伊賀市議会 > 2020-03-19 >
令和 2年第 1回定例会(第6日 3月19日)

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  1. 伊賀市議会 2020-03-19
    令和 2年第 1回定例会(第6日 3月19日)


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    令和 2年第 1回定例会(第6日 3月19日)         令和2年第1回伊賀市議会(定例会)会議録          令和2年3月19日(木曜日)(第6日)          ─────────────────────────     令和2年3月19日(木)午前10時開議   日程第 1 議案第1号から議案第23号まで         (予算常任委員長報告、質疑、討論、採決)         議案第  1号 令和2年度伊賀一般会計予算         議案第  2号 令和2年度伊賀国民健康保険事業特別会計予算         議案第  3号 令和2年度伊賀住宅新築資金等貸付特別会計予算         議案第  4号 令和2年度伊賀駐車場事業特別会計予算         議案第  5号 令和2年度伊賀介護保険事業特別会計予算         議案第  6号 令和2年度伊賀サービスエリア特別会計予算         議案第  7号 令和2年度伊賀後期高齢者医療特別会計予算         議案第  8号 令和2年度伊賀病院事業会計予算         議案第  9号 令和2年度伊賀水道事業会計予算         議案第 10号 令和2年度伊賀下水道事業会計予算         議案第 11号 令和2年度伊賀島ヶ原財産特別会計予算         議案第 12号 令和2年度伊賀大山田財産特別会計予算         議案第 13号 令和元年度伊賀一般会計補正予算(第6号)
            議案第 14号 令和元年度伊賀国民健康保険事業特別会計補正予算                 (第4号)         議案第 15号 令和元年度伊賀住宅新築資金等貸付特別会計補正予                 算(第2号)         議案第 16号 令和元年度伊賀介護保険事業特別会計補正予算(第                 4号)         議案第 17号 令和元年度伊賀サービスエリア特別会計補正予算(                 第2号)         議案第 18号 令和元年度伊賀後期高齢者医療特別会計補正予算(                 第2号)         議案第 19号 令和元年度伊賀病院事業会計補正予算(第4号)         議案第 20号 令和元年度伊賀水道事業会計補正予算(第3号)         議案第 21号 令和元年度伊賀下水道事業会計補正予算(第3号)         議案第 22号 令和元年度伊賀島ヶ原財産特別会計補正予算(第                 1号)         議案第 23号 令和元年度伊賀大山田財産特別会計補正予算(第                 2号)     第 2 議案第24号、議案第25号、議案第33号、議案第35号及び議案         第36号(総務常任委員長報告、説明、質疑、討論、採決)         議案第 24号 伊賀市印鑑条例及び伊賀市住民基本台帳カードの利用                 に関する条例の一部改正について         議案第 25号 伊賀市監査委員条例等の一部改正について         議案第 33号 和解することについて         議案第 35号 指定管理者の指定について         議案第 36号 辺地に係る総合整備計画の策定について     第 3 議案第26号、議案第27号及び議案第32号         (教育民生常任委員長報告、質疑、討論、採決)         議案第 26号 伊賀市放課後児童クラブ設置及び管理に関する条例の                 一部改正について         議案第 27号 伊賀市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関す                 る基準を定める条例の一部改正について         議案第 32号 語学指導等を行う外国青年の給与及び旅費に関する条                 例の廃止について     第 4 議案第28号から議案第31号まで、議案第34号、議案第37号及び         議案第38号(産業建設常任委員長報告、質疑、討論、採決)         議案第 28号 伊賀市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部                 改正について         議案第 29号 伊賀市建築基準法等関係手数料条例の一部改正につい                 て         議案第 30号 伊賀市火災予防条例の一部改正について         議案第 31号 伊賀市農業集落排水処理施設等の管理に関する条例の                 一部改正について         議案第 34号 損害賠償の額を定め、和解することについて         議案第 37号 市道路線の認定について         議案第 38号 市道路線の変更について     第 5 請願第 19号(総務常任委員長報告、質疑、討論、採決)         請願第 19号 Jリーグ基準スタジアム整備を求めることについて     第 6 議案第 40号から議案第42号         (説明、質疑、付託省略、討論、採決)         議案第 40号 人権擁護委員候補者の推薦について         議案第 41号 人権擁護委員候補者の推薦について         議案第 42号 人権擁護委員候補者の推薦について     第 7 発議第1号(説明、質疑、付託省略、討論、採決)         発議第  1号 伊賀市議会会議規則の一部改正について     第 8 発議第2号(説明、質疑、付託省略、討論、採決)         発議第  2号 伊賀市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条                 例の一部改正について          ───────────────────────── 〇会議に付した事件   議事日程のとおり          ───────────────────────── 〇出席議員(24名)   議席番号    氏   名     議席番号    氏   名     1番  川 上 善 幸 君    13番  福 田 香 織 君     2番  北 森   徹 君    14番  森 川   徹 君     3番  信 田 利 樹 君    15番  生 中 正 嗣 君     4番  西 口 和 成 君    16番  上 田 宗 久 君     5番  福 村 教 親 君    17番  近 森 正 利 君     6番  宮 﨑 栄 樹 君    18番  中 谷 一 彦 君     7番  桃 井 弘 子 君    19番  百 上 真 奈 君     8番  山 下 典 子 君    20番  北 出 忠 良 君     9番  市 川 岳 人 君    21番  空 森 栄 幸 君    10番  赤 堀 久 実 君    22番  岩 田 佐 俊 君    11番  嶋 岡 壯 吉 君    23番  安 本 美栄子 君    12番  田 中   覚 君    