伊賀市議会 > 2017-06-26 >
平成29年第 4回定例会(第5日 6月26日)

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  1. 伊賀市議会 2017-06-26
    平成29年第 4回定例会(第5日 6月26日)


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    平成29年第 4回定例会(第5日 6月26日)         平成29年第4回伊賀市議会(定例会)会議録          平成29年6月26日(月曜日)(第5日)          ─────────────────────────    平成29年6月26日(月)午前10時開議  日程第 1 請願第1号の取り下げについて    第 2 議案第56号から議案第59号まで及び発議第3号        (予算常任委員長報告、質疑、討論、採決)        議案第 56号 平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)        議案第 57号 平成29年度伊賀市国民健康保険事業特別会計補正予算                (第2号)        議案第 58号 平成29年度伊賀市水道事業会計補正予算(第1号)        議案第 59号 平成29年度伊賀市下水道事業会計補正予算(第1号)        発議第  3号 議案第56号 平成29年度伊賀市一般会計補正予算(                第1号)に対する修正について    第 3 議案第56号再議(説明、質疑、付託省略、討論、採決)        議案第 56号 平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)再議    第 4 発議第 6号(説明、質疑、付託省略、討論、採決)        発議第  6号 議案第56号 平成29年伊賀市一般会計補正予算(第                1号)に対する附帯決議について
       第 5 発議第 7号(説明、質疑、付託省略、討論、採決)        発議第  7号 議案第56号 平成29年伊賀市一般会計補正予算(第                1号)に対する附帯決議について    第 6 議案第60号から議案第62号まで、議案第64号、議案第67号から議        案第69号まで、議案第72号及び発議第4号        (総務常任委員長報告、質疑、討論、採決)        議案第 60号 伊賀市個人情報保護条例の一部改正について        議案第 61号 伊賀市体育施設条例の一部改正について        議案第 62号 伊賀市斎苑条例の一部改正について        議案第 64号 伊賀市外国人住民協議会条例の廃止について        議案第 67号 第2次伊賀市総合計画第2次再生計画の策定について        議案第 68号 工事請負契約の締結について        議案第 69号 工事請負契約の変更について        議案第 72号 工事委託契約の締結について        発議第  4号 議案第67号 第2次伊賀市総合計画第2次再生計画の                策定についてに対する修正について    第 7 議案第63号、議案第65号及び議案第73号        (教育民生常任委員長報告、質疑、討論、採決)        議案第 63号 伊賀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正につ                いて        議案第 65号 伊賀市生涯学習推進委員会条例の廃止について        議案第 73号 訴訟の提起について    第 8 議案第66号(産業建設常任委員長報告、質疑、討論、採決)        議案第 66号 伊賀市地域活性化条例の廃止について    第 9 請願第 2号(産業建設常任委員長報告、質疑、討論、採決)        請願第  2号 農業者戸別所得補償制度の復活を求めることについて    第10 議案第74号から議案第97号まで        (説明、質疑、付託省略、討論、採決)        議案第 74号 農業委員会委員の任命について        議案第 75号 農業委員会委員の任命について        議案第 76号 農業委員会委員の任命について        議案第 77号 農業委員会委員の任命について        議案第 78号 農業委員会委員の任命について        議案第 79号 農業委員会委員の任命について        議案第 80号 農業委員会委員の任命について        議案第 81号 農業委員会委員の任命について        議案第 82号 農業委員会委員の任命について        議案第 83号 農業委員会委員の任命について        議案第 84号 農業委員会委員の任命について        議案第 85号 農業委員会委員の任命について        議案第 86号 農業委員会委員の任命について        議案第 87号 農業委員会委員の任命について        議案第 88号 農業委員会委員の任命について        議案第 89号 農業委員会委員の任命について        議案第 90号 農業委員会委員の任命について        議案第 91号 農業委員会委員の任命について        議案第 92号 農業委員会委員の任命について        議案第 93号 農業委員会委員の任命について        議案第 94号 農業委員会委員の任命について        議案第 95号 農業委員会委員の任命について        議案第 96号 農業委員会委員の任命について        議案第 97号 農業委員会委員の任命について    第11 発議第 5号(説明、質疑、付託省略、討論、採決)        発議第  5号 「共謀罪」の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正に抗議する                意見書の提出について    第12 報告第9号から報告第13号まで(説明、質疑)        報告第  9号 地方自治法指定法人の経営状況を説明する書類の提出に                ついて(株式会社俳都ピア)        報告第 10号 地方自治法指定法人の経営状況を説明する書類の提出に                ついて(伊賀市土地開発公社)        報告第 11号 地方自治法指定法人の経営状況を説明する書類の提出に                ついて(公益財団法人伊賀文化都市協会)        報告第 12号 地方自治法指定法人の経営状況を説明する書類の提出に                ついて(一般社団法人大山田農林業公社)        報告第 13号 地方自治法指定法人の経営状況を説明する書類の提出に                ついて(有限会社大山田フアーム)       ───────────────────────── 〇会議に付した事件   議事日程のとおり       ───────────────────────── 〇出席議員(24名)   議席番号    氏   名     議席番号    氏   名     1番  川 上 善 幸 君    13番  福 田 香 織 君     2番  北 森   徹 君    14番  森 川   徹 君     3番  信 田 利 樹 君    15番  生 中 正 嗣 君     4番  西 口 和 成 君    16番  上 田 宗 久 君     5番  福 村 教 親 君    17番  近 森 正 利 君     6番  宮 﨑 栄 樹 君    18番  中 谷 一 彦 君     7番  桃 井 弘 子 君    19番  百 上 真 奈 君     8番  山 下 典 子 君    20番  北 出 忠 良 君     9番  市 川 岳 人 君    21番  空 森 栄 幸 君    10番  赤 堀 久 実 君    22番  岩 田 佐 俊 君    11番  嶋 岡 壯 吉 君    23番  安 本 美栄子 君    12番  田 中   覚 君    24番  中 岡 久 徳 君       ───────────────────────── 〇欠席議員(なし)       ───────────────────────── 〇欠  員(なし)       ───────────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名            氏     名   市長             岡 本   栄 君   副市長            大 森 秀 俊 君   参与             西 堀   薫 君   危機管理監兼総合危機管理課長 加 藤   敦 君   総務部長           藤 岡 淳 次 君   総務部次長兼人事課長     入 本   理 君   企画振興部長         宮 崎   寿 君   企画振興部次長        前 川 浩 也 君   財務部長           田 槙 公 博 君
      財務部次長          中 林 靖 裕 君   人権生活環境部長       大 橋 久 和 君   人権生活環境部人権生活調整監兼   市民生活課長         田 中 克 典 君   健康福祉部長         稲 森 洋 幸 君   健康福祉部次長        田 中   満 君   産業振興部長         尾 登   誠 君   産業振興部次長営業本部事務局長                  東   弘 久 君   建設部長           清 水 仁 敏 君   消防長            久 保 安 治 君   消防次長〔総務担当〕     城 戸 直 人 君   市民病院副院長[事務部門]兼   健診センター副センター長       松 田 克 彦 君   会計管理者          前 山 恭 子 君   上下水道事業管理者      北 山 太加視 君   上下水道部長         谷 口 昌 平 君   教育長            笹 原 秀 夫 君   教育委員会事務局教育次長   児 玉 泰 清 君   教育委員会事務局学校教育推進監                  谷 口 修 一 君   代表監査委員         鈴 木 陽 介 君   監査委員事務局長       松 本 成 隆 君   農業委員会事務局長兼   産業振興部理事        服 部 智 秀 君   中心市街地推進課長      堀 川 敬 二 君       ───────────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   局長             百 田 光 礼 君   議事課主査[議会改革担当]   森 本 一 生 君   議事課長           籔 中 英 行 君       ─────────────────────────             (午前10時00分 開議) ○議長(空森栄幸君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は24名、会議は成立しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  なお、本日の会議において説明員等の欠席届が提出された者の役職と氏名は、お手元に配付のとおりであります。  この際、議事に入るに先立ち諸般の報告をいたします。地方自治法第180条第1項の規定による専決処分事項概要及び議員派遣については、お手元に配付のとおり御了承願います。  これより、議事に入ります。  日程第1 請願第1号の取り下げについてを議題とします。  請願第1号、テロ等準備罪法案について、国会の慎重審議を求めることについては、請願者から取り下げの申し出がありました。  お諮りします。ただいま議題となっています請願第1号の取り下げを承認することに御異議ございませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、請願第1号の取り下げは、承認することに決しました。  次に日程第2 議案第56号から議案第59号まで及び発議第3号の予算関係5議案を一括議題とします。  まず、議案第56号から議案第59号に関し、予算常任委員長の報告を求めます。  予算常任委員長。            (11番 嶋岡壯吉君登壇) ○11番(嶋岡壯吉君)  ただいま議題となりました予算常任委員会に付託された4議案について審査の経過と結果を報告いたします。  当委員会は、6月16日に執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容については、議案上程時に説明がなされておりますので、省略いたします。  また、審査に当たって、多岐にわたり質疑応答がなされたところでございますが、当委員会は議長を除く議員全員で構成されており、内容については十分御承知のことと存じますので、質疑に関する報告についても省略し、討論と審査の結果を報告いたします。  まず、議案第56号について、討論において、賛成の立場において複数の委員からおおむね賛同するが一部の経費については疑義があるので、本会議においてしかるべき対処を取りたいといった旨の意見がありました。また、現在、住民が一番求めているのは、小規模の下水道事業や学校の体育館の整備などたくさんある。人がいなくなった所で観光誘致をしても意味がない。定住を踏まえたにぎわい創出の議論をしっかりとやるべきであるとの意見や、同じ近代モダニズム建築国立西洋美術館世界文化遺産に登録されたことで、南庁舎の評価が高まっていることから、保存して有効活用することは妥当である。また、リノベーションという形で南庁舎に新たな価値を加え、伊賀らしい個性的なまちづくりをしていくことで、にぎわいや経済効果も生むことができると考えるとの意見がありました。  一方、反対の立場から、必要な予算もあるが反対したい。理由は本会議で述べたいとの意見がありました。  審査の結果、本案は賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第57号から議案第59号までについては、3議案とも特に意見はなく、審査の結果、いずれも全会一致で可決すべきものと決しました。  以上、審査の経過と結果を報告申し上げ、委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(空森栄幸君)  次に、議案第56号、平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)に対する修正案である発議第3号に対し、発議者代表の説明を求めます。  中谷一彦君。            (18番 中谷一彦君登壇) ○18番(中谷一彦君)  ただいま議題となりました発議第3号、議案第56号、平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)に対して、一部修正したいと思います。  改正の理由及び内容ですが、急速な高齢化や人口減少に歯どめをかけ、将来を見据えた活気ある伊賀市を取り戻すためには、特にこの市街地を中心としたにぎわいの創出が喫緊の課題であることは理解するところであります。これまで市議会において伊賀市のにぎわい創出に向けた現庁舎地の利活用については市民の多くの声を踏まえ現庁舎を取り壊すことを前提とした決議や市長への提言がなされてきました。  しかしながら、議案第56号、伊賀市一般会計補正予算に計上されている南庁舎の整備事業は現庁舎の保存を前提としたものであり、このことは市民の十分な理解と同意が得られていないものと考えます。  以上のことから、議案第56号の第1表歳入歳出補正予算、歳出第8款土木費第4項都市計画費のうち当該経費分5,736万4,000円を減額し、あわせて同表の歳入も減額し、第1条第1項の歳入歳出予算の総額をそれぞれ429億2,523万1,000円に修正するほか、第2条債務負担行為の補正及び第3条の地方債の補正についても必要な修正をしようとするものです。  以上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(空森栄幸君)  説明が終わりました。  まず、議案第56号、平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)及び議案第56号の修正案である発議第3号の2議案に対し質疑を行います。  御質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  よって、同じく2議案に対する討論に入ります。  御意見ありませんか。  近森議員。 ○17番(近森正利君)  発議第3号、一般会計補正予算に対する修正について賛成の立場で意見を申し上げます。  一般会計補正予算南庁舎整備事業、5,736万4,000円が今議会に提案をされています。南庁舎整備事業リノベーション工事に関しまして、市は18億5,000万円の改修工事費を提案しましたが、伊賀市南庁舎耐震改修検討委員会の報告書には雨水は建物内に侵入しており正確な原因の特定、検証には破壊または非破壊検査を行う必要があると記載されており、工事費の増大が未知数の状況です。  また、市議会にぎわいまちづくり政策会議におきまして、2日間にわたり当局に聞き取りを行いました。そして政策会議の報告書の中に南庁舎のリノベーション費用として示されている18億5,000万円以内での整備の可否について確たる回答が得られなかったことなど、当局案の計画の脆弱さが浮き彫りになったと記載されました。  どこまで増大するかわからない改修工事費が大きな市民の負担になることは必然であり、南庁舎整備事業は行うべきではないと判断しましたので、発議第3号に賛成をいたします。 ○議長(空森栄幸君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  同じく発議第3号、議案第56号伊賀市一般会計予算に対する修正削除につきまして、提出者より報告のありました理由及び内容に加えまして、賛成の立場で意見を申し上げます。  今まで我々議会は南庁舎保存に係る関連予算につきましては、3度にわたり修正削除及び否決をしてまいりました。その理由といたしまして、平成26年6月に伊賀市議会庁舎整備特別委員会を立ち上げ、議会報告会での市民の意見、住民自治協議会へのアンケート、各種団体からの御意見をいただいた中で熟議を重ね、平成27年9月に南庁舎は解体をしコンパクトな建物を新築すべきとの決議をいたしました。  さらに平成28年3月には市長に対しまして、伊賀市のにぎわい創出に向けた現庁舎地の利活用に関する提言書を提出をいたしました。また、市が設置した伊賀市にぎわい創出検討協議会の答申も主案として、解体をし図書館等観光施設の複合施設を旧北庁舎跡地に新築をするという答申でございました。  これこそがまさしく民意であり、市民総意であります。さらに本年、改選前の第1回定例会におきましても、南庁舎を整備するための庁舎設計業務委託料が上程をされ、結果として18対1で否決をいたしました。そして市長は改選後新しい議会での判断をということで、今回国への補助申請に係る業務を含む委託料を計上されたわけでありますが、何の進展した理由もない中でまたも議会軽視であり、民意を無視した上程と言わざるを得ないわけであります。  私を含め、予算委員会でも多くの質問がございました。市長は組み合わせをゼロベースで、議会や市民の方の意見を聞き、よりよい方向性を見い出せばよいと言われておりました。いかにも意見をお聞きいただくような御答弁でございましたが、それなら議論された後、予算計上されるべきと考えるわけであります。  また、坂倉準三氏の設計建築物の評価が高まったとのことでございます。それは、一部の方の評価であり、決して市民の多くが保存を望んでおらず、多額の改修費をかけるより十分な耐震とバリアフリーに配慮した使い勝手のよいコンパクトな複合施設を後世に残されるべきであります。  予算委員会でも申し上げましたが、今は亡き伊賀市議会庁舎整備特別委員長でありました森岡昭二議員の最後の意見を尊重することこそが我々議員に課せられた使命であると思っております。  最後に、新しい議会体制になったとしても改選前の議員が大半であります。この発議が変わることなく、圧倒的多数で賛同されますことを確信をいたしまして賛成の立場での意見といたします。  以上です。
