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平成25年第4回定例会(第3日目12月11日)

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  1. 菰野町議会 2013-12-11
    平成25年第4回定例会(第3日目12月11日)


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    平成25年第4回定例会(第3日目12月11日)          平成25年菰野町議会第4回定例会(第3号)               平成25年12月11日(水) 午前10時00分開議             ~~~~~~~~~~~~~~~     第1 一般質問 2.会議に付した事件   日程第1 3.出席議員(17名)   1番  伊 藤 雅 慶 君        2番  諸 岡 雅 樹 君   3番  内 田 親 根 君        4番  伊 藤   敦 君   5番  藤 田 賢 吾 君        6番  中 山 文 夫 君   7番  八 木 孝 明 君        8番  益 田 和 代 君   9番  矢 田 富 男 君       10番  服 部 住 雄 君  11番  加 藤 昌 行 君       12番  千 賀 優 子 君  13番  中 川 哲 雄 君       14番  出 口 利 子 君  15番  増 田 秀 樹 君       16番  久留美 正 次 君  17番  渡 辺   昇 君
    4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(19名)   町長       石 原 正 敬 君  副町長      諸 岡 高 幸 君   教育長      川 瀬   敏 君  消防長      白 木 康 裕 君   総務課長     位 田 嘉 則 君  安全安心対策室長 樋 口 直 也 君   企画情報課長   河 内 伸 博 君  財務課長     位 田   進 君   税務課長     寺 本 浩 二 君  住民課長     薮 田 修 三 君   会計管理者    田 中 孝 昭 君  子ども家庭課長  小 林 義 久 君   健康福祉課長   大 橋 裕 之 君  都市整備課長   斉 藤   司 君   観光産業課長   大 橋 克 哉 君  環境課長     諸 岡 俊 樹 君   水道課長     高 橋 正 士 君  下水道課長    河 内 耕 二 君   教育課長     舘   弘 己 君 6.出席事務局職員(4名)   議会事務局長   伊 藤   悟 君  書記       毛 利 広 行 君   書記       瀧 見 美 奈 君  書記       黒 田 泰 弘 君               午前10時00分 開議 ○議長(渡辺 昇君) 皆さん、おはようございます。御苦労さんでございます。  ただいまの出席人員は17名で、定足数に達しております。  よって、平成25年菰野町議会第4回定例会は成立をいたしましたので、再開をいたします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(渡辺 昇君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しましたとおりでございますので、よろしくお願いいたします。  なお、安全安心対策室長、樋口直也君が出席しておりますので、よろしくお願いいたします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第1 一般質問 ○議長(渡辺 昇君) 日程第1、一般質問を行います。  それでは、2番議員、諸岡雅樹議員、登壇願います。            〔2番 諸岡雅樹君 登壇〕(拍手) ○2番(諸岡雅樹君) おはようございます。2番議員の諸岡雅樹です。よろしくお願いします。  きのうのちょっと出来事について冒頭で少しふれさせていただきます。  きのう朝、朝上小学校の児童が集団登校時、横断歩道を渡っていまして、先頭の子どもが車にはねられ救急車で搬送されるという事故がありました。  安全・安心の町、菰野町として、今後も十分な対応・対策をお願いいたしたいと思います。  それでは、質問に入る前に、このたび秋の叙勲において、菰野町農業委員会会長の諸岡稲造さんが旭日単光章を受章されました。この場をかりて心よりお喜び申し上げます。  諸岡稲造さんは私の住む田光の大先輩で、農業のリーダとして、田光ばかりでなく、菰野町農業の振興に御努力をいただいております。  特に、田光資源と環境を守る会の会長として、農地の保全・生態系の保全のほか、朝上小学校の子どもたちに農業の大切さ、食の大切さを授業を通じて教えていただいております。  田植え、稲の収穫、大豆の種まきから収穫、豆腐づくり、もちつきなど、1年を通じてお世話になっています。今後とも引き続き御活躍されることを願っております。  それでは、質問に入らせていただきます。  私は山が好き、自然が好きで、2年前までは毎年、紅葉を楽しむために北アルプス穂高岳方面へ出かけていました。最近では険しい山ばかりじゃなく、里山散策をしています。田光川の渓谷を楽しみながら歩く。八風牧場の牧草地跡からの伊勢湾の眺め。炭焼きの煙ただよう切畑の田園風景などは、古きよき里山を感じさせ、気持ちがいいもので、心を落ちつかせます。里山のよさを感じるようになりました。  菰野町は農業と観光の町であり、御在所岳を初め、鈴鹿の山々の新緑や紅葉を求め、多くの観光客が訪れていますが、今、私がふれました里山も菰野町の大切な地域資源ではないかと思っています。  しかし、近年は炭焼きや原木しいたけ栽培をされる方はめっきり少なくなり、林業の衰退とともに山が荒廃しつつあります。  先ほど冒頭でお話ししました田光資源と環境を守る会では、国の農地・水環境向上対策事業を活用して、農地の保全、水路等の農業施設の補修、コスモス地域交流会や全国ため池百選で選ばれました楠根ため周辺の下刈り、池干しを行い、生態系の保護、国の天然記念物シデコブシ湿地植物群落の整備を行い、里地・里山の保全を積極的に行っています。そのほかにも田光川内のヨシの刈り取り、樹木の除去を行い、防災にも取り組んでいます。  シデコブシ群落には花の咲く季節になると、県外からのバスも訪れています。  そこで、お尋ねします。町長は里地里山をどうとらえているのか、さらに地域資源としてどのように活用されるのか、お考えをお聞かせください。  次に、10月に東京で開催されました菰野まこもナイトin六本木に、先輩議員の皆さんとお邪魔をいたしました。マコモをメーン食材にしながら、町内産のお米や豚肉料理も振る舞われ、さらにかやく飯やおこう汁といった菰野町伝統の田舎料理とともに、これも町内造り酒屋のお酒など、菰野町出身、在住の方々を含め、会場にお越しの方々も大いに菰野の食を堪能していただいたと思います。  翌週には、大阪近郊の府県と一緒に自慢の農産物をマルシェという形で対面販売する催しがあり、三重県の特産品としてマコモを販売したと聞きました。  また、おはよう日本では、菰野のマコモが全国放送され、問い合わせが殺到したそうですが、私が議員になる以前、菰野は何もこれといった全国的に有名なものはないとささやかれていました。  菰野町には鈴鹿国定公園があり、御在所ロープウェイふもとには湯の山温泉、朝明や尾高、八風渓谷にはキャンプ場があります。すばらしい自然の中にあり、一般登山者を寄せつけない藤内の壁。私の中では冬の藤内沢は日本で一番の冬景色だと思っております。  でも、全国的に知名度もなく、これだというものはないとも思っております。  しかし、今マスコミで菰野のマコモが取り上げられるのを拝見しますと、マコモは全国の方々に菰野町をイメージしていただくのに大変有効な物であるように思います。  そこでお伺いします。町長は全国へ菰野町を情報発信する上で何が大切だとお考えですか。  次に、コミュニティFM緊急割り込み放送設備整備事業についてお伺いします。  防災行政無線は導入後15年が経過し、設備機器の正常な動作の保障が困難になるとともに、アナログ波がデジタル波へ移行する時期も懸念されるため取り組まれた事業であり、今年度2億2,000万円ほどが予算化されました。  説明では、防災上喫緊の課題であり、12月に防災ラジオ配布、運用開始と聞いていますが、まだ地区説明会も行われていません。今後のスケジュールをお伺いします。  これで1回目の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員の一般質問に答弁を願います。  石原町長、登壇の上、答弁を願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) おはようございます。  2番議員の諸岡雅樹議員から御質問いただきましたので、順次お答えいたしたいと思います。  まず、1問目でありますけれども、里地里山についての御質問をいただきました。  これにつきましては、今、議員からもありましたように、特に田光資源と環境を守る会の皆さん方を中心になさっていろいろと活動されていることに対して、改めて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。  それにかかわって申し上げますと、平成22年度にでありますけど、生物多様性条約第10回締約国会議、いわゆるCOP10の関連会議である国際ユース会議子どもCOP10あいち・なごや国際子ども環境会議のエクスカーションを誘致することによりまして、先人から受け継いできた里地里山は、大都市近郊にありながら世界に誇れるすぐれた地域資源であることを国内外に示すことができたと考えております。  このように、日本独特ともいわれております里地里山は、山と里、我々が暮らす、人間が暮らす里をつなぐ重要な場所であるというふうにして考えるところでございまして、山と里だけになりますと、やはり我々の住む環境が極めて悪化するということで、1つのバッファゾーンになっているというふうな認識でいるところでございます。  そのバッファゾーンというのは、やはり人が暮らしていくためにはなくてはならないものであると。例えば水、空気、そういったものを含めた、山でそれが涵養されるわけでありますけれども、それをさらに、里におりてくる間に里地里山の中で多様な生物が暮らし、それの生態系を確保することによって我々人間が暮らしていけるというところであるという認識でおるところであります。  しかしながら、最近、都市化などによりまして、里地里山というものが失われつつあり、しかもその役割が余り人々に認識されないというところにおきましては、やはりその場所をしっかりと確保しながら都市部の皆さん方にも実感してもらうということでは、菰野町は大変ふさわしい場所ではないかということを考えておりまして、そういう意味合いからも都市部の皆さん方に菰野町の里地里山、豊かな自然環境を活用しながら、地域資源として活用しながらエコツーリズムやグリーンツーリズムなどといわれる、いわゆるニューツーリズムを促進し、滞在型観光着地型観光の推進を図っていくということも視野に入れながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  なお、そういった観光、交流という分野だけでなく、地域の皆様自体がその自然環境を守っていただいて、地域の、我々菰野町の子どもたち、あるいは我々大人も含めてでありますけれども、住民がその大切さを実感するということについても極めて重要な場所であると考えておりますので、御理解いただきたいと思います。  次に、情報発信、特産品と町の情報発信についてでございます。これにつきましては議員から御紹介いただきましたように、ことし10月には菰野まこもナイトin六本木やグランフロント大阪における食育プロジェクトUmekikiなどで当町のマコモを中心とした農産物の情報発信をしたところでもございます。  それを含めた中での情報発信の重要性を私がどのように認識するかというような御質問であったかというわけでございますが、確かに情報発信ということは重要なことでありますが、やはり中身が伴っていない、つまりコンテンツがなければ発信するということもできないわけでありまして、この情報の中身、発信する中身をいかにしてよりよいものにしていくか、あるいは価値のあるものにしていくかということは、町民皆さん方の日々の活動の中において醸成されるものであるというふうな認識でおるところであります。  でありますので、単に情報発信をやっていきましょうということではなくて、今まで先人から、あるいは最近町民の皆さん方が一生懸命取り組んでいただいている、そういった活動をさらに行政が支援するという意味合いから、情報発信というのは重要なものであるということでありまして、皆さん方が取り組んでいただいてるものを行政がある一定評価しながら、それを外に売り出していくというところに重要性があると考えておりますし、そこが菰野町の1つのタウンセールスと言うと、少し大上段かもわかりませんが、そういう意味合いから情報発信というのは極めて重要であるというふうにしております。  繰り返しになりますけれども、やはり中身を伴いながら、今後も情報発信に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。  私からは以上です。 ○議長(渡辺 昇君) 安全安心対策室長、樋口直也君。 ○安全安心対策室長(樋口直也君) コミュニティFM緊急割り込み放送設備整備事業の今後のスケジュールについて御答弁申し上げます。  本事業につきましては、6月議会におきまして予算の組み替えをお認めいただき、中継局の設置、放送設備、それから防災ラジオの導入を一括発注とし、年内には業務委託契約を行う予定でございます。  年明けから中継局設置など緊急割り込み放送に必要な設備を構築し、2月には試験放送を予定しておるところでございます。  また、防災ラジオの配布につきましても2月から開始いたしたいと考えておりまして、各地区において説明会を行い、順次配布を行う予定としております。  先の区長会役員会におきまして、地区説明会の開催及び地区を通じての配布につきまして改めて協力依頼をいたしたところでございます。  また、契約後速やかに事前広報により、防災ラジオへの転換、それから配布等について周知を図ってまいりますので、御理解、御協力をお願いいたします。 ○議長(渡辺 昇君) 一通りの答弁は終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) それでは、再質問させていただきます。  まず、里地里山の保全についての再質問で、町長もおっしゃられておりました。里山は人が暮らしていく上で大切なものであると。この里地里山は人間の働きかけを通じて環境が形成されてきた地域で、二次林、農地、ため池などで構成される多様な生物の生息・生育空間であり、私はこの菰野町全域が里地であり里山であると思っております。  今年度、菰野町のホームページで公表されていました森林山村多面的機能発揮対策事業は、里地で行われております農地・水管理支払制度の森林版ではないかと自分は理解しているのですが、どのような事業ですか。お伺いします。  それとともに、田口地区ではこの事業に取り組み始めたと聞いています。このほかにこの事業に取り組まれているところはありますか。  また、どのような活動をされているのか、担当課長にお伺いします。 ○議長(渡辺 昇君) 観光産業課長、大橋克哉君。 ○観光産業課長(大橋克哉君) 森林山村多面的機能について御答弁させていただきます。  森林・林業を支える山村において、過疎化や高齢化等の進行と外国産材の流入により、地域住民と森林とのかかわりが希薄化し、森林の手入れが行われなくなったことで、竹の侵入等による里山の荒廃が進行しているため、森林の有する多面的機能の発揮が難しくなっています。  森林の多面的機能を持続的に発揮させていくためには、地域の住民が協力して里山林等の保全管理や森林資源の利活用を実施していく体制を整えることが不可欠です。
     このことにつきまして、森林山村多面的機能として今年度創設され、3カ年間事業で今、議員御紹介いただきました、田口里山保存会を初め、2団体が町内で実施されております。  内容としましては、雑木等の刈り払い、落ち葉かき、炭焼き小屋などをつくりまして、またこれを利用しまして子どもたちへの学習という形のものが計画されております。  この事業としまして、支援の概要では、雑木の刈り払い、竹・雑木林の伐採等を実施するような里山林の保全管理や資源を利用するための活動につきまして、定額助成という形で、定額の部分につきましては上限までは10分の10という形の補助となってございます。  また、この活動に必要な機材、資材の購入につきまして、必要額の2分の1を助成するという形でございます。  内容等については以上でございます。御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) 菰野町において、この森林、里山の荒廃を防ぐ意味で、この事業は大変有効な事業だと思っております。何がええんやと、いいかと言いますと、活動内容も会計方式も農地・水とよく似ておりまして、里山と農地を置きかえてみるとそっくりなんです。この事業に取り組み出したら、農地・水と一緒で、きっと継続要望が出るぐらいの事業だと僕は思っております。  そこで、地元でもちょこちょここの活動に取り組んだらどうですかと言うておるんですけども、この田光資源と環境を守る会の会計方式と、この森林山村多面的機能発揮対策事業との会計方式のひな形を見てみますと、よく似てそっくりなんです。  それで、これに取り組み出すことによって菰野町の里山の荒廃を防ぎ、大変いい事業なんじゃないかと僕は思っております。  今後この事業に新たに取り組みたいと申し込みがあった場合、以前、締め切りがあったと聞いたんですが、申し込みがあった場合、可能でしょうか。お伺いします。 ○議長(渡辺 昇君) 観光産業課長、大橋克哉君。 ○観光産業課長(大橋克哉君) 今後の事業でございますけれども、この事業は3カ年間事業という形で、今、議員御紹介されたとおりでございまして、本年度25年度から25、26、27という形のものでございました。  今、国の概算要求を見ますと、26年度の概算要求につきましても26年度から26、27、28という形の事業の要望がなされております。こういった形の中で予算が通りますと、新規採用という形の中での応募が可能かなと思っております。  また、本年度25年度のところの事業の手挙げが少なかった場合につきましては、翌年の26年度からの事業の採択も可能かなと思ってございますが、今現在、県また全国の中で、こういった形の中で申請が行われ、採択等々の手続中でございますので、来年度のところにつきましては御紹介させていただきますが、不明でございますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) 里地は農地・水管理支払制度で守る、里山は森林山村対策事業で守ると。各地区、団体にぜひ取り組んでほしいと思っています。新たに参加したい団体があれば、ぜひ新規採択できるように、国、県に要望をよろしくお願いしますとともに、この事業は国が求める以上に県において厳しい審査があるようです。取り組みやすい事業となるように、あわせて県に要望をお願いします。  次に、現在行われている里地での農地・水保全管理支払制度は、町内ではどれくらい行われていますか。今後の事業継続の見通しについてもあわせてお答えください。 ○議長(渡辺 昇君) 観光産業課長、大橋克哉君。 ○観光産業課長(大橋克哉君) 町内につきましては、およそ20団体のところで、それぞれ活動していただいております。  この面積につきましては、菰野町の1,000ヘクタールほどの耕地の中で取り組んでいただいておりまして、この事業につきましては、内容としまして議員が御紹介いただきましたとおり、農地の農業用施設としての用排水路、ため池等々の維持補修もさりながら、地域ぐるみでの活動としまして、非農家も含めまして、里地のところの活動、保全という形のところでやっていただいております。  また、コスモス畑の設置でありますとか、芝桜等々の設置でありますとかということで、景観作物も設置していただいておりまして、このようなものにつきまして観光の1つの地域資源として情報発信していく中で、県内外から多くのお客様がおいでいただいて、この景色を堪能していただいておるものと思ってございます。  以上でございます。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) 農地・水保全管理支払制度は当初5カ年事業で始まりました。5年経過後、継続要望が強く寄せられ、事業が存続したと聞いております。  減反政策の廃止が先月下旬決定され、平成30年度に完全廃止となり、平成26年度には減反補助金が1万5,000円から7,500円に削減されるとマスコミ報道がされています。  また、日本型農業直接支払制度が創設されると聞いていますが、現在の農地・水保全管理支払制度との関係はどうなるのか、わかる範囲で観光産業課長にお伺いします。 ○議長(渡辺 昇君) 観光産業課長、大橋克哉君。 ○観光産業課長(大橋克哉君) 先の質問にもお答えさせていただいておりますが、日本型直接支払制度につきましては、今、国から流れております情報、マスコミの情報というものがございますが、私どももマスコミの情報が主たるものでございます。  この新聞紙上等々の記事を読まさせていただくところにつきましては、今現在の農地・水保全管理支払制度の中での共同活動のところを農地維持支払い資源向上支払いという形の中で2つに区分されると考えてございます。  また、今現在の向上活動につきましては、存続という形を思ってございますが、事業の詳細につきましてはまだ公表されてございませんので、今現在のところはそのような形で思ってございます。  また、交付単価につきましては、新聞紙上等々の中で、農地維持支払いにつきましては、田んぼについては3,000円、資源向上支払いについては、田んぼについて2,400円という形の資料のほうが出てきてございますので、そのような形で認識してございますので、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) ありがとうございます。国の政策をいち早く農家の方に今後とも情報発信していっていただきたいと思います。  それでは、特産品と町の情報発信についての再質問をさせていただきます。  菰野町を情報発信することは大変難しいことだと思います。企業であれば広告代理店などに相談をかけながら、企業イメージを一般の方々に浸透するように努力し、イメージアップを図ります。  以前、菰野町はニホンカモシカに注目して、コミュニティバスはかもしか号として、今もニホンカモシカが描かれています。ちょうど今、マスコミでも菰野のマコモが取り上げていただいていますし、コミュニティバスの4分の1をカッティングシートなどでマコモのイラストを貼りつけるなど、町のイメージを凝縮したものとして発信していくことはできないでしょうか。  マコモを情報発信するにはどうしたらいいか、お考えはありますか。企画情報課長観光産業課長にお伺いします。 ○議長(渡辺 昇君) まず、企画情報課長、河内伸博君。 ○企画情報課長(河内伸博君) 広報担当課としまして、当町の情報発信につきましては、広く菰野町を知ってもらうことによって観光客の増加や特産品の販売等につながることで、町全体の活性化が図られるとともに、菰野町が元気な町であるということを内外に発信することで、町内に住まわれる方が住んでいてよかったと思えるようなまちづくりにつながるということが情報発信という施策の主眼であると考えております。  そのためにも、マコモなど、地域の特産品や菰野町固有の魅力あふれる観光資源につきましては、当町の重要な情報素材、コンテンツとして強力にアピールしていかなければならないものと認識しており、菰野まこもナイトin六本木を初めとするイベント等を素材とした情報発信につきましても、町全体で協力して取り組んでいるところでございます。  そこで、当町のあらゆる情報をいかに効果的に発信していくかが重要になってまいりますが、新聞等、既存の紙媒体を初め、まず近隣に対しましては地方局やケーブルテレビのコミュニティチャンネルなどを活用し、機会をとらえてタイムリーな情報発信に努めております。  そして、全国への情報発信となりますと、やはりインターネットを活用した手法が主力となります。  ホームページに菰野町の観光情報、特産品などを時宜を得た内容で掲載することはもちろんのことですが、当町では「ソーシャルメディアにやさしい町s宣言」をしており、フェイスブックやツイッターといった主要なソーシャルメディアでも積極的にこうしたイベントを取り上げております。  また、ユーチューブなど、動画配信やインターネット放送などのメディアについても、その活用方法について検討を行い、利用を始めているところでございまして、今後もさまざまなメディアの特性をとらえながら、それらをうまく活用し、効果的な情報発信に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(渡辺 昇君) 続いて、観光産業課長、大橋克哉君。 ○観光産業課長(大橋克哉君) マコモの情報発信についての御答弁をさせていただきます。  これまで同様に、先ほど来、御答弁させていただいておりますが、菰野まこもナイトin六本木、また大阪での取り組みという形の中で、都市圏での活動と、また道の駅でのPRを初め、マコモの植えつけや刈り取り、加工業者での加工工程など、さまざまな場面におきまして、マスコミやソーシャルメディアを活用して情報発信していきたいと考えております。  マコモにつきましては、その特性上、作付の拡大につきましては、うどんや和菓子、スイーツなどの材料に大いに活用されていることを踏まえながら、食の安全・安心、栽培管理の徹底などに留意しながら、作付の拡大を図っておりますが、このような取り組みにつきましても食の安全・安心、また菰野町の生物多様性のある里地里山での活動という形の中で情報発信してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) よろしくお願いします。  マコモはそれで現在、作付が行われていると今、話でしたけども、現在2ヘクタールほどと聞いております。そんなに広く栽培されているものではありませんが、今後のマコモの作付拡大はどう考えてみえますか。お願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 観光産業課長、大橋克哉君。 ○観光産業課長(大橋克哉君) 先ほども一部ふれさせていただきましたが、作付の拡大につきましては今現在、商工業者の方の中でマコモの生の物、また一次加工した水煮の物、粉末の物など、いろいろな形の中で食材として活用していただいております。  そういった形の中で、食の安全・安心ということに重きを置きまして、栽培管理の徹底に努めてございます。これにつきましてはマコモの菰野会を初め、それぞれの方々が熱心に取り組んでいただいておりますので、こういった形の取り組みを、食の安全・安心というのをまず最前提にしながら、徐々に作付の拡大を図っていこうと思ってございますので、大幅な、即時的な拡大と言いますよりも、順次この趣旨を徹底しながらの拡大に努めてまいりたいと思ってございますので、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) マコモの普及は生のマコモを販売するだけでなく、先ほどの答弁にもありましたが、商工業者の方々との連携によって粉末や水煮、めんやお菓子などにまぜ合わせ、より観光客や一般の方々に賞味していただいたことがこれまでの、それから今後の成功につながっていくと考えております。その意味では菰野町商工会との連携がかぎであると考えますが、観光産業課長はどのように考えてみえますか。お伺いします。 ○議長(渡辺 昇君) 観光産業課長、大橋克哉君。 ○観光産業課長(大橋克哉君) マコモの今現在の取り組みのところで特筆すべきものとしまして、平成21年度の商工会さんが中心となっていただきました全国展開プロジェクトというものがございます。これの中でマコモの生産者と今現在加工等を行っていただいております事業者をひっつける形で、町と商工会が中心となりながら現在に至っているものでございます。  こういったことの中で、マコモ生産者、事業者、三重県などの関係者とともに、商工会の御協力がなければできなかったものかなと認識してございます。  今後につきましても、町商工会と連携協力しながら進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) 今後においても、この菰野町を情報発信するのに、特に企画情報課、観光産業課に町の活性化に努力されるようにお願いいたします。  続いて、安全安心対策室長にお伺いします。  コミュニティFM緊急割り込み放送設備事業ですが、どのような問題があって運用がおくれているのかお伺いします。 ○議長(渡辺 昇君) 安全安心対策室長、樋口直也君。 ○安全安心対策室長(樋口直也君) 当初の導入計画から事業、発注がおくれておりますが、その理由といたしましては、緊急放送を行うこと、それから公共放送を活用することなどから、運用に際して導入するラジオ自体が確実に起動し、緊急情報を正確に伝えるということが不可欠であります。  また、セキュリティの機能も必要なことから、このラジオの機種選定に係る起動テスト、また放送設備機材の機能の検証や確認を慎重に行ってきたことにより、時間を要したものでございます。御理解いただきたいと存じます。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) そうですね、今後長く使っていくので、防災にかかわることですし、機種選定、そのほか慎重に対策をお願いします。  それでは、経営状況ですけども、エフエムよっかいちですけど、経営状態が危ぶまれていましたが、現在の経営状況を教えてください。それは安心して任せられるものですか。 ○議長(渡辺 昇君) 安全安心対策室長、樋口直也君。 ○安全安心対策室長(樋口直也君) エフエムよっかいちの経営状況でございますが、エフエムよっかいち株式会社につきましては、平成24年3月に株式会社シー・ティ・ワイの100%の出資会社となっております。平成24年度決算につきましては、わずかでございますが、黒字に転じておるというところでございます。  それと、放送スタジオも株式会社シー・ティ・ワイの社屋へ移転をしており、放送設備の充実も図られておるというところで、放送局としても安心して安定経営が図れるとして、安心して任せられるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) ありがとうございます。経営状態については今後も菰野町として監視していってもらいたいものです。  それで、この防災ラジオですけども、先日もありました行方不明者情報とか、どこどこの小学校の修学旅行児童が旅館に到着しましたなど、町民に情報が今の防災行政無線は伝わりやすくて非常に便利なわけですけども、町民の方も安心されるわけですが、この利便性を防災ラジオはどのように担保していくのか、お伺いします。 ○議長(渡辺 昇君) 安全安心対策室長、樋口直也君。 ○安全安心対策室長(樋口直也君) 防災ラジオの導入後につきましても、これまでの防災行政無線と同様に、ラジオ局におきます放送時間を買い取りということで、同様の朝、夕の定時放送を行う予定でございます。この中でできる限り地域情報の配信ができるよう、運用をしていきたいと考えておるところでございます。  また、防犯情報など、それから先ほど議員申されました、行方不明者情報などを配信する、24年度から運用しております行政情報メールというのがございます。これの登録を推進するとともに、ホームページなどの情報配信の活用推進を図っていきたいというふうに考えております。  なお、地区ごとの連絡放送はできなくなりますので、そのことについては地区と相談させていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺 昇君) 諸岡雅樹議員。 ○2番(諸岡雅樹君) 今の防災行政無線が非常に情報が伝わりやすくて便利なだけに、この防災ラジオの欠点を、何とかもっと補えるように考えていってもらいたいと思っております。  この自動起動機能を有した防災ラジオを配布することによって、もう古くなった行政無線から変わり、人命にかかわる緊急情報や行政情報を正確に伝達することを目的に進められている事業です。局地的豪雨など、自然災害が多発しています。町民の方々に十分なこの防災ラジオの使い方、十分な説明を行い、早期に運用ができるようにお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(渡辺 昇君) 以上で諸岡雅樹議員の質問は終了いたしました。  暫時休憩いたします。               午前10時44分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午前11時02分 再開 ○副議長(出口利子君) 再開をします。  一般質問を続けます。  それでは、5番議員、藤田賢吾議員、登壇願います。            〔5番 藤田賢吾君 登壇〕(拍手) ○5番(藤田賢吾君) 皆さん、いつもお世話になっております。議席番号5番の藤田賢吾です。よろしくお願いいたします。  まず初めに、私の祖母の葬儀には、議長を初めたくさんの議員の皆様、そして町長を初め幹部職員の皆様には御参列、御心配をしていただきましたこと、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。  やはり家族が少なくなるというのはさみしいものであることを痛感しております。祖母のことを忘れることなく、しっかりと生きていくことを大切にしていきます。本当にありがとうございました。  次に、少し紹介したいことがあります。10月26日に桑名市にある廃校となった旧多度西小学校を利用し、拠点とした「子どもアイデア楽工」が来年から開校するに当たって、プレイベントが行われ、地元の方と一体となったこのイベントに訪問させていただきました。  事務局、プリントをお願いします。次に写真もお願いします。  ここでは、体育館で講演会が行われ、各教室では子ども向けのパーティや大人向けのセミナー、ほかには運動場で地元の方と竹馬づくりや昔遊び、お昼には地元の女性の方々が地元食材を使ったおにぎりと豚汁を振る舞ってくれました。大変おいしかったです。  そもそもこの事業は、桑名市が想像と創造、頭で想像することとつくる創造をコンセプトに、子どもから大人までの人材育成や楽しみを学ぶ楽工、これは楽しむ、工夫するということですけども、楽工を目的で、小学校廃校利用の募集をかけたところ、NPO法人子どもアイデア楽工の採用が決まりました。たまたま知り合いが関係者でして、ぜひ見に来てほしいとのことでしたので、見学させていただきました。
     テレビ局も撮影に来てまして、桑名市長さんを初め、市議の方々、また他市町の議員の方々も見受けられました。それだけこういった公有財産の有効利用には皆さんの関心の高さが伺えました。  以前、私も公有財産土地などの有効活用について提案もしております。これからも時代に合ったよい案があればどんどん提案していきたいと思っております。  次に、昨年も参加させていただきました男性料理教室について紹介させていただきます。  事務局、冊子の中級編と書いた。  これです。今回も同様に、けやきの2階の調理室で、食生活改善推進協議会、ヘルスメイトさんの主導のもとで行われ、この冊子の中にあるブリ大根やホウレンソウの白和えなどをつくりました。  写真お願いします。  前回とは違って、すべての品物を班員みんなで分担してするのではなく、1つの品物をみんなでつくるので、すべての品物を調理することができました。  次の写真もお願いします。  これができた物なんですけども、これちなみにこの右下にある黒いはんぺんに見えるのは、これコーヒーゼリーです。  この議場におられる男性職員、そして男性議員の方々は知っているでしょうか。大さじ何杯、小さじ何杯とよく聞きますが、大さじは小さじの何杯分か知っていますか。多分知らないと思います。私は初めて知りました。なかなか料理をしてませんので、全く無知でありましたが、量を守ることでできるおいしさと保てる健康があることを教えていただきました。  ちなみに、大さじは小さじの3杯分です。  特に、今回のブリ大根は大変うまくできてとてもおいしかったです。これで昨年に引き続いて、私のレシピがふえました。今後もできる限り参加してどんどん自分ができる料理をふやしていきたいと思います。  きのうの千賀議員の紹介にもありましたが、今月の初めには和食が無形文化遺産に登録が決まりました。この和食の大切さを次世代に引き継ぐためにも事業を行っている健康福祉課には大変お世話になりますが、引き続きよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして質問させていただきますので、お願いいたします。  今回のまず質問の1つ目は、地域要望の取り扱いについて提案しますというものであります。  これまでも地域要望について多くの議員が質問してきました。  今回の質問は、どの地域の要望に応えてほしいとかではなく、菰野町全体を考えた上での地域要望の取り扱いについて質問するものであります。  基本的に地域要望というのは、各自治会組頭会などで要望を募り、同会で取りまとめ、区長さんが役場に提出するというのが一般的な流れです。この中にはもちろん道路修繕関係、河川や水路、交通標識や表示の安全や安心につながる要望が含まれ、ほかにも教育関係での要望として、学校やPTAによる学校施設の修繕、通学路の安全整備など、多岐にわたる要望が提出されてきています。  以前から私が行っている町政報告会で毎回というほど聞かれるのが、あの要望はどうなっているのか。いつになったら返事が来るのかということが聞かれます。  先日も、とある区で町政報告会をさせていただいたときも、もう20年以上も同じ要望を上げ続けているのにどうなっている。何度も区長や区民が足を運んで苦情を言わないとできないのかとか、もっと厳しい意見になると、事故や被害が起こってからでないと動かないのかなど、町民の方々は大変不安になっております。  そこで、まずお聞きいたします。昨年度末に受けた平成25年度分の要望は、菰野町、国、県へも含めた件数は何件あり、今年度でどれだけの要望に応えてますか。今年度中に応える要望の数も含めて結構です。  また、国や県への要望は菰野町からしているはずです。どのような形で要望を上げておりますか。  また、最新の要望として、平成26年度の要望が提出されているはずです。何件ありましたか。これは町長に答弁を求めるものであります。  次に、2つ目の質問であります、菰野町の中学校教育にもっと理科教育を勧めてみてはということでありますが、菰野町では大変スポーツが盛んです。先日も私が委員を務めるスポーツ推進審議会で、今後の菰野町のスポーツの発展について、関係委員の皆さんの御尽力により、町全体に力が入っているのを感じました。私もスポーツは大好きですし、少しでも力になりたいと思っております。  テレビ報道でも、日本人のスポーツ選手は華やかに取り上げられ、世界で活躍する姿はだれが見ても憧れますし、子どもが一流のスポーツ選手になることを夢見て頑張る姿は大変励まされます。  しかし、一方でよくいわれるのが、日本人の理科離れであります。数年前からテレビ報道でも取り上げられることが多くなり、理科に対する興味や関心、そして学力低下、さらに進路決定時における理工系離れと理工系学生の学力低下。その結果、次世代の研究者や技術者が育っていかない状態があります。  日本では、昨年に京都大学教授の山中教授が再生医療につながるiPS細胞を初めて作成し、ノーベル生理学医学賞を受賞されました。  また、宇宙の分野では、宇宙飛行士若田光一さんがことしの11月、先月に4度目の宇宙へ長期滞在ミッションを開始し、日本人で初めてとなる、コマンダー、司令官を務めるという偉業を現在も進行中であります。  こういった日本人が世界で活躍するすごいニュースがあるにもかかわらず、こういった理科離れが進んでいくのは大変忍びありません。  日本人の原点としてあるものは、ものづくりだと考えます。そしてさらに必要なのはイノベーションです。私の大好きな言葉であります。イノベーションとは新しいもののとらえ方や新しい活用法など、創造する力、つまりつくり出そうとする力のことで、そういった力を育てることでこういった理科離れを食いとめることにつながるのではないかと考えます。  まずは、理科に対する興味を持ってもらうことも必要です。  そこで、教育長にお伺いいたします。菰野町では理科教育としてどのような進め方をしているのですか。教育方針だけでなく、具体例などを挙げて答弁をお願いします。  以上で最初の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○副議長(出口利子君) 藤田賢吾議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 5番議員の藤田議員から御質問をいただきました。  私につきましては1番の質問を御答弁申し上げたいと思います。  藤田議員からいただきました区などからの要望の取り扱いについてでありますが、当町におきましては毎年8月ごろに開催されます区長会役員会において、次年度における道路行政に対する区要望及び自主防災組織防災資機材整備事業要望の取りまとめをお願いし、本年は9月30日を期限として御提出をいただいております。  要望をいただいておりますのは、都市整備課が担当する道路改良工事や舗装工事といった道路行政に対する要望及び総務課安全安心対策室が担当する防犯灯、交通安全表示等や防災資機材であります。  それぞれの要望事項につきましては、要望箇所、内容についての確認作業を行い、翌年度の実施に向けた予算措置や調整を図り、町全体としてのバランスなどを考慮して実施に当たっているところであります。  限られた予算の中におきましては、要望箇所すべてを実施することは困難でありますが、特に安全・安心の観点から、危険箇所の対策については優先度を見きわめながら区の要望順位も尊重し、区長さんを初め地元関係者との調整を図りながら実施箇所を決定しておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  要望件数などにつきましては、担当課長より答弁させますのでお願いいたします。  以上です。 ○副議長(出口利子君) 続いて、教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 2番目の理科教育につきまして答弁させていただきます。  御質問いただきました件につきましては、まず中学校生徒へ理科への興味を、関心を持たせるよう、両中学校では授業の中で観察や実験をさせることはもちろん、必要に応じて視聴覚教材を用いながら楽しい授業、わかる授業を展開するよう工夫しております。  教育委員会といたしましても、理科教育充実のための環境を整備できるよう、今年度におきましても理科の設備、備品の予算化をしておるところでございます。  平成24年度より採用されております中学校理科の教科書では、生命、地球、物質、エネルギー、環境の分野に分けて、基本的な指導内容を扱うほか、読み物教材やサイエンス資料として、日本人ノーベル化学賞・物理学賞受賞者のエピソードや功績を取り上げているほか、テーマを決めた探求の方法などを紹介して扱う発展的なページもございます。  また、学校におきまして、四日市市立博物館の移動プラネタリウムを招いて行う天文学習も実施しておりますし、ほかにも夏季休業中において博物館見学や科学研究を課題にしたり、博物館からの案内を配布したりしております。  夏季休業中の学びのサポート学力向上事業におきましても、今年度は三重県環境学習センターの方に天文講座を開いていただきましたし、社会教育面におきましても、昨年はかもしかライフカレッジの中でJAXAの研究員を招き、探査衛星はやぶさの開発運行にかかわった経験等を生かして、宇宙開発の現状と未来というふうな題で講義をいただいております。  また、今年度におきましては、名古屋市科学館との連携によりまして、プラネタリウムを見た後、県民の森での星空観察、昆虫観察等を行う、親子で楽しむリアルバーチャル星空観望会などを行っておりますし、図書館におきましても、時々におきまして科学的な展示等も行っておるというふうなことでございます。  このようなことによりまして、子どもたちが理科に対して興味を持てるように努力しているところでございますので、御理解賜りますようお願いいたします。  以上です。 ○副議長(出口利子君) 続いて、安全安心対策室長、樋口直也君。 ○安全安心対策室長(樋口直也君) それでは、要望につきます件数等につきまして、総務課担当いたします防犯灯設置、それから防災資機材、交通安全表示等の要望件数について御答弁申し上げます。  防犯灯設置につきましては、平成24年度に80灯、それから平成25年度50灯、いずれも要望がありましたすべてにおいて設置をしております。  なお、LEDの照明導入等の現在、調査検討も行っているところです。  また、防災資機材についても、昨年度、今年度ともに要望のあった資機材すべてに対して補助対象ということとなっております。  横断歩道や一たん停止の表示、信号機設置等の要望につきましては、取りまとめを行って四日市西警察へ要望しておるところでございます。  要望箇所につきましては、平成24年度は年度当初に京都府亀岡市で登校中の児童の交通事故報道があったということから、通学路関連41カ所の緊急要望をすぐさま行っておるところでございまして、その他の地区要望につきましても別途要望しておるというところでございます。  通学路関連につきましては、横断歩道の表示関係、復旧は約20カ所が実施をされております。その後、実施された緊急合同点検によります対策箇所につきましても順次実施をされておるところでございます。  また、本年度要望件数でございますが、信号機の設置6カ所、横断歩道の新設5カ所を含む一たん停止などの新設48カ所、横断歩道等の塗り直しなどの復旧26カ所について要望をしておるところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(出口利子君) 続いて、都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 道路行政等についての御答弁を申し上げます。  道路改良、舗装工事等に対する各区からの要望件数でございますが、平成25年度要望につきましては428件でございます。その内訳としまして、県要望が30件、町に対する要望が398件でございます。既に県へは要望書を提出させていただいております。町要望としましては、今年度、約100件を実施する予定でございます。  また、平成26年度要望につきましては、県要望等も含めまして432件いただいておる状況でございます。  提出いたしました県への要望等につきましては、県の担当部局から書面回答を受け、要望地区への説明を行いながら回答し、御理解と御協力をいただいております。  先ほど町長答弁で申し上げましたとおり、区要望につきましては各地区で御検討いただいた優先順位、地区的バランスを考慮して、地元区長との協議をしながら限られた予算の範囲内で順次適切に対応してまいりたいと考えますので、御理解をお願いいたします。 ○副議長(出口利子君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言をください。  藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) 答弁ありがとうございました。  それでは、1つ目の再質問をさせていただきます。  要望の取り扱いっていうのは大変難しいものであるのは認識しております。総務課の主管では、前年度に受けた防犯灯の本年度要望が50件ほどあって、すべて設置していることや、防犯資機材について補助対象にしているとの答弁をいただきましたことについては大変感謝しております。  今後も町民の安全・安心のために、できるだけの要望をくみ取ってあげてください。  都市整備主管では、昨年度に受けた本年度要望が全体で428件あり、今年度で100件程度の予定と聞いておりますので、簡単に言いますと、約25%ないぐらいの地域要望の達成率となります。限られた予算の中で、できるだけの要望をくみ取るのは大変難しいのは理解できます。  また、災害復旧などの緊急度・危険度が高い事業については、最優先するのは町民だれもが認めるところですし、国や県への災害補助も求めることができます。  しかし、区が求める数ある要望の優先順位を決めていただいて、上位であっても大きな予算が伴う事業となる場合、どうしても予算内でできるとこから進めていくというのが実情だと思います。  しかしながら、町民の皆様はそこまで知りません。教えてもらったりする場がありません。そのときの区長さんは聞いていても、区長さんは変わっていくので、継続要望や昔の話はわからなく、その要望の当事者だけが訴え続けるということになります。  また、県や国に対しての地域要望は、受けた菰野町が提出すると聞いております。答弁でも県への要望書は提出しているということでした。  そこで、都市整備課長にお聞きいたします。その要望書というのはどのような要望書ですか。  また、町民の立場に立ち、要望中身の重要性や緊急性について、菰野町からの追記等はありませんか。答弁を求めます。 ○副議長(出口利子君) 藤田賢吾議員の再質問に対して、答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 県に提出する要望書はどのような要望書かという点での御質問でございますが、各区からいただいた要望から県が管理する国道、県道、河川についてのものを抽出し、一覧表にまとめて位置図を添え、四日市建設事務所に提出しております。町からの追記等はございませんが、その際に町からの副申をしておるところでございます。  また、緊急性の高い要望はもとより、改善がなかなかなされず、継続的に要望されているものにつきましては、説明等を加えながら強くお願いをしておりますので、御理解をお願いいたします。 ○副議長(出口利子君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。  先ほどの答弁の中でも30件程度は国、県に要望しているということで、大変多い中でありますけれども、こういった要望こそがなかなかできない事業の1つになるのです。菰野町の予算でできないからこそ、町民の立場で国や県に訴えていくべきなのです。  先ほどの答弁にも、要望書を添付して、要望書、私ちょっと見せていただきましたけども、紙、紙ですよね、紙だけで、それと取りまとめた用紙、それだけで要望したというのではなく、1つ1つの要望箇所を調べて、この町民の要望というものに応えるためにも、菰野町からも、もっと詳しい意見をつけ加えて出すことは考えていただけませんか。都市整備課長、もう一度答弁を願います。 ○副議長(出口利子君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 先ほどの答弁の繰り返しにはなりますが、要望書提出の際には説明等を加えながら要望を行っているところでございます。  ただし、継続的で、なかなかなされないというような継続的な要望等につきましては、必要に応じ、意見を付することも検討をさせていただきたいと思います。 ○副議長(出口利子君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。必要に応じて考えていただけるということで、ありがとうございます。  正直、県の職員の方々に、この町民が訴えるこの要望の重要性っていうのを理解するのは難しいと思います。  ですので、やはり菰野町の職員の方から同時に事細かく書いた気持ち、気持ちと言いますか、要望です、が伝わるようなことを同時に発信していくことが重要と考えます。  次回からは、ぜひともこういう意見付加などを実施していただきたいと思います。  そして、これからこの菰野町の厳しい財政状況の上に、社会基盤の老朽化が進むことで、安全・安心を求める要望はふえていくと考えられます。最初の答弁にもありましたように、地区的なバランスを求める余り、予算が膨らみ、結果すべての要望に応えることができないのでは意味がありません。
