伊賀市議会 > 2019-03-05 >
平成31年第 1回定例会(第3日 3月 5日)

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  1. 伊賀市議会 2019-03-05
    平成31年第 1回定例会(第3日 3月 5日)


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    平成31年第 1回定例会(第3日 3月 5日)         平成31年第1回伊賀市議会(定例会)会議録          平成31年3月5日(火曜日)(第3日)          ─────────────────────────    平成31年3月5日(火)午前10時開議  日程第 1 市政に対する一般質問          ───────────────────────── 〇会議に付した事件   議事日程のとおり          ───────────────────────── 〇出席議員(23名)   議席番号    氏   名     議席番号    氏   名     1番  川 上 善 幸 君    13番  福 田 香 織 君     2番  北 森   徹 君    14番  森 川   徹 君     3番  信 田 利 樹 君    15番  生 中 正 嗣 君     4番  西 口 和 成 君    16番  上 田 宗 久 君     5番  福 村 教 親 君    17番  近 森 正 利 君     6番  宮 﨑 栄 樹 君    18番  中 谷 一 彦 君     7番  桃 井 弘 子 君    19番  百 上 真 奈 君     8番  山 下 典 子 君    20番  北 出 忠 良 君
        9番  市 川 岳 人 君    21番  空 森 栄 幸 君    10番  赤 堀 久 実 君    22番  岩 田 佐 俊 君    11番  嶋 岡 壯 吉 君    23番  安 本 美栄子 君    12番  田 中   覚 君          ───────────────────────── 〇欠席議員(1名)    24番  中 岡 久 徳 君          ───────────────────────── 〇欠  員(なし)          ───────────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名            氏     名   市長             岡 本   栄 君   副市長            大 森 秀 俊 君   危機管理監          吉 川   泉 君   総務部長           稲 森 洋 幸 君   総務部理事(秘書、調整担当) 山 本 幸一郎 君   総務部法務総括監       石 田 美奈子 君   企画振興部長         宮 崎   寿 君   財務部長           百 田 光 礼 君   人権生活環境部長       田 中 克 典 君   健康福祉部長         田 中   満 君   産業振興部長         服 部 智 秀 君   建設部長           山 本   昇 君   設部理事(企業用地整備担当)兼   次長事務取扱   (企画管理、道路河川担当)  中 井 秀 幸 君   消防長            久 保 安 治 君   市民病院副院長[事務部門]   (兼健診センター副センター長)    松 田 克 彦 君   会計管理者          松 本 浩 典 君   上下水道事業管理者      北 山 太加視 君   上下水道部長         清 水 仁 敏 君   教育長            笹 原 秀 夫 君   教育委員会事務局副教育長   谷 口 修 一 君   代表監査委員         鈴 木 陽 介 君   監査委員事務局長       松 本 成 隆 君   島ケ原支所長   (兼地域振興総括監事務取扱、   住民福祉課長事務取扱)    池 本 洋 人 君   大山田支所長   (兼地域振興総括監事務取扱) 前 山 恭 子 君   農業委員会事務局長      加 藤   敦 君          ───────────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   局長             田 槙 公 博 君   議事課長           籔 中 英 行 君   議事課副参事(議事調査係長) 岡 井 良 行 君          ─────────────────────────                (午前10時00分 開議) ○議長(岩田佐俊君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は23名、会議は成立しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  なお、本日説明員の追加の届け出があった者の役職と氏名は、お手元に配付のとおりであります。  これより、議事に入ります。  日程第1、市政に対する一般質問についてを議題とし、昨日に引き続き続行します。  質問順位 第6番、西口和成君の質問を許可します。  西口和成君。               (4番 西口和成君登壇) ○4番(西口和成君)  おはようございます。議長から発言の許可をいただきましたので、通告どおり質問させていただきたいと思います。  私も平成最後の一般質問ということで、気合いを入れて頑張っていきたいと思います。  各地では卒業式が行われておりまして、未来に胸をふくらませながら巣立っていく皆さんにひとつエールを送りたいと思っております。これよりは恋や事業や水温む。これよりは恋や事業や水温むと、高浜虚子氏が巣立っていく若人に詠まれた句を添えさせていただいて、始めたいと思います。皆様、いかがお過ごしでしょうか。自民青鵬、西口和成でございます。  私の最初の質問は、以前質問させていただきました伊賀白鳳高等学校の新学科対策のその後についてと題しまして伺います。前回はキャリア教育も含めて、建築デザイン科を小中学校へPRしていくと御答弁いただきました。この4月から開設されます。どのような状況になっておられるのか質問させていただきまして、以降は自席から伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  答弁願います。  教育長。               (教育長 笹原秀夫君登壇) ○教育長(笹原秀夫君)  おはようございます。教育長の笹原でございます。よろしくお願いいたします。  ただいま御質問にありました件に関しまして、お答えを申し上げます。  ことし4月に開設される三重県伊賀白鳳高校建築デザイン科につきまして、三重県教育委員会高校教育課から配付された学校紹介リーフレットなどを活用しながら、各学校、特に中学3年生を中心に、学科、コースの内容や魅力、特色などを具体的に伝えてまいりました。その結果として、平成31年度伊賀白鳳高校建築デザイン科の募集定員は40名ですが、前期に関しまして、前期選抜においては、20名の募集定員に対し47人の志願がございました。  今後も市内小中学校においてキャリア教育を推進するとともに、中学校では職場体験を実施し、子供たちが具体的なキャリアビジョンを持てるように指導していく所存でございます。また、本人や家族の願い、そして本人の夢が達成できるように、適性に応じた進路指導を行ってまいる所存でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  うれしい、喜ばしいことに、定員20名のところを47名、前期ですけれども、あとは後期も含めるとかなりの生徒さんが入学していただけると感じております。ぜひとも、白鳳高校の建築デザイン科というのは、地元の企業さんの悲願であったと思います。特に建築の皆さんだと思います。ぜひとも、こういった方々が地元に定着していくという意味でも大変重要だと思いますので、キャリア教育の一環として、引き続き定員割れのないように御努力をしていただきながら、県の教育委員会とも連携していただいて御尽力いただければと思っております。ぜひとも卒業生から、測量技師としてこの伊賀市役所に入っていただくというのが一番私もうれしいことだと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたしたいと思います。  それからこの件に関して、地元企業さんには就職される方も多いと伺っておりますが、産業振興部長としてこの件をどのように認識されてますか。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  白鳳高校に新しい学科ができまして、できたら農業のほうでももう少し新しい学科等もできたらありがたいと思っているところですけれども、伊賀市にはたくさんの土建業者さんもございますし、市としてもそういう技術者につきましては現在不足しているところでございますので、しっかりと学んでいただいて市の職員となっていただけるように、市としてもできることがあれば取り組みを進めたいと思います。  そして今、建築デザイン科ということですけれども、インテリア部分で、今ハイトピアの1階におけます県の森林材を利用した事業といたしまして、椅子のデザインを白鳳高校の生徒さんと一緒に進めさせていただいております。そんなところでも御活躍いただいて、しっかりと学んでいただきたいと思っているところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  ぜひとも庁内一体となってサポートしていただければと思います。  それでは次に参ります。伊賀市の救急医療体制について伺います。  昨年の3月、ちょうど同僚の森川市議が救急体制について質問されました。そこでは、岡波病院と上野総合市民病院との連携を質されていたと記憶しております。また先月の末の新聞では、小児科医と産科医の充足率が公表されておりました。三重県の産科医の充足率は全国10位で12.7ポイント、全国平均は12.0ポイントでございます。中勢伊賀では15.9ポイントと、全国34位と。また、三重県の小児科医は88.6ポイントで、40位の、下から数えたら16件ですね。また中勢伊賀では166.1ポイントで、全国16位でございます。全国平均は104.9ポイントと出されておりました。  ただ、伊賀地域は中勢伊賀という医療圏の括りなので一概には言えませんけれども、産科医と小児科医の実情をいかに捉えられているのか、そのあたりの御所見を伺えればと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  健康福祉部、田中でございます。  今御質問をいただきました、まず産科でございますけれども、産婦人科、私ども伊賀市内には森川病院さんと、何か産婦人科緑ヶ丘クリニックさん、多数の病床をお持ちいただいている大きな病院がございます。日々御尽力をいただいておりまして、市内の方のみならず市外の方の分娩出産にも、多数御来院いただいているような状況でございます。  また、なお、小児科医でございますけれども、市内には、岡波総合病院さんを初めとしまして、合わせて5つぐらいの病院、診療所がございます。岡波総合病院さんにつきましては、小児の救急・入院を対象とした小児救急の受け入れを24時間365日していただいておりまして、大変御尽力をいただいておるんですけれども、市内の診療所の先生方につきましてはベテランの先生が多いということで、今後小児科のドクターにつきましては、私どもいろんな場で話もさせていただく機会もございますんですけれども、御尽力をいただいておるということをお礼申し上げるとともに、今後の方向性等につきましてもお話し合いを続けていただきたいなと、このように思っております。 ○議長(岩田佐俊君)
     西口君。 ○4番(西口和成君)  今部長から答弁ありましたとおり、地域内では一生懸命頑張っていただいて、この地域の小児救急、産科医療に御努力いただいているということでございます。ぜひとも庁内一体となって、方向性を早目に見出していただきながら、サポート体制を構築していただきたい、このように考えます。  それでは本題の、転院搬送の現状についてお伺いいたします。  伊賀市、名張市、岡波病院の三輪番体制の流れですね。平成28年中の資料では4,173人全員搬送しており、救急搬送人数が3,658名、転院搬送が514名と数字があります。この514名のうち県内の病院が154人、県外が81名、同じく平成29年中の資料では4,306名を全員搬送して、救急搬送が3,770名、定員が536名。この536名のうち県内の病院が125名、県外が95名。平成30年中の資料を見ますと全員搬送が4,290名、救急搬送が3,724名、転院搬送が566名。この566名のうち県内の病院が130名、県外が110名と数字が出てます。  3カ年の市外転院搬送率を大体この数字で割っていくと、おおむね約6%になります。約94%は地域内での救急が充足しているという数字であらわれております。しかし年々市外への転院搬送が、この数字から見てとれるように増加傾向にあります。このあたりをどのように認識しておられるのか、またなぜ増加しているのか、この2点をお伺いします。 ○議長(岩田佐俊君)  消防長。 ○消防長(久保安治君)  消防長の久保でございます。よろしくお願いいたします。  救急の受け入れにつきましては、過去10年前には大変苦労したところでございますけれども、それ以降につきましては輪番の担当の病院様が大変、御努力によりまして、今現在95%受け入れていただいていると。ただ、この95%につきましては市内の開業医さん、そしてまた応急診療所等も含まれております。  ただ、この県外への救急搬送につきましては、ふえているのは転院搬送、これはより高度な医療を受けるための病院から病院への転院搬送の人数がふえてきているというのが現状でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  消防長から今御答弁いただきましたとおり、なかなか高度医療では県外しか頼るところがないということでございます。年々増加していくっていうことで、なかなか三輪番体制、二次救急では充足しているということなんですけれども、今おっしゃられたのは三次救急でよろしいんですよね。              (「そうです」と呼ぶ者あり) ○4番(西口和成君)  そういうことですね。三次救急はやはり市外の病院を頼らざるを得ない、このようなことでございますが、市民の皆さんの感覚から行くと、救急の充足率と病院機能の充実との、このギャップっていうんですかね、救急車が到着してもなかなかそこから進まないといったイメージがあるので、なかなか賄い切れてないというイメージがあると思いますので、我々もぜひともこの救急体制と病院の機能の充実についてはぜひとも尽力しながら、皆さんと一緒になって頑張っていきたいと思いますので、ぜひともハード面・ソフト面のいろんな御要望があればどんどんどんどん上げていただきたい、このように思います。  それから市外搬送につきましては、高速道路を使うと思います。このときに、救急車はETCを使っているのかといった素朴な疑問がございまして、今回お伺いさせていただきます。  先般佐賀県では、救急車にETCをつけたというような報道が流れました。これは、一刻でも早く高速道路を使いながら一命を取りとめたいという開業医の先生の意見が出されて、それを佐賀県が酌み取ったという形でございました。伊賀市も滋賀県、津市等の搬送率が多いと思います。ぜひともこの一刻一秒を争う救急搬送において、救急車ETC利用、このように、どのように考えられているのかお伺いします。 ○議長(岩田佐俊君)  消防長。               (消防長 久保安治君登壇) ○消防長(久保安治君)  伊賀市の救急車のETCにつきましては、伊賀市への救急搬送で高速道路を通過する場合、病院へ向かう緊急走行時には、法律により無料で通行できるとなっております。そしてまた道路管理者への事前連絡により、インター料金所一般入り口または出口を、停車することなく速度を落として通過しております。また、病院から帰る普通走行のときは、道路管理者と申し合わせによりまして専用券で通過していますので、現在救急車にはETCを搭載しておりません。今現在苦慮しているところもございません。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  ということは、特にETCの場所を通過しなくてもそんなに時間は変わらないと。有人のところを通過すると、それだけで事前通告もあってスムーズに行っているというような答弁でございますけれども、万が一緑の有人のところが混んでいる、こういったことは想定されていますか。 ○議長(岩田佐俊君)  消防長。               (消防長 久保安治君登壇) ○消防長(久保安治君)  過去にはそのようなことがなかったもので、もしそういうことがあれば検討させていただきたいと思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  いろんな側面があると思いますので、種々、いろいろ考慮していただきながら、少しでもとめられる命は必ずとめていただきたい、皆さん一生懸命頑張っていただいていると思いますので、救急消防署の皆さんには本当に大変な業務の中、日々頑張っていただいておると思います。ぜひとも我々も応援、支援していきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。  続きまして、先月質問させていただきました児童相談所と伊賀市の連携について伺います。  先般、今国会でも、千葉県野田市で痛ましい事件が発生しました。とても身につまされます。このような痛ましい事件を防ぐためにも、先の議会でも質問いたしましたが、より深く掘り下げていきたいと思います。  児童虐待には4つございまして、身体的虐待心理的虐待、また性的虐待、ネグレクトと言われております。改めて児童相談所の現状を県に伺いますと、地方交付税単位費用算定基礎でと三重県の行政規模、これは人口約170万人の基準では、児童相談所が2カ所、職員数は101名となります。しかし昨今の相談件数の増加に伴い、三重県は独自に3カ所設置して、県全体で5カ所、児童相談所を設けております。場所は北勢、中勢、南勢、伊賀、紀州です。職員数も188名まで増員、増加し、65名はこのうち非常勤でございます。それでも児童虐待へ対応を追われているという状況でございます。国からの交付金は児童相談所2カ所、職員数101名ということで、三重県が単独で予算をつけながら、児童虐待について防止に尽力しているということでございます。  このような中、来年度県はさらに鈴鹿市の県庁舎内に児童相談所を1カ所新設するという報道もございました。四日市市にある北勢児童相談所の担当部署を独立させて、増員も検討しています。新年度予算も3億3,000万円と、前年度比で38%ふやしております。全国の児童相談所の数は平成30年10月現在で212カ所、一時保護所は137カ所に及びます。ちなみに平成28年度の児童虐待の相談対応件数は全国で12万2,575件、対前年比118.7%で、1万9,289件増加。三重県では1,310件、対前年比で101.5%増加の19件がふえてます。伊賀市では127件増加で、83.6%で25件減です。平成29年の児童虐待の相談対応件数は全国では13万3,778件で、対前年比では109.1%、1万1,200件の増加。三重県では1,670件、対前年比で127.5%の増加で360件が増加です。伊賀市でも127件、117.3%増加の22件が増加となっています。特に育児中での児童虐待の事案や相談が多くなっています。まず伊賀市の実情について伺いたいと思います。  先般伊賀市では、平成27年度から31年度まで計画期間とした伊賀市子ども・子育て支援事業計画を策定すると伺っています。また32年度から36年度まで、新たな計画を策定中だと伺っています。昨年、伊賀市子ども・子育て支援に関する調査ということでアンケートをされてます。このアンケートは伊賀市管内にある全保育園、幼稚園、小学校、中学校、障害児施設などで行われているのか、まずお伺いします。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  お尋ねいただきました第2次の子ども・子育て支援事業計画策定に向けまして、昨年12月にアンケート調査を実施させていただきました。対象とさせていただきましたのは就学前の児童がいる世帯と、小学生、中学生。前回の第1期のニーズ調査では、就学前児童は変わらないんですけれども、小学生は1年生から3年生までと、そこまでの範囲とさせていただきまして、今回の調査では小学生の高学年プラス中学生を新たに調査の対象とさせていただいたところでございます。  そしてこの小学生・中学生の保護者につきましては、各学校さんの御協力によりまして、調査票を全世帯に配布することができました。ただ就学前の児童につきましては、保育所、保育園、幼稚園などに行かれているお子さん以外にも、おうちでおみえの子供さんもおりますので、こちらにつきましては郵送させていただきました。  その際、合計数としては2,500件でございますけれども、前回の調査と同数でございまして、この件数につきましては、統計上伊賀市の傾向を知るために有効な回答率っていうのから逆算しまして、2,500名の方を抽出させていただきまして、調査票をお送りさせていただいたというふうな状況でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  そのアンケートは、全、今おっしゃられた、家庭ですか。それとも無作為抽出ですか。どちらですか。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  無作為抽出でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  その理由は何ですか。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  無作為抽出ではございますけれども、就学前児童の中で今保育所・保育園・幼稚園に通われている子供の御家庭、あと在宅の御家庭っていうことを満遍なく、いろんな皆さん、保護者の方から御意見、現状をお伺いしたいということで、無作為抽出にさせていただいております。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  わかりました。  それでは、ぜひともそのアンケート調査の結果を分析していただきながら、有効に活用していただきたい、このように思います。  家庭児童相談員が2名配置されておりますよね。児童虐待等々についていろんな御相談があると思いますが、相談時間が9時から午後4時までという中で、その中でまた予約優先というふうになっておりますが、このあたりをお聞かせいただけますか。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  広報等を通じまして、家庭児童相談員の相談の時間を9時から16時、予約という形で御案内はさせていただいておるんですけれども、まず家庭児童相談員2名おるんですけども、私どもこの庁舎内での相談だけではなくて、必要に応じまして家庭訪問や保育所・学校等への巡回訪問も行っております。  相談につきましては予約なしでも対応させていただいておるんですけども、こちらへせっかく来ていただいたのに相談員が訪問等で不在になっていることがあるために、できましたらあらかじめ御予約をいただけたらというふうなことでございます。  しかしながら、緊急の案件もございます。緊急の案件につきましてはその対応を優先させていただきますし、あと家庭児童相談員のみならず、こども未来課の中には社会福祉士がおりますので、社会福祉士を初め、私ども職員が対応させていただいておるというふうな状況でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  緊急時の対応ということも質問させていただこうと思ったんですけど、今おっしゃられたので、必ずしももれがないという形の体制をとられているという認識でよろしいですか。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  おっしゃるとおりでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  ぜひとも要望等々について、体制をさらに強化していただければと思います。  ネグレクトや暴言などの心理的虐待が、身体的虐待を逆転しております。虫歯からネグレクトを発見した事例というのも多々ございまして、相談経路としては市町の窓口や警察、学校が上位を占めております。医療機関には周知して協力を仰いでいますか。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  医療機関、特に伊賀医師会様、伊賀歯科医師会様には日々御協力をいただきまして、御尽力をいただいております。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  ぜひともいろいろと協力体制をとっていただきながら、早期発見に努めていただいているということだと思います。ぜひとも、病院のように、こども未来課さんが今回は中心になってこようかと思います。他の担当課もしくは児童相談所以外の機関との情報共有はされてますか。 ○議長(岩田佐俊君)
