伊賀市議会 > 2018-12-10 >
平成30年第 5回定例会(第4日12月10日)

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  1. 伊賀市議会 2018-12-10
    平成30年第 5回定例会(第4日12月10日)


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    平成30年第 5回定例会(第4日12月10日)         平成30年第5回伊賀市議会(定例会)会議録          平成30年12月10日(月曜日)(第4日)          ─────────────────────────    平成30年12月10日(月)午前10時開議  日程第 1 市政に対する一般質問          ───────────────────────── 〇会議に付した事件   議事日程のとおり          ───────────────────────── 〇出席議員(24名)   議席番号    氏   名     議席番号    氏   名     1番  川 上 善 幸 君    13番  福 田 香 織 君     2番  北 森   徹 君    14番  森 川   徹 君     3番  信 田 利 樹 君    15番  生 中 正 嗣 君     4番  西 口 和 成 君    16番  上 田 宗 久 君     5番  福 村 教 親 君    17番  近 森 正 利 君     6番  宮 﨑 栄 樹 君    18番  中 谷 一 彦 君     7番  桃 井 弘 子 君    19番  百 上 真 奈 君     8番  山 下 典 子 君    20番  北 出 忠 良 君
        9番  市 川 岳 人 君    21番  空 森 栄 幸 君    10番  赤 堀 久 実 君    22番  岩 田 佐 俊 君    11番  嶋 岡 壯 吉 君    23番  安 本 美栄子 君    12番  田 中   覚 君    24番  中 岡 久 徳 君          ───────────────────────── 〇欠席議員(なし)          ───────────────────────── 〇欠  員(なし)          ───────────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名            氏     名   市長             岡 本   栄 君   副市長            大 森 秀 俊 君   危機管理監          吉 川   泉 君   総務部長           稲 森 洋 幸 君   総務部理事(秘書、調整担当) 山 本 幸一郎 君   総務部法務統括監       石 田 美奈子 君   企画振興部長         宮 崎   寿 君   企画振興部次長        東   弘 久 君   財務部長           百 田 光 礼 君   人権生活環境部長       田 中 克 典 君   人権生活環境部理事   [生活環境担当]        高 木 忠 幸 君   健康福祉部長         田 中   満 君   健康福祉部次長        中   ひとみ 君   産業振興部長         服 部 智 秀 君   産業振興部次長兼   営業本部事務局長       前 川 浩 也 君   建設部長           山 本   昇 君   建設部理事兼次長事務取扱   中 井 秀 幸 君   消防長            久 保 安 治 君   消防次長〔総務担当〕     城 戸 直 人 君   市民病院副院長[事務部門]兼   健診センター副センター長       松 田 克 彦 君   会計管理者          松 本 浩 典 君   上下水道事業管理者      北 山 太加視 君   上下水道部長         清 水 仁 敏 君   教育長            笹 原 秀 夫 君   教育委員会事務局副教育長   谷 口 修 一 君   教育委員会事務局次長     中 林 靖 裕 君   代表監査委員         鈴 木 陽 介 君   監査委員事務局長       松 本 成 隆 君   農業委員会事務局長      加 藤   敦 君          ───────────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   局長             田 槙 公 博 君   議事課長           籔 中 英 行 君   議事課副参事[議事調査係長]  岡 井 良 行 君          ─────────────────────────                (午前10時00分 開議) ○議長(岩田佐俊君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は23名、会議は成立しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  なお、本日、説明員の欠席の届けがあった者の役職と氏名はお手元に配付のとおりであります。  これより、議事に入ります。  日程第1 市政に対する一般質問についてを議題とし、先週に引き続き続行します。  質問順位第11番 赤堀久実君の質問を許可します。  赤堀久実君。               (10番 赤堀久実君登壇) ○10番(赤堀久実君)  皆様、おはようございます。公明党の赤堀久実です。議長の許可をいただきましたので、通告に従って質問させていただきます。  昨日から急に寒くなってまいりました。風邪やインフルエンザなどから体調を崩し、肺炎を起こされる場合もありますので、十分にお気をつけていただきたいと思います。  肺炎は日本人の死因第3位を占める重大な疾患です。また、高齢になるほど重症化しやすく、近年は人口の高齢化に伴い、年々、死亡者も増加しています。  そのため、国として平成26年10月から高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種制度が開始されました。対象者は65歳から100歳までの5歳刻みの各年齢になられる方で、生涯に1回だけ制度を活用した接種が可能であります。国としては5年間で65歳以上全ての方が接種の機会を与えられ、今年度で経過措置の最終年度となります。ちなみに伊賀市では自己負担3,000円で接種できます。そのほか、伊賀市としては国よりも早く平成24年9月から任意接種の助成を開始してくださっており、事前に申請すると、定期接種対象者以外の方で現在2,000円の補助を実施してくださっております。これは他の自治体よりも手厚く、本当にありがたいことだと思いますし、このワクチンがどれだけ大事かということを感じてくださっているからこそだと思っております。  現在、全国の定期接種の接種率は、国の2016年の調査によると40.8%となっております。伊賀市では平成24年から今までの接種人口と接種率を教えていただきたいと思います。  後は自席にて質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  答弁願います。  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  おはようございます。健康福祉部の田中でございます。  先ほど御質問をいただきました高齢者肺炎球菌予防接種の接種者等の状況でございますが、議員先ほどおっしゃっていただきましたように、伊賀市では平成24年9月から市独自で接種事業の一部助成を開始しております。この間の接種対象者は2万9,490人で、平成30年、ことしの10月末現在の接種者は1万6,805人、接種率は57%でございます。先ほど議員おっしゃっていただきました全国の接種率と比べましても、大変高い接種率となっております。  この要因として考えられることは、先ほど申し上げました定期接種と並行して任意接種の費用助成を実施したことや、伊賀医師会の協力のもと、かかりつけ医による接種勧奨の結果と考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  赤堀君。 ○10番(赤堀久実君)  ありがとうございます。先ほど部長が言ってくださったように、伊賀市では57%ということで、思った以上に本当に多くの方が利用されていると思います。ですが、まだ43%の方は受けておられません。この肺炎球菌ワクチンは大きな医療費の削減効果も期待されております。厚生科学審議会感染症部会予防接種部会ワクチン評価に関する報告書というのがあります。その中で、高齢者肺炎球菌ワクチンを毎年65歳の方全員、これは174万5,000人に及びますが、接種した場合、1年当たり5,115億円の保険医療費が削減できるとの試算が出ております。莫大な数字でぴんとこないわけですが、これはワクチン接種をせずに肺炎にかかると、一人当たり29万3,000円の医療費がかかるというふうに言われております。これを伊賀市に当てはめると、1万2,685人が未接種、先ほどの部長のやつを引き算すると1万2,685人が未接種ということになります。この方々が受けると、37億1,670万5,000円が削減できるということになります。もちろんこれは受けなかったら全員が肺炎にかかるというわけでもないですし、接種すれば絶対かからないというわけでもありません。ただ、接種すれば軽く済む、インフルエンザの予防接種みたいなものだと思いますが、ただ大事なことは、肺炎はやっぱり高齢になればなるほど死亡率が確率が高くなるということであります。  伊賀市としてこの43%の未接種の方々への救済措置はお考えですか。今、国としての今後の方針、60歳のみというふうに打ち出し、もちろん5年間でということでなっておりますが、今後の伊賀市としてのお考えをまずお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  失礼いたします。先ほども申し上げました市独自の助成事業を利用していただいて摂取された方というのは、ことしの10月までに4,403名の方でございました。これにつきましては、5年間ということで当初予定をしておりまして、当初の予定どおり市独自の任意助成事業につきましては、今年度末をもって廃止、終了させていただきたいと考えております。  来年度以降のことにつきましては、議員おっしゃっていただきました、国のほうで専門部会、協議をしていただいておりますので、その状況を注視していきたいと、このように考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  赤堀君。 ○10番(赤堀久実君)  国の方針、国が5年間という中で、伊賀市としても任意接種5年間で、本年度で終わってしまうということの説明だと思いますが、せっかくどこの自治体よりも早く実施してくださって、これはすごいことなんですけど、あとやはり未接種の方の最後の救済措置、ぜひとも検討していただきたいと思います。  この未接種の方の原因としまして、接種しようとしていたが忘れてしまった。また、期間を逃してしまったとか、生涯1回であれば、いつでも好きなタイミングで受けられる、5年後にまた接種機会があるだろうと、これは5年間と言われているので勘違いでもあるんですが、ただ、65歳で肺炎なんてぴんとこないし、大丈夫だろうと、多くの方が、やっぱりそういう意見も聞かれます。  実は私の知り合いで、65歳のときにやはり大丈夫だろうと受けておられなかった方がおられます。ただ、最近、熱が続いて、病院に行ったら肺炎にかかっているというふうに言われたそうです。だけど、その方は入院と言われたんですが、薬1回いただいて自力で治されたという、本当に忙しい中で入院もせずに治された、そんな強い方ばかりではないですので、やはりそういった接種するタイミングを逃した方というのは多いと思います。  先ほども少し話しましたが、少しお金の話をしたいと思います。  定期接種が市の助成金として一人当たり5,000円から6,000円市の負担としてかかっております。今年度は定期接種と任意接種で約1,500万円の予算を上げておりますが、定期接種がなくなっても、市独自で任意接種を行っていただいたら、3分1の500万円で未接種の方の約20%、2,500人の方が接種できることになります。医療費も7億4,000万円の削減になるという計算になります。  もっと言うなら、今年度分の予算だと半分以上の方が接種できて、18億5,000万円の医療費削減になるということであります。本当に目の前の予算よりも、これからの将来、医療費がどれだけかかるかということも大事ではないでしょうか。  ここで市長にちょっと質問したいと思います。市長はもう接種されておりますか。やはり市をあずかる大事なお体ですので、接種はぜひともしていただきたいと思うんですけど、やはり未接種の方々に対して、もう一度、1年間接種できるチャンスをお願いしたいと思いますが、市長、いかがですか。 ○議長(岩田佐俊君)
     市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  私はしておりません。おっしゃるように、いつでもできるかと思った勘違いがあったことは確かでありますが、その辺の勘違いのないように、担当部局のほうにはしっかりと申しているところでありますが、これからについては、ただいま部長が申し上げたようなことでまいろうかなと思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  赤堀君。 ○10番(赤堀久実君)  ぜひともこの3月31日までありますので、市長も受けていただきたいと思います。  やはり国の動向によって市も終えざるを得ない状況もあるんかなと、もちろんこれは医師会さんとの連携もあります。ただ、本当に未接種の方にもう一度、この年内、助成制度が終了する旨の通知を発送していただき、また、一人でも多くの方々に来年の3月31日まで接種していただけるように、通知を再度お願いしたいと思いますが、この点について、部長、いかがですか。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  まだ接種していただいていない方に対して個人通知をしてはどうかというお問いでございますが、御提案をいただきました個人さんへの通知につきましては実施する予定はございません。しかしながら、ことしの年度当初から来年の3月、今年度が助成の最終年度であるということにつきまして、市民の皆さんへの周知を図っておるところでございます。市民の皆さんへの周知につきましては、ことしの4月以降、折に触れて広報いが市にその旨を記載してまいりました。  また、先日発行させていただきました12月1日号では、高齢者肺炎球菌ワクチンの任意接種の助成が終了しますという記事も掲載したところでございます。  あわせまして、医療機関へは年度当初から任意接種者への接種勧奨や待合室への案内ポスターの掲示をお願いしております。かかりつけ医から接種を進めていただくことが最も効果的であると思われますため、再度、医療機関に対しまして接種勧奨を依頼させていただくとともに、出前講座や各種事業を行うときにチラシを配布するなど、市民の皆さんへの周知に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  赤堀君。 ○10番(赤堀久実君)  ありがとうございます。本当に、皆さん、やっぱり知らないという方が多い中で、そういった各医療機関の連携であったりとか、さまざまな形で周知をお願いしたいと思います。  先ほど広報の話ありまして、前回も先輩議員のほうからも、この広報が見にくいという話もありましたが、今回、この高齢者のを載せてくださってますけど、もうちょっとインパクトのある、これが最後のチャンスですみたいな、何かそういう目にとまるような1月度を期待してますので、よろしくお願いします。  では、次に移りたいと思います。  特定健康検査、いわゆる特定健診ですが、日本の死因の約6割を占めるのが生活習慣病と言われております。予防のために40歳から74歳までの方を対象に、メタボリックシンドロームに着目した健診を行います。その検査結果、生活習慣病の発症のリスクが高く、生活習慣病の改善による生活習慣病の予防効果が期待できる方に対して特定保健指導を行ってくださっております。  これは伊賀市では現在自己負担、1,000円から半額の500円で特定健診が受診できるようになりました。その後、受診率アップにつながっているのか、状況と、また、上げるために周知など、あわせてどんなふうに取り組まれているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  今、御質問いただきました特定健診でございますけども、平成28年度から、議員おっしゃっていただきますように、1,000円からワンコインの500円とさせていただきました。  引き下げ前の平成27年度の受診率は33.1%、引き下げました当該年度、平成28年度では34.3%、平成29年度は35.1%と、受診率は年々上昇しております。このことから、自己負担を下げたことの効果はあったと考えております。  この500円という自己負担でございますけども、現在のところは額の変更は考えておりません。  それと、受診率を上げるための取り組みについてでございますけども、今年度から脳ドックの検査項目に特定健診の検査項目を追加させていただきました。このことによりまして、脳ドックを受けた方が特定健診の受診者となります。  なお、今年度から脳ドックを受けていただく医療機関を一つふやしまして、定員20名増ということで、合わせまして合計420名の定員とさせていただいております。  そして、市広報やケーブルテレビでの周知の際に、個別がん検診と同時に特定健診が受けられるということや、健診時間はわずか1時間から2時間程度であること、がん検診と同時に受けていただいても、料金が安価であることなどを広く市民の皆さんにお伝えをしております。  また、職場等で健康診査を受診した結果の提供を被保険者にお願いするとともに、商工会議所、商工会、医師会に対して特定健診を進めていただくことへの協力を依頼しております。  このほか、土曜日や日曜日に行う集団検診を実施しております。現在は日数は4日間でございますけども、来年度は日数をさらにふやしていく予定でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  赤堀君。 ○10番(赤堀久実君)  ありがとうございます。今、部長のほうからさまざまな取り組み、脳ドック等の検査にちょっと追加をするということであったりとか、がん検診との併用であったりというふうに、また、かかりつけ医の方に対しての情報提供というふうにも言ってくださっておりました。  私も、今回、この特定健診質問させていただくに当たって、データを年金課のほうに提出したら特定健診とみなすということを初めて知ったんです。多分、議員の方々も知らない方もいらっしゃるかなと思うんですが、実は私、特定健診受けてないんですね。なぜかといいますと、これ、職員の皆さんと一緒に、毎年1回、市の健康診断を受けるんです。これもことしは7月に受けたんです。特定健診のこの期間は、私が通知いただいたのが7月から11月の期間なんです。だから期間的にかぶっているので、わざわざ職場で受ける以外にこの特定健診を2回受けるかといったら、やっぱり受けはれへんと思うんです。それをじゃあどうしたらいいんかといったら、今、部長おっしゃってくださったように、コピーを持っていったら、コピーをしていただいて、問診票と、そしたら特定健診とみなすというか、加算されるというふうにお聞きしまして、早速、持っていかせていただきました。そしたら、持っていった方に、特典としてお薬手帳をいただきました。これをいただけるから、ぜひともコピーを持ってきてくださいといったら、来てくださるかどうかというのはちょっと別として、これは本当にお薬手帳も、うちの先輩議員の実績でもあります。裏に救急健康相談ダイヤルを載せてくださったりとか、すばらしいものなんですけれど、このときにジェネリックの希望しますという、お薬の負担の軽減である、こういうことも指導というか、説明を丁寧にしてくださるということで、これは本当にありがたいことだなというふうにも思いますけど、先ほど言ったように、これをいただけるから、皆さん、持ってきてくださいというのはどうなんかなという微妙な、もうちょっとおいしかったら、皆さん、来てくださるんかなと思いますが、ただ、一つ一つそうやっていろんな医療機関との連携であったりとか、こういうふうにやってますよという情報をもっと皆さんに周知をしていただくことがすごい大事なんかなと思います。  今回のコピー、私もヒアリングして初めて知ったんですね。どれだけの方、知ってくだるか。多分、本当にケーブル見てくださって、そんなんあるんやと言っておられる方も何人かおられると思いますので、そういった本当にアピールをどんどんしていただきたいと思います。  これはまた一つの情報なんですけれども、今、かかりつけ医に対して情報を提供するのに、高齢者の方が特に特定健診をなかなか受けてくださらないというお声もあって、それを特定健診の追加項目をプラスするだけで、特定健診を受けたとみなされるということで、どんどんそれも推奨してくださっていると思うんですけれど、鹿児島県とか岐阜県では、逆に特定健診の情報提供事業といって、かかりつけ医の医療機関から健診データを情報提供していただく取り組みを、今、しているんです。  どういったことかといったら、先ほど言ったように、ふだんかかりつけ医で健診をされているプラス特定健診の項目を追加していただき、その追加項目の費用と情報提供の費用で大体3,000円ほどで市が情報を買い取るという形なんです。こういうことで受診率をアップしているということなんです。  特定健診といったら、一人当たり市の助成金1万円負担しているんですよね、500円なんで、約ですけど。私ら、今、受けている健診は個人負担7,040円出して健診受けてます。