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平成28年第3回定例会(第4日目 9月12日)

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  1. 菰野町議会 2016-09-12
    平成28年第3回定例会(第4日目 9月12日)


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    平成28年第3回定例会(第4日目 9月12日)          平成28年菰野町議会第3回定例会(第4号)                 平成28年9月12日(月) 午前10時00分開議             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜     第1 一般質問 2.会議に付した事件   日程第1 3.出席議員(16名)   1番  加 藤 大 輝 君        2番  諸 岡 雅 樹 君   3番  内 田 親 根 君        4番  伊 藤   敦 君   5番  藤 田 賢 吾 君        6番  中 山 文 夫 君   7番  益 田 和 代 君        8番  矢 田 富 男 君   9番  伊 藤 雅 慶 君        10番  服 部 住 雄 君   11番  加 藤 昌 行 君        12番  千 賀 優 子 君   13番  中 川 哲 雄 君        14番  出 口 利 子 君   15番  増 田 秀 樹 君        16番  久留美 正 次 君
    4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(18名)   町長       石 原 正 敬 君   副町長     諸 岡 高 幸 君   教育長      川 瀬   敏 君   消防長     白 木 康 裕 君   総務課長     位 田   進 君   企画情報課長  河 内 伸 博 君   財務課長     相 原 賢 治 君   税務課長    藤 川 史 典 君   住民課長     片 岡 芳 輝 君   会計管理者   市 川 秀 彦 君   子ども家庭課長  小 林 義 久 君   健康福祉課長  大 橋 裕 之 君   都市整備課長   斉 藤   司 君   観光産業課長  加 藤 信 也 君   環境課長     諸 岡 俊 樹 君   水道課長    加 藤 正 治 君   下水道課長    大 橋 克 哉 君   教育課長    諸 岡 克 博 君 6.出席事務局職員(3名)   議会事務局長   伊 藤   悟 君   書記      加 藤   真 君   書記       田 中 佑 樹 君               午前10時00分 開議 ○議長(矢田富男君) おはようございます。御苦労さまでございます。  ただいまの出席人員は、16名で定足数に達しております。  よって、平成28年菰野町議会第3回定例会は成立をいたしましたので、再開をいたします。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(矢田富男君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付をしております。よろしくお願いを申し上げます。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎日程第1 一般質問 ○議長(矢田富男君) 日程第1、一般質問を行います。  13番議員、中川哲雄議員、登壇ください。            〔13番 中川哲雄君 登壇〕(拍手) ○13番(中川哲雄君) おはようございます。  13番議員、日本共産党中川哲雄でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  私は、主権者である住民の代弁者として、常に第1に住民の願いや要求を行政に反映をさせ、住民福祉の向上に資することです。第2番目には住民の利益を守る立場から、町行政が公正・公平に行われているかどうか、効率的に行われているかどうかをチェックをする重要な役割をしっかりと果たしていくことが大切なことだと常日ごろ考えているところであります。  今回、3点について質問を行います。  変圧器等PCB廃棄物の適切な管理と処理を行うよう求めるものです。  PCB、ポリ塩化ビフェニルは、猛毒でダイオキシン類の一種であります。1968年に、御存じの方もあるだろうと思いますが、カネミ油症事件が起こり、この事件を契機に、1972年、44年前にPCBの製造は禁止されています。  菰野町が保管をしているPCBは、44年以上前に製造されたものであり、長期間にわたって、保管、または利用をされているということになります。  保管の長期化による紛失や漏えいによる環境汚染を防ぎ、適正な処理を行うため、2001年6月、15年前です、に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」(PCB特別措置法)が交付され、7月から施行をされました。ここでは、PCB廃棄物処理期限は政令で、平成28年、今年であります。今年の7月までと定められたところであります。  この法律の施行に伴い、国が全額出資した、環境省所管の「中間貯蔵環境安全事業株式会社」、JESCO、ジェスコが全国5カ所に整備され、ここでは高濃度PCB廃棄物の処理が行われてきました。  その後、1、微量のPCBに汚染されたトランスなど電気機器が大量に存在すること。2、中間貯蔵環境安全事業株式会社JESCO)による処理が、おくれていること等により、平成24年12月に政令が改正をされ、処理期限が平成38年度末、およそ10年間延長をされました。  そこでお伺いをいたします。  学校や体育センター、消防庁舎など菰野町の公共施設に、トランスなど使用中でPCBの混入があるもの及びPCB廃棄物、すなわち未使用のものがどれだけあるのかどうか、しっかりと掌握がされているのか、お伺いをいたします。  2番目に、町が保有しているPCB廃棄物は、廃棄物処理法に基づき、適切に保管されているのかどうか。  第3に、PCB廃棄物は計画的に処理されてきたのかどうか。  以上3点についてお伺いをいたします。  第2に就学援助の充実を求めるものです。  菰野町は「要保護者」、生活保護の世帯です、と生活保護基準額の1.3倍以下の基準に該当する「準要保護者」を対象に就学援助が行われています。  私は、平成25年3月議会で、1、同年8月から生活保護費が引き下げられることに伴い、これまで援助を受けている人が打ち切られることがないように。第2に就学援助の改善と就学援助制度周知徹底を求めて質問を行っています。  先の質問で具体的に改善を求めた、1、クラブ活動費・生徒会費・PTA会費は改正された交付要綱に沿って就学援助の対象に追加をされております。第2に給付内容や認定基準が保護者に理解されやすいように、具体例を挙げて周知徹底が図られるように改善を求めた結果、所得基準の具体例が列挙されるなど、一定改善がされています。第3に、小学校1年生、中学校1年生に支給される新入学児童通学用品費、平成27年度単価で小学1年生は2万470円、中学1年生は2万3,550円が、入学後の7月に支給されていること。及び、修学旅行費実費相当額、小学生約2万1,000円、中学生5万5,000円の支給日を修学旅行費の納入日前に支給されるように求めたところであります。このうち、新中学校1年生の通学用品費の支給は小学校6年生の時点で支給されることに今年度から改善がされることになりました。ありがとうございます。  そこで、1、支給日の改善について、小学校1年生、新1年生についても入学に間に合うように支給日の改善を行うこと及び修学旅行費の支給日を納入日までに支給されるよう改善を求めます。  第2に、就学援助制度の申請漏れなどがないように周知徹底を図るよう再度求めるものです。  菰野町の小・中学生就学援助者の受給率は、平成25年度で6.60%。三重県の受給率は、全体で11.61%。全国は15.42%です。菰野町は三重県の60%以下、57%。全国の半分以下、43%の受給者しかおりません。  第3番目、就学援助制度の充実を求めるものです。  子どもの貧困が叫ばれる中、子どもたちがお金の心配をしないで学校に通えるように、子どもを取り巻く環境整備の充実を図ることが、とりわけ今、重要になっています。菰野町では、就学援助補助対象になっていないものが2点あります。国の補助金単価に基づいて、支給されるように改善を求めます。  第1に、校外活動費、宿泊を伴うものの支給です。平成27年度の児童生徒援助費補助金単価は、小学校3,570円、中学校6,010円となっています。  第2に、トラコーマ、結膜炎、中耳炎などの診療費及び通院費の支給です。小学校、中学校とも、補助単価は1万2,000円です。  三重県は病院での窓口の無料化がされておらず、病院で一旦立て替えて支払わなければなりません。加えて菰野町の中学生は通院(外来)の助成がされていません。  第3に、菰野町の準要保護者の認定基準である生活保護基準額の1.3倍の倍率を拡大し、「すべての子どもたちが等しく教育を受ける権利」を保障している憲法第26条や教育基本法第4条の精神に従って受給対象者を広げるように求めます。  第3に、県河川の適切な管理についてお伺いをいたします。  金渓川の河床を覆うように繁茂する雑草・葦を早急に除去し、いつ起こるかわからない集中豪雨による水害が発生しないよう、三重県に強く要請するように求めます。  菰野町を流れる主な河川は、県河川、2級河川です。朝明川・田光川・杉谷川・田口川・焼合川・海蔵川・竹谷川・三滝川、そして金渓川の9河川です。  中山議員も先の一般質問で同趣旨の質問を行い、河床整備を急ぐように求めました。この9河川のうち、河床に生えている雑草・葦等が最も多いのがこの金渓川であります。河床に繁茂した雑草・葦が流れを防ぎ、このことに起因して河川の氾濫が起こることがないように、早急に河床整備を行うよう、再度強く求めるものです。  以上で、初めの質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) おはようございます。  13番議員の中川哲雄議員の御質問に順次お答えいたします。  まず、学校など各公共施設ポリ塩化ビフェニルPCB廃棄物の数量を把握しているかというお尋ねでございます。  PCBとは、ポリ塩化ビフェニル化合物の総称で、不燃性・電気絶縁性が高く、科学的に非常に安定していることから、コンデンサーや変圧器、蛍光灯安定機などの絶縁油などに数多く使用されてきました。  しかし、非常に毒性が強く、誤って摂取すると人体にさまざまな影響を及ぼすことが判明し、昭和43年にはカネミ油症事件として大きな社会問題となり、昭和47年9月には、製造が中止され、昭和51年10月以降は、新たに建設する施設への使用が禁止されています。  そのため、PCBを含有している機器については、平成13年に施行された「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」により、適正に処分することが義務づけられ、平成24年の法改正により、その処理期限が平成39年3月末までとされたところであります。  このような中、菰野町においても各公共施設建設年月日や設置されている機器の製造年月日からPCBを含有している可能性があるものについて、各施設の改修工事等に合わせて順次調査を行ってきました。  その結果、PCBを含有している機器が21基あり、そのうち9基が使用中であることを確認したところであります。  また、その他に現在使用中のもので、その製造年月日より、PCBが含有されている疑いがあり、機器の性能上、使用を中止しないと検査できないものが4基あります。以上が、各公共施設PCB廃棄物の状況であります。  次に、PCB廃棄物保管状況についてお答えいたします。  PCB廃棄物につきましては、その保管方法についても、法により基準が定められており、漏えい事故等が発生しないよう、適正に保管することが求められております。そのため、ステンレス製の容器やキュービクル内等において施錠した状態で保管しているところであります。  次に、PCB廃棄物処理計画についてでありますが、PCB廃棄物につきましては、先ほど申し上げましたとおり、含有している可能性がある機器の検査を順次行い、昨年度において対象機器の検査が一通り、終了したところであります。その調査結果をもとに来年度以降適正に処分を行っていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  大きな2番につきましては、教育委員会から御答弁いたします。  県河川の適正な管理についてでございますが、中山議員の御質問にもお答えしたとおり、河川の維持管理は災害防止の観点並びに、河川の適正利用や環境保全の観点から河川の有する機能が十分に発揮されるよう行われるものでございます。  しかしながら、河川内の土砂堆積が進行し、雑草や雑木の繁茂、河床の上昇が見られます。堆積土砂の撤去につきましては、以前から三重県に対して継続的に要望を行っておりますが、現在のところ限定的な実施となっている状況でございます。金渓川の河床整備につきましては、平成24年度、平成25年度に実施されておりますが、議員がご指摘のとおり、既に土砂の堆積が進行し、葦が繁茂している箇所もございます。  引き続き、河川管理者である三重県に対して、河床整備の早期実施を粘り強く要望してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 補足答弁を求めます。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 2番目の就学援助の充実についてお答えをします。  まず、1番目の支給日についてでございますけども、支給日の改善については、就学援助制度は、経済的な理由で就学が困難と認められる児童生徒の保護者に対して、学用品などの就学に必要な費用の一部を援助するものでございます。  平成27年度においては、小学校158名、中学校108名、計266名が受給しております。  平成28年度からは、中学校1年生に対する新入学生通学用品等の支給を小学校6年生の3学期に支給できるように予算措置をさせていただいたところでございます。小学校1年生に対する新入学生通学用品及び修学旅行の支給時期につきましては、他制度との併用の可否、他市町の状況等勘案の上、検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。  次に、就学援助制度周知徹底についてでございます。  保護者への周知につきましては、お知らせ版就学援助制度の案内を記載するとともに、毎年度末に、次年度へ向けて就学援助制度の案内を学校を通じて、全児童生徒の家庭へ配布し、周知を徹底しております。このため、年度当初に申請が集中いたしますので、4月の中旬に一度、申請の締めを設けておりますが、その後の申請につきましても随時受付を行っております。  教育委員会といたしましても、受給対象可能者が周知漏れにより、申請することなく受給機会を失うことがないように、他の市町の周知方法も参考にして、さらに検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。  続きまして、就学援助費受給対象者の拡大についてでございます  就学援助対象経費受給対象者の拡大等につきましては、現在、子どもの貧困化対策について全庁的に検討しているところでございまして、社会経済の情勢や菰野町の財政状況、近隣市町の動向も視野に入れ、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。
