伊賀市議会 2019-09-30
令和元年第 5回定例会(第5日 9月30日)
議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
1番 川 上 善 幸 君 13番 福 田 香 織 君
2番 北 森 徹 君 14番 森 川 徹 君
3番 信 田 利 樹 君 15番 生 中 正 嗣 君
4番 西 口 和 成 君 16番 上 田 宗 久 君
5番 福 村 教 親 君 17番 近 森 正 利 君
6番 宮 ア 栄 樹 君 18番 中 谷 一 彦 君
7番 桃 井 弘 子 君 19番 百 上 真 奈 君
8番 山 下 典 子 君 20番 北 出 忠 良 君
9番 市 川 岳 人 君 21番 空 森 栄 幸 君
10番 赤 堀 久 実 君 22番 岩 田 佐 俊 君
11番 嶋 岡 壯 吉 君 23番 安 本 美栄子 君
12番 田 中 覚 君 24番 中 岡 久 徳 君
─────────────────────────
〇欠席議員(なし)
─────────────────────────
〇説明のため出席した者
職 名 氏 名
市長 岡 本 栄 君
副市長 大 森 秀 俊 君
総務部長 稲 森 洋 幸 君
総務部理事[秘書、調整担当] 山 本 幸一郎 君
総務部法務統括監 石 田 美奈子 君
企画振興部長 宮 崎 寿 君
財務部長 百 田 光 礼 君
人権生活環境部長 田 中 克 典 君
健康福祉部長 田 中 満 君
産業振興部長 東 弘 久 君
建設部長 山 本 昇 君
消防長 中 森 宏 悟 君
市民病院副院長[事務部門]兼
健診センター副
センター長 松 田 克 彦 君
会計管理者 松 本 浩 典 君
上下水道事業管理者 北 山 太加視 君
上下水道部長 清 水 仁 敏 君
教育長 谷 口 修 一 君
教育委員会事務局長 中 林 靖 裕 君
代表監査委員 鈴 木 陽 介 君
監査委員事務局長 松 本 成 隆 君
伊賀支所長
(兼
地域振興総括監事務取扱) 居 附 秀 樹 君
阿山支所長
(兼
地域振興総括監事務取扱) 川 瀬 正 司 君
大山田支所長
(兼
地域振興総括監事務取扱) 狩 野 守 正 君
青山支所長
(兼
地域振興総括監事務取扱) 澤 田 之 伸 君
農業委員会事務局長 高 木 忠 幸 君
─────────────────────────
〇
出席事務局職員
職 名 氏 名
議会事務局長 川 孝 子 君
議事課長 籔 中 英 行 君
議事課主幹兼
議事調査係長 中 川 眞 吾 君
議事課主幹兼総務係長 上 地 友紀子 君
議事課主任 谷 岡 範 政 君
─────────────────────────
(午前10時00分 開議)
○議長(
中谷一彦君)
おはようございます。
これより、本日の会議を開きます。
本日、ただいままでの
出席議員数は24名、会議は成立いたしました。
本日の
議事日程はお手元に配付のとおりであります。
なお、本日説明員として追加のあった者の役職と氏名は、お手元に配付のとおりであります。
議事に入るに先立ち諸般の報告をいたします。
議員派遣に関する予定については、お手元に配付のとおりですので、御了承願います。
また、
地方自治法第180条第1項の規定による
専決処分事項概要については、お手元に配付のとおり報告がありましたので、御了承願います。
これより、議事に入ります。
日程第1 議案第94号から議案第106号までの
決算関係13議案を一括して議題とします。
本件に関し、
決算常任委員長の報告を求めます。
委員長。
(13番 福田香織君登壇)
○13番(福田香織君)
ただいま議題となりました
決算常任委員会に付託されました13議案についての審査の経過と結果を報告します。
当委員会は、9月17日及び18日の2日間、
執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容については、議案上程時に説明がなされていますので、省略します。
また、審査に当たり、多岐にわたり質疑・応答がなされたところですが、当委員会は議長を除く議員全員で構成されており、内容については十分御承知のことと存じますので、質疑に関する報告についても省略し、討論と審査の結果を報告します。
まず、議案第94号について、討論において、反対の立場から、複数の意見があり、その内容は、
同和施策及び
同和教育に対する支出に対しては、不透明な部分が多いとの意見、また、入札や契約に関して
地方自治法にある最小で最大の効果を上げる義務を果たしていないとのことから、設計のために業者から提出された
参考見積もりをそのまま予定価格として落札させていること、以前にも議会や監査から指摘を受けていたことについても政策への反映はもとより、何ら改善されていないこと、少しでも安い金額で
市民サービスの質を上げていこうという努力が見られないとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で認定すべきものと決しました。
次に、議案第95号について、討論において反対の立場から、
国民健康保険の
都道府県化は、保険税の上昇を招き、市民の負担は限界にきている、今後は、
法定外繰り入れを計画的に考えていく必要があるとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で認定すべきものと決しました。
次に、議案第98号について、討論において反対の立場から、
介護保険料が引き上げられ、
介護保険サービスの利用と保険料の支払いによる負担が市民に重くのしかかっているとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で認定すべきものと決しました。
次に、議案第100号について、討論において反対の立場から、
後期高齢者医療については、今後、軽減措置が廃止されることによって、従来どおりの重い負担となっていく、この
制度そのものに反対するとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で認定すべきもの決しました。
次に、議案第96号、議案第97号、議案第99号、議案第101号から議案第106号までについて、特に意見はなく、審査の結果、いずれも全会一致で認定すべきものと決しました。
以上、審査の経過と結果を御報告申し上げ
委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
中谷一彦君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
百上議員。
○19番(百上真奈君)
議案第94号、平成30年度
一般会計歳入歳出決算認定、議案第95号、平成30年度
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定、議案第98号、平成30年度
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定、議案第100号、平成30年度
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、
委員長報告に反対し、
議案そのものについて反対の立場で討論いたします。
一般会計についてですが、まず、3億5,000万を越える支出をしている
同和施策及び
関連事業については、2002年に国の
同和対策事業が終了し、
同和施策の法的根拠がなくなっているのですから廃止し、
一般行政施策として垣根をつくらずに実施することが、新たな差別をつくることなく確実に問題解決と民主的な地域実現につながります。市営住宅の駐車場として、
行政財産目的外使用を許可する同和課が監査もせずに多額の使用料を減免していることは、市民に不利益をもたらすもので、駐車料金の不透明な流れと合わせて徹底した精査を求めます。
同和奨学金の支給目的と支給方法、支給決定のあり方に疑義があります。伊賀市奨学金との支給金額の格差は公平性に欠けます。
経済的理由のみの奨学措置にし、
同和奨学金を廃止してください。隣保館の嘱託職員や合併後ずっと変わらない
社会同和教育指導員等の採用方法、勤務実態に疑義があります。きちんと精査してください。
次に、
南庁舎整備関連と上野東町
ポケットパーク整備関連の支出がありました。いずれも議会や住民との合意を得ないままの執行であり、強引な市政運営であったと言わざるを得ません。
次に、市民と行政との協働の
地域づくりを進めるための人的支援や人材育成など、行政の本気度が見えてきません。
住民サービスの窓口として、また
地域振興や住民自治の支援をする支所として機能するよう上野支所の職員をふやしてください。予算審査で要望した図書館については、
公民館図書室から新聞や雑誌の予算が削られ、最低限の
公共図書館の役割が果たせていません。図書館、公民館が教育や子育て、
地域づくり、
生きがいづくり、健康寿命の延伸など、生きる上で欠かせないものという認識を持ち、十分な予算と人材で充実させてください。来年度予算に向け、市民生活の実態を把握し、暮らしを守る施策、地域経済を支える中小企業や農林業を支援し、地域内で経済が循環する施策、自然環境を守る施策をしっかりと講じることを求めます。
次に、
国民健康保険事業特別会計についてですが、責任主体が県に移行した平成30年度は、12%も保険税が引き上げられ、国保は高いという声がさらに大きくなり滞納者も減りません。
国保加入世帯1万1,900世帯のうち、
保険税滞納で保険証がなく医療機関で10割負担になる
資格証明書の発行数が277世帯、この中には、
ひとり親世帯が12人、障がいのある方が3人含まれています。
全日本民医連調査で平成30年度
経済的事由で手おくれ死亡事例は633事業所で77人おられ、このうち正規の保険証を持っていても39人、短期証や資格証等で38人という報告がありました。資格証の発行が命に直結するものであり、発行はやめていただきたい。そして、基金と
一般会計の繰り入れを計画的に行い、保険税の引き上げをしないようにしてください。
次に、
介護保険事業特別会計についてですが、平成30年度から3年間の
介護保険料が4.3%引き上げられました。高齢化が進み、
介護保険対象者がふえ、
サービスの量が自然増になると、それらが保険料に反映されるので、この先も3年ごとの見直しのたびに保険料は上がり続けます。現在、
サービスの
利用料負担をふえる制度改正が国においても検討されており、
介護保険制度の行き詰まりを感じます。また、介護士の処遇改善は一向に進まず、
介護士不足は伊賀市でも深刻です。基金や
一般会計からの繰り入れの活用で負担軽減を図ることともに、
健康寿命延伸施策にも注力を注いでいただきたいと思います。
最後に、
後期高齢者医療特別会計についてですが、30年度の普通徴収の低所得者が保険料を払えず、強制徴収された方が29年度の2件から11件にふえています。そんな中、軽減特例の廃止が進められています。収入が少なく、どうしてもどこかのぐあいが悪くなる75歳以上の高齢者だけを集めて運営する
保険制度は無理があり、廃止するしかありません。
以上の理由を申し上げまして、討論といたします。
○議長(
中谷一彦君)
他に御意見ありませんか。
田中議員。
○12番(田中 覚君)
議案第94号、不認定すべきだということを意思表示をさせていただき、議員の
皆さん方の賛同を得たいと思います。
内容につきましては、委員長のほうからつぶさに具体的におっしゃっていただきましたので、その内容については、もう重複を避けたいと思います。