ほぼ変わらず内容で500円で受けられるというメリットがあるんですけど、やっぱりそれは助成金ということで、私もあえてこれは特定健診というよりは、こっちの市を自己負担をしてでもこっちを受けようと思って、今、受けているんですが、そういった方法もあるということで、費用的には市の負担も軽減されると思うんですけど、こういった考えはありますか。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  ただいま御提案をいただきました鹿児島県での取り組みということでございますけども、現在、伊賀市や三重県内の市町では、こういった取り組みは実施しておりません。  しかしながら、伊賀市では特定健診を受けていただいてない方に受診勧奨通知というものを発送しておるんですけども、今年度からその通知に特定健診の必須検査項目というものを記載しまして、職場等で健康診査を受けていただいた検査項目が特定健診項目を満たしている場合は、検査結果を提供してくださいというお願いをさせていただいております。  あわせまして、広報、ホームページへの掲載や、ケーブルテレビ、文字放送での周知も今後行う予定でございます。  また、医師会の皆様には、毎月通院されて検査をされている患者さんに対しまして、特定健診を勧めていただくようお願いをしております。これらの取り組みを行うことで、特定健診の受診率の向上を図っていきたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  赤堀君。 ○10番(赤堀久実君)  ぜひとも、受診率アップのためにさまざま取り組みというか、今、部長がおっしゃってくださったように提供をお願いする、これを無料でという形だと思うんですが、無料で提供していただけたら何よりですけども、どんどんと情報提供していただくのもそうなんですけれども、受診率アップ、皆さんに受けていただくということをまたしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  今、私、この受診率アップの話ばっかりしているようにも思いますが、もちろん受診率アップしないと、市がいただける補助金が減りますので困ります。ですが、それよりも、市民の皆さんが健康で暮らしていただけるように、生活習慣病にならないようにしていただけることこそが最大の目的であります。  今、健康づくりを目的にいきいきサロン、また、各ボランティアさんが中心となって、地域でさまざまな活躍してくださっている団体があります。そういった中でも、特定健診の周知と推進をしていただけるように、地域との連携も必要だと思います。  それともう一つ、今、健康マイレージ、健康推進課のほうでしてくださっています。状況把握の中で会社勤めの方、こういう健康マイレージの中で、特定健診受けたよという情報を、何か今、ラインでも始めましたし、簡単にそういうデータを収集できるようなことというのはできないのかどうかということも、今後、そういうことも含めお考えはあるかどうか、部長にお聞きしたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  今、御質問いただきました、いろんな事業の中で周知をしていく、議員おっしゃっていただくとおりでございまして、特定健診担当しておりますのが健康福祉部の保険年金課、健康マイレージ等健康づくりを主に担当しておりますのが健康推進課、課は違いますが、そういったことではなくて、いろんな機会を通しまして、いろんな庁内での取り組みというのを市民の皆さんにお伝え、啓発していくということで、取り組んでまいりたいと思います。  また、健康マイレージにつきましては、議員おっしゃっていただきましたラインというものを活用させていただいて始めておりますので、ラインを通して私どものほうから特定健診の受診をお願いするなど、そういった取り組みも早速始めてまいりたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  赤堀君。 ○10番(赤堀久実君)  ありがとうございます。皆さんに受けていただく周知と重ねて、データ収集する、どれだけの方が受けてくださっているかということもとれるような形をひとつまた考えていただきたいなと思います。その上で、やはりデータをいただいて、しっかりと生活習慣の改善をしなくてはいけない方に対しては指導できるような体制づくりというのが、そこが一番大事だと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、次に移ります。  ヘルプマークの配布とサポーター制度についてです。  このことは私は6月定例会でも取り上げさせていただきましたが、ことし10月からヘルプマークの配布が開始されましたので、状況を確認させていただきたいと思います。  まず、必要な方にきちんと配布されているのか、また、配布方法と配布状況を教えていただきたいと思います。  そして、以前、提案もさせていただきました駅や電車、バスなどの公共交通での啓発方法、また、皆さんへの周知も含めてお答えいただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  失礼いたします。議員、今、御質問をいただきましたヘルプマーク、ストラップ型のヘルプマーク、このようなものでございます。このストラップ型のヘルプマークは、10月1日から伊賀市役所の本庁障がい福祉課や各支所の住民福祉課で配布をさせていただいております。この11月末現在の配布枚数は110枚でございます。  なお、四十九町にあります三重県の伊賀保健所、こちらのほうでも配布をさせていただいておりまして、11月末現在では88枚の配布があると聞かせていただいております。  また、このヘルプマークの市民の皆さんへの啓発、周知、また、駅、電車、公共交通機関への周知ということでございますが、ヘルプマークの配布時期にあわせまして、広報いが市への記事の掲載や、市ホームページに掲載をさせていただくとともに、ヘルプマークの周知に関するポスターを市関係の施設や伊賀鉄道各駅などに掲示をさせていただきまして、周知、啓発を図っておるところでございます。  そして、先月、11月20日には、三重県ヘルプマークアンバサダーという方がおられまして、小﨑麻莉絵さんという方でございますけども、この小﨑さんを講師にお迎えしまして、ユニバーサルデザイン・障がい福祉合同研修会を開催させていただきました。  この講師の小﨑さんでございますが、余命5年の宣告を受けた内部疾患を持たれている患者さんでございます。研修会では、どうやって病気と暮らしていくのか、どのように見えない病気を知ってもらうかなどにつきまして、御自身の体験などを交え、ヘルプマークの普及における活動や、今後に向けた思いなどをお話をいただきました。  当日は、民生委員・児童委員、住民自治協議会や伊賀市障がい者福祉連携の皆さん、社会福祉法人、伊賀鉄道、三重交通の職員の皆さん、市職員など、約120名の方に参加をいただきました。研修会開催後、参加者からヘルプマークの配布などに関するお問い合わせをたくさんいただいておる状況でございます。  そのほか、12月3日から9日の障害者週間を前に、行政情報チャンネルにおいて、手話通訳つきでヘルプマークについての特殊番組を放映するとともに、先日、12月1日には、市内スーパーマーケットでヘルプマークを含めた障がいに関するマークの説明を記載した啓発物品を配布をさせていただきまして、街頭啓発を行ったところでございます。  今後も引き続き、ヘルプマークを有効に活用していただくための取り組みを進めてまいりたいと思います。ヘルプマークの趣旨を広く市民の皆さんに知っていただく必要がございますので、より一層の啓発活動に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  赤堀君。 ○10番(赤堀久実君)  ありがとうございます。さまざまな啓発の取り組みを、今、御紹介いただきました。アンバサダーの小﨑さん、本当にすばらしい方なんですけれども、そういう方を講師に迎えて、また、1回で終わらさずに、一般の方も聞けるような講演もまた提供をお願いしたいなと思うんですが、そういったサポーター、する側の、前回もサポーター制度を提案させていただきましたが、今後、そういった一般の方に対しての啓発というかスキルアップ、そういうのはあるのかどうか、お考えかどうか聞かせていただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  この市民の皆さんを対象にしたサポーター制度についてでございますが、議員おっしゃっていただきましたように、一般質問をいただいた後、障がい者サポーター制度につきまして、三重県内で先進的な取り組みをしていただいておる伊勢市役所さんのほうにお邪魔をさせていただきまして、伊勢市さんでの取り組み状況等を聞かせていただきました。  その後、伊賀市でどんな取り組みができるのか、どういった取り組みをすれば効果的であるかなどにつきまして、部内で検討させていただきました。  検討した結果、まず子供たちに対して取り組んでいけないかということになりまして、現在、子供たちが学校の授業などで障がいにはいろんな種別があることや、障がいのある人がこんなことで困っているということを伝えまして、また、理解していただくような取り組みの実施につきまして、教育委員会と検討を進めておるところでございます。  また、社会福祉協議会では、地域の中で福祉を学ぶ機会をつくるために、福祉教育プログラムというものを作成しております。障がい福祉に特化したものではございませんが、地域福祉コーディネーターが各地域や学校を訪問してプログラムを配布しながら福祉を学ぶ機会を持っております。  また、障がい者の雇用促進と働きやすい職場環境づくりのために、先月、11月に市内企業、事業所約300社に対しまして、障がいの特性と職場における配慮についての啓発を実施したところでございます。
    ○議長(岩田佐俊君)  赤堀君。 ○10番(赤堀久実君)  ありがとうございます。まず子供たちからということで、学校で学んだことをおうちに帰って御家族でそういった障がい者の方への理解であったり、ヘルプマークのことが家庭で話をされるというのはすばらしいことだと思います。  今、一般的にも企業さんにも啓発というかしていただいて、障がい者の方への、ヘルプマークをつけてくださっている方に対してのサポートも啓発しているということであります。  今後、もう一度、お聞きしたいと思いますが、学ぶスキルアップの場を提供していただくお考え、今後、またさらにあるかどうか聞かせていただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  お尋ねいただきました、スキルアップをしていただく場の提供ということでございますが、障がいの種別や程度によりまして配慮の仕方がそれぞれ異なるということもございます。また、障がいのある人やハンディキャップのある人へのサポートの仕方、かかわり方などにつきまして、まだまだ啓発、周知をしていかなければならないと、このように考えております。  これにつきまして、ケーブルテレビでの行政情報チャンネルを活用して啓発を行っていくということや、先ほど申し上げました障がい福祉に関する研修会の開催など、いろんな機会を通しまして、たくさんの市民の皆さんに障がいの特性は多様であること、障がいのある人がいろんなことで困っていることなどを理解してもらい、困っている人がいたら、ちょっとした配慮をすることで、障がいのある人も、ない人も、全ての方が暮らしやすい町にしていきたいと、このように考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  赤堀君。 ○10番(赤堀久実君)  ありがとうございます。今、部長がおっしゃってくださいました、障がいのある人も、ない人も、ともに暮らしていける伊賀市というのを本当に目指して、これからもそういったスキルアップの場をぜひともお願いしたいなと思います。  きょうは本当に健康福祉部オンリーの私は質問になりました。本当に皆さんにまだまだ知っていただきたいことというのは多くありますし、こういった一般質問を通してでも、市民の方々に周知をして知っていただき、また、理解を持っていただき、興味を持っていただき、一つ一つ、健康に対しても意識を持ってまたやっていただきたいという思いから質問もさせていただきました。  以上で私の質問を終わらせていただきます。本当にありがとうございました。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって、赤堀久美君の質問を終了します。  続いて、質問順位第12番 上田宗久君の質問を許可します。  上田宗久君。              (16番 上田宗久樹君登壇) ○16番(上田宗久君)  皆さん、おはようございます。16番、明政クラブ、上田宗久でございます。ただいま議長より許可を得ましたので、一般質問に移らせていただきます。  今12月議会は南庁舎での最後の議会となります。私もこの9年9カ月の間、この南庁舎の議場で岡本市長と対峙して、一般質問を何度となくさせていただいたことを思うと、感慨深いものがございます。  しかし、議案採決に関しては、岡本市長から提出されました住民投票後の26年9月11日の市役所移転条例に反対、現庁舎地の利活用で取り壊し決議に賛成したわけです。この南庁舎関連の改修費用として提出された4回から5回ほどの予算案には、北庁舎地の舗装予算案を除くほかはことごとく反対に回らせていただきました。私自身は、岡本市政にとっては天に唾するばか者の一員だったと私自身自負しております。そんな私に対しまして、今回の一般質問の2日間では、信頼すべき上田議員と何度もおっしゃっていただきました。まことに恐縮しているところでございます。  さて、年明け4日から、なれ親しんだこの市役所は四十九町の新庁舎にいよいよ移動することになり、師走の一段の寒さとともに、この上野丸之内かいわいの町のにぎわいにとって、昼間人口の何百人という職員の方々を含め、来庁者年間約20万人の方々がこの場所に来なくなるわけです。人の流れが全く変わることに心配していることも多いのではないでしょうか。廃れた中心市街地で御商売されている方々は、岡本市長に対してこんなはずではなかったと思っていられるのではないでしょうか。お察し申し上げます。  町のにぎわい回復は、第2期中心市街地活性化の提言の言葉をおかりすれば、人が住まない物置きとしての空き物件が立ち並ぶ町、それから住む人がふえ、観光客が共存する町へ。もう一つは、税収低下による地域サービス低下から、税収や消費、経済性の受け皿となる町への転換がぜひとも必要だと、フレーズのよいかけ言葉としてできておりますが、本当に大変なことは、お隣の名張市の町のことを例にとれば、投資をしても、投資をしても、なかなか並大抵の努力では町のにぎわいは取り戻せなかったとお聞きしております。  さて、今回の私の一般質問は、先ほど議案審議に伴う市長及び行政職員の働きかけについてであります。  議案審議と申しますのは、9月議会の補正予算第4号に上がった南庁舎改修費用の実施設計業務委託料のことで、私も9月議会最終の本会議で、私は増額の一途をたどる予算、来客者数、メンテナンス費用、ランニングコストを含め、さらに不確実性がふえていること、この議案に賛成しなければ、地域の公共事業をとめること、優先順序を変えることも可能であるという発言があったことについて抗議し、反対理由を述べました。議会全体では反対多数で否決した南庁舎改修予算案の件であります。  今回、一般質問の機会を得ましたので、何が問題になっていたかをこのケーブルテレビのテレビ放送を通じて市民の皆さんに聞いていただきたいと思い、通告させていただいた次第であります。  問題は、市道拡幅事業に絡めて、この南庁舎改修予算案に理解を示さない限り、市道大野木白樫線の拡幅整備事業を取りやめにすることができる、優先順位を後にすることはできる、この働きかけ発言は、9月議会最終日2日前の9月26日から始まっております。  順次、説明させていただきますが、総務部理事から電話で、南庁舎改修事業補正第4号に理解を示してほしいと。さもないと、市道大野木白樫線の拡幅工事を取りやめにすることもできるとの電話がございました。私はとっさに、それって本当ですか、脅しですよね、それって重大発言ですよと答えていました。要するに、これから採決に臨もうとしているリノベーション案に賛成しない限り、既決案件を後回しするということでした。総務部理事の真意をお伺いしたいと思います。  後は時系列でお伺いいたしますので、私が指名した方のみにお答えいただきたいと思います。  登壇での質問はこれまでとして、後は自席から質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(岩田佐俊君)  総務部理事。         (総務部理事(秘書、調整担当) 山本幸一郎君登壇) ○総務部理事(秘書、調整担当)(山本幸一郎君)  総務の山本でございます。よろしくお願いいたします。  先ほどの議員の質問でございますけれども、さきの全員協議会の場でも御説明もさせていただきましたが、私が上田議員に連絡をとっていただきましたのは、市長と南庁舎整備の件でお会いいただけないかということでございますので、そのような趣旨で面談のほうをお願いしたということでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  上田君。 ○16番(上田宗久君)  ただいまの御回答をいただきました。南庁舎のことでお会いできないかと、そのことを言われる前に、公共事業をとめることもできるんだよというお話が当然ありました。これは市長から働きかけの復命があったのですか。それとも、自分でそんたくされて、電話で私にそういう意味の、電話は途中で切れております。私は法事に行っておりましたので、電源がなくなって、途中で切れております。だけど、一番最初に言われたのは、公共事業をとめることもできるんですよと。お会いしてくださいとは何も聞いてません。5回ほどの着信履歴がございまして、私が気がついたのは、5回ほど電話いただいて、その後、電話をとって、山本理事に私のほうから電話させていただいて、何の御用ですかということを言わせていただいたわけでございます。そんたくであったのか、市長からの復命、指示があったのか、どちらですか。 ○議長(岩田佐俊君)  総務部理事。         (総務部理事(秘書、調整担当) 山本幸一郎君登壇) ○総務部理事(秘書、調整担当)(山本幸一郎君)  それでは、少し時系列的にお話させていただいてよろしいですか。  上田議員にそもそも電話させていただきましたのは、9月26日午前9時20分ごろだったと記憶しております。それから、議員おっしゃっていただきましたように、幾度か電話をさせていただきまして、ようやっと議員と連絡がついたのがというか、お電話をいただきましたのは午後2時ごろだったと記憶しております。  その中で、私は南庁舎の件で市長と面談させていただけないかと、その電話の中で何度かやりとりをしてお願いをさせていただきました。それで、議員おっしゃられましたけど、なかなか日程の確保をいただける様子ではございませんでしたので、その電話の際に、私はやりとりの中で、数年前ですけれども、花之木地区の自治会の役員の方と上田議員がその市道の整備の件で工事の要望に来られたことを思い出しました。その際に、上田議員と地域の方々、来られる方の時間を確保させていただいたことから、今回、何とか南庁舎の件で市長と面談をしていただけないかということで繰り返しお話をさせていただいたわけでございます。  そのやりとりの中で、先ほど議員おっしゃられましたけども、とめたらええやないかという、脅すのかというような大きな声での発言もございました。一瞬、私はその声の大きさに、失礼ですけど、怖れ的なものを感じたわけでございますけれども、議員が事業をとめられると勘違いしたと考えまして、それから後も、道路の事業は計画どおりに進められておりまして、決してとめるということではないことを説明もさせていただきまして、お話もさせていただきました。このままでは南庁舎の件で市長と面談いただく時間を確保していただくことが難しいと考えつつも、その話をつけましたが、議員おっしゃられましたように、途中で電話が、ちょっと理由はわかりませんけども、切れたということでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  上田君。 ○16番(上田宗久君)  言ったか言わない話、どちらが正しいのかということは、自分の思い違いかもわかりませんし、私はこんなことでとめられることできますんかと言ったことは事実でございます。  じゃあ、視点を変えます。その後、1時間ぐらい後に建設部長から、私、電話をいただきました。先ほど秘書課のほうから電話がありましたと。あす夕方4時半に市長と市民センターで会ってもらえないかということは建設部長からの電話でありました。まず、この秘書課の方というのはどなたさんであったかということです。  もう一度、私、朝方、翌日の、これ27日の日です。9月議会最終日の27日の日に、朝、建設部長さんから電話がかかってきたことを思い出して、市長が市民センターに来られる目的は何ですかと。確かに、建設部長さんですから、道路のことで話があるとのことで、市長は道路のことで話があると言われました。そして、市長はあす、神戸の帰り、名阪国道のそばですんで、大内インターのそばですんで、市民センターに伺うとのことでした。私は建設部長に、議決済み案件のことで市長が来訪されるとのことでしたので、念のため建設部長に聞きました。部長は道路行政を推進する立場ですよねと念を押したわけです。まさか市長の鶴の一声で中止になるということはないですよねと、私の問いかけに建設部長は、何とも言えませんと、そういう答えだったので、私は道のことなら私より真っ先に地元の推進方の役員さんに聞いてもらわなければならないとの思いで、急遽、市民センターの方に当日朝でした、10時ごろでしたか、自治協役員の方に会議室に集まってもらうようにお願いしたわけです。  そこで、建設部長にお尋ねします。秘書課の方は誰からの連絡であったのかということと同時に、この事業の進捗はいつぐらいから始まって、その進捗度は最終どの段階に入っていたのかということを聞かせてください。