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平成21年第1回定例会(第5日目 3月16日)

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  1. 菰野町議会 2009-03-16
    平成21年第1回定例会(第5日目 3月16日)


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    平成21年第1回定例会(第5日目 3月16日)         平成21年菰野町議会第1回定例会(第5号)                 平成21年3月16日(月) 午前10時00分開議              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜     第1 一般質問   第2 議案第2号 菰野町個人情報保護条例の一部を改正する条例(案)      議案第3号 菰野町職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する            条例(案)      議案第4号 三重県市町職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少            に関する協議について      議案第5号 三重県市町職員退職手当組合規約の変更に関する協議について      議案第6号 三重県自治会館組合の共同処理する事務の変更及び三重県自治会            館組合規約の変更に関する協議について      議案第7号 菰野町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例(案)      議案第8号 菰野町税条例の一部を改正する条例(案)      議案第9号 菰野町介護保険条例の一部を改正する条例(案)      議案第10号 町道路線の認定について      議案第11号 都市計画に関する基本的な方針(菰野町都市マスタープラン全体            構想)の変更について
         議案第12号 三重県三重郡土地開発公社定款の変更について      議案第13号 平成20年度菰野町一般会計補正予算(第9号)(案)      議案第14号 平成20年度菰野町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)            (案)      議案第15号 平成20年度菰野町老人保健特別会計補正予算(第2号)(案)      議案第16号 平成20年度菰野町土地取得特別会計補正予算(第1号)(案)      議案第17号 平成20年度菰野町公共下水道特別会計補正予算(第3号)(案)      議案第18号 平成20年度菰野町介護保険特別会計補正予算(第3号)(案)      議案第19号 平成20年度菰野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)            (案)      議案第20号 平成20年度菰野町水道事業会計補正予算(第3号)(案)      議案第21号 平成21年度菰野町一般会計予算(案)      議案第22号 平成21年度菰野町国民健康保険特別会計予算(案)      議案第23号 平成21年度菰野町老人保健特別会計予算(案)      議案第24号 平成21年度菰野町土地取得特別会計予算(案)      議案第25号 平成21年度菰野町公共下水道特別会計予算(案)      議案第26号 平成21年度菰野町農業集落排水事業特別会計予算(案)      議案第27号 平成21年度菰野町介護保険特別会計予算(案)      議案第28号 平成21年度菰野町後期高齢者医療特別会計予算(案)      議案第29号 平成21年度菰野町水道事業会計予算(案)   追加日程第1 議会運営委員会委員の定数の変更について   追加日程第2 議会運営委員会委員の辞任について   追加日程第3 特別委員会委員の定数の変更について   追加日程第4 特別運営委員会委員の辞任について   追加日程第5 町長及び副町長の給料の額の特例に関する条例(案)                                  【議案第30号】   追加日程第6 菰野町教育委員会教育長の給料の額の特例に関する条例(案)                                  【議案第31号】   追加日程第7 自主的な共済制度を新保険業法の適用除外とする意見書を国に提出を          求める請願書                  【請願第1号】   追加日程第8 市街化区域への編入に関する請願書        【請願第2号】 1.会議に付した事件   日程第1、追加日程第1から第4、日程第2、追加日程第5から第8まで 1.出席議員(17名)   1番  服 部 住 雄 君        2番  星 川 佳 信 君   4番  出 口 利 子 君        5番  益 田 和 代 君   6番  伊 藤 雅 慶 君        7番  秦   好 文 君   8番  内 田 親 根 君        9番  渡 辺   昇 君   10番  矢 田 富 男 君        11番  中 山 文 夫 君   12番  千 賀 優 子 君        13番  諸 岡 文 人 君   14番  進 士 尚 義 君        15番  増 田 秀 樹 君   16番  久留美 正 次 君        17番  加 藤 昌 行 君   18番  中 川 哲 雄 君 1.欠席議員(1名)   3番  藤 田 賢 吾 君 1.説明のため出席した者(20名)   町長      石 原 正 敬 君   副町長     増 田 幸 生 君   副町長     原 田 賢一郎 君   教育長     櫻 木 政 史 君   消防長     川 嶋 正 典 君   総務課長    大 塚 健 児 君   企画情報課長  高 橋 正 士 君   財務課長    諸 岡 高 幸 君   税務課長    高 田 良 和 君   住民課長    川 瀬   敏 君   会計管理者   小 林 健 生 君   子ども家庭課長 森 脇   隆 君   健康福祉課長  坂 倉 博 幸 君   都市整備課長  松 尾   弘 君   観光産業課長  田 中 稔 久 君   環境課長    内 田 眞 伸 君   水道課長    位 田 嘉 則 君   下水道課長   森 田 久 人 君   学校教育課長  諸 岡 敏 文 君   社会教育課長  高 田 峰 昭 君 1.出席事務局職員(3名)   議会事務局長  山 崎 義 幸 君   書記      伊 藤   悟 君   書記      市 岡 謙 二 君                午前10時00分 開議 ○議長(内田親根君) 皆さん、おはようございます。  ご苦労さまでございます。  ただいまの出席議員は17名で、定足数に達しております。  よって、平成21年菰野町議会第1回定例会は成立をいたしましたので、再開いたします。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(内田親根君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程を朗読させます。                  〔事務局朗読〕             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎日程第1 一般質問 ○議長(内田親根君) 日程第1、一般質問を行います。  それでは、6番議員、伊藤雅慶議員、登壇願います。             〔6番 伊藤雅慶君 登壇〕(拍手) ○6番(伊藤雅慶君) 改めまして、皆さんおはようございます。  6番議員の伊藤雅慶でございます。  一般質問の最終日ということもあって、執行部の皆さんは、少しゆとりが出てきたのかなという感じなんですが、私にとっては一番緊張する最終日であります。  また、昨日は、第12回菰野町クリーン大作戦、大変お疲れさまでございました。まだまだ寒さ厳しい中、各地区自治会役員さんを初め、お世話になった方々に感謝するとともに、このような活動の積み重ねが郷土愛を生み、人と人とを結びつける、まさにまちづくり地域づくりの原点であると改めて感じた一日でもありました。  そして、こちらの集計結果も少しいただいたんですが、去年と大体似たところで推移しとるのかなというふうに思います。  それでは、通告に基づいて質問を順次させていただきます。  まず、大きな一番としまして、コミュニティセンターの運営についてお伺いします。  行政改革アクションプログラムの中でも、平成21年度以降も継続して取り組んでいく推進項目であり、地域づくり活動を行う上で、大変重要な課題の一つであると認識するところであります。町内各地区を見ても、その機能は統一されておらず、地区によっては支所と公民館が併設されていたりいなかったりと、非常にわかりにくい状況であります。  本来、コミュニティセンターとは、地域づくり活動の拠点となる施設であり、地域防災地域福祉などを通じて行政と住民とをつなぐ重要な役割を果たすものであると認識しておりますので、支所機能公民館機能と分けて考えるべきかわかりませんが、施設自体はコミュニティセンターとなっているため、その整理すら住民として理解に苦しむところであります。  平成19年の9月定例会では、無所属クラブの代表質問として、出口利子議員がこの問題を取り上げております。支所と公民館との役割、機能の整理、公民館の利用に対する利便性の強化、コミュニティセンターとしての規定の整備など質問や提案をされたわけですが、1年6カ月が経過した中で新たに見えてきたものもあろうかと思いますので、町内各地区における支所や公民館を含めたコミュニティセンターの現状と課題、そして今後どのように運営していくのか、将来的な展望をお聞かせください。  次に、大きな2番といたしまして、既存財源の確保についてお伺いします。  前回、平成20年第4回定例会では、新たな財源の確保に触れましたが、今回は今ある財源の確保、特に既存税源の確保について質問させていただきます。  アメリカの金融危機に端を発した世界的な経済危機の中、自動車産業や家電業界など日本経済をリードしてきた業界の販売不振、業績悪化で日本経済は大きく後退、縮小化し、多くの労働者が働く場を失い、また多くの企業が経営不振に陥っていることは、皆さんの知るところであります。そのことは、国民一人ひとりの日常生活に支障を来すことは当然のことながら、自治体運営においても非常に厳しい状況を生み出しております。菰野町の法人町民税を見ても、落ち込みは顕著にあらわれ、来年度の当初予算は、前年度比約26%減で計上されております。  ただ、菰野町の自主財源の中で、法人町民税の占める割合自体がそれほど大きくないことから、余り大きな影響が出ていないのかなというふうなことも実感としてあります。とはいえ、経済状況がどのように変化していくか先行き不透明な中で、健全な自治体運営を行っていくためには、新たな財源の発掘も視野に入れながら、既存税源の適切な賦課と確実な徴収の原則が必要不可欠だと考えます。  そこで、現在町税の収納率の向上に向けて、どのように取り組まれておるのか、また、既存税源の確保に対する対策などはどのように考えておられるのか、お伺いします。  最後に大きな3番といたしまして、尾高家族旅行村についてお伺いしたいと思います。三重県民の森や尾高キャンプ場に隣接し、豊かな自然に恵まれた場所でありながら、うまく運営ができなかった事業であるかなというふうな認識をしております。
