伊賀市議会 2020-03-11
令和 2年予算常任委員会( 3月11日)
○委員(宮﨑栄樹君)
確認しますけど、その予算も県の何ですか、さっき申し上げてた今回の財源と同じ財源を充てるということでいいですか。
○副委員長(上田宗久君)
廃棄物対策課長。
○
廃棄物対策課長兼
さくらリサイクルセンター所長兼
不燃物処理場長(西尾育夫君)
財源については、また財政部門とも相談してになりますが、同じ考え方でいけば、同じような充当になるかと思います。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
わかりました。
RDFに関するこの経費というのは、県にもしっかりと負担をしてもらうように要望してもらいたいと思います。
次が、あと2点あるんですけれども、279ページの下から4番目、
ごみ中継施設運転維持管理業務委託料です。
委託先があるかと思うんですけど、ごみを施設に捨てに行った市民の方とその委託業者の方が接する場面もあるかと思うんですけど、その対応がちょっとよくないよなというような声もあったりするんですが、そのあたり、廃棄物対策課として、どう理解をしてくれているのか、評価というか、そのあたりを伺います。
○副委員長(上田宗久君)
廃棄物対策課長。
○
廃棄物対策課長兼
さくらリサイクルセンター所長兼
不燃物処理場長(西尾育夫君)
ごみを捨てに見えた方とのやりとりの中で、いろんないさかいがなかったとは言えないということでございますし、今、受託者にも指示指導しまして、独自に研修もされるということでございますし、研修計画も出しなさいということで、現在、指示しております。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
研修って、何の研修かちょっとわからなかったので、後でまた確認、資料をください。
次に行きます。
行政として指導をしているということを確認しました。
最後、269ページの環境基本計画の策定事業です。改めてなんですけど、目的、それから策定のスケジュールを教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
環境政策課長。
○環境政策課長兼
環境センター所長(水瀧房吾君)
環境政策課、水瀧です。
環境基本計画ですけれども、今現在、SDGsが提唱され、パリ協定が2030年を目標に地球温暖化防止のため、いろんな施策がとられている中で、伊賀市においても環境基本計画を策定して、それらの目標を達成するということを目標にしています。
目標年度については、SDGsもパリ協定も2030年になっていますので、同じように2030年を目標年度にしたいというふうに考えております。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
わかりました。
スケジュール、この策定完了まで、どういうスケジュールでやるかということですけど。
○副委員長(上田宗久君)
環境政策課長。
○環境政策課長兼
環境センター所長(水瀧房吾君)
スケジュールですけども、来年度にアンケート調査をして、市民の調査、アンケート調査をして、再来年度に本体の策定をする予定になっております。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
わかりました。
この予算ですけど、今年度は297万7,000円。その調査をするということです。これ、伊賀市の環境の状態っていう理想があって、だから計画を策定する。そのための調査やと思うんですけど、連続していかなあかんと思うんですけど、調査と策定が、これ切れていると思うんですね、この予算のつけ方やったら。なので、調査する業者と策定する業者が変わってしまうということもあるかもしれませんが、ここはつながっていたほうがいいのかなと思うんですけど、切れてて大丈夫なのかということですね。次につながっていくのかということを聞きます。
○副委員長(上田宗久君)
環境政策課長。
○環境政策課長兼
環境センター所長(水瀧房吾君)
調査は調査として、しっかりと一旦そこで結果を出してもらって、その結果に基づいて、次の年に計画の策定をしたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
大丈夫という判断ですが、その根拠とか、どういう調査をしたとか、そのあたり、もう少し詳しく聞かせてもらえますか。
○環境政策課長兼
環境センター所長(水瀧房吾君)
ちょっと、調査については、まだ具体的なことは考えていないんですけれども、きっちりと伊賀市の状況がわかるような調査をしていきたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
わかりました。
どうきっちりなのかって教えてもらいたいんですけど、もういいです。
要は、この297万7,000円の予算を使うわけですから、何というか、漫然というと大変失礼かもしれませんけど、漫然と使うことなく効果的な計画ができるように努力をしていただきたいと思います。
これで終わります。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
きのうからもいろいろと質疑もありましたし、要はRDFのごみ処理が終わって、来年度予算で丸々、短期的ですね、緊急的な対処として民間施設に
一般廃棄物ごみを入れるということがスタートするわけですけど、本格的に丸々1年かかってね。これ、結果的には、RDFでやってたときのごみ処理費用と、それから、民間施設に一時的ではあれ入れることになったごみ処理費用、つまり中継施設の工事やら、そこで一旦おろすとかっていう経費もかかっているということで予算には上がっていますが、比較して、結局コスト削減になっているのか、それとも同じなのか、いやいや実はふえているんか、数字もあわせて教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
廃棄物対策課長。
○
廃棄物対策課長兼
さくらリサイクルセンター所長兼
不燃物処理場長(西尾育夫君)
まずは減っているところは、276ページの比較で減っている部分、1億4,200万、この部分については、少なくとも減ったということですし、これ、前年度比較なんですけども、一昨年は11億ほどかかっておりましたので、2億程度は減っているという計算になります。
ごみ燃料、さっき質問をいただきました
燃料化施設廃止経費、こういったものも臨時的な経費ですので、合わせれば2億程度は減っているというふうに考えていただいて間違いないかと思います。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
民間にお願いしている分、例えばごみ処理単価の引き上げとか、こういったことが、費用としてかかってきたらからね、新たに、そういった意味ではふやしてほしいとか、そういった約束というか、協定内容ですね。PFIでもそうですけど、例えば何年間契約するんだったら、その間、これだけでやってくださいというような形で委託するじゃないですか。ごみのこの処理の場合は、どういった契約で短期的にやっているのかという、書類も含めてあるんでしたっけ。教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
廃棄物対策課長。
○
廃棄物対策課長兼
さくらリサイクルセンター所長兼
不燃物処理場長(西尾育夫君)
契約期間は6年間でございます。平成2年度からの6年間でございます。その間は単価は変わらないということでなっております。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
わかりました。単価は変わらないということで、来年度の予算の中で出ている部分が6年間継続されるということで聞きました。
277ページの指定ごみ袋のところなんですけども、いつも消耗品費のところでごみ袋の購入費という形で予算が上がっていたと思うんですが、今年度はそのごみ袋に関する予算というのが、どこかに上がっているんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
廃棄物対策課長。
○
廃棄物対策課長兼
さくらリサイクルセンター所長兼
不燃物処理場長(西尾育夫君)
今年度については、当初予算には上がっておりません。今の在庫で年度末まではほぼ、ちょっと中が足りなくなるかなというぐらいなんですけれども、もつであろうということで上がっていないんですが、ただ、納期のこととかありますので、年度途中でまた補正をお願いしたりするという対応になろうかと思います。よろしくお願いします。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
わかりました。
そうしたら、コストの削減が先ほど2億ほどあるということでした。市民にごみ袋の値上げをしたときに、一応、やはり費用がかかるということですよね、そういった理由もあってごみ袋の値上げあったと思うんですけども、6年間2億円コスト削減でずっと行くという意味では、その分、ごみ袋の値下げ等についての見直し等というのは考えていただけていますか。
○副委員長(上田宗久君)
廃棄物対策課長。
○
廃棄物対策課長兼
さくらリサイクルセンター所長兼
不燃物処理場長(西尾育夫君)
また今後考えていくことになると思いますが、まずは燃えるごみの処理方法が変わったということで、まず処理方法の見直しから始めております。その中で、また金額等にも影響してくるかと思いますので、その後で検討することになろうかと思います。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
今の答弁で処理方法が変わってくるということですが、今まで直営でやっていたのと民間に委託するところで、どんなふうにごみの処理方法が変わるんですか。
○副委員長(上田宗久君)
廃棄物対策課長。
○
廃棄物対策課長兼
さくらリサイクルセンター所長兼
不燃物処理場長(西尾育夫君)
済みません、説明不足でした。
RDFが終わりになって、焼却に変わったということです。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
そのことによって、だから今の分別等含めて、それが変わるということじゃないということですよね。処理方法が変わったというだけで、それによって市民のごみの出し方が何がどうとかっていうことではないということですよね。
○副委員長(上田宗久君)
廃棄物対策課長。
○
廃棄物対策課長兼
さくらリサイクルセンター所長兼
不燃物処理場長(西尾育夫君)
分別等を見直していく必要があるということです。
○副委員長(上田宗久君)
ほかにございませんか。
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
済みません、一点だけ。
きのうちょっと間違えたんですけど、265ページの感染症予防経費の
予防接種業務経費。新規なのでちょっと聞かせていただきたいんですが、特別な理由による
任意予防接種費用助成金。概要というか、一覧でいただいています骨髄移植により定期接種で得られた効能とかがなくなってしまうということで、再度予防接種を受けないといけないという方々に対しての助成金ということなんですけれども、これは自己負担ゼロで接種、今後できるのか。あと、これは単年度だけなのか、毎年計上していくものなのか。教えていただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
健康推進課長。
○健康推進課長(太田友美君)
健康推進課の太田でございます。
先ほどお尋ねの骨髄移植等で免疫を失った方に再接種をという助成を4月から始めさせていただくことになります。
これにつきまして、御質問のありました自己負担ですけれども、この助成の対象となりますのが定期接種、予防接種法で定められた予防接種ということで、もともと皆さん無料で受けていただく予防接種が対象でございますので、再接種に関しましても自己負担なしということなんですけれども、一応、医師会との契約単価がございますので、その単価を上限といたしまして、償還払いでお返しするということになりますので、もしも県外で受けられた場合、予防接種が少し高い設定のところになりますと、全額というところにはちょっとならない可能性はありますけれども、三重県内で受けていただいた方に関しては全額という措置になります。
それから、単年の事業ですかというお尋ねなんですけど、やはり新事業で始めさせていただきましたので、毎年、何名の方があるか、また全くないかという年もあると思いますけれども、一応予算要求は毎年させていただきたいと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
ということは、県外で設定費用が違う中で、ちょっと値段が上がると自己負担になってしまうということなんですね。それは全額という、この部分にはならないんですかね。
○副委員長(上田宗久君)
健康推進課長。
○健康推進課長(太田友美君)
今の段階での考えておりますのが、そのような状況の中で考えておりますので、少し状況の中で単価が高いところ、低いところ、実はありますので、余りに単価が県外で受けた場合、高いということであれば、今後は考えていかなければならないかもわかりませんけれども、ほかの予防接種で県外で受けた助成、単価の助成をさせていただいている中では、そんなにかけ離れた高い自己負担をしていただかなければならないという予防接種は余りないので、ちょっと状況を見た上で判断をさせていただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
ありがとうございます。
やはり骨髄移植をされたということで、県外でそういった医療にかかっている方々も多い中で、ついでにそれこそ予防接種もしていくということもあり得るので、そういうことも含めてお考えいただきたいと思います。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
きのうに続きまして、きょうも小さい話で申しわけありませんが、251ページ下段に保健事業というのがございます。保健教育事業78万3,000円、健康相談事業29万5,000円、健康診査事業で124万1,000円、訪問指導事業で12万8,000円、検診事業で7,200万円余りを計上していただいてあるんですけれども、これって例えば介護にならないために行う事業ではないのかなとは思うんですけれども、この事業の中身を少し具体的に御案内くださいますようにお願いします。
○副委員長(上田宗久君)
健康推進課長。
○健康推進課長(太田友美君)
今、委員おっしゃっていただいた事業、幾つかにつきましては、健康増進法という法律に基づいてさせていただいている事業でございます。
その中で、まず健康教育につきましては、保健師、それから栄養士、職員が各公民館などへ出前講座などで出向かせていただいたり、疾病予防についての教室を行わせていただいたりというようなことが主な事業となっております。
健康相談につきましては、そういう公民館に行かせていただいたときに一緒に健康相談をさせていただいたり、ハイトピアなんかで定例で月1回の健康相談の事業を持ったりということが主な事業です。
それから、健康診査事業につきましては、これは国民健康保険の方は特定検診ということで、保険年金課のほうで、国保の特別会計のほうで見ていただいているんですけども、生活保護であったりという無保険の方を対象に、こちらのほうで検診をしているというものでございます。
それから、訪問指導につきましては、家庭訪問、保健師、それから栄養士などが、家庭へ出向かせていただいて、いろんな相談事業に乗らせていただいている。
それから、検診事業につきましては、主にがん検診の委託料となっております。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
もう一つ中身の訪問指導事業、保健師さん等が出向かれてされている。対象はどういう方なんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
健康推進課長。
○健康推進課長(太田友美君)
市民の方、全てを対象なんですけども、あえてこの事業に関しますと、成人の方の訪問指導ということになります。ただし、高齢者の方についての訪問指導なり、御相談を受けるということになりますと、地域包括支援センターのほうで相談、家庭訪問をしておりますので、ちょっとそこら辺のあたりは役割分担をさせていただいております。ですので、おおむね65歳以下の方につきまして、相談あれば家庭へ出向かせていただく。主に多いのは精神疾患をお持ちの方、御家族、それから、ひきこもりの方とか、やはりそういう方の訪問ということが主なものになっております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
伊賀市の占める高齢者の割合というのが比較的多い。そうすると、今の訪問事業の中の地域包括支援センターと役割分担をされているということなんでしょうけれども、こういうところが手厚くされていくことによって、介護のお世話になるのが多少救われる。もしくは、老人の方がお集まりいただく会合なんかによく行かせていただくと、元気でずっといたいんだよちゅうことなんでしょうけれども、そのお集まりに出てきていただく方は元気なんですよ。しかし、そこへ出てこれない人、もしくはお元気だけれども、出たくない人、というところのケアが地域包括支援センター。地域包括支援センターまで行っちゃうと、障がいなり疾病なり、もしくは介護のお世話にならなくてはならない部分の方が比較的多い。だから、その一歩手前。健康相談事業であるとか、おっしゃっていただいた部分をもう少し手厚くすべきだと思うんですけれども、私はそこは投資だと思うの。その健康相談をあえて月1遍ハイトピアでしているというよりも、例えば自治協単位でやっていく。だから、ここをもっと盛り上げて、健康相談を行うことによって、介護につなげない、国保を助ける、というふうなことへ行くべきじゃないのかなと思うんですが、こんな29万5,000円程度の予算で、例えば健康相談事業、これで十分伊賀市の健康は、もしくは介護に行くことをおくらせるということで十分だとお思いですか。
○副委員長(上田宗久君)
健康推進課長。
○健康推進課長(太田友美君)
予算的には、これぐらいの予算でということでやっておる事業なんですけれども、保健師がこの事業に携わりますので、人件費という部分での支出がないのが大きなところかなと思います。
委員おっしゃっていただきましたような健康相談につきましては、健康相談と銘打ってしているところは1カ所、2カ所になってしまうんですけれども、やはりいろんな事業で行ったときに一緒に相談をお受けするとか、出前講座でたくさんのところへ行かせていただきますので、必ず相談を受けるということにはなってきておると思います。
それと、各自治協さん単位で福祉部さんがいろんな事業をしていただいている中で、その事業の中へ一緒に行かせてもらうこともございます。だから、そういうところで進めていければと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
保健師さんという方の人件費は、どこでどういうふうに見たらよろしいです。
○副委員長(上田宗久君)
健康福祉部長。
○健康福祉部長(田中 満君)
お尋ねいただいております保健師の人件費でございますけども、249ページ、ごらんいただきたいんですけども、保健衛生総務費の職員人件費、トータルで2億2,000万弱ございます。その中に保健師の人件費、入ってございます。
それと、263ページごらんいただけますでしょうか。
正規職員以外に会計年度任用職員で栄養士等も雇用しておりまして、この中にその人件費が含まれてございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
限られた予算の中で精いっぱい枠取りしていただいたんだろうと思いますけども、伊賀市のようなこの地方都市で、どんどん介護の
需要が膨れ上がってくる。それを抑えるのは、例えば栄養士の方であったり、保健師の方なんだろうと思いますから、そこを手厚く充実し、みずから進んで出向いて相談させていただくという姿勢をしていただくように要望しておきます。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
御質疑なしと認めます。
当局説明員入れかえのため、暫時休憩します。
(午前10時31分 休憩)
―――――――――――――――
(午前10時32分 再開)
○副委員長(上田宗久君)
休憩前に引き続き会議を再開します。
次に予算に関する説明書、第5款労働費、286ページから289ページについて御質疑ありませんか。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
289ページ、雇用、勤労者対策事業、毎年、何ら変わらずこの項目が並んでいます。ずっと人手不足、人材不足、働いてくれる人が少ないのでというふうなことで、伊賀市も大きな課題になっているし、また、同時に全国的にもそういう問題がクローズアップされています。
したがって、UJIターンでなるべく帰ってきてよとか、そういうこともさることなんだけど、商工費にかかわってくることだと思いますが、伊賀にはすばらしい企業がある、その情報が、例えば高等学校につながっているんだろうか、中学校につながっているんだろうか、伊賀でこういう製品ができている、この製品はどういうふうなことで社会に貢献しているということを、どこかのセクションがまとめて、中高の学生の方、もしくは60を回って一旦定年した方あたりにきちっとその情報が伝わり、労働力という意味で、この伊賀市が供給されていけば、市長もよく新しい工業団地のことをおっしゃっていただきますけれども、そういうことにもいち早くつながっていくんではないかと思うですけども、こういうところは労働費で議論させていただいたらいいのか、それとも商工費で議論させていただいたらいいのか、よくわかりませんが、この一旦労働費という意味で、今までの施策で十分伊賀市の労働力は担保されているんだろうかという疑問があります。
そのあたりについての見解をお聞きかせいただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
商工労働課長。
○商工労働課長兼
営業本部事務局次長(中矢裕丈君)
失礼いたします。商工労働課の中矢でございます。どうぞよろしくお願いします。大変大きい枠組みの話ですので、どこまで答えられるかわかりませんけれども、私のほうからお答えさせていただきます。
まず、労働費の中で、雇用の問題とか、若者の仕事のことについて、今、御質問いただいたかと思うんですけれども、今、委員が御指摘いただいたUJIターンの促進事業というのは、これは合同セミナーということで、大学を卒業される方々への就職セミナーを伊賀市と名張市、それから両方の商工会議所とか商工会さんと一緒になって合同のセミナーをさせていただいている事業でございます。
それから、毎年一緒やないかというような御指摘でしたけれども、この雇用、勤労者対策事業の中でも、例えば委託料ということで、本年度も産業プロモーション事業というのを上げさせていただいていますけれども、この事業については、昨年度から取り組みをさせていただいた事業でございます。中身としましては、ことし新たに取り組ませていただいたんですけども、三重大学を間もなく卒業を迎えられる3年生の方を中心に、今回は工学部の方に授業をさせていただいたんですけども、実際に伊賀地域の企業を訪問していただいたりとか、あるいはゆめテクノを見ていただくとか、それから1泊2日で皆さんでこの地域に泊まっていただいて、伊賀地域に就職をされた比較的若い新規採用者の方というか、そういう方々との交流会というようなことも企画させていただきました。
そういったことを取り組ませていただいたこと。それから、先ほど質問の中でもあったかと思うんですが、商工費とこの労働費のすみ分けというようなところもあるかと思うんですけども、今年度については、この産業プロモーションという切り口で、この労働費の中でも予算を見させていただいたんですけども、このプロモーションという意味合いが2通りありまして、若い世代に向けてプロモーションして、実際に若者世代に対して、プロモーションを行っていくのは、この労働費のほうで見させていただいて、反対に商工費のほうでも、この産業プロモーションという切り口で、実際にプロモーションしていく側のほうの取り組みというのを商工費のほうで新年度のほうで予算のほうを見させていただいている。そんな状況でございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
お取り組みいただいていることはわかります。また、商工費にほうでもあえて同じ議論をせずにここで議論をさせていただきたいんだけど、その伊賀市内にある企業の一覧表なんていうのは、もしくは、先ほど申し上げたように、どういうものをつくっていたり、どんなサービスを提供していたりとかいうことも、実は手にとってわかるものがない。
したがって、そういうことのデータの蓄積をオープンすることによって、三重大学の3年生に行くとか、もしくは、Iターン、Uターン、Jターンですか、を望まれているセミナーに参加することよりも、伊賀市はこんなすばらしい企業が支えて社会貢献していていただいているよという情報を皆さん方が持つことが大事なことであって、それが商工費の産業プロモーションにつながっていくのかもわかりませんけれども、そういうことを十分念頭に置いて事業の展開をお願いしたいと思います。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
御質疑なしと認めます。
次に、予算に関する説明書、第6款農林業費290ページから319ページについて御質疑ありませんか。
川上委員。
○委員(川上善幸君)
301ページのところの鳥獣害防止事業ですけれども、上から6段目ぐらいに獣害防止施設設置事業助成金とありますけれども、これは新設も入っているんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
農林振興課、小林でございます。
獣害防止施設設置事業助成金50万円につきましては、新設の設置が対象であります。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
この新設は、フェンスがあるところに電柵とかプラスでもいけるやつですか。それとも単体ですか。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
こちらのほうは、いわゆる集落ぐるみで、金網、フェンスで囲ってある事業とは別で、ちょっと飛んだところで複数の方が囲みたいというところが対象になります。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
わかりました。
それと、今まででしたら、補修にしかお金が出なかった部分が補強にも出るということで、前回聞かせていただきましたけれども、これはその分の費用はどこに入っていますか。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
そちらのほうは、伊賀市鳥獣害対策協議会事業負担金の中に含んでおります。単に補強だけではなくて、補強材を新たに加えるというようなものに対しても対象とさせていただく予定でおります。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
ありがとうございます。以上です。
○副委員長(上田宗久君)
他に。
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
319ページの森林環境譲与税事業なんですけれども、これは新規で森林経営管理法を踏まえた森林環境譲与税が財源として行われるということで、今回、委託料上がっております。国として間伐の人材育成であったり、担い手の確保、また、木材利用の促進という部分を費用に充てるということをうたっておられますが、今後どのように市としてされていくか教えていただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
森林環境譲与税事業の中の委託料が3つございます。
