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平成22年第1回定例会(第3日目 3月11日)

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    平成22年第1回定例会(第3日目 3月11日)


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    平成22年第1回定例会(第3日目 3月11日)         平成22年菰野町議会第1回定例会(第3号)                平成22年3月11日(木) 午前10時00分開議              ~~~~~~~~~~~~~~~     第1 代表質問   第2 一般質問 1.会議に付した事件   日程第1 代表質問、日程第2 一般質問 1.出席議員(18名)   1番  服 部 住 雄 君        2番  星 川 佳 信 君   3番  藤 田 賢 吾 君        4番  出 口 利 子 君   5番  益 田 和 代 君        6番  伊 藤 雅 慶 君   7番  秦   好 文 君        8番  内 田 親 根 君   9番  渡 辺   昇 君        10番  矢 田 富 男 君   11番  中 山 文 夫 君        12番  千 賀 優 子 君   13番  諸 岡 文 人 君        14番  進 士 尚 義 君   15番  増 田 秀 樹 君        16番  久留美 正 次 君
      17番  加 藤 昌 行 君        18番  中 川 哲 雄 君 1.欠席議員(0名) 1.説明のため出席した者(20名)   町長      石 原 正 敬 君   副町長     増 田 幸 生 君   副町長     原 田 賢一郎 君   教育長     櫻 木 政 史 君   消防長     内 田 眞 伸 君   総務課長    大 塚 健 児 君   企画情報課長  高 橋 正 士 君   財務課長    諸 岡 高 幸 君   税務課長    森 脇   隆 君   住民課長    川 瀬   敏 君   会計管理者   坂 倉 博 幸 君   子ども家庭課長 高 田 峰 昭 君   健康福祉課長  柴 田 英 二 君   都市整備課長  松 尾   弘 君   観光産業課長  田 中 稔 久 君   環境課長    谷   利 純 君   水道課長    位 田 嘉 則 君   下水道課長   河 内 耕 二 君   学校教育課長  諸 岡 敏 文 君   社会教育課長  木 村 宜 裕 君 1.出席事務局職員(3名)   議会事務局長  山 崎 義 幸 君   書記      伊 藤   悟 君   書記      市 岡 謙 二 君                午前10時00分 開議 ○議長(内田親根君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席人員は18名で、定足数に達しております。  よって、平成22年菰野町議会第1回定例会は成立をいたしましたので、再開をいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(内田親根君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しましたとおりでございますので、よろしくお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第1 代表質問 ○議長(内田親根君) 日程第1、代表質問を行います。  それでは、こもの未来代表、出口利子議員、登壇願います。          〔こもの未来代表 出口利子君 登壇〕(拍手) ○4番(出口利子君) おはようございます。今回、私たちの会派名、無所属クラブから、こもの未来へと改名をいたしました。こもの未来を代表して質問をさせていただきます出口利子です。どうかよろしくお願いをいたします。  質問に入ります前に、この議場で今回退職予定と聞いております大塚総務課長におかれましては、長い間、行政各般にわたりまして多大なる御尽力をいただきましたこと、深く感謝をいたします。ありがとうございました。  去る1月24日、日曜日、けやきホールにおいて女性健康フェスタが開催をされました。「女性の健康、素敵な生活のために」と題して、いなべ総合病院産婦人科医、川村真奈美氏より講演をいただきました。昨年末、子宮頸がんに予防ワクチンが発売されたこと、海外では既に100カ国以上で使われており、これまで検診による早期発見ががんによる死亡を防ぐ最善の策であったが、予防接種によってがんを防ぐことができる時代に入ったこと、それでも子宮頸がんの無料利用券の使用率は先月までで約12.5%にとどまっており、自分の命は自分で守るという意識をしっかりと持っていただくことが必要かなと思います。  もう一方で、一般に経口避妊薬として知られるピルが避妊薬としてばかりでなく、女性のホルモンバランスを整えて思春期のにきびを減らし、肌をきれいにするピルの効果を受験に利用する、不妊症の治療にもつながる、がんの罹患リスクを減らす、望まない妊娠を回避する最後の手段として緊急避妊法には中用量ピルが用いられるなどピルは生活改善薬であることなど、今までの常識が大きく覆された気がしました。  また、今議会で国保税の値上げが審議されますが、この保険税の押し上げに保険給付費の年々の伸びが大きくかかわっています。病気にかからない元気な体を維持することは言うまでもありませんが、病気にかかっても、その早期発見をすれば医療費は随分少額で済みます。いわゆる健診が功を奏するわけです。少し前の防災無線で土曜、日曜日の乳がん検診受診を呼びかけていましたが、これは平日働く女性の健康を守る面でとても意義のあることです。今年度は集団健診の受診日を土曜、日曜と枠を広げていただいたことで受診率向上につながったということです。先ほどの女性健康フェスタとともに、このように女性の健康と命を守るための施策を推進していただいていることに感謝をいたします。  昨年の3月議会に、私、紹介議員として市街化区域への編入に関する請願書を提出し、採択をいただきました。民意の反映である請願が採択されたにもかかわらず月日は流れ、何の対応、進展も見られないまま今回菰野地区の湯の山、神明,1区、2区、大羽根,3区の区長の協力をいただいて要望書が提出をされました。これは菰野地区の発展を図るためには、まず商業地としてにぎわっている国道477号線と通称ミルク道路周辺地区から発展をという考えに同意をいただいたものと思います。もちろん法の規制がネックになっていることは言うまでもありませんが、それを上回る地域住民の声が大きいため今日に至っているのです。特定はできませんが、多くの業者からの出店依頼があるものと聞いています。ネックの中には、この場所が優良農地であるということも指摘をされていますが、現状を見てください、緑が広がっている場所は少なくなり、資材置き場や荒れてしまった農地も目につきます。  広大に緑豊かに広がった農地の真ん中を市街地にと言ってるわけではありません。大規模な商業施設と住宅が隣まで迫っているあの土地を、住民さんのニーズにこたえて市街化区域への編入を望むことは有効な土地活用のため必要なことだと思います。今のように複数の企業からの出店依頼のあるときを逃しては、大店舗の広がるあの地域の特性を生かした発展にはつながりません。地権者はもちろんのこと、協力をいただいた9区の区長さんも請願が採択されて以来、行政はどのような対応をして方策を考えていただいてるのか、気にしていただいていることでしょう。法的に無理だと片づけないで、菰野町の発展につながるものかどうかを判断され、そして何よりも住民の熱い思いを考慮され、前進ある調査、検討をしてください。即、解決に結びつかないとしても、経過の報告をすることや現状説明、努力の跡が見えるような話し合いの場を持つことが住民と行政が協働したまちづくりにつながるものと考えますが、いかがでしょうか。  では、本題の質問、平成22年度菰野町一般会計予算編成について質問をさせていただきます。  今年度当初予算総額219億2,828万3,000円のうち、一般会計予算117億7,000万円が示されました。歳入状況として、町税は前年度比0.6%減の50億1,445万円、これは景気後退の影響により個人町民税、対前年度比2.4%減の21億1,800万円、法人町民税、対前年度比20.3%減の2億5,250万円、固定資産税は23億1,370万円と対前年度比3.7%の増となっています。また地方交付税は普通交付税、特別交付税合わせて昨年と同額10億8,000万円です。なお、財源不足のため財政調整基金を8億円取り崩し、財源補てんをしています。これで22年度末見込み基金残高18億ほどです。  一方で、歳出予算の状況を見てみますと、義務的経費、投資的経費、その他の経費のうち、際立ってふえているものは投資的経費です。これは安全・安心対策として鵜川原小学校南校舎、体育館、朝上小学校中北校舎、千種小学校中校舎の耐震補強大規模改造事業を行い、町内学校施設耐震補強の本年度完成を目指しています。これを見ても、町長着任以来、前倒しをして児童の安心・安全のため町内の学校施設の耐震化に尽力されたこと、敬意を表します。さらに菰野幼稚園改築事業、海洋センター大規模改修事業を実施するため投資的経費は前年度比57.4%増の20億5,785万5,000円となっています。  また、その他の経費のうち繰出金は、国民健康保険税の税率改定に当たり町民負担の激変緩和のための臨時的な措置、8,500万円を講じるなどしており、対前年度比0.9%増の49億1,200万円となっています。ここでの一般会計からの繰り入れについても、国保運営協議会の場で不足分をいつも一般会計から入れるということは国保に入っていない人たちとの不公平感があるなどの意見がありました。国の政権交代と景気の先行き動向の見えない厳しい財政状況の中、第4次総合計画後期基本計画の最終年度であり、予算編成に当たって最大限に住民サービスに供するためにいろいろと苦慮をされたことと思います。昨年からの継続事業である耐震性貯水槽設置事業4,900万円も計上をされており、予算書の中の多くを占めている安心・安全対策に関する施策を中心に予算編成方針をお答えいただけたらと思います。  では2番目の質問、コミュニティバス運行の現状と今後についてお尋ねをいたします。  現在、4台のバスにて通勤、通学に利用されている4つのコースと、その後の時間帯でけやきの利用、通院並びに買い物等に利用されている6つのコースの合計10コースで運行されています。今年度の予算でも地域交通費コミュニティバス運行等業務委託として4,700万円が計上をされております。バス利用者の推移と運賃収入の推移など、お聞かせをください。  平成22年度当初予算審議資料中、事業の概要によりますと、公共交通機関の安全性と利便性とともに、より効率的な公共交通の運営を図るために平成22年10月1日から町内の主要道路を幹線ルートとして位置づけて便数をふやし、新たにタクシー事業者と提携し、予約制とした上で支線ルートとして運行する予定ですとあります。  今後の展開としては、現行バス同様に町内全地域を網羅します。幹線2路線は便数をふやして利便性の向上を図ります。支線9路線は乗降率が低いためタクシー業者と提携し、予約制乗車とします。支線は基本的に午前、往復1便、午後、往復1便で日曜日運休しますというものです。昨年の3月議会にもコミュニティバス運行について取り上げましたが、この手法はディマンド方式を取り入れた運行形態であろうかと思います。10月1日を目指してどういう形態でコミバス運行をされるのか、お聞かせをください。細かい手法については、後ほど再質問で課長答弁をお願いしたいと思います。  これで1回目の質問を終わります。よろしくお願いをします。 ○議長(内田親根君) こもの未来代表、出口利子議員の代表質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) おはようございます。こもの未来を代表されて出口利子議員の質問をいただきました。2点ほど大きくいただいておりますので、御答弁申し上げたいと思います。  まず、平成22年度菰野町一般会計予算編成について、特に安全・安心ということについて御説明をということでございますので、お答え申し上げたいと思います。  さきの提案説明において御説明いたしましたとおり、まず個人、法人町民税が減少し、厳しい財政状況でありますが、町債に安易に依存することなく、事業の必要性、有効性、妥当性、費用対効果を含めた総合的な検討と積極的な見直しを図り、平成22年度の予算編成をいたしたということであります。  そして安心・安全対策につきましては、まず発生が危惧される大震災から未来の子供たちを守るために、町長就任以来、耐震補強の早期完成を掲げて取り組んでまいりました学校校舎などの耐震補強を鵜川原、朝上、千種小学校において行い、平成22年度末の耐震化率100%を実現するとともに、老朽化した菰野幼稚園の全面改築を行う予定であります。  あわせて、町内4カ所で耐震性貯水槽の整備を行うことを予定しております。これにつきましては、実は平成22年度は2基の耐震性貯水槽の設置を予定しておったわけでございますけれども、例の政権交代による事業仕分けの中で、平成23年度以降、耐震性貯水槽に係る補助金の削減というものがまないたの上に上がりまして、今後予算編成の中でどのような方向になるかわかりませんけれども、そういう危惧もございましたことから若干前倒しをさせていただいて2基分新たに追加申請をしようというようなことで、これにつきましても国の情報等を有効に活用しながら町民のために予算編成を行ったと、知恵を絞った部分でございますので、改めて御理解いただきたいと思います。  そしてまた、老朽化した郷土資料館の取り壊しにあわせて、耐震性貯水槽、生活井戸、公衆トイレを備えた防災公園整備のための設計に着手いたしたいと存じます。さらに水道の基幹施設であります浄水池、配水池の耐震補強を促進するため助成を行うなど、ハード面の防災対策に取り組みます。さらに木造住宅の耐震診断、耐震補強の支援とともに、ソフト事業として65歳以上のひとり暮らし世帯家具転倒防止金具の支給と取りつけを行うとともに、大規模災害を想定した避難経路の検討や要援護者の安否確認などを含む町民総ぐるみ防災訓練の実施や、地区防災資機材の整備に対する助成を行い、自助、共助、公助の視点を踏まえた防災体制の強化に努めてまいりたいと思います。他にも高規格救急車の更新でありますとか、あるいは菰野分団第2班のポンプ車両の更新ということも予算計上させていただいておるところでございます。  このほかにつきましては、地域活性化に係る予算、そしてまたセーフティーネット関係といたしまして、小・中学校の要援・準援就学援助など就学支援、高校生、大学生への奨学金制度の拡充、基金を活用した高等学校等入学支援などを行うなど、また中小企業対策としても国の融資制度にあわせた保証料補給、国民健康現行保険税の税率改正に当たり住民負担の激変緩和のための臨時的繰り出し、緊急雇用対策として菰野町の実態に応じて業務委託または町臨時職員としての任用による短期的雇用と湯の山地域観光商品開発など、新たな継続的雇用の創出を積極的に行うなどの予算を編成しているところでございます。  他にもさまざま申し上げたいこともございますけれども、提案説明と重複いたしますので、安全・安心ということを中心に御答弁申し上げさせていただきました。  以上でございます。  続きまして、コミュニティバスの運行の現状と今後についてでございます。  まず、ここに至るまでの経緯という、経緯といいますか、背景を若干触れさせていただきたいと思います。  現在、菰野町が運営するコミュニティバスは、保健福祉センターけやきへのアクセスの確保のために平成11年4月から運行しておりました町営福祉バスと、平成15年3月まで三重交通株式会社により運行されていました路線バスの3路線、菰野-近鉄湯の山温泉駅線、神森-近鉄湯の山温泉駅線及び福王山-菰野線が不採算路線として廃止するのを受け、その年の4月から運行を開始しました廃止代替バスと統合し、新たに平成16年4月から菰野町コミュニティバスとして試験的に運行を始めたものでございます。そして、およそ1年半の試行運行の期間中に利用状況や利用者の意見を聞きながら運行コースやバス停の位置などの検討を再度行い、平成17年10月よりほぼ現行の路線及び時刻として本格運行を開始したものでございます。  現在の運行の形態としましては、菰野町庁舎と保健福祉センターけやき、そして近鉄菰野駅をターミナルとして町の各主要施設や病院、商業施設への利用者の交通手段を確保するため、町内38地区すべてを網羅した6路線と、また通勤、通学に利用できるように4路線の計10路線を4台のかもしか号で運転しております。  また財源につきましては、三重県からの補助金において平成17年度は補助対象経費の50%の補助率であったものが段階的に縮小され、平成22年度においては25%の補助率になる見込みであります。金額で申し上げますと、コミュニティバスの年間運行経費と三重県からの補助金額につきましては、平成18年度につきましては年間運行経費4,750万円のところ三重県補助金609万1,000円の補助を受けております。運賃収入金額を差し引いた町負担額は3,386万4,800円の支出でありました。また今年度の平成21年度については、排ガス対応車両の更新による塗装代の一時的な増加があり、単純比較が困難でありますが、バス年間運行経費5,250万円のところ三重県補助金405万3,000円の補助を受け、今年度の予想運賃収入額を差し引いた町負担額は4,091万1,000円となると予想されております。つきましては、平成18年度と平成21年度を比較いたしますと、およそ600万円増というところが町の純然たる負担額の増となっているというところでございます。  こういう背景を受けまして、議員各位からもさまざまな見直しの提案がなされて鋭意検討を重ねたところ、今後につきましては、この5年目を迎えた時期に全路線の見直しを行い、限られた財源の中で最大限の効果が発揮できるよう現在のバス事業者のほか地元のタクシー事業者などと提携し、町民の利便性の向上を図るためこの2月1日に菰野町地域公共交通会議を開き、菰野町公共交通再構築案を提示し、意見などをいただいている最中でございます。最終的には、新たな手法による運行を1年間試験的に実施し、その後、利用者の乗降数や意見、要望などを調査、分析し、さらなる利便向上につなげていけるよう考えておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  こもの未来代表、出口利子議員。 ○4番(出口利子君) 御答弁ありがとうございました。  では、一般会計予算編成について再質問をさせていただきます。  ここで少し町債部分についてお尋ねをします。  三重県の予算案の中でも、今年度は財源不足で過去最高の県債を発行したということでした。県債残高は2008年度末に1兆円を超え、さらに膨らみ続けています。菰野町の財源指標によりますと、経常収支比率の推移が平成13年度71.8%を皮切りに年々上昇をしています。平成19年度81.2%、20年度82.6%と、どこの市町にも共通して財源の硬直化につながるものです。けれど、昨今の財源不足に対応するために起債も必要なことかと思います。