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平成29年第4回定例会(第2日目12月11日)

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  1. 菰野町議会 2017-12-11
    平成29年第4回定例会(第2日目12月11日)


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    平成29年第4回定例会(第2日目12月11日)          平成29年菰野町議会第4回定例会(第2号)                平成29年12月11日(月) 午前10時00分開会             ~~~~~~~~~~~~~~~     第1 代表質問   第2 一般質問 2.会議に付した事件   日程第1、日程第2 3.出席議員(18名)   1番  稲 垣 啓 二 君        2番  廣 田 直 己 君   3番  伊 藤 雅 慶 君        4番  諸 岡 雅 樹 君   5番  藤 田 賢 吾 君        6番  益 田 和 代 君   7番  柴 田 孝 之 君        8番  久留美 正 次 君   9番  矢 田 富 男 君        10番  中 山 文 夫 君   11番  伊 藤   敦 君        12番  内 田 親 根 君   13番  出 口 利 子 君        14番  千 賀 優 子 君   15番  加 藤 大 輝 君        16番  増 田 秀 樹 君
      17番  加 藤 昌 行 君        18番  中 川 哲 雄 君 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(22名)  町長        石 原 正 敬 君   副町長      諸 岡 高 幸 君  教育長       川 瀬   敏 君   消防長      白 木 康 裕 君  総務課長      小 林 義 久 君   安全安心対策室長 片 岡 県 司 君  企画情報課長    河 内 伸 博 君   財務課長     相 原 賢 治 君  税務課長      藤 川 史 典 君   住民課長     片 岡 芳 輝 君  会計管理者     水 谷   浩 君   子ども家庭課長  大 橋 裕 之 君  健康福祉課長    堀 山 英 治 君   都市整備課長   斉 藤   司 君  まちづくり推進室長 樋 口 直 也 君   観光産業課長   加 藤 信 也 君  観光商工推進室長  内 田   徹 君   環境課長     伊 藤   悟 君  水道課長      加 藤 正 治 君   下水道課長    大 橋 克 哉 君  教育課長      諸 岡 克 博 君   社会教育室長   縣   明 隆 君 6.出席事務局職員(4名)  議会事務局長    谷   弘 哉 君   書記       阿 部 美千代 君  書記        加 藤   真 君   書記       田 中 佑 樹 君               午前10時00分 開議 ○議長(矢田富男君) 皆さん、おはようございます。大変御苦労さまでございます。  ただいまの出席人員は18名で、定足数に達しております。  よって、平成29年菰野町議会第4回定例会は成立をいたしましたので、再開をいたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、配付をしておりますとおりです。よろしくお願いします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第1 代表質問 ○議長(矢田富男君) 日程第1、代表質問を行います。  発言の順序は、会議規則第49条第3項の規定により、議長において、あらかじめ定めております。この順序に従いまして、発言をお願いします。  質問時間等については、慣例・申合せ事項に定めておりますので、時間を守ってください。  再質問につきましては、各質問ごとに3回までとなっておりますので、よろしくお願いします。  なお、議会だより掲載のため、写真撮影を質問中に行いますので、よろしくお願いします。  新生みらい代表中山文夫議員、登壇ください。         〔新生みらい代表 中山文夫議員 登壇〕(拍手) ○新生みらい代表中山文夫君) おはようございます。平素は大変お世話になっております。10番議員、中山文夫です。新生みらいを代表しまして、質問をさせていただきます。  久々のトップバッターで、すがすがしい気持ちで臨みたいと思うんですけども、朝一番にはちょっと重たい話かなと思いますけども、させていただきますことをお許しください。  先日、東員町の人権標語コンクール表彰式並びに第24回青少年の主張の会場で上映された「はなちゃんのみそ汁」という映画を観させていただきました。  事務局、ちょっとチラシをお願いできますか。写真のとこだけアップにしてください。  これは、北勢5町の議員研修会の講師、矢野きよみさんが「無敵」という字を書いてですね、色紙を送ったと話されていた安武はなちゃん一家の実話をドラマ化したものでございます。  はなちゃんのお母さん、千恵さんは乳がんを宣告されてから妊娠していることがわかったのですが、産んだらがんが再発する確率が高くなるリスクを承知で産むことを決意。病気は一進一退を繰り返しながら徐々に悪くなっていき、余命幾ばくもないとわかった千恵さん。「私はがんになった後に娘を授かりました。だからこの子を残して死ななくてはなりません。だとすると、心残りがないように死ななければなりません」  自分がいなくなっても、はなちゃんが生きていけるようにと、4歳になったばかりのはなちゃんに、料理や掃除、洗濯など、家事の大切さを教え始めたのです。  「食べることは生きること」「生きることは愛をつなぐこと」「食が体をつくる、食が命をつくるのだ」「まだ死ぬ準備はしないけど、はなちゃんが運命を切り開く手伝いをしてあげたい」「みそ汁さえつくれれば何とか生きていける」そう言ってみそ汁のつくり方を教え始めたのです。  千恵さんがつくるみそ汁は本格的。出汁は昆布とカツオの削り節。削り節も削り器で削ってつくる。豆腐を切るときも手のひらに豆腐を乗せて切る。それをそのまま4歳のはなちゃんに教えたのです。  お母さんが亡くなってからも、はなちゃんは毎日5時に起きてみそ汁をつくっているそうです。そして今ではお父さんの弁当までつくっているそうです。  親が子にしてやれること。お母さんからはなちゃんに贈られた一生のプレゼント。これこそ究極の食育ではないでしょうか。  私も今、事情があって朝御飯と息子の弁当をつくっています。私がいないときは自分でつくっているようです。寝る前にはいつも持っていくランチジャーと水筒、これを自分で洗っています。はなちゃんには足元にも及びませんが、きっと私の背中を見ていてくれてると、そう思っております。  それでは、質問に入ります。  中学校給食を実施するのかしないのか。さらには実施するとしたら、どういった方法で実施するのか。今後の方向性について、長い間のらりくらりと質問をかわして答弁されてきましたが、やる必要がないと思うのなら、はっきり理由を述べて答弁すればいいと思います。  実施するのかしないのかを聞いても、多分答えられない、もしくは答えないでしょうから、方向性については、きょう今ここでお聞きすることはありませんが、その方向性、つまり結論を導くに当たって、どのような検討をされてきたのか、具体的にお聞きをしたいと思います。  給食実施ありきで進んでいるような感がありますが、平成22年10月に、生徒、保護者、教職員を対象に実施したアンケートがあります。再質問のときに細かくお見せしたいと思います。皆さん方のお手元には資料を配付していただいてると思いますが、そこには弁当がいいという生徒、あるいは弁当を持たせたいという保護者もいます。  そのアンケート結果を分析すれば、生徒が弁当のありがたさを十分認識している実態があります。  アンケートの結果をどのように検討されたのか、お聞きをいたします。  ランチサービスについて、お聞きをします。  ランチサービスについては、試行期間を設けて実施されたと聞いていますが、どのようにやられて、どのような結果が得られたのか。  また、今後についてどのように実施していくのか。わかっている範囲で結構ですので、お答えください。  食育についてお聞きをします。  ことしの6月議会に食育について質問させていただきました。  食べ物の大切さ、バランスの取れた食事の大切さなど、児童、生徒に食の大切さを指導するため、栄養教諭は大変な御苦労をされていることと思います。  授業での食育については、なり立っていることと思いますが、その成果はなかなかあらわれないのが現状です。  特に、小学校給食においては、食べ残しの量を見れば、好き嫌いが如実にあらわれ、食べ物の大切さについても、頭では理解していても、行動に移すことは難しいようです。  特に、給食においては、昔とは違い、出された物を残さず食べるといった指導は徹底できず、ゆっくり食べる時間さえありません。  前回の質問でも言いましたが、食育の基本は、出された物をおいしく残さず食べるということだと私は思います。そのことを指導できない給食の時間は、食育を推進する時間とは、私はならないと思いますが、いかがでしょうか。お聞きをいたします。  次の、「弁当の日」についても、前回提案しましたが、再度お願いをいたします。ぜひ実施してください。  先日、滋賀県の中学校でPTAが主催の生徒、保護者を対象にした弁当の日を小学校で最初に始められた竹下和男さん、当時は校長先生でしたが、その方の講演を聞いてきました。  冒頭お話しさせていただいた、はなちゃんのみそ汁のことも取り上げていました。生徒、保護者はみんな真剣なまなざしで聞き入っておりました。  講演後、竹下和男さんや校長先生と一緒に話をする場に同席させていただき、いろいろとお聞きをすることができました。  竹下さんの話によると、弁当の日の実践校は2,000校に上るということです。ぜひ弁当の日を実施してください。お願いいたします。  これで、1回目の質問を終わります。 ○議長(矢田富男君) 新生みらい代表中山文夫議員代表質問に答弁を願います。  川瀬 敏教育長、登壇の上、答弁願います。              〔教育長 川瀬 敏君 登壇〕 ○教育長(川瀬 敏君) おはようございます。  中山議員からは、中学校給食につきまして、質問をいただきましたので、順次お答えをさせていただきます。  ただいま検討いたしております中学校給食の方向性について御質問をいただきました。  今年度末に、中学校給食の方向性につきましては、お示しできるように、さまざまな方式を検討するとともに、以前に実施いたしましたアンケート結果も考慮し、検討を重ねているところでございます。  アンケート結果につきましては、「学校給食が良い」と答えたのは、保護者が60%に対し、生徒が25%、「家庭弁当が良い」と答えたのは、保護者が10%に対して、生徒が30%、「弁当か給食の選択制が良い」と答えたのは、保護者が30%に対し、生徒が40%という回答であり、保護者と生徒の間に弁当への思いに違いがあることは認識をいたしております。  次に、ランチサービスにつきましては、菰野中学校におきまして、保護者を対象にした試食会や生徒を対象にした弁当注文の試行も11月から12月にかけて、5日間実施いたしました。  その内容につきましては、曜日によって差がありますけど、23個から105個の間というふうな形で結果を得ております。  現在、本格実施に向けた協議をいたしておるところでございます。  また、八風中学校におきましても、弁当注文の導入に向けて協議をしているところでございます。  また、ランチサービスを始めるに当たり、子どもたちを守るためのセーフティーネットの観点から、支援方法について、内部にて検討を重ねているところでございます。  食育の推進につきましては、学習指導要領の総則に、学校給食における食育の推進が明記されておりますが、学校給食だけで推進できるものではなく、学校教育活動全体を通じた食育の推進及び家庭と地域が連携し、推進していくものと考えております。  弁当の日につきましては、空の弁当を持ち寄り、学校給食の食材をこの弁当箱に詰めて、校庭等で食べる取り組みを実施している学校はあります。  今後も、食育教育として、いろいろな手法を調査・研究してまいりたいと考えておりますことから、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  新生みらい代表中山文夫議員。 ○新生みらい代表中山文夫君) ありがとうございました。  それでは、随時、再質問をさせていただきたいと思いますが、議長がおっしゃったとおり、3回しかできませんので、ちょっと私の話が長くなりますけども、御理解いただきたいと思います。  まずですね、忘れるといけないので、再質問の前にちょっと言っておきたいんですが、11月29日付の毎日新聞、事務局、ちょっと映していただけますか。  中央教育審議会、中教審が教員の働き方改革案を提出したという記事が掲載されていました。  その中には、整理された教員の業務の中で、学校以外が担うべき業務、上の段ですけども、この中にですね、マーカーで記していただいておりますけども、「給食費などの学校徴収金の徴収・管理」、こういうものが挙げられています。  給食費未納などの問題がある徴収業務については、勘弁してほしいと、教職員の方々は言っておられるのかな、そんなふうに思います。
     それから、その下ですね、もうちょっと大きくしていただけますかね。左のほうの。そうです、そうです。それの下のマーカーのところですね。  負担を軽減すべき業務の中にですね、「給食時の対応」というのがあります。  給食は、教育的意義があると文科省は思っているようですが、先生方に言わせると、食事指導は家庭の仕事で、我々の仕事ではないと言っています。  こんなことでは、給食が教育的意義があるとは到底思えません。  先ほど教育長は、食育、給食の時間も含めて、食育と言われてましたけども、私は給食ではできないのではないかな、そんなふうに思います。  このことは、現場の先生方が一番よく知っているのではないでしょうか。それをちょっと言わせていただきます。ありがとうございます。  それでは、再質問をさせていただきます。  5,045名の中学校給食の実施を求める署名が平成21年12月に提出されました。その署名依頼人である請願人代表と書いてありましたけども、その方から私のところにも中学校給食実施に協力してほしい旨の電話がありました。  以前にも言ったことがあると思うんですけども、私は反対の立場であることを伝えた上で、いろいろお話をさせていただきました。署名の話が出たときに、生徒の意見は聞きましたかと質問したところ、代表の方が、「生徒の意見は聞いておりません。それは失敗でした」ということでした。事実、その代表の息子さんは、弁当のほうがいいということを言っておられました。  その署名が提出された後の平成22年10月に、生徒、保護者、教員を対象に中学校給食に関するアンケート調査が実施されました。この調査は、生徒、保護者、教職員の生の声です。具体的に見ていきたいと思います。  対象生徒数は、1,300人、対象保護者は1,084人、同じく教職員は70名ということです。  まず、問1をお願いします。  「弁当を持ってきますか」との質問に、96%の生徒が「持ってくる」、あるいは「ほとんど持ってくる」と答えています。「持ってこない」「あまり持ってこない」は10人、0.8%しかいません。  問2をお願いします。  弁当を持ってこない理由について、「持ってくるのが面倒」「忘れることが多い」「パンが食べたい」という生徒もいます。  ただし、「作ってもらえない」と答えた生徒も10人います。  問1の「持ってこない」「あまり持ってこない」の10人すべてが、この「作ってもらえない」と回答していると考えられますが、この生徒たちへの対応は必要だと私も思います。  給食を実施するかどうかを長い時間かけて議論する前に、弁当を持ってこられない事情のある生徒への手だてが先であると思いました。だからランチサービスを早くやってほしいと、再三言ってきたのですが、ようやく実現にこぎつけたというところだと思います。  問3を見てください。  「弁当は誰が作りますか」の質問に対して、ほとんどは母親がつくってくれるということですが、お母さんは大変です。朝御飯の支度、家事に加えて弁当づくりは大変。ましてや仕事に出られるお母さんは時間との戦いです。  そんな中、自分でつくるという生徒が36人もいます。中学生ともなれば、自分の弁当、食べる弁当ぐらいはつくれます。つくってもらえないと言っているだけでなく、自分でつくって持参してくる生徒もいるということをわかっていただきたいと思います。  これも弁当の日を実践すればですね、自分でつくる生徒がもっとふえると思います。  父親がつくるという家庭も29人います。何らかの事情があるのかもしれませんが、お父さんも頑張って弁当をつくってくれている。そういった家庭もあるのです。  問4をお願いします。  「弁当についてどう思いますか」の質問には、「おいしい」「まあまあ」と答えた生徒が96%以上います。当たり前です。家族あるいは自分がつくった弁当がまずいはずがないのです。「あまりおいしくない」と答えた生徒には、多分、私の主観ですけども、お母さんが子どもの栄養を考えて、バランスよく食べるように、嫌いな物も少し入れているのだろうと、そんなふうに想像をいたします。  朝食を食べられない生徒がいるから、給食にすべきだという方もいます。私は間違っていると思います。朝食と昼食である給食とは違います。学校給食栄養摂取基準によると、給食では1日の必要摂取量の約3分の1に計算されています。給食が朝食のかわりにならないのです。朝食を子どもに食べさせない家庭には、きちんと食べさせるよう関係機関から指導すべきです。  また、食事を恒常的に与えないのは虐待にも当たると言われております。  中には、給食があるから朝御飯は食べさせる必要がないといった家庭もあるようですが、これはもう本末転倒でございます。  問5を見てください。  今、言った朝食の件の質問ですけども、「朝食を食べますか」の質問に、「必ず食べる」「週四、五日は食べる」と答えた生徒は92.5%。ほとんど食べてるんですね。週4日から5日というのは、例えば土曜日とか日曜日とか、休みのときは寝坊して食べないこともあるでしょうけども、これはほとんど食べてると理解してもいいのではないでしょうかね。  問6をお願いします。  「必ず食べる」と答えた人以外に食べない理由を聞いたところ、「用意されていない」と答えた人はたったの15人です。ほとんどの生徒は時間がない、食欲がないなど、自分の都合で食べていないのです。  こういった生徒の数をとらえて、給食が必要だとするのはいかがなものでしょうか。  最後に、問6、お願いします。  「昼食はどんな形が良いか」との質問に、弁当を選ぶ生徒390人が学校給食337人、学校給食を選んだ生徒よりも弁当を選ぶ生徒のほうが上回っている結果が出ているのです。選択制を選んだ生徒は536人で、最も多いのですが、生徒からすると、弁当と給食のどちらでも選択できる選択制を選んだのは、賢明なところかもしれません。  しかし、よく考えてみると、96%の生徒が「弁当はおいしい」と答えていることを考えると、本当は弁当がいいけれど、都合で食べられないときがある。そんなときでもできれば温かい給食が食べられたらいいということではないでしょうか。