菰野町議会 2019-03-14
平成31年第1回定例会(第2日目 3月14日)
平成31年第1回定例会(第2日目 3月14日) 平成31年
菰野町議会第1回定例会(第2号)
平成31年3月14日(木) 午前10時00分開会
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第1
代表質問
2.会議に付した事件
日程第1
3.出席議員(18名)
1番 福 田 雅 文 君 2番 稲 垣 啓 二 君
3番 伊 藤 敦 君 4番 内 田 親 根 君
5番 藤 田 賢 吾 君 6番 伊 藤 雅 慶 君
7番 加 藤 大 輝 君 8番 諸 岡 雅 樹 君
9番 中 山 文 夫 君 10番 廣 田 直 己 君
11番 加 藤 昌 行 君 12番 千 賀 優 子 君
13番 出 口 利 子 君 14番 益 田 和 代 君
15番 増 田 秀 樹 君 16番 久留美 正 次 君
17番 中 川 哲 雄 君 18番 矢 田 富 男 君
4.欠席議員(0名)
5.説明
のため出席した者(17名)
町長 柴 田 孝 之 君 消防長 吉 川 澄 君
総務課長 小 林 義 久 君
安全安心対策室長 瀧 見 浩 志 君
企画情報課長 河 内 伸 博 君
財務課長 相 原 賢 治 君
税務課長 谷 弘 哉 君
住民課長 片 岡 芳 輝 君
会計管理者 水 谷 浩 君
子ども家庭課長 大 橋 裕 之 君
健康福祉課長 堀 山 英 治 君
都市整備課長 斉 藤 司 君
観光産業課長 加 藤 信 也 君
環境課長 伊 藤 悟 君
水道課長 加 藤 正 治 君
下水道課長 片 岡 県 司 君
教育課長 森 田 久 君
6.
出席事務局職員(4名)
議会事務局長(心得) 阿 部 美千代 君 書記 加 藤 真 君
書記 湯 戸 久美子 君 書記 田 中 佑 樹 君
午前10時00分 開議
○議長(
矢田富男君) 皆さん、おはようございます。
ただいま
の出席人員は18名で、定足数に達しております。
よって、平成31年
菰野町議会第1回定例会は、成立をいたしましたので、再開をいたします。
直ちに、本日
の会議を開きます。
本日
の議事日程は、お手元に配付をしております。
なお、
安全安心対策室長、瀧見浩志君が出席をしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
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◎日程1
代表質問
○議長(
矢田富男君) 日程第1、
代表質問を行います。
発言
の順序は、会議規則第49条第3項により、議長において、あらかじめ定めておりますので、順序に従って、発言を願います。
質問時間等については、慣例・
申合せ事項に定めておりますので、時間を守っていただくよう、お願いを申し上げます。
なお、再質問につきましては、各
質問ごとに3回までとなっておりますので、よろしくお願いします。
なお、議会だより及び
ホームページ掲載のため、写真撮影を質問中に行いますので、よろしくお願いします。
清心代表、
内田親根議員、登壇ください。
〔
清心代表 内田親根君 登壇〕(拍手)
○
清心代表(
内田親根君) おはようございます。
清心代表、
内田親根です。
きょうは、
代表質問のトップということで、議場では、
柴田町長に初めて御質問させていただくということで、いささか緊張しておりますが、どうぞよろしくお願いをいたします。
通告は、
町づくりの根幹についてということと、大きく掲げまして、あと小さくさまざまな計画
の見直しについて、それと
地域コミュニティを守るために、3つ目が
子育て支援のあるべき形ということで、お尋ねをしてまいります。
昨年
の秋、議会を去られ、激しい選挙戦を制して、今度は覇者として、再び議場にお戻りになられ、みずから切望した町長に晴れて御就任されましたこと、おめでとうございます。
町長になって一刻も早く公約を実現したいという、そういうお気持ちであろうと思いますが、御就任された
のが今議会
の直前でもあるので、今は今後どのように公約を進めようかと、職員からさまざまな報告を受けながら精査をされている
のだろうと思います。
今は、事細かにお聞きしたり、言質をとることは慎みたいと思っております。
4年間、町運営を有権者からゆだねられたわけですので、慌てず、じっくり計画的に、効率よく、その思いを議会に対して御提案いただければと思っております。
それでは、
代表質問を行います。
菰野町は、非常に豊かな自然に恵まれております。春夏秋冬、美しい風景も楽しめます。
また、自然だけでなく、町民全体
の御努力で、道路や公共
の場所にごみが少なく、町並みもきれいですし、町内には各地区に配置された公共施設、またそこ
の住民たち
の地域コミュニティの充実も暮らしやすさに寄与していると思います。
私たちは、その住みやすさや暮らしやすさを損なうことなく、
まちづくりを進めていかなければなりません。
しかし、私たちを取り巻く環境は、目まぐるしく変化をしております。
ときには、国際情勢
の流れや国
の方針によって、直接住民
の生活に影響を与えるものも多いので、地方行政としては、これら
の影響が住民にとってどのような負担がある
のか、また暮らしにどのように影響を及ぼす
のかなども考慮に入れて、柔軟に政策を練る必要があると思っております。
このことを念頭に置き、
柴田町長が目指す今後
のまちづくりに関して、お尋ねをしてまいります。
まず、さまざまな計画
の見直しについて。
菰野町は、
総合計画、
推進計画、またほかさまざまな計画を定めておりますが、
推進計画においては、最終年度は平成31年であったかと思います。学校施設
の耐震工事、非構造物
の耐震、
学校普通教室のエアコン整備などは既に完了いたしておりますが、ほか
のまだ実施されていない事業については、どのように対処されますか。お聞きをいたします。
また、
橋梁長寿命化推進計画は、平成39年まで、
修繕対策費、
点検対策費と計画が計上されておりますが、これについて
の変更等も今後あり得る
のですか。お考えをお聞きします。
また、ほかにもまだ
計画期間途中で
見直し期間に至っていないプランや計画が策定されていますが、それについてもお考えをお聞きいたします。
次に、
地域コミュニティを守るためにと、その観点からお聞きいたします。
ことしは、国
の政策などで、町民にも大きな影響が予想されることが2つあると思っております。
1つは、
出入国管理法の改正により、
地域コミュニティへ
の影響と、もう1つは、
消費税率の引き上げによる暮らしと子育てへ
の影響です。
改正出入国管理法が国会で可決し、
外国人労働者の受け入れ拡大を決めておりますが、町民からも御心配
のお声をお聞きするもので、これ
の影響について、お尋ねをいたします。
調べてみますと、日本は既に2015年に約39万人
の移民を
受け入れています。それに加えて、5年間で今後34万5,000人
の外国人労働者の受け入れも決めております。
これら
の人数
の多さに大変驚くと同時にですね、国柄を激変させる大転換ではないかと、心配をいたしております。
また、
在留外国人は、総務省によりますと、昨年6月末時点で263万7,251人、そのうち永住者が76万人、
特別永住者が32万人と言われております。国籍別で言うと、中国、韓国合わせて120万人で、全体
の45%を占めております。次にベトナムが29万人、フィリピンが26万人、ブラジルが19万6,000人となっております。
この関連で移民関係
の調査を調べる過程で、「西洋
の自死」というダグラス・マレーという人が書いた書籍を知りました。
この質問
の資料として、ちょっと一部活用させていただいておりますが、
まちづくりに携わる行政
の皆さんにもぜひ知っておいてほしいことも書いてあります。
その要点を一部引用し、どんな難点がある
のか、御紹介いたしますが、中身は、「欧州が大量
の移民を
受け入れたことにより、各地で西洋固有
の文化的・歴史的な風景が失われ、幾つか
の町や都市は、まるで中東やアフリカ
のような風景になってしまったこと。
また、寛容を旨とする
自由主義や多
文化主義の理念
の下に、
基本的人権、法
の支配、言論
の自由といった中核となる価値観を共有しない人々を招き入れることによって、西洋的な価値観が失われてしまうということ。
また、欧州で
移民受け入れの恩恵を受けた
のは、低
賃金労働力のうまみを享受しながら、みずからは移民
の少ない安全な地域に居住し、グローバルに活動する富裕層や多
文化主義を理想とする知識人であったこと。
そこで犠牲になった
のは、移民
の流入により賃金
の低下や失業を余儀なくされ、貧しい地域に居住せざるを得ず、治安
の悪化やアイデンティティー
の危機にさらされる中低
所得層であること。
また、移民に異を唱えることになれば、
人種差別主義者、
排外主義者といった烙印を押されてしまうため、政治や言論
の場において、移民
の受け入れによって苦しむ国民
の声はなかなか代弁されなかった」など、記述がありました。移民政策
の深刻さがわかります。
国体だけではなく、
地域環境、
労働環境など、相当マイナス
の影響が多く記載されており、心配が増しました。
また、それ以外に2月に高校生が
外国人受け入れに関して、新聞に投稿をされております。内容を紹介します。
「
アメリカのトランプ大統領は、移民
の受け入れに否定的でメキシコと
の国境に軍隊を配置するなど
の対策を進めています。それに対して、『そこまでしなくても』と
の声がネット上で見受けられますが、私は
トランプ大統領の政策は、
アメリカにとってプラスになると考えます。移民がふえることによって、文化
の違いから起こる衝突は確実にふえるでしょう。
外国人労働者の増加で
アメリカ人の職はどんどん失われてしまうと思います。そんな
マイナス面を防ぐには、移民
の受け入れをシャットアウトするしかない気がします。日本では、昨年末、
外国人労働者の受け入れを拡大する
改正入管難民法が成立しましたが、日本もいずれ移民を締め出すことになる
のでは。私も近く社会人になる。安易な
移民受け入れのツケは、結局私たち
の世代が払うような気がして」と、このような投稿がありました。
これは、安直に移民に頼ると、いずれその宗教、慣習、
労働意識の歴然たる違いから、あつれきが生じてしまうことを率直に心配しているものですが、先に申し上げた数字
のように、日本は従来から移民を
受け入れてきている
のにもかかわらず、あつれきを生じてこなかった
のは、共生
の後にですね、同化をしてきたからだと言えます。
私どもは、この高校生
の不安を払しょくできるようにしなければなりません。
また、これと同様
の趣旨
の御心配も、町民からもいただいていることを思うと、この問題は眼前にあるので、慎重な対応が必要であると考えております。
そこで、お尋ねしますが、4月から運用が始まるとされておりますが、現時点で国からは、どのような要請や通知が来ておりますか。
また、今後どのようなことが予想されますか。お聞きをいたします。
誤解があるといけないので、申し上げますが、今、既に縁あって菰野町に居住している外国人を差別や排斥することは決して許されることではありません。学校、地域、職場でも同様で、差別は絶対悪であることは、当たり前でございますが、むしろ共生
の必要性
のある状況においては、暮らしを支え、また学校教育においても、教育課程をおさめられるように、支援を惜しまず、相互扶助と連帯感
の精神を発揮することに心がけなければならないと考えております。
私が懸念をしている
のは、今後
の新たな流入
のあり方で、そのスピードや人数についてであります。
同化に向けて進んでいかない
のであれば、それは共生と言えるものではなく、ただ
の混在であって、不幸なあつれき、嫌悪が生じかねません。事実、ヨーロッパでは治安が乱れ、取り返し
のつかない状況になっているようです。
国や県が数字を決め、何らかの要請があれば対応を考える前に、そもそもそんな要求は、地域
の共生
の包容力を越えている
のではないか。
また、
移民先進国の実態を研究して、どのような問題が発生している
のかという検証がまず必要であります。
人手不足
のために
外国人労働者をふやしたいという事業者
の要望があることは承知をいたしておりますけれども、そのために長年築き上げてきた
地域コミュニティを崩壊させてよいはずがありません。
地域
の平穏を預かる首長は、推進する国や県に対して、その懸念をしっかり伝えて、責任
の所在を明確にしておく必要があると考えております。
国内でも、既に外国人
の流入
の多い自治体において、さまざまな問題や混乱が生じていることが報じられておりました。地域
の伝統文化
の守護者である住民
の近くで、異国
の生活様式、また食文化、
公衆衛生観念、労働観、宗教上
の規範
の厳しさなど、それら
の特徴が日常的にですね、そばで展開されるようなことがある
のならば、菰野
の景観と
コミュニティを維持するため
の自治体
の責任において
の財政負担という
のは、すごくふえるということが容易に想像できます。
このことを踏まえ、住民
の安心安全を考えるならば、町内へ
の外国人
の流入は、可能かどうか、わかりませんけれども、抑制を含め、コントロールされるべきだと私は考えております。お考えをお聞きいたします。
町内でも、10年前、5年前、今現在と比べると、外国人を見かけることが格段にふえました。
また、四日市市
の外国人
の多い団地
の自治会長さん
の御苦労も聞いたことがあります。ごみ
の出し方や屋外で
のバーベキューなど
の習慣もあり、それ
の後始末がなかなかできていない等、その状況で自治会
の負担も多いと思います。
今
の段階で、国から
の明確な情報は、非常に少ないような気がしますが、そのことが町民
の不安を増長させている
のかもしれません。今後、町民が不安を感じないような御配慮をいただきますように、お願いをいたします。
そのため
の情報収集、調査、情報提供を含め、進めていただきたいと思っておりますが、お尋ねをいたします。
次に、消費税
の引き上げによって
の子育て支援の影響について、お尋ねをいたします。
国は、ことし
の秋には
消費税率を10%に引き上げると表明しております。まだ確定してないとは言え、過去
の消費動向や景気
の推移を見れば、町民
の家計に大きな影響が予想されます。
特に、30代、40代
の子育て世代の女性
の反発は非常に強いんじゃないかと思っております。
所得がそのままで、
消費税率が上がれば、確実に購買力は低下しますし、それに加えて、低賃金で働く外国人がふえることも重なることになれば、厳しい競争が生じてしまう
のではないかと心配をいたしております。
経済状況は、再び深いデフレ
の不況
の沼にはまる
のではないかと心配です。
そのため、消費税
の導入
の影響を軽減するため
の中学校給食や公共料金
のあり方、また医療費
のあり方、さらにもっと踏み込んで申し上げれば、
子ども手当ての増額など、これら
のさまざまな事業を組み合わせて、この世代
の活力を取り戻す試みは、複合的な
子育て支援ではないかと位置づけております。
御公約されたことと関連がありますが、今
のお考えをお聞きいたします。
中学校通院医療費、一律に無料化することが本当に公平である
のか、本当に必要とされるところと、高
所得者と段階的に若干
の差をつけたとしても、公平性を確保できると
の考え方もありますけれども、それについてはどのようにお考えか、お聞きをいたします。
中学校給食制度導入については、方式や時期について、議員にもいろいろ意見やこだわりがある中、最大公約数は探りながらも、これについては町民からゆだねられているという認識でよいと思っております。今はとにかくやるということを明言いただければと思っておりますが、その御意志はいかがですか。お尋ねをいたします。
以上、最初
の質問といたします。
○議長(
矢田富男君)
清心代表、
内田親根議員の代表質問に答弁を願います。
柴田孝之町長、登壇
の上、答弁願います。
〔町長
柴田孝之君 登壇〕
○町長(
柴田孝之君) それでは、どうも皆さん、おはようございます。
初めて
の代表質問に対する答弁ということで、私もかなり緊張しておりますけども、頑張って質問にお答えしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、一番最初にお尋ねがあった
町づくりの根幹について、町が設定したさまざまな計画
の見直しについて、お答えいたします。
当町
のまちづくりの基本的な指針ともなる第5次菰野町
総合計画基本構想は、平成32年度までを
計画期間としていることから、平成31年度、本年度からは、
次期総合計画策定のため
の見直しを行っていく予定であり、今後さまざまな御意見を頂戴する中で、丁寧な議論を重ねていきたいと考えます。
さらに、議員御質問
の第3次
推進計画における未実施事業につきましても、6月
の肉付け予算に向け、内部協議を進めていきたいと考えるものであります。
特に、既に策定された計画と
の間では、前町長と
の間
の優先順位について
の考え方
の違いがございますし、また予算確保というふうなこと
の関連もございますので、慎重な検討というふうなものを今後6月
の肉付け予算に向け、進めてまいりたいと考えております。
また、行政施策を推進するため、それぞれ担当課において、個別分野に関する
各種計画も、御指摘
のとおり、広範にわたり策定しておりますが、見直し時期に至っていない
各種計画につきましては、
計画策定の前提となっている各種状況
の変化などを勘案し、変更が必要な場合には、積極的に見直しも実施していきたいと考えますので、御理解賜りたいと存じます。
次に、②番、
地域コミュニティをまもるために。
出入国管理及び
難民認定法及び
法務省設置法の一部を改正する法律が施行された際
の地域コミュニティへ
の影響について、答弁いたします。
まず、当町
の外国人人口は、
住民基本台帳において、平成29年2月末現在で804人、平成30年2月末現在で916人、平成31年2月末現在で971人と、年々増加傾向にあります。
また、住民全体に占める
外国人比率は、平成31年2月末現在で約2.3%ですが、区ごとに見た場合には、約12.9%になる区もございます。
各区では、各地域
の独自
の特色を生かした活動を実施し、良好な
コミュニティの形成に寄与していただいておりますが、
出入国管理及び
難民認定法及び
法務省設置法の一部を改正する法律が施行され、新たに
外国人移住者が増加した場合、御指摘
のとおり、外国人と住民と
の間で生活習慣や文化
の違いによるさまざまなトラブルが生じることは、確かに懸念されるところでございます。
その対応というふうなことで御指摘があった
流入抑制というふうなことでございますが、住民様
のお気持ちっていうふうなもの
の半面、流入者
の方、移民者
の方
の人権っていうふうな関係、さらに町
の持っている権限っていうふうな関係から、抑制っていうふうなものは、なかなか町による独自
の施策は極めて難しいと言わざるを得ません。
現在
のところ、難民
の流入抑制は、まさに
出入国管理法による国
の国境における
水際対策によるほかないっていうふうなところが制度上
の現状ではございます。
ですので、できる限り、住民様
のお気持ちというふうなものございますけども、反面、流入者
の方々
の人権っていうふうなこと
の配慮っていう
のも必要ですので、どうしても差し当たりは共生っていう方向を重視したいと言うか、それしかほかないっていうふうなところでございます。
ですので、当町
の取り組みといたしましては、町ホームページを英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語に翻訳するサービスを提供しております。御指摘があったバーベキューなどがあった後に発生する廃棄物、資源物について