菰野町を一つの家庭に例えるならば、むだ遣いをして家計費を借金で賄うことは避けなければいけませんが、家族がこの先ずっと住み続けるマイホーム建設については先行投資として長期ローンを組んでお金を借りるということも必要です。今年度、学校教育施設等整備事業債臨時財政対策債などで7億620万円の町債が発行をされています。22年度見込み残高68億ほどとなっています。予算編成に当たっては町債に安易に依存せず基金活用をしていくというお考えのようです。町債がふえれば公債費として後年度負担が発生します。けれど、未来への投資のためには不足分を借金で賄うことも必要なことかと思います。期間限定の特例債などの有効利用も必要なことかと考えます。  一方で、国に対する国民の声に次のような意見がありました。国債の残高は2010年度末で約660兆円になり、新年度は税収よりも国債発行の方が多い、これでは借金に利息が雪だるまのように膨れ上がっていく、将来このツケを孫の代で負担するようになると思うと情けないという意見や、日本の国と地方を合わせた長期国債が860兆円になり、国民1人当たりの約685万円の借金になると言うが、それだけの責任、身に覚えがないなどというものです。借金については利息というものがつきものですから、長期にわたるものほど借りた金額が大きく膨れ上がります。歳入の少ない分、基金で賄えれば言うことはありませんが、諸事情があり、そうもいきません。今のような厳しい財政状況下における起債の必要性と今後の方針についてお聞かせをください。  また、今年度の予算で災害に強いまちづくり推進という施策で、東町防災公園整備事業というのが上がっています。これも先ほど町長答弁をいただきました安全・安心対策に関する施策の一つです。事業の概要として、自然災害から住民生活を守るために避難所、避難場所、幹線道路など骨格的な都市基盤施設の点検を強化し、整備充実を図ることは重要です。その中で、菰野第3区地内の老朽化した郷土資料館解体にあわせて跡地に耐震性貯水槽、生活用井戸及び公衆トイレを備えた防災公園を平成22年度、平成23年度の2カ年で整備をします。平成22年度は測量及び公園施設設計を行い、平成23年度に耐震性貯水槽の設計、設置及び公園整備などを行いますというものです。東町、旭町を含むあのあたりは人口密集地で、災害に対する備えが心配の種でした。このような事業が上がってきたことは、とても安全・安心に対する備えをしっかり考えていただいているのだなとうれしい思いをしておりますが、その詳しい事業内容をお聞かせをいただきたいと思います。  次に、コミュニティバスについての再質問をさせていただきます。  多気町の町営バスの運行方法について視察に行ってきましたので、その様子を述べさせていただきます。  多気町では、平成21年4月から町営バスの運行方法が変わりました。路線バス2台と予約運行小型バス。事務局、お願いします。ちょっと見にくいですけれども、このタクシーの前面に、フロントガラスに多気町でん多というふうに、でん多というのが予約運行小型バスの名前です。ありがとう。路線バスと今のでん多という2種類で運行しております。車は、セダン型またはジャンボタクシーで予約運行型です。通常のタクシーと異なり、路線、時刻、停留所が決まっています。じゃあ、停留所の方、お願いします。このような停留所はバス乗り場というふうに明示はされておりますが、これが予約型小型バスの停留所となっています。ありがとうございます。  利用には予約が必要です。予約受け付け時間は、午前の便は利用の前日午後10時までに予約を入れる、午後の便は利用の前日から乗車の1時間前までに予約をすることとなっています。予約の内容は、氏名、電話番号、利用日時、路線名、乗車・降車停留所名、利用人数、大人か子供かを予約のときに言います。乗車料金は、路線バス、予約運行小型バス共通、大人1回の乗車につき200円、義務教育修了前は無料となっています。タクシー会社が予約人数を応じてジャンボタクシーか小型タクシーかを決めます。一番長いところで5,240円、短いところで630円かかりますが、すべて200円で利用ができます。  いろいろな見直しについてはすべて手作業で行っています。町内にタクシー業者はなく、町外業者で3社入札をし、出来高払いで行っています。小型タクシーなどで細かく地域に入り込んでいけることが好評だそうです。今まで4,500万円の経費であったものが、この見直しによって1,000万円浮いたということです。車内広告は町のPRのみで、この事業は3年間の試行で行うということです。多気町では町営バスの担当課は町民保険課で行っており、そこの課長さんは何よりも予約制をとったということで、空で走ることの解消につながったと言っておられました。  以上、多気町の町営バス運行について述べさせていただきました。ほかにも大紀町、旧の一志町などが行っている決められた区域の中から電話で予約すると自宅へタクシーが迎えに来て、玄関から玄関までドア・ツー・ドアで運んでくれるというのもあります。この乗り合いタクシーのように利用者の希望に沿って運行するオンディマンド交通は、近年、地方の交通空白地を埋める手段として全国に広がっており、国も普及を促していますが、便利な反面、コスト高の課題があります。菰野町ではどのような運行方法をとられるのか、今回の改正のポイントとなる支線9路線の利用率などを交えて細かい手法をお聞かせください。  また千草地区の住民さんから、朝7時前半台の菰野駅発の電車とコミバスのアクセスが悪いため学生が乗れない、このため毎日送っていかなければならない、また夕方5時10分、菰野駅発のバスには学校終了後間に合わない、せめて6時台を運行してほしいなど多くの意見があります。この機会に各駅の乗降状況を調べ、路線の見直しと時間の見直しをする必要があると思いますが、いかがでしょうか。  以上、再質問とさせていただきます。どうかよろしくお願いをします。 ○議長(内田親根君) 答弁を願います。  財務課長、諸岡高幸君。 ○財務課長(諸岡高幸君) 地方債の有効活用というふうなことにつきまして再質問いただいたと理解をいたします。今、出口議員の方からもいろいろ御説明がございましたとおり、平成22年度の地方債におきましては上水道の一般会計出資債が5,660万円、それと学校施設等整備事業債に2億4,960万円、それと臨時財政対策債といたしまして4億円ございます。それぞれ地方債の性質が異なっておりまして、上水道一般会計出資債につきましては拡張事業に伴って一般会計が出資しなければならんというふうなものでございまして、あと学校教育施設等の整備事業債につきましては、これは投資的経費において町が発行する地方債、それと臨時財政対策債は、要するに最近の交付税の減というふうなものがございまして、その交付税の減額分といいますか、交付税の不足する部分を臨時財政対策債としてお借りをして、それを一本化した形の中で認めてもらって、それで交付税のかわりにするといいますか、後で臨時財政対策債の分については交付税の中でまた元利償還に値する分を100%町の中へ歳入されてくるというふうなことでございます。  というふうなことで、それぞれ種類が違うわけでございますが、それが今後、町の財政にいかに影響してくるかというふうなことを踏まえた中での健全財政というふうなことを考えいかなければならないというふうなことでございますが、1つは、歳入と歳出のバランスがございまして、先ほど出口議員の方からは経常収支比率というお言葉がございました。経常収支比率は年々増加してきております。それで公債費比率につきましては、よく菰野町は健全財政を保たれているというふうなことで県下でも一時はトップになったと、要するに健全な方から、率の低い方からトップになったこともございますしというふうなことでございます。ただ、公債費比率が低ければ町の財政は裕福かと言われれば、そうではなくて、やはり先ほど申されました経常収支比率等も含めた全般的な中でそれを解釈しなければならんというふうなことでございます。  菰野町につきましては、地方債の許可がいろんな一般単独事業債とかという交付税にはね返らない部分とかというふうな分もあるんですけども、できるだけ交付税にはね返る部分を中心にお借りして公債費に伴う財源、要するに財政の硬直化を防いでいこうというふうなことをしてきたんですけど、ただ、それだけでは先ほど出口議員がおっしゃられましたように、その年度の収支のバランスが保てないというふうなこともございまして、今回教育施設の整備にもお借りしているというふうなことでございますので、これからにつきましても平成23年度から始まります推進計画等で新たな事業が出てくるわけでございますので、当然その中には大きな大規模事業等がございましたらその分も含めてお借りしながら、ただし、そのお借りした部分についてその後、健全財政を保たれていくのかというふうなことを十分に公債費の推移を見きわめながら取り組んでいくというふうなことが財政運営、要するに公債費というふうなものを考えた中での財政運営というのは大事なんではなかろうかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(内田親根君) 総務課長、大塚健児君。 ○総務課長(大塚健児君) 一般会計予算の中での東町の防災公園につきまして質問をいただきました。現在、先ほども町長答弁がありましたように、資料館が閉鎖されまして施設及び跡地利用につきまして庁舎内で検討を行っておりまして、昨年も地域活力基盤創造交付金が設立をされましたので、その交付金を活用して公園整備事業を考えついたわけでございますが、平成22年度につきましては、先ほどもお話が出ておりますように、測量と公園の設計を行いたいというふうに考えております。平成23年度に資料館の解体と、それから40トン級の耐震性の貯水槽が設置できないかという、それにつきましての設計と設置及び公園整備を行いたいと考えております。  それと内容といいますと、取り壊した後のことになるわけでございますけれども、敷地内に現在あります既存の井戸があるわけでございますが、その井戸も活用いたしまして、くみ上げにつきましては電動ではなくて手動のポンプ等をつけて災害時にも適用できないかと。それからまた、ふだんの飲み水ということ、これは検査をせなわからんわけでございますが、そういうふだんの公園での手洗いとか、そういうものにも使えないかなというふうに考えております。それからトイレの方でございますが、これもまだ設置して今下水の方へつながっていると思いますが、十分使える状況でございますので、トイレも活用していきたいと。  それで取り壊した後でございますが、耐震性貯水槽を埋めた後でございますけれども、上はそういう避難所といいますか、公園としての施設の整備と避難所的なものを分けて形ができないかなというふうなことを今考えておるとこでございますので、とりあえず22年度につきましては測量と公園の設計を行いたいということで御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。  それから、済みません、コミュニティバスでございますけれども、町長の方からいろいろ経過等について説明をしていただきました。私につきましては、先般行いました菰野町地域公共交通会議の内容でございますが、菰野町公共交通再構築案というのを提示いたしましたので、それについてお話をさせていただきたいと思います。
     既にコミュニティバスは町内を走っておるわけでございまして、その課題等につきましては、るる出ておりましたところでございます。改正の理由といたしましては、利用者が少ない路線に対して大型や中型のバスを使った運行によりまして、現在でございますけれども、明らかに運行経費がかさんでいるという路線などを見直すということが必要である。そういうことで費用対効果の面というのを考えております。それからもう1点、車に乗れない人などの買い物や通院のための交通手段を確保しなければならない。これも今現在も行っているわけでございますが、そういう福祉の面などを両立していかなければならんということで、非常にその2つを両立させようといたしますと難しい点も出てきます。そういうことで、先ほど来出ておりますように、5年たったということで今回見直しを考えたところでございますが、その内容といたしましては、まず変更のポイントとしまして3点を上げております。  1つ目としましては、費用対効果の面から現在運行しておりますコミュニティバスの全路線を見直すということでございます。それから2つ目としましては、町内西側ルートと東側ルートの2ルートの幹線ルートを位置づけるということで、西側ルートとしましては福王山から菰野駅等の国道306号線を中心に走る幹線、それからもう一つのルートは、東側ルートといたしまして、これも発着点は朝上支所になってくるわけでございますけれども、鵜川原方面、小島方面、要するにミルク道路方面を通る2つの路線を幹線ルートとして設定をさせていただきたい。この幹線ルートをもとにバスが走るわけでございますが、それで今現在はコミュニティバスで1日全体をこれは走りますので5往復で10便という、先ほど言われましたとおりでございますが、それを7往復の14便というふうに設定をさせていただくと。この7往復14便は2本の幹線だけが走るのを本数をふやすということで、先ほど来出ておりますようにバスの時間帯が少ないから乗れないという人もみえますので、その時間帯をふやすということでございます。  それからもう一つ、3つ目でございますけれども、過去の乗降率の実績ということで、今10本の路線で走っておりますけども、1日に1人しか乗らないとか本当に少ないというところがございます。そういった点を見直すということが3つ目でございます。こういう3つの改正点を柱に今回変更させていただくというものでございます。  幹線の話になりますけれども、幹線の2ルートにつきましては、どちらのルートからも通勤、通学に利用できるように近鉄菰野駅と接続、また通院や買い物に利用できるよう菰野厚生病院やイオンタウン、ピアゴ、商店街と接続をする予定をいたしております。それからまた北方面の朝上支所、それから南方面といたしまして、けやきというそれぞれ2つの拠点を設けまして、停留所において必ず通るルートということで、けやきと朝上支所は必ずどちらの路線も通るということを考えております。現在は、午前1往復2便、午後1往復2便ということで1日に4便走っておるわけでございますが、ルートによっては2本のルートに必ず2つは同時には行いませんけれども、先ほど言いましたように1日5往復から7往復の10便から先ほど言いました14便にふやすということで、ある程度利便性が図れるんじゃないかということを考えております。  それが幹線の話でございまして、あと幹線の2ルートでは補い切れない点、要するに枝葉の部分でございますけども、その地区につきましては支線ルートというのを先ほどもお話が出ておりましたように決めまして、この支線ルートを9ルート、9つのルートを考えております。そのうち8ルートにつきましては現行の便と同様に午前1往復2便、午後1往復2便、計4便で各ルートを走るということを考えております。あと1つにつきましては、1便は湯の山関係でございまして、湯の山のバス停から湯の山の近鉄温泉駅までのルートを考えております。そういうのを合わせまして9ルートの支線ルートというのを考えております。  運行委託事業者のことでございますけれども、バス事業者ではなくて町内に営業所がありますタクシー事業者に新たに委託してタクシーの車両を使った運送となるということで、先ほど多気町の報告をいただきましたけども、多気町と同じような形で小型、また中型のタクシーを使って支線ルートの9ルートを回るということ、それから幹線につきましては、今と同じようなコミュニティバス3台で14往復するという形を考えております。  それと支線ルートのことになりますけれども、ちょっと詳しく入りますと、先ほども出てましたように電話でやはり予約制をとりたいというふうに考えておりまして、事前に予約をいただくことによってタクシー事業者への連絡をするということの配車もしていただくということを考えております。タクシーで走るということで、時刻表につきましてはまた後々の説明になると思いますけども、今バスが走っとるような同じような形で、それをタクシーが走っていくという形をとっておりますので、スタイルについては現行と余り変わらない、ただ、車両が今のコミュニティバスが走っていくんじゃなくて、タクシー、小型、中型のタクシーが走っとるということに変わると。ただ、コミュニティバスが走るのは、幹線の2ルートを走っていくということだけ御理解をいただきたいと。  それからもう1点でございますけれども、菰野小学校から神森へ結んでおります通学用のバスでございますけども、これにつきましては、今はコミュニティバスで通学をしていただいております。この廃止代替バスルートとしまして以前から路線バスがあったわけでございますので、このルートにつきましては、1本は貸し切りバスを使って子供さんたちを運び出す、あとの時間帯につきましてはコミュニティバスの時間帯で、それに帰りに乗っていってもらうとか、そういうことで神森から菰野小学校への通学用のバスにつきましては、内容は全く変わらないんですけれども、バスのあり方を変えたということで御理解をいただきたいと思います。それを変えることによりまして、やはり町内等のバス事業者の方への参加もできますし、そういうことの幅を広げていくということを考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  それから利用料金でございますけれども、どのルートも現行と同じく全く変えないということで、先ほども出ておりましたように1回の乗車について菰野町も同じく200円ということは変えておりません。それから小学生、65歳以上の高齢者、そして身体・知的・精神障害者の手帳を持ってみえる方、こういう方については1回の乗車は菰野町は100円ということで、今の現行と全く変わらない状況を考えております。  それから幹線ルート、支線ルートの乗り継ぎということで、朝上支所とけやきがそういう拠点になるわけでございますが、例えば田口の方がこちらの菰野の方へ出てこようとしますと、まず予約でタクシーの方へ予約をしていただいて、同じ時間帯のバス停がありますのでそのバス停に出かけてもらって、そこへタクシーがやってくると。そのタクシーで朝上支所まで来ていただいて、朝上支所の幹線ルートのコミュニティバスに乗りかえてもらって菰野の方面へ来ていただくというふうに、ちょっとその辺がややこしくなりますけれども、そのように変わってくるということで御理解をいただきたいと思います。  それから、ポイントの1つでありますもう一つですけれども、停留所の見直しということで、既に今、停留所があるわけでございますけども、今までどおりの停留所で同じようにバスが回っておりますとまた時間がかかることもございますので、停留所を見直しをさせていただくということになります。しかし、各地区に1カ所の停留所はつくるというのを原則にしておりまして、場合によっては2つになるかもわかりませんけれども、最低各38地区、今度39地区になりますけども、1カ所の停留所は確保するということを、そういう案を持っております。  全体的に幹線ルートの増便によって利用者数の増加が見込まれると、それから現在、近鉄菰野駅前の朝夕の送迎というのも混雑しておりますが、このあたりもある程度解消するんではなかろうかというふうに考えております。  それから、子ども家庭課が進めております次世代育成への支援対策地域行動計画の中にも掲げておりますし、また都市計画マスタープランの中でアンケートをとっていただいた中では、公共交通の便が悪いということで、非常に不満を感じている方の方が満足と感じている方よりも多いというふうな現状も出ております。