まず1つ目の委託料は未整備林の協定整備調査なんですけれども、これはこれから実際に間伐していこうというところの下調べの委託料でございます。
森林調査業務の委託料につきましても、こちらのほうは新しい森林管理制度が始まりますと、地域の方々に御協力いただかないと、なかなか事業が進んでいかないという実態がございます。森林は国土調査が済んでおりませんので、境界の立ち会いというのが必要になります。また、伊賀市広いですから、一円一度にするわけにいきませんので、どの地区からやっていくのかということを地域の皆さんとお話し合いしながら決めていくということも必要になります。そうした官民連携の組織、協議体のようなものをつくってはどうだろうということで、今、準備を進めておりますけれども、そちらのほうの調査なり活動なりの委託ということを想定をしております。
3つ目の未整備協定林整備業務といいますのは、これは従来やっておりました間伐の事業をやっていくということになります。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
官民一体ということなんですけれども、ちょっと私さっき質問させていただきました担い手不足の部分というのが本当に伊賀市においてもあると思うんですけれど、これは国として譲与税に関しても、市としてはその費用として充てていくというふうにうたっております。こういった部分での取り組みはどうなっていますか。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
現在の人材育成で事業としてなさっているのは、三重県で森林アカデミーというところができまして、そちらのほうで技術的な人材の育成をしていただいております。私たち市としましては、先ほど申し上げました官民連携した協議体の中に4つぐらい部会を設けようと思っております。その中に人材育成部会というのを設けまして取り組んでいきたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
わかりました。
2024年度から森林環境税、世帯数1,000円ずつですね、皆さんにいただいて使っていくものですので、災害の面からも、こういった間伐というか管理はすごく大事になってきますので、これからもよろしくお願いいたします。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
3点あります。
まず、今、森林環境譲与事業ということでありましたが、これに関連します。これが予算5,619万5,000円ということですけど、これはその支所の予算編成方針のところでもありましたけれど、この川上、川中、川下一体となって、森林制度をつくっていくというようなことがありました。何というか、譲与税の使っていく計画みたいなですね、やっぱり計画というのが必要だと思うんですけど、そのあたりの今後の見通しというか、この予算に反映されているかというところですけど。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
御指摘のとおりでございます。大きな予算のなので、ちゃんと考えて計画的に執行していく必要があります。また、この譲与税事業は法律ですので、これからずっと長い間続く事業でもあります。そういった中で、先ほど申し上げたように地域の皆さんにも御参加いただくような協議体をつくって、どこからやっていくんだと、どうやってやっていくんだという基本の考え方をしっかり共有させていただいて、来年中にはどこからやっていくんですかというような方針も出させていただきたいと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
来年度から譲与税、当初の計画より倍入ってくるというふうな発表もありましたし、満額交付も2024年からということで、9年間早まったので、早急にそういう全体的な計画、どういうところを目指していくのかというのも検討していただく必要があるというふうに思っていますし、やっぱり川中、川下という位置づけ、加工業者なり、木材の利活用というところがすごい魅力的な産業にすれば、川上の従事者というのもふえてきますので、その一体となった仕組みというのを、実際にこの伊賀市でもいろいろ自伐型林業でやってくれている方もいますから、そういう人たちのいろんな声を聞いて、いろんな川上、川中、川下の声を聞いて取り組んでいただきたいというふうに思います。それが一点です。
次が317ページです。緊急間伐・搬出間伐推進事業ということで、この中身をまず確認させてください。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
緊急間伐につきましては、協定林ではない御自分の所有の山、そちらを間伐したいという方、その御希望を毎年お聞きしまして、補助金というような形で執行していただいているというような事業でございます。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
ありがとうございます。
これ、以前から申し上げているんですけど、この間伐の申請の時期をもう少し早目にしてくれれば、着手もはやくできるというような林家さんの要望があって、今年度から実はその手続を少し早目にするという改正はしていただいているというふうに聞いていますが、その結果とどういう課題があって次年度に生かしていくのかということ、改善していくのかというあたり伺います。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
まず、本年の取り組みとその結果なんですけれども、本年度の。本年度は例年より早く5月末日付で前年度実績のあった林家の方々に早く事業に取り組んでいただけますから、事業の事前着手というような制度もございますので、御希望があったらお申し出くださいという通知をさせていただきました。同時にホームページでも同様の内容を公開させていただきました。
結果につきましては、早期に事業を実施したいとうお申し出は令和元年度はございませんでした。お話を聞きますと、その早く欲しい方というのは、足駄いかだ、海の養殖のいかだ用にどうもお使いになるようなんですけど、昨年はそういう需要がなかったというように聞いております。
ただ、早くやっていただきたいというそれぞれの個人の事情がございますでしょうから、来年度以降も早期に着手していただけるような仕組みは当然やっていきたいと思っておりますし、また、早期にできますよというようなことは、先ほどから申し上げております協議会のほうでもアナウンスしていきたいと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
ありがとうございます。
最後です。これも同じ317の下から3つ目、みえ森と緑の県民税市町村交付事業ということですけど、県のほうで、来年度から新たな取り組みとして事前伐採ということで、電柱にかかるような木はこの県民税を使って伐採できます、するということを始めます。伊賀市も手を挙げているというふうに聞きますが、この事業の予算というのは、ここに反映されているかどうか伺います。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
結論を言いますと、この予算の中には反映されておりません。
まずは各地域で方針を決めて、県も予算をとって、市も予算をとってというような段取りになっていまして、伊賀市の場合、ほとんどどこも一緒だと思うんですけども、予算に反映されておりません。
○副委員長(上田宗久君)
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
一点教えてください。
301ページの中山間地域等直接支払交付金事業にかかわってなんですけれども、この中山間地域に対する直接支払い、これは当然中山間地域指定の地域対象だと思うんですけれど、実は私の近くでも、中山間地域に指定されていない地域が、比較によって非常に不公平感といいますか、持っている地域もあるんですね。
そこで、指定したときの事情はちょっとわかりませんけれども、例えばそういったどう見ても中山間地に値するような地域があれば、今現在の制度として、それを見直しというか、まあ、再度その中山間地に指定される方法があるのか、ちょっと教えていただけますか。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
この中山間事業の地域の指定につきましては、旧の上野市を例にとりますと、上野町が第1回目に合併で拡大したその時期を基準にしております。
結論を申しますと、特例として編入を認めていただく手段が全くないということではないんですけれども、三重県の審議会を通って、国の審議会を通ってというような大変高いハードルがございます。現実的にはかなり難しいというところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
わかりました。
昭和の合併、昭和16年だったと思いますけれども、その辺の事情かなと。だから、なぜ指定されなかったのかは、ちょっと私は事情はわかりませんけれども、たとえ難しかったとしても、たとえ2%でも1%でも可能性があるということは、そう理解してよろしいですか。
もう、結構です。わかりました。ありがとう。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
299ページの新規就農者総合支援事業の予算が前年度の当初予算と比べて大きくふえています。これはその対象者の人数とかがふえたのか、その中身を教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
対象者の人数もふえております。内訳としましたら、夫婦型ということで、御夫婦でこの事業の認定を受けていただくパターンもございまして、それも含まれております。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
国のほうの次世代の人材確保も重要ですし、あと例えば、ここにも就職氷河期世代の就農支援であったりとか、潜在的な就農の希望者の支援であったりとかということも挙げているわけなんですけども、伊賀市としては、そういった観点からの就農支援というところでのお考えとかありますでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
大きく考え方が2つございます。
新規就農される方のパターンというのは、個人で就農、御夫婦も含めてなんですけど、される場合と、農業法人に就職されるという考え方がございます。
個人のほうは、各地域にアナウンスをしております。具体的に言いますと、自営さんと連携して、ほとんどの集落で集落座談会というのをしておりますけれども、そちらのほうで該当の方がいらっしゃったらどうか教えてくださいというようなことを言っておりますし、農企業に就職される方につきましては、そういった農業法人の連絡会がございますので、そちらのほうでも周知させていただいているというところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
わかりました。ありがとうございます。
そういった意味では、ぜひ、そういった掘り起こしも含めて努力をしていただきたいと思います。
もう一点は、予算ではちょっとどこに上げてあるのかということがわからないんですが、いわゆる農業と福祉の連携という形で、国のほうも、例えばひきこもり対策として、農業分野と福祉分野の連携に1億円というような予算もつけていくというような形で聞いているわけなんですけども、実際に伊賀地方の中でも、農業分野と福祉分野が連携して、その農業者の後継者不足を障がいのある方々にも担っていただくということでやっているという事業所のお話を聞いたことがあります。そういった部分の、伊賀市はそういう動きとかは把握されておられますか。
○副委員長(上田宗久君)
農林振興課長。
○農林振興課長(小林康志君)
情報としては聞かせてはいただいているんですけれども、データベースがあるかということになりますと、現時点ではございません。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
それを情報を聞くだけではなくて、実際につかんでいただきたいと思うのと、だからこの新規就農だけじゃなくて、農業者の後継者不足というの、それから事業を拡大する上での人材不足というのが、やはり伊賀でも起こっているということですので、やはり現場に出向いていって、そういった状況をつかんでほしいですし、公的な支援ができるのならば、国もそういった動きをしておりますので、こういった農福連携推進のお金をとってこれるものならば、そういったことも研究していただきたいと思います。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
市川委員。
○委員(市川岳人君)
325ページ。済みません、申しわけございません。
○副委員長(上田宗久君)
325は範囲外だな。
嶋岡委員。
○委員(嶋岡壯吉君)
295ページの樋門維持管理業務委託料ですけども、これ、今、全国的に見て雨が多い、想定外の雨が降るということで、非常に大変やと思うんですけども、これ何カ所分の金額ですか。
○副委員長(上田宗久君)
農村整備課長。
○農林整備課長(岩野庄司君)
失礼いたします。農村整備課、岩野でございます。よろしくお願いいたします。
ただいま、樋門維持管理業務委託料の御質問を受けました。2カ所の業務委託を発注してございます。一つは、大野木の清水樋門と大内の大内樋門、2カ所の管理業務委託でございます。
○副委員長(上田宗久君)
嶋岡委員。
○委員(嶋岡壯吉君)
この樋門を管理するため池と思うんですけども、これ市の管理をされているところですか、それとも組合が管理しているところですか。
○副委員長(上田宗久君)
農村整備課長。
○農林整備課長(岩野庄司君)
市の管理する樋門でございます。
○副委員長(上田宗久君)
嶋岡委員。
○委員(嶋岡壯吉君)
結構大きな池であっても組合が管理されているところ結構ありますし、全国的に見て、雨によって結構堤防が決壊しているということも聞いていますので、その辺も含めて、今後、この予算をとっていただいて、補助でも出していただいてやっていただかないと、その下流に民家が結構多いところもございますので、その辺、よろしくお願いしたいと思います。
終わります。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
297ページお願いいたします。
真ん中あたり、下水道事業ということで、農集排の事業ってありますが、ここの農集排の事業補助という中身をお教えください。
実は、もう平成のかかりぐらいからかな、ぼちぼちちゅうのか、農集排ができてきたのは。もう30年たつのもあるんだろうと思いますから、随分と老朽化が著しいところもあるんだろうし、それ以降できたところもあるんだろうけども、今回の予算編成で5つあって、その5つの中の豊かな自然環境を守るということを大きく掲げられている。この農集排のいわゆるプラントなり、管路が本当にうまく維持されていくのかどうかちゅうのがよく見えない。同時に農村部のほうが、比較的ちゅうのか、圧倒的に人口が少なくなってきている、伊賀市内でですよ。そのときに、この中身、後でお教えいただかなくてはわかりませんけれども、十分に加入戸数も減ってくるのではないかという危惧もありますし、十分に維持されてきれいな水を河川に戻すことができるんだろうかちゅうことを非常に危惧しますので、中身を少しお教えください。
○副委員長(上田宗久君)
財政課長。
○財政課長(風隼徳彰君)
私どものほうからは繰出金の分になりますので、補助の分になりますので、その内訳だけをお話しさせていただきます。
農業集落排水事業補助につきましては、起債の償還に係る部分の補助となっております。それと農業集落事業負担金につきましては、大山田地区の家庭排水処理施設維持管理分として、下水道会計のほうに補助をしている分でございます。
ちょっと事業の考え方につきましては、財政課といたしましては、なかなか答弁しづらいので、この繰出金の中身についての明細は以上でございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
そうすると、老朽化がそろそろ始まっているだろう農集排のプラントの、もしくは管路の維持修繕、もしくは今まで2つあったところを1つにまとめて、さらにスケールメリットを出していこうかとかですね、そういうことはここの項目には盛り込まれていないということでしょうか。それとも、私が今申し上げているようなことは、別のところに、どこかにあるということなんでしょうか。それとも、いや、そんなの全く考えていなかったということなんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
財政課長。
○財政課長(風隼徳彰君)
下水道事業会計の中で、特に今後の統合の計画等の検討については、下水道事業の費用の中で見ていただいておりますが、ここの繰出金の中には、その分は入っておりませんけれども、事業としてはお考えいただいているところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
そうすると、上下水道の中の下水道の部分で見ていただいているというふうに理解していいんですね。
○財政課長(風隼徳彰君)
下水道事業会計の中で計画立てて、今後、御検討いただく。統合の話も当然国からも出ておりますので、そういった御検討も進めていただけるものと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
後に議論させていただきたいと思います。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
御質疑なしと認めます。
次に、予算に関する説明書、第7款商工費、320ページから333ページについて御質疑はありませんか。
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
325ページ、営業本部活動事業の中で、伊賀ブランド促進事業。昨年度、調査として97万3,000円上がっていたと思いますが、今回、新規で伊賀ブランド促進事業として、委託料、伊賀ブランド活用事業委託料と、また、負担金として、伊賀ブランド推進事業費補助金が上がっています。概要では、食や物産、観光、産業、それらにかかわる人などの魅力、事業者と一体となって国内外へ情報発信するということも書いてくださっておりますが、具体的に、この委託料と負担金、分けていますが、委託先であったり、負担金の内容等を教えていただきたいのと、もうちょっと事業内容を詳しく教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
商工労働課長。
○商工労働課長兼
営業本部事務局次長(中矢裕丈君)
失礼いたします。商工労働課、中矢です。
今、御質問いただきました営業本部の事業ということで、今年度までは伊賀ブランドの事業については、商工費の中で見させていただいていましたけども、次年度からは営業本部の事業とともに外に出してというか、大事業というくくりの中で、営業本部の事業の一つとして伊賀ブランド促進事業というような編成をさせていただいているところでございます。
今お尋ねの伊賀ブランド活用事業って一体何すんやということと、それから伊賀ブランド推進事業費の補助金というものについての説明をさせていただきます。
まず、今年度から、この伊賀ブランド活用事業というのは、地方創生の推進交付金を活用させていただいて取り組ませていただいているものなんですけれども、特に今年度、伊賀ブランドってどんな事業に取り組んできたんかということ、それから、この地域でどんなことが、伊賀ブランドに限らずですけども、どのような状況があったかというところから説明をさせていただきたいんですけども、今年度、この活用事業を使って、主に海外から、10月に組みひもの国際会議というのを誘致させていただいて、受け入れをさせていただきました。その中で、参加していただいた方々に伊賀に来ていただいて、伊賀のいろんな魅力を知っていただくというような企画をさせていただいたこと、それから、実際にそれに参画された方々にその反応というか、リアクションを調査させていただいたというようなことを、この活用事業のほうでさせていただきました。
それとは別に商工費のほうでも見ているんですけども、後継者育成事業ということで、今年度、伊賀ブランドにもかかわってくるんですけども、商品開発に関するセミナーなんかもさせていただいていますし、それから、特に伊賀ブランドで推進協議会というのが、市とか会議所とか商工会の皆さん、観光協会、それぞれいろんな団体さんにお入りいただいて推進協議会というのを運営をさせていただいているんですけども、それとは別に伊賀ブランド振興会というのが有志の認定事業者さんを中心に有志の皆さんで組織されている団体がございまして、この団体さんが中心になってインターネットで物を買える仕組み、ECサイトというのを立ち上げていただきました。そのあたりを活用しながら、今年度、事業を展開していきたいということで、振興会さんが創設されたECサイトを活用して、市としても伊賀ブランドを積極的にPRできたらなというふうに考えております。
それが伊賀ブランド活用事業の概要でございます。
委託に関しては、推進協議会のほうに委託をして、振興会さんと一緒になってやっていきたいなと思っています。
それから、もう一つの伊賀ブランド推進事業につきまして、補助金ですけども、従来からやっています伊賀ブランドの推進事業ということで、まさに推進協議会のほうで伊賀ブランドを運営する費用ということで、例年250万円予算をお認めいただいて、取り組みをさせていただいているんですけども、それとは別に伊賀ブランドの育成支援という事業を新たに国の補助金を活用しながら実施してきたいと。実施主体については、こちらも伊賀ブランド推進協議会が実施主体ということで、基本的にはこの窓口が、市もかかわらせていただきますけども、会議所さんと一緒にやっていきたいなということで、伊賀ブランドの商品の開発であったりとか、販売促進とか、そういった部分をこの推進事業費のほうで、ちょっと区分が難しいんですけども、していきたいなというふうに思っているところでございます。
こちらについては、会議所さん窓口になっていただいて、推進協議会の事業として国の予算を補助事業ということで3分の2を認定を目指しておりまして、その認定を外れる部分というか、持ち出し部分になってくる3分の1を市のほうで計上させていただいていると。そんな事業でございます。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
ありがとうございます。
いろいろ取り組みが個々にいっぱいある中でしていただけるということなんですけれども、ちょっと詳細、もしあれやったらいただけたらありがたいなと思います。
続きまして、327ページなんですけれども、これも新規で上がっています、下から4行目、地域おこし企業人事業負担金というのが560万円上がっています。この内容をちょっと教えていただけますか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
観光戦略課の川部でございます。よろしくお願いいたします。
今回、当初予算に計上させていただきました地域おこし企業人事業負担金の内容でございますが、これは地方公共団体が三大都市圏に所在する企業等の社員を一定期間受け入れ、そのノウハウや知見を生かし、地域独自の魅力や価値の向上等につながる業務に従事してもらう総務省の地域おこし企業人交流プログラムを活用するものでございます。
地方自治体と企業が協力をいたしまして、地方圏への人の流れを創出できるよう取り組む制度で、例えばマーケティング技術を生かした観光客の誘客や地域特産品の販路開拓などを行うなど、企業で培われてきました人脈やノウハウを生かしながら、地域活性化の取り組みを効果的、効率的に展開するといったもので、派遣元の企業にとっても社員の人材育成や地方圏との人的交流だけにとどまらず、企業における社会的責任を新しい形で果たすことにつながるものと期待されているものでございます。
今回計上いたしましたのは、受け入れに要する経費といたしまして、企業の社員派遣に係る人件費相当分を負担金として企業にお支払いするものであります。なお、この受け入れに係る負担分は、国から特別交付税として措置されることになっております。
当市が官民連携による観光まちづくりを推進していくためには、ことし3月の認定を目指しております伊賀上野観光協会DMOを中心とした推進体制の構築が不可欠であると考えております。山積みする課題を解決するためにプロフェッショナル人材の活用を行っていきたいと考えております。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
大変すばらしい。企業さんの、民間の声を聞いてしっかりやっていくのはいいんですけど、これ、何人分になるんですかね。ほとんど人件費って。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
この560万というのは、上限の額になっておりまして、今、1名の上限が560万で、今、1名を想定をしております。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
今、1名ということで、今後、どれぐらいの枠でって考えてはるんですか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
人数の上限というのはございませんので、市が必要となりましたら、観光以外の分野でも活用できる制度でございます。
まず観光といたしましては、まず1人、活用させていただいて、いろんな分野で活用できる人材が、協定を派遣元の企業と結ぶことになりますが、協定を結んでいくようになり、することができましたら、今回の予算だけではなくて、補正等でも活用させていただけたらなと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
そうしたら、今現在、1社と協定を結んでいるという状況でよろしかったですか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
予算をお認めいただいてからしか正式には動けないという状況でございまして、今、二、三当たらせていただいているところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
ありがとうございます。
続いて、同じ327ページの真ん中ら辺に工事請負費で観光食堂施設改修工事費って上がっているんですけど、これはどこになるんですかね。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
上野公園内にございます観光食堂の工事でございまして、経年劣化によりまして、屋根の防水であったり、天井のほうのふぐあいが出ておりますので、そちらのほうの工事を行いたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
ありがとうございます。
同じ327ページで、伊賀上野NINJAフェスタ実行委員会負担金、去年上がっていなかったように思うんですけれども、今回上がっている理由を教えていただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
昨年までは総務費のほうで計上しておりまして、各地域のお祭りとかに負担させていただいておりました負担金のほうで計上させていただいておりまして、それを今回、観光戦略費のほうに振りかえをさせていただいております。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
わかりました。ありがとうございます。
今回ちょっと上がっていなかったんですけれども、観光協会支部事業補助金というのが、昨年度360万上がっているんですけど、今回、上がっていないように思うんですけど。済みません。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