    ○議長(空森栄幸君)  福田議員。 ○13番(福田香織君)  発議第3号に対し、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。  同僚議員も述べられましたが、これまで当局が提示してきました南庁舎リノベーション案の来館予想の人数や経済効果の数字などの根拠が曖昧過ぎると思わざるを得ません。今、提示されている改修費18億5,000万円も、今後追加、追加で膨れ上がることが予想されます。  それから庁舎移転の議決の際に、市長は図書館、芭蕉翁記念館の3点セットは関係ないとおっしゃったにもかかわらず、移転が決まりましたらすぐにこの南庁舎を改修して図書館を含む複合施設にする案を提示してきました。現庁舎を解体し、芭蕉翁記念館を含むコンパクトな建物を新築するという議会が決議した内容は全く無視しております。議会軽視も甚だしいと思いますし、やはり信用できません。  それから、そもそも2月議会に南庁舎改修に関する予算が上程されたときには、先ほど言いましたように賛成は1名のみで、それ以外の議員の方は全員が反対されました。それから、進展がないのにもかかわらず、今まで南庁舎の保存に反対してきて、今保存に賛成するというのは私の中ではあり得ません。  合併特例債期限を理由に南庁舎リノベーションを急ぐ一方、さまざまな福祉分野などへの補助金カットもしております。もっと市民の暮らしに寄り添った市政運営をしていくべきだと申し添えておきます。  以上が主な理由で発議3号に賛成いたします。 ○議長(空森栄幸君)  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  私も発議第3号につきましては、賛成の立場で意見を申し上げます。  日本共産党としては、一貫してこの南庁舎を含め、従来の庁舎を耐震改修やバリアフリー化等をした上で市役所として使い続けることを主張してまいりました。その理由はやはり費用が安く市民負担も少なく済み、市街地の衰退も押されることができるのではないかと考えたからですが、現在は移転を決定され、これからもその予算が膨らむであろうことが見える新庁舎の建設が今始まっています。  それに対して、福祉や生活、道路、子供たちのためにそんな多額の予算を使うぐらいならば使ってほしいという市民の思いがあることもしっかりと受けとめていただきたいと思います。それを踏まえまして、庁舎移転に伴って失われたにぎわいを取り戻すための提案ですが、一番の問題は市民や市民の代表である議会とどのような機能をここに置けばよいか十分議論してこなかったことではないかと思います。  日本共産党としましては、若い人たちや子育てをしている親たちや、子供たち、今後ますますふえてくる高齢者たちが利用できる施設にすべきだと考えています。また南庁舎を生かすことも選択肢の1つに入れています。少々騒いでも子供たちの大好きな絵本が読める図書館、若者たちが自由にバンド練習やダンスができる部屋があったり、子育てを一緒に楽しめるようママたちの活動スペースがあったり、歳をとっても歌ったり映画を見たりコンサートも楽しめるちょっとしたホールがあったり、仕事帰りにほっとできる場所になっていたり、そんな市民のための市民に歓迎される施設であってほしいと私は願っています。  市民の生活を豊かにし、安心して住み続けられる街にするための機能を持った施設をつくり市民の集う場にすることが、長い目で見たときにぎわいをつくり出していると思っています。このような中身の議論が真剣にされてこなかったように思うし、市民の意見も十分反映されてこなかったように思います。  ですので、私は庁舎移転、新築に反対した立場から、そして機能の問題、市民の理解を十分得られていないことを理由に今までもこの管理予算については反対をしてまいりました。現在も状況は変わっていないと思います。  ようやく今、中身について議会と協議することを市長は提案されていますが、市長提案の6つの機能を持つ複合施設ありきで、ただ、その配置をどうするか、幾つかのパターンを議会と協議するというのであれば私は反対です。市長提案以外の機能も含めて議論すべきだと考えます。  合併特例債が使えなくなれば市民に大きな損害を与えることになると市長は言われますが、市民負担をふやさない財源としては合併特例債の基金や庁舎建設基金、財政調整基金などもあります。合併特例債の活用を最優先にしつつ、そのような財源のことも視野に入れた上で、市民の立場で市民の願いにかなった施設にすることを何よりも大事にして早急に議会と真剣な議論をしていただきたいと思います。そしてその基本方針が定まってから、にぎわい関連予算を上程すべきであると考えますので、発議第3号については賛成をいたします。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  私は草の根運動いが市議会議員団を代表いたしまして、発議第3号に反対の立場で討論させていただきます。  私たちは市街地のまちづくりについては文化財的価値の評価が高まっているこの南庁舎を有効活用して、そして多くの市民や観光客を呼び込む拠点整備を進め、伊賀市の価値を高めるチャンスを失ってはならないと考えていることから、これらの予算を削除する修正案に賛同することはできません。  伊賀市は文化と歴史の香る街と言われています。歴史はこの建物自体が物語ります。そして、文化は育むものです。今生きる私たち、そして次世代の人たちがリノベーションされたこの場所で文化を育み、いつまでも文化と歴史の香る街と言われ続けたいと思います。  なお、市当局におかれましては、市民に対する説明責任を果たしつつ、多くの市民や有識者を巻き込み、計画策定をしていただくことを申し添えまして討論といたします。 ○議長(空森栄幸君)  上田議員。 ○16番(上田宗久君)  発議3号に対しまして、賛成の立場で討論に参加させていただきます。  2つ理由がございます。1つは、合併特例債の起債限度額427億と当初お聞きしました。合併特例債は6月補正後の残りは補正後で残りは77億6,000万円であることが今議会で明らかにされ、新庁舎、汚泥処理センター、小学校の統合などの3つの継続事業で、48億9,000万円が必要となっておると聞かせていただきました。  差し引いた残りが28億7,000万円とのことでございます。さらに、計画されている給食センターに12億が消えれば、残りわずかになることが明らかであります。今議会でそのことが明らかになりました。  市長が就任当初、この議場で所信表明を述べられたことを今つくづく思い出しているところでございます。24年12月議会の所信表明のことでございますが、伊賀市の再生には無駄のない財政が必要だと。ただ忘れてならないのは合併特例債というものも、もとを正せば国民の血税だということであります。使えば使うほど、市民の借金がふえるということです、とまでおっしゃられました。そして、今では特例債のほぼ限度いっぱい使い切ったわけであります。もう残りがございません。  もう1つの理由。私は同僚議員と2人で南庁舎と同時期に建てられた神奈川県庁舎を訪れました。5月の連休のことでございました。時期を同じくして全協の行政資料の中で南庁舎と比較対比されてあったからでございます。運よく神奈川県の担当課長さんに御案内していただき、説明していただくことができました。大手建設会社とJVで始めた改修工事はことし10月に完成予定であるということでございましたが、3年間に及び170億の随時契約で始めた工事でしたが、途中図面もないところが、その50年間の間に改修された場所もあったそうですが、そういう不都合な箇所があったがために、思わぬ工事費がかさみ、20億円の増額補正となったそうであります。この南庁舎の改修費、18億5,000万円と積算される南庁舎と神奈川県とでは予算規模の上では全く違いますが、50年以上経過した古い建物の改修工事ほど予期せぬ思わぬ出費がかさんできます。予測される工事費の増額と維持管理費の増額はもろに市民負担の増額につながります。よって南庁舎のリノベーションについては、反対させていただきます。  以上でございます。 ○議長(空森栄幸君)  市川議員。 ○9番(市川岳人君)  私は発議第3号修正予算に賛成の立場で会派を代表して意見を申し上げたいと思います。南庁舎関連予算は予算委員会で審議が先日行われました。その中で行政側の答弁によりまして、この予算はあくまで南庁舎を保存、改修する前提の予算であるということが明らかになりました。  一方でこの改修に対しまして、全市的なコンセンサスが取れているとは言いがたいのが事実でございます。今後必要な費用、イニシャルコストとして改修に係る経費、そしてまた今後維持管理していくための経費、こういったことに対して市民の負担が極めて不透明である。以上のような理由から市民の大半が保存に賛成していない状況であります。  さらには、南庁舎関連予算は4度目の予算計上であります。この数年間で議会は行政案に対しまして疑義を持ち、予算の凍結、削除を行ってまいりました。そしてまた、同時に議会から、そしてまた協議会からの提言、決議が行われ、市長に対し方針の変更を促してまいりましたが、かたくなな姿勢は変わらず、議会や市民の声に寄り添った形に方針を変えることはありませんでした。  そのような状況にもかかわらず、今定例会におきまして保存を前提とした予算を計上し、これを執行していくことは最小限の負担を求める多くの市民の声、議会の声を無視していると言わざるを得ません。今、この関連予算を議会が認めることは、市長案をうのみにし、市民の声を無視することになりかねません。議会として毅然とした判断を下すべきだと考えております。  以上から、私及び会派自民青鵬は発議第3号修正予算に賛成いたします。以上です。 ○議長(空森栄幸君)  他に御質疑。  岩田議員。 ○22番(岩田佐俊君)  発議第3号に対しまして、賛成の立場で意見を述べます。  きのうも早朝に長野県内で震度5強というような地震が起きまして、1日中、滋賀県内、岐阜県内、長野県内では二十数回の地震が揺ったわけでございますけども、私どものこの伊賀市におきましても、いつ何時東南海、南海地震が起こるかわからない状況でございます。この庁舎も再利用するには無理な最も危険な物件であると私は聞いております。  当局は、リノベーションをして再利用すると強行的に進められておりますけれども、この庁舎の建物検査の結果を見てもこれまでの国内で起こった大地震等にとても対応できるものではございません。マグニチュード7.5ぐらいが来るとひとたまりもなく潰れるんではないかと言われております。  いただきました資料によりますと、基礎部分には地震対応の免震対策は含まれておりませんし、まして柱の中の鉄筋の腐食対策もされておりません。鉄のさびが膨張して周りのコンクリを割って、それからだんだんだんだんと落下してくるといったことが報じられております。52年も前に建てられたこの庁舎には、再利用するには新築以上にお金をかける必要があるんではないかと思います。  有名な建築家が設計された物件であろうと、無名の方が設計されたものであろうと、トータルして人命に被害が及ぶことには行政責任は免れません。こうしたことを踏まえて、この発議第3号に対して賛成の立場とさせていただきます。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見ございませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  他に御意見なしと認めます。  よって、議案第56号及び発議第3号の2議案について採決に入ります。  採決は、発議第3号、議案第56号の順にそれぞれ単独で行います。  まず、発議第3号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  起立多数であります。  よって、発議第3号は可決しました。  次に、発議第3号が可決されましたので、発議第3号で修正議決された部分を除く、議案第56号の原案について可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、発議第3号で修正議決された部分を除く、議案第56号は可決されました。  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  ただいまの議決に際しまして、再議を申し入れさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  ただいま、市長より議案第56号に対する議決について、再議の申し入れがありましたが、日程の途中でありますので、日程第2が終了後に取り扱うことといたします。  次に、議案第57号から議案第59号までの3議案について御質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  よって、同じく3議案に対する討論に入ります。  御意見ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は、議案第57号から議案第59号までを一括で行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、そのように取り扱います。  議案第57号から議案第59号までの3議案に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第57号から議案第59号までの3議案はいずれも可決されました。  会議の途中ですが、先ほどの市長からの議案第56号に対する再議の申し入れに関して、議会運営委員会を開催するため、暫時休憩します。            (午前10時30分 休憩)           ―――――――――――――――            (午前10時58分 再開)
