伊賀市議会 2016-03-25
平成28年第 1回定例会(第5日 3月25日)
職 名 氏 名
局長 森 本 一 生 君
議事課長 川 口 敏 幸 君
副参事兼
議事調査係長 籔 中 英 行 君
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(午前10時00分 開議)
○議長(中岡久徳君)
おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
本日、ただいままでの
出席議員数は21名、会議は成立しました。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
この際、議事に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
地方自治法第180条第1項の規定による
専決処分事項概要でございますが、お手元に配付のとおりで報告がありましたので御了承を願います。
これより議事に入ります。
日程第1 議案第1号から議案第28号まで及び発議第4号の29議案を一括して議題とします。
まず、議案第1号から議案第28号までに関し、
予算常任委員長の報告を求めます。
予算常任委員長。
(11番 近森正利君登壇)
○11番(近森正利君)
おはようございます。
ただいま議題となりました
予算常任委員会に付託された28議案についての審査の経過と結果を報告します。
当委員会は、3月15日、16日及び17日の3日間、
執行部出席のもと審査を行いました。
なお、各議案の内容については、議案上程時に説明がなされていますので、省略します。
また、審査に当たって、多岐にわたり質疑応答がなされたところですが、当委員会は議長を除く議員全員で構成されており、内容については十分御承知のことと存じますので、質疑に関する報告についても省略し、討論と審査の結果を報告します。
まず、議案第1号について、討論において、賛成の立場から、一部の経費について疑義が残るところがあるが、本会議において別の形で議論させていただきたいとの意見のほか、本予算全般にわたる土地、
建物借り上げ料について、代替地や市が所有している土地、建物の活用も含め、全般的に考えていただきたい。補助金について、可能なものはできる限り包括し、効率性を高めていただきたい。相談業務について、内容によっては統合するなど、より市民にとって利用しやすいようにしていただきたい。中学生の
非核平和推進の派遣事業について、平和に関する他の施設への研修も視野に入れていただきたいとの意見がありました。
一方、反対の立場からは、新庁舎建設などが含まれた合併後最大規模の予算となっており、市民の暮らしを守る予算という意味において反対をさせていただきたいとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第2号について、討論において、反対の立場から、伊賀市は他市と比較して多くの基金がありながら、保険税が高額であるとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第5号について、審査の結果、本案は特に意見はありませんでしたが、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第10号について、討論において、反対の立場から、来年度、再来年度の分について、保険料が引き上げになっており、高齢者の負担も増大している。このような制度は廃止すべきであるとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第11号について、討論において、反対の立場から、業務委託、備品の更新、医療器械などの仕分けについて、も少し検討したいと思うので、賛成は保留したいとの意見がありました。
審査の結果、本案は賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第14号について、討論において賛成の立場から、
一般会計繰出金の
せせらぎ公園整備の取り扱いについて、管理会からしっかりと話を聞かせてもらいたいとしたいと意見がありました。
審査の結果、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第15号について、討論において、賛成の立場から、教育費の
施設維持管理経費、衛生費の修繕料など減額されているものがあるが、優先すべきものや他に必要なものをしっかり精査、検討した上で、今後最終補正として提出されたいとの意見がありました。
審査の結果、本案は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第3号及び議案第4号、議案第6号から議案第9号まで、議案第12号及び議案第13号、議案第16号から議案第28号までについて、審査の結果、以上、21議案は特に意見もなく、いずれも全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、審査の経過と結果を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。
○議長(中岡久徳君)
次に、議案第1号、平成28年度伊賀市
一般会計予算に対する修正案である発議第4号に関し、
発議者代表の説明を求めます。
森岡昭二君。
(24番
森岡昭二君登壇)
○24番(
森岡昭二君)
ただいま議題となりました発議第4号でございますが、議案第1号、平成28年度伊賀市
一般会計予算の一部を修正したいと思います。
修正の理由及び内容ですが、我々は昨年の9月定例会において、南庁舎を取り壊すことを内容とした今後の
にぎわい創出に向けた現
庁舎地の利活用等に関する決議を行っており、南庁舎や現
庁舎地の利活用が定まっていない中での
外壁高圧洗浄工事及び
南庁舎北側駐車場舗装工事は全く計画性がなく、不要な経費、または無駄な経費となるおそれがあると考えるところであります。
よって、第1表、
歳入歳出予算、歳出第2款総務費、第1項
総務管理費のうち、
庁舎駐車場等整備工事費分3,361万4,000円を減額するほか、あわせて同様の歳入も減額し、第1条第1項の
歳入歳出予算の総額についても、それぞれ455億1,652万2,000円に修正しようとするものでございます。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中岡久徳君)
説明が終わりました。
ただいま市長より発言を求めておりますので、議長においてこれを許可します。
市長。
(市長 岡本 栄君登壇)
○市長(岡本 栄君)
今、修正の発議が森岡議員からなされましたが、当局としての考えを少し述べさせていただきたいと思います。3点ほど要点がございます。
まず、議員は議会において取り壊しが決議されているというふうに申されました。それから、無駄な出費であると申されましたが、少なくともまだ3年余りはこの状態のまま、この庁舎を使い続けるということは明らかなことであります。そしてさらに無駄な出費であるということでありますけれども、しっかりとしたこの舗装を行い、そして利便性を高めることによって、そのマネジメントによって市民の財布が負担をかかるということはありません。マネージングによっては利益を上げることが可能であります。
そして、大事なことは、この伊賀市というのは大変今、観光において注目をされてるところであります。この6月ぐらいでしょうか、あるいは桜が過ぎたころでしょうか、忍者文化に対する日本遺産の認定が恐らくなされるだろうというふうに思っております。また、秋、11月には、この上野天神祭等が世界無形文化遺産に追加指定されるであろうということが言われております。ますます海外からの誘客、あるいは国内からの誘客というものが期待されるところであります。
こうした中において、風が吹けばほこりが飛び、雨が降れば泥はねがする、そういうような状態が果たしておもてなしの精神にかなうことでありましょうか。また、近隣の方からも大変に迷惑であるというような声が出ております。我々はおもてなしの心を持ってしっかりとお迎えをしていかなければならない。そんな中で、この状態を放っておくということが果たしてそれにかなうことでありましょうか。むしろ私は誇りを持ってこの町を愛する市民の方々にとって、頑張っていただいてる方々にとって、良識がある市民の皆さんにとって、この状態を続けることは、私は当局としては市民に対して恥をかかせ続けるということになろうかというふうに思っております。この3年間、少なくとも3年間はきれいな状態にして、多くの方をお迎えすることが当然のことだと思っております。きょう、この会場、この議会、皆さん市民の方が見ておられますが、どのように皆さん方の御判断を受け取られるか、私は注目しておきたいというふうに思います。ありがとうございました。
○議長(中岡久徳君)
それでは、まず、議案第1号、平成28年度伊賀市
一般会計予算及び議案第1号の修正案である発議第4号の2議案に対し、質疑を行います。御質疑ございませんか。
御質疑なしと認めます。
よって、同じく2議案に対する討論に入ります。御意見ありませんか。
生中正嗣君。
○8番(生中正嗣君)