     健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  おっしゃっていただきますように、児童相談所だけではなく警察や、学校関係でございましたら教育委員会等々と、常に連携を図っておるところでございます。また、定期的な情報共有の場として、要保護児童及びDV対策地域協議会っていうものを私ども組織しておりまして、この中にございます実務者会議っていうものを年3回程度開催いたしまして、実際進行しております、進行しているというかケースで管理しております虐待ケースの進行管理の状況や、それぞれの機関での役割分担を確認し合い、連携を図っておるところでございます。  ちなみに、この実務者会議の構成メンバーでございますけれども、事務局は私どもこども未来課になりまして、あと伊賀児童相談所、伊賀警察署、名張警察署、それと教育委員会の学校教育課、あと母子保健を担当しております健康福祉部の健康推進課、それと民間の法人さんが実施していただいております児童家庭支援センター、昨年の4月に皆様方にもお伝えをさせていただきました、市内の緑ヶ丘に小規模養護施設っていうものを開設させていただきました。そちらを運営いただいている法人さんが児童家庭支援センター相談員を配置していただいておりまして、その方につきましても実務者会議にお入りいただいております。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  ぜひとも情報共有をしていただきながら予防に努めていただいて、こういった痛ましい事件の発生がないようにしていただきたい、このように考えます。  全国的に、居住実態が把握できない児童も合わせて増加傾向にあると出てます。住民票があるが乳幼児健診が未受診などの、把握できていないケースもあります。先般厚生労働省が、安全確認できていない子供は全国で1万5,270人いると。なお調査しても不明な子供が2,936名、未就学児で2,480名、小学生で2,263名、中学生で147名と発表されました。状況確認ができた1万2,334名のうち、虐待情報がある子供は143名、未就園児は95名、不就学の児童が21名と出てます。伊賀市はこの中には入っていますか。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  入っておりません。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  大変よかったと思います。ぜひともこういったことがないことに、ぜひとも努めていただきたい、改めて努めていただきたいと思います。  少しでも痛ましい児童虐待を減らし予防するためには、やっぱりさらなる行政間の情報共有や連携が必要となっており、情報分析が必要となります。またフィードバックも不可欠だと思います。県では警察と児童相談センター、県との情報共有に係る協定を、平成29年の3月に締結しております。そして厚生労働省が作成した児童相談所運営指針の中で、事案対応への継続性が明記されました。児童虐待通告の初期対応や一時保護の判断を行うための確認項目をまとめたリスクアセスメントツールを、5年間蓄積されたビッグデータを継続的に分析して、民間がこれを開発されました。これは児童相談所が一時保護の必要性を判断する際に参考とするためで、全国で初めて人工知能が使われたものだと伺っております。これが20台ありまして、一部は現場に配備されたというふうに伺います。昨年度に引き続いて、子供の意見や本音を聞き取る代弁者ということで、アドボケイト制度っていうことも、養成員をつくるということも県は発表されています。さらに伊賀市も、このように県が取り組んでいることを踏み込んだ中で児童相談所と連携しながら強化をしていただきたい、このようにまずは考えます。  提案なんですが、特に教育現場が重要になってくるかと思います。文科省の副大臣が千葉県野田市の事案を捉えまして、二度とこのような事件を起こしてはならない、教育委員会の業務改善を行い、警察OBを配置して関係機関などの連携を図らなければならないと発言しています。たしか三重県下では、四日市や鈴鹿、津市、松坂が警察官のOBを配置していると思います。伊賀市教育委員会も、学校問題解決サポートセンターを設置して、警察OBを配置、学校関係者だけでは解決できない案件のサポートをしてもらってはいかがでしょうか。建設部にも警察OBはおられますし、法務統括官もおられることですから、ぜひとも虐待を未然に防ぐために設置していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(岩田佐俊君)  副教育長。 ○教育委員会事務局副教育長(谷口修一君)  教育委員会の谷口でございます。  児童虐待につきましては、学校で子供たちの様子を見ている教員が発見することが多いということで、学校でも子供たちの様子を、いつもと変わったことがないかとかあざがないかとか、そのように注意深く見ているところでございます。発見したときには必ずそれを関係機関に連絡するという義務がございますので、してございます。  今現在、教育委員会の中では警察OBということはしておりませんが、この2月の8日に児童虐待防止対策に関する関係閣僚会議という中に、その緊急対策の中に、児童相談所に警察職員や警察OBの職員の配置を進めるということがございまして、その動きを見ながら、今後児童相談所や関係機関とも連携をとりながら進めていきたいというふうに思いますし、今現在も関係機関と連絡をとらせていただきながら、児童虐待については細心の注意を払って進めているところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  今副教育長がおっしゃられたとおり、この先月28日に文科省と厚労省の合同プロジェクトチームが、児童虐待防止の新たなルールをまとめて通達をされたと思います。その中に、今おっしゃられたような文言が含まれていると思います。ぜひとも水際で児童虐待を防ぐためにも、担当課間の連携、それから他機関との連携を深めていただいて、伊賀市独自の取り組みをしていただきたい、このように思いながら、次へ進めていきたいと思います。  最後に、新庁舎について質問させていただきます。  まずは「魅せる庁舎づくり」と題しまして伺います。  開庁して2カ月たちました。芭蕉さんの文字からとった伊賀市役所という文字は、とてもクールだと思います。先般、佐賀県有田町へ伺いました。庁舎には立派な有田焼が置かれており、湯飲みは酒井田柿右衛門の湯飲みでした。出迎えていただいた議長さんに伊賀焼は御存じですかと聞いたところ、全く知らない、信楽焼やったら知ってるけれども、伊賀焼は聞いたことないと、このように言われたのがすごく残念でございました。ぜひとも、特に伊賀焼、くみひもは伊賀の伝統工芸なので、対外PRもやっぱり市役所はしていかなければならないと思います。特に玄関やロビー等々にはこういった伝統工芸品を置かれる、そうやってPRしていく、そういったことはございませんか。お聞かせください。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。 ○財務部長(百田光礼君)  財務部長の百田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  この新庁舎のまず設計のコンセプトなんですけれども、コンパクトで経費の少ない、事務所機能を中心としたものということになっておりまして、観光振興や物産展示などの観光の集客機能ですね。そちらのほうは南庁舎を核とした中心市街地で担っていく計画であることから、新庁舎でのその観光発信や物産の展示スペースは最小限となっております。  しかしながら、議員の御意見のように、転入手続で初めて伊賀市に来ていただいた方や視察で訪ねていただいた方々など、市役所へ来ていただいた方々に伊賀市がどんなところなのか、どんな特産品があるのか、伊賀市の魅力をPRしていくことが大切だと思っております。こうしたことから、1階の市民スペースを活用しまして、伊賀市の特産品や観光情報など、定期的に内容を変えながら市の魅力を発信するスペースとして活用していきたいと考えております。  また、先日開催されました地元高校などによるロビーコンサートや、県立博物館のミエゾウの展示など、市民の皆さんに親しみを持っていただける庁舎となるよう、さまざまな企画を進めていきたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  ぜひとも、伊賀市の庁舎の玄関は観光のPRになる場所になるかと私も思っております。ぜひとも、待っているんじゃなくてこちらから市民スペースどうですかと、いろんな伊賀焼の団体さんやくみひもの団体さんもございますので、お声がけしていただいて定期的に魅せる、そういった場所をぜひともつくっていただきたい。そういったお声がけを市からしていただきたい。  先般、この庁舎の周りに伊賀牛ののぼりが立っておりました。この中にも伊賀牛のPRがありました。私、最初見たときに、この中に定食屋ができたかと思ってちょっと勘違いしてたんですけれども、なかなかそういったのぼりがあったものんで、そういったものをぜひとも伊賀焼・くみひもも合わせてしていただきたい、このように思います。お声がけする準備はございますか。団体さんにです。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。 ○財務部長(百田光礼君)  まずはちょっと産業の部局としっかりと調整して、どんな展示にしたらいいのか、何を飾ったら効果的になるのか、そういうのも考えた上で進めていきたいと思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  ぜひとも前向きに話をしていただいて、そういったものを見せていただきたい、このように思います。よろしくお願いします。  それから、地域紙にこういった文言が載ってました。伊賀市も有名な画家さんが輩出されておりまして、榊莫山氏や元永定正氏の絵が市民の皆さんの目に触れないといったような記事が載っておりました。市長や副市長の部屋に飾っておるということでございますけれども、こういったものこそ1階ロビーやこの議場の周りのあいているスペース等々で飾っていただいて、市民の皆さんにめでていただくと、これが本来の見せ方だと私は思うんですけれども、なぜ市長、副市長の部屋に飾ってあるのか、そのあたり何か意図があれば教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。 ○財務部長(百田光礼君)  この庁舎なんですけれども、デザイン的に非常に窓が多いようなつくりになっております。それで少し絵を飾るスペースっていうのがちょっと少ないような、特に1階ですね、市民の方々が訪れる1階はそういうスペースが少ないような状況になっております。それでこのミエゾウの展示が終わりましたら、またその部分にでもその地元の画家、有名画家の絵を展示のほうを、またさせていただきたいと考えております。  それと市長の部屋に飾ってあってということなんですけれども、打ち合わせとかそういうのをしている間はちょっとあれなんですけれども、秘書課のほうへ言っていただければ自由に、そのあいている時間であれば見ていただけますので、そのようなことで今、考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。 ○市長(岡本 栄君)  先人のワークスをいろいろなところで見せるというのは大事なことです。ただ基本的に押さえておきたいのは、庁舎というのはそういうものを見せる美術館でも博物館でもないということであります。そういうところはしっかりと整備していかなければならないということであります。  なお、市長室にあるのは、市長室というのは私の執務室でもありますけれども、VIPをお迎えする、よそからのお客様をお迎えするという、言ってみれば客間でありますので、そこにあるということは当然のことかと思いますし、それから申し上げたように、地域紙にも回答を申し上げておりましたけど、ぜひごらんになりたいというんでしたら、市民の方はいつでもお申し越しをいただいたらごらんいただけますよというふうに申し上げております。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  市長が今おっしゃられましたけれども、前の庁舎では普通に飾ってありましたので、ぜひともそういった、確かに客間は確かに客間としての機能は果たしていただきたいと思いますけれども、やはり市民の皆さんの目にも触れるというのが一番大事だと思います。歌の文句じゃないですけど、絵もない、花もない、歌もない、飾る言葉もしゃれもないって、こんなん伊賀市にとっての庁舎は、私は全然事務機能だけでは全く意味がないと思います。ぜひとも見せていただきたい、このように思いますので、ぜひとも、先ほどの伊賀市とくみひもの件も踏まえまして、そういった先人のすばらしい絵も市民の皆さんの目に触れていただく、そういったことをぜひともおやりいただければと思います。ぜひとも御検討していただきたい、そのように思います。  次に、「市民のための庁舎づくり」と題しまして伺います。  延床面積が1万4,300平方メートルで、建設費が51億4,000万、総事業費が約65億円の新庁舎でございますよね。提案でございますけれども、市民の皆さんに愛着を持ってもらうために、この庁舎に何か愛称を募集したらどうですか。忍者市なんですよね。どうですか。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。 ○財務部長(百田光礼君)  今御提案いただいたんですけれども、私としましては特にその愛称を募集するというのは考えはございませんが、ただ議員おっしゃったように、いろんな公共施設がございます。それでネーミングライツということは市の収入もふえるということで、募集も一度したことがあるんですけれども、やっぱりなかなかそういうのが実現しませんでして、当然ネーミングライツというのはいい事業だと思いますので、庁舎抜きにして考えていきたいと思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  ネーミングライツじゃなくて、伊賀上野市駅が忍者市駅って書いたじゃないですか。それと同じように、この庁舎も何か、真っ黒なんだからカラスとか何か梟だとか、何かいろいろと、そんなニックネームがあると思いますけれども、そういうような愛着を持ってもらうようなことを考えていただくのも一つかと思います。  市長はこの黒と白のモノトーンが落ちついて、忍者を表現した庁舎だとおっしゃられてましたけれども、市民の皆さんからとか職員の皆さんから、この職場環境やその他について何か御意見とかが出てますか、お聞かせください。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。 ○財務部長(百田光礼君)  庁舎が開庁しまして、先ほど議員がおっしゃったように2カ月ぐらいたつということで、やっぱり最初思っていたのと実際使ってみるのと、やっぱりちょっと使い勝手が、ちょっとここはあかんよとかこの表示がちょっとわかりにくいねとか、いろんな市民の皆さんの声もありますし、それを職員が拾って、いろいろ意見がございます。  それで各課でいろんなその意見を集約していただいて、それで今、庁内でその執務環境とか案内表示、それから駐車場、もろもろのことの改善を目指して、庁内の検討委員会を立ち上げております。その中で、いろんな改善項目を洗い出して具体的な改善を今、検討して進めております。 ○議長(岩田佐俊君)  西口君。 ○4番(西口和成君)  今、部長から検討していただくという声が上がってますけども、修繕に次ぐ修繕をしていけば、本来かかってた予算をまたかけるということじゃないですか。そうなってくると、使い勝手が悪いから、この議場もそうですよね。伊賀焼使ってるのあそこだけやろ、みたいなそんな話じゃないですか。スロープもない、何か取ってつけたような議場になってて、ちょっと狭いというような意見もございます。また、駐車場のことも今おっしゃられましたけれども、予算にまたつけていくということになると、本来の設計ではそういったことは考えてられなかったのかというような疑問が湧いてくるんですよね。そこまで本来見通せなかったのかというようなことなんですよ。  確かにちょっとした修繕はあると思いますけれども、今おっしゃられた駐車場ですね。何でこの庁舎の前に車が行くような設計になっているのかっていうことですよね。本来西側に置いたら向こうに抜けないと、人がどんどんどんどん入り口に集まってくるところへ車を回すっていうのは、動線としてやはりおかしいじゃないですか。ラウンドアバウトも今、やってるんですよ。西側に出ていく車もやはり多いんですよね。伊賀市の職員さんでさえ西側に出ていったのを、私見たことあります。やはりこの動線もいろいろ考えていただいて、安全に配慮していただきたい。いろんなところが、こういった問題がたくさんたくさんこの庁舎にはあると思います。  議長室も何か配管が不備で水がもれたと、そういったふうにも伺いました。見晴らしがよいのに食堂がないとか何かいろんなことがあるんですよね。エスカレーター横の企業名が入った電光掲示板も、あんな横でええのかと。みんな寄附でつくっていただいたのに、あんな見えないとこに置いていいのかとか、いろんなものがございますので、ぜひ議員とか職員の皆さんとか意見を集約していただいて、早急に不備がある点をまとめていただいて改善していただきたい、そのように思います。  特にキッズスペースも2階にはありますけれども、本来1階の需要も多いと思いますので、本来そういうところも含めてしていただきたい。障害者用の駐車場も屋根が不十分でびしょびしょになるとか、変なところにスロープがあるとか、そういった設計が全く最初からなされていなかったというのが私は最初の問題やと思いますので、そのあたりを全部洗い出していただいて、次に行かせていただきたいと思います。  ぜひとも市長、「この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしと思えば」みたいなような心持ちで市政を運営されると、やはり道を誤ると思いますので、ぜひとも市民側に立った庁舎づくりを、まちづくりを切に願いまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって、西口和成君の質問を終了します。  続いて、質問順位第7番 嶋岡壯吉君の質問を許可します。  嶋岡壯吉君。               (11番 嶋岡壯吉君登壇) ○11番(嶋岡壯吉君)  ただいま議長に質問のお許しをいただきましたので、これから質問をさせていただきますが、今言われましたように、私は11番、かがやきの嶋岡でございます。よろしくお願いします。おくれまして。  本日は3点ほど通告いたしましたので、それについてお尋ねいたします。  まず1つ目は森林環境、2つ目が災害対策、3つ目が運転免許証返納者や高齢者の交通対策でございますが、1番目に森林環境についてお伺いいたします。