     再質問がありましたら御発言下さい。  中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) ありがとうございます。再質問を行います。  まず、第1の変圧器等PCBの廃棄物の適切な管理と処理についてであります。  PCB、先ほどの御答弁では、適切に管理がされているような御答弁ですけれども、PCB特措法の施行規則、第20条では、毎年6月30日までに都道府県知事にPCBの保管等の状況の届け出が規定をされています。届け出はされていると思いますが、先ほどの答弁は県への届け出と数字は合致しているんですか。お伺いをいたします。  ちょっと、資料1を出してもらえますか。  これ、ちょっと先ほどの、事前に聞き取りをして、私の資料と照らし合わせてちょっとまとめたやつですが、菰野町のPCBの保管状況、すなわちトランスとかコンデンサー等であります。どこに置かれているか。小・中学校、大体、全てですね。菰野町にある小・中学校の全てにあります。それから保育園、町民センター、消防庁舎、B&G海洋センター、もうほんとに子どもたちが集まる勉学の場所、あるいは町民が集う、多くの町民が集う町民センター海洋センター、こういう公共施設にあるんです。合わせますと、菰野町のここにも書きましたように高濃度PCBが1件、1台。微量PCBが11台、合計12台であります。現在も、微量PCBが混入をしているけれども使用中というのが9台。1、2、2、2になっていますが3ですね。使用中でPCBが含まれるとされているという。これなぜこんな表現になったのかとお聞きしますと、検査をすると使えなくなるからだと。多分、PCBが含まれていると考えているというのが4台あると。合わせて25台ということになります。  本来なら、平成28年の7月末までに処理が定められていたものです。これまでに処理がされたものがありますか。まず、答弁を願います。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員の再質問に対し、答弁を願います。  財務課長相原賢治君。 ○財務課長相原賢治君)町長答弁にもございましたように、昨年度まで検査を実施しておりますので、今、実施しているものはございません。  昨年度まで、PCBの含有の有無を確認をする検査をしておりますので、県への報告はお示しいただいたとおり、報告をしているところでございます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 先ほども指摘をいたしましたように、平成28年の7月までに処理をしなさいというふうに定められていたんですよね。官公庁はいわゆる、率先してやらなきゃならん。そりゃそうですよ。子どもたちの集まる勉強する学校でしょう。あるいは町民センターでしょう。保育園でしょう。なぜ、こんなにおくれたんですか。先ほど言いましたように、平成24年12月に政令が改正されて、処理期限が平成38年度末まで、およそ10年間、延長されています。  私は、この法律が改正される前に、平成24年の初めやったか、平成23年だったと思うのですが、副町長に対して、直接お会いをいたしまして、早く大変危険だから処分するように申し入れを行いました。そのときの副町長の考えは、まず、調査をしてから処分を考えるということでした。私は、今回このPCBの問題を取り上げましたけども、本来は取り上げたくなかったんですね。取り上げたくなかった。早くこんなもの処理されていくというふうに思っていたからです。ところが、報告によると、最終的に検査点検が行われたのは、平成28年3月末。3月、平成28年3月です。昨年度末ですよ。そこまで検査、最終検査行っていない。どうしてこれほどおくれたんですか。私は具体的に場所も指定をして、大変危険だし、町民から見ると本当にこれはダイオキシンですから、万が一あったら、何かあったら大変なことになりますから、早く処分するように求めたんです。ところが、やっと去年の末に調査を終えて、今年の新年度の予算には予算化されているのかと大変疑うわけでございますけれども、まず、副町長に答弁を求めます。 ○議長(矢田富男君) 答弁を求めます。  副町長、諸岡高幸君。 ○副町長(諸岡高幸君) 中川議員からは、PCBの関係で、いろいろ御提言をいただいてきたことは確かでございます。そのようなことで私どもも、三重県等にも確認して、原課とも相談をさせていただいてきました。先ほど少し、その答弁の中にもありましたけれども、その平成38年度まで伸びたというようなことにつきましては、その処理体制が整っていないというようなことでございましたものですから、処理をする業者の数も随分と少ないというふうなことがございまして、そのようなことも含めながら検討してきたというようなことでございます。  1つは県から来ているものにつきましては、体制が整っていませんものですから、その体制が整うまでの間、先ほど、財務課長からも答弁がございましたように、的確にその管理をしなさいというようなことでございますので、御理解賜りたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 今の答弁は、大変残念ですよ。その言い方は。おくれたことは、ちゃんと謝らないかんですよ。そんな理由をつけて、いろいろ答弁をするみたいなことは、あってはならんと思いますよ。本来なら今年の7月までに処理せなあかんやつなんですよ。官公庁は、指導の立場にある。他の事務所にもたくさんあるかもしれませんよ。指導する立場にあるんですよ。その菰野町が、今まで放置してきたということに問題があるんですよ。  さっき言いましたように、法律が平成24年に改正されて約10年間延長されたと言いましたけれども、それでも、早くやっぱりやるべきですよ。こんなんはいつまででも置いといたらだめです。ちょっと資料いただきましたけども、菰野町では、このPCBが含まれているかどうかを調査をするというのが、やられたのが、平成20年になってから初めて行われているようですね。そして、点検されて、PCBがあると、微量PCBが含まれていると判明したにもかかわらず、先ほどの答弁です。1台も処理をされていない。今の副町長の答弁で、処理場が少ないからやと。高濃度処理については、ここにあります、全国で5カ所なんです。高濃度です。高濃度のPCBが、竹永保育園にあります、あるんですよ。ジェラルミンで囲んでね、何10万円もかけて保管がされている。なぜ、処理をしないんですか。  微量PCBは、民間で幾つかねあるんですよ。ちゃんと国や県が認めてる、民間の事業社が愛知県にもあります、幾つかあります。こんなんやろうと思えばすぐできる。大変、今の答弁は不満であります。もう一度答弁を願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  副町長、諸岡高幸君。 ○副町長(諸岡高幸君) 先ほども申し上げましたように、中川議員からもお話がございました。余り触れたくないところもあるんですけども、私どもは、民間業者民間業者中川議員おっしゃる民間業者がどこまでかというふうなことわかりませんけれども、私はそのようなことで認識をしてまいりましたものですから原課とも協議をしながら、今日まで対応してきたことは確かでございますので、御理解賜りたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 国や県が認めている民間の処理業者がたくさんあるんです。たくさんあるんです。そういうところに早く処理を依頼するということも、当然、しなければならなかったわけですよ。それが今までされてない、1台も処分されていない。こんなことあってはならんですよ。こんなこと今、言うとってもあかんです、ちょっとそれ批判をしときます。  次に、町が保有しているPCBの廃棄物は、先ほどの答弁では、適切に保管をされているということですね。適切に保管されていますか。  廃棄物処理法における特別管理産業廃棄物保管基準PCB保管基準が設けられております。ちゃんと規定をされております。その主なものを見てみますと、まず第1に、保管場所の周辺に囲いが設けられている。第2に見やすい箇所に特別管理産業廃棄物保管場所であることを表示した掲示板を設置する。設置されていますか。第4にPCBの廃棄物の飛散、流出、地下浸透、悪臭発生の防止のための措置を行うこと。他のものが混入することがないように仕切りを設けるなど必要な措置。第5にネズミ、蚊、ハエ、その他害虫が発生しないようにする。腐食の防止を行う等々、きめ細かく規定がされております。基準に合致していない場合は、都道府県知事は、保管事業者、ここでは町長ですよ、に期限を定め、必要な措置を講ずるように命ずることができるとされています。命令に違反すると3年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金、または併科。両方と科せられるということです、ということになっています。その他、特別管理産業廃棄物管理責任者の設置が義務づけられているわけです。こうした基準に照らして、適切に管理されているとは、私は思えません。再度答弁求めます。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  財務課長相原賢治君。 ○財務課長相原賢治君) ただいま、特別管理産業廃棄物保管基準に基づく管理が適切に行われておるかということで御質問をいただきました。  こちらに、主なものといたしましては、囲いが設けられている。あるいは、掲示板を備えつけている。あるいは飛散防止等、適切に処理が、保管がされておるかということでございますけども、町長答弁にございましたように囲いのあるところの中で、施錠施設の中で、適切に処理をさせていただいておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) ちゃんと確認をしましたか。私はいろいろ見てますよ。先ほど言いましたように、ちゃんとここに保管されているよという掲示板ですか、掲示板が設置されていますか。ないでしょう。そういう、中途半端な答弁は困りますね。管理者、設置されていますか。きちっと管理されているんですか。しっかりと、調査を再度やり直してやるべきことはきっちりやる、そのことを求めておきます。  正直に答えていただきたいと思います。そんなこと言っていてもしょうがないので次、行きます。  PCB廃棄物は計画的に処理をされているのか。  さっきも言いましたように、1台も処理がされていなかったんですね、今まで。本来なら、今年の7月までに処理がされなければならなかったものですよ。先ほどの資料をもう一遍出してもらえますか。  1、廃棄物、すなわち未使用。高濃度1、微量PCB11、合計12台。こんなんはすぐにせないかんですよ。使用中が微量で9台。さらに検査をされていない使用中が4台。まず、使用もしていない、保管をしているだけ。12台は、即、処理すべきです。これらを処理するための費用は総額で幾らですか。答弁をしてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  財務課長相原賢治君。 ○財務課長相原賢治君) 使用中のものを除きますと、合計概ね600万円程度ということで考えております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) わずか600万円ですよ。やる気があったら、とうにやれたはずですよ。私は、ここまで放置されてきたというところに大変問題があるというふうに考えてます。補正予算を組むなど、今年度中に早急に処理するように求めたいと思います。ちゃんと、ポリ塩化ビフェニルPCB廃棄物の期限内処理に向けて、PCB廃棄物は、定められた期限までに処理しなければなりませんが、これを一日も早く達成するため、最大限努力する必要があります。これは前のやつもそうですよ。これは新しい平成25年4月改定版ですけどね。10年以上も前に、この特措法ができたときに、即、調査を行って処理を行う、これが行政の当たり前の姿勢ですよ。今まで放置された、このことが重大問題です。早急に補正予算を組むなど処理するよう今年度、予算組まれてますか。組まれていなければ補正予算を組むなど、早急に処理するよう求めたいと思います。  町長、答弁願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁願います。  石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 冒頭御答弁申し上げたとおりでございまして、昨年度末で調査が全て終了したところでございます。  今後につきましては、来年度以降、計画的な処理をしていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) その答弁も、本当におかしいでしょう。昨年度の予算で一応全て調査が終わったんですよ。じゃあ今年度から処理すべきですよ。今年度の予算組まれてますか。  担当課長。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  財務課長相原賢治君。 ○財務課長相原賢治君) 今年度の予算で計上はしておりません。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) そうなんですよ。