伊賀市議会 > 2016-06-20 >
平成28年産業建設常任委員会( 6月20日)
平成28年教育民生常任委員会( 6月20日)

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  1. 伊賀市議会 2016-06-20
    平成28年教育民生常任委員会( 6月20日)


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    平成28年教育民生常任委員会( 6月20日)             教育民生常任委員会会議録   1.開催日 平成28年6月20日 2.場 所 市議会第1委員会室 3.出席者 中谷一彦、森川徹、生中正嗣、中井洸一、田山宏弥、森正敏、岩田佐俊 4.欠席者 なし 5.理事者 西堀総務部長山本総務部次長秘書課長宮崎財務部長稲森健康福祉        部長、田中健康福祉部次長医療福祉政策課長野口教育長児玉教育委        員会事務局教育次長松本伊賀支所長地域振興総括監風早島ヶ原支所        長(兼地域振興総括監振興課長)、松本阿山支所長地域振興総括監、        福永大山田支所長地域振興総括監森永青山支所長地域振興総括監、        前田総務課長中岡こども未来課長濱村保育幼稚園課長奥介護高齢福        祉課長、横尾地域包括支援センター所長中井健康推進課長馬場教育総        務課長、前山教育委員会事務局参事(兼生涯学習課長中央公民館長、上        野公民館長いがまち公民館長上野図書館いがまち分館長)、澤田学校        教育課長狩野文化財課長福永阿山公民館長(兼生涯学習課副参事、上        野図書館阿山分館長)、堀こども未来課副参事兼こども家庭係長、太田健        康推進課副参事 6.事務局 なし 7.案  件 1.議案第115号 伊賀市保育所条例の一部改正について
           2.議案第116号 伊賀市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基                  準を定める条例の一部改正について        3.議案第117号 伊賀市予防接種健康被害調査委員会条例の一部改正                  について        4.所管事務調査          (1)放課後や週末などを利用した公的支援による児童育成活動の実             施状況について          (2)学校運営協議会制度実施状況について 8.会議の次第             (午前 9時56分 開会) ○委員長(中谷一彦君)  おはようございます。時間少しありますけども、皆さんおそろいのようなので、教育民生常任委員会を開催したいと思います。  本日、ただいまの出席数は7名、会議は成立しました。  会議録署名委員に、中井委員、お願いいたします。  本委員会に審査を付託された案件は、議案3件です。  議事進行に御協力いただきますようお願いいたします。  それでは、議案の審査に入ります。  既に本会議において議案に対する一定の説明がなされていますので、このことを踏まえた審査となるように委員及び当局の皆様の御協力をお願いいたします。  なお、説明者は所属、氏名を述べてから御発言ください。  まず、議案第115号、伊賀市保育所条例の一部改正についてを議題とします。  補充の説明はありますか。  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  保育幼稚園課、濱村です。よろしくお願いいたします。  失礼いたします。ただいま議題としていただきました議案第115号、伊賀市保育所条例の一部改正について説明いたします。  改正の理由ですが、まるばしら保育所は昭和31年に地域の保育所として設置されましたが、ここ近年は少子化等により入園児童数減少傾向をたどっています。子供の少ない保育所では、子供の社会的な発達を促す健全な集団保育を保証することが困難となることから、これまで保護者や地域の方々と話し合いを重ねてきた結果、平成29年3月31日をもってまるばしら保育所を廃止することで御了解をいただいたところでございます。  改正の内容ですが、別表においてまるばしら保育所を削除するものでございます。この条例は平成29年4月1日から施行することとしております。  よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。 ○委員長(中谷一彦君)  説明に対し、御質疑ありますか。  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  少し確認のために質問しておきたいと思います。私は地元に居住しております者ですので、特に3年ほど前からこの問題については当時のこども家庭課長あるいはまた当局の話、並びに地元のいろんな保護者も含めての話を聞いてきましたけども、最終的にこういうふうな状況になることについて私も一定理解もしていますし、特に廃止は真正面から反対だということで異議を唱えるつもりはないんですが、ほかの保育所つまり直近ですと柘植保育所、柘植第二保育所が統合されました。そのときには特に議会からも異論とかそれなりの大きな質問もなかったように記憶しているんですが、このまるばしら保育所に関しましては、保護者とかかなりの意見としてはほかの保育所と少し違う環境があります。どういうことかといいますと、まるばしらというのは御承知のように伊賀焼の産地ですので、窯元も多数ございます。そこへ他地域から若い世代で伊賀焼を習得なり修行したいということで、子連れでそこへ空き家があれば住みたいし、住めれば特に小さい子供を持つ親御さんたちは、地元で見ていただきたいというような要望が幾つか過去にもありましたし、今後もあるやに聞いてます。そのような意見を育友会つまり保護者会のほうからも当局のほうへはあったと思うんですけども、そういう意見が常にあったということで、本来であればもう少し早く閉所したいという当局側の希望もあったように承っているんですけども、6人ということになれば、今現在一人ふえて7名のようですけども、やむを得んということになったと思うんですけど、その辺のいきさつを特に私以外の教育民生常任委員会の委員さんも御存じじゃないとこもありますし、私も知らないとこもあると思いますので、もし課長のほうでここで簡単にと言いますか、ある程度経緯を、ここに至った経緯をもう少し保護者会あるいは地元との折衝の内容を、時系列で説明していただけませんか。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  まるばしら保育所閉所に承諾いただいたその経緯でございますけれども、まず平成27年の6月10日に保護者に協議をいたしました。このときには地域の人口ですとか、入所の児童の推移等によりまして御説明させていただきましたが、皆さん反対という状況でございました。6月19日に地区住民に説明、協議を行いました。閉所に反対の意見が多数でございましたけれども、保護者の意見を尊重するということの御意見をいただいております。その後9月18日に保護者説明会、同じく11月12日に保護者に協議を行いましたけれども、理解は得られませんでした。しかし市としましては、もう一度再考をお願いしたいということで次の協議をお願いしておりました。11月の25日でございますが保護者のみの協議が行われまして、そこにおきまして平成28年度末まで存続してほしいということで御意見をまとめていただきました。それをもちまして翌年1月28日保護者様と協議を行いまして、閉所を平成29年3月31日にするということで御了承をいただきました。それをもちまして2月の8日まるばしらまちづくり協議会役員と協議を行いまして、保護者との協議を説明させていただき平成29年3月31日での閉所を承諾いただいたというのが経緯でございます。  以上でございます。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  今の説明は結果だけをたんたんと説明していただいたんですけど、そうやなくて11月の25日つまり直前の11月の会議でまで全員反対やということが、11月の25日に保護者のみの会議で仕方ないと、賛成とは言わんまでも仕方ないということやと私は理解してるんですけど、そうなったということはそう簡単に直前までみんな反対って言うてたのが、理解得られたとそう簡単に得られるはずがないと私は思ってますので、それは当局側から何とかお願いしたということなのか、いやいややっぱり子供のことを考えると幼児教育のことを考えると、数名とかそんな人数では将来の子供のためにはならないよというようなことを保護者が理解を示したのか。その辺もう少しちゃんと幼児教育という観点に立って、子供の観点に立った説明をしていただけませんか。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  失礼いたします。先ほど9月の18日に説明をさせていただいたということなんですけれども、そのときの話し合いの中身としましては10月の保育所の入所の申し込み状況を見て、また御協議をいただくということでございました。次いで11月の12日に保護者協議をしたときには来年度の子供の入所の見込みが6名ということでございましたので、やはり6名では集団保育をやっていけないというふうなことのお話をさせていただいて、再考いただいた後御承諾いただいたという形になっております。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  私が冒頭に言ったほかの保育所とはちょっと環境が、条件が違うということを言ったんですが、その辺についての議論といいますか、意見といいますか、どの程度出ましたか。恐らくあなた以前の課長さんには、かなり地元の保護者会は言ってたと思うんですけど、それ引き継いでおられますか。 ○委員長(中谷一彦君)  健康福祉部次長。 ○健康福祉部次長医療福祉政策課長(田中 満君)  失礼いたします。健康福祉部田中でございます。私昨年度こども家庭課の課長をさせていただいておりまして、先ほど濱村が申し上げましたその場に常におりまして、保護者の皆様といろいろ話をさせていただきました。それ以前の状況も前任の課長なりからも聞かせていただいております。それで、先ほど中井委員がおっしゃっていただきました他地域から勤務等に来られている方もお見えという話も平成27年度協議の中で話をいただきました。ただ、私ども一貫して保護者の方に申し上げてきましたのが、集団保育の重要性というところを一貫して申し上げてきまして、それで保護者の方と言われましてもあの当時で6、7名ぐらいの方やったかなと思うんですけども、反対される方は今までやってきた保育所を続けてほしいと一貫しておっしゃっていただいておりましたし、その場で発言はなかったんですけども後から私ども何度も繰り返して集団保育の重要性というところを申し上げてきた中で、考えも変わっていただいて保護者だけの話し合いの中でこのような御了解をいただいたと考えております。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  質問はこのぐらいにしておきます。意見は最後の答弁後に・・・ ○委員長(中谷一彦君)  生中委員。 ○委員(生中正嗣君)  ちょっと教えてください。このまるばしら保育所廃止ということになりますと、伊賀市としてどれぐらい運営経費といいますか、経費削減になるのか教えていただけますか。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  失礼いたします。保育所の経費ですけれども、人件費、物件費、それから光熱水費等がございますが、まるばしら保育所では所長ほか正規職員2名、臨時職員1名を配置しております。しかし正規職員におきましては閉所になりましても他の保育所へ配置されるということがございます。