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平成23年第 7回定例会(第4日12月 9日)

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  1. 伊賀市議会 2011-12-09
    平成23年第 7回定例会(第4日12月 9日)


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    平成23年第 7回定例会(第4日12月 9日)         平成23年第7回伊賀市議会(定例会)会議録          平成23年12月9日(金曜日)(第4日)          ─────────────────────    平成23年12月9日(金)午前10時開議  日程第 1 市政に対する一般質問について(続行)          ───────────────────── 〇会議に付した事件  議事日程のとおり          ───────────────────── 〇出席議員(27名)  議席番号    氏   名    議席番号    氏   名    1番  生 中 正 嗣 君   15番  渡久山 カナエ 君    2番  稲 森 稔 尚 君   16番  前 田 孝 也 君    3番  上 田 宗 久 君   17番  松 村 頼 清 君    4番  近 森 正 利 君   18番  今 井 由 輝 君    5番  中 井 洸 一 君   19番  奥   邦 雄 君    6番  中 谷 一 彦 君   20番  中 本 徳 子 君    7番  中 盛   汀 君   21番  岩 田 佐 俊 君    8番  西 澤 民 郎 君   22番  坂 井   悟 君
       9番  百 上 真 奈 君   23番  桃 井 隆 子 君   10番  田 山 宏 弥 君   24番  安 本 美栄子 君   11番  本 城 善 昭 君   26番  馬 場 登代光 君   12番  森   正 敏 君   27番  森 岡 昭 二 君   13番  北 出 忠 良 君   28番  森 永 勝 二 君   14番  空 森 栄 幸 君          ───────────────────── 〇欠席議員(1名)   25番  中 岡 久 徳 君          ───────────────────── 〇欠  員(なし)          ───────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名            氏     名   市長             内 保 博 仁 君   副市長            角 田 康 一 君   総合危機管理室危機管理監   橋 本 浩 三 君   契約監理室契約監理監     花 岡 穣 一 君   中心市街地活性化推進室市街地活性化推進監                  澤 井 成 之 君   企画総務部長         西 岡 幸 彦 君   企画総務部企画財政調整監   西 堀   薫 君   人権生活環境部長       前 川   清 君   人権生活環境部住民生活調整監 植 田 美由喜 君   健康福祉部長         増 田 基 生 君   産業建設部長         松 本 秀 喜 君   産業建設部産業振興監     島 川 和 也 君   消防長            山 中 治 紀 君   市民病院事務長        山 下 章 光 君   産業建設部参事建築住宅課長 松 本 次 夫 君   教育委員長職務代理者     森 喜 るみ子 君   企画課長           藤 山 善 之 君   水道部長           西 山 治 良 君   教育委員長          勝 本 順 子 君   教育長            味 岡 一 典 君   教育委員会事務局長      前 田 明 伸 君   伊賀支所長          森 下 泰 成 君   島ヶ原支所長         川 本   哲 君   阿山支所長          藤 岡 雅 之 君   大山田支所長         重 本 敏 昭 君   青山支所長          内 田 秀 弘 君   監査委員           塚 脇 直 樹 君   監査委員事務局長       川 口 正 仁 君   総務課長           澤 田 洋 子 君   財政課長           百 田 光 礼 君   市民病院事務部参事医療業務課長経営企画室長                  松 村 賢 次 君   財政課長           宮 崎   寿 君          ───────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   局長             森 本 勝 美 君   参事兼議事課長        森 本 一 生 君   議事調査係長         中 矢 裕 丈 君          ─────────────────────             (午前10時00分 開議) ○議長(安本美栄子君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員数は27名でございます。会議は成立いたしました。  お諮りいたします。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。  そのように取り扱うことに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(安本美栄子君)  御異議なしと認め、さよう取り扱います。  これより議事に入ります。  日程第1 市政に対する一般質問についてを議題といたします。  昨日に引き続きまして、市政一般質問を続行いたします。  質問順位第10番 中谷一彦さんの質問を許可いたします。  中谷一彦さん。             (6番 中谷一彦君登壇) ○6番(中谷一彦君)  おはようございます。議席番号6番 公明党、中谷一彦でございます。  本日は、人口減少と地域の持続可能性という大きなテーマで質問をさせていただきたいと思います。  先ほど平成27年国勢調査結果が発表されました。全国1億2,805万人で、17年より28万8,000人が増加、三重県は185万人で、約1万人が減少しています。  しかし、鈴鹿、四日市、桑名、亀山、三重郡は増加し、伊勢、志摩、鳥羽、尾鷲、熊野は減少し、津、名張、伊賀も減少しています。伊賀市は9万7,215人で、前回より3,408人が減少しました。また、国立社会保障人口問題研究所は、将来推計人口について、2035年には8万1,426人で、2005年を100として、人口指数80.9、生産年齢人口は13.1から9.6に減少し、老年人口割合は25.1から34.6に、75歳以上人口割合は12.6から22.2にそれぞれ増加する予想になっています。以上のことから、増加した市町と減少した市町が地域格差が偏在しています。  伊賀市は、後期総合計画を初め、他の計画についても、10万1,600人と記載されています。この目標達成に向けてどのようにされていくのか、まずお聞きしたいと思います。  それ以後の質問につきましては、自席より続けてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  おはようございます。一般質問3日目でございます。本日もどうぞよろしくお願いを申し上げます。  まず、本日第1番目は、中谷議員の御質問でございます。その第1点目として、今も人口推計についてのお話をいただきました。日本全体がこれからどんどんと人口が減少するという傾向になってくるわけでございまして、事実、日本の全体の人口もマイナスに転じたということも報道されておるところでございます。  そんな中で御指摘をいただきました伊賀市の総合計画でございますが、27年度までの10年間の推計をいたしております。今、その総合計画の前期計画を終えまして、後期計画の策定を進めておるところでございますが、その中で、総合計画審議会の中でも一定議論をいただいて、この人口推計についての御相談をいただきました。そんな中で、10年間の計画をした平成17年度の策定時の、策定に対するその当時の思い入れ、10年先に伊賀市の人口の想定をした総合計画に対する目標、そうしたことを5年間で全部改めるということについてどうかという議論がなされまして、最終的には少しでも目的に近づくように、少子化対策であるとか雇用対策であるとか、こうしたところを引き続いて後期計画の中でも取り組むようにと、こんな御判断の中で後期計画の答申をいただいたところでございまして、そうしたことも尊重させていただく中で、後期計画の数値としては、前期に定められた10年間の基本構想の中での数値をそのまま置かせていただいたということでございますが、先ほどもお話をいただきましたように、推定される数字は非常に厳しい現実となっておりまして、将来、先ほどお話のように、8万数千台の数字が予測されるわけでございまして、こうしたことを踏まえながら、これからのまちづくり、あるいは地域づくりの政策を実行していかなければならない、そんなところでございます。  一つその点の御報告とさせていただいて、また次のところで答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  今、総合計画は、少子化対策、雇用対策をしっかりやっていくことによって10万人を堅持するというお話でございました。その1番目の質問の中に、伊賀市における地域主権改革の現状と方向性と、今この地域主権ということが言われておりまして、この中で、今の統計資料の中でお話しさせていただいたように、地域が主体となっていろんな施策を出していく、その中でやっぱり人口の増加してる地域というのは、そのサービス、今、いみじくも言われました少子化対策等についてしっかりやっておられる市町は人口が増加してるのではないか、やっぱりその部分が、サービスが低下してるところ、また横並び、県の施策、国の施策に基づいてやっておられる地域いうのは減少傾向にあるのではないかと、三重県の統計数値が語ってるように思います。  それは、今さっき申しましたように、四日市、桑名、鈴鹿、亀山等につきましては、その統計推計が2010の推計を、やっぱり減らなくてふやしている、増加している傾向になっております。他の議員がたくさんの市町の例を出されました、その少子化対策について、子育て世帯の方々についてのサービス等々云々が、いろんな説明もされてまいりましたけども、私は、その中で、地方交付税が21年、22年は増額されました。地方にとっては、財政面では一息ついたわけですが、地方財政計画では、公債費のピークは過ぎていますと。伊賀市の公債費の返済ピークは、地方主権改革は、義務づけ、枠づけの見直しと市町村への権限移譲が論議され、第2次一括法が平成23年8月26日に成立し、条例制定権の拡大と市町村への権限移譲を中心に、厚労省関係では、未熟児の訪問指導、社会福祉法人の定款の認可、報告の徴集及び検査等が県より市へ、農水省関係では、農地等の権利移動の許可が県より市へ、その他まだまだありますけども、地方自治体の条例や体制整備が必要なものは平成24年4月1日と記載されていますが、その準備は進んでいらっしゃいますか。25年4月までの整備が必要かどうか教えていただけますか。お願いいたします。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。どなたがしていただけますか。  企画総務部長。             (企画総務部長 西岡幸彦君登壇) ○企画総務部長(西岡幸彦君)  24年までの税制改革等もございまして、現在準備を進めているところでございます。
    ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  きっと準備を進めておられない答弁のようにお見受けします。これは閣議決定されまして、23年8月26日に制定されたことは御存じですかね、総務部長、知らないんですかね。 ○議長(安本美栄子君)  企画総務部長。(発言する者あり)  中谷一彦さん、もう一回質問してください。質問の要旨がわかりにくいそうです。 ○6番(中谷一彦君)  23年8月26日に第2次一括法が成立しました。その中には、条例制定権の拡大や市町村への権限移譲を中心に、例が挙がっておりました。その中の必要な条例や体制整備が必要なものは平成24年4月1日より施行しなさいというふうに書いておりましたけども、その準備はされてますか、されてませんか。ただ、特例としては25年4月1日まででいいと記載されてますけども、それを見据えてどのようにお考えなのか教えていただきたい。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  今回のその8月の国のほうの改正は、要するに、地方に条例制定権やらいろいろなものを渡すから、地方でやりなさいと。それについては、24年の4月1日から国のほうは施行するから、24年の4月1日に間に合わないというんか、整わない市町については25年3月31日まで猶予期間を与えるから、その間にしっかりやれと、こういうことで、それぞれの部署から、今、市のほうに流れてきておりますので、国のその部門ごとの、部署ごとの要綱を見ながら部署ごとに作業を進めておるということで、1年間の猶予期間の間に地方が自主的にやれる条例の改正なり制定なりを準備をいたしておるという段階でございます。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  市長は大枠のお話をしていただきましたけども、本当に各部署がこの条例制定権を与えられた、また自由に市がいろんなものをできると、その中身を検証するつもりで、次の地方税の「わがまち特例」とかいろんな事案をお出ししております。この中で、各部署が、それにはおこたえしていただけると思いますけども、全体的には、今申し述べましたように、人口が減少してて、地域が格差が生まれてますよ。それはやっぱり、その人口をふやすためには、どうやって、どのようなサービスを、その税金を使って公平、公正な形で提供できるかというのは、各部署が、出てきたらすぐに対応しないと、やっぱりサービスはおくれてしまいますし、各市町村間の格差はどんどん広がっていくと思います。その危機感を持って答弁をしていただきたいなと思いますので、次の質問に行きます。  地方税に「わがまち特例」というのができると、総務省は、2012年度から地方税の軽減措置を地方自治体が独自に設計できる新制度を導入する方針を固めました。  現在は、地方税の軽減であっても、国が一律に割合や金額を決めています。総務省は、国が示す一定の範囲内で自治体が条例を制定し、詳しい軽減内容を決められる形を想定しています。税制面から地方分権を進めるのがねらいだそうです。この伊賀市において、これを、「わがまち特例」を、新聞紙上に出ました、それについて、各部署でどういうものがあるのかなというのを検証されましたか、その担当部署に聞きたいと思いますけども。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  「わがまち特例」につきまして、担当のほうから御説明をさせていただきます。  その前に、先ほど少し議員さんのほうから最初におっしゃってました、総合計画後期計画に基づいて、伊賀市の方向性としましては、常々申し上げておりますように、分権型の地域づくりということで、住民自治協議会を中心に、それぞれの地域のことについては地域が主体的に取り組むということで、本年度から一括交付金の制度を導入させていただく中で、地域の自主性、自立性を高めるというところから、一括交付金について、さらにその内容を充実させていくという中で、市民の皆さん方がそれぞれ税負担をいただいておる中での行政運営でございますので、その一括交付金に税のどの部分を何%という、最終的にはそういうことになろうと思いますが、地元に戻させていただく中で自主、自立の地域づくりをしていただくかということも一つの大きな課題ですので、このことについては、また次の交付金の改正のときに御議論をいただきたいと思っておりますが、いずれにしましても、地域の自主、自立ということで、非常に限られた財源の中で財政運営をやるわけですので、補完性の原則に基づいてお願いをしていくということになろうと思います。  そんな中で、今お話いただいた「わがまち特例」について、担当のほうから御説明申し上げます。 ○議長(安本美栄子君)  企画総務部長。 ○企画総務部長(西岡幸彦君)  失礼します。先ほどの件でございますが、今、県と一括、あれにつきましては協議をして、各課のほうに流しているところでございます。「わがまち特例」につきましては、平成24年度から、地方税の軽減措置につきまして、地方自治体が独自で設計できる、地方決定型地方税、失礼しました、地方税制特別措置を導入するということで、現在進めているところでございます。先ほども議員さんのほうから御説明がありましたように、住民自治の確立、現行の地方税制を地方が自主的な判断と執行の責任を拡大する方向で、抜本的な見直しがされているところでございます。  固定資産を一つ例にとりますと、軽減の上限を決めて、国が上限を決めて、その中で一定の方針を出して、条例で自治体が決めると、こういうようなシステムでございます。24年度からということでございまして、税制の改正が24年度からということでございます。総合計画でもうたわれておりますように、重点項目でございます、人が輝く、地域が輝く、住みよさが実感できる自立と共生のまちということでございます。こういうことで、どこに焦点を当てていくかという問題もございます。今、庁内で検討を始めたところでございます。 ○議長(安本美栄子君)  それぞれの課の取り組みを聞いておりますので、取り組みを言ってください。 ○企画総務部長(西岡幸彦君)  ああ、課の取り組みですか。はい。(発言する者あり)  今の取り組み状況につきましては、現在まだ始めたところでございます。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  今始めたところと。今、市長がちょっと言われてましたけど、本当に市が何をしていくかということで、その特徴を出していくのが「わがまち特例」ですよと。だから、私はこの中で、人口増加を、ふやしていこうとするならば、どういうふうなことがあるんやということになってくると、固定資産は新築に対する軽減の2分の1を3分の1か4分の3という幅を持つことができるわけやから、人口をふやす方向であれば軽減をしていく、もっと軽減しようというようなやり方もありますし、特定地域化区域内の農地に地上階数4階のマンションや地上3階のマンションなどを賃貸住宅として新築し、現に貸し家としてる場合は、10年間の3分の1を5年間の4分の3とかいろんな施策をもって人口増加につながっていくということが、これは我が市においては人口減ですよね、人口の減少に歯どめをかけるように、いろんな施策が講じられるよう、住宅地なんかの場合でも、造成された宅地をやっぱりどんどんどんどん買ってもらうためには、その軽減の割合をふやしていくとか、子育て世帯についてはふやしていくとかいろんなことが、工夫ができると思います。ぜひともこれ、早期にしていけばやっぱり目玉になるし、その名前のネーミングもいろいろ考えて、伊賀特有の、伊賀忍法固定資産を免除の術とかいろんな名前をおつけになって、新聞でも上げていただけるようになれば、伊賀市のPRにもなるかなと思ってますので、ぜひとも創意工夫をしていただいて、新しい「わがまち特例」をつくっていただきたいなと思います。もう少ししっかり勉強していただきたいなというふうに思いますので。  次、高齢者・子育て世帯等に対応した住宅セーフティネットの充実と、この件につきましては、高齢者、障がい者ができる限り住みなれた地域や家庭で自立し、安心して暮らし続けることができるよう、住まいと福祉の連携のとれた住まいづくり地域づくりを推進する高齢者等居住安定推進事業が平成22年度から創設されましたが、その事業内容と伊賀市の取り組みについて教えてください。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  産業建設部長。             (産業建設部長 松本秀喜君登壇) ○産業建設部長(松本秀喜君)  事業内容と伊賀市の取り組みということで、事業内容につきましては、先ほど中谷議員さん申されたとおりでございまして、高齢者の方、障がい者の方ができる限り住みなれた地域や家庭で自立し、安心して暮らし続けるように、そしてまた、子育て世帯にとって安心して生活できる居住環境が形成されるようにということで、そういった住まいづくり地域づくりを推進すると、こういう内容でございます。  特に大きなものといたしましては、今まで、何ていいますか、例えば福祉施設とか医療施設を併設する高齢者向け賃貸住宅の整備に対する支援とか、あるいは公営住宅を身体障がい者用グループホーム、あるいはケアホームとして活用するための改修に係る費用等を支援していくと、こういったこととか、あるいは、法律がその後改正をされておりますけども、公営住宅法の整備基準や入居収入基準をそれぞれ市の条例にのっとって運用すると、こういった内容でございます。その間、伊賀市の取り組みでございますが、これがなされておりますが、その後の子育て支援とかという点につきましては、平成20年でしたでしょうか、あの河合のところに子育て住宅を建設をいたしておりますが、それ以後につきましては、特に特別な住宅としての特別な取り組みは行っておりません。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  高齢者等の安定化推進事業、具体的な取り組みは、今、子育て世帯の住宅、もう一つは、高専賃、高優賃というのがありますね、それは上野のところでやっておられるということをお聞きしております。だけど、根本的に何をほかにやってるんですかという質問なんですよ。じゃあこれ以外にはやってないんですか。ここには、今言われた文言が多々出てましたよね、福祉、他の議員が、バリアフリーのこととか身体障がい者の方々が、グループホームやケアホームとして活用するために、改修する支援をしてますよと。これもこの事業の中の一つですけど、そういう事例は今まで伊賀市でありますか、教えてください。 ○議長(安本美栄子君)  答弁される方にお願いをしておきます。  質問の要旨を的確にとらえ、簡略に答弁をお願いしたいと思います。  健康福祉部長。             (健康福祉部長 増田基生君登壇) ○健康福祉部長(増田基生君)  おはようございます。  現在、そういう高齢者の方々、障がいのある方々、中途で障がいになられた方々、そういった方々のお住まいに対しては、住宅改修という部分をさせていただいて、それに伴って、住宅改修支援事業というのがございます。いわゆるリフォームヘルパーという方、と申しますのは、従前は、そういう住宅改修をさせていただいても、施工後、やっぱり使いにくいわという声がたくさんございましたので、そういった障がいや高齢のそういういわゆる知識を持っている方が見ていただいて、御本人さんの要望も聞かせていただいた中で設計をして使っていただく、それがリフォームヘルパー、これも活用させていただいております。  あと、ソフト面につきましては、それぞれニーズの対象者に応じて、高齢者の方であったり、障がいのある方であったり、子育て世帯の方であったり、そういった方々については、それぞれの担当部署で関係機関等の協力を得ながら入居に対する支援をさせていただいてるというのが現状でございます。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  今言われた住宅改修改善事業とリフォームヘルパーは何件やっておられますか。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(増田基生君)  大変申しわけございません。そういうことは今ちょっと手持ち資料がございませんので、また後ほどお知らせをさせていただきたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  今、私が聞いてるのは、伊賀市がこういう事業があると、これを認識した上で、どんだけのニーズがあって、どういうふうな要望があって、それに対してこういうふうに何件やってますというのを、お答えが欲しいわけですよ。実際に何件のニーズがあるかいうのも検証されてない、今のであれば、私のこの質問内容は事前に出しておりますけども、的確に答えていただきたいのは、この事業を伊賀市がどう取り組んでるのか、どういうニーズがあって、どういう対応をしてるかいうことを答えていただきたいんです。ですんで、今のところなんて本当に、生活支援施設つき地域優良住宅、これは費用が45%出ます、また、民間で賃貸住宅のストックを活用した場合については3分の2が助成されるとなっています。こういうものをしっかり民間の人にも情報を提供してやっていただけませんかいうようなものが必要であって、やっぱりこの、何ていうんですか、情報提供いうのは一番大事ですよね。それが民間活力になっていって、その中で新しい事業が起こっていくと思います。  特に、次のことをちょっと、部長がさきにお答えになってましたけど、今度の第2次一括法ですね、公営住宅の整備基準及び収入基準の条例が、我々が決める、伊賀市自体が決めるようになってくるという基準について、考えられてるのかどうか。考えていられなかったら結構です。考えられてるんであれば、どういう方向で考えているかいうのを教えてください。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  産業建設部長。 ○産業建設部長(松本秀喜君)  整備につきましては、公営住宅法等の法律によってやってるわけですが、先ほど中谷議員さんからございました一括の関係から申し上げますと、平成23年の5月の2日に地域自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律が公布をされておりまして、その中で公営住宅法も改正されることになりまして、この法につきましては24年の4月1日から施行されるとなっておりますが、公営住宅法につきましては、猶予期間といいますか、施行が1カ年間あると、こういうことでございます。そうした中で、整備基準とかあるいは入居収入基準とかそういったものにつきましては猶予期間中に定めることといたしておりまして、当然、先ほどおっしゃっていただきましたように、ニーズ、どんだけあるのかとか、あるいは今まで、今回の特に大きな部分といいますのは、先ほどおっしゃっていただいたように、民間の方が独自に国へ申請していただいて、国から直接交付金をいただいて、子育てとかあるいは高齢者の方々の住宅を建築できると、こういうことが大きなことでございます。当然そのニーズ調査と、先ほど御指摘をいただきました、こういう制度がありますということのやはり啓発、PRというのを今後早急にでもやっていきたいというふうに思っております。  当面といたしましては、今後、何を考えているかという点につきましては、25年の4月1日施行を目指しております条例改正とあわせまして検討してまいりたいと思っておるところでございます。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  伊賀市の市営住宅の申し込みの段階で、身体障がい者の方々とか子育て家庭の方々がどれぐらいの需要があって、またそれに対応できるものがどうなってるか聞かさせてほしいんですけど。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  産業建設部長。 ○産業建設部長(松本秀喜君)  まず、市営住宅の部分の入居募集の内容でございますが、やはり高齢者の方とか障がいのある方、子育ての方、住宅確保要配慮者と私は言わせていただいてますけども、そういった方々が優先して入っていただくように、近々の例で申し上げますと、本年8月に募集した内容でございますが、10戸の募集をさせていただきまして、そして、住宅確保要配慮者の方といいますか、そういった方々の優先的な入居ということで、10戸のうち2戸設けさせていただきました。その一般入居の8戸の、さらに8戸のうち1戸につきましては、子育て支援住宅として、ゼロ歳から義務教育終了までのお子様のいる世帯を対象として募集を行ったという経緯がございます。(発言する者あり)  それでよろしいですか。 ○議長(安本美栄子君)  はい。  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  申し込み、申し込みを聞いてるんです。どんだけが申し込んできてるか。こういう障がい者の方々とか子育ての世帯の方々がどんだけの人が申し込んでて、今の対応はこういう結果になりましたと。だけど、ニーズがどんだけあるかいうのは申し込みの段階ですよね、それはとられてますかね。 ○議長(安本美栄子君)