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。              (建設部長 山本 昇君登壇) ○建設部長(山本 昇君)  建設部、山本です。よろしくお願いします。  御質問の点、2点ございましたので、まず1点目、秘書課の誰からということでございます。  少しお話させていただきますと、9月26日の水曜日の午後に、総務部理事のほうから、市長はあした、27日の午後4時半ぐらいに道路事業の進捗の件で上田議員にお会いしたいという旨、議員本人に連絡してほしいという話がございまして、私、議員さんに電話させていただいたと思います。そのときに、事前に何回か理事から電話があったんで、あなたではあかんので、直接理事のほうに電話するわということでしたですよね。そういうことで、私はその場で電話は切らせていただきました。  次、2点目でございます。道路改良事業の経緯と、どんな進め方をしているかということでございます。少し長いですけども、説明させていただきます。  市道大野木白樫線は、大野木地内の国道25号から白樫地内の岡八幡宮まで全長3.7キロの市道でございまして、この改良工事につきましては、かなり古いんですけども、27年前ですけども、平成3年から行われています。国道25号の交差点付近の一部の延長460メートルが未改良となっていたことから、用地の御協力をいただくことのできた136メートルの区間につきましては、平成22年から平成24年にかけまして改良事業を実施しました。  残りの126メートルでございますけども、その後、一級河川の岩根川に隣接する126メートルの区間につきましては、用地取得が困難であったことから滞っておりまして、ある意味、ちょっと休止状態となっておりまして、平成27年2月に上田議員さんと地区の役員さんで市長のほうに窮状を訴えてこられまして、その後、当初計画の完全2車線の道路の道路改良は、用地の取得が困難であるということで、岩根川の河川側ののり面をうまく利用して拡幅する方向で三重県さんと建設事務所と協議しまして、1.5車線程度の拡幅、通常は2車線ですきっといくんですけども、そういった地域の特性に応じ、部分的に1.5車線でもよいと。それでも補助事業に乗れるというような、そういった事業も使いまして、そういう説明も地元の方にさせていただきまして、平成27年に概略設計、28年には測量業務、平成29年には道路実施設計を行いまして、3年間で合計466万7,000円の業務を行っています。  ことしですけども、本年度は工事費として当初予算額1,100万円を計上し、9月補正で増額補正をいただき、事業費1,700万円で改良工事を行っております。  本年度の事業の進め方ですが、4月から5月にかけまして、花之木地区市民センター及び法花地区区長様へ今年度のスケジュールについて説明を行い、9月には工事の実施手順や工事説明会の日程調整等の具体的な打ち合わせを行いました。  道路改良工事の内容は、河川側に補強土壁を施工することによりまして、道路幅員を約1メートル、私、申し上げた1.5車線のところは5メートルの、部分的ですけれども、程度拡幅をさせていただきまして、現在は11月26日にから全面通行どめによりまして、そういった補強土壁に係る掘削工事を、今、行っておるところでございまして、本年度末の事業完了を目指し工事を進めております。  以上です。 ○議長(岩田佐俊君)  上田君。 ○16番(上田宗久君)  建設部長、ありがとうございました。建設部長は推進する立場であるかと、私、聞いたら、どちらとも言えない立場という電話だったんで、私はこの道路については、地元の人が推進してくれているから、地元の方に聞いていただく案件であるということを強く感じたもんで、急遽、地区の役員さんを招集していただいたわけです。  この市道は、先ほど言ってくれたように、平成3年から、私がずっと議員になる以前からの話でございまして、私が議員になったのは平成21年でございます。そんなこともいろいろるる説明受けたわけですけど、この市道は法花地区はもちろん、白樫地区の主要な生活道路です。スクールバスも通る道路でもありますし、奥には工業団地もある。国道25号線、上野シティマラソンのコースにもなっていて、他市から人を呼び込む大切な道路のため、工事期間中に通行どめの期間がどれぐらいになるのか、地元の関心事ではありました。  これ、行政から提案された予算を議会が可否の表明をして、議会の最重要な使命であり職責、権能であります。一旦、可決された議決案件は、議会全体の統一した意思、かつ、市の確たる意思でございます。たとえ議案に反対した議員でも、どの予算案についても、合議体である議会の意思に従わなければなりません。行政も同様に、議決後の案件については、伊賀市の確たる意思の執行方針となっていると考えております。  建設部長は、それについては、今も鶴の一声で私はどうともよう言えませんと言ったわけですけれども、建設部長としてそれでよろしいんですね。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。              (建設部長 山本 昇君登壇) ○建設部長(山本 昇君)  担当部長としましては、もちろん予算を通していただきましたら、その工事をしていくのが私の仕事でございますので、やっていくばかりでございます。  ただ、私が電話を1日目にさせてもらった次の日に、工事するとかしないとかいうふうに議員さんおっしゃられたんですけども、何かそこらが理事との言葉の行き違いといいますか、そこらで私もちょっとよくわからないという返事をさせていただいたと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  上田君。 ○16番(上田宗久君)  私としては、答えとしては、建設部長は推進する立場であるのでやりたいということを言っていただくのが当然だったと私自身は思っております。  そして、会談は予定どおり、市長と秘書課長の2人で当市民センターにお着きになったわけでございます。9月議会最終日前日のことであります。  地元役員5名、当日朝、呼んでいただいた5名の方と、出席者全員で、私を含め8名の会談となりました。  市長は来られて、開口一番、どんなことを言われたかというと、議事録にも残っておりますけども、上田議員は、あす、採決の南庁舎の改修費用の補正第4号議案に理解を示してほしい。これが通らないと、伊賀市財政の案分が変わってくる。そうでなければ、市道拡幅事業の優先順位が下がってきますよという発言をされておるんですよ。この案分が変わってくるということはどういうことですか、市長、お答えください。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  その前に、私が市民センターに伺ったのは、2人で話をしたいと申し上げたんですけども、市民センターに来いということでございましたので、私、伺いました。そのように聞いております。
     伺いましたら、上田議員だけかと思いましたら、何か地区の方がたくさんおられて、これはどういうことなのかなと思って、私は大変驚いたところでございます。  開口一番、そんなことを言ったのではないかという話なんですけど、私は基本的に上田議員にはリノベーションの補正を通していただきたいということをお願いに行ったわけでありますし、上田議員は道路のことのように理解をされておりますので、困ったなと思いながらお話を進めさせていただいたわけであります。 ○議長(岩田佐俊君)  上田君。 ○16番(上田宗久君)  今、市長、私が市長に来てくれという理由が何もありません。市長みずから、今も総務部理事、建設部長言われてますけど、市長が伺うから、私が呼んだのは1回もありません。市長が4時半に伺うから、市民センターでいてくださいというお話だったんです。そんなこと、市長、私から市長に来てくださいという理由が何もありませんやんか。いやいや、私、次言います。  案分のことを、今、言ってくれませんでしたね。地元の役員の中からも、市長の発言に対して、よほどの天地事変がなければ、天変事変がない限り、議決案件の優先順位を下げることには絶対あり得ないと、これは誰が見ても第一番の執行条件なんですよ。変わればおかしいという意見が出てるんです。その意見、私、もっともだと思います。そんな裁量権が市長の場合にはあるんですかということもお尋ねします。 ○議長(岩田佐俊君)  市長、答弁願えますか。  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  何かあくまで論点が違うなというふうに思っているんですけど、まずちょっと戻りますけど、上田議員が、会うんだったら市民センターでというふうに私は聞いております。私はお二人で、最初に市役所のほうに申しわけないけどもおいでいただけますかというようなことでお願いしたはずなんですけども、いや、それは行けないと、地元へ来ていただきたい、市民センターへ来ていただきたいというふうなことで、私は帰り道に寄らせていただいたということであります。 ○議長(岩田佐俊君)  上田君。 ○16番(上田宗久君)  先ほども申しましたけど、私が来てくださいという理由は何ひとつございません。それはまた後で精査してください。  山本理事、どうですか。 ○議長(岩田佐俊君)  山本理事。         (総務部理事(秘書、調整担当) 山本幸一郎君登壇) ○総務部理事(秘書、調整担当)(山本幸一郎君)  それでは、先ほどの建設部長の答弁からも含めまして、少し説明させていただきます。  私がまず建設部長に電話させていただきましたのは、先ほど、私、答弁と申しますか、答えの中で少し申し上げさせていただきましたが、私は市長と議員に南庁舎の件でお会いをいただけないかということをお願いしたわけでございます。  そこで、たまたま以前に道路の件でお越しいただいたときに時間を確保させていただいた、これも先ほどお話もさせていただきました。それで、建設部長に私がそもそも電話させていただきましたのは、議員が道路の事業をとめられると、失礼ですけども、勘違いしたまま、当期、電話が切れましたもので、建設部長に私のほうから、道路の件は事業がちゃんと進んでいるということを議員にお伝えしていただきたいという思いからお電話をしていただくようにお願いしたところでございます。  そのやりとりの中で、先ほど建設部長申し上げましたけども、少し私の言葉が足りなかったのかもわかりませんけれども、それで次の翌日ですけれども、最前ありましたように、議員から電話をいただきまして、当日、市長と議員とで南庁舎の件でお話をさせていただきたいということをお話もさせていただきました。その際に、その前日の続きの話もございまして、地区の役員の方も同席でということでお話もしていただいたわけですけども、そこでも私は道路事業は計画どおりに進んでおりますと。今回、市長と南庁舎の件で議員とお会いしたい、お願いできないかということを改めてお伝えもさせていただきました。  その後に、公務の日程も予定もありまして、改めて面談の時間をお伝えさせていただくということで、一旦、電話を切らせていただきまして、そのうち公務の日程も確認をいたしまして、午前11時前だったと記憶しておりますけれども、上田議員に午後4時過ぎに面談いただけるようにお時間をお伝えしようとしました。その際に、議員のほうから花之木地区市民センターで地区の役員も同席で話を聞かせてもらうということでございましたが、私はその際も、市長と議員だけでお会いをさせていただきたいんだと繰り返し電話をさせていただいて、切らせていただいたという記憶をしております。 ○議長(岩田佐俊君)  上田君。 ○16番(上田宗久君)  私のほうから市長に来ていただく理由は何ひとつなかったということで、ずっと私は、これはまた後で精査します。  そんなことでずっと話が進んでいくわけでございますけども、区長さんでは、するかせえへんのか市長に詰め寄りました。するかせえへんかはっきりここで言ってくださいと。やめならやめで、この被害、もっと大きくなりますよというふうなことになってまいりました。今は実際進行してくれてますけど、だけどその当時、この言ったことは、この間も中谷議員が最後に、その場にいた区長がそういうしっかり最後でもう一度切り返して言ったことです。市長は、これ、茶々を入れに来たんじゃないか、市長は何のために来たんじゃないかというのが地元の人の大方の意見でございます。  市長は、こんな一旦決まった、今も、もう間もなくあすにでも入札して進んでます。そんな事業に対して何のために私のところへ来てくれたんですかということ、地域へ来てくれたんですか。あくまでも南庁舎の説得に政治カードを使ってるだけなんですよね。これは脅迫ですよね。何もできないことをカードに、この間も、宮﨑議員と福村議員の話もございました。できもしないことを、ダムをやめる、ダム工事をやめると、国のあれですやんかな。それをこの庁舎に賛成してくれなかったらダム事業をやめますと、これはおかしいんじゃないか、とんでもない話ですよね。できもしないことをカードを切って、そういう発言をすること自体が私は全く脅しだと思っております。そうだとすれば、この件で住民の皆さんに謝っていただきたいと思います。どうですか、市長。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  上田議員にお尋ねしたいこともいろいろあるんですけれども、脅迫というようなことであれば、これは犯罪ですから、議会でお話をすることではなくて、これはどうしてその録音テープをお持ちなのか、僕はそれもわかりませんけれども、その証拠をもって警察に行って告訴していただいて、それが本当に脅迫であれば、私もしかるべき対応はいたしますが、まずうちの法務統括監からその辺のところについて、執行権も含めて回答したいというふうに思います。  統括監、よろしく。 ○議長(岩田佐俊君)  法務統括監。            (総務部法務統括監 石田美奈子君登壇) ○総務部法務統括監(石田美奈子君)  法務統括監の石田です。  ただいま、上田議員から脅迫に当たるのではないかというような御発言がありましたが、市長を含め、執行部含め、脅迫行為はなかったものというふうに断言いたします。  それはなぜかということですけれども、脅迫行為という刑法に定められた行為ですけども、それは人の生命、身体、自由、名誉、財産に対して害悪を加える旨を告知することです。  今回、市長から上田議員に対してそのような発言はありませんでしたし、執行部のほうからも、そのような生命、身体、自由、名誉、財産に対して害を加えるような、そのような発言はございませんでした。ですので、脅迫行為には当たらないものというふうに考えます。 ○議長(岩田佐俊君)  上田君。 ○16番(上田宗久君)  今、法務統括監のお話で、恐喝という言葉がだめだったら、脅しということでも同じことだと思いますけども、威圧という言葉が適当かと思います。そういう見解であれば、当局の弁護士資格者の見解であれば、これについては、私、一切刑事告訴をするつもりも当初から言っております。まずは謝罪をしていただけないかと言っているわけでございます。  もう一点、7日の中谷議員の一般質問と符合して発言します。  翌8日には、住民の方からこんなお話もありました。道路さえでき上がったらええやんかと。我々から市長の発言は聞かなかったにしておこうと、そういう御発言が市長からされておりましたが、そんな話は全然住民側から出てないということでございます。証拠があったら提出してください。そんな記憶も残っておりませんし、逆に地域からは、市長は結局何の目的で、お忙しい中、わざわざ来られたのかという声まで上がっているぐらいです。  市長は、今度また、南庁舎改修案の予算を議会に出すときには、こんな手法を二度と使わないように、もう使わないように謝罪してほしいと思います。そんな声も私のほうへ意見として届いております。  普通、一般的には、優先順位の選択権は執行部側にあると私も考えております。いざその議案が行政のほうから上程され、議決されれば、市の確固たる方針となる、私もそう思います。じゃあその政策の優先順位を変えられるとは、市長の裁量権はどこまであるんですかという問いかけでございます。こんなことがまかり通っていくならば、議会の予算審議なんか要らないのではないですか。そのことを言ってるんですよ。議会軽視も甚だしい。二元代表制による議会制民主主義の冒涜になるんです。ここに理由があるのです。  これは時間がないから後回しにしますけど、平成26年4月に伊賀市職員行動指針なるものを主張が提出されております。この6項目ございまして、一生懸命建設部の係長、推進する立場の人が、毎日のように市民センターへ来ていただいて、道路の整備については地区の承諾書、いろんな調整をして、初めて道路工事にかかれるわけです。説明会も日にち設定して、住民回覧する用紙もでき上っておったそうでございますけれども、こんなときにこんな話を持ってくるのは、僕はおかしいと思っております。市長、謝罪はできませんか。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  今、市長の執行権の乱用についてお尋ねがあったと思いますが、これも法務統括監からかわって答弁をいたします。 ○16番(上田宗久君)  そんなこと言ってません。 ○議長(岩田佐俊君)  ちょっと待ってください、上田君どうぞ。 ○16番(上田宗久君)  私はそんなこと、今、言った覚えないです。議決権の侵害はちょっと言ったかもわかりませんけど。そのことについて、市長は指針をお示しになっています。だから、行政がベクトル一緒になってないですよ。トップが頭を逆なでしにきて、部下の人ら一生懸命、推進係が一生懸命現場へ来て、早くしよう、早くしよう、それから工事期間をどれぐらいにしようかとか、いろいろ詰めの段階になっているときに、本当にこれでいいんかなと。職員行動指針まで出されて、市民のために一生懸命汗を流す部下の指針を、トップが指針を出しているわけです。これで行政としていいんですか。トップが逆なでに行ってるんですよ、とめに行ってるんですよ。それでよろしいんでしょうか。このことについて市長に少しばかり不信を持っております。  当市は、市長の行動指針の中にもありますように、就任されたしがらみのない市民目線、市民のために一生懸命がんばれよ、市長がそういうことを言われて市長になられました。本当にこれは市長、恥ずべき発言だったのではないでしょうか。地元説明の調整に回り、いろんな関係者に承諾を得に行っている係員の姿を見て、本当に係員にもわびを入れなければならないと思います、済まなんだなと。そういうことだと思います。  今回の私への議長の申し入れに対して、会派代表会議を通じまして2回の全員協議会も開いていただきました。その中で、この意見の主流は、こういう政治手法はおかしいんじゃないかと、この議員全員協議会の中で大方の意見でした。その中にこんな意見もありました。歴代市長のときからこんな話は山ほどあった話で、全員協議会に持ち出す話ではないとの意見がありました。そんなことで、いろいろ議員の中にもそれぞれの意見があって、一般質問の中でそれぞれの意見を述べてくださいという議長の采配でありましたので、今回、そういうことを話させていただきます。  私もこの11月には、自治体と議会と行政の関係はということでいろいろ研修会も行かせていただきました。やはりその中でも、以前にも増して、市民の前で政治の透明性、説明責任を明らかにしていくことが重要になっている。私は議会の役割だと考えております。時代の要請だと考えております。  その中でも、名張との交流会に一応自治研究センターの上席研究員の高沖先生のお話も伺ってきました。自治体の現状は、投票率の低下にもあるように、住民の関心が、議会に対する関心が低下している。その原因はあしき議会慣例が諸悪の根源にある。市民感覚で我々も見直していかなければなりません。  一方、人口減少化のところで、議員のなり手不足がなっております。また、全国議長会の中でも聞かせていただきました。こういう演壇に市民の5分間スピーチをやっていただいている議会もございますし、これは名古屋議会5分間演説制度。それから犬山市では、市民フリースピーチ制度というのがございまして、ここで短時間ですけど、市民の方が登壇されてお話をされるということも聞きました。要するに、市民と議会、市民と行政、もっと距離を縮めなければならない時代になっておるわけです。  市長はそういうことで、しがらみのない政治、市民感覚でということをおっしゃって市長に就任されました。今回のこの南庁舎リノベーションの審議等の市長や行政員の働きかけは私だけではございません。こと私の地域のことだけではございません。後援会の中では、有力メンバーの後援会の方を通じて働きかけがあったことも、いろんなお話も、証拠はありませんけど、いろんなメールとか、いろんな形で後援会長を呼びつけて、いろいろお願いしたことも聞いております。  12月7日の一般質問の中で、先ほど申しました福村、中谷、宮﨑議員の発言もありますように、市長の発言は、政治的カードをちらつかせて南庁舎改修案に賛成させようとする、これは議決権の侵害ですよね。そういうことで、私はこんなアンフェアな政治手法を二度と使わないことを約束してほしいと思います。  市長には、今回、残念ながら謝罪をいただけなかったわけでございますが、この上は、また同僚議員と相談しながら、もう一段、ステップアップして次の策を講じたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって、上田宗久君の質問を終了します。  続いて、質問順位第13番 信田利樹君の質問を許可します。  信田君。               (3番 信田利樹君登壇) ○3番(信田利樹君)  3番、明政クラブの信田利樹でございます。議長のお許しを得ましたので、通告どおり一般質問をさせていただきたいと思います。  今回は、1番目として、新庁舎開設目前についてということと、あと2番目に伊賀市のまちづくりに関してと、この2点を質問させていただきたいと思います。  答弁していただく皆さんにおきましては、簡単、明瞭、的確にお答え願えますようにお願いを申し上げます。  先ほど上田議員もいろいろありまして、難しい話してくれてましたけれども、私、上田議員もことしも少なくなってきたというお話の中も聞きながら思ったんですけど、これ、年末だんだんばたばたとしてお忙しくなってくる時期だと思います。その中でも、年明けに新庁舎開設ということで、職員の皆さんには、年末年始、引っ越し等の準備のために本当に御苦労をかけると思います。本当に御苦労さんでございます。  その新庁舎のことで、開庁目前について質問させていただきたいんですけども、新庁舎、今のところで建つんじゃなしに、また新しい場所で、新しい環境のもとで新庁舎が建設されて、今度、開庁を迎えるということになりました。  それに向け、どんな準備を今までされてきたか、もしくは、今、どんなことをされているのか。また、まだこれができてないけど、これからまたもう少しこういう形でしなけりゃいけないということがあれば、お教え願えますでしょうか。  あとの質問につきましては自席で行いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  副市長。               (副市長 大森秀俊君登壇) ○副市長(大森秀俊君)  議員から、新庁舎の開庁を機にどんなことができるかという話ですけど、私からまず答えさせていただきたいというふうに思います。  新庁舎はいよいよ1月から新しい地で業務を開始いただくということになります。今、職員、年末年始の引っ越しの準備をしているということでございます。  新庁舎は市民の安全・安心な暮らしを支える庁舎、そして市民の誇りや愛着を長く受け伝えていく庁舎を基本理念といたしております。つきましては、市民の皆様に庁舎に訪れていただける機会をできるだけ多くするため、ロビー等のスペースを使って、コンサートやさまざまな魅力ある展示会を行いたいというふうに考えております。  また、庁舎だけを美しくするのではなくて、庁舎周辺の美化活動も行っていきたいというふうに考えておりまして、既に三重県伊賀庁舎の皆さんが定期的に取り組まれていますので、県職員、市職員が協力、協働しまして、周辺の美化活動に取り組んでいきたいというふうに考えております。三重県の伊賀庁舎の皆様とは、美化活動のほかにも、これまで以上に連携してさまざまな取り組みを進めていきたいと考えております。  そのため、現在、県と市とでワーキング部会を立ち上げまして、先ほどのコンサートや展示会等も連携できる部分は協力して行っていくこととし、また、それ以外にも各種の行政サービスの向上のために具体的な業務連携について協議、検討しているところでございます。  庁舎同士が隣接するということを契機に、より市職員、県職員間のコミュニケーションの促進を図りまして、市民、県民サービスの向上に努めていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。
    ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  本当に新しい庁舎ができますんで、新しいところに、ちょっとでも市民の皆さんに、さすが新しい庁舎ができたら、外見だけじゃなしに中身も変わったなと。今までの市の庁舎と違うなというようなこと、もしくは、市民の人から本当に身近に感じていただけるような市役所にしていただきたいと思います。やっぱり本当に50億円、60億円かけて新しい庁舎ができただけで、今までと全然変わってない、市民サービスも変わってないな、何も変わってない、もっともっと市役所が身近に感じるような形にしていただきたいのと、地域でもそうやってこれから新しい地域へ行って、地域の人とも、やっぱり市役所来てよかったなと思われるように、そういう美化活動、もしくは、やっぱりこの大きな庁舎、これから市役所、私たちも大切に愛着を持って使わせてもらわなあきませんけど、やっぱり市の職員の方が365日、24時間使うことが一番多いと思いますので、そこらも愛着を持っていただくということをお願いして、しっかりとこの新しい庁舎を維持管理していただきたいと思います。  あと、お話の中になかったんですけど、私、きょうもちょっと家が近いんで、新庁舎のところへ行かせていただいて、ほかにもうちょっと聞きたかったんですけども、今度、22日に市民の人に来ていただいたり、今、業者さんとかいろいろな人が来られます。一応、注目を浴びてます。いつ行かせてもらっても、車で通ったら余りわからないかもわかりませんけども、庁舎きれいになりまして、庁舎側の歩道もきれいになる。その対岸、泥はたまって、一緒の道路やのに、庁舎側と反対側と全然違うんです。街路樹のところには草が生えて、その草が枯れて赤くなって、汚く茶色になってます。やっぱりこれから新しい庁舎を迎えるに当たって、玄関口をもう少しきれいにしていただくというのも、これも大事じゃないかと思います。誰かこれだけの職員いてはったら、それ気づくかなと思ったんですけど、なかなか、きょう、行かせていただきましたけど、きょうはまだきれいになっておりません。できたら22日までには、そこらをちょっときれいにしていただくように、やっぱり誰かが、今、言いました愛着を持ってやるんやったら、周りももうちょっと、自分のところの家だったら、家の中だけじゃなしに玄関もきれいにする。よそから来てくれる、市民も来てくれるけども、他市とか他県からも来てくれる人もいる。そういう中で、玄関口をきれいにするということは、一人一人、誰も気つかへんのかなと、ちょっとそれが残念やなと。もうちょっと早く、あと10日ぐらいたったら、そうやって来てくれるから、もうちょっときれいにしていただきたいなと。これは答弁結構ですので、私の感想を述べさせていただきます。  それで、地域の人もおっしゃってるんですけども、これから庁舎ができたら、市の職員の人が、市長がこの間おっしゃっていたように、500人のうちに三十数人しか公共機関で来ないと。残りの人はほとんど車で来られるということで、地域にとっては車の出入りも多くなるだろうと懸念しております。  私、ちょっと多うなる、多うなるとかいって、ほんまにどのぐらい多うなるかもわからんし、本当に現時点でどのぐらいになるかわからないと思いまして、12月4日の火曜日、朝の7時から9時まで2時間、伊賀鉄道の桑町駅ってあるんですけども、そのところに久米川が流れてまして、桑町橋というのがあります。それの北詰のところ、市駅寄りですね、そこに3差路があります。そこの3差路のところで、一遍、交通調査をしようと思って、7時から9時まで調査させていただきました。10分置きにどれだけ車が通るかとか、人がどうとか、自転車がどう、バイクがどうというのをやらせていただきました。  そうしましたら、これがふえたんかどうかわからへんかったらあかんので調査させてもらいましたら、この2時間で車だけで769台、多いか少ないかは、これは私もはっきりは言えません。でも、そのうちで、今、3差路でしたんで、桑町橋を渡る車が2時間で721台、あそこの私が、今、調査したところだったら、大体行くのが、庁舎方向へ行く車が多い、そう思って調査させていただきました。  そこに、今、桑町橋というのがあるんですけれども、10分置きで桑町橋を渡る車の数、10分間に桑町橋を渡る車の数、一番少ないので23台、一番多いのは10分間で114台、これだけの車が桑町橋を渡ります。これは3差路やから6方向にあるので、6方向をちゃんと10分ずつでどの方向へ行って、どこから来てというのをちゃんと一遍つくってみたんですけども、その中で一番多い時間帯が8時から8時10分が114台、これは先ほど申し上げました。2番目に多いのが8時10分から8時20分、これは107台。大体これを考えてみたら、皆さんが8時半から出勤するときに、万が一、ここの道を通るんだったら、市長は通らないとおっしゃってたけど、そやけど、市の方が通っていたら、今まで通っていた方が、幹線道路が込むから、こっちの生活道路へ入ってこようかといって入ってくる可能性もありますんで、でも大体時間的に言って、言いましたように、8時10分からが114台で、8時10分から20分までの10分間で107台、桑町橋を渡ります。  一応、これ、ずっとしてたんですけど、7時10分というのは23台で、最後の8時50分から9時までが57台という形で、一番このピークのときからいったら半分以下、ひどいときやったら5分の1になってくる。  歩行者でも、この間で通っていただいた方が132人、これは2時間ですけど、132人の方。自転車が43台、バイクが26台通られました。  ところが、桑町橋のところは、通学路でもあるんです、小学校の。その時間帯も、今、言いました8時ぐらいに子供たちが久米小学校へ向かって橋を渡ってきます。ちょうどこの8時台、8時前後ぐらいに子供さんらが渡ってきます。いつも、私、見せてもらうんです。その8時前後が一番114台で多い時間、そのところに桑町橋を渡ってくれます。  特に、これ、伊賀鉄道さんの電車が、7時50分、桑町発、上野市行きの電車が来ます。これ、神戸方向から来るんで、白鳳高校の皆さんも乗ってこられて、おりてくると、20人から30人はおりてこられます。これが、今、申し上げました7時50分に着くんでちょっと前後するんですけど、私は時計ではかってるんで、この前後する数字は多少は変わってきます。ただ、バッティングするときがありますよね。20人や30人が桑町駅をおりて白鳳高校へ行くときには橋を渡りますので、そのときにどうしても車の停滞しているときに、多いときにバッティングする。子供さんの小学生の方の通学の時間帯とも当たる。また、中学生の自転車で通学している子もおられるんで、この桑町橋を渡るときに大変心配します。  この桑町橋、幅が5.5メートルしかないんです。5.5メートルいいましたら、普通の、うち大きい車ないんであれですけども、中型の車やったら、車が1.67ぐらいしか幅ないんで、これが対向するから物すごく狭く感じる、圧迫感があって。橋の長さが約42メートルなんですけど、あと欄干がついてます、横に。  建設部長、これ、橋の欄干は大体高さはどのぐらいか、ちょっとお教え願えますか。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。              (建設部長 山本 昇君登壇) ○建設部長(山本 昇君)  橋の欄干の高さは、歩道がついている場合と歩道がない場合、道路の規格によって、一概に幾つというのは申し上げることはできませんですけども、そういうことで、歩道の横はやはり少し高い、車道の場合はそんなに高くないと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  確かに欄干でもいろいろあると思います、車道とかで。ただ、部長、桑町橋いうたら部長も知ってると思いますが、これ昭和30年にできてます。平成30年違いますよ。昭和30年8月にできました。私と一緒で63年たってます、この橋、古い。だから建設部長やったら知ってるのかなと。この欄干の高さは68センチしかないんです。部長、いろいろ難しいこと言ってはったけども、そんなん簡単なことで、これ68センチしかなかったら、人が転落防止柵というのか、転落可能性が高い、頭重いから落ちると。これを柵をするときやったら、転落防止柵というのは1メートル100と決まってるんです、基準。普通は、今、おっしゃったように、60から70ぐらいの柵があって、転落防止とかいうときは、大体1,100の柵をつける、もしくは欄干をつける。  だから、今、何を言いたいかいうたら、この新庁舎ができて、また交通量がふえる、今でも10分間に橋をこんだけの台数が110台渡る。そこへ子供さんたちがまた通学で歩いてはる。そこへ電車が、伊賀鉄道からおりてきて、先ほど7時50分ありましたけど、8時18分という電車もあります。これもまた、20人、30人の白鳳高校の生徒さんがおりてこられます、8時18分で桑町駅から。  だから、こういうのだったら、5.5メートルの橋のところで、欄干が68センチしかたいところで、だんご状態になって車は来る、人はたくさん通る、これは本当に危ないともいます。ですので、新庁舎開設して車がふえるかどうかわかりません。これから私も推移して、また交通調査しますけれども、そのときになって、こういうこともしっかりと次の庁舎にして安全になるように、これ、ちょっと考えていただきたいなと思います。ちょっと考えていただくのだけで、建設部長、ちょっと。 ○議長(岩田佐俊君)  建設部長。              (建設部長 山本 昇君登壇) ○建設部長(山本 昇君)  先ほどの一つ目の御質問で、道路関係の新庁舎開庁に当たりまして申し上げること、ちょっと遅くなりまして申しわけありません。あわせて説明させていただきます。  新庁舎開庁に向けまして、道路関係のこと、現在までに行っていること、今、実施していること、今後、進めていくこと、3点、ちょっと説明させていただきます。  まず、現在までに行ったことでございますけども、新庁舎に隣接する歩道舗装の打ちかえ及び庁舎周辺道路の外側線の引き直し、センターライン等の路面標示の書き直しをしております。  新庁舎からハローワーク前を通り新庁舎に通じる市道及び四十九駅周辺の道路にLEDの照明灯を11基を設置を行っております。  また、現在、行っていることでございますけども、北勢国道事務所のほうにおいて、名阪国道友生インター下りオフランプから県道上野大山田線に合流する箇所に左折車線の増設工事を行っていただいておりまして、この12月末に完成する予定でございます。  また、新庁舎への案内標識の新設11件、表記の変更を10件行っております。それと、新庁舎から四十九駅までの導線におきまして、歩行者が通行するのに狭く危険な箇所については、側溝にふたを設置するなどの対策を行っています。  これからの新庁舎、どんなことを行うかということもあわせましてお話しますと、実は新庁舎の南西部の交差点におきまして、三重県がドーナツ型の道路を、全ての車両が同一方向に回る環状交差点、ラウンドアバウトというんですけども、そういう実証実験を3月から5月に予定しておりまして、三重県がバリケードや路面標示で仮設的なラウンドアバウト交差点を設置しまして、安全性や交通の状況などを調査し、学識経験者も参加しましたラウンドアバウト導入検討委員会におきまして、今後の本格導入に向けての検討を行うと聞いております。  市としましては、この交差点に信号機の設置をしておりましたけれども、かなり厳しいということでございまして、公安委員会からのそういった回答でありまして、安全性が確認でき、有益な交差点の形状であることが確認できれば、本格的な交差点改良を行っていきたいと考えておりまして、いずれにしても、先ほど議員さんおっしゃられたように、新庁舎ができますと、人の流れ、車の流れが変わってきます。これまで、ことしに入って、伊賀市、三重県、伊賀警察、北勢国道、4者で都合3回協議しておりまして、開庁後も引き続いて、車、人の流れが変わってきますので、適宜、開庁後も4者協議を続けていきたいと考えてます。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  部長、いろいろこれからもしていただけるというように理解しておきます。  さっきちょっと気になったラウンドアバウト、これも信号機つけられないということで検討していただいたと。本当は信号機のほうがいいかなと思うんですけど、やっぱり地域の人としっかりと話して、あれもあんまり私も日本でも数少ないし、三重県なんかほとんどないし、経験したことないことやから、この辺についても、地域とか皆さんとしっかり話し合ってつけていただきたい。一つのまちづくりの一環やと思いますけど、よろしくお願いします。  今、まちづくりのことでちょっとしゃべらせていただきました。  次に、伊賀市のまちづくりに関してということで入らせていただきますけども、伊賀市のまちづくりをいろいろ見せていただいて、各部署でもいろいろなまちづくりをしていただいてます。でも、いろんな各部署でやっても、オール伊賀市として考えていることというのは一つあると思うんです。そこに向かって、皆さん、各セクション、各部署でやってくれていると思いますけど、まず、最終的に伊賀市のまちづくりの理念というのか、概念というのか、基本的な考えというのか、ちょっとそれを簡単で結構ですので、伊賀市のまちづくりはこんなのを目指してますとか、こういう概念を持ってますというのを教えていただけますか。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  今、議員さんのほうから伊賀市のまちづくりの概念、目標、そういうところでお尋ねいただいたわけでございます。  今現在は、第2次伊賀市総合計画基本構想、こういうものを定めておりまして、その中では、伊賀市の将来像を「勇気と覚悟が未来を創る『ひとが輝く地域が輝く』伊賀市」というふうに掲げまして、まちづくりに取り組んでいるというところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  部長、協力していただいてありがとうございます。簡単に本当に言っていただきました。  私、言いたいのは、やっぱり伊賀市のまちづくりというのは、教育さんとか健康福祉さん、建設さん、いろんなところでやっておられますけど、本当にこれ誰のためにやるんやと。誰が一番納得するような形をするのか。例えば極端に言えば、市役所の人が納得するようなまちづくりをするのか、例えば市長だけが目指しているまちづくりをするのか、それとも市民の人が目指しているような、市民の人がいいというような市民の人を中心としたまちづくりをするのか、それをちょっと、もう一度、ここだけを教えてください。誰のためにまちづくりをするか、ここだけちょっと。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  誰のためにというのは、やはり市民の皆さん方の幸福、幸せ、そういった過ごしやすさ、夢が持てる町、そういったことのためにやっているということでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  部長、本当にありがとうございます。そういうことだと私も思ってます。これ、宮崎部長だけが思っているのと違いますよね。皆さん、ほかのセクションの部長さん、先ほど言いましたように、教育委員会さんとか、健康福祉さんとか、建設さんとか、いろんな人、この部長さん方もそういう共通認識でいておられますよね。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  全職員が市の取り組む方針、全職員がこの裏にクレドカードという、これは職員が取り組むべき信条を書いたものでございますけども、これを持っておりまして、このクレドカードには、先ほどから話に出てました職員行動指針、それから各自が定めた行動目標、そして表紙には、先ほどから出てます市の将来像、先ほど冒頭に申しました将来像、それから基本政策をこの表紙に書いて、全職員が携帯をして、常に意識をするようにということですので、全職員同様に意識共有を図っているというところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  ということは、組織の人もみんな、部長だけじゃなしに、係員の人も課長も係長も係の人もみんなそういう認識を持っていただいているということを、今、理解させていただきました。  でも、これ、口で言ってても、実際どうかというのはなかなか検証できないですね。こういうのを検証したいなと思いまして、いろいろどういうふうにしたらいいかなと思ってたんですけども、やっぱり市民の皆さんの意見をしっかり聞いて、市民の皆さんが納得していくようなまちづくりをしていくというのが基本だなということを理解します。  その中で、ちょっと、私、いろんなことがあると思いますが、いろんなところでまちづくりしてくれているんやから、その一角として、6月議会、9月議会で質問させていただいてます上野東町ポケットパークというのがありまして、これもまちづくりの一つと思います。この間、西口議員がまちづくりでちょっと質問していた中に、伊賀市歴史的風致維持向上計画の中にもこの上野東町ポケットパークが入ってました。やっぱりこれはまちづくりの一つ。このまちづくり、今、どういうふうに進められているか、ちょっと部長、教えていただけますか。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  産業振興部、服部でございます。よろしくお願いします。  ただいま信田議員のほうからポケットパークの事業のことについて御質問いただきました。  この事業につきましては、平成29年度の予算の中で上程されております。それまでに各自治協ですとか、西部の自治協に御説明に上がらせていただきまして、事業を鋭意進めてきたところでございます。  そして、6月、9月議会で信田議員さんから御質問いただきました中で、この10月18日に全員協議会のほうでも御説明させていただきましたように、設計書もでき上がりましたことから、11月21日に公告させていただきまして、一般競争入札ということでさせていただいております。  そんな中、自治協へまた説明ということで、11月8日に西部の自治協様にも御説明に上がらせていただきまして、御意見等もいただきました。  そしてまた、11月末ごろにですけども、西部の自治協議会のほうから質問書もいただきましたんで、それにつきまして、今、しっかりと回答もつくらせていただいて回答するということで進めています。  今後とも、しっかりと自治協議会さん、地元の方との話し合いを進める中で建設して、今後のまちづくりの一つの核となるような施設として運営していきたいと考えておるところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  部長、言ってくれはりましたけれども、ほんなら、これ、地元の人はどう言ってますの。賛成言ってますの。もろ手を挙げて早うやってくれと言ってはりますか。今、説明に行かはったと言うてはったから、ちょっと説明に行ったときの状況を教えてもらえますか。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  自治協には西部も南部も東部も行かせていただいているんですけども、特に近隣の西部の自治協さんから質問というような形で、いろんな防犯上のことでありますとか、においのことでありますとか、さまざまなところで、今、御質問をいただいて、反対といいますか、いろんな御意見はいただいておるところでございます。  中には逆に賛成やと言っていただく方もおりまして、みんなが賛成であるとか、みんなが反対であるとかいうことではないと思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)