もし伊賀市全体の保育士の数がそのままと仮定すれば、臨時職員3人が削減できるということになります。そこで想定をしますのが約771万円程度の削減になるのかなと考えております。また光熱水費など物件費につきましては、建物の維持管理上、閉所しても全てが不要になるというわけではございませんけれども、150万円程度削減できるというふうに考えております。 ○委員(生中正嗣君)  ありがとうございます。すぐ職員さんもお辞めになられるということはないと、臨時職員さんだけということですけれども、いずれ伊賀市全体を考えれば何年後にはこれ一つ減るということでございますね。さらに今でざっと900万円ちょっと、そこへプラス人件費2人分入れますとかなり削減をされるんじゃないかと。  そこでもう一つ聞きたいのは、これ先日の同僚委員の質問の中で表をいただいた公立保育所の現状、児童数の。今18公立あって、ほかに社会事業協会が所管するとこもあるんですけども、特に公立の中でも定員数40名で現在11名というところもあるんですよね。今後市としてこういうところも含めて統廃合なり、そういうことはお考えになっておられるのか。今もう協議中なのか、そこら辺はいかがですか。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  保育所の統廃合につきましては、伊賀市の子ども・子育て支援事業計画保育所の統廃合、民営化による再編整備の推進という項目で具体的な保育所の名前は記載してございませんけれども、小学校区、保育所の規模等を考慮し、統合・民営化による再編を進めると記載しているところでございます。現在、児童の数が減っている園もございますけれども、市街地の申し込みの多い園の受け皿になっているところもございますので、今後またそれも含めて検討していきたいと考えております。 ○委員長(中谷一彦君)  生中委員。 ○委員(生中正嗣君)  最後1点だけ。先ほど申し上げたように公立の保育所とそれから社会事業協会指定管理している分があるわけですが、将来例えば一つの地域で公立と社会事業協会の園・所があった場合、これは全体に一つになるという可能性もあるんですか。そんな考え方というのはございませんか。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  今お尋ねの公立と私立の件でございますけれども、現在計画されておりますのは府中保育園が平成30年4月1日に、公立の佐那具保育所と私立の府中保育園を統合させるということで計画していることはございます。 ○委員長(中谷一彦君)  生中委員。 ○委員(生中正嗣君)  最後と言うたんですけど、その場合やはり指定管理というか運営は社会事業協会ということになるんですか。逆に市ということになるんですか。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  新しい府中保育園につきましては、社会事業協会に運営をしていただくことになっております。 ○委員(生中正嗣君)  ありがとうございます。 ○委員長(中谷一彦君)  他に。  副委員長。 ○委員(森川 徹君)  この全員協議会でも申し上げさせていただいたんですけれども、まるばしら保育所がなくなることによって他の保育所がふえる。恐らくあやま保育所がふえると思うんですよ。あやま保育所がふえたときに、前回一般質問で言わせてもらいまして、一般質問でこの115号のことは言えへんかったので、あえて言わへんかったんですけれども、まるばしらがなくなることによってあやま保育所がふえる。それはもちろんわかってらっしゃると思うんですよね。僕が一般質問でさせていただいた内容、保育士が足りない、教室が足りない、そういう状況はあやま保育所はまさにその状況なんですよね。今この正規職員2名、臨時職員1名、削減したら700何万円かが浮いてくるというお話やったんですけれども、その教室不足を含めてなんですけれども、職員さんを配置するとか、あやま保育所を手厚くするとかそういう予定はあるのかないのか教えてください。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  あやま保育所の職員の配置ということでございますけれども、現在としましては来年度の申し込みを受け付けてみないことには何とも申し上げられないところではございますけれども、まるばしら保育所の子供さんらの大部分が行かれるというふうに想定しますので、最大限の職員の確保と努力はいたしたいと考えております。
    ○委員長(中谷一彦君)  副委員長。 ○委員(森川 徹君)  お願いします。もちろん職員さんもですけれども、ハード面の部分もこれまた難しい問題やと思うんですけど、なるべく保護者の方々、子供たちの思いに沿えるような形で実現していただきたいなと思うので、お願いしておきます。  それともう1点、まるばしら保育所閉園した後、保護者の方々からその保育所の跡地をこういうことに利用してほしい、例えば子育ての何かにしてほしいとか、そういった声が出ているのかお伺いします。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  地域の中ではいろんなお話があるようですけれども、私どもとしてはまだこれというものは聞かせてもらっておりません。これから地域の方、それから阿山支所さんと協議を重ねて、今後に生かしていきたいと考えております。 ○委員長(中谷一彦君)  副委員長。 ○委員(森川 徹君)  行政の案は。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  行政の案としては今のところ持ち合わせておりません。 ○委員(森川 徹君)  なるほど。 ○委員長(中谷一彦君)  他に御質疑ありませんか。  なければ、委員外議員から質疑があるようですけど、認めてよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員外議員(百上真奈君)  お聞かせいただきたいんですけれども、この国の保育制度が新しく変わりまして、待機児童対策として位置づけであるんですけれども、小規模保育所というものがあります。これは、3歳未満のしかも待機児童解消のための制度でありますので、特に0歳から2歳までの入れない子供たちのための国の制度として位置づけられたわけですけれども、一方では地方例えばまるばしらのように、伊賀市もそうですが子供たちが減っている地域において、それを活用できるのではないかということも一方で言われているわけなんです。特に今の冒頭の委員さんの話によりますと、今後その移住者を伊賀市でふやしていこうというようなお考えを持っておられる中で、とりわけまるばしらがそういった先進的なというか地域ぐるみでそういったこともされているということも聞いております。そういった意味では若い世代を安心して受け入れる地域づくりの一環としても、保育が安心してできる条件を整えるということは大変大事やと思っていますが、この待機児童対策としての小規模保育所ではありますが、この活用等今後も含めてもしかしたら必要かもわからない。その中にはいろんな問題があるんですけれども、地域に安心して保育できる場がなくなっていくことをみすみす見過ごすわけにはいかないような状況になったときにはどうなのかということを、一応市として今の段階の考えをお聞かせください。 ○委員長(中谷一彦君)  一応まるばしら保育所の問題なんです。その辺踏まえてお答えしてください。それ以外のことは結構ですので。  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  小規模保育所につきましては、今まだ伊賀市では事業を実施しておりません。今のところ、もしそういうことが出てくれば検討させていただくというところでございます。 ○委員長(中谷一彦君)  ほかに御質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(中谷一彦君)  質疑はないようでございます。討論に入ります。御意見ありませんか。  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  賛成をさせていただきます。ただ、先ほども言いましたように次の議案にも小規模保育所のことがありますので、そのときまた言いますけども今副委員長からも発言あったように、まるばしら保育所をどういう形で今後、せっかくのああいう立派な施設を利活用していくかということは非常に大事なことですし、長年幼児教育を担ってきた施設ですので、近隣には諏訪保育所も2年前に閉所されましたし、そういった今後子育てということに関しては非常に有効な施設であることには違いないと思います。もし、ほかに利用するのであればかなりリニューアルあるいはリフォームしてしまうと、幼児教育のためにはならないような施設になる可能性もありますので、その辺も当局のほうでは十分に踏まえた上で今後の利活用を考えていただきたいということを意見として言わせていただきます。 ○委員長(中谷一彦君)  他に御意見ありませんか。  ないようです。採決に入ります。  議案第115号に対し、原案どおり可決すべきものと決することに賛成の方の挙手をお願いします。               (賛 成 者 挙 手) ○委員長(中谷一彦君)  全会一致でございます。よって、議案第115号は、原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第116号、伊賀市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題とします。  補充の説明はありませんか。  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  失礼いたします。ただいま議題としていただきました議案第116号、伊賀市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について説明いたします。  本条例は子ども・子育て支援法等の施行に伴い、家庭的保育事業等の認可が市町村業務となったことにより、運営基準等を定めたものでございます。現在、伊賀市では家庭的保育事業は実施しておりません。今後これらの事業が必要となった際に実施していく予定です。  改正の内容ですが、国が定める家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準に一部改正があったことから、同改正内容によった市の基準の一部改正をしようとするものです。お手元の資料、新旧対照表をごらんください。1点目は建築基準法施行令の改正に伴い特別非常階段に係る規制が合理化されたことにより、小規模保育事業所A型及び保育所型事業所内保育事業所における避難用階段の規程について改正を行うものです。  資料の1ページをごらんください。29条は小規模保育事業所A型に関する改正の内容でございます。資料の2ページをごらんください。44条は保育所型事業所内保育事業所に関する改正内容となっております。  2点目は保育士不足の解消に向け、保育士の配置基準の一部について弾力的な運用を可能とするため、国の基準により小規模保育事業所A型及び保育所型事業所内保育事業所における保育士数について特例を設けるものでございます。資料の3ページをごらんください。附則第6項には朝夕の保育士配置の弾力化、附則第7項は幼稚園教諭及び小学校教諭の活用、4ページをごらんください。附則第8項には加配人員における保育士以外の人員配置の弾力化、附則第9項には登録保育士の一定数の確保についての規程を追加しております。  なお、この条例は公布の日から施行することとしております。  よろしく御審査いただきますよう、お願い申し上げます。 ○委員長(中谷一彦君)  説明が終わりました。  説明に対し、御質疑ありませんか。  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  ちょっと私勉強不足で申しわけない、教えてください。