     前回も森林についてはお伺いしておりますが、今回は森林環境税についてお伺いいたします。総務省は、森林管理の限界では指摘されました。それで国が地球温暖化防止や国土保全、安全な水源の確保のため、森林整備・管理の財源として、森林環境税の創設をされる予定でございます。税収としては約620億円だそうでございますが、現在衆議院を通過しましたが、参議院で審議中でございます。同僚議員が、みえ森と緑の県民税と重複することについてお話をされましたが、重複するところもあると思いますが、この森林環境税と市町村と県の交付金の割合はどのようになるのか、わかる範囲でお答えを願いたいと思います。  あとは自席にて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  失礼します、産業振興部、服部でございます。背が低いので済みません。  今、森林環境税、森林環境譲与税ということでお尋ねいただきました。  森林環境税は、国税として都市、地方を通じて国民一人一人がひとしく負担を分かち合い、国民で森林を支える仕組みということで、個人住民税と合わせて賦課徴収されることになっております。平成36年度から課税されまして、税額は年額1,000円ということになっております。また、県・市に譲与されます森林環境譲与税は、森林現場における諸課題にできる限り早期から対応する必要があることから、平成31年度から交付されまして、新たな森林管理制度の施行と合わせ、平成31年度から事業を実施することになっております。  森林環境譲与税の県と市の配分ということでございますけれども、配分割合につきましては譲与が見込まれている2019年度から2024年度までということで、これが市が80%、県20%ということです。2025年度から2028年度は市が85%、県が15%ということになっております。以後も徐々に市の譲与割合が増加していくということで、見込みになっております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  環境税が必要な根拠ですけれども、山が実際放ったらかしになっているから、これ山を整備するのには必要やわなという話でございますけれども、ではなぜ管理不能になったのか、お答え願いたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  平成30年度の税制改正大綱では、パリ協定の枠組みのもとにおける我が国の温室効果ガス排出削減目標の達成というようなこともうたわれておりますし、災害防止を図るための地方財源を安定的に確保するということで、この税が創設されております。  なぜ森林が荒れてきたのかということでございますけれども、古くから日本では化石燃料がございませんでしたので、木を利用しながら、炊飯とかいろんなところ、暖をとるのも木でしたし、いろんなところでずっと木が利用されてまいりました。また家を建てて、そういうところも全て木が使われておりました。電柱にしましても、私たちが小学生のころは木が使われておりまして、いろんなところで木の利用というのがなされておりました。  そんな中、外国からのいろんなものが輸入されてきたということもございますけれども、木の利用というのがどんどん減ってきているという状況があると思います。木材が外国から輸入されるというところも大きな1つの理由となっているかもわかりませんけども、そういうところでやっぱり木を使っていただくというところが減ってきているというところが、一番大きな理由ではないかというふうに考えております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  今もお話ししていただきましたけども、昭和30年代で木材輸入が自由化されました。そのおかげで国産材がだんだん値下がりしたということで、森林経営がなかなかやっていくのが難しくなって、林業離れが進んできた。森林の管理は可能な限り進めていくのが本来でございますけれども、実際山林の伐採時期がおくれてしまっておる。こうなる前になぜ、もう少し指導をされてなかったのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  森林の整備ということで、近年、森林所有者の森林離れ、林業の低迷ということが起こっております。その中で、市は一生懸命指導してないということではなかったんですけれども、なかなかその林業でごはんを食べられない場合、いろんな工場とかに働きに行って収入を得ていただくと、その中でだんだんその山の管理というのも手が届かなくなってきているということでございまして、市としてはそのいろんな事業等もやりながらここまで来ているわけですけれども、なかなかその個人の方々の心に届いていなかったのかなというようなところも思わせていただいております。  今後しっかりと、税も導入されましたらそのお金も利用させていただきながら、その林業の従事者もしっかりと育成しながら、もうかる林業というのも1つのコンテンツとしてつくっていく必要があるのかなというふうに考えさせていただいております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  今もお話ししていただきましたけれども、間伐をどないしてきたかという話なんですけども、実際はもっと早く間伐する必要があったんではなかろうか。ということで言いますのは、市は戦後非常に材木が不足したということで、先を見越して拡大計画をされたんですけれども、国のほうでそれで拡大造林計画で、前回もお話ししましたけれども、吉野方式という方法でたくさん木を植えられました。それは大きなるたんびに間伐をしていってだんだん太くするということでございますけれども、実際今も言われましたように、山を管理する人が減ってきてそこまで手が回らないということで、そのままに、要するに置き去りになったということでございます。  現在、見た目は物すごく山が緑できれいなんですけども、実際間伐をしてないので、下枝が枯れて、樹冠といいまして上のほうだけが緑になっている。それで、じゃあ間伐すればいいじゃないかといいますと、細くて要するに長いので、ひょろ長くなってますから、間伐するとすきがあいて、風が吹くと倒れます。要するに風倒が起こるわけです。そうすると風倒木がふえて、それで川に流れるという繰り返しになります。  ただ、この樹冠が茂ってるもんで、下に日が当たらない。それで下草が生えないからなおさら土が流れる。これはこの後で言わせていただく河川の管理にも影響してくるんですけれども、その辺今までわかってられたんかというような、ちょっと気にはなっております。多分プロの方が見ていただいてますので、どうされたのかちょっとお聞きしたいと思いますが。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  済みません、どうされたのかということですけれども、わかっていたということは、間違いなく国のほうではわかっておられたと思います。なかなかその、例えば伊賀市なんかですと、森林を持っておられる方の数が多く、1人当たりの持っておられる面積がとても小さいということになっております。その中で、林業で収入を得ながらというところも難しいですし、そういうところで、わかっていてもなかなかそこに手が回らない、生活のためにやはり林業ばかりでなかなかお金もうけもできませんし、昔やったら農業と林業で何とか生計を立てていたというところもあると思いますけれども、それができなくなった時点で、やはりそういうお金を稼ぐためにどこかに働きに行かれると、そんな中で、国のほうではわかっていたと思うんですけれども、皆さんなかなか山のほうにまで手が回らなかったということだと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  昔は山の木を五、六本売れば娘さんを嫁にやれたというぐらい、値段がよかったらしいんですけども、今はとてもじゃないけども、間伐して出すのに赤字になるという時代になってまいりました。それで来年度から森林バンクというのが創設されるようでございますが、この森林バンクは、所有者不明の森林を市町村が直接管理して、それで森林やっている人にお願いするとか、環境保全や防災のために、山林の集約や運搬網の整備をして効率化を図るということらしいんですけども、その計画はやられてますか。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  失礼します、森林バンクについてということで御質問いただきました。  来年度から始めていくということになっております。伊賀市の取り組みとしましては、森林所有者が管理できなくなった森林の管理を、市町村が経営管理を請け負い、意欲ある林業経営者に貸し出して集約を進めるような仕組みということになっております。農業のほうでやっております農地バンクと同じような方法であるというふうに思っております。  森林経営管理制度が平成31年度から始まるということになっております。市の面積の約60%の3万2,599ヘクタールという広大な森林の、おのおのの所有者の意向調査から始めさせていただきまして、関係地域や所有者とのたび重なる話し合いを行わせていただき、所有者が手入れできなくなった森林を集約し、それぞれの地域に合った森林管理ができるよう、地域の方々とともに検討していきたいというふうに考えております。  活用していただく条件ということですけれども、やはり一定のまとまりっていうのは必要だと考えております。そういうまとまりのある森林で、やはり既に境界の明確化ということで、誰がどこまで持っているのかというのがしっかりわかっていないと、後のもめごとのもとにもなると思っておりますので、そういう明確化ができている森林ということが必要だと考えております。  地域の森林、林業の特徴を踏まえた森林整備の考え方や、地域の実情に即した森林管理の方法ということを定めた管理計画を市のほうでも策定しながら、今後森林所有者や地域と十分な話し合いを行い、検討していきたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  今言われたとおりでございまして、林野庁のほうで所有者の境界の確認と地籍調査をして、林地台帳を作成するということでございますけれども、実際そう簡単にできるもんじゃないと思うんです。だから林野庁は1年ぐらいをめどにという話ですけれども、それは住宅地でもそう簡単に行かないのに、山なんて何十年に1回しか行かないし、たまたま親から引き継いでもどこが自分の山かわからないという人が結構おられますんで、その辺、これ本当にできるんかどうかということと、やらないかんのですけども、いつぐらいまでにやろうと思われているのかお答え願いたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  やらなあかんということですんで、今伊賀市の中で、森林組合さんが中心になりまして、境界の明確化事業というのをここ十数年行ってきていただいております。そういうところにつきましては、しっかりと今、森林の利用をどうしていくかという面的な集約もされて、しっかりと事業が取り組めるような状況になっております。そういう形になっているところをまずしながら、それ以外の地域の森林明確化も進めながら、事業を進めていきたいと思います。  何年をめどにということですが、なかなかその、多くの方の同意も得ながら進めていかなければなりませんので、できるだけ早くやっていきたいということでございます。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  実は山の境目といいますのは、木を植えたり石を置いたりということがあったそうでございまして、木は10年も行かないと大きさも変わっている。たしかこのぐらいだったのにというと、次行くときわからなくなっているというのも結構多いそうでございますんで、その今の若い人はなかなか山に行きませんけれども、お年寄りは行かれますんで、お年寄りが元気な間にできるだけ進めていただきたいと思っております。  次に、今海外で日本の材木の利用がかなりふえておるそうでございまして、それ、どのような国が日本材を輸入されているのかお答え願いたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  国産材の輸出が増加した要因ということでございますけれども、中国政府が2017年に天然林の商業伐採を禁止したということによる中国への木材輸出が増加したこと、また国際市場でのアメリカの需要拡大や、環境保護の規制が強化されまして北米の木材が値上がりしていることが、この理由として挙げられると思います。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  そのおかげって言うたらいいんかどうかわかりませんけども、国内産はそれについて単価は上がっているんですか。変わりませんか。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  輸出はされておるようですけれども、なかなかその国内産材の値上がりというのは見込めない状況となっております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  ありがとうございます。  次にスギ花粉についてお伺いいたします。  スギ花粉は、大体樹齢30年を超えたぐらいからたくさん発生するそうでございますが、今ちょうど最盛期のスギが非常に多いということで、花粉症の人は非常に辛い時期に入っているんかなとは思わせていただいておりますけども、今これについて、林野庁のほうは、要するに雄花がついた木から伐採するとか、いろいろ指導をされているようでございますけれども、今後市のほうでは考えがあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  答弁願います。  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  スギにつきましては、戦後の木材需要の拡大ということで、1950年ぐらいから造林臨時措置法というような形で、植林を国が進められたことによりまして、それまでスギの苗木が挿し木苗という形でしていたものが、当時多くの苗木が種子による苗木により植林を実施したという中で、花粉を多く発生させるようなスギがたくさん植えられたということになっております。現在の針葉樹の大半がその時代に植林されたスギであることや、林業の低迷により植栽されたスギがなかなか伐採更新されていないというところが、花粉が多く発生している原因ということになっております。  林野庁のほうでは、切って利用、植えかえ、出させないというような3つの花粉発生源対策を推進しております。花粉を大量に飛散させるスギ人工林の伐採、花粉の少ない苗木等による植えかえや広葉樹の導入、スギ花粉の発生を抑える技術の実用化というのが効果的であるとされております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  今、山の木が、非常に乱雑といったらおかしいんですけれども、なっておりまして、間伐すれども風倒木になってしまうということで、今、全部伐採して植えかえたほうがいいんではないかという意見もあるそうでございます。今後そういうことも含めて進めていただかないと、それによって災害の原因ともなりかねませんので、よろしく指導をしていただくようにお願いしたいと思います。  次に、今多分皆さん車で走ってても見られると思いますけれども、里山の要するに山の低いところでは、結構竹がふえているように思われると思いますけれども、この竹ですけども、実際今、当時は別にタケノコをとって生活の糧にされたということも多いようでございますけれども、今里山からの離農や離村の方が非常に多くなりまして、バランスが崩れて、竹がだんだんだんだん山のほうに上がってきております。これについても非常に処理が大変で、その環境税を使用してやれるとは思いますけれども、その計画というのがあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  管理が不十分な山林におきまして、人工林、山すそまで竹林が増加していると。ところがたくさん見られます。そんな中、里山のみんなで守っていくような里山につきましては、現在も森と緑の県民税を活用いただき、地域ぐるみで森林管理、里山の整備ということで取り組んでいただいて、竹林伐採等を行っていただいております。それと同じような仕組みも、今度の森林環境譲与税のいただいた事業計画の中に盛り込みまして、皆さんでやはりその個人の土地を守るということですけれども、みんなで守る、誰が守るんかっちゅうたら本当は個人で守っていかなあかん部分ですけども、誰かが守るんではなくてみんなでその生活環境をよくする、またそういう森林のいろんな災害をなくしていくとかそういうところを考えていただき、里山整備ということで、みんなで取り組む里山整備という中つぎの事業を計画できたらなというふうに考えております。 ○議長(岩田佐俊君)
       嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  要するに山を管理していただくということは、災害のもとを断つということでございますので、進めていただくというふうにお願いしたいと思います。  次、災害との関連もあるんですけども、今多分ある程度の年配の方は、昔の川は玉砂利で非常にきれいだったと。今、木が生えたりいろいろ、ヨシもむちゃくちゃふえたりということでなっておりますけども、この川にふえている樹木の処理をどうされるのか。これにつきましては、大体一級河川ですんで県のほうの管轄やと思いますけれども、市で管理する小さい川であっても、堤防のほうに大きくはびこると流水阻害になります。この辺はどのように進められているか、お答え願いたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。 ○建設部長(山本 昇君)  建設部の山本です。よろしくお願いします。  御質問の、河川に植生している流木が川の流れを阻害しているんじゃないかということで、どんな対応をしているかということでございます。三重県のほうに、一級河川内に植生しております流木につきまして確認をさせていただきました。土砂堆積も含め、河川内の阻害の大きな箇所や人家連担地を優先しまして、順次伐採をしているとのことです。本年度は上神戸地内の木津川で竹林を400平方メートル、平野地内の矢谷川で流木及び灌木を130平方メートル、その他4カ所で伐採をしております。また、倒木処理も合わせて20カ所で行ったということでございます。  市内のそういった準用河川も合わせて、土砂の堆積と合わせて、しゅんせつと合わせて伐採しているところもありますし、引き続き地元からそういった河川内の流木の伐採の要望も多いことから、引き続きその件にも強く要望してまいりたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  ありがとうございます。  じゃあ次に、災害対策についてお伺いいたします。  今、いろいろと大きな災害がどうのこうのということがマスコミで報じられておりますけれども、今、市のほうで安否確認の手引きは作成されておりますか。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。 ○危機管理監(吉川 泉君)  危機管理監の吉川でございます。よろしくお願いいたします。  安否確認の手引きということでございますが、まず職員の安否確認につきましては、災害時の職員の災害本部対策要綱に基づきまして、災害の種別や状況に応じた配備体制により、職員の安否確認、また参集の連絡等をとっておるという状況でございます。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  今伊賀市は、外国の方が率では三重県1というぐらいたくさん住んでおられます。その言葉が全部わからないと思いますので、その辺はどのように安全対策をされているのか教えていただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。 ○危機管理監(吉川 泉君)  先ほど議員御質問の、市民に対する安否確認もあわせて御回答させていただきます。  市民のうちの要配慮者や、先ほど御質問の外国人等への避難情報や安否確認ということでございますが、災害情報等の伝達につきまして、迅速かつ的確な災害情報の伝達のために、伊賀市ホームページや防災行政無線、行政チャンネル、携帯電話等の安心防災メールやエリアメールなどの緊急時災害情報メールなどによりまして、多様な災害情報の伝達体制の整備を図っております。外国人等への情報伝達につきましては、伊賀市ホームページに災害情報を掲載しておりますので、多言語を設定することで、英語や中国語、ポルトガル語、スペイン語の4カ国語で情報を得ることができます。また、伊賀市安心防災メールの多文化メールに登録される方には、市民生活課から易しい日本語メールで、外国人の方に避難支援情報等を発信しております。そしてエリアメールなどの災害時緊急情報メールでは、契約されております携帯電話会社により異なりますが、多言語を設定することで、英語や中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語などの多言語でメッセージを確認することができます。  また市民の、特に要配慮者等の安否確認につきましては、日ごろから要配慮者本人やその家族が隣近所の方々と交流を持って、地域が連携をして見守りや声かけなどを行い、災害時にもそうした地域のコミュニティーにより、要配慮者の安否確認、避難支援などの活動の促進を図っておるところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  ありがとうございました。  実は避難する場所ですけども、外国の方ばかり一緒にするのか日本人と一緒に避難場所に行くんか、それはどうなってますか。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。 ○危機管理監(吉川 泉君)  避難場所につきましては、市の指定避難所としましてその地域等を指定し、指定避難所を開設しておりますので、そうした指定避難所に情報によって避難されるケースや、またその外国人等のコミュニティーによりまして避難を自主的にされる等の体制でしたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  同じ建物であれば場所を決めるとかしないと、ちょっと生活方法も違いますんで、その辺をよろしくお願いしたいと思います。  それと、大きな災害が起こると帰宅困難が、観光に来た人は特にそうなんですが、生じる、その帰宅困難な方の手配はどのようにされてますか。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。 ○危機管理監(吉川 泉君)  帰宅困難者につきましては、支所や各市民センターとも連絡を図りながら、交通情報などを提供し、一時避難やまた指定避難所等の開設を考えたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  実はほかの町では、多分観光の方が多いと思うんですけれども、実際神社もお寺もお願いして引き受けていただくということもございますので、その辺も検討していただいたらありがたいかなと思っております。  次に民家の塀で、大阪北部地震のときにブロック塀が倒れて痛ましい事故がありました。それで、今いろいろと危険な構造物についてはチェックされておると思いますけれども、今道路に面した、もちろん塀がまずいことはまずいんですけれども、それ以外に空き家で非常に危険な空き家もございます。これは災害のときに道路外に万が一潰れると、避難する道路を塞ぐことになります。その辺の処理はどのようにされる予定なのか教えていただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。 ○建設部長(山本 昇君)  御質問、現存する危険な構造物や建築物の指導をどのように行っているかという御質問かと思います。  その場合、2通りのケースございまして、まず1つはその居住している、使用しているというそういう建築物の場合と、空き家の場合という2ケースあるわけなんですけれども、まず居住その他の使用がされている建築物につきまして先に申し上げますと、住民からの通報とか職員のパトロールで発見した危険性のあるものにつきましては、改めて現地を確認して、倒壊や外壁、瓦等の建築部材の飛散等の危険があると判断した場合は、建築物の所有者に対しまして、建築基準法第8条、維持保全という項目でございますけれども、それによりまして建築物を安全な状態に保つように行政指導を行っております。  次に、先ほどおっしゃられた空き家につきましては、伊賀市空き家等の適正管理に関する条例によりまして、市民生活課のほうから指導、勧告を行っているところです。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  住んでる人には注意を促すということでございますけれども、実際お金がないから直せないというような場合もあろうかと思いますけれども、その場合どのように話をされているのかお教え願います。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。              (建設部長 山本 昇君登壇) ○建設部長(山本 昇君)  1つ例を申し上げますと、ことし、今年度、平成30年度調べましたら、8件の行政的な指導をしております。長屋とか個別住宅、牛舎、小屋とか、ブロック塀もあるんですけども、そういったところの倒壊のおそれのあるところについては出向きまして、口頭での注意なりチラシを何回か配布したり、場合によっては文書で注意しておって、それぞれ住んでみえますんで、そういう協議をしております。しかしながらやはり費用が必要となってきますので、引き続いて話し合いを今現在しているということで、粘り強く話し合いしていきたいなと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  個人の住宅ならまだよろしいんですけれども、集合住宅の場合、例えば3分の2ぐらいの方がもう出られて、おられないと。残っている人が出るに出られないとかいうことがあろうかと思いますけれども、その場合どのように指導される予定なのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。              (建設部長 山本 昇君登壇) ○建設部長(山本 昇君)  住んでいる長屋とか集合住宅は、住んでみえる方はなかなか引っ越すこともできませんし、そのオーナーさんの考え方もございますので、やはり時間かけて危険なところがあれば改築なり修繕していただくように、話し合いを続けていくっていうことしかないんかなというふうに考えています。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  実際なかなか全てお金がかかることで、難しいことは難しいんですけども、なかなか今お年寄りでひとり暮らしの方がたくさんございます。その方が何かにつけて、やっぱり多分年金生活の方が多いものですから、できない、足も不自由になってくるし、直すのもかなわないと。だんだん修理を放っておくと、だんだん修理の金額も上がってまいります。そのときに大家さんがうまく話に乗ってくれればよろしいんですけれども、なかなかそうは簡単に行きませんので、その辺だけ続いて御協力お願いしたいと思います。  次に、今先般ですけども、要するに避難する場所は今、大体学校の体育館が多うございますけれども、行ってもトイレと水道と、それで今の時期寒いとこは暖房方法どないされてるのか、ちょっとお教え願いたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。 ○危機管理監(吉川 泉君)  失礼いたします。避難所の水道やトイレ、また暖房等ということでございますが、現在指定避難所の水道やトイレは全て使用することができますが、暖房等につきましては、学校にありますストーブ等で暖房をとるように考えております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  今よく言われるんですけども、トイレなんですけども、お年寄りになると洋式トイレでないと、和式では非常に辛いという方が多うございまして、その避難所にあるトイレの改修等は考えておられますか。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。 ○危機管理監(吉川 泉君)  トイレの洋式や、また多目的トイレの設置につきましても、その施設管理者と協議をしながら誰でも使っていただくトイレを設置するところで、協議を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  これから子供さんも大体、ほとんど家が洋式になっておられますんで、できたら進めていただければありがたいと思っておりますんで、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、運転免許証の返納者に対する交通対策でございますけれども、今マスコミで車がお店に突っ込んだと、アクセルとブレーキを踏み間違ったというのがよく言われておりますけれども、このアクセルとブレーキを踏み間違うて飛び込んだ車の約9割が、何らかの認知症だそうでございます。この認知症につきましては、病院に行かないとわからないし本人はそう思ってないからなおさらでございますけれども、その辺診断する方法とかいうのはまた指導していただきたいと思いますし、それと免許証を返したいんだけども、返すと、だんだんだんだん年とると足が先に弱ってきますんで移動できない。親族がおればよろしいんですけれども、1人か2人であれば買い物にも行けなくなるということでございますので、その辺どのように、今後免許証返納者に対する、そういうとまた高齢者も同じですけども、進めていかれるのか、お話を伺いたいと思います。
