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平成21年第 2回定例会(第5日 2月23日)

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  1. 伊賀市議会 2009-02-23
    平成21年第 2回定例会(第5日 2月23日)


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    平成21年第 2回定例会(第5日 2月23日)         平成21年第2回伊賀市議会(定例会)会議録          平成21年2月23日(月曜日)(第5日)          ─────────────────────    平成21年2月23日(月)午前10時開議  日程第 1 市政に対する一般質問について(続行)    第 2 議案第 57号 平成20年度三重県伊賀市一般会計補正予算(第4号)        議案第 58号 平成20年度三重県伊賀市介護保険事業特別会計補正予                算(第4号)        議案第 59号 平成20年度三重県伊賀市後期高齢者医療特別会計補正                予算(第3号)        議案第 60号 平成20年度三重県伊賀市病院事業会計補正予算(第4                号)        議案第 61号 平成20年度三重県伊賀市水道事業会計補正予算(第4                号)                         一括上程予算特委(全員)設置付託    第 3 議案第 62号 職員の勤務時間改定による関係条例を整理する条例の制                定について                             上 程総務常任委員会付託    第 4 議案第 63号 土地の取得について
                              上 程教育民生常任委員会付託    第 5 議案第 64号 平成21年度三重県伊賀市一般会計補正予算(第1号)                          上 程予算特委(全員)設置付託          ───────────────────── 〇会議に付した事件  議事日程のとおり          ───────────────────── 〇出席議員(32名)  議席番号    氏   名    議席番号    氏   名    1番  田 山 宏 弥 君   18番  中 本 徳 子 君    2番  本 城 善 昭 君   19番  桃 井 隆 子 君    3番  北 出 忠 良 君   20番  恒 岡 弘 二 君    4番  木 津 直 樹 君   21番  土 井 裕 子 君    5番  空 森 栄 幸 君   22番  中 岡 久 徳 君    6番  渡久山 カナエ 君   23番  英   成 樹 君    8番  松 村 頼 清 君   24番  馬 場 登代光 君    9番  森   正 敏 君   25番  宮 﨑 由 隆 君   10番  森 本 さとし 君   26番  森 岡 昭 二 君   11番  今 井 博 昭 君   27番  森 永 勝 二 君   12番  今 井 由 輝 君   29番  山 岡 耕 道 君   13番  岩 田 佐 俊 君   30番  小 丸 勍 司 君   14番  大 西 保 定 君   31番  森 野 廣 榮 君   15番  奥   邦 雄 君   32番  前 川 款 昭 君   16番  勝 矢 節 義 君   33番  本 村 幸四郎 君   17番  坂 井   悟 君   34番  葛 原 香 積 君          ───────────────────── 〇欠席議員(1名)    7番  前 田 孝 也 君          ───────────────────── 〇欠  員(1名)          ───────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名              氏     名   市長               内 保 博 仁 君   副市長              角 田 康 一 君   契約監理室理事          松 本 博 臣 君   総合危機管理室理事        森 永 喜久雄 君   総務部長             赤 澤 行 宏 君   総務部次長            森 岡 良 夫 君   企画振興部長           中 嶋   孝 君   人権政策部長           堀     忍 君   生活環境部長           淺 井 広 太 君   健康福祉部長           山 崎 猛 夫 君   産業振興部長           半 田 泰 士 君   建設部長             中 森   寛 君   水道事業管理者          濱   一 吉 君   水道部長             住 澤 博 文 君   教育委員長            勝 本 順 子 君   教育長              味 岡 一 典 君   教育部長             松 永 彰 生 君   教育委員会事務局参事校区再編担当 重 本 敏 昭 君   消防長              山 崎 和 憲 君   消防理事             東   庸 介 君   監査委員             塚 脇 直 樹 君   監査委員事務局長         澤 井   修 君   市民病院事務長兼事務部長     武 藤 隆 勇 君   伊賀支所長            橋 本 光 平 君   島ヶ原支所長           池 口 法 行 君   阿山支所長            猪 田   勉 君   大山田支所長           増 森 和 吉 君   青山支所長            城 山 廣 三 君   会計管理者兼出納室長       堂 山 敏 夫 君   財政課長             西 堀   薫 君   少子化対策課長          田 邊 由美子 君   建築課長             松 本 次 夫 君          ───────────────────── 〇出席事務局職員  職   名              氏     名   局長               前 田 裕 三 君   次長               奥 井 平 和 君   副参事              稲 森 洋 幸 君   庶務係長             川 出 敦 子 君          ─────────────────────             (午前10時00分 開議) ○議長(森岡昭二君)  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は31名。会議は成立しました。  お諮りします。本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。そのように取り扱うことにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森岡昭二君)  ご異議なしと認めます。よって、本日の議事日程は、お手元に配付のとおり決しました。  この際、議案の訂正について当局から発言を求められておりますので、これを許可します。 ○総務部長(赤澤行宏君)  誠に恐れ入りますが、議案の訂正をお願いいたしたいと存じます。  去る、2月12日に上程いただきました、議案第36号の一部に誤りがございました。  お手元に配布させていただいております、正誤表のとおり、訂正をお願いいたしたいと存じます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(森岡昭二君)  これより議事に入ります。  日程第1 市政に対する一般質問についてを議題とします。  昨日に引き続いて市政一般質問を続行します。  質問順位10番 英成樹君の質問を許可します。              (23番 英 成樹君登壇) ○23番(英 成樹君)  おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、これから順次質問をさせていただきます。  今回は、市長の所信表明に対して、これからの行政、政治に求められるものというテーゼを立てて議論を展開していきたいというふうに思います。前置きがいつもながら長くなりますが、お許しをいただきたいと思います。  さて、世界は100年に一度という景気後退局面にあることはすべての人が知るところであります。原因となった金融危機を克服するために、世界じゅうが対策を打っているところでございます。我が国では、バブルから学んだ経験によって、これまで金融による投機が多く行われなかったということで比較的金融危機の影響は少ないということでございますが、世界的な消費低迷による実体経済の悪化が心配されております。物が売れなくなるということで生産が縮小し、それがまた経済にはね返るという、まさにトヨタショックそのものであります。  私たちの地域経済におきましてもこうした影響が及び、操業調整、派遣切りなどが実際に行われていると聞いています。これがさらに地域経済に影響していくものと考えているところでございます。  そこで、政府は総額2兆円の定額給付金を国民全員に配り、消費を刺激しようと現在取り組んでいるところであります。ちょうど10年前のアジア通貨危機の際発行した地域振興券以来となるものでございますが、伊賀市ではこれに形を変えてプレミアム商品券を発行し、希望者に上乗せサービスをつけていくというものであります。こうした上乗せサービスが全国で2兆円、伊賀市でも15億、上乗せサービス分6,000万円。消費拡大につながるかについてはいささか私は疑問に思うところでございますが、未曾有の不況の中、生活に困っている方々に厚く支援をした方が消費の拡大につながるのではないのかなと感じているところでもございます。国際的な金融危機と不況という2つの問題が混在する現在、解決の糸口が見えてこないことがより一層閉塞感を感じさせるのではないでしょうか。
     そんな中、アメリカではオバマ大統領が「We can change」の合い言葉で就任いたしました。遊説中や就任の言葉は非常に新鮮な言葉の響きとともに、共感をくすぐるものでございました。初めての黒人大統領の誕生ではございますが、それ以上に混沌とした中からアメリカの進むべき道、方向性を示した大統領として国民に熱く歓迎されていることに私たちは目を向けるべきだと思っています。アメリカの財政状況、莫大な財政出動、金融の現状を考えると、結果を残せない可能性の方が大きいとの観測もございますが、掲げる明確な施策が国民にメッセージを与えていることは見逃せません。こうした意味で、新鮮な感銘を受けました。  一方、我が国でも新しいニューリーダーたちが明確なメッセージを持って続々誕生しております。問題意識の提示と方向性、またぶれない施策が支持を得ているところでございます。今、政治に求められているものは問題の処方せんじゃありません。明確な方向性、明確な解決策、施策が求められているのであります。  国民にメッセージを強く提示する小泉元首相は、今でも影響力があります。私は、小泉さんの言う新自由主義はよかったとは考えておりませんが、施策の方向性を訴えるという点では非常に評価をしております。バブル以来、失われた10年と言われて久しい現状と最近み未曾有の不況、こうした閉塞感から抜け出すためにも明確なメッセージが現在求められています。そのためには、今、行政、政治に求めるものは政策の議論であります。政策の議論を積極的に国民あるいは市民に提供し、それを国民、市民に判断してもらうという本来の政治の持つ機能に立ち返る必要があると考えております。政治に求められるものは、国も地方自治体も同じです。施策が見えないなどと言われている現状のもと、改めて政治に求められているものは何なのかという本質的な観点を見据えながら議論をしたいと思っております。  さて、前置きが長くなってしまいましたが、伊賀市でも新しい市長さんが就任いたしました。今、議会の所信表明をお聞きしたところであります。原稿を何度か読み返してみたところ、幾つか問題を取り上げております。  そんな中、まず議論をさせていただきたい点は、先日までの質問にもございましたが、大型プロジェクトについてであります。  市長の所信表明では、上野市駅前再開発事業を核とする中心市街地活性化事業、新芭蕉記念館の建設及び市庁舎建設につきましては、3月中に中心市街地を含む伊賀市全体の将来像としてグランドデザインを描き、4月には市民の皆様に提示したい。なお現在の景気低迷の状態が長く続くようであれば、今進めてきている大きな事業以外の今後大きな予算を伴う事業については財政見通しを考慮し、後期実施計画に先送りをせざるを得ないという状況になるおそれもあると、こう述べておられます。先送りするのはやむを得ない状況であるとは思いますが、こうした大型事業の中で合併特例債の対象となる事業は最優先に進めるべきではないのかと、こう考えています。合併特例債の利用できる期間は、平成26年度までであります。しかも26年度には完成しておかなければ、残事業は特例債の対象にならないと以前にも説明を聞いております。後期実施計画は、平成27年度までの計画でございます。まず合併特例債の対象事業を期間内に行うというメッセージを出すべきだと思っています。27年度にずれ込むことはあり得ないと、私はこう思っておりますが、いかがでございましょうか。  合併特例債の対象事業の中で、大型プロジェクトは新庁舎の建設事業だと思いますが、新庁舎の建設スケジュールはどうなっているのでしょうか、説明いただきたいと思います。  庁舎の建設には、場所の問題のほかキャパシティーの問題などクリアしなければならない問題が数多く考えられます。キャパは本庁と支所をどうするのか、こういった議論も当然出てこようかと思います。私は、支所はなくすべきではないと前議会でも申し上げましたが、市長のこれまでの発言等聞いてみますと、どのような形態になるのか議論も姿も私には見えてきません。所信表明ではこれまでと余り変わらないようにも感じるわけでございますが、こうした議論は進んでいるのでしょうか。どこでどんな議論がされているのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  次に、集中と選択と評価についてお尋ねいたします。  今回の所信表明には、集中と選択を進めたと述べられています。また、予算編成方針につきましても、集中と選択による予算配分を重点化したと述べております。そのために、21年度予算はこれまで以上に集中と選択を進めた予算として総合計画との連携を考慮しながら、歳出の一件一件について見直しを行ったと説明をしております。  集中と選択は、行政も避けて通れないものになっております。予算の縮小によって行政の効率化を進める一方、事業の見直しも図っていかなければならない現状になってきていると考えております。  今、国の方では、財政運営について上げ潮派と呼ばれるグループと、財政再建派と言われる2つのグループの考え方があります。政府の経済運営を見守っているわけでもございませんが、そのどちらの考え方も基本的には集中と選択は進めていく方向にあり、行政の仕組みも簡素化する方向で一致しております。こうした流れは、国も地方も避けて通れないのが現状でございます。  伊賀市におきましても、昨年度からプライマリーバランスの黒字化、均衡化という原則を立て運営されております。それに沿って予算編成が行われておるところでございます。これは財政的な観点から考えると、私は一歩前進したと思っています。本年度予算では、はっきりとプライマリーバランスが黒字化している予算になっています。  ただ、こうした時期、大型プロジェクトが計画され、さらに合併特例債の申請期間がもう見える時期となってまいりました。平成22年度から始まる後期実施計画では、財政計画を伴うしっかりとした事業計画としていただきたいものと考えております。  ここで、特例債の時間的な制約を考えると、今後の財政運営は大変難しい運営を迫られるものではないかと考えております。それだけに、集中と選択を一層進める必要があります。もちろん政策的事務事業の集中と選択も必要条件であると考えております。毎議会申し上げておりますが、こちらの方も進めていかなければ効果も発揮できません。各事業の予算削減と補助金の削減だけでは、もはや限界となりつつあることは答弁でも今までから聞かせていただいておるところでございますが、集中と選択を進めたと述べてられますが、どのような方針で主にどんなところを見直したのか気にかかるところでございます。今回の予算編成で集中と選択を進め、一件一件見直しを行ったと述べておられますが、見直しの方針がどのような考え方で行われたのか語られていません。どのような考え方で精査していったのかまずお尋ねをし、考え方について議論を続けたいというふうに思います。  次に、住民自治の形成実現についてでございます。  仕組みにつきましては、こちらも今議会で既に質問にも取り上げられております。  答弁を踏まえて議論をさせていただきます。  住民自治協議会と自治会の関係につきましては、初日の本村議員の質問を聞いておりました。この関係につきましては、以前から私も議論を展開しております。住民の意思といいますか、地域づくりについて、住民との窓口となる組織に従来からある自治会と合併の際に住民自治基本条例のもと新たに発足した住民自治協議会がございます。この2つの機能といいますか、権能に余り違いが感じられません。そして、それぞれの組織にお金が流れていきます。これをどうするのかと私は前今岡市長に質問をさせていただいたところ、2つの組織は車の両輪だから今までと変わりなく続けていくと答弁されております。しかし、この2つの組織の関係を明確にしていくことは重要なテーマであります。大変難しい問題でございますが、メッセージを発する必要があるのではないかというふうに私は考えております。  先日までの議論にもありましたけれど、お隣の名張市ではこれを一本化していくとのメッセージを出しております。しかも推進していたのは、伊賀市の合併協議において専門家として携わった同じ方であるとのことであります。伊賀市の場合、説明不足であったのではないかと以前から私は申し上げてきましたが、今でも私はそのように考えております。  初日の質問では違いは何なのかという議論がされておりましたが、ここで私は2つの組織の一本化をどう考えていくのか一歩突っ込み、また仕組みについて支所をどのようにしていくのが望ましいのか、どう位置づけていくのかお尋ねをし、議論を展開したいと思います。  今、政治に求められているものは、どんなまちにしていくのか、各施策をどのような考えでどのように推進していくのか、明確なビジョンの提示と真剣な議論が望まれておるところであります。それこそ見える行政ではないのでありましょうか。活気のある地方自治体が魅力のあるものに見えるのは、行政がメッセージを重要視し広くアピールを行っていることであると私は考えています。こうした考え方に立ち、自席から議論を展開したいと思っております。これで登壇での質問を終了いたします。 ○議長(森岡昭二君)  ここで、日程のところで私「昨日」と言いましたが、「20日」に引き続いてに訂正をさせていただきます。  それでは、答弁お願いします。  