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平成29年第 6回定例会(第2日12月 7日)

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  1. 伊賀市議会 2017-12-07
    平成29年第 6回定例会(第2日12月 7日)


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    平成29年第 6回定例会(第2日12月 7日)         平成29年第6回伊賀市議会(定例会)会議録          平成29年12月7日(木曜日)(第2日)          ─────────────────────────    平成29年12月7日(木)午前10時開議  日程第 1 市政に対する一般質問       ───────────────────────── 〇会議に付した事件   議事日程のとおり       ───────────────────────── 〇出席議員(24名)   議席番号    氏   名     議席番号    氏   名     1番  川 上 善 幸 君    13番  福 田 香 織 君     2番  北 森   徹 君    14番  森 川   徹 君     3番  信 田 利 樹 君    15番  生 中 正 嗣 君     4番  西 口 和 成 君    16番  上 田 宗 久 君     5番  福 村 教 親 君    17番  近 森 正 利 君     6番  宮 﨑 栄 樹 君    18番  中 谷 一 彦 君     7番  桃 井 弘 子 君    19番  百 上 真 奈 君     8番  山 下 典 子 君    20番  北 出 忠 良 君
        9番  市 川 岳 人 君    21番  空 森 栄 幸 君    10番  赤 堀 久 実 君    22番  岩 田 佐 俊 君    11番  嶋 岡 壯 吉 君    23番  安 本 美栄子 君    12番  田 中   覚 君    24番  中 岡 久 徳 君       ───────────────────────── 〇欠席議員(なし)       ───────────────────────── 〇欠  員(なし)       ───────────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名            氏     名   市長             岡 本   栄 君   副市長            大 森 秀 俊 君   参与             西 堀   薫 君   危機管理監兼総合危機管理課長 加 藤   敦 君   総務部長           藤 岡 淳 次 君   総務部次長兼人事課長     入 本   理 君   企画振興部長         宮 崎   寿 君   企画振興部次長        前 川 浩 也 君   財務部長           田 槙 公 博 君   財務部次長          中 林 靖 裕 君   人権生活環境部長       大 橋 久 和 君   人権生活環境部人権生活調整監兼   市民生活課長         田 中 克 典 君   健康福祉部長         稲 森 洋 幸 君   健康福祉部次長        田 中   満 君   産業振興部長         尾 登   誠 君   産業振興部次長兼   営業本部事務局長       東   弘 久 君   建設部長           清 水 仁 敏 君   建設部理事[産業集積開発担当]兼   建設部次長          中 井 秀 幸 君   消防長            久 保 安 治 君   消防次長〔総務担当〕     城 戸 直 人 君   市民病院副院長[事務部門]兼   健診センター副センター長       松 田 克 彦 君   会計管理者          前 山 恭 子 君   上下水道事業管理者      北 山 太加視 君   上下水道部長         谷 口 昌 平 君   教育長            笹 原 秀 夫 君   教育委員会事務局教育次長   児 玉 泰 清 君   教育委員会事務局学校教育推進監                  谷 口 修 一 君   代表監査委員         鈴 木 陽 介 君   監査委員事務局長       松 本 成 隆 君   伊賀支所長兼地域振興総括監  松 本 浩 典 君       ───────────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   局長             百 田 光 礼 君   議事課主査[議会改革担当]   森 本 一 生 君   議事課長           籔 中 英 行 君       ─────────────────────────             (午前10時00分 開議) ○議長(空森栄幸君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は24名、会議は成立しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  なお、本日説明員として追加のあった者の役職と氏名はお手元に配付のとおりであります。  これより、議事に入ります。  日程第1、市政に対する一般質問についてを議題とします。  市政一般質問については、18名の通告書が提出されており、あらかじめ質問の順位が決まっておりますので、この際、御報告いたします。  質問順位第1番 山下典子君、第2番 信田利樹君、第3番 福村教親君、第4番 田中覚君、第5番 北森徹君、第6番 上田宗久君、第7番 西口和成君、第8番 森川徹君、第9番 市川岳人君、第10番 川上善幸君、第11番 百上真奈君、第12番 生中正嗣君、第13番 桃井弘子君、第14番 宮﨑栄樹君、第15番 福田香織君、第16番 中谷一彦君、第17番 近森正利君、第18番 北出忠良君、以上であります。  なお、市議会申し合わせのとおり、質問者1人当たりの持ち時間は、答弁時間も含め45分以内とします。  同一内容の質問事項につきましては、前の方の質問及び答弁内容をお聞きいただき、質問が重複しないようお願いします。  また、関連質問は、一般質問を通じて1回とし、通告者以外の方で、質問内容に直接関連する事項についてのみ、10分以内で許可することといたします。関連質問と同内容と思われる通告が複数ある場合は、最後の通告者が質問を終わってからといたします。  それでは、順次一般質問を許可します。  質問順位第1番 山下典子君の質問を許可します。  山下典子君。             (8番 山下典子君登壇) ○8番(山下典子君)  今回の一般質問のトップバッターを務めさせていただきます、草の根運動いがの山下典子です。どうぞよろしくお願いいたします。  今回は小中学校の制服について、文化ホール存続の考え方について、大阪市立伊賀青少年野外活動センター廃止後の管理について、防災・減災対策について質問させていただきます。通告の1番と2番を逆転させまして、文化ホール存続の考え方についてから質問させていただきます。  きょうの新聞報道にもありましたように、市が廃止の方向に進めている、ふるさと会館いが大ホールの存続を求める要望書が5,561人の署名とともに市長にきのう手渡されました。これはまさに住民のコンセンサスを得ていないという証拠であります。  また、平成16年11月1日に施行され、平成17年9月28日、平成25年12月27日に改正されたふるさと会館いがの設置及び管理に関する条例の第2条には、市民の文化の向上と芸術の振興を図り、もって市民福祉の増進に資するため、ふるさと会館いがを設置するとあります。  もし、ふるさと会館いが大ホールを廃止するとしたら、この条例に掲げられた設置の目的に反するのではないでしょうか。もし、反しないというのならば、文化とは何なのでしょうか。参与お答えください。よろしくお願いいたします。  後の質問は自席のほうでさせていただきます。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  市の重大な行政の根本にかかわることでありますので、参与ではなくて、私がお答えをしたいと思います。昨日柘植の方たちが見えられました。5,000筆余りの思いをという署名をお届けをくださいました。その方たちがおっしゃるには、私たちはここを使いたいんだと。そのために残してほしい。行政が残すようにしてほしいということでございました。  しかし、この伊賀町のこの文化ホールをどうするかということについては、長い間この皆さん方とともに、市民とともに結論を出してきたことでございます。まずはそれぞれさまざまな公共施設というものがこの市内にはございますが、これがこれから持続可能な行財政をしていく上で本当に必要なものなのか、あるいは少々の痛みを伴っても統合し、あるいは違う主体が運営し、あるいは売却しというようなことでやっていかなければならないのではないかという、そうした方針の中から導き出されたものであります。まずはその第一段階としては、各施設をピックアップし、そしてその利用度、老朽化のぐあい等々を数値的に精査し、そしてまとめたものが白書でありました。それから、さらに地域の皆さんにも説明会を行い、そしてパブリックコメントも取り、そして議会の皆さんにも議決をいただいて、今実行段階、第一段階に来ているわけであります。  ある物をなくす。大変誰にとっても辛いものでありますけれども、しかしながら、これは私たちが将来において、つけを残してはいけないということが大前提であります。私もじゃあふるさと会館いが、あったほうがいいか、なかったほうがいいかと問われたとしたら、あったほうがいいねとそれは言うかもしれません。しかし事はそれで片づくというものではありません。1年間にランニングコストが2,000万強、それからやがてやってくる更新には3億等々がかかるということであります。  そんな中で、今お見えになった方々に申し上げたのは、今私たちがそれをすぐに破却する、壊すというようなことを申し上げているのではありませんよ。違う主体によってしっかりと運営できれば、それはそれでありがたいことではないでしょうかと、申し上げました。私が申し上げたのは、五千百何十筆かでありましたけれども、そうした方々の思いがそこにあるならば、その思いには覚悟が込められていますかということも申し上げました。  つまり行政はもはや出費をすることはできない。そんな中で本当に文化というものを向上していくために、それはやはり私たち市民自身が考えていく問題であり、そしてマネージングもしていく時代がやってきたということであろうかというふうにお答えをしておきました。  少々長くなりましたが、そのようなことで御理解をいただければというふうに思います。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  私は設置条例に反するか反しないかという質問で、イエスかノーでございますので、お願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  参与。             (参与 西堀 薫君登壇) ○参与(西堀 薫君)  失礼いたします。ちょっと繰り返しになるかもわからないんですけれども、伊賀市といたしましては、現在4つの文化ホール、これを抱えているわけなんですけれども、このホールというのは伊賀市の人口規模から見ると、供給過剰の状態になっています。公共施設最適化の中において、伊賀市文化会館さまざまホール及び青山ホールを継続してふるさと会館いがは大ホール機能を複合化し、青山の文化ホールも縮小廃止の方向が出ているところなんですね。  この公共施設の最適化ということなんですけれども、これはやはり公共施設を一定のものに集約をするということによりまして、私どもの非常に高くなっております物件費ですね、それを徐々に絞っていきたいというふうに考えております。  ですから、文化を考えるということなんですけれども、それにかわる代替の施設、例えば伊賀市の西明寺にあります文化会館、そういったものはやはり残すわけですから、そこを使っていただければそれでよろしいのではないのかというふうに考えております。
    ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  設置条例についてお尋ねでありました。設置条例は旧伊賀町の時代から引き継がれているものでありますけれども、大きな目的のためには、今後本当に廃止をするならば、条例の廃止ということも皆さんにはお諮りするということになろうかと思います。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  伊賀市全体を考えますと、1,200人の伊賀市文化会館があって、今来年2月で映画館が閉鎖されます。収容人数の観点から言いますと、やはり600人程度の中ホールが必要だと思うんです。その点で今出ました阿山文化センター、青山ホールについてちょっと比較してみました。  収容人数の観点からいいますと、ふるさと会館いがが660人、阿山文化センターが328人、青山ホールが446人です。駐車場の台数は、ふるさと会館いがが189台、阿山文化センターが157台、青山ホールが31台です。たったの31台です。そして公共施設最適化計画で存続とされている青山ホールの設置されたのは平成6年7月で、ふるさと会館いがが設置されたのは平成6年4月でたった3カ月しか違いませんが、もう美的感覚が全く違います。  そして総来館者数ですが、この3年間の推移を見ますと、青山ホールが平成26年度1万7,623人、平成27年度1万5,185人、平成28年度1万5,024人と年々減少しているのに対し、ふるさと会館いがは平成26年度3万870人、平成27年度3万9,117人、平成28年度4万1,011人と年々増加しています。ふるさと会館いがは発表の場として十分な設備を兼ね備えているほか、ただずまいの美しさから、これまでに結婚式なども行われています。  一方青山ホールは、椅子が可動式のためぎしぎしという音がする。雨が降ると雨の音が聞こえるため、コンサートに来たのに雨の音がして残念だった。太鼓の演奏が共鳴して嫌な音がするという来場者の声が多くあります。そして青山ホールの来場者のおよそ5割は名張市民です。そしてふるさと会館いがを残してほしいという5,561人の署名、これはふるさと会館いががある伊賀町でおよそ50%、そして後の上野とか阿山、大山田、島ヶ原でおよそ50%の方が署名されています。つまり伊賀市全体から集まっているということです。子供から高齢者まで幅広い世代の発表の場、文化の向上と芸術の振興に欠かせない場と言っているんです。  財政が厳しい中、健康福祉の分野もとても大切であります。1人でも多くの人が健康でいられることが重要だと思います。自分たちの発表の場がなくなった。そうした喪失感は心の健康を損ないます。心の健康は体の健康を左右します。そして、きのう要望書を持ってきた方の1人にダンスの先生がいらっしゃいました。ダンスの先生、ダンスをやっているのは若い世代です。若い世代がこの街を離れていくのは喪失感なんです。この街に魅力を感じなくなるからなんです。  来年の3月以降は映画館がなくなります。その受け皿はどうなっているんでしょうか。公共施設最適化計画をつくるときに、そして、公益財団法人伊賀文化都市協会の聞き取りをしていなかったと伺いました。文化都市協会はホールの長所、短所をよく知っています。そして、先ほど言ったような来場者のアンケートもちゃんと把握しています。つまり計画をつくる上で、来場者ですとか、そこで発表している人の意見を聞いていないということなんです。  計画をつくるときに数字を並べただけで、机の上で議論するだけではだめなんですよ。そしてそういった状況も変わっています。市民の発表の場の廃止を決める前に、支所のあり方を検討してはいかがでしょうか。今ある6つの支所、これは今のスタイルのまま続けているんでしょうか。音響設備の点、収容人数、駐車場の台数、総来館者数、住民の思いなどさまざまな観点から、私はふるさと会館いが大ホールを残すべきと考えますが、市長の所見をお伺いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  いろいろな観点からの御質問をいただいたわけであります。みんなが元気に暮らせれば医療費も福祉の費用も少なくっていく。それはそのとおりでありますけれども、しかしながら、その件とこの件とはまた切り離してお考えになるべきではないかなというふうに思います。  そして支所の件についてですが、これは通告にございませんので、また支所についてお尋ねになる方のときにお答えをしていくべきかというふうに思います。  なお、昨日お見えになったメンバーの中で若い方でありましたけれども、私がお話をする中で、おっしゃって帰られたことはこうでした。いろいろ話聞いてやはり残さなければいけないという思いを強くされたということでありますが、それと同時にその方は自分たちでしっかりとその次の方策を考えていこうという決意をしたというふうにおっしゃっておりました。  私はその決意に大いにエールを送りたいというふうに思いますし、その方にとっての活動を財政的なことではなくて、しっかりと応援をしていきたいなというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  現時点での市の考え方はわかりました。これは重大な課題だと思いますので、また次回になるかどうかわかりませんが、意見を求めていきたいと思っています。  では、次に小中学校の制服についてです。12月に入って寒さが厳しくなってまいりました。女子中学生がスカートで自転車をこいでいる姿を見ていますと、見ているだけででも寒さが増してまいります。そして私、朝登校の見守りをしているんですが、小学生の女の子でスカートをはく子はだんだん少なくなってきたようなというふうに感じています。  そんな中、伊賀市の中学校の制服、全てが制服で男子は学ラン、女子はスカート、小学校は唯一壬生野小学校が制服で、男子はずぼん、女子はスカートです。昔からスカートをはくのが嫌だなという女の子はいましたけれども、そんな傾向は近年ふえているように感じています。  また伊賀市内には、外国にルーツを持つ方がたくさんいますが、イスラム教の国では女性は肌を露出してはいけないことになっています。そしてLGBTの観点から女子の制服にスラックスを取り入れ、自分でスカートかスラックスかって選択することを取り入れてみてはいかがでしょうか。現状をお聞かせください。 ○議長(空森栄幸君)  学校教育推進監。      (教育委員会事務局学校教育推進監 谷口修一君登壇) ○教育委員会事務局学校教育推進監(谷口修一君)  おはようございます。学校教育推進監の谷口でございます。  今、制服について御質問がございました。現状から申しますと、今言っていただきましたとおり、小学校で1校、中学校で全ての10校の中学校が制服です。制服は学校だけで決めているものではなくて、PTAと学校で相談をして決めております。  学生服は男子はスラックス、女子はセーラー服とブレザーまたはスカートという形になっておりますので、これが基本になっておりまして、説明会でその保護者について説明を行って購入可能な店も紹介もさせていただいて、この店というのではなくて、幾つかの店を紹介させていただいて、そこで買っていただいているというような現状でございます。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  申し出てくれたらという紹介という形なんですけど、私スカートはきたくないですってなかなか自分から申し出るのってなかなか勇気要ることだと思うんですよね。ですから初めに例えば進学説明会とか、そこで最初からスカートとなっていますが、スカートとスラックスとありますよと。最初からこういう選択肢を提示していただく、そんなことはいかがでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  学校教育推進監。      (教育委員会事務局学校教育推進監 谷口修一君登壇) ○教育委員会事務局学校教育推進監(谷口修一君)  市内の中学校での現状を申しますと、これまでも中学校の中で女子生徒がスカートではなく、スカートを着用したいというようなことでありましたら、現状としては認めているような状況で、学校として要望があった場合は協議の上その対応を現実的に対応をさせていただいたということでございます。  今、議員御指摘のとおり、入学説明会でもっとはっきりと選べるような形をとってはどうかということでございますので、教育委員会としましては、今後の性の多様性も念頭に置きながら、個人の考えに沿った対応ができるように、入学説明会でスカートやスラックスについて選択しやすいような説明を考えていきたいというふうに思っております。  また、先生方のやはり性の多様性についての研修も深めていきながら、そういう中で学校としてそれだけじゃなくて、ほかにもどういうふうに対応する必要があるのかということも含めて考えていかなければならないなというふうに思っています。  この1月から行われます中学校の入学説明会には、その旨学校から、保護者のほうから言ってくるんじゃなくて、学校のほうとしてこういう対応をしますよということを積極的に伝えてまいりたいというふうに思っていますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  入学説明会から実行してくださるということでありがとうございます。