予算が上程され、私
たち議会が議決をし、議決をしたその予算案に対して執行部側が執行していく、そして、この
決算委員会で私たち議員は本当に予算が、そのときの予算、私
たち議会の思いが十分に反映されて執行されたんですか、そして伊賀市の発展のために地域住民の福祉の向上のために十分に効果のある使い方をされたんですか、このことを問うのが
決算委員会なんです。多くの効果のある事業、たくさんありました。しかし、
委員長報告にありましたように、中にちょっと効果がない、いやいやさぼってるんじゃないか、いやいやもっと言うなら疑惑まで感じるんではないかという指摘に対して、執行部の
皆さん方が堂々としてお答えもいただかなかった、ということはということで、私
たち議会は執行部の
皆さん方におきゅうを据えるためにも、この議案第94号は不認定すべきという意思表示をぜひともお願いを申し上げたいと思います。
以上です。
○議長(
中谷一彦君)
他に御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、議案第94号、議案第95号、議案第98号及び議案第100号の4議案は単独で、議案第96号、議案第97号、議案第99号及び議案第101号から議案第106号までの9議案は一括で行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御異議なしと認めます。
よって、そのように取り扱います。
まず、議案第94号に対し、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第94号は認定されました。
次に、議案第95号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第95号は認定されました。
次に、議案第98号に対し、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第98号は認定されました。
次に、議案第100号に対し、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第100号は認定されました。
次に、議案第96号、議案第97号、議案第99号及び議案第101号から議案第106号までの9議案に対し、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第96号、議案第97号、議案第99号及び議案第101号から議案第106号までの9議案は認定されました。
次に、日程第2 議案第107から議案第109号まで、及び発議第10号の予算関係4議案を一括議題とします。
本件に関し、予算常任委員会の委員長の報告を求めます。
予算常任委員長。
(13番 福田香織君登壇)
○13番(福田香織君)
ただいま議題となりました予算常任委員会に付託された3議案についての審査の経過と結果を報告します。
当委員会は、9月19日に
執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容については、議案上程時に説明がなされていますので、省略します。
また、当委員会は議長を除く議員全員で構成されており、内容については十分御承知のことと存じますので、質疑に関する報告についても省略し、討論と審査の結果を報告します。
議案第107号について、討論において、賛成の立場からの意見として、大部分については賛成するが、一部の予算については関連する議案が別の常任委員会に審査を付託されていることから、その審議状況と結果を踏まえ臨みたいとの意見あり、また、反対の立場の意見として、幼児教育・保育の無償化制度の開始によって、多額の予算が投入されることに反対するとの意見があり、審査の結果、本案は賛成多数で可決すべきものと決しました。
次に、議案第108号及び議案第109号について、特に意見はなく、審査の結果いずれも全会一致で可決すべきものと決しました。
以上、審査の経過と結果を御報告申し上げ
委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
中谷一彦君)
次に、議案第107号、令和元
年度伊賀市
一般会計補正予算(第4号)に対する修正案である発議第10号に対し、発議者代表の説明を求めます。
福村議員。
(5番 福村教親君登壇)
○5番(福村教親君)
ただいま議題となりました発議第10号、議案第107号、令和元
年度伊賀市
一般会計補正予算(第4号)に対して、一部修正したいと思います。
修正の理由ですが、議案第107号、令和元
年度伊賀市
一般会計補正予算(第4号)に計上されている
青山讃頌舎美術館開館準備経費について、
青山讃頌舎美術館の設置及び管理に関する条例の制定に反対であるため、同経費について修正削除しようとするものであります。
修正の内容は、議案第107号の第1表歳入歳出補正予算、歳出第2款総務費、第1項総務管理費のうち、当該経費分545万5,000円を減額し、あわせて同表の歳入も減額し、第1条第1項の歳入歳出予算の総額をそれぞれ453億5,743万9,000円に修正しようとするものであります。
以上、よろしく御賛同賜りますよう、お願いいたします。
○議長(
中谷一彦君)
説明が終わりました。
まず、議案第107号、令和元
年度伊賀市
一般会計補正予算(第4号)及び議案第107号の修正案である発議第10号の2議案に対し、質疑を行います。
御質疑ありませんか。
田中議員。
○12番(田中 覚君)
発議第10号について、質疑をさせてください。
伊賀市民の心の豊かさ、文化の振興について、今、この発議第10号でブレーキをかけようとされてると私は理解をしたんですけれども、ブレーキをかける発議ではないですか。
発議者に対して、伊賀の文化振興及び心の豊かさの醸成について、お考えをお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(
中谷一彦君)
福村議員。
○5番(福村教親君)
基本的に予算のお話でございますので、設置条例を前提としてお話をさせていただくんですけども、芸術・美術・文化に接することは非常に大事やと私も考えております。ただ、そもそもその美術館が必要論をもう少し議論を進めるべきではないかと、余りにも拙速であり、話が熟議していないこの時期に
青山讃頌舎美術館を設置するというのは、拙速であると考えるところでございます。
そして、また、個人の穐月氏の、また遺族の方々の市へ寄贈いただいたそのお気持ちは非常にありがたく、感謝するところではありますが、もう少し中心市街地の活性化も含めながら、1人でも多くの方に接していただく、そういう面であっても、もう少し議論を重ねた上で美術館の設置を考えていくべきだと、私は考えているところでございます。
○議長(
中谷一彦君)
田中議員。
○12番(田中 覚君)
少し、理解、ごめんなさい。及ばなかったので、もう一度だけお聞かせください。
私たちは、歴史、そして文化の薫るこのふるさとを愛してやみません。今、中心市街地のお話もありましたけれども、文化の振興というのは、中心市街地と相乗効果のある部分もあるだろうし、文化は文化として単独で私たちの心に潤いを与えてくれる部分だと思う。拙速というお言葉がありましたけれども、今までやってこなかったのが遅過ぎたんじゃないかと、もっと早くしなくちゃならなかったんじゃないか。したがって、やっと伊賀市に美術館という名のついた建物及び、その中の収蔵品がオープンに公開されるということは、非常に市民にとっても喜ばしいこと、そこにブレーキをかけてるとしか私はどうしても聞こえません。
もう一度、そのあたりの私のもやもやを取り除いていただければと思います。
○議長(
中谷一彦君)
福村議員。
○5番(福村教親君)
ブレーキをかけてるつもりはございません。先ほども申しましたけども、1人の方でも多くに接していただくためには、立地、立地の面でも中心市街地にあれば、それなりの利用度が上がる。また、運営経費の面でも当局の試算によりますと年間500万円以上の赤字が見込まれる、これが未来永劫続くことは、市民にとって血税をそこに投入することは全く納得のいくところではないと私は考えておりますので、ブレーキをかけるつもりはございません。もう少し議論に議論を重ねながら、その美術館必要やと思います。それをどの場所にどういう条件で建てればいいのか、もう少し議論を深めていくのが市民にとっての大事なことだと考えております。
以上です。
○議長(
中谷一彦君)
他に御質疑ありませんか。
山下議員。
○8番(山下典子君)
発議第10号の提出者に質問します。
伊賀市
青山讃頌舎美術館の整備計画については、6つの住民自治協議会と1つの市民団体から、歴史的風致を生かした地域活性化、まちづくりにさらに大きな役割を果たすものとして、美術館の早期開館を希望した要望書が提出されています。市民の希望に寄り添うのが議員の責務と思われますが、提出者はどのように考えられてますか。
○議長(
中谷一彦君)
福村議員。
○5番(福村教親君)
基本的に設置及び管理の条例制定に反対なため、予算にも反対をさせていただいていることでございます。
○議長(
中谷一彦君)
山下議員。
○8番(山下典子君)
特に、市民団体の中で美術館の建設を推進する会というのは、もう10年以上前から署名を集めるなどして要望書を提出されています。それについてはどのように考えられますか。
○議長(
中谷一彦君)
福村議員。
○5番(福村教親君)
あくまでも補正予算に関連したことですので、その答えとなります。
○議長(
中谷一彦君)
他に御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御質疑なしと認めます。
なお、10号については、委員会に付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御異議なしと認めます。
よって、発議第10号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより、議案第107号及び発議第10号の2議案に対する討論に入ります。
御意見ありませんか。
近森議員。
○17番(近森正利君)
私は、発議第10号、議案第107号、
令和元年伊賀市
一般会計補正予算(第4号)に対する修正について、これに対して賛成の立場から意見を申し上げます。
また、文化振興経費
青山讃頌舎美術館開館準備経費に関しましては、当局からの説明では、文化振興ビジョンに基づいて美術館を設置すると言われていますが、文化振興ビジョン検討委員会の中で明記されているビジョン推進に向けてでは、伊賀市文化振興条例を制定し、伊賀市文化振興審議会を設置して具体的に取り組むための伊賀市文化振興プランの策定が必要と明記されています。市全体の市民の意見を聞かず、議員全員協議会で説明するだけで美術館の設置を決めてくることは認められません。よって、この修正予算について賛成をいたします。
○議長(
中谷一彦君)
市川議員。
○9番(市川岳人君)
発議第10号につきまして賛成、補正予算に対して一部修正に賛成の立場で討論させていただきます。