そういうことでございまして、余りこの場では細かいとこまで説明できませんけれども、最終的にはそういう幹線を見直すことによって菰野駅への乗り継ぎとか、また路線バス、下村のとこを通っております四日市JR駅からの路線バスへの乗り継ぎとか、それから神森から出ております高速用のバス、これの乗り継ぎとか、そういうものを全部加味いたしまして計画を練っておるところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 以上で答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、御発言ください。  こもの未来代表、出口利子議員。 ○4番(出口利子君) 済みません、答弁ありがとうございました。ただ、駅の乗降状況を調べて、駅へ間に合わないという千草地区の人たちの声を反映できますかというのもちょっと再質問させていただきましたので、後であわせてお答えいただけたらと思います。後で結構です。  ありがとうございました、細かい説明いただきました。多気町へお邪魔したときに、これは去年でしたか、に行ったときはいろんな問題や課題があるということでしたので、最近の状況を課長さんにもう一度聞かせていただきました。  まず、当初から一番のネックになっていた住民さんからの予約についてです。でん多を使うのは主に高齢者が多く、高齢者は電話がしづらく、手間がかかるため、周知はするものの進まない状況でした。この予約になじんでもらうために49カ所地区へ何度も出向き周知を徹底し、社会福祉協議会を通じて高齢者に呼びかけた。路線上の区長を中心に直接利用者と話し合い、いかに地域を巻き込むかに力を入れた。根気よい話し合いを続け、訪問して直接話を聞いた。実際利用している人の声を反映し、輪を広げながら介護予防事業ともに連携した。利用形態として9時台が圧倒的に多く、予約は当日予約でもよいというように利用者の声を反映して業者の歩み寄りがあった。乗りかえなしで目的地へ行くというのも高齢者の声を聞いたものです。接点を求めて模索すること2年の歳月をかけて、このような見直しにより倍の利用者になったということです。何でも新しいものに変わるときはアレルギー反応や戸惑いが発生をします。一長一短もあります。多気町のように手間ひまを惜しまず、住民さんの生の声を集めたことが今回の利用者の増加につながったものと思います。  先ほどの答弁の中に、予約運行小型バスを幹線につなぐために運行するという計画案のようですが、ここでは乗り継ぐという一手間がかかります。暑い日、寒い日の待ち時間や乗りおりの回数が多いため、主に利用されるであろう高齢者の負担が心配です。多気町のように町の主な施設に限って目的地へ乗りかえなしで運ぶという方法が望ましいと思いますが、縦に長い地形を持つ菰野町では費用面で難しいかなとも思います。幸いにも地域公共交通会議も開催されておるようですので、その場での住民さんの生の声の反映を期待しています。1年間の試行期間がありますので、その間、住民さんの意見を取り入れつつ行政の基本もやっぱりしっかりと持っていただいて、皆さんに喜ばれて大いに利用していただけるコミュニティバスとなりますように私たちもできる限りの協力をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。済みません、総務課長、最後に、乗降状況のことだけ御答弁いただけたらと思います。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(内田親根君) 答弁を願います。  総務課長、大塚健児君。 ○総務課長(大塚健児君) 済みません。千草地区の方でございますが、支線ルートの5というのがございまして、5と言いましてもわからないと思いますが、支線ルートの9つのうちの5番目ということでございますけども、千草の公会所に集まっていただいて、そこから発車するというタクシーの場合でございます。これは、あと岡公会所とか消防本部、それから潤田中、潤田東、三滝園を経由してけやきの方へ来るということで、全部回ってきますと所要時間が約12分ぐらいで千草の公会所からけやきまで来るんではないかというふうに。ただ、予約制でございますので、その方が予約をしたときに、あと岡とか消防本部とか潤田とかが全くなければ直行でけやきまで来るというふうなことになりますので十分時間は短縮できるんですが、けやきから菰野駅まで、ルートちょっと細かいですので、私も今初めて聞きましたとこでございますのですぐ出てきませんけども、そういうことで千草の方ですと、けやきまで出ていただいて、そこから菰野駅というふうな形になろうと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  また待ち時間とか高齢者への配慮ということで、そりゃバス停等につきましても今もバス停の看板が1つあるだけでございますので雨ざらしのとこが大変多いわけでございますけれども、そういうことにつきましても今後の検討ということで協議をさせていただきたいと思いますので。ただ、菰野駅等につきましては、そういう屋根つきのものもありますけれども、全部の箇所にそれをつけるとなると相当な経費とかもかかりますし、その辺を今後どうしていくかというのも協議を重ねておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 以上で、こもの未来代表、出口利子君の代表質問は終了しました。  ここで暫時休憩します。休憩時間は10分程度といたします。               午前11時03分 休 憩              ~~~~~~~~~~~~~~~               午前11時21分 再 開 ○議長(内田親根君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第2 一般質問 ○議長(内田親根君) 日程第2、一般質問を行います。  発言の順序は、会議規則第49条第3項により、議長においてあらかじめ定めておりますので、その順序に従いまして発言をお願いいたします。  なお、質問時間等については、先般開催いたしました慣例・申し合わせ事項に定められておりますので、守っていただくようよろしくお願いいたします。  それでは、12番議員、千賀優子議員、登壇願います。            〔12番 千賀優子君 登壇〕(拍手) ○12番(千賀優子君) 12番議員、千賀優子でございます。一般質問の最初に行わさせていただきます。  けさ起きて雨戸をあけましたら、雪が降っておりましてびっくりいたしました。西の山は下の方まで真っ白でした。この雪が終わったら暖かい春が来るかなというふうに思っております。  食育基本法ができまして、中学校給食への多くの町民の長年の希望が近い時期にかなえられそうで、うれしく楽しみにしております。東京農業大学、小泉武夫教授によりますと、食育というのは大人に対する教育であって、大人が子供たちに何をするかにあると言っておられます。伝統的な日本食は、その食文化も含めて世界一理想的な食生活だと思います。生きる基本となる食育が広がっています。生きる力をつけるために食育に取り組んで、その集大成として小学校5年生、6年生で弁当の日を設け、すべて自分の力で弁当づくりを2年間で11回経験をした最初の卒業式で卒業生に送った当時の竹下校長先生の祝福の言葉を紹介したいと思います。  あなたたちは弁当の日を2年間経験した最初の卒業生です。だから11回、弁当の日の弁当づくりを経験しました。親は決して手伝わないでくださいで始めた弁当の日でしたが、どうでしたか。食事をつくることの大変さがわかり、家族をありがたく思った人は優しい人です。手順よくできた人は、給料をもらう仕事についたときにも仕事の段取りのいい人です。食材がそろわなかったり、調理を失敗したりしたときに献立の変更ができた人は工夫できる人です。友達や家族の調理の様子を見て、わざを1つでも盗めた人はみずから学ぶ人です。かすかな味の違いに調味料や隠し味を見抜けた人は自分の感性を磨ける人です。しゅんの野菜や魚の色彩、香り、食感、味わいを楽しめた人は心豊かな人です。一粒の米、一個の白菜、一本の大根の中にも命を感じた人は思いやりのある人です。スーパーの棚に並んだ食材の値段や賞味期限や原材料や産地を確認できた人は賢い人です。食材が弁当箱におさまるまでの道のりにたくさんの働く人を思い描けた人は想像力のある人です。自分の弁当をおいしいと感じ、うれしいと思った人は幸せな人生が送れる人です。シャケの切り身に生きていた姿を想像して、ごめんが言えた人は情け深い人です。登下校の道すがら稲や野菜が育っていくのをうれしく感じた人は慈しむ心のある人です。あるものでつくる、できたものを食べることができた人はたくましい人です。弁当の日で仲間がふえた人、友達を見直した人は人とともに生きていける人です。調理をしながらトレーやパックのごみの多さに驚いた人は社会をよくしていける人です。中国野菜の値段の安さを不思議に思った人は世界をよくしていける人です。自分がつくった料理を喜んで食べる家族を見るのが好きな人は人に好かれる人です。家族が弁当づくりを手伝ってくれそうになるのを断れた人は、ひとり立ちしていく力のある人です。いただきます、ごちそうさまが言えた人は感謝の気持ちを忘れない人です。家族がそろって食事をすることを楽しいと感じた人は家族の愛に包まれた人です。先生たちはこんな人たちに成長してほしくて2年間取り組んできました。おめでとう。これであなたたちは弁当の日を立派に卒業できましたという卒業式の日に卒業生に送った言葉です。この竹下先生の言葉で、食を通した全教科にわたって大人が子供たちに行ったすばらしい食育の一環だと思いました。  それでは、通告に従いまして質問を行います。  だれもが健康であり続けたいと願っています。健康づくりの第一歩は、健康を増進させる生活習慣の実践です。健康日本21で国は塩分摂取量を1日10グラム未満としています。野菜の摂取目標は1日350グラム以上としています。塩分を控え、野菜を多くとることでカリウムを摂取できるので、血圧を下げたり、生活習慣病にかかりにくくなると言われています。  近年ふえ続けている認知症などの脳の機能低下を防ぐ栄養成分の研究も進んできました。脳細胞の若さを保つ成分としては抗酸化力のあるものが有効であり、緑黄色野菜や果物、大豆などに多く含まれているそうです。これらの栄養成分は3度の食事から定期的にとる必要があります。はしを使うことで指の動きが脳に刺激を与え、おいしいと感じながらよくかむことが大切です。よくかむと理解力をつかさどる前頭葉が活性化されることが証明をされています。  健康福祉課で健診事業などきめ細かく行われておりますけれども、一方で、医療費は年々増加をし続けています。2月18日、私も委員になっております健康づくり推進協議会が開かれました。忙しい時期の開催だったこともあって欠席者もあり、十分な協議をする時間もなく、形骸化の感じがいたしました。もっと町民に健康づくり事業の内容を周知徹底をして病気にかからない工夫をしたり、適正な医療受診を啓蒙して医療費の削減につなげることが重要です。状況報告の中で啓発や健康教育の取り組みが少ないように思います。具体的な計画はありますでしょうか、お伺いをいたします。  健康手帳の交付と活用は効果的に行われていますでしょうか。何のコメントもせず配布だけで終わっていませんでしょうか。また乳幼児期、児童生徒期、青年期、壮年期、中高年期とそれぞれライフステージごとに健康課題が異なります。計画や支援についての考え方を示してください。  健康づくり実践講座を計画的に実施をして意識を高め、1期生から順に健康サポーターとして啓発活動に参加することで自分や家族、地域へと健康の輪が広がります。健康サポーターを養成し、地域の健康づくりに参加できるような制度の創設を提案をいたします。  次、住民参加と協働についての質問に移ります。  行政改革推進法により職員が減らされ、景気の悪化と高齢化により町税も減収となり、行政サービスが低下してきているように感じます。朝上保育園の耐震診断でIs値がすべて基準を下回り、緊急工事が必要と判明してから工事が終わるまでははらはらどきどきが続きそうです。建物の老朽化は避けることはできませんが、適切な保守管理計画とメンテナンスは絶対に必要です。学校の耐震工事については残る計画がされたのでよかったと思っております。朝上保育園より古い竹永幼保園もまだ計画が出されていないので、とても心配です。他の建物など、町の財産に対して建築基準法による安全管理の徹底が必要です。小まめにメンテナンスを行い、維持管理と早目の補修が求められます。また近年、全国的に子供の遊具による重大事故がたびたび起きています。適切な維持管理を行うことで危険性を減らしたり、耐用年数を延ばしたりすることができます。そのためには人の目と手が必要です。  60歳から65歳のいわゆる団塊の世代は、菰野町で約3,000人いらっしゃいます。その方たちが定年を迎えて地域に帰ってきます。住民の自発的協力の機運も高まってきています。そこで専門知識を行政ボランティアで生かしていただける制度の創設を提案をいたします。こうした地域住民の活動にゆだねる自治体が最近ふえてきているようです。  以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 12番議員の千賀優子議員から健康づくりということと住民参加と協働という観点から大きな御質問を2ついただきました。健康づくりにつきまして細かな点につきましては課長から答弁をさせたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。  まず、当町の健康づくりにおける方針や計画ということに御答弁を申し上げたいと思います。  当町の健康づくりの基本は、まず1つに、みずからの健康はみずからが守るという健康意識の高揚、そしてまた健康情報の発信を中心とする健康づくりの普及啓発、そして3つ目が生活習慣病や疾病の予防と悪化防止を目標に各種の健康づくり事業を展開しておるところであります。各種あるわけでございますけれども、大きく取り組んでおるのは3点ございまして、まず1つは、地域保健事業、そしてもう一つが母子保健事業と、そしてもう一つが介護予防と、この3つがその中でも大きな割合を占めるところでございまして、中心的に取り組んでいるということでございます。  まず地域保健という観点から申し上げますと、これは御多分に漏れず健康の保持と増進を目的として、すべての年代に共通する健康づくりを考え、健診などを通じてがんやメタボリックシンドロームの早期発見と生活習慣病の悪化防止に向けた健康事業を中心とする生活習慣病対策に取り組んでいるというところでございます。当町といたしましては、さまざまな運動教室あるいは体力測定、ウオーキング大会など住民参加型の事業を行う中で、例えば社会教育課と健康福祉課が連携をして両部門の相乗効果を高め、町民が一体となった健康、体力づくりの運動を推進して町民皆さん方におこたえしていきたいということを行っております。  そしてもう1点、議員の御関心も高い食と健康ということでございますけれども、これにつきましては、地産地消の取り組みや食事バランスを考えた栄養教室あるいはヘルスメイトによる栄養教室などを進めておるところでございます。そしてもう一方で、最近問題となっておりますうつ病などの心の健康対策についても精神保健の相談、訪問指導などを行い、関係機関と連携を持ち、支援を行っておるところでございます。  そして2つ目の大きな柱であります母子保健でありますが、妊娠期から心穏やかに妊娠期を過ごして安心して出産、子育てできる継続的な支援を行い、特に新生児期には、妊娠、出産という大きな変化に不安や困難を抱える妊産婦の皆さん方の問題解決を図るために全戸訪問を実施し、要支援保護者には引き続ききめ細かい指導を行っておると、これが大きな特徴でございます。  そしてまた各種母子健康事業については、虐待予防の視点を取り入れた子育て、そして生活支援、健全育成に努め、また生活習慣、特に味覚の形成や食生活の基礎ができる乳幼児期の段階から生活習慣病の予防面や食を通じた心身の健全育成を考慮に入れた食育に取り組んでいるところであります。そのうち、またさらに子育て支援事業といたしまして、子育て支援センターけやきを起点に各地区へ出向き、保健師や保育士が広場を開設し交流の場を設け、相談指導を行っておるところであります。  そして大きな3点目でございますが、介護予防におきましては、高齢者の生きがいと社会参加を促進するために拠点施設として老人福祉センターけやきを利用し、温泉入浴、歩行浴、手芸などの趣味、教養講座、ヨガ、フォークダンスなどの事業を実施しております。また各地区公会所におきましても、いきいきサロンを世代間の交流の場づくりとしてレクリエーションを中心に日常生活の自立を支援し、高齢者の孤立防止に努めておるところであります。また認知症高齢者につきましても、地域でケアができるよう高齢者や家族などに対し認知症への理解についての普及啓発にも努めたいと存じます。  2番目でありますけれども、取り組みに対する効果と課題ということでありますが、健康で生きがいを持って生活するため、また将来的に医療費や介護給付費の増加を防ぐため、高齢者になる前の世代から健康づくりや介護予防活動に取り組むことが求められております。加えて、がん対策といたしまして、複数のがん検診が同時に実施できる検診の実施や受診率向上に向けた取り組みを実施しており、がんの早期発見や、その他の疾病の発見などの成果があります。当町のがん検診は三重県内においても受診率が高い状況でありますが、今後も国の示す目標値50%の達成に向け、一部の検診に休日検診を取り入れるなど受診率の向上に努めるとともに、精密検査が必要となった方への支援などのきめ細かい対応を行ってまいりたいと存じます。  私からは以上でございます。  そしてもう1点、住民参加と協働について、団塊の世代の方々の専門知識を生かした活用はどうかということでございますけれども、これにつきまして当町を含め全国的にこういった活動をしている組織として社会福祉協議会があろうかと思います。協議会には当町にはボランティアセンターが設けられており、現在、菰野町で登録されている団体、個人は100以上あり、印象としては福祉活動という面が強いわけですが、その活動内容は多様であります。直接だれかの手助けをされるという場合もありますし、御自分たちの趣味、知識などを活用しながら他の人との交流を楽しみ、結果として福祉の向上に役立つというスタンスの場合もあるようでございます。具体的な活動の手法も、料理、民話語り、日曜大工、生け花、防災や応急手当、音楽など実に多岐にわたっております。今後こういった登録制度をさらに充実していくような、そういった方策を検討していく必要があると感じておりますので、受け皿になる問題と、どういう御要望があるかということも改めて検討しながら広く登録に呼びかけてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 補足説明を求めます。  健康福祉課長、柴田英二君。 ○健康福祉課長(柴田英二君) まず、健康づくりにつきましての啓発と健康教育でございますが、健康づくりの推進につきましては、各種検診場面、また広報、防災無線等であらゆる機会をとらえまして健康に関する正しい知識の普及と健康に関する情報発信をしておるわけでございますが、まず個々につきましては、健康コラム、それから健康週間がいろいろあるわけでございますけども、健康週間の周知を防災無線を通じまして情報発信をさせていただいております。