伊賀市議会 > 2019-06-18 >
令和元年第 3回定例会(第5日 6月18日)

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  1. 伊賀市議会 2019-06-18
    令和元年第 3回定例会(第5日 6月18日)


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    令和元年第 3回定例会(第5日 6月18日)         令和元年第3回伊賀市議会(定例会)会議録          令和元年6月18日(火曜日)(第5日)          ─────────────────────────     令和元年6月18日(火)午前10時開議   日程第 1 市政に対する一般質問(続行)   日程第 2 議案第91号(説明、質疑、委員会付託)         議案第91号 伊賀市手数料条例の一部改正について                            ──産業建設常任委員会付託          ───────────────────────── 〇会議に付した事件   議事日程のとおり          ───────────────────────── 〇出席議員(24名)   議席番号    氏   名     議席番号    氏   名     1番  川 上 善 幸 君    13番  福 田 香 織 君     2番  北 森   徹 君    14番  森 川   徹 君     3番  信 田 利 樹 君    15番  生 中 正 嗣 君     4番  西 口 和 成 君    16番  上 田 宗 久 君     5番  福 村 教 親 君    17番  近 森 正 利 君
        6番  宮 﨑 栄 樹 君    18番  中 谷 一 彦 君     7番  桃 井 弘 子 君    19番  百 上 真 奈 君     8番  山 下 典 子 君    20番  北 出 忠 良 君     9番  市 川 岳 人 君    21番  空 森 栄 幸 君    10番  赤 堀 久 実 君    22番  岩 田 佐 俊 君    11番  嶋 岡 壯 吉 君    23番  安 本 美栄子 君    12番  田 中   覚 君    24番  中 岡 久 徳 君          ───────────────────────── 〇欠席議員(なし)          ───────────────────────── 〇欠  員(なし)          ───────────────────────── 〇説明のため出席した  職   名            氏     名   市長             岡 本   栄 君   副市長            大 森 秀 俊 君   危機管理監          前 川 浩 也 君   総務部長           稲 森 洋 幸 君   企画振興部長         宮 崎   寿 君   財務部長           百 田 光 礼 君   人権生活環境部長       田 中 克 典 君   健康福祉部長         田 中   満 君   産業振興部長         東   弘 久 君   建設部長           山 本   昇 君   消防長            中 森 宏 悟 君   市民病院副院長[事務部門]兼   健診センターセンター長       松 田 克 彦 君   会計管理者          松 本 浩 典 君   上下水道事業管理者      北 山 太加視 君   上下水道部長         清 水 仁 敏 君   教育委員会事務局教育長   谷 口 修 一 君   教育委員会事務局次長     中 林 靖 裕 君   代表監査委員         鈴 木 陽 介 君   監査委員事務局長       松 本 成 隆 君   農業委員会事務局長      高 木 忠 幸 君          ───────────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   議会事務局長         川   孝 子 君   議事課長           籔 中 英 行 君   議事課主幹議事調査係長   中 川 眞 吾 君   議事課主任          谷 岡 範 政 君          ─────────────────────────                (午前10時00分 開議) ○議長(中谷一彦君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は24名、会議は成立しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  なお、本日、説明員の追加及び欠席の届けがあったの役職と氏名はお手元の配付のとおりであります。  これより、議事に入ります。  日程第1 市政に対する一般質問についてを議題とし、昨日に引き続き続行します。  質問順位第16番 福村教親議員の質問を許可します。  福村議員。               (5番 福村教親君登壇) ○5番(福村教親君)  おはようございます。自民青鵬福村教親でございます。議長のお許しをいただきましたので通告に従い一般質問をさせていただきます。  今回、3点通告をさせていただきました。  まず、1番目に、児童・園児の安全確保について、2番目に、幼児教育・保育の無償化について、最後に、ふれあいプラザの今後についてでございます。一般質問最終日でございますが、最後までよろしくお願いいたします。  まず、大津の痛ましい事故から各地で幼い大切な命が奪われるという痛ましい事件・事故が相次いでおります。冒頭ではございますが、お亡くなりになられました方々の御冥福を心からお祈りするとともに、まだ、入院加療中の方々の一日も早い御快復とお見舞いを申し上げるところでございます。  また、そんな事例を受けまして、国・県からいろんな指導要綱が出ているところでございます。そこで、担当部長にお伺いをいたします。  当市、伊賀市にとっても担当部局から各施設にいろんな指導が出てると思いますが、施設側から具体的な対策案、具体的な改善案がございましたらお教え願いたいと思います。  以降の質問については、自席から行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  おはようございます。健康福祉部田中でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  ただいま御質問をいただきました痛ましい事故を受けまして、私ども市といたしましても、市内の全公立私立全保育所・保育園・幼稚園・認定こども園に対しまして、ふだん行っております散歩のコースの地図の提出を求めました。それと同時に、ふだん歩きなれた散歩コースでも危険が潜んでいるところがないか、もう一度再確認をするよう指示をしたところでございます。その各園から取り寄せました散歩コースの地図に、園のほうで危険と思われる箇所をその箇所に記入をしていただいて提出をいただいております。  具体的には、信号の青の時間が短いとか信号待ちする場所が狭いであるとか横断歩道が少し薄くなっておるとか、あと、横断歩道やガードレールなどの設置の要望、設置をしていただけたらというふうな内容となっております。  なお、これを受けまして今月25日でございますけども、庁内の関係部局が集まりまして改善に向けた協議を行う予定でございます。 ○議長(中谷一彦君)  副教育長。          (教育委員会事務局教育長 谷口修一君登壇) ○教育委員会事務局教育長谷口修一君)  おはようございます。教育委員会の谷口です。どうぞよろしくお願いいたします。  学校でもやはり通学路の危険なところもございますもんですから、これまで申しましたように交通安全の通学路交通安全プログラムというので危険箇所の把握をきちっとするというようなことで、現在、その取りまとめを行っておりまして、今後、保護の方から点検も行っていただきながらまとめまして、今後そのプログラム関係機関が寄ってどうしていくかというのを話し合って整備をしていくというような取り組みを進めているところでございます。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そうですね。ゆうべもまた東京のほうで子供さん4人ほど巻き込まれた事故が起きていると、幸いにも命には別状ないというニュース報道を見てるんですけども、今回の事件・事故に関しまして、ドライバーや犯人、大人の過失責任が重大なところだと思うんですね。子供たちや保護また保育園の先生方にどんな過失があったのかと、なかなか責任を負わせるには酷かなと、どういう対処をしてればよかったんだろうと苦慮されてるところと思うんですね。  私、このニュースやらいろいろ事件報道を見ますところに、これはちょっとお願いになるんですけど、できれば私も上は小学校5年から、今ちょうど下2歳の5人の孫いて人ごとではないなとはいろいろ感じてるんですけども、逆に園外活動を、この事例を受けて自粛しようとか、そういう方向に向かわずに、情操教育の一環としましても外へ出させてあげて教室や園庭で閉じ込めるんじゃなくて、萎縮じゃなく、逆に積極的に外へ園外活動をしていただいて、横断歩道、今言う、部長おっしゃった信号の見方、また季節の花のにおいとか土のにおい、風や水の音、そういうことを感じさせてやっていただきたいと。また、時間帯をずらすとか、またコースをかえるとか、先生方また引率していただく保育士の数をふやしていただくとか、いろんな御負担はあると思うんですけども、この事例を受けて萎縮せずに園外活動を活発に行っていただきたいなと、ちょっとお願いをさせていただきたいと思います。  そんな中で、もう一つ危惧するのは、先生方が、保育士の先生方がこの事例を受けて、トラウマじゃないんですけど、怖がってみたりちょっとそういうことを気にかける心のケアというか、聞き取りとか保育士さん、大人だからいいじゃないか、先生だからいいじゃなくて、かなりショックを受けているのは事実やと思うんですね。そんな対処とか聞き取りとかされたのかされる予定があるのか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  今回のさまざまな事件・事故を受けまして、心を痛めておる現場の職員は確かにおります。私ども各保育所長・園長が集まる場がございますので、そこの場で、今回、先ほど申し上げましたもう一度お散歩のコースを確認をするとともに、議員がおっしゃっていただきました園外活動については、今までどおり保育の基本となる保育指針にも記載をしておるんですけども、その指針に基づいて今までどおり活動するようにと、保育をするようにということで指示を出しております。  そして、各園長には、もし園の中でそのような心を痛めておる職員がおりましたら、その心のケアをするように、そして、また私も含めてなんですけども、担当部局のほうから何か言葉がけなりいろんなことを必要であれば、すぐに申し出てくれと、そのようなことは申しております。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  ぜひお願いをいたします。  先ほど、ちょっと副教育長、お答えいただいたんですけど、初日、同僚議員のほうから交通安全の危険箇所の確認、当時、副教育長に補足して建設部長やったですかね、ちょっとお答えいただいた内容、これちょっと確認をもう一度させていただきたいんです。  7月24日から8月24日、夏休み中の1週間をかけて139カ所チェックして34カ所改善されたと、交通安全プログラムに従って、これなぜ夏休み中にやられたのか。想像するに、からの通学路を大人が寄ってたかって、ここ危なそうやなという想像が浮かぶんですよね。それならば、子供たちが通学してる時間帯に組織の代表さんが寄って本当に危険だなと感じるのが従来の姿なんじゃないかな。夏休み中に空っぽの通学路見てというのが、ちょっと腑に落ちなんだもんで、その辺ちょっと御説明いただけますか。 ○議長(中谷一彦君)  副教育長。 ○教育委員会事務局教育長谷口修一君)  毎年、これは管理をしておりまして、平成29年度は143カ所という数でございまして、危険箇所の数です。30年度は34カ所の対策をして、そしてまた新規に30カ所が加わって139カ所、現在完了しているというような状況でございます。  夏休みにというのは、実は、今現在、子供たちの通学を見ながら各学校で危険箇所を上げていただいてございます。上げていただいた中で、県や市や、それから警察の関係の方、関係機関寄ってきますので、ちょうど8月の段階になってしまうというような状況で、8月にそれぞれ見て実施をさせていただいてるというようなことで、これは教育委員会のほうで関係の方、来ていただいて会議をさせていただいて、実際見にいっていただいてということで対策をするというような状況になっておるとこでございます。 ○議長(中谷一彦君)
