伊賀市議会 2020-10-02
令和 2年第 5回定例会(第4日10月 2日)
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〇説明のため出席した者
職 名 氏 名
市長 岡 本 栄 君
副市長 大 森 秀 俊 君
総務部長 山 本 幸一郎 君
企画振興部長 宮 崎 寿 君
財務部長 百 田 光 礼 君
人権生活環境部長 田 中 克 典 君
健康福祉部長 田 中 満 君
消防長 吉 川 泉 君
市民病院副院長[事務部門] 松 田 克 彦 君
教育長 谷 口 修 一 君
教育委員会事務局長 中 林 靖 裕 君
代表監査委員 鈴 木 陽 介 君
監査委員事務局長 松 本 浩 典 君
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〇
出席事務局職員
職 名 氏 名
議会事務局長 川 孝 子 君
議事課長 籔 中 英 行 君
議事課主幹兼
議事調査係長 中 川 眞 吾 君
議事課主幹兼総務係長 上 地 友紀子 君
議事課主査 谷 岡 範 政 君
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(午前10時00分 開議)
○議長(
近森正利君)
おはようございます。
これより、本日の会議を開きます。
本日、ただいままでの
出席議員数は24名、会議は成立しました。
本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。
議事に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
地方自治法第180条第1項の規定による
専決処分事項概要については、お手元に配付のとおり報告がありましたので、御了承願います。
これより議事に入ります。
日程第1 議案第93号から議案第104号までの決算関係12議案を一括して議題とします。
本件に関し、
決算常任委員長の報告を求めます。
決算常任委員長。
(14番 森川 徹君登壇)
○14番(森川 徹君)
失礼します。ただいま議題となりました
決算常任委員会に付託された12議案についての審査の経過と結果を報告いたします。
当委員会は、9月11日と28日の2日間に全体会、15日から17日には分科会として、
執行部出席の下、審査を行いました。なお、議案の内容については、議案上程時及び当
委員会初日に説明がなされておりますので、省略をいたします。
また、質疑に関しましては、議長と
監査委員を除く議員全員で構成された全体会において総括質疑及び各分科会における詳細質疑の報告がなされておりますので、質疑に関する報告についても省略し、討論と審査の結果を報告をいたします。
まず、議案第93号について、討論において、反対の立場から、約4億円に上る
同和行政に対する支出について、法定には存在しない
同和地区があることとして、不公平・不公正な事業をいまだ継続していることが問題であるとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で認定すべきものと決しました。
次に、議案第94号について、討論において反対の立場から、
保険税滞納者に実質、保険証がない状態である
資格証明書を多数発行していることは問題である。また、
成人病予防や健康寿命を延ばすような
医療費削減を図るための取組が不十分であるとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で認定すべきものと決しました。
次に、議案第97号について、討論において反対の立場から、
新型コロナウイルス感染拡大の中で、介護現場における
介護士不足がさらに広がっており、それに対する
介護人材確保の施策が不十分であるとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で認定すべきものと決しました。
次に、議案第99号について、討論において反対の立場から、
均等割軽減の
特例措置廃止により、保険料の負担増が高齢者に生じている。75歳以上の保険制度の見直しが必要であるとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で認定すべきもの決しました。
次に、議案第102号について、特に意見はなく、審査の結果、本案は賛成多数で認定すべきものと決しました。
次に、議案第103号について、討論において反対の立場から、水需要の減少が
水道基本計画以上に進んでおり、今後増える見込みがない。経営の悪化を危惧し、将来の水道料金が大幅に引き上げられることが懸念されるとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で認定すべきものと決しました。
次に、議案第95号、議案第96号、議案第98号、議案第100号及び議案第101号、議案第104号の6議案について、特に意見はなく、審査の結果、いずれも全会一致で認定すべきものと決しました。
以上、審査の経過と結果を御報告申し上げ
委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
近森正利君)
報告に対し御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
よって討論に入ります。
この際申し上げます。
本定例会より、討論を行う際は原則通告を行うこととしており、お手元に配付のとおり通告が出されています。本件に関しては3名の通告がありますので、順次発言を許可します。
なお、討論時間は申合せにより1人、1議案につきおおむね3分以内となっていますので、御了承願います。
まず、最初に
田中議員の発言を許可します。
田中議員。
○12番(田中 覚君)
議員の皆さん、この決算認定、私は不認定にすべきものだということで、ぜひとも賛同いただきたいと思います。
監査委員のほうから
伊賀鉄道に関して、いわゆる言葉を短くして言うならば赤字の垂れ流しの大きな事業である。もっと改善をやっていかなくてはならないというふうな指摘がありながら、決算書を見ると
公共交通網という観点からは全くかけ離れていて、
伊賀鉄道は
伊賀鉄道、
赤字廃線代替バスは
赤字廃線代替バス、
コミュニティバスは
コミュニティバスや
スクールバスは
スクールバス、いつも指摘をしておりますけれどもなかなかその改善が見られない。こういうことはいかがなもんかと私は思います。
もう一点は、東町の
ポケットパークに関わる
意図伝達業務なんですけれども、トータルで548万円の
意図伝達経費がかかっている。548万円が正しいのか正しくないのかというのは非常に難しいことなので、比較検討してみますと、私たちが今いるこの新庁舎、62億5,000万の建物に対して1,500万、1,600万弱ぐらいなんです。この前、新居にできました新しい学校、北小学校、全体の工事費が14億1,500万程度、
意図伝達の費用が237万6,000円、
ポケットパークは1億にも満たない
ポケットパークに対して548万円支出されてるということなんです。例えば、建設費に対する割合を見ても新庁舎は0.25%、北庁舎は0.16%、
ポケットパークだけ5.58%、これはちょっと不可解なということは否めません。伺うと床面積だったり建築金額によって幾分増減はするらしいですけれども、新庁舎の1,500万に比べて、その約3分の1なのかと、この建物の3分の1が
意図伝達なのかと、そんなことを思うと、この決算はやはり認定すべきものではない、不認定とすべきものだということを思います。
議員の皆さん方の賛同をお願いしたいと思います。
以上です。
○議長(
近森正利君)
続いて、
安本議員の発言を…これまとめて病院のほうも一緒に。
○12番(田中 覚君)
ごめんなさい。
続いて、病院のほうの
病院会計についても、これも不認定とすべきものだと私は思います。
この決算に際して、経営を重んじてる。確かに、
企業会計ですから経営を重んじることは確かに大事。しかし、公的な病院として市民の命を守ることがなかなか実現できていない。当局側は経営という、私たちは命という、そこで大きな乖離がある。何度も一般質問でも指摘をさせていただきましたが、365日、24時間の救急の体制もできていない。そういう中で、経営の在り方、もう一度見直すべきじゃないか、こんなことを申し上げ、同じく不認定とすべきものだと私は考えています。
補正予算はいいですね。決算だけですね。
以上です。
○議長(
近森正利君)
続いて、
安本議員の発言を許可します。
安本議員。
○23番(
安本美栄子君)
議案第93号の認定に賛成の立場から意見を申し上げたいと思います。
2点申し上げます。
まず、1点目の歳入に関わってでございますが、
ふるさと応援寄附金2億2,181万ということで、対前年度からは倍の納税がありました。このことについては当局の努力だろうとは思いますが、収支のバランスを考えてみたときに、返礼品260品、それらを包括してその経費として1億420万とあります。さらには、1,630名の市民が他市への
ふるさと納税をいたしました。それに対する控除ですね、それが6,701万円、約になります。差引きいたしまして実質2,500万円になります。2億2,000万もの中で2,500万円の実質である。これを考えたときに、大阪の他市ほど数百億とはいきませんけれども、この収入の分にやっぱり力を入れていただいていろんな工夫を重ねていただき、あるいは体験もありますけれども、いがぶらとのドッキングであったり
オーナー制であったりと、原課だけではなく全庁的にいろんな知恵を出して、まさしく自治体間の競争でこれをもっともっと広げていただき発信していただきたいなと思います。
歳出についてでございますが、
住民自治協と行政の関係からいきますと、この2019年「キラっと輝け!
