伊賀市議会 > 2015-09-25 >
平成27年第 4回定例会(第5日 9月25日)

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  1. 伊賀市議会 2015-09-25
    平成27年第 4回定例会(第5日 9月25日)


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    平成27年第 4回定例会(第5日 9月25日)         平成27年第4回伊賀市議会(定例会)会議録          平成27年9月25日(金曜日)(第5日)          ─────────────────────────    平成27年9月25日(金)午前10時開議  日程第 1 議案第 73号から議案第 86号まで                (決算常任委員長報告、質疑、討論、採決)        議案第 73号 平成26年度三重県伊賀市一般会計歳入歳出決算の認定                について        議案第 74号 平成26年度三重県伊賀市国民健康保険事業特別会計歳                入歳出決算の認定について        議案第 75号 平成26年度三重県伊賀市住宅新築資金等貸付特別会計                歳入歳出決算の認定について        議案第 76号 平成26年度三重県伊賀市駐車場事業特別会計歳入歳出                決算の認定について        議案第 77号 平成26年度三重県伊賀市介護保険事業特別会計歳入歳                出決算の認定について        議案第 78号 平成26年度三重県伊賀市農業集落排水事業特別会計歳                入歳出決算の認定について        議案第 79号 平成26年度三重県伊賀市公共下水道事業特別会計歳入
                   歳出決算の認定について        議案第 80号 平成26年度三重県伊賀市浄化槽事業特別会計歳入歳出                決算の認定について        議案第 81号 平成26年度三重県伊賀市サービスエリア特別会計歳入                歳出決算の認定について        議案第 82号 平成26年度三重県伊賀市後期高齢者医療特別会計歳入                歳出決算の認定について        議案第 83号 平成26年度三重県伊賀市島ヶ原財産特別会計歳入歳                出決算の認定について        議案第 84号 平成26年度三重県伊賀市大山田財産特別会計歳入歳                出決算の認定について        議案第 85号 平成26年度三重県伊賀市病院事業会計決算の認定につ                いて        議案第 86号 平成26年度三重県伊賀市水道事業会計決算の認定につ                いて    第 2 議案第 87号から議案第 90号まで及び発議第  8号                (予算常任委員長報告、質疑、討論、採決)        議案第 87号 平成27年度伊賀市一般会計補正予算(第3号)        議案第 88号 平成27年度伊賀市国民健康保険事業特別会計補正予算                (第2号)        議案第 89号 平成27年度伊賀市農業集落排水事業特別会計補正予算                (第1号)        議案第 90号 平成27年度伊賀市病院事業会計補正予算(第1号)        発議第  8号 議案第87号 平成27年度伊賀市一般会計補正予算(                第3号)に対する修正について    第 3 議案第 92号から議案第 96号まで                (総務常任委員長報告、質疑、討論、採決)        議案第 92号 伊賀市個人情報保護条例の一部改正について        議案第 93号 伊賀市情報公開・個人情報保護審査会設置条例の一部改                正について        議案第 94号 伊賀市手数料条例の一部改正について        議案第 95号 島ヶ原ふれあいの里の設置及び管理に閨する条例の一部                改正について        議案第 96号 島ヶ原会館条例の−部改正について    第 4 議案第 91号及び議案第 98号                (教育民生常任委員長報告、質疑、討論、採決)        議案第 91号 伊賀市子育て支援基金の設置、管理及び処分に関する条                例の制定について        議案第 98号 島ヶ原老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の                廃止について    第 5 議案第 97号及び議案第 99号から議案第101号まで                (産業建設常任委員長報告、質疑、討論、採決)        議案第 97号 伊賀・信楽古陶館条例及び伊賀焼伝統産業会館条例の一                部改正について        議案第 99号 平成26年度三重県伊賀市水道事業会計処分利益剰余                金の処分について        議案第100号 損害賠償の額を定めることについて        議案第101号 災害対応特殊消防ポンプ自動車の買入れについて    第 6 請願第 23号 (総務常任委員長報告、質疑、討論、採決)        請願第 23号 安全保障関連法案の撤回を求めることについて    第 7 請願第 24号から請願第 28号まで                (教育民生常任委員長報告、質疑、討論、採決)        請願第 24号 義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求めるこ                とについて        請願第 25号 教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算拡充を求め                ることについて        請願第 26号 子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度                の拡充を求めることについて        請願第 27号 防災対策の充実を求めることについて        請願第 28号 年金積立金の安全かつ確実な運用を求めることについて    第 8 議案第102号及び議案第103号                (説明、質疑、付託省略、討論、採決)        議案第102号 人権擁護委員候補者の推薦について        議案第103号 人権擁護委員候補者の推薦について    第 9 発議第  9号 (説明、質疑、付託省略、討論、採決)        発議第  9号 今後の賑わい創出に向けた現庁舎地の利活用等に関する                決議について    第10 発議第 10号 (説明、質疑、付託省略、討論、採決)        発議第 10号 地方創生に係る新型交付金等の財源確保を求める意見書                の提出について    第11 発議第 11号から発議第 15号まで                (説明、質疑、付託省略、討論、採決)        発議第 11号 義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める意                見書の提出について        発議第 12号 教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算拡充を求め                る意見書の提出について        発議第 13号 子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度                の拡充を求める意見書の提出について        発議第 14号 防災対策の充実を求める意見書の提出について        発議第 15号 年金積立金の安全かつ確実な運用を求める意見書の提出                について       ───────────────────────── 〇会議に付した事件  議事日程のとおり       ───────────────────────── 〇出席議員(22名)  議席番号    氏   名    議席番号    氏   名    1番  赤 堀 久 実 君   13番  中 谷 一 彦 君    2番  市 川 岳 人 君   14番  百 上 真 奈 君    3番  嶋 岡 壯 吉 君   16番  田 山 宏 弥 君    4番  田 中   覚 君   17番  森   正 敏 君    5番  福 岡 正 康 君   18番  北 出 忠 良 君    6番  福 田 香 織 君   19番  空 森 栄 幸 君    7番  森 川   徹 君   20番  前 田 孝 也 君    8番  生 中 正 嗣 君   21番  岩 田 佐 俊 君   10番  上 田 宗 久 君   22番  安 本 美栄子 君   11番  近 森 正 利 君   23番  中 岡 久 徳 君   12番  中 井 洸 一 君   24番  森 岡 昭 二 君       ───────────────────────── 〇欠席議員(なし)
          ───────────────────────── 〇欠  員(2名)       ───────────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名            氏     名   市長             岡 本   栄 君   副市長            辻 上 浩 司 君   危機管理監          藤 森 尚 志 君   総務部長           澤 田 洋 子 君   総務部次長市政再生監    稲 森 洋 幸 君   企画振興部長         藤 岡 淳 次 君   財務部長           西 堀   薫 君   財務部次長兼管財課長     田 槙 公 博 君   人権生活環境部長       大 橋 久 和 君   健康福祉部長         増 田 基 生 君   産業振興部長         尾 登   誠 君   建設部長           北 山 太加視 君   消防長            福 山 康 宣 君   市民病院副院長[事務部門]兼   健診センター副センター長       福 永 泰 治 君   企画振興部次長兼   上野支所長地域振興総括監  藤 山 善 之 君   伊賀支所長地域振興総括監  中 林 千 春 君   島ヶ原支所長地域振興総括監 風 早 孝 昭 君   阿山支所長地域振興総括監  松 本 和 久 君   大山田支所長地域振興総括監 児 玉 泰 清 君   青山支所長地域振興総括監  牧 野 頼 悌 君   会計管理者          森 本 君 枝 君   水道事業管理者職務代理者兼   水道部長           谷 口 昌 平 君   教育長            野 口 俊 史 君   教育委員会事務局教育次長   伊 室 春 利 君   代表監査委員         大 田   元 君   監査委員事務局長       森 永 典 生 君       ───────────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   局長             森 本 一 生 君   議事課長           川 口 敏 幸 君   副参事兼議事調査係長     籔 中 英 行 君       ─────────────────────────             (午前10時00分 開議) ○議長(中岡久徳君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は22名、会議は成立しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  この際、議事に入るに先立ち、諸般の報告をします。  