     福村議員。 ○5番(福村教親君)  この質問を、私、ヒアリングのときに教育長にお伺いしたいと、担当職員に申し上げました。副教育長というか、教育長以外の答弁を求めないと、私は伝えさせていただきました。私も初日ですね、ここへ、議場へ入ったときにこのペーパーが置かれてて、笹原さんが体調不良のため療養必要というのが知らせていただきました。これ市民の方なかなかわかっていただけないんですけども、一体全体だから、教育長はいつからいつまでお休みになされるのか、どなたに聞いたらよろしいんかちょっとわからないんですけども、どなたかお答えいただけますか。 ○議長(中谷一彦君)  この質問には関係ありますかね。  いや、この全体の質問には関係ありますか、お休みとか。 ○5番(福村教親君)  いや、ないです。  じゃあ、それでは、僕が言いたかったのは、教育長に通告をさせていただきました。教育長以外の答弁は要らないと通告をさせていただいたにもかかわらず、教育長がお休みになられてた、それならば事前に質問の内容も変えなければならないので、そういう配慮に欠けているんじゃないかということを申し上げてるわけです。  これは、要望、強く抗議をしておきます。  それでは、次にまいります。  そんな中で、教育長はよくおっしゃられるんですね。コミュニケーション能力を上げたいんだと、子供たちの。ならば、私が今も言う現場に立たれて朝の通学、通園、通園は関係ないですね。通学の小中学生の前に立たれて、おはようから始まるんじゃないかな、そんなことを申し上げたかったこともあります。  そんな中、私、ふっとまた思いつくことがありまして、私は小さいころは東小校区で東小まで歩いて、徒歩で20分、30分かけて通ってる中で、昔は近所にいろんなおじさんやらおばさんがたくさんいて朝から声をかけてくれるんですね。今、核家族になって皆さんお仕事で出てられて、そんな中でも通学路の沿道にお住まいされてるお年寄りの方なりお仕事がお休みの方がおられたら、一言声をかける運動でも啓発できないかなと、そんな中で一つ思ったのは、小さな花のプランターでもいいんですね。ちょっと玄関先に置いていただく。そして、子供たちが自分の好きな花の種や球根をその沿道のお宅の前に植えさせていただいて、お水、ふだんの世話はおじさん、おばさんやってくれませんかと、芽が出て花が咲いたときに、そこに会話が生まれたりコミュニケーションが生まれたり、そんな中で手紙一つやりとりできたら、名づけて通学路フラワーロード作戦、勝手に名づけたんですけどね。そんなコミュニケーションも大事じゃないかなと、なぜそういうことを思うかというと、子供たち、きのう市長、PTAのお話ちょっとおっしゃったんですね。地域も大事だよと、先生も親も大事だけども地域で子供を育ててる、子供たちに一言かける。あなたたち私らもいるよ、地域でみんな見守ってるよ、そんなお声がけができたらいいかなとちょっと提案させてもらったんですけど、副教育長、どう思われますか。 ○議長(中谷一彦君)  副教育長。 ○教育委員会事務局教育長谷口修一君)  地域の方に見守っていただくというのは、大変、交通安全の面からも、また不審の面から、そして子供たちを育てるという面からも本当にありがたいというふうに思っております。過去に不審がいろんなところで全国的に話題になったときも、夕方の子供の帰りのときに水やりしてくださいと、そして子供たちが帰ってきたらお帰りという声をかけてくださいということも、随分言わせていただいたときもございますし、今も続けていただいてるところもございますし、地域の方が交通安全を見守っていただいてるという方もございますので、そういうふうに子供たちをさまざまな形で見守っていただいてるということは、本当に地域の防犯上も子供たちを育てるという温かい気持ちで育てるという観点から、本当に大事なことだというふうに私は思っております。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そうですね。できればそうやって地域で守っていただいて意識を持っていただく、子供たちを安心・安全に地域で見守ってるよと、子供たちに感じさせてあげるのも大切なことじゃないかなと思っております。  次に、無償化ですね。保育・教育の無償化について移らせていただきます。  政府は、この10月から社会保障の一環として幼児教育・保育の無償化を実施いたします。それに向けて、当市も当然、範囲に入ってくるんですけども、簡単にメリットデメリットあれば、端的にお答え願いますか。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  ことしの10月から実施される予定の幼児教育・保育の無償化メリットデメリットでございますけども、まず、メリットは、子育てを行う家庭の経済的な負担、これが軽減されるということで、そのことによりまして子育て支援の充実が図られるということが大きなところで言えると思います。  反対にデメリットとしましては、保育料無償化に伴いまして、給食の副食費、これを徴収するということで、その徴収する事務が事業所のほうで徴収するということで言われておりますので、事業所側としては、そういった事務がふえること。あと、私ども市といたしましては、この無償化に係る財源の確保、無償化のおおよそ4分の1程度になるんですけども、市が負担をしていかなければならないというふうなことがデメリットとして挙げられるかなと思います。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そうですね、今年度中は国が全部もつと、来年度からは4分の1が市町でもつということですね。今部長おっしゃられた副食費ですね、今まではそれも込み込みで無償化だったのが、逆に言えば保護の負担が副食費にかかってきて、負担がふえるんじゃないかと、私単純に今のお話聞いて思います。その辺はいかがですか。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  この副食費でございますけども、議員おっしゃっていただきますように、今までは保育料に含まれておりました。それで、国からの制度にもございますんですけども、副食費、私ども想定しておりますのは、国の基準に基づいて月4,500円程度をいただこうと思っておるんですけども、この金額をもともとの保育料の金額、それを超えないようにしなさいと、具体的には、世帯の収入が360万円程度の御家庭については、副食費についても無償化するというふうなことでございますので、保護から御負担いただくお金、今までは保育料、10月からは給食費となるんですけども、保護から御負担いただく金額については、今までの金額を超えるということはございません。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そうしますには、保護にとれば無償化という名のもとに少なからずの副食費の負担はかかってくると、その辺を明確に出していかなあかんと思うんですけども、そうすると無償化無償化と国があおるというんかね、全面的に出してくると、じゃあ預けちゃえと、ただなら預けちゃおうかということを単純にふぁっと思うんですけども、今、伊賀市の実質的な待機児童はおられないという報告を受けてるんですけども、そんなことでぱっと申し込みが急激にふえて、待機児童がふえるんじゃないかということも危惧にするんですけども、その辺はいかがですか。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  今回の保育料無償化は、年齢3歳以上の児童ということになっております。ことしの4月1日現在、外国籍の児童も含めまして児童数は1,929名で、そのうち97%に当たります1,871人の児童は、既に市内や市外の公立私立の保育所・幼稚園・認定こども園を利用しております。  このような状況から、10月から保育料無償化となりましても、そのことによって入所児童数がふえるという影響はないと考えております。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そうですね。ほんで、伊賀市も人口減少に歯どめをかけようと、9万人を切らないように頑張っていこうと、自然減で亡くなる方はこれはしようがないとして、50代、60代、70代の方が他市や他県からこの伊賀市に移り住むというのは仕事関係以外は考えられないと、じゃあどこをターゲットにしていくかと、やっぱり若い世代、子育て世代の若い御夫婦が伊賀に来て子育てする。じゃあ今まで第3子は無償化だよという特化したそういうことも表に出されてたんですよね。そうなるとやはり、子供の人口は減ってるんですけども保育人口はふえてきてるんですね、自然とね。お父さん、お母さん方の仕事の関係もあるので、自然と保育の人口はふえてくる。この先を見込んでいく、都会はそれに今すごく悩んでるところ、今すぐにこの伊賀市にそれが該当するとは思わないんですけども、将来そういう見据えて、人口歯どめかけて子供たちを温かく育てたいという中で、じゃあ保育士さんも不足問題も当然出てくると思うんですけども、賃金が安い、休みがとれない、持ち帰り残業があるとか、過酷な労働を強いられてる保育士さん、その辺の不足に対して、どのようなお考えを持ってられるか、聞かせてください。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  ただいま御質問いただきました保育士不足保育士の確保の面でございますけども、近年は、保育士、保育園での入所児童数の低年齢化、3歳未満の子供さんの入所率というのが増加しております。年齢が小さい子供に対しては、保育士を手厚く配置をすることになっておりますので、そういったところから保育士が不足しているということも考えられますし、あと、児童の中では、ほかの子供とコミュニケーションをとりにくい児童がふえているとか、あと、食物アレルギーの子供も数多く入園しております。  それと、母親の就労時間でございますけども、過去に比べまして就労する、仕事につかれる時間が長くなってきているという状況もございまして、私ども園に勤務する保育士時差出勤等で対応しておるんですけども、こういったところからも保育士がたくさん必要となってきている、そのような状況がございます。  そして、議員がおっしゃっていただきますように、保育士不足の原因としまして、私ども考えておりますのが、まず、一つのデータなんですけども、昨年の9月に三重県が潜在保育士の方に対しましてアンケート調査を実施をしました。その中で、職場をやめた理由は何ですかという問いで、賃金が安いであるとか残業が多いとか休暇がとりにくいなどの労働条件の不満というのが最も多くなっております。また、責任の重さ、事故への不安や保護との関係というのも辞職の大きな理由となっております。  このような状況も踏まえまして、私どもとしましては、潜在保育士を対象といたしました保育所・保育園の見学会というものを実施したいと考えております。過去に比べまして保育所の職場環境というのは、改善されてきておると私思っております。そのような現状とかというのを見ていただいて、現場の保育士からいろんなことを聞いていただく、そのようなことで現場に復帰していただく一つのきっかけとなればと考えております。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  今、賃金のお話が出たんですけど、ちょっとお聞きいたしんで、一部の保育士さんの中では月額4万円ほどですかね、アップされる条件に満たしてる保育士さんがおられると、ちょっと詳細お聞かせ願いますか。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  この処遇の改善でございますけども、国が行っております子ども・子育て支援新制度、新しい制度におきまして、民間保育所を対象としまして、国の給付基準の中に質の高い教育・保育を安定的に提供していくために、長く働くことができる職場の構築のために、保育士等の処遇改善加算というものが設けられております。  2つ種類がございますんですけども、1つは、従前からございまして、職員の平均経験年数などによります人件費の加算、それと議員おっしゃっていただきました4万円というふうなその制度なんですけども、平成29年度に創設をされまして、技能・経験を積んだ職員に係る人件費の加算というものができました。この追加された加算では、経験年数がおおむね7年以上の職員や3年以上の職員に対しまして月額で最高4万円から5,000円の賃金改善を行うこととしております。  