それから感染症予防の関係もございますので、そちらにつきましても随時防災無線につきまして情報発信をさせていただいております。それから11月にはけやきフェスタがあるわけでございますが、その中でも健康フェスティバルということであらゆる健康につきましての情報発信をさせていただいておりますので、これから工夫しながら正しい情報を伝えていくために考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それからもう1点でございますが、議員が提案されました健康サポーターの養成でございます。御提案のように、健康づくりを推進する上では町民の主体性、健康増進に努めること、それから町民が発展的な活動が必要不可欠でございます。その中で町民と行政が協働しまして活動の場を広げ、みんなで協力しながら健康で暮らしやすい地域の仕組みを整えていくことが重要と考えております。健康サポーターの役割につきましては、健康づくりに関しまして地域の方々に自分たちが理解したことを伝えていただき、自分たちの役割と地域に必要な要素を一緒に実践していただくことでありますので、健康づくり、それから運動、食育推進等の面から現在の食育推進サポーターさん、それから関係団体と密接にしていく中で随時検討をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それからもう1点、健康手帳の活用でございますが、健康手帳につきましては、その中に健康診査の記録、それから医療、薬、血圧などの記録がありまして、それからまた生活習慣病に対します啓発の意味でいろいろと記入してあるわけでございますが、こちらにつきましても各種検診会場の場、それから健康相談、教室等、いろいろな機会をとらえまして啓発をしながら、職員がその使い方もしっかり説明をさせてもろうとります。その中で、健康のポイントということで1に運動、それから2に食事、しっかり禁煙、それから最後、薬ということで周知もしっかりしておりますので、健康手帳の活用につきましては工夫しながら本当に使っていただきますようにしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 続いて、総務課長、大塚健児君。 ○総務課長(大塚健児君) 住民参加と協働についての御質問をいただきました。職員管理の関係でございますけれども、まずは平成17年度に総務省より示されました地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針というのに基づきまして、当町においても御存じのとおり行政改革アクションプログラムを作成して定員適正化計画をつくっているところでございます。平成21年度末までの5年間に職員定数を4.6%、15名削減する行政改革を進めてきたところであります。  本計画を実施するにつきましては、十分なる住民サービスの展開と積極的な職員配置に心がけながら、組織の変革と事務の効率化を図りつつ定員の削減に取り組んできたところであります。しかしながら、新たな行政需要として平成20年度の図書館の建設、本年度の幼保一体化の実施、また教育指導主事の配置、新名神高速道路開通に向けた新たな基盤整備への対応というものがございまして、職員需要が増す中において町といたしましては一貫して定員削減の全国の一律の数値には地方の行政事情が反映されていないことに異議を感じつつも、当面の行政課題に対応すべく職員採用を積極的に行ってきたところでございます。したがいまして、計画実施の最終年度となります本年度末においても、先般お示しをさせていただきました行政改革特別委員会の場で新たな目標設定の変更をさせていただきたいというふうな提案もさせていただいたところでございます。  また御指摘のありました専門職員の確保でございますけれども、2カ年度続けて土木技術職員の募集をしたところであります。特に土木関係技術職員等につきましては、定員の少ないというところもございまして積極的に採用をしてきたところでありますが、いかんせん企業とか他団体との競合もありまして、今現在、計画的に採用しているという状況には至っておりません。今後もそういうことを十分に踏まえながら技術職員の募集に入っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  また保健師、看護師の医療系の職員でございますけれども、健康福祉課、子ども家庭課合わせまして現在12名が配置をされております。他市町と比べまして、この12名は決して少ないということではないというふうに感じております。医療系の職員でございますので、採用が保健福祉センター開設と事業の拡張にあわせて進めてきましたので、専門職員の育児期間がここ数年来続いております。育児休業、部分休業をとる職員もふえてきております。そういう中において業務に支障が来さないように代替用の職員を配置もいたしておりますし、一部現課におきましては業務委託をすることで住民サービスが低下にならないように、そのような配慮も対策も講じておりますので、どうか御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 一通りの答弁が終わりました。  ここで、昼食のため、暫時休憩いたします。  午後1時から再開をいたします。再質問がありましたら、再開後、お願いいたします。               午前11時49分 休 憩              ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時00分 再 開 ○議長(内田親根君) 再開します。  再質問がありましたら、御発言ください。  千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) 議会の質問時間を延ばしていただきましたので、午後の部ということで初めての経験でございますが、何か忘れてしまったかなと心配ですが、では再質問させていただきます。  健康づくり事業の推進状況を出していただきまして、地域保健事業の中でちょっと気になった部分だけ言いますと、先ほどの答弁の中で、がん検診は非常に菰野町の受診率が高いというふうにお聞きをいたしました。ただ、地域保健事業の中で30代の健診が受診率が五、六%なんですね。それと健康相談も、いろいろ計画はしていただいておりますが、非常に少ないように思います。いろいろ取り組んでいただいてる事業の中で効果が大きいかなと思われるようなもの、そして参加者が随分多かったり、とてもこれはよかったというふうに喜ばれたようなものがありましたら教えてください。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員の再質問に対して答弁を願います。  健康福祉課長、柴田英二君。 ○健康福祉課長(柴田英二君) まず1点目でございますが、30代の健診の受診率が状況としましては少ないということで御指摘を受けたわけでございますが、実数的にも30代につきましては少なくなっておりますので、そのあたりもなかなか若い女性の方につきましては健診する意識が薄いもので、若いうちから当然健診していただければいいということですので、そのあたりも工夫は、既にしておるんですけども、さらにいろいろ御意見いただきながら30代健診につきましても、これについては今、模索しておる段階ですもので、十分周知して、特に女性に関する健診につきましては非常に大事ですもので、何とかいい方法の中で受診率を上げたいということで考えております。  それからもう1点、今までの参加者ということで御質問いただきましたけども、特に町としましてもがん検診ですね、胃、肺、大腸がん、それから女性の子宮がん、乳がんにつきましては、ちょうど昨年節目検診ができましたもので、節目検診ですね、乳がんと子宮がんの節目検診がありまして、受診勧奨ということで、ほかの検診につきましても相乗効果ということですべてにおきまして上昇しておりますので、そのあたりも町全体で生活習慣病対策の中で特に検診が重要であるということをもう少し情報発信をしていけば、長い目で見た場合に当然医療費も削減してくると思いますので、今しっかりそういう生活習慣病対策あるいはがん検診をしておけば将来的には医療費の削減につながると思いますので、しっかり周知して皆さんが検診を受けていただきますように本当に工夫しながら進めたいと思いますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。
    ○12番(千賀優子君) よろしくお願いします。進めていただきたいと思います。  これまで健康づくり事業をいろいろ継続的にやっていただいておりますが、ずっと続けていてちょっと課題が残るなと思われるものがありますでしょうか。それについては今後どういうふうに進めようとしてらっしゃいますのか、その点お尋ねをいたします。 ○議長(内田親根君) 健康福祉課長、柴田英二君。 ○健康福祉課長(柴田英二君) 前の健康づくり推進協議会の中でも御報告させていただきましたが、その中で事業的に見た場合、参加者が少ないものも教室関係ではございました。事業に参加していただいて勉強していただいて効果を生むんですけども、そのあたりも当然参加者、こちらから積極的に啓発に行く意識も大事ですもので、各種団体ございますもので、その場でこちらから出向くというふうなことも一つに教室の中で参加者が出てくると思いますので、募集も必要ですけども、こちらから機会をとらえて健康づくりの方に参加していけば、その輪が広がっていくということを考えておりますので、各種機会をとらえまして何かの機会ありましたらこちらから出向くということも一ついい方法かなということで考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) それでは、これ私がいただいた健康手帳なんですが、随分古いんですけど、今も使ってるんでしょうか、もう変わってますか。これを改めて見ましたら、ほとんど記録が、たまに健診の記録が判を押してもらってあるだけで、うまく活用してないんですね、正直なところ。ほとんどの方がそうではないのかなという気がするんです。この健康手帳の発行、毎年変わるのか、これは随分古いもんですから、古くても持っていくとこれに記録はしていただくんですが、どの頻度で取りかえるのか、内容も変わってくることもありますのでそのことと、それから以前、けやきの2階に健康課があったときにウオーキングを取り入れて万歩計をいただいたり、それからマップに自分で記録をするということでカードをいただいたりしました。それが今生きてるのか、その後、配っただけで、どういうふうに活用してるのか、健康手帳とそういうこととを一緒にしてうまく活用できないのかな、ドッキングできないかなというふうに思うんですが、ちょっと手帳のことについてお伺いします。 ○議長(内田親根君) 健康福祉課長、柴田英二君。 ○健康福祉課長(柴田英二君) 健康手帳でございますけども、毎年更新をしておりまして、こちらにあるのが新しい、色が変わっていますし、中身につきましても、生活習慣病も変わってきておりますので更新しながら印刷しておりまして、先ほど申し上げましたように検診場面とかいろんなところでこれをお配りしまして、これをその方が中見て記録とかお願いしていくわけでございますが、なかなか活用面っていいますと、健診の記録とかいろいろ書かれてる方もみえますけども、活用し切れていない方もみえると思いますので、もう少しちょっと工夫をしながらしていきたいと思いますが、これにはなかなか個人番号までは記録ができておりませんもので、中まではなかなかわかりにくいとこがありますもので、そのあたりもちょっと工夫しながら、もう少し有効に活用していきたいっていうことで考えておりますし、機会はたくさん手帳を配る場面はありますもので、さらにそういう機会もふやしながら、この中にはたくさんいいことが書いてありますもので、そのあたりも、何かの場面はいっぱいありますもので、いろんな場面で活用はしたいということで考えておりますが、また個人的に今これを個人で管理するのはちょっとなかなか難しい問題ですもので、今度、検討課題とさせていただいたらと思いますので、お願いしたいと思います。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) 健診事業をいろいろ進めていただいて、健診を受けた場合、その後の健診結果が個人に通知されると思うんですが、それをもってこの手帳も一緒に持って参加していただいて、自分の記録をここに記入をしながら講座を開いていただくと有効に活用できるんではないかというふうに思います。先ほど検討をしていただくという返事はいただきましたが、具体的なお返事はなかったので、そういうふうな、自分の健康は自分で守るんだという意識を強めていただく意味でも、そういうことの取り組みはいかがでしょうか。 ○議長(内田親根君) 健康福祉課長、柴田英二君。 ○健康福祉課長(柴田英二君) ただいま千賀議員さん申されましたように、当然この中身をあわせましてしっかり検証していくということで、有効活用は十分考えております。それが健康づくりにつながりますもので、今以上に有効に活用していただきますようには十分考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) ぜひよろしくお願いいたします。  それから、受動喫煙の防止という点でお尋ねをいたします。  同一敷地内でもだめだということが出ておりますが、このことについて菰野町はどういうふうな防止の取り組みを計画をされていますでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(内田親根君) 健康福祉課長、柴田英二君。 ○健康福祉課長(柴田英二君) 千賀議員さんが示しました受動喫煙につきましては、健康増進法によりまして受動喫煙の防止が定められておるわけでございますが、先般、厚生労働省の受動喫煙防止対策の検討会が開かれまして、その中で、大きく4点が示されております。1つは、公共的な空間につきましても原則全面禁煙とか、あとまだ、後から暫定的な喫煙間の空気の確保、それから受動喫煙を含む正しい情報発信、それからたばこを吸ってる方が周囲の者に危害を与えるっていうことが定められておりまして、健康課としましても当然、禁煙対策につきまして、健康教育の中で本当にたばこの被害につきましては教育していくつもりでおりますが、町全体としましては、財務課とも兼ね合いはありますので、そのあたりも詰めていきたいということで考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) この健康づくり事業の21年度の中で、私も所属をしているんですけれども、食育推進サポーター、町の特産品が大豆ですので、まめまめというかわいい名前をつけて今いろいろと活動はしております。先日も駅伝に協力をさせていただきまして、大変喜んでいただきました。  この食育推進サポーターというのは、本来これができましたのは、あらゆる分野での食育を展開していくためのサポーターということで、今、食改のメンバーを中心に、皆さんにも食べていただきましたひっつみ汁の調理をどうしたらおいしくなるだろうかって、いろいろ材料とか吟味しまして、今こういうふうに決まってきまして、今度道の駅でも今準備が進められております。ただ、これは本来の目的があらゆる分野での食育を展開するっていうことで、ことしの計画の中でも、保育園にお邪魔をして食育のお手伝いをしようということも計画をされております。これは答弁はいただかなくて結構ですけれども、観光産業課さん、企画情報課さんと連携をとりながら今活動はしておりますけれども、今やってる活動が食育推進サポーターの本来の活動ではないということをちょっと御理解いただきたいということをここで申し上げておきたいと思います。これは答弁いただかなくても結構ですが、お願いします。  それから、あと健康づくり推進協議会、1回目の質問のときにもちょっと申し上げましたが、十分協議ができていないということ、協議会の活性と今後のどんなふうにこの部会をもって本当に菰野町民の健康を守っていくのかという点での質問に移りたいと思います。  健康づくりって、本当に日本じゅうのあちこちの自治体で今たくさん展開をされております。ホームページを見ましたら、全部見きれないぐらいすごく出てきます。ちょっと1件、お隣の奈良県の平群町の紹介をしたいと思います。  これは、ここでも、赤でちょっと抜いてあります、健康づくりボランティアをうまく活用して、横にいろいろ書いてある、こういう事業を活発に行ってるんですね。これをするまでには部会をそれぞれ開催をして、協議会の中の部会を設定してるんです。もう1枚の方、済みません。ちょっと初めに、上の黄色いところからあと順におろしていってもらえますか。これ健康づくり推進協議会で、これは菰野町でも同じなんですけれども、こういう推進協議会がありますよって。その中に、その下の、これは食と運動習慣部会、歯科保健部会、たばこ部会、シニアすこいき部会というふうに、健康へぐり21計画策定部会っていうのをつくっているようです。それで、その横の右のちょっと小さい字ですけれども、これは菰野町でもあります食生活改善推進協議会、それから運動習慣普及推進員、歯科保健推進員、精神保健推進員、たばこ対策推進員、生きがいへぐり21というような各サポーターの横の連絡をつくるための連絡会議をつくっているようです。これが健康づくり推進委員会という人のグループづくりです。  その下、ちょっと太字で健康づくり応援ボランティア募集っていうところがあると思うんですが、これ、あなた自身のために、あなたの周りの大切な人のためにということで応援ボランティアを募集をしております。ヘルスボランティアですね。全く菰野町と同じように、健康づくり推進協議会を立ち上げていろんな会議をしてるんですが、計画の策定部会をつくってるっていうところが菰野町と大きく違う点ではないかと。この前、私も会議に出ましたけれども、もうすべて健康福祉課の方で決められて、私たちは何も、22年度に意見を反映させるっていうところは、場面はありませんでした。このように、健康づくりの応援ボランティアという部会をつくるか、または構成員を既存、現存している、活動しているグループから選ぶか、これからの健康づくり推進協議会についての方針といいますか、御意見がありましたらお尋ねをいたします。 ○議長(内田親根君) 健康福祉課長、柴田英二君。 ○健康福祉課長(柴田英二君) 健康づくり推進協議会につきましては、ことしの2月の18日に開催をさせていただきました。1つは、議員申し上げましたように、時期的な問題も一つはあるかと思いますので、そのあたりは予算の反映っていうか、いろいろ御意見いただいてできる、9月あたりに早くの段階で協議会を持ちたいということで今考えておりますし、それもあと、その部会ということですね、その場合は今、先ほど議員も質問されましたように、食育サポーターがあるわけでございますので、そのあたりと発展した形もありますし、いろいろ健康づくりは、運動もありますし、食育推進もいろいろありますもので、そのあたりも整理をちょっとさせていきたいということを考えておりますので、まずは時期的な問題は早いうちにさせていただいて、反映できるっていうような形で考えておりますし、そのあたりももうちょっと余裕いただいたら整理できると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) 初めの答弁でもいただきましたが、前向きに検討をしていただけそうでございますので、どうかよろしくお願いをいたします。