支部事業につきましては、大きくDMOの中の枠組みの中で事業を展開していただきたいということで思っておりまして、DMOの負担金の中に加えさせていただきまして、予算措置をさせていただいております。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
ありがとうございます。
以上で終わります。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
市川委員。
○委員(市川岳人君)
今のDMOのところですね、観光協会の支部補助金のところなんですけど、今年度はDMOの形成支援金のほうに入っているということなんですけれども、私が勉強させていただいている部分では、DMOはもちろん受ける法人はあるんですけれども、基本的には既存の団体とは違った形でやっていくというふうな、いろんな事業者であったり、文化財の関係者とか、農泊と民泊の関係者とか、いろんな多様な主体が入って、今までと違うことをやっていくぞというふうな認識をしているんですけれども、観光協会さんが今まで支部事業補助金としてもらった部分が、そこのDMOの負担金のほうに入るということが、今までのやっていたことと重複してしまって、既存のやっていたことと、どう差別化を図るかというのがちょっと理解できなかったんですけど、どうなんですか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
これまでの支部事業の補助金につきましては、一旦、伊賀上野観光協会のほうに補助の決定をさせていただくんですが、各支部のほうで、それぞれがどんな事業を行うかというのを検討いただいて、観光協会のほうで振り分けていただいて事業を行ってきたというような経過がございます。
今回、DMOにつきましても、伊賀上野観光協会が全て行う、委員おっしゃるとおり、いろんな主体がかかわりながら地域が稼いでいけるような事業を考えていくというのがDMOでございますので、支部の皆様方であったり、また、企業の皆様方であったり、いろんなところが、いろんな団体さんがかかわりながら、事業の構築をしていただければなというふうに思っておりますし、これまでのおもてなしというところが重点の事業ではございましたが、地域が活性化するような事業というところに少し視点を向けていただければなというふうに思っております。
○副委員長(上田宗久君)
市川委員。
○委員(市川岳人君)
内容的には理解をさせていただくんですが、そのかかわっていく、関与というか、連携していくというところが、ガバナンスというか、組織的にどのようになっているのかというところですね。今の段階では候補法人だったと思うんですけれども、その役員構成がそういういろんな多様な主体が入っているような状態にはなっているんですかね。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
観光協会の組織体でDMOの組織体になっておるんですが、観光協会の会員さんというところでは、いろんな主体、団体さんであったり、地域の支部の皆様もそうですし、金融機関であったり、いろんなところがお入りいただいておりますので、また、例えば宿泊事業者さんとの意見交換会というようなものも今現在も進めていただいていますので、さまざまな主体がかかわっていけるように取り組んでまいりたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
市川委員。
○委員(市川岳人君)
意見交換はもちろんごもっともなんですけど、そもそもの何というんですかね、枠組みは1社の観光協会さんと全く一緒の形になっているという、そういう理解でよろしいですか、今の説明は。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
一旦、市のほうから負担金としてはDMOのほうにお支払いをさせていただいて、DMOのほうの組織体の中で、それをどう効率的に有効的に使っていくかという御議論をしていただくということで理解しております。
○副委員長(上田宗久君)
市川委員。
○委員(市川岳人君)
そこについては、この程度にしておきますけども、観光戦略経費ですね、325ページ、全体の話というか、概要書を見させていただくと、合併特例債を充当しているということなんですけれども、この中でどの事業に充当されているのか教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
済みません。少しお調べさせていただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
財政課長。
○財政課長(風隼徳彰君)
失礼いたします。
観光食堂施設改修事業のほうに充当させていただいております。
○副委員長(上田宗久君)
市川委員。
○委員(市川岳人君)
合併特例債の使途というか、全市的な取り組みというか、市町村合併に伴って、それに対応するためというふうな、基本的な使途の指針というのはそういう感じだったと思うんですけども、そこにどういうふうにこの観光食堂というのを宛てがったのかという考え方だけ教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
財政課長。
○財政課長(風隼徳彰君)
かなり大きな考え方で捉えることができますので、観光振興を図ることで、伊賀市としての経済力を上げていくとかですね、そういったちょっと答弁しづらいんですけども、そういった施設の改修にも起債として使えることができますので、充当させていただいたということになります。
○副委員長(上田宗久君)
市川委員。
○委員(市川岳人君)
できるというか、実際が議会がそういった判断をみんなしていくということですので、了解、理解をいたしました。
済みません、別なんですけれども、327ページですね。観光誘客促進事業委託料ということで、新しく東京のほうでオリンピックに向けて行う事業というふうに聞かせていただいておりますけれども、具体的な内容をもう少し詳しく教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
観光誘客促進事業の内容でございますが、家族連れの富裕層や長期滞在者など、非常に重要なターゲットとなり得る観光客が世界中から来日いたします2020年東京オリンピック・パラリンピックの期間中、そういったターゲットへの直接的、対面的なプロモーションを実施できる絶好の機会と考えておりまして、ただインバウンドの方の大半は忍者を御存じいただいておりますが、ここ伊賀が忍者の聖地であるということを知らないということがございますので、滞在中、もしくは次回の訪日での伊賀への来訪を促すことを目的にプロモーションを行っていきたいと考えております。
具体的には、オリンピックの競技会場に隣接いたしておりまして、メディアセンターとなる東京ビックサイトからもほど近い有明での7月から9月にかけてのブース出展等のプロモーションを考えております。
また昨年、新たな試みとして広く伊賀を知り、伊賀を体験し、伊賀を思い出す1週間となるようということで、IGA NINJA WEEK in TOKYOを開催をさせていただきました。こちらのNINJA WEEKの締めくくりは恩賜公園でのNINJAフェスタになりますが、それまでの1週間、東京都内各所で伊賀にまつわるイベントコンテンツを集中的に開催をいたしました。
令和2年度におきましても、さまざまな手法で伊賀市の情報発信、誘客促進、また、関係人口の創出に努めてまいりたいと考えております。
また、これと関連してまいりますが、三重県のほうでも三重テラスにおきまして、オリンピックの期間中、忍者ということを切り口にいろんな企画を考えておられまして、伊賀市にも企画提案であったり、事業実施の協力が来ておりますので、そういったものも連携して行ってまいりたいと考えております。
ただし、現状では新型肺炎に伴いますオリンピックの動向であったり、インバウンドの入り込み客がどうなるかという流動的な部分もありますので、さまざまな条件から取捨選択をいたしまして、効果的な情報発信につなげてまいりたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
市川委員
○委員(市川岳人君)
具体的にお示しいただきまして。本日、伊賀管内でもという話でしたけれども、新型コロナウイルスということで、インバウンドに大変大きな影響を与えているということで、この事業、大分影響する部分あるかなと思うので、弾力的に実施の規模とか、その出展するとかということも含めて、これからまた予算計上をするけども検討していくということですね。それでお願いしたいと思います。
済みません、多く聞かせていただくんですけれども、このページ、327ページの下から4つ目ですかね、伊賀上野NINJAフェスタ実行委員会負担金215万5,000円ということで、済みません、昨年度までこれ計上されていなかったように思うんですけれども、これどういう形で、どういう負担金ということで理解したらよろしいですか。
○副委員長(上田宗久君)
これ、赤堀委員が今質問された内容ですので。
○委員(市川岳人君)
済みません。失念しておりました。申しわけございません。
続いてになります。申しわけないです。329ページですね。伊賀市の忍者体験施設整備事業委託料ですね。仮称ということになっております。先日の全員協議会でも御説明をいただいて、議会のほうでもまさに議論真っ最中というふうなところで、どういった規模、位置、施設にしていくかということが、大変伊賀市の観光集客にとっては重要な施設というふうに認識はしているんですけれども、主要事業一覧の資料をいただいて、この中で財源が国庫支出金988万9,000円というふうになっておるんですけれども、これは地方創生の推進交付金ということでよろしいんですかね。そうなった場合なんですけれども、地質調査については、さきの全員協議会については、地質調査はするけれども、それは別にこの場所、成瀬の場所でやる、固定化するということではなくて、いろんな活用の可能性があるのでやるということだったんですけれども、この交付金を充当することによって、いやいや、さきの議論の行方によって違うところに整備するというふうになった際に、この地方創生推進交付金をいただいたことで、返還するとか、そういった事務が生じるか生じないか、教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
今、委員がおっしゃいました地方創生推進交付金につきまして、本年度から3年間の計画ということで国のほうにお認めいただいておりまして、忍者を切り口にした受け入れ態勢の構築を図っていくというような取り組みを行っております。
場所につきましては、申請をいたしたときには、南庁舎というところで申請をいたしておりますので、また申請の変更というのが今後必要になってきますが、交付金のほうが使えないということはないと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
市川委員。
○委員(市川岳人君)
使えないことはない。使えるっていうのはわかるんですけど、例えば違う場所、ふれあいプラザとかっていう意見であったり、あるいは、だんじり会館の場所、桃青中の跡、いろんな候補地がありますけれども、そういったところで最終的に決定したと仮定して、仮定の話になるんですけれども、そういった場合に成瀬の部分でやった地質調査に今回充当、財源を充てるということなんですけど、そういった場合、問題が生じないですかということなんですけれども。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
現時点では、成瀬屋敷跡のほうで整備をするということで進めておりますので、仮定の話につきましては現時点では想定はございません。
○副委員長(上田宗久君)
市川委員。
○委員(市川岳人君)
そういったことを危惧させていただいておりますので、質問させていただきました。
以上でございます。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
327ページの、先ほどから出ていましたけど、観光食堂施設改修工事費339万9,000円。観光食堂の名前、教えていただけますか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
済みません。観光食堂ということで、ごめんなさい、ちょっと今、手元に書類がないんですが、伊賀上野観光食堂という名称になっていると思います。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
どんな改修をされるんでしょうか。
○観光戦略課長(川部千佳君)
先ほども少し触れさせていただきましたが、屋根の防水の工事及び天井の塗りかえの改修を行いたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
329ページの外国人観光客誘客事業の内訳を教えてください。392万2,000円。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
外国人観光客誘客促進事業委託料の内容でございますが、まず1つ目といたしまして、外国人観光客誘客促進事業といたしまして、外国人観光客誘客のための旅行社等との商談会であったり、観光展への出展、多言語観光パンフレットやノベルティーの製作などを伊賀上野観光協会に委託したいと考えております。
2つ目といたしましては、忍びの里伊賀創成プロジェクト事業といたしまして、240万を想定しておりまして、忍びの里伊賀ならではの本物の忍びの心・技・体を体験できる体験プログラムや受け入れ態勢づくりを進めることにより、伊賀市の持つ歴史的背景であったり、環境特性を生かした地域活性化を目指していきたいと考えておりまして、具体的にはJALさん、日本航空さん、三重県さんなどと連携をしておりますプロジェクトの中で行っております忍者が駆け抜けた山々を走り、忍者の心・技・体を鍛えられる忍者トレイルランニングレースの開催や情報発信の支援、並びに、先日、文化ツーリズムアワード2019を受賞いたしました伊賀忍道プログラムの造成とブラッシュアップ、情報発信等を考えております。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
大体、概要はさせていただきました。
では、325ページの旅費の214万5,000円なんですが、その中の73万円は東京オリンピック・パラリンピックで日本が世界から注目される2020年にJALが明治神宮敷地内フォレストテラス、明治神宮の一角で開催する日本博の及びそのときの東京地内での当市のPRブースの出展ということになっていますが、先ほどもありましたように、やっぱりコロナウイルスで、例えば無観客とかになった場合、契約はどのようになっているんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
こちらの日本博への出展につきましては、忍びの里プロジェクトで連携をしておりますJALさんが実施主体となって行う事業でございまして、関西中部北陸エリアの代表自治体として当市にブース出展の御依頼をいただきまして、貴重な機会でありますし、出展料も不要ということでございますので、出展をさせていただきたいと考えております。
ですので、この事業につきましては、当市のほうからは旅費のみを計上させていただいているものでございます。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
では、その旅費それ以外は残業時間のトップですので、観光戦略課が。そういう皆さんが東京行ったり、大阪行ったり、そういうお金のことですかね、あとは。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
人件費のほうは必要な経費となってきます。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
やっぱり観光というのは、やはり気候とか、こういうコロナウイルスとかで本当に不安定なものですので、観光全体としてそんなにお金を投じるべきではないと思います。
予算委員会ですので、これで終わらせていただきます。
○副委員長(上田宗久君)
西口委員。
○委員(西口和成君)
数点、教えてください。
323ページの企業立地促進経費1億円強、一般財源であるんですけれども、これ、継続であるんですが、成果っていうんですかね、継続の成果というのをまず教えてもらえますか。
○副委員長(上田宗久君)
商工労働課長。
○商工労働課長兼
営業本部事務局次長(中矢裕丈君)
失礼いたします。
企業立地促進経費、ほとんどが予算書を見ていただいたらわかりますように企業誘致の奨励金という部分になってこようかと思います。これにつきましては、大きく分けて優遇措置3つございまして、工場を建てていただいたときの用地の助成金、それから立地の奨励金、それから新たな雇用が創出された場合の雇用促進の奨励金ということで、3つの奨励金がございます。
ゆめぽりすが開かれてから約十数年たつかと思うんですけども、その間にそれぞれの誘致条例で助成をさせていただいているところでございます。
ちなみに今年度でいいますと、用地助成金のほうが3件、それから立地奨励金のほうが13件、それから雇用促進の奨励金のほうが3件19名の方の新たな雇用が生まれたというようなことでございます。それから、次年度については想定でございますけれども、用地助成金については同様の3件と、それから立地奨励金が16件、それから雇用促進のほうが9件で合わせて80名の方の新たな雇用というのを想定させていただいて計上させてもらっていますけれども、事業の効果というところでは、特に3番目の新たな雇用が生まれているというようなことが、事業の成果になってくるかなとい思います。
○副委員長(上田宗久君)
西口委員。
○委員(西口和成君)
引き続き効果的な運用をお願いしたいと、このように思います。
もう一つなんですけども、先ほど山下さんも触れたんですが、伊賀のいがぐり観光パンフレットが廃刊ということで、新しく市がされると思うんですけども、その予算がどこにまず上げられているのか、教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
当初予算に計上させていただいておりますのは、観光振興事業委託料というところで計上させていただいております。
これまでのいがぐりにつきましても、観光振興事業のくくりの中で計上させていただいておりましたので、同じ内容でさせていただいております。
○副委員長(上田宗久君)
西口委員。
○委員(西口和成君)
観光振興事業に含まれているということなんですけども、この概要版を見させていただくと、外国人観光客誘客事業の事業概要の中に多言語観光パンフレットを観光協会さんに委託しますとあるんですけども、いがぐりがつくれなくて、多言語の観光パンフレットはつくれますっていう、ちょっと矛盾したことになっちゃうんですけど、そのあたり教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
多言語の観光パンフレットにつきましては、主に観光施設等の紹介を中心に多言語化したパンフレットを作成いただいているところです。
いがぐりにつきましては、これまでの伊賀上野の観光協会さんの取り組みの中で、特集というところで、いろんなところに取材に行かれて、その季節季節の見どころであったり、イベントであったりと絡めながらの紹介というところで、その取材に係るものが人の手だてができないというふうに聞かせていただいております。
○副委員長(上田宗久君)
西口委員。
○委員(西口和成君)
あくまでも施設案内ということですね。
わかりました。終わります。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
川上委員。
○委員(川上善幸君)
まず一点お伺いします。
329ページ。329ページの下から6段目ぐらいのところに、忍びの里伊賀甲賀忍者協議会負担金150万円という金額が上がっていますけれども、この150万円はどういうふうに使われているのか教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
今年度までは文化庁の補助事業になっておりましたので、国の予算が入っておりましたが、来年度からは伊賀市と甲賀市の両市からの予算計上ということになっております。
その150万円の内訳でございますが、構成文化財、日本遺産を構成する文化財がございまして、そちらのほうの案内看板の整備等を行っております。また、それと一緒に情報発信ということで、ホームページのほうをつくらせていただいておりますが、新しい構成文化財の紹介であったり、多言語化をしていくというところを検討しておりますので、そういったものに使っていきたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
これは伊賀甲賀って書いてあるんですけども、甲賀市と連携をされている部分はありますか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
こちらは伊賀市と甲賀市、それぞれの観光担当、文化財担当、そして両市の観光協会で組織します忍びの里伊賀甲賀忍者協議会という協議会のほうで行っている事業でございます。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
これは327ページの先ほどのちょっと出ていますけれども、観光誘客促進事業で、オリンピック・パラリンピックのときにプロモーションするという950万円ありますよね。こういうのにも甲賀市との連携はあるんですか。そこをちょっと確認します。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
その年によりまして、かかわり方というのは変わってきますが、観光誘客促進事業でしたら、IGA NINJA WEEKの中で伊賀上野観光協会さんと甲賀市観光協会さんが忍者百人衆という取り組みを東京の伊賀忍者、甲賀忍者ゆかりの地を回るという企画をされておりますが、そういった中で連携をさせていただいております。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
わかりました。
それともう一つ、ことしはちょっと読み取れなかったんですけど、この予算書の中では。カメラガールというのは、前あったと思うんですけども、ことしは入っていますか、この予算。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
昨年の予算委員会のときにも、いろんな御指摘をいただきましたので、今年度も手法を変えさせていただいて実施をさせていただいておるんですけども、来年度の当初予算につきましては、情報発信の中でカメラガールという限定はしておりません。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
最後に一つだけ。そのカメラガールの効果はあったんでしょうか。それだけ聞かせてください。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
取材いただきまして、今年度はしていないんですが、前年度に一部していただいているものがありまして、その中で情報発信として、カメラガールズのコミュニティーのほうに記事を掲載いただいておりますし、御参加いただいた方もそれぞれのSNSを通じて発信をいただいておりますので、一定の効果はあったと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
と言うていただきましたけど、ボランティアでもできるような内容やったんかなとは思わせていただくんですけども、今後、ちょっと見ていきたいと思いますので、その辺の発信の仕方、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
安本委員。
○委員(安本美栄子君)
何点か少し確認のために伺います。
まず324、325ページでございます。観光費として1億5,768万5,000円、そのうち国権補助が3,863万6,000円というような形で計上されております。観光費というのは、ともすればイベントで継続性もあるけれども一過性で終わることもあります。観光の原点は、やっぱり情報発信と誘客活動なんですよね。どの事業をしていても、観光協会さんだろうが、どの団体の人もしかりです。
そこでまずセクションとして、それぞれいろんなイベントをやったり、それから予算として補助金やら出したりして、いろんなことをやっていただいております。じゃあ、その成果というふうなものが、どのように評価をし、次年度の予算に結びつけているのかというところがまず疑問ですので、ちょっと簡略にその辺のことを伺わせていただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
やはり成果といたしましては、こちらに来ていただいて、こちらでお金を落としていただく、経済効果を上げていただくというところが一番の効果を目指すべきところだと考えておりまして、私どもの指標といたしましては、宿泊者数等々を指標とさせていただいております。
○副委員長(上田宗久君)
安本委員。
○委員(安本美栄子君)
それは、それで基本的によくわかりました。成果をちゃんとしっかりとして、次の予算立てに行くということはよくわかりました。
それでは、個別的に伺ってまいります。
327ページの先ほど同僚議員も幾つか聞いておりました観光誘客推進事業で950万、東京での、有明でのイベントだということと、趣旨は私はいいと思うし、時期的にもそれはそれですばらしいと思います。しかし、行政にだけで観光のPRやらは、少し、幾らやっても最終的には行政だけで解決できる問題ではないと思います。このイベントに民間の方々がどう参画していくのでしょうか。その予定をまず聞かせていただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
こちらのほうの事業につきましては、伊賀上野NINJAフェスタ実行委員会のほうに委託をさせていただきまして、市の予算措置させていただいた事業費とともに、東京で忍者なんかを使いながら活動されている団体さんございますので、そういったところに業務をお願いさせていただくことを予定しております。
○副委員長(上田宗久君)
安本委員。
○委員(安本美栄子君)
それは否定はいたしません。いたしませんけれども、いつもいつも同じメンバーよね、ではなくして、例えば商工会議所であったり、観光協会はいつも行っていただきます。でも、企業連絡会であったり、何人かは市民からの公募でしていっても、いろんな方々、それぞれ顔の違った方々、立ち位置の違う方々は、ことしいきましょう、来年はまた違うメンバーでいきましょう、それが輪となって、そして伊賀市に来ていただけるような広げ方だと思いますが、いつもいつも〇〇実行委員会さんで、毎度毎度同じような形でやっているということは、少し問題があるんじゃないかなと私は思います。
東京のオリンピックですから、めったにないことですから、やっぱりこれは成功をさせていただきたいと思います。
ですので、今、私、もうこれちょっと予算委員会で意見になってしまったけど、多くの市民の方々も公募して、みんながかりで私いって、そこに投資してもいいと思うんですよ。ですので、行政だけで、限られた方たちだけで観光のPRや誘客活動というのは無理だということを、まず当局さんが認識していただくというのは、とても大事ではないでしょうか。
よって、この事業は少し考えていただきたいなと思います。
それから、同じ327ページの地域おこし企業人の事業負担金ということでございますが、これって総務省の事業ですから、1社1人というようなことになったんですけども、これって何年続くんでしょうか。ここの企業の人が1年かわかりません。でも、この事業を総務省は何年続くんですか。それとも、その事業が切れたとき、切れたときに、市は自分で単独で出して、そしてこのことをずっとやろうと思っているのか。このことについての少し考え方を示していただけます。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
こちらの制度につきましては、総務省のほうで、昨年よりも予算額を上積みされている事業でございますので、総務省としても継続したい事業というふうな位置づけをさせていると認識をしております。