伊賀管内の民間施設のこの加算の適用状況でございますけども、認定こども園1園を含めまして民間の保育所・保育園14園を足しまして全15施設が、この加算の適用を受けております。そうすることで、職員の人件費の改善に援助を充てていただいているという状況でございます。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  御答弁いただきました15施設、じゃあ何名の方がその対象になられてるのか、また年数だけじゃないと思うんですね。多分研修を受けたり講義を受けたり、それなりの条件がまたあると思うんですけど、ちょっと聞くところによると、その研修を受けにいく時間さえないというようなお声もお聞きしてるところはあるんですけども、その辺部長いかがですか。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  この加算を受けるについては、国のほうは要件を課しております。まだ、必須とはなってないんですけども、1講座15時間の講座を4講座以上受講をしなさいであるとか、そういった要件がございます。それで、15時間の4講座、60時間現場をあけるということについては、議員おっしゃっていただきますように、なかなか現場の保育、そこからあけることにいかないということで苦慮しておる事業所もございます。  ただ、民間保育所、積極的にこの受講については職員を派遣していただいておりまして、まだ、全ての職員が受講しておるということではないんですけども、現状は代替保育士を雇い入れまして、研修のほうに参加をいただいておるという状況でございます。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そうですね。保育士の賃金が安いからというのは、一番大きな条件やと思うんですね。それをたまたまこの講義60時間受けたら5,000円から4万円の賃金アップが見込めるのであれば、そういう環境を整えさせていただいて、その対象に当たるようになるべく御努力をいただきたい、そのように思います。  それと、もう一つ危惧するのは、国の施策で無償化になる、枠が物すごい広いんですよね。都会でいえば、一時預かりからベビーホテルからファミサポ、非常に枠の広い、いうたら認可外のところですね。劣悪な宇都宮の事例になると、保育士がおしめかえる手間がもったいないので、嫌なので、水分を与えない、ミルクを与えない、手足を縛ってる。それで死亡という事例も出てるようなところございます。伊賀市がそれが当てはまるとは思ってもおりませんけども、将来的にその枠が広がって、なおかつ5年間の経過措置の期間があると、全て私が思う第3子、今まで伊賀市は第3子無償化というのをうたい文句にしてたのに、それが標準化された中で、じゃあ伊賀市は何を特化して子育てに優しいまちづくりをしていきますか。一定の高いレベルの保育を提供しますよ、これも一つ伊賀市にとって大きなメリットじゃないかなと思うんですけども、その辺部長、いかがお考えですか。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  まず、私ども伊賀市が他の自治体に先駆けて市単独で保育料、第3子以降を無償化したと、この事業でございますけども、10月から3歳以上の子供さんについては、保育料無償化になるんですけども、私ども市単独でできる限りこの施策については継続をしたいと考えております。  まず、3歳以上の子供さんですけども、保育料が無料になる。それで、先ほど副食費のお話もさせていただいたんですけども、この第3子以降の子供については副食費も無料にさせていただいて、保護御家庭の負担を軽減させていただく。あと、3歳未満の子供さんにつきましては、従前どおり第3子以降の保育料無償化、これを実施していきたいと考えております。  そして、もう一つ、保育の質の向上、維持の面でございますけども、議員が御心配になっておられる認可外保育施設、この伊賀市内にも11カ所、そのうち2園は休園しておるんですけども、ございます。この認可外施設の指導監督権限は三重県となりまして、三重県がおおむね年1回現場のほうを訪れまして、指導監督を行っております。私どもは、その際に市の職員も同行をさせていただきまして、現場の状況を把握するとともに、事業の皆さんには、私どもが窓口になるというふうなこともお声がけもさせていただきまして、何か御不明な点等がありましたら、直接県のほうに聞いていただいてもいいですし、私どものほうにも声をかけてくださいと言っております。  そして、先ほども保育指針というお話も少しさせていただいたんですけども、保育の基本となりますこの保育指針、昨年度、改定をされております。そういったことで、新しい保育指針に基づいて私ども保育を行っておるんですけども、その保育指針の解釈や実践などにつきましても、認可外保育施設のほうに情報を提供していくなど、保育の質の向上維持に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そうですね、就学前の大事な時期でございます。伊賀市にとっても大事なお子様の保育という関係で、やはり質の高い、レベルの高い、伊賀市、今聞かせていただいた監督基準を下回ってる施設が一つもないと、今現時点でも非常に高いレベルを保っていただいてるのは非常にありがたいんですけど、これから将来的にも、それをきっちり、よその市町ではその条例をつくって立入検査も市費単独でいけるような条例をつくっている市町もございます。そこまでせよとは思いませんけども、そういうきっちり高いレベルを保っていただきたいかなと、お願いをしておきます。済みません、ちょっと時間がないので次いかせていただきます。  最後の項でございます。ふれあいプラザの今後についてでございます。  昨日、上田議員最終の質問に少し触れられたように思います。きのうの上田議員の質問に対して、財務部長も余り明言されなかったように思うんですけど、私、この3月の予算委員会で、その解体設計業務委託料の1,200万について財務部長にお伺いをいたしました。そのときの答弁ですけども、公共施設最適化計画縮小となり、現状では経費がかかるため新たな建物を建てたほうが安価だというような御答弁されました。今もこれ、お変わりございませんか。 ○議長(中谷一彦君)  財務部長。 ○財務部長(百田光礼君)  財務部長の百田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それで、今、御質問いただきました建てかえたほうが安価なのか、このまま使ったほうがという比較なんですけども、ちょっと正式な見積もり等はちゃんととってないんですけども、それぞれの事業の方から大まかな金額を聴取した結果では、解体には4億円から6億円ぐらいがかかってくるということでした。そしたら、解体しまして更地にいたしますと、貸すか売るか、そういうことをすれば収益が見込めるということでございます。  それで一方、建物を残して全体を使うには老朽化している設備の更新に1億3,400万、そして、毎年の維持管理費6,000万のうち家賃やら光熱水費や、あと駐車場の収入ですね、そういうのをもろもろ引きますと、毎年4,000万ぐらいの持ち出しは出るだろうという積算ですので、10年間を考えると設備更新と維持管理費だけで5億4,000万ぐらいかかると、10年以降にまたこの解体費用がかかってくるということですので、そのようなことから解体して跡地を貸したり売ったりしたほうが財政的には効果が出るというふうな結果で、解体したいという方向に決まったということでございます。 ○議長(中谷一彦君)
     福村議員。 ○5番(福村教親君)  もう皆さん御存じのとおりですね、あの中心市街地の商業施設には西部地区、東部、南部地区からも徒歩なり自転車なりでお年寄りの方が買い物に来られると、買い物難民、これがまた、にぎわいにもつながってるんですよね。観光客、イベントごと、お祭りごとで一過性のときにばっと集中するのも一つのにぎわいではあるとは思うんですけども、本当のにぎわいというのはふだんから市民が集えるコミュニティーの場をとれる、買い物したりおしゃべりしたりできるようなにぎにぎした本当のにぎわい、それが本町通り、中町通りの中心市街地が中心であると、その中のある商業施設が契約の事項もありますやろし、最近郊外にも大きなスーパーが乱立と言うていいほど建ち、まだ出店予定のところもあるとも聞いております。そんな中で、老朽化、もう100%超えたもう死に体に近いような建物で、耐久性はまだ保たれてるようなんですけども、今いう、そのポケットパークも同じなんですけども、やはり解体の業務委託料を上程する前に、先、地元の方々やその出店されてる事業の方々とお話をしながら、更地にするけど、今部長おっしゃった更地にするのか一番いいんかと、だから更地にして売却する、それが一番安価なんかなと今お答えがあったんですけども、それならばその方向でいきますよと、潰して更地にして売りますよ、その方向で進みますけどいかがですかということを地域の住民の方に投げかけて、いやいやそれでは困るんやと、その地域の方も私お話聞くんです。建てかえようが潰そうがいいんだよと、でもあの中に、あの場所に買い物できる商業施設だけは残していただきたいという、切望されてるのは、これ実態やと思うんですね。それが今、解体費用計上されて、きのう上田議員がおっしゃった白紙に戻すんですかというような質問もされてたようですけども、一体全体から行くのも地獄、残すのも地獄、そんな状況なんですか。  これ、一つ言いたいのは、きょうの新聞にこれもう出てるんですね。これきのう私、上田議員に市長も何もお答えしてないように私は記憶してるんですけども、建てかえ後、商業施設を誘致する方向で進めると、ただスーパー側の経営方針が変わってきた、それに合わせていく地元からの要望も含めて具体的な方向性を今後最終決定したい。今後、有効活用できないと提言されているなどして、解体を見直す方針を明らかにした。きょうの新聞に出てるんです。これ何もきのうの一般質問でこんな要項も出てないです。いつ誰が、市長はこれはもうぶら下がりの記者会発表か何かでされたんです。誰からこれ発信された記事なんですかね。  こういうことなんですよ、もうこんなん答弁要りません。こういうことなんですよ。ずっと以前から議会の中でいいます。僕らも新聞記事で内容を知るというね、こんなばかげたことがあるんです。地域住民を置き去りにしながら、これが、私いつか市長に言いました、市民は不信感から恐怖心に変わってる、失礼な言い方でした。これ事実なんです。何をされるか怖い。今、その西部の自治協の方々から要望書も出てます。それは、解体の業務委託料の予算が計上されたからそれに反応しただけで、去年の12月、まだ半年前からも、その1年前からでも地元の方には説明できると思うんですよ。1年、半年説明が遅いと思うんですけど、部長、その辺どうですか。 ○議長(中谷一彦君)  財務部長。 ○財務部長(百田光礼君)  議員おっしゃるように、地元の方へのしっかりした説明、それは非常に大事なことやと思ってます。それで、正式に社協の事務所が移転することになったのは、12月の補正予算が通ってからでございます。それで、ちょっと長くなって恐縮なんですけども、先に1階で営業してる事業さんにお聞きしましたら、29年の10月ごろは潰してくれたら自社で建てて営業したいというそういう意向をお持ちでした。それで、地元の方に説明に行くのにもう一度ことしの4月にその事業さんの意向をお聞きしたら、ごめんなさい。市内の1階で事業されてる方の御意向をお聞きしたら、先ほど福村議員がおっしゃったように郊外にいろいろ出店とか、出店予定の店があるので、新たに建てかえてするのは難しいと、今のまま継続できるなら継続したいというような意向をお聞きしたところでございます。それにあわせまして、市としても2階部分を完全に閉鎖しまして1階だけを使って安価にできるのであれば、もう少し営業を続けていただけるんじゃないか、そういう可能性も探りながら、今、住民説明会の準備をしてるとこでございます。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そうですね。29年10月に建てかえの、商業施設さんに話、それから1年半たってるんです、次お話ししたのが。その間に、半年、3カ月の間に何ぼでも3回、4回、商業施設さんとお話しできる機会はあったと思うんですよね。でももう振り返ってもしようがない、今もうそういう時点が来てるんで、この月末に地域の方へ説明に上がられると聞いてるんです。そしたらもう今全く何も決まってない、その商業施設さんのじゃあ残していただいて、1階部分だけ使わせていただいて、じゃあ僕ちょっと提案なんです。  地域住民の方にじっくり説明していただくのは、これは基本です。根本、もうそこから始まるんです。商業施設の商売人の方々も周りにそんだけ施設ができてきて、これは営業努力であって売り上げが伸びなかったら撤退するだろうし、これは判断なんですね。