24番  中 岡 久 徳 君          ───────────────────────── 〇欠席議員(なし)          ───────────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名            氏     名   市長             岡 本   栄 君   副市長            大 森 秀 俊 君   危機管理監          前 川 浩 也 君   総務部長           稲 森 洋 幸 君   総務部理事[秘書、調整担当]  山 本 幸一郎 君   総務部法務統括監       石 田 美奈子 君   企画振興部長         宮 崎   寿 君   財務部長           百 田 光 礼 君   人権生活環境部長       田 中 克 典 君   健康福祉部長         田 中   満 君   産業振興部長         東   弘 久 君   建設部長           山 本   昇 君   消防長            中 森 宏 悟 君   市民病院副院長[事務部門]   (兼健診センターセンター長)    松 田 克 彦 君   会計管理者          松 本 浩 典 君   上下水道事業管理者      北 山 太加視 君   上下水道部長         清 水 仁 敏 君   教育長            谷 口 修 一 君   教育委員会事務局長      中 林 靖 裕 君
      上野支所長   (兼地域振興総括監事務取扱兼   振興課長事務取扱)      加 藤   敦 君   伊賀支所長   (兼地域振興総括監事務取扱) 居 附 秀 樹 君   島ヶ原支所長   (兼地域振興総括監事務取扱、   住民福祉課長事務取扱)    池 本 洋 人 君   阿山支所長   (兼地域振興総括監事務取扱) 川 瀬 正 司 君   大山田支所長   (兼地域振興総括監事務取扱) 狩 野 守 正 君   青山支所長   (兼地域振興総括監事務取扱) 澤 田 之 伸 君   農業委員会事務局長      高 木 忠 幸 君          ───────────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   議会事務局長         川   孝 子 君   議事課長           籔 中 英 行 君   議事課主幹議事調査係長   中 川 眞 吾 君   議事課主幹総務係長     上 地 友紀子 君   議事課主任          谷 岡 範 政 君          ─────────────────────────                (午前10時00分 開議) ○議長(中谷一彦君)  おはようございます。  これより、本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は24名、会議は成立しました。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。  なお、本定例会会期内予定では、本日は休会日としていましたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、会期中に採決できないという不測の事態を想定し、採決前倒しのための日程変更を行い、お集まりいただきましたことを御了承をお願いいたしたいと思います。  また、本日説明員の欠席の届けがあった者の役職と氏名は、お手元に配付のとおりです。  この際、市長より発言を求められておりますので、これを許可します。  市長。 ○市長(岡本 栄君)  皆さん改めておはようございます。  伊賀保健所管内新型コロナウイルス感染症について、3月10日、伊賀保健管内で県内2例目の確認がされまして、その後、濃厚接触者5名の方に陽性が確認され、感染症指定病院に入院後、17日までに2名の方が退院されており、残り4名についても症状が重篤化しているとは聞いていない状況であります。  また、この6名の患者の接触者については、3月11日から3月14日にかけ41件のPCR検査を行い、全員陰性であることが確認されています。このうち濃厚接触者である21人については、引き続き健康観察を行っており、現時点で伊賀保健所管内での新たな感染者の報告は受けていないところです。  また、きょうには、国の新型コロナウイルス感染症専門者会議が開かれてると聞いておりまして、国・県から今後の方向性が示されてくると考えております。そうしたことを確認した上で、市として必要な対応を行っていきたいというふうに考えます。  市民の皆さんには、引き続き一人一人が自分自身を守るために、また感染を拡大させないために徹底した手洗い、それからせきエチケットを行い、特に換気が悪く人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けるようお願いをするところであります。また、高齢者、基礎疾患がある方については、こうした感染予防を特に行っていただくようお願いしたいと思います。  市としましては、今後も市民の皆さんにホームページや文字放送を通じ、正確で迅速な情報を発信してまいりますので、うわさやデマに惑わされないようにしていただきまして、適切な行動をおとりいただくよう重ねてお願いをするところであります。よろしくお願いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  それでは、これより、議事に入ります。  日程第1 議案第1号から議案第23号までの予算関係23議案を一括して議題とします。  本案に関し、予算常任委員長の報告を求めます。  予算常任委員長。               (13番 福田香織君登壇) ○13番(福田香織君)  ただいま議題となりました予算常任委員会に付託されました23議案についての審査の経過と結果を報告します。  当委員会は、3月10日、11日及び13日の3日間、執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容については、議案上程時に説明がなされていますので、省略します。  また、審査に当たり多岐にわたり質疑、応答がなされたところですが、当委員会は議長を除く議員全員で構成されており、内容については十分御承知のことと存じますので、質疑に関する報告についても省略し、討論と審査の結果を報告します。  まず、議案第1号について、討論において、賛成の立場から、歳入について市税は減額となっているが、自主財源44.4%の確保は頑張っていただいたのではないか。また、歳出について、補助金や委託金は前例踏襲され、変化が見られないので、全庁的な視点を持って横断的な取り組みを考えてもらいたい。また、地域絆づくり補助金についても、公正・公平に使われるための説明を十分にしていただきたいなどの意見がありました。  一方、反対の立場からは、昨年の消費税増税により、市民や地元企業の負担は大きくなり、また新型コロナウイルス感染拡大により、経済状況市民生活にもより一層影響が出てくると思われる。このような厳しい状況の中で、来年度の商工振興費観光予算の3分の1しか計上されていない。そして、同和行政には従前どおりの予算を継続して計上している。また、学校や保育の充実といった子育て世代の要求に応えておらず、施策の重点項目でもある豊かな自然環境を守るための市政運営ができていない。そして、会計年度任用職員への処遇改善についても疑問が残るとの意見。  また、同じく反対の立場から、市街地と周辺地域が連携した活性化の取り組みが予算に反映されていない。また、災害に強いまちづくりに係る堤防の強化やしゅんせつなどの要望についても予算に反映されていない。