続いて進学に当たっては、制服のほか、体操服、靴、かばん、たくさんありますよね。それを買わなければいけない。大変な経済的負担なんですけれども、そういう経済的負担を軽減する施策というのはあるんでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  学校教育推進監。      (教育委員会事務局学校教育推進監 谷口修一君登壇) ○教育委員会事務局学校教育推進監(谷口修一君)  教育委員会としましては、伊賀市の就学援助費支給要綱というのがございまして、経済的に支えの要る家庭に対して就学援助費の支給を行っているところでございます。その中で、就学援助費の支給者を対象に、小学校1年生に入学される保護者の方、それからまた中学校1年生に入学される方につきましては、新入学児童生徒学用品費として特別に支給をしているところでございます。  これまでは、中学校に入学してから支給をしておりましたですけれども、やはりそれでは入学時にお金が必要であるということから、今年度から中学校入学予定者には、前もって3月の時点で入学学用品の支給費を支払えるように、そのように改定を行っているというところでございます。  さらに、中学校では卒業生から不要になった制服や体操服を学校で預かりまして、それを要望や状況に応じて貸し出して、経済的に厳しい家庭や来日したばかりの外国の子供たちもやはり急に制服というのはできませんので、その学校の制服を貸し出したりということで対応する取り組みを行っているというところでございます。  できるだけ学校で使用する用具や学習材料についても、各学校でその保護者の負担が多くならないように、精査するように指導しているところでございます。  以上です。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  施策を教えていただいたんですけど、私提案なんですけども、制服ももちろんですし、体操服、靴とか、例えば習字道具のセットとか、もう卒業したら全然使わなくて置いてあるとか、そういうこともあるから、もしよかったらフリーな感じでフリーマーケットとか、何かそういうのをやったらどうかなと思うんですけれども、それは学校がやるのはちょっと難しいかもしれませんが、NPO法人とかで制服バンクとかそういうのをつくるとかして、そういうのを提案したいと思います。  とともに、カーディガンとか、ウインドブレーカーとか冬しか着用しないものありますよね。例えば白とか黒とか紺の無地でいいとか、そういう自由な感じで今まで例年通りをずっと続けるのではなくて、そうやって見直しをしていって、経済的負担をなくす。そういうのはいかがでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  学校教育推進監。      (教育委員会事務局学校教育推進監 谷口修一君登壇) ○教育委員会事務局学校教育推進監(谷口修一君)  ブレザーとかいろんな冬に入り用なものがあるということについては、各学校で保護者の方と相談をいただいたり、場合によっては子供たちが生徒会でこんなん着たいとかいうこともございますので、子供たちと話しながら生徒会の中で余り過敏にならないとか、学校の中ですので派手なということではなくて、もっと自由に選べるようなということもありますけれども、例えば紺とか黒とか、もっと一般的に買えるものの中で選ぶとか、そういうような話し合いもしながら決めていっていただくということでございますので、各学校についてもそのような形でこれしかだめとか、経済的に負担のかからないようなものということも配慮しながら、各学校で決めていただくというようにしていっているような状況でございますので、そういう中で子供たちとともに決めていくような形に進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  ありがとうございました。では続いての質問にさせていただきます。  大阪市立伊賀青少年野外活動センター廃止後の管理についてです。昭和51年に伊賀市愛田に開設されました大阪市立伊賀青少年野外活動センターは平成26年3月31日で閉館、廃止となりました。  その後の管理についですが、不審者が入って火災にでもなったらと周辺住民は不安に思っています。伊賀市としてはパトロールをするとか、大阪市に対して解体を促すであるとか、何か対応はされているのでしょうか。お聞かせください。 ○議長(空森栄幸君)  伊賀支所長。       (伊賀支所長兼地域振興総括監 松本浩典君登壇) ○伊賀支所長兼地域振興総括監(松本浩典君)  伊賀支所の松本です。どうぞよろしくお願いいたします。  議員お尋ねの伊賀青少年野外活動センターにつきましては、先ほども議員がおっしゃいましたように、昭和51年に開設されました大阪市所有の野外活動センターでございます。大阪市の市政改革プランの中で、大阪府も同様の施設を所有しているということなどから、平成26年に施設が閉鎖されてございます。  施設閉鎖に当たりましては、管理道路に門扉を設置し、敷地内への車での侵入を防止しております。また施設内への侵入の防止として1階の入り口、窓等には外から板張りによりまして侵入を防止しております。敷地内には東海自然歩道が通っているということで徒歩での敷地内への通行というのは可能な状態でございます。  施設が大阪市の所有であるということでございますけども、先般大阪市に対しましても撤去等の安全対策をお願いいたしました。そうしたところ、大阪市といたしましては財政状況もあり、早急な撤去等は当面難しいとの回答でございましたが、台風による門扉等の修繕並びに建物等への影響につきましても既に確認をされておりまして、修繕も済まされているということを聞きました。  また私どものほうも現地にまいりまして、そのようなことを確認いたしております。今後も引き続きまして、大阪市に対しましては撤去等を含めまして安全対策を働きかけていきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  伊賀市内にある建物ですので、最低限定期的なパトロール、また大阪市への要請をお願いしたいと思います。  最後に、防災・減災対策について質問いたします。阪神大震災以降、相互応援協定を締結する都道府県や市町村がふえ、広域災害連携は着実に進んでいます。伊賀市でも現在75団体と協定を締結していますが、その中に医師会が入っていません。  もしけがをしたとき、また病気になっときどうするのでしょうか。医師会と協定を結ぶ予定はないのでしょうか、お答えください。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  失礼いたします。危機管理監の加藤です。よろしくお願いいたします。  今、議員お尋ねの伊賀医師会との防災協定の件でございますが、現在協議のほうは進めておりまして、年度内での防災協定締結に向けて調整させていただいているところでございます。 ○議長(空森栄幸君)
     山下議員。 ○8番(山下典子君)  年度内には協定が結ばれるということで、ありがとうございます。  続いてですが、指定避難所及び指定救急避難所ですが、これは応急危険度判定士が判断して、大丈夫と判断された場合に避難所として開設されるわけですけれども、伊賀市内の応急危険度判定士の人数教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  現在、まず伊賀市の職員としての被災建築物応急危険度判定士の資格のある者につきましては、11名となっております。ことしの4月の28日に一般社団法人の三重県建築士会伊賀支部様と地震、災害時の被災建物に対する応急業務に関する協定ということで、応急危険度判定業務を行っていただく協定を結ばせていただきました。  29年3月現在、同支部の資格のある伊賀市在住の方につきましては68名所属しておられまして、市内で地震6弱以上が観測された場合には、自宅や勤務先から最も近い判定活動拠点のほうに出向いていただいて、市内で4ブロックにわけてあるんですけど、自動的に参集していただくことになっておりまして、早急な対応が期待できるところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  避難所の数とかに比べますと大変人数少ないですよね。また実際に地震とかがあった場合、その応急危険度判定士さん自身も被災されるということも考えられるわけですけど、そういうことに対する施策は考えていますか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  この伊賀支部の方々につきましては、名張のエリアの方も所属されております。また、三重県の建築士会のほうにもお願いしているところでございますので、伊賀市の中で応急危険度判定に支障が出るようなときには、広域的な応援をしていただくことになっております。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  名張だと隣なんで、もっと亀山とか鈴鹿とか、そういうところとも結ぶべきではないでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  今、75の協定、団体、自治体様と協定も結ばせていただいてますので、今も議員さん提案いただきました、伊賀市から離れたところの自治体からもいろいろ応援要請していただいて、応援いただけることになっておりますので、対応できるものと考えております。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  私も災害ボランティアコーディネーター養成講座を受講していて、その応急危険度判定士の一応こういうチェックするのやってみた。なかなかこれ難しくて、でも絶対ふやさなければいけないと思うんですよ。各地区に1人ぐらいは絶対必要だと思うんですよ。そういうことは考えていらっしゃいませんか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  各地区というところまでは、まだ設定のほうを考えてはおりませんが、先ほども話をさせていただいたように、伊賀市内を4つのブロックにわけて、今建築士会の支部の方はすぐに割り当てされたエリアに到着することになっておりますので、その中で一旦は業務のほうをお願いしたいと考えているところです。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  防災、減災対策なんですけども、タイムラインは絶対つくるべきだと思うんですよ。地震の場合はわからないです、いつ来るかわからないですけども、台風とかの場合は大体予報ありますので、それに沿ってタイムラインはつくっているんでしょうか、お聞かせください。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  風水害を考えまして、特に浸水害について、木津川とか大きな河川についてのタイムラインのほう、今、木津川のほうについては国の木津川上流河川事務所のほうでタイムラインのほうをつくっていただいて、私どもそれに基づいて判断させていただいているところです。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  やっぱりそのタイムラインをしっかりつくって、そのタイムラインに沿った避難訓練もするべきだと思うんですよ。その点はいかがですか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  タイムラインに沿った訓練については、ことし11月に三重県と防災訓練をさせていただきまして、この後も来年度以降11月ごろに市の防災訓練する日みたいな形で設定を考えておりまして、先ほどのタイムラインできているエリアで浸水想定されている地区の皆さんにもお声掛けはさせていただいて、浸水想定を想定した訓練に至るかどうかはわかりませんけども、お話はさせていただいて訓練の実施に向けて考えているところです。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  今よく災害になりますと、仮設住宅って建てられますよね。あれ伊賀市ではどこに建てられるとか、そういうのはちゃんと決めてあるんですか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  済みません。仮設住宅につきましては、よく被災された地域のほうで聞くところによりますと、災害時の廃棄物、災害廃棄物と言われるんですけども、家屋の倒壊の木、柱とか壁とか、そういうものの廃棄物とよく場所の取り合いになるというようなことも聞かせていただいております。  それにおきまして、私どもも事前に廃棄物のほうの第二次の置き場というようなところも計画のほうで設定させていただいています。そこでリストもありまして、避難が長期化することも想定される災害もあるかと思いますので、学校とか、そういうところでのグラウンドでの、運動場での仮設住宅とかそういうのはできるだけ避けて、市営のあるいは市が持っている公営の空き地とか、そういう市の公営の持っているグラウンドとか、そういうところで仮設住宅の検討をまずさせていただきたいなというようなところは考えているところです。  先ほども言いました、災害廃棄物との調整も二次仮置き場としての利用と調整をさせていただきながら、設置のほうは考えていきたいと考えています。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  それから、災害時、受援計画、例えば熊本地震でもいろいろボランティアの方がちょっとってお答えするとかそういうことがあったりして、やっぱり受援計画というものをきちんとつくっていらっしゃいますか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  受援計画につきましては、今現在伊賀市としては、それに特化したものとしてはつくってはおりません。ただいろんな受援計画の中にあらゆる行動というんですか、支援していただく種類にわけたものについて、それぞれ受援計画のほうも作成して今後行きたいと考えております。  ことし三重県のほうも受援計画をつくった案がありまして、それに基づいて先ほども言いました11月の5日の防災訓練でも、それに基づいた計画に沿った訓練ができたかどうかという検証も今しているところでございまして、それも私ども参考にしながらつくっていきたいと考えております。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  受援計画、今つくっていないということで、もう本当に早急にいつ明日来るかもわからないんですよね。ですので、早急にしていただきたいなというふうに思います。  そして10月22日、台風21号のため名阪国道は通行どめ、そしてJRも運行を見合わせた中で、三重大学の台湾から来た留学生6人が京都へ遊びに行った帰り、JR柘植駅で足どめとなりました。そのことを伊賀支所から連絡を受けた柘植地区市民センターはその留学生を駅まで迎えに行き、避難所として開設していた柘植地区市民センターの和室で1晩泊まってもらい、翌日は朝から柘植地域まちづくり協議会女性部が御飯をたいて、朝御飯をその留学生に食べてもらって、その留学生を送り出しました。  何を言いたいかといいますと、例えば、伊賀上野NINJAフェスタですとか、例えば上野天神祭ですとか、たくさんの観光客がこの伊賀市にいらっしゃっているとき、そのときに大きな地震、また台風とか来た場合のそういった対応というのは考えられているんでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  イベントのことにつきましては、主催者等が地震など緊急事態が発生した場合を想定して、その対策をイベント開催前に事前に考えておく必要があるかとは思います。市としましても、指定避難所の場所などを積極的に情報提供はさせていただきたいと思いますし、また緊急事態に備え事前にその対策を考えていることは大変重要なことですので、危機管理についてしっかりと支援させていただきたいと考えています。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  今のそういう観光客の対策について、市長はどうお考えでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  伊賀市は観光立市を宣言しましたし、忍者市宣言もいたしました。つまりはインバウンドの方がたくさんこれから来られる。四日市港には大型クルーズ船がやがて来るということでもありますし、御指摘のようなことはしっかりとやっていかなければならないというふうには思っております。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  それから災害対策本部が設置されたときに、各部署が出てきますよね。ですけど本当にこの総合危機管理がすごいもう大変なんですよね。そんな中で電話の応対はしなければいけないとか、もうちょっとこの災害対策本部のそれぞれの部署の仕事を私は見直すべきだというふうに思うんですよ。
     出てきてもすぐに終わる仕事の方もいる。ただ出ただけじゃなくて、もっと横の連携をとってやるべきだと思うんですけれども、それに対して副市長いかがでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  副市長。            (副市長 大森秀俊君登壇) ○副市長(大森秀俊君)  災対本部のあり方についてですけども、これはおっしゃるように必ず絶えず見直す必要があろうと思っていますので、それぞれ毎年毎年見直し作業も、また改定もしていきたいというふうに考えております。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  見直していきたいというのは、具体的にどのように見直していただけるんでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  副市長。            (副市長 大森秀俊君登壇) ○副市長(大森秀俊君)  やはり先ほど来出ております避難所のあり方とか、それから避難のあり方、それからさっきおっしゃいましたタイムラインの仕組みですよね。これは紀宝町なんかでやられてて非常に有効だということで、伊賀市においても、一部土砂災害についてはタイムラインのようなものをやっておりますので、それを防災、地震等、特に水災害ですね、そういうところにも適用するということは大事だろうというふうに考えております。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  先ほどJR柘植駅の話というのがありましたけれども、現在、柘植・亀山間が運行を見合わせています。JR西日本の情報では来年1月中に運行を再開する予定だということですけれども、今本当に困っていらっしゃる。車で四日市まで送ってたら本当に大変ですので、そういったもっと早くやってくれという、そういう働きかけというのはいかがでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  これはJR西日本のほうにしっかりと要望をしておりますが、ただ現場の崩落、崩壊の度合いが大変大きいようでありまして、大変な土木工事が要るのではないかというふうに推測をしております。  いずれにしましても、そうしたことに早く対応できるようさらにお願いをしていきたいというふうに思っておりますし、もう1つ関西線の運行について申し上げますと、当座ディーゼルカーに給油するタンクが亀山のほうにありまして、伊賀側にはなかったということで運行がおくれたということでありますし、よそからタンクローリーを持ってきて、つぎ込んだということでありますので、今後はそうした災害に備えて柘植駅構内にそうした給油施設等々も移設なり新設なりしていただくような、そんなこともフェイルセーフ、申し述べていきたいというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  この柘植・亀山間の運行再開のことは、広報もしっかりとしていただくということも要望して私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(空森栄幸君)  これをもって、山下典子君の質問を終了します。  続いて、質問順位第2番 信田利樹君の質問を許可します。  信田利樹君。             (3番 信田利樹君登壇) ○3番(信田利樹君)  改めましておはようございます。自民党爽風クラブの信田利樹でございます。  議長の許可を得ましたので、通告書に基づきまして質問に入らさせていただきます。  一般質問は9月議会に続きまして3回目でございますが、今回は大きく1番目に市民のスポーツ環境について、2番目といたしまして、防災について質問をさせていただきたいと思います。  一般的にスポーツは年齢を超えてお互いに楽しめるものだと思っております。ルールだけじゃなしに、挨拶等、礼儀、マナーといったものも学び、そして体力アップにつながり、心と体の健康にもつながっていくと思います。  先日も少し寒い中でしたけれども、年配の方のスポーツをやっておられるところにちょっとお邪魔してきました。本当に寒い中ではございましたけれども、プレーをしているときは本当に真剣で皆さんほんまに一生懸命やられておられました。