小規模保育事業所A型ってあるんですけど、これはA型のほかにB型、C型ってあると聞いてるんですけど、この違いをまず説明してもらうことと、それからこういうふうに分けられた理由がどういうわけで、こう分けられたのかその辺をちょっと教えていただけませんか。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  小規模保育事業所の区分けについてですけれども、小規模保育事業所につきましては定員6人以上19人以下の小規模な保育施設で保育を提供する事業となっております。A型、B型、C型につきましては人数の加減によりまして20人未満のものが、ちょっとすいません。  失礼しました。A型につきましては定員を6人から19人で、保育者は原則として全員保育士となっております。B型につきましては定員を6人から19人。保育者は原則として2分の1以上が保育士、その他は所定の研修を修了した保育従事者となっております。C型につきましては定員を6人から10人。保育者は原則として市の研修を修了した家庭的保育者となっております。  以上でございます。 ○委員(中井洸一君)  どうしてこういうふうに分けたか、理由もしわかれば。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  国のほうで定員の数によりまして、保育所に近いものから家庭的保育に近いものまで3種類をつくられたというふうになっております。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  そうすると、伊賀市ではまだこの小規模保育事業というのはやってないということなんですが、これ26年に条例制定されてますからもう2年たってます。そういったことが伊賀市では現時点ではまだ検討中なのか、あるいは検討したけどまだ有効じゃないとかあるいはそういう判断されたので、まだ現在実施に至ってないのか、そこら課としてはどういう判断ですか。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  市におきましては、認可保育所を中心に保育のほうを実施しようということで考えております。ただ、民間事業者からこのような問い合わせなり申し込みがありましたら、それは検討していきたいというふうに考えております。したがって今まだ民間事業者から申し出等ございませんので、検討はまだしていないところでございます。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  民間事業者へはこのような、国がこういうような小規模事業保育所という事業をやろうということをもっと啓蒙とか啓発とか、十分民間業者でも熟知しているんかなとは私は思っているんですけど、市のほうからこういうことどうでしょうかという、そういう働きかけといいますか、啓蒙・啓発はされていますか。 ○委員長(森 正敏君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  一般の方といいますか、市内全域に向けては国のほうが啓発しているものということで考えておりますが、伊賀市には企業所内保育事業所がございまして、そこにはこういうことがございますという話をさせていただきながら、今まだちょっと早いですとかいう御相談は現在受けております。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  そうすると、先ほどの議案であったまるばしら保育所なんかは今現在7名おるんですけども、6名から一人ふえたんですけど、ニーズとしては少ないながらにもある、潜在的にはあるかなと思ってます。そういった場合、この議案の中における小規模事業保育ということをもしやろうとすれば、今現在閉園となろうとしているまるばしら保育所を民間なりあるいは地元なり、これはいろいろ保育士の基準とかちょっと緩和されたようですけども、こういうことが実現可能なのかどうか、当局としてはどう考えられてます。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  失礼いたします。小規模保育所ですけれども、基本的に0歳から2歳までの子供を保育するということになっておりまして、現在まるばしら保育所にいる児童につきましては2歳児が2名ということになっております。ただ、そのような申し出がございましたら、一度検討はさせていただきたいと思っております。 ○委員(中井洸一君)  結構です。 ○委員長(中谷一彦君)  生中委員。 ○委員(生中正嗣君)  ちょっと1点すいません。今の関連してですけど、先ほどA型、B型、C型言っていただきました。A型は全員が保育士、B型は2分の1保育士ですか、3つ目C型が家庭的な保育支援者ですか、それはどこで区分けするんですか。定数は6人から19人は決まってるんですね。どこでこの事業所はA型で、ここはB型で、どうやって分けるんですか。申しわけない、教えていただけません。 ○委員長(中谷一彦君)  資格の問題やね。
    ○委員(生中正嗣君)  資格の問題だけということは、資格によって当然経費というか人件費、報酬は違ってくるということで理解させていただいてよろしいですか。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  委員さんおっしゃられましたように、A型、B型の違いについては保育士の配置基準ということでございます。事業者さんがこの形をしたいというふうな形で申し出ということで、その形に応募されるということになると思います。 ○委員長(中谷一彦君)  森委員。 ○委員(森 正敏君)  この条例改正で例えば近所の子供たちを2人か3人集めて、保育士の資格を持つ家庭的保育者というのがありますね。この方が市のほうへ申請をした場合、認めていくわけですか。例えば家庭的保育者というのは6カ月から3歳未満の子供を預かるということで、一人で3名までいけるわけですね。補助をつけたら5人までいけるわけですから、その辺の申請があれば市として認めていく、名張市はどうなってるんかな、名張市さんはやってると思うんだけど。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  失礼します。家庭的保育事業等を実施していただくには、市の認可を受けていただく必要がございます。認可につきましては、担当課において受付、申請を行った後、庁内の少子化対策町内連絡会議、それから庁外の審議会である少子化対策推進委員会において審議いただくことを計画しております。名張市においては実施をされておりまして、2件ほどあるというふうに聞いております。 ○委員長(中谷一彦君)  森委員。 ○委員(森 正敏君)  申請を出せば、可能なんですね。だめというわけじゃないんですね。町内でずっと討議して最終的にOKという話ができるんですね。 ○委員長(中谷一彦君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  現在保育所のニーズがございまして、それに対して確保の方策の量がございます。現在御存じのとおり、伊賀市の保育所は認可定員数が多いものですから供給のほうが過剰のような状況になっております。その場合において新たに家庭的保育事業を認可していくかどうかというのは、少し検討が必要かなというふうに考えております。ただし、認可できないということではございませんので、今後の検討とさせてください。  以上でございます。 ○委員(森 正敏君)  了解。 ○委員長(中谷一彦君)  他に御質疑ありませんか。  ちょっと僕のほうから質問させてください。  0から2歳のニーズがないということなんですか。これは基本的には0から2歳の方のお話ですやんか。0から2歳に今の課長のお話やったらニーズがありませんと、入れてくださいというニーズ、私は聞いてんのではね、たくさんのところから0、2歳が預けられないと聞いてるんですけど、今のお答えちょっとおかしい。聞きはったというのはどのような経緯で聞きはったんですかね。教えてください。  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  先ほどのニーズ量と確保方策の話でございますけれども、子ども・子育て支援事業計画を策定した際にアンケート調査を行いまして、それについて保育の必要な方のニーズということを出しております。それの数値におきましては今のところ供給のほうが過剰というふうな形になっておりまして、当然これは年々変化していくものと考えておりますので、そこはまたその時点において検討いたしたいと考えております。 ○委員長(中谷一彦君)  今のお答えやといつ調べた結果ですか。毎年調べてるんであればその経緯を時系列に並べてもらえますか。  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  先ほど申し上げましたニーズ調査の結果につきましては、平成25年度に実施したアンケート調査の結果でございます。 ○委員長(中谷一彦君)  今25年から3年経過しているわけですよね。その部分というのはしっかり数字をとらまえてほしい。  もう一つ、これをやるにあたっては市の研修を修了したということなんですが、市が研修する制度というのはもうつくっておられて、当然開催されてないと思うんですけども、その研修制度自体はもうおつくりになってるのかどうか教えてください。  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(濱村 昭君)  現在市ではまだ実施はしておりません。 ○委員長(中谷一彦君)  ほかに御質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(中谷一彦君)  御質疑なしと認めます。  それでは討論に入ります。御意見ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(中谷一彦君)  ないようです。採決に入ります。  議案第116号に対し、原案どおり可決すべきものと決することに賛成の方の挙手をお願いします。               (賛 成 者 挙 手) ○委員長(中谷一彦君)  全会一致でございます。よって、議案第116号は、原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第117号、伊賀市予防接種健康被害調査委員会条例の一部改正についてを議題とします。  補充の説明はありませんか。  健康推進課長。 ○健康推進課長(中井芳子君)  健康推進課、中井です。よろしくお願いいたします。  ただいま議題となりました議案第117号、伊賀市予防接種健康被害調査委員会条例の一部改正について御説明いたします。  予防接種健康被害調査委員会は市が実施しました予防接種により、健康被害が発生した場合に開催いたします。調査委員会では健康被害に係る疾病の状況や診療内容、検査等から調査いたしまして医学的な見地や法的な見解から御助言をいただき、健康被害に対し適切かつ円滑な処理、対応を行うこととしております。また調査委員会の委員につきましては、本条例第3条に基づきまして委嘱し、現在医師2名、伊賀保健所長、顧問弁護士、健康福祉部長の5名で構成しております。  改正の内容ですが、お手元の新旧対照表1ページをごらんください。第3条第2項に掲げる委員のうち、第3号に規定する委員、顧問弁護士を弁護士に改めるものです。  改正理由につきましては、調査等に対しまして訴訟等の事案が発生した場合、一般的には市の代理人として顧問弁護士が対応することが原則であります。しかしながら、健康被害を受けたと申し立てる側にとりましては、将来的に訴訟を担当する可能性がある弁護士が委員に加わっていることで、審議の公平性に疑問を抱くケースも想定されます。このような事案を勘案いたしまして、当調査委員会の委員に顧問弁護士を委嘱することは好ましくないとの判断から委員構成の見直しを行うものでございます。  なお、この条例につきましては公布の日から施行することとしています。  