福祉分野においては、3人に1人が高齢者となる中、介護や健康の取り組みも十分とは思えない。そして、公共交通の利便性への取り組みについても従前どおり無駄が多く感じられる。さらに、豊かな自然環境への予算措置も十分とは言えない。結果的に無駄のない財政運営のための予算になっていないと言わざるを得ない。そして、市民目線市民感覚ではなかった。もう一度、令和2年度一般会計予算を組み直して提出していただきたいとの意見がありました。  審査の結果、本案は賛成多数で可決すべきものと決しました。  議案第2号について、討論において反対の立場から、国民健康保険事業については、制度上問題があり、詳細については本会議で述べるとの意見がありました。  審査の結果、本案は賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号について、討論において反対の立場から、安心して老後を暮らせるような介護保険事業になっていないと市民から不安の声が寄せられている。また、介護士不足が大変深刻な事態となってきている。こうした介護サービス事業所の状況を市はしっかりと把握すべきであるとの意見がありました。  審査の結果、本案は賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号、議案第4号及び議案第6号から議案23号までの20議案について、特に意見はなく、審査の結果、いずれも全会一致で可決すべきものと決しました。  以上、審査の経過と結果を御報告申し上げ委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中谷一彦君)  報告に対し、御質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  ただいまの委員長報告に対して、意見を申し上げます。  議案第1号、令和2年度一般会計予算及び議案第2号、令和2年度国民健康保険事業特別会計予算、そして、議案第5号、令和2年度介護保険事業特別会計予算について、委員長報告に反対をし、原案そのものに反対の立場で意見を申し上げます。  まず、一般会計予算ですけども、政府は昨年10月に消費税を10%に引き上げ、国民に大きな負担を押しつけました。先日、内閣府が発表した昨年10月から12月期の国内総生産の改定値は、実質の経済成長率消費税引き上げ前と比べてマイナス1.8%、1年間続くと仮定した年率換算で7.1%もの大幅な落ち込みになりました。個人消費は増税前と比べて2.8%の下落、民間企業の設備投資は4.6%のマイナス消費税増税が暮らしと日本経済の大打撃になったことが浮き彫りになっております。1月以降は、新型コロナウイルス感染拡大による打撃が加わって、日本経済は深刻な大不況に陥りつつあります。こうした経済状況のもと、市民の暮らしや中小小規模事業者の経営が一層悪化することが予想されるとき、市政に求められているのは、市民の暮らしや地元業者の経営を守ることを第一にすることです。  市は、来年度予算をみんなでつくるきずな・活力・創造予算と命名し、市民の安心と活力をつくるのは市民による人と人、地域のきずなを深めることだとしています。しかし、実質賃金や売り上げ、年金などの減少、税金や保険料、サービス受益者負担の増などによって、ますます市民の暮らしは厳しくなっています。働く現役年齢が上がる一方で、市民の活力をつくる余力があるのでしょうか。行政の責任は、住民の福祉の増進を図ることです。福祉とは、幸せや豊かさを意味する言葉であり、全ての市民に最低限の幸せと社会的援助を提供する意味を指すとあります。市民の暮らしを脅かしている今こそ、行政が福祉の増進を図ることによって市民の安心と活力がつくられると考えます。その立場から来年度予算案がどうなのかを考え、意見を申し上げます。  1つは、約3億4,000万円もの予算を使う不公平・不公正な同和行政が来年度も継続されます。7カ所の隣保館や6カ所の教育集会所については、公共施設最適化計画にも職員適正化計画にも上がらず、たくさんの職員が配置されたままです。また、同和奨学金、低額な家賃の改良住宅、電灯料の補助など、事業の見直しもせず、特定の地域に限って行われている不公平な同和施策が聖域になっています。本当に同和問題の解決を図るためには、同和行政同和教育などの特別扱いをやめ、同和の名による行政や教育の一切をやめることです。伊賀市もやめていただきたいです。  2つ目に、伊賀市議会が先日開いたタウンミーティングで、子育て世代の皆さんがおっしゃっていた子供にもっと予算を使ってほしいという切実な声に応えた予算ではないということです。特に、放課後児童クラブの定員をふやしてほしい。身近なところでの公園整備、保育園や学校施設の改修、通学路の安全対策、保育士や教育支援員処遇改善、子供の医療費窓口負担無料年齢引き上げなど、そういった声に応える予算にはなっていません。  3つ目には、消費税増税に加えて新型コロナ感染拡大経済状況悪化が予想される中、中小小規模事業者については商工振興費観光予算の3分の1で、従来どおりの予算と施策があるだけです。地元中小業者の経営維持と事業継承ができる支援と予算を確保してください。  4つ目には、施策の重点化の一つである豊かな自然環境を守ると反する伊賀市になっています。西の玄関口では、メガソーラー建設で四季折々の姿を見せてくれた山林の伐採が始まっています。たくさんの風車が立ち並ぶ山々の麓は、山肌が崩れ危険すら感じる状況です。自然環境を壊すような開発を安易に認めないでいただきたい。市内にある民間の産廃処理施設には、全国の約250を超える自治体から年間18万5,000トンを超える一般廃棄物が持ち込まれ、減るどころかふえ続けています。そもそもの自治体の一般廃棄物は、自治体の責任で処理することが原則です。しかし、1トン当たり1,000円の負担金を搬入自治体からもらうという環境保全負担金の存在が、他の自治体にとっては、負担金を払ってごみを伊賀市に持ち込めば一般廃棄物処理を自前でしなくても済むと安易に思わせることになっていませんか。ごみの持ち込み自治体の削減に真剣に取り組んでいただきたい。伊賀市の魅力の一つである豊かな自然環境を守る姿勢を強く求めます。  5つ目に、4月1日から新たに伊賀市の臨時非常勤職員会計年度任用職員制度の施行に伴い、会計年度任用職員になります。制度移行に伴って月額報酬の減額や常勤からパートへの転換など処遇改善につながらないケースが生じていることは大変遺憾なことだと考えます。業務量に合った適正配置という名のもとに、268人の臨時職員等が削減になりました。正規職員の削減とあわせて住民サービス危機管理の低下が懸念されます。それをカバーするのが来年度予算の考え方である、人と人、地域のきずなだとおっしゃるのなら、行政は何のためにあるのかと言いたいです。行政には、本気で勇気と覚悟を持っていただき、市民目線の公平・公正な行政運営を強く求めます。  次に、国民健康保険事業特別会計予算についてですが、反対の大きな理由は、国保税の滞納者に対し、資格証明書短期保険証を発行している伊賀市の国保行政のあり方に問題があると考えます。国保税を1年以上滞納した市民には保険証を発行せず、医療機関の窓口で一旦10割の負担をしなければならない資格証明書を302世帯424人に発行しています。これは、お金がなければ医療にかかれないという制裁措置そのものです。また、1カ月分でも滞納金を納めた滞納者には短期保険証を225世帯384人に発行しています。これらの発行について、国会質問の答弁で厚労省の保険局長は、1年間滞納したからといって滞納者の特別な事情を確認することなく、資格証明書を交付することは想定していない。また、短期証の交付には、申し出があることのみが要件である。滞納金の一部納付は必要ないという回答を行いました。