにおいても、車道と路側帯の境界を示す重要な白線である車道外側線も消えかかっているところも大変目立っております。  歩道が設置されていない道路においては、その路側帯を歩行が通行できますが、道交法によると、軽車両である自転車は原則として車道の左側を走ることとなっております。このルールにつきましては、自動車を運転するドライバーの認識も低く、余りにも危険な状態であると言わざるを得ないと思っております。  この改正道交法によって、歩行を守るために、路側帯から自転車を排除した形になっておりますが、その法律ができたときには、同時に自転車が車道を走るための走行空間整備を推進するとしております。この整備自体がですね、全然進んでいないことが大変問題であろうと私は考えております。ありていに言えば、道交法改正以前よりも自転車通行の危険性は増加したままになっていると私は思います。  この道路は、大型車も乗用車も結構高速で走行している車両が非常に多いということもありますし、高校生も一部分、通学のために走っておりますが、またスポーツバイクを楽しむ人がつらなって走行もしております。  このような交通状況を踏まえれば、理想的なのは、構造的に分離された自転車道か、または視覚的に分離された自転車専用通行帯の設置が望ましいと言われておりますけれども、現状の道路の幅員を考えれば、非常にハードルは高過ぎるということも理解はしております。  国は、そのような困難な状況を勘案し、この完成形態を導入できない場合は、暫定的な形態でも構わないから積極的に整備させる方針を示しております。  この道路の管理者は、菰野町ではありませんけれども、町内を縦断している道路でありますし、このような自転車や歩行に対する配慮に欠ける道路であれば、なおさら自転車レーンの表示設置の必要性は高いと考えております。  自転車の存在の可能性を意識をさせる注意喚起にもなりますし、また進行方向も示しているので、自転車で走行しているに対しては、道路の左側を走行しなければならないとのルールの啓発にもなります。  子どもにミルクロードを、一部分ではありますが、自転車通学させている親御さんの御心配を少しでも軽減するためにも、この危険な、県道でありますが、状況を克服するよい方法を示していただきたいと思いますが、課長にお聞きいたします。 ○議長(矢田富男君) 内田親根議員の再質問に対し、答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 通称ミルクロード、県道140号四日市菰野大安線につきましては、近隣市との連絡道路として、南北軸を形成する主要幹線道路でございます。  議員御指摘のとおり、大型車両の往来が非常に多い道路でございます。三重県の管理になりますけれども、道路通行に支障を来す箇所につきましては、外側線の塗り直し等も含め、管理者である三重県に対し、適切な管理を要請しますとともに、歩道整備や自転車レーンの設置などの安全対策を要望してまいりたいと考えております。御理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 内田親根議員。 ○4番(内田親根君) 続けて、ミルクロードに関してお聞きをいたします。  ここのミルクロードの法定速度は、時速50キロ、車の流れを見ておりますと、60キロかそれ以上と思われる走行もあります。その車道の左側を自転車で走行するわけでございますから、自転車を見て速度を落とす車ばかりではありませんので、非常に怖い思いをしていると、自分は思います。しかも左側走行ですので、自動車が後ろから来るわけです。自転車は自動車のドライバーが自分を認識しているかどうか、常に不安を感じながら、走行しなければなりません。  私は、逆走が多いのはこの辺に理由があるのではないかと考えております。  そこで、歩道に関してお聞きしたいと思いますが、四日市西警察署の付近におきましては、両側に広い歩道が整備をされています。  また、ほかにもところどころ歩道がついておりますが、部分的な歩道の設置でありますので、連続をしているわけではございません。その先はやはり極端に狭い路側帯が続いたりしておりますが、歩道は雑草が多いところは、路側帯も極端に狭くなっております。歩行はまるで平均台を歩かせるようで、改善が急がれますが、この道路の歩道整備については、今後の計画はどのようになっておるのか、御認識があれば、お聞かせをいただきたいと思いますが、お尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) まず、このミルクロードにつきましては、宿野の交差点から西警察に向かう、今ですと竹谷川の付近までにつきましては、都市計画道路として、両側歩道の計画決定がなされております。  ですので、その周辺での開発あるいは道路整備に応じて、そこの計画に合った歩道整備がなされているというところで、四日市西警察署付近の歩道整備につきましても、国道477号四日市湯の山道路バイパス事業に伴う交差点改良として実施されました。  また、大強原地内でありますけれども、新名神高速道路の交差箇所につきましても、同様に、このミルクの両側歩道という整備をさせていただいた、要望をしながら、間口を開けていただいたというところはございます。  しかしながらですね、このミルクロードの歩道、未整備箇所につきましては、三重県が3年間、道路事業計画として公表している事業実施箇所及び事業実施検討箇所に該当はしておりません。  しかしながら、引き続き歩行や自転車の安全確保に配慮した道路機能の強化を要望してまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 内田親根議員。 ○4番(内田親根君) また、ミルクロード以外でも、目的地によってはさまざまな自転車通学の経路がございます。中学校、高校への自転車で通学をしている通学路の調査、町内の中学校からどの高校に通学して、どのような手段で通学しているのかなど、調査をしておくべきだと考えております。町内から、例えば四日市方面へ行く人、桑名方面、いなべ総合学園に向かう学生の通学経路も調査をしていただきたいと思います。場合によっては、隣市町と連携し、自治体の壁を越えて、安全な自転車通学の経路の最適化と自転車レーンの表示なども考えていただかなければならないと思いますが、お考えをお尋ねいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 町外への自転車の経路というところでの御質問でございます。  高等学校における生徒の通学手段は、徒歩や自転車に加え、バス、電車などの多岐にわたりますことから、保護が状況を把握し、生徒の安全確保のための指導を行うことも重要であるというふうには考えております。  多方面へ通学する高校生の通学経路を把握することは、大変困難であるというふうに思います。  しかしながら、通学路にかかわらず、歩行や自転車の交通量が多い箇所につきましては、保護、警察や地域の関係などの協力を求めながら、安全対策の実施に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 内田親根議員。