     これからの地域要望の取り扱いには、町長がよく言います、持続可能なまちづくりを考える上で、要望を受け進める事業にはさらなる厳しい根拠と皆様に説明ができる理由が必要になると考えます。  そこで、今回提案したいのが、地域要望の可視化、いわゆるオープンデータであります。  まず、地域要望に応えるには、その要望の危険性、緊急性、そして関連事業との整合性、また費用対効果など、徹底的に担当課と区長さんとで現地調査を行い、それぞれの事業に優先度のポイントをつけ、町行政と地域の方とで一体となった納得のいく優先順位を決め、それをホームページ上で公表するのです。  他の自治体を調べましたら、実際に要望をホームページ上で公表し、返答をしているところがたくさんありました。早いところでは1カ月で返答を返す自治体もありました。こういったことを菰野町でもできませんか。  総務課長、そして都市整備課長、お二人に答弁を求めます。 ○副議長(出口利子君) 総務課長、位田嘉則君。 ○総務課長(位田嘉則君) 地区要望に関します可視化というふうな対応の御質問でございますけども、先ほども御答弁申し上げておりますとおり、要望に対しましては、緊急性というものをやはり最優先に考える中で、町全体のバランスを考えるという対応をさせていただいておりまして、それにつきましては各地区区長さんとも十分協議を行った上での対応という形で現在実施しておりますので、御理解を賜りたいと存じます。よろしくお願いいたします。 ○副議長(出口利子君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 要望箇所における実施箇所の可視化、公表についての御提案でございますが、地区要望、区要望につきましては、各区要望の優先順位を踏まえ、地元区長さんや区民の方々と現地確認を行い、必要性、妥当性について協議を行った上で当該年度における実施箇所を決定しております。地元区長さんの御理解により、現状ではトラブルもなく実施できていると判断しておるところでございます。  しかしながら、今後、道路修繕、舗装修繕等の維持管理面に対する要望の増大が想定されます。そのことからも実施箇所の選定における手法として参考とさせていただきたいと思います。 ○副議長(出口利子君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。  バランス、総務課長言われたとおり、バランスも大切なんです。大切なんですけれども、都市整備課長が言われたように、これから本当に、社会基盤の老朽化、以前から申します橋とか道路、そういうものが、これからどんどんどんどんそういうものが傷んでいくことが本当に予想されてます。そういうのに応えていくために予算がどんどん膨らんで、何が本当に一番大切なのかっていうふうに求められたときに、皆さんのバランスが大切なんですって言っとるよりも、やはりこう危険を最優先に考えるならば、そういったことをちゃんと説明できるようなことが重要になってくると思われます。  本当ありがとうございました。これからも、そういうデータの可視化を進めて、これからだれもが見える、そしてだれもが求めて認めることができる、私は行政運営が求められているのではないかと思います。  地域要望というのは、町民による地域づくりの推進という観点に立って、町民と行政の役割分担を明確にして、町民・行政がお互いに補完しながらまちづくりを進めるべきだと考えます。  先ほどの提案は、ぜひとも検証していただき、今後導入を考えてください。ありがとうございます。1つ目の質問はこれだけです。  次に、2つ目の再質問をさせていただきます。  菰野町の中学校の理科教育では、先ほど答弁いただきましたけども、授業として興味や関心が出るような観察や実験を行うほか、学びのサポート学力向上事業、これはもう3年ですか、3年目ですか、今度。などを行っているということですけども、授業ではないクラブ活動で科学クラブとか理科クラブというのは菰野町内の中学校、菰野中学校、八風中学校にありますか。  教育課長、答弁を願います。 ○副議長(出口利子君) 教育課長、舘 弘己君。 ○教育課長(舘 弘己君) 科学クラブの存在についてお答えいたします。  現在町内にあります中学校におきましては、科学クラブがある中学校がございます。その中学校の今年度の部員は12名となっておりまして、主な活動内容は科学工作であったり、あるいは科学実験、観察というふうに聞いております。 ○副議長(出口利子君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。うれしいですね。  私が調べたところ、八風中学校にはあって菰野中学校にはないということなんですけども、この八風中学校で12名の方が一生懸命やっているということなんですけども、菰野中学校でも、この新しいクラブ活動をつくる場合の条件はちょっと私はわからないんですけども、実際に理科の先生がクラブ活動を立ち上げてクラブ員を募集する上で、もっとこの上のランクの深い楽しみを覚えるための理科教育というものを進めることが私はよいと考えておりますけれども、教育課長、新設で菰野中学校にクラブをつくる考えはありませんか。先生がせんだって行動を起こすことで、子どもたちに興味を持たせる場をつくってあげることはできませんか。答弁を求めます。 ○副議長(出口利子君) 教育課長、舘 弘己君。 ○教育課長(舘 弘己君) 新設のクラブをつくるということでございますけれども、両中学校とも、今あるクラブについて申し上げますと、クラブには毎年新入生が入部をしてまいります。部員の減少による廃部は今のところ聞いておりません。今あるすべてのクラブについて考えたとき、活動する場所や道具あるいは設備に限りがあるということ。それから1つのクラブに複数の教員を顧問として現在充てておりますことから、原則といたしまして、現在活動中のクラブが次年度も継続して活動するようにしております。クラブ活動におきましては数年間継続して活動を続けられることを前提としながら、各学校が計画的にクラブの数あるいは内容について決めて運営しておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(出口利子君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。  顧問がいないというか、難しい、ほかのクラブの顧問になっていてというふうに私は取るんですけども、理科の先生って理科が好きだから理科の先生になっていると思うんですけど、別に嫌いな教科があるとは思ってませんけど、そういう人がやることによって、やっぱり、教える人も、先生も楽しいですし、子どもたちにそういうことを教えるっていうことは本当にすばらしいことだと思います。  なぜこのような質問をしたかと言いますと、ことしの9月に気になるニュースがあって、JST独立行政法人の科学技術振興機構が行った調査がことしの3月にありまして、全国の公立中から無作為に500校を選んで、教師や生徒を対象にアンケートを実施され、天文部や生物部のような科学系の部活動、科学部です、がない中学校が7割を超えたそうです。  理由として、理科を指導できる教員の不足などでした。  同機構の理数学習支援センターの話では、子どもが科学を身近に感じにくい状況にあり、科学部だけでなく、観察や実験の機会をふやすなど、子どもの興味を育てる環境の整備が急務だと話しているそうです。  それに反して、親の意見としての気になるアンケート結果があります。  ベネッセ、私よくこのベネッセの教育情報サイトを見るんですけども、そこで子どもに最先端の科学技術に興味や関心を持ってもらいたいかとのアンケートでは、9割の保護者が興味や関心を望む声がありました。やはり親として子どもの将来のためになるからこそと思います。  意見としては、科学技術はふだんの生活にもかかわるため、知識、教養として大切だからとか、論理的思考につながる数学、物理の考え方は、社会生活にきっと役立つはずなので、ぜひ身につけてほしいなどとなっております。  私も1人の親として、自分の子どもにも理科や科学に興味を持ってほしいと考えています。  授業でも、先ほどの答弁で、実験などで楽しくわかりやすくし、興味を持ってもらうのも大切ですが、やはり考えることの楽しさを理科には求めるべきです。  また、先ほどの理数学習センターが行う事業で、今月10日後の21日に初めて開催される第1回科学の甲子園ジュニア全国大会があります。  これは理科、数学などにおける複数分野の競技に協働して取り組むことを通じて、全国の中学生が科学の楽しさ、おもしろさを知り、科学と実生活、実社会との関連に気づき、科学を学ぶことの意義を実感できる場を提供することによって、科学好きのすそ野を広げるとともに、未知の分野に挑戦する探求心や創造性にすぐれた人材を育成することを目的として行われるそうです。  日本の各都道府県から代表が集まるそうでして、三重県の代表はどこか調べましたら、津市立久居東中学校と日生学園附属中学校でした。県の教育委員会に、この科学の甲子園ジュニア全国大会の三重県代表選考会に菰野町の中学校は入っていますかと聞いてみたところ、三重県内の公立、私立、国立の全175校から先ほどの代表校以外には、近いところですと四日市市立内部中学校、三重平中学校などから参加の申し込みがあり、10月に選考大会が実施され、筆記と実技、実技というのは実験なんですけども、の総合評価で先ほどの2校が三重県代表として選ばれたそうです。  菰野町の中学校からは選考にも参加していませんでした。大変さみしい限りです。  実際に参加している中学校を調べましたら、クラブ活動も本格的で、単に科学部とかではなく、例えばバイオ部、ロボット部、宇宙サイエンス部など、興味ごとに種別を分けて活動しており、すばらしい学校でのクラブ活動でした。  そこで、1つ紹介したいのですが、事務局、プリントをお願いいたします。  これは先ほどから紹介しておりますJST科学技術振興機構では、サイエンスパートナーシッププロジェクトという事業が実施されており、科学技術の理科、数学に関する観察、実験、実習等の体験的、問題解決的な学習指導を支援してくれるものでした。  この事業は先月7日に菰野町の朝上小学校でも行われたJFA日本サッカー協会のプロジェクトでもある夢先生プロジェクトで、サッカー元日本代表の中西さんが来ていただき、授業が行われました。  とても楽しい授業だったそうで、受けた生徒は大変喜んでいたそうです。  町長も見学されたと思いますが、このような事業の理科版です。  こういった事業を生かし、支援を受けることで中学生が興味がわくような取り組みを学校自体が進めてはいかがですか。  教育課長、答弁を願います。 ○副議長(出口利子君) 教育課長、舘 弘己君。 ○教育課長(舘 弘己君) 生徒の科学技術あるいは理科、数学に関する興味、関心や探求心を育成するに当たりましては、先ほど議員御提案いただきましたJSTのサイエンスパートナーシッププロジェクトというものにつきましては、大変こう参考にできると思っております。今後検討していくとよいかと思っておりますので、両中学校へは紹介をしていきたいと思っております。  しかしながら、先ほどのこのパートナーシッププロジェクトでございますけれども、この事業は大学や、あるいは科学館との連携が必須となっておると聞いております。こういったことも鑑みまして、まずは両中学校の現在の理科教育の方針を尊重し、考えていきたいと思いますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(出口利子君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。前向きな答弁をいただいたと思っております。  ぜひとも、この来年行われる予定の第2回大会には、選考大会に出場できますよう、また菰野町の生徒たちを全国レベルの理科教育がなされるよう、教育課長には考えていただけるようお願いいたします。  それでは、最後に教育長にお伺いいたします。  教育長が中学校時代のクラブ活動は何に所属していましたか。 ○副議長(出口利子君) 教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 科学クラブでございます。 ○副議長(出口利子君) 藤田賢吾議員。 ○5番(藤田賢吾君) ありがとうございます。  今後の菰野町の理科教育に心から期待をして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(出口利子君) 以上で藤田賢吾議員の一般質問は終了いたしました。  ここで昼食のため、暫時休憩をいたします。  午後1時から再開をいたします。               午前11時46分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時03分 再開 ○議長(渡辺 昇君) 再開します。  一般質問を続けます。  それでは、16番議員、久留美正次議員、登壇願います。           〔16番 久留美正次君 登壇〕(拍手) ○16番(久留美正次君) 午後1番で質問させていただきます。よろしくお願い申し上げます。  今議会、9月議会からずっと一連なんですが、非常に多くの議員から子どもの通学っていうことが安全対策ですね、叫ばれておりますので、私も一度ここの子どもさんはどうなっとるんだということで、写真を撮ってまいりました。  ちょっと写していただけますか。  ヒラマツヤの交差点が危なくなったから、ピンぼけやね、えらい。  どれぐらいの子どもが通るんだっていうことで、これ8時前なんですが、福村と宿野の子ども、列をなして約100人です。そして、一番前に見守り隊ですか、ボランティアでやってられる方、それで一番下と、それから真ん中に2名いたと思います。その人たちが、子どもの安全ということで列をなしてる。やっぱり100人っていうと、すごい人数なんです。たまたま一昨年、昨年ですか、緑の安全ラインを引いていただいたんですが、たまたまこの場所から、桑名屋さんの前なんですが、そっから上にはないんです。ですからどうしても道に出なきゃならない。そして安全だからといってやっぱり個人の敷地に入ったり、こういうことをしながら小学校へ通っておられます。やはり100人という人数です。そして三区の子どもが50人ばかりいます。三区の子どもは自治会別に大体分かれていきますので、一緒にはなってないんですが、この辺の安全対策、教育長一遍、私お願いがしたいのは、例えば、人数は教育長決めてもらって構わないんですが、20名とか10名以上、通学する子どもたちの通学路、それについて安全対策上、ほかのルートはどうだろうっていうことを検討していただきたいんです。そして一遍歩いていただきたい。これ、本当に危険なんです。ですから福村、宿野の子であれば、服部組の東の交差点からもう1本北側、北側の道をずっと登ってきてもらったら車の台数も少ないんじゃないかなと思います。そしてずっと登ってきてもらって第三銀行の裏へ出てきて、そっから若干ルート変わりますけれど、やはり子どもたちの歩くルートについても検討していただきたい。そして見守り隊がこうやって毎日、お世話になっとるということに関しても何らかの私はその人たちに、その気持ちに応えるような何かを考えてほしいと、このように思います。通告外でございますが、一つよろしくお願い申し上げたいと思います。  それでは、質問通告に従いまして質問をさせていただきます。  大きく2点ございますが、1点目の菰野町総合計画第2次推進計画について。  まず、1点目はここに書いてありますように、私たち議員もこれからの3年間ですか、やはり議論して、少しでも住民の声を届けたい。やはり議員おのおのが地域でいろんなことを聞きながら私は課題なり拾ってきとると思うんです。日程的に考えますと、若干無理じゃないかなと、こうやって思いまして質問通告をさせていただきました。この辺、議員の意見を本当に聞いていただくとき、反映しているときがあるのかないのか、これについてお尋ねを申し上げたいと思います。  1例だけ申し上げますと、道路マスタープラン、今パブリックコメントしてます。これについては去年予算化されてて、予算執行されずにことしにまたがってされてます。今パブリックコメントしてますから、おのずと推進計画の反映というのは現実には無理だと思います。やはり、こういうことになってきますと、それ自体が、私たち議論まだいたしませんし、議長の計らいで全協なり何か考えてもらえると思いますが、この辺も、勘考していただけるように、私たちも住民から託されとる以上、責任がありますので、お願いを申し上げたいと思います。  次に特にこのこれからの3年余りの間に、私が一番大事ではないかなと考えているのは、新名神高速道路関連です、これに対してどうなっていくか。  もう1点、農業施策です、TPP、いろんな絡みがありますので、知恵を出してほしいということで質問通告をさせていただいております。  この新名神高速道路は30年開通に向けて本格的な工事が行われる時期となってまいりました。開通までに整備しなければならない道路や安全対策、これがきちんとできてるかと。それから推進計画に計上する必要な施設はあるのですかっていうことをお尋ね申し上げたいと思います。  新名神高速道路自体は菰野町に決していいものではございませんが、それを生かした、それを生かさなければならないインフラ整備、こういうものを私は影響が大きいと、このように思っております。  前期には、潤田池底線の計画しか盛り込まれていなかったように思います。  時間的に非常に難しいんですが、何とかその辺を議論して、少しでもいいように推進計画に反映していただきたいと、このように思っておりますので、質問をさせていただいております。  また、農業行政について、私は余りわかりませんので、専門的な知識はありませんが、TPPに関連して、今、長年続いてきたという減反政策が大きく方向転換、こうやってしております。  その中で、国の話、補助金内容を見てみますと、大規模農家になっていくんじゃないかと、このように感じております。  しかし、私たちの町は、兼業農家が多く、中山間農地、こういうものもございます。やはり矢田議員、また伊藤、諸岡議員も言われてるように、里山としてのやっぱりその辺のものが、菰野町独自のものが要るんではないか。このように思います。  ふだん町長は農業を守っていくと、こうやって言われておりますが、少し具体的な施策、この過度期ですので、これがあればお答え願いたいと思います。  2点目につきまして、下水道料金について2点お尋ねをしております。  これは経過といたしましては、委員会審議、決算、いろんなものを踏まえて、また同僚議員から出たこういうことを私なりに大事だなと思いましたので、質問をさせてもらっております。  まず、1点目、必要以上に高くなり過ぎた下水道料金の説明が使用者である住民に、これは必要だと私も思いました。これがどうなっているのか。9月のときに出たんですが、それから3カ月経過しております。この辺、もう少しきちんとした対応をしていただきたいということで、どうなったかお尋ねを申し上げたいと思います。  2点目につきましては、下水道料金が、消費税を転嫁した料金となって、なるような条例、議案第87号が出されております。これについては、私はこの今回、今議会必要ではないっていうような考え方を持っております。  下水道料金については、9月議会の質問、それから委員会審議、決算委員会で議論をさせていただきました。  その結果、1立米当たりの費用を140円から150円にする、10円の値上げが町長から当初あったとおりでございます。それが17円上がっていたということで、この7円分について、費用にはじきますと住民からは1,700万円相当いただくんではないかと。1,600万円から1,700万円っていうすごいお金になります。やっぱりこの取り扱いについて私は今、何とかしなきゃいかんと、こうやって思っております。必要以上になった金額ですから、今、言ったのは。答弁では、料金改定時の試算の精度が高くなかったと言って認めていただき、深く反省しとると。これもはっきり、もう少しわかりやすく言えば、中川議員が質問したマンションやアパートによってマスが1個しかなかったうちのをもらってない不公平な料金が1,400万円って答弁いただいております。原因はもうここだけなんです。もうこれも認めていただきましたので、もうくどくど申しませんが、やはり間違いは間違いであっても気がついた時点で直す、正すっていうことが本当に大事やと私、思っておりますので、このような質問をいたしております。  決算委員会でわかりましたが、下水道使用者、これは7,600名っていう、世帯って言うんですか、軒って言うんですか、菰野町の半分以上の世帯に影響している。非常に大きな問題だと自分は思っております。やっぱりこの辺は、きちんと住民に知らせながら、そしてこのお金の上がったものを勘考してもらわなきゃならないと思います。  この2点目についての消費税を転嫁した料金となっていませんかにつきましては、150円に消費税3%をかければ単純計算ですけど、154円50銭です。
     しかし、157円になってるんですから、もうそんだけの分はもういただいてるんです。だから私は今、条例改正をして、さらに157円から現在のまま放置しとくと、3%上がれば162円か3円になります。私はそれはだめだと思うんです。町長の高資本費対策の繰り上げ償還で、これでは150円でクリアしてるんですから、私はこのもう今、採用した施策は申し上げませんが、議会で了解したんですからよしとしても、それ以上の分だけのやっぱり手当て、オーバーしているものを何にも上げる必要がない。これは計算上の話ですので、私はそうやって思います。この辺を町長にお伺いして、私の質問といたしたいと思います。  参考に申し上げますが、必要以上に使用者からいただいた料金は昨年だけで770万円。そしてこの目的は何だと言ったら、325万円の経費の節減、繰り上げ償還によって下水道課が助かるからです。ほんでそれが今、言いましたように、1,600万円から1,700万円程度、25年度では。こうやってなっておりますので、その辺を十分御理解の上、答弁願いたいと思います。ありがとうございました。よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員の一般質問に答弁を願います。  石原町長、登壇の上、答弁を願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 16番議員の久留美議員から大きく2つ御質問いただきました。順次お答え申し上げたいと思います。  まず、推進計画につきましては、第5次菰野町総合計画の基本構想を実現するため、基本計画に示された施策の体系に従って各種事業を計上しているものであり、毎年度の予算編成の橋渡しとして事務指針の役割を担っているものであります。  今年度は平成23年度から3カ年計画として策定された第1次推進計画の最終年度であり、これまでの取り組みを踏まえ、次期推進計画への引き継ぎを見据えながら各種事業に取り組んでいるところであります。  現在は平成26年度の予算編成と並行し、今後3カ年を計画期間とする次期推進計画の策定作業を進めております。  次期推進計画の策定に当たっては、定例議会やその他の場における議員の皆様の御指摘や行政活動を行っている中で浮かび上がってくる問題、住民の皆様からの御意見、社会情勢などを勘案した上で、バランスを取りながら中長期的な視点を持って判断を行っていくことが肝要であると認識しております。  予算編成の橋渡しとしての役割を重視しての議員の御質問でありますが、現時点における国・県レベルでの制度変更や予算の動向についても不透明な部分が多く、議論の土台となるところが固まっていないまま推進計画だけを先行して調整するのは難しいところもございます。  次期推進計画の初年度は平成26年度の当初予算と連動することからも、当初予算編成の審議と同時期にお示ししたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。  続きまして、新名神関係の御質問にお答えいたしたいと思います。  次期推進計画における高規格道路関連事業では、地元区と締結した設計協議確認書の内容に応じながら、それぞれ事業の進捗を図ってまいりたいと考えています。  特に、新名神高速道路及び国道477号バイパスにおきましては、平成30年度の供用を目指しながら、事業で影響を受ける町道等の整備、改修を適時に実施し、地域住民が安全で安心して生活できるよう事業促進を図っていきます。  今後、高規格道路関係の建設工事が町内で実施されることにより、交通安全、渋滞対策などの諸課題が生じてくることが予測されますが、関係地域と十分な協議を重ねながら解決してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。  なお、詳細な路線等につきましては、都市整備課長から答弁をいたさせます。  続きまして、農政部門についての御質問にお答え申し上げます。  議員が御質問されました、まず減反政策につきましてでありますが、減反政策の廃止がマスコミ等で報道され、経営所得安定対策の中で米に係る補助金が来年度から半減されることや日本型直接支払制度など、連日、農業の話題が新聞紙上でも取り上げられております。  このような農政を取り巻く状況の中での当町の農業施策について御答弁いたしますと、農業は気候、風土等の自然条件や土壌、土質などに合った取り組みが重要であります。菰野町は比較的穏やかな気候に恵まれ、その土壌、土質から、水稲や麦に適しており、昔はビール麦が盛んに作付されていました。自然条件等のほか、圃場整備が完了した農地や米、麦、大豆等の集出荷調整施設の整備などの条件整備により、米、麦、大豆を中心とした土地利用型農業が長年の歳月と先人の努力により今日、菰野町内全域で展開されております。  昨今の農業を取り巻く諸情勢は厳しく、国では攻めの農林水産業として、農業の方向転換が打ち出される中、当町は自然条件などに合った持続的な農業の振興に努めていきたいと考えております。  減反施策でございますけれども、当町では、米、麦、大豆の主穀中心の土地利用型農業を展開しております。  特に、担い手におきましては、米、麦、大豆の作付、肥培管理、収穫時期のずれから、大規模な農地を管理し、農業経営を維持しております。小麦につきましては伊勢うどんの原料として需要が多く、増産が望まれており、また小麦あとの栽培期間中、無農薬で取り組んでいただいております有機大豆は当町の自然条件に適合した農産物であり、豆腐の原料等として高く評価されておりますことから、現行どおり米、麦、大豆の2年3作のブロックローテーションを基本に、水田農業を推進してまいりたいと考えております。  なお、国が水田活用の推進として位置づける飼料用米や米粉用米の導入には、麦、大豆等の畑作物作付の条件不利地などにおいて、農家、JAなどと話し合いをしながら検討してまいりたいと考えております。  次に、担い手等への農地集積につきましては、国では地域内の分散、錯綜した農地利用を整理し、担い手ごとに集約化する必要がある場合や、耕作放棄地などを解消する場合に、農地中間管理機構を農地の受け手とし、必要な場合は農地の基盤等の条件整備を行い、担い手にまとまりある形で貸し付けるとしております。  当町におきましては、土地利用型農業が大半を占め、農地の流動化が進み、人・農地プランにおける中心となる農業経営体は、おおむね12ヘクタール程度の経営面積を有しております。これはJA各支店が農地集積の窓口となり、土地改良区役員や農業委員を含め、地域でのきめ細かな対応によるものであり、耕作放棄地などへの懸念がある農地についてもできる限りの調整を図っていただいております。