     菰野町の北部における観光拠点として、4億円以上の事業費を投じたわけでありますが、土地の整備にとどまり、平成23年3月31日をもって事業を終結させるとの説明を受けました。当初は、民間企業を誘致し、第3セクター方式で事業をする見込みであったのが、その計画が企業の撤退という形でなくなり、現在に至っているとのことですが、観光事業地域文化、経済の振興に寄与するという当初の目的はどうなってしまったのか、また、企業の撤退表明から10年以上経過した後、出した今回の結論に至るまで、どのような協議がなされていたのかをお伺いしたいと思います。  また、新たな事業の展開というのは、後ほど再質問の方でお伺いいたします。  以上の3項目についてご答弁願います。 ○議長(内田親根君) 伊藤雅慶議員一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) おはようございます。  6番議員の伊藤雅慶議員一般質問にご答弁申し上げたいと思います。  冒頭、クリーン大作戦の件、触れていただきまして、昨日は皆様方におかれましても大変お忙しい中、ご苦労さまでございました。  これにつきましては、区長会主催ということでございますけれども、町といたしましてもバックアップをしながら、事業をやらせていただいておるわけでございますけれども、年々不法投棄が減少しているということは、本当に皆さん方の意識の向上と啓発活動を含めた、そういったことの事業成果であると考えておりますので、引き続きご理解賜りたいというふうにして思うところでございます。若干ながら、古タイヤとかバッテリーが昨年に比べて多くなったということがございまして、この辺につきましては、また、担当課が分析をしながら今後の対策を立てていくということになろうかと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げます  さて、伊藤議員からは3点についてご質問をいただきました。  まず、コミュニティセンターの運営についてでございます。  これにつきましては、ご存じのとおりコミュニティセンターは、地域文化の向上と福祉の増進を図るなど、地域づくりの推進を目的に整備を行ってきたところでございます。  しかしながらご指摘のとおり、いろいろといった諸課題がございまして、なかなか条例の制定ですとか、管理運営に関する規則等の整備が未着手のままであるといった課題を抱えておるところでございます。これにつきましては、関係課に調整をするよう指示を出しておるところでございますので、平成21年度中には整備をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。  しかしながら、これにつきましては、例えば竹永コミュニティセンターは平成元年、鵜川原コミュニティセンターは平成3年、朝上コミュニティセンターは平成6年、菰野コミュニティセンターは平成16年と、そしてまた千種に関しましては、昭和63年に農村環境改善センターという設置がある中で、歴史的な経緯が、あるいは活動の状況というのは各地区異なっておりますので、そのあたりの整合性をとるということが現在大きな課題となっておりまして、整備がなかなか進まないという現状であることもあわせてご理解賜りたいというふうにして思うところでございます。  しかしながら、出口議員が以前にご質問されたことも踏まえまして、今後、各地区区長会、そしてまた、地域住民の方々とも綿密なる情報交換をいたしながら、慎重に検討を進めてまいりたいというふうにして思うところでございます。  そしてまた、将来の展望についてでございますけれども、やはり支所機能公民館機能が複雑に入り組んでおるというところで、これの整理につきましてもなかなかつかないところでございます。これにつきましては、抜本的に支所のあり方とコミュニティセンターのあり方を、考え方を整理していく必要があるというふうにして思うところでございますが、限られた人員の中で当町といたしましても、組織環境の整理・見直しをしていく必要がございますので、この点につきましても、先ほどと同様でございますが、慎重に検討を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。  続きまして、既存財源の確保についてでございます。  主にご答弁といたしましては、収納率の向上に向けた取り組みの現状をご報告することになろうかと思います。  まず、本年1月末現在の収納状況について申し上げます。  これにつきましては、本定例会での例月出納検査の事項において、参考資料として添付されております調書によりますと、一般会計全体で収入済額が46億6,945万円、収納率が78.98%。うち、現年度分収入済額が45億9,514万円でありまして、現年度分に関しましては収納率が84.66%であります。滞納繰越分7,430万円が15.36%となっているところでございます。  また、国民健康保険会計全体で収入済額が6億4,131万円、収納率が51.38%。  うち、現年度分が、収納率が64.23%。滞納繰越分が、収納率が13.95%となっております。  さて次に、収納整理の状況について申し上げますと、督促状発送に始まるいわゆる滞納処分は、一般税並びに国保税ともに関係法令に基づいて行っておるところでございます。  具体的に、三重地方税管理回収機構へ平成19年4月1日から平成20年12月までの間、高額滞納者や徴収困難な事案を80件、額にいたしますと1億4,600万円移管しましたところ、専門的な徴収手法を駆使し、滞納処分を前提に迅速な徴収を行っていただいた結果、本年1月末現在で本税、延滞金を含め3,660万円の徴収がなされました。この機構は私どもの町側では技術的、精神的なバックアップ組織として位置づけられるとともに、徴収実務の知識・ノウハウ・技術の指導による徴収業務の向上や滞納の抑止などの効果があると考えておるところでございます。  一方、当税務課においては、本年度、町外を中心に差し押さえを前提とした滞納処分を行うべく、換金性の高い銀行預金、生命保険契約に着目して、およそ300人の滞納者の財産調査を実施しております。  北海道から沖縄までのおよそ700の金融機関、支店も含んでおりますけれども、の預金調査、およそ40の全国展開をする生命保険への調査を行い、およそ120件、1,800万円の差し押さえを執行し、滞納税に充当しております。  一つの例といたしまして、昨年8月13日には大阪府内のある銀行へ臨場の上、預金を差し押さえ、数年間にわたる滞納税を取り立てております。  また、本年度は国保連合会の紹介により、神奈川県より専門知識を持つ徴収アドバイザー収納率向上に向けた助言をいただき、技術向上を図っておるようなところでございます。  既存財源の確保に対する対策でございますけれども、以上のようなことに力を入れながら、今後も展開してまいりたいと考えております。  続きまして、尾高家族旅行村の有効活用につきまして、現在に至るまでの経過についてのお尋ねがございました。尾高家族旅行村につきましては、昭和61年3月に調査を行い、尾高高原観光レクリエーション地区計画を策定し、昭和61年度より事業を開始いたしました。61年度に設計委託を行い、62年度からピクニック緑地道路改良工事に着手、平成元年にキャンプ場、管理棟、給水施設等の整備、平成2年度に駐車場及び沈砂池の整備を行って、7月にオープンしました。  当初計画では、民間による運営を予定していましたが、希望者があらわれず、菰野町の直営で尾高観光協会へ運営を委託して現在に至っております。それにつきまして、議員から平成22年度中の町の完全撤退というようなことのご質問でございますけれども、一昨年より今まで菰野町直営で運営をする中、指定管理者制度や民間の運営を検討してまいりましたが、よい策も得られずこれ以上の公費による運営は難しいとの判断から、一昨年より地元の関係者の方々と協議を重ねてまいったところでございます。  今後につきましての展開につきましては、関係者の皆様方との協議をして、土地利用についての方策もあわせて検討していただいておるところでございますので、ご理解賜りたいというふうにして思うところでございます。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、ご発言ください。  伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) ご答弁ありがとうございました。  それでは、再質問に移りたいと思います。  まず、大きな1番です。先ほど町長の答弁と重なる部分もちょっとあるかもわかりませんけども、まず大きな1番ですが、今現在、菰野町のコミュニティセンター支所機能公民館機能のみとなっており、本来の地域づくり活動には至っておりません。  調査したところ、支所についても公民館についても、それぞれ条例や使用規定などはあるものの、運用面については地区ごとの地域性、また、人口や利用者の多寡なども影響としては大きいものの、限られた人数であったり、多様化する住民のニーズであったりと、役割分担でかなり苦慮しているのが現状だと、そういうふうにお伺いいたしました。  そして今後、地域防災地域福祉など、地域づくり活動を展開して行く中で、コミュニティセンターの設置や管理を定める条例や規則等の法的な整備が必要である。これは、先ほどの答弁でも町長の方も認識をしておるというところです。  当然ながら、条例の策定の際には、菰野町の地域性、各地区の地域性、また、支所や公民館の機能の整理から統廃合まで、検討課題に入るかなというふうには思うんですが、各地域の住民が使いやすい場になるにはどのように進めていくべきか、そういったことを考えていただきたい、そのように思います。  あともう1点、指定管理者制度の導入についてお伺いします。  指定管理者制度とは、公共施設等の管理・運営を株式会社や民間企業等の法人や団体が代行できる制度で、行政改革の一つであります。管理者は、民間の手法により管理・運営を行い、場合により収入を得ることができるため、メリットとしてはさまざまなサービスや利便性の向上、職員の削減を含めた管理・運営経費の削減というものがあります。  このような、民間活力の活用について取り入れていく市町村がある中、菰野町としてはどのように考えているのか、そちらもお伺いしたいなというふうに思います。 ○議長(内田親根君) 伊藤雅慶議員の再質問に対して答弁を願います。  総務課長大塚健児君。 ○総務課長大塚健児君) コミュニティセンターにつきましては、先ほど町長が申し上げたとおりもありますけれども、最初、竹永で建設されてから、以来20年以上がたっているというとこも申し上げました。その間、議員各位からは、さまざまな意見とか、提言をいただいている現状でございます。  先ほど、町長答弁いたしましたように、まず、設置及び管理を定める条例、規則の制定が急務であると思っております。早急に対処してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  ここで、コミュニティセンターにつきましては、大変重要になりますのは、やっぱり、コミュニティセンターをどのように活用するかということでございます。活用に当たりましては、議員言われる住民のニーズや地域性も考慮する中で、人と人との触れ合いを含めた地域住民の自主的な活動や、情報発信ができる場とその提供が必要であると考えておるわけでございます。  今後の方向性でございますけれども、行政改革の中でコミュニティセンターの機能と管理体制の見直しとして、また、第4次推進計画の中で支所の方向性検討として、平成22年度までの取り組みといたしておりますことから、現在、関係各位におきまして協議をいたしているところでございます。  議員が言われます、支所との関連でございますけれども、地区関係者の方々との協議も必要になりますことから、しばらく時間が必要であると認識をいたしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  しかしながら現場では、毎年各地域でふれあいまつり、それとか公民館活動等で、大変催しもの等に活発に活動いただいておるというところもございます。