青山讃頌舎美術館の設置につきましては、今議会に設置条例が上程されております。そして、青山地域、地区の住民自治協議会から要望が上がっている状況でございます。美術館の設置に当たっては、その設置の是非、そしてよりよいものにするために、文化振興ビジョン、それに基づいた具体的な運営の基本の計画、それを十分に審議した上でなされるべきものであると考えております。この定例会中の総務常任委員会の中の審議の中でも、そういった基本計画がいまだ策定されてないことが明らかとなっております。十分な審議を経た上で、該当する個別具体的な美術館を設置することが、地域住民の要望にもかなうより良い美術館になると、そのように確信しておりますので、今回の修正には賛成をさせていただきます。
○議長(
中谷一彦君)
他に御意見ありませんか。
百上議員。
○19番(百上真奈君)
私は、議案第107号の伊賀市
一般会計補正予算については、原案について反対の立場で、また、それに関して発議第10号については、賛成の立場で意見を申し上げます。
まず、
一般会計補正予算ですが、この補正予算には、消費税10%増税実施とともに始まる幼児教育・保育の無償化に係る補正予算が計上されています。条例改正で、無償化についての問題点は、以降、反対意見は後ほど申し述べますが、補正予算では10月から半年分は公立保育所の保育料分も国が負担するため、1億5,084万1,000円の臨時交付金を初め、私立の国・県の負担金など総額1億9,302万円が入ってくるため1,700万円の財源あるとのことでした。そして、来年度からは、公立保育所の財政負担は全額伊賀市になりますが、無償化で市が負担する経費は交付税算定されますので、実質的な財政負担は変わらないと思います。無償化によって保育料負担軽減分の財政負担が減るのですから、この補正予算において浮いた財源で実費徴収される給食費を無料、もしくは負担軽減するようにすべきだったと思います。現段階でも100を超える自治体では無償化をする予算等も含めて提案されていますので、そのことがなされていないということについて反対をしたいと思います。
もう一点は、市立美術館開館準備経費545万5,000円が計上されています。今年度から10年間にわたる文化・芸術振興に関する理念と施策の方向を示した文化振興ビジョンが策定されました。具体的に取り組むためのプランは、これから策定するということです。伊賀市として市立の公立美術館構想ですけれども、穐月様の御遺族から寄贈していただいた建物や作品等大事に活用し、多くの方に見ていただくこととか、それから青山の方々が地域活性化につなげていくことということはとても大事なことだと思います。しかし、初めての公立美術館を開館するのなら、やはり文化振興プランに位置づけるのと、それから財政計画をしっかりつくって、この平成18年に提出された8,000人を超える署名ですか、それぐらいたくさんの皆さんが求められた美術館建設を本気でつくることが、私は今こそ必要だと思っています。この18年に出された要旨には、世界的に有名な元永定正さんや、榊 莫山さんの作品、そして伝統陶芸の伊賀焼など、さまざまな分野で秀でた作品と出会えるように美術関係の専門施設として1,800平米の大展示室を兼ね備えた美術館をつくっていただきたいというふうに書いてあります。伊賀市が誇る文化・芸術・歴史・観光をうまくマッチングさせるようなすばらしいものを、そして、市民誰もが日常的に文化・芸術に接することができるような美術館を、私はつくっていただきたいと思っておりますし、将来にわたって住み続けられる伊賀市につながるというふうに思っています。
こういった考えが出てきた以上、伊賀市はやっぱり今まで本気でそれをやってこなかったわけですから、今後、本気でもって美術館づくりをしていただきたい、よって今回、この案については再度練り直していただきたいので、このことが含まれている補正予算については反対をいたします。
○議長(
中谷一彦君)
他に御意見ありませんか。
田中議員。
○12番(田中 覚君)
議案第107号、賛成、発議第10号、反対、この意見を表明して討論に参加をさせていただきたいと思います。
いろんな御意見を今お聞かせいただきました。しかし、もう少し大所高所から俯瞰して伊賀の文化行政を考えたときに、また、見たときに、いろいろと御意見はあるかわかりませんけれども、まず最初の大きな一歩、この美術館の開館が私たちの心の文化にとっては、欠くべからずなもんだと思います。どうか、議員の皆さん、大所高所いろんな意見あるかと思いますけれども、どうか大所高所からの御判断をいただきたいと、このように思います。
以上です。
○議長(
中谷一彦君)
他に御意見ありませんか。
安本議員。
○23番(安本美栄子君)
議案第107号、原案に賛成をし、発議第10号に反対の立場から意見を述べたいと思います。
御承知のように、この青山讃頌舎の美術館設置のための、今回、穐月さんから移行されましたこの作品は、92点、蔵書2万、それから古美術850点、これらは、伊賀市にとっても貴重な財産でございます。遺族の方のおっしゃるには、穐月美学を多くの方々にごらんをいただき、文化・芸術という振興の形の中で寄与できたら、そして、さらにはほかの作家の方々のすばらしい美学もあわせて展示をしながら、文化・芸術環境の整備に一翼を担いたいという遺族の方の思いに、私は敬意と感謝を申し上げたいと思います。
そして、そのための予算計上は、審議はいろいろまだまだ当局の出された案件については疑義がある部分は正直ございます。が、しかし、予算づけをしっかりしながら、議会としても議論を進めていき、そして、市民の皆さんにとって心豊かな文化・芸術の振興につながることを期待をする意味で、私は発言をさせていただきました。
○議長(
中谷一彦君)
他に御意見ありませんか。
山下議員。
○8番(山下典子君)
議案第107号に賛成、そして、発議第10号に反対の立場で意見を言わせていただきます。
美術館の開館については、多くの皆さんが本当に昔から汗を流して一刻も早く美術館の開館をと、そんな運動をされてきました。そうした市民の皆さんの要望に寄り添うのが市議会議員の責務だと思い、この発議第10号に反対させていただきます。
○議長(
中谷一彦君)
他に、御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御意見なしと認めます。
よって、議案第107号及び発議第10号の2議案について、採決に入ります。
採決は、発議第10号、議案第107号の順に、それぞれ単独で行います。
まず、発議第10号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、発議第10号は可決されました。
次に、発議第10号が可決されましたので、発議第10号の修正議決された部分を除く、議案第107号の原案について、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、発議第10号で修正議決された部分を除く第107号は可決されました。
次に、議案第108号及び議案第109号の2議案について、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御質疑なしと認めます。
よって、同じく2議案に対する討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は議案ごとに行います。
まず、議案第108号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第108号は可決されました。
次に、議案第109号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第109号は可決されました。
次に、日程第3 閉会中の継続審査の申し出を議題とします。
総務常任委員長から議案第114号について、お手元に配付のとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。
委員長から審査経過の説明をいただきます。
総務常任委員長。
(16番 上田宗久君登壇)
○16番(上田宗久君)
ただいま議題となりました総務常任委員会に付託された10議案のうち議案第114号、伊賀市
青山讃頌舎美術館の設置及び管理に関する条例の制定についての1議案について、閉会中の継続審査の申し出に係る審査の経過を報告いたします。
審査は、9月24日に
執行部出席のもと審査を行いました。委員からは、たくさんの、多くの方に来ていただくには、少々不便ではないかと、また、平成18年6月に美術館建設を求める請願が採択されているが、そのことも踏まえてあり方検討委員会で審議されたのかとの質疑があり、当局からは青山駅から徒歩で15分もかからず、車でお越しの方については大村神社さんの駐車場を貸していただけることになっている。また市内全体で美術館の設置場所を検討した結果ではなく、寄贈を受けた施設等の利活用であると考えているとの答弁がありました。
さらに、当初指定管理委託料は400万円の試算であったと思うが、なぜ600万円になったのかの質疑に対し、当局からは、当初、29年12月に全員協議会で説明させていただいたとき、週3日間程度の開館で試算していたが、その後、週6日間としたことで約200万円増額となった。ただ、文化振興という観点から収支だけでははかれないこともあるとの答弁がありました。
また、美術館設置については、計画的に進めていかなければならないと考えるがどうかの質疑に対し、当局からは、これは、ゼロベースでつくり上げていく美術館ではなく、寄贈された施設等を有効利用しようということである。また、地域の方と協力しながら美術と触れ合える場所を提供したいと考えているとの答弁があり、さらに、6日間開館する必要があるのか、それだけの来場者の見込みがあるかの質疑に対し、当局からは、6日間開館することで、いつでも見に行ける身近な美術館ということで考えているとの答弁が出ました。また、開館については、基本計画を策定してからでもよかったのではないかとの質疑に対し、当局からは、令和2年4月オープンということを以前の全員協議会で説明しており、そのスケジュール上、今回の提出に至ったとの答弁がありました。
最後に、文化振興ビジョンの理念がわかったが、基本計画がなければ評価のしようがない、手順について再考できないのかの質疑に対し、当局からは、文化振興ビジョンを受け、現在、文化振興プランを策定中である。文化振興プランの中には、個別具体的な施設の方向性・あり方・かかわり方ということも位置づけようと考えているとの答弁があり、討論では、継続審査の立場から、美術館設置自体はすばらしいことであると思うが、基本的な美術館の位置づけが明確でなく、開催日の設定や有料であることについても不服であると、もう一度考え直してもらいたいと意見があり、審査の結果、継続審査とすべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
中谷一彦君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
森川議員。
○14番(森川 徹君)
ただいま総務委員長より、この議案第114号に対する継続審議の説明がなされたところであります。しかしながら、先ほど発議第10号によりまして、この
青山讃頌舎美術館に関連する予算が削除されたところであります。それで、この114号を審議をする、またまた継続で審議をするというのは非常に難しいことではないのかなと考えるところであります。したがって、議会運営委員会の開会を望みますけれども、議長、取り扱いのほどよろしくお願いします。
○議長(
中谷一彦君)
暫時、休憩します。
会議を再開します。
暫時、休憩し、議会運営委員会を開催していただきます。その後、11時に再開したいと思います。
(午前10時39分 休憩)