政府が提案する農地中間管理機構の設立後におきましては、制度を十分に把握した中で、農地集積・集約について対応してまいりたいと考えております。  また、町内に3組織ある集落営農組織については、米以外の転作作物である小麦、大豆について取り組んでいただいておるところですが、農産物のブランド化または差別化が求められる昨今の状況から、米を含めた集落営農につきましても組織関係者、県、JA等を含め、集落と検討を進めてまいりたいと考えております。  また、担い手への農地集積、集約により、農業用水路、排水路、ため池などの農業用施設の維持及び保全は、全国的な課題であります。  当町におきましては、農地・水保全管理支払制度の活用により、里地の環境保全を含めて、農家、非農家問わず、地域一体として取り組んでいただいております。現在論議されております日本型直接支払制度につきましても、農地・水保全管理支払制度同様に、各地域において大いに活用していただき、農地・農業用施設の維持保全が図られるよう推進してまいります。  さらに、長年の経年劣化などにより、機能低下した用排水路や制水弁、揚水機など、多くの農業施設を対象に、維持管理適正化事業や基幹水利施設ストックマネジメント事業など、各種事業を活用し、機能回復を図りながら、農業用施設の長寿命化を推進してまいります。  昨年度の国補正予算を活用しながら現在取り組んでおりますため池の防災対策につきましては、引き続き国事業を活用した継続的な取り組みとして、耐震性点検調査のほか、ハザードマップを作成し、防災・減災対策に努めてまいります。  次に、特産品化につきましては、国・県補助制度のほか、町単事業である頑張る農家支援事業補助金等を活用して、農家などの特産品化の支援を行うとともに、マコモ同様に、県、町商工会及び町内商工業者の連携協力により特産品化を進めたいと考えております。  菰野町産の有機大豆は、自然条件から農薬を使用しないでも十分な肥培管理により栽培できる適地適作の作物として、加工業者などにおいて差別化した取り扱いがなされております。他産地の大豆との差別化が可能な菰野町産大豆のよさを町内外に発信しながら、消費拡大に努めてまいります。  現在のマコモや関取米、伊勢たくあんのほか、菰野の風土に合った作物をさらに研究するとともに、菰野町産の農産物の消費拡大として、大都市圏でのPRのほか、道の駅などを利活用しながら、町民に目に見える形での地場農産物の消費拡大を推進していきたいと思っております。  また、大型農業機械による耕作困難な農地につきましては、農家などの意向を調査しながら、市民農園や体験農園などの利活用を検討しておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  最後に、下水道料金についてお答えを申し上げます。  昨年度実施いたしました使用料改定の際、改定内容を皆様にお知らせするための町広報等に記載した想定使用料単価、想定改定率と改定後の使用料単価、改定率との間に結果として差異が生じてしまったことにつきましては、下水道利用者の方に対して文書を送付し、その経過や内容について説明する予定にしております。  続きまして、2点目であります。  昨年度の利用料改定は、議員御承知のとおり、あくまでも使用料で回収すべき維持管理費及び起債の元利償還金である資本費を合算した汚水処理費を総有収水量で除した汚水処理原価が使用料総額を総有収水量で除した使用料単価を上回っている、すなわち下水道の経営を行っていく上で好ましくない状況が今後も続くものと見込まれることから、中長期的な収支バランスを考慮し、下水道利用者の方の将来的な負担の軽減を図りつつ、下水道経営の健全性を確保するために実施いたしたものであります。  菰野町の場合、平成24年度決算における使用料単価は、1立方メートル当たり、およそ148円、汚水処理原価は1立方メートル当たり、およそ216円で、汚水処理原価が使用料単価を68円上回っている状況となっておりますが、平成25年度における使用料単価は、1立方メートル当たり157円程度となる見込みであり、平成27年度以降において高資本費対策の適用を受け、使用料単価と汚水処理原価の乖離幅はある程度縮小すると見込まれるものの、なお汚水処理原価が使用料単価を上回る状況が続くものと見込まれること、今後も持続可能な下水道経営を行っていくためには、下水道財政の中長期的な収支バランスをできるだけ早期に均衡させる必要があることなどを考慮しますと、使用料単価と汚水処理原価の乖離幅を少しでも縮小させておく必要があると考えております。  また、使用料で回収すべき将来負担額に関しましては、普通交付税の算定上、使用料単価が1立方メートル当たり150円以上の場合に、基準財政需要額に算入される高資本費対策に要する経費は、調整率の関係で使用料単価が1立方メートル当たり150円の場合よりも1立方メートル当たり157円の場合のほうが多くなりますので、単年度当たりの使用料負担額は増加いたしますが、長いスパンで見れば、基準財政需要額の増加分だけ使用料で回収すべき将来負担額の総額は減少することとなります。  こうしたことから、昨年度改正しました使用料体系をこのまま維持したいと考えております。  なお、今回の条例改正に関しましては、消費税等を適正かつ円滑に転嫁させていただくための改正であることを御理解賜りますようお願い申し上げます。  私からは以上です。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 次期推進計画での予定について御答弁申し上げます。  平成30年度の供用開始予定である新名神高速道路及び国道477号バイパスにおきましては、事業進捗に合わせて関連する町道等の整備、改修を行いながら、交通安全対策を講じてまいりたいと考えております。  新名神高速道路関係につきましては、音羽地区あるいは川北地区の道路改良、拡幅工事、また諏訪地区から潤田地区までの高速道路側道の道路整備等を行う予定でございます。  それと、アクセス関係になりますけれども、ミルクロードから仮称菰野インターチェンジまで、菰野町役場を挟むわけでございますが、町道吉沢潤田線、町道南部開発道路、役場からですけども、町道潤田鳥居戸線Ⅱを地域住民の安全性の確保といった観点から、順次、道路整備等を行う必要がある路線として、今現在見直し中ではございますが、道路マスタープランに位置づけておるところでございます。  高規格道路整備事業では、関係地域との協議を重ねながら課題整理を行い、早期開通に向けて、国、県等への要望をしてまいりますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) 観光産業課長、大橋克哉君。 ○観光産業課長(大橋克哉君) 今、町長のほうから御答弁させていただきましたが、私どもとしましては、推進計画の中で取り上げさせていただいたものもありますが、今後につきまして今、課題となっておりますものにつきまして取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 答弁ありがとうございました。  ただ、答弁の中で、農業の答弁、私の聞いたこと、何のための質問通告やったってわからなかったです。菰野町の現状の農業のやり方について、町長から淡々と答弁いただきました。私が聞いたのは、この時期に大事なものについて何か考える必要ないかと聞いてるんですから、質問通告した意味がありませんじゃないですか。  順次質問させていただきます。  まず、推進計画です。26年度の予算編成、1月末に締められます。推進計画の多分、私たちの説明は3月です。ということは26年度に私たちが議論する時間はないということって、こういうふうになってしまいます。  町長以下、執行部の皆さんに任せておいてくださいって、このようになるってしか私は理解できません。みんな私たち議員、町長もそうですけど、住民から選ばれていろんな声を届けたい、こういう思いがあって、やっぱり推進計画、今後のこの私たちの議員まだ残り3年ありますので、たまたま期間も一緒です。どんだけ聞いてもらえるのかなっていうのが疑問には思っております。そうすると今、質問しとんの、私、何だろうなという気にもなってくるんですが、やはり、できる限り私は声を届けたい。そして矛盾は正したい。こうやって思いますので、質問をさせていただきます。  これですね、10月8日付で、石原町長から各課長にあてられた26年度予算編成方針、これ見事にできてると私、思ってるんです。この中身、町長の指摘してること、本当に合ってると思ったの。財務課長がその補足を足してます。ここにいろんなものが書いてあるんですが、ただ、この中に、例えば新たなことを実施するのは困難であるため、選択と集中の観点から施策の優先化、重点化を図る必要があると。このとおりです。そして現在策定を進める次期推進計画の初年度であり、この計画に掲げる施策や事業に果敢に取り組み、直面する課題に的確に対応していく必要があるって書いてあるんです。町長が各課長にするのは当たり前のことですし、的確だとこれは思ってます。  ただ、この文面の中に、財務課長から各課長に言ってるのに、町民が真に求めるものは何であるかを的確にとらえって書いてあるんです。それは、私たち議員17人です、今は。個々が聞いてくる声のほうが、この議場には届くんです。いろんなとこのいろんな各層に私は、議員は接してると思います。やっぱり聞いてもらわんと、この辺は整合が取れなくなってきちゃうんです。  それで、もう1つ、町税や保険料、各種公共料金です、きちんと納めていただく町民に不公平感を持たれないように、引き続き未収金対策を進めたとなってる。このことは、下水道課長、よく覚えといてください。  ただ、もう少し、企画課長、私たちに本当に議論の場所、今回あるかないか。私たちに、各課長の委員会ではもしかしたらできるかもわかりません。この点についてだけ、1点だけ本当にいつごろ、どうやって聞くんだっていうことだけお答え願います。簡潔明瞭でお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 企画情報課長、河内伸博君。 ○企画情報課長(河内伸博君) 推進計画につきましてですが、先ほどの町長の答弁のとおり、やはり当初予算と連動する部分はあります。予算の関係、それから歳入、特に歳入の部分、ここの議論は必要になってくると思いますので、3月の定例会の当初予算のときのお示しというふうな形になってしまうと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) そしたら、もう26年度には間に合わないとはっきり答えていただきました。わかりました。  ただ、推進計画ですから、これはやっぱり物の考え方なんです。考える方針について、1つだけ教育長にやっぱりどうしてもこれはお尋ねをしなきゃなりません。考え方をお聞きするんですが、今、中学校給食、必要であるって住民が5,000名以上もらった。そこに検討委員会はする方向です。私は自校式とか、手法は問いません、まず。住民の声を聞くっていうことの大事さ、そしてこの学校給食するのは、子育て世代です。その親に対する利便性、働きやすくしたり、そういうことを考えての僕は全国的な数字やと思ってます。そういう考えがあるんです。あくまで私は子育て世代の家庭、これはもう5年たちましたから、3,000世帯に影響出てるんです。そしてこのまま放置されて推進計画に入らなければ、4,000世帯、5,000世帯に影響してきます。それが1年のうちの学校がやっている間、土、日、夏休みとか除いた150日から200日、確実に母親に負担がかかります。  一方、サッカー場です。確かに推進計画にありましたが、6,000万円が1億3,000万円になり、それでもまだ観覧席ができないって、こういうことで県に頼むっていうような話されてます。私はあれもまだサッカー場の予算だけでは不満だって、これも思ってるんです。  ただ、今、時代が厳しくなってきたときに、全国的に私は子どもの安全・安心とかという一方で、やっぱりそこで家族の、母親の軽減、サッカーはやっぱり野球場がございますので、サッカー場もつくってあげたいって、この気持ちもわからんじゃないんです。  しかし、それを優先せなきゃならん基本的なこと、私たち住民に聞かれたら何て答えたらいいの。わかりやすく、簡潔に。学校給食はもう当分やらないっていうような答弁だったというように私、聞こえたんですが、推進計画にそういう考えがないっていうことは、私はこの子育てというものの考え方なんです。住民がこれから厳しくなるということは生活が厳しくなるんですから、その人たちを助けてあげる施策やと私、思ってるんです。その考え方です、やっぱりサッカーは一部の人がスポーツを楽しみ、ストレスを発散し、健康でっていうふうな、これはあります。やっぱり世帯の影響、いろんなものを総合すると、若干私は違うんです。その辺の違いだけ、簡潔に私が住民に説明できる言葉を教えてください。 ○議長(渡辺 昇君) 教育長、川瀬 敏君。 ○教育長(川瀬 敏君) 確かに、学校給食につきましては請願もいただいておりますし、検討委員会の中でもいわゆるその内容について、尊重するというふうな答えで出ております。  ただ、繰り返しになってしまいますけども、やはり学校の施設関係も、当然のことながら、子どもの安心・安全の子育てに必要な施設でございます。そういうふうな中で、耐震と、それから非構造部材っていうのを優先させるというふうな形で答えさせていただいております。  サッカー場につきましても、当然、第1回目の推進計画の中に載せさせていただいとるということで、菰野町のスポーツ振興のためということで出させていただいておりますので、それについてもやはり重要っていうふうには考えております。  ただ、優先する中で、社会教育部門とか学校教育部門についても、やはりそれぞれでやっていくべきことがありますので、これは道路行政でも一緒になると思いますけども、限られた予算の中で最優先するということの中で、学校教育であれば耐震、非構造部材というふうな形でなったということでございます。  以上でございます。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 私が聞いてるのは、学校給食は私は自校式とか特定してないんです。母親が生活していく中で、してくれると働きやすいし、やっぱりやりやすい、いろんな要望があって私は出たと思ってるんです。だからプールや何やかんや直したからそれがよくなるって、一切何にもありません。そうすると住民要望のことも確かにありますけど、優先順位がわからないんやわ。  そうすると、これ考え方なんですが、菰野町はこういう子育てや子どもの安心・安全、はっきり言って、今、私、初めに映した100人の子どもがあるとこが危険な物をつくってるんです。一部ほかで10人、20人が直ったって、100人が危なくなるのほっといていいはずないんですから。それで今みたいに、どちらが大事だって言ったら、確かに優先順位つけにくいのはよくわかります。  しかし、住民の人に私たち説明、今のではできない。もう少し、住民にわかりやすくしてもらえないと、私たちそれ以上無理ですもん。予算は執行権、町長側にあるんですから。私たちは住民からの声を届けるんですやんか。その辺が1点、予算編成方針、企画課長、なかなかわかりませんので、編成方針の中にでもええで、またきちんと盛っといてください。それをもって私は住民に答えます。  次に、新名神について少しお尋ねをいたしたいと思います。  新名神高速道路、477関連で、消防署の北交差点、あそクリニック、役場北交差点、この3カ所が整備される計画になってました。そして私たち、議長を初め、多くの菰野地区の議員、区長さんともどもハッピーさんの交差点をお願いしました。それで副町長から、私たち区長や議員の前で決まりましたって報告受けたんです。それが去年の9月ごろです。ことし予算9月に初めてつきましたけど、設計費が。  しかし、これ新名神の工事、来年の3月発注されるんです。3月26日に業者決まりますから、多分1日3,000台前後の台数がこの役場の東側走ります。その安全対策って、現実に県に頼むとかというものじゃなしに、もう私、間に合わないって、こうやって思っとるんです。私たち議員が、議長協力してくれなこれできませんけど、議員と区長さんが一丸になって、この役場の東を通るのに反対運動を起こすかしかないと僕、思ってんの。  しかし、そんなことしてもいいことじゃない、答えじゃない。できる限り、やっぱり、そうやって菰野の子ども約300名が渡るんです。その人たちの子どものことを考えれば、だれもほっといていいっていうのはあり得ないんですから。もう時間的には多分、工事には間に合いません。そうやって私は推測しますが、非常にこれ都市整備課長が答えれる範囲では逸脱しとると思いますけど、やっぱり努力してもらうことも必要ですので、一応答弁をお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 477号関連の国道306号の交差点改良についてでございますが、私が聞いておりますのは、477号が完成された折に、306号のほうへおりてくる。それも千草赤水線、県道をおりてくるということで、千草赤水線の改良、拡幅がされるようになります。右折レーン等の設置のための拡幅と聞いております。  その際に、今、斜めに交差している交差点を直角にするというふうなことでの改良と聞いてます。  あそクリニックについても同様のことだと思います。  どちらにしましてもそういうふうな改良が行われる。交通量調査に基づいた改良と聞いておりますし、議員おっしゃるとおり、土砂運搬の時期には間に合わないかもわかりませんけれども、早急に改良できるように県のほうに要望をしてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 完成した後の通過の話をしとっても、私は今こうやって、工事用ダンプ車両、生コン車、いろんな物が菰野のこの役場の東側これからびゅんびゅん通ると思う。来年の今時分は大変なことと思います。それまでにやっぱし、そこにしなきゃならんことをできる限り努力してもらうっちゅうことが大事なんです。これ全部できると思ってません。  しかし、その努力していこうと、今みたいな考え方、今、答弁は、開通の30年以後の話をしてるんですもん。私は今、来年大変でしょっていう質問をしてるんです。これ課長が答えにくいのよくわかるの。っていうのは、土木事務所の工事ですから。  しかし、土木事務所に働きかけるんだったら、町長、副町長、議長、議会全員で行くか、何かを考えなきゃできません。頑張って何とか、危なないようにしてほしい。こうやってこれだけはもう指摘にとめさせてもらいます。  その次、もう1つだけ、この推進計画に関連するかはわかりませんので、お尋ねしますが、中日本高速道路からメニュー助成される話が実はございます。関係区に。これ、どうなってますか。この点について、もう聞き取りとか何か住民、区に話されたか、ありますか。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) メニュー助成の件でございます。通過距離に応じて金額が決まってまいります。  ですので、菰野町の場合はもう金額はほぼ確定はしておりますが、まだ御報告をいただいておるような状況であります。
     それと、それのメニュー助成金を充当する事業として、今後また考えていかなければならないと思いますし、新名神の設計協議確約書及び地元からの要望等々をお聞きしながら、そこへ充当をしてまいりたいというふうに考えております。  それと、交付時期ではありますけれども、開通より3年前からの申請ができるということですので、私どもとしましては平成27年度以降にそのような申請等の手続をしてまいりたいというふうに今、検討しております。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 今27年、向こうが申請を受け付けるということなんですが、この推進計画、26、27、28です。ということは27年はもうその中に、推進計画に盛り込まれとらなあかん。  そして、やっぱり地元協議で、地元の中で決めるのに、私は最低でも1年かかると思ってる。それを役場へ持ってきてもらって、役場がそらこれ適当だって、やっぱり要望する限り、予算限られてますから、選定する時間が要ります。こういうものを合わすと、多分最低3年はかかるんです。だから推進計画盛りにくなってるなっていうふうな、やっぱり思いますので、できる限り、漠然とでも構いませんので、そういうものを助成金もらえるのに入れないというのもおかしいと思いますので、その辺、一遍課長、勘案しといてください。  それから、これだけはどうしても申し上げなきゃなりませんので申し上げますが、インター付近の整備です、やっぱり区画整理事業っていうものが町長と私との認識が大分違うようにこれ思いました。実は9月のときも、思ってたんですが、区画整理事業です、町長。これは、町が指導と誘導を合わせてまちづくりをしていくんです。支援じゃないんです、まず。  そして、施行には町施行と地権者が組合をつくってする方法と2種類あります。  それで区画整理事業は、始めて、私は期間がすごくかかると思ってるんです。まずこんだけのとこしようと思ったら、20年前後、15年から30年かかる。それぐらいの期間が要ります。  ですから、町長が開通に合わせて簡単にできるようなものではないと思ってます。  しかし、それはしなきゃなりません。ここで議論しとってもあきませんので、何とかしていただきたい。  ただ、区画整理事業は町にとって、財政は大変豊かになります。町から出る補助金は一部です。まず、道路、水道、全部、原因者負担です。地権者が自分の土地を売って、そのお金で全部してくれます。町は本当に微々たるお金しか補助金出しません。私はそれ経験してるんですから。  そして、議会で私、質問で取り上げさせてもらいました。石原町長になってからも。10年たったら、菰野町丸っきり財政的にプラスです。投資した金額、回収してます。毎年、多分今の金額で言えば、宝永台だけでも1,000万円ぐらいあるでしょ。それで松葉の郷でも多分300万円、500万円っていう税収はふえてると思います。だから区画整理事業は地域をよくして、それで事業をしてもらうんですから、水道管ぐらい全部、水道、原因者負担です。水道課、加入金もらうだけでもうかるんですから。お金が要るんじゃないんです。これはやるかやらないかの意気込みだけです。  私、ここで、今、期間20年って言うとってもあきませんので、やっぱり菰野の玄関口ですから私もしてほしいです。してほしいもんで、課長に1つ、もう御無理を承知の上で申し上げますけど、インターの出口、あの付近だけでも、例え5ヘクタールでも10ヘクタールでも構いません。地権者と話し合って、課長、大体概算用地どんだけ面積って課長よう出しますやろ。能力あるのですから。それをしてもらって、5ヘクタールから10ヘクタールで、まず説明だけしたってください。そして、できたら開通の日に、そこに私は町長の知恵を加えた、菰野の自然を売るいろんな物をつくってもらう。ああ、菰野へ来たら自然の豊かなええとこやったなっていう菰野町はまた別個の事業を加えて整備していくと、こういう夢のある話にしてほしい。  ただ、区画整理事業はしたほうが町は財政的に完全に言うて、これはもう間違いございません。期間が長いのも変わりません。だから一部だけでもいいですが、課長頑張ってやる気ありませんか。お尋ねします。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 昨日の中山議員の答弁にもお答えしましたけれども、菰野町の玄関口ということもございます。5ヘクタール、10ヘクタールっていう漠然としたところではありますし、こんな大きな面積は取れないかもしれませんが、そのような考えは持ちたいなというふうに思っております。お願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) ありがとうございます。  本当に皆さん大変な国政事業は思いしてもらわななりませんが、少しでも、私たちの玄関口ですから、今のうちにできる範囲よろしくお願い申し上げたいと思います。  農業のほうです、もうだんだん時間減ってきましたので簡潔に言いますけど、大豆って今、町長このまましていくような話ございました。課長もよく御存じだと思いますが、大豆の当初始めた転作のときは、1反300キロの収穫があったそうです。それで今、180キロを下回るような1反当たりの収穫が落ちてるんです。多分3年に一度かもしれませんけど、それが長年続いて地力か何かが落ちてるんです。生産者の原因かもわからんし、これはわかりません。  しかし、そんだけ落ちてると、自分、一生懸命野菜もんつくる、田んぼで米つくっとっても、ことし8俵採れた、ことし10俵採れたって農家の喜びがあるんです。もうこのはっきり言や、大豆にはないんです。新しい作物考えて、私はいってほしい。これ農業やっとる人の声なんです。このままじゃ大豆心配だなっていう声がありましたので、課長、簡潔に、何か本当にいい知恵ないですか。 ○議長(渡辺 昇君) 観光産業課長、大橋克哉君。 ○観光産業課長(大橋克哉君) 大豆のところで御紹介いただきました。大豆につきましては今、議員が御紹介いただきましたとおり、地力のダウンか原因が不明でございますけども、当初よりダウンしております。これにつきましては三重大のところの先生のところとお話もさせていただいておりますが、何かわからないと。  しかしながら、微量元素のところが不足しているのかなということで、それのところについては土壌の検査等々を進めながらやっていきたいと思っています。  また、ほかの物ということにつきましても、一足飛びになかなかいい物はございません。大豆のところにつきますと大きな面積でございますので、今、大きな面積をやられておる物はございませんが、畑作物等々につきましてはいろんな物があります。こういった物の中で畑作物から大きな面積ができる物が何かないかなということで検討はさせていただきます。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) ありがとうございます。  本当に検討して、実行してください。検討だけじゃだめですから。  ただ、農家の人が言うとった例えばの例です、長いも、タラの芽、山山椒、こういう物が、湯の山のこの自然の近くでマッチングするやっぱりもんじゃないかなって、こういう意見がありました。これで大規模に、大豆のかわりになるような作物ではないと思います。  しかし、そういう地域の特産物の中に、そういう物も加えてもらってもいいんではないかな、こうやって思っております。  もう1点だけお聞きしますけど、このまま農家が全部水田をつくった場合、三重用水の受水量では足らないと思うし、万が一、受水できても受水料金が物すごく高くなるって、このような話を心配されておりました。