    ○議長(空森栄幸君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  まず議会運営委員会で説明員の追加があった者の役職と氏名はお手元に配付のとおりであります。  先ほど、市長から先に議決した議案第56号について、地方自治法第176条第1項の規定により、再議に付する旨の文書が提出されました。  お諮りします。この際、議案第56号平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)再議の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ございませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、議案第56号平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)再議の件を日程に追加し、議題とすることに決しました。  市長より、再議に付した理由の説明を求めます。  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  それでは、朗読させていただきます。  再議書。  平成29年第4回伊賀市議会定例会において、修正可決された議案第56号平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)について、次の理由により異議があるため、地方自治法第176条第1項の規定に基づき、再議に付する。  理由。  平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)のうち、第1表歳入歳出予算補正の歳出第8款土木費第4項都市計画費第2目市街地整備推進費細目371市街地整備推進事業細々目57南庁舎整備事業において、庁舎整備及び南庁舎活用計画策定業務委託料497万9,000円及び南庁舎整備設計業務委託料5,238万5,000円並びに第2表債務負担行為補正の南庁舎整備工事基本計画、基本設計及び実施設計業務委託経費1億3,480万1,000円並びに第3表地方債補正の南庁舎整備事業1,910万円を削除することは、下記の点において疑義がある。  記。  1、現伊賀市南庁舎の改修・活用案の位置づけについて。  現伊賀市南庁舎の保存・活用は、平成27年3月25日第1回伊賀市議会定例会において議決された伊賀市公共施設最適化計画の施設の総量削減、機能の複合化、運営の適正化の3つの基本的な考え方及び南庁舎は他用途での活用を検討するとする用途別方針に沿って進めるものである。今議会に提出した補正予算案は、上記に基づく事業を推進するための経費であるため、これらを削除することは、公共施設最適化の理念に反し、同計画との整合が図れないものと考える。  2、文化的価値の喪失による影響について。  現伊賀市南庁舎は、モダニズム建築を代表する建築家坂倉準三の設計で昭和39年に建てられ、築後50年以上の長きにわたり伊賀地域のシンボルとして親しまれてきた。近年、モダニズム建築に対する文化的、建築的価値は高まりを見せており、現伊賀市南庁舎に対しても多方面から高い評価を得、その保存に関しても適切な方法により可能であるとの報告を第三者機関である伊賀市南庁舎耐震改修検討委員会から受けている。この建物を解体することは、こうした文化的価値を喪失させるだけでなく、その価値を後世に継承することでさらに高まる付加価値や経済効果、その波及効果についても喪失させることになり、伊賀市のにぎわいの創出を目指す方向性とは逆行すると考えられる。  3、市民の理解と同意について。  庁舎移転後における現伊賀市南庁舎の利活用方針については、平成27年7月から10月にかけ、市内38カ所の住民自治協議会単位で開催した市長と語る会において、前項に記載した公共施設最適化の考え方や、市の総合計画などと合わせて市民に説明し、意見を取りまとめた結果、大きな反対もなくおおむねの同意を得られていると考えている。また、本年4月には市議会による現庁舎を取り壊すことを前提とする決議や、現庁舎地の利活用に関する提言、伊賀市のにぎわい創出検討協議会からの報告を受けて提案した行政の調整案についての説明会を開催したが、参加したおよそ7割の方が行政の調整案に賛同をいただいており、この結果からも市民の理解を得ていると考えられる。市民に対する情報提供に関しては、このようにこれまでも機会を設けて行ってきたが、今後も継続することでさらなる理解と同意を得られると考えるため、修正の理由には当たらないと考える。  4、市民負担を軽減する財源措置について。  現伊賀市南庁舎を保存・活用し、にぎわい創出拠点となる複合施設を整備するに当たっては、限られた財源の中、最少の投資で最大の効果を得るため、国や県の財源措置を最大限活用できるよう協議・検討を進めてきたところである。今回削除となった庁舎整備及び南庁舎活用計画策定業務委託料は、国土交通省所管の都市再構築戦略事業(社会資本整備総合交付金の基幹事業の一つ)の採択を受けるために必要となる費用便益分析を行うための委託料であるが、これを削除することで、本来であれば受けられる財源措置を、みずから放棄することにほかならず、地方自治法第2条第14項の規定に反することになりかねない。  5、にぎわい創出の取り組み生じる空白期間について。  今回削除された庁舎整備及び南庁舎活用計画策定業務委託料及び南庁舎設計業務委託料は、平成31年初めに庁舎機能の移転を予定している現伊賀市南庁舎を保存・活用し、にぎわいの創出拠点となる複合施設を整備するため、費用便益分析、基本計画策定、基本設計及び実施設計等を行うもので、庁舎移転後において速やかに整備工事に着手することができるよう、各業務の履行期間を勘案して今議会に提出したものであり、この工程には一刻の猶予もない状況である。  今回補正予算案が修正可決となり、各業務を実施するための予算が削除されたことで、事業工程に大幅な遅延を招き、庁舎移転後の現伊賀市南庁舎が手つかずの状態で存置されることになる。このことは、当該地の利活用を核とする伊賀市のにぎわい創出の取り組みに空白期間を生じさせ、庁舎移転後のにぎわい創出事業の進展や、拠点施設の整備を心特ちにする市民や、関係者の期待を大きく裏切るだけでなく、庁舎周辺及び市街地の商業や、市全体の地価などに影響を及ぼし、ひいては固定資産税額の下落など市の衰退につながりかねない。  以上のことから、庁舎整備及び南庁舎活用計画策定業務委託料497万9,000円及び南庁舎整備設計業務委託料5,238万5,000円並びに債務負担行為補正の南庁舎整備工事基本計画、基本設計及び実施設計業務委託費1億3,480万1,000円並びに地方債補正の南庁舎整備事業費1,910万円を削除すべきでないと考える。 ○議長(空森栄幸君)  なお、お手元に配付の再議書の受け付け日が6月23日になっております。6月26日に訂正願います。  説明に対し、御質疑ありませんか。  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  今、市長のほうから再議の理由についての説明がありました。まずページが打ってないんですけれども、2ページの3の理由です。市民の理解と同意についてのところについてお尋ねをいたします。  まず38カ所の説明会を開いたということですけども、これ何人の参加があってどのような意見があったのかって、今答えられるかどうかわかりますか、そのこと。それともう1つは、本年4月は多分一番身近なので、ここ私重要やと思ってるんですけども、この4月に開かれた説明会は何カ所で開かれ、何人の参加がされたのかということを教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  総務部長。            (総務部長 藤岡淳次君登壇) ○総務部長(藤岡淳次君)  ただいま調査をいたしまして後刻報告をさせていただきます。 ○議長(空森栄幸君)  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  これ今の判断をするまでに報告をしていただかないと困りますので、この協議をしている間に出していただきたいと思います。  それから、もう1つは軽減措置のことで、この費用のこと、例えば492万に当たる部分だと思うんですけど、4の部分の市民負担を軽減する財源措置の部分の庁舎整備及び南庁舎活用計画策定業務委託料のことについてなんですけども、これについては、費用便益つまり今行おうとしていることがどれだけ地域に貢献するかという程度を分析するんだというようなことだと思うんですけれども、それはどういう中身でもって分析をされる予定なんですか。 ○議長(空森栄幸君)  中心市街地推進課長。         (中心市街地推進課長 堀川敬二君登壇) ○中心市街地推進課長(堀川敬二君)  失礼いたします。中心市街地推進課の堀川でございます。  ただいま御質問いただきました497万円につきまして、どのような業務をするのかというようなことでございます。この費用につきましては、にぎわい創出施設を整備するに当たりまして、国の交付金を充てまして市の財政負担を軽減したいと考えております。そのための費用でございます。  具体的には国の国土交通省のマニュアルに沿いまして業務を実施いたします。その中身は、まず主なものは人件費でございます。基本的に、この費用便益計算でございますけれども、この事業を実施した場合と実施しない場合の便益を比較いたします。その中で大きなものにつきましては、この事業を実施した場合に周辺の地価に与える影響、これを地価関数の推定ということで作業をいたします。この事業を実施した場合に周辺の地価が上がるのか下がるのかというようなことも含めまして、それも経済効果というふうに位置づけまして調査をいたします。最終的に、この費用便益比が1を超えないと国の補助事業に採択されないということになっております。 ○議長(空森栄幸君)  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  この事業という部分を教えてください、この事業。どの事業を国に文書で書いて出さはるのかというその事業の中身を教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  中心市街地推進課長。         (中心市街地推進課長 堀川敬二君登壇) ○中心市街地推進課長(堀川敬二君)  失礼いたします。この事業ですけれども、この南庁舎改修に当たりまして、国から補助金を受けて実施しようというふうに考えております。それはどのようなものが該当するのかということでございますけれども、今ゼロベースで機能を検討するということでございますけれども、その中でこの補助金に該当するものについて申請をしていこうということでございますので、まだ機能は決定しておりませんので、どの事業ということについては申し上げかねますけれども、できる限り市民の負担の少ないような方法で実施してまいりたいということを考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  機能はまだ決定していませんとおっしゃいました。つまり6つの機能、今の市の計画は6つの機能ですけど、この6つの機能はじゃあゼロになったということなんですか。それともう1点は、この申請する期限、事前にも説明がありました。確か6月末までに概算、10月末までに本計画、その中身は私はもう1回確認したいんですけれども、2つですね、今質問したのは。機能はゼロになったので、図書館、それから三重大学国際忍者研究センター、大手コーヒーチェーン、ギャラリー、物産展示販売、観光案内、これがゼロになって、それを協議をして、それからお金を使ってどれが一番地域に貢献する中身になるかというのを判断してもらうということなんですか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  補助金関連の御質問でございますけれども、機能はゼロかというような御質問やと思います。基本的に、この建物を利活用するというのは大前提でございますけれども、そこに入る機能としては基本的にはゼロベースとこんなふうに考えております。 ○議長(空森栄幸君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  私は再議の理由は全くない。これは全然当てはまらないと思っているんですが、ちょっと聞かせてください。理由の2の文化的価値の創出による影響、その2行目なんですけれども、約50年以上の長きにわたり伊賀地域のシンボルとして親しまれてきたという、このシンボルとして親しまれてきたという根拠は何か教えていただけますか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  これは旧上野市民が、朝に日に夜にこの建物というものが私たちの地域における機能を果たしている建物だということで、お城とともにその下にある建物だということでありますし、私どもは小学生のころから、立派な方がつくられた建物に私たちは学び、そして暮らしているんだということを学校の先生方から教えられてまいりました。 ○議長(空森栄幸君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  伊賀地域のシンボルとして、今、市長言われたように上野城とか上野高校の校舎とか、それから小田校舎とかこれは市民の皆さんも認識をされていると思うんですけど、今市長が小学校のころから先生に教えられたと言いますけれども、私もこの地に生まれて70年なんですね。それで、崇広中学校は3年生から、さらにこの庁舎全てですけれども、仕事をした中でいつどこで誰がというか、1人の方もこの庁舎が文化的価値があるとか聞いたことはございません。これは私の意見ですので、控えときます。  それと3つ目の市民から理解と同意を受けた。その中の理由として、3の下から4行目で説明会を開催した。これは4月3日ハイトピアでされた説明会と理解してよろしいか。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  そのとおりでございます。 ○議長(空森栄幸君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  聞かせてもらっておるところによると、参加された方が100名に満たないような方やと聞き及んでおります。それが市民の方からの理解と同意を得られた理由になるのかどうか。それと、アンケートをとられて7割が賛同いただいたということですけれども、私たち議会も市民から付託を受けた1人なんですね。これ票足したら何ぼになるか、そこら辺を御理解いただきたい。  それから4つ目、確認させてもらいます。これ予算委員会でも言わせてもらいました。課長も答えられたと思うんですけれど、費用便益分析のために国交省に対して申請をする、そのための委託料だと。これは新築でもこの補助金が受けられるのかどうか。当てはまるのかどうか。あのときは当てはまるとお答えになられましたが、それで間違いございませんか。 ○議長(空森栄幸君)  中心市街地推進課長。         (中心市街地推進課長 堀川敬二君登壇)
    中心市街地推進課長(堀川敬二君)  失礼いたします。間違いはございません。 ○議長(空森栄幸君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  終わります。 ○議長(空森栄幸君)  他に御質疑。  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  ごめんなさい。先ほど私途中だったので、引き続きの質問をさせていただきたいんですけども、今4番のところで6つの機能の変更あるのかとお聞きしたらゼロベースだとおっしゃいました。言葉ってとても大事だと思うので、ゼロベースという言葉をもうちょっと日本語でどういうことかということを言ってください。つまり図書館、国際忍者センター、大手コーヒーチェーン、ギャラリー、これは全て今は市としてはなしにしますということからスタートをするということなんですか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  そのとおりでございます。皆さん方にも考えていただこうというわけであります。 ○議長(空森栄幸君)  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  今、市長から明言されました。ゼロにする。全くその計画はなかったことにするとおっしゃいました。それならば3番の市民の理解と同意についてと矛盾が起きるんではないでしょうか。4月には今の市の調整案を説明されて、ここでは参加した約7割の方が賛同いただいていると、ですので、今回の削除せずに予算を認めてほしいということでの再議を出された理由に3番を挙げておられると思いますが、4番でその機能を全くゼロにする、白紙に戻すということは整合性が合わないように思うんですが、それはどういうことですか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  広く皆さん方とともに考えていこうということでありますから、方向性はこれを生かすということですから、変わりはないと思います。 ○議長(空森栄幸君)  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  では、3番の理由のなくなったということで判断をしてよろしいんですか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  今申し上げました、いろんなファクターを入れていこうということで、消えたということはありません。 ○議長(空森栄幸君)  百上議員。余り長くは質問しないでください。 ○19番(百上真奈君)  もう1点、5番ですけれども、空白期間の部分のことについてですが、庁舎周辺及び市街地の方々も、私はここに市は含んでのことだと思ってるんです。心待ちにする市民やそれから固定資産税などの下落で市の衰退につながりかねないなど。そういった云々のことを理由としておっしゃっていますが、中心市街地とりわけ庁舎移転について反対をされたり、それから怒りを持っておられる方々がどれだけおられるかというような逆にですよ、という調査とか聞き取りなんかは市はされましたか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  何だか後ろに戻るような話をされているんだなというふうに思います。もう既にこの新庁舎というのは着工しているわけでありますし、その議論は私はもうその段階でないというふうに思っています。 ○議長(空森栄幸君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  今の百上議員の質問の中で、市長が今ゼロベースというか、何をそこへ入れていくかということに対しては全くのゼロやということで、そうした場合、国交省に申請するときに全くゼロで、今言う費用便益分析するための資料を作成するについて、全くゼロで申請できるんですか。いかがですか。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  たびたび申し上げておりますように、皆さん方にも御意見をいただきながらそういう決定のスキームを早速つくって、そして、何をどうすればいいのかという組み合わせの中から便益B/Cを出して皆さんに考えていただこうということでありますから、ゼロでできるはずがありませんよ。皆さん方に考えていただこうということです。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  2番目の文化的価値の創出の影響ですけども、これ坂倉準三氏のモダニズム建築、この建物を含めた群やというふうに従前説明されたことがあるんです。そしたら、西小学校の体育館とか公園内の建物の件なんて、これ何も書いてませんねん。やるんか、やれへんのか。この合併特例債で間に合うようにやるんかやれへんのか教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  文化的価値については、同じように参画をしました世界遺産になりました国立西洋近代美術館、これが指定される前、単体ではありますけれども、来場者が5倍になったという実績がございますし、群の話をされましたけれども群としたらそれは余計もっと効果が上がったかもしれませんが、単体としてもそれは価値のあるものだというふうに思っておりますし、この価値がオンされていくんだろうなというように思っております。