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平成29年第 6回定例会(第5日12月12日)

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  1. 伊賀市議会 2017-12-12
    平成29年第 6回定例会(第5日12月12日)


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    平成29年第 6回定例会(第5日12月12日)         平成29年第6回伊賀市議会(定例会)会議録          平成29年12月12日(火曜日)(第5日)          ─────────────────────────    平成29年12月12日(火)午前10時開議  日程第 1 市政に対する一般質問(続行)    第 2 議案第153号から議案第159号まで(説明、質疑、委員会付託)        議案第153号 平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第6号)        議案第154号 平成29年度伊賀市国民健康保険事業特別会計補正予算                (第5号)        議案第155号 平成29年度伊賀市介護保険事業特別会計補正予算(第                2号)        議案第156号 平成29年度伊賀市後期高齢者医療特別会計補正予算(                第2号)        議案第157号 平成29年度伊賀市病院事業会計補正予算(第3号)        議案第158号 平成29年度伊賀市水道事業会計補正予算(第4号)        議案第159号 平成29年度伊賀市下水道事業会計補正予算(第3号)                              ──予算常任委員会付託    第 3 議案第160号 (説明、質疑、委員会付託)        議案第160号 伊賀市職員の給与に関する条例の一部改正について
                                 ──総務常任委員会付託       ───────────────────────── 〇会議に付した事件   議事日程のとおり       ───────────────────────── 〇出席議員(24名)   議席番号    氏   名     議席番号    氏   名     1番  川 上 善 幸 君    13番  福 田 香 織 君     2番  北 森   徹 君    14番  森 川   徹 君     3番  信 田 利 樹 君    15番  生 中 正 嗣 君     4番  西 口 和 成 君    16番  上 田 宗 久 君     5番  福 村 教 親 君    17番  近 森 正 利 君     6番  宮 ア 栄 樹 君    18番  中 谷 一 彦 君     7番  桃 井 弘 子 君    19番  百 上 真 奈 君     8番  山 下 典 子 君    20番  北 出 忠 良 君     9番  市 川 岳 人 君    21番  空 森 栄 幸 君    10番  赤 堀 久 実 君    22番  岩 田 佐 俊 君    11番  嶋 岡 壯 吉 君    23番  安 本 美栄子 君    12番  田 中   覚 君       ───────────────────────── 〇欠席議員(1名)    24番  中 岡 久 徳 君       ───────────────────────── 〇欠  員(なし)       ───────────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名            氏     名   市長             岡 本   栄 君   副市長            大 森 秀 俊 君   参与             西 堀   薫 君   総務部長           藤 岡 淳 次 君   総務部次長兼人事課長     入 本   理 君   企画振興部長         宮 崎   寿 君   企画振興部次長        前 川 浩 也 君   財務部長           田 槙 公 博 君   財務部次長          中 林 靖 裕 君   人権生活環境部長       大 橋 久 和 君   人権生活環境部人権生活調整監兼   市民生活課長         田 中 克 典 君   健康福祉部長         稲 森 洋 幸 君   健康福祉部次長        田 中   満 君   産業振興部長         尾 登   誠 君   産業振興部次長兼   営業本部事務局長       東   弘 久 君   建設部長           清 水 仁 敏 君   建設部理事産業集積開発担当兼   建設部次長(建設、公共基盤) 中 井 秀 幸 君   消防長            久 保 安 治 君   消防次長〔総務担当〕     城 戸 直 人 君   市民病院副院長[事務部門]兼   健診センター副センター長       松 田 克 彦 君   会計管理者          前 山 恭 子 君   上下水道事業管理者      北 山 太加視 君   上下水道部長         谷 口 昌 平 君   教育長            笹 原 秀 夫 君   教育委員会事務局教育次長   児 玉 泰 清 君   教育委員会事務局学校教育推進監                  谷 口 修 一 君   代表監査委員         鈴 木 陽 介 君   監査委員事務局長       松 本 成 隆 君   農業委員会事務局長兼   産業振興部理事        服 部 智 秀 君       ───────────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   局長             百 田 光 礼 君   議事課主査[議会改革担当]   森 本 一 生 君   議事課長       籔 中 英 行 君       ─────────────────────────             (午前10時00分 開議) ○議長(空森栄幸君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は23名、会議は成立しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  これより、議事に入ります。  日程第1 市政に対する一般質問についてを議題とし、昨日に引き続き続行します。  質問順位第16番、中谷一彦君ですが、質問に際し、パネル使用及び資料配付の申し出があり、議長において許可しておりますので、御了承願います。  それでは、中谷一彦君の質問を許可します。  中谷一彦君。            (18番 中谷一彦君登壇) ○18番(中谷一彦君)  おはようございます。  このたび4つの質問をさせていただきます。まず初めに、伊賀市一般廃棄物基本計画について、青山地区は、平成36年1月末まで伊賀南部クリーンセンターで処理し、2月以降は未定、これは現在の地元協定の期限が30年1月末までとなっているからです。このごみ処理基本計画第7節ごみ処理施設整備に関する事項において、ごみ処理施設整備に関する基本的な方向性としては、現行の設備の正常な運転が確保できるように維持管理を行うとともに、将来的な広域処理を見据え、近隣市町の動向を調査しつつ検討していくと記載されていました。9月議会において同僚議員一般質問で、伊賀南部クリーンセンターの平成36年2月以降の継続を伊賀市としては考えていませんと市長からの答弁がありました。これについて地元への説明をいつされるのでしょうか。まずはそれを教えていただきたいと思っています。  他の質問については自席から質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  答弁願います。  人権生活環境部長。          (人権生活環境部長 大橋久和君登壇) ○人権生活環境部長大橋久和君)  おはようございます。人権生活環境部、大橋でございます。  ただいま伊賀市一般廃棄物処理基本計画について御質問いただきました。9月議会において、平成36年度以降の南部クリーンセンターでのごみ処理の継続は伊賀市としては考えていないという市長の答弁があったわけですけれども、それに対して、地元への説明はいつするのかということですけれども、伊賀市の一般廃棄物処理基本計画は、平成28年5月に策定しており、10年後の平成37年度を目標年度として、現在の一般廃棄物、ごみと生活排水の処理について、社会情勢の変化や多様化するごみの現状を踏まえ、ごみ処理の長期展望を明確にし、安全で効率的な処理体系を確立するための基本的方策を示しております。  なお、計画改定に当たっては、循環型社会の形成に向け、廃棄物行政に係るさまざまな問題について総合的な見地から検討を行い、市民、事業者、行政が一体となった廃棄物のさらなる減量化、再資源化、適正処理を推進するとともに、生活排水の適切な処理と水質汚濁の防止に努めることを目的に改正をしております。  この一般廃棄物処理基本計画においての伊賀市の将来的な計画につきましては、ごみの適正処理に関する基本的事項中間処理計画において、平成32年度末までにRDF化施設の稼働が終了した後は、将来的な広域処理を見据え、同施設で処理している可燃ごみの処理を民間委託すると記されています。  また、ごみ処理施設の整備に関する事項の中で、ごみ処理施設に関する基本的な方向としましては、ちょっと繰り返しになりますけども現行の ○18番(中谷一彦君)  簡略で結構ですよ。簡略で結構です。いつするんですかと聞いている。 ○人権生活環境部長大橋久和君)  これについては、南部クリーンセンターの問題については、協定期限である平成36年の2月が1つのターニングポイントであろうというふうには思いますけれども、今後については、これは組合議会において、伊賀市、名張市、両市の考え方が協議される中で、方向性が出されるものというふうに考えております。
    ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  私が聞いたのは、いつするんですかということで、せっかく市長がですよ、この36年2月以降はしませんよという御発言がありました。非常に重たい、地元にとってはうれしいことです。ぜひともそれを進めていく、今、長々と説明していただきましたけど、実際はそれをどういうふうにプロセスで説明していくんかということを聞いているんで、今まだ決まってないっていうことなんで、これ以上は質問しません。ぜひとも地元に早急に考え方を示すように、まずお伝え願った上で、プロセスを今後教えていただけたらなと思います。  次の質問にいきます。住民の活動拠点としての市民センター、公民館については、特にですね、公民館については、上野、青山など分館を持つ地区と、地域公民館のみの地区と異なっています。現状の課題と今後の解決、その方向性を教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  教育次長。        (教育委員会事務局教育次長 児玉泰清君登壇) ○教育委員会事務局教育次長(児玉泰清君)  おはようございます。教育次長の児玉でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今、議員お尋ね公民館分館の件でございますけれども、おっしゃるとおり、公民館分館につきましては、活動場所として市民センターを利用させていただきながら、青山地区、そして上野地域に分館という物を設置しております。いがまちに1つありますけども、これは資料館と併設をした分館でございます。  この分館事業でございますけれども、上野、青山地域に分館活動として根づいてはおるんですけども、全市にこの分館活動といいますか、公民館活動が根づいておりません。したがいまして、今後は市内全域における公民館活動の活性化が必要であると認識しております。全地域で公民館活動の意義を共有していただいて、公民館分館としての位置づけ自体は縮小するかわかりませんけれども、ソフト事業面を十分に充実をさせて、中央公民館地区公民館における指導体制の強化を図りつつ、市内全域公民館活動を拡大していきたいというふうに考えております。現在、このため地域における学びのワークショップ事業というのを実施しまして、地域の方にも御理解をいただく活動をしておりまして、将来的に市内全域公民館活動がそれぞれ市民センターの地域を中心として分館活動的にやっていただけることを目指したいというふうに考えております。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  この分館活動費も、平成27年度964万5,000円、28年度は868万1,000円、29年度は745万円と年々減額されています。分館のない地区は活動費はなく、地域公民館は2から3名で年間どれだけの活動ができているのかなと、地域公民館のあるところであっても、人員は二、三名ということです。そのようなところでやっぱりこれから地域公民館も含めて、やっぱり改善していっていただかねばならないのかなと思っています。特に人材については中央公民館に人を集中することによって、これだけのマンパワーがあるわけですから、その地域での公民館活動の支援は、その1つにまとまったところからしていただく。そして、施設については、それこそ1つの例としては島ヶ原が地域で委託されていますよね。そういうような活動というのは、非常にいいかなと思っています。そのようなものを含めて、根本的に変えていただきたいなと思ってます。特に各地域は公平・公正に公民館活動をやっているわけで、それを今、地域包括交付金の見直しも、各自治協においては見直されています。公民館活動費をぜひとも各地域に、地域包括交付金とは別枠で、しっかりした活動のできる支援体制をつくっていただきたいと要望して、次の質問にいきます。  3番目が伊賀神戸周辺土地賃貸借についてです。  同僚議員の質問に対して、岡本市長は、賃料、面積、期間ともに契約に問題があるとは認識していませんと答弁がありました。まず市長は、いろいろなところから企業から問題点があるよという指摘もされながら、おしかりをこうむってきましたというお話でした。そういうところを受けて、市長はこのところ、ここをどのように変えていこうということを原課に指示されたのかなと。今、基本的には駅前のロータリーしてくださいという要望が一番多かったと思います。そしてバスの駐車場、そして企業社員の駐車場、その他いろんな要望あったと思います。その中で、いつの、市長の耳にはいつ入って、原課にどういう指示を出されたか、まずそこを質問したいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  駅前ロータリーを整備したらいいじゃないかという選択肢もあったのじゃないかという話ですけど、駅前ロータリーは、これはやはり私有地で、もう既に用途が現実にある、定められて使っているわけです。