    ○議長(岩田佐俊君)  人権生活環境部長。 ○人権生活環境部長(田中克典君)  失礼します。人権生活環境部、田中でございます。  ただいま御質問ありました運転免許証の返納とそれに附随する問題でございますけれども、議員さんおっしゃっていただいたとおり、認知症によります交通事故の問題は非常に重要といいますか、問題の大きいものでございます。そういった中で、高齢者の交通安全、交通事故防止対策として、運転免許証の返納について1つの有効な方法であると考えております。しかし運転に不安のある方が免許証を返納された後、代替となる交通手段をお示ししていくということも非常に大切なことと考えております。  まだ現在具体的な方策については決まっておりませんけれども、福祉的な視点になるかと思いますが、代替交通のあり方について、関係する部署と協力して研究を進めさせていただきたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)    嶋岡君。 ○11番(嶋岡壯吉君)  ありがとうございます。だからいい意味でやっぱり進めていただかないと、事故を起こしてからでは遅いんで、その辺よろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって嶋岡壯吉君の質問を終了します。  続いて質問順位第8番 中谷一彦君ですが、質問に際しモニターによる資料提示の申し出があり、議長において許可しておりますので御了承願います。  それでは中谷一彦君の質問を許可します。  中谷一彦君。               (18番 中谷一彦君登壇) ○18番(中谷一彦君)  こんにちは。18番、公明党の中谷一彦でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告どおり質問していきたいと思います。  今回は1番目に公共施設最適化計画について、2番目に地域再生計画認定申請について、3番目に住民自治協議会に対する支援についてと。  私は議員になって丸10年になりました。当初から税金の無駄遣いなくすと。その一環として、施設の管理台帳、財産台帳を整備してほしいというところから、公共施設白書というふうにつながってまいりまして、今から4年前、2015年3月に議決された公共施設最適化計画を策定していただくことになりました。そして2030年までに全市の床面積の縮減率34%の達成に向けて、各所管部門が進めていただいていると思います。今日まで集会所などは、地元地域の協力もあり進んでいますが、支所周辺施設の集約化やほかの大きな建物、ホールを含めたものについては地元地域の御協力もなかなか得られない、担当者は御苦労されていると聞いております。  そこで、私は懸案としております温泉施設についてお聞きしたいと思います。公共施設最適化計画において、温泉施設は平成31年度までに民営化としています。これは市内の民間業者が運営する、多数存在するため、市が実施する必要性が低く、収益事業であるためと明記しています。具体的には、施設用途はスポーツ、レクリエーション、商業施設と分類されています。伊賀市所有の温泉施設である島ケ原ふれあいの里、伊賀の国、大山田温泉について、3年間の指定管理が終了し、来年度から新たな3年間の指定管理が始まるわけです。これで今回の両施設の指定管理料の算定額と算定根拠を示していただきたいと思っています。  次の質問は自席からさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  総務部長。              (総務部長 稲森洋幸君登壇) ○総務部長(稲森洋幸君)  失礼いたします。総務部の稲森でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  島ケ原の温泉と大山田の温泉について、指定管理料の額と根拠というようなことでございます。島ケ原でございますけれども、指定管理料につきましては1,617万1,000円ということで、来年度の予算計上をさせていただいております。根拠でございますけれども、施設の保守料が974万9,476円、施設・車両などの修繕料が582万9,889円、備品購入費が59万1,800円で、合計、先ほど申し上げた額ということでございます。  それから大山田でございますけれども、ちょっと今手元に税込みの額はないんですけれども、内容につきましては、浄化槽の保守点検を毎月実施する委託料が111万144円、源泉貯湯槽清掃点検が年1回で14万円、これ以外に消防設備の点検、それから自動ドアの保守点検、施設のセキュリティー警備、それからエレベーターの保守点検など、年間で1,317万2,044円の業務委託料ということでございまして、それに消費税を加えたものということになっております。  以上でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  今、指定管理料の説明がありました。これまで温泉を中心とした同施設が、地域の雇用確保、経済の活性化、地域振興に寄与していたことを踏まえ、各温泉施設は温泉公社を経営責任の持てる持続可能な運営ができる組織に変更されたいと思っていました。そしてその地域の方々は、いまだに保健福祉施設と混同されているのではないでしょうか。  今後伊賀市の温泉施設を活用するに当たり、施設用途も含め、方向性についてどのように考えておられるか教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  総務部長。 ○総務部長(稲森洋幸君)  失礼いたします。  先ほど公共施設最適化計画の中で、商業施設というところに位置づけをされているというようなことでございましたんですけれども、条例上は地域振興のための施設というような位置づけになっておるかなというふうに思いまして、そういったことで、地域の方を主体とした公社で運営していただくということが適正、いいんだろうというようなことで、もちろん前回に公募もさせていただいたんですけれども、そんな流れになっているということに、というふうに私は思っております。  方向性でございますけれども、先ほど議員おっしゃっていただいたように、公共施設最適化計画の中では縮小ということでございます。それで実行計画、これ5年ごとのものをつくってますんですけども、これの中の実施策というのがございまして、これが貸し付け、売却とこんな方針にさせていただいております。  その点変わっておりませんのですけども、実行計画につきましては5年単位になっておりまして、31年度が最終年度ということなんですけども、そこでどうかというところに関しては、ちょっと今はまだそんなめどがついてないところでございますけれども、現在内部の伊賀市有温泉活用施設適正化検討会議っていうのをつくっておりまして、その中では平成33年度末に向けまして諸課題を解決して、条件整備の上で、地元を含めた民間譲渡または売却という方向で進めておるところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  大山田温泉は、平成11年4月に21億9,554万円で工事をかけて開業されました。そして島ケ原温泉は17年に12億5,640万かけて増設されたように聞いています。ここで資料1、起債残額を見ていただきます。平成17年に12億8,600万円で、平成25年には大山田温泉に改修3,000万円が起債されています。その後は平成30年度末には起債残が3,516万4,000円になります。これは入湯税とほぼ同額になります。ここで問題となるのが、所有者として将来にわたるいろいろな設備修繕、改良についてですね。今までに修繕してきた箇所、実施時期、修繕費用の記録の有無はありますか。今後の修繕費用はどのように計画されていますか、お願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  総務部長。              (総務部長 稲森洋幸君登壇) ○総務部長(稲森洋幸君)  修繕の記録といいますか、表にしたものはございませんけど、金額を把握したものはあるというふうに思っております。今ちょっと手元にございませんのですけども、やはり最近老朽化が著しくて、ここ数年修繕料がかさんでおるというのが事実でございます。  今後の計画ということに関しましては、平成31年度から当面33年度までの計画というのはつくってございます。その先につきましても当然修繕は必要かというふうには思いますけれども、3年間の指定管理をと考えているという中で、その先の計画があるというのはいかがなものかというふうに思っております。ですんで、何年度にこれというのが、想定はございますけれども、そういった意味の計画というのはございますけども、そういう部分の計画というものは今、持っております。  修繕につきましては、これ大山田のものがないんですけど島ケ原のものがあるんですけども、今私が把握しているものでは、平成29年度までで5,076万程度。大山田はちょっと資料が、ごめんなさい、あるかな。4,900万、ほぼどちらも5,000万ぐらいということでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  これについては、また改めてきちっとした数字をいただきたいなと思ってます。  これ、なぜ質問させてもらってますかと。今指定管理のお話がありました、内容について。これについては保守、改修費ですよね。また修繕費、そして備品等の費用が多く含まれています。これ自体指定管理の費用なのかどうか、疑問に、僕は思っています、実際に。これは当然市がやるべきものです。この部分を指定管理に織り込むというような、私は疑義を感じています。しっかりこの修繕計画っていうのは、市がやった上で指定管理をしていただく、その中で利益をもうけてもらうというのが本来のこの運営の状態、商業施設でありますし、今後の課題であると思っています。  ここで私は、各施設に対してのライフコストを算定するストックマネジメントのできる部署で予算をかけて、判断できる材料を集約する。それで改修計画をぜひとも30年度末、できたら30年末までに策定してほしい。その条件をそろえた上で次に進む、貸し付けや譲渡を含めた民営化が進んでいくと思います。それもなしに民営化、譲渡、これはなかなかできるものではありません。手を挙げていただけません。ぜひとも私は提案させていただきたい。このしっかりした、この32年度までに、この計算をできる予算をいただいて、施設点検をしてほしいと思います。  また、指定管理の方々についても、やっぱり収益を上げてもらう、これを赤字の穴埋めには絶対しないというふうにして、指導もしていただかないと困っていくと思いますんで、この点よろしくお願いします。  続きまして、次の質問に移らせていただきます。  昨年6月に質問させていただきました、そして提案させていただきました既存道路の改修に予算を拡充してほしい。その方法として、公共施設など適正管理推進事業債を利用する要件として、①インフラ長寿命計画を踏まえる、②点検を踏まえて効率的に実施されることが、個別施設計画において明らかにされていることとあります。  ここで質問です。期間は31年度から34年で、点検及び施設計画は策定されましたか。その上で補修が必要と判断される路線は何路線、そして延長距離、最後に工事見積総額は幾らになったか教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。 ○建設部長(山本 昇君)  道路に関してその修繕をどうするかっていうのが今、懸案となってございまして、今までであればそういったその道路の修繕、補修、オーバーレイとかそういったものは市単独費でする必要がございましたですけれども、先ほど議員さんおっしゃられた公的債の事業が始まりましたので、私ども事業計画を立てまして、道路に関して言いますと、先ほど私が申し上げました舗装の長寿命化のためのオーバーレイや簡易アスファルト舗装も対象事業となっておりますので、含めて考えております。  路面状況の調査や道路パトロール、地元からの要望をいろいろ整理した結果、舗装修繕が必要な路線は伊賀市管内で約130路線、延長は約50キロメートル、概算事業費は約10億円になると想定しております。この中で、特に交通量や損傷ぐあいを勘案しまして、2022年度までに修繕を行おうとする路線は全体で15路線、延長が10キロ、概算事業費は約2億円と考えております。  以上です。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございます。  130路線のうち、優先順位で15路線をやると。そして50キロの延長距離のうち10キロをやると。そして総額10億円かかると見積もられているところが、2億円の予算を3年間で計上するということでございました。この予定額、本当にこのままの調子でいけばあと15年かかるということなんですよね。40キロをやるということ。本当にこれって、地域の皆さんからは福祉の向上と住環境整備、道路、公共交通の充実、声をよく私の耳にも届いてまいります。特に道路や公共上下水道を含むインフラ整備は、期間と金額が必要となってきます。  財務部長にお聞きします。インフラ長寿命計画の達成に、財源確保はどのように考えておられるか教えていただきたい。そして最後に、公共下水道の改修には施設及び機械の調査費用などが必要となります。これを一般会計から操出支援も必要だと思っておりますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。              (財務部長 百田光礼君登壇) ○財務部長(百田光礼君)  2つ御質問いただきました。  まず最初の部分の、道路の修繕のほうの予算の確保なんですけども、財政部局としましては道路の適正な管理のため、維持修繕予算は必要であると認識しております。また、議員がお勧めいただいている公共施設等適正管理推進事業債についても、合併特例債の活用も縮小していく中で、長寿命対策を進めるための有効な財源だと考えています。そうしたことから、今後市道全体の長寿命化を踏まえて、予算の重点も新築改良から維持管理へ、維持修繕へ変えていくことが必要だと思っております。  なお、次年度につきましてはまだ社会資本総合整備交付金を活用した道路改良事業が継続していることから、公共施設等適正管理推進事業債を活用した修繕事業については、対象事業を絞りこんでいるというところでございます。  それから2つ目の下水道事業の関係ですが、こちらのほうは下水道事業も今、企業会計になっております。企業会計ということは、その会計内で処理していくのが原則でございます。ただ必要なことについては一般会計からしっかり繰り出していきたいと考えてますので、おっしゃる件につきましては、また上下水道部と協議していきたいと思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございます。  新しい道路をつくるっていうところから、これからは維持管理をしっかりして、今使っている既存道路を充実させていくという方向転換、それはもう当たりまえのことやと思います。こんだけの大きな伊賀市でございます。しっかりと予算組みをしていただいて、皆さんの不便をなくしていただくようにお願いしたいなと思っています。  ちょっと1番目のほうで提案しました温泉の、この温泉における、その32年末までにその修繕計画とかそういうのをしていただけるのかどうか、ちょっと副市長に聞いとかなあかんなと思いまして、副市長、ちょっと答弁お願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  副市長。 ○副市長(大森秀俊君)  議員おっしゃるように、両温泉については温泉施設ということですけれども、地域の活性化に資する公共的施設、公の施設ということですよね。そういう中でどういうふうにこれを管理していくかということは、やっぱり地域の皆さんと協議していく必要が十分あると思っております。そういう中で、先ほどおっしゃいましたように修繕が十分かというとまだまだ足らない部分がいっぱいあろうと思っております。さるびのでいくと、例えばボイラーの改修事業等も上がってますし、それからやぶっちゃのほうについては、これは空調施設について、これは大分お金もかかりますんで、そういった全体のその修繕額っていうのは、しっかりした把握はできてないと思います。その辺をしっかり把握させてもらった上で、今後どうしようかということはしっかり、この3年間の間でしっかり議論させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございます。  大体この建物附属設備の耐用年数、大体15年なんですよ、15年。空調、そして電気、給排水、ボイラー等々、大体15年。よくもって20年なんですよ。当然その部分っていうのはしっかり計画を立てなだめなんですよね。だから今32年にやっとかないと、次の33年度には、これで3年の指定期間が終わってしまいます。そのときの判断材料をしっかり掌握していただきたいなと御提案しておきますので、力を入れて頑張ってください。  続きまして4番目に、次のまち・ひと・しごと創生本部において、地方が成長する活力を取り戻し、人口減少を克服する地方創生関係交付金があります。第51回地域再生計画認定申請における、庁内での提出事業の選定から創生本部への提出期限、そして認定に至るまでの手続の流れを教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)