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  今、質問させていただいたのは、この西小学校の体育館、そして中のところを、合併特例債で直す気があるのですかという質問なんです。 ○議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  直す必要、合併特例債であるのか、あるいは一般の予算の学校施設整備ですることができるのか、その辺のところはこれからの課題であろうかと思います。やらなければいけないことは間違いないというふうに思っています。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  ありがとうございました。市民の負担を軽減する財政措置、いろいろお話聞かさせてもらいました。このタイミングですよ。実際にこれというのは、今6月の補正で通らないとできないのか、いやいやまとまった、考え方が全てまとまってからでも、いつでも出せるもんなんですか、教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  御提案させていただいておりますように、少しでも有利な財源でこの事業を進めていきたいというのが基本にあります。その中で時期的な問題です。特にこのBbyCに絡む関連の予算でございますけれども、実は概算要望と本要望というのがございまして、概算要望の中では費用便益にはついては算定中と、このような考え方で調整をさせていただいております。  時期ですけども、実は最終の本要望というのは10月でございます。じゃあ10月でいいんかちゅうことでございますけども、それまでにいろいろ必要な機能について確定して、当然ながらそこへ定めていかなあかんちゅうことになりますので、国のヒアリングもそれまでに行う予定と、こういうことでございますので、私どもとしては7月中にこの費用を確定していただきたい。中身を確定したいと、このように思っているところでございます。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  わかりました。10月が本要望ですよと。それまでに議論して出したいねというお話ですよね。その理解をしました。そして、その中で言われているこの費用分析、便益分析するのに、今からどういうものを組み入れていくかという議論をしていくわけですよね。そして、実際にそれ推進しているとき、その段階で計画も進めていきますよね。そして調査もしますよね、建物に対する調査も。当然それがもつのかもたないのか。実際にいろんな改修をするわけですから、その機能に応じた。そのときに、変更になってもその分というのは問題なく交付金はもらえるんですか、教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  産業振興部長。           (産業振興部長 尾登 誠君登壇) ○産業振興部長(尾登 誠君)  建物躯体自身の変更があった場合に、この補助金はどうかという質問でよろしいでしょうか。基本的にこの建物を利活用するという大前提の方針がありますので、そこがぶれない限り大丈夫だと思っておりますので、その組み合わせについてはこれから議論をいただいて、早急に決めていく必要があるということで、少なくとも今からはもう後戻りした話をしていると、とても乗っていけないということがございますので、よろしくお願いします。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  それで、我々説明聞いてるのは18.5億円。この建物をリノベーションしますということですね。図書館であろうが、どんなものが入ろうが18.5億、越えるという数値が出たらどうするんですか。この金額18.5億以上に工事費がふえたら誰が責任持つんですか。今、18.5億って言って説明されてますよね。それで18.5億を越えるような工事になったら誰が説明責任を持つんですか。それが我々が多くのお金を投資して費用便益も出されるんですよね。その部分について誰が責任持たれるかだけ教えてください。金額がふえないということも確証できるのか、それを教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  副市長。            (副市長 大森秀俊君登壇) ○副市長(大森秀俊君)  失礼します。18.5億円の話ですが、今その数字がひとり歩きしてるということですけども、これはあくまで第三者に試算していただいたと、27年の価値のもとで試算したということで、我々それを信用するということですし、我々もその範囲の中でできるというふうに確信をしております。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。
    ○18番(中谷一彦君)  最後にします。ありがとうございました。今説明された資料は第三者がつくった資料だというお話でした。18.5億円も、またライフサイクルコストも17億円。第三者が決めた資料です。そしたら提案者はどこを根幹に提案してきたのかなと疑問に思いました。  以上でございます。 ○議長(空森栄幸君)  総務部長。            (総務部長 藤岡淳次君登壇) ○総務部長(藤岡淳次君)  先ほどの平成27年の7月から10月にかけての市長と語る会の出席者総数でございますけれども、940名でございます。 ○議長(空森栄幸君)  中心市街地推進課長。         (中心市街地推進課長 堀川敬二君登壇) ○中心市街地推進課長(堀川敬二君)  失礼いたします。市民説明会の回数と参加者の人数でございますけれども、合計2回、出席者は137名でございます。 ○議長(空森栄幸君)  百上議員、よろしいか。  他に御質疑ございませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  本件については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、本件は、委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。御意見ありませんか。  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  再議の理由についての意見ということですよね、この再議についての。私自身は今、説明を聞かせていただきましたけれども、大変今までの経過での説明されてきたことから、またここで大きく変わったと。機能を全くゼロベースにするというようなことをおっしゃったりとか、それから市民の理解の同意について示されている数字が38カ所で九百何人っておられましたが、結局平均は1カ所に当たり30人弱であったりとか、ましてや一番、今最新の行政が提案している新たな調整案についての説明会はわずか2回で、それを聞いた市民は137名しかいなかったというようなことも、同意だと、理解と同意をしているというようなことにすりかえられているということなどが理由として挙げられていることにつきましては、全く道理がいかないというふうに思いますので、再議に本当に値するのかと。値しない、この理由が合理性のある理由には値しないということを意見として申し上げたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  他に。  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  先ほどちょっと言わせてもろうたけど、この再議理由なんですけど、全く理由としては私は成り立たない。ですから今まで我々が3回、そして今回も入れて4回目、全て修正削除なりしてきたことが全くこの再議の理由に当てはまらないと私はそのように考えます。これが私の意見です。以上です。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。この採決は、起立によって行います。  この場合、先の議決のとおり決定することについては、地方自治法第176条第3項の規定によって、出席議員の3分の2以上の同意を必要とします。出席議員は24名であり、その3分の2は16名です。議案56号平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)再議の件を、先の議決のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  3分の2に達しません。よって議案第56号、平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)再議の件は、先の議決のとおり決定することは否決されました。  議案56号、平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)再議の件は、先の議決のとおり決定することが否決されましたので、改めて修正前の原案を審議することといたします。  議案56号、平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  起立多数であります。  よって、議案第56号は原案どおり可決されました。  安本美栄子君。 ○23番(安本美栄子君)  ただいま審議されております議案第56号につきまして、附帯決議の動議を提出したいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  ただいま、安本美栄子君から議案第56号に対する附帯決議提出の動議がありました。  会議の途中ですが、先ほどの安本美栄子君による議案第56号に対する附帯決議提出の動議に関して議会運営委員会を開催しますので、暫時休憩します。            (午前11時36分 休憩)           ―――――――――――――――            (午前11時44分 再開) ○議長(空森栄幸君)  休憩前に引き続き会議を再開しますが、休憩のため午後1時まで休憩といたします。            (午前11時44分 休憩)           ―――――――――――――――            (午後 1時00分 再開) ○議長(空森栄幸君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  先ほど、安本美栄子君ほか2名から、議案第56号、平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議案が提出され、動議は成立しました。  お諮りします。  この際、発議第6号、議案第56号、平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議案についてを日程に追加し、議題とすることに御異議ございませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、発議第6号を日程に追加し議題とすることに決しました。  提出者の説明を求めます。  安本美栄子君。 ○23番(安本美栄子君)  ただいま議題となりました発議第6号、議案第56号、平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議について、その理由並びに内容の説明を申し上げます。  先ほどから議論のありました一般会計補正予算(第1号)に関する審議におきまして、市街地を中心としたにぎわい創出は緊急かつ重要であることは全ての方々の理解するところであります。このにぎわいを創出するための事業は、将来にわたっての市民の負担が最小限でかつ最大の効果を生み出すためPFI手法等による民間活力を取り入れるなど、その方法をも考え、地域経済の活性化につながる施設とすることが望ましいと考えるところであります。  今日までの長い経過を踏まえ、現庁舎地にどのような機能を配置することが望ましいのか二元代表としての双方がゼロベースで早急に議論を重ね、議会が同意する事業方針が決定されるまでの間、この予算に計上されておりますところの第1条第8款土木費第4項都市計画費、目2市街地整備推進費細目371市街地整備推進事業細々目57南庁舎整備事業の南庁舎整備設計業務委託料5,238万5,000円については予算執行の凍結を求めるものであります。  以上、御賛同いただきますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(空森栄幸君)  説明に対し御質疑ありませんか。  上田議員。 ○16番(上田宗久君)  提案されました安本議員にお尋ねします。先ほど修正案が可決されました。その後特別決議で否決されました。今、凍結案が提出されましたけども、凍結案と修正案との違いをお尋ねさせていただきます。1点だけお尋ねします。 ○議長(空森栄幸君)  安本議員。 ○23番(安本美栄子君)  凍結と修正案の違いはどうなのか、提案者の私に質問があること自身おかしいです。なぜならば、おのずとこれは議会用語として熟知していただいているものだろうと思います。まして上田議員は副議長も経験がおありになりますから、そのことを質問をされるというふうなことは意外でございます。  なぜ凍結なのかという視点でお答えをさせていただきたいと思います。先ほどは修正をいたしました。したがって提案のこの部分についてはなくなりました。今日まで、先ほども申し上げましたように27年の12月からこれが上程をされましてずっとこの間議論を重ねてまいりましたが、決して熟議であったとは思えない部分がございます。我々は二元代表の一翼を担う議会として数多くのことを提案をいたしました。しかし、それは可能な限りの集約には至っておりません。だからこそ、今回市民の皆さん方から決められない議会ということのお叱りを私は頂戴をいたしました。したがって、今日まで一直線、2つの線路のごとく議論の対峙を続けてまいりましたことは、私ども議会にとりましても、大変反省すべき点だと思っております。  ですから、予算を取り消すのではなくして、予算を持ったままこの二元代表の双方が歩み寄り、ゼロというベースの中で何がいいのか、こんな視点に立ちながら熟議を重ねていき、一定の結論を出すということが二元代表の一翼であります我々議会の役割であり、さらには当局執行機関の当局の役割だろうと思ってます。  ですから、この予算に執行という余地を残しながら、それぞれ議論をしながら可能な限り集約をし、そして結論を導き出したいという観点から今回の凍結に至った次第であります。御理解のほど賜りますようお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  上田議員。 ○16番(上田宗久君)  私は今放映されておりますので、市民の皆様方にもよく理解していただきたいという意味で質問させていただきました。安本議員さん、いつも情報の共有を述べられます。したがってこのテレビで視聴されている皆さん方の今の凍結案と修正案の違いを述べていただいた次第です。よく理解できました。ありがとうございます。 ○議長(空森栄幸君)  他に御質疑ございませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  本案については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)
     御異議なしと認めます。  よって、本案は、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  御意見ありませんか。  森川議員。 ○14番(森川 徹君)  賛成の立場から意見を述べさせていただきます。私も先ほど安本議員が述べられたことには大賛成でありまして、一般質問等々でも述べさせていただいておりました。しかしながら私はずっと市長にも申し上げているとおり、この南庁舎を解体すべきだという意思は変わっておりません。しかしながら、やはり市民のためにゼロベースで今後も長期的な議論が必要だということを述べさせていただいて賛成とします。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  発議第6号に賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、発議第6号は可決されました。  福村教親君。 ○5番(福村教親君)  議案第56号に対しまして、附帯決議提出の動議をいたします。 ○議長(空森栄幸君)  ただいま、福村教親君から議案第56号に対する附帯決議提出の動議がありました。  会議の途中ですが、ただいまの議案第56号に対する附帯決議提出の動議に関して、議会運営委員会を開催しますので、暫時休憩します。            (午後 1時09分 休憩)           ―――――――――――――――            (午後 1時19分 再開) ○議長(空森栄幸君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  先ほど、福村教親君ほか9名から議案第56号、平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議案が提出され、動議は成立しました。  お諮りします。この際発議第7号、議案第56号平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議案についてを日程に追加し議題とすることに御異議ございませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、発議第7号を日程に追加し議題とすることに決しました。  提出者の説明を求めます。  福村教親君。 ○5番(福村教親君)  失礼いたします。ただいま議題となりました発議第7号、議案第56号平成29年度伊賀市一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議について、その理由及び内容を説明申し上げます。  議案第56号伊賀市一般会計補正予算(第1号)に計上されたにぎわいを創出するための事業は、将来にわたっての市民の負担が最小限となるようPFI手法等により民間活力を取り入れるなど、地域経済の活性化につながる施設とすることが望ましいとの考えから、先ほど南庁舎整備設計業務委託料5,238万5,000円についての予算執行凍結の附帯決議が可決されたところでございます。  