具体的にいうと駐車場であるとか、その中で再開発するということは、地元の方々のなかなかの御理解をいただくことは難しいだろうと。したがって、そのかわりに何か交通混雑を解消する方法はないかということであります。いつからそんな話が出てきたかというと、私が就任してからほどないころからですね、企業連のほうから折に触れ、時につけ、それはしょっちゅう耳にタコができるぐらい、伊賀神戸の橋はどうしてまだできないのかというところから始まって、できてから以降も、今度は、じゃあ、駅前の混雑解消のために、そうした回転場のようなものとか、しっかりやってくれなければ、これは立地した企業に対する背信ではないかというふうな言い方までしていただいて、しかられ続けたわけであります。  いつからというお話でありますけれども、私どものほうでは新しい今のゆめが丘の工業立地以外に、新しく南にしようというような企画を立てていく中で、昨年の4月、5月でありましたか、4月か、企業集積のための課というものをつくりましたので、これをきっかけにして、やはりそういう立地政策として、しっかりと片づけておくことは片づけおかなければ、次のステップにも進めないし、また来ていただく方々に伊賀市というところの姿勢を見せていかなければいけないということで、産業振興の者に、これはもう本腰を上げてやらないかんなというような話をしたのが、そもそも動き始めた具体的なきっかけだとは思っておりますが、そのようなことでございます。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございます。ここで皆さんに資料をお渡ししたもののパネルがあります。時系列で書いてました。この28年、昨年度おっしゃった、市長が言われた28年4月、28年4月ごろから指示をしまして、そのとおりやと思いますね。28年4月ごろから現場の商工労働課ですかね、そこがロート製薬等の28年の4月19日、ロート製薬道路安全対策とか、企業の連絡会の会長訪問とかやっていかれるわけですよね。そんな中で、いろいろな要望を集約されてきて、結果的には28年の7月の28日ですよね、要望についての内部協議を始めたと。ここの段階で、最終的に27日、バス待機場、転回場の推進というふうになるわけですよね。そういう流れですよね。これをまず総務の所管事務調査の中で話が出てきた流れですけども、それで間違いないか、部長、答弁お願いします。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  失礼いたします。産業振興部の尾登でございます。  今、御質問いただきました経緯、流れについては総務常任委員会のほうで報告させてもらっていただいたとおりでございまして、具体的には10月の14日、17日、26日の内部協議打ち合わせにおきまして、意思決定のもとを確認させていただいたということでございます。それ以前の7月27から10月14日にかけて、先方さんと交渉させていただいていたということで、その結果を受けて、この3回の協議の中で意思決定をさせていただいたというところでございまして、これらの経緯のもと、市としても安定的な財源の確保であったり、地域雇用に大きく寄与する企業誘致を推進するには必要不可欠な施策であるということで、11月1日付で都市計画課から起案されまして、市長を初めとする関係部署の決裁を得て正式にこの事業を進めさせていただいたところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  今、我々総務常任委員会で問題になったのが、7月27日に意思決定をします。バス転回場、待機場の推進に当たってですね。そこで、その場所を探しにいくわけですね。どの場所がいいか。そのときに言われているのが、この段階でですよ、岡本市長にこの転回場でいきますよというお話をされているんですか、されてないんですか。教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  転回場につきましては、こういった状況の中、企業誘致の施策等々、市として必要であるということで、私どもが市長からの命を受けまして、近隣を探させていただいたというところだと、このように認識しております。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  ということは、岡本市長は、この転回場で進めていきなさいというふうに認識しておられたということですよね。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  ロータリーは難しいと、したがって転回場であるということであります。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございます。ということは、この時点で転回場を探しにいきます。そして、この転回場をほかの場所、今、問題となっている当該土地以外に調査はされてないというふうに総務常任委員会でお聞かせ願いました。ということは、当該土地1本でお話をされにいったわけですけれども、これは7月27日の命を受けて、その中岡議員を通じて、その人に交渉したというふうにお聞きしました。それはこちらから話をしたというふうに聞かさせてもらっています。その担当部署からお話を中岡議員に話をされたと、聞かさせてもらってますけども、それはいつされましたか。教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  お話をいつされたかということですけども、7月27日から10月14日の間に、この借り上げの面積であったり金額であったり期間であったりということにつきまして、私どもの産業振興部の次長が相手方と話を進めたという報告を口頭で受けておりますが、日時につきましては、記録がないという報告もさせていただいておりますが、明確にお答えできない状況でございます。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  これはね、何のメモもないんですか。このメモがない。実際に中岡議員に条件を示さないとあきませんよね、当然。我々はどの面積をどのような金額で、どんだけの期間を、これはこちらから行政から持ちかけたという話でした。聞かさせてもらったのは。ということは、それは内部協議を含めて、いつ書類をつくって、いつ中岡議員に言ったのか、書類なしで話を進めたとおっしゃっています。これ間違いないですか。確認します。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  実際に協議を進めさせてもらったというのは事実やと思いますが、これはあくまでも意思決定する前の段階の話でございまして、相手方の意向確認のための下打ち合わせであったと、私どもはこのように認識しております。これに基づきまして、相手方の意向を確認して、10月の14、17、26日の庁内の関係部署により打ち合わせを行った後、意思決定をしたものと、このように認識しております。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  そうしたら、今の市長が7月27日に駐車場、回転場で進めなさいという言われて、そして、ほかどこも当たってないでしょう。どこも当たってませんよね。この当該土地しか当たってないんだから。そして、その確認をするのに、いつの日にちで、どれだけの条件を提示したか、メモも何もない。これって森友学園よりかひどいん違うます。伊賀市の森友学園って言われてもおかしくないでしょう。市長、これね、実際にその条件提示はどこで市長は受けられました。市が出すというお話でしたから、市長はどの時点でその条件を見られました。教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  細かなおっしゃるような、いついつというようなことは私は全く覚えておりません。議員の御指摘の中に、この場所に決め当たりをしたんではないかとおっしゃいますけれども、多分、多分というか、それまでに周辺も探しているはずでありますけども、現実問題として、そこしかあいてなかったというのが実際だというふうに思いますので、そういう意味で議員がおっしゃるようなことじゃないかというふうに私は理解しております。  ですから、いついつどこでどういうふうにと言われましても、私は指示をして、まとめてくださいよといったことについて、原局のほうでしっかりとやっているものと理解をしておりますので、どこでそれを認識したか、最終的な打ち合わせの中で、面積も出てきた中で、ちょっとこれ広いん違うのとか、もう少し小さくならんのかと言ったことはあるかとは思いますけども、しかし、それは契約の中で、これはやっぱり一体のものであろうかというような話であるとか、そんなことは記憶しておりますので、これはそういう意味ではしようがないなと思ったというようなことであります。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  今、市長ね、場所の問題を指摘させていただきましたけども、これはもう市長のおっしゃるとおりですよ。その26年度、ここに書いてます26年度に、23年から25年の間、転回場を探してます。その時点で何件か当たったというお話も聞かさせていただきました。そして、もうここでもとれなかった。だけど、この場所しかない、もうそれはもう、この時点で認識されているんですよね。市としては認識されている。だから、当該土地しかないということなんですよ。だから、ピンポイントで行っているんです。指示を受けたから。これはもう間違いない事実なんです。じゃあ、その間探しましたかいうたら、情勢変わったけども、探さなかったというのも聞かさせてもらいました。そこピンポイントで行くんや。  ただ、今僕が申し上げているのは、条件提示をどの段階で受けたかというのは、内部討議、これ10月14日から入ります、正直ね、10月14日から市長がお入りになって、進めていくんですよ。その前に当然、聞いているはずなんですよ、僕からしたら。当然、報告1回受けないと、この内部討議開きません、当然。指示されて、こういうような条件内容ですよ、それをいつなんですかと聞かさせてもらっているんです。それをもう全く聞いてないということやったら、その答弁してください。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  恐縮ですが、私、余り細かなことまでは覚えておりません。ただ、結果としてそういうことであるということは、十分認識をして契約を結んだというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  そうしたら、部長、答弁してください。中岡さんといつ協議をしたんですか。この面積含めて。いつ打ち合わせ、下打ち合わせしたっておっしゃってましたよね。最終的には、下打ち合わせが終了してから、内部討議にかけますよね。当たり前ですよ。じゃあ、下打ち合わせをしたのはいつなのか教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  この件につきましては、先ほどそれから総務常任委員会のほうでも答弁させてもらっておりますように、28年7月27日から10月14日の間に下打ち合わせをさせてもらったというふうなことで報告を受けております。 ○議長(空森栄幸君)
     中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  そうしたら、その時点でもう一つ聞いておかなあかんことがあります。この土地を利用される企業さんですよね。これは社員の送迎をやっておられる企業がロートさん、東洋エアゾールさん、パナソニックライティングシステムズさんというふうにお聞きしています。そして事前にお聞きしたのが3社、5台とめるはずやったというふうにお聞きしているんですけど、その話いうのはいつされてます。そこに企業に対してですよ、何台とめはるんですかというふうなものを条件を確認されたんはいつですか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部次長。      (産業振興部次長営業本部事務局長 東 弘久君登壇) ○産業振興部次長営業本部事務局長(東 弘久君)  産業振興部の東です。よろしくお願いいたします。  今、お尋ねいただきました、いつか、いつ5台分を確認されたかという御質問でございますが、これにつきましては、7月の、たしか要望書が出てきた後、現地を朝見にいったような記憶がございますが、いつという日にちがちょっとすぐ出てきませんので、申しわけございません。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  今、答弁あったように、7月、方針が決まったらすぐに聞き取りに行きましたよと、これは確認してはると思います。そのとおりやと思います。そうしたら、ここで問題になるのは、この土地というのは、実際誰と交渉してたんやという話なんですけども、その地権者、市長が他の議員に質問したときに、その地権者の方の御意向を含めてですね、というくだりがありました。そうしたらこの地権者といつ交渉されましたか、教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  先ほどから答えさせていただいているとおりでございまして、7月27日から10月14日の間に交渉をさせていただいたということでございます。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  地権者の話は今初めてしましたよ。地権者にいつ話をしたんですかと言っているんですよ。7月27日にしているんですね。間違いないですね。 ○議長(空森栄幸君)  答弁願います。  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  失礼いたしました。所有地の地権者ということで、28年の11月2日に初めて地権者と面談をさせていただいた、訂正させていただきます。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  所有地の地権者以外に誰が地権者なんですか。実際にその感覚が市長の答弁されたときと一緒ですよ。これ日にち、ちゃんと書いてますよね。これ大問題なのは、丸中産業さんが農地を、この農地、これ農地です。全体が農地です。そしてちょっともう一つの図面を渡しました。その時点で農地はこの青色で囲んだところが農地申請出てます。それを駐車場にします。転回場にしますいうふうに書かれている図面が皆さんの手元には3枚目にあります。その2枚目にA3の用紙でお配りしている部分については、ここに目的が書かれています。大型バスの駐機スペースが必要となったためというふうに農地転用の申請があるんです。こんだけの面積の。そして、その工事は27年4月から6月までするということで農地転用を認められています。