地方自治法第180条第1項の規定による専決処分事項概要及び議員派遣に関する予定については、お手元に配付のとおりで御了承を願います。  これより議事に入ります。  日程第1 議案第73号から議案第86号までの決算関係14議案を一括とし議題とします。  本案に関し、決算常任委員長の報告を求めます。  決算常任委員長。             (11番 近森正利君登壇) ○11番(近森正利君)  おはようございます。  ただいま議題となりました決算常任委員会に付託された14議案について、審査の経過と結果を報告します。  当委員会は、9月11日と9月14日の2日間、執行部出席のもと審査を行いました。  なお、各議案の内容については、議案上程時に説明がなされていますので、省略します。  また、審査に当たり、また、多岐にわたり質疑応答がなされたところですが、当委員会は、議長及び議会選出の監査委員を除く議員全員で構成されており、内容については十分御承知のことと存じますので、質疑に関する報告について省略し、討論と審査の結果を報告します。  議案第73号及び議案第74号、議案第77号、議案第82号、議案第86号について、審査の結果、討論において、それぞれの議案に対し反対の立場から一定の発言がありましたが、いずれも賛成多数で認定すべきものと決しました。  議案第75号及び議案第76号、議案第78号から議案第81号まで、議案第83号から議案第85号までについて、審査の結果、以上9議案は、特に意見もなく、いずれも全会一致で認定すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(中岡久徳君)  報告に対し、御質疑ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。  百上真奈君。 ○14番(百上真奈君)  ただいまありました委員長の報告に対して、議案第73号、平成26年度一般会計歳入歳出決算、議案第74号、平成26年度国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、議案第77号、平成26年度介護保険事業特別会計歳入歳出決算、議案第82号、平成26年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、議案第86号、平成26年度水道事業会計の決算についての5つの決算認定について、反対の立場から意見を申し上げます。  まず、一般会計についてですが、消費税が5%から8%に引き上げられたこの平成26年度は、国内総生産が実質で1%のマイナスになりました。民間の消費支出が前年比実質3.1%のマイナス、民間住宅建設実質マイナス1%となり、あらゆる商品やサービスの価格に上乗せされる消費税増税が消費を落ち込ませたことが明らかになりました。また、消費税増税や物価上昇に賃金が追いつかず、この一年間の実質賃金は3%もの落ち込みになりました。商店は売り上げが減り、原材料高騰を価格に転嫁できない中小業者を直撃し、庶民の生活を圧迫しました。  伊賀市では、増税に伴い、上下水道料金や手数料、利用料金等の値上げを行い、地方消費税交付金1億1,570万円が入ってきたものの、物件費など伊賀市が払う消費税はそれ以上の額です。また、社会保障に使われ充実したという実感が得られず、暮らし向きは厳しいままです。若者の定住、移住施策、地元業者の経営を支え、若者や生活困窮者にも必要な仕事確保、雇用保障、生活保障等の施策が弱いままでした。失業や病気、障がいを受けることになったり、倒産、介護、多様な理由で誰もが厳しい経済状況に陥る状況は、アベノミクスによって格差が拡大し、加速されております。厳しい経済状況から滞納、家族の失業、虐待、サービスが利用できない、近所づき合いができずに孤独になる、住むところがない、教育が受けられない、進学ができない、結婚ができない、夢や希望が持てないなど、問題は多様化、深刻化しています。  3カ所の地域包括支援センターで市民が抱える問題を拾い上げ、福祉相談調整課庁内関係機関をコーディネートし、支援をつくっていく仕組みをつくりましたが、職員や専門職の不足、各課を超えての積極的な連携など、課題は多いと感じました。  施策の根拠法がなくなっているのに継続されている同和事業では、例えば貧困世帯がふえる中で、同和地区の子供のみを対象としている保育料の3割減免ではなく、子育てしやすい伊賀市の施策として全ての子供たちの保育料のさらなる引き下げを求めます。  最後に、26年度は住民の意見が大きく分かれる中、庁舎移転が決定し、移転新築に関する予算が執行されました。私は都市計画法をゆがめてまで移転させる理由に納得できず、資材や労務単価高騰による多額な支出により、市民負担をふやすことになるため反対しましたが、今後、支出がさらにふえることは確実です。市はお金がないないと言いながら、市民の厳しい暮らしを支える施策よりも、あんな立派な庁舎を建ててという市民の声もあります。公営住宅の使用料の滞納問題も指摘されましたが、真に公平、公正な市政運営のもとで、市民の暮らしを守る地方自治体の役割を果たしていただくことを求めます。  次に、国民健康保険事業特別会計についてですが、国保の加入者は高齢者や非正規労働者など、低所得者がふえる一方、医療を必要とする高齢者が多いため、医療給付費もふえています。一番の問題である高過ぎる保険料の引き下げについては、保険者が三重県になれば保険料の引き上げが予想されるため、引き下げはしないとのことでした。無収入であっても保険料を納めなければならないのが国保の特徴です。均等割、平等割を減らし、所得割に移行するなど、低所得者の保険料引き下げを行っていただきたいと思います。ふえる滞納者に対しては、2008年の厚労省通知にもあるように、資格証明書の発行に際し、文書だけでなく、電話や戸別訪問で特別な事情の有無を行った上で行い、納付相談に乗る姿勢をもって対応していただくことを求めます。  次に、介護保険事業特別会計ですが、市は国の方針に基づき、在宅介護、地域包括ケアシステムの構築を進めていますが、その担い手となる介護士、看護師の処遇が改善されず、24時間対応のサービス提供には至っていません。市として介護士等が働き続けられる環境づくりをしてください。また、国は対象者の介護保険外しを進め、自治体、地域、家族の責任が大きくなっています。現在進めておられる医療、介護、福祉の連携を最優先課題として、財政支援、課題解決につながるサービスの構築に市が責任を持っていただくことを求めます。  後期高齢者医療特別会計ですが、75歳以上の高齢者に差別医療を持ち込む制度であり、廃止すべきです。  最後に、水道事業会計ですが、平成26年の9月議会で、伊賀市の川上ダム建設負担金の建設中償還に伴い、平成26年度から55年度までの30年にわたる約72.5億円の債務負担行為の設定と初年度分として8,665万8,592円を支出しました。このうち、一般会計からの繰り入れは2,880万6,197円です。事業生産に伴う伊賀市の負担金について、当時の9月議会に予算上程まで市民にも議会にも説明がされず、妥当かどうかも判断できない不誠実な対応がありました。市民負担にかかわることであり、今後ダム本体工事は建設資材や労務単価高騰も相まって膨らむ可能性があり、市の負担金もふえれば市民生活への影響も懸念されます。また、平成22年度に川上ダムから奈良県や西宮市が撤退し、伊賀市も開発水量を毎秒0.6立方メートルを毎秒0.358立方メートルに縮小したいと変更申し入れをし、水資源機構は開発水量毎秒0.242立方メートル縮小分の事業費を伊賀市に負担させ、伊賀市もこれを納得して縮小負担金6億6,500万円を支払っていますが、会計処理に疑問があります。現在、水道事業計画の見直しがされていますが、下流の市は水需要減少による危機を訴えている中で、伊賀市はたった一つの市でダム事業に残り、多額の建設負担金を払おうとしています。また、今回地方公営企業会計制度の改正に伴う引当金の計上、借入資本金負担金計上等も行われておりますけれども、水道事業会計については、まさに市民生活に身近な影響するものであります。市民に丁寧な説明を今後も求めてまいります。  以上の意見を申し上げまして、委員長報告に反対し、決算認定について反対いたします。 ○議長(中岡久徳君)  他に御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は議案第73号、議案第74号、議案第77号、議案第82号及び議案第86号の5議案は単独で、議案第75号、議案第76号、議案第78号から議案第81号まで及び議案第83号から議案第85号までの9議案は一括で行います。  まず、議案第73号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  起立多数であります。よって、議案第73号は、認定されました。  次に、議案第74号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  起立多数であります。よって、議案第74号は、認定されました。  次に、議案第77号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  起立多数です。よって、議案第77号は、認定されました。
     次に、議案第82号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  起立多数であります。よって、議案第82号は、認定されました。  次に、議案第86号に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  起立多数であります。よって、議案第86号は、認定されました。  次に、議案第75号、議案第76号、議案第78号から議案第81号まで及び議案第83号から議案第85号までの9議案に対し、委員長の報告どおり認定することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、議案第75号、議案第76号、議案第78号から議案第81号まで及び議案第83号から議案第85号までの9議案は認定されました。  次に、日程第2 議案第87号から議案第90号及び発議第8号の予算関係5議案を一括議題とします。  まず、議案第87号から議案第90号に関し、予算常任委員長の報告を求めます。  予算常任委員長。             (11番 近森正利君登壇) ○11番(近森正利君)  ただいま議題となりました予算常任委員会に付託された4議案についての審査の経過と結果を報告します。  当委員会は、9月15日、執行部出席のもと審査を行いました。  なお、各議案の内容については、議案上程時に説明がなされていますので、省略します。  また、審査に当たって多岐にわたり質疑応答がなされたところですが、当委員会は、議長を除く議員全員で構成されており、内容については十分御承知のことと存じますので、質疑に関する報告についても省略し、討論と審査の結果を報告します。  議案第87号について、審査の結果、討論において、賛成の立場から一部疑義が残るところがあるが、本会議において議論をさせていただきたいといった意見がありました。一方、反対の立場からは、マイナンバー制度への対応、準備という点について、一定の発言がありましたが、本案は、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。  議案第88号から議案第90号までについて、審査の結果、以上3議案は、特に意見もなく、いずれも全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(中岡久徳君)  次に、議案第87号、平成27年度伊賀市一般会計補正予算(第3号)に対し、修正案である発議第8号に対し、発議者代表の説明を求めます。  生中正嗣君。              (8番 生中正嗣君登壇) ○8番(生中正嗣君)  ただいま議題となりました発議第8号でございますが、議案第87号、平成27年度伊賀市一般会計補正予算(第3号)の一部を修正いたしたいと存じます。  