本当に一体危機管理がどうなっているのかと。副町長にも事前に、3年も前に早く処分するように申し入れた。「調査をしてからできるだけ早く処分する」とそのように言われた。ところが、昨年までやっていなかった。やっと去年度末に、調査した。全部わかった。ところが、今年度、予算を組んでいない。こんなことは、本来許されることじゃないと思いますよ。先ほど言いましたように保管場所小・中学校や保育園や町民センター体育センターですよ。こういったところです。大変ですよ、漏れたら。重大問題ですよ。危機管理が、菰野町の危機管理がきっちり行われていない。大変怠慢である。このことを指摘しておきたいと思います。そして、国や県が指定をしているように、PCB廃棄物を一日も早く処分するように、補正予算をつけて処分したらどうですか。わずか600万円。危険なところにあるんですよ。補正予算をつけてでも処分するように再度求めます。答弁願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を求めます。  財務課長相原賢治君。 ○財務課長相原賢治君) 先ほど、町長答弁にもございましたとおり、来年度以降、適切に処理してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) わずか600万円。しかも、今まで放置をしてきて、そして具体的に指摘もしてきたのにやらなかった。私は、副町長はじめ、担当課長含めて、町長の政治責任も含めて、しっかりと対応していただく、このことを強く求めておきたいと思います。  早急に国や県が言っているように一日も早く、再度言いますけれども補正予算を計上する、そういう姿勢があってですね、町民の暮らし、安全を守ることができる。町長の政治姿勢、あるいは先ほどの答弁に対して、批判をしておきます。  次に、就学援助の充実についてであります。  就学援助は、学校教育法第19条で市町村が実施することになっています。しかし、その就学援助の具体的な、これはこうしなさいというような具体的な規定はありませんので、市町村によって就学援助の内容はさまざまであります。  そこで先ほど言いました、新小学校1年生につきまして、ぜひとも通学用品の支給を入学前までに。中学生は中学校の新入学生は今年からやっていただくことになりました。ぜひとも、新小学生も実施していただきたい。ちょっと具体例を見てみますと、福岡市では、福岡と言いますと政令指定都市、155万人の人口です。なのに小・中学とも、入学式までに入学準備金を支給しています。担当者に聞きますと、これだけ155万人もおる市町で、どうやってやっておるんですかと言ったら、「それほど難しいことではありません」とこのように言ってんです。どうやってやっとるんですかと言ったら、保護者への案内は、入学前の説明会、それから10月から11月に行われる身体測定、それから3番目に公立保育園・幼稚園の保護者への通知。4番目、小学校の全生徒にも配布をする。兄弟がおると下にというところがあるということでね。収入は前々年度です、当然です。わかりませんので前年度は。3月15日までに申告がされるということですので前々年度。受付期間は平成28年1月4日から1月29日までと。申請場所は、教育委員会及び入学を予定する小学校の事務室で受けつけるということです。人口4万人の菰野町でできないことはないですよ。ぜひとも、早急に検討を行って、中学生には行うのに何で小学生にはできないのか。ぜひとも、今年度できれば間に合わせて、支給されるように改めて求めたいと思います。教育課長。 ○議長(矢田富男君) 答弁を求めます。  教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) 先ほどの教育長の答弁にもありましたように、他制度との併用の可否や、他市町の状況等勘案の上、検討してまいりたいと思いますので、御理解のほう、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 早急に検討していただいて、実施がされるように求めておきます。  先ほど、もう1つあったんですけども、修学旅行費ですね。これについても同じように、十分検討して、早急に実施がされるように。間に合わないとだめですよ。入学してから支給されたり、あるいは、修学旅行費を終わってから、いわゆるこの納めなければならない時期までに支給されずに、その後に支給されるということは間に合わんですよ。本当に厳しい家庭では、この就学援助のいわゆる内容と言いますか、それに沿った、確実なと言いますか有効なと言いますか、そういう対応が望まれると思うんですね。そうでなかったら意味ないですよ。意味ないと言ったら語弊がありますけども、より意味のあるものにしていただきたいと思います。  その次に、就学援助制度周知徹底であります。  前段の質問でも触れたように、菰野町の小・中学校の就学受給率は、ちょっと資料を出してもらえますか。  2、そのグラフの下の方、その丸振ったとこちょっと拡大してもらえますか。上が全国の受給率、真ん中が三重県の受給率、下が菰野町の受給率。先ほども言いましたように平成25年度で菰野町の受給率は6.6%、三重県の受給率は11.61%、全国は15.42%、三重県の60%以下、全国の半分以下という。この菰野町の受給率を見ると大変低いと思いますが、なぜだと思いますか。  教育長、答弁願います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 比率につきましては、低いというふうな形でございます。  これはあの、理由というのは、定かではないですけども、例えば、三重県下の失業率であるとかそういうふうなとこを見ますと、菰野町の失業率、一番低いです。3.6%ぐらいです。一番高いとこで7%近くいってる中で菰野町は3.6%というぐらいで、職が安定しているということも1つの要因かなというふうに思います。  ただ、あの漏れるということがあるとだめですので、やっぱり周知徹底して、適切な所得を把握した上で支給していきたいというふうに考えています。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 私は、今、教育長が答弁されたように漏れていたら大変だというふうに思うんです。だから、周知徹底を図ると。菰野町では、1回でしょう。通知を小・中学生の子どもたちに案内を出しているのは。私はせめて3回くらいはしていただきたい。答弁のあったように、受付はずっと行われておるんですね。翌年の1月末日になっています。それは途中で申告漏れがあったり、その家庭の状況が変化する。今言われたように、失業になったり、入院とか離婚とかさまざまな変化がありますね。そういった人たちは対象になるわけですから。やっぱり、3回くらいは最低限、ひとつ周知徹底をしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  特に、家庭訪問のときなど含めて、ちゃんと案内をして、申請書も含めて渡すということが大事です。特に、時間がありませんので、指摘しておきますけれども、申請書の簡素化を図っていただきたい、第1に。それから前も言ったんですが、その案内書の中に家庭事情等の調査を民生委員等にお願いする場合がある。こんな脅し文句、見たことないですよ、他の市町で。削除するように再度求めておきます。  町民が主人公ですよ。こういう官僚的で高圧的な政治姿勢は、改めていただきたい。  川崎市では、一昨年から全家庭に申請書の提出をお願いしたんです。全家庭ですよ。そして、申請の有無を確認する。全部申請してもらっているか、全ての子どもたちに申請書を出さすんです。そして、行政の方は、ちゃんと調べて適切に就学援助を行う。こういうふうにやっとるんですよ。菰野町と大違いですよ。ぜひとも、わかりやすいように案内書を再度考えていただいて、さらに最低年3回ぐらいは周知を徹底すると。そして漏れないように。対象者が気軽に受けられるようにお願いをしたいと思います。  その次に、一番大事な点で生活保護基準額。菰野町の認定基準額では1.3倍ですね。近隣市町で生活保護基準額の倍率が菰野町は1.3倍。1.5倍の自治体が、鈴鹿市・亀山市、1.4倍が桑名市です。県内では伊勢市・鳥羽市・志摩市・多紀町・玉城町・南伊勢町・紀北町・御浜町が1.5倍。松阪市は1.4倍です。  先ほど、なぜ低いか、菰野町は。その1つの低い原因に1.5倍に上げたらもっと受給者がふえる。さらに徹底をすれば、周知の徹底を図ればもっとふえるんではないかというふうに思います。  子どもたちの格差や貧困が広がる中で、子どもたちの教育を受けるセーフティネットとしての就学援助の充実、このことを強く求めておきます。どの子どももお金の心配をすることがなく、通学できる学校でなければなりません。要件を満たせば、誰でも気軽に利用できるように就学制度の充実を求めることが、求めておきたいと思います。大変大事です。  河川の適切な管理について質問をいたします。ちょっと資料を出してもらえますか。金渓川の見性寺橋から見た東が左です。これは、西を右側。左が見性寺橋から東を見た、これが西側。それから、もうちょっとそれぞれ大きくしてください。ちょっと下いってください。難しい注文をして済みません。これは、南瀬古の橋、宮橋と言うんです。それから東を見たんです。もう本当に葦いっぱい。どこに水が流れとんねやと。それから次、右。こんな状態です。同じように撮ってます。右側に南瀬古の遊園地がありますね。子どもの遊び場があります。下行ってください。これもそうですね、本当に天場、道路の堤防、右側にありますけれども、その天場よりも葦の方が高いと。次、これもそうですね。次、下行ってください。ここで一番奥のほうに見える、ちょっと赤いなんか倉庫みたいなやつありますが、その向こうが菰野駅です。ここに取水口があります。ちょっと右行ってくれますか。菰野土地改良区の取水口ですね。もう1つ行ってくれますか。次。さっきのところです。次、これは金渓川の取水口ですね。菰野土地改良区で取水口、ドウギっていいます。ドウギ。土の井戸、ドウギ。約2町の灌漑用水に利用されているということでございます。次、行ってもらえますか。これは、306から西向いて撮った広幡神社の所ですね。本当にここもすごいですね。次。赤川との合流点、次。次、行ってもらえますか。次、行ってくれる。これ川瀬教育長の自宅付近ですね。次、行ってくれますか。そこに松葉の郷近くの取水口。これ取水口ではないんですね。ここから出てきます。取水口はここでは水が取れません。もういっぱい土や草で覆ってしまいますから。もっとだいぶ西の方から取水をして、ここを窓口にして灌漑用水に利用するというところです。どちらにしても大変な状況です。それで結構です。  時間が来ましたので、こんな状況では、大雨が来たら、計画された水量があるわけですけども、いろいろ専門的にも聞きたいなと思っていたんですが、堤防の構造、計画降水位。これは水量を計算して、そして余裕高をもって、そして天場を決めるというんですね。これだけ、いっぱいに葦が生えていたら、予定される計画降水位にも、当然、その葦で妨害されますから、もう余裕高を超えちゃって、そして洪水に繋がるという恐れが十分にあります。しかも、この金渓川は20年に1回というふうにお聞きをいたしました。20年に1回の災害に耐えられるようにつくられていると。これは三滝川、100年に1回か、50年に1回か、ちょっとここまで調べてませんけども、20年に1回です。大変な危険なところです。  しかも、この金渓川は、毎年のようにいわゆる雨が降ると護岸が削られて、工事がされてきているという経過もあります。これも1つには、この葦が原因になっていると思います。大変危険です。堤防が崩れるということがあってはならないことです。葦によっていわば堤防が崩れたと。人災になったら大変です。三重県に対して、その責任をしっかりと追及をしていただく、そして除去されるように強く求めまして、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、中川哲雄議員一般質問は終了いたしました。  ここで暫時休憩をいたします。
     休憩時間は10分程度といたします。               午前11時02分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午前11時14分 再開 ○議長(矢田富男君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  2番議員、諸岡雅樹議員、登壇ください。            〔2番 諸岡雅樹君 登壇〕(拍手) ○2番(諸岡雅樹君) 2番議員の諸岡雅樹です。よろしくお願いします。  質問に入る前に写真1をお願いします。  9月10日、2日前の土曜日ですけども、名古屋テレビ塔下で開かれた「まこもナイト」の鏡開きの模様です。  この樽酒は地元の酒蔵でつくられたものですが、原料となる酒米は、菰野町外のものを使用されていました。来年のまこもナイトは菰野町産の酒米でこの樽酒がつくられるのかなと思いながら、鏡開きを拝見していました。次、お願いします。  今年初めて、地元の農家と地元の酒蔵が連携し、栽培されていた酒米「神の穂」の刈り取り式が9月2日に行われました。3反2枚、合計で約6反が試験的に栽培され、農家の方は「1等米を、とにかくええ米をつくらなあかん」と田植え時期から意気込んでみえました。酒造担当者の方は「粒の大きさや米の濁りを見て、ええできです」と言ってみえました。12月初めには、この6反の酒米でおおよそですが、1升瓶で,1,500本の新酒ができ上がるそうです。農家の方たちもこの酒米に期待していますし、私もこの新たな取り組みの成功を願っています。  それでは、今後の下水道事業計画について質問に入らせていただきます。  菰野町の下水道は、平成6年度に事業着手以降、現在も未普及解消に向け整備を続けられています。委員会への提出資料による説明では、本年5月末の公共下水道事業の普及人口は2万6,506人と報告を受けています。  また、平成26年6月には、朝明川以北の小島・松涛園・杉谷・榊・一本木・青葉台・奥郷地区の草里野に事業計画区域拡大の県協議が終わり、いよいよ朝上地区でも下水道整備が本格化しようとしており、本年度予算で拡大区域の調査・設計予算が計上されています。  また、石原町長の国への直接的な働きかけにより、国の補助金が菰野町の要望額に対し、満額が交付されるとお聞きし、その成果に菰野町の努力を感じるとともに、今後の事業が加速されていくのではないかと期待するところでもあります。  私の地元田光区では、まだ事業計画区域にも入っておらず、住民の方々とお話していると、「杉谷では下水道の話があったみたいやけど、田光ももうすぐかな」「いつごろになるのか」。