の分け方、出し方など、生活に関する情報を含め、幅広い情報発信を行うという取り組みを行っております。
今後も、外国人と地域住民とが共生していくことができるよう、各区
の理解や協力を求めながら、
地域コミュニティの推進を図るため
の条件、課題等
の情報
の共有に努めてまいりますので、何とぞ御理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、現時点で
出入国管理及び
難民認定法及び
法務省設置法の一部を改正する法律が施行されることに伴う国から
の要請等はありませんので、よろしくお願い申し上げます。
次に、③番、
子育て支援のあるべき形について、答弁いたします。
現在は、少子化、核家族化
の進行や
子育て世代の働き方
の変化により、子どもや子育て家庭を取り巻く環境が大きく変化しており、地域社会全体で子育てと子ども
の育ちを支えることができる環境づくりが必要となっております。
当町では、安心して子育てができる環境づくりを推進するため、相談や支援に関する情報提供として、
子育て支援の拠点である
子育て支援センター
の充実とともに、地域に密着した支援活動を進めていきます。
また、社会的、経済的に不安定な状況にある一人親家庭
の自立支援も進めていきたいと思います。
保育サービスに関しましては、待機児童対策とともに、各種ニーズに合った保育サービスが提供できるように、保育園
の環境整備を推進するとともに、放課後児童対策
の充実も必要だと考えております。
健やかな親子
の育ち
の始まりである、安全で安心して妊娠、出産、育児ができるように、医療機関と連携を図り、妊娠期から切れ目ない親子支援を行い、就園、就学期まで
の一貫した支援を行う母子保健についても、より一層充実してまいります。
子ども
の成長に不安や困り感を感じている保護者、家族
の心身
の健康問題等を家族だけで抱える
のではなく、安心して地域で生活できるよう、子ども
の人権が尊重されるように、地域全体で児童虐待
の未然防止と支援を必要とする家庭
の早期発見、早期支援を行えるように、関係機関と連携を図り、
子育て支援の充実に努めてまいりたいと考えております。
さらに、御質問がありました医療費助成についてもお答えいたします。
子ども医療費助成制度
の見直しにつきましては、子どもが成長していく過程において、成長が著しい時期に安心して子育てができるようにということで、義務教育までは医療費を無料として、子育て世帯を支援したいと考えております。
この医療費助成制度に求めているところは、子ども
の健康増進や
子育て世代の経済的支援に寄与することだと考えております。子育て施策というふうなことで考えておりまして、私は福祉施策とは考えていないというふうなことでございます。
おのおの
の事業については、限りある財源
の中、それぞれ
の事業趣旨に応じて、対象者や行政サービスを設定し、目的達成できるよう制度設計するというふうなこともございますので、私
の公約に掲げました、すべて
の窓口負担
の無料化、さらに中学生まで無料化を一足飛びに実現するということは困難かもしれませんが、段階的に、先ほど申し上げましたように、
総合計画の策定
の中で
の予算
の確保っていうふうなものを踏まえまして、予算
の確保された中に通じて、最終的に私が掲げた医療費無料化っていうふうなもの
のあるべき形っていうものを実現していきたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いしたいと考えております。
さらに、
中学校給食について
の御指摘がございました。
私は、
中学校給食については、まさに食育です。生徒
の皆さんそれぞれが生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむため推進する観点でございます。
ただ、この
中学校給食の実施に当たっては、さまざまな御意見がございますので、その点も含めて、今後、協議を重ねていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
私から
のお答えは、以上になります。
○議長(
矢田富男君) 一通り
の答弁が終わりました。
再質問がありましたら、御発言ください。
清心代表、
内田親根議員。
○
清心代表(
内田親根君) 御答弁ありがとうございます。
再質問をさせていただきます。
外国人
の件について、お聞きをさせていただきます。
これ
の件はですね、答弁いただいたことで、明らかになった
のは、なかなか町自体がですね、流入をコントロールできる機能は現在有していないということであると思います。この影響
の甚大さが予想をされている中で、その人数をコントロールできないということであればですね、やっぱり国がどういうふうな今後、施策を、また人数的な総枠をですね、決めてくるかというようなことによって、菰野町
の地域
のあり方にも大きく影響があろうかと思います。
町民は子や孫
の将来
のことを心配しているわけですね。すべて流入者が善良な人ばかりであるという確信がないじゃないかというふうな御心配も多いわけでありまして、そういうことが杞憂であれば、それに越したことはありませんけれども、いろいろこれからも注意をしていただきたいと思っております。
この場に及んで、やっぱり頼み
の綱は、町長からはですね、企業
の人材不足
の配慮を優先した結果
のですね、自治体
の許容能力を超えた、お仕着せ
の異文化交流
の推進っていう
のはですね、容認できないというスタンスで立っていただきたいなと思っております。機会があるごとにですね、小さな自治体では負担が大きいということをぜひ御主張をいただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
続いて、医療費関係でお尋ねをいたします。
中学校医療費無料化
の理念がですね、
子育て支援の一環として見るということであるならば、医療費助成
の対象をですね、将来的に徐々にですね、対象を高校生、さては大学生、さらに成人するまでとかですね、拡大していってもよい
のではないかと思っております。子どもが大きくなればなるほど、教育費や学費、食費もですね、かさむものであります。義務教育
の中学校で区切らなければならないという理由も特にないんじゃないか、そういう根拠もないんじゃないかと思っております。今後どれくらい
の経費がかかるか、また試算してみながらですね、可能性があるならば、三重県に対しても、補助を要請をしていっていただきたいと思っております。
ほか
の市町に先駆けて、助成
の範囲を広げていただくことも御検討をいただきたいと思いますが、お考えをお聞きします。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
安全安心対策室長、瀧見浩志君。
○
安全安心対策室長(瀧見浩志君) 外国人
の町へ
の流入
のコントロールということで、町長御答弁させていただいたように、国
の水際対策しかない
のではないかと。流入コントロールは難しい。その中で外国人さんと
の共生
の部分ですね、そのあたりをどのようにしていくかということを企業とか地域といろいろ協議をしながら、いろいろ検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
矢田富男君) 続いて、答弁願います。
子ども家庭課長、大橋裕之君。
○
子ども家庭課長(大橋裕之君) 子ども
の子育てについて、御答弁を申し上げます。
先ほど町長が御答弁申し上げましたように、私どもとしては、やはり地域で子どもを育てていく。また困り感
のある子どもさんたちがたくさん今おみえになります。
特に、外国からお越しいただいた方は、言葉がなかなか通じないという困り感もあります。
その中で、保育園におきましては、片言
の単語、それから翻訳システムを使って子どもたちと接して、なるべく日本
のこの文化、そういうものになじんでいただけるように努力をしているところです。
また、今後、先ほど御指摘いただきましたように、国
の政策により、秋から、10月から無償化が始まります。
それもあわせて、菰野町にどのような効果があるか、そういう財政的な面も含めまして、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
○議長(
矢田富男君) 以上で答弁が終わりました。
再度、質問がありましたら御発言ください。
清心代表、
内田親根議員。
○
清心代表(
内田親根君) 子ども家庭課には、医療費
の制限をなくしたらどうかっていうふうに聞いたつもりだったんですけど、ちょっと御答弁が明確じゃなかったような気がします。
続けて、御質問させていただきます。
子育て支援の関係についてですね、お尋ねをします。
国は、景気回復をしていると言っておりますけれども、実感が伴わない
のは、
所得が伸び悩んでいるからだと、私は思っております。
就職して、これから結婚して所帯を持とうとしている世代、食費に、また教育費に、いろいろ物入りが多くて、子育てに奮闘している世代、また家族がふえ、今後マイホームなど、大きな買い物を控えた現役世代などは、日本
の将来
の社会基盤を支える重要な人的基盤であると考えております。
このような本来、潜在的な購買意欲
の旺盛な世代に、それを満たせるだけ
の経済力や購買力が伴って、初めて日本
の経済は活性化されるものと思っております。人材がなければインフラなんてものは、朽ち果てるだけであります。
したがって、これら
の世代
の活力を復興させることが極めて重要で、
まちづくりの根幹であります。
そのために、町長には、従来
の子育て支援だけではなく、結果として、子ども
の出生率が上がるほどに、若者世代に対する支援
のあり方をぜひバージョンアップ、支援内容
のグレードアップをしていただきたいと願っております。
私は、子ども
の出生率は、若者世代
の暮らしやすさを示すバロメーターであると思っております。
また、総務省
の公表している家計収支なんかも、ほとんどふえておりません。
今後、
消費税率が上がれば、一層その世帯は
所得をふやす努力をこれから強いられると考えております。
専業主婦で、子育てに専念したいと考えている人も、働きに出る必要も出てまいります。
そうなれば、保育園
の需要も、保育園
の経費もふえてまいりますし、待機児童も今後発生しやすくなります。
共働き
の負担軽減
のため
の中学校給食制度導入の要望もさらに強くなると思います。
このような一連
の諸課題を解決する方法として、一番手っ取り早い
のは、企業が給与やボーナスをその分、引き上げることですが、残念ながら、現状はそのような方向に行っていない
のが今
の現状であります。
当然、行政は個人
所得のあり方についてまで、企業に関与できる立場にはない
のですが、可処分
所得についてはですね、実際に公共料金や町民税をいただいておりますので、また
子ども手当てなど
の方法もありますので、若干
の影響力は、町は有しております。
大いに、これら
のあり方を
子育て支援の視点から総合的に検討していくべきと思いますが、お考えをお聞きをいたします。
日本が今後、人口減少、少子化に進んでいく中で、あえて結婚して子どもをもうけた方々は、それを食いとめることに、大変貢献してくれていると私は考えております。
お子様が生まれることは、御家族だけが喜ぶ
のではなくて、社会、菰野町にとっても大変喜ばしいことであります。
その理由は、財政
の面から切り取って言えば、将来、子どもたちが大人になって、
所得を得られるようになれば、納税者になり、地方財政を支えてくれるからであります。
確かに、菰野に居住しないときもありますので、そのときは菰野
の納税者になるとは限りませんけれども、しかし日本社会を支える大切な人材基盤になることには、違いはありません。
その大切な将来
の人材を生み育てている
のは、ほかならぬ、子どもをもうけていただいた御夫婦と言えます。子どもを1人育てて成人させるまでに一体どれほど
の費用がかかる
のか。おおよそ
の計算はできると思いますけれども、その費用に見合った支援をするという考え方も、私はあながち行き過ぎとは言えないと思っております。そういう視点は大切やと思っております。
逆に、子育て負担
のない家庭と
の公平も保たれる
のではないかと考えます。
その不足をですね、地方自治体である菰野町だけに肩がわりをせよとは言いませんけれども、問題
の認識を共有できればと思っております。
日本
の子育て支援の特徴という
のは、いつも保育所を整備したり、待機児童をなくすことにばかり重点が置かれています。
つまり、外で働いている労働者として
の母親を支援するというところに目標が置かれておりまして、外で働いていない、就労していない専業主婦
の子育てに支援をするというところには、極めて関心が薄く、偏っていると思います。そもそも母親を本来
の保護者、教育者として
の視点から外しているところに、この日本
の社会
の、また家族責任、しつけ
のあり方を変質させた原因がある
のではないかと考えております。
ここは、自然
の摂理に従い、母性本能を持っている、また母乳
の育児ができる母親本人をですね、支援するために、在宅育児手当という制度をこれから導入していただければなと考えております。
これは、税金が充てられている保育園に子どもを預けていない家庭に対して、その税
の一部を手当として給付する制度であります。
保育園に預けるか、また家庭で育児をするかは、各家庭がですね、選択できるようにするような制度であります。
これ
の制度設計を厳密に計算して、適切な金額を設定できれば、新たな財政負担
の必要もなく、メリットも多いと私は考えております。
もちろん、現在
の保育園
の入園
の希望にはしっかり対応していただく必要がありますけれども、在宅育児手当は、そもそも子どもを保育園に預けたいというニーズとして
の母数を減らす作用があるために、恒久的な待機児童対策にもなると思います。何より我が子を預けることなく、自分
の手で育てたい母親
の望みがかなうことにもなります。
柴田町長の政策として、ぜひ菰野町子ども・
子育て支援事業計画などに位置づけていただくか、もしくは直近
の待機児童対策として取り入れていただければと考えますが、お考えをお聞きいたします。
○議長(
矢田富男君) 答弁願います。
子ども家庭課長、大橋裕之君。
○
子ども家庭課長(大橋裕之君) 在宅育児手当について、お答えを申し上げます。
在宅育児手当は、東京都江戸川区
の乳児養育手当や鳥取県や和歌山県などで導入されております。
所得制限や住民税
所得割、それから多子世帯、育児休業給付金を受けていないなど、要件を設定して、0歳児などを自宅で育児している世帯等に手当てするものであります。
当町におきましては、待機児童対策が最も優先して取り組むべき課題でありますが、子育てを親だけで抱えて孤立することがないよう、地域社会で
子育て支援に取り組むことも重要だと考えております。
今後は、
子育て支援施策として、在宅育児手当も研究し、幼児保育無償化とあわせ、当町にとってどのような効果があるかなど、研究してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
矢田富男君) 再度質問がありましたら、質問内容を整理
の上、御発言をください。
清心代表、
内田親根議員。
○
清心代表(
内田親根君) 答弁いただきました。しっかりその制度は、ちょっと今後研究してですね、取り入れられるものであれば、早急に考えていただきたいと思います。
以上で、私
の代表質問を終わります。
○議長(
矢田富男君) 以上で、
清心代表、
内田親根議員の代表質問は終了をいたしました。
ここで、暫時休憩をいたします。
休憩時間は、10分程度といたします。
午前10時48分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時00分 再開
○議長(
矢田富男君) 再開をいたします。
休憩前に引き続き、
代表質問を続けます。
日本共産党代表、加藤昌行議員、登壇ください。
〔日本共産党代表 加藤昌行君 登壇〕(拍手)
○日本共産党代表(加藤昌行君) 11番議員、加藤昌行です。
私は、町民
の立場に立って、日本共産党を代表して、質問をいたします。
質問
の第1は、
柴田町長の町長選挙公約「8つ
の約束」
のうち、1つ、
所得制限なし
の子ども医療費窓口無料化と年齢
の拡大。2つ、前石原町長が値上げをした水道料金
の見直し、適正化。3、
中学校給食の実現。4、
コミュニティバス、福祉タクシーによる公共交通
の充実
の4点について、お伺いをいたします。
まず、2019年2月3日投票で行われた菰野町長選挙で、見事、当選をされた
柴田孝之新町長に、心からお祝いを申し上げます。おめでとうございます。
選挙前、石原陣営は柴田候補にトリプルで勝利をすると、豪語をいたしておりました。
しかし、結果は、石原町長は前回選挙
の票を5,000票も減らし、敗北をいたしました。
この結果は、暮らしをよくしてほしいという切実な願い
のあらわれであり、町民
の賢明な判断、理性的判断
の勝利だと思います。
選挙勝利
の要因は、大きく2つあると考えています。
1つは、政策で勝利をしたこと。2つは、政治家として
の、行政
の最高責任者として
の柴田町長の人間性、あるいは人がらを町民が評価したことであります。
政策的には、事実に基づき、理性的で節度を持った石原町政へ
の批判であり、子ども医療費窓口無料化や水道料金値上げ
の見直しなど、現実的な財源を示して
の政策を提起したことにあります。
町民は、こうした
柴田町長の町民に寄り添った政策に、新町長として
の人間性や人がら
の適格性を鋭く感じとったものだと思います。
日本共産党は、柴田新町長
のもとで、従来どおり、町民
の立場に立って、よいことには賛成、悪いことには反対
の態度で臨みます。
柴田孝之新町長
の選挙で示した8つ
の約束
の実現にエールを送り、力を合わせて、住みよい菰野町をつくるために、議会と行政が切磋琢磨いたしましょう。
ここでですね、
柴田町長が選挙に勝ったこと
の意義等について、ちょっとふれておきたいというふうに思います。
まず、毎日新聞はですね、2019年2月5日付でですね、それから前日
の4日付で選挙
の結果を報道しています。
柴田町長の勝利
の要因は、草の根
の活動を展開して、徐々に支持者を広げたというふうに書いています。2月5日付
の記事ではですね、前石原町長は、自民党
の中っていう限られた中では、次
の知事、あるいは国会議員
の候補者というふうに目されてたと。
ところが、地元
の町長選で負けていては、知事や国政を目指す
のは難しいだろうというふうに自民党
の関係者が語っていることを記事にしています。
次にですね、事務局、資料
の5を映してください。
伊勢新聞
の2019年2月6日付はですね、「大観小観」という記事で、石原町長は現職で常住選挙運動をしている。一概に今回
の選挙結果は僅差とは言えまい。石原町長が選挙に負けてですね、不徳
のいたすところという石原町長
の敗戦
の弁は、そのとおりというふうに、大変厳しいですね、記事を載せています。
次に、資料
の1をお願いします。
今回ですね、投票率が、今回
の町長選挙は投票率が54%でした。
前回ですね、平成19年1月
の町長選挙はですね、投票率が67%でした。石原正敬さんが1万3,992票、
矢田富男さんが6,545票という結果でした。
矢田富男さん
の倍とってるんですね、石原さんは。
その次、2番お願いします。
今回はですね、投票率が54.9%でした。
柴田孝之さんは9,272票、石原正敬は9,024票だったんですね。
次、3お願いします。
石原正敬さんはですね、1万3,992票から今回9,024票というふうにですね、5,000票、票を減らしてるんですね。
次、4番お願いします。
今回
のこの町長選挙についてですね、投票率が低かったじゃないかという人も、中には、町民