ただいま市長のほうから、御自身のお考えについて御意見ございました。しかしながら、私はただいま上程されました発議第4号、議案第1号、平成28年度伊賀市
一般会計予算の一部修正につきまして、提案の修正理由及び内容に加えまして、賛成の立場で意見を申し上げます。
我々議会は、6回にわたり政策討論会を開催をし、昨年の9月議会において議決といたしました。南庁舎の解体を前提とする伊賀市の
にぎわい創出に向けた県庁舎跡地の利活用に関する提言書を市長に対し3月17日に提出をいたしました。また、市が諮問のため設置した伊賀市
にぎわい創出検討協議会の最終報告は、3月22日に提出をされました。やはり手腕として県庁舎は解体をし、旧北庁舎跡地に複合施設の建物を新築するという報告であります。さらに議会が実施をいたしました住民自治協議会への意見集約も、現庁舎は解体すべきとの意見が大半でありました。つまり、これがまさしく民意であるということは明らかであります。よって、今回、当初予算に計上されております現庁舎の洗浄費及びアスファルト舗装による駐車場整備費3,361万4,000円は全く計画性のない無駄な税の投資であると言わざるを得ないわけであります。
以上のことから、減額修正のための発議第4号につきまして、賛成とさせていただきます。以上です。
○議長(中岡久徳君)
他に。
百上真奈君。
○14番(百上真奈君)
私は、議案第1号、平成28年度
一般会計予算について反対の立場で、
委員長報告に反対し、予算に反対の立場で意見を申し上げます。
この28年度政府予算は、消費税増税を前提にしながら、社会保障の解約、大企業減税、軍事費をふやすなど、極めて反国民的な予算です。地方行財政の分野では、地方交付税のトップランナー方式を導入、自治体連携の促進、行政サービス、公共施設等の集約化や民間委託の推進などを強めるものとなっています。それらは伊賀市の来年度予算にも反映されています。来年度一般会計当初予算には、新庁舎建設費に約29億円を計上し、合併特例債も約51億8,000万を借り入れることになっています。その結果、合併後、最大規模の予算になり、借入額が償還額を上回ることになります。厳しい財政といいつつ、多額の費用をかける新庁舎建設については、市民の中に批判もあります。庁舎建設については、広範な市民の意見や要望を踏まえ進めるとともに、市民負担がふえないよう、どうしても必要な範囲にとどめることを旨として、無駄のないようにしていただきたいと思います。
また、民間委託の推進として、小学校給食センター建設事業費約1億4,100万円の予算が計上されています。通常の民間委託以上に自治体の関与、住民の意見反映、監視が行き届かなくなるPFI導入に向けた予算であり、問題です。センター化及び民営化はもちろん、PFI導入についても子供たちに最良の給食が提供できるかどうかを基準として、慎重な判断を求めます。他の自治体に先駆けて公共施設最適化計画を策定し、来年度は実行計画第1期の2年目になります。しかし、公共施設最適化は住民にとっては公共サービスの削減にもつながることであり、住民や利用者への説明、協議、理解、合意が必要です。コスト削減ありきで進めることは、地方創生どころか地方切り捨てになりかねません。公共サービスを低下させず丁寧な対応を求めます。
子育て支援基金を活用し、出会い、結婚、妊娠から出産、子育てまでの切れ目のない支援を子供の貧困対策を含めて取り組むとし、新規事業やひとり親家庭への利用料補助等を行うことは、前進面として一定評価します。しかし、来年度予算では、他の自治体で実施されている給食費の補助や無料化、子供医療費や保育料の助成年齢引き上げはせず、就学援助対象拡大も消極的で、貧困対策の観点からも不十分です。
また、来年度予算は地元の中小、小規模事業所が元気になるものにはなっていません。地域経済の下支えとなる中小、小規模事業所の仕事をつくり、地域内で経済が循環する住宅リフォーム助成制度は、多くの自治体で特効薬として経済効果も実証されています。店舗、商店リニューアル助成を実施している伊賀市で、次は住宅リフォーム助成制度の創設を強く求めます。
住民の福祉と暮らしを守る自治体職員の必要以上の削減に反対し、必要な部署への適正な職員の配置、専門職の採用、臨時職員の処遇改善、保育士、調理員の正規職員採用を求めます。厳しい財政状況における予算の削減において、市民への情報提供、説明、協議、合意が不十分であることは問題です。市民とともに厳しい財政状況を乗り越えていくためには、市民との信頼関係が何よりも大事です。行政が暮らしを守るとりでとして責任を果たした上で、市民とともに痛みを分かち合い、市民とともに歩んでいくことが必要です。市民の幸福度を上げることを目標とする市政運営を求め、
委員長報告に反対し、この平成28年度
一般会計予算に反対いたします。
○議長(中岡久徳君)
他に御意見なしと認めます。
よって、議案第1号及び発議第4号の2議案について採決に入ります。
採決は、発議第4号、議案第1号の順に単独で行います。
まず、発議第4号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
賛成多数であります。よって、発議第4号は、可決されました。
次に、発議第4号が可決されましたので、発議第4号で修正議決された部分を除く、議案第1号の原案について可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
起立多数であります。よって、発議第4号で修正議決された部分を除く、議案第1号は、可決されました。
次に、議案第2号から議案第28号までの27議案について御質疑ございませんか。
御質疑なしと認めます。
よって、同じく第27議案に対する討論に入ります。
御意見ございませんか。
百上真奈君。
○14番(百上真奈君)
議案第2号、
国民健康保険事業特別会計予算及び議案第5号、
介護保険事業特別会計予算及び議案第10号、
後期高齢者医療特別会計予算について、
委員長報告に反対し、予算に反対する立場で意見を申し上げます。
まず、国民健康保険事業特別会計ですが、消費税を原資とする低所得者対策として、2015年度から毎年保険者支援金が1,700億円、全国の市町村に交付されています。これを使えば保険料1人当たり5,000円程度の引き下げができると国は説明していますが、伊賀市は国保財政が厳しく、引き下げはできない状況だとのことでした。
一方、保険税の滞納も多く、差し押さえ件数は県内市町でも上位にあります。窓口で医療費10割負担となる資格証明書の発行は、361世帯550人で、医療にかかれない状態の方がおられるのではないかと危惧されます。高い保険税であることは間違いなく、国の負担をふやすこと、一般財源繰り入れや基金を使って高い保険税の引き下げを求めます。
続いて、議案第5号、
介護保険事業特別会計予算ですが、ことし10月から要支援の訪問介護、デイサービスが介護保険から外され、伊賀市の総合事業になります。現在、報酬単価や提供されるサービス内容が検討されていますが、厳しい条件の中、どれだけの介護事業所や地域が受け皿となっていただけるのか不透明です。また、サービス利用者や家族は今までどおりのサービスが受けられるのか、自己負担がふえないのか、不安な思いを抱えておられます。総合事業に移行しても、サービスを低下させないことを強く求めます。さらに特別養護老人ホームの入所条件も要介護3以上に厳格化され、要介護2以上の人たちの行き場探しがますます困難にされています。今後、要介護1、2の方の生活援助の保険外しが検討されており、保険料を払い続けても介護サービスが受けられないというのは、介護保険制度の根幹にもかかわる大問題です。国の示す処遇改善では、全産業平均より月額約10万円も低い介護従事者の賃金引き上げにはならず、介護人材不足は伊賀市でも深刻です。何よりもサービスをよくすれば介護保険料の引き上げになるという構造上の問題がある介護保険制度の抜本的な見直しが必要であることを指摘いたします。
最後に、議案第10号、
後期高齢者医療特別会計予算ですが、2016年度、2017年度の保険料は、1人当たり年間平均946円引き上げられます。今後、低所得者の保険料を最大9割軽減する特例措置を段階的に廃止する方針が審議されており、対象となる865万人が影響を受けます。2倍、3倍、被扶養の方では10倍になるケースもあります。伊賀市では1,430件の滞納もあり、ますます滞納者がふえることが予想されるこの医療制度は廃止すべきだと思います。
以上の理由を述べまして、3議案につきましては反対をいたします。
○議長(中岡久徳君)
他にございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中岡久徳君)
他に御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、議案第2号、議案第5号、議案第10号、議案第11号は単独で、他は一括で行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中岡久徳君)
御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。
まず、議案第2号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