修正の理由及び内容ですが、今定例会において、現庁舎である南庁舎を取り壊すことを内容とした発議第9号、今後の賑わい創出に向けた現庁舎地の利活用等に関する決議を提出しており、この発議との整合を図る中では、南庁舎の保存等に係る経費は不必要であることから、第1表、歳入歳出予算補正、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費のうち、庁舎耐震等概算費用算定業務委託経費分を減額するほか、あわせて同表の歳入及び第1条第1項の歳入歳出予算の総額についても修正しようとするものです。  よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中岡久徳君)  説明が終わりました。  まず、議案第87号、平成27年度伊賀市一般会計(第3号)及び議案第87号の修正案である発議第8号の2議案に対し、質疑を行います。  御質疑ございませんか。他に御質疑ございませんか。  副市長。             (副市長 辻上浩司君登壇) ○副市長(辻上浩司君)  今回提出されました補正予算の削減に対して、執行部側から少し意見のほうを述べさせていただきたいと思います。  86万4,000円、庁舎の耐震等概算費用算定の業務委託につきましては、さきの予算委員会でも一定の御質問がございまして、私のほうからはこの費用そのものの執行については予定はしていないというふうに申し上げました。その主な理由としましては、南庁舎の利活用だけでなく、市街地に配置されておりますさまざまな公共施設等の再配置、それが市街地の活性化、ひいては伊賀市のにぎわいの創出につながってまいるわけですけれども、そうした議論をこれからスタートさせていきたいということさきの全員協議会でも御説明のほうさせていただきました。既に特別委員会のほうでもさまざまな議論が重ねられてきたということ承知はしておりますけれども、さらに多角的に総合的な議論を市民参加のもとに進めていく必要があるというふうに認識をしておりまして、これについての一定の全員協議会の説明をした際には、特に異論もなく了承されたものというふうに認識をさせていただいております。こういった状況も勘案の上に、議員の皆さんで判断をいただければと考えております。  なお、この86万4,000円につきましては、しかるべき時期に補正予算で削減はしたいと考えておりますが、一方で、にぎわい創出に向けた検討に必要な費用、これについての補正のほうもまた考えておりますので、あわせてしかるべき時期に執行部としては対応したいというふうに考えています。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(中岡久徳君)  他に御質疑なしと認めます。  よって、同じく2議案に対する討論に入ります。  御意見ございませんか。  百上真奈君。 ○14番(百上真奈君)  議案第87号、平成27年度一般会計補正予算について、反対の立場で意見を述べます。  10月5日から住民票を持つ全ての人に12桁の個人番号を知らせる通知カードが簡易書留で世帯ごとに送付され、来年1月から顔写真やICチップ、個人番号を添付した個人番号カードが交付されます。補正予算には、それらに対応する住民課の体制強化のため、臨時職員の賃金が計上されています。しかし、現段階においてもマイナンバー制度がどんなもので、市民、事業者、自治体はどんな準備、対応が必要なのか多くの方がわからない、知らないという状況です。伊賀市もそうですが、中小企業ではマイナンバーの収集や管理などの手順がふえ、手間がふえ、情報漏えいのリスクを抱える一方、メリットがほとんどないという意見も出ています。臨時職員2名増員するのみで来庁者の窓口対応や市民の問い合わせ、不安に答えるだけの体制にはなっていないと考えます。また、個人情報を国が一元的に把握し、社会保障の給付削減、徴収強化に使えるとともに、預貯金や医療情報、パスポート、クレジットカード、消費税軽減給付など、さらなる利用拡大が検討されており、あらゆる個人情報が国に筒抜けで、国民は丸裸にされることになり、必然的に権力者に都合のよい社会になるというふうに思います。そして、広範な個人情報が漏えいすれば、回復しがたい被害をもたらす可能性があります。なりすましや情報漏えいの防止策がないことなど、問題山積であり、莫大な予算を使ってまでやる意義が疑問視されているマイナンバー制度は実施すべきではありません。  以上の理由によりまして、一般会計補正予算について、委員長報告に反対し、議案に反対します。 ○議長(中岡久徳君)  他に御意見なしと認めます。  よって、議案第87号及び発議第8号の2議案について、採決に入ります。  採決は、発議第8号、議案第87号の順に単独で行います。  まず、発議8号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  ありがとうございます。起立多数であります。よって、発議8号は、可決されました。  次に、発議8号は可決されましたので、発議第8号で修正議決された部分を除く議案第87号の原案について、可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  ありがとうございます。起立多数であります。よって、発議第8号で修正議決された部分を除く議案第87号は、可決されました。  次に、議案第88号から議案第90号までの3議案について、御質疑ございませんか。  御質疑なしと認めます。  よって、同じく3議案に対する討論に入ります。  御意見ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は、議案第88号から議案第90号までを一括で行いたいと思います。これに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。  議案第88号から議案第90号までの3議案に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。議案第88号から議案第90号までの3議案は可決されました。  次に、日程第3 議案第92号から議案第96号までの5議案を一括議題とします。  本案に関し、総務常任委員長の報告を求めます。  総務常任委員長。             (12番 中井洸一君登壇) ○12番(中井洸一君)  ただいま議題となりました総務常任委員会に付託された議案5件について、審査の経過と結果を報告いたします。  当委員会の審査は、9月17日に執行部出席のもと審査を行いました。  なお、議案の内容については、上程時に説明がなされていますので、省略いたします。  まず、議案第92号、伊賀市個人情報保護条例の一部改正についてですが、まず、質疑において、保有特定個人情報の利用の制限に関して、委員からの利用目的以外の目的のために利用し、本人または第三者の権利利益を不当に侵害するおそれがあるときと認めるときという条文があるが、不当に侵害するというのは誰が判断するのかという質疑に対し、当局からは、実施機関の中での判断となるとの答弁がありました。  また、適正に保護されるべき情報が、漏えいなどにより保護されなくなった場合の罰則はとの質疑に対し、当局からは、マイナンバー法で厳しく罰則は規定されている。本条例においても、違反があれば1年以下の懲役または3万円以下の罰金に処するという形で罰則規定が設けられているとの答弁がありました。  このほか、改正案の条文にある特定個人情報、情報提供等記録、実施機関などの用語の定義についての質疑がありました。  審査の結果、特に意見はなく、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第93号、伊賀市情報公開・個人情報保護審査会設置条例の一部改正についてですが、まず、質疑において、特定個人情報保護評価に関して、委員からのいつまでに作成しなければならないのかとの質疑に対し、当局からは、市町村間で情報連携される平成29年7月までに行うこととなるとの答弁がありました。  さらに、保護評価の重点項目に位置づけられる情報は、どれくらいの割合を占めるのかとの質疑に対し、当局からは、データ件数として10万件以上のものであり、伊賀市においては住民基本台帳と税の情報がそれに該当すると考えられるとの答弁がありました。  また、情報公開・個人情報保護審査会に関して、審査会委員の任期と、その選出方法についての質疑に対し、当局からは、特定個人情報に関する重大な事故の発生があった場合には、第三者点検を受けることとされていますが、その点検をこの審査会で担っていただくための改正であり、審査会委員の任期は2年で、見識を有する者のうち市長が適当と認める者に委嘱することとなっているとの答弁がありました。  審査の結果、特に意見はなく、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第94号、伊賀市手数料条例の一部改正についてですが、まず、質疑において、委員からのこれまでに住民基本台帳カードの交付手数料が500円だったが、個人番号カードの再交付手数料は800円となっている。値上げとなっている理由はとの質疑に対し、当局からは、現在、住民基本台帳カードは交付手数料500円に加え、電子証明交付手数料が別途500円必要で合計1,000円となっている。新たな個人番号カードについては、再交付手数料が800円で電子証明書再交付手数料が200円となり合計1,000円と同額となっているとの答弁がありました。  審査の結果、特に意見はなく、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第95号、島ヶ原ふれあいの里の設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、まず、質疑において、委員からの運営について赤字が重なったこととのことであるが、赤字の額はどれぐらいかとの質疑に対し、当局からは、健康づくり棟の実績として、営業収入が683万5,000円で、支出が2,600万7,000円、赤字額としては1,917万2,000円となっているとの答弁がありました。  さらに、健康づくり棟の廃止に当たって、会員となっている人への対応はとの質疑に対し、当局からは、半年会員、1年会員があるが、1年会員の方については、会員途中の3月31日末で精算を行うことになる。現在、健康づくり棟においても張り紙などでその旨のお知らせをしているとの答弁がありました。
     また、健康づくり棟は、温水プールの燃料費が多くを占めていると聞いておりますが、廃止により黒字化を図ろうという考え方かとの質疑に対し、当局からは、燃料費だけが赤字の原因ではなく、危険回避という部分から各ポジションに人員を配置するための人件費、また、当初より利用料金が抑えた設定となっていることから、全体として収支のバランスが悪くなっているとの答弁がありました。  さらに、健康づくり棟の廃止により、指定管理料にどれぐらいの影響が出るのかとの質疑に対し、当局からは、おおむね1,000万円程度であるとの答弁がありました。  審査の結果、特に意見はなく、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第96号、島ヶ原会館条例の一部改正についてですが、まず、質疑において、委員からの改正後の洋室の利用料金設定についての質疑に対し、当局からは、もともと1室100円の和室を、2室合わせて洋室へと改修したため、200円としている。今後の経費などは勘案せず、面積のみで判断した設定となっているとの答弁がありました。  また、改修工事後の利用率についての質疑に対し、当局からは、会館の利用実績として、平成25年度が9,328人、平成26年度は、改修工事期間は利用ができなかったのであったが、実績としては5,721人となっているとの答弁がありました。  審査の結果、特に意見はなく、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中岡久徳君)  報告に対し、御質疑ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。  百上真奈君。 ○14番(百上真奈君)  議案第92号、伊賀市個人情報保護条例の一部改正、議案第93号、伊賀市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部改正及び議案第94号、伊賀市手数料条例の一部改正の3議案について、委員長報告に反対し、3議案に反対いたします。  