同時に庁舎整備及び南庁舎活用計画策定業務委託料についても、現庁舎地にどのような機能を配置することが望ましいかの議論を踏まえ業務が進められるべきものであることから、先ほどの附帯決議と同様に議会と早急に議論を重ね、議会が同意する事業方針が決定するまでの間、議案第56号伊賀市一般会計補正予算(第1号)に計上されている第1条第8款土木費第4項都市計画費第2目市街地整備推進費細目371市街地整備推進事業細々目57南庁舎整備事業庁舎整備及び南庁舎活用計画策定業務委託料497万9,000円についても予算執行の凍結を求めるものであります。  以上、よろしく御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  説明に対し御質疑ありませんか。  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  提案者に質問させてください。今、提案理由を述べられました。現庁舎にどのような機能を配置することが望ましいかの議論を踏まえということなんですが、私は議論は議論で重ねればいい。これはわかります。しかし片方では伊賀市の価値を上げるためにどうあるべきか。つまりベネフィットをどのように創出をし、それをコストではかった上でこの庁舎の真なる利活用、もしくは市全体の地域の振興を考えるべきだ。したがって、この497万9,000円というのはBbyCを徹底的に検証し、あるべき姿に近づけるという1つの議論ではないか。私はそのように思うんですが、提案者の御意見を頂戴したいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  先ほど市長の答弁もございました。ゼロベースから考えていくと。そのゼロベースで全てのことを一旦ゼロから全て考え直していくという御答弁をいただきました。そんな中で、南庁舎の設計業務委託料だけを凍結されて、その後のこの庁舎整備費及び計画策定業務委託料、これだけを除くというのは不自然だと思うんです。市民にもわかりにくいと思いますので、その委託料を残すということは南庁舎ありきの話であると思うんです。だから全てをゼロにするんならば、統括して全ての5,900万強の予算を凍結するべきだと考えます。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  私たちは、伊賀市が早く選ばれる街に、そして住み続けたいまちとするためのさまざまな政策議論をしてきた。そのために、その1つがこの南庁舎の跡地利用についてということがある。これは今からざくっと約4年と少し前から議論に議論を重ねてきたということなんですけれども、今日までの議論を踏まえて、そして伊賀市が選ばれる。つまり言葉をかえるならば、上野に行こうという、その上野という魅力あるまちづくりが停滞してしまうじゃないかと思うんですけれども、この約500万円の予算を凍結することが伊賀市の経済の停滞につながらないという根拠をお示しをいただきたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  その500万の予算に関しては、社会資本整備総合交付金の資料づくりのためにある500万の予算と聞きました。それはやはり何度も申しますけども、南庁舎ありきの話であってはならんと思うんです。田中議員のおっしゃることはわかります。庁舎残っていくんですね、この間も。僕も市民からよく聞かれます。いつまでこの議論してるんやと。それは田中議員のおっしゃるとおりで、庁舎を今まで5年近くこの議論をしてきてもまだ現存しているのは事実でございます。その停滞するかどうか、そのためにも早急にゼロベースから早急に議会と行政側が話し合いながら予算をつけていけばいいとは僕は考えております。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  約4年間の議論を踏まえて、率直な感想なんですけれども、実は執行部にも具体的なその数値をもって伊賀市の活性化のためにこの南庁舎を含む、もしくは南庁舎跡地をどのように活性化したらいいかという具体的な数字での損益計算書が出てこなかった。議会側からもこうあるべきだという損益計算書のようなものも出てこなかった。  したがって、私は停滞を許すな。今までの議論を踏まえて早急に調査をし、それは1つは国の予算取りのために使われる。1つは私たちに早く提示をし、そしてその損益計算書に対して本当に市民の費用が本当に少ないのか。そして効果は最大限あるものなのかということをやらなくてはならないと常に考えております。したがって、提案者の提案理由をうかがっていると、随分と停滞をする、いわゆるブレーキを踏み続けるということにしか聞こえませんけれども、そのように理解してよろしいでしょうか。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そういうニュアンスで申し上げたつもりはございません。私も議員になる前にずっと一般市民でありまして、この17年の3月の決議も見やしていただきました。1対18で否決された。その議決がまた生きあがってきてると。その思いで、私は選挙中もその思いで南庁舎を解体する、その一本やりで選挙を戦ってまいりました。そのために市民の付託を受けて今この場にお邪魔をさせていただいている状態でございます。  田中議員のおっしゃるブレーキを踏んでも、僕の選択肢の最善は今これしかないんです。予算案を凍結するのが私の今できる最大の提案であるというふうに考えますので、市民の方々にどういうふうに伝わるかは疑問なところはございますが、私の今の立場で皆さんの市民に伝えることは凍結をさせていただいて、議論を進めながらゼロベースから最善の結果に持っていけるように早期に話を議論を進めていくというふうに思っております。 ○議長(空森栄幸君)  田中議員。 ○12番(田中 覚君)  今の御答弁をお聞かせいただきますと、解体ありきなので、設計調査も要らないというふうに受けとめられました。最後にここだけ確認して質問を終わりたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  それも含めての話と私は考えております。 ○議長(空森栄幸君)  他に御質疑ございませんか。  中岡議員。 ○24番(中岡久徳君)  提案者にお伺いいたします。先の五千何ぼと今の497万、この費用の性格が違うんと思うんですけども、どのようにお考えになっているのか。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  その500万に対しましては、国の補助金をいただくがための資料づくりのための500万と認識しております。 ○議長(空森栄幸君)  中岡議員。 ○24番(中岡久徳君)  先ほど、行政の答弁では資料づくりだけと違うというような説明を受けました。今の提案者は資料づくりという話ですけども、ゼロベースで調査すると。調査がなぜ資料作成になるんですか。教えてください。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  ゼロベースで考えていく話でありますので、その調査というのは南庁舎ありきの話でございますので、それは該当しないと考えております。 ○議長(空森栄幸君)  中岡議員。 ○24番(中岡久徳君)  いやいや、調査を終わって、調査の結果で次進むと思うんです。調査やるんですね、議会と一緒になって事業方針が決定される間と議会が同意すると、こう書いてますね。議会が同意するいうんは、どういうことで議会が同意する。それもちょっと説明ください。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  ゼロベースで議論をすると。中に入れるものもゼロ。予算も全て当然ゼロで何もそれでいいと私は判断しているんですけど。その中で議会と行政側がゼロベースから1から立ち上げて早急に議論をして、市民に対して一番いい結果を持ち出す。私はそれでいいと思っておりますけど。 ○議長(空森栄幸君)
     中岡議員。 ○24番(中岡久徳君)  ゼロベースで相談。それはよろしいです。そやけど議会が同意すると書いてある。何が議会の同意する基準になるんかを教えてくださいと言うとるんですよ、提案者に。何が基準になるんですか。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  同意する基準、だからそれは議会で話し合って同意する項目ができれば、そこで議論して同意に向かえばいいと思いますけども。 ○議長(空森栄幸君)  中岡議員。 ○24番(中岡久徳君)  それでしたら、議会が24人がいろいろ話して同意でけへんかったら、この解除の時期はずっとずんずんずん何カ月も1年も放置、こういうことを想定するんですか。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  それ今、田中議員もおっしゃったブレーキをかけるということにつながっていくと思うんですよね。だからそれを早急に議論をしながらゼロベースからスタートして、市民に一番最善の目的に達すればいいと私は考えますが。 ○議長(空森栄幸君)  中岡議員。 ○24番(中岡久徳君)  ちょっと聞き取りにくかったので、もう一度ちょっと聞かせていただきますけど。ちょっとマイクの近くで言うてくれんと聞きにくいです。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  中岡議員さんがおっしゃる、それがブレーキをかける。田中議員がおっしゃってくれたブレーキをかけるということにつながると思うんですけれども、ブレーキをかけない、早急に議論できるようにゼロベースから、予算も全て凍結からゼロベースでお互いにハードとソフトをゼロベースからお互いに考えながら、市民に一番いい早急な結論を出すべき議論を進めていけたらいいと私は考えております。 ○議長(空森栄幸君)  中岡議員。 ○24番(中岡久徳君)  あのね、私聞いとるんのは、ゼロベースで相談するのはよろしい。何がと言うとるのは、議会が同意できる条件というんですか、こういうことをいろんな催し物の、ここで何しますよ、それがそろったら同意する。そういう具体的なことを聞いとるんですよ。議会が同意すると、福村議員1人が同意してもみんな23人が反対したら、またまずい、そう思うもんで聞いとるんです。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  私もそういうつもりで発言をさせてもらったつもりです。私1人で個人で何もそういうことが決まるとは思ってませんし、私はゼロベースで、解体と言いましたけど、それが何も更地でも僕は解体した後何をコンパクトに、それが市民のために一番にぎわう、本の真のにぎわい創出をできる手段、本当のにぎわいを早急にせなならんと、それは田中議員おっしゃるのもわかります。早急に真のにぎわいまちづくりをつくらなければならない。そのためには、南庁舎に関連する5年も今かけて、この3回、2回、削除ですか、最終3月に否決されたのがまだ4回目計上上がってきてること自体が市民にとって既にもうブレーキがかかっている状態と私は認識しております。  この状態、きょうの状態からまだブレーキをかけるつもりはございませんけども、一旦ゼロベースにして皆さんの24人の中で皆さんで考えていただいて、市民にとって一番にぎわい創出できるまちづくりができる、本当のにぎわいを早急に話を進めていくべきだと私は考えております。 ○議長(空森栄幸君)  中岡議員。 ○24番(中岡久徳君)  そしたら最後にします。そしたらゼロベースでいろいろと皆さんと相談すると、提案者はゼロベースの期間、さっきも言うたようにずっといくもんか、もう一度その期間大体どのぐらいを想定しているんか、それを最後にお聞きしたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  期間というて、具体的に今答弁することはできませんけども、早急に進めていきたいと考えております。 ○議長(空森栄幸君)  他に。  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  ちょっと提案者に説明していただきたいんですけども、若干中岡議員とかぶって先言われた点もあるんですけども、早急に議論を重ねる。どういうように具体的に手続を考えているのか、まずお教え願いたい。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  そうですね。まちづくり審議会、まちづくりにぎわい、まちづくりの審議会の中でも議長を通して市長に提案させていただいた項目がたくさんあると思います。それを踏まえていただきながら、僕は全協でまとめていっていただけたらいいと思うんです。全協で早急に皆さんに議論を出していただいて、市民にとっての一番にぎわい、真のにぎわいをつくれるまちづくりを全協で考えていっていただきたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  その全協でなかなかまとまってこなかって今日まで続いてきたっていう現実があるわけなんですよ。そこのところを踏まえて、もう少し具体的にお教え願いたい。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  私、その経緯ちょっと申しわけないでわからなかったもので、全協で考えていただいて、にぎわい創出、まちづくりの委員会でもまだこれは結果が出てなかったもので、もう一度新しい組織を立ち上げて考えていただいたらと思います。 ○議長(空森栄幸君)  北出議員。 ○20番(北出忠良君)  それでは別の観点からお尋ねしたいと思います。この委託料については、やはりBbyCとかそういった費用対効果等をやはり行政もゼロベースでという提案していただいて、予算、一般質問の中からそういうような発言も聞いておりますし、先ほどの市長からの答弁もそうやって聞いております。そうした中で、費用対効果とかそういう形の中の議論を進めてそういう形である程度早急に方向づけを提案して、議会からも行政からも提案していただいて、ある程度のコンセンサスを得た形、そうした中ででもやはり第一歩を踏み出すためにやはりこういった委託料を早急に認めて進めるべきやと思うんです。  そして、これは費用対効果とかそういった面でおいて、これは市長言うてたけどそんだけの費用対効果ってないやないの。その判断を受けとめて、賛成しようかと思ってたけど、これはちょっと市長無理やでと。反対に回ろうかなと思ってます。反対やけども、こういう形になってきた。あ、それやったら市民のこと考えてもうあと一歩踏み出そうかとか、そういった判断もできるわけなんですけども、提案者については鼻からこれは反対凍結で、先延ばしにしようという議論しか見えないです。先延ばしではないとするならば、期限はいつまでの間にこういう形でやりたいというそういう提案にしてもらったほうが私どもにはよくわかるので、その点について提案者にお聞きしたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  先延ばしにする気はさらさらございません。早急にやりたいと思います。国の予算、先ほどの答弁の中で7月中でしたか、それまでに決めたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  生中議員、これ質疑中ですけども、生中議員はこの中に名前入ってますので、質疑はできません。  他に御質疑ございませんか。 ○20番(北出忠良君)  やっぱりその期限を切った形の中で、やはり具体的にゼロベースと言われたらこういう形の中でこの期限の中で行政と話し合いをして決めていこうというのは私は一歩前に進む、よりよい方策やと思いますので、そこのところについてはそういった期限は自分1人が決めるわけではないですから、そういったやり方とこれについて期限についてもう一度再度答弁いただいて質問を終わります。 ○議長(空森栄幸君)  福村議員。 ○5番(福村教親君)  先ほど、社会資本整備総合交付金の申請の期限までに決めたいと思います。そう考えます。 ○議長(空森栄幸君)  他に御質疑ございませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  本案については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は、委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。御意見ありませんか。  森川議員。 ○14番(森川 徹君)  ただいま上程されております、発議第7号に対し反対の立場から討論を述べさせていただきます。  この南庁舎の問題、先ほど申し上げたとおり、またまた一般質問でも申し上げたように今すぐ答えを出すものではないと思っております。もう少し長い間議論をする必要があると考えております。これまで我々議会も議論を重ねてきましたが、この先も引き続き議論を続ける必要があると思っております。  その中で行政としても、今後の南庁舎の方向性を探るためにこの500万円余りのお金を有効に使っていただきたいと私は思っております。そうすることによって我々議会もフラットな議論を続けていけると思っております。  また私は常日ごろからこの南庁舎は先ほども申し上げましたが、解体すべきと申し上げ続けております。この500万円はそういう方々に対しても公平性を持てる調査をしていただくことを切に願っております。  市長は私の一般質問、先ほどの答弁の中でも解体はあり得ないと言っておりましたが、そうではなく保存ありきではなくて、解体という選択肢も入れて調査をいただくこと、そして逆に我々議会も解体ありきではない議論を今後も続けていくことが市民の皆様にとって大事なことであると考えております。  以上のような理由から、発議第7号には反対の立場をとらせていただきます。 ○議長(空森栄幸君)  生中議員。 ○15番(生中正嗣君)  発議第7号に対しまして賛成の立場で意見を述べます。いろんな意見もございましたですけども、今現在のこの状況、つまり特例債が活用できる期限が迫っている、市民に負担が多くなる、この状況をつくられたのは私は何遍も申し上げているとおり、市長そのものであります。我々は平成27年から提言もし、決議もし、提言もし、そしてこの南庁舎関連予算を否決削除してまいりました。  にもかかわらず、今回も上程もし、結果として特別議決で修正削除は否決されましたけれども、我々議会は2分の1以上が、その修正削除に賛成した議員がおるわけでありますから、やはりこれ、先ほどの5,200万も490万もやはり南庁舎に関連をした予算なんです。それを別々ではないんです。ですから、どんなものを入れるか、どんなにぎわいのための複合施設を考えるかというのは当然490万の費用対効果BbyC、それを評価するのには必要なんです。全く白紙で国に出すはずがないわけですから、当然基本的な考え方があるわけなんです。それを国へ出さんことには評価ができないわけでしょ。  ですから同じように凍結をして、先ほど提案者が言われたように議論をして、極端に言うたら、議論ができなかったら、私は民間にお願いしたり、更地でもいいと思ってます。合併特例債は別のところに使ったらいいわけです。そんな思いですので、やはり議論をしてお互い市民が納得いくにぎわい創出のための施設がこの場所にできることを心から願って賛成の立場の意見といたします。