    ○4番(内田親根君) 通学経路につきましてはですね、例えば高等学校なんかは入学したときにですね、どのような経路での通学方法なのかは、生徒のほうから提出があると思うので、そんなに困難なことではないと思うんで、全体を全部という、網羅しようというふうなことは考えておりませんので、大まかなことでも把握をしておくべきだと考えております。  続けて、お尋ねをいたします。菰野町の安全な自転車ネットワークを充実させるためには、やっぱり県道との統一整合性も大変重要であります。危険度の高いところを考慮するのならば、どうしても道路管理者である三重県に対する要望が必要になります。説得力のある実現可能な要望にしていくためには、現況道路の幅員そのままに活用した菰野町のサイクルプランを策定し、ガイドラインに準拠したネットワーク路線の形成を推進していることを、まず示すことが必須であると考えます。直ちに計画の策定にも着手すべきだと考えますが、お考えをお聞きいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 菰野町内の交通事情が大きく変化する中で、地域や関係機関との連携を図り、交通危険箇所の把握に努め、必要な対策を実施していかなければならないと思いますが、自転車ネットワーク計画の策定も1つの手法であると考えております。  計画策定や自転車レーンの設置につきましては、当課のみならず、調査、研究をするとともに、自転車の交通ルールやマナー向上のための啓発活動等にも取り組んでまいりたいと考えますので、御理解をいただきたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 内田親根議員。 ○4番(内田親根君) 町道につきましてはですね、菰野町の推進計画、生活幹線道路、生活道路整備事業において、幅員狭小区間の解消や歩行空間の確保など、道路改良工事を行うときには、道路標示においても、安全性を高めることを同時に心がけていただきたいと思います。  消えた道路外側線を書き直すタイミングに合わせて整備されるべきではないかと考えております。自動車に比べますと、自転車も歩行も体を守るものが何もないので、非常に弱い立場と言えます。  また、視覚障がいの方もたまに歩いております。  自転車レーンの表示の設置を三重県公安委員会とも調整を図りながら、町道の部分ですね、表示を考えていただきたいと思います。  また、菰野町の総合計画の方針にある交通安全環境の整備の項目には、交通事故の発生をおさえるため、新たな道路網の整備などによる交通環境の変化に応じて、交通事故危険箇所の把握に努めるとともに、通学路などを中心に、道路や信号機等の交通安全施設の整備を進めますとありますけれども、その項目にもですね、自転車利用環境の整備なども明記をすべきですが、お考えをお聞きいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 私どもが実施しております道路改良工事につきましては、地域の要望や交通状況を踏まえて、道路幅員や歩車道の分離、安全施設の配置などを計画いたしております。  先ほど、議員からも御指摘がございましたとおり、通学路等の危険箇所につきましては、町と教育委員会、あるいは警察とともに、また三重県も含めて、合同点検等を行いながら、危険箇所についての要望、また県あるいは町において、それの解消に努めているところでございます。  今後、自転車通行帯の導入、あるいは路面標示のあり方につきましても、調査、研究をしてまいりたいと考えますし、冒頭、町長が言いましたとおり、道路に関しての交通量、または設置要件等も踏まえて、考えていきたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 内田親根議員。 ○4番(内田親根君) 最後に、ちょっと御理解いただきたいためにですね、モニターで路面標示の表示をお願いします。1番から。  これがガイドラインに標準化された矢羽根と言われる進行方向も含めたレーンに書かれる、表示される表示で、四日市なんかも結構書かれているところが多いんで、見ていただいた方も多いと思います。  その隣の。  これも同じように、この矢羽根型の表示に並んで書いてありまして、見ただけですぐわかるようになっております。  2つ目。  これなんかは、簡易的な表示もあってですね、その下の写真のように、幅員が狭くですね、歩行を優先させるような生活道路でもですね、非常にコンパクトに表示できるので、大ごとではなく、町道なんか簡単に表示をつけ加えることもできるんじゃないかと私は考えております。  3番目の写真。  このような、部分的な表示で、施工でも容易でありますし、歩行のレーンみたいに帯状で塗装を全体一面に塗りつぶす必要がないので、町道ではこのような表示が望ましいのではないかなと考えるところでありますが、今後の御検討を期待したいと思っております。  自転車通学の経験のない人も非常に少ないと思いますが、自動車の走り方は従来と大分変わっていることも御承知と思います。近隣市町がどんどん自転車レーンを整備していくときには、菰野町だけがないという状況になるのは大変理解されにくいと考えます。このようなことを看過するのかと、非難される可能性もありますので、これからのできるだけ早期の対応をお願いしたいと思います。  以上で、質問を終わります。 ○議長(矢田富男君) 以上で、内田親根議員の一般質問は終了いたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  休憩時間は、10分程度といたします。               午後 2時25分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 2時35分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  9番議員、中山文夫議員、登壇ください。            〔9番 中山文夫君 登壇〕(拍手) ○9番(中山文夫君) 平素は、大変お世話になっております。新生みらい、9番議員の中山文夫でございます。  最近の子どもを取り巻く環境、大きく変わりました。  暑さに関しては、学校にエアコンを設置して、暑さ対策をして、熱中症になるからと、運動会を午前中に終わらせ、危険と思われる競技や競争につながる競技を取りやめたり、事故が起きると大変だからと夏休みのプール開放を取りやめ、食育と称して、食べることを学校が教えるようになりました。昔は考えられなかったことなんですけども、それでもみんなたくましく育ってきたと、そんなふうに思います。  問題を回避する対策としては、必要なものかもしれませんが、もっと大事な、根本的な対策は、子どもを強くすることではないでしょうか。  三重県でも、教育施策大綱というのを策定して、教育に取り組む基本方針の1番に挙げているのが、「『生き抜いていく力』の育成」であります。昔は生きる力ということ、総合的な学習のところで、生きる力っていうのがありましたけども、生き抜いていく力、生きる力よりも、もっと生き抜かないといけない。もう世の中がよっぽど生きづらい世の中になってきてるのかな、そんなことも考えますけども、子どものために考えているつもりなんでしょうが、実は大人の言いわけのためにつくられているような気がしてなりません。  「可愛い子には旅をさせよ」とは、自分の子どもが大切でかわいいのであれば、甘やかすのではなく、社会の辛さや厳しさを経験させたほうがよいという意味です。似たようなことわざはたくさんあって、皆さん方もよく御存じだと思います。  子どもをたくましく育てるには、リスクが伴います。リスクを回避して生き抜いていく力を育成なんて、できるわけがありません。今でも大変な事態になっていると考えますが、子どもの未来がどうなっていくのか、とても心配です。  それでは、通告に従って、質問をさせていただきます。  まず、菰野町で開催される各種行事について、町長はどのような認識を持っているのか、お聞きをいたします。  菰野町では、ことし50回目となる産業文化祭、これは今は菰野町文化祭って言ってるんですかね、を初め、かもしかハーフマラソン14回、菰野ヒルクライムチャレンジ8回、燈火まつり10回、それから町民盆踊り、これは32回、僧兵まつり50回などの行事が毎年行われてきました。