理由ですが、いずれもマイナンバー制度実施に伴い、マイナンバー法との整合を図るための必要な条例改正であります。12桁のマイナンバーを取り扱う者に対し、厳格な保護措置を講じることが求められており、厳しい罰則規定もあります。重大事故が起これば、第三者点検を受けることにもなると委員長からの報告もありました。しかし、伊賀市におけるマイナンバーの扱いを厳格にして制度面での防止策をとっても、既に詐欺まがいの事件も起こっておりますし、なりすましや情報漏えいを防ぐことはできません。不正が一たび起これば、取り返しがつかない状況に陥り、流出した情報はどうすることもできません。被害を受けた市民に誰が責任をとってくれるのでしょう。市民が詐欺や成り済まし、情報漏えいに大きな不安を持つことは当然です。マイナンバー制度実施の中止を求める立場から、委員長報告に反対し、3議案に反対します。 ○議長(中岡久徳君)  他に御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は議案ごとに行います。  まず、議案第92号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  起立多数であります。よって、議案第92号は可決されました。  次に、議案第93号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  起立多数であります。よって、議案第92号は可決されました。  次に、議案第94号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  起立多数であります。よって、議案第94号は可決されました。  次に、議案第95号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、議案第95号は可決されました。  次に、議案第96号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、議案第96号は可決されました。  次に、日程第4 議案第91号及び議案第98号の2議案を一括議題とします。  本案に対し、教育民生常任委員長の報告を求めます。  教育民生常任委員長。             (17番 森 正敏君登壇) ○17番(森 正敏君)  ただいま議題となりました教育民生常任委員会に付託された2議案について、審査の経過と結果を報告いたします。  当委員会は、9月16日に執行部出席のもと審査を行いました。  なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされていますので、省略させていただきます。  まず、議案第91号、伊賀市子育て支援基金の設置、管理及び処分に関する条例の制定についてですが、委員から、基金額を5億円とした根拠についての質疑に対し、当局からは、市の財政状況等を考慮して基金額を5億円としたとの答弁がありました。  また、当局から、基金使途について、子育てに魅力あるまちづくりであればどの分野にでも活用できると考える。具体的な取り組みについては検討中のため今後提示するとの答弁を受け、委員からは、具体的な例ができた時点で基金設置でもよかったのではないかとの指摘がありました。  また、基金設置の経緯についての質疑に対し、当局からは、来年度当初予算へも多くの子育て施策を出したいと考えており、一般財源が不足する場合を備えて基金の設置を考えたものである。これまでも一定の子育て支援は行ってきたが、人口減少を受けて、基金を作ってさらに子育てに力を注ぐ市の意思表示を広く市民に知っていただきたいとの答弁がありました。  その他、基金の管理運用についての質疑応答がありました。  討論において、賛成の立場から、現時点では基金の運用そのものが不明確であり、早急に基金の使途及び運用方法を示されたいとの意見がありました。  審査の結果、本案は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第98号、島ヶ原老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の廃止についてですが、委員から、譲渡金額は決まっているのかとの質疑に対し、当局からは、現在協議中であるとの答弁がありました。  また、地域や関係者、サービス利用者との協議についての質疑に対し、当局からは、まちづくり協議会の区長部会との協議は行っているとの答弁がありました。  また、今後の予定についての質疑に対し、当局からは、11月から公募をし、年内に業者選定を行いたいとの答弁がありました。  加えて、市の方針等がはっきり決まっていない段階で今でないとだめなのかとの質疑に対し、当局からは、建物を譲渡するには行政財産から普通財産に変更する必要があり、その変更には条例廃止の手続が必須となるため、現時点で条例を廃止したいとの答弁がありました。  委員外議員から、譲渡価格も計算されていない、使い道についても制限を加えるなどの状態で見切り発車する意味がわからない。地域からこのようなことをしたいとの声が出るまで待つべきではなかったのかとの質疑に対し、当局からは、当施設の貸し館業務及び建物管理を地域で担うにはハードルが高いため、社会福祉法人を公募相手としたいとの答弁がありました。  さらに、条例を廃止することで、設置目的であった各種相談への対応はどこで行うのかとの質疑に対し、当局からは、相談機能を集約し、平成26年4月から市内3カ所の地域包括支援センターに移っているとの答弁がありました。  討論において、反対の立場から、公共施設最適化と地域福祉事業の兼ね合いを図ることが前提であり、強行的に進めていくには問題がある。住民の不安がある中、今後の地域福祉のあり方について十分な協議がなされていないとの意見がありました。  また、賛成の立場から、今回の案件だけでなく、行政がこれから行うことに対して早い段階で提案されたい。譲渡することによって福祉サービスが低下しないよう努力されたいとの意見がありました。  なお、サービス低下への懸念や地域協議が成熟していない段階での提案は時期尚早として、継続審査をする動議がありましたが、賛成少数により否決されました。  審査の結果、本案は、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(中岡久徳君)  報告に対し、御質疑ありませんか。  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ございませんか。  赤堀久実君。 ○1番(赤堀久実君)  議案第98号、島ヶ原老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の廃止について、反対の立場から意見を述べさせていただきます。  公共施設最適化計画の中で、縮小ということで進められているのはわかりますが、建物は有償譲渡、土地は有償貸し付けで、現時点で金額は決まっていないし、市の持ち出し額も決まっていない、そういった市の方針が決まっていない状況で、まずは行政財産から普通財産に移すための手続をするのに条例を廃止すると言われましても、現在、市民の方がデイサービスや地域福祉のサービスを利用されている方々がこのまま継続して利用できるかどうかというのが心配されます。評価額どおり高い金額で公募して譲渡先が決まらなかったり、決まったとしても、その額を回収するためにサービス低下につながらないのかと懸念します。そういったさまざま見えない部分が多い中で廃止するのは時期尚早ではないかと思いますので、反対させていただきます。 ○議長(中岡久徳君)  百上真奈君。 ○14番(百上真奈君)  議案第98号、島ヶ原老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の廃止について、議論させていただきましたが、委員長報告に反対し、条例の廃止に反対をいたします。  公共施設最適化計画により、島ヶ原老人福祉センターを公募により社会福祉法人に有償譲渡するものですが、今も報告ありましたように、譲渡金額は決まっていません。しかし、この場所は、この地域で唯一の地域福祉の拠点と言われています。市は各種の相談、健康の増進、教養の向上、レクリエーションのための施設ではなく、社協の行う事業が主になっていることから、法人に譲渡するとのことですが、本当に設置目的の事業があの場で行われていないのか確認されたのでしょうか。配食サービスをつくったり、サロン的な場として住民の方々は使っておられますし、行われていないとするならば、市はその建物を行政財産から外した上で事業を島ヶ原のどこで実施するのでしょうか。今度の公募の条件に設置目的の実施も入れるのでしょうか。福祉や介護にかかわる公共施設の最適化計画を進めるに当たっては、特に住民利用者、関係機関等への説明と理解が必要ですが、現時点でそのことが不十分のように思います。市内には社会福祉法人が運営する施設が各地域にありますが、島ヶ原にはそのようなものがなく、住民は地域包括ケアシステムの構築や地域福祉の拠点としての機能が今のまま維持されるのか、譲渡金額や事業内容によってどんな社会福祉法人へ有償譲渡されるのか、いろいろな不安を感じています。設置目的の各種相談、市内3カ所の地域包括に集約をしているというふうに市は言っていますが、これはまさに地域包括ケアシステムや地域福祉に逆行しているのではないかというふうに思います。今、売却してしまうことで、どうなって行くのか不透明なことが多く、現段階で条例を廃止することは問題であると判断し、委員長報告に反対し、議案に反対します。 ○議長(中岡久徳君)  他に御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は議案ごとに行います。  まず、議案第91号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、議案第91号は可決されました。  次に、議案第98号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  起立多数であります。よって、議案第98号は可決されました。  次に、日程第5 議案第97号及び議案第99号から議案第101号の4議案を一括して議題とします。  本案に関し、産業建設常任委員長の報告を求めます。  産業建設常任委員長。             (19番 空森栄幸君登壇) ○19番(空森栄幸君)  ただいま議題となりました産業建設常任委員会に付託された4議案について、審査の経過と結果を報告します。  当委員会は、9月17日及び24日に執行部出席のもと審査を行いました。
