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平成30年第3回定例会(第3日目 9月11日)

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  1. 菰野町議会 2018-09-11
    平成30年第3回定例会(第3日目 9月11日)


    取得元: 菰野町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-28
    平成30年第3回定例会(第3日目 9月11日)          平成30年菰野町議会第3回定例会(第3号)                 平成30年9月11日(火) 午前10時00分開議             ~~~~~~~~~~~~~~~     第1 一般質問 2.会議に付した事件   日程第1 3.出席議員(18名)   1番  稲 垣 啓 二 君        2番  廣 田 直 己 君   3番  伊 藤 雅 慶 君        4番  諸 岡 雅 樹 君   5番  藤 田 賢 吾 君        6番  益 田 和 代 君   7番  柴 田 孝 之 君        8番  久留美 正 次 君   9番  矢 田 富 男 君        10番  中 山 文 夫 君   11番  伊 藤   敦 君        12番  内 田 親 根 君   13番  出 口 利 子 君        14番  千 賀 優 子 君   15番  加 藤 大 輝 君        16番  増 田 秀 樹 君   17番  加 藤 昌 行 君        18番  中 川 哲 雄 君
    4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(20名)   町長       石 原 正 敬 君   副町長       諸 岡 高 幸 君   消防長      吉 川   澄 君   総務課長      小 林 義 久 君   安全安心対策室長 瀧 見  浩志 君   企画情報課長    河 内 伸 博 君   財務課長     相 原 賢 治 君   税務課長      谷   弘 哉 君   住民課長     片 岡 芳 輝 君   会計管理者     水 谷   浩 君   子ども家庭課長  大 橋 裕 之 君   健康福祉課長    堀 山 英 治 君   都市整備課長   斉 藤   司 君   まちづくり推進室長 樋 口 直 也 君   観光産業課長   加 藤 信 也 君   観光商工推進室長  内 田   徹 君   環境課長     伊 藤   悟 君   水道課長      加 藤 正 治 君   下水道課長    片 岡 県 司 君   教育課長      森 田   久 君 6.出席事務局職員(4名)   議会事務局長(心得) 阿 部 美千代 君   書記       加 藤   真 君   書記        湯 戸 久美子 君   書記       田 中 佑 樹 君               午前10時00分 開議 ○議長(矢田富男君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席人員は18名で定足数に達しております。  よって、平成30年菰野町議会第3回定例会は成立をいたしましたので、再開をいたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  議事日程は、お手元に配付をしております。  なお、まちづくり推進室長、樋口直也君、観光商工推進室長、内田 徹君が出席をしておりますので、よろしくお願いします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第1 一般質問 ○議長(矢田富男君) 日程第1、一般質問を行います。  8番議員、久留美正次議員、登壇ください。            〔8番 久留美正次君 登壇〕(拍手) ○8番(久留美正次君) おはようございます。8番議員の久留美正次でございます。  質問をさせていただく前に、北海道地震で一言申し上げたいと思います。  札幌だったと思うんですが、5強で液状化現象が起きました。私たちの町は6弱っていうのがほとんどですので、それよりも小さな地震って言うんですか、それで液状化が起きたっていうことなんですが、私たちの町にもね、私がたまたま担当したと言うか、一緒に事業でしてたときに、田口新田っていうとこは、非常に下が土がまじると粘土質みたいになるんかな。それがまた廣幡さんのあります、あの部分はいいんですが、その東とか西菰野のほうにも、やはり一たん土がなると液状化になるような土質をしております。  そして、また下水でね、工事中でそういうふうな現象が、地下水が高いとこであったようなところはあろうかと思います。この辺につきましては、私たちの町でも液状化っていうことは考えてもらわなければならないのかなと思います。防災上のチェックを一つよろしくお願い申し上げたいと思います。  それでは、質問通告に従いまして、質問をさせていただきます。  まず、水道事業会計の料金の値上げ案について、3点お尋ねをいたします。  1点目は、行政は住民生活を守るためにあるのではないか。こうやって私はずっと思っております。住民の生活の中には、いろいろな諸条件で、最近、電気料金、ガス料金、食料品などの値上げが続いておりますが、その中でも水道料金の値上げは、この状況では避けるべきだと、こうやって思います。  石原町長は、この4年に三度目の値上げ案を出されました。平成27年度に値上げをした、その時点では、積立金などは13億8,000万円あったんですが、この補てん財源になりますものがこの3年間で6億円まで減ったと。ですから値上げをしたいという提案なんですが、やはりこの4年間のことを振り返りますと、13億円がなぜその段階でとめれなかったのか。こういうことを非常に思います。  町長の職務は何なんですかって。また私たち議員の職務は何なんですか。こういうことをやはり考えさせられるのが今回の値上げ案でございます。  私は、議員同士の議論や審議の中で答えが出てくるものであると考えています。  審議をせずに、答えを出すのは、やっぱり提案者にも失礼ですから、一生懸命、審議はしなきゃならんと、こうやって思っております。  そして、また値上げ案はゼロか100じゃなくって、その中に答えがあるんであると、こうやっては思っております。本当に必要な場合、私も提案したことございますので、やはり賛成もしたいとは思っております。  しかし、この3回の値上げ案は審議を今までの二度の中で、避ける方法は多々あったと思っております。私は住民生活を最優先に考えなければならないと考えております。  2点目の公営企業会計の経理について、お尋ねをいたします。  菰野町の公営企業には、上下水道会計の2種類がありますが、4条予算の資本的支出の計上の仕方が異なっています。  資料1を映してください。  左が水道課なんですが、右が下水道課でございます。一目瞭然のように、目または節なんですが、非常に違うっていうことがわかってもらえるかと思います。まだ下水道課はこれのまだ半分ぐらい続いています。やはり何かが違うんではないかなって、こうやって初め感じたのが今回の質問になったわけです。やはり人件費、それに関する工事に伴う印刷費とか燃料費、多々そういうものの計上が一切ないんですよね。やはり私たちの役場で2種類あって、それが違うのは、これはいかがなことかと思います。  今回の場合、人件費等を4条予算のほうで計上しますと、利益が変わってくるんですよね。それで償却費も違ってくると考えます。  私は、下水道会計が合ってると考えるんですが、町長はどちらが正しいと考えるか、お尋ねを申し上げたいと思います。  3点目は、今回の値上げ案の中で、平成31年度に、これ映すの忘れましたね、資料は持ってないわ。  潤田浄水場に着水井の新設工事が計上をされております。私は新設ではなくね、小中学校の耐震工事ですね、それで橋の耐震補強工事ですね、そちらでやっていただいたほうがいいんではないかなと思います。  図面は、今ここに持っていませんが、私たちに出された資料で見ますと、敷地は非常に広いからっていうような理由で当初は新設になっておりましたが、今回の説明が若干違っておりました。  しかし、基本的に小中学校すべてのものが耐震補強工事ですよね。新設はお金がかかるから、やはりこういうのにするんではない。今回の場合ですと、2億4,000万円が1億2,000万円程度で済むんではないかなと、こうやって思っております。  以上、3点について、1番目の答弁を町長に求めます。  2点目、都市計画の変更について。  都市計画の変更は、まちづくりの根幹を変更する非常に重要なものと考えております。そのための手続は法にのって正確にしなければなりません。  私は、先般の7月1日、2日にあった都市計画の変更に関する説明会が開催されましたので、参加をいたしました。  そこで感じましたのが、4点あります。  まず、1点目、基本の市街化区域、全体の面積がどのように変わっていくのかという表示がありませんでした。やはり現ものから、やっぱり新しく加えたものはどうなるんだということは、基本の基本だと思っております。  2点目は、昭和45年に初めて菰野町は都市計画区域を指定されました。そして昭和49年には街路の位置づけをし、その後、公園の都市ビジョンを示して現在に至っております。その当時でも街路は両側歩道になっております。今回の説明では街路幅員がわかりませんので、確認はできませんでしたが、まず示す必要がある。そして片側歩道ではないのかなっていう心配をしております。  それから、今回この潤田鳥居道線が市街化になるんですが、市街化にするんであれば、必ず歩道は設置して当然だと考えています。  3点目は、公園なんですが、公園は条例に沿ったものでなければなりません。  ちょっと資料が飛ぶんですけど、4っていうのを映してくれますか。  これ町条例なんですよね。菰野町条例第4条、ここに市街化区域に設置する公園の面積は区域内1人当たり5平方メートル以上にするとか、アっていうところに、都市公園は街区内に居住する者が容易に利用できるようにし、その面積は0.25ヘクタールを標準として定めると。町条例にこうやって平成26年3月26日でしたか、町長が条例制定をされました。やはりそれに今回の区域内に示されとる私たちのものは、区画整理事業は、若干これに合っていないものがあると思います。その辺は整合する必要があるんではないか。  4点目、庁舎やインターを市街化区域内にしなければならない理由、そして菰野三区の柳林自治会はどうなるのか。斎場などはどうなるのか。現状ではやはりどうしても宅地開発としか映らないんですが、都市計画は全く違った意味で、まちづくりの根幹ですから、条例やこういうものにあって当然だと考えております。  このような中で、また後で映しますが、これについては、4点について町長の答弁を求めたいと思います。  そして、まちづくり室長には、この土地区画整理事業の組合設立のための同意は現在の時点でとられていますか。これだけの答弁を求めたいと思います。  次に、3点目の湯の山駐車場の代がえ案、水辺の森公園って、こうやって名をつけさせて、提言をさせていただきたいと思います。  湯の山温泉の駐車場は、私たちの6月委員会で調査依頼をされていました百五総研から結果報告を受けています。端的に言えば、採算がとれないっていうことでした。  そうしますと、私は町が行うべき工事であるのか。こういうことも考えなければならないと思います。この駐車場には、国、県の補助金はありません。財務課にも確認しましたが、起債も借りれない。やはり以上の2点から、やっぱり公共事業として考えるのは、言いがたいと判断しております。  そういうことから、おのずと民間の駐車場に近いものであると、こうやって考えます。  私は、今回の勉強会で10億円以上にもなろうかという、財調を取り崩すということになるんですが、こういうもので行うべきではないと思っております。  そうなりますと、渋滞解消をするためには、現在のシャトルバスを回転させ、来客の駐車場となり、かつ日常、住民が憩える空間スペースは、水辺の森公園が最適であると思います。  まず、水辺の森公園は、場所を映していただきたいと思います。1をお願いします。  これなんですが、左手のほうが湯の山になっております。その一番左端になる工業団地の上あたりに公園をつくってはどうかなと、こうやって思っております。この場所については、潤田用水が隣に取っている取水口がありますので、そういうもの、またはそういうことが可能、川から水を取ることが可能であるという2点で、この場所を考えております。  この場所にですね、ちょっと2を映していただけますか。  右のほうに、鳥居道線があると考えてもらえればいいかと思います。こういうふうな状況の中で、500台の駐車場を確保しようと思いますと、ピンクの場所に約1万平米程度要るんではないかな、こうやって思っております。それに隣接するように、森と水を組み合わせたビオトープ的な公園がいいんではないかなと、こうやって考えております。  3点目の写真も、イラストも映してくれますか。  ちょっと暗いで、わかりませんが、やはり公園内にこうやって子どもが遊べる場所、水辺で遊ぶっていう方法を加えていったらいいんではないかな、こうやって考えております。  公園にはね、水があるのが一番いいんですよね。必要条件になっております。本来、大羽根運動公園にもこれが取り入れないかなって考えた時期もありました。やはり菰野町に今、水辺が取れて自然をアピールするところは余り水の取水が困難ですので、限定されます。これは湯の山の観光とあわせて、住民が憩える、日常遊べる場所になるんではないかなって、こうやって考えて提案をいたしました。  事業費は、用地費含めて2億円から3億円になろうかと思います。  ただ、区画整理と合わせれば軽減は図れるんではないかなと。  そして、公園はだれもが集える憩いの場であり、公共性も高い。菰野町をアピールして、やはり自然の町をアピールする一番いい公園の位置になるんではないかなって、こうやって考えております。  こういうことですと起債も可能ではないかなって、こうやって思っておりますので、町長、一考する考えはありませんか。お尋ねをしたいと。  以上、3点について答弁お願いします。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) おはようございます。  久留美議員から3つほど質問をいただきましたので、順次お答え申し上げますが、冒頭、北海道の地震につきまして、ふれられましたので、改めて私からお亡くなりになられた皆さん方に哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。  まず、水道事業会計及び料金改正案についてでありますが、1点目、公営企業は住民に身近な社会資本を整備し、サービスを提供する役割を果たしております。  将来にわたり、本来の目的である公共の福祉を増進していくためには、経営環境の変化に適切に対応し、公営企業経営健全化等に取り組む必要があると考えております。  また、水道事業の経費は企業の経営に伴う収入をもって充てなければならないとする独立採算性の原則が示されており、このような考え方をもとに事業運営をしているところであります。  しかし、事業運営していく上での収入源となる水道料金は、単に既存の施設による給水のための経費を賄うだけでなく、将来に向けた施設の更新及び再構築が可能となるように、財政的基盤の強化が図られるものでなければなりません。  こうしたことから、平成28年度から続く収益的収支における実質収支の赤字解消を図りつつ、平成31年度からの5年間における必要経費である総括原価並びに財政収支計画により、補てん財源が不足する可能性があるため、給水収益1年分を補てん財源として最低限確保したいと考えております。