起立多数であります。よって、議案第2号は、可決されました。
次に、議案第5号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
起立多数であります。よって、議案第5号は、可決されました。
次に、議案第10号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
起立多数であります。よって、議案第10号は、可決されました。
次に、議案第11号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第11号は、可決されました。
次に、議案第3号、議案第4号、議案第6号から議案第9号まで及び議案第12号から議案第28号までの計23議案に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第3号、議案第4号、議案第6号から議案第9号まで及び議案第12号から議案第28号までの計23議案は、いずれも可決されました。
次に、日程第2 議案第29号から議案第35号まで、議案第37号から議案第42号まで、議案第49号から議案第53号まで、議案第70号及び議案第72号から議案第89号までの計37議案を一括して議題とします。
本案に関し、総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長。
(12番 中井洸一君登壇)
○12番(中井洸一君)
ただいま議題となりました総務常任委員会に付託された37議案について、審査の経過と結果を報告いたします。
当委員会の審査は、3月18日に
執行部出席のもと審査を行いました。
なお、議案の内容については、上程時に説明がなされていますので、省略いたします。
まず、議案第29号ですが、質疑において、委員から、市長が就任し、設置された市政再生課を行財政改革推進課に改めることは、市政再生の役割を終えたということか、もしくは市政再生の業務はもともと行財政改革の一環であるということに気づいたのか、いずれであるかとの質疑に対し、当局からは、行政評価から予算までを一括して行う行政マネジメントや公共施設の最適化、補助金の見直しなど、全庁的にやらなければならない業務を一定終えたためであるとの答弁がありました。
討論において、賛成の立場から、1つの課がそれぞれの部に対して全庁的なマネジメントを行うのは非常に難しいものである。市政再生課が役割を果たせたということには疑問が残るが、今後コンパクトな課も大事だが、市民にとってよりよい行財政改革が全庁的に考えるような仕組みづくりをお願いしたいとの意見がありました。
審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第30号及び議案第31号の2議案ですが、会議規則第98条の規定に基づき、一括議題といたしました。質疑において、委員から、行政不服審査会に置くことができる専門委員は実務者という解釈でよいか。また、委員が3名しかいない審査会の表決のあり方について、どういう議論の過程を経てきたのかとの質疑に対し、当局からは、審査会委員として予定している大学教授、弁護士、司法書士は実務上の細かいことまでわからない部分があるので、実務的な部分を説明等いただくために専門委員を置いていくこととしている。また、委員3名での表決については、現在、固定資産評価審査委員会も3名の合議体で行っているが、特に審理における不都合は生じておらず、これに準じ3名としているとの答弁がありました。
討論において、賛成の立場から、専門委員の定義づけについての意見がありましたが、審査の結果、両案は、いずれも全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第32号ですが、質疑において、委員から、人事評価制度について、評価の視点などを統一させるためのマニュアルなどを作成する考えはあるかとの質疑に対し、当局からは、感情による評価のばらつきなどを抑制するために評価者の研修を実施しているが、マニュアルの作成についても今後検討していきたいとの答弁がありました。また、評価に当たっては、上司も部下も評価の基準をきっちりと理解していなければ錯誤が起こることとなる。評価基準は職員に徹底できているのかとの質疑に対し、当局からは、上司と部下で事前に面談を実施しており、その中で基準を明確にしていくことが必要であると考えているとの答弁がありました。このほか、人材育成の考え方などに対しての質疑応答がありました。
討論において、賛成の立場から、評価項目は全職員に理解してもらうことが大切であり、評価は適正に行わなければならない。士気が失われることのないよう、全ての職員にとって公平に運用できるような仕組みづくりを行っていただきたいとの意見がありました。
審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第33号ですが、特に質疑、意見はなく、審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第34号ですが、質疑において、委員から、今後策定される10年間の鉄道事業再構築実施計画は、現在の3億円の赤字が若干でも減っていく内容となるのかとの質疑に対し、当局からは、伊賀鉄道の公有民営化シミュレーションでは、年間平均で1億8,000万円、10年間で18億4,000万円の支出が必要とる。公有民営化後は、伊賀鉄道株式会社では人件費、市では維持修繕費が大きな負担となってくることから、それぞれの縮減策等について近畿日本鉄道株式会社や伊賀鉄道株式会社と協議しているところであるとの答弁がありました。さらに、市が所有するに当たり、一番課題となるのは施設の補修である。市へ移管するまでにできる限りの修繕を行ってもらうなどの交渉は進んでいるのかとの質疑に対し、当局からは、近畿日本鉄道株式会社と話をし、一定の理解をいただいている。移管までの平成28年度中に可能な限りの前倒し補修をお願いしており、詳細はこれから詰めていくところであるとの答弁がありました。このほか、伊賀線存続支援のために支払われる一時金3億円の使途についての質疑応答がありました。
討論において、賛成の立場から、10年間で約18億円の支出ということを信じ、今後しっかりと運営していただきたいとの意見がありました。
審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第35号ですが、質疑において、委員から、センター設置の目的が交流や憩いの場ということであれば、土曜日や日曜日や17時以降の開館が必要ではないのか。また、常駐スタッフはどのような人が張りつくのかとの質疑に対し、当局からは、平日以外は第2、第4日曜日を開館する予定である。今後利用者の声を聞かせてもらいながら検討していきたい。スタッフについては現在、市民生活課に勤務している通訳1ないし2名と、国際交流協会事務局員を配置したいと考えているとの答弁がありました。また、センターを官設官営でやる必要があるのか。また、国際交流協会や外国人を支援するNPO法人等とはどのような連携を考えているのかとの質疑に対し、当局からは、一部の運営は国際交流協会に任せたいと考えている。NPO法人からは、現状では全て引き受けるのは困難というお話もいただいているが、将来的には民間にお任せする方向で、そういった組織の育成も行いながら考えていきたいとの答弁がありました。このほか、外国人が抱える課題についての質疑応答がありました。
審査の結果、特に意見はなく、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第37号ですが、質疑において、委員から、教育委員会が所管する
いじめ問題専門委員会と、本条例の調査委員会との違いはとの質疑に対し、当局からは、重大事態が発生した場合、まず教育委員会の第三者機関である専門委員会が調査し、その内容について市長に報告を行い、事態の内容によってさらに市長が再調査や再発防止のために必要と認めた場合は、この調査委員会で調査を行うという二段構えとなっているとの答弁がありました。また、この調査委員会委員に求められる資格者は市内では限られていると思われるが、人選についてはどのように考えているのかとの質疑に対し、当局からは、具体的な人選方法はまだ確定していないが、弁護士やスクールソーシャルワーカー、大学関係者や警察OBなどを想定しており、本条例の可決後、早急に人選を行いたいとの答弁がありました。このほか、各学校長のかかわりや学校現場へのアプローチについての質疑応答がありました。
討論において、賛成の立場から、いじめや悩みを相談できる教師と子供との信頼関係という原点に立ち、各学校において子供のシグナルをいっときも早くキャッチできるよう、教職員の資質向上を図っていただきたいとの意見がありました。
審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第38号ですが、質疑において、月例給の引き上げがない職員についての質疑応答がありましたが、審査の結果、特に意見はなく、本索は、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第39号から議案第41号までの3議案ですが、会議規則第98条の規定に基づき、一括議題といたしました。