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  おはようございます。一般質問の最終日でございます。どうぞひとつ一日よろしくお願いを申し上げます。  ただいまの英議員のご質問にお答えをさせていただきます。  英議員の方からは、国際的な金融危機あるいは日本の経済状況、さらに政治、行政、住民自治といった考え方について申されておりました。そんな中で、お尋ねをいただいております箇所につきまして、私の方からご答弁をさせていただきたい、このように存じさせていただきます。  まず初めに大型プロジェクトのお話がございまして、伊賀市の総合計画の関係と合併特例債の関係を英議員のご所見が申されておりました。お話しいただいておりますように特例債は26年度で期限でございますし、総合計画の実施計画後期計画については23年から27年ということで策定をいたしてまいります。それで前期の計画が18年から22でございますので、22から23への継続については3年間の実施計画のローリングで今後もそれぞれの事業を計画的に実施していきたい、こんなふうに考えさせていただいているところでございます。  そんな中で、大型プロジェクトの関係をどのように位置づけていくのかというふうなお話でございました。このことにつきましては、私の方から常々申し上げておりますように駅前のビルについては当初の計画どおり実施をさせていただく。そんな中で、4階、5階については一定の見直しをさせていただくということで、今後も進めさせていただきます。  庁舎のことについてのお話ですが、早くスケジュールをというふうなご指摘もいただいております。このことについては他の議員さんにもお答えを申し上げておりますが、今現在庁舎の検討委員会と議会の方で特別委員会をお開きをいただいております。  これらのそれぞれの一定のお考えも出てまいりますし、さらに私自身もそれぞれのご検討いただいているご意見もお聞かせいただきながら、3月中に一定の方向を出させていただいて、4月には市民の皆さん方にお示しをさせていただいて、ご議論をいただく中でご理解をいただいてまいりたい。こんなふうに思わせていただいておりますし、さらに芭蕉記念館等の建設もございますが、これら大型プロジェクトにつきましては、先ほども英議員さんからおっしゃっていただいたように特例債の期限というのがございますので、やるということになれば当然この期限内で完成をしなければなりませんので、そうした中で庁舎のことについてもしっかり議論させていただいて取り組んでまいりたい、こんなふうに思わせていただきます。  特例債が切れますと、庁舎の建設事業ということは今の伊賀市の体力では非常に厳しい状況でございますので、特例債のきく範囲の中で庁舎問題については整備をさせていただきたい、こんなふうに考えさせていただいておるところでございます。  それから、選択と集中のお話がございました。このことにつきましては、伊賀市の厳しい財政状況、さらに今現在進めております行財政改革、これらのことを進めていく中で、21年度の予算編成につきましてもそれぞれ企画調整課、行財政推進課、財政課、この3課が合同で事務事業評価シートのヒアリングを6月から7月にかけて実施をいたしております。その後、それら3課でヒアリングをした事務事業評価シートの査定を行うということで進めさせていただいておるところでございます。査定が終わった後に、さらにその点検を各部長から実施いただいて、市長、副市長の査定を行わさせていただいておるという手順でございます。  詳しい事務的な手順の運びを必要でしたら、担当の方からもお話をさせていただきますが、そのようにして一件一件、企画、行政改革推進課、財政課の3課で評価をし検証して、上がってきた予算の額が非常に厳しい財政状況の中で一見査定をしないととてもその金額を予算化することができませんので、さらに一見査定をさせていただいたという経過でございます。詳しい経過が必要でございましたら、後ほど担当の方から申し上げたいと存じます。  それから、次に住民自治の関係で英議員の方からご所見も含めてお話をお聞きをさせていただきました。  他市の例ということで、名張市さんの例もお話をいただいたところでございます。  先般もマスコミの記事にも載っておりました。内容をちょっと聞かせていただきますと、区長制度そのものは今も名張市でも存続しておるということでございまして、伊賀市の場合でいきますと地区委員という部分が今回見直されたということで、市から一定の金額をお渡しして委嘱をさせていただいておる部分を区長制度としてお渡しせずに、まちづくりの中へその分もあわせて支払うシステムにされた、このように聞かせていただいておるところでございます。  伊賀市の場合ですが、今、住民自治協議会のそれぞれの会長さんの方からもこれからの自治会と自治協のあり方についてもう少し明確に、さらに行政の方もしっかりした意識を持って自治協と自治会の関係を対応してほしいと、こんな強い自治協からのお話も聞かせていただいております。そのことについては、常々ご説明申し上げていることをさらに自治会の皆さん方、あるいは自治協の皆さん方に丁寧に説明させていただきながら、区長さんというのはいつも申し上げておりますが一番小さなそれぞれの地域の住民の皆さん方の代表ということで、その地域づくりをまとめていただく。  自治協議会というのは、設置目的にもありますように、いろんな政治、社会の仕組みが変わる中でもう少し単位を広くして、小学校単位ぐらいな形で自治をやっていただこうと。そんな中で、住民自治協議会の重要な構成員の一つとして区長さん方がかかわっていただく。そんな自治のあり方をこれからしっかり説明してまいりたい、こんなふうに考えさせていただいております。  漏れておりましたら、またご質問いただいたらと思います。どうぞよろしゅうお願いいたします。 ○議長(森岡昭二君)  英成樹君。 ○23番(英 成樹君)  お答えいただきましたけれども、市長さん、私、質問内容については先にお渡ししてございますけれども、2つお答えをいただいてない部分があるんですね。それは、大型プロジェクトの日程なんですよ。私はね、特例債、市長さんも今おっしゃられましたですね、特例債はできるだけ活用していく。特例債の期間内に何とか事業を進めるというお話は聞かせていただきましたけれども、特例債は25年度までに完了してなければ26年度からはもらえないんです。だから25年度に完成するということは、もう日程的にはかなりタイトなんですね。それについて今後大型プロジェクトが、駅前再開発、新芭蕉記念館、そして庁舎。これはもちろん庁舎は駅前再開発とともに合併特例債の対象事業と、こうなっているわけであります。これがあります。その上にまだ学校建築があるんですね。非常に大きなプロジェクトが幾つも並んでおる中で、日程が示されないというのは非常にわかりにくい。駅前再開発につきましては、平成23年度というのは私も聞いているところでございます。庁舎の建設は完了するのが25年までと考えると、逆算すると今ごろからもうぼちぼち検討していかなければできないんじゃないですか。そして芭蕉記念館も生誕270年ですか、それは平成26年までに完成していかなければならない。こうした大型プロジェクトが幾つもこれから5年の間に続いていくんです。これは財政のプライマリーバランスの均衡化、黒字化、こういう前提がありながらこういったことが続いていくわけです。私はね、黒字化、均衡化というのは多少崩れてもええと思ってるんですよ。しょっちゅう財政についてはきちっと健全財政でやってくださいという話は今までからしておりましたけれども、私はプライマリーバランスの黒字化は場合によってはそれが外れることが許されるんじゃないかというふうに考えております。これだけ大型プロジェクトが続いている中でやってしまおうと思えば、それぐらいのことは当然だというふうに思っています。ただし、それは日程、財政計画、きちっとコントロールできた上でのことです。  そうでなかったら、非常に危険な部分だというふうに考えております。  それで、まず一つずついきましょうか。市長さん、日程というのはどうなってるんですか。ちょっとそれを先お尋ねしたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  総合計画の実施計画でもそれぞれの事業が位置づけられておるわけでございますが、私が就任させていただいて申し上げておりますのは、もう一度その計画を、特に先ほどからお話しいただいておる大型事業については一定の検証を行った後に4月以降市民の皆さんにそれぞれの計画をお示しをさせていただくということで、今現在庁内でそれぞれ検討を進めておりますが、市民の皆さんにお示しする時期にそれらのスケジュール的なことについても当然のことながらお話をさせていただかなければならない。  今、庁舎を取り上げて何年度に完成とか、あるいは芭蕉記念館をこの年度でやりますということは、かえってそれぞれの議論の中で混乱が生じるというふうに思います。  検討はさせていただいておりますが、実施の時期についてはそれぞれの大きな事業でございますので予算との関連もございます。十分精査させていただいて、お示しをさせていただく準備を今しておるところでございます。 ○議長(森岡昭二君)  英成樹君。 ○23番(英 成樹君)  そのぐらいしか答えできないかなというふうに私は正直なところ思っております。  といいますのはね、先ほど、何遍も申し上げますけれども、駅前再開発が23年、そしてあと2年で庁舎をやらなければ特例債の対象にはならん、こういうふうな時期ですよね。26年度までに芭蕉記念館もというお話も先日までの議論にもありました。  これをやっていこうと思ったら、まだこれからやっていかんなん、その検討をやらんなんのかなと。もちろん検討はやらなければなりませんけれども、スケジュール出せないのかなというふうに私はこう思うんですけれども、もうこれは議論をすればするほど平行線になっていくかもわかりませんのでやめますけれども、私は先ほども申し上げましたけれども、大型プロジェクトが続くのは仕方ない。仕方ないんだったらきちっと財政計画を示し、日程、スケジュールを市民にアピールすることが見える政治じゃないんですか。私はそう思ってるんです。市民にこれはここまででやりますよ、これはここまででやりますよ。だけど財政は少しオーバーするかもわかりませんけれども、きちっと財政計画を立てますのでご辛抱くださいというふうなメッセージを市民に示すことこそが見える行政、見える政治じゃないんだろうかというふうに私は考えております。  そして、先ほど来これから考える、検討していくというお話でございますけれども、庁舎を建設するには支所をどうするかと。支所をこのまま続けていくのか、あるいは市長さんが選挙前後のときに述べておられて、我々新聞でしかわかりませんけれども、支所は住民自治協議会ができれば要らない、こういう発言もありました。それを問いますと、ああ、それは夢だったというお話でございましたけれども、支所をどうしていくのか。こういった議論、内部の機構改革についてもきちっと議論がなされなければならないだろうと思いますし、その議論を議会にも先に提示していただき、そしてまた市民にもこういうところが変わりますよというメッセージをやっぱり市民に送らなければならないかと、私はこう思っております。それでないと市民が見えません、いつまでたっても行政の姿が。だからそういう姿勢が大事だと私は申し上げております。  いずれにいたしましても今すぐというわけにいきませんので、今後この見直している件につきましては十分早いうちに議論をしていただき、市民に提示をしていただく必要があるのではないだろうかというふうに、こう思います。  私は、そんな中で支所は各旧町村の時代から地域の中核として、中心として地域づくりをやってきておる経緯がございます。そうした経緯も十分尊重しながら、機構改革につなげていただきたいものというふうに思います。  そしてまた、機能を分散させるのか、どんな窓口にしていくのか。また、支所でもっとできる仕事はないのか。こういったこともきちっと議論を見える形でやっていただきたいというふうに思います。そしてスケジュールを考えた場合、一刻も早く提示をしていただきたいというふうに思います。  それから、この件につきましては今後十分慎重に、しかもかつ明確に提示をしていただきますことをお願いを申し上げます。  次、選択と集中でございます。  市長さん、先ほどの答弁で、6月から7月までにヒアリングをやって、財政的には大変厳しいので1件ずつ一見査定をしていきたいという答弁をいただきました。これは当然1件ずつ査定をしていくのはごく当たり前のことだというふうに、こう思っております。しかしながら、私は以前から何度も申し上げております。一つずつの事業を乾いた手ぬぐいを絞るように現在もスリム化に向けた見直しを行っているそうでございますけれども、私は施策の選択と集中をなぜ進めないのか非常に疑問に思っているところであります。  たくさん木の生えた山がございましてね、そこに細い木がいっぱい並んでおる。下に太陽の光も届かない。枝打ちばっかりして木を伸ばしていくんですけれども、なかなか地面にまで太陽の光が届かない。こうした場合、山では間伐というのをやりますね。太陽の光がよく当たるように、木が太く真っすぐに伸びるように間伐をやっていくわけですけれども、この間伐こそが施策の選択と集中になるのではないのかと、私はそう考えております。そうでなければ、だんだんだんだん計画が細くなっていく。  そうしたことをきちっと施策の評価も見直していただきたいというふうに思っています。  私は、これは決して市長さんを悪く言うわけではありませんけれども、市長さんも元職員です。副市長さんも職員です。それで監査の方は県の方でございますけれども、行政職の方であります。私は、決して行政職の方の批判するつもりはございませんけれども、行政職の方は非常にテクニックは僕はあると思うんです。行政に対するテクニックは。しかしながら、市民の感覚あるいはこれから先の方向をきちっと提示できるということにつきましては、やはりそういったところは弱いのかなというふうな感想も持っているところであります。  今後、この施策の選択と集中についてどのように考えていくのか、まず方向だけでも結構だけでございますので市長さんのお考えをお聞かせいただきたいというふうにこう思いますが、いかがですか。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  事務事業につきましては、先ほど申し上げましたように3課から成る事務事業評価のヒアリングを行った後、最終的には市長、副市長、教育長が政策的な判断をさせていただくということで、先ほども申し上げましたように1件ずつの査定をさせていただいて、収入に見合った予算編成に届けておるところでございます。  政策的なことにつきましては、これまで政策調整会議というのを設けておりましたけども、部長会と何ら組織が変わりませんので、今現在は市の大きな政策的なことについては部長会を中心に議論をさせていただきながら評価も加えて、どの事業を優先させるかというふうなことについて検討いたしておる、そんなシステムでございます。 ○議長(森岡昭二君)  英成樹君。 ○23番(英 成樹君)  今、市長からの答弁ありましたですけども、私は問題はそこだと思うんです。部長会議、政策調整会議ちゅうのはあるのは私も知っております。皆さん方、部長さんはもちろん部の施策については熟知しておりまして、私は皆さん方、有能な方ばっかりだと思うんですけれども、だけど今後ここを重点にやっていきたい、こういう方向でいきたいというやっぱり判断はきちっと出していただきたいなというふうに、こう思っております。これはもうお願いをしておくしか、ここで答えをくれって言うてもなかなかそんな答えが出にくいだろうというふうにこう思いますので、よろしくきちっとやっていただきたいというふうに思います。  それから、見直しはどうしていったのか。一件一件プライマリーバランスを考えながらやっていくというお話です。だけど、何度も申し上げますけれども、こうした大変大型プロジェクトが続く、あるいは合併特例債がもう期限が5年後に迫っていく中で、プライマリーバランスにこだわるのは結構ですけれども、きちっと財政計画を立てて、ここでこれだけのことをやっていくというぐらいの方向はきちっと示していただきたいなというふうに思います。これも幾らここで市長さんどうですかって言っても、恐らくその答えは先ほどの答弁以外には出てこないだろうというふうに思いますので、しっかりこれもやっていただきたいなというふうに思います。  また、そういうことをきちっと市民にもアピールしながら、議会にも提示する。そうすると、また議会もそれを受けてしっかり十分その議論をしていくというのが今政治に求められている姿ではないのだろうかというふうに思います。また、それを市民が判断をしていくというのが本来の政治のスタイルであります。市長さん、できるだけ、できるだけどころかきちっと提示をしていただきたいなというふうに思います。  それから、3点目の住民自治と仕組みについてであります。  この点につきましては、市長さんの1回目のご答弁、これ私、原稿も渡してあるんですけれども、お答えをいただいてない部分がありました。それは、一本化をどうしていくのか。これはしていくのかいかないのか。市長さんの今1回目の答弁を聞いておりますと、これはそのまま続けていくんかなというふうに解釈をいたしますけれども、この一本化に向かった、あるいは住民自治協と従来の自治会との役割をきちっと決めるだけで済ませていくのか、ここらをもう一度突っ込んでお答えいただけませんか。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  さきに要望ということでお話をいただいた大型事業については、何回も繰り返して申し上げておりますけども、きっちりと内部で検証した上4月には議会にお話をさせていただいて、市民の皆さん方に公表をいたしてまいりたい。こんな手順で今準備をしておりますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。  それから、一本化のお話でございますが、私は再三お答えさせていただいておりますように、自治会長さんということについてはこれまでの区をおさめていただいておるということでございますので、それはそれで必要やと思います。それから住民自治協議会、これは条例の方できっちりと自治基本条例にうたわせていただきながら設置をいただいておる部分でございますので、今後、地区委員ということについての検討は必要やと思いますが、地域の自治会の会長さん、地域の自治会の区長さんということについては必要なことだというふうに思います。これはそれぞれの地域の一番身近な市民の皆さんのことをおさめていただいておる方ですので、それは必要やと思いますが、行政からお願いしておる地区委員については今後自治会さんあるいは自治協さんとも議論しながら、見直すべき点は見直していかなければならない、こんなふうに考えさせていただいております。  お隣の名張市さんも事務的な流れとして一本化されておりますけども、区長さんというようなことについてはなお存続はされておるというふうに聞かせていただいております。 ○議長(森岡昭二君)  英成樹君。 ○23番(英 成樹君)  これも市長さんからお答えいただきましたんですけども、私はもうちょっと突っ込んで市長さんにお答えいただけるんかなというふうに、こう思っておったんですけども、当然自治会につきましては、区長さんといいますか、我々自治会と言ってるんですけれども、これはなくしなさいよなんていうことでもないけども、行政から言うことはできません。これは当然の話です。なぜかといいますと、任意団体、自分たちで組織をしてつくった団体だから、それを行政がこれはこういうふうに一本化しますよということは、これはもう当たり前の話なんですよね。それは自治会は自治会として自治についてのきちっとした、自分たちでやっていくようにということで自分たちでつくった任意団体でございますので、それをどうこうというわけではございませんけれども、伊賀市の場合、前の市長さんもおっしゃっていました。私が質問したときに、自治会へもお金が流れていき、住民自治協議会へもお金が流れていく。これを一つにした方がより大きな予算を組んでより効果的に予算を使うことができるんじゃないですかというふうな話をさせていただいたところ、住民自治協議会と自治会は車の両輪だからこのように今までどおりやっていくという答弁でございました。  しかしながら、これから大変予算も厳しくなってくる。それこそ今まで自治会へ流れていたお金、そして住民自治協議会へ流れていたお金、それを一体化して使うことによってより効果を発揮できるような組織にしていくことが大事なことだと、こう私は思っています。