     部長、これ、テレビで映ってますよ。本当にそれでいいんですか。自治協の人、見てはりますよ。  8日の説明会、部長、行きましたか。多分、行ってないと思います。その中で、部長、おっしゃってるけども、今、部長言ってくれてはったように、11月27日、自治協から質問書来てますよね、そちらに。読んでますよね。その中で、部長、しっかりとここで書いてますやんね、トイレ反対やと、地域の人が。自治協の会長名、その自治協の産業建設まちづくり部会の会長さんの名前で、市長とそちら宛てに持っていってますよね。その中にしっかりとトイレに対して反対ですと書いてあります。この回答書を10日までに出さな、きょうまでですよね。  これ、もめているのに、今、部長言ってたように、賛成する人もいるけども、反対している人もいる、そらそうやろ。でも、この文書を見たら、自治協というのは、皆、完全に反対ですやんか。  ただ、公共事業やから、例えば大きな道をつくると。何百人、何千人の人に公共事業の道路をつくるのに協力してもらった。1軒の人が立ち退かない。これは強制代執行でしますけれども、これは皆さんにあるからということでやむを得ずするけども、こういうものは市民の人の声というか、地域の声をしっかり聞いてやるのが筋じゃないんですか。どう思われますか。反対している人のほうが、私、多いと聞いてまして、この文書を見せてもらったら、質問状の中を見たら、そういうふうになってますやん。それでも、今、言った、これから話し合いしてしますか。ちょっと答弁願えますか。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  29年度の予算でしっかりと議会のお認めもいただきまして、これを進めていくということが私たちの務めだという考え方で進めておりまして、地元の方々の御意見等もたくさんいただいているところではありますけども、しっかりとお話をさせていただきながら、今後のことを考えていきたいと思っています。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  それ、部長、しっかり話させてもらっていくって、これ、さっき言ったまちづくり何やと一番先に聞かせてもらったのと違いますやん。やっぱり市民の人の声が一番でしょ。地元の地域の人の声が一番でしょ。市民のためにまちづくりするんでしょ。でも、部長、今、これはやりますと、はっきりそう言わはったけど、これ、11月21日に入札の公告してますよね。話し合いするいうて、これ入札の公告してますやんか。11月27日の火曜日まで締め切りやと、もう終わってますよね、入札。入札の開札が平成30年12月13日木曜日10時と。これ入札公告してるのに、今ごろ、まだ話し合いしていきますって、業者さんに公告してるのに、まだ話し合いしますって、ちょっとこの意味が、僕、わかりません。部長、ちょっとお願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  前にちょっと市長からの発言、どうぞ。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  私もいろいろな反対の理由を読ませていただきましたけども、これは全て回答の中で解決できるというふうに申し上げてきたわけでありますし、そして、今、議員自身がおっしゃられましたけれども、大きな観点からの事業の推進ということは考えなければいけない。道路の立ち退きで1軒残っていたら強制執行だというふうにおっしゃいましたけども、強制執行とまでは言いませんけれども、私はその地域もそうですし、伊賀市全体、いろんな広い観点、大きな観点から考えていくということがより大事かなというふうに思っております。  先般、3日間、本当に晴天のもとで天神祭りが行われましたけど、そのときに、いろんな方々から伺ったのは、トイレはどこにありますか、どこへ行ったらいいですかというのが、ボランティアで参加された方が大変浴びせられた質問だったということでございます。それならば、私、地元の方々がしっかりとどうぞ私のうちの店のトイレをお使いくださいというふうに申し上げて、そうした印でもつけておくのが、それがおもてなしではないかというふうに思います。  しかし、そんな状況にならない以上、私はもっと大きな観点から、こうしたことはしっかりとしていかなければならないというふうに思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  私も、伊賀市、1年半、こうやってここで質問させてもらっていつも思うんですけど、伊賀市の幹部職員の人は本当に楽ですよね。こうやって市長がすぐ助けにきてくれるもんね。私、40年間やらせてもらって、そっちで立ってたときなんか、市長なんか後から怒られた。おまえ、もっと市民目線で話せえとか、難しい言葉で答弁するなとか怒られたことあるけど、議場でこないして助けてくれない。やっぱりその分、自分しっかりせんなんと思うから、一生懸命勉強もしたし、答弁一生懸命やるけど、伊賀市さん、すぐ市長、こうやってぱっと出てきてくれるから、それがいいのか悪いのか私はちょっとわかりませんけども、私は、市長、そうやって助けてくれなかったんで、一生懸命やった記憶があります。きょうも、今、こうやって、すぐ市長出てきてくれて、皆さん、助けて楽。  市長、言われてたけども、私は市長の言ってることもわかります。ただ、市長、全体的に見てやるのはいいですわ、でもスピードを持つのも確かに大事。でも、やっぱりこういうトイレ、さっき何で道路とか言ったのは、道路というのはやっぱり早いところある程度してきたらせなあかんから、代執行もある。でもこのトイレ、来年絶対せなあかんとか、再来年せなあかんという区切りないですよ。それやったら、もっともっと地域の人に説明をして、こんだけ必要やねん、あんたら反対してるけども、トイレここにあったらええねんでというようなことをしっかり説明して、それである程度納得してからしても全然僕は遅くないと思います、今までほってあるんやし。  先ほど、トイレどこにあるんやとおっしゃったけど、地域の人に僕も聞きました。そしたら、地域の人、ここ、行政こうやって言ってはるけども、地域の人、意見持ってるんですか、ただ単に反対している人だけでは、やっぱり私も地域の人と一緒に戦えませんよと言いました。そしたら、地域の人はちゃんと持ってはります、あっこをどうしたいか。例えばトイレ、今、市長、どこにあんねんて聞いてはったと。そうでしょ、聞かれるからや。あっこにトイレつくったって、車とめるところないのに、そんなところへトイレをつくっても意味がないというのが地域の人。それだったら、市駅の駅前に大きな駐車場あります、たくさん。いつもまんぱいではないです。あそこの二つ、三つの区画をトイレにしたらどうですか。車も60分ただやから、とめられてトイレへ行けます。駅前やからよく目立ちます。説明するのも、駅の前にありますとすぐ言える。地域の人はそこまで言ってはります、トイレに対して。トイレつくることについては地域の人は反対してません。トイレ多いほうがいい。ただ、あそこにそんな6,500万円も7,000万円もかけて1個つくるだけがいいのか。また、あそこの土地をもっと利活用できるんちゃうか。例えばお祭りとか忍者フェスタのときにあっこへ救急車を置く。情報発信をする。ふだんはそこに伊賀市の歴史文化のことの案内板をつくる。いろんなことを考えてはります。そういうのを聞いてはりません。市長もあんまりそういうことを聞かないで、今、ぱっと私に言ってくれましたけども、それだけ反対してても、部長も地元に入ってない。  20日に担当者の方が私のところへ来てくれました。信田さん、この間、言ってくれたやつ、これから入札にかかりますと、公告しますと言ってくる。地元どう言うてるの。地元は一部賛成やけど、ほとんどの人が反対です。賛成ってどんな人。周り、地域の人です。離れたところの人が賛成しとる。それはそうでしょ。賛成違うねん。聞いたら、了承してくれてるだけですよ、賛成じゃない。つくるよいうたら、はい、わかりました、つくってください。肝心の地元の人はどうですかと。地元の人はだめです。それやったらもっと時間かけてしたほうがいいん違いますかと。そんな地域の人を逆なですることよりも、やっぱり地域の人に理解してもらうほうがいいんじゃないですかと。担当者でだめだったら、それだけ必要なものだったら、部長に行ってもらう。部長でだめだったら、副市長にお願いして副市長に行ってもらう。それでもあかんかったら、市長に行ってもらって、こんだけここにこういう人が必要ですよと、そういうことをしたらどうですかと言ったのが11月20日でした。そう言っているにもかかわらず、21日に、先ほど申し上げましたように、入札の公告してはります。これが本当のまちづくりでしょうか。  私、先ほど、皆さん、確認させてもらったら、市民のためって。地元住民の方がほとんど反対されているのに、それを、先ほど部長言ってはった、議会で承認して予算もついたからと。それはついたからといっても、地元の人がそれだけ懸念しているんやったら、やっぱり理解するまで、何ぼ議案が通ってても、あれしたら、説明してくださいよ。地域でこれだけ反対してはりますよと。1人、2人じゃないでしょ。文章まで出てるんでしょ、これ。きょうの回答までと期限つきで。  その中で読ませてもらったら、これ、16項目ありますよね、質問事項。その中ではっきり言ってます、地域反対ですと。それやったらもう少し待って、市長がおっしゃっているようにするんだったら、もっと別にそれが半年おくれようが、1年おくれようが、地域の人に理解してもらってつくったほうがすばらしいまちづくりになるんじゃないですか、私はそう思いますよ。市長がそこまで言わはるんやったら、地域に入って、地域の人の意見を聞いたってくださいよ。トイレがどこや聞かれたとか、聞かれたら、あんたらそういうところに、見えるところにつくったらよろしいやん。私はそう思いますけどね。  いつも、市長、こうやって、後から、私、別に構いませんと、僕、市長のあの一般通告のところに書かないからね、僕、部長に教えてほしいと言ってるのに、市長がこうやってわざわざ出てきて言ってくれはるけども、やっぱり僕は、先ほども言いましたけれども、地域の方の意見をしっかりと聞いて、本当に行政が大事だったら、地域の人を説得してください。どうしても部長でできひんかったら、先ほど言ったように副市長もいてはるねんから、みんな組織やねんから、これだけ重要だということを訴えていってください。それで市民の人が納得してからつくったらいい。そんな、今、反対してるときに公告して、7,000万円も使ってやるんやったら、地域交付金もだんだんカットされると。これ、聞いていったら、ほかの地域の人も怒りますよ。何ぼ地域が反対しても、市役所が決めたら勝手にするねんなと。われ、地域の意見は無視やな、こんなんやるんやなと。東町だけちゃうでと、ほかの地域もそうやと言ってることと一緒ですよ。そう思いませんか、部長。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  私としましても、地域に行かせていただきまして、しっかりといろんなことを説明させていただきたいと思ってます。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  いつも服部部長、私の質問といろいろきちっとキャッチボールできないんでちょっと困りますけど、部長、ほんなら公告しているのはどうするんですか。このまま地元こんだけ反対して、この質問書が来て、やるいうのは、強引にしていくんですか。これは市で決めたしあれやから、入札も公告したし、業者さん、12月13日10時に入札決まるねんから、おまえら我慢しとけと。6,500万円ほどかかるけど、これつくるけど黙っとけと、こういう判断ですか。 ○議長(岩田佐俊君)  答弁願えますか。  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  大きな見解の違いがあると思います。信田議員がおっしゃることも理解できなくはありません、基本において。しかしながら、大きな観点からこの事業を進めていくということが大事なことであって、これが未来のため、将来のこの地域のためになるということ、そういうことでありますから、これは皆さんにも御理解いただいて、進めていく。そしてまた、地元の方が御不安があるということも、それは事実でありましょう。これは従前からも御説明してきたことでありますけれども、さらに説明は申し上げていきたいというふうには思います。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  市長、大きな観点と言われるけども、大きな観点はわかるよ。わかりますけど、それをつくるのは大きな観点というのはわかりますけども、何で地域の人に反対されても、大きな観点でせんなんほどのスピードをもってやらなあかんトイレなんですか。別に大きな観点をもってやるのは結構ですやん。何でもそうですやん。市長、強引にこうやってやらはるけども、別に大きな観点が、僕、あかんと言ってないですよ。全然だめだと言ってない。僕はそのプロセスを言ってるだけですやん。地域の大きな観点でやるんやったら、地域の人にちゃんと理解してもらって、賛成してもらってやりましょうや。これが本当のまちづくりじゃないんですか。  先ほど言いましたが、道路じゃなしにこのトイレをつくるの、1年おくれようが、2年おくれようが、困ることないでしょ。地域の人、言ってましたよ。あっこのところに、もしかイベントがあったら、仮設トイレでも置けるようにしておけばいいと。それも一つの方法やと。それをやっている間に、地域の人に、やっぱりトイレをこうやってしたら利用する人多いやろ。やっぱりトイレが必要やねん。だから、一遍、こういうトイレをつくりましょうかと、時間をかけて地域の人に納得してもらってやっていく。大きな観点、大きな観点言うけども、大きな観点でするんだったら、市民の声、地域の声、皆さん、無視していいんですか。無視して大きな観点でやるぞと。これがほかの地域でも、これはたまたまここの地域で起こったことやけど、よその地域でこういうこと、事例が起こってきたら、これはみんな市長の言ったとおり、これは大きな観点でやるねん、おまえら黙っとけ。地域が何ぼ言うても、これは大きな観点で市がやるから、何ぼ反対してもあかんぞとやっていく、そんな伊賀市にするんですか。私は、市長、それは違うと思いますよ。大きな観点で見るのもいいけども、大きな観点でするんだったら、なおさら地域の人の意見、地元の人の意見、しっかりと聞いて、しっかりと理解してもらうように話し合いしてやっていくのが筋じゃないですか。市長、今の気持ちやったら、おれは行かへんで、勝手にみんな若い衆でするというふうに聞こえたんですけど、どうですか。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  何でもかんでもごり押ししようと言っているわけではありません。そして、皆さん方の意見はしっかりと説明責任がありますから、私は今回の件については全て説明でき、そしてクリアできるものだという確信の上に、事業をより大きな観点から進めていくということであります。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  だったら、市長、説明責任あるんだったら、こんな入札の公告せんといたらよろしいやん。それをしてから入札の公告したらええん違いますの。先に公告すること自体がおかしい。市長、言ってるのと違うじゃない。大きな観点でやるのが僕はいいと言ってますやん。あかんとは言ってないですやん。この庁舎も一緒、あかんとは言ってない。  でも、市長、そうやって公告をやるんだったら、大きな観点でやるんだったら、地元が納得してから入札公告をするのが普通じゃないですか。地元納得してないのに、何で入札公告をしてるんですか。おかしいじゃないですか、市長、言うてるのが。私はちょっと理解できません、市長の言ってること。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  住民自治基本条例に地元も同意ということがありますけども、これは必ずしもそこの同意が必要だという条文ではありません。そういうことです。ですから、その辺のところは違いがということです。 ○議長(岩田佐俊君)  信田君。 ○3番(信田利樹君)  市長、地元のテレビ見てる人、地域の人も聞いてる、市長は合意要らんいうてる。でも、さっき聞いたまちづくりというのは、市民の人のためにやって、市民の人と話し合いやって、市民の人に理解を求めてまちづくりしていくと、今まで部長言ってはったね、ほかの部長。そやのに、市長言ってるのと、先ほどの答弁と全然ちゃう。大きな観点があれば、こんなん合意要らんねん。市がやるんやったら、市のとおりやるねんて、こんな強引なやり方で、これが伊賀市のまちづくりですか。そういうトップの方がそんなことおっしゃるんですか。今まで部長連中の人が、一生懸命、地域に対して、いや、そうは言わんと、頑張ってちょっと賛成してくださいと言いに行っている部長さんとか課長さんとかおられるけど、市長のことを言ってたら、別にかまへんねん、大きな観点でやるねん、合意は要らんねん、何でも市がやるいうたらするねん、市民黙っとれ、それが伊賀市のまちづくりや、そういうふうに聞こえたのは私だけでしょうか。  でもやっぱりほかのこのケーブル見てる人も、テレビ見てる人も感じてくれたらいいと思う。今の岡本市長は、そういうふうにはっきり私に言っておられました。合意は要らん。大きな観点でつくることに対しては構わない。市が決めたんやから、もう走る。地域がどう言うてようが、どうしようが、この入札の公告はして、落札、12月13日に、地域の人がこうやってせっかく2回も3回もこうやって文書をつくって、市長宛てに出してます。市長は読んではるかどうかわからへんけども。しっかりとこれからしてもらうようにお願いして、私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって、信田利樹君の質問を終了します。  会議の途中ですが、休憩といたします。再開は、午後1時20分とします。               (午後 0時09分 休憩)              ―――――――――――――――               (午後 1時20分 再開) ○議長(岩田佐俊君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  質問順位第14番 近森正利君の質問を許可します。  近森正利君。               (17番 近森正利君登壇) ○17番(近森正利君)  公明党の近森正利です。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、9月議会に欠席をしたこと、おわびを申し上げます。市民病院に入院をしておりました。そのおかげで、市民病院の中のことがたくさんわかりました。夜勤の中を看護師さんが2人で走り回っているというような状況も見えました。いろんな意見を聞かせていただきました。これはまた教育民生常任委員会のほうで議論をさせていただきたいと思います。  今回は、防災・減災対策について、学校施設の安全対策について、地域運行バスについて、伊賀鉄道の障がい者運賃割引に関する請願の進捗状況についてをお伺いいたします。  まず最初に、防災・減災対策について。  公明党が全国で行いました100万人訪問調査アンケート結果をもとに、力を入れてほしい防災行政に関しての回答をいろんな形で聞かせていただきました。  一つ、高齢者などの災害時に配慮が必要な人たちが安全に避難できる体制づくりの要望がありました。また、住民に身近な自治会が災害弱者の存在を把握し、災害リスクを可視化するハザードマップに沿ったきめ細かな避難計画を作成することで、適切に避難できるよう国や自治体による支援の強化が必要です。  また、災害時、みずからがとるべき行動を時系列にまとめたマイタイムラインの普及、迅速な防災行動をして逃げおくれゼロ、また、女性や子供の防災備蓄を設置してほしい、このようなたくさんの意見がありました。  その中で、現場の意見をしっかり踏まえた中で質問させていただきたいと思います。  まず一つ目が、災害時の高齢者、障がいのある方に配慮した避難所の環境についての方針をお伺いいたします。  以後は自席よりさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  総合危機管理監。              (危機管理監 吉川 泉君登壇) ○危機管理監(吉川 泉君)  危機管理の吉川でございます。よろしくお願いいたします。  議員御質問の高齢者や障がい者に配慮しました避難所内の環境についてという御質問でございますが、現在、伊賀市の指定避難所は各住民自治協議会を単位としまして、1カ所以上地区内における指定避難所を統括する拠点として、拠点避難所が39施設、また、避難勧告、避難指示に対応しまして住民が参集し、その場でコミュニティーによる避難所運営を可能としております指定避難所が74施設、そして要介護者や障がいがある方などが利用できる福祉施設等との連携により福祉避難所27施設を指定しております。  指定避難所につきましては、地域内の避難者を受け入れる必要があるため、大規模人員を収容できる学校、体育館等が多く、高齢者や障がい者が過ごしやすい施設とは言えませんが、指定避難所には市職員を配置しまして、避難所内の状況を把握し、できる限りの配慮に心がけております。  また、今年度は地域とも調整を行い、空調等の環境面の整った保育所を避難所として開設を行い、避難者に対する配慮を行いました。