     企画振興部長。 ○企画振興部長(宮崎 寿君)  今お尋ねいただきました伊賀市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく地方創生関連交付金、これの申請の手続ということで御説明をさせていただきたいと思います。  市としましても財源不足が予想されておりまして、これに対応するために、新年度当初予算におきましてあらゆる財源の創出に努めながら、地方創生関連交付金の積極的な活用を、総合政策課から全庁各課に周知をいたしまして、活用する事業の取りまとめのお願いを行ったところでございます。これが10月の中旬ぐらいでありました。ただ、このときにはまだ詳しい申請をいつまでにするか、そういう手順もまだはっきりした時期がわかっていない時期でございました。  それから交付金の内容でございますけれども、複数年のソフト事業中心の地方創生推進交付金と、単年度のハード事業を対象としました地方創生拠点整備交付金などがございまして、推進交付金は国の新年度当初予算に、また拠点整備交付金は平成30年度の国の第二次補正予算に盛り込まれることとなっております。  本市におきましては、庁内協議を経て、推進交付金には観光振興と人材育成に関する事業、拠点整備交付金には古民家活用と食肉用冷蔵庫新設の、合わせて4事業を申請いたしております。どちらの交付金も、実施計画の作成のほか、地域再生法に基づく地域再生計画の認定が必要でございますけれども、その申請スケジュールは大変タイトなものでございまして、国からの申請に係る通知が12月21日にございました。それから年末年始の2週間で、国へその事業内容の事前相談をしまして、その後実施計画、地域再生計画ともに1月下旬に県を通じて国のほうへ提出すると、このようなスケジュールの流れとなっておりました。  今後交付決定は3月下旬の予定とされておりますけれども、判明次第速やかに事業の準備を進められるように関係部署とも連携を図って取り組んでいきたい、こういうふうに思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございました。  今回、次の4事業が申請されました。資料2、提出事業を見てください。  4つの事業、今部長から説明がありました。そのうちの1番目、地方創生推進交付金の忍者を入り口、切り口とした選ばれる忍者市への再生、5年間で約6億2,000万について、事業内容及び財源内訳を簡単に説明してください。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  ただいま地域再生計画の、忍者を入り口、切り口とした選ばれる忍者市への再生ということで御質問いただきました。  まず当市の観光行政が抱える課題ということですけれども、伊賀という知名度は高いものの、消費単価の低さと滞在時間の短さが大きな課題ということになっております。こうした中、来訪者の満足度を向上させるためには、あらゆる主体が稼げる観光産業、もうかる観光産業を構築し、忍者の本流である伊賀ならではの体験メニューの造成や受け入れ体制の整備を行うということで、選ばれる忍者市となる必要があると考えています。  そこで、選ばれる魅力ある観光地となるための取り組みとして、市では忍者の心技体を感じる新たな価値観の創造をコンセプトに、市全体を忍者のテーマパークと見立てた体験、着地型観光プログラムの造成、忍者への興味喚起や市内回遊のゲートウェイとなる拠点整備、DMO候補法人と連携した忍者観光ビジネスを地域プレイヤー育成などの事業を行い、市内外から多様な主体が参画、連携できる環境を整え、受け入れ体制の充実を図りたいと考えています。  本契約の実施期間は2019年度から2023年度までと、5カ年としておりまして、具体的な事情としましては、ソフト事業としまして市全域を忍者のテーマパークと見立て、忍者の歴史や文化を感じてもらえるような体験プログラムの構築ということで、忍者市創生プロジェクト事業1,300万円、DMO候補法人と連携した忍者観光ビジネスの地域プレイヤーの発掘・育成や着地型観光、おもてなし体験プログラムを活用した事業、サービスを創出する忍者観光人材育成事業が1億5,010万8,000円、効果的な忍者プロモーションを行い、選ばれる観光地経営を進めるほか、観光地案内機能の充実を図る忍者プロモーション及び案内機能強化事業7,247万8,000円、忍者を体感できる施設を整備・活用することで、さらなる観光まちづくりを進める忍者体験観光受け入れ環境整備事業132万円を進めたいと考えております。  またハード事業といたしましては、忍者修行アスレチック整備事業4,400万円、南庁舎における忍者体験施設整備事業3億2,110万3,000円を進めたいということで考えております。また、本事業をより効果的なものにするため、ほかにも地域再生計画として申請されております伊賀市古民家等地域再生活用計画と、伊賀市若者会議等を核とした伊賀人の育成プラットフォーム形成事業と連携し、事業を推進したいというふうに考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございました。  この、特に忍者観光人材育成事業、この一番初めの入り口の分ですけど、ハード事業3億2,000万、忍者の施設整備事業、それで忍者修行アスレチック整備事業、これは大山田でやろうとしている事業ですかね。この4,400万、ハード事業について。それで合計、これ施設だけで3億6,000万、6,500万ぐらいですね。これ万が一認定が、交付金の認定がされないときはどうされるんですか、教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(服部智秀君)  交付金の認定がされないということも十分考えられると思いますけれども、市として進めていく必要があると考えておりますので、ほかの財源等も探りながら進めたいというふうに考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  要は進めていくんだということですよね。そしたらこれ、総額10億円になっています。総額、4つの事業で10億円の交付申請をされています。そしてこれは2分の1が交付金として我々のほうに入ってくる。あと、半分の5億数千万円は市の負担になってくるわけですよね。この部分をやっぱりはっきり言わないと、こんだけ交付金がもらえますよって、いつも市長はおっしゃいます。しかしながら市の負担がこんだけあるよっていうことを、しっかりと説明責任を果たしていただきたい。その負担の部分については何を減らして5億円を捻出するんだ、それはなぜかといいますと、同僚議員も中期財政計画を質問されました。19億円の5年間で、資金不足になるというふうに、その分についてどうしていくんでしょうか。その上にこういう事業をどんどんやれば、市の福祉向上に対するものであったり、そういう公共インフラであったりという財源をどんどん削られていってるんですよ。その辺はどのように思っておられるか、市長、お聞きしたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。 ○市長(岡本 栄君)  確かに税金を裏を打たなければならないということは当然でありますけれども、これはその時点においての収支というようなことで見るのではなくて、これは市が背中を押していく事業であるということですね。長い時間にわたってそれを回収し、そしてまた地域の経済を活性化するという意味で、将来にわたって地域福祉や医療ということの充実を図っていくという1つの投資の観点というふうに御理解いただければというふうに思います。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございます。  これからの、市長がよく言われる20年後、30年度、50年後の伊賀市に向けてというお話やったと理解します。しかしながら、今困っている人たちとともに、それとともに地域の人の理解を得られているのかなというのが、一番大切なところです。これがほかの議員もきっと一つ一つの施設については御確認をされると思います。どんだけの、今この計画策定の時間が説明されました。10月中旬にこういうふうな数字が来て、12月21日から2週間ぐらいでまとめ上げるんですよね。そして地域の了解を得られる、そういう作業っていうのは本当にタイトですよね。本来は、今やろうと思っていた事業をまき直して乗っかっていくというのが、こういう事業の一番のいいところなんですよね。新たな事業をくっつけるっていうのは、今申し上げましたように時間が短か過ぎて、提出してもなかなか御理解を得られないというのが本来のパターンです。それを考えると、まずは2番目の事業、これは若者会議はずっとこの3年間進めてこられました。それについてのまき直しも十分含まれた部分がたくさん入っています。  また1番の事業についても、神社の発掘、神社を売っていこうという事業、確かにいろんな、今まで10年経過されて、いろんな御理解もされています。しかしこれ全部見てますと、その人材確保という言葉が出てきます、人材確保。人材確保、ここで一番大事なことっていうのは人材確保をどうしていくかと。それぞれの1番、2番、3番目の分については伊賀市の古民家地域再生計画、栄楽館、これ栄楽館っていうのは公共施設ですよね。公共施設を民間に利用してもらおうということですよね。この栄楽館について、少しちょっと説明してください。事業内容とお金について。 ○議長(岩田佐俊君)  人権生活環境部長。 ○人権生活環境部長(田中克典君)  失礼します。  御質問のあった栄楽館の部分でございます。市所有の栄楽館を改修させていただいて、城下町ホテル計画の拠点施設として、観光客やインバウンド客が訪れるフロント機能、旅館で言うフロント機能を設置させていただき、また地域住民の方も利用できる複合施設として整備を図らせていただきたい。内容としてはホテルの客室、それからレストラン、物産店、それからまた観光の案内の機能とかを設置させていただきまして、平行して町屋の、2棟ぐらいを予定しておりますが、空き家の2棟も改修した上で、それは民営のほうで改修するんですけれども、2020年の東京オリンピックの年までに第1期の開業ということで、進めさせていただきたいと考えております。  今議員おっしゃっていただいた、特にこの事業につきましては、その事業者がこちらのほうに来て自社の社員で全て行うというようなビジネスモデルではなくて、こちらのほうでプレイヤー、それからデザイナーに当たる、そういったいろんなところの機能を地元の方々に担ってもらって、また地元の方々も附随した事業を起こしていただくというような視点がありますので、12月と1月に空き家活用セミナーとか、これから空き家の利活用のワークショップを開催させていただいたときに、実はこの古民家を改修してこの町をどのように活性化していくかについて、住民の立場というよりも事業主体としてかかわっていきたい、それから自分もこのような事業をしたいというようなことで、20代から50代の多くの方々が御参加いただいて、積極的に意見交換をしていただいております。それと合わせて伊賀人の取り組みでいろんな活動をしていただいている方にも、この空き家利活用の事業もその伊賀人の方々にも御検討いただいて意見を賜るというようなことも進めていきたいと考えております。  また、地元の説明のほうも一応理解していただいて、おおむね大きな反対もなく、一応説明をさせていただいておるところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  この事業については、本当に栄楽館が今まで、生涯学習センターですかね、の一部としてお使いになってたと、地域の人に親しまれとったと。そして維持経費が五百数十万円かかっている中で、収益が三十数万円しか入ってこないということが課題になって、新しい使い道を探そうということの御提案の一つやと思ってます。また、ノオトさんですかね、ノオトさんが今説明されましたセミナーを開かれて、ニッポニアモデルってこのようなセミナーが開催されました。私も1回目は参加させていただきました。そのときには正直申し上げて、余りその土地建物持っておられる方が参画されてないなというような印象でした。それで2回目にされたというのは、ちょっと私も参加できなかったんですけども、若い人たちもたくさん来ていただいて、その分については意欲を持っていただける方も数名おられたようにお聞きしています。しっかりこのことについては提案をしていかなあかんなと、僕も思ってます。  そして資料3番目のこの工事概算経費、見てください。これ、全協で説明された資料と計画認定申請に出てた資料があったので、違う点を指摘させてもらいます。議員全員協議会で真ん中あたりに出てます諸経費が1,925万円、計画認定申請では605万円に減ってます。そして計画認定申請では、設計監理費660万円、企画管理費660万円が新たに出てました。この設計監理費と企画管理費について教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  人権生活環境部長。 ○人権生活環境部長(田中克典君)  今御質問のあったこの下の2つの660万円の2つの経費ですけど、事業者さんからお聞きさせていただいたところ、いわゆる建設工事で言う一般管理費、それから現場管理費に当たるような内容でございましたんで、今全協のほうでは諸経費のほうにまとめて上げさせていただいております。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  いやいやいや。この設計監理費と企画管理費は、誰がもらうんですか。どういうお仕事をされて、もらうんですか。 ○議長(岩田佐俊君)  人権生活環境部長。 ○人権生活環境部長(田中克典君)  これ、下の2つについてはこの工事を出したときの経費ということですんで、これは済みません、先ほどもありましたけど、ちょっと期間的にタイトでしたので十分その業者さんとの詰めができる時間がなかったんですけども、業者がみずから工事をするということの見積もりをいただきましたので、ただ市としては市の工事ですんで、工事の発注をさせていただかないけませんもんで、この経費的な部分を、この下の2つは諸経費のほうへ一緒に合算して発注をしたいということです。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  これはノオトさんに支払うということですか。設計自体はノオトさんにしてもらうようなイメージになるんですけども、それでしたらノオトさんが、その本体工事は自分とこは、今言われたいろんな市内業者さんにやっていただきます。その監督と企画についてのお金が1,320万円もお支払いしてつくってもらうという意味の理解でいいんですか。 ○議長(岩田佐俊君)  人権生活環境部長。 ○人権生活環境部長(田中克典君)  今から発注するにつきまして、この下の2つの経費、今おっしゃっていただいたノオトに払うっていうことはありません。これは諸経費として工事発注の中で計算をさせていただく形になると思います。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  今、ノオトに払わないと。どこに払うんですか。学校、工事屋さん、全体の中で払うということですか。では工事屋さんはどのように認定、応募されるかもわかりませんけど、その辺本当にちょっと今の答弁が、建設部長、どのように思われます。こういうふうなことってありますか。ちょっと教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。 ○建設部長(山本 昇君)  私精査してはおりませんけれども、私個人的に見ますと、全体額が8,500万の中で、諸経費が1,900万、約、2×8=16ですので2割ちょっと強ぐらいですか。ですんで全体から見て経費というのは、やはりその左側の表ですね、左側の表を見ますと2割強ぐらいですので、諸経費の率としまして適正というか通常の率かなと。                 (発言する者あり) ○建設部長(山本 昇君)  済みません、私土木技術者ですので、申しわけございません。  そういうことで、特段私としましては左側の。            (「8%ぐらいちゃうの」と呼ぶ者あり) ○建設部長(山本 昇君)  4割ぐらいですか。            (「8%ぐらいちゃうの」と呼ぶ者あり) ○建設部長(山本 昇君)  8%ぐらいですか。 ○議長(岩田佐俊君)  済みません、個人的な発言は控えてください。 ○建設部長(山本 昇君)  済みません、土木的なものでいきますと、諸経費というのは全体のそういう2割、3割かと思います。ちょっと建築は申しわけございません、そういうことで、土木的に申しますと、ある意味2割、3割かなというふうに思います。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。
    ○18番(中谷一彦君)  聞いたほうが間違ってました。実際にこの分については本当にきちっとした精査をして、明責任を果たしてください。明日全協があるようですから、そのときにもきちっとした答弁を願いたいなと思います。  今、地方創生には重要なことが2つあります。1つ目は公共施設の最適化で遊休資産の利活用の充実と民間の知恵を活用すること、これは1つ、これには当てはまっているように僕は思っています。2つ目は人材育成と人材確保であり、このことは非常に難しい。南庁舎でもファシリティーマネジメント。ファシリティーマネジメント、誰が運営するんだということが根本になければ、この施設運営っていうのは複合施設はなかなか運営しにくいと思います。ぜひとも岡本市長が民間人となって、ファシリテーターになられてマネジメントしていただいたら一番いいなというふうに要望して、次の質問に移りたいと思ってます。  住民自治協議会に対する支援について、支援策の例として4つ挙がってました。キラッと輝け!地域応援補助金の創設、行政事務の委託の検討やコミュニティービジネスの活用支援などの自主財源の確立に向けての支援、3番目が国・県・その他団体等における補助金制度などの積極的な情報提供、4番目が各種研修会の実施などにより組織運営の側面支援と掲げられております。  特にキラッと補助金の説明から申し込みまでの時間がなく、自治協議会の運営委員会や総会での決議が必要だと思いますが、この6月以降にも受け付けてくれるような、いただくことができるようなことを考えておられるか、教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。 ○企画振興部長(宮崎 寿君)  この事業、新しい年度のこのキラッと輝け!地域応援補助金申請の手引きというのを、近日中にそれぞれの住民自治協議会さんのほうへ配付をさせていただくこととしております。これまでの中では、今後この申請に当たりましては、まず3月26日なんですけれども、事業説明会を午前・午後と2回分けて開催させていただきます。またこの事業の申請期間ですけれども、一応31年4月1日から5月31日までの2カ月間を予定はしております。先ほど議員さんおっしゃいました6月以降、できるだけ2カ月間の申請期間を経て、交付決定を6月中に行いまして、6月末から事業着手をしていただきたいというような思い、スケジュール感は持っております。  ただこの申請に乗りおくれたらどうかという話があるんですけれども、それは当初のその申請の事業とその予算枠の状況がございまして、予算がある場合には、場合によって2次募集をする場合もあるというような状況でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  中谷君。 ○18番(中谷一彦君)  ぜひとも短期間で、それこそ2カ月間で事業をまとめないかん、そういうことを大きな自治協では各、それぞれの自治会とかに相談をしていかなあかんという時間があります。そして決議ももらわないといけません。今みたいな中途半端な試算内容で認めてもらって、後で考えますって今みたいな認定、あんなもんじゃないと思います、自治会はね。もっと厳しいようになりますんで、ぜひともこの猶予を与えていただきたいなと思ってます。  それと1つだけ、コミュニティービジネスについて。これ行政財産目的外使用、これをしているところについて、本当に地域からコミュニティービジネスをやりなさいと言うてるところですよ。コミュニティービジネスで空き地を借りて、そこで収益を上げているところに対して地代を取る。こういうのはコミュニティービジネスでやりなさいって言うておいて、税金で取りますよと、この考え方間違ってませんか。いかがですか。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。 ○企画振興部長(宮崎 寿君)  コミュニティービジネスの推進というようなことでは、今当面は行政財産の目的外使用というようなことで、申請をいただいたら無料とか減免措置などをとらせていただいているのかなと思いますけれども、一定収益事業が上がってきた場合には、その資産の使用料、目的外使用料等も検討していく必要があるとは考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  お時間が参りましたので、これをもって中谷一彦君の質問を終了します。  会議の途中ですが、休憩といたします。  再開は午後1時30分といたします。               (午後 0時13分 休憩)              ―――――――――――――――               (午後 1時30分 再開) ○議長(岩田佐俊君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  質問順位第9番 百上真奈君ですが、質問に際し資料の配付及びモニターによる資料提示の申し出があり、議長において許可しておりますので御了承願います。  それでは、百上真奈の質問を許可します。  百上真奈君。               (19番 百上真奈君登壇) ○19番(百上真奈君)  19番、日本共産党の百上真奈です。  ただいまより、議長に発言のお許しをいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。  1つ目はオスプレイの市内飛行と市民の安心・安全について。また2つ目には子供の貧困対策について。そして3番目には、保育をめぐる問題について質問いたします。  最初に、オスプレイの市内飛行と市民の安心・安全についてお尋ねいたします。  2月4日から15日に、滋賀県高島市の饗庭野演習場で行われました陸上自衛隊と米海兵隊による日米合同演習に伴い、米軍用機オスプレイが伊勢市の陸上自衛隊明野駐屯地に離着陸し、三重県及び伊賀市内の上空を飛行しました。オスプレイは開発以来、世界各地や沖縄で墜落事故や緊急着陸を繰り返し、既に40人以上が亡くなっている危険な米軍機です。そのオスプレイが三重県に初めて飛来するという新聞報道を見たとき、大変驚くとともに不安になりました。そこで私ども日本共産党伊賀市委員会は、市長に対し、オスプレイの飛行差しとめと訓練中止を政府に求めること、また正確な情報提供と市民の安全対策を求めることなどの申し入れを行いました。  そこで最初の質問ですけれども、伊賀市はいつこのことを知り、どのような対応をされましたか。答弁を求めます。  以降の質問については自席よりさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  総合危機管理監。              (危機管理監 吉川 泉君登壇) ○危機管理監(吉川 泉君)  危機管理の吉川でございます。よろしくお願いいたします。  自衛隊とアメリカ海兵隊との実動訓練におけるオスプレイの飛行情報につきましては、2月1日金曜日に三重県防災対策部から東海防衛省東海防衛支局からの情報を入手したとの情報提供を受けまして、伊賀市ホームページに三重県ホームページのリンク先を掲載しまして、随時市民の皆様にオスプレイの今後の飛行予定などの情報提供を行いました。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  2月1日から、県からの連絡ということだったと思うんですが、結局その翌日に来たということなんです。2月2日に初飛来をいたしました。その後伊賀市のホームページのトップのところに載せていただいたのを私も確認させていただき、そこから県のホームページを通して、毎日どれだけのオスプレイが飛ぶかという程度の情報はつかんでおりました。  私の知人やフェイスブック友達からも、突然物すごい爆音がしてびっくりしたと、本当に落ちてくるかと思うくらい大きな音で低いところを飛んでいた、家の窓ガラスがガタガタ揺れていた、はっきりとオスプレイとわかるくらいのところを飛んでいたなど、2月4日、5日、6日目撃情報が寄せられています。饗庭野演習場で行われた米海兵隊と陸上自衛隊の日米合同訓練は、伊賀市上空を飛行したオスプレイが空中から敵地に奇襲し、敵地を制圧する訓練や、激しい銃撃戦で市街地の敵を掃討する軍事訓練だったということで、これはもはや防衛ではない軍事訓練だったという報道もあります。結局、県も伊賀市も直前まで飛行予定は知らされませんし、ましてや飛行ルートも明らかにされませんでした。  今回飛行したのは、伊勢市・明和町・松阪市・津市・伊賀市のルートでした。オスプレイの整備や待機する場として、明野駐屯地が今回使用されたことを通して、今後オスプレイが常態化するのではないかという懸念を私たちは持っています。千葉県の木更津駐屯地では、日本企業が整備を受注してオスプレイの訓練飛行、試験飛行が始まっておりますし、アメリカ軍は新たな整備業者を選定に入っているわけなんです。このオスプレイについて、本当に三重県でも飛んだということで、私も今まで本当は自分の中でも沖縄の問題ぐらいだと思っていたところの認識を新たにしたわけなんです。  伊勢市の鈴木市長は、防衛省東海防衛支局に対し、て明野駐屯地へのオスプレイの状態化は受け入れられないと伝えられました。また松阪市長も先日の3月定例会代表質問の場所で、状態化は受け入れられるものではない、もしそういう計画が出てきたら反対すると、明確に答えられておられます。  そこで岡本市長にお尋ねいたします。オスプレイが初めて伊賀市上空を飛行したことをどのように受けとめられておられますか。また、懸念される明野駐屯地での状態化について、市民の安全・安心を守るという市の観点から、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。 ○市長(岡本 栄君)  オスプレイ大変皆さんセンシティブになっておられるということであります。  