     以上のことから、計画的な資金確保により、不測の事態等に備え、また安全な水道水を安定的に供給し、将来にわたり健全な事業運営を行っていくために必要な水道料金改正案と考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。  次に、2点目でありますが、公営企業会計の予算は経営状況等を明瞭に示す観点から、二本立ての予算となっております。  この2本の予算を収益的収支資本的収支に分けて調整します。  収益的収支の予算は、公営企業の経済的な企業活動に伴って年度内に発生すると見込まれるすべての収益と、それに対応するすべての費用を計上し、一方、資本的収支の予算は、施設の整備である建設改良費や企業債の償還元金等の支出と、この支出の財源として、企業債借入金一般会計出資金及び負担金を計上しています。  また、収益的収支の中で営業収入である水道料金に対応する費用として、営業費用があり、その費用の内容は職員等人件費漏水修繕費水源管理委託費等が該当いたしますが、現状では漏水修理、水源管理、施設更新等資本的収支における施設更新等の業務内容も含めて、職員10名で当たっており、職務内容を整理し、適正な定員管理のもと、収益的収支において、人件費の予算を組んでおります。  3点目の潤田浄水場の耐震計画ですが、平成24年度に水道施設耐震基本計画を策定した際に、再度検討し、新設のほうが総合的に有利と判断し、計画しておりますので、御理解願います。  続いて、都市計画の変更についての答弁であります。  都市計画の基本方針である菰野町都市マスタープランにおいて、新名神高速道路(仮称)菰野インターチェンジ周辺を新市街地と位置づけており、地区の特性をまちづくりに生かし、地区にふさわしい土地利用の実現のため、(仮称)菰野インター周辺地区土地区画整理組合設立準備会による事業化に向けた取り組みがなされており、この事業に伴い、必要となる都市計画について、7月1日、2日の両日に説明会を開催したところです。  当該説明会は、対象地区である(仮称)菰野インターチェンジ周辺地区及び菰野町役場地区の区域区分及び用途地域の変更案を作成するための素案につきまして、町民の方々から御意見をお伺いすることを目的として、平日及び休日にそれぞれ2回ずつ開催し、最大限、御説明する機会を設けております。  今後、都市計画手続きを進める中で、用途地域の面積などを示した都市計画図書の公告、縦覧を行うなど、都市計画法の規定に基づく手続きを経ていくことになりますので、御理解賜りますようお願いいたします。  次に、都市計画の変更案に関する説明会において、土地区画整理事業施行予定地区の道路、公園、雨水処理の計画が示されなかったことに関してであります。  当該説明会は、三重県が決定する区域区分と菰野町が決定する用途地域の都市計画の基本的な事項に関して、御説明するものでありますので、道路、公園、雨水排水の計画に関する事項は含まれておりません。道路、公園等の配置など、事業の内容につきましては、土地利用計画図を作成し、事業計画の検討を進める中で決定していくものと考えております。  次に、土地区画整理事業に関する土地利用計画図(案)の潤田地区の公園の配置についてであります。  地区内に配置する公園につきましては、子どもから高齢者までが憩える場、交流の場として、また有事の際の避難場所となるなど、防災上も重要であると認識しております。  先ほどの答弁と重複いたしますが、今後、(仮称)菰野インター周辺地区土地区画整理組合設立準備会委員を中心として、土地利用計画案を作成していく中で決定していくものと理解しております。  次に、市街化区域編入に関する質問であります。  (仮称)菰野インターチェンジ周辺地区は、新都市拠点である役場本庁舎を中心とした新市街地整備を進めるため、平成32年3月、土地区画整理組合設立認可を目指し、事業化に向けた手続き等を進めております。組合設立の認可には、市街化区域編入を前提とすることから、役場本庁舎、図書館、保健福祉センターの都市機能が集積した地区を含め、市街化区域への編入地区としています。  また、柳林地域につきましては、三重県が行う定期的な区域区分の見直しの際に、市街化区域に編入するかどうかを判断することとなり、斎場を含む保健福祉センター西側の区域につきましては、市街化の見込みがないことから、今回の市街化区域編入に含んでいません。  なお、(仮称)菰野インターチェンジ周辺土地利用につきましては、現在、土地区画整理事業の事業化を目指し、地権者の合意形成を進めているところであり、今後も良好なまちづくり事業として推進していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  なお、同意率などにつきましては、担当室長から答弁いたします。  続いて、湯の山駐車場の代替案の提案について答弁いたします。  湯の山温泉は、本年で開湯1300年の節目の年を迎えておりますが、その観光における長年の歴史の変化を探りますと、モータリゼーションが急激に進展してきたこと、また団体から個人へ旅行形態が変化してきたことが挙げられます。  そのことにより、現在では、入り込み客数が減少しても、来訪車両の台数がふえており、これが町民の生活道路にまで影響を及ぼす行楽シーズンの渋滞や鈴鹿スカイラインの通行に支障を及ぼす路上駐車の増加という問題を生むこととなっています。  さらには、湯の山かもしか大橋の架橋や新名神高速道路(仮称)菰野インターチェンジ設置等の道路網が整備されることで、湯の山温泉への車での来訪台数を20%増と見込んでおり、湯の山温泉地域の活性化は図られるものの、渋滞問題は拡大されるものと考えられます。  また、湯の山かもしか大橋の開通に伴い、三重交通バスの路線変更が計画されており、最終バス停御在所ロープウエイ山麓駅エリア内となることから、今後の観光客の動線は、そこを起点として動くものと考えられます。  さらに、湯の山温泉街にある廃墟となった旅館、ホテルにつきましては、温泉街の景観を損ねるばかりでなく、環境衛生や防災、防犯上においても好ましくないため、解決すべき課題となっております。  これらのことから、行政といたしましては、まず観光を振興することで、町民の皆様の生活に悪影響を与えている課題を総合的に解決につなげていき、そして来訪客にストレスを与えないことでリピーターをふやしていくように、観光地の整備をしていかなければなりません。  そこで、駐車場整備事業につきましては、来訪者が来訪目的とする観光の起点にできる限り近い位置に整備し、生活道路に及ぶ渋滞の緩和、鈴鹿スカイラインの路上駐車の解消、廃屋の除却を含めた温泉街の活性化を第5次菰野町総合計画、菰野町都市マスタープラン、菰野町観光振興プランのそれぞれの計画に基づいて進めてまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 補足答弁を願います。  まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) 区画整理事業の本同意ということで、御答弁をさせていただきます。  (仮称)菰野インター周辺地区土地区画整理事業の本同意につきましては、平成32年3月の土地区画整理組合設立の認可に向けて、来年度、夏過ぎから取得する予定となっておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) 3点にわたって御答弁いただきました。  答弁を聞いていて、質問したことにほとんどが答弁いただけなかったって、こうやって思っております。本当に非常に残念な答弁ですが、再質問をさせていただきます。  一番最後の湯の山、水辺の森公園なんですが、不思議なんですね、私は。6月の委員会で百五総研は、これには駐車場は採算に合わないって報告を受けたのに、9月議会に1,000万円の設計費が計上されてますよね。  私はね、6月の報告が何だったのかっていうことと、それに要した費用は何ら考慮されてないっていうことになるんですよね。私は町長の考え方がはっきり言ってわかりません。  この質問はもうこれで終わりますが、次にね、水道を少しお尋ねを申し上げたいと思います。  私は、1点目の問題ね、行政は住民の生活を守るって。私、町長、議員、職員はね、そのために努力しなきゃいかんと、こうやって思っております。怠ったときにはね、おのおのの立場の使命は果たしてない。こうやって考えます。  2点目の公営企業の経理なんですが、私は下水道課が、水道課が違う、あかんってはっきり思ったから、聞いたんですよね。答弁、何もここにさわられておりませんね。わからなかったです。  一番初めに、次にね、この2点目についてはね、壇上でね、例えばの例で構わないんですが、人件費を3条予算と4条予算に、2名ずつ分けたとしますと、本年度の純利益は1,000万円程度に黒字になるんでありませんか。課長にお尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員の再質問に対し、答弁願います。  水道課長、加藤正治君。 ○水道課長(加藤正治君) 人件費の計上であることから、具体的に職員一人一人を想定して、予算計上あるいは実際支出した額そのものを決算額として計上する必要があります。  ですから、先ほどおっしゃられたように、2名、2名分けるということが業務内容的にはできませんので、今のような損益勘定から支出するというか、損益勘定に計上するような方法をとっております。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) そしたらね、一番安い職員2名って計算してください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  水道課長、加藤正治君。 ○水道課長(加藤正治君) 繰り返しになりますが、その2名を選出する場合に、2名が資本勘定に専属あるいはほとんど資本勘定の職員として置くことが現状できないので、うちの業務内容にとりましては、損益勘定で支出するのが妥当と考えております。  例えば、設計で計上するように、1人の業務の中で25%ずつ、その業務をやっているというふうに仮定して、0.25人掛ける4人イコール1とするような考え方では、人件費は計上できませんので、その辺をよろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) 答える気がないんですか。もうそうやってなってくるとね、議場は議場でありませんよ。こんな答弁ね。私は素直に聞いてるだけですよ。  もう一度、下水道課のほうをちょっと映してくれますか。一番初めの今、壇上で映したやつです。右のほうへ行っていただけますか。  一番上でピンクで塗ってある部分ですが、下水道課は汚水管渠整備費の中に、職員4名分が計上されております。それに伴って、備消耗品費、燃料費、印刷費、賃借料、コピーカウンター料、こういうことになっておりますが、水道課にはそれがないんですよね。  そしたら、課長にお伺いしますけど、本年度予算を見ますと、3条のほうで、工事費と委託料を合わすと1億5,000万円です。そこに4人分の人件費ですよね。  一方、4条予算の委託料と工事費の合計は5億3,000万円です。約3.5倍になっておりますが、この現場を見に行くのに人件費が要らないんですか。燃料費も要らないんですか。監督、今、要らないっていうことですか。答えてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  水道課長、加藤正治君。 ○水道課長(加藤正治君) 決して要らないと言ってるわけではございません。当課の人件費の計上といたしまして、配水費に計上している職員、下水で言う、資本収支支弁職員には、具体的に公務係の4名が事務分掌的に当たると考えております。  この公務係4名の事務分掌における業務内容といたしましては、まず水道用水の供給に関すること、水道施設の維持管理に関すること、水道施設の設計及び工事、施工に関すること、浄水場に関すること、配水記録の整理、報告に関すること、その他水道施設に関することの以上6点が事務分掌として書いております。  その中で、資本収支に当たるものは、水道施設の設計及び工事、施工に関することのみでございます。それ以外の部分については、損益勘定に属する業務であり、4人とも、この業務に日常従事していることから、当水道課といたしましては、資本勘定ではなく、損益勘定で計上するのが妥当であると考えております。  ですから、資本勘定に属するもので工事施工等は行っておりますが、人件費の計上といたしましては、損益勘定で計上しておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) もう議論する段階ではないということですね。よくわかりました。  次の資料、これ2かな、3かな、公営企業の経理の手引っていうのをちょっと映していただけますか。こんなやつですわ、それです。ちょっと字が小さくて、一番上のほうをピックアップしてもらうとありがたいんですが。  これ公営手引の基本の例なんですよね。損益勘定支弁職員11名、資本勘定支弁職員1名、こういうふうな分け方するのが、あくまでもこれは手引きですから、標準的に書かれたもんです。事業によってこの人数は動くのは当然です。手引にあったこともできないということですね。  次の四日市水道局のものを映してください。  これ四日市水道局の予算書に載っておるんです。ここで第2期水道施設整備費、ここで職員19名、再任用1名、備品消耗品、それから燃料費、印刷費、こういうもろもろが計上されております。私はこのようにして当然だと思います。  ありがとうございました。  次にね、4番目を映していただけますか。  これについては、全職員、この議場におる方、全員に配付させていただきました。ここに書いてありますように、平成26年度の水道会計、平成28年度決算、そして平成30年度当初予算、見ました。いずれも人件費の計上はありません。平成30年度の下水道課は予算化、配分されてます。四日市水道局も同様です。手引も同様です。  それに対して、印刷製本費を見ますと、平成26年度は、水道課は計上されております。平成28年、平成30年はありません。下水道課も四日市水道局もあります。  次に、燃料費なんですが、平成26年度と平成28年度は、水道課もあります。本年度はありません。下水道会計、そして四日市水道局、いずれも計上されております。  私は、こうやって見ますとね、今の水道課の会計処理がおかしいと思っています。一番大きく影響するのは、本年度、俗に赤字、1,000万円、町長、提案説明で言われましたよね。これが変わってくるんですよね。  私は、今2名、2名でしたら、単純計算ですが、人件費が3,500万円、4名で見られております。3,500万円余り。もろもろの諸費、単純計算ですが、加えて4,000万円としても、2,000万円の4条のほうへ移動すれば、おのずと1,000万円の黒字になります。もう議場で議論を余りするのはやめて、報告だけを私させていただきます。  議場は議論する場所だと思っていましたが、石原町長、なかなかこれではね、議論になりませんので、これが、私たち議員はこれが違うと言うのであればね、町長、会計2種類あって、議員は非常に見にくいんですよね。下水道会計公営企業会計というのは非常に難しいです。  私は、技術職員上がりですから、どちらかと言うと、弱いほうなんですが、それでもね、直すときには直さなあきません。これ聞いておりましたら、私の課長当時、副町長、一緒にやってましたよね。平成6年、平成7年。その当時もこうやったみたいです。  しかし、これほどばらばらにしてたかって言ったら、私はしてないと思いますよ。  そして、これはね、きょうこうやって町長になって12年も同じっていうことですよね。  しかしね、誤りがわかったときにはね、直して当然なんです。そうしないと私たち議員は、毎年、不信感を抱いてこれしなきゃなりませんね。こうやって思っております。  水道については、とりあえずこれだけで終わらせていただきまして、都市計画のほうに少しお尋ねいたします。  私はね、まちづくり室長、現時点でとれてるかって聞いたんです。とる時期を聞いてません。きょうの日でとられてるんですか、同意は。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) 組合の設立認可に必要な部分として、本同意というのがございますけれども、本同意に関しては、先ほど答弁申し上げましたように、来年の夏ぐらいからとる予定でございますので、現時点ではとってございません。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) 都市計画の変更はね、私ね、8月23日付で土地所有者に送られてますよね、都市計画の変更がこうやって説明会を開催しましたとかといって。  そこにあるやろ、それそれ。それ映してもらえますか。  ここにね、計上されてる、私ちょっと資料がどこかへ行っちゃって、ちょっと議長、済みませんね。  一番初めにね、都市計画の変更手続が映ってますでしょう。今後の予定。それです、そこです。  ここね、私はね、説明会でこの資料をもらった記憶が余りないんですよね。手元にないんです。  一番心配しますのはね、室長、同意もなしに、この僕はしたらだめだと思ってるんですよね。都市計画の変更は。  なぜかって言ったら、組合も何もないのにね、決まってないのに、やったら市街化区域になって税金だけ上がるんですよね。すごい倍率なんですよ。畑だったら50倍ぐらいだったかな、それぐらいは上がるんです。これは、都市計画の変更は本同意がとられるまでは絶対しないと約束できますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) 現在、進めております都市計画の手続、それから土地区画整理事業の組合の認可ともにですね、相互に前提とすることからですね、同じような時期、先ほどのだよりにも掲載しておりますし、区域区分の変更に係る手続としてのスケジュールの説明でもございますけれども、平成32年3月をめどに考えておりますので、その時期に相互に前提とするということからも、そのときに市街化編入の都市計画決定、組合の設立の認可が同時期に行われるというふうに考えております。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員