しかしその休憩とかになりますと、本当に寒い中、ちょっとあったかいものを口にしながら、本当に世間話をしてお話の輪が本当に広がっていました。本当にいいムードだなということを感じてまいりました。  市民の皆さんが本当にそういうふうに健康であれば、市としてもいろんな面でメリットがあると思います。健康保険についても福祉の面でも、本当に皆さんが健康でいられれば、本当に市のほうにも大変大きなメリットがあるんではないかなと思われます。  また、伊賀市が目指しています観光都市にも大きな貢献できるツールじゃないかなとも思われます。この直近で11月26日に行われました伊賀上野シティマラソンにもほかの地域の方がたくさん、たくさん、この伊賀市にお見えになりました。そして、その参加された方だけじゃなしに、その応援に来られた家族の方や友人、そして関係者の方もたくさんこの伊賀市に来られておられました。まさに、する、見る、支えるという一体となったスポーツを楽しんでいただいたのではないかと思います。  こういったことを目指しまして2017年、ことしの5月23日に伊賀市生涯スポーツ都市宣言を伊賀市はされております。私は本当に大変すばらしいことだなと思っております。でもやっぱりいろんな先ほどもおっしゃってましたけども、忍者宣言とか、いろんな宣言をされておられますが、宣言するだけではやはりだめだなと思っております。  そこでお尋ねさせていただきます。宣言されてから日は浅いんですけども、半年ぐらいたっております。何らか変化がございましたでしょうか。市民の方から問い合わせ等がございましたでしょうか。お答えいただきたいと思います。  以後の質問につきましては自席で行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  企画振興部長。           (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  企画振興部、宮崎でございます。  今、議員が御説明していただきましたとおり、ことし29年3月8日なんですが、生涯スポーツ都市宣言を制定させていただいたところでございます。このスポーツ都市宣言ですけれども、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しむことができる生涯スポーツ都市を目指すということで取り組みを始めたわけでございます。  その3月に宣言してからの状況ということですが、まず市民の皆さんにこの都市宣言の啓発活動ということを実施をさせていただいております。5月に市のホームページに掲載をさせていただいております。また、各種スポーツ団体、伊賀市体育協会、スポーツ少年団、家庭婦人バレーボール連絡協議会などの総会、それからスポーツイベントでの周知、さらには9月15日に広報いが市と同時配付いたしました伊賀市体育協会の機関紙、スポーツ忍にも掲載をさせていただき、その啓発に努めているところでございます。  また、本年度11月に開催いたしました市民スポーツフェスティバルにおきましては、従来の種目に加えまして、誰でもが気軽に参加できるようノルディックウオーキングを開催し、44歳から77歳の方にも御参加をいただきました。初年度ということで、少数の参加ではございましたけれども、これからも新しい種目を取り入れていきたいというふうに考えております。  またスポーツ推進委員の協力のもとには、障害者福祉連盟主催の障害者スポーツ大会で新聞紙を使ったリクレーションを実施し、多くの障害をお持ちの皆さんに御参加をいただきました。来年度におきましては、パラリンピックの種目でもありますボッチャを開催すべくスポーツ推進委員の皆さんには現在研修を積んでいただいているところでございます。  このように全ての市民の皆さんがスポーツを楽しみ、健康で生き生きとした人生を送ることができる社会を目指しまして取り組んでまいりたい、こういうふうに考えているところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  そういうふうに時間が本当にまだ短い中でたくさんのことをされておられると思いますけれども、本当にそういうことをやっただけで、このスポーツ宣言をしたというような内容に達するんでしょうか。本当に伊賀市のスポーツ宣言するって、今そういうふうに形のものだけで、これからの市民の皆さんが本当にこのスポーツを生涯的に楽しんでいけるようにつながっていくと思われますか。 ○議長(空森栄幸君)  企画振興部長。           (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  現在、それぞれの地域からスポーツ推進委員という方を任命をさせていただいております。それぞれの自分の生活、地域での生活に密着して近いところでスポーツが楽しめる環境、これが日々のスポーツに親しみ、健康づくりに生かしていただく一番いい方法だというふうに思っておりまして、先ほども言いましたスポーツ推進委員の方々を通じて、それぞれの地域でのスポーツ活動というところに焦点を当てて頑張ってまいりたいというふうに思います。  特に最近スポーツの利用を考えますと、やっぱりゲートボールの利用者というのが、利用場でも最も多い。あるいはその3番目ぐらいにはグラウンドゴルフ、こういった高齢の方々のスポーツ需要というのが非常に高いわけでございまして、これが健康寿命、そういったところの増進にもつながっていければと、こういうふうに思っているところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  部長おっしゃったとおり、資料もいただいています。本当にゲートボールとかグラウンドゴルフ、ほかにも球技等に、ベスト5をいただいてますので、その中に確かにありました。そういうことも本当に大事なんですけども、まだなかなか宣言されてから日が浅いからということもあるとは思うんですけども、なかなかそこら周知されてないように思うんです。  というのは、一度地域のそういう方々のところへ行って、市もこういうスポーツ宣言されたんですよという話したときに、えって言うてはる方が本当に多かったもんで、今回ちょっとそういう形で御質問させてもらおうかなと思ったんです。  それで、やっぱりこれからもしっかりと宣言されて、宣言されただけじゃなく、中身を本当に充実していくと。そういう形を本当にやっていっていただきたいなと思います。やはりいつもこう宣言だけで終わるんじゃなしに、きちっとそういう中身が伴っていくように、一度やっただけじゃなしに、これを定期的に例えば2年3年続けてずっとやっていくとか、細かくやっていくとか、そういうことをきめ細かく続けていくことがやっぱり必要じゃないかなと思います。  やっぱりこの中で施設等についても、たくさんの方がスポーツにかかわっておられる方も多いなというのも資料をいただいて、本当に別紙でいただいています。ただ、まだこれだけではもっともっとやっていただけるキャパと言うんか、その施設についても余裕があるんで、都会なんかなかなか施設を借りることができないというぐらいの人口もありますけども、やっぱり人口多かっても、そこでスポーツされる方が少なかったから、スポーツ施設というのもなかなか使われない。でもやっぱりスポーツする人が多ければ、やっぱりそこの施設もだんだんだんだんいつも満杯の状態で利用されるというようなところまで行ければ、本当に伊賀市もいいんじゃないかなと思います。そういう努力はしっかりとしていただきたいと思います。  そこで、あと市民の方の施設の利用方法をちょっとお聞かせ願いたいんですけれども、利用方法について、ちょっと私いろんなことを聞かせていただいたところによりますと、やっぱり施設の料金に対してはそんなに皆高いとか安いとかいうことはおっしゃっておられないんですけども、夜間でスポーツするときに照明灯代というのが別に発生しますよね。この照明灯の料金についても、やっぱりもうちょっと見直ししてくれないかという声も聞いております。また、この料金体系についても1時間幾らというような形で今施設の中でずっとやられています。この条例の中でずっと見せていただいても、そういう形でなっております。  その中でもいろんな照明灯のやり方があるのかわかりませんけれども、その場所によっても料金体制のやり方が変わってますよね。例えば大きなグラウンドであれば、照明灯の数が多ければ、その何十灯で幾ら幾らという形になっています。やっぱりそこの料金体系と、先ほど申しました1時間体系じゃなしに、やっぱり30分刻みにしてほしいなという声も聞きます。  やはりプレーして終わったあとに片づけとか、ちょっとしたことをしなければいけない。やっぱり時間でやるスポーツもあります。そういういろんなスポーツによって、やっぱり違うんで、後の30分単位でしていただいたら市民の人がもっと使いやすいんじゃないかなという声を聞くんですけども、そういう料金体制もしくは時間体制を変えるということは、考えることはできないんでしょうか。ちょっとお答え願えますか。 ○議長(空森栄幸君)  企画振興部長。           (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  議員にお尋ねをいただきました利用方法についてでございます。まず照明の部分なんですけれども、これは昼間利用者に比べて照明の部分についての経費がかかっているというところで一応オープン負担ということで、そこの照明施設に応じた負担をいただいているというところでございます。  あとその施設利用を1時間単位というのが条例でこうなっているんですけど、議員おっしゃいましたように30分単位で利用できないか。要するに1時間スポーツ活動をしっかり子供たちと一緒にした後、片づけなどを子供とともにしようと思ったら、どうしても15分20分、後ろへ時間がずれてしまうと。その結果、その時間も考慮するともう1時間借りておかなければならない。要するに2時間の使用料を払わなければ1時間の活動ができない。こういうようなことを聞かせていただいております。  確かに利用しにくい部分ではあるのかな。次の利用者の方もありますので、今現在はその準備、片づけを含めての時間で借りてくださいよというのが原則になっているわけでございますけれども、それを30分単位にしていただくことによって活動が充実する。そういう声はいただいておりまして、市民の方が利用しやすくなるように、今スポーツ推進審議会、そこのほうに、この利用方法というものを見直すかどうかというようなことで検討は始めさせていただいておりますので、またそのうちお示しすることができるのかなというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  ありがとうございます。そのお言葉を聞きまして、これから希望が持てるんじゃないかなという御答弁だったと思います。こういう審議会やられて本当にやっているんですけども、やっぱり実際に使われる方、やっぱり今部長おっしゃったとおりに、ずっとその先ほど申し上げました満杯になってしまうとなったら、なかなかそういうの難しいかわかりませんけども、なかなか施設によってはちょっと余裕があって、本当できないというところもあります。  先ほど申し上げた料金についてもやっぱりなぜ高いかというのは、やはり今部長がおっしゃってくれたとおりなんですよ。片づけのために1時間取らなあかんから、その料金が膨らむだけの話なんですよ。だから本当はその時間体制、1時間に対しての料金についてはそんなに高いものとは思っている市民の方もおられないというのも、その残りの時間を余分な時間をそういう形で払うことによって、全体が高くなるというような意味だと思うんですよ。  できるだけやっぱり市民の方、先ほどおっしゃって、宣言をしてちょっとでも少しでも多くの方にやっぱり利用していただこうと思えば、やっぱりそういう便利に利用できるような市民の声をしっかり聞いていただいて、していただかなければいけないと思いますので、本当にこれまた期待しておきますので、よろしくお願いいたします。  そしてこの施設は、公共施設というのは本当に一概で言えないと思うんですよ。いろんな施設あるからいろんな場所にもありますし、大体公共施設で今何カ所ぐらいあるか、ちょっとその数字だけ教えていただけますか。 ○議長(空森栄幸君)  企画振興部長。           (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  公共施設、スポーツ施設ということで、条例上33施設が位置づけられております。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  ちょっと、その施設聞かせていただいてたんですけど、改めて何で聞いたかというたら、その施設は皆有料なんですよね。無料とかそういうあれちゅうのはないんですよね、確か。ちょっとそこもう一度。全てが有料ですね、確認で。 ○議長(空森栄幸君)
     企画振興部長。           (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  原則有料でございます。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  その有料にとっても、その利用状況、皆さんお金を払ってそれだけの33の施設を利用していただいているということなんですけども、その利用状況はどうですか。資料いただいてますので、別に細かく言っていただけなくても結構です。大体33施設を大体満遍なく使っているよとか、ちょっと足らんとこが多いよとか。ちょっとそこら辺だけ御答弁願えますか。 ○議長(空森栄幸君)  企画振興部長。           (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  施設の利用で一番多いのは、少し先ほども申し上げたかと思いますけれども、屋内ゲートボール場の利用が突出して多い。利用人数の割合からいくと非常に多い状況になっておりまして、一番多いのが阿山第一運動公園グラウンドの屋内ゲートボール場で、平成28年度の利用者数では5万7,000人、5万7,900人ですので、約5万8,000人が利用されております。2番目が阿山第一運動公園のグラウンドでして、これが約5万1,000人、それから3番目は上野運動公園体育館、今市民体育館に変わっておりますけど、28年度は運動公園、体育館、そこが約2万3,000人。それから4番目が上野運動公園の競技場ということで、ここが約2万3,000人というようなことになっております。  逆に、非常に少ないやはり施設もございます。例えば青山テニスコートですと、275人でありますとか、大山田東グラウンドのほうは730人でありますとか、非常にそういったばらつき、少ない施設もあるというようなところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  ありがとうございます。本当に今おっしゃったとおりだと思うんですよね。5万7,000人使っていただいたところもあれば、青山のテニスコートのように275人というような大幅に違うところがある。  ただ、部長ね、これ人数だけでやると、ちょっと本当にどうかなと思うんですよ。スポーツによっては、たくさんの人で行うスポーツもあれば1人でやる、先ほどおっしゃった青山のテニスなんか1人じゃないか、2人以上でやる、少ない人数やから、サッカーなんか11人ですもんね。それやったら2チームやったら22人と、そういう形になってしまうんで、人数だけでこれをたくさん使っているかどうかというのを、これも正直どうかなと私は資料いただいたときに思ったことなんです。  やっぱり人数こうやって出していただくのも、大切なことだと思うんですけれども、やっぱり人数だけ、私はできたら、時間その施設をどのぐらいの年間時間を使用しているかという、施設を使っている時間、そういう形で出していただいたほうがその施設の利用率というのがよくわかるんじゃないかなと思います。しつこいようですけど、本当に多い人数でやられるとほんまに多くなってくるんですけども、小さい人数で、少人数でやられるところなんか本当に少なくなると思います。  そして部長も多分私、昔ちょっといろんな一緒にスポーツさせていただいたこともあるんですけども、部長スポーツを楽しんでるアスリートの人でプレー中に一番怖いのは何でしょうかね。何だと思われますか。ちょっと部長もスポーツやっていたから、ようわかると思います。ちょっと答えていただけますか。 ○議長(空森栄幸君)  企画振興部長。           (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  やはりけがというのが、一番最も怖いことだろうと思います。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  ありがとうございます。それ言うてもらわへんかったらどうしようかなと、次行けなかったんですけども、ありがとうございます。本当にけがなんですよね。やっぱりスポーツする人間にとって、プロの選手でもよく言うてはりますけど、本当に私ら一般アスリートにしてもやっぱりけがというのは一番本当に怖い、一番嫌なものなんですよね。  それで一生懸命にプレー中にけがしないでやろうと思ってても、不慮のやってけがを、熱中していてけがをすることもあります。でもね、やっぱり一番思うのはその施設の状況が悪くってけがする場合というのは物すごい、お金出して施設を利用させていただいている者にとって一番辛いと思うんですよ。  やっぱり先輩議員が前にもちょっとおっしゃってましたけども、体育館使ったら照明灯がようけ切れて暗いとか、暗い中でそういうスポーツをやらせていただいていて、けがをするとか、例えばもっとグラウンドのコンディションが悪くて、けがをするとか。こんなことがやっぱりあると思うんですね。でも、これは正直あってはいけないと思うんですけども、このような施設の整備について市民の方からそんな声が聞かれたことはございませんか。 ○議長(空森栄幸君)  企画振興部長。           (企画振興部長 宮崎 寿君登壇) ○企画振興部長(宮崎 寿君)  市民の方からも、体育施設の改修に対する要望というのは頂戴をしております。また指定管理をいただいております文化都市協会のほうからも、恐らく利用者の声として修繕要望をいただいているかというふうに思います。施設がかなり老朽化しているものもございまして、13の施設と33カ所の修繕要望ということで頂戴をしているところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  きょうは生涯スポーツ等々について御指摘をいただいて、大変熱心に興味を持っていただくことありがたいなというふうに思っております。先ほどもスポーツ中に気をつけなければならないことというのは双方ともにやはりけがということでありまして、それは施設の老朽化等々に、あるいは整備の不良によって引き起こされるということもままあろうかというふうに思います。  きのうでありましたか、一昨日でありましたか、軟式テニスの会の方が代表でお見えになりまして、その中央施設について現況の写真等もお見せをいただきました。人工芝がめくれ上がっていたり、段差があったりするという大変改善をしなければならないということはよくわかるような状況でありました。  そこでその会長さん等々にわかりましたと。これはやはり整備をしなければいけませんねという話の中で、御理解いただいたのは全てのテニス施設を整備するのではなくて、やっぱり集中と選択という中でしっかりしていくことが大事だろうと、軟式テニスの会長さんでありましたけども、硬式のほうとも横つながりがあるので、そうした理解を深めていきたいということでございましたので、我々もしっかりと対応をさせていただきたいというふうに思っております。  テニスだけではなくて、いろいろなスポーツ施設においても、選択と集中というのはこれからのキーワードになってこようかというふうに思いますし、そうすることによって信田議員が御指摘いただいたことも改善されていくかなというように思っております。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  ありがとうございます。本当にそういうふうなこともたくさんあるんですけれども、やはり私思うのはせっかく生涯スポーツ都市宣言をしていただきまして、やっぱりスポーツに親しんでいて、健康でしようという宣言をされた中で、ちょっと今言うたとおり、本当に公共施設の不備でけがされるというのは、本当に痛ましいなと思っております。市長からそういうふうに答弁いただきましたので、本当にありがたいなと思います。  でもやっぱりこの施設たくさん本当にまだ33カ所ありまして、なかなかどれからやるというのも確かに難しいと思います。でもやっぱり予算の関係があると思うんですけど、やっぱり施設管理を保存されていくのは計画的にやっぱりしていただいたら、市民の人も納得すると思うんですよ。  例えば先ほど市長おっしゃってましたが、テニスコートがいつごろ大体めどにする、サッカーのコートはどうするとか、バレーボールをやっている体育館のところはこういう形にすると、こういうふうに大体ある程度、年次的でもいいんで、そういうのはやっぱり計画的にしていただいたら、市民の方も納得できるんかなと思ってんのですけども、幾ら言うていてもなかなかしてくれないと。2年も3年もたっているんや、その分だけ使用禁止やというような形で置かれているということも聞いてますので、やっぱりそういうのもせっかくある施設をそういうことで置いておくというのもどうかなと思いますので、できるだけ、そういうのは計画的に予算の件もあるとは思いますが、やっていただければ。  