生徒たちも、もしものためにセーフティーネットを張っているのだと、そんなふうな結果だと私は思っております。  今までの生徒に対するアンケート結果を分析して、私の言っていることが間違っているかどうか、反論あるいは御意見があればですね、教育長、それから教育課長、それぞれから御答弁をいただきたいと思います。お願いします。 ○議長(矢田富男君) 新生みらい代表中山文夫議員の再質問に対し、答弁を願います。  まず、教育課長諸岡克博君。 ○教育課長諸岡克博君) アンケート結果につきましては、中山議員説明していただいたものは、以前の資料から私も見させていただきました。  教育長の答弁にもありましたように、保護者と子どもの意見が相違する。今もそんなに変わりなく、そういうふうな状況があるというのは認識しているところです。  それも含めまして、今検討をしているというふうなことですので、検討の段階ですので、これ以上ちょっとお答えすることができませんが、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 続いて、教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 課長が答弁申し上げましたように、現在検討中でございますので、答弁は差し控えたいと思いますが、生徒の思っていること、また保護者の思っていることに差があるというふうなことは認識をしておりますので、それも含めて検討しておるところでございます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 中山文夫議員。 ○新生みらい代表中山文夫君) 予想した答弁なんですけども、生徒のための給食なんですよね。保護者のための給食ではない。これは理解していただけますよね。  となると、今の生徒のアンケートだけでも、私は十分、方向性は出せると思います。その辺のところはしっかりと考慮していただきたいと思いますが、保護者、それから教職員のほうにもアンケートを取っていただいているので、紹介をしたいと思います。  保護者のアンケート結果を見ていただきたいと思いますが、給食を実現させたい人が挙げる理由に、「弁当は栄養が偏る」とか言われますが、アンケート結果ではそのようなことはありません。  問1を見てください。  弁当をつくるときのポイント、これは複数回答ですけども、一番多いのが栄養のバランス。続いて、子どもの食べる量や体調、子どもの嗜好、そして食品の安全性と続きます。特に気にせずつくっているというのはたったの1割です。私も多分これに入るのかなと思いますけども、でも例えば肉、魚、野菜、この辺だけは分けて入れてるつもりなんですけども、何も気にせずというのはたったの1割。まさに今つくられている弁当は愛情弁当、私の好きな言葉なんですけども、愛情弁当だと思っております。自分の子どもが食べる弁当ですから、一生懸命つくっているに決まっています。弁当の栄養は偏っていないのです。弁当の栄養が偏っていると言う人は、弁当をつくっていない保護者以外の人の考え方のようです。私はそのように理解をします。  問2を見てください。  「弁当づくりは負担ですか」との問いに、「負担」と答えた人が29.4%、「ときどき負担」と答えた人が一番多く、54.3%、「負担にならない」と答えた人は15.6%。  働いている主婦にとっては、朝の時間は忙しく、弁当をつくる時間を負担に思われる方、もちろん多くみえると思います。  弁当づくりに限らず、すべての家事が負担かと聞かれれば、負担と答える主婦が多いのではないでしょうか。それでもお母さんは今、頑張ってくれているのです。  私も、きょう5時半に起きました。朝食つくりました、弁当つくりました、洗濯、ふろ掃除、食器の片づけ、終わったのは8時です。それから質問をちょっと見直しておりました。本当に大変です。大変な中でつくっているんですけども、でも例えばほかの家事が負担と言って、だれかがやってくれますか。やってくれるのは家族の人なんですよね。  ですから、弁当づくりも、これは学校にゆだねる、行政にゆだねるのではなく、家族のだれかに違う家事をね、負担してもらう。もしくは弁当もたまにお父さんにつくってもらう。家族の協力があれば、この負担も軽減できる。私はそう考えます。  ですから、弁当づくりだけをね、ほかに頼むのではなくて、自分たちのまず家族の中で相談をして、家事を分担してやることができれば、それこそ逆に負担どころか、みんなの会話もふえて、家族の会話もふえて、家族関係もよくなってくるんじゃないかな、そんなふうにも思います。  問3お願いします。  「中学校給食についてどう思うか」という質問には、「学校給食を実施してほしい」という答えが58.9%、一番多く、「選択制が良い」が31.8%、「家庭弁当」が8.9%でした。  96%の生徒が弁当はおいしいと答え、30%の生徒が弁当、41.2%が選択制を希望しているのに対して、保護者の58.9%が給食を希望し、31.8%が選択制を希望しています。  この結果は、子どもの意見を聞かずに、親の立場で答えた結果であって、もし子どもたちは弁当がいいということをわかっていれば、このアンケートが先に出ていれば、この数字も変わっていたのではないかな、子どもたちの弁当に対する思いがもしも先に伝わっていれば、保護者の数字も変わっていたのかなと、そんなふうに思います。  では、最後に、教職員の立場から見たらどうなるのかを見ていきたいと思います。  教職員に答えていただいたアンケート結果、問1お願いします。  「完全給食の経験はあるかどうか」の質問に、「ある」が14.3%、「ない」が85.7%。それはそうですよね、菰野町の先生方は中学校給食は経験がないわけですから、そういうことを考えると、ないという方のほうが圧倒的に多いと。それは理解できます。  問2、「今後の中学校給食のあり方は」。完全給食が37.1%、現状維持が62.9%。先生方は今のままでいいということを言われている人が多いということですね。  問3、「完全給食を希望する理由として」。「専門家の献立調理でバランスが取れている」、「弁当を持ってこられない生徒がいるから」、これがともに一番多く、61.5%。これも複数回答ですけどね。  それから、「家庭で弁当をつくるのが大変だから」、これが46.2%。「安い値段で提供できる」が26.9%と続いています。安い値段で提供できるって、これ税金が入ってるんですよね。この辺もちょっと理解していただきたいなと思いますけども。  どんなに栄養のバランスを考えてつくられていても、食べずに残してしまっては全く役に立たない。それだけでなく、つくった人をがっかりさせてしまい、廃棄物をふやすだけです。  弁当を持ってこられない生徒は1割にも満たないのです。  また、これはランチサービスで十分補えるものだと私は考えます。  問5、逆に現状のミルク給食でよいと答えた教職員に、その理由を聞いた質問です。  「給食に時間がかかり、他の活動に支障を来す」、圧倒的に多く、79.5%。次いで「食事マナー、残飯、給食費未納など、新たな問題が発生する」、これが59.1%。子どもの食事については親の責任というのが27.3%ありました。  学校給食教育的意義を感じられないというのも13.6%ありました。私と同じような考えを持っている先生方もみえるということですね。  中学校給食検討委員会でも、中学校給食は極めて大きな教育的意義があるといった御意見がありましたが、現場の教員は、そのようには理解をしていないようです。  栄養教諭や担任の先生が食べ残しを減らす工夫をしても、一向に減らない現実を見れば、食育から見た教育的意義は給食よりも、むしろ弁当のほうがあるのではないかと、私は考えます。  問4、完全給食を希望する教職員に、望ましい給食方式を聞いたところ、デリバリー方式が57.7%、次いでセンター方式で7%、自校式を望む教職員は11.5%でした。  このアンケート結果を見てわかるのは、96%以上の生徒が弁当を持参しており、なおかつその弁当がおいしいと言っている生徒が96%もいるということ。  保護者は、子どものために栄養、量や体調なども考えて、しっかりつくられているということ。弁当を持参できない生徒は10人で、ランチサービスで十分対応できるということ。保護者が給食を希望するのは、弁当づくりが負担と感じているから。給食を実施した場合、時間的な制約により、他の活動に支障を来し、さらには新たな問題が発生する可能性がある。こういうことがわかります。  このことだけでも、給食を実施する必要はないと、私は考えます。  保護者、教職員のアンケート結果をどのように判断するでしょうか。  教職員のアンケートでは、他の活動に支障を来す、新たな問題が発生するという心配をされている方が多くおられますが、給食になった場合に、今の給食にかけている時間では対応できなくなる可能性があるかと思います。  こういったことも含めて、どのように考えておられるか、教育長、それから教育課長の御意見をお聞きいたします。 ○議長(矢田富男君) 新生みらい代表中山文夫議員の再質問に対し、答弁を願います。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) まず、給食にした場合でございますけども、現在のような、いわゆる全体の行った場合ですね、やはり給食にかかる時間というのが影響をしてきますので、授業時間等の変更というふうな形のことになるかというふうに思います。そのような形で考えております。  一部であれば、確かに短い時間でということも考えられますけども、全体となれば、時間の延長にはなるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 続いて、教育課長諸岡克博君。 ○教育課長諸岡克博君) 先ほど教育長が答弁させていただきましたように、現在、給食の時間については20分ないし25分ぐらいをとっておるところです。  ただ、全員給食となると、その準備が必要になるので、近隣の市町でいくと、45分とか、そういう時間がありまして、そういうふうなことになりますと、日課をかなり変更しなければいけないとは思っております。  ただ、全員ではなくて、選択のような形になりますと、例えば近隣市町でもデリバリー給食をやっているようなところは、このままの日課でやられているところもあるというふうには聞いておるところでございます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 以上で、答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、質問内容を整理の上、御発言ください。  新生みらい代表中山文夫議員、3回目の質問になります。 ○新生みらい代表中山文夫君) 特に、新たな問題というところで、時間的な配分が問題になるかと私は思いますが、平成23年2月10日、中学校給食を実現するための特別委員会がありました。  その中で提出された資料で、昼食時間が八風中学校20分、菰野中学校25分、これは今も変わってないんですかね。  今でもね、弁当を残してくる子がいるというのを聞いて、「えっ」と思って聞いたら、食べる時間がないって言うんですよ。ないですよ、20分。食べられないですよね。この時間すら何とかしていただきたいのですが、それもままにならない時間配分なんですよ。
     そんな中で、例えば今、選択制のもので数が少ない状況であれば何とかなる。ランチサービスぐらいなら変わらないのかもしれませんけども、選択制になって、どれぐらい選ばれる生徒がいるかどうかはわかりませんけども、たくさんいたときには、やっぱり混乱するんですよね。だからあらかじめ多い目の想定も考えた上での時間配分が必要だと思うんですよね。  ところが、今は学校教育においては、授業時数がふえてですね、これも大変な状況です。  そんな中で、先生の超過勤務、重労働、そういったものも問題になってきております。  そうすると、どの時間を削るかって言うと、部活の時間になってくるんですね。  この前、私は部活についての質問をしましたけども、そういったこともトータル的な考え方で物事を考えていかないと、解決することはできないのではないか。そんなふうに私は思います。  ほかのところの例も挙げてもらっています。東員第二中学校、昼食時間45分というのがあります。こういったのも参考にして考えられるのでしょうけども、弁当ならば、今の時間でも私はふやしてほしいと思うんですけども、何とか回っているという状況ですね。必ず時間を延ばさないと昼食時間がもたないということに私はなるかと思います。  次、行きます。最後ですので、よろしくお願いします。  しっかり食事をつくってくれる家庭で育った子どもは、大人になったときに必ず食事を大切にするということです。これは竹下先生も言われておりました。  弁当の日を始めようと決めて、最初に保護者に話したときに、大ブーイングだったそうです。その後、買い出しから片づけまで全部子どもがやり、親は手を出さない、できぐあいの評価も批評もしないという約束で、親を納得させ、始まったということです。  チラシを、事務局お願いします。  この前いただいた資料なんですけども、「弁当づくりを親は手伝いません。献立、買い出し、調理、弁当詰めから片づけまですべて子どもがするのです。弁当には点数をつけません。評価もしません。それが弁当の日です」ということです。  最初は、子どもが包丁や火を使うことは危ない、失敗したらと心配し、親がやったほうが早いと、手を出してしまいそうになる。だから手伝ってもらう子も中にはいるが、全部自分でつくったという子どもが出てくると、親に手伝ってもらっていた子も次は全部自分でつくるということになるそうです。  弁当の日を実施したところの感想文が掲載されたものを読ませていただきました。弁当の日をやり終えた子どもの感想、「朝起きるのが大変だったけれど、学校に持っていったら『おいしそう』と言われてもらえたのがうれしい」、小学校5年生の男子。「たまご焼きの形が崩れそうで危なかった。全然違うのになった。でもおいしくて自分でもびっくりした」、これも小学校5年生の男子。「バランスよくするためにホウレンソウのおひたしを加えた。親の大変さがわかった」、中学校2年生の男子です。「『お母さん毎日大変やね』と、労をねぎらってくれた」、中学1年女子のお母さん。「手伝いをしなかった子がその後たびたび手伝ってくれるようになった」、中1男子のお母さん。「見ていてはらはらした。でも我慢していたら、そのうち要領よく料理していく子どもの姿は一回り大きく感じられた」、小学校6年女子の母。  子どもはもちろん、親にも変化が確実にあらわれる。子どもは必ずいろんなものに感謝するようになります。  こういったいいことがたくさんある。だから弁当の日を実施する学校がいまだにふえ続けています。菰野町でもぜひ実施をしていただきたい、そんなふうに思います。  平成11年、私が議員になって間もないころに、福島県三春町の中学校を訪ねました。当時の三春町の教育長が、「教育は変えられる。教育長、教育委員会の考え方で教育は変わる」、そんなふうにおっしゃっていました。  社会の潮流だとか、他もやっているからといったことで、教育は進めるべきではない。中にはそういうこともあるでしょうけども、根本的な大事な部分というのは、譲れないところがあってもいい。私はそんなふうに思います。  社会情勢は考えなければならないが、大事なことは子どもたちの特性、地域性、こういったものだと私は思います。  子どもを取り巻く環境は、どんどんと悪くなってきています。その環境を変えること、その環境に飲み込まれない強い子どもに育てること。行政の役割と私は考えます。  例えばですね、他もやっているからということで言うなら、ふるさと納税だって、競争に負けない商品をプレゼントしてですね、出せばいいんですよ。中学校医療費無料化、あるいは窓口無料化もやればいいです。  でも、菰野町はやらない。なぜか。町長の強い信念があるから。私はそう思います。  教育も同じだと私は思います。子どもたちが弁当がいいと言うのなら、日本じゅうが給食になっても、菰野町は弁当を通す。それぐらいの気持ちでやらなければいけない。私は思います。  弁当の日の実施と弁当を存続させていただくよう要望いたします。  最後に、この2点について、教育長のお考えをもう一度お聞きして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 中山議員からいろいろな意見をいただきました。それも含めましてですね、今後3月には方向性を示させていただきたいというふうに思っております。  また、いろいろな面で、弁当の日等も御意見いただきましたけど、これにつきましても内部で検討をさせていただいて、いきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 以上で、新生みらい代表中山文夫議員代表質問は終了をいたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  休憩時間は、10分程度といたします。               午前10時45分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午前11時00分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、代表質問を続けます。  観光商工推進室長、内田 徹君、まちづくり推進室長、樋口直也君が出席をしております。よろしくお願いします。  清風こもの21代表、加藤大輝議員、登壇ください。         〔清風こもの21代表 加藤大輝君 登壇〕(拍手) ○清風こもの21代表(加藤大輝君) お疲れさまです。清風こもの21の加藤大輝です。今回、代表質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  早速ですが、前置きを含めて、質問に入らせていただきます。  本定例会まで、9月議会からですね、菰野町では、かもしかハーフマラソンを初めとしたさまざまなイベントが開催されてきました。  そういった中で、菰野町職員の皆さん、そしてまた菰野町民の皆さん、たくさんの方々が町を盛り上げていくっていう活動をですね、実施されてきました。  そういった中で、商工会さんが作成された湯の山温泉開湯1300年を記念された移動式の足湯が作成され、そしてまた先日、新聞にも報道で載っておりました(仮称)湯の山大橋の一般公募で、町民の皆さんが名づけ親となり、「湯の山かもしか大橋」と名称決定されました。  このように、平成30年度に向けて、菰野町と町民の皆さんが一体となり動いているっていうのが現状で見受けられます。  また、昨日、開催されましたサトウタフェス、これは演出、映画監督の堤監督とアーティスト、これ東海地区のアーティスト、名古屋出身の方なんですが、アーティストのSEAMOさんが主となったイベントが菰野町で第1回として開催されました。  1つ、パンフレットのほうですね、「サトウタフェスin菰野町」、サトウタフェス、サトウタリレーっていうことで、堤監督が地域の歌をSEAMOさんに楽曲提供をされて、このような企画を実施されております。これ昨日、町民センターで開催されておりました。  そういった中で、このプログラムの中でですね、サトウタを菰野町のサトウタであったり、他地区のサトウタを披露していただき、そしてまたですね、菰野町の実施される菰野町観光プロモーションビデオコンテストもこの中で実施されており、これは外部視点というところの中で、5大学、愛知県のですね、5大学の方がプロモーションのビデオをですね、出展されておりました。  