     数値的なことですけれども、当局さん、答弁お願いできますか。  建築住宅課長。             (建築住宅課長 松本次夫君登壇) ○建築住宅課長(松本次夫君)  失礼します。建築住宅課、松本でございます。  先ほどの優先入居の戸数でございますけれども、近年ですけれども、本年の8月に募集した段階では、優先入居ということでは、4倍ぐらいの優先入居の倍率でございます。(「聞こえへん」と呼ぶ者あり)それで、3月募集では6倍ということでございます。そういうようなデータで、ちょっと戸数は今控えておりません。 ○議長(安本美栄子君)  産業建設部長。 ○産業建設部長(松本秀喜君)  どの程度の方が募集されたということにつきましては、ちょっと大変申しわけございませんが、後ほど数値等しっかり整理いたしまして、御報告させていただきたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  今回の質問は、何回も言いますけど、人口を減少させないためなんで、この中でニーズに応じたものをやらないとだめなんですよね。だから、その応募の段階でどう掌握されて、それを生かしていこうということが大事です。ですから、申し込みの段階で4倍とか6倍とかあるんであれば、やっぱりそれに対応するように提供していかないと、人口は減っていきますよね。  一番、市営住宅につきましては、今回、収入基準を、月収15万8,000円から、これが撤廃される、最高25万9,000円ぐらいまでのイメージが図で示されておりました。そして高齢者の方々の同居してる親族云々も撤廃されるということでございます。今現在、住宅困窮要件、それがやっぱりだんだん変わってると思うんですよね、ニーズが、この市営住宅のあり方がですね、やっぱりそれに対応する改修の仕方。それはなぜかといいますと、福島の地震が起こったときに、福島の方に市営住宅を御紹介するのに一緒に回らせていただきました。そうすると、やっぱり一番入られたとき、改修もされてませんでしたけども、おふろがないとか、車をとめる場所がないとかいろんな、今の現況に合ってないような市営住宅が多々残っております。ぜひともそのニーズ調査にこたえるような形で新しい公営住宅を進めていっていただきたいなと思います。  特に「輝け いがっ子応援プラン」は、子育てを支援する生活環境の整備、若年層定住及び住宅の整備を進めるとともに、市営住宅へ子育て家庭の優先入居を推進するなど、子育て家庭への居住の安定確保に取り組んできたと。しかし、施策の方向では、市営住宅の整備計画は現在のところありませんと。(「考えたらいいんじゃない」と呼ぶ者あり)よそから出ましたけど、考え直すつもりはあるのかないのか聞かさせてください。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  産業建設部長。 ○産業建設部長(松本秀喜君)  やはりニーズ、まずはどれだけのニーズがあるのかということを調査いたしまして、検討をいたします。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  検討すると言われました。ぜひとも3月、この年度内に検討していただいて、本来ならば4月1日から条例をつくることができるんですよね、いろんなものが。だけど、猶予期間を1年与えてるということは、今、ニーズ調査がこの年度で終わってないと、来年の4月1日には絶対できませんよ。僕はそのように思います。でないと、やっぱりここまでにやっていち早く情報を提供するということに頑張っていただきたいなと。  それぞれいろんな事情があると思いますけど、ぜひともこの、我々も子育ての方の支援をさせていただきたいし、それがやっぱり人口がふやせる一つの要因になると私自身は思っております。ぜひともよろしくお願いいたします。  時間がないので、次へ進んでまいります。  この人口減少は、財政危機の元凶とも言われています。行政サービスが、1人当たりの単価は上昇し、稼ぎ手の異動、企業の流出は住民税の減少となっていく。地域格差の居住環境、そこに働く場、買い物の場、健康維持の場、企業活動が、地域力格差で人口異動、産業立地に影響し、自治体間で増加と減少の綱引きが起こっています。  地域格差の諸局面の経済財政の負のスパイラルが生じているということにもなっています。その辺のことを認識されてますか。生産主体としての自治体経営はどうあるか、どのようなものが必要か、負のスパイラルを認識されてるかどうか教えてください。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  企画財政調整監。             (企画総務部企画財政調整監 西堀 薫君登壇) ○企画総務部企画財政調整監(西堀 薫君)  私どもが昨年3月に出させていただきました財政見通しですけれども、そこには生産人口ですね、それの減少を見込んでおります。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  生産人口が減ってきたら何が起こってくるかということを今お話をさせていただきましたけども、実は収入が減ってくる、減ってくるということは、その分だけサービスが低下していく、そのサービスが低下すると、そこに住んでおられる方が満足できないからほかに移っていく、そうするとまた収入が減る、それが負のスパイラルなんですけども、その歯どめをやっぱり認識してつくっていかないと、この負のスパイラルから脱却ができないというお話であります。ぜひとも頑張っていただきたいなと思います。  4番目の地域支え合い体制づくり事業は、国が県を経由して4億円の事業と聞かさせてもらっております。伊賀市は16事業、3,083万4,000円の補助金をもらっていますが、伊賀市の事業主体としてなっている事業の紹介と、残念ながら県に採択してもらえなかった事例は、話せる範囲で結構ですので、説明してください。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(増田基生君)  失礼いたします。ただいま議員さんのおっしゃった地域支え合い体制事業の取り組みの概要と、そして課題等も少し御説明をさせていただきます。  この事業は、高齢者、障がい者、子供を初めといたしまして、あらゆる支援が必要な人に対して、地域が主体的に取り組む日常的な支え合いの体制づくり、これを推進を図るために行う事業でございまして、その財源は介護基盤緊急整備等臨時特別基金、これは補助金10分の10でございますが、それを活用した補助事業でございます。  取り組みにつきましては、住民自治協議会とNPO法人、市の協働によって、見守り活動の人材育成、地域資源を活用したネットワークの整備、先進的、パイロット的事業の立ち上げなどを支援しているものでございます。本年度は、住民自治協議会とNPO法人が10団体で12事業、市が3事業を実施いたしております。  住民自治協議会の事業といたしましては、主に見守り支援体制の構築、そして地域福祉活動の拠点整備など、いろんな取り組みをしていただいてございます。中でも、地域福祉計画の基本施策としてあります移動制約者の支援につきましては、自治協さんやNPO法人が取り組んでいただいております。そして、市の事業といたしましては、主に人材育成に力を入れさせていただいておりまして、地域福祉計画に基づく人材育成のために、去る7月の2日に地域支え合い体制づくり研修会を開催をさせていただきました。また、社協さんに委託をさせていただいております市民福祉大学講座、これも専門的な知識を持った伊賀見守り支援員の養成を行ったところでございます。  これらの実践結果につきましては、市全体の施策に反映できるものではないかというふうに考えておりますので、そこらの情報共有しながら、施策の参考にさせていただきたいと思います。  一方、申請をしていただいた件数が17件、全体でございました。うち市が3件、地域の方が12件採択されて、残念ながら5件が不採択となりました。なぜそういう理由が、なったかといいますと、おおむね制度として既に実施している事業という部分、そして次年度からの取り組みがもうちょっと不明確な点があったということと、それぞれ地域では課題は持ってみえて、共有はしてるんですけども、なかなか取り組み対して地域の合意形成が図られていないといった理由によって不採択、ヒアリングの結果、不採択となったというのが、残念ながらなったということが現状でございます。以上でございます。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  この事業は、県で4億円あるうちの1億7,000万円ぐらいしか実際できてないというお話を聞かさせてもらってます。2億何千万というのがまだ県に申請されてない。  というのは、今言われたように厳しい、厳しいというたら、使い勝手は本来いいんですけども、今言われた、事業自体が不明確であったり、地域の合意形成ができていなかったりというお話が、ここが一番大事なところですよね。ぜひともこの不明確、地域の合意形成というものを、本来は地域で、小さい芽では、花ではあるけど、つくっておられるんやけども、そのつくり方が、文章で書くと難しい、今後のことが、自分らが責任持ってやることが、どこまで責任持たないかんのかということもやっぱり理解されてない地域もあったと思うんですよね。その説明がどんだけ丁寧にしていただいたかなというのがちょっと疑問があります。  ぜひともその部分を、まだまだ予算が残ってるようですけども、どういう形で県が、もう1年度延長してくれるかどうかわかりません。その中で一つの例を申し上げます。  それぞれ名張市でやっておられます地域のコミュニティバスの運行事業がございます。  これはその資料を持ってまいりました。たくさんあるんですけど、5つの地域の例をいただいてまいりました。それは大体市の補助が1地域300万ぐらい出されております。ほんで協議会の負担が若干出されて、そして運賃収入をその中で稼がれてると。  大体大きいところで580万ぐらいの収入、少ないところで230万ぐらいの収入、大体経費もそれ相応で、マイナスになってるケースいうのは本当に若干です。  それを考えますと、その地域のコミュニティーバスの運行という考え方、これは地域の支え合い活動の立ち上げ支援事業、本来この事業の一番頭に来るやつなんですけども、立ち上げの支援なんだと。だから、ニーズ調査もその時点でしっかり考え、合意形成をとりながら、この事業の不明確なものも考えていけるのではないかと。これを単純に計算しますと、大体1地域300万ぐらいとしますと、伊賀市が38の自治協議会があると。それぞれが立ち上げたとしても1億1,400万。今、1億6,000万ぐらい費用を払いながら、それが効果があったかどうか、なかなか難しいところでございますが、ぜひともこういうようなものをやっぱり丁寧に説明していただいて、しっかりやる。そうすると、当然そのバスの事業者さんや運行管理とか地域のニーズアンケート調査など、課題はたくさんあります。だけど、それを行政も地域もしっかり話し合って、どうやって支え合いを進めていくかということが大事やと僕自身は思っております。  この12月1日の広報いが市に、県知事と市長との1対1の対談、その内容は、地域公共交通の現状ほかと記載されていました。市長はその辺どういうふうにお話しされるのか、ここで発表できるものがあれば言っていただいたら、どうでしょうか。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  公共交通という立場からの話もいたさなければならないと思ってますので、公共交通ということであれば、関西線伊賀鉄道のお話もさせていただきたいと思ってますし、不採算な路線についての県の支援を今後どのように考えられてるのかという中身の話も聞かせていただく中で、じゃあ将来その路線の存続をもう県が打ち切るということになれば、また市としても考えなければなりませんので、最終的には、先ほど議員おっしゃってるように、コミュニティーでそうした体制をつくるということも、市内でも例はあるわけですし、さらに今、ディマンドの実証をやるということで計画をしておりますので、いろんな地域の支え合いとかあるいは高齢者地域のそうした方の、いろんな御要望がたくさん出てるわけですので、それにこたえるコミュニティーのバスの体系、あるいは交通手段の体系はどうあるべきかということを、市として考えるときの判断基準に県の対応を問いたいと、そんなふうに考えております。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  伊賀市は、558平方キロと広い範囲で市が各県とまたがってるところがたくさんあります。滋賀県にまたがってたり、奈良県にまたがってたりと。その辺も含めていろんなものがありますんで、ぜひともこの地域支え合い事業でコミュニティーのバスがさらなる地域に還元されるような施策をつくっていっていただきたいと思います。  ぜひとも、部長。 ○議長(安本美栄子君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(増田基生君)  今年度1地区で、いがまちのほうで買い物支援ということで無料バス、マックスバリュですか、も走らせていただいてございます。ですので、今年度限りの事業ではございますが、今、議員さんおっしゃっていただいた状況の中で、市として県へ働きかけて、来年もどうでも継続していただくように要望をさせていただいて、継続するんであれば、今回、不採択となった地域に、再度地域に入らせていただいて、調整させていただいて、何としても地域でそういった事業をしていただくように御支援をさせていただきたいと思います。  公共交通についても、公共交通であっても、私どもの福祉有償運送であっても、市民の皆さんの移動手段には間違いはございませんので、そこらはしっかりと担当部局と同じ認識の中で取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  福祉と企画と密着した形でぜひともやっていただきたいと思います。  ほんで最後に、遊休地の有効活用ということで、今、伊賀市の公有財産については財産台帳整備ができております。土地725件、建物642件が登録されました。今後の公共施設経営の方向が決まっておりましたら教えてください。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  企画総務部長。 ○企画総務部長(西岡幸彦君)  済みません。人口減少と高齢化の時代を迎えるわけでございますが、今までと同じ数の公共施設を運営していくことが非常に困難であるというふうに思っております。  学校、それから保育所等の統合、それから類似施設の統合等がございます。こうしたことを整理をしていきたいというふうに考えております。今まで以上に遊休の財産が生じてまいるわけでございますので、遊休財産の売却とか、それから賃貸とか転用とか、こういったところもますます必要になってくるかというふうに考えております。  具体的な対応の一つとして、ことしの8月にもヤフーの運営するインターネットの公有財産の売却システムの登録をしたところでございます。今後につきましては、民間の不動産関係団体とも広く連携をとって、遊休の財産整理を進める手法の一つとして検討いたしたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  市長が当初言われました、自治協議会が中心となって、主体的、自主性、自立性というのを一番初めに言われました。こういう遊休財産については、やっぱりその地域の自治協議会に諮って、自主性、自立性、いろんなものの使い方というのをやっぱり、遊ばしておくのが一番もったいないことであって、それを管理するのに何も使ってないものに管理費を払うんであれば、実際にその地域が提案していただいて、いろんなものをその中で工夫していって、していくというようなお考えはあるのかどうか。  地域経営のあり方で、どのようなサービスをどれだけお金をかけて、どれだけの人が利用しているか、これが一番大事。そして、地域経営のあり方は、ビジネスチャンスを自治体と民間がつくっていくという意思表示が必要なんだと示されております。  その中で、その遊んでる土地がもったいない、それは普通財産になった段階で担当部署が外れてるのかどうか、実際にその財産はだれが責任を持って活用していかないといけないかいうのが明文化されてるのか、ちょっとお聞かせ願えますか。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  管財課長。             (管財課長 宮崎 寿君登壇) ○管財課長(宮崎 寿君)
     普通財産、たくさんあるわけでございますけれども、普通財産になった段階でどこが管理、管理は管財課が中心になって管理をしてます。ただ、何の目的で利用するか、現在、実質的に普通財産は230件余りございまして、その中で有償で賃貸をいただいたりしてる物件も40件余りございます。その中から、さらに毎年売却をすると、公売をするという物件も出てきております。しかし、現実的に山林のままであったり、荒れた土地のままであったりと、また、公売するのに売却、あるいは転貸するのに課題を抱えている物件などがございまして、現実的な本当に利用の部分では、具体的には検討されてない部分が多いというような状況でございます。 ○議長(安本美栄子君)  中谷一彦さん。 ○6番(中谷一彦君)  ぜひとも、地域の合意形成ですね、合意でどういうものに使ったらいいのかなというのもしっかり検討していただけないかなと、私自身は思ってます。  それで、そのあいてるところ、遊休地を、やっぱり多くこの情報を発信して、それを有効活用するには、民間活用が必要やと思います。今、プロポーザルでPFIを試していく、新しいのができてます、いろんな形でですね。そういうふうなものの手法も検討していただいて、やっぱり民間の活力を、今あいてる遊休地をどう活用したら一番友好的に使えるんやというのは、行政の方々、やっぱりプロじゃないと僕は思ってます。やっぱり民間のほうが、我々民間に勤めてたもんからいうと、遊んでる場所というのは物すごい怒られるわけですね、実際にこれがあると。何でこんなに遊ばしてるんやと、有効活用せえ、もったいない、これ家賃払うてんねんぞと、自分とこの土地建物やったら、利息払うてんねんぞ、固定資産税払うてんねんぞという意識をたたき込まれるから、どうしてもその部署が、どうやって収益上げていくか、それは一般管理費に還元されるからです。コスト計算の中に入れられるからです。今この行政の中でそのコスト計算が、そういうものも入れられてないんです。今後、施設白書等々でコスト計算というのが入れられて、こういうふうな改善されていくと思います。  ぜひともそのほうを考えていただいて、やっていただけたらなと。  ちょっと時間がなかって、土地開発公社の北平野の土地の運用形態をちょっと考えたいなと思ってたんですけど、また次回にさせてもらいます。  これで一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(安本美栄子君)  これをもちまして中谷一彦さんの質問を終了いたします。  続いて、質問順位第11番 馬場登代光さんの質問を許可いたします。  馬場登代光さん。             (26番 馬場登代光君登壇) ○26番(馬場登代光君)  議長より発言の許可をいただきましたので、順次質問させていただきます。  JR関西線に忍者列車を走らせませんか。  JR関西本線亀山−加茂間の電化に向けて、前今岡市長時代からいろいろな協議会が設置されて、運動が進められてこられました。私も何度か関西線電化の取り組みについて質問させていただきました。ことしの進める会の総会で、子供たち、小学生とか中学生の団体の乗車についての助成をするとのことも聞きました。乗客をふやすとの考えだと思うのですが、その効果はどうでしょうか。  また、市長の施政方針にもありました、島ヶ原駅、柘植駅、ここでウオーキングの実施をされたとのことでありますが、参加者の数を教えていただきたい。できれば、島ヶ原、伊賀支所長に、わかってたら教えていただきたいと思います。  私は、何度もいろいろなことを提言させていただきました。どんな取り組みをされておられるのですか。JR西日本の社長のところへこの関西線の切実な声が届いているのですか。電化の見通しは進んでおられるのかどうかお尋ねいたします。この答えは、総会に出席された部長さんとかにお尋ねしたいと思います。この島ヶ原駅と柘植駅は、わかってたら支所長に、お答えください。  以上で壇上での質問とさせていただきます。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  本日2番目の、馬場議員さんから御質問をいただきましたJR関西線のことについてお答えを申し上げたいと思います。  まず、今回の定例会の私の所信の中でも申し上げておるところでございますが、この促進活動につきましては、先ほども議員のほうからお話がございました電化を進める会の取り組みとして、本年度10月と11月にイベントを実施いただいて、乗客の利用を促進するということで活動いただきました。活動の内容、参加者等については、担当のほうから申し上げたいと思います。  また、この団体がJR西日本に対しまして要望活動ということで、こうした活動も計画をいたしておるところでございまして、そのことについても、内容等について、担当のほうから申し上げたいと思います。  いずれにしましても、長年の、旧の上野市当時から、あるいは合併前の市町村も巻き込んだ中での活動を続けておりますが、なかなか先が見えないという状況でございます。特にこれまでの進捗状況の中で、私のほうから、この実現に向かっての状況を御報告するまでには至った部分がございませんので、お許しをいただきたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  島ヶ原支所長。             (島ヶ原支所長 川本 哲君登壇) ○島ヶ原支所長(川本 哲君)  島ヶ原支所の川本です。どうぞよろしくお願いします。  先日ありました島ヶ原のふれあいハイキング、山もゆる秋大和街道ウオークというふうなことで、参加者につきましては、303名参加というふうなことで、県外者が176名、6割方が県外からの参加者というふうなことで聞いております。あと、4月にありました伊賀隠れ里ウオーキングというふうなことで、NINJAフェスタと関連いたしました事業につきましては140名、それから松尾芭蕉と横光利一のふるさとを訪ねるということにおきましては40名の参加というふうなことで聞いております。島ヶ原、また伊賀町、上野におきましては、住民自治協議会と観光協会、そういったところと協力をいたしまして、JR関西線の利用促進に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(安本美栄子君)  じゃあ、企画課長。             (企画課長 藤山善之君登壇) ○企画課長(藤山善之君)  失礼します。企画課の藤山でございます。  関西本線の取り組みでございますけれども、先ほど島ヶ原支所長からお話ししましたウオークのほかに、馬場議員さんからおっしゃっていただきましたJR関西本線団体利用促進補助金というのを今年度から進める会のほうで制度を創設して、させていただいております。市内小・中学校、保育所での行事の際に団体で利用された運賃を補助するものでございまして、小・中学校、保育所等のほうにも周知をさせていただいたところでございますが、今日までですけれども、まだこの利用はございません。  それと、そのほかの取り組みでございますが、車内づりのポスターの掲示、これは年間を通じて、四季に分けて社内のほうへ掲示しているもの、それとことしの取り組みでは、忍たま乱太郎の実写版の映画の公開記念のスタンプラリーにつきましては、4月の23日から9月の25日までを期間といたしまして、関西本線、また伊賀鉄道、JR草津線の利用促進を含めて実施をしたところでございます。また、先般、JRで発行しております情報誌への掲載に向けての協議につきましても、11月の8日でございますが、JR西日本の近畿統括本部と協議をいたしておりまして、今後こういった情報誌のほうにも掲載いただくようお願いをしてきたところでございます。以上でございます。 ○議長(安本美栄子君)  馬場登代光さん。 ○26番(馬場登代光君)  これね、私は、この島ヶ原駅と柘植駅の参加者数を支所長に聞いたのは、これは柘植、伊賀支所長は何も知らん顔してっけども、これ、あんたらが参加されたんですか、見たんですか、聞いた話を言うてんのですか。私はね、この体制が悪いと思うんです。  これ、市の方が七、八名来てるはずですよ。あんたら行ったかどうかちょっと教えてください。そんな知らん顔しとったらあかん。 ○議長(安本美栄子君)  島ヶ原支所長。 ○島ヶ原支所長(川本 哲君)  私は、当日地域の事業がありましたもんで、参加はしておりません。そういったことで、観光協会の会長さんに事業等を聞かせていただいたことでございます。 ○議長(安本美栄子君)  伊賀支所長。             (伊賀支所長 森下泰成君登壇) ○伊賀支所長(森下泰成君)  申しわけございませんが、私も参加できておりません。 ○議長(安本美栄子君)  馬場登代光さん。 ○26番(馬場登代光君)  そういう横のつながりとかね、これ多分、企画のほうから行ってると思うんですよ、本庁のほうから。これみんな住民の方はよく知ってます。私もずっと、何かあったらあちらこちら行ってるんですよ。こないだのNHKの、文化会館に来たときも、私は、だれが来てんのかどうやらちゅうことをみんな調べてますよ。あんたら何にも来てへんやないか。そういう熱心さがない、それで横のつながりもない。これね、この今、ウオークとか言われたけども、ここでいろいろ、島ヶ原でしたらまちづくりの協議会とかいろいろな方が講演されて、島ヶ原じゅうの方が中心になってやってるんでしょう。こんな知らん顔してる、そんな支所がありますか。伊賀町もそうだと思いますよ。  知らんのでしょう、関心がないんでしょう。  私もほん最近までいろんなこと言わせてもうた。伊賀町役場、まだあの大きな看板が掲げてあると。私言うまで、もう今何年たってるんだよ、合併になってから。あの中心街で、伊賀町の看板が立ってた。ここは矢印書いて伊賀町、新堂の駅の前のほうでしょう。そういう、あんたたちはもっと、職員の皆さん方は関心を持たなあかん、これを言いたかった。それは反省してくださいよ。この伊賀市として、その取り組み、企画が勝手にやってんねや、どこがやってんねやちゅうて、自分たちの支所が中心になってやるべきもんと違いますの。両方ともですよ。知らん顔してたらあかんと思いますよ。そんなことで関西線ができるはずがない、電化ができるはずがない。もっと熱心に取り組んでほしい。まだこれからいろいろなこと言いますけど。  私は、昨年、富山県氷見市へ行って、JR氷見線の忍者ハットリくんの列車を見てきました。JRでもこんなことができるんです。電車のところへ忍者ハットリくんがかいてあるんですよ。伊賀鉄道は銀河鉄道、もっと統一せなあかんと思う、伊賀市はやっぱり何か忍者で統一せなあかんと思いますよ。バスでも三交のバス、梅田行き、あれ忍者が書いてある。忍者の絵がかいてあるだけですよ、創作の忍者。あれ立体感があって、とてもいいと思います。そういうふうなね、そして、どこへ行ってもあんな、伊賀から来たって、何県やろうと、そんなとこばっかり。それは別として、このJRでもこんなことができる、忍者ハットリくんの列車も走ってる。  それから、乗客をふやすためにウオーキングしたりいろいろしてますけど、これ、20年近うしてるんですね。そして今、市長が言われたように、効果が上がらん、何にも前へ進んでへん。下へ下がってんの違います、何の効果も上がってへん。そして、私は今、JR氷見線もこう忍者が走ってる、そんな状態を見たら、子供たちでも何か乗りたいとか、伊賀市へ行きたいとか、そういうことが起こると思うんですよ。そしたら、子供が動いたら大人がついてくる、長男が行ったらまた次男も行きたい、みんな家族ぐるみで観光に来ると私は思うんですよ。そういう中で、こんなことを考えたことがおありかどうか、企画か、その頭の一番、こういう新しい企画をするところの部長に、企画総務部長ですか、お尋ねしたい。考えたことがあるのかどうか。 ○議長(安本美栄子君)  企画総務部長。             (企画総務部長 西岡幸彦君登壇) ○企画総務部長(西岡幸彦君)  現在は、その乗客をふやしたいということで、いろいろな催しをやっておりましたが、このラッピング列車ということで、そこまではこれまで考えたことがございませんでした。今後は、関西本線を利用していただける、観光誘客が図れるということもございますので、鉄道事業者さんと今後協議を1回していきたいというふうに思います。 ○議長(安本美栄子君)  馬場登代光さん。 ○26番(馬場登代光君)  そんなとこまで考えが及ばんと思ってました。  これからちょっと申し上げますよ。先ほど申しましたように、伊賀市は知名度が、私、低いと思うんです。この間、淡路島、この12月に淡路島へ行きました。もう淡路島では外国の観光客があふれてる。そしたら、今の、東南アジアの方やと思うんです、やはり高度成長の日本のような状態、土産えらいほど買うて、1人買うたらもう次へ次へと買うていく。その姿を見ると、やはりこれからは観光も外国の方を呼ばんなんと、こんな時代。もう何回もここで申し上げてますけどね、あんたらが何にも考えてくれへんからなんですけども。それと、職員の方もやっぱりそうした広い視野を持って取り組んでほしい。  それと、福島県喜多方市、このNHKの「新日本紀行」で、もう20年ほど前ですけど、蔵のまちとして放映されました。そしたら観光客が急増した。そして、ただ見て帰るだけ、その状態を市の観光課の職員が見て、考えた。食べてでも帰ってもらう、そういう方法はないか。これは個人で考えたんですね。そして考えたのはラーメン、有名な喜多方ラーメンですよ。それを、自分で考えてるんですから、上司にも何も相談せずに、ある雑誌に出した。そしたら、その反響によって喜多方ラーメンが有名になった。これ、ほんこないだNHKで放送されてたと思いますよ。こんな職員の一つの考えで、喜多方ラーメン、そして観光のまちになっていく、そういうことを皆さん考えたことはおありですか。何を考えてる。それはそんな全部の方に言うんと違いますよ。企画とかそういう持ち場の人が考えなければできない。そしてまた、提案制度とかいろいろあるんでしょう。そして人事のときに、私は、まあ次言いますけども、もっと職員の研修もいろいろ考えてほしいと思う。  それと、もうそしたら観光客を呼ぶような方法を考えなあかんと思う中で、私は、第三セクターの長崎の松浦鉄道ちゅうとこへ行きました。これ、ウオーキングを毎月毎月続けてやってるんです。そして大体150人から多いとき二、三百人、毎月毎月してるんですよ。それと営業活動、それは伊賀鉄道に類似するような鉄道ですが、やはりそうした営業活動とかしていく。そして近くであの有名なハウステンボスがあります。もう何年前か、あれ倒れんの違うか何とかいう話を私は聞いたことがありますよ。確かめに行った。それは松浦鉄道へ行っていろいろな話聞いたんですよ。来年度から中国の上海へフェリーを運航さす、ハウステンボスからですよ。そして中国、中国の人口何人ですか。13億、もっと多いと思いますが、けた違いですよ。そうした、そして観光客を呼んで、まちを変えようとしている。そこで松浦鉄道は、その恩恵をこうむろうと思ってる。おこぼれちゅうたら何ですけども。やはりそういうことを考えていかな、まちが活気がなくなってしまう。私がいつもいつも言うてることです。  それをあんたたちは何も行動に移してくれない、動いてくれない。  そして、この近鉄でさえ、この12月23日に観光会社専用の列車が走ります。グリーンカラーの列車であります。そして25年、伊勢神宮の遷宮祭ですね、の年から観光特急が伊勢志摩方面へ向けて運行されます。とてもスマートな、新幹線のような列車ですよ。それと23日からはグリーンカラーの列車が、旅行会社の専用の列車がこの前を通りますよ。いろいろなことをやってるんです。  そして、伊賀市の観光の方針ちゅうのを聞きたかったんですが、この12日が全懇であるということですが、そこで私、副市長にも聞きたい。この関西線ちゅうのは、副市長の住んでる三田が伊賀上野駅と違いますか。そしたら列車を見てるんでしょう、毎日。毎日かどうか知らんけど、私よりもその列車の状態を見られてると思うんですよ。そして、副市長は何年か前に台湾にも行かれた。台湾違うんかな。(「中国」と呼ぶ者あり)中国やったかな。中国やったかどこかへ行かれた。ほして、それはどういうあれですか、観光増加につながってるんですか。何しに行ったんですか、そしたら。中国ちゅうのは物すごくいろいろなもう、日本を追い越したんですよ、追い越すんですよ。まだまだ東南アジアのところがもう近づいてきてる、追い越そうと思って。  そうして行かれたその効果は、観光、誘致のために行かれたんと違います。関西線のその取り組みについてちょっと。  また、外国、中国に行かれたんは、観光客を呼ぶために行かれたんか、それもう一回教えてください。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  副市長。             (副市長 角田康一君登壇) ○副市長(角田康一君)  突然の御指名でございますが、2点あると思いますんで、まず全体、中国へ行かせていただいたときの成果といいますか、そういったものにつきまして先に申し上げたいと思いますんですが、中国の香港に近い広州市というところへ産業振興団ということで行かせていただきまして、そのときに、広州市は上海、北京に次ぎまして、中国3番目に人口の多い都市でございまして、日本からもジャスコさんが3つスーパーの店を出されておりまして、そのスーパーの中を中心に、まず伊賀米を販売していただきたいということでお話し申し上げてまいりました。  それと、その当時、観光協会の役員さんも一緒に参りまして、まずはこの伊賀のほうへ、相当中国の観光客の方もお見えでございますんで、忍者というのは本当に世界的なもう知名度を持っておりますんで、まず忍者というものを知っていただくと。ちょうど広州へ行く前に仏山市というところへ参りまして、そこでは、仏山市というのは非常に少林寺憲法が盛んで、ジャッキー・チェンですか、もそこへ一生懸命勉強に来てたということでございまして、そこの仏山市と広州市でまずは忍者ショーをやらせていただきたいということで、ジャスコ、それから貿易振興機構等も参りまして、おおむね、ことしの2月ですか、にやるということで決めてまいりましたんですけども、その後ちょっと中国といろんな国際的な摩擦がございまして、当面はちょっと延期してほしいというようなことだったんですけれども、先日、広州のほうから交流協会の副会長が来られまして、もうぼちぼちできると思うから、ぜひまた忍者ショーをやってくださいと、副会長のほうも全面的な支援をいたしますというふうにおっしゃっていただきましたんで、再度その交渉をしてまいりたいというふうに思っております。ということで、中国へ行ったときには、ただ視察に行っただけではございませんで、そういった交渉を精力的にやってまいりましたので、御理解賜りたいというふうに思います。  それから、関西本線でございますんですけれども、関西本線につきましては、私、もう二、三十年前ですか、関西本線の加茂−亀山間の期成同盟会等々につきましても、担当課長をやっておりまして、もう毎年、JR西日本のほうの社長さんへもお願いに上がっておりましたんですけれども、天王寺の大阪支社あたりではまだ御理解いただけますんですけれども、西日本の本社に参りますと、もうこれだけ乗客が減ってるので全然やる気がございませんというような、冷たい御返事をいただきます。だけど、それは沿線の自治体、さらに他の電化促進運動しているところにつきましては、非常に広域的な、県単位での運動が非常に大きいというふうに思っております。市町村では、いずれその電化とか複線化とかを実現するためには、利用客をふやしていくのは、これは当然なんですけども、まず今の状況でそれを実現するためには、それに対する費用は、西日本は、JRは出せませんよ、それは公共団体で負担してくださいというのがいつもおっしゃることでございます。ですから、そういうことに関しましては、優先度を含めまして、県も含めた取り組みが必要であるというふうに思っておりまして、県のほうへも、市町村のほうからも、強力に県が一生懸命取り組んでもらわな困るということでおっしゃっていただいておりますんで、私どもといたしましても、県市町一体となりまして、そういった運動をやってまいらなければならないと。  いずれにいたしましても、JRも民間企業でございますんで、そういった投資をしたからにはそれだけの収入がなければいけないというようなことでございますんで、鶏が先か卵が先か、いつもそういう論議になりますんですけれども、まずはそうした県市一体となった運動が必要であろうというふうに思っております。 ○議長(安本美栄子君)  馬場登代光さん。 ○26番(馬場登代光君)  私は、前回も言ったように、これは、あんたたちは頼みに行く方向が違うやないかちゅうて言うてるのがそうなんですよ。もう西日本はしないちゅうてるんですが、それでも同じような要望書ばっかし持っていてるから、これ理解してなかったんかなと思って、何回もこれ言うんですよ。これは、市がこんな費用出せないから、三重県へ頼みなさいと、前回も言いましたでしょう。  それともう一つ方法があるんですよ。この今の進める会、構成団体かどうか知りませんけど、この島ヶ原のこのウオーキングで、後援の団体の中で、島ヶ原鉄道OB会ちゅうのがある。これは、この中で、この中ちゅうたら何ですけども、この方々の中で株主が何人かいるはずです。こういう人たちを、この会に入ってもらって、入ってもらってんのかどうか知りませんけど、株主総会ちゅうのは、西日本旅客鉄道株式会社、この総会でちょっと手挙げて言える機会があるんですよ。そして、こんなんもっと早うから言ってもうたら、国鉄時代から言ってもらったら簡単でしたんですけど、今やったらもう民間ですから、この総会で社長に言わなあかん、どうしてくれんのやと。ほしたらわかるはずです、この総会のとこで。もう西日本はようしません、お金を出してくれたらするちゅう答えが返ってくるはずですよ。ほしたら、もうこの会は方向転換せなあかん。県へ頼みに行く。ほして、県会議員というのは3人おられるんでしょう、それは県会と話ししなさいちゅうて、その後どうなってる、3人呼んで打ち合わせしたらどうです。議会ごとに、あんたが質問せえ。  ほしたら、かわった、今、知事やったら、こないだFCくノ一も見に来られましたよ。私もちょいちょい行ってる。体育課長がしょっちゅう行かれてる。ほして応援もね、あのなでしこが優勝してから、優勝ちゅうか、世界一になってからわあっとふえた。それまではばらばら状態。そして、あの太鼓たたいてんのも、伊賀市の人は少ないですよ。そんな状態。だから変わってくると思う。こういう構成、この今の進める会の構成でこのOB会が入ってるのかどうか、株主のそのOB会とかそういうのも入れるとか、そういう方向転換をするつもりはないのかどうか教えてください。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  企画課長。
    ○企画課長(藤山善之君)  失礼いたします。OB会が会員かどうかということですけれども、進める会の会員といたしましては、西日本鉄道OB会の春日支部、それと柘植支部、国鉄退職者の会伊賀支部、それと西日本鉄道OB会伊賀上野支部というふうなところが会員として入ってる状況でございます。以上です。 ○議長(安本美栄子君)  馬場登代光さん。 ○26番(馬場登代光君)  会員というより個人として入ってんのか、そこを聞いてるんですよ。役員とかそういう、団体として入ってんのかちゅうことを言うてるんですよ。OB会ちゅうのはあるんでしょう、この大和ウオークの後援会にOB会ちゅうような組織があるんですよ。  この組織が入ってんのかちゅうんですよ。個人の今、入ってると言われたん違います。 ○議長(安本美栄子君)  企画課長。 ○企画課長(藤山善之君)  先ほど申し上げました部分につきましては、団体で進める会の会員として加入していただいております。それと、西日本鉄道OB会伊賀上野支部長として、これは団体の会員でもありますけれども、進める会の理事としても御参画いただいてるところでございます。 ○議長(安本美栄子君)  馬場登代光さん。 ○26番(馬場登代光君)  はい、わかった。ほして、その話しちゅうのは、どんな話ししてるの、総会で。進める方向で話してんのか、要望書を持っていくだけの話ししてんのか、そうかい、そうかいちゅうので終わってんのか。これ、こんな株主が、言ってほしいとか、そんな話は出してへんのですか。こんなん一向に進まへんさかい、方向転換せなあかんちゅうようなことは考えたことはあるんですか。 ○議長(安本美栄子君)  企画総務部長。 ○企画総務部長(西岡幸彦君)  今、議員さんのほうから方向転換というお話があったわけでございますが、今までの活動も含めまして、拡大的に今までの、これからも関西線の電化に向けた取り組みを進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(安本美栄子君)  馬場登代光さん。 ○26番(馬場登代光君)  そんな同じことをしてては何にもならん、進まんと思いますよ。もっと改革ちゅうか、考えを変えてほしい。  それと、こないだ、先月、愛知県長久手町の町長が伊賀市へ来られました。何しに来られたか、部下を連れて勉強に来られた。このまちは6万近い、もうじき市になると思いますよ。この市長は、ぼちぼち長屋、ゴジカラ村、このアイデアの町長ですよ。  部下を連れて来るんですよ、部下に勉強せえちゅうて。この職員の研修の方法も、皆さん方は、自治大学、職員を行かすだけで、そんでええと思ってる。まあいろいろなことを、どんな研修してんのか知らんけど、研修してるとは言うけども、実際現場を見て、いいとこいろいろ、交通体系も今、同僚議員が質問しましたけど、日本じゅうで大変いい考え持ってやってるところがある、何回も言ってます。そしたら、そういうところへ勉強に行かす、この自治、もっと予算もとってほしいと思うんですよ。●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ○議長(安本美栄子君)  馬場議員さん、発言の途中でございますが、●●●●●●●●●●●●●という表現は不適切でございますから、取り消してください。 ○26番(馬場登代光君)  ああ、それはもう取り消しますよ、取り消します。  まあその1年だけだから、もう何とか日が過ぎたらええちゅうような、これも失礼ですが、やはり研修は、部長以外の課長、係長、そうした人を、もっと勉強してほしい、現場を見るような勉強をしてほしい。そしたら、その人が部長になったときには、もっと動き方が違うと思うんですよ。現場を見たりいろいろな、狭い視野ではもう、観光も外国の方を呼ぼうとしている時代に、そんなことも何にも考えないようなことをしてたら、まちが本当に、そのビルが建つだけであって、活気がだんだん薄れていきますよ。そういうことでいろいろな研修も考えてほしい。そうしますと、市職員からの提案もふえ、アイデアも出てくると思うんですよ。そうした生き生きした職場にせん限りは、そうした発想が出てこんと思う。そういうことをお願いしたいと思うんです。  観光ちゅうのは、先ほども言ったように、喜多方ラーメンのように、観光ちゅうのはつくるもんですよ、つくっていくもんだとは私は思っております。そら世界遺産とかそういういろいろな、伊賀地区には、それに近いような景観とか名所とかたくさんあります。いろいろなアイデアで、そうした生かせる方法があると思うんです。そういうことに取り組んでほしい。そしてそうした、私は、志摩市は観光戦略室があると申しました。やはりそうした観光のことをもっと、何か委員会とかなんとか、そういう、立ち上げて、もっと真剣に考えなあかんと思いますよ。やはり三人寄れば文殊の知恵と言うじゃありませんか。その観光の今の関西線のことでも、伊賀支所長、島ヶ原支所長は横向いてる。そんな1人で動いてはあかん。そういう体制を変えてほしい。  改革せん限りは、伊賀市は観光もまちもよくならないちゅうことを私は言いたいんですよ。横のつながりがないからこんなことになるんです。一方では、企画は何人か出てやってても、肝心のとこは出やんと、素知らぬ顔してる。支所長が行けなければ、部下がいると思うんで、孤立してるんですか、窓際になってるんですか、それは窓際に座ってるさかい窓際、部下がいるんでしょう、自分が行けなけりゃかわりに行かすなり、そういう方法をなぜ考えなかったんです。私は、もっと一体感を持ってほしい、市の職員に対して申し上げたい。  そういうことで、私も今回の質問を終わりとしたいんですけれども、市長に最後に、この関西線の取り組みについて、前向きな取り組みについて締めくくってほしい。 ○議長(安本美栄子君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  先ほどからいろいろと馬場議員から御高説を賜りましたけども、少し誤解があるといけませんので、私のほうから職員の研修なり対応について少しだけ申し上げておきたいと思いますが、伊賀市は、観光行政に、市の大きな課題、あるいは政策の一つとして取り上げて、観光行政に取り組んでおるところでございます。いろんな提案については、またそれぞれの御提案をこれからもいただきたいと思いますが、決して観光行政をないがしろにしてるということはございませんし、ことしの場合でしたら、藤堂高虎400年祭を中心に、市民挙げて取り組んでいただいて、観光誘致に努めておるところでございますし、さらに、お話には出てきませんでしたけども、大河ドラマの誘致に向けても、津市あるいは関係市と強力に取り組みながら、三重県も巻き込んで、今、NHKのほうにアタックをしておるところでございます。また、そんな関連からも、のど自慢大会も伊賀市のほうに誘致しようということで、日も決定されておるところでございます。  いずれにしましても、いろんな観光資源が伊賀市にはたくさんあるわけですので、これらの資源をしっかり、国内あるいは外国にも発信する、この発信するアイデアを職員一人一人がしっかり提案しながらやっていきたいと思っておりますし、提案制度につきましても、ことしは多くの職員が提案制度に提案をしてくれました。そして先日、しっかりした提案をしていただいた3名の方に、提案をしてくれたほかの方の激励の意味も込めて、市長のほうから、優秀ということで、その提案を評価させていただいたところでございます。それぞれの部署で職員は、次の伊賀市はこうあるべきだということをしっかり提案をしておりますので、その点につきましても一つ御理解を賜りたいと思いますし、個々の事業等については、担当部署のほうでお問い合わせをいただきたいと思います。  なお、関西線の電化につきましては、隣の草津線が知事先頭に、それぞれの市町の首長がそこに参画して、いろんな促進活動をされております。これはやっぱり長年の努力が今現在成果として出てきておるということでございますので、知事のほうにはそのことをしっかり伝えて、三重県が主体となって取り組んでいただくように、伊賀市のほうから強く申し入れていきたい、こんなふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  馬場登代光さん。 ○26番(馬場登代光君)  最後に、私の今の質問のタイトルは、忍者列車を走らせませんか。この氷見線もJR西日本ですよ。こういうことも考えていく、こうした目に見えたことがやはり全市民が関心を寄せてくる、また観光客もふえる原因だと思うんですが、そうしたことも考えるつもりがあるのかどうか、市長、もう一回言ってください。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  伊賀鉄道におきます忍者電車も、一定市民の皆さん方から関心もいただき、評価いただいております。先ほど部長のほうからも少しお答えをしておると思いますが、鉄道会社と、そういった伊賀市をPRするラッピングのことについて、一度、市のほうから鉄道会社のほうに提案することも大事かなというふうに思わせていただいております。 ○議長(安本美栄子君)  馬場登代光さん。 ○26番(馬場登代光君)  そういうことで取り組んでほしい。そして、その伊賀鉄道のような高額の、松本零士さんのあれでしたら、著作権か何か高額の許可が要るんですよ。これね、先ほど言いました梅田へ走ってるバスは、ああいう創作の忍者で私はいいと思うんです。そして、こんなん材料、そんな何万もかからんと思うんですよ。氷見線が2両編成ですけど、1両だけですよ、かいてあるのは。もう簡単でええんですよ。  ゆうべも、絵手紙の何か、ことがかいてありました、放送してました、NHK、どこやったかな。これね、いっぱいにこうかいたら大きく見えるちゅうんですよ。これね、公民館サークルね、絵の上手な、専門家がいるんですよ、そんな方がみんな協力してくれますよ。何かそのペンキ代と筆でも、私は絵をかくのは、89円のあのペンキ屋の筆でかいてるんですよ。ほんなん、知れた費用みたい、話さえすれば許可してくれると思うんです。そういうふうな取り組みで、費用のかからん取り組みで、市民が関心を寄せるような、そうした費用のかからん方法を考えて取り組んで、必ずこれは、自分たちの費用でするんですが、そんな100万も50万も、そんなに要らんはずです。そういうふうなこともやってほしい。そしたら、そうした目に見えたことが、JRへ、社長まで届きやすいと思うんですよ、その声が。そういうことで取り組んでほしいということを要望しまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(安本美栄子君)  これをもって馬場登代光さんの質問を終了いたします。  先ほど中谷一彦さんの質問で、当局から数値でございまして、答弁がなされましたので、2件答弁をお願いをしたいと思います。  子育て世帯の市営住宅の応募件数と住宅改修件数でございます。  産業建設部長。 ○産業建設部長(松本秀喜君)  子育て支援住宅につきましては、今後、ニーズの把握に努めるわけでございますが、近々の市営住宅の募集におきまして、子育て世帯の方々が応募していただいた状況について報告をさせていただきます。  平成23年の3月、青山支所管内の下川原団地ですが、1戸の募集に対しまして4名の方、阿山支所管内の河合団地ですが、1戸の募集に対しまして9名の方、そして平成23年の8月、青山支所管内の下川原団地におきまして、1戸の募集に対しまして1名の方の応募でございました。 ○議長(安本美栄子君)  続きまして、健康福祉部長。 ○健康福祉部長(増田基生君)  住宅改修の平成22年度の実績でございますが、高齢者の方、また障がいのある方を含めまして、合計556件というのが実績でございます。 ○議長(安本美栄子君)  会議の途中でございますが、午さんのため休憩といたします。  再開時間は午後1時といたします。             (午前11時57分 休憩)             (午後 1時00分 再開) ○議長(安本美栄子君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。  一般質問を続行いたします。  質問順位第12番 田山宏弥さんの質問を許可いたします。  田山宏弥さん。             (10番 田山宏弥君登壇) ○10番(田山宏弥君)  爽風クラブの田山宏弥でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。早速、発言の許可をいただきましたので、質問を始めさせていただきたいと思います。  きょうは、主に伊賀市における活性化の取り組みと、行政機構のあり方と定員適正化計画と、大きな項目についてはこの2つでございます。  初めの、伊賀市における活性化の取り組みについて、中心市街地活性化事業と観光施策、この2つを中心に、活性化の取り組みについてお伺いをさせていただきたいと思っております。  まず初めの中心市街地活性化事業でございますけれども、この中心市街地活性化の基本計画は、平成20年の11月に国の認定を受けてございます。歩くまち、元気なまち、生きるまち、この3つの基本方針のもと、現在、51の事業に取り組んでいるところでございます。今その5カ年の計画の中で3年が経過をいたしました。あと1年と少しとなった現在、一定の成果があった事業、これからも引き続き努力すべき事業、少し見直しが必要な事業など、見えてきたものが幾つかあると思います。  そこでまず、これまでの中活事業の推進状況、またこれからの課題について、特にあと残すところが1年となった現在、これからまだ少し強く進めていかなければならない事業など、その辺の説明をまずお願いをさせていただきたいと思っております。  まず、登壇での質問は以上といたしまして、あとは自席からさせていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  本日3人目でございますが、12番目の田山議員の御質問にお答えをしてまいりたいと思います。  数字的なこと、事業の成果等については担当のほうから申し上げたいと存じます。  今、議員のほうから20年11月に取り組んだ中心市街地活性化事業の今日までの取り組み状況、そして成果ということで御質問をいただきました。  この事業は国のほうでまちづくり三法の改正以後、中心市街地の活性化事業ということで取り組まれまして、伊賀市を含めて108の事業認可を受けておるところでございます。  全国的に伊賀市も手を挙げる時期が早かったので、まだこの事業認可された市町村で完了しておるところは出ておりません。  伊賀市におきまして、先ほどお話のありましたように、現在51の事業でそれぞれ取り組んでおるところでございますが、今年度末をもってそのうち17の事業が完了予定となっております。残されております事業のうち、市が主体的に取り組む事業等もございますので、これらにつきましては、残されました1年3カ月余り、およそ4カ月ぐらいでございますが、その間にそれぞれ計画の目標に向かいまして市が取り組む事業についてしっかり取り組んでまいりたいと、このように考えさせていただいております。  その大きな一つの中核をなす事業としては、上野市駅前の再開発事業がございます。  これにつきましても建物、さらに広場の整備、そして周辺道路の整備等が残っておりますので、これらについて計画どおり進めてまいりたいと考えております。  あとのことにつきましては、担当部のほうから説明をさせます。よろしくお願いします。 ○議長(安本美栄子君)
     続いてお願いいたします。  中活推進監。             (中心市街地活性化推進室市街地活性化推進監 澤井成之君登壇) ○中心市街地活性化推進室市街地活性化推進監(澤井成之君)  ただいま田山議員さんのほうから現状と課題ということで、基本計画の51事業と関連いたします8事業、59事業の今現在の状況を回答させていただきます。  現在まで51事業のうち、まちなか忍術体験道場設置事業など7事業が完了し、継続事業も含めまして今年度以降、残事業が44事業となっております。  内訳といたしまして、市が実施主体のものが22事業、まちづくり会社、観光協会、商工会議所等、まちづくり主体の皆様に実施していただく事業が22事業でございます。  今年度完了または完了予定の主な事業といたしましては、再開発ビルの関連事業といたしましてテナントミックス事業など8事業、その他築城400年記念事業、広場整備事業の2事業、合わせて10事業となり、今年度をもって51事業中17事業が完了予定でございます。  残りの34事業につきましては、認定計画期間終了年度である24年度中に6事業が完了予定でございますが、その他の28事業につきましては、NINJAフェスタや市民夏祭りのにぎわいフェスタなど今後も継続していく事業と道路美装化事業など認定計画期間終了後に完了を予定している事業でございまして、認定計画に記載の51事業につきましては、ほぼ予定どおり進捗しているところでございます。  また、51事業と関連する任意の8事業といたしまして、城下町お菓子街道や伊賀上野城下町おひなさん事業などがございますが、これらの事業もすべて実施中でございまして、計画終了後も継続予定となっております。  続きまして、課題ということでお尋ねがございました。  1つは、当基本計画の目標数値を定めておりますので、その観点から御説明させていただきたいと思います。  指標として歩行者、自転車通行量、小売商業年間販売額、コミュニティバスの利用者数、この3つの目標を上げております。それぞれの目標数値につきましては、計画終了時点である平成24年度末時点の数値となりますが、平成22年度末時点の実績数値では、歩行者、自転車通行量については、目標数値1日4,270人に対しまして、実績数2,835人でございます。小売商業年間販売額につきましては、目標数値24億6,000万に対しまして、実績数25億8,700万円でございまして、コミュニティバスの利用者数につきましては、目標数値1年で5万2,000人に対しまして、実績数値2万4,298人となっております。歩行者、自転車通行量につきましては、来春オープンのハイトピア伊賀への来場者数を想定した目標数値となっており、おおむね達成される見込みでございますが、コミュニティバスの利用者数の達成は厳しい状況であることから、交通計画の見直しと早期に利用者数の増加を目指していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(安本美栄子君)  田山宏弥さん。 ○10番(田山宏弥君)  残事業と課題について、御報告をいただいたところであります。  数値目標は平成24年度、来年度が設定目標ですので、もう少し時間を待ってその目標数値を見きわめなければならないということでありますけども、今御報告いただきましたように、特にコミュニティバスの利用については、現在目標の半数ぐらいでしか達成してないということで厳しい状況にあろうかと思います。そんな中で残事業もありますし、その中でも継続事業も残っとるという中でございますけれども、当然この5カ年の計画の間でいろんな事業に取り組まれてきて、まだこれからも続けていくべき事業、それから一応は成果を見たということでありますけども、また新たな手法、新たな取り組み、新たな見解の中で考えていかなければならない事業等、まちづくりには終着点はないものやと思うております。これが中活事業として推進するかどうかは別にして、町なかの中心市街地の活性化という意味からいろんな面でまだまだ課題が残ることは大いに考えられることであります。  そこで、その辺の中活としての体制づくりということで、実は先月、常任委員会のほうで熊本市さんに視察へ行かせていただきました。熊本市さんは第2次の中活の認定を受けておりますので、我々伊賀市よりも1年早く認定を受けております。したがって、この23年度が5カ年の最終年になります。いろいろ取り組み等を聞いてまいりました。九州新幹線なんか開通をしておりますし、お城の改修等も大幅な新しい増設であるとか施設なんかもつくられて、かなりの観光客数も来ておりますし、規模的にもかなり大きい町ですし、来年4月には政令指定都市になるという町でございます。  一概に伊賀市と比較することは難しいんですけども、ただ中活を推進しているという第2次でございますが、1年伊賀市より先輩でございますので、その中で市の担当の方から御説明をいただいて、その中活事業も熊本市さんにとってはある程度完了した事業と、やはりこれから検討して引き続きにやっていかなければならない事業等がいろいろ残っているんだと。その中で23年度で切れる、来年度24年度以降の取り組みについては、この中活の第2次計画を国と協議しながら今、申請の準備をしているというような話を聞かせていただきました。私も初めて熊本市さんへ行かせていただいて、この中活事業の第2次ということを聞かせていただいたわけですけども、ほかの第1次であります青森市さんであるとか、それから富山市さんであるとか、いろんな町がこの中活に取り組まれております。いろんな面で成功例もありますし、課題もあるようでございます。そんな町も含めて中活がこの5年で終わるんやなしに、改めていろんな課題を国と折衝して国に認定してもらった中で第2次計画を中活の事業として今申請の準備をしているというようなことを聞かせていただいたんですけども、伊賀市にとって、あと1年あるというものの、それ以降、平成25年度以降のこの中活に関する取り組みについて何か今のところ考えられていることがあれば、お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  中活推進監。 ○中心市街地活性化推進室市街地活性化推進監(澤井成之君)  今、認定期間終了後の取り組みということでございますが、現行制度の運用といたしまして、現行基本計画の延長、または次期基本計画の、これは新規計画の策定も含めた認定が可能とされておりますが、いずれの場合も現行基本計画の終了後に行う検証結果を踏まえることが適当とされております。  現時点におきまして、全国で108の認定計画の中で特別な例を除き、計画期間を終了した自治体はございませんが、来年の3月には第1次認定の自治体の終了時期となりますので、内閣府からの通達も参考にしつつ、当然今お話しの継続ということでの力強いお話もございました。それに当市も前向きに検討してまいりたいと考えております。 ○議長(安本美栄子君)  田山宏弥さん。 ○10番(田山宏弥君)  そんな今の51プラス8事業の中で特に私ども気になるところは、この事業の大きな柱でもあります町なかへの定住ということやと思うんです。特に中活事業のこの柱になっております居住の推進ということでありますけれども、市街地は高齢化が顕著に進んでおります。平均でも高齢化30%を超えるような状況でありますし、町によってはそれ以上の高齢化が進んでいるというような地域でもございます。そんな中で、最近は少し空き地が出てきております。町なかにも幾つか空き地ができてきております。そのある程度まとまった空き地を民間の建築会社、そういう開発業者が一戸建ての住宅を区画に何戸か設定して、販売しておって、いつの間にか販売完了しているというような状況の中で、町なかにそういう一戸建ての定住という形で、特に子供が小さい世代ですね、そういう方々もお住まいいただいているのが少し目につくようになりました。町なかとしては人口増も含めて子供世帯、子供がかなり少ない中では大変喜ばしいことやと思っとるんですけども、そういう意味では、中活の一応の目標に沿ったような状況が起こってると思うんですよ。  ただ、これは民間業者がそういう土地を開発して、売り出しているということなのかなと。ここで言うところの中活の事業の中で定住促進がどのように今のところ進んでるのかなと。まずその辺、定住促進の取り組みについて、特にお伺いをしたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  中活推進監。 ○中心市街地活性化推進室市街地活性化推進監(澤井成之君)  定住促進、町なか居住促進につきましては、中心市街地活性化の基本的な方針と位置づけられております。5つの方針の中の1つでございまして、活性化のための重要な施策であり、全国的にも町なか居住の重要性が認識されているところでございます。  当市の基本計画51事業の中で町なか居住促進のための事業といたしまして、町なか住宅供給促進会議や町屋情報バンク事業等6事業を計画しており、完了事業を除く5事業を現在進めているところでございます。また、町屋情報バンクにつきましては、今現在登録者数が28名、7月、8月、9月にも1回ずつ借りたい人、貸したい人のお出会いもしていただいてるわけなんですけども、町なか居住住宅促進会議では、商工会議所の建設業部会を中心に検討会議を立ち上げていただき、公有地を活用した住宅建築、貸し付けの方策について具体的な検討をお願いしております。  先ほど申しました情報バンクにつきましては、そういう形で7月、8月、9月とお出会いもしていただいてるわけなんですけども、直接的に定住人口の増加が図られるのはごくわずかでございます。定住促進を図るためには、中心市街地の魅力を向上させることにより、住み続けたい、住んでみたいと感じられる環境整備が重要でございまして、そのためには町なか居住促進のための事業のほか、基本計画すべての事業実施が必要不可欠でありますので、さきの答弁でも申し上げましたとおり51事業の実施に向け、最善を尽くす所存でございます。 ○議長(安本美栄子君)  田山宏弥さん。 ○10番(田山宏弥君)  きょうの午前中の質問の中にも、市全体での人口増への取り組むという中で、税制面でどういうふうな市としての方向性ができるのかなというようなことがあったと思うんですけども、特に中活エリアの中では、大きな事業の柱としてこういう町なかへの定住が訴えられているところであります。市内のそのエリアの中のいろんな土地や空き家なんかを見せていただきますと、なかなか動きが鈍いといいますか、一たん空き家になっておるところがそのままになっているところが本当に目立ちます。いうところの不動産がなかなか動きにくい状況にあるように感じられてるんです。その中でこういう事業を取り組んでるということでいろいろ今説明いただきました町屋バンク事業であったり、住宅の供給促進事業であったりというような項目としては、事業としては上がっとるんですけども、まだまだ成果というものがもう一つあらわれてこない面があろうと思うんです。  そういった面で、やはり行政としての一つの施策として、きょうもあったような税制面でもいろんな考え方、言うたら長いこと塩漬けにしてるような不動産がうまく動けるような行政としての持っていき方といいますか、運用の仕方というのもあろうかと思うんです。その辺について、これは中活だけということではなしに市全体の考え方として、長年そのままになってる不動産、土地、建物がどういった、こういう特に町なかであれば、それを活用していくことは大事なことでありますので、その辺の市の考え方について何かあればお聞かせをいただきたいと思うんです。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。市全体の考え方、どうですか。  副市長。             (副市長 角田康一君登壇) ○副市長(角田康一君)  朝の一般質問の中谷議員さんのお話にもございましたように、地域の活性化を図るためには、やはり人口の維持、増加を図るというのは非常に大事だと思っております。  全国を見ましても活性化が果たせ、効率的な行政運営が図れているのはおおむね30万程度の都市が一番効率的かなというふうに思っておりますんですけれども、この伊賀市、広い市域の中で、また農山村という中で、それだけの人口増を図るのはちょっと難しいというふうに思ってますんですけれども、市長さんも定住促進、これが非常に大きな市町村の施策だというふうにおっしゃっておられまして、それを果たすために、朝も御指摘いただきました地域主権改革、この中でどういう税制、あるいはそれ以外の民間支援等含めまして、具体的に法改正も含めましてどうした施策がとれるのか、今検討しているところでございまして、いろいろまた御指導賜ればというふうに思います。 ○議長(安本美栄子君)  田山宏弥さん。 ○10番(田山宏弥君)  そういう意味では思い切った取り組みというのも、この際ぜひ進めていってほしいと、そういうのを一つの要望をさせていただきたいと思います。  次に、中活エリアの中には庁舎も含まれております、現庁舎ですね。そういった意味から中活事業とこの庁舎、それから公共交通の関係について、少し持論を申し上げた中で、後ほど市長のお考えをお伺いしたいと思っております。  中活の基本計画の中には、都市機能の充実と公共交通の利便性を図ることがうたわれております。中心市街地は商業、業務、文化機能が集積をしており、高齢化の中、公共交通は市街地と周辺部をつなぐ重要な役割を担っていることは言うまでもないことであります。市庁舎が現位置にあるからこそ、ここを中心としたまちづくりが行われているわけであります。庁舎は単に市の業務をつかさどる建物という位置づけだけではなく、市としてのシンボルであり、その位置が市としての町の機能や形態をつくっていくための基本となるべきものであると認識をするものであります。駐車場が多くとれる、敷地がとれるなどの理由が庁舎位置にふさわしいとは言えないと考えるところであります。  それから、伊賀鉄道や公共バス、市のコミュニティバスも含めて、今現在は大変苦しい実情にあるのは事実でありますけれども、これから伊賀市にとって、人々の生活や日々の暮らしには欠くことができないと思いますし、きょうの午前中の議員からのお話にもあったように観光面から言っても、この伊賀市へ来てもらう手段として車だけではなく、JRや近鉄、伊賀鉄道に乗ってもらう、その楽しさをアピールして改善をしていけば、見直してくれると、そういう可能性もあると思いますし、現実にそうしむけていくような施策を官民が一体となって取り組むべきであろうと思います。  現位置から庁舎がなくなれば、町が衰退していくことは目に見えております。そうなれば、伊賀鉄道も公共バスも存続することは難しくなるでしょうし、中活事業自体も上野の町の再生することで伊賀市としてしっかりとつくっていく事業であります。  伊賀市としての機能の基盤をつくっていく事業であります。伊賀市の将来を考えるとき、何を軸に考えるのか、それぞれの旧市町村がどういう役割を担っていくのか、市民一人一人が何をしていくのか、総合的な見地でこれからの伊賀市のありようを考えるべきであると考えるところであります。  そこで、市長から市長の思うまちづくりの思いを含めて、これからの伊賀市のあり方と中活事業の推進という、こういう見地に立ったお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  どうも失礼しました。済みません。  今、田山議員の方から、この城下町中心市街地の活性化と市庁舎を含めた中心市街地のまちづくりについてのお話がございました。このことにつきましては、私も就任させていただいて以来、市民の皆さん方にあらゆる機会を通じまして中心市街地の活性化が必要でありますということでお訴えをし、皆さん方にも御理解いただく中で現在、先ほど申し上げました51事業の取り組みをいたしておるところでございます。  いよいよあと1年余りでこの事業が終わるわけでございますが、先ほどもお話をされておりますように、延長または再認可ということも可能というふうに聞いておりますので、この辺でしっかりこれまでの事業をそれぞれ検証しながら、特に行政部門でやらなければならない事業が、じゃあどれだけあるのかということの洗い出しも必要だというふうに思っております。さらに加えまして、今現在、株式会社まちづくりを中心にいろんな団体あるいは商業者の皆さん方、あるいは城下町にお住まいの皆さん方がそれぞれの事業に取り組んでいただいておりますが、引き続いて自分たちの住んでいる地域は自分たちでつくるという、そういう熱い思いをしっかりお出しいただいて、今後こうした事業について取り組んでいくということを提案していただければ、そうした事業も枠組みの中に取り上げながら、さらにまちづくりの充実に努めていけるのではないかというふうに思わせていただいております。  また、庁舎の問題について、今も議員のほうから触れていただきました。この城下町がつくられてから歴史的にも400年が経過いたすわけでございますし、ずっとこれまでここが旧の上野の中心地、大きな伊賀市になりましても、私の伊賀市のまちづくりの方針としては伊賀市の中心地であるということで皆さん方に御説明をさせていただいて、御理解をいただいておるところでございます。そんな中で、やはり長年ここに、城下町にお住まいの皆さん方、あるいは長年この城下町にございます公共施設なり、あるいは文教施設なり、いろんな施設も今現在あるわけでございまして、これらの皆さん方の今後の町なかに対する思いをしっかりと受けとめさせていただきながら新しい伊賀市に沿う中心市街地のまちづくりをしっかりと進めてまいりたいと、こんなふうに考えておりますので、行政の中枢機能としての役割もこの場所で、あるいは防災のさらにこの中心市街地の皆さん方の人命を支える、そんな役割も担いながらの庁舎であるというふうに考えさせていただいております。 ○副議長(空森栄幸君)  田山宏弥君。 ○10番(田山宏弥君)  今、市長からお話いただきましたように、この中活事業というのは伊賀市全体から見た核をつくる、伊賀市の核をつくる事業やと私も認識をしております。その核を中心として周辺部と共存していく、核は核としてのこれからの方針、これからやらなければならないことがあろうと思いますし、周辺、山林、農村地帯、それぞれ伊賀市にとっての役割があろうと思うんです。