の中にみえるんですが、最近
の選挙は大変、低投票率になってるんですね。
平成27年4月に知事選挙が行われまして、菰野町で
の投票率は43%なんですね。平成28年10月
の町会議員選挙、今ここに座ってる議員はみんなですね、このときに選ばれたわけです。このとき
の投票率はね、55%なんです。
そして、今回
の平成31年2月
の町長選挙は、投票率は54%なんですね。
私どもが選ばれた町会議員選挙と今回
の町長選挙は、ほとんど同じ投票率なんですね。政治にもっと関心を持っていただいて、町民
の皆さんに投票に行っていただくことは、大変大事なことではないかというふうに思っています。今回
の町長選挙だけが特別低かったというわけではありません。
結構です。
そこで、質問
の第1は、
所得制限なしで子ども医療費窓口無料と年齢
の拡大を求めるものであります。
子どもは、社会
の宝です。すくすくと心と体を育てることは、国と自治体
の責任であり、仕事であります。
質問
の第2は、前石原町長が値上げをした水道料金
の見直し、適正化を求めるものであります。
値上げ抑制
のために、1つ、低金利
の地方債
の活用。2つ、長年保有
の遊休土地
の処分とその活用。3、一般会計から水道会計へ
の繰り入れなど
の公営企業として
の企業努力が必要だと考えます。
質問
の第3は、
中学校給食の実現を求めるものであります。
地産地消、この給食で食育を進め、健康な心と体を育てることが今、求められています。
質問
の第4は、
コミュニティバス、福祉タクシーによる公共交通
の充実を求めます。
高齢化社会を迎え、免許
の返納など、現在も、近い将来も、町民
の日常
の足として、病院や買い物に便利な公共交通
の充実が求められています。
質問
の第5は、自衛隊募集に関する自治体へ
の協力要請・自衛隊適格者名簿
の実態と
住民基本台帳の個人情報
の閲覧、提供はやめるように求めるものであります。
この個人情報は、氏名、住所、年齢、性別等であります。
安倍首相は、憲法9条に自衛隊を明記する改憲
の理由に、自治体
の自衛官募集へ
の非協力を挙げて問題になっています。
自衛官募集
の実務は、全国50
の自衛隊地方協力本部が担い、主に18歳及び22歳
の氏名、住所を紙または電子媒体で提出するように要求しています。要求を受けた菰野町は、自衛隊三重地方協力本部四日市地域事務所
の依頼を受けて、
住民基本台帳の閲覧、提供をしています。
名簿をもとに自衛隊は、対象者にダイレクトメールを送るなどして、勧誘を強めています。
こうした背景には、安倍首相が2019年2月10日
の自民党大会で「自衛隊
の新規隊員募集に都道府県
の6割以上が協力を拒否している」と事実ではない演説をしていること。安倍首相が2019年2月13日、衆議院予算委員会で「自衛隊は違憲ではないと言い切る学者が2割にも満たない中で、ある種
の空気が醸成されてきた」「自衛隊を憲法に明記することによって、そういう空気は大きく変わっていく」と自衛隊
の憲法明記
のねらいについて、このように語りました。
こうした発言が政教分離や国民主権
の否定、過大な国家重視と人権軽視、天皇中心主義と自民族、みずから
の民族ですね、自民族優越主義
のウルトラ右翼と言われる日本会議と、呼応して行われていることも大変重大な問題です。
この発言
の重大性は、安倍首相が本音をあらわしたことにあります。
安倍首相は、自衛隊を憲法に明記しても「何も変わらない」と述べてきました。
しかし、「自衛隊を憲法に明記することによって、そういう空気は大きく変わっていく」という発言は、国と社会全体で自衛隊
の位置づけが大きく変わり、国民と自治体を戦争へと大動員する危険性を示しています。
自衛隊を憲法に明記することで自治体に自衛隊員募集
の協力をさせる、安保法制によって、日本防衛には関係
のない海外で
の武力行使が任務とされているため、敬遠される入隊を自治体に協力させようとしている
のです。
憲法学
の名古屋学院大学
の飯島慈明教授は、安倍首相
のような発想では、最終的に憲法上
の組織である自衛隊
の維持・強化は、政府
の憲法上
の責務などと政府が主張し、徴兵制を実施する事態も危惧する必要があると警告をしています。
また、自民党憲法草案では、公
の秩序によって人権が制限される仕組みとなっています。
自衛隊を憲法に明記すれば、自衛隊が憲法によって承認された公
の秩序として、人権や自治体
の権限を制約する根拠となります。
防衛省が市町村に協力を求める根拠は、「募集に関する事務
の一部を行う」と定めた自衛隊法97条と市町村に資料
の提出を求めることができるとする同法施行令120条にあるとされています。
しかし、施行令は、防衛相は要請できるとあるだけで、自治体が応じる法律的な義務はありません。
法律自体でなく、法施行
の細目を定めるに過ぎない施行令により、個人情報を一網打尽に集められるという
のは、拡大解釈
の限度を越えている
のではありませんか。施行令で自治体に義務を課し、人権を制約できない
のです。
次に、個人情報保護
の観点から、本人
の同意なしで
住民基本台帳の個人情報を閲覧、提供することは、プライバシー権
の中核にある自己情報コントロール権
の侵害ではありませんか。
また、自衛隊が地方自治体
の自律性を侵す違憲性があると考えています。
自衛隊に菰野町が
住民基本台帳の個人情報を提供する法律的な義務はありません。
本人
の同意なしで、自衛隊に
住民基本台帳の個人情報を閲覧、提供することを菰野町は慎重に検討をして、直ちにやめるように求めます。
以上、答弁願います。
○議長(
矢田富男君) 日本共産党代表、加藤昌行議員
の代表質問に答弁を願います。
柴田孝之町長、登壇
の上、答弁願います。
〔町長
柴田孝之君 登壇〕
○町長(
柴田孝之君) 早速ではございますが、大きい1番から順に、御質問にお答えしたいと思います。
まず、
所得制限をしない子ども医療費
の窓口無料化と年齢
の拡大についてでございます。
具体的な協議はこれからというふうな段階ではございます。先ほど
のですね、
内田親根議員の御質問にお答えしたとおりで、これからということでございます。
考え方といたしましては、開会
の冒頭に申し上げましたが、持続可能な行政運営ということも、また重要であるとは考えております。
改めて申し上げますが、例えば児童手当基準というふうなものがございます。この児童手当基準というふうなところで、中学生で医療費
の助成ができない方々は5%になる。
ただ、5%と申しましても、そのためにかかる費用っていうふうなものは、意外と大きな差があるというふうなことが、私が勉強する中でもございました。
また、実はですね、児童手当基準をなくすっていうふうなことについては、町民
の皆様からも素朴な疑問という
のをいただいております。という
のは、お金持ちに対して、そんなに助成をしなくていいんじゃないかというふうなことが、それこそ私が普通にですね、郵便局で待ち合わせをしてる、その中で、いきなり私
の隣にどんと若いお母様が座られてですね、「どう考えておられるんですか」っていうふうな御質問を受けまして、そこで私がぶつけられた質問でございます。この際に、私は子どもというふうなものには差がないんだというふうなこと、また親
の収入っていうふうなものをもって差を設けるっていうようなことも、またそれはよくないんじゃないかっていう考え方もあるんですよっていうふうなことは、御説明申し上げましたが、ただ、そういうふうな大きな、どちらが正しいとも直ちに言うことはできない難しい問題もございます。
もちろん、先ほど
の話
の持続可能な行政運営っていう話に戻しましても、少子化、高齢化社会
の中にあって、扶助費が増加してきてるっていうふうなことについても、これは私と、あとは議会
の皆様
の共通認識であると考えております。
そのような中で、子ども医療費助成制度については、他
の市町と
のバランスや他
の事業と
の整合性等も勘案し、システム改修
の費用もかかります手続もあります。実務的な部分も確認しながら、詳細を詰めて、できるところから進めていきたいと考えております。
ですから、現時点においては、まずは他
の市町と同様
の範囲。具体的には、窓口無料化については、未就学児について、及び通院医療費無料については、中学生まで
の無料化というところをまずできるだけ早い時期に実現したいと考えております。
このできるだけ早い時期ということにつきましては、具体的な実施
の範囲、時期については、まだ検討中でございますので、内容が固まってきた段階において、お示しをしたいと考えておりますが、これも繰り返しますが、できるだけ早い時期ということを考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
次に、現行
の水道料金、石原前町長が値上げした水道料金
の見直し、適正化について
の御質問に対して
の答弁でございます。
現行
の水道料金については、平成35年度まで
の財政収支計画に基づき算出した水道料金であり、この計画
のままであれば、水道料金そのものとしては、現行でも適正であるという考え方は、十分できると思います。
しかしながら、現在
の財政収支計画、前提を根本的に見直すとなれば、適正な水道料金も変わってくる場合があると考えております。
また、適正な水道料金
の策定については、パブリックコメント等、住民
の意見をより積極的に反映することが重要と私は考えておりますので、すなわち水道料金案作成
のプロセスも含めた上で
の適正な水道料金
の策定を模索したいと考えております。
新たに策定、もしくは見直しする財政収支計画
の中にはですね、御質問
の企業債
の活用、未利用地
の利用、及び一般会計から
の繰り入れ、これを盛り込むことも視野に入れておりますので、それを含めて、慎重に検討していきたいと考えております。
なお、現時点におきましては、財政収支計画
の見直しに着手、まだできていない状況でございますので、具体的な案及び金額をお示しすることができませんが、やはりこの点もできる限り早くお示しができますよう努力いたしますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
次に、大きな3番、
中学校給食の実現に対して
の答弁でございます。
現在、菰野町内
の中学校には、2校合わせて1,150名
の生徒が在籍しております。
私は、まず第一に、この
中学校給食の目的については、食育を推進する観点から、実現したいと考えております。
すなわち、生徒
の皆様それぞれが生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむため、そのため
の食育を推進する観点から、
中学校給食を実施するべきであると考えております。
給食を通じ、生徒
の皆さんが食事について
の理解を深め、望ましい食習慣を養うことなどにより、自分自身
の健康管理についても学んでもらいたいというふうなものでございます。
それに加えて、栄養バランス
のとれた豊かな昼食をとることができますれば、中学生
の皆様も、健康を維持し、明るく楽しい学校生活を送ることができるように、そのようにも考え、給食実施に向けて
の検討を進めているところでございます。
現在、これまで
のアンケート結果、議会特別委員会で
の報告、給食検討委員会
の答申、またそれ以降
の時間
の経過
の状況
の変化、これ実はさまざまな状況
の変化ございまして、例えば建設位置について
の違い、あと生徒
の数
の変化、さらにはセンター
の建設以外について
のさまざまな、例えば広域連携
の模索など、さまざまな状況が生じてございますので、その点も含めまして、当町
の中学校給食の実現に向け、協議を重ねてございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
次に、大きな4番、
コミュニティバス、福祉タクシーによる公共交通
の充実について、答弁いたします。
まず、当町を運行する公共交通につきましては、当町が運行にかかわる
コミュニティバス、あいあい自動車、のりあいタクシーに加え、民間事業者が運行する鉄道、路線バス、タクシーなどがございます。
コミュニティバスにつきましては、移動制約者
の通院や買い物など
の移動支援、通勤・通学へ
の利用などを目的に運行しており、あいあい自動車は、菰野町社会福祉協議会が実施主体となり、65歳以上
の高齢者または障がい
のある方でモデル区にお住まい
のみずから車を運転できない方を利用対象者とし、移動範囲を町内に限定した福祉施策として、実証運行をしておるところでございます。
のりあいタクシーにつきましては、既存
のコミュニティバスではカバーできない地域
の町民など
の移動手段を確保することと、鉄道、路線バス、
コミュニティバスなどをつなぐ支線
の役割を担うことを目的として、昨年10月1日から1年間
の試行運転を開始しており、町南部を運行エリアとして、既存
のコミュニティバス
の停留所、公共施設、鉄道駅や路線バス
の停留所といった乗降場所間を電話予約に応じて運行しております。
なお、地域公共交通会議においては、のりあいタクシー
の試行運行
の実績などを踏まえた
コミュニティバス
の幹線系統
の増便、のりあいタクシー
のエリア拡大など
の効果、可能性を検討しております。
今後におきましては、住民
の意見を公共交通に反映するため
の地域懇談会
の実施や地域公共交通会議で
の協議などを踏まえ、
コミュニティバス、のりあいタクシー、民間事業者が運行する鉄道、路線バス、タクシーなどによる当町に最適な交通体系
の構築を目指してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
つけ加えて申しますならば、差し当たり、予算というふうなものは、計画を立ててみなければ、どの程度、予算を割けるかっていうふうなことがわかりませんので、まずは予算っていうふうなものをつけない範囲で、
コミュニティバス
の増便っていうふうなものを検討したいところでございます。
その上で、今後
の計画
の見直し、さらには新たな計画
の策定という中で、当町がつけることができる予算っていうふうなものを踏まえて、その枠内で、できる限り利用しやすい
コミュニティバス及びのりあいタクシーっていうふうなものを、実現を検討してまいりたいと思いますので、何とぞ御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
最後に、大きな5番、自衛官募集に関する自治体へ
の協力要請
の実態と
住民基本台帳の個人情報
の閲覧、提供について、答弁いたします。
自衛官及び自衛官候補生
の募集に関する事務については、自衛隊法第97条
の規定に基づく法定受託事務であり、募集に関する事務
の一部を政令で定めるところにより、市町村長が行うこととされております。
自衛隊三重地方協力本部に対する募集対象者情報
の提供に関しては、自衛隊法施行令第120条
の規定に基づく対応であり、
住民基本台帳法第11条第1項、この中身は、国が、その事務処理にあたり
住民基本台帳の情報を利用できるというふうな定めがございまして、この定めに基づき、
住民基本台帳の一部
の写し
の閲覧による情報提供を行っております。
住民基本台帳の制度としては、同法によって、つまり
住民基本台帳法11条です、これによって、国がその事務を処理するに当たっては、本人同意なく閲覧に供することができるとされており、反面、当町では、自衛隊三重地方協力本部
の閲覧
の際には、不必要な情報
の閲覧を避けるため、年齢で抽出をかけ、最低限
の情報
の閲覧とし、かつ職員が立ち会い
のもと実施しております。
実は、自衛官募集事務に関する情報提供は、以前は募集対象者情報を紙媒体で提供しておりましたが、まさに御指摘
のとおり
の個人情報保護
の観点から、現在は
住民基本台帳法
の規定に基づく、閲覧による対応として、要するに法
の枠内において、かつ個人情報については最大限
の配慮をするという形で運営させていただいております。
また、行政
の執行者としては、法律
の誠実執行義務がございます。すなわち、例えば憲法違反
の疑いがあるというふうな御指摘もございましたが、権限
のある機関、具体的には司法による違憲である法律が無効でという判断があるまでは、その執行をやめるということはできません。
ですので、先ほど申し上げました
住民基本台帳法11条
の根拠がある限り、閲覧をとめるっていうふうなことは、これはむしろ義務違反に当たる可能性がございますので、何とぞ御理解賜りますようお願い申し上げます。
私から
の答弁は、以上でございます。
○議長(
矢田富男君) 一通り
の答弁が終わりました。
再質問がありましたら、御発言ください。
日本共産党代表、加藤昌行議員。
○日本共産党代表(加藤昌行君) 事務局、資料
の10、11、12を映していただけますか。まず資料
の10映してください。
ちょっとこれ、私、写真撮ったんですが、暗いので、見にくいかもしれません。これ選挙期間中ですね、
柴田町長の後援会が出したビラです。
次、11ですね、はい。
それから、12ですね。
これは、選挙公報ですね。皆さん
の各家庭に配られた選挙公報。
ありがとう。
こうしたことを通じて、
柴田町長は、町民
の皆さんに8つ
の約束をされていました。
今回
の選挙戦ですね、相手候補を誹謗や中傷などによっておとしめるというような、こういうこともなくですね、ここ
のビラや、あるいは公報に書いてあることは、事実であって、しかも相手候補へ
の批判も大変理性的なものであったというふうに思っています。
この中でですね、先ほど私が質問いたしました4点を掲げているわけです。
そこでね、これら
の施策をやるということは、いわば前石原町長
の後始末をしていかんならんというね、大変難しい問題もあると思うんですね。
それから、当然、財政的な措置もしていかんならんということで、すぐにできるもの、時間
のかかるもの、こういったことをですね、今
の柴田町長の答弁にありましたように、作業をしていただく必要があると思うんですね。
ですから、優先順位をきちっと検討して、4年間でできるもの、さらにそれ以上かかるもの、こういったことをね、具体的に検討をしていただいて、なるべく早く実現をするというふうにしていただきたいと思います。
そこでですね、まず
中学校給食です。今
の答弁聞きましてね、石原町長と全然違うなと感じたんですね。それは私12月議会でも、この問題にふれましたけれども、石原町長は、お弁当を持ってこれない子どもたち
の福祉
の施策としてやるんだというふうな答弁をしてるんですね。
私は、12月議会で、給食っていう
のは福祉じゃないんだと、食育なんだということを指摘したわけです。学校給食法、あるいは食育基本法はですね、食育だと。つまりこの給食を通じて、心と体をね、健全なものにしていくため
の教育なんだというふうに位置づけているんですね。全くですね、ですから石原町長
の考え方と
柴田町長の考え方は違うわけです。
柴田町長の考え方が私は正しいというふうに思いますし、私も食育だというふうに言ってますから、そういう観点でね、給食を進めていただきたいというふうに思います。
次に、公共交通について。
○議長(
矢田富男君) 加藤昌行議員、加藤議員、質問項目
の全体をずっと流す
のではなくって、1項目ずつ質問通告いただいてますので、1つずついってください。それ
の3点ですから、全部を流して答弁ということにはなりませんので。
○日本共産党代表(加藤昌行君) 結構です。
○議長(
矢田富男君) はい。
○日本共産党代表(加藤昌行君) 町長に答弁を求めたい
のはですね、この公共交通についてです。町長が考えてみえる福祉タクシーという
のは、どのようなイメージな
のか。公共交通全体
の中でですね、先ほど答弁いただいた中で、どんなイメージな
のか、どんなことを考えてみえる
のか。まずこの点についてですね、お答えをいただきたいというふうに思います。
○議長(