健康サポーターの点も含めてよろしくお願いをいたしたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。  それからちょっとだけ追加で、質問ではありませんけれども、お隣の犬山市、愛知県の犬山市が健康づくり応援参加宣言というのをやってるようで、健康づくりをやってみよう、これならできそうと思って始めることが大切です。お一人でも御家族でも、職場の気の合う仲間同士、会社や学校やなど、サークルの団体とか、積極的に宣言をしてくださいということで、健康づくり応援参加宣言、個人で私はこうしますという宣言をしてるようです。これはちょっと遊び心があるのかなって思いながら、宣言をしたからには、ホームページに載ったからには有言実行でやるんだろうなという。例えば週3日以上1時間ぐらい歩くとか、砂糖は使わないとか、朝のラジオ体操をやるとかいろんな、比較的高齢の人が多いんですけど、おもしろいなと思ってちょっと紹介をさせていただきます。その中で1人、食事は必ず3回食べるというのもありました。毎日体を動かす。そして、なるべく人に会って話をするというのも健康づくりの宣言の一つに入っております。だから、これならできるというような手軽なことを、いつでもすぐできることからという部分もいいのかなというふうに思いました。  それでは、住民参加と協働について再質問をいたします。  昨年の12月議会で加藤議員が技術職員の採用と建築と営繕の一元化を求めましたけれども、前向きな答弁は得られませんでした。初めにも申し上げましたように、こんなとき、本当に新しい人の採用ですとか、お金をかけてっていうのは無理だろうということもわかります。  提言しましたように、行政に対するボランティア、初めの御答弁にもありましたように、福祉ボランティア、とっても菰野町盛んで、社会福祉協議会でコーディネートしていただいております。それの行政ボランティアを行政側で登録制で、コーディネートをしながら力をかりてもらうということの検討をしていっていただきたいと思います。  実は、初めにも言いましたように、朝上保育園のことがとっても心配で、知った方に、ちょっとこんな問題があって心配してるのって言ったら、その方は、ボランティアで協力させてもらえることがあったらぜひ協力させてほしいという申し出がありました。一級建築士を持ってらっしゃいます。防災士も持ってらっしゃいます。お金をもらってやるんではなくて、もう菰野で一生を終えるんだから、これまでの仕事を菰野町のために生かせるのならこんなうれしいことはないとおっしゃってみえました。  これは去年の朝日新聞に出てたんですけれども、危険な橋が全国各地で相次いで見つかっています。財政難と技術者不足から、補修はおろか点検もままならない自治体も多いということ。それには、さっきも言ったように、予算がない、技術者不足ということで、どこの自治体も頭を抱えてる問題があるようです。そういう点で、初めの答弁で何か社会福祉協議会でっていうような話がありましたけれども、行政の側で登録制であれば、現にそうやって申し入れのある方もいらっしゃるわけなので、ちょっとその辺の考え方、全国でもこういうケースは随分広がって、本当に助かってるんだって。住民と協働、ともに働くという協働で自治体のために頑張って、高齢者の方はそれを生きがいとして、達成感も持ってやってらっしゃるケースがあちこちであるようです。これは総務課長さんでしょうか。お尋ねします。 ○議長(内田親根君) 企画情報課長、高橋正士君。 ○企画情報課長(高橋正士君) 行政事務の中でいろいろお助けをいただける方もみえるんではないかと、そういう視点から御活用の道はないのかということでお尋ねをいただいたのかと思います。  今ちょっと総務課というお話も出ましたけれども、職員として例えば何かをやっている仕事を助けていただくっていう部分になってくると、責任の話とかその辺の問題も出てこようかなと思いますので、ちょっと私の方からは御答弁しかねるんですけど、冒頭ちょっと、先ほど町長の御答弁の中に社会福祉協議会っていうのが出ました。私どもが思ってました一般的な見地からちょっとお話をさせていただきましたので、その面で、今お尋ねいただいているとことはちょっと食い違いがあるかもしれませんけれども、いずれにしましても、何らかの技術を持ってみえる方、皆さんそれなりの年齢になるまではいろんな仕事をしてみえたわけですので、いろんな方がおみえになると思います。そういう方々が活躍していただける。これは先ほど議員がおっしゃっていただいていたような健康づくりっていう面にもかなりつながっていくかなと思います。やる気っていいますかね、生きがいっていうものも出てくるでしょうし、どなたかと話をする機会というのもありましょうし、そういう意味でちょっと大きな話で考えると、今、福祉協議会っていうのがボランティアセンターとして動いてますので、そこのすみ分けは先にはっきりとしておかないといけないかなという懸念がありましたので、ちょっと町長からの御答弁になったかと思います。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) どうしても社会福祉協議会でのボランティアというと福祉ボランティアのイメージが強いんですね。行政のボランティア、例えば交通費の実費だけとか、あといろんな資格をこれからも継続していくためのそういう手続の費用ですとか、少しの有償ボランティアでもいいと思うんですけれども、そういうお考えは全くないんでしょうか。結構これを取り入れて、行政に対して、行政の経費節減にもなるし、優秀な人材をすぐ活躍していただけるという部分もありますので、ボランティアなら社協だっていうふうに決めないで、行政のボランティアとしての考え方、ほかのところもちょっと参考にしながら、ぜひこれは情報収集から始めていただきたいなというふうに思うんですが、もう一度お願いします。 ○議長(内田親根君) 企画情報課長、高橋正士君。 ○企画情報課長(高橋正士君) 今おっしゃっていただきましたように、どのように活躍をしていただける場ができるかっていうところもまずやっぱり考えておく必要もあると思います。おっしゃっていただいたように、いろんな取り組みをしてみえる団体もあるかと思いますので、まずその情報を集めて研究するところから検討をさせていただきたいと思います。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) 全く違うところから、これはきのうの読売新聞です、朝先生という生きがいの教室。学校教育課長、読まれたかもしれませんが、これは都内の小学校で地域の高齢者が朝の短時間、先生の助っ人として活躍している。その名も朝先生。高齢者の社会参加をねらいとした取り組みですけれども、会議で慌ただしい先生の代役として子供たちに人気があるそうです。3年前から始まってるようですけれども、8時25分の登校時から授業が始まるまでの20分間、会議や教材の準備に追われる教員を支援しようということで、地域住民や学校でつくる学校支援本部がこれをスタートをさせたそうです。登録者の多くは60代、70代のボランティア、漢字ドリルの学習などを手助けをしたりしているようです。短い時間でも、日常的に教員や親とも異なる高齢者が教育現場にかかわることは、子供や学校にも意義があるという経緯を話してみえるようです。また、子供たちが落ちついた状況で1時間目の授業に入ったり、遅刻が減ったり、また外部の目が入ることで、教員の緊張感が高まるというような成果も出てるようです。文部科学省も、日常的に高齢者が学校にかかわる点で一つのモデルと評価をしているようです。教育現場でも中高年が活躍できる場をふやすべきだ。高齢者の生きがいづくり、世代間交流といった点で地域が活性化をすると朝先生のような取り組みの意義を強調し、先進事例をもとに調整役の育成、運営のノウハウなど、公的部門が支援すべきだというふうに話している大学の先生もいらっしゃるようでございます。質問通告はしておりませんが、学校現場でこういうようなことは、感想でも結構ですが、学校教育課長さん、いかがでしょう。 ○議長(内田親根君) 学校教育課長、諸岡敏文君。 ○学校教育課長(諸岡敏文君) 学校でのゲストティーチャーというか、外部の講師の件だと思うんですけども、今、菰野町の学校におきましても、外部講師の方は大いに活躍しつつある状況でございます。例えば図書館ボランティアとか、また地域におきましても登下校の安全ボランティアとか、また、きのうも話題になりましたけど、農業体験等の外部講師というような形で大変充実してきております。  今の提案でございますけども、学校の中でさらにいろんな目で外部の方を生かしてやっていくことは大いにまた検討していきたい課題だと思うんですけども、今、菰野町におきましても、そういうような形で大いに活用しつつあるということを御理解賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) 遊びを通じてですけれども、朝上小学校で、地域の老人会の方が小学校へ行って昔遊びをやって、とても評判がいいということも聞きました。試験的ではありますけれども、私の住んでる大羽根園でも去年、子供たちに手遊び、昔遊びを取り入れました。子供たちも大喜びなんですが、その親世代、昔私たちが子供のころは、男の子なんかがよく遊んでました。自転車のチューブ外したリム回し、あれをやったり、女の子だとお手玉をしたり、竹馬をつくって乗ったりということが今の親世代も全然体験がないということで、子供さんよりも親子で一緒になって喜んでいるケースがありました。このようなことも、一つには行政ボランティアの形をなしてるんではないか。余り四角四面に難しく考えないで、いろんなところを取り入れて、地域の子供たちは地域の大人が見守り育てていくっていう点で、教育の面、また地域の行政については、あそこをあれしたらいいのになって、自分だったらもうちょっとこれ、こんなふうにできるのになって気にしながら思ってみえる方の助けをかりることも大事なことなんではないかなというふうに思います。こんな点について、町長さん、いかがですか。 ○議長(内田親根君) 石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 行政ボランティアということでお伺いしたわけなんですけれども、千賀議員がいろいろ提案されるその個別の先ほどの朝先生とか、あるいは先ほどの遊びの伝承とか、そういうポイントポイントでいくとなかなかこれ、おもしろそうだなというふうにして感じるわけですけども、何かこう漠然と登録制にしましょうよっていうことでいくと、やはりせっかく登録していただいても活動の場がないというと、逆に失礼に当たるという表現がいいのかどうかわかりませんけど、せっかくのお気持ちを反映さすことができないというようなこともあろうと思いますので、今、例えばハーフマラソンでもボランティアを募集したりですとか、あるいはそのほかの部分でもそういう形で皆さん方に広くお手伝いしてほしいなっていうときには募集をかけさせていただいておる状況があります。ですので、やはり何かの活動の場をつくる中で、町民の皆さん方にお手伝いいただくということがまず現実路線としては一つあるんだろうと。ただ、しかしながら一方で、御提案いただいたように、他の市町村でどういう形で取り組んでいるのか、そしてまた、先行しているところでどういう課題があるのかということを情報収集しながら検討することは、一方でこれは当然行政がやっていくべき話でありますので、そのあたりについては進めてまいりたいと考えておりますので、どうぞ御理解賜りたいというふうにして思います。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) 今、ボランティアの意識っていうのは、本当に町民の中でも随分高まってきています。マラソンもそうですけれども、やっぱり町長は四角四面で考えてらっしゃるなって思いました。というのは、そういうボランティアなら、すぐ、これやるから集まってきてって、この指とまれで集まってくるんですが、行政ボランティアはそうはいかないと思うんです。登録して出番がなくても、それは承知の上なんです、登録する人は。出番があったら協力しますよという意思表示で登録をするわけで、その点をもうちょっと気楽にいうとおかしいですけれども、善意を信じて、善意に期待して、制度として登録だけでもしていただいてという部分で提案をさせていただきました。現にそういう方がいらっしゃいますのでね。もっと使ってくれるといいのにって。お金もらうわけじゃない。お金もらうんならやらないよっていう方がいらっしゃいます。そういう点では、住みよいまちづくりというのは本当にみんなのそういう善意にも支えられる部分もあると思いますので、ぜひひとつ積極的に、前向きに、善意に頼ってもいいんではないか。耐震が長引いて大変なことになっても困ります。早目にそういう診断もできる人がいれば、行政に対してアドバイスもいただけるかもしれません。子供たちの安心・安全、そして住みやすい菰野町にするためにも、ぜひそういうような行政ボランティアの制度を活用してはという私の思いです。ぜひ、もう一度ちょっと教えていただきたいと思います。ほかの市町では結構やっているようですのでね。菰野町だからこそできると私は思ってます。 ○議長(内田親根君) 石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) ちょっとお答えになるかどうか自信がないんですけれども、鶏が先か卵が先かみたいな話になるんかなと思いまして、千賀議員おっしゃるように、今、千賀議員が想定されることは朝上保育園の耐震化とか耐震に関してこういう人がいるよということでありますので、そういう場合であれば、行政として耐震補強に対してこういうお手伝いを願いたいですということをメッセージ等発した場合に、じゃあおこたえできる場合があればそういうふうにして手伝っていただくと。仮にですよ、仮にそういうことであるとするならば、先ほど私申し上げましたように、場をまず提供したいと。その中で皆さん方手挙げしていただいて、こういう活動に参画していただければどうかということでありますので、結果としては同じような方向になるのではないかなと思いながらも、四角四面でございますので、その辺あたりは御理解いただきたいというふうにして思います。 ○議長(内田親根君) 千賀優子議員。 ○12番(千賀優子君) ありがとうございました。これで質問終わります。よろしくお願いいたします。前向きに検討してみてください。 ○議長(内田親根君) 以上で、千賀優子議員の一般質問は終了しました。  ここで暫時休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。               午後 1時42分 休 憩              ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 2時00分 再 開 ○議長(内田親根君) 再開します。  一般質問を続けます。  それでは、16番議員、久留美正次議員、登壇願います。            〔16番 久留美正次君 登壇〕(拍手) ○16番(久留美正次君) 緊張した時間が私には来ました。皆さんはくつろいで、ひとつしばらくの時間よろしくお願い申し上げたいと思います。  昨日からこうやって代表質問、順番に始まってまいりました。その中で町長の答弁で、行政運営は自然と共生した町づくり、持続可能な町づくりをこれに基本に考えていると、このように申されました。私は、今の社会情勢を考えたとき、住民の視点に立って議員活動を行うこと、公正公平な行政運営を柱に活動させていただきたいと思っております。町長におかれましても、私たちと同じように選挙で選ばれておりますので、その辺はひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。もしかしたらぶつかるかわかりませんが、お願いいたしまして、質問に入らせていただきます。  一番初めの質問は、都市計画税の返還を求めますということで、昨年の6月から3回、いろんな角度からお願いしてまいりました。石原町長は、都市計画決定されている道路の廃止などを進められています。そして、昨年計画された町の羅針盤となるべきマスタープランにも街区公園などの都市計画事業は明示されていませんので、都市計画事業の対象とする事業は当面ないと思います。今までに目的税として市街化住民の支払った金額は11億円にもあると。これを精査の上していただいて、返還をしていただきたいということで通告させてもらっております。  都市計画とは、市街化区域内の町づくりであると、そのように私は考えております。その主な施設は街路であり、公園であり、公共下水道、都市下水路、こういう事業が主なものでございます。今回行われている市街化区域内の都市計画道路を見直すという単独の行為ではなく、市街化区域内の全体のビジョンを示す中で計画変更をされるべきものであります。都市計画税はその事業が莫大になることから、市街化区域内の住民は都市計画税を事業費の一部として昭和53年に税率0.2%で創設され、平成6年からは0.1%に改正されて、平成17年をもって廃止していただきました。  石原町政は、都市計画決定されている町決定の未施工の街路を廃止されようとされています。今までに整備していただいた延長約2キロに対して未整備延長の方が多く、約4キロの精査であります。また、昨年計画された今後10年間の羅針盤となるマスタープランにも街区公園などの都市計画事業の計画は明示をされていません。いい機会だと思います。精査していただきたく、去年の6月議会から3回に分けていろんな角度で質問をしたところでございます。今回で総括にしたいと思っております。  今までに行われた都市計画事業費は約30億円であると行政は言われております。私は、この中には関係のない事業費も含まれていると考えています。石原町長は、目的税でありました限り、都市計画税は対象事業を精査されて当然と思っております。そして、その結果、私は返還されるであろうと推測をいたしております。趣旨書のとおり、精査をして返還することを求めます。  2番目に、22年度の予算の提案説明を聞いて、私は奉仕者からお上に変わったような感じがしましたと質問通告をさせていただきました。と申しますのは、町長が提案説明をされ、その後に担当課長から補足説明をされます。町長は一般会計の当初予算の説明の中で、町長の1期目の集大成でもありますことから、小・中学校の耐震工事をすべて完了させたいと、この意気込みは伝わってまいりました。そして、経済情勢の悪化に対する雇用創出などの対策、子育て環境の対策などの予算を盛り込まれてる内容となっております。政治的な配慮をした予算だと思いますが、住民にとっては公共料金の値下げはなく、国保税の値上げだけが予定されています。全体に見ますと、もう少しわかりやすく提案説明できないものかと感じました。その中で、特に水道会計の提案説明ですが、収益的収支または資本的収支の数字などを言われて提案説明されるのではなく、今年度予算の主なものは一般会計から企業会計に繰り入れを精査させていただき、1,400万円程度の削減をいたしました。そして、長年の懸案でありました未給水区域の根の平79世帯と切畑17世帯への家庭、当初の予定は157世帯でありましたが、それの率からいくと61%、現在申込者数は109世帯でありますので、88%の家庭へ23年の4月、本年度予算をもって給水ができると、その解消を図っていきたい。