質疑において、行政不服審査に係る手数料、個人情報や行政情報の開示請求に係る手数料及び減免基準等についての質疑応答がありましたが、審査の結果、特に意見はなく、いずれの案も全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第42号ですが、特に質疑、意見はなく、審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第49号ですが、質疑において、委員から、指定管理期間の1年間は市の直営とするための移行準備期間ということであるが、平成29年4月以降の運営についてはどのように考えているのかとの質疑に対し、当局からは、学芸員の安定確保、人材育成という部分が課題となっているため、市では学芸員を採用し、育成していきたい。また、管理運営については、市の関係する組織を充実させ対応していきたいと考えているとの答弁がありました。さらに、芭蕉の顕彰ということも大きな役割の一つであるが、これも市が担うのか、行政と顕彰会が連携し、行っていくという考え方はないのかとの質疑に対し、当局からは、行政が行う顕彰は、芭蕉が伊賀に生まれたことを誇りとして、その生きざまなどを継承していかなければならないと考えている。顕彰会がこれまで培っていただいたノウハウ、築いていただいた俳人の団体や俳文学の関係者などとのネットワークなどについて、連携し、生かしながら進めていきたいと考えているとの答弁がありました。
討論において、賛成の立場から、直営とすることについては賛成であるが、行政がやることには限界がある。行政がすべきことと顕彰会に担っていただくべきことのすみ分けをしっかり行い、連携の仕組みをつくっていただきたいとの意見がありました。
審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第50号及び議案第51号の2議案ですが、会議規則第98条の規定に基づき、一括議題といたしました。
質疑において、施設の使用実績や地区から支出している維持管理費用に関する質疑応答がありましたが、審査の結果、特に意見はなく、両案は、いずれも全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第52号及び議案第53号の2議案ですが、会議規則第98条の規定に基づき、一括議題といたしました。
特に質疑、意見はなく、審査の結果、両案は、いずれも全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第70号ですが、質疑において、委員から、別表に規定されている施設利用料金の設定はきわめて高い。金額設定の基準や根拠はとの質疑に対し、当局からは、同様の料金体系となっている他の芭蕉翁関連施設に整合させている。しかし、似通った他の市有施設とは差があるので、今後、芭蕉翁関連施設全ての料金設定を考えていきたいとの答弁がありました。このほか、予定されている施設の改修内容についての質疑応答がありました。討論において、賛成の立場から、施設使用料の設定が非常に高いため、別の機会において是正を図っていきたいと考えるとの意見がありました。
審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第72号から議案第89号までの18議案ですが、会議規則第98条の規定に基づき、一括議題といたしました。
質疑において、委員から、
無償譲渡するまでに施設の修繕要望や修繕の予定はあるのかとの質疑に対し、当局からは、18施設とも修繕の要望はないとの答弁がありました。
審査の結果、特に意見はなく、いずれの案も全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、審査の経過と結果を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(中岡久徳君)
報告に対し、御質疑ございませんか。
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。御意見ありませんか。
田中覚君。
○4番(田中 覚君)
議案第38号、伊賀市職員の給与に関する条例の一部改正について、かつかつ賛成の立場を表明し、討論に参加したいと思います。
世の中の、いや、特に伊賀市のいわゆる50人未満の事業所というのが94.48%、人事院勧告は50人以上の事業所等をその参考にされてるというふうな制度があります。伊賀市の場合は、もう95%に近い法人が50人未満、そういうことを考えたときに、安直に人事院の勧告をそのまま受け入れて、自分たちの給料を自分たちが決めていくという姿よりも、本来、その信頼される市行政となるならば、例えば成果主義に是正していくとか、フレックスタイムを導入し、朝は少し時間は暇なんだけれども、夕方から夜にかけて忙しくなってくるところはフレックスタイムにする等々、同一賃金、同一労働の議論も盛んに行われてきておりますから、今後、伊賀市の賃金のあり方ということをお考えいただいて、賛成の立場として意見を申します。ありがとうございます。
○議長(中岡久徳君)
他に御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は議案ごとに行います。
まず、議案第29号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第29号は、可決されました。
次に、議案第30号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第30号は、可決されました。
次に、議案第31号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第31号は、可決されました。
次に、議案第32号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第32号は、可決されました。
次に、議案第33号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第33号は、可決されました。
次に、議案第34号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第34号は、可決されました。
次に、議案第35号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。議案第35号は、可決されました。
次に、議案第37号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第37号は、可決されました。
次に、議案第38号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第38号は、可決されました。
次に、議案第39号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。議案第39号は、可決されました。
次に、議案第40号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第40号は、可決されました。
次に、議案第41号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第41号は、可決されました。
次に、議案第42号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第42号は、可決されました。
次に、議案第49号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第49号は、可決されました。
次に、議案第50号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第50号は、可決されました。
次に、議案第51号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第51号は、可決されました。
次に、議案第52号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第52号は、可決されました。
次に、議案第53号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第53号は、可決されました。
次に、議案第70号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第70号は、可決されました。
次に、議案第72号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第72号は、可決されました。
次に、議案第73号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第73号は、可決されました。