その準備等には、職員はもちろんのこと、商工会、観光協会、体育協会に加えて、たくさんの町民ボランティアの方々の御協力で運営がなされてきました。そのおかげで、町民が一堂に会し、楽しむことができています。  かもしかハーフマラソンにおいては、全国から多くのランナーに菰野町に来ていただき、毎年、盛大に開催されています。2回目以降、マラソン100選にも毎年選ばれるほどの人気のある大会となっています。私も何度も参加させていただきましたが、非常に気持ちのいいもので、特に沿道での応援、これがですね、私なんかはもうくたばりかけた状態で走っていると、応援、声援を送ってくれる。そのおかげで、後押しされて、完走することができる。  どこの行事でもそうだと思いますが、菰野町の数々の行事においても、町民の協力なくしてはなし得ない、達成し得ないものばかりだと考えます。菰野町を挙げての大きな行事を町長はどのようにとらえているのか、お聞きをいたします。  2つ目の質問、ふるさと納税について質問をします。  町長は、財源確保のために、ふるさと納税を活用する旨の発言をされていますが、本気でしょうか。  ふるさと納税制度については、各方面の有識者から、役に立ちたいという人と得をしたいという人が同居する制度で、現在は利益あさりの制度に堕していると厳しく批判しています。  泉佐野市の件は、皆さんもマスコミ等で御存じのことと思います。  国会は、返礼品を豪華にして、寄附を集める競争が激化したため、ふるさと納税の返礼品を寄附額の3割以下に制限する改正地方税法を3月に成立させました。  その上で、過剰な返礼品を送り続けた泉佐野市は、この制度から除外されました。  毎日新聞、5月20日付の社説には、泉佐野市はネット通販アマゾンのギフト券によるキャンペーンなどで、昨年度、市税収入の約2.5倍に当たる500億円近い寄附を集めた。異常な手段で他自治体の税を横取りした以上、除外は当然と書かれていました。  一方、東京都杉並区では、2018年度までの4年間で41億円もの区民税がこの制度で流出したとして、住民に慎重な対応を求めているとのことです。  さらに、東京都は、新制度への不参加を表明したということです。  こういった一連の動きをとらえて、町長はふるさと納税をどのように考えているのか、このような制度で税収確保を本気で考えているのか、お聞きをいたします。  3つ目、中学校給食について、質問をいたします。  この件については、3月議会でも質問をしましたが、代表質問であったため、十分に聞くことができなかった。そのことに加えて、新教育長がこの6月議会から出席されておりますので、新教育長のお考えをお聞きしたく、再度質問をするものです。  町長は、給食について、食育の観点から必要と感じていると3月議会で答弁されました。  新教育長は、所信表明、これは書面でしたけども、中学校給食を推進すると言われました。教育長も昨日、町長と同じような、食育の観点からというふうなことを述べられておりました。再度お答えをください。  今回のデリバリー給食は、どういった理由で選択したのか。これもあわせて教えてください。  今回は、委託料のみの計上となっていますが、3年間の債務負担行為を設定しています。財源はどのように考えていますか。お聞きをいたします。  4つ目です。医療費無料化、子ども医療費無料化ですね、について、質問をいたします。  広報こもの4月号の「町長のひとり語り」で、医療費無料化について、お金持ちにまで子どもの医療費を無料にする必要があるのでしょうかと、若いお母さんから言われたとコメントされております。  しかしながら、今回ほとんどの中学生が無料になり、あわせて窓口無料までも拡大しようとしています。  弱者のために協力することは、日本に住んでいる以上、当たり前のことだと考えます。それが相互扶助の社会です。  しかし、自分より収入のある人にまで手を差し伸べなければならないというのは、住民のコンセンサスは得られないのではないでしょうか。  自助、共助、公助という言葉があります。自助、つまり自助努力をした上で、共助、公助を求める、あるいは手を差し伸べるということに対して、違和感はありませんが、当たり前のように自助努力をしようとしている人にまで、それをさせずに、手を差し伸べるということには、賛成できません。そんなことをしたら相互扶助の社会が崩れてしまうと思いませんか。  そこで、お聞きします。今回の子ども医療費無料化の予算はどれぐらいになりますか。その財源はどのように考えているのか、お聞きをいたします。  これで、1回目の質問、終わります。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員の一般質問に答弁を願います。  柴田孝之町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 柴田孝之君 登壇〕 ○町長(柴田孝之君) 本当に、「町長のひとり語り」を本当に御拝読いただき、ありがとうございます。出口議員ともとも、本当にご拝読いただきまして、今後とも、しっかり書いていこうと思っております。  では、順番に御質問にお答えいたしますが、まず1番、菰野町で開催される各種行事についてでございます。  当町におきましては、先ほど質問の中でも御指摘いただいたとおり、ことしで14回目を迎える鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン、産業文化祭として実施していた時期も含め、50回目を迎える菰野町文化祭など、町内外へ当町の魅力を発信するためのさまざまな行事やイベントが開催されております。すべての行事には、実施に至る経緯、また歴史的背景、いろいろな人の思いや期待というふうなものが詰まっております。  また、私も含めて、このようなイベントを楽しみにしておるっていうふうな方がたくさんおることもよく認識しております。  例えば、菰野町文化祭においては、味まつり、また大名行列というふうなもので、私の祖父なども、この大名行列に参加したというふうな写真が残っておりまして、私もこのような大名行列など、さまざまなイベントっていうふうなものをきちんと継続していくことが大切である。またそのような皆様の思いに応えるということが重要であると考えております。  ただ、一方で行事やイベントを取り巻く周囲の環境といったものも少しずつ変化しております。  そこで、この行事やイベントを継続していくための手法について、再度検討する必要があるというものが中にはあるのではないかと考えております。  以上を踏まえまして、当町が主催や運営にかかわる行事やイベントの開催状況や運営方法など、さまざまな観点を再度確認した上で、総合的に勘案し、このような行事やイベントを持続可能にしていく、そのようなあり方を検討していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、2番、ふるさと納税についての御質問でございます。  ふるさと納税は、自分が生まれ育った故郷の自治体など、応援したい自治体に納税したいという思いに応えるところから始まった制度で、自分の選んだ自治体に寄附を行った場合、寄附額のうち、2,000円を超える部分について、所得税と住民税から原則で全額控除されるという制度でございます。  しかし、一部の自治体で還元率の高い豪華な返礼品を用意することで、寄附金額が集中し、返礼品競争に苦戦している自治体、もしくは当町のように、返礼品競争に参加していない結果、自治体の税収が大きく流出しているっていうところ、そういう自治体が出ているっていうことも、また周知のとおりでございます。  このように、税金が流出したというふうな場合でも、交付税に補てんっていうものがあるとは言え、税収流出の額が決して少なくない額であるということから、広報こもの5月号、町長のひとり語りでは、その点の問題提起を町民の方々にもさせていただき、一考していただきたいという意味でふれさせていただいたものでございます。  