大会をやっていただくことによりまして、先ほども申し上げましたけど、ほかの地域からたくさん来られます。ほんで大会によっては商品を伊賀米や伊賀の特産物を商品として出して、よそから来ていただいた人に持って帰っていただいてPRするということもやっておられる団体もあるみたいです、聞いております。  ですので、やっぱりそういうことをやっていただくことによって生涯スポーツ都市宣言やって、よそから来た人も、あ、さすが伊賀市こういうことを一生懸命やられているんだなと思われますけども、やはり整備不良のところで大会を開くというのは、本当に主催者側としてもなかなか難しいということはありますので、くれぐれもそういう形をお願いして、この件についてはまた機会あればまた質問させていただきたいと思います。ありがとうございます。  続きまして、防災についてちょっとお伺いしていきたいと思います。前回の9月議会のときに台風5号のことでちょっと質問させていただいたときに、ちょうどその内容の後の対応は9月の下旬に検証するということで答弁いただいてましたので、ちょっとその答弁をまだ残っていると思いますので、この12月議会でちょっとこの検証の結果、どういう形で検証されて、どうやってやったんかというのをちょっとお教え願えますでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  失礼いたします。台風5号につきまして、庁内検証会を9月の28日に被害の概要のほか、市民からの要望・課題や市の関係部署からの課題対応についての議題を柱として、開催いたしました。  市民からの要望課題の主なものとして、まず府中地すべり防止区域に関する西条の雨量計が避難指示の140ミリに達したにもかかわらず、関係地区にメール等連絡がなかったということでした。140ミリに達したのが台風が通り過ぎて、その後の降雨予想が小康状態でございましたので、特に緊急性がないと判断したためでございます。140ミリを超えたら、市のほうから府中地すべり防止区域の地区市民センターに直接電話させていただくことになっていましたが、連絡がしてなかったということがありました。  また西条の雨量計が140に達するまでに避難者がいなかったことで、前田教育会館を避難所としておりましたが、そこを閉鎖し、三訪小学校に避難していただくように変更させていただきましたが、地域への情報伝達が十分でなかったために140ミリになって避難のサイレン吹鳴を地区のほうでしていただき、それを聞いた方が前田教育会館に一部の方が避難されたということもございました。  また、災害対策本部員会議の情報も市全域には至るんですけども、提供がなかったということの課題提供もございました。いずれの課題も台風5号の後、伊賀市に接近しました台風18号以降、また大雨や秋雨前線の長雨によりました大雨の際にも市民に混乱を起こさないよう、検証し改善しました。  一方、市の各部署からの対応課題の中にはほかに比較的避難所として開設することの多い学校の体育館との連絡に、個人の携帯電話しかないということで、無線機も利用することなどを改善に向けての提案がございました。また、車輌による広報活動ができなかったことについて、指示がなく待機に終わってしまったので、広報車出動マニュアルを徹底することで改善をさせていただきました。また避難所を開設しているにもかかわらず、必要な物資の情報が物資輸送班に届かず、配送されなかったことについては、避難所から災害対策本部へ、本部から物資輸送班への連絡体制を徹底することで改善されてきました。  このようなことにつきまして、府中地すべり防止区域の課題につきましては、9月の27日に三重県と地元の役員さんとの三者会談を開催させていただきまして、主に連絡体制の徹底を図ることを確認し、台風5号以降に課題を改善してきたところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  ありがとうございます。ということは、やっぱり5号を検証していただいて、今後その後の台風21号等にもしっかりとそのことが生かせたというような解釈でよろしいでしょうか。ありがとうございます。  その台風のほうは、ちょっと細かいことになるんですけども、地元の消防団の方と私も警戒にちょっと入らせていただいて、行かせていただいたんですけども、道路冠水とかもたくさん今回、雨台風でしたのでありました。そのときにやっぱり連絡させていただいた道路管理者の方から、その消防団の方に危険やったら、そこでちょっと待機しててくれと行くまで。そこで待っといてくれというような指示があったということで、私もちょっと聞いてたんですけども、そこに長いことできないからいうので、地域の人がAバリカーといいますか、A型のバリカーを持ってきて、両サイドに置いて通行どめみたいな形をとってたんですけども、やはりそういう形でやってしまうと、道路管理者は何もないようなA型バリカーになったんで、ある工務店さんの名前も入ってたんで、やっぱりそういうことをされて何か車でも、市民の方の車が当たったりしたときの責任ということもありますので、やっぱりそういうことに対してもうちょっと連携をとっていただいて、浸水する個所というのは大体雨台風ある程度以上になったら、もう限られていると思いますので、そこらをもう少し地元の消防団の方と連携とっていただいて、行政からの道路管理者の名前が入ったようなA型バリカーなりを事前にそういうところに、各地域の消防署のほうに持っていっていただくということはできないんかなと思っています。ちょっとそれをお答え願えますでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  消防長。            (消防長 久保安治君登壇) ○消防長(久保安治君)  消防長の久保でございます。よろしくお願いいたします。  今お尋ねの災害時の備蓄のブルーシートであったり、土のうであったり、くいであったりとかいうのは備蓄させていただいてますけれども、今のA型ゲートにつきましては備蓄はしてございません。それにつきましては、また検討させていただきたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  ありがとうございます。そしたら、またその点についてもよろしくお願いいたします。  そしたらあと、ちょっと時間ももうあれなんですけども、この間11月の14日の火曜日の午前11時から伊賀市防災行政無線の訓練放送の実施についてということが、ちょっと地域のほうで回覧が回ってきまして、地域の人が私聞かれたんですけども、これ何やねんというような内容でした。  回ってきた中には、訓練日、日時が11月14日火曜日午前11時、訓練対象になるのが市内の全ての防災用屋外スピーカー及び個別受信機、放送内容としてチャイム、これからテストです、これを3回。こちらは広報伊賀です。こういう形でなってたみたいなんですけども、ちょっと私も勉強不足だったもので、危機管理監さんのほうにちょっとこれどういうことですかってお尋ね行ったところ、ちょっと調べときます言うて、ちょっとそれからお答えいただけなかったもので、ちょっと今防災のことですので、それが大体どこの地域でもそれがついているんですかね。そういう防災用屋外スピーカー、そういうのは市内何カ所ぐらいあるんか、そして個別受信機というのもやっぱり個別でたくさんやっぱりあるんか、ちょっとそこら教えていただけますか。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  失礼いたします。11月14日の緊急時に使うJ-ALERTを使った全国的な訓練に伊賀市も参加させていただいたところでございます。伊賀市のほうでは、屋外拡声子局といいまして、防災行政無線の1つで地区のほうにスピーカーをつけた子局を、拡声子局を設置しておりまして、伊賀市内で全部で182の屋外拡声子局を建てさせていただいて、そこからJ-ALERTの緊急通報の訓練をさせていただいたところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  ありがとうございます。182カ所ということで、これはまだ今後ふえていくんですか、それとももうこういうのってなくしていくんですかね。 ○議長(空森栄幸君)  危機管理監。       (危機管理監兼総合危機管理課長 加藤 敦君登壇) ○危機管理監兼総合危機管理課長(加藤 敦君)  済みません。今後この屋外拡声子局につきましては、今のところふやしていくという考えはございません。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  大事なことですので、通告にはないわけでありますが、今後その連絡徹底の体制ということについて言えば、今あるものがベストであるのか、もっとほかに簡便で徹底できるものがないのか。そんなことも含めながらしっかりと早急に考えていきたいというふうに思っております。
    ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  ありがとうございます。もう私が言いたかったことをもう市長が言っていただいたんで、やっぱり182カ所をこれからどうしていくんやと、そういうことなんですよ。これが本当にいいものやったらもっとふやしていったらいいし、これがもっと見直して、これがあれやというのやったら、またなくしていって新しい方法を考えていただきたい。市民の人にいち早く安全なものを伝えられる方法を考えていただきたいなと、個別受信機のことも聞きましたけど、ちょっと時間の都合でありましたんで、また今度聞かせていただきます。  そういう形で市民の人に安全・安心でしてもらうためには、やっぱり早いとこ情報を送ると、そのツールはどういうものが一番いいかというのも本当にこれから検討していただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  そして時間の都合で、あれしますけども、9月定例会の本会議で地域に実情に即した避難所マニュアルの策定というのもお願いしたと思うんです。これもしっかりとこれから見直しをしていっていただきたいと思いますので、またその都度、先ほど同僚議員が申してましたけれども、台風だけじゃなしに、やっぱり地震というものがございます。いつ何時起こるかわかりませんので、早急にそういうマニュアルというのもやっていただくように、ここでもう一度お願いしておきます。  そしたら、一番もう最後なんですけども、ちょっと今懸念しているのが、今回の台風本当にいろんなところで大小の被害が出ております。これ、国からもそういう形で激甚というような指定を受けておりますので、これから土木関係の人も建設関係の人も忙しくなるんじゃないかなと思いますけれども、この復旧の工事、できるだけ早いとこしていただかなきゃいけないと思うんですけども、それに伴いまして、この設計とか施工のやっていただくこと、入札等をしていただけると思うんですけれども、これ順次こんなにたくさんだったのであれですけれども、順次やっていけるでしょうか。ちょっとそこらお聞かせ願えませんでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  建設部長。            (建設部長 清水仁敏君登壇) ○建設部長(清水仁敏君)  ただいまの今回台風21号、この災害については補助の災害といたしましては、公共土木施設災害が48件、及び農林災害83件の計131件で、市単独災害につきましては、公共土木施設災害が約300件、農林災害が約270件の合計約570件という議員さんおっしゃられました大変甚大な災害となっております。また農林災害につきましては、特に激甚災害の指定も受けております。  この復旧業務を今後どうしていくかと、こういったことでございますが、12月4日からは農林災害の査定、また12月13日からは土木災害の査定が行われる予定でございます。これに伴いまして、現在では測量設計業務をただいま順次行っているところでございまして、今後査定が終わりました箇所から順次復旧工事を発注していきたいと考えております。  しかしながら、現在では年末の査定ということもございますので、それぞれの工事の標準工期を考えますと、多くの工事が繰り越し工事となってしまうことは避けられない状況となっております。このため、市民生活への影響を考慮いたしまして、優先順位をつけて早期発注に努めてまいりたいと考えておりますが、また、特に早く復旧工事をしたいという箇所につきましては、査定を待たずに工事を発注する応急本工事の発注も行いながら進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(空森栄幸君)  信田議員。 ○3番(信田利樹君)  ありがとうございます。本当に今回それだけの件数が多いので、いろんな大小あると思うんですけども、できるだけ早いうちに復旧できるように頑張っていただきたいと思います。大変御苦労をかけると思いますけども、何とぞよろしくお願い申し上げます。  これにて私の質問ちょっと時間2分ほどありますけれども、もうこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(空森栄幸君)  これをもって、信田利樹君の質問を終了します。  続いて、質問順位第3番 福村教親君の質問を許可します。  福村教親君。             (5番 福村教親君登壇) ○5番(福村教親君)  失礼をいたします。自民青鵬の福村教親でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。  私、今回でこれで一般質問3回目となります。  私、人より若干性格上しつこいところがございまして、6月、9月の議会の一般質問に引き続き確認事項も含めながら、今回また質問させていただくことにいたします。  まず1番目に伊賀市の地域医療体制についてでございます。市民の民間病院と市民病院さんの連携、経営改善の現状、今後の見通し時期なども含めながら質問をさせていただきたいと思います。  以降の質問については自席でさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員、質問何、今してくれたかな。ちょっとわからなかってんけども。 ○5番(福村教親君)  済みません。地域医療の体制について、市民病院と経営改善の状況はなっているかということをお聞きしたいと。副院長に、申しわけないです。 ○議長(空森栄幸君)  市民病院副院長。    (市民病院副院長兼健診センター副センター長 松田克彦君登壇) ○市民病院副院長兼健診センター副センター長(松田克彦君)  市民病院の副院長の松田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  市民病院の経営状況、改善状況でございます。数年前までは医師の減少に伴いまして、病棟の多くを閉鎖し、救急患者の受け入れも困難となりまして、医業収支も悪化して、これによりまして多額の基準外繰入金に依存するという状況でございました。  このため、全国的な医師、看護師不足等によりまして、地方の病院にとって非常に厳しい経営環境が続いたわけでございますけれども、市民病院といたしましては第一次再生計画に基づきまして、医師の確保や経営の改善に努めてまいりました。その成果でございます。現在では常勤医師20名となり、病床につきましても全病棟を再開いたしまして、現在234床が稼働病床でございます。  平成28年度の患者数、昨年度でございますが、第一次再生計画を始めました初年度、平成26年度と比べますと、年間延べ入院患者数は2倍以上となりまして、約7万人。延べ外来患者数につきましては25%増の約6万9,000人と、こういう状況でございます。これに伴いまして、診療収入につきましても、約39%増の約34億6,000万円となりました。これに合わせて経費削減等の取り組みをしまして、その成果もありまして、約8億5,000万円頂戴しておりました基準外繰入金につきましても、約1億8,700万円まで減少させることができました。  これに気を緩めることなく、本年度もさらに主要施策としまして、1、経営の安定化、2、診療体制の確立と、救急医療体制の充実、3番目として、患者満足、職員満足の環境整備の3つに取り組んでおりまして、入院・外来とも10月末までの患者数につきましては、昨年度を上回っておりまして、平均病床稼働率につきましても83.5%となっておりまして、今後も市民の皆様が安心できる医療を提供し続けられるよう経営の自立に向けて努力してまいりたいと考えております。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そうですね。伊賀市地域医療戦略2025、これも1つの課題となりまして、それに向けていろいろな改善が必要やと思います。またその前段で在宅医療に切りかえとか、また市民病院さんにおかれましては、DPC、遅かれしですけども、御努力をいただいて、いろんな取り組みをしていただいているのも確認させていただいているところでございます。  二次救急医療における市民病院と、先ほども言いました民間の地元の民間病院さんとの連携ですね、これ漏れ聞こえてくることが多い、市民の方もちょっといろんなことを意識されている状況でございますけれども、答えていただける範囲であれば答えていただきたい。今の現在の状況、どのようになっているかをお聞かせください。 ○議長(空森栄幸君)  市民病院副院長。    (市民病院副院長兼健診センター副センター長 松田克彦君登壇) ○市民病院副院長兼健診センター副センター長(松田克彦君)  議員からは6月議会でも二次救急医療に関しての特に連携ということで御質問をいただきましたので、特に二次救急という面に焦点を当てての連携の状況をお答えしたいと思います。  二次救急は、入院や手術が必要な患者への救急医療でございます。伊賀市民の二次救急医療につきましては、平日の昼間は市民病院と岡波総合病院が担い、休日及び夜間につきましては名張市立病院を含む3病院による輪番体制をとっているところでございます。  伊賀市内におきましては、市民病院が消化器官に係る疾患やがん医療、そして岡波総合病院におきましては、脳卒中などの脳血管系の疾患、そして心筋梗塞などの循環器系の疾患、こういった形でそれぞれの強みを生かす形で、機能分化連携を図りながら救急医療の充実に努めているところでございます。  具体例で申しますと、市民病院が受け入れました患者さんが対応が困難な脳血管系疾患でございましたら、岡波総合病院に連絡をしまして、受け入れていただけるとなりましたら、市民病院から診断画像を送りまして、患者の状況を伝えるとともに、患者を搬送すると、こういった形での連携を図っております。  また市民病院、そして岡波総合病院とも、地域医療支援病院ということになってございまして、受け入れた二次救急患者さんが一定回復した後は、患者さんのかかりつけの開業医のほうへ通院治療を行っていただくというような形をするなど、地域内におけます医療機関の機能分化も図っているところでございます。  今後高齢者の方の増加によりまして、医療ニーズの一層の高まりも見込まれますので、岡波総合病院さんとの連携をより強化しまして、二次救急医療体制のさらなる充実に努めたいと考えております。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  今、二次救急の体制について機能分化も含めてお聞きをさせていただきました。私6月議会に市長にお聞きしたところ、今岡波病院というお名前が出たんで使わせていただきますと、市民病院さんと岡波病院さんは連携を持ちながら、365日24時間体制の二次救急受け入れ体制と構築していきたいと。時期が来れば、いい報告をさせてもらえるというような御答弁をいただいたように思います。  それで、今民間病院とはっきり言って岡波さんと市民病院さん、市長にここをお聞きしたいんですけども、市民はそれを期待して、何年後、時期までわかればありがたいんですが、数年後には伊賀市に365日24時間、二次救急受け入れ体制の病院ができる。こういうことを期待して待たせていただいてよろしいのか。市長にちょっと御答弁願いたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  皆さんの最大市民の関心事である医療であります。それがためか、どういうことであるのかは知りませんが、市民の皆さんの間にはさまざまな風聞が飛んでいるというようなことも聞かせていただいておりますが、しっかりとここではっきりとしたことを申し上げておこうというふうに思います。  団塊の世代の皆さんが75歳以上となる。医療や介護を必要とする人がますます増加すると予測されます2025年問題でありますけれども、さらにその先も見据えて救急医療であるとか在宅医療の形づくりを目指します、伊賀市地域医療戦略2025というのをことしの10月に策定をしたところであります。  地域医療戦略では5つのプロジェクトを掲げまして、市民の皆さんにさらに安心した医療が提供できるよう、皆さんからの要望も強い24時間、365日、市内で二次救急医療が受けられる体制づくりでありますとか、一次救急、在宅医療、支援バックアップ体制、さらには退院からスムーズな在宅医療への移行に向けた病院機能等の構築に取り組むとしておりますけれども、そのためには今後ますます今名前も出ました市内の2つの基幹病院の役割と連携強化が重要となってくるわけであります。  