それをもとに厚労省から通達や事務連絡が出され、そういったものを発行する際には、機械的な発行をしてはならないことが明らかになっています。横浜市は、かつて資格証明書発行件数がワーストワンでしたが、資格証明書発行の際に通達どおりに対応するとしたら、多くの滞納者との接触や訪問など事務量が膨大になり、どうしても機械的な発行になってしまっていたことを反省し、2016年10月、この取り扱い事務要綱を改正して、発行をゼロにしました。また、短期保険証事務取扱要綱も改正して、発行するから発行できると規定を変えることで、2019年には発行をゼロにしました。伊賀市は、これらの通達に基づく運用ができているのか、見直ししたことがありますか。伊賀市は、資格証明書の発行は、行っている発行は、患者が持つ医療権を奪うもので、大問題です。速やかに発行をやめ、その上で強権的な差し押さえではない滞納処分について検討していただきたいというふうに思います。このような国保行政を続けていることが問題だということでありますし、非正規雇用の人や年金生活者の高齢者が大きく占める国保の制度そのものが、全国知事会が求める公費1兆円投入して、協会健保並みの保険料にする、そういった対策を国の責務でやるべきだというふうに思っております。  それから、介護保険特別事業予算についてですけれども、高齢者を介護予防や健康づくりを進めることによって、元気な高齢者になって、位置づけるということはとても大事ですけれども、国が求める介護給付削減目的であってはなりません。必要な介護サービスが利用できる介護労働者不足の解消を図っていただきたい。それから4月から会計年度任用職員に移行する認定調査員やケアマネの処遇を後退させないよう、労働に見合う処遇を求めたいと思います。国は、来年度以降さらに高額介護サービス費と補足給付費の負担増を打ち出しております。介護保険制度も年金暮らしの高齢者にとっては安心できる老後をつくるような制度にはなっておりません。そういった問題がある、その立場で、この予算についても反対をいたします。  私の意見は以上でございますが、議員の皆さんには、市民の暮らしを守り市民目線でない公平・公正でない予算には賛成できないという立場にぜひ立っていただき、御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、意見といたします。 ○議長(中谷一彦君)  他に御意見ありませんか。  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  議案第1号、令和2年度伊賀一般会計予算に反対を表明し討論に参加をさせていただきたいと思います。  予算委員会では、各論を申し上げましたので重複せず、このたびは総論として申し上げたい、このように思います。  きのう国交省から公示地価が発表されました。伊賀市を見ておりましても、マイナスのポイントが多い。一般質問でも申し上げましたが、伊賀市の人口は、この令和2年度で9万人を割っていこうとしております。伊賀がぐっと縮んでいくというふうなことに思うのは、私だけではないと思います。今回の予算委員会で、たとえて言うならば、運動公園のサブグラウンド、今プールがあるところがグラウンドとして使用するために、人工芝のグラウンドを最初計画していた。予算がないからということで、土のグラウンドに変更だったという。じゃあ、民間の活力で、例えばPFIでその手法を検討されたのかということを問いただしたら検討はしていないということ、そういうふうなことを含めて考えたときに、市長がよくおっしゃる無駄のない財政運営であるとか、市民目線市民感覚による市政であるとかいうことには、ほど遠いような市政運営が行われてると、特に、この議案第1号の予算案を見たときに、そう思わざるを得ませんでした。市長の報酬、給料、歳費も満額のまま計上されていました。今8年目に差しかかろうとしてる。最初の4年は20%削っていた、2期目当選から満額に戻されたということ。私たちは、歳費、報酬、給料を削っていただいて、歳出を抑えるというそういう単純なことではなくて、市長みずから歳費を削って、そして行政に対する姿勢というんですか、行政に対する覚悟を示していただいてたと思う。無駄のない財政運営しようよ、縮んでいく伊賀市ににぎわいと活力を戻そうよ、子供たちに先行投資をしていこうよと、こういった強い姿勢が見られたんですが、今回のこの予算では全くその影はありませんでした。どうぞ、議員の皆さん、私が申し上げたことを御理解いただきまして、この予算案に否決、反対だという意思を表明していただきたいと、このように思います。  以上です。 ○議長(中谷一彦君)  他に御意見ありませんか。  森川議員。 ○14番(森川 徹君)  この令和2年度一般会計予算に対して、賛成の立場で討論に参加をさせていただきます。  私もこの予算編成に関しては、一部ちょっと納得のいかない部分、疑義の残る部分というのがありました。やはり、ずっと申し上げてきたとおり、この予算が市民目線に立っているのか、市民の声を聞いているのか、そして市民が見える形で予算執行されてきたのか、そんなところも考えなければなりません。  しかしながら、この予算に関して評価できるところ、そして改善されたところ、そういったところも多く見られました。やっぱり、単独の課だけでなく、やっぱり全庁的に課を飛び越えていろいろな施策をして、そしてそれを予算編成にかえていく、そういったこともやっぱりこれから求められる姿だと思います。  こんなことをしっかりと職員の皆様方、そういったことで、先ほど申し上げたとおり、やっぱり形に見えるもの、そして市民目線に立ったもの、そういったものをやはりこれから予算執行するときも無駄のない予算執行も求め、そして来年の決算、予算には、決算から予算に見える形で実行していただきたい、そんなことを期待させていただきながら、この令和2年度一般会計予算に対して賛成をさせていただきます。
    ○議長(中谷一彦君)  他に御意見ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は、議案第1号、議案第2号及び議案第5号の3議案は単独で行い、議案第3号、議案第4号及び議案第6号から議案第23号までの20議案は一括で行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御異議なしと認めます。  よって、そのように取り扱います。  まず、議案第1号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  起立多数であります。  よって、議案第1号は可決されました。  次に、議案第2号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  起立多数であります。  よって、議案第2号は可決されました。  次に、議案第5号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  起立多数であります。  よって、議案第5号は可決されました。  次に、議案第3号、議案第4号及び議案第6号から議案23号までの20議案に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第3号、議案第4号及び議案第6号から議案23号までの20議案はいずれも可決されました。  次に、日程第2 議案第24号、議案第25号、議案第33号、議案第35号及び議案第36号の5議案を一括して議題とします。  本件に関し、総務常任委員長の報告を求めます。  総務常任委員長。               (16番 上田宗久君登壇) ○16番(上田宗久君)  ただいま議題となりました総務常任委員会に付託された5議案について、審査の経過と結果を報告します。  当委員会は、3月16日に執行部出席のもと審査を行いました。なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされていますので、省略させていただきます。  次に、議案第25号、伊賀市監査委員条例等の一部改正についてですが、特に質疑はなく、審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第33号、和解することについてですが、委員からは、本請求事件のきっかけは何かとの質疑に対し、当局からは、県が監査で指摘を受けたことから協議を行い、今回の申し立てに至ったとの答弁がありました。  また、相手方に対しての損害賠償請求などの考えはあるのかとの質疑に対し、当局からは、既に法人は存在しておらず、又貸し相手についても支払い能力がないことから、請求は困難であると考えているとの答弁がありました。  討論において賛成の立場から、問題をこのまま放置し続けるより前進させたほうがよい。また、今後倒壊の恐れのある家屋の撤去は、市民の安全を考える上でも必要であるとの意見がありました。  審査の結果、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第35号、指定管理者の指定についてですが、委員からは、東洋文化資料館青山讃頒舎でなく、伊賀市文化都市協会に指定管理させようとする理由はあるのかとの質疑に対し、当局からは、東洋文化資料館青山讃頒舎のほうにも打診はしたが、雇用管理の経験がないこと、公共施設の管理運営に携わったことがないことなどを理由に辞退のお申し出があったため、もう一方の候補者である伊賀市文化都市協会を選定したとの答弁がありました。  また、当該施設の設置及び管理に関する条例第3条で、美術作品その他資料の収集、美術作品等の調査及び研究に関することの明記があるが、指定管理者がこれをすることになるのかとの質疑に対し、当局からは、指定管理者ではなく、市が行う業務になるが、専門的な知識が必要なため、美術作品等において判断いただける方の御意見もいただきながら進めていきたいとの答弁がありました。  さらに、請願を提出された団体や東洋文化資料館青山讃頒舎の協力体制、また指定管理者との連携などはどうなっているかとの質疑に対し、当局から、指定管理者の運営方針に関連施設や周辺地域、各種団体との連携による文化芸術の振興を通じ、文化がつなぐまちづくりに取り組んでいくとの明記がされており、地域や当該団体にも取り組んでいただけるものと考えているとの答弁がありました。  討論において複数の意見があり、賛成の立場から、施設の管理運営という点では、今もって伊賀市文化都市協会以外の選択肢はないのではないか、事業を停滞させるよりは前へ進めるべきであるとの意見があり、反対の立場からは、これまでも東洋文化資料館青山讃頒舎が運営していっているし、これからもできるのではないか、また、美術品への専門的な知識を持つ職員の配置もなく、市が責任を持ってやっていこうとする姿勢が見られないとの意見がありました。  審査の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、第36号、辺地に係る総合整備計画の策定についてですが、委員からは、防火水槽の設置位置については決まっているのかとの質疑に対し、当局からは、およそ決まっており詳細については協議中であるとの答弁がありました。  また、防火水槽の容量はどの程度かとの質疑に対し、当局からは40トンの防火水槽を設置する予定であるとの答弁がありました。  審査の結果、特に意見はなく、本案は全会一致で原案どおり可決するものと決しました。  以上、よろしく御審議いただきますよう… ○議長(中谷一彦君)  委員長、済みません、24号の報告がありませんので。 ○16番(上田宗久君)  はい、済みません。  それでは、議案第24号、伊賀市印鑑条例及び伊賀市住民基本台帳カードの利用に関する条例の一部改正についてですが、委員からは、改正後の第2条中、意思能力を有しない者とはどのような解釈すればよいかとの質疑に対し、当局からは、印鑑登録証明事務処理要領の一部改正により、法定代理人が同行しており、かつ、当該成年被後見人による申請または届け出があったときは意思能力があるとみなすことになったとの答弁がありました。  審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。  以上です。ありがとうございました。 ○議長(中谷一彦君)  報告に対し、御質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  市川議員。 ○9番(市川岳人君)  議案35号、指定管理者の指定について、反対の立場で討論をさせていただきます。  さきの定例会におきまして、伊賀市ミュージアム青山讃頌舎の設置管理に関する条例が可決成立いたしました。その条例におきましては、3条と17条で青山讃頌舎と指定管理者の業務を規定しております。3条では、青山讃頌舎の事業として、美術作品の収集、調査、研究について、17条では、指定管理者の業務として讃頌舎の運営についてが明記されております。すなわち、この条例を読み取りますと、指定管理者が条例において讃頌舎の事業として美術作品の収集・調査・研究を行うことが明記されており、さきの委員会での明確にそういった業務内容が区分されているという行政の答弁につきましては、条例に全く沿ったものでないというふうに解されます。そして、さらに市の美術館行政、文化財行政に対する責任がそこには全く感じられるものではないというふうに感じられました。さらに、この事業を停滞させることは望ましいことではありません。しかしながら、市がしっかりと責任を持って美術館行政、文化財行政をやっていくということに関しましては、この設置条例、管理条例にのっとった形でやっていく、さらに指定管理者の選定に当たっては、今、この2月、3月新型コロナウイルスに対応ということで、いろんな公的な施設が、今開業を中止しているような段階におきましては、十分に猶予、時間があるというふうに考えられますので、しっかりとそういった時間、猶予もあるということで、これから指定管理者の選定に関してもう一度熟議をいただきますよう、皆さんの御理解をいただきたいと思いまして、反対とさせていただきます。 ○議長(中谷一彦君)  他に御意見ありませんか。  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  私も議案第35号の指定管理者の指定については、反対の立場で意見を申し上げます。  私も12月議会のときに、この条例について反対をいたしました。今回の審査の中で、このミュージアム青山讃頌舎は博物館法に基づく美術館ではないという答弁があったわけなんですね。しかし、設置条例にうたわれている事業として、資料の収集や保管、美術作品の調査・研究を行うという規定は、まさに博物館法に基づく美術館並みの事業入れちゃったわけです。ところが、指定管理のいわゆる業務にはそれは入っていない。じゃあ、それは誰がやるのかということですね。だから、博物館法に基づく美術館じゃないけども、条例はそんな条例をつくっちゃったという、私はそこがやっぱりどうしても矛盾があるというふうに思うんです。12月議会は、その理由もあって私は反対をいたしました。指定管理者がやらない、しかし条例にはうたわれてる第3条の事業は誰がやるのかと言えば、じゃあ伊賀市がやるんですよね、きっと。あの青山讃頌舎いう場所で、しかし、必要な学芸員の採用とか、それから私が12月議会で指摘をした事業の推進体制の構築とか事業に見合った予算というのは、来年度予算に上がっていません。これ本当に今回の議案については、指定管理の指定をするという議案ではあるわけですけれども、例えば公募もしませんでした。