    ○議長(岩田佐俊君)  近森君。 ○17番(近森正利君)  ことしの災害をひとつ振り返ってみますと、伊賀市で多くの災害が強いられました。7月6日に大雨避難指示、この避難指示が出ました。また、7月の台風12号、そして8月の台風20号、9月の台風21号、24号、こうやって毎回のように避難を強いられる地域がありました。それは私たちの新居の地域も同じように5回避難をすることになりました。  これ、私、9月議会で質問をさせてもらうためにいろいろ準備をしていたんですけれども、そのときに実は詳細なやりとりをする中で、いろんな提案もさせていただいておりました。その中でも、聞き取りの中で大分改善をしていただいた場所がありました。  それは、一つは、我々の地域は体育館が避難所だったんですけども、非常に夏は暑くて環境が悪いということで、新居保育所のほうに避難所を変更してくださいました。そして、9月4日の台風21号に関しては、実はこれはほとんどの市町が7時の段階で避難所を開設しておりました。ですが、伊賀市は実はちょっと遅くて10時ごろの開設になりました。これはいろんな状況があっての判断やったと思うんですけども、でも実は私の地域で毎回のようにちゃんと避難してくださる方がおられます。その方から電話がありました。近森さん、まだ避難所はあかないのと言われまして、私、すぐ電話しましたら、今、準備をしておりますということでした。やっぱり三重県の中でも、台風ですから、いろんな状況は一緒なんですけども、その中でどうしても伊賀市が10時になったというのは、余りいい状況ではないなと思いましたんで、これはそのときに提案をしようと思ってましたら、その次の台風が来たときには改善していただいておりました。  こうして提案する中で、しっかりと改善していただくというようなことをしていただいてますんで、しっかりと私もこれからも提案していきたいと思います。  先日、伊賀市障がい者福祉連盟主催の障がい者福祉大会が開催されました。これは田中部長も出席されておりました。  その中で、大会決議というのをされました。何項目もあるんですけども、その一つに、災害時における避難体制の確立と福祉避難所の整備を求めるという宣言が一つ入っておりました。私もしっかりとそのことはわかっておったんですけども、やはり当事者の皆さんもそこに重きを置いておられるということがよくわかりましたんで、こっちの関係に関しては、福祉避難所に関しては健康福祉部の担当になると思いますんで、ここはまた田中部長もおられましたんで、しっかりと対応をよろしくお願いいたします。  次の質問をさせていただきます。  次の質問なんですけども、災害時の避難所となる体育館、我々の地域を一つ例に出しますと、大体、夏、暑い時期の避難が多くなります。そのときにやっぱり体育館というのは空調がありません。空調がないということは、本当に物すごい暑さの中で過ごさなければならない。その状況がやっぱり長いんですよね。長いときには12時間以上、そこで過ごさなければならないような、もっと長いときもありますけども、そういった状況で体調が悪くなってしまうということが実際にありました。そして、大きな感じでは言われませんでしたけども、余り体調が芳しくないので帰りますということで、避難所から帰られました。そういう状況がある中で、体育館はやっぱりまず改善していかなくちゃならないなというのが物すごく感じております。  そこで、ここは危機管理課と教育委員会に質問したいと思うんですけども、この避難所の体育館の空調設備が必要であると私は考えておりますけども、どんな考えをお持ちでしょうか、よろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。              (危機管理監 吉川 泉君登壇) ○危機管理監(吉川 泉君)  失礼いたします。避難所における環境整備としまして、学校等の体育館につきまして、現在、空調整備がないということで、そういった環境の整備が必要ではないかという御質問でございますが、避難所におきまして、避難者や高齢者、要配慮者など、避難時には配慮の必要な方も訪れます。大規模災害では長期にわたる避難所生活を想定しております。  今後、市の地域防災計画に被災者の避難所における生活環境の整備のため、暑さ寒さ対策などの内容も盛り込みまして、関係部局とも協議し、そうした取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  副教育長。          (教育委員会事務局副教育長 谷口修一君登壇) ○教育委員会事務局副教育長(谷口修一君)  体育館の避難所の件ですが、大変暑い中、避難していただいた方にいろんな面で御辛抱いただいているという事実もございます。  この体育館への空調整備の計画についてですが、現在、市内の体育館に空調設備が整っているということは1校もございません。学校運営でも、今回、中体連の大会とかいろんな大会の中でも、ことしは大変暑かったですので、空調の整った体育館を借りたりして実施をしていたというようなところでございます。  いろんな災害が発生する中で、体育館の空調設備は検討課題というふうに私たちも考えておりますけれども、子供たちが一日の大半を過ごす校舎、普通教室は空調整備できておりますが、特別教室の整備はまだでございますので、そういう面から、まず特別教室への空調整備等も勘案していきたいというふうに思っております。  体育館の空調整備については、危機管理課とも話をしながら、国庫補助の財源等も考慮し、進めていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  近森君。 ○17番(近森正利君)  まず、教育委員会としては子供たちの特別教室というような思いはわかります。伊賀市の普通教室のエアコンはほぼでき上がっているということで、今回、国のほうで補助金をつけたメニューがあったんですけども、その一覧表を、私、ずらっと見せてもらったら、三重県内の他市は普通教室ほとんどやっぱりついてないということで、四日市に関しては何十校も項目が上がってました。伊賀のところを見たんですが、伊賀はやっぱりなかったんですね。普通教室に関してはエアコンがこんなに進んでいるということはよくわかりましたんで、これは本当にやっていただいているんやなということは実感しましたんですが、これ、国の補助金メニューを、私、見つけまして、これは実は国会議員に直接聞いたんですけども、国会議員にこういう環境はどうなんやと、何か補助金ないんですかという話をさせてもらったら、ありますよということで、こんなものがありました。緊急防災・減災事業債というのがありまして、これは平成28年度からあって、指定避難所となる小中学校の体育館の空調施設が対象、地方債充当率100%、お金が今なくてもということです。地方債の返済のうち7割を交付税措置、これが平成32年度まで活用可能という、こういう国のメニューがあります。こんなものもしっかりありますんで、いろいろ研究していただいて、まず避難の回数が余りにも多過ぎて、今、この気候変動の中で、多分、毎年のようにこんなことが起こってしまうと思います。まだ今は人数が少ないですから、新居保育所というような少し知恵を出していただいてということもあるんですけども、これ、多くなってしまうと、やはりできませんので、そういうところもしっかり緊急的に考えていただきたいと思います。  次の質問に行きます。  福祉避難所については、市民の皆さん、余り認識をされておりません。高齢者、障がいのある方の福祉避難所への連携や移動の手順について周知に関して現状をお示しください。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。              (危機管理監 吉川 泉君登壇) ○危機管理監(吉川 泉君)  失礼いたします。福祉避難所につきまして、市民の皆さんに余り認識されていないのではないか、また、役割機能について周知をしてほしいという質問でございますが、災害発生時に指定避難所での生活が困難な高齢者や障がいのある方、妊産婦さんなど、要配慮者を受け入れるため、バリアフリー等に配慮し、対応しまして、福祉避難所として機能を有しております市内の福祉施設として、上野地区には13カ所、伊賀地区には3カ所、島ヶ原地区には1カ所、阿山地区には3カ所、大山田地区に3カ所、青山地区に4カ所の合計27施設を福祉避難所として指定しております。  福祉避難所につきましては、災害時に必要に応じて開設されます二次的な避難所であり、市は災害発生時で指定避難所に避難されてきた人の中から、福祉避難所での対象者となる方がおった場合に、福祉避難所の開設が必要と判断する場合につきまして、利用ができる施設の中から受け入れ可能人数を把握しまして、福祉避難所を開設します。  福祉避難所は高齢者や障がいのある方、妊産婦など、何らかの特別な配慮を必要とする要配慮者が安心して避難生活ができる体制を整備した避難所でありますので、介護や障がいの状態、心身の健康状態等を考慮しまして、避難所での生活が困難であると判断した場合に、地域と連携しまして福祉避難所へ移っていただきます。  今後とも、各地域における出前講座等を通じまして、福祉避難所の役割や機能を周知してまいりたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  近森君。 ○17番(近森正利君)  ちょっと一つまた事例を紹介させていただきます。  1人で移動が困難な高齢者の方を地域の住民の方で避難所である小学校へお連れしたが、小学校には洋式トイレがなかったんです。台風が来てますから、外は大雨ということなんですけども、洋式トイレがある場所まで移動するには外に出なければならないということで、雨の中をみんなで担いで、移動してトイレまで連れていったと。そのときはそれでしのいだんですけども、また、同じその年に台風が来ました。本人さんも行きたくないし、地域の方も、この人を連れていくことはできないよというふうになってしまいました。  その中で、福祉避難所ということの認識がやはりなかったのが、そういうことを招いてしまったということがあります。それからは、福祉避難所ということを地域が知ったんで、それからは福祉避難所へ行っていただくというふうには変わっていきました。  ですから、まだまだ、多分、知らない人も多いでしょうし、今、福祉避難所に行ったら、どういうマニュアルでここは運営されるのかというのは、多分、まだ確立をされてません。ここはまた健康福祉部になるんですけども、ここはしっかりまた対応をお願いいたします。また質問させていただきます、次回。  次の質問をさせていただきます。  災害時要援護者支え合いマップ作成というのを私の地域で自主防災会でやらせていただきました。その前にも、ことしに入りまして、炊き出しの訓練だとか、災害図上訓練、これは危機管理課にお世話になりました。そして、この12月には消火訓練なんかをしております。  その中で、11月に伊賀市社協さんの講義、協力で、災害時要援護者支え合いマップというのを作成いたしました。この間もいろんな質問が出ました。自主防災組織のあり方とか、いろんな話が出ました。その中で要援護者はどうするのというような話も出ました。この支え合いマップを作成しますと、これが解決するというのがある程度わかりました。  この内容を説明すると長くなってしまうんで、この内容を説明しませんけども、こういった支え合いマップを、今は社協さんがやってくれてますけども、危機管理のほうで出前講座でやってもらう、もっともっと広げてもらうということをこれから取り組んでいただきたいと思いますけど、どうでしょうか。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。              (危機管理監 吉川 泉君登壇) ○危機管理監(吉川 泉君)  議員御質問の支え合いマップにつきましては、災害時の要援護者の方を日ごろから地域で交流のある方が複数支援者となっていただきまして、危険箇所や、また、公民館などの一時立ち寄り所、そこからまた避難所への経路等を地図に落とし込んで、住民同士が助け合うという取り組みでございます。  今、こちらの庁内でそうした日ごろの見守り支援と合わせた地域の支え合いの災害時要援護者名簿にかわります避難行動要支援者支援プランというのをつくっておりまして、その中での避難行動計画の地図に当てはまるものと考えております。今後、そうした取り組みにつきまして、地域に広く周知してまいりたいと考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  近森君。 ○17番(近森正利君)  出前講座もしっかり本当にやっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  本当に、今、災害の状況が地球の気候は従来と違う段階に入ったという災害研究の識者も言っております。ですから、今あるものが、多分、もうこれから全てが当てはまらなくなってしまうんで、早急にいろんなことを前もって手を打っていただきたいと思います。  災害に関してはこれで終わらせていただきます。  次は、学校施設の安全対策について質問させていただきます。  ことしの6月18日に大阪府北部を震源とする震度6弱の地震により、女子児童が亡くなる痛ましい事故が発生しました。  それを受けて、文科省から都道府県教育委員会などに7月27日を最終報告とする安全点検等状況調査が依頼されました。  また、学校施設が常に健全な状態を維持できるよう、適切な管理についての通知も発せられています。  そこで、伊賀市の学校施設におけるブロック塀等の安全確保についてお伺いいたします。  その中で、詳しくちょっと言わせていただきます。  文科省から依頼のあった学校施設におけるブロック塀等の安全点検調査状況において、安全性に問題のあるブロック塀等を有する学校はありましたか。  もう一つは、学校施設の中に建築基準法外の施設はあったか。これらの安全点検をどうするのかをお伺いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  副教育長。          (教育委員会事務局副教育長 谷口修一君登壇) ○教育委員会事務局副教育長(谷口修一君)  学校施設におけるブロック塀等について、その調査について御質問がございました。  地震以来、ブロック塀については調査をし、建築基準法上基準外に当たるものは、当初、目で確認をするというようなことでした結果、ゼロ件というような報告をしておりました。  その後、文科省から、内部までの詳細な調査を行うようにという指示がさらにございまして、その指示を受けて、教育委員会ではブロック塀をモルタルで固めてあるとか、上を塗ってあるというようなこともございましたので、ブロックかどうかわからないものについて調査の必要があるということで、専門業者による調査を7月から8月にかけて実施いたしました。  その結果、小学校21校中8校と、休校中の1校に建築基準法上基準外に当たるブロック塀があることがわかりました。  この基準外に当たるブロック塀でございますけれども、その専門業者に内部の状況を調査させましたが、業者からの報告では、電磁誘導法により内部調査をした結果、この9校のブロック塀の内部には、中の鉄筋、縦筋、横筋とも80センチ以内に配筋されており、補強鉄筋が規定、またはそれ以上入れられているというようなことがわかりました。  また、ブロック塀全体にゆがみや大きな亀裂がないということでございましたので、直ちに修理、改修する程度ではないという状況でございました。  ただ、基準を満たしてないブロック塀については、現在、立ち入りを禁止し、児童に近寄らないように指導しておりますし、撤去改修をする予定で、その費用を本議会に補正予算計上させていただいているということでございます。  もう一つは、基準外と判定されたブロック以外に学校施設にブロック塀があったのかどうかということでございますが、そのブロック塀については、各学校には施設の一部としてブロックでつくられているものもございました。いずれもそれは危険ではないということでございます。  例えば、プールの腰洗い槽の手すりの部分の取りつけ部分など、現在、学校環境衛生基準では腰洗い槽は必要がないということでございますけれども、それが一部がブロックでつくられており、小学校7校、中学校1校でそれが確認されております。  今回、学校施設のブロック塀づくりのものは撤去するということでございまして、本会議にそれも予算計上させていただいて、学校の安全を整えていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  近森君。 ○17番(近森正利君)  私がそのとき質問させていただいたんです。大阪であったけども、伊賀市の中でブロック塀に関しては調査はどうですかといったときに、ありませんでしたという回答が返ってきまして、そんなはずはないやろうと私の中でも思ったんですけども、多分、学校の校長先生か誰かが目視で見て判断をされて、ないですよという回答が全校から集まってきたという状況やというのはすぐわかりました。次の日だったんで、そんな簡単にできるわけはないと思いましたんで。  これ、文科省がそこまで全国に対して調査をしなさいよといったのはなぜかというと、子供さんが亡くなったということがあったから、物すごく重きを置いたんですね。だからほかで絶対子供がまた命を落としてはならないということが前提でそれが行われたんであれば、そのことを考えれば、そう簡単になかったですよというような回答はどうだったのかなと、今、思います。  実際に高槻市では亡くなられました。そして、高槻市が会見して、市長が謝罪をしました。その前にも実は防災アドバイザーから危険ですよというのを指摘されていながら放置してしまったという状況があったんで、謝罪となりました。  そして、隣の箕面市では、ブロック塀を全部撤去しました。そうやってやっぱり子供を守るためにどうしたらいいのかなという観点から、そういう行動を起こしたんだと思うんです。  ただ、ちょっと今回は、やっぱり教育委員会がブロック塀を見てもわかるわけはないですよね。であれば、建設部と一緒になってブロック塀を、ブロック塀診断士というのがしっかりいてますから、それは、多分、建設に聞いたらすぐわかったと思うんですね。そういった状況をしっかり対策がそのときなぜできなかったのかなというのを思いました。  これに関しては、私は教育長に非常に責任があると思います。教育長はこの判断をなぜしたのかお伺いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  教育長。               (教育長 笹原秀夫君登壇) ○教育長(笹原秀夫君)  教育長、笹原でございます。  ただいま御指摘をいただいた件に関しましては、確かに日時の都合もあって、最初、目視でということで報告を受けました。その目視において、ブロック塀で建築基準法の違反をしたものはなかったという報告を聞きましたので、それに基づいて一応報告をしたということですけれども、考えてみれば、今、副教育長からも申しましたように、モルタルで表面がブロックではない形のものに関しては、なかなかたたいてみてもわからないということもございましたので、慌ててその専門業者、非破壊検査が行える専門業者の方に発注をかけるに当たっては、全国一斉にそういう文科省からの検査の依頼もあったということで、なかなかあいているところがないのを、大阪の業者の方に来ていただいて判断して、中を調べてもらったというのが経緯でございます。
     その経緯の中でも、伊賀にあるものに関しましては、ほかのところと比べては、今、ありましたように、鉄筋の強度、中に入っている鉄の棒の間隔が狭い、それなりにきっちりした工法でつくられているという報告を受けたということでございますので、これを夏休みになってしまいましたけれども、発表をさせていただいた形でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  近森君。 ○17番(近森正利君)  今も言いましたように、文科省がこれを点検をしなさいよと言ったのはなぜか。これは子供の命を守るため、少しでも危険があるのであれば、なかったという回答はやっぱりするべきではなかったですよね。それよりも、ちょっと待ってくださいと。一旦、立入禁止にしてでも、調査をしますというような状況が一番正しかったんじゃないかなと私は思います。これ以上は言いません。  次に行かせていただきます。  次は、これはちょっと一つ提案なんですけども、通学路のブロック塀の撤去費用の補助金というのが、今、あります。これは多分建設部なんですけども、これは質問とはしません。この中で、この補助金を申請するための条件として、交付申請、施工業者との契約前にしてくださいということになっております。実は、これ、震災が起きた後、本当に心ある方は、ここ通学路だし、危ないから、これはすぐにやるべきやと自分で判断をされて、ブロック塀を撤去されたというようなお話を聞かせていただきました。ですが、この人に関しては、多分、この申請には当てはまらない状況になってしまうと思うんです。こういったことが起こらないようなことをまたちょっと考えていただきたいと思います。  実際であれば、放置すれば、あと補助金もらえますよね。でも、心あるからこそ、すぐにやっぱりやろうと思ってやったけども、そこには補助金は当てはまらないというような状況が生まれてしまっています。これは質問としませんけども、これをしっかりまた考えていただきたいと思います。  次に移らせていただきます。  次は、学校の遊具についてお伺いいたします。  遊具による重大な事故が全国で発生しております。これは平成14年、大分前になるんですけども、国土交通省において、都市公園における遊具の安全確保に関する指針が策定されました。各都道府県に対し通知をされ、この指針は都市公園における遊具の安全確保に関するものですが、子供の遊びや遊具の安全性、事故等に関する基本的な内容であり、学校においても参考になるものです。学校に設置されている遊具の事故防止対策に活用、こういうふうに記載をされておりました。  この中で、伊賀市の学校遊具の安全点検や遊具の安全基準の状況をお伺いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  副教育長。          (教育委員会事務局副教育長 谷口修一君登壇) ○教育委員会事務局副教育長(谷口修一君)  学校の遊具についての御質問でございます。  学校の遊具については、毎年1回、専門業者による調査を行っておりまして、その専門業者から報告をいただいておるというような状況でございます。  現在、市内の小中学校の遊具の保有数は412遊具がございます。そのうち、昨年度の遊具点検で使用不可というふうに判定されたものが91ございました。