それぞれ1つの市として、これからしっかりと熟成していくための役割分担といいますか、それぞれが担っていくべき責任といいますか、そういう部分があろうと思います。そのためにも今、中活をしっかりと取り組んでいるわけでございますし、核をつくるに当たってのやっぱり庁舎の位置というのは、どうしてもこの場所でしかないと、私も認識をしているところでございます。そういった意味で、今現在も市長を初め、行政幹部の方々は懇談会に毎晩のように出席をいただいて、各地区で説明会を行っていただいております。12月いっぱいまであるようでございますし、本当に御苦労さまでございます。ただ、懇談会には、その地域の区長さんであるとか、自治協会長さんであるとか、その地域を代表する方々との懇談ということでありましょうけれども、一般の市民の方々から言えば、これから伊賀市としての行く末というふうなことと市長の思いということが、なかなか市民全体にまだまだしっかり伝わってないというのが現状であろうと思うんです。そういう懇談会を通じて地域のことや市のことをいろいろ話し合う機会を持つと、これは本当に大事なことでありますけども、それ以外にも、市民の方々にぜひ市長の口からいろんな思いを伝えていく手法といいますか、例えばケーブルテレビ、行政チャンネルもありますし、それから市の広報も月2回発行しておりますし、そういう機会を利用して、折に触れて市長の思いや市のこれからの行く末について、ここはぜひ市民の皆さんにわかっといてほしいというようなところは、もういつもそのような発信をこれからもぜひ積極的に進めて行ってほしいと思うんです。いろんな場で市民に対する情報の発信、情報の共有というようなことが言われておりますけれども、本当に市民側から言えば、何回もこっちがアピール、PRしてるんやけども、なかなかわかってくれないというような思いがあると思うんですけども、本当にこれは発信というのは、繰り返し繰り返し、ほんまにしつこいように市民の方々に訴え続けるという努力が本当に必要なのかなというふうに思います。  なかなか市民の方々が市長の思いを理解していただくということは並大抵のことではないと思うんですけども、それに向けてこれからもそういう情報発信、そういう媒体を利用してこれから情報発信をしていく、そういうことについて市長のお考え、少しお伺いしたいと思います。 ○副議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  市民の皆さんと情報を共有するということは大変大事なことでございまして、私も今回の所信表明の中でも、正確な情報をきっちりと市民の皆さんに情報をお伝えして、市民の皆さん方が御判断いただく中でかじ取りをさせていただきたいと、こういうことを申し上げたところでございます。  いろんなことにつきまして、やっぱり民主主義の時代ですので、いろんな御意見があることはもう当然のことでございます。しかしながら、やはり民主主義の原則からして、多くの皆さん方が御賛同いただけるような方向性を市民の皆さんがどの程度御理解いただいておるか、どの程度このことに対して賛同をいただけるかというふうなところについては、執行者としてしっかり市民の皆さん方の意向を酌み取らせていただく中でかじ取りの判断をさせていただくということで進めさせていただいておりまして、そのことについては私自身、市民の皆さん方の御意向をしっかりと受けとめておるというふうに思いながら執行者としての職責を全うしておるというのが今の政治姿勢でございます。したがいまして、今後もそういった信念の中で誤りのないようにしっかりとかじ取りをいたしてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。  御指摘のまちづくり、中心市街地のことにつきましても、中心市街地も大事ですよ、周辺部も大変ですねという中で、少し今の地区懇談会の中で皆さん方にお話ししておるのは、伊賀市に住民税初め、固定資産税、たくさんな税金をいただいておりますと。  それを市の財政構造の中で地域にどのように還元できるのか、いろんな地域の特性がありますので、その特性に合わせたまちづくりをするにはどういう配分の仕方があるかということをもう一度研究させていただいて、地域のことしから取り組みました一括交付金の中にそういうことも盛り込ませていただきたい。したがって中活に対して、じゃあ中活のこの面積、この人口のところにはどの程度の税になるか、税配分になるか、あるいは周辺部の農業農村地帯には道路とか水路とか、いろんな公共施設がたくさんあって、その維持管理もしてもらってるわけですので、その地域にはどういう税配分がいいかと、この辺のところをもう一度検証しながら一括交付金の額の算定の資料として取り上げさせていただきたいということも申し上げておるところでございまして、そうしたことでこれからのそれぞれの地域の活性化に取り組んでまいりたいと、このように考えております。 ○副議長(空森栄幸君)  田山宏弥君。 ○10番(田山宏弥君)  今の市長の熱いお気持ちを十分わからせていただいたつもりであります。ぜひともそういう思いをテレビや広報を通じて常に訴えをしていただくこと、これをお願いしときたいと思います。  続いて、2つ目の観光施策でございます。これも実は中活事業の中にも入っておりますので、中活と観光というのは関連するところではございます。特に、まず芭蕉と観光というところ、視点からお話をさせていただきたいと思います。  新芭蕉翁記念館の建設が芭蕉生誕の370年、いわゆる2014年の開館を目指して計画をされているところでございます。現在は平成20年に発表された基本計画の内容が示されておるところでございます。言うまでもなく芭蕉はこの伊賀が生んだ俳聖であり、世界的な偉人であります。伊賀が生んだ偉大な俳人を顕彰していくことはもちろんのこと、その作品や人となり、その功績を多くの方々に紹介することは、私ども伊賀としては当然のことであると考えております。  そして、この記念館建設に当たり、その基本計画の中にも記念館とこの町なか、記念と現存する史跡を結んで伊賀の町なかに多くの方々が訪れていただくような取り組みが必要であり重要な視点であると、その計画の中にもうたわれておるところでございます。  そこで、まず現在の伊賀の観光と芭蕉について、この関係をどのように現在認識をされているのかをお尋ねさせていただきます。 ○副議長(空森栄幸君)  答弁願います。  企画総務部長。             (企画総務部長 西岡幸彦君登壇) ○企画総務部長(西岡幸彦君)  新芭蕉翁記念館、これは桃青中学校の跡地へ建設する予定で進めております。町なかとの連携、それから町なかの回遊、こうした施策につきましては、今基本計画におきまして人づくり、まちづくりにつながる新たな文化創造拠点を新記念館のテーマと位置づけまして計画を進行してるところでございます。その新芭蕉翁記念館を発着点とした史跡でありますとか、町なかを回遊して楽しむ仕組みづくり、これは中心市街地活性化を図るためには必要でありまして、町なか回遊の拠点となることを位置づけております。  今後、新芭蕉翁記念館の実施計画を策定しているわけでございますが、建設予定地でございます桃青中学校跡地と芭蕉生家、蓑虫庵などの芭蕉関連施設が連携できるしかけでありますとか、また他の観光施設との連携でありますとか、町なか回遊に向けた取り組みを含めて活動計画を現在策定をしているところでございます。芭蕉さんと町なか観光という部分につきましては、大変重要であるということから現在、実施計画の中で関連づけをしていくところでございます。 ○副議長(空森栄幸君)  産業建設部長。             (産業建設部長 松本秀喜君登壇) ○産業建設部長(松本秀喜君)
     芭蕉さんと観光ということで、今まで芭蕉さんの顕彰に重きを置いた進め方があったと思いますが、観光の視点から申し上げますと、今後、芭蕉さんを主として広げていくためには、やはり芭蕉さんの旅とか食文化とか、そういったものも含めまして異なる打ち出し方を取り入れながら町なかのほうへ回遊をしていただけるよう、伊賀の文化の本質に触れられるように、そうした観光スタイルを提供してまいりたいというふうに思っております。 ○副議長(空森栄幸君)  田山宏弥君。 ○10番(田山宏弥君)  これから芭蕉翁記念館の実施計画の中でも、そういう取り組みについては鋭意努力していくんだというような御答弁やったと思います。  1つ、今まで上野の町なかに俳句の投句箱があったと思うんです。今どうなってるか、御存じでしょうか。 ○副議長(空森栄幸君)  企画課長。             (企画課長 藤山善之君登壇) ○企画課長(藤山善之君)  失礼いたします。  上野に置いておりました投句箱でございますけれども、あの投句箱につきましては、観光協会が設置したものでございます。これまで9カ所設置していただいたわけですけれども、年々投句数が減少してきたこと、また観光施設の入館者数が減少したことによりまして、この投句箱の管理がちょっとできないというふうなことで23年の3月31日をもってすべて廃止したというふうなことでございます。  それと、市内には伊賀支所の管内では投句箱、柘植の駅でありますとか余野公園、芭蕉公園など8カ所に設置をしております。この投句箱につきましては、年4回、投句箱をあけまして、選句並びに表彰などを行っているところでございます。  上野地区の投句箱、観光協会が設置した分につきましては廃止となりましたけれども、新しい記念館が建設されたときには、町なか観光の一つとしてこの投句箱のほうも活動計画の中で進めていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○副議長(空森栄幸君)  田山宏弥君。 ○10番(田山宏弥君)  やはりどうしても芭蕉さんと観光を結びつけるということは、なかなか今まででも簡単に観光と芭蕉さんというのがいろんな面で難しいところがあったんかなと思います。特に顕彰する部分、俳句であるとか、そういう愛好者の方々、顕彰するという意味では、いろんな方々が一生懸命努力をされておりますし、現実には芭蕉祭もああいう姿で大きな芭蕉祭としての実態があるわけでございますんで、伊賀市としては、ああいう取り組みとしてはこれからも続けるべきであろうと思いますけれども、ただ、これから伊賀市としての、伊賀市と芭蕉ということを考えたときに、まだまだ観光面で芭蕉さんを言うたら活用させていただくようなことというのは、いろんな意味であろうかと思うんです。そういうことも含めて、これは行政だけが考えるべきではないかもわかりませんけれども、主体的には行政が観光ということの受け皿をしっかりと考えていただくこと、これも観光の切り口からは大変大事なことになっていくんかなと思います。  それと、先ほどからの町なかの回遊の取り組みということも触れられております。  観光施設における町なか回遊の取り組みは、伊賀市にとって大きな命題であると言えます。短時間の観光から半日、1日、または宿泊をしていただけるような取り組みを進めるべきであります。例えば町なか観光のルート設定をすること、2時間コースや半日コースなどの時間を決めてのコース設定や町並みや家並み、景観を楽しんでもらうルート設定、また芭蕉に関連する史跡をめぐるルートや伊賀の歴史を訪ねるルートなど、来ていただいた方々に興味の持てるようなルートを提案すること、これからも武家屋敷である赤井邸の改修や桑町のいとう旅館や薫楽荘など新しく文化財として登録される建物もあります。ほかにもいろんな切り口からの提案の仕方もあるでしょうし、上野の町なかだけでなく、広く伊賀一円の施設や史跡を紹介していくことも必要だと思います。  それともう1点は、町なかにある観光施設や文化施設など、言うたら1枚の切符で入る共通入場券、これを販売してはいかがでしょうか。管理している団体はそれぞれ違うかもわかりませんけれども、来ていただいた方々にとっては町なかに足を運ぶ機会をふやすことができると思います。  それとあわせて、しらさぎ号の活用であります。1日乗り放題として町なかの回遊ルートに合わせたしらさぎ号の運行を考えていただくこと、それに伊賀鉄道も加わって、芭蕉祭のシーズンには西大手、茅町間なども、芭蕉の衣装を着ていれば乗り放題になっているというような事例もございます。そういうふうな乗りおり自由とするなどして観光客に利用してもらえるような方法はできないでしょうか。  ほかにも提案できることはたくさんあると思います。来ていただいた人たちにできるだけ楽しんでもらうことを念頭に入れた方法をできるだけ早い時期に関係する機関や団体と協議に入るよう提案をしたいと思います。この点について、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○副議長(空森栄幸君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  田山議員からいろいろ御提案がございました。それぞれの市内を回遊するネットワーク、あるいは共通入場券、さらにしらさぎの運行ということでの御提案をいただいております。  この城下町の町なかで取り組んでいただいておりますいろんな団体がございますので、それらの皆さん方と、行政のほうはそのかじ取り役をさせていただきながら、こうしたことについてのひとつ議論もいただいて、より町なかに観光客の皆さん方が回遊いただけるような方法をさらに前に進めていくということで取り組んでいきたいと思います。  一方では、最近この伊賀市を訪れる観光客の皆さん方のスタイルを見てますと、女性の方はもう余りハイヒールを履いておるような方は少ないですし、男性もあんまりスーツ姿の方は見かけません。帽子をかぶり、リュックというんですか、あれを下げて、そしてスニーカーを履いて、伊賀上野に行くのは町なかを歩くんやと、あるいはまたお城を中心にああいったところを歩くんだという覚悟で来ていただいておる観光客の皆さんが多いように思います。さらに回遊ということ、それぞれの文化財があるわけですし、観光資源があるわけですので、このことの必要性は感じておるところでございます。  また、3・11で奥の細道に関係する多賀城と石巻を、伊賀市は職員を派遣して応援をいたしました。これは向こうの市長さんにお出会いしたときも、奥の細道で芭蕉さんが御縁だということで応援をさせていただきました。またボランティアの方は、東松島町のほうに子供の絵手紙を題材に交流を深めていただきました。こうした東北の市町がある程度一定早く復興されましたら、これからさらに奥の細道を中心にこの芭蕉さんを題材としていろんな連携をさせていただきながら、お互いに東北のほうからもこちらへ向いていただく、こちらからも東北の奥の細道のそれぞれの道筋を訪ねていくとか、そうした交流も図られるのではないかなというふうに思わせていただいておるところでございます。  いずれにしましても、観光施策につきましては、市の活性化の重要なポイントですので、しっかり取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(安本美栄子君)  田山宏弥さん。 ○10番(田山宏弥君)  それともう一つは、来年の春にオープンいたしますハイトピア伊賀の件でございますけども、このハイトピア伊賀1階、2階は店舗が入るということで御説明もいただいておりますんですけども、この中活事業の計画の中にもあります観光情報センターが開設されると聞いておるんですけども、これは確定したことなのか、ちょっと御確認をしたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  産業建設部長。 ○産業建設部長(松本秀喜君)  観光情報センター、確定をいたしております。 ○議長(安本美栄子君)  田山宏弥さん。 ○10番(田山宏弥君)  できれば観光面で中心にあるハイトピア、来ていただくということは大いに結構なことでありますけれども、観光だけに特化したものではなく、町なかにある、例えば文都さんが管理しておるような崇廣堂であったり、それから蓑虫庵であったり、入交邸であったり、いろんな施設が町なかには点在しております。その施設でもいろんな取り組みというか、イベントや催し物がされております。そういう情報が例えばハイトピアの情報センターへ行けば、一挙に情報として手に入るような、そういう情報の拠点センターということ、観光だけではなしに伊賀の周辺のことも含めてそういった施設の情報センターになれば、いろんな方々、観光客だけではなしに、市民の方々にとってもいろんな情報を得て、また市民の方々もそういうイベントがあるならば、一遍行って見ようかというきっかけにもなろうと思いますし、先ほどからの話の町なか回遊へのきっかけづくりといいますか、そういう促進にもなってこようかと思うんですけれども、その観光情報センターのあり方について、もう一度お伺いしたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  産業建設部長。 ○産業建設部長(松本秀喜君)  観光情報センターということでその機能といたしましては、当然市の全体の観光情報を発信しなければなりませんけども、今御提案いただきました文化施設等の他の催し物もやはり掲示していったほうがいいかなと思わせていただいております。  今、来年の4月1日オープンに向けて、そのシステム、情報の流し方等につきまして、各観光協会さんで構成をいただいてます伊賀市観光施設連絡協議会というのがございまして、12月の末にもこのシステムの内容等について検討を行うことになっておりますので、その席でも、今御意見いただいたことにつきましては、御検討をさせていただきたいと思っております。 ○議長(安本美栄子君)  田山宏弥さん。 ○10番(田山宏弥君)  ぜひ実現できますように取り組みをお願いしたいところでございます。  もう1点は、市街地の公共下水道のことでございます。観光を考えるときに問題となるのが、この町なかの公共下水道の問題でございます。町で生活する者にとっての生活環境の改善といったことはもちろんでありますけれども、要望が多い町なかの公衆トイレの問題、それから新たに飲食店や店舗を開業する場合に、浄化槽を埋設する場所であるとか、経費であるとか、そういった負担など最終的なネックになっていることがこの下水道の問題であります。簡単に解決しないことは重々わかっているつもりでありますけども、ただ、これは行政の責務としてこの問題から逃げるわけにもまいりませんし、住民の方々にはこの問題をテーブルに上げた中で一緒に協議していくような行政側の姿勢というのが求められると思うんですけども、この町なかの公共下水道のことについて、いま一度御答弁お願いしたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  産業建設部長。 ○産業建設部長(松本秀喜君)  公共下水道の上野処理区につきましては、今、現計画の中ではちょっとすぐに進めることは難しいということは申し上げておるんですが、議員さんからございました、私どもも昨年から本年にかけまして、それぞれの生活排水処理施設の未整備地域、ずっと回らせていただいておりまして、お声のほうを聞かせていただいております。  今、この町なかを活性するためには、やはり今の御意見も非常に重要でございますので、また適時に各住民自治協議会さんのほうにも御意見をお聞きに回らせていただけたらなと思っておるところでございます。 ○議長(安本美栄子君)  田山宏弥さん。 ○10番(田山宏弥君)  今まででしたら、1つの大きな処理場をつくって町なか全体を一本化で処理していくような話もあったわけでございますけども、今現在はその話も途切れているところでございます。  処理の仕方については、浄化槽を使うとか、集排のように一定の区域を区切ってやっていくなどの方法もひょっとしたら考えられるのではないかと思うんです。ですので、これ一本でやっていくということではなしに、ぜひ住民の方々には、こういう方法は考えられるんだけれども、いかがですかというような投げかけをぜひ行政側からしてほしいと思うんです。その上で、住民側と一緒にどういう方法がええか、一緒になって考えていくということが大事なことやと思うんです。そういう意味で、この公共下水道のことについても、早急にテーブルの上に乗せて、住民の大きな議題の一つになるような取り組みをまずはしていってほしいと思います。  時間がまいりましたので、2番目の行政機構のあり方と定員適正化計画については次回にゆだねたいと思います。以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(安本美栄子君)  これをもちまして田山宏弥君さんの質問を終了いたします。  続いて、質問順位第13番 中本徳子さんの質問を許可いたします。  中本徳子さん。             (20番 中本徳子君登壇) ○20番(中本徳子君)  議長からお許しをいただきましたので、通告に沿って質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  私は今回の質問は3点出させていただいております。まず1点目でございますが、庁舎建設問題について、そして2点目は、地区市民センター整備について、そして3点目は、交通計画について質問をさせていただきますが、昨日、そしてまたきょうの同僚議員さんの質問の中で随分バッティングしているところが多うございますが、私もそれを外していきたいとは思いますが、御答弁のほど、どうぞよろしくお願いをいたします。  それではまず、庁舎建設問題について、伊賀市百年の計でもあります、また50年に1度の大事業ということの中で庁舎建設が進められております。総額61億円、そして完成年度27年度の完成に向けての庁舎建設の現在の状況と今後の計画についてお尋ねをいたしたいと思います。  そして、またこの現在のこの場所での全面新築でありますから、移転計画をどのように考えているのか、お尋ねをいたしたいと思います。以下は自席から質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  質問順位13番ということで、中本議員のほうからのお尋ねにお答えをいたしたいと存じます。  まず第1点目として、庁舎建設問題を取り上げていただきました。そんな中で現在までの進捗状況等について、さらに今後予想される仮移転ですね、事務の移転等の計画についてもお尋ねでございます。現在までの経過あるいは移転の予定等につきまして、担当のほうから御説明申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(安本美栄子君)  続いて、答弁願います。  管財課長。             (管財課長 宮崎 寿君登壇) ○管財課長(宮崎 寿君)  庁舎建設計画の現在の進捗状況ということで御説明をさせていただきます。現在は、ことしの8月の10日に日建設計と設計業務委託の契約をいたしまして、基本設計の原案作成を行っておるところでございます。その中で庁舎の構造、いわゆる3・11東日本大震災を受けてどういった構造が望ましいのか、あるいはそういった構造を採用する際に、庁舎の配置を、また現在の南庁舎を仮庁舎として利用しながらどういった配置にしていったらいいのか、そういったことの具体的な検証を現在行っておるところでございまして、市長が所信表明でも申し上げておりましたとおり、一定こうした原案作成が終わりましたら、来年、年を明けましてから、市民の皆さん方にこの原案について見ていただき意見をいただく機会、あるいは説明会、こういった機会を設けさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。  もう1点、今後の移転計画というようなことでも御質問をいただいております。この庁舎の仮移転の問題につきましては、一定全員懇談会のほうでも仮移転を分散型で行う方向を御説明申し上げてございますが、もちろん庁舎を建設していくためには北庁舎の解体、南庁舎はそのまま現在の場所で利用しながら北庁舎、中央公民館を解体をいたしまして進めていく必要がございますので、現在北庁舎に入っていただいてる部署、あるいは中央公民館へ入っていただいてる部署等につきまして、仮移転をいただく必要がございます。  この中で今、大山田の庁舎へ行っていただく部署、あるいはふれあいプラザへ行っていただく部署などを選定いたしまして、御説明をさせていただいてございますけれども、この計画につきましては、来年度、24年度の5月ぐらいをめどといたしまして、現在移転をいただくような方向で調整を進めておるところでございます。  また、具体的な日程等が詰まりましたら、御説明を申し上げたい。また、市民の皆さん方にも、具体的な日程が決まりましたら、いついつかからここの部署はここで、何月何日から事務を行いますといったことを御説明を申し上げたいと、こういうふうに思っておるところでございます。 ○議長(安本美栄子君)  中本徳子さん。 ○20番(中本徳子君)  御答弁をちょうだいいたしました。  今、御答弁をちょうだいいたしましたのは、この市長の所信表明に全部、今市長のほうから聞かせていただきました内容でございます。その内容の中でいろいろこの計画案ができましたら市民の代表の方に参加をいただいて、その旨しっかりとした基本設計の案を御審議いただくと、こういうふうなことでお聞かせいただいておりますが、この市民の代表の方々に参加をいただいて検討会を立ち上げると、こういうことでございますが、このメンバー構成でございますが、自治協さんが中心にお選びになるのか、その点はいかがでございますか。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。