地域応援補助金」というのが出ました。恐らく交付金の減額の代替だろうと言われておりましたが執行率50%、当局は説明不足で浸透していなかったと言いますけれども、理解をしていただいて、そしてみんなが理解の上で使わないというのと、全く知らない、どうしていいか分からない、事務的に物すごい煩雑である、期間が短い、いろんな要素があったわけなんですよね。だから、思い立っただけではなくして、計画性を持って理解していただくまでは交付金、カットしなかったらいいじゃないですか。だから、そういうふうなことを考えたときに、
住民自治協議会と行政の対等な関係というのは全くなっていないなと思います。せっかく補助金という制度ができているにもかかわらず、使い勝手の悪いもの、要するに言い訳的なものの補助金にならないように努力をしていただきたいなと思います。
一方で、
地域活動支援補助金、これ公募型ですけれども執行率36.6%、そろそろ見直さなければならないよね。1件だろうが2件だろうがずっと続けているこの体制を見直していただきたいと思います。
以上です。
○議長(
近森正利君)
続いて、百上議員の発言を許可します。
百上議員
○19番(百上真奈君)
私は、通告にもありますように、5つの会計について不認定の立場で意見で申し上げたいと思います。
まず、93号の
一般会計ですけれども、459億2,511万円のうち
同和行政経費への支出は約4億円になります。国の
同和対策特別事業が18年前に終了し、
同和地区という行政上の概念はなくなったにもかかわらず、伊賀市は、例えば
同和奨学金支給条例に
市内同和地区とか
同和地区の住民と明記しており、
同和地区はあるということになっているわけです。そして、そこの地区に限る施策を今も続けています。伊賀市が
同和施策を行うことは、
地域住民を旧身分である行政が認定することであり到底許されることではありません。これまで議会質問を通して
同和奨学金、隣保館の
嘱託員報酬や採用の在り方、
教育集会所の
社会同和教育指導員や
人権教育推進員の報酬、市営住宅の市有地における
駐車場管理などについて、不公平な実態を明らかにしてきました。他の自治体では既に終了し、一般施策になっているものが、いまだに伊賀市で続いていることに唖然とします。さらに、学校、地域、職場では、特定団体と結びついた
人権同和研修など、やはり4億円を使い行っており、4億円近い予算を使ってこの行政が行われているのは、まさに行政の主体性の欠如によるものです。
厚生労働省管轄の
社会福祉施設である隣保館には、同じ地域にある
地区市民センターの職員数を上回る職員を配置しています。今後、支所の廃止や
地区市民センターの
自治センター化により地域から職員を引き上げることを考えている一方、特定地域には隣保館を残して
福祉事業や生涯教育を行うことが不公平な行政と言わざるを得ません。今なお、
同和地区を区別して
同和施策を続けることが固定化につながり、部落差別の解消に逆行します。住民を分け隔てする
同和行政を終わらせ、誰一人取り残さない全ての市民に寄り添う施策こそ必要であると考えます。
それから、市営住宅の
駐車場管理についても、職員による決算書の偽造や不明瞭な
行政財産目的外使用料について、いまだに
地域住民や市民、議会に対して市として説明はありません。この問題をうやむやにすることはできませんので、引き続き議会で取り上げていきたいと思います。
上野の
東町ポケットパークの
整備事業については、当初計画より大幅な増額になり、市民の理解が得られていない支出として指摘いたしたいと思います。
以上の支出について、認定できないということで意見を申し上げます。
なお、来年度予算に向けては、
新型コロナ感染により影響を受けた市民生活や経済状況をしっかり把握し、消費税とコロナで落ち込んだ地域経済を支える施策、市民の命と暮らしを守る施策を講じることを求めます。伊賀市は、補完性の原則という言葉をよく使いますが、これは市民に対し、まず自分でやってみて解決できなければ家族や地域で助け合い、どうしても駄目なら公助である行政がやりましょうという自助・共助を押しつけるものとして使われているように思えてなりません。一方、住民の自治による行動や決定には耳を傾けようとしないという補完性の原則です。来年度予算においては、行政の担う公助を市民の立場に立った施策、誰も取り残さない施策、公平公正な施策として具体化することを強く求めます。
続いて、議案第94号、
国民健康保険事業特別会計ですが、保険税の納税、滞納支払いについて、毎月納付相談をし約300人の方が来所されています。気兼ねなく相談できる機会をつくり、丁寧な納付相談に心がけていただきたいと思いますし、重要なことだと思います。一方で、保険税の滞納により保険証がない状態になる
資格証明書が292世帯、401人に発行されております。保険証がなければ医療機関への受診を控え、命にも関わる事態になるおそれがありますので、滞納者との相談をさらに重視して、
資格証明書の発行はしないように強く求めます。
続いて、97号、介護保険事業特別会計ですが、
介護士不足が続いております。昨年度は地域密着型サービスの整備が計画どおりに進まず、公募をしても応募がありませんでした。審議会では、介護職員の確保ができない状況が続いているが、市として計画的に人材育成も含めてできることを考えるようにと意見が出されております。伊賀市としても介護人材不足に危機感をしっかりと持って、伊賀で働く魅力を発信して、市外からも介護人材を呼び込む方策を考えるなど、予算も含め具体的に検討し、来年度の施策に盛り込んでいただくよう要望をいたします。
地域包括支援センターや介護高齢課の相談、ケアプラン作成、介護認定調査などに当たる会計年度任用職員については、処遇が前よりも後退しないよう処遇改善に取り組んでいただきたいと思います。介護、障害、生活困窮など、相談内容は多岐にわたり件数も増加の一途です。きめ細やかな相談対応ができるように、引き続き体制強化に取り組んでください。
国は、現在市町村が実施している介護予防・日常生活支援総合事業の対象を要介護1から5まで拡大するため、改正案のパブリックコメントを募集し、省令改正で実行に移そうとしています。要介護者の生活援助を保険給付から外すことは、まさに保険あって介護なしの国家的詐欺です。サービス低下につなげる改悪を繰り返す介護保険制度の抜本的見直しを市として国に求めてください。
99号の後期高齢者医療特別会計ですが、昨年10月からの
均等割軽減措置の廃止で伊賀市では535人に影響がありました。保険税の引上げによる影響額は3,470万円で、1人当たり平均6万5,000円の負担増になり、年金生活の高齢者には思い負担増です。市として安心して医療を受けるために特例軽減を、恒久的な制度とするよう政府に求めていただきたいと思います。さらに、国は、現在、原則1割の医療費窓口負担を一定所得以上の人を対象に2割に引き上げる計画をしております。さらなる負担増を押しつけることは受診抑制を引き起こし、命・健康に影響を及ぼしますので、市としてもこれに反対の立場での意見を国に上げていただきたいと思います。
最後に、議案第103号の水道事業会計の決算ですけども、業務実績は取水量、年間総排水量、1日最大排水量、1日平均排水量、いずれも前年度より減少しています。このように水需要が減っている原因は人口減少によるものとの認識でした。中でも1日最大排水量は
水道基本計画をつくるときの計画水量を設定するときに用いる数値ですが、これが計画年度の最終年度である令和13年度の数値を下回る少ない量になっています。この減りようは計画上の減りようを上回るもので、そうなると水が余り水道料金収入が減り、水道経営が厳しくなると考えられますが、水道部は水需要の増加策及び財源確保策については大口需要者の水道使用料の増加を促すこと、企業誘致を進めるとの答弁でした。しかし、このことについての見通しはありません。
また、伊賀市の水道は、川上ダムを前提にしており、水需要の減少に対しては、既存の水道水源の統廃合を進めるとの従来どおりの答弁がありました。昨年度から川上ダムの今までの工事費の利子分に加えて、元金分の返済が始まり総額2億7,000万円の支出になります。同僚議員からは、早い段階で建物や機械、装置などの更新計画をつくっていかないと、川上ダムが完成したときには財政計画が違っていたでは困るという指摘もありました。水需要がどんどん減っていく中で、この先、伊賀市単独でダム建設の負担、維持管理の負担、ゆめが丘浄水施設や水道管の維持更新など大きな負担を負うことへの危惧を、私は持っております。
一方、先人が苦労して残してきた水道水源が廃止される
地域住民は、水源の利用保存を求める声を上げています。令和13年までは、水道料金の引上げはないとの答弁がありましたが、それ以降についての見解は今もありません。川上ダム利水による水道事業の厳しい経営は、誰もが予想することです。伊賀市の水道事業はほとんどの市民がダム水源の高い水を飲むことになる、この道しか本当にないのでしょうか。ここで一度立ち止まり、50年、100年先を見据えてダム利水量の見直しや他の方法も含めて水道事業の再検討を行い、未来の市民に大きな負担を押しつけることのないようにしていただくことを求めて、以上の意見を申し上げ、5つの会計についての決算については認定できないという立場で意見を申し上げます。
議員の皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
近森正利君)
以上で、通告による討論を終了します。
通告された方以外で御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、議案第93号、議案第94号、議案第97号、議案第99号、議案第102号及び議案第103号の6議案は単独で、議案第95号、議案第96号、議案第98号、議案第100号、議案第101号及び議案第104号の6議案は一括で行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御異議なしと認めます。
よって、そのように取り扱います。
まず、議案第93号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
起立多数であります。
よって、議案第93号は認定されました。
次に、議案第94号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
起立多数であります。
よって、議案第94号は認定されました。
次に、議案第97号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
起立多数であります。
よって、議案第97号は認定されました。
次に、議案第99号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
起立多数であります。
よって、議案第99号は認定されました。
次に、議案第102号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
起立多数であります。
よって、議案第102号は認定されました。
次に、議案第103号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
起立多数であります。
よって、議案第103号は認定されました。