この辺についてはつくってもらわんように努力するしか解決ないんじゃないかなと思ってるんですが。ということはやっぱりそこの、水っていうものは非常に大事ですから、農業者にその辺、わかりやすい、そういう心配もしなくってもいい、何かのそういう転作の作物をもっと知恵を出すとか、これ私はそれしかないように思ってるんですが、課長はこの辺どう考えてますか。 ○議長(渡辺 昇君) 観光産業課長、大橋克哉君。 ○観光産業課長(大橋克哉君) 三重用水の関連でございます。このところにつきましては河川とか渓流とかという形の自己水源の補完という形で三重用水がつくられております。  今、議員御心配のとおり、すべての水田でつくったならばどうなのかということでございますが、ことし干ばつでございました。記録的な少雨ということで10%の節水でございましたんで、全面積のところで米がつくられるならば、必要水量を十分賄うことは大変難しいかなと思ってございます。  それで、先ほど議員がおっしゃられましたとおり、畑作物でありますが、小さな物でということで、昔は里いも、白菜という物がございました。  また、ミシマサイコ、自然薯のところにつきましても、私が以前担当させていただいておりましたときにつきましても勧めたわけでございますが、道半ばのところでなかなか実を結ぶことはできませんでした。  しかしながら、本年のところにつきますと、いろいろなところの御助言等々もありますので、そういったものも含め合わせながらこれから考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) ここのスタッフで見ると農業に一番明るい、頼りになる課長ですので、期待いたしますので、よろしくお願いします。  それでは、下水のほうの質問に移らせていただきます。  下水について、住民のほうにきちんとしていただけるということですので、ありがたいって言うか、きちんとした処理だなって、このように思います。  そこで、1つだけまずお聞きしたいんですが、課長にお尋ねいたします。この説明文って言うんか、おわび文かお知らせ版、これはいつごろになりますか。いつごろに個人の方へ、使用者のとこへ連絡していただけますか。 ○議長(渡辺 昇君) 下水道課長、河内耕二君。 ○下水道課長(河内耕二君) 年明けの検針時のときに、下水道の使用者の方限定になりますけども、そのときに検針表と一緒に配っていただくように、水道課と協議して、そういう形でいきたいなと考えております。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 隔月検針ですから、1月と2月というふうに理解してもよろしいですか。2月と3月ですか。 ○議長(渡辺 昇君) 下水道課長、河内耕二君。 ○下水道課長(河内耕二君) できるだけという形のことで、1月、2月というところもあるんですけども、今回、下水道条例の改定をお願いさせていただいております。その辺のものも含め、ごめんなさい、まだ通っとらんのにこんなことを言うとってはあかんのですけども、消費税の関係のものと含めた中で調整して、同時に配らせていただきたいと考えておりますので、その2点がそろう段階ということで、1月、2月あるいは2月、3月という中で対応させていただきたいと考えております。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 条例が通る、通らないによって文面が変わってくるんです。わかります。そしたらその都合によってできるだけ。  なぜかと言いますと、これ去年の3月の決算時点でもうわかってるんです。高かったというのは。町長は今の私の答弁にも、去年は148円って言われましたけれど、1年を通しての148円です。上半期は140円です。正確に言えば、決算で言うと141円でした。下半期は157円です。これはわかってるんです。答え方を1年で答えるか157円を認めるかどっちかだけの違いですから。これはもう157円、その段階でわかってるんです。1年たってるんですから、できるだけ早く住民に知らせる、当然です。  そして、その時期は、今の絡みがありますので、もうそれ以上申し上げませんが、この1年間に、もうきょうの日ですと、去年の決算書で770万円ぐらいになりました。去年分だけで150円より多い金額は。そしてことしのこのもう1月ぐらいになるともう1,300万円ぐらい、合計2,100万円ぐらいようけ、150円以上の金額になってます。この金、下水道経営のどの部分に回ったかとか、何かわかりますか。どこの部分に回ったか、楽になるか、何かわかりますか。 ○議長(渡辺 昇君) 下水道課長、河内耕二君。 ○下水道課長(河内耕二君) トータルの中での予算管理と言うか、そういう形しておりますので、これによってこの部分がという充て込み自体はなかなかできとらんというのが現状でございます。御理解いただきたいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) また9月決算委員会で、はっきり私たち委員会の人間には認めていただき、やっぱり住民にも知らせたらいいっていうほうがいいっていうことが出て、こうやってなってるんです。やはり余分っていう金額はおのずと出るはずです。私の言った金額は、大方その金合うてると思います。大なり小なりは合うてます。  ただ、そうやってなってきますと、住民は一体どこに使われたかわからんということです、結局的には。私もわからんと思うの。  ただ、わかる知恵を出そうとしたら、例えば今2カ月検針でしょ、下水。2カ月検針はそのままに置いておいてもらって、1カ月徴収にするほどの費用はもう微々たるもんです。そういう部分に新しくたまたま不幸なことがあって値上げし過ぎてしまいましたと。私たちはこういうふうに皆さんのやつを2万円、ゼロ、2万円、ゼロじゃなしに、1万円ずつ毎月、水道料金で合わせてもらいますとしたってくれたら、住民の生活は楽になるんです。それぐらいの知恵出していただけませんか。 ○議長(渡辺 昇君) 下水道課長、河内耕二君。 ○下水道課長(河内耕二君) その話、以前も一度、何年か前ですかね、水道が2カ月検針になったとき、あるいは下水道の使用量が菰野地区と言うか、割とたくさんの方が使われるようになったとき、そのような御提案もいただいた中で検討した、当時検討したんやと思います。ちょっと私、その内容は余り把握ようしておりませんのですけども、そういう形のことやと思ってます。  ただ、それをやっていくには当然、使用者の方、住民の方から引き落とすという形のものが二度に分けてという形にもなりますもんで、当然経費はかかってきます。ごめんなさい、ちょっと今その経費自体が頭の中にございませんもんで、それがどれだけの経費かかるんや、あるいは私ども水道課も含めた中でその辺を協議しとかなあかんところもありますので、今ちょっとそれに対してどうしますというお答えは、一度以前のやつを含めて、今の状態も含めて内容は確認したいと考えております。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) これ、やっぱり職員の姿勢が一番大きい。  って言うのは、私たち、こうやって議員はたまたま指摘して認めてもらいました。  しかし、最後はこのままでほっときますと、私たち町長から提案、150円の説明しか一度もなかったです。一番初めのときは150円、それで数年後に160円にしていくっていう計画表みたいな物はもらいました。下水のとき。1トン当たりのあれで。  しかし、160円では議論する余地ないって言って、そのときに議会はもう切ってほってあったんです。当たり前です、住民にもらうお金を、簡単にそんなもんするもんじゃないっていう答えが私の当時の記憶なんです。  ということは、私たちはその条例を町長がこのはっきり言って、320万円もうけるためにこれしたんです、もとは。下水道会計だけで言えば。そしてましてやそれが間違って上げとったということになるんです、今。はっきり言って、325万円もうけるのに、住民から2,100万円の料金をいただきますという説明だったんです。それで現実ふたあけてみたら、3,700万円になっとったっていうのが今の数字の推移です。これはきちんと決算分析できるんですから。そのときに住民に、やっぱりこれ何とかしたらなあかん。お金を返すんか、その中にいただいてしまったらもうこれはこのまま置いといてほしいと。  しかし、こういう今みたいな、微々たる費用かもしれんけど、何かに目を開いたろうっていう、そういう姿勢が、町長初め執行部になけりゃ、これは絶対解決しません。  そして、私たち、この今、間違うたお金、私は間違ったって、必要以上ですもんと思ってます。だから消費税は別に条例、このまま3%の条例で何であろうと、現実、下水道申告は8%でできますやんか。条例変えなくっても。だから住民からもらっとるやつを157円になっとるんだったら、154円でいいんですもん。下手すると来年また再来年のあれ10月でしたか、10%になる。それぐらいの金額までもう先にもらっとるんです。町長の提案された繰り上げ償還だけだったら、値上げ前の料金に戻してもらってもいいんですもん。これは、きちんと住民のお金をいただいてるんですから、いただく側は、それを有効に使ってあげる。多分、課長の言うのよくわかる。これは、役場全体がそういう考え方になってくれないと財務課長からの私、言いました。住民から不公平と思われるような料金、きちんと説明できるようにせえって、町長の命令みたいなもんですやんか。それを典型的に違反しとるもんですよ、これは。  私、議長の手元から皆さんの手元に、1つのこれ資料を配付させてもらいました。町長のとこにも置いてあると思うんですが、これ一度見てください。  映してくれますか。  これ、25年7月の段階でという下水道課から、決算のときに、全市町の資料をいただきました。その中から、やっぱり生活圏が一緒の菰野近隣、四日市、朝日、川越、いなべ、これが私たちの近隣市町の下水道料金です。  まず、20立米を見ますと、菰野3,003円になってます。  20立米、正確に言うと、21立米が平均家庭っていう答弁どっかでされてました。おおむね平均家庭に近いんですが、ここに書いてあるように、朝日は1,890円なんです。  それで、なぜ朝日だけ私、特に捉えるかというと朝日と菰野は財政的によう似てるんです。  ですから、朝日とこうやって比較してますけど、川越は例外的に安い。答えから言うと、四日市の約1.1倍、朝日の1.4倍、川越の2倍、いなべ市の1.55倍の下水道料金を菰野町はもらってるんです。私は、今、町長の言われた216円わかります。わかりますけれど、そればっかりで、住民からこうやって見たときに、近隣で菰野の人だけが生活しにくいんです。これやらしいと思いませんか。  ここで言う30立米、線引いてあるけど、僕らに出した資料の中に、32立米が子育て世代っていただいたんです。子育てしとる家から4,525円、菰野町はもらってます。30立米として。四日市3,885円、朝日は3,255円、約1,300円違うんです、朝日とは。これ、1年にしたら、1万5,000円か6,000円、菰野町の生活が苦しくなるんです。私たちは、住民から選ばれて住民のための生活を守っていくためにやってるんです、議員も。町長もそうでしょう。どこも違いません。  町長を支えるのが皆さん課長でしょう。私、これ見とって恥ずかしいんです。どこに、私たちの言い分が、議員が何しとんねやって言われたら仕方ありませんもん。こんなん認めとったら。この3,300円の中に間違いがあるんです。  それの目的、使途もわからない。どんなお知らせをするや知りませんけど、私は今回の、はっきり消費税なんか上げる必要何にもないですもん。住民から先にもらってるんやで、もう。それを平然と上げてくるほうがおかしいと思ってます。そのとき私たち議員が住民の本当のところに立って、私は金額ができるかできやんかだけの判断だけです。この条例は。  これはなぜかと言うと、去年の決算もわかってるんやし、私たちの委員会もわかってます。決算書は監査委員やから見てます。多くの議員がこうやってわかってもらって、そこで、これをしなかったら、私は大変なことになると思ってる。それぐらい思ってます。私たちみんなで、住民守っていくんでしょう、生活を。これは、そんな人数で基本的には比較するもんではないかもしれんけれど、教育長にも言いますが、子どもがようけ通るとこのほうが危ないんですから。それは、やっぱり行政がしっかりしとってくれやんと、言うたもん勝ちになる。できる限り、現場見てもらって、安全施策を講じる。ここが工事ができなきゃ変えるとか、こうやって下水道料金でも何か知恵出して、少しでもいただいて悪いって言うんだったら、住民に返るもの、こういう施策を出して初めて菰野町もいい町だなっていうイメージで、それでなくてもやらしいです。  町長が言われた金額、私たちこれ資料にもらってるんです。原価処理費、菰野町は213円もらってます、これで。23年度ベースで。  しかし、例えば朝日ですと178円なんです。それでも朝日は菰野町の料金こんだけ安いんです。何が違うんですか。町長の判断だけですやん、こんなの。  そして、鈴鹿市、鈴鹿市273円なんです。鈴鹿市さんは菰野町が言う216円が273円なんです。それですのに、鈴鹿市さんの下水道料金、20立米でいくと2,415円なんです。うちより約600円安いんです。30立米ですと3,780円なんです。うちで言うと4,500円ですから、これ七、八百円。鈴鹿のほうがはるかにこの指数は高いんです。そこで住んどる鈴鹿の住民が、私、鈴鹿市長が頑張ってるんやと思う。  一方、町長はやっぱりそうやってしなきゃならんって担当課から説明あったんだと思います。やっぱり、ここで住民の人にやっぱり一番高いってやらしいんですから。その気持ちを持ってほしい。そういう気持ちで、嫌な話、町長にこうやって質問してます。  しかし、それは、返れば私たち住民のためやと思っとるんです。こんだけ長々としゃべりましたけど、町長の考え少し、簡潔に少しお聞かせください。 ○議長(渡辺 昇君) 石原町長。 ○町長(石原正敬君) ちょっといろいろありまして、答弁をどれからしようかなと思っとったんですけれども、大きな2つぐらい申し上げさせていただきますと、まず157円であったということについては、確かに最終の広報で町民の皆さん方にお知らせする際にわかりやすい表現をというとこからも、150円にするというふうな言い切りをしたことについては、こちらの誤りもあったということで、誤解を招いたということで訂正をさせてもらわなあかんなということでありますが、本会議場で私が提案説明をさせていただいたり、皆さん方の答弁をしているところでは、150円以上ということで、150円とは言い切っていないということでありますので、150円以上とつけた部分の、その範囲をどこまでがどうだという議論はあろうかと思いますが、それがあくまでもすべての誤りであったということについては、我々はそこはちょっと違うんじゃないかという意見を持っておるというのがまず1点でございます。  それと、この今の処理単価と使用料単価の乖離の話がありまして、これも恐らく政治のどこに着眼点があるかと。  久留美議員おっしゃるのは、安ければ住民の皆さん方が喜ばれるので、それはいいことだと。  高ければ恥だというようなこともおっしゃられまして、確かにそういうこと、今の久留美議員の言い方でいけばそうなのかもわかりませんが、今の乖離分というのは、恐らくだれかが払う話になります。  それは今の現時点の人間が使用をしてるものを、使用料単価と汚水処理単価の乖離を開けば安くなって、そこを埋めれば高くなると。将来に対して、じゃあつけを残すか残さないのかっていうことがまず1点私はあると思いますし、それを今、恐らくこの乖離をどこで埋めてるかと言いますと、一般会計で埋めてるんだろうと思いますけども、じゃあ下水道会計の部分と一般会計の部分で、じゃあ税金を、そこに際限なくつぎ込んでいく、料金を下げるためにつぎ込んでいくということが今現時点の判断として正しいのかということは考えると、やはり少なくともこれぐらいの水準で私は、今の水準で処理単価と使用料単価の乖離は一気に上げるわけにはいきませんので、これぐらいでお願いしたいという意味合いから、私は今、考えてるところでございまして、最大限努力をさせていただいて、今こういうふうにしてあるということでありますし、職員も、そういう、大変心苦しいかもわからないけれども、お願いしていくことが将来の菰野町の持続可能なまちづくりには資するべきであると確信しながら取り組んでいるところでございますので、御理解を賜りたいというふうにして思うところでございます。 ○議長(渡辺 昇君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 2点って言われました。2点目の今の話で、確かに町費はどこの町でも入れとると思います。菰野が少なくなってきたということは事実です。朝日は当時すごい金入れてました。当時のチェックですけど。  ただ、そしたら下水道課が頑張っとるかって言いますと、私、下水道課、頑張ってないと思ってるんです。  まず、私、3月の当初予算で言ったと思いますけど、水道課は企業会計で一般会計職員より給与安かったです。一般会計と下水道課比べたら800万円高かったんです。そしたら、325万円のために、職員の800万円の給与の一部の補てんしかなってませんやんか。本当に下水道会計をもっと安く努力をしてるかって言ったら、私は執行部、絶対やってない。人事権持ってる総務課長、あなたも影響してます。なぜそういう、私、水道課長しとったから言うんです。みんなから、住民からもらって、こうやって議員が言ってる料金のとこの課をまして公営企業に向かっていこうとしてる課に、一般会計の職員より人件費だけでも800万円高いんですもん。私たちが条例で可決したんが325万円ですやんか。やってることが整合が取れない。これが1点目。  ほんで、町長になってから、下水道課で何があったかと言いますと、一番初め料金徴収もれありました。町長もお金払ってもらいました。職員もたくさん、まして服部忠行さんや松澤さんまで取りに行ったっていう話、原田さんまで取りに行ったっていう話までありました。これはお金としては確かに埋まったかもしれん。  しかし、間違いがあったことは事実でしょう。けじめが役場の中あったんです。  それで、2点目、今、何があるかって言うたら、議会の産業建設委員会で徴収もれ指摘したでしょ。水道課長、よくわかってるでしょ。年間340万円ばか委託料をもらい過ぎとったでしょ。議員が指摘したんです。それで下水道課が料金が高いんだったら、なぜそれをもっと、水道課が黒字になってるんですから助けてやらなかったんですか。それでうちはえらいという下水道課、なぜ言わなかったの。当時340円もらっとって、計算したら285円でよかったんですから、1世帯は。この55円に世帯数掛けたら答え出したら何百万って今なったんです。三百、四百万円になったと思います。その分も改善きちっとしなかったじゃないですか。これが2点目。  それで、3点目が、不納欠損で受益者負担金をもらわずに、石原町長になってから落とした金、1,000万円できかんです。水道課、私、以前課長しとった経験があるんですが、加入金の11万円をもらわなかったのに、長い年月、担当職員悩んでたんです。受益者負担金だけでも1,000万円じゃききませんやんか。  それで、今回このはっきりした、町長になってからの期間だけで申し上げますと、このマス代ってなっとった言葉の表現、基本料金の取り忘れ。この金だって6,000万円から7,000万円になってるんです。これ石原町長のときだけで。そんな会計やらせといて、こんな今の町長の理由通らんでしょう。これみんな町長になってからの期間です。下水道課のこれを、不祥事。別にこんなん言いたくて言わへんのやに。やっぱりどっかに、住民に温かい気持ちの、何とかしたろうっていう気持ちがなけりゃあきません。この今、言った4件、町からけじめをつけたって話は私、一度も聞いてません。けじめもつけずにずっとしとったんですやんか。
     なぜかって言ったら、中川議員が1,400万円っていう金額わかりました。あのときの水道課、私、相談に行って、私も行ってました。わかってるんですけど、下水道課へ数年前からわかっとったはずやのに、課長まで上がってなかった。事務処理がきちんとしてなかったっていうのが僕でも行っとってわかってたもん。だって町長が22年の12月議会ですか、一番初めに高料金対策の説明されたん。まさか値上げやと思わんと議案提案聞いとったんやで。それから何や値上げやったんやっていうて私たちは委員会で見せてもらいました。そのとき140円を150円にする。数年後に160円にするという説明でした。  しかし、160円ってとんでもないっていうて議員がそのときこれしたんですから、ペケしたんですから。何を考えとんのやっていうような感じで。  そのときには、はっきり言や、職員の3%カットもあったでしょ。私そんだけのことするんやったら、町長、報酬下げなきゃだめ。自分も傷み感じやな。それなしに住民だけ傷み感じるような、この財政が町は厳しいかもしれんやったら、自分からそういう姿勢示してください。町長もこうやって頑張っとるから私たちも何とか目を開いてくれって言えますやん。私は、不祥事と思ってますから、今回の値上げの間違いは。原因がわかってるんやもん。必要だった分だけ上げたんと違うんですもん、これは。明確なんですから。普通の値上げじゃないんです。  やっぱり、もうこの年末、みんなが苦しい、こうやって言いながら私たちも年越していきます。何とか、本当に住民のためにどっかに、私は委員会までに課長、聞かせてほしい。少しぐらい住民のためにここだけ目を開きますってあってもいいじゃないですか。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(渡辺 昇君) 以上で久留美正次議員の一般質問は終了いたしました。  ここで暫時休憩いたします。               午後 2時25分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 2時52分 再開 ○議長(渡辺 昇君) 再開をいたします。  一般質問を続けます。  それでは、13番議員、中川哲雄議員、登壇願います。            〔13番 中川哲雄君 登壇〕(拍手) ○13番(中川哲雄君) どうも御苦労さんです。13番議員、中川哲雄です。一般質問をさせていただきます。  前段、秘密保護法が通されてしまいましたんで、ちょっと頭にきておりますのでふれていきたいと思います。  国民の多くの反対の声、国民の8割もの慎重審議を求める世論を踏みにじって、秘密保護法が12月6日、夜、参院本会議で採決が強行されました。  国民の基本的人権を初め、憲法原理にかかわる重大な法案であり、法案に対する批判と反対の声は国民の各界各層に急速に広がりました。  11月11日には、おなじみのテレビキャスター、鳥越さん、それから田原総一朗さん、ジャーナリスト10氏が立ち上がり、反対声明を発表しました。  11月28日には、ノーベル物理学者、益川敏英さん、名古屋大学特別教授、それから化学賞の白川英樹さん、筑波大学名誉教授のほか、法学、経済学、哲学などの著名学者31人が特定秘密保護法案に反対する学者の会を立ち上げた。呼びかけて1週間で2,006人に達したというふうに、現在もふえております。昨日、12月10日現在で3,511人になっている。強行採決されたことに対して、深い憂慮と強い憤りを覚え、この暴挙に対する抗議を表明しています。  12月2日、あまちゃんの音楽で知られる大友良英さんなど、91人の発起人による特定秘密保護法案に反対する音楽・美術・演劇・映画・出版など表現にかかわる人の会、表現人の会がつくられて反対声明が発表されました。  12月3日には、特定秘密保護法案に反対する映画人の会が発足。呼びかけ人、映画監督、山田洋次さんら4人と映画製作者の新藤次郎さん。4日間で、呼びかけから4日間で女優の大竹しのぶさん、吉永小百合さんなど、映画人264人が賛同したんです。すごい広がりです。  もっと早くからは、法律の専門家である弁護士がすべて加入している日本弁護士連合会(日弁連)、それから全国の放送局205社が参加する日本民間放送連盟、日本を代表する作家、詩人、評論家等でつくられている日本ペンクラブ、日本雑誌協会と日本書籍出版協会、95社が加盟する日本出版社協議会などなど、これほど急速に国民の各界各層に反対の声が広がったことはかってないことであります。この法案成立後も広がっているのであります。  大義は国民にあります。憲法98条には、違憲の法律は、効力を有しないと定めております。この悪法は必ずや撤廃されることになると確信をするものであります。そのために皆さんとともに共同して力を尽くす決意であります。  前段は、もっといっぱいしゃべりたいことありますけども、このぐらいにしといて、質問に入ります。  まず、第1に、子ども子育て支援について。1つ目、子ども医療費の助成制度の充実。2つ目、保育園・幼稚園行政の充実。3つ目、保育料金の減免・軽減制度の充実を求めるものであります。  まず、医療費助成制度の問題です。  菰野町の医療費助成は、入院が15歳年度末、すなわち中学校卒業まで、通院が去年の9月から三重県下29市町と足並みをそろえて、12歳年度末、すなわち小学校卒業まで、議会の総意で条例が改正をされて無料化されたわけであります。  現在では、三重郡内の朝日町、川越町は通院も中学校卒業まで無料化されています。お隣のいなべ市が来年度から通院も中学校卒業まで拡大をします。子どもたちが安心して医療が受けられるように菰野町も中学校卒業まで通院も無料化されるように求めます。  2番目の保育園・幼稚園行政についてであります。  まず、第1に、これまで二度にわたって否決されてきた菰野幼稚園内に定員60名の菰野東保育園を併設するという3回目の条例改正案が先の6月議会で改善点が何も示されないまま賛成多数で可決されました。  来年度から菰野幼稚園に菰野東保育園が併設され、3歳以上児の保育が始まることになります。これまでは幼保園とする場合は、保育園としての最低基準を守ると約束をしてきました。給食室など、どのような対策を講じるのか、お伺いをします。  2つ目の問題ですけども、鵜崎町長当時、菰野町は各地区に幼稚園を建設するという方針を決定し、私たち日本共産党議員団は、幼稚園ではなく保育園を建てるように求めたわけでありますが、竹永、鵜川原地区を除いて順次整備されてきたという経緯があります。  その後、千種幼稚園が廃園となり、菰野地区と朝上地区を除いて、他地区は幼保園として整備をする方針に変更され、順次整備をされてきています。現在2つの幼稚園、菰野幼稚園と朝上幼稚園があり、単独の保育園として、菰野保育園と菰野西保育園が菰野地区に、朝上地区に朝上保育園があります。  来年度から菰野幼稚園に保育園が併設されることになります。菰野地区、朝上地区の基本的な幼稚園・保育園行政のあり方について、どう考えておられますか。お伺いをします。  