そういった中で、すごく5校の大学の、ありがとうございます。  5校の大学のですね、学生の皆さんがそれぞれの観点を持って、視点を持って菰野町のことをすごくアピールしていただいたプロモーションビデオやったなと、感じました。  その中で、金城学院大学さんがトップを取られたんですけど、女性って言うか、女子大生の本当に観点で、今どきのSNSっていう部分をですね、すぐ感じとれるようなプロモーションビデオであって、すごくわかりやすくプロモーションしていただいてよかったなと思って感じておりました。  そして、またこのサトウタフェスの中で、トークセッション、トークショーですか、を堤監督、そしてまたアーティストの方のSEAMOさんと町長とですね、トークショーをしていただいておりまして、その中で、MCの方がトークショーをMCでまぜて、いろんなこうトークをですね、していたんですが、町長がみずからですね、堤監督に御質問されたり、SEAMOさんに御質問されている中で、すごくいいことって言うか、菰野町にとって本当にいろんな提案をしていただいておったなと思っております。堤監督はやっぱり映画監督ですので、菰野町でこのようなプロモーションビデオをやっていく中で、今後、日本の映画フェスティバルみたいな感じのことをこの菰野町から発信してもいいんじゃないかとか、この現代で言うと、さまざまな機械があります。  例えば、自分たちが持っているようなアイフォンって、スマートフォンですね、スマートフォン1つで、みんながこう映画監督になれると。そういったことを発信して、今後もやっていければいいんじゃないかっていう御提案ですとか、このアーティスト、ミュージックアーティスト、ヒップホップっていうジャンルの方なんですけど、SEAMOさんは、菰野町の町民の皆さんがどの方でもスターだと。そういったみずからが菰野町を発信していく、菰野町を活性化していく主役やという観点で活動していけば、どんなことも菰野町の将来にとってつながっていくんじゃないかっていう御意見を出されておりました。すごくいいトークセッションであったなと思っております。  そういった中で、今回の質問、オール菰野でつくる将来の菰野町について。  オール菰野という言葉が合っているのかって言うと、ちょっとあれなんですが、やはり菰野町民さん含めた、やっぱり菰野町であり、そしてまた菰野町にかかわっていただける方を含めた菰野町のまちづくり、観光振興もそうですが、いろんなことを菰野町民、菰野町にかかわっていただく方でつくっていける、そういった明るい社会をやっぱり菰野町は目指していっているんだろう、目指していっていただきたいという思いを込めて質問させていただきます。  社会はですね、少子高齢社会、人口減少というのは、本当に三重県でも進んでいっている。そういう状況が見える中で、菰野町自身、菰野町自体は少しずつですが、微増です。  ただ、やっぱりこの菰野町っていうところでも、ニュースで、各メディアで報道されるようないろんな課題がやっぱり町民の皆さんも抱えられていると思います。  各自治体、菰野町も含めて、財源が厳しいって言われています。  そういった中で、菰野町民の皆さんが抱える将来への不安をいかに安心に変えていくか。これは期待を込めて行政の皆さんに、そして町運営をしていく関係っていうところにですね、町民の皆さんが期待を込めて、不安と一緒に持っていると思います。  そういった中で、今後の行政運営の結果っていうのがすごく重要です。  ただ、結果だけではなくて、その中でこれからこの菰野町がどのようになっていくか。町民の皆さんが明るい将来を描けるような行政運営の過程も同様に大切と考えます。この過程を少しでも見ていただくっていうのがやはりいろんな形で、やっぱりこのかもしかハーフマラソンもそうだと思いますし、町民の皆さんも含めて、一緒になって菰野町をつくっていくような行事ごともすごく大事だなと感じております。  質問の中で、①、②、③と書かさせていただきました。  まず、①が町長タウンミーティングで町民の皆さんと進める行政運営を求めます。  これは、先にお話ししたとおり、町民の皆さんだけではないんですが、やっぱりオール菰野、みんなで菰野町をつくっていくっていう観点をですね、持って、この質問をさせていただきました。  先ほどお話ししたトークショー、堤監督が四日市の方、四日市出身、生まれですね、SEAMOさんが名古屋一宮出身、ですがきのうのイベントでは、菰野町について、このようになっていけばいいんじゃないかっていう提案をしていただきました。  その中で、町長も答弁ではないんですけど、その意見に対して、すごく寛容を受けられていた御様子で、今後のそういったイベントごとにも含めて、先を見て、その御意見を取り入れていきたいとお話しされておりました。  それと同時にですね、菰野町は5地区あって、39区の区があると思います。そういった区の皆さんの御意見を、町長タウンミーティングって名称がよろしいのかどうかはわかりませんが、町長みずからですね、お聞きに回っていただければ、そういった中で、いろんな将来、菰野町についての将来を語っていただき、少しでも町民の皆さんとつくっていけるまちづくりをですね、実現していただきたいという思いで、①を質問させていただきます。  ②につきまして、新名神高速道路事業と町行政とのかかわりについて。  新名神高速道路事業と言いましても、これ平成30年度に完成予定。もう今、みてとれるようにですね、事業も進んでおります。工事も進んでおります。  ただ、やっぱりこの菰野町を通っていく、これも今後、先にないような事業です。そういったところを町行政がいかにかかわっていくかっていうところについて質問させていただきます。  ③(仮称)菰野インターチェンジ設置によるまちづくりと観光振興について。  町民の皆さんが見てわかるような構想図の作成を求めたいと思います。  見てとれると言うと、本当に絵になってですね、この町の行っている観光振興プランが本当にそこに入っていって、インターチェンジができた、そのときにはどのようになっていくかっていう構想図です。  これを1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 清風こもの21代表、加藤大輝議員の代表質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) おはようございます。清風こもの21を代表されて、加藤大輝議員から御質問いただきましたので、順次お答えいたします。  まず、行政運営でのいわゆるタウンミーティングについてという質問であります。  私が考える町民の声を聞くということ、それをいかにまちづくりに反映させていくかということについては、以前にもお答え申し上げておりますが、本町が比較的小さな基礎自治体であり、かつ町民の方との距離が近いというメリットを生かして、私が地域の行事などに積極的に参加し、直接、地域の皆様の声を伺うよう心がけており、あわせて地域活動の中心組織である各区との連携も図りながら、町民の方々の声を聞くように努めているところであります。  一方で、私が全町各所から公平性を持って直接に声を聞くということには時間的な制約もありますので、各課の町職員がそれぞれの持ち場で町民意向を集約しつつ、組織として聞くこと、すなわち町民の皆様が意見や提言を出しやすい仕組みを構築し、運用していくことが大切であるとの考えのもと、菰野町パブリック・コメント手続や菰野町交流トーク事業の導入も図ってきたものであります。  さらには、二元代表制の一翼である議員各位との議論も含めて、総合的な見地から行政運営を図ってまいりますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。  新名神高速道路につきましては、来年度中の供用開始を目指し、事業が進められている状況であります。この高速道路の開通により、交通の分散が図られ、東名阪自動車道等の渋滞緩和が見込まれるほか、所要時間の短縮や到着時間の定時性向上による物流の効率化、沿線主要観光施設等へのアクセス向上による地域活性化といった効果をもたらすと考えております。  また、高速道路とともに、国道477号バイパス、湯の山かもしか大橋といった大きな道路整備が実施されており、今後、当町における地域振興や産業活性化が期待されます。  一方で、これらの工事に伴い、地元住民の皆様には、これまでも多大な御協力をいただいております。  御質問にありました新名神高速道路事業とのかかわりについては、設計段階から行政間協議を重ね、関係区への説明会を実施し、道路施設等について基本事項を確認してまいりました。  工事着工後についても、随時、関係区や道路検討委員会等と協議の場を持ち、事業の進捗状況の説明や現場における問題点、要望事項について調整を行い、対策、改善を講じております。  また、インターチェンジが設置されることにより、町内への企業進出や既存企業の事業拡大、湯の山温泉を初めとした観光振興など、高速道路整備によるさまざまなストック効果が期待されますことから、これらを促進する施策を検討していくとともに、高速道路周辺の道路ネットワークの整備に向けた関係機関との調整や高速道路周辺の町道整備等を進めてまいりますので、御理解いただきますようお願いいたします。  続いて、(仮称)菰野インターチェンジの設置によるまちづくりと観光振興についての御質問でありますが、ただいま申し上げましたように、高速道路整備に伴うストック効果を最大限活用できるよう事業推進に努めております。  まず、(仮称)菰野インターチェンジ設置によるまちづくりにつきましては、インターチェンジ西側は、東海環状自動車道西回りや一般国道1号北勢バイパスなどの道路ネットワーク整備が進む中、立地の優位性を生かした産業基盤を形成し、企業立地による地域活性化を図ります。  一方、インターチェンジ東側は、当町の新市街地として、多くの方が魅力を感じる良好な街並み形成を図り、来訪、定住の促進につながることを期待するとともに、地区内の公園等を交流の場として、有効に活用することで、観光と農業のまちにふさわしいにぎわいのある田園観光都市を目指して、土地区画整理事業を支援してまいります。  次に、(仮称)菰野インターチェンジ設置による観光振興につきましては、インターチェンジから湯の山温泉街や御在所ロープウエイへの主要動線上に当たる菰野富士を玄関口と位置づけ、ふるさとの山プロジェクトを実施しており、桜の植樹とあわせて、バリアフリー木道や多目的トイレ、駐車場等を段階的に整備していき、障害を持っている方にも優しい四季折々の自然を楽しめる森林公園となるよう事業を進めているところであります。  なお、それらに関連いたしまして、先般もJA三重信連さんの企業の森、あるいはコメダさんの企業の森等の整備がされる予定でございまして、当該地域がさらにですね、魅力ある森林地域となるように我々としても支援してまいりたいと考えております。  また、構想図でありますが、今後、土地区画整理事業が進む中で、準備会委員が中心となり、地権者の意向を最優先として、土地利用計画案を作成していくこととなると考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  清風こもの21代表、加藤大輝議員。 ○清風こもの21代表(加藤大輝君) 今、御答弁いただきました①、②、③っていう中で、町長のタウンミーティングについてですが、6月の議会のときにもですね、質問はさせていただきました。  ただ、今回、全体的な話でですね、かなりざっくりとした話をしてしまったのかもしれないんですが、町長のおっしゃられる行事ごとや、そういったところの中で、町民さんと顔を合わし、そういう機会を設けていくと。
     また、ただちょっと町職員さんとのですね、やっぱり町長と町民さんの声を聞いていくっていうのは、何かそこはすみ分けはしていただきたいなと。やっぱり事業として、交流トークをしていただいていて、町職員さんが各課で要望があれば、そこに出向くと。そういった事業をしていただいてるのは、重々承知なんですが、これはなぜ今回こうやって質問、大きくですね、とらさせていただいたかって言いますと、日ごろからですね、町民の皆さんから、やはりやっぱり町長が顔、菰野町の顔というべきところも踏まえて、やっぱり町長と意見交流を交わしていきたいという声を直にきいております。そういった思いをやっぱり町長に今回は届けさせていただきたいなと。  済みません、資料1をお願いします。写真ですね。  やっぱりそうやって今お話しさせていただいたのも、町民の皆さんが、これ菰野町の展望台から見させていただいた、これバックが御在所になっております。ちょっとアップしていただくと、もう下にですね、ふもとのほうに、高速道路がもうほぼほぼこう動線が見えるなという状況がやっぱり見えます。  ②番もよろしくお願いします。  この写真は、菰野インターチェンジができる付近です。もう昔とはこう森林がなくなって、すごく見えやすくですね、なっている状況です。  ③お願いします。  またちょっと違うところから撮らさせていただいたんですが、これ鵜川原地区になるんですけど、田園風景をバックに新名神高速道路が通って御在所が見えるという状況ですね。やっぱりこういった状況がもう現状、菰野町はでき上がってきており、そういった中で、やはり町民の皆さんは菰野町は変わっていくんやなと思っていると思います。  そういった中で、やはりいろいろな思いを込めて、町長にお話ししていきたい、町長と意見交流がしたいんだなっていう思いは受けさせてもらったと思っております。資料ありがとうございます。  っていうふうにですね、日を追うごとに、高速道路の進捗がですね、町民の皆さんに見てとれるっていう現状、そのような中で、町民の皆さんと話すっていうことは、高速道路を来年、平成30年度なんで、平成31年3月ですね、っていう予定なんですが、これが、この高速道路ができたっていうのを皮切りに、菰野町がどうなっていくんだろう。もちろんこれはよくなるといいねっていう思いを込めたことですね。そういった御意見ですとか要望っていうのが多くなってきております。  再質問で、①、②、③と再度させていただきたいなと思います。  先ほど町長のおっしゃられた①につきまして、町民さんと近い菰野町っていう性質を踏まえて、行事ごとですとか、そういったところの中でお話されていく、もちろん区との関連性を持ってっていう言葉もあったんですが、ただ、ここはしっかり町職員とのこのすみ分けはしていただきながら、再度、町民の皆さんから直に求められているっていうのを踏まえて、御答弁いただきたいと思います。  ②につきまして、各区とNEXCOさんがですね、主体となると思います。この新名神高速道路事業に関しましては。  ただ、新名神高速道路事業が現状どこまで進んでいるか。しっかり各区の調印された後ですね、内容がですね、どこまでしっかり反映されているかっていうところの観点を菰野町でどのように把握されているのか、お伺いします。これは都市整備課長にお伺いします。  そして、③、これ③についてはですね、まちづくり、区画整理っていう事業の中だけではなくですね、菰野町のインターチェンジができたっていう想定を踏まえて、各担当課でどのような連携がなされたのか。連携をするっていうのは今回、観光というところを題材にさせていただいておりますので、観光課ですとか、そういったところで、どのようなことを連携されたというのをまちづくり推進室長に御答弁いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まず、石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 私には、1番目の再質問をいただいとるんですけども、昨日の第1回サトウタフェスのことを申し上げますと、あれについてはですね、企画がいろんな段階で私のところに来るんです。それはいろいろな町民さんの声だと思うんですが、それをトップダウンで私はやるのではなくて、どういう意図で、どういう方がかかわっていくのかということをしっかり組織として受けとめるというのが重要であると考えながらですね、思っておりますので、お声を聞く。それを組織の中で情報共有をしていくというプロセス自体が職員にとって重要であり、菰野町の職員にとっても重要であると私は考えております。  でありますので、直接お話を聞くとか聞かない中にですね、いかにして組織としてその声を受けとめていくかというような考え方が入らなければ、この菰野町のいわゆる役場というものがですね、さらに町民の皆さん方に寄り添った、そういった組織にはなっていかないのではないかということを私は常々考えているところでございます。  そういう意味も込めまして、1回目の答弁をさせていただいたところでございますので、御理解いただくとともに、繰り返しになりますけれども、二元代表制の一翼である議員各位との議論も含めて、総合的な見地から行政運営を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解のほどお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、答弁願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 新名神の現状、あるいは進捗をどのように把握しているのかという御質問でございます。  高速道路整備につきましては、事業者であります中日本高速道路株式会社と町及び各区において、当初に締結しております確認書の内容を遵守しながら、工事が進められております。  このことから、工事進捗過程での各区における状況や課題、要望等につきましては、区での説明会、あるいは道路検討委員会などでの協議の中でも、町も入りまして、情報共有を行っているところでございます。御理解をいただきたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) 各課の連携ということで御質問をいただいております。これにつきまして、(仮称)菰野インターチェンジ周辺のまちづくりに関する土地区画整理事業と、それから次期都市マスタープランの面からお答えをさせていただきます。  まず、(仮称)菰野インター周辺地区の土地区画整理事業につきましては、良好な市街地形成とともに、町全体の産業振興、地域活性化につながり、次世代、後世にわたる発展性、将来性に資するまちづくり事業でありまして、多くの分野にわたる協議が必要となりますことから、関係各課との情報共有を図るなど、確実な事業推進に努めていきたいというふうに考えております。  また、将来のまちづくりの方向性を示す都市マスタープランにつきましては、平成30年度から見直し作業に着手する予定でありまして、作成に当たっては、町民の意見を反映することを重視し、観光、まちづくりなど、関係各課との庁内検討委員会を予定しておりますので、連携を図りながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 以上で、答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、質問内容を整理の上、御発言ください。  清風こもの21代表、加藤大輝議員。 ○清風こもの21代表(加藤大輝君) 御答弁いただきました。  まず、最初に、済みません、資料、これNEXCOさんからいただいた資料なんですが、よろしくお願いします。  新名神高速道路環境対策説明資料という題材でですね、これ各地区に回られて、説明されておりました。説明という、プラス区民さんとの意見相互、要望との整合をですね、とっていくための説明会です。  1回、1ページ開いていただいて、これはもちろん設計協議確認書っていうところをしっかり踏まえた上での説明資料となります。  