次に、議案第95号、議案第96号、議案第98号、議案第100号、議案第101号及び議案第104号の6議案に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第95号、議案第96号、議案第98号、議案第100号、議案第101号及び議案第104号の6議案は認定されました。
次に、日程第2 議案第108号から議案第111号まで、議案第117号及び議案第118号の6議案を一括して議題とします。
本件に関し、総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長。
(22番 岩田佐俊君登壇)
○22番(岩田佐俊君)
おはようございます。ただいま議題となりました総務常任委員会に付託された6議案について、審査の経過と結果を報告します。
当委員会は、9月17日に
執行部出席の下、審査を行いました。なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされておりますので、省略をさせていただきます。
それでは、議案第108号、伊賀市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてでございますが、委員からは、上野総合市民病院において、
特殊勤務手当の支給対象となる職員はいるのかとの質疑に対し、当局からは、
特殊勤務手当の支給対象者は
新型コロナウイルス感染症患者及び疑いのある者に診療や看護を行った職員としている。感染の疑いがある者とは、PCR検査自身が必要かどうかで判断するとの答弁がありました。
討論において、賛成の立場から新型コロナウイルス対策に
特殊勤務手当を支給することには評価するが、手当を支給するだけではなく、メンタルの面でも職員の不安を取り除くような対応を要望するとの意見があり、審査の結果、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第109号、
税外収入金に係る
督促手数料及び
延滞金徴収条例等の一部改正についてでございますが、委員からは、伊賀市における延滞金の率はどうなっているのかとの質疑に対し、当局からは、現在は地方税法の不足による特例を適用し、延滞金の率を下げている。平成26年からは14.6%を9.2%、7.3%、2.9%としている。なお、詳細な率は財務大臣の告示により毎年変動しているとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第110号、
ハイトピア伊賀公共公益施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、質疑はなく、審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第111号、伊賀市
手数料条例の一部改正についてですが、委員からは、新規に追加された第6項に、除票の写しとあるが、なぜ住民票の除票の写しと記載しないのかとの質疑に対し、当局からは、除票とは、住民基本台帳法において消除されたまたは改製前の住民票のことを総称したものと規定されていることから、表記を合わせているとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第117号、和解することについてですが、委員からは、訴訟費用は誰にどれだけの金額を支払うのかとの質疑に対し、当局からは、ADR事業で総額43万4,000円ほどかかっており、そのうち30万円は楠井法律事務所に事務委任した費用で、残りはADR協議3回分の和解あっせん人の日当や旅費、和解成立負担金として支払うとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第118号、辺地に係る
総合整備計画の変更についてですが、質疑はなく、審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
○議長(
近森正利君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
討論の通告はありませんが、通告以外の御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、議案ごとに行います。
まずは、議案第108号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第108号は可決されました。
次に、議案第109号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第109号は可決されました。
次に、議案第110号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第110号は可決されました。
次に、議案第111号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第111号は可決されました。
次に、議案第117号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第117号は可決されました。
次に、議案第118号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第118号は可決されました。
次に、日程第3 議案第113号から議案第116号までの4議案を一括して議題とします。
本件に関し、教育民生常任委員長の報告を求めます。
教育民生常任委員長。
(10番 赤堀久実君登壇)
○10番(赤堀久実君)
おはようございます。ただいま議題となりました教育民生常任委員会に付託された4議案について、審査の経過と結果を報告します。
当委員会は、9月15日に
執行部出席の下、審査を行いました。なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされていますので、省略させていただきます。
それでは、議案第113号、伊賀市障がい
者グループホーム設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、委員から、施設が民営化された後の指導監督の所管はどこになるのかとの質疑に対し、当局から、これまでどおり伊賀市が所管していくとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見はなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第114号、伊賀市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてですが、特に質疑はなく、審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第115号、伊賀市
学校設置条例の一部改正についてですが、委員から阿山小学校に統合された後、クラス編制等はどうなるのかとの質疑に対し、当局から、現在阿山小学校は1クラスないし2クラスの編制となっている。統合後の来年度は、1クラス40人を超える場合は2クラスとなるとの答弁がありました。
また、委員から、廃校となる玉滝小学校の今後の利用について、地元との協議は進んでいるかとの質疑に対し、当局から、今年度に入り地元
住民自治協議会の役員が来訪され、地域でアンケートを行うなど検討をいただいているとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見はなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第116号、伊賀市病児・病後
児保育室設置及び管理に関する条例の廃止についてですが、委員から、運営は民間に任せるということだが、市として今後どのように関わっていくことになるかとの質疑に対し、当局から事業実施主体は伊賀市となり運営補助をしていくことになるとの答弁がありました。
また、委員から、条例が廃止された後の詳細な決め事等は、これから作成していくということかとの質疑に対し、当局から、詳細については現在調整中であり、今後、要綱を策定し事業の効果などを検証していきたいとの答弁がありました。
また、委員から、いつから開設するのかとの質疑に対し、当局から、令和2年12月1日からの開設予定であるとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見はなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますよう、お願いいたします。
○議長(
近森正利君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
討論の通告はありませんが、通告以外で御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、議案ごとに行います。
まず、議案第113号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第113号は可決されました。
次に、議案第114号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第114号は可決されました。
次に、議案第115号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第115号は可決されました。
次に、議案第116号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第116号は可決されました。
次に、日程第4 議案第112号及び議案第119号の2議案を一括して議題とします。
本案に関し、産業建設常任委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員長。
(11番 嶋岡壯吉君登壇)
○11番(嶋岡壯吉君)
ただいま議題となりました、産業建設常任委員会に付託された2議案について、審査の経過と結果を報告いたします。
当委員会は、9月16日に
執行部出席の下、審査を行いました。なお、議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされておりますので、省略させていただきます。
それでは、議案第112号、
大山田農村環境改善センターの設置及び管理に関する条例の一部改正についてでございますが、委員から、当該テニスコート廃止後は多機能型障がい者福祉施設が設置される予定とのことだが、その概要とスケジュールはとの質疑に対し、当局から、施設は社会福祉法人名張育成会が設置し、生活介護や短期入所など、市内で不足している機能を補っていただく。国や県の補助金交付が決定後に着手し、令和4年4月に事業開始の予定であるとの答弁がありました。
また、委員から、障がい者施設の利用転用を増やしていきたいのかとの質疑に対し、当局から、利用転用を増やしていきたいという市の意向を各事業者へ伝えているとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第119号、