法改正により、この6月から、ふるさと納税のルールが大きく変わることからもわかるように、国としても、それらのことは問題と考えており、私もこの制度自体、すべていいというわけではない、決してよい側面ばかりではないと考えております。  一方でですね、返礼品を設定しないことで、また寄附の呼びかけを行わない。実は返礼品の設定っていうのは絶対でなく、ただし寄附の呼びかけを行うっていうふうなことも必要ないかと。  例えばですね、角櫓の設置、これはまた教育委員会、また教育課などでも考えておりますが、その点にはクラウドファンディング、まさに寄附というふうなもので角櫓を設置する。  また、空き家対策であるとか、さまざまな当町が抱える問題について、また待機児童対策について、助けてくださいっていうような呼びかけをするっていうことは、またそれは大切なんじゃないか。  また、さらに菰野町の魅力を、この制度に乗っかっていくことによって、取り組んでいくことで、情報発信をする。そういうふうな機会っていうふうなものが、何もしなければその機会を失ってしまわないかっていうふうなことも考えているところでございます。  すなわち、町の情報発信という、ありていに言いますと、助けてください、こんなうちの町は魅力的ですよというふうな、実際の金額にあらわれない、それを発信してという効果も、またこの制度に取り組むことによっては得られるんじゃないかと考えております。  ですから、この点をあわせて判断材料とするとともに、返礼品を設定する場合、税収確保にはこだわらず、過度な自治体間競争に加わらない姿勢で臨みたいというふうに考えております。  以上、法改正により、事務負担がふえることも想定した中、返礼品を設定した場合の寄附額の増加などの効果、それに伴う事務的な費用、先ほど申しました情報発信というふうな観点を含めまして、とにかく当町の発生する負担が、今、言った効果に見合ったものになるかどうかを検討した上で、さまざまな返礼品の設定や寄附の呼びかけ、宣伝活動っていうふうなものの実施について、考えていくつもりですので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  3番目の質問は、教育長に答弁していただくというふうなことでして、4番目、医療費の無料化についての御質問について、私の考えを改めて述べさせていただきたいと思います。  医療費無料化に係る予算等についても御質問がございましたが、中学生の外来の医療費助成対象を児童手当基準まで範囲拡大しますと、対象は約800人の増加となり、町の負担は約1,500万円増加、また未就学児までの窓口無料化とした場合、影響額を15%増として試算すると、約600万円増加、合わせて、約2,100万円の増加になると推計しております。  今回のこの見直しにつきましては、住民の要望が高く、また人口減少社会の中、社会全体で、私は実は子どもそのものを弱者と考えております。
     また、人口減少に歯どめをかけるというふうな観点からの子育て支援策として、安心して子育てができる環境を整え、また住んでもらう町として、菰野町を選んでもらうっていうふうなために必要な施策であると考えております。  財源についても、御質問をいただいていますが、私は持続可能な行政運営っていうふうなことは、これは所信表明でも述べさせていただいたとおり、大変重要なことであると考えております。  そのため、中長期的な社会情勢や財政状況を勘案し、優先順位を判断し、緊急性、必要性の高い事業を選択し、事業の組みかえ、見直しというふうなのを含め、効果的に事業展開していくものであると考えております。  本医療費助成制度を含め、住民に必要な事業を実施、継続していけるよう、先ほど申しました事業の見直し、財源の組みかえ、その他の工夫を行うことによって、持続可能な行政運営っていったものを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと、お願いいたします。  また、高所得への優遇になるのではないかというような点の御指摘でございまして、この点も私も大変よく認識しているところでございます。  私は、ただこの子ども医療費助成については、先ほど申しましたように、選んでもらえる町、住むということを選んでもらう町にするっていうふうなための、また子どもそのものが弱者であるっていうふうな観点からの子育て支援を主として考えております。その趣旨からしますと、できるだけ広い範囲を受益にするべきであるというふうな考えもなり立ち得ると思っております。  しかしながら、先ほど私も認識していると申し上げましたとおり、また財政の影響といったものがございます。  そのことから、今、申し上げた子育て支援を主としながら、福祉的な趣旨も勘案した上で、その中間点っていうふうなところでございまして、他の近隣市町の多くで見られる児童手当基準というふうな形で判断し、御提案させていただいたというところでありますので、御理解賜りたいと、お願い申し上げます。  私からの答弁は、以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、答弁願います。  教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) 私のほうからは、大きな3番の中学校給食につきまして、御答弁させていただきます。  まず、1点目の給食をどのように考えていますかの御質問に対し、答弁させていただきます。  中学校給食につきましては、出口議員にも答弁させていただきましたように、生徒の心身の健全な発達に資するものであり、食育の観点からも、中学校給食につきましては、実施する必要があると考えております。  続きまして、2点目のデリバリー給食を選択した根拠についての御質問でございますが、中学校給食につきましては、過去におけるアンケート結果や議会特別委員会の報告、給食検討委員会の答申を尊重した中で、支援が急務な家庭に対しての速やかな支援を実現するためのほか、食育、地産地消等を取り込んだ中学校給食の実現を目指すための第一歩として、選択式のデリバリー方式での中学校給食を実施したいと考えておるところでございます。  3点目の財源につきましての御質問ですが、今回のデリバリー方式による中学校給食の事業につきましては、起債等の特定財源ではなく、一般財源での支出となります。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) ありがとうございました。  それでは、順番に再質問をさせていただきます。  菰野町内で開催される各種行事についてですけども、継続するための手法を考えていくというようなことであります。  私はですね、なぜこんな質問をしたかと言うと、町長はこういった行事に対して、ちょっと消極的だというふうなことをお聞きいたしました。  もし、思い当たるところがあったらですね、それは本当なのかどうか、なぜ消極的なのか、その辺のところをお聞かせください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 先ほどの答弁の中で申し上げましたが、行事に消極的ということではなくて、むしろ皆様の思い、楽しい、私自身も楽しみにしてるところですので、それはしっかりと実施していきたいと思っております。  ただ、それを実施していくっていうふうな枠組みの中で、参加の方々が、中にはちょっと大変だ、しんどいっていうふうな声も同時に聞くところでございます。  