今回は、この赤の枠の中ですね、これちっちゃい字ですので、ちょっと簡単に読まさせていただきますと、環境対策っていうのを主に考えられた今回の説明資料となります。  済みません、ページ飛ばしていただいて、次ちょっとふせんを貼っていただいてあるとこなんですけど、環境対策っていうところの視点、観点はですね、これちょっとまだまだちょっとでき上がってないので、見にくいかもしれないんですが、新名神が通ってですね、新名神高速道路が通ることによって騒音がどのように、今回、神明地区ですので、神明地区に影響するのか。それを、騒音予測を検討された。予測値を設けられて、これは全国どこでもそうらしいんですが、予測値から騒音に影響が出るであろうっていう神明地区に対して、測定されたっていう位置のですね、説明です。  これをもとにして、もう1ページお願いします。その反対ですね。高速が通って、遮音壁がついとると。  ちょっと神明っていうところしか見えないかもしれないんですけど、ちょっとアップにしていただいてですね、ぐっと近寄っていただくと、色分けされてまして、見にくいかもしれないんですけど、これ資料の上のほうが御在所のほうに向かってます。資料の下のほうが四日市の方面になっておりまして、新名神を挟んでこのような、新名神がこう真ん中にずどんと、こうきている資料になります。  そういった中で、赤の部分と青の部分があって、赤の部分が遮音壁つくけど3メートルぐらいだよと。青の部分が遮音壁5メートルぐらいですと。高さによって騒音の効果が、高ければ高いほど、より騒音を防音しますという状況のですね、遮音壁設置の範囲の案を説明していただきました。  ただ、このほうを見させていただきますと、御在所に向けてですね、神明が、こう神明地区がなっておりまして、当初より確認書にも交わさせていただいた環境対策っていうところの観点は、神明地区では、やっぱり防音壁はつけていただきたいなっていう思いを込めてですね、協議を進めてきたっていう段階でしたが、今回は先ほどの騒音の予測値を検討した結果、騒音はそこまで影響がないっていう判断の上、NEXCOさんは西側って言うか、御在所側のほうは遮音壁はつかないという御説明の中で進んできました。資料ありがとうございます。  再質問に入っていく中で、①、②、③とあるんですが、今の話には、②について、新名神高速道路が進んでいってます。そんで区にですね、説明会が行われましたっていう状況をちょっと資料を持って説明させていただいたんですが、やっぱりちょっと再質問、2回目でですね、町長が今おっしゃられたところの状況、これは菰野町をよくしていくために、菰野町行政が組織としてしっかりしていくと。組織として町民さんの声をしっかり受けとめて、いろんな町民さんだけにかかわらず、さまざまな意見を求めて、町長だけの判断ではなく、町全体として取り進めていくために、今後、町長タウンミーティングだけではなく、実施していきたいという思いを聞かさせていただいたと思います。  ただ、実際にですね、やはり住民の皆さんは、やっぱり町長が言われた議会っていうところもですね、住民さんのほうがこう、すみ分けをされ、町職員さん、町長、あと議会という観点でですね、さまざまな関係を住民の皆さんは思ってらっしゃいまして、そういった中で、町長とできる限り話をしていきたい。そういったところに、町長タウンミーティングってしてもらえやんのかなっていう思いがあると僕は思っております。  なので、そういったことを踏まえて、町長には本当は実施していただきたいなというふうな思いをお話させていただきます。済みません、答弁は大丈夫です。  ②につきましては、先ほどの資料で説明させていただいて、ただ調印をしていく中で、区の皆さん、道路検討委員会等々をですね、立てていただきながら、NEXCOさんと話を進めて確認書をつくったと思うんですが、実際には技術的な部分も物すごく含まれていると思います。やっぱり騒音の影響範囲、NEXCOさんが説明されて、住民の皆さんが技術的な見地を持ってですね、なかなかお話できるかって言うと、やはりそこは一番近いですね、町行政の皆さんがやっぱりフォロー体制をですね、つくっていただきたいなと。っていうのは、今回、神明地区ではですね、町行政の皆さんも都市整備からですね、職員さんが来ていただいて、一緒にNEXCOさんの説明を聞いていただきながら実施してですね、わからんところ多々ある中で、いろんな説明も具体的にですね、お答えいただいたと思います。  ですが、やっぱりあくまでも菰野町を通っていくNEXCOさんの事業、高速道路事業でございますが、あくまでも町民さんの側に立っていただいて、ここはフォローをしていただきたいなと思います。  そういった中で、②についての再質問です。もう1つ、この新名神高速道路が通っていく。  そういった中で、工事が進んでいく。工事関係車両がどんどんですね、公道を走っております。  そこで、この公道についての復旧工事、復旧整備ですね、それをどこまで考えてらっしゃるか、都市整備課長にお答え願いたいと思います。  ③の再質問になります。今、各関係の機関のですね、連携をされていくっていう中で、これは観光商工推進室長にお答え願いたいと思うんですが、1300年の事業ですとか、さまざまな観光のですね、協議会、運営委員会等、設置されていると思います。ここがやはりですね、今、各関係課が連携していく中で、平成30年度に向けて、この行政が横のつながりを、行政の方が中心として持っていかないと、なかなかそういった1300年の事業、皆さんが実施されているものが菰野町全体としてですね、事業展開ができていかないと思います。  そういった中で、観光商工推進室長には、行政内での横のつながりの状況をですね、御確認させていただきたいと思います。答弁よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 進捗状況等を把握し、町民側に立ったフォロー体制という御質問でございます。  新名神の高速道路事業につきましても、これまでにおきましても、工事の進捗や各区において生じた課題等につきましては、事業者であります中日本高速道路株式会社からの報告や協議依頼を受け、状況把握、あるいは課題解決に向けた協議を行ってきております。  今後におきましても、詳細な現状の課題等を把握するため、各区からの意見や要望を受けながら、住民の方々に御理解をいただけるよう、事業者と協議を行ってまいりたいと考えております。  もう1点、工事関係車両による道路の損傷等につきましては、現在におきましても、状況を確認でき次第、事業者へ連絡し、早急な対応をお願いしております。  また、今後、道路整備完了を見据え、事業者と協議してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) 観光振興の取り組みの中で、行政内の連携ということでございます。ちょっと余分になるかもわかりませんが、今現在、取り組みの中で、関係者が一丸となった連携体制を構築しているという外部との連携ということで、まずさせてもらいます。  湯の山温泉の開湯1300年事業におきまして、観光事業者が中心になった組織に行政が加わるという形で、実行委員会を立ち上げています。  湯の山温泉の魅力を広く町内外に発信するプロモーションとか、記念事業などの企画を検討している最中ということでございます。  また、さらに実行委員会の下部組織をつくり上げまして、実施部隊と言いますかですね、サポーター組織を立ち上げて、そこには日ごろ観光には縁のない20歳代から40歳代の働き盛りの皆さんを町民のあらゆる分野の団体等から参集いただきまして、開湯1300年事業を地域全体で盛り上げていこうという体制を整備しております。  行政の横の連携ということでございますけども、湯の山温泉の駐車場整備とか、それから温泉街の廃屋の対策、ラドンの研究など、職員間の連携も常に密にしながら、一丸となって観光振興事業を進めておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 以上で、答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、質問内容を整理の上、御発言ください。  清風こもの21代表、加藤大輝議員。 ○清風こもの21代表(加藤大輝君) 3回目の質問で、これで最後になるんですが、今②についてですね、都市整備課長からですね、フォロー体制のお話と、実際に今、工事が、工事の復旧ですね、工事に対し、工事車両に関しての公道の道路復旧についてお話をいただきました。  それは、本当に地域の皆さんのお声も聞きながら、御対応していただけるっていうところも含めてですね、実際に実施していただきたいと思います。  再質問、3回目、最後は、③について特化してお話ししたいと思います。  1回目に、まちづくり推進室長から、都市マスのお話もしていただきました。  2回目に、観光商工推進室長からですね、観光分野について答弁いただきました。  そういった中で、都市マスが平成30年度から見直しがされますと。平成30年度、平成31年度、2カ年かけて実施されていくっていうところの中で、区画整理事業が本格的に進み出すというのは、平成31年度というお話も聞いております。  それで、観光商工推進室長が今、言われたような、観光視点をですね、踏まえて、この都市マスが本当に、都市マスを見直していく中で、今の観光の分野等を含めて、そしてまた平成31年度に区画整理事業が進んでいくと。具体的に進んでいく。組合設立されながら進んでいくっていう中で、この都市マスの影響は実際に間に合うのかなっていうのがですね、都市マス自体の実際につくられた内容が反映されていくのかっていうのが本当に不安やなと今、思っております。やっぱり実際にこの都市マスっていうのは、菰野町のまちづくりにとってすごく大事なものであって、そこを、町民さんの意見はもちろん踏まえてはほしいと思うんですが、時期的に間に合っていくのか。そして観光視点が本当に入っていけるのかっていうところを3回目の質問とさせていただいて、僕の最後の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) インター周辺のまちづくりと都市マスタープランの見直しというところからの御質問かと存じます。  インター周辺の土地区画整理事業を現在推進しているところでございまして、そちらの事業につきましては、平成32年度に本組合を設立してという目標で進めさせていただいておりまして、町としても支援をしていきたいというふうに考えております。  インター周辺につきましては、当然、マスタープランの中でも、サービス機能を持った施設とかの誘致も考えられるところでございますので、そういった現マスタープランにおきましても、導入エリアとしての立地誘導ということもありますので、そういった観点から、この土地区画整理事業という面整備も推進を図っているところでございますので、そういった観点含めまして、来年度からの都市マスタープランの策定に着手していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 以上で、清風こもの21代表、加藤大輝議員の代表質問は終了いたしました。  ここで、昼食のため、暫時休憩をいたします。  再開は、午後1時からといたします。  なお、まちづくり推進室長、樋口直也君は退席をしていただいて結構です。               午前11時45分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時00分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、代表質問を続けます。  社会教育室長、縣 明隆君が出席をしております。よろしくお願いします。  日本共産党代表、千賀優子議員、登壇ください。          〔日本共産党代表 千賀優子君 登壇〕(拍手) ○日本共産党代表(千賀優子君) 日本共産党を代表して、町民の立場から質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  昨日、核兵器の廃絶を目指すICANがノーベル平和賞授賞式に臨みました。被爆者は長年、肉体的にも精神的にも苦しみ続けてきました。  国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーンICAN」は、こうした被爆者の苦しい体験を世界に発信することで、長い間かかって非核への切実な思いを核兵器禁止条約として結実させました。  核保有国のアメリカ、イギリス、フランスは、ICANの受賞に異議を示しています。被爆国である日本は、核抑止力に頼り、条約に冷ややかな態度で核保有国と足並みをそろえて条約交渉には参加していません。  ICANは、賞金などを原資に基金をつくり、核保有国や核に依存する国の民意に直接訴えかける運動を広げるとしています。  日本原水爆被害者団体協議会は、核禁止条約を確実に発効させて、核保有国も加盟せざるを得ないような国際世論の広がりにICANと協力して活動を広げるとしています。  ICANの受賞を喜び、50カ国の批准をとりつけ、発効にこぎつけるように願っております。  それでは、通告書に従いまして、質問を行います。  まず、1つ目、中学校給食についてです。  平成21年9月議会に、中学生の育ちを応援し、地元の農業を支え、災害のときには町民の命をつなぐ大切な役割を果たす自校方式の中学校給食の実施を求める請願署名が提出されました。議会内に中学校給食実現調査特別委員会が設置され、教育委員会では、中学校給食検討委員会が設置されて、さまざまな角度から考察が行われてきました。それぞれの委員会で十分調査をされた結果、公設公営の自校調理方式が望ましいと結論づけられ、報告がされました。
     学校の耐震工事や非構造部材の落下防止対策を優先させたいとして、答申が出されてから約6年が経過をいたしました。  ことし、3月議会でようやく「平成29年度中に方向性をお示ししたい」と答弁をいただき、実現に一歩近づいたとうれしく思っております。  中学生の時期に行われる食育は、生涯にわたって健康面で大きな影響があると言われています。このことについても、川瀬教育長は「学習指導要領の総則に食育の推進が明記されており、積極的に取り組んでいきます。また学校給食に地場産物を使用することなど、子どもたちが地域の自然や文化、産業などに関する理解を深め、生産に携わる方や食べ物への感謝、気持ちをはぐくむなど、大きな教育的意義があるので、できる限り取り組みを行っていく」と積極的で前向きな答弁をいただきました。  ここへ来て、中学校給食を実施するという方向で質問を行います。  小さい①ですが、中学校給食検討委員会の答申に沿った検証がどこまで進められているのか、お伺いをいたします。  ②全国の学校給食で異物混入や食中毒など、あってはならない事故がたびたび発生をしています。そのほとんどはセンター方式や外部委託で起きており、今、改めて自校方式が見直されてきています。自校方式を最優先に考えてください。  ③東南海トラフ地震も心配されています。避難所に指定されたときの災害対策としても考慮をしてください。地震だけでなく、台風災害も考えられます。避難してきた方々への食事の提供も大きな意義があります。  ④平成29年度も残すところ約3カ月です。実施に向け、検討していると思いますが、目標年次を定めて、早期に実現するよう要望をいたします。  大きな2番としまして、湯の山温泉開湯1300年行事について伺います。  平成30年には、湯の山温泉開湯1300年を迎えます。  観光の町として、にぎわいを取り戻してほしいと願っています。年間を通して、日帰り、宿泊、温泉入浴、ハイキング、登山など、さまざまな期待に応えて満足をしていただき、リピーターとしてたびたび訪れていただけるよう望んでおります。  ①記念事業の計画と観光客誘致対策の具体案を示してください。  ②廃屋についても、まだ複数残っており、安全面で心配されます。景観を損なうことにもがっかりです。現状と今後の方針について伺います。環境整備についても、おくれていると思われる箇所があります。お客様をお迎えする準備は進んでいますか、お尋ねをいたします。  大きな3番で、郷土資料館の整備について、伺います。  ことし3月議会で、菰野町の歩んできた住民の営みや歴史公文書や資料を住民の財産として適正に管理し、未来に継承することは自治体の責務だとして、郷土資料館を整備すると、大変うれしい答弁をいただきました。平成29年度に候補地選定のための予算計上がされ、整備方針策定が進められているようです。この施策決定を評価し、喜びを共有したいと思っております。  郷土資料館の整備計画は、どこまで進んでいますか。お尋ねをいたします。  これで、最初の質問を終わります。よろしく御答弁をお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の代表質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 日本共産党を代表されて、千賀優子議員から御質問をいただきましたので、私からは、湯の山温泉開湯1300年行事についての御答弁を申し上げます。  まず、1点目の記念事業計画と誘客対策の具体案についてでありますが、湯の山温泉開湯1300年行事につきましては、現在、温泉事業者、湯の山温泉協会、菰野町商工会、菰野町観光協会、菰野町役場観光産業課職員などで組織される実行委員会を立ち上げ、具体的な中身については検討中であります。  今後、実行委員会の議論の中で、さまざまなことが決定されると考えておりますので、御理解賜りたいと思います。  加えて、近畿日本鉄道株式会社では、沿線観光資源の掘り起こしや地元と連携した観光強化に取り組んでおり、年1回、数カ月にわたって沿線の特定地域を集中的にプロモーションする「近鉄エリアキャンペーン」を展開しており、来年は湯の山温泉地域がその対象に選ばれております。  このことから、近鉄、交通事業者、湯の山温泉開湯1300年実行委員会、行政など、関係者が定期的に集まり、連携した地域プロモーション活動を実施できる体制整備に向けて協議しているところであります。  さらに、来年度は萬古焼創始者である沼波弄山の生誕300年、鈴鹿国定公園指定50周年という記念すべき年を迎えることとなり、これらの関係団体とともに、相互に連携した事業展開を進め、より大きな効果を生み出すよう努めてまいりたいと存じます。  また、この取り組みは一過性のものでなく、継続性のある事業として展開していくことを視野に入れて取り組んでいきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、廃屋の撤去や安全対策についてでありますが、まず旧「バードイン湯の山」の廃屋撤去につきましては、平成28年8月4日に外壁が剥離して、県道へ落下するという事案が発生したことを機に、土地所有者である法人格を持つ湯の山区が「建物収去土地明渡請求事件」の訴訟を提起し、判決を得た後、湯の山区が事業主体で解体撤去工事を契約、平成29年8月15日に取り壊しを完了しており、現在、跡地利用の協議を進めているところであります。  また、御在所ロープウエイの南側に位置しております旧翠峯閣の廃屋につきましても、駐車場整備との関連において、現在、撤去に向けての協議を地権者も含めて行っていることを御報告申し上げます。  私からは、以上です。 ○議長(矢田富男君) 続いて、教育長、川瀬 敏君、登壇の上、答弁願います。              〔教育長 川瀬 敏君 登壇〕 ○教育長(川瀬 敏君) 中学校給食について、御質問をいただきました。  