そして、農地転用を認められた上で、伊藤忠から丸中産業さんは4月の27日に購入されてるわけ、この土地を。それから、ずっと農地転用の許可をもらったにもかかわらず、駐車場として運用されたことはありません、ありません。  そして、そしてですよ、ここからが問題ですよ。28年9月30日、まず28年9月21日にNRKエナジー、これが地権者です。権利者です。権利者の会社を28年9月21日につくられるんです。資本金10万円で。28年9月30日に売買されているんです。しかしながら、これは登記されていません。普通ならば売買すればすぐ登記します。しかしながら、28年の11月1日まで登記されていないんです。28年11月1日は何があった日ですか。稟議書が提出された日です。そして、初めて地権者と連絡をとったのは11月2日ですよ。これって誰と協議してたんですか。おかしいと思いませんか、市長。その会社は、中岡議員の長男さんが設立者の一人、そして、28年10月31日にやめておられます。そして、もっとひどいのは、丸中産業さんから土地を買った、最終的に農地については28年の12月1日に売るんですよ。この地図見てください。この絵見たらわかりますやん。ここからここまでですよ。この下、農地転用した後どないするんですか、丸中産業さんは。これは民民やからわからへんと言わはるからね。しかし、問題になっているのは、これ農地がこの緑色で囲んだとこは農地のままでしたよ、この時点では。そして、丸中産業さんが出されている転回場は、この上の面積だけで十分やというて、転回場って図面に起こしておられます。直径28メートル、合わせて904平米で転回できますよというふうに申請されてたんです。  そして、今問題になっているもっと広い土地、なぜ借りなあかんかったんですかというたって、これは農地なんですよ。農地転用したの12月、11月20日に地目変更しているということは、ここ、この段階で初めて地目変更許されるということは、ここで田んぼから雑種地に変えれるように変えられているんですよ。ということは、この間の中で、我々が伊賀市がやっている行為は、中岡議員と丸中産業のためにやってるんじゃないですか、これ。これは。これはどういうことですか、これを説明してください。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  農地転用の許可事案については、農業委員会のほうから説明をさせてもらおうと思いますけども、こういう事案につきましては、中谷議員のほうからこういう情報提示がありまして、私どもの認識としては、初めて確認させていただきましたというのが正直な私の見解でございます。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  そうしたら、この28年10月14日から内部協議をされていますよね。最終的に市長に確認されているわけでしょう。市長、この図面見ませんでした。契約書の基本的な事項、面積、期間、金額、説明受けたでしょう。この図面じゃなかったんですか、教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  その図面であったかどうかと言われても、私はちょっとその辺のところは記憶に曖昧でありますが、しかし、面積であれ金額であれ、期間であれ、それは前にも申し上げたとおり、私は理由のあることだというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございます。市長がどちらの目線、市民目線かどうかいうのが、これは市民見られておりますからね、感じておられると思います。ここで一番基本的なことを申し上げます。地方自治法第2条14に、地方自治体は、その事務処理を行うに当たっては、住民の福祉の増進とともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならないと書いてます。そして今申し上げました、パナソニックさん、そして東洋エアゾールさん、この問題を移転する前、どのような状態やったか、部長、聞いてはりますよね。どういうふうなところで、どんだけのお金をかけてたか、教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  今、3社程度置いていただいて、従前の状態ということだと思います。東洋エアゾール工業につきましては、平成10年10月、ロート製薬につきましては平成11年11月、パナソニックライティングシステムズにつきましては平成12年1月からそれぞれ伊賀市で創業いただいていると、こういうことでございまして、そのうち東洋エアゾールとロート製薬につきましては、創業当初、国道422号線沿いに民有地を借り上げ、バス待機場としておりましたが、直近におきましては、東洋エアゾールは浅野整形西側の民有地に1台、それからロート製薬につきましては、バスのサイズが小さいことから、駅前ロータリーに1台、それから、パナソニックについては、駅前ロータリーに2台、民有地に1台の送迎バスを従前は待機していただいていたという状況でございます。済みません、金額については、ちょっと詳しいことは当時の私、把握しておりませんので、申しわけございません。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  東洋エアゾールさんは月1万円です。そして、伊賀神戸駅前に置かれているパナソニックさんは、もともとここの三重交通さんが借りてはる、委託事業ですからね、その部分で借りてはる年間、商工労働課が貸しているでしょう。4万何ぼで年間借り上げていると思いますよ。年間やったと思います。間違ってたら申しわけない。しかし、非常に金額が、今申し上げましたように、月に直すと5万円ぐらいの費用をお使いになっています。これを伊賀市は月額36万2,500円を使って代替地を用意したわけです。三十数万円も多く、市民の税金を投入してですよ。なぜこんなことが、今、市長がおっしゃっている適正な金額で、その土地を借りるのは適正かもわかりませんよ。だけど、今、使ってはった面積で問題なかった。それで苦情が来ているんですか。それで苦情が来ているわけじゃないでしょう。とめてはることで。全く苦情じゃないんですよ。ちゃんとしたところ、正規のところにとめておられるんやから。それをなぜするんか、なぜするんですか。教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  議員おっしゃったとおり、現在の借り上げ金額は妥当なものであるということは、公示価格、路線価格等々で、これは納得できるところだろうというふうに思いますが、じゃあ、何であそこを借りているのかという意味をお尋ねになっているということですけど、これは私はたびたび申し上げているとおり、立地政策ということです。企業立地の政策であります。ですから、私は就任以来、ずっと折に触れ時につけ、そうした企業に対するケアができていないということを言われ続けたわけでありますし、そうした御不満を企業の皆さんがお持ちになっていることも事実であります。こうしたことをしっかりと受けとめていくということが、将来の地域、伊賀地域、あるいは市民にとって、かえがたい利益を生み出すものになるという判断であります。ですから、そういう意味での判断が、この計画のもとになっているということであるというふうに思います。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  そうしたら、一番初めに、伊藤忠さんから丸中さんにかわれるときに、当然、知っておられたらよかったんですよ。その時点で買っておられたら、26年なんですよ。26年に買っておられるんやからね。今、説明しましたよね。27年の3月に買っておられるんですから、そこで買っておられたら何も問題なかったわけです。しかしながら、今、問題にしているのは、この流れが問題ですよと言っているんです。  というのは、この28年の9月30日に売買ってしてるけども、実際にはされてないと僕は思います。11月1日の登記するまで、ほったらかしてある。そうしたら、この条件が伊賀市が条件を出したときに、丸中産業さんは言い値でNRKエナジーに売れることになるんです。利益供与していることになるんですよ、伊賀市が。こんだけの金額で借りますよと言えば、そんだけの投資効果に見合うことが、売れることができるんです。誰が考えても。違います。もともと買う金額が高く売れるんですよ。丸中産業さんは、こんだけの利回りのある土地やったら。年間四百三十何万円入ってくるんですよ。誰でも投資、見合う金額出しますよね。市が借りてくれるんやったら。そういう利益供与している疑いがあるんです。  これ大きな問題ですよ。伊賀市が利益供与に加担しているのかどうか、それを市会議員を通じて話を進めている、これっていうのは、職員に関する働きかけで一番大きな問題ですよ。それを率先してやっているんですよ、議員を通じて。所有者は11月2日にしか会ってないんですよ。11月1日までは丸中産業の代理人かNRKの代理人か、弁護士資格もないそんな人が代理人できるはずがないでしょう。その人を通じてやってること自体が、伊賀市で問題がないですかと僕は聞いているんです。こういうことをやっていくというのは、それが市長が私は間違ってないとおっしゃっている見解というのは、私は理解できません。これは一般市民が見ておられるから、また、それなりに広報されると思います。この件につきましてはね。  もう一つ、市長は言われました。この契約はいつでも破棄できる。ちょっと契約書の解約条項読んだってください、部長。解約条項読んであげてください。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部次長。      (産業振興部次長営業本部事務局長 東 弘久君登壇) ○産業振興部次長営業本部事務局長(東 弘久君)  今、お尋ねの解約条項でございますが、相手方と契約した第9条のほうにうたっておりまして、第9条の第2項には、本件土地を使用する必要がなくなったときは、契約の期間中であっても、甲に対する、甲というのは相手方のほうです、対する3カ月以上の猶予期間を定めて行う意思表示を持って、この契約を解除することができる、これが第9条第2項でございまして、第4項におきましては、乙はこれは市なんですが、翌年度以降において、歳入歳出予算の当該金額において、減額または削除があった場合は、この契約を解除すると、この2点がうたわれております。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  それが普通なんです。これは3カ月前に協議かけなあかんのです。そして唯一できるのは、予算を減額したり、執行できなくなって、市長の答弁は本当にどういう意思を持って言われているのか、改めて質問します。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  中谷議員が疑念を持って質問をいただいているということでございますけども、私は、当初から今日に至るまで、決しておっしゃるような疑念の湧くようなことはあり得ないというふうに思っておりますし、中岡議員なり、あるいは所有者との間でというようなことでありますけども、その土地に関しては、そこしかあいてなかったわけでありますし、それは一般的に誰かに話をつないでもらうということが、まあまああることでありますので、それがそういう中谷議員が御説明になるような関係性の中で行われたとは私は思っておりません。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  市長思っておられないか、けど、議員は皆思ってます。市民もきっと思っておられるでしょう。これはもう、もう一回常任委員会やります。そのときに市長、1回来てください。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  繰り返し申し上げますけれども、細かなことについて、私が関知、関知という言い方おかしいですね、はずるようなことはございませんし、どこで証言しようが同じようなことでありますので、ここでの答弁が私の全てでございます。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。通告どおり、本当は4番までありますから、きちっと時間配分をして質問してください。お願いしておきます。  これをもって中谷一彦君の質問を終了します。  続いて、質問順位第17番 近森正利君の質問を許可します。
     近森正利君。            (17番 近森正利君登壇) ○17番(近森正利君)  皆さん、おはようございます。公明党の近森正利でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まずは、このたびの災害により被災されました皆様にお見舞いを申し上げます。  今回は、防災対策について、観光振興について、子育て支援アプリについてを質問させていただきます。  近年は台風や地震、津波や洪水、竜巻、土砂災害、火災、火山災害など、自然災害が日本中、不意を突くように発生することが多くなってまいりました。全国各地で防災訓練が行われております。実際に災害に遭遇したとき、どう動きべきか、何をするべきか、冷静に判断することは極めて困難であります。ふだんからの訓練や備え、自分と家族の命を災害から守る第一歩と言えます、災害訓練は。地域における防災訓練を機会に、避難場所の確認や備蓄品のチェックを家族で行うことで、みずからの防災意識を高めることが大切であります。さらに近隣や職場での連携を深めることも重要でございます。  まず最初に、今回行われました平成29年度三重県伊賀市・尾鷲市・紀北町、総合防災訓練を終えて、成果と課題をお伺いいたします。  以後は自席から質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。           (危機管理監 加藤 敦君登壇) ○危機管理監(加藤 敦君)  失礼いたします。危機管理監、加藤でございます。よろしくお願いします。  先ほど議員おっしゃっていただきました11月の5日に伊賀市立霊峰中学校、西柘植小学校を主会場に開催しました三重県伊賀市・尾鷲市・紀北町総合防災訓練では、110団体、約3,500人の市民や関係者に御参加いただきまして、地域住民が主体となった避難所運営や災害関係機関、災害協定団体等々の災害時の連携強化が図られた訓練で、成果があったと考えております。また、みずからの命はみずからが守る、自助ですけど、また、地域の安全は地域みんなで守る、共助、市など行政機関が行う公助が連携し合って、減災につなげていくことの重要性を改めて認識した訓練でございまして、参加いただいた住民の皆様にも、防災に対する考え方がより一層大きくなったことも成果の1つだったと思います。  現在、三重県と訓練参加団体等へアンケート調査を実施して、課題等の取りまとめを行っているところでございます。今後は関係機関と情報伝達や市の物資の受け入れ、搬送、そのほか避難所運営を住民の方々に体験していただくなど、毎年、防災訓練を実施していきたいと考えているところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  今、今回の災害訓練を終えて、これから、今、検証を進めていこうというところだと思います。