同じ方につきましては、3年が限度となっておりますが、人をかえれば、また違う年度をいけるという制度でございますので、3年で切れてしまうというものではないと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
安本委員。
○委員(安本美栄子君)
わかりました。
次のページ、329ページ、着地型観光でございます。これ、いがぶらなんですよね。これ、物すごい好評です。好評で、申し込んでもなかなか定員数が非常に少ないのでいっぱいですよと言うて断られる場合もあるんですけど、限られたメニューの中でね。これって、目的は地域全体で観光客を受け入れる仕組みづくりが大体でき上ってきたよねというような感じですけれども、これって伊賀市内の人が大半なんですよね。半分以上が市内の人が参加をしています。67%、64%ぐらいが伊賀市内。県内の人で大体20%、21%台、県外の人は14%なんですよね。じゃあ、この着地型観光、地域全体で観光客を受け入れましょうよねとは言うけれども、じゃあ、この方針だったとしたら、少し違いますよね。別に地元の人が悪いわけじゃないんですよ。でも、さらに県外や、それから市外の人から来ていただくために、これって工夫がなければならないですよね。そういうふうな思いがあるんですけれども、このことについて評価ですね、そういうのを一定されておりますでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
委員おっしゃるとおり、いがぶら、すごく市民の方に認知をいただいておりまして、申し込みの初日には電話がつながらない、ネットがつながらないというような状況になっております。
私ども、それにつきましては、やはりこれは観光事業として行っているものでございますので、市外の方から来ていただきたいということで、市外に向けてのPRのキャラバン隊なんかも昨年はさせていただきまして、170店舗ぐらい回らせていただいたりとか、いろんなケーブルテレビさん、市外のケーブルテレビさんに出演させていただいて、PRさせていただくということで、認知のほうは図らせていただいたんですが、やはり当日、伊賀の方はこの日から始まるから早く申し込みしなければいけないということで、すごく頑張っていただくんですけども、市外の方は2日後ぐらいにしたら、もういっぱいだったというようなお声もいただいているのが現実でございます。
このいがぶらは、今、期間限定のイベントという形でさせていただいておりますので、例えばバスツアーとか、そういったもので旅行会社さんに組み込んでいただけないかということで、今年度の予算の中で体験プログラムを紹介するパンフレットをつくらせていただいておりまして、それを旅行業者等に配付をさせていただいて、旅行商品への造成につなげたいと考えております。
まだまだ検討の段階ではございますが、例えばふるさと納税の返礼品にいがぶらの体験プログラムを組み入れるということも今後は検討してまいりたいと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
安本委員。
○委員(安本美栄子君)
このメニューは非常に好評ですので、期間は10月11月になっていますから、少し寒くなってきます。これを年に1回だけじゃなくして、年に2回やったらどうでしょうか。桜の咲くころ、例えばNINJAフェスタに合わせるとかね、そういうふうなことをしてもいいんじゃないかなと、受けてくださる方々にとっては、こんなこと言うたら失礼ですけど、そう大変過ぎる問題でもないのでね、電話さえすれば、期間と違ってもいつでもどうぞという方も中にはいらっしゃるのでね。だとしたら、どこかNINJAフェスタと一緒にやる期間も考えてもいいんじゃないかなというふうなので、やっぱりすばらしい人気のあるものをさらに高めて、インバウンドでも体験していただくというのもとても重要なことですのでね。少し工夫をするということに、私は心がけていただきたいなと思います。
観光というのは、どんだけお金を使っても終わりはありませんし、行政だけでできる問題ではありませんのでね。より多くの人たちにそれぞれという立場で担っていただくという方向性もしっかりと示していただきたい。観光課だけではなくして、イベントなんか時として全庁的に取り組む姿勢、これがやっぱり観光の原点だろうと思いますので、現下は言うに及ばず、全庁的に取り組まれることを希望しておきます。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
委員のおっしゃるとおりだと思っております。
秋だけではという声もございましたので、今現在ではおひなさまの時期に合わせまして、ひなぶらというのを開催させていただいておりますし、夏はキッズいがぶらということで、子供さんへの体験プログラムの提供も昨年から始めておりますので、それをふやしていってはおるんですけども、あとは、それぞれの事業者さんでいろんな季節で対応いただけるということで、プログラムの中に私のところは春は対応できます、一年中対応できますというような紹介をさせていただいておりますので、御理解ください。
○副委員長(上田宗久君)
はい。
○委員(安本美栄子君)
ありがとうございます。よろしくお願いします。
加えて申し上げると、そのいがぶらのキッズって、すごい高いんですよね。大人に対しては子供が非常に高いんです。価格も少し考えていただきたいなと思います。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
福村委員。
○委員(福村教親君)
済みません、一点だけ。329ページ、外国人観光誘客事業ですね。
地方創生推進交付金によって行われるんですけども、ちょっと重複するか知りませんけども、パンフレットをつくったり、外国人を呼び込むと。その中で、以前私ちょっと言いましたムスリムの対応のハラール対応の食をそういうのに補助金なり、そういうどこ見ても食が全く出てこないので、ちょっとお聞かせ願えますか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
委員御提案いただいていますムスリムの対応なんかも進めていかなければいけないというふうに思っております。ただ、今、私どもターゲットとしておりますのが、欧米豪の長期滞在いただける経済効果の高いお客様を目指しておりますので、まずはそちらに着手をさせていただいておるところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
福村委員。
○委員(福村教親君)
ムスリム人口19億人いるんですよね。それで富裕層もおります。世界の25%ぐらいがムスリムなので、イスラム教徒なんですよね、キリスト教に次いで。
今、名古屋、大阪、京都、もう大都会では、ハラール、ハラールでばちっとやるので、ハラールで人を呼べるんです、ムスリムの方は。ムスリムの方は日本に入ってくるときには、何を見る、先、ハラール対応がある地区、地域にしか来ません。伊賀にハラール対応している食堂ございます、一生懸命。それ1軒ではちょっと困るんですよね。だからそれブースで持つとか。有明に行ってブースでPRしていただくの、多言語のパンフレットまいていただくのもいいんやけども、伊賀上野にハラール対応の商店街あるよ、それだけで何千万人というハラール対応の方が、ムスリムの方、来られると思うんですよね。
今、課長おっしゃった対応していないと、じゃなく、目線を変えて、これだけで人を呼べます。また、ムスリムの方、忍者大好き。ここに食がくっつくと、すごい誘客の能力を持てる効果出ると思うんですね。ぜひね。観光協会、商工会議所、こんなことできませんから。行政が先頭に立ってあんなんろくなことできないんだから、予算握っている行政が先頭に立って、本当にハラールの頑張る若手の青年経済人いっぱいおられます。よそからでもハラール対応のお店を出しませんかと言って頑張っていただけたらね、絶対に誘客につながると思うので、ぜひ、これも一考ください。参考までに申し上げます。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
ありがとうございます。
私どもだけでは、やはり受け入れるお店であったりとか、商店さんであったりというのの御意思、意欲がないと進められるない事業と思いますので、そこら辺もいろんな事業者さんと意見交換させていただきながら、方向性を定めたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
福村委員。
○委員(福村教親君)
これ本当に難しいものじゃないんですよ。だから、日本の方が食べても全然ヘルシーなんですよね、逆に。おいしいし。だから、そんな難しいものじゃないので、余りハードルを上げずにね。ゆっくり考えていただけたらいいと思うので、ぜひ御一考ください。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
ありがとうございます。
331です。東海自然歩道管理経費です。以前から少し取り上げていますけれど、この概要をまずお示しください。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
東海自然歩道につきましては、県からの委託料の受け入れにつきましては、当課で行っておりますが、それぞれの管理に係ります事業につきましては、支所の振興課のほうで行っているものでございます。
私のわかる範囲で答えさせていただきますと、東海自然歩道の維持管理ということで、草刈り業務であったり、いろんなところ、歩いていただくのに支障があるようなものがないかという見回りパトロール等をしていただいてございます。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
ありがとうございます。
昨年、尼ヶ岳ですね、道に迷われて滑落されて、何とか命が助かったというような方がいらっしゃいました。そのパトロールということも、今、おっしゃっていただけましたが、道に迷う、そういう危険性がある道の点検とか、危険箇所の点検というのは、この事業の予算の中でされるんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
県からの委託料を原資としておりますので、なかなか多くの回数をすることがちょっと最近は難しくはなってきているんですが、年に何回という計画を立てていただきまして、パトロールであったりとか、草刈りをしていただいてございます。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
私、これたびたび申し上げていて、昨年、そういう滑落事故がありました。これ、4地区で、伊賀、阿山、大山田、青山ということで、4地区でそれぞれの地区に委託されているかと思うんですけど、何というか、事故があったからということで、情報共有というか、危険な場所の情報共有というのは、そういうところとされているかどうか。何か疑義が少し残るんですけど、そのあたりどうなんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
基本的には地元の方がパトロールしていっていただく中で、危険な箇所につきまして御報告をいただいているというようなものでございますので、山に迷われてという、山に迷われた方がパトロールというところではございませんが、自然相手でございますので、そこら辺は山を利用させる方の意識も高めていただければなというふうには思います。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
終わりますが、地元の方はよくどこが危険かということを把握されているんです。その話をちゃんと聞いているのかということなので、それをしっかり聞いて、整備をして、看板でここだめですと言っていたら、昨年もけがされる方いなかったかもしれないということなので、しっかり情報共有して取り組んでください。
終わります。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
329ページお願いいたします。観光施設維持管理事業。
伊賀市の観光施設というのは、一体何が観光施設であって、それを維持管理をする対象の約1,000万ほどですか、対象の物件はどれなんだろうということをお教えください。
昼からですか、答弁は。
○副委員長(上田宗久君)
支所の振興課ですか。
答弁願います。
どこで。
青山支所振興課長。
○青山支所振興課長(稲森真一君)
失礼いたします。青山支所振興課の稲森と申します。
青山支所で管理しておりますところにつきましては、青山高原の山頂小屋でありますとか、桜山公園、また、尼ヶ岳、あるいは兼好塚、ふるさと公園というようなことを青山支所では管理をしています。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
済みません。観光施設維持管理経費の計上は支所のほうで上げておりますので、私のわかる範囲で申しわけございません。
○委員(田中 覚君)
例えばで結構です、例えばで。
○観光戦略課長(川部千佳君)
伊賀につきましては、白藤の滝の保勝会の方に維持管理を委託をさせていただいております。
大山田につきましては、東海自然歩道の新大仏寺のトイレであったりとか、そういったところの維持管理をお願いしております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
いやいや、だからそうしましたら、その観光施設という伊賀市の全体の位置づけの中で、どこを観光施設として捉えて、その施設を維持管理、もしくは整備をしていくという基本的な指針がないということですか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
観光客の方の利用をいただくような施設ということを維持管理していく、市が持っている施設ですね、を維持管理していく経費となっております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
その基準とすると、市が持っている、所有している施設を維持管理をするということで聞き間違いないでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
そうですね、市の所有していないところであっても、維持管理をお願いしている施設もございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
その基準を、済みません、お示しいただきたいのと、その施設の概要ちゅうのかな。先ほど例えておっしゃっていただいたけれども、もう少し具体的に資料として御用意いただきたい。
じゃあ、前の市役所、南庁舎、今の言い方すると、旧上野市庁舎かな、これは観光施設としての整備保存のここに入っている、入っていない。入っていないとするんだったら、どこに入っている。
○副委員長(上田宗久君)
答弁願います。
観光戦略課長。
○観光戦略課長(川部千佳君)
観光施設での、観光費の中の観光施設維持管理経費には含まれておりません。
○委員(田中 覚君)
前の市役所はね。
○観光戦略課長(川部千佳君)
はい。
○副委員長(上田宗久君)
観光施設に含まれていない。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
もう一度申し上げます。じゃあ、この観光施設維持管理業務委託料の詳細を後刻お教えください。
じゃあ、旧庁舎、旧上野庁舎はどこで維持管理をされているんですか。
○副委員長(上田宗久君)
答弁願います。
○中心市街地推進課長(堀川敬二君)
失礼します、中心市街地推進課でございます。
旧庁舎につきましては、私どものほうでいろいろ検討させていただいておりますが、維持管理については、旧庁舎ということで、管財課のほうで管理をしていただいております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
観光施設というくくりからいうと、当然、域外からお越しいただく方もいらっしゃるだろうし、域内であっても、例えば青山の方が阿山町の阿山の観光施設、また、旧の上野の方が島ヶ原の観光施設というふうなこと、また、御親戚やということで、どんどんどんどんと私たちの財産をめでていくと思うんですけれども、それは一括してどこかで観光施設というものと。そこで総合的に点を線に変え面に変えていくという施策が行われているのは、ここの観光費じゃないんですか。ここで議論すべき問題じゃない。これは管財が所管している、これは教育委員会が所管している、そんなところでばらばらになって観光というトータルな伊賀市の魅力を発信する商工費として議論すべき、ここじゃないんですか。一体どこで私たちの観光なり、私たちの宝を議論させていただいたらいいんだろう。
東部長。
○副委員長(上田宗久君)
産業振興部長。
○産業振興部長(東 弘久君)
今、お尋ねいただきました件につきましては、やはり観光の面で議論していただくということであれば、私どもの産業振興部の観光戦略課、ここが。ただし予算につきましては、それぞれ分散している部分はあるんですけれども、大もととしましては、私どものほうで議論すべきなのかなと。このように思っております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
ならばね、今、伊賀市が頑張っている旧伊賀市庁舎の保存活用計画までも教育委員会出してきて、中心市街地というセクションの中で、その位置にある史跡であって、それをここで議論できないちゅうことは、随分とアンバランスというのか、ばらばらになってるっちゅうのか、横串が刺さっていないっちゅうのか、そういうふうに受けとめられるんですけども、どこかで総合的に協議している部分ってないんですか。
○副委員長(上田宗久君)
産業振興部長。
○産業振興部長(東 弘久君)
例えば南庁舎でございましたら、中心市街地推進課のほうが取りまとめ課となっておりまして、観光また文化財、また総合政策と、いろいろな分野で協議はしておりまして、まだ、今もってどういう方向で進むという決着がついていないもので、管理につきましては、それが決定するまでは管財課のほうで管理をしていただいていると。このような状況になっております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
それでは、伊賀市は観光立市を目指すと言うけれども、この商工費の観光費ですか。商工費の中で十分議論ができない。また、旧上野庁舎であっても、その外観、あれもすばらしいということで残したわけですよね。だから、中に入ってどういうふうな活用をするかということもさることながらですけども、外観そのものもすばらしい歴史的建造物であって、外観そのものも非常に観光として利用できるではないか。そういうことは、まだ具体的に行われていない、観光のところで議論できない、こういう認識で、私、終わらせていただいてよろしいでしょうか。
教育委員会で議論したほうがいいの。
○副委員長(上田宗久君)
産業振興部長。
○産業振興部長(東 弘久君)
これにつきましても、今も議論する場というのがですね、南庁舎の保存関係の予算のときといいますか、今回は上げさせていただいていないという現状がございます。
南庁舎につきましては、今現在、調査のほうをしております。サウンディング調査というのをやっておりまして、これの結果が出ましたら、またそれらを含めまして、皆様方と検討をさせていただきたいと、このように考えております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
観光政策というのがあって、それぞれ所管しているところは別であっても、きちっと観光政策がないというふうに今回のこの質問で受けとめさせていただいた。
しかし、旧上野庁舎でも最低限の電気代であるとか、そういうことも発生しているということで、ほかのどこかに入っているんだろうと思いますけれども、中の活用が決まらなかったら、あれを観光資源として次年度は、令和2年度はしないということを、補正で上がってくれば別なのでしょうけれども、そういうふうに雑に扱っているというふうなこと。雑に扱われて仕方ないと皆さん方思われているのか、あんなもん雑に扱うておけばええと思われているのかわかりませんけれども、そのように観光施策を受けとめさせていただきました。
後はまた、教育委員会のほうで議論させていただきます。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
百上委員。
○委員(百上真奈君)
321ページの商工振興経費についてお尋ねをいたします。
観光予算も大変たくさんの予算でとっていただいておりますが、一方、商工経費ついては、5,308万5,000円ということで、ちょっと大ざっぱな質問になるかもわかりませんけれども、一つは時代継承も含めて、さまざまな地元の商業者の振興を図るための施策をしていただいていると思うんですが、例えば商業後継者育成事業委託料が15万円であったり、あと融資がその下にはあるんですけども、次のページをめくっていただいて、地域振興活性化事業費補助金、こういったことは額は少ないんですが、その中身について教えていただきたいのと、その下にある企業創出・事業承継促進事業は、お店の改築費用の補助かなと思ったりするんですが、ちょっとそこを教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
商工労働課長。
○商工労働課長兼
営業本部事務局次長(中矢裕丈君)
失礼いたします。
今、お尋ねの商工振興経費の中の主には負担金補助及び交付金の部分かと思います。合わせて負担金であったり、補助金という制度がここに予算計上させていただいているもので13本ございます。それぞれ、今、委員言っていただいたように、大まかにはそういった事業になるかとは思うんですけど、ここに説明のほうをということでしたらさせていただきますけども、例えば、今、言っていただいた例で出ていた中で言いますと、後ろから2つ目の323ページの企業創出・事業承継促進事業費というのは、言っていただいたように、今年度から新たに始めました新たに起業される方とか、もう既に起業されている方の、何というか、バージョンアップするような事業に対して補助をさせていただいているものになります。あと、それぞれが何というんですかね、一定の負担金とか補助金ということで支援をさせていただいているようなものになります。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
大ざっぱな質問になって申しわけなかったんですけれども、一方でやっぱり廃業とか、技術の継承ができなくて、例えば表具屋さんがもうなくなっていくとか、壁塗り職人さんの跡継ぎがいないとか、そういった話をよく聞くわけですけども、それともう一個ね、時代継承とかが現実で起こっているということと、もう一つは消費税が引き上げになった後の経済動向を注視するということを国は言っています。そういった意味では、この来年度の状況も心配になるし、そこへ今回の新型コロナによる経済の影響もとても大きいということでは、現在もどうしているのか、今後、そういった地元の中小規模事業者を始めとする状況の調査ですね。来年度予算で特に消費税については、国のほうも経済の先行きについては、ちゃんと注視しなさいということを言っていますが、新たな予算として上がっている状況ではないと思うんです。
その調査とかね、実態をどういうふうに把握していくのかについて教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
商工労働課長。
○商工労働課長兼
営業本部事務局次長(中矢裕丈君)
失礼いたします。
今、説明をさせていただいています負担金補助及び交付金の中の一番上のメニューをごらんいただきますと、中小企業への相談業務の負担金ということで、こちらについては、商工会議所さんとか商工会さんのほうに相談業務を請け負っていただいている業務についての委託料ということで、いろんなさまざまな相談事に対して対応いただくというような部分になってまいります。
それから、今回の新型コロナの対策につきましても、同じように会議所さんとか商工会さんのほうに経営の相談窓口というのを既に設けていただきまして、この中でいろんな必要な支援ができるような制度についての案内というのを、そこのほうでもさせて、当然市のほうでもさせていただいていますけども、していただいているという状況でございます。
それから、質問の中にありましたように、後継者不足に悩まれているような業者の方、業種の方もたくさんお見えというようなことでございます。市の独自の制度としてなかったとしても、国・県の制度であるようなものもございますので、そちらについても同じようは相談業務の中で御案内をさせていただいていると。そんな状況です。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
はい、わかりました。
だから、これからですよね、影響のことは。確かに商工会とか商工会議所での相談があって、そこはやはり市と連携をしっかりしていかなきゃ施策が打てないと思うんですよね。なので、そういった連携をしっかりしていただきたいというふうに思います。
ありがとうございます。
それから、331ページのふるさとの森公園管理経費の中の次にページをめくっていただいて、ふるさとの森公園周辺公共施設官民連携推進業務委託料が上がっているんですけど、今年度は可能性調査ということでありました。ここについては、この地域をどういうふうにこれから生かしていけるかということでのことだと思うんですけども、可能性調査がどうだったのかということと、来年度の予算でさらに推進事業をしていくという、その事業の進捗状況、それから、この2つの調査の委託と事業推進の委託は同じ委託先なのか、それがどこなのか、教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
阿山支所振興課長。
○阿山支所振興課長(奥 幸子君)
阿山支所振興課です。奥でございます。よろしくお願いいたします。
昨年度の調査結果につきましては、昨年度は企業のほうに可能性のほうの調査を行いました結果、数社から可能性があるということで結果をいただきましたので、今年度、そういった会社のほうと改めてサウンディングを行いまして、契約に向けての事業を進めていきたいと考えております。
それと、委託先につきましては、次年度につきましては、再度、入札のほうをさせていただきたいと思っております。別の業者になる可能性があるということです。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
そうしたら、可能性調査についた業者と、また次、具体的に進めていくのはまた違うという可能性があるということなんですね。数社がそういう回答をしていただいたと。例えば、そういったことの結果報告みたいなっていうのはあるでしょうかね。それをもし議会に示していただけるようであったら、よろしくお願いしたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
阿山支所振興課長。
○阿山支所振興課長(奥 幸子君)
ありがとうございます。
結果のほうは報告が必要だと考えておりますが、この調査自体が2月28日までの調査であったために、結果報告が2月の末に提出がありました。その結果、議会さんのほうに報告が少しおくれておりますが、機会を持って説明させていただきたいと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
田中委員にお尋ねしますが、観光施設の委託料詳細は資料ですが口頭で示させていただいたらよろしいですか。
○委員(田中 覚君)
委員長、できたら資料でください。
○副委員長(上田宗久君)
資料で。後刻全議員に対して資料の提出をお願いいたします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
御質疑なしと認めます。
会議の途中ですが、休憩とします。再開は1時30分といたします。
以上でです。
(午後 0時20分 休憩)
―――――――――――――――
(午後 1時30分 再開)
○副委員長(上田宗久君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、市長から発言を求められていますので、これを許可します。