このことにつきましては、ことし3月に質問をいただき、来年の3月に方向性を示すべく、作業を進めているところでございます。  お尋ねの進捗状況についてでございますが、菰野町中学校給食検討委員会の答申を踏まえ、菰野町に適した給食の方式や以前に実施いたしましたアンケート結果等も考慮するとともに、子どもたちを守るためのセーフティーネットの観点から、現在できることや当面必要な方策も含め、検討を重ねているところでございます。  菰野町中学校給食検討委員会の答申から、年数を経過いたしました経緯につきましては、校舎の耐震化工事等、児童生徒が安全・安心に勉強に取り組める環境整備を最優先にした結果であります。  今後も、対処すべき課題はございますが、まずは来年3月に方向性をお示ししたいと考えております。  また、自校方式につきまして、災害対策も含めて、いろいろ御意見をいただきました。このことも参考とさせていただき、総合的に判断いたしたいと考えておりますことから、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。  続きまして、郷土資料館についてお答えいたします。  郷土資料館の整備方針について、御質問いただきました。  菰野町教育振興基本計画における教育行政の基本理念の1つとして、「自然の中に人々が集う、笑顔と活力のあるまち菰野」を将来像に掲げ、「安全安心なまち」「持続可能なまち」「自然と調和したまち」をまちづくりの基盤として、教育施策を進めております。  社会教育におきましては、人と人との結びつき、助け合い、支え合いの風土を発展させながら、社会に参画することができる人づくりを目指してまいりました。  住民の生活様式の変化に伴い、地域の結びつきや人間関係の希薄化が指摘される現代社会では、郷土を愛する気持ちも次第に薄れつつあることが現状であります。  これらのことから、郷土資料館での学びや人々の交流は、新たな発見を生み出す場であり、郷土の魅力に気づく場であると考えております。  また、貴重な歴史的な資料を適切に保存し、活用していくためにも、郷土資料館の整備は不可欠となっております。  郷土資料館の整備の目的は、菰野町の歩んできた住民の営みや歴史を後世に引き継ぎ、収蔵している古文書、民族資料、行政発行の刊行物等を収集・整理し、住民の財産として、適切な管理により保存し、未来に継承することであります。  また、住民の生活の営みの中で培われてきた資料の散逸を防ぎ、保存し、活用していくことも目的として挙げられます。  郷土資料館整備に向けての経過につきましては、千種地区コミュニティセンター建設に伴い、旧千種幼稚園で保管・管理しておりました郷土民具等の資料を移転させました。  そして、近隣市町の郷土資料館、博物館、記念館等の行政視察を行い、調査、研究をしております。  また、地域住民から情報提供を受けた資料・古文書の書類の回収と整理、目録をつくり、棄損・破損のある古文書の修繕、協力をいただいた方との連絡調整にも当たっております。  郷土資料館の整備方針につきましては、現在策定中であり、役割、機能、運営のあり方等、基本的な考え方を整理しながら、用地の選定等、課題を1つずつ解決しながら丁寧に進めてまいりたいと存じますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 中学校給食についての再質問を行います。  食育基本法第17条に基づいて、三重県では、平成28年度から平成32年度までの5年間を第3次三重県食育推進計画に取り組んでおります。  その具体的施策の1つとして、学校における食育の推進の中で、学校における食に関する指導の充実、学校給食の充実、食育を通じた健康状態の改善推進。  また、地域における食育の推進では、地産地消の推進と食文化の維持、継承が挙げられております。  さらに、学校給食における地場産物使用割合の目標を現状の31.2%から38%としています。  学校給食は、教育の一環です。農薬を使用しないしゅんの採れたて野菜を利用することによって、生産に携わる人々との交流も含め、暮らし方、地域農業、生活環境のあり方などの学習ができて、地元農業の発展にもつながります。  このことについてのお考えはいかがでしょうか。学校給食の1つ目の再質問をこれで終わります。お願いします。3つ言っていいですか。 ○議長(矢田富男君) 一つ一つじゃ。 ○日本共産党代表(千賀優子君) なくて。 ○議長(矢田富男君) いや、いけますよ。これ1つ目、1問目でっていうことでね。 ○日本共産党代表(千賀優子君) はい。 ○議長(矢田富男君) 教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 三重県の示しております食育の方針につきましては、よくこちらのほうもわかっております。  特にですね、しかし学校給食だけでですね、食育ができるものでもなく、それぞれ学校におきましては、小学校でも地産地消の面についてですね、地域の方からの協力を得ながらやってきておりますし、またそれぞれですね、学校給食だけで行っていくべきものでもないと思います。事業の中でですね、いろいろなことを取り上げながら食育はやっていくべきものであろうというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 2つ目の再質問を行います。  神奈川県大磯町では、業者によるデリバリー弁当を行っております。  事務局、ちょっと写真を示してください。  これは、残食が多い弁当、ほとんど残ってます。この業者によるデリバリー弁当が問題となってニュースで流れました。弁当がまずくって冷たいので、食べられずに、毎日おなかをすかせて帰って、帰宅しているというのです。これはセンターと離れた学校へ配送するために、衛生上、急速冷却しなければならないので、すべてが冷たく、肉の油も固まってまずいので残す。しかも異物混入もあって食べたくないと、残食がふえているそうです。  この問題を解決するには、自校方式しかないと、今、再検討をしているそうです。写真ありがとうございました。  このことについてのデリバリーも含めて、このことについて答弁をお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長諸岡克博君。 ○教育課長諸岡克博君) 神奈川の件については、ニュースでもね、かなり報道されましたので、知っておるところでございます。  いろんな方式につきましては、いろんなことを、視点を鑑みながら、検討を重ねているところでございますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 中学校給食の3回目の再質問を行います。  今、調理器具類もどんどん進化してきているようです。小型化でおいしくスピーディーに調理できる機械も開発されてきているので、調理室のスペースなんかを検討する意味で、専門家に相談したりして、検討を重ねてください。  検討委員会からの答申、「公設公営の自校調理方式が望ましい」とした基本に基づいた再検討をよろしくお願いします。  どうしても自校調理が無理の場合、センターの建設地は菰中、八風中の中間地点を選んで、配送による、先ほどのような弊害をなくすようにしてください。センターも公設公営は基本だと思います。民間委託では食育の教育効果は期待できません。  方向性を定める基準としては、学校給食法や食育基本法をもとにした深い愛情を注いだおいしい給食を提供できることを望んでおります。お考えを再度お尋ねします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長諸岡克博君。 ○教育課長諸岡克博君) 御意見いろいろありがとうございました。いろんな観点を持ってですね、自校方式、センター方式、いろんな方式がありますが、どれが最善かということも鑑みながら、検討を重ねてまいります。3月には回答させていただけると思いますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 以上で、1問目の答弁が終わりました。  2問目、再度質問がありましたら、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 湯の山温泉開湯1300年行事について、再質問を行います。  菰野町に引っ越してきた多くの方が、1つ目、水がおいしいこと。山の景色がすばらしいこと。いつでも温泉に入れること。ハイキングや登山がいつも楽しめることと喜んでいます。  まず、地元の人に愛されることが一番だと思います。  先日も、近所の九州出身の方が、九州には帰らず、兄弟や親戚一同が湯の山で集まるのが恒例になって、みんな喜んでいますと話してみえました。  近年の入り込み客はどんな状況になっていますか。お尋ねをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光商工推進室長、内田 徹君。
    観光商工推進室長(内田 徹君) 入込客数の数字でございます。昨年と本年と比べさせていただいてよろしいでしょうか。  本年がですね、日帰りが103万9,971名、今、済みません、6月末現在です。菰野町観光協会の取りまとめデータでございますので、6月末日が一番新データでございまして、済みません。日帰りが103万9,971名で、宿泊が9万6,405名ということで、合計で、ちょっと済みません、もう一遍いきます。申しわけないです。  本年がですね、日帰りが103万3,725名、それから宿泊が9万1,173名、合計112万4,898名が本年6月末までの数字でございます。  同期の前年がですね、日帰りが103万9,971名で、宿泊が9万6,405名で、合計が113万6,376名ということで、本年は昨年に比べて同期、5,339名減少しておると。96.6%が6月末現在と。これは冬場の2回の大雪というのが影響したものであるというふうな分析がされてます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 最盛期と比べて、随分減ってきてるようです。  開湯1300年の行事に対して、誘客は言うまでもありませんけれども、これをきっかけにして、観光の復興になるように期待をしております。  湯の山が好きで何度も通っている人から、ちょっと残念に思うところがいろいろあって、改善をしてほしいと写真が届けられましたので、ちょっと紹介をいたします。  事務局、ちょっと順番に写真を示してください。  これは、1合目と書いてあるところは、登山道なんですね。表示がはっきりしないということと、それからその右横の丸で囲んだところの傷みが激しい。幅が狭い。登山道としては大変危険な状況になっているという指摘がありました。その横も、これは電線が絡んで倒れそうになってるところで、これもやはり登山客にとっては大変危険な状況になってるようです。  次の写真を。  これ歩道の階段のところにドラム缶が倒れてきて、危険な状態になっています。  その横も、道標も壊れたまま、ほったらかしになったままです。  それから、その横も、歩道の横に鉄骨の台のような物が放置されたままになっているという状態。その横も、これは看板で、読み取れない、はがされたままになってるのが放置されたままになっているという写真です。これはまだことしの秋の写真です。  次の。  石の蒼瀧の下のところですかね、歩道、左端のところがいつもぬれた状態になっていて、滑ったりしてとても危険な状態なので、石を置くなり、何か排水についてちょっと整理をしていただかないと危険な状態が続いてるという写真です。  その横、これも、蒼瀧不動のところで、ぼろぼろの状態になっているので、これも随分危ないので、修理を頼みたいということです。  それと、次に、これは蒼瀧下の観音さんの石、左にちょこっと観音さんが乗っかってる土台の石があるんですが、これが傾いたままで、やっぱり危険な状況です。その右横は、茶店の床下が崩れたままになっているし、ここに渡っていく橋も流されたまんまになっています。その右下ですね、これはあじさいの小道という看板が辛うじて見えるんですが、あじさいの形跡はないということで、蒼瀧へ行く、蒼瀧が好きで、蒼瀧へよく行くっていうお客さん、とっても多いんですが、何度か通っているうちに、こういうところに気がついたので、何とかしてほしいという写真が寄せられました。ありがとうございました。  高速道路が開通して、湯の山かもしか大橋も完成して、観光客をお迎えするには、環境整備の点検、今の写真のとおりですね、補修が必要だと思われます。訪問客に満足していただいて、再訪していただけるように整備を急いでください。  これを2つ目の再質問とします。お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) 登山道等の整備、環境の整備についてであります。  登山道は、豊かな自然の中を登山者の自己責任において味わうというものでございまして、長年、登山愛好者等によって整備されてきたものがほとんどであります。  管理についても、森林組合さんとか財産区さんなどの敷地が多く、範囲も広いため、行政による管理っていうのは困難なものでございます。  当町におきましても、基本的には町道以外の管理はしていないということでございます。  ただし、先ほどの写真の周辺でございますが、東海自然歩道につきましては、三重県の場合、三重県が管理しておるというものでございますので、修繕すべき箇所につきましては、三重県のほうに報告して、早急に修繕対応を要望していきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。  それと、それ以外の登山道につきましてですけども、土地所有者とか山岳連盟さんの登山者の団体さん、それから地元の関係者等と協議をしながら、観光地の安全確保というものを図っていきたいと思いますので、御理解をお願いします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 東海自然歩道の整備や登山道の安全管理については、すべてが町の管理下ではないかもしれませんけれども、訪れる人にとっては湯の山地域すべてをひとくくりにして、安全を求めるのは当然のことだと思います。観光のまち菰野町として、関係先と連携を取りながら、安心して多くの方においでいただけるように、事業を進めてください。  次に、郷土資料館の質問に移ってよろしいですか。 ○議長(矢田富男君) どうぞ。 ○日本共産党代表(千賀優子君) お亡くなりになられた佐々木一さんの御努力で収集された多くの資料や文献などを保存、活用することで、学校教育や生涯学習の拠点として開館されることに期待をしております。  多くの資料を散逸させずに展示できるようにお願いをいたします。  この再質問で、お考えをもう一度お願いします。 ○議長(矢田富男君) 社会教育室長、縣 明隆君。 ○社会教育室長(縣 明隆君) 郷土資料館についての御質問にお答えをいたします。  今年度、6月に旧千種幼稚園で保管しておりました郷土民具などを菰野茶生産センターに移動し、仮置き場としております。この茶生産センターの面積は、約670平米で、移動した郷土資料のほとんどが民具でありますので、平置き状態での保管となっております。  このほかの郷土資料は、旧杉谷消防車庫、民具展示館、図書館2階郷土資料コーナー等に保管、展示してありますことから、それらの面積を合わせた広さが必要となり、資料の多くが民具でありますので、やや広めのスペースを確保したいと考えております。  建設候補地の選定につきましては、郷土資料館の持つ性質上、菰野町の歴史を学ぶ拠点施設としておりますので、歴史や文化などの地域性を生かした学びの再構築ができる区域が適切と考えております。  また、住民や利用者に親しんでいただけるような温かいぬくもりと生涯学習の機会拡充を促し、住民の要望に応えるための十分な機能と体制を整えた施設として、整備計画を進めておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 今年度、予算化がされました。今年度中に検討を進められるようですけれども、予算化された以上は、もう少し詳しく、どこまで進んでいるのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  社会教育室長、縣 明隆君。 ○社会教育室長(縣 明隆君) 先ほど答弁させていただきましたように、郷土資料館の整備につきましては、現在策定中であり、役割、機能、運営のあり方などについて、基本的な考え方を整理しながら、用地等の選定、また課題を解決しながら丁寧に進めてまいりたいと考えております。御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) ありがとうございました。  再質問は、これで終わります。学校給食についても、よろしく御検討のほどお願いしまして、質問を終わります。 ○議長(矢田富男君) 以上で、日本共産党代表、千賀優子議員の代表質問は終了いたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  なお、社会教育室長、縣 明隆君、観光商工推進室長、内田 徹君は、退席をしていただいて結構です。  休憩時間は、10分程度といたします。               午後 1時38分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時55分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第2 一般質問 ○議長(矢田富男君) 日程第2、一般質問を行います。  発言の順序は、会議規則第49条第3項により、議長において、あらかじめ定めております。順序に従って発言ください。  質問時間等について、慣例・申合せ事項に定めておりますので、時間を守ってください。  4番議員、諸岡雅樹議員、登壇ください。            〔4番 諸岡雅樹君 登壇〕(拍手) ○4番(諸岡雅樹君) 4番議員の諸岡雅樹です。  それでは、早速、一般質問に入らせていただきます。よろしくお願いいたします。  農政新時代に向けた菰野町の農業施策を伺いますということで、国は平成30年産米から主食用米の生産数量目標の配分をしないことを決定し、昭和46年から本格的に開始され、46年間実施されてきた米の生産調整・減反政策が廃止されることとなりました。  産業競争力会議・農業分科会が提出したレポートをもとに、生産調整見直しの議論が加速し、平成25年に政府が「農林水産業・地域の活力創造プラン」を決定し、相互に密接な関係を持つ4つの改革を進めるとしています。  その4つの改革とは、「経営所得安定対策の見直し」「日本型直接支払制度の創設」「戦略作物の本作化による水田のフル活用」そして今回の「米の生産調整の見直し」です。  これは、農業者が需要に応じて、どのくらい生産・販売するかをみずから決められるようにすることで、経営の自由度を高めることを目的とする、というのが国の考え方です。  しかし、全国の米の消費量は毎年減少しており、民間在庫が200万トンを超えると取引価格が低下する傾向があることから、米の生産を拡大することは、過剰生産から米価下落になり、経営を圧迫する可能性があるため、引き続き米の需給調整に取り組む必要があるとも述べられています。  そこで、三重県農業再生協議会は、生産現場が混乱することなく、需給調整に取り組めるように、生産数量目標にかわる指標として「生産量の目安」を提供し、その目安を参考に、今まで同様に、需要に応じた米づくりを進めていく方針で一致し、菰野町の農業再生協議会にも示されています。  