     以上です。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見ございませんか。  市川議員。 ○9番(市川岳人君)  発議第7号に対して賛成の立場で意見を申し上げます。先ほど来よりいろんな提案者からの話をいただきましたけれども、この数年間での議会の議論を踏まえた上で、今市民がどのように考えているかということを議会として考えていくということが求められているというふうに考えております。  先ほどの再議に係る再議書の中でも、そしてまた質疑の中でもこの議会に対して求められているまず設計業務のことに関しましては、凍結を先ほどされました。そしてまた今懸案になっている問題につきまして、議会はどのように捉えるべきか、予算委員会であったり、今までの質疑の中でも市長はこれを保存改修が、まずそれが前提にあって、それをもとにしたゼロベースの議論をしていくと。それによって機能を入れ込んでいくんだと、そういうふうなお話であるというふうに私は理解をしております。  そしてまた、先ほどの凍結の中の話におきましては、機能が決定してから議会と早急に議論をすると、そういったことを話の中でありました。そして、市長がおっしゃる事業を推進していくならばもう時間的な期限があると、そういう既にお尻が決まっている状態の中での議会と行政側、そして市民や団体含めた議論をしていくという話でございました。  これはこの500万円余りの予算計画策定業務委託料においても同じであるというふうに私は理解をしております。早急に議論を重ねて議会が同意する機能の決定、その後にこの凍結を解除するということが私は別に何ら問題はないというふうに考えておりますので、この発議第7号に賛成したいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  発議第7号の賛成の立場として意見を述べさせてもらいます。  今、この質疑において、いろんな意見がいただきました。本当に議論をしていく、また市長はゼロベースでみんなと一緒に考えていきましょうと、だけどそのときにいつまでにと決定してましたか。市長はいつまでに議論を終わるって言われてましたか。その質疑もされていません。そのいつまでにというのは我々は明確じゃない。だから、議会が同意する事業方針が決定されるまでというふうにきちっと決めさせてもらっているわけです。  議論がいつまで終結するか、皆さんが同意されているのかどうか、どこで同意を求めていくのか。当然議会ですよ。我々はそのように思っています。ぜひともこの発議に賛同していただくようお願いいたします。  以上です。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見ございませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  ないようですので、よって、採決に入ります。  発議第7号に賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  起立多数でございます。  よって、発議第7号は可決されました。  以下、日程を順次繰り下げ、日程第3を日程第6とし、議案第60号から議案第62号まで、議案第64号、議案第67号から議案第69号まで、議案第72号及び発議4号の9議案を一括議題とします。  まず、議案第60号から議案第62号まで、議案第64号、議案第67号から議案第69号まで、及び議案第72号に関し、総務常任委員長の報告を求めます。  総務常任委員長。            (22番 岩田佐俊君登壇) ○22番(岩田佐俊君)  ただいま議題となりました、総務常任委員会に付託されました8議案についての審査の経過と結果を報告させていただきます。  当委員会の審査は、6月20日に執行部出席のもと審査を行いました。なお、議案の内容については、上程時に説明がなされておりますので、省略いたします。  まず議案第60号、伊賀市個人情報保護条例の一部改正についてでございますけども、委員から人権や信条等に係る要配慮個人情報の取り扱いについて関係機関への周知の質疑があり、当局からはホームページ、行政情報番組等、関係所管課と連携して周知するとの答弁がありました。さらに人権等にかかわることであり、従前の周知方法では手薄にならないかとの質疑に対し、職員研修会等を行い事業所等を所管する課から周知するなど、職員一丸となって取り組むとの答弁がありました。  討論において特に意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第61号、伊賀市体育施設条例の一部改正についてでございますけども、委員から上津体育館は普通財産となるが、避難所の指定の有無。修繕範囲と縮小計画の質疑があり、当局からは体育館は拠点避難所でグラウンドはヘリポートの指定がある。避難所としての機能を維持しなければならないので、詳細は協議していく。また、体育施設全体を見直し、30年度に再配置計画を作成していきたいとの答弁がありました。  また、博要グラウンドに一部民有地があると聞いているが、賃貸借関係はどうかとの質疑があり、市と賃貸借契約をしていたが、地元に無償貸与するため所有者と協議し、賃貸借は発生していないとの答弁がありました。  さらに、無償貸与の判断基準の質疑や、質疑中でありましたが、公共施設最適化計画の中で、有効的な利活用等の指針を整理してほしい旨の要望がございました。  討論において特に意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第62号、伊賀市斎苑条例の一部改正についてでございますけども、委員からの質疑はなく、討論においても特に意見はなく、審査の結果全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第64号、伊賀市外国人住民協議会条例の廃止についてでございますけども、委員から外国人住民協議会から2年に1回報告、提言を受けていたが、課題等に対するかかわり方はとの質疑に対し、当局からは外国人住民の思いを反映する場は必要である。外国人住民のアンケートを実施しているが、その結果の研修会や意見交換会を考えている。また、いろんな場で表に出てくれていなかった方々の意見を伺う機会も持ちたいとの答弁がございました。  また、習慣、文化の違いからいろんな問題が起こっている。伊賀市に外国人の方が転入してきた時点での行政の配慮について質疑があり、新規に転入してきた時点で、ごみの出し方、保険、税金等、生活に関するオリエンテーションを実施しているとの答弁がありました。  討論において特に意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第67号、第2次伊賀市総合計画第2次再生計画の策定についてでございますけども、委員から南庁舎のリノベーションが前提となっている考えはとの質疑があり、当局からは市長選の公約が中心となった構成となっているため、南庁舎のリノベーションという表記になっているとの答弁がございました。  また、第2次総合計画と第2次再生計画の持つ意味の質疑に対し、総合計画基本構想の中に第1次、第2次の再生計画を位置づけてある。再生は無駄を省いてスピード感を持っていくということで理解してほしいとの答弁がありました。さらにKPI、KPIとは結果を示す指標のことでございますけども、その設定基準の質疑、またKPIのあり方を変えてほしい要望や経済的豊かさに対する指摘がありました。  討論において、賛成の立場から、ええやんプロジェクトは横断的な発想である。行政が一丸となって計画の遂行を望む意見がありました。  審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第68号、工事請負契約の締結についてでございますけども、委員から質疑はなく、討論においても特に意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第69号、工事請負契約の変更についてでございますけども、委員から増額部分を下請業者や技能労働者へ反映される協議を行ったのか、また誓約書的なものを取っているのかとの質疑があり、当局からは特例措置の目的を十分認識した上での変更協議である。誓約書は交わしていないが、毎週の打ち合わせの機会に徹底したいとの答弁がございました。  また、協議の結果となっているが、協議の内容、経過はとの質疑があり、労務単価が全国平均3.4%上昇している。上昇のため、業者への通知を行い、業者の変更有無意思を確認後、市で変更金額を算出し、業者が了承したため変更契約に至ったとの答弁がありました。  討論において反対の立場から、労務単価の変更契約時には技能労働者に必ず行き渡るよう請負業者への申し入れではなく、確認すべきであるとの意見がございました。  審査の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。  最後に議案第72号、工事委託契約の締結についてでございますけども、委員から工事費内訳書の中で立会費一式、860万円となっているが内容は、また市の単価との比較、軌道内以外の工事の部分の立会費の質疑があり、当局からは土木・建築等、全部門の合計日数は178日で、昼間は1人3万3,000円、夜間は1人4万円となっており、近鉄から示された標準単価となっている。また、軌道近接工事がほとんどのため、特別な識見、技術を要する者が必要となってくるとの答弁がございました。さらに入札した場合の過不足の処理、市が直接工事にかかわらない理由の質疑がありました。  討論において特に意見はなく、審査の結果全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上、委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますようお願いを申し上げます。 ○議長(空森栄幸君)  次に、議案第67号、第2次伊賀市総合計画第2次再生計画の策定についてに対する修正案である発議第4号に対し、発議者代表の説明を求めます。  生中正嗣君。            (15番 生中正嗣君登壇) ○15番(生中正嗣君)  ただいま議題となりました発議第4号、議案第67号第2次伊賀市総合計画第2次再生計画について一部修正したいと思います。修正の理由及び内容ですが、先ほどの一般会計補正予算の修正に関する発議においても述べられましたが、急速な高齢化や人口減少に歯どめをかけ、将来を見据えた活気ある伊賀市を取り戻すためには特にこの市街地を中心としたにぎわいの創出が喫緊の課題であることは理解をするところであります。  これまで市議会において伊賀市のにぎわい創出に向けた現庁舎地の利活用については市民の多くの声を踏まえ、現庁舎を取り壊すことを前提とした決議や市長への提言がなされてまいりました。しかしながら、議案第67号、第2次総合計画第2次再生計画に記載されている市役所南庁舎のリノベーション等の表現は現庁舎の保存を前提としたものであり、また分野別計画における位置づけについても限定されたものとなっており、このことは市民の十分な理解と同意が得られないものと考えます。  以上のことから、議案第67号の88ページ、現状と課題に記載された「現庁舎」を「現庁舎地」に、また185ページ、目標の実現に向けた取り組みに記載された「市役所南庁舎のリノベーション」を「現庁舎地を中心としたにぎわいづくり」に修正しようとするものでございます。  以上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(空森栄幸君)  説明が終わりました。  まず、議案第67号、第2次伊賀市総合計画第2次再生計画の策定について、及び議案第67号の修正案である発議第4号の2議案に対し質疑を行います。御質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  よって、同じく2議案に対する討論に入ります。  御意見ありませんか。  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  議案第67号、第2次伊賀市総合計画第2次再生計画について委員長報告に反対し、議案に対しての反対の立場で討論を申し上げます。  施策の財政運営の地域の役割として地域自治を強化して、地域が担う公共療育の拡大とありますが、この考え方でいきますと公共サービスの縮小後退とさらなる住民負担の拡大を招く懸念があると考えます。  施策の組織、人事で業務改善の推進として今後80名の正規職員削減と民間活力の活用、業務の外部委託を進めることを表裏一体のものとして記載してありますけれども、業務改善とは住民福祉の向上のため、業務改善が求められるものであって、そのためには必要な職員の適正配置と非正規職員の正規化が必要です。公務労働の安易な外部委託は住民サービスの低下を招くおそれがあり、またワーキングプアの拡大につながるために問題だと思います。  それから、施策、教育環境のところで、新教育センターの建設及び運営を民間活力導入によることとしていることには反対をしております。さらに三重県内の自治体で唯一同和課を残し、伊賀市が指定した同和地区に対する同和施策と人権同和教育の継続が明記されていることに対しても問題だと思います。  以上、これらの問題を指摘いたしまして、この議案第67号、第2次再生計画については反対をいたします。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見ございますか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御意見なしと認めます。  よって、議案第67号及び発議第4号の2議案について採決に入ります。  採決は、発議第4号、議案第67号の順に単独で行います。  まず、発議第4号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  起立多数であります。  よって、発議第4号は可決されました。  次に、発議第4号が可決されましたので、発議第4号で修正議決された部分を除く、議案第67号の原案について可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  起立多数であります。  よって、発議第4号で修正議決された部分を除く、議案第67号は可決されました。  次に、議案第60号から議案第62号まで、議案第64号、議案第68号、議案第69号及び議案第72号の7議案について御質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。
     よって、同じく7議案に対する討論に入ります。  御意見ありませんか。  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  議案第69号、工事請負契約の変更について、反対の立場で討論をさせていただきます。  この特例措置に関するものでございますが、これは平成25年より国交省の手続により実勢価格、その当時労働市場の価格の適切な迅速反映を目的とし、また社会保険の加入の観点から必要な法定福利相当額を反映し、それぞれの都道府県にその労務単価の訂正をお願いし、また市町村においても契約変更を促しているものでございます。  この点に関して、伊賀市におきましても、その指導等々についてはされておるようですけども、最近河合小学校の変更のときにも申し上げましたように、その実態が公契約に基づくような、市長がおっしゃっている公契約を推進するためのように、労務単価のところにしっかりと下請業者の変更通知も含めて、もともとの積算見積もりから変更されたものがしっかりと反映されているということをもとに、その支出をされるべきであると思っております。そのような進め方をしておられないということでありますので、現時点では反対させていただきます。  以上でございます。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見ありませんか。  市川議員。 ○9番(市川岳人君)  私は議案第69号、工事請負契約の変更について反対の立場で意見を申し上げます。特例措置の趣旨については理解をさせていただいているところでございます。労務単価の変更契約が技能労働者全体に波及するということが求められていると思いますけれども、その協議の内容について委員会の中で、質疑の中で求めた際にも明確なお答えがなかった。そしてまた、技能労働者へ適切に波及するというところに対しての確認が現時点では取れていないということでございますので、議案69号には反対をさせていただきたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見ございませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。採決は、議案ごとに行います。  議案第60号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第60号は可決されました。  次に、議案第61号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第61号は可決されました。  次に、議案第62号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第62号は可決されました。  次に、議案第64号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第64号は可決されました。  