じゃあ、今1階の部分だけを完全に商業施設さんだけにお借りいただいて、2階以降は閉鎖してランニングコストがかからない、4,000万、5,000万かかるのをかからないようにして、でもその中でも商業施設さんだから消防の許可をいただいたり、そういう施設は置かなきゃならないと思うんですよね。ならば、僕、今家賃幾らいただいてるか、300万ほどなんですか、ぐらいを、その中でペイできるならば、ランニングコストかからない最低限の維持管理費をそこでペイできれば、いつか耐震、これいつか壊さなければならないとき来ると思うんですよね。じゃあそれまでにつなぎじゃないですけど、それも条件で5年、10年で期間切ります、10年後に解体しますという条件をつけて、現在残っていただいてる商業施設さん入ってください、10年間商売続けてもらいませんか、もうかるもうからんこれ別ね、1年後に撤退されたらそれまで、というのをちょっと提案、市長そんなことどうですかね。  ごめんなさい、突然申しわけない。 ○議長(中谷一彦君)  市長。 ○市長(岡本 栄君)  もう1分しかありませんので、手短に。  私、昔から商業施設さんにお入りいただいて継続することは地域の方々にとって大事なことであるし、また地域のにぎわいをつくることについても大事なことだな。じゃああの建物どうするかというと、議決をいただいて適正化の中で処遇が決まってるわけですけども、あれ適正化って何ていうんですか、負担を少なくしようということですから、そんな工夫もしながら、できれば収益施設も加わっていけばいいのではないかなというふうに思っておりますが、何にせよ、地元の方々の御意向をしっかりと受けとめて丁寧に説明もし、御意見を要望を実現していくことが大事だなと思っておりますので、商業施設は続けていきたいなと、私も思っております。 ○議長(中谷一彦君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  済みません、もう時間がございません。本当に地元の方にきっちりお話をしていただいて、みんながウイン・ウインの立場で納得できる施策を実行していただきたいと思います。  私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中谷一彦君)  これをもって福村教親議員の質問を終了します。  続いて、質問順位第17番 近森正利議員ですが、質問に際しモニターによる資料提示の申し出があり、議長において許可しております。御了承願います。それでは近森正利議員の質問を許可します。  近森議員。               (17番 近森正利君登壇) ○17番(近森正利君)  おはようございます。公明党の近森正利です。中谷議長の許をいただきましたので、どうぞよろしくお願いいたします。  さっきフラワーロードの話がありまして、私もきょう朝、毎朝ですけども、子供たちと学校まで歩いてます。今、27人になりまして、学校の担任の先生大変やないうのがよくわるようになりました。本当にフラワーロード、すばらしいので実現していただきたいと思います。  私の質問は、防火・防災対策、認知症対策、伊賀鉄道の障がい運賃割引、この3つを質問させていただきます。  まず、最初に、防火・防災対策について質問させていただきます。  この梅雨の時期に入りました。急な天候の変化がすごいなというように思います。この間も長野峠走ってましたら、本当に車の洗車機の中に入ってるのかないうようなぐらいの雨でした。もう全然前が見えないような状況でした。今、近年言われてるのは、日本の気候が変わってきたというふうに言われております。昨年も大雨や台風によりまして、この伊賀市で避難指示、避難勧告がたくさん、多く出されました。  そこで、国としても自治会単位、もう自治体ではなくて自治会単位の地区防災計画の必要性は、今市町村に訴えております。私の地元の自主防災会でも、これを具体的に防災訓練を実施して、その内容を地区防災計画の中に盛り込んでいくということを、今やっております。  そして、もう一つ、自然災害ということばっかりが気になってしまうんですけども、火災に対する備えも重要だなということを体感しております。この中で、地元の地域で、今回は消防ホースの点検はもちろんなんですけども、ことしは消防団と地域住民が消防ホースを使った放水訓練をやっていこうということを今回やります。このようなことで、地域の自主防災会の災害力、防災力を高めていくため力がすごい必要になってくると思うんですけども、火災のほうでは、伊賀市の近年の火災件数の状況を、まずはお伺いしたいと思います。  どうぞよろしくお願いします。以後は、自席から質問させていただきます。 ○議長(中谷一彦君)  消防長。               (消防長 中森宏悟君登壇) ○消防長(中森宏悟君)  消防長の中森でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  先ほど、議員のほうから御質問いただきました近年の火災状況件数ということでございますが、近年の火災件数の状況につきましては、平成29年が55件、平成30年が87件、平成31年1月から5月までが32件火災が発生しております。  火災件数が平成30年が、前年、平成29年と比較いたしまして32件増加しておりますが、その原因といたしましては、枯れ草火災が年間50件と多数発生していることが主な原因であります。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  ありがとうございます。  平成30年度は、枯れ草火災が非常に多かったという現状がありました。  もう一つお伺いしたいのは、消防車両の現場到着時間の近年の状況をお伺いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  消防長。 ○消防長(中森宏悟君)  消防車の現場到着時間の近年の状況ということでございますが、現場到着までの平均時間を見ますと平成29年が約12.6分、平成30年が約12.5分となっております。なお、市道西明寺緑ヶ丘線が片側通行で供用開始となりました平成31年4月からのデータにつきましては、まだ確認はとれておりませんが、発生場所によりましては、現場到着までの時間短縮が図れるものと見込んでおります。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  ありがとうございました。  今、言われましたように新消防庁舎の周辺の道路整備がまだ完全にはできてないという状況が実際にあります。本当に消防活動というのは1分1秒を争うという状況、非常に大事。また現場で消防活動してくれる人たちは命がけでやってくれてますので、このところはしっかりとしたものを対策していただかないと、現場の方が本当に困るなという状況があります。 ○議長(中谷一彦君)  ちょっとマイク入ってますか。 ○17番(近森正利君)  それで、もう一つお聞きしたいのが、この間火災の現場で消防士の方と話をしました。火災が終わり鎮火しまして、これから片づけて帰ろうというような状況だったんですけども、これから活動どうなんですかと聞いたら、これから旧消防庁舎に寄って消防の車両に水を補給してから帰りますという話だったんですね。ええ、水を旧消防庁舎で入れて帰るんですかというふうに思いました。今の新消防庁舎には給水栓がないんですかと言うたら、やっぱりそのとおりやった、ないんですよね。こういう状況の中で、本当にはっきり言うと、自分の家に例えると、自分の家は建てました。まだ水は引いてません。まだ、道路はできないですけど、家は建てました。住んでますって、こんな家、住めないですよね。こういう状況の中で、この消防の消火栓をつける計画あるのかどうかお伺いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  消防長。 ○消防長(中森宏悟君)  議員お聞きの新しい庁舎に消火栓を設置する計画はあるかという御質問でございますが、現在火災の後、消防車への水の補給につきましては、旧消防本部に設置されております消火栓から水の補給を行っております。早く次の火災対応の準備をするためにも、新消防本部に消火栓を設置する必要がありますので、消火栓設置につきましては、令和2年度中に完成できますように、市道西明寺緑ヶ丘線への水道管布設につきまして上下水道部等の関係部局と協議を行っております。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  ありがとうございます。  これはもう消防部局の問題ではなくて、これを建てた計画をどこでどういうふうな計画を立ててこんなことになってしまったのかというのが問題やなと思うんですけども、市長はこの状況を知っておられましたか。 ○議長(中谷一彦君)  市長。 ○市長(岡本 栄君)  存じております。可及的速やかといいますか、早くしなければならない課題の一つであるということでありますが、上下水道部のほうから詳しくは状況については申させます。 ○議長(中谷一彦君)  上下水道部長。 ○上下水道部長(清水仁敏君)  ただいまの給水栓のことでございますが、新消防本部の移転新築計画時におきまして、消防本部への給水と消防車へ水を補給する給水栓の設置計画については、平成26年度に協議を行っております。  その当時でございますが、もともと旧の上野商業高校には上野田端町方面から口径75ミリの給水管が引き込まれておりまして、現在の給水の契約上は40ミリの口径としております。仮に新消防署で給水栓による補給を行いました場合、消防車へ瞬時に水道水の流れが生じてまいります。ついては、近隣の住宅への給水圧の変動から広範な、広い範囲な濁りなどの発生リスクが生じるということから、水道部といたしましては、旧中消防署に設置されている補給水栓が引き続き使用可能な状態であるといったことを考慮いたしまして、当時は緑ヶ丘南町西明寺地内で計画をしておりました平成30年度から32年度の老朽管の更新事業の完了時期に、新たに給配管ルートを整備することとしておりました。ことしの4月になりまして、改めまして消防本部から新消防庁舎への補給水栓設置の要望を受けました。先ほど申し上げましたとおり、水道事業の工事計画では令和2年度で、来年度で新消防庁舎前までの給排水管を布設する計画になっております。その際に、老朽管の更新工事の完了後におきまして、排水計画の見直しが伴いましたので、当該工事計画の最終年度としており、給水栓の設置の方向に向けて進めてまいりたいと考えております。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  いろんな事情はあると思うんですけども、実際は、さっき言ったように家を建てたけど水道も道もないよというような状況で、なぜ移転したのかというのが一番の問題やと思います。  これまだ道も今整備してますけども、これからまだ橋を、仮橋をつくって、それから迂回して橋をもう一回つくり直して163号線方面ですよね。まだこれから橋をもう一回かけてみたいな話で、こんなことは、まず新消防庁舎をつくるときに、何でそのことがちゃんと計画を立てられてないのか、一番そこが問題ですけども、これはもうこれ以上言っても何ともならないんで、これからしっかりと予算を立てていただいて、早急に、ほんまに現場の人が困らないような仕事ができるような状況をつくっていただきたいと思います。  次にいかせていただきます。  次は、田畑の野焼きの届け出状況ということで、さっきも件数がありましたように、昨年は非常に野焼きというか、草を焼いた火災が、火災になってしまったんですね。火災が多かったということでしたんですけども、実際これが私のすぐ近くの地域でも本当にこれが起こりまして、この野焼きというか田んぼの周りのあぜを焼いたんですね。そしたら、例年のように全く雨が降ってない時期が長く続いたもので、からからに乾いてたんですね。そのために火をつけた瞬間に、もうその火がごっと走っていってしまったと、それは山のほうに走っていってしまったということで、山林火災となってしまいました。  この山林なんですけども、もう線路を超えたらすぐ小学校だったんですね。私、もうすぐに学校へ電話をしました。ほんだらこの日は水曜日で子供たち3時で帰ってたんで、事なきを得たという状況やったんですけども、やはりこのときに、小学校に誰も連絡をしなかったんだなということは一つ問題やなと思いました。  ここで、その田畑の野焼きの届け出の状況がどういうふうになってるのか、お伺いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  消防長。 ○消防長(中森宏悟君)  御質問いただきました田畑の野焼きの届け出状況についてでございますが、伊賀市火災予防条例第45条では、火災と紛らわしい煙または火炎を発するおそれのある行為をしようとするは、あらかじめその旨を所轄の消防署長に届け出なければならないと規定されております。  現在の届け出の状況といたしましては、平成29年度は29件、平成30年が91件で、ことし5月で28件の届け出がございます。昨年、平成30年は例年より多く届け出を受理しております。  先ほど申しましたように50件発生しました枯れ草火災から延焼した林野火災の件数も増加しております。届け出を受理した場合には、多くの人の目が行き届きますように複数の人で焼却作業を行い、消火器、水、バケツ等の初期の消火器具の用意をしていただくとともに、空気が乾燥してるときや風の強い日は作業をしない、また延期をしていただくように指導しております。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。