     なお、各議案の内容につきましては、議案上程時に説明がなされていますので、省略します。  まず、議案第97号について、委員から特に質疑、意見はなく、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第99号について、質疑において、委員から、資本金へ組み入れる金額の根拠を尋ねたことに対し、当局からは、新会計基準適用に伴う移行処理により生じた利益剰余金について、未処理欠損金に充当した上で残額を資本金に組み入れようとするものであるとの答弁がありました。  さらに、安易に資本金に組み入れるのは危険であり、退職引当金や災害復旧費用引当金など十分に経費を見込み、総資本における資本金の適切な割合をしっかりと検討した上で行うべきではないかとの質疑に対し、当局からは、委員の指摘のとおりであるので、今後、水道事業全体を見通して整理・検討を進めた上で、一定の具体的な処理について示したいとの答弁がありました。これを受けて委員からは、退職引当金や賞与引当金のルール化を早急に進めるとともに、減債積立金などについても検討していってもらいたいとの発言がありました。  討論において特に意見はなく、審査の結果、議案第99号は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第100号について、質疑において、委員から、運転手のけがの状況を尋ねたことに対し、当局からは、身体の一部を少し傷めたが、現在は完治し職場復帰している。会社で加入している保険適用で処理をしているとの答弁がありました。  討論において特に意見はなく、審査の結果、議案第100号は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第101号について、質疑において、委員から、購入する車両の金額は各業者とも同程度になるように思われるが、今回の入札では大きな差が生じている。仕様書の書き方等に問題はなかったかとの発言に対し、当局からは、シャーシ自体に金額差はほとんどないが、装備する資機材が業者によって大きく変わるとの答弁がありました。  さらに、委員から、市全体では、以前から発注や入札制度のあり方等について指摘がされている。競争性を担保し実勢価格に近い金額で入札が行われるよう、今後検討していってもらいたいとの発言がありました。  討論において特に意見はなく、審査の結果、議案第101号は、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上、委員長報告といたしますので、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(中岡久徳君)  報告に対し、御質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は議案ごとに行います。  まず、議案第97号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、議案第97号は可決されました。  次に、議案第99号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、議案第99号は可決されました。  次に、議案第100号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、議案第100号は可決されました。  次に、議案第101号に対し、委員長の報告どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、議案第101号は可決されました。  次に、日程第6 請願第23号を議題とします。  本請願に関し、総務常任委員長の報告を求めます。  総務常任委員長。             (12番 中井洸一君登壇) ○12番(中井洸一君)  ただいま議題となりました総務常任委員会に付託された請願1件について、審査の経過と結果を報告します。  当委員会は、議案審査と同じく、9月17日に意見陳述の希望がありました請願者と執行部出席のもと審査を行いました。  なお、請願の要旨につきましては、請願文書表に記載のとおりでありますので省略をいたします。  請願第23号、安全保障関連法案の撤回を求めることについてですが、請願者から意見陳述があった後、特に委員からの質疑はなく、討論において、反対の立場から、今回の請願要旨に上げられている元内閣法制局長官の法案を違憲とする考え方に対し、憲法第9条は、外国の武力攻撃によって我が国の存立が脅かされ、国民の生命・自由及び幸福追求の権利が根底から覆されるという急迫、不正の事態、そのような極限的な場合においては、我が国と国民を守るためのやむを得ない必要最小限の武力を行使することまでは禁じているとは解されない。外国の武力行使に対して必要な対処をせず、国民に犠牲を強いることもやむを得ないという考え方は、国民の安全を確保する責務を有する政府としては到底あり得ない解釈だとする現内閣法制局長官の言葉が紹介されました。  また、衆議院憲法審査会で、3人の憲法学者が法案を違憲とする考え方に対しても、学者と政治家の役割は違う。学者の役割は多様な見解を世の中に提示して世論を喚起することだが責任を伴わない。一方、政治家は政策判断の結果に責任を負わなければならない。6月4日の衆議院憲法審査会での3人の憲法学者の見解は一つの意見であって、国の政策を拘束するものではないという他の憲法学者の意見も紹介され、さらに、世論調査の法案成立に対する賛成者と反対者の直近の割合の一つの例が紹介されるなど、請願の内容が全てではないという趣旨の意見もありました。  また、同じ反対の立場から、国民は誰しも戦争には反対である、戦争したい人など誰もいない。しかしながら、国際法に反して武力で現状を変えようとする国がある中で、我が国が置かれた現実の脅威にどう対処すべきか。自国を守れない我が国は、法整備をしっかり行い、同盟国と役割分担をしていく必要があり、安全保障関連法案は、そのために必要不可欠な法案であるといった意見がありました。  審査の結果、本請願は、賛成者なしで不採択とすべきものと決しました。  以上、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中岡久徳君)  報告に対し、御質疑ありませんか。  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。  百上真奈君。 ○14番(百上真奈君)  ただいま委員長報告ありました請願第23号、安全保障関連法案の撤回を求めることについて、委員長報告に反対し、請願に賛成する立場で意見を申し上げます。  請願者は、総務常任委員会の意見陳述で、地方自治法にあるように、地方自治体には住民の福祉の増進を図るという役割があるとした上で、この安保法案が成立すれば、自衛隊の任務が変わり、訓練費用や海外派兵の予算など、今の5兆円の軍事予算はさらに膨大なものになると指摘。そうなると、限られた国家予算の中で必ず医療、福祉、介護などの社会保障予算や教育予算が削られ、消費税はさらに引き上げられることになると指摘されました。そうなったとき、伊賀市民の暮らしはどうなるのか、かつてのように我慢を強いられ、暮らしの安心はなくなる。  地方自治体や地方議員の役割は住民の福祉や暮らしを守ることであり、そのことが脅かされることになる安保法案の成立には、憲法遵守の立場からも、市会議員としての信念と高い見識と責任をもって撤回の声を上げていただきたいとの意見を述べられました。しかし、委員会の議員からは質疑もなく、すぐに討論に入り、政府・与党の答弁どおりの内容の反対意見を述べ、請願者が問いかけた意見陳述に対する討論もなく、賛成者なしで否決されました。論点をすりかえるもので、安保法制に不安や怒りを感じている市民には不誠実な態度と映ったことでしょう。  安保法案成立によって市民の暮らしが二重に破壊されることになると考えます。一つは、憲法9条を持つ平和主義を壊し、平和国家から戦争する国に変わることにより、国内外での日本人に対するテロ行為など、リスクが必ず高まるということ、もう一つは、請願者が言われるように、軍事予算増大により、社会保障や教育、子育て予算が削減され、ますます暮らしが厳しくなるということです。今でも国民の暮らしを見れば、実質賃金が下がり続け、非正規労働が定着化し、年金が下がって、介護、医療、教育等の負担はふえ続け、毎年3万人が自殺をし、心を病む人がふえ、介護難民、買い物難民、住宅難民と言われる人々がふえ、定住する場所がない漂流老人が社会問題となり、子供の貧困率は16.3%と上がり続け、夢を描けない子供たちがたくさんいます。安全保障法制は国民の平和で幸せな暮らしを守るために必要だと安倍首相はおっしゃいますが、今ですら幸せに暮らせていない人がこれだけおり、国や政治は責任を果たしていないじゃないですか。安保法でアメリカの要求どおり海外に自衛隊を派兵し、軍事費を肩がわりするよりも、まず、国内の国民の平和な暮らしや命を守る政治をすべきではないでしょうか。  安保法制は憲法学者、弁護士、元内閣法制局長官、元最高裁判所長官、判事に至るまでこぞって反対をした明白な違憲立法です。そして、憲法違反の集団的自衛権の行使容認を閣議決定でクーデター的に強行し、憲法が国家を縛るという立憲主義を根底から覆すものです。また、憲法第99条国会議員の憲法尊重擁護の義務に違反し、憲法第98条により、憲法違反の安全保障法制は効力を有しないと考えます。  さらに、政府の答弁がころころ変わって説明不能に陥り、個別的自衛権で済むことを集団的自衛権にすりかえ、時の政府で総合的に判断するという全く歯どめがきかないものであることが明らかになりました。集団的自衛権行使の要件とされたホルムズ海峡の機雷掃海も日本の物資を載せた米艦防護も根底から崩れて、なぜ集団的自衛権が必要なのか正当性が見えなくなり、審議をすればするほど結局戦争する国に変わってしまうことがわかった国民がふえ続け、世論調査で半分以上の国民が反対、今国会で成立させる必要なしが6割から7割に上り、説明不足という世論調査が8割という結果を出しています。成立後も安倍首相が国民の理解が進むよう丁寧な説明をしていくとおっしゃっていますが、国民の理解が進んでいないのなら審議は継続すべきであり、審議を打ち切り国民の声を無視して成立を強行したことは、民主主義を破壊してしまったのも同然です。  国民を守るためと言いつつ、国民の声ではなくアメリカとの約束を重視して成立した安保法制、既に国民の知らないところで中東を想定した日米合同訓練が日米ガイドラインによって行われていることも明らかになりました。さらに、アメリカの元米軍幹部は、南アジア地域への自衛隊派遣を期待しているとあからさまに述べています。自衛隊のリスクは必ず高まります。  今まで日本は経済戦略、外交交渉、憲法9条等を抑止力にしてやってきました。これからは安保法制を抑止力にするわけですが、この抑止力はどれだけの軍事費を大きくし、どれだけアメリカにつき合えば抑止力になるのか際限はありません。憲法違反の法案を強行採決した公党の責任は重く、それを踏まえて、平和主義、立憲主義、民主主義の破壊である安全保障関連法の撤回を求める声はこれからも大きく長く続くことでしょう。  国民世論を反映するのが議会ですが、総務常任委員会において賛成者なしで不採択となったということは、住民の思いとはかけ離れた結果だと言わざるを得ません。私は自分たちの福祉が守られなくなり、もっと暮らしが大変になってしまう安保法制の撤回をしてほしいという願意をくみ取り、この請願に賛成するとともに、請願者が述べたように、安保法制によって地方自治も住民の暮らしも脅かされることに対し、市議会議員としてどうするのかという問いかけに答えていただくことを切にお願いし、本請願に議員の皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、請願に対して賛成の意見を申し上げます。 ○議長(中岡久徳君)  森川徹君。 ○7番(森川 徹君)  請願第23号に対しまして、委員長の報告に賛成の立場で討論させていただきます。  本法案は、既に衆参両院で可決され成立しており、本来であれば取り下げられるべき請願でありますが、そのまま請願が出されている以上、意見を述べたいと思います。  そもそも憲法は、世界平和を祈念し、我が国国民がどのようにすべきかという規範であります。現在、9条により、戦争行為の放棄をうたっておりますが、世界情勢の変化に伴い、時に考えられていた困難等が変化しております。もちろん9条の理念は今後も踏襲すべきでありますが、9条を守ることと国民を守ることのどちらが重要かを考えていく必要が出てきております。9条を守ることで我が国の国土、国民の生命、財産を守れない事態が出てくれば、これはゆゆしき問題であります。時として国は国民の生命、財産を守るために使命感に燃え、体制を整えていかなければなりません。想定外は断じて許されないのです。そのために準備が今回の憲法解釈の変更であり、世界に対して我が国の尊厳を主張するものであります。  世間ではこの法案があたかも戦争をする国にする法案であると騒がれておりますが、この行動こそが国民の不安をあおる暴挙であると言わざるを得ません。安全保障関連法案は、戦争を国にする法律ではなく、国を、そして、国民を守るための法律であるということを強く主張し、私の討論といたします。 ○議長(中岡久徳君)  前田孝也君。 ○20番(前田孝也君)  請願第23号、安全保障関連法案の撤回を求めることについて、反対をし、委員長の報告に賛成をしたいと思います。  反対の理由につきましては、まず、請願文書の下から6行目あたり、読売新聞がことし7月に行った世論調査の報告がございます。今国会での法案成立に反対64%記載され、賛成が26%で、国会前で多くの若者等が反対の声を上げてるなどと全国は法案反対の声が広がっていると、こういうふうに記載されております。これについてですが、9月の15日に報道されたNHK世論調査の結果を確認しておるんでしょうか。国会での法案の締めくくり質疑へのそういう状況へ移行する中、NHKニュースの世論調査が報告されています。このとき既に法案整備が必要であると、こういう人たちが多くポイントを上げてることが報告されています。  