たび重なる制度の改正に翻弄されながらも、菰野町では国の転作方針を守りながら、主に水稲・小麦・大豆を生産し、2年3作のブロックローテーション方式を確立し、水田をフル活用して、国・県の補助金を効率よく受給してきました。  しかし、平成30年度からは、米の生産調整廃止や経営所得安定対策などの制度改正が行われ、大きな転換期が訪れます。  今後の菰野町の農業をどのように進めていこうと考えてみえますか。生産調整のあり方も含め、御答弁をお願いします。  次に、農業施設の老朽化対策についてお伺いします。  菰野町の圃場整備は、農業構造改善事業によって、諏訪・川北地区で最初に行われました。その後、「農業振興地域の整備に関する法律」が制定され、昭和40年代後半から労働生産性の向上・生産種目の選択拡大など、近代農業への転換を目指し、町内各地で圃場整備事業が実施され、現在では菰野町らしいすばらしい田園風景を見ることができます。  しかし、最初の事業から50年以上経過し、水路やバルブ、埋設管などの老朽化が進んでいる箇所が見られます。  そのため、施設の軽微な補修については、町内の各農業団体が日本型直接支払制度を有効に活用しながら、用排水路や農道、バルブ整備など、老朽化した施設の整備・更新に努めていますが、この制度を今後も受けることができるのか。大きな農家、小さな農家も一緒に地域で助け合って、施設の長寿命化に努力してきた農業者から不安の声が聞かれます。特に里山に近い中山間部では、水路の傷みが激しく、維持補修に費用がかかります。  次世代に引き継ぐためにも、機能が低下した農業施設の計画的な保全対策が必要と考えます。農業施設の老朽化に対する菰野町の考えを聞かせてください。  続いて、獣害対策についてお伺いします。  菰野町には、豊かな自然やすぐれた景観があり、里地・里山の有する多面的機能の維持・発揮の面でも、重要な役割を担う中山間地域です。  その反面、傾斜地が多く、営農条件において不利な状況にあり、山林に隣接することから、農作物の獣被害を受けやすい環境にあります。  そのため、耕作意欲を減退させ、荒廃農地の増加につながることが心配されます。  これまで、菰野町ではさまざまな獣害対策をとってこられましたが、その効果とこれからの対策をお伺いします。  これで、1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 4番議員の諸岡雅樹議員から質問をいただきましたので、順次お答えいたします。  まず、大きな1番目でございます。  国は、平成30年産米から、主食用米の生産数量目標の配分を実施しないことを決定しましたが、これは農業者が需要に応じて、どのような米をどれくらい生産、販売するかをみずから決められるようにすることで、経営の自由度を高めることを目的としており、必ずしも減反を廃止することを目的とするものでありません。  当町としましては、生産現場が混乱することなく、引き続き米の需給調整に取り組めるよう、これまでの生産数量にかわる指標として、「生産量の目安」を菰野町農業再生協議会へ情報提供し、平成30年産の転作率が決定されたところであります。  当町におきましては、先人の方々が積み上げてきた土地改良事業や生産組織体制の確立により、地域の農業者が結束し、2年3作のブロックローテーション体系を構築し、緑豊かな農地が守られてきております。  しかしながら、生産現場においては、小規模農家が耕作しにくい農地を守っていることで、地域農業が維持されている現状であり、町農政といたしましては、大規模農家を優先とした施策のみを実施するのではなく、小規模農家に対しても、他産業や他分野と連携した政策的支援を実施し、農業技術や農村文化が衰退しないよう守っていく必要があると考えております。  当町では、本年、試案である菰野町農業ビジョンを策定し、当町の主要産業である農業が農政新時代に対応していくための指針を示したところでありますが、今後は関係機関と協議しながら、本ビジョンを策定してまいりますので、御理解賜りたいと思います。
     農業施設の老朽化でございます。  当町の農業基盤整備は、農業基本法制定を機に進められ、まず川北において、昭和39年度に農業構造改善事業として始まり、町内における各種圃場整備事業が平成4年まで続けられております。  これらの圃場整備完了後、農業基盤施設の日常の維持管理につきましては、農業者が実施しておりましたが、農家数が減少する中で、施設の維持管理に係る負担が課題となっており、農業者、地域住民などが連携して、地域ぐるみで多面的機能支払交付金事業を活用しながら取り組んでおります。  また、農業基盤施設の老朽化対策の1つとして、圃場整備により、町河川であったものが農業用の排水路として整備された区域は、地元分担金の負担軽減措置を行い、農地耕作条件改善事業の補助金を活用し、積極的に改修工事を進めております。  農業基盤整備事業は、基本的に受益者負担が発生することから、国の補助金などを活用することにより、地元負担が少なくなる方法を選択し、土地改良区、水利組合など、地元と協議し、計画的に進めておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  3番目の獣害対策であります。  当町では、山際の地域を中心に、有害鳥獣であるニホンジカ、イノシシ、ニホンザルによる農業被害が深刻な状況であるため、地域ぐるみの取り組みを基本とした侵入防止対策や追い払い対策、菰野町猟友会との連携による捕獲対策により、被害軽減を図ってまいりました。  特に、捕獲対策につきましては、菰野町猟友会の協力により、捕獲頭数が年々増加しており、平成28年度は、ニホンジカ166頭、イノシシ196頭、ニホンザル128頭、合計490頭が捕獲されており、平成24年度の合計128頭と比較して、約3.8倍まで増加しております。  また、三重県内の優良事例として高く評価されている当町の地域ぐるみの取り組みは、これまで収穫をあきらめていた作物が収穫できるようになるなど、地域の中で被害の軽減が実感されていることに加え、当町における平成28年度の農業被害額が991万円と、平成27年度の農業被害額1,156万円に対して、165万円の被害が減少しているなど、町全体での被害軽減につながっております。  今後につきましては、菰野町鳥獣被害防止計画において、平成31年度までに被害額を272万円まで軽減する目標を掲げており、現在強化されている捕獲対策に加えて、多獣種に対応した防護さくの整備による侵入防止対策の強化を図る必要があることから、本年度より、国の鳥獣被害防止総合対策事業補助金2,166万円を活用しながら、町内全体の侵入防止対策を強化してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  諸岡雅樹議員。 ○4番(諸岡雅樹君) 答弁ありがとうございます。  それでは、順次再質問させていただきます。  まず、写真の1番お願いします。  12月初めから、菰野町内では、今、最終段階迎えてますけども、大豆の収穫が真っ盛りとなっております。  ことしは、約600ヘクタール、40%の水田で生産調整され、小麦や大豆などが二毛作、一部、一毛作のところもありますけども、栽培されております。  写真2番、お願いします。  この写真の今、刈り取られとる大豆は、地球温暖化や生物多様性保全に効果の高い環境保全型農業で栽培されております。ありがとう。  全国でも、東京と大阪を除く45道府県が従来の生産数量目標にかわる目安を設けることが決定して、三重県、滋賀県など、28道県は、市町村を単位とする地域別に目安を提示することとなりました。  今後も、菰野町も生産調整を実施していくわけですけども、菰野町に示された、この目安を教えてください。担当課長にお伺いします。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員の再質問に対し、答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 目標値と言いますか、目安についてお尋ねをいただきました。  先ほど、町長からも御答弁申し上げましたとおり、平成30年産以降における主食用米の生産数量目標にかわる指標といたしまして、三重県の再生協議会が生産量の目安というものを情報提供することになっておりまして、当町におきましては、平成29年9月25日に開催をされました菰野町農業再生協議会の通常総会におきまして、平成30年産の転作目標面積543万6,768平米、転作率38%というふうに決定をしていただいております。  その後、総会決定後におきましては、各地域で開催される生産組合等の会議におきまして、次年度の作付計画を協議していただき、現在、各地区の圃場で平成30年産の小麦の播種が実施されております状況でございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○4番(諸岡雅樹君) ありがとうございます。  この生産調整の歴史をたどってみるとですね、昭和17年の太平洋戦争当時、不足する食糧を国民に公平に配給することを主な目的として、食糧管理法が施行され、その後50年近くも生産調整が続けられてきたわけですが、この50年間の間に、菰野町では生産数量目標をもとにですね、この先ほど答弁いただきましたけども、菰野町型の2年3作ブロックローテーションを確立して、水田を高度利用し、水田活用の交付金を無駄なく受けてきました。  そのほかにもですね、この菰野町の単独補助事業として、生産調整と高度利用の補助金が予算内調整はあるものの、今年度は8,000円の補助制度があります。  この国の制度である二毛作助成、これ1万5,000円ですけども、これが廃止されます。  しかし、この菰野町の生産調整、それから高度利用補助制度は継続されていくと考えてよろしいのですね。担当課長にお伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 町の水田農業推進補助金についてお尋ねをいただきました。  町の水田農業推進補助金につきましては、町の基幹産業であります農業と優良農地を守り、米、麦、大豆の2年3作ブロックローテーションを確立し、農業者の所得安定を図るとともに、農地の高度利用を推進するため、米の生産調整実施者に対して助成をしている状況でございます。  農地の耕地利用率を高めることにより、食糧自給率の向上が図られるとともに、農地の荒廃防止につながり、効果的かつ安定的な農業経営に寄与ができることから、水田農業推進補助金は継続させてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○4番(諸岡雅樹君) ありがとうございます。よろしくお願いします。  この菰野町のこの生産調整、高度利用の補助金、約4,000万円ほどありますけども、今年度で。他市町に例を見ない、いい補助制度やないかなと思っております。この補助制度までなくなるとですね、1反当たり2万3,000円の減収となり、農業者にとっては非常に厳しい状況となります。この町の補助制度は継続されていきますように、予算配分、よろしくお願いいたします。  先ほど町長からも答弁ありましたけども、9月定例会で、菰野町の農業ビジョンが示されですね、将来に向けた菰野町農業の方向性、問題点、その解決に向けた施策が公表されています。  これ読ませていただくとですね、その土地の地力の低下とか、いろいろ農業者の声、分析なんかされとるなというところ、感想を受けました。  この収入においてですね、補助金の占める割合が大きい農業ですけども、その点に関しても、補助制度に細心の注意を払って、今後も無駄なく受給していってもらいたいなと思います。  そこで、今年度、経営体育成支援事業が採択されたと伺いましたが、内容を教えてください。課長にお伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 経営体育成支援事業について、お尋ねをいただきました。  経営体育成支援事業につきましては、人・農地プランが作成されており、農地中間管理機構を活用しております地域、地区におきまして、売上高の拡大や経営コストの縮減などに意欲的に取り組んでいただく地域の担い手が融資を活用して農業用機械や施設を導入する際に、融資残に対しまして、点数審査等によって厳しい基準はございますが、県の補助決定を受けた経営体に交付する補助事業であります。  平成29年度経営体育成支援事業につきましては、竹永地域におきまして、1経営体が農業用機械の資金、常用管理機につきまして受けていただいております。  また、朝上地区1経営体につきましては、農業用施設、ハウスの資金を受けております。  また、千種地区1経営体につきましては、これも大豆用の大型のコンバインにつきまして、資金を、農業用機械の資金を対象として事業承認を受けて、この3経営体で550万2,000円の補助金を受ける予定でございます。  今後につきましても、事業に対する研究を進めながら、町内における農業経営者が事業採択されるよう努めてまいりたいと考えますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○4番(諸岡雅樹君) 今まで多くの申し込みがあってもですね、菰野町で受けることができなかった、この経営体育成支援事業ですけども、今回はこの3件も採択されたと。点数、先ほど課長から説明ありましたけども、点数制の中で、なかなか受けることが難しかったなと思うんですけども、いろいろ調査研究されて、そして受けることができたんやなと思っています。これからもですね、受給できるように頑張っていただきたいなと思っております。  それではですね、次に老朽化対策について、先ほど町長からも答弁あったように、農地耕作条件の改善事業、土地改良区、それから水利組合とも協力しながらというお話がありましたが、現在ですね、各地域の農業団体が農業施設の整備・老朽化対策にはですね、資源向上支払の施設の長寿命化のための活動に対して支払われる交付金で、長寿命化整備がされています。  例えば、私の住む地域では、地区では年間約、今まで460万円の交付金を受け、水路・ポンプ・農道の整備やバルブ交換など、大きな農家、小さな農家が協力し合ってですね、補修を行っております。  しかし、今年度、この交付金の決定がされていませんが、どのような国・県の状況になっているのか、お聞かせください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 多面的機能支払交付金事業に取り組んでおります町内の活動団体につきましては、広域組織として2団体、単独組織として8団体の10団体が取り組んでおりまして、その中で、この長寿命化というような事業に取り組んでいる活動団体については、9団体ございます。  現状といたしまして、多面的機能支払交付金事業は、国の予算が不足すると全額交付をされないというような状況にあります。これはだんだんこの制度が広まってきて、全国的に活動団体が増加してきたということが原因であると考えております。  昨年度も、年度当初に長寿命化分が100%交付されないと、町内の団体に言われておりましたが、最終的な調整の中で、100%補助金が交付されるようなところでおさまっております。  また、本年度につきましても、「田光資源と環境を守る会」につきましては、現時点では長寿命化分としては、交付決定額がゼロというような状況になっております。  しかしながら、県のほうから12月4日に交付決定がなされましたので、今から交付手続を行いまして、多面的機能支払交付金の交付手続を行う予定でございます。  この交付金の決定のルールにつきましては、3カ年の事業計画、長寿命化につきましては3カ年の事業計画の策定となっておりまして、配分ルールとして、3カ年の計画期間内の活動組織を継続組織として1番に優先配分し、次に、今まで長寿命化を行っておらず、本年度から新規で行う組織を新規組織として、2番目に優先として配分、最後に、昨年度までで3年間が終了し、本年度から新たに次の3年に入るという、早くから一生懸命取り組んできた団体が再認定組織というような形で、最終配分になるというような形で、町内では「田光さん」や「うがわら自然を守る会」以外の7組織につきましては、100%配分をされておりますが、「田光さん」、「うがわらさん」、田光資源と環境を守る会、うがわら自然を守る会につきましては、早くから取り組んでいただいておりましたところで、再認定組織ということから、優先順位が低くなり、配分がなされていない状況となっておりましたが、交付決定が県からやってまいりましたので、要望額には満たないかもわかりませんが、100万円ほど交付できるような状況になってきておりますので、御報告を申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○4番(諸岡雅樹君) ありがとうございます。  「うがわら」と「田光」の場合は、0から100万円ぐらいということなんですけど、最高額が大幅減額となっとるところから、最高額で200万円でしたかね、これからですね、この長寿命化交付金、大幅減額となってきたときのですね、担当課としての対策、考えてみえましたら、聞かせてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 多面的機能支払交付金事業につきましては、平成27年度から法制化をされておりまして、制度的には安定をしておりますので、国の予算額により、全額交付されないような状況にはありますが、今後ですね、全額交付されるよう、予算確保のための要望も町、県を通じて、一生懸命挙げていきたいと考えておるところでございます。  また、多面的機能支払交付金事業で対応できないものにつきましては、国、県の補助制度を確認しまして、有効に活用できる補助制度を検討し、情報提供を地域にしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○4番(諸岡雅樹君) ありがとうございます。  「うがわら」もですね、「田光」もですね、早くから一生懸命にですね、この事業に取り組んできております。ぜひですね、全額獲得できるように努力していただきたいなと思っております。  大きな老朽化対策に対してはですね、圃場整備からもう40年、50年というところで、先に答弁ありましたけども、土地改良区、水利組合と協力しながら、国の補助事業、ストックマネジメント事業とかですね、さまざまな補助、100%補助なんかを取っていただいてですね、今後進めていかんならんようになってくるんやないかなと思っております。  そこでですね、この各地域ですけども、長寿命化の交付金が減ってきたということで、多面的機能の維持・発揮の面でね、有利な制度として、中山間地域等直接支払制度というのがありますけども、これの内容と受給条件を教えてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 中山間地域等直接支払制度は、農業の生産条件が不利な地域における農業生産活動を継続するため、国及び地方自治体による支援を行う制度となっており、農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律に基づいて、法に基づいた安定的な措置として実施されております。  制度内容につきましては、地域振興立法で指定されました地域、及び都道府県知事が定めた基準を満たす中山間地域において、協定を締結し、5年間、農業生産活動等を継続する農業者等を対象として、面積に応じて一定額が交付されるというような形になっております。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○4番(諸岡雅樹君) 朝上地区、千種地区はですね、中山間地特認地域となっております。  しかし、今、中山間直接支払を受けているのは切畑地区だけです。この切畑地区は急傾斜地ということで受けておりますけども、特にですね、旧国道306号より山沿いは傾斜地が多く、あぜが高い水田となっております。農地の調査をする必要があると考えますけども、担当課長の意見を聞かせてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 先ほど、議員からも御指摘いただきましたように、朝上地区が三重県知事の定める基準を満たす特認地域として指定を受けている状況で、現在につきましては、現状、急傾斜を有する切畑地区において、当該事業が活用されておる状況でございます。  今後につきましては、三重県や地区が協定を結ぶ必要がありますので、地区、地域と連携しながらですね、朝上地内の農地を調査し、取れる中山間の補助金につきましては、調査を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○4番(諸岡雅樹君) ぜひ、お願いします。  急傾斜なら2万1,000円、反当たり。緩やかな傾斜でも反当たり8,000円が受けられます。  国の政策を見てもですね、中山間に光をとかということで、政策の優遇も進んでいっとるような状況です。今までなかった急傾斜に続いて、超急傾斜とかね、それに合わせた補助制度なんか出てきてますので、ぜひ再調査お願いしたいなと思います。よろしくお願いします。  次に、獣害対策について伺います。  写真3番、お願いします。  これは、先ほどした切畑の獣害侵入防止さくです。金網の上にはですね、3段の電気さくがついています。  次、お願いします。  これは、切畑、ほかの地域ないんですけど、切畑だけにあるんですけども、この下から土を掘って獣が侵入するのを防止するためのエプロンも設置されております。  5番お願いします。  これ、ちょっと見にくいですけども、ずっと左手からもう全体に今、張ってこられてます。地区の皆さん総出で、農地全体を囲むようにさくが設置され、今も続けられております。この写真でもわかるように、ちょっとわかりづらいかもわかりませんけど、あぜはかなり高いです。見るように、ふだんの管理に苦労されとると思いますけども、ここは先ほどお話させていただきましたけども、中山間の直接支払い、急傾斜地を受けております。ありがとう。