そういうことで、コミュニティセンターとしての、一部の機能は果たしているというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  また、指定管理者制度の導入についてご質問いただきましたけれども、先ほども申し上げましたとおり、今後の整備体制を考える中で、あわせて検討してまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) ありがとうございます。  支所の中で、例えば千種支所を見ますと、公民館と支所と分かれた形となっておるんですが、そういったところで例えば、条例整備とかそういった中で、ほかのコミュニティセンター等の整合はどのように考えてみえるんですか。教えてください。  総務課長。 ○議長(内田親根君) 総務課長大塚健児君。 ○総務課長大塚健児君) 千種支所に関しましては、ただいま支所は支所といたしまして、また、公民館活動につきましては、農村環境改善センターの方で行っております。そういうことで、先ほども申しましたように、コミュニティセンターそのものがないのが、千種地区というだけになるわけでございますが、まず、その件につきましては、その他の地区のコミュニティセンターの状況を整理する中で、千種地区の状況も考えていきたいというふうに思っておりますし、また、支所につきましては、今後、支所機能を検討する中で、先ほど議員言われましたように、統廃合も含めておるんかということもありますけれども、そういうことも踏まえまして、考えていきたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(内田親根君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) はい、ありがとうございます。  近隣市町の例としてですが、新聞の記事によりますと、四日市の市民センターの窓口業務について、平成21年4月から民間委託をする予定であったところ、さまざまな問題が生じたことで、事実上白紙に戻ったようであります。  これからのコミュニティセンターのあり方について、単に町の出張所だけでなく、地域づくり活動の拠点として地域の皆さんが利用しやすく、また、安心のできる場所として、地域に根づいていくことを第一に考えていただいて、検討を進めていっていただきたいと、そのように思います。  それでは、次の大きな2番について、お伺いいたします。  先ほども、質問で収納率の向上に向けた取り組みについてお伺いいたしました。私自身も平成13年4月から平成19年3月までの6年間、菰野町の税務課の収税に携わってまいりました。その間全国では、コンビニの徴収業務委託やインターネットを利用した動産・不動産を含めた差し押さえ物件の公売など、新しい手法による収納対策がどんどん進んできていました。  菰野町においても、検討課題であるものの担当職員の数や専門的知識の欠如、また、システムの構築や経費などさまざまな要因があって、前に進まない状況であったのかなというふうに思っております。  今回いただいた資料を見ますと、平成21年1月現在で町税の滞納繰越額、先ほど町長も答弁の中でおっしゃってましたけども、その合計をしますと町税全体で約18億5,000万円ほど上り、前年に比べ1億6,000万円ほど滞納繰越額が増加しております。こうして数字を見ますと、やはり抜本的な対策が必要であるのかなと、認識するところであります。  また上下水道などの、公共料金や後期高齢者医療保険料、介護保険料などの滞納も懸念されることから、徴収・収納の強化策の体制構築を求めるところであります。  全国の市町村において、公金の徴収・収納の一元化を実施し、重複滞納者に対する納付の折衝や専門的知識による対応を行っているところは、400カ所ほどあり、多くの自治体が滞納に対し、単に現課だけの問題にせず自治体全体の問題として、収納対策に取り組んでおるのが伺えると思います。  菰野町におきましても、国民健康保険税を除く町税の悪質な滞納については、先ほども話ありましたけども、一部事務組合として三重地方税管理回収機構の方にその案件を移管し、一定の効果を上げておると、抑制力になっておるということは承知するところであります。町民間の負担の公平性の担保について、また、こういったほかの自治体の動きを踏まえて、税務課長、また、町長のご意見をお聞かせください。 ○議長(内田親根君) 税務課長、高田良和君。 ○税務課長(高田良和君) 収納関係についてのご質問でございますが、税務課といたしまして、町税の収納率について、現年度課税についての収納等については、口座振替の推進、また、滞納繰越分は高額で困難なものは、三重県地方税管理回収機構への移管、その他は催告書、差し押さえ予告通知書により納付相談の特例、その後差し押さえ処分の実施という形で取り組んでおりまして、この間三重県の地方税管理回収機構や県税事務所との連携、徴税事務研修などを重ねることによって、滞納処分の能力向上とノウハウの蓄積に努め、従前より格段の進歩は感じられておりますが、不動産の差し押さえによる債権の保全はもとより、換金性の高い預貯金、生命保険、給与等の差し押さえに重点をシフトして、滞納額の縮減に向けて対応しているところでございます。  また、体制の構築等につきまして、税務課単独で取り組めるものではございません。他の町税以外の収入等は、それぞれの課が担当しておるわけでございまして、副町長を筆頭にそういう会議等も持ちまして、いろいろと検討を重ねているのが現状でございますので、ご理解賜りますようよろしくお願いを申し上げます。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 続いて、石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 税務課長から答弁をしたとおりでございますけれども、やはりその収納課というか、収納係というか、一元化するというのは、懸案事項ではとらえとるわけでございますけれども、やはりそのいろいろな社会的な要因もありますし、庁内のシステムの問題もありますし、そしてまた、何よりも人的配置の問題もあります。そういったことを含めますと、調査研究の段階であると理解していただきたいと思いますし、今現在やっておる、やはり収納率を上げていくという、そういう活動を徐々に広げていきながら、各役場一人ひとりの職員がそういう技術を身につけた上で、やはり一元化を図っていくというのが、私の中では筋ではないかなというふうな考えを持っておりますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(内田親根君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。  既存税源の確保についての中の、既存財源の確保に対する対策の方なんですが、先ほどの答弁の中で、収納率向上に向けての取り組みについては、理解するわけでございますが、今ある税源をいかに確保していくのか、というところに少し意見をいただきたいなというふうに思うんですが、税務課長の方よろしくお願いします。 ○議長(内田親根君) 税務課長、高田良和君。 ○税務課長(高田良和君) 町税の中で、たくさんのほかの税目があるわけでございました。各税目に関することで申し上げますと、基本的な考え方は、公平・公正な賦課徴収を徹底すること。  また、各税目におきましては、課税客体の適正な把握、特に町民税は適正な申告のための相談と指導、固定資産税は土地の用途認定、家屋は新築・増築の把握を中心に、また、徴収関係についても、口座振替等の推進により現年課税分の収納率の向上、滞納分については関係機関と連携を密にして、専門知識やノウハウを向上させることにより、滞納額等の縮減に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) ありがとうございます。  何かそういったところで、うまくPRをするとか、少し観点を変えて、例えば、おうちが建てば固定資産税、軽自動車を買えば軽自動車税、たばこを買えば町たばこ税と、そういった販売と税の関係というのは、密接につながっておりますので、そういったところで、何かいい得策というのは考えられにくいでしょうか。  税務課長。お願いします。 ○議長(内田親根君) 税務課長、高田良和君。 ○税務課長(高田良和君) 税収対策としてのPRの方法でございますが、町には町民税・固定資産税・その他に、また、町たばこ税・軽自動車税等がございます。  また、町たばこ税につきましても、当初予算額では2億2,000万円程度ほど、上程しておりますが、これについても、この収入につきましては、大変、納税義務者からの申告で収入できるという、大変利便性を持っておるものでございます。町たばこ税について申し上げますと、収入は現在横ばい傾向にございまして、町内販売は落ちていないところでございます。これは、嗜好品であることから、喫煙者の日常生活行動の範囲内での購入が多いものと考えておりまして、また、自販機販売によりまして、カードシステムが導入されましたことによりまして、このカードが普及せず対面販売によることが増加しているのが、一つの傾向ではないか。対面販売によって、まとめ買いが増えているのが現状ではないかと思います。この町たばこ税のPRについては、また、健康面、環境面から公的機関の積極的なPRは、現在、支持されがたい生活環境ではないかと考えておりますが、たばこ税の仕組みという税制度の観点から、広報はできないか研究をいたしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) ありがとうございました。  ぜひ、そういった、また違う角度から、PRというようなことも考えていただけたらなというふうに思います。  ありがとうございました。  町税、そのほか各種公金や行政サービス、各種公金が行政サービスの原資である以上、しっかりとした収納対策は必要であり、負担の公平性が担保された中で、町民が安心して納得できる暮らしが保障されるものだと思っておりますので、より信頼されるまちづくりのために、町民一人ひとりの納付意識の確立、また、収納率向上に向けての対策に力を注いでいただきたいと思います。  それでは、大きな3番についてです。
     豊かな自然に恵まれ、三重県民の森に隣接した立地条件を生かし、新たな事業展開を求めるものであります。  例えば、次世代育成支援事業としての児童館や児童遊園などの児童厚生施設の建設、また、住民の福利厚生や都市マスタープランでもお示しをいただいていたように、レクリエーション拠点として、例えば公園の整備とか、また、地域の産業の振興で考えるとするのであれば、地元産品や例えば、企画外野菜を販売する青空市場であるとか、また、畜産系でいけば体験型牧場であるとかです。そのほか、広大な土地を生かしてさまざまな活用方法が考えられる可能性の高い土地であるのかなというふうに感じるところでございます。  各課いろいろと、その事業は各課にわたってあると思うんですが、そういった形で何かいい案といいましょうか、事業展開についてお考えはないのかお伺いします。 ○議長(内田親根君) 観光産業課長、田中稔久君。 ○観光産業課長(田中稔久君) 尾高家族旅行村の有効活用ということで、お尋ねをいただきました。  あの場所につきましては、非常に立地条件のよい場所ということでございまして、広大な三重県民の森が隣にあるということや、議員もおっしゃられました尾高キャンプ場もございますし、まして、東海自然歩道がその中を通っておるというふうなこともございまして、非常に恵まれた里山というふうな形を形成をいたしております。そういうことから、いろいろな利用、検討が可能ということでございます。ましてや、観光面から言いますと、観光客の考え方も、非常にそういうふうな自然環境を求めるというふうなことにもなってきておりますので、特に観光産業の面から言いますと、地元産品の活用によります、そういうふうな活性化でありますとか、体験型のレクリエーション的なもの、そういうふうなものが考えられるのではないかというふうに思っております。  現在、地元の方々におきましては、どういうふうな事業展開をされるというふうなことを検討中というふうに聞いておりますので、今後、町といたしましても、そういうふうな考えを地元とすり合わせまして、できる限りの支援をしていきたいというふうに考えております。  