次に、議案第74号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。議案第74号は、可決されました。
次に、議案第75号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第75号は、可決されました。
次に、議案第76号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第76号は、可決されました。
次に、議案第77号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第77号は、可決されました。
次に、議案第78号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第78号は、可決されました。
次に、議案第79号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第79号は、可決されました。
次に、議案第80号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第80号は、可決されました。
次に、議案第81号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第81号は、可決されました。
次に、議案第82号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第82号は、可決されました。
次に、議案第83号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第83号は、可決されました。
次に、議案第84号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第84号は、可決されました。
次に、議案第85号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第85号は、可決されました。
次に、議案第86号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第86号は、可決されました。
次に、議案第87号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第87号は、可決されました。
次に、議案第88号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第88号は、可決されました。
次に、議案第89号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第89号は、可決されました。
次に、日程第3 議案第36号、議案第43号及び議案第44号、議案第54号から議案第57号まで及び議案第64号から議案第68号までの12議案を一括して議題とします。
本案に対し、教育民生常任委員長の報告を求めます。
教育民生常任委員長。
(17番 森 正敏君登壇)
○17番(森 正敏君)
ただいま議題となりました教育民生常任委員会に付託されました12議案について、審査の経過と結果を報告します。
当委員会は、3月22日に
執行部出席のもと審査を行いました。
なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされていますので、省略させていただきます。
まず、議案第36号ですが、質疑において、委員から、
いじめ問題専門委員会について、議案第37号の伊賀市
いじめ問題調査委員会と同じ委員構成となっているがとの質疑に対し、当局からは、委員構成の役職は同じだが、別の方で構成する組織となるとの答弁がありました。また、これまでの体制についての質疑に対し、当局からは、学校が主となって発見等に努めている。学校へは月1回の報告を求めており、その事案が解決に至ったかどうかを把握し、時には指導主事も入りながら連携を図っている。昨年度から連絡協議会に当たる組織を各学校に設置することが法で定められているとの答弁がありました。また、どの事案で
いじめ問題と認識するのかとの質疑に対し、当局からは、法にもうたわれているように、冷やかしやからかい、悪ふざけも含めて、被害者がいじめと捉えた場合にはしっかり調査していくことになるとの答弁があり、当該専門委員会を立ち上げる要件として、生命にかかわることや多額の金品をおどし取られる、長期にわたって学校に行けない状態が続く等の重大事案が発生した場合との説明がありました。さらに、連絡協議会や専門委員会を設置することで、いじめの問題解決に結びついていくとの認識でよいのかとの質疑に対し、教育長から、これまで実施していることを整理したものと捉えている。県や学校では既に同様の組織ができているが、市は努力義務であった。設置後は先生も保護者と安心していじめの問題解決に対応していけると考えるとの答弁がありました。
また、会議は基本的に非公開とされるのか。重大事案が発生しない限り専門委員会は開催されないのかとの質疑に対し、当局からは、個人情報にかかわる部分は非公開になると考えるが、結果はしっかり公表していきたい。委員会の開催については委員の指摘のとおりであるとの答弁がありました。また、これまでの重大事案の発生件数についての質疑に対し、当局からは、現時点で重大事案に該当する事例はないが、冷やかしやからかい等は小学校7校で13件、中学校5校、5件の報告があるとの答弁があり、加えて教育長から、小さなからかい等であっても、極端なことを言えば、被害者にとっては生き死ににかかわることとの認識を持って進めている。また、保護者と一緒に理解し合うよう進める体制をとっているとの答弁がありました。また、専門委員会の所掌事務としては調査となっているが、意見や答申も含まれているのか。また、構成委員を4人以内とした理由はとの質疑に対し、当局からは、所掌事務は基本的に調査が主になるが、予防に向けての提言等をいただくことにもなる。委員については心理等の専門家や学識経験者、弁護士などの4人構成で十分であると判断したとの答弁がありました。このほか、いじめ防止等にかかわる組織の連携についての関係図を用いて当局から説明がありました。
討論において、賛成の立場から、学校内で先生同士が情報共有し、安定した生徒指導ができるように支援体制の確立や仕事量の軽減に努められたい。担任がそこまで思っていなかったと報道される事案が多い。担任が察知しやすい場にいるとは思うが、いろんな形でいじめの相談を受けて情報共有できるような体制づくりを図られたいとの意見がありました。
審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案43号ですが、特に質疑、意見はなく、審査の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第44号ですが、質疑において、委員から、国の制度が変更することによる事業所、サービス利用者への影響はどうかとの質疑に対し、当局からは、事業所の事務として、県への現況届の提出や運営推進会議の設置、文書の保存年限を5年とすることが求められているが、実際の運営は基準等に変更がないため、これまでどおり運営を行うことになる。また、サービス利用者については何の手続も必要ないが、今後において市外設備でサービスを利用する場合は、自治体間で手続が必要になるとの答弁がありました。このほか、事業所が設置する運営推進会議の委員構成や開催頻度等についての質疑応答がありました。
討論において、特に意見はなく、審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第54号及び55号ですが、
指定管理者の指定についての2議案ですが、会議規則第98条の規定に基づき、一括議題といたしました。
質疑において、伊賀ホームほほえみに関して、委員から、平成30年4月から民営化としているが、法人との協議はどうなっているのかとの質疑に対し、当局からは、法人側としては、旧伊賀町地内で民営化を図りたいとのことから、候補地の選定を行っているところであるとの答弁がありました。さらに、民営化に伴う利用料金の変化等による利用者側の課題についての質疑に対し、当局からは、保護者への民営化へのメリット・デメリットについて説明を行い、一定の理解は得たと思っているとの答弁がありました。
討論において、特に意見はなく、審査の結果、両案とも全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第56号及び議案第57号の各放課後児童クラブに係る指定管理の指定についての2議案も、会議規則第98条の規定に基づき、一括議題といたしました。
質疑において、
成和西放課後児童クラブに関し、委員から、
指定管理者となる法人の事業計画では、施設の立地条件の悪さから安全確保について触れているが、子供たちの安全への対策は指定管理料に含まれているのかとの質疑に対し、当局からは、安全管理面での簡易な設備については、法人側で努力いただけるとのことであるとの答弁がありました。さらに、放課後児童クラブの定員や通所時の安全対策についての質疑に対し、当局からは、各施設の定員は、成和西で20名、成和東で30名を予定しており、現時点で成和西では平日放課後利用が8名、長期休業中の利用が8名、成和東では平日放課後利用が13名、長期休業中の利用が24名の利用希望がある。また、安全面について、通所時には必要に応じて支援員が学校まで迎えに行くことも考えていきたいとの答弁がありました。