本年度、五つの遊具の新設と八つの遊具の改修、さらには八つの遊具の撤去というのを行っておりまして、遊具改修については、毎年、点検をして、その中で使用不可とされたものについて、更新に係る予算要望を行い、整備を行っているというような現状でございます。  特に、例えば鉄棒とか雲梯とか、体育の教科に必要とされるものにつきまして、さらには低学年が使うすべり台、シーソーなどを優先して改修、また修繕をして進めていっているというような現状でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  近森君。 ○17番(近森正利君)  この一覧表をいただきました。その中で、私が見た中では、まだ91の変えなければならないものが残っているということは、そのままそれがその場にまだあるということなんですね。現場の方に聞きました。そしたら、やっぱりそれは使えないということで、子供たちには使えないよということを言ってるという状況なんですけども、目の前に遊具があっても使っちゃだめよといっても、なかなか難しいものがあるなと思います。まずは撤去からでも進めていくべきかなと、これは思います。  私、何でこんな予算がないのかなとも思うんですけど、この遊具に関してはしっかりともっともっとちゃんと予算をつけてもらいたいなという思いがありました。ですけども、なかなか予算がないのであれば、お金をどこかから探したらどうかなというふうに思いました。  よく都市公園なんかで遊具を見ますと、宝くじとよく書いてあるんです、日本宝くじ。宝くじの収益の、ちょっと、私、調べた中では、39.何%を都道府県に分配をして、その中でそのお金を有効にということになっておりました。  私がその現場の方から聞いたのでは、それは都市公園にしか使えないんやわというふうな返事をもらったんですね。おかしな話やなと思いながら、私自身も自分で調べました。そしたら、他市ではあったんです。ほかの市では教育施設整備の事業ということで、小中学校などの教育施設の整備及び学校施設の老朽化箇所改修や耐震補強工事に充当ということで、宝くじが使えるんじゃないかなと思ったんです、これを見たときに。でも、多分、これは県の中で采配をしているんであれば、しっかりと市が、多分、伊賀市だけじゃないと思うんですね。県の中で遊具が多分大変な状況になってるんで、これをみんなで県のほうに申請すれば、こういった配分もしてもらえるんじゃないかなと思いますので、この宝くじの収益金の使い道のこんなものもまた研究していただいて、予算の確保をお願いしたいと思います。  次に行かせていただきます。  次は、地域運行バスについてです。まず、簡単に質問させていただきます。  地域運行バス導入の手続を紹介をお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  地域運行バスの導入の手続ということでございます。ことしの1月に伊賀市地域運行バス導入ガイドラインというのを策定しております。その手続、その流れに沿って御説明をさせていただきたいと思います。  まず、導入を検討しようとしますと、その地域が交通不便地域に該当しているかどうかということがまず問題になってます。ガイドラインでは、駅、バス停から半径500メートル圏外にあるかどうかということを一つの基準としてます。逆に圏内にありましても、坂道等で駅やバス停まで行くのが非常に困難、そういう地域は該当するということになってまいります。  そして、そういう地域に該当しているので、地域運行バスの導入を検討しようとしますと、まずは地域が主体となりまして、住民アンケート等を実施していただきまして、地域住民の移動に関するニーズという部分を把握していただくことになってまいります。地域住民のニーズを十分に把握した上で、地域運行バスの導入を行う方向が判断されますと、地域運営協議会という導入に向けた協議会を設置していただきまして、定時定路線型、あるいはデマンド型など、その地域にふさわしい運行形態の決定、また、運行経路をどうするか、そういった運行経路の作成に着手いただくこととなります。  運行経路の作成には、交通事業者、公安委員会、道路管理者等との事前協議が必要となってまいりますが、それらの調整が整いますと、地域公共交通に関する検討協議を行う法定協議会であります伊賀市地域公共交通活性化再生協議会にて最終的な合意形成を図るということになってまいります。  その後、地域で選定いただきました交通事業者等の運送主体から、道路運送法に基づく許可申請を三重運輸支局に対して行っていただきまして、許可が下りれば運行を開始できる運びになるというような形になっております。  地域が主体となって運行いただく地域運行バスでございますが、市も導入を検討する地域に対しましては、制度内容の説明や地域運営協議会の運営に係る側面的なサポート等を行わせていただいております。既に幾つかの地域でも興味を示されまして、地域運行バス導入ガイドラインの概要説明に伺ったところであります。  また、実際の導入に際しては、市からの財政支援も用意しているというようなことになっております。よろしくお願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  近森君。 ○17番(近森正利君)  まずは知っていただきたいと思いまして、説明をしていただきました。  私の地元の地域でも、東高倉地区と中心市街地を結ぶルートを一応示させていただきました。その中で、既存の路線との重複があっても許可がおりる可能性はあるのかをお伺いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  先ほど少し説明させていただきました地域運行バスにつきましては、既存の路線バスが運行せず、バス以外の公共交通サービスも不十分である。あるいは、既存の路線バスは運行しているが、バス停まで行くことが困難であり、他の公共交通サービスも十分でない交通不便地域において、地域住民のニーズに合った効率的な移動手段を確保するということを目的に導入した制度です。  今、おっしゃっていただきましたお考えの地域運行バスでございますけれども、その経路がしらさぎ号などのコミュニティバスの運行経路と競合しても、三重運輸支局の許可がおりる可能性は十分にあるというふうに考えております。  それは、運行経路が競合する場合は、既存バス路線を運行する許可を持つ交通事業者との調整は必要となりますけれども、既存のバス路線の運行時間でありますとか、アクセスの仕方が違いますので、そういったニーズの時間が合わないとかいろいろあると思いますので、十分協議の上、導入をいただくことが可能だというふうに思っております。  ただ、最終的な判断は三重運輸支局のほうに委ねなければならなくなってくるというところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  近森君。 ○17番(近森正利君)  ありがとうございます。この地域運行バスはやっぱり福祉的な要素が非常に大きいので、交通不便地域ということは、高齢者の方々がやっぱり使いたいバスなので、これがしっかりと入っていけないと、本当の意味での福祉的なバスにならないので、しっかりとまた取り組みをよろしくお願いいたします。  そしたら、最後の質問をさせていただきます。  伊賀鉄道の障がい者運賃割引に関する請願が6月議会に出されました。この請願の進捗状況をお伺いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  6月議会で採択されました請願第8号、伊賀鉄道の障がい者運賃割引に関する請願についての進捗状況でございますが、市の福祉施策としまして導入を進めることとしておりまして、現在、その運用につきまして、伊賀鉄道株式会社等と調整を行っているというところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 田中 満君登壇) ○健康福祉部長(田中 満君)  先ほど企画振興部長申し上げました福祉施策ということでございますけども、伊賀市では障がい者の移動に関する助成事業、タクシー券とか自動車燃料券、ガソリン券を交付させていただくという事業をさせていただいております。  この事業の利用項目を拡大させていただいて、伊賀鉄道の利用料金の助成、この項目を追加したいと考えておりまして、現在、伊賀鉄道さんと協議をしておる最中でございます。 ○議長(岩田佐俊君)  近森君。 ○17番(近森正利君)  第一歩としては、請願を出された皆さんの少し一歩前進にはなったかなと思うんですけども、観光地として伊賀市はやっていきたいという思いがあるんであれば、やはり福祉事業としてもいいですけども、伊賀鉄道として、どんな方が来られても、障がい者の方は利用がしやすいですよというような状況が一番大事かなと思いますんで、また一歩一歩前へ進めながら対策をよろしくお願いいたします。  私の質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって、近森正利君の質問を終了します。  続いて、質問順位第15番 山下典子君ですが、登壇の際、あわせて手話による発言の申し出があり、議長において許可をしておりますので、御了承願います。  それでは、山下典子君の質問を許可します。  山下典子君。               (8番 山下典子君登壇) ○8番(山下典子君)  山下典子です。9月議会で手話を使って質問させていただきましたら、放送を見ていた聴覚障がい者の方から、手話を広めるためにもっと続けてほしいと言われましたので、本来なら全て手話で放送されるのが理想ですが、登壇のときのみ手話で質問させていただきます。あらかじめ通告した内容に沿って質問させていただきます。  まずは、防犯灯のLED化についてです。  冬に入り、日の入りの時間が早まってくると、防犯灯の役割は一層高まります。防犯灯をLED化すると、電気代や二酸化炭素の削減というメリットがあります。現在の伊賀市の防犯灯のLED化の状況をお聞かせください。  この後は自分の席で質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  市内の防犯灯のLED化の現状ということで質問いただきました。  市内の街路灯のLED化の現状につきましては、今、各自治会で設置、更新しているため、市ではLED化の状況について、全貌を正確に把握しているということは言いがたいわけですけれども、御質問いただいてから、各住民自治協議会を通じまして緊急調査をさせていただきました。  その結果を申し上げますと、自治協、自治会などが管理する街路灯数及びLED化数を把握している30自治協の203自治会におきましては、合計8,061灯の街路灯のうち、4,095灯がLEDとなっておりまして、この30自治協だけでは、平均50.8%のLED化率というふうになっているところです。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  一般的にはLEDの消費電力量は白熱電球の4分の1から5分の1と言われており、地球温暖化防止にも大きな役割を果たしつつあります。  また、通常の白熱電球の寿命は1,000から2,000時間、蛍光灯の寿命は6,000から1万2,000時間と言われています。これに対してLEDの寿命は4万から6万時間とはるかに長いのが特徴です。  なお、白熱電球は寿命になると突然切れますが、LEDは寿命になると照度が落ちるだけで、突然切れることはありません。つまり住民に安心感を与える防犯灯として、LEDが適しているということです。
     そうした中で、県内では津市、熊野市、鈴鹿市が防犯灯のLED化に対して補助金を出しています。例えば津市と熊野市は自治会等を対象にLED防犯灯への取りかえや、新規設置をする費用の3分の2を補助しています。  鈴鹿市では、自治会等がLED防犯灯の新設及び取りかえを行う場合は、灯具の貸与を行い、貸与から10年経過後、灯具は自治会等に無償で譲渡されます。また、新設に必要な工事費の2分の1を補助します。  環境省のLED照明導入促進事業に係る補助金は平成31年で終了すると聞いていますが、それにかわる新規の補助制度はあるのでしょうか。  住みよいまちづくりのための行政の責務として、防犯灯のLED化を進めるべきだと思いますので、市が主導して設置できる方法はないかお聞かせください。鈴鹿市の状況に詳しい副市長、お願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  副市長。               (副市長 大森秀俊君登壇) ○副市長(大森秀俊君)  LED化についての御質問に答弁をさせていただきたいと思います。鈴鹿市の状況も含めてということで、ちょっとお話をさせていただきたいと思います。  自治会に対する街路灯の設置費と維持管理経費でございますが、平成22年度まで、市においては補助金制度がありました。ただ、その後、包括交付金ということで、その原資に繰り入れて交付金の積算基準に基づきまして、各自治協に交付してきた経緯がございまして、現在のところ、自治会に対しての個別の街路灯の設置費補助金はございません。  また、23年度より地域が抱える課題に対して即時的に取り組むことができるように、住民自治協議会に対しまして包括交付金の中で支出しておりますが、この交付金を活用するなどして、原則として街路灯のLED化に取り組んできたと。あるいは計画に取り組んでいる地域がございます。  そういった中で、先ほど部長のほうから話がありましたけども、LED化の、実は現在、50.8%という非常に高い状況でございます。また、三つの自治協では、自治会などが管理する街路灯の全てがLED化になっているほか、今年度中にLED化率100%になる自治協もございます。  また、このLED化100%の自治協を除く34自治協においては、今後、さらなるLED化整備の意向を持っており、実際に基金造成などを行って、LED化整備に対応するため、地域包括交付金を活用していただいている住民自治協議会もあります。  このように多くの住民自治協議会や自治会が維持経費の低減を主な目的として自主的、計画的に地域主体でLED化を考えていただいておりまして、包括交付金との二重支援となりかねない新たなLED化補助制度については創設は困難であるというふうに考えております。  ただ、鈴鹿の例でございますが、鈴鹿市におきましては、地域内の自治会管理の防犯灯を調査したところ、全部で1万5,000灯ほどあったようでございます。そのうち、1万2,000灯が従来型であったということで、伊賀市に比べて従来型が8割ということで非常に多かったと。こういうことで、これまでの補助制度にかえまして、市単独事業といたしまして、LED型防犯灯を市で一括調達いたしまして、自治会へ貸与する方式を、これは全国で初めてでということですが、導入したということで、その結果、定価を大幅に下回る価格で契約が可能となり、財政負担も大幅に減らせたと。  また、同時に自治会の負担する取りかえ費用も、一括で工事を行うため、1灯当たりの工事費が4分の1から6分の1と大幅に下がったと、こういうふうに聞いております。  そういった中で、本市においてもそういった方法がとれないかどうか、今後、検討してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  今も話に出ました地域包括交付金が減額されます。LED化にはおよそ1基2万円から2万5,000円かかるそうです。電気代もそれぞれの自治会持ちでということになりますと、大変な負担ということになります。  先日、地域活性化事業の助成の話がありましたけれども、市が行っているさまざまな補助金制度の設定は、内容や補助範囲がわかりにくくて使いにくいです。行政側の目線、上から目線の補助金になっているのです。  防犯灯の補助金なら、市民の生活に直接かかわるもので、使途が明確な補助金なら、住民自治協議会の中でも理解していただき、地元負担も住民の理解は得られると思うのですが、その点について、副市長、いかがでしょうか。調査だけに終わらず、どうか次のステップにつなげていただきたいと思います。お願いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  副市長。               (副市長 大森秀俊君登壇) ○副市長(大森秀俊君)  先ほど申し上げましたように、鈴鹿市のリース方式、思い切ってやったところ、大変三方よしと。市民もよかったし、行政もよかったし、地域もよかったと、そして業者もよかったということでございます。そういうような内容を、多分、ほかのところではやったところはないと思いますんで、一度、勉強会等もやった中で検討したいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  地域包括交付金が減額される中で、やはり住民の安心・安全につながるのを行政が負担しなければいけないと思いますので、よろしくお願いいたします。  続いても、市民の生活に直接かかわるトイレの質問です。  家庭や会社のトイレは洋式化が大変されていて、洋式便器のほうが多いと思うんですけれども、伊賀市の公共施設は和式便器のほうが多いと思います。例えばイベントなどでトイレに行ったときに、すごい行列できているなと見たら、何と和式の便器のトイレはあいているんです。洋式のトイレをみんなが待っているんです。そんな状況です。  そして、特に避難所であり、子供たちが日々学び生活する場所である学校ですけれども、その学校のトイレの改善は必要であると思います。足腰が弱い高齢者や、和式になれていない子供たちにとっても、和式の便器は辛いです。ですので、現在の公共施設、特に避難所となっている場所のトイレの洋式化の状況を教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。              (危機管理監 吉川 泉君登壇) ○危機管理監(吉川 泉君)  議員御質問の指定避難所につきまして、小中学校以外の施設におきましての洋式トイレの設置数、また、設置率ということでございますが、市内の指定避難所につきましては、現在、140施設を指定しておりまして、小中学校を除く施設は73施設ございます。そのうち64施設が洋式トイレを設置しており、約88%の洋式トイレの設置率となっております。 ○議長(岩田佐俊君)  教育長。               (教育長 笹原秀夫君登壇) ○教育長(笹原秀夫君)  続きまして、今の危機管理監からは小学校、中学校は除くということでしたので、今現在の避難所も含む学校等のトイレの状況については私のほうから御説明をさせていただきます。  今現在、伊賀市の小学校、中学校には約1,200個の便器があります。そのうち洋式便器は約580個で、割合としましては、平成30年11月現在、約48%です。そのうち多目的トイレの設置は31ある小学校、中学校中、23の小中学校に50カ所の設置があります。洋式便器が全くない学校は一つも今のところございません。  また、避難所となっている学校体育館に洋式便器が設置されている状況ですが、31ある小学校、中学校中、多目的トイレの設置が7校、そして男女別トイレに1ブースは洋式便器になっている学校が13校、そして設置のない学校体育館は11校です。  これまでもトイレの改修については、校舎を改修するタイミングで主に行ってきました。本年度は2小学校改築にかかわり、多目的トイレの設置や洋式化を進めました。さらに整備を進めていく必要があり、来年度以降、工事を発注する予定となっている上野西小学校体育館や崇広中学校体育館について整備を行うこととしております。  これまで子供たちの利用の多い校舎棟のトイレの改修を優先課題として進めておりますが、災害時に避難所として利用されるものなど、洋式化のニーズが高まっていることは十分に認識をしております。学校においても老朽化したトイレ設備の改修とともに、早期に進めていく必要があると考えております。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  状況を教えていただいたんですけど、今、伊賀市の不登校の児童生徒数はなかなか減らないですよね。不登校というのは、ふとしたことから始まることがあるんです。例えば、自分の学校でのトイレが使いづらいことですから、おなかの調子が悪くなるということとか、そんなこともあります。そうした中で、洋式トイレというのは必要だと思いますので、早急に進めていただきたいと思います。  特に今はシャワートイレがスタンダードとなっています。シャワートイレはイニシャルコストは高いんですが、トイレットペーパーの使用料が少なくなるので、ランニングコストは安くなると思います。長い目で見たらよいのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。お願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  教育長。               (教育長 笹原秀夫君登壇) ○教育長(笹原秀夫君)  ただいまシャワートイレの御質問に対しましてお答えいたしたいと思います。  シャワートイレ、すなわち温水洗浄便座の設置についてですけれども、現在は多目的トイレの設置を始めたところでございます。現時点での設置は、本年度改築した2小学校のほか、三つの小学校、二つの中学校の多目的トイレに温水洗浄便座を設置しております。そのほか、九つの小学校、中学校の一部トイレに設置している状況でございます。  教育委員会としましては、まずは学校施設のトイレの洋式化を進めたいと考えていますが、温水洗浄便座についても、洋式化にあわせて多目的トイレから設置をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  洋式化の方向ということですけど、整備には時間がかかると思うんですよね。例えば避難所で行った場合、和式便器しかなくて困った場合、そういう場合、応急処置としてポータブルを持っていくとか、そういうことはしていただいているんでしょうか。 ○議長(岩田佐俊君)  危機管理監。              (危機管理監 吉川 泉君登壇) ○危機管理監(吉川 泉君)  失礼いたします。今年度、避難所として開設しました施設におきまして、和式トイレのみで高齢者の方が足の不自由な方がみえまして、和式トイレでは使用が難しいということで、ポータブルの洋式便座を設置し、対応も行いました。