最後の大学教授の総評でもありましたけども、この災害訓練を終えて、課題をしっかり見つけることが大事やということがありました。この訓練を終えたからこれでオーケーではなくて、課題のほうが大事で、その課題をどう改善していくかということが、これから大事になってくると思います。  実際に私が訓練の中で1つ見受けたことが、実は民間の事業者さんが協定で参加されておりました。その協定の参加者の方が、またよく私も知っているんですけども、その方が走り回っていたんですね。どうされたんですかというと、本部から連絡が来ないんやというふうに走り回っておられました。ということは、いろいろなやっぱり課題がいっぱい出てきているということがよくわかりましたんで、こういう課題をしっかり改善して、本当に起きたときに、どういう対応が必要なのかをしっかり改善していただきたいと思います。  次の質問に移らせていただきますけども、今、現在、地域ごとで防災訓練が行われるようになりました。少し前の訓練ですと、例えば何をやっていいのかわからへん地域では、耐震車を呼んで、地震の車に乗る、また煙の中をくぐるというのが、これで一応防災訓練という感じになっておりました。ですが、最近になってきますと、だんだんと地域の皆さんもいろいろな災害を経験されて、何が必要なのか少しずつわかってまいりました。そこで本当に実際の災害時に役立つような訓練もされている地域も見えてまいりました。  そこで、私の地域では今、自主防災組織もやっとでき上がりました。私もこの会議に参加させていただけるようになりました。数年前までは、やはりもうちょっと悪い話をしてしまうと、それぞれの自主防災の担当が組に回ってきます。ヘルメットが回ってくるんですね。ヘルメットが来たから自主防災やな、担当やなというような形になっておりました。でも、今回、全然違いました。やっぱりリーダーがいて、自主防災組織もでき上がって、連絡網もでき上がっておりました。今回の21号の台風の検証もしっかりされておられました。そういう会議に今は参加させていただいております。  ですけども、やはり地域によっては、地域防災訓練、自主防災活動というのを、どうすればいいのかなというのが、なかなかわからない地域がまだ多いです。そこで、こういったマニュアルを市で作成していただいて、災害に機能するような地域防災訓練ができるような、そういったマニュアルづくりをしていただきたいと思いますが、その点どうでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。           (危機管理監 加藤 敦君登壇) ○危機管理監(加藤 敦君)  失礼いたします。伊賀市としましては、地域の方々にいろいろな防災の訓練等につなげていただくために、出前講座をさせていただいております。出前講座のメニューとしまして、避難所運営ゲーム、HUGを実施しておりまして、平成27年度までは、1年に1カ所ぐらいの実績でしたが、28年度、5団体、5カ所に行かせていただいたり、また、今年度これまでの予定も含めて3団体からDIGといいまして、災害想像ゲーム等をさせていただいて、図上訓練をしていただくことによって、その次の段階に進んでいただきたいと考えているところでございます。とりあえずHUGを経験された方には、住民の方々が主体となった避難所運営を行うなど、その重要性を認識していただき、避難所運営のマニュアル化の必要性を実感していただいているところでございます。しかし、市内で避難所運営マニュアルを作成していただいている地域は少なく、総合危機管理課としましても、出前講座でHUGの経験をされた地域に次のステップとして避難所運営マニュアルの作成に動き出していただけるよう支援をさせていただいているところでございます。  また、DIGを経験された方には、地域内での危険箇所や避難経路の確認をしていただいて、避難する際の地区で決められた一時立ち寄り所や避難所の見直しの必要性を認識していただき、地区の防災マップの作成や地区の防災計画の作成に結びつけていただけるよう支援させていただいているところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  まず、今、質問させていただいたのは、自主防災活動のマニュアルをつくっていただきたいということで、その内容の今お話がありました。実はこれは総務省消防庁が自主防災組織の手引というのを出しておられます。今回は自主防災組織はどこが担当かというと、危機管理課になるんで、これはこちらで答えますということやったんですけども、実際は消防のほうでもこういったことを考えていただけることが大事かなと思いますんで、しっかり連携していただきたいと思います。もう消防長には質問いたしません。  これは大津市はこういう防災マニュアルもつくっておられます。私も勉強させていただきました。そうしますと、まずは3つぐらいの章に分かれてまして、1つ目は自主防災組織についての概要ということで、これは私らの地域でも今、自主防災組織、連絡網、いろんなものがしっかりと今でき上がってきました。こういったものをマニュアルで、またできてない地域にはマニュアルで教えていただきたいと思います。  2つ目は平常時における自主防災組織の活動ということで、これは防災の啓発だったりとか、あとは資材の点検だったりとか、あとは防災訓練の計画、防災訓練の実施ということで、ここに今言われた避難所運営訓練のHUG、これ避難所運営訓練ということで、これはゲーム形式で、避難所の運営を実際に体験してもらおうというものであります。これは私も議会で提案をさせていただいて、その当時の危機管理の方がぜひやりましょうということで実施されました。  もう一つは、災害図上訓練DIGというんですけども、これは災害図上訓練、これから私たちもあす実はやるんですけども、このDIGをやります。参加させていただいてやります。これは最終的には、地域の防災マップをつくり上げようというものが目的になっています。1つはこのHUGは災害時の体育館だったりとか教室をどうやって運営していけばいいのかということを勉強するような内容、もう一つは、DIGは地域でまち歩きをして、防災マップをつくってくださいねというような方向づけをするための、そういう訓練になっております。  こういったものを今、いろいろなお話あったんですけども、今、出前講座でもいろいろしていただいております。今、出前講座をしていただいた結果として、それが本当に地域で防災マップをつくることになるのか、また、防災訓練に実際に体育館を利用して避難所運営の訓練がしっかりできるのかということが大事やと思いますんで、その方向性で、危機管理監、進めていただけますでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。           (危機管理監 加藤 敦君登壇) ○危機管理監(加藤 敦君)  HUGとかDIGとかの机上、机の上での図上訓練を経験していただいて、先ほど議員さんおっしゃっていただいたマニュアル化、防災マップの地区の防災マップの作成につなげていただいて、それに基づいた災害想定をした訓練を地域のほうでやっていただいて、やっていただいたことで、机上ではこうやってやっていくつもりで、みんなで考えていったのに、実際には動けないなというところも出てくるかと思います。そういうところは訓練の中で発見できる課題として発見できるものかと思います。その発見されたところを、じゃあ、実情、そこの地域に合ったものにより近づけた防災マップ、避難所運営マニュアルに改訂、地域のほうでしていただけるようにしていただければと思いますし、総合危機管理課のほうでも、それの支援をさせていただきます。  また、先ほど議員さんおっしゃっていただきました消防庁が発行します自主防災組織の手引という、これ消防庁のホームページにもアップされてまして、29年3月、年度末ぐらいに三重県のほうから冊子として配られてきたものでございます。そちらにも具体的に訓練の方法の事例とか全国事例とか紹介もされておりますので、それらも地域のほうに紹介させていただき、皆さんの防災力の意識の向上につなげていきたいと考えております。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  まずは、伊賀市の自主防災マニュアルをつくっていただきたいと思います。その地域によって、津のほうでは津波とか、災害が状況が違うんで、やはり伊賀市に合った自主防災活動マニュアルをつくっていただきたいと思います。  次に移らせていただいて、質問としては台風21号の災害対応の検証と課題をお伺いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。           (危機管理監 加藤 敦君登壇) ○危機管理監(加藤 敦君)  台風21号では、10月22日4時25分に伊賀市に大雨警報(土砂災害)が発令され、市としましても、同時刻から災害対策本部を設置し、警戒配備体制1をとり、同日14時にはこの台風で警戒体制配備2の2に体制を引き上げて、災害対応に当たってまいりました。災害対策本部会議を延べ9回開催し、市内の家屋、道路等の被害の情報収集や、台風がもたらす降雨による河川の水位、土砂災害の危険性などを予測し、その対応に当たってきました。22日17時45分には、市内全土に土砂災害警戒情報が発令されたことにより、全域に避難勧告を発令し、23日9時40分に一部を残し解除いたしました。  避難者は、自主避難を含め最高値で47世帯、71名でございました。被害の状況としましては、人的なものとして、女性の方が風に煽られ転倒しましたが、幸いにも軽傷でありました。また、建物では風の影響による被害はあったものの、台風が近づく前からの降雨の影響もあり、宅地の基盤崩壊により家が傾くなどの被害があったことが今回の台風の特徴でございました。また、宅地以外でも急傾斜ののり面や路肩崩壊により土砂災害が発生したところが多く、各所の道路の通行どめや、JR関西線では今も通行に支障を来している状況が続いております。  地震とは違い、台風等の情報はある程度は事前に得られるものでございます。日ごろから準備していただいている非常持ち出し袋を持って避難していただくことなど、自助の1つとして、また自主防災組織としての共助の1つとしてもお願いしているところでございます。市としましても、指定避難所などでしっかり補完していきたいと考えています。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  今回も47世帯の方が避難したということであります。私も現場の今回の感想なんですけども、実は私も毎回見回りながら、私らの地域はちょっと急傾斜な土地もあるんで、その地域の方はちょっと声をかけながら回りながら、今回も一緒に避難をさせていただきました。そのときに避難所としては、体育館、学校の体育館になっております。高齢者の方になってくると、やっぱり一気に体育館というのは大変な状況があります。そんな状況もわかってたんで、区長さんに相談しながら指示を仰いで、今回、公民館の畳があって、暖房も入ってて、座布団もあり、横になれるような状況のほうがいいだろうということで、そこにお連れをいたしました。その前に、実は体育館も見に行ったんですね、学校の体育館を見に行きました。そうすると、この時期ちょっと寒かったんですね。学校のほうでも校長先生、教頭先生が一生懸命準備をしてくださって、その当時まだ灯油がなかったんです。まだ灯油を買う時期じゃなかったんで、灯油を買いに走られました。それからストーブをつけてくれたりということで、本当に現場の方には大変お世話になっております。  ですけども、このときに私は公民館にお連れしたんですけども、やっぱり体育館にしか物資は来ないということで、それと公民館にお連れすると、やっぱり泊まりになりますんで、役員の誰かがやっぱり一晩中つかなければならないという状況がやっぱり発生してしまいました。そこで今回は、体育館ももちろん避難所として指定されていても、校舎の教室も使えるはずなんですね。ここを暖房が入るような、エアコンが入っているような教室を利用していくような方向性が今回あったのか、利用したことがあったのかお伺いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  教育次長。        (教育委員会事務局教育次長 児玉泰清君登壇) ○教育委員会事務局教育次長(児玉泰清君)  今、議員お尋ねの一般避難所として学校の校舎の使用はということでございます。子供たちの生活をする場所でございまして、当然、ふだん、子供たちが使っておりますので、子供たちの作品、また学校の教材やとか学習用具等も入っておりまして、施設上、管理の難しい点もございます。今回21号台風では、神戸小学校の体育館で雨漏りが発生しました。非常に寒かったということで、ストーブ等も準備をしたんですけども、雨漏りで床の水もぬぐえ切れないような部分もございましたので、ふだん控室として使用しております校舎内の和室を避難所として提供させていただきました。どの学校でも同様な対応がとれるとは限りませんけれども、状況に応じた対応を行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  ありがとうございます。一番最初にやっぱり避難されるのは、やっぱり高齢者の方なんですね。そうなってくると、やっぱり床に寝転んだりっていうことが大事になってくるんで、やっぱり教室も前提としたような、そういった計画も立てていただいて、避難所として運営していただきたいと思います。  では、次に行かせていただきます。  次は、伊賀市災害ボランティアセンターの設置から運営の各部局の連携、総括の仕組みをお伺いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。           (危機管理監 加藤 敦君登壇) ○危機管理監(加藤 敦君)  平成25年の7月に特定非営利活動法人のみえ防災市民会議と伊賀市社会福祉協議会、伊賀市の3者で、伊賀市における災害ボランティアセンターに関する協定というのを結ばさせていただいております。その中で社会福祉協議会の中に事務局を置いて伊賀市の災害ボランティアセンターを設置をしているところでございます。  その役割としまして、みえ防災市民会議がボランティア支援の組織を統括、調整を行い、社会福祉協議会はセンターの窓口機能を担い、総合調整を行うことになっております。また、市の窓口は総合危機管理課で行い、必要があった場合には、市の各部局と連携を図り、災害ボランティアセンターと連携を図っていくことになっております。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  今回、この災害ボランティアセンターも非常に気になったんです。私は、全国にいろんなところへ被災地いただいてボランティア活動をさせていただきました。いろんなボランティアセンターも見てまいりました、自分の目で。今回は、実は実際に中谷議員と一緒にいろんなところを回らせていただいて、避難されている方も結構多かったんですね。