2つの団体名を出して一方ができないと言うからもう一方を5条適用したというけれども、本当に伊賀市の公立美術館として初めてやるんだというふうに大々的に銘打って事業も立派な事業をやっていくんだと言っているにもかかわらず、そんなことでいいのかというのを思うんです、矛盾を感じるんです。1万人のだから入館者だって本当にできるのかと、もっと幅広く公募しなくてよかったのかということも思います。  ですので、単に、今回、指定管理者の指定の議案ではあるけれども、そこにとどまらずに初の市立美術館と銘打っただけの伊賀市の本気度が伝わってこず、さらに来年度予算を見ても、この事業を進めるような責任、ないというのは無責任じゃないかなと私は思うわけですね。ですので、もう一度そういったことを再考していただきたい。私は逆に博物館法に基づく美術館の開館を願うものでありますので、このままずるずると何もしないまま時が流れてしまうことがないよう関心を持ち続けたいと思っておりますが、もう一回再考していただきたいという意見を申し上げまして、議員の皆さんにもぜひそういった問題、矛盾があるんだということを御理解いただきまして、御賛同いただきたいというふうに思います。 ○議長(中谷一彦君)  他に御意見ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は、議案ごとに行います。  まず、議案第24号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第24号は可決されました。  次に、議案第25号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第25号は可決されました。  次に、議案第33号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)
     全会一致であります。  よって、議案第33号は可決されました。  次に、議案第35号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  賛成多数であります。  よって、議案第35号は可決されました。  次に、議案第36号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第36号は可決されました。  次に、日程第3 議案第26号、議案第27号及び議案第32号の3議案議案を一括して議題とします。  本案に関し、教育民生常任委員長の報告を求めます。  教育民生常任委員長。               (20番 北出忠良君登壇) ○20番(北出忠良君)  ただいま議題となりました教育民生常任委員会に付託された3議案について、審査の経過と結果を報告します。  当委員会は、3月17日に執行部出席のもと審査を行いました。なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされていますので省略させていただきます。  それでは、議案第26号、伊賀市放課後児童クラブ設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、委員から、成和西放課後児童クラブの移転に際し、移転先の施設を改修する予定はとの質疑に対し、当局から、トイレを和式から洋式に改修する予定であるとの答弁がありました。  審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号、伊賀市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてですが、委員から、県内他市の対応状況はとの質疑に対し、当局から、津市、松阪市及び名張市は条例改正を行い、その他は指導員が確保できていることから条例改正の予定はないと把握しているとの答弁がありました。  また委員から、放課後児童支援員有資格者の配置は適正に行われているのかとの質疑に対し、当局から、現状は、適正に配置されているが、有資格者の退職などに備え、複数名の配置が確保できるよう、2年間の猶予を持たせて、研修を受講いただく予定であるとの答弁がありました。  討論において、反対の立場から、放課後児童支援員確保の条件緩和では、なり手不足解消にはつながらず、それよりも処遇改善をすべきである。また、支援員認定研修を受けずに2年間保育することは、質の低下を招くことになるとの意見がありました。  審査の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第32号、語学指導等を行う外国青年の給与及び旅費に関する条例の廃止についてですが、委員から、語学指導等を行う外国青年に係る予算は、国から支給されているのか。また、旅費や家賃補助をする必要があるのかとの質疑に対し、当局から、中学校へ派遣されている3名については、国から予算措置されている。また、国の規定にのっとって家賃や旅費を支給しているとの答弁がありました。  また、委員から、費用削減のため、伊賀市内で語学指導等を行う外国青年を雇うことはできないのかとの質疑に対し、当局から、来年度、小学校では市で6名の語学指導等を行う外国青年を任用する予定であるとの答弁がありました。  審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中谷一彦君)  報告に対し、御質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  議案第27号、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、委員長報告に反対をいたし、原案に反対の立場で意見を申し上げます。  放課後児童クラブには、1名以上の資格を持つ放課後児童支援員の配置が義務づけられておりますが、そして、そのためには知事の研修を受けて資格を持つことが必要です。しかし、今回の条例改正によって、資格のない人でも放課後児童支援員とみなして2年間配置しても問題にならないということになっていきます。これは、子供の安全とすこやかな発育を保障する保育の質の観点から問題です。  じゃあ、どんな資格を得るために研修を受けるのかと言えば、たとえ保育士資格や教員免許を持っている人に対しても、児童の生活と発達や、それから障害のある子供たちへの理解と育成支援について、それから遊びの理解とか安全対策、緊急時の対応、支援員の仕事内容や管理運営、運営主体の法令などまでも研修をしっかりと受けなければ支援員という資格は持てないという、大変、専門性のある仕事をしていただくことになっているわけですね。その研修を受けていなくても支援員としてみなしていいというのは、私は子供たちにとってよいことだとは思いません。そもそも資格を緩和するのは、支援員のなり手不足、人手不足を解消するためだと言われてますけど、そんなことで解消につながるわけはなくて、本当に支援員を確保しようと思ったら、処遇を改善してこそ確保でき、保育の質の向上も図れるものだと思います。  伊賀市は、国が今支援員の処遇改善のために処遇改善事業とかキャリアアップ処遇改善事業というような制度をつくっているわけですけれども、伊賀市はそれをやっていません。条件がいろいろあるわけですけれども、ただ、ネックになっているのは、伊賀市がそのために3分の1の財政負担をしなければならないということです。全国的にもこの制度を活用しているのが少ないのは、そういった自治体の負担があるわけですけど、ここでも私はやはりお金を子供のために使ってほしいという願いに応えていないんじゃないかというふうに言わざるを得ないんですね。  今、本当に新型コロナウイルス感染防止により学校が一斉休業になっても、感染防止に苦労しながら開所をしていただいている放課後児童クラブの職員さんたちには、心からの敬意を表します。