以上で条例改正の説明を終わります。  よろしく御審査いただきますようお願いいたします。 ○委員長(中谷一彦君)  説明に対し、御質疑ありませんか。  森委員。 ○委員(森 正敏君)  一つだけ教えてください。この委員の報酬は皆一緒ですか。 ○委員長(中谷一彦君)  健康推進課長。 ○健康推進課長(中井芳子君)  はい。委員会の報酬と同じです。 ○委員(森 正敏君)  結構です。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  今回の趣旨はよくわかりました。ただ伊賀市たくさんある条例の中で、例えば訴訟に発展するようなための調査委員会のこういう条例というのは幾つかあるのかなと思って、ちょっと調べてないのでわかりませんけど。その中にも弁護士さんが委員として条例の中に規定されている条例があるんでしたら、そこらもちゃんと整合性つまり今回の条例改正のような形で顧問というそういう名称はなくて、単なる普通の弁護士というふうになっているのかどうか、そこらほかの条例は調査されていますか。 ○委員長(中谷一彦君)  健康推進課長。 ○健康推進課長(中井芳子君)  失礼します。伊賀市におきましては、弁護士となっている条例は1件ございます。そのほかに上山顧問弁護士さんが、入っていただいている件数としてはほかに4件ございます。顧問とついているのはこの条例のみでございます。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  わかりました。例えば医療過誤とかの訴訟なんかが一番可能性としてはあるんかなと思うんですけど、この場合はどうなんですか。病院関係の条例の中にはこういった調査する委員会というのはあるんですか。今ちょっと聞く相手がまずいんか。 ○委員長(中谷一彦君)  病院の場合のことですか。 ○委員(中井洸一君)  病院でもし、こういう調査をやらないかんということで、市が条例に基づいてこういう調査をやる義務があるのかないのかということを含めて。わからなかったらわからないで結構です。 ○委員長(中谷一彦君)  健康推進課長。 ○健康推進課長(中井芳子君)  失礼します。医療機関においての調査というのはちょっとうちでは把握していません。市が行った予防接種に関して何かあったときには、この調査委員会を開いて審査いただくというところです。 ○委員長(中谷一彦君)
     中井委員。 ○委員(中井洸一君)  予防接種が一番そういう訴訟に発展する可能性があって、市が主体的にやってる予防接種について、ちょっと間違いなり問題があったということについてはきちんと調査すべきやという観点からこういう条例が設置されているんですけど、健康福祉の分野でほかにそういうことは想定されませんか。この予防接種だけでいいんでしょうか。条例つくったということは、これだけを想定しているということなんでしょうけど、ほかにいろんな問題があると思うんですけど、健康福祉の分野においては。 ○委員長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(稲森洋幸君)  失礼します。全部その被害を想定するというようなことをしているわけではございませんけども、話としてはそういうクローズアップされていた部分があったということも現実としてはあると思います、こういう問題がということです。だから現状ではほかのものというのは想定していないということで考えていただきたいと思います。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  今後もしそういう問題が起こったときには考えるということなんでしょうかね。 ○委員長(中谷一彦君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(稲森洋幸君)  状況等見ながら、よその状況も調べさせていただいて、必要なものがないという状況はやっぱりよろしくないというふうに思っておりますので、市民の皆様が被害を受ける可能性があるものに関して、こういう委員会をつくっていく必要があれば考えてまいりたいというふうに思っております。 ○委員(中井洸一君)  はい、結構です。 ○委員長(中谷一彦君)  生中委員。 ○委員(生中正嗣君)  1点教えてください。この条例は19年に制定されているわけですね。その以後8年、9年ほどたつんですがこの委員会が開かれたという事例は過去にございますか。 ○委員長(中谷一彦君)  健康推進課長。 ○健康推進課長(中井芳子君)  失礼します。調査委員会を開いた経緯はございません。 ○委員(生中正嗣君)  ありがとうございます。幸いです。 ○委員長(中谷一彦君)  田山委員。 ○委員(田山宏弥君)  1点、新たに弁護士さんを選任するということでありますけれども、これは先に市としてこの弁護士にということを選定しておくのか、いやこういう委員会を開催するに当たって、その時点でどの弁護士さんにお願いするか選定するのか、その辺の考え方についてはどうなんでしょうか。 ○委員長(中谷一彦君)  健康推進課長。 ○健康推進課長(中井芳子君)  失礼します。先にこの条例をお認めいただきましたら、弁護士に委嘱をさせていただきたいと思います。いつ発生するかわからない状況ですので、委員としては委嘱させていただきます。 ○委員長(中谷一彦君)  田山委員。 ○委員(田山宏弥君)  その場合のどういう弁護士にお願いするという、市としての何か基準があるんですか。 ○委員長(中谷一彦君)  健康推進課長。 ○健康推進課長(中井芳子君)  特にございませんが、伊賀市にいていただく弁護士さんにお願いをさせていただきたいと思います。 ○委員長(中谷一彦君)  田山委員。 ○委員(田山宏弥君)  ちなみにですけど、伊賀市には弁護士さんは何名おられるんですか。 ○委員長(中谷一彦君)  健康推進課長。 ○健康推進課長(中井芳子君)  聞いておりますところは、顧問弁護士を含めて3名いらっしゃると聞いております。 ○委員(田山宏弥君)  はい、了解しました。 ○委員長(中谷一彦君)  他に御質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(中谷一彦君)  御意見ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(中谷一彦君)  ないようです。採決に入ります。  議案第117号に対し、原案どおり可決すべきものと決することに賛成の方の挙手をお願いします。               (賛 成 者 挙 手) ○委員長(中谷一彦君)  全会一致となりました。よって、議案第117号は、原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で当委員会に付託された案件についての審査を終了しました。  続いて、事項書に基づき、本委員会の所管事務調査を行います。  放課後や週末などを利用した公的支援による児童育成活動実施状況についてを議題とします。  配布いただいた資料について当局より説明を求めます。  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。生涯学習課前山でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、放課後や週末などを利用した公的支援による児童育成活動実施状況について説明をさせていただきます。  お手元のA4横版ですが、この資料をごらんください。学校の放課後や週末、夏休み、冬休みなどの長期休業日等を利用した児童生徒を対象とした活動につきまして、事業名、事業概要、実施内容等を一覧としてお示しをさせていただきました。  まず、放課後子ども教室推進事業でございますが、これにつきましては国の施策であります放課後子ども総合プランに基づくもので、放課後小学生を対象に学校の余裕教室や地域の公民館などを利用し、安心安全な居場所で地域の方の協力を得ながら多様な体験や交流をすることで、子供たちの豊かな人間性と地域コミュニティの充実を図る事業でございます。昨年度に継続いたしまして柘植、西柘植、古山、青山の4つの教室を開催し、週1回から多いところで3回、地域の方と交流をしながらさまざまな取り組みを行っております。特に柘植の教室では小林区ふれあいサロンという地域の集議所を活動場所としているため、もちつきや農作業体験など地域の方との交流であったり、西柘植では毎年俳句づくりやお茶の作法を学んだりしております。また、青山では放課後児童クラブに参加している子供が子ども教室の取り組みに参加するなど、学童と連携した取り組みも行っております。補助率は国、県、市それぞれ3分の1でございます。  次に地域による土曜日等の教育支援事業でございますが、これも国の施策であります土曜日の教育活動推進プランに基づくもので、小中学校を対象に土曜日を活用し地域の方の協力を得ながら、多様な体験や交流をすることで子供たちのコミュニケーション能力や規範意識をはぐくむ事業でございます。この事業は青山放課後子ども教室に取り組んでいただいております青山の本と人の交流の館、陽だまり文庫という団体が取り組んでおります。小学生を対象に田植えやしめ縄づくりなどの体験により、地域の歴史、文化を学んだり、また中学生を対象に障がいのある子供たちや外国の人との交流を図り、共生社会の大切さを学んでおります。補助率は国、県、市それぞれ3分の1でございます。  次に、青少年健全育成事業につきましては青少年の健全育成を図ることを目的に、旧市町村単位で組織しております伊賀市青少年育成市民会議という団体に活動の補助を行っております。それぞれの支部におきまして子供を対象に、体験教室や交流会、環境美化運動などの取り組みが行われております。  次の2つの事業につきましては、上野児童福祉会連合会へ委託をさせていただいております。どちらの事業につきましても休日を利用した事業で、特にふるさと学習会事業につきましては、ふるさとのよさを再発見するための取り組みとして、小学校5、6年生を対象に毎月第2土曜日の午前中、本年度は忍者学習会や組みひも体験、また街角博物館めぐりなどの体験を行う予定でございます。  次めくっていただきまして、教育集会所交流事業でございますが仲間づくりと人権リーダー育成を目的に市内6つの教育集会所におきまして、人権同和学習に取り組んでいる小中学生の交流会を実施しております。それぞれの教育集会所における地区学習会での取り組みの発表会を毎年開催しております。また高校生、青年を対象とした人権学習交流会も行っております。  次に公民館の取り組みですが、上野公民館では夏休みに小学生の親子を対象として市内の文化財施設を学習する取り組みを行っております。本年度はだんじり会館、芭蕉翁生家、菅原神社などを見学する予定でございます。いがまち公民館では毎月第3土曜日の午後、小学生を対象にこども体験教室を開催しております。3B体操、浴衣の着つけや礼儀作法、料理実習、環境学習などさまざまな体験をしております。また、青山公民館におきましても毎月第4土曜日の午前中、こどもちゃれんじ教室を、また第2、第4土曜日には小学4年生から中学生を対象にチャレンジバンド教室を開催し、異年齢集団による遊びや体験を通じ、心身の発達と仲間づくりを目指しています。あやま芸能まつりへの出演を目標に毎月2回の練習に励んでおります。大山田公民館では、小学生を対象に夏休みと冬休みに子ども教室を開催しております。読み聞かせや工作、オオサンショウウオの観察会などを行っております。青山公民館では小学生以下の子供と保護者を対象に、どろんこ田植え体験と稲刈り体験を行っております。体験を通して自然と地域産業の大切さを理解するとともに、青山を誇れる子供たちを育てようという熱い思いを持った活動団体、あおやまキャラバン先生と青少年育成団体の共催事業ということで、地域の方の熱い思いで支えられている事業でございます。  次に教育集会所でございますが、毎週1回放課後、小学生と中学生を対象に教育集会所におきまして学校教員の指導により、地区学習会を開催しております。