具体的には地域医療戦略の策定に際しまして、この2つの病院と意見交換を私どもと相手方の病院と意見交換を行いつつ、6月定例会の一般質問でも答弁いたしましたように、近々、ちかぢか、1つの成果が得られるよう鋭意取り進めておりますので、時期が到来しましたら、改めてこの内容について、この事案について御報告をさせていただきたいと思いますが、年内に御報告ができるかなというところであります。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  ありがとうございます。市民にとって本当にこれが待望しているところでございます。生活の根幹、救急医療体制、市長から今御答弁いただきまして、もしそれが実現されるのであれば、市単独でできる事業もありませんやろうし、県と国とも連携を取りながら実現に向けて粛々と進めていただきたいなと要望しておきます。  次の質問に移らせていただきます。これも9月議会に一般質問させていただきました肺疾患患者への補助でございます。3カ月が経ったわけなんですが、この間の3カ月の間の進捗状況、御報告ください。 ○議長(空森栄幸君)  健康福祉部長。           (健康福祉部長 稲森洋幸君登壇) ○健康福祉部長(稲森洋幸君)  健康福祉部、稲森でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  議員おっしゃいますように、9月議会で御質問いただいて、最後には御要望もいただいたというふうに思っております。9月議会以降、このパルスオキシメーターという部分だったと思うんですけども、それに限らず、助成の内容等の点検というようなことは当初予算のこともございますので、させてはいただいております。  補助事業の内容を申し上げますと、介護訓練の支援用具、それから自立生活の支援用具、在宅療養の支援用具、情報意思疎通の支援用具であったり、あるいは排せつ管理の支援用具と、あるいは住宅改修とか、こんなものがございますんですけども、その中で多いものはいろいろございまして、例えば排せつ管理の支援用具とか、ストーマ装具と言うんですけども、そういうものであったり紙おむつと、こういうものの給付が多いというような状況が、これが現状でございます。  お尋ねの、そのパルスオキシメーターでございますけども、前の繰り返しになってしまうかもしれませんけども、重度の障害のある人や医師の意見書により呼吸器の装着が必要な方というのが対象となっておりまして、それで重度でなくてもお医者さんの意見書があれば給付することができるということになっております。  したがいまして、対象が著しく不合理というふうには現状では考えておらないというところでございまして、そういったことの検討もさせていただいたと。それからほかにもいろいろ御要望をいただいているというものもございます。このことのお問い合わせが多いかというと、そういうわけでもないのかなというふうに思ってますので、当面直ちにやっていくというような結論には至っておりません。  他市の状況もいろいろ調べもさせていただいたんですけども、当然そういうようなことも把握はいたしておりますけども、この事業に限らず、市民の皆様方から、まだまだ情報の収集もしなきゃいかんと思ってますし、ほかの市との情報交換というようなところも必要かというふうには思っております。  やはり全てを広げていくということはなかなか難しい時代というか状況でもございますので、何かやるときにはやはり何か制限するものというのも出てくるのかなというふうに思っております。昨年度もいろいろこのことではございませんけども、障がい者の方に対する補助のことでいろいろ御意見もいただいている中で、所得制限であったり、あるいは助成の限度であったりというようなことも含めて考えていく必要というのがあるというふうに思っております。全体的に見直すべきということは考えております。  以上でございます。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  あのね、長々答えてもらってんけども、結局何も変わってないということなんですよね。その辺、簡潔に答えてください。時間の無駄です、本当に。その意見が少ないというのは、対象者がこの間部長答えてくれたの72人なんですよね。少ないですよ。声なんか上がってきませんよ、そんなもん。少ない意見上がってこないから、ほっといたらいい。結局3カ月何にも進んでないということですよね。  障がい者、重度障害者、難病指定受けている、医師の意見書がなければ対応できない。前と全く一緒の答弁ですよね。ごみ箱に捨てたんですか。意見が上がってこない。そういう医療弱者、市長がおっしゃっている、来たい、住みたい、住み続けたい。誰も住んでくれませんよ、こんな街に。  弱者を守る。どの年代も充実したこの伊賀市で生活していただくためにやってもらわな困るんで、少ないから、意見が上がってこないから、ほっとくんやと。いやそれでは納得しませんよ。今もその対象者の方、これケーブルテレビ前で見てると思いますけど、本当残念がっていると思います。今の部長の答弁、本当に見捨てた発言じゃないんですかね。いや、納得できないですね。  まあそういうお考えはお考えで聞いておきます。でも市民に寄り添ったもう少し温かい血の通ったことをやってもらわんと、市民は絶対ついてきませんよ。誇れる伊賀市、選ばれる伊賀市。誰が選ぶんですか、こんな街に。違います。補助のついているよそ市に私転居を進めますよ、もう。伊賀市についても何の補助も出ない。見捨てられる。どうですか、部長お答えください。 ○議長(空森栄幸君)  健康福祉部長。           (健康福祉部長 稲森洋幸君登壇) ○健康福祉部長(稲森洋幸君)
     失礼いたします。決して何もしてなかったというわけではなくて、当然検討もさせていただいております。その上でちょっとわかりにくかったんであれば検討した結果、こういうことになっているということでございます。  選ばないというようなお話でございますけども、伊賀市のほうが秀でているというところというのも当然ございます。ですので、そういうようなことも全部含めてというようなことで申し上げている話であって、ここの1点に絞って、これが福祉が少ないとか、弱者の切り捨てだというお話というのは、それはもう少し何と言うか大きな視点でというようなことで私は申し上げていますんで、そういったお話をさせていただけたらなというふうに思っております。  例えばおむつの関係の助成をやっていない市町もございます。私ども市ではやってますし、障害のある方に対して、国のほうで出してない市の単独の手当というのも支給をさせていただいております。それもやっていないところというのもございます。  したがいまして、決して私どもの市の福祉が低いというようなことは全然思っておりませんし、今のこの重度という決め方なんですけども、いわゆるよそは呼吸器の疾患というような形の決め方をされているところが多いかと思うんですけども、私ども重度というような決め方をしている中で、四肢の体幹機能障害、いわゆる筋ジストロフィーの方ですけども、この方も呼吸器の障害の認定を受けなくても重度であれば出すというようなことが可能というふうに、意見書にそんな記載があればというふうに思っておりますので、それぞれ市町で運用の仕方というんですか、そういうようなところが違う部分というのがあるのは確かでございます。  当然きちっと調べて、そういうようなところを必要なところは合わせていかなきゃいかんと思っていますし、ただやはりそれぞれ財政状況がございますので、それに応じた範囲でというようなことはさせていただく必要があるのかなと、そのように申し上げているところでございます。  先ほど市長が申し上げましたように、やはり集中と選択という話で、あれもこれもというようなことがやはりできないのかなというふうに思っております。議員さっきおっしゃっていただいたのはそういうお話かなと私は思いましたので、やはりあれか、これかということを、まだこれから決めていく状況じゃないかなというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  あれもこれもやってもらわな困るんですよ。あれもこれもやってもらわんと困ります。私そんな難しい話、私携帯用の酸素ボンベを背負いながら日々の生活を送られる方、だから血中の中の酸素濃度をはかる簡易な機械、それなんですよね。今ようおしめとか出ているのは見てます、わかってます。ただここが出てないので、それが等級にわけられてやられているから、そういう生活を強いられる方にはその機械を購入する補助をつけていただけないかというお話をしているわけです。これをまた3月、またやります。  じゃあ、次行かせていただきます。南庁舎関連予算の執行についてでございます。私、議会報告会、この24人を6班にわけさせて4人編成で各地区を回らせていただいている中で、私今まで4カ所ほど回らせていただいたんですけども、もれなく100%この問題を聞かれます。南庁舎どうなっとるんやと。  先日の全員協議会において、凍結を延期する採決をとられました。それに対して、市長は予算を執行されたと。市民の方に聞かれるんです。再議が、何がどうなって、凍結になって動議が上がって、附帯決議がどうのこうので難しいと。議会用語も多いので、ちょっと簡単に説明してみろと。  平成26年の9月ぐらいからこの問題が始まってきてると思うんですけど、私その改選の前の話はちょっとようわかりませんので、この南庁舎に関する6月議会から、こちら再議、庁舎、関連予算凍結からこちらに至る話を少し確認をしながら市民の皆さんへのメッセージと思いながらちょっと質問を交えながらやらせていただきたいと思います。  まず補正予算から庁舎関連予算を削除した修正予算を議会から出させていただきました。それが13対10で可決をされたんですが、その修正案に対して市長は再議でと。これは市長に与えられた権限でございますので、再議を執行された。賛成が13で不成立で廃案になり、原案に戻って原案の補正予算が通過と。この補正予算というのはほかの事業もからめた予算ですので、予算は通さねばならんと。  そうなったときに、南庁舎関連の5,736万に関しては一旦予算を財布に入れましたよ。でも南庁舎関連のこの五千何がしのお金は使わないでください。凍結します。使っていただくには、議会が同意する事業方針が決定するまでの間、庁舎関連は凍結するという附帯決議をつけさせていただいて凍結案が可決されたわけです。  そこで市長は、そのときの発言で、早目に凍結してもらえるように、市議会と十分に協議し、ゼロベースで話し合うという発言をされました。それからこちら数回にわたり議員全員協議会、全協で当局側よりいろいろな提案もいただきながら、資料を出していただきながら、数回全協が行われたわけでございます。しかし議会が納得する事業方針には程遠く、9月28日の全協において凍結、延長を採決させていただいたわけでございます。  その即日、市長はマスコミに対し、誠意を尽くしたこの3カ月は何だったのか。基本的に予算は通していただいている。これ以上おくれたら市民の負担がますますふえる。不満があるのなら、6月議会で私に対し、不信任案を出すべきだったのじゃないかと。びっくりするような発言をされたわけですよね。これはもう本当にここで見逃すわけにいかないので、私は今回これを取り上げさせていただきました。市長にお伺いします。この発言のちょっと真意をお聞かせください。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  何でびっくりされるのかようわからんところでありまして、これは議会というところに定められている1つの皆さん方の意思の表明の仕方を述べたわけでありますし、凍結しといたにもかかわらず何ですんねんという話でありますけども、これは議員御存じのとおり、再議という地方自治法に認められた1つの解決の方法をもって、しっかりと淘汰していただいた、御理解をいただいた。  その中で福村議員、あなたそのものから凍結の動議をお出しになった。そして可決された。議会法、法規の中でいいますと、凍結という言葉はそもそもございません。附帯決議でありまして、あえて申し上げれば、これは一定の尊重をしなければいけないけれども、法的な拘束力というのはございません。  大事なことは何かというと、本当におっしゃるように市長のすることが気に食わないというのであれば、予算案のときに私を不信任案ということでおろすということをするのが1つの大きな筋道であったんだろうなというふうに思います。  そして、議員おっしゃいましたね。その動議を出されたときに、いつまでかという同僚議員の質問に対して、なかなかお答えをいただけなかったんですが、同僚議員のサポートもあって7月というふうにお答えなった。これは議事録にも残っているはずでございます。7月までにはしっかりと議会の提案を出して、そのようにしていきたいというふうにおっしゃられました。  私もしっかりとそういう意味ではその凍結動議と言われる附帯決議を尊重をさせていただくということでお待ちを申し上げましたが、7月が過ぎ8月が過ぎても、その皆さん方の案がまとまらなかった。そこで私どもはさまざまなに頂戴をいたしました案を2つにわけて、集客性の高いもの、収益性の高いものということでまとめて皆さん方にもお諮りをし、結果、その2つの案をもって進んでいこうということを決めたわけでございます。  そんな中で我々というか、議員の皆さんに何らの通知もなく、お知らせもなく、了解もなく、予算を執行したのはどういうことかというお怒りだと思いますが、これは執行権の問題であります。もう1つ、その執行権を行使するということの裏には、お待ちを申し上げました。一定以上の私は誠意をつくしたつもりでございますが、このまま続けてこうした状態が続くことは何ゆえにこの問題が出てきたかというと、市庁舎がもう既に、四十九のほうにでき上がりつつありますけれども、そうしたときに、この市街地の皆さんやいろいろとそのにぎわいづくりについて、不安を持たれる皆さんの代替措置として一日も早くしなければいけないということで、このプランが出てきたわけであります。  これ以上、皆さん方にそういう状況の中で延びていくということは、この市街地の皆さん、あるいはそうしたことに影響を受ける商業者、あるいは住民の方にとって、明らかなデメリットが生じるわけであります。これは市政万般を預かる市長としては、その執行権を行使せざるを得ないということでありましたので、行わさせていただいたところであります。  議長、反問権を使わせていただきます。  今、福村議員の中に何でそんなことを市長はするんやということで執行権に関することがありましたので、この市長の執行権、予算も含めて、予算の執行権、万般の財産管理に関する執行権等々について、どのような御見解を持ちなのか、お聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  済みません。今の質問に対してですけども、私は地方自治法の176条、市長の再議権、認めておられます、わかります。執行権も凍結案、これも法的根拠ないというのはわかっておりました。それはわかっております。だから、私市長攻めているんじゃないです。あなたは、市長は自分の持っている権限と、与えられた権限を執行しただけには過ぎないんですね。私はそのとおりだと思ってます。  私が、今市長おっしゃられたように、自分と附帯決議をつけさせていただいて、その最終の日、それも今市長おっしゃったとおりで、少しわからなくて同僚議員に助けていただいたのも、これ事実でございます。私は執行権ですね。私答えになってないですかね。執行権についてちょっと勉強不足でわからないところがございます。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  二元代表制の中で、議会あるいは市長に与えられた権限というのはいろいろありますけれども、そうしたことを十分先輩議員に御指導も仰ぎながら、御自身でも研さんを積まれて、そして議場に臨んでいただく。そして意義ある、意味ある、この答弁を交わす、政策論議を交わすということが大事だろうというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたしたいというふうに思います。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  わかります。本当に1年生議員で勉強足らずのところで市長のおっしゃるのはわかるんですけれども、私の思うのは、議長の、僕ら二元代表制、直接選挙で選ばれた市長と議会側と議員側とわかるんです。でも予算執行権を持たれている、権限が全く違う。僕がこれ、いつも感じているところでございます。  改選前に私、よくケーブルで、僕の記憶が間違ってたらごめんなさいなんですけども、質疑応答の中で市長がこんなことを述べられたと思うんです。いちろごーごーごー、よくおっしゃいますよね。1万6,555票の付託をいただいて、この南庁舎に関するときも私がここにいることがそういうことだと、そういう答弁をなされたの、今も僕も記憶いているです。  私ね、すっとそのときに思ったんです。その市長と戦った後の2名の方の票はどこへ行ってるんやと。市長はいちろごーごーごー、おっしゃるなら、他の2名足すと2万7,057票、もう1つ言わせていただくと、市議あげさせていただいて、13名の反対の方がおられます。その方の票を足しますと2万2,674票と、数の論理でいきますと、市長がおっしゃったことに対すると、そこなんですよ。  だから予算を執行するのも法的に拘束されてないから、拘束力ないから使われるんです。いいんです。僕はそんなんもう、やるんやろうなと思ってました。嫌な予感してました。だから、僕が言いたいのは、市民の方にはそれがなじんでないんですよ。今の市長のやり方が。再議も権限として持たれている執行権、附帯決議外して凍結案を権限のない、拘束力のないのを使うのは。またこれは時期は問題はあると思うんですけど。  また時期は時期で後で議論させてもらったらいいと思うんですけども、私が言いたいのは市長のやられている、今のこの市民になじんでない、それともう1つ私感じるのは、これを前例事例につくっちゃうと、じゃあ市長の気に入らない決議を上げたとき、じゃあまた再議やと。再議でひっくり返しゃいいんだよ。じゃあもう議会要らないじゃないですか。市民から言わせたら、おまえら何しているんやと。って感じるんですよね。  僕はそこを言いたいんですよ。市長がやった、その行使したことについて法的に何も問題あると僕は言うてません。でもその強引な市民に説明ない、まして議会にも説明ない。採決13票取った、採決の即決即日にそういうマスコミ発表される。じゃあ不信任案叩きつけたらいいやないか。6月、じゃあ何で改選前の3月に不信任案叩きつけよとおっしゃらなかったんですか。3月でもいいじゃないですか。3月に不信任案叩きつけてもらったほうがよかったんじゃないですか。と私は思うんですね。  そこはもう数が入っているじゃないですか。1対18の採決から3カ月経てば、わかりますよ、誰かて票は読めますから。それは議員さん一人一人の思いがあって、なられたことやと思うんですけども、私が市長に言いたいのはそこなんです。市民が違和感持っているんですよ。持ってると思うんです。どう思われます。それは感じられませんか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  いろいろ立て並べていただきました。しかし基本的に私は市民の皆さんの御意見というのはいろんなところからも聞かせていただいております。総並べて申し上げたいのは、福村議員にお願いをしたいのは、立派な議会人としてなっていただきたいということであります。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  叱咤激励ありがとうございます。私もちょっとしつこいほうなんで、やられたらやり返すほうなんで、ちょっと勉強させてもらって、きょうの僕では半分手を挙げておきますけど、わしそういうの大嫌いなんで、とことん行くように、勉強。これ叱咤激励として受けさせていただきます。  それと私、附帯決議書いたときに、ブレーキをかけるなと言われたんですよね。市政運営に。でもね、私ずっと今ずっとこの流れを見ていると、市長が全てブレーキをかけて、後ろ向きに走りながら自分の思いを突き通すがために、議会の議決も採決も無視しながら、私ら議員の後には、13人の後にはそれだけの市民の民意があるんですよね。議会軽視、議員軽視、イコール市民軽視、私はそう感じてならんので、この12月議会にどうしてもこれを言いたかったわけです。  その思いは市長に通じていただければありがたいんですけども、その私の勉強足らずのことも、また1つ自分なりに勉強して立派な議会人になれるように頑張ってまいりますけども、きょうのこの時点で、私はそんな思いなんです。難しい用語を並べられて市民に行くところ、行くところで説明しなさい。でも僕はこういう思いでやってきたんです。こんな思いを一緒にやった。過半数を取りました。過半数を取ったにもかかわらず、これがひっくり返っていく。それは市民の方にはどうしても納得できない。違和感を持たれる。  だからさっき言うたところに戻るんです。これからどうなって行くんですか。岡本市政は何を目指すんですか。民意が届かない議会で採決、議決とった。それが市長に気に入らない議決なら、また再議でやられるんじゃないか。恐怖感すら持っているように思うんですけど。私はそんな思いで今回、この項目を上げさせていただきました。  理想を申しますと、議決を重んじていただき、議会を重んじていただき、粛々とそれを執行していただき、やっていっていただきたい。ただ、市長の思いで市民を置き去りにして、それが民意。またこれ民主主義性なんで、多数決の多いほうが勝っていくんですよね、ふつうなら。でもそれをひっくり返していく、市民が不在であるという思いが私強く持っています。個人的に好き嫌いなんか、そんなん思ってません。  