―――――――――――――――
(午前11時00分 再開)
○議長(
中谷一彦君)
会議を再開します。
総務常任委員長の説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
議案第114号に対し、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立少数であります。
よって、議案第114号は閉会中の継続審査とすることを否決されました。
議案第114号は閉会中の継続審査とすることが否決されましたので、再度、総務常任委員会で審査をいただくことになります。
暫時、休憩します。再開は11時20分とします。
(午前11時01分 休憩)
―――――――――――――――
(午前11時20分 再開)
○議長(
中谷一彦君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
休憩中に議案第114号について、総務常任委員会において再度審査をいただき、先ほど
委員長報告が提出されました。ついては、この件を日程に追加し議題としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御異議なしと認めます。
よって、議案第114号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
本案に関し、総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長。
(16番 上田宗久君登壇)
○16番(上田宗久君)
総務常任委員会にて、先ほど審査いたしました議案第114号、伊賀市
青山讃頌舎美術館の設置及び管理に関する条例の制定についてについての審査の経過と結果を御報告いたします。
なお、皆様方に御承知いただきたいと思います。本来、
委員長報告は、書面にて皆様方に配付させていただくところですが、本日の総務常任委員会は本会議開催中の委員会開催でありましたので、時間の割愛をさせていただきます。
ただいまから、私が口頭で報告を申し上げます。なお、皆様方には後日配付をさせていただきますので、御理解を賜りたいと思います。
まず、討論において、賛成の立場から、運営など基本的な計画は示されていないという点からは、時期尚早という部分はあるが、条例を可決し計画策定を進めていくことも可能である。また、歴まち計画、歴史まちづくり計画との整合を図りながら、地域とともにつくり上げていくことが大事である。
一方、反対の立場からは、美術館設置の基本的な位置づけ、詳細な計画策定が出されていないなどの意見がありました。
審査の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
中谷一彦君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
生中議員。
○15番(生中正嗣君)
議案第114号、伊賀市
青山讃頌舎美術館の設置及び管理に関する条例の制定について、反対の立場で意見を申し上げます。
先ほどの補正予算審議の中でもるる御意見がございました。この条例は、伊賀市の文化振興に資するとともに、すぐれた美術作品を身近なところで鑑賞できる場を提供する伊賀市発の美術館として上程されました。本年7月には、文化・芸術の振興に関する施策の伊賀市文化振興ビジョンが策定をされ、その中に文化・芸術を将来に発展させていくために、人口規模、財政状況に見合った効率的な施設運営を意識し、持続可能な施設整備を行っていく必要があると明記されており、文化・芸術の振興する拠点として美術館の整備は必要であるということは言うまでもないわけである。そして、推し進めていかなければならないと考えております。
しかし、美術館とは、美術作品を中心とした文化遺産や、現代の文化的な作品を収集・保存・展示し、文化に関する教育・普及・研究を行う施設とされており、今回の条例は、伊賀市の美術館として議論や検討もされないまま上程されているわけであります。また、平成18年6月には、数千人を超える署名とともに美術館設置の請願が議会採択をされ、特に場所については、旧上野市街中心部という要望でもございます。このことから、今後、検討委員会審議会等を立ち上げていただいて、市民の声を聞きながら伊賀市の誇れる美術館として場所・規模・機能等を勘案をし、時間をかけて検討していただきたいと思っております。
今回上程の施設につきましては、例えば、記念館、アートギャラリー、資料館等の名称で広く市民が身近に触れられる施設として活用されますことをお願いを申し上げ、今回の設置条例には反対をさせていただきます。
以上です。
○議長(
中谷一彦君)
他に、御意見ありませんか。
福田議員。
○13番(福田香織君)
議案114号、原案に反対の立場から討論させていただきます。
美術館建設を推進する会、また青山自治協から提出されました要望書の内容は尊重すべきものでございます。しかし、例えば、丸之内の旧庁舎南側にある伊賀信楽古陶館は、寄贈者から建物を新築しコレクションとともに市に寄贈されました。にもかかわらず、今50年たち、耐震がなく廃館とし、遺族の方々から何とか市でそのコレクションを維持してもらえないかという要望書が提出されました。それでもいただいた伊賀市のお宝の大半を、今、県外の美術館に預け、市の伝統工芸を受け継げない事態になりました。安易に譲り受けましたが、将来建物の維持管理ができなくなったときには、また、いただいたお宝を放出するようなことにもなりかねません。今後、ますます財政が厳しくなる中で、公立美術館のあり方、そしてビジョンをきちんと議論し、この記念館をどうするのか決定すべきであると考えますので、議案114号には反対させていただきます。
○議長(
中谷一彦君)
他に御意見ありませんか。
森川議員。
○14番(森川 徹君)
この議案第114号に対して、賛成の立場から討論に参加をさせていただきます。
この委員会の質疑において、やはり当局から、残念ながら明確な
青山讃頌舎美術館に対するビジョン、そういったものが、我々議員に対して、残念ながらですけれども、示されることはありませんでした。そういう立場から、私は三角に極めて近い丸ということの立場で、今意見を述べているわけでありますけれども、やはり、今ビジョンの見えない中で、もう少ししっかりと熟議をして、この讃頌舎美術館の開館にという思いでありましたけれども、やはり今、このタイミングで丸かバツかというところであれば、讃頌舎美術館、先ほど同僚議員の話にもありましたけれども、伊賀市において芸術、それからそういったものはやはり私はお金では買えないもの、そんなふうに思っております。指定管理料のウン百万円も、そのウン百万円以上の効果が得られれば、私はこれは伊賀市にとってはすばらしいものではないかなと、そんなふうにも思いますし、また、開館日の問題だったりとかそういったことに関しても、これからいろいろ議論を深めていくところは大いにあるとは思いますけれども、今後、この美術館が伊賀市にとって、また、この位置もそうなんです。この中心市街地だけではなくて、青山にあることのよさ、こういったものもしっかりと伊賀市民に、またまた観光客の皆様方に発信していくべきであると、私はそんなふうに思ってます。
すなわち、大きな可能性を持った讃頌舎美術館、これをやっぱりこれからしっかりと伊賀市のみならずして、県外、もっと世界各国に発信していくという意味で、今回、この第114号に対して、賛成の立場をとらせていただきます。
○議長(
中谷一彦君)
他に御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
なしと認めます。
よって、採決に入ります。
議案第114号については、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立少数であります。
よって、議案第114号は否決されました。
以下、順次、日程を繰り下げ、日程第4を第5とし、議案第110号から議案第113号まで、議案第116号から議案第118号まで、議案第128号及び議案第129号の9議案を一括して議題とします。
本件に関し、総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長。
(16番 上田宗久君登壇)
○16番(上田宗久君)
ただいま議題となりました総務常任委員会に付託された9議案について、審査の経過と結果を報告します。
当委員会の審査は9月24日に
執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容については、上程時に説明がされていますので省略いたします。
まず、議案第110号、伊賀市短時間
勤務会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の制定についてと、議案第111号、伊賀市
会計年度任用職員の給与に関する条例の制定についてと、議案第112号、
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備等に関する条例の制定について、3議案を一括で補充説明を求めて質疑を行いました。
委員からは、制度のメリット・デメリットについての質疑があり、当局からは、メリットとしては法律の改正により任用根拠の明確化、適正化が図られる、その反面、期末手当の支給が可能になるなど、これまで以上に財政負担がふえることが懸念されるとの答弁がありました。
また、パートタイムとフルタイムの処遇について、共済組合への加入はできるかとの質疑があり、当局からは、フルタイムについては12カ月を超えて引き続き同勤務時間で任用される者については、地方公務員等共済組合法が適用され共済組合の加入となるとの答弁があり、また、会計年度での雇用となっているが、延長はできるかとの質疑があり、延長ではなく、再度改めて任用となる、共済加入期間を含め、任用については加算されるとの答弁がありました。
また、地区市民センターの職員は、これまで地域の推薦というものがあったが、これからはどうなるのかの質疑に対して、当局からは、平等取り扱いの原則から広く募集を行い、能力実証、面接や書類選考などによる任用が基本であると思っているが、密接に地域とかかわるという部分においては、それぞれの実情を踏まえて募集や任用に心がける必要もあると考えるとの答弁があり、否決された場合、どうなるのかとの質疑があり、当局からは、否決された場合は、必要な人材が確保できない、今、雇用されている方の法的な根拠はなくなるので、全ての業務を一般職員で行わなければならなくなるとの答弁がありました。
議案第110号、111号、112号の3議案についての討論については、特に意見はなく、それぞれ議案ごとに審査の結果、3議案とも全会一致で原案どおり可決すべきと決しました。
次に、議案第113号、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための
関係条例の整備に関する条例の制定についてですが、討論では、特に意見はなく、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第116号、伊賀市
地区市民センター条例の一部改正についてでございます。