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  例えば北海道の小樽市は、ことし11月、トイレの洋式化整備に係る年次計画を策定し、平成29年から平成33年度までに洋式化を36.4%から5年間で80.0%にするとしています。  また、山口県萩市は、公共施設のトイレに係る整備方針を平成22年1月に策定し、洋式トイレの普及や多目的トイレの新設を計画的に進めてきました。また、誰もが利用しやすい施設づくりのさらなる推進や、観光客等へのおもてなしの充実を図るため、便器数の男女比率の見直しによる女性用トイレの混雑解消や、温水洗浄便座の設置等の見直しを行っています。そして、ことし新たに整備方針を見直し、暖房便座の設置や多目的トイレに誰でも利用することができる旨の表示を設置するとともに、便座除菌クリーナーの設置を新たに加えているんです。  伊賀市もそうした公共施設のトイレの整備計画をつくるべきだと思うのですが、市長、いかがですか。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  日本のシャワートイレ、大変海外でも好評でありますし、一旦、使い出すと、なかなかその清潔感、あるいは利便性というものが認識をされるところであります。子供たちも、もやは小さなときから、現在の住宅事情の中でそうしたものになれ親しんでいるということだろうと思いますし、また、よそから来られて、そうした施設を使われたり、あるいは避難のときに使われるということもあろうと思いますので、そうしたことはしっかりと、すぐに一遍にというわけにはいきませんけれども、計画を立てるということは重要なことだろうというふうに思いますので、関係のところにそういうことを考えていくようにというふうに伝えたいと思います。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  ことしの上野天神祭の21日の本祭りの日、私も市外の方を案内していましたら、トイレに行きたくなって、ちょうど東町のほうにいたんですけども、ハイトピア伊賀まで来まして、そしたら、1階も2階も女子が行列できて、もうできないということで、エレベーターに乗って上の階まで行って、トイレに入ってもらったという経験がありますので、本当に重要だと思いますので、よろしくお願いいたします。  続いて、その上野天神祭についての質問です。  10月19日から21日まで好天に恵まれ、ユネスコ無形文化遺産登録後、初めて上野天神祭が3日間通して開催され、18万人に迫る近年最大の人出でにぎわったということなんですが、その反面、露天商が40軒減少し、240軒となったということです。  私も、ことし、宵山のだんじりの引き手のボランティアをさせていただきまして、私は向島町を担当させていただいたんですが、本町筋を上野東へ上野の天神さんのところまで行って戻ってくるという順路を通ったんですけども、天神さんから向島町へ戻ってくる途中で、午後8時半ごろだったと思うんですが、西町の交差点のところでごみ収集車がエンジンをかけて待機していたんです。それまで、私、引き手をしながら、赤いちょうちんが出てとても優雅で、ほかのだんじりもすてきだなというそんな感じだったんですが、そのごみ収集車を見た瞬間、興が冷めるというんですかね、そんなふうになってしまいました。それは手伝っていた私もそうですが、観光客の方も、あんな早い時間からごみ収集車が待機していたら、本当に楽しめないんじゃないかなと思います。祭り町の方も午後9時にしまわなければいけないという、そういう感覚でした。そして、露天商も早くしまわなければいけないということで、露天はやはり午後9時以降のほうがよく売れるというような、そんな傾向にあるそうですけれども、祭り町の方に聞いたら、昔はだんじりぐらいしまってから、ちょっと夜店見に行こうかと、そんなこともあったということなんです。  お祭りというのは、お祭りが巡行があって、その後の余韻をそういったお店とかで楽しみたい、それが風情というものではないかなと思うんですけれども、その宵山の件ですけど、もし行政側の都合でごみ収集車の時間が早まっているのでしたら、町内の方と話し合って検討すべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  上野天神祭行事につきましては、上野天神祭地域振興実行委員会、ここが直接の運営を行っていただいております。  今、お尋ねいただいた内容につきまして、事務局のほうへもお問い合わせをさせていただいております。このごみの収集につきましては、清掃部会のほうで検討いただいておるわけなんですけれども、銀座通りの通行どめにつきましては、宵宮は午前10時から午後10時まで、本祭りにつきましては、午前9時から午後9時までというふうになっております。午後10時に通行どめを解除するというようなためには、露店等が午後9時に閉店し、その後、1時間という時間の中でごみを収集して、通行の安全等を確保していく必要がございます。大量のごみを短時間で収集するというような準備の中で、やむなく待機をさせていただいている現状であるというようなことでございます。  露店の閉店時間を遅くしますと、全体的に同じように遅くなるだけで、やはり収集車の待機、1時間という限られた時間の中で道路をきれいにして、次の道路通行の支障を解除していくという中では、非常に厳しい状況にあるのじゃないかなとは思っております。  しかしながら、露店の閉店時間等につきまして、あるいは、このごみの収集の仕方等につきましても、祭りの運営にかかわりますことですので、この実行委員会と検討していくことになるかなというふうに思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)
     同じユネスコ無形遺産の祇園祭は午後11時までやってますので、どうか検討していただきたいなというふうに思います。  それから、土日開催となってしまったら、やはり露天商がふえるということは、露天商の方、もっといろんなイベントたくさんありますから、土日ですと、なかなか考えられないというようなことで、そしたら、あいたスペースにもっとフードコートを設けたらよいんじゃないかなと思います。伊賀にはたくさんおいしいものがあります。  先日もオーガニックフェスタというのが開かれましたけど、本当に伊賀でおいしいものたくさんあります。それぞれの伊賀中を見てますと、余野公園つつじ祭とか阿山けんずいまつり、大山田収穫まつり、しまがはら夏まつりとかへ行っても、いろんなお祭りでも特産のおいしい食べ物ありますので、オール伊賀市でそういうフードコートを設けたらいいんじゃないかなと思います。  例えば、同じくユネスコの世界遺産に登録されました熊本県八代市の妙見祭では、上野天神祭の宵山に当たります本祭りの前日の夜を御夜といって、本町アーケード一帯は徹夜のイベント満載で、八代の食が集合するフードコートが設けられています。そこでは地元の食や一夜限りの御夜メニューが考えられているんですけども、やはりそういった地元の経済が活性化する、そんな施策を考えてみてはいかがでしょうか。お願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  産業振興部長。             (産業振興部長 服部智秀君登壇) ○産業振興部長(服部智秀君)  失礼します。露店数が減ったことと、そこにかわる地元のそういう出店がないかということだと思います。  露店さんが減った部分というのは、最初から実行委員会のほうで露天商さんのほうに投げかけて割り振り等をされているということで、なかなかそこに入り込んでいうことはできないというふうに聞かせていただいております。  そんな中で、伊賀市では天神祭の中で地域物産の販売に関するということで、伊賀市物産協会と伊賀ブランド認定事業者によるじばさんまつりinいがというのを、この駅前広場のほうで開催させていただきます。そしてまた、多くのお客様も御来場いただいているということになっております。結構、たくさんの店舗も出ていただいておりますので、そこにもっとたくさんの出店をいただきながら進めていきたいというふうに考えております。  また、上野商工会議所の食品工業部会、そしてまた、女性部の皆様方には、個々の事業者の方が食品産業フェスタということで、ふれあいプラザの周辺にありますうえせんプラザというところで出店されていまして、そこでもたくさんの市内のものが売られているということになっております。  このような出店を少しでもふやしていきながら、地域経済の振興ということに役立てていきたいと思っておりますので、また今後、上野天神祭地域振興実行委員会の中で御提案させていただきながら進めていきたいと思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  ありがとうございます。ことし8月に行われました伊賀市市民花火大会、ことし初めて有料観覧席を設けましたら、販売前から行列ができまして、すぐ完売になりました。  そこで、上野天神祭も有料観覧席を設けたらどうかなというふうに思っております。そこで有料の観覧席もあり、インターネットで募ったクラウドファンディングですけれども、ことしも目標額の100万円を達成し、締め切りまでに延べ54人が110万5,000円を寄附してくださったということなんですが、そういう方の高額の寄附者の方もその有料観覧席が設けてあったら、ことしもやったかもしれませんけれども、来ていただけますし、それで有料観覧席の場所なんですけども、いろいろ考えられますけれども、10月21日の本祭りの日は、私、市外からの方を案内してましたら、祭礼本部の前を通ったんですが、祭礼本部では市長はくじ改めをしなければいけないので、やっぱり必ずいなければいけないし、ことし、岐阜県から飛騨市の市長さんが来られていましたけれども、そうした遠方からお越しいただいた方には、祭礼本部に座っていただくのはいいんですけど、伊賀市議会議員の席はあんなにたくさん設けなくてもいいかなと思っています。  とにかく有料観覧席について御所見をお伺いいたします。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  有料観覧席でございますけれども、上野天神祭の実施にかかりまして、先ほどお話出てました費用調達のために行いましたクラウドファンディングにおきまして、返礼品の一つとして、10席分の特別観覧席を実行委員会として用意をいたしました。結果、4名が希望されまして、実際には2名の方がこの席で観覧されたというふうに伺っているところです。  この特別観覧席は上野中町の本部席の西側、ちょうど議員の皆さん方が座っていただいていたところの西側に設けられておったというようなことでございます。  それから、過去から、もう少し前から、着座してつくりを観覧できるそういう有料観覧席、桟敷席、そういったものの設置ができないかというようなところで、旅行会社も交えながら検討されてきた経緯もございます。より祭りを楽しみ、市外からの誘客効果も期待できるというようなことであれば、こうした設置をまた実行委員会でも検討されていくというようなところでございます。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  そういった有料観覧席、前向きにというか、有料観覧席、また熊本県八代市のようなそういうスタイルについて、市長、どんなお考えをお持ちでしょうか。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  ユネスコ関連であちこちのお祭りを拝見いたします。感銘を受けるのは、その土地の人々がそのお祭りに大変誇りを持って参画をされている。そしてみずからの手でいろいろな催しをされている。先ほどの露店もそうでありました。八代のほうへ伺いましたときも、ほぼほぼいわゆる露天商の方の出店はなく、地元の方、あるいは店の方が前に出されているというようなことでございましたし、有料座席というようなことも、これはこれから大変重要なことだというふうに思っておりますので、天候のこともあって、お祭りが急に中止になるというリスクもありますけれども、よい方向性を探っていく必要があるだろうなというふうに思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  ありがとうございます。一応、フードマーケットのことも言いましたけど、それぞれの祭り町の方がグッズをつくっていらっしゃいます。そのグッズも本当にぱっと見えるところに皆さんに買っていただくような、そんな環境の整備とかもお願いしたいなというふうに思います。  上野天神祭が国の宝となり、世界の宝となったのは、それを支えてきた祭り町の人の努力のおかげです。今後も話し合う場を重ねて、地元が潤う、伊賀市の経済が発展するように期待したいと思います。  それでは最後に、公共交通についてです。  新庁舎開庁にあわせまして、上野コミュニティバスしらさぎは、市役所や市民病院などへの利便性向上を目的に、運行コースやダイヤが変わりますが、旧伊賀町、旧大山田村、旧阿山町、旧島ヶ原村、旧青山町から新庁舎や上野総合市民病院に向けてのバスは開設されるのでしょうか。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  市内の公共交通についてのお尋ねでございますけれども、今、市内の公共交通は、議会の議決もいただいて、平成27年8月に策定しております伊賀市地域公共交通網形成計画、この計画に基づいて運行しているところです。  計画では、鉄道や高速バス、また、中心市街地と支所間を結ぶ基幹バスを軸に、都市構造の骨格を形成する公共交通軸を形成しまして、これを行政バスや準基幹バスなどが補完するとともに、地域アクセスバスやタクシーなどが一体的に機能する公共交通ネットワークを形成しているというようなことになります。  今、議員さんのほうから御提言いただきました、新たな支所を経由して、新たに市役所や市民病院に行くバスというようなことでございますけれども、これを運行していこうと思いますと、先ほど言いました交通網形成計画、この計画自体を見直していく必要がございます。ちょうど現行計画は平成32年度に最終年度を迎えることとなっておりまして、来年度から全体的な見直し等に入っていくことになるかというふうに思ってます。  しかしながら、今までの交通ネットワークの形成につきましては、非常に多くの投資も行いながら築いてきた既存のネットワークでございます。こうしたネットワークを守っていくという必要性の視点、それから既存の関係ネットワークに及ぼす影響、それから新たな路線開設に係る事業見込み、こういったものを十分に考慮をした上で計画見直しを図る必要がございまして、単純といいますか、簡単に新たな路線バスをこっちからこっちへ走らすというような形での計画見直しというのは非常に困難だと。これは行政だけではなくて、やはり交通事業者、国・県の関係機関、市民の皆さん方、それぞれとの協議、合意の中で進められるものでございますので、御理解をお願いしたいというふうに思います。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  今、来年度から見直すということ、伊賀市地域公共交通網形成計画ですが、これと一緒に、計画書と一緒に資料編というのがあって、この資料編にはいろんな市民の方の意見が載っているんですが、でもこの資料編を読んでいると、この意見が半分もこの計画になってないんじゃないかなと思ったりする部分があるので、例えばですが、市町村合併して10年以上たちますけども、この交通網は旧市町村の壁を越えてませんよね。それだし、伊賀市の東の端、西の端、南の端、北の端から、やはり上野の中心に向かうバスというのは必要だと思いますので、どうか考えてもらいたい。  例えば東の端だったら、前は柘植駅まで行っていたのが、今は新堂駅から上野市駅行きのバスとなって、やはり端までは行かなければいけないと思います。  この計画を考えるに当たりましてなんですが、10から20年後の自治体の交通体系や町のあるべき姿を思い描き実施してもらいたいと思います。それには、交通政策課はダイヤの設定や運行委託など、そして狭い道路の拡幅が必要な場合は、道路に関する部署が担当となり、また、敬老パスなんかは、乗車可能とする場合は、福祉の部署の調整が必要となります。縦割り行政の弊害を少しでもなくすために、関係部署の人々が集まって、プロジェクトチームをつくって計画を策定するべきではないかと思いますが、御所見をお聞かせください。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  現在、公共交通網形成計画につきましては、先ほども言いましたけども、有識者、それから交通事業者、国・県の関係機関の皆さん、それから公募で入っていただいた市民の皆さん、こういった方々とともに、法定協議会であります伊賀市公共交通活性化再生協議会という協議会を設置して議論を進めております。そこへ提案する議論までに、それぞれやっぱりそこの運行する地域の方々の意見、その下には地域交通部会というのもそれぞれ入っておりますし、それから、先ほど議員さんのほうから言われました福祉部署の意見でありますとか、さまざまな意見を反映しながら、そういう公共交通網形成計画の策定には努めていきたいというふうに思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  ぜひとも、それこそ福祉部署、それから建設部も、皆、一緒になってこの交通網計画を考えていただきたいなと思います。  続いてですが、昨年10月の台風21号で運転がおよそ80日間見合わされ、ことしの1月9日に再開したJR関西線の柘植・亀山間ですが、その1月9日に柘植駅で開かれたセレモニーに岡本市長も出席されました。  そのときの岡本市長の挨拶の中で、柘植駅のバリアフリー化に触れ、これをきっかけに利便性の向上を地域と一体でさらに進めていきたいと話されました。  そして、3月17日の柘植駅でICカードが使えるようになったことを記念して行われたセレモニーでは、草津線に三日月滋賀県知事らと一緒に乗ってこられまして、柘植駅に来られました。  その間、草津線がバリアフリー化して、駅を中心にまちづくりがされている、そういう風景を見られたことかと思いますが、やはり駅のバリアフリー化は必要だな、伊賀市の駅、特に少なくとも伊賀上野駅と柘植駅はバリアフリー化しなければいけないと思ったのではないでしょうか。市長、お答えください。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  バリアフリー化、誰でも使える、使いやすい駅というものが大事なことであるということは、今、認識をしているところであります。  草津線の方面というのは、大変こちらから見ると随分整備をされてきたな、まちづくりも進んできたなというふうに思いますけれども、一つは、やはりそれぞれの県の取り組みが違うのではないかというふうに思っておるところでありまして、それとJRさんの1日の乗降客3,000人という非常に高いハードルがありますので、それをどう超えるかというようなことが課題かなというふうに思っておりますが、折に触れ、時に触れ、JRさんとお話をいろんなことをしたいというふうに思っておりますし、そんなことも課題の中に据えておりますので、また話し合いのときには、そうしたことを強く訴えていきたいというふうに思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  バリアフリーといいますと、例えばエレベーターでしたら何億円とかかる、維持管理も大変だということですが、何かほかの方法でバリアフリー化というのを、部長、何かありましたら教えてください。 ○議長(岩田佐俊君)  企画振興部長。             (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  いろんなバリアフリー化があるかとは思います。ただ、エレベーターを設置していくだけではなくて、伊賀神戸の駅にあるような形の、線路をうまく、本数が少ない駅ですと、線路を渡って向こうのほうへ行けるような設備も一つのバリアフリーになるのかもしれないなというふうには思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  交通とは地域のあり方の根幹にかかわるものであり、また、どのような社会に住みたいと私たちが考える中でかかわってまいります。いつまでもこの伊賀市に住み続けたい、そんな市民がふえるためにも、地域の公共財として公共交通を捉えていただきたいと思うんですが、市長、最後に交通に関してお願いします。 ○議長(岩田佐俊君)  市長。               (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  議員のおっしゃるとおりだろうというふうに思いますし、これから先を眺めますと、リニアモーターカーというようなこともあるわけで、そうした中で、この伊賀地域、あるいは周辺地域の交通体系のまた再編成といいますか、ブラッシュアップというのがあるだろうというふうに思いますし、それに向けても我々は常平生からしっかりとしたプランを持ち、声を上げていくことが必要だろうなというふうに思っております。 ○議長(岩田佐俊君)  山下君。 ○8番(山下典子君)  この伊賀市に住んでよかったと思える、そんな公共交通になるように期待して、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩田佐俊君)  これをもって、山下典子君の質問を終了します。  お諮りします。
     市政一般質問は、本日はこの程度にとどめ、明日12月11日に延会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩田佐俊君)  御異議なしと認めます。  よって、そのように取り扱います。  なお、明日12月11日の本会議の開議時刻は午前10時とします。  本日は、これをもって散会します。御苦労さまでございました。               (午後 2時49分 延会)              ―――――――――――――――...