次に、保育料金の減免・軽減制度の充実を求めるものです。  平成23年9月議会で、県下の多くの市町で実施されているように、菰野町独自の保育料減免基準をつくるよう求めました。答弁で町長は、一定の基準を設け、運用の公平性を図っていくと約束をし、減免基準がつくられて、平成24年、去年の11月から施行されています。この点については一定の評価をするものであります。  お隣の四日市市では、小学生以下の児童が3名以上いる家庭で、保育所の入所児童が小学生の兄弟姉妹から数えて3番目以降となる場合は、小学生以下で3番目以降になる場合は保育料を免除しています。無料であります。小学生を含めて3人目以降の子どもは保育料が無料ということです。鳥羽市では同一世帯から2人以上入所してる場合、幼稚園も含みます。年齢の高い順に2人目以降の子どもについては無料になっています。  子育て世代は国保税も、今、久留美議員言われたように、水道も下水道料金も大変負担が多く、その上、消費税8%、10%となれば、その負担はますます大変であります。子ども子育て支援をさらに充実されるように求めます。  安全・安心なまちづくりについてです。  今年度で予算化されている社会資本整備総合交付金事業について2点お伺いします。  菰野駅前広場。今年度当初予算で5,600万円が予算化され、2カ年で整備する計画になっています。菰野駅前広場の整備計画はどこまで進んでいるのか、大変おくれているように思います。菰野町の玄関口にふさわしい駅前広場に整備されるよう求めます。  2番目、菰野三区コミュニティ道路です。都市計画道路からこのコミュニティ道路に計画変更されたヒラマツヤから菰野駅前までの道路の用地買収はどこまで進んでいますか。  今年度の当初予算には3,150万円が予算化されています。予算の執行状況について、また完成予定はいつになるのですか。お伺いをしたいと思います。  最初の質問を終わります。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員の一般質問に答弁を願います。  石原町長、登壇の上、答弁を願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 13番議員の中川哲雄議員から御質問をいただきました。順次お答えいたしたいと思います。  まず、子育て支援につきましてお答えをいたします。  私の町長就任以来、この施策に対しましては重点課題というふうにしてとらえまして、限りある財源の中から優先順位をつけ、積極的に取り組んできたところでもございます。  その主な内容を少し紹介させていただきますと、まず子育て支援の充実、基本的には子ども・子育て世代に対しましては、人を介した子育て支援を原則としまして、義務的経費、人件費の増加であり、その代表的なものとしましては、平成23年度より取り組みました集団適応能力に困り感を持つ子どもへの発達支援に重点的な取り組みを進めるため、子ども家庭課内に新たに発達支援係を設置し、職員を増員するとともに、公立幼稚園、保育園に支援策の徹底、実施を求めるため、いわゆるフリー保育士を各園に1名ずつ配置しております。発達支援を必要とする子どもたちが早期の支援を受けることによって、自分らしく生き生きとした園生活を送ることができるよう、施策の推進を図ってきたところでもございます。  他にも、保護者の就労と子育ての両立を支援するために、本年度より11時間保育と一部保育園で延長保育を実施することとなり、職員の交代勤務を補充するための臨時保育士も充当してまいりました。  また、ハード施策においては、児童を安全に、そして安心して預けることができる就学前教育、保育の施設整備に取り組んでまいりました。  御承知のように、朝上保育園では、耐震補強を含めた大規模改修を平成22、23年度の2カ年をかけて実施したほか、平成21、22年度の菰野幼稚園の新築工事、また平成23年度より本年度までの竹永幼稚園、保育園の園舎改築を含む施設整備事業を実施しました。さらに本年度より来年度にかけての鵜川原幼稚園、保育園の園舎改築と施設整備事業を進めているところであり、その総額事業費は13億7,000万円となっております。  私はこれまで園舎改築事業等について、各地区に乳児保育施設を整備する緊急性と就学前児童の教育、保育の選択肢の充実、そして何よりも大切な園児を預かる安全で安心な施設整備を目指して取り組んでまいり、就学前施設4施設の整備完了を進めているところであります。  これらの子育て支援策の充実につきましては、各自治体が現状の課題を的確にとらえ、それぞれの支援策の重点度合い、緊急度合いの高いものから順次、限りある財源規模の中で選択をしていくものと考えており、自治体間での差異は当然生じてくるものと考えております。  私はこれからも当町にとって保護者等の理解を得ながら、各種施策、優先順位度の高いものから順次取り組んでまいりたいと考えております。  さて、個別的な子育て支援策の御質問にお答えします。  当町の子どもに対する医療費助成は、中学校卒業年度末までの入院に対する医療費助成を実施しており、通院に対しては、昨年9月より小学校卒業年度末まで実施しているものでございます。この事業には所得制限がある関係で、通院対象者全体の約3.8%、人数にして150名については対象となっておりませんが、それ以外の約4,400名が受給対象者となっているところであります。  子どもの医療費のあり方につきましては、手法も含め、そのあり方について議論をしているものであります。  医療費助成はあくまでも治療に係る施策でありますので、私は命の大切さ、命を守るという考えから、子どもの命を守る予防事業の推進に努めるべきであると考えますので、現段階においてはこれ以上の制度拡大は財政的にも他の施策との兼ね合いからも難しいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、保育園・幼稚園行政に関して、今後の方向性につきまして2点の御質問をいただきました。  菰野幼稚園におきましては、現下の諸課題の解決と幼稚園保育室の効率的な活用を目指し、現菰野幼稚園内に保育園定員60名の菰野東保育園を設置する条例改正に関し、第3回定例会におきまして議決を賜りました。  本議決を賜り、現菰野幼稚園の幼保一体化運営に関しましては、来年度から保育園児の適切な受け入れ態勢の整備を図るため、菰野地区の3歳児新入園の保護者との面談を行うとともに、関係園長との協議を重ねており、円滑な園運営の準備を進めております。そして本協議が整い次第、早い時期に保護者説明会を開催し、理解を求める予定となっております。  来年度、菰野幼稚園を幼保一体化園として運営していく際の3歳児のクラス編成でありますが、他の幼保園同様に、環境面に差異が生じないように、児童福祉施設最低基準に則したクラス編成を行ってまいりたいと考えております。  また、菰野幼稚園におけます自給食施設の改築につきましては、先の第3回定例会教育民生常任委員会の審議の場で、副町長から町の方針を申し上げました通り、今後の動向を見きわめ、保育園児の数が幼稚園児より上回った時点で自給食施設の運用に切りかえていきたいと考えております。  次に、現時点における単独幼稚園2園の今後の方向性についての御質問をいただきました。  先ほど御答弁申し上げましたとおり、菰野幼稚園におきましては来年度より3歳児の保育園児を受け入れ、保育室の効率的な活用等を目指し、幼保一体化運営を実施してまいります。  朝上幼稚園におけます幼保一体化運営につきましては、就学後までの児童のよりよい人間関係づくりを進めていく上で、既存園を有効活用する面からも、基本的には幼保一体化運営方式に移行していくことが最善であると考えますが、現在、国が示しております、子ども・子育て支援制度の動向に注視し、よりよい効率的な運営方法について検討してまいりたいと考えております。  また、菰野町全体において、今後予測される乳児保育の受け入れ要望が増加することに対しましては、教育民生常任委員会で提示しました出生児童数、入園率の推計資料から、竹永幼保園、鵜川原幼保園の改築事業による受け入れ拡充を図ることで、待機児童を出すことなく、対応できると考えております。今後さらに乳児保育受け入れに対する要望が増加した場合には、私立保育園、公立保育園・幼稚園の9園において、既存園の効率的な活用を前提に、受け入れ拡充の検討をしてまいりたいと考えますので、御理解を賜りたいと思います。  続いて、保育料の減免、軽減制度の充実を求める質問につきましてでありますが、まず保育料の減免制度に関しましては、保護者負担におけます公平性と公正性の観点から、平成24年11月に、菰野町保育の実施に要する費用徴収規則の一部を改正し、詳細な実施規定を定め、対応しております。  具体的には、災害などによる家屋滅失や保護者の方の失業等による収入減、長期疾病による著しい医療費の増加等、必要と認められたときは保育料の全部、または一部を減免しておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、保育料金の軽減制度についてでありますが、現在の在園児を基準として、2人目、3人目の保育料軽減を図る制度を小学生の在学児まで算定基準を拡大して、さらに軽減を図ることも保護者の負担を軽減する子育て施策の1つであると理解しております。  しかしながら、前段でも御答弁申し上げましたとおり、子育て支援策の優先順位の高い施策より、今後も変わらず取り組んでまいりたいと考えておりますことから、軽減制度の拡大につきましては現在のところ、財政状況等も考慮する中で、極めて厳しいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、菰野駅前広場及び三区コミュニティ道路につきましての質問をいただきました。  菰野駅前広場につきましては、菰野町都市マスタープランにお示ししましたとおり、近鉄菰野駅を鉄道、バス、タクシー等の交通結節点として位置づけ、交通機能の充実と利便性の向上を図るために計画してきたものであり、平成26年度の完成及び供用開始を目指して整備を推進しているところでございます。  また、菰野三区コミュニティ道路につきましては、ヒラマツヤの交差点から菰野駅前広場に至るもので、町道谷15号線・町道本町停車場線Ⅱ・町道東町5号線の3つの町道からなる路線であります。  この三区コミュニティ道路の用地買収状況及び完成時期でございますが、現在のところ、早期完成を目指して、関係者並びに地権者と調整中でありますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(渡辺 昇君) 一通りの答弁は終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 御答弁ありがとうございます。  まず、子どもの子育て支援ということで、町長は力を入れて特に頑張ってきたということを強調されました。それは大いに頑張っていただきたいというふうに思うわけです。  フリー保母であるとか延長保育であるとか、実現していただきました。その部分についてはそれは、おくれていた感、菰野町は進んでいたんじゃないんです。他市町と比較しておくれてきた。延長保育についても、やっと追いついたということなんです。建築、幼保園ということで、ちょうど時期が来てまして、老朽化が。それで住民の期待にも応えるということで、幼保園として、建築整備されてきた。私は当然のことだろうというふうに思います。  ちょっと資料を出してもらえますか。資料1-1。これもうちょっと左側だけ大きくしてもらえますか。  北勢管内、もうちょっと縮めてもらえます、下でいいです。下が町です。5つの町。左側が青くなって、左側が入院15歳年度末、右側が通院です。菰野町だけちょっと白くなってます。実施していないということなんです。菰野町だけが実施してない。右側に有って書いてあるでしょう。これは今、町長が答弁したんですけども、所得制限があるんです。所得制限があるということなんです。だから朝日町や川越町は所得制限ないんです。すべてに15歳年度末まで、中学校卒業まで通院費も無料にしてるんです。入院、通院も無料化してるということです。  上は市段階です、黄色くいなべ市は塗ってあります。これ来年から実施する。来年度から、4月1日から。もう条例が既に改正をされている。  それからもう1つ上へ行きますと、桑名市です。亀山市はもう実施してますから。桑名市は右側に、ちょっと書いてあるんですけども、多子世帯、18歳未満の子ども3人以上いる世帯は、15歳年度末、中学校卒業まで無料ということになっとるんです。  そうすると残されるのは、町では菰野町、それから鈴鹿市と四日市市ということになります。このところが中学校、入通院含めて、中学校卒業まで無料化することから取り残されてしまうということです。  ちょっと資料の1-2見てもらえますか。  これは全県下です。全県下の資料。これ先ほども11月、ことしの11月1日現在の資料です。これ左、これは、私が前に示した4月、去年の4月1日時点、それからちょっと右へ行きますと現在の地点。  下まですとんとおろしてもらえますか。  ずっと枠は一緒で下につけた部分だけふえたということなんです。一番右端、これが入院、通院無料です。右側が。一番下に18市町、29市町のうち18市町が通院も入院も無料になっている。62%が実施してきていると。急速に広がっています。  そこでちょっとお伺いしますけども、中学校卒業まで通院を無料化した場合、どれぐらい必要ですか。お伺いします。 ○議長(渡辺 昇君) 住民課長、薮田修三君。 ○住民課長(薮田修三君) 先ほど中川議員が言われました、平成24年9月から菰野町も小学校の12歳まで拡大したわけでございまして、本年、25年度に予算措置としまして4,500万円を計上させていただいております。それの今回、13、14、15っていうふうに年齢を3歳引き上げることによって、その半分、2,000万円前後が町単費で必要ではないかと考えられますので、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 2,000万円ということでございます。
     今の石原町長の答弁で、先にやりたいと。予防事業を充実していきたい。もうこれも大事なことだし、充実ぜひともしていただきたいと思うんです。他市町に負けない対応を望むところであります。  しかし、この医療費の無料というのは大変、四日市市が、四日市市が大変おそくなってますけど、三重郡内。  それから、いなべ市が、無料化しますと、やっぱり、菰野町もぜひとも無料化してほしいという町民の期待が高まってくると思うんです。  そういう点で再度、町長お聞きしますけれども、もう一遍聞きますけども、全くそういう意思はないということですか。もう聞くのもやぼですけど、もうやめますわ。  要するに、町長の考え方は、子どもの医療費の助成は必要がないとまでは言い、というふうには思いませんけれども、私が今、聞いた範囲では、子どもの医療費の助成もこれ以上は必要がないということです。大変残念であります。  前回も、そういうことやったんです。だから我々議会のほうから条例を改正して、足並みをそろえて実現することができた。町長がそういう考え方を変えないということであれば、また近隣の市町の動向等を見て、議会として町民の負託にしっかりと応えていくということになるということです。そんなことせんと、ぜひとも適当な時期に、町長のほうから条例改正してもらったほうがいいんです。一つよろしくお願いをします。  次に、保育園、幼稚園行政です。  先ほど、9月議会の教育民生常任委員会の中で確認をしたということで、菰野幼稚園、今度はそこに東保育園つくるわけですが、保育園児が上回った場合は当然、保育園としての最低基準を満たす、給食室もつくるということが確認をされたと。  私、随分と教育民生常任委員長に、どうなったんやって言うたけど、なかなか言わなかったんですけども、今、確認ができました。一つ、そういう対応は、ぜひともしていただきたいと思うんですが、お聞きしますが、来年度の菰野地区の3歳児の入園申し込み状況はどうなっていますか。シミュレーションとかいろいろ資料を出していただきました。予定では20人、20人、20人、60人ということです。1年目20人。だから3年で60人になると。20人の保育園児を菰野東保育園に振り分けるということになります。東保育園への入所希望者は体制が整ってませんから、さっき言うたように、おやつは菰野保育園へ取りにいく、給食は菰野小学校に取りにいくと。もうこういうことになります。  しかも20人以下になりますけれども、20人を、東保育園に行くということですから、余りやっぱり保護者から見たら行きたくないです、子どもを。駐車場も遠いですし、大変少なくなると思うんです。どうなってますか。答弁してください。 ○議長(渡辺 昇君) 子ども家庭課長、小林義久君。 ○子ども家庭課長(小林義久君) 来年度の3歳児の公立園への入園数のお尋ねをいただいております。  今現在の時点、まだ今後動くこともあろうかと思いますが、保育園への入園希望者が56名。この中には私立保育園の10名入っております。  したがいまして、公立保育園に46名、そして教育課のほうから確認をさせていただいておりますが、菰野幼稚園のほうの入園予定数は現在のところ74名でございます。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 公立保育園に対する申し込みは46人、3歳児で。幼稚園児が74人。  シミュレーション出していただきました。9月議会に。これ見ますと、120人で、そのうち保育園は76人の入園申し込みがあるというシミュレーションです。  それから、幼稚園が60人です、60人。保育園が76人で幼稚園が60人というシミュレーションです。これ全く逆転してます。保育園は何とシミュレーションの60.5%、60%強。幼稚園が何と1.23倍。何でこんな、こういうふうになったのかというのは、ちょっとこの東保育園をつくるというのが影響しとらへんかと心配をするもんですけれども、そこでちょっと質問するんですが、平成25年の、すなわちことし6月末現在の3歳児の保育園児は61人です。4クラスです。最大3クラスで20人ということになりますと60人、この受け入れが可能です。今46人です。46人、3クラスでも60人です。今現在46人の申し込みです。余りそれでは、少々の変動はあっても、そんなに大きくふえないです。3クラスの編成で済みます。まだ余裕が14人あります。1クラス減ればプレハブ教室も自動的に解消できる。余り慌てる必要がないんではないかと。私は条例を改正したからといって、来年度から幼稚園に、3歳児の保育園児を入れる必要はないと。もう少し動向を見る必要があるんではないかと考えますが、いかがですか。 ○議長(渡辺 昇君) 子ども家庭課長、小林義久君。 ○子ども家庭課長(小林義久君) 中川議員言われてみえます、来年度、公立保育園の46名の入園希望、このままでいけば3歳児が20名で1クラスでございます。3クラス編成にすれば公立園の現状で入れるという見込みはもちろんございます。  しかしながら、平成27年度に3歳児を迎える菰野小学校区の出生児童数が例年に比べ、20名ほど多い状況になっております。これは菰野町内で産まれたお子さんばかりではなく、住宅造成等に伴う転入児が、この23年度に産まれましたお子様が大変多い現象になっております。26年度は対応できたといたしましても、翌年度に、27年度はもうどうしても対応できないというところでございまして、菰野東保育園というのが早く住民の中に受け入れられるように制度化していくために、来年度20名程度の保育園児になろうかと思っておりますが、幼稚園と保育園の融合ということで、来年度から予定どおり幼保一体化を進めて、保護者の理解を早く得ていきたいということを考えておりますので、どうか御理解を賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 2年後には、西保育園の保育室が足らなくなるというんです。計算上では、足らなくならないです。それは振り分けると、今現在、西保育園におる子どもをほかの保育園に持っていくわけにいかんと。上、上がる子を。そんなことを今そういうふうに答弁されるなら、来年度、菰野幼稚園を、来年はいいんですから、来年のは十分間に合うんですから、来年度中に菰野幼稚園を保育基準に合うように改修すれば済むことでしょう。  次の質問とも関連しますので、次、質問いきますけども、先ほど御答弁にありましたように、いわゆる菰野幼稚園の中で幼保園ということになりますけれども、幼保園と言わないと2つに並べるって、看板2つ立つんですから、これもこれですけれども、保育園児がたくさんになったら、これも当然、保育園として、体裁をちゃんとするという御答弁でした。  今、将来的に、今の現状でいくなら、こんなん絶対に保育園児が上回ることはあり得ないです。幼稚園児はそこへ集中して入れるんですから。  すなわち、将来的に、先ほど答弁もありましたように、菰野にある幼稚園も含めて3園がすべて幼保の保育園の受け入れをすると。すなわち今のある保育園にも幼稚園児を受け入れると。それから今ある菰野幼稚園にも、未満児保育もやっていくということになったら、当然、保育園児のほうが大きくなるでしょう。  将来的にはそういうふうにしたいということです、今の答弁では。そういうことなら、3年後には60名にはならんと思いますけれども、考えていきたいということであれば、なおさらのこと今やるべきです。来年やるべきです。そして、菰野地区の幼保一元化体制をつくっていくというふうに私は思うんですけども、要するに大切なことは、行政の都合で物事を考えるんではなくて、やっぱり子どもの立場できっちり判断をしていくと。責任をしっかり果たしていくと。このことが求められると思うんですけども、この点についてはどうですか。町長。 ○議長(渡辺 昇君) 石原町長。 ○町長(石原正敬君) 先ほど御答弁申し上げましたが、菰野幼稚園と菰野東保育園につきましては、数、今後の動向を見きわめた上で、保育園児の数が、幼稚園児より上回った時点でそういった施設の運用を切りかえてまいりたいというふうにして御答弁申し上げたとおりでございます。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) ちょっと町長わかってないようですので、やっぱり担当課長に答弁求めます。  もう一遍言います、ごめんなさい。保育園児が今の菰野幼稚園に併設してるでしょ、保育園児が上回るということは今の考え方で、すなわち60人、20人、20人、20人、3掛ける2が60人でいったところで、今の体制を変えない限り、絶対に幼稚園児のほうが多いです、こんなもんは。当たり前です、全部、幼稚園児は菰野幼稚園に集中させるわけですから。先ほど言いましたように、幼保一元化ですべての園を幼保園にした場合は当たり前です。菰野の幼稚園、今のところについても保育園児が上回るんです。そういうことになるんです。もう一遍ほんなら答弁してください。 ○議長(渡辺 昇君) 子ども家庭課長、小林義久君。 ○子ども家庭課長(小林義久君) 菰野東保育園、菰野幼稚園のほうで保育園児が上回ることはないんじゃないかという御質問をいただいております。  町長も答弁いたしておりますように、朝上地区の例で答弁させていただいておりますが、菰野町の今後の想定といたしまして、幼保一体化を進めていく、そのメリットにつきましては、やはり菰野地区のように西から東まで長い地域におきましては、小学校に上がったときの集団登下校等で、やはり友達関係づくりというのもございます。  そして、そういった関係を踏まえますと、やはり地域ごとの園児の身近な園への入園っていうのが一番理想的だろうかという思いは持っております。  しかしながら、27年度に施行されます子ども子育て支援制度、これにおいては国の方は今、認定こども園を推し進めようといたしております。認定こども園と言いますと、幼保一体化よりも若干進んだ形の園でございますが、その動向を十分見きわめた上で、菰野町として、あと残る菰野地区、朝上地区の幼保一体化の構想をまとめ上げようということで考えておりますので、そういった27年度の情報をいち早く察知して、教育施設としての建物基準もございます。そしてまた今現在の保育園施設としての建物基準もございます。こういった諸課題を解決した上での幼保一体化の運営になりますので、もうしばらく検討を重ねていきたいということで思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 今、小林課長言われたんです。流動的です、もう来年また。子ども子育て支援の対策がぐっと変わってきますから。民間の保育園でも、ちょっと基準が大分緩やかになるみたいな状況ですし。だからこそ逆に、来年度は対応できるわけで、そんなに慌てる必要ない。来年度の状況も見ながら、その動向も見ながら対応したらどうですか。46人ですよ。当初76人のシミュレーションしていたのが46人。教室から見れば対応できると思います。幼稚園に行かなくったって。もう私は無理があると思うんです。菰野地区と、それから朝上地区は幼稚園をつくっていく、つくられた。朝上地区も、もう少しこれ動向、今のずっとシミュレーション見てみると、あと数年後にはこれ減ってくると。今、朝上保育園、教室があいてますから、ここへ移動できるという可能性が出てきます。  しかし、菰野のほうはこれはちょっと無理です。菰野町全体的に幼保園にしていくというのはようわかります。それなら、なおさらのこと、もう3年後には、そういう方向性が出てくるわけですから、先にすべきです。来年すべきです。  いずれにしても、場当たり的で無責任な対応は許されません。再度、しっかりと動向を見据えた対応を求めておきます。  時間がありませんので、次、行きます。  保育料の減免、軽減制度です。大変厳しいと考えていると。これについては前向きな町長は、考え方を持って答えておられるというふうに思うわけです。  今、菰野町は国の基準にのっとって、就学前児童の2人目の保育料は2分の1。それから3人目以降の家庭の保育料を免除してる。これは就学前の子どもなんです、対象は。  四日市は小学校すべて対象にしてるんです。四日市と同じようにするにはどのぐらいの予算が必要ですか。 ○議長(渡辺 昇君) 子ども家庭課長、小林義久君。 ○子ども家庭課長(小林義久君) 四日市が小学校在学児までを算定基準に含めて、在園児の2人目、3人目の半額免除をしておるという方式を採用しておるということを聞いております。これ四日市さんの独自財源で対応しておると聞いておりますが、もしそういったシミュレーションを菰野町に当てはめるならば、現在、年間保育料調定額が約2億円でございます。その中での月額350万円の保育料が軽減されることになり、年間4,200万円の保育料が減収となるということで、2億円の約20%以上の保育料が減額になるという事態になってしまうということで考えております。