     今後の獣害対策の方針について、担当課の課長から詳しく聞かせてください。お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 先ほど町長からも御答弁を申し上げましたとおり、当町では、これまで地域ぐるみの取り組みを基本とした侵入防止対策、追い払い対策、捕獲対策により、被害軽減が図られてきております。  そのうち、侵入防止対策につきましては、平成23年度に国の鳥獣被害防止総合対策事業を活用し、町内5地区に電気さくや金網さくが整備をされましたが、近年では、電気さくになれた個体が農地に侵入するなど、再び被害が発生している状況でございます。  このような状況を踏まえ、緊急的かつ抜本的に侵入防止対策を強化していく必要があることから、平成29年度から平成33年度までの5年間におきまして、山際の地域を対象とした侵入防止柵整備事業を計画しております。  平成29年度につきましては、田光区、田口区、音羽区において、合計16キロの侵入防止柵整備を予定しておりまして、電気さくを既に導入しておる地域におけるさくの機能向上及び侵入防止さくの新規導入を実施してまいります。  引き続き、地域住民、菰野町猟友会と連携を図りながら、既存の対策の強化によりまして、農業被害の軽減に努めてまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○4番(諸岡雅樹君) 先ほどですね、ありがとうございます、町長からも答弁ありましたけども、地域ぐるみの追い払い、それから1,150万円あたりから約990万円に被害額が減少したと。いろいろ一生懸命やってもらっておりますけども、昨年はですね、大豆の新芽が食い荒らされる。畑の野菜や果物も相当な被害に遭い、農家も担当課も深夜まで追い払いパトロールに苦労されておりました。  ことしはですね、そこまでの大きな被害もなく、効果が徐々に出てきとるんやないかなと感じる年ではありました。  10月にはですね、このことしの10月ですけども、新しい侵入防止さく設置についての獣害対策地区説明会があり、今後にさらに期待するところであります。  菰野町では、この獣害対策、それから耕作放棄地の解消、農福商工連携や6次産業化、いろんな取り組みが行われている菰野町です。  そこで、耕作放棄地の解消から6次産業化、先週ですね、開催されたイベントをちょっと最後に紹介させていただきたいなと思います。  資料の1をお願いします。  地元の酒米「神の穂」を使用した新酒「田光」の試飲会とシデコブシ、無農薬有機肥料で育てたシデコブシそばプロジェクトの新そば試食会がたくさんの方々の御協力のもとに開催されました。  写真お願いします、6。  これは、そのイベントの様子です。  次の写真お願いします。ありがとう。  酒米「神の穂」は、地元の酒蔵と農家の連携・協力体制によって、昨年よりもことし、またことしよりも来年と、2倍、3倍に栽培面積が今ふえていっていますし、さらにふえていく予定です。  写真8をお願いします。  これはですね、もみ殻を剥いたところなんですけど、酒米は粒が大きくて、左がコシヒカリ、右が「神の穂」です。真ん中の白い乳白色のようなところが酒屋さんが欲しいところというところで、精米されると約60%。この「神の穂」は60%、次の「田光」は50%の精米率となる予定になっております。ありがとう。  酒蔵の御主人の話を伺うとですね、今までこの「神の穂」は菰野町外でつくられておったわけですけども、何としてもこの菰野町内でつくりたかったと。御主人の話を伺うと、人も酒米も水もすべて菰野町産であることに強いこだわりを持っておられるように思いました。  それから、ことしから取り組んだそばプロジェクトについてはですね、写真10番お願いします。  まず、耕作放棄地の解消ということで、農機具入れやなあかんのですけども、農機具が入っていかんということで、周りの木を切るというところからみんな総出で始まりました。  11番お願いします。  やっと農機具が入れて、トラクターのスライドモアですね、これで草刈りをしていくところはして、あと木を切るところは人力で切っていったと。そして耕作放棄地を解消していったということです。ありがとう。  そば栽培を始めて、一部獣害に遭いながらも、白い花が咲き誇りました。  写真12お願いします。  これがそば、ちょっと天気悪いで、暗く見えますけども、そばの花が一面に咲いて、その奥に見える山が茂っとるところ、ここがシデコブシの湿地群落です。  取り入れ時期直前の10月に、2週連続の台風、1回目の雨風でほとんど倒れたんですけども、その後ちょっと立ち直ってきたなと思ったら、またやられて、台風、雨風にたたかれて、重い実をつけたそばが倒れてしまう。身がこぼれてしまうというような被害に遭いながらもですね、また立ち直った強いそばの実を143キロ収穫できました。約3俵ちょっとということで、そばの1俵は45キロですから、3俵ちょっと取れました。  写真13お願いします。  この試食会にはですね、そばを打っていただいたわけですけども、大好評で、用意した70食、完食してもらいました。こんなにうまい新そばが食えるんやったら、みんなで喜んでもらえるんやったら、来年も頑張ろうという声が聞こえていたところです。ありがとう。  新しいことに挑戦すると、「何やこれは」と、そばも今まで本格的につくったことがなかったので、「こんな背丈でええんけ」、「こんにはよ花咲いてええんか」とか、いろんなね、不安なことがいっぱいありましたけども、楽しみもたくさんあります。  これからも、このように新しいことに挑戦していきたいなと思っております。  これで、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、諸岡雅樹議員の一般質問は終了をいたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  休憩時間は、10分程度といたします。               午後 2時40分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 2時56分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  安全安心対策室長、片岡県司君が出席をしております。よろしくお願いします。  13番議員、出口利子議員、登壇ください。            〔13番 出口利子君 登壇〕(拍手) ○13番(出口利子君) 13番議員の出口利子です。一般質問をさせていただきます。  質問初日の最終ともなり、皆さん大変お疲れとは思いますが、どうかよろしくお願いをいたします。  先日、朝日町が来年の9月から、小学校入学前の子どもが医療機関を利用した際、現行の立てかえ払い方式から窓口での負担を無料にするというニュースを目にしました。  導入のきっかけは、国の自治体への国民健康保険の補助方針の転換、窓口無料化を実施しても、未就学児は2018年度から減額されないことになり、財源のめどがついたということから決めたというものです。  子どもたちが体調を崩したとき、持ち合わせがないからといって医療機関の受診を控えることなく、早期発見、早期治療で元気な体で健やかに成長されることを望みます。  また、県政だよりでは、菰野町田口区の挑戦・獣害に強い地域を目指してと題して、獣害に強い集落等優良活動表彰で、田口区が三重県知事賞を受賞したという取材内容を目にしました。サル鉄砲を使って地域が一体となって獣害対策に取り組んだこと、5年前まではイノシシのすみかだった耕作放棄地に地域の皆さんがコスモスを植え、コスモス祭りを開催するに至ったこと。これらのことから、農地保全意識が高まり、さらには地域活性化につながっているなどと報告をされていました。獣害対策について、いまだ道半ばであるとは思いますが、田口区の方々の日ごろの御努力が実を結んだものだと感心をいたしました。  では、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  コミュニティバス運行の今後の方向性について、質問をさせていただきます。  菰野町が運行している公共交通には、コミュニティバスとあいあい自動車があります。  コミュニティバスは、町内を9コースに分けて運行をしていますが、私、平成16年から18年まで、コミュニティバス運行調査特別委員会委員長を拝命しており、そのころからよく知っていただいている住民の皆様の中から、もっと便利な移動手段を確保してほしいという声をよく聞きます。  住民の皆様は、毎日目にする身近な事業、例えばごみ問題や水道事業、下水道事業、地域を走っているバス運行などに特に注視をしています。もちろんこの方法が絶対だというものはありませんが、他の自治体が取り入れているものや専門家が勧めるものは、試行錯誤をしながらも、導入していく必要があると思います。  少し過去にさかのぼりますが、平成22年度当初予算審議資料の中の事業の概要説明によりますと、公共交通機関の安全性と利便性とともに、より効率的な公共交通の運営を図るために、平成22年10月1日から、町内の主要道路を幹線ルートとして位置づけて、便数をふやし、新たにタクシー事業者と連携し、予約制とした上で、支線ルートとして運行する予定です。  今後の展開として、支線9路線は乗降率が低いため、タクシー業者と連携し、予約制乗車としますというものです。  この時期から年月が経ち、平成28年度の決算報告でも、運行見直しを行ったり、子育て支援の一環として、通学者の利便性の向上を図るとともに、高齢者や障がい者についても、より日常的に利用しやすい料金設定とするため、フリー乗車券の料金の見直しを行っています。  また、ルート変更や時刻表の見直しなど、さまざまな形で利便性のよいバス運行に改良されたことにより、地域公共交通費は5,185万9,000円となっており、前年度に比べて156万5,000円減少し、輸送実績が年間約6,000人増加するなど、効果は認められています。  しかし、乗降率の低い地域でのデマンド型の運行形態には着手をされていないのが現状です。皆様よく御存じのとおり、デマンド型は予約制をとるため、住民さんが気にかけている空や1人、2人の少人数でバスが走ることはありません。  ことし6月23日開催をされた平成29年度第1回菰野町地域公共交通会議においても、今後の公共交通の方向性を協議していくということでしたが、使い勝手のよいコミュニティバスの運行形態について、今後どのような方法を考えてみえるのか、お尋ねをします。  では、2番目の質問に移ります。  市町村間や企業との連携協定の現状について、お尋ねをします。  企業と自治体が連携して、社会課題の解決に取り組む包括連携協定が全国で急速に広がっています。地方経済の停滞と人口減少で税収が伸び悩む中、企業固有のノウハウやネットワークを活用したい自治体と地域課題を解決することで、地域での存在感を強めたい企業との思惑が一致、企業と自治体のサステナブルな取り組みが活発化をしています。  菰野町では、一例として、県建設労働組合四日市支部と高齢者宅の住宅改修を進める協定を結んでいます。協定は、町の高齢者世帯、住宅改修補助事業の推進を目的としています。  また、10年ほど前から、企業と自治体の間で災害時の協働協定も活発化をしています。  菰野町では、ことし8月31日、三重県行政書士会との災害時における協力に関する協定締結式が行われています。  この協定は、大規模災害が発生した場合に、行政書士会が相談窓口を設置し、罹災証明書や災害見舞金などの各種申請書の手続が円滑に行われるように支援するためのものです。  また、観光振興の面では、マコモタケを縁に、菰野町と富山県氷見市が観光振興の友好協定を結んでいます。  氷見市では、マコモタケを年7トン出荷し、生産量は日本一と言われています。  誘客策として、菰野町と氷見市は、中部縦断の観光ルート、昇龍道上にあることから、これを利用した互いの交流とインバウンドの発展を目指しています。  あと、新潟県三条市とも協定が結ばれており、ハーフマラソンには市長が参加されたり、特産品である刃物も販売され、私も早速、万能包丁を購入いたしました。  最近では、三条市の特産品、洋ナシ、ル・レクチェの販売が解禁をされています。これはとろけるような食感と濃厚な甘さから、西洋ナシの貴婦人と呼ばれ、つくるのが難しい品種で、同じ西洋ナシのラ・フランスよりも大きく、1玉は約400グラム、今月の下旬までの1カ月間しか味わえない希少品種です。協定によって身近に感じられる、この果物も、ぜひ食べてみたいものです。  また、昨日の新聞に、「菰野の森整備、コメダが支援」と題して、菰野町と県と協定を結んだというニュースが掲載をされていました。コメダ珈琲店を展開するコメダは、菰野町で森林づくりに取り組む協定を三重県と菰野町との間で結び、菰野町千草の山林6ヘクタールで植樹や間伐、散策路の整備を行うというものです。コメダが森林整備に取り組むのは初めてで、木の温かみを感じてもらおうと、店のテーブルには県産の間伐材を使っているようです。  これらの例のほかに、災害対応、観光振興、環境整備、福祉分野と、企業や市などとさまざまな協定が結ばれていますが、協定の現状と効果、今後の展開についてお聞かせをください。  これで、1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 13番議員の出口利子議員からの御質問にお答えいたします。  コミュニティバスの運行の方向性と題して、デマンド交通を導入してはどうかということがございますので、お答えいたします。  まず、当町が運行している公共交通には、コミュニティバスとあいあい自動車があります。  コミュニティバスにつきましては、交通弱者の通院や買い物などの移動支援、通勤・通学への利用などを目的に、平成16年4月から運行しております。  一方、あいあい自動車は、菰野町社会福祉協議会が実施主体となり、65歳以上の高齢者または障害のある方で、モデル区である大羽根園または川北にお住まいのみずから車を運転できない方を利用対象者とし、移動範囲を町内に限定した福祉的な施策として、昨年2月から実証運行を開始しております。  今後におきましては、鉄道、路線バス、タクシーなど、民間事業者が運行する交通機関やコミュニティバス、あいあい自動車など、既存の交通機関とこれらを補完する新たな交通手段の開始とあわせた当町に最適な交通体系の構築に向けて、コミュニティバスの幹線への集約、パソコンやスマートフォンなどで運行予約をするデマンド交通の導入などについて、地域公共交通会議での協議等を踏まえ、検討し、交通弱者の移動の確保、通勤・通学における利便性の向上などを目指してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  続いて、市町村間や企業との連携協定の現状について、お答えします。  1つの基礎自治体が他の地方公共団体や民間企業などと連携協定を締結する意義については、基礎自治体が地域社会における諸課題に対して、単独で課題解決に対応するよりも、締結相手方の技術や知識、情報網などを生かしながら対応するほうが有効であること、締結相手方についても基礎自治体と同様、または別の利点があることなどと考えます。  現在、菰野町においては、大規模災害時に相互で応援する県外の基礎自治体との協定、緊急放送で町民への情報提供を行うケーブルテレビ局との協定、救護所や避難所における医療救護や罹災証明書などの届け出の提出支援などをしていただく各種団体との協定、また町民の健康づくりを推進するための全国健康保険協会三重支部との協定、高齢社会での見守り活動や不法投棄の情報共有などをしていただく日本郵便株式会社との協定などを締結しております。  さらには、人的及び知的資源を生かし、地域の発展に寄与するために、各大学とも包括的な連携協定を締結しているところであります。  いずれの連携協定につきましても、町民の安全安心施策の向上、当町の地域振興や活性化に資することなどを目的としており、今後においても、観光の視点での連携など、時宜にかなった連携協定を考えてまいりますので、御理解をお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  出口利子議員。 ○13番(出口利子君) 御答弁ありがとうございました。  では、コミュニティバスについての再質問をさせていただきます。  去る11月1日、2日と、こもの未来会派で京都府京丹後市へ地域公共交通について視察研修に行ってまいりました。