それにあわせて、高料金でありました三重用水の受水費が2917万円値下がりした、このような内容を提案説明していただくと、非常に議員の理解も早く、質問の前段でお礼を申し上げる、このような議員もおるんじゃないかなと。そしてここに皆さん出てもらっている執行部の皆さんにも、事業の内容がよくわかるんじゃないかなと。それがやっぱし、中の課長会とかそういうんじゃなくて、伝わるんではないかなと、このような思いで提案説明の仕方を町長は政治的判断の仕方でできるはずですから、していただいたらどうかと、このように考えて通告させていただきました。  最後に、マコモで町おこし事業についてお尋ねします。  この事業は、昨年の9月議会で矢田議員から発しました質問、そして委員会での説明を受けて初めて私は事業概要がわかりました。提出していただいた資料では、国交省への申請で、補助事業者は建設業協会となっていましたし、当庁の予算計上はありませんでしたので、2,500万円の事業で1ヘクタールの耕作放棄地を整備していただくにしては高額だなと感じたところであります。しかし、菰野町の立場っていうものがそれをサポートしていく立場程度だから、まあいいんではないかな、このように当時は理解しておったところであります。ところが、昨年の12月の18日、町長のブログをたまたま見られる方がおりまして、私もその話を聞いて、この事業で重機2台の取得が書かれていましたので、これは僕が当時の説明を間違っていたんかな、このようなつもりで再度資料を確認させていただきました。地元の建設業者の機材や労働力を活用して雇用の拡大、転職をして地域の活性化を図るとなっています。  そこでお尋ねをいたします。この重機は今後どのような使用目的にされていく予定であるのかを町長の答弁を求めたいと思います。そして、事業本体の工事であります大正田の工事が進められるだけにとどまらずに、ふるさと館南側の倉庫が改修されているようであります。現在、道の駅であるふるさと館では、マコモ入りの冷や麦、マドレーヌのお菓子などが販売されておりまして、非常に好評のようでございます。私は、道の駅に食べ物がない、残念だなと思っていましたが、現在改修されている施設は、私の思っている懸案の解決になるのかなと。もしか、それとも違った方法で利用されるのか、この事業の概要をお尋ねを申し上げます。  以上で壇上からの質問は終わりますので、御答弁の方、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 16番議員の久留美議員の質問にお答えさせていただきたいと思います。  大きく3点いただきました。まず1つ目の都市計画税に関することでございます。  まず、都市計画道路の見直しにつきましては、昨年12月定例会におきまして御答弁申し上げておりますが、昭和49年の都市計画決定後、長年にわたり未整備であった道路について、三重県全体の見直し作業にあわせて、当町においても現在見直し作業を進めているところであります。今回計画の見直し作業で廃止として方針を示しております路線もございますが、市街化区域内における住環境の整備につきましては、引き続き進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  御指摘の都市計画税の精査についてでございますが、当町ではおくれていた生活環境の整備を促進するため、昭和51年度に都市計画事業を導入し、都市下水路、街路、公園などの整備を行ってまいりましたが、事業実施には多額の費用が必要なことから、昭和53年度に都市計画税を創設し、その財源を利用し、市街化区域内における生活環境の改善に努めてまいりました。なお、一部の街路事業で未実施のものもありますが、都市計画決定した都市施設の整備や市街化区域における下水道整備もおおむね終了したことから、平成17年度をもって都市計画税の課税を廃止させていただいております。都市計画事業の精査の観点からは、平成17年度にも年度別事業費をお示ししておりますが、今般、議員より、都市計画税の精査を求められておりますことから、都市計画税を充当した事業内容について再度関係各課に調査を指示したところでございます。なお、この作業につきましては、相当前の資料もあることから、時間を要するものと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。  都市計画税の創設以来、その廃止に至るまでの長期にわたり多くの町民の方々に御負担いただいておりましたが、適切に都市計画事業に充当されたものと判断しておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。  失礼いたしました。続きまして、平成22年度の予算の提案説明を聞いてということで御質問をいただきました。特に水道会計を例に挙げていただきまして、提案説明の仕方についての要望といいますか、御提案をいただいたということであります。  一般会計の予算の提案説明は、町政に対する所信を述べつつ、町づくり、地域活性化、次世代育成、町民の安全・安心、生活環境の向上に関する施策などなど、事業別に大きなくくりを持って提案説明をさせていただいたところであります。これにつきましても、いささか文章が長くなるということもありましたので、いろいろと切り張りをしながら精査に精査をしながら提案説明をさせていただいたところでありまして、その御感想等もまたお伺いできればありがたいなというところでございます。そしてまた水道会計、他の特別会計につきましても、いろいろとお金の面の出し入れを提案説明で申し上げるということも一つ重要なことではないかというふうにして思っております。しかしながら、議員御指摘のとおり、当該年度、あるいは中期的なビジョンの中で当年度の予算がどういう位置づけにあるかということの説明を若干でも申し上げるということは、これは重要なことであるという認識に立たせていただきましたので、今後修正なり、修正といいますか、再検討した上で、できる限りわかりやすい提案説明に心がけてまいりたいと思っております。  一方で、提案説明、議場でやるということ一番重要であるということもわかりながらも、やはり予算説明書及び参考資料の配付もいたす中で、私が町長就任以来、議会の委員会等で皆さん方によりよい理解、より深く理解していただくための議員提案を心がけているつもりでございますので、その双方の工夫しながらこれから善処していくというところで御理解いただければありがたいというふうにして思っております。  続きまして、マコモで町おこし事業についてでございますが、建設業と地域の元気回復助成事業についての質問をいただきました。この事業について説明を申し上げますと、地域の建設産業団体が保有する人材、機材、ノウハウなどを活用し、地方公共団体や農業、林業、観光などの異業種団体と連携をして協議会を構成し、地域活性化を図るものでありまして、全国で104の協議会が国土交通省の第一次採択を受けました。マコモでこもののまちおこし協議会では、三重県建設業協会、菰野町、三重四日市農業組合で構成され、耕作放棄地を再生してマコモを栽培し、マコモの商品開発、販路確保などをしていくもので、平成21年度、22年度の2年間が事業期間となっております。本年1月から工事が進められていた大字千草字大正田の耕作放棄地再生事業もほ場が完成し、もとの美しい姿に戻っておりますし、PRの拠点として取り組んでおります菰野ふるさと館の倉庫の一部改装もでき上がりつつあります。  また、今回の事業で重機を導入しましたことについてでありますが、その目的につきましては、耕作放棄地の抜根や埋もれた用水路の復元などに使用したほか、あぜの維持管理、マコモ植えつけの際、株の掘り起こしなどに今後は利用していく予定であります。主にこれにつきましては、今後の大正田の維持管理、あるいはマコモの栽培の際の株の掘り起こしなどに利用していく予定であります。さらに、地域の特産的な農作物につきまして、作業をする際に拡充していければと考えてもおりますけれども、当面の間はマコモ限定として、あるいは地域の方々に活用されるものを含めて、マコモ以外でもそうなんですけど、地域の方々の農作業に関することについて使ってまいりたいと考えておるところであります。  そしてまた、ふるさと館の利用につきましては、マコモを使った食をPRしていくことについてでありまして、当面は試行的な形ということで、食育サポーターまめまめの方々にお世話になり、1カ月程度、マコモ入りひっつみ汁を中心としたものを提供していきたいと考えておりますが、将来的には菰野町産農産物を使った食を開発し、マコモとあわせて幅広く提供できる場所になればと考えておりますので、御理解をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(内田親根君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 答弁ありがとうございました。  昨日からこの答弁聞いていて、自分なりの本当に感じたことを少し先に申し上げさせてもらいますと、町長がこの壇上で答弁いただくんですが、町長の立場っていうのは、やはり行政のトップマンとして、そして私たちと同じように住民から選ばれております。ですから、自分が感じているんですが、私たち議員とは、町長が提案されたものをチェックする立場ですね。それで町長には執行権、こうやってあるわけなんですが、私は、今ずっとこの当初から聞いとって、やっぱしどうしても、何ですか、各課でつくっていただいた答弁書、それは町長さんは信用されて、ここでされとるように、基本的にはそれでいいと思うんですが、感じでおります。ただ、町長には今、2面、3面って顔があるような感じが私してますので、やはりこの議場で私たち議員は執行部の、副町長さん以下がつくられたものをこうやって答弁いただくわけですね。そして、議員はそれに対していろんな意見を申し上げますね。町長の顔はやっぱし2面あると思いますので、特に今、一番初めの私の質問書、都市計画税、2番目、2点目について特に感じております。やはり町長は、私たちのこうやって議場で聞いてもらった意見を執行部の提案された答弁書だけではなく、中立的なとこで答えを出していただきたいなっていうのが感じております。と申しますのは、今一番初めの都市計画税に関してなんですが、町長がその答弁書の中に、1点、市街化区域の整備は進めていくって、こう言われましたね。私たちに去年の4月にマスタープラン、町長から10年間の羅針盤っていうことで示されておりますね。やはり、そこにのってるものしか基本的には考えたらいかんのじゃないかなって私は思ってるんです。ですから、町長がそうやって進められるのに、町長がつくったものと僕は合わないとこが出てくるな、行政が都合のいい答弁書をつくってるなってはっきり僕感じてるんですね。ことし、総合計画をつくってもらいますので、あわせて推進計画もあると思いますので、これについては、基本的には余り変えれないんですね。行政はその都合のいいときに、それにのってないからっていう、住民に答え言うんです。臨機応変にマスタープランを変えていただけるんなら私は何も申しませんけれど、そういうものではちょっとないような気がいたしておりますので、これが1点。  そして2点目は、今精査していただくっていうことでございましたので、きちんとしていただきたいと、こうやって思っております。  最後に、町長、都市計画税は適切に使われ充当されとると言われましたけれど、私はそうやってなってないと思ってこうやって質問してるんですから、精査が済んでから、その上、町長が判断されるんだったらいいんですけれど、もうはいから、適正に充当しとるって言われますと、私の質問自身が今何なんだろうって思ってますので、やっぱしこうやって今から議論をさせてもらってきますので、ずっと、だから聞いてもらった後で、それで精査を担当課から上がってきて、きちんとした書類を見てもらって、今までの行政のやっとったことが正しいんか、私が質問した趣旨の方が正しいんか、その上での公平な判断を私はお願いしたいと思ってます。  そういうことで、順次質問をさせていただきたいと思います。町長も、私これ3回も同じことをしてますので、聞いた部分が重なる部分があるかとは思いますけれど、その点ひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。
     まず、担当課から確認させてもらいます。都市計画税は税務課、もう皆さん御存じのようでございます。事業をしていただいたのは都市整備課、今の、そして下水道課、じゃあ今回この調整・調査していただくっていうのは財務課だと私若干聞こえてきているんですが、この課で、町長、これはよろしいですか。私は財務課長やったら財務課長、課長、そこの課だけ答弁願えますか。 ○議長(内田親根君) 石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) そのとおりでございまして、つきましては予算上の話、そしてまた決算上の話がありますので、財務課に取りまとめをということで指示しているところであります。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) ちょっと資料を映していただけますか。ちょっと小さくて見にくいんですが、実は1月の22日付で税務課で市街化区域、調整区域、都市計画区域外の田、畑、宅地に分けて面積と税額ですね、これは、税金を幾らもらってると、最終結論なんですが、つくって調査してもらいました。市街化区域の宅地でいいますと2.3キロ、3段目ですね、一番上の、3段目で2.3キロ平米、2億6,000万いただいていると。調整区域でも宅地は同じく2.7キロ平方メートルですが、1億7,800万円であると。約1億円が違いますね。ほいで区域外の宅地が3.3キロ平方メートル、一番大きくなった、人口がふえた区域ということになりますね、2億1,200万円もらってる、このような内容になっております。そして田でいいますと、一番市街化の田0.2キロ平方メートルといいますと、約20町分だと思います。それで900万円の税金をもらっております。そして、それを私なりに1,000平米当たりのその3つに分けて、これを計算再度させてもらいました。市街化区域の宅地11万3,000円というのが1,000平米の場合ですが、いただいていると、こういうふうな面積になってきます。調整区域では6万5,000円、都市計画区域外では6万4,000円、田につきましては、市街化区域が4万5,000円、調整区域が1,700円、都市計画区域外が1,790円、畑につきますと、市街化は4万円、調整区域690円、区域外が770円。このように、これは22年1月20日現在の1反当たりの税額でございます。  ここで二、三点ちょっとお伺いしたいんですが、まず1点目、今回、上程されております国保税に資産割を一部用いると、こういうことになっております。これ見てもらうと市街化区域が非常に高くなるような、単純に資産割は私たちの説明では標準で言われますので、例えば10万円であれば、そしてあとは所得割やと、このような説明になるんですね。みんな宅地そのぐらいある人はそうかなっていうふうな感じになりまして答えが出ちゃうんですが、やはり市街化と調整区域では最終的に違ってくるっていうことになるんですね。税務課長、私はそうやって考えておりますが、ここでいう約2倍弱の金額になるんじゃないかと思います。御答弁いただければと思います。 ○議長(内田親根君) 税務課長、森脇 隆君。 ○税務課長(森脇 隆君) 国保税の資産税割りでございますんですけども、ちょっと私どもで考えますところによりますと、菰野地区で宅地が大体500平米ということで、固定資産税額につきましては約5万2,000円で、それに対します国保税といたしましては約1万4,000円、それから鵜川原地区調整区域というところでほぼ同じ500平米程度のもので、固定資産税額が約2万3,000円、そして国保税額の資産税割りが約6,400円というような形になろうかと思います。  以上です。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 税務課長に答えてもらったことなんですが、約2倍強の単純に資産割は5万、10万って皆さん平等になるかに思っているけど、そうやって思ってても、現実に支払うお金が市街化に住んでるだけで違うんですね。固定資産税等が高いのはよくわかるんですが、国保税というのはあくまでも病院にかかった本人が払う3割、残り7割部分の中にどういうふうな負担が公平なんかということで、所得の多い人は多く、少ない人は安く、そのような考え方で整理されとると思います。しかしその中に資産割を加えられますと、住んでいるところによって違ってくるっていうことになりますね。私は多くの方はやっぱし自営業者と退職された方が主だと思いますので、年金が同じだのに所得同じだったら納得するんですけれど、これはいかがかなっていう気がいたしております。提案されておりますので、ここではそれ以上国保税さわりませんが、市街化区域の人は余分に負担が来るんだということだけは御理解願いたいと思います。  そしてもう1点、今、田ですね、農業、町長、守っていただくっていう方針をもってされておりますけれど、市街化農地の固定資産税、これ1,000平米にしたんは、1反当たり米7俵とれる、単純に約10万の収入があるんですが、税務課だけで固定資産税だけで先に4万5,000円取ってるんですね、片方は1,700円なんですね。多くの方はその1,700円の1反当たり負担してる方が、たくさんの農地をつくっていただいてます。それでも経営が成り立たない、1反当たり市街化農地、約20ヘクタールですね、この人たちは4万5,000円の税務課の固定資産税がかかってくる、この現状を見とって市街化で農地を経営してるっていうのは、やっぱしもう親からもらった土地であっても果たして本当に農業やってていいのかなっていうのが、行政からかかってくる税金倒れするような気がしております。やはりその辺はちょっと問題があるんじゃないかなっていう最近は思っております。  そして、今、市街化区域、調整区域決めた私も当時役場におったからわかるんですが、これぐらいの範囲にしようかっていうことで行政が決めたんです。調整区域にその当時決められたときは、ほとんどの住民がわからなかったと思うんです。きょうの日になってやっと市街化はこう、調整区域はうちではこうっていうのが、自分の所得が減ってきたらいろんなことがあって情報があってわかる人がふえてきた、こういう点はまずやっぱしここから出てくると思います。  それでは、税務課長にお尋ねをいたしますが、昭和53年から市街化区域、平成17年まで都市計画税あったんですが、千草工業団地ですね、これは違ったと思うんですが、何年から徴収されていましたか。 ○議長(内田親根君) 税務課長、森脇 隆君。 ○税務課長(森脇 隆君) 工業専用区域につきましては、平成9年度から17年度まで賦課をさせていただいております。  以上です。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 御答弁いただいたように、なぜ市街化区域と調整区域が違うんかな、このように思います。この中で工業団地の造成、櫻木教育長、頑張って当時されましたね。千草工業団地、赤坂工業団地、今はデンソートリムがあるんですが、やはりこれ年月が違ったのをおかしいと思うんですが、どのように感じてますか。 ○議長(内田親根君) 教育長、櫻木政史君。 ○教育長(櫻木政史君) 何分にも昔のことでございますし、若かったもんですから、そんなに責任ある仕事をした覚えがございません。