その後、産経新聞、FNN合同調査による9月の19日、20日の調査内容を御存じでしょうか。日本の安全と平和を維持するための安保整備について、法案整備が必要であると答えた人が69.4%でございます。必要でないと答えた人が24%、もう既にこの時点で数字は入れかわっています。国民はしっかりと勉強し、69.4%必要と判断をしております。  デモ集会に対してもアンケートの実施が行われております。参加、経験にどういう結果が出たと思いますか。95.9%が参加をしていないと、4.1%が参加をしたと、こういう結果が出ています。しかも、このテレビで報道されていたあのデモ参加に対して、共感しないと、こういうふうに答えている人たちが過半数を超えてます。若者たちの反対が広がっていると請願文書の中にそういうふうに記載されております。この点についても20代の若者たち70%以上が法整備を必要とすると、こういうふうにアンケートとして結果を残しています。7月中旬の調査に比べて現在は法案整備は必ず必要とするポイント、この分が大きく増してきています。世論調査は調査する企業の思惑によって数字が変わってきます。  国民の生命を守る自衛権の行使には、個別的自衛権行使と集団的自衛権の2つしかありません。2つとも最終的には平和を望み、安心な生活権を確保するための施策なんですけれども、やり方が違うと、2つの考え方が違うと、こういう内容に基づくものであり、個別的自衛権とは、自国が武力を受けた場合、自国で反撃することを認めた憲法権でございます。日本はGNP3%以上、軍事費を持ってはならないと、4兆9,800億円を超えてはならないというこういう法制度のもとで、しっかりと軍事費を堅持しております。一方、中国では、日本の40倍を超える軍事力を持っています。中国には到底今ではもう対応できません。集団的自衛権は国連憲法51条に認められております。日本の防衛は同盟国で対応する必要があり、抑止力を今急務に上げていく必要があります。25年ほど前、湾岸戦争がございました。この湾岸戦争から25年間、それ以上に国のほうではこの議論を長きにわたって議論してまいりまして、その結果として今日がある、こういう内容でございます。今回の閣議決定では、戦争の道を開くのではなく、平和を求め紛争への抑止力を高めようとするものであり、今の私たちのこの状況を考えたときには、集団的自衛権は必要不可欠です。  よって、請願23号には反対をし、委員長の報告を賛成としたいと、こういうように思います。以上です。 ○議長(中岡久徳君)  他に御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  請願第23号に対し、委員長の報告どおり不採択とすることに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  起立多数であります。よって、請願第23号は不採択することに決しました。  次に、日程第7 請願第24号から請願第28号までを議題とします。  本請願5件に関し、教育民生常任委員長の報告を求めます。  教育民生常任委員長。             (17番 森 正敏君登壇) ○17番(森 正敏君)  ただいま議題となりました教育民生常任委員会に付託された請願5件について、審査の経過と結果を報告いたします。  当委員会は、議案審査と同じく9月16日に意見陳述の希望のございました請願者と執行部出席のもと審査を行いました。  なお、請願の要旨につきましては、請願文書表の記載のとおりでございますので省略させていただきます。  まず、請願第24号、義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求めることについてですが、委員からの伊賀市での教材費の措置率についての質疑に対し、当局からは、はっきりした金額は把握していないが、地方交付税の算定基準は18学級当たり小学校では247万円、中学校では244万円とされている。その基準を当てはめると、平成27年度では、小学校では3,320万円、中学校では1,383万円、合計4,703万円が交付税に算入されていると考えているとの答弁がありました。
     また、請願提出の方法やその効果についての質疑に対し、請願者からは、請願はPTA連合会等で構成する六者懇(教育関係団体懇談会)の協力で、毎年この時期に県内一斉に提出している。以前は国庫負担率が2分の1であったのが、3分の1に引き下げられた経緯があり、厳しい財政状況の中、少なくとも維持してもらいたいとの思いがあるとの答弁がありました。  加えて、請願者への県内各市町での請願採択の状況についての質疑応答がありました。  審査の結果、討論において特に意見はなく、審査の結果、本請願は、全会一致で採択すべきものと決しました。  次に、請願第25号、教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算拡充を求めることについてですが、委員から、伊賀市の校区再編に関して、教職員の立場から複式学級についてはどう考えるかとの質疑に対し、請願者からは、複式学級がよい悪いではなく、我々は1つの学級に適正な人数が要るとしており、その人数を35人以下と考えているとの答弁がありました。  また、国に対する働きかけについての質疑に対し、我々は県内において活動をしているが、国へは国のレベルでの働きかけも行っているとの答弁がありました。  さらに、請願にある定数改善計画策定に関する質疑に対し、請願者からは、1学級の児童数を減らすとともに、それにより学級数が増加した分につき、教員や講師であれ教職員数を確保するよう求めているとの答弁がありました。  審査の結果、討論において特に意見はなく、審査の結果、本請願は、全会一致で採択すべきものと決しました。  次に、請願第26号、子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求めるについてですが、伊賀市での貧困実態の把握についての質疑に対し、当局からは、市全体として把握はできていないが、平成25年度に小学校6年生と中学校3年生の保護者対象に実施した調査において、世帯収入300万円未満の家庭が小学校6年生では11%、中学校3年生では12.4%であったとの答弁があり、委員からは、市全体の実態把握の必要性の指摘がありました。  また、児童、生徒への貧困対策についての質疑に対し、当局からは、調査結果では経済的格差と学力の差がはっきり出ている。金銭的な面での援助のほか、長期休業日等における学習支援や修学旅行での大学生活体験、家庭学習の指導等に取り組んでいるとの答弁がありました。  さらに、奨学金給付制度での起こっている問題点はとの質疑に対し、請願者からは、高校を卒業して就職・進学時に返却が必要なため、困っている高校生がたくさんいると聞いているとの答弁がありました。  審査の結果、討論において特に意見はなく、審査の結果、本請願は、全会一致で採択すべきものと決しました。  次に、請願第27号、防災対策の充実を求めることについてですが、委員から、請願文に巨大地震等の災害を想定した防災対策の見直しが急務であるとの記述があるが、どのような見直しが必要なのかとの質疑に対し、請願者からは、これまでは建物耐震に重点を置いて進められていたが、建物内の備品等転倒落下やガラス飛散防止に目を向けて予算措置いただきたいと考えているとの答弁がありました。  また、市側と教育委員会側とでの避難所の面で、学校施設充実への取り組みや協議はしているのかとの質疑に対し、当局からは、具体的な施設整備に関する協議は行っていない。しかし、災害時に間違いなく学校施設が避難所になるため、施設充実の必要性は感じているところであるとの答弁がありました。  その他、市内中学校での強化ガラスの設置状況等についての質疑応答がありました。  審査の結果、討論において特に意見はなく、審査の結果、本請願は、全会一致で採択すべきものと決しました。  なお、請願第28号、年金積立金の安全かつ確実な運用を求めることについてですが、質疑において、用語表記に関する指摘があったものの、討論において特に意見はなく、審査の結果、本請頽は、全会一致で採択すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(中岡久徳君)  報告に対し、御質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御質疑なしと認めます。  よって、討論に入ります。  御意見ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  まず、請願第24号に対し、委員長の報告どおり採択することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、請願第24号は採択することに決しました。  次に、請願第25号に対し、委員長の報告どおり採択することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、請願第25号は採択することに決しました。  次に、請願第26号に対し、委員長の報告どおり採択することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、請願第26号は採択することに決しました。  次に、請願第27号に対し、委員長の報告どおり採択することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、請願第27号は採択することに決しました。  次に、請願第28号に対し、委員長の報告どおり採択することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、請願第28号は採択することに決しました。  暫時休憩します。             (午前11時18分 休憩)            ―――――――――――――――             (午前11時36分 再開) ○議長(中岡久徳君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  日程第8 議案第102号及び議案第103号を議題とします。  当局の説明を求めます。  市長。             (市長 岡本 栄君登壇) ○市長(岡本 栄君)  ただいま上程の議案第102号及び議案第103号の人権擁護委員候補者の推薦についてですが、現在、人権擁護委員に就任されています前嶌智子氏及び山崎萬里子氏の任期が平成27年12月31日に満了いたします。  つきましては、前嶌智子氏を引き続き推薦し、山崎萬里子氏の後任の人権擁護委員候補者として松山道子氏を推薦したいと思いますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めたいと思います。  お二方の略歴等の詳細については、お手元に配付しました資料のとおりです。  まず、前嶌智子氏ですが、伊賀市柘植町にお住まいで、58歳。三重県公立小学校を退職された後、主任児童委員に就任され、平成25年1月1日から人権擁護委員に就任いただいております。  次に、松山道子氏ですが、伊賀市玉瀧にお住まいで65歳。三重県公立小学校を退職された後、民生委員・児童委員を務められたほか、現在は伊賀市学校いじめ問題相談員を務めいただいております。  なお、委員の任期は、いずれも平成28年1月1日から3年間となっています。  よろしく審議いただきますようお願いします。 ○議長(中岡久徳君)  説明に対し、御質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御質疑なしと認めます。  お諮りします。  本案については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  御意見ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は議案ごとに行います。  まず、議案第102号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、議案第102号は同意されました。  次に、議案第103号に対し、同意することに賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、議案第103号は同意されました。  次に、日程第9 発議第9号を議題とします。  提出者の説明を求めます。  森岡昭二君。             (24番 森岡昭二君登壇) ○24番(森岡昭二君)  ただいま議題となりました発議第9号でございますが、これまでの庁舎整備特別委員会並びに議員全員協議会での議論等を踏まえ、今後のにぎわい創出に向けた現庁舎地の利活用等について決議するものでございます。  それでは、朗読をもって提案とさせていただきます。  今後の賑わい創出に向けた現庁舎地の利活用等に関する決議。