    ○17番(近森正利君)  いろんな場所があると思うんですけども、例えば今回のように小学校があったりとか公共施設があったりする場所は、できれば消防のほうで現場確認していただいて、これならいいですよというような、ちょっと厳格なルールが場所によっては必要かなと思いますんで、その辺はお願いします。  次にいかせていただきます。  次もさっきの田畑の野焼きから広がった火災なんですけども、林野火災になりました。これが、山林に燃え広がって約1,000平方メートル焼けました。鎮火後から約4時間後にもう一度火が出ました。ここでちょっと書画の写真1番、お願いします。  ちょっと見にくいかもしれないんですけど、これは火災鎮火後の朝の状況なんですけども、これ1回目火災が発生して、夜にもう一回火災が再燃しまして、私、気になったんでもう一回、朝、山に登ってみました。そしたら、やはりまだ燃えてたという状況があった。  もう一度2番のほうお願いします。  これ2番のほうは、これは木の上のほうで煙が出ておりました。何でこんなとこが燃えてるんかなと、下は燃えてないんです、木は。でも上で燃えてるんですよね。よく見ると、木の皮の中を火が上っていって中から燃やして上から燃えてたという状況でした。こんなふうに、林野火災というのが、実はその場にベテランの消防団の人、もう勇退されたんですけども、消防団の人が来られて、林野火災は終わりがないんやわという話をされました。それで、私も気になって朝、山登ってみたんですけども、やっぱり終わりがないということが、これでよくわかりました。これほっといたら、また本当に怖いことになってなというのが現状ありましたんで、ちょっと紹介をさせていただきました。  そこで、まずは、林野火災の消火時や消火後の鎮火状況の確認を、その後どうされてるのかお伺いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  消防長。 ○消防長(中森宏悟君)  山林火災の消火時やその後の鎮火状況の確認ということですけれども、林野火災だけではなくて、あらゆる火災の鎮火の確認におきましては、現場の指揮をとるものが目視で確認をいたしまして、さらに赤外線熱画像装置を用いて温度が下がったことを確認して鎮火と判断をしております。  また、鎮火後におきましては、火災現場の警戒につきまして、消防隊の巡回、さらには地元の消防団員にお願いをしております。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  ありがとうございます。  消防団の方も鎮火してから4時間ずっと見回ってくれてても、やはりこういうことになってしまうというのは、もう誰の責任とかいうことではないと私は思うんですけども、そこで、ドローン、最近ドローンよく使いますよね、上空から。これに赤外線のついたドローンがありまして、こういうもので海外ですけども、海外では、もうこのドローンで熱感知をして本当に鎮火したのかという状況を確認するということはやられております。  また、このドローンを自分たち自治体で持たなければならないということではなくて、ドローン活用のための災害協定というのを結ぶことができます。他市で、もうやってるところもあります。そういう災害協定結んで、ドローン活用してくれてる民間企業、ドローン協会、ここが人も操作、全てを派遣してくれて、そういうものに大きな災害であったりとか協力をしてくれるというような協定を結ぶということができます。  それで、消防庁は行政機関、関係企業、団体などにおける先行事例、関係法令、財政措置等について消防・防災分野における無人航空機の活用の手引きというのを、これを消防庁がまとめております。そういうものもありますんで、しっかりまたこんなんも活用していただきながら、また、本当に人の目では限界がありますんで、いろんな方策で対応していただきたいと思います。  次にいかせていただきます。  次は、外国ルーツの地域住民への災害時連絡ということで、私の住んでる団地には、30世帯の外国ルーツの方が今おられます。今、自主防災会の中で、この方たちの連絡をどうやっていったらいいのかということをずっと議論をしておりました。そしたら、まずは、当事者の人たちの意見を聞こうと、当事者の人たちに協力をしてもらおうよということで声をかけましたら、約10人ぐらいの方が来てくれました。でも言葉というのはいろいろありまして、ポルトガル語、スペイン語、英語、いろんな国の言葉がありまして、これをどうするかという問題もあったんですけども、やはり外国ルーツの人たちが、じゃあ私はこのグループでこの人たちに連絡ができるよと、私はこれができるよということで、全てを今、網羅はできてないんですけども、こうやって一つ一つ、今つなげようという取り組みをしております。  その中で、新潟中越地震のときに、携帯電話向け多言語情報提供サイトが特設されて、レスキューナウがブログに提供する災害情報を英語、ポルトガル語、タガログ語に翻訳して無料で提供したと、この実績をもとに2006年には多言語情報提供システムが構築されて、文字情報や音声情報への変換が容易となったと。災害時多言語情報センターが発足し、日常からの情報が10言語で翻訳されるということで、これからSNSだったりとか、何かそういった、こういう具体的な対策を進めていかれますでしょうか。 ○議長(中谷一彦君)  危機管理監。 ○危機管理監(前川浩也君)  危機管理監の前川です。どうぞよろしくお願いをいたします。  外国籍の住民の方々の災害時の情報伝達ということでお伺いをいただきました。  現在は、災害時において地域にお住まいの外国の方々への防災情報の伝達手段といたしましては、災害時緊急情報メールとして、あんしん・防災ねっとによる多文化メールがあります。多文化メールにつきましては、わかりやすい日本語とローマ字表記での情報発信を行っていただいております。  また、多文化共生センターのフェイスブックでもあんしん・防災ねっとと同様の防災情報の発信を行っているところでございます。  また、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語の4カ国語に対応しております市のホームページのほうで緊急情報を見ていただき情報取得をしていただいてるところでございます。  今後、SNSの活用等、有効でございますので、これら多様化する防災情報の発信の有効的かつ効率的な運用を行うため、新しい防災情報システムの導入検討を進めていきたいと考えております。その中で、SNSやスマートフォンアプリの活用、多言語による防災情報の伝達も含めてシステム導入に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  ありがとうございます。  お金のかかることで、ここで市長が、前、ごみアプリの外国人版をやると言ったんですけども、担当課は財政部に言うと切られました。ということがありますんで、しっかりまたここでやりますよと言ったことは、実現していただけますようによろしくお願いいたします。  では、次の質問にいかせていただきます。  認知症対策なんですけども、警察庁の発表では認知症の行方不明が2016年、1年間で1万5,863人、前年を431人上まわったと、統計をとり始めて以降5年連続の増加、なっております。届け出があった行方不明の認知症の人の年代は、70代以上が9割を占めました。行方不明になった認知症の人の所在がわかった総数は16年以前の届け出分合わせて1万5,761人、うち470人は亡くなられてた、いう状況があります。  そこで、まずは、認知症対策としての伊賀市の施策、いろんな施策あると思うんですが、その状況をお伺いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  お尋ねをいただきました認知症対策の伊賀市でもさまざまな取り組みを行っております。  その取り組みの前に、認知症患者の数というか、患者の状況を少しお話をさせていただきたいと思います。  平成30年6月30日現在の数値となりますが、伊賀市における要介護認定5,143人のうち2,707人が認知症の診断をされており、その時点での65歳以上人口が2万9,515人でございますので、65歳以上の方の約1割弱の方が認知症の診断を受けていることになります。また、要介護認定を受けていない認知症の初期症状の方もいると推測できますので、潜在的な認知症患者はさらに多いと思われます。  こうした中、伊賀市では認知症の早期診断、早期対応の体制整備として、平成27年10月に認知症初期集中支援チームを部内の地域包括支援センター内に設置をさせていただきました。認知症が疑われる人や認知症の人で医療や介護サービスを受けていない人などを対象にしておりまして、家庭訪問で実態を把握する、その中で課題を分析をするなど、最終的には専門医師を含めたチーム員会議において支援方針や支援の計画などを策定をしております。昨年度、平成30年度の実支援数は22名で、延べ支援件数は448回でございます。  このほか、認知症サポーター養成講座、このような取り組みもしております。この講座は認知症に対する正しい知識と理解を持って認知症の人やその家族をできる範囲で手助けすることを目的としております。本年の3月末現在で、小中学校でのジュニアサポーターを含めますと伊賀市内には6,377人の認知症サポーターが養成をされております。  また、別の取り組みでございますけども、認知症の人の介護の負担軽減などを目的としまして、認知症カフェを開催をしております。病院や民生委員、社会福祉法人などが実施するものも合わせまして市内では4カ所で開催をさせていただいております。  さらに当市では、認知症の人が行方不明になった場合、パソコンや携帯電話、スマートフォンからリアルタイムで居場所を検索できるGPS機能端末のGPS機能つきの端末の初期登録費用、約6,000円でございますけども、この登録料を全額助成させていただくという徘徊高齢家族支援サービス事業を実施をさせていただいております。より利用していただきやすいものとするために、利用要件を緩和をしまして、同居されていない市外の御家族でも、この事業の申請をしていただけるようにさせていただいております。この端末の月々の御利用料金は約600円でございます。端末を持つことが習慣になれば、より大きな効果を発揮できるために、軽度の認知症障がいが疑われる場合や本人や家族が小さな異常に気づいたときなど、早目に御活用いただきたいと、このように思っております。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  部長、丁寧にありがとうございました。  先の質問までいただきました。まずは、もう全部いきましたんで、その今言われたGPSの関係は、今600円ですよね。半額ということで、これがなかなか、皆さん600円が現実としては高齢世帯では重たいみたいなんで、他市では、ほとんど無料にしているところもありますんで、また、検討もお願いいたします。  それで、いっぱい飛びましたんで、ドローンいきますわ。ドローンで、高齢の行方不明ということが一番今回やりたかったことでした、私は。その中で、伊賀市には川や池が多いですよね。水中の捜索というのは、もう足ではなかなか行けないですし、目視でも、実際に今回、行方不明が出たときも、捜索でドローンを使ってくれたんですけども、なかなかそこまで見えないという状況がありました。  ここで、4番、3番飛んじゃったんで4番。これが、赤外線カメラを使用したドローンがあります。これはもうほんの普通のように今出回っております。もう普通に個人でもどんどん買えるような状況になってきております。  もう2枚目、ごめんなさい。5番やね。  これが、赤外線カメラで捜索実験をしたときの人を捉えた映像でした。こういうものが実際にもう山岳捜査なんかは、もう海外はどんどんやってますし、日本でもいろんな場所でも実験がされてます。今回の捜索、1週間地域の人、警察、消防が出て、1週間捜索をしたんですけども、ちょっといまだに見つかっていないという状況であります。  はっきり言うと、家族の人は自分とこで何とかしようと思って自分たちだけで最初探そうとするんですけども、その時間が長ければ長いほど、今度捜索する範囲が広くなってしまって大変見つけるのが難しくなってしまうというような状況があります。