     それで住民自治協議会と自治会との違いは何なのかというお話は、初日の本村議員さんの方で議論がなされました。目的は全く変わらない、同じだというふうに私は認識しております。ただ、自治会は任意団体でありますので、これからいろんな部分、行政サービスの委託をしていくためには任意団体であればやりにくいけれども、きちっと住民自治基本条例で認定した団体であればそういったところも委託をしていける。  こういうメリットがあるからこそ、住民自治協議会をつくろうとしているんじゃありませんか。それが住民自治協議会の本質なんですよね。それを結局忘れたら、ずっと同じような状態が今後も続いていくんじゃないだろうかというふうに、こう思っております。  それで名張市さんは、今までどおり自治会はやめるとは当然言えませんのであるとしても、そちらへ流れていくお金を住民自治協議会にきちっと使っていただこうと、そういうふうな姿勢をはっきり示したということで、非常に私は評価してるんです。  それが市民にしかも見える形で出しているということについては、非常に私は好印象を持っております。こういったところをやっぱりきちっと我々の市民も期待している。  こういったことをメッセージを発するということを非常に期待しているというふうに思っておるんですけれども、今後こういったメッセージも十分に検討していただきたいというふうに思いますが、私はね、住民自治協議会には2つの考え方があると。対処方法、本質を、その住民自治協議会をつくった本質を生かすための方法というのは2つあると思うんです。一つは、名張市さんのように今までの自治会をもう少し大きな小学校単位にまとまっていただき、そこで地域づくりを今まで以上にしっかりやっていただくというふうな方法が一つ。あるいはそれに移行するためには、支所機能を生かして職員を住民自治協議会の担当に何名か割り当てて、そこで事務をやっていく。  それは各住民自治協議会に同じ評価もすることができますし、きちっとした連合会ですか、連絡協議会にでもやっていけるだろうというふうに、こう考えておりますけれども、こうした2つのやり方があるだろうというふうに思います。  一つは、後で申し上げました職員を自治協議会の担当にしていくという方法につきましては、伊賀市の住民自治協議会を見に来た後、ちょっとこれではできにくいかなということで編み出された方法なんです。こういった方法はたくさんの市が現在採用しております。私どもの住民自治協議会なんて、本当にぽんとお金は出しますから皆さんで事務をやってくださいよ、ほうり出したみたいな感じになっております。これをきちっとフォローしていこうという考え方が、今、後で申し上げました職員をきちっと担当につけていくと。そしてまた、それを支所で事務を扱うというふうな方法をとっていくという方法があります。そしてもう一つは、先ほどの繰り返しになりますけれども、名張市さんのようなもうはっきりこういうことでやりますよというメッセージを出す方法と2つがあるんですけれども、市長さん、こういった名張市さんじゃない、支所の機能、まだ支所も大きなスペースがございます。そういったところにこうした住民自治協議会の事務を任せていくという考え方についてご存じですか。そういったことはご存じだと思うんですけども、そういったことを今後検討していくのかどうか、ちょっとお聞かせをいただきたいなというふうにこう思います。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  考え方としては、いろんな考え方ができると思います。ところが、旧の上野市の自治会の運営の仕方、地区委員さんというあれがあり、常任委員ということでそれぞれの代表者が決められており、それから市民センターということでそれぞれの分館ごとに館長さんがおられ、そして主事さんがおると。それがずっと歴史として定着してきたわけです。その中で、今度新しく自治協議会ということで基本条例に基づいて自治協議会を設置をお願いをさせていただいて今日まで来ておるわけでございますが、先ほどからも繰り返し申し上げておりますように、自治会と自治協というところの市民の皆さんにわかっていただけるように丁寧にその辺のところを説明していかないと、それぞれの旧の市町村では旧の市町村としての自治会がございましたし、市民センター的なものはなかったわけです。だからどんな業務を今後その市民センターでやっていくんかということも含めて検討しなければならないし、説明をしなければならない、こんなふうに思っております。 ○議長(森岡昭二君)  英成樹君。 ○23番(英 成樹君)  私の質問時間ももうあと3分になりました。これまとめていかんなんのですけども、私は以前、東京のまちづくり養成塾というとこで行政あるいは地域活性化について勉強してきたんです。もう既に8年前に、住民自治協議会がすばらしいところがたくさんありました。そんなところはもう立派な放送局まで持って、FM放送をやって地域の情報を流している。そんなところもありました。そういったものに対しては、非常に市が積極的に補助金等を出して育成をしていっておるんです。私は住民自治協議会、伊賀市の場合、住民自治基本条例で決まっているからといってお金出すからみんなでやってください、ほうり出したみたいな感じになっております。きちっとそれを育てていくんだというふうな方向を示していただきたいなと。しっかりしたメッセージを発していただきたいなというふうに、こう思っています。  私は、この今合併したわけでございますけれども、合併してこれから組織改革、仕組み改革をやっていかなければならない中で、庁舎も建てていかんなん。そうすると、支所と本庁の関係もきちっとした方向をこれからメッセージを発していただきたいなというふうに、こう思っています。合併をしたということは最大の構造改革ではありますけれども、合併をしただけで終わらせてはなりません。合併について、いろんな合併協定で結ばれておりますけれども、市長さん、私の前回の質問のときにご答弁いただいたんですけれども、ちょっと私は方向違ってたんじゃないかなというふうに思っております。合併は10年たってみなきゃわからないという市長さんのお答えでございましたけれども、合併は10年先、ああ、間違うてたわというて済ませる問題じゃありません。合併協定を一つずつ見直し、構造改革、組織改革を見直しながら、市民にこんな市を、こんなまちをつくっていくんだという方向をきちっと提示をしていただくことこそが合併を生かした地域づくりではないのだろうかというふうに思っています。  それでもとへ戻りますけれども、今、政治に求められているものは、魅力のある地方自治体は市民に行政の進むべき方向、そしていかにそういったこと、スケジュール等を提示できるかにかかっているのだろうというふうに、こう思います。それができてこそ初めて市民に見える行政になるんじゃないかというふうにこう思っておりますので、市長さん、今後一層そういったメッセージを発していただきますようお願いを申し上げて私の質問を終了いたします。 ○議長(森岡昭二君)  これをもって英成樹君の質問を終了します。  続いて、質問順位第11番 坂井悟君の質問を許可します。  坂井悟君。              (17番 坂井 悟君登壇) ○17番(坂井 悟君)  おはようございます。ただいま議長の方からお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  2項目で、施政方針については本当にかなり財政のことやら大型プロジェクト、いろんな形で多くの議員さんが質問をされました。私は、この施政方針と保育園の課題と問題について、その中で本当に今市長が言われる第1分野の健康福祉の中で輝けいがっ子応援プラン、また保育の充実、仕事と生活の調和、ワーク・ライフ・バランス、そういった支援。その中で、働きながら安心して子育てができ、すべての子供たちが健やかに育っていくような施策というような形で第1分野の中でうたわれてますけども、本当に伊賀市が今保育園、保育所へ通われる子供のことを考えておられるのかおられないのか。100年に一度の経済不況、そんな中でただそれがマスコミや新聞等々で言われているだけと違うて、伊賀市でほんなら今何が起きているか。そのあたりをきちっと検証されているのか取り組まれているのかという話は、例えばある団地の夫婦の方々、30代です。その方々が本当に今この経済不況の中で伊賀市の企業に勤めていながら給料が半減したと。半減した中で団地に家を建てられずっと生活してこられて、もし家庭として仮に30万あった給料が15万になった。その中で本当に家のローンを払うていかんなん、電気、水道、ガス代払うていく中で、そしたら何を切り詰めていけば、食費切り詰めて、それでも生活できやん。そのときに何を切り詰めんのや。ほな保育園をやめさせたら保育料助かる。それが食費になったり生活のお金になる。そういう状況が生まれてきているのも確かな話で、これ現場からも聞かせていただいて、そしたら市として何していくのや。  今ここにうたわれているように、働きながら安心して子育てができ、この施策を私は市として考えておられるのかおられないのか、議論があったのかなかったのか。私は、大型プロジェクト云々と違う。今一番せんなんことは、やっぱり市民の目線で市民がどうであろうか。本当に安永へ勤めとられる方やらいろんな方は週休4日制になってるって。週休4日制で企業が給料払うていけるかいったら、多分無理や。それが4割カットなり5割カット、そういった状況の中で間違いなしに生活してるって。その人たちの一人一人が市民税として市を支えてきてる。34億減収になったって法人税だけと違う。その部分で法人税が下がるということは企業がもうかってない。そこで働いてる方々が給料をカットされていくって。その生活をどうやって守っていくのか。基本的な姿勢、またこのことについて行政がわかっておられるのかわかっておられないのか、そういうことをお聞きしたい。  それと、あとは自席で細部にわたっては質問させていただきますので、市長の所見、また担当課がわかっておられるのかわかっておられないのかお聞きして、登壇での質問をこれで終わらせていただきまして自席で第2分野、保育園の問題をやらせていただきたいと思います。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  坂井議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。  議員からもお話をいただいておりますように、常々働きながら安心して子育てができるそういう環境づくりということで、伊賀市の方でも輝けいがっ子プランということで計画を立てて取り組んでおるところでございますが、先ほどもお話しのように本当に厳しい経済状況、雇用状況の中で、子供さんを持つ親御さんが非常にお困りになっておるということも聞かさせていただいておるところでございまして、少しでもそういった方のお力にということで、伊賀市の方で進めております放課後児童クラブなんかもさらに新しく必要な箇所に設置し、また子育て支援センターということで、これも子育てに取り組んでいただいてるお母さん方のお悩みにおこたえし、ご相談をさせていただこうということで、4月から新たに開設を予定いたしておるところでございます。  あと、お母さん方のということで妊婦の健診であるとか、それから出産後にはこんにちは赤ちゃん事業ということで訪問事業なんかも計画させていただいて、取り組みをさせていただいておるところでございますが、さらにこれからの時代、特に働くお母さん方の仕事と生活の両立、調和というのが大事ですので、議員の方もおっしゃっていただいたワーク・ライフ・バランスということについて、市の方もしっかり取り組まなければならない大きな課題であるというふうに思わせていただいております。  必要でございましたら、細かい事業について担当の部の方からご説明をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 山崎猛夫君登壇) ○健康福祉部長(山崎猛夫君)  今、市長もお答え申し上げましたように、ワーク・ライフ・バランスということでいろいろな事業を実施をさせていただいているわけでございますけれども、坂井議員おっしゃっていただいたように今の経済不況で大変経済的に保育料、そういったもんもお困りの方もご相談に時たま見えます。また、私の方の所管の厚生保護課にもいろんな形でご相談が急増していることもございますが、やはりそういったものもきっちり受けとめて、またそういった方々、議員さんのお声とかいろんな市民の皆さん方のお声を十分聞かせていただいて、より充実した施策に取り組んでまいりたいと。このように思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  坂井悟君。 ○17番(坂井 悟君)  今、そういったご意見をお伺いしてという話もございますけども、本当に私はこれ緊急対策でするべきやと。本当にそこの方に聞くと、お父ちゃんは半額になったし、お母ちゃんは家にいてた。お母ちゃんのパートが見つかるまで、子供を保育園休ませるちゅうより復帰をさせんのが仕事決まってからやと。また、こういった不況の中で本当にパートが決まるのか決まらないのか。そのときに、私はもっと相談に乗っていく窓口を広げて、ともかく保育園、就学前教育という立場の中から考えると、子供たちは経済不況やで子供に責任がない。伊賀市を支えるこれから次世代、伊賀市の次世代を支える子供たちに私は就学前教育を受けさすべきやと。そうしたら減免措置も考え、また私は約束事の中で半年間滞納があってもええやないか。半年後に仕事が決まったら、徐々に払うていってもうたらええと。そういった施策を緊急に私はつくるべきやと。これからまだもっとふえてくるのと違うかなと、今の状況の中で。そういった形で緊急対策を考えていただけんのかいただけないのか、返事をいただきたいと思います。 ○議長(森岡昭二君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山崎猛夫君)  今ご質問いただいた件でございますけれども、やはり一つ、こんな情勢でございますので検討をさせていただいて、またいろんなお知恵でも拝借できたらありがたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  坂井悟君。 ○17番(坂井 悟君)  まずそれを考えていただきたい。  それと、やっぱり保育園、保育所を通して実態調査をするべきやと。実態調査をしていきながら現状把握をし、緊急対策をつくるべきだと思います。それを願ってこの部分は終わります。  続きまして、第2分野の生活環境の中で2点だけ。  防災対策の中で危機管理の問題で、先日も防災無線の話を危機管理室へ問い合わせに行くと、私いつも思うんやけど、危機管理で南海、東南海の地震、そういったあらゆる災害の情報が防災無線という形で市民に広く情報が得られるようなシステムをつくっていただいています。でも、その防災無線が届かない地域もある。それがおかしいことに届かないのに端末機がついてる。その端末機がついてんのやけど、ある区長さんがその防災訓練で流すと途切れ途切れに聞こえる家と、まるっきり雑音でしか入らない家と、私いつも思うのやけども、この市長の施政方針の中で、そら市街地もあり、それと住宅の地域、農山村の地域って、これは市長のマニフェストの中でうたわれてました。そやけど、ほんなら本当に伊賀市の中で過疎化された部分、5軒や6軒そのままほっといてもええんかなと、私はいつもそう考えんねんがな。それで特例債借りて大きな事業をするのもそれはそれで結構です。それはやっていかなければならない総合計画の一環や。そやけど、事、危機管理の問題で防災無線届いていかへんのに、それを端末機も据えて、これ間違いなしに災害が起きたときに情報は届かんわな。  そういったことがある区長さんに聞かせていただくと、3年前にそういう要望してますって。聞こえへんで何とかしてくださいって支所を通じて言うてんのにもかかわらず、いまだほってある。このこと自体が行政が私は怠慢やと。何とかする方法はある。  これその部分でデジタル放送になるで、2011年か、デジタル放送になるとか聞きましたけども、アナログであろうがデジタルであろうが防災無線が今届かん。あした災害起きるかわからん。そのことについて、担当課でよろしいで今後どうしていくのや。ただ伊賀町だけと違うて青山にもあるやろし、上野にもあるかわからん。島ヶ原もあるかわからん。そういった実態把握をしてんのか。してたら今後の対策としてどうやっていくのかお伺いしたい。よろしくお願いいたします。 ○議長(森岡昭二君)  総合危機管理室理事。             (総合危機管理室理事 森永喜久雄君登壇) ○総合危機管理室理事(森永喜久雄君)  失礼いたします。今、防災無線の件でご質問いただきました。  この件につきましては、平成20年8月21日に地元区長さんより調査してほしいということでご依頼を受けさせていただいております。そして同日、伊賀支所の方で対応していただきまして、1軒目につきましては放送が入ったり入らなかったりするとのことで代替品を設置をして、その附属のアンテナのみで受信が可能であったということでございます。それと2軒目につきましては、既に外部アンテナの設置済みのために問題がなかったというふうに聞いております。3軒目につきましては受信機が壊れておりまして、代替品を設置をさせていただいたと。附属のアンテナのみでは受信状況が悪いため、後日、外部のアンテナを設置したということで、伊賀支所の方で対応していただいております。  それと、今、議員さんの方から、この地域だけでなく伊賀市全域についてのお話もございました。これにつきましては、災害に備えて万全を期すためにおきましても今後進めていかなければならないと思っておりますので、その点よろしくご協力のほどお願い申し上げます。以上でございます。 ○議長(森岡昭二君)  坂井悟君。 ○17番(坂井 悟君)  今、危機管理室の室長さんが言われましたけども、20年の8月と。それで代替品とかアンテナとか。私が聞いたのは、まだ4日前の話。4日前にまだ同じ状況やと。  多分アンテナ上げても受信せんのちゃうか。機械が悪いん違うて。山間部の山の中で受信しにくい。そやけど、そのことについてやっぱり考えるべきやと。受信しにくかったら、受信できるような方法があると聞いてます。だからそのことをきちっと、やっぱりいつでも言うねんか、ほんなら今まで防災無線で何千万てかけてきてるわ、何億て。そやけど、そこでほんなやったら1,000万かかろうが2,000万かかろうがするべきもんはしたらなあかん。それが危機管理なんや。そのことについて、20年の8月に対応してきてて、今現在同じ状況やったらこれ対応してへんのも一緒やんか。  逆に言うたら、アンテナ立てたり何やかやしたお金がむだになってるわけ。