ですので、ボランティアに頼らないで何とか持続していくっていうふうな枠組み、これを何とかできないかっていうふうなことを今、模索している状況でございますので、何とぞ御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) ボランティアに頼らないとなると、お金がかかってくるのかなという気もいたします。  ボランティアに頼らなければ、今のような大きな行事、今のような規模というのはなかなかできないと思うんですけども、それでもボランティアに頼らないところを選びますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) ボランティアにすぐさま頼らないっていうふうな仕組みをつくるというふうなことではなくて、まさにボランティアがお願いしても集まらなくなったっていうふうなときにどのように対応していくかということを考えておりまして、もしもそれがお願いできる枠ではもう何とぞお願いしたいというふうなことで、今の枠っていったものを維持していきたいと考えております。  ただ、もしもそれが、お願いができなくなったときにどうするのかということを、まだ間に合ううちに、今のうちに考えておきたいっていうふうな趣旨でございますので、御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) 私はですね、ボランティアが仕事をしていただいてるっていう部分よりも、参加してる、ボランティアが一緒になってつくり上げてるという、そういった気持ちが大きな行事、大きな規模の行事になっていくと、そんなふうに考えます。  ですから、むしろですね、町長からボランティアの方に対してですね、それこそ文句ということではないにしても、消極的な人に対してですね、町長が出てきて、「ありがとうございます」、「お願いします」っていうようなことを言われれば、それだけでも随分、気持ちは違ってくるんじゃないかなと思うんですよね。そういったところをぜひですね、町長には協力をしていただき、もう全面的に、思いっ切り協力をしていただきたい。そんなふうに思います。  1987年から2007年まで、菰野町長を5期務めた服部忠行氏は、「私は町長職を年364日努めている」と言われたことを私は覚えております。忘己利他という言葉があります。これは読んで字のごとく、自分を忘れて他を利するということですけども、町長は町民のために働かなければいけないと思います。それはもう十分御承知のことと思っておりますけども、それを望んで手を挙げて、町民のために働くんだという強い決意のもとに立候補し、それを町民が、ああ、この人ならということで、選ばれたわけです。  ですから、それは私たちも選ばれた議員ですから、同じだとは思うんですけども、町長と議員っていうのは立場が違います。もちろん仕事も違いますし、当然1人。こちらは18人おりますから、その辺でも随分違うと思うんですけども、だから報酬も我々の3倍ぐらいもらってるわけですね。こんなに大変な職とは思わなかったと思われてるかもわかりませんけども、そんなことはないとは思うんですけども、就任した以上は、町長職を全うしていただきたい。いろんな行事には積極的に出席をしていただきたい。改めて、決意を述べていただきたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 中山議員が今回のこの1つ目の質問について、御質問いただいた趣旨っていうものは、やはり心配をされてっていうふうなことだと思います。  というのは、私自身も実はこれ反省をするところでございまして、「えらい」、「えらい」っていうふうな声、そういうふうな声を挙げるっていうふうな方への、ちょっと私もそういう方が多かったもんですから、その方への配慮っていうふうなものが、ちょっとし過ぎたところがある。その点、もう本当にかなり私、反省しております。  ですのでですね、先ほど私もお話したとおり、またこの議会の中でも、区の役員になり、区に参加するっていうふうな、少なくなっている。つまりイベントだけでなくて、とにかくみんなで何かをやっていこうというふうなことに参加するっていうふうなことに後ろ向きな方がふえてるっていうのは、この現状っていうふう、対応しなきゃいけないっていうふうな点が実は重要でありまして、ただそのことは余り外に発信する必要はないのかなと。むしろそれはせずにですね、ただ裏で、もしそうなってしまったときにどうするかっていうようなことはきちんと対応しなきゃいけないと思っておりますが、その点を余り強く発信することはなくですね、私がまさに今、御提案いただいたとおり、先頭に立って、皆様よろしくお願いいたしますというふうなことで、御協力をお願いするっていうふうな方向性はしっかりやっていきたいと思っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) ありがとうございます。  できれば、ハーフマラソン、一緒に走りましょう。お願いします。  2つ目の質問に入ります。  ふるさと納税について。  私ですね、町長が菰野豚を利用して、ふるさと納税っていうのを新聞の記事だったですかね、当選した直後だったと思うんですけども、そんなような御意見が掲載されていたので、ふるさと納税やるんだなと思ってたら、ひとり語りでも、そんなようなことがちらっとこう出てきたんですけども、先ほど答弁されたことに関しては、私もそれはいいなとは思ったんです。  ただ、馬の鼻先にね、ニンジンをぶら下げて、走らすような、そんなことだけはやめていただきたい。物でなくて、クラウドファンディングの話をされましたけども、そういうものでたくさん寄附を集めてるところもあります。菰野町の実情をですね、しっかりと訴えて、例えば子ども医療費無料化にしたい、そのための寄附を募ってる。これだってありだと思うんですよね。  やっぱり寄附してくれる方の気持ちを最大限尊重できる、そういったもので寄附を期待したい、私は思います。  ですから、物をぶら下げてですね、これ欲しい人、幾ら出してくださいみたいなね、そんな質の低いふるさと納税、今これ国がやってるから仕方ないんですけども、いろんな人の話を聞いてると、やっぱりこれはよくないということです。  それから、1つですね、これもひとり語りなんですけども、菰野町の収入が3,000万円以上減っている、ふるさと納税によってということなんですけども。町長言われました、減収によって交付される交付税の額は75%返ってくると。そういったものも、やっぱりちゃんと伝えていただきたい。でないと、町長が言うように、なんかうまいもんでも返礼品にしてお金集めたらええやないかというようなことを言われます。  ですから、その辺のところは、やっぱり情報を町民さんにね、正確に伝えていただきたいということを申し上げておきます。  「寄付」というのは、法律用語で、町長は弁護士なんでよくわかると思うんですけども、法律用語で解釈すると、経済的利益の無償の供与ということと解釈するそうです。今のこの制度が、この解釈に合致するとは考えられません。取られているから取り返すといったような手法をもし考えているとしたら、今、考えてないということはわかったので、もう言いませんけども、全国の自治体で税金の奪い合いをする。こんなレベルの低いことに参加していくことはあり得ない。こんなふうに思います。  元鳥取県知事で総務大臣も務めた片山義博氏は、「返礼品に3割という歯どめをかけても、よその自治体の税金を奪うために裏技を使えないかという競争は激化する。自治体よりも福祉施設などに寄附が集まりやすくする仕組みのほうが社会的公正にかなう。いっそのこと、ふるさと納税そのものを廃止すべきだ」と語っています。  だから、町長が考えられるふるさと納税ならば、それこそ福祉施策に使えるというようなものに合致する可能性はあります。  ですから、それだったら私も賛成をいたしたいと思いますけども、返礼品はやめてください。