矢田富男君) 答弁者。
答弁を願います。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) お答えいたします。福祉タクシーと、あと
コミュニティバス
の使い分けって言いますか、それぞれ
の位置づけというふうなことで、御質問に対して、お答えをしたいと思っておりますが、私は、福祉タクシーは、専ら足
の不自由な方
のため
のものとは考えております。
これに対して、
コミュニティバスは、免許を持ってない方、もちろん免許を持ってる方も利用していただく
のは大変結構なことだと思いますが、特に免許を持ってない方が町内
の移動っていうふうなものをしやすくするというふうなところに、やはり特色が、それぞれ使い分けがあると考えております。
ただ、そういうふうな切り分けっていうふうなものは、あくまで暫定的なものでございまして、例えば
コミュニティバスを走らせる
のがかなり難しい路線っていうふうなものについては、のりあいタクシーを利用していただく。逆に、足
の不自由な方が
コミュニティバスを安価であるから利用するっていうふうなこともあるとは考えておりますので、基本的には、最初に申し上げたような考え方っていうふうなものにのっとって、制度をつくり上げながら、それぞれ補完するような関係があるっていうふうに私、考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 日本共産党代表、加藤昌行議員。
○日本共産党代表(加藤昌行君) 町長はですね、新聞等
のインタビューに答えてね、窓口無料化、子ども
の医療費
の問題、これ早くやりたいと。
水道料金もね、できるだけ早くやりたいというふうに答えています。
先ほど、財政的なことも含めてですね、検討していきたいという答弁をいただきました。この水道料金についてはですね、おおよそですね、これぐらい
の年数
の中ではやりたいというふうに考えている具体的な考えはありますか。
○議長(
矢田富男君) 質問者に申し上げます。
質問項目は、1項目ずつ、こちら
のほうに質問通告をいただいていますから、多岐にわたって
の質問はこれで3回目になるっていうことでよろしいですか。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) 質問にお答えいたします。先ほど申し上げましたとおり、なるべくできる限り早くというふうなことで、今現在、検討中でございますので、そのお答えというふうなことで、繰り返しになりますが、答弁になりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 加藤昌行議員。
○日本共産党代表(加藤昌行君) いろんな角度から検討していただいてね、8つ
の約束
の中で、早くできるもの、時間
のかかるもの、この仕分けをですね、できるだけ早くしていただきたいというふうに思います。
次にですね、自衛隊適格者名簿について、ふれたいと思います。
事務局、資料
の6をお願いいたします。
自衛隊員
の募集はですね、応募者が少なくなって、自衛隊員
の採用数は14年度から4年間連続で採用計画を割り込んでいます。
1つはですね、防衛大学卒業時
の任官拒否率が高どまりになっていることです。平成13年度、防衛大学を卒業して、自衛隊に任官しなかった、この大学生は10人でした。それが平成15年には47人にふえてるんですね。平成17年度までに任官拒否率は、平均約7%
の高どまりになっています。
この背景に何があるかと言いますと、集団的自衛権行使を容認した閣議決定、あるいは安保法制、戦争法と言われている安保法制
の強行成立
の影響も否めないというふうに、防衛省
の幹部も認めています。
集団的自衛権等ですね、閣議
の決定で考え方を変えたんですね。国民
の反対を無視して。
ですから、今まで
の専守防衛、敵が攻めてきたら追い払うということではなくって、
アメリカと一緒になって、世界各国へ自衛隊が出ていくということが現実
のものになっているわけです。
ですから、海外
の戦争で死ぬ可能性があるということで、防衛大学をあがった学生までが自衛隊に任官しないというふうなことが今、起きているわけです。
そらそうだと思うんですよね。
そこで、政府はね、どんなことをしているかということなんですが、次、資料
の7をお願いします。
隊員を確保するために、採用年齢を引き上げてるんです。
1つは、任期つき自衛官
の候補生。2つは、一般曹
の候補生。これらをですね、18歳から26歳までだったんです、今まで。それをね、32歳に上げてるんですね。
さらに、災害時などで招集命令を受けて自衛官になる予備自衛官、この年齢をね、36歳から54歳に引き上げてるんですね。約20歳引き上げてるんですよ。
こうした中でね、安倍首相
の憲法に自衛隊を書き込むと。このことによって、空気が変わってですね、自衛隊が公
の秩序になってですね、日本を戦争に、そういう方向にぐっと大きく変えていこうと。そのことによって憲法9条が空文化されます。背景にはこういう動きがあるわけです。
そこでね、安倍首相が、6割が協力しないと言ってるんですが、これは事実じゃないんですね。
資料
の9お願いします。
2017年度で全国
の市町村が、この自衛隊
の適格者名簿
の募集にどういうふうに協力しているかという、防衛省
の資料から
の実態です。紙媒体で提供している
のは632あるんですね。それから閲覧による提供は931。未取得、つまり何もしてないと、協力してないということが178
の自治体であります。こういう実態をですね、安倍首相はわかっていて、多分、発言したんだと思うんですね。
こういう安倍首相
の、この主張に対してね、事務局、13以降、見出しを映してください。
これ毎日新聞
の新聞記事です。「首相『自衛官募集 自治体は協力拒否』」「改憲にこじつけ」、「情報提供 法に規定なし」と書いています。
次。
これ朝日新聞ですね、「自衛官募集 自治体へ
の不当な圧力」。
次、お願いします。
これ朝日新聞です。安倍首相
の発言を受けてですね、自民党は自分ところ
の議員に、自分ところ
の市町村でどんな実態な
のかということを調査せよというふうに要請文を出しました。
この自民党、この朝日新聞
の記事、2019年2月15日付はですね、「自民要請文党内に異論」、「自衛官募集『市町村に強制できぬ』」。自民党
の中からもですね、そんな要請をして、調査をするなどということは、だめじゃないかと。市町村に強制できないんだというふうな異論が出てると。党内から。ということを報道してるんですね。
ありがとう。
そこでね、個人情報保護という観点からですね、本人
の同意なしで
住民基本台帳を自衛隊に閲覧させることは、自己情報コントロール権
の侵害ではないかという点なんですね。
国
の調査によってもですね、募集
のために
住民基本台帳をこのように閲覧したり、情報提供を求めてる
のはね、自衛隊以外ないんですね。自衛隊以外にはどこもしておりません。
それからですね、
安全安心対策室長、
住民基本台帳をね、閲覧できるという
のは、例えば訴訟を提起するとかね、いろんな理由があって閲覧はできますよね。菰野町は、個人情報を大切にするっていうんで、菰野町個人情報
の条例もつくってますね。
この観点から、この自衛隊に対して、閲覧をさせると。募集ということで個人情報を、氏名、住所、年齢ね、あるいは性別とか、そういったことをですね、閲覧させるということは、もっと慎重でなければいけない
のではないですか。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
安全安心対策室長、瀧見浩志君。
○
安全安心対策室長(瀧見浩志君)
住民基本台帳の閲覧について
の御質問ですが、
住民基本台帳の閲覧制度という
のは、国や地方公共団体という
のは請求できると。あと公益性
の高い場合は閲覧請求できるというような制度でございます。
先ほど町長も御答弁申し上げましたように、
住民基本台帳という
のは、そのもとに基づく閲覧制度ということで、当町としましては、必要最小限
の情報提供というようなところで、職員立ち会い
のもと、実施、適正な情報管理
のもと、行っていると考えておりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(
矢田富男君) 加藤昌行議員。
○日本共産党代表(加藤昌行君) 国会でもね、この
住民基本台帳の閲覧をさせるかさせないかは、地方自治体
の判断だって言ってるんですね。
石破茂さんというね、自民党
の政治家がおりますが、石破茂さんがですね、防衛大臣
のときに、自衛隊に閲覧させることはね、地方自治体
の判断なんだと言ってるわけです。
ですから、先ほど申し上げましたように、自衛隊に閲覧させてないという
のが178自治体あるんですよね。あくまでこれは依頼なんだと。閲覧させるかさせないかは、地方自治体
の判断で、法律的には必ず依頼を受けたら閲覧させなければならないという法律はないんだと言ってるんですね。答弁してるんですよ、そうやって。
しかも、最近
の個人情報
のね、高まり
の中で、もっと個人情報
の、この個人
の情報を守るということに敏感であり、もっと慎重であるべきではないかと思うんですね。
この点はいかがですか。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
安全安心対策室長、瀧見浩志君。
○
安全安心対策室長(瀧見浩志君)
住民基本台帳の閲覧につきましては、以前はもっと幅広く閲覧できたという制度でございますが、個人情報
の保護
の観点から、先ほど御答弁をさせていただきましたように、国や地方公共団体とか、あと公共性
の高い団体
の閲覧請求のみ
の対応というような形になってきておりますので、この閲覧制度に基づいて、実施しておるということでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
矢田富男君) 加藤昌行議員。
○日本共産党代表(加藤昌行君) 最近
のですね、こうした個人情報
の意識
の高まり、あるいは世の中
のね、個人情報に対する意識
の高まり、こういったことを勘案してですね、より慎重に、そして自衛隊
の適格者名簿をね、閲覧をさせるということは、私はやめていただきたいと。個人情報
のプライバシーをね、侵害するものだというふうに思います。
一刻も早く、自衛隊
の適格者名簿を、閲覧をやめるように要求しまして、また慎重に今後もですね、検討していただくことを要請しまして、質問を終わります。
○議長(
矢田富男君) 以上で、日本共産党代表、加藤昌行議員
の代表質問は終了いたしました。
ここで、昼食
のため、暫時休憩をいたします。
午後1時より再開をいたします。
午前11時57分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~
午後 1時00分 再開
○議長(
矢田富男君) 再開をいたします。
休憩前に引き続き、
代表質問を続けます。
新生みらい代表、中山文夫議員、登壇ください。
〔新生みらい代表 中山文夫君 登壇〕(拍手)
○新生みらい代表(中山文夫君) 平素は、大変お世話になっております。9番議員
の中山文夫でございます。新生みらいを代表して、質問をいたします。
2月3日に町長選挙があり、この3月3日から新町長が誕生いたしました。町政にとっては慌ただしい時期で
の選挙であり、新町長におかれましては、さまざまな面で御苦労されていることと思います。
そんな中で、第1回定例会が開催されたわけですが、副町長については、置かなくてもいいと。置かなければならないということではないので、不要であればいなくてもいい
のですが、教育長においては、これは菰野町
の教育
のトップであります。
ですから、今議会に教育長がみえない状況は異例であると私は考えます。町長には責任を痛感していただきたい、そんなふうに思います。
それでは、通告に従って質問をさせていただきます。
今回
の選挙と町長
の政治姿勢について、お伺いをいたします。
町長は、議員時代に子どもさんをつれて私
の自宅に来ていただきました。そしていろいろ話をしました。家族
のことやら、少林寺拳法
のことやら、たわいもない話をたくさんさせていただきました。
そのころから、私たち
の会派、新生みらいに入りたいというようなことも言われていました。
「町長選挙には絶対出ない」と、御自分でも言われていたものの、あなたが所属していた会派
の考えとは違った考え方
の新生みらいに入りたいとは、どういうお考えだった
のか、私はよくわからなかったので、町長選挙が済むまではと、お断りをしていました。
町長
の後援会事務所
の看板が目立つようになってきたころだったので、ひょっとして町長選挙に出られる準備をされている
のかなとは思っていましたが、その看板すら、町長選挙
のためではないと言われておりました。
9月議会
の最中だったと思いますが、町長から「町長選に出ます」と言われまして、私が「えっ、出ないと言っていましたよね」って言いましたよね。そうすると、「中山さんには土下座して謝らなければいけない」そんなふうに言われました。もちろん土下座なんてね、私もしてほしくないし、そんなことをするものでもないとは思っています。
しかし私は柴田さんが非常に誠実な方だとずっと思っていただけに、選挙
の手法とはいえ、うそをつかれたことが残念でなりませんでした。このことを伝えておきます。
今回
の選挙
の投票率は、54.9%。候補者
の得票率もほぼ互角でした。投票率
の低さについて町長は、新聞報道で私は拝見したんですけども、「先輩たちがすばらしい町や県をつくったからこそ
の低投票率」と言われました。覚えてみえますか。覚えてないですか。新聞に載ってたんですけども、ちょっと私も意味がよくわからないので、今回
の結果をどのようにとらえているか、お聞きをいたします。
次に、所信表明では、町民
の思いを実現すると言われた一方で、持続可能な
まちづくりは当然
のこととも言われています。持続可能な
まちづくりを実現するには、財源
の確保、それに見合った町政運営だと思います。午前中
の質問でもね、そういったことも訴えられてたと思うんですけども、ならば、さまざまな施策を提案するためには、財源
の確保が最優先と考えますが、その辺どのように考えている
のか、お聞きをいたします。
2つ目、選挙公約について、質問をいたします。
今回
の選挙では、前町長
の進めてきた町政に真っ向から反対されて、これもやります、それもやりますと、耳ざわり
のいいことを並べ立てて、10年、20年先を見据えて町政運営をされてきた前町長と
の違いを鮮明にしました。
議員
の選挙公約と首長
の選挙公約とは重みが違います。町長
の公約を聞いていると、夢
のような菰野町が誕生すると錯覚される方がいると思いますが、首長
の公約をどのように考えているか、お聞きをいたします。公約
の詳細、細かい部分については、この後、質問をさせていただきます。
3つ目、
中学校給食について、質問をいたします。
まず、給食はだれ
のためにある
のか、お聞きをいたします。
平成22年に実施された給食に関するアンケート調査結果をごらんいただいたでしょうか。ごらんいただきました。ありがとうございます。
このアンケート結果を見れば、給食が必要な
のかどうかがよくわかると私は思います。町長はアンケート結果をどのように分析された
のか、お答えください。
石原前町長は、弁当
の必要性を理解された上で、昨年
の12月議会
の教育民生常任委員会において、デリバリー給食を進めるという方向性を示されていましたが、
柴田町長はどうお考えか、お聞きをいたします。
4つ目、公共料金について、お伺いいたします。
ここでは、水道料金ということになるかと思いますけども、公共料金はだれでも安いほうがいいに決まっています。一般行政と公営企業は違います。一般行政は主に租税によって賄われますが、公営企業
の経理は特別会計を設けて、基本、独立採算で行わなければなりません。
水道料金
の適正化、あるいは値下げする旨
の発言をされていますが、適正価格とは何を根拠に決定されますか。また幾らぐらいが適正と考えていますか。
起債で賄うようなことを発言されていますが、どれくらい
の起債を考えていますか。
多額
の借金をしながら
の運営は、私は適正とは言えない。そんなふうに思います。お考えをお聞かせください。
5つ目、公共交通
の整備について、お聞きをいたします。
コミュニティバスについては、今まで試行錯誤を繰り返しながら、今日まで来ています。昨年はのりあいタクシー
の運用を開始し、限られた財源
の中で、少しでも便利になるよう工夫をしていただいているようですが、町長はさらに増便して使いやすくすると言っています。どれくらいふやすつもりですか。そうしたとき
の費用対効果は考えてみえますか。お聞きをいたします。
6つ目、獣害対策、耕作放棄地解消について、お聞きをいたします。
私が住んでいる奥郷区
の西側では、シカ、イノシシ、サルが多く発生します。今でも区民がボランティアで交通安全、獣害対策を目的とした除草作業、雑木
の伐採作業等を行っています。以前に比べて随分明るくなりましたが、獣害は減っていません。観光産業課も大変な苦労をしているわけですが、町長は徹底的な獣害対策をするということですが、どのような妙案がある
のか、お聞きをいたします。
耕作放棄地についても、解消して、農業家を育成する仕組みをつくると言っていますが、どのようにつくる
のでしょうか。お尋ねをいたします。
以上で、1回目
の質問を終わります。
○議長(
矢田富男君) 新生みらい代表、中山文夫議員
の代表質問に答弁を願います。
柴田孝之町長、登壇
の上、答弁願います。
〔町長
柴田孝之君 登壇〕
○町長(
柴田孝之君) それでは、早速、中山文夫議員
の質問事項について、1つずつお答えさせていただきます。
前議員
の時代には、大変さまざまな点でお世話になりまして、ありがとうございます。またちょっとお怒り
の点が幾つかあるというふうなことで、本当に、その点については本当に申しわけないと思っておりますので、その点を申し添えておきます。
さて、今回
の選挙と町長
の政治姿勢についてという1番目
の質問について
の答弁でございますが、町長
の政治姿勢は、むしろ選挙公約と関連が深いので、まずは今回
の選挙について
の分析について
のお答えをさせていただいて、その次に選挙公約
の問題と町長
の政治姿勢については、それをそちらでまとめてお答えさせていただきます。
まず、今回
の選挙についてです。選挙公約
の御質問について、今回
の菰野町長選挙におきましては、投票率が54.9%であること、選挙結果につきましては、町民
の皆様
の町政に対する関心や期待など、さまざまな要因に基づいて、総合的にあらわれた結果であるというふうに理解しております。
先ほど、加藤昌行議員も詳細に分析いただきましたが、私は何分ですね、今回
の3月議会
の準備、予算編成及び人事っていうふうなもので、正直そちらを優先しておりまして、まだ選挙結果
の分析に至っておりませんので、今後その要因や結果につきましては、私なりに検証を進めてまいりたいと思いますので、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
次に、選挙公約と政治姿勢についてでございます。選挙期間中に私が掲げた公約につきましては、今後、菰野町長
の職責において、その実現に向け、財源
の確保も含め、担当各課とも今後、十分に協議を進め、6月議会で上程する予定
の肉付け予算の調製に取り組むとともに、今回与えられた4年間
の任期において、しっかり進めてまいりたいと考えております。
なお、財源確保というふうな観点については、基本的な財源確保
の考え方っていう
のは、まさに
総合計画や
推進計画、計画を立てる中で、どれぐらい