その御心配を軽減するのであれば、飛行ルート等はしっかりと事前に告知をされるべきかなというふうには思っておりますが、伊勢市長、松阪市長がいろいろな態度を明らかにされたということですが、そういうことであればいずれ三重県市長会にもそうしたことが上がってこようかと思いますし、はっきりとした確たる対応をするには、やっぱり市長会が一丸となるということが必要ですので、これはそのときにどういうような市長会が判断をするかということを見ながら、対応を決めていきたいというふうに思います。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  現段階で市長からのお答えの中に、それは受け入れられないという明確なお答えがなかったっていうことはとても残念なことだと思うんです。  もう1点、本当に日米地位協定の抜本的見直しがないと、このオスプレイの飛行をとめることはできないということも私は思っているわけです。そのことについて岡本市長の考え、よければ聞かせてください。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。 ○市長(岡本 栄君)  日米地位協定についてでありますけれども、私たち日本というのは独立国家でありますので、その主権とそれから尊厳と誇りというものが大事にされなければいけないわけでありまして、恐らく今の日米地位協定というのは安政の日米修好通商条約と同じぐらいの不平等条約だろうなというふうに思っておりますので、そういう意味ではしっかりと対等な関係をもって構築しなおさなければならない、治外法権であってはいけない。またドイツにおけるそうした基地のあり方というものが日本とは随分違うというようなことも聞いておりますので、やはり日本の国としてのしっかりとした主権を守っていかなければならないと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  今、日米地位協定については市長のお考えが大方、今の答弁であったんではないかと思います。まさに不平等なこの協定を見直さなければ、逆にオスプレイは飛ばざるを得ないというか飛んでしまうわけです。国ももちろん防衛省も、そして地方自治体も、それに対してどうすることもできなかったというのが私の今回の実感です。それほど市民もびっくりするっていうのが現実に起こっていますので、市長はみずからのその答弁としては受け入れられないってことを明確におっしゃらなかったけれども、市長会を通してということならば、松阪市長や伊勢市長がおっしゃっていることを、ぜひ同じ立場で、そこでは声を上げていっていただきたいなということを強く思います。よろしくお願いしたいと思います。  では次に質問に行きます。子供の貧困対策に入ります。  まず最初に、通告では1番、2番と通告しているんですが、その順番を少し変えて1番、3番、2番の順番でさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  最初に、就学援助の拡充についてですが、もうすぐ進級・入学の季節になります。子供の成長を喜ぶ一方で、親御さんは教育費の負担が心配な家庭も多いのではないかと思います。就学援助制度は、憲法第26条の、義務教育は無償、そして学校教育法第19条の、経済的理由によって就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては市町村は必要な援助を与えなければならないということに基づいて支給されております。援助の対象は生活保護を受けている、または生活保護に準ずる程度の困窮、準要保護者世帯といいますけれども、そのように決まっていて、認定基準は自治体によって違います。  それでは、資料1をお願いいたします。これは文科省が示している来年度の就学援助の支給内容と金額案です。  そこで質問をいたします。この4月に入学する伊賀市の小中学生の準要保護世帯に支給される就学援助について、1、入学準備金の支給額。2、入学準備金の入学前支給の状況。3、認定基準。4、部活動、つまりクラブ活動費の支給。以上の4点についてお答えください。 ○議長(岩田佐俊君)  副教育長。 ○教育委員会事務局副教育長(谷口修一君)  教育委員会の谷口です。よろしくお願いいたします。  今4つ質問をいただきました。1つ目の、就学援助の入学費のことについて、まず1つ目でございます。伊賀市では、経済的な理由で就学が困難な児童生徒の保護者に対して、学用品費、通学用品費、給食費等の支給を行っています。さらに入学時の入学用品として、平成30年度入学者、去年の4月の入学者に対して小学生は2万470円、中学生は2万3,550円を支給しておりまして、これはこの4月に入学する児童生徒についても同じというような状況でございます。ただ、平成31年度伊賀市当初予算においては、現在国の要保護児童生徒の援助金と同額の、小学生は4万600円、中学生は4万7,400円に増額しておりまして、これは平成32年度以降の入学から適用するという予定に、現在しております。  2つ目の質問の、入学前の支給についてということでございますが、中学校の入学者に対しては、平成30年度の入学者に、入学前に支給しているという状況でございます。ただ、小学校については現在入学前に準備をできておりません。これはシステムの入れかえというのが来年度にございますので、その入れかえがどうしてもシステム上、今の状況ではできないということですので、情報の整備やそのシステムの入れかえ等の対応の課題に対応しまして、今後小学生についても入学前の支給が行えるように取り組んでいきたいというふうに思っているところでございます。  それから3点目でございます。3点目の認定の基準というところでございますが、就学援助支給対象者の認定の基準については、伊賀市では世帯所得が生活保護基準の1.2倍以内の申請者に支給しているという状況でございます。これを1.5倍とか1.7倍とかいうふうにしてまいりますと、なかなか限られた予算の中で受給者が増大すれば、結果として支給する金額を下げなきゃいけないという場合もございますので、現在では伊賀市では、生活保護基準の1.2倍というようなところで、生活保護基準に近い世帯への援助を中心に行っているという状況でございます。  それから最後の4番目の、中学校のクラブ活動の援助に対する考え方でございますが、中学校のクラブ活動に対する援助については、各種スポーツ大会、それからコンクールの参加、個人負担をそれを軽減していくということがございまして、クラブ活動の振興による健全育成を狙いとして、予算額に定める額という中で、交通費、宿泊費を対象とした中学校文化関係行事参加費補助金ということでしておりますし、体育については同体育大会参加費補助金という補助を、制度を設けておりまして、中学校から申請があった場合、それをお支払いしているというような状況でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  お手元にも配付しておりますので、資料1とか2を見ていただいているかと思いますが、この画面に出ている資料の1の黄色のところが、伊賀市が今支給しているところです。国基準はこの全てなんですけれども、伊賀市はそこを出しているということをあらわしています。  資料2をお願いします。  先ほど副教育長がお話ししていただきました内容なんですけども、私14市中13市、伊賀市を除く13市全てに聞き取り調査を行いました。それできょう問題にするのは、入学準備金と支給基準の問題です。入学準備金はごらんのように、国が平成29年度入学時にお子様から、それまで今、伊賀市が支給している2万470円と、中学では2万3,550円を一気に倍額したわけです。そのときから13市、熊野市を除くなんですけれども、全て国基準にしましたし、熊野市も若干上げております。そして何と来年度、平成31年度の入学時からは、国は1万円ずつ引き上げる基準にしておりまして、13市のうち12市については、国から通知がおりてきたら増額すると、補正予算で増額するというような対応をするということでした。  入学前支給についても、実はもう既に小学校、中学等も全てそうされてて、伊賀市だけ前だということを、しっかりと皆さん受けとめていただきたいと思うんです。本当にお金が新入学ではかかる、どれぐらいかかるかっていいますと、学校案内に配付されていた資料によると、体操服とか体育館シューズとかかばんなど、約2万1,900円。そして制服が夏用・冬用合わせて、男子用やら女子用もありますけれども、おおむね3万4,700円から4万円強、合計5万6,600円から6万3,000円余りもかかるということなんですね。これ着がえも入ってませんので、私の場合も着がえなんかは卒業生のお下がりもらうなどしてやりくりしてきたわけなんですけれども、結局それぐらいかかる。伊賀市の場合は実態に合ってないんじゃないかと言わざるを得ません。そして熊野市は引き上げしていない理由として、実は熊野市は全ての子供を対象に、3歳児以上の保育料は無料です。給食費の保護者負担はおおむね100円です。高校生まで医療費無料など、さまざまな子育て世帯の経済的負担軽減に予算を使っているため、就学援助についてはこの程度の額にせざるを得ないんですということでした。  それからもう1つの問題は支給認定基準で、資料の一番右端をごらんください。これが支給基準で、先ほど伊賀市は生活保護基準の1.2と答えがありまして、名張市と熊野市です。なぜこれ米印をつけたかというと、それぞれ生活保護基準を持っていますが、それ以外に、例えば前年度に児童扶養手当を受給しているとか、市民税が非課税とか、生活保護を停止または廃止したなど、ほかの要件も含めて、どれかに当てはまれば援助の対象になるというやり方をしておられます。ですので、伊賀市と同じ1.2の名張や熊野市でも、1.2以上の所得があるおうちでも生活援助を受けているということになっています。  今、るるお答えがあったわけなんですけれども、やはりその伊賀市だけが入学準備金を増額していないっていうのは、他の子供たちと比べても不平等ですし、だと思うので、私はこの春に入学する児童生徒からでも、補正ででも他市同様の基準に引き上げるべきだと、平成32年度からという答弁がありましたが、それぐらい必要じゃないかなと思うのと、支給認定基準も、やはり生活実態に合わせて他市並みに引き上げるべきだと思うんです。生活保護も実は下げられてますよね、国のほうとしては。下げられている基準にもしも合わされてたら、おのずと受給基準も下がっちゃうわけですね。そういったことに対してもう一度御答弁ください。 ○議長(岩田佐俊君)  副教育長。 ○教育委員会事務局副教育長(谷口修一君)  今国のほうも予算の中で4万円ぐらいを5万600円に、中学生は5万7,400円に上げようとしております。それからほかの市町と比べて低いというようなこともございまして、今後財政当局とも話をしながら考えていきたいというふうなところでございます。  それから1.2倍というようなところも、これは予算の範囲もございますので、私どもだけでは決めかねますので、財政とも話をしながら今後進めていきたいというふうには思っているところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)
     百上さん。 ○19番(百上真奈君)  次の資料3をお願いします。  これは今、伊賀市の全生徒数に対する受給率とか、それからあと何人のお子さんが受けているかっていうことで、経年でちょっと示していただいております。一番画面の右端が平成30年度で、そこを見ていただきますと一番下が受給率になっておりますけど、小学校で11.07%、それから中学校で12.93%、合わせてというか11.7%の方々が受けているということになりますが、次のグラフちょっと見せてください。資料をお願いします。ちょっと見えにくいのでごめんなさいね。  実は子供の数ももちろん減っておりますので、受給者数も減っているわけなんですね。今予算のことをおっしゃいましたけれども、限られた予算で認定基準をもし引き上げたら、今まで受けていた世帯が受けられなくなるからっていう、この答弁は私が質問するたびにずっとおっしゃってこられて、ずっと据え置きにされているんですけども、このグラフのように受けている世帯は減ってますので、経費も減っているのではないかと思うんです。  例えば伊勢市なんかは、本当に生活保護基準が平成25年8月引き下げられた、その改正時の段階から変更せずにそのときの基準のまま、ちょっとさっきの表はもう思い出せないかもわかりませんが、1.5という基準を堅持されているわけなんです。私はやはりこの認定基準の据え置きは、子供の最善の利益が第一義的に考慮されるべきというその子供の権利条約にも違反するのではないかと思いますし、この就学援助の財源は地方交付税措置されております。予算がないというふうには言えないんじゃないかと思うんですが、財務部長にそのことは、財政の話なのですぐお答えできないかもわかりませんけど、財政と一緒に相談してっていうことをおっしゃっていますが、どうなんでしょうかね。そこら辺のこともし答弁いただけるならば。無理でしたらよろしいですけれども。 ○議長(岩田佐俊君)  財務部長。 ○財務部長(百田光礼君)  今百上議員がおっしゃったように、交付税措置はされております。それで幾らその交付税の中に入っているかというのは、今はっきりは持ってないんですけども、今お話を聞いて私個人としては必要性を感じてますので、教育委員会としっかり内容について話したいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  ありがとうございます。  引き続きちょっと質問を進めてまいりますけれども、ひとり親家庭の支援っていうことでは、先日伊賀市の母子寡婦福祉会の皆さんと教育民生常任委員会の議員が出前講座で懇談する機会があって、そのときの困りごとの中に、先ほどおっしゃった部活動の出費のことと、それから塾へも行かせたいけど経済的に難しいっていうようなお話があったんです。それらの支援について、先ほど部活動のほうはちょっとお答えがあったんですけども、学習支援について伊賀市の施策があればお願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  失礼いたします。  御質問いただきました、伊賀市が行っております子供の学習支援事業につきまして御説明申し上げます。  健康福祉部の生活支援課が伊賀市社会福祉協議会に委託をさせていただきまして、生活困窮者自立支援法に基づく子供の学習支援事業として実施しております。対象は生活保護、児童扶養手当、就学援助のいずれかを受給している世帯に属する小学校1年生から中学校3年生の児童生徒で、原則として教員経験者などのボランティア支援員が自宅を訪問する形で実施しております。現在、平成30年度でございますけれども、8人の児童生徒がこの事業を利用しておりまして、8人のうち6人がひとり親家庭の子供でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  ありがとうございます。  ここで1つ、先ほどの部活動の保護者負担についても、余りうちとこはクラブ活動費の支給はしてないんですけども、やっぱり思い出すと、ユニフォームとかスパイクとかシューズとか楽器やグローブなど、道具がとっても高かったりするので、私はやはり全国の中では費用が負担できなくて途中退部の子供も出てるっていうことも報告されてますので、この就学援助の支給の中のクラブ活動費っていうこともぜひ検討していただきたい。中学になったらがっと大きくなって、小学校で2,730円のところが中学は2万9,850円と、それだけ部活動費がかさんでるっていうことを国も認めているわけですから、そこも含めてぜひお願いしたいと思います。  そして今答弁ありました学習支援ですが、生活困窮者自立支援法の学習支援の状況をお話しいただきました。一方で、きのうの答弁にもありました文科省が進めている学校支援地域本部が中心になって、地域住民の協力を得て原則無料で実施している地域未来塾。これは、これもやっぱりそこの地域で、伊賀では柘植中学校校区で行われているんですけども、学習支援なども行われると聞いてます。  国の方針としては、実はここをもっとふやしていこうということで、2021年度には地域未来塾を全国の5,000中学校区、50%までふやすと言っております。予算的な問題があるとお聞きしておりますので、それは予算常任委員会でお聞きしますけれども、国の方針はそうなんです。で、生活自立支援事業のほうは、全国で300の自治体にとどまっているわけなんですね。なのでやっぱり何がどういう形でやればどんな子でもというよりも、やはりいわゆる子供の貧困と言われる貧困世帯のお子様が気兼ねなく勉強できる機会がつくれるのかっていうことを、ぜひ今お答えいただきました福祉部局と教育委員会でもう一度しっかり検討して、実施していただきたいというふうに思います。  次に、子供の医療費助成を18歳まで拡充のことも申します。資料5をお願いいたします。  子供の医療費助成は、伊賀市は中学校卒業までですが、実は全国ではさらに進んでいて、高校卒業すなわち18歳までの自治体がここ2年間で4割もふえて、536自治体になっております。経済的支援の観点からも、さらに伊賀市としても子供の医療費助成の拡充が必要かと思いますが、御答弁お願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  子供の医療費の助成の件でございますが、まず三重県が実施しております子供医療費の助成の対象は、小学校卒業年度までで一部負担金の2分の1が県から補助されております。伊賀市では平成27年9月から、助成対象を中学校卒業年度まで拡大しております。この拡大分については全額市の単独事業でございます。現在、県内29市町のうち、高校生卒業年度まで助成対象としている市町は、三重県南部の1市3町、入院のみ対象としておるのが1町でございます。助成を高校生卒業年度まで拡大しますと、経費的におよそ3,100万円程度が必要になってくるかと想定しております。一方、ひとり親家庭や両親のいない子供につきましては、高校卒業年度まで県から2分の1の補助制度がございまして、受給者の一部負担金を全額お戻ししております。  これらのことから、助成対象年齢の引き上げにつきましては、近隣市町の状況を見ながら研究させていただきながら、三重県に対しては助成対象年齢の引き上げ、現物給付化などを引き続き要望してまいりたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  ありがとうございます。  前向きにぜひ取り組んでいただきたいんですけど、きょうこの質問をしたのは、やっぱり幾ら7人に1人の子供が貧困だとか、ひとり親家庭の半分は貧困状態だという国の実態調査の結果を見ても、私たち自身が切実にその受けとめてないんじゃないかと思うんです。それで私は、伊賀市でもこの子供の貧困対策の計画を別枠でしっかりつくるべきだと思っておりまして、しかも責任部署を明確にして、全庁的に取り組むべきだと思っておりますけども、子供の貧困実態をきちっとつかむ実態調査と、特別な計画をきちっとつくることについて、お考えをお聞かせください。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  伊賀市では、昨年の12月に第2期伊賀市子ども・子育て支援事業計画を策定するために、基礎調査を行いました。この調査では、子供の貧困に関する実態を把握するために、設問項目を設定いたしまして、現在その集計作業を行っておるところでございます。  今後集計結果によりまして、課題となる部分につきましては、子ども・子育て支援事業計画に位置づけをさせていただきたいと考えておりますので、伊賀市の子供をめぐる貧困対策に絞った計画の策定というのは考えておりません。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  一歩前進だと思うんです。子ども・子育て支援事業計画にも、また教育方針の中にも、ほとんど子供の貧困という言葉すら出てこないのが実態でした。ですので私は、今福祉部長が答弁された中で聞くと、子供の貧困対策は一応今後は福祉部局が責任を持ってやっていくということだと思うんです。でも例えば東京の足立区なんかは、政策経営部にしっかりと子ども対策部長を置いてやっているということを、教民の視察の中で去年学んできたわけなんです。やっぱり大事なのは、貧困対策が待ったなしだということと、その実態調査をしっかりとやっぱりどれだけつかめるかっていうことがもう一つは大事ですよね。そうやって予算をつける、全庁的に取り組みをする、そのことをしっかり行っていれば、私は本当に就学援助のようなこともなかったのではないかと逆に思ったりしているんです。ですので、市も、そして私たち市民もそうですけれども、みんなが子供の貧困の事実をしっかりとつかんで受けとめることが必要ではないかということを申しまして、対策をしっかりとるようにお願いいたします。  では、最後のその保育を取り巻く問題にも入っていきたいと思います。  きのう同僚議員の質問で随分詳しく保育の問題が取り上げられましたので、それ以外のことで質問いたします。確認をいたしますけれども、きのうのやりとりの中で、入所が決定したお子さんでも、実は希望どおりの園に入れなかったり、兄弟が別々のところに行くことになった御家庭がおありでしょうか。そして入所できなかったお子さんのほとんどが、ゼロ歳から2歳だったということでよろしいですか。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  例年4月の入所の申し込みを前年の10月に一斉募集という形で申し込みを受け付けております。その受け付けの際に、申込書のほうに第一希望、第二希望、第三希望までの保育所・保育園を御記入いただいております。御質問いただきました第1希望の保育所に残念ながら入所できなかった児童は79名おりました。そして兄弟で別々の園に入所決定させていただかざるを得なかった世帯は、7世帯でございました。  この兄弟ばらばら、別々っていうところについては、私どももそういったことは本当に避けていくべきだと考えておりまして、入所の調整をしておるところでございますが、一軒一軒保護者の方とお話をさせていただきながら、上の子は利用できる、入所できるけれども、下の子は別のところを御案内せざるを得ない、そういった御家庭の方につきましては、上の子も一緒に第二、第三希望の園をお勧めしたりもしております。お話させていただく中で、別々でもええわと、100%納得はされてないかと思うんですけれども、お話をさせていただく中で、最終的に兄弟ばらばらというふうな状況もございます。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  つまり、やっぱり随分深刻な問題になっているということだと私は思うんですね。テレビをごらんになっている方にも、関係者もおられるかもわかりません。とっても深刻だと思います。それで待機児童解消に、きのうの答弁では企業主導型保育所のこともおっしゃってましたけど、これ実際伊賀市では3カ所しかありませんし、事業内保育所というのもあわせて、11カ所中地域枠を持っているのは本当に3カ所しかない、わずかな定員です。今、名張市からもそこに、保育所に入れなかったからといって申し込みに来られて、結局そこも断られているということが実態なんですよね。ですので、待機児童対策にはつながらないと私は思うんです。  それで、私ちょっと時間もありませんので、じゃあその大もとの原因は保育士不足だとおっしゃいました、きのう。まさにそうなんですけども、そのことについて考えたんですね。企業、いわゆる民間とか国が進める企業主導事業型など、そういったことでも解決できないならばどうしたらいいかって。  で、伊賀市は実はその小学校や中学校でもキャリア教育の中で保育所とか幼稚園での仕事を経験する子供たちや、あと命の授業で乳幼児との触れ合いもされてますよね。それからまた、地元の高校には福祉系のコースがあって、卒業後大学、短大、専門学校に進んで保育士、介護福祉士などを目指す生徒さんたちもたくさんおられます。