市長、寝つきいいですか。よう寝られます。私9月議会以来、よう寝られはんのですわ、悔しゅうて。悔しい思いなら自分と改革をしながら市長と戦いながら、あるのは市民のために戦っていきたいと、そんな思いで今回この質問をさせていただきました。叱咤激励ありがとうございました。時間余りますか。あと8分もあります。何しゃべりましょう。 ○議長(空森栄幸君)  無理にしゃべらんでも構いません。 ○5番(福村教親君)  そうですか。じゃあ終わります。 ○議長(空森栄幸君)  これをもって、福村教親君の質問を終了します。  会議の途中ですが、休憩といたします。  再開は、午後1時30分といたします。            (午後 0時08分 休憩)           ―――――――――――――――            (午後 1時30分 再開) ○議長(空森栄幸君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  質問順位 第4番、田中 覚君ですが、質問に際しパネル使用及び資料配付の申し出があり、議長において許可しておりますので、御了承願います。それでは田中覚君の質問を許可します。  田中覚君。            (12番 田中 覚君登壇) ○12番(田中 覚君)  どうぞよろしくお願いいたします。  きのうアメリカの大統領がイスラエルの首都をエルサレムと認定したいというようなことをニュースやら新聞で大騒ぎになっていました。それよりも運送屋のおやじの私にとっては、軽油がどんどんどんと値上がりしていって、今もう118円。12月の私の会社の安全会議で、頼むで省燃費運転をしてくれ、こんなお願いをしました。  高速道路を走らずに10キロ落としてくれへんか、70キロで走っていただけないか。こんなお願いしたり、アイドリングストップをしてくれ、こんなお願いをしました。それで約5%から7%燃料費が削減できる。削減できたお金は皆さん方に還元されるんですよ。より賃金として還元いたしますので、というふうなことで、たった12人にも満たないような運送屋のおやじであります。  岡本市長にとっては1,200人を超える大組織の一番の長、どのように無駄を省いて、伊賀市の再生を立て直すか、今回2つ、無駄遣いのその1、無駄遣いのその2、あと同僚議員さんが無駄遣いのその3等々を言っていただけるんだろうと思っています。  私はもう前からも申し上げているように、政治は理不尽や矛盾点の改善にあるんだろう。このことを強く思って議論に参加をし、いろんな調査をさせていただいている。このことも改めてお伝えをさせていただきたいと思っております。  きょうはずっと1期の方が朝から3人続いていただいた。私もその順番を見て、1期目の1回目、2回目、3回目、少しこの議事録を読み返して見てたんです。市長が、市長の政治理念は無駄のない勇気と覚悟のまちづくり。ええフレーズだったんですよね。かっこよかった。  そのときに私が申し上げたのは、亡くなった父が私に人生訓として水たまりを避けて通るな。あえて水たまりの中を行かなくちゃならないこともあるよ。それが人生だよと言ってくれた。そのことを例に引いたときに、岡本市長は私はあえてその水たまりに入っていく。つまり困難に差しかかっても堂々とその水たまりを避けずに行くんだ。こんなことを市長がおっしゃっていただいて、2回目、かっこええな。こんなことを思ったんです。  今回パネルを用意してまいりました。ごらんいただきたいと思います。まずわけのわからん、V=F/C。バリュー、価値なんですよね。コスト、ファンクション、機能。これがその価値の1つの見方。いや、大事な見方であります。これをバリュー・エンジニアリングとして、全ての組織において取り入れていこうということを言っているんです。  その定義というんですか。VE、バリュー・エンジニアリングの定義だけ、少し御紹介をさせていただきたいと思います。VE、最小のライフサイクルコストで、必要な機能を確実に達成するため、製品やサービスの機能的研究に注ぐ組織的ないわゆる努力であるということが定義されています。皆さん方のそれぞれのお仕事、それぞれのお仕事でですよ、価値を高めるためには十分にコストを考えていただいて、その機能を追求していく。こういうことなんです。  じゃあそのやり方で大きく4つあります。1つはコストが下がれば、機能が同じならば価値は上がる。安いコストで安いお金を投資して、機能がそのままだったら価値は上がる。もう1つ、コストを下げてさらに機能を上げればもっと価値が上がる。3つ目、コストは一緒だけども、品質は上げて、そのバリュー、価値を上げていくこと。そして4つ目は、コストも上がるけれども、機能も上げていこう。そして価値を高めていこう。  例えばこれはなかなか理解していただきにくいかわかりません。例を挙げさせていただきましたら、例えば鉄のスチールの手すりがある。何年かに一遍、塗装をしかえないと、さびてくる。手すりですから。しかしもうあらかじめ、もともとコストは高いけれども、ステンレスを使ってやっておけば、一切その塗装をしかえることないから、先ほど申しましたライフサイクルコストが安くなって価値が上がるということ。例えばそういうことなんです。  つまり今回私は市役所、新しい市役所が今クレーンが立って名阪国道通っていてもそびえ立つような、ああここに新しい市役所ができるんだ。もう心わくわくさせていただいているんですけれども、この1、2、3、4、どの手法を使って、あの市役所をなるべく安いコストで、なるべく機能を高めて、そして価値を高めていくかという、こんな努力がどこかに見られるかということを実は検証してみました。  そうしましたら、多くの検証はできなかったんですけれども、今鉄骨が組み上がっている。いずれ屋根が勾配屋根ができるんだろう。その勾配屋根の屋根を1つの例として見てみたんです。  それは昨年の基本設計ができたときに、市議会に対して、全員協議会という場所において、設計者の日建設計、そして市の関係当局お越しをいただいて、私たち議員全員に大体こんなものができるんですよって御説明をいただき、議員のほうからあれやこれやと質問させていただいて、そして、あ、なるほどね。こうやね、ああやねということで、この議事録をもう一度読み返してみたんです。もう一度読み返したこの議事録。なるほどと。  岡本市長がこのようなことをおっしゃっていただいています。全体の庁舎の考えは、私としましては、いわゆる岡本市長としては、今までに申し上げていたとおり経費を節減し、みんながちょっとずつ我慢して、我慢できるところは我慢して、さらに行政が投じるその費用、コストが少なくしていく。そういう無駄を省いた設計、設備というところに、それが一番大事かな。そういうふうに思っている。こういうふうな発言があった。なるほど。  つまり、市民の方が多く訪れていただくその新市役所でありますけれども、しかしその中ではほとんどが皆さん方、市の職員さんが仕事をされる。華美なものは廃していく。なるべく機能を追求して、安いコストでいいものをつくっていこう。こういうような精神がこの3行ほどの議事録で十分に読めるところなんです。  伊賀市のホームページを見てまいりました。平成29年4月17日。伊賀市庁舎新築工事起工式と書いてある。市長がここで語っているんです。岡本市長挨拶で、本市始まって最大規模の工事であり、地産地消や市内業者の育成の観点から地元業者の参加機会を確保してほしい。無事の完成と一日も早い新庁舎ができることをお願いしたいというようなことを市のホームページにも掲げられ、当日私も参加をさせていただきましたので、そのようなことを聞かせていただいた記憶が十分にあります。  そこで、お配りさせていただきました、これが市役所。こんなもんができるんだろうということなんです。これはその上から見た感じなんです。もう1枚お配りさせていただいております。これも下からごらんいただいたら、こんな感じで市役所が5階建てでできるんだ。こんなことなんですね。
     そこで、当日のその全員協議会、その場所で私も発言をさせていただきました。1つはトタン板の屋根のメンテ費用、いわゆるその最初のイニシャルコストから気になるのはメンテ、いわゆる50年、60年ともつわけでありませんから、メンテナンスをしていかなくちゃならないんだろうというようなことで、私はよくその業界のことはわかりませんでしたので、トタン屋根というふうな言い方した、トタン屋根ちゃいますの、ポリエステル系の樹脂を塗装したアルミニウムの亜鉛合金でできた鉄板を使うんですよ。こういうふうなことをおっしゃっていただいた。メンテのその費用は約2,000万円かかるというふうな、こんなお話だった。  ああなるほどなと。大体そのぐらいかかるのかと思ったときに、実は地元の三田地区に株式会社ケイミューという、屋根材や壁材をつくっている工場がある。もとは松下電工と言った。確か今中原夫市長のときのあそこも誘致企業の1つだったと私は記憶をしている。  設計金額がそのトタン屋根の設計金額約8,000万余り。ちなみにその今ケイミューというその会社の設計金額が7,400万円余り。その差650万円。つまりイニシャルコストは片や8,000万、片や7,400万、差額は650万円安いと言っている、向こうはね。地元の企業で、誘致企業が650万安くうちだったら施工できるんです。部品を供給できるんですと言ってる。  次にメンテナンスの件なんですけれども、これもちょっと調べさせていただきました。そうしましたら、その日建設計が設計図書、躯体の。内装もいろいろあるんですよ。一旦その鉄骨とか躯体の設計図書というのがあるんです。この設計図書をつぶさに拝見をさせていただきました。  その中でお配りはしておりませんけれども、長尺の金属の板でふくんです。こういうふうなこと、これを示していただいた。縦ハゼぶきという。厚みが0.6ミリの鉄板を使います。塗装します。溶融の55%アルミ亜鉛合金でメッキをします、こんなこと。屋根、この縦ハゼぶきですから、ラインが出てくる。そのラインの伏せられている部分と伏せていく部分の幅、これが340ミリを使いますと、こういうことを書いてある。なるほど。  そうしましたら、そのある企業の鉄板にアルミ合金亜鉛合金をする、このことの比較表出ているんですよ。そうしましたら、ポリエステルを使うという、ポリエステルの上を塗装しますというふうなこと。そうしましたら、最大製品の価値は10年です。メンテのサイクルは7年から9年でメンテナンスをやってくださいと書いてある。  もう一度繰り返しますよ。全員協議会でそのときに日建設計が答弁したこと。ポリエステル系の樹脂塗装を施した鋼板というふうに考えとる。1回のメンテナンスは2,000万円程度というふうに思っている。一旦10年ぐらいだけれども、そんなん10年では少々構いませんから、15年はもちますという実は答弁があるんです。  なるほど、こういうふうに思った。そうすると、新しい市役所ができて、15年おきに2,000万、また15年で2,000万3,000万みたいですね。そこから15年、4年間で2,000万で6,000万で50年を超える、いわゆる60年目に差しかかっときに、もう一度ふくんだろうと。塗りかえるだろうというようなことを思ったときに、実は6,000万円のメンテナンス費用がかかってくるということがここでわかった。  じゃあ、その当時伊賀市が誘致したその松下電工、今はケイミューという会社が提案してきたものは何なんやということをちょっと調べてみました、カタログで。そうしましたら、別にうちは30年ほっといてもらっても色の変化もほとんどありませんと、カタログ上なっている。  じゃあもう少し聞いてみた。ただ、瓦そのものはそうだけれども、部品に使われている部分はどうなんですか。それをとめたりとか、といで受けたりする、そういうふうな部品はどうなんですかと言ったときに、先ほどの表、示させていただきましたら、そこに書いてありましたのが、フッ素を施した部品でやりますと、ここに書いてあるんです。それは、20年もちます。何もせんでも、メーカー保証としては20年もつ。  片や10年、片や20年で、まあまあごめんなさい。メンテナンスは20年から22年ぐらいの間にしてくださいねということになってくると、先ほどの例を引くと、25年ぐらいいいんだろう。したがって、その50年なり60年なり使うときには恐らく1回目は20年後、2回目は40年後、そして60年後にすれば別にという話。普通にお使いいただける。つまりメンテナンスでも1回のその再塗装というんですか、それが安くなるということがわかった。  果たして伊賀市としてはまだこれから屋根の棟木も上げていく、垂木も上げていく、下地も打っていく。下地の上に乗るのは一体からそのガルバニウム鋼板といって10年しか製品の保証がなくて、15年で一旦塗りかえやなあかんという製品を使うのか、それとも地元の企業で誘致した企業でたくさんの皆さん方の御親戚やらお友達もお勤めいただいてないかな。その工場の製品を使う。このことの覚悟と勇気をぜひとも聞かせていただきたいというのが1点。  2点目。先ほどの全員協議会の中で、日建設計が言っていました。製品・商品を特定しません。したがって、地元のメーカーにも御参加をいただきたいし、いいものを御提案いただきたい。こんなことを言っている。つまり今申し上げたように、働き幅340ミリのその製品を特定しない。つまり400ミリでもいいし600ミリでもいいことになる。鋼板を使うとするなら。340はA社しかないというふうな、そういうことはやらないと日建設計はそのときに伝えていたと。  聞いてみたんですよ。340ミリってどこでその340、350やったらあかんの。380やったらあかんのって聞いたら、340ミリをその折り曲げる機械があるのは、全国で1社しかない。三晃金属工業。ああそう。その三晃金属工業でここに書いてある340ミリというその表現が、つまり三晃金属工業を特定するんですかと言うと、専門家の皆さんは口をそろえて、そのとおり。そうなんですということ。ここに書いてある。縦ハゼぶき0.6ミリの厚み、そして働き幅が340ミリ、これで1社特定できる。  言うてることとやっていることが違う。日建設計にだまされている伊賀市は。と私は申し上げたい。勇気と覚悟、超大手の日建設計が私たち議員全員の前で、製品は特定しません。そして地元の方にも当然御参加いただく。市長は起工式で最大の事業だと、地元の人の技術の育成や地域産業の活性化のためにもどうぞ御参加いただきたい。こういう発言が実は設計なり設計監理の世界で実は無駄にされている。そんなん知らん。そんなもん業界の話、施主には関係ないとして話が進められてると私は受けとめられたんです。  こんな話を聞いていただいて、皆さん方どう思いいただくのか、説明が足らなかったのか、どうかわかりませんけれども、まずそのあたりの市長の勇気と覚悟、お示しをいただきたいとこのように思います。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  冒頭、私のコンセプト、ポリシーをしっかりとお述べをいただいて、今もそのとおりだなというふうに再認識をしているところでありますし、あえてその水たまりを歩き過ぎて、もうどぼどぼになっているような状況ではあるわけですけれども、おっしゃっていただいたことは、まことにそのとおりであるということでありますし、地産地消、そんな中で私たちの庁舎にそうしたことが生かされるように業者さんたちには少なくとも20%は地元のものを使ってくれるようにというようなことを申し述べているところであります。  今回のある企業さんのその屋根材と、それからガルバニウム鉄板の使用についての話でありますけども、素材的には同じものではないということであろうかというふうに思います。また、我々としてはぜひ使えるものなら使っていただきたいというふうに申し上げているわけですけれども、今議員申されましたような観点も含めてではありましょうけれども、総合的な観点からそうした受注業者のほうで検討をいただいた結果であろうというふうに思っております。  使えるものなら、私も使っていただきたいという気持ちには変わりませんし、これからもどんどん使っていただければなというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  1社にその特定されている。つまり設計事務所はこの屋根材がありきでやられている。したがって、こんなんどうですか、あんなんどうですか。あ、うちのはちょっと意匠に合いません。これはどうです、ああですと、断ることを言う。しかし1社に特定されていなければ、いろんなやり方、方法、できる方法を考えるのが人間。できないことを言われた、ああそうでっかと言うのは全く勇気も覚悟もないと私は思う。1社に特定されているこの材料、市長は正しいと思われるかな。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  私は科学的あるいは物理的な特性について何の知識もございませんので、これは専門家にお任せをしてその結果をいただくということでありますので、そのようなことしかお答えはできません。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  いやいや私も専門家じゃないです。専門家じゃないけれども、専門家じゃなくても、あ、こうなのって単純にわかるという話。つまりランニングコストも高くつく。イニシャルコストも高くつく。それをあえて選択するとはなぜ、なぜそれを選択される。そのここが知りたい。なぜをこれを選択するんだと。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  大事なことは最小投資で最大効果ということは大事なことでありますけれども、今回の件について申し上げれば、私はそうした検討の結果を尊重したいということであります。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  代表監査委員に尋ねます。住民監査請求、よく行われると思いますが、監査の対象、公金の支出に不正もしくは怠る事実があったとき、財産の取得管理処分について同様。契約の締結履行についても同様、等々あるんですよね。以前、代表監査はこれはバスの件について決算委員会で私が尋ねたときに、あなたこうおっしゃった。  監査の視点から言いますと、3つの視点がある。1つは経済性、効率性、有効性。この3つ。今のお話を聞いていて、経済的にイニシャルが約650万安い部品がある。2つ目、効率性。別に伊賀以外から持って来ずとも、そこにあるやんかということが2つ目。そして地域内産業の発展やら、市長が述べられたような技術の伝承を含めて、いうふうな有効性を考えたときに、あえて高いものをそしてランニングコストの高いものを選択するというのは代表監査の立場から見てどうなんだろう。 ○議長(空森栄幸君)  監査委員。           (代表監査委員 鈴木陽介君登壇) ○代表監査委員(鈴木陽介君)  監査委員の鈴木です。よろしくお願いします。  今、議員からお尋ねの件なんですけれど、今の議員の発言だけ聞かせていただくと、監査の観点からはほかに選択肢があったのではないかというふうに考えるかと思います。ただ、監査の観点はさまざまな要素を勘案して総合的に判断するものですので、一度今回の件も今議員からお尋ねいただいた事象、事実とその他事案を総合的に判断して、判断させていただきたいと考えます。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  さまざまな要件を勘案するのは確かだ。それは私はわかるけれども、しかし単純に明確にイニシャルが安い、高い。ランニングコストが高い、安い。地元かどうか。考えたときに、おのずと出てくるじゃない。何でこっち選ぶの。監査請求されたときに、監査委員としたら、とりあえず受理なんだろうな。  その場合、誰にその損害を請求するの。今の発言聞いていると、市長に実は私たちは請求しなくちゃならないんだろうな。市長、約650万ですよ、イニシャルで。イニシャルで650万のもしお金が高い安いがあったら、全体の工事費から請負したJV、ジョイントベンチャーが市に対して650万安いものが仕入れられましたので50億余りいただいておりましたけど、たかがわずかかわかりませんけれども、650万減額させてもらうという申し出があるんですよ。それをあえてあなたは断るつもり。  そして、その650万ができたらいつもここに集まっている皆さん方が、何ぼあったら予算ない、予算ない、予算ない。お金がないんや。危機的な状態やと言って、住民市民の要望を受けない。そんなことはたかが650万かわかりません。しかし118円の軽油、頼むで10キロ落としてくれと言う私の観点から見たら、650万もあれば長田の小学校でいずれ廃校になるけれども、クーラーが欲しいと切実に子供や親たちが要望していることを予算ありませんでねと、簡単に私は一蹴できないんだろう。その辺のもう一度、勇気と覚悟をお示しをいただきたい。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  基本的に議員おっしゃることは当然のことであろうかと思いますが、その340ミリというお話について管財のほうから説明をいたさせますので、その前にお聞きをいただきたいというふうに思います。 ○議長(空森栄幸君)  財務部長。            (財務部長 田槙公博君登壇) ○財務部長(田槙公博君)  失礼します。財務部の田槙です。よろしくお願いいたします。  田中議員御指摘の屋根材でございますけれども、設計のほうに確認いたしますと340ミリの幅はあくまでも参考品番ということで納入は長さが変わっても同等品で問題はないというようなことを言っております。  