の歳入が見込まれるか。これに対応し、どのようにしてやりたい施策って割りつけるかっていうふうなことによって決定していくものであると考えておりますので、その検討を踏まえて、なるべく速やかに皆様にお示しができるようにというふうに思っておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
続いて、第3、
中学校給食について
の御質問、3点いただきましたので、順次答弁いたします。
まず、第1点目、給食はだれ
のために実施する
のかという点でございますが、これはもう間違いなく、生徒さん本人
のために実施するという考え方でございます。
現在、菰野町内
の中学校には、2校合わせて1,150名
の生徒が在籍しております。
先ほども、給食について
の質問が今議会では何人も
の方から
の御質問をいただいておりまして、先ほども加藤議員、あとは
内田親根議員からも御質問をいただいておるところでございます。その答弁で申し上げたこと、繰り返しでございますが、私はまず第一に、生徒皆さん
のそれぞれが生涯にわたって健全な心身を培う、豊かな人間性をはぐくむため
の食育を推進する観点から、
中学校給食を実施するべきであると考えております。給食を通じて、生徒
の皆さんが食事について
の理解を深め、望ましい食習慣を養うことなどにより、自分自身
の健康管理について学んでもらいたいという思いでございます。
それに加えて、栄養バランス
のとれた豊かな昼食をとることにより、健康を維持し、明るく楽しい学校生活を送れるようにと考え、給食実施に向けて
の検討を進めているところでございます。
2点目、3点目で御指摘いただいておりますが、過去に実施したアンケート結果、このアンケート結果でお弁当と
の選択式を希望する生徒が70%以上であったという結果もございます。
また、給食実施を望む保護者が多くみえるというふうなことについても、これは十分にアンケート結果は認識しております。
この点について、私
の考え方でございますが、食育っていう点を強調しますと、生徒全員が一律に同じメニューをとる、食事をするっていうことが教育効果から見て望ましいっていうことは言えると思います。
また、教育は専門的観点っていうようなものから制度を組み立てるべきだというふうな考え方もあります。
そういう観点からいくならば、生徒や保護者
の希望っていうふうなものについては、そのまま取り入れなくてもよいっていうふうなことも言えます。
ただ、その反面、やはり実際に食事をされる
のが生徒である。
また、その監護というものに責任をとる保護者
の希望、事情っていうものを切り捨ててよいとも考えておりません。その点をつけ加えまして、私
の考えというふうなことでさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上
のような考え方を踏まえまして、さらに議会特別委員会
の報告もございました。給食検討委員会
の答申、またそれ以降
の時間
の経過
の状況
の変化、給食センターによるセンター方式であっても、センター建設っていうふうなものだけじゃなく、例えば広域化という手法なども考えられるっていうふうなこと
の観点から、さまざまな検討をすべき材料がございますので、その点を踏まえまして、当町
の中学校給食の実現に向け、さまざまな手法について協議を重ねているところでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
次に、公共料金について
の御質問でございます。
現行
の水道料金については、平成30年第3回定例会で、菰野町水道事業給水条例
の一部を改正する条例が可決され、施行されているところでございます。これは
菰野町議会において、審議に審議を重ね、議決いただいた結果であり、企業債起債
の額、今後
の事業計画、5年後
の補てん財源
の額、この3点を今
の計画
のままとした場合、水道料金収益総額としては適正と判断するところでございます。
もう一度、申します。今、言った3点を前提としましたら、現行は適正と判断することが可能だと考えております。
しかしながら、ただいま申し上げた前提となる3点を変更する場合、これに伴って、適正な水道料金は何かっていうふうなことについても、変わってくる可能性はあると考えております。
また、水道料金
の適正化
の中には、料金を策定したプロセス、きちんとしたプロセスと説明というふうなものが踏まえられているか。住民さんに対する意見聴取と、また値上げについて
の説明っていうふうなものもされているかっていうふうなことも適正
の中には含まれていると考えております。
御指摘
の企業債につきましては、借金がふえていかないよう、適正な起債額に努めていきたいと考えております。今後
の起債額については、事業計画、改めて事業計画を見直す。5年後
の補てん財源
の額を再検証し、水道料金
の収益総額とともに、不足財源として検討すべきものと考えており、その額については、改めてお示しさせていただきたいと考えております。
ただ、私も借金を次世代に先送りすることや計画的かつ継続的な老朽管等更新ができないような水道事業計画は全く考えておりません。決して適正とは言えないため、そのようなことがないよう、持続可能な水道事業経営ができるような起債額としていきたいと考えておりますので、何とぞ御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
次に、5番目
の公共交通
の整備について
の御質問に答弁いたします。
まず、当町を運行する公共交通につきましては、当町が運行にかかわる
コミュニティバス、あいあい自動車、のりあいタクシーに加え、民間事業者が運行する鉄道、路線バス、タクシーなどがございます。
コミュニティバスにつきましては、移動制約者
の通院や買い物など
の移動支援、通勤・通学へ
の利用などを目的に運行しており、あいあい自動車は、菰野町社会福祉協議会が実施主体となり、65歳以上
の高齢者または障がい
のある方でモデル区にお住まい
のみずから車を運転できない方を利用対象とし、移動範囲を町内に限定した福祉施策として、実証運行をしております。
のりあいタクシーにつきましては、既存
のコミュニティバスではカバーできない地域
の町民など
の移動手段を確保すること、鉄道、路線バス、
コミュニティバスをつなぐ支線として
の役割を担うことも目的とし、昨年10月1日から1年間
の試行運行を開始しており、町南部を運行エリアとして、既存
のコミュニティバス
の停留所、公共施設、鉄道駅や路線バス
の停留所といった乗降場所間を電話予約に応じて運行しております。
次に、公共交通
の運行経費につきまして、年度ごとに乗車運賃、国から
の補助金と運行経費とを精算しますので、決算上、委託金額は変動しますが、
コミュニティバス
の今年度
の業務委託料は、5,244万9,650円、あいあい自動車は、165万7,000円、のりあいタクシーは、半年間で326万5,180円となっております。
なお、地域公共交通会議においては、のりあいタクシー
の試行運行
の実績などを踏まえた
コミュニティバス
の幹線系統
の増便、これは繰り返しになりますが、増便、さらにのりあいタクシー
のエリア拡大などによる効果、可能性も検討しております。
今後におきましては、住民
の意見を公共交通に反映するため
の地域懇談会
の実施や地域公共交通会議
の協議などを踏まえ、
コミュニティバス、のりあいタクシー等
の必要台数、他
の公共交通に及ぼす効果等
の検証を行い、当町に最適な交通体系
の構築を目指してまいりたいと考えております。
なお、
コミュニティバス
の増額、増便に当たっては、例えば現行
の路線バス
のタイプ
のコミュニティバスをただ単にふやすっていう方向性以外
の方向性も存在すると考えております。今
の規模
のコミュニティバス
の大きさっていうふうなものであると、例えば1台が2,000万円、2,500万円
の金額がかかってくるところでございますが、例えばこれが中型
のバスにいたしますと、1,200万円、さらに小型
のバスになると、600万円からバスが購入できるというふうなこともございますので、このような点も踏まえまして、また実際
のバス
の利用頻度っていうふうな点から、現在
のコミュニティバス
の大きさっていう
のは必要がないというふうな場合も考えられるかと思います。
そのような点も踏まえまして、先ほど申し上げました、さまざまな方々
の御意見や公共交通会議で
の協議などを踏まえまして、
コミュニティバス
の増便
の可能性、のりあいタクシー
の実施場所
の範囲
の拡大、さらには、さらに使いやすいのりあいタクシー
の制度
の構築を目指しまして、頑張ってまいりたいと思いますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
次に、6番目
の御質問に答弁いたします。
獣害対策、耕作放棄地解消について、御答弁申し上げます。
町内各地において、農作物に対する獣害被害が及んでいる中、当町といたしましては、町猟友会、各地域等から
の御協力と御理解を得て、緊密な連携を図りながら、有害鳥獣対策事業における効果を上げている状況であります。
しかし、近年におきましては、里地里山だけでなく、集落や住宅地で
の野生動物
の姿が見られるなど、生息域が少しずつ拡大しており、農作物被害だけでなく、住民生活へ
の影響についても危惧されております。
平成29年度から
の対策事業でございますが、山際
の農用地におきましては、侵入防止施設、電気さく等
の設置を重点的に実施し、ニホンザル、ニホンジカ、イノシシ等から
の被害軽減を抜本的に図り、安全で安心して農業ができる環境づくりに地域ぐるみで取り組んでいる状況であります。
今後における有害鳥獣対策事業としましては、個体数調整を図りながら、より一層、地域住民と
の協働体制を整えることにより、地域
の実情に合った計画的な有害鳥獣対策を実施してまいりたいと考えております。
この点についてお尋ね
のあった妙案ということでございますが、基本的な方向性っていうふうなものは、今
の対策で私は構わないと思っています。
ただ、その方向性っていうふうなものについて、じゃあ人が足りている
のか、予算が足りている
のか、さらに細かい地域
の実情っていう
のは合っている
のか。そういうふうなところについて、より手厚いバックアップをさせていただきたいという
のが私
の考え方でございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
次に、耕作放棄地解消
の方法について、御質問をいただきまして、御答弁申し上げます。
町内
の耕作放棄地は、農地
の集約化が進む中で、中山間等
の耕作条件
の不利な地域では、今後もふえ続けることが予測されます。
そこで、菰野町では、農地
の所有者以外
の農業者等が耕作放棄地を再生した場合に交付される国交付金に加えて、町単独で補助金を上乗せ交付することにより、耕作放棄地
の解消に取り組んでおります。
しかし、この国
の交付金は平成30年度をもって廃止されることになっておりますが、耕作放棄地
の解消は、農地
の利活用促進と農村振興にとって重要な事業であると考え、町単独で補助を継続し、農振農用地以外
の耕作放棄地も含めた町内全域
の農地
の再生を目指したいと考えております。
また、この交付金以外について
の、さらに耕作放棄地解消
の方法についても、順次検討を進めてまいりたいと考えております。
基本的な方向性としては、獣害対策、耕作放棄地解消、いずれにいたしましても、住民
の声をよく聴き、手厚く充実したものになるよう、きめ細やかな対応をしていくという方向で考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
私から
の答弁は、以上になります。
○議長(
矢田富男君) 一通り
の答弁が終わりました。
再質問がありましたら、御発言ください。
新生みらい代表、中山文夫議員。
○新生みらい代表(中山文夫君) ありがとうございました。
それでは、随時、再質問をさせていただきます。
まず、今回
の選挙については分析されていないということは言われましたけども、議長、私がこれ質問してるわけですね。
ですから、これはやっぱり答えていただきたかった。
町長は、「住民
の思いを政治に直結させなければならない」と言われました。町民
の思いどおりにできれば、そんなすばらしいことはないと私も思います。
しかし、現実はそうはいかない。何をやるにも一番は財源であって、財源がなければ何もできない。その財源
の多くは町民さんからいただく税金。よって財源には限りがあるということですね。その財源でもって公平性も考えながら、何を優先するか。町長が提案し、議会が是非を判断し、進めていく。これが議会制民主主義というものです。今までも町長が提案し、その是非を議会が決めて進めてきた。これからも仕組みは変わらない
のではないでしょうか。
町長
の所信表明には、持続可能な
まちづくりという言葉がありましたが、町長
の選挙戦からは、持続可能な
まちづくりに対する思いは伝わってこなかった。所信表明とかね、議会で話をされて初めて持続可能な
まちづくりという言葉が出てきたんですけども、選挙戦では、前町長と
の考え方を鮮明にするために、言葉を使わなかった
のかもわかりませんけども、でも実際は、町長になられてからは、そういったこと
の必要性という
のは十分承知されているというものも読ませていただきました。
しかし、こういったところは、議会制民主主義で、民意という
のは、議会も民意
の代表ですから、そういったところで決めてきたということが言えるかと思うんですけども、町長は先ほども水道でしたかね、パブリックコメントをやるとか、町民
の意見を吸い上げたいということを言われていましたけども、最終的にはね、議会で、町長が提案して議会で判断をするということになるわけで、今までと変わらないんじゃないかな。それを町民
の思い、私たちも町民
の思いを重視してる。町民が主役だということは重々理解してるわけですけども、町長が言われると、何か議会軽視
のように私は聞こえてしまうんですけども、その辺
のところはどのようにお考えですか。お聞きをします。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
中山文夫議員
の1回目、再質問について、答弁を願います。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) 議会軽視じゃないか、水道料金
の適正化っていうものについて
の議会軽視じゃないかっていうふうな御質問と、違います、全体についてっていうことなんですけども、さらにこれまで
の議会
のですね、審議
の中で出てこなかった新しい視点っていうふうなものを私は提案していきたいと思っております。新しい視点っていうものを踏まえまして、さらに御提案いただいた上で、皆様
の御検討をいただきたい。その結果っていうふうなもの、それはそのままもちろん議会
の意思っていうふうなものがなければ、この町っていう
のは運営できませんので、そういうふうな御提案をしたいっていう
のは、私
の考えでございますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 再度、質問がありましたら御発言ください。
新生みらい代表、中山文夫議員。
○新生みらい代表(中山文夫君) 町長が御提案をされる前に、住民、町民
の意見をより聞くということで理解させていただいてよろしいですか。はい、わかりました。
選挙公約について、お聞きをいたします。「蛇口をひねれば水が出るように、行政サービスがあることを当たり前に感じ、政治に助けられている意識が薄まっている。町民に政治
の大切さを知ってもらいたい」覚えてみえますか。町民に政治
の大切さ、どのように伝えていきますか。
それから、前町政を批判して
の当選、それなり
の代替案、具体的な案があると思っていましたが、既にいろんなところで時間がかかるとか、問題提起をされましたけども、現実はそうではないかなと、そんなふうに思うんですけども、町長
の公約に期待する人は多いと思います。もしできるとしても、すべては町民
の負担でなり立つことです。現時点では、健全財政とは言え、裕福とは言いがたい財政運営
の中で、今さえよければいいという考え方はいかがなものかと思います。持続可能な
まちづくりはできますか。
この2点について、お聞きをいたします。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) 2点、御質問いただきました。
まずは、選挙
の大切さを教えていくって言いますか、啓蒙を広めていくっていう手法でございますが、まずは第一が町
の広報が挙げられると思います。
そこで、前町長も、「町長雑感」っていうようなコーナーがございましたので、ここで私なり
のコラムっていうふうなものを書かせていただいて、それで今、言った政治っていうふうなもの、あと選挙っていうふうなもの
の大切さっていうふうなものを例えば広げていくと。
あと、もう1個、防災ラジオっていうふうなものがございますので、そこで私
のあいさつっていうふうな形で、例えば町民
の皆様に対して、私
の考え方っていうものを伝えていくことも検討しております。
次に、持続可能な
まちづくりというふうなところと、あとは町民さん
の思いっていうふうなもの
の両立というふうな点
の御質問をいただきましたが、これもバランス
の問題というふうに考えておりまして、ただ1つだけ言える
のが、私
の考えてる公約
のほとんどは、ほか
の市町でも実現しているものが多いわけです。ほか
の市町における先進事例、あとは既に実施されている事例っていう
のは参考にしながら、さらには先ほどから何遍もですね、ほか
の御質問
の中でも申しましておりますように、計画を立て直し、その中で確保できる予算、その予算
の枠内で、あとは創意工夫っていうふうなものをつけ加えることによってバランスをとって実現していきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 以上で答弁が終わりました。
再度、質問がありましたら、質問内容を整理
の上、御発言ください。
新生みらい代表、中山文夫議員。
○新生みらい代表(中山文夫君) 行政サービスには、種類によって恩恵を受けられる人と受けられない人がいます。午前中
の内田親根議員の質問
の中にもありましたけども、公平性という点で、恩恵を受けられる人、受けられない人がいるという点で、公平性をどのように考えるか、お聞きをいたします。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) 公平性という観点でございますが、基本的に行政サービスというふうなものは、困ってる人を助けるというふうなところにあると考えております。
そうすると、困っている人と困っていない人がおられるところで、困っていない方に行政サービスが行き届かないっていうようなところ、つまり行き届かないか、必要がない方にサービスを提供するっていうようなことは、これはおかしな話だと考えておりまして、まさに困ってる人、自分で自助っていうふうなことがかなわない方に対して、きちんと行き届くような行政サービスを提供していきたいと考えております。
例えば、老人であるとか、障がい者
の福祉施策というふうな観点におきましても、事業を知らないがために申請をせずに、サービスを受けてない方がおられる。例えばそういうふうな方に対して
のきちんとした広報活動っていうふうなものを実施した上で、本当に手助けが必要であるにもかかわらず、サービスを受けられない人をなくすっていうことが例えば必要な
のかなと思っておりますが、今、言ったとおりで、必要な方に対して、必要な行政サービスを公平に提供していくっていうことは、これは可能だと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 以上で、1問目