家のリフォームを考えてみえる方からは、「下水道が来るのが5年以上先になるんやったら、今は補助金がまだあるし、合併浄化槽にしたほうがいいんかな」とよくお尋ねがあります。  そこでお伺いします。  生活アクションプログラムに基づき、本年度に下水道計画を変更されると聞いていますが、事業計画が拡大された杉谷・榊などの区域での供用開始はいつごろとなるのでしょうか。また、事業計画区域外となっている田光・小島の一部地区での事業着手はいつごろになるのでしょうか、お伺いします。  次に、「一般国道306号拡幅の働きかけを」について質問させていただきます。  国道306号は、三重県津市から滋賀県彦根市に至る一般国道で、菰野町内を南北に通過する唯一の国道であり、総延長90.6キロメートルにも及びます。  新名神高速道路が平成30年度供用開始を目指し、急ピッチで工事が進められ、完成後は産業・経済・社会活動を支える社会基盤となる高速道路となります。高速道路ネットワーク整備により、菰野町においてのストック効果は明確にあらわれると期待をしているところです。  観光のまち菰野町として、高速道路完成後は、人の対流が促進され、企業誘致・雇用の促進・豊かな地域資源を生かし販路の拡大や交流人口の増加など、地方創生における「活力の道」として、また東海・東南海地震など災害時における信頼性の高い緊急輸送道路としても機能するものと考えます。  そこで、安全・安心な地域づくりのためには、高速道路はもとより、それを補完するアクセス道路網の整備もあわせて行っていくことが重要と考えます。  それとともに、危険域に達している道路インフラの老朽化対策を推進することが菰野町にとって喫緊の課題と考えますが、町長の考えをお聞かせください。  三重県では、地域の経済活動や都市間の交流連携を支える道路ネットワークの構築を目指し、中部圏と近畿圏を結ぶ21世紀の日本を支える新名神高速道路・紀伊半島の新たな命の道となる紀勢自動車道・中部圏の広域ネットワークを形成する東海環状自動車道・国道1号北勢バイパス・国道23号中勢バイパスなどの幹線道路の整備促進に努めています。  このようなことから、朝上地区を通る国道306号の拡幅・歩道整備を望む声が日増しに大きくなってきています。  菰野地区から千種地区にかけては全国植樹祭・圃場整備に合わせて、両側歩道で整備されていますが、朝上地区は巡見街道のままの国道であり、一部の区域では歩道もなく、危険な状態です。「菰野町を南北に走る国道306号が一番危険な道路になるのでは」との不安の声を菰野町としてどのように捉えていますか、お伺いします。  国道306号整備促進同盟会も結成されていると聞きますが、どのような活動をしているのかも、あわせてお伺いします。  これで1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 2番議員の諸岡雅樹議員の御質問にお答えいたします。  菰野町の公共下水道における今後の整備見通しについて答弁します。  当町の公共下水道事業は、平成6年度の事業着手以降、菰野地区、鵜川原地区、千種地区と整備を進め、現在は竹永地区を中心に汚水管渠を整備しており、平成27年度末までの整備面積としては、約907ヘクタールと着実に区域を拡大してまいりました。  そして、朝上地区及び奥郷の朝明川以北の一部の区域につきましては、平成26年6月に県との事業認可協議が完了し、永井・杉谷・榊・松涛園・小島・一本木団地・青葉台及び奥郷の一部を事業計画区域として拡大し、平成27年度において基本設計及び現地測量、本年度は詳細設計を実施し、本格的に公共下水道整備に取り組んでおります。  御質問いただきました田光、小島の一部につきましては、現行の事業計画区域ではございませんが、昨年度の生活排水処理アクションプログラム策定において、集合処理と個別処理の経済性比較を行い、集合処理有利の区域として判定した他の地域も含め、公共下水道による10年概成を目指し、国の社会資本整備総合交付金を活用しながら、平成37年度を目標年次として整備を進めてまいります。  今後は、現行の事業計画区域の整備を進めるとともに、その進捗状況を踏まえ、事業計画区域に編入し整備を行う予定でございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  道路インフラの老朽化対策につきまして、これは全国共通の懸案事項かと存じますが、菰野町が管理する道路構造物は高齢化が進展しており、例えば、町が管理する橋梁は400橋ございますが、そのうち、建設後50年を経過した橋梁は全体の2割に当たる81橋、20年後には今の4倍まで急増します。  このため、今後は、道路インフラに対する維持管理費用が増大することが考えられますので、効率的かつ効果的な維持管理を計画的に実施していくことが求められています。  なお、平成25年9月2日に道路法等の一部を改正する法律が施行され、橋梁等の道路構造物に対して道路管理者が維持、点検、措置を講ずることが規定されました。これを受けて、菰野町では平成25年度に舗装、平成26年度に道路のり面工、土工構造物、道路標識、道路照明灯を対象とした道路ストック総点検を実施しております。  また、橋梁の点検については、5年に1回の近接目視を基本とする道路法施行規則が平成26年7月1日に施行されたことを受けて、平成27年度から28年度にかけて全400橋に対する点検を実施する予定であり、平成29年度には橋梁長寿命化修繕計画の見直しを実施する予定です。  今後、見直した修繕計画等に基づき、計画的な修繕事業を継続して展開し、将来にわたり、利用者への安全性や信頼性を確保するため、円滑なメンテナンスサイクルの構築に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願いします。  次に、国道306号線についてですが、国道306号は、菰野町の社会経済活動を支える根幹的なネットワークを形成する広域幹線道路であり、また災害時における緊急輸送道路としての役割を担う重要な路線と考えております。  また、人家が密集する地域を通過しておりますので、通学路に指定されている区間もあります。  議員御指摘のとおり、一部区間におきましては、歩道がなく、幅員も狭小であることから、歩行者と車両の双方に対する交通事故の危険性が危惧されております。  朝上地区における狭隘区間の歩道整備につきましては、三重県に早期実施の要望を行っているところであります。  新名神高速道路の供用、東海環状自動車道の整備進捗に伴い、交通量の増加が予測されますので、より円滑な交通処理と安全な道路空間の確保について、引き続き道路管理者である三重県に対し、強く要請してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  また、国道306号整備促進同盟会の活動についてですが、当同盟会は日本の経済産業の発展と近畿圏及び中部圏整備法に基づく総合開発を推進するため、国道306号の整備促進を目的に、昭和45年に設立され、現在、三重県及び滋賀県内の沿線自治体6市2町で構成されています。  現在の主な活動としましては、国道306号の整備促進を図るため、国及び県の関係機関に対し、バイパス建設や現道の改良、県境トンネル等の早期事業化や事業促進について要望活動を展開しているところであります。  新名神高速道路等が整備される中、中勢・北勢地域における道路ネットワークの充実を図るに当たり、国道306号整備の重要性については、中部地方整備局北勢国道事務所にも相談申し上げたところであり、整備における規模に応じ、当同盟会の活用も検討してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) ありがとうございます。  下水道では10年概成と、10年をめどに完成を目指しておるということですが、この10年で全体を、菰野町内全体の整備をしていくということですが、その間に農業集落排水のことについて質問させていただきます。  この10年の間に、小島・田口・田口新田・西菰野西地区には農業集落排水が整備されていますが、決算資料を見ても、農業集落排水事業は経営も苦しく、委員会では以前から「公共下水道に早く接続するべきだ」との意見が出ています。  この農業集落排水の公共下水道への接続は、この10年完成全体を目指す間に計画されていますか。また、いつごろ接続できると考えてみえますか。担当課長にお伺いします。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員の再質問に対し、答弁を願います。  下水道課長、大橋克哉君。 ○下水道課長(大橋克哉君) 農業集落排水施設の公共下水道への接続についての御質問に対しまして答弁いたします。  町内4地区にあります農業集落排水施設につきましては、供用開始が最も早い小島地区は17年が経過しております。経年劣化による施設の老朽化など、維持管理費が増加する傾向があり、公共下水道への接続を検討してまいりました。こうした中、公共下水道の着実な整備によりまして、農業集落排水施設の公共下水道への接続が可能な範囲となってまいりました。  昨年度の生活排水処理アクションプログラム策定におきまして、汚水処理施設の未普及区域について集合処理と個別処理の経済性比較を行うとともに、町内4地区にあります農業集落排水施設を公共下水道に接続した場合の経済性比較について検討を行い、4地区全てにおいて公共下水道に接続したほうが有利という判断が示されました。  この結果を踏まえ、まずは汚水処理施設の未普及区域の早期解消を優先し、次に、農業集落排水施設の公共下水道への接続につきまして、10年概成の目標年次であります平成37年度を目途に供用開始時期が早く、施設の老朽化度合いが高い小島地区、西菰野西地区について接続を進め、残りました田口、田口新田地区につきましても、平成38年度以降、順次、公共下水道への接続を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) ありがとうございます。  まずは未普及地域全体を整備するのに、この10年概成ということで目指していく、全力を注ぐということですね。その後に農業集落排水は順次つないでいくということですね。ありがとうございます。  それでは、今年度、当初予算で全体計画、それから事業計画の予算が盛り込まれていますけども、その計画、どういうところが変更になったのか、内容をお伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  下水道課長、大橋克哉君。 ○下水道課長(大橋克哉君) 本年度の公共下水道事業全体計画及び事業計画について御答弁をいたします。  全体計画及び事業計画につきましては、昨年度の生活排水処理アクションプログラム並びに県の北部処理区全体計画及び事業計画を上位計画とし、それぞれ整合を図る必要があります。  全体計画につきましては、これら上位計画との整合を図るため、計画の一部を変更するもので、主な内容といたしましては、先ほども申し上げましたが、町内4地区にあります農業集落排水施設を将来、公共下水道に接続するため、農業集落排水区域を全体計画に位置づけ、それとともに奥郷草里野地区の上流部にある福祉施設及び周辺区域につきましても、経済比較を行いましたところ、集合処理有利として全体計画に位置づけるものでございます。  また、このほか、前回の全体計画見直しから新しく区域外接続したものを追加するとともに、新名神高速道路などによる土地利用状況等を踏まえ検討しながら、必要な見直しを行いたいと考えております。  次に、事業計画でございます。  事業計画の主な見直し内容といたしましては、全体計画で申し上げましたとおり、奥郷草里野地区の上流部にあります福祉施設及び周辺区域につきまして、現行の事業計画区域であります奥郷草里野地区と一体的に整備を行うため、事業計画を追加するとともに、区域外接続箇所につきましても、所要の補正を行いたいと考えております。  また、朝明川の汚水幹線整備につきましても、現在、町整備による計画の位置づけとなっておりますが、アクションプログラムでの農業集落排水施設の公共下水道への接続など、下水道エリア拡大等の状況変化を踏まえ、県と協議をし、対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) 全体計画、事業計画、この予算でエリア拡大と、追加していくところの計画ということですね。前年度で1億8,750万円の補助金、今年度で3億5,000万円と、補助金、倍近くの増額となってます。これによって予定どおり、またそれ以上に下水道事業が進んでいくことを期待しております。  それでは、一般国道306号についての再質問をさせていただきます。  現在、菰野町内では、新名神高速道路や(仮称)菰野インターチェンジへの連結路線である国道477号バイパスをはじめ、アクセス道路の整備が平成30年度の供用開始に向けて進められ、それに合わせるかのように、国道306号の交通量も普通自動車だけでなく、大型車も増加し、渋滞だけではなく、特に杉谷地区から北側では道路が狭小であり、ガードレールの破損も多数見受けられます。  また、歩道がないところも点在し、歩道があっても自転車と歩行者がすれ違うことができないような歩道となっています。  写真、お願いします。写真1、菰野地区から北へ向かって、青葉台から杉谷に向かう草里野の交差点ですけども、前に見えるのが。道路の幅員が菰野町の道路マスタープランでいきますと、12メートル以上となっています。このあたりの交通量は午前7時から午後7時の12時間の測定で、平成22年には1万132台、平成27年には1万1,710台、1,578台の増加、観測地点はこの写真の位置より、菰野寄り約1キロメートルの地点です。  次、写真2をお願いします。  これは草里野の交差点を北のほうに曲がったところです。ここから先、片側歩道になって、焼合橋を渡ると、歩道がなくなり、道路幅が約8メートルになります。  次、写真3をお願いします。  これは先日、伊藤雅慶議員の質問の危険な交差点がありましたけども、その20メートルほど北側です。バス停尾高口から側溝にふたをした狭い歩道となっていきます。これは自転車と歩行者がすれ違うのが精いっぱい、どっちかがとまっとらなあかんかなというような狭い歩道となります。このあたりからガードレールの破損、接触跡がふえてきます。  写真4をお願いします。  ここは街頭指導のときにも役場の職員の方、それから交通安全協会などが街頭指導する場所ですが、田光の交差点、南角のガードレール、ちょっと拡大してもらえませんか。この角のガードレールは、副町長もよく御存じですけども、しょっちゅうぐしゃといっているところです。  次、写真5をお願いします。  これは、今のガードレールから北へ100メートルほど行ったところです。そこのガードレールもこれ、東側なんですけど、民家のブロック塀に接触しています。このブロック塀のおたくは、過去に2回ほど、もっとひどいブロックの破損がありまして、車が突っ込んで修繕をしています。  ありがとうございます。  第5次菰野町の総合計画の中でも、歩行空間の創設など、人に優しい道づくりや災害時に十分機能が発揮できる安全・安心な道づくりを菰野町は目指しています。この国道306号の狭小区間をどのように担当課長は見てみえますか、お伺いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 議員がおっしゃられましたとおり、杉谷区から北側の一部区間におきましては歩道がなく、幅員も狭小でありますことから、歩行者と車両は錯綜し、双方にとって危険な状況であるということは認識もしております。  大型車両の対向による道路施設の破損というのも一因であろうというふうに思っております。  そのため、狭隘区間の歩道整備につきましては、三重県に早期実現の要望を行っているところでございます。新名神高速道路や国道477号バイパスの供用開始に伴い、国道306号の交通量の増加が予測されますので、安全な道路空間の確保及び道路施設の修繕等について、引き続き、道路管理者の三重県に対し、強く要請してまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。