費用対効果が全然生まれてない。そういうお金より私は完璧にするべきやと思いますけども、どうですやろう。再度お伺いいたします。 ○議長(森岡昭二君)  総合危機管理室理事。 ○総合危機管理室理事(森永喜久雄君)  失礼いたします。この件に関しましては、再度調査をさせていただきます。  そして今ご質問いただきましたように、伊賀市全域ということで災害対応ということは大変重要なことでございますので、今後におきましてもそれも含めまして調査をし、また検討もさせていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。以上でございます。 ○議長(森岡昭二君)  坂井悟君。 ○17番(坂井 悟君)  どうもありがとうございます。早急に対応をお願いして、次の項に移らせていただきます。  次は水道事業の関係で、金曜日の日も質問がございました。水道関係で水道の企業庁の関係で伊賀市の水道料金の統一化、企業庁の水道で97億とか先日言われましたけども、私の方は料金の統一化と一元化をどうしていくんやと。今料金は個々、旧の市町村全部ばらばらやと。それを一本化するのに、これ22年から料金の統一すると。  そしたらことし1年どういう形で取り組んでいって、市民にどういう形で説明していくのか。料金体系はどうなるのか。どこに合わせていくのか。高いとこに合わすのか安いとこに合わすのか真ん中に合わすんか。そのことによって、なぜ料金を上げていかなければならないのか。ゆめが丘の多分この企業庁の水道の関係の80億だか97億か出てくる負債の償還に充てるんだと私は思います。ただ、そのことについて、市民に理解を得られながら料金の統一ができるのかできないのか。統一するなら、これは料金は何ぼにするというのは多分決まってないと思う。ただ、説明していくのにどうすんのやと。今からこれ説明せな、22年の4月1日から多分上げられない。だから今年度、21年度でどういう形で市民、幅広く説明していくのか。こういった中で、経済不況の中でまた市民負担をお願いしなければならない。そのことについてお聞きいたします。 ○議長(森岡昭二君)  水道事業管理者。             (水道事業管理者 濱 一吉君登壇) ○水道事業管理者(濱 一吉君)  今、水道事業の一元化と、それと水道料金の統一についてご質問いただきました。  水道料金の統一につきましては、過日の代表質問で今井議員さんに市長の方からお答えさせていただいたとおりでございますが、若干現況等もご説明申し上げましてお答えさせていただきます。  伊賀市の水道事業は、現在3つの上水道と9つの簡易水道で運営をしております。  水道料金はそれぞれ料金格差がございまして、合併前の各給水区域の料金体系で経営をいたしております。  合併以来4年数カ月が経過しておりますけれども、いまだ水道料金を統一はされておりません。つきましては、本年の4月1日から三重県の企業庁によりまして伊賀市水道用水の供給事業が開始されます。さらに、1年後の平成22年の4月1日に県のゆめが丘の浄水場の施設が市に譲渡されることにあわせまして、当市の水道事業の一元化を図ってまいりたいと考えております。  このようなことを踏まえまして、水道料金につきましても使用者の公平負担と水道事業の健全な発展を図るために平成21年度中に調整をいたしまして、22年の4月から水道料金の統一を目指したいと考えております。  どのように市民に周知していくかということでございますが、この21年度中に私が考えておりますのは、できれば対象となります地区の自治協議会、あるいは自治会の連合会、地区単位の連合会でございますが、そこらの方にご相談申し上げ、またあるいはまだ案ができてないんですけれども、できれば議会の方にも、これ条例でございますので、ご相談申し上げて周知を図っていきたいと思っております。  それと、高い方に合わすんか低い方に合わすんかちゅうことでございますが、一番高いのは阿山でございます。一番低いのは旧上野市でございますが、そこらのいわゆる収支のバランス、今後の事業の計画もずっと今練ってるんですけども、まだ料金体系が幾らになるかということはちょっと結論に至っておりませんので、ある程度の案ができれば議会の皆さんにもご相談を申し上げたいと思っております。以上でございます。 ○議長(森岡昭二君)  坂井悟君。 ○17番(坂井 悟君)  なるべくなら、結局私は思うんやけど、上野の800円に合わせたら県の企業庁の水道の借金が返せやんわけやんか。そういうことやろ。そやで2,100円に合わすか、間違いなしに1,000何ぼにせんなんわけや。今の状況の中で一番世帯の多いのは、上野市が世帯多い。そこの800円が必ず上がるわ。伊賀町が現状維持かもわからんし、阿山の金額に合わすかわからん。そやけど間違いなしに、何でおれ高いとこに合わすんか低いとこに合わすんかって聞いたときに、間違いなしに旧の上野市は水道料金上がりますやんか。これ上げやん限り絶対借金返せへんのや。そういうことの説明をきちっとやっぱり住民自治協議会なり各市町村単位、旧の、きちっとやっぱり説明をした上でご理解を得られながら水道料金ちゅうのは上げていかなければ、今の状況の中で全部ことごとく負担になってくるわけやから、電気代にしてもライフラインについてはやっぱりある程度のウエートを占めてくるようになる。そんな中で、市としては本当に説得と納得の中で水道料金を決めていただきたいなと。それでなかったら、私がまた議会で反対せざるを得んようになってくる。市民の声を聞いて、私らは議会としてこんな料金あかんやないかちゅう話にもなるだろうと思う。そのことを理解していただいて、1年かけて市民のご理解を得てください。お願いいたします。  その次に、保育園の現状、問題点、ちらっと聞くところによると、保育現場大変厳しいと。そんな中で、今までは保育基準が伊賀市は伊賀市の基準があった。今回、平成21年度から国の基準に合わせていくと。そうしたときに、1歳児でしたら今まで5対1やった。保育士さん1人に対して5人のお子様を見られてた。これ国の基準になると、保育士さん1人で6人見ていかんなん。また、ゼロ歳児でもそうですけども、1歳児というとやっぱり手がかかる。そういった中で、1人ふえることによって保育が変わってくるだろうなと私は予測します。  そんな中で、21年度は国の基準で進められるのかどうかお伺いいたしたいと思います。
    ○議長(森岡昭二君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山崎猛夫君)  保育士の配置基準についてお尋ねございまして、現在のところ一応国の基準はこれは補助金等の関係もございますしクリアをしておるわけでございますが、何せ保育士の確保が困難な状況で、ずっと定期継続的に市広報等を通じて臨時職員の募集をいたしておるところでございますが、思うに任せた応募がございませんので、今後も継続していきまして、そういった保育士さんが確保できればそういった市の基準にちょっとでも近づけていくように今後とも努めていきたいと思っておりますので、ちょっとこうした現状ですのでご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(森岡昭二君)  坂井悟君。 ○17番(坂井 悟君)  今、部長が述べられました。保育士が確保できたらって、多分そういった話と違うて本当に保育が大事か大事でないか。先ほども市政の方で子供たちの現状をちょっと話させていただきましたけども、本当にこれでええんかなって、私そないに。職員の適正化計画、また財政のことを考えて保育士の数が減ってきてるのと違うかなと。本年度これ7人退職されるわけやな。それで市としては保育士の採用を今年度何人してるのかな、ちょっと聞かせていただけますか。 ○議長(森岡昭二君)  総務部長。             (総務部長 赤澤行宏君登壇) ○総務部長(赤澤行宏君)  定員適正化計画に基づきまして、減員をしているのはそのとおりでございます。と申しますのも、保育士さんにつきましても一般行政職という中でとらえている関係から、その減はすべて定員適正化計画の中での減ということでご理解いただいて結構かと思います。  しかし、見直しを前回の議会でも申し上げましたように、中間の時点で見直ししなければいけないというところがございまして、その中で保育士あるいは幼稚園の教諭の扱いとか、そういったものについてどうするかというのは検討するということになっております。  現実にことしそれだけの方が退職されるわけでございますけども、当初に2名の方の保育士、それから幼稚園教諭という両方の免許所有の方ということで採用しようということで、第一次上げました。そして先般、追加で幼稚園それから保育士の免許資格のある方を1名程度ということで募集をいたしまして、昨日、2次試験を終えたところでございまして、間もなくその採用を決定するという運びでございます。 ○議長(森岡昭二君)  坂井悟君。 ○17番(坂井 悟君)  今、総務部長のお話を聞いて、職員の適正化計画の中で本当に少子化対策、子供たちを取り巻く現状を考えるとそれでいいのかなって。7名減で3名採用と。4名が少のうなると。そうしたら、正規の保育士さんと臨時の保育士さんの割合が今5対5ぐらいとちゃうんかな。50パーセント、50パーセントぐらいの割合が21年度になるともっと厳しいなってくるんちゃうかな。そやけど私いつも思うんやけど、臨時の職員さんが悪いとか言わへん。正規の職員さんがええとかいう話と違うて、臨時の職員さんでも保育士の免許を持ってきちっとやられてる方が、その人らの身分保障をすることによってきちっとした保育ができる。そのことをきちっとやることによって、減と違うわけ。これ思うんやけど、これ4人減になったときやで、臨時採用すんのかせえへんのか。4人減になって、4人減のしわ寄せはどこへ行くんや。そのあたり一遍ちょっと聞かせてくれるかな。 ○議長(森岡昭二君)  総務部長。 ○総務部長(赤澤行宏君)  理想を申せば、当然正規職員ですべてカバーをするのが理想かもしれません。しかし、現実に他市でもとられていますようにやはり一方では効率化を求めるということでございますので、その中で臨時の職員の方々にご活躍いただくことにならざるを得ないということでございます。  当然先ほどの不足分につきましては、臨時の方を雇用するということで対処せざるを得ない。その延長線の中で、いろいろな部分で保護者の方であったり地域の方にご無理をお願いせざるを得ない状況が出ているということでございます。  先ほども担当部長申し上げましたように、その臨時職員の方も現在なかなか確保が難しいということで、ハローなんかも伊賀だけではなくって当然どこからでもアクセスする現在の状況ですので、周辺から多くの方にぜひ応募いただきたいということで、再三条件につきましても改善はしている状況でございますので、もう少し推移を見させていただかなければならないのかなというふうに思っております。 ○議長(森岡昭二君)  坂井悟君。 ○17番(坂井 悟君)  そういった話をまずやっぱり、私いつも思うんやけどな、本当に机の前に置いて書類上を見ていくと職員適正化計画も財政もできるわけやんかな。そやけど、私はそういうことと違うて市民、子供たち、保護者の方々、その人らときちっとやっぱり理解を得られるような協議をしながら職員を減らしていく。そしたらこれ職員減ったときに、5歳児と6歳児と両方一遍に見ていかんなんようになるやろうと。これはもう確実ですわ。そういった部分を解消するのにどうやってやっていかなければ、私は少子化対策とか高齢者でも同じですけども、見られる範囲内がある。その見られる範囲内も国が結局基準として決めてんねん。多いけどな、1人な。そやけどきちっと国が基準として決めてること、それを守るのは構へん。守るために職員の数をどうしていくのや。国はまず1人の保育士さんが6人見られる。これは専門職やと。保育士の免許を持った方々が見ていくから6人でええんやと。これ臨時採用してきて、責任を負わんでもええような形の人が来て丸々6人見られるかいったらそうと違います。そのことを私は行政として理解していただきたい。そういった形でなるべくなら改善を考えていただきたい。本当にこれ年齢別のクラス編制するのも厳しい状況になってくるのと違うかなと。そういった中で、保護者が満足いくような保育ができるだろうかなと。  これは公立が22園、私立が14園あるわけですわ、伊賀市には。その中で保育の現状を考えていくならどうしていくんやという話になる。  そやからやっぱり担当課は現場へ出ていき、現場の声を聞いたり保護者の声を聞いて、やっぱりお金もうけしてるわけやんか。保育園ちゅうのはボランティアでやってへん。保育料ちゅうのはいただいてるわけや。その保育料に見合うだけの満足を保護者に与えなあかん。それが人的な配置であったり、その中で就学前教育の一環でなければならない。私はそう思います。  あと1点、この伊賀の22園の開放保育の現状ちゅうのをちょっと教えていただけますか。 ○議長(森岡昭二君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山崎猛夫君)  今、開放保育の現状についてお尋ねがございまして、私どもといたしましてもこの平成21年度から保育所の保育指針改定されるわけでございまして、この中の保育の目標の一つといたしまして、人とのかかわりの中で人に対する愛情と信頼感、そして人権を大切にする心を育てるとともに自主自立及び協調の態度を養い、道徳性の芽生えを培うこと。こういったこともございまして、差別をはね返すことのできる健康でしなやかな体の育成、あるいは開放の思想を支える豊かな感性の育成など、幼児期から開放保育に取り組むことが大切であると認識をいたしておるところでございます。  議員ご案内のとおり、この開放保育につきましてはそれぞれ各園で実施をしているところでございますけれども、やはりまだ濃淡がございます。それで平成19年2月には公立、私立の保育士と保護者で構成する伊賀市開放保育研究会を設置をいたしまして、研修会あるいは交流会等を実施しているところでございますけれども、さらにこうした重要性にかんがみまして、この研究会あるいはさらには保育所長会、公立だけと違って私立と交えた所長会というのもございますので、こういった場でこの開放保育の重要性というのをさらに議論を深めていただきまして、より一層充実した濃淡のないというんですか、より密度の濃い充実した開放保育を進めていただくように対応してまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  坂井悟君。 ○17番(坂井 悟君)  今、部長の方から開放保育の現状を聞かせていただいて、やらなあかんやらなあかんって、市長の施政方針の中にも人権はやっぱり大事やと。人権というのはやっぱり大事なんやと、重要施策の一環やと。開放保育というのもその部分の一環なんや。そやからこの最低でも22園、それと14園の私立、そこはやっぱり行政がきちっと条件整備をすることによって開放保育ができんのやと。それを行政は黙ってほっとくとやっぱり開放保育で進んでいかない。いつもそうですわ。私はいつも思うのは、昔、同対審答申あるころは行政の責務、私はそのとおりだと思います。これからはやっぱりハード事業と違うてソフト事業については行政の責務の上で考え、取り組まなければならないと思う。  そういった意味を込めて、何とか行政がてこ入れしながら一生懸命取り組めるような条件整備をつくっていただきたいのを要望して、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(森岡昭二君)  渡久山カナエ君。 ○6番(渡久山カナエ君)  保育園の課題と問題について関連質問をさせていただきます。  ある保育園で来年度の園児さんが減少するということで、年長と年中組ですね、こちらが複式学級になるかもしれないということで、不安の声を保護者の方から聞かせていただきました。この件に関しては、ちょっと聞かせていただいたんですけれども、各園の園長の采配で決めていかれるということを聞かせていただいたんですけれども、ちょっとその辺のところを市としてはどのように考えておられるのか、ちょっと部長教えてください。 ○議長(森岡昭二君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山崎猛夫君)  今お尋ねの件、ちょっと私の方承知しておりませんので、今お尋ねの件につきまして調べまして対応させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森岡昭二君)  渡久山カナエ君。 ○6番(渡久山カナエ君)  以前に少子化対策の方に確認をしに行かせていただいてたんですけれども、その園は今年度と来年度、保育士さんの人数は変わらないということなんです。その中で、園児さんの数はもちろん変わっていくとは思うんですけれども、実際には園児さんも減少していってる中で複式というのはすごく問題があると思うんです。特に年長さんに関しましては、就学前の一番大事な時期になってくると思うんですね。その小学校入学の準備も含めておりますので、年長さんでの複式という部分では保護者の方も大変不安に思われています。園でどれだけの保護者さんの声をしっかり聞いていただいているのかということも問題になってくると思うんですね。やっぱりその園長先生の采配だけでお任せするということもこれは問題があると思いますので、ちょっと今聞かせていただけたらなと思いました。  もう1点、先ほども坂井議員おっしゃっておりましたけれども、定員適正化計画の中に保育士さんの部分が入っているということも、やっぱり一般職員さんとはまた違うという観点をしっかり考えていただきたいと思います。現場の保育士さんとても大変な状況で頑張っていただいているのも、これは私たちもよく見せていただいているところなんですね。相手は日々状況が変化する乳幼児であるということです。先ほどもおっしゃってましたようにやっぱりそれなりの対価を支払っての預かっていただいてるわけですので、やっぱり効率化を求める相手ではないということで、その辺のところも考えて改善していっていただきたいというふうに思っております。お答えいただけますか。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  今、市内の保育所について、今後のあり方を検討していただいております。少子化で本当に定数を大きく割っておる保育所もございます。15名ぐらいな人数の保育所もございまして、そこに園長と保母が入るわけですけども、先ほども議員おっしゃったように年長さんでしたら30人に1人の保母ということですけども、15人の園児で年長が5人おったとしたら5人に1人の保母がつくというようなこともできませんので、当然のことながら複式、複々式になってきます。そんな保育所の経営も含めて、今後統廃合をさせていただくということでそんな方向で今検討を加えておりますので、もう少し形ができ上がりましたら議会の方にもお話をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  少子化対策課長。 ○少子化対策課長(田邊由美子君)  少子化対策課、田邊です。  先ほどの渡久山議員の園の組分けのご質問ですが、それぞれ22園ございますので、地域とかいろいろとそういった特性もございますので、それぞれ園長の方で組分けをさせていただいております。 ○議長(森岡昭二君)  渡久山カナエ君。 ○6番(渡久山カナエ君)  そんなにしっかりお答えいただけるとは思ってないんですけれども、市長おっしゃったように今統廃合も考えてということですので、その統廃合も適正的にしっかり考えていただく中で、その統廃合されるまではやっぱり複式という部分というのは考えていただきたいと思います。