そして、何としても後継者を育てていきたいんだというふうに願っている現場の職員の願いに応えるためにも、ぜひ今回のこの条例改正は、子供の安全と健全育成、保育の質の低下を招き、また、支援員の確保にはつながらないというそういった問題がありますので、議員の皆さんには否決の立場に立っていただきますように、お願いを申し上げまして、意見といたします。 ○議長(中谷一彦君)  他に、御意見ありませんか。  宮﨑議員。 ○6番(宮﨑栄樹君)  議案第27号に原案に賛成の立場で討論をさせていただきます。  今回の条例改正は、支援員の人材が不足している中での人材確保策としてはやむを得ないところなのかなというふうに思っています。しかし、今同僚議員も言ってましたけど人材不足の根本的な要因というのは、支援員の処遇改善であるというふうに思います。私は、市として処遇改善に努力をされるということを求めたい、特に、国の助成制度を活用するための予算措置というのをしっかりと早急にしていただきたいということを申し上げ、賛成の討論とします。 ○議長(中谷一彦君)  他に、御意見ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は、議案ごとに行います。  まず、議案第26号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第26号は可決されました。  次に、議案第27号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  起立多数であります。  よって、議案第27号は可決されました。  次に、議案第32号に対し、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第32号は可決されました。  次に、日程第4 議案第28号から議案第31号まで、議案第34号、議案第37号及び議案第38号の7議案を一括して議題とします。  本案に関し、産業建設常任委員長の報告を求めます。  産業建設常任委員長。               (10番 赤堀久実君登壇) ○10番(赤堀久実君)  ただいま議題となりました、産業建設常任委員会に付託された7議案について、審査の経過と結果を報告します。  当委員会の審査は3月16日に執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容については上程時に説明がなされていますので、省略いたします。  議案第28号、伊賀市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部改正についてですが、委員から、改正に伴い自転車通行帯を設置する条件に該当する市道はあるのかとの質疑があり、当局からは、現在はない。今後、サイクリングロード等の計画があれば検討すると答弁がありました。  討論において、特に意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第29号、伊賀市建築基準法等関係手数料条例の一部改正について及び議案第30号、伊賀市火災予防条例の一部改正についてですが、質疑、討論において、特に意見はなく、審査の結果、両議案とも全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第31号、伊賀市農業集落排水処理施設等の管理に関する条例の一部改正についてですが、委員から、工事に係る部品が届かないと言われているが、予定どおり共用は開始できるのかとの質疑があり、当局からは、報道であるように、ユニットバス、キッチン、トイレ等の部品について、受注が停止されている状況である。工事は4月1日におおむね終わる予定である。該当地区の宅内工事に支障が出ないか、実施委員会にヒアリングをしたところ、支障が出るという声は聞いていないことから、予定どおり7月1日に供用開始できると考えていると答弁がありました。  討論において、特に意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第34号、損害賠償の額を定め、和解することについてですが、委員から、休業補償についてはどうなるのかとの質疑があり、当局からは、今後の医療費、休業補償については、完治もしくは症状固定の時点で協議することになっていると答弁がありました。  討論において特に意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第37号、市道路線の認定についてですが、委員から、道路排水は整備されているのか。冠水の心配なないのかとの質疑があり、当局からは、団地造成に伴う道路は排水処理が整備されており、圃場整備でされたような道路は、自然排水、路肩排水となっているが、冠水の心配はないと答弁がありました。  討論において、特に意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第38号、市道路線の変更についてですが、委員から、廃道した部分はどのような扱いになるのかとの質疑があり、当局からは、行政財産から普通財産となり、普通財産後も管理は引き続き建設部門で行うと答弁がありました。  討論において、特に意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上、委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(中谷一彦君)  報告に対し、御質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御意見なしと認めます。
     よって、採決に入ります。  採決は、議案ごとに行います。  まず、議案第28号に対し、委員長報告のとおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第28号は可決されました。  次に、議案第29号に対し、委員長報告のとおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第29号は可決されました。  次に、議案第30号に対し、委員長報告のとおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第30号は可決されました。  次に、議案第31号に対し、委員長報告のとおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第31号は可決されました。  次に、議案第34号に対し、委員長報告のとおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第34号は可決されました。  次に、議案第37号に対し、委員長報告のとおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第37号は可決されました。  次に、議案第38号に対し、委員長報告のとおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第38号は可決されました。  次に、日程第5 請願第19号を議題とします。  本請願に対し、総務常任委員長の報告を求めます。  総務常任委員長。               (16番 上田宗久君登壇) ○16番(上田宗久君)  ただいま議題となりました総務常任委員会に付託された請願1件について、審査の経過と結果を報告いたします。  当委員会は、議案審査と同様、3月16日に執行部及び請願者出席のもと審査を行いました。  なお、各請願の内容につきましては、請願文書表のとおりですので、省略させていただきます。  