市長。
○市長(岡本 栄君)
再開冒頭でありますけれども、実は議会の本日の冒頭で申し上げればよかったんですが、直前までコロナウイルスに関する対策会議を開いておりましたので、改めましてこの時間を頂戴いたしまして、御報告を申し上げたいというふうに思います。
もう皆さん御存じかと思いますが、昨夜、この伊賀保健所管内でコロナウイルス陽性者が出たというようなことで、皆さん、伊賀管内というと、どこだろうというふうに御心配をされるかと思いますけれども、伊賀管内ということは、どこであれ私どもの生活圏の中にそういう事態が出てきたということでありますので、この際、改めて私たちが気をつけなければいけないということを少し申し述べさせていただきたいというふうに思います。
このコロナ肺炎というものは、たまたま道を歩いていて罹患するというようなタイプのものではございません。言われているように大勢が集まる場所、あるいは密閉した空間、あるいは近いところで会話を交わすというようなことが危険性を高めるということで、その3つが重なるところが一番危険なところでありますので、市民の皆さんを初め、自分の身を守ると、自分で守るという意味でも、そうした機会を避けていただくということ。それから、小まめに手洗いをする、そしてエチケットマスクというようなことを励行していただきたいなというふうに思いますとともに、そういう意味から、私ども公共施設の使用の暫時停止を行わせていただくことといたしましたし、イベント、催しの中止ということも、しばらく残念ではございますけれども、しのぐという意味でさせていただきました。
いずれにしましても、ここしばらくはみんなで危険を回避するということをしていきたいというふうに思いますので、特段の御理解を市民の皆さんにも、皆さん方にも頂戴をいたしたいというふうに思います。
余り神経質にならずに、しっかりと身を守るということをしていただきたいと思いますし、また、適宜情報は私のほうから正確にお伝えをしたいというふうに思います。くれぐれもデマに惑わされないようにしたいというふうに思います。
よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○副委員長(上田宗久君)
次に、予算に関する説明書第8款土木費、332ページから371ページについて御質疑ありませんか。
北森委員。
○委員(北森 徹君)
一点だけお願いします。
343ページの橋りょう維持費の中の橋梁塗膜補修事業の中のPCB含有調査業務委託料の1,200万なんですけども、昭和41年から49年度に建てられたのか、塗りかえられたペンキの中にあると聞いたんですけども、伊賀市の中でこの対象になるものって幾つぐらいあるのか教えていただけますか。
○副委員長(上田宗久君)
道路河川課長。
○道路河川課長(山本 学君)
道路河川課、山本です。よろしくお願いいたします。
今、委員お尋ねのPCB調査でございますが、伊賀市においては今年度から調査をさせていただいております。全体で108橋ございます。今年度につきましては、73橋の調査が済んでおります。令和2年度におきまして、あと残り35橋計画しているところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
北森委員。
○委員(北森 徹君)
ありがとうございます。
調査のほう、わかり次第、また教えていただければと思いますので、以上です。
○副委員長(上田宗久君)
近森委員。
○委員(近森正利君)
私から2点、質問させていただきます。
1つ目は予算書の341ページの茅町駅四十九新池線道路改良工事、これは市役所の前にあるラウンドアバウトの工事なんですけども、これ、いろんな方からいろんな意見をいただいています。本当にこれ安全なのかなということとか。実際に私も現実に見たのが逆行して入っていく車があったりとか、それだけを見てしまうと非常に危険なもので、なかなか、これ進めて大丈夫なのかなという気が今はしております。それを本当にこれから予算をつけて進めるんであれば、こうやって安全ですよというような話を一度聞きたいなと思いまして質問させていただきました。
一つは、土地も取得します、用地取得をします。それによって、ちょっと直径も大きくなるという話も聞いていますし、これはもともと海外で始まったもので、今回、三重県で初。ですけども、全国的には、もう長年、前からやっているという状況も私も少し調べてわかっていますので、今後、どんな大きさになって、大きさがここになることで安全面が上がるよとか、そういう話を聞かせていただきたいんですけども。よろしくお願いします。
○副委員長(上田宗久君)
企画管理課長。
○企画管理課長(松尾卓哉君)
企画管理課の松尾でございます。どうかよろしくお願いいたします。
1年前から三重県のほうから助成がございまして、庁舎の前でラウンドアバウトの仮設材での運用を行って、試行という形でやらせていただいて、8月からは伊賀市のほうに引き継いで仮設材での運用をしております。
そのような中でアンケート調査、あるいは試行の運用の調査の報告会というのを、実は10月に行われまして、その中でもいろいろ御意見もいただいたところです。その中では、この交差点については反対ではないんだがということですけども、なかなかまだ通行ルールがわからない、あるいはちょっとなれない、使いづらい、現在では中心がずれているということで、現況の交差点の中で運用させていただいていますので、将来的には中心を変えてやるんですが、こういうことで、ちょっと問題があるんじゃないかというようなことが指摘をされております。
しかしながら、この交差点は昨年度では全国では87カ所、もう既に運用されておりまして、その中に伊賀市も1カ所入っているというような状況でございます。どういう効果があるのかというところでございますけども、速度の低減効果が非常に高いということでございまして、十字の交差点のときには、大体平均すると50キロ以上の速度で交差点を通っている車が非常に多いというデータでは出ておるんですが、今の施行運用の中では20キロぐらいに落ちているということで、大体30キロぐらいの速度の低減効果があるというふうに考えておりまして、非常に重大事故のリスクが下がっているというふうに現在考えております。
いろんな意見も踏まえまして、私どものほうとしましては、きっちりした、最初27メートルの大きな直径の円の完成形のもので庁舎の前ということで、しっかり整備をさせていただきたいというふうに思っております。
その中でまだ問題があるのが、免許の更新時には教本による説明をいただいたり、あるいは8月にはケーブルテレビでも啓発もいただいたりということで、いろんな場面で警察さんと連携をさせていただいて、通行ルールの周知を図っていっておりますし、今後も進めていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○副委員長(上田宗久君)
近森委員。
○委員(近森正利君)
ありがとうございます。
私も最初そんな逆行なんかだけ見てしまったので、危険というイメージしかなかったんですけども、全国的な統計を見ていると、数字的にも安全面が少しあるのかなという感じは、今、しております。
もともとは県が始めた仕事を市にはっきり言ってまくられて、警察も信号よりもこっちやってほしいというのが本音やと思うんですけども、本当に安全面が確かやということを示していただいて、周知もしていただいて、予算がつけば進んでいくと思いますのでよろしくお願いいたします。
もう一点、お伺いします。
もう一つは、予算書の357ページのブロック塀の撤去費補助事業なんですけども、これも実際に市の職員さんが危険なブロック塀のあるお宅を回ってもらって、A4用紙の、財団ですかね、名前、市も電話番号が入った紙をポスティングをしてくれているのが現状みたいなんですね。在宅におられればお話をするという形になっているみたいなんですけど、実は紙だけ入れられてしまうと、これ本当に正しいものなのかどうなのかという、詐欺なのかという気もしたりして、そこがちょっと不安に思っておられるんですよ。その状況、どういうふうに回っておられますか。
○副委員長(上田宗久君)
建設部次長。
○建設部次長[都市計画、建築、住宅担当]兼都市計画課長事務取扱(辻村武臣君)
建設部次長の辻村でございます。
ブロック塀の啓発活動については、私のほうからお答えをさせていただきます。
平成30年6月に発生しました大阪府北部地震において、ブロック塀の倒壊が起こったと。こういうことを機に、現在、伊賀建設事務所と伊賀市の都市計画課建築指導審査係の職員が30年9月から安全対策の啓発を行っておることでございます。
委員御指摘のとおり、それぞれブロック塀をお持ちの家にお邪魔をいたしまして、特に学校の周辺の地域を重点的に回らせていただいて、不在の家につきましてはポスティングをさせていただく、それから在宅の家については、一度自分の家のブロック塀を点検いただくようにお願いをしておるところでございます。その結果、本年の令和2年2月末で1,773戸の住宅に対して啓発を行ってきたところでございます。
ただ、今、議員御指摘のとおりポスティングされて、これが詐欺なのかとか、そういういろんな御心配が当然あると思いますけども、ポスティングの紙には問い合わせ先として、伊賀建設事務所の建築開発室と当市の建設部都市計画課を明記してポスティングさせていただいておりますので、不明な点については、こちらのほうへお問い合わせいただくということになっておりますので、その点、そういうことで御理解をいただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
近森委員。
○委員(近森正利君)
できれば名刺をつけてもらったら安心かなと、そこは思います。
今ありあましたように1,773戸訪問していただいて、これが全て危険というわけではないですけど、これから民間の会社に検査をお願いして、個人がお願いして、それから危険であれば改修という形になっていくと思うんですけども、今回の予算が150万円ということで、多分3件分なのかなと思うんですけども、実際に1,773戸回ってもらっているのもすごいことですけども、実際、子供たちの通学路とか避難経路になっているということで、本当にしっかり、本当はやってもらわなきゃならないところで、国の方向性でやっている事業なんですけども、もう少しスピードアップしてやっていくことはできないんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
住宅課長。
○住宅課長(松永知大君)
住宅課の松永でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
ブロック塀の撤去補助の関係でございますが、危険な箇所につきまして、都市計画職員及び県の職員が回って、ここは危険でありますよということで、所有者の方にブロック塀の撤去を依頼しているということで、こちらにつきましては、窓口ということでさせていただいておりまして、実は本年度におきましても、現在のところ24件が申請ございまして、交付決定は23件させていただいているところでございます。
現時点におきましては、補助金といたしまして、約130万円ということでございます。来年度も引き続き、補助のほうにつきましてはさせていただく予定ということで上げさせていただいております。
よろしくお願いいたします。
○副委員長(上田宗久君)
近森委員。
○委員(近森正利君)
ありがとうございます。
件数としては、もう少し多いということですね。
ただ、これ実際にどんな話でいってくれているかと思うんですけども、件数としては、物すごい多いですよね。ということは、本当はもう少し住民の方に理解してもらって、もっとスピードアップして進めるべきやと思うんですけども、なかなか、別に法律的なしばりがあるわけではなかったりするので、まあいいかなと思ってしまう部分が多いと思うんですよね。注意ぐらいかなと。じゃなくて、これが倒れたときには、本当に子供たちも危険ですし、災害時は非常に危ないということをしっかり訴えてもらって、その上でしっかり納得してもらって、じゃあやろうという思いになってもらえるような指導をまたよろしくお願いします。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
嶋岡委員。
○委員(嶋岡壯吉君)
345ページの交通安全施設維持修繕費用ですけれども、昨年、県のほうで白線をたくさん引いていただきました。市のほうの市道のほうにつきましては、まだ引いていただいていないし、非常に消えているところも多ございます。それも含まれていると思いますので、この1,478万5,000円、この内訳を教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
道路河川課長。
○道路河川課長(山本 学君)
ただいま交通安全の内訳ということで御質問いただきました。
まず1番目、需用費としまして930万4,000円を計上させていただいております。これにつきましては、消耗品といたしまして、三角コーン、またバリケード等の費用でございます。12万円でございます。修繕料といたしまして、918万4,000円を計上させていただいております。防護柵、また道路反射鏡、道路照明、また区画線等の修繕料で918万4,000円を計上させていただいております。
その次に工事費でございます。539万3,000円。この内訳につきましても、同じく、これにつきましては工事として発注させていただきます防護柵、また道路反射鏡、区画線等の工事でございます。
あと原材料費として8万8,000円。カーブミラー等の材料を計上させていただいております。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
嶋岡委員。
○委員(嶋岡壯吉君)
ということは、白線が入っていないということですよね。白線は、じゃあどこに入っているんかお教え願いたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
道路河川課長。
○道路河川課長(山本 学君)
申しわけございません。白線という部分は区画線の工事、また修繕に入っております。
○副委員長(上田宗久君)
嶋岡委員。
○委員(嶋岡壯吉君)
その予算と、それから大体来年度やる距離を教えてほしいんですが。
○副委員長(上田宗久君)
道路河川課長。
○道路河川課長(山本 学君)
申しわけございません。距離につきましては、一応予算をとらせていただいた中で、まず幹線道路をさせていただくと。それから生活道路等を計画しておりまして、延長につきましては、今ちょっと資料ございませんけど、予算につきましては、これぐらいを見させていただいて、少しでも危険な場所を早くさせていただくように努めさせていただきます。
○副委員長(上田宗久君)
嶋岡委員。
○委員(嶋岡壯吉君)
ありがとうございます。
夕方、非常に見にくいという話もございますので、できるだけ急いでお願いしたいと思います。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
349ページの準用河川改修工事事業で、めくっていただいて351ページに土砂浚渫等工事費800万円、あと河川改修ということで464万がありますが、この来年度の内訳お願いします。
○副委員長(上田宗久君)
道路河川課長。
○道路河川課長(山本 学君)
ただいま御質問いただきました土砂のしゅんせつでございます。来年度の予算につきましては、3件のしゅんせつを計画しております。
来年度から、また国のほうから起債等の事業も出るということを聞かせていただいておりますもので、その辺も含めまして、来年の補正等でも上げさせていただいて、少しでも多くとらせていただけるように計画をしたいと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
よろしいですか。
○委員(百上真奈君)
改修、河川等の。
○道路河川課長(山本 学君)
河川の改修工事につきましては、1件を計画しております。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
課長のおっしゃるとおりなんですけど、国は総務省が特に緊急浚渫推進事業ということで、来年度が900億円、5年間で4,900億円という莫大な予算をつけてくれて、市が単独で河川のしゅんせつをできるようにするわけですよね。なので、これやっぱり各自治体もこの補助金の取り合いじゃないですけども、申請を随分するんじゃないかなと思っているんです。
やっぱり、今、雨の降り方も大変大きくなってきている中で、一番身近な河川とか、用水路もしゅんせつできると聞いています。
やはり地域からの要望も出ているんじゃないかなと思いますが、これ県のつくる優先順位リストに入れてもらう必要があるんじゃないかなと思うんですが、その手続等をね、私、わからないんですけども、そういうことを聞いています。例えばこの改修箇所が必要だという調査とか、もしくは実施計画みたいなものが、このしゅんせつに関してはあるんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
道路河川課長。
○道路河川課長(山本 学君)
計画についてでございますが、先ほど言わせていただいたとおり、来年度の当初予算につきましては、かなり少額でございますけども、今、伊賀市におきまして22河川要望をいただいております。総額1億円ぐらいかかると計画をさせていただいておりまして、先ほど、委員言っていただいた緊急浚渫推進事業債というのが来年度からされるということで、充当率100%の交付税措置が70%あるという事業を活用させていただいて、当市においても、今年度につきましては、実績でオーケーということも聞かせていただいております。来年度以降、5年計画を立てさせていただいて、事業を進めていきたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
ありがとうございました。
そんなふうにして、ぜひしっかりとやっていただきますようにお願いします。
それから、369ページの住宅維持管理経費の中の一つは住宅施策検討委員会委員報酬が27万、そして下から7行目に住宅施策検討業務委託料が200万円というふうに上がっていますが、前年度にない新たな予算だと思うんですが教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
住宅課長。
○住宅課長(松永知大君)
失礼いたします。
伊賀市の市営住宅でございますが、昭和30年代から40年代にかけまして建設されたものが多く老朽化が進んでおります。
平成30年度から伊賀市公営住宅等長寿命化計画の見直しを行ったところでございますが、財政負担増大など維持管理について、さまざまな課題が見えてきたところでもございます。
住宅セーフティーネットとして、福祉施策の一環を担う意味も持っているため、居住支援を要する人に配慮をし、民間賃貸住宅や空き家の活用などを含めた課題解決に向けた新しい施策について検討し、今後の住宅施策の方向性を定めたいというふうに考えており、来年度におきましては、まず最初に庁内検討委員会で市の方針を決め、その後1年ほどかけまして、あり方検討委員会のほうを設立し、もんでいただきたいというふうに考えております。
27万円につきましては、その検討委員会の委員報酬ということで、1人6,000円を3回会議を開催する予定でおりますので、27万円を計上させていただいてございます。
また、委託料につきましては、2年度と3年度のまたがりますけれども、500万円の委託料のうち、前払いを希望された場合は40%支払うということで、200万円を計上させていただいたところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
公営住宅の果たす役割というのはとても大事で、今、おっしゃったようにセーフティーネットという意味も含めて、福祉分野の活用はもともと伊賀市がつくっている計画、今回、長寿命化計画も新たになりましたけども、福祉計画のほうでも住宅施策ってとても大事だということで上がっていると思うんです。
ですので、今、お話を聞くと、まずは庁内で、つまりそれから横串刺して、いろんな関係部署で一緒になって検討するということをお聞きしました。500万の検討業務委託、これ、委託先というのは、どんなふうにして決まっていくんですかね。
○副委員長(上田宗久君)
住宅課長。
○住宅課長(松永知大君)
委託先につきましては、まだ、どこかというふうなことについては決まっておりません。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
どちらにしても、そういった知見をしっかり持ったところに委託できるように、ちゃんと手続はやってほしいなというふうに思います。
わかりました。どういう中身になるかは、期待とともに注視もしていきたいと思います。
ありがとうございます。
○副委員長(上田宗久君)
安本委員。
○委員(安本美栄子君)
一点だけお伺いをいたします。
366ページ、367ページ、都市計画費の中で、公園施設更新事業ということで、1,765万7,000円というのが計上されております。上野公園のバリアフリーの工事でございますが、随分と長い懸案事項であって、やっとバリアフリーになるのかなという思いあるですけれども、この工事の概要について御説明をいただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
建設部次長。
○建設部次長[都市計画、建築、住宅担当]兼都市計画課長事務取扱(辻村武臣君)
都市計画課の辻村でございます。
上野公園のバリアフリー化の工事でございますが、昨年の産業建設常任委員会のほうでも、その概要をお示しをさせていただいておりますが、上野公園内の園路につきまして舗装をするなり、階段につきましては手すり等の整備をするなりという考え方を一定持っております。その基本的な考え方に基づきまして、令和2年度につきましては、調査と測量設計ですね、これを発注をして、文化庁等との協議を行った上で、その加工というか、そこの工事を行うための許可をとるようなことをしていきたいと考えています。
○副委員長(上田宗久君)
安本委員。
○委員(安本美栄子君)
園路ということの説明でございますけども、具体的にどことどこ。例えば東側には駐車場があって、中に入っていく道がありますよね。あそこ全部砂利道なんですよね。車椅子通れないんですよね。一方、西側を見たときに、西小と上高の間、お城のほうからおりてきてトイレを越えると、真ん中にコンクリの通路があるんですけれども、ちょっとそれを越えますと、短い間ですけれども、石畳になっています。それも中に入って使えない状況がずっと続いてきたんですよね。
だから、そういうふうなお客さんや市民の皆さん方の声を聞いて、そしてそこも今回のバリアフリーの工事化に該当しているのか否かということを確認したいんですよ。園路というだけの答えでは、ちょっと理解できかねますので、もう少し詳しくお願いできますか。
○副委員長(上田宗久君)
建設部次長。
○建設部次長[都市計画、建築、住宅担当]兼都市計画課長事務取扱(辻村武臣君)
済みません。大変抽象的な言い方で申しわけございませんでした。
上野公園の観光案内所のところから、上野公園の忍者屋敷の手前の販売所がございますが、そのあたりまで約130メートルございますが、ここの坂道について舗装をしたいと思っております。
それから、忍者屋敷から俳聖殿に向かうところの通路がございますが、ここにつきましても一部、約16メートルほどですが、園路の舗装をさせていただきたい。
それから、上野高校と小学校の間の坂道から上野城へ上がる坂道がございますが、ここについても、現在かなりでこぼこの坂道になっておりまして、真ん中の部分だけがつるっとした通路になっておるんですが、この部分についても手を加えて、もっと何というんですか、行き来しやすい状況にしたいというふうに思っております。
あと、それぞれ階段が上野のお城のほうに上がっていく階段が2カ所ありますが、これの階段の手すり等を検討をしておるところと、それから偲翁舎ですか、これに入るところが段差ができておりますので、そこについてスロープをつけるようなことを現時点では考えておりますが、もっとほかにも必要な部分が出てくるかもわかりませんので、調査設計を行った上で十分検討したいと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
安本委員。
○委員(安本美栄子君)
ありがとうございます。
完成は年度内ですか。
○副委員長(上田宗久君)
建設部次長。
○建設部次長[都市計画、建築、住宅担当]兼都市計画課長事務取扱(辻村武臣君)
令和2年については、調査と設計ということで、その調査設計ができ上がった後に文化庁との協議をして許可をいただくと。その後、工事になりますので、実際工事にかかるのは、令和3年から4年になってくるかなというふうに、今、思っております。
○副委員長(上田宗久君)
安本委員。
○委員(安本美栄子君)
わかりました。令和2年の芭蕉祭には間に合わないねということですね。
いずれにいたしましても、できるだけ遅滞することなく早急に着工していただきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
目で2番目、346ページ。直轄河川の河川改修なんですが、これって直轄の裏負担と思っていいのかなというのが一点。
2点目。これも下水の話になるのか、都市計画費の3番の下水道整備。
同じく4番の360ページ、362ページなんですが、都市下水路費、ここの部分なんです。下水道整備費が約1割、5,000万円弱予算が下がっている、前年度に比べて。都市下水路も約半分になっている。これの根拠をお示しください。
この3点です。
○副委員長(上田宗久君)
企画管理課長。
○企画管理課長(松尾卓哉君)
企画管理課、松尾でございます。よろしくお願いします。
直轄河川の改修事業でございます。これの委託料でございますけれども、設計業務委託料1,112万9,000円でございます。これは大戸川、小田の排水機場の排水ポンプの施設の設計業務を来年度しようというふうに考えております。この施設につきましては、非常に老朽化が進んでおりまして、昭和50年にできた施設でございまして、大きなポンプがございますんですが、オーバーホールをしながら、今日までもたせてきたんでございますが、なかなか部品もなくなってきて、オーバーホールもできない状態になってきましたので、平成28年には、一部新しい排水ポンプをつけてはございますけども、それでは容量を満たしてございませんので、新たにその施設を改修して、ポンプを設置したいという設計業務を今年度、次年度、行いたいというふうに考えてございます。
○副委員長(上田宗久君)
下水道課長。
○下水道工務課長(森中 徹君)
下水道課の森中です。どうぞよろしくお願いいたします。
ただいま御質問のありました下水道等整備事業の事業費が少なくなっているという御質問なんですけども、昨年度も野間下排水路の整備を行わせていただきました。来年度につきましては、250メーターの管路工事費を予定しております。今後、残延長といたしまして300メーター残っておりまして、4,000万円の事業費となっております。部分的に工事をやっています関係上、来年度の予算につきましては、少なくなったという状況となっております。
以上でございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
答弁漏れの緑ヶ丘の都市下水路、これが約半分になっているのは。
○下水道工務課長(森中 徹君)
失礼いたしました。
都市下水路のほうにおきましては、おととしにうちとこの都市下水路のはけ口のほうの右岸側のほうで、護岸の陥没が起こりました。護岸の陥没が起こった原因といたしまして、都市下水路のはけ口が原因ということで、県のほうに言われております。そっちのほうの工事を今年度させていただいて、事業費が膨らんでいたんですけども、工事が終わりましたので、今までと同じような通常というふうに戻っていただいている関係上、予算が減額となっております。
以上でございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
この緑ヶ丘の処理場から久米川が汚くなってくるちゅうことは、前にも何度か指摘させていただきました。どんどんどんどん汚くなってくる。そこから上流は比較的きれいな、いや、随分きれいなんですけれども、そういう意味では、はけ口の陥没の土木工事もさることながらですけれども、ここの浄化施設そのものの維持メンテナンスちゅうのか、強靭化と言ったらいいのか、更新工事と言ったらいいのか、そういうところには着目はされていないんですか。