また、次世代育成型であるとか、あるいは福利厚生型のものにつきましても、関係各課と協議をしながら考えを進めてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) 子ども家庭課長、次世代育成の面でどうでしょう、あの土地は。 ○議長(内田親根君) 子ども家庭課長、森脇 隆君。 ○子ども家庭課長(森脇 隆君) 児童に対する福祉厚生施設ということで、先ほど観光産業課長からもご答弁がありましたように、隣が三重県民の森、そして尾高キャンプ場があると。いわゆる青少年とかそういった方々が利用しやすい環境というのは、事実としてあると思います。そういった点から、先ほど観光産業課長が答弁されましたように、関係課と協議をしていくということでございますので、当課としてもその協議をしてまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 伊藤雅慶議員。 ○6番(伊藤雅慶君) ありがとうございます。  町民の健康増進、また、健全育成の場として、ああいった素晴らしい自然環境に恵まれた土地を利用するというのは、大変有効であるのかなというふうに認識するところでございます。  新たな事業展開に期待をするとともに、また、地元のこれからの動きとうまく協調して、新たな事業を進めていっていただきたいなと思います。  だいぶ、時間を残すところなんですが、最後に一言、退職者予定の方に感謝の言葉、ちょっと述べさせていただきます、この場をお借りしたいと思います。  川島消防長、小林会計管理者、高田税務課長、森田下水道課長、本当にお疲れさまでございました。皆様方におかれましては、町政全般におきまして多大なご尽力賜りましたことを、また、私自身職員時代に後輩として、いろんなことを教えていただきました。重ねて感謝申し上げたいなというふうに思います。  ありがとうございます。  これから、今後ご活躍をする中で、健康には十分ご留意をされまして、元気を持ってこれから頑張っていただきたいなというふうに思います。  これで、終わりたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(内田親根君) 以上で、伊藤雅慶議員一般質問は終了しました。  ここで暫時休憩いたします。  休憩時間は10分程度といたします               午前10時44分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午前11時00分 再開 ○議長(内田親根君)  休憩前に引き続き一般質問を続けます。  それでは11番議員、中山文夫議員、登壇願います。            〔11番 中山文夫君 登壇〕(拍手) ○11番(中山文夫君) 御苦労さまでございます。平素は、大変お世話になっております。11番議員、無所属クラブの中山文夫でございます。  まず、最初にこの議会の開会日におきまして、議長を辞職し、議員各位並びに町長はじめ、町職員の皆さん、そして何よりも町民の皆さん方に、多大なご迷惑をおかけいたしましたことを、この場をお借りいたしまして深くおわび申し上げます。  辞職に至る経緯につきましては、新聞報道でもご存じのことと思いますが、久留美正次議員から平成14年に私の妻が臨時職員として、介助員に採用されたのは議員である地位を利用して採用させたのではないかということと、私が臨時職員の待遇改善について質問をしたことが、私的な待遇改善を意図したものではないかということで、菰野町議会議員政治倫理条例、第3条第4項に抵触するのではないかという疑義をもたれました。  採用されたのはもちろん、私が議員としての地位を利用して頼んだものではなく、慢性的に不足していた介助員の話をお聞きして、私の妻が当時ですね、障害児とかかわっていたということもあって、お引き受けをしたものです。  質問についても、臨時職員の任用期間が当時2カ月という短期契約が、地方公務員法と整合性が取れないことや、介助員の仕事が障害児が学校にいる間、寄り添わなくてはいけない重要な仕事で、本来なら専門性が必要とされるような仕事でありながら、これといった対策が取られないまま、人員さえ確保すればいいといった考え方で採用していることを指摘したもので、個人の私利私欲のために質問したことでは全くないということを、ご報告いたします。  ただ、妻が臨時職員として勤めていることや臨時職員の待遇改善について質問していることから、さきの誤解を招いたのは事実です。菰野町議会議員政治倫理条例、第2条第2項に議員は政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれた場合には、その疑惑を解明し責任を明らかにするように努めなければならないとあるように、この場において、疑惑を解明するとともに、達意簡明に誤解を招いた責任を取って妻も臨時職員を退職することを決め、私においても議長職を辞するに至りました。  特に学校関係者の方々に対しましても、多大なご迷惑をおかけしたことを、重ねておわび申し上げます。  今後は、議員本来の仕事であります、町民の負託にこたえるよう、努力をしてまいります。ご理解をいただきたいと思います。  それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  菰野町都市マスタープランについて、お尋ねをいたします。  菰野町都市マスタープラン(案)ができ上がり、この3月議会に議案として上程されました。このマスタープラン作成に当たっては、パブリックコメントにより意見を求め、地区別懇談会を開催し、さらにまちづくり推進協議会、都市計画審議会において検討を重ね、議会においては全員協議会を開催して説明を受け、やっとの思いで議会に提案されてきたものと思います。  都市マスタープランは、平成32年を目標年次として、菰野町の現状やまちづくりの課題、住民の意向などを踏まえて、町全体及び各地域の将来のあるべき姿を示すとともに、その実現に向けて都市づくりや地域づくりの基本的な方針を示すもので、住民参加によって策定し、創意工夫に富んだ菰野町の望ましい将来像を住民と行政が共有することによって、まちづくりへの住民の理解を深めるとともに、その共通の目標に向かって協働でまちづくりに取り組むことを目的としています。  そして、個々の計画相互の整合性を図るとともに、都市づくりを行う際の具体的な施策、事業である都市計画や、まちづくりに関する個別計画の根拠となる役割を担っているとあります。  全員協議会でも説明を受けたわけですが、やはり漠然としたといった感じは否めませんが、将来あるべき姿、こうあって欲しいという望ましい将来の都市の姿を描き、そこへ誘導していく役割、また、個別の計画の根拠となるという点からすると、具体的なものになるのには、仮称ではありますが地域まちづくり協議会等で地域の住民が考え協議し、地域別構想へ反映されていくのだろうと思います。  そこで、まちづくりの方針として挙げられた7項目のうち、土地利用の方針の中にある農地の保全についてお聞きをいたします。  全地区において、「ほ場整備された優良な農地については、保全を基本とします。」と明記されていますが、ここで言う基本とはどのように解釈すればいいのかお聞きをします。菰野町の農地の現状についても、あわせてお聞きをいたします。  町内の西の方ですね。山の麓の方ですけども、鳥獣害に遭うにもかかわらず、大切に田畑を守っていただいている方々もみえますが、そういった地域も何らかの方法で、基本的に保全していくべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。  都市マスタープランにおける将来像及び目標は、町政運営の基本方針である「自然と調和したまちづくり」、「持続可能なまちづくり」とあります。そして、都市づくりの基本理念の視点として、「産業と観光の連携を図ります。」とあり、その中身は「田園景観をかもしだす農業などの地場産業と観光の連携による産業振興を図ります。」と明記されています。  地場産業と観光の連携とありますが、どのような連携が可能と考えられますか、お答えをいただきたいと思います。  これで、1回目の質問を終わります。 ○議長(内田親根君) 中山文夫議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 11番議員、中山文夫議員の質問にお答えしたいと思います。  農地の保全についてご質問いただきました。  これにつきまして、まず法的なところでございますけれども、農地法で土地の農業上の効率的な利用を図るため利用関係を調整し、耕作者の地位の安定と農業生産力の増進を図ることを目的とし、農地以外のものに転用とする場合は、三重県知事または東海農政局長の許可を要することとなります。  つまり、基本的に農用地でございますけれども、こういったものを転用する場合には、さまざまな制約があるということも事実でございまして、そういった中で当町といたしましては、農地の保全ということを基本路線として、都市マスタープランの中に挙げさせていただいたということを、まずご理解いただきたいと思います。  さらに、農業振興地域の整備に関する法律では、農業生産にとって最も基礎的な資源である農用地等を良好な状態で確保するとともに、土地の農業上の利用を確保しながら、農業振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るものとしておるところでございます。  こういったことも考えまして、今後当町の農地を保全していくと、特に整備された農地につきましては、保全していくという旨の基本路線を基本方針を定めたものでございますので、ご理解いただきたいというふうにして思うところでございます。  さらにほ場整備、未施行の田につきましても、保全していくことが大切であると考えておりますけれども、農地の利用が集約化され担い手の耕作面積が増えてきている中、作業の効率化と利用の面を考えると、難しいものがあるというような厳しい現状もございます。  しかしながら、国も食糧需給率を向上させることを目的として、農振農用地の除外、転用について規制を強化していく方向で進んでおります。当町農業委員会におきましても、地元農業委員や改良区と十分協議を重ね、優良農地の確保に努めていく考えでございますので、ご理解いただきたいと思います。  続きまして、農業とそれを活用していくという方法でございます。  当町は、切り立った山岳とは対象的に、緩やかな田園風景が見せるこの二つの景観の融合が魅力の一つであるように考えております。観光資源は鈴鹿国定公園区内に多く点在し、それは自然景観を初め温泉、歴史的遺構、文化財であったりします。知名度といたしましては、御在所岳、湯の山温泉に負うところが大きい観光地であって、そのため、人口密集地の都市部では得られない自然体験が楽しめる場所と言えます。  近年、観光旅行のスタイルは変化し、友達や家族連れといった小グループで参加する体験ミニツアーへの参加が目立ってきております。そういった仲間同士で過ごす旅先の思い出は、地元の人との会話だったということもあるものです。特別おもてなしを意識することなく、ふだん通りに振る舞っていることが、観光客が自然と温かな気持ちになるということも、否めないことでございます。  また、地場産業であります農業を介して、体験農業で過ごすとか、あるいは次の観光商品の候補として考えているところでございます。いちごの摘み取りや芋掘りなど、収穫に参加することでも十分な満足が与えられますし、あるいは、収穫以外でも生産現場の体験等も最近では注目されているところでもございます。  そういったことを考えながら、やはり農業と観光の連携を重点においた活動、そしてさらに、それが経済活動を通じて自立継続可能な取り組みができていくということも重要でございますので、そういったところに、今後傾注してまいりたいと考えるところでございます。  