消防ポンプ自動車の買入れについてでございますが、委員から、廃車となる
消防ポンプ自動車は下取りされるのかとの質疑に対し、当局から、29万7,000円で売却する予定であるとの答弁がありました。
また、委員から、同型の旧型
消防ポンプ自動車の配置状況はとの質疑に対し、当局から、1署7分署に配備されているとの答弁がありました。
そのほか、予定価格の算出根拠や落札価格についての質疑がありました。
審議の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますよう、お願い申し上げます。
○議長(
近森正利君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
討論の通告はございませんが、御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、議案ごとに行います。
まずは、議案第112号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第112号は可決されました。
次に、議案第119号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第119号は可決されました。
次に、日程第5 議案第105号から議案第107号まで、及び発議第5号の予算関係4議案を一括議題とします。
まず、議案第105号から議案第107号までの3議案に対し、予算常任委員長の報告を求めます。
予算常任委員長。
○14番(森川 徹君)
失礼します。ただいま議題となりました予算常任委員会に付託された3議案についての審査の経過と結果を報告をいたします。
当委員会は、9月28日に
執行部出席の下、審査を行いました。なお、議案の内容については、議案上程時に説明がなされておりますので、省略をいたします。
また、当委員会は、議長を除く議員全員で構成されており、内容については十分御承知のことと存じますので、質疑に関する報告についても省略し、討論と審査の結果を報告をいたします。
議案第105号について、討論において、反対の立場から、青山複合施設
整備事業について、建設予定地がハザードマップ上の浸水想定区域内であるにもかかわらずこの場所を選定したこと、また現在想定している浸水被害への対策では不十分であると思われるので、このまま建設を進めることは反対であるとの意見があり、また、賛成の立場の意見として、おおむね賛成であるが、一部内容について疑義があるので、本会議で何らかの提案はしたいとの意見があり、審査の結果、本案は賛成多数で可決すべきものと決しました。
次に、議案第106号及び議案第107号について、特に意見はなく、審査の結果、いずれも全会一致で可決すべきものと決しました。
以上、審査の経過と結果を報告申し上げ、
委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますよう、お願い申し上げます。
○議長(
近森正利君)
次に、議案第105号、令和2
年度伊賀市
一般会計補正予算(第5号)に対する修正案である発議第5号に対し、発議者代表の説明を求めます。
市川岳人議員。
(9番 市川岳人君登壇)
○9番(市川岳人君)
ただいま議題となりました発議第5号、議案第105号、令和2
年度伊賀市
一般会計補正予算(第5号)に対する修正につきまして、その理由と内容について御説明申し上げます。
議案第105号、令和2
年度伊賀市
一般会計補正予算(第5号)に計上されている旧上野市庁舎利活用事業における利活用最適手法検討業務委託料について、旧上野市庁舎利活用事業に係るサウンディング調査の結果、いずれの事業者からも市が策定した交流型図書館を核とする提案でありました。しかしながら、核となる図書館についての検討が十分になされておらず、このような中で、当該業務委託を行ったとしても、最適な官民連携の手法、スケジュール及び概算費用等、具体的な結果を得ることは期待できません。よって、当該業務委託に費やす時間と予算が無駄となり、ひいては市民負担の増大につながりかねず、市民の十分な理解と同意は得られないものと考えます。
以上のことから、議案第105号の第1表、歳入歳出
補正予算、歳出、第8款土木費、第4項都市計画費に計上されている当該経費分521万円を減額し、合わせて同表の歳入も減額し、第1条第1項の歳入歳出予算の総額をそれぞれ453億5,743万9,000円に修正し、さらに第2条債務負担行為の追加のうち、当該経費分1,217万円を減額しようとするものです。
以上、皆様の御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
近森正利君)
説明が終わりました。
まず、議案第105号、令和2
年度伊賀市
一般会計補正予算(第5号)及び議案第105号の修正案である発議第5号の2議案に対し、質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
なお、発議第5号については、委員会の付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御異議なしと認めます。
よって、発議第5号は、委員会の付託を省略することに決しました。
これより議案第105号及び発議第5号の2議案に対する討論に入ります。
2名の通告がありますので、順次発言を許可します。
まず、最初に
田中議員の発言を許可します。
田中議員。
○12番(田中 覚君)
私は、議案第105号、
補正予算なんですけれども、とても大切な私たちの生活に関わる部分、たくさんございます。しかし、旧上野庁舎の利活用の今年の
補正予算、そして、債務負担行為の予算、1,700万円余りのこの予算に対しては、どうしても認めるわけにはいかない。したがって、こういう予算を出してくるという姿勢が、まずは信じられない。直ちに修正して認められるべき、市民からも評価されるべき予算案として提出すべきであろう。多くの私たちの生活に関わる部分が、それも緊急を要する部分は確かにたくさんある。しかし、何遍も何遍も利活用の提案し、そして、一定民間との連携といってきてるわけですから、執行部におかれては、こういう利活用するというクリエーティブな提案がこの議会にあってもしかりなんだろうと思う。
したがって、直ちに私たちは、議員は、この105号を否決をし、そして直ちに再提出されることを望みたいと思いますので、反対としての態度表明をお願いしたいと思います。
以上です。
○議長(
近森正利君)
続いて、百上議員の発言を許可します。
百上議員。
○19番(百上真奈君)
私も第105号の
一般会計補正予算については、反対をしたいと思います。
まず、その理由なんですけども、1つは、青山総合施設の
整備事業についてなんです。これは、支所を廃止し比自岐、神戸、きじが台、そして青山地域を担当エリアとする南部地域振興センターになることを前提にしているということで、さらに青山公民館の廃止も前提にしております。支所を廃止後、ここが今回10月1日の広報とともに意見募集の用紙を今配っているわけですが、コロナ対応で説明に入れないからという理由をおっしゃっていますけれども、エリアに入る神戸や比自岐、きじが台の皆さんとも、この施設に入れる機能や建設場所について、十分協議や説明はされたのかということであります。
それから、あと、もう一つは、浸水想定地域として認識をしているという答弁がありました。利便性や阿保地域のにぎわい創出の観点を優先し、住民合意も得て北部
公園のところに決めたという答弁があったわけなんですけれども、1,000年に1度の降雨を想定したハザードマップで、確かに建設予定地は浸水水位が5センチだから床を50センチかさ上げすれば大丈夫とするのは、やはり机上の理屈として成り立つのかも分からないが、それは問題だと思うんですね。近年、想定を超える降雨や局地的豪雨によって洪水ハザードマップで示されたところで浸水したり、それから、浸水想定区域外でも被害が出てるのは各地で起こってるわけで、専門家はハザードマップは安全確保の最低限の手がかりに過ぎないと注意を呼びかけております。
今後、現在の青山支所や公民館は民間による利活用がなければ解体、大きな公共施設は存続予定の阿山ホールとこの総合施設だけになって、いずれも2つは浸水想定地域にあるので、住民の避難場所がなくなることも考えられます。住民が使用する公共施設として、また行政機能を持つ施設として
防災対策は重要でありますし、住民の避難場所を確保することは当然で、ここを南部地域振興センターにすることを前提にしているのであれば、ましてやその考えに私はまだ問題がありますし、住民の合意も得られてないのではないかという立場で、建設場所の見直しを必要ということを述べて、反対したいと思います。
○議長(
近森正利君)
以上で、通告による討論を終了します。
他に、通告された方以外で御意見ありませんか。
生中議員。
○15番(生中正嗣君)
ただいま議案となりました発議第5号、議案第105号、令和2
年度伊賀市
一般会計補正予算(第5号)に対する修正につきまして、賛成の立場で意見を申し上げます。
賛成の理由ですが、岡本市長就任後、旧上野市庁舎の利活用につきましては、議会の庁舎整備特別委員会の結果報告、さらに平成27年の9月には、議会議決によります伊賀市のにぎわい創出に向けた現庁舎地の利活用に関する提言、また市が設置をいたしました伊賀市にぎわい創出検討協議会の主案である解体し、使用目的に適する構造で、コンパクトな規模な施設の検討をすべきとの結果を無視をされ、今日に至っていることは御承知のとおりであります。
今回の上程は、旧上野市庁舎の利活用に関するサウンディング型市場調査の結果報告に対する
補正予算であります。その上程理由として、庁舎移転に伴い、旧庁舎跡地が疲弊をしにぎわいが失われている。また、何とかしてほしいという市民の声が多い中で、継続的なにぎわいの創出や、あらゆる官民連携の可能性検討など、次への段階へ進めるための業務委託であるとのことであります。
現在の疲弊している状況は、市庁舎の移転によって予想できたことであり、何とかしてほしいという市民の思いは、多額の税金を投入し、保存をしてほしいという意味ではなく、放置している現在の状態ではなく、にぎわいのために跡地を早急に利活用してほしいという声であります。
また、市長は、予算編成の記者会見で、一貫性を持たさなければならない事業で、首長が替わろうが市の重要な事業であるとのコメントがございました。このことは、市長が8年前の就任時に、人間がつくった計画は人間で変えられる。変えられないのは神様が決めたことだけと、当時の新庁舎建設計画を白紙にし、1億700万の設計委託料を無駄にされたことと全く真逆の考えであります。さらに、1か月後に市長選を控えているにもかかわらず、今回の上程はなぜ今かとの疑念を持たざるを得ず、選挙結果によっては全く無駄な税の支出になることも予想され、時期尚早であると言わざるを得ません。さらに、旧庁舎が文化財指定の建築物であると強調されておりますけれども、この指定こそ、不可解な経緯の指定であり、市民の財産である多くの市民がその文化財価値を認めてないということを申し添え、
補正予算の利活用最適手法検討業務委託料521万及び債務負担行為1,217万円の修正、削除の発議第5号に賛成といたします。
以上です。
○議長(
近森正利君)
他に。
宮﨑議員。
○6番(宮﨑栄樹君)