またJVのほうにガルバニウム鋼板の仕入れるというか、それの今の状況を確認いたしますと、メーカー2つのところ、販社5社から見積もりを取っているということで、そのうち3社は市内業者ということでございますので市内業者からの仕入れになる予定をしていると、まだ確定ではありませんけども内定をしているということでございます。  以上でございます。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  あえて言わへんだらええのに、そんなん。全部調べてあるって。施工業者が、ガルバニウム鋼板の屋根材をつくっているところに見積もり聞くよ。そこはメーカーだから、使わない、施工しないんだから。だから、聞くよ。聞いて340ミリの曲げるのはそこしかないちゅう話。そして設計図書、皆さん方届いているよね。この設計図書の中にも溶接部分はメーカーが指定する専門業者と言っているの。  つまり市内業者の話じゃない。市内業者2社も名前知ってますけども、そういう話ではない。働き幅の件についても、これは340ミリありき。このようにJVも言っている。したがって1社しかないと言っている。  市長が少し素人で建築のことはおわかりにならない。私もわかりません。だからそのときに、その屋根の価値、バリュー、ファンクション、機能。雨を漏らないということなんだろうな。もしくは先ほど午前中出てた山下さんの話のように、ぱんぱんぱんぱん雨の音がしないちゅうこと。屋根で断熱損なわないちゅうことも大事なんだろう。その機能を担保してコストが安かったらバリュー、価値は上がるんでしょ。この公式になぜはまらないの。なぜそんなにいこじになって、業者の言うたとおりですって、あなたは言うの。何かあったんですかと疑われますよ。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  何にもありません。何にもありませんけども、もう1つ大事なことは実績があるかということですね。新しい製品であって、大面積の屋根を公共施設でふかれた経験がおありになるかということをお尋ねしたときには、ないというふうにおっしゃっておりましたので、いかにコストが安かろうが、この先どうなるかわからないという不安をもし何かあったときに市民に損失を与えることになるという可能性もおそれもあるということでありますので、その実績というものも大事かなというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  旧松下電工に行って、実績を取り寄せました。5階建て、福祉施設いわゆる特別養護老人ホーム、そこにRC造、S造、実績がある。こういうことなんです。したがって、実績があって地元の企業を使わない。それはその誰からお聞きになったのかようわかりませんけれども、実際にここに上がっているんですよね。彼らのホームページにも上がっている。  これを確かめていろいろと検討した結果、実はこちらのほうがバリューが高かったというなら私はわかる。検討もしない。そして設計会社にうそを言われてて、それに甘んじていて、これはいいです。これはおかしい発言として聞こえざるを得ないの。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  その実績はいつの実績か私はよく捕捉しておりませんが、ケイミューの担当の方とお尋ねになって来られて、最近ですがお目にかかったことがあります。そのときに、実績はおありですかと直接その方にお尋ねしたら、ありませんというお話でございました。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  市長が1,200人の親方、おやじとして、もしくは約10万人弱の市民の親方として、税金で建てるそのものがいかに安いコストで、いかに性能を担保して、そしてライフサイクルコスト、これも安くあがるような努力は私はすべきだと思う。  そのお会いになった方が実績はないとおっしゃったら、こんなんあるじゃないかと、もしくは、そんなんないと言うてるけども、誘致企業やねと。担当部局に一遍つぶさに調査せえと言うのが、あなた市長としての役割である。そのことはされているんだろうか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇)
    ○市長(岡本 栄君)  御本人にお尋ねしてないとおっしゃるんですから、これはしょうがないのではないかというふうに思います。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  それまでに、比較検討書というのを建設部のほうに提出されたようです。私コピーいただいたんですけれども、そうしましたら、十分できるという話。これはうちらみたいな小さな運送屋の品質を問われたら大変辛い。やっぱり日通さんとか佐川さんとかヤマトさんの品質は遥かに高いところはある。しかし、旧松下電工で今、株式会社クボタと合併してケイミューとつくって、三百数十人も工場で働いていらっしゃる。小田原にも工場があったり、滋賀にも工場があったり、九州にも工場がある。長年何万坪という屋根をふいてきた。これを実績と呼ばすして何をもって実質的というのか。このあたりいかがなんだろうというのが、さらにもう1点。  2点目、通告として建設部長にお尋ねしないと私は申し上げておったけれども、機能、品質、性能、劣るものなのか。雨は漏ってくるものなのか。熱は遮断できないものなのか。メンテナンスは高くつくものなのか、その地元の工場ね。それはどうなんだろう。あなたの少し専門的な見地としてお尋ねしたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  建設部長。            (建設部長 清水仁敏君登壇) ○建設部長(清水仁敏君)  ただいま御質問いただきました、その性能という面から言いますと、ケイミューで今言うてます、そのケイミューの製品でも雨漏りはしないかと思います。それはやはり今までの実績といいますか住宅等でその製品を使っている事例があるということから考えますと雨漏りはしないであろうと思います。それと、まず屋根材としての性能は劣るところは、ガルバと同じ性能であろうかと思います。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  明らかに雨の漏る屋根材なんかつくるうちはないと思いますので、それはまあ大丈夫だと思うんですけども、私が議員おっしゃるように地元を大事にしようということは大賛成でありますし、そういう観点からお見えになったその重い立場にある方とお話ししましたのは、伊賀市ではまだこれからさまざまな公共工事がございますから、しっかりとプレゼンテーションをいただいて、その実績にふさわしいような工事にオファーをかけていただければよいのではないかというふうにお薦めをしておきました。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  落としどころの話なんだろうと思うけども、それでは市長が起工式のときに地産地消や市内業者の育成の観点から地元業者の参加機会を確保してほしい。このような発言あって、もう一度代表監査委員に聞く。建設部は別に性能、機能は担保している。市長は、まあほかにもあるで、そこで堪忍しといてやとおっしゃるけれども、今までの議論を聞いていて、先ほどの議論と少し煮詰まった部分があったんだろう。監査として、どういうふうな御所見をお持ちでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  監査委員。           (代表監査委員 鈴木陽介君登壇) ○代表監査委員(鈴木陽介君)  議員お尋ねの件ですが、先ほど私申し上げたとおり、総合的に検討しなければいけない事項かと思います。ただ大前提としてやはり地方自治法でも規定されていますように、最小経費、最大効果という原則はありますので、その原則にのっとっているかという観点から監査していきたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  議長済みません。この件で市長にもう1点だけ、あらかじめ折り込まれていた。業界用語で折り込まれと言うんですが、設計図書に折り込まれていた三晃金属工業の0.6ミリのポリエステル塗装の縦ハゼぶきのこの鉄板、日建設計が私たち全員協議会で言ってきたこととそごがある。このことに対しては市長はどのようにお考えでしょう。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  そういう専門的なことについては、私は存知しておりません。ただ、総合的な話として優位性においてガルバのほうがあるという報告を受けているということであります。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  次がありますので、一旦キャッチボールのボールはお預けしておきます。優位性があるというふうにお聞きをいただいた。それはそれでいいんでしょう。しかし、今回のこの議会で実は違うよねということが判明されたと思う。建設部やら、財政部、十分に協議いただいて、代表監査から、あ、それなら市民に対して胸張って、市長いいんじゃないのと言っていただけるような市政運営をお願いしたいということをお願いして、ボールはそっちへ置いておきます。  あと5分ですので、バスのことで、お配りをさせていただきました。早口になって済みません。伊賀市全体を見ると、1ページ目、このグリーン色に見えるところに大体人が住んでいらっしゃる。この大体住んでいらっしゃるところをカバーすれば、公共交通が確保できるというふうに理解してください。  ただ、この1つの四角が100メートルですので、遠いところも近いとこもあるので、もっと本当は250メートルなり、200メートルぐらいのほうがいいんだろうけれども、まあまあ大体ここに人が住んでいらっしゃるということをごらんください。  2つ目、2ページ目見ていただきましたら、今スクールバス、コミュニティバス、赤字代替の、廃止の代替バス、そして三重交通さんの路線バスが走っているルートを色分けさせていただいて、書かさせていただいてる。先ほどの比較していただいたら、まあまあ同じようなところを走っていただいているということがおわかりいただけると思う。  そこでもう時間がないので、結論から行きます。スクールバスと赤字廃線バス、重複しているところが2線ありました。諏訪線と西山線。例えば西山は三重交通が赤字になったもんで、実は市がお金を払って走っていただいている。そこにまた教育委員会がスクールバスはスクールバスとして走らせていく。それが、西山と諏訪線に見られた。  つまり、先ほどのマップをごらんいただいたら、色が濃くなってますよね。このあたりが非常に重複している、いっぱいあるんですが問題、しかし時間の関係でこの2つだけを上げて言います。税金の無駄遣いしてませんか。加えてこの前の全員協議会でそのバスについては地域に任せるみたいなこと言っていた。スクールバス、路線バス、赤字代替バス、市がまだちょっとやっている直営のバス、そこへまた地域に任せるバス、こんなことを実は伝えてきた。  これって、屋上屋を重ねて、実際にお金ばっかり要って、私たちの公共交通の網としてのメッシュとしての役割が果たしてもらえないんじゃないか。こんなことを思うんですよ。それについて、無駄遣いじゃないということをお示しいただきたい。  伊賀市地域運行バス導入ガイドラインというのをお示しいただきましたけれども、これに沿って拝見させていただきましたら、どうも無駄遣いの上にさらに無駄遣いがあるように思う。いかがでしょうか、市長。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  私も議員と同感でございます。兼ねてその辺の整理をするように、あるいはさまざまな可能性を持ったそのバスの運行を考えるようにというふうに申しております。どうぞ議員のほうからも議会のほうからもしっかりと応援を賜りたいというふうに思います。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  決算委員会は特にこのことは私、市長に何遍となく伝えている。その執行部の皆さん方に、担当のところへ市長はおっしゃっているんだろうけども、それは一生懸命言って、しかし見過ごされてるで、私たちにも言えと。当然言わせていただく。先ほどの鉄板ガルバニウムの話は、担当者に言ってどれが一番ええんやと言うてやらせていない。おかしいないの。親方としておかしいないの。  燃料を大切を使ってくださいということも私は伝えている。安全運転をしてくれということも伝えている。そして、安全作業もしてくれということを伝えている。それはみんなの幸せにつながるから。  片方では言うてるけどもやらへんや。片方では言わんと、設計事務所の言うとおりだと。わけわからんことをおっしゃったらだめだな。私の言い方にちょっとそごがあれば失礼だと思いますし、言い方もちょっと熱が入ってきましたので、失礼な言い方になったかわかりません。市長の本心をもう一遍聞かせてほしい。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  おっしゃるとおり、やはり私たちは何のために働いているのか、動いているのかと言ったら市民のために動いているわけであります。私はその最高責任者であるわけです。ですから、ガルバニウム鉄板か、ケイミューの屋根材かということについては、より専門的な観点からのものが、結果が欲しいということでありますし、バスについては我々素人でもわかることでもありますので、しっかりと担保してまいりたいというふうに思いますので、御理解賜りますように。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  終結します。市中の声を伺っていると、結構私もあちこち聞きに行くんですが、1期目の岡本市長はやっぱりぎらぎらしたものがあった。2期目になって少し情熱が薄れたんではないか。こんなふうにどうも移って、全部じゃないですよ。一部の方かわかりません。でも最後のお話はまだまだぎらぎらしている。市民のために、最小のコストで最大の効果が得るように今後もお努めいただくよう期待しています。ありがとうございました。 ○議長(空森栄幸君)  これをもって、田中覚君の質問を終了します。  続いて質問順位第5番 北森徹君の質問を許可します。  北森徹君。             (2番 北森 徹君登壇) ○2番(北森 徹君)  皆さん、こんにちは。本日最後の一般質問です。最後までよろしくお願いします。自民爽風の北森徹です。  議長の許可をいただいたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。  伊賀市の新規就農者の現状について、伊賀市では伊賀米、伊賀牛、園芸作物等、農業の盛んな地域です。この農業が盛んな伊賀市で担い手新規就農者の現状はどうなのか。  三重県の調査結果での新規就農者の推移では若年層は平成23年度113人、平成24年度117人、平成25年度135人、平成26年度135人、平成27年度130人、平成28年度138人で微増している状況ですが、伊賀市では平成23年度23人、平成24年度30人、平成25年度29人、平成26年度22人、平成27年度17人、平成28年度12人と減少しております。  青年就農給付金の給付実績では三重県では平成24年度45人、平成25年度83人、平成26年度114人、平成27年度94人、平成28年度138人で、波はありますが増加しております。一方伊賀市では、平成24年度1人、平成25年度3人、平成26年度3人、平成27年度3人、平成28年度4人と一桁台です。  この数字を見ましても、この伊賀市で農業をする魅力がないのか、新規に農業をする受け入れ体制がないのか、そこら辺の体制をお聞かせください。  以後の質問は自席にてさせていただきます。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  産業振興部の尾登でございます。よろしくお願いします。  県の状況、それから市の状況ということで、御報告いただきましてありがとうございます。伊賀市で新規就農をする魅力が果たしてあるのかどうなのかと、こういう御質問だと思います。  御承知のように、伊賀地域は広大な面積があります。その中で一部都市的な機能もありますけども、面積的には大部分がやっぱり農村地域でございます。おまけに伊賀市の特徴はおっしゃっていただいたように、伊賀のお米であり、伊賀の牛であり、またそれからつくるお酒であり、さまざまな産品もできております。  そんな中で、もう1つのメリットは都市近郊でもあるということでございます。したがって、伊賀の中では皆様余り御存じないかもわかりませんけども、例えば大学の農学校を出られた方が率先して有機を学びにこの地へ来られているとか、そういうことも見受けられます。したがいまして、魅力があるかないかということになりますと十分な魅力がある地域であると、このように認識しております。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  そうですね、大学出の方が有機の栽培をされたりとか、販路を拡大したりとか、いろんなことをチャレンジはしておりますが、なかなかやはり頭打ちな状況というのが現状かと思いますし、農業の受け入れるために、何か体制というか、何かそういうものって伊賀市にはあるのかないのか、ちょっとお聞かせ願えますか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  済みません。そういった方々の相談窓口とか、そういうことではないかなというふうに思います。農業の場合は、市であれば、阿山支所にございます農林振興課であったり、また県であれば、三重県の伊賀であれば伊賀農林事務所であったり、また資金的なことについては、一部JAとかそういう金融機関も関係してまいります。  問題はその方がどんな悩みをお持ちで将来伊賀農地を活用してどうしていきたいというような相談体制と、こういうことだと思います。市ではここまでしかできませんので、ここは県へ行ってくださいとか。お金の話はわかりませんので、JAへ行ってくださいとか、そういう説明はできるんですけども、それだけではやっぱり人はつながっていかないというふうに思います。  したがってやっぱり人と人を結びつけていくというか、親身になって、これからこういう方行きますのでお願いしますと、やっぱりそういうことが大事じゃないかなというふうに私も思ってますし、阿山の農林振興課においても、できるだけそういう対応をしてほしいということで、そういった相談にあわせた一覧表みたいなものをつくってくれというふうなお願いもさせてもらっていますので、そういう意味で農家の立場になってやっぱりこれは聞いてあげないといかんと、このように認識しております。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。