大事な年長さん、特にやっぱり一番小学校入学準備期間の年長さんに関しては少ない人数、よくわかります、30対1というのが基準であるのはよくわかるんですけれども、その辺のところ保護者さん、また子供たちの園児のその思いも含んで考慮していただきながら結論を出していただきたいと思います。以上です。 ○議長(森岡昭二君)  これをもって坂井悟君の質問を終了します。  会議の途中ですが、午さんのため午後1時15分まで休憩いたします。             (午前11時50分 休憩)             ─────────────             (午後 1時15分 再開) ○議長(森岡昭二君)  休憩前に引き続き会議を再開をいたします。  市長から発言を求められていますので、これを許可します。  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  先ほど、渡久山議員のご質問にお答えした答弁の中で、現在使われておらない「保母」ということを申し上げたようでございますので、「保育士」に訂正をさせていただきます。どうぞよろしゅうお願いいたします。 ○議長(森岡昭二君)  続いて、質問順位第12番 岩田佐俊君の質問を許可します。  岩田佐俊君。              (13番 岩田佐俊君登壇) ○13番(岩田佐俊君)  議長より発言の許可をいただきましたので、これより通告に従いまして質問をさせていただきます。  昨日は、私ども校区の府中中学校の閉校記念式典に市長以下教育長、職員の皆さんがご参加いただきましてありがとうございました。お礼を申し上げます。  では、まず1点目でございますけれども、教育行政に関しまして、城東中学校の通学路の整備についてご質問をしたいと思います。  この統合の話が出ましたときに、最初の説明会で教育長が府中中学校の体育館でご説明なされました。そのときに地区の方々から、学校を建てるよりも通学路の整備ほど時間がかかる。エネルギーを費やさんなんことはないかというようなことで教育長の方に訴えました。教育長は、精いっぱい開校のときにはきちっと整備をするということでお話ししていただきましたので、私どももそのとおり安心しておりましたけれども、昨日も、一昨日でしたか、同僚議員からも中瀬方面からの通学路の質問がございましたけれども、私の方からは全般にわたってまたその他のことでご質問させていただきます。  国道、県道、市道を横断しての通学路の整備が必要と思うのですけども、行政の方できちっとした把握をされているんでしょうか。いまだに何ら線の1本も見当たりません。横断歩道のマークとかが何カ所ぐらいあるんでしょうかね。あと交通標識なんかも新たに立てる必要があると思うんですけども、そうしたことも行政としては把握をされているんでしょうか、お尋ねしたいと思います。  また、服部地区内で通学路の整備が大分おくれてると伺ってるんですけども、開校までにはきちっと間に合うんでございましょうか。  それと、細かく聞くんですけども、高畑それから東条線の一之宮地内の交差点でございますけども、あそこは五差路でございまして、信号をつけていただけると伺ってるんですけども、どのような信号をつけていただけるのでしょうか。あそこの地点では約160名の生徒が通学するわけでございますので、かなり混雑すると思うんですけども、今もってはどのような格好でしてくれるんでしょうか。  それと、印代一之宮線ですけども、今どんどんと工事をされております。しかしながら、当初の計画とは違って狭くなっているとお聞きしたんですけども、どうして狭くしたんでしょうか。その辺も少しお尋ねします。  そして通学に際して、自転車、徒歩、スクールバスとあるんですけども、自転車で通学の範囲というのはきちっと定めてくれてあるんでしょうか。まだいまだに徒歩で行くもんか自転車使っていいもんかなどという話がございまして、そうしたことでひとつきちっと取り決めがされているんでしたらお聞きしたいと思います。  それと、以前にも建設部長にお尋ねしたんでございますけども、将来は三田地内から府中の山神を通って城東中学校の方へ通われるわけでございますけども、前田教育会館さんから山神橋までの間の道が、通称奈良街道でございますけども、大変狭うございまして、車が行き交うにも相当通りにくいわけでございまして、ならば線路の南側へ道をつけていただきたい。地区からも要望もございまして、以前にトンネルの掘った土をそこへ置いたらちょうどいいやないかちゅうようなこともご提案させていただいたんですけども、そうしたこともご配慮いただいてるんでしょうか。  それと、山神橋のかけかえですね、拡張、もう早くから地区要望であそこもお願いしてるんですけども、そうしたこともこの際一緒に聞かせていただきたいと思います。  よろしくお願い申し上げます。
     登壇しての質問は以上でございまして、あとは自席でさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  教育部長。             (教育部長 松永彰生君登壇) ○教育部長(松永彰生君)  まず、城東中学校の通学路整備の関連でたくさんご質問いただきました。全般的なことを少し申し上げた後に、個別のご質問にお答えをさせていただきたいと存じます。  城東中学校のこの整備計画につきましては、通学路等のです、利用生徒数等を勘案いたしましてその整備内容の重要度を考慮いたしまして、開校までに整備するもの、もしくは事業着手を行うもの、開校後も計画的に継続的に整備を行うものということで分けておりまして、道路整備の関係では国道、県道、市道の整備に係るものが14件、すべて合計でございますが14件。信号機や横断歩道、ガードレールの設置といった交通安全の対策に係るものが17件、それから街路灯の設置に係ったものが5件ということでおまとめをいただいております。  城東中学校の開校時でございますが、約320名の生徒の通学が見込まれております。生徒の通学方法につきましては、8割の生徒が自転車、徒歩、2割の生徒がスクールバスということで計画をされております。  その通学路でございますが、まず先日も中瀬地区の通学路は申し上げたんですが、市道西明寺一之宮東条線を北に、府中地区の佐那具、外山地区につきましては松原交差点を経ていただいて、市道西明寺一之宮東条線を南に、千歳一之宮地区の生徒も市道印代一之宮線の交差点に集まってくるということで、ここから自転車通学、それから徒歩通学の6割近い生徒が集まってくるということでございます。  道路整備の関係でございますが、開校までに整備をさせていただくという事項でございますが、周辺道路6件のうち5件の工事を現在行っておりまして、本年度には完成ということでございまして、具体的には市の事業ということで市道印代一之宮線の拡張工事、それから一之宮交差点の改良並びに信号機設置工事、それから市道印代服部線の改修工事等を行う予定でございます。  また、県の事業といたしましては、国道25号の松原交差点の北側の市道東を佐那具線間の歩道及び信号待ちゾーンの設置工事を行っております。本年度中に完成をさせていただくということでございます。  まず、先ほどおっしゃっていただきました服部地内の整備のおくれについてでございますが、服部川左岸の服部町、平野地区からの通学路でございますが、伊賀建設事務所によりますと平成20年度の完成で進めております服部橋かけかえに伴います国道25号の整備工事につきましては一部用地取得ができておらず、年度内完工が見込めないという状況でございます。  したがいまして、服部橋から国道25号、市道服部高畑寺田線との信号交差点付近に向けて、途中までは東西に地歩道が整備をされておりますものの、交差点付近においては整備ができておりません。服部川左岸地区からの通学路につきましては、当初から国道25号の両側に地歩道が整備されるということを前提として、先ほどの国道25号アピタ北側の信号交差点を右折いただいて、市道服部高畑寺田線を東へ進んで、途中で城東中の西側を南北に走っております市道印代服部線を利用するといったルートで進めてまいります。  このたび開校時には間に合わないというような区間が生じることが明らかになってまいりましたことから、当面の措置ということで、この区間へ通学安全サポーター等の重点配備、あるいは通学ルートの一部見直しも視野に入れながら、安心安全策を図ってまいりたいと、このように考えております。  それから、次、一之宮交差点の関係でございます。現在、この交差点変速の五差路となっております。東側の道路を絞り込みまして、四差路の交差点を今年度内に設置の見込みでございます。  あわせまして、道路を横断するために東側及び西側にたまり場を設置いたしまして、市道西明寺一之宮線に横断歩道と手押し式信号2基を公安委員会が3月中に設置ということで聞かせていただいております。  それから、市道印代一之宮線の整備工事のご質問いただきました。一之宮交差点から印代の防火水槽のところまで、延長約550メートルのうち一部拡張ができておりません。280メートルの北側に擁壁を設置して拡幅するものでございまして、幅員は3メートル50センチぐらいになる予定でございます。  議員さんご存じのように、防火水槽のところで道路がくびれておりまして、これを真っすぐに改良する計画で現在3月13日の工期に間に合わすように工事を行っているところでございまして、現在地区の皆さん方には通行どめで大変ご迷惑をおかけいたしておりますが、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと存じます。  それから、ご質問いただきました自転車の関係でございます。自転車通学の距離は定めてあるのかということでございまして、特に自転車通学の距離というのは特段の規定をいたしておりません。自転車通学は届け出をいただきまして、自転車通学許可証というようなシールを交付させていただいて、安全な指導に努めていきたいということでございます。  あと、お聞きした点で歩道と交差点の標識の件につきましては、校区再編担当参事の方からお答えをさせていただきたいと存じます。 ○議長(森岡昭二君)  校区再編担当参事。        (教育委員会事務局参事(校区再編担当)重本敏昭君登壇) ○教育委員会事務局参事(校区再編担当)(重本敏昭君)  失礼いたします。教育委員会の校区再編担当の重本でございます。どうかよろしくお願いしたいと思います。  議員さんお尋ねの歩道でございますが、平成19年の1月に城東中学校の通学路整備計画を設置させていただいて、そのときに歩道の要望の件数といたしまして10件あったわけでございます。そのうち開校までには4件の整備が、歩道の設置ができる予定となっております。  その10件のうちなんですけど、公安委員会との協議とか、また通学路の変更とかで横断歩道の必要ないものもございます。そういうことで、重点的な開校までにしなければならないということについては4件の歩道の設置、また信号機につきましては、部長説明させていただいたように一之宮の交差点に手押し式の信号機を設置する予定でございます。以上でございます。よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(森岡昭二君)  建設部長。             (建設部長 中森 寛君登壇) ○建設部長(中森 寛君)  私どもの方に2点ご質問を賜りました。まず、前田教育会館から山神橋の間でございます。それと、それから山神橋のかけかえということでご質問を賜りました。  まず、県道高倉佐那具線の改良計画につきましてご回答申し上げたいと思います。  この県道高倉佐那具線の改良計画につきましては、関係地域より現道での改良は困難な状況でございますので、先ほど議員おっしゃっていただきましたように線路の南側にバイパスの新設の強い要望をいただいておりますが、三重県では平成15年度からの道路整備計画について策定されました新道路整備戦略に現時点では計画されていない状況でございます。三重県では、新道路整備戦略を5年で見直すとしておりまして、平成20年度に見直す予定でございましたんですが、道路特定財源の一般財源化の関係上、平成21年度に見直すこととなっております。  市といたしましては、交通安全面等の必要性が高いことから、地域より要望いただいておりますバイパス新設、約2.2キロございますが、これを三重県に対しまして新道路整備戦略に位置づけをいただくように強く要望してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、山神橋のかけかえはということでございます。  山神橋は一級河川の柘植川にかかる延長144メートル、幅員3.5メートルの長大橋で、昭和28年度に開設された橋梁でございます。議員からかけかえの計画はとのご質問をいただきましたが、市といたしましては12月議会で渡久山議員からの質問にお答えいたしましたとおり、まずは老朽化が進んでいる道路橋の今後の対応策等を立てるために、平成21年度に国の支援メニューであります橋梁長寿化修繕計画策定事業制度を活用いたしまして、橋長15メートル以上の市内256橋の点検を実施いたしまして、翌年の平成22年度に橋梁長寿化修繕計画を策定する計画でございます。  山神橋につきましては、国道25号線の印代交差点とJR山神踏切北側の県道高倉佐那具線を結ぶ重要な一級市道にあり、交通量は大変多く、重要な橋と認識しておりますが、先ほど申し上げましたように橋梁長寿化修繕計画策定時に修繕またはかけかえについて検証してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  ご答弁いただきましたけども、建設部長のその橋の形態とか道の拡張工事、ぜひ早く実現できるようにお願いしたいと思います。  それから、教育部長からのご答弁でございましたけども、さっき印代一之宮線の今工事やってますけども、幅が3メーター50ちゅうのは、これは幅員3メートルちゅうのはこれは道の幅にしてはえらい狭いのやけども、この3メーター50ちゅうのはこれどこの部分ですのやろ。今後拡張する部分が3メートル50ですんかな。これちょっと今聞いててんけども、印代一之宮線の、今、防火用水のところの部分ですけどもね。  それとね、信号機ですけど、今四差路にするということでしたけども、あれ押しボタン式のたった2つの信号って、あれ心細うないんやろうかなと思うんですけども、まだ開校してませんので、早速そこのひょっとしたら交差点また改良してもらわんなんかもわかりませんのやけども、またその節はよろしくお願いしたいと思います。  それと自転車通学ですけども、ちょっと聞かせていただいたら旧の町村では自転車通学には無償で貸与というんか、貸し与えるというんか、3年間してるって聞いたんですけども、今もそのような伊賀市になってからでも制度があるんですか。 ○議長(森岡昭二君)  教育部長。 ○教育部長(松永彰生君)  まず、ちょっと順番ばらばらでございますが、自転車につきましては助成といいますのは旧の阿山地区で阿山中学校の自転車につきましては4キロメートルを超えて自転車通学をされる生徒の方々には2万円を上限として助成をしている。これ現在もやっているわけでございますが、ご存じのように阿山地区は一応教育委員会では小学校については3キロ、中学校については基本ですが5キロについてはスクールバス対応をさせていただくということでございますが、その阿山地区は今でも助成をしてるんですが、5キロを超えて通学をいただいているところというのは相当自転車通学です。  多くございまして、これはスクールバスを現行で出させていただこうとなりましたら3ルートないし4ルートが必要になってくるということもございまして、合併前から助成をさせていただいているということでございます。  それから、一之宮線の整備、ちょっと専門的なことは詳しくはわからないんですけど、先ほど申しましたその550メートルの一之宮交差点から防火水槽のところまで延長550メートルということで、繰り返しになりますが、拡幅ができていない280メートルの道路の北側に擁壁を設置して拡幅ということでございまして、幅員は3メートル50というのはちょっと道路河川の方で確認をさせていただいてるんですが、もしこの幅員であれでしたらまた専門の方からお答えいただきたいと思うんですが、ちょっと私の方はそういう確認をさせていただいてございます。以上です。 ○議長(森岡昭二君)  校区再編担当参事。 ○教育委員会事務局参事(校区再編担当)(重本敏昭君)  失礼します。印代一之宮線でございますが、部長の言いましたように550メートルのうち280メートルの今回整備ができていないところにつきましては北側を擁壁にして広めるということで、ご承知のように北側と南側と広げてある場合は4メーターの幅員は確保できるわけですけど、今回は北側だけを広げるということで3メーター50。自転車通学ですので、その印代一之宮線につきましては広げ過ぎたらまた今度は車が往来が激しくなるということで、北側だけの擁壁でさせていただきました。  それですので、一部3メーター50。また、改良しているところにつきましては4メートルというところでございます。  それから、もう1点お尋ねのありました信号の関係でございます。一之宮交差点の信号でございますが、公安委員会と協議の結果押しボタン式の信号ということで、生徒が渡るときに押しボタンして渡っていただくということで、信号の場所につきましては交差点の北側、交差点に入るまでに信号とまた横断歩道を設置しまして、子供たちが通学には東側のたまり場、また西側のたまり場って設けまして、たまり場へ集まっていただいて押しボタンで押してもうて、安全に通学路を渡っていただいて行きます。また、帰りにつきましては両方またたまり場がありますので、結構大きいたまり場を設置しましたので、順次いけるかと思いますので、そのような点でございます。  4つの信号をしたらまた道路の支障になるということで、公安委員会では2つの信号ということでございました。ご理解いただきたいと思います。以上です。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  たくさん質問したんでこれだけで時間とってしまいますので、とりあえず今お願いしたように一之宮、あの1路線の今のとこも大分朝なんか車多いんですよね。今現在でも本当に交通量がひどいんです。ほんで朝ぐらいはもう通行どめにしてもらいたいなちゅう要望あるんです。でも、これまだ開校になってませんから、開校になりましたら生徒さんにとにかくどうやと、今の通学路で不便さはないんかどうかちゅうことで実際通られる生徒にとりあえず意見を聞いていただいて、適切に処理していただくようにお願い申し上げます。じゃこの項はこれで終わります。  次に、校区再編の中で、仮称東部地区小学校の統合についてお尋ねします。  これも既に同僚議員からもご質問されてましたけども、実は私ども府中小学校現在あるわけですけども、市長さん、府中小学校って行ったことありますか。新居小学校のご父兄が先般府中小学校へ来られまして、第一声何て言ったか。ぼろって言ったんですね、ぼろいなって。言葉は悪いですけどもその方の表現でございますのやけども、一昨年の地震ではガラスが60枚ばかし割れました。伊賀全校の中でそのようなガラスがどんどん割れたちゅうことはございません。府中だけでございまして、本当に古いんですよ、本当に古いんです。前の市長さんにも訴えまして、何とかこれ早いこと、建てかえちゅうことですけども、校区再編の話が出てきましたんでそのままになってますけども、久米小学校よりも古い、友生旧小学校よりも古い、この伊賀管内では恐らく一番古いんやないかと思います。  というのは、安全性がやっぱり問題あるんですよね。