私は、原案に賛成、発議第5号の修正案に反対の立場で討論させていただきます。
私は、文化財的価値が認められている建築物である南庁舎を利活用することによって、地域内の経済の循環や市民サービスの推進・向上が図られ、エリアの価値が向上していくと考えており、その手法として公民連携、つまり市と民間がパートナーシップを結んで事業を展開していくことが最適であると考えています。
そして、その事業をスピード感を持って進めていかなければならないという市の考えについても理解します。ですから、修正案によって事業にブレーキをかけるようではいけません。ということが反対の理由です。が、しかし、課題もあると考えています。
先日の予算委員会でも指摘しましたが、特に2点あります。
1つは、図書館についてです。図書室の運営方法が定まっておらず、これから協議していくということでしたが、これは未来を描くことをおろそかにしていたと言われても仕方ありません。
もう一つ、市民への説明や意見を聞くということについて、完成まで少なくともあと4年は必要だということが明らかになっていますけれど、後から報告すればいいというような姿勢ではいけません。多くの市民の皆さんが心配されてる事業でもあります。最大限の努力、前のめりな姿勢がなければ駄目です。スピード感は必要ですが常に精度が高くなければなりません。そして、これまで議会が予算案を承認しなかったからなどと言ってるようでは駄目です。覚悟が感じられません。大事なことはビジョンを持って、そのために今何すべきかを常に考え行動し続けることです。そして、それを市民の皆さんによく分かる言葉にして積極的に伝えていくことです。何となく取り組んでいった延長線上にはよりよい未来はありません。特に、市長には、これまでの反省とともに覚悟とリーダーシップを持って取り組み、市民の期待以上の成果を上げていただくことを期待したいと思います。
よって、原案に賛成、修正案には反対とさせていただきます。
○議長(
近森正利君)
他に。
百上議員。
○19番(百上真奈君)
この発議……
○議長(
近森正利君)
百上議員、先ほど通告いただいてますけども。
○19番(百上真奈君)
今日、本日上程された議案のために通告ができませんでしたので。
○議長(
近森正利君)
分かりました。
○19番(百上真奈君)
そういうことで、発議第5号については、修正案に対して、私は逆に賛成の立場で意見を言いたいと思うんですね。
やっぱり、この質疑とかのやり取りを聞いて、私は、交流型の図書館を中核にすることについては、従来より賛成をしております。そして、その図書館がちゃんと有効に生かせば、にぎわいをつくることができるということについては、伊賀市が既につくっている図書館基本計画、それから平成28年の7月26日に開かれました第2回伊賀市図書館協議会での議論において、もう既に結論が出てると私は思っておりました。そこには、伊賀市が新図書館に求める6つの項目について、協議会の中で真剣に議論され、その全てにおいて指定管理ではなく直営が必要だということを書いております。それから、図書館についての問題点として、行政があまりにも図書館に対して無関心だったと、これは三重県の中でも言われてるわけですけども、そういったことが指摘されておりました。しかし、本来、行政、例えば伊賀市においては学校教育課や生涯学習課、文化財課、文化交流課、地域づくり推進課、観光戦略課などなど、全ての課において図書館をいかに活用すればいいかということを考えることによって、おのずと伊賀市の新しい図書館というのは、にぎわいをつくっていくこと、また市民が求められる、市民が利用できる図書館になるということに、私はなると考えてるわけですね。
それが質疑の中において、今から直営か指定管理を考えるというような答弁が出てきたことに対して、私は大変失望をいたしました。指定管理者制度になる問題点は、人材育成ができないことです。図書館の肝は司書です。司書が本当に図書館を生かして、そしてさらに、それが教育や地域づくり、文化・交流、さらには文化財を生かすこと、伊賀市が持っている宝物を生かすことができる、その人材育成が指定管理者制度に移ればできないということも、図書館協議会でしっかりと協議をされております。
私は、この計画は進めていかなければならないので、今回の予算については賛成をしようと思っておりました。しかし、これを進めることによって私にとって一番懸念している図書館の在り方が、今までの積み重ねてきた協議をないがしろにすることになり、それがひいては、実は市民のためにはならない図書館になってしまうのではないかという懸念を思いました。
伊賀市がもっとしっかりと、本当にビジョンと計画を持って、きちっと官民共同はいいですけれども、大事なところはしっかりと伊賀市がぶれずにやっていくということが、もうずっと欠けていると思っておりますので、その意見を申し上げまして、発議第5号については、修正案に賛成したいと思います。
○議長(
近森正利君)
他に御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、議案第105号及び発議第5号の2議案について、採決に入ります。
採決は、発議第5号、議案第105号の順に、それぞれ単独で行います。
まず、発議第5号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
そのままでお待ちください。
起立多数であります。
よって、発議第5号は可決されました。
次に、発議第5号が可決されましたので、発議第5号で修正議決された部分を除く議案第105号の原案について、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
起立多数であります。
よって、発議第5号が修正議決された部分を除く議案第105号は可決されました。
次に、議案第106号及び議案第107号の2議案について、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、同じく2議案に対する討論に入ります。
討論の通告はありませんが、通告以外の御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は議案ごとに行います。
まず、議案第106号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第106号は可決されました。
次に、議案第107号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第107号は可決されました。
次に、日程第6 請願第20号から請願第23号までを一括して議題とします。
本請願4件に関し、教育民生常任委員長の報告を求めます。
教育民生常任委員長。
○10番(赤堀久実君)
ただいま議題となりました教育民生常任委員会に付託された請願4件について、審査の経過と結果を報告します。
当委員会は、議案審査と同様、9月15日に執行部及び請願者出席の下、審査を行いました。なお、各請願の内容につきましては、請願文書表のとおりですので省略させていただきます。
それでは、請願第20号、
義務教育費国庫負担制度の充実を求めることについてですが、特に質疑はなく、審査の結果、特に意見もなく、本請願は全会一致で採択すべきものと決しました。
次に、請願第21号、
教職員定数改善計画の策定・実施と
教育予算拡充を求めることについてですが、委員から、1クラス当たりの適正な生徒の人数はどの程度であると考えているかとの質疑に対し、請願者から25人から30人程度、また当局から30人までと考えているとの答弁がありました。
さらに、委員から、教職員の不足を退職した元教職員などを講師として迎え対応できないかとの質疑に対し、当局から、伊賀地域には講師が少なく市外の方に無理してお願いしているような状況であるとの答弁がありました。
討論において、賛成の立場から、少人数学級を求める声を地方からも上げていくことが必要、また、伊賀市独自の教育方針や校区再編計画など、今後、早急に立てていただきたいとの意見がありました。
審査の結果、本請願は全会一致で採択すべきものと決しました。
次に、請願第22号、子どもをめぐる
貧困対策の推進と就学・
修学支援に関わる制度の拡充を求めることについてですが、委員から、伊賀市における就学援助費の受給者はコロナ禍である本年と昨年度で変化はあるかとの質疑に対し、当局から、就学援助費は昨年度は小学校で511名、中学校で305名に支給を行い、本年度も昨年度とほぼ同様の数字となると思われる。また、コロナ禍での収入減による申請も20名程度であるとの答弁がありました。
また、委員から、自治体により就学援助の基準が違うが、今後、伊賀市として拡充を行う考えはあるかとの質疑に対し、当局から、就学援助の支給額は国の基準に準じ、ここ数年で改善されている。伊賀市では、全体の約13%近くの子供たちが就学援助費を受給しているが、今後、さらに充実するよう検討していきたいとの答弁がありました。
さらに、委員から、就学支援に関わる制度の拡充とは具体的にどのようなものかとの質疑に対し、請願者から、具体的には、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの増員などを望んでいるとの答弁がありました。
討論において、賛成の立場から、就学援助費の所得基準等の緩和を検討すべきであるとの意見がありました。
審査の結果、本請願は全会一致で採択すべきものと決しました。
最後に請願第23号、
防災対策の充実を求めることについてですが、委員から、毎年請願を採択しているが、避難所に指定されている施設が改善された等の効果はあったかとの質疑に対し、当局から、主に体育館が避難所として指定されており、老朽化及び雨漏りしている箇所などが、少しずつ改善されているとの答弁がありました。
また、委員から、避難所の在り方や運営について、教育委員会と総合危機管理課、健康福祉部との連携はなされているかとの質疑に対し、当局から、十分連携できていると考えているとの答弁がありました。
さらに、委員から、土砂災害や浸水のハザードマップの区域内に小中学校はあるかとの質疑に対し、当局から、JR関西本線がある北側、具体的には島ヶ原小中学校から府中小学校までがそれに当たるとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見はなく、本請願は全会一致で採択すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますよう、お願いいたします。
○議長(
近森正利君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
討論の通告はありませんが、通告以外の御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は請願ごとに行います。
まず、請願第20号に対し、委員長の報告どおり、採択することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、請願第20号は採択することに決しました。
次に、請願第21号に対し、委員長の報告どおり、採択することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、請願第21号は採択することに決しました。