の答弁は終わりました。
再度、質問がありましたら、御発言をください。
新生みらい代表、中山文夫議員。
○新生みらい代表(中山文夫君) 議長、これ2番目
の質問でやってるんです。
○議長(
矢田富男君) 選挙公約
のところを言った
の。
○新生みらい代表(中山文夫君) そうです、そうです。
○議長(
矢田富男君) もうそれまで終わった
の。
○新生みらい代表(中山文夫君) いえいえ、それ2回目です。今から3回目。
○議長(
矢田富男君) 今から3回目か。
○新生みらい代表(中山文夫君) はい。
○議長(
矢田富男君) はい。じゃあ3回目やってください。
○新生みらい代表(中山文夫君) 済みません、他市町と比較してということを言われましたよね。他市町と比較して、できること、できないこと。他市町がやっているから菰野町もやるんだという
のではなくて、私は他市町はやっているけども、菰野町では必要ないんだ。もしくは菰野町ではこんなやり方でやっていくんだというような、またそれも町長
のですね、妙案を出していただいてですね、進めていくように。隣がやっているからやっているということになると、これはとんでもないことになっていく
のかなというふうな気もいたします。
それから、弱い人
のためにという
のは、私も大賛成です。
ところがですね、町長、ふるさと納税
のところですね、これ何か菰野町
の特産物で流出している2,000万円を取り戻したいということを言われてましたけども、このふるさと納税に関しては、国
のほうでもね、3割以内にするとか、制限もつけてやっていくようですけども、ただ、あれを見てますと、やはりお金持ち
の人はそういったものに参加できるけども、お金がない人には参加できない。私なんかできないんですよ。そういったもの、ちょっとそのものと考え方は違うと思うんですけども、私たち弱者からするとですね、ああいったものっていう
のは、それこそ金持ち優遇
の施策ではないかな、そんなふうにも考えますけども、その辺はどのように考えますか。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) ふるさと納税について
の御質問でございますが、ふるさと納税っていう制度を利用できる、利用できないっていうふうな観点ではなくてですね、まず第一に、ふるさと納税っていうふうな制度に乗っかっていくっていうこと自体、その制度っていうふうなものを積極的に利用するということ自体が菰野町
のまずPRになると。
第2点で、そのことをしないことによって、菰野町に集まっていた2,000万円っていうふうなお金が外に流出してしまうっていうところを私は問題だと考えておりますので、その点
の考え方っていうところに、前提に大きな違いがある
のかなというふうに感じておりますので、その点、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) それでは、新生みらい代表、中山文夫議員、3問目
の再質問で御発言ください。
○新生みらい代表(中山文夫君) ふるさと納税に関してはですね、根本的な考え方という部分が寄附というものから端を発していってるわけですから、その辺
の本来
の趣旨というものは、やっぱり大切にしていただきたい。そんなふうに思います。
3番目
の中学校給食について、お尋ねをいたします。
資料1をお願いします。
中学校給食は、2億円から3億円でできるというふうなことが書かれています。「16億円あれば、こんなこと実現できます」「私にコレをさせて下さい」というもの、これは町長
のツイッターですかね。何か私がこれを見て、そうか、2億円から3億円かと思ったんですけど、このちょっと根拠を教えていただけますか。
それと、済みません、弁当
の必要性について、町長はどのように考えるか。その点をお聞きします。
2点お聞きします。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) 質問にお答えいたします。
弁当
の必要性と、あともう1個が2億円、3億円。これは平成22年度に議会でも配られました給食について
の自校方式、センター方式
の場合に、どのような費用がかかるかっていうような資料がございました。このうち
の建設費
のところで、自校方式やセンター方式
の場合、4億円や6億円っていう数字が出てきております。ここに補助金っていうふうなものを獲得できた場合に、大体2億円から3億円になるんじゃないかっていうふうな、そういうふうなことが根拠でございます。
第2点目といたしまして、弁当
の必要性っていうことでございますが、弁当
の必要性として、私がまず認識してるところとしては、子ども子育てにおける愛情をはぐくむ、子どもと親と
の間
のきずなっていうふうなものを深めるっていうふうなところに、例えば弁当
の必要性があるというふうな認識でおります。この点については、例えば弁当
の日を導入する。毎日すべて給食っていうわけじゃなくて、今、言ったみたいな日を導入する。
また、朝御飯や夕御飯についても、お父様、お母様、場合によってはお父様がつくるというふうなことでも、同じような愛情っていうふうなものも子どもに感じてもらうことができると考えておりますので、弁当
の、すべてが、毎日が弁当である必要はないというふうに考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 中山文夫議員。
○新生みらい代表(中山文夫君) まず、2億円から3億円でできるということは言われました。私も6億円でできるという
のは持ってます。
それから、ほかにもランニングコストとかね、これも平成22年8月に学校教育課が出されたものなんですけども、補助金という
のは、これ今、計算できるんですかね。
それと、例えば平成22年で6億円かかるものを補助金が例えば3億円から4億円あるとしたら、2億円から3億円でできるということなんですけども、平成22年と言いますと、この前、東日本大震災、平成23年に起きた地震、あれからですね、建設費という
のがものすごく高騰してるわけですよね。公共事業でですね、入札ができない、不調に終わってるという工事が全国でもたくさんありました。その後ですね、私は思うんですけども、あの平成22年当時から考えると、倍ぐらい
のお金がかかるんではないかな、そんなふうに私は考えるんですけども、それを考えると、この2億円から3億円という数字を出された
のは、ちょっと軽率なんじゃないかなというふうな気もいたします。
それから、弁当
の必要性についてですね、弁当は大切だということを言われました。前段
の答弁でですね、食育という
のを重視するということを言われましたけども、今、弁当であっても、学校で
の弁当
の時間、給食
の時間っていう
のは、私が知ってる限りでは、菰野中学校が25分、八風中学校は20分という数字なんですね。
この時間でですね、食育というものに当てはまるような教育ができる
のかと。私はその辺、非常に疑問に思うんですね。
同じものを食べるということが大切だというようなことも言われました。同じものをね。私は弁当
のほうがはるかに食育
の材料になると、私は考えます。弁当はお母さんが、アンケートを読んでみていただいたということですので、よくおわかりかと思うんですけども、栄養面、それから食べる量、子ども
の体調、そういったものをしっかりと考えられてつくられている。アンケート
の答えとして、一番多い
のは、弁当をつくるのにどういったところを注意してますか。1番には栄養なんです。中には栄養が行き届かないから給食にしてくれっていう方もみえますけども、でも実際は違うんですね。アンケートには、母親は、母親だけじゃないですけどね、つくってくれる方は栄養面をしっかり気にしてつくっている。これが一番多かったんです。
ですから、そういったことを考えると、やっぱり弁当
のほうがはるかに食育には当てはまる材料ではないかな、そんなふうに思います。
もしも食育を重視するんであれば、弁当
の時間をね、ほか
の教科と同じぐらい、50分ぐらいとってですね、教育をやっていただければ、これはこれでまたありかなという気はするんですけども、現在
の弁当
の時間でも足らないのに、例えば配ぜん式
の給食になったら、それこそ大変な時間、今
の倍以上
の時間が必要になるんではないかなと思いますけども、その辺
のところも含んでいただいて、町長がどのように考えるか、お聞きをいたします。
○議長(
矢田富男君) 新生みらい代表、中山文夫議員
の再質問に対し、答弁を願います。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) 弁当と給食実施っていうふうなもの
の両者
の比較における食育っていうふうなもの、実現
の観点から、どういうふうに考えるかっていうような質問だというふうに理解いたしましたので、お答えいたします。
基本的に、教育っていうふうなものについては、専門家
の判断っていうふうなものが重要だと考えております。
これは、そうすると、新教育長、皆さん議会で、皆さん御同意いただきました、任命御同意いただきました新教育長ともしっかり話し合って決めていきたいと考えております。
ただ、基本的には、実際に給食を実施することによって、食育が実現できているっていうふうな先進事例もあるというふうに考えておりますので、先進事例っていうふうなものを踏まえまして、まずは1つ検討していきたいと。
ただし、それに対して、弁当っていうふうなものが果たす役割というふうなものについても、私も軽視をするっていうふうな意味ではございません。
例えば、弁当に似たような給食形態っていうことで、デリバリー給食っていうふうなものがございます。あれは弁当と給食っていうふうなもの
の選択ができるっていうふうなことで、それ自体もアンケート
の結果
の希望に沿うこと。また今、家庭によって、例えばうち
の家庭は、私はもう栄養バランスっていうふうなものについて、すごく得意だから、きっちり栄養バランス考えた弁当をつくれるというふうなお母さんもおりますれば、ちょっと唐揚げ弁当っていうと、全部、おかずが唐揚げだけとかですね、ハンバーグ弁当って、ハンバーグと御飯だけみたいな、そういうふうなものしかできないので、むしろデリバリー弁当っていうふうなものでお願いしたいっていうふうな、そういう選択的な給食
の形態は実現できるという、いいところはあるんじゃないかというふうにも考えております。
ただ、これはもう先ほど最初に申し上げましたとおり、私
の思いと言うか、考え方っていうふうなものがいろいろあるっていうふうなところでございますので、まさに新教育長及び教育
の専門家、さらに勉強、情報収集っていうふうなことを踏まえまして、さらには皆様
の御意見を踏まえまして、検討していくことだと考えておりますので、何とぞ御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 中山文夫議員。
○新生みらい代表(中山文夫君) ありがとうございます。食育については専門家
の話を聞くということなんですけども、アンケート
の中にもありました。学校
の先生方にも設問がありました。
その中で、給食は不要だという先生
の中に、給食は食育にならないというふうなことを答えている先生方もたくさんみえます。学校
の先生は専門家ですので、現場ということを考えれば、なかなか食育ということにはなり得ない
のかな。もちろん食育
の時間っていう
のはあるんですかね、勉強としてね。そういったところでは、それは可能性としてはあるとは思うんですけども、では、それは給食に限って
の食育ではないと私は考えます。全体
のね、弁当であれ、何であれ、すべて
の食べ物に関して
の教育が食育だと考えています。その辺
のところを、もう一度ですね、アンケートをよく読んでいただければありがたいなと思います。
それから、最後にですね、弁当を残してほしい、選択制という
のは、ちょっと資料が向こうなのでわからないですけども、4割だったかな、弁当がいいという
のは3割いるんですよ。合わせて7割が弁当を残してほしいということなんですね。
学校給食、完全給食をやってほしいという
のは、25.9%ということです。だからその辺
の数字をですね、町長がだれ
のためにやる
のかということをよく考えてですね、もちろん行政マンですから、ランニングコストだとか、お金
の面とか、いろんなことも考えなくてはいけないけども、基本的にだれ
のためにやる
のかというところを、やっぱりしっかりとおさえていただいて、いい方法を考えていただきたい。
私は、基本的には給食は反対です。
では、4番目
の公共料金について、お聞きをいたします。
水道料金について、よく大口利用者優遇、この前
の条例改正では、大口
のところには安くして、一般に厳しくしてるというような意見がありましたけども、私はね、その言葉だけを聞くと、金持ち優遇
のような、そんなイメージを持たれる方は多いかと思いますけども、私はね、それは間違ってると思うんです。
例えば、皆さん方がよく利用される宅配便、これ考えてみてください。今はネットショッピングが当たり前
の時代で、すべて宅配です。送料無料という
のがよくありますね。あれは大口顧客ゆえ
の特典だと私は思います。その大口顧客
のおかげで一般
の方も恩恵を受けられる。
例えば、1日に100個から200個出荷するという会社を経営している私
の友人がいます。聞いたところ、運送料は人手不足から大変な値上がりをしたと。私たちも宅配行くと、「えっ、そんなに高くなった
の」っていう話なんですけども、それでも大口顧客は一般に比べると、まだ半額ぐらいだということです。もちろん出荷
の個数によって違うと思うんですけども、どんな商売でもお得意さんは優遇されている。
そのお得意さんが優遇されていることによって、私たちも恩恵を受けているというふうに考えます。大口
の水道利用者が自前で井戸を掘ってですね、もう上水道は高いからもうやめたというので、設備投資して、やったらですね、もう水道、水売れなくなるわけですね。そしたらその負担は一般にまたかかってくるわけですよ。
そういったことを考えると、大口利用者だけが優遇されてるかっていう点を考えると、そうではない
のかな。企業
の中にはですね、一般
の町民も勤めているわけですから、そういったところも考えていただきたいと思いますけども、町長はこの大口利用者優遇というような意見、この辺について、どのようにお考えですか。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) 水道料金について
の大口利用者優遇というふうなことについて
の整合性、その考え方について
の御質問と承りましたが、水道というふうなものは、ほか
のサービスと違って、命を支えるものだというふうに考えております。
命を支えるものだっていうふうな前提からいたしますと、ほか
のいろいろな顧客サービス、経済、民間
の事業が行ってるサービスと同じに考えられないっていう
のがまず前提にあると考えております。
もしそうとするならば、少し一般
の家庭、例えばひとり暮らし、あとは高齢者
の夫婦や一人親家庭
のような家庭で、少量
の水を使うというふうなところについては、まさに命を支えるものとして、むしろこちらが少額であるっていうふうなことが適正だっていう考え方もなり立つと考えます。
すなわち、通常
の経済取引
の枠内においては、たくさん利用した人については割引をするっていうこと、よく行われてることでございますが、水道料金
の場合は、そのことは必ずしも、どちら
の考え方もなり立つと思いますが、必ずしもそれを当てはめる必要はないっていう
のが私
の考え方でございます。
第2に、井戸を掘って切りかえっていうふうな御指摘もございましたが、井戸を掘って切りかえってなると、かなり
の設備投資と費用っていうものがかかりますので、幾ら企業にとってですね、企業
の経営判断っていうところから言っても、いわゆる逓増制でたくさん水を使えばですね、そうすると、水道料金が高くなるっていうふうな前提であったとしても、切りかえっていうふうなものを簡単にするかどうかっていうことについては、少々、私は疑問を感じているところでございます。
最後に、菰野町については、他
の市町に比べて、逓増率が必ずしも高くないと。もともと
の3月
のこの現行料金以前
の料金体系において、それほど逓増率は高くなかったっていう前提がございますので、今、言った点を考えて、今後適正な水道料金っていうふうなものを考えていきたいと思っておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 中山文夫議員。
○新生みらい代表(中山文夫君) 命
の水だからこそ、本気で守らなければいけない、方法を考えなくちゃいけないと私は思います。
ですから、今回
の大口利用者、水道をたくさん使っていただいてる方が優遇されているという考え方を持つ
のは、総合的に考えると、ちょっと違っている
のかな、単純に一般が使ってる
のと比較して、こっちが上がってこっちが下がったから、これはこっち優遇だというんでは、私はないと思いますね。総合的な判断をやっぱりすべきだと、私はそのように思います。
ちょっと時間がなくなってきたんで、公共交通については、私はですね、資料1をお願いします。
バス
のところですね、
コミュニティバスを今
の3倍
の12台にすると言ってます。それに1億円と言っていましたけども、私は今
のバス、先ほど答弁をされたので理解したわけですけども、同じバスを12台も走らせてですね、1億円でできる
のかという疑問を持った
のと、それから12台も走らせて、それこそ理念でありました足
の不自由な人とか、そういった方を優先的にやるというようなところからいくと、12台も走らせて、それこそ費用対効果ある
のかなっていう疑問を持ったんですけども、先ほど
の説明でですね、そこそこ理解はしましたけども、ただ言われたように、今
のバスでも委託費を5,244万9,000円、それからあいあい自動車でも165万7,000円、のりあいタクシーは半年で326万5,180円という金額を出しています。
費用対効果、売り上げ、例えばバスで見ると、年間700万円、委託料からすると13.3%しかないわけですよね。
その辺
のところを考えると、どこまでお金をつぎ込むかという線引きが大事になってくると思うんですけども、その辺
のところはですね、今後、時間をかけていただいて、町民さんにも喜ばれ、財政にとっても負担が軽いような、そういった方法を進めていただきたいと思います。
獣害対策、耕作放棄地解消についてですけども、御答弁聞いてても、「えっ、今までと変わらないじゃないか」というふうに私は思うんです。もうすごい得策がある、徹底的な獣害対策、耕作放棄地解消ということを言われてたんで、いい案がある
のかなと思ったら、それほどでもないと。
特に、耕作放棄地についてはですね、助成が出てますよね。それとて大体が、もう年齢が高くなった、大きく農業をやってる方たちがやられるわけですよね。
そういったことを考えると、私は農業
の担い手、若手
の育成というものに重点を置くべきだと。そんなふうに考えますけども、その辺
のところは今、農業家を育てるというふうなことに含まれる
のかもわからないけども、その辺
のところをですね、町長はどのように考える
のか、最後にお聞きをしておきたいと思います。
○議長(
矢田富男君) 新生みらい代表、中山文夫議員
の再質問に対し、答弁を願います。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) 担い手育成っていうふうなことについて
の考えですが、これはもう重要点、最重要点だと考えております。まさに例えば三重県知事も、食える農業っていうふうなスローガンでですね、担い手育成っていうふうなものを考えてるというふうに聞いておりますので、私もその方向性って言いますか、政策っていうふうなところは、ぜひ勉強して、できる限りやっていきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 中山文夫議員。