今、府中中学校が閉校になりました。さきの教育長の答弁にもそこへ統合小学校を持っていきたいというご意見でございましたけども、中瀬校区の皆さん方からちょっとご意見がまとまらないのでということでございましたけれども、再編の話が建てかえるか府中中学校を使うかは別にしまして、危ない校舎に今いるわけです。4月からあくんですから、とりあえず府中小学校の子をあこへ入れてあげてください。これが府中小学校に通ってるご父兄の総じての意見でございます。教育長、どう思われますか。ご答弁願います。 ○議長(森岡昭二君)  教育長。             (教育長 味岡一典君登壇) ○教育長(味岡一典君)  確かに府中小学校の古いということ、それから地震でガラスが割れたということやいろいろと勘案しまして、なるべく府中小学校の子に早い時期で一つのいい教育環境をつくっていきたいと思っとるんです。ただ、今現在、この前葛原議員さんのときにもお答えしましたんですけども、中瀬との話し合いがまだ協議中でして、何とか中瀬の方たちともいろいろ今後話し合いをしながら、その結論というのはそう簡単に出ないかもわかりません。当面中瀬の方はやっぱり中瀬の学校へ行きたいという希望が非常に強いですので、その場合は当面府中小の子だけでもその校舎を使って安全を保つためにやっていきたい。  ただ、府中小の子供全部入れるだけの、現校舎はそんだけのキャパシティーがあるかどうかです。教室数が多分足らんと思います。ということは、そこでやろうと思えば一定の教室を幾つかやっぱり建て増しせなきゃならない。こんな状況もありますんで、すぐ簡単にぽんと入ったらいいやないかという形にはなりません。  もう一つ、給食がありますね。給食の調理場がございませんから、そこもどう設定していくか。例えば府中小の古い調理場を使ってやっていくか、あるいはセンターの給食を運ぶかと。当面それを調理場まで建てて、教室も増設してということになればこれは完璧な一つの学校設定ですけども、これは東部小学校として設定できるときはこれ文科省の補助金も受けられますからそれを使っていくんですけども、統合にならないときにはなかなかその予算がそういう形で国から出ません。そういうことも絡んでますんで、いずれにしましてもそういういろんな条件を勘案しながら、なるべく早く府中の子たちが新しい教育環境で学べるようなことを考えていきたいと思いますので、そのようにご理解いただきたいと思います。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  中学校の生徒さんは特別教室なんかがたくさんあくわけですよね。ですから、あそこも利用されたらほぼあれで私はいくんじゃないかと思ってるんですけども、いずれにしても子供たちの人命にかかわることでございますので、もしあそこを空き家にして万が一の場合、府中の小学校が倒壊する、中学校はそのまま空き家でずっとおってどうもなかったなんてなってきますと、これはちょっとゆゆしき問題でございますので、なるべく一部のご要望どおりにそこへ入れていただくということでひとつご検討願いたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  教育長。 ○教育長(味岡一典君)  できたらそのようにいたしたいと思ってるんですけども、特別教室は中学校でも要りますが小学校でも要るんです。ですから、それはもう要するに普通教室がどれだけあるかということで、府中小学校かなり学級数があると思いますんで、あの中学校分ではちょっと足りないという感じでございます。しかし、特別教室を先普通教室に巻き変えてしまってということになれば、理科の実験やら家庭科の授業やらがかなり支障も出ます、音楽室とかですね。そんなもんを絡めて総体的に考えていきたいと思いますんで、そういうぐあいにご理解ください。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  よろしくお願い申し上げます。  では、続きまして駅前再開発のことでご質問をしたいと思います。  先般、県の方へ行かせていただいて、この実施設計に対する要綱をちょっと見た上で、これ告示されてありますのでインターネットで引いたんでございましたけども行かせていただきまして、昨年設計業者が頓挫してしまわれて、一時はこの計画がもうだめになるんやないかというような危惧があったんでございますけども、県へ行かせてもらった県の室長さんの第一声が、伊賀市さんよう頑張ったわということをおっしゃるもんですから、それはどういうことやなって聞いたら、一たん予算返上して、財務省渡しがよかったよかった、これで伊賀市への金は減ったわいって喜んだとか喜ばないとかいう話がございまして、ようこれ国が認めてくれたな、伊賀市さんの職員が相当頑張ったさかいということをお聞きしまして、ええっ、そんなのあったんですかといってびっくりしたんでございますけども、この行政が発注するすべての物件でございますけども、設計にしろ建物の業者にしろでございますけども、かねがねから伊賀市の仕事は伊賀市の業者へという話をしてました。  ところが、前々から伊賀市の業者が適合しない場合はもうオール日本、全国から応募するんやちゅうやなことで取り組んでくれてまして、以前に久米小の小学校の設計で東京の業者の方を使われて997万円。3万円足らずの随契でやったんでございますけども、私ども同僚議員の中から一体どんな業者や、一回見に行ったるということで東京まで行ってくれましてね、写真も撮ってとれまして見せていただいたんですけども、とても日本の権威の方が設計してるような建物でないなって。これは主観がありますから、ほかの方が見たら立派と思うかしれませんけども、行かれた方も私も見たら、いや、本当にこれはちょっと何か業者がおっしゃるようなところではないやないかということを思いました。  ところで、それは決まったことですから、この権威のある方やさかいにそれはいいことでしょうけども、建てとる最中にほかの業者が屋外に手すりをつけてるのを見たら木製の手すりやちゅうやなことでね、こんなとこへこんな木製の手すりつけるって、これだれが設計したんやなということをどうも現場では話があったらしいです。私は一般質問で当時の教育部長さんに、いや、権威のある業者やけども、これこんなことでいいんですかってお聞きしたら、いや、もうこれは間違いない話やでということをお伺いしました。そうですか、私は四、五年もしたらもうこれだめになりますよということを言ったんですけどね。  先般、教育委員会へ行かせていただいて、あの手すりどうなった言うたら、ぼこぼこでもうサクバが下がってかなわねんわって言われるんですよね。そんなことで、ほれやっぱし言わんことやない、みんながおっしゃったとおりやなと思って実は今思ってるんですけども、日本一の権威のある人が設計したというから私は安心してたのが、何か素人がしたやないかって実は今思ってます。  かねがねから伊賀市でできない仕事は県の方へ、県でできない仕事は国の方へということで取り組んでくれてますけども、この駅前のこれに関しても実施設計の内容を見せていただいたらどうも参加資格ちゅうんか、それがここに書いてありますけどね、この実施設計の方にこんな条件つけてもええんかちゅうような項目があるんですよね。  この業務実績は2件以上有するとか、社団法人の建築士事務所協会に加入しているとか、法人の再開発コーディネーター協会の正会員であるとか、社団法人全国市街地再開発協会の賛助会員であるとかいうことをずっとこれ書かれてありまして、果たしてこれ実施設計する業者にこのようなことをつけて参加を要綱をするっておかしいやないかなと僕は思うんですよね。  何でかというたら、既に基本設計がなされてましてコンサルタントが入ってましてね、コーディネーターの方も入ってましてね、何も今度実施設計する業者にこのような条件つけるというのは僕はどうも納得がいかないんですよね。実施設計って建物の設計でないですか。そやのに何でこのような実績とか協会に加入してるとかいうてつけるんですか。これ何か私はこれ読んでたら出来レースやないかちゅうやなことをふと思ったんですけど、県の方へ行かせていただいてあんたらこんな指導してんのかって聞いたら、いや、それは伊賀市さんで決めたことですから県や国も一切こんなことは条件つけてませんということでしたけども、こういうような要綱ちゅうのはどちらのだれがつくってるんですか。ちょっと教えてくれますか。 ○議長(森岡昭二君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  まず、今回の実施設計を発注するに当たりまして、昨年7月の市議会の全員協議会にもお話をさせていただいたとおり、受託者の契約不履行によりまして完了しなかったいうような先ほど議員おっしゃっていただいたような経緯がございました。  今回、再度発注するに係りまして二度と同じような不履行がないようにということで、国に対しまして再発防止策ということでお願いをさせていただきました。その中で、一応当初は価格競争ということもあったんでございますが、国の指導も賜りまして、プロポーザル方式で一応するということで決定をさせていただきました。  今回、なぜ実施設計とかそういったものを加えたんですかということなんですが、要はあくまでも同じ間違いを二度と起こしてはならないということの中で私どもの方で提案させていただいて、それで審査会に諮らせていただいて決定をしたものでございます。  今回設定をさせていただきましたのは、大きく分けまして事務所要件、それから技術者の要件を2点加えて一応発注をさせていただきました。この事務条件でございますんですが、再開発事業におけるビルの実施設計業務の実績と、それから建築士事務所協会等への登録及び1級建築士が2名以上在籍すること、それから管理技術者の要件としましては、再開発事業におけるビルの実施設計業務の実績、これを求めました。  なぜ実績を求めたということにつきましては、その再開発の施設建築の実施設計につきましては権利返還計画、それから店舗配置計画、それからビルの管理運営計画の密接に絡み合う特殊な業務でございまして、この業務履行のために一定の実績があると判断をしたものでございます。
     先ほど議員おっしゃっていただきましたように、今、基本設計ができておるので分けたらどうやということがあったんですが、これをまた分割してしますと前回同様また同じことになってもいけませんので、あくまでも一定の業者ということで計画をさせていただきましたので、その辺もご理解を賜りたいと思います。  それから、建築士の事務所協会等への社団法人への登録につきましては、それぞれ専門知識、技術を高める業務ルールをいわゆる確立することや、それから開発事業推進の円滑化、実質的な監督体制の確立の設立を目的としておりまして、業務を遂行するためには絶えずその技術が要求されますので一応今回加えたものでございまして、私どもにつきましてはあくまでも先ほど言いましたように市内業者、それから準市内、県内、県外、この発注の基準につきましてはその認識は持っておりますが、ただ、今言いましたように市内の中で実績とか、あるいはそういうものがないものにつきましては当然県内、県外へいわゆる持っていきますので、その辺もご理解を賜りたいと思います。  ただ、今回発注させていただきましたのは、前回はオールジャパンでございましたんですが、今回は一応三重県、大阪、それから京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀、愛知、岐阜、静岡。一応1時間足らずで私どもの方へ駆けつけていただける業者ということで選定をさせていただきましたので、あわせてよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  この資格の入ってるか入ってへんかちゅうその業者だけからのあれやなしに、ちゃんと行政としては確認もされてるんですよね、これ。昨年も恐らくそれされた上で、あれ業者がとんざしたわけですね。それで、やっぱり業者が見えないちゅうのはあきませんね。やっぱり遠いとこの業者が何でこんなとこへ来るのやろなって私らもかねがね思ってたんですけども、部長、そういうことでこれは専門的な分野ですので、私も議員である限りはこれもっと勉強させていただいて、これから伊賀市は箱物がたくさんできますので、こういったこともきちっと精査させていただきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。  これ、ごめん、一番大事なこと、だれがこれつくられたの。この参加の。部長がこれつくったんですか。こういうような……(発言する者あり)そうそう。これは部長ですか。 ○議長(森岡昭二君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  失礼しました。要綱につきましては私どもの担当が、要綱というかその入札のですね、私どもの担当、市街化対策課がつくってございます。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  じゃ今後、これに関する質問は全部担当の方で答えていただけるということですんやな。はい、わかりました。  では、次行きます。  次、建設行政に関して、都市計画線引き見直し廃止についてお聞きをさせていただきます。  今回の本会議でも、代表質問と一般質問とお二方から質問がされておりました。市長さんもこの線引きは上野市が始まったころちゅうんか、したころには阿山町の行政の職員さんでしたかな、たしか、町長さんじゃありませんね。隣の市で線引き線引きってやかましい、わあわあやってるなぐらいでしか関心がなかったと思われるんでございますけども、市長の答弁などを聞いておりましたらもう少し勉強して方向性を定めるとか、どの部分をどうするか市民の意見をよく聞くとか、慎重に調べて対応していくと述べられておりました。  私ね、これをですから一応市長さんも当時から、この伊賀市の行政マンだったらまだ別だと思うんですけども、前の市長さんはたしかこの線引きには賛成の立場やったと思うんです。市会議員のときでしたね、たしか。(発言する者あり)反対やったか。  そうでしたか、ごめん。ですからね、実はその20年前に自治会連合会の会長されたとこへちょっと私行ったんです、この間から。その当時はどうであったんかいうことで、市長さんがひとつ参考にしていただけたらいいなと思って聞きに行ったんです。  そのときの自治連の会長さんが、よく来てくれたなって。第一声はそれでございまして、私ももうそれだけが、線引きの解除、廃止だけが死ぬに死に切れんような状態でというようなことで実はお話聞かせていただきまして、平成3年10月9日から12月15日まで旧上野市内の141の地区で187会場で説明会をしたそうでございます。結果、110地区、78地区の皆さんが線引きを反対されました。早速自治会連合会の決議で、市長、議会あてに中止の陳情書ですか、請願書を提出されたんでございますけども、平成2年12月議会で不採択となり、線引きが執行されたとございます。  その議会のときの様子をちゃんとこれ残してくれてありまして、私ちょっとこれお借りしてきたんですけども、その当時の議会、午後にこの採択をするかせんかということだったらしいですけども、急遽何か午前中に変更されて、当時はケーブルテレビございませんので傍聴席の方へ100人近い自治会の方々が傍聴に、入れませんから入るだけ入って傍聴させていただくちゅうことであったんだそうでございますけども、何か急遽その日の朝にこの採択は午前中にするからちゅうことで変更になりまして、この自治会連合会からのその線引きの反対のためのあれを議決されて、結局線引き賛成ということになったわけでございます。  そういったことがございまして、何か自治会連合会をばかにされたとか無視されたとかだまされとかいうて、午後にだあっと来たらもう終わってたちゅうようなことだったんだそうでございます。ですから、そのころからもうかなりその当時の上野市民としてはもう線引き大反対ということだったんでございます。この中にも当時の議員さんもおいでてくれますので、私以上によく知ってると思うんですけども、自治会と行政との間ですごく生々しい闘いがあったと聞かせていただいております。  ゆめが丘の開発と引きかえに導入された線引きも、ゆめが丘も立派なまちになりましてもう役割を果たしたんではないかと思います。平成16年の合併の前の会議でも、合併前に線引きを開始する手続の時間がないので合併してからという論も、私、そんなこと伺ったような気があります。ですから対等合併でありますから、旧上野市も線引きの廃止に向けて取り組むということを私聞いたような気がするんですけどね。  しかしながら、いまだにずっとそのままでございまして、その当初から3年後に見直すからというような、殺し文句ちゅうか、ありがたいお話はあったもんですから、線引きに反対された方も3年後かぐらいに見直してもうて、もう廃止になったらええわなというような思いであったかもしれませんけども、とにかく今まで随分と私を含めてたくさんの議員さんがこの廃止せえということで訴えてるんですけども、もう前の市長さんも審査会にかけてそこで議論してもらうからちゅうことでずっとこれ、私も10年間もう言ったですけどもだめでございました。  市長さん、そういうようなですから当初から多くの市民がこの線引きについてはもう大反対であったんですね。ですからもう市長さんがおっしゃるように、慎重に一遍考えて勉強して対応していくって言ってくれましたけども、私の話聞いていただいたらもうそんなことしてもらわんでもいいと私は思うんですけども、市長さん、どう思われますか。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  旧の上野市において、平成の初めごろに線引きが実施されたというふうなお話でございまして、その後の経過等も私自身も勉強させていただいて、今岡市長ずっと旧の上野市長から合併後の市長を務められた先輩市長が大変苦労されておったということでございますので、その辺のことも一度聞かせていただいて取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  取り組んでいただける道は1本だと思います。よろしくお願い申し上げます。  それと、議会報告会に行かせていただいたら旧村部の皆さん方が若い衆がいなくて困ってるとおっしゃるんですね。あれですか、県外かどこかお仕事の都合でと言ったら、いやいや、ゆめが丘へ家建てたんやということがございましてね、ゆめが丘へやっと家建てて旧村部の皆さん方の子供さんがみんなそこへ行かれてる。それは伊賀市の住民の増減を見たら全く同じなんですよね。でも、あそこのまちがどんどんどんどん家建てて人が入ってるちゅうことはどこかが抜けてるちゅうわけでございまして、阿山の方へ行かせていただいたら阿山の方も、議員さん、何とか若い衆引っ張り返してくれというようなことをおっしゃられるんですけども、いやいや、お父さんらがもう行っても構へんて出したもんやさかい、なかなかそれは無理ですでって言ってたんやけども、ゆめが丘をつくったおかげで旧村部がちょっと何かぐあい悪いというような話を聞かせていただきましてね、いいと思ってしたことが結果的には何か逆では泣いてるというようなことでございまして、もっともこの私ら市街化調整区域の者はこれはもう私的財産ですからね、これ。私的財産ですから、今こんな時代ですから本当にこれ市街化区域であったらいい値で売らせていただいて生活の足しにでもしたいなという方がたくさんいるんですよね。行政がこういったことに網をずっとかけっ放しということは、どこか出たら補償でもしてくれたらいいんですけども、してくれませんよね。