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 先ほどの答弁で、年間4,200万円です、ふえると。柔軟に対応してもええと思う。いいと思うんです。  例えば、桑名のように、3人以上の子どもおるところは無料にするとか、いろいろ考え方あっていいと思うんです。四日市はそれやっとるわけです。鳥羽市は2人目について、無料化しとるわけです。  いずれにしても、もう1つ聞くの忘れましたけども、減免規定をつくって、具体的に今までは町長が認めたら減免できるという、そういう減免規定やったやつですけども、減免規定がつくられて具体的に減免された事例はありますか。ちょっと聞くの忘れましたんで、ちょっと戻りますけれども、お聞きします。 ○議長(渡辺 昇君) 子ども家庭課長、小林義久君。 ○子ども家庭課長(小林義久君) 先ほど町長が答弁いたしましたとおり、昨年の11月に詳細な減免規定を徴収規則の中に入れさせていただいております。  内容的には、いろいろ家屋滅失とか、いろいろな場合を想定しておりますが、これまでに実施例につきましては、疾病による長期療養が必要な保護者の方からの申請をいただき、診断書の提出とともに適正な判断をいたしまして、今、診断書の有効期間である2カ月間を保育料全く0円で運用させていただいております。1件の運用がございます。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) ありがとうございます。  1件、いわゆる入院されたんか、病気になったのかちょっとわかりませんが、1件、2カ月分ということだそうです。  今、保育料の滞納状況、現年度で、例えば昨年、決算出てます、保育料の徴収状況はどうなってますか。 ○議長(渡辺 昇君) 子ども家庭課長、小林義久君。 ○子ども家庭課長(小林義久君) 保育料の滞納状況でございますが、現年分の滞納分につきましては、23年度、4年度、5年度、年々、現年滞納分が減ってきておる。滞納世帯数にしますと二十五、六件前後でございます。  そういったことで、税法の適用で5年間の滞納繰り越しをさせていただいております関係で、保育料の全滞納額といたしましては1,000万円を超えておりますが、今、単年度での滞納、現年の滞納分につきましては250万円前後という金額で推移しております。御理解を賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 現年度で見てみると250万円程度、滞納者数は大体28人ぐらいやと聞いたんですが、数としては少ないと思います。金額250万円。今までのずっと滞納繰り越しがありますので1,000万円ぐらいということでありますけども、ちょっと時間がありませんので、私のほうから言わさせてもらいますけれども、ちょっと聞き取りしてまして、差し押さえしたことはあらへんやろなって言ったら、絶対ありませんということで、安心をしたんですけども、保育料の滞納で差し押さえをするというようなことは絶対あってはならんというふうに考えています。  それゆえに、余計にこの減免基準、先ほどつくっていただきました減免基準を、しっかりと実情を把握して、国保の減免基準、一向対応しません。そういうような姿勢ではなくて、積極的な姿勢で減免規定の適応を行っていくというふうにお願いをしておきたいと思います。  あと、ちょっと途中で終わっちゃったんですけども、確かに、金額的には四日市と同じように、対象を就学前から就学児まで、つまり小学校卒業までふやすと、年間4,200万円ということになります。大変厳しいということなら、いろいろ方法はあると思うんです、一つ十分検討、研究をしていただきたいと思います。  いずれにしても、保育というのは児童福祉法にのっとって、菰野町の責任で行っているわけですから、子育て世代の負担はもう大変です。だから積極的な支援をしていただいて、町長も子育て子ども支援は最優先の課題だというふうに言われていますので、少しでも子育て世代の応援をしていただいて、その施策が充実されるように求めておきたいと思います。  次の質問に移ります。安心・安全なまちづくりです。  今2点質問をしてるわけですが、菰野駅前広場です。これは先ほど答弁にありましたように、ことしと来年、2カ年の継続事業で来年には完成するということでございます。今どこまで進んどるんですか。まだ一向目に見えないんですが、駅前広場は来町者に対して、今はやりのおもてなしですか、本当に伝わるような、町民にも親しまれて愛されるような広場が、公園もないし、大変です。だからちょっとした憩いの場にもなるような、そういう駅前広場にしてほしいと思っているわけですが、どこまで進んどんですか、具体的に。  ちょっと資料を出してもらおうかな。2-1。  これは今、映し出されているのは産業建設常任委員会に出されたことし3月の資料です。赤い部分を今年度やると。その部分です。そして青い部分、緑の部分、緑の部分を来年にやるということです。そういう計画です。  次の資料を出してもらえますか。  ちょっと聞き取りの中で、一体どないなっとんのやと言うたら、こういうふうにイメージを考えています。左側の黄色いところをやるということです。  次のを出してください。  あんな小さいのでわからんやないかって、もう少し大きいのを出してくれと言うたら、こういうふうに出てきたんですが、まだこれは検討中だと言うんです。一体、年度内に完成できるんですか。ちょっと答弁願います。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 菰野駅前広場につきましては、今年度において現在ロータリーとして利用している部分を除く西側の整備を行い、来年度には東側を整備し、完成及び供用開始をする予定でございます。  大分と言いますか、発注は遅くなってはおりますが、その点については年度内発注、年度内完成を目指して頑張っているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) ぜひとも、年度内発注して、年度内に完成をさせていただきたいと。ことしの分については。もうぜひともお願いしたいんですが、幾つか問題があります。具体的にお聞きします。  まず、この自転車置き場の状況です。  ちょっと写真1出して。  現状です。これはそこにことしの12月6日っていうのがあるこないだです。6日の日です、朝の5時半ぐらいの写真です。  15台置いてあります。  次、行きます。  これは午後、同じ日です。1時過ぎです。数えましたら88台です。  ちょっと次の写真出ますか。  ここに、もうちょっと大きいしてもらうとわかるんですけど、もうちょっと大きくしてもらえますか。そこの33台置けるって書いてあるんです。33台のスペースに今、差し引きして、最大。15台放置自転車とすると、88台ですから73台ということになります。73人の方がここへ置いとると。  しかし、33台のスペースしかないからはみ出て、町道にはみ出て、もう大変な迷惑です。一時、雇用促進臨時交付金事業で臨時採用して、朝、立ってました。2年ほど続いたと思うんですけど、自転車整理してきれいになってました。よかったです。今は、本当にもうひどい状況です。大変迷惑であります。菰野町は一体何をしとんねやと、来町者は思うでしょう。あの状況見たら。本当にひどい状況です。  ここには以前から指摘してましたように、自転車を預かっていると言うか、営業をされている方がいますから、やっぱり協力をしてもらう必要があります。今度何台計画するのか知りませんけども。ふやしたから、きれいになるとは絶対限らないんです。  中菰野の駅は、またちょっと後から時間があれば見せますけども、2台しかないんです。たったの2台です。これ放置自転車ではないかと。置く場所がないから、だれも置かない。  大羽根は広いですから、もっとがたがたになってるから、以前はがたがたやったですが、非常に少ない。少ない、スペースが大きいですから、意外と整然としてます。  確かに大きい物をつくれば、整然とするかもしれませんけど、必ず中途半端にふやしたって、私は問題は解決しない。中菰野から相当こちらへ、自転車の人が来ているんではないかと私は思うんです。中菰野でこないだちょっと調べていたら、何で中菰野には自転車置き場ないんですかと言われました。ぜひともつくってくださいって言われました。  そんなことあれですけども、要するに菰野の駅ですけども、協力を得る必要がありますが、どうですか、そういった話がされてますか。ちょっと答弁願います。 ○議長(渡辺 昇君) 総務課長、位田嘉則君。 ○総務課長(位田嘉則君) 菰野駅の自転車の放置状況と申しますか、その辺につきましては私も認識しているところでございまして、現在、放置されている可能性のある自転車につきましては、警告文等をかけながら対応させていただいておるところでございますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 私のほうから、ちょっと聞き取りのときにも指摘をして、駅前の人からびゅっとと私がおこられてしまいまして、何とかせんかということで、してくださいということをお願いして、放置自転車が随分あるということで、そういう対応をしていただいていることについてはありがたく思います。  ちょっと次の写真をじゃあ、2番、写真の2番をちょっと見てもらえますか。  これ桜です。桜の駅。これは桜の駅の北側です。幾つか駐輪場あるんです、たくさんなんで私もびっくりした。これきれいなんです。
     これ、一番右側です。バイクばっかです。きれいに整理されてます。  同じとこです、これ行った、12日です。12日、いつやったかな。  12月6日、ええわ、そんなことは。  じゃあ、次。  6日や、6日の日です、大体昼過ぎです。  これから下へ下がるんです。南側に抜けます、通路で。  南側に行きますと、えらいがたがたやなと思ったら。  これ東向いとんです。意外ときれいです。  ずっと整然と並んでます。  これきれいです。そんだけでしたかな。  大変きれいでしょ。なぜですか、菰野町の利用者、マナー悪いんですか。どう考えますか。これは総務課長ですか。お願いします。 ○議長(渡辺 昇君) ここで、会議規則第9条第1項の規定により、本日の日程がすべて終了するまで会議時間の延長を宣言します。  総務課長、位田嘉則君。 ○総務課長(位田嘉則君) 自転車の置き方が煩雑になっておるということにつきましては、やはりもう限られた台数も提示させていただいとるところでございますので、その辺につきましては私どもも粘り強い啓発に努めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 次の写真見せてもらえますか。  これはちょっと大羽根です。もうよろしいです。大羽根の状況。これ中菰野、2台しか置いてなかったです。  次です。  これ公園の関係です。ちょっと公園の関係なんですけど、これ南側の駅に立っとんですけれども、ひまわりボックスって。  そこに、書いてあったんが、貼りつけてあったんが、桜地区の安心まちづくりの会。時々、そこに入って見回りをされているようです。  これ南側の花壇。きれいです。ベンチがあって、あれちょっと真ん中に座っとんのは女子の高校生です。メールを打っていました。  これ東側、北の広場の一番西側です。西側です。あずまやがあって、これタイマーがあって時間になると水が流れるようになっとんです。水が流れるようになっとん。  こういうふうにきれいです。  ちょっと向こう側が湯の山街道、湯の山街道から桜の駅に、北側の駅に入るところです。なぜ撮ったかと言うたら、街灯なんです。街灯が十数本あります。  明るいです。  要するに、きれいでしょ。きれいなんです。私はびっくりしまして、たまたまこの日は昼までに行った。ちょっと日にちが違うんです。このやつだけ。ちょっと真ん中に、しゃがんでいる人がおります。  ちょっとアップしてもらえますか。ずっとアップして。もっとアップしてもらえますか。  この人なんです。花壇の整備をされていました。あれ、ボランティアでやってみえるんですかってお聞きしたら、違いますと。私は四日市のシルバー人材センターから派遣をされていますということです。私は駅前広場の花壇、草取り、清掃をしていますと。2人で管理されているようです。この方と、もう1人は男性の方だそうです。大体毎日、土日を除いて9時から12時までの3時間、毎日です。作業をしていますと。ちなみに時間給で800円だそうです。  それから、この方に聞きました。自転車はきれいです。そうですと。自転車も派遣事業で派遣がされています。聞きましたら、7時から10時まで、駅の南側は週2回。それから北側は週1回、7時から10時までの3時間、人数は1人です。派遣事業でやられとんです。  調査していただく必要があるだろうと思うんです。私もこの桜駅からそっちを見て、こんなに何できれいなんだろうなと思ってたん。たまたま、この方にお会いをすることができました。以前は大変だったそうです。そしてこの派遣事業がされてから、広場のごみもたばこの吸いがらも犬のふんもなくなって、マナーは大変よくなったっていうことであります。  そうなんです。ぜひとも、今度新しく自転車置き場つくっても、それから広場をつくっても、公園つくっても、ぜひとも、菰野町にもシルバー人材センターあるわけですから、派遣事業できっちり管理をする。このことが大事です。町長、答弁してください。 ○議長(渡辺 昇君) 石原町長。 ○町長(石原正敬君) 今、初めて議員からお聞かせいただきましたので、1つの材料とさせていただきたいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) それほど大きな金額にはなりませんので、材料ではなくて、前向きに一つ予算をつけていただいて、シルバーさんの仕事の確保にもつながるわけですから、対応してください。知れてます。このまましたら幾らきれいな広場をつくっても自転車はがたがたです。そんなことにならないように求めておきます。  それから、幾つか挙げます。先ほど少し言いましたけども、菰野駅、無人駅になりまして、トイレが駅の中にしかない。私の議員団の千賀さんなんですけども、もうトイレ、ぜひともつくってほしいって。私もトイレがないということで、聞かれたことがあります。中に入っていくわけにいきませんので、これはもう大変です。一遍この辺はぜひとも考えていただきたい。  真夏は陰がないと、おれません。以前、御存じの方もあるかもしれませんけども、駅に向いて右側、西側に大きなイチョウの木があったんです、あそこ。知ってますか。知っている方いますか。そのイチョウの木が随分陰になりまして、大変木陰があったんです。イチョウですから散ってしまいますもんで、大変だっていうことでいつの間にか切られてしまって、そのところは隅ですけれども、商工会の婦人部が花壇をつくって、いつもきれいに手入れをしていたんです。なくなってしまいましたけども。  やっぱり、今、桜のほう見ましたけれども、桜の木が随分大きくなって、あずまやがあって、そしてそのあずまやの下を水が潜り抜けるようになってます。夏はほとんどずっと流しているそうです。今は冬ですもんで多分流れていなかったんではないかと。タイマーで流れるようになってるっていうんですから。  やっぱり町民も憩えるような、そういう植林もする、ベンチも置く、それから街灯も必要です。しっかりと、今まだ設計で考えてる途中ですから、十分にその点配慮していただいて計画をしていただきたいと思います。  そこで、1つ指摘しておきますが、皆さん御存じのように、タクシーが、三交が営業所なくなったんです。これ調査されてますか。  尾高タクシーしかおりません。タクシーの運転手に聞きました。この計画では、タクシーの置き場、タクシー何台置けるかなと思ったら、9台置けるんです。今さっきした。  実は、尾高のタクシーは湯の山を含めて9台なんです。9台しかいないんです。湯の山は2台行ってるんです、駅。菰野駅は最高でも7台なんです。7台全部のタクシーが菰野駅に集中するということはまずないんです。調査されてないです。これだけ必要ないです。三交が菰野駅に入ったりすることはもうできません。営業上ね、三交は営業権を失ってしまいました。なくなった、営業所がなくなったからです。この辺も十分に調査してください。  それと、一番大きな問題は送迎のときなんです。送迎。送るときはまだばらばらとしてるんですけど、迎えのときです。時間帯は午後の6時から8時、集中。大体30台から多いときは50台ぐらい並ぶというんです。東町の通りがあります、前の三重銀行のとこです、突き当たったとこ。そこまではみ出す。冬は寒いですから、エンジンかけっ放し。大変迷惑だということです。これをなくそうと思うと大変なスペースが要ります。前の三重銀行の跡を、あれ駐車場にされてますけど、一遍、調査していただいて、これは改善できるっていうのはもう相当なスペースをせんことには改善できないですが、でき得る限りの最善の対策を講じる必要があると。この点は指摘しておきたいと思います。よろしくお願いします。  幾つか挙げましたけれども、課題を整理をしていただいて、そして年度内に設計を仕上げ、来年早々、工事にかかり、年度内に工事が完成されるように、半分は、強く求めておきたいと思います。  次に、コミュニティ道路です。このコミュニティ道路は、御存じのように、都市計画街路です。コミュニティ道路に計画変更したんです。今どこら辺まで進んでるんですか。一向これも進んでません。  資料、先ほど示した三区のコミュニティ道路というやつをちょっと見せてもらえますか。  こちらが近鉄菰野駅でわかります、ちょっと赤字で書いてあるの西覚寺です。その間、これ平成、下に書いてるんです、平成25年度用地補償、すなわち買収、ことしの買収をこういうふうに考えていますということなんです。一体どこまで進んでるんですか。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 三区コミュニティ道路につきましては、町長答弁にもありましたとおり、関係者並びに地権者と調整中でありますので、完成等の時期というものはお示しできるまでには至っておりません。  今後もできるだけ早期の完成を目指して、地元の協力をいただきながら進捗を図ってまいりますので、御理解をお願いいたします。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) これ随分早くから計画されて、もう何年になるんですか。ことしの予算で町道本町停車場線3,150万円ついてるんです。全く無執行ですか。こないだのときには、近鉄のところをです。  ちょっと写真見せてもらえますか。  5番、これです。西向いて西覚寺の鐘つき堂です、まともに当たります。もうほとんど残りません。  しかし、この左側で、左側が線路です。ここの近鉄の線路側の用地買収について、協議をしているということであったんです。どこまで進んでるんですか。いつになったら完成するんですか。これはだめです、完成の目標年次をきっちり明記しないといつまででもいきます。目標を持って何年に完成させるんですか。再度答弁願います。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 今、御指摘がありました近鉄の用地あるいは補償の件でございます。  これにつきましては以前、24年度ぐらいからもう協議を進めておりまして、それについて、今回の三区コミュニティ道路と既存の町道、南北の町道でございます。そこが交差点になるというところで協議等を進めております。停止線の関係もございまして、公安委員会にも説明と言いますか、申請をしておるというところでございますが、公安委員会のほうがなかなか調整中ということで進めておられません。先月末ぐらいですか、ようやく西警察から本署のほうに提出をしたというところ。それがオーケーであるならば近鉄のほうもオーケーというふうに聞いております。何とか年内には解決をできればというふうに思っておりますし、補償等につきましても年度内で執行というふうなことを思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 私、この今の写真、西覚寺のとこのもう一遍写真出してもらえますか。鐘つき堂。  この写真を撮っているとき、右側の家が谷さんです。この方とお話をしまして、私、驚いたんです。まだコミュニティ道路生きとるんですかって。  なぜこんなことになったかと言うと、菰野広報5月号に街路計画が廃止されましたって載りました。あれを見て、もうなくなったんやと思ってたんです。  すなわち、全然行ってないんです。一番大事なこの入り口の部分、谷さんです。もうなくなったんと違うんですかと言うんです。一体どんな説明してるんですか。関係者に対して、用地買収の協力要請とか、あるいは地元の関係者への説明が、どうなってるんですか。お聞きします。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 当然、事業実施前には各地権者の方々、あるいは地元の関係の方々に対して説明会を行う予定でございました。それにしましても近鉄のほうの関係、公安委員会の関係のほうで、そこが確定をした折には駅前広場及び三区コミュニティ道路の地権者の方々にまとめて説明会を開くというふうな予定をしておりましたので、今までちょっとおくれたところがございます。  ただ、個人名では申しわけないんですけども、お邪魔をしてもなかなか会えなかったというのは事実にありますので、努力もしております。申しわけありませんが、今後、説明会等に努力をしたいと思います。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 全く私は無責任だと思うんです。もう本当に。もうなくなったと思った、一番大事なところが。  私も、今の鐘つき堂、これ移転できるんかということで大変心配で、山田さんで、私、同級生ですもんで、一遍説明に行けって言うてたこともあって、説明にはどうもことし説明に行ってくれたんです。ここだけは行ってるんです。本人も、もうなくなったんと違うって言うて、いや、なくなってないよということやったもんで、ちょっと説明に行ってって言って、行ってもらったんです。  町もこれはもう知っとることだと思いますけども、移転はできるんです。方法あります。見性寺の山門、御存じだと、あれは古い歴史があります。あそこは鐘つき堂があそこに、門の中に入っとるんです。何て言うんかって言ったらね、鐘楼門というふうに言うんです。鐘楼門。だからそうやってしてすれば、あそこには門がありませんので、鐘つき堂を移転できるということでございます。十分できます。  私は都市計画審議会入ってました。区長は、そのときに、いわゆる街路計画廃止のときに、何て言ったか。早くこのコミュニティ道路を、早くしてほしいと。区長、この三区の区長です。そのことをつけ加えたんです。ここまで行きゃ、もう私らは残念やったんですけども、賛成してしまいましたけど。  しかし、条件つけた。早くコミュニティ道路を完成させてほしいということで。これにも問題ありますけど、7メートルで片側歩道、こんなことあり得ない。これはもう久留美議員が何度も言うてますけど。だから目標を持ってください。いつ完成させるんですか。再度答弁してください。 ○議長(渡辺 昇君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 申しわけありませんが、まだ調整中というところでございます。これからも粘り強く交渉をしてまいりたいと思います。できる限りの早期完成を目指したいと思います。御理解お願いいたします。 ○議長(渡辺 昇君) 中川哲雄議員。 ○13番(中川哲雄君) 計画性なかったらいつまででも放置されます。計画持ってください。いつまでに完成させるという工程表つくってください。こんなことでは困ります。  次、行きます。もう時間ありませんので。ヒラマツヤの交差点です。  ちょっと写真6。  もう完成間近です。  オープンは12月24日。これ左側に、これ駐車場なんか余り駐車もされてませんけども、こういう空地があるんです。それから、ヒラマツヤの裏、裏も未利用地があるんです。こんな条件がそろった、すなわちちょっと引っこんでもらうと。これほど条件のいいところはないんです。都市計画街路が撤廃されていなければ、3月26日でしたか、の日付で都市計画街路が廃止されたということです。これがなかったら絶対こんなことにならんです。しかも条件が随分よかった。ところがこのありさまです。何でこんなことになったんですか。危険な交差点がほぼそのまま残る。絶好のチャンスを逃した。私は、本当にこれはもう驚きました。何でこんなことになったの。  ヒラマツヤさん、一体どうやったんやと。私はヒラマツヤさんとよく御存じですので、何を言われるかわかりません、ヒラマツヤさんが悪くなったら商売できないですよ、立場が。だから去年の6月に改築の計画がありますということを都市整備課のほうへ言うていっとるんです。私のとこは改築しますのでと。何の返事もない。だから設計図ができ上がったのが12月末、去年のです、12月末に都市整備課へ提出した。業者から。やっと1月になって来たって言うんで、ことしの1月になって。一定協議もされたようです。そして3月に立ち会いやっとるんです。立ち会いやってます。町は来る、三区の区長も来る。それから東の空地の所有者も来る。これ遠いとこの人ですけども。それから南の未利用地の人も来た。全部一堂に会したんです。そしてヒラマツヤさんは行政に対して、西側の空地を買収してくれたら十分にできるから頼むと、行政にお願いもしてるんです。ところがその後、何の音さたもない、6月まで何の音さたもなかったんです。7月にはもう絶対に着工しなければ間に合わないと、オープンに。着工したんです。私はこれほど、ヒラマツヤさん言うんです、これほど1年もたったと。6月に、去年の6月に言うて、そして6月まで何にも協議が進まない。これほど役所というのは遅いのかなと思ったって。これが感想です。  そして、この危険な交差点がいわばそのまま残った、危険な形で。先ほど久留美議員出した、100人ぐらいがここ通行するんです、子どもたちが。極めて危険です。  ほんで、これ前も指摘してますけども、都市計画税30年間取ってきたんです、約11億円でしたか。本当に、そして都市計画街路はすべて廃止、公園も廃止、そしてこういう現状でしょ。一体、大変な事故が起こって、命にかかわるような事故が起こったらだれが責任取るんですか、これ。だれが責任取るんですか。町の責任は本当に私は重大だと思います。特に町長、あなたは最高責任者ですから。こんな好条件のところさえ危険を回避することができなかった。都市計画街路が廃止されていなければ、これ3月なんです、廃止したんは。6月の時点で、もう去年の6月の時点で建てかえるということを言うとるんです、行政に。都市計画街路が、廃止されなかったらこんなことに絶対ならなかった。町長の責任は重大である。このことを指摘して、私の質問を終わります。 ○議長(渡辺 昇君) 以上で中川哲雄議員の一般質問は終了いたしました。  ここで暫時休憩いたします。               午後 4時20分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 4時41分 再開 ○副議長(出口利子君) 再開をいたします。  一般質問を続けます。  それでは、7番議員、八木孝明議員、登壇願います。            〔7番 八木孝明君 登壇〕(拍手) ○7番(八木孝明君) 7番議員、公明党の八木孝明であります。  一般質問をさせていただきます。  本日最後の一般質問で、皆さんお疲れだとは思いますけれども、よろしくお願いいたします。  質問第1点目は、歩道の整備について。生活幹線道路、生活道路の整備とバリアフリー化の取り組み状況について。2点目が健全な財政の確立、菰野町行政改革アクションプログラムの財政の取り組みの経過と複式簿記、発生主義会計、公会計の導入についてであります。  まず初めに、歩道の整備について質問をさせていただきます。  人と環境に優しい町、この政策の体系の道路網の整備充実と公共交通ネットワークの充実、施策の方向性、生活幹線道路、生活道路の整備について質問をいたします。  高齢者や障がい者が活動できる環境づくりの現状と課題では、高齢者や障がい者が住みなれた地域で生きがいのある生活を送るためには、趣味やスポーツ活動、就労など、さまざまな活動の場において、それぞれの能力に応じた社会活動への参加を推進していく必要がある。その要望も高まっています。高齢者や障がい者が安心して生活できるよう、公共施設へのスロープの設置や段差の解消に努めるとともに、世代間交流や地域交流など、さまざまな機会を通じて、お互いが理解し合い、尊重し合えるようなソフト、ハード両面からバリアフリー化による社会参加を推進するとあります。安全で快適に利用できる道路環境の維持、向上に向け、各道路の役割に応じた車道や歩行空間の確保、バリアフリー化などに努める、この施策の実施状況、取り組みの経過をお伺いいたします。