○新生みらい代表(中山文夫君) ありがとうございました。
ぜひですね、有権者だけではなく、子どもからお年寄りまで、すべて
の町民に対して、住みやすい菰野町になるように、丁寧に意見を吸いとっていただいて、町政運営をしていただきたい。
そして、絶対に町民にはうそをつかないように、その辺
のところだけお願いをいたしまして、私
の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
矢田富男君) 以上で、新生みらい代表、中山文夫議員
の代表質問は終了いたしました。
ここで、暫時休憩をいたします。
なお、
安全安心対策室長、瀧見浩志君は、退席をしていただいて結構です。
休憩時間は、10分程度といたします。
午後 2時01分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~
午後 2時13分 再開
○議長(
矢田富男君) 再開をいたします。
休憩前に引き続き、
代表質問を続けます。
清風こも
の21代表、増田秀樹議員、登壇ください。
〔清風こも
の21代表 増田秀樹君 登壇〕(拍手)
○清風こも
の21代表(増田秀樹君) 清風こも
の21、増田秀樹でございます。
代表質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長
のお許しをいただきましたので、始めさせていただきます。
まず、冒頭に、新町長に就任
のお祝いを申し上げます。
柴田町長には、町長就任まことにおめでとうございます。
所信表明で言われた住民自治
の実現に向け、住民
の思いに基づいて、地方自治が実施されるよう、町長
の町政に対する熱い思いに、私は共感をいたしました。
これまで
の後援会活動
の中で、「菰野町
の未来をひらく」「町民
の意見に応えます」「もっと住みよい町菰野町」「すべては町民
のために」など
のスローガンを掲げ、8項目
の熱い思いを公約として当選されました。
今後は、一つ一つ
の課題を整理、解決しながら、急がず、焦らず、町民
の願いを実現していただきたいと思います。
特に、健康面には十分御注意いただき、元気で公務に励まれますことを願っております。
それでは、質問に入らせていただきます。
まず、1問目
の消防行政についてであります。
昨年12月議会で、中川議員が質問されましたが、新町長が誕生し、
柴田町長に町民
の尊い命を守るため
の救急体制は大丈夫か。3点について、お伺いをいたします。
3点、一括で
の町長
の御答弁をお願いいたします。
1つ、菰野町消防署は、単独消防か、広域消防か、再考
の考えについてお願いいたします。
2つ目、菰野町消防署に朝上分署
の新設
の考えについてであります。
3、消防署本部
の建てかえ
の場所
の考えについて、お伺いをいたします。
私たち議員は、昨年12月議会で、単独消防を目指し、現在
の場所に予算10億円で消防署
の建てかえ工事を進めていくと、その方針をお伺いいたしました。
私は、単独消防がよい
のか、広域消防がよい
のか、財政面や起債
の活用などで、消防力強化、救命力、救命率が
向上するものと考えておりますので、再考を願うものでございます。
既に、通信指令では、菰野町と四日市市、桑名市
の3消防本部は、平成28年4月より、三重北消防指令センターを整備し、消防指令事務
の広域化を図り、共同運用をいたしております。
県下
の消防本部を見てみますと、平成30年4月1日現在
のものでございます。
ちょっと1番、見せてください。ちょっと字が細かいので、ちょっとわかりにくいかもわかりませんけども、ちょっと事務局
のほうで多少ポイントだけ大きくしていただきたいと思います。
三重県内
の消防本部を見ますと、15
の消防本部中、8本部が広域消防となっております。単独消防では、7消防本部となっております。亀山市、伊賀市、鈴鹿市、津市、鳥羽市、名張市、そして菰野町になっております。
次に、救急体制ですが、平成31年3月5日付
の菰野町では、救急車到着時間は、平均6.25分でありますが、朝上地区北部は9分以上かかる地区が7地区にも集中をいたしております。
四日市市では、1分1秒を争う命を救うために5分救急、8分消防を目指し、3消防署を配置、さらに8分署を設置いたしております。計11カ所
の消防署を配備し、万全
の体制を整えています。
県内では、消防本部が15本部あり、30カ所
の消防署が配置されております。分署または出張所が59カ所設置されています。県内で分署を設置していない
のが我が町、菰野町だけな
のであります。県内で一番、救命率が低い
のが私たち
の町ではないでしょうか。
下に書いてございます
のが、30と59ございますけども、消防署、そして59
の分署ということになります。
そして、単独消防が7つ、そしてから広域消防が8本部ということになっております。
これを補う
のが朝上分署
の新設によって役割を果たすものと考えております。
ちなみに、消防署
の分署設置につきましては、「菰野町消防本部及び消防署
の組織に関する規定」に定められております。
出張所は、一般的には分署よりも規模は小さく、出張所では災害に対応する部隊だけが配置されるケースが多いようであります。
菰野町救急車到着時間を見てみたいと思います。
2をお願いします。
ちょっと見づらいかもわかりませんけれども、菰野町全体
の地図にカラーマークで色分けをさせていただいております。大きく中心が今
の消防署に当たります。そして中央がグリーンで示しておりますけども、これが2分以内、そして次
の円が4分以内、そして黄色い資料
の丸が6分、そして外
のピンクが8分ということでございます。これがレッドゾーン、ぎりぎり
の時間かというふうに思っております。
そして、外に出ておりますけれども、水色でマークを書かさせていただきました。ずっと上
のほうでございますけれども、菰野
の北
のほうに当たります。それが根の平と田口がブルーで記されております。これが9分以上かかる地域でございます。
そして、緑色で囲まれた地区、これが10分以上かかる地域でございます。一番北
のほうにいきますと、田口新田、そして日丘、そして美山、そして小島、そして切畑、そして湯の山も含まれております。
特に、この北勢
のほうには、9分以上かかる地域が集中をしておるということでございます。それだけこれを、北
のほうをカバーしようとすると、やはり分署が必要となってくる
のかなというふうに思っております。
そして、次に地図を見ていただいてよろしいでしょうか。この地図
の左下を見ていただきたいと思います。左下。
そこをずっと大きくしてください。
こちら
のほうが、現場到着
の所要時間をあらわしております。パーセントと、そして人員ということでございます。これで言いますと、5分以内で到着する
のが6.3%、今まで
の実績からいくと93名ということだそうです。
そして、5分から10分、これが69.8%、全体
の1,033人ということになります。10分以上、これがもうレッドゾーンにかかったところでございます。これが23.9%、355人となっております。
これを見ておりますと、到着時間がおくれればおくれるほど、人
の命が救われないということがわかろうかと思います。
例えば、人命は助かったものの、後遺症などで不自由な体になるリスクが高くなるとも言われております。
次、右上
のほうを見ていただきたいと思います。
これは、年齢別
の救急搬送を、1年間を出させていただいたものでございます。一番上からいきますと、新生児から乳幼児、これは0歳から7歳
の方をあらわしております。4.1%、57人。そして少年、7歳から18歳、これが4.3%、61人となっております。成人
の方、これは18歳から65歳までということになっております。これが34.9%、493人と、非常に高くなっておりますけれども、やはり60歳以上
の方も含まれておりますので、若干、人数的にもパーセンテージも上がっている
のかなというふうに見受けられます。
次に、高齢者、これが65歳以上
の方になります。これが56.7%、800人ということでございます。
私たち、日本もそうでございますけれども、菰野町も当然そうでございますけれども、当然、高齢化がどんどんどんどんと、これからも進んでまいります。高齢化が進むにつれるほど、救急搬送が急増するということが考えられるわけでございます。
そして、次、左
のほう行っていただきたいと思います。
これは、地区別
の救急
の出動
の状況をあらわしたものでございます。菰野地区が650件、鵜川原地区が161件、竹永地区が169件、朝上地区が209件、千種地区が291件となっております。これで9分以上かかる朝上地区全体で、人口で見ますと、9,161人
の町民
の方々が生活しておみえになるわけでございますけども、その9,161人
の町民
の方
の救命率が低くなるというふうに考えられるわけでございます。
救急車
の出動は、平成29年1,480件で、1日当たり平均が4件出動となっております。町民31人に1人
の割合で搬送されているということでございます。
そんな中、急病搬送は977件で、急病内容では、脳疾患62人、心疾患108人、消化器関係111人、呼吸器関係82人、ほか557人となっております。
搬送中
の応急処置といたしましては、人工呼吸、心肺蘇生、酸素吸入、気道確保などが適切に処置されています。少しでも早く救急車内で手当てを受けることが救命率を高める
のではないでしょうか。
このように、北部地区において、救命力、救命率を
向上させるには、朝上分署
の新設が必要と考えますので、
柴田町長には、最善
の対策をもって町民
の生命を守るよう求めるところであります。
次に、建てかえについてでございます。
平成31年度設計、平成32年度、平成33年度
の建設で、現在
の場所に10億円
の予算で建てかえすると伺っております。
柴田町長には、未来
の菰野町
の姿を見据えた建設場所を考えていただきたいと思います。
町長
の所信表明にもありましたように、新たな政策に係る費用については、6月
の平成31年第2回定例会に提出をし、補正予算に計上していく考えを示されました。
また、攻め
の姿勢によって持続可能な町をつくることができると
のことであります。菰野町
の将来に大きな影響をもたらす大事業でありますので、課題を一つ一つ整理、解決をし、計画的に進めていただきますようお願いをいたすところでございます。
2つ目
の老人福祉
の充実について、お伺いをいたします。
老人憩い
の家やすらぎ荘でございますけれども、昨年12月
の議会におきまして、廣田議員が質問をされております。そのときにいろいろと質問もされております。細かな説明は省かせていただきますけども、単刀直入に質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
老人憩い
の家やすらぎ荘と同施設に相当する施設を新たに建設するなど
の方法による施設
の存続を求めるものであります。
この施設は、老人会等が総会、新年会、体操
の会などを無料で開催できる交流と憩い
の場所は、当該施設以外には存在せず、また保健福祉センターけやきは、菰野町
の南部に位置するが、やすらぎ荘はその補完施設となるものとして、老人福祉、また高齢者福祉
の観点から、欠かせない施設であるため、町長
の御英断に御期待申し上げ、町長
の考えをお伺いするものでございます。
以上で、最初
の質問といたしますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 清風こも
の21代表、増田秀樹議員
の代表質問に答弁を願います。
柴田孝之町長、登壇
の上、答弁願います。
〔町長
柴田孝之君 登壇〕
○町長(
柴田孝之君) 先ほどは当選に際しまして
の御祝辞をいただき、どうもありがとうございます。
では、改めまして、2つ
の質問について、順次お答えさせていただきます。
まず、1番目
の質問でございますが、消防行政について3点
の、①番から③番
の御質問をいただきましたので、順次、御答弁申し上げます。
まず、消防広域化につきましては、平成30年
菰野町議会第4回定例会における質問
の中で、現段階においては、菰野町独自
の消防行政を当面展開することと答弁されています。
しかしながら、消防広域化につきましては、関係消防本部、市部局と
の合意など
の課題がございますものの、将来
の消防行政を考える上で検討すべき最重要事項と認識しております。
消防広域化は、小規模消防本部
の諸課題を解消する方策として
の効果も大きいことなどから、前向きに進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
次に、消防分署
の新設につきましては、消防分署周辺地域へ
の現場到着時間短縮が図られ、各種災害における被害
の軽減が見込まれます。
先ほど御質問
の中で説明をいただきましたとおり、現在、菰野町で北部地域などで現場到着に時間を要している現状と、その解消
の必要性を私は強く感じております。
ただし、消防分署
の新設は、庁舎
の設計、建築をするだけではなく、配置場所
の検討、調査、さらに人員
の確保など、諸課題をクリアする必要がございますので、その点も整理して、できる限り、ただ進めていきたいというふうなことで考えておりますので、何とぞ御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
続いて、消防庁舎
の建てかえ場所につきましては、現在
の1消防本部1消防署で消防行政を展開する上で、出動状況、道路状況、仮設庁舎
の使用など、庁舎全体が手狭になっている状況を考慮して、検討してきたところでございます。
このような状況
の中で、消防広域化や町北部地域に消防分署
の設置など、先ほど申しましたように、再考すべき事項はございますので、今後、再検討も含めて、考えてまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
次に、大きな2番目
の老人憩い
の家やすらぎ荘に関する御質問でございます。
老人憩い
の家やすらぎ荘につきましては、おおむね60歳以上
の方に対して、健康
の増進、教養
の向上、レクリエーションを総合的に提供することを目的として設置された施設であり、昭和50年から運営しているところでございます。
その後、平成11年に保健福祉センターけやきが建設され、1階には老人福祉センターを設置し、温泉や歩行浴
の開放、その他、けやき講座を開講するなどしてきたところでございます。
このやすらぎ荘
の運営につきまして、平成17年から検討を重ねてきた行政改革においては、大規模修繕は行わないと
の結論に至っているところでございますが、先ほど御指摘いただきました同施設
の有する現在
の機能が何とか確保できるよう、既存
の公共施設
の活用を含め、見直しを行ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
私から
の答弁は、以上でございます。
○議長(
矢田富男君) 一通り
の答弁が終わりました。
再度、質問がありましたら、御発言ください。
清風こも
の21代表、増田秀樹議員。
○清風こも
の21代表(増田秀樹君) ありがとうございます。町長には前向き
の御意見をいただいたところであります。
消防行政でございますけども、3点お願いさせていただいたわけでございますけども、単独あるいは広域化ということについては、最重要課題というふうに認識していただいておりますので、最重要課題を優先順位を上げていただいて、そして進めていただける
のかなというふうに感じたところでございます。
分署につきましても、強く感じてるということでございますし、課題解決もございますので、それを解決しながら、進めていくということでございます。
そして、場所につきましては、再検討していくということでございますので、お願いをいたしたいと思います。
そして、やすらぎ荘につきましては、見直ししていくという答弁をいただきました。ありがとうございます。
それでは、再度、質問をさせていただきますけども、今から3点しますけれども、これは検討していただきたいということでございますので、答弁は結構でございますので、よろしくお願いいたします。
消防行政でございますけども、
柴田町長は、郷土資料館や道
の駅など
の建設場所を考えられていると思いますが、菰野町西部へも6分から8分程度かかります。特に湯の山、そして神明、大羽根園、菰野一区には、到着平均時間以上かかりますので、その跡地に菰野分署も考える必要があると思いますので、一度、御検討をいただきたいと思います。
2つ目でございますけれども、ただいま答弁もございましたけれども、消防職員
の採用でございますけれども、消防職員
の採用計画では、今後
の採用については退職による補充を計画的に行っていただくということだそうでございます。
菰野町
の消防署
の現体制が52名でございます。菰野町
の消防署基準員数では73人で、21人も不足をいたしております。目標員数で申し上げると、58人で6人不足しております。
現体制52人では、町民
の安全と安心が担保できない
のではないかと考えます。
また、町民
の尊い生命、財産を守ることができない
のではないかと考えます。
消防力
の整備指針からも明らかですが、分署
の新設とともに、消防人員を6人から12人程度は増員
の必要があると考えますので、御検討をいただきたいと思います。
そして、やすらぎ荘についてでございますが、町長はやすらぎ荘にかわる施設
の必要性は十分認識をしていただいておると思いますので、来年3月
の議会において、再度質問をさせていただきますので、1年間、十分検討いただいて、新たな方法で建設に向けて御検討をいただきますようにお願いいたします。私が1年先、元気であればでございますけれども、お願いをいたしたいと思います。
質問につきまして、答弁は求めませんので、以上で私
の質問はすべて終了いたします。どうもありがとうございました。
○議長(
矢田富男君) 以上で、清風こも
の21代表、増田秀樹議員
の代表質問は終了いたしました。
ここで、暫時休憩をいたします。
休憩時間は、10分程度といたします。
午後 2時44分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~
午後 2時56分 再開
○議長(
矢田富男君) 再開をいたします。
休憩前に引き続き、
代表質問を続けます。
こも
の未来代表、出口利子議員、登壇ください。
〔こも
の未来代表 出口利子君 登壇〕(拍手)
○こも
の未来代表(出口利子君) 皆様、こんにちは。
きょうは、議会質問初日ということで、
柴田町長の答弁内容やその切り口に、皆様、期待と不安を持って臨まれたことと思います。
そのような中で、5番目
の質問となり、皆様、大変お疲れ
のこととは思いますが、こも
の未来を代表いたしまして、質問をさせていただきます出口利子です。どうかよろしくお願いをいたします。
まず、初めに、柴田新町長にお祝い
の言葉を述べさせていただきます。
町長選挙
の御当選、そして町長就任おめでとうございます。心よりお祝いを申し上げます。
柴田町長らしい心
の温かさとすばらしい発想力で菰野町
の行政運営に取り組まれますことを大いに期待しております。
そして、今回、退職予定と聞いております企画情報課
の河内課長、そして図書館館長
の市川さん、この方々においては、今回退職と聞いておりますが、今まで長きにわたって行政各般にわたり、いろいろ御尽力をいただいたこと、感謝を申し上げます。これからは健康に気をつけて、各それぞれ
の分野で第二
の人生、楽しい日を送っていただきますように祈念をしております。
では、「選挙公約に伴う予算
の裏づけはありますか」から質問に入ります。