差別をなくす仲間づくりと人権感覚豊かな子供の育成やリーダー育成を目指しております。また、2つの教育集会所では家庭学習の習慣化と基礎学力向上のため、教科学習会を開催しております。  最後に上野図書館でございますが、本に親しむ子供を育てる環境を整えることを目的に、読書支援事業に取り組んでおります。選書支援といたしまして、第3土曜日の授業に使う読書本の選書支援や団体貸し出しセットの活用、秋の読書週間での読書支援を行っております。次をめくっていただきまして、また図書館と上野森林公園との連携事業といたしまして、自然科学や環境問題に興味を持つ子供を育てるため、おもしろ自然体験として生物や里山についての学習や図鑑の使い方などを学び、調べるから森林公園での自然体験につなぐという連携した取り組みを行っております。  以上が放課後や週末などを利用した公的支援による取り組み状況でございます。  また、今後の公的支援実施に向けての見解ということでございますけれども、学習支援という1枚ものの資料をごらんいただきたいと思います。文部科学省は学校を核とした地域力強化プランの中の学校、家庭、地域の連携協力推進事業の重点施策として、経済的な理由や家庭の事情により家庭での学習が困難であったり、学習習慣が十分に身についていない中学生等を対象とした原則無料の学習支援、地域未来塾の充実を図ることとしております。大学生や教員OBなどの地域住民やNPOなどの協力を得て、学習習慣と基礎学力をつけることを目的とした取り組みでございます。伊賀市におきましても経済的な不安から子供の進学への不安や諦め、塾や習い事をさせることの必要性を感じながらも実現できないことや、学習習慣が定着していないなどの現状があります。教育委員会といたしましては、この事業に取り組む必要性を十分認識しており、現在実施に向けて学校教育課と連携し、三重県教育委員会の指導を受け、また他市町の先進事例なども研究しているところでございます。家庭の経済状況にかかわらず、学ぶ意欲のある全ての子供がこの事業の支援を受けることができるよう、取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(中谷一彦君)  教育委員会から誰か説明ありますか。  生涯学習課からの説明が終わりました。これについて御意見、御質問ございませんか。  田山委員。 ○委員(田山宏弥君)  これまた後ほどで結構ですけども、それぞれの事業がですね、どれぐらいの人数、定員やらあるんですけども大体今年で結構やと思うんですけど、どれぐらいの子供さんが参加されているかという人数と、それぞれの市の委託であったり補助であったり単独事業であったり、その辺のお金の面ですね。どれくらいの予算がここに充てられているのかもあわせた一覧をいただけますか。後ほどで結構です。 ○委員長(中谷一彦君)  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。それでは事業ごとに参加者数、それから予算、それから前年度決算を一覧にしましてまたお示しをさせていただきたいと思います。 ○委員長(中谷一彦君)  生中委員。 ○委員(生中正嗣君)  私もこの仕事にかかわったことがあるんですけど、合併して12年になるんですけれども、それぞれの青少年健全育成事業、学習会とかそれから各地域の公民館活動の事業報告されたんですが、これは例えば上野児童福祉会連合会の委託事業、例えば卓球大会であったり、リーダー研修であったり、球技大会とかあるんですけど、これは結局旧上野市内の子供たちを対象ということで、他の5町村中のそこへの呼びかけとか参加というのはされてないわけですか。 ○委員長(中谷一彦君)
     生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。上野児童福祉会連合会への委託事業でございますけれども、組織につきましては上野の子ども会を中心とした組織でございますけれども、事業の呼びかけにつきましては球技大会を除きまして伊賀市全域の小学生に御案内をさせていただいているところでございます。 ○委員長(中谷一彦君)  生中委員。 ○委員(生中正嗣君)  逆に、この小さな単位、例えばいがまちがやっておられる、阿山がやっておられる、大山田がやっておられるのについても同じことがされているわけですか。 ○委員長(中谷一彦君)  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  上野以外の地域の青少年育成健全事業におきましても、伊賀市全域の子供たちを対象として呼びかけを行っております。 ○委員長(中谷一彦君)  生中委員。 ○委員(生中正嗣君)  子ども会連合会というのは旧上野市に今現在もあるわけですけれども、私が聞いている当時は旧町村には子ども会という組織はなかったということなんですね。ですから子ども会連合会というのは当然県の県子連という組織があって、さらには上に県子連というのがあるんですけれども、例えばその5市町、現在の支所管内についてですね、そういった子ども会の組織づくりとか伊賀市全体の子ども会連合会といいますか、そういうことの取り組みというのは議論されたことがあるのか。それはもうそれぞれでいいやないかということなのか、やっぱりせっかく伊賀市になったわけですから、そういったことの組織も一つにするというのも、児童福祉会連合会というのは旧上野市だけの独自の組織ですから。これは全国にないわけですけれども、子ども会というのはあるわけですから、そこら辺の働きかけというのはどうですか。やられたことがあるのか、議論されたことがあるのかお聞かせいただけますか。 ○委員長(中谷一彦君)  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。伊賀市には青少年健全育成団体というのがありまして、これは子ども会を育成する団体ではないんですけれども、同じ目的の青少年を健全育成するということですので、そこの団体と上野児童福祉会連合会がうまく融合するような働きかけというのも昨年度役員会を持ったんでございますけれども、まだ今検討段階ということでございます。 ○委員(生中正嗣君)  はい。非常に難しい問題もあろうかもわかりませんが、やっぱりせっかく伊賀市になったんですから、子供たちの一体化というかそういうのも図るために、私はやっぱりそういう組織づくりというのは必要ではないかと思いますので、要望だけさせていただきます。以上です。 ○委員長(中谷一彦君)  他に。  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  今の話の関連ですけど、伊賀市が合併してからそれぞれの合併前の各市町村で青少年の健全育成活動をやられた団体があるんです。それが一つになりましたので、伊賀市青少年育成市民連絡会議ですか、そういうのができてそれのボランチとしてそれぞれの、上野は少し大きいのであれですけども、ほかのそれぞれ青山とかいがまちとか阿山でやってます。そこへ補助金を交付されているんですけど、今年度の補助金幾らですか。今資料お持ちですか。  ちなみに前年度は幾らで、今年度は幾らやったか。 ○委員長(中谷一彦君)  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。本年度につきましては248万7,000円の予算です。前年度につきましては300万7,000円だったと思います。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  これはどうして減額されたのか、あるいは子供が減ってきたからそれに応じて減らすのか。青少年の健全育成活動といいますけど、子供の数だけがファクターで考えるべきやないと思ってます。やはりこれからは将来を担う子供たちのために健全な育成活動を通じて市が担わなあかん、あるいは地域が担わなあかんこといろいろあると思います。特に地域が担っていただくことに対して、市が活動に対する補助という形で補助金出してますから、それが300万円余りあったのが247万円になったという、その50数万円も減らしたということについて私は少し異議を唱えたいと思うんですけど、その辺の減らしたのは財政のほうの強い意向もあるかとは思うんですけど、課長としてはどういうふうに考えられてます、その件については。しつこく食い下がりましたか、減らしてもうたら困ると。 ○委員長(中谷一彦君)  予算が減った理由ですよね。何をもって予算を減額されたのか、いうのが明確な理由がないとやっぱり答えにはなりませんので、その辺配慮してお答えください。  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。青少年健全育成の団体だけ予算を減額したわけではなくて、伊賀市の財政状況がこの5年で15億円交付金が減っていくという中で部内予算ということで、その中で調整をいたしましてほかの団体も同じ率で減らさせていただきました。子供の数はそんなには極端には前年度とは減ってはいないと思うんですけれども、また予算の財源の中で本年度は昨年に比べて随分補助金が少ないのでございますけれども、地域の方の協力を得ながら青少年健全育成に行政とそれから地域が共同して取り組んでいきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長(中谷一彦君)  今の答えの中にどんだけ食い下がったかというのは、食い下がってないんですか。  教育次長。 ○教育委員会事務局教育次長(児玉泰清君)  青少年育成団体の補助金の縮小ということでございますけども、合併当時からこの問題いろいろ議論してまいりました。また、財政当局へも教育委員会部局としては子供たちの健全育成のために、また活動の活発化のためにということで要望をしてきたわけでございますが、その成り立ちがそれぞれございまして、例えば上野につきましては非常に大きな組織をお持ちですけども十数万円、また各郡部におきましては子ども会がございませんので、そういったところも加味して数百万円というような大きな差がございまして、これの均等化をする必要があるということで、青少年育成団体の方々にも御理解をいただく中で精査をしてまいりました。今現在当然いろんな意味で予算的なこともございますけれども、育成団体の方の中でいろいろと御協議をいただく中で、事業の持ち方を考えていただきまして伊賀市全体で青少年が育成できる活動を推進するということで、いわゆる手挙げ方式の事業を行ってその事業報告会を行う中で新たな取り組みであれば、そこにまたいろんな形で補助をしていくという取り組みも進めてまいっております。工夫をしながら進めておりますが、予算化につきましてはいろいろと財政当局との問題もございますし、過去のそういった補助金の均等化という部分もございまして、現在このような状況で推移している状況でございます。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  今の説明の中で1点だけちょっと間違いがあります。どういうことかといいますと、青少年団体の理解は得られてません。青少年団体の会長さんは50何万円減らしたことについては憤りを覚えておられます。だから伊賀市の6つの地域を総括する市民連絡会議の会長さんは、私に対しても「中井君どう思うんや。」ということをさんざんこの間の会議でも言われましたので、あえてここで少し言わせてもらうんですけど、やはり減額というのはこういう財政が非常に逼迫しているときには、ある一定やむを得ない面は私も一議員としては理解はしています。しかしどこに伊賀市の施策として重きを置くかというそのめり張りとよく言われるんですけど、そこらをですね教育部局である教育長さんを筆頭にして、強くここだけは減らしてもらったら困るとか、あるいはこういうことをやりたいからここだけは維持してくれとかっていうそういう強力な説明責任を果たしていただきたいなとこういうことを思うんです。