私、その生徒さんたちとしっかりつながって、卒業後は地元の保育現場に就職していただくまで面倒を見る努力が必要じゃないかなって思うんです。  他の自治体では、例えば保育所就学資金貸付制度をつくって、保育士の養成学校などに就学した人たちに、市内の保育所で5年間働いたら返済を免除したり、あと家賃補助をしてよその自治体からこちらで就職してもらうなど、あの手この手で保育士確保に取り組んでいる自治体がたくさんあります。私はやっぱりその保育所とか、それからあと介護施設とか病院とか、社会保障を進めるそういった場所っていうのは、本当に地元にとっては優良な雇用先やと思うんです。優良な雇用先にしなければいけないと思うんです。そこに若い人たちがきちっと勤めていただく、また若者の定住政策にもそういったことの観点から取り組むことが必要だと思っています。  その観点から言いますならば、行政また教育委員会など行政機関と、高校とか民間の保育事業者ともしっかり連携して取り組むことが必要だと思うんですけれども、1番目に言いました生徒さんたちの面倒を見ることと、それからそういった福祉施設等を伊賀市の有料雇用先にするという私の提案について、答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  議員御提案をいただきました、現在小中学校のキャリア教育、高校の職場体験、そういったことで、小中学生や高校生が保育現場に来ていただいております。その子供たちを大切にしていくということはごもっともなことであると思いますし、私も常日ごろそのように思っております。  現在、子供たちが保育所のほうに職場実習等で来ていただいたときには、子供と一緒に遊ぶ機会を多く持ってもらうように心がけまして、子供と遊ぶことの楽しさを知ってもらうこと、また子供の笑顔に出会って子供からお兄ちゃん、お姉ちゃんと慕われる、そんな機会を多く持つようにすることで、子供と仲よくなり、子供に慕われることの心地よさやうれしさを体験していただくようにしております。また、小中学生など体験した子供たちが、体験が終わって学校でほかの子供たちといろんなことを話すときに、保育士の仕事のよさを広げてくれているというふうなお話も聞かせてもらっております。  あと、一方受け入れた側のほうなんですけども、保育士が保育士になったきっかけとか保育士としてのやりがい、保育をする中でうれしかったことや感動したことなどを積極的に子供たちに伝えることで、小中学生や高校生に保育士になりたいという気持ちになってもらうことも大切なんではないかと考えております。  それで、職場の体験、1回切りではなくて、今はまだ実現はしておらないんですけども、今後いろんな機会に職場体験をしていただいた子供たちにまた2回、3回と現場のほうに来ていただくような、そんなことについても教育委員会と今後協議をしていきたいと、そのように考えております。  あと保育士確保について、就学資金の貸し付けという御提案もいただきました。現在三重県では、三重県社会福祉協議会が実施主体となりまして、保育士を目指す学校に就学していただいている学生さんを対象に、就学資金の貸し付けの制度をしております。その貸し付けは最長2年間で、うち卒業して県内の保育所に5年以上勤務していただいたら資金の返還は免除されると、こういった制度がございます。ただ、県内ですので、伊賀市に来ていただけるかどうかはわかりません。こういったことについても、県の制度等も確認をしながら今後研究してまいりたいと、このように考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  ありがとうございます。  そうなんです。やっぱり伊賀市に戻ってきたもらわなきゃいけないんですよね。それが若者の定住政策にもなります。今、若者会議というのも伊賀市はつくって、本当に行政と連携しながらやってくれてるんですけどね、そういったところにもしっかりとこのことも位置づけていただきたいと思います。そして先ほど保育士がやりがいの話をしてるっておっしゃったけれども、やりがいのためには保育士の処遇改善がやっぱり必要だと思うんです。  一応通告しておりましたので、保育士の処遇改善についてきのうの答弁で非正規保育士の処遇改善、具体的にどういうことかを教えていただきたいのと、民間の保育所のほうも少し簡潔明瞭に答えていただけるようやったら、処遇改善についてお願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  総務部長。 ○総務部長(稲森洋幸君)  失礼いたします。  昨日上田議員の御質問に答弁させていただきました。具体的にということでございますので、例えばフルタイムで免許をお持ちの、フルタイムの保育士さんでございますけれども、現状、時給が1,132円でございますが、4.4%、50円程度見直したいと。日額に換算しますと387円、月額では約8,000円程度増加することになるかなと、こんなふうに考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  民間保育所に勤務されておる保育士さんの処遇改善でございますが、国の制度が、処遇改善加算という制度がございまして、市内、民間の保育園14園と、あと認定こども園1園を合わせまして、全15の施設で処遇改善加算の申請をいただいております。 ○議長(岩田佐俊君)  百上さん。 ○19番(百上真奈君)  それぞれお答えいただきましたが、やっぱり伊賀市は、1つは正規保育士をしっかりとふやしていただく努力をしてほしいっていうこと、それから国のほうに対しては、先ほどの民間に対する処遇改善は、実は月額7万円よりも低いですよね、労働者全体では。その水準には到底追いつかない、大体3,000円ぐらいの増加ぐらいだと思うんですよね。それではとても追いつかないということで、やっぱりこれは国の問題でもあるなということを改めて思っております。  いずれにいたしましても、保育士不足による子供たちの待機児童問題は、伊賀市は本当に深刻だということを改めてここで確認をして、行政がしっかりと取り組むことを強く求めたいと思います。  最後に、幼児教育・保育の無償化について、対象となる児童、それから認可外施設である企業主導型保育所も対象になるのか、また給食費の負担を国のほうは言っているようですけども、伊賀市が3人目は全く給食費も含めて無償にしているけれど、これは一体実費負担が生じるのか、そのことについてお願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(田中 満君)  まず保育料の無償化の件でございますけれども、市内にあります保育所・保育園・幼稚園・認定こども園、全ての施設で3歳以上のお子さんが対象になります。合わせまして、住民税非課税世帯の3歳未満児も対象になります。  給食費につきましては自己負担となりますが、年収360万円未満の世帯の副食費は免除されます。あと、認可外保育施設やファミリーサポートセンター、ベビーシッターなどを利用する保育の必要性が認定された3歳以上児は月額3万7,000円まで、住民税非課税世帯の3歳未満児については月額4万2,000円までの保育料が無償となります。  それと、私どもで国の施策に先駆けまして、第一子、第二子の年齢や世帯の所得に関係なく、第三子以降の保育料を無償化させていただいておりますが、この事業につきましては引き続き継続していきたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)
     百上さん。 ○19番(百上真奈君)  ありがとうございますなんですが、まだまだこの国のほうはどうなるかもわからないので、今のサービスが後退しないように、そして給食費の実費負担が本当は発生しないようにしてほしいということは親の願いだというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。子供をめぐる問題こそ、伊賀市の待ったなしの課題だという立場をしっかり持って、頑張っていただきたいと思いますので。  それで、先ほど総務部長がお答えいただきましたことにつきましては、後ほど全議員に資料配付をお願いいたします。  終わります。 ○議長(岩田佐俊君)  お時間です。  これをもって百上真奈君の質問を終了します。  質問順位第10番 福村教親君の質問を許可します。  福村教親君。               (5番 福村教親君登壇) ○5番(福村教親君)  皆さん、こんにちは。自民青鵬の福村教親でございます。  まず冒頭ではございますが、この3月をもちまして定年退職を迎えます。職員の皆様方、伊賀市政にとって長きにわたり御尽力いただきました。心より御礼申し上げます。ちなみに、こちらにおられる方で定年を迎える方はおられるんですか。3名様ですね。また地元地域に戻られたり、また次の職場へ行かれましても、また今までの経験、知識をまた御助言いただけたらありがたいと思います。大変お疲れさまでございました。  議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。  3つ通告をさせていただきました。1つ目、上野総合市民病院のMRIの現状について。2つ目はスポーツ振興と誘客について。3つ目は旧庁舎の利活用と施政方針についてでございます。  まず1つ目、上野総合病院。今お邪魔いたしますと、玄関前にどーんとトレーラーの大きな、MRIと横っ腹に書いてあるような大きな機械が設置されております。大体想像はつくんですけれども、副院長にその辺詳しく御説明をいただき、後の質問は自席から行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  それでは答弁願います。  上野総合病院副院長。   (市民病院副院長〔事務部門〕兼健診センター副センター長 松田克彦君登壇) ○市民病院副院長〔事務部門〕兼健診センター副センター長(松田克彦君)  上野総合病院の松田でございます。  今、病院の前にとまっているトレーラーということでおっしゃっていただきました。私どもバスと言ってるんですけれども、トレーラーに見えます。御説明申し上げます。私ども病院のMRI撮影装置ですね。これは平成21年に設置しまして約10年経過してきておりましたので、今取りかえの更新工事を行っております。期間につきましては2月の2日から3月24日までの期間を予定しております。ただこの更新期間中もMRIといいますのはやはり必要不可欠でございますので、バス搭載型のMRI、これを病院の玄関前に設置いたしまして撮影を行っております。少しMRI装置のことについて御説明申し上げますと、磁気共鳴画像診断装置といいまして、CTがエックス線を使用するのに対しまして、こちらは電波と磁場を利用いたします。外からの電波とか磁気が入りますと画像撮影に影響を与えますし、逆にこのMRIから出ます強い磁場が人体とか周辺の機器に影響を与える可能性がございますので、撮影室の中と外の間で、この電波や磁場を一定範囲まで遮断する必要がございます。このためその壁やら床、天井等に遮断のためのシールドを施すのに期間を要しますので、更新に45日間を予定させていただいております。  新しいMRI撮影装置につきましては、4月から稼働予定としております。早ければ3月末に稼働させたいと思っておりますけれども、最新の解析プログラムを備えておりまして、非常に鮮明な画像を撮影できるようになりますので、これまで以上に小さな病気の診断を正確かつ迅速に行えるようになると期待しております。また、これまでに比べまして検査時間が短縮、見込まれますのと、あと患者さんに入っていただくトンネルですね、これの直径が従来55センチだったのが70センチまで広がりますので、狭い空間が苦手な患者さんとかもおられますが、圧迫感が大幅に軽減されると思います。これによりまして当院の医療の質が一層高まると思っておりますので、いましばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  ありがとうございます。  3月いっぱい、4月1日からバージョンアップされたMRIで検査をしていただけると。ちょっと3月いっぱい、駐車場ちょっと狭くなったり出入り口ちょっとお邪魔虫という感じで、御理解等いただきたいというところでございますね。  それと三木院長におかれましては、同じくこの3月に退任されるということをお聞きしております。また就任時、非常に赤字も続いている市民病院でございまして、5病棟のうち3病棟が閉鎖されていると。そんな状況の中、また救急外来の患者さんを他院へ搬送しなければならないような状況だったと、私も理解しているところでございます。  また一番大きなその経営面に関しましては、基準外繰入金ですね、7億、8億あったのが、この32年度にはゼロと13年ぶりに黒字に転換していただけると。本当にその三木院長を初め職員の方々の御努力に、本当に敬意を表させていただくところでございます。  しかしまだその医師不足、看護師不足、また特に夜勤の方の看護師が非常に不足しているという現状もお聞きしております。引き続きの課題はございますけれども、伊賀市の基幹病院としての責務をこれからも全うしていただきまして、続けていっていただきたいと、この場をおかりしてですけども、三木院長を初め全職員の方々に、敬意と御礼を申し上げます。ありがとうございました。  それじゃあちょっと次の項に行かせていただきます。  スポーツ振興と誘客という項でございますけれども、2020東京オリンピック、平成33年に46年ぶりに三重国体、開催されるということで、国民、県民、市民、スポーツに機運が高まっているところでございます。  そんな中で、こないだちょっと資料をいただいたんですけども、伊賀市にそのスポーツイベントいろいろございますけども、シティーマラソンと青山高原つつじクォーターマラソン、ごめんなさい、ちょっと眼鏡変えさせてください。全然見えてなかった、ごめんなさいね。過去3年間、シティーマラソンにおいては3,337人、2,651人、2,712人。つつじマラソンにおいては1,370人の1,191人の1,226ですか。少し低迷しながらでも横ばいなんですけれども、私この人数はまあまあ、多けりゃ多いほうがいいんですけど、この私注目するのは、市外から来られてる方の率なんですね。シティーマラソンにおいては約60%、青山高原に関しては約85%の方が、市外からこのマラソンに参加していただいていると。私が思うのは、多分この大半の方々が日帰りでお帰りになられると思うんですね。それが非常にちょっともったいないような気がして、スポーツ振興と誘客という項を取り上げさせていただきました。  過去にそのワールドカップのときでしたか、南アフリカの何かサッカーチームを合宿キャンプ地に誘致したような覚えがございますけれども、そのほかに何かそういう事例があるか、あったらお教えください。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。 ○企画振興部長(宮崎 寿君)  スポーツと誘客という部分で、昨年実はインターハイが開催されました。インターハイ、7日間開催したわけですけど、選手は204人の7試合での参加だったわけですけれども、観客数が7,125人おりまして、それから他の、うちはサッカーだったんですけど、バレーボールあるいはソフトテニス、ハンドボール、こういった選手が伊賀市でも宿泊をいただいて、結局4,249人の方がこの7日間での宿泊というようなことで、宿泊効果を上げております。おおむね県が出しております消費支出から、県の基準をもちまして経済波及効果を計算いたしますと、おおむね1億1,000万円というような、この7日間で波及効果があったというようなことが報告されているところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  ありがとうございます。  白鳳高校でしたかね、サッカー、あれでしたね、ごめんなさい、僕も応援行きました。ごめんなさい、忘れてました。  その国体、とこわか国体の中でも伊賀市、女子サッカー、ハンドボール、女子で、軟式野球、剣道、クレー射撃、5種目が開催されると。で、こないだ市長の何か指針方針の中でも、クレー射撃を県の補助も受けながら施設の改修を行いますよ、ウオーミングアップの会場を人工芝に変えて、プールを壊す。そんな中でええ機会やと思うんですね。その私の孫も今、ちょっとサッカーやり出してるんですけども、その運動公園のすばらしい人工芝のグラウンド、くノ一さんのホームグラウンドでもあるんですけども、お聞きしたらゆめが丘なりに阿山のB&Gですかね、その辺にも天然芝のグラウンドがあったようにお聞きしてるんですけど、現状ちょっと使い勝手が悪いような状況になっているようにお聞きしたんですけども、その辺ちょっとおわかりでしたらお聞かせ願えますか。子供たちに開放しているのかしてないのか、使える状況なのか、ではないのか。済みません、お願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。 ○企画振興部長(宮崎 寿君)  今上野運動公園競技場でございますけれども、29年度の実績で申しますと、実は159日間競技場が利用されております。ここは天然芝のグラウンドということでございまして、天然芝の管理につきましては施肥、散水、それからエアレーション等が必要で非常にコンディション維持が必要でございますので、ひんぱんな利用を避けまして、芝には一定の養生期間も設ける必要があるというようなこととなっています。御承知のように、上野運動公園競技場は県下でも有数のコンディションを誇る天然芝グラウンドです。またなでしこリーグの1部所属の伊賀FCくノ一のホームグラウンドとして、なでしこ皇后杯を初め、昨年、先ほどお話ししました高校総体など国内を代表する公式試合に使用されているところでございます。  こうしたグラウンド特性を考慮しまして、現在は原則一定規模の公式戦のみの使用に限定させていただいております。少年サッカーについては、一部中日本少年サッカー大会だとか、結構少年のサッカーの大会の中でも大きな大会で使っていただくことはあります。ほか、市内では天然芝グラウンドといたしまして、上野運動公園競技場のほかにゆめが丘の多目的グラウンド、もう一つは阿山第二運動公園の2カ所の天然芝グラウンドがございまして、市内の大会とか練習とかそういうときには、少年サッカーにおきましてはこちらを御利用いただいているといったような状況になっております。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  わかります、それもお聞きしてます。そこそこの大会であれば使用できると。もちろん僕、市長がよくおっしゃる子は宝、健全育成のためにスポーツを通して、これすばらしいことやと思うんです。サッカーに限らずその施設ですね、野球でも剣道でも柔道でも弓道でもいいんです。思いっ切り芝生の上をスライディングできるような環境をつくってあげたいなと。学校のグラウンドでは土のグラウンド、けがをしますし、そういうことを一度させて、経験、常時、静岡県の河川敷に何十面もあるようなそういう施設を望むわけでもないんですけれども、月に1度か2度、人工芝じゃなく天然芝の上で子供たちを伸び伸びスポーツさせてやりたいな、そんな思いがあるので、お伝えはしておくんです。現状はよくわかりました。ありがとうございます。  そんな中で、駅伝も伊賀白鳳駅伝、すばらしい成績をもって、その合宿キャンプってよく言うんですけど、白鳳高校から一番進学されるのは駒沢大学なんですね。駒沢大学、神奈川大学、山梨学院ですかね。その辺が箱根でも走っていただいている、よく伊賀白鳳って出るとどきどきするような気になるんですけども、そういう大学生や、その今言う白鳳を卒業された、逆にこちらへ誘致をして伊賀の地でキャンプを張ってもらう、合宿を張っていただく、1週間、10日合宿を張っていただいて、そういった現役の高校生と現役の大学生が同じ合同合宿を張って、相乗効果なりまた刺激を受けていただいて、その現役の選手がいつか指導者になったり家族を持っていただいて、思い出に伊賀にお世話になったなと、またそういうリピーターになっていただけたらなとそんな思いもあって、そういう積極的な誘致とか、お考えはないですかね。 ○議長(岩田佐俊君)  答弁ありますか。  企画振興部長。 ○企画振興部長(宮崎 寿君)  確かに先ほど、昨年のインターハイの話もさせていただきました。スポーツツーリズムといいますか、そういうスポーツの合宿場所として誘致して、地域のにぎわいづくり、活性化、こういうことに取り組んでいるところもございます。  過去には、実はゆめドームでございますけれども、高校のマーチングバンドチームがここを利用して、また市内の宿泊施設を利用して合宿が行われたといったような事例もございます。ただ、うち、市が管理しております今公共施設の、公共のスポーツ施設の合宿誘致っていう部分につきましては、市民利用との整合っていう部分をどうしてもやっぱり図っていく必要がございます。合宿施設の選定だとか開放時期の特定でありますとか、そういったルールづくり、市民の予約ができない時期、合宿を誘致する期間をどこに設定するかとかそういったこともございますし、宿泊事業者、そういうところとの横の連携だとか、あるいは旅行業者との連携だとか、さまざまに連携体制づくりを検討していく必要があるとは思っています。  しかしながら、こうした宿泊を伴うスポーツ合宿施設っていうのは、先ほどからおっしゃっておりますシティープロモーション効果、それから地域への経済効果、こういうことが期待できるもんですから、今後前向きに調査研究を進めていくべき課題と、こういうふうに認識はしております。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  そうですね。キャパの問題、これも大事なことでございます。忍者、芭蕉、いろいろ発信していただいています。こういうふうに目的を持って伊賀に入ってきていただけたらありがたいかなという思いでございます。  そんな中で、もう規模は違うんです。カーリング女子ですね、北海道北見。もうえらいことになっている。レベルが違うんですけども、でもよその他府県でも、ある意味このマイナースポーツに物すご着目して、合宿を物すご誘致してますね。例えば水球である新潟柏崎とか、フィールドホッケー、愛知県各務原。ハンドボール、富山県。剣道、春日井とか、クリケット栃木県、ボート、静岡浜松。  そんな中で私、ふっと思いついたのが自転車競技、これは何もマイナーじゃないんです、メジャーなんですけどね。自転車競技でふっと、ツールド伊賀ってふっと思いついた、ツールドフランスじゃないんですけども、いつか西口議員が一度そんなことを提案されたことがあるんですけれども、伊賀にホームページ、ぱっともうツールド伊賀って打つと出てきます。民間の方がもう10年ほど続けていただいて、毎年5月ぐらいに開催していただいているんですね。ちょっとお話を聞きに行きました。そしたら、その30名程度で、余り何百人になると事故とか、これ管理がまた難しくなるんで、今30人程度で毎年続けていただいて10年目と。JAさん、農協さんがちょっとスポンサーになっていただいてお弁当を出していただいたり飲み物を提供していただいたり。どういう走り方してるんですかって言ったら、親子でもあって、余り時間の差がつかない、みんなでサイクリング程度で近くの神社に寄ってみたり、それで10キロ、20キロ走るんです。いろいろシティーマラソンも同じようにジョギングのコースがあったりキッズコースがあったりハーフマラソンがあったり、レベルは違うんですけども、そんな自転車競技の中でも10キロ、20キロ。その方おっしゃるのが、伊賀のコリドールロードですね、これ一周41.8キロ。そしたらそのメナード青山から大山田まで、信号が1つもないんですって言って、これ本当ですか。ほな、その自転車競技の大学生一度来たら、物すご走りやすいと。