こんなときにいろんな手助けがあったらいいのになっていうことで、ボランティアセンターは今回設置されてますかということを、社協のほうへ電話させていただきました。今回は、協議をして設置をしておりませんという話をいただきました。その前にも建設だったりとか、健康福祉のほうも電話させていただくと、ちょっと今現状わからないですねということでありました。  避難してどうかということではなくて、今後の課題としてどういうことが大事なのかなということを思ったんです。協定書には、やっぱり社会福祉協議会と伊賀市による災害ボランティアセンターを開設するってなっておりました。平常時から相互に連携し、ボランティア団体、地域住民、防災関係機関との良好な関係維持に努め、センターの運営を行うということで、平常時の準備が必要であるかなと今回思いました。この災害ボランティアセンターは非常に地域住民にとっては大事であります。大体、災害が起きますと、民家の中ですよね、民家の中になると民地は行政は手を出しませんということになってしまうんです。そのときに誰が手助けするのかなと思うと、これは災害ボランティアセンターのボランティアさんしかそこへ入れないというか、入ってくれないんですね。そこが一番大事で、本当に困っているときに、ボランティアセンターやから今回ないよって言われると、ちょっと厳しいなという思いがありましたんで、今後の課題として、また考えていただきたいと思います、  もう一つ次の質問なんですけども、災害時の仮設住宅の設置箇所の事前選定は決まっていると今御答弁が危機管理監からありました。災害時の避難所から、次、仮設住宅が建設されるまでの間の空き家の利用や市営住宅、民間アパートの活用の状況をお伺いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。           (危機管理監 加藤 敦君登壇) ○危機管理監(加藤 敦君)  仮設住宅の建設につきましては、測量、建設等、ある程度時間がかかるものでございます。避難所での生活や車中泊での避難者の生活など、心身に負担がかかる長期化を避けるために、早急な対応として公営住宅や空き家、民間賃貸住宅等のみなし仮設住宅と言われるものですが、そういうものも利用して、あわせて対応していきたいとは考えております。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  これも実際、現場を中谷議員と一緒に回らせてもらって感じた、わかったことなんですけども、やっぱりもう家の玄関がつぶれてしまって、家の中に入れないという状況がありました。そのときに、やっぱり早急に家を探さなくちゃいけないというときに、中谷議員が機転をきかして、空き家があるんじゃないかということで、空き家のほうへ電話をしました。それでいろんな交渉をしながら、結果としては違う方向になったんですけども、そういう情報発信もやっぱり欲しかったかなと思います。そこでやっぱりボランティアセンターなんかがあれば、もっとしっかり機能したんかなというような課題も私は感じましたんで、さらにまた防災、どこまで行っても終わりませんので、またどうぞよろしくお願いいたします。  次の質問に移らせていただきます。  次は、観光振興についての質問をさせていただきます。  まず、ちょっと私、読ませていただいて、日本を訪れる外国人の旅行者数は5年連続で大幅に伸びております。景気回復の大きな力となっています。その数は2016年に前年比21.8%増の2,404万人、初めて年間2,000万人を突破、過去最高を更新をしました。ことしはさらに早いペースでふえ、9月には既に2,000万人を超えています。  これに伴って、飲食や宿泊など、訪日外国人旅行者の消費額も2.7兆円拡大し、16年は過去最高の3.7兆円に達しました。また免税店が4年前の9倍超えの4万2,791店に広がっています。訪日外国人客を誘致するためのビザ発給要件の緩和や、これは国の政策ですけども、免税制度の拡充を推進、また観光案内の多言語化といった受け入れ環境の整備や、海外プロモーションの強化、まずは2020年までに国は訪日外国人旅行者数4,000万人を目指します。そして、旅行者消費額は8兆円という目標を持っております。こういった形で今、外国人の旅行者数を国としても、この国のいろんな形の活性化というか、税金のいろんな収入からも含めて力を入れたいという思いがあります。そこで今回、伊賀市でも行われております観光のことについてお尋ねいたします。  1つは、着地型観光伊賀ぶら体験博覧会、いがぶらの2016年、2017年、伊賀地域、県外、外国人観光客などの実績報告をお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長
              (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  失礼いたします。2016年と2017年の実績ということでございます。昨年のいがぶら2016につきましては、平成28年の10月1日から12月4日まで開催させていただきました。6つのカテゴリー、112の体験プログラムで開催いたしました。参加者数は2,029人、参加率は伊賀地域からは78%、伊賀地域を除く他の県内からは8%、県外からは14%となっております。なお、御質問いただいております海外からの参加者ということでいきますと、1名ということになります。全体の参加率は計画の82.8%、最高率は109.7%というふうになっております。  また、いがぶら2017につきましては、平成29年10月1日から12月3日まで開催し、いがぶらり〜街歩き・自然を満喫、歴史と文化・伝統工芸をたずねる、伊賀びとの技、伊賀の食と出会う、美容と健康を伊賀で体験、伊賀といえば忍者と芭蕉さんの6カテゴリーということで、149の体験プログラムで開催いたしました。現在、参加者数の精査を行っている最中でございますけども、約2,500人が来られているということになっております。伊賀地域、県外、外国人の客数につきましては、集計中でございますので、また報告をさせていただきたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  いがぶらを批判することも何もないです。本当に内容的にはおもしろいし、こういう体験っていいなという感じがするんですけども、どうしても何か内々で終わってしまっているようなイメージがやっぱりありました。外国人も1名参加ということで、これをこのいがぶらを使って、どういう目的を持って、どこに向かって、どういう経済効果を得ようかなというのが大事かなと思います。あとはいがぶら、NINJAフェスタ、また観光PRイベントの伊賀上野NINJAフェスタin上野恩賜公園の、こういう活動もあります。これはちょっと質問しようと思ったんですが、時間的にあれなんで、こういったいろんなイベントを打っていただいておりますけども、まずはこのインバウンドという海外のお客さんの消費を日本経済の下支えにするという国の方針があります。ここに向かって我々は何をすればいいんだろうということが、しっかり計画立てていかなければならないと思います。  そこで今回、伊賀上野観光協会が日本版DMO候補の法人登録に向けて申請書を提出して、伊賀市も支援していくという報告がありました。この具体的な取り組みをお伺いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  失礼いたします。具体的な取り組みということでございます。DMOといいますのは、Destination Management Organization、英語でいったらこういうことになります。略でございまして、地域の稼ぐ力を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する観光地経営の視点に立った観光地域づくりのかじとり役として、多様な関係者と共同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定し、またその戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人のことをいいます。  日本再興戦略2015年アクションプログラム、国の戦略でございますけども、日本の観光のトップランナーとしてふさわしい地域の中から、世界に通用する観光地域づくりとマーケティングを行う官民一体の観光地経営体、いわゆる日本版DMOを100件程度選定すると、こんなことになっております。政策資源を集中的に投入するということで、DMOを観光地経営の主体として位置づけるというふうになっております。  このDMO法人として登録されることによりまして、今まで地方自治体が事業主体でないと受けられなかった各省庁の補助事業の一部につきましても、直接実施することも可能となってきます。これらの状況を踏まえまして、伊賀上野観光協会が日本版DMO候補法人登録に向けての申請を11月15日に国に提出しました。その内容でございますけども、観光地域づくりによる地域経済の活性化には、やっぱりこれマーケティングって非常に重要視しておりまして、マーケティング、例えばデータの収集分析であったり、商品サービスの開発であったり、それから効果的な宣伝手法等々でございますけども、これらに基づく観光振興策の取り組み、重要ということで、それらを盛り込むべく、行政も一緒になって十数回のプロジェクト会議を行いながら、実施に向けての体制や調整機構についてまとめまして、これらの実効性を持たすためのKPIの指標の設定なども行っております。  議員さんから御指摘のとおり、今後、多様な主体と連携しながら、伊賀の強みや魅力を生かした観光地域づくりを進めていくということになりますけども、民間の経営ノウハウを導入し、中期の経営計画を策定するなど、これまで公的要素の強い観光協会から地域の稼ぐ力を醸成していくということで、牽引するDMOへの転換を図っていくことを最終的な目的としていると、こういうことでございます。行政としましても、積極的にかかわりながら、支援をしていきたいと、このように考えております。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  よくわかりました。この日本版DMOがこれから始まります。1つは大きな3つの柱があって、DMOを中心として観光地域づくりを行うことについて、多様な関係、いろんな関係を全部一緒になってやっていこう、その司令塔になるのが伊賀上野観光協会ということになります。一番大事なのは、2番目の柱のいろんなデータを継続的に収集、分析し、明確なコンセプトに基づいた戦略の策定、KPIの設定、PDCAサイクルの確立、このKPIというのは日本語にすると重要業績評価指標といいます。KPI設定とは、何をもって成功とみなすのかという、最終目標を定めた上で、それを達成するために必要な途中評価指標、経過観察すべき指標を定めるということになっています。  この伊賀市にも、実は、私もいろいろ調べてると出てきて、伊賀市観光プロモーション戦略というのがあるんですね。市長、知っておられますか。これがありまして、これ伊賀市のですよね。伊賀市と書いてあるんですけども、この中に事業検証シートというのが入っておりました。これで検証するんだなということがわかったんですけども、これどっちかというと、いろんな数字をもとに検証するというよりも、今まで伊賀市の中にあるどうだったか言葉でできた、よかったみたいな、そんな評価で終わってしまうのかなというの、ちょっとそういう危惧がありました。ですから、今回のいがぶらは数字をこんだけ集めました。このことによってどこのお客さんをどういうふうに連れてこようとしているのかなというのが明確になっていかなければならないと思います。このいがぶらに関しては、ちょっと説明を受けると、これは実は市内の方、地域の方が参加していただいて、それを海外とか、外に発信してもらいたいという思いがあるというのは聞かせていただきました。でも、その発信がどうかなという課題が見えてきました。こういう課題をしっかり一つ一つ見つけながら、本当に経済効果があるような観光行政になっていくことが必要やと思います。  この中で、もう一つ感じたのは、今、定住自立圏構想というのが伊賀市にありますよね。南山城村に今、道の駅ができました。これはよその自治体のことなんで余りあれなんですけども、初日すごい人が来ました。もう車があふれました。私もちょこちょこ行くんですけど、抹茶アイスを買いに行きます。おいしいんです。でも、中を見ても、やっぱりそんなに買うものが、私の感覚としてないんですね。ここに山城村、小さくまとまらずに、もっと伊賀市もいろんな連携して、いろんな商品を置けば、相乗効果でもっとたくさんの物が売れるんじゃないかなという、そういう感覚を受けました。  だから、今、日本中で起きているのは、やっぱりもっと広域な連携がどんどん進んでます。今回、産業建設委員会でも、十勝のほうへ行かせていただきました。こっちのほうでも、十勝というブランドで、十勝、十勝市じゃないんですね。十勝というのはいろんな市町がまじって十勝という地域をつくっています。そういうブランドができ上がっています。そういったブランドをもっと大きなブランドをつくって外に発信していくべきかなと思います。  もう一つ、質問させていただくのは、訪日外国人観光客の受け皿となる宿泊施設の不足が今深刻化する中で、一般住宅の空き家部屋を旅行者に有料で貸し出す民泊、民泊新法の制定が来年6月から施行されます。この法律の施行後、伊賀市で具体的にどのような宿泊が可能になりますか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  民泊新法施行後どのような宿泊が可能になるかということでございます。この民泊新法は、ことしの6月16日に公布され、6月15日から施行されるということが閣議決定されたということでございます。そもそもこの法律の目的は、住宅宿泊事業を営む者に係る届け出制度を設けるということで、国内外の観光旅行の宿泊需要に的確に対応することで、来訪及び滞在を促進するということでございます。本来、宿泊業を営もうとする者は、旅館業法による知事の許可を受ける必要がありまして、簡易な宿泊施設であっても、施設等を設置する必要がありました。しかしながら、近年の訪日外国人の急増によりまして、都市部においては宿泊施設が不足し、マンション等に外国人観光客を宿泊させる法律行為が頻発していることから、適正な民泊の法整備を行い、宿泊業の増加を図るため、今回の法律が施行されたと、このように認識しています。  この法律が施行されれば、都道府県知事に届け出を出すことで、年間180泊180日泊まれるということで、特別な手続のない一般住宅に観光客を泊めることが可能になってくるということであります。それから、あわせまして、空き家などを管理する、例えば不動産業者等の家主の委託を受けて、住宅宿泊管理業者として登録することができ、旅行業者であったり、DMO等が予約、支払いの仲介をするなどといったことで、住宅宿泊仲介業者に登録すると、このようなこともできるようなことになってます。  特に、伊賀市はこういうふうな宿泊に適した空き家も多数あると、このようなことで認識しておりますので、農家民泊を踏まえて、特に外国人観光客の宿泊先として選定いただくように啓発事業の推進に努めていきたいと、このように思います。