今言われたように補助金が50何万円減りましたので、各支部という組織は今年度の予算編成でそれぞれいろんないい話を聞こうということで講師、先生を呼んでるんですけど、やはり少し有名な人を、一人でもたくさん集客しようとするとかなり講師代が高くなるんです。そうするとその補助金が減らされると、いわゆるちょっとげすな言い方すればランクがあるんですよね、講師の。その講師の金額がやっぱりもうこの人は呼べないからこの人しか仕方ないよというようなことも各支部では苦慮されてますので、金額の減額がすぐそういうところにはね返ってくるんです。だからそこらも十分に検討していただきまして、教育長筆頭に財政部局にお願いしたいということを意見として言わせてもらいます。 ○委員長(中谷一彦君)  ほかに。  森委員。 ○委員(森 正敏君)  公的な支援はもらってないんですが、ボースカウト伊賀第一団というのがあるんですよね。ボーイスカウトの三重県の会長は鈴木英敬氏です。この間第一団の15周年が行われて市長以下議長も全部参加をしてるわけですけども、教育委員会として青少年育成の中でのボーイスカウト活動についてどういう評価をされているのか、お願いしたいと思います。 ○委員長(中谷一彦君)  教育長。 ○教育長(野口俊史君)  私も何周年かの記念大会といいますか、そういうのに参加させていただきました。それについてはそれぞれの団長さんがお話される中身であったり、子供たちの様子であったりということを見させてもらいまして、子供たち本当にしっかりと成長しているというか、鍛えられているというか、言葉が適切かどうかわかりませんが、そういうのも十分考えさせてもらっていますので、こちらとしても協力できるところは協力していきたいなというふうには思っています。 ○委員(森 正敏君)  学校教育の中でできないことをやってますよね。例えば夜間行軍なんて、とてもじゃないけど斎宮から伊勢神宮まで夜間ずっと歩いてその日のうちに歩いていくとかね、山の中を歩くとか、あるいは募金活動をやるとか、あるいは地域の清掃活動をやるとか、そういう面ではすごい力を発揮している。また子供たちの成長にも大きく影響していると思いますので、伊賀一団の中には青山中心なんだけども、今ゆめが丘とかあちこちから団員が入ってきているような状況でございますので、今教育長がおっしゃったようにまた御協力をしていただきたいと思います。 ○委員長(中谷一彦君)  他に御質問は。  副委員長。 ○委員(森川 徹君)  私もいろんな教室だったりとか参加している一員でもあるので、予算を減らされるというのは物すごく寂しい話なんですけど、逆に今手挙げ方式で募ってやってもらっているというお話があって、この教室、この体験にはどれだけ参加数があってどれぐらいの実績があるのか、そういう検証ってされていますか。 ○委員長(中谷一彦君)  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。青少年健全育成団体で先ほど教育次長が申し上げました手挙げ方式の支援事業なんですけれども、それにつきましては前年度取り組んでいただいた団体から、その青少年の総会の日に報告会を行っております。それは広く市民の方に、団体の方にも来ていただきまして活動の報告をしております。 ○委員長(中谷一彦君)  団体の数、掌握していますか。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  青少年の団体の数でございますか。支部には6つ。 ○委員(森川 徹君)  いいです。 ○委員長(中谷一彦君)  副委員長。 ○委員(森川 徹君)  これいろんな例えば公民館別でいろんな教室をやってもらっています。もちろん、子供がたくさん参加してくれている教室とそうじゃない教室も多分あると思うんですよ。恐らく2名、3名しか参加者がいませんでした。それでも毎年やってたり、毎月やってたりとかそういう教室も中にはあるんですよね、実際。逆にたくさん参加をしていただいて物すごく好評な教室もある。かたやあんまり人気のない教室も、言い方悪いですけどね。それもやっぱり毎年やっていく中で毎月やっていく中で、この教室はどうなんだろうなというのも行政のほうで指導もしていく必要があると思いますし、人気のある教室というのはもっと、それこそお金の面でも優遇するとか、そういう格差をつけるという必要もあると思うんですよ。このほかにもお金でやってない団体もたくさんいるんですよ、ボランティアで青少年育成を目的にやってくれている団体もいるんですよ。でもお金で動くというのは何かやらしい話ですけど、やっぱりやっていない、あんまり実績が上がっていない教室とかというのははっきり言ってやってもどうなのかなというところもあるので、その辺はしっかりと検証していただきたいなと思うんですよ。それ要望しておきます。  以上です。 ○委員長(中谷一彦君)  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。特に公民館活動でございますけれども、地域によっては長くその事業を行っており、参加者数が減っているにもかかわらず続いているというのもあります。また、公民館同士連携いたしまして例えば人気のある事業でしたらその事業の講師を紹介するであったりしながら、各地区の公民館が連携しながら事業を向上するための取り組みも行っております。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  ふるさとの森の北側にあるふれあいの森ですか、あそこの利活用の現状を教えてください。公民館活動としてやられている部分と、学校教育の一環として利用されてる部分があると思うんですけど、今資料持ち合わせがなければ、後日一番直近の状況だけ教えてください。 ○委員長(中谷一彦君)  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。阿山のふるさとの森の利活用でございますけれども、毎年教育集会所の交流事業として、夏に教育集会所で地区学を学んでいる子供たちを集めましてそこで交流会をしております。例えばオリエンテーリングであったり、B&Gのプールで水泳教室を行ったり、それから体育館をお借りしてスポーツを行ったりしております。 ○委員(中井洸一君)  学校教育はありますか。 ○委員長(中谷一彦君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(澤田 剛君)  失礼します。学校教育課の澤田といいます。よろしくお願いいたします。学校教育としましては学校のほうには再度調査をかけますが、旧友生小学校にあります教育研究センターの中の、適応指導教室の生徒さんたちがキャンプとかして活用はさせていただいているのは認識しております。  以上です。 ○委員長(中谷一彦君)
     中井委員。 ○委員(中井洸一君)  私が聞いたのはふるさとの森と市が所有していない北側に三重森林管理署が管理してくれている、これは教育委員会が指定されているふれあいの森という広い森があります。かなり整備されていると思うんですけど、そこの利活用はどうでしょうかということもあわせて聞かせていただきたいと。 ○委員長(中谷一彦君)  教育次長。 ○教育委員会事務局教育次長(児玉泰清君)  先ほど課長のほうから説明ありましたけれども、デイキャンプのときにフィールド活動として森の中に、ちょうどモクモクのほうにも続いているような道を整備されているかと思うんですけど、そういうところを探索したりというようなメニューも入れる年もございます。毎年ということはございませんけどもそういった活用をしております。 ○委員長(中谷一彦君)  教育長。 ○教育長(野口俊史君)  ふるさとの森の活用については、教育委員会とか学校が貸してくれという立場ではなくて、どこが所管してるのかわかりませんがこういうのをするので来てくださいという活動ですので、相手方がどっちかというと主体になってくるので、それに参加をさせてもらっているということなんです。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  ちょっと理解違うんですけど、あのふれあいの森を指定したというか、整備したのは教育委員会の名前もちゃんと看板の中に入ってますから、教育委員会としては主体的に利用することは可能やと思います。受け身で受動的に向こうでこんなんするからおいでよと言われるまでに子供たちの自然と触れ合うとか、そういうのにせっかく木道とかいろいろちゃんと整備されています。ただ引率するためにはけがしたりとか、いろいろ引率者の先生方にはリスクは伴いますからなかなかそういうところには先生方も忙しいし、時間もないということでなかなか活用については二の足を踏むんかなというのは私は個人的には思ってはおるんですけど、せっかく整備してあとは森林管理署がきちんと整備していただいてますので、市は恐らく1円もお金かけていないと思います、管理には。だからせっかくの施設があるんでしたら、ふるさとの森の管理費も今回の議案にも出てましたけども、今後もう少し教育委員会部局としても積極的に子供たちのために活用してもらうように、前向きに考えてもらいたいという気持ちで意見も含めて質問させてもらいましたのでそういう意味でお願いしたいと思います。 ○委員長(中谷一彦君)  ほかにありますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(中谷一彦君)  僕のほうからちょっと。青少年の育成事業補助金の地域活動支援事業公募型になったということですよね。公募型になったとなると予算編成上で28年の3月に応募の前に言わはったんですかね、公募型に変わりますよという説明があって、28年度のときの3月に手挙げはった人がいてはるんですか。これはいつ言われたんかによって、29年の3月にしか次手挙げできませんよね。地域活動支援事業は1年ごとに決まってあんねんから。いつしはったんですか、教えてください。  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。26年度からこの公募型の地域活動支援事業は行っております。これにつきましては、青少年育成活動事業補助金として伊賀市の青少年育成市民会議に対しまして本年度240、250万円ですか、をお支払いしておりまして、その団体の中の事業といたしまして一つはその6団体の主な活動に使う均等にお支払い、団体からお支払いしている活動費。そしてもう一つが公募型の事業になります、地域活動支援事業でございます。この要綱につきましては、団体の中で要綱を定めまして団体で募集をしている事業でございます。市から直接に募集している事業ではございません。 ○委員長(中谷一彦君)  地域活動支援事業の中で要綱をつくって事前に説明してましたと、この地域活動支援事業でやってますよね、いつも。あっこの部分にのってるやつと違うんでしょう。違うとこでやってるという意味なんですね。わかりました。  もう1点。地域未来塾の話が出てました。これは中学校、高校生を対象ということで今から考えていきますという段階なんですよね。だけどこれ国の予算ていつからついてました。  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。現在まだ研究中でございまして新年度からこの事業を行う予定でおります。県への申請につきましては29年の2月ないしは3月ということで仮申請ということで年度内には進めていく予定でございます。まだ研究段階でございます。  地域未来塾につきましては学校支援地域本部事業という中の地域未来塾ですので、27年もっと以前かなと思っております。 ○委員長(中谷一彦君)  その当時で27年以前に計画あったんですわ。僕も研修に行かせてもうて、いろんなとこでやってるというのは報告されてます。私も何個も聞かせてもらいました。けど今からやるって本当にこれ国の予算ですよね、10分の10でしたっけ。なんぼもらえるんでしたっけ。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  3分の1です。 ○委員長(中谷一彦君)  3分の1の負担なんですか。