     管財課長。部長、課長。どちらでもいいですよ、答弁意思を表示していただいたら。  管財課長、答弁してくれるんですね、どうぞ。 ○管財課長(宮崎 寿君)  1月の末か2月上旬ぐらいになるかとは思うんですけれども、この原案を作成いただきましたら、住民の方に検討をいただく機会、代表の方と申しますのは、新聞あるいは広報、ホームページ等で参加を呼びかけさせていただきまして、参加をいただいた方に今現在、庁内では庁舎の建設について9つの部会、ユニバーサルデザインの部会でありますとか、ITの部会でありますとか、窓口機能の部会、庁舎機能の部会など、エコも含めて9つの部会について検討を行っておりますけれども、その検討の中で市民と大変かかわりの深い部分につきましてテーマを設定をさせていただきまして、このテーマについて市民の皆さん方にいろいろ意見をちょうだいいたしたい。それを庁舎設計に反映をいたしてまいりたいと考えております。ここで言う市民の代表の方といいますのは、そうして呼びかけさせていただいた方に、御参加をいただいた方からいろいろそういうテーマに沿った御意見をいただきまして、それを反映していきたい、そういう意味の検討会といいますか、共同の検討会、市民の皆様方とともに検討する共同の検討会、そういう意味でございます。 ○議長(安本美栄子君)  中本徳子さん。 ○20番(中本徳子君)  御答弁ちょうだいいたしましたが、その市民のあらゆる方々から、呼びかけた方々にお集まりをいただいてということで御答弁いただきましたが、その結果については、またフィードバックしていくような方法をとられていくのかはどうなんでしょうか。 ○議長(安本美栄子君)  管財課長。 ○管財課長(宮崎 寿君)  もちろんその際にいただきました意見については整理をいたしまして、こういう多くの意見をいただきました。このことについては、設計にこういうふうに反映いたしました。こういう意見をちょうだいいたしましたけれども、こういった理由でこれは採択することができませんでした。こういったことは皆さん方にまた還元、ホームページ等にも掲載をいたしまして、その経過等をお示しをしてまいりたい、こういうふうに思っているところでございます。 ○議長(安本美栄子君)  中本徳子さん。 ○20番(中本徳子君)  さきに答弁をいただきました中で、特に昨日から同僚議員のほうも一生懸命御質問していただいておりました伊賀市の上野丸之内でございますね。過去に2回の震災によりまして液状化が起こった。そして、防災拠点としては本当に機能が発揮できるのかどうかということの中で、きのうから大変これを議論を交わされておりますけども、先ほどの答弁の中では、しっかりとした設計業者に対してこのこともしっかり申し入れをしながらといいますか、そういうふうな設計にしていくということでございますけども、本当に今市民の皆さんたちは、10月の17日の朝日新聞の中に合併特例債が5年延長すると、するとはうたっておりませんが、合併特例債5年延長というふうな見出しで新聞記事が出てまいりました。そのことの中で、昨日同僚議員も質問していただきましたが、まだこれは国のほうできちっとした決定ではないと。先ほども問い合わせをいたしましたが、まだ今はっきりとした答えが出ておりませんけども、このことだけを市民の皆さんはとらえております。  そういうことの中で、今しっかりとこういうふうな震災後に起こってくる問題に対して、合併特例債が5年も延長されるんだったら、しっかりともうこの場所ということは決めていただいておりますけども、本当に大丈夫なのかどうかということが、大変市民の皆さんたち、私たちも全然顔の知らない方から、食堂に行きましても、しっかりとして本当に五十年、百年の計ですから、孫や子たちが本当に安心してこの場所に集まって来られるような庁舎建設をしてくださいよと。その方は、あっこがいいとか、ここがいいとかいうふうな問い合わせではございませんでしたが、3月11日に起こりました東日本大震災、そして福島の原発の問題、そしてまた最近の新聞でございますが、本当に伊賀市のこの現在地の新庁舎のこの場所が、こういうふうな過去2回に起こりました液状化現象に耐えられるのか、大丈夫なのかということが今市民の皆さんでは、大変熱心に考えておられる方もおりますので、このことにつきましても、市長さんにお尋ねをいたしたいと思いますが、今回市長さんは本当に、先ほども出ておりましたが、毎晩のように地域に出ていただきまして地域の皆さんたちとの懇談会をしていただいておりますが、このような話は市長さんの耳には入っておりますか、いかがでございますか。 ○議長(安本美栄子君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  ただいまの中本議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。  地区懇談会は、私のほうから冒頭に現在の市政の状況ということで御報告をさせていただいておりますが、そんな中で10分から15分ぐらい5項目にわたって懸案事項について、病院の問題であるとか、そうしたことの御報告をさせていただいております。  要は、地区懇談会というのは、それぞれの地域の課題をしっかり聞かせていただいて、これからの行政に反映させていただきたいということでお邪魔をしておりますので、特別、地区からそうした問題提起がない地区については、庁舎問題等について議論するというところはございません。しかしながら、地域によっては庁舎問題を取り上げて問題提起をいただく地域もございます。しかし、地域からたくさんの課題が出ておりますので、この庁舎問題に限って長い時間議論するということはほとんど今まで回らせていただいたところではございませんでした。  ただ、私つくづく思うんですけども、この3・11の災害の教訓から液状化ということの安全性ということを十分考えた庁舎建設ということは、これはもう当然のことでございまして、技術的にそうした液状化が起こった場合も庁舎は大丈夫だということであれば、周辺のライフラインということについては、これは普通ライフラインについては1週間程度で復旧できるという過去の実情もございますし、僕が繰り返して申し上げております過去の400年の歴史もあるわけでございますし、ここにお住まいの、城下町にお住まいの市民の皆さん方の安心、安全ということもございますし、ここに学ぶ教育施設等もあるわけでございますので、そうしたときの庁舎としての、あるいは行政の中心としてのきちっとした責任も果たす一つの役割もあるんではないかということも思わせていただきながら、やはりそれぞれの地域にはそれぞれの思いもあるでしょうけども、技術的にあるいは工法的に可能ということであれば、当初の計画について先延ばしをする必要は何もないというふうに思っておるところでございます。 ○議長(安本美栄子君)  中本徳子さん。 ○20番(中本徳子君)  市長のほうから御答弁ちょうだいいたしましたが、どうぞこの問題につきまして、大変今、市民の皆さんたちも安心、安全ということの中では大変心配をいたしているところでございますので、設計業者に対してきちっとやっぱり市民の皆さんが安心できるような方策をとっていただきたいと、こんなふうに思いますのと、もう1点は、今日までの市長のこの庁舎に対します説明会では、今までは27年度ということの一つの区切りがありましたもので、大変説明にははしょっていた分もあろうかと思いますのは、当然この場所ということで来ましたが、まだまだこの場所が本当にいいかどうかということの中で、そういう市民もおりますので、今後はきちっと説明に市民の皆さんが納得できる説明、市民の皆さんがやっぱりこの場所が最高にいい場所だねと思える説明をしっかりしていただきたいのと、ここに決めた、検討協議会の結果、この場所が最高の場所じゃないかということで位置決定をされました。  その理由は4点ございます。その中の1点は、先ほど同僚議員も質問いたしましたが、伊賀市の中心市街地の活性化計画との整合性ということが一番に上げられておりますが、先ほどからも集客について、大変るる御説明をちょうだいいたしましたが、本当に一にも二にもいよいよハイトピアが来年からオープンをしてまいります。そのこととこの庁舎との整合性でございますね。朝からも同僚議員もいろんなことをいっぱい、伊賀市はやっぱり忍者でいくべきだ、また芭蕉をしっかり打ち出すべきだというふうないろんな観光の目玉というようなことも随分出ておりましたが、本当にせっかくこの中心地に市長の所信表明なり、一般質問の中の御答弁をちょうだいしておりますと、まさしくそのとおりだと思います。今はしっかりと中心にお金を投じております。ハイトピアであり、またこの庁舎の問題であり、そしてそれが一つを終結をしてくると、いよいよ郡部の活性化に向けてしっかりとかかっていく、それが一つの伊賀市が輝く、地域が輝く一体性ということの中で、私は市長の答弁はもうそのとおりだと思います。  どうぞそういう点も思いまして、どうぞ芭蕉、忍者、そして文化、歴史の薫るやっぱり先人がここまでお守りいただいてまいりましたこのすばらしい伊賀市でございます。私たちも方々に視察にも行かせていただきますが、やっぱり我が市が一番いいねというふうに帰らせてきますが、やはり思い切った観光拠点にお金をかけるべきだと私は思います。今までの・・・・・本当におっしゃっておりましたが、ハイトピアができました、新しい4階建ての庁舎ができ上がりました。それで果たして人は寄ってくるだろうか。  私は大変こんなことを市長さんどう思われるかわかりませんけども、思い切った施策ということの中で、私も視察に行かせていただきましたが、やっぱり皆さん方に観光の拠点ということでございますので、1階には観光物産展のようなものをそのフロアの1階の中にどこかに置くとか、そしてまた4階には、行かせていただきました市の中には、小さいお子さんを連れましたお母さんたちの交流の場として、それが今ハイトピアではあるんですけども、そこには食事の場所があるんです。子供専用のお食事ができるところ、そしてお母さんが乳母車に乗せてきて、子供も見ながら自分たちも余り昼食にお金をかけないでも、まあまあ自分の家計の中でやりくりできる親子が食べられる料金で、ああこのくらいの料金だったら、みんな来て楽しい場やなというふうに私たちも見せてもらって帰りましたが、今子育ての分野でも、同居してない核家族がふえてる中では、こういうふうな子育ての悩みとかも、こういうふうな場所で解決していくんではなかろうかなと、大変そういうふうにいろいろ趣向を凝らしている庁舎がこのごろ多うございます。そんなことのお考えは市長さん、いかがでございますか。 ○議長(安本美栄子君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  市の庁舎のイメージ、姿というのを中本議員のほうから今御提案がありました。  中本議員のおっしゃるように、本当にこれからの市役所はやはり市の庁舎全体が市民の方に向き合ってる、そして伊賀市の場合でしたら、観光ということを大きな目玉にしておりますし、この場所に市の庁舎でということであれば、観光客と向かい合ったような市の庁舎でなければならないというふうに思いますし、先ほどのお話の物産とか食事とか、そういったことが市の庁舎とそうしたこととのバランスが、あるいは規制とか、規制というよりも規範ですかね、その辺がどこまで許されるかということについて、これから十分やっぱり検討して、観光客の皆さんもちょっと市の庁舎のところへ何かを求めてやってくるとか、あるいは市民の皆さんも本当に何のこだわりもなしに市役所の玄関に足を踏み入れると、そんなやっぱり開かれた市の庁舎ということはこれからの市の庁舎の設計をしていく上で大変大事なことだというふうに考えておりまして、またいろいろと御意見を賜りたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  中本徳子さん。 ○20番(中本徳子君)  私たちが考える以前に、市長さんなり副市長さん、そしてまた部長さんなり、きょうここにお入りをいただいております議場の中でいただいてます課長さん、振興監さんのいろいろな立場の中で、皆さんたちが精いっぱいこの庁舎をどういうふうにさせていって、どういうふうにこれからの伊賀市の発展につなげていくかということの中で、私は今までの市長の答弁の中で、今回の市長の答弁は本当に私は前向きで、そしてこれからやっていくんだという機運というか、それを感じさせていただきました。  私は本当に合併になりまして7年目を迎えておりますけども、今までは本当にまだまだ漠然としていたように思うんですけども、いよいよ現実に迫ってきましたですね。  ハイトピアが建設されてくる、そしてこの庁舎の問題の位置も市長さんが不退転の決意で私は臨んでいくんだというふうな強い決意の中で庁舎建設が進められていく中では、本当にこれからは建てただけではやっぱりだめですね。今御答弁ちょうだいいたしましたが、本当に1度伊賀市に、伊賀市の庁舎を見に行こうかとか、1回寄ってみようかというような、そんな私は庁舎にしてほしいな、それが今まで大変請願も出ておりました。  皆さん方はこれからが人口形態も変わってまいります。本当に伊賀市としてもしっかりとしたお金もうけのことも考えてくださいよというのは、私は観光の拠点のことを言っていたように思います。また、当然なことでございます。いろんな証明書を取りに来たりするのは、地域でそれぞれが市民センターを立ち上げていただいております。また支所もございます。そこで用は足しております。またそういうふうな点もお考えをいただきまして、本当に百年の計、50年に1度の建設でございますので、大変お金かかることはもう当然でございますが、少々お金がかかっても、先々やっぱり建ててよかった、こんなに人が集まってくれるんだったらというような思い切った施策をとっていただきたいなと、こんなふうに思います。大変くどくなりましたけども、よろしくお願いいたします。  それと、またいずれ設計がきちっとできましたら、御答弁ちょうだいいたしましたが、地域にも出向いて説明をいただくと。そのことの中でも、特に防災の拠点であります安心、安全、この分野もきっちりと御説明を市民の皆さんにわかりやすくしていただきたいなと、こんなふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、次に参ります。地区市民センターの整備についてお尋ねをいたします。  市民センターは、合併時には既存の施設を使うということでスタートをしていただきました。合併して早いもので7年がたちましたが、センターは地域の活動の拠点として活躍をしていただいております。今日までの整備の状況と今後の整備計画をお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  人権政策環境部住民生活調整監。             (人権生活環境部住民生活調整監 植田美由喜君登壇) ○人権生活環境部住民生活調整監(植田美由喜君)  地区市民センターは地域の連帯意識を高め、健康で文化的な近隣社会を築くため、そして市民に一番近い行政の窓口として、そして住民自治の地域の活動の拠点としてそれぞれの地域に整備をしております。  今までの整備につきましては、上野、青山地区には合併前に地区市民センターが整備されておりましたので、平成17年度に行った地区市民センター整備検討委員会では、上野の一部を含め、まだ整備ができていない地域について検討を行いました。それにつきましては、昨年度をもってすべての地域において完了いたしました。それはそのまま既存の施設を御利用いただいたところが2カ所、それと一部改修を行って御利用いただいてるところが5カ所、新たに新築したところが6カ所でございます。また、平成17年度の検討の対象外でありました既存の上野、青山地域には、老朽化したり耐震力がないなど、大規模な修理や改築が必要な施設もございまして、昨年度第2次地区市民センター整備検討委員会で検討を行いまして、本年度から計画的に整備、改修を進めております。その新たに整備が必要なところは行財政改革の方針によりまして、先ほど議員さんがおっしゃっておりましたように、付近に既存のある公共施設を有効利用することを考え、ない場所については建てかえることとしております。  その概要でございますが、上野地区で改築が2地区、現存の既設の施設に移転をするところが1地区、青山地区では既存の施設に移転が2地区、また耐震診断後、大規模改修が必要な地区が1地区ございまして、現在、今後地域の皆さん方と協議を行いながらこの計画に基づき整備を行う予定でございます。 ○議長(安本美栄子君)  中本徳子さん。 ○20番(中本徳子君)  御答弁をちょうだいいたしました。  きょうはやっと市長のほうから地域の特性を生かしたというふうな、大変今までに聞きなれない言葉を言っていただきましたが、私はまさしくこのことが一番大事だと思います。といいますのは、上野でやっていることを郡部でやっても合わないと思います。それぞれそれぞれの地域の特性を生かすということが一番大事だろうと思います。  この地区市民センターにおきましても、やはり当初の合併のときには、公共の施設が近くにあれば、それを使ってまいりました。ところが、やはり使ってまいりましたが、特に青山地域なんかを考えてみますと、議員の皆さんたちも報告会で行っていただいておりますのでおわかりをいただくと思いますが、今まであいていたところあいていたところを使っていきますので、いずれ私はそれはいつかはだめになっていくのではないかなと思いますのと、その中でやっぱりその地域、今回から地域のほうに一括交付金でという形で自分たちの地域は自分たちでしっかり考えてやりなさいよというふうな方向に変わってまいりました。今までは何でも、何でもって言ったらおかしいですけども、不思議やなと思うことは行政の皆さんにお願いをして、このことはどうなってるんだ、こうしてください、ああしてくださいということを言ってまいりました。今もそういうとこもあるかもわかりませんけども、これからはその前にしっかりと地域でどうやっていきたいのだ、どうしたいんだ、これからのいよいよ郡部におきましては高齢化社会といいますか、もう半分以上は65歳以上が住んでいる地域が郡部のほうでは多くなってまいりました。そういうことの中で、本当に地域に合った私は市民センターが大事ではなかろうかなと思います。今、借り家借り家でしているところは大変坂道があったり、上り遂げていかないといけないというようなとこを公共の施設を使わせていただいておりますけども、きのうからもこの合併特例債の話も出ておりました。430億の中で約80何億でしたかね、今現在は使わせていただいているということでございますが、合併特例債は使わせていただきますけども、返済も入ってきておりますので、全部全部が使っていくというとこではございませんが、どうぞこの市民センターにつきましても、また地域によりましては辺地債とかいうふうなものもいろいろどういう形でどうしていくのが一番いいかというのは、皆さんたちがもうベテランでございますので、どうぞこの私は地区市民センターというのは地域にとって一番地域の皆さんが集まる拠点でございます。  その中でいろんな活動をしながら、いろんなこれからの伊賀市の本当に掲げてまいりました人が輝く、地域が輝くというのはどういうことかというのは、まず私は自立だと思います。自立をしていく、これが地域の活性化であり、伊賀市の活性化につながっていくと、こういうふうに思いますが、このいよいよ地区市民センターの今ずっとまだまだこれ一覧表を見せていただきましたが、今調整監のほうからも御答弁をちょうだいいたしました合併になって建ててきたところ、そして中にはほとんどのとこが市有地を利用していただいております。これは当然なことだと思います。それでまた、中には借地というところも1件入っておりますが、どうぞこういうことのないように、またやっぱり市有地で、そして高齢化になってまいりますので、利用しやすい市民センター、そんなことの中で、またいろいろ話を聞きましたら、まだまだ大丈夫だというのに、建てたとこもあるよとかいうふうな話も聞こえてまいりますけども、もう何としてでも市民センターが欲しいけども、あっち行ったり、こっち行ったり、まいまいしている地域もございますので、もうこれは当然来ていただいております。  やっぱり現場を見ていただく。現場を見ていただいてこそ、私は評価していただけるのではないかなと、地域の皆さんたちは今そこでしっかりと踏ん張りながら頑張っているのは当然でございますが、やはりこの地区市民センター、私は合併特例債が使えるのか、また辺地債が有利なのか、その点はあれですけども、やっぱりこの期間に、まだきっちりと合併特例債が5年延長ということは決まっておりませんけども、そういうふうなことも考慮をしながら、この地区市民センターの整備にはかかっていただきたいなと思います。  もう合併してから長うございますので、もう大丈夫のとこはもう当然いらうことは要りませんけども、今もってもうこれは危ないなというふうなところにつきましては、やはりこれは一度検討をいただきたいなと、こんなふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、先ほど答弁いただきましたが、今後の見直しについてということの中では、特に上野、青山支所管内について見直しをしていくということでございましたのか、申しわけございません、もう一度答弁いただきたいんです。 ○議長(安本美栄子君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  市民センターの今後整備計画について、先ほど調整監のほうから申し上げましたけども、来年、再来年とは既に計画をさせていただいて、市民センターの建てかえの事業を進めるということで取り組みをさせていただいております。  さらに、引き続いての御要望あるということも承知をいたしておりまして、特に今、中本議員がおっしゃってる議員の出身地ですけども、特に青山については、市民センターは既存の学校なり、既存の建物を利用した市民センターばかりでございます。公共の施設の今後の管理ということも含めて、廃校になった木造の校舎なり、あるいは一部鉄筋もあるんですけども、そうしたものを、あるいはグラウンドも含めてやっぱり長い小学校としての、中学校としての歴史があるので、地域の方々は愛着があるという部分もあろうと思いますけども、維持管理をしていこうとすれば、どんどん高齢化していく時代にいつまでも草であるとか、あるいは建物を地域の方で管理していこうということは到底今後続けて継続できるわけではありませんので、地域の皆さん方がお話し合いをいただいて、その古い思い出のある校舎を今後どういうふうに考えるんかということを合意形成してもらって、やっぱりもう処分するべきものは一定愛着もありますけども処分をして、跡地はじゃ地元が使うとか、あるいはもう管理が大変だから結構ですとか、その辺のところもはっきり結論を出して荷物を軽くしていただくということも大変大事なことだと思いますし、さらに古い木造の廃校になった校舎をたちまち張りつけて改修して市民センターとして使っていただいておるということも、たびたびお邪魔をして承知をいたしております。そんな中で近代的なしっかりした市民センターを年々更新しておるわけでございますので、やはり地域の皆さん方のそうしたことのお取り組みの合意をいただけば、年次計画的に市としても市民センターの建設は市の事業でございますので、しっかりと計画を立てて取り組んでいきたいと思いますので、今後引き続いて地元との調整はよろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  中本徳子さん。 ○20番(中本徳子君)  市長のほうから年次的にきっちり計画を立ててやっていくということでございますが、本当に今市長おっしゃっていただきましたとおり、ちょっとここがだめだから、またここにお金をかけて、またここにお金をかけてと、こういうふうな形を今とっているところもあります。特に青山は既存の施設を使ってきましたかげんで、そういうことも当然だろうと思いますが、どうぞ年次的にやっぱり考えていただきまして、その有利な資金が利用できる間に何とか考えていただいたらなと、こんなふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、次に3点目に交通計画についてお尋ねをいたします。  この交通計画につきましても、もう同僚議員のほうからもいっぱい質問をしていただきました。私はまず1番にお尋ねをいたしたいとのは、合併になりまして7年たちました。なぜ今日まで6年間もかかって、私たちがもうこの同僚議員の中にもたくさんの方が交通計画を質問していただいてまいりました。その中で企画部長のほうからは、本当に意欲のある、もう今にも何か一つでも進みそうだなという、我々この一般質問といいますのは放映をされておりますので、市民の皆さんももうすぐ何かが変わってくるだろうと、交通計画、そういうふうなので私は期待をしていると思います。  ところが、7年たちましても、まだまだ、23年の4月、私たちの全懇の中で4月の25日に交通計画の案を御説明いただきまして、計画書ができ上がっておりました。  見せていただきましたが、なぜ今日まで遅くなってきたのか。その一つの理由は、課のほうの人が不足なのか。おくれてきてる理由は何でございますか。  今までなかなかこの交通計画、まだ我々議会としてもあっちこっち視察に行きながら、ディマンドがいいのではないか、コミュニティバスがいいのではないか、そして朝からも市長から答弁をいただきました交通計画といいましても、鉄道の関係もあれば、行政バス、また廃止代替バス、またいろいろ分野が違うかと思いますけども、市民の皆さんはそんなこと、そんなに詳しく私は言っていないと思うんです。