次に、議案第68号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第68号は可決されました。  次に、議案第69号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  起立多数であります。  よって、議案第69号は可決されました。  次に、議案第72号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第72号は可決されました。  次に、日程第4を日程第7とし、議案第63号、議案第65号及び議案第73号の3議案を一括議題とします。  本案に関し、教育民生常任委員長の報告を求めます。  教育民生常任委員長。            (14番 森川 徹君登壇) ○14番(森川 徹君)  失礼いたします。ただいま議題となりました教育民生常任委員会に付託された3議案について審査の経過と結果を報告いたします。  当委員会は、6月19日に執行部出席のもと審査を行いました。なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされていますので、省略をさせていただきます。  まず議案第63号、伊賀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてですが、委員から以前から450円なのか。450円は近隣の病院に比べて妥当なのか。また他の病院にも同様の手当てはあるのかとの質疑に対し、当局からは、人工透析室または手術室で働く者については500円、それ以外の者は450円であったが部署による手当てを撤廃し、統一するものである。名張市立病院でも名称が違うが300円が支給されており、他の公立病院でも支給されているとの答弁がありました。そのほか他の職員手当てについての質疑がありました。  審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に議案第65号、伊賀市生涯学習推進委員会条例の廃止についてですが、委員から、当初予算書には生涯学習推進委員の報酬は見込まれていなかったが、なくなることを想定しての予算算定をしたのかとの質疑に対し、当局からは28年度に生涯学習推進委員には生涯学習推進委員会を廃止し、社会教育委員に引き継ぐことを了承いただいたとの答弁がありました。そのほか、社会教育委員の構成や生涯学習推進指針の内容についての質疑がありました。  審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第73号、訴訟の提起についてですが、委員から裁判で争うのは履修回復費用に係る669万5,060円だけなのかとの質疑に対して、当局からは審議会委員の報酬やウィッツ対策室の設置費用などの309万1,115円の請求もしていたが、内閣府、文科省、弁護士と相談した結果、669万5,060円が伊賀市として請求することが妥当となったとの答弁がありました。  また、相手も訴訟を起こした場合、2つの裁判は並行して行うのかの質疑に対し、当局からは訴訟の併合移設の手続をすれば1カ所で行うことができる。先に提出すれば津地方裁判所できる有利性はあると思われるとの答弁がありました。  さらには、相手側に支払う能力はあるのかとの質疑に対し、当局からは親会社の東理ホールディングスは子会社の管理責任があるので、以後追求していかなければならないが、まずはウィッツに対して669万5,060円の請求の訴訟を起こすとの答弁がありました。そのほか、訴訟提起に至るまでの経緯等について質疑などがありました。  審査の結果、特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(空森栄幸君)  報告に対し御質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は、議案ごとに行います。  議案第63号に対し、委員長の報告どおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第63号は可決されました。  次に、議案第65号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第65号は可決されました。  次に、議案第73号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第73号は可決されました。  次に、日程第5を日程第8とし、議案第66号を議題といたします。  本案に関し、産業建設常任委員長の報告を求めます。  産業建設常任委員長。
               (24番 中岡久徳君登壇) ○24番(中岡久徳君)  ただいま、議題となりました産業建設常任委員会に付託された1議案について、審査の経過と結果を報告いたします。  当委員会は、6月19日に執行部出席のもと審査を行いました。なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされておりますので省略をいたします。  議案第66号、伊賀市地域活性化条例の廃止についてですが、委員から特に質疑はなく、審査の結果特に意見もなく、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  報告に対し御質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  議案第66号に対し、委員長の報告どおり、可決することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第66号は可決されました。  次に、日程第6を日程第9とし、請願第2号を議題とします。  本請願に関し、産業建設常任委員長の報告を求めます。  産業建設常任委員長。            (24番 中岡久徳君登壇) ○24番(中岡久徳君)  ただいま、議題となりました産業建設常任委員会に付託されました請願1件について審査の経過と結果を報告いたします。  当委員会は、議案審査と同じく6月19日に意見陳述の希望のございました請願者と執行部出席のもと審査を行いました。なお、請願の要旨につきましては、請願文書表の記載のとおりでございますので省略いたします。  請願第2号、農業者戸別所得補償制度の復活を求めることについてですが、委員からいつまでも本制度の継続を求めているのかの質疑に対し、請願者から農家が再生産可能な米価として60キロ当たり1万6,000円程度まで回復するまでの間、本制度を継続してほしいとの答弁がありました。  また委員から、農地の合理化、農家の努力により再生産可能となる経費を下げる必要があるのではの質疑に対し、請願者から、農家も農地の集積など経費削減を図っているが、米価の下支えが必要であるとの答弁がありました。  さらに委員から、農産物全体に対する補償の考えはとの質疑に対し、当局から国の制度に基づき農業再生協議会からの補助金を農家に配分している。ただしお茶などの対象となっていない農産物については、今後も国へ働きかけていきたい。また、国は農産物の種類にかかわらず収入に対し、補填する収入保険制度の導入を進めているとの答弁がありました。  討論において賛成の立場から、米価が生産費を大きく下回っている中、農家は大変な状況であり、生産費を補う本制度の復活は必要である。また、この制度は農業関係者からも高い評価を得ているとの意見がありました。  反対の立場から、農家を下支えすることに反対ではないが、再生産可能な米価になるまでという期限がはっきりしない内容では本制度を継続することは国の財政に負担をかけることにもなる。また、国が導入を進めている全ての農産物を対象とした収入保険制度の政策を支持する。また農家の努力により補償なしでも経営していけるはずであるとの意見もありました。  審査の結果、本請願は賛成少数で不採択すべきものと決しました。  以上、よろしく御審査いただきますようお願いいたします。 ○議長(空森栄幸君)  報告に対し御質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。  百上議員。 ○19番(百上真奈君)  この請願第2号、農業者戸別所得補償制度の復活を求めることについて、委員長報告に反対し、請願に賛成の立場で意見を申し上げます。  米価が生産費を大きく下回る水準に下落する中、平成25年までは農業者戸別所得補償制度で稲作農家の再生産を支えてきましたが、26年からは経営所得安定対策に変わり、10R当たり1万5,000円の交付金が7,500円に半減となり、30年産米から廃止されようとしています。この制度は米の生産数量目標を達成した販売農家に対して、生産に要する費用と販売価格との差額を基本に交付する直接支払いで、多くの稲作農家の再生産と農村を支えてきました。  本請願は、生産費を償う農業者戸別所得補償制度の復活について、国への意見書の提出を求めるというものです。安倍政権はこれをやめて30年産米からは生産調整の事実上の廃止と収入保険制度を導入しようとしています。収入保険制度は経営安定化に結びつかないと以下の4点にわたって弊害が指摘されています。  1つは農産物価格の下落や災害によって基準収入以下になったときに補填するにすぎず、生産費を償うことは想定されていない。2、収入が減れば、基準収入も下がり、補填後の収入も下がり続けるという底なしの制度である。3、農家に高額の掛金を求めている。4、加入対象者を2割弱、42万戸の青色申告者だけに限っている。  こうした政府の収入保険制度について、農業関係者からは農家は高い掛金を負担した上、どこまで下がるかわからない下りのエスカレーターに乗せられているようなもので、経営安定化には結びつかない。また、ならし対策が続く間は米農家がわざわざ青色申告に変更して収入保険に入る人はいないと指摘されています。  伊賀市でもJA伊賀北部農協が、青色申告を進め収入保険制度の説明をしていますが、加入者がふえるかどうかはわからないとのことでした。JA伊賀北部管内では水稲作付面積が年間で20町歩も減少しているそうです。米価の下落と米の直接支払い交付金の半減は稲作農家を直撃しています。米をつくればつくるほど赤字になり、米づくりをやめるしかありません。  政府は農業の規模を拡大してコストを下げればよいと言いますが、米価が低過ぎるため、むしろ大規模農家ほど赤字が拡大し、経営危機に陥りかねない状況です。基盤整備が必要という意見もありますが、基盤整備をしてもつくる人がいなければ意味はありません。伊賀市は観光と農林業連携を重点プロジェクトにしていますが、それもまた同様で離農が続けば農家民泊や農業体験も立ち行かなくなります。市民の代表である市議会として、農家の皆さんの切実な願いを受けとめ、伊賀の農業振興に議会として寄与する立場から議員の皆様に請願第2号農業者戸別所得補償制度の復活を求める請願に対し、御賛同賜りますよう心からお願い申し上げまして、請願採択に賛成の意見とさせていただきます。 ○議長(空森栄幸君)  宮﨑議員。 ○6番(宮﨑栄樹君)  請願第2号に対して、請願に賛成の立場で討論させていただきます。  米価が生産費を大きく下回る水準に下落をして稲作農家は大変厳しい状況にあります。また国で進められております種子法の廃止や収入保険制度を初めとする農業の集約化、効率化を目的とする施策は小さな家族経営の農業を苦しめることは明らかです。さらには平成30年度米から経営所得安定対策さえ廃止されようとしている中で小規模農家を守るため生産費を補う制度の復活は必要であると考えています。  戸別所得補償制度は、私たちの食や環境、美しい国土を守るため、あるいは農家の所得向上から市の税収増へとつながり、地域社会の活性化をもたらすため、あるいは経営基盤の安定により担い手を確保し、農業と地域を再生し食料自給率を向上させるためにも必要な制度であります。  そして農協を初め、農業者の間でも評価の高い施策であり、本請願を採択すべきということを申し上げて、請願に賛成の立場で討論といたします。  以上です。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見。  森川議員。 ○14番(森川 徹君)  本請願2号に対しまして委員長報告に賛成の立場で意見を述べます。  今議会に提出されました請願第2号、農業者戸別所得補償制度の復活を求めることについてですが、平成22年に始まった農業者戸別所得補償制度とは請願の趣旨に記載のとおりであります。食料自給率目標を前提に、国、都道府県及び市町村が策定した生産数量目標に則して米、麦、大豆など、主要農産物の生産を行った集落営農を含む販売農業者に対して、全国平均の生産に値する費用と全国平均の販売価格との差額を基本とする交付金を10R当たり1万5,000円にすると、交付するというものであります。平成25年から先ほどのお話にもありましたように10R当たり7,500円交付され、平成30年をめどに廃止の予定となっております。  導入当初からばらまきとやゆされてきたこの制度ですが、私なりに問題を提起いたしますと日本には多くの小規模農家が存在し、米、小麦、大豆などの作物を生産されています。戸別所得補償制度はその小規模農家が主に生産をしている小麦、米、大豆の生産量の拡大を促しており、逆に主業農家が主に生産している園芸作物への保護は手厚くないのが実情であります。この補助対象の品種が絞られる点に関しては、リスクを負って付加価値の高い野菜をつくるより、保護された米を生産するほうが、農業者の生活的に楽になり得るため、促進にはつながっていないのも同時に問題であります。  また、近年農業の大規模化や組織化を国として進めておりますが、規模効率性の低い小規模農家がそもそも国際競争力がない米、小麦、大豆の生産を再開または増産となり、交付金の効率性は低下してしまい、効率性の低い農家がより多くの変動部分を享受できる点も問題であり、農業の大規模化と逆行しております。さらによく政策課題として食料安全保障が挙げられますが、何らかの事情で食料輸入が不可能になったときのために国内生産能力を確保しようという意味では非常に重要な課題でありますが、肥料などが輸入に依存しているため全く意味がない側面も見落とせません。それに付随して外国産の農産物に安全性の疑いがあるという面では、主要穀物類以外の安全性をどう確保するかの問題もあります。  結局、戸別所得補償制度は補助金をばらまき、日本の農業に効率性を持たす一方で食料安全保障に貢献する点はとても曖昧であり、総額1兆円規模の財政負担になりますが、費用対効果は非常に薄いと考えられます。私は農家の皆様、特に小規模農家の皆様をないがしろにするのではなく、今求めていかなければならないことは安価で安心な肥料や機械などの開発と提供による農業経費の削減、さらには安定して生産できる農業技術の革新、販売単価のアップや国際競争力をつけるために生産された農産品の差別化を図る意味でもブランド化の強力な推進、また担い手育成や担い手定着に対する補助などが最重要であると考えており、農業者戸別所得補償制度の復活が日本の農業をこれから明るくしていくとは思っておりません。  これらの理由から、議員の皆様におかれましても、これからの農業を発展させていくために必要な措置は何なのかをしっかり考えていただき、私の反対討論も参考にしていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見ありませんか。  北森議員。 ○2番(北森 徹君)  私も請願第2号に対しては反対の立場で意見を述べさせていただきます。  平成22年度からこういった制度をしているのは現状ですが、やはりこういった補償自体が農家の甘えを生じると思います。事実、伊賀米といったブランドがありながら特A米を5年間してきながら28年度はAランクに落ちてしまっています。そういったこういう補助を頼りにした農業というものがいいものをつくろうという意欲をなくしていったりとかそういうものになってしまうのかと思います。  農業経営自体も経営努力次第では何とかやっていけると思いますし、この伊賀米といったブランドをもっと発信していけば十分に採算取れる農業がやっていけると思います。ですので、こういう補助を個別補償というよりも機械を入れる、そういった補助とかの充実を伊賀市さんのほうからメニューを引っ張っていただくようなことをしていただければ、農業をやっていく上で担い手育成にもつながっていくかと思いますので、反対の意見とさせていただきます。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見ございませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  本請願に対する委員長の報告は不採択とすべきものですが、採決の可を諮る原則に基づき、採決をいたします。  請願2号に対し、採択とすることに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  起立少数であります。  よって、請願第2号は不採択とすることに決しました。  次に、日程第7を日程第10とし、議案第74号から議案第97号までの24議案を一括議題とします。  当局の説明を求めます。  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  ただいま上程の議案第74号から議案第97号までの農業委員会委員の任命についてですが、現在農業委員会に就任いただいております47人の任期が平成29年7月19日に満了します。つきましては後任の農業委員会の委員として、玉岡則生氏、木津義明氏、中川芳一氏、米澤俊孝氏、西田富司夫氏、雪岡太氏、藤室明生氏、森田安俊氏、福永寛氏、淺野潤憙氏、松山隆治氏、仁保寛氏、北出茂樹氏、坂本榮二氏、福地和幸氏、森田克義氏、吉岡康夫氏、中尾秀民氏、二谷幸夫氏、森本吉光氏、中井悟雄氏、北川俊一氏、森川惠美子氏、宮嵜遥菜氏を新たに任命したいと思いますので、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定に基づき、議会の同意をいただきたいと思います。  それぞれの方の略歴等の詳細については、手元に配付をさせていただいています資料のとおりですが、認定農業者15人、認定農業者以外の農業者6人、団体等からの推薦者2人、公募者1人の合計24人です。なお、委員の任期ですが、平成29年7月20日から、3年間としています。