    ○2番(諸岡雅樹君) 町長からも答弁いただきましたけども、都市整備課長としても早期実施を強く要望していくということで、よろしくお願いしたいと思います。  危険な国道306号の観点から、先ほど再質問させてもらいましたけども、それではこの国道306号からこれからどういうふうになっていくかということで、この道路のストック効果について再質問させていただきます。  平成30年度、新名神菰野インターチェンジ、平成32年度、仮称つけないといかんね。(仮称)インターチェンジ、全てつきますので。平成32年度、(仮称)東海環状大安インターチェンジ開通、その後、(仮称)北勢インターチェンジへと続くことから、国道306号は物流輸送の重要な産業道路として、交通量の増加が予想されるとともに、新名神と東海環状の中間地域となる朝上地区には、菰野町が工業拠点と位置づけるエリアがあり、どちらの自動車道にも近いという地の利を生かした、自然環境と産業が調和したさらに魅力ある地域となり、発展していく。このことにより、人口増加が見込まれる地域であり、道路の持つストック効果が最大に発現され、国道306号の交通量はますます増加し、その果たす役割は重要になってくると考えます。  このストック効果ですけど、菰野町の近くでストック効果があらわれているのは、資料をお願いします。新名神の効果で、甲賀地域が新規工場立地件数伸び率、3大都市圏以上になっているそうです。ありがとうございます。  町長も道路のストック効果について、ブログでも述べられておりますが、この菰野町を南北に横切る主要な産業道路であり、菰野町民の生活道路として、子どもたちの通学路として、たくさんの人たちが利用する国道306号の拡張、歩道整備を国・県に強く要望していただき、町民の安全・安心を確保する必要が早期にあると私は考えますが、どのように捉えてみえるのか、お伺いします。この答弁をいただいて、質問を終わらせていただきます。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 国道306号は、将来にわたり、菰野町民の生活と町の経済活動を支える重要な交通軸として、また生活道路としての機能が十分発揮されますよう、安全な道路空間の確保について継続して県に対し、強く要望していきたいと思います。  また、町長も申し上げましたが、当国道は中勢・北勢地域のネットワークを形成する広域幹線道路でありますことから、国道306号整備促進同盟会の中でも整備検討をしてまいりたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) 国・県に強く要望していただきまして、下水道もそうですけども、町長のトップセールスでぜひ実現、早期にしていただきたいなと思います。  どうもありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、諸岡雅樹議員の一般質問は終了いたしました。  昼食のため、暫時休憩をいたします。  再開は午後1時からといたします。               午前11時45分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午後 1時01分 再開 ○議長(矢田富男君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  7番議員、益田和代議員、登壇ください。            〔7番 益田和代君 登壇〕(拍手) ○7番(益田和代君) 皆様、こんにちは。7番議員の益田和代でございます。  それでは、早速、通告に従いまして、質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  大きく2点についての1点目ですが、「共助の社会をめざして」、ケアラー支援について、余り聞きなれない言葉かと思いますが、中身を言っていけばこのことかとわかると思いますので、聞いてください。  ケアラー支援とは、家族介護をする人の支援をすることを言います。老老介護の問題や家族介護者による殺人事件など、在宅介護をめぐるさまざまな問題が後を絶ちません。不安や負担が大きい介護者を支えるために、日本ケアラー連盟はさまざまな活動を行っています。ケアラー連盟では、ケアラー支援推進法案の制定を提言しました。その法律では、介護者の状況を把握し、適切な支援を実現するための内容が盛り込まれています。高齢化が進み、ケアをする人も増加しています。  最近では、子育てをしながら介護をするダブルケアの人もいますし、仕事をしながら介護をしている人もいます。日本ケアラー連盟では、そうした介護や看護を無償で行っている人の支援を推進します。  ケアラー連盟の活動については、2010年に発足された団体で、助けを求めたくてもみずから「困っている」と言いだせない介護者を支援していくことを目標としています。特に最近では、介護をめぐっての家族間の殺人が連日のようにニュースになっています。このような悲惨な殺人が1件でも少ない社会にしていこうと目指しています。そうした介護者がどのようなことに困っていて、どんなニーズがあるのかを調査しています。その上で、介護者と支援者、行政の担当者などを集めて支援について話し合う場を設けるとか、具体的な対策につながっていくと考えます。  また、特に家族介護者の支援を行う理由としては、在宅の介護は休みなしで24時間続くことがあるからです。仕事であれば休憩時間や休みの日を設けることができますが、在宅介護だと休みが取りづらいのです。自分でも気づかないうちに体が疲れ切って、病院に行く間もなくなっています。仕事も辞めざるを得なくなったり、社会から孤立した生活、介護一色になります。そうなると、共倒れになったり、悲しい事件につながったりすることがあります。そして無意識のうちに虐待をしてしまうという人もいます。介護者が周りに助けを求める社会にするためには、まずは同じような境遇の人で集まれる場をつくることが大切です。ケアラーたちが集まって話すことで、「1人ではないんだ」と感じて安心感を得られます。また、専門職の人とつながることでも、介護の知識を得ることができますし、積極的に助けを求めやすくなります。そして、「介護を必要とする人も介護者もともに自分の人生の主人公になれる共助の社会をつくる」ことが大切です。  今、ケアに従事していない方も決して無関心ではいられなく、将来に不安を抱えながら暮らしていくことは、一握りの問題ではなくなり、誰でも避けがたい課題になっているにもかかわらず、この社会制度設計はいまだ生活実態に対応し得ていないのが現状です。  菰野町として、現在、ケアラーの方々をきめ細かく支援されていますか。今はどのような状況なのか、お伺いをしたいと思います。  大きく2点目の質問ですが、「通学路の安全対策について」  児童生徒の2011年の交通事故死亡者は155人、死傷者数は2,485人にのぼっており、登下校中に限ったデータでは、正確に把握されていませんが、学年別の数字を見ると低学年になるほど事故に遭いやすい傾向になっています。  公明党は、通学路安全対策をリードしてきた歴史があります。原点は平成3年、愛知県内の全小学校での子どもの目線の高さから見た通学路総点検が反響を呼び、全国に拡大し、安全対策が進みました。  さらに国にも総点検実施を働きかけ、平成7年から全国約2万4,000の小学校で通学路安全点検調査も実施しました。しかし、平成24年4月23日、京都府亀岡市の集団登校中の児童と保護者の列に無免許運転の軽自動車が突っ込み、3人の死亡、7人が重軽傷という痛ましい事故が発生するなど、その後も愛知県岡崎市・茨城県古河市・千葉県館山市で通学途中の児童を奪った事故が起きています。  この事故現場の道路は、路肩に白線が引いてあるだけで歩道がなかったのです。そして特に最近の多くは、児童には何の落ち度もなく、運転手の不注意、モラルの欠如などで発生しているものです。生徒が安全に登下校するため、ハード面・ソフト面の両面から未来を担う大切な子どもたちの命を守るために、事故に遭わない対策を最優先しなければなりません。関係者が一体となって取り組みを進め、通学路の安全対策の強化をしなければなりません。菰野地区としては、菰野地区区長様方と菰野地区議員団を中心に、PTA会長・郡の県議会議員・新名神高速道路四日市工事事務所の職員・副町長・都市整備課課長及び職員の方々と平成24年に懇談会を6回開催しました。そのテーマは、新名神高速道路建設工事に関する安全対策についての要望事項3点の中に、国道477号線と国道306号線に歩道橋の設置をすることと掲げ、菰野町議長や県、そして中日本高速道路四日市工事事務所等に要望もし、真剣に協議を重ねてまいりましたにもかかわらず、4年が過ぎてしまいました。歩道橋の設置については、平成27年度において実施されると聞いておりましたが、現在、いまだ未執行となっております。ここは大変危険な道路であり、事故に遭ってもおかしくない道路となってしまう可能性が大きいと考えます。現在はトラックの通行が多いので、余りスピードは出しておりませんが、工事が終了するとともに、もっと怖い道路になるのではないかと想像します。早急に対応すべきと考えます。  そこで、菰野小学校に通学する児童のうち、国道477号線と国道306号線の交差点の横断歩道を利用する人数が約370人と聞いております。このまま通学路として利用するのであれば、安全対策についてのお考えはあるのでしょうか、お伺いをしたいと思います。  ちょっと写真を済みません。この道路、東から西を向いているこの車の通行量と思ったんですが、なかなかうまくとれなくて、余り走ってないときに撮ってしまいましたが、交差点、次お願いします。そこを通学、このように多くのそれぞれの地域の生徒がだんだん多くなってきますが、今まだ渡ろうとしていない、まだ手前で待っている状況ですが、このように多くの児童がこの交差点を利用しているところです。ということで、そこのところの安全対策についてのお考えをお伺いして、第1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 7番議員の益田和代議員の御質問に順次お答えいたします。  介護保険では、要介護者の状態を介護度で判断していますが、要介護者を介護する介護者、いわゆるケアラーには、心配事や悩み事の大きさを判断するものはありません。  高齢化が進み、介護を必要とする人がふえる中、在宅で介護をしている家族介護者は、介護や看護に追われ、また介護者自身が体調を崩して離職したり、社会から孤立したりすることが問題となっています。このことから、地域包括支援センターでは、社会福祉士や保健師などの専門職による相談業務に重きを置き、家族介護者の声を聞き、介護に関しての悩みを抱える介護者が集う「介護者の集い」、認知症を介護している家族が集う「認知症家族の集い」、認知症サポーターが認知症の方本人の自宅に出向き、家族介護者の声を聞く「傾聴ボランティア」を実施しております。  その集いの中では、介護者同士の交流、相互の情報共有を図り、福祉などの専門職による相談と合わせて、支援に努めていますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、通学路の安全対策でございます。  御質問のありました国道477号及び国道306号の交差点にあります歩道橋の設置につきましては、新名神高速道路建設工事等に伴う工事車両の通行に対する通学等への安全対策として、地元区長会及びPTAからの請願を受け、平成24年第1回定例会にて可決し、同年6月に町議会より中日本高速道路株式会社及び三重県へ設置要望の意見書が提出されております。  このことから、道路管理者であります三重県において、歩道橋設置に向けた調査・設計・関係者との協議を進めてきましたが、予定地においては、事業実施が難しくなったため、その旨を県とともに本年4月に地元区長会へ報告したところであります。  しかしながら、通学児童の安全対策につきましては、何らかの対策が必要と考えておりますことから、引き続き、県と協議を行ってまいりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  益田和代議員。 ○7番(益田和代君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、順を追って再質問させていただきます。  ケアラーの実態を知り、必要な施設につなげていくための調査をこの日本で初めてケアラー連盟が実施をされております。  このまとめによると、国のケアラーの出現率を推計すると、家族の介護や看病、また療育、世話をしている人は5人1人という結果となっております。  また、調査の中では、不満や戸惑い、不自由さを感じながら家族のケアをしているケアも多く、7人に1人はかなり負担を感じており、5人に1人は孤立を感じながらのケアとなっています。  誰もがケアラーになる可能性があるということで、自分のことになかなか気を配ることができずに、知らず知らずのうちに心や体が弱ってしまう場合も多いということです。