その割には解除もしてくれないということでしてね、市長さんがかわっていただいて一番期待してるのはこの線引きの一日も早い解除を望んでる方が多いんでございますので、ぜひぜひこれは早急にそのつもりで取り組んでいただきたい。  それを外すと農業はめちゃくちゃになってしまうというようなことをおっしゃる方もいるんですけども、それは農地法というのがあるんですから、それできちっと守られてるんですから乱開発はないと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  これに関して、昨年の10月から昨年の11月にかけて、一月間かけて38カ所地域ヒアリングをやって500人が参加したということを、検討会議をしたというんですけども、この線引きのことでどのようなこれそのときに話をされてるんですかね。  昨年の10月、11月にかけて地域ヒアリングやって500人も参加したって言ってるんですけども。 ○議長(森岡昭二君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  その地域ヒアリングの中では、線引きについてまだ協議をしておりません。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  昨年の12月の本会議で森野議員さんがこれ聞かれましてね、私、ちょっとこれテープを起こして書いたんですけどね、地域ヒアリングで検討会議をした。500人参加と書いたんですけど、それ違うんですか。 ○議長(森岡昭二君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  済みません、地域ヒアリングを行いましたんですが、線引きをなくすとかその継続するとかいった部分についてはしてないという感じでございます。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  都市マスタープランの中で審議をするっていうことでございましたけども、この線引きの廃止と都市マスタープランというのは、どうもこれ私納得できないんですよね。  これ線引きを外すという前提のもとに都市マスタープランをつくるならわかりますけどもね、今のままでこれ都市マスタープランつくったって、線引き解除するつもりであったら別にあれですよね。  どうなんですか、市長、都市マスタープランでこれ審議するというけども、これは線引きありきでこれ話ししてくれる、それとも線引きを外すつもりで話をしてくれるんですか。両方とも加味してやってくれてるんですか。部長でもいいですけど、お願いできますか。 ○議長(森岡昭二君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  市長、代表質問の松村議員の質問に対しましても答弁をさせていただいたわけなんですが、一応外す外さんという議論を重ねました中で市民の皆さんの意見を十分に賜りながら判断したいということで答弁をさせていただきました。  今後、言いますように議論を重ねて方向性を見出していきたいと思っておりますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  馬場議員さんのご質問にもありましたけども、市長は腹くくってんのかというようなことでございましたけども、ぜひこれは今後も線引き廃止の方でもって私どもは行政の方へ訴えさせていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。  次、同じ建設行政に関しましてゼネコン受注物件で下請率30パーセントとなってるんですけどもね、大変今世の中不況でございまして、この30パーセントを40パーセントに上げていただいたりしたらすごく地元としては助かるんですよね。この30パーセントの根拠ちゅうのは何でしたかね、教えてくれます。 ○議長(森岡昭二君)  契約監理室理事。           (契約監理室理事 松本博臣君登壇) ○契約監理室理事(松本博臣君)  契約管理室の松本でございます。  下請30パーセントにつきましては、現実に私どもといたしましては地元業者が入札に参加できない工事の場合におきまして、元請さんが下請に入ってする場合にはその下請発注内の30パーセント以上ということで、一般競争入札の公告時にその条件を出しております。  そうした中で、伊賀市内に本店を有する方が下請発注の場合は30パーセント以上という条項でやっておりまして、あくまでもその中でやっておりますので、伊賀市になってから30パーセントいうことで現在やっておるというのが現状でございますので、あと実態につきましては、数字につきましては担当部の方からまたご答弁いただきたいと思っておりますが、そのような状況でございますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  もう細かい答弁結構でございますので、とにかくこの30パーセントを40パーセントに上げていただきたい。できたらば50パーセントにでも上げていただきたいちゅうのが私どもの希望でございまして、それで実はこの東小学校の校舎改築のときにゼネコンさんがとられまして、あれも30パーセントでと思ってたら、ちょっとお聞きしたら、これは行政でございませんよ、ある所からお聞きしたら12パーセントしかなかったというんですよね。何でかちゅうたら、罰則も何もない、希望的な数字、いわゆる30パーセントの推測の話やで、別に10パーセントでも5パーセントでも使わなかったって別に何も罰則ないだから、これは別に役所からの要望だけやさかいに構へんのやって言ったらしいですけども、そんな業者に対することでは使うてくれませんよね。これ達成できなかったら1年間指名停止とか、やはりそうしたきちっとした罰則規定がないと、30パーセントになろうが50パーセントになろうがこれ全くもって無意味やと思うんです。ですからこれ罰則規定を条例でつくっていただいて、きちっとした業者にそれを、明確なそれは使えないということで理由があれば仕方ありませんけども、そやなかったらやはり罰を与えるべきやと私は思うんですけども、ご答弁願います。 ○議長(森岡昭二君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  今、議員の方から12パーセントというような質問出たんですが、実はちょっと調べさせていただきました。上野東小学校でございますが、これにつきましては下請金額が約15億6,000万ございます。このうちの約5億8,450万、これを一次下請ということで下請に出しておりますので、合計が37.5パーセントになってます。多分議員おっしゃるのは途中の数字だと思うんですが、最終の金額が37.5パーセントでございます。  先ほど言いましたように、30パーセント以上1次下請の中に求めておりますから、もし30パーセントをクリアできなかった場合は契約違反ということになると思います。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  部長、済みませんけども、その業者名と金額をちょっとまた私の方へ、東小学校の分ですけども、ご提示をお願い申し上げます。  では、続きまして最後の項目でございますけども、行政バスに関してでございますけども、このしらさぎ号を走らせていただいたんですけども、もう当初からいつ見ても3人とか5人とか、行政がおっしゃるようなどうも乗車率ではないような気がしてならないんですよね。今、全国でこの行政バスを走らせているところは、もう空気を運ぶだけではこれはもったいない話という、市民の方もやっぱり皆さんそうおっしゃるんですよね。やはり実のある助成というんか、補助金をつけるならいいけども、もうこんな空気を運ぶための補助金助成ちゅうのはもうやめた方がええちゅうことで、全国もうあちらこちらで行政バスをやめてディマンドタクシーを最近は随分と利用しているところが多いんだそうでございます。  皆さん方もずっとバス見られて、よく乗っておられるなと思われた方、一人でもおりますか。いませんわな、私も乗せてもらいましたけども。ですからいつまでもこんなことせんと、有効的に補助金を使うということを考えていただきたいと思います。  市長さん、それどう思いますか。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  いろいろとご議論いただいてるように、合併前の市町村の行政バスの状況、それから今おっしゃってるしらさぎ号の件も含めて、実際に議員さんおっしゃるようにほとんどのバスについては利用者が非常に少ないという現況の中で、おっしゃってるディマンド方式も非常に今後検討しなければならない課題だというふうに思っております。 ○議長(森岡昭二君)  岩田佐俊君。 ○13番(岩田佐俊君)  項目が多過ぎて中途半端の消化不良になってしまいましたけども、もう時間でございますのでこれで終わりにしたいと思いますけども、どうぞ市民の皆さん方が納得できる行政運営していただけるようにくれぐれもお願い申し上げまして、私の質問を終わります。
    ○議長(森岡昭二君)  これをもって岩田佐俊君の質問を終了します。  会議の途中ですが、10分間休憩いたします。             (午後 2時15分 休憩)             ─────────────             (午後 2時25分 再開) ○議長(森岡昭二君)  休憩前に引き続き会議を再開をいたします。  続いて、質問順位第13番 勝矢節義君の質問を許可します。  勝矢節義君。              (16番 勝矢節義君登壇) ○16番(勝矢節義君)  ただいま議長の許可をいただきましたので、申告順に従いまして質問をいたしたいと思います。  まず、私が第1番目に掲げておりますのは、伊賀市行財政改革大綱の中の後期実施計画、いわゆる20年度から22年度、3カ年計画の中で大きく取り上げさせていただきましたのは歳入の確保と負担の適正化、そして歳出の抑制、市債の抑制という、この項目につきまして質問をさせていただきたいなというふうに思っております。続いて市税の徴収でございます。  そこで、18日に小丸議員がご発言をなさったこのリサイクルセンターの件につきまして、私の方からも一つご質問をさせていただきたいなというふうに思うんです。  設計価格が12億7,050万円、契約金額が12億7,018万500円ということで99.97パーセント、こんな契約価格であります。  そこで、本体工事が小丸議員も申されましたことを私は抜粋をさせていただきまして、ここに改めて復習の意味も込めてお話をさせていただくわけなんでございますが、本体が耐用年数が15年、15年で12億7,000万円、それに要望する維持管理経費が15年8億5,900万円、そして人件費が6億9,000万円、都合、合計で28億1,900万円、これが必要になってくるわけでございます。そして1年間で割ってみますと1億8,790万円、これが小丸議員がお調べいただいた数字でございます。  そこで、小丸議員のご提案の中には、民間事業者にこの事業を委託した場合は7,000万から8,000万でできるというようなお話でございます。私も確認をいたしました。恐らくそのくらいの金額でできるという返答をもらったところでございます。  そこで、一つはこの建設に伴う提案審査会、ここにお集まりの方々が、生活環境部長が仕切られておやりになっておられたこの議事録の中のそれぞれの文言、これは小丸議員から資料もちょうだいしました。そして私も見させていただきましたが、入札にかかわる経緯、そして工期の問題、また非常に前向きなご意見が非常に多うございました。そこで、それを主役として務められた生活環境部長が、残念ながら工期を前面に打ち出し過ぎて、そして歳出の抑制や議会のことが頭にないわけなんです。この事業に対する経済性、効率性、効果性というものは、これはいわゆる3Eの原則でございますんです。皆さん方も十分ご認識のはずなんです。ですからいわゆる経済性、最小のコスト、コスト意識をしっかりと持たなければならないんであります。何のためにこんな行政改革大綱を打ち立てられてあなた方がご苦労なさっておられるか。ここらもしっかりと踏まえれば、これはしっかりと市長に物申せばそれで凍結できたはずなんです。残念ながらそれが今日このような状況になっているという、非常に私も残念に思うわけでございます。  行政という非営利活動にありましても、先ほど申し上げた経済性、効率性、効果性というものはしっかりと追求をしていかなくてはならんだろうと思うんです。ですから議会もしかりでございます。議会基本条例第9条、非常に行政の方々には厳しい資料提供もしております。一つには、政策の発生源、提案に至るまでの経緯、他の自治体との類似する政策との比較検討、市民参加の実施の有無とその内容、総合計画との整合性、財源措置は、将来にわたるコスト計算、ここまでの資料提供を求めて審議をしなくてはならないわけなんです。残念ながら、審議の結果は我々9名が賛成し、賛成少数であったわけでございますんですが、真剣にこの第9条をしっかりと踏まえて審議しておればこれは否決されたはずなんです。残念ながら、そんな中に一人の議員が賛成をしてくれ賛成をしてくれというて歩くような軽率な行動に出た議員もおったわけでございます。非常に残念でございますけれども、これは市長、今、新しく第一歩を踏み出されたわけでございますけれども、これらの内容をしっかりと把握をされまして、年間1億円もどぶへほうり込むようなそういったむだ遣いというものを避けていただくためにも、今こそ第一歩を踏み出されただけに真剣にこれをお考えいただいて、そして職員の意識改革、そしてまた財政の健全化を目指すとまで言われております。その辺も踏まえてこれは凍結すべきであると思うんですが、いかがでございますか。これは市長のご答弁をいただきたいと思います。  それと、もう一つは、市税及び手数料、使用料の徴収の努力目標をここに掲げておられるわけでございますけれども、実施計画、そして対象、成果、実施する内容、努力目標というものを掲げておられて、それぞれが残念ながらやや低い数値になっております。一つは、要は調定した額を全額いわゆる収納するぐらいの意欲というものはなくてはならんだろうなというふうに思います。これからなおさらなんです。ですから、もっともっと努力をしていただきたい。  そこで、先進地と言われるような市の取り組みもいっぱいございます。市税につきましては住民に提供するサービスの制限であるとか、あるいは氏名を公表するという。  これは福井県の美浜町が実施をされた実例でここに表としてあるんですけども、最終的には滞納者の氏名の公表と。これができるんだろうかなというふうなことも、この今のかかわっておられる職員の方々も、こういった先進市の取り組みというものをしっかりとそういった形の中で把握をなさっておられるか、これも一つお尋ねをしたいと思います。  そこで、もう一つは、市税と手数料、それから使用料というのは自主財源であります。この自主財源の確保というものが、ことしあたりは12億もいわゆる税収が減少してるような予算になっております。そんな中で、これから市みずからの権限で収入できるこの自主財源の確保というものをしっかりと考えていただきたいなというふうに思うんです。  一方、市民からすれば、義務として納入すべき自己負担であります。滞納を生じているとすれば、期限内に納税した市民との間に大きな不公平を生じることになるわけなんです。加えて、その年度の歳入に重大な歳入欠陥を生じて財政運営に支障を来すことはこれは明らかであります。   そこで、お尋ねでございますが、三重地方税管理回収機構の活用によってその費用対効果はいかほどであったのかお尋ねをしたい。前回、私が質問させていただきましたときには、この回収機構がおやりになっておりますのは臨戸ではなく役所の方に呼びつけてお話をなさっておられる。で、そんな実績を上げられているということも聞かせていただきましたが、今もそんな状況なのか、それも加えてお尋ねをしておきたいと思います。  さらには、地方税法の第15条の7、滞納処分停止の要件、これは前回は聞かせていただきますと15条の7の第1項では5件、第2項では101件、第3項では194件、こんなお尋ねであったんですが、数字は結構でございますけども、これが恐らく減ってはいないしふえているんではなかろうか、そんな心配もするわけでございますが、その辺をちょっとお聞かせをいただきたい。  そして同じく地方税法の第18条、地方税の消滅時効というものがあるわけでございますが、これが1,258件、前回の質問のときにはそんなお答えをいただいたわけでございますが、これもふえているかふえていないかということで結構でございます。  もう1点は、国保税の中でご努力されております短期保険者証、それから資格証明書の交付によって、いわゆる収納率の向上はどの程度の効果があるのか、ここらもお聞かせをいただきたいなというふうに思うんです。  先ほども先進地の中でいわゆる市民に対するサービスの制限という、ここらが市の取り組みとして今後、なければこれからそのようなお考えはあるのか、これもあわせて承っておきたいなというふうに思います。  もう1点は、住宅の家賃のいわゆる収納状況でございますが、伊賀市は非常に全国的にも低い。その中で、18年度と19年度の資料を建設部の方からちょうだいをしたわけでございますが、家賃だけでも84.12パーセント、ですから滞納分が10.55パーセント、合計で47.77パーセントの収納率しかない。  私は昨年、沖縄の那覇へ視察をさせていただきまして、沖縄では目の色を変えて今取り組んでいるこの家賃の収納ということについてちょっとご紹介をさせていただきます。資料も建設部の方にもお渡しをいたしておりますんですが、那覇市におきましては95パーセントが収納されているわけです、家賃として。そして滞納繰り越し分として26.8パーセント、これに目の色を変えて努力に取り組んでいる。ということは、95パーセントも収納があるにもかかわらずこの滞納の26.8パーセントが足引きをして、トータルでは84.3パーセントしかない。ですから、しっかりとした地域の専門的な知識を持つ方にこれを委託をして、そして35パーセントのいわゆる利率、徴収した額に対して35パーセントをあなたにあげましょうというようなことでやって、わずかながらでも少しずつ成績を上げている、こんなことがあるわけなんです。  もう既に退去されている方が結構あられました。伊賀市でも156軒がもう既に市営住宅にはおられない。この方が2,158万9,000円も滞納したまま市営住宅にはいらっしゃらないというようなことがあるわけなんです。これは那覇市にもあるわけです。ですから、それを飛行機を飛ばしてでも東京まででも行った事例も聞かせていただきました。そんなところまでご苦労なさって、そして分割で納入をしようということで、そんな契約、しっかりとした誓約書というものをつくり上げて持って帰ってきたというのも事実なんです。ですからその年々に入る金はわずかであっても、15年間かかったら、あるいは20年かかったら全額は収納できるというような事例もあるわけなんです。ですから、こういうご努力もこれからはしていただかなくてはならんだろうなというふうに思うんです。ですから建設部さんの方では大変でしょうけども、ひとつ精いっぱいのご努力をいただきたいなというふうに思います。  そこで、私はきょうは2番目にいわゆるウェルサンピアの件で質問を上げておりますんですが、これはこの一般質問が終了後懇談会を開催されるというようなこともございますので、この質問の順位を3番目に繰り下げさせていただいて、続いてしらさぎ運動公園の件について市長の見解を伺いたいなというふうに思います。  私は、しらさぎ運動公園の規模の縮小を考えております。これも同じように18日、小丸議員も規模の縮小をおっしゃっておられました。