討論において、特に意見はなく、審査の結果、両案とも全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第64号から議案第67号までの財産の
無償譲渡についての4議案も、会議規則第98条の規定に基づき、一括議案といたしました。
特に質疑、意見はなく、審査の結果、4案とも全会一致で可決すべきものと決しました。
最後に、議案第68号ですが、質疑において、委員から、レスパイト体制(在宅介護をしている家族の一時的な外出や休憩)についての質疑に対し、当局からは、計画内での表記はないが、重要性については認識している。既存のサービスを活用していただけるなど、介護されている方へのケア体制を構築するようにケアマネジャーとの連携を進めている。また、計画の推進協議の場において、課題として上げて体制の確認等を行いたいとの答弁がありました。また、生活困窮者自立支援への協議内容についての質疑に対し、当局からは、計画の準備段階から庁内で議論を重ねており、生活困窮者の状況について、民生委員の協力を得て調査を行ったところである。今後において関係課と協議の上、予防活動を進めていきたいとの答弁がありました。このほか、計画策定経過についての質疑応答がありました。
討論において、賛成の立場から、本計画は、みずからでつくり上げたものだからこそ地域と協力していけるものと考えるが、十分機能していない部分がまだある。新たな課題である生活困窮に関して、市民一人一人が問題認識していくような仕組みづくりに取り組まれたいとの意見がありました。
審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
○議長(中岡久徳君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。討論、御意見ございませんか。
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は議案ごとに行います。
まず、議案第36号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第36号は、可決されました。
次に、議案第43号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第43号は、可決されました。
次に、議案第44号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第44号は、可決されました。
次に、議案第54号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第54号は、可決されました。
次に、議案第55号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第55号は、可決されました。
次に、議案第56号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第56号は、可決されました。
次に、議案第57号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第57号は、可決されました。
次に、議案第64号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第64号は、可決されました。
次に、議案第65号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第65号は、可決されました。
次に、議案第66号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第66号は、可決されました。
次に、議案第67号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第67号は、可決されました。
次に、議案第68号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第68号は、可決されました。
次に、日程第4 議案第46号から議案第47号、議案第58号から議案第63号まで、議案第71号及び議案第90号から議案第103号までの計23議案を一括して議題とします。
本案に関し、産業建設常任委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員長。
(19番 空森栄幸君登壇)
○19番(空森栄幸君)
ただいま議題となりました産業建設常任委員会に付託された23議案について、審査の経過と結果を報告します。
当委員会は、3月18日に
執行部出席のもと審査を行いました。
なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされていますので、省略いたします。
まず、議案第46号について、質疑において、委員から、低炭素化建築物とは具体的にどのようなものかとの質疑に対し、当局からは、二酸化炭素排出抑制に資する建築物であって、一定の基準を満たし、所管行政庁の認定を受けたものであるとの答弁があり、具体的な基準について説明がありました。このほか、伊賀市における該当建築物の申請件数についての質疑応答がありました。
討論において、特に意見はなく、審査の結果、議案第46号は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第47号について、質疑において、委員から、条例に違反した場合の罰則はあるのかとの質疑に対し、当局からは、火災予防のための設置基準であって、罰則規定はないとの答弁がありました。
討論において、特に意見はなく、審査の結果、議案第47号は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第58号について、質疑において、委員から、公共施設最適化計画における位置づけはどのようになっているのかとの質疑に対し、当局からは、計画の対象となっている農村ふれあいセンターは、平成30年度に譲渡の方針となっているとの答弁がありました。さらに、指定管理全体に言えることであるが、市の仕様書によって
指定管理者の自由度を拘束していないか。市場化テストも含め、ある程度自由な運用ができるような配慮が必要ではないのかとの質疑に対し、当局からは、委員の指摘のとおりである。仕様書では基本的な概念を示しているが、それ以外の事業も行っていただいているので、今後も利用者ニーズの把握などをお願いしていきたいとの答弁がありました。
討論において、特に意見はなく、審査の結果、議案第58号は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第59号について、委員から特に質疑、意見はなく、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第60号について、質疑において、委員から、
指定管理者の選定に際して、指定管理のメリットが疑問であるという意見が付されているが、どのような内容であったかとの質疑に対し、当局からは、施設の目的から収益が上がるものではないことについて指摘を受けたものであるが、市直営にした場合は人件費がかさむことになり、また、当該団体は事務局に常に職員を配置しており、あわせて施設使用の管理業務等も行えることから、双方にメリットがあるものと認識しているとの答弁がありました。このほか、当該施設の建築年や現状についての質疑応答がありました。
討論において、特に意見はなく、審査の結果、議案第60号は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第61号について、委員から特に質疑、意見はなく、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第62号について、質疑において、委員から、きじが台では以前から当該路線以外も含めて市道認定の要望が出てきているが、今後の認定等について地域住民に十分説明はしているのかとの質疑に対し、当局からは、今回の認定や今後の用地取得等について説明の上、理解を得ている。今後も地域の協力を得ながら認定を進めていきたいとの答弁がありました。また、認定基準を満たさない場合の対応に関する質疑に対し、要綱では、市長が公益上特に必要と認めるものとして特例を設けているが、認定の際、全てに当てはまるものではなく、確実に必要な道路であると厳密に確認できた場合に適用しているとの答弁がありました。このほか、具体的な認定基準や水道の布設状況についての質疑応答がありました。