     現庁舎地は、上野城を初めとし、忍者屋敷、芭蕉翁記念館、俳聖殿など数多くの観光資源や伝統的な町並みのある中心市街地の一角に位置をしております。  当市の中心市街地では空き店舗が増加するなど、にぎわいは減衰傾向にあり、今後の中心市街地の活性化に向け現庁舎地を活用したにぎわい創出が強く求められているところであります。  私たち市議会は、以下の考えをもって取り組みを進めることが、今後の中心市街地のにぎわい創出につながるものと考え、ここに決議をする。  記。1つ、南庁舎は取り壊し、十分な駐車スペースを確保すること。  2つ、現庁舎地には、にぎわい創出につながるコンパクトな建物の建設を検討すること。  3つ、具体的な活用内容等については、議会、市民及び各種団体の意見を尊重し、十分な協議と合意をもって決定されるべきものであること。  以上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案に変えます。 ○議長(中岡久徳君)  説明に対し、御質疑ありませんか。  安本美栄子君。 ○22番(安本美栄子君)  発議者の代表であります森岡議員に伺いたいと思います。  個人の議員としてお出しをいただいているんですけれども、特別委員会で議論をされた結果だろうと私はそのように思っております。一点、記というところの3番目でございますが、具体的な活動内容については別の機関で議論をしていただいて合意を得ようというようなことが記されておりますけれども、議論をされた今日までの中で、まず、どんな内容のものをこの丸之内に置こうよという具体的な活用方法について、意見がある程度、ここにはまとまれなかったのか、それはちょっとわかりませんけれども、どういうふうにいろんな意見が出たんだろうと思いますけれども、そこでおまとめをいただくことができなかったのか、その点についてはいかがでございますか。 ○議長(中岡久徳君)  森岡昭二君。 ○24番(森岡昭二君)  この間、全員協議会でもお話しさせていただきましたように、3月から14回、5つの諸団体との意見交換を行ってまいりました。それぞれの団体の方々の希望といいますか、それは聞かせていただきました。しかしながら、特別委員会の中で最終的にここをどうするかという議論には至ってません。今おっしゃいましたように、いろんな方々の意見を聞いた上でにぎわいの創出できる施設を建設するということの結論に至りました。以上です。 ○22番(安本美栄子君)  結構です。 ○議長(中岡久徳君)  よろしいですか。  他にございませんか。  百上真奈君。 ○14番(百上真奈君)  同じく質問させていただきます。  2番目にありますコンパクトなというふうな言葉が入っていますが、そのコンパクトっていうことは、市民の皆さんもお聞きになっていると思うんですが、一定例えば物差しとなるようなものっていうのの議論なり、そういったものがあるんでしょうか。 ○議長(中岡久徳君)  森岡昭二君。 ○24番(森岡昭二君)  想定される基準というのは、大体ここを事務所と使う場合、改修費が当局の提案では15億かかるということですから、それ以内の予算で、例えば解体費も入れてできるだけコストのかからない建物をそういう用途の目的に応じて建設するのがベストであるというそういう状況でございます。 ○議長(中岡久徳君)  よろしいですか。  御質疑なしと認めます。  お諮りします。  本案については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入りますが、御意見ございませんか。  森川徹君。 ○7番(森川 徹君)  発議第9号に対し、反対の立場で意見を述べたいと思います。  本発議の中に南庁舎を取り壊しという文言ありますけれども、私もこのことについては大賛成であります。しかしながら、今このタイミングで南庁舎がなくなれば、行政機能、議会機能を移動させなければなりません。その費用はかなり大きな額になることが想定されると思います。冒頭にも申し上げましたとおり、私は南庁舎を壊すべきであると考えておりますけれども、今ではなく新庁舎ができてから議論すべきであると考えております。時期尚早であると言わざるを得ませんので、この発議に対しては反対をさせていただきます。 ○議長(中岡久徳君)  他にございませんか。  上田宗久君。 ○10番(上田宗久君)  ただいまの議員発議第9号に対しまして、賛成の立場で意見を述べます。  今3月議会の定例会で庁舎特別委員会の調査事項に今後のにぎわい創出に向けた現南庁舎地の利活用を追加する旨の発議可決がなされたところであり、それからそれ以後、これまで14回にもわたり各種団体とも調査検討を重ねてきたところでございますが、7名の特別委員は各会派から選出された委員であります。この委員全員が本発議名を連ねている意味は、極めて重大だと言わざるを得ません。  次に、築50年以上経過する現南庁舎は、今後のまちのにぎわいづくりに対して大きな弊害、マイナスの遺産になることが次の理由から明らかであります。先ほど委員長申しましたように、15億5,000万円が事務所仕様の耐震工事の積算とされていますが、床面積5,400平方メートルもある古くて大きな施設である現南庁舎を図書館等の集合施設に改修して保存していくという当初の行政方針は、現時点で予測困難な耐震改修経費や今後の維持管理経費が多くなってかさんでいくことが予想され、誰の目から見ても必至であると考えます。現在、全市的に検討されている公共施設最適化方針にも逆行する政策であると言わざるを得ません。よって、今後の観光立市、まちのにぎわい創出には南庁舎を取り壊し、十分な駐車スペースを確保し、使用目的にかなったコンパクトな施設をまち全体のグランドデザインを描く中で建設することが必要不可欠であります。今後は、議会、各種団体、市民の意見を尊重し、十分な協議と合意をもって決定されるべきです。  最後に、私たち議員は、議会報告会に各地域に行かせていただいておりますが、南庁舎を図書館にという意見は皆無と言ってよいぐらいごくごく少数の意見であったことの報告を添えて、今決議議案に賛同させていただきます。以上です。 ○議長(中岡久徳君)  田中覚君。 ○4番(田中 覚君)  発議9号に対して、反対の立場を表明し、討論に参加をさせていただきたいと思います。  観点は大きく2つ、どうぞ、議員の皆さん、御賛同ください。1つは、時期尚早ではないか。先ほど副市長からにぎわいの創出のために調査を行う。しかるべき時期にその補正も考えている、こういう発言がありました。私はその調査を待って、どういうふうなにぎわい創出のメニューが出てくるか、この段階で判断しても決して遅くはない。このことが1点。  2点目が、もったいないという切り口なんです。名張市が都市振興税という住民に対して税負担を求めています。名張市の面積はたしか130平方キロぐらいだったと記憶してますし、伊賀市は558平方キロ、約4倍余りの面積を伊賀市は抱えている。ということは、道路延長も河川延長も名張よりははるかに長いんですよ。住民のほとんどの意見、先ほど上田議員の言葉をかりるならば、議会の説明会に行かせていただいたほとんどの住民の方は道路直してくれ、このことが一番目に出てまいります。ますます財政需要、特に広い伊賀市の維持管理というのは大変なコストがかかるんだろうと思います。その上、この発議に書いていただいてあります駐車スペースを広げなさい、民業を圧迫しませんか、コンパクトな建物、この施設が使えるならば使うべきでしょう。そして、もう一つは、政策提言のための議員発議ならば、議会がこうあるべきですよ、こんなメニューを入れてにぎわいの創出に寄与しなさいよ、ここまで書くべきだろうと思います。そういう意味で、今この発議は時期尚早であるんではないか、こんなことを申し上げ、議員の皆さん方の賛同をお願いいたします。 ○議長(中岡久徳君)  百上真奈君。 ○14番(百上真奈君)  議員発議第9号につきまして、反対の立場から意見を申し上げます。  どのようなにぎわい創出の場にするか、私たち議会の中におかれましては、庁整特別委員会でさまざまな団体関係者の意見を聞き、参考となる提案や意見を私たち議会や市民に提供していただきました。でも、今も同僚議員もおっしゃってますように、議員一人一人どのような場にすればいいのかを考えましたが、議会としての総意としては今まとまっているわけではありません。  さて、市と議会と共通していることは、どちらも具体的な利活用方法については、市民や各種団体の意見を取り入れながら十分な協議と合意を経て決定されるべきとしていることです。では、南庁舎についての市民の意見はどうでしょうか。汚くて雨漏りがひどいさかい、壊したらええやんか。いやいや、使えるもんならわざわざ壊さなくてもええんとちゃうか。文化的価値がある建物としては保存してほしいわなど、さまざまですが、取り壊すということを決めてしまえば、次は新築しか選択はなく、南庁舎活用派の市民の意見は全く反映されないことになります。このようなことになれば市民、そして及び各関係団体の意見を尊重しているということに矛盾するのではないでしょうか。  私たち日本共産党としては、市民の意見を踏まえ、市民に喜ばれる場所にすること、そして、市民の財政負担の少ないものにすることの2点を基本的な考え方とした上で、南庁舎については、使えるものなら使ったらいいという一貫した主張をしてまいっています。現庁舎地は市民が利用でき、市民が集まれる場にすることを重視して、にぎわい創出をつくるべきだと考えていますが、この内容も含めて今後議論がなされることになるんだと思っています。市提案の図書館を中心にした複合施設案も各団体が持っている案も市民の意見もテーブルにのせてゼロベースで伊賀市の将来を見据えたグランドデザインをつくるための協議の場をつくるというふうに今市が提案されたわけですので、私はそのことを尊重したいと思います。もっと早くやるべきだったとは思いますが、市議会も同様に具体的なグランドデザインの策定までは至っていません。時間は余りないかもしれませんが、本当に市民公開の場で十分な議論を保障し、市民にとって必要なにぎわい創出の具体化ができるならば、取り壊しありきでは最初っから議論を狭くしてしまうおそれがあると考えます。幅広く市民の意見が議論できる状況を保障すべきだというふうに考えます。  よって、この発議に対しては反対といたします。  これから南庁舎を利活用するのかどうか、協議の場が始まりますが、市に対しましては、この議論の経過を踏まえた上で、無駄にならないような関係予算についての執行、そして、上程前に議会や市民にきちんと説明をすることも重ねて求めて意見といたします。 ○議長(中岡久徳君)  中谷一彦君。 ○13番(中谷一彦君)  私は、この発議に対して賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  私は昨年この庁舎を四十九に移転する案に賛成してまいりました。そのときに第一条件として、市長に対して3点セットではないと。ここは図書館でつくるということについては新たな議論をしていきましょうというふうに提案させていただいて賛成をとらせていただき、また、この地をにぎわい創出の場としてつくっていくべきだということについては合意をしてまいりました。しかしながら、市長がこの南庁舎の利用の住民に対する説明会におかれましては、まず、図書館のありきという内容で述べられていって、それとともに、違う案も話せる状況ではなかったと思います。それはなぜかといいますと、そのときには同時に違う地域の交通計画等々の提案と一緒にセットになってました。これはいかにも地域の交通計画については、住民は本当に一番大切にしているところであります。それを図書館の話を延々20分、30分されてしまって、本来時間が制約がされている中で、我々は住民を聞いてましても、しっかり意見が言えたとは我々は思っておりません。ですので、この機会、どうしてこの時期なんでしょうかという御意見がありました。確かにこの時期でないといけない理由は一つだけです。