よろしく審議いただきますようお願いします。 ○議長(空森栄幸君)  説明に対し、御質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  お諮りします。本案については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  御意見ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は議案第74号から議案第97号までを一括で行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、そのように取り扱います。  議案第74号から議案第97号までの24議案に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  全会一致であります。  よって、議案第74号から議案第97号までの24議案は同意されました。  次に、日程第8を日程第11とし、発議第5号を議題とします。  提出者の説明を求めます。  百上真奈君。 ○19番(百上真奈君)  ただいま議題となりました発議第5号、共謀罪の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正に抗議する意見書の提出については朗読をもって提案とさせていただきます。  政府与党は、去る6月15日の参議院本会議で共謀罪の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案を参議院法務委員会の審議、採決を省略するという異例の形で成立させました。組織的犯罪集団の定義や準備行為の概念も極めて曖昧なものであり、対象となる犯罪にはテロとは全く無関係なものも多数含まれています。また、捜査機関による恣意的な判断により、多数の国民が盗聴や監視の対象となるおそれがあり、思想・信条の自由等の基本的人権の制約につながることが懸念されます。国民への丁寧な説明や、国会審議における政府側の答弁も不十分な中、異例の手続によって強引に採決を行ったことは極めて遺憾であります。よって、本市議会は、政府に対して共謀罪の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正に抗議するとともに、強く猛省を求めるものです。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成29年6月26日、三重県伊賀市議会  衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、法務大臣宛て。  以上、議員の皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(空森栄幸君)  説明に対し、御質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑なしと認めます。  お諮りします。本案については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  御意見ありませんか。  宮﨑議員。 ○6番(宮﨑栄樹君)  発議第5号に対しまして賛成の立場から討論させていただきます。  6月15日参議院本会議において、テロ等準備罪、いわゆる共謀罪法案を含む組織犯罪処罰法改正案が強行採決され、成立しました。この法律は自民党政権時代に過去3回提出されましたが、当時は深く掘り下げた議論が尽くされた結果、国民の強い反対や与党議員の反対があり、数の力で押し通すということなく廃案となったものです。  しかし、今国会で与党は委員会の採決をすっ飛ばすという通常の法律を通すときの手続を無視した異例な手段を取り法案を成立させました。これは学校法人加計学園をめぐる文書の問題で文科省が再調査に追い込まれ野党が攻勢を強める中で早期の国会閉会を優先する強行策に出たのは明らかです。数の力で腕力に物を言わせてプロセスも正義も全部踏みにじった強権的な国会運営は断じて許されません。また参議院の審議は17時間50分と不十分であり、法案をめぐる疑問と危惧は一向に解消されていません。首相は丁寧な説明と繰り返していましたが、説明不十分という国民の8割近くの声を一顧だにしませんでした。  共謀罪は実際に犯罪がなくてもその話し合いをし準備を意図したと思われる行為があるだけで取り締まるものであり、市民の人権や意見を広く侵害するおそれがあります。また捜査機関の判断で一般市民も捜査の対象になることは明らかです。与党議員からは原発の廃止を訴える人は一般人じゃないという趣旨の発言がありましたが、原発反対の人が共謀罪の対象になるという表現だと考えると、彼らが目指しているのは多様な言論を認めない圧倒的な管理国家、警察国家だということです。つくるプロセスも中身も民主主義を否定した法案が成立したことに政府へと強く抗議をしていくべきです。  以上のことを申し上げて発議第5号に対する賛成討論といたします。 ○議長(空森栄幸君)  山下議員。 ○8番(山下典子君)  発議第5号、共謀罪の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正に抗議する意見書について賛成の立場で討論させていただきます。  この改正で政府与党は委員会採決を省略する中間報告の手続を使って一方的に参院法務委員会の審議を打ち切り、本会議採決を強行しました。これは、日本の議会制民主主義への信頼をますます損なうものと考えます。そのことから、この意見書に対して賛成をさせていただきます。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見ございませんか。  森川議員。 ○14番(森川 徹君)  発議第5号に対して反対の立場で意見を述べます。  今回成立されたテロ等準備罪は全世界でテロが多発している現在の国際情勢において必要不可欠なものであると考えます。  まず、明らかに犯罪を犯すとわかっている集団があったとしても、これまでは逮捕及び処罰ができなかったわけでありますが、このような組織による犯罪を未然に防ぐことができることは言うまでもありません。  例を挙げますと、オウム真理教などがこれに当たります。多くの犠牲者が出た一連のオウム事件も当時からこの法律があれば犠牲者も出ずに済んだと思われます。今後行われる東京オリンピック・パラリンピックにおいても世界から見た日本のセキュリティを強固なものにし、テロの抑止力になることが期待されます。  そして2つ目の大きな理由として、国際組織犯罪防止条約への加入が挙げられます。この国際組織犯罪防止条約により、全世界と連携をとり、より多くの犯罪、テロを防いでいくことは現在の日本において喫緊の課題であります。  そもそも共謀とは特定の犯罪を実行しようという具体的、現実的な合意をすることを言い、犯罪を実行することについて漠然と相談したとしても共謀罪は成立しません。例えば飲酒の席で犯罪の実行について意気投合し、怪気炎を上げたというだけで共謀罪は成立しませんし、逮捕されるようなことも当然ありません。  つまり、本格的に組織犯罪を計画しない限り、共謀罪による逮捕はないということです。したがって、本意見書の文中にある多数の国民が盗聴や監視の対象となるおそれがあるということはあり得ないわけであり、このような意見書を出すこと自体が何かやましいことがある人だと言わざるを得ません。  犯罪資金のための金集めや犯罪を成功させるための組織拡大運動など極めて違法性が高く、実現する可能性が高い組織犯罪を計画した場合に限り適用される可能性があるわけです。  さらに、これも文中にある思想、信条の自由等の基本的人権の制約につながることが懸念されるとありますが、まずは国民の命が第一であり、国民の安全を確保するためにきちんとした手順で捜査が行われれば、思想、信条の自由等の基本的人権の制約につながることは断じてあり得ません。さらに、最近の世論調査では66%以上の国民が賛成をしているわけであります。  これまでるる申し上げたように、今後の国際社会との連携、テロや組織犯罪の未然防止、さらには犯罪被害者や遺族の方々のためにも、このテロ等準備罪が必要不可欠であります。以上のような理由から本意見書には賛同できず反対の立場をとります。 ○19番(百上真奈君)  議長、異議を申し上げます。 ○議長(空森栄幸君)  異議、これ今は御意見で言うてるあれですから、異議とかそういうのは。  百上議員の発言の取り消しの動議に対して、森川議員は発言を取り消しませんか。  森川議員。 ○14番(森川 徹君)  私自身は撤回するつもりは現在のところございませんが、議運等で諮っていただければと存じます。 ○議長(空森栄幸君)  じゃあ、百上議員発言してください。 ○19番(百上真奈君)  今、森川議員の反対討論の中で、こういった意見書を上げることを求める人、そういったことを言う人がまさに悪いことを考えているような、私は今ちょっと文章を見せていただきたいんですけれども、そういったことを発言されました。  私は、私という人間をまさに否定されたという思いで怒り心頭です。言葉もまさに印象操作にも通じるような、そういった内容でもありましたので、この本当に神聖な議場の中で、討論の中であっても、そういった言葉を発言することは私は議会人として本当に許すことはできません。ですので、しっかりとこのことについては撤回を求めたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  暫時休憩します。            (午後 2時42分 休憩)           ―――――――――――――――            (午後 3時16分 再開) ○議長(空森栄幸君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  先ほど百上議員からの森川議員の発言に対する抗議について、議会運営委員会で協議をいただきました。その結果、議長においても一部不穏当と認められる部分がありますので、その発言の取り消しを命じます。  森川議員。 ○14番(森川 徹君)  先ほどの発言の取り扱いについては議長の指示に従いたいと思います。 ○議長(空森栄幸君)  他に御意見ございませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御意見なしと認めます。
     よって、採決に入ります。  発議第5号に賛成の方の起立を求めます。             (賛 成 者 起 立) ○議長(空森栄幸君)  起立少数であります。  よって、発議第5号は否決されました。  次に、日程第9を日程第12とし、報告第9号から報告第13号までを一括して議題とします。  当局の説明を求めます。  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  ただいま上程の報告第9号から報告第13号までの地方自治法指定法人の経営状況を説明する書類の提出について報告します。  地方自治法第221条第3項の法人であります株式会社俳都ピア、伊賀市土地開発公社公益財団法人伊賀文化都市協会一般社団法人大山田農林業公社及び有限会社大山田ファームの平成28年4月1日から平成29年3月31日までの間における事業の決算に関する書類を、同法第243条の3第2項の規定により別冊のとおり提出したいと思います。  まず、報告第9号の株式会社俳都ピアの決算概要です。  営業収支で1,040万3,160円の損失を生じています。営業外収入では24万2,485円となり、経常損失から法人税等を差し引いた当期純損失は1,127万5,673円となりました。前年度までの繰越利益剰余金1億1,588万5,616円に当期純損失を差し引きまして、合計1億460万9,943円を次期繰越利益剰余金としています。  続きまして、報告第10号の伊賀市土地開発公社の決算概要です。  現在、公社が保有している土地は小学校給食センター用地で、平成28年度には府中保育園用地の取得及び処分を行っております。また決算としては、収益的収支については収入が1,197万1,336円、支出が1,184万2,453円で、差し引き12万8,883円の当期純利益を得ました。これに前年度繰越利益剰余金1億3,329万2,486円を合わせまして、合計1億3,342万1,369円を次期繰越利益剰余金としています。  続きまして、報告第11号の公益財団法人伊賀文化都市協会の決算概要です。  平成28年度財務諸表は消費税込みの方式により処理していまして、収支決算としましては、経常収益の合計は5億4,600万9,306円で、その内訳は公益目的事業会計で5億901万6,392円、収益事業等会計で580万789円、法人会計で3,119万2,125円となっています。経常費用の合計は5億5,054万1,671円で、その内訳は公益目的事業会計で5億1,612万3,021円、収益事業等会計で322万6,525円、法人会計で3,119万2,125円となり、当期経常増減額は453万2,365円の減額となっています。このことにより、一般正味財産期末残高は1億9,850万9,964円となり、指定正味財産期末残高2億5,668万9,188円を合わせて、正味財産期末残高は4億5,519万9,152円となっています。  続きまして、報告第12号の一般社団法人大山田農林業公社の決算概要です。  当期の事業活動収入計が7,632万8,647円、事業活動支出計が7,904万6,895円で、当期の事業活動収支差額は、マイナス271万8,248円となりました。これに、前期繰越収支差額、マイナス816万3,644円を合わせまして、マイナス1,088万1,892円を次年度に繰り越しています。正味財産増減計算書では、当期一般正味財産増減額は、マイナス271万8,248円、一般正味財産期首残高が8,253万5,021円となっていますので、その結果、一般正味財産期末残高は7,981万6,773円となりました。  最後に、報告第13号の有限会社大山田ファームの決算概要です。  営業損失金額では111万6,068円となり、営業外収益については227万1,777円の利益となりました。これらを合わせまして、当期純利益金額は114万6,949円となり、繰越利益剰余金は1,065万9,828円となりました。  以上、報告をいたします。 ○議長(空森栄幸君)  説明が終わりました。  説明に対し、御質疑、または御意見ありませんか。  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  株式会社俳都ピアについてお聞きします。  2ページの貸借対照表、それの流動資産の中で、立てかえ金(工事)3,780万8,327円。続きまして未収入金・賃借料670万5,460円。これについて説明してください。 ○議長(空森栄幸君)  財務部長。            (財務部長 田槙公博君登壇) ○財務部長(田槙公博君)  失礼いたします。財務部の田槙でございます。  立てかえ金(工事)3,780万8,327円につきましては、俳都ピアに入っていただいておりますテナントの入居当時の改装工事の立てかえ金となっております。また未収金670万5,460円につきましては、テナントの賃料、公益費等の未収金になっております。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  この今の2つの、我々からいうと資産です。資産の回収方法が決まっておれば、決まってなければどのようにしていくか、お答えください。 ○議長(空森栄幸君)  財務部長。            (財務部長 田槙公博君登壇) ○財務部長(田槙公博君)  失礼いたします。立てかえ金につきましては、テナントさんの売上に応じての返却ですとか、そういった一定のルールのもとに立てかえ金のほうは回収は順次されております。  未収金につきましても大口が2件ございまして、どちらも分納誓約をいただいております。1件は昨年退居されましたところですけれども、分納誓約どおり回収させていただいております。もう1件のほうは分納誓約を分をいただきますと当月分といいますか、現年分が入らないといった状況等になっておりますので、回収に力を入れていきたいと思っております。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  今の立てかえ金の分については売上で回収する契約を結んでいるということなんですか。この部分というのはどれぐらいのスパンで回収可能になってるのか、その収支計算を今出せなければ、次のときに収支、債権の回収見通し含めたものを提出してください。  それとともに、3ページの法人税、住民税、事業税等が非常に高いと、この部分については資本金が高いというお話でした。それを見てますと、今資産のところで普通預金が2,300万、定期預金3,700万、6,000万、今、言うたら余り動かないお金として残ってます。資本金がそんだけ今2億何千万もありますけども、減資するつもりはないんですか。 ○議長(空森栄幸君)  財務部長。            (財務部長 田槙公博君登壇) ○財務部長(田槙公博君)  失礼いたします。資本金の件につきましては、伊賀市の監査におきましても指摘を受けております。そうしたことを俳都ピア役員会のほうに報告をさせていただきまして、今そういったことで協議をさせていただいているということでございます。 ○議長(空森栄幸君)  中谷議員。 ○18番(中谷一彦君)  これもいつまでに協議して、議会に報告するかちゃんと示してください。お願いします。 ○議長(空森栄幸君)  他に御質疑、御意見等はございませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(空森栄幸君)  御質疑、御意見なしと認めます。  よって、報告第9号から報告第13号までの5件について、説明のとおり御了承願います。  以上で、本定例会に付議されました案件は、全て議了いたしました。  去る6月5日に開会しました、平成29年第4回伊賀市議会定例会は、これをもって閉会いたします。  長らくの慎重審議、ありがとうございました。            (午後 3時27分 閉会)           ――――――――――――――― 地方自治法第123条第2項の規定により次に署名する。              議  長   空 森 栄 幸              議  員   福 村 教 親              議  員   宮 﨑 栄 樹...