討論において、特に意見はなく、審査の結果、議案第62号は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第63号並びに議案第71号については、委員から特に質疑、意見はなく、両案は、いずれも全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第90号から103号までの計14議案について、質疑において、委員から、施設の譲渡先である地縁団体は全て法人化しているのかとの質疑に対し、当局からは、一部は法人となっている。法人化していない団体との仮契約書は、団体代表者の役職名を記載した個人名で締結する予定であり、その後の所有権移転等については地域で協議いただくこととしているとの答弁がありました。さらに、施設の土地の名義はどのようになっているかとの質疑に対し、土地の名義は地域や個人、または市となっているものがある。市名義のものについては、土地の使用貸借契約を結ぶ予定であるとの答弁がありました。このほか、施設の不動産登記や固定資産税についての質疑応答がありました。
討論において、特に意見はなく、審査の結果、議案第90号から103号までの14議案は、いずれも全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、
委員長報告といたしますので、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
○議長(中岡久徳君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中岡久徳君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中岡久徳君)
御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は議案ごとに行います。
まず、議案第46号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第46号は、可決されました。
次に、議案第47号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第47号は、可決されました。
次に、議案第58号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第58号は、可決されました。
次に、議案第59号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第59号は、可決されました。
次に、議案第60号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第60号は、可決されました。
次に、議案第61号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第61号は、可決されました。
次に、議案第62号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第62号は、可決されました。
次に、議案第63号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第63号は、可決されました。
次に、議案第71号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第71号は、可決されました。
次に、議案第90号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第90号は、可決されました。
次に、議案第91号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第91号は、可決されました。
次に、議案第92号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第92号は、可決されました。
次に、議案第93号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第93号は、可決されました。
次に、議案第94号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第94号は、可決されました。
次に、議案第95号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第95号は、可決されました。
次に、議案第96号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第96号は、可決されました。
次に、議案第97号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第97号は、可決されました。
次に、議案第98号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第98号は、可決されました。
次に、議案第99号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第99号は、可決されました。
次に、議案第100号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第100号は、可決されました。
次に、議案第101号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第101号は、可決されました。
次に、議案第102号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第102号は、可決されました。
次に、議案第103号に対し、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
全会一致であります。よって、議案第103号は、可決されました。
次に、日程第5 請願第29号を議題とします。
本案に関し、産業建設常任委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員長。
(19番 空森栄幸君登壇)
○19番(空森栄幸君)
ただいま議題となりました産業建設常任委員会に付託された請願1件について、審査の経過と結果を報告します。
当委員会は、議案審査と同じく3月18日に意見陳述の希望のあった請願者と
執行部出席のもと審査を行いました。
なお、請願の要旨につきましては、請願文書表に記載のとおりでありますので、省略いたします。
それでは、請願第29号について、質疑において、委員から、熊本県ではTPPに伴う農林水産物への影響について独自の試算を公表しているが、三重県や伊賀市ではどうかとの質疑に対し、請願者からは、三重県でも試算をするよう求め、県、農政局及び農協の3者で協議する場をつくったようであるが、国が基準を示したことで、対策を講じているから影響はないという国と同じ結果になってしまった。伊賀市でも試算をしてもらいたいが、やはり現実に近い数字で試算しなければ、私たち生産者のためにはならないとの答弁がありました。さらに、農政においては、農地の集約化や経営の法人化を進めることで合理化とコスト削減に取り組んでいるところであるが、思うように成果が上げられていない。国からの補助も減っていく中で、実際に農業を営んでいる請願者はどのように感じているかとの質疑に対し、請願者からは、集落営農組織の立ち上げなどに取り組んでいるが、後継者不足など将来が不透明な状況で行き詰まることもある。農業への企業進出という話もあるが、やはり経営として成り立つ農業を確立させることが重要であるとの答弁がありました。
討論において、反対の立場から、基本的に自由主義社会であるので競争というのは必要であり、どちらかというと、これまでの日本の農業者は守られ過ぎていたのではないか。TPPの批准以前に、農政を放置してきた行政にも農業者にも責任があるように思われる。情勢が刻々と変わる中で、少しずつでも対応していく必要があり、現段階では批准しないと判断するのは時期尚早であるとの意見がありました。
審査の結果、請願第29号は、賛成なしで不採択とすべきものと決しました。
以上、
委員長報告といたしますので、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
○議長(中岡久徳君)
報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中岡久徳君)
御質疑なしと認めます。
よって、討論に入ります。御意見ございませんか。
百上真奈君。
○14番(百上真奈君)
請願第29号、
TPP協定を国会で批准しないことを求めることについて、
委員長報告に反対をし、請願に賛成する立場で意見を述べます。
3月15日付の日本農業新聞の一面に、全品目で開放の疑い、関税維持156細目、実態は譲歩続々、決議遵守揺らぐ、日本政府が譲歩できる農産物の全ての品目で市場開放している疑いが極めて濃くなったとスクープ記事が載りました。TPPは、米や牛肉などの農産物を含め、関税を原則として撤廃、輸入を拡大するとともに、食の安全、著作権、雇用、医療など、あらゆる分野で多国籍企業の利益を最大限に確保するため、国民を犠牲にするルールを押しつけるものです。とりわけISD条項は環境、健康、地域経済などを守る国内ルールや地域ルールを一企業が利潤拡大を阻害したとして、国家、自治体を訴え、巨額の賠償金、制度改編を迫るという、まさに国家主権を売り渡す協定と言わなければなりません。自民党政権が農家に対してTPPになっても十分な補助金を助成するから大丈夫と言っても絵そらごとになるのは明らかです。