この菰野町としてはどんな人たちが、誰を相手にどんな思いで、どんなケアをしているのか。ケアラーに対する制度はなく、一人一人問題が違うと思いますが、我慢をしながらの介護をしている人もいると思います。真剣にこのケアラーの手助けとなってくれるこの専門の人が必要ではないでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員の再質問に対し、答弁を願います。  健康福祉課長、大橋裕之君。 ○健康福祉課長(大橋裕之君) 介護者の支援となる専門員の必要性についてお答えをいたします。  介護等高齢者の相談窓口となります地域包括支援センターには、介護支援専門員、社会福祉士及び保健師等の専門職員を配置し、医療と介護を含め、要介護者または家族介護者等の支援に今、当たっているところでございます。個々の状態につきましては、それぞれ集いの場であったり、そういう教室を通して相談にも乗っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○7番(益田和代君) ありがとうございました。  続きまして、日本のケアラー連盟がフォーラムを開催したときに、北海道の栗山町の社会福祉協議会の担当者は、ケアラーに自分の心と体の健康に気を配ってもらおうと作成した手帳をそのときに提案をされていました。この手帳には、ケアラー自身が健康状態やストレスをチェックするリストや愚痴を書き込む欄、そして気持ちが落ち込んだときの対処法などが盛り込まれています。  担当者は、手帳を配布しただけでは活用されないので、保健師、民生委員などが定期的に訪問するためのツールとして使っているところです。  さらに、さいたま市の社会福祉協議会の担当者は、介護に入ると介護に一生懸命になり、自分の心身の不調に気づかなくなることが多いということで、介護の大変な状況や心身の不調に本人や周りの支援者ができるだけ早く気づいていくことのできる仕組みが必要であると見られております。  また、介護者が心をいやしたり、リセットしたりするため、介護から離れて介護者でいなくていい時間や場所をつくることが大切と話されていました。  菰野町でもいろいろやっていただいておりますが、介護者がどのように困っているのか、大変だと感じても周りでのつながりがなかなかなく、SOSを発することができない人もいると思います。話し合う場を設けて、地域ぐるみで支援策を考えることも効果があると考えます。  そしてその集う場所の1つとしまして、フォーラム・セミナー・講演会等を開催してはどうか、町民に周知するとともに、人材育成のためにもお伺いをしたいと思います。  またほかに何かありましたら、つけ加えてお願いしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、大橋裕之君。 ○健康福祉課長(大橋裕之君) 介護者の負担を減らしていくということについてお答えをいたします。  介護者の中には、家族介護者自身の体調が悪いときや、急な冠婚葬祭時に介護できないという場合もございます。そのような相談が寄せられたときには、家族介護者の介護負担を軽減するため、ショートステイ事業やそれからまた菰野厚生病院で実施していますレスパイト入院制度がございます。そのような制度をこちらから紹介をさせていただいて、負担の軽減に努めております。  また、介護の方法を学ぶ介護講座の開催をはじめ、認知症地域支援推進員、町内今2名おりますが、この職員が認知症早期相談や支援の窓口の設置と各地区コミュニティセンターに出向いての個別相談、医療と介護の連携を図るための在宅医療と在宅介護の講演会等を開催し、住民への啓発と情報提供も行っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○7番(益田和代君) ありがとうございます。  ケアラーのサポート養成をしたり、また高齢者の元気な人たちのポイント制度を利用するような、それによって元気な高齢者の方を維持し、向上するためにも活動の場にはならないかと思いますが、お伺いをしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、大橋裕之君。 ○健康福祉課長(大橋裕之君) 元気な高齢者の支援としましては、今、各地区で開催をされてます高齢者が集う場所、「いきいきサロン」などの場に管理栄養士や運動指導士など専門職員を派遣し、健康支援にも当たっております。  また、平成26年度から介護サポーター、地域で活動いただけるサポーターの養成も行っておりまして、地域包括ケアシステムの構築に努めておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○7番(益田和代君) ありがとうございます。  いろいろ専門員の方もおられるので、それでできていけばいいんですけど、やはりケアラーの調査をして助けを必要とする人の多様な生活を総合的に受けとめて、包括的に支援をする。そして困っている人を待っているのではなく、訪問支援を行うことができるようにするために、やはり包括支援センターに、多様なチームがその中にあると思いますが、そこにやはりケアラーの人たちを助ける人、本当にもう1つ親身になってくれる人で、ケアラーの専門員をそこに配置をしてはどうか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、大橋裕之君。 ○健康福祉課長(大橋裕之君) 専門員の配置についてということでございますが、先ほど来、答弁をさせていただいていますように、今後、要介護者がふえてくると同時に、介護をする人、ケアラーもふえてくるという現状はよく理解をしております。  特に、認知症の症状のある人の介護、家族介護者は負担が大きいというふうに考えておりますので、今、行っております専門員、地域支援専門員の派遣を行って、その一端と担いたいというふうに考えておるわけですけども、今後はその推進員を増員し、訪問支援にも結びつけていければというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○7番(益田和代君) ありがとうございます。  在宅介護においては、介護をされる人・する人、このお互いの信頼と理解がなければ、このことがやはり必須の条件になってくると思います。これから団塊の世代の方々が徐々にはこのような状況になっていくかと思います。「施設へ、施設へ」と言っておられない、いかに在宅で過ごしやすく過ごすか、やむを得ず在宅と言われる方もあるかと思いますが、菰野町として絶対に悲惨なことに遭わない、見守っていただきたいということをお願いしたいと思います。  それでは、続きまして、2つ目の質問に移ります。  1つ目としましては、先ほども町長のほうで県との調整ということで、お考えがあればと思いました。それでほかの面から見ると、以前に私は地下道の整備の改修の質問をさせていただきましたが、菰野町内にあるそれぞれの地下道の中で、整備改修の必要性のある箇所はどこを考えていますか。県の現地調査がされ、それの中で、近々、整備改修をする箇所はどこまで進んでいるのか、お伺いをしたいと思います。  都市整備課長、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 菰野町内の地下道の整備状況というところで御質問をいただきました。  地下道の老朽化対策につきましては、これまでも議員から御質問いただき、県へ改善の要望を行ってきたところであります。  町内の地下道の整備状況でございますが、国道306号、県道四日市菰野大安線、合わせて5カ所の地下道が設置されております。
     このうち、潤田地区にある国道306号の地下道につきましては、現在、国道477号バイパス整備に合わせて改良工事が実施されております。整備後は、通学路等での利便性の向上が見込まれると思います。  他の地下道につきましても、老朽化対策が実施されるよう、引き続き県へ改善要望を行ってまいります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○7番(益田和代君) ありがとうございます。  それでは、川原町の集会場の北にある地下道、再度、お聞きをしたいと思います。  地下道の中で一番通行しにくいのが、川原町集会場の北にある地下道であります。あるものをうまく利用して、安全につなげればいいと思うのですが、今のままでは暗い、汚い、怖いと来ています。2人目の犠牲者を防ぐためにも、整備改修は急がなければならないと思います。県に強く言ってもらっていると思いますが、いつまでこのままにしておくのかと感じます。  そこで、ちょっと写真を。前にも見ていただいた写真なんですが、もう一度見てください。これは、東のほうからの出入り口です。そこから、次のこれ。本当に通るところが上が汚くて、かび臭いにおいがしますし、横の壁はあれだけ落書きを今までずっとしてみえたのを、ああやってして、修正はしていただいているんですが、下もちょっと汚れてますし、整備ができてない。それとカーブミラーが、ここが一番古いわけではないんですが、カーブミラーもベルもついてない状況ということで、最悪の地下道のように思います。  次の、これを通って、またこれ西に上がっていくところで、次、これが西の出入り口になります。何とも言えない歩道橋になっております。ありがとうございました。  ということで都市整備課長、地下道を利用することをどのように思われてみえるんですか。お伺いいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 地下道につきましては、管理者であります三重県において、定期的なパトロールを実施し、照明や破損箇所等の点検を行い、維持管理に努めていると聞いております。  先ほど、申し上げましたけども、町内5カ所にあります地下道につきましては、いずれも交通量の多い幹線道路を歩行者等が横断するための安全対策として設置された施設であり、現在、老朽化が見られる各地下道におきましては、利用者の安全性・利便性向上のため、早期に改善が必要であると考えております。  御指摘いただきました川原町地内の地下道をはじめ、町内の地下道につきまして、引き続き、繰り返しになりますけれども、管理者であります県に対しまして、整備要望を行ってまいりますので、御理解をいただきますようお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○7番(益田和代君) ありがとうございます。  ここからは、教育課長にお聞きをしたいと思います。  それでは、安全マップ作成について、実際に危険な場所を保護者と点検し、改めてPTAや児童とともに、安全マップを作成することを働きかけるとともに、道路管理者や警察との合同点検の実施を行うことが大切であると思いますが、各学校では具体的にどのように危険箇所を把握し、見直しをされているのですか。児童の交通安全に対する意識を深め、危険を予測し回避する力を一層高めていくためにも、安全マップの作成・活用は有効的な手段の1つと考えます。きちんと学校に張り出したり、いつも見やすいようにし、また家庭に配布するということもいかがかと思い、お伺いをしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) 通学路の危険箇所の把握と安全マップの活用について御質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。  まず、通学路につきましては、通学路交通安全プログラムに基づきまして、毎年、学校と保護者の方が連携し点検を行っております。  小学校におきましては、町別児童会等で、子どもたちや保護者の方から危険箇所を聞き取ったり、または集団下校時に実際に確かめたりするなどして、危険箇所を点検しております。  中学校におきましては、年度当初の地区別生徒集会で通学路の確認と危険箇所の確認をしております。  また、小学校ではPTA委員の方などに昨年度の点検結果をもとに、地域の危険箇所を含め、通学路の点検をしていただいておるところでございます。  危険箇所につきましては、学校・PTA・各区から町へ要望として出されたものの緊急性の高いものなどから対策を講じているところでございます。  安全マップにつきましては、例えば、総合学習の中で、安全マップづくりを通して、自分たちの地域に目を向け、自らの安全意識を高める取り組みを行っております学校や、または子どもたちの目につく場所に安全マップを掲示して、毎年の通学路の危険箇所の点検により随時更新し、子どもたちに注意喚起をしている学校、またPTAの地区委員さんから、年度初めに危険箇所などを地図に書き入れたものを子どもたちに配布している学校もございます。  今後も子どもたちの安全意識を高め、自らの危険を回避する力がつけられますよう保護者や地域の皆様とともに、安全教育・安全指導に取り組んでまいりたいと思いますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○7番(益田和代君) ありがとうございます。  安全指導について、次、お伺いしたいんですが、児童生徒の尊い命を守り、安全に学校生活を送るために、まずは通学路の安全を確保することが大変重要であります。  学校は、児童生徒が危険性を予測して、自ら身を守ることができるような、交通安全教育の推進を願うものです。児童への安全指導は、自動車を走らせる道路で実習をしている学校もありますが、どのように行われているのか、そしてまた両中学生に対しても、通学路をきちんと通っているか、定期的に指導をしていただいていますか。このことは、近隣の方の声なんですが、注意をしてもなかなか聞いてくれないと言ってみえます。常時に通学している道路にも危険箇所がありますが、注意喚起も含めて対応していただきたい。このことについてもこのままにしておくわけにはいきません。お伺いをしたいと思います。  もう1点。通学時に、通学の時間帯に日ごろから車のスピードを出さないように、通学路の安全のために警察官にパトロールを依頼し、交差点に街頭指導以外にも出動してもらうというようなことはいかがでしょうか。まとめてお伺いしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) 子どもたちへの交通安全指導につきましては、各校が作成しました安全教育年間指導計画等に基づきまして、登下校指導や教科、道徳、学級活動などを通じまして、学年に応じた学習を行っております。  また登下校指導におきましては、各学校で危険箇所等に教職員が立ったり、実際の場所で安全指導を行ったりしております。  