○副委員長(上田宗久君)
下水道課長
○下水道工務課長(森中 徹君)
ただいまの御質問でございますけども、昨年度に一部機械の更新等をさせていただいております。
今現在、機械を大きな壊れたというところはございません。昨年度、機械の一部を更新をさせていただきまして、こちらのほうの予算でいいましたら、汚泥処分委託費、今までは200トンほど計上させていただいていたんですけども、来年度から160トンということで下がさせていただいておる状況となっております。
水質におきましても、昨年度工事をさせていただいて、今現在は水質は保たれている状況となっております。
以上でございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
具体的に水質は、どこまで維持されているんだろう。
○副委員長(上田宗久君)
下水道課長。
○下水道工務課長(森中 徹君)
水質につきましては、ちょっとただいま数値を持っておりませんけども、一応法定の基準値を下回っている状況となっております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
ここから始まって、芝床橋かな、三重県の河川でワースト2の水質の悪化。一つの大きな要因は、この緑ヶ丘の処理場。じゃあ処理場から出てくる排水口は、一定の水質は保っているとおっしゃるけれども、その水質のかつかついっているのか、随分きれいなのか、このあたりはどうなんです。
○副委員長(上田宗久君)
下水道課長。
○下水道工務課長(森中 徹君)
水質につきましては、先ほども申しましたように、今、数値を持っていないので、ちょっとうろ覚えの状態で御回答させていただきますけども、農業集落排水と公共下水道のような感じで、極端にきれいという状況ではございません。ある一定の数値を保っているという状況となっております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
先ほども申し上げました。今回のこの予算は大きく5つ、5本柱があって、環境を守るということもひとつうたっていただいてある。したがって、幾度となく指摘を申し上げているわけですから、公共下水や農集排以上の水質を保っていますよ、いや、力を入れてますよということで、土木工事が終わったから、その分が予算が減ったということじゃなくて、ここに力を入れることによって、水質が保たれ、環境が保たれ、上流の責任を果たせるんじゃないの。政策としていかがですか。こんなんでいいの。
○副委員長(上田宗久君)
下水道課長。
○下水道工務課長(森中 徹君)
水質につきましては、まことに申しわけございません、今、データを持っておりませんので、後刻一応調べさせていただいて御報告をさせていただきたいというふうに考えております。
今、御指摘のありましたように、政策的に工事が終わったから、そのまま運転したのがいいのかというお話でございますけども、水質については、やはりそれなりのきっちりとした数値を出さないけないというふうに考えておりますので、必要に応じまして、今後、また予算等の措置をさせていただきたいというふうに考えております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
一旦、ここで終わっておきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
赤堀委員。
○委員(赤堀久実君)
済みません、一点だけ。
367ページの公園施設更新事業の中で、工事請負費公園施設補修工事費が638万5,000円上がっています。この内容を教えていただけますか。
○副委員長(上田宗久君)
建設部次長。
○建設部次長[都市計画、建築、住宅担当]兼都市計画課長事務取扱(辻村武臣君)
これは上野南公園の給水施設の改修工事が約190万円、それから、しらさぎ運動公園の広場の棚ですね、これの撤去並びに周辺の整備が71万円。それから国体リハーサル大会に伴う上野運動公園の園路の改修工事で合計638万5,000円となってございます。
○委員(赤堀久実君)
ありがとうございました。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
一点だけお聞きします。
361ページの中心市街地活性化事業のライトアップ実施委員会委託料300万円についてお聞きします。
これ、お盆のころにやっているものだと思うんですけれども、この内容、もう数年、何となく同じような感じが続いているんですが、全く同じ金額で。ことしの内容をお願いします、来年度の。
○副委員長(上田宗久君)
中心市街地推進課長。
○中心市街地推進課長(堀川敬二君)
中心市街地推進課でございます。
ライトアップの委託料の内容について御質問いただきました。予算につきましては、昨年度までは350万円でございまして、今年度から50万円縮減をさせていただいております。
内容につきましては、これから実施委員会を開催しまして、内容について検討していく予定でございますけれども、これまで基本的なコンセプト、お城の周りでライトアップをして、お盆の時期に地域の魅力を発信していく、そういうことで情報発信も含んでいるところでございますが、内容につきましては、ちょっとずつ変えていってございます。昨年度につきましては、地域の方に御協力もいただきまして、だんじり会館の中で、初めて入らせていただいて、おはやしをだんじりの前で地域の方に御披露いただいたということでございます。
毎年新しい仕掛けをしていかないと、なかなか人に来ていただくことはできないという共通認識をこの実施委員会で確認しながら進めておりますので、ことしもやはり昨年と違うような形で進めさせていただきたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
なぜ聞くかというと、同じころに伊賀市市民花火大会というのがあって、いつも花火大会のほうは補助金もゼロで本当に皆さんが頑張っていて、なのにライトアップのほうは、毎年市のお金が300万円や350万円払っているという。一緒にタイアップというようなことは考えられないですか。
○副委員長(上田宗久君)
中心市街地推進課長。
○中心市街地推進課長(堀川敬二君)
時期についてもいろいろ同じような時期に夏のにぎわいフェスタというようなものもございますし、一緒にできないかということについても、これまで検討してまいりました。なかなか同じ時期にある程度大きな事業が重なっていくということについては、実施するほうもかなりの負担になりますし、また、来ていただける方につきましても、余り同じ日に分散してしまうと、なかなかお越しいただきにくいということもございますので、分散をして、どの日にも何かのイベントをしているというような状況をつくり出そうということで、別の日に開催をさせていただいておるところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
御質疑なしと認めます。
次に、予算に関する説明書、第9款消防費、370ページから381ページについて御質疑ありませんか。
百上委員。
○委員(百上真奈君)
377ページの消防団本部管理経費に関することかなと思って質問させていただくわけですけれども、消防団の資機材なんですけど、その点検とか、ちゃんと充足しているのかとか、更新とか、そういったことについては、この予算でどこにあるんでしょうかというのが、逆に質問させていただくのと、例えばその計画とか、そういったことはどういうふうにされているのか教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
消防救急課長。
○消防救急課長(林 浩己君)
消防救急の林です。失礼します。
今の消防団の資機材の点検のことですけども、平成30年に条例改正するまでは、ポンプ庫点検というのを各分団でやっていただきまして、そのやっていただいた実施に応じて支払いをしていたんですけども、条例改正をしまして、ポンプの責任者と車両の責任者ということで、内容を変えさせていただきまして、昨年から支払いをさせていただいております。
変わらずポンプの点検等は報告をいただいて、点検を実施していただいております。
以上でございます。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
ごめんなさい。質問がちょっとちゃんと私ができていなくて申しわけなかったんですけども、消防団の所有している資機材がきちっと数とか必要なものが充足されているのかについての点検を消防本部としてされているのかということとか、あと更新ですね、老朽化しているから更新せんとあかんとか、そういったことについての計画など。それから、来年度予算でそういった資機材の整備事業などが予算として上がっているのかということをお聞きしたかったんです。済みません。
○副委員長(上田宗久君)
消防救急課長。
○消防救急課長(林 浩己君)
わかりました。
資機材の計画のほうなんですけども、いろんな消防団の方からの御意見をいただきながら、うちの本部としましても優先順位をつけて、今、計画をしておるんですけども、以前からずっと出ておりますのが、例えば台風のときなんかで着用すべきかっぱなんですけども、団員さんの方が1,000名を超えますので、実は先日も調査をしまして、あと500ぐらい必要やということで、来年度の予算のほうには200着というふうに考えさせていただいております。
それと以前から御指摘いただいているようなチェーンソーの保護具なんかも、すぐには数は無理なんですけども、少数で計画を立てて上げていきたいなと考えておりますし、そのほかもろもろ、車両とか、ポンプ庫、もしくはポンプですね、消防団の小さなポンプも順次計画を追って更新をしている次第でございます。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
わかりました。
なぜかというと、国のほうが市が実施する消防団の活動用資機材の整備に係る消防団救助能力向上資機材緊急整備事業というのを引き続き特別交付税措置するというふうに言っていますので、そういったことでしっかりと手当をしていただけたらということなんです。交付税措置するということなので、財源をちゃんと整えるの大変かもわかりませんけども、そこら辺をしっかりとやっていただきたいということで質問させていただきました。
ありがとうございます。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
御質疑なしと認めます。
当局説明員入れかえのため、暫時休憩します。
(午後 2時18分 休憩)
―――――――――――――――
(午後 2時20分 再開)
○副委員長(上田宗久君)
休憩前に引き続き会議を再開します。
次に、予算に関する説明書、第10款教育費、380ページから461ページについて御質疑ありませんか。
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
3点ほどお聞かせいただきます。
まず、予算書の413ページ、施設整備事業の工事請負費、中学校施設改修工事費ですね。これは説明によりますと、緑ヶ丘中学の校舎と、それから崇広中学校の体育館ということで御説明をいただいておりますが、3億721万2,000円、これの崇広が幾ら、緑ヶ丘が幾らということを教えていただけますか。
○副委員長(上田宗久君)
教育総務課長。
○教育総務課長(中 映人君)
失礼いたします。教育総務課の中と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
今質問の緑ヶ丘中学校の工事費でございます。緑ヶ丘中学校につきましては、設計業務委託が541万6,000円。そして改修工事のほうが、大規模改造工事といたしまして、1億3,058万1,000円。
それから、崇広中学校の屋内運動場の大規模改造工事につきましては、管理業務委託が310万円、工事費につきましては、1億3,541万円。
以上でございます。
○副委員長(上田宗久君)
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
ありがとうございます。緑ヶ丘が1億3,000万、崇広が1億3,500万ですか、よう似てるんですけどね。
まず、緑ヶ丘なんですけれども、これ同僚議員の一般質問でもございましたが、これは当然トイレの改修と、あと雨漏り等もあるらしいんですけど、そこら辺の内容を、まず緑ヶ丘の部分を教えていただけますか。
○副委員長(上田宗久君)
教育総務課長。
○教育総務課長(中 映人君)
失礼いたします。
まず、緑ヶ丘中学校の工事の内容でございます。主なものにつきましては、外壁のベランダの部分撤去、あとトイレの衛生器具の改修、あとは屋根の防水改修、あとは内装の改修と、そのあたりを予定してございます。
○副委員長(上田宗久君)
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
それから、崇広中学校の体育館ですけど、これはライト、照明と屋根については既に済んでおるということで、何らかの都合で数年おくれたということなんですけれど、あとどの程度やっていただくかどうかを教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
教育総務課長。
○教育総務課長(中 映人君)
失礼いたします。
崇広中学校の屋内運動場大規模改装工事の内容でございます。主に床の工事をいたします。それと外装の改修工事、あと内部改修工事、あとトイレを全面改修工事、あと放送設備、あと外構工事を予定してございます。
○副委員長(上田宗久君)
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
これ、工期というか、大体普通、学校のことですから、夏休みを集中にということなんでしょうけど、まず緑ヶ丘はいつからいつまで、大体工期ですね。そして、崇広はいつごろをお考えかどうか教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
教育総務課長。
○教育総務課長(中 映人君)
失礼いたします。
崇広中学校の工事でございます。本年度、設計業務を来年度10月をめどに実施完成させる予定でございます。
それから、入札期間。総合評価方式などを考えられますので、それから1カ月後に入札を実施いたしまして、次の年のおおむね令和3年の夏休みを工事期間といたしまして、その後、秋に終了する予定で、そういう計画でございます。
なお、崇広中学校の屋内運動場でございますけれども、こちらのほうは国の補正予算の前倒し事業といたしまして、補正予算のほうで一旦おりまして、早急に入札のほうを実施いたしまして、こちらのほうにつきましては主に来年度の夏休みに実施いたしまして、工事のほうを計画してございます。
以上でございます。
○副委員長(上田宗久君)
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
緑はどうでした、緑はいつでした。
お願いします。
○教育総務課長(中 映人君)
緑ヶ丘中学校につきましては、令和3年の夏休みを中心に考えてございます。ただし、急ぐことですので、子供たちがいる間でもできることはやっていきたいと、こう考えております。
○副委員長(上田宗久君)
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
特に緑ヶ丘については、トイレが非常に老朽化というかね、そんな中でね、それが来年の夏って、令和3年になろうかと思いますけど、これね、早急にやっぱりするべきなんですよね。
それと崇広中学校もそうなんですね。本来はもうできているんですよ。それがトップダウンか何か知りませんけど、どっかの小学校を直すのに足踏みをしたんですよ。ですから、先ほども設計業務、五百何万の余分な税金が要っているんですよ。そうですね、これは十分御承知やと思いますけれど。そういうことで、ぜひ早急にこれお願いせんとね、待ってるんですよね、子供がね。そういうことでお願いしたい。
それから、2つ目お願いします。
2つ目ね、スクールバスの関係なんです。403ページ、それともう一つ409ですね。小学校と中学校と分かれていますので。
403の委託料、運行業務委託料1,183万4,000円。それからもう一つが409ですね。スクールバス運転管理、これの委託料9,123万。これ約2億少し、年間要るわけですね、そうですね。
それで、前にお聞きしたんですけれども、いろんな校区再編等もあってね、統合もあってです、いろんな問題があるんですね。これ前にお聞きしたときに、国の基準である中学校は5キロ未満、小学生は3キロ未満ということで、これ合併当時にもともと保護者が負担しておった部分を実際無料になったことで、保護者から見れば非常にありがたいことなんですね。しかしながら、伊賀鉄道を利用している生徒については、7割を負担しているんですね、保護者が。ということで、前に何かこう非常に負担が多いということから、見直し、基準どおりに、今後その基準内であれば有料、つまり自己負担をしてもらうというようなこともあったと思うんですけど、その辺の考え方、今現在どのように思われているかお聞きしたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
教育総務課長。
○教育総務課長(中 映人君)
済みません、今、委員おっしゃいました崇広中学校の伊賀鉄道の件等でございます。
実際、小学校3キロ、中学校5キロという形で補助の設定のほうはさせていただいているんですけども、今後、全体を見まして、その点も十分に検討していきたいと、このように思います。
○副委員長(上田宗久君)
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
当然、税金を使うということは、非常にね、そうやって自己負担も必要や、受益者負担というのがあるわけですけれども、そうして同じ中学生でも、そうやって不公平というか、不公平感があるんですよね。例えば新居におきましても、西山、岩倉、西高倉はスクールバスですから無料なんです、今現在。東高倉の子は伊賀鉄道ですから、7割の有料なんですよね、有料というか自己負担なんですね。そういう不公平感があるわけなんですよ。事情はともかくも、きちっとせんとね。だから私の本音からいえば、全部無料にしたらいいんですよ。子供は宝と言うんやったら全部無料にして、義務教育ですから。そんな考え方もあるわけです。そうしたら教育委員会さんも地元協議でああやこうや言われるよりましなんです。無料にするって言ったらみんなオーケーですよ。反対する人は一人もいないと思うんですよ。ぜひひとつお願いしたい。
それから、もう一点、最後ですけれども、予算書の401ページ。一般管理運営経費の中の消耗品費1,945万9,000円ですね。それから408ページの中学校費の中の一般運営管理経費、消耗品1,076万6,000円ですね。これね、各学校の寄せ集めというか、消耗品費やと思うんですけど、ここに社会体育振興のための予算措置、されておられるのかどうか教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
教育総務課長。
○教育総務課長(中 映人君)
ここの消耗品につきましては、学校配当予算という形になっておりますので、社会体育につきましては、一般管理ですので含まれていない。
○副委員長(上田宗久君)
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
課長さんね、多分認識不足やと思いますけれどね、もともと旧上野市時代、さらには合併当時、社会体育振興のためには消耗品として、物品でね、物で支給されていたんですよ、各学校に対して。しかしながら、それを今申し上げた一般管理運営経費に含まれるということで、やられているはずなんですよ。
そうしたら、私も一般質問でスポーツ振興施策についてお尋ねしました。そのお金、社会体育振興のためのお金は、どこについておるんですか。教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
教育総務課長。
○教育総務課長(中 映人君)
失礼いたしました。先ほど、私、学校配当とか言って社会体育については含まれていないという答弁でしたが、ちょっと訂正させていただきます。
学校配当で、小学校といたしまして来年20校、1校につき2万6,950円という形で配当の予算を計上しております。
○副委員長(上田宗久君)
生中委員。
○委員(生中正嗣君)
ありがとう。そういうことなんですね。
つまり、学校の各学校に配当されている消耗品の中に社会体育振興の消耗品、いろんなものがありますけれども、そこに含まれているっていうことは、これも当然、昔からあるんですね。今、言われました二万六千何ぼですかね、約2万7,000円、含まれているんですね。これ、年間なんです、年間。1カ月じゃないんですよね。本当にわずかなんです。これ全部足してもね、これ伊賀市中足しても、何ぼですか、70万ぐらいじゃないですか。そういうことなんですね。だから、何遍も言うようだけども、都市宣言をしながらですよ、だからこれ教育委員会、本当はないんですよね、ただ、本来は別々、社会体育振興のスポーツ振興が本来予算を持つべきなんですよ。そうせんとわからないんです。これ、恐らく学校の先生方も知らんと思うんですよ。今、課長さんも最初に聞いたときにはわからんかって、訂正されましたけどね。そういう言うたら、せっかく2万7,000円でさえ出しているのに、認識をされない予算づけというのは、私は間違いやと思うんですよね。たとえ1,000円でも500円でも、例えばスポーツ振興のためにはスポーツ振興で出しているということをやるべきなんですよ。そうですね。
さっきの体育館の話もそうです。戻りますけれど、大規模改修ってね、前に私お聞きしたとき、大規模改修っていうのは骨組みだけにして、あとは全部直すんやということやったんですよ。これに小学校、課長は御存じかどうか知りません。あのね、いまだにね、もう体育館、確かに見てくれはようなりました。これは、ようなりました。明るくなりました。隠れているところね、いまだに敗れた壁あるの知ってます。これもう既に検査終わっているんですよ。それが実態なんです。
ですから、新居小学校も内装を変えるんや、外装を変えるんや、要は色を塗っただけです。崇広中学校、恐らくそうなるんではないかと私は思いますけど、そういうことでね、私は生きた税金の使い道ではないと思います。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
百上委員。
○委員(百上真奈君)
391ページ、もっと前から続く児童生徒指導経費の中で、まず一つは393ページの外国人児童生徒支援事業です。事業推進報償費が350万円、多言語対応業務委託料が60万1,000円、この中身を教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
学校教育課長。
○学校教育課長(林崎 勉君)
失礼します。学校教育課、林崎です。よろしくお願いいたします。
今、御質問いただきましたまず多言語の業務委託料について、60万1,000円ですけれども、これにつきましては、電話通訳システムの委託料、これにつきましては次年度から導入を検討しているソフトによる通訳の補助システムといいますか、補助の器具の購入予定を検討をしております。
もう一点、さきに御質問いただいたのをもう一度確認させていただいてよろしいですか。申しわけありません。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
同じところにある事業推進報償費、この支援事業に係ってのどういうものですかということです。
○学校教育課長(林崎 勉君)
報償費全体ということで御理解させていただいてよろしいでしょうか。
これにつきましては、主に就学を支援する外国人児童生徒受け入れ促進ということで、運営協議会というものを立ち上げてございます。この運営協議会は学校関係者、それから市の教育行政の関係者、それからNPO法人であったりとか、そういった関係者の方々に御参加をいただいて、子供たちの外国人児童生徒の支援という形で運用させていただいております。そのための予算、関係者の謝礼2,000円×2人×4回という予算を設定させていただいております。また、この場合の、その際外国語通訳ということで、この通訳の方の謝礼も含まれております。そのほか、日本語指導コーディネーターという方に時給2,500円で来ていただきまして、各学校のほうに随時要望に応じて配置をさせていただいて、子供たちの指導に当たっていると、こういった予算というふうに御理解ください。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
今の話で外国人児童、お聞きしました。その予算で対応していくということですが、来年度の外国人児童の在籍数の見込みというのというはどうでしょうかね、小学校、中学校。
○副委員長(上田宗久君)
学校教育課長。
○学校教育課長(林崎 勉君)
失礼します。
今の時点での外国籍児童の詳細の数というのは出ておりませんけども、2019年度9月現在の数字をもとに話をさせていただきますと、小学校の数が245人、中学校の数が97人ということで、342人の数となっております。ただ、今の時点で増減はしておりますので、若干ふえてはおるかというふうに思います。4月以降、また編入等も入りますので、この数字で全体の児童生徒の占める割合が5.3%となっております。ここ近年、微増しておりますので、恐らくこの5.3%を上回る数になろうかと思います。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
わかりました。
それからもう一点は、次のページの特別支援教育充実事業ですけれども、この特別な支援の必要な児童数というのも、来年度まだでしたら今年度の状況を教えていただきたいんですけども。
○副委員長(上田宗久君)
学校教育課長。
○学校教育課長(林崎 勉君)
失礼します。
特別な支援が必要な児童生徒の数ですけども、今年度の数を言わせていただきますと、小学校で409名、中学校で138名の合計547名ということで、正式な数字は、5月1日時点の数字なんですけれども、ここから若干の増減があります。ただ、ここ3年間で増が続いておりますので、次年度もふえるであろうというふうに予想しております。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
そうしたら、その教育支援員の来年度の予算で計上している人数は何人で、今年度よりふえていますか。
○副委員長(上田宗久君)
学校教育課長。
○学校教育課長(林崎 勉君)
失礼します。
学校に配置をしております教育支援員、特別支援の子供たちのための支援人数試算の人数ですけども、今年度の42名から次年度49名で計上させていただいておりますので、増という形です。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
あと、県費のほうもあると思うんですけども。支援ないんですか。市単ですね、全てが市単なんですか。ならばいいんですけど。済みません。
○副委員長(上田宗久君)
学校教育課長。
○学校教育課長(林崎 勉君)
県費負担の外国人児童生徒対応の加配というのもございますが、ちょっと数が今、昨年度12というふうに記憶をしておりますが、今年度、ちょっとまだ配置で最終的な決定の報告は後日になろうかと思いますが、恐らく同数程度の数は配置されるようになろうというふうに考えております。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
わかりました。学校現場で支援の必要なお子さんたちがふえていく中で、やっぱり一人一人に合った教育をするための体制充実というのは、とても大事だと思います。支援員は少しふえていくということですが、まだまだ足りない状況ではないかというふうに思います。