よろしくお願いします。  次、中学校給食について、質問いたします。  まず、町長にお聞きします。デリバリーは支援が急務ということで、教育長もおっしゃられましたけども、支援が急務とはどういう状況ですか。  まず、町長からお答えをしていただきたいと思うんですけども、補正予算の審議資料の予算説明書には、目的及び効果の欄に、「家庭からの持参弁当か給食かを生徒・保護が自由に選択できる方式で」云々とあって、それから「家庭からの手作り弁当の教育的効果を生かしつつ、栄養に配慮した食事を提供することを目的とする」と書かれています。  しかし、昨日の答弁と、それから今の答弁では、デリバリーは弁当も選択できるといったことは一言も言われない。7割以上の生徒が望んでいる選択できるといったものの考えはなくなったのか。その辺のところをお聞きをいたします。 ○議長(矢田富男君) 教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) 議員の御質問に答弁させていただきます。  先ほどの私の答弁の中でも、第一歩として、選択式のデリバリー方式っていう言葉では、入れさせていただいたところでございます。  これまでのですね、8年前の答申、給食検討委員会等の答申も受けまして、その後いろんな協議をしてきておるわけでございますが、いろんな優先順位もあって現在に至っておると。  そういう中でですね、やはりさまざまなことをトータルとしましてですね、中学校給食を進めていきたい、第一歩を踏み出していきたいという思いでございます。それにはですね、まずデリバリー給食で取り組ませていただきたいと、こういうことでございますので、御理解をいただきますよう、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 弁当を選ぶことができるっていうことも、これは私、大切であると思っておりまして、済みません、余りにちょっとそれが当然のこと過ぎて、答弁の中に抜けていたっていうふうなことでございます。  私の1つ思いを述べさせていただきますと、小学校と中学校っていうふうなものの給食は、連続性があってしかるべきだと考えておりまして、弁当の大切さっていう意味では、もちろん今回の提案の中では入っておりませんが、例えば小学校で弁当っていうふうなこともあっていいんじゃないかということを個人的には考えております。  ですから、弁当を選べるっていうふうなことそのものがすごく大切だっていうふうなことは、そういう意味でも理解してるっていうふうなことを今、申し上げておきたいと思いますので、何とぞ御理解のほどよろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) 町長は、弁当をなくさないということですね。はい、ありがとうございます。  教育長にお聞きをいたします。町長も食育の観点からということですけども、小学校の食育、どのように行われておりますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) 小学校のまず、食育につきましてはですね、栄養教諭、栄養士が入ってですね、給食のほうを進めさせていただいておるところでございます。  また、授業の中でもですね、食育についての学習をしておると。こんなふうに認識しております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) 授業の中で、食育はされているのは、私も存じておりますが、給食の中で、では食育とはどのようにされていますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) これにつきましては、先ほども答弁させていただきましたように、栄養士、それから栄養教諭が入りまして、給食の献立もきっちり考えさせていただいておるところでありまして、それにつきましてですね、担任のほうからも、メニューの説明等もしておるというふうに認識をしております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) 給食の食育って、そのレベルなんですよ、実際。教育長も多分、答えづらいと思うんですけども、食べる時間にね、食育なんてできないんですよ、実際。時間もないし。もちろん栄養教諭の方は、食べていただくということで、もう一生懸命やられています。それはもう私も十分承知してますが、以前から言われています、給食が食育だっていうのは、別のところで給食が食育となり得るというようなことは、百歩譲ってあるかとも思いますけども、私はね、給食で食育はできない、そんなふうに考えます。安い食材で無理無理メニューを考えて、それを食べていただく。結果、給食の食べ残しがたくさん出る。  私は、前にも言いましたけども、食育の基本は残さず食べる。これが一番だと思うんですよ。でなかったら栄養もくそもないですよね。だから私は残さず食べるということをまず進めていただきたい。そこから食育は始まると思うんですけども、その辺はどのように考えますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) ただいまの御質問に答弁をさせていただきます。  残さず食べるっていうことは、大切なことだということは思っております。これはもうそのとおりやというふうに思っております。  ただ、それで、そしたら弁当のままいくのかということについては、ちょっとやっぱり別問題やなというふうに思っております。  三重県下、全国でもですね、やはり中学校給食の実施率は90%を超えてきております。やはりですね、全国的にもですね、やっぱり中学校給食は必要やというようなことで考えられておるところでございます。  ですから、議員の御指摘のところは当然そのとおりやというふうには認識しておるところでございますが、やはり総合的に考えさせていただきまして、残さず食べるっていうことも含めてですね、中学校給食で進めていきたいと、こんなふうに考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。
    ○9番(中山文夫君) 今の質問、町長にもお聞きしてよろしいですか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 残さず食べるというふうなことについての考え方ということでございますが、その上で、食育というふうなことについてなんですけども、食育の中身は、具体的に言うと、やはり好き嫌いをなくす、何が栄養バランスがとれたものなのかということを理解するというふうなことが例えば含まれてくると。さらに進んで、地元でどんな食材っていうふうなものがあるのかっていうふうなことを学ぶっていうところも含めて、食育であるというふうに考えております。  ですから、例えば給食や弁当で食育をするというふうなものは、直接それを指導するっていうよりは、むしろ出てきた食事っていうふうなものについて、それをまずはどんなものが出てきたのか、食材どんなものなのか、それを食べるというふうな中で、食育っていうものは実現していくんじゃないのかなというふうに思っております。  ですので、例えば弁当と給食というふうなもののバランスっていうふうなもの、私は重要と考えておりまして、例えば先ほどお話ししました小学校の場合でも、例えば弁当の日があっていいんじゃないかというふうなものと同時に、逆に中学校においても、給食というふうなものがあることで、例えばある家庭においては、親の好きなものしか弁当に出ない、冷凍食品ばっかりっていうふうなことも中にはある。  ですから、いつも親がつくってくれる弁当と違った、こんな食べ物もあるんだよっていうふうなことを給食の中で理解して、食べてもらう。  