委員からは、改正前の第3条では、センターに所長を置き、主事その他必要な職員を置くことができるとなっており、今回、センターに必要な職員を置くことができるに改めてられているが、配置人数についてはどうなっているのかとの質疑があり、当局からは、改正前の条例でも配置人員のことは規定されていなかった、また、指定管理となれば、指定管理者がその裁量において人員などを考慮して採用することができると考えているとの答弁があり、指定管理となれば、人数の制限は受けることはなくなるが、その予算措置は考えているのか、また、地域の方は、そのような認識でおられるのかとの質疑があり、当局からは、モデル事業の説明会では、令和2年度当初にその地区市民センターに配置される予定人員において算出した人件費を指定管理料に計上することになると説明させていただいたとの答弁がありました。
次に、委員からは、上野地区は、現在3人体制となっているが、公民館の分館廃止に伴い、2名体制になるという説明が以前になされていたが実際はどうか、また、先日の教育民生常任委員会において、伊賀市
公民館条例の一部改正が否決となり、本会議ではどうなるかわからないが、この状態で指定管理が地域の方に受け入れられると思われるのかとの質疑については、当局より分館の業務については、今のところ仕様には入れていない、総合計画にも明記している地区市民センターの自治センター化の準備段階として考えており、これを少しでも前に進めたいと考えているとの答弁がありました。
さらに、支所のあり方についてもあわせて議論されるべきと考える。また、旧郡部との地区市民センターの設置の経緯が違うと思うが、その点はどう思われているかのかの質疑に対して、当局からは、地域規模も事情もさまざまであるが、今後、市全体として地域間の不均衡を改善する必要があると考えている。自治センター化は、これらの問題解決のため1つの方法と考えており、今回指定管理ができる制度に改正するものとして提出したと答弁がありました。
また、これまでの説明会での内容では不十分だと思うが、この条例が可決されれば、住民自治協議会の説明は終了とし、すぐに事業を開始するのか、また、直営での地区市民センターの運営のままではなぜいけないのかとの質疑があり、当局からは、一旦はモデル事業として進めたいと思いますが、今後も話し合いを進めていきたいと考えている。市と住民自治協議会との業務の線引きが曖昧で、仕分けすることが非常に難しくなっていることが問題である。自治センター化は、それらの複雑で曖昧な業務上の問題をクリアしたいという思いがあるとの答弁がありました。
最後に、支所のあり方が密接に関係してくると思うが、その点はどうかとの質疑があり、当局からは、この条例については、現在の直営を否定するものではなく、指定管理をすることができるという自由選択型のものとして考えている。また、支所のあり方とのそごが将来的に生じることはないと考えているとの答弁がありました。
討論において、継続審査の立場から、指定管理
制度そのものについては間違っていないと思うが、まだ、理解を得られるだけの説明が不十分であると考える。もう少し時間をとって説明するべきだとの意見があり、反対の立場で、今の段階では、まだ住民の方の中でもよくわからないとの意見が多く、説明が不十分だと思う。現段階では反対とする。この議案を提出する真意がわからないとの意見もあり、審査の結果、原案に対して賛成する者なく、全会一致で否決すべきものと決しました。
次に、第117号、伊賀市
市税条例等の一部を改正する条例の一部改正について、議案第118号、伊賀市印鑑条例の一部改正について、議案第128号、
伊賀南部環境衛生組合規約の変更に関する協議についての3議案とも、それぞれに質疑・意見もなく、全会一致で可決すべきものと決しました。
最後に、議案第129号、
定住自立圏形成協定の締結についてでございますが、委員より、奈良県山添村との定住自立圏形成の発生源は何ですか、また、伊賀市にとっての財政メリットは何かとの質疑に対し、当局からは、今の定住自立圏形成での準備段階で勉強会に参加させていただいていたが、山添村は天理市との定住自立圏形成に入ることが予定されており、そのときは、見送られたということで、しかし、この間にも情報共有などは行っており、今回、協定が整い協定の締結に至った。また、財政支援の面では特別交付税が200万円ほどふえる予定であるとの答弁がありました。
また、3年ほど前に、名張市への定住自立圏形成の話を持ちかけたがうまくまとまらなかったと聞いている。その後、定期的に協議されていることはあるのかとの質疑があり、当局からは、継続的に県の防災総合事務所と名張市と伊賀市で共同、各担当部長会議を年3回ほど実施しており、今回の件でも名張市さんにもお話させていただくなど、情報の共有を図っているとの答弁がありました。
討論において意見もなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
中谷一彦君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
百上議員。
○19番(百上真奈君)
議案第110号、伊賀市短時間
勤務会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の制定、議案第111号、伊賀市
会計年度任用職員の給与に関する条例の制定、議案第112号、
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備等に関する条例の制定、及び議案第116号、伊賀市
地区市民センター条例の一部改正について、原案に対し反対の立場で意見を申し上げます。
まず、議案第110号、111号、112号に関連する3議案についてですが、2017年5月に
地方公務員法、
地方自治法が改正され、臨時職員や特別職、非常勤職員などの職員を来年4月から
会計年度任用職員という採用形態に統一するというものです。現在、伊賀市の臨時職員、嘱託職員は1,247人で、このうち80%が
会計年度任用職員になるという説明がありました。本来、公務員は正規職員とすべきですが、国の定数管理などによって臨時非常勤職員がふえました。保育士、給食調理員、臨時保健師、看護師、事務職員、相談員など、行政業務を遂行する上でなくてはならない職員の皆さんです。このような臨時非常勤職員の職員の雇用の安定や処遇改善が求められています。その方々が来年度からの雇用の継続や、今と同じ条件で働けるのか不安に思っておられると思います。
会計年度任用職員の任用期間は最長1年で、毎年応募して採用試験を受けることになります。つまり、民間では非正規で5年働けば労働者からの申し込みで正規社員になれる無期転換ルールが始まっていますが、公務員は雇用ではなく任用という理由で労働契約法やパート労働法も適用されず、
会計年度任用職員になってもずっと非正規のままという問題ありの制度です。
また、1週間当たりの勤務時間が38時間45分の職員は、生活給として給与2.6と期末の期末手当、それから給料支給、退職手当等が支給されるフルタイムの任用職員になります。しかし、それよりも1分でも短ければ、報酬と費用弁償、6カ月以上勤務者に1.45の期末手当が支給されるパートの任用職員になります。つまりフルタイムとパートに分けられる全く違う給与体系になります。伊賀市は約1,000人の任用職員になるというふうに言われていますが、そのうちフルタイム任用はゼロ人ということです。現在、正規職員と同じような仕事を担ってフルタイムで払いている臨時職員もおられると思いますが、全てパートになるということなのでしょうか。正規職員の採用がない給食調理員の多くは、臨時職員が担ってくれています。担任を持っておられる臨時保育士など、職種によっては臨時職員がいなければ回っていかない部署もたくさんあると思います。パート任用になったら、退職金はありません。共済組合にも加入できません。今よりも処遇が悪くなれば、モチベーションが下がり、退職や、それから他市への就職も考えられるのではないでしょうか。今でも人材確保が困難な中で、困るのは正規職員であり、ひいては
住民サービス低下につながります。臨時職員の処遇改善につながらない採用にするべきではありません。津市では、フルタイム任用の保育士を残しますし、四日市市、名張市、松阪市もフルタイム任用職員を残すと聞いています。
総務省自治行政局の大村慎一公務員部長が、8月22日の全国人事担当課長市町村担当課長会議の場で、会計年度任用制度においては、単に財政的な制約を理由とした制度設計をすることは、改正法の趣旨に反し、適切でない。適正な任用と処遇を確保することが制度導入の目的であり、広い意味での働き方改革、同一労働同一賃金という社会政策の一環であると考えていただきたい。経費については、地方財政計画に反映できるよう関係省庁と調整していると発言されています。これをしっかりと踏まえていただき、正規職員と同じ仕事をしている臨時職員は、フルタイム任用にすること、臨時職員の安定雇用と処遇改善につながる任用にすることを強く求め、現状では、処遇後退の懸念があるため反対をいたします。
それから、議案第116号ですが、地区市民センターへの指定管理者制度導入は、平成22年3月に出された伊賀市における自治組織のあり方に関する報告書に、地区市民センターを自治センターと位置づけ、そこで働く職員を地域で雇い、地域の意向により働けるようにするため、地区市民センターを地域で指定管理することが必要ですとあります。市は、制度導入効果として、地区市民センター利用の自由度が上がり、職員の人数、勤務時間などは弾力的な雇用が可能になり、収益を上げる自主事業が可能になり、自治協活動が活性化されるなどと示しました。しかし、住民説明会での出席者の意見は、経費削減目的の指定管理者制度導入を住民は求めていない、行政にはメリットがあるが住民にはメリットがないという厳しいものや、よくわからないという声もあり、このモデル導入については、住民理解が得られたとは言えません。地区市民センターを住民が指定管理することになると、維持管理だけでなく、職員の人事管理、証明書の対応や災害時の初期対応など、行政事務の対応もすることになります。自治協に対して市の業務をふやす一方、地域包括交付金を減らし、
地域づくりを丸ごと住民に担わせるものと強く感じました。
では、市はそれに対してどのような人的支援をするのか、自治協にどのように寄り添って協働のまちづくりを進めるのか、全く見えてきません。視察に行った長野県飯田市では、行政と住民の協働を推進する仕組みとして、活動拠点の自治振興センターに公民館を併設し、いずれも正規職員のセンター長、公民館主事、保健師を配置しています。地域のことは地域でやるといっても住民さんだけではできません。私たち市の職員が地域に入って一緒に地域課題を解決しているんですということでした。伊賀市でも一番身近なところでの人的な行政支援をどうするのかしっかりと打ち出していただく必要が早急にあると思います。
いずれにしても支所を含む行政のあり方が明確になっていない以上、地区市民センターのあり方も明確にできないのですから、この指定管理者制度導入モデル事業は、現段階であっても行うべきではないと考えますので反対いたします。
○議長(
中谷一彦君)
他に、御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
生中議員。
○15番(生中正嗣君)
議案第116号、伊賀市
地区市民センター条例の一部改正について、反対の立場で意見を申し上げます。
この条例改正は、地区市民センターの管理運営を試行的に指定管理によって行うものであるということは十分理解できるところでありますが、その改正理由として、市内全域のセンター職員数を統一するとか均衡を図るということでの減員計画であります。特に、旧上野市における地区市民センターは、公民館分館機能も有し、平成7年から3名体制であります。旧町村には、正職員が配置された地区公民館による事業が行われており、決して不均衡ではないと考えております。