柴田町長の選挙公約は、「もっと住みよい町、菰野町へ!」と題して、8つ
の熱い思いがうたわれています。
1、米、野菜など、地元食材を活用した
中学校給食を実現します。
2、子ども医療費は中学校まで窓口無料化をめざします。
3、
コミュニティバスを増便し、福祉タクシーを使いやすくします。
4、値上がりした水道料金を適正化し、健康保険税
の値上げを抑制します。
5、調整区域内
の集落で
の住宅建設
の規制を緩和し、企業誘致等を通じて町
の人口と収入をアップします。
6、市街化区域に公園を作り、子ども
の遊び場と防災
の避難所を確保します。
7、道
の駅、菰野ICを中心とした観光拠点を整備します。
8、耕作放棄地解消を進め、徹底的な獣害対策をします。
以上
のような公約を打ち出されています。
平成31年度菰野町一般会計
の予算総額は、歳入歳出ともに、128億7,000万円と、前年度と比較して6,000万円、率にして0.5%増と、骨格予算ながらも、前年度を上回っています。これに町長
の公約に伴う予算が肉づけされれば、膨大な予算額になってくるものと予想されます。過去から計上されている予算も精査をしなければ、限りある財源を有効に使うことはできません。
柴田町長の選挙前
のツイッター、ちょっと写真見せていただけますか。
ツイッター
の題目としましては、「このお金で私にコレをさせて下さい」。これです。この内容は、現在進めている湯の山駐車場建設に10億円、大羽根B&Gグラウンドに3億円、大羽根野球場に1億5,000万円、大羽根サッカー場に1億5,000万円、合計16億円を予定しております。
この「16億円あれば、こんなこと実現できます」。
まず、
中学校給食は2億円から3億円、これは先ほど中山議員も詳しい御説明をいただいておりましたが、町民
の足
の病院や買い物に利用するコミバス、現在4台を3倍
の12台にしても1億円、子ども医療費窓口無料化を
所得制限なしで2,300万円。これら
の施策を15年から数十年続けられますとあります。
ありがとうございました。
このように、公約を立てられるときには、それに伴う予算
の裏づけも考えられたと思います。
今年度
の当初予算
の精査を含めて、お尋ねをしたいと思います。
公約
の実現には、一日も早くと急いでみえますが、土木工事など、途中まで進んでいるものも多く、これら
の見直しや中止が大きな課題になると思います。現在、進みつつある事業
の見直しや中止も考えていますか。お尋ねをします。
また、昔から
のことわざに、「先立つ物は金」というものがあります。何をするにも財源がなければ、住民サービスにも応えることができません。基金残高は平成27年、55億4,700万円をピークに、年々減り続け、平成31年見込み8億3,600万円減
の47億1,100万円となっています。
一方で、町債は平成24年、62億8,400万円を底として、年々上がり続け、平成31年見込み41億5,500万円増
の104億3,900万円となっています。
先日
の新聞報道で、鈴鹿パーキングエリア付近に17.7ヘクタール
の工業団地が計画されていることが報じられていました。鈴鹿パーキングエリアには、ETC専用
のスマートインターチェンジが設けられ、車で高速道路に乗りおりができることから、物流拠点として
の利用が見込まれています。
計画地は、四日市市
の境近くで、鈴鹿パーキングエリアに一部が隣接をします。物流施設は計約9.9ヘクタール、食品工場、約3.4ヘクタールなどを見込み、計600人ほど
の雇用を想定しているというものです。
計画地は、現在17.7ヘクタール
のうち、田畑と山林が75%を占め、準備会
の事務局を務める鈴鹿市は、今後、事業主体
の組合
の設立とともに、計画地にある約6.6ヘクタール
の農地
の転用、都市計画決定
の手続き
の準備を進めているということです。
周辺は、鈴鹿山麓
のふもと
の農山村地帯。高齢化や後継者不足が進んでいる地域で、この機会をとらえて、産業振興、景気活性につなげようとしています。
これは、ほんの1例ですが、どの自治体も景気を活性させ、財源確保に必死になっています。公約
の中にも、調整区域内
の集落で
の住宅建設
の規制を緩和し、企業誘致を通して、町
の人口と収入をアップしますとありますが、新しい町政運営を進めていくに当たって、財源確保について
の考え方をお聞かせください。
では、2番目
の質問です。
新しい道
の駅
の建設を進めてください。公設・民設を含めた考え方を聞かせてください、に移ります。
柴田町長は、3月4日に民放
の「とってもワクドキ」で生出演をされていました。その中で、新名神菰野インターから菰野町へおりたくなるような魅力ある施設をインター
の近くにつくりたいと語ってみえました。この1つに道
の駅も考えられると思います。
昨今は、ドライブ
の目的が道
の駅めぐりともなっており、特に女性は道
の駅に並ぶ産物を見て、その地方独自
の名産品を見つけ、あれこれ買い物する
のが大好きです。菰野町に新しい道
の駅ができれば、菰野町
の産物を並べ、おいしい菰野
のお茶を飲んでいただき、併設した足湯にもつかっていただけたら、どんなに楽しんでいただけることかと思います。
12月議会でも、道
の駅建設について
の質問をしましたが、そこで
の答弁は、ことしから2カ年で策定する菰野町都市マスタープラン策定作業においては、住民
の方から意見を聴く機会があるので、直面している地域課題や地域活性化
のため
の土地利用などについて
の意見を踏まえ、
まちづくり計画
の中で示していけるように努めていきます、というものでした。
これでは、意見を集める対象
の住民
の方から、道
の駅が必要だという意見が出なければ、計画はなかなか進まないということになります。なぜ過去から多く
の議員が要望を繰り返してきたにもかかわらず、十分な検討がなされなかった
のか。もちろん慎重に慎重を重ねて調査をしてこられた
のだとは思いますが、チャンスをとらえることも大切です。幸いにも、
柴田町長の公約
の中には、道
の駅、菰野インターチェンジを中心とした観光拠点を整備しますとうたわれています。新しい道
の駅をつくろうという町長
の思いが優先されるものと思います。
他
の市町では、農業者
の団体や商工会などとタイアップして、各自治体らしい特色を生かした道
の駅が年々ふえています。もちろん官営
のところもあります。いずれも一長一短があると思います。観光拠点整備に基づく新しい道
の駅について
の考えをお聞かせください。
これで、一度目
の質問を終わります。よろしくお願いします。
○議長(
矢田富男君) こも
の未来代表、出口利子議員
の代表質問に答弁を願います。
柴田孝之町長、登壇
の上、答弁願います。
〔町長
柴田孝之君 登壇〕
○町長(
柴田孝之君) 改めまして、先ほども当選
のお祝い
のお言葉をいただきまして、どうもありがとうございます。
それでは、早速ですが、御質問に対して、答弁をいたしたいと思います。
大きく2点、御質問をいただきました。
まず、選挙公約に伴う予算
の裏づけ、それについて、①番、②番というふうな御質問をいただきましたので、あわせて御答弁申し上げます。
新生みらい、中山議員
の代表質問の答弁内容とも重複いたしますが、選挙期間中に私が掲げた公約、具体的に選挙公報で「もっと住みよい町、菰野町へ!」と掲げ、大きく8点
の項目でお示ししております。
したがいまして、菰野町長
の職責において、その実現に向け、財源
の確保も含め、担当各課と今後、十分に協議を進め、6月議会で上程する予定
の肉付け予算の調製に取り組むとともに、今回与えられた4年間
の任期において、しっかり進めてまいりたいと考えております。
なお、現在進みつつある事業
の見直しや中止についてでございますが、現在3月
の予算と提出させていただいたものは、骨格予算として、前町長
の思いが強い施策は除いております。
ただ、前町長
の思いが強い施策だからと言って、もちろん中止ありきではございません。見直しありきでもございません。よいものはよいものとして残すというふうなことは考えてございますが、この反面、もちろんこれは私
の思いとはやはり違うというふうなところで、見直し、中止をしていくっていうふうなところがございます。
これに伴いまして、当面
の予算
の確保っていうふうなところは、考えなくはないというふうに思っておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。
次に、道
の駅
の建設ですが、現在
の当町
の「道
の駅菰野」が道
の駅と登録された
のは、何と第1回登録、1993年と、道
の駅
の中では先駆的な存在でございました。
しかしながら、この26年間
の経過により、施設
の老朽化、より工夫された施設
の登場によって、近年、各地で設置された他
の道
の駅と
の比較で、物足りなさを感じるという声は、確かに多くいただいております。
また、反面、私もドライブをするというふうな中で、先ほど女性は買い物が好きというような御指摘をいただきましたが、実は私は食べ物を食べる
のが好きというふうなことがございまして、地元
の食材を活用した、それこそお得で、かつおいしい食事が、昼食がとれるような、そういう食堂が設置されている。さもなければ大型遊具
の設置がある。ドッグランが設置されている。憩い
の場として
の道
の駅が活用されている。あくまで町やその地域に訪れた方だけではなくて、町
の人
の憩い
の場になってる。
市民の憩い
の場になってるという事例も多く見ております。
そういう関係から、やっぱり菰野町にもね、わくわくするような、そういう施設があっていいなっていうふうな思いは、これはもう私個人も当然思いますし、町民
の皆様から多く
の声をいただいてるという
のは、そういうふうなことではないかなというふうに考えております。
しかしながら、道
の駅として登録をするに当たっては、24時間利用できる休憩室を備えること。地域連携や情報発信機能を備えることなど、さまざまな条件もございます。この条件を満たすことなど、検討課題や町内道路ネットワーク
の構築、さまざまな新規
の道路
の建築、新名神高速道路
の開通などを含めました道路
のネットワーク
の構築、この交通動態
の見きわめ等により、新規
の道
の駅
の設置を進めることについて、なかなか検討に至らなかったという経緯は、確かにございました。
私といたしましては、もちろん道
の駅登録
の可否について検討しつつも、ポイントは、先ほど申しました食事、買い物、憩い
の場ができるような、遊具などがあるような、そういうような憩い
の場っていうふうなものが提供できる類似
の複合施設を設置ないし誘致っていう点も視野に入れたいと考えております。
この点について、私がですね、この2月
の間、町長就任
の前
の間に最後だというふうなことで、家族でちょっと旅行いたしまして、それで例えばあるインターチェンジなんかでおりたところで、非常にこう、すばらしい、道
の駅じゃない
のかなって思うような、今、申し上げましたような買い物、さらには食事、あとは憩いっていうふうなもの、さらには集会場所なんていうふうなものを設置された、しかもこれが民間施設でございました。だけど道
の駅ではないっていうふうな。だけども平日にもかかわらず、大変、平日ではない、休日でしたね、休日だったんですけども、決して2月というふうな観光客がたくさん来られるような、そういうような時期でない時期であったのに、もう満員
の施設っていう
のもございました。
例えば、そういうふうな施設など
の誘致っていうふうなものも検討できる、考えられるなっていうふうに私は感じたところでございまして、もちろん道
の駅を考えないっていうことではございません。
ただ、道
の駅
の設置がいろいろな条件を満たすっていう点で難しい場合には、類似
の複合施設っていうふうなものを設置、あとは誘致っていうふうなものも、それも視野に入れて検討していき、まさに菰野町へ
の来訪者だけじゃなく、町民
の方に日ごろから親しんでもらえるような、あってよかったっていうような施設
の設置を含めて、広く検討を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
答弁は、以上でございます。
○議長(
矢田富男君) 一通り
の答弁が終わりました。
再度、質問がありましたら、御発言ください。
こも
の未来代表、出口利子議員。
○こも
の未来代表(出口利子君) 御答弁ありがとうございました。
ちょっと私
の聞きもらしかもわかりませんが、財源確保についてなんですが、公約
の中には、集落で
の住宅建設
の規制を緩和して、企業誘致を通じ、人口とか収入をアップしますっていうようなこと
の公約がうたわれておりますが、その辺
のもう少し細かい、「こういうことが財源につながると思って、僕は進めていきたい」というような町長
の考えがある
のかなと思って、ちょっとこれ聞いたわけで、その辺をちょっとお聞かせください。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
柴田孝之町長。
○町長(
柴田孝之君) 失礼いたしました。
基本的には、やはりまず人口増っていうふうな考え
の施策を実施していくことは、していきたいと思います。人口がふえれば、それだけ住民税
の収入がアップし、また住んでいただければ固定資産税
のアップっていう
のも考えられます。
また、もちろん企業誘致っていうふうなものを進めていけば、法人税や、もちろん、ただ工場が来ていただくだけでも固定資産税
の確保っていうふうなことも考えられますので、そのような点を総合的に、さらにはですね、私自身はそれほど大きな金額にならないかもしれませんが、ふるさと納税っていうふうなもの
の活用も考えておりますので、以上
の点を総合的に考えて、財源っていうふうなものをより確保する。まさに既にある予算っていうふうなものをただ組みかえて工夫していくだけじゃなくて、収入増っていうふうな点も、もちろん考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。
○議長(
矢田富男君) 出口利子議員。
○こも
の未来代表(出口利子君) ありがとうございました。
先ほども述べましたように、「先立つ物は金」という言葉がありますので、何を行うにも、やはり財源がとても大事なことになりますので、今まで
の決まった財源だけに甘んじることなく、こう、かわられたチャンスを逃すことなく、何か少しでも財源が確保でき、財政自身が大きなものになれるようにということを願っておりますので、どうかその辺はよろしくお願いします。
では、ちょっと
財務課長にお尋ねをしたいんですが、平成31年度菰野町一般会計予算(案)は、骨格予算でありながらも、前年度予算を上回っています。
初日
の町長提案説明では、学校施設関係において、前年度より継続事業として行う中学校大規模改造事業
の予算が増加したことなどによるという説明をいただきました。
今まで骨格予算で前年度を上回った例がありますか。今回
の上回った原因について、もう少し詳しく御説明をください。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
財務課長、相原賢治君。
○
財務課長(相原賢治君) まずですね、骨格予算で前年度を上回ったことがあるかということにつきましては、ちょっと確認した中ではですね、上回った事例は確認できませんでした。
かつですね、直近
の事例で申し上げますと、平成19年度
の一般会計予算につきましては、予算総額が99億円、前年度予算額に対しまして、1億6,000万円、1.6%減ということで、直近
の予算については、骨格予算については前年度を下回っておるという状況でございます。
あと、もう1点、先ほども御紹介もいただきましたけども、骨格予算
の上回った理由につきましてはですね、平成31年度は大規模改造事業、菰野と八風
の両中学校でございます。これ
の事業費で6億4,000万円ほど計上しているところでございます。
また、人件費や公債費におきましても、義務的経費につきましては増加傾向にあることから、骨格予算としながらも、予算としては前年比0.5%増
の6,000万円増という結果になっておるところでございますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 出口利子議員。
○こも
の未来代表(出口利子君) これも
財務課長にお聞きしたいんですが、新町長
の公約に伴う予算
の裏づけについては、長期財政見通しも立てられていることから、どの事業にどれだけ
の金額をつぎ込むかということがそう簡単に決められることではないと思います。かといって、町民さんが望んでいることを公約として町長は掲げてみえる
のですから、その実現に向けて予算を組むことも必要かと思います。どのようなことを基準に、予算配分を考えますか。お尋ねします。
○議長(
矢田富男君) 答弁を願います。
財務課長、相原賢治君。
○
財務課長(相原賢治君) 公約ということではございますけども、前々から申し上げていますとおり、予算編成につきましてはですね、当然、新規事業を計上するに当たりましては、
推進計画及び中期的財政見通しに基づき、計画的に事業を行うものとしております。
推進計画は、各種事業から重要性や緊急性
の高い事業を実施するものとし、中期的財政見通しにおいて、国、県
の補助金や地方債など
の財源を活用しながら、全体
の収支を図るということで、将来に向けて持続可能な財政運営を図るということで考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
矢田富男君) 出口利子議員。
○こも
の未来代表(出口利子君) では、最初
の質問
の再質問は終わりまして、道
の駅について
のちょっと私
の考えだけ述べさせていただきます。これは答弁は要りませんので、よろしくお願いします。
道
の駅については、前回12月議会にも要望をいたしました。12月議会から時もたっておらず、皆様は耳にたこの方もみえるかと思いますが、もう一度、議会質問内容を述べさせていただきます。
現在ある道
の駅ふるさと館は、平成5年に登録をされたもので、規模も小さく、施設が老朽化してきており、駐車スペースや展示販売スペースも手狭です。菰野町が発展し、観光
の町としてアピールできる道
の駅として、ソフト面、ハード面ともに大きく改善していくことが必要だと思います。一定水準以上
のサービスを提供できる休憩施設を道
の駅として登録し、広く案内することにより、道路利用者
の利便性
の向上と施設
の利用促進を図り、安全で快適な道路交通環境
の形成、並びに地域
の振興に寄与する効果があります。菰野町が観光
の町として、多く
の皆様を
受け入れる中、町
のみんなで交流人口をふやすことも大事です。
全国
の道
の駅は、防災拠点として
の位置づけもされ、地域
の交流
の場でもあります。各自治体とも、それぞれ
の特色や魅力を生かした道
の駅をつくり、その誘客に力を入れています。3月17日には、新名神高速道路菰野インターチェンジも開通し、バイパス道路も整備をされてきており、新たな道路ネットワークが構築されてきました。この時期を逃すことなく、多く
の町民さん
の願いである新しい道
の駅
の建設を要望しますというものでした。
今まで建設計画に至らなかったということは、さまざまな課題があったこととは思います。その課題を一刻も早く整理しながら、新しい道
の駅建設が進むことを願っております。
これで、私
のきょう
の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
矢田富男君) 以上で、こも
の未来代表、出口利子議員
の代表質問は終了いたしました。
以上をもちまして、本日予定しておりました日程は、すべて終了いたしました。
長時間にわたり、御協力ありがとうございました。
本日は、これにて散会をいたします。御苦労さまでした。
午後 3時27分 散会...