次に、請願第22号に対し、委員長の報告どおり、採択することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、請願第22号は採択することに決しました。
次に、請願第23号に対し、委員長の報告どおり、採択することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、請願第23号は採択とすることに決しました。
暫時、休憩をいたします。
(午前11時10分 休憩)
―――――――――――――――
(午前11時20分 再開)
○議長(
近森正利君)
休憩前に引き続き、会議を再開します。
日程第7 議案第120号及び議案第121号の2議案を一括して議題とします。
当局の説明を求めます。
市長。
(市長 岡本 栄君登壇)
○市長(岡本 栄君)
ただいま上程の議案第120号及び議案第121号について説明をします。
この2つの議案ですが、国が進めるGIGAスクール構想に対応するため、市内小中学校等において使用する1人1台の学習用端末を調達するものです。
令和3年度当初から本端末を利用して授業を実施することを予定しており、小学校の児童及び教師用に4,574台を、中学校等の生徒及び教師用に2,426台を調達するもので、去る9月24日に一般競争入札を行い、翌25日に落札業者と仮契約を締結をしました。
つきましては、
GIGAスクール構想対応学習用端末の買入れについて、
地方自治法第96条第1項第8号の規定に基づき議会の議決をいただきたいと思います。
議案第120号の小学校分の端末は、3億1,405万円で、議案第121号の中学校等分の端末は、1億7,215万円で、いずれも伊賀上野ケーブルテレビ株式会社が落札しましたので、同社と物件供給契約を締結したいと思います。
以上、よろしく審議をお願いします。
○議長(
近森正利君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
宮﨑議員。
○6番(宮﨑栄樹君)
1点確認をさせてください。
この議案第120号、121号共に、国がGIGAスクール構想を進めるということで、心配されるのが、一気に端末の需要が今市場であるのかなというふうに思います。この確保という見通しはしっかりついてるのかということを確認させてください。
○議長(
近森正利君)
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(中林靖裕君)
教育委員会の中林でございます。
ただいまの御質問ですが、教育委員会としましても最も心配していたことでございまして、仮契約につきましては、3月の12日までに納入が完了するということを確認しておりますので、お答えとさせていただきます。
○議長(
近森正利君)
宮﨑議員。
○6番(宮﨑栄樹君)
分かりました。
そしたら、伊賀市が進めるGIGAスクール構想自体の計画の変更とかそういうことは特にないという理解でよろしいでしょうか。それだけ確認させてください。
○議長(
近森正利君)
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(中林靖裕君)
はい、配線等の工事も順調に進んでおりますので、計画には変更はございません。
○議長(
近森正利君)
他に。
市川議員。
○9番(市川岳人君)
すみません、端末の買入れということなんですけれども、どういった種類の端末とかというのが、今時点で分かっているのであれば教えてください。
○議長(
近森正利君)
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(中林靖裕君)
種類につきましては、GIGAスクール構想が国から通知されたときから、学校教育現場の教職員を含めましていろいろ検討を加えておりました。実際には、市中で、市中というか、教育現場で使おうとしているのが3機種ほどありました。教育委員会といたしましては、いろんな理由の中で、現場の先生方の御意見も十分聞かせていただきまして、Windowsという機械に決めさせていただいたという流れでございます。
○議長(
近森正利君)
市川議員。
○9番(市川岳人君)
Windowsが導入されている端末ということで、それの選定理由とかが何か具体的にあるということですね。その辺についても説明いただきたいと思います。
○議長(
近森正利君)
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(中林靖裕君)
一般的に社会の中で広く使われているということは皆さんも御存じだと思います。それから、小中学校で使っている公務パソコンがまずWindows、OSですので、基本操作などに習熟しているということと、それから、公務パソコンで作成したものを授業で使うワークシートや資料をそのまま使えるというような利点もございまして、教育現場で特に強い要望がございましたので、それに選定させていただきました。
○議長(
近森正利君)
他に。
百上議員。
○19番(百上真奈君)
今回は物品購入のことなんですけれども、既に、9月15日にはネットワークシステム整備業務委託が入札を行われて、同じく上野ケーブルテレビで行うということになっているわけなんですけれども、つまり購入と合わせて工事の進捗というか、ちゃんとやっていけるのか、そのことについて、例えば市内業者への参画ですね、伊賀上野ケーブルテレビが全てやっていくのか、やはりこういった大変大きな予算と、それから台数も多い中では、一方では地元の仕事を増やすという意味でも大事なことかなと思っているんですが、特に、今購入は確認しましたが、工事について、地元業者の参画等、どういったことで進めていくのか教えてください。
○議長(
近森正利君)
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(中林靖裕君)
工事につきましては、委託契約という形で9月16日からの履行期限は来年の2月28日までということで、委託契約としてその作業を進めております。契約の約款というか、約束の中に、電気工事等も含まれておりますので、電気工事につきましては、市内業者、市内の電気工事をされている業者さんに極力協力していただくようにというような条項も盛り込んでおりますので、市内の業者さんが十分活躍していただける機会を設けたと考えております。
○議長(
近森正利君)
百上議員。
○19番(百上真奈君)
分かりました。
やはり、一定工事をする条件がありますね、学校教育を進めながらですので、なのでそれが遅れないようにということと、もう一つは、やはり市内業者を使っていただくに当たっては、伊賀市は公契約条例がない中で、しっかりとそういった仕事に見合ったことが担保できるのかというモニタリングというか、行政としてしっかり見ていただきたいと思うんですが、そういったことについてはどんなふうな見解を持っておられますか。
○議長(
近森正利君)
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(中林靖裕君)
議員おっしゃったように、大きな金額の契約ですので、そういった見解につきましては、最初から考えておりました。庁舎内でそういった契約につきましても検討する機関がございますので、そちらからの御提言もいただいて、そういった姿勢は守ってきたつもりでございます。
○議長(
近森正利君)
他に。
安本議員。
○23番(
安本美栄子君)
1点確認させてください。
この財源ですけど、全部100%国ですね。
○議長(
近森正利君)
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(中林靖裕君)
はい、GIGAスクール構想という形で、端末の購入につきましては、1台4万5,000円を上限といたしました国庫補助がございます。ソフトであるとか、そういったのを一括で購入する。それから、今家庭内でも使えるようなシステムで購入しようと思っておりますので、少し範囲内では収まらないということでございます。
○議長(
近森正利君)
安本議員。
○23番(
安本美栄子君)
ということは、その調査が済まないことにはどれぐらいの市の持ち出しかというのはまだ分からないわけですね。
○議長(
近森正利君)
財務部長。
○財務部長(百田光礼君)
財務部の百田でございます。
この財源なんですけども、国から端末を買うための補助金があるのと、それは全部、端末全体ではありません。全体の3分の2がその財源として来てます。それで、あと残りはコロナウイルスの関係の臨時地方創生交付金、それを充当してますので、市の持ち出しはないと考えております。
○議長(
近森正利君)
他に。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
お諮りします。
本案については、委員会の付託を省略し討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。
これより、討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は議案ごとに行います。
まず、議案第120号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第120号は可決されました。
次に、議案第121号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第121号は可決されました。
次に、日程第8 議案第122号から議案第125号までの4議案を一括して議題とします。
当局の説明を求めます。
市長。
○市長(岡本 栄君)
ただいま上程の議案第122号から議案第125号までの
人権擁護委員候補者の推薦についてですが、現在、人権擁護委員に御就任をいただいております、森下政實氏、大川照郎氏、米田美紀子氏、福本康代氏の任期が令和2年12月31日に満了いたします。
つきましては、森下政實氏、米田美紀子氏、福本康代氏を引き続き、大川照郎氏の後任として、小川敏正氏をそれぞれ推薦したいと思いますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めたいと思います。
4名の略歴等の詳細につきましては、お手元に配付した資料のとおりです。
まず、森下政實氏ですが、伊賀市上友生にお住まいで、71歳。伊賀市消防本部を退職され、現在は介護サービス事業所に勤務されており、平成21年1月から人権擁護委員に就任をいただいております。
次に、米田美紀子氏ですが、伊賀市上野桑町にお住まいで、67歳。伊賀市立小学校を退職され、現在は、伊賀市こども発達支援センターに勤務され、平成30年1月から人権擁護委員に就任をいただいております。
次に、福本康代氏ですが、伊賀市柏尾にお住まいで、63歳です。名張市立小学校を退職され、現在は名張市教育センターで教育専門員として勤務されており、平成30年1月から人権擁護委員に御就任をいただいております。
次に、小川敏正氏ですが、伊賀市島ヶ原にお住まいで、71歳。伊賀市立小学校を退職され、現在は、伊賀市文化都市協会に勤務されています。
なお、委員の任期は、令和3年1月1日から3年間となっています。
以上、よろしく審議をお願いをいたします。
○議長(