いずれにいたしましても、一朝一夕に大きな展開を図るというよりかは、地道な積み上げをやることによって、持続可能なものというのが私は生まれると考えておりますので、特に農業あるいは観光の連携につきましては、そういったことにも着眼しながら今後取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、ご発言ください。  中山文夫議員 ○11番(中山文夫君) ありがとうございました。  再質問をさせていただきます。  先日、千賀優子議員が、小学校給食の米飯給食の導入回数を増やすご提案がありました。私も大賛成です。過去にもそういった質問もありましたけども、地産地消に関する質問はたくさんの議員がされてきたと思いますが、そのときに、よく話題になるのが食糧自給率です。我が国の食糧自給率は皆さんご存じのように、40%を切りました。  先日、毎日新聞に気になる記事が載っていたので、ご紹介をいたします。  農林水産省は、国内の凶作に備え、2002年に不測時、不測の事態ということですね。不測の事態に備えて、食料安全保障マニュアルというのを作成して、昨年まで4回の見直しを行ってきたということです。マニュアルでは、不測時の事態をレベル0、1、2の3段階に分類。米、小麦、大豆、肉類、魚介類、乳製品など、ある食料に供給不足の可能性が出てきた段階をレベル0とし、この時点で国は、価格動向の監視や供給見通しなどの情報収集を進める一方で、備蓄食料の供給も開始するという。  要は、その品物に供給不足の可能性が出てきた段階、レベル0。この段階で備蓄食料の供給も開始する。ちょっと、危機的な状況の始まりということになるわけですけども、これがレベル1になりますと、特定品目の供給量が通常の2割以上減少した段階で、未利用農地を使った緊急増産を指導するほか、価格規制の導入、買い占めや売り惜しみの監視を強化するということです。  現在の供給量が2割以上減少した段階では、多分、買い占めや売り惜しみなどが出るだろうと。非常に混乱するわけですけども、こういったことの監視を強化する必要が出てくるということです。  レベル2となりますと、一人1日当たり2,000キロカロリーの食事ができなくなることが予測される段階としている。深刻な食糧輸入の減少などが想定され、ここまでくると利用可能な原野や放牧地での食糧生産の奨励、芋類など高カロリー作物への生産転換、配給物価統制の実施、さらに石油の農林漁業への優先的供給が盛られているということです。  このレベル2になると、大変な状況になるということですね。  日本人は1人1日、2,551キロカロリーを摂取しているということですが、日本の食料自給率は40%ですから、国産の食糧で摂取できているのはたったの1,016キロカロリー。輸入が止まれば現在の水準は維持できなくなります。国内農業のみでの供給量は、2,020キロカロリーにとどまるとしています。  資料1をお願いいたします。  これは今述べた内容と一緒に掲載されていたものですが、不足時レベルの2になると、2,020キロカロリーしか供給できないため、例えばの例ですけども、「イモが主食化、みそ汁は2日に1杯、卵は7日に1個、肉は9日に1食」とかなり味気ない食事に耐えなければならないということです。今の子どもではとても耐えられないのではないでしょうか。  農林水産省は、人口増加や近年の穀物高騰など、世界の食糧事情は不安定化している。温暖化による天候不安もあり、大凶作で輸入がとまることもある。将来起こり得るものとしてとらえ、平時から自給率を高めていくことが重要と訴えるとあります。  飽食の時代と言われている日本は、実はこれはあり余っているというのではなくて、消費する側に食べ物を大切にしなければならないという警鐘を鳴らしているのであって、供給は農林水産省が危機感を持っているほど、実は大変な状態にあるということです。  食の安心・安全が脅かされた多くは、輸入物に起因します。今こそ本気で自給自足を考えなければならないのではないでしょうか。そのためにも農地は守っていく必要があると思いますが、今までの内容をお聞きになって、町長、どのような感想をお持ちでしょうか。お願いします。 ○議長(内田親根君) 中山文夫議員の再質問に対して答弁を願います。  石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 中山議員ご指摘のところでございますけれども、やはり農業の問題、大きく二つあると。一つは安全保障と言いますか、そういった食糧をどうやって確保していくかということがまず一つで、これは本当に我々が生きていく上でやらなければならないというか、しなければならないという本当にそういう状況になれば、極めて厳しい状況に陥るということを想定しながら、農業保全をしていく、農地保全をしていくということが一つ大事であろうというふうに思っております。  それと、もう一つ、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、やはりそのためにも持続可能で自立可能な農業施策というものをしっかりと構築していくことが大切であるなと。そういうことを繰り返すことによって、徐々に食糧自給率というものが上がっていくということを考えておりますので、一気に40%切った食糧自給率を50%、60%というのはなかなか難しいことでありますので、今よりも後退をさせない。着実に前進をさせていくために何が必要なのかということを考えていく必要があると考えております。  それともう一方で、その農業施策と言いますのは、やはり突き詰めていくと、農地の問題と担い手さんの問題と、要するに農地を持っている方と農業の担い手の方が、やはりミスマッチを起こしているということが課題になってくるのかなと。これは一つの町が声を挙げて取り組んでも、なかなか難しい。やらなければならない課題でありますので、我々でできることは最善を尽くしてやっていくことは大切なんですけれども、これについては、やはり法律等で土地の利用の方法をどうやってやっていくかということが一つ大きな課題なんだろうというふうにして考えておりますので、ご理解賜わりたいというふうにして思うところでございます。 ○議長(内田親根君) 中山文夫議員。 ○11番(中山文夫君) 日本がバブル経済に沸いてた時期に、タイの方からタマネギを輸入しておりました。  そのタイの現状を見ますと、決して楽な状況ではなかったんですけども、農作物を買ってくれるということで、日本にしっかりと輸出をしておったんですけども、テレビで報道されましたことは、例えば、タマネギ一つとっても、ゲージがあるわけですよね。ゲージがあって、大きさがほとんど変わらない大きさの穴が開いてまして、この穴を通るのはいい。この穴を通ったら駄目ということで、タマネギの大きさが本当に数ミリ単位でいいとか悪いとかやられるわけですね。その規格に合ったものだけが日本へ輸出される。タイの人はなぜこんなことをしなくちゃいけないのか、わけわからない。でも、日本が買ってくれるから、言うことを聞かないといけない。そんなような状況がありました。  なぜ、日本はそういうふうなことをするかと言うと、日本での人件費を削減するために、もう既に大きさを統一したものを輸入することによって、例えば日本のスーパーで売られているタマネギ3個幾らというのは、袋に詰めればいいだけだと。測る必要はない。大きさを選定する必要もない。そんなような中で、外国から食糧を輸入しておりました。タイの人たちは、味も何も変わらないのに、どうしてこれが輸出できないんだということで、文句を言っておったんですけども、仕方ないということで、タイの人たちはその輸出できないものを食べていたということですけども、要はバブルのときは、札束でほっぺたをひっぱたいて、日本人の言うことを聞いて輸出してればいいんだということで、日本は輸入をしておりました。  それが、例えば、ちょっとした飢饉になったり、天候不順で作物がつくれなくなったり、そんなような状況が起きたときに、まず輸出がストップするのは日本だろうとそんなようなお話を聞いたことがあります。今の食糧自給率が40%というのが、すぐさま悪くならないというふうな話を町長、少しされましたけども、輸入となると、これは極端にとまる可能性が十分あるわけですね。そういう危機感を既に農水省は持っているということなんですけども、各地域においても、その辺のことを今、やらねばならないことというのは、今起きている現象に対して対応することと、将来に備えて準備をしておくことと、二通りあると思うんですけども、その辺のところを私はしっかり見きわめていただきたいな、そんなふうに思います。  菰野町のマスタープランでありますから、担当する課によって意見が違うとこれは困ります。例えば、マスタープランを作成した都市整備課と農地を管轄する観光産業課と意見が食い違っては困りますので、町長のご答弁のとおりだとは思うんですけども、確認をしたいと思います。
     観光産業課長、農地保全についてどのようにお考えですか。 ○議長(内田親根君) 観光産業課長、田中稔久君。 ○観光産業課長(田中稔久君) 農地の保全ということについてお尋ねをいただいたわけでございますけども、私どものサイドからは、優良農地は守り抜くというふうな考え方を当然持って当たっておるわけでございますけども、先ほど来、質問の中でもございますように、やはり世界的な食糧事情も変わってまいりましたし、日本の立場も変わってまいったということで、これは菰野町というよりも国全体が農地の保全ということにつきまして、動き出しておるところでもございますし、また、農地法も改正をするというふうなことになってきておりまして、今までの所有から利用に変えていくというふうな、そういうふうな方針が打ち出されてもおります。  当然、当町におきましても、それらにのっとってやっていくわけでございますけれども、何より、何をそこで作物をして、つくって、効率的な利用ができるかとこういうふうなことも非常に大事なことでございますので、そういうふうなこと、すべての今、申し上げましたようなことをすべて、やはり総合的に考えながら保全に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 中山文夫議員。 ○11番(中山文夫君) 優良農地を守り抜くというお言葉をいただきましたけども、もちろん、地域によっていろんな事情があると思います。担い手不足というのは非常に農業が衰退していく大きな原因ではありますけども、農地がなくなれば、大変な状況になると思います。  今、派遣労働者が首切りにあって行き場がない。そんなところで農業に目を向けていただいて、その人たちの労働力を確保しようという動きもいろんなところで活発になってきております。そういったところも一つは解決の方向に向いていくのではないかとそんなふうに思います。よろしくお願いいたします。  冒頭でも述べましたが、田園景観をかもし出す農業などの地場産業と観光の連携による産業振興を図りますとあります。第一次産業と第三次産業が連携をとることはとても大事なことであり、菰野町は特にそうあらねばならないと思います。それは、ただ単に食材の提供だけはなく、景観面でも大いに連携できるのではないかなと、そんなふうに思います。  町長のご答弁では、例えば農業体験をすることによって、一つの観光資源になるというふうなことも言われておりましたが、もちろんそれも今、盛んなことかなと思います。  私が言いたいのは、景観面として残せないかということなんですけども、ことしですね。去る1月21日、三重県が主催する自治創造塾に参加してきました。その中で、第一次産業で地域の元気を作ると題したテーマで、東京農工大学の大学院客員教授の福井隆さんの講演を聞きました。日本の大事な風景が消えかけていると言われました。資料2の1から順番にお願いいたします。  これは一次産業で、地域の元気をつくる。これは菰野町にはないですけども、きれいな棚田ですね。その次お願いします。こんな風景も、菰野町ではもうなくなっているのかなと思いますけども、狭い土地を耕し、米をつくり、自然の恵みで生きてきた日本人の暮らし、その風景が消えかけているということですね。はい、次お願いします。日本人の現風景は、一次産業の営みの風景、こういったものを見ると、何かほのぼのとした感じについなってしまいますけども、その次お願いします。汗をかく風景が消えかけている。