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  この民泊、非常に可能性を秘めているんで、これも民泊といろんなセットで、ルート設定とか、いろんなものをセットにして提案するということになってくると思いますので、これから必要となるような事業者ということで、住宅宿泊事業者、住宅を使って宿泊事業を行う民泊ホスト、住宅宿泊管理業者、民泊ホストのかわりに業務を代行する民泊運営代行会社など、住宅宿泊仲介業者、宿泊者のために民泊物件を紹介する仲介サイト運営会社、こんな事業が市の中で観光協会がやるのか、こういうふうな事業も必要になってきますんで、しっかりとまた準備をしていただきたいと思います。  市内にはオートキャンプ場なんかもあるんですね。これも宿泊施設なんですね。オートキャンプ場、このオートキャンプ場は春は満開の桜のもとでキャンプができる。秋は紅葉の中でキャンプができるということで、本当に団体でいっぱいになります。宿泊といってもいろんな形があって、いろんなパッケージをつくれば、もう連携すれば大きな大きなものになってきますんで、そういったものが今回DMOがやるべき大事な事業になってきますんで、よろしくお願いいたします。  最後になりますけども、子育て支援アプリ、母子健康手帳アプリというのを提案したいと思います。これはNPOのお母さんの団体がこういうものがあればいいよなということで、民間の会社と共同に一緒につくったアプリであります。こういった現場の声が詰まったアプリをしていこうというお考えがあるのかだけお伺いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  健康福祉部長。           (健康福祉部長 稲森洋幸君登壇) ○健康福祉部長(稲森洋幸君)  失礼いたします。健康福祉部、稲森でございます。  お尋ねの件でございますけども、子育て支援に関しまして、多くの無料のアプリがあるというようなことは聞かせていただいております。実は有料の商品の売り込みというのもあるようでございますけども、できるだけ経費をかけずにホームページを活用していきたいと、これ私どもの考え方でございまして、確かにお子さんの発達の記録や育児日記など活用されているというようなことは聞かせていただいておりますので、十分参考にさせていただく必要はあるのかなというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  近森議員。 ○17番(近森正利君)  今回、そのアプリを提案させていただきました。前もごみアプリを提案させていただいて、やっぱりそのときも提案から3年、3年になりましたけども、でき上がりました。本当はその当時から、なかなかこういう理解がないと、そういうものってなかなかできないんですけども、こういうのを先駆してやっていくことで、いろいろな層に向けた発信にもなりますし、今回のごみアプリに関しては、非常に私もごみ当番なんで、重宝しております。市長もそうだと思いますけども。  ということで、我々のここにいてる人の感覚で決めてしまうと、なかなかその理解ってわからないんで、本当に現場のお母さんの声を1回聞いていただいて、本当にいいのかどうかもしっかり検証していただいて、また進めていただきたいと思います。  今回は、3つの質問をさせていただきました。また、しっかり私たちも現場の声を聞きながら、今回、災害に関しては本当に現場を一緒に歩かせていただいて、課題が何なのかということがよくわかりました。別に批判をするんではなくて、課題を見つけて、それを執行してもらうのは行政側ですから、我々できませんから、その提案をしっかりしていく、それはやっぱりそちらも受けていただいて、しっかり改善して、執行していただきたいと思います。  次回も頑張って質問やらせていただきたい、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(空森栄幸君)  これをもって、近森正利君の質問を終了します。  続いて、質問順位第18番 北出忠良君の質問を許可します。  北出忠良君。            (20番 北出忠良君登壇) ○20番(北出忠良君)  ただいま議長の許可を得ましたので、一般質問させていただきたいと思います。20番爽風クラブの北出忠良でございます。  私が質問させていただくのは、大きい項目でいいますと農政についてと、観光行政についてであります。農政については、まず最初に平成30年産以降の米政策について、そして次に、三重の米、三重23号結びの神について、3番目としまして、農業所得向上対策についてでございます。  来年から交付金がなくなり、どうなるんかなと、これはもう5年前から決まったことでございますので、農家においては全て認識していって、そういった体制に向かって今日に来ていると認識しているわけでございますが、やはり将来、ビジョン的に物すごい不安があるのも事実でございます。そういった観点から、市長にそういった今後の大枠の市としての考え方をお聞きして、その後、部長のほうから具体的にあれば御答弁いただければと、このように考えております。  昭和46年から本格的に開始されました生産調整は、約50年間続けられてきましたけれども、行政による主食用米の生産調整が来年には廃止され、国が示す需給見直しを参考に、農家が自主的に生産量を決定する方式に変更されます。こうした農業基本政策をどのように受けとめ、認識されているのか市長にお尋ねします。  また、30年産以降の伊賀市における米づくりについて、どのような姿を目指し、振興を図ろうとされているのかお尋ねいたします。  次からの質問は自席にてさせていただきますので、わかりやすい御答弁をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  今、米づくり、あるいは農業問題について、この伊賀市はどのように政策のコンセプトを立てていくのか、方針はどうかというお尋ねですけども、折々いろんなときに私も申しておりますように、この伊賀地域の農業生産物ということについては、大変ポテンシャルの高い、これは世界に評価をされるべきものであるという確信を持っているところであります。ただ、課題は担い手というようなことでありますし、そうしたことから、耕作放棄地であるとか、あるいは担い手のないということが課題となってくるわけであります。逆に言えば、こうしたところをしっかりとケアしていけば、私たちのこの地域というのは、農は国のもとなりといいますが、やはり農は地域のもとであります。地域のコミュニティの結束あるいは生産性の向上、ひいては地域の経済力のアップということにつながっていくというふうに思っておりますし、これはしっかりといろんな観点から頑張るべき課題であるというふうに思っております。  今も人・農地プランでありますとか、さまざまなことがありますけども、さらにこうしたことを進め、そして、新しく農業をやりたいというような方が参入しやすくなるような、そうした手だてもさらに考えながら、JAさんであるとか、あるいはこれは行政とJAだけではなくて、どうかすれば、これからは金融界というようなこともかみ込んで、よく言われる産官学金労言というような、総体的なスキームの中でしっかりと取り組んでいく課題であろうというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  失礼いたします。30年産以降の具体的な米政策については、私のほうから報告をさせていただきたいと思います。  議員御発言のとおり、平成30年産の以降の生産調整につきましては、国の方針として従来の行政からの生産数量目標の配分を行わず、また生産調整達成者への米の直接支払交付金、10R当たり7,500円でございますけども、これが廃止されます。このことは平成25年に決定された事項であり、従来から各農家に対して周知をさせていただいてきたところでございます。  平成30年産以降の国の方針として、従来からの生産調整の役割については、地域農業再生協議会に移管されることになっており、需給調整の目安を提示する方向となっております。全国の米の需要量は、人口減少等により毎年8万トンが減少しており、引き続き米の需給調整に取り組む必要がございます。  去る8月31日に開催されました三重県農業再生協議会の臨時総会におきまして、引き続き米の需給調整を取り組めるよう、生産数量目標にかわる指標として生産量の目安ということで、各地農業生産協議会ごとに提示する方針が決定され、伊賀市農業再生協議会としては、三重県農業再生協議会の方針に基づき、農家の皆様へ生産量の目安を提示させていただき、需給調整への御協力をお願いしたいと考えております。  なお、次年度、平成30年産からの生産調整においての米の直接支払交付金は廃止されますが、従来の転作作物栽培に対しまして奨励しております水田活用直接交付金は継続されることとなっておりますが、交付に対する国の単価等につきましては、おおむね従来どおりの単価で決定される予定で、確定次第、速やかに農家への情報提供をさせていただくとともに、それらの交付金を活用しながら、米の需給調整について御協力についてもあわせてお願いをさせていただきたいと思います。  産地交付金につきましては、国から配分される資金枠の範囲内で地域の作物振興の設計図となる水田フル活用ビジョンに基づいて麦、大豆等の生産性向上の取り組みや、地域振興作物の生産等、産地づくりに向けた取り組みを支援することとして、伊賀市農業再生協議会にて策定をしております。平成30年産以降につきましても、交付金の詳細にわたる配分方法については、現在まだ示されておりませんが、米の生産調整達成のために、転作作物への栽培奨励に向けての助成を検討しておりまして、その内容については、伊賀市農業再生協議会と関係機関と連携協議しながら、決定をさせていただきたいと、このように考えております。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  先日こういったチラシといいますか、こういった説明が再生協議会のほうから来たわけですけども、実際、生産調整は今後も継続しますという形の中で、それぞれが思い思いが主食用米をつくれば、やはり生産過多になって米価が下がる、そうした形の中で、協力してこの3年間米価が少しずつではありますけれども、上がってきたわけでございます。そうした中で、そういった一緒になってその地域が協力していくというのは、非常に大事なことであろうと思います。また、コスト削減や収量増収のために、やはり農地集積や集約しているように思うわけですけれども、現状、農地中間管理機構における事業は、どのようになっているのか、そしてまた市においてでは、基盤強化促進法によります利用権設定による農地集積はどのようになっているのか、この2つをあわせてわかりやすく端的にお尋ねいたします。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  失礼いたします。農地集積と農地中間管理事業のことでございます。平成26年度から開始されました農地中間管理事業につきましては、伊賀市では平成20年度から事業を実施しております。平成27年度には人・農地プランを作成いただいた地区のうち、10地区から約323ヘクタール、28年度には11地区から約67ヘクタールの農地が農地中間管理機構を通じて、担い手へ貸し付けられております。これは両年ともに三重県内でトップの集積面積ということでございます。また、平成29年度につきましては、約34ヘクタールの農地を機構事業として集積すべく現在事務を進めているところでございます。  三重県農地管理機構は、あらかじめ借り手が決定する農地のみ預かると、こういう仕組みになっておりまして、賃料は金銭のみであるなど制限が多くありました。しかし、30年産からは賃料を米による物納が可能になるとなるなど、農地の出し手、受け手のニーズに対応する予定としております。  それから、集積のほうでございますけども、現在、伊賀市におきましては、農地中間管理事業を実施している地区で、プランに位置づけられている担い手の集積率は約35%です。また、市内農地のうち機構事業や農業委員会での利用権設定等による担い手への集積率は約24%となっております。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  三重県農地中間管理機構の中において、この伊賀のほうからでも登録をされている方もかなりいるわけでございますけれども、現実、登録したままで、何らそういった、どうですかといったようなアクションがないというような声も聞いております。そういったことから、やはり農地の移動というのは、やはり難しいなと、このように思っているところでもございますが、各地域において、人・農地プランが作成されているところは、まだそのうち良とすべきかなと思うわけでございますけれども、そういった地域分けからして、担い手が現実に育ってきているのかなと、やはりそういった地域を維持していこうとすれば、地域挙げて、やはり集落挙げて協力していかなければ、やはり担い手だけで水路を整備したりとか草刈りしたりとか、そういったいろんなことができ兼ねるところもあるわけでございますので、そういった点について、担い手にモデル的にどの程度の面積を集積して、そうした中でどういった生産調整を振り分けていって、年収がどのくらいになるか、そういったモデル計算されたことあるかないか、答弁お願い申し上げます。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部理事。          (産業振興部理事 服部智秀君登壇) ○産業振興部理事(服部智秀君)  失礼します。産業振興部理事の服部です。よろしくお願いします。  ただいまお尋ねの担い手にどのぐらいの面積を集積すればもうかるようになるのかという計算をされたことがあるかということでございますけども、農協さんですとか、県ですとか、いろんなところでさまざまなシミュレーションは行われております。やはり農産物価格のますますの向上と、機械の生産性、その点もございまして、規模を大きくすれば大きくするほど、伊賀市のような米生産中心のところでは、機械の値段も上がってくるということで、その辺がなかなかネックとなりまして、やはり10ヘクタール、20ヘクタールと、その辺のところが一番集積しやすく、経営等も成り立っていきやすいところではないかというふうに、市内の伊賀市農業再生協議会の中の幹事会等の中では話をしているところでございます。
    ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  ありがとうございます。大体20ヘクタールぐらいが、私もそういった家族経営でするのには、いいんではないかなと、このように思うところでございますけれども、再生協議会として、ビジョン的なものがこの資料の中にも書いてあるわけですけども、何年か前に、2年前ですかな、そういった中で、国の飼料用米をかなり熱心に進めているわけですけれども、再生協議会としては、どのような方向で進もうと思っているのか、お尋ねをします。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  失礼いたします。飼料用米の御質問でございますが、先ほどのちょっと1点訂正をさせていただきたいと思います。農地集積農地管理事業のところで、私、伊賀市では平成20年度から事業を実施と言ったようでございます。正しくは平成27年度からでございます。済みません、訂正させていただきます。  飼料用米のことでございますけども、30年産からの生産調整はですね、従来の転作、作物栽培に対して奨励している交付金でございますが、継続していくということになっております。伊賀市では米以外の作付が適さない耕地が多いので、これまで飼料用米の生産による生産調整をお願いして取り組んできていただいたところでございます。今後もこの取り組みを継続して、米の価格維持に取り組みながら、農家所得の向上に努めたいと、このように考えております。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  取り組んでいくのはわかっているので、それをどのようにしていくんか。言えばですね、それをふやしていくんか、それとも飼料米については減らしていくんか、考え方ですよね。そして、ふやしていくとすれば、そういったマッチングはどのようにされるのか、ふやさないのであれば、農家所得については、何でカバーしていくのか、そこの点についてもう少し詳しく御答弁をお願いします。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部理事。          (産業振興部理事 服部智秀君登壇) ○産業振興部理事(服部智秀君)  失礼します。先ほども部長が述べましたように、伊賀市では米の作付に適していても、ほかの作物の生産に適さない農地もたくさんございます。そういう意味におきましては、今後とも飼料米の生産につきましては、継続して、できればふやしていくような方向で進めていただきたいというふうに考えております。マッチング等につきましては、伊賀市の米の60%強がJAのほうにも出荷されているということもございますので、一般米、飼料米、その辺の振り分けをJAさん主体で取り組んでいただいて、ふやしていく方向で進めていただきたいと考えております。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  私はやはり担い手のほうに農地をできるだけ集積して、コストも削減して、そういった形の中で、20町歩であれば、こういった形の、この分を主食用米、そしてまたこの部分は飼料用米、そしてまた麦、大豆、そういった経営的に安定した生活が、収入が得られるような方向をやはり行政としても考えていって、参考にお示しいただければありがたいなと思ったわけでございます。しかしながら、全て判断するのは、生産者農家が判断するのは、これはもう言うまでもないことでございます。再生協議会についても、今、理事のほうからふやしていくような御答弁いただきましたけども、伊賀市水田農業ビジョン案に、平成29年では耕畜連携で、やっぱり飼料用米についても131ヘクタールから120ヘクタールと、このように平成29年度にはなっておるわけでございまして、この作付の予定面積につきましては、飼料用米につきましては平成30年度では200ということで、平成28年度から比べますと、やはり217ヘクタールから210、200とだんだんと作付面積が減っているわけでございますので、そうした今の答弁とこのビジョンとマッチしてないということで、どちらが正しいのかなと、進むべき方向が迷うんではないかなと、農家にとっては思うんですけども、そうしたことの見解について、再度御答弁いただきたいと思います。部長どうですか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部理事。          (産業振興部理事 服部智秀君登壇) ○産業振興部理事(服部智秀君)  飼料米としてはふやしていきたいということで考えておりまして、再生協の中でもお話はさせていただいているところなんですけども、耕畜連携等につきましては、ホールクロップサイレージですとか、そちらのほうに持っていくほうが、実際の収益等につきましては上がるということもございまして、そちらに多くの面積が流れていっているというところもございます。  そして、再生協の目標と少し違っているやないかということでございますけども、再生協の中では、農協さんの意向も多く含まれておりまして、現在、低価格米が米の値段が上がってきている中で、低価格米が少なくなってきておりまして、値段が高騰してきているということがございますんで、JAさんといたしましては、できたらそういう価格が安い設定のコシヒカリ以外の作物を多くつくっていただいて、そういうところで農協の収益を上げていっていただくということを目標とされているということでございます。  そういう中で、伊賀市農業再生協議会の目標としては、少し減っている状況にはあるんですけども、できれば飼料米等によって、たくさんつくられていない耕作放棄地、たくさんございますんで、そういうところについて、もっと作付をしていただくように、JAさんからもお願いしていただくように、市のほうからもお願いしているところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  ありがとうございます。そうした中で、収入保険制度というのが来年度からされるわけですけども、それについて、こういった機会ですので、簡単に説明していただけますか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  収入保険制度の御質問でございます。政府の農林水産業・地域の活力創造本部におきまして、この収入保険制度の導入が決定されております。農業者に対する収入保険制度は、農業者の収入について補填するもので、自然災害による収入減少に加え、価格低下など、農業者の経営努力では避けられない収入減少を補填されるものということで、平成30年度、平成31年産農作物より実施されるということでございます。加入の条件としましては、青色申告を行っている農業者、個人であったり、法人が対象ということでございます。制度実施初年度から加入する場合は、本年分、平成29年度分の青色申告が必要ということで、制度の利用申請を希望する農業者が現時点で青色申告を行っていない場合は、最寄りの税務署にて所定の手続を行う必要があると、そのようなことから、伊賀市におきましても、収入保険制度につきましては、ホームページであったり、伊賀市の農業再生協議会発行の再生協ニュース等を通じて周知をさせていただいているところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  今、部長の答弁で、いみじくもホームページをごらんくださいということですけども、ホームページ見たんですよ。その収入保険制度行くまで、物すごい時間かかって、どうして調べたらいいか、なかなかわかりにくいというのは現状でございます。もう少し伊賀市のホームページはわかりやすくしてもらえないかなと、常々思ってたところでございます。収入保険制度、行こうと思ったら、ここの伊賀市のホームページから農業のほうをどこ押したらいいんかなってわからん。それで聞いてですね、防災・暮らしの中から押して、それでクリックして、たどり着いたら、ずらっと羅列してて、その収入保険制度のところは真ん中より若干上ぐらいで、細かい字で本当にわかりにくい。そういった意味で、もう少し易しい、わかりやすいようにつくってもらえへんのかなと思うんですよ。  といいますのも、先ほど言いました、この生産調整、こういった形でも、1面を開いたらですよ、ホームページを開いたら、新しい来年からこうなりますよというような形で、きちっと大体どこの県や市でもやってますよ。伊賀市ももう少し目を開いて、してあるからいいっていうのじゃなくして、ホームページ、あれも新しなったんですけども、もう少しわかりやすく、やはり本当に農家のもんが誰が見ても、今こういう形になってるんや、収入保険制度はこういうのが農家にとって来年からできるんや、そのためにはこの2月に青色申告の、今部長言われたように、こういった申告してくださいよということも、やはりこういっただけやなしに、やっぱりそういったホームページは大事なことはすぐわかるような方法でとっていっていただきたいなと、このように思います。それは強くお願いしておきたいと思います。  次に、急ぐようでございますけれども、三重の米、三重23号結びの神についてでございます。これにつきましては、全国の米産地ではブランド米の生産に力を入れています。2017年から新たに作付、収穫して販売されるブランドは過去最高の42銘柄に上ります。三重県においても三重23号は、平成23年に品種登録出願を行い、平成24年度から栽培されているものでございます。そして基準をクリアしたお米が結びの神となります。三重23号を競争力あるブランド米に育てていくプロジェクト活動を実施されていることに対しまして、伊賀市としてどのように考えて対応されるのかお尋ねいたします。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  済みません、三重の米、三重23号結びの神についてでございます。結びの神の由来につきましては、御紹介いただいたところでございまして、伊賀市において15名の担い手農家及び集落営農組織の方々で作付されているというところでございます。作付に当たりましては、従来のコシヒカリに比べまして、高温障害対策、また作期が分散できるなどの利点はありますが、作付の要件が高いというふうにお聞きしております。1つは、担い手農家と集落営農組織しか取り組めない、それから2つ目は、作付面積が1ヘクタール以上必要である、それから3つ目は、三重の安心食材の認証取得など、栽培基準、それから品質基準に制約があるということでございます。  こんなことから、種子も少ない現在は状況でございます。取り組みに当たっては、なかなかこういった面で難しい状況もあるというふうに認識しております。また、従来からの現時点では、コシヒカリとの価格差もあるというところでございますけども、次世代に向けた大事な品種であるのかなというふうにも認識しておりますので、今後の成り行きを注視したいと、このように考えております。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  伊賀のコシヒカリが以前特Aとっておったわけです。しかしながら、そのコシヒカリもやっぱり年々一等米比率が落ちてきているんではないかなと、このように思うわけです。やはりこの伊賀、盆地の中で、暑い、高温障害が出てくる、そういった形の中で、こけやすい、そういった中では、まだこの三重23号は稈長もコシヒカリより短い、そしてまた1週間ほど刈り取りも早い、そして甘みもあるというような形で、一等米比率が高いと聞いておるんですけれども、部長、そういった認識を踏まえて、コシヒカリだけで進めようとされるのか、その点どうですか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  決してコシヒカリだけで進めようということではなしに、昨今の特Aランクの推移を見ましても、私思うところ、なかなかコシヒカリ自身は気温の高いところというのはだんだん適さなくなってきているんじゃないかなと。従来、お米がつくれなかったところで、ここらで栽培されている品種も作付できるようになってきているというところから、やっぱりその辺の気温変動もございますし、それから、やっぱり特異性というのはやっぱりあると思います。何々県の方は何々の品種をよく買われるという状況もあります。特に隣の奈良県なんかは特にそんな感じでございますし、そういった状況を踏まえながら、コシヒカリだけということではなしに、多様なやっぱりあり方というのは研究していきたいと、このように考えます。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  やはりその県で、北海道でいえば、ゆめぴりかとか、そしてつやひめとか、もう本当に食味でいったら上位ランクされた、そうしたブランド米として成功しているといいますか、努力もされたわけですけども、そういったこともあるわけですから、やはり単価の高いものを進めていく、そしてまた、業務用の低単価のほうも面積でカバーするとか、そういったいろんな提案を、やはり農家だけではしにくい面もありますし、フィールドマンとして、そういった形のアドバイス等をまた考えていっていただきたいなと、このように思います。  次に、農泊についてお尋ねしたいんですけども、これは農業所得向上対策についてになろうかと思いますけれども、さきの一般質問でお尋ねさせていただきました。農水省なんかもかなり力入れていることでございまして、積極的に農泊を展開するように取り組みを進めておられます。伊賀市としてどのように考えておられるのか、進めていくほうが私は地域活性化にもなりますし、また観光のそういったインバウンドにもつながってこようかと思いますし、そういったことで一般質問した答えが、見落としかもわかりませんけれども、ホームページのどこ探しても農泊について出てないように思うんですけども、そういった力、国が入れようとして、する、せんは、その地域が考えることでありますので、そうした情報提供は、加担なく、やはりお示しいただきたいと思うんですけども、これについて端的に御答弁願えますか。時間ございませんので、端的によろしくお願いします。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  失礼いたします。農泊の推進ということで、前回の一般質問もいただいておりますし、ほかの議員からも農泊、民泊の推進ということで質問をいただいております。農泊は、非常にやっぱり地域の資源を生かす大事なツールであるということで認識させていただいておりますので、市自身が農泊をするということではなしに、やっぱり地域振興の中でこれを捉えていく必要があるんかなとも思っております。伊賀にはそういう題材がたくさんあると思っております。  ですので、地域のこれからの特性を生かしながら、将来に向けて地域の振興を図る手段として、農泊自身は重要なものであると、このように認識しております。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  言葉きれいでなるほどなと思うんですけども、私が聞いているのは、6月にした、ホームページ等で載ってないということもあって、思い入れがそれだけ弱いんかなと誤解かもわかりませんけど思った。それで、農泊、見つけられへんで、私が悪いのかどうかは別にして、それはホームページできちっとそういう周知できるような方法とったんかどうか、それだけ1点お答えください。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  済みません、御指摘いただいている内容でございますけども、質問以降、周知を図ったか、ホームページで載せたかということでは、まだ現在のところ載せていないというふうに認識しております。