特に、小学校におきましては、年度のはじめには教職員が集団下校の際に通学路を子どもたちと一緒に歩きながら危険箇所等を確認し、安全指導を行っているところでございます。  交通安全教室ですが、各学校でそれも行われておりまして、警察や自動車学校等の協力も得ながらグラウンドに出て、自動車も使いながら視覚的にまた実技を含め、体験的な活動を取り入れたような安全指導を行っている学校もございます。  中学校についてですが、先ほど、小学校のことでも申し上げましたように、中学校におきましても、安全教育年間指導計画に基づいて、登下校指導や教科や道徳、学級活動を通じて指導を行っております。年度はじめには、中学校では、地区別生徒集会なんかが開かれまして、通学路と危険箇所の確認をしているところです。また中学校については、自転車通学の生徒が多いことですので、自転車の乗り方や、交通安全モラルについても学習しておるところでございます。  日ごろは、定期的に月2回程度の登下校指導を行っておりまして、登校指導におきましては、教職員だけではなく生徒会活動やPTA活動の取り組みとして登校指導を行っておりますし、また、下校指導などにつきましても、安全確保するために、保護者や地域の方とも連携を取りながら取り組んでいるところでございます。  しかしながら、地域の方から自転車の乗り方等で御注意いただくこともございまして、その折には学校が丁寧に聞き取りをさせていただき、状況をきちんと把握した上で個別に安全指導をしておるところでございますので、御理解賜りますようよろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) 済みません。  警察官によるパトロールについてのことがありました。  日常においては、警察へのパトロールは依頼はしておりません。しかしながら、議員も言われましたように、306号線、477号線の交差点、危険な場所におきましては、ほぼ毎日、警察の方、朝出てきていただいているところでございます。  各地域においては、多くのボランティアの方々にもお世話になっておるところでもございますし、そういった状況の中で、今後も特に危険な状況が明らかにある場合と、工事があったりした場合については警察に要請させていただきたいと思っておりますし、その他の場合におきましても、パトロール等については協議していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○7番(益田和代君) ありがとうございます。  それでは、通学路の分散についてお伺いしたいんですが、現在、菰野小学校を通学している中で、先ほども言いましたが国道477号線と国道306号線の交差点を利用している児童数は大羽根地域からは146名、地蔵の地域からは50名、松尾や柳林の地域からは156名、川原町は14名と計366名の約370名の児童の方がそこを通って通学をしているわけです。  現在、歩道橋がついていないので、この交差点を利用せずに、この交差点を今も利用するのがいいのかちょっと戸惑う中で、その交差点を利用せずに通学できる地域があればと、通学路の分散も1つの方法かなと考えます。  学校に対して、そのような働きかけをすることをどのように思われますか、お伺いしたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) 教育委員会としましても、この交差点は毎日大変多くの児童が利用しておりまして、安全対策上、歩道橋の設置は必要であると強く認識しておりました。ただ、その実現が難しい状況であれば、子どもたちの安全の確保のためには通学路の変更も含めてどうしていけばよいかについては、学校と保護者と協議しながら検討するように、学校に働きかけてまいりたいと考えておりますので御理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○7番(益田和代君) この質問の最後にですが、全体を通して、ハード面・ソフト面、それぞれ考えて通学路の安全対策というのが大変重要になってくると思いますが、いろんなことを踏まえて、教育長の見解をお聞かせください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 通学路の安全確保のためには、先ほど来、答弁させていただいてますとおり、ハード面、それからまたソフト面で対応していく必要があるというふうに思ってます。  それぞれハード面だけで回避できるものではないというふうにも認識しております。毎年行っております危険箇所の点検、それから既にやはり安全対策は必要ではないかというふうなところにつきましては、それぞれ関係機関のほうに要望もしていきたいというふうに思ってます。一方で、やっぱり子どもたちが自ら自分の体を守るということは必要なことでございますので、それらにつきましては、小学校・中学校通じて、安全教育を徹底していきたいというふうに思ってますし、それによってやはり危険回避する能力がついてくるんじゃないかというふうにも思ってます。  また、小学校・中学校の生徒ばかりではなく、やはり交通安全全般に啓発活動も必要でありますので、警察また交通安全協会からの指導等も含めた中で、子どもたちの安心・安全な通学路にしていければというふうに思っています。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 益田和代議員。 ○7番(益田和代君) ありがとうございました。  通学時に毎日、今、ボランティアの方々が必要な交差点に、朝は8時ごろから、また帰りは2時半の低学年の下校に合わせて立っていただいておりますことを、本当に感謝申し上げます。この方々のおかげで今まだ、その事故を起こしたことがないっていうことをおっしゃっておられました。  現在の通学路の中でも、まだまだ改善されない、スクールゾーンとなっていても生かされていない道路、歩道が引かれているだけの道路、白線が引かれているだけの道路、道路の白線がない・歩道の白線のない道路、道路が新たにできることによって見直さなければいけない道路等、いろいろあると思いますが、それぞれソフト面・ハード面から見て、ますます関係者の方による連携が必要になってくると思います。  都市整備課長、最後に地下道、また再度、地下道のお考えも含め、また歩道橋等もまだまだ検討の余地があると思いますので、今後、今まで以上に強く強く県に要望していただきたいことをお願いしまして、全ての質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、益田和代議員の一般質問は終了いたしました。  ここで暫時休憩をいたします。休憩時間は10分程度といたします。               午後 1時44分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午後 2時01分 再開 ○議長(矢田富男君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  4番議員、伊藤敦議員、登壇ください。            〔4番 伊藤 敦議員 登壇〕(拍手) ○4番(伊藤 敦君) 皆さん、こんにちは。  今、議長のお許しをいただきましたので、発言させていただきます。  9月に入りまして、この議会が最後の質問となります。本当に議長はじめ、ほかの議員の方々、町長はじめ行政の方々、4年間本当にお世話になりました。  9月に入ったということで、夏休みが終わり子どもたちは毎朝、元気に学校に行っております。うちの家でもこの夏休み期間、嫁が休みなしで働いているおかげで、子守をする羽目になりました。子育ての大変さを痛感しました。昔は子守というと、僕も小さいころそうだったんですけど、どっちかというと女性の仕事という感じがありましたが、現代社会では共働きが主体となり、男性が子守するのも当たり前という時代になってきました。  約30日間ですけど、僕の小遣い範囲で子どもの御飯を食べさせたり、おやつを買ったり、服やおもちゃを買い、子ども中心の生活をしてきましたが、嫁が帰宅すると「お母さん」と、僕には寄ってこなくなり、改めて子どもは女性から生まれるのである、学問やら科学でははかり知れない何かが男親と女親では違うのかなと考える次第であります。  とにもかくにも、この子守りの大切さを痛感した夏休みですが、エアコンも設置されるということですので、来年から夏休み少しは短縮してくれたらいいのになっていう、お母さん方の話がありました。  また、この夏休みでは図書館で開催された、「夏休み自然学習教室」へ親子で参加させてもらいました。昆虫の先生と樹木医の先生がみえて、子どもはもちろんのこと私自身楽しませていただきました。写真済みません、お願いします。  余り知られているかどうかわからないですけど、図書館の南側というのはたくさん自然がありまして、そこがセミの住み家、これセミの抜け殻なんですよね。たくさんありました。もう1個、済みません、お願いします。これ見にくいんですけど、ちょっとちっちゃい穴があるんですよ。これが、セミ穴、ここからセミが出てきて、さっきのとこへ着いて、羽化すると。これたくさんありまして、シーズンの夕方になると羽化をするということですので、来年は子どもと一緒にまた見に行こうかと思います。写真ありがとうございました。  あと、放課後子ども教室の一環である、おきみの教室もありましたし、夏休み授業もありました。僕らが小学校のときは、ラジオ体操とかプールぐらいしかありませんでしたが、子育て世代として大変ありがたいことだと思います。欲を言うならば、集団登校ではなく送り迎えが必要になりますので、これも送り迎えのできない家庭の方、低学年の方々がなかなか参加できることができないのかなと考える次第でありますが、これらの子どもたちにお金を使うことは、大変よいことだと思いますので、これからもこのようなイベントを継続していただけることをお願いします。  そして私事ですが、娘が4月から小学校に入学したこともあり、運動不足解消のため、行けるときだけでありますが、朝の登校、子どもと一緒に学校まで歩かせてもらっています。途中、副町長、毎朝お会いさせていただいて御挨拶させていただくんですが、子どもたちから「あれ誰なん」と聞かれると、町長や副町長というのはあれなんで副社長という話をさせていただきまして、「あの人は副社長さんや」、「あの人は課長さんや」という話で歩いてます。「じゃあ、おじさん何屋さん」と聞かれると、議員と言うのもなんですから、「おじさん、プロレスラーや」と言ったりとか、「夜働くんや」とか言って、いろいろ濁してるわけですが、子どもたちと話しながら歩いてますと、これ絶対秘密やでと、「何年何組の誰々ちゃんが誰々ちゃん好きなんやで」とか、残念ながらいじめの話も聞きます。勉強が嫌いという子どもには、「勉強しないと大人になって、おじさんみたいに苦労するから今のうちに勉強しなよ」と、昔近所のおじさん連中に言われたことを、そっくりそのまま言う自分自身を、改めて歳食ったなと感じます。子どもは子どもでいろいろ考えて、おじさんにも言えない、学校でも言えないことを話してくれます。子どもの知恵なんて言いますが、恥ずかしながら子どもから学ぶことが多く、僕自身小学校6年間歩いた通学路とは、今は少し違いますが、結構楽しんで歩かせていただいております。そんな子どもたちと歩いて気づいたことを踏まえて、今日は質問させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。  まず、弁当の販売ですね、質問1となります。  先日、伊藤雅慶議員の質問とも重複することがあると思いますが、私としては初めての質問ですので、よろしくお願い申し上げます。  中学校給食の実施は、議会でもいろんな方が要望されまして、住民さんも本当要望してると思います。ただし行政としてみると、まだ1歩も進んでないのかなという気がしますが、正直なところなぜやらないのか、やれないのか。よく愛情弁当論なんて言いますが、手づくり弁当が愛情を伝える、それはそれで1つの考え方であり、結構でありますが、弁当で愛情を伝えるかどうかは家庭の選択に任せるべきだと考えます。また、財源がないから中学校給食ができないのであれば、学校でも弁当販売、ランチサービス等は低コストで明日にでもやれそうな感じがするがいかがでしょうか。  家庭の事情は人それぞれです。毎日弁当持ってこれない人もいるでしょう。そのためにも弁当販売をお願い申し上げます。  質問2です。  新名神、国道477の工事がピークを迎えております。私の家は、306号線沿いなんですが、工事がピークになったのか、ここ1、2年大型車の交通量が多くなったと感じます。また夜間でも大型車が猛スピードで走行しており、夜中に仕事をしていると地震でも起きたかと思うような振動に見舞われます。朝は渋滞、夜は振動、交通量がふえれば粉じん等の大気汚染も考えられます。  現状、工事周辺地区での騒音・振動・公害・交通量等、工事着工前と現在とではどれぐらい差があるのかお聞かせください。  次、3つ目の質問です。  春から秋にかけて、雑草が生い茂るわけですが、今年は私も草刈機を購入して畑やいろんなところの草刈りを行いました。僕自身の考えでいきますと、以前にも言いましたが、何でもかんでも行政に任せるのではなく、自分でできる範囲でありますが、ある程度自分たちで草刈りをするのも大切だと考えます。しかしながら、「刈った雑草はどうするの」とか、「家で燃やすわけにはいかないし、どこで処分するの」、「処分する先がわからないから行政に任せる」と、だから行政にお願いするんだという声も聞きます。そこで刈り取った雑草の処分先等を教えてください。よろしくお願いします。  これで第1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕
    ○町長(石原正敬君) 4番議員の伊藤 敦議員の質問にお答えいたします。  私からは、新名神、国道477号についての質問を答弁いたします。  新名神高速道路事業及び一般国道477号道路改築事業につきましては、平成30年度の供用を目標に現在、事業進捗が図られております。この工事による影響としては、幹線道路の交通渋滞や、それを回避するため集落内への車両進入による危険性を懸念されることから、交通安全対策の徹底を図っていく必要があります。  特に、小学校へ通う児童の登下校の際の交通安全対策には、事前に十分な対策を講じるよう、工事施工者へ強く要請しております。そのほか、騒音や強風時における粉じんによる住民環境への影響も御指摘いただきました。住民の方からこうした工事による騒音・粉じんなどの通報を町が受けた際は、その都度、中日本高速道路株式会社や、三重県四日市建設事務所へ連絡し、早急な対処を求めております。  またこれまでにも、工事による通行どめや、新たな工事を実施する場合においては、工事施工者に対して、地元区への事前周知の徹底をお願いしております。  今後も引き続き、住民の生活環境に影響が生じないよう、工事施工者と十分な連携を取りながら進めてまいりたいと考えますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 補足答弁を求めます。  教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 中学校での弁当販売について、御答弁申し上げます。  現在、中学校におきましては、パン販売を行っておりますが、弁当の販売に関しましては需要と供給の関係もございます。購入希望者が果たしてどの程度いるのかといったニーズを調査して把握する必要もございます。そして対応できる業者がいるのかとの確認も必要であると考えております。さらにパン販売と弁当販売を並行する際の保管スペースの問題等も確認・調査すべきことは多々ございますけども、一度調査をし、検討してまいりたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 続いて、環境課長、諸岡俊樹君。 ○環境課長(諸岡俊樹君) 刈り取った雑草の処分先につきまして、答弁させていただきます。  一般家庭から排出される草の処理でありますが、基本的には多量にある場合は、本庁、清掃センター窓口にて申請書の受付後、搬入許可書を発行します。直接、株式会社三重菰野グリーンリサイクルに搬入していただきまして、できる限り資源化処理をお願いしておるところでございますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。再質問がありましたら御発言ください。  伊藤 敦議員。 ○4番(伊藤 敦君) ありがとうございます。  まず、学校の弁当販売からお願いします。  現在、パン販売をしているということですが、菰野中学校・八風中学校、どれぐらいの生徒がパンを購入されているか教えてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) 現在のところ、菰野中学校では90人前後、八風中学校では4人前後というふうに聞いております。ただ、毎日弁当をもって来られない生徒は少人数であるというふうには認識しております。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○4番(伊藤 敦君) 90人と4人ということですから、八風中のほうは少ないですね。生徒も少ないですけども。菰野中学校のほうは90人ということで、あれですけど。過去に、先ほど教育長の答弁の中で、検討されていないのかなと思われるのですけど、今までそういう検討はしてないわけですか。まずお聞かせください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) 実は、平成25年にパン注文の販売調査を行った際に、きちっと調査をしております。八風中も菰野中学校も調査させていただいたんですが、毎日パンの注文をしている生徒が先ほども少人数と言いましたが、平成25年度の調査では、菰野中学校で3名、八風中学校は0名でした。ということもありまして、その時点では弁当注文についてのことについては、検討に至らなかったというふうには聞き及んでおります。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○4番(伊藤 敦君) わかりました。  ただ、パンと弁当、当然、家から持ってくる人は別ですよ。買う人で、購入する人、「パンは腹持ちしないよ」と、「米は腹持ちするよ」「弁当あったらいいのにな」という人もいます。よくある話ですが、会社、私もずっとサラリーマンしてましたけど、毎日弁当を持ってくる人が、きょうは外食なんやとか、きょうは会社で弁当を注文するということを聞きますと、大抵は子どもの弁当がきょう休みだから、学校が休みだから、持っていかなくていいから、おれもないんやと。そういうことを聞きます。確かに、複数の弁当をつくれば割安になると思いますが、1個の弁当をつくるのは割高のような感じがします。ちまたでは250円弁当とか、1個でも配達しますよとかいう看板を見かけます。そういうところの業者をお願いするか、もしくは話をして、採算ベースに合うか合わないかというのはビジネスですから、ここから先の話じゃないですか。先の話ですから、そこを一遍、検討していただくということを思いますので、一度、検討していただくということで返事いただきたいんですけど、いかがでしょうか、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) 先ほどの教育長の答弁にもありましたように、ニーズ調査も含めまして、いろんな保管スペースの問題や学校等とも協議しまして、検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○4番(伊藤 敦君) アンケートをとっても、なかなか書かない人もいるかもしれないし、話をすると欲しいなという人も結構いるんですよ。ですので、強く要望させていただきますので、よろしくお願いします。  続きまして、新名神のほうです。2番目の話、させていただきます。  町長答弁ありましたが、いろいろありますが、工事に伴ってか国道306号線の交通量がふえたという話をしましたが、道路の損傷が目立つようになってきました。早急に対応していただくよう、県には要望願えませんか。ここ済みません。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 国道306号の損傷というところでございます。  県のほうも現場等、道路管理者として見ておるというふうに聞いておりますし、特に477号から役場に向けてが損傷が激しいというところも目立ってまいりました。  県においても舗装補修を行うというふうなことも聞いております。  今後とも、安全対策、道路といいますか、そこを通るに当たって事故が起きないような程度に直すように県に強く要望してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○4番(伊藤 敦君) ありがとうございます。  冒頭にも話しましたが、粉じんとか、騒音とか、公害とか、そういう調査等は今まだ行っていないのでしょうか。これ行っていなかったら、もう少し、済みません、もう1回要望してほしいんですけど。これは地区のほうからもいろいろ話を聞いています。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 中日本、あるいは四日市建設事務所のほうには確認をしました。今現状で、工事中のそういうふうな調査等は行っていないというところでございます。しかしながら、粉じんとか振動、また交通量がふえるのはいたし方がないところであろうかと思います。そういうところにつきましても、事前に工事の説明、周知をさせていただき、御理解、御協力をお願いしてきているところでございます。  再度、できることでありましたら、中日本、あるいは県のほうに要望をしていきたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○4番(伊藤 敦君) それも今現状、本当に工事周辺の住民にお話しますと、粉じんでえらいこっちゃとか、音がうるさいとか、そういうのは工事だから仕方がないというのはありますが、粉じんとか大気汚染に関しましては、それなりに御理解いただいて、役場のほうでも県やネクスコに要望してお願いします。  それで、次、写真お願いします。  先ほどもお話出ました地下道の話、私もちょっと違うんですけど、これ潤田にある地下道です。あそクリニックさんのところにあるんですが、これもう1枚見てください。平成28年5月9日から平成29年12月まで通行どめになってます。地下道が通行どめに伴い、生徒は消防署の前の信号を余分に通らないとあかんわけです、通学時。これは早期の対応をお願い申し上げます。登校の際には、育成会・地域のボランティアの方々が一緒に登校してもらっていますが、下校に関しては消防署の横断歩道にはこちらのほうの警備の方がみえるんですが、下校時には登校時にはいない大型車がたくさん行き来します。町としての対応をお聞かせください。お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 地下道の整備につきましては、先ほど、益田議員の答弁にもありましたとおりでございます。  潤田区のところの地下道につきましては、事業の早期の進捗と工事期間中の安全対策の徹底について、引き続き、三重県へ要望してまいります。  下校時の交通安全対策につきましても、現場誘導員の配置など、必要に応じて対応を工事施工者へ要望してまいります。  地域の方々、あるいは学校関係の方々に大変御迷惑をおかけしますが、御理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○4番(伊藤 敦君) 今、潤田のほうはちょっとさっきの益田議員の場所とはちょっと問題が違うんですが、そうなると片道、道の右側です。南のほうに向かって右側しか今、通学路になってないんです。そうすると、現状、歩道の上で中学校に行くのは北から南に行きます。南から北は小学校なんです。潤田地区、駒ケ池地区、三滝園地区の方がこうなんです。そうなると歩道の上ですれ違うわけです、自転車と。そういうことで困難な場所が幾つかあります。このあたり小学校、中学校の通学路を一度考えていただけませんか。教育課長、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  教育課長、諸岡克博君。 ○教育課長(諸岡克博君) 千種小と菰野中学校の通学路というふうなことですが、あそこの場所については、あの工事の関係のところで千種小と菰野中学校の子どもたちに注意喚起を促すようなことは、学校に指示しているところでございます。  特に、あそこについて、通学路を変更するという予定はございませんが、状況を鑑みて、必要があれば、また協議してまいりたいと思いますので、御理解いただきますようお願いします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○4番(伊藤 敦君) ありがとうございます。  写真5・6・7・8とこれ見てください。  これ竹谷川、もう1枚、潤田橋、もう1枚がこれ、4枚写真がありますが、新しく今度、地下道のところにできる潤田橋というんですけど、小学校の生徒が制作したということでお聞きしました。字を書いたのが小学生ということですね。せっかくですから誰がつくったか書いてもらったらいいなという気はするんですけど、いろいろありますが、国道306号線工事に伴い、住民から本当にいろいろ意見を聞きます。私は道路いうのは、たくさん通って何ぼの世界と考えていますから、たくさん通るのは大いに結構です。また新名神、477、一日も早く完成してほしいし、そう思います。しかし、時代というのは変わりつつありますので、当初の予想からかけ離れたデータが出る場合もあると思いますし、いたし方がない場合もあると思います。しかし、それを対応するのが行政の役目だと思いますので、今後、よろしくお願いします。  次、最後、3本目のお話です。  三重菰野グリーンリサイクルへ刈った草を持ち込む際、役場でも申請が必要ということですが、これは簡素化できませんか、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  環境課長、諸岡俊樹君。 ○環境課長(諸岡俊樹君) この申請内容でございますが、誰がどの場所で草刈り等の作業を行ったのか、誰がどの車両でグリーンリサイクルのほうへ運ぶのか、また車両に積載しました草等に混在物がないかを確認した後、許可証を発行しております。  簡素化できないかの提案ございましたが、チェック機能をもたせるために、窓口で面談、説明等を行いながら、事業を進めているところでございますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 伊藤 敦議員。 ○4番(伊藤 敦君) 確かにそれは大事なことだと思うんですけど、免許証を持っていけば許可してくれるとか、そういうのにやれば、もっと住民、楽なのかなという気がしますので、今後、今、確かにそういういろんな人がみえますから、全てがいい人じゃないですから、そういう人もたまにはいるかもしれませんが、今後また検討課題として考えておいてください。  ただ、課長、これらのことがなかなか住民、知らないんです。どこへ持っていけばいいのかとよく聞かれるものですから。確かに相手は民でこっちは官なんですが、どっちにしても民にお世話になっているんですけど、「こういうことがあれば、グリーンリサイクルに持っていけばいいんだよ。そのために役場へ来てくださいね」ということをもう少しPRしていただきたいと思いますので、またこれも1つの検討課題としてお願い申し上げます。これ要望しておきます。お願いします。  最後になりました。冒頭にもお話しましたが、子どもたちと一緒に歩いていますと、いろんなことを聞かれます。一番困ったのは僕たちが、子どもたちが大人になったとき、菰野町はどうなっているんやと質問をもらいました。4年間議員させていただいていますが、行政の将来展望がなかなか見えないのかなという気がします。僕は子どもたちに、君らが大人になったら、おっちゃん死んでいるかもしれんと。考えることはいいことだけど、とりあえず今はしっかり勉強して、しっかり食べて、しっかり運動して、強く優しく生きろと。頑張ってくれと話しました。  また、今度チャンスがあったら、社長か副社長に聞いておくわと答えました。また次にチャンスがあったら、その辺のことをお聞かせいただきたいと思います。  「人は歩みをとめたとき、そして挑戦を諦めたときに、年老いていくと思います」と。これは僕の大好きなアントニオ猪木さんの言葉です。四十はなたれ、まだ44歳です。40代から初老とも言われます。まだまだ歩き続ける、挑戦し続ける、そして迷わず行きます。行けばわかります。この4年間本当にありがとうございました。これで最後の質問です。終わります。 ○議長(矢田富男君) 以上で、伊藤 敦議員の一般質問は終了いたしました。  本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。  長時間にわたり、御協力ありがとうございました。  本日はこれにて散会をいたします。御苦労さまでした。               午後 2時28分 散会...