次の質問に行きますが、407ページ、それから415ページにあります就学援助の部分なんですけれども、小学校、中学校ともになんですが、国が要保護児童の就学援助金の単価を来年度から消費税増税分引き上げておりまして、それぞれの科目で上がっています。入学準備金などは、例えば小学校では、今、5万600円を5万1,600円に、中学校は5万7,400円を6万円にと、要保護の場合は国のお金でもありますので、そういう来年度予算での計上になっていますが、準要保護児童の単価について、伊賀市としてどんなふうにされるのか教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
学校教育課長。
○学校教育課長(林崎 勉君)
失礼します。
今、委員お示しいただきましたとおり、現在の数字が小学校で5万600円が、国の基準では5万1,600円、1,000円の増。それから中学校の新入学生徒の学用品費、現在5万7,400円が6万円ということで、2,600円の増というふうに認識をしておりますが、この金額につきましては、次年度計上させていただいている予算の中で、この国の数字に合わせた運用を考えております。
○副委員長(上田宗久君)
会議の途中ですが、東日本大震災で犠牲になられた方々に黙?をささげるため、暫時休憩とします。
なお、再開は午後3時といたします。
(午後 2時40分 休憩)
―――――――――――――――
(午後 3時00分 再開)
○副委員長(上田宗久君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
本日は一般会計終了、もしくは午後4時を目途に審査を行いますので、御協力お願いいたします。
引き続いて、教育費の質疑ございませんか。
百上委員。
○委員(百上真奈君)
休憩前に引き続き質問させていただきます。
421ページの成人式開催経費164万6,000円についてお尋ねいたします。
前年度よりは若干減っておりますけれども、当初予算ベースでは。しかし、開催形式は同じということで、中学校区別の式典になるということだと思います。
ここでは、私たち議員もそれぞれのところに出席をさせていただいておりますけれども、このやり方になってから、とりわけことしも気になったのは、中学校区別式典であるがゆえに、その中学校卒業の成人を迎えた方々を中心とした企画になり過ぎているのではないかということですね。なので、例えばそこの卒業生でない方々もそこに来られているのではないかと。もちろんそういうふうにして伊賀市が呼びかけておりますので。そのときに疎外感とかを感じるようなことになっていないかと、このやり方をすることによって。それが気になるわけですけれども、この事業、継続になっておりますけれども、そういった検討とかはされましたでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
生涯学習課長。
○参事兼生涯学習課長兼中央公民館長、上野公民館長(清水由美君)
生涯学習課の清水でございます。よろしくお願いいたします。
9会場ごとの中学校区別の成人式の開催になりまして7回目を迎えます。それぞれの中学校では実行委員を選びまして、実行委員の方々にその式の形式について企画運営にかかわっていただいておりますが、その中で事務局としてかかわらせていただく中で、それぞれの出身中学校のみの参加者の方でない方もいらっしゃいますので、できるだけ配慮できるように、小学校やそれから保育所での同級生が写真に写っていたりするところをできるだけ取り上げて、中学校に固定しないような実行をお願いしているところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
もちろん成人を迎える方々の主体的な取り組みとして、そのことは大事なんですけど、でもやはり逆に言えば、ちょくちょくそういった声もお聞きしましたんです、やはり。もうずっと中学校の思い出話になっていてわからないということの中で、本当に、そういう思いをね。私がその立場になったときにもどう思うかなって、もちろん、自分もその立場になったときどう思うかなっていうことを考えました。
ですので、今、おっしゃったように企画の中で、やっぱり同じ伊賀市の中で成人を迎えた仲間同士がみんなで喜び合えたり楽しめる、楽しんでいますよね、みんなだから。物すごく、中学校、恩師とかと一緒になって楽しんでいる様子、私たちもとてもよくわかります。だけど、その中で疎外感を感じる人もいるんだということで、配慮をしていただけるようなことのアドバイスを。まさにそれは一方では、そういった感覚必要かなっていうふうに思いましたので、質問とあわせて。意見になっちゃいましたけど、よろしくお願いします。
あと、435ページの学校支援地域本部推進事業の地域未来塾事業の委託料ですけれども、これも前年度の当初予算と同じ金額が上がっています。この事業については、期間限定でしたっけ。
○副委員長(上田宗久君)
生涯学習課長。
○参事兼生涯学習課長兼中央公民館長、上野公民館長(清水由美君)
こちらにつきましては、今のところ、国と県のほうから3分の1の補助金を頂戴いたしまして、事業を継続しているところですが、だんだんその補助金のほうも縮小されておりますので、今のところ暫定的に継続で行きたいというふうに考えておりますが、まだ未確定でございます。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
これもですね、この予算概要書の事業概要に経済的な理由や家庭の事情によって、家庭での学習が困難であったり、学習習慣が身についていなかったりする小中学生と対象に地域の幅広い協力、例えば大学生や地域住民、元教師、NPOなどの民間協力者などを得て、そういった協力を得て開校しているんだと、とってもすごいすばらしい大事な趣旨だと思うんです。
これをなぜ、ここでしたら予算は教育委員会のほうに上がっていますので、教育委員会として、国からの予算はそうなんですけど、この実践があったら、これをもっと広げていくというか、そういった取り組みということにはつながらないのかというのを思うんですけども。この趣旨が本当に必要だと思うんですよ、今の伊賀市内でもね。そういった検討とかってされているんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
生涯学習課長。
○参事兼生涯学習課長兼中央公民館長、上野公民館長(清水由美君)
文部科学省のほうでも、こういった取り組みについて、学校の方と連携をしながら進めていくという方向性を提案をしてきていただいておりますが、今のところさまざまな事業との統合というところの可能性もございますので、はっきりとは申し上げられませんが、市域全体でこういった事業が取り組めるように考えていきたいところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
そういうことで、やはりまさに伊賀流のこういった形でいうのができていけばいいなというふうには思いますので、この実践を生かすべきではないかなというふうに思います。
次に、439ページの公民館活動経費の中で、一つは公民館のあり方を今ずっと検討されているということは聞いているんですけれども、これどうでしたっけ。一旦議会で否決したのを、公民館主事員の引き上げの問題とかもありましたけれども、上野の地区公民館の廃止について、今のところは議会のほうで否決したので残っているわけですけども、一方で社会教育主事というか、中央公民館か地区公民館にそういった人材をきちっと置いて、各地域での社会教育の支援をしていく、生涯教育の支援をしていくということがありましたが、来年度予算でそういったことになっているんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
生涯学習課長。
○参事兼生涯学習課長兼中央公民館長、上野公民館長(清水由美君)
9月議会で公民館条例の改正を掲げまして、分館の廃止を御提案をさせていただきましたが、あいにく皆様方に御理解を得られませんでしたので、来年度も分館については継続させていただきます。青山の分館と、それから上野の分館でございますが、この上野地域の分館につきましては、公民館分館が地区市民センターと同じ建物にございまして、そちらの人員配置についても来年度から会計年度任用職員の導入に伴いまして、市民センターの職員が2名と上野公民館のほうから社会教育推進員を1名配置をするということで進めさせていただくことになっております。
予算としましても、439ページの一番下の会計年度任用職員人件費、こちらのほうの4,558万8,000円でございますが、こちらは上野公民館の分館でございます21の分館に1人ずつ社会教育推進員を配置する経費として掲げさせていただいております。これは市民センターと公民館の職員を兼ねて、上野支所の振興課の方から支出をしていただいておりました費用の組みかえの費用になるわけでございます。その職員につきましては、地域のニーズに応じた社会教育活動の活性化や底上げを図るために、公民館活動を住民自治協議会に委託させていただいておりますので、そちらの連携協力を行う職員として配置をすることになっております。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
今までも社会教育主事という形で職員がおられたわけですが、お金の出どころもちょっとおかしかったし、社会教育の分野での予算にはなっていなかったというのがあったと思うんですね。だから来年度から、逆に言えば社会教育推進員という、その社会教育が充実されることになるのではないかというか、そこがただ単に自治協の支援という形になっていくのかが、私もちょっとどうなのかなっていうの思うんですけど。
ですので、一番最初に聞いたのは、分館はそういう形で推進員というお金の出どころが変わって教育委員会のほうから出る人が、今までどおり配置されるということはわかるんですけど、地区公民館での充実って、何かおっしゃってませんでしたかね。そこら辺は、地区公民館もしくは中央公民館での職員の配置は変化はなかったということですか、逆に。
○副委員長(上田宗久君)
生涯学習課長。
○参事兼生涯学習課長兼中央公民館長、上野公民館長(清水由美君)
教育委員会としましては、今後、市域で進めていきます支所のあり方に合わせて、地区公民館についても、あり方を見直すように検討を進めているところでございます。
地区公民館につきましては、各住民自治協議会単位で、今後、社会教育の推進を図っていくという目的で、地区公民館に社会教育指導員を既に配置をしている館がございます。阿山公民館に、今年度、社会教育指導員を置きまして、全ての地区公民館に社会教育指導員を置きまして、地域のほうに支援に回らせていただくというふうに考えております。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
わかりました。ありがとうございます。
もう一点は、その中身については、ことし社会教育推進員がどういうふうな形でかかわっていくかについては、関心を持ってみていかなきゃいけないなと思っています。
あと、455ページの給食センターの管理運営経費についてなんですけども、今、まさに議論をしている現時点においては、新型コロナウイルスの影響で給食センターの業務が停止をしております。これは、来年度予算の審議でもありますもので、このまま学校休業が続いていく中での給食ですね。一つは、給食調理員の自宅待機がどれだけ今出ているのか。それがどんな感じで、国のほうの補償を期待するわけですけど。あと、来年度以降、そのままいったときの委託業務の変更ですね、そういったとき。そういったことは別に、給食センター民間に委託している委託業務についての影響というのは、伊賀市としては何もないということでよろしいんでしょうかね。
○副委員長(上田宗久君)
いがっこ給食センター。
○いがっこ
給食センター夢所長兼
阿山給食センター所長、
大山田給食センター所長(福島照光君)
給食センターの福島です。よろしくお願いします。
大山田給食センター、阿山給食センターにつきましては、現在、保育所のほうにも給食を提供しておりますので、正規の職員、そして臨時職員も実際に自宅待機ということなく勤務をしております。
それから、中学校の給食センター夢ですけれども、こちらのほうは、今、給食の提供していませんが、給食提供のための機械の維持管理、また、ちょうど学校が臨時休校がなっていることを機に、学校の備品であります配膳台を実際に持ち帰って洗浄をしたりとか、そういう仕事も依頼をして、給食再開に向けての準備を進めているところあります。
そして、4月からの、もし、給食がなかったらということにつきましては、そのときに実際に協議をして、しっかりとどうするかということを話し合いたいと考えているところであります。
○副委員長(上田宗久君)
百上委員。
○委員(百上真奈君)
それは、もちろんそういうことだというふうには思いますので。元気もスタートするということでもありますね。だから、当初予算には、もちろんそういったことについての予算は上がってはこないとは思っておりますけれども、大変、こういう給食現場もいろんな影響があると思いますので、しっかりと市として、誰もそこで困ることがないようにということでしていただきたいと思っています。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
一点だけお伺いします。
457ページ、これは給食センターの管理運営費の中にあるんですけども、457ページの下の方から少し上がったところにPFIアドバイザリー業務委託料というのがあります。これが、148万円。これ、昨年も同じようなのが上がっていたと思うんですけれども、このPFIは2年にわたって、誰がどのような感じでアドバイザリーするのかということを教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
教育総務課長。
○教育総務課長(中 映人君)
失礼いたします。アドバイザリー業務委託の件でございます。
来年度から、いがっこ給食センター元気については、維持管理及び運営業務が15年間にわたって開始されることになります。市としては、当該業務の内容について、定期的にモニタリングを、監視を行う必要がございます。定期モニタリングといたしましては、毎月1回、事業者から提出される日報、月次報告書などをチェックし、必要に応じて現場を巡回する必要がありますが、伊賀市として、初めてのPFI事業ということもあり、市職員だけでなく、客観的、専門的な第三者の視点でのチェックが重要になってくることが、課題問題が発生した場合の対処方法について、迅速にアドバイスを受ける体制を構築しておく必要がございます。
また、市が事業者に払う維持管理及び運営業務に係る対価は固定金額ではございません。提供食数に応じた変更料金になることや、統計資料の指標に基づき物価変動に対応する必要がございます。
こういったことから、事業者から提出される決算書書類についても、専門的な視点で財務分析を行ってもらい、計画どおりの経営状況が維持されているかチェックする必要があり、モニタリング業務として必要であると考えております。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
ということは、これは会計士とか行政書士か何か、そういう方がアドバイザリーとしているわけですか。
○副委員長(上田宗久君)
教育総務課長。
○教育総務課長(中 映人君)
直接契約することではございません。モニタリングにつきましては、本年度、PFIの事業にかかわった専門的な委託業者がございますので、そちらのほうで、例えば会計監査、あるいはその業務はその会計さんにそちらのほうから委託していただくというような形で、直接ではございません。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
これ、それなら毎年この感じで続いていくんですか。それとも、もう3年ぐらいで終わってしまうとか。その辺はどうですか。
○副委員長(上田宗久君)
教育総務課長。
○教育総務課長(中 映人君)
現在では、来年度1年限りということで、ノウハウ等を・・・・していくという形で計画のほうをしてございます。
○副委員長(上田宗久君)
川上委員。
○委員(川上善幸君)
ありがとうございました。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
ありがとうございます。
455、学校給食管理経費です。
来年度から小学校給食センターが稼働します。その地元食材の利用というか、地産地消の目標というのがあるのかどうか確認させてください。
○副委員長(上田宗久君)
いがっこ給食センター所長。
○いがっこ
給食センター夢所長兼
阿山給食センター所長、
大山田給食センター所長(福島照光君)
来年度は、いがっこ給食センター夢、そして元気、大山田給食センターになりますが、食材の使用につきまして、地場産、伊賀産と県内産を含みますが、こちらの使用率が全体の30%になるようにということで、栄養士が献立を組むことになります。現在もそれで取り組んでいて、28%程度をクリアしているところであります。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
伊賀産、県内産、30%ということです。この目標設定なんですけれど、どこまで努力しようとしているのかということなんです。例えば農協さんと相談する、地域の生産者に相談する、あるいは産業振興という観点から、産業振興部、農林のほうですね、に相談するということもされた上で、頑張ってこの30%なのか、妥協して30%やったら何とか行けるかという、相談もせず、努力もせず設定したのか、そのあたりを聞かせてください。
○副委員長(上田宗久君)
いがっこ給食センター所長。
○いがっこ
給食センター夢所長兼
阿山給食センター所長、
大山田給食センター所長(福島照光君)
JAの営農部と連携をとりまして、できる限り可能な限り地場産の食材を導入するように努力しております。天候などによって、できばえですか、それによって調達できる量は左右されるという難しい状況の中、JAのほうも頑張っていただいていると。頑張った結果、28%ということで、御理解を願いたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
宮﨑委員。
○委員(宮﨑栄樹君)
はい、頑張った結果ということですが、他市と比べると、他市はこの地産地消を推進していくネットワークというのを本当につくり上げているところもあって、伊賀市よりもよりよいものがあるというところもあるんです。ですので、頑張った結果30%ということですが、まだ頑張れると思いますので、そのあたり、来年度期待したいと思いますし、また、別の場所で議論していきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
山下委員。
○委員(山下典子君)
391ページの英語指導助手招へい経費319万1,000円についてお伺いします。
これは市内の小中学校における英語教育及び国際理解教育の充実を図るため、ALTの支援のもと、児童生徒に英語に親しむ機会を与えるとともに、発達に応じた語学力を高めます。外国の文化や生活習慣に接することを通して国際理解を深めますというふうに目的のほうは教えていただいたんですが、この旅費78万5,000円であるとか、土地建物借り上げ料204万1,000円など、この319万1,000円の内訳を教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
学校教育課長。
○学校教育課長(林崎 勉君)
失礼します。
ここに計上させていただきました英語指導助手招へい経費につきましては、報酬のほうは会計年度職員のほうに入っておりますので、ここで上げてある旅費、お伺いをいただきましたけども、これにつきましては、中学校のALT3名の、例年8月に赴任をいただくんですけども、その際、学校から赴任いただいた場合に、まず東京のほうに到着をしまして、その後、向こうでオリエンテーションというのが行われます。ジェットというところに滞在しておりますので、東京まで、それから東京から伊賀市に来るその旅費等が含まれてございます。旅費については以上です。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
東京から3人分で78万5,000円ですか。
○副委員長(上田宗久君)
学校教育課長。
○学校教育課長(林崎 勉君)
ここに上がっております旅費の内訳を少し説明させていただきます。
まず、オリエンテーション代、東京で行われるオリエンテーション代が5万5,000円、それから旅費としまして、どこの国から来るかにもよるんですけれども、彼らが来る旅費も含まれております。外国から日本に来る旅費も含まれております。それから、彼らが帰国する際の旅費も含まれております。それから、東京着から伊賀までの旅費も含まれておりますので、それを合算しまして3人分ということになります。
○副委員長(上田宗久君)
それから、土地建物借り上げ料。
○学校教育課長(林崎 勉君)
失礼しました。
現在、教育委員会のほうで、彼らが住みますALTの部屋といいますか、アパートといいますか、3部屋所有をしております。3人分所有をしておりまして、その額になります。家賃になります。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
続いて、429ページの国史跡伊賀国庁跡保存整備事業1,642万についてお聞きします。
今回、工事請負費990万上げられていますが、これで保存整備工事は、令和2年度で終わるということですか。
○副委員長(上田宗久君)
文化財課長。
○文化財課長(笠井賢治君)
失礼します。文化財課の笠井でございます。
国史跡伊賀国庁跡の整備でございますが、これは国史跡の2万5,000平米のうち、中心部分の7,700平米につきまして史跡整備を進めるということで、実際の工事は来年度から着手ということになります。計画では、令和7年度までの事業として予定しております。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
最後になります。443ページの貴重資料デジタル化事業1,227万3,000円についてお伺いしますが、この貴重資料と貴重でない資料とのすみ分けはどんなところなんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
上野図書館長。
○上野図書館長(中岡久美君)
上野図書館の中岡でございます。よろしくお願いいたします。
貴重資料といいますのは、特に図書館の資料というよりも、文化財資料であったりとか、市に1つとか、指定文化財であったりとかいうふうな、非常に文化財指定というふうなところを貴重資料と呼ばせていただいております。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
令和2年度は、何点ぐらい予定なんですか。
○副委員長(上田宗久君)
上野図書館長。
○上野図書館長(中岡久美君)
令和2年度につきましては、芭蕉記念館の資料41点と、それから伊賀上野観光協会さん所蔵の忍術関係の資料22点と、それから上野図書館が所蔵しております藤堂藩等の記録とか地史など54点を対象としてデジタル化をしようと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
この目的は、いろんな人に見ることが、いつまでも保管できるという目的があると思うんですけど、いい点もあれば、悪い点もありますので、その辺も教えていただけますか。
○副委員長(上田宗久君)
上野図書館長。
○上野図書館長(中岡久美君)
今回しようと思いますのは、単に伊賀市だけの市民の方にホームページで見ていただくということではなくて、全国組織のデジタルアーカイブの機能、システムがございまして、そこには全国104ぐらいの自治体、大学が登録してある、そういう全国の横断的に検索をできるシステムがございます。そこに搭載していこうと思いますので、当然、市民の方、市外の方、全国の方がそこから伊賀市の登載しようとする資料をごらんいただくことができますので、たくさんの人に見ていただきますのと、あと、インターネットからホームページを通じてごらんいただきますので、市内の子供たちも学習に使って、学んでいただけるんではないかな、身近に感じてごらんいただけるのではないかなと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
ちょっと単価が高いように思うんですけど、内訳を教えていただけますか。
○副委員長(上田宗久君)
上野図書館長。
○上野図書館長(中岡久美君)
令和2年度分でございますか。
失礼しました。まず、先ほど申しました3つの担当のところの資料ですね、撮影をさせていただきまして、その撮影から目録データをつくるであったりとか、あと翻刻をしますとか、崩し字の資料もございますので、現代語訳で見られるように翻刻をするであったりとか、あとインバウンド対策ということもありますので、崩し字がスライドしてくると英語訳とか目録も英語で見ていただけるような仕様にするであったりとか、あと、各画面の目録から、いろんな、例えば芭蕉の関係の資料があります。その目録の説明文のところに図書館が所蔵している地史のどこに載っているかというふうな、そんなリンクもするであったりとかというふうなことを細かくさせていただこう思っておりまして、それらの1枚1枚、1ページ1ページの単価がありますので、その決められた単価と丁数といいまして、ページ数を掛けて、細かく計算をさせていただいた、その作成経費の積み上げでございます。
○副委員長(上田宗久君)
山下委員。
○委員(山下典子君)
内訳というのは、撮影代が幾らで、目録が幾らでという、そういうのを聞きたかったんですけど、わからなかったら後でも。よろしいです。
○副委員長(上田宗久君)
森川委員。
○委員(森川 徹君)
済みません。僕もこの443ページの貴重資料デジタル化事業、これ聞こういかなと思って。内訳の話を今おっしゃってくれていたんですけれども、選定方法ですよね。この一千二百万何がし。例えばA社とB社とC社があったと。そういうふうな選定の仕方をしたのかどうかというの。そこだけちょっと教えてください。
○副委員長(上田宗久君)
上野図書館長。
○上野図書館長(中岡久美君)
業者につきましては、1社随契で考えております。
○副委員長(上田宗久君)
森川委員。
○委員(森川 徹君)
ほかの業者さんは、じゃあ、なかったということですか。
○副委員長(上田宗久君)
上野図書館長。
○上野図書館長(中岡久美君)
この事業をするに当たって、今回、伊賀市だけでするものであれば、撮影だけしてというふうなところで安価にしていただけるところもあるのかなと思いましたんですけれども、この事業をするに当たって助成金を受けられるというふうなことを、図書館振興財団のほうから、事業費の半分助成金を頂戴することになりました。伊賀市単独でしますと、カスタマイズもたくさん人件費もかかってくるということもあります。けれども、今申し上げました補助金をももらって、そして全国の横断検索ができるデジタルアーカイブADEACというほかの自治体が一緒にやって、クラウドでやっているそのシステムに入ることによって、全国の、例えば芭蕉と検索したら、その登録している自治体も芭蕉の資料を持っていたら横断検索ができるとか、我が市だけで、伊賀市だけで運営していくんではなくて、全国的な組織に、そのシステムに載せていくことがより有効的だということの中で、助成金をもらいつつ、そのことが、その作業ができる業者のみということで、TRC-ADEACという会社にお願いをしたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
森川委員。
○委員(森川 徹君)
理解しました。
これ多分、郷土教育とかにも恐らく使えるんだろうと思うんです。逆にこの伊賀市から、ほかの市のものも見られるんですよね。それが各家庭だったり、学校からでも見られるということですね。
わかりました。理解しました。
それから、459ページ、体育施設整備事業の中の(仮称)上野運動公園多目的広場整備工事費。これは恐らく市営プールの跡地のことを指しているんだろうと思うんです。これ、4,500万、当初9,000万ほどで上がっていた、全協でも説明がありました。これ、何で4,500万になったのかというところをまず伺います。
○副委員長(上田宗久君)
スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(福谷日出夫君)