この後、審議される議案第123号の
公民館条例の一部改正についても大きくかかわることでありますが、伊賀市合併後15年経過し、支所地区公民館の今後のあり方について全く示されず、今回の人数のみを減員するという考えを含む、この条例には、到底受け入れることができないわけであります。
また、今まで実施された住民自治協議会や地区市民センター長への説明も説明会も全く同意・理解されていない現状であります。市長が今議会の同僚議員の支所に関する一般質問の答弁で、自治協のあり方や行政がどうするかとの見直しをしない限り改革はできない。上からの改革ではなく、市民から湧き上がってくること、意思疎通、共有が大切であると述べられました。まさしくそのとおりであります。今後、さらに理解を得るための努力を強くお願いをいたしまして、今回の議案上程は時期尚早と考え、反対といたします。
以上です。
○議長(
中谷一彦君)
他に、御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、議案ごとに行います。
まず、議案第110号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第110号は可決されました。
次に、議案第111号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第111号は可決されました。
次に、議案第112号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第112号は可決されました。
次に、議案第113号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第113号は可決されました。
次に、議案第116号に対し、委員長の報告は否決するもの・・
(「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
田中議員。
○12番(田中 覚君)
先ほどの
委員長報告で、継続審査の審議の意見もあったということですので、まず、継続審査のほうからお諮りをいただきたいと思います。
○議長(
中谷一彦君)
暫時、休憩します。
(午前11時50分 休憩)
―――――――――――――――
(午前11時51分 再開)
○議長(
中谷一彦君)
会議を再開します。
ただいま、田中議員より動議がありました。委員長が
委員長報告において、継続審査の申し出があったということでありましたが、それについて、報告を求めます。
お願いします。
○16番(上田宗久君)
当初は、継続審査ということで委員会ではありましたけども、ただいま本会議の先ほどの・・
(発言する者あり)
○議長(
中谷一彦君)
116号について。
○16番(上田宗久君)
116号については、委員会では否決、今、議長で採決を求め意見を求めたところでございます。だから・・
(発言する者あり)
○16番(上田宗久君)
継続では出ておりません。
○議長(
中谷一彦君)
暫時、休憩します。
(午前11時51分 休憩)
―――――――――――――――
(午前11時52分 再開)
○議長(
中谷一彦君)
会議を再開します。
上田議員お願いします。
○16番(上田宗久君)
最初の委員会では、継続という意見が出ましたけれども、継続が、この条例、採択されなかったということでございます。委員会では、継続のお二人がおられましたけども、継続が採択されなかったものですから、今回の報告とさせていただきます。
○議長(
中谷一彦君)
田中議員。
○12番(田中 覚君)
したがって、継続から諮ってほしいというお願いなんです。
○議長(
中谷一彦君)
ただいま、田中議員より、この議案第116号については継続審査を求める動議を行いました。
誰も賛成されないんですよね。
(発言する者あり)
○議長(
中谷一彦君)
森川議員。
○14番(森川 徹君)
今の田中議員の動議に対して、それが、この場で賛否を問えるのかどうかというのをまず明確にしていただきたいと思います。
○議長(
中谷一彦君)
暫時、休憩します。
(午前11時54分 休憩)
―――――――――――――――
(午前11時55分 再開)
○議長(
中谷一彦君)
会議を再開します。
ただいま、田中議員より動議は、この116号について継続審査を求める動議のこと、賛成される方いらっしゃいますか。
(発言する者あり)
○議長(
中谷一彦君)
動議は成立しました。
これについては、賛成がいらっしゃいましたので、動議は成立しました。
それでは、議案第116号につきましては、継続審査をすることについて、賛成、反対の採決を求めたいと思います。
まず、これにつきましては、継続審査に賛成することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立少数であります。
継続審議は認められません。否決となりました。
議案が戻ります。
116号に対し、委員長の報告のどおり、原案どおり可決することの賛成の起立を求めます。
失礼しました。
議案第116号に対し、委員長の報告は否決するべきものですが、会議規則72条第1項の規定により、可とする方を諮る原則に基づき、原案について採決いたします。
議案第116号に対し、原案どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立なしであります。
よって、議案第116号は否決されました。
次に、議案第117号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第117号は可決されました。
次に、議案第118号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第118号は可決されました。
次に、議案第128号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第128号は可決されました。
次に、議案第129号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第129号は可決されました。
次に、日程第5を第6とし、議案第115号及び議案第119号から議案第126号までの9議案を一括議題とします。
本件に関し、教育民生常任委員長の報告を求めます。
教育民生常任委員長。
(20番 北出忠良君登壇)
○20番(北出忠良君)
ただいま議題となりました教育民生常任委員会に付託された9議案について、審査の経過と結果を報告いたします。
当委員会は、9月20日に
執行部出席のもと審査を行いました。なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされておりますので、省略させていただきます。
それでは、議案第115号、伊賀市
総合福祉会館の設置及び管理に関する条例の制定についてですが、委員から、利用料金はどのようにして決めたのかとの質疑に対し、当局から、ハイトピア伊賀の利用料金を参考に算出したとの答弁が出ました。
また、委員から減免の考え方と減免を受けるための団体登録の方法に変更はあるのかとの質疑に対し、当局から、現行と同じようにしたいとの答弁がありました。そのほか、最大収容人数が減少すること、駐車場の占有利用者への説明、入居する団体の家賃についての質疑等がありました。
審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第119号、伊賀市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてですが、特に質疑はなく、審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第120号、伊賀市
家庭的保育事業等の設
備及び運営に関する基準を定める条例及び伊賀市
放課後児童健全育成事業の設
備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてですが、特に質疑はなく、審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第121号、伊賀市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例及び伊賀市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の
利用者負担に関する条例の一部改正についてですが、委員から、私立の施設が徴収することになる副食費について、市が徴収することはできないのか、また、滞納となった場合の対応はとの質疑に対し、当局から、法律上市は徴収できない。ただし、滞納となった場合、市がかかわっていくことも想定しており、保護者の申し出により児童手当から徴収することも可能であるとの答弁がありました。
また、委員から、今後市内に認可外施設が設置されることを想定して、独自対応するための条例整備の予定はないのかとの質疑に対し、当局から、当面は独自対応は行わず、法律にのっとっていきたいとの答弁がありました。
さらに、委員から市独自の副食費のさらなる減額や減免は検討しているかとの質疑に対し、当局から、現状では困難であると考えているとの答弁がありました。そのほか、来年度以降の無償化に伴う財政措置の質疑などがありました。
討論において、反対の立場から、消費税の増税分を財源とする無償化であること、及び副食費の負担が新たに発生するため反対するとの意見がありました。
審査の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第122号、
いがまち保健福祉センター設置及び管理に関する条例等の一部改正についてですが、委員から青山保健福祉センター運動施設の料金は改定しないのかとの質疑に対し、当局から、券売機の更新に81万円程度かかること及び利用時間の短縮を先に行ったため、今回は料金改定を見送ったとの答弁がありました。
また、委員から、消費税増税に合わせて10月から料金改定しないのはなぜかとの質疑に対し、当局から、ハイトピア伊賀などの他施設も4月から料金改定する予定であり、整合を図ったとの答弁がありました。
討論において、反対の立場から、消費税増税に伴う引き上げのため反対するとの意見がありました。
審査の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第123号、伊賀市
公民館条例の一部改正についてですが、委員から、地区市民センターにおける公民館事業の実施状況はとの質疑に対し、当局から、全ての地区市民センターで生涯学習活動が実施されており、上野管内では約62%が生涯学習活動として利用されているとの答弁がありました。
また、委員から、地区市民センターを自治センター化するための分館廃止ではないのかとの質疑に対し、当局から、特に上野管内においては、分館活動を十分に指導やサポートできていなかったことから、それらを充実させるため、分館を廃止したいとの答弁がありました。
また、委員から、分館廃止後の対応と各地区市民センター館での生涯学習活動の利用者数に差が生じていることへの対応はとの質疑に対し、当局から、指導員等を増員して生涯学習活動をサポートしていきたいとの答弁がありました。