    ○8番(久留美正次君) 簡潔に答えてください。私が聞きたいのは、組合同意なしに、都市計画の変更の手続は進めないでいただきたいって、僕は言ってるんですよ。それは進めるつもりなんですか。同意がなければ何も動かないんですよ。それだけです。だから同意がとれるまでは、都市計画の市街化編入はしないと。これだけは約束できますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) この(仮称)菰野インター周辺地区の土地区画整理事業を進めていく上で、認可に必要な本同意につきましては、9割をめどとしており、それを下回る場合の事業実施は難しいため、事業実施を前提としている市街化区域の編入もできないと考えております。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) それだけね、どうしても確認しておかないとね、非常にだめだと僕、思いましたから、ありがとうございました。  本同意を、今のもともと、町のサポートさんに委託してるのはね、あくまでも区画整理事業を理解してもらって、本同意がとれる努力をするんであって、違うことをするんじゃありませんからね。  それで、今、室長言われました90%ですけどね、今、県の許可は97から98%が必要と、このように言われておりますので、御承知いただきたいと思います。  今の町長の答弁を聞いていますと、三区の柳林自治会はされない、今回の市街化編入に対象にならないって、町長、理解したらよろしいんですか。再度ここだけお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 先ほど御答弁申し上げたとおりでございまして、柳林地域につきましては、三重県が行う定期的な区域区分の見直しの際に、市街化区域に編入するかどうかを判断することとなると考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) 県の変更は、5年に一度だと思うんですが、これについて、都市整備課長、御存じですか。もしくはまちづくり室長、どちらでもわかってるほう答えてください。 ○議長(矢田富男君) まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) 定期見直しにつきましては、基礎調査、おおむね5年に一度の基礎調査を踏まえて実施するというところでございますので、おおむね5年で定期見直しが入るというふうに考えております。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) その5年に一度はいつですか。 ○議長(矢田富男君) 答弁願います。  まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) 現在、基礎調査を今年度、町の調査も実施するところでございますので、それのとりまとめといたしましては、来年度になってくるのかなというふうに思いますけれども、定期見直しが実施されるかどうかというところまではですね、確認ができておりませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 久留美正次議員。 ○8番(久留美正次君) もう時間が迫ってきましたので、私が3つも質問した、これが原因ですので、簡潔にちょっと申し上げたいと思います。  今ね、今回の都市計画案の変更、委員会でも配られましたけれど、庁舎だけ入れてるんですよね。なぜ庁舎だけなんか。斎場も市街化に隣接してるでしょう。今の消防署も公共施設と同じですよね。コミュニティも一緒でしょう。なぜ都市計画は、やはりみんな公共施設をするんであれば、同じようにしなきゃいけません。  そして、市街化の今、柳林自治会は、税務課で確認してませんけれど、市街化になると路線価で税金かかるんですよね。市街化区域にしなければ、逆に言えば、路線価をしたらあかんのじゃないかなって、こういうふうな疑問もわいてきます。  やはりね、市街化区域にする、しないは、もう少しきちんと菰野町にビジョンを持ってもらわなあかんと思います。  それで、庁舎だけを市街化区域に編入しようとしてるのは、どう見てもね、この庁舎の東側、ここがね、この開発行為の話が聞こえてきますよね。やはりこれをね、編入って言うんですか、手法は地区計画になるんか、わかりませんけれど、これについて誘導してるような気がしてなりません。やはり開発ですから、県の許可をとって彼らがきちんとされると思います。そういうことをやっていただいてね、許可になっていくんであれば、私たち町会議員が言うものではない。やはりそこに今現在ですと、100戸という話が出ております。ここに100戸建つと、僕が心配してるのは、この区画整理の中に、何戸建つんですかね。土地が売れるのか、売れなくならないのかなって、こういう心配もはっきり言って、僕、感じております。やはりこちらは町が、やはり技術支援やいろんなもんしながら進めてるところですから、それも予算をつけてしてるんですからね、こちらはやはり誤解を招かないように、やっぱり民間開発と一緒にならないように、こうやってやっていただきたいと思います。  なぜこんなことを言いますと、やっぱり私ね、この経過としてね、三滝川左岸の町道が町長、廃止されましたね。数年前、平成23年ごろでしたか、議会が反対してできなかった。それからその以後できた。その以後ね、私の知ってる方々も、はっきり言って土地買収が一挙に進みましたよね。これ、あくまでも調整区域ですから、やはり庁舎入れるだけっていうんじゃなしにね、菰野町の市街化区域のやっぱりきちんとした法手続に沿ったものは、きちんとそうやってしてもらわなあかんと思います。  特に、やっぱり今後のね、私たちの町、人口減少する中で、人口が少しずつ今、微増してますが、やはりこういうのは日本じゅうのことを考えれば、いつかは減少に転じるときはあるんでしょう。そしたら私たちの今、住んでる住民がね、少しでも公共料金を安くおさえて、その人たちが次の世代に渡せるようにしてやるのが役場の仕事なんですよ。本当に皆さん、住民のことをやってもらってるのか、これはわかりませんけどね、今回3人の課長さんにお尋ねしました。非常にね、私は聞きとりはきちんと説明したつもりやったんが、今回これほどずれてしまったのは初めてです。  そして、これは多分、町長から、こんなもん答えるなっていうふうな指示が出とんじゃないかなって、こうやって疑いたくなりますので、今度からするときはね、こんなふうにならないように、議論ですから、私のほうに答えがこいとは言いません。これじゃあ議論にならないんですよ。  水道についてはね、委員会資料が非常に今回は少なかったですよね。これも命令なのかなって思いながら、課長かわいそうやなと思って、反面おって、しかしそれじゃあ私たち議員は審議できないなって、こうやって感じております。  そして、この都市計画の変更については、やはりね、これは菰野町の根幹ですから、議長ね、やっぱり全員協議会をするなり、きちんともう一遍、議員もこのことだけは、僕は把握しといてもらわなあかんのじゃないかと思います。その辺の取り計らいは、議長のほうにお願いいたしますが、湯の山のね、問題、開通するんですから、できるだけね、いいふうな、私たちの町がね、少しでもよそから来た人にね、いいとこだって見てもらえるようになってほしいと思います。  なぜね、室長、これ質問したかと言いますとね、川原町に新池っていう池があるんですよね。湯の山街道が渋滞したから、その道を走った名古屋の方なんですけど、次の年からね、湯の山の景観見に来るんじゃないですよ、そこを見て帰っていかれるようになったんですよね。やっぱり菰野のね、自然とそういうね、マッチングしたもの、それは必ず水がないといきませんので、限定されると思います。そういうふうな本当にいい町にしていきたい。  そして、私たち議会は一生懸命、こんな人間ですけど、考えておりますので、それにね、誠意ある答弁、そしてもう少し真摯にね、やりたいと私も思います。  議員っていうのは、非常に今の御時世ね、いろんな課題を抱えて、非常に難しい判断をしなければなりません。  そこでね、やっぱり執行部から偏った資料の出され方とか、ここでそういうふうな答弁ね、されますとね、議論にならないんですよね。議論の場所ですから、今後、町長、一つよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、久留美正次議員の一般質問は終了いたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  休憩時間は、10分程度といたしたいと存じます。  まちづくり推進室長、樋口直也君は、退席をしていただいて結構です。               午前10時57分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午前11時15分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  1番議員、稲垣啓二議員、登壇ください。             〔1番 稲垣啓二君 登壇〕(拍手) ○1番(稲垣啓二君) 1番議員の稲垣啓二でございます。平素は大変お世話になり、ありがとうございます。  日々、町民の方々の意見、要望にしっかりと耳を傾けて、引き続き町民の立場で情報を伝えていきたいというふうに存じます。  今回、2点目ですが、災害に強い森林づくりということに関連していきますが、7月の西日本豪雨、次いでは先日の台風21号、さらには北海道の大地震で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。  ライフラインが断たれた際、特に電気、水の供給がいかに必要かを改めて痛感したところでございます。  早速ですが、通告書に従い、一般質問をさせていただきます。  菰野町では、親日国であるリピーターの多い台湾の方をメインターゲットととらえて、3年前から台湾で開催される日本観光物産博に出展されております。ここでは来場者数が約12万人と聞いております。菰野町の自然豊かな魅力、湯の山温泉や御在所岳等をプロモーションして、インバウンド観光に取り組んでもらっているところでございます。  台湾に出向いて、現地で出展PRすることは、菰野町を知ってもらう重要な活動ですが、以前から申し上げているとおり、SNS等、口コミという形でプロモーションにつながっている事例もあることから、いろいろな手法もあわせて活用していただけたらと思います。  今年は、昨年までの会場ではなく、さらにバージョンアップして、台北国際旅行博というイベントがございますが、ここは来場者数が昨年来の約3倍以上のですね、約40万人と聞いておりますが、ここへ出展いただくということで、11月、今年11月下旬に参加いただくという予定で聞いておりますが、ここでも台湾人の国民性、特徴についても理解しながら、対応いただくべきというふうに考えます。  そこで、訪日台湾人観光客の特徴について、若干ふれておきたいと思います。  親日家の多いことで知られる台湾は、中国に次いで、世界で2番目に日本観光が盛んな地域でございます。  インバウンドビジネスにおいては、非常に重要な国であることは言うまでもありません。リピーターが多く、気に入った場所には何度も足を運ぶ傾向があるため、しっかりと心をつかむことが大切です。中国文化圏に属しているものの、台湾は歴史的な経緯から、経済、政治体制が中国とは異なり、漢字は繁体字という字体を使用しております。中国の簡体字は余り読めません。これらの事情から、中国とは異なる対応が必要となります。一体どのような取り組みをすればいいのか、日本を訪れる台湾人観光客の特徴について把握する必要があると思います。  ここで、台湾人の国民性、特徴について、若干紹介しますと、台湾人は明るくおおらかな性格で、初対面でもすぐに打ち解ける。冒険心の強いチャレンジャーが多く、失敗を恐れない。勝負事が大好き。メンツ、個人の自由を重視し、独立心が強い。血縁関係による結びつきが強い。流行に敏感で、日本のカルチャーに興味を持つ若者が多い。  これらインバウンドビジネスにおいて、特に重視すべき点は、やはり台湾人が情報感度が高く、日本のエンターテイメントにも詳しいということでございます。  台湾では、ケーブルテレビなどで日本のテレビ番組がリアルタイムに幾つも放送されており、日本に在住している人とほぼ変わらない早さで情報を入手して、ブーム真っ盛りのお店や催しを楽しみに訪日する台湾人も少なくないようでございます。  年代としては、30代以下の比較的若い観光客が全体の約60%、滞在日数は4日から6日間が圧倒的に多く、男女比は女性のほうがやや多いということでございます。  都道府県別の人気訪問先の上位からいくと、東京都、千葉県、大阪府、京都府、北海道となっております。  最近の特徴としては、高校の修学旅行生が急増しているということでございます。  以上の状況から見て、日本に対しての関心の高さ、親日派が多数いるということが伺えます。  昨年は、訪日外国人客が2,869万人と聞いておりますが、台湾はそのうち約430万人を超える人気であり、今年は既に8月の時点で訪日客が2,000万人を突破したと報道がございました。今年は約3,000万人を突破すると言われております。  今後において、台湾人観光客をターゲットにしていくのであれば、今まで述べたように、台湾人の特徴等のソフト面を考慮していただき、ハード面との両面を十分理解しながら、対応策を講じるべきと考えます。  後ほど、さらに台湾観光客に関するデータ等を紹介させていただきますが、冒頭に石原町長より御意見をお伺いしたいと存じます。  2点目でございますが、災害に強い森林づくりということで、「みえ森と緑の県民税」の内容について、お伺いします。  三重県では、「災害に強い森林づくり」と「県民全体で森林を支える社会づくり」を進めるために、平成26年4月から、「みえ森と緑の県民税」を導入しております。  当県民税の必要性として、森林は土砂災害の防止、水を貯え、洪水や濁水を緩和するなど、私たちの生活に欠かすことのできない大切な働きを持っていますが、山村地域の過疎化等により、手入れが不足して荒廃した森林がふえてきております。  さらには、年々、異常気象が発生し、近々では、西日本豪雨等、非常事態が増加してることも考え合わせると、自然災害の発生リスクが高まっていると考えられ、災害に強い森林づくりを緊急に進める必要があります。  また、将来にわたり、災害に強い森林を引き継いでいくには、県民全体で森林を支える社会づくりも進めることが必要です。  