スポーツ振興課の福谷でございます。よろしくお願いいたします。
委員お尋ねの上野運動公園プール多目的広場の整備についてですけれども、この4,500万円については、詳細設計を進めていく中で、予想以上に経費がかかってくることがわかってまいりました。ついては、令和2年度につきましては、国体に対応した整備ということで、第一次的な整備といたしまして、国体の練習グラウンドとアップ場を整備したいと考えています。
その内容につきましては、当初御説明させていただきました人工芝ではなくて、一次的な整備として、土のグラウンド及び民家側と西と南側に防球ネットを整備し、その後、一次整備に続く整備については、現在策定中のスポーツ施設再編計画のほうを踏まえながら、他のスポーツ施設整備との調整を図りながら、実施内容については検討してまいりたいと考えているところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
森川委員。
○委員(森川 徹君)
これは当初から、全協で説明あったときもそうですし、それから近隣の地元、関係団体、集めて説明会も行っていただいたと思うんですけれども、その際にも国体のための整備やと。そのために、国体の女子サッカーの試合があるから、そのアップ場のために人工芝を整備するんだよという話やったと思うんです。それが2021年に国体が開催されます。今の話では一次整備を土のグラウンドでという話でした。じゃあ、二次整備の話はまだ出ていませんでしたけれども、その後、人工芝を張るというイメージなんでしょうね、恐らく。それが2021年の国体に間に合うんですか。
○副委員長(上田宗久君)
スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(福谷日出夫君)
今、申しました整備については、そのほかの施設の整備も調整を図りながら考えていくということで、どういった内容でこういうふうな変化があったといいますと、当初、全協で説明させていただいたときには、防球ネットと人工芝を含めて1億5,000万円という説明をさせていただきました。それが、そのときには助成額というのがスポーツ振興助成を考えておったわけなんですけれども、そのときは人工芝の新設事業ということで、4,800万円の助成金、それとスポーツ施設等整備事業で2,000万円の6,800万円の助成が受けるということで御説明をさせていただいたと思います。
それが令和2年度の整備については、どちらか一つしか受けられないというふうにTOTOの助成のほうも変わってまいりまして、その見積額も1億5,000万円ではなくて、大体、詳細な協議を進める中では、1億8,000万円ほどの金額がかかるということになってまいりました。
ついては、そうなると果たしてここへ少年サッカーコートが適正なのか。あるいは、今のほかのもう防球ネットがあり、照明設備がある成人用コートの整備がこの金額やったらできるのではないかとか、そういったことも踏まえまして、今後はスポーツ施設再編計画の中で方向性を定めまして進めていきたいと考えているところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
森川委員。
○委員(森川 徹君)
そうそう、そこなんです。
国体に間に合うのかどうなのかというところが、一番知りたいところなんですけど。
○副委員長(上田宗久君)
スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(福谷日出夫君)
済みません。大事なところを言い忘れました。
この人工芝については、国体については、そのときは国体整備と言いましたけども、サッカーのみの対応ではございませんでですね、野球もございますし、どちらかというと競技団体との説明の中では、野球のアップ場、サッカー協会についてはアップ場については、必要性は余り訴えていただいていないです。それで訴えているのは、野球協会が何ちゅうか、キャッチボールもするところがないと、そういうふうなことを競技団体との調整の中では訴えてございました。
サッカー協会が訴えたのは、とにかく成人用サッカーコートやというふうな。
森川委員。
○委員(森川 徹君)
間に合うんか、間に合わへんのか。
○スポーツ振興課長(福谷日出夫君)
済みません。
今の段階では、人工芝は間に合わないものと思います。
○副委員長(上田宗久君)
宮崎部長。
○企画振興部長(宮崎 寿君)
失礼いたします。
今の話なんですけれども、国体の具体的な日程も定まってまいりました。その中で女子サッカーの日程の軟式野球の日程が全くバッティングしない。初めどういうふうな日程で組まれるかわからなかったわけですけれども、そんな中で、例えば女子サッカーのアップ場として野球場の芝生の部分を一部開放したら使っていただける。それから、野球場については、ここで土のグラウンドをつくっておくことによって、十分アップをしていただける。
そういうふうな新年度の国体の日程がきっちり定まってまいりましたことによりまして、ここのアップ場の使い方も少し変わってきた。そんな中で、先ほど彼が申しておりましたとおり、設計費の高額化、そういったこともございまして、それから今後の将来のニーズ。今回、請願も出ております。それから違うところでは大人用の人工芝コートを求めるというような要望も聞いております。それらを総合的に判断していく中で、今、体育施設の再編計画を作成しておりますけど、それが令和2年度の早い段階でできてまいりますので、そうした中でしっかり位置づけながら、次の段階をしっかり考えていきたい。こういうふうに考えております。
○副委員長(上田宗久君)
森川委員。
○委員(森川 徹君)
ありがとうございます。
間に合わへんて、非常に残念な話ですし、当初説明があったのも、あくまでも国体整備の一環ということで、我々議会もそういうふうに聞かせていただいていたんです。
しかしながら、これ議会に説明ありましたか。どうですか。僕、全部出席はしているつもりなんですけれども。
○副委員長(上田宗久君)
スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(福谷日出夫君)
この土のグラウンドにするというのを決定したのが、新年度の当初予算のぎりぎりやったということで、こういう土のグラウンドにするという方向性が決まったのが遅かったもので、議会への報告ができなかったものでございます。
○副委員長(上田宗久君)
森川委員。
○委員(森川 徹君)
これね、先ほど課長の話の中で、補助金のあれが出やへんかったと。それは、申請が遅かったとか、人的なミスなのか、何なのかというのも含めてですよ。ここで議論していたら、時間が幾らあっても足りませんから、またほかのところで議論はさせていただきますけれども。
これ、ほかのいろんな競技団体とか、それから我々議会もそうですし、プールを望んでいたけれども、断腸の思いで人工芝ができるんやったらちゅうて理解いただいた、そういう市民も恐らくいると思うんです。
そんな方々が、きょうこれを聞いて、また僕らの話を聞いて、人工芝のグラウンドが土になるらしいよと、そんなちょっと悲しい話がまた回ると思うと、非常に残念やなと。
今、同僚議員の中からもしらさぎの話もありました。これから何かこう、今まででも、何かこう、サッカー場というか、スポーツ施設、サッカー場だけじゃなくてね。スポーツ施設という面でいうと、非常に何か後に置かれているのかなと。そんなふうに思わざるを得んのかなと。残念ながら。僕も一般質問させてもらいましたけど、生涯スポーツ都市宣言、これをしている我が市にとって、これは非常に、この4,500万に減額をされて土のグラウンドになりました、これは非常にマイナスなことやと思いますし、これ何とか一考していただきたいな。またほかのグラウンドも考えているっておっしゃっていましたけれども、そうじゃなくて、ここにはこれが必要なんやという思いで、今までスポーツ振興課さんがこれを計画してくれたと思いますし、ほかの市民の方々も、それを望んでいる市民の方々がそれを要望していたわけですから、これをしっかりともう一回議論していいただきたいなと、そういうふうに思います。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
答弁ございませんか。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
今の森川委員の質問に関連させていただくんですが、今回のプール跡でのサッカー場の整備に関して、まず、あなたは公共でやろうということが前提になっているんじゃないかな。民間でできるものは民間でしていただいてという発想が欠けているので、予算がふえたからちょっとずつないねということで断念していない。まず、やっぱり民間で。例えばPFIでできるか。もしくは、ほかの手法はないか。これを考えるということが、伊賀市の市政運営の大前提になっているんじゃないですか。
○副委員長(上田宗久君)
スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(福谷日出夫君)
今、委員がおっしゃいました民間活用ということで、それもほんまに重要なことやと思いますけれども、ここのその観点が、このサッカー多目的広場の整備については、ちょっと考えが足らなかったところやと思っているところです。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
あなた、担当課長の考えが足らなかったちゅうことで、なかなか済まされる問題じゃないと思うの。
副市長、全ての事業は、まず民間でできませんかというのが、ずっとあなた答弁してたじゃない。今回の公共でやれないというときに、民間とはかりにかけて、どちらがいいか、どちらが悪いか、メリットはどこだ、デメリットはどれだということで総合的に判断して、今回土のグラウンドと言ったら、森川委員も私もほかの委員さんも少しは納得できるかと思いますけれども、この意思形成のあり方についてはいかがですか。
○副委員長(上田宗久君)
副市長。
○副市長(大森秀俊君)
この施設は国体に間に合わすために何とかしたいということで、とりあえずアップ場にしたいという中で、どうしようかと議論したんですよね。
そういった中で、いろんな御議論をいただいたという中で、子供用のサッカー場にするには適性がないと。大人のサッカー場もどうかという話がありました。
ついては、さっきの話にありましたように、スポーツ整備計画がもうじきできるだろうということですね。そういった計画を見た中で、今後考えていく必要があるんだろうと思っていまして、そういう中で、じゃあ国体のアップ場にできるには何をしたらいいかと。まずは一番早くできるのは、クレイのコートだろうねというの中で、まずは当面クレイのコートにすると。そこで今後何にしようと、手戻りのないような形にできればいいんじゃないかということで、一応、クレイのコート4,500万要るんですけども、その上で、また新しい計画が出た中で、いろんな手法も考えたり、それからどういうふうな施設にするのがいいのかどうかも、これはゼロベースで考える必要があるだろうというように思っているところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
ふだんトラックに乗って走っておりましたら、旧伊賀町の野村の信号のところにミニサッカー場ができていた。たしか民間が開発されて、いろんなスポンサーついて、結構活用されているやに拝見もしておりますし、伺っています。例えばあのコートは、一体幾らでできたんだろう。
当然、間に合わすべくやっていただいたときに、一番身近にある野村のコートであるとか、名張のコートであるとか、これができるとすれば幾らでできたんだろう。そんな御検討もいただいたんだろうか。
○副委員長(上田宗久君)
答弁願います。
スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(福谷日出夫君)
今、委員おっしゃいましたいがまちのですね、旧伊賀町にありますフットサルコート、青い色のコートなんですけど、あの金額についてはちょっと私のほうも聞いていないところです。また、今、新たに民間が整備しております隣に少年サッカーコート整備しているという、6月に完成するというふうな情報を聞いておって、そこの方ともちょっと話をしておったんですけれども、その民間の方おっしゃるのは、私どもが金額1億8,000万なり5,000万と言うと、そんなにかかるのみたいなことはおっしゃるんですけれども、何ぼかかるかちゅうのは、民間の方、教えてくれなかった、実際の金額については。というところでございます。
経営手法であるとか、どういった運営するのかというのは、民間業者から聞き取りをしたところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
だから、伊賀市が持っている財産、つまり地面をアップ場として国体に間に合わすべく努力が足りなかったという認識でよろしいですか。
これ、副市長やな。
○副委員長(上田宗久君)
副市長。
○副市長(大森秀俊君)
いろんなお話がございまして、早くやらないかんじゃないかという、じゃあ何ができるかという、さっきもいろいろ申し上げましたように、人工芝のグラウンドにする案もいろいろ考えたんですが、ただ補助金の問題とか、またお金もかかり過ぎるという中で、早くアップ場をするには、やっぱりまず当面は土になりますけども、クレイで練習もできるし、国体のアップ場も十分だろうという中で、排水もよくするわけですし、地元の調整も要るわけですけど、まずこれをやって、その中で今後具体的な整備手法なり、どういう施設整備計画出た中で、どういう施設が本当に伊賀市で要るんだろうと出た中で、この施設についてはですね。また、これその上から人工芝を敷けますから、そんなにお金もかからないと思いますので、まずは当面これをしようということで考えたということでございますので、その辺は御理解を賜りたいと考えております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
理解はできません。手戻りに必ずなる。二度手間になるということを申し上げたいと思います。怠慢だということをこの場所でお伝えさせていただきたいと思います。
続いてお願いいたします。
393ページ、学力向上推進事業ってあるんです。伊賀市の全国学力テスト、小学校なり中学校。三重県の中でも真ん中ぐらいかな、ちょっと下かな、ぎりぎりかな。全国的に見るとちょっと下かな、ぎりぎりかな、平均値でね。
私たち大人が持たなければならない危機感やら課題は、伊賀市の子供の学力がやっぱり伸びてほしい、全国で羽ばたく、全世界に羽ばたく子供たちが育ってほしい。そのためには全てじゃないですけども、ある一部分は学力の向上ちゅうのは大事だ。このことは共通の認識だと思うんですけども、ここで1,000万余りで、中の細かいところ見せていただきましても、どういうふうな手法、どうやったら子供たちの学力が伸びるのか、ちょっと読み取りにくいもので、御説明をいただけませんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
学校教育課長。
○学校教育課長(林崎 勉君)
失礼いたします。
今、委員御指摘いただきました学力向上につきましては、おっしゃっていただいたとおり、私たちも最重要課題の一つというふうに捉えております。
今、金額から見えてこないという部分で、少し金額の内容について説明をさせていただきたいと思います。
まず報償費につきましては、136万1,000円を計上させていただいておりますが、これにつきましては、伊賀市の学力向上プロジェクト委員会というのを立ち上げてございます。これにつきましては、名大の教授を有識者としてお招きするほか、学校関係者、校長会であったり、現場の教員であったり、私たちも当然入りますし、その他関係者が寄って、主に学力テストの分析から伊賀市の今の課題は何かというあたりを分析をして、これを学校の方に発信をして、それをもとに学校が取り組みを進められるようにといったプロジェクト委員会というのを立ち上げてございます。それに係る費用、主に報償費、来ていただいている有識者の報償費であったりとか、そのプロジェクト委員会の一環としまして、伊賀市学力アドバイザーというのを市のほうで運用させていただいております。これはもと学校長なんですけれども、この方が各学校を次年度の予算では70回程度を見越しておりますけれども、各学校を回って、特に新規採用者、1年目の教職員の指導を中心に授業力の向上を目指して運用していくといったものの内容になります。
それから、これ以外にお金の部分には見えてこないんですけれども、三重県もかなり学力向上には力を入れておりまして、例えば教材につきましては、三重県で研究をした、三重県では三重県独自のテストというか、してるんですけども、これの結果を踏まえた学び場セットという教材を年に数回全ての学校に配送しております。これはかなり分析をするにも子供たちの基礎学力をつけるにも有効な教材であると私たちは考えているんですけども、これを有効に活用したりというあたりで、ここらは予算にはあらわれていないんですけれども、こういった取り組みをしております。
さっきもちょっとちらっと言わせてもらったんですけども、指導力の向上というのが大きな一つの鍵というふうに考えております。加えてここ数年、教職員の年齢がかなり若返っているといいますか、下がっているといいますか、新規採用者が小中合わせて30人前後という採用の年が数年続いておりますので、今の20代の教員の方が正規の方で大体4分の1ぐらいの比率を占めます。こういった方々の指導力の向上という意味も含めて、先ほどのアドバイザーを中心に指導力の向上を図っております。もちろん私どもも、指導主事のほうも各学校のほうに行って、指導力の向上に努めているといったあたり、お金の部分から見えへん部分もあるんですが、そういった取り組みを進めております。
以上です。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
これも伊賀市にとっては非常に重要な課題でありますので、御努力をお願いしたいと思います。
次に425ページの真ん中、文化財保護費、ここの文化財保存経費、計上していただいてあります。この文化財保存経費というのは、どういったところに使われるんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
文化財課長。
○文化財課長(笠井賢治君)
文化財課の笠井でございます。よろしくお願いします。
御指摘いただきました文化財保存経費でございますが、例えば文化財保護審議会の会の開催に当たりました委員報酬でございますとか、それから各種旅費、それから例えば国史跡地内の草払い業務の委託料、それから国の天然記念物でございますオオサンショウウオの遺伝子の解析委託料とか、そういった文化財保護全般にかかわる経費でございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
そうしましたら、より具体的に次のページ427ページの文化財保存事業の負担金であるとか補助交付金という部分と、その下段にあります文化施設の維持管理事業についてもあわせて御説明いただけますでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
文化財課長。
○文化財課長(笠井賢治君)
失礼します。
文化財保存事業の御指摘の1,433万円の内訳でございますが、こちらにつきましては、県指定文化財の春日神社の拝殿の解体修理事業、それから国の重要無形文化財の上野天神祭だんじり行事の、失礼、民俗文化財の保存修理事業、それから猪田神社本殿の防災設備事業、それから令和2年から新たに高倉神社本殿の防災事業、そういったものに対する補助として支出をいたしております。
それから、文化財施設維持管理事業でございますが、もろもろの内訳につきましては、埋蔵文化財施設の維持管理経費でございますとか、それから大きなものでございますのは、文化財施設の指定管理料、これは旧崇広堂でございますとか、小田小学校本館、それから入交家住宅といった文化財施設の指定管理料、これが2,200万余りございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
以前、伊賀市は非常に歴史的な資産、遺産が多くあって、市指定文化財だけでも、建造物から有形、無形含めて、史跡も含めてたくさんあるというふうに聞かせていただいています。国や県はちょっと置いておいて、市が指定した文化財についての保存であるとか、また今度は保存活用計画が出てくるということなんでしょうけれども、令和2年度の保存に向けての、もしくは、活用に向けての指針なり、その予算づくりちゅうのは、このあたりで見ることはできるんでしょうか。
○副委員長(上田宗久君)
文化財課長。
○文化財課長(笠井賢治君)
失礼します。
市の文化財にかかわるものでございますが、一つは古郡の常福寺さんの鳳凰というのは市の文化財でございます。それについての保存修理について、補助を出させていただこうというふうに考えております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
三重県の中でも伊賀市が持っている指定文化財はかなりあって、それもそんじょそこらのものじゃないというふうに聞かせていただいている。なかなかええもんやでと。私たち伊賀の市民の宝やでと、こういうふうにもお聞かせいただいているんですけども、今、おっしゃっていただいたのは一つだけ。じゃあ、あと随分ある市指定文化財ですけれども、あとほったらかしということなんですか。
○副委員長(上田宗久君)
文化財課長。
○文化財課長(笠井賢治君)
失礼します。
御指摘のとおり文化財と申しましても、例えば建造物でありますとか、余り修繕を要したり、石造物でありますとか、いろんな種類のものがございます。その修理等につきましては、基本的には私どものほうから補助という形でさせていただいておりますので、所有者のほうから御相談をいただいたり、お申し出をいただく中で、修繕に向けて取り組みをさせていただいていると。
ただ、じゃあそのほかのものは、ほったらかしかというところについての御指摘でございますが、全体的に市域の文化財をどうするんだということにつきましては、先般もお尋ねをいただきましたが、今、国のほうで改正文化財保護法が施行されて、文化財保存活用地域計画というのを策定するよう推奨されているところでございます。三重県のほうで、その大綱を令和2年の半ばぐらいに作成する予定でおりますので、それを受けて市のほうでも取り組んで、地域の文化財を全体的にどうしていくんだというようなことを議論、検討していきたいなというふうに考えております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
いやいや、遅くないですかと思いますが。
先ほど私触れさせていただいたように、伊賀市にすばらしい遺跡、史跡がある。このことは私たち市民の誇り。そうするならば、国の制度やら、県の制度を待つよりも、伊賀市がこういうふうにして私たちの宝物を磨いていく、保存をしていく、活用していくということがあってしかりなんですわ。それがどうも見えないという指摘だった。
今のお話のように、じゃあ国がつなげてきて、県の方針を決めていく。そうしたら伊賀市が受けて、それはどこでどういうふうに文化財の保存活用についての予算は見たらいいのかな。どこの項目、拝見させていただいたら、その事業費が出ているのかな。
○副委員長(上田宗久君)
文化財課長。
○文化財課長(笠井賢治君)
先ほど申し上げました文化財保存活用地域計画につきましては、来年度はまだ作成着手と段取りをしようかなということで考えておりまして、その全体的なことについては、来年度段取りをして、県の方ともいろいろ議論をしながら、どういった計画にすればいいのかというのを検討しながら、なるべく速やかに御指摘に沿えるように計画の作成に努めたいと思っております。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
では、こんな形で、文化財課長はわかった。伊賀市の史跡がたくさんあって、見事な宝物がある。これ、観光事業に使いたい。いっぱいある、点を結んで線にしたい、面にしたいという話は教育委員会のほうに、例えば観光課なり、産業振興部のほうからお話があったかな。
どなたでも。
○副委員長(上田宗久君)
文化財課長。
○文化財課長(笠井賢治君)
失礼します。
一つは、午前中も産業振興部のほうからお答えをさせていただいたかと思いますが、指定文化財に限らず、史跡であるとか遺跡につきましては、今、日本遺産の忍びの里伊賀甲賀というところで、構成文化財というのを、文化財を活用しながら観光に結びつけるような取り組みを観光戦略課と進めているところでございます。
○副委員長(上田宗久君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
ごめんなさいね、非常に弱いと思うの。
先般、阿山の藤林長門守のお城跡へ行ってきた。こんもりした。そこ入れないの。跡が1本あっただけ。お墓はまた別にあるんですよね。城跡は史跡にはなっていなかったと思うんだけど、お墓は史跡になっていたかな。そういうのつなぐだけでも、私たちの文化の感覚は醸成されると思うし、十分に観光につながっていくと思うから、文化財は文化財でとか、観光は観光でと言わずに、せっかくの私たちの宝物を生かす方法で組みかえていただくなり、御検討をいただくように要望しておきます。
○副委員長(上田宗久君)
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
質疑なしと認めます。
商工費の中で田中委員より請求がありました観光施設維持管理業務委託費について、先ほどの休憩中にお手元へ資料配付をさせていただきました。
また、本日は一般会計の歳出の審査を終了したいと思いますので、御協力お願いいたします。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
先ほど配付していただきました資料、例えば先ほどの議論にも続くんですけれども、この兼好塚というのは、青山種生のあの公園ちゅうんですかね、あの公園のことを指すんだろうか。これは同時に史跡ですか。指定史跡ですか。
○副委員長(上田宗久君)
青山振興課長。
○青山支所振興課長(稲森真一君)
青山支所振興課、稲森です。
兼好塚につきましては。
○副委員長(上田宗久君)
文化財課長。
○文化財課長(笠井賢治君)
兼好塚につきましては、市の史跡といたしまして、草嵩寺跡・吉田兼好ゆかりの地という名称で、市の史跡指定をしてございます。
○副委員長(上田宗久君)
御静粛にお願いします。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
そうするならば、全史跡を観光施設維持管理という意味ですべきであろうと思うし、例えば史跡である兼好塚だけピックアップしてやるのはおかしいということも意見として付しておきたいと思います。
○副委員長(上田宗久君)
他にございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
次に、予算に関する説明書、第11款災害復旧費、460ページから463ページについて御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
御質疑なしと認めます。
次に、予算に関する説明書、第12款公債費、462ページ、463ページについて御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
次に、予算に関する説明書、第13款予備費、462ページ、465ページについて御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
御質疑なしと認めます。
以上で歳出の審議を終了いたします。
会議の途中ですが、本日はこの程度にとどめ、あさって13日に延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副委員長(上田宗久君)
御異議なしと認めます。
よって本委員会はあさってに延会いたします。
なお、13日の開議時刻は午前10時といたします。
本日は御苦労さまでした。
(午後 4時06分 閉会)
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