近森正利君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
お諮りします。
本案については、委員会の付託を省略し討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。
これより、討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は議案ごとに行います。
まず、議案第122号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第122号は同意されました。
次に、議案第123号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第123号は同意されました。
次に、議案第124号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第124号は同意されました。
次に、議案第125号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、議案第125号は同意されました。
次に、日程第9 発議第6号を議題とします。
提出者の説明を求めます。
信田利樹議員。
(3番 信田利樹君登壇)
○3番(信田利樹君)
失礼します。ただいま議題となりました発議第6号、防災・減災、
国土強靱化対策の継続及び拡充を求める意見書の提出については、朗読をもって提案とさせていただきます。
近年、令和元年東日本台風、令和2年7月豪雨など、激甚化・頻発化する自然災害により全国各地で甚大な被害が発生しております。我が国にとって国土の強靱化は、依然として喫緊の課題であります。
現在、令和2年度まで実施期間とする、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策(以下、3か年緊急対策という)により、国と地方が一体となってハード、ソフトの両面から、防災・減災、
国土強靱化対策を集中的に実施しているが、対策が必要な箇所はいまだ多数存在するため、中長期的視野に立って具体的目標を掲げ、取組の加速化・深化を図ることが極めて重要であります。
伊賀市においても国土強靱化のための対策を行ってきたところでありますが、想定される大規模自然災害や南海トラフ地震などに対して事前防災及び減災の取組を引き続き推し進め、脆弱な社会インフラを整備し、機能を維持する必要性はいまだ高いと思われます。
また、
地域住民の安全・安心を確保し、大都市への過度な一極集中から脱却するとともに、地方の強靱化対策は必要不可欠であります。
よって
伊賀市議会は、国において防災・減災、
国土強靱化対策をより一層推進するために、下記の措置を講じることを強く求めます。
1、令和3年度以降においても、国土強靱化基本計画に基づき、中長期的な見通しの下、
国土強靱化対策の対象事業を拡大するとともに、別枠予算による必要かつ十分な予算の確保など、対策の抜本的強化を図ること。
なお、その配分に当たっては、社会資本整備の遅れが見られる地方に十分配慮すること。
2、地方公共団体が、策定・見直しを進めている国土強靱化地域計画に基づく取組を、迅速かつ確実に実施するために必要な予算の総額確保を図ること。
3、長寿命化計画に基づく戦略的な現有ストックの修繕や更新などの老朽化対策が確実に進められるよう、新たな財源を創設するとともに、長期安定的に必要かつ十分な予算を確保すること。
4、令和2年度で終了とされる緊急防災・減災事業や緊急自然災害防止対策などについては、地方自治体の取組状況を踏まえ、適切に検討を行い、令和3年度以降も延長するとともに、地方の実情に沿った、より活用しやすい地方債制度にするなど地方財政措置を拡充すること。
5、社会資本の適切な整備及び管理に加え、災害発生時の迅速かつ円滑な対応などのため、国の地方整備局を含め、現場に必要な人員や体制の維持及び充実を図ること。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
令和2年10月2日。三重県
伊賀市議会。
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(防災担当)、国土強靱化担当大臣宛。
以上、よろしく御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
近森正利君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
お諮りします。
本件については、委員会の付託を省略し討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御異議なしと認めます。
よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
発議第6号に対し、賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、発議第6号は可決されました。
次に、日程第10 発議第7号を議題とします。
提出者の説明を求めます。
福村教親議員。
(5番 福村教親君登壇)
○5番(福村教親君)
ただいま議題となりました発議第7号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書については、朗読をもって提案とさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避け難くなっている。
地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。
よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。
1、地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減にも努めるとともに、償還財源を確保すること。
2、地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。
3、令和2年度の地方税収が大幅に減収することが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象になる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。
4、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効生・緊急性を厳格に判断すること。
5、とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものではあったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
令和2年10月2日。三重県
伊賀市議会。
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣、まち・ひと・しごと創生担当大臣宛。
以上、よろしく御賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
近森正利君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
お諮りします。
本件については、委員会の付託を省略し討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御異議なしと認めます。
よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
発議第7号に対し、賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、発議第7号は可決されました。
先ほど、休憩の際、北森徹議員ほか6名から、発議第9号、
義務教育費国庫負担制度の充実を求める意見書の提出について、発議第10号、
教職員定数改善計画の策定・実施と
教育予算拡充を求める意見書の提出について、発議第11号、子どもをめぐる
貧困対策の推進と就学・
修学支援に関わる制度の拡充を求める意見書の提出について及び発議第12号、
防災対策の充実を求める意見書の提出についての4件が提出されました。
これを日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御異議なしと認めます。
よって、発議第9号から発議第12号までの4件を日程に追加し、一括議題とします。
提出者の説明を求めます。
北森徹議員。
○2番(北森 徹君)
ただいま議題となりました発議第9号から発議第12号までは、先ほど採択されました請願第20号から請願第23号について、政府関係機関や国会などへ意見書の提出を行うものです。
発議第9号は、義務教育国庫負担制度が充実され、国の責務として必要な財源を確保することを求めるもの、発議第10号は、
教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算の拡充を求めるもの、発議第11号は、子供の
貧困対策の推進と就学・
修学支援に係わる制度の拡充を求めるもので、これらの提出先は、衆議院議員、参議院議員、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣及び文部科学大臣です。
また、発議第12号は、子供たちの安心安全を確保するため、巨大地震等の災害を想定した
防災対策の充実を求めるもので、意見書の提出先は先に述べたものに内閣府特命担当大臣(防災担当)を加えます。
以上、よろしく御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
近森正利君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
お諮りします。
本件については、委員会の付託を省略し討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御異議なしと認めます。
よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、発議ごとに行います。
まずは、発議第9号に対し、賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、発議第9号は可決されました。
次に、発議第10号に対し、賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、発議第10号は可決されました。
次に、発議第11号に対し、賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、発議第11号は可決されました。
次に、発議第12号に対し、賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
全会一致であります。
よって、発議第12号は可決されました。
次に、日程を繰下げ、日程第11を第12とし、発議第8号を議題とします。
提出者の説明を求めます。
山下典子議員。
(8番 山下典子君登壇)
○8番(山下典子君)