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  これはですね、そういった聞いた側にすればですよ、これはやはり大きなチャンスやと思う人もいるわけですよ。やはり地域だけと違うて、点と点をつないで線にして、やはり郡部のそういった連携をもって、伊賀市をアピールしていこうと、そういった考え方もできるわけですので、自分らだけで情報共有するんやなしに、やはりいろんなメディアを通じて、こういった地域にとってプラスになるであろうということは、進めていってほしいなと、このように思います。  時間がありませんので、観光行政についてに進めさせていただきます。  あわせて御答弁いただきたいんですけれども、伊賀市における観光客、もちろん地元はもちろんでございますけど、観光に来てくれた人におもてなしというのは、どのような考え方をされているのかなと、このように思います。いいますのも、この俳聖殿行くのも、お城へ行くのも、障害のある方、足の不自由な方、実際に回れない、そういったお城、桜のときもお城へ来て見たいなと思っても、やっぱり行けない。この北の駐車場においても、駐車場は広くなって舗装もされてよかったんですけども、そうしたら、おりて、俳聖殿のほうへ行こうとすれば、どこ歩いてええんかなと、好き勝手歩いたらええんかなと。庁舎になったら、庁舎の入り口から玄関まで黄色というんですか、黄土色できちっと玄関前までそういってきちっと区別されております。そういったもんも、やはりきちっとすべきやないか、それが何かの拍子に、やはり歩く歩行者用とか、そういうのはやっぱりつくっておくべきではないかなと、このように思います。それについてどのように考えるのか。  そして、上野公園について、観光するについても、やはり不自由な人は、やはり配慮すべきであろう。例えば10月の12日の芭蕉祭のあったときに、車椅子で来て、俳聖殿の正門のあの門のところ、石段で入れなかった。それは職員の人が抱えて、介助しましたけども、それでええのかっていうことなんですよ。やはりもう少し、やはり同じ人間として、やはり当たり前のことを当たり前のようにできているだけじゃなくして、やっぱりそうした配慮が、伊賀市としては観光立市を目指す以上は、当然あるべき姿と思うんですけれども、そういった配慮の仕方は、今までされてこなかった反省はしてもらわなきゃならん。ただ、言い逃れとして、史跡だからできないとか、そういうような答弁は要りませんので、前向きなわかりやすい答弁をお願いします。 ○議長(空森栄幸君)  財務部長。            (財務部長 田槙公博君登壇) ○財務部長(田槙公博君)  失礼します。財務部の田槙です。よろしくお願いいたします。  現在、北庁舎北側の駐車場につきましては、本年4月1日から、上野公園第2駐車場として供用を開始しております。休日だけでなく、平日も多数の観光等においでいただいた皆さんに御利用をいただいています。議員より御提案いただきました安全対策につきましては整備が必要と思われますけれども、カラー舗装につきましては、舗装の整備後間もないこともあり、また現在、南庁舎の活用について検討がなされていることから、その活用計画に合わせまして、安全対策を講じたいと考えます。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  ちょっとほかの質問に答弁いただいてないんやけど、その間に何か過ちあったら、もう全て伊賀市としては責任とるということで十二分な責任をとるという考えでよろしいんか。 ○議長(空森栄幸君)  財務部長。            (財務部長 田槙公博君登壇)
    ○財務部長(田槙公博君)  舗装以外の面で、そういった安全対策を講じられることを検討してまいりたいと、そういうふうに考えております。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  舗装以外って、ちょっとした、それやったらステッカーするとか、そんなん簡単にできる話違いますんか。そんなん、もし出入り口1つ、こちらのほうにもありますけども、普通出入り口1つや、乗用車入ってくるは、バス入ってくるはって、そういう中で駐車場の係している人にしてみたら、何かあったときはどうなんやっていうような思いもあるんですよ。そういうような思いをやはり、おもてなしと言うのは、何かあったら、舗装したばっかりやさかい、まだそんなすぐできへんって、そんな答弁にも何もなってへんわけやさかい、それと時間もないので、早いとこ上野公園を回る、車椅子の人とか、そういった弱者に対する十二分な体制はどのようにするのかという、そっちのほうもあわせて御答弁、早いとこ下さい。 ○議長(空森栄幸君)  建設部長。            (建設部長 清水仁敏君登壇) ○建設部長(清水仁敏君)  議員御指摘されている上野城のお城公園、上野公園の中の、車椅子で散策できないかと、こういったことでございますが、確かに先ほど議員おっしゃいましたように、上野公園は国史跡、上野城跡の指定がなされているために、舗装整備しようといたしますと、文化庁との協議が必要となってきます。それで、以前、舗装整備を計画いたしまして、観光案内所から俳聖殿まで上がっていくあの砂利道を舗装しようといたしまして、三重県教育委員会のほうに協議をいたしましたところ、その指導で舗装工事の実施ができなかったという過去がございます。それで、車椅子で入場されたい方につきましては、事前に御連絡をいただくか、案内所へお声かけいただければ、公園内へ車で進入できるよう取り計らっております。それで、その周知がどうも完璧にできていないようでございますので、先ほどから言われておりますホームページへまだ掲載しておりませんので、ホームページのほうにわかりやすく掲載をする、また観光案内所付近に車椅子利用者の方はお声かけくださいと、こういった案内板の設置等をしてまいりたいと考えております。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  そうしたら今のままで、俳聖殿の前のあの門のあるところは、石段がありますわな。ほな、そこのところから俳聖殿見るだけで、中へ入れない。お伊勢さんなんかでは、車椅子、タイヤの車椅子用意してくれてあったりですね、そういった配慮、何もなしというのは、私は観光立市、名前返上せんなんぐらい大事なことやと思うんです。やはり伊賀市はパートナー宣言もしてあるし、いろんな形の中でそういった人数的にはマイノリティーの方でも一緒ですよという形の中で進んできて、これだけこういった形が目に見えてるのに一向に変わらない。そこの前の俳聖殿のあの前なんかでも、絶対できへんって言うんやなしに、やり方というのはもう少し知恵絞ってもうたらあると思うんですけども、答弁いただきたい。 ○議長(空森栄幸君)  副市長。            (副市長 大森秀俊君登壇) ○副市長(大森秀俊君)  失礼します。お尋ねの、確かに上野公園の通行ですが、同じようなお問い合わせは、私も実は観光協会等からもいただいておりまして、今まで文化財でどうかという話ですが、そこで思考停止に陥ったという事実だろうと思います。国にも文化財保護法が大きく変わろうとしておりますし、これまでの保護から活用という方向に変わるという、そういう時期に来ておると思いますんで、どういう方法があるか、いろんな手法があると思いますんで、そういった面で、ちょっと知恵を出して検討したいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  公園の石畳のところでも、我々も歩きにくいようなところがあるわけでありまして、いつもこれは何とかなというふうに思っておりました。今、副市長のほうからも説明ありましたけれども、文化庁のほうでも文化財というのは生かしていけと、そしてその権限は市長部局等々、市長部局で持てというような時代になってきておりますので、御指摘のあったこと、また弱者にユニバーサルな、そういう社会をつくっていかなければいけないわけでありますので、知恵と工夫ということ、それから先進事例の研究等々含めて、しっかりと進めていきたいと思います。恐縮ですが、20世紀遺産城下町の景観というようなことで認定もいただきましたので、これは恥じない整備を進めていく必要があるというふうに強力に思っているところであります。そのようなところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  趣旨を酌み取っていただいて、やはりこの伊賀市に来てよかったな、やっぱり配慮されてたなというぐあいに思ってもらいたい思いから質問したわけでございます。これをもって質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(空森栄幸君)  これをもって、北出忠良君の質問を終了します。  以上で市政一般質問は終了しました。  会議の途中ですが休憩といたします。  再開は午後1時20分といたします。            (午後 0時17分 休憩)           ―――――――――――――――            (午後 1時20分 再開) ○議長(空森栄幸君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  日程第2、議案第153号から議案第159号までの7議案を一括して議題とします。  当局の説明を求めます。  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  ただいま上程の議案第153号から議案第159号までの平成29年度伊賀市一般会計補正予算、国民健康保険事業特別会計など3特別会計、補正予算及び病院事業会計など3企業会計補正予算について、その概要を説明します。  今回の追加補正は、各会計を通じ、人事院勧告や人事異動等に伴う職員人件費の補正を行うほか、水道事業会計及び下水道事業会計につきましては、災害復旧に伴う経費などの補正をあわせて行っています。  まず、議案第153号の一般会計補正予算第6号では、既定の予算額に歳入歳出それぞれ1億4,717万円を追加し、補正後の予算額を歳入歳出それぞれ463億5,710万8,000円とするものです。人件費の主な内容ですが、給料では改正給料表を本年4月1日に遡及して調整するほか、平成30年1月1日の昇給などにより1,164万円を増額し、職員手当等では改正給料表の遡及調整や勤勉手当支給率の変更等により、勤勉手当は3,251万6,000円増額するほか、定年退職者及び勧奨退職者の見込みにより、退職手当を7,392万9,000円の増額などをしています。また、共済費では職員共済組合負担金率の変更等により、同組合負担金2,318万7,000円の増額などをしています。これら人件費の財源は財政調整基金からの繰り入れを行っています。  次に、議案第154号の国民健康保険事業特別会計補正予算第5号では、会計全体で284万1,000円を減額していますが、事業勘定では284万1,000円を減額し、直営診療所施設勘定診療所費では、職員人件費191万円を増額していますが、予算の組み替えにより増減はありません。  次に、議案第155号の介護保険事業特別会計補正予算第2号では、2,157万円を減額しています。  次に、議案第156号の後期高齢者医療特別会計補正予算第2号では、39万5,000円を増額しています。  次に、議案第157号の病院事業会計補正予算第3号では、収益的支出で給与費4,036万9,000円を増額しています。  次に、議案第158号の水道事業会計補正予算第4号では、職員人件費のほか、台風21号の影響による桐ケ丘中継ポンプ場のり面補修工事費の補正などを行うことにより、収益的支出では986万1,000円を増額し、資本的支出では371万1,000円を増額しています。  次に、議案第159号の下水道事業会計補正予算第3号では、職員人件費のほか、台風21号の影響による予野地内の管路復旧工事費の補正を行うことにより、収益的支出では995万6,000円を増額し、資本的支出では48万7,000円を増額しています。  以上、よろしく審議をお願いします。 ○議長(空森栄幸君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。説明に対し、御質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  よって、議案第153号から議案第159号までの7議案は予算常任委員会へ審査を付託します。  次に、日程第3、議案第160号を議題とします。  当局の説明を求めます。  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  ただいま上程の議案第160号ですが、伊賀市職員の給与に関する条例の一部を改正したいと思います。改正の理由ですが、平成29年8月の人事院勧告において、民間給与が国家公務員の給料を平均631円、率にして0.15%上回っており、行政職俸給表の初任給及び若年層について1,000円程度の引き上げ、その他については400円程度を引き上げ、その他の俸給表については行政職俸給表を基本に均衡を保った形で引き上げるとした勧告があり、国家公務員は平成29年4月1日にさかのぼって見直す法案が成立しています。  また、平成29年12月に支給する勤勉手当についても0.10カ月分引き上げを行うこととしています。本市は国家公務員と同じ俸給表を準用していることから、人事院勧告に基づいた給料表の改正と、勤勉手当率の引き上げについて、国の動向を見ながら職員組合と協議してまいりましたが、協議が調いましたので、本条例の一部を改正しようとするものです。  改正の主な内容ですが、6月と12月に支給される勤勉手当について、それぞれ100分の85.0を100分の90.0にし、合計0.10カ月分引き上げるほか、別表第1行政職給料表及び別表第3医療職給料表について、国の人事院勧告に基づいた引き上げとしています。  なお、この条例は公布の日から施行し、平成29年4月1日にさかのぼって適用することとしています。  また、附則の第2項から第4項では、平成29年6月及び12月の勤勉手当について、今年度に限り、6月に支給される勤勉手当の支給率を12月分として算定し支給するための特例規定等を定め、第5項では改正前の給与の支払いは改正後の給与の内払とみなす規定を定めています。  よろしく審議をいただきますようお願いします。 ○議長(空森栄幸君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。御質疑ございませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  よって、議案第160号は総務常任委員会へ審査を付託します。  なお、議案第152号が開会日に可決されましたので、議案第129号との間での字句、数値等の整理を行った資料についてもお手元に配付をしておりますので、御確認いただきますようお願いいたします。  以上で本日の議事日程は終了しました。  本日はこれをもって散会します。御苦労さまでした。            (午後 1時27分 散会)           ―――――――――――――――...