はい、次お願いします。これは干し柿ですかね。菰野町だと、うちだと干し柿をつるしていても、サルに取られてしまうので駄目なんですけども、こういった建物はなくなってきますけども、懐かしい風景であります。はい、次お願いします。これは、整備された人間の手で整備された棚田の小さな田んぼなんですけども、これが手を加えられないとどうなるかというのが次の写真です。こういうふうに手をかけないと手が付けられない状態になってしまう。こうなると、観光資源でも何でもなくなってしまうわけですね。もう1枚ありますね。お願いします。きれいに整備されています。まだ田植えをしたばかりの田んぼに、水が入っておりまして、非常にいい眺めではありますが、これが次の写真、手をかけないとこんなふうになってしまうということですね。はい、その次お願いします。この美しい営みの風景、ここに暮らす老夫婦が山形市内の息子の家から週末2時間かけてここに戻ってくる。自分の代で絶えるのも仕方がないと思いながら、何とか先祖代々の土地を絶やしてはならないと歯を食いしばって生きているということですね。はい、ありがとうございます。  こういった風景は、日本人がほっとするような風景でした。都会では、全く見ることはできないでしょう。こういった風景も観光と農業の町に、観光資源の一つとして生かせないでしょうか。観光産業課長、お聞きをいたします。 ○議長(内田親根君) 観光産業課長、田中稔久君。 ○観光産業課長(田中稔久君) 田園風景と観光というふうな観点のご質問でございますけれども、第一次産業としての農業でございますけれども、それが今はより三次産業に結びついた、特に景観もそうでございますけども、そういうふうな全体的な流れになってきております。  当町におきましても、棚田ではございませんけれども、例えば、茶屋の上でそばの作付がされておりまして、ある程度まとまったそば畑になりますと、これもやはり観光に結びつくというふうなそういうふなところであろうかと思いますし、あるいは、例えば、山際の獣害のあるようなところでありましたら、やはり作付作物を考えまして、都会の方に収穫体験をしていただく。いわゆるグリーンツーリズムと言いますか、そういうふうな持っていき方、そういうふうないろいろな方が考えられると思いますし、今、そういうふうな考え方のもとで徐々にではありますけれども、そういうふうな観光振興策の展開も考えつつ始めておるところでございますので、また今後ともご指導いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(内田親根君) 中山文夫議員。 ○11番(中山文夫君) 資料3をお願いいたします。  これは、歌の歌詞なんですけども、これは昨年の3月20日に菰野町でコンサートをやっていただいた山形県の「かげぼうし」というフォークソングのグループが菰野町のためにつくってくれた歌です。「小さなまち」という題名がついてますけども、「鈴鹿の山々流れる川」、歌ったらいいんですけども、ちょっと不謹慎なので。「広がる水田、緑の香り、美濃山行の電車が走る小さなまち、私のまち、田舎には田舎の生き方がある、おまえと生きるぜ菰野町」という歌でございますけども、これはCDになってまして、自主制作で販売もされているものでございますけども、この歌詞をとってみても、菰野町は観光と農業のまちというイメージがわいてきます。他県から来られた方から見ても、こういった印象を持たれているということです。こういった風景は観光資源としてもとても大事だと私は思います。  最近、旅番組がよく放映されてますけども、特別に目玉商品があって観光と言っているところは、最近は非常に少なくなってきているのかなとそんなふうに思います。  特に、菰野町は、温泉にしても、もちろん決して悪くはないんですけども、温泉の湯元が乏しいというからすると、日本全国の温泉からすると、ちょっと太刀打ちできないような状況であったり、それから湯の山温泉、御在所岳のロープウェイはと言いますと、今もそんなに観光客が多いという状況ではない。何が目玉かというと、これといったもので売り出せるというものはないと思うんですよね。でも、観光客が求めているのは、目玉商品ではなくて、本当に田舎へ行きたい。もしくは田舎の人とふれあいたい。土とふれあいたい。そんなような人間の原点と言いますか、森羅万象で感じられるもの、そういったものを求めているのかなとそんなふうに私は思うんですけども、観光振興プランの案を見せていただきました。先日、加藤昌行議員の言われた内発的発展の取り組みに、私は非常に配慮された内容ではなかろうかと思うんですけども、特に地域が一体となったもてなしの観光地づくりという部分では、「観光振興は観光業に携わる人だけでなく、まちぐるみの取り組みが必要です。第一次産業から第三次産業までが連携し、地域の持つ魅力を発掘、創出、発信しながら地域が一丸となって観光客が交流し、心から受け入れるもてなしの観光地づくりを目指します」とあります。  この考え方からいくと、観光と農業が十分結びつく要素があり、もてなしという部分で観光の資源にもなり得るということにはならないでしょうか。  例えば、農作業をやっている方と観光客がお話をしている。その風景を創造するだけでも、何かほのぼのとするようなそんな感じがありますけども、町長、こういったものを観光資源の一つとしてとらえることができたら、私は非常にいいまちになるのかなとそんなふうに思うんですけども、町長のご見解をお願いします。 ○議長(内田親根君) 石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 今、少しいただいた質問ですので、私、明確な考え方がまとまった状態ではご答弁申し上げるということはなかなか難しいんですけれども、確かに今言われること、おっしゃられたことというのは、まず一つ大事な視点だろうと思うんですけども、その前段階として、じゃあ果たして4万人の人口を抱える当町の中で、そのそれぞれが例えば農業のことをどれくらいわかっているかなということになってきますと、なかなか疑問と言いますか、昔の我々の上の世代の方というのは、田植えの経験もあるんですけど、私自身も田植えをやったというと、二、三年ぐらいしか経験がないので、総合的に見て、農業がどれぐらいわかっているかなと言うと、甚だ怪しいなと。ですので、観光客の皆さん方を大切にしていこう。農業の体験をさせていこうということと一方で、やはり地域の菰野町の皆さん方にも同じように、農業体験をしていっていただいて、農業に対する理解を深めていくということが、ここで一つヒントがあって、さらにそれが観光と農業を結びつけていというような歩みになっていけば、最大理想型なのかなというふうなことを考えているところでございます。  それともう一つありますけれども、今、町内においてもコスモス畑をやっていただいたりとか、先ほどもそばのことがあったんですけども、ああいった中で、地域の方々、本当に温かい方が多くて、見に来ていただくだけでうれしいんだよという考え方のもとにやっていただいているわけです。そういった活動も大切にしながら、しかし、少しそこで収益が上がって、来年の活動費にはなっていくという原資が生まれていくというようなそういう考え方も、やはり一方で、そんなに大きな収益ではなくても、来年の分ぐらいは回っていくような、そういった考え方をしていっていただけるようなご支援を、町としてしていけると、また農業とか、田園風景とか、観光というものが一つ違ったステージに上がっていくのかなというふうにして思っております。  これにつきましても、やはりやっていていただいている地区の皆さん方でありますとか、農業者の皆さん方、あるいは観光事業者の皆さん方のご理解がなければ、なかなか進まないところでございますので、考え方としてはそういう方向で持っていきながらも、今後また課題としていきたいなというふうにして思うところでございます。  それと、大きな話になりますけれども、各農村地域においては、あるゴールデンウィークの期間とかをボランティアを集めて、都市から何人か来て、農家住宅に泊まっていただいて、農作業を1週間ぐらいやっていただいて、しかもお金を払ってやっていただいて、帰っていくというようなことも取り組まれている地域もございますので、それは一朝一夕にこの町に導入できるかどうかは別といたしましても、そういったこともヒントにしながら、課題を整理した上で、今後、取り組んでまいりたいというふうに思うところでございます。 ○議長(内田親根君) 中山文夫議員。 ○11番(中山文夫君) ありがとうございます。  私も結構いろんなところに友達がおりまして、菰野町へよく来ていただくんですけども、農業のことはほとんどわかっていない。そんな中で自給率を高めなくちゃいけないとか、いろんなことを言われますけども、例えばうちの近所ではサルがよく出ますけども、サルを見ると、きゃっきゃ喜ぶわけですね。「実はあれがサルが農業の敵になっているんや」という話をすると、「そうか、そんな問題もあるのか」という話になってくるんですけども、今言われたような農業体験みたいなものを小さなものかもしれませんけども、そういったものをやっていくことによって、農業の大変さも多少なりとも理解していただける。担い手がいないということはなぜなのかといった、そういったことも理解してもらえる。  一方で、食の大切さというふうなことも理解してもらえるんじゃないかなと思います。  食育、食育ってよく言われますけども、今の食育は栄養だとか、何かそんなようなこまに例えてやってますけども、私は食育の基本は食べることは命であると。命を大切にするということは、一生懸命食べるということ、それからもう一つは、食べ物を粗末にしてはいけないということ、この2点に尽きると私は思うんですけども、そういったことが農業としっかりとつながっていけば、私は食糧自給率も多少なりとも上がっていく。そのためには農地というものはしっかりと保全をしていっていただかなくちゃいけないのではないかなとそんなふうに私は思います。  「コメをどう捉えるか」という本を書かれた京都大学名誉教授の高谷好一さん、これも毎日新聞に載っておったんですけども、日本のような盆地社会が、その風土に密着して生きていくための最低ギリギリのところで、何が必要なのかと問われたら、「水田景観そのものと先祖伝来の美田への執着、美しい田んぼへの執着と答えたい。最終的には、日本の売り物はきれいな風土、景色、人を思いやる心を持つ人たちが住んでいることでしょう。日本らしい国土・風土を作るために、絶対に農業は必要。基本的には、自給です。世界のどの地域の人もそれを求める時代が50年もすれば来る。我々も早く気づくべきです」とまとめております。  日本を100人の村に例えると、食糧をつくっている人はたったの3人、そのうちの1人は70歳代、そしてもう1人が60歳代、残る1人が約48歳だそうです。  つまり、3人の人がこの日本の97%の人の食を支えているということです。  そして、その3%のうちの69%が60歳以上ということです。  農業は、子育てと同じで、10年後、20年後に結果が出てきます。担い手が減り、農地までなくなってしまったら、大変なことにならないでしょうか。失った農地は簡単には再生できない、そんなふうに聞きます。  菰野町は、観光と農業のまちです。このキャッチフレーズが使われる限り、菰野町は住みよいまちであり続けるに間違いありません。どんな状況においても安心して住めるまちづくりのために、農家の皆さんとともにできる限り農地を保全していく努力をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(内田親根君) 以上で、中山文夫議員の一般質問は終了しました。  これで通告をされました一般質問はすべて終了いたしました。  なお、関連質問のある方は、休憩中に議会事務局まで通告書を提出していただきますようお願いを申し上げます。  これで暫時休憩をしていただきまして、議会運営委員会を開催していただきたいと存じます。  議会運営委員会は、1時より第507会議室にて行っていただきます。星川委員長、よろしくお願いいたします。  暫時休憩いたします。               