まず、そこに住んでいる地域の皆さんたちがやはりサービスをしっかり提供をしていただきたい。我々も職員の皆さんたちも、市民の皆さん方にサービスを提供していく我々は立場にあります。そんなことの中で何年たっても、このことが解決、1歩も前へ進んで行かない。そして先ほど言いました人的に足らなかったのか。  そのことと、そして昨年、私たちも聞かせていただきました。阿山のほうでディマンド方式をやっていく、そんなことの中で、私たちも議会報告会の中で交通体系を聞かれましたときに、今、阿山のほうでしっかり取り組んでいただいておりますので、間もなくこの1年間をかけていい結果が出るだろうと思いますので、それを考えながら各地域にもまた生かしていけるところがあるんではないかと、そんなふうなことで報告会のほうではいましばらくお待ちくださいというふうに市民の皆さんには申し上げておりますが、さきの計画がおくれてきたことと阿山のディマンドの今の状況ですね、進捗状況について、2点お尋ねいたします。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  企画総務部長。             (企画総務部長 西岡幸彦君登壇) ○企画総務部長(西岡幸彦君)  失礼します。  本年度、2回目の交通計画を立てたところでございます。1回目の計画からおくれている理由と、こういうことでございます。  基本的には、合併をいたしまして6つの市町村がございました。そこで、それぞれ違った体系の交通の合併まではございまして、その中で、交通計画の見直しを行ってきたところでございます。そうしたこともございまして、なかなか一本化なりするのが難しいということで、現在おくれているのが現状でございます。ただ、本年出しました計画につきましては、アンケート等で住民の皆様方の御意見等も聞かせていただきながら進めているところでございます。  阿山の交通体系の見直しについてということで、ディマンドはなぜ進んでいないのかということでございますが、本年4月に策定をいたしました市の交通計画におきましては、阿山の行政バスの平均乗車密度が非常に、交通計画でうたわれている存続基準を下回っているということでございまして、その中で、市民アンケートから運行方法を変更すべきではないかという回答が多かったものですから、定時路線からディマンド運行に向けた実施を行うことといたしまして、本年の6月に阿山地区の住民自治協議会の代表さんであるとか、関係団体、また公共交通事業者で構成をいたします阿山地区交通運行協議会を立ち上げ、そこで見直しに向けた御協議をいただいたところでございます。  その中で、市といたしましても、阿山地区の公共交通の厳しい状況もお伝えしながら、ディマンド運行試行に向けた一定の御提案をさせていただいたところでございますが、協議会では、まず現在の阿山行政バスの問題点等を検証する必要があると、もうこういうような意見でございまして、また、既存路線の見直しを前提とした地区全戸を対象とした市民アンケートを先に実施してほしいと、こういうようなことがございましたので、現在、阿山地区の全戸へのアンケート調査の準備を進めております。  アンケートを実施して、集計を行って、次の段階に入ると、こういうふうな予定で進めております。 ○議長(安本美栄子君)  中本徳子さん。 ○20番(中本徳子君)  答弁をちょうだいいたしました。  今市民の皆さんに阿山地域ではアンケートをとっているということでございますが、今聞かせていただきますと、ディマンドということが市民の皆さんにわかりにくいと。  やはりアンケートとるときにも市民の皆さんにわかりやすい方法でいかないと、行政ばかりがわかっていても、アンケートに適切な、今何が不足しているのか、何が不自由なのかということがわかりにくいんではないかなと、こんなふうに思いますので、やはりちょっとコメントなりを入れていくというような心遣いが必要でないかなと、こんなふうに思います。  私は、先ほど、おくれてきた理由につきまして、人手不足なのか、そしてまた時間が足らなかったのか、そんなことで質問をさせていただきましたが、答弁は6つの各支所のいろんなことを合併になったもんで大変だったと、そういうふうに伺いましたが、私が答弁聞かせていただくの漏れておりましたら、大変失礼でございますが、そのような答弁でございましたが、いつまでもいつまでもこんなことを言っていては、市民の皆さんには説明がつかないと思います。
     合併になりまして7年たちました。その間、そのとき70歳の人も今は77歳です。  合併になりまして、2年か3年たったときには、この交通計画がしっかりでき上がってくる、公共交通の中には、先ほど言いましたが、やはり関西線の問題、伊賀線の問題、そして行政バスの問題、廃止、代替バスの問題、範囲は大変広うございます。広うございますが、一つでも進めていかな、一つだけ進めるちゅうのは大変難しいかもわかりませんけど、先ほど、23年の4月にまとめていただきました各地域からの課題、いっぱい出ております。この課題について、どういうふうに対処していこうとしているのか。行政の皆さんたちは、既に私はまず全体を目を通させていただきました。  市民の皆さんは必死でございます、これを見せていただきましたとき。  昨年の同僚議員の質問の中の、そのときの企画総務部長の西岡部長のほうから答弁が見せていただきましたが、やはり今までは支所は支所だけで、青山は青山だけでやっていたんですよね、答弁いただきましたが。やはりそれを一本にして、幾ら中心地にどんだけお金を今落として、地域の活性化に市長はしっかりやるんだ、そんなことで御答弁をちょうだいいたしておりますけども、中心が輝くというのは、やはり郡部からの人が中心に来てこそ輝くのと、もう一つは、他から、ほかから来てもらうという、いろんな方法がありますね。でも、私はやっぱり合併になったんだから、郡部の皆さんたちもどんどん上野のイベントのあるときには来ていただきます。また、上野にお住まいの方たちも同じ市でございますので、郡部のイベントのときには行っていただく。  何か一つでもいいです、やっぱり一体化に向けてやっていくちゅうような、こんなふうなお考えをどうぞ、私は課のほうで本当に、大変くどいようでございますが、人手不足なのか、時間不足なのか、これはどういうことなんですか。もう一度答弁いただきたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  企画総務部長。 ○企画総務部長(西岡幸彦君)  人手不足か時間不足かということでございますが、人手不足とは限りませんけども、今後精いっぱい努力をいたしたいと思います。  先ほども議員さんのほうから話がございましたように、それぞれ交通体系の取り組み、それぞれの地域のほうの課題がいろいろございます。この計画を推進するためには、やはり地域の公共交通機関に対する市民の皆様方のニーズでありますとか、御要望を聞かなければならない、配慮しなければならないところでございますので、本計画に基づきまして、4月に策定をいたしました交通計画に基づきまして実施してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(安本美栄子君)  中本徳子さん。 ○20番(中本徳子君)  済みません、答弁をちょうだいいたしましたが、今、きょうは大変寒うございますので、多くの市民の皆さんもテレビの放映を聞いていただいております。そんなことで、私たちは、くどくなりますが、やはり阿山のほうで実施している、どこでこのディマンドというとこを、私はこの計画を立てるときに阿山がモデルになったんですから、やっぱりしっかり取り組んでいっていただきたい。私たちは議会の報告会はみんな真剣に市民の皆さんと向き合います。やっていることはやっている、だからいつ結果が出るんだと言われておりますので、私たちは1年間かけてお待ちくださいと、来年の3月までにはいい結果が出ると、そして、皆さん方に御報告できると、こんなふうに私たちは、28名の議員は答弁をいたしております。だから、私は思いますのに、人手不足とか時間不足とか、今ごろ言っている時期ではないように思います。  ところが、私は大変、さっき言いましたが、難しいと思います。鉄道の関係もあれば、こういうふうに行政のバスの中でも廃止、代替になっているところ、そして、今、朝からも出ておりましたが、隣の市では一地域に300万を出して、そしてコミュニティバスを走らせていく場合、うちの市におきましてもやっぱり地域のほうでも成功をいたしております。38掛ける3で、朝からも出ておりましたが、今全体が1億6,000万かけての交通費でございます。それをどうしていったら一番、余り費用がこれ以上かさばらないような方法でということで、お座りいただいております担当の皆さんたちは、もういち早くそろばんをはじいていただいたんではなかろうかなと思いますが、やっぱり私はどんなにすばらしいこの計画、これは課でつくられたのですか。また、どこかにコンサルに出しているんですか。やっぱり計画というものは、大変大事でございますし、この計画に基づいて行政運営はやっているのですよね。そうしたら、いつまでたってもまだですまだですちゅうようなこと、何か一つでも私は結果を出していかないといけない。そして、どんなに企画部長がかわられようとしても、それは仕事は引き継いでいきます。朝からも出ておりました、民間でしたら、この交通体系、7年もかけてやっている、私はとてもとても考えられませんね。とても民間は厳しゅうございます。だから、全部をという考えでいるから難しいのではないかなと、こんなふうに思いますが、鉄道は鉄道で、いろいろ朝からも要望も出ておりましたが、一番皆さんが心配するのは、やっぱり今車で運転されている方もいつかは免許証を放さなければなりません。それにはやっぱり行政バスが頼りでございます。そうか、もういっそのことすきっといろいろ、ゼロベースにということは大変難しゅうございますが、考える方法も一つの、そして市民の皆さんの使い勝手のいい、喜んでもらえる政策、それはやっぱり各地域の自治協さんは真剣に、特に周辺地域でお住まいの自治協さんたちは、このことは市民からやいやいと言われます。バスはまだつくってくれへんの、どうしてくれんのということで、大変、料金的にも高い地域もありますので、合併になりまして、一つの一体化の中で、ばらばらの、私はイベントしていくのは当然大事なこと、その地域が中心になってやっていくことは大事なことでございますが、やっぱり伊賀市全体が、全体の人が、今回は上野のお祭りやなということの中で、バスが中心に走っておりましたら、見たことないわ、一回行ってみようかというふうに、人が一人集まってきます。私はもう7年目ですから、やっぱりここらでしっかりと、本当に市民の皆さんにおこたえできるような方策を何か一つでも考えてほしい。  それから、先ほど部長のほうの答弁では、阿山のほうのディマンドにつきましても、まだまだ今アンケートをとっていると。そしたら、ことし1年間をかけて、このアンケートに1年間かけているんですか。このアンケートのまとめはいつまでにして、それから次の段階にどう進んでいくんですか。お答えをちょうだいいたしたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  企画総務部長。 ○企画総務部長(西岡幸彦君)  アンケートにつきましては、この12月15日に配付を予定をしております。それで、3月中には結果をまとめて、方向性を出したいというふうに思っております。 ○議長(安本美栄子君)  中本徳子さん。 ○20番(中本徳子君)  了解をいたしましたが、我々は全懇で聞かせていただいておりますのは、もう我々の議員のほうが早いのかもわかりませんけども、とり方が、阿山でやっていただけるので、もうこの3月にはきっちりとした結果が出て、他の地域の皆さん方にもこの方法がいいですよというふうにお伝えできるのかと思っておりましたが、今答弁いただきました。まだまだこれからでございますわ。私はどんな計画を立てても、本当に職員の皆さん方、大変かと思いますけども、真剣に取り組んでほしいと思います。これは一つ阿山地域のことだけで私はないと思います。これは伊賀市全体の交通計画に反映をさせていかなきゃなりませんので、その点にも十分御配慮をいただきながら、計画というものは、立てましたら、必ずと結果を出してほしいと思いますので、どうぞよろしくお願いしときます。  これで私の一般質問を終わります。 ○議長(安本美栄子君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  中本議員からおっしゃってる交通体系の整備は大変大事なことでございます。そんな中で、公共交通としての果たす役割、この辺のところをきっちり押さえて、さらに今アンケートと言っておりますディマンドの実証ですが、もう私もどんどん進んでおると思ってましたら、まだアンケート開始ということで、とにかくおくれておるということであれば、早くアンケートを実施するようにということで、指示をいたしたところでございます。そんな中で、何事もやっぱりスピード感というのは大事ですので、しっかり取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(安本美栄子君)  松村頼清さん。 ○17番(松村頼清君)  地区市民センターの整備についてで関連質問させていただきたいと思います。  市民センターについては、体制は旧上野では3人体制で、旧町村は2人体制ということでありますけども、7年たっても変わっていないということでございます。  そうした中で、地区市民センターの整備という部分と、きのうも、支所の図書館の整備もするということで、そういった中では、なぜ旧上野と旧町村の違いというのは、公民館が持ってるか持ってないかということでありますので、これからその公民館の中に図書館を置くというのであれば、27年度に図書館整備をする中では、やはりこれは旧町村の中の公民館の中に図書館を入れる。そうして、その中に市民センターも取り組んだ中で入れるということになれば、今現在は旧町村では公民館と市民センターが別々の棟にありますけども、一つの棟に入るような形を整備していけば、財政的にいろいろ厳しいという中では、一つの整備手法ではないかというようなことを提案させていただきたいのですが、市長としてはどうですかね。 ○議長(安本美栄子君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  旧の町村は、公民館活動は市民センター単位にやっておるのではなしに、旧の町村単位で公民館活動をやってましたし、図書館も旧の町村単位に図書館があるわけですので、どこの市民センターにその部分をへばつけるということは、他のじゃあ市民センターはその図書館の利用をどうするんだということになりますので、なかなか難しいと思います。これまでの成り立ちが違いますので、図書館の運営についても、そういうことで理解をしていただきたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  松村頼清さん。 ○17番(松村頼清君)  いや、せっかく整備する中で、旧の支所単位の形で図書館を整備するんだったら、その中に市民センターを中心的な市民センターという考えで、やっていただいて、その中心というか、市民センターの中に図書館と公民館機能を持たせるということであれば、市民の人も納得すると思うんですけども、そういう考えではちょっとあきませんかね。 ○議長(安本美栄子君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  例えばの話ですが、阿山がもう市民センター、阿山一本でいくんやということになれば、もうそれぞれの市民センターは要らんわけですので、市民センターと図書館と一緒に阿山地区市民センターということでいけるわけですけども、それはそれぞれの市民センターのお考えによるわけですので、こちらから一緒になれとか、そのことはちょっと難しいんで、今のところは阿山なら阿山一本の図書館であり、市民センターは4つあるということで、大山田さんも同じようなスタイルになってますので、そういうことで御理解いただきたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  松村頼清さん。 ○17番(松村頼清君)  市民センターはそのままでいいんですよ。今の市民センターはそのままで、中心的な市民センターという中で機能を持たせた中で、公民館と図書館の施設を持ったらどうですかということです。(「一つの市民センターだけが図書館を持つと」と呼ぶ者あり)そうです、中心的な……。 ○議長(安本美栄子君)  市長、個人のやりとりやめてください。市長、答弁席でお願いします。 ○17番(松村頼清君)  旧支所のあったところの、市民センターと公民館別々にあるわけですね、今現在は。  それを一緒にしたらどうですか、そうした場合は運営するにしても、財政的にもかなり楽じゃないかなということで。 ○議長(安本美栄子君)  教育委員会と市長部局の違いがありますので、教育長から一遍見解、発言してください。 ○教育長(味岡一典君)  松村議員さんの従来からの持論ということで、私は個人的にいろいろ聞かせてもらっておりますけれども、それは一つの姿であるかもしれませんが、現状としては、やはり地域住民の方々の希望がどうであるんかということをまず踏まえてやっていかなきゃならないと思いますので、中心的な公民館とそこに図書室というか、図書館を設置したらということですけど、現状では、図書館は一応そういう形になってるんです。  各地の図書館が、図書室が、森永議員さんがおっしゃったように、伊賀町はかなりそういう状況から今後やっていかなきゃならんということで。ですから、そこへ市民センターとか公民館を一本化していくと、公民館というのは、要するに旧小学校区単位内に一つ一つぐらいの形で活動されているところもありますから、そういうところを無理にまとめたりということは、やはりこれは地域住民の方と十分話もしていかなきゃならんと思いますので、一つの御見識だという形で賜っておきますけれども、そういう方向になるかならんかというのは、私が、そんなんやったらそうするというてできるわけやないと思います。したがって、これは地域住民の皆さんとの話し合いもやった上での話やと、こう思いますんで、そういう御理解いただきたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  松村頼清さん。 ○17番(松村頼清君)  そういう方向性は考えられないかという、したらいいかという、いろいろ今の中で、図書館を今度分館という形で位置づけるんだったら、そういうことも考えられると。  各支所に図書館を置くというんであれば、それを中心的な形の支所機能を、これからは支所をどうするかということも考えなきゃならないという中では、やはり中心的な市民センターなりを置くような考えもこれはあってもいいんではないかという形で私は言わせてもうただけで、そうしたらどうですかと、姿形を市長にも聞いていただきたいなということでやったんですけども、将来的にはこうなりますよという中では、支所をどうするかというのも含めて、将来的には公民館、あるいはそうしたほうが財政的にもいろんな・・・・・一つに集めたほうが楽になりますよということで言わせていただいたんですけども、そういった部分について、市長は従来どおり、支所は残すという考えでございますけども、合併して7年がたち、特例債が10年で切れるという中で、財政的にも厳しくなる中では、いろんな部分について、既存の建物についてもこれから、管財のほうでも処分していかないけない部分もあると思いますけども、そういった部分を集約する分についてはできる部分はしていったらいいですよという考えのもとで言わせていただいただけですので、よろしくお願いします。 ○議長(安本美栄子君)  意見としてでございます。  以上をもちまして中本徳子さんの質問を終了いたします。  会議の途中でございますが、ただいまから休憩をとらせていただきます。再開の時間は午後3時20分といたします。             (午後 3時05分 休憩)             (午後 3時20分 再開) ○議長(安本美栄子君)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  お諮りいたします。会議時間を1時間延長し、午後5時までといたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(安本美栄子君)  御異議なしと認め、さよう取り扱います。  一般質問続行いたします。  質問順位第14番 岩田佐俊さんの質問を許可いたします。  岩田佐俊さん。             (21番 岩田佐俊君登壇) ○21番(岩田佐俊君)  一息入れていただきましたので、随分と一般質問がしやすくなりました。  今回議長の許可を得まして、通告に従って質問させていただきます。  まず、最初に、危機管理の件で、地すべり監視システムの管理についてでございますけども、つまり降雨量を自動計測し、電話にてリアルタイムに音声発信をする地すべり監視装置の電話応答システムについてお尋ねをしたいと思います。  この9月21日の台風15号の接近によりまして、この地区も暴風雨大雨洪水警報が発令されまして、消防団員の方々がそれぞれの市民センターにおきまして、警戒のために詰めておられました。私も当日、午前10時過ぎでしたか、私どもの市民センターへお邪魔させていただきまして、市民センター長さんに今、実効雨量何ぼですかってお伺いしましたら、ゼロですという答えが返ってきまして、前日から雨が降って、その日も朝から雨が降ってるわけですから、ゼロとはおかしいなと思いながら、私も実は監視システムの電話番号へかけてみました。24−8673でございます。今ももちろんかかります。同じように、実効雨量ゼロという回答でございました。おかしいな、おかしいな思いながら、もう一度かけました。よくよく聞いてみますと、2週間前の午後9時過ぎの降雨量を発表していました。全くもって、そこにおった消防団員、そして市民センターの方々、私も含めてですけども、最初はまさかこの器具が、機械が故障しているとは思わなかったわけですけども、故障してたんです。ですから、そこにおった皆さん方が危機管理さん、もっとしっかりしてもらわなかなわんな、こんな2週間前の情報を流されてたんでは、これ本当に非常に危険なことやし、議員さん、役所行ったら一遍しっかりせえやって活を入れてくれやということで話を伺ってまいりました。  この件に関しまして、その故障の原因、そしてデータの更新はどのようにしているのか、まずお聞きしたいと思います。  ここでの質問はこれにて、あとは自席でさせていただきます。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  本日、5番目、質問順位14番の岩田議員の御質問にお答えをさせていただきます。