実際にこの庁舎を壊せという議員が何人いてる。そのことだけです。それで我々は当初から申し上げてました。住民と協議会をつくってしっかりしていこう。図書館についても図書館を、読み聞かせを重要な僕は図書館は重要な位置やと思ってます。我々としても図書館を充実させることについては大賛成です。しかしながら、この場所が最適なんかということも含めて議論されたことは、我々としては遅い。ですので、この時期に我々は決議を申し出て、次の段階でお話しされるときにはこういう意見もあるということをまず認識していただいて、議論に、これからの協議に参加していただきたいと思っておりますので、そういう意味で、私はこの発議に対して賛成させていただきます。 ○議長(中岡久徳君)  安本美栄子君。 ○22番(安本美栄子君)  発議第9号に対して、反対の立場で意見を申し述べたいと思います。  常日ごろから言っておりますように、この丸之内116番地、どんなふうに使っていくのか、そして、その前提には、今、伊賀市が抱えている課題が何なのか、そして、将来伊賀市はどんな市にしたいのかというこのベースの中で、まず、何をするかということを考える。具体的にあれもいいでしょう、これもいいでしょう、観光産業としていいでしょう、これもいいでしょう、住民の憩いの場としていいでしょう、幾つか上げまして、そして、使う方法が具体的におおむね候補として上がったときに、じゃあ、どういう大きさが必要なのか、そして、その次にこの庁舎を使えるのか、壊さなきゃならないのかというふうな議論が順番立ててなされなければならないと私は思います。今回のこの発議について、私は1番目は賛同できます、おおむね。だけど、今、同僚議員が言ったように、今この時期なのかということに大きな疑問を持っております。なぜならば、今、市長はこの地域のにぎわい活性化のための検討の協議会をつくろう。ゼロベースであらゆる各界各層の方々にお集まりをいただいて検討しよう。その一番はどんなものに使っていくのかというようなことでございます。今、中活の計画ストップされてます。やっぱりそのこともしっかりとしていく議会には大きな責任があります。だから、ここで一番必要なのは、どんなふうに使うかということがおおむね出てこないことには続くものがないんだろうと思います。そして、きょうここで議員に表決を求めるということは、ともすれば協議会の議論に一定の影響を及ぼすおそれがあるのではないかなと、こんなことも危惧いたします。ですので、私は同僚議員がおっしゃったように、時期的なものを考えたときに、この発議第9号については反対の立場をとらせていただきます。失礼いたしました。 ○議長(中岡久徳君)  他に御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  発議第9号に賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、発議第9号は可決されました。  次に、日程第10 発議第10号を議題とします。  提出者の説明を求めます。  赤堀久実君。              (1番 赤堀久実君登壇) ○1番(赤堀久実君)  ただいま議題となりました発議第10号、地方創生に係る新型交付金等の財源確保を求める意見書の提出については、朗読をもって提案とさせていただきます。  将来にわたっての人口減少問題の克服と成長力の確保の実現のためには、総合戦略の政策パッケージを拡充強化し、地方創生の深化に取り組むことが必要である。  政府は6月30日、平成28年度予算に盛り込む地方創生関連施策の指針となるまち・ひと・しごと創生基本方針2015を閣議決定した。今後は、全国の自治体が平成27年度に策定する地方版総合戦略の策定を推進するのとともに、国はその戦略に基づく事業など地域発の取り組みを支援するため、地方財政措置におけるまち・ひと・しごと創生事業費や平成28年度に創設される新型交付金など、今後5年間にわたる継続的な支援とその財源の確保を行うことが重要となる。  そこで政府においては、地方創生の深化に向けた支援として、下記の事項について実現するよう強く要請する。  1、地方財政措置におけるまち・ひと・しごと創生事業費と各府省の地方創生関連事業・補助金、さらには新型交付金の役割分担を明確にするとともに必要な財源を確保すること。  2、平成27年度に創設されたまち・ひと・しごと創生事業費(1兆円)については、地方創生に係る各自治体の取り組みのベースとなるものであるため、恒久財源を確保の上、5年間は継続すること。  3、平成28年度に創設される新型交付金については、平成26年度補正予算に盛り込まれた地方創生先行型交付金以上の額を確保するとともに、その活用については、例えば人件費やハード事業等にも活用できるなど、地方にとって使い勝手のよいものにすること。  4、新型交付金事業に係る地元負担が生じる場合は、各自治体の財政力などを勘案の上、適切な地方財政措置を講ずるなど意欲のある自治体が参加できるよう配慮すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成27年9月25日、三重県伊賀市議会  内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、地方創生担当大臣宛て。
     以上、よろしく賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中岡久徳君)  説明に対し、御質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御質疑なしと認めます。  お諮りします。  本案については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  御意見ありませんか。  百上真奈君。 ○14番(百上真奈君)  発議第10号については、賛成させていただきます。その立場から、まち・ひと・しごと創生事業費ということが入っていますが、このことに関して2点の問題点について意見を述べます。  1つは、このまち・ひと・しごと創生事業の財源について、政府は今後、偏在是正をさらに進めること等により、恒久財源を確保する方針として記していますけれども、これは消費税10%段階で他の偏在是正措置を講ずるなど、幅広く検討するとした与党税制大綱を受けたもので、今後の財源は消費税増税を前提にしているという問題をはらんでいることです。  2つ目は、算定方法がこのまち・ひと・しごと創生事業費のうち地域の元気創造事業費は行革や地域経済活性化の成果で算定され、人口減少等特別対策事業費は、人口増減率などの指標を用いて取り組みの必要度と取り組みの成果で算定するとしています。石破地方創生大臣は、成果が出ない自治体は交付税を減らすという趣旨の発言をしており、交付税が成果という成績で加減されたら、自治体同士を競争に駆り立てる道具に地方交付税がなりかねず、地域格差を是正し、国民がどこに住んでいても標準的な行政サービスを受けられる地方交付税制制度そのものがゆがめれるというふうな問題があるということです。  日本共産党は、成果による算定撤回と全額を必要度に変更すること、新年度予算案の組み替え動議で求めています。  以上のような問題点を指摘した上で、この意見書提出については賛成をさせていただきます。 ○議長(中岡久徳君)  他にございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  他に御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  発議第10号に賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、発議第10号は可決されました。  先ほど休憩の際、嶋岡壯吉議員ほか4名から発議第11号、義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める意見書案、発議第12号、教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算拡充を求める意見書案、発議第13号、子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める意見書案、発議第14号、防災対策の充実を求める意見書案及び発議第15号、年金積立金の安全かつ確実な運用を求める意見書案の5件が提出されました。  これを日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御異議なしと認めます。  よって、発議第11号から第15号の5件を日程に追加し、一括議題とします。  提出者の説明を求めます。  嶋岡壯吉君。              (3番 嶋岡壯吉君登壇) ○3番(嶋岡壯吉君)  ただいま議題となりました発議第11号から発議第15号までは、先ほど採択されました請願第24号から請願第28号について、政府関係機関や国会などへの意見書を提出を行うものです。  発議第11号は、義務教育費国庫負担制度が存続充実され、国の責務として必要な財源を確保することを求めるもの、発議12号は、教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算の拡充を求めるもの、発議第13号は、全ての子供たちの学ぶ機会を保障するため、子供の貧困対策の推進と就学・修学支援にかかわる制度の拡充を求めるもので、これらの提出は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣及び文部科学大臣です。  また、発議14号は、子供たちの安心・安全を確保するため、巨大地震の災害を想定した防災対策の充実を求めるもので、意見書の提出先は、さきに述べたものに内閣府特命担当大臣防災担当を加えます。  次に、発議15号は、年金積立金を保険料拠出者の意見に基づき、安全かつ確実に運用するよう求めるもので、意見書の提出は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣及び厚生大臣です。  以上、よろしく御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(中岡久徳君)  説明に対し、御質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御質疑なしと認めます。  お諮りします。  本案については、委員会の付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  御意見ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中岡久徳君)  御意見なしと認めます。  よって、採決に入ります。  採決は発議ごとに行います。  まず、発議第11号に賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、発議第11号は可決されました。  次に、発議第12号に賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、発議第12号は可決されました。  次に、発議第13号に賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、発議第13号は可決されました。  次に、発議第14号に賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、発議第14号は可決されました。  次に、発議第15号に賛成の方の起立を求めます。              (賛 成 者 起 立) ○議長(中岡久徳君)  全会一致であります。よって、発議第15号は可決されました。  以上で、本定例会に付議されました案件は全て議了しました。  去る8月31日に開会しました平成27年第4回伊賀市議会定例会はこれをもって閉会します。  長らくの慎重審議、ありがとうございました。             (午後 0時11分 閉会)            ――――――――――――――― 地方自治法第123条第2項の規定により次に署名する。              議  長   中 岡 久 徳              議  員   中 井 洸 一              議  員   中 谷 一 彦...