午前11時47分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午後 2時45分 再開 ○議長(内田親根君) 再開します。  休憩中に関連質問の通告がありませんでしたので、一般質問はこれで打ち切ります。  これにて一般質問は終了いたしました。  休憩中に、会派浄政会から会派の解消届がございましたので、報告いたします。  ここでお諮りいたします。  会派構成に変更がございましたので、議会運営委員会委員の定数の変更についてを日程に追加し、議題としたいと存じますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田親根君) 異議なしと認めます。  よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追加日程第1 議会運営委員会委員の定数の変更について ○議長(内田親根君) 追加日程第1、議会運営委員会委員の定数の変更についてを議題とします。  菰野町議会関連申し合わせ事項により、議会運営委員会委員の定数を6人から5人としたいと存じますが、これにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田親根君) 異議なしと認めます。  よって、議会運営委員会委員の定数を5人とすることに決しました。  ただいま、議会運営委員会委員の辞任願いが提出されております。  お諮りいたします。  議会運営委員会委員の辞任についてを日程に追加し、議題としたいと存じますが、これにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田親根君) 異議なしと認めます。  よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追加日程第2 議会運営委員会委員の辞任について ○議長(内田親根君) 追加日程第2、議会運営委員会委員の辞任についてを議題といたします。  お手元に配付しましたとおり、議会運営委員会委員の辞任願いが提出されております。  お諮りいたします。  委員会条例第11条の規定により、辞任を許可することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田親根君) 異議なしと認めます。  よって、本件は辞任を許可することに決しました。  ここでお諮りします。  会派構成に変更がございましたので、特別委員会委員の定数の変更についてを日程に追加し、議題としたいと存じますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田親根君) 異議なしと認めます。  よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追加日程第3 特別委員会委員の定数の変更について ○議長(内田親根君) 追加日程第3、特別委員会委員の定数の変更についてを議題とします。  菰野町議会関連申し合わせ事項により、現在、設置されております各特別委員会委員の定数を6人から5人としたいと存じますが、これにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(内田親根君) 異議なしと認めます。  よって、現在設置されております各特別委員会委員の定数を5人とすることに決しました。  ただいま、特別委員会委員の辞任願いが提出されております。  お諮りいたします。  特別委員会委員の辞任についてを日程に追加し、議題とすることにいたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田親根君) 異議なしと認めます。  よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追加日程第4 特別委員会委員の辞任について ○議長(内田親根君) 追加日程第4、特別委員会委員の辞任についてを議題といたします。  お手元に配付しましたとおり、それぞれ特別委員会委員の辞任願いが提出されております。  お諮りいたします。  委員会条例第11条の規定により、それぞれ辞任を許可することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田親根君) 異議なしと認めます。  よって、本件はそれぞれ辞任を許可することに決しました。  ここで、暫時休憩をいたしまして、行政改革特別委員会及び教育施設建設調査特別委員会を開催していただきたいと存じます。  暫時休憩いたします。               午後 2時49分 休憩             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               午後 3時09分 再開 ○議長(内田親根君) 再開します。  休憩中に行政改革特別委員会及び教育施設建設調査特別委員会が開催され、副委員長が新しく互選されておりますので、ご報告申し上げます。  行政改革特別委員会副委員長に、進士尚義議員、教育施設建設調査特別委員会副委員長に、増田秀樹議員でございます。よろしくお願いします。  なお、議会だより編集委員会につきましては、渡辺 昇議員が辞任をし、5人となっておりますので、よろしくお願いします。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎日程第2 議案第2号 菰野町個人情報保護条例の一部を改正する条例(案)       議案第3号 菰野町職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正す             る条例(案)       議案第4号 三重県市町職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減             少に関する協議について       議案第5号 三重県市町職員退職手当組合規約の変更に関する協議について       議案第6号 三重県自治会館組合の共同処理する事務の変更及び三重県自治             会館組合規約の変更に関する協議について       議案第7号 菰野町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例(案)       議案第8号 菰野町税条例の一部を改正する条例(案)       議案第9号 菰野町介護保険条例の一部を改正する条例(案)       議案第10号 町道路線の認定について       議案第11号 都市計画に関する基本的な方針(菰野町都市マスタープラン全             体構想)の変更について       議案第12号 三重県三重郡土地開発公社定款の変更について       議案第13号 平成20年度菰野町一般会計補正予算(第9号)(案)       議案第14号 平成20年度菰野町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)             (案)       議案第15号 平成20年度菰野町老人保健特別会計補正予算(第2号)(案)       議案第16号 平成20年度菰野町土地取得特別会計補正予算(第1号)(案)       議案第17号 平成20年度菰野町公共下水道特別会計補正予算(第3号)(案)       議案第18号 平成20年度菰野町介護保険特別会計補正予算(第3号)(案)       議案第19号 平成20年度菰野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)             (案)       議案第20号 平成20年度菰野町水道事業会計補正予算(第3号)(案)       議案第21号 平成21年度菰野町一般会計予算(案)       議案第22号 平成21年度菰野町国民健康保険特別会計予算(案)       議案第23号 平成21年度菰野町老人保健特別会計予算(案)       議案第24号 平成21年度菰野町土地取得特別会計予算(案)       議案第25号 平成21年度菰野町公共下水道特別会計予算(案)       議案第26号 平成21年度菰野町農業集落排水事業特別会計予算(案)       議案第27号 平成21年度菰野町介護保険特別会計予算(案)       議案第28号 平成21年度菰野町後期高齢者医療特別会計予算(案)       議案第29号 平成21年度菰野町水道事業会計予算(案) ○議長(内田親根君) 日程第2、議案第2号から議案第29号までを一括議題といたします。  上程されております全議案につきまして、質疑のある方、ご発言ください。  別段、ご発言がないようでございますので、質疑を終了します。  菰野町個人情報保護条例の一部を改正する条例案、議案第2号、菰野町職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例(案)、議案第3号、三重県市町職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少に関する協議について、議案第4号、三重県市町職員退職手当組合規約の変更に関する協議について、議案第5号、三重県自治会館組合の共同処理する事務の変更及び三重県自治会館組合規約の変更に関する協議について、議案第6号。  以上、5議案は総務財政常任委員会へ付託いたします。  菰野町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例(案)、議案第7号は、教育民生常任委員会へ付託いたします。  菰野町税条例の一部を改正する条例(案)、議案第8号は、総務財政常任委員会へ付託いたします。  菰野町介護保険条例の一部を改正する条例(案)、議案第9号は、教育民生常任委員会へ付託いたします。  町道路線の認定について、議案第10号、都市計画に関する基本的な方針(菰野町都市マスタープラン全体構想)の変更について、議案第11号、三重県三重郡土地開発公社定款の変更について、議案第12号、以上3議案は、産業建設常任委員会へ付託します。  平成20年度菰野町一般会計補正予算(第9号)(案)、議案第13号は、所管事項につき、各常任委員会へ分割付託いたします。  平成20年度菰野町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)(案)、議案第14号、平成20年度菰野町老人保健特別会計補正予算(第2号)(案)、議案第15号、以上2議案は、教育民生常任委員会へ付託いたします。  平成20年度菰野町土地取得特別会計補正予算(第1号)(案)、議案第16号、平成20年度菰野町公共下水道特別会計補正予算(第3号)(案)、議案第17号、以上2議案は、産業建設常任委員会へ付託をいたします。  平成20年度菰野町介護保険特別会計補正予算(第3号)(案)、議案第18号、平成20年度菰野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)(案)、議案第19号、以上2議案は、教育民生常任委員会へ付託いたします。  平成20年度菰野町水道事業会計補正予算(第3号)(案)、議案第20号は、産業建設常任委員会へ付託をいたします。  平成21年度菰野町一般会計予算(案)、議案第21号は、所管事項につき、各常任委員会へ分割付託いたします。  平成21年度菰野町国民健康保険特別会計予算(案)、議案第22号、平成21年度菰野町老人保健特別会計予算(案)、議案第23号、以上2議案は、教育民生常任委員会へ付託いたします。  平成21年度菰野町土地取得特別会計予算(案)、議案第24号、平成21年度菰野町公共下水道特別会計予算(案)、議案第25号、平成21年度菰野町農業集落排水事業特別会計予算(案)、議案第26号、以上3議案は、産業建設常任委員会へ付託をいたします。  平成21年度菰野町介護保険特別会計予算(案)、議案第27号、平成21年度菰野町後期高齢者医療特別会計予算(案)、議案第28号、以上2議案は、教育民生常任委員会へ付託いたします。  平成21年度菰野町水道事業会計予算(案)、議案第29号は、産業建設常任委員会へ付託をいたします。  ここで、お諮りします。  お手元に配付しましたとおり、議案2件、請願2件を日程に追加し、議題としたいと存じますが、これにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田親根君) 異議なしと認めます。  よって、議案2件、請願2件を日程に追加し、議題とすることに決しました。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追加日程第5 議案第30号 町長及び副町長の給料の額の特例に関する条例(案) ○議長(内田親根君) 追加日程第5、町長及び副町長の給料の額の特例に関する条例(案)、議案第30号を議題といたします。  議案の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(内田親根君) 本件につきまして、町長の提案説明を求めます。