     議員のほうから、西条地区に設置されております監視装置のふぐあいについての御質問をいただきました。台風15号の際の表示がゼロ表示であったということでの御質問でございます。  このことにつきましては、関係地域の皆さん方、あるいは市民の皆さん方にもお断りを申し上げなければならない結果でございまして、特に3・11以来、危機管理が問われておるときに、故障原因、あるいは機器の状況等、いろいろの原因が考えられるわけでございますが、いずれにいたしましても、こうした状況であったという結果について、大変、機械器具の管理を含めて、残念な結果でありましたので、この場をおかりしておわびを申し上げたいと思います。  管理の状況等につきましては、担当のほうから申し上げますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(安本美栄子君)  危機管理監。             (総合危機管理室危機管理監 橋本浩三君登壇) ○総合危機管理室危機管理監(橋本浩三君)  失礼いたします。  ただいまの地すべり監視システムの管理の件でございます。  伊賀市では、地すべりの監視システムのほかに、山崩れの監視装置も、これあわせて管理をいたしております。このシステムと申しますのは、1時間雨量、あるいは実効雨量を確認するほか、万一のときのために避難判断の参考とするために監視をいたしているものでございます。実効雨量が90ミリ、あるいは140ミリに達した場合に、関係地区の自治会長様、あるいは地区市民センターのほう等、関係の方々のほうに、電話番号を登録をしてあります方のみでございますが、関係者の方に機械音声でもって自動通報を行っている装置でございます。また、今お話のございましたように、外部からの電話に対しまして、自動応答システムによりまして、各監視局からの雨量につきまして、音声ガイダンスでもってお知らせをする機能ということでございます。  ただいま御質問いただきました電話応答システムのふぐあいにつきましてでございますが、各雨量計からの観測データ、そのものは本庁内にあるサーバーに送られてきておりまして、私どもの各端末で観測データを表示確認をしながら監視を行っておりました。につきましては、日々常に更新するように設定をされております。もちろん電話応答システムの音声ガイダンスにつきましても、日々更新するように設定をされておりましたんですが、今お話のございましたように、2週間前の時点で不都合が生じて、停止しておったということでございます。大変御迷惑をおかけいたしまして、申しわけございませんでした。  御指摘をいただきまして、早速保守管理の業者に対処をさせましたところ、サーバーの動作不良につきましては、当日のシステムのアプリケーションの再起動によりまして正常に確認をいたしましたんですが、改めてメーカーのほうにそれまでのログデータそのものをお送りをいたしまして原因を精査させました。その原因につきましては、サーバー内のハードディスクが破損をいたしておりましたということでございますが、ハードディスクにつきましては、部品を交換を行いまして修理をしたんでございますが、根本的な原因につきましては、このサーバーを設置したのが旧上野市時代でございまして、相当年数がたっております。そういったことでは、サーバー機械そのものの中身のことでございまして、大変デリケートな部分でございますので、経年劣化によるものだろうというふうな判断でございました。システム全体に劣化が見られるということでございますので、サーバー全体の更新を含めまして、検討しなければならない時期に参ってきているものというふうに考えております。  なお、保守業者によります定期点検というのは年に1度点検をいたしておりますが、今後は機械の更新のいかんにかかわりませず、降雨時のデータ確認がきちっとできますように、定期的なチェックを職員のほうでもって行っていきたいというふうに考えておりますので、どうぞ御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(安本美栄子君)  岩田佐俊さん。 ○21番(岩田佐俊君)  故障したので、修理をして正常に戻った。これでよしというわけにはいきません。  これ、かもすると、何もなかったですけども、これが有事の発生によりまして、大変な災害が出たときに、ごめんごめん、雨量計が故障してたもんですから、失敗しましたなんていって、謝って済めるもんではございません。やはり人命にかかわることでございますので、しっかりとこれは管理していただきたいと思います。  実は、このJRの関西本線の佐那具駅から伊賀上野の駅にかけて、線路の北側の山一帯が地すべりの三重県でもただ1カ所の地すべり指定区域となっております。これは昭和38年の3月12日に指定されました。そして、地質調査の結果、375.9ヘクタールに及ぶ広大な土地でございますけども、昭和40年から毎年ずっとこれは46年間かけて整備をしてくれてます。おかげで小さい災害がありますけども、これといった大きな災害は出てないのは、こうした整備のおかげだと思っておりますが、こうした地域の皆さん方が一番気にするのがやっぱり雨でございまして、今、市長がおっしゃったように、3つの方法がございます。雨量を計測するための監視システムから、危機防災管理室から各自治会の会長さんとこへ発信するのと、それから、各自治会が設置したサイレンを鳴らすのと、そして、自動音声による雨量計からの各個人がかけて聞くという3つがございますけども、なかなか夜中に区長さんとこへ降雨量が140に達しているから避難勧告、避難指示が出ましたから避難せえということは、80戸、90戸の家にすべて行こうと思ったら、相当時間かかります。また、サイレンにしたって、もうゲリラ豪雨のようなバケツをひっくり返したような雨でしたら、なかなか聞こえない。一番頼りにするのは、この雨量計の音声でございまして、これが間違ってたとなると、何を信用したらええのかと。むしろまだ悪くなってるなら、ないほうがましや。あるがために、これを信用するがために避難がおくれたことなると大変なことでございまして、地域の7つの自治会の皆さん方が年1回はこのために自主的に一斉の避難訓練をしております。  そうしたことで、私が再度お聞きするんでございますけども、これ停電になると、どういうようなことになるんでしょうかね、この装置の効力ですけど。  それと、1点、これ、難しい何も点検は要らないわけでございまして、危機管理の職員の皆さん方が登庁をされたら、朝まず一遍電話する、わずか10円そこらのお金でできるんですから、これはぜひとも毎日やっていただきたい。でなければ、このような2週間も前の情報がそのまま流れてちゅうことはないと思うんです。ですから、これはぜひお願いしたいし、もう1点は、ケーブルテレビにその警報出たときに、各5カ所ですか、実効雨量が今何ミリということで、テロップでテレビの下へでも流していただけたら助かるなちゅうことは、住民の皆さん方の希望です。夜中でもお知らせチャンネルちゅうのはずっと24時間、あれ放映してますので、そんなに、365日で何日もありません。ああいうの、・・・・2日か3日ですから、多少の経費がかかっても、できることならお知らせチャンネルのとこに夜中じゅう、24時間、警報が解けるまでの間、実効雨量は何ミリというようなテロップを流していただけたら、これは一番私は効果があっていいと思うんですけども、それどうお考えになりますか。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  繰り返して申し上げますが、2週間前の雨量ゼロの表示がそのままで、雨が降っておるにもかかわらず、停止されていたということについては、全くもって、機械の故障もさることながら、確認のミスでございますので、このことについては改めておわびを申し上げたいと思いますし、あとのことにつきましては、担当のほうからお答えを申し上げたいと思います。 ○議長(安本美栄子君)  危機管理監。 ○総合危機管理室危機管理監(橋本浩三君)  機械の件につきましては、もう議員御指摘のとおりでございまして、人命にかかわることでございますので、今後私どもも気を引き締めて、いま一度きちっと点検をしてまいるように努めてまいりたいと思います。  機械につきましては、パソコンのほうではきちっと作動しておったんですが、そういうことで、電話の確認ができていなかったということでございますので、例えば1週間に1度とか、雨が降った翌日とか、そういったときには必ず職員それぞれが電話を入れてみて、きちっとガイダンスが流れるかどうかというものを確認をしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  地すべり監視装置が停電になったときに作動するかどうかということでございますが、災害によりまして、本庁舎が停電をいたしました場合に、その本庁に置いてるサーバーがもう停止をいたしてしまいます。その場合、バックアップ機能といたしまして、島ヶ原支所に同様の監視システムのサーバーが親局の代理をするということで設置してございます。ただし、本庁のように、電話での自動通報、あるいは電話応答機能というものはついてございませんので、島ヶ原支所での画面監視によりまして、雨量の確認を行いまして、無線等で情報の共有を図ることといたしております。私どもがその無線によりまして連絡を受け、その通報及び応答機能がダウンしている間につきましては、各地区の自治会長様のほうへ避難判断に関する連絡等、あるいは地区市民センターさんのほうへMCAの無線でもちまして連絡をさせていただくというふうなことになってございますので、御理解を賜りたいと思います。  それと、ケーブルテレビの行政放送チャンネルのL字テロップの件でございます。  これにつきましては、技術的には常時リアルタイムで画面上に雨量を各計測地点、5カ所以外にも伊賀市内、雨量計を設置してございますので、そういったすべての雨量情報というものをリアルタイムで流すことは可能だということでございますので、ただし、ケーブルテレビにつなぐためのシステムの改修等につきましては費用が生じてきますが、技術的には可能ということですので、考えていきたいというふうに考えてます。  あわせまして、伊賀市のホームページのほうで、伊賀市の土砂災害情報相互通報システムというものをアップしてございます。ここでは市内の各観測地点のデータをリアルタイムで常時公表いたしておりますので、これもあわせて参考にしていただければなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(安本美栄子君)  岩田佐俊さん。 ○21番(岩田佐俊君)  パソコンを使っての情報収集ちゅうことは、なかなか御高齢の方は使いにくいことでございますので、できることでしたら、そのケーブルテレビに流していただけるように、努力をしていただきたい。早急にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、次に行きます。  2点目、消防行政に関してでございますけども、私が消防団員の30年前からもう消防団員のなり手がなくて難儀してました。年々年々厳しくなってまいりまして、やっと消防団適正化に向けて計画があるということで、楽しみにしておりましたけども、今どうなってるんですかね。やるんでしょう。そこの辺の進捗状況ちゅうのはどうですか、お聞きします。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  消防長。             (消防長 山中治紀君登壇) ○消防長(山中治紀君)  消防団の適正化につきましては、近い将来、少子高齢化や就業人口のサラリーマン比率の増加によりまして、消防団員の確保の困難が予想されると。そして、非常時の参集率の悪化が懸念されることから、平成19年に伊賀市消防団適正化計画策定委員会を発足いたしまして、地域の実情に応じた消防団組織とするため、条例等の改正を行いまして、消防団、地域への説明をことし終えまして、一定の御理解をいただきまして、平成25年4月1日からの運用に向けて準備を進めてまいっております。  平成23年12月1日現在の伊賀市の消防団員は、基本団員1,430名、支援団員32名の1,462名で、条例定数1,510名から48名の減数となっています。支援団員とは、大規模災害時や昼間の消防団員が不在のときに活動をしていただくための団員でございます。  平成25年4月1日から運用いたします消防団の組織でございますが、基本団員1,249名、女性団員10名、支援団員251名になります。現在の体制につきましては、上野、伊賀、阿山、大山田、島ヶ原、青山の6方面隊で、合併以前の市町村の消防団そのままで進んでまいりました。伊賀市消防団の一体化を目指すために、この方面隊制を廃止しまして、上野方面隊を5分団に、他の方面隊はそれぞれ1分団で、計10分団の体制になります。  今後は、適正化計画に基づきまして、支援団員、女性団員を募集するとともに、消防団員の処遇等の改善を検討しながら進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(安本美栄子君)  岩田佐俊さん。 ○21番(岩田佐俊君)  これの実行できる日は、今聞きましたかね。いつって言いましたかね、実行できるというか、いつからこれを支援団員をやるという。 ○議長(安本美栄子君)  消防長。 ○消防長(山中治紀君)  これは25年の4月から進めてまいりたいと。現在進行中ということで。 ○議長(安本美栄子君)  岩田佐俊さん。 ○21番(岩田佐俊君)  議会報告会に行きますと、この話が出ます。いつからやということで聞かれるんですけども、これからは25年の4月からと言っていいんですね。よろしいですね。  この中で、1点だけ、女性団員の10名って、これって、消防長、可能ですか。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  消防長。 ○消防長(山中治紀君)  女性団員の10名というのは、一応各、名張も今、女性隊員がおります。その他の市の状況を踏まえまして、それを参考にまた指導していきたいなと思っております。  以上です。 ○議長(安本美栄子君)  岩田佐俊さん。 ○21番(岩田佐俊君)  それじゃあ、3点ばかし再質問させていただきます。  私どもが消防団のときに、火災の際に、お勤めの方、大きな企業へお勤めの方に会社へ電話しますと、必ず返ってくる答えは、本日出張中ということですね。いつ聞いても出張中でした。本人に聞きますと、いや、おったんやけどという話でございまして、なかなか企業さんの協力を得られなかったちゅうことがございましたけども、現在その企業の協力体制はどうなってるんですか。1点目はこれですね。  あと、2点あります。当時から子供さんですか、消防団員の方が火災現場に来られないわけ、父親が消防団のはっぴ着てヘルメットかぶって、息子が不在やでわしが来たといって、ホース持ってやってくれるわけですけども、もしこれ現在もそんな方がおいでで、けがでもされたら、これ補償は出るんですか。  それと、私のときですけども、名阪国道の枯れ草あって、土手がたばこのポイ捨てか何かで火事になりまして、走ってたトラック運ちゃんがとめて、119へ電話して、自分がおりて足で踏んで消してたちゅうことございましたけども、そんな方がもしけがでもされたら、補償というようなことはどうなってるんですか、この3点についてお聞きします。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  消防長。 ○消防長(山中治紀君)  まず、1点目の民間企業の消防団への協力体制ということで、お尋ねのこと、御説明させていただきます。  伊賀市の消防防災力の充実、強化を図るためには、消防団活動を理解していただき、協力いただく事業所が必要でございます。そのため、地域の事業所に勤める者が消防団に入団しやすく、そして勤務時間中の消防団活動に対しての便宜を図るなど、事業所としての消防団への協力いただいている事業所を消防団協力事業所と認定し、表示証を交付しております。平成23年12月1日現在、市内で13事業所を消防団協力事業所と認定し、消防団と事業所との連携、協力体制を一層強化しております。さらに、事業所の協力を通じまして、地域の防災体制が一層充実するように進めてまいります。  2点目に、団員の親が消防団の団員の子供さんのかわりに消火活動にけがをしたということですが、消防団員の身分の補償は本人のみでございます。親であっても、子供さんにかわって消防団員の身分扱いをすることはできません。幾ら消防団員のはっぴ、ヘルメットを着用していましても、一般市民とみなしますので、損害補償は一般住民の損害補償と同じ扱いになります。ただ、子供さんにかわって消防団員の服装で火災現場などに来られると、消火、人命救助で他の団員と同じように指示を与えることになることになりまして、大変危険ですので、消火活動はしていただくことは本当ありがたいんですけども、やめていただきたいということでございます。  3点目の、先ほどの名阪国道の、これは一般市民の消火活動ということで、これにつきましては、建物火災ということで、近隣のお住まいの方とか、現場付近におられた方は消火や人命救助の活動に協力しなければならないということになっております。  これらのことから、自主的に、また消防隊員や消防団員の要求に従って消防作業を協力した場合、また死亡またはけがをされた場合には損害を補償されます。なお、火災が発生した場合、その建物に住んでいる方、また働いている方など、消防隊が現場に到着するまでの間、応急消火義務者ということで消火や人命救助などの活動を行わなければなりません。これらの人が消火活動することはむしろ当然でございまして、消火活動中に死亡し、またはけがされても、損害補償を受けることはできません。以上でございます。 ○議長(安本美栄子君)  岩田佐俊さん。 ○21番(岩田佐俊君)  よくわかりました。  では、次に行きます。  2番目でございますけども、消防団員の処遇改善についてお伺いをさせていただきます。  消防団員は、非常勤特別職公務員という名があります。東北の大震災では、270名近い方が殉職されてしまいました。多くの方がいかに消防団という危険な任務についているかということをよく御認識されたと思うんでございますけども、報酬の面においては、もうボランティアに近いと言われております。各地区の消防団員の皆さん方は、運営経費を地元の地区民の皆さんから何らかの援助を受けて運営しているのが現状でありますが、苦しい運営であるとお聞きしています。それぞれの報酬を全部つぎ込んでも足らないとのことでございまして、これについては、根本的に市から受ける報酬なり出動手当が低額であるのが原因であると思うところでございます。  昔は出不足やよない等で補っていたそうでございますけども、市当局の指導によりまして、これらのお金を徴収することが寄附行為の強要に当たるとのことで、ふさわしくないとのことです。この件については、懸案の適正化計画ができれば処遇改善も図れると思いますが、この件だけでも先行させてやっていただきたいと思います。  ちなみに、消防団員の報酬は伊賀市は1万5,000円、国の基準が3万円、出動手当は伊賀市は1,700円、国の基準が7,000円でございます。少し何とかなりませんか。お答え願います。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。  消防長。 ○消防長(山中治紀君)  伊賀市の消防団の報酬について説明させていただきます。
     消防団の報酬、出動手当などは、伊賀市の条例に基づき消防団員に対し、報酬や出動した場合の費用弁償として出動手当を支給しております。職務報酬として、一般団員は、先ほど議員おっしゃられましたとおり、年額1万5,000円、技術報酬として団車両運転従事者は年額1万円、ポンプ機関従事者は年額6,000円、出動手当は1回につき2,700円で支給しております。国の基準による一般団員の報酬額は年額3万6,500円、出動手当につきましては7,000円で、伊賀市は国の基準より低いのが現状でございます。  国の基準につきましては、標準団体行政規模で算出しております。人口10万人に対する消防団員数は563人としております。現在の消防団員の定数は条例で定められました1,510人で、県下では津、松阪に次いで3番目に多い市になります。議員のおっしゃられるとおり、伊賀市は国の基準、県下の消防団の団員の報酬、出動手当に比べましても低いほうですが、車両運転従事者等の技術報酬は伊賀市と鈴鹿市のみが支給されております。  これらの報酬、出動手当等は、平成16年の市町村合併時に各市町村の支給額をもとに算出しております。消防団適正化の計画の中で、団員の処遇等の改善を考えていかなければなりません。大変厳しい財政状況の中、先行しての見直しは難しいものだと思います。今後消防団員数をもとに、国、県下の状況を注視しながら対応していきたいと思いますので、御理解賜りますようお願いします。 ○議長(安本美栄子君)  岩田佐俊さん。 ○21番(岩田佐俊君)  財政難の折でございますけども、少しでもアップするようにお願いをいたします。  では、3番目行きます。  器具盗難防止対策ということで、今回、3番目に上げさせていただきましたけども、私が通告してから、二、三日してからでしたが、お隣の甲賀市さんも筒先、それからステイといいますか、バルブをあけるステイとか、随分盗難に遭いまして、この12月の補正でもって四、五百万ぐらいをつけたということがございました。また、お隣の名張市さんでもあったということでございまして、この伊賀市におきましても、以前に古山のほうでしたか、何カ所か盗難に遭ったちゅうことでございますけども、これはなかなか隠すわけにいかんし、かぎするわけにいかんしちゅうことで、大変どこの自治体も苦慮をしてますけども、命にかかわることでございますので、何とかこれを防止したいということでございますけども、今伊賀市としては、消防さんとしては何か手を打っとられますか。あんまり、しかし、これ手のうちを明かすといいことございませんので、差し支えないところで、最近の状況など、ちょっとお聞かせ願えますか。 ○議長(安本美栄子君)  消防長。 ○消防長(山中治紀君)  器具の盗難防止ということで、このことにつきましては、6月の市議会におきまして、西澤議員のほうからも同様の質問がございまして、報告させていただきましたが、現在市内で58カ所のホース格納ボックスが被害に遭いまして、67本の筒先の盗難があります。消防本部といたしましては、ことしの2月に各自治会と市民センターに啓発文書を発送するとともに、消防団に調査と警戒を依頼しました。その後、消防本部が確認しているところでは、23カ所のホース格納ボックスがまた被害に遭いまして、31本の筒先等が盗難に遭っていることが判明しました。また、伊賀警察署からの同様の盗難事件が県内や、先ほどおっしゃられました甲賀市等で発生しているとの情報を受けて、再度住民自治会会長様あてに注意喚起する文書を10月6日付で発送し、消防団にも調査と警戒を依頼しております。  消防器具の盗難防止でございますが、ホース格納ボックスに収納されています筒先等は火災発生時に地域住民の方が初期消火に使われるもので、ふだんからだれでも使えるように、かぎなどはできません。その管理をしていただかななりませんが、やっぱり地域での見回りを強化していただくことと、不審な人や車を見かけたときには、警察に通報をお願いしている状態でございます。ただ、防犯ブザーというのがございまして、ふたをあけるとブザーが鳴るということもございます。そういうものも100円から150円の間であると聞いております。そのかわり、夜というか、大体盗難に遭うのは夜だと思いますもんで、近くに住居がない場合は、それも意味がないんかなと思っているような状態でございます。以上でございます。 ○議長(安本美栄子君)  岩田佐俊さん。 ○21番(岩田佐俊君)  完全にこれがいいという方策があればいいんですけども、どちらの自治体も頭を悩ませております。もはやもう司法当局に頼らざるを得ないかなということもありますし、もっと罰則をきつくして、金属古物商の方々も持ってくれば、これ盗難品か盗難でないか、多分わかると思うんですけどね。やはりこういうものを買うこと自体がお金になるちゅうことで、しかし、司法当局からこういうようなものを買うとどえらい罰金とか、刑法に触れるということをやっぱり改正してもらわなあかん問題かと思います。  また、市長さん、そのような場がございましたら、ひとつ強く申していただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、3点目の空き家の管理対策についてお尋ねをさせていただきます。  随分と私どもの近くでも空き家が目立ってまいりました。近くの自治会、400戸ばかしあるんですけども、一番私どもの府中で大きいところですけども、35戸が今あいております。年々、3カ所、4カ所があいてまいりまして、管理に帰ってみえる方がおるといいんですけども、もう2年、3年、5年とほっとかれてまして、もう庭先が雑草のごとく生い茂って、だれが入ったんかわからない、窓ガラスが破られて、中のものがとられたり、もう惨たんたる状況の家もございます。  この伊賀市においては、そういった苦情はまだないんでしょうか。私は七、八年前に、ある地区で倒壊された家屋を何とかせえちゅうことで要望を受けまして、随分と市の当局と話ししたんですけども、結局は結論が出ませんでした。なかなか市が介入して撤去して処分するちゅうことは難しいそうでございまして、枯れ草の条例ができましたけども、今度は空き家をいかにして、これをうまく処分というんですか、解決するか、ひとつ行政のほうのお力をいただきたいと思うんですけども、私どもの近くでも古民家ということで、あいた家を不動産屋さんが中へ入って、まちの方にお売りになって、今、別荘がわりに使われている方もおいでますし、また、まちから移住されてきた御高齢の方もおいでます。そうしたことで、今何軒ぐらい、伊賀市の中で空き家があるか、御存じですか。調べてますか。 ○議長(安本美栄子君)  答弁願います。どなたが答弁願えますか。産業建設部長、わかりますか。わかりませんか。(「わかりません」と呼ぶ者あり)じゃあ、後ほど調べて答えてください。  岩田佐俊さん。 ○21番(岩田佐俊君)  ちょっとこれお願いしてあってんけども、わからなかったんでしょうかね。  これは防犯とか、それと環境にもよりますし、どこの課といって、わからないんですよね。消防さんであるんか、市民生活課であるんか、産業建設部であるんか、それぞれの課かタッチしてますからね。  ところが、よそへ行くと、この対策をきちっと取り組んでいるところがあるんですね。条例化をされて、条例で義務化とか、ちゃんと処分を条例で決めてるところがございます。強制撤去とか、過料を与えるとかいいまして、今全国で10地区ぐらいがこうした条例つくっております。一度こういったことの先進地の行政の資料も参考にされまして、再度、今度のまた議会で聞かせていただきますので、しっかりとひとつ勉強してください。今回何かそんなんで、お聞きしたいことがあったんですけども、広範囲にわたっているので、どこが答えてええのやわからんちゅうようなことも実は聞いておりますので、しっかりと行政のほうで把握して、私資料持ってますので、よかったらあげますから、3月までに勉強して、また御答弁願いたいと思います。  これで私の質問を終わります。 ○議長(安本美栄子君)  消防長。 ○消防長(山中治紀君)  失礼します。  議員おっしゃられるように、空き家、伊賀市全体ではどのぐらいかって、ちょっと把握しておりませんが、消防としては関係者から口頭指導とか調査依頼ありました分が、今まで254件、ことしは10件の指導を行っております。以上でございます。 ○議長(安本美栄子君)  これをもちまして岩田佐俊さんの質問を終了いたします。  お諮りいたします。市政一般質問は、本日この程度にとどめ、12月12日まで延会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(安本美栄子君)  御異議なしと認め、さよう取り扱います。  なお、12月12日の本会議の開議時刻は午前10時といたします。  本日は大変御苦労さまでございました。             (午後 4時00分 延会)...