(発言する者あり)いや、責任ある役にあったというわけではございませんので、そういう税のことまでは覚えておりません、誘致のことに一生懸命やったつもりでございましたんで、申しわけございません。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) さすが教育長ですね、ごもっともな答弁。しかし残念です、私は聞いたことと答えたことと違うでしょう。やはりきょうの日になっての教育長の知識から見てどうだっていうことを加えてもらうとありがたかったように思います。  財務課長にお尋ねをいたしますが、今回、調査をしていただくということになったようでございますが、18年の2月号ですか、こもの広報、服部町長の時代なんですが、精査された最終のものを広報に住民に全員にわたるように出されてますね、そこに書いてあるのは、すべてと解釈してもよろしいか。 ○議長(内田親根君) 財務課長、諸岡高幸君。 ○財務課長(諸岡高幸君) それも含めて精査をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) もう少し税金取って、11億円取ってるんですからね、その辺はきちんとしていただきたい、このように思います。順次、その事業について今まで聞いた重なるかわかりませんが、確認をさせていただきますのでよろしくお願い申し上げたいと思います。  まず、街路事業から都市整備課長にお尋ねします。都市計画税を徴収していたということで期間があるんですが、53年から平成17年まで、その間に前、一般の道路で広げられた道ですね、前をお聞きした経緯ですが、田光根の平線、庁舎の北側の潤田鳥居戸線、11路線で13キロの道路が行われています。この道路に地元負担金はあったかなかったか、それだけ答弁願います。 ○議長(内田親根君) 都市整備課長、松尾 弘君。 ○都市整備課長(松尾 弘君) 地元分担金は徴収しておりません。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 都市計画事業でそこに書かれてるのは、菰野潤田線と中里東高原線で2キロですね。ただ、ここでお伺いしたいのは、今の13キロの道路は、今でいう国土交通省の道路局の予算をもらって補助事業でおおむねやられていますね。そして今、この計画決定していってるガイドですね、この2種類は同じ国土交通省の都市局っていうんですが、今わかりません、昔でいえば都市局っていうのがあったんですが、そこの補助を受けてる、そういうことで都市計画事業っていう名前がついていますね。万が一、都市計画決定をされていなかったら、道路局の予算で私はついたと思います。採択されたの仮定でいいんですが、道路局の予算であったら地元負担金は取りましたか、同じように市街化区域の2キロですが。  それともう1点、その道路局の補助金と都市局の補助金に差はありましたか。 ○議長(内田親根君) 都市整備課長、松尾 弘君。 ○都市整備課長(松尾 弘君) 地元の分担金につきましては、道路事業につきましては取っておりませんので、分担金は発生しないと思います。  補助率については申しわけございません。ちょっと都市局の方の補助率はきっちり私担当してなかったので覚えておりませんけれども、ほぼ道路局と同じような補助率だったと思います。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 今聞いてもらったように、都市計画決定がうってあるかで違うということですね。財務課長、覚えといてください。  そしてもう一つ、菰野町で大きく工事をできた道路がミルク道路、通称、ございます。四日市市も旧大安町もあるんですが、これに地元負担金はあったですか。例えば吉沢地区から取ったとか、鵜川原地区から負担金を取ったとか、ミルク道路に対して地元負担金ありましたか。田中課長にお尋ねします。 ○議長(内田親根君) 観光産業課長、田中稔久君。 ○観光産業課長(田中稔久君) 私、その当時のミルクロードにつきましては、事業としてはかかわってございませんので、担当した覚えもございませんので、ちょっと分担金があったかどうかというのは、ここで議場では明確にお答えをするそういうふうな記憶もございませんので、大変申しわけございませんけども、そのようなことでございます。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) そしたら、調査をして財務課長にきちんと報告しといてください。当時、計画決定をされたのは位田忠之さんっていう人がこのルートを決めて順次工事をされております。  ちょっと次に、公園に移らせていただきます。この中で都市計画事業ということで、大羽根緑地と朝明緑地が国土交通省、旧建設省の都市局の補助を受けて行われています。私、当時は担当者として運動を目的とする公園をつくりました。昭和52年ごろに急に国の方から予算がついてきました。山村前収入役が企画に見えまして、やはり都市計画事業だから建設課の方で手伝ってくれやんかということで、実は担当、私がいたしました。そういう経過がありまして、公園っていうのはどうやってつくればいいんかなっていって初め悩んだんですね。と申しますのは、公園にはセンスが要るんです。私にはセンスがありませんので、これじゃありませんけど、困ったんですね。ほんで本を見て、公園の基本っていうのは緑と水がなけりゃいかんのですね。そういうものが要るんですが、そして菰野に緑っていったって緑の豊富なところ余り合わないんじゃないかなってはっきり思いました。そして、公園のつくる目的ですね、こういう大きい公園っていうのは、基本的には憩いの場であるっていうこと、来た人が安がないかんというのが公園の一つの大きな柱なんです。多くの人が参加してもらわなきゃならん、どんな公園をつくったらいいんじゃのうって悩んだんですね。そのときに今言いました前山村収入役、そして石原係長、この2人から運動を中心にしたらどうやっていう話が参りました。当時は野球が盛んだったんですね、すごいチーム数があったと思います。早朝野球、日曜野球、こうやってもう本当に一年じゅう野球を楽しむ人が住民の中に非常に多かったんです。役場もAチーム、Bチーム、Cチームってあって、私はCチームの一番できの悪いとこだったんですが、当時そのAチームで今ピッチャーをされてたんは諸岡課長ですね、ちょっと不器用なところがあるけど速い玉ほうりよったですね。そして今、増田副町長、当時、左で打って3番か4番打って、王じゃないけど1塁じゃなかったですか、総務課長が本当に器用な機敏な方で、1番を打たれて長嶋みたいな3塁守ってましたね。私の記憶がそんなんですが、応援してて張りがよかったんです、自分はできませんけれど。その方々が今こうやってお見えになりますけれど、私以上に当時の利用者のことはよくわかると思います。私はそのときの公園をつくる目的を運動公園に、その上司から命令を受けたいろんな役場の絡みはありますけれど、その人たちの意気込みに打たれて公園をつくりました。今現在、利用者も年齢も変わってきましたので、どのようになっているかわかりませんが、現状での利用者はどのようになっているか、都市整備課長ですか、お尋ねをいたします。 ○議長(内田親根君) 都市整備課長、松尾 弘君。 ○都市整備課長(松尾 弘君) 大変申しわけございませんが、利用者の調査については行っておりませんので、今現在、明確な回答はできかねます。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 管理をしてるところがわからなくてどうするんですか。社会教育課長、わかりますか。 ○議長(内田親根君) 社会教育課長、木村宜裕君。 ○社会教育課長(木村宜裕君) 今、利用者数としては、手持ちに数字は持っておりませんけれども、現在、野球、サッカー、それからグラウンドゴルフですとかいう形で種目がいろいろ分かれてまいりました。また、大羽根の方ですとラグビーなんかも使っていただいております。各種の種目に分かれながらもいろいろな利用の方法で毎日のようにお使いをいただいておる現状でございます。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) スポーツの方が中心ということですね。やはり菰野に当時つくったときに、四日市やかは野球場があったんですけど、菰野にはなかったんですね。ですから野球場は1面しかつくれませんということで、東側のきちんとした野球場、そして西は多目的だったんですね、しかしチーム数が多いから野球をしたいと、そのような経過があって、スポーツ中心にいまだになってますが、やっぱりスポーツ中心であれば市街化区域住民がその人たちだけに負担を求めるのはいかがなと思うんですが、増田副町長、どのように思われますか。 ○議長(内田親根君) 副町長、増田幸生君。 ○副町長(増田幸生君) 都市計画事業としてなり始めたわけでございますが、その事業の目的が久留美議員も作成に当たられた、設計を携わっていただいたっていうことの中で、スポーツ中心の公園であるということも私たちも大変利用させていただいたわけでございますので、その認識はそのような思いを持っております。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) やはり副町長、答弁いただいたように、市街化住民の払った税金をその人たちだけで負担するっていうのはいかがなっていう私は思っております。財務課長、その辺を十分判断していただきたいと思います。  もう一つできてる朝明緑地について申し上げたいと思います。地方税法702条には、都市計画は目的税である、市街化区域には課税できる、市街化調整区域にはその地域に都市計画事業が行われ、課税される市街化区域と著しく不公平になる場合のみ課税できるとされているんですね。朝明緑地はそしたら、市街化の人じゃなくて千草の奥郷の人にもらわなあかんようになっちゃうんです、この法の精神からいけば。私はその人たちに求める気はございません。大羽根緑地だけ市街化と言われるんだったら公平に対応していただきたい、これだけ財務課長に申し上げておきます。  続いて、この中に書かれております県単独の事業の負担についてお尋ねをいたしたいと思います。国道477号線沿いの歩道がございます。本来であれば今であれば歩道も一緒に施行されているんですが、当時はなかったもんですから、県単独事業で行われています。その負担は3分の1かかりますので、ここには同じように市街化の都市計画事業の中にうたわれております。同じように県単独事業で急傾斜地ですね、都市整備課長、急傾斜地10分の1の負担だと思いますが、これには地元負担金かかってないです。杉谷、小島、そういうとこで施工いたしました。その人たち個人の家が埋没してまうってことで、個人の家のうち、もしくは道路やそういうものに対しての構造物ですから、やはり極端な負担金を取るのはいかがなってことで、町は当時取らないと決定いたしました。それで町が先般、歩道を設置っていうことで、竹永から八風中学へ行くところですか、竹永の方がなかったもんですから、町が施行していただきました。通学路として歩道を整備したわけですが、これに負担金は取ってないと思うんですが、都市整備課長にお尋ねします。 ○議長(内田親根君) 都市整備課長、松尾 弘君。 ○都市整備課長(松尾 弘君) 永井から八風中学校に向いての歩道の整備のことだと思いますけれども、交通安全事業という形で対応させていただいておりまして、分担金は取ってございません。  急傾斜地は大変昔のことで、我々も分担金取ったかどうかっちゅうのは確認してございませんので、今ちょっと明確な回答はできませんので申しわけございません。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 確認できるものならしていただきたいと思いますが、私が申し上げたとおりでございますので、財務課長、よろしくお願い申し上げます。  次に、北勢中央公園ですね、これもうたわれていますね。委員会で聞いたら、四日市市は都市計画事業だけど都市計画税の対象事業には含まないっていう、当時答えをいただきました。委員会の答えでございます。北勢地方の全員が利用するから、やっぱしこういうことだと思うんですが、都市整備課長、覚えてますか、確認はお願いします。 ○議長(内田親根君) 都市整備課長、松尾 弘君。 ○都市整備課長(松尾 弘君) 四日市さんの担当の方に確認をいたしましたところ、都市計画税の充当はないということはお聞きしまして、委員会でお答えをしております。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 財務課長に次、お尋ねしたいんですが、前議会で区画整理事業、宝永台、それから松葉の郷、みかの、のいろんなものの私はここで写して区画整理ができていかなかったらっていう税額で質問させてもらいました。10年前の工事になりますので、この10年間にもう税務課が減少になってますから、固定資産税が非常に上がってるんですね、収益っていうたらわかりませんが、住民負担が非常に払っている、約1,080万でしたか、ですから当時計算したら、もう補助金出した金額をはるかに上回ってるというようなことになっております。区画整理事業は都市計画事業でございますので、充当していただくのはいいと思うんですが、税務課がそうやってもう回収できとるものはどのように思われますか。やっぱし住民負担を求めて取っていって、取る方は取っといて、もうかったんは税務課であってこんなことになっちゃうんですが、感覚的でいいんですが、この辺の判断非常に難しいと思いますので、今わかる範囲でいいですが、お答え願います。 ○議長(内田親根君) 財務課長、諸岡高幸君。 ○財務課長(諸岡高幸君) 失礼します。本当に難しい御質問をいただきました。いずれにいたしましても、非常に苦しかった町の財政といいますか、僕も昭和50年から58年まで財政を担当させてもらいました。そのときに学校一つつくるんでも、3カ年の債務負担を組みながら計画して事業を執行しなければならなかった、それを県へ持ってって、こんなもん債務負担違うやないかと、継続費組んでこいと言われたような時代でありましたので、そのような意味から都市計画税の、要するに市街化区域の皆様方にその町の町づくりを助けていただいたというふうなことは正直思っております。  ただ、今のじゃあ税金、都市計画税等が町の方へ、要するに都市計画事業も含めて町の収入がふえた部分と比較を、今どのように考えるかと、答弁せえと言われると、やはりちょっと難しいところございますもんですから、そのようなことで御理解賜りたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 私も難しいと思いますけど、そういうふうな状況になった、やっぱし町に貢献したという点も十分考慮していただきたいと思います。  次に、公共下水道について2点ほどお尋ねをいたします。まず、昨年の9月ですが、公共下水道事業について、特に汚水ですね、課長から答弁をいただきました。議事録に載っております。都市計画税を公共下水道に充当されていることは把握してませんが、仮に充当しているとすれば、地域を問わず受益負担金をいただいていますので、重複しているのではないかと考えられますと、この答弁をいただいておりますが、まずそれで課長、よろしいですか。 ○議長(内田親根君) 下水道課長、河内耕二君。 ○下水道課長(河内耕二君) 下水道事業の汚水についてという形の中で、そのような趣旨で答弁をさせていただいております。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) もう1点、前も議論してるんですけど、簡単に話させてもらいます。宿野幹線や菰野幹線、こういうのは都市計画の対象でしてもらった、ありがたいと思ってます。しかし、上流から来ている振子川ですが、上流は農業用水か、もしくは普通河川ですね、市街化区域だけ必要以上の断面にならない、底打った程度のコンクリを都市計画として整備してもらいましたね。これが本当にすべて都市計画事業の地域住民が払わんなんもんか、上から水が来てるのは多いからどうなんだっていう点、これが1点。  もう1点、菰野小学校の東側を通って、北側を通って、都市下水路を整備していただきました。前服部町長のちょっと下あたりで終わったんですが、工事ができないということで、地蔵波遠見幹線として別個にしてもらいました。ですから、その区間については、大なり小なり断面が非常に大きくなってます。やはりもっと小さいもんだったら都市下水路の都市計画事業として適正なんですが、大きい現在のままを全部負担せんならんのかと、この2点について考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(内田親根君) 下水道課長、河内耕二君。 ○下水道課長(河内耕二君) まず、1点目の振子川の関係でございますが、もともと振子川という川があったと、それで市街化が進んだことによって、住宅が張りついた市街化の部分に容量的に問題が出てきた中で、改修が必要になったという解釈の中で、都市計画事業で、議員先ほど底って言われました、側面もちょっと一部コンクリを張った程度のものが大半かとは思いますが、そのような形になったのでありますので、都市計画事業でしても適正ではないかなと私は思います。  それともう1点、地蔵波遠見雨水幹線、金渓川からずっと上がってきまして、菰野小学校をという形のとこでございますが、12年でしたかな、下水の事業の見直しをやっております。その中で、経済性と施工性という形で、その当時計画した当時から予定路線の経年変化というんですかな、家が張りついた等の関係やと思うんですけども、経済性、あるいは施工性等の中で、それを見直しております。ですもんで、今議員さん言われます小学校の東側、あるいは北側、あるいは菰野幼稚園あたりが断面が大きくなったのではないかという形のことで御質問かと思います。そのとき経済性、施行性という形の中で、最大限一番いいものを考えたという形のことと、当然って言い方おかしいんかもわかりませんけども、補助金の返還なんかの手続を行っておりませんので、即それが間違っていたのかと言われますと、その当時としては合うたことをやっておりますので、そこへ入れるのがおかしいのではないかというと、ちょっと全くそうでもないんじゃないかなということを思っております。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 住民にルートを変えたことによって小さくなってよかったものは大きくしたんですから、補助金返還はなかったとか聞いてるんじゃないんですね。それ全部をやっぱし大きいままの、大きな金額をその市街化区域が負担せんならんかという意味ですから、財務課長、今の答弁と私の理解は違いますので、その辺は一つ適切な判断をお願いしたいと思います。  そして、都市整備課長についでにこの関連でお伺いしときます。普通河川って分担金を取ってますか。再度確認をいたします。もし、新名神の関連工事で、農林で施行した大口川を改修予定してますね、約6,000万。一部負担金は取られないっちゅうことだったんですが、やはりこれはこれからも取らないということで、どうですか。 ○議長(内田親根君) 都市整備課長、松尾 弘君。 ○都市整備課長(松尾 弘君) まず、普通河川の改修等でございますけれども、普通河川等の改修につきましては、分担金は取っておりません。また、大口川の改修につきましては、かなり前にいろいろな地元との調整の中で、町の方でするというような回答をしておりまして、分担金は取らない方向で今現在、検討をしております。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) ありがとうございます。