さらに、委員から、住民自治協議会への理解は得られているのかとの質疑に対し、当局から、まだ十分な理解は得られていない状況であるとの答弁がありました。そのほか、社会教育の重要性や柘植公民館の料金についての質疑等がありました。
質疑の後、議員間で自由討議を行い、住民自治協議会への周知状況及び地区市民センターの自治センター化による人員配置等について、委員間で合意形成を図りました。
討論において、継続審査の動議がなされましたが、賛成少数で否決されました。
続いて、反対の立場から、住民の合意が十分に得られていないこと、また、当局において公民館のあり方、地区市民センターの指定管理者制度や自治センター化についての議論が十分にされておらず、この条例改正が地区市民センターの機構に影響を及ぼすことを勘案すると、現時点では賛成できないとの意見がありました。
審査の結果、賛成者なしで否決すべきものと決しました。
次に、議案第124号、
ハイトピア伊賀公共公益施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、特に質疑はなく、討論において反対の立場から、消費税増税に伴う引き上げのため反対するとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第125号、史跡旧崇広堂の設置及び管理に関する条例等の一部改正についてですが、委員から、観光の視点から、値上げに対する見解はとの質疑に対し、当局から、観光客の多くは大人であること及び市内小中学生は減免していることから妥当であると考えるとの答弁がありました。
また、委員から、崇広堂の入館料が無料となる日があるのはどういう場合かとの質疑に対し、当局から、指定管理者が開催するイベントなどで無料としている場合があるとの答弁がありました。
討論において反対の立場から、消費税増税に伴う引き上げのため反対するとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第126号、
初瀬街道交流の館たわらや設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、委員から、貸し館はどのような利用者が多いのかとの質疑に対し、当局から、サークル活動が主となっているとの答弁がありました。
討論において、反対の立場から、消費税増税に伴う引き上げのため反対するとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
中谷一彦君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
百上議員。
○19番(百上真奈君)
議案第121号及び議案第122号、議案第123号、議案第124号、議案第125号、議案第126号に対し、原案に対し反対の立場で意見を申し上げます。
まず、議案第121号、幼児教育・保育無償化に関する条例についてでございますが、高過ぎる教育や保育費用の負担軽減となって子育て家庭にとっては、この無償化に対しては歓迎するものでありますし、世界の流れからいっても無償化は進めるべきです。
しかし、今回の無償化は、保育料の高いゼロ歳から2歳は非課税世帯以外は無償化にはなりません。これまで保育料に含まれていた給食費が切り離され、保護者は月4,500円の給食費を払うことになります。国の保育指導基準を満たしていない認可外
保育施設でも無償の対象とする内容で、どの子も健やかな育ちを保障するものにはなっていません。何で保育料が高いゼロから2歳が無料にならへんの、何かおかしいわと近所のゼロ歳児を育ててるママが嘆くのも当然です。
この無償化は、2017年の総選挙の際に、消費税10%増税を前提に持ち出されたもので、十分な検討があったかどうか疑問です。そもそも無償化の狙いは、女性の就業率を上げるためで、待機児童解消とともに考えられた方策でした。しかし、待機児童は一向に解消されず厚生労働省は過去最少の1万6,772人と最近発表しましたが、隠れ待機児童はまだ7万人ほどいるという報道もあります。大事なことは、保育を必要とする子供たちが、どの子も安心して保育を受けられるようにすることです。そのために、指導基準以下の劣悪な認可外
保育施設を無償化から外す条例の制定を伊賀市でもつくるべきだというふうに思いますし、処遇改善で保育士をふやし、待機児童の解消を求めます。
給食費の実費徴収については、給食費の請求・説明・徴収管理など、徴収事務が保育士の負担になります。私立の保育所では、給食費の滞納が経営に直接影響します。保育の一環である給食費を切り離して実費徴収することは、保育の理念をゆがめるものです。保育料負担軽減の財源で給食費を無料にする自治体が全国で100を超えており、三重県では大紀町が既にゼロ歳児から保育料は無償、志摩市、南伊勢町が10月から無償にする予定です。伊賀市の持ち出し分は全額交付税算定されますので、伊賀市でも保育料の浮く分を財源に実費徴収になる子供たちの給食費を無料、もしくは負担軽減してください。消費税を財源にする無償化は、現在保育料が無償、または少額になっている所得者層には恩恵がなく、小学生になれば消費税増税の負担だけが続くことになります。今後、ゼロ歳から2歳児の無償化には、さらなる増税が必要になります。幼児教育・保育の無償化は、消費税ではなく別の財源でお金の心配なく子育てができる制度として確立されるべきであることを申し上げて意見とします。
それから、議案第123号の伊賀市
公民館条例の一部改正については、上野地区、青山地区、伊賀町にある公民館の分館を廃止する条例改正です。戦後間もなく発足した公民館は、地域に密着して市民の自由で主体的な文化・学習活動を支援し、
地域づくりの基盤である人づくりに大きな役割を果たしてきました。現在、地域を取り巻く状況が大きく変わってきているからこそ、地域住民が学び合いを通して地域課題と向き合い、私たちの地域は私たちでつくるという住民自治の意識を高め合い、心豊かに暮らせる地域をつくっていくためにも公民館の果たす役割はますます重要だと考えます。ところが、伊賀市はそれをないがしろにし、
地域づくりを担う人材を育み住民自治力向上の拠点である分館業務を自治協に丸投げしてきました。そして、一番身近なところでの公民館を廃止しようとしているわけです。伊賀市の説明にありました、それらを充実させるために分館を廃止するというのは、本末転倒なことだというふうに思っています。自治基本条例にうたわれている伊賀流自治で
地域づくりを進めるならば、公民館活動を充実させることが重要であり、それに相反する分館廃止は反対いたします。
なお、28分館廃止という重要な案件が5月22日に開かれた伊賀市公民館運営審議会において議題にはならず、教育委員会事務局から一方的な説明をして、理解しづらい内容であるが御承認くださいと報告のみにとどめたことも問題であるというふうに指摘をしておきます。
それ以外の122号、124号、125号、126号についても委員長の報告どおり消費税増税に伴う値上げであり、市民の学びや健康増進、そして歴史や観光という大切な施設の利用料が上がることになりますので、反対をいたします。
○議長(
中谷一彦君)
他に御意見ありますか。
田中議員。
○12番(田中 覚君)
討論に参加をさせていただきたいと思います。
議案第115号ないし議案第122号、議案第124号ないし126号については賛成、議案第123号については、継続審議を
皆さん方に求めたいと思います。
伊賀市を取り巻く情勢の中で、単に反対、単に賛成だけでは伊賀市のとってもシンプルな行政体制が、この議案では見えない。加えて委員会でも
委員長報告にもありましたように、行政は丁寧な説明責任を十分に果たしていない。議会のほうも、情報も不十分であると、このことを踏まえて継続審議にすべきものだということを申し上げて私の意見といたします。
ありがとうございます。
○議長(
中谷一彦君)
他に御意見ありませんか。
動議は起こってませんよね。
(「意見だけです」と発言する者あり)
○議長(
中谷一彦君)
それでは、御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は議案ごとに行います。
まず、議案第115号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第115号は可決されました。
次に、議案第119号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第119号は可決されました。
次に、議案第120号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第120号は可決されました。
次に、議案第121号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第121号は可決されました。
次に、議案第122号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第122号は可決されました。
次に、議案第123号に対し・・
(「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
田中議員。
○12番(田中 覚君)
先ほど、私、討論でも申し上げたとおり、この議案第123号は、継続して十分に情報共有し、市のとってもコンパクトな組織のあり方まで議論すべきだと思いますから、継続審議の採決からお願いをしたいと思います。
○議長(
中谷一彦君)
同意される方はいらっしゃいますか。
(「賛成であります」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
ただいま田中議員から、継続審議の動議がなされました。動議は成立いたしました。
会議規則第16条の規定により、他の1人以上の賛成が必要ですので、同意されました。
ただいまより、この継続審査を可とするか否とするかについて、賛否をとりたいと思いますので、お願いいたします。
それでは、継続審査に賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立少数であります。
動議は否決されました。
次に、議案第123号に対して、委員長の報告は否決するべきものですが、会議規則第72条第1項の規定により可とする方を諮る原則に基づき、議案について採決します。
議案第123号については、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立なしであります。
よって、議案第123号は否決されました。
次に、議案第124号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第124号は可決されました。
次に、議案第125号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第125号は可決されました。
次に、議案第126号に対し、委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
起立多数であります。
よって、議案第126号は可決されました。
次に、日程第6を第7とし、議案第127号を議題とします。
本案に関し、産業建設常任委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員長。