森林の恩恵は、すべての県民が受けていることから、「みえ森と緑の県民税」を県民年額で、個人で1,000円納付しているのが現状でございます。  平成28年度の税収実績額でいくと、約10億8,000万円と計上されております。  菰野町は、森林面積が5,365ヘクタールある中で、ほかの市町と比較しても、土砂、流木などの災害発生リスクが大きいこともあり、特に気になるのが間伐材の放置でございます。  写真を、写真1を。  先日、森林組合に同行いただいて、いろいろ何カ所か間伐材の状況を見てまいりまして、これも間伐してございます。ちょっと見にくいんです、間伐して置いてありますが、道が、林道がありますので、こういう林道があるところは間伐材をやった後も放置することなく、搬出できるという状況でありますが、写真2。  谷底に、これも間伐してあるんですが、谷底で非常に搬出が困難、ある程度、重機とか、いろんな労力も要りますし、非常に困難な場所にたくさん間伐材が放置してございました。  ありがとうございます。  森林組合に聞くと、去年の実績でいくとですね、大体、搬出できるのが約30%に満たないということで、ほとんどが、7割以上が放置してある状態だというふうに聞いております。  先ほど申し上げた西日本豪雨等、実態を踏まえると、山林から出た流木が住宅を襲い、河川がはんらんする原因にもなり、山間部に残った流木により、二次災害も注意しなければなりません。災害が発生する前に、必要な対策を講じ、災害に強い森林を実現すべきと考えます。  そこで、県民税事業費の使途について、菰野町の考え方をお伺いさせてください。  石原町長、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 1番議員の稲垣啓二議員の御質問に順次お答えいたします。  まず、訪日外国人観光客の誘客関係について、答弁いたします。  日本政府観光局が発表した平成29年の訪日外国人数は、前年比19.3%増の2,869万人で、統計開始以来の最高記録を更新し、平成30年の訪日外国人数は3,000万人を突破すると言われています。  政府は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年に訪日外国人旅行者数4,000万人を目指しており、今後の訪日旅行市場は大きな拡大が見込まれているところであります。  当町の外国人観光客の誘客につきましては、台湾を最有力地と定め、3年前から現地に出向いての観光誘客活動を実施しております。  台湾は、平成29年の日本の観光統計の数字でも示されていますように、国別訪日者数が456万4,000人で第3位、うち81%が2回以上訪日しており、再訪率が非常に高いという特徴が挙げられます。  これら繰り返し来訪する旅行者は、滞在日数がふえ、日本文化の体験や余り知られていない観光地を求めて、地方にまで足を運ぶ傾向があることから、菰野町への来訪が期待できるという考え方であります。  本年度の現地における誘客活動につきましては、現在展開しております近鉄エリアキャンペーンを踏まえて、近鉄グループホールディングス株式会社台北支社と連携して、台北国際旅行博に菰野町観光ブースの出展を予定しております。  近鉄グループの広域的な情報発信力や事業展開力を生かした相乗効果を期待できる誘客活動が実施できるものと期待しているところであります。  また、御在所ロープウエイ株式会社では、平成30年5月9日に、台湾で最長の路線を持つ猫空ロープウェイと友好協定を締結し、認知度向上、相互誘客を図っていくようでありまして、御在所ロープウエイのリニューアル式典には、猫空ロープウェイ関係者が台湾から出席されるなど、交流を深めています。  さらに、観光協会同士が連携している氷見市は、台湾との観光締結をしていることから、台湾側の情報を得るとともに、今後、共同で台湾に向けての情報発信、誘客に取り組んでいく所存でございます。  このような民間事業者との連携、民間交流を促進することで、台湾での情報発信や現地観光事業者との交流を深めていくことができるものと期待しております。  現在、菰野町に訪れる観光客の行動を把握するため、鈴鹿市、桑名市、三重県とともに、北勢地域で一体的にスマートフォンのワイファイ電波信号を利用した人流解析調査を行っております。
     調査では、観光客の滞留箇所や滞留時間、動線などを把握することができ、訪日外国人観光客を含めた観光客の行動分析をすることで、観光振興施策の立案などの基礎資料として活用していきたいと思います。  今後も、観光事業者、関係団体との連携強化を図り、新たに得ることができる情報等の分析を行いながら、訪日外国人観光客に関する観光推進に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  続いて、災害に強い森林づくりについて、答弁いたします。  みえ森と緑の県民税は、「災害に強い森林づくり」と「県民全体で森林を支える社会づくり」の2つの基本方針があります。  基本方針1の災害に強い森林づくりは、「土砂や流木を出さない森林づくり」と「暮らしに身近な森林づくり」の2つの対策が設定されており、基本方針2の県民全体で森林を支える社会づくりは、「森を育む人づくり」と「木の薫る空間づくり」、「地域の身近な水や緑の環境づくり」の3つの対策が設定されています。  これら5つの対策のうち、「土砂や流木を出さない森林づくり」につきましては、役割分担として、三重県が中心となり、対策に取り組む事業となっており、その他4つの対策につきましては、市町が中心となって対策に取り組む事業となっております。  当町では、この役割分担に基づき、主に病虫等の被害により、道路への倒木の危険がある樹木を除去する病虫害被害木伐採搬出事業、木の香りやぬくもりを身近に感じてもらう森林環境教育事業、障がいのある方など、だれもが地域の身近な水や緑の環境を感じてもらえる森林整備を行う菰野富士ふるさとの山環境整備事業等に、みえ森と緑の県民税を活用しております。  さらに、全国各地におきまして、集中豪雨災害が多発している現状から、当町においても、災害に強い森林づくりは防災上、また観光資源の保護の観点からも、積極的に進めていく必要があると考えております。  当町では、平成20年9月の集中豪雨災害により、甚大な被害を受け、湯の山温泉の観光名所である蒼滝や東海自然歩道のあった北谷周辺も被災し、いまだに復旧が進んでいない状況であります。この復旧に対する財源として、みえ森と緑の県民税を活用し、「土砂や流木を出さない森林づくり」事業として実施することができないかと、県に対し、強く要望している状況であります。  今後におきましても、みえ森と緑の県民税を有効に活用し、復旧にとどまることなく、治山事業や砂防事業についても要望してまいります。  また、町内の他の危険箇所においても、三重県が行っている「土砂や流木を出さない森林づくり」事業は、事業後の管理方法について厳しく制約されていたことから、山林所有者や関係者の意向等によって、町内においては、要望を申請していない状況でありますが、今後につきましては、事業活用できるよう、山林所有者、関係者に税の目的を説明し、積極的に県事業の活用を促してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  稲垣啓二議員。 ○1番(稲垣啓二君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、1点目の再質問からお願いいたします。  先ほど、今年は台北国際旅行博のイベントに出展されるということでございましたが、昨年と違うところは、来場者数が昨年は12万人と、今年は3倍以上の40万人が予想されるということで、出展ブースでのPR方法等、昨年の反省も踏まえた接客が必要だというふうに考えます。  先ほども述べましたが、台湾人の特徴というものを十分認識しながら対応していただきたいというふうに考えます。  資料の1枚目、お願いします。  これはですね、大手旅行会社のデータによる実態を参考に挙げさせてもらいました。  実態を紹介させてもらいますと、三重県のインバウンド、訪日外国人ですが、年間ですけど、宿泊数が約36万人来ております。平均宿泊は大体1週間ですね。旅館、ホテル等の客室稼働率、これは日本人客も含むんですけど、三重県は半分ぐらいです。55%ということで、70%以上は、今、東京、大阪、京都、福岡、愛知と、それぞれ65から70%は、この紹介のとおりでございまして、3番目の台湾の訪日状況でいきますと、団体客が約30%、個人は50%で、訪日回数としては、初めてが20%、2回が18%、3回13%、ずっとありますが、大体、今も話もありましたように、リピーター率もかなり、初めてと比べても、そう劣らないということで、かなりリピーター客も期待できるんじゃないかということでございます。  ただ、この下の消費額ですね、台湾人が使われる消費額は、平均が、宿泊費が3万6,000円、飲食が2万8,000円、交通費は、これ航空運賃、往復は除きますけど、1万6,000円、娯楽・サービスが5,000円、買い物が4万8,000円と。ポイントが、台湾人は欧米人に比べて、非常にこういう娯楽に使う、消費する傾向が、消費しないという傾向があるということでございます。  海外視点から日本旅行のとらえ方を見ても、三重県は非常に魅力的な場所はたくさんありますが、なかなか外国人にリーチし切れていないのが現状でございます。  例えば、温泉。湯の山温泉にしても、全国にはたくさん温泉があって、固執はしないということで、できたら温泉周りの周辺観光を含めたPRも必要ではないかと。  それと、南でいくと、最近では志摩のほうでも海の幸で、海女小屋、根強い人気なのは、海鮮グルメとか、こういうプレゼンテーションが非常に有効であるということで、いかに、突出できるプレゼンテーションがいかに大事かというところを認識すべきではないかというふうに考えております。  2枚目の資料で、それらのこういうデータをもとに、じゃあこれから具体的にどういう対応策をとっていったらいいのかというとこら辺をですね、ちょっとかいつまんで挙げてみたんですが、1番としては、マップです。今現在、空港から、セントレアとか関西空港でもそうですが、空港からのアクセスが、三重県に来るアクセスのマップがないということで、本当の概要図でも、空港から直接、三重県、さらには菰野町への位置がわかるようなマップが必要ではないかということと、2番目は、パンフレット類の追記、これは先ほど言いましたように、中国語でも台湾は繁体字ですので、繁体字の明示をやっぱりパンフレットにすべきじゃないかというふうに考えます。  それと、3番目、モデルプランの作成。周遊プランとして、今、言ったマップをつくるんであれば、モデルプランとして、関空から和歌山、白浜、勝浦回って鳥羽、湯の山とかですね、関空から京都、湯の山、それからセントレアへ帰ると。さらには日帰りツアーとかですね、こういったパンフレットを、モデルプランとしてのパンフレットを作成する、必要ではないかということ。これはやっぱり旅行会社とタイアップしなければできない状況ですので、菰野町の観光協会と旅行業者がタイアップして、何とかこういうところを達成できないかということでございます。  4番目は、メディアからの発信ということで、今、最近もうインスタグラムとかユーチューブが盛んに行われていますが、これに対してですね、ドローン、湯の山山頂からドローンで景色を撮影しながら発信する、今も大手旅行会社がドローンで撮影したものを発信しておりますので、こういったものを使いながら、メディアをうまく使いながら発信していただくということでございます。  やっぱりこう現地の旅行社にやっぱり働きかけないと、なかなかこういうのできませんので、現地旅行社に働きかけると。  それと、民間メディアで旅行会社が代行できるような営業を行っていただきたいということで、やはり最終的にキーマンになるのは、菰野町観光協会で、そういうとこら辺を具体的に比較しながら実施していただきたいというところを期待するところでございます。  ありがとうございます。  いずれにしても、具体的な戦略については、総合的に判断していただいて、進めていただくことを期待いたします。  まずは、先ほど申し上げた近々に対応すべき台北国際旅行博について、菰野町の認知度を図るための展示会場でのアピール方法等、取り組み方について、お伺いしたいと思います。  観光商工室長、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) 展示会場でのアピール方法とか取り組み方についてということでございます。  本年11月に予定しております台湾における誘客活動は、台湾最大級の旅行博覧会でありまして、台北国際旅行博というところでございます。初めての出展を予定しております。  そこでの日本展示会場におきましては、全国の企業や自治体が出展するため、とても大規模な区画となっております。その中でいかに台湾の旅行者や旅行業者、メディアに対して、菰野町の魅力を伝えることができるかが、かぎになると思います。  先ほど町長が申し上げましたように、今回は近鉄との連携出展ということでございます。近鉄は現在、当町との連携事業として、エリアキャンペーンを展開しております。当町の魅力や強みを今まで以上に理解してもらっているという状況でございますので、近鉄との連携出展の中で、有効な誘客活動に努めていきたいと思います。  具体的な取り組み内容につきましては、今後、関係者と協議を重ねていきたいと思います。  また、通訳として同行いただく三重県日台親善協会の方の人脈等を活用させていただきながら、現地旅行社に対して、直接アプローチするなど、効果的に誘客活動を行っていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○1番(稲垣啓二君) 御答弁ありがとうございました。  先ほどパンフレットで申し上げてましたが、三重県を面でとらえて、その中で菰野町をPRしていくということが必要であると思います。  台湾における日本ブームは継続しており、再来訪意向も強く大半がリピーターを希望しているのが現状でございます。  今後の課題としては、菰野町へ誘客するためのいろんなツールを活用すること。  それから、今も申し上げた、くどいようですが旅行業者とのタイアップを図って菰野町をPRすると。  そのためには、菰野町観光協会が先導した活動が必要不可欠であると考えますので、その点を期待いたしまして、1点目の質問は終わらせていただきます。  2点目の再質問でございますが、当県民税が平成26年度からスタートした際、基本方針も示され、事業の目的等も、先ほど石原町長からおっしゃられました目的等も打ち出されておりまして、今年度で5年が経過をいたします。  5年で事業の効果を検証して、さらに制度の見直しを検討するというふうに聞いております。  したがって、平成31年度以降の推進計画はどのように進められるか、お伺いします。  それと、5年、過去5年間の経緯を踏まえて、災害防除の観点から、事業内容の見直しを働きかけるべきと考えております。  将来も継続されるのであれば、取り組むべき主要な施策、事業を明らかにして、計画的な行財政運営を実現してもらいたい。その点をお伺いいたします。  観光産業課長、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) みえ森と緑の県民税につきまして、平成31年度以降はどのように進めていくのかという御質問をいただきました。  平成26年4月にスタートいたしました、みえ森と緑の県民税を活用し、当町におきましては、ナラ枯れやマツ枯れなどの病虫害の被害によりまして、道路への倒木のおそれがある被害木の伐採でありますとか、伐採したものの搬出、また搬出せずに置いておきますと病虫害が広がりますので、それを搬出して、それを焼却するというような確実な拡散防止のための処理を行います、病虫害被害木伐採搬出事業を制度開始以来、ずっと継続して実施をしております。  平成29年度からは、地域の身近な水や緑の環境づくりというような形で、千種財産区管理会様や菰野町生産森林組合様の御協力をいただきまして、菰野富士ふるさとの山環境整備事業を継続的に行ってきておる状況でございます。  