そこで、伊賀市としても家族の方に考え方を変えてほしいなと、防災のときと一緒で空振りでいいんですよね。避難勧告、避難指示出しました。けど、何もなかった、何もないのに出しやがってではなくて、何もなくてよかったねという状況が大事やと思うんです。そこで、家族の方にもいろんな方にも何もなくてよかったねということが大事なんで、早く警察やいろんな関係機関に相談をしてもらいたいという啓発をしてもらいたいと思うんですけども、その考え方どうでしょうか。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  議員、お尋ねをいただきました認知症高齢の家族に対する啓発、おっしゃっていただきますように、この御家族の意識を変えていただくということが、大変重要なことであると考えております。  認知症状が見られる高齢の家族に対しまして、議員おっしゃっていただくように高齢が行方不明になった場合、直ちに警察や消防に連絡していただくことが早期発見につながるという認識を持っていただくこと、これは重要なことであると考えております。  一般的に、人間が飲まず食わずで生き延びられる時間というのが72時間と言われておりまして、生死を分けるタイムリミットは72時間、3日間であると一般的に言われております。しかしながら、先ほど議員のお話にもありましたように世間体を気にして警察や消防になかなか連絡をしていただけなかったという事例も過去にはございました。  こういった状況を踏まえまして、市では、日ごろから高齢の方に接している担当ケアマネジャーなどに声をかけまして、その高齢の家族の方に、万一こういった行方不明になった場合、行方がわからなくなった場合、世間体なんかは気にしやんと直ちに警察や消防に連絡をしてくださいよということをお伝えをさせていただいております。  まだまだ、この啓発については、十分ではございませんので、引き続き介護事業所の皆さんや地域の集まりの場でも世間体を気にせずに警察や消防に連絡することがとても大切なことであるということを説明をさせていただくとともに、市役所の窓口に御家族などがおみえになった場合にも、御家族の方にそういったお言葉をかけまして、啓発に努めていきたいと考えております。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  家族が意識を変える前に、我々が意識を変えなくちゃいけないと、認知症のことも知るために、そういったサポーターになることも、まずは重要かなと思います。  それは終わりまして、ドローンの赤外線の活用をどういう考えを持っておられますか。 ○議長(中谷一彦君)  危機管理監。 ○危機管理監(前川浩也君)  ドローンの活用について、お伺いをいたしました。  現在、伊賀市におきましては、市内で発生した事故や火災に際して調査、捜査や写真撮影、また動画撮影等を目的といたしまして、平成28年度から1機のドローンを保有しております。現在、消防8名、行政10名のドローンパイロットにより活用しているところでございます。  御提案いただきました赤外線センターつきドローンにつきましては、熱情報を検知が可能であるため、行方不明の捜索や消防消火活動において活用が可能であるというふうに聞かせていただきましたので、今後、その有用性や先進事例等を参考に機器の導入また関連団体との応援協定について検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  前向きな検討をよろしくお願いします。  ごめんなさい。防災のほうでもう一つだけ抜けてましたんで、災害備蓄品に厚労省認定の乳幼児のための液体ミルクというものが、これが認可をされました。これが、非常に災害現場で活躍したという状況があるんですけども、これを伊賀市としてどういうふうに備蓄をされていますでしょうか。 ○議長(中谷一彦君)  危機管理監。 ○危機管理監(前川浩也君)  液体ミルクの備蓄品の活用についてお伺いをいただきました。  平成18年8月の食品衛生法の改正を受けまして、ことし3月から国内販売業者によります販売が開始をされました。現在、2業者のほうから販売をされております。賞味期限につきましては、粉ミルクが1年から1年半に対しまして、液体ミルクにつきましては半年から1年と少し短い状況になっております。  乳児用のミルクといえば、粉ミルクでありましたが、液体ミルクは災害時等のライフラインが断絶した場合でも水・燃料等を使わず授乳することができます。市の乳幼児用ミルクの備蓄の考え方につきましては、個々に飲みなれたものが必要となることや、賞味期限が短いことから、まずは乳幼児をお持ちになってる御家庭で災害時の備蓄等を行っていただくことを基本としておりますが、現在、市のほうでも一部乳幼児ミルクの粉ミルクのほうの備蓄を行っております。アレルギー対応の粉ミルクと一般の粉ミルクを一部だけでございますが、備蓄をしております。これらの賞味期限による備蓄品の入れかえに合わせまして、活用を考えていきたいと思います。  先ほど、済みません、食品衛生法ですけど、2018年の8月の改正でございます。修正をさせていただきます。済みません。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  ありがとうございます。  ぜひ、備蓄をよろしくお願いいたします。  次の質問にさせていただきます。  伊賀鉄道の障がい運賃割引についてということで、もうこれは何度か質問をさせていただいた内容なので、まずは、昨年6月に採択された請願を受けて、本年の4月から新たな福祉政策として少し広げていただいたという、これは前進な状況なんですけども、その利用状況をお伺いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  健康福祉部長
    健康福祉部長(田中 満君)  お尋ねいただきました。  ことしの4月から伊賀市重度障がい児・重度障がい伊賀鉄道利用料金助成事業、この事業を開始をさせていただきました。現時点での利用は2名でございます。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  ありがとうございます。  2名でも使っていただいたということは、もう前進やと受けとめております。  それで、次、写真6番、お願いします。  小さいな。この内容何て書いてるかといいますと、総務省からの通達で障がいが単独で鉄道を乗車する場合に、100キロを超える距離、長距離でなくても割引が受けられるようにしてほしいということで、どこの鉄道会社も100キロを超えないと障がいの運賃割引が当てはまりませんよということをずっと言うてるんですけども、国としてはそうではなくて、これ平成24年の2月29日に総務省からあったんですね。障がいが日常生活においても鉄道運賃割引を受けられるように運賃割引を行うよう積極的に鉄道事業に要請するようあっせんをしたという内容になっております。  この内容も請願書に盛り込んでおりました。その中で、今回の福祉的な対応をしていただいたんですけども、伊賀鉄道としての今後の取り組みをお伺いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  企画振興部長。 ○企画振興部長(宮崎 寿君)  企画振興部宮崎でございます。  まず、伊賀線の障がいに対する割引制度について、現状を少しお話をさせてもらいたいと思います。  身体障害手帳または療育手帳をお持ちの方で、第1種の方が介護とともに乗車する場合には、これは本人・介護ともに運賃が半額になっております。それの平成30年度に、この制度を適用を受けた方は、本人・介護合わせて延べ738名おられます。  今、スクリーンで示していただきましたとおり伊賀鉄道100キロがないので、今示していただいてる割引制度はないわけですけれども、御存じのとおり伊賀鉄道、将来にわたり存続させるために国の認定を受けた鉄道事業再構築実施計画に基づきまして、利用促進、それから支出の縮減等経営改善に取り組んでおりまして、2024年度の黒字化ということを最大の目標で取り組んでいるところです。  しかしながら平成30年度の決算見込みでは、伊賀鉄道株式会社の経常収支でございますけれども、再構築実施計画に定めた予定経常損失より1,500万円近く損失が超過をしております。収支目標数値を達成できていないというような状況でございます。こうした現状の中で、伊賀鉄道の存続を考えていきますときに、少し運賃割引制度を導入していくということは、今のところはまだ事業として割引制度を導入していくというのは、まだ近鉄やJRでもこれができておりませんので、それをしていくというのは、非常に難しいのかなというふうに思っております。  ただ、鳥羽市の例になりますけれども、いきいきお出かけ券交付制度、こういうものがございまして、これはどういうものかと申しますと、名前からもわかるように福祉施策として実施されているものですけれども、市内在住の70歳以上の高齢こういう方を対象にバス、定期船、電車、この3種類の回数券から自分の居住地域の状況によって本人が1種類を選択して受け取れるというような制度になっておりまして、住所地利用交通の種類によって異なる交付金額は交付枚数の調整によって均衡を図ってるというような状況でございます。  障がいの方も含めまして、こうした高齢の方、あるいは免許返納こういった方を対象としつつ、こういう制度が当市の中でも公共交通を支えて、皆さんの移動権を確保するという中で進めていければということで、調査・研究を進めていきたいと、こういうふうに考えております。 ○議長(中谷一彦君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  本当にありがとうございます。  私もいろいろ研究してみたんですけども、なかなか難しい。本当に具体的に、本当に研究していただいて実現しようという思いが本当にありがたいと思います。お金のかかることなんで財政面もまたしっかりお願いしまして、どうぞよろしくお願いいたします。  もうちょっと時間あるな。障がいのなぜ障がい割引なのかということを、もう一つ私もしっかり考えてみました。そしたらやっぱり健常と同じようには働いても、なかなか賃金が少ないというのは、本当に現状としてあります。だから、いろんな部分で障がいという考え方が自分に障がいではなくて、環境、周りが障がいがあるからそういう状況になってしまうんだという考え方をしっかり私たちも考えていきたいと思いました。ありがとうございました。 ○議長(中谷一彦君)  これをもって近森正利議員の質問を終了します。  続いて、質問順位第18番 生中正嗣議員の質問を許可します。  生中議員。               (15番 生中正嗣君登壇) ○15番(生中正嗣君)  こんにちは。新政クラブの生中でございます。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。  最終日、4日目の最後、18番目ということで、当局の皆さんには大変お疲れのところ、もうしばらく御辛抱のほどお願い申し上げます。  天井や壁の雨漏り跡の地図とかひびのない新しい議場で一般質問初めてでございまして、新鮮な気持ちと1年3カ月ぶりの御無沙汰でございまして、いささか緊張しておりますけれども、どうかよろしくお願い申し上げます。  今回通告させていただきました質問は、1つ目が岡本市長の3期目への出馬について、2つ目が旧庁舎(南庁舎)の文化財指定についてお尋ねをいたします。  昨年の11月に岡本市長は、来年行われます予定の任期満了に伴います市長選に、旧庁舎の供用開始のテープカットまで続けたいということで、3期目への出馬表明をされたとの新聞報道がございまして、愚問とは存じますけれども、旧庁舎が改修されるまで市長職を続けられる気持ちに変わりがないのかどうか、あえてお尋ねをいたしまして登壇での質問といたします。  後は、自席にて行いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中谷一彦君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  出馬を表明したというふうにお尋ねをいただきましたけど、新聞記者さんがお尋ねになったので、それぐらいはしなければいけないねというふうに申し上げただけで出馬表明ではございません。  出馬をするかどうかというのは2つ話はあろうかと思います。  1つは、自分が手がけたことがしっかりと完成をするまで見届けるという責任、それからもう一つは、市民の皆さんが「おお、お前ええな、もうちょっときばれさ」と言うてくれるかどうかという話でありますが、その2つがそろったときに、これは本当に出馬表明ということについて申し上げなければならないんだろうなというふうに、そういう意味でいいますと、来年の9月ぐらいがそういう時期になろうかなというふうに思っております。  