     質問の2点目は、持続可能な町のために、効率的で責任ある財政運営での施策の体系、財政運営の健全化について質問をいたします。  効率的で責任ある財政運営での現状と課題で、経常的な一般財源の増加は見込みにくい状況の中で、当町の財政指標は社会保障費などの義務的経費、物件費、補助費などの増加が見られ、経常収支比率が高く推移し、財政が硬直化の傾向にあるとし、その改善に向けて、財政の健全化では、行政の役割を明確にしながら、行政コストの検討及び経常経費の削減の検討を行う。  また、財政改革を進めるため、新たな地方公会計制度に合わせて、コスト意識の徹底を行うとともに、町が持つ社会基盤や施設のストックマネジメントに努める。  さらに、限られた財源を有効活用するため、事務事業の評価と見直しをする中で、費用対効果に照らして財源の重点配分に努める施策の方向性を示してみえます。  また、菰野町行政改革アクションプログラムでは、平成18年度に現行の事業別予算方式の検証、平成19年度に事務事業評価と予算の連動に向けた新予算システム検討。取り組みの項目としては、バランスシート等の研究。具体的な取り組みの内容は、地方公共団体の総合的な財政分析に関する調査研究報告書に基づく、バランスシートや行政コスト計算書を活用した財政システムの研究を行う。期待される効果として、効果的な予算執行とバランスシートの結果を用いた財政分析を行うことができ、適正な財政運営が可能になると位置づけをされております。これらの取り組みの経過をお伺いいたします。その経過と複式簿記、発生主義会計の導入、公会計の導入についての方向性、考え方をお伺いいたします。  以上が第1回目の質問であります。 ○副議長(出口利子君) 八木孝明議員の一般質問に答弁を願います。  石原町長、登壇の上、答弁を願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 7番議員の八木孝明議員の御質問にお答えしたいと思います。  まず、歩道の整備についてであります。町内の主要路線である吉沢潤田線、潤田池底線、菰野三区コミュニティ道路等においては、社会資本整備総合交付金により国からの補助を受け、道路改良事業を実施中でございますが、歩行者の安全性確保のため、歩行空間の設置についても配慮しているところであります。  また、バリアフリーにも対応するため、車両乗り入れ部及び車道の開口部等、縦断方向の平たん性が確保されるよう計画しております。  また、既存のマウンドアップ型の歩道については、利用状況等を十分勘案の上、改修について検討を行ってまいりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。  続きまして、菰野町行政改革アクションプログラムの取り組みの経過と複式簿記、発生主義会計、公会計の導入についての質問をいただきました。  公会計、いわゆる官庁会計につきましては、地方自治法の規定に基づき、現金主義会計が採用され、このことにより議会で承認のなされた予算が適正、確実に執行されたかどうかについて確認することができるようになっております。  また、自治体財務に関する情報につきましては、複式簿記会計や発生主義会計、いわゆる新公会計制度による財務書類のほかにも、決算統計による数値や財務指標、健全化判断比率による財政指標、普通交付税算定における財政力指数など、既にある各指標等による財政分析を行い、これを財政運営に活用しているところであります。  次に、新公会計制度につきましては、既にある決算統計等の財務に関する指標では十分に把握することができない資産や負債のストック情報や各事業に要する正確なコストに関する情報など、現行の公会計で得られる情報を補完するものとして、公会計に複式簿記や発生主義会計の考え方を取り入れようとするものであります。  なお、新公会計制度の財務書類につきましては、総務省から基準モデルと総務省方式改訂モデルの2つの方式が示されるほか、東京都など、独自方式による取り組みも見られるところであり、全国統一基準での取り組みとなっておらず、他団体との比較が行うことができないこと等が課題となっております。  これまで新公会計制度につきましては、矢田富男議員からの質問でも議論させていただいておりますが、当町の取り組みといたしまして、財務書類に関してはどのように分析し、活用するのかということが重要であるという認識のもと、まずは普通会計決算ベースでのバランスシート、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書の財務書類4表の試算を行い、継続して特別会計や企業会計、一部事務組合等を含めた連結財務書類4表の作成や、その分析並びに活用手法等について研究しているところであります。  今後の地方財政の見通しにおいては、人口減少と超高齢社会への対応等から、財政構造の弾力性はますます失われていくものと見込まれ、これまで以上に財政の効率化、適正化を図る必要がありますので、予算編成過程での十分な議論や、計画的な予算執行を徹底するなど、責任ある財政運営を遂行してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(出口利子君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  八木孝明議員。 ○7番(八木孝明君) それでは、1点目の歩道の整備について再質問をさせていただきます。  バリアフリーとは、高齢者や障がい者が生活する上でのバリア、障害を取り除く、フリーにする、だれもが暮らしやすい社会環境をつくる考え方であります。交通バリアフリー法の見直しに合わせ、ハートビル法との一本化を決めたバリアは最初からつくらないとするユニバーサルデザインの観点も踏まえ、生活環境のインフラ整備により、総合的にバリアフリー対策を進めていく新バリアフリー法が、これは高齢者、障がい者等の移動円滑化促進法、これが平成18年6月に成立をいたしました。  これまでは駅やビルなど、いわばバリアフリー化の整備対象は点として存在していました。新法は整備対象を面として広げ、地域一体を総合的にバリアフリー化することを進めることになります。従来の交通バリアフリー法では、1日の利用者が5,000人を超える駅を基本としていました。  しかし、これでは大都市しかバリアフリー化は進まない。新法の大きな特徴は、この縛りを解いた点にあります。  高齢者や障がい者の利用が多い施設をつなぐ道路、公園、駐車場を新たに新バリア法は加えました。  これらの施設等は新設か改良する際に、バリアフリー化が義務づけられます。  既存の施設等についても、努力義務が課せられます。  基本構想の策定に当たっては、住民や事業者、施設を利用する高齢者、障がい者等の意見や提案が十分に反映されるよう、住民参加型の協議会の設置で進められていくべきものですが、このバリアフリー化についての取り組みの経過について再質問をさせていただきます。 ○副議長(出口利子君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 住民の意見が反映されているかというところでございますが、現在、住民参加型の協議会等の設置はないと判断しております。住民の意見が反映されるよう、地元区と十分に協議しながら歩道等の整備を行っております。  また、今後も菰野町における高齢者、障がい者等の移動等の円滑化のために必要な町道の構造の基準に関する条例に準じ、地元区と綿密に調整を図った上で事業を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。 ○副議長(出口利子君) 八木孝明議員。 ○7番(八木孝明君) 事務局、済みませんが、地図の提示をお願いいたします。  これは、306、それから川原町、体育館とか福祉センターのある通りでありますけれども、旧ガラスメーカーの跡地の住宅について、ここは新たにこういう住宅がつくられるに当たり、バリアフリーに向けた歩道になっていますけれども、赤い印のついてある部分で、この部分についてのバリアフリー化、整備は十分ですか。高齢者や障がい者が安心して生活できる、歩行できる公共施設へのスロープの設置とか段差の解消に努められていますか。 ○副議長(出口利子君) 都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 先ほど地図で示されました306号から町民センターへ向かうところでございます。  東のほうにつきましては町民センター南多目的広場前ということで、条例に基づいた歩道の設置を行い、多くの高齢者や障がい者の方々が安全に安心して移動できるように整備をいたしました。  御指摘のとおり、開発で行われたところについても歩道等の整備がされておるところでございます。  先ほどの地図の赤い部分につきましては、町長の答弁にもございましたとおり、既設の物についてはまた利用状況等を勘案しながら整備をしていきたいというふうに思います。現状、少々マウンドアップがきついようなところも見受けられます。改修等につきましてはその点も考慮しながら検討してまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○副議長(出口利子君) 八木孝明議員。 ○7番(八木孝明君) そうです。現状は非常に段差がついていて、高齢者、また障がい者の歩行が非常に厳しいという状況になっております。  特にこの道路、またほかの地区にあっても、高齢者、障がい者がスムーズに歩行できる施設に充実を図る箇所があると思います。そういう意味では優先順位とか言われますけれども、高齢者、障がい者に優しく、また安心・安全に生活できる環境の整備に向けて、さらに努力をしていただきたいと思います。  続きまして、健全な財政の確立に向けての再質問をさせていただきます。  事務局、済みませんが、新聞の上のほうを提示願います。  財政の見える化への挑戦。総務省モデルの見直し、活用できないとの不満で、研究会が来年の3月に制度一本化に向けて検討を進めているというものであります。  現在、自治体が導入している公会計モデルは4種類に大別できます。旧総務省方式、基準モデル方式、総務省方式の改訂モデル、それに東京都方式があります。  我が国の公会計改革議論は1980年に始まりました。その後、2000年、2001年と自治省及び総務省の2つの研究会が旧総務省モデルを公表し、財務諸表作成に弾みがつきましたが、新しい公会計制度導入の機運が一気に高まったのは夕張ショックからであります。財政破綻を未然に防止する自治体財政健全化法の制定と並行し、総務省は基準モデル等、同改訂モデルを提示しました。東京都は独自の会計基準策定に着手し、2006年に新会計制度を導入しています。  各モデルの特徴で、記帳、税収の扱いなどは異なっていますけれども、この新聞の比較についてですけれども、総務省方式改訂モデル、それから基準モデルについては、作成する財務書類は貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書と資金収支計算書になります。東京都の会計基準は作成する財務書類、貸借対照表、行政コスト計算書、正味財産変動計算書、キャッシュフロー計算書であります。複式簿記の導入につきましては、総務省方式改訂モデルは決算統計を変換し、また基準モデルについては発生の都度、また年度末に一貫して複式に仕分けをしています。東京都会計基準では日々の会計処理で複式仕分けをしております。この複式の作成時の負担については、総務省改訂モデルについては、当初は軽微でありますけれども、継続作成時には負担がかかる。  また、基準モデル、東京都会計モデルについては固定資産台帳整備などの負担が当初はありますけれども、継続策定時には軽微になるという内容であります。税収の取り扱いについては、総務省モデル、改訂モデルは持ち分として扱う。東京都会計基準については、収益として扱うというところが違う点でありますけれども、総務省は4つに分かれていて、なおかつ現在、使用、導入されている内容が、なかなか使いにくいという問題も含めて、標準モデルか東京方式を念頭に、モデルの一本化が検討されているのは現状であります。  東京都は、先ほど言いました平成18年度に東京方式を導入いたしました。この新公会計制度は説明責任の樹立やマネジメントの活用などへの効果が期待をされています。  菰野町としても財政改革プロジェクトでの取り組み経過を伺いましたが、単式簿記、現金主義会計が現在の制度ですけれども、この制度についての長所、課題についてどう認識されているかお伺いをいたします。 ○副議長(出口利子君) 財務課長、位田 進君。 ○財務課長(位田 進君) 現在の現金主義会計制度の長所と課題ということでございますけども、先ほども町長のほうから御答弁ございましたように、現金主義会計、現在の公会計につきましては、地方自治法に基づき採用されているものでございまして、まず課題といたしましては、やはり単式簿記ということでございますので、現金以外の資産や負債の把握ができないということや、減価償却費等の現金の移動を伴わない情報、それから行政サービスにおけるフルコスト情報が把握できないというようなことが挙げられると思います。  また、長所といたしましては、現金の収入支出、つまり現金の移動のみを記録するものでございますので、議会で承認いただきました予算が適正かつ確実に実施されているかどうか、このことが容易に確認できるということが挙げられると思います。  以上でございます。 ○副議長(出口利子君) 八木孝明議員。 ○7番(八木孝明君) 現行の制度の長所、課題についてお伺いしましたけれども、現金の流れを説明することに主眼を置く単式簿記、現金主義会計は、先ほども財務課長が言われたように、予算執行状況を明確に表示できること。簡単でわかりやすいっていうところが長所であります。  その反面、社会資本整備に投資された蓄積と、そのために抱えている負債といったストック情報がなかなか得れない。  また、減価償却費や退職引当金など、現金の移動を伴わない費用の概念がないため、行政サービスに要したコスト情報が把握できないという問題点もあります。  行政改革での取り組みの経過、バランスシート等の活用について取り組みをされました。総務省、平成19年10月に新地方公会計制度実務研究会報告が出されましたけれども、この総務省の位置づけについてお伺いをいたします。 ○副議長(出口利子君) 財務課長、位田 進君。 ○財務課長(位田 進君) 位置づけにつきましても、先ほど町長のほうから御答弁申し上げましたとおり、この新公会計につきましては、現在の地方自治法に基づく現金主義会計を補完するものということが位置づけられておるものでございます。  以上でございます。 ○副議長(出口利子君) 八木孝明議員。 ○7番(八木孝明君) 平成19年10月に、新地方公会計制度実務研究報告が提出されましたが、総務省方式改訂モデルと標準モデルが示されましたが、多くの団体は基準モデルを採用していません。  総務省方式改訂モデルは新たに固定資産台帳を整備することなく、既存の決算統計情報が活用でき、貸借対照表の整備が比較的容易であることや既存の財政システムの大幅な変更が伴わない点があります。  総務省の報告では、財務処理の体系化に当たっては発生主義を活用した基準設定とともに、複式簿記の考え方の導入を図り、貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書の4表の整備を標準化することが規定されています。これらの財務諸表は法令等により作成が義務づけられているものではありません。現行の地方自治法に基づく現金主義による決算種類などの情報を補完する位置づけとされております。  再質問として、貸借対照表、行政コスト計算書の活用、どのように認識をされていますか。 ○副議長(出口利子君) 財務課長、位田 進君。 ○財務課長(位田 進君) 貸借対照表、いわゆるバランスシートでございます。それから行政コスト計算書の活用についてということでございますけども、まずバランスシートにつきましては行政が住民サービスを提供するために保有している資産と、その資産をどのような財源で賄ってきたかを総括的に対照表示するもので、いわゆる資産と負債等のバランスを明らかにすることで、またこれを分析することで資産に対する世代間の負担とかバランス、あるいは資産の老朽化の状況等も確認することができるのではないかということを認識しておりますし、また行政コスト計算書につきましては1年間の行政活動のうち、例えば福祉サービスとかごみ収集等のいわゆる資産の形成に結びつかない行政サービス、これらの経費と、その行政サービスの直接の対価として得られた財源を対比させたものでございます。  また、減価償却費等のいわゆる見えないコスト、これも含めたフルコスト分析ができるというところで、結果として行政目的別、あるいは事業別、種類別の財務分析、セグメント分析等とも呼ばれておりますけども、こういったものに活用できるのではないかと思っております。  以上でございます。 ○副議長(出口利子君) 八木孝明議員。 ○7番(八木孝明君) 複式簿記、発生主義の、企業会計の考えを取り入れる公会計制度の改革による期待される効果、課題、町民にわかりやすく情報が伝えられるという視点もありますけれども、そのお考え方をお聞かせ願います。 ○副議長(出口利子君) 財務課長、位田 進君。 ○財務課長(位田 進君) 新公会計制度に対する期待と効果ということ、期待される効果と課題についてということでございますけども、新公会計制度につきましては現行の単式簿記による官庁会計を補完するものでございまして、期待される効果につきましては、八木議員も冒頭申されました、いわゆるアカウンタビリティ、住民に対する説明責任の充実ですとか、先ほども御答弁申し上げましたが、貸借対照表等の財務書類から得られる情報と言いますか、資産、負債等のストック情報等について財政運営への活用等のツールの1つとして期待されると思っております。  一方、新公会計制度の導入につきましては多くの課題が挙げられるというところでございまして、まず1つ目には、現在、全団体が同じ基準により財務書類を作成していないことから、いわゆる類似団体等、他団体との比較を的確に行うことができないということや、作成には人員や予算を要するということも挙げられますし、また実務上の課題といたしましては、まず財務書類をどのように分析、活用するのかという作成本来の目的に留意しなければならないということであると思っております。  以上でございます。 ○副議長(出口利子君) 八木孝明議員。 ○7番(八木孝明君) 当町は自治省の現金主義という形であるわけですけども、こういう制度を3月に向けた改訂が進められていますけれども、この間、バランスシート等の研修等に職員等を派遣されていると思うんですけども、町職員への研修、講習等についての支援についてお伺いをいたします。 ○副議長(出口利子君) 財務課長、位田 進君。 ○財務課長(位田 進君) 職員への研修ということでございますけども、新公会計制度の導入にかかわらず、まず財政運営というところでは効率的で責任ある運営を行っていくためには、予算編成及び予算執行において、全職員がやはりコスト意識を持って取り組んでいく必要があるということを思っております。  新公会計制度に関する情報提供あるいは研修も有効ではあると考えておりますが、予算編成での予算要求の前段としての事務事業の十分な議論、あるいは予算決定後の時間軸を含めた適切な予算執行などが重要と考えております。そのための意識改革や体制づくりをどのように進めていったらよいのかというようなことを十分に検討してまいりたいと存じます。よろしくお願いいたします。 ○副議長(出口利子君) 八木孝明議員。 ○7番(八木孝明君) 今までの質問の中で、明らかになってきた点を再確認しときたいと思いますけども、なぜ公会計が必要なのかと。従来、公共部門の会計は、歳入歳出会計と呼ばれて、資金の収入、歳入と支出、歳出を記録するものであります。住民から集めた税金が議会で承認された予算どおりに適切に使われているかを管理する大変すぐれた仕組みであります。  しかし、公共施設や社会基盤、インフラなどの資産、地方債といった負債の総額や変動がわからないという短所もあります。  このため、資産、負債の現状を踏まえた管理を行うことや事業や施設に係る費用を把握し、評価に生かすことができませんでした。この課題を解決するために従来の歳入歳出計算に加えて、企業会計の考え方を取り入れたのが新しい公会計制度を導入することになりました。  発生主義で何がわかるのかという点につきましては、従来の公会計では、発生主義とは、従来の資金の収入、支出があったときに、その事実を記録してきた現金主義ですが、発生主義は資金の出入りがなくても資産、負債の経済価値が変動する事実が起きたときに、その増減を記録する考え方であります。  そういったことから、税金を預かった住民に対して、説明責任を果たすために必要不可欠なものであると言えます。  事務局、済みませんが、新聞の下のほう。  先ほど、町長また財務課長も言われてますように、4本の主なものがあって、それが一本化に向けて進められているわけですけれども、公会計の目的は、先ほど言いました事業評価などの意思決定に役立つ情報を提供するということもありますけれども、より重要なのは、納税した住民に対して、説明責任を果たすことであります。  その観点からも、適切な公会計基準、それを策定する設定機関というのは、極めて重要な役割があるわけですけども、残念ながら今の日本においてはそういう基準に合っていないというのが現状であります。会計士、亀井さんの見解と言いますか、我が国の公会計制度改革の現状をどのように見てますかという点ですけれども、会計理論では複式簿記から各書類、財務書類です、を整合的に導く計算構造が不可欠で、この論理性が住民への説明責任を果たしている担保となっている。  しかし、我が国の内容については、基準となるものが決まっていないという点、含めて、あわせて会計のモデルの一本化も必要なことですけれども、総務省モデルには、税収に対する考え、総務省は持ち分ととらえているというところでありますけれども、この考え方に従えば、自治体の純資産がマイナスになった場合には、それも住民に帰属させることになる。増税を合理化する根拠を公会計が提供することになり、これは国際的に見ても受け入れられる、容認できるようなものではないという制度であります。  以上、現状の問題点含めてありますけども、最後に三重県の動向について、資料をお願いいたします。  平成23年度の会計報告に対して、もう少し大きくなりますか。もう少し下の黒の印とか、それから三角とか含めてありますけれども。ちょっと待ってください、済みません。  現実に、各三重県の導入してるところ、基準モデルでの公表、それから総務省方式改訂モデルでの公表、総務省方式での公表、独自のモデル公表。  もう少し印のほうを見せていただきたいんですけども。
     あと無印、公表してない、または作成してない団体とありますけども、具体的な取り組みの状況について、上の表ありますように、津市、四日市、黒の三角です、あと菰野町につきましては当然今、現金主義ですから、会計そのものについては、公会計、そういう内容になってないという点ありますけども、現実には先ほど言いましたように、予算で執行部側から示されたものが、確実にと言いますか、町民の皆さんからいただいた税に対して無駄な活用をしないということも含めて、説明責任を果たすという点においては、特に公共施設、社会インフラの整備における減価償却とかという点についても、きょうも藤田議員のほうから質問をされてましたし、また下水道の問題も含めて質問がされてますけれども、複式簿記、公会計の導入が必要であるというふうに私自身は感じますけれども、最後に町長の見解をお伺いして、私の質問は終わらせていただきます。 ○副議長(出口利子君) 石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 発生主義会計等の新公会計制度につきましては、現行の公会計を補完する財政運営に係るツールの1つであると認識しておりますが、先ほども財務課長が答弁しましたような実務上の課題も多いということが現状であります。  今後とも、既に活用している決算統計や健全化判断比率等の指標による財政分析等も行いながら、まず事業のイニシャルコストやランニングコストを含めたライフサイクルコストを考え、財政運営に関するマネジメント力を高めてまいりたいと存じますので、御理解いただきたいと思います。 ○副議長(出口利子君) 以上で八木孝明議員の一般質問は終了しました。  以上で本日予定をしておりました日程はすべて終了いたしました。長時間にわたり、皆さんの御協力ありがとうございました。  本日は、これにて散会いたします。御苦労さまでございました。               午後 5時25分 散会...