このほかにも、平成29年に開設されました菰野町北部子ども子育て支援拠点施設には、身近に木の香りやぬくもりを感じていただくための県産材を用いた事務用品や玩具を導入しております。  また、町内で残していくべき樹木に関しましては、樹木医の指導の下、現地調査を行いまして、専門的な知識を有する樹木管理の後継者育成を目的とした「子ども樹木医育成事業」を行っております。  田光地内の国指定のシデコブシが群生する場所におきましては、子どもたちに代表的な木へ名札を設置していただいて、身近にある貴重な自然のすばらしさを理解していただくというような森林環境教育事業等の取り組みも継続して行ってきております。  平成31年度以降の制度につきましては、三重県におきまして、外部評価委員会等の意見を聞き取りしながら、新たな制度設計に今、三重県が取り組んでおる途中でございます。  今後におきましても、みえ森と緑の県民税は新たな制度設計の中で継続される見込みというふうに聞いております。  その中で、当課といたしましては、病虫害被害木の伐採の搬出事業や菰野富士ふるさとの山環境整備事業も継続しながらですね、先ほど議員御指摘の災害に強い森林づくり、災害防除という観点の取り組みについても、一層進めていくことができるようにですね、町内の山林所有者の方々に対しましても、町からこういった県事業、また県民税の活用を進めて、災害に強い森づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 稲垣啓二議員。 ○1番(稲垣啓二君) 御答弁ありがとうございました。  先ほどから申し上げている事業の目的、事業費の使途については、社会経済情勢も踏まえながら、県に対しても柔軟な対応を検討してもらえるよう、働きかけをこれからもよろしくお願い申し上げまして、以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、稲垣啓二議員の一般質問は終了いたしました。  ここで、昼食のため、暫時休憩をいたします。  午後1時より再開をいたします。  なお、観光商工推進室長、内田 徹君は、退席をしていただいて結構です。               午前11時45分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 0時58分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  安全安心対策室長、瀧見浩志君が出席をしております。よろしくお願いします。  14番議員、千賀優子議員、登壇ください。            〔14番 千賀優子君 登壇〕(拍手) ○14番(千賀優子君) 14番議員、千賀優子でございます。一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  きょうは、2点質問をさせていただきます。  1点目は、災害対策と安全点検について。  2点目は、デマンド交通試行運行について、お尋ねをいたします。  9月4日、大型の台風21号の直撃により、各地で大きな被害が出ました。ことしは台風の発生が多く、その中で最強の台風21号は、暴風と高潮で甚大な被害をもたらしました。  さらには、9月6日未明、北海道で震度7の大地震が起こり、大変な被害が出ています。41名の尊い命が失われ、お亡くなりになった方にお悔やみを申し上げます。  防災の日の9月1日、防災と避難訓練が各地区で行われましたが、不測の事態に備え、対策を強める必要があると思われます。  そこで、災害対策と安全点検について、質問を行います。  ①通学路の安全性の確保についてです。  6月18日に発生した大阪北部地震により、ブロック塀が倒壊し、登校中の女子児童が亡くなるという悲しい痛ましい事故が発生しました。倒れたブロック塀は、違法な建て方で、長年、安全対策を放置してきた責任が問われています。  6月20日付、文部科学省により、学校におけるブロック塀の安全点検と安全対策を実施するよう通知がされました。  町内での安全点検状況調査について報告をしてください。  ②町民への安全対策。  町道に接するブロック塀等で安全対策が必要と思われる箇所への注意喚起や協力依頼を自治会を通じて行えませんでしょうか。お尋ねをします。  ③避難所にもなっている公会所等の公共施設の安全性チェックをいま一度行ってください。  次に、大きい2番のデマンド交通試行運行について、お尋ねをいたします。  現在走行しているコミュニティバスの運行状況では、カバーしきれない町民の移動手段を確保するデマンド交通の試行が始められることになりました。  試行期間は、平成30年10月1日から来年9月30日までの1年間とし、運行エリアは、神明、大羽根園、菰野一区、二区、三区、宿野、福村、神森、鵜川原地区、潤田、三滝園、江野です。  乗降場所は、自宅ではなく、主にコミュニティバスの停留所になるようですが、これまでのコミュニティバスに不便を感じていたダイヤのすき間を埋めるデマンド交通運行に期待をしています。
     ①10月より、試行運転が始まります。予約が集中したときの追加車両手配は臨機応変に行うようにしてください。  ②試行運行期間中に、きめ細かく利用状況のチェックを行ってください。運行エリアの拡大や町民の方々の利用拡大や移動手段の確保ができ、交通体系の構築が可能になります。  ③1年間の試行運行終了後のデマンド交通拡大の方向性をどのように考えていますか。お伺いをいたします。  これで、最初の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 14番議員の千賀優子議員の御質問にお答えいたします。  災害対策と安全点検につきましては、私からは、②と③について答弁し、①につきましては教育課長から答弁いたさせます。  まず、住民への安全対策の周知ですが、ブロック塀などの地震発生時の危険性の注意喚起や安全対策につきましては、今年6月に発生した大阪北部地震の発生直後に防災ラジオで周知を行っております。  しかしながら、屋外において地震が発生した際に危険となる箇所は、ブロック塀や石積みの塀などに限ったものではなく、建物の倒壊、かわらやガラスの落下、電柱の転倒など、さまざまであります。  大切なのは、住民自身が地震発生時の危険性を正しく認識することでありますので、まずはその普及啓発に努め、その上で自主的に自宅の危険な部分の補修や撤去を進められるよう、さまざまな手段を用いて、周知に努めてまいります。  自治会を通じての周知につきましても、手段の1つと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、避難所に指定している公会所などの安全性の再確認について、答弁いたします。  公会所などの耐震診断につきましては、昭和56年5月31日以前の旧耐震基準でつくられた公会所などについては、既に実施済みであり、そのうち耐震性能が低いと診断された幾つかの区が耐震補強工事を実施しています。  耐震補強工事を実施していない区もありますが、建てかえの計画や財政上の理由など、区としての考え方もありますので、御理解賜りたいと存じます。  なお、収容避難所につきましては、すべての施設で耐震化工事が完了しており、B&G海洋センター体育館の非構造部材の耐震化完了をもって、町施設の非構造部材の耐震化もすべて完了する予定であります。  あわせて、小中学校及びB&G海洋センターには、太陽光パネルを設置して、停電時にも電力を確保できるようにしており、災害対応力の強化を図っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  続いて、デマンド交通試行運行について、答弁いたします。  私からは、事業の概要と今後のデマンド交通を含めた公共交通の方向性をお答えし、詳細は担当室長から答弁させます。  まず、当町を運行する公共交通には、当町が運行にかかわるコミュニティバスとあいあい自動車に加え、鉄道、路線バス、タクシーなどがあります。  10月1日から1年間の試行運行を予定しているデマンド交通につきましては、既存のコミュニティバスではカバーできない地域の町民などの移動手段を確保することと鉄道、路線バス、コミュニティバスなどをつなぐ支線としての役割を担うことを目的として運行する交通手段になります。  具体的には、町南部を運行エリアとして、町内のタクシー事業者に運行を委託し、既存のコミュニティバスの停留所、公共施設、鉄道駅や路線バスの停留所を乗降場所に定め、電話及びインターネットによる予約に応じて、乗降場所間を運行するものであります。  試行運行の結果を踏まえ、運用面での課題を整理し、コミュニティバスの幹線への集約、デマンド交通のエリア拡張などの必要性を検討してまいります。  今後におきましては、地域公共交通網形成計画の策定を進め、鉄道、路線バス、コミュニティバス、デマンド交通、タクシーなどによる当町に最適な交通体系の構築を目指してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) 学校におけるブロック塀等の安全点検と通学路の安全確認について、御質問をいただきました。  6月18日の大阪府北部を震源とする地震により、小学校のプールのブロック塀が倒壊した事故を受け、三重県教育委員会を通じ、文部科学省から、学校におけるブロック塀等の安全点検と通学路の安全確認についての通知がありました。  これを受け、教育課にて学校施設の安全点検を実施した結果、対策が必要な施設があることが判明したことから、直ちに児童生徒等が立ち入れないよう安全対策を講じ、学校運営に支障を来たさぬよう、夏季休業中にすべてのブロック塀等の撤去工事を完了いたしました。  また、通学路の安全確認につきましては、学校に対し、地震による被害を想定し、改めて通学路を確認し、その内容を情報共有し、地震が起きた際に、自分自身の判断で身を守り、迅速に避難できるよう、児童生徒への指導徹底を指示しているところでありますので、御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 続いて、補足答弁を求めます。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) デマンド交通試行運行について、補足答弁いたします。  まず、予約が集中したときの追加車両の手配について、お答えいたします。  10月1日からの試行運行の開始の際は、タクシー事業者から車両1台を貸し切る運用を予定しております。  しかしながら、午前中などの予約が集中する時間帯への対応のため、3カ月程度の運行状況、事業者での追加車両の対応の可否などを確認した上で、予算の範囲で検討してまいります。  また、利用状況のきめ細かな確認につきましては、事業者からの定期的な報告、今年度導入を予定しておりますデマンド交通の運行管理システムによる利用状況データなどを確認するとともに、利用者アンケートを実施するなどし、それらを当町に最適な交通体系の構築のために活用してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) それでは、再質問をさせていただきます。  その前に、台風21号接近の予報を受けて、早い段階で小中学校の休校を決めていただいたことは、よい判断だったと思います。  それでは、教育課長から報告を受けましたけれども、学校ごとの通学路の安全点検と、それから補修箇所を学校ごとに教えていただけませんでしょうか。お願いします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員の再質問に対し、答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) 学校におけるブロック塀等の安全点検の結果につきましては、対策が必要な施設が5カ所ございました。  内訳といたしましては、千種小学校、菰野中学校、朝上小学校並びに竹永小学校、八風中学校でございます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 今、報告のありました学校ごとの点で、ブロック塀の撤去はありましたか。  それと、それにかわる何か新しいフェンスですとか、そういうことがありましたら教えてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) ただいま報告させていただきましたのは、すべてブロック塀でございまして、すべて撤去をいたしました。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) ブロック塀を撤去していただいたということですが、それにかわる何かフェンスのようなことは設置したんでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) 撤去をしたということでございます。 ○議長(矢田富男君) 答えになってないよ、撤去してその後どうしたかって。 ○教育課長(森田 久君) 撤去のみをさせていただいたというように聞いております。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 撤去をして、安全確認がされたという理解をさせていただきます。  これからも引き続き、PTAとも連携をしながら、継続的に安全点検を行っていただくようにお願いをいたします。  では、次に地震とか大雨、雷、竜巻など、自然災害はいつ降りかかってくるか、わかりません。学校防災マニュアルの作成はどのようにされていますか。お願いをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) 小中学校におきましては、三重県教育委員会作成の「学校管理下における危機管理マニュアル」をもとに、指導を行っているところでございます。  この危機管理マニュアルは、大地震、集中豪雨等の災害のほか、登下校時の交通事故や学校への不審者侵入など、さまざまな場面が想定されており、それぞれの対応の仕方や関係機関との連携等についての校長、教頭を初め、各職員のなすべきことの優先順位や留意点などが示されております。  今後も、この危機管理マニュアルを参考に、学校の特性に応じ、学校安全についての取り組みを進めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 学校防災マニュアルについては、全く細かい点がわかりません。もう少し具体的に、県で定めている通知、もう少し詳しく教えていただけませんか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) 「学校管理下における危機管理マニュアル」という名前の冊子なんでございますけれども、大地震、集中豪雨、先ほども申しましたが、さまざまな天災のいろいろなケースごとにマニュアル化されておりまして、これをもとに各学校で自校の特性に合わせた計画を立てながら、学校安全についての取り組みを進めているということでございます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 今の段階では、各学校ごとに決めた内容というのは、明示できるものはありませんか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) マニュアルという形のものではございません。  ただ、各学校に安全教育の計画というような形ではございます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) これからも、きめ細かく学校ごとに決めていただく必要があるかなというふうに思います。  じゃあ、次に児童生徒が自分自身の判断で身を守ったり、迅速に行動できるような指導は、日常行われていますでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) 防災教育においては、子どもたちの防災意識を高めるとともに、子どもたちが地震や津波、台風等による危険や避難方法、家庭での防災対策を知り、みずからの命を守るためにはどうすればよいかを考え、行動する力の育成に努めております。  例えば、学校の帰り道で大地震が起こった場合を想定し、交差点、川や橋、ブロック塀の近くなど、具体的な事例を示し、どのような行動をとるのかを考えたり、危険な場所と避難する場所を地図に記したりする学習が行われています。  また、子どもたちと保護者がともに家庭で防災について考える取り組みが進められるよう働きかけ、家族の防災意識の向上と家庭の防災対策の充実に努めているところです。  今後も、地域の特性などに応じて、各学校において取り組みを工夫してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 先ほどの質問と重なる点があるかもしれませんが、防災マニュアルや身を守る行動につきましては、各家庭と協力をし、家族で話し合うことが重要だと思います。  そして、地域の特性と言うか、通学路もよくわかった上での地域や家庭との連絡など、家庭との連携はどういうふうにしていますか。お尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) 先ほど答弁させていただきましたように、例えば通学路の中でどこに危険箇所があるかなどを示したものを、防災ノートというものがありまして、それを家へ持ち帰って、家族と共有するというような取り組みを進めておりますので、家庭で防災について考えることは進められているというふうに認識しております。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 次に、都市整備課さんにお尋ねします。  町民への安全対策なんですが、古いブロック塀がちょこちょこ見受けられます。ブロック塀が崩れ落ちたら、町道に接しているところは救急車も消防車も通れなくなります。このことについての注意喚起や協力依頼を自治会から行っていただくようにしていただきたいんですけれども、地域防災の観点から、この機会に、この対応を広げていただくようにお願いしたいと思います。  都市整備課長、お願いします。
    ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 倒れかけている町道に接する工作物という観点からだと思いますけれども、道路管理者としましては、それが老朽化している、安全性がないっていうところについて、それを撤去等々については、なかなか難しいところはあります。  道路に入り込んでいる。倒れている。あるいはブロック等が膨らんでいる。樹木等も一緒ですけれども、道路の範囲内に入ってきている場合については、所有者の方に注意喚起、補強あるいは撤去等をお願いをするということはございますけれども、老朽化だけでとらえるっていうところは、なかなか難しいところはあろうかと思います。  その点については、自治会等を通じてというところ、地域の住民の方々の認識等も必要だというふうに思っております。  相談という格好にはなろうかと思いますけれども、パトロール等で倒れているものがあれば、自治会あるいは所有者に通報、対応をしていただくということは、今後もやっていきたいというふうに思っております。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 公会所の安全性についても、ちょっと気になる点があるんです。  例えば、大羽根の公会所の場合、すぐ前が築山になっていて、そこにヒマラヤスギが、随分背の高いヒマラヤスギが何本あるかな、6本ぐらい植わってると思います。高さはゆうに10メートルは超えているように思います。台風とか、いろんな災害が起きっていうか、予報があるたんびに、はらはら、どきどきして見ています。今回の台風では無事に立っておりましたんで、ほっと一安心したんですけれども。  そういったヒマラヤスギなんかは、ちょっと根を張るのが、余り根を張らない樹木だそうで、ほかにもそういう倒れてきそうな大きな樹木があるんではないかと、ちょっと心配しております。その点についてはどうでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 大羽根の公会所につきましては、私どもが管理する大羽根公園、中央公園に隣接しているところであります。  今、御紹介ありました築山、あるいはヒマラヤスギというのは、大羽根緑地にもありましたけれども、やはり根が張らない。風が吹くと倒れやすいというものはあります。  ただ、中央公園、大羽根公園につきましては、年間を通じて維持管理をしております。その点については、危険性のあるものについては、維持管理の中で対応しているというところであります。  公会所も隣接しているところもありますので、地域住民の方々の御意見等もお聞きしながら、安全確保という点で、維持管理に努めたいと思います。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) あと、樹木の町道側へのはみ出しとか、大きく伸びた樹木が覆いかぶさってきていたり、カーブミラーが見えなくなってきたりというのも交通安全上、危険があります。そういう点の点検と言いますか、についても、ちょっとお聞かせをください。 ○議長(矢田富男君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) カーブミラーが見えないというところについては、私たちのパトロール等もございます。地域住民の方々から御協力をいただきながら、通報いただいて、個人の所有の木でありながらも、緊急の場合は切らせていただくというところもあります。  ただ、個人の所有のもの、また道路側に覆いかぶさっているという場合については、先ほども申しましたとおり、所有者、調べながらですね、所有者の方に対応していただくという方法をとっております。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) ありがとうございます。  強風で街路樹が根こそぎ倒れたり、看板が飛んだり、窓ガラスが割れたり、空き家も含め、自然災害も交通災害も見据えた安全チェックを引き続き行って、安心・安全のまちづくりをしていっていただきたいとお願いをいたします。  次のデマンド交通の再質問に移ります。  デマンド交通という町民にとって耳なれない制度の広報について、きめ細かく説明会を行っていただきたいと思います。どのような広報を計画をしておりますでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 広報につきましては、各地区の区長会等の会合等ありましたら、そのところへ出向きまして、デマンドタクシーの運行などについて説明させていただきたいと考えております。  また、広報の掲載もさせていただきまして、住民へ広く周知をさせていただきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 地区の民生委員さん方への説明は行っていただいてますでしょうか。該当地域の。お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 民生委員さんという形ではなく、地域、この間も三区の自治会長さんの集まりの場での説明等、させていただいておりますので、御要望があれば、数名集まったところへ出向きまして、説明会、説明とか、細かに対応させていただきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 要望して、お願いしないと来ていただけないのかなと思いますが。  それと、10月1日からの試行運転ということで、予約は7日前から受け付けていただきますが、それまでに説明会の日程、各地域で進んでいますか。今の予定は、三区だけ今おっしゃっていただきましたけど、ほかの地区は何月何日にどこで説明会するという日程は決まってるんでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 鵜川原地区の区長会でも説明させていただいております。  今後も、今月中にも数件、もう説明会の予定が入っております。あと老人会の場所でも説明とか、敬老会、地区の敬老会のところへ出向いての説明とかも予定しております。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) よろしくお願いをいたします。きめ細かく説明をしてあげてください。  そして、セダン車両1台で4名まで利用可能としていますけれども、乗車停留所がそれぞれ離れていたり、時間帯が重なったりした場合、乗車拒否はありませんでしょうか。追加車両の確約のお願いを業者に行うことと、込み合う時間帯の予約方法について、幅を持って行うように、利用者さんへの徹底もしていただきたいと思います。これは試行運転が始まる7日前までには行っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 追加車両につきましては、先ほど答弁させていただきましたとおり、まず1台を貸し切る形でということで、対応したいと考えております。  予約方法等につきましては、地区の説明会でも細かく説明させていただいております。広報のほうにも掲載させていただきまして、周知のほうさせていただきたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 試行運行中に利用状況のチェックも行っていくということですけれども、今後グループ乗車も予想されることで、ジャンボタクシーの導入も視野に入れて、業者に働きかけていただくことも考慮をしていただきたいと思うんですが、これは古いやすらぎ荘のバスも、いつ使用できなくなるかもわかりませんので、その点でジャンボタクシーの導入については、こちらだけでは決められませんけれども、業者に働きかけてくださるようにお願いをしたいんですが、この点はいかがでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 今後の運行状況、利用状況等も検討させていただきまして、ジャンボタクシーの導入につきましては、タクシー事業者の協力も必要でございますので、いろいろな状況を検討させていただきまして、今後の対応を考えさせていただきたいと考えております。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 便利になって、定期的な利用者さんがふえてきたら、利便性のことも考えて、回数券の発券についても、業者とぜひ話し合っていただきたいんですが、この点についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) そこも踏まえまして、今後の利用状況等を見まして、検討させていただきたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 試行運転終了後のデマンド交通のエリア拡大や利用者さんにより便利に利用していただきたいので、今後もあらゆる角度からの検討をお願いしたいと思います。  このデマンド交通の試行運行をきっかけに、免許証の返納を真剣に考えている方もいらっしゃいますので、その点はお考えありましたら、お尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、瀧見浩志君。 ○安全安心対策室長(瀧見浩志君) 免許返納の方へのということでございますが、そういう視点も踏まえ、利用しやすい公共交通の整備を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○14番(千賀優子君) 初めてのデマンド交通の試行により、安心して町内に活動をしていただけるようなことを期待しております。  また、学校に対する交通安全対策も引き続きしっかりやっていただくようにお願いをいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、千賀優子議員の一般質問は終了いたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  休憩時間は、10分程度といたします。  なお、安全安心対策室長、瀧見浩志君は、退席をしていただいて結構です。               午後 1時35分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時51分 再開 ○議長(矢田富男君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  5番議員、藤田賢吾議員、登壇ください。             〔5番 藤田賢吾君 登壇〕(拍手) ○5番(藤田賢吾君) 皆さん、お疲れさまです。いつも大変お世話になっております。こもの未来、5番議員、藤田賢吾です。よろしくお願いいたします。  質問に入ります前に、少しお話をさせていただきます。  まず、9月4日に、非常に強い勢力のまま、日本に上陸した台風21号で多くの被害が出ました。関西国際空港が翌日まで孤立化するなど、普通には考えられないことが起こった台風でした。  特に、風の強さによる被害が多く、施設、家屋だけでなく、農作物にもかなりの被害が出たと聞いております。  被害に遭われた皆様に、お悔やみとお見舞いを申し上げます。  早期の復旧を心から望んでおります。  そして、9月6日には、北海道で最大震度7の地震が発生し、震源に近い厚真町では、大規模な土砂崩れが発生し、家屋倒壊や死者などの被害が出ております。  皆さんも、報道等で山肌が崩れた映像を見たと思いますが、想像を絶することが起こりました。  北海道全域では、大規模な停電が発生するなどし、まだ被害規模など、全容が見えてきませんが、この災害についても、被災された皆様にお悔やみとお見舞いを申し上げます。  今年は、本当に大規模な災害が多く発生しております。日本全体で支えることで、被災地の早期復旧・復興を心から切に望みます。  そして、6月28日、6月議会終了後に、関西地方を震源とした大阪府北部地震によって被害があった大阪府高槻市にボランティアに行きました。  事務局、写真Aをお願いします。  この方は、一緒にボランティアチームを組んだ方なんですけども、この地震でブロック塀のあり方について、全国規模で議論が進みましたが、やはり行政ができることとできないことがあります。  先ほどの千賀議員の一般質問でもふれられていましたけども、個人宅のブロック塀に指導や早期の問題解決には時間がかかると思われますが、近隣市町でも補助の動きが見えているところであります。  先日、近所のお宅にあるブロック塀で大変気になるものを見つけました。  写真B、お願いします。  ちょっとこれではわかりづらいんですけれども、その次の写真C、お願いします。  これブロック塀の横、側面に小さな張り紙がしてありまして、「ブロック塀のそばを歩かないでね」と書いてありました。お金の面もあり、すぐに壊すことはできないが、配慮はすぐにできることをこの方は実践していました。とても心がほっこりしました。こういった行動こそ、今の世の中には必要なのではないかと思いました。  事務局、次に4枚組の写真をお願いします。  これは、新しくできます国道477号バイパスの横に通っている県道千草赤水線を町道、農道側から写真を撮ったものです。  次々見せてください。