それでは、請願第19号、Jリーグ基準スタジアム整備を求めることについてですが、委員から、Jリーグ基準を満たすための面積要件などについて、上野運動公園陸上競技場の改修で対応できるのかとの質疑に対し、当局から、整備方法の工夫により可能であるとの答弁がありました。  また、委員から、新築また改修の費用と国や県からの補助はとの質疑に対し、当局から、例えば鈴鹿スポーツの杜の場合約15億円、東員町の陸上競技場の場合、総工費が約27億円であるが、J3基準への改修費に7億5,000万円が必要であり、補助については、スポーツ振興くじや、社会資本整備総合交付金が検討できるとの答弁がありました。  さらに、委員からは、国や県との連携、または民間の活力を利用した調整や検討はされたかとの質疑に対し、当局から、現時点では、調査・検討をしていないとの答弁がありました。  討論において、賛成の立場から、公がする必要はどこにもなく、民間の活力を利用し、PFI、PPPなどの方法を取り入れ、前向きに検討してほしいとの意見、さらには、市民の負担が極力少なくなるよう、方法を考えてほしいとの意見がありました。  審査の結果、本請願は、全会一致で採択すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議いただきますよう、お願いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  報告に対し、御質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  請願第19号に対し、委員長の報告のとおり、採択とすることに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、請願第19号は採択することに決しました。  次に、日程第6 議案40号から議案第42号までの3議案を一括して議題とします。  当局の説明を求めます。  市長。 ○市長(岡本 栄君)  ただいま上程の議案第40号から議案第42号までの人権擁護委員候補者の推薦についてですが、現在、人権擁護委員に就任されています花井宏彰氏、川合文秀氏、福山康宣氏の任期が令和2年6月30日に満了します。  つきましては、福山康宣氏を引き続き推薦し、花井宏彰氏、川合文秀氏の後任として、中森宜光氏、中井洸一氏をそれぞれ推薦したいと思いますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めたいと思います。  3人の略歴等の詳細につきましては、お手元に配付しました資料のとおりであります。  まず、福山氏ですが、伊賀市高尾にお住まいで、64歳。伊賀市消防本部を退職後、公益社団法人シルバー人材センターに勤務され、平成29年7月から人権擁護委員に就任いただいております。  次に、中森氏ですが、伊賀市甲野にお住まいで、64歳です。伊賀市役所を退職後、ライトピアおおやまだに勤務し、平成31年3月に退職されています。  次に、中井氏ですが、伊賀市丸柱にお住まいで、66歳です。伊賀市議会議員のほか、三重県少年警察協助員や阿山町消防団長、三重県消防協会副会長を歴任され、現在は市内で自営業を営まれています。  なお、委員の任期は、いずれも令和2年7月1日から3年間となっています。  よろしく審議いただきますよう、お願いをいたします。 ○議長(中谷一彦君)  説明に対し、御質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御質疑なしと認めます。  お諮りします。  本案については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  御意見ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は議案ごとに行います。  まず、議案第40号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)
     全会一致であります。  よって、議案第40号は同意されました。  次に、議案第41号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第41号は同意されました。  次に、議案第42号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  よって、議案第42号は同意されました。  次に、日程第7 発議第1号を議題とします。  提出者の説明を求めます。  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  ただいま議題となりました発議第1号、伊賀市議会会議規則の一部改正について、その内容と提案理由を説明いたします。  伊賀市議会基本条例に基づくさらなる議会の活性化を推進するために設置されている伊賀市議会活性化推進会議を、地方自治法第100条第12項の規定により設けられた協議、または調整を行うための場として位置づけること、また広報委員会に広聴機能を追加し、広報公聴委員会に改め、さらなる広報公聴の充実に努めるため、所要の改正を行うものです。  なお、この規則は、令和2年4月1日から施行することといたします。  以上、よろしく御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(中谷一彦君)  説明に対し、御質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御質疑なしと認めます。  討論に入ります。  御意見ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  発議第1号に賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  全会一致であります。  発議第1号は可決されました。  次に、日程第8 発議第2号を議題とします。  提出者の説明を求めます。  嶋岡議員。 ○11番(嶋岡壯吉君)  ただいま議題となりました、発議第2号、伊賀市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、その内容と提案理由を説明いたします。  本年度、伊賀市議会活性化推進会議において、開催回数の多い議員等の負担感の是正、また広い市域であることから、交通費として費用弁償の修正等を議論した結果、地方自治法及び会議規則の規定による会議出席に対する費用弁償としていく結論が出されたことから、所要の改正を行うものです。  なお、この条例は、令和3年4月1日から施行するものといたします。  以上、よろしく御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(中谷一彦君)  説明に対し、御質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御質疑なしと認めます。  お諮りします。  本案については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  御意見ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷一彦君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  発議第2号に賛成の方の起立を求めます。                (賛 成 者 起 立) ○議長(中谷一彦君)  賛成多数であります。  よって、発議第2号は可決されました。  以上で、本日の議事日程は終了しました。  本日は、これをもって散会します。御苦労さまでした。               (午前10時59分 散会)              ―――――――――――――――...