     ここで、その取り組み状況を報告させていただきます。  京丹後市は、平成16年4月に、丹後町、弥栄町、大宮町、峰山町、久美浜町、網野町の6町の合併により誕生しました。豊かな自然、農水産物、丹後ちりめんなどの工芸品などで有名なところです。  人口は、5万7,198人、高齢化率は34.2%、2030年には40%の見込みとなっています。  ここには、マイカーに頼らなければならない過疎地域の公共交通の現実があります。  高齢化により、マイカーにも頼れない時代に突入したことや高齢化が進み、移動に不安を感じるようになった人がふえたことなどが地域課題となっています。さまざまな移動手段の取り組みの背景には、1番目、現状として。空気しか運んでいないバス交通という風評。利用者が減ることで、利便性が低下、さらなる利用者減の悪循環。雪だるま式にふえる多額の財政支援額。乗って守ろう的な利用促進策は効果が見られない。  2番目の危機意識として。このままでは地域からバス交通が消滅する。市の財政を圧迫してしまう。  3番目、転機の訪れとして。市町村合併により、市内で完結する路線が大半となった。市内のバス運賃を統一させていく必要があった。庁舎内にプロジェクトチームを発足させたなどがあります。  この京丹後市では、3種類の公共交通が走っています。  まず、丹後半島全域に、上限200円バスが走っています。これは市営のデマンドバスです。これは一昨年の7月から運行しており、ダイヤなしの完全事前予約制の市営バスです。当日利用はできません。10人乗り、日曜、祝祭日は運休。今までは区間最大1,150円が市内一律上限200円に、さらに小学生と身障者の方では半額の100円、6歳未満の子どもは無料となっています。全区間、乗りおり自由なフリー乗降制、電話での予約制をとっています。  また、運転免許証を自主返納された人を支援しています。高齢者等、運転免許証自主返納支援事業の申請により、京都タンゴ鉄道の定期券、バスの定期券、回数券等を進呈しています。  もう1つの方法は、EV乗合タクシーというのがあります。電気自動車を使った乗り合いタクシーということです。  これは、網野町及び久美浜町域においては、タクシー事業者が撤退して数年がたち、ことし4月から、京都タンゴ鉄道の運行が開始され、観光誘客と地域経済の活性化の観点から、鉄道利用者が駅で降車してからの自由度の高い二次交通の確保が求められています。  また、買い物や通院など、多様化する住民ニーズに応えつつ、新たな需要の掘り起こしを行うことで、持続可能な公共交通手段の確保が必要となっています。  このようなことから、この2町における京丹後市EV乗合タクシー運行を実施する運行事業者を公募型のプロポーザル方式で募集、選定をしたものです。  平成27年10月の運行開始以降、環境に優しい電気自動車は、その静かさが大変好評です。  また、人の輸送に限らず、全国初の試みである小荷物のみの輸送サービスも行っています。少量貨物の運送に関する取り扱いについては、道路運送法第82条の規定に基づいて行っています。  さらに、運転手がさまざまな役務の提供を行う代行サービスも展開し、例えば買い物代行、見守り代行、図書館代行、病院予約代行、小荷物輸送サービスなどを行い、15分ごとに400円の料金がかかります。  乗車できる地域は、網野町、久美浜町で、降車できる地域は京丹後市全域です。予約制になっており、予約専用ダイヤルが設けられています。玄関前から行きたいところへドア・ツー・ドア方式です。  運行日時は、年中無休。午前8時半から午後5時30分までとなっています。乗車運賃は500円、網野町、久美浜町を越えて降車される場合は250円が別途かかります。  3番目の方法として、「ささえ合い交通」というのもやっています。  平成28年5月の運行開始以来、全国各地から大きな注目を集めているささえ合い交通は、スマートフォンを活用した新しい運送サービスです。高齢で車を持たない方々の買い物や通院、観光客の移動をサポートしています。NPO法人「気張る!ふるさと丹後町」の皆さんがドライバーとなって、地域のために、地域の力で、自家用車で毎日運行を行っています。もちろん法定要件はクリア済みです。まずはウーバーのアプリを登録します。これは初めての利用時だけです。次はスマホで配車をかけます。即時配車依頼。すぐ近くにいる車がお迎えに行きます。乗車は丹後町のみ。丹後町内は乗りおり自由です。降車は京丹後市全域。運行日は年中無休。運行時間は8時から20時。料金は最初の1.5キロメートルまでを480円、それ以上はキロ当たり120円が必要です。それでもタクシーの約半額です。利用者のかわりに家族や友達が車を呼ぶこともできる代理サポーター制度もあります。クレジットカードによる自動決済、現金決済も新たに追加されました。ありがとうございます。  以上、京丹後市の取り組みを紹介いたしましたが、この中の一部でも参考になればと思います。  このように、デマンド型の運行形態を取り入れてほしいと思いますが、オン、デマンドとは、利用者の要求に応じてサービスを提供すること。デマンドバスは利用者の呼び出しに応じてルートを変更して運行するバス。利用者の需要や要求に応じるバスという定義になっています。  今から少し細かい質問に入りますので、よろしくお願いします。  平成22年第1回定例会の代表質問に、コミュニティバスの運行の現状と今後について、私、質問をさせていただいています。そのときの町長答弁、課長答弁でも、地元のタクシー事業者などと連携し、予約制をとった小型、中型のタクシーを使った運行を考えているということでした。それでもいまだ実現に至っていないということは、地域公共交通会議での場で話し合いに至らなかったのか、もしくはほかにふぐあいがあったのか、またその内容はどのようなものですか、お尋ねをします。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員の再質問に対し、答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) デマンド交通が実施されていない経緯につきましては、デマンド交通の運行に関する予算案を平成22年第1回定例会に上程し、議会と協議の上で進めることを条件にお認めいただきました。  その後、平成23年度からの実施を目指し、出口議員にも当時、委員としてお世話になっておりましたコミュニティバス運行調査特別委員会、地域公共交通会議、全員協議会などで協議を重ねてまいりましたが、合意を得られず、実施に至っておりません。  このような経緯から、当町としましては、コミュニティバスの通勤・通学の利便性の向上を図るための増便、フリー乗車券の料金の見直し、鉄道のダイヤ改正等に伴う一部ダイヤの改正、あいあい自動車の導入などの利用意向に沿った当町に最適となる交通体系の構築を目指す取り組みを進めてまいりました。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) 今の御答弁では、結局、話し合いには至らなかった。至らなかった中身と言いますか、例えば料金が合わなかったとか、道筋がだめであったとか、選定業者がなかなか見つからなかったとか、そういうふうな内容はどういう、そのときの話し合いに至らなかった内容はどんなものがありますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) 当時の議事録等を確認させていただきました。いろいろな協議が全員協議会等で行われておりました。その中では、やはりデマンド交通について取り入れていくのには不安であるという意見が多数残っていたのを覚えております。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) わかりました。  では、そのとき地域住民の意見聴取はなされましたか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) 平成22年度の地域公共交通会議におきまして、デマンド交通の実施が合意に至らなかった際、デマンド交通について「不安である」という意見がやはりたくさんありました。  一方で、昨年度、菰野町内の地域公共交通に関する町民アンケートを実施しており、仮にデマンド交通を実施した場合、およそ7割の方が利用に興味を持っていただけるということがわかりました。  これらの意見を踏まえて、今後検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) 地域公共交通のあり方検討会は、有識者、町内を運行するバス、タクシーの交通事業者、三重運輸支局など、運行形態に詳しい人たちで構成をされていますが、その場でデマンド型の運行方法は提案をされなかったのでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) 地域公共交通のあり方検討会におきましては、あいあい自動車の運行によるタクシー等への既存の交通機関への影響や当町に最適な交通体系を構築するための協議を実施しており、本年5月に開催しました同検討会におきまして、学識経験者の方から、当町に最適な交通体系の私案についての説明があり、コミュニティバスを幹線に集約し、1時間に1本程度、運行することや町内を幾つかのエリアに分けて、デマンド交通を運行し、鉄道、路線バス及びコミュニティバスとの支線として運行することなどを御提案いただいております。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) ことし6月23日開催されました平成29年度第1回菰野町地域公共交通会議においても、今後の公共交通の方向性を協議していくということでしたが、その内容は、ただいま確か室長のほうから、大体そのときの話が出ましたが、もう一度改めて、この6月23日に開催された、公共交通の方向性を協議していく、ということでしたが、その内容について、ちょっと教えてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) 本年6月23日に開催しました地域公共交通会議の内容について御質問をいただきました。  本年6月に開催しました平成29年度第1回菰野町地域公共交通会議では、本年5月に開催しました地域公共交通のあり方検討会の内容を踏まえ、町内の各交通機関の実績や先ほどお答えいたしました町民アンケートの実施結果を報告させていただき、今後の進め方について協議し、学識経験者の方から検討会の場でも御提案いただきました当町に最適な交通体系の私案について説明をいただいております。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) 地域公共交通網形成計画の策定の進捗状況はどのようになっていますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) 地域公共交通網形成計画の策定につきましては、今年度から地域公共交通会議を「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」に基づく協議会を兼ねたものに組織改正しており、同会議におきまして、地域公共交通網形成計画の策定に向けた協議を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) 先ほどからデマンド交通とか、幹線に乗り継ぐとか、いろいろ話を出しておりますけれど、菰野町の地形から、南北に結局長い地形なんですが、菰野町の地形から考えて、どのような形態が取り入れやすいと現時点では考えられますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) 菰野町には、どのような交通手段を取り入れやすいかについてですが、先ほど町長からも答弁いたしましたように、地域公共交通会議等での協議を踏まえて、既存の交通機関とこれらを補完する新たな交通手段の開始とを合わせた当町に最適な交通体系の構築に向けて、コミュニティバスの幹線への集約、パソコンやスマートフォンなどで運行予約をするデマンド交通の導入などを検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) 先ほどの答弁の中でも、こうデマンド交通に対する不安があるとか、いろいろそういう住民さんの意見聴取がなされておりましたが、やっぱり予約制をとるということを煩わしいと考える人もたくさんあります。それでもその人たちも病院や歯医者などへ行く場合は、必ず迷わず予約をとっています。予約制にしないと、空バスに対する課題は解決をしないと思います。住民さんが行政サービスを受けようとする場合には、住民皆様のそれぞれの協力、努力も必要だと考えますが、どう思いますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安心安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) 議員御指摘のコミュニティバスの利用がほとんどない便の解消に関しましては、当町では平成27年11月のコミュニティバスの運行見直しにより、先ほどお答えいたしました通勤・通学のための朝夕便の増便や日中の利用の少ない便の廃止や統合などを実施しております。  また、平成28年9月から実施しました学生や高齢者・障がい者のフリー乗車券の料金の値下げや鉄道のダイヤ改正等に伴う一部ダイヤの改正を数回実施するなど、利用率の向上に努めているところであります。  今後におきましても、当町に最適な交通体系の構築に向けて、地域公共交通会議等で協議を行いまして、デマンド運行の導入などについても検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) デマンド交通の導入について考えていくという答弁は、非常にうれしいんですけど、今、私ちょっと聞かせていただいた意味がわかっていただかなかったかなと思いますので、もう一度聞きますが、予約をとるということが煩わしいために、予約をとるための、例えばデマンドタクシーとか、そういうものは「嫌や」という住民さんの声があの当時、実施に至らなかった原因の1つでもあろうかとは思うんですが、そういうことを言っていますと、やっぱり住民さんが行政サービスを受けようとする場合の努力、協力というものを全然せずして、ただサービスだけを甘受しようという、それもちょっといかんかなと思いますが、そのあたりはどういうふうに考えられますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) やはり今後ですね、デマンド運行等を取り入れていく中で、やはり予約、パソコンとかですね、スマートフォンなんかで運行予約をする方法は、住民の方にも多少協力していただかないかん部分はあると私は考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) 以前の、私の前に質問させていただいた答弁では、予約制のタクシーを幹線までとして、そしてそれを幹線に乗り継ぐという案がありました。それは一手間も二手間もかかりますということですが、乗りおり自由、ドア・ツー・ドアが私にとっては望ましいと思いますが、そういう案についてはどう思われますか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  安全安心対策室長、片岡県司君。 ○安全安心対策室長(片岡県司君) 平成22年度に御提案いただきましたコミュニティバスを幹線に集約し、デマンド型の乗り合いタクシーを幹線まで運行させる方法では手間のかかるという御指摘をいただきましたが、先ほどもお答えいたしましたように、当町に最適な交通体系の構築に向け、地域公共交通会議等で協議を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。 ○13番(出口利子君) ありがとうございます。いろいろ御答弁いただいて、ありがとう。  前回の9月議会に質問をさせていただきました買い物弱者や免許証を自主返納された方にとって自由度の利く運行形態は、とても強い味方になります。今ここで決定した答弁はなかなかいただけないかと思いますが、これから来年度の予算編成、事業内容も決められると思います。デマンド型の運行方法以外でも、住民さんが使い勝手のよい運行方法があれば、ぜひ取り入れていただきますようによろしくお願いをいたします。  では、2番目の協定についての再質問をさせていただきます。  行政がカバーできない住民サービスに企業のネットワークを生かそうという発想は、防災や高齢者の見守り、高齢者雇用、子育て支援などのテーマに多く見られます。福祉的な目的で協定を結んでいるところもたくさんあります。  例を挙げますと、川越町では、町内外の郵便局と住民や道路の安全を見守る協定を結んでいます。  協定の内容は、局員が町内で配達などの業務中、高齢者や障がい者、子どもたちの異変に気づいた場合、そのときやら、ポストに何日も郵便物がたまっていた場合、町に連絡をする。道路では、陥没や側溝、マンホールのふたの破損といった異常や不法投棄が疑われる廃棄物を発見した場合も連絡することになっています。  桑名市では、市内11の金融機関と高齢者見守り業務の協定を結んでいます。日ごろの業務で高齢者宅を回った際、気づいた異変を通報してもらうものです。毎日のように高齢者宅を訪問する新聞販売店、牛乳販売店、ガス会社などとも締結をしています。  あと、セブンイレブンと高齢者見守りネットワーク事業協力に関する協定も結んでいます。担当者は行政が民間企業を活用してもらうことで、コンビニが地域拠点として貢献する意義が高まると話してみえます。  また、松阪市では、高齢者の買い物支援と見守り活動を始めるヤマト運輸と協定を結んでいます。  いずれも、ひとり暮らしの高齢者がふえる一方で、住みなれた地域で安心して暮らし続けられる地域社会を形成し、協定により地域のつながりをさらに強固なものにすることを目的としています。  菰野町にもたくさんのコンビニやさまざまな事業所があります。高齢者の安否確認、見守りのためにも、このような協定について、どう思われますか。健康福祉課長、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 福祉的な観点からの企業等との連携協定についての御質問でございますが、現在、日本郵便株式会社とは協定を締結しており、業務に支障のない範囲で、高齢者、障がい者、子ども等の住民に異変を感じたときには、町へ連絡をもらうこととなっております。  今までにも、地域の見守り支援として、警察署、消防署、民生委員児童委員協議会、協力事業所、認知症サポーター等と連携し、高齢者等が安心して地域で暮らすことができるよう、菰野町SOSネットワーク事業を実施しています。  また、従来から社会福祉協議会のホームヘルパーによる見守りや訪問、相談も行い、必要に応じて、関係機関との連絡調整や緊急対応も行っております。  今後、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、これまでの取り組みに加えて、各種団体等と連携し、見守り支援が日常的に機能していくよう働きかけてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 出口利子議員。
    ○13番(出口利子君) さまざまな形で見守りや安否確認をしていただいているようです。  協定を結ぶということは、その事業に対して、しっかりとした責任や意識を持っていただくことだと思います。  今後についても、安否確認や見守り、不法投棄等、機会をとらえて、町内企業との協定を広げていただきますように、よろしくお願いをします。  これで、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、出口利子議員の一般質問は終了をいたしました。  執行部の皆さんに申し上げます。答弁の聞き取りにくい部分があります。あすから大きく発言をお願いをしたいと思います。  以上をもちまして、本日予定しておりました日程はすべて終了いたしました。  長時間にわたり、御協力ありがとうございました。  本日は、これにて散会いたします。御苦労さまでした。               午後 3時43分 散会...