私は、取れって言ってんじゃないんです。やはり、取ってないっていうことを事実を踏まえて、市街化住民の部分だけ取るのに疑問を感じているんですね。そして、普通河川っていうのは15年に一遍の水に対応する川の大きさ、都市下水路は10年の一遍の水に対応する、事が小さいんですね。ですから、ランクでいけば下のランクなんですが、その辺を十分、財務課長判断していただいて、整理していただきたいと思います。  財務課長に最後にお尋ねしますが、これ6月ごろまでに精査していただけますか。答弁願います。 ○議長(内田親根君) 財務課長、諸岡高幸君。 ○財務課長(諸岡高幸君) 今でも資料等の部分でいろいろ捜している部分がありまして、町長から今回、精査を命ぜられたんですけども、その時点で都市整備課、下水道課へお邪魔して、どういうふうな内容になってるんかっていうふうなこともお伺いした。どこまでできるかわかりませんけど、一生懸命頑張りたいと思います。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 6月までにできる限り努力していただきたいと思います。今ここではもう時間がございませんので省略いたしますけれど、当時、財務課から総務省への報告文書、もう一度精査しといてください。いいかげんな報告もされてますよ。  それから、菰野駅前線廃止に伴う工事費、大羽根駅前線廃止に伴う工事、約6億円減るんですね、事業費にして。住民説明会ではそれ減るんだったら、返してくれよっていう声があったということだけをお伝えを申し上げておきます。  次の質問に、22年度予算について少し質問いたします。簡潔に言っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  一番初め、調整池についてお尋ねをいたします。調整池っていうのは、役場のこの調整池ございますね。そして工業団地に2カ所ございますね。3カ所かわかりませんけれど、松山工業団地、千草工業団地、それから市街化でこうやって得られた調整池が渡辺議員の西、それから中川哲雄議員の西、こうやってありますが、昨年9月に行ったとき直後に渡辺議員の西は早速対応していただきました。そして、今年度予算に工業団地は、企画で170万円の草刈りが計上されております。同じ調整池ですよ、中川哲雄議員の西はでき上がってから10数年たちますけど、一度もされてません。それが本当に公平な予算の張りつけですか。もう簡単でいいですが、財務課長にお尋ねします。 ○議長(内田親根君) 財務課長、諸岡高幸君。 ○財務課長(諸岡高幸君) 今の申されてましたそれぞれの用途の部分で、下水道課、都市整備課、企画観光課、それと庁舎の部分については財務課が担当するというふうなことで整理をしておりまして、今までのやはり、つくってきたその経緯の部分もありますもんですから、その辺のところもというふうなことでございますので、要するにその部分を整理するのは、今、僕が申し上げました担当部署で行うというふうなことになっておりますので、よろしくお願いします。
    ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 渡辺議員の西と中川哲雄議員の西、一緒なんですよ、これが1点。目的が住宅地をするための手法の区画整理とか農事組合法とかあるんです。工業団地は同じような開発条件で、同じですよ、土地を買収して、道路をつけて、調整池をつけて同じようにやるんです、すべて一緒です。いずれも菰野町名義になってます。一方だけついてないっちゅうのは、私、2度目だからこれちょっときつくなってるんですね、これが6月までにきちんとした答えを出してやってください。  そしてもう1点、今年度予算について申し上げます。12月議会の最終日に、委員長報告で千草工業団地の受益者負担金が高額になるから3年から10年に延ばすと、全会一致ではっきり了解しました。そのときに住民の生活が大変だから2カ月検針の2カ月徴収、これを1カ月徴収にしてくださいと、委員長報告をしとるんです。今回の予算計上はございません。私は町長が議会の議論を重んじるって言ってたから、楽しみに待ってたんです。この点について、増田副町長、答弁願います。 ○議長(内田親根君) 副町長、増田幸生君。 ○副町長(増田幸生君) 下水道水道料金の2カ月徴収を1カ月にということで議論もいただき、また本会議の中での委員長報告も私も確認をしました。内部でも議論をしたところ、行政コストの問題等かんがみまして、現行制度で進めたいということに至った経緯でございます。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) どのような説明を聞いたか知りませんけど、私が試算しましたら7,000万円の、3年から10年に延ばすことによって500万円の町費が持ち出しになります。2カ月から1カ月検針に変えるだけで約700万円です、月々の経費は。当初の設定費は要りますね、どのように聞かれたか知りませんけれど、担当課長、おかしいんでしょ、議会からみんながお願いしたんですよ。だったら議会でこうしたいろんな問題がそこで消えてるんじゃないですか。残念でございます。これは行政システム、官僚ですね、これをお上というんです。私は町長は奉仕やと、町長は知らないんです、そこまで詳しいことは。だから、中立的な判断をしてもらえるとこれは思っております。  今、言い忘れましたけど、松山工業団地、それから赤坂ですか、そういうの加えたら企業優先になるんですよ、企業だけを対応して、住民の1万4,000世帯すべてのものについては考えないということですよ。よく考えてください。  それから、提案説明、水道課長に聞くつもりでおります。今回、三重用水の受水費が、約3,000万、提案説明で2,917万円下がったと言われましたけど、受水費が下がった町で料金を値下げさせた市町村はございますか。 ○議長(内田親根君) 水道課長、位田嘉則君。 ○水道課長(位田嘉則君) 新聞の記事でございますけども、松阪市が下げたっていうことを聞いております。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 松阪市は下げたんですね、中身を聞きましたら三重用水の受水費1トン当たり65円が39円に値下がりました。ですから、約3,000万円下がったんですね。これ今、予算書に何て書いてありますかといいますと、一般会計の方にもお金もらえなくなってるんですね。私が思うのは、当時、水道料金の値上げを職員としてお願いいたしました。石原課長に山﨑局長と私で当時8%の料金値上げを三重用水受水費が高いからということでお願いしたんですね。私は8%、一般家庭でいえば一月にたばこ1箱お願いしたと、このように最終的に議員に説明しました。その経過があって3,000万円をずっと入れてもらったんですね。きょう、水道料金のほとんどは住民が支払ってる7億1,000万です。一般会計からは3,000万です。なぜ一般会計の方が3,000万引いてって、住民の方は値下げしないんですか。今住民は苦しいって言ってるんですよ、おかしいじゃありませんか。増田副町長に答弁求めます。 ○議長(内田親根君) 副町長、増田幸生君。 ○副町長(増田幸生君) 三重用水の負担金の減額に伴って一般会計の算入額、あるいは個人の使用料の還元方法について、疑義があるという、問題点があるのではないかということでございますが、行政的に判断した結果、今提案させていただいとる方向で調整をし提案をしとるところでございます。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) むやみに言ってないんです。去年の水道課の決算5,000万の黒字ですね、そして、当初の今言いましたように、執行部の方、私たち3人が、議員さんにお願いして説明して8%をしたんですね。ですから、そのときから3,000万入ってるんですよ。なぜ3,000万出す一般会計が優先で、ほとんど水道料金払ってる住民、その分で今のお金でいいますと、住民の方は6,000万近くこの料金負担をしてるんですよ。もとが下がったら住民側優先するのが行政じゃないんですか。私はおかしいと思います。行政はこの答えのままでおったら取る方だけの国保税を取る、返すものは返さない、こういう姿勢になりますよ。  もう1点、申し上げます。同じことが下水道課にも言えます。下水道料金、当初決定したとき、1トン当たり140円かかると、おおむねの計算だったと思います。そのうちで84円が川越の処理場に係る経費。ということは、56円は水道課の中のいろんなものの経費に回るということだったんですね。それがきょう59円下がってますね。下がった金額を予算ベースで今はじきますと4,800万円、特別会計でどっかに金が回っちゃってんです。住民の方は高いままの値上げで来てるんです。今の使用者を割りますと、1軒当たり年間7,600円安くなります。私が申し上げたいのは、苦しくなったら国保税も確かにわかります。ただ、問題になるのは資産割、しかし一般会計の中に、水道及び下水ですが、住民から取ったものは返さないっていう方針ですか。行政はそのような対応していくんですか。増田副町長、再度答弁願います。 ○議長(内田親根君) 副町長、増田幸生君。 ○副町長(増田幸生君) 久留美議員おっしゃるように、細部の詰めた私もところはございませんが、私どもとしては22年度の予算編成をしていく中で、今までの議論を踏まえ、また今の経済対策も踏まえまして、最終的には公共料金等を含めまして総合的に勘案して今の提案をさせていただくところでございますので、今個別の案件につきましては、私、具体的に今申し上げるまでの数字も持っておりませんので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) こうやって議論をするからどちらが正しいか、私は住民の人の負担を住民の視線で物を見てるんですね。増田副町長は、行政の官僚のお上の見方をしてるんですね。やっぱし町長が言われるように、奉仕者っていうのは住民の生活のことを考えて、その上で行政が何をしたらいいかっていうのを考えるのが本来の奉仕者の行政なんですね。今の増田副町長の答弁のままで終わったらお上です。私はもうこれ以上は言いませんけれど、町長のやっぱし中立的なところにおってもらって、私が間違ってるかもわかりませんので十分調査の上、すぐに対応していただきたいと、このように思います。  3つ目が少しございますので、マコモのについて少しお尋ねを申し上げます。まず、田中課長にお伺いしたいんですけど、私、住民の方が菰野に生えるマコモは、穂が出るって言われたんですね。今、町長の提案説明でも聞いてると、株を起こして株分けするっていう感じで私とってるんですけど、昔に菰野にあったマコモをやっぱし、在来種ですね、改良されたものなんですか。それともどこからか来た今、栽培しとるものはマコモなんですか。この点について簡単でいいんですが、どちらか、在来種を改良したものか外から入ったものか、答弁願います。 ○議長(内田親根君) 観光産業課長、田中稔久君。 ○観光産業課長(田中稔久君) お尋ねの件でございますけれども、まず在来種とそれからいわゆる食用に改良された2種類が存在をしておるというふうに認識をしております。在来種につきましては、菰野町役場の南側、調整池に在来のものを持ってきて、もともとの日本のマコモだと思われますけれども、それを河川の景観とそれから水質浄化という意味で植えられたんだと思いますけども、それらが生育をしておりますけども、それらにつきましては確実に今言われました穂が出ておりまして、昨年もたくさんの穂をつけておりました。そして今食用としておりますのは、これはどこで改良されたということは私もはっきり存じておりませんけれども、当町が主に入手をいたしました京都府綾部の方では、恐らく国外、いわゆるもっと南方系のところから持ってきたものを改良されてでき上がりました品種を使用しておるというふうに聞いております。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) やはり行政から言われることは、できる限り本当だったら私心配しないんですが、そうやって住民の方から言われてますと不安になります。きちんとしたその辺を調査して、やはりマコモの里っていってますから、その辺だけ精査をお願いしたいと思います。  その次に、町長、重機ね、株分けとかあぜ直しに使われると言われましたね、答弁で。それは基本的には算段を目的としるように思うんですが、私、よそへ持っていったり、ただ、今、作業の方で特産物の方に使うという話、答弁ありましたね。このもともとの決めは重機や財産に関してはすべて建設業協会が扱うことになってるんですが、ですから、それを建設業協会から借りてるのか、財産管理などは建設業協会ですね、この点大丈夫ですか。町長にこれは聞かな仕方がありませんのでお尋ねします。 ○議長(内田親根君) 石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 適正に管理をしていると考えております。(「町のもの」と呼ぶ者あり)いやいや、協議会のものであると、それで今、所有は主体であります三重県建設業協会四日市支部であろうというふうにして認識しております。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 今やってもらったこと、町長、算段及び、これ非常に私いいことだと思ってるんですね。私は大いに賛成してます。しかし、そこにやっぱし行政としてだれが管理をしてて、本当に町のものであったらだれが帳面つけて、だれに貸して、こうやって問われたときには問題になるように思います。やっぱし後々が大変ですから、その辺ははっきりとしといてもらわなあかんように思います。会計監査で指摘されたっていうのが一番私は心配してます。そのときに菰野町議会は予算を認めておりませんので、私たち何もできないんですね、そんだけの心配です。  もう少しお尋ねしたいことあるんです。この外部委託の費用、KKS建設経営サービスコンサルティング、ここに契約されてますね。この契約金額、それで簡単な業務内容、課長にお尋ねします。 ○議長(内田親根君) 観光産業課長、田中稔久君。 ○観光産業課長(田中稔久君) お尋ねの件でございますけれども、その業務内容につきましては、当初この国土交通省の事業に概要の計画書を出す、こういうふうな業務が主なものの1点目でございます。  それから2点目は、この事業あくまでも2年間の試験調査・研究事業でございますので、これがどういうふうな成果が出た、これの報告をまた国の方にするという、その2点が主なものでございます。  委託費は200万円でございます。 ○議長(内田親根君) 久留美正次議員。 ○16番(久留美正次君) 私、KKSさん、今言われましたね、国にされた交付申請ですね、これは建設業協会と町長がするようになってますね、この調定。それ以前のものは補助対象に入れないです。交付申請を受けて、交付決定を受けた以後のものの行為ですね。ですから、ここに200万円の今ここで払った費用は、補助対象になりません。これが一般建設事業のルールです、特殊なものがあるかわかりません。なぜこれを心配するかと思いますと、国土交通省から財団法人建設振興基金に渡されて、そこへ町長の答弁で104カ所、この業者を使ってやるとうまいこといく、そのような感じで私されたんだと思います。問題は、国交省から何で財団へ行ったお金、総額35億円ですね。1カ所200万円ですね、50カ所受けてたら1億円いくんですね、このKKSに。国の天下り、もしくは事業の一部を何ですか、お金を返す、非常に難しい業者じゃないかと思いますよ。事業は7月31日になってますから、麻生さんのばらまき政策ですね。町長、それ生かしてもらったんは非常に私はいいことだと思ってます。ただ、このコンサルさんは、一般のそこらにおるコンサルさんじゃないと疑わしい点が多々ございます。今、課長の言われた答弁は、その事前のものの書類、中身見ますと、役場の職員がつくったもんがほとんどでしょ。大正田の経過なんかそこは知りませんやんか。中身は全部町の職員が一生懸命つくったものを、現実の作業はKKSさんは何もしてない。ただ、建設財団法人そこへ持っていっただけ。これに200万円払ってる。ただ、これ町のお金は通ってませんので、何ら町は問題ございません。しかし、国の方では私は問題やと思ってますよ。私にはそんな調査能力ありませんので、調べたら一体そこへ何億円のバックがあったんかっていうような気がしますね。麻生さんの最後のばらまきをいい風に生かした部分は本当に評価したいんです。ただ、こういう分野もついているっていうこと、これだけはやっぱしわかっていただきたいと、このように思います。  3点目は、町の直接じゃあございませんので、私の町にとって町長のしていただいたことは非常にいいことだと、その評価はしております。これからもできる限り、あんまり変なものじゃなければしていっていただきたいなと、このように思います。  ほいて1番目の都市計画税につきましては、財務課長が本当に公正に素直に判断されて、行政のお上と言われるような判断じゃなしに、住民の視線に立った公平な負担をお願いしたいと思います。それを町長が判断を客観的にしていただければ、私はいいんじゃないかなと思います。  そして2点目につきましては、22年度予算、今回やはり国保税の値上げが自分の中に非常に頭にあります。こんな御時世に本当に住民に負担を求めてはならんのかと、町長は8,500万円お金を入れてってると、こうやって言われました。確かに一般会計を入れたってもらわんと大変なことよくわかりますし、しかし、一方で今、水道料金に申し上げましたように、住民が払ってる水道料金なんですよ、ほとんど。なぜそれが住民側の値下げをしてくれないのかと、町長と同じように松阪市長が30代です、その人は早速していただけます。これ私、町長が悪いっていう意味じゃないですね、行政のトップである副町長ですよ、課長からの説明をいいかげんな聞き方しとんじゃないですか、財務課は予算を握ってますから、少しでも何とかしたい、町の懐わかるんですね。しかし、水道課は公営機能ですから、住民の負担がほとんどなんです。まず、行政が先に3,000万取っていくんじゃなしに、取っていくんであれば、住民に上げた5,600万あるんですが、2対1、これが最善の比率だと思いますけど、こんな御時世、やっぱし町民のことを思えば、町長の判断をお願いしたい。ここで3,000万円、一般会計は楽になってます。特別会計の下水については4,800万円下がってます。両方と合わすと7,800万円。一般会計、住民が取るとこだけ取ってる、こうやってなっちゃうんですね。これにつきましては、6月と言わずに町長の私は判断を仰ぎたい。行政のトップは町長じゃないんですよ。増田副町長と原田副町長なんですよ。町長の姿勢の中に行政のトップの顔もありますけど、町長は私たちと一緒に住民から任された人なんです。町長がそちら側ばっかりに立っとってもうたら私困りますので、あえてこのような質問をして、副町長、これから中心に私はしていきたい。町長はそれを聞いてもらってどちらがやっぱし住民にとっていいのか、行政にとってどちらがいいのか、その辺の適切な判断をお願い申し上げたいと思います。  以上をもちまして、今回の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(内田親根君) 以上で、久留美正次議員の一般質問は終了しました。  本日予定しておりました日程はすべて終了いたしました。  本日は、これにて散会いたします。                午後 3時29分 散会...