そして、味の点についてもですね、例えば私は東京にいたときにも、最初、自分食べたことないものについて、やっぱりおいしくないというふうに感じるところがございました。それが何遍か食べるうちに味がわかってくるというふうなこともあるわけです。  ですから、自分の食べたことがないものについては、やはり最初からいきなりおいしいと思えないものも少なくないのであって、それを給食っていう中でふれていただくことで、いろんな食材、またそれがさらに進んで、地元の食材というふうなものについてふれるというふうなことによって、多様な栄養バランス、また食材っていうふうなものの知識をふやしていただく。これがいわば、弁当と給食っていうふうなもの、両方合わせることによって、そういう効果が発揮されるんじゃないかと考えております。  ですから、時間と言えば、食べる時間がイコール私は食育の時間ではないかっていうふうな考えを持っておりまして、かつ弁当と今、言うお話、給食っていうもの両方を組み合わせていいところっていうふうなものを実施していくっていうことが大切じゃないかと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) 私は、食育ということに関してだけを聞きたかったんですけども、中学校給食につながっていきましたけども、給食の食べ残しを計量するために計量器を買っていただいたということなんですけども、どのように利用していますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、桂山幸和君。 ○教育課長(桂山幸和君) 私のほうで聞かせてもらっているところでは、給食のほうの残りの量について、はかるようになったというふうに聞いております。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) はかりを買ったから当然はかるんでしょうけども、それを食育にどのように生かしているかということを聞きたいんです。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、桂山幸和君。 ○教育課長(桂山幸和君) 残っている量とか、また子どもたちの食べているときの様子、それから食缶のほうに残っている様子、そういったものを担任または栄養士のほうで把握をして、子どもたちにそういったことが少なくなるように、指導のほうの工夫を重ねているところであります。議員の言われる残さず食べるというところへつなげて、指導しているところであります。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) ぜひ、活用していただきたいと思います。やっぱりこれだけ残ってるんだよっていうのを目に見せる。数字にあらわして、みんながこれだけ残してるんだよ、大切な食べ物を残してるんだよっていう、私はそれがもう食育の第一歩じゃないかなと思います。幾ら栄養、こんな栄養のあるものを食べてくださいって言っても、食べなかったらね、何もならないと私は思います。  町長、食育という点から言うと、生徒全員が一律に同じメニューをとることが教育効果から見て望ましいと言われました。なぜですか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 申しわけございません。一律に同じメニューを食べることが望ましいというふうな答えをした覚えはなくて、ありませんで、ただ弁当っていうことで、各家庭ごとに個性のある食べ物を食べるっていうふうなことに加えて、ただ各家庭で食べられないものを給食の中でふれていただくというふうなことが大切だっていうふうな趣旨で答弁させていただきました。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) 生徒全員が一律に同じメニューをとるのが望ましいというようなことを言われてるんです。これね、私これ聞いたときに、給食ありきだなと思ったんです。  でも、町長は弁当をね、なくさないというようなことを言われてるんで、これはいいのかな、何とかお願いしたいなとは思うんですけども。  町長、デリバリーを実施する理由として、速やかな支援、済みません、その前に、ランチサービスとデリバリーの違いを教えてください。 ○議長(矢田富男君) 教育課長、答弁願います。  桂山幸和君。 ○教育課長(桂山幸和君) ランチサービスというのは、お弁当注文とか、そういったことでしょうか。  デリバリーにつきましては、中学生の子どもたちにとって、その時期の子どもたちの栄養バランスやカロリーのことを計算したりして、つくられるものがデリバリーです。  ランチサービスのほうについては、そこまでの計算等がされてるかどうかについては、業者によって、また違ったりするものではないかと思っております。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) ランチサービスは、公費負担がない。デリバリーは公費負担があるわけですね。その辺が私は違うと思うし、デリバリーは昨日、中川議員の質問に対しての答弁で、完全給食になるということなんですね。これは多分、弁当というものの大切さを考えて、デリバリーも完全給食と位置づけたのかなと、私は勝手に思ってますけども。ではランチサービス、それから八風中学校はパンなんですかね、これの利用状況を教えてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、桂山幸和君。  資料を持っていないの。 ○教育課長(桂山幸和君) 八風中のパンですかね。 ○議長(矢田富男君) 暫時休憩をいたします。               午後 3時25分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 3時45分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、中山文夫議員の一般質問を続けます。  中山文夫議員。  答弁からいきますか。  答弁、教育課長、桂山幸和君。 ○教育課長(桂山幸和君) 先ほどは申しわけありませんでした。  八風中学校におけるパン注文の人数についてですけれども、平均しますと、大体20人ぐらいの生徒が注文をしております。7人から30人程度と、ばらつきはありますが、そのような数字になっております。6月の聞き取りの調査の結果です。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) ランチサービスは、菰野。 ○議長(矢田富男君) 答弁願います。  教育課長、桂山幸和君。 ○教育課長(桂山幸和君) 菰野中学校における弁当注文のほうですけれども、大体5人から10人というふうになっております。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) ありがとうございます。  町長は、デリバリーを実施する理由として、速やかな支援が必要な家庭に対して実施するということを言われました。支援が必要な家庭、私は今、言われたランチサービス、5人から10人、それから八風中学校は7人から30人というね、パンの販売、パンの購入をしている人がそれぐらいあるっていうことなんですけども、支援が必要な家庭とはどういう家庭で、何人の生徒が該当しますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) ただいまの御質問に答弁をさせていただきます。  緊急な支援が必要な子ども、どんな子どもさんがみえるのかというようなことでございます。必ずしも今、何人というお言葉もいただきましたが、そこまでは把握をしておりませんが、やはり今まで経験をしてきた例で言いますと、毎日、弁当を持っていけない、毎日パン注文である。