     石原正敬町長、登壇ください。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 議案第30号、町長及び副町長の給料の額の特例に関する条例(案)について、提案説明を申し上げます。  今回の提案につきましては、私の給料月額を平成21年度1年間、月額2万円、およそ2.2%相当額を減額し、月額87万円とするとともに、副町長の給料月額を同じく1年間、月額1万円、およそ1.5%相当額を減額し、月額67万円とすべく、改正をお願いするものでございます。  このたび、町長・副町長の給料を引き下げる提案をする理由といたしましては、まず一つには、昨年以来アメリカに端を発した世界同時不況の流れが我が国にも大きな影響を及ぼし、本年に入って予想もできないほどの経済雇用情勢の急激な悪化を招き、さらには長期化、深刻化することが懸念される状況にあることが挙げられます。  本定例会初日に提案いたしました平成21年度当初予算では、極めて厳しい財政運営を前提とした内容を計上しており、この不況下におきまして少しでも人件費の抑制を図るため、当面1年間の減額を提案するものでございます。  また、二つ目の理由としましては、三重県の人事委員会勧告に準じて支給しております職員の地域手当について、その勧告に従い、平成21年度には3%から4%引き上げるための給与費の計上を準備しておりましたが、急激な不況下での世論の動向及び町民への説明責任等を考慮いたし、その1%分およそ1,000万円の引き上げ分を据え置くこととした上で、それを決定した執行部の管理者責任として、その相当額以上の減額を提案することとし、人件費の抑制に努めることといたした次第であります。  本提案を3月2日に開催されました特別職報酬等審議会に諮問し、この緊急的な減額措置に対して、現下の社会経済情勢においてやむを得ないと判断するとの答申をいただいたところであります。  今後の経済情勢及び当町の財政状況の動向は、先行きが極めて不透明であり、住民生活や社会全体がかかわる不安は極めて大きいと言わざるを得ない状況にありますことから、住民の目線に立つとともに、住民の行政に対する信頼感の維持を図るため、町長、副町長の給料を減額する条例案を提案させていただきたく、十分なるご審議をいただき、原案どおり議決賜わりますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(内田親根君) 本件について質疑のある方、ご発言ください。  別段、ご発言がないようですので、質疑を打ち切り、本件について総務財政常任委員会へ付託します。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追加日程第6 議案第31号 菰野町教育委員会教育長の給料の額の特例に関する条例                (案) ○議長(内田親根君) 追加日程第6、菰野町教育委員会教育長の給料の額の特例に関する条例(案)、議案第31号を議題といたします。  議案の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(内田親根君) 本件につきまして、町長の提案説明を求めます。  石原正敬町長、登壇ください。               〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 議案第31号、菰野町教育委員会教育長の給料の額の特例に関する条例(案)について、提案説明を申し上げます。  今回の提案につきましては、教育長の給料月額を平成21年度の1年間、月額1万円、およそ1.7%相当額を減額し、月額59万円とすべく改正をお願いするものでございます。  このたび、教育長の給料を引き下げる提案をする理由といたしましては、先ほど提案説明を申し上げました町長及び副町長の給料を減額するとの同一の趣旨でございますので、詳しい説明は省略いたしますが、十分なるご審議を賜わり、原案どおり議決いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(内田親根君) 本件について質疑のある方、ご発言ください。  別段、ご発言がないようですので、質疑を打ち切り、本件について総務財政常任委員会へ付託します。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追加日程第7 請願第1号 自主的な共済制度を新保険業法の適用除外とする意見書を               国に提出を求める請願書 ○議長(内田親根君) 追加日程第7、自主的な共済制度を新保険業法の適用除外とする意見書を国に提出を求める請願書、請願第1号を議題とします。  請願書の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(内田親根君) 本件につきまして、紹介議員の趣旨説明を求めます。  矢田富男議員、登壇ください。              〔10番 矢田富男君 登壇〕 ○10番(矢田富男君) ただいま、事務局より朗読をいただきました請願の要旨でございますけれども、今回の保険業法の改正によって、今、三重県の北部知的障害者生活支援協会並びに三重県保険医協会、そしてPTA等の団体が大変今、この新保険業法の適用になることによって、制度が随分ゆがめられてきているということでございます。  本来、この保険業法の改正は、オレンジ共済の友部参議院議員が政治団体で行ってきたこの共済の詐欺事件から始まった案件で、今回、国の方では保険業法の改正を行った。このにせ共済と言われる詐欺事件のみならず、今回、請願を出されている団体にまでも、この保険業法を適用をして、そして皆さん方のこれまでに行ってきた共済制度をなくしていこうというそんな動きが見られます。  菰野町におきましても、三重県北部知的障害者生活支援協会においては、知的障害者施設入居者が5名、そして三重県保険医協会におかれましては、開業医、歯科医師の団体の方々がこの団体に加盟しているわけですけども、菰野町においては医師の方々が13名、歯科医師の方が7名ということで、我々にとって身近なかかりつけ医であるこの方々が参加をしている保険のこの共済について、ぜひ国の方でこの保険業法の改正に対して、この方々に対するところを外していただきたいという思いで、今回出されています。  今回の設立に当たる三重県の保険医協会は、39年前に設立をされて、そして先生方が休業時のときにも、休業補償、我々にとってお医者さんがかかりつけ医であるということからして、その先生が病気になったりだとか、廃業されたりということのないように、この共済制度があるにもかかわらず、今回、国の方で保険業法という一括した形の中で保険を解約をしてきた。そのことを受けて、今回、皆さん方に請願という形でお願いをするものです。  十分なご審議をいただいて、ご採択いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。  以上です。 ○議長(内田親根君) ただいまの趣旨説明に質疑のある方、ご発言ください。  別段、ご発言がないようですので、質疑を打ち切り本件について総務財政常任委員会に付託いたします。             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追加日程第8 請願第2号 市街化区域への編入に関する請願書 ○議長(内田親根君) 追加日程第8、市街化区域への編入に関する請願書、請願第2号を議題とします。  請願書の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(内田親根君) 本件について、紹介議員の趣旨説明を求めます。  出口利子議員、登壇ください。               〔4番 出口利子君 登壇〕 ○4番(出口利子君) 市街化区域への編入に関する請願書の趣旨説明をさせていただきます。  先ほど、事務局から説明がありましたとおり、菰野町、福村地区、宿野地区、神森地区の国道477号線と通称ミルク道路周辺地区の地域住民の方々から、土地利用計画について請願が提出されましたので、概要についてご説明をさせていただきます。  当該地域は、南側の商業地域と西側の住宅地域に囲まれており、また、平成6年ごろには複数の企業の出店計画もあり、当初は菰野町土地利用計画が見直される区域に含まれていました。  しかし、店舗規模が予定より縮小されたため、市街化調整区域のまま、現在に至っております。  その後、十数年が経過する中で、菰野町の玄関口としてのゲートタウンとして活性化し、ミルク道路の交通量、商業施設の利用者も増加をしてまいりました。  その中で、当地域を所有している農家は、耕作者の高齢化、後継者不足など、さまざまな問題に直面をしており、農業を継続していくことが困難な状態になっています。  しかし、決して農を軽んじているものではなく、商業及び住宅地域に囲まれているというこの地域性を踏まえ、当地域を市街化区域に編入をしていただきたいとの思いを持っております。  地域住民は、今回の要望により、菰野町全体に発展することを切望しております。  今回の趣旨は、南側の商業地域に囲まれているとはいえ、この場所の土地利用目的を商業地域に限らず、有効利用ができるようにまちづくり計画に取り入れていただきたいとの強い要望によるものです。  地域の住民からは、これに賛同する538名の署名が集められており、内容は福村地区237名、宿野地区195名、神森地区106名となっています。  これが集まりました署名簿です。  これがあるように、地元の強く熱い思いを受けて、今回、この請願の紹介議員をさせていただきました。地域住民は、3月議会での都市マスタープランの審議内容にこの地域の土地利用計画も加えていただきたいとの意向を持っております。  重ねて申し上げます。  菰野町福村、宿野、神森地区の国道477号線と通称ミルク道路周辺の商業施設に隣接する北側地域を市街化区域に編入していただきたいという地元の熱い思いをご理解の上、この請願を採択していただきますようお願い申し上げまして、趣旨説明とさせていただきます。どうかよろしくお願いをいたします。 ○議長(内田親根君) ただいまの趣旨説明に質疑のある方、ご発言ください。  別段、ご発言がないようですので、質疑を打ち切り、本件について産業建設常任委員会に付託いたします。  以上で、本日予定しておりました日程はすべて終了いたしました。  付託をされた案件の審査につきまして、各常任委員会の委員長さん、審査につきましてよろしくお願いを申し上げます。  なお、明日以降、各委員会室において午前9時から、各常任委員会の審査をお願いいたします。  議会運営に際しまして、皆さんのご協力ありがとうございました。  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでございました。                午後 3時35分 散会...