ほな3分の2は国・県からもらえるということですよね。ならその部分ちゅうのはやっぱりしっかりしないと。これどっかで終わってしまう。空き家の利用をしているところもありました。空き家を利用してお食事も出したり、子供が集まってこれるように。そういう事業もたくさんやっておられました。空き家対策にもなるし、実際に子供の学習にもなるし、子供の食事もそこで取ってもらうというようなものを、たくさん出てました。これは中学、高校生だけじゃなくて小学校の人も来てはったんですけど、これって分かれてるんですか。別メニューなんですか。ちょっとその辺だけ教えてもらえますか。  生涯学習課長。 ○教育委員会事務局参事兼生涯学習課長(前山恭子君)  失礼いたします。伊賀市で検討しておりますのは学習支援、こちらの資料にも書いてございますように、経済的な理由それから家庭の事情によって家庭での学習習慣がついていなかったり、塾にも通っていないというふうな学習支援が必要な子供たちを対象に地域未来塾というのを考えております。これにつきましては中学生、高校生等となっております。県のほうに確認いたしましたら小学生でもOKということです。以上でございます。 ○委員長(中谷一彦君)  ぜひとも早期にやっていただきたいんですけど、枠あんまりそういう人というのを限定せずにまず来てもらうことが肝心やと思いますんで、余りにも全面的にこういう人しか来たらだめというのはね、やっぱりなかなか寄りつきにくいというか進みにくいと思います。その辺もしっかり検討してください。  それでは次の資料にいかせてもらいます。  学校運営協議会制度についてお願いいたします。  学校教育課長。 ○学校教育課長(澤田 剛君)  失礼いたします。学校教育課、澤田でございます。よろしくお願いいたします。  手元の資料に基づきながら、御説明を進めさせていただきます。  平成16年に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正により、市町の教育委員会は教育委員会規則で定めるところにより、その指定する学校の運営に関して協議する機関として、当該学校ごとに学校運営協議会をおくことができるものとするとなりました。今学校が抱える複雑化、困難化した課題を解決し、子供たちの生きる力をはぐくむためには地域住民の皆さんの参画や協力が必要不可欠となっております。学校運営協議会を設置することにより、保護者・地域住民の方に一定の権限と責任を持って学校運営に参画していただき、そのニーズを迅速かつ的確に学校運営に反映させ、子供たちの豊かな育ちを支えることができると思います。先ほど申しました一定の権限とは、学校の運営に関する基本的な方針について承認したり、学校の運営や教職員の人事に関して教育委員会または校長に対して意見を述べることができるなどです。  学校運営協議会が設置されている学校をコミュニティスクールとも言います。資料1ページにもありますように、このコミュニティスクールは地域とともにある学校づくりのための有効なツール、手段と思っております。伊賀市における設置状況についてですが、伊賀市では平成21年12月に伊賀市学校運営協議会の設置に関する規則を制定しました。資料の3ページから6ページにはその伊賀市の規則を載せてございます。その規則第3条により、平成22年10月学校運営協議会を設置する学校としまして、城東中学校を指定しました。コミュニティスクールは伊賀市内では現在城東中学校1校のみです。  その活動状況についてですが7ページから24ページに載せてございますが、城東中学校の活動状況です。今年度の協議会の委員は15名です。8ページに載せてございます15名で活動しております。この中で教育委員会の名前がないわけですけれども、規則にもありますように指導・助言という立場でオブザーバーとして参画しております。年度初め第1回の協議会を開き、今年度は5月17日と学校だよりにも書いてもらっておりましたが、学校長から学校運営方針及び学校マニフェストの説明が協議会で行われ、議論し、それを承認され、本年度の学校の運営が始まっております。城東中学校が大切にしていることは11ページにも載せてございますように、この運営協議会が地域と学校をつないでいく役割を担う、城東中学校は再編した学校ですので歴史が浅いです。そのように地域と学校をつないでいく役割を担うということを大切にしております。そのために学校に足を運んでもらう事業や、当事者意識をつくり出す企画として学習支援部会による読み聞かせや、寺子屋、地域活動部会によるクラブ活動とのコラボレーション、これは吹奏楽部と地域のバンドの方々による合同のコンサート、毎年9月くらいに行っておりますが一般の方にも開放しておりますそういったコンサート。それから環境整備、登下校安全活動、あいさつ運動、そして地域文化祭への出品、図書館の開放、子育て支援などの活動を行っております。これらの取り組みにつきましては、12ページにもありますが広報活動として、12ページにありますのがそのホームページのトップページをそこに載せてもらってありますが、そういうようにホームページでも公開しておりますし、学校だより19ページから24ページに載せてございますが、それにより地域住民の方々にもお知らせさせていただいております。  こういった取り組みによりまして、学校の変容としましては17ページに載せてございます。当然成果があることもございますし、まだまだという御意見をいただいているところもありますが、総合体として落ちついて活動できていると、運営できているというように報告をいただいております。また、協議会委員の皆さんからは年間5回ほど協議会がございますので、その都度その都度学校の課題や子供たちの様子で意見をいただいております。18ページにはその意見を載せてございます。  そして年度末の2月に学校長は年度末の学校自己評価、保護者の皆さんや生徒に行ったアンケート等々を学校自己評価としておりますが、それを協議会に諮りそこで総括を行い、そして学校運営協議会から、その委員長から学校報告書として市教に文書が上がってきます。そのような活動を1年間行っております。今後の伊賀市におきましての設置に向けての見解でございますが、25ページから28ページには文部科学省のリーフレットをそのままそこに載せさせてもらってあります。伊賀市としましては段階的にコミュニティスクールに展開していく仕組みをしていければと思っております。現在学校運営協議会の設置は城東中学校1校ですが、学校評議員制度というもの、それから学校関係者評価というものも法で規定されまして平成22年度4月から伊賀市は取り組んでおります。これも地域の方から御意見等々いただく、学校運営に対して御意見をいただく制度ですが、それにつきましては伊賀市は100%取り組めております。  今後は先ほど議論の中にもありましたように、次の段階である学校支援地域本部事業本部の導入に向けて、次年度からの導入に向けまして先ほど生涯学習課長が申しましたように、生涯学習課と連携しまして三重県教育委員会と協議を進めているところでございます。御存じのように学校支援地域本部は地域住民がボランティアとして学校の支援を行うものです。学校と地域との連携体制の構築を図り、地域全体で学校教育を支援する体制づくりを推進するもので、学校支援や学校行事支援、図書館開放支援、登下校の安全支援、環境整備支援など、現在城東中学校で先ほど報告させていただきました取り組まれているものとほぼ同じような事業が、国や県の予算的な支援もいただきながら展開できるものと考えております。生涯学習課から説明のありました地域未来塾も、この学校支援地域本部と連携を図りながら進めていこうと話し合っております。こういった前の段階の取り組みを充実させることによって、段階的にコミュニティスクールに発展させていくことで、組織的、継続的な体制が整えられ、保護者や地域住民が当事者意識を持って学校運営に参画し、地域とともにある学校となることを教育委員会としては目指していきたいと考えております。  以上でございます。 ○委員長(中谷一彦君)  ありがとうございました。説明が終わりました。  説明に対し、御質疑・御意見等ありませんか。  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  このコミュニティスクールという考え方はもう聞いて私も久しいんですけども、城東中学校が指定されたのは何年でしたか。 ○委員長(中谷一彦君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(澤田 剛君)  失礼します。22年の10月でございます。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  22年、今澤田課長の説明の中でよりこれから展開していきたいというような御発言があったんですけど、22年ちゅうことはもう6年近くたってるわけです。6年間この城東中学校の1校だけですから、それを検証してなかなか2校目ができないということはいろんな弊害とか障害があるんかなと私は思います。私もこのコミュニティスクールについて、ちょっといろいろ調べたときはですね、やはり学校というのはまだまだ閉鎖された体質があると。課長も前教員ですからよくよくわかってくれてるし、教育長も元先生でしたので、先生というのはなかなか自分たちの城を一般の市民とか住民がこう土足で入ってくることをかなり嫌うという、ちょっと言い方が語弊あったら許してください。そういうような風潮がありまして、なかなか一般の市民の皆さんをどんどん自由に入れるということが、学校は学校でやるんやから、市民の皆さん私らにまかしとけというような風潮があるやにいろんな文献を読んでもそう書いてありましたし、いやそうやないんやと、今の時代はやっぱりもっともっと地域の人を自由にお互いに同じ目線で、子供たちのためにいいことであればどんどん地域の住民の人、地元のスクールティーチャーみたいな形で入れてやるべきやと聞いたんですけど、伊賀市としてはまだ2校目ができないということはそういったことがあるのかなと思うんですけど、率直な教育委員会としての今現状は何が2校目ができない弊害になっているかということを聞かしていただきたいと思います。 ○委員長(中谷一彦君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(澤田 剛君)  城東中学校はもう5年過ぎましたがようやく成果というものも見えてき、それから地域の方に入っていただくことで風通しもよくなり、いいことも悪いこともよくないこともその場に出していって、そして城東中学校のそこの総括にもありましたように共通の目的を持って、地域の方々も学校がよくなるためには何をすべきかという視点で参画していただいております。それにはやはり若干の時間も要しました。先ほど委員さんおっしゃるように当初、数年前はやはり意識が壁になっていたように思いますが、学校にも地域にもよると思いますが、この間柘植の自治協の方々とお話しする機会もあったんですけども、やはりまちづくりの中で学校をどう取り込んでいってともにやっていこうかという御意見もいただきました。そしてさまざまな子供たちの現象というんでしょうか、いろいろ虐待であるとかいろんな状況がありまして、学校だけでやれればもちろんいいんですけれども、当然地域の方、保護者の皆さん、それに関係機関とともにやらないと、学校だけでは無理な時代です。それもはっきり認識しておりますので、教育委員会のリーダーシップを発揮する必要があると思っております。  以上です。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  そのとおりやと思います。ただ、城東中学校というのは新しい中学校ですので、その新しく新設校やからということでうまくそれに乗じてコミュニティスクールという概念を導入しやすかったんかなというように思います。しかし中学生とかたや小学校もあるわけです。だから伊賀市としては一遍先進事例が城東中学校であるなれば、先進事例を小学校でとにかく1校でも早くやってみないとわからないとこありますから、やはり中学校と小学校では同じ義務教育といえども違うと思うんですよ。