市長さん、なりたい方もいろいろおられると思うんですけども、世の中出たい人より出したい人ということもございますが、9月、お楽しみにいただければというふうに思ってますし、その間、私も一生懸命頑張らせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(中谷一彦君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  ありがとうございます。  まさしく市長さんの言われるとおりであろうかと思いますが、新聞報道で岡本市長3期目出馬表明と書いてございましたんで、そんな質問をさせていただきました。今もおっしゃられたように普通、出馬表明されるのは9月議会とか、それから早くて6月議会に我々の一般質問から所信をお伺いする、これが普通、通例ではないかと思ってるんですね。  御就任以来、この旧庁舎、解体か保存かということで議論が続いているわけでありまして、そして、今まで改修にかかる予算、ほとんど修正削除、そんなことが繰り返されているわけであります。今議会の冒頭にも述べられました、忍者関連施設を町なかへ設置されるということで、旧庁舎への計画を断念されたということであります。  私は、それこそが賢明な判断である、また、合併特例債の活用がどうも間に合わんというようなこともおっしゃられてたようでありますけれども、我々議会が提案をしたコンパクトなにぎわいのための施設を早期に着手をしていただいて、市民の負担を軽減するためにも特例債の活用が必要ではないのかと、そのように思わせていただいてるところであります。  そこで、他の自治体では、市長さんと議会とか意見相反するときに、市民の民意を問うために出直し選挙というのをよくやられておられます。私は、岡本市長に、もう早いこと辞職をされて、ちょうど7月には参議院選挙もございますので、同日選挙にして、その出直し選挙されたほうが一番手っ取り早い解決方法であるのかなと思うんですけど、市長の御所見をお伺いいたします。 ○議長(中谷一彦君)  市長。 ○市長(岡本 栄君)  私の周りからそのようなお声をいただいたことがないので、考慮をしたことはございません。 ○議長(中谷一彦君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  これは、私の提案でございますので、議論に議論を重ねる中で、それが一番手っ取り早い方法ではないかということで、私の考えを申し上げたところでございます。  それから、市長は3月議会定例会の冒頭に、施政方針、予算編成方針を述べられております。その中で、施政方針の中で、5つの待ったなし事業のトップに、にぎわいの創出という、理由としてこんなことを述べられてる。1月4日に、四十九町へ庁舎が移転をし、一方で旧市役所として利用していたときは、毎日500人の職員や関係が勤務をし、市民の皆さんを中心に19万人の人が利用していたが、現在は空き家となって人影が消えている。歩行や店舗への来客の減少など、その影響があらわれている。空き家の状態が続けば、地価の下落などが市街地だけでなく周辺地域に始まり市の全域に及ぶことが予想され、固定資産税減収につながり市民全体の行政サービスに大きな影響を与えるおそれがあると、その原因があたかも反対をしている議会にあるようなことを述べられましたが、私は、この現状をおつくりになられてるのは、まさしく全計画を白紙撤回をし、1億700万の実施設計委託料を無駄にし、そして、議会の議決、提言を全く無視をされた、耳をかさなかった岡本市政にあるということを申し上げておきます。  次に、2つ目の旧庁舎への文化財指定についてお尋ねをいたします。  この質問につきましては、先ほどの同僚議員もおっしゃられてましたけど、私も教育長さんに御答弁をいただきたく通告をさせていただきました。ですから、先ほども言うていただきましたように、体調不良ということで初日からお休みでございまして、これはもういたし方ないことでございます。ですから、もう質問やめようかなと思ったんですけど、これで終わると早過ぎますのでやらせていただきます。  今回、18名の通告された議員の中で、9名の方が教育行政についての質問やったんですね。そして、谷口副教育長が的確に御答弁された。私は大いに敬意を表するところなんですけれども、私が今からお尋ねすることは、少なくとも教育長の意思が十分に反映されていると思って質問をさせていただきます。  ただ、副教育長さんは、教育長の職務代理ではない。そうですね。だから、教育委員さんの中から、恐らく職務代理さんがおられるはずなんです。私はですから、この議会、冒頭から、一般質問の初日からお休みいただくんなら、そちらのあいてる席に職務代理さんがお座りいただいてるものと、私はそのように思っております。そんなことを思いながら、質問をさせていただきます。  本年、3月26日開催の教育委員会定例会において、旧庁舎が伊賀市有形文化財に指定することが採択されたと、翌日の3月27日の新聞報道で私知りました。驚きと憤りを感じましたが、なぜこの時期に文化財指定、この南庁舎、旧庁舎を上程をされたのか、その理由を教えてください。 ○議長(中谷一彦君)  副教育長。 ○教育委員会事務局教育長谷口修一君)  教育委員会の谷口でございます。  本来なら、この件につきましても笹原教育長がお答えをさせていただくべきでございますけれども、今おっしゃっていただいたように体調不良により欠席でございますので、私のほうでかわって答えさせていただきます。  経緯と、それからなぜ今なのかというような御質問をいただいたというふうに思っております。旧庁舎の文化財の価値については、平成28年6月22日に開催されました平成28年度第1回伊賀市文化財保護審議会において、審議会の委員様より指定文化財とする推薦状がまず出されました。その結果を受けまして、平成29年2月10日に開催されました第2回伊賀市文化財保護審議会において、旧上野市庁舎が伊賀市指定の有形文化財としてふさわしいという結論に達し、同13日伊賀市文化財保護審議会より伊賀市指定文化財とする答申が出されたということで、まずございます。その後、2年間、その状態で経過がしましたが、平成31年3月26日に開催しました伊賀市教育委員会定例会において、本年度指定文化財とする答申が出されましたほかの2件とともに、文化財として旧上野市庁舎を伊賀市指定文化財とする議案を上程し可決いただいたということでございます。  3月の教育委員会定例会に指定文化財についての議案を上程しました理由でございますが、例年度年度末の定例会において文化財指定に係る議案を上程し審議いただいてるということでございます。今回も例年と同じ時期に上程をさせていただいたということが、まず1つでございます。  それから、伊賀市文化財保護審議会の答申を受けて、約2年が経過した本年3月に文化財指定しました理由につきましては、平成29年12月に旧上野市庁舎を含む近代建築群がイコモス国内委員会、伊賀上野城下町の文化的景観、旧城下町の都市景観に合わせた近代建築群の代表例ということで、日本の20世紀遺産の20選の一つに選ばれたということがございまして、坂倉準三設計による旧上野市庁舎が伊賀だけでなく日本の宝としての評価が定まったと、それで本年1月に庁舎が四十九町に移転したことにより庁舎機能をしていたときと同様の維持管理が行われなくなったと、この2点により、上程をしたということでございます。  なお、文化的価値の高い旧上野市庁舎については、かねてより有識の方から評価をいただいているところであり、指定文化財にするに当たりましては、そのことも含めて教育委員会事務局内で議論を深めた上で上程するというような結論に至ったところでございます。 ○議長(中谷一彦君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  るる詳しく教えていただきました。  私もこのファイルいっぱいに情報公開で、今言われたやつ全て議事録等持たせていただいてまして、先ほど言っていただいたように平成28年の6月に文化財保護審議会から推薦をいただいた、そうですね。そして、2月13日答申。その前に市長から、文化財保護審議会に同意書を出していただいてますね。ですから、それを受けて答申ということになるわけですね。なぜか、情報公開では、市長が同意書を出すときの決裁が不存在ということで、私に報告がありましたけれど、今、副教育長が言われましたように、答申をされてから2年たってますね。2年前からも文化財価値、私は価値観わかりませんけど、文化財価値は変わってないわけですから、別に3月の、この平成31年の3月に出される必要は全くないんですね。笹原教育長は2年前に教育長になられてます。前教育長の後任を受けて。これは市長さんのもとお勤めになられてた報道関係企業の後輩ということで、市長の強い勧めでなられたと、私、先日の4月12日の全協で申し上げました。教育長は南庁舎を残すために教育長になられたんですかと、私はそういうことも申し上げました。答弁はなかったですけど、そんなことで、これ3月に出された、今言われましたけれども、これは、教育委員会としての決定なのか、誰かの指示があったのか、例えば教育長さんから指示があったのか、それとも他の方からの指示があったのか、その辺はいかがですか。 ○議長(中谷一彦君)  副教育長。 ○教育委員会事務局教育長谷口修一君)  この件に関しましては、誰かの指示があったということではなくて、2年間そのまま置いてあったという答申があって、そのままの状態であったということでございまして、教育委員会の中でも随分議論もしておるところでございますけれども、やはり先ほども申しましたようにイコモスの20世紀遺産として選ばれたこと、さらには庁舎がこちらへ移って、そして建物の保護・保存が図られなくなるというおそれがあるということも含めまして、状況から考えて教育委員会内部で判断をさせていただいたということでございます。 ○議長(中谷一彦君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  教育長ね、4月12日の全員協議会でこんなことを言っておられるんです。自分は大学時代に建築デザインを学んでいた。ル・コルビュジエはフランス建築近代建築の中で感銘を受けた方であり、その教えを受けた坂倉準三氏が設計をした庁舎で会議ができること、またイコモスの日本の20世紀遺産の20選に選ばれたこと、これは小躍りをするぐらい、良いものだと感じたと述べられてるんですね。だから、大学時代に建築デザインを学ばれたら、恐らくここへ教育長として来られたときに、そのときにはすぐにでも、もう既に答申を受けておられるわけですから、そうでしょう。市長も同意書を出されてるわけですから、そのときに当然、何回も年度末ですか、教育委員会定例会開かれてるわけですから、なぜそのときに出さなかったことに、私疑問を感じてるんですね。  そして、今、一生懸命副教育長も言われました。教育委員会で議論に議論を重ねたと言われました。いいですか、まず、私、ここに持ってるんです。文化財指定についての決裁を持ってるんです、決裁を、写しを、これ情報公開でね。まず、2月26日付の起案、この文書ですね。決裁番号、伊教文第952号、伊賀市指定文化財の指定についてがこれ2月26日です。そのときの指定を求める文化財は明治7年の伊賀上野博覧会で、もう一つが伊州御城下破崖損所絵図、この2件なんですよ、これ。2月26日。いいですか。  そして、全く同じ起案文文書番号で起案年月日3月20日、決裁年月日も3月20日、これは恐らく持ち回りされたんだろうと思いますけれど、そして、追記として、諸般の事情により文化財指定されていないが、指定文化財にふさわしい建造物の保護・保存をするために、今般、合わせて指定を求めるという担当の追記がなされてるんですね。  そして、これ見ていただいたらわかりますけれど、最初先ほど言うた2件、これを同じ決裁の中で手書きで、いいですか。2月26日を手書きで3月20日に直ってるんですね。そして、その日に教育委員会定例会の告知、そして、教育委員さんに招集通知を出されてるわけです、3月20日に、ですね。  これね、いかにこのことが、今言われたように議論に議論を重ねたてあれば、もっと早く、これ2月26日に出されてるはずなんですよ、私からいえばね。これ私の一人考えかもわかりません。  そこで、この3月議会、3月11日、12日、13日、予算委員会をやってるんです、当初予算の、そうですね。そして、3月13日に、いいですか。この旧庁舎のリノベーションにかかる設計業務委託料含まれてたんですね。だから、我々議会は否決という前代未聞の処置をさせていただいたんです。結果としては本会議でそれを取り下げていただいたわけやから通りましたけれども、こういうことをされてるんですね。いいですか。その後に3月20日に手書きで直して決裁をとられてるんです。どこに教育委員会で一生懸命議論されて、今出してきたとかね、そういうことを、私わからないんですよ。これね、議会の、いいですか、3月13日の我々の議決に対して、報復か腹いせか、もしくは足かせをつけて嫌がらせかとしかとれないんです、私はね。これ少なからず私だけやないと思ってますよ。  どうですか。もう一度お答えください。 ○議長(中谷一彦君)  副教育長。 ○教育委員会事務局教育長谷口修一君)