(10番 赤堀久実君登壇)
○10番(赤堀久実君)
ただいま議題となりました、産業建設常任委員会に付託された1議案について、審査の経過と結果を報告いたします。
当委員会の審査は9月24日に
執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容については上程時に説明がなされていますので、省略いたします。
議案第127号、伊賀市
建築基準法等関係手数料条例の一部改正についてですが、委員から、認定申請手数料において1件当たりから1棟当たりに改正する理由は何かとの質疑があり、当局からは、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律が改正されたためであると答弁がありました。
また、建築基準法の改正もあったのか、具体的な変更はどのようなものかとの質疑があり、当局からは、建築基準法の改正はない。また改正前は熱源機器を置いている建物を1件とみなし申請されていたが、改正後は熱源機器から熱源が供給される建物の棟数分の申請手数料を徴収するものであると答弁がありました。
討論において、特に意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、
委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
中谷一彦君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
議案第127号に対し、委員長の報告のとおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第127号は可決されました。
次に、日程第7を第8とし、請願第15号から請願第18号までを一括して議題とします。
本請願4件に関し、教育民生常任委員長の報告を求めます。
教育民生常任委員長。
(20番 北出忠良君登壇)
○20番(北出忠良君)
ただいま議題となりました教育民生常任委員会に付託された請願4件について、審査の経過と結果を報告いたします。
当委員会は、議案審査と同様9月20日に執行部及び請願者出席のもと審査を行いました。なお、各請願の内容につきましては、請願文書表のとおりですので、省略させていただきます。
それでは、請願第15号、
義務教育費国庫負担制度の充実を求めることについてですが、委員から、市内小中学校における無線LANの整備状況はとの質疑に対し、当局から、来年度に整備していきたいとの答弁がありました。
また、委員から、財源が充実すると学力向上につながるのかとの質疑に対し、請願者から、学力向上につながると考えるが、現状、財源が足りない分は教職員の努力で補っているとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見はなく、本請願は全会一致で採択するものと決しました。
次に、請願第16号、
教職員定数改善計画の策定・実施と
教育予算拡充を求めることについてですが、委員から、教職員とは教員以外の職員も含まれるのかとの質疑に対し、請願者からは、事務職員も含むとの答弁がありました。
また、委員から、三重県における教職員定数は全国と比べてどうなのかとの質疑に対し、当局から、児童生徒支援加配を独自に行っているとの答弁がありました。
さらに委員から、教職員が心身にゆとりを持つためにも、能力アップが必要ではないのか、また、以前と比べ、教職員にゆとりがないのはなぜかとの質疑に対し、請願者からは、貧困やネグレクトの増加などから、児童生徒や保護者とのかかわる時間がふえたために、若い教職員の能力アップを指導するための時間的な余裕が少なくなっているとの答弁がありました。
討論において、賛成の立場から、業務が煩雑化している教職員の働き方改革の一環として、さらなる定数の充実を求めるとの意見がありました。
審査の結果、本請願は、全会一致で採択すべきものと決しました。
次に、請願第17号、子どもをめぐる
貧困対策の推進と就学・修学支援に関
わる制度の拡充を求めることについてですが、委員から、財源を特定財源化していくことも訴えていくべきではないかとの質疑に対し、請願者から、そのようにしていきたいとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見はなく、本請願は全会一致で採択すべきものと決しました。
最後に、請願第18号、
防災対策の充実を求めることについてですが、委員から、伊賀市内の小中学校における耐震補強等の状況はとの質疑に対し、当局から、校舎等の耐震化及びブロック塀の点検は完了している。自家発電設備を持つ小中学校はなく、外部トイレは一部で整備されているが、今後の改修に合わせて整備を検討していきたい。また、つり天井は、一部残っているとの答弁がありました。
また、委員から、ガラス飛散防止の対策は行っているかとの質疑に対し、当局から、強度のあるガラスを使っているが、飛散防止は行っていないとの答弁がありました。
さらに、委員から、防災訓練はどの程度行っているのかとの質疑に対し、当局から、全ての小中学校で年1回以上行っているとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見はなく、本請願は全会一致で採択すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
中谷一彦君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は請願ごとに行います。
まず、請願第15号に対し、委員長の報告のとおり、採択することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、請願第15号は採択することに決しました。
次に、請願第16号に対し、委員長の報告のとおり、採択することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、請願第16号は採択することに決しました。
次に、請願第17号に対し、委員長の報告のとおり、採択することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、請願第17号は採択することに決しました。
次に、請願第18号に対し、委員長の報告のとおり、採択することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、請願第18号は採択することに決しました。
暫時、休憩します。
(午後 0時25分 休憩)
―――――――――――――――
(午後 0時31分 再開)
○議長(
中谷一彦君)
休憩前に引き続き、会議を再開します。
日程第8を第9とし、議案第130号とします。
当局の説明を求めます。
(市長 岡本 栄君登壇)
○市長(岡本 栄君)
ただいま上程の議案第130号、
人権擁護委員候補者の推薦についてですが、現在、人権擁護委員に就任をされております宮田茂一氏の任期が、
令和元年12月31日に満了いたします。
つきましては、宮田茂一氏を引き続き推薦したいと思いますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めたいと思います。
略歴等の詳細につきましては、お手元に配付しました資料のとおりですが、宮田茂一氏は、伊賀市西明寺にお住まいで、66歳、三重県公立中学校を退職後、平成26年1月から人権擁護委員に就任をいただいております。
なお、委員の任期は、令和2年1月1日から3年間となっております。
よろしく御審議いただきますようお願いします。
○議長(
中谷一彦君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御質疑なしと認めます。
お諮りします。
本案については、委員会の付託を省略し討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。
これより、討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
議案第130号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、議案第130号は同意されました。
先ほど、休憩の際、北森 徹議員ほか5名から発議第11号、
義務教育費国庫負担制度の充実を求める意見書の提出について、発議第12号、
教職員定数改善計画の策定・実施と
教育予算拡充を求める意見書の提出について、発議第13号、子どもをめぐる
貧困対策の推進と就学・修学支援に関
わる制度の拡充を求める意見書の提出について、及び発議第14号、
防災対策の充実を求める意見書の提出についての4件が提出されました。
これを日程に追加し議題としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御異議なしと認めます。
よって、発議第11号から発議第14号までの4件を日程に追加し、一括議題とします。
提出者の説明を求めます。
北森議員。
(「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
田中議員。
○12番(田中 覚君)
内容については、もう十分に委員会、そして、先ほどの説明でも理解をしておりますので、説明及び質疑、付託、そして討論を省略し、4議案一括しての採決を求めます。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
動議は成立しました。
それでは、今の発議11号から発議第14号までの本件につきましては、委員会付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御異議なしと認めます。
よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中谷一彦君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、発議ごとに行います。
まず、発議第11号に賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
発議第11号は可決されました。
次に、発議第12号に賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、発議第12号は可決されました。
次に、発議第13号に賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、発議第13号は可決されました。
次に、発議第14号に賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(
中谷一彦君)
全会一致であります。
よって、発議第14号は可決されました。
以上で、本定例会に付議された案件は、全て終了しました。
去る9月2日に開会しました
令和元年第5回
伊賀市議会定例会は、これをもって閉会します。
長らくの慎重審議、ありがとうございました。
(午後 0時37分 閉会)
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地方自治法第123条第2項の規定により次に署名する。
議 長 中 谷 一 彦
議 員 山 下 典 子
議 員 市 川 岳 人...