TPP協定は、日本に全品目で95%、農林水産物で81%、重要5品目だけでも30%の品目の関税撤廃を押しつけるものになりました。日本がこれまで結んだ14カ国とのEPA、経済連携協定の全てに除外規定があり、対象には米や麦などの重要品目が入っていました。しかし、
TPP協定には国会決議が求めた重要農産品の除外という言葉さえ盛り込ませていません。さらに撤廃を繰り上げる条項、7年後に他国からの要請があれば再協議する条文も含まれており、TPPをこのまま批准すれば後戻りできない関税撤廃への道に突き進むということになります。
1月4日付の日本農業新聞には、全国のJA組合長を対象にしたアンケートが紹介されていますが、回答した523人中92%もの組合長が国会決議は守られていないと答えています。国会決議違反が明白な
TPP協定の批准はきっぱり中止すべきです。請願審査の中で、日本の農業は守られ過ぎてきたという発言がありました。しかし、農業は工業と違って生産性が低く、市場原理にさらされたら立ち行かなくなるから国が保護をしてきたのであって、これは外国では当たり前にやっていることです。今、国はその農業の生産性を上げるため、大規模化し、機械化を進め、人件費やコストを減らそうとしています。しかし、そんなことをしてもアメリカやオーストラリアなどの国々と競争できるわけがありません。アメリカやヨーロッパ等の国々は国の主食を100%することを自分の国を守る一番の戦略に位置づけ、そのために国が家族農業を保護し、自給率を高めているのです。
日本はどうでしょう。国の農業政策が本当に日本の家族農業を守り、自給率を高めるものだったでしょうか。食べていけない農業で離農者がふえた上に、さらにTPPによって大打撃を受けることになるのです。
TPP協定文は本文と附属書だけでも5,000ページを超える膨大な量であり、関連文書全てが公開、翻訳されているわけではありません。TPPの全体像を十分に把握し、私たちの暮らしや日本社会にとっての問題や懸念を精査するにはまだまだ時間がかかります。
また、政府が招いたノーベル経済学受賞者のジョセフ・スティグリッツ教授は、TPPについて、米国での効果はほとんどなく、米国議会で批准されないとの見解を示しました。米国議会での議論は、大統領選挙後になる見通しです。批准を日本で急ぐ必要はありません。それよりも国民生活にも大きくかかわる
TPP協定内容の徹底精査と徹底した審議も尽くさずに批准することは、決して許されません。日豪EPAと比べてもウルグアイ・ラウンド農業合意と比べても、これらをはるかに上回る農業潰し協定と言われている
TPP協定について、国会で批准しないことを求めるこの請願の願意は妥当であり、
伊賀市議会としてこの内容で国会へ意見書を上げることが農林業、畜産の振興を進める伊賀市や農業従事者、市民のためにもとるべき道だと思います。
以上、
委員長報告に反対し、この請願に賛成する討論とし、議員の皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(中岡久徳君)
他に御意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
議案第29号に対し、
委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(中岡久徳君)
起立多数であります。よって、議案第29号は、不採択とすることに決しました。
次に、日程第6 報告第1号から報告第5号までを一括して議題とします。
当局の説明を求めます。
市長。
(市長 岡本 栄君登壇)
○市長(岡本 栄君)
ただいま上程の報告第1号から報告第5号までの
地方自治法指定法人の
経営状況を説明する書類の提出について、報告します。
地方自治法第221条第3項の法人である
株式会社俳都ピア、伊賀市
土地開発公社、
公益財団法人伊賀市
文化都市協会、
一般社団法人大山田農林業公社及び
有限会社大山田ファームの平成28年4月1日から平成29年3月31日までの間における事業計画に関する書類を、同法第243条の3第2項の規定により報告します。
まず、報告第1号の
株式会社俳都ピアの概要ですが、ハイトピア伊賀の1階及び2階において飲食系、物販系及びサービス系のテナントを配した不動産賃貸業務を運営しています。現在、空き区画はなく、満床での経営です。また、直営店であるYショップの区画については、賃貸スペースとする方針で入居者を募っています。平成27年度に設立したテナント会を中心に、イベント開催の企画やクーポン券の発行等を積極的に推進し、来客数増加と各テナントの
経営状況向上に努めていきます。今後も伊賀市中心市街地に立地するハイトピア伊賀において、にぎわいの創出拠点としての機能を課していきます。
事業計画では、不動産賃貸業等で3,218万円とし、総合収支計画では、当期損失を988万5,000円としていますが、利益剰余金で充当を予定しており、収入、支出それぞれ3,218万円としています。
次に、報告第2号の伊賀市
土地開発公社の事業計画の概要です。現在、公社が保有している土地はなく、平成28年度における公共用地の処分事業及び取得事業計画はありません。また、予算としては収益的収入及び支出で、収入15万円、支出15万円としています。
次に、報告第3号の
公益財団法人伊賀市
文化都市協会の事業計画の概要です。伊賀市
文化都市協会は、伊賀市文化会館を初めとする公の施設の管理運営及び有効活用を図るほか、芸術文化やスポーツの振興、また住民ニーズに応じた幅広いジャンルにわたる芸術性の高い事業の実施や、人材育成のための市民参加型事業の実施を計画しています。特に来年度は伊賀市文化会館開館25周年をステップとして、真の文化振興の拠点へを基本コンセプトに、地域との連携、市民との協働を一層推進し、各種事業に取り組むこととしています。
また、産学官連携による地域産業創造センターゆめテクノ伊賀の運営を通じ、環境・食・文化等に関する地域産業の振興に資する事業の計画もしています。収支予算としては、経常収益の合計が5億4,352万7,000円で、その内訳は公益目的事業会計で5億1,002万3,000円、収益事業等会計で585万2,000円、法人会計で2,765万2,000円を見込んでいます。経常費用では、合計が5億4,954万1,000円で、その内訳は公益目的事業会計で5億1,869万6,000円、収益事業等会計で319万3,000円、法人会計で2,765万2,000円で、当期経常増減額は601万4,000円の減額となる見込みです。このことにより、一般正味財産期末残高は1億9,377万3,745円となり、指定正味財産期末残高2億5,668万9,658円を合わせて、正味財産期末残高は4億5,046万3,403円を見込んでいます。
次に、報告第4号の
一般社団法人大山田農林業公社の事業計画の概要です。公益目的事業では、農地保全管理事業や特産品開発事業、菜種搾油施設管理事業などを、収益事業では、農産物加工所運営事業や菜種搾油施設運営事業、農作業事業などを計画しています。予算としては、収入の部で農地保全管理事業などの公益目的事業会計が1,202万2,000円、農産物加工所運営事業などの収益事業等会計が4,666万5,000円、法人会計が896万1,910円で、合計6,764万8,910円を計上し、支出の部では、公益目的事業会計で1,549万2,980円、収益事業等会計で、4,288万1,300円、法人会計で825万8,350円、合わせて6,663万2,630円としています。これにより、当期一般正味財産増減額は101万6,280円を見込んでいます。
最後に、報告第5号、
有限会社大山田ファームの事業計画の概要です。
一般社団法人大山田農林業公社が行う土地利用調整に伴う農業経営及び農作業の受託などを計画しています。予算としては、収入の部で、農作物販売収入3,033万2,000円、農作業受託収入680万円、その他の収入1,744万円などを合わせまして5,608万6,000円を計上し、支出の部では、役員報酬842万円、賃金787万7,000円、原材料費1,099万円、農業機械導入費500万円、農機維持費307万円、利用料929万円などで、合わせて5,608万6,000円としています。
以上、報告いたします。
○議長(中岡久徳君)
説明に対し、御質疑ございませんか。
御質疑、御意見なしと認めます。
よって、報告第1号から報告第5号までは、当局の説明どおり御了承願います。
以上で本定例会に付議されました案件は全て議了しました。
去る3月3日に開会しました平成28年度第1回伊賀市定例会は、これをもって閉会します。
長らくの慎重審議、本当にありがとうございました。
(午前11時30分 閉会)
―――――――――――――――
地方自治法第123条第2項の規定により次に署名する。
議 長 中 岡 久 徳
議 員 森 正 敏
議 員 北 出 忠 良...