    ○2番(北森 徹君)  わかりました。これからその体制を整えていくということで理解させていただきましたので、よろしくお願いいたします。  近代農業の若者の負担ですが、今もうかる農業をするにはまず機械、設備の投資をしないと農業を始められないのが現状です。例えば利益を出す農業経営を1からするとなれば、お米をつくろうとすると、農舎、機械、一式そろえると3,000万円以上はかかりますし、園芸作物であればハウスや設備に2,000万円以上かかります。お茶の設備をつくるのであれば今は1億円の先行投資が必要になってきます。  確かに古い設備や機械を利用するのも1つですが、補助金や国の制度資金を利用すれば、一般企業が融資を受ける条件より優遇された金利、そして返済の据置期間といったものがありますが、条件として認定農業者にならなくてはなりません。  その認定農業者になろうとするには、まず農家であること。そして経営改善に関する5年後の目標とその達成に向けた方策を内容とする農業経営改善計画書を作成し、市町村に提出します。市町村は計画内容が基本構想に照らして適当であると認めた場合に計画の認定を行い、その認定を受けた農業者を認定農業者になります。認定農業者になるのも、なかなか一苦労です。計画を計画どおり遂行するのも大変です。融資を受けるのも大変、融資を受けてからも大変。農業で利益を出す、それが一番大変なことです。  確かに、作物にもよりますが、農業はやり方次第では利益を出せると思います。しかし新規に就農した者が簡単にできる事業でないのが現状です。行政側のそういったことのフォロー体制等、現状をどうかお聞かせ願えますか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  済みません。認定農業者の件でございます。認定農業者は伊賀市の農業を支えてもらっている大切な農家でございます。特に伊賀は稲作農家が多いわけでして、その稲作農家ということは、やっぱり地域を守っていただいている中核的な存在と、こういうことになります。  御質問の要件もいろいろあって難しいし、お金もその資金も認定農家にならないと借りられないじゃないかと、こういう御質問やと思いますけども、私もその認定審査会に出させていただいてます。一定の要件はありますけども、できるだけ申請いただいた方は、目標を書いていただいているわけですけども、なかなか農業で収益を出していこうというのは困難なことでございます。  しかしながら、やっぱりその一筋の意欲を持って書いていただいております。そこはそういう希望を持ってできるだけ認定農家に拾い上げていただくような、認定委員の見識なのかなというふうに伺っております。  それから資金については、経済的な負担であるということで農機代もかかるし施設園芸とかいったら施設代もかかります。多額にかかります。確かにそういうことで資金関係が要るわけですけども、できるだけ有利な認定申請をしていただいて、認定申請をするとやっぱりメリットが広がるというのは間違いないと思いますので、例えば県の事業だったり市の事業の就農準備金、また農業大学校というのもございますし、そういうのがやっぱりフルに活用いただいて、その短期間でというのはなかなか難しいと思いますけども、長期的な準備を考えをまとめられてやっていくほうが、その返済もよりお得なのかなというふうにも思っておりますので、そういうことも含めて御相談いただけたらと思います。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  確かに新規で若い方が農業をするに当たって、いろんなものをつくってみたい。それを夢と希望を持って農業に参入してくる方もいるんですけれども、現状その次のお話にもつながるんですけども、就農者に対する悩みのケアというところで二、三カ月前、知り合いの30代の若いいちご農家がみずから命を絶ちました。理由はわかりませんが、悩みがあったのは確かかと思います。  私の知っている方で、しばらく会ってはいなかったんですけども、そのときは栽培面積をもっとふやすといった前向きなことを言ってはいたので、そういう話を聞いたときには大変ショックでした。夢と希望を持って農業に参入して、理想と現実のギャップに悩んだのかもしれません。こういった悩みを抱える農家のための相談窓口というのは、行政にあるのでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  例えば農業面での悩みということに特化しますと、農林振興課ということになるんではないかなというふうには考えております。窓口というたらそういうことになります。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  そのやはり行政だけの農業の考えになるとまた専門的なことがまたちょっとなかなかわかりにくいところもあるかとは思いますし、農業経営に関する悩みを聞いてもらえる窓口を行政と農協さんと一緒に開設してもらうようなそういう相談窓口をつくっていただくのは可能でしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  済みません。ちょっと答弁漏れしてまして、申しわけございません。  昨年度から三重県、それから農業協同組合などの連携ということで、冒頭にちょっと言わせてもらいましたけども、やっぱり横断的に支援体制を組んでいかなあかんというようなことで、例えば栽培技術や経営指導など、各種相談に応じたり、それぞれ情報共有に図っているということでございます。  それから、行政機関だけじゃなしに、実際に農業をやられている方というのはやっぱり一番実務わかってますので、相談に乗っていただけるということで、例えば指導農業士であったり、青年農業士などとも連携を図って、より技術的、それから経営の面でも相談に乗っていただいているという状況でございます。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  わかりました。そういった取り組みをしていただいているということをお聞きしまして、いろんな悩みを持っている農家さんの相談窓口があるというのは大変心強いと思いますので、より一層そういうことも発信していただき、新規に就農者をふやしていくというふうに、またよろしくお願いします。  その次のフードバレー伊賀市構想ですけども、これからの伊賀市の農業の展望ということで、伊賀市の農業を成長産業として発展させていくのか、伊賀市の農業に対する姿勢をお聞かせください。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  農は国のもとと言いますし、そしてまた農はこの伊賀市においては地域の1つの大事な単位になっているわけであります。そして、先ほどからもありましたけれども、さまざまな産品が農に関するものがございます。  そうしたものは畜産も含めてですけれども、ミラノに行ったときに実感したことは、本当に私たちがおいしいと感じるものは世界に羽ばたけるという確信を得たわけでありますので、そういう意味では、そのポテンシャルというのは非常に高いということでありますので、いろんな意味からこれは私たちはこの地域における重要な産業の1つとして、そしてまた今人口減少と言われていますけれども、そうしたことも下支えのできる産業として、しっかりとケアしていきたいというふうに思いますし、先ほど新規農業者の悩みという話もありましたけれども、これは専門的な悩みだけではなくて、新規ということになれば、移住ということも絡んでくるわけですので、移住交流の面からもしっかりとした、周りの人たちと一緒になったケアということを、やっぱり念頭に置いておかなければならないかなというふうにも思っておりますし、いずれにしましても、もうかる農業というものをしっかりとこれからますます大事にしていきたいというふうに思っております。あとは産業振興部長がお答えいたします。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  済みません。フードバレー構想のことだと思います。フードバレーということでちょっとお聞かせいただきますと、カリフォルニアのシリコンバレーから来ているということで、フードのバレーだということでございます。  このコンセプトは食の循環ということで、食は大地からの賜り物、農業であるというようなことらしいです。農業はその土地の循環をつくる重要な構成要素でございます。その環境が市民の健康をもたらし、その健康を維持するには質のよい食が必要不可欠であるということです。  食から農業、環境、健康、そして最終的にまた食に戻ってくると、このように聞かせていただいている。こういった一連の循環が市民も健康に生きる原動力になっていく。つまり食というのは非常に大事なものであるというようなことです。  伊賀市では、こんな市民の誇りである豊かな自然に恵まれ、自然と共生する農林業が展開されています。伊賀のおいしい水であったり、豊かな土壌であったり、おいしい農作物が育つ気候、そして丹精込めて生産いただいている農家の皆様、農業者がそろっているということがやっぱり伊賀の財産であると、このように思います。  食や農業というのは、伊賀市の大きな1つの産業の柱でございます。将来の可能性も大いにあると、このように認識しておりますので、今後ともよろしくお願いします。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  そうですね。食は大切なものということをすごく理解していただいているのはありがたいですし、私なりのフードバレー構想の中で各機関との連携した農業というところで、フードバレー伊賀市構想で、推進の3本柱として伊賀市の農業を成長産業にする。食の価値を創出する。伊賀市の魅力を売り込む。この3本柱を主とした構想を掲げ、フードバレー伊賀市推進協議会というものをつくっていくのはどうでしょうか。  農業団体、商工業団体、行政機関、農協等金融機関、三重大学、試験研究機関といった各機関での連携のある推進協議会で伊賀市の農業の未来を協議し、伊賀市の農業担い手、若手を育てていく推進協議会が伊賀市の農業の基礎であると思います。こういった協議会というものをつくって、みんなで話をする場をつくっていくことが、なにか新しいものが生まれていくかもしれませんし、まだそういう協議会自体がないということであれば、やはり今、本腰を入れて伊賀市の農業のてこ入れをする時期だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  済みません。農業には、例えば伊賀米であれば伊賀米の振興協議会、伊賀牛も伊賀牛の振興協議会、そういう特化したものはあります。でも今おっしゃっていただいたような、特にその新規就農を、これから農業を考えるという意味では県レベルでは僕つくってあるように思うんですけども、市が中核になってそういうことをやっているかと言えばやってないというように思いますので、後ほど詳しく聞かせていただいて、何のためにどうしていく。伊賀市の将来のことやと思いますので、お話聞かせていただいた中で考えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  わかりました。またそのときはよろしくお願いします。  続きまして、農業の雇用拡大、新たな特産品の創出としまして、先ほどから述べたとおり、新規就農者をふやすのはなかなか難しいのが現状です。農業を1つの職業選択として入りやすくするために、行政、農協、民間企業、白鳳高校や三重大学といった産学官連携での農場を運営し、農業での楽しさ、やりがい、うれしさ、辛さを経験してもらうために、サラリーマン農家から始められる受け皿をつくるのはどうでしょうか。  地元の企業、三重中央開発さんでは、熱を運ぶ技術があります。その技術をお借りして、伊賀市民バナナ園などをつくってみてはいかがでしょうか。この熱を利用できる環境があるというのは、農業にとって大きなメリットです。この寒暖差のある伊賀盆地で焼却熱を利用した再生エネルギーでバナナやマンゴー、パパイヤなど、南国のフルーツの無農薬、有機栽培で伊賀産フルーツを新たな特産品にし、新規就農者の雇用をふやし、障がい者の方の雇用もふやし、そこで働きながら自分のつくりたい作物があれば、三重大学や試験研究機関で栽培の研究をして独立していく。そういったステップアップしていくのが次世代の農家を育てていけると思います。教育機関とも連携し、食育の一環として子供たちに幼少期から農業に触れてもらい、どういうふうに作物ができるのか、興味を持ってもらえると思います。  伊賀でいろんな作物をつくり、伊賀市は農業の盛んな地域と県外で認識してもらえば、県外からの農業移住者もふえると思います。伊賀市は観光、歴史、文化、伝統工芸もあり、工業も大手企業、地元優良企業もたくさんあります。ここに成長する農業の産業が加わり、3つの柱で成り立つ市町は全国的に見ても珍しいと思います。この構想、市長いかが思われますか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  再生エネルギーを使って、そして何かをやっていく。大変いい着眼点だと思いますし、私も昔からあれですっぽん飼って養殖したいなというふうに思っているわけですけれども、おっしゃる議員さんはバナナ、これは実芭蕉ということで、芭蕉ゆかりということで、考えられているのかもしれませんけれども、宮崎のマンゴーの話もありますし、いろいろな可能性があろうと思いますし、そうしたエネルギーをしっかり使うということ。それを農業とつなぐということ。  そしてまたスキームとしては産官学金労言、全てが一緒になって、そうした若い人たちが活躍できる。そして未来の開ける産業構造をつくるということは大事なことだというふうに思いますので、貴重重要な提言として、とりあえず受けとめさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  何とぞまた、新しいそういう特産品の創出ということをまた市民の皆様といろいろ考えながら、こういう話を進めていければいいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、人材育成のための伊賀人チャレンジ支援についてですが、これからのリーダーとなるべく農家も含め、伊賀市の産業の発展に寄与する積極的な人材を育成、地域に排出するため、20代から40代の伊賀人を対象に、地域、国内、海外に入り込み、伊賀市との違い、強み、弱みを学ぶ等、みずから設定したテーマに基づいた研究調査に対し支援する、伊賀人チャレンジ支援なるものはできないでしょうか。お願いします。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  済みません。その伊賀市のチャレンジ支援ということでしょうか。 ○2番(北森 徹君)  農業、農家とかそういう対象で、そういうこれから次世代のリーダーを育てるような、そういうのをできないでしょうか。 ○産業振興部長(尾登 誠君)  例えばですね、昨年なんですけども、農業者で広い視野を持っていただこうということで、海外に研修に行っていただいて、一部費用を助成いただいたというものがございます。両方とも肥育農家の方でございまして、1件がフランスへ、もう1件がオーストラリアのほうに行っていただいた。先進的なものを勉強されて、我々も報告を受けました。  そういう活動がやっぱり裾野がやっぱり広がっていかないかんと、こんなふうにも思いますので、昨年実施させていただいただけで、ことしは予算もないので、やってはないんですけども、やはりそういう底上げというのはやっぱり必要だと思いますので、市としてもそういう先進的な取り組みに対しては支援体制を考えていきたいとは思います。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  ありがとうございます。そういった取り組みを既にされているということをお聞きしたので、すごくうれしいことですし、またそういう取り組みをもっともっと広げていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、空き家バンクの利用状況についてですけども、市外からの移住者状況について、伊賀市内の空き家を再利用できる空き家バンクは伊賀市の人口増加にもつながり、大変興味深い事業だと思います。現在の移住者数や登録物件、そして三重県関西事務所等での都市部でのPRとかはされておられるのかちょっと教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  人権生活環境部長
             (人権生活環境部長 大橋久和君登壇) ○人権生活環境部長(大橋久和君)  失礼します。人権生活環境部長の大橋でございます。  ただいま、空き家バンクの利用状況についてお尋ねをいただきました。  市外からの移住者の状況ということでございますが、伊賀市空き家バンク制度は昨年7月に登録物件の募集を開始をしまして、10月から伊賀流安心住宅プランを備えた伊賀流空き家バンクとして運用を開始し、利用者のニーズに応えるための補助金制度を整え、またこの11月から全国初となる空き家バンク利用者向けの農地取得面積の緩和を行い、移住者や定住者が空き家バンクを利用し、農地を取得しやすくなるよう努めているところでございます。  こうした取り組みの結果、空き家バンク運用開始から現在物件登録数84件、利用登録者数は、市外からの移住希望者が90世帯、市内の定住希望者が92世帯、計182世帯となっております。また物件の成約件数でございますが、売買と賃貸合わせて23件、市外からの移住者が12世帯、30人。市内定住者が11世帯31人で、年代別では14歳までが8人、15歳から64歳までが49人。65歳以上が4人という状況になっております。  引き続き、このバンク制度運用して、協定をしていただいている関係団体と連携して移住定住の促進に努めてまいりたいと考えております。それと都市部でのPRはどうかということですけども、現在のところ、まだそこまではやっておりません。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  ありがとうございます。やはりこの伊賀市という立地条件は大阪にも名古屋にも近いですし、田舎過ぎずというところも魅力かと思うんですけども、やはり都市部からこの伊賀市に移り住みたいという方も多いかと思いますので、ぜひともその大阪の第4ビルにある三重県関西事務所等でのPRでも、そういうところでもしていただければ都会の方が見て、伊賀市って忍者の里、ええなと思っていただいて、移住してくれる可能性もあるかと思いますので、ぜひそこら辺またよろしくお願いいたします。  続きまして、市外からの就農移住者のための利用方法ですが、空き家バンクの登録物件を拝見させていただきまして、どうしても売り物件が多いように見受けられますが、伊賀市で働いたり伊賀市で就農する移住者にとって、いきなり土地を購入というのはハードルが高いと思いますが、賃貸の交渉などというものは、その売り物件に対してできるのでしょうか。お答えください。 ○議長(空森栄幸君)  人権生活環境部長。          (人権生活環境部長 大橋久和君登壇) ○人権生活環境部長(大橋久和君)  空き家バンクの物件、売り物件が多いということですけれども、賃貸についても数カ月ということでできるような制度にはしております。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  ありがとうございます。一旦そうやって賃貸で住んでみて、そこが環境もよかってというので購入という、そういう期間を設けていただいているんであればすごくありがたいなと思いますし、ぜひともまたこの空き家バンクをもっとPRしていただきたいなと思います。  最後に市街地の空き家の将来的な利用方法や可能性でありますが、伊賀市の歴史、文化、伝統工芸に関心のある外国人観光客は宿泊するのがホテルとかではなく、町家など、日本の文化、習慣に触れるようなところでの宿泊が好まれる傾向がありますが、来年6月以降に民泊の規定も変わるとお聞きしましたが、市街地の空き家を外国人観光客用の民泊にするようなお考えとかってないでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  人権生活環境部長。          (人権生活環境部長 大橋久和君登壇) ○人権生活環境部長(大橋久和君)  ただいま、質問いただきました市街地の空き家の今後の活用方法と可能性ということのお尋ねだと思うんですけども、伊賀市全体の空き家の分布状況ですけれども、3分の1以上が市街化区域に、特に中心市街地エリアに集中をしておりまして、また高齢者世帯の割合が高く、近い将来、急速に空き家化が進むことが懸念をされております。  一方で中心市街地エリアでは賃貸の利用希望者が多く、ゲストハウスや古民家カフェ、レストラン、雑貨などの住宅兼店舗として利用を検討するケースが多くなっております。中心市街地には伝統的、文化的、歴史的な建造物など、城下町の魅力や観光資源が多く残されていることを踏まえ、観光施設や民泊施設、店舗、交流施設、体験施設、福祉施設などに活用が図られ、解体が必要な空き家はポケットパークやコミュニティプラントの埋設地などに活用するなど、あらゆる可能性に対応していくことが必要ではないかというふうに考えております。  今後もふえ続けるであろう、空き家や空き町家を負の遺産として捉えるのではなく、地域の資源として活用を進めていくという視点に立って、こうした可能性を実現するために、空き家やその跡地を活用し、地域活性化につなげていくため、庁内各関係部署と密接に連携を図ってまいりたいというふうに考えております。  それと、空き家を地域活性化に資する目的に活用を図る工事費の一部を助成する伊賀市、空き家再生等推進事業補助金制度も設けまして、取り組みを進めているところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  市側のほうでもいろいろと空き家対策というものを考えていただいていますので、ぜひともその空き家を利用して観光にもつなげながら、伊賀の街を歩いていただくというのがやはりいろんなところに歴史的な文化財やらもありますので、観光客に歩いてもらうという意味で、町なかの空き家を利用するというのは大変重要なことになってくるかと思いますので、またいろいろとそういうことをPRしてもらいながら、していただければと思いますので。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  市街地の空き家対応についてですね。これは大変今、部長も言いましたけども1つの資産だというふうに思っております。インバウンドということで、外国からの観光客の方がこれからますますふえるだろうという予測の中で、団体観光から個人観光、そしてやはり体験型を求められるということでありますし、私たちが何げない当たり前のものであったとしても、彼らにとっては非常に魅惑的な魅力的なそんな文化というものを秘めた、それが町家滞在であったりするわけですので、三重県のほうともしっかりと連携をとりながら民泊というような施設ということも先進事例を勘案しながらどんどん進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  ありがとうございます。そうですね。ちょっと時間も早いですけど、最後に人口減少の伊賀市でありますが、発想の転換で考え、ピンチをチャンスに変えれば伊賀市の将来はまだまだ伸びしろがあると思います。行政と市民が一緒になって、この伊賀市をどうしていこうかと考え、わくわくすることをみんなで考えていく伊賀市の農業も成長産業と考え、フードバレー伊賀市推進協議会の早期の実現を望みまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(空森栄幸君)  これをもって北森徹君の質問を終了します。  お諮りします。  市政一般質問は、本日はこの程度にとどめ、あす12月8日に延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、そのように取り扱います。  なお、あす12月8日の本会議の開議時刻は午前10時といたします。  本日は、これをもって延会します。御苦労さまでした。            (午後 2時53分 延会)           ―――――――――――――――...