     この道は、9月1日から通行可能になったのですが、開通後すぐに地区の方から連絡があり、真っすぐに通れていた町道、農道ですね、が突然、県道を横切る形となり、停止線や停止標示がないので大変危険ではないかとの指摘がありました。  すぐに現場を確認しましたら、確かに危ないです。  事務局、次の2枚組お願いします。  これは、同様にですね、県道へつながる道、町道、農道から写真を撮ったものですが、ちゃんと標識、停止標示がしてあるところもありました。  この次もお願いします。  このことについて、ちょっと問い合わせたところ、停止線については協議中ということでしたので、ぜひとも早急に書いていただきたいと思います。  また、今後についてもですね、新名神高速道路の側道工事が進むにつれて、同様の問題が発生すると思われます。供用開始する前に、事故が起こる前に、対応、対策をお願いいたします。  それでは、通告に従いまして、質問させていただきますので、お願いいたします。  今回の大きな1つ目は、「夏の酷暑化対策について」ということで、皆さん身を持って御存じのとおり、今年の夏の暑さは尋常ではない暑さでした。特に7月中旬から暑さが続き、最高気温観測が40度を超える場所が日本じゅうに多くありました。  今年は、太平洋高気圧とチベット高気圧が強いことで、猛暑日が続いたのだと考えられております。  それに伴ってか、台風も大変多い年です。特に先週初めに来た21号は非常に強い勢力のまま、日本に上陸し、多大な被害が出ました。  これだけ強い勢力だったのは、やはり地球温暖化による高い海水温が影響しているのだと思います。  気温に関しては、今週に入ってから少し落ちついた感じはありますが、新しい天気予報を見ていますと、まだまだ平年より気温は高めが続くそうです。  この暑い日が続く中、どこへ行っても言われるのが、小まめな水分補給、タブレットや飴などでの塩分補給、そしてエアコン、扇風機等の使用です。  こういった周知も聞きなれているのですが、どうしても熱中症で搬送される方が多いのも事実です。  今年度に入ってから暑い日が続き、総務省消防庁からの発表によると、日本全土での平成30年4月30日から9月2日までの熱中症による救急搬送人員数は、約9万円2,000人、同時期の昨年では約5万1,000人と、約1.8倍に増加しております。  そこで、小さな1つ目としてお聞きしたいのが、菰野町での今年度、特に暑いと感じた6月から8月までの熱中症と疑われる症状での搬送人員はどのくらいでしたか。  また、昨年度の同時期と比べて、どのようになっておりますか。搬送人員数を教えてください。答弁を求めます。  次に、小さな2つ目として、先ほどお話しました周知についてですが、菰野町でも熱中症対策の周知は行っていると思います。携帯電話への行政メール、防災ラジオ、そして広報など、現在行っている周知はほかにどのようなものがありますか。  そして、特に注意しなければいけないのが、高齢者への周知と考えますが、菰野町では、高齢者や高齢者世帯などへ、暑いときにはエアコンを使用してもらうなど、きめ細やかな訪問周知は行っておりますか。これも答弁を求めます。  次に、3つ目として、農作物への影響です。  私の近所で、水稲生産者とお話してましたら、今年の米は10日ほど早く収穫できたが、質がよくないとのお話を聞きました。局地的な大雨も多い年でしたが、こういった天候での影響はあったはずです。どのような影響が報告されておりますか。  また、温暖化によって今後も猛暑、酷暑化が進むことが懸念されておりますが、農業のまち菰野町として、今後何か対策は考えておりますか。答弁を求めます。  次に、小さな4つ目、教育現場についてですけども、昨日の中山議員の質問でも同趣旨で、教育現場の暑さ対策にふれておりましたが、夏休み中には、熱中症に関係する多くの事故があり、特に子どもについても同様に、大変辛い事故がありました。  その後、文科省から8月7日に学校での熱中症事故を避けるため、高温時の臨時休業や夏休み期間の延長などの対応を検討するよう、通知を都道府県教育委員会に出されました。子どもの健康を最優先に考えるよう求めているものでしたが、菰野町の教育委員会としては、夏季休業日、いわゆる夏休みの延長や臨時休業日などの設定はどのように検討をされましたか。答弁を願います。  次に、小さな5つ目の夏休み中のクラブ活動についてですけども、平日の授業後のクラブ活動と違い、朝から昼までの午前中の大変暑い時間帯で活動を行っていると思いますが、この酷暑化について、どのような対策をとっていましたか。これも答弁をお願いします。  次に、6つ目、事務局、写真Dをお願いします。  これは、皆さんもどこかで見たことあると思いますけども、WBGT、暑さ指数を計測する機械です。熱中症を予防することを目的として、こういった計測器を置いているところは多いです。  実際に、7月20日に開催された菰野町子ども会親善球技大会、ドッチボール大会なんですけども、この大会では使用され、安全面を考慮して、午後の決勝トーナメントは中止となりました。運営スタッフの皆様には大変な決断、英断されたことを深く感謝しております。  そこで、お聞きしたいのは、測定機器は何台保有しているのか。各クラブ、特に運動部ですけども、それは所有しているのか。  また、どのくらいでクラブ活動を休止にするのか。数値などは設定しているのか。答弁を求めます。  次に、大きな2つ目として、「セカンドライフ支援・終活支援について」ですけども、以前、遠方にいた方が定年退職後、菰野町に帰ってこられて、「何か私にできることはありませんか」とのお話をいただきました。  菰野町には、たくさんのボランティア団体がありますが、趣味や特技、そして新しいことに挑戦できるような、就労後に社会参加を促すセカンドライフ支援を考えることはできませんか。  また、ほかに終活ですけども、人は最期まで幸せな人生を送れるようにするようなことが最も重要なことだと考えております。  そこで、これから迎える超高齢化や核家族化、そしておつき合いの希薄化といった背景もある中で、皆様の終活に役立つ知識を支援できませんか。答弁を願います。  以上で、1回目の質問といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 5番議員の藤田賢吾議員の質問に順次お答えいたします。  まず、夏の酷暑化対策についてでありますが、1番目につきましては消防長から、そして4番目以降につきましては、教育課長から御答弁申し上げます。  私からは、熱中症対策の周知について、御答弁申し上げます。  今年は、全国的に記録的な猛暑が続き、熱中症による健康被害が各地で数多く報告されています。  当町においても、熱中症を予防することは大変重要と考え、毎年、熱中症予防の啓発と注意喚起を行っております。  本年も、6月に町防災ラジオのピックアップのコーナーで熱中症予防について取り上げ放送し、7月からは町ホームページにおいて、熱中症の予防方法等を掲載し、注意喚起を行ってきたところでございます。  このほか、役場や保健福祉センターけやき等において、ポスター掲示やパンフレットなどを用いて、広く情報提供を行っているところであります。  また、高齢者につきましては、社会福祉協議会のホームヘルパーが一人暮らし高齢者や高齢者世帯等を対象に、「ふれあい訪問」を実施しており、訪問時に室内の温度や湿度などを確認し、室内環境に応じて、適切に扇風機や冷房の利用を促す指導を、チラシを配布しながら行っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、農産物に関して答弁申し上げます。  当町の農業生産につきましては、水田を活用した主穀中心の水稲、小麦、大豆の生産に多くの農業者が携わっている状況であります。  このような中、全国的な酷暑による当町の農業被害等につきましては、水稲栽培、大豆栽培に影響を与えており、特に水稲栽培においては、高温障害による品質低下等の被害を受け、平成30年産米の等級は2等米が多くなるといった情報も聞いております。  今後におけます酷暑化対策につきましては、農産物の播種時期、栽培期間や栽培品種等の見直しを各関係機関と協議し、高温気候に対しても、適した新たな農産物を研究、調査してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  続いて、セカンドライフ支援と終活支援について、答弁いたします。  まず、当町での社会参加を促す支援についてですが、当町ではこれまでも地域での助け合い、支え合いの活動を行っていけるように、社会参加の推進と生きがいづくりとして、高齢者が自主的な活動を実施するための知識の普及と啓発、地域で活動していただくボランティアとして、介護予防運動を支援するお元気サポーターの養成や認知症の方を支える認知症サポーターの養成などに取り組んできました。  また、社会福祉協議会が行うボランティアセンター事業では、おのおのが得意な分野を生かすため、ボランティアとして登録し、各団体の中で御自身が今まで積み上げてきた経験等を発揮して活動していただいております。  そのほか、ことぶき人材センターでは、御自身の経験等を生かした活動ができる場として、現在108名の方が登録を行い、就労いただいております。  このように、これまで会社等で活躍された方々が退職後も生きがいを持ちながら社会参加し、地域で活躍できる場があることは、地域のつながりや地域課題の発見、解決に向けて有効であると考えており、幾つになっても住民の方々が生きがいを持って広く地域で活躍できる場所と情報を提供できるよう努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 続いて、答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) 1つ目の教育現場の酷暑化対策と夏季休業日、夏休みの延長や臨時休業日の設定について、お答えいたします。  施設整備面においては、小中学校7校すべての普通教室及び特別教室にエアコンが設置済みです。  また、教職員に対し、児童生徒の熱中症の未然防止と早期対応について、啓発を進めるとともに、応急手当普及員の講習への参加を促し、救命意識とスキルの向上を図っているところであります。  教育委員会としましては、エアコンの適切で効果的な運用と登下校を含む熱中症予防の注意喚起や指導等の取組を今後も継続することで、一定の酷暑化対策をとれると判断しており、現時点では、夏休みの延長や臨時休業日などの設定を行う必要はないと考えております。  次に、夏休み中のクラブ活動時の酷暑化対策について、お答えいたします。  本年度、7月、高温が続く中、三重県教育委員会を通じ、文部科学省から熱中症事故の防止に関する通知等があり、これを受けて、菰野町教育委員会から各学校に対して、注意喚起を行いました。  その中で、クラブ活動時についても、「学校管理下における危機管理マニュアル」等を参考に、小まめに水分や塩分を補給すること、適度な休憩をとらせること、児童生徒への健康観察等を徹底すること、熱中症の疑いがある場合は、直ちに体を冷やし、病院への搬送等、適切な応急手当等を実施することなどの確実な実施を促しました。  暑さ指数、WBGTの測定機器の保有台数について質問いただきましたが、中学校2校の体育館には、室温と湿度、熱中症の危険度が表示される熱中症計が設置されております。  先ほど申し上げた注意喚起の中で、熱中症予防運動指針でWBGT31度、これは乾球温度で言いますと、35度に当たりますが、以上では、運動は原則中止としていることを踏まえ、涼しい時間帯や場所、活動内容を軽微なものにするなど、環境条件に配慮して適切に実施することとし、安全が確保できない場合には、活動時間の短縮や活動を中止することを迅速に判断するよう、あわせて指示したところであります。  今後も、子どもたちの学校生活の安全安心が守られるよう、暑さ対策に努力してまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 補足答弁を求めます。  消防長、吉川 澄君。 ○消防長(吉川 澄君) 熱中症と疑われる方の搬送数についての御質問でございます。  熱中症と疑われる方の救急搬送人数は、厳しい暑さの影響により、全国的にも増加をしている状況でございます。  当町においても、同様に増加しておるような状況でございます。  具体的に申しますと、今年の6月から8月の間におけますところの熱中症の疑いのある救急搬送人数は、35人となっております。昨年の同時期は18人でありますので、17人の増加となっておりますので、御理解をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、一つずつ再質問をさせていただきます。  7月末にですね、環境省が作成し、公開されて、今から82年後の「2100年 未来の天気予報」っていうのがあるんですけども、大変衝撃的な内容でした。  その天気予報では、東京と名古屋の最高気温は44度となり、大阪で43度、新潟では42度、仙台も42度、高知も42度、そして九州福岡でも42度とあり、札幌までもが41度に達していました。  環境省がさまざまな対策シナリオの温暖化の影響を評価している中で、有効な対策を講じなかった場合の予測結果をもとに作成されたそうです。  最悪の場合に、どのような事態になる可能性があるのか、世界で議論されてきたことを資料化したものなのです。  今後も続きそうなこの夏の猛暑日、酷暑化によってふえていくと思われますが、熱中症患者数は、行政側の施策である程度おさえられるのではないかと私は考えます。  そこで、消防長にお聞きいたします。今年の搬送者は全国的にも多くなりましたし、菰野町としても約倍近くになったということですけども、今後どのような周知方法を展開していくのか。  また、どのように熱中症患者を減らすとするのか。現時点での考えはありますか。  消防長に答弁を求めます。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員の再質問に対し、答弁を願います。  消防長、吉川 澄君。 ○消防長(吉川 澄君) 今後の熱中症に関する周知方法と熱中症患者を減らす取組について、御質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。  熱中症を防ぐためには、現在、消防署で行っておりますポスターの掲示や講習会での指導、健康福祉課と協力して実施しております防災ラジオや町ホームページによる予防広報とあわせまして、熱中症患者の発生の時間、場所、状況、年齢等を分析し、対象者を絞った熱中症予防の広報につなげて、熱中症患者を減らしていきたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。ぜひとも分析を進めて、効果的な周知方法を進めていただきたいと思います。  私は、今までやっていることと同じことをですね、やっているだけでは、熱中症患者数は減らすことにはつながらないと思っています。  近所ですと、暑い町として有名な岐阜県多治見市では、暑さ対策・熱中症予防として、暑さ対策日本一を目指し、熱中症予防啓発イベントなどをしています。  また、埼玉県熊谷市では、一般的な周知だけでなく、資料1をお願いいたします。  これはですね、このように市内のマップを小学校区ごとに分けて、リアルタイムで熱中症指標分布をホームページ上で情報提供するなど、また市内のお店や企業に「熱中症予防声かけ事業」に協力していただき、多くの企業やスーパーやお店がこの事業に賛同して協力してもらっております。  菰野町でも、こういった情報発信などの熱中症対策を強化することは、考えることはできませんか。  これは、消防長に答弁願います。
    ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  消防長、吉川 澄君。 ○消防長(吉川 澄君) 熱中症対策の強化について、御質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。  先ほど紹介のありました他市町での取組につきましては、企業や店舗などでの広報になりますので、有効な手段であると考えております。  先ほども答弁させていただきましたけれども、そのとおり、今後、発生状況等を分析いたしまして、より効果的な熱中症対策を検討させていただきたいと考えておりますので、御理解いただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  先ほど紹介した以外にもですね、本当にたくさんの自治体が独自で熱中症対策に取り組んでおります。  せっかく菰野町もですね、御在所があって、山頂は避暑地になります。ロープウェイや施設も新しく整備されました。観光にもつながる施策やイベントも考えることができるのではないかと私は思います。ぜひとも今後に向けた菰野町に合う熱中症対策を考えていただきたいと思います。  次に、高齢者への周知ですが、聞き取りでは、特に熱中症対策を中心に訪問してはいないと聞いております。  高齢者は、感じ方の違いもあり、「そんなに暑くない」とか、「エアコンの電気代がもったいない」とか聞きますが、まずは命を守るためと思って、関係する方々、介護関係従事者や家族等で協力して、注意深い見守りを行っていただき、また小まめな水分・塩分補給、扇風機やエアコンを利用していただくこと等への理解を高齢者の方に求めることだと思いますが、健康福祉課長、これについては、今後はどのような対策、取組をお考えなのか、答弁を願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 高齢者に対する周知について、今後の取組でございますが、高齢者世帯に対しましては、社会福祉協議会のホームヘルパーが一人暮らし高齢者や高齢者世帯等を対象に実施しております、「ふれあい訪問」を継続的に実施し、室内環境等に応じて、個別対応を実施してまいります。  また、広く熱中症予防の啓発と注意喚起を行うことにより、今後は高齢者を支援する家族を初め、地域の方々にも広く熱中症についての理解を深めていただき、見守り支援の充実を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。  先ほどの答弁で、ヘルパーさんのことをお話されましたけども、ふれあい訪問で行くっていうのは、私は定期的に行くと思われるんです。私が言ってるのはですね、本当に暑いとき、きょうは暑い、天気予報で暑い、気温が高くなるっていうふうな予報が出ていたらですね、そのときには積極的に多くの方の、高齢者世帯のところへ行ってですね、扇風機の使用やエアコンの使用を周知してもらうっていうことをしていただきたいなというふうに思っています。  高齢者の方はですね、どうしても暑さとか水分不足に対する感覚機能が低下してですね、暑さに対する体の調整機能も低下しております。  確かに、暑さの感じ方は人によって異なりますし、その日の体調や暑さに対するなれなどもあります。  しかし、ヘルパーさんや御家族、友人が訪問先で、この部屋の暑さは異常と感じたら、迷わずエアコンや扇風機での気温調節が必要と思いますので、健康福祉課さんには、特に高齢者へのきめ細やかな周知と手助けで、熱中症患者を減らす努力をお願いいたします。  次に、先日、台風21号の影響で、菰野町内の一部地区で長時間の停電が起きていました。その地区の友人からメールで、「エアコンや扇風機が使えずに、本当に暑い」や「冷蔵庫の中の物が使えなくなった」などの話を聞きました。  そのときに、行政メールで、「停電世帯に対する熱中症対策」として、鵜川原地区のコミュニティセンターと朝上地区のコミュニティセンターを開放するとの内容が届きましたので、すぐに友人、知人に知らせ、特に高齢者や赤ちゃんを育てている世帯は積極的に使用してほしいとお願いしました。  大変ありがたいと思いましたが、メールが届いたのが午後2時前で、午後5時15分まで使用可能ということで、実質3時間程度の対応でしたので、私は朝から停電がわかっていたのですから、すぐに行動できたら、なおよかったのではないかなと思っております。  そこで、提案したいのが、クールシェアリングできる避暑シェルターです。  調べましたら、東京都品川区で行ってまして、7月から9月まで、熱中症対策として、いわゆるコミュニティセンターや児童センター、シルバーセンターなど、公的な施設を使い、避暑シェルターを開設し、各施設では、冷たい飲み物などを用意して、来所者を迎えております。  この事業は、熱中症対策だけでなく、涼しい場所に人が集まることで、クールシェアの効果も期待され、さらに家庭の節電もできます。  また、夏の暑い中、家にひきこもりがちな高齢者や小さな子どもを育てている世代の親子などにも避暑シェルターの利用を促すことで、家庭の節電と熱中症対策を両立、さらに地域コミュニティの形成づくりに一役買うことのできるよい施策だと考えますが、検討はできませんか。  健康福祉課長、答弁願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 公共施設等を活用したクールシェアを行う方法としての避暑シェルターについて、御提案をいただきました。  各公共施設では、既存の事業を実施しておるということもございまして、それらを踏まえまして、今後も研究してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ぜひとも前向きに考えていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。  夏によく言われる涼しいところと言えば、図書館がありますけども、私が考える避暑シェルターは、先ほどお話ししましたコミュニティセンターだけでなく、役場もあいている会議室があれば、地域の方々に来ていただいたり、また学生さんに涼しいところで集中して勉強できる場所も提供できます。  せっかくある施設をいかに有効に使えるかどうかだと思いますが、こういったクールシェアリングをすることで、熱中症対策にもつながるなら、なおよいと考えます。  一度、健康福祉課、消防本部、総務課、財務課には、ぜひとも御検討いただきたいと思います。  次に、農作物への影響ですけども、先ほど町長答弁で、今年は2等米が多いということで、農家さんにとって大変厳しい年だったのかなと思っております。  いろいろ調べておりましたら、猛暑の影響で米に高温障害が起き、白く濁った米粒がふえるそうです。  これは、白未熟粒と呼ばれ、米の格付が下がるそうで、格付が下がると売り上げも下がります。  菰野町全体に同様の現象が起こっているのではないでしょうか。  こういった異常気象に対応するために、農家さんは大変苦慮をしております。  肥料のまく時期、量、回数、とにかく手間がかかり過ぎるのです。  このような状態、酷暑化が続いていくと、コシヒカリ等の良品種から高温に適応した品種を選択せざるを得なくなってしまいます。それでは農家さんもやってはいけません。  転作やブロックローテーションについても、新たな対策が求められていると考えますが、観光産業課長、どのような考えをお持ちですか。答弁を願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 全国的な酷暑によります町内での作物被害等につきましては、夏野菜等に対し、著しい被害が出ているというような報告はなされておりませんが、水稲栽培におきましては、先ほど議員御指摘のように、高温障害等により、白未熟粒と言われる米粒が多くなる被害を受けている状況でございます。  また、農作業に当たる農業者にとっても、この酷暑は作業効率を下げ、熱中症等の労働中の健康被害にもつながりかねないことから、担当課といたしましては、町内の認定農業者等を対象としたGAP研修会、農業生産工程管理の研修会を開催をいたしまして、品質管理や安全管理等の重要性について、再認識をしていただきながら、労働安全上の酷暑化対策等にもふれさせていただいております。  また、今後、全国的な高温気候に対しましては、従来品種から早生、中生、晩生といった品種で作期の分散を図ることによりまして、成熟期を分散し、気候の影響を回避したり、さらに高温障害にも強い新たな農作物を転作作物に取り入れていくなど、県の農業研究所といった専門機関と協力して研究を進めてまいりたいと考えております。  議員御指摘のとおり、高温少雨に対する転作作物といたしましては、そば栽培が適していると言われておりまして、現在、町内では転作作物として、2団体によって3.1ヘクタールの農地でそばを栽培するなど、年々、作付面積は拡大している状況でございますが、このそばにつきましても台風に弱いというような弱点がございまして、今後も試行錯誤が必要となってきております。  今後の世界的な気象変動による酷暑化対策につきましては、暑さにも強い新たな農作物を転作作物として導入するよう、関係機関と研究、調査を進めながら、農業の、町内の農業の振興を図ってまいりますので、御理解賜りますようお願いします。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。  菰野町のお米もですね、高温障害を受けているということで、大変厳しかったなということだと思います。  観光産業課さんにはですね、農業のまち菰野町を守るためにですね、この今後の酷暑化に対応できる、やっぱり行政によるイニシアチブが必要だと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、教育現場での酷暑化による熱中症対策ですけども、先ほどは夏休みですね、夏季休業日と臨時休業日についての検討や夏休み中のクラブ活動についての検討は答弁いただきました。  先週の新聞で、四日市市議会での一般質問では、四日市市は熱中症対策として、来年の夏に備えて、市内の小中学校の玄関先にミスト扇風機を設置する方針が示されております。  同時に、小中学校の教員を対象に、熱中症予防の研修会を開き、初期段階で対応し、重症化を防ぎたいとの答弁が四日市市教育長からありました。  私は、こういった教育委員会の姿勢が大切だと考えます。  暑いシーズンは去りましたけども、新年度には天気予報で今後の傾向が示されますので、引き続き早期に御検討いただき、早めの決断をすることが熱中症対策につながるのではないかと考えますので、教育委員会にはお願いいたします。  また、教育現場である普通教室に小中学校ともエアコンが設置されていることは大変評価するところで、子どもたちが勉強に集中できる環境が整っていることは大変感謝しています。  しかし、登下校、特に下校の時間は1日で一番暑い時間と重なり、大変です。このことについては、学校で子どもたちに「水を飲む」、「疲れたら休む」などの指導を徹底していただきたいと思います。  聞き取りのときですけども、各クラブには暑さ指数計測機はないとのお話を聞いておりますので、これについてはぜひとも購入を検討していただきたいと思います。そんなに高価な物ではありません。  エアコンがある教室内で行うクラブ活動では使用しないかもしれませんが、屋外運動場や屋内運動場、体育館ですね、柔剣道場で行う授業やクラブ活動には必要だと考えます。  教育課長、先ほども言いましたけども、そんなに高価な物ではありません。各クラブに購入を御検討いただけませんか。答弁を願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) 暑さ指数の計測機器の購入については、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) 前向きな答弁ありがとうございます。ぜひとも運動部ですね、特に。教室外でする。特に屋外運動場で行うクラブ活動には、そういった計測機が必要では、指針となる計測機が必要ではないかなと思っております。  そして、もう1つ、熱中症対策として、子どもたちの安全を守る上で必要と考えるのが、各小中学校にある屋内運動場(体育館)ですけども、そこへのエアコン設置です。普通教室と同じように、ほぼ毎日、授業で使用します。  こういった各小中学校にある屋内運動場や八風・菰野中学校にある柔剣道場にエアコンの設置を検討できませんか。  教育課長、答弁願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、森田 久君。 ○教育課長(森田 久君) 屋内運動場等のエアコン設置については、現在のところ予定はございませんので、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。はっきりないと言っていただきましたので。  皆さんですね、夏の日中にですね、体育館や柔剣道場に入ったことはありますかね。影とは言っても、物すごく暑いです。窓をあけていてもいうほど風は通りません。  児童生徒にとって大変過酷な状況で授業をしていると思います。  三重県内の小中学校屋内運動場のエアコンの設置率は、全体で1.7%と大変低いですけども、文科省の国庫補助事業の中の学校施設環境改善交付金にも交付対象になると思いますので、教育課さんにはぜひとも御検討いただきたいと思います。  次に、大きな2つ目の再質問ですけども、菰野町では、地域包括ケアを推進する中で、65歳以上ではありますが、体力アップ教室や元気づくり教室、また「ことぶき人材センター」での支援をしていることは知っています。  また、元気アップこものスポーツクラブでは、一般的なスポーツだけでなく、さまざまな健康づくり教室やイベントがありますが、就労後、定年退職後ですね、第二の人生を楽しめるような生きがいを見つけるサポートをしていただきたいと考えますが、以前、内田議員が質問の中で、日本版のCCRC構想の話が出たのですが、CCRC構想は都市部でですね、生活する高齢者がみずからの希望に応じて地方に移り住み、地域社会において、健康でアクティブな生活を送るとともに、医療、介護が必要なときには、継続的なケアを受けることができるような地域づくりを目指すものとして始まったとありますが、菰野町では、どのような取組がされておりますか。  健康福祉課長、答弁願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 菰野町では、どのような取組がなされておりますかという御質問でございますが、現在、住みなれた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けることができるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアの推進に向けて、各関係機関と連携、調整を行いながら、高齢者を含むすべての人を支える地域づくりに努めておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) 答弁ありがとうございます。  この構想が出てから3年たっておるんですけども、引き続きですね、こういった地域包括ケアも推進していっていただきたいなっていうふうに思います。  そして、もう1つ、終活についてですけども、先日の聞き取りのときに、答弁でもありました終活ノートをいただきました。  事務局、資料2をお願いします。  表紙には、「自分のために」、そして「家族のために」と、とても大事な言葉が書いてあります。  内容についても、自身の詳細な基本情報だけでなく、自身の財産、相続や遺言書の決まりごとの周知、介護や医療、延命治療とか臓器提供ですね、そして葬儀やお墓の希望についてまで書いてあり、最後には大切な人へのメッセージを書くページもあります。とてもよくできた終活ノートでした。このノートを講演会等で会場の後ろにですね、置いてあるというふうに聞いておるんですけども、それだけでは私は支援にならないと考えます。もっとたくさんの人に自身と家族のために考えることができるよう、広めていく必要があるのではないでしょうか。  今後このノートをどういうふうに配布を進めていくのか。お考えをお聞かせください。  健康福祉課長、答弁願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。
    健康福祉課長(堀山英治君) 終活ノートにつきましては、今後も講演会の場や地域包括支援センターに配置し、講演会の広報や地域包括支援センターの周知を行いまして、たくさんの方に終活ノートを知っていただくよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。  ここにおられる皆さん、一度見ていただきたいなと思います。大変よいことが書いてありますので、それを知るだけでもいいと思います。ありがとうございました。  他自治体でもですね、この終活支援というのは広がっております。神奈川県大和市では、終活支援の対象を拡大していて、死後の葬儀やお墓に不安を抱える高齢者を支える事業として、葬儀と納骨の生前契約を支援する対象を拡大しました。  「身寄りがなく、経済的に困窮している人」としてきた従来の制限をなくし、同時に相談体制を拡大し、多様な葬儀の形に対応したり、遺言や遺品整理などを検討し、業者や専門機関と連携を進めています。  今後こういった支援事業が求められているのだと考えます。  健康福祉課には、ぜひともこういった支援事業を御検討いただきますようにお願いをいたします。  これで、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、藤田賢吾議員の一般質問は終了いたしました。  本日予定しておりました日程は、すべて終了いたしました。  本日は、これにて散会をいたします。  御苦労さまでした。               午後 2時36分 散会...