ただいま議題となりました発議第8号、
伊賀市議会解散に関する決議について、その理由及び内容を御説明申し上げます。
平成16年11月1日に1市3町2村が合併して伊賀市が誕生しましたが、議員在任特例を適用したため、市長選挙から5か月間という短い期間で市議会議員選挙が執行され、今日に至っています。人口減少社会の今日、限られた財源で行政サービスを行うには、行政改革や経費削減が求められるところであります。
平成28年11月13日に執行された伊賀市長選挙と、平成29年3月26日に執行された
伊賀市議会議員選挙の経費を基に、同時選挙とした場合、およそ2,200万円削減することができたと試算されています。また、次期通常選挙から議員定数が2名削減されることから、その報酬も削減されます。そして、ウイズコロナの時代、人がたくさん集まる機会を2回を1回に減らすことで、選挙に関係する皆さんの感染リスクを低くすることができます。さらに、平成20年には、伊賀市自治会連合会上野支部長ほかから、平成28年には、上野西部、上野東部、上野南部
住民自治協議会から、同時選挙に関する請願や要望書が提出されるなど、多くの市民が同時選挙を望んでいます。
これらの市民の要望に応え、将来にわたっての経費削減と投票率向上を図るため、同時選挙を行うべきであると考えます。
よって、令和2年11月8日に執行予定の伊賀市長選挙と、令和3年3月28日に執行予定の
伊賀市議会議員選挙を同日に実施するため、地方公共団体の議会の解散に関する特例法第2条の適用により、
伊賀市議会を解散しようとするものであります。
以上、よろしく御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(
近森正利君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
お諮りします。
本件については……
質問ですか。
宮﨑議員。
○6番(宮﨑栄樹君)
提案者に質問させていただきたいと思います。
今回、この提案出されるタイミングというのが問題なのかなというふうに思っています。
これから立候補されようとする新人の方の立候補する権利を奪うことにならないかというふうに思うんですけど、この辺り、どういうふうに考えられているのか、検討されたのかということを教えてください。
○議長(
近森正利君)
山下議員。
○8番(山下典子君)
それに対しては、公職選挙法第33条の規定により、地方公共団体の議会の解散による一般選挙は、解散の日から40日以内に行うとなっています。ですから、法律に定められた準備期間があるということです。
そして、選挙の主役は立候補者ではありません。票を投じてくださる有権者の皆さんだと私は思います。
○議長(
近森正利君)
宮﨑議員。
○6番(宮﨑栄樹君)
分かりました。
そしたら、提案のタイミングは適切だと考えられているという理解でいいのかということと、新人の方の立候補する権利は奪うことにはならないという、そういう見解を持ってられるということを確認させてください。
○議長(
近森正利君)
山下議員。
○8番(山下典子君)
適切であると考えています。
○議長(
近森正利君)
宮﨑議員、3回になりますので注意してくださいね。大丈夫です、3回目です。3回20分のルールなので。
(発言する者あり)
○議長(
近森正利君)
分かりました。答弁内容が足りないということですね。分かりました。
山下議員。お願いします。
○8番(山下典子君)
既に、新人に関しても用意をしていらっしゃる方もあるし、それが少し早くなるというふうに考えます。
○議長(
近森正利君)
宮﨑議員。
○6番(宮﨑栄樹君)
適切かどうかとお聞きしたんですけど、答えてない。
○議長(
近森正利君)
適切かどうか。
○8番(山下典子君)
適切であると考えます。
○議長(
近森正利君)
宮﨑議員、よろしいですか。
他に、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御質疑なしと認めます。
お諮りします。
本件については、委員会の付託を省略し討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御異議なしと認めます。
よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
御意見ありませんか。
生中議員。
○15番(生中正嗣君)
発議第8号、
伊賀市議会解散に関する決議につきまして、反対の立場で意見を申し上げます。
市長選と市議会議員選挙を同日に実施することにより、選挙費用の削減及び投票率向上に寄与することは一定の理解をいたしますが、今、解散することは、11月1日告示、11月8日執行というあまりにも短期間であり、ましてやコロナ禍にある中で、議員を志す方々にとって選挙活動も満足にできない状況であると考えております。
平成16年11月1日の伊賀市合併時に、特例によりまして5か月間の在任期間の延長が図られ、現在の3月改選になりました。そして、平成17年の改選時には、78人の定数から34人、続いて平成21年3月には28人、25年、29年には現在の24名、さらに次期改選時には2名減員し定数を22人にすることは、既に議決しており、定数の減員と報酬、政務活動費の据置きは、議会費の削減という改革の大きな柱であります。あえて今、解散よりも二元代表制の一翼を担う我々議会は、市民から4年間の付託を受けており、任期を最後まで全うし、市政のために寄与することが我々に課せられた使命であると考えまして、発議第8号に反対といたします。
以上です。
○議長(
近森正利君)
他に。
百上議員。
○19番(百上真奈君)
私も発議第8号、
伊賀市議会解散に関する決議案については、反対の立場で意見を申し上げたいと思います。
様々な人が政治参加する議会、多様性を尊重する議会をつくることは、多様な市民の意思が反映できることにつながると思います。そのためには、障がいのある人もお金のない人も仕事を持っている人も様々な条件の人が、より公平に立候補できる環境・条件をつくる必要があります。伊賀市の選挙管理委員会は既に市会議員選挙の日程を決めて公表しており、それに向けて立候補の準備が進んでいくわけです。今回の発議のように投票日が1か月後になる時期に突然解散し選挙にすることは、多様な市民が議会に参画することを拒むことになると考えます。
地方議会の存在意義や住民から求められる議員の在り方が問われるような議員や議会の不祥事が各地で発生し、問題になっており、議会に対する住民の不信感や失望感があることも理解できます。だからこそ、多様な市民の議会参画が必要であり、その機会を保障することは民主主義にとって大切なことだと考えます。
同日選挙の是非については、議論が必要だと思っています。しかし、今回の突然の解散は、この民主主義にとって議会の民主主義を放棄するものであり、それに反するものであり、納得できるものではありません。
また、経費削減については、議会が本当に市政においての予算執行の中で、無駄遣いがないのかをしっかりとチェックする必要があると思いますので、今の経費削減の理由なことについては、まだまだ議会としてもやるべきことがあるのではないかと思います。
以上の意見を申し上げまして、反対の意見とさせていただきます。
○議長(
近森正利君)
他に、御意見。
宮﨑議員。
○6番(宮﨑栄樹君)
発議第8号には、反対の立場で討論させていただきます。
今回の提案は、先ほど申し上げましたけれど、出されるタイミングが問題だと考えています。同日選の是非を問う以前にタイミングがあまりに急過ぎます。
私の周りにも新人で立候補をしようという思いを持った方がいますし、議員の皆さんにも周りにそういう方がいるのではないでしょうか。そういう新人の立候補者にとって不利というか、立候補すら諦めてしまう状況ではないでしょうか。
そして、現職にとって有利、それを当事者が急いで決めてしまおうとする状況です。そういう意味で、今回の件は、一部の人たちだけで物事が動いてないでしょうか。大事なことは、議会基本条例第7条にもあるように、情報公開と市民参加です。この提案については、特にそういう合意形成のプロセスを省略して進めていいはずがありません。そういう前時代的な意思決定の在り方ではいけません。議会は市民、皆さんのみんなものもであると考えます。
最後に、提案者から多くの市民が同時選挙を望んでいるというふうなこともありましたが、だからこそ綿密な合意形成のプロセスを踏まなければならないというふうに考えます。
以上の意見を申し上げて、発議第8号に反対討論とします。
○議長(
近森正利君)
他に、御意見ありませんか。
田中議員。
○12番(田中 覚君)
提案者の1人でありますけれども、あえて賛成をお願いしたいと思いまして、討論に参加をさせていただきます。
先ほど、山下議員のほうから市議会解散で40日以内に選挙を行う。つまり今日のこの日にしか、実は市長選挙と一緒にできる可能性がないということでありますから、急に言われてもとかいう話じゃなく、会派代表者会議等にも事前に申し上げ、そして議員各位には、この提案書が既に配付をされて今日に至ってるということであります。
同時に、先ほど山下議員が約2,200万円コストがダウンできる、市民の税金の有効利用につながるという見解を述べられましたが、あえて申し上げますと、私たちは4年間の、ここにいる24人が4年間の任期をいただいたんですけれども、あえて身を切って同日選挙にして3年半の任期にするとするならば、あと8,000万円程度が不用になるということです。合わせて約1億円の市民の税金を使わずに、そして、新しい時代に向かって新しい生活様式をウイズコロナの、もしくはコロナ禍の今後、コロナとともに私たちは様々な対策をしていく新しい議会を求めたい。ここに一日たりとも空白の時間はありませんから、実は、私たちはこの機に同日選挙を選択すべきです。
議員の多くの皆さん方の御賛同を、ぜひともお願いを申し上げます。
○議長(
近森正利君)
他に御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
近森正利君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
念のため申し上げます。発議第8号は、地方公共団体の議会の解散に関する特例法第2条第2項の規定により、議員数の4分の3以上の者が出席し、その5分の4以上の者の同意を必要とする特別多数議決であります。
ただいまの
出席議員数は24名であり、その5分の4は20名であります。
それでは、発議第8号に対し、賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
近森正利君)
しばらくそのままお待ちください。
ただいまの起立者数は13名であり、所定数に達しておりません。
よって、発議第8号は否決されました。
以上で、本定例会に付議されました案件は、全て議了しました。
去る9月1日に開会しました令和2年第5回
伊賀市議会定例会は、これをもって閉会します。
長らくの慎重審議、御苦労さまでございました。
(午後 0時02分 閉会)
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地方自治法第123条第2項の規定により次に署名する。
議 長 近 森 正 利
議 員 川 上 善 幸
議 員 北 森 徹...