それが嫌なので、学校へちょっと行けなくなった。不登校になってしまったとか、それとか、給食、弁当は何とか持ってきていますけど、やはり親御さんも非常に苦しい中で、無理して弁当をつくってみえる。そういうようなケースもあろうかと思います。不登校の対策っていうようなことからも、これについては緊急に支援が必要なケースやというふうに考えておるところでございます。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) 教育長が今、言われた御家庭というのは、非常に深刻だと思います。  ただ、それで私は給食っていうのはどうかなと思います。もっと別に対策があると思うんですよ。それをみんなにね、給食しましょう。もちろん予算もですね、大きな予算がかかるわけですから、そういうところへ持っていくというのは、私はどうかな、それまでに学校の先生らがですね、対応できることはあるかと思います。その辺はですね、もうちょっとしっかりとやっていただきたいなと思います。  ちょっと時間がないので、デリバリーの喫食率をどれぐらいで計算しているかとか、保護負担、1食幾らを想定しているか。あるいは1食当たりの経費は幾らになりますかって、これはもう教育民生常任委員会のほうで議論をしていただきたい、そんなふうに思います。  昨日の中川議員の代表質問で、デリバリーを実施している近隣市町の喫食率、これを示されていましたが、そんなに高くはなかったですね。大体30%とか、低かったんですけども、私はですね、喫食率が低いのは、家庭弁当のほうがいいからじゃないかなと思うんですよね。もちろんいろんな解釈の仕方はあると思うんですけども、私は、菰野町はもっと低くなるのかなと思います。  ただ、デリバリーで提供する弁当が本当においしかったら、喫食率は上がるかと思うんですけども、菰野町のこの生活スタイル、状況からすると、私は喫食率は余り上がらないのかなという気はするんですけども、例えばですね、これが、菰野町がデリバリーをやるっていうときに、いろいろお話を聞きました、私も。メニューも栄養教諭がつくって、地元食材を使って、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供するって、すごいなと思いましたけども、それでもね、喫食率が低い場合、私は、四日市なんかは何かセンターをするなんてことを言ってましたけども、これは逆にデリバリーをやめるという選択肢も、私はあっていいのかなと思うんですけども、その辺、町長どのようにお考えですか。 ○議長(矢田富男君) まず、教育長、北口幸弘君。 ○教育長(北口幸弘君) 先ほどの御質問でございますが、喫食率につきましては、他市町の例でも、余り高くありません。  ただ、菰野町につきましてはですね、非常に食材も考え、そういうところもPRしながらですね、喫食率を上げるような努力はしていきたいなと、こんなふうに考えておるところでございます。  それと、少しプラスして答弁させていただきたいんですが、これが、デリバリーが最終目標ということではございません。弁当を必ず残していくということではございませんので、これは町長も私も同じ考えでございまして、あくまでも最終的には一斉給食っていうのを目指していく方向でですね、弁当の必要性につきましては、弁当の日を設定していくなど、弁当も大切であると、こういうような意味でございまして、必ず弁当を残していくという意味ではございませんというところもつけさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) 先ほどの御答弁は、町長の答弁とちょっと違うかなという気がするんですけども、町長、もう一度、今の教育長の答弁に対して、御意見あれば。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) 先ほど、私も言葉足らずなところがございましたけども、一番重要なのは、ちょっと私も自分の思いを述べ過ぎたところがあると。重要なのは、まずは菰野町民、あとは実際食事をする生徒たち、また親の気持ちっていうふうなもの、大切なんじゃないのかなと。  そのように考えますと、例えば先ほど申し上げましたように、小学校において、食缶方式の給食っていうふうなもの、定着していて、これが楽しみで学校に行くっていうふうな人も多いところでございます。  そういう小学校において、例えばそれを弁当に戻したほうがいい、選択制に戻したほうがいいっていうふうな考え方っていうふうなものも、余り聞かないところでございますので、かつ食育を実現する、地産地消を実現するっていうふうな観点からいきますと、最終的な着地点って、私は小学校と中学校を連続的にとらえて、一斉給食っていう方向へ向かっていく。  ただ、その中に弁当を大切にしたいっていうふうな思いは、それは大切にしていきたいっていうふうな趣旨でお答えをしました。  そういう意味で、先ほどの教育長の答弁と私の答弁っていうふうなものは同じで、考え方は共有してると思っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○9番(中山文夫君) 聞いていると、センター給食、それから自校式給食ありきの考え方だと、私は認識をいたしました。  保護の中でも4割強の人が弁当との選択制を望んでいる。7割以上の生徒が給食と弁当の選択を望んでいると。町長は生徒が一番だというふうなことも言われました。その辺のところで、ちょっと答弁と乖離があるのかなというふうに思いました。またこれは議論をしていただきたいと思います。  皆さん方にお配りをしましたお弁当箱の歌、私はこれを見て、すごい感動をいたしました。弁当はやっぱりすばらしいな、そんなふうに思います。  時間がないので、皆さん方、読んでいただいて、もしもどんな歌かなということであればですね、動画でも見ていただいたらいいかなと思います。  子ども医療費無料化について、お聞きをいたします。  今回拡大しようとしている対象の所得をお聞きいたします。  それから、まとめて町長にお聞きしますけども、47都道府県中、8割弱の37都道府県が自己負担を求めています。  市町村によっては、4割ぐらいにとどまってるんですけども、これは自己負担を市町が負担しているということですけども、もし三重県がですね、そのようなことをしてきたときに、町長はどのように対応いたしますか。お聞きをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  柴田孝之町長。 ○町長(柴田孝之君) その点、その状況を取り巻く、例えば町民さんの思い、さらには他市町の状況を含めて、総合的に考えるほかないと考えております。 ○議長(矢田富男君) 続いて、住民課長、片岡芳輝君。 ○住民課長(片岡芳輝君) 所得の関係で御答弁申し上げます。  これから拡大しようとしております児童手当基準で、配偶と子ども1人を扶養している場合で、医療費控除等の諸控除をなしと想定いたしますと、所得制限限度額は698万円、給与収入の目安としては、約917万円となります。
     以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 中山議員、時間も来ておりますので、最後のごあいさつで終わってください。 ○9番(中山文夫君) ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、中山文夫議員の一般質問は終了をいたしました。  本日予定しておりました日程は、すべて終了いたしました。  本日は、これにて散会をいたします。  御苦労さまでした。               午後 3時56分 散会...