だから小学校でも一遍事例をつくっていただきたいと思います。いいところと悪いところ、城東中学校の事例が小学校に全て当てはまるかどうかわかりませんので、ぜひとも私も三鷹市のほうに行かせてもらいまして、教育長がかなり先進的でいろいろ考えてやってましたし、そういうことも聞いてくると、これはずっと構えててもいかんのでできたら積極的に小学校どこかやっていただきたいと思うんですけど、教育長その辺のお考え。 ○委員長(中谷一彦君)  教育長。 ○教育長(野口俊史君)  今城東中学校がまず最初にできたのは、城東中学校を新たに開校しましてその運営自体をいろんな協議をする必要があったということもあって、このコミュニティスクールを導入して地域の人も一緒になって、新たな学校をつくっていかなきゃならないというようなことだったかなというように思います。その後、コミュニティスクールは進んではいないんですけれども、中身としましては例えば評議員であったり評価委員がいますのでその方たちと、ここに書いてあるような最初のマニフェスト等について、あるいは反省についての会議はもたれていますし、それから読み聞かせ、ここにもありますね。バザー、それから環境整備、交通安全の見守りもそうですけども、そういう個々の活動はもう既にされているというふうに考えているんです。  もう一つは土曜授業今もやってますけども、3限目なんかは地域の人とかあるいは保護者の方も一緒になって、いろんな活動をしているというようなことがありますので、実質的な中身はばらばらですけども学校の中ではもうできつつあるというふうに思っているんです。あとは、こういうばらばらに協力してもらっている、応援してもらっている、そういう中身を一つのまとまりをつくっていくのがコミュニティスクールになってくるのかなというふうに思っていますので、私のほうとしては状況的には成熟してきているように思いますので、それをうまく組織としてまとめて、学校をいろいろ応援していただくという形にもっていければなというふうに思っています。閉鎖的と言われましたけどもう今はですね、そういうことは余りないと思ってるんですけど、どんどん言ってもらったら結構です。 ○委員長(中谷一彦君)  中井委員。 ○委員(中井洸一君)  そういう傾向がやっぱりまだ、いまだにあるんかなというふうに思いますので、先生方の考え方というのは昨日も教育長と一緒に行かせてもらって、組合に属している先生方の意見というのは非常に厳しいものがありますし、教育委員会としてはそれをどういうふうに、全てが子供のためですので彼らも子供のためを思っていろいろ、しかしながら先生自身が疲弊してしまっては何にもなりませんから、教育長もおっしゃってましたね、先生方の健康も考えてもらわんといかんとおっしゃってましたので、そことうまくバランスを取りながら、よく言われるライフワークバランスという先生方も同じです。労働者ですからそこを考えていただいて、何でもかんでもこういうことをやれやれというと反発もあるでしょうし、私はコミュニティスクールは書いてあることはいいんですけど、この制度を利用すれば何か助成とかそういう補助的なそんなメリットはあるんですか。 ○委員長(中谷一彦君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(澤田 剛君)  失礼します。県のほうから先ほどの地域未来塾と同じように、国・県・市3分の1事業の予算がありまして、本年度28年度ですが県のほうのコミュニティスクールのほうの予算がつけられております。一昨年が1,500万円だったものが本年度は2,000万円と増額されておりますので、何とかこのお金をいただいて、全部はいただきません。上限200万円とか聞いておりますので、これで先ほど教育長が申し上げましたような事業で、城東中学校も最初は市が20戸ずつ3年間の研究調査費としてつけさせていただきましたので、地域の方たちへの報償費であったりとか、先進する研修であったりとか、そんなものを予算化していきたいとは思っております。  以上です。 ○委員(中井洸一君)  はい、結構です。ありがとう。 ○委員長(中谷一彦君)  生中委員。 ○委員(生中正嗣君)  この学校運営協議会の委員さんは当然委員報酬は出てるわけね。はい。城東中学ですから、協議会できてますから、評価委員とか協議員はないわけですね。ということは今先ほど中井委員からも御意見あったように、城東の小学校には府中と中瀬と三訪ですね、そこら辺に同じこういった運営協議会、特に中学校にあるわけですからそこら辺につくっていただいたら、より連携といいますか、地域住民とのね。そこら辺はどうですか今後やっていくのか、モデルとして。そこはもう整理がなかなか難しいとかね、そこら辺あったら教えていただけますか。 ○委員長(中谷一彦君)  教育長。 ○教育長(野口俊史君)
     今私が言わせてもらったように、大体そういう活動活動というのは各学校でできてきていますので、それをもとに進めていきますので今の御意見もですね、城東中学校の小学校ということであれば経験された方も地域の中にいるということになりますので、十分参考にさせていただきたいというふうに思います。  ただぶっちゃけたこと言わせていただきますと、こういう組織をつくることによって今城東はうまくいってるというふうに聞いています。ただその地域の人たち、ボランティアの人たちがもっと学校をこんなふうにしようとか、こうせいとか、ここへこういうふうに要望せいとか、そういう団体になってしまうと学校負担なんです、はっきり言って。逆に学校側からここら辺がちょっと地域危ないので、ちょっと応援頼めんかと言ったらよっしゃまかしとけと。そういうボランティアを募って、登下校見ましょうと。こういうのはできますよというようなコーディネーター役の人もちゃんといてもうて、そういうことで運営をしてもらう。そうなってくると学校は物すごく助かるんですよ。できないことがいっぱいありますから。だからいろんなことを言ってくれるのはいいんやけども、それを学校に要望されるということになってくると大変負担になってくるということがありますので、その辺は啓発もしながら、ちょっと失礼な言い方を今私してますけれども、啓発もしながら進めていければ本当にありがたい組織になってくるかなというふうに思っています。 ○委員(生中正嗣君)  もう1点だけ。 ○委員長(中谷一彦君)  生中委員。 ○委員(生中正嗣君)  特にどんな委員会も、協議会もそうですけど、あて職というのが非常に多い中でね、例えば地区代表やったらそのときの事務自治協の会長とかそういう方が多い。PTAは当然子供がいなくなればかわっていくと、いろいろあるので毎年ころころ変わっていくケースがよくあるんですね。校区再編もそうなんですよ。そしたら全て1から話ができる人が、その人によって全然考え方が違うとかね、そんなこともあるんですね。そこら辺でこの城東中学校はよくわかりませんけども、そこら辺のこの委員の選び方というか、あて職になってるのか、地域が、そこら辺ちょっとどうなってるのか教えていただけます。 ○委員長(中谷一彦君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(澤田 剛君)  失礼します。先ほどの資料の8ページをごらんください。12番の恒岡信政様、この方は城東中学校の第1回目の1代目のPTAの会長さんでございます。この方がこの協議会の会長に長らくなっていただきまして、そしてこのコーディネーター役といいましょうか、その方を長いことしていただきましてこの協議会を成熟させていただいた方です。現在はこの地域活動部会の部長さんということになっていただいておりますが、13番の一路さんも同じでございます。4番の辻井眞理子さんも同じでございます。今回輪田さんに引き継いでいったと。このようにおっしゃるように長年かかわっていただいている方はこの評議会にはございます。  以上です。 ○委員(生中正嗣君)  わかりました、ありがとうございます。 ○委員長(中谷一彦君)  岩田委員。 ○委員(岩田佐俊君)  城東中学校という名前が出していただきましたので。  先ほど教育長さんがおっしゃいました登下校渡しのボランティアという話がございましたけどももうやってます。学校から頼まれてやってるわけではございません。下校時はちょっとあれですけども、登校時に散歩を兼ねてちょうど通学時間帯に出てやっております。ずっと5年間最初からやってるんですけど、話聞いてみますとすごくマナーがよくなったというのかな、ヘルメット最初かぶらないでかごの中入れたり、今はほとんどヘルメットかぶってくれてます。それと、通学の形態も最初は一宮から城東へ行くまでの狭い道ですね、集団でこうばらばらでしてんけど、このごろはきちっと一列になって並んでってやってますし、私なんかヘルメット田の中に転がってるのを3回ぐらい届けたことがございます。今そんなこと絶対ございませんし、やはりこういった制度つくっていただいて、地域に私どもの中で区長さんたちが自発的に剪定に行ってですね、別にこちら頼まれたわけじゃないんですけども、行ってますし。最初は中学生の子が民家のはたでたばこを吸うこともあったんですね。頭ごなしに怒らんと地区の中であかんことはあかんでっていうなことで、今は全くなくなりました。最初は3人ぐらいが隠れて男の子がたばこを吸ってることがございましたけども、そんなんで年々見てるとよくなってきたなという気がしますし、ましてやクラブ活動してるところをとおると、大きな声で30人ぐらいがこんにちはと言うんで、どこに言ってるのかと思ったら私一人に大声出してくれますもんで、びっくりしたいうようなこともあるんですけども。地区の人皆さんが年々城東の生徒さんがよくなってきてるなという感触はみんな持ってますので、これからも地区としても協力してやっていかなあかんということで、仲介に区長さんたちが皆さん行ってくれてますので、ますますこれからも城東中学校はよくなってくると思います。 ○委員長(中谷一彦君)  副委員長。 ○委員(森川 徹君)  県の実績を教えてください。 ○委員長(中谷一彦君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(澤田 剛君)  県は65校となっております。幼稚園が2校、小学校が43校、中学校が18校、高等学校が2校と、昨年は59校ですが6校ふえまして本年度は65校。割合にしますと11.7%です。市町でいいますと29市町のうち、19市町が伊賀のように1校でも取り組んでいれば取り組んでいるというようにアンケート答えます。そういった資料もございます。27年度実績は65.5%となっております。全国的には9%くらいです。  以上です。 ○委員長(中谷一彦君)  副委員長。 ○委員(森川 徹君)  ええこと物すごい書いてあるんですよね、私反対派じゃなくて慎重派なんですよこれ、実は。教育長おっしゃったとおりなんですよ、先生に負担が物すごいかかるんですよね。対等の立場で地域の方と先生と対等の立場でいるっちゅうのが物すごい難しくて、これをやることによって先生に負担がかかってくるんですよね。その辺もしっかりとほかの市町の実績があるんであれば、ええこともあるんです、確かに。でもやっぱりデメリットというのも絶対あると思うんで、その辺もしっかりと検証して2校目以降をつくっていただきたいなというのを要望しておきたいと思います。  以上です。 ○委員長(中谷一彦君)  他に御意見ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(中谷一彦君)  ないようです。  以上で所管事務調査を終了いたします。  皆様ありがとうございました。  本日扱った案件については、今後も必要に応じて継続して調査をしたいと思っていますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。  本日の委員会報告の作成については、私に御一任願います。  これをもちまして教育民生常任委員会を閉会いたします。              (午前11時47分 閉会)             ―――――――――――――――...