     議員さんおっしゃっていただくように、3月13日に答申をいただきました2件の文化財につきましては、2月26日にまず起案をしております。それから、それの決裁が2月の28日に決裁が2件おりておりますが、旧上野市庁舎につきましては、29年2月に市の文化財審議会で指定すべきという答申をいただいておりますことから、この件につきましても内部で議論を重ねておりまして、文化財として保護・保存することが必要と判断した結果、3月20日の時点で上程するということで内部で判断をした結果議案に追加し、再度決済を得たというような状況で、教育委員会の中でもいろんな議論があって、その時点で上程をさせていただいたということでございます。 ○議長(中谷一彦君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  今、重要施策の一つとして、中心市街地活性化事業というのをやられてるわけなんですよ、第2期ね。そうですね。これ、上野丸之内116、旧庁舎地、南庁舎地ですね。これ核となってるんですよね。そうでしょう。そしたら、そこにお座りの産業振興部さん、中心市街地推進課、これ知らされてないって聞いてるんですよ。もちろん企画にも、総務部にも、いうたら市長部局に、これもちろん、先ほど言うた最初の2件については、まあいいでしょう。せやけど、この南庁舎、市庁舎については、一番重要施策、いうたら市長の目玉でもあるその事業について、何ら報告も周知もされてないわけでしょう。そうでしょう。  本来なら、今回教育委員会定例会にこの議案を上程したいんだけど、その影響あるかもわからんから、ひょっとして文化財指定することによって、だから担当部なり、そのために政策調整会議なり部内会議があるわけですよ。それが私、正しい行政運営やと思うんですね。その点についていかがですか。報告されたんですかされなかったんですか。 ○議長(中谷一彦君)  副教育長。 ○教育委員会事務局教育長谷口修一君)  庁内調整の件でございますが、これまで文化財の指定は庁内の事前協議は行っておりません、全てにおいて。今回も通例にのっとって調整は行っておりません。旧庁舎の、旧上野市庁舎の文化財価値につきましては、庁内でももう既に共有されているというふうに教育委員会としては判断しておるところでございます。 ○議長(中谷一彦君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  わかりました。  では、ですから、教育委員会から通例の文化財指定ですから南庁舎も文化財指定ですから言わなかったということなんですね。  そしたら、3月27日の新聞報道の後、ここにおられる幹部職員の方、例えば教育委員会に対して、何か申し入れとか、私ら聞いてないけど、いかがなもんかというような幹部の皆さんの誰か一人でも申し入れられた方おられますか。そこなんですよ、問題がね。  ですから、この南庁舎、旧庁舎については単なる文化財指定ではないわけでしょう。先ほど申し上げた伊賀市としての重要施策の一つなんですよ。少なくとも関係部局とやっぱり議論するべきなんですよ。それが組織的対応、行政運営だと私は思うんですね。  以前、これ平成27年の2月4日です。これ市庁舎の文化財登録、国への登録です。これは市長さん十分御承知のとおり。我々議会が解体か保存かという議論の最中に、一方的に市長が文化庁への文化財登録の申請をされたわけです。そのことをもって2月4日に全員協議会が開かれてるんですね。私、そのとき指摘しました。そのときの副市長、さらには総務部長、やはり決裁を見ていただいて、ちゃんと自分の所見を書いてるんです、時期尚早ではないか。結果として、文化庁への申請を取り下げていただいて、市長さんは謝罪をされているわけであります。そして、そのときの当時の担当課長も、本来壊す前提があるものについては登録されることはないと述べておられるんですね。何を申し上げたいかというと、まだ、解体か保存かという我々議論の最中の中で、保存ありきで進められることが私は問題やと思ってるんですよ。  そして、前教育長も言っておられますね。議事録にあります。平成29年の2月13日に保護審議会から答申をいただきました。そして、教育委員会定例会にも当然載ってるわけですね、事項として。しかしながら、時期尚早として取り上げられなかった。ほったらかしとは言いませんが、保留されてたんですよ、実際は。だから、それが正しい判断なんですよ。そうでしょう。  そして、もう一つ問題があります。先ほど申し上げたように3月20日に教育委員会定例会の告知がございました。当然、教育委員会さんにも招致の通知を出していただいてるわけですね。いつ届いたか知りませんが。そのときには、なぜかこの指定文化財について、当日配付になってるんですね。本来、我々の議会もそうですけれども、告示されて招集通知を受けたら、当然審議する議案はあるはずなんです、資料は、当然ですね。もしくは全協で説明あるんです。それがないんですね。  もう一つ3月26日の教育委員会定例会にある報道関係の方が、事項書を10時前ですけど、行かれたそうです。事項書を受け取った。そのときには文化財指定は、先ほど申し上げた明治7年のですよ、伊賀上野博覧会図とそれから破崖損所絵図、この2つやったんです。3月26日の事項書ですよ、10時10分ほど前ですよ。そして、定例会が終わった後、再度行ったら3つになってたと、庁舎がふえておったと。私、担当課に聞きました。どうやったんですか。何とおっしゃられた、それは単なるミスであったいう答弁なんですね。  だから、このことがいかにどたばたというか、慌てふためいてたか、担当が、教育長や副教育長は知りませんけど、もっと起案された方とか、担当の職員が、これかなり慌てておったんではないかと想像されるわけです。  そして、その教育委員会定例会の中で、教育長は全協で反対される教育委員さんはなかった。そこで、ある教育委員さんは、これ文化財指定がされれば、残すことが義務になるのではないか、今、指定されなければいけないのかという教育委員さんの質問に担当課長は、文化財に指定することで保護・保全を図っていきたいとの答弁をされているわけで、そうですね。これは議事録そのままです。  私ね、ええかげんにせえやって叫びたいですよ。こんなん議会軽視も甚だしいんですよ。いろんな問題点も各議員指摘されてますけど、私、市長に前に不適切だと言われました。これこそまさしく卑劣な手法ですよ、私からいえば。いいですか。こんなんね、文化財指定でも副教育長もわかっていただいてるけれども、伊賀市の文化財指定するのに、2対2に分かれて、そして教育長の採決によって通ったということなんですよ。伊賀市の重要な指定文化財を、そんな教育委員会で2対2に分かれるなんて、これはあり得るでしょう。それは何も間違ったやり方やないですけれども、我々議会でもそうです。同数の場合は議長の采配ですけれども、そういうことを、私は例えば継続審議にするとか、そういうこともあり得たんではないかと思うんですね。  それからもう一つ、決裁にはどちらもですけど、11人の方が判こ押しておられるんですよ、11人の方が、教育長含めて。それは、見たという印であるかもしれませんけど、いいですか、今まで我々議会と行政が、この南庁舎、旧庁舎に対して議論に議論を重ねて、そうでしょう。昨年の9月議会には補正予算否決、12月議会には市長に対して不信任、問責決議、さらにはこの3月、先ほど言いました。当初予算、これ全て南庁舎にかかわる事柄の原因なんですよ。それをですよ、この教育委員会の11人の方が知らなかったとは、上司のいうことは何でも聞くんやということの体質ではないのかと、私はそのように思わざるを得ないんですけどね。私の考え方、副教育長いかがですか。 ○議長(中谷一彦君)  副教育長。 ○教育委員会事務局教育長谷口修一君)  議会でも議論があることは、もう職員も周知しておりますし、そのことについては教育委員会の中でもいろんな内部で議論もしておったとこでございますので、私たちもいろんな中で議論をした結果、上程するということになったということでございます。 ○議長(中谷一彦君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  余り、谷口副教育長さん、本当に、私、優秀な方で、教壇に立たれて、そして校長さんになって玄関前で子供出迎えてる姿、十分知ってるんですよ。だから、最初に言うたように、私は谷口副教育長に質問したわけやないんですね。それだけ御理解いただきたいと思うんですけれども今、先ほども何遍も言うていただいてます、議論をした、議論。それどんな議論をしたんですか。例えば、文化財保護審議会から答申を受けて2年間置いてあった、何でや、その要因。そんなこととか、例えば何人でされたか知りませんが、これちょっと副教育長教育長、ちょっと早いん違うかと、もうちょっと議会で議論でもきちっと話ができてからやるべきではないのかなとか、そういう議論というのはありませんの、いかがですか。 ○議長(中谷一彦君)  副教育長。 ○教育委員会事務局教育長谷口修一君)  内部の議論でございますので、ここで皆さんにということではないですから、いろんな形で、中でもいろんな議論をしたということで御了解をいただきたいと思っております。 ○議長(中谷一彦君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  わかりました。もうこれ以上聞きませんけれども、そういうことなんです。  このテレビを見ておられる方、議員さんの皆さん、どうお考えか、私はそのように思うんです。ですから、さっきも申し上げたように、2月26日は2件の文化財指定、わずかの期間に1つ追加して3月20日に手書きの追記をもってやっておられるというのが現実なんですよ。これは誰が考えても、そのとおりやね、すばらしいねというはずがないですよね。  これね、私最初に申し上げたように、どこかで誰かの意思が働いてるんです。私は推測されるわけであります。もう誰かということは、言わずもがなで、皆さんの御想像にお任せしますけれども、もちろん上司の意見を尊重されるのは、私も十分知っております。しかしながら、特に教育委員会は、やっぱり神聖な教育の中枢なんですよ。いろんな先ほど申し上げました子供たちにかかわる問題について、同僚議員がいろいろ教育委員会に対して御提言なり御質問なりされてるわけでしょう。そういう方たちが、やっぱり市民のために、やはり公平・公正で市民の期待を裏切らないような、私は教育行政をぜひともやっていただきたい。  そのようにお願いをいたしまして、私は、今回の質問、これで終わらせていただきます。どうもありがとうございます。 ○議長(中谷一彦君)  これをもって生中正嗣議員の質問を終了します。  以上で、市政一般質問は終了しました。  次に、日程第2 議案第91号を議題とします。  当局の説明を求めます。  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  ただいま上程の議案第91号ですが、伊賀市手数料条例の一部を改正したいと思います。  改正の理由及び内容ですが、本年10月予定の消費税率の引き上げに伴い、地方公共団体の手数料の標準に関する政令が改正され、手数料の標準額が引き上げられることから該当する消防法関係の手数料について、改正しようとするものです。なお、この条例は、令和元年10月1日から施行することとしています。  よろしく御審議いただきますようお願いをいたします。 ○議長(中谷一彦君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  なお、質疑は、会議規則第58条の規定により1人3回まで、申し合わせにより答弁を含めて20分以内となっていますので、御了承願います。  また、この後、常任委員会へ付託を行いますので、質疑は付託予定先の常任委員会委員以外の方とし、意見を述べることなく簡潔明瞭に行ってください。  それでは、質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶあり) ○議長(中谷一彦君)  御質疑なしと認めます。  よって、議案第91号は、産業建設常任委員会へ審査を付託します。  以上で、本日の議事日程は終了しました。  本日は、これをもって散会とします。  御苦労さまです。               (午後 0時04分 散会)              ―――――――――――――――...