道もきれいで広くて車も少ない、事故は怖いんですけど、非常に自転車競技に向いてる土地やとお褒めをいただいたみたいなことをおっしゃったんで、ぜひ、シティーマラソンまでは行かないんですけど、できればスポーツ誘致、その合宿も含めながら自転車競技を少し盛り上げていただけたらなと思うんですけれども、部長、どう思われますか。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。 ○企画振興部長(宮崎 寿君)  1つの御提案として非常に新しい視点での御提案をいただいているのかなというふうに思います。その他で、うち、忍者トレイルランというのもやっております。これも非常に大きくなってまいりまして、初め二百数十名から、昨年は1,000名を超える程度にまで力がついてまいりました。これの運営主体というのは、実は民間の実行委員会なんかをつくっていただいて、地域の皆さんと連携しながらこうして盛り上げてきていただきました。  今、議員さんが御提案いただいたのも、行政としてもそういう支援だとか相談とかそういうことには乗っていける、十分、体制はとらせていただけるかなとは思いますけれども、実際の運営とかいうことになったときには、やはりこの事例に見られますように、民間とか自治協さんとかその地域の力とか、こういうのと力を合わせながら、やはり地域に定着したおもてなしもできる、行政主導ではない、そういうみんなでやっていくようなイベントとして検討されていくほうが、より地域のイベントとして定着して誘客もできるようになってくるのかなと、そのような思いは持っております。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  私、それを次に言おうと思って。そのとおりでございます。本当に行政側のできることは限られているところがあるんですけれども、企業も協力しながら、民間の市民の方々が協力しながら、本当に歴史、文化、食、楽しんでいただきながら、老若男女かかわらずたくさんの方がボランティアでかかわっていただいて郷土愛を育んでいただくみたいな、本当に手づくりのそんなスポーツイベントが続けてできればいいかなというような思いで申させていただきました。  その経済効果もあると思うんですね。その北海道の北見じゃないんですけども、きのう安本議員がおっしゃったそのふるさと納税っていうのも物すごい、何百倍って税金が集まって、それで小さい話ですけど、そのもぐもぐタイムのチーズケーキがばか売れします。そしたら地元の必勝祈願のおみくじ、お守りまで飛ぶように売れてしまって、経済効果が数億円、数十億円って言われるような、またそれはオリンピック選手ですのでまたレベルは違うんでしょうけども、地元に子供たちの健全育成も含めながら、スポーツを通してやっていければなと。一つの提案をさせていただきました。  それじゃ、ちょっと次の項に行かせていただきます。  旧庁舎の利活用と施政方針ですね。まず最初に、開会日に市長が述べられました施政方針の中でございますけど、ちょっと読ませていただきますね。  旧市役所南庁舎を役所として利用していたときは、毎日約500人の職員や関係者が勤務していて、市民の皆さんを中心に年間で約19万人が利用していました。しかし今は空き家となって、人影は消えています。歩行者や店舗への来客の減少など、その影響があらわれています。空き家の減少が続けば、地価の下落など市街地に影響が大きく、周辺地域に始まり市の全体に及ぶことが予想され、固定資産税の減収につながり、市民全体の行政サービスに大きく影響を与えるおそれがあります、と。  そのとおりなんですね。でも私これ読ませてもうて、すぐに感じたんですけど、これをやられたのは市長みずからなんですよね。丸之内から四十九に移して、やられて、今向こうが閑散としている状況をつくり出したのは市長なんですけれども、その辺どういうふうにお考えですか。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。 ○市長(岡本 栄君)  大事なことは、この庁舎がこちらへ来たというのは皆さんに議決をいただいて、そしてこちらへ来たわけでありまして、この移動の話とはまた別の話でありまして、その南庁舎、旧庁舎をどう生かしていくかというのが、大変大事なことだろうなというふうに思います。  議員も町の中から選出された議員でありますので、大変市民の皆さんから、あるいは中心市街地の皆さんからいろんなお声を聞かれているというふうに思います。私もいろいろなところから、人通りが減った、あるいは売り上げが減ったというようなことを、駐車場業界あるいは飲食業協会、あるいは文房具を扱っていらっしゃる方からも日々聞いているところであります。これはですから、先般申し上げました、待ったなしであります。固定資産税の下落というのは従前からもあったけどさらに拍車がかかるだろうなと危惧をしているわけでありますので、これをどうにかして、やはり倍級のにぎわいを一刻も早く取り戻すということが、本当に困っておられる市民の皆さんの切なる願いだと思いますので、答えていかなければならないというふうに思っておりますので、皆さんとともにぜひ考えていきたいというふうに思います。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  そうですね、おっしゃるとおりです。いろんな御意見をいただいているところでございます。  先般、伊賀市のにぎわいを考える議員連盟を立ち上げさせていただいて、7団体の方々にお話を聞かせていただきました。その中でいろんな御意見いただくんですね。ただ、これはうそでもなんでもない、ただ、何が何でもあれを残さないとだめだよっていう方はお一人もおられませんでした。どっちでもいいから早くちゃっちゃとしろよっていうのが大半の方でね。たまたまきょうの中日新聞、朝、私読んでいたら、ちょうどこの伊賀市旧南庁舎どう使う、これ市長も言われたと思うんですけどね。ちょっと読んでみますね。  建物全体でも一部でも、表現方法は自由だが、特定の考え方や立場を否定しない前向きなものにしなければならない、と。市民に無関心や、何でもいいから早くやってくれという諦めが広がりつつある。再び活気のあるまち、ある場所に再建されることを楽しく想像したい。  まさしく僕もそうやと思うんですね。あの庁舎、もう何度もこれも議論しません、潰せ、潰さないの話じゃなくて、私が思うのに、市長がちょっとこの辺どうお考えかお聞きしたいんですけど、早急なにぎわいづくり、これは本当に必要なんです。本当に必要とされております。現状は変わらないんですよね、市長と平行線のまま、もしかすればこの後2年間、市長が任期ある間このまま平行線で行っちゃうのかなと。それが一番迷惑かかるのは誰かなと思うと、やはり市民の方々、中心市街地で商売をされている方々、観光客が離れていった方々やと思うですね。ならば私もいろいろ提案するんですけれども、現庁舎、あの南庁舎のままで市長は電気・水道・ガス、とめますよ、お化け屋敷にしちゃうけどって、本当にそんでいいんかなと。もうちょっとあそこを、何か使い道はないかなと。それこそ民間の青年部の団体さんなり各種団体さんに、あの今の現庁舎の、旧庁舎をあのまんまで、何か使ってにぎわいを創出してこれないかなと、そんな働きかけをする思いはございませんか。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)
     そのように思われるのも当然かもしれませんけども、やはり使うには使うだけのしっかりとした安全性あるいは安心度というものを高めなければいけないわけでありまして、それを早急にやらなければいけないということだというふうに思いますし、それにはいろいろ従前申し上げてきたように、いい条件のときにやってしまうというわけでありますし、あのままではなかなか使いづらいという、使いづらいというか使えないだろうというふうに私は思っています。ただ周辺地域においてはいろんなことができるかなと思いますけれども。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  そうなんです。こないだも職員さんに聞かせてもらったら、中がもうトイレも使えないし、中を使わせって言ってるわけじゃないんですよ。あのまま庁舎はさわりません、その周辺市域の駐車場であったりそんな大それたことを、お金を入れる気もございませんし、民間の方々が自分とテントを持ち込んで、じゃあ出店料3,000円かかるなら3,000円払ってそこで商売をしていただく、たこ焼きでもいいんじゃないですか。じゃあ今その中心市街地活性化事業の一環で、フードマーケットですかね、ハイトピア前でやっていただいている。あれはあれですばらしく、今もう浸透されて、楽しみにされる市民の方がたくさんおられます。  それ、僕がぱっと思ったのは、ああいう、あれはあれですばらしい事業なんですけれども、あれをもう少しバージョンアップ、広域に目を広げて伊勢志摩の海産物まで持ってこれないかなとか、そんな思いでにぎにぎ、お城公園からおりてきたときに、何か南庁舎の駐車場で何かやってるよと。で、きのうもちょっとハイトピアで会議があって帰り見ると、スケートボード、駐車場で練習している子供も、暗い中ですね。で、BMX、自転車、そんな子たちの大会があんなところでできればいいなってふっと思ったりね。  それは市長が言うように、何もその庁舎をあけてお金をぶちこんで何かイベントごとを起こせとか、そんな私は考えは毛頭ございません。逆にお金は使いたくないんでね。それならば22億5,000万ぶちこんだ後には、もう後戻りできませんよと。だから現状のままの庁舎を何かお試し期間でも誰か組織の方々は、でもね、町中の若い商売人の方もおっしゃったんです。福村さん、私のように商売ほっといてのあそこで何かさしてください、僕に先頭に立ってやらせてくださいっちゅう若い元気のいい商売人の方がおられたんですね。そんな方々に知恵をおかりして、一度あそこで一遍、何かにぎにぎ、何でもいいと思うんですね。事故とかこれは怖いんですけども、自己管理のもとで、テント村があってもいいじゃないですか、そこにフードマーケットがあったり観光客の方にお土産を売るでも、出店テナントの乗りでそんなことができないのかなと、そんなことを積極的に行政側の方もどんどん来てくださいと、三重県中、伊賀中、東海中に今の伊賀市の旧庁舎の跡、こういう状態です。あいてます。何か使ってください。地元のPRに来てもらってもいいですよっていう、そういう発信とか発想とかございませんかね、市長。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  今福村議員とおっしゃられたのも、ある時間帯における、あるいはある曜日帯におけるプランとしてはあり得るのかもしれませんけれども、私は申し上げているのは、1年365日、そして朝から夜まで明かりが消えないということが大事なことでありまして、突発的なそうしたフェアばかりでは恒常的なにぎわいは取り戻せないということと、それからやはり若い人たちが本当にこのまちを愛してもらう、住みついてもらうというときにどんな施設設備が必要なのかということを、やっぱり恒常的な施設として考えていかなければならないんじゃないか、これまでにないようなものをつくらなくてはいけないのではないかっていうことではないかというふうに思います。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  わかるんです。だから結論が出れば話は早いんですね。私も始め、解体、解体と言わせていただいたんですけれども、最近ちょっと歩み寄ったつもりでPFI、民間に力を入れていただけませんか、税金は投入しないで民間の力で民間の資本と民間のノウハウであの土地を有効利用していただけませんか、でもそれは受け付けていただけないのでね。だったら平行線のまま2年間行っちゃうんじゃないですか、だからもう2年間の間に有効利用をしていただくのが一つじゃないかな、そんな思いがするんです。  それと私、市長、通告でフリートークって言わせてもうたんでちょっといろいろな、こんな恐ろしい通告ないんでしょうけども、私、市長といろいろお話しさせてもらう中に、思いつかれることはいいと思うんですね、忍者市もいいんでしょうね、ポケットパークも。思いつきってこれ、非常に大事やと思うんですけども、ただ私、今まで市長のを見せていただいてたら、やっぱり地域住民の方々への説明不足は否めないんじゃないかなと。行政の中でいつも私ら聞くんで、もう納得していただいています、一部を除いて納得。でもね、私ポケットパークの話もそう、忍者市駅の話もそうですけど、栄楽館の話もそう、全く聞いてないっちゅう方は本当におられるんですね。そこのギャップ、温度差っていうのが物すごあるんで、しつこいぐらいに説明に行って地域住民の方々の同意をいただいてちょうどいいんじゃないかなと。本当にその、市長も、僕もインバウンド物すご受け入れる体制を物すご思うんです。  ポケットパークに7,000万のトイレ、そんな思いつきがいいかようわからへんけど、そうすると、玄関、今忍者市駅のある伊賀上野市駅の、市駅のトイレが和式の水洗ですよ。外人の方、インバウンド呼び込みやって、力入れますよいうてよう使いもしませんし、使い方すらわからないんじゃないんですか。じゃあ7,000万の予算があるなら、比土から新居まで13駅ですわ、500万ずつのトイレだけでもおつりが来ます。先、やることあるんじゃないですか、優先順位。そやから無人駅に建てることないんでね、有人駅にそれなりの忍者トイレ、伊賀焼で焼いた便器使こうてトイレできませんか。これ、ちょっと痛いですか。そんな発想なんですよ。  だから市長ね、僕、優先順位まちごうてませんか。もっとお城公園、俳聖殿周り、足の不自由な、車椅子でもゆっくり上がってもらえるような接遇、ゆっくりお城見てもらえるほうが先じゃないんですかね。私はそう思うてならんのです。だからそれで、でも市長はそれはだめだと、何が何でもやっちゃうんやと。  それで、私も午前中同僚議員の答弁にありました、VIPの方の客室だと。市長にとってVIPってどなたですか、教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。 ○市長(岡本 栄君)  VIPというのはこの町のよさを求めて、あるいは行政的なつながりの中でお訪ねをいただく方々のことでありますから、そういうような認識であります。じゃあその部屋がなければどこで対応するか。1階のロビーで対応しかねる内容もあるでしょうし、じっくりとお話をさせていただかなければならない対応もあるでしょうし、そういうことであります。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  そのとおりですね、まだよかったです。VIP、市民に決まってるんですね。私、そのこないだからある議員がある日、その新聞チラシにある広告入れてたんですね。で、市長に文句ばっかり言うてることを生きがいにしている議員じゃ、私はありませんみたいなこと書いてあったんですけど、私もそうじゃないですからね。そんなことを生きがいにしてやらせてもうてるわけじゃないです、本当に。いいもんはいいんです。ただ南庁舎、もう何度も繰り返します。不信任、問責、全て、暴言、全て南庁舎に絡んだことばっかりじゃないですか。それ以外何も問題ない、あることはあるんですよ。それもあるんですけどね。市長と私、これやるたんびやって、もう南庁舎、もう私も言われるんで、もう大概にしとけよと。でもね市長、こういうことです。歩み寄れない。私もこのチェック機関の一員としてここへ送り込ませていただいた、やっぱり市民の付託を受けてここで立たせてもうてる限りは、チェックする立場の人間としてだめなもんはやっぱりだめと言い続けたいんです。だから妥協するとか代替案が出るとか、働き、そこで、そういうもんじゃなくて、私はそういう思いで続けてきたつもりですしこれからも続けていくつもりです。だから歩み寄る働き、ここにないんですよ、市長とまじり合うところが。だから今の南庁舎の現状を何とかつくっていただけないかなと。  私もそれね、いろいろ考えてるんです。私、忍者って言うたら仮面の忍者、赤影なんですよね。これ赤影、白影、黒影って。私去年、和歌山の貴志駅に行ってきたんですよ、たま駅長。皆さんも行かれるん。何にもないとことですよね。駅舎おりたら前にタクシー2台とまってるだけ。ロータリーも商店街も何もない。ただその、もっとええ猫かなと思ったらミックスの何か、ねえ。でもほんま、単線です。で、うめ星電車とたま電車、満員です。それで帰りの折り返しの半時間の間、隣の土産物屋、うちの女房も何か猫のカレンダーこうてきましたけど、ニギニギです。ただそれだけ。  そしたら伊賀上野、伊賀神戸市駅に赤影、白影、黒影の猫ぴょっと置いて。もうことしの夏休みニギニギです。猫、ほんで市長、猫好き言う、私、猫です、じゃない。でもね、これ調べたら関テレが製作なんですよね。私、きょうたまたま見たら。またそれも偶然かなと。教育長も出身ですんで、ふっと思いついたんです。これいいか悪いか、そんなんまた考えてください。猫も猫でいいんです。でもそのイベントごとって、その好きな人って目的があるから走ってきてくれるんでね、赤影、白影、僕ふっと思いついたんで、ああいいかな、きょう提案しようかなと思ったんです。  僕、さっきも言わせてもらいました。今まで市長とずっとバトルやってきて、生意気な口の利き方したこともございました。それはいろいろ反省するところもございます。でも思いは、僕は1回目の議会で言わせてもうたんは、市長に言うたのは覚えてるんです。行き先は一緒です、市民の幸せを願う、でも手法は違いますよね、伊賀弁の敬語でやらせてもらいますって言うたのは僕の始まりなんですよ。だから目的は一緒の目的、今も持たしてもうてます。  でも、その庁舎だけなぜ歩み寄れないのかなと。市長はどうしてそこまでこだわられるんだなと。きのうね、ある方言いました。移築したらどうやって言う方おられました、あのままこそっと。で、福村、その後へ好きなもん建てたらええやないかっていう方もおられる、それはまた経費のかかる話、そこまでぶっ飛ぶ話でもないんですけども。  市長、もう一回確認したい。全部残したいんですか。6,000平米、全部を。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。 ○市長(岡本 栄君)  福村議員と私の思いは基本的には同じだということも、今再確認をさせていただいたと思います。私、キャラクターとしては福村議員、大変大好きですよ、はい、はい。で、ただその手法が違うというようなこと。  ただ一つだけ、ちょっと前の質問項目の中で訂正だけさせてくださいね。7,000万のトイレですが、7,000万かかってるわけじゃないです。あれ全部の工費がそれぐらいかもしれませんけれども、トイレとしての平米単価にすれば75万円ぐらいですから、みんな同じぐらいのもんなんです。それから伊賀市駅の、伊賀市駅じゃないです、忍者市駅、上野市駅の中にあるトイレについては御指摘のとおりでありますので、それも課題であるというふうな認識はしておりますし、今おっしゃったことは共有をする部分である。  ただ、私は思いつきはいいのか悪いのかというふうに言われることなんですけど、同じように思いつきは大事やと思うんですよ。思いつきがなければ発展はないわけですから。ただ私はその中で、しっかり後フォローしていくことと、その思いつきの中でも事業化するのは、よそでやっていないことをいち早くやるということ。それからそれは経営の観点からしっかりとその投資をするという、ただし取り返すということであります。旧庁舎の話になりますけれども、これはやっぱりこの辺が残念ながら議員と手法、意見の分かれるところなんですが、私は丸ごとということになろうかと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  私も商売人ですんで、いろいろ考えます。もうけて幾ら、わかるんですね。ある市民の方おっしゃってたんですよ。市長の今のやり方が、不信感が恐怖感に変わってきたよっていう方はおられる。これ本当に冗談じゃなくて、やり方が怖い、何が何でも自分の思いを突き通しちゃうじゃないかっていう市民の方がおられたのでね。私、市長、思うんです。この振り上げた拳をおろすって、これ難しいんですよ。プライドが邪魔したりメンツが邪魔したり、いろんなもんが、男だったら余計にあるかもわかりません。男女、あれしてるんじゃないんですけどね。言うとかんと怖いんで。  でも本当にじっと市民の目線で語り合っていただいて、上げた拳をすっと懐へ納めてもらう、そういう格好いい男であってほしい。それも一つの格好よさやと思うんですよね。何が何でもやるんやと、拳はおろせないんだ、言うた限りは公約なんだ、公約だから、私が今そこにいるのが市民の付託を受けて来てるんだから、何が何でもやるんじゃなく、もう2年やってるじゃないですか、私とでも。2年やり続けて結果が出ない、あ、少し聞いてみようかなと、ちょっと譲ってみようかな、PFIも入れてみようかなっていうのはあってしかるべき、あって逆に格好いい首長やと思うんですけど、どうですか、もう一度。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  PFIというようなお話もありますけど、これからその、どういう、ある同僚議員の方もおっしゃってますけど、運営形態をどうしていくのかということがこれからの課題であろうかなというふうに思っておりますので、それは同時進行的にやはりできていくのかなというふうに思いますし、フルスペックで完成してゴーっていうのはなかなか難しいのかなと思います。それから大変いい御指摘をいただいた、あんたのやることは怖いねんという話があるんですけれども、これはやっぱりある意味いろんな事業についての皆さん方の御不満が残るというのは、やはりその丁寧な説明が足りなかったということは、これはもう素直に認めて、おわびを申し上げたいというふうに思いますし、今後は同意が必要とかどうとかでは関係なく、やっぱりしっかりと、まず事業をするときには地元の皆さんに御説明をするということは御指摘のとおりだというふうに、肝に銘じたいというふうに思っております。  ただ、それがその怖さにつながってるのかなと思いますけど、ただ私、いつかある同僚議員にも申し上げたんですけど、私先が見えるんです。これ、見えるんで、これは市民のためにやらなきゃいけないという使命感がこう、上からおりてくるもんですから、これはやはりちょっとなかなか難しいところでございますんで、よろしく御理解賜りますようお願いいたしたいというふうに思います。 ○議長(岩田佐俊君)  福村君。 ○5番(福村教親君)  だからその、本当に思うんです。私PFIのときもちょっと言いました、地元の方に挨拶行きませんか。そしたら市長は、もうこれで十分です。で、こないだもちょっと伊賀越資料館、これ終わりますよね。長年にわたって店番していただいたおばちゃんを、一度現場を訪れてねぎらいの言葉をひとつかけてあげてください。それで市長、全然変わるんです。市長はそれをしない、行かない。もう呼びつけて判ついたり、僕の感じなんですけど、一度出向いて膝を折って目線を落としていただいて、市民と同じ目線に立って、市民が下という意味ちゃいますよ、これまた怖いけど。そういう、手を握って握手していただいて、一度暖かい血の通った行政を期待しておりますので、これで終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって福村教親君の質問を終了します。  お諮りします。  市政一般質問は本日はこの程度にとどめ、明日3月6日に延会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩田佐俊君)  御異議なしと認めます。  よって、そのように取り扱います。  なお、明日3月6日の本会議の開議時刻は午前10時とします。  本日は、これをもって延会します。御苦労さまでございました。               (午後 3時00分 延会)              ―――――――――――――――...