私も今この財政の健全化を図らなくてはならないこの時期に、当地の方々には大変長い間ご迷惑をかけたことは我々も十分に認識をしておりますし、それと今やろうとする事業とどこにその兼ね合いがあるかというのを非常に不思議でたまらないわけでございます。ましてや5ヘクタールもの土地を4億円もかけて購入をして、そこに森林の軽スポーツ施設をつくるなんていうことは、恐らくこんな無謀な投資、これは当然やめるべきではなかろうかというふうに思うんです。最小限の規模縮小して、公園の周辺の整備とストックヤード、これはつくらなくてはならんだろうなと思うんですけども、その辺で市長の見解を伺いたいなというふうに思います。ですから、4億円はむだ遣いではないかなというふうに思います。  2月の6日のこれは朝日新聞なんですが、土地の交渉に難航しているということで新聞の記事にも載っておりますが、難航せんならんほどではない、これを取りやめるということの方が大事ではなかろうかというふうに思うわけでございます。  次に、ウェルサンピアについてでございますが、ウェルサンピアは19日に東京で入札が行われて、5億2,200万で落札をされたわけでございますが、このウェルサンピアの落札された瞬間の新聞記事はもう各社取り上げて、それこそにぎにぎしく報道されたわけでございますが、その中で中日と読売、産経のこの3社では市長のコメントが掲載されておりまして、200万円の出資や税、優遇などの支援策を検討し、議会に諮りたい。こんなことを新聞紙上で申されておられます。  そこで、200万円の、1株5万円ですから40株ですか、購入して株主としてしっかりとした発言権をお持ちになる。これはやぶさかではございません。そうあるべきではなかろうかなというのは私個人の意見でございます。しっかりと株主としての意見を述べていただく、これがいいんではないかなというふうに思うんです。  そこで、今回は私が一番懸念しておりましたのは、4億1,500万のいわゆる伊賀市振興基金、これを一時的にでも使う、あるいは貸し出すというようなことが、新聞紙上では廣澤副代表のお話では5億2,000万円はいわゆる返済可能な額であると。  そして3銀行からその手当てができたというようなことも新聞の記事では堂々と載っておるわけで、ですから一安心でございます。大いにそれは意欲的に取り組んでいただいて、あすこの再生をやっていただければいいんではないかなというふうに思うんです。  ですけども一番心配なのは、私は企業人間でございましたから心配するのは、やはり今現状のあの状態のあの企業、17年、18年ですか、2,700万余りの収益があったわけでございますが、19年度が400万ぐらいまで落ち込んでいるのは新聞紙上でも拝見もしているところでございますんですが、一番最たる例は、大阪府の関西空港ができたときに関西マリーナというのができたわけなんです。それが大阪府と泉佐野市、そして外郭団体の15社が出資をしてそして経営して、ものの6年もたたないうちに倒産。そしてこれでは困ったなということで、市も目の色変えて企業にしっかりと経営的な感覚を持った人をそこに据えたら、翌年は4,000万円の黒字経営に転換した。ですからやり方次第、やり方いかんによってはそういうこともあり得るわけなんですが、そんなことで市長として株主におなりになろうということがほぼ議会の議決を得ればなれるわけでございますけれども、その辺で一つ私は疑問に思いますのは、4億1,500万が最低落札価格であったのが5億2,000万円まで、それほど競争意識がどう働いたのかというのと、今の経済状態の中で果たして真剣に企業としてこれを買い求めて、本来別の事業でもよろしい、しっかりとやろうとしたような企業が1月に行われた内覧会に何社が参加したのか。そこらも株主としてしっかりと意見を申そうというのであればその辺の把握、また東京で行われて電話でも投票を受け付けたというその辺の状況等をひとつお聞かせをいただきたいなと。後ほど、それ以上はまたお話を別の懇談会でお話をさせていただきたいなというふうに思うんですが、まずは株主になろうとなさるお気持ちで今のこの状況をひとつ市長の方からお聞かせをいただきたい、このように思います。  登壇での質問はこの辺で終わらせていただいて、自席からまたこれに対する受け答えをさせていただきたい、このように思います。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  勝矢議員のご質問にお答えをさせていただきたいと存じます。  1点目のリサイクルプラザの建設の件でございますが、このことにつきましては既に議会への説明が全く不十分であったということで、お断りもさせていただいておるところでございますし、さらに先般、議案として議決をいただいて、既に仮契約からご承認いただきましたので本契約をいたしておるところでございますし、もう一方では国の循環型の社会形成推進交付金ということでこちらの手続も進めさせていただいておりますので、そういう方向でこの事業については進めていくということでご理解をいただきたいと思います。  1点申し上げておきますが、先ほどもお話しの99.9パーセントの件でございますが、一般競争入札につきましては事前に予定価格を公表いたしますので、結果として99.9パーセントの数字が出てくることは当然予想されることですので、そのことについてはひとつご理解をいただいておきたいと思います。  それから、しらさぎ運動公園のことでお尋ねをいただきました。  この事業についてはもう皆さん方もご承知のとおりでございますが、20年度の土地開発公社の事業として計画をされた事業でございまして、私が就任させていただいてからは用地のお話が進められておるというふうな話を承っておりますが、このことについては前の市長の立案された事業でございまして、今後その事業の中身がどういうふうに進展するかはまだこれからの段階でございますので、もう少しお時間をいただきたいと、そんなふうに思わせていただきます。  サンピアの件でございますが、前回の1月の28日でしたか、議員懇談会をお願いさせていただいて、その席上でもご提案をさせていただいたところでございますが、いろんな議員さん方のお考えも承りながら、本日この後懇談会をお願いをさせていただいております。  200万の出資のことにつきましてもいろいろご議論いただく中で、市といたしましてはこれまでのサンピアの進出当時からの経過の中で、市として一定の支援をさせていただきたいと。そんな中で補正予算に計上させていただきますので、予算の中でもご議論くださいということでお願いをさせていただいたところでございまして、どうぞひとつよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  副市長。              (副市長 角田康一君登壇) ○副市長(角田康一君)  ウェルサンピア伊賀の件でご質問のありました内覧会と入札の参加のことでございますけれども、私、市長ちょっと所用がございまして発起人会に出席させていただきまして、お聞きいたしております限りの情報で申し上げたいと思いますんですが、内覧会にお見えになったのは、たしか4社というふうにお伺いいたしてます。入札に参加したのはそのうち何社かということにつきましては全く発表されておりませんので、私どもでは把握いたしておりません。以上でございます。 ○議長(森岡昭二君)  税務課長。             (税務課長 森本一生君登壇) ○税務課長(森本一生君)  失礼いたします。勝矢議員の方からご質問いただきましたことにつきましてご答弁申し上げます。  まず、第1点目の滞納者の方々に対しますサービスの制限、それから氏名を公表してということの件でございますけども、ある市で条例を制定しまして氏名の公表をできるようにやったんですけども、なかなかいろんな問題がございましてできておりません。伊賀市でも少しは考えたんですけども、取り組むことは考えておりません。  それにかわりまして、徴収率向上に向けまして昨年から行っておりますインターネット公売、それから平成22年度当初から考えております税のコンビニ収納ということで先進地のいろんな取り組みを研究させていただきまして、伊賀市でも取り組みをさせていただくつもりでおります。  それから、2点目の不納欠損の件数でございますが、不納欠損の最終の数値が出るのが3月末でございまして、多いかどうかと言われますとちょっと今のところはお答えできる状態ではございません。  それから、もう1点の管理回収機構の件ですけども、呼びつけによって行っているのか臨戸徴収で行っておるのかということでございますが、呼びつけと言っていいんかどうかわからないんですけども、文書による催告等によりまして回収の方を行っていると聞いております。  それから、実績でございますが、平成16年度から実施されておりまして、数値的にはだんだん案件も難しいのが残ってきまして数字的には下がってきていますが、平成16年度では本税、督促手数料、延滞金含めまして約1億1,800万、それから17年度につきましては8,700万、18年度につきましては5,100万、19年度では3,300万、約ですけども実績になっておりまして、本年度20年度では細かい数字を持っておりませんが、たしか1月末で2,000万少しだったと思っております。  それから、お支払いさせていただいています回収機構への数字でございますが、17年度が16年度からのそれぞれの実績になっておりまして1,670万、18年度が1,500万、それから19年度が約1,000万という数字で費用対効果の方は上がっております。以上でございます。 ○議長(森岡昭二君)  生活環境部長。             (生活環境部長 淺井広太君登壇) ○生活環境部長(淺井広太君)  失礼をいたします。勝矢議員からご質問いただき、またご指摘もいただきました。  私、委員会でも反省の弁を述べさせていただいたんですが、全くもってご指摘いただいたようにその時点でもって効率性、経済性、そういう面に思いが至っておりませんでした。本当に申しわけなく、深く反省しております。  ただ、4月に就任させていただきまして、友生地区の方たちとリサイクルストックヤードの建設について一日も早くそこから撤去して、できるだけ早くというふうに相当な要望もいただきました。そのことがどうしても心から離れておりませんでしたもんですから、審査会の席上でもできるだけ一日も早くリサイクルプラザができるようにというようなことで思いが勝っておりまして、そういうような点では深く反省しておわびを申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 山崎猛夫君登壇) ○健康福祉部長(山崎猛夫君)  国民健康保険の短期証と資格証の発行によって国民健康保険税の収納実績はどのように上がったか。こういうお尋ねだったと思うんですけれども、この短期証と資格証の発行の一つの大きな目的は、この発行の際に納税者の方と納付相談に応じさせていただきまして納税の義務を果たしていただくというのが、これが大きな目的でございまして、これに伴いまして、こうしたことから私の方といたしましては夜間の休日、納付相談窓口の開設とか、あるいは夜間電話催告、さらには臨戸徴収等々税務課と連携をしながら納付実績の向上に努めておるところでございまして、収納実績を申し上げますと、過年度分でございますが、16年度が13.33、17年度が16.72、18年度が19.57、19年度が20.44。それから、19年度は現年、過年度合わせて対前年比1.97パーセントのアップをしておりますが、短期証、資格証を発行したから上がったかどうかというのは定かではございません。以上でございます。 ○議長(森岡昭二君)  建設部長。             (建設部長 中森 寛君登壇) ○建設部長(中森 寛君)  住宅使用料でございます。私どもについては頑張ってせよということでございまして、収納率の向上の取り組みについての考えでございますが、昨年10月から特に収納率の低い団地を中心に臨戸訪問を実施をさせていただきまして、督促等を実施をさせていただきました。訪問時に不在の場合は滞納明細書を差し置きまして、その後、電話による納付依頼も行っております。残念なところ、現在のところ収納には結びついておりません。  ただ、本年1月からは毎週2日、火曜と木曜日なんですが、滞納整理の日として各団地を訪問しておりまして、年度末までにすべての滞納者への接触を考えております。  日々の地道な努力を行いまして、可能な限り納付を行いたいと思っておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。  なお、平成20年度に住宅使用料の徴収業務ということで携わる職員1名、臨時で採用させていただきまして同じく徴収に回っておりますので、その辺もあわせましてよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(森岡昭二君)  勝矢節義君。 ○16番(勝矢節義君)  そこで、先ほど冒頭に市長にお話を申し上げましたこの現在のリサイクルセンターは、現状は今ボーリングを終えた状況、ボーリングをしたという。今何で手間取っているかというと、確認申請で時間が少しかかっているというような状況ですから、いわば手つかずと言ってもいいような状況であります。したがって、先ほども申し上げました8,000万余りでできるのものを1億8,000万もかけてなぜやるのか。民間企業に委託することができないのならあれなんですが、私はできると思うんです。これらをやっぱり市民の方々にもしっかりとその辺をご説明すれば、十分に喜んで納得していただけるんではないだろうか。その1億円もの年間浮いてくる金を、住民自治協議会の活動費のしっかりとしたとらまえ方をしているような自治協議会に補助金をアップしてあげるとかいうようなことも一つ大きな考え方ではなかろうかなというふうに思うんです。住民自治協議会というのは、やはり地域活性化を図る、地域に活力を求める方策を考えておやりになっておられるところであります。  したがって世代が、島ヶ原の仮に場合をしますと、40代の前半から70代ぐらいまで、3世代ぐらいがかかわってくれて頑張っている地域もほかにもあろうかと思います。37地域あるわけでございますから。そういうところへしっかりと提案をしていって、やる気のあるやる気集団としてやっておられるような地域にはもっともっとこういった金を補助をしてあげるのも一つの方策ではなかろうかなというふうに思うんです。  したがって、これからは市長が予算編成方針で述べておられますようにいわゆるプライマリーバランス、基礎的収支に配慮してないわけです。おっしゃることと実質と、もう現状で全く違うわけなんです。ですからこの辺をしっかりと踏まえていただいて、次代にツケを残さない、こういったことを今からしっかりと考えていかなくては、伊賀市も経常収支比率、これを少しでも下げていくご努力というものはしていかなくてはならんだろうなというふうに思うんです。ですから、これを先ほど申し上げた凍結することが第一歩の英断ではなかろうかと思うんです。ですから、しっかりと今15年間の今岡市政の反省の上に立って、そして新たに再出発をしていただくというようなことが一番大事でなかろうかと思うんです。  この件につきまして、この副市長のお話も小丸議員の質問の中にもございましたが、仮契約時点で初めて知ったとおっしゃった。説明も十分な資料も提供できなかったし反省をしていると。反省をすると同時に、これを凍結すべく市長に進言すべきできはなかろうかなというふうに思うんです。いかがでございますか。 ○議長(森岡昭二君)  副市長。 ○副市長(角田康一君)  基本的には、初めに市長がお答えいたしましたとおりでございますんですけれども、確かに市のいろんな事業を選択する上で、おっしゃいますように効率性、コスト意識、そういったものは非常に大切でございます。
     ただ、その8,000万と1億8,000万の差ということでございますが、その差があるのが適当かどうかこれは別にいたしまして、この事業につきましてはまず資源循環型社会の形成というのが基本でございます。したがいまして有効なものをリサイクルするということが基本でございまして、現在の環境重視あるいは循環型社会を形成していくためには、この額が適当であるかどうかはこれは別にいたしまして、そういったコストにつきましてはある程度やむを得ないかなというふうに感じております。 ○議長(森岡昭二君)  勝矢節義君。 ○16番(勝矢節義君)  名前を上げることはできないと思うんですけども、今、地元に来ておられてこれらをおやりいただいてる事業者が2社あるわけなんですが、その中で、ちょっと私専門的には難しいことがわかりませんけれど、中間処理がしっかりとできている企業があるわけなんですね。今、副市長がおっしゃるのは、土中に埋め込むとかいうようなことが懸念されるようなお話であったと思うんですけども、そうではないと思うんですよ、もう1社は。ですからしっかりとした中間処理をされてやっておられるところで、先ほども18日に小丸議員もお話があった7,000万から8,000万というところができる価格だとすれば、1億円の大きな開きがあるというようなことでございますんで、その辺はしっかりとそういったやらせるということで検討をされるというのも一つの方法ではなかろうかなというふうに思うんです。ですから、決してそういった事業者にやらせることによって市民にどれだけの負担をかけるのか、また手間をかけたりせんならんのかということがまた生じてこようかと思うんですけども、そういうことはさほどないんではないかなというふうに思うんです。その辺もご考慮いただきたいなというふうに思います。  そこで、もう1点はこの住宅、いわゆる家賃の各支所でどれだけの努力なさっていられるか。この努力をやるという実施する内容については支所単位でそれぞれおやりをいただいて、支所が年間どのくらいの割合でこういった努力をなさって、どの程度の成果が上がっているのか、この辺もちょっと聞きたいなというふうに思うんです。  ですから、特に旧上野市、旧伊賀町そして青山町、このところでお聞かせをいただきたいなというふうに思います。 ○議長(森岡昭二君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  済みません、担当課長の方から答弁させますのでよろしくお願いします。 ○議長(森岡昭二君)  建築課長。             (建築課長 松本次夫君登壇) ○建築課長(松本次夫君)  建築課の松本でございます。  徴収につきましては、支所単位で行ってございます。ですので、全体的な徴収率は本庁の方で把握しているということでございます。 ○議長(森岡昭二君)  勝矢節義君。 ○16番(勝矢節義君)  まず、上野支所の場合は、調定額に対して収納した金額は84.4パーセント。そして滞納分が7.6パーセントで、合計で44.9パーセント。非常に低いし、断トツのかけ離れた数字であります。伊賀支所も同じようなことが言えます。収納率が85.8パーセント、滞納分が4.8パーセント、合計で27.4パーセントと、こんな状況でございます。島ヶ原はほとんどゼロに近いし、大山田も全くゼロというようなことで、阿山も少しございますが、3番目が青山町が90.5、滞納分が24.6、65.6パーセントというような状況でございますんで、この支所長の方々に、支所長等にそういった状況がおわかりか。また、実際に実施されておられるのか、その辺を承りたいなというふうに思います。 ○議長(森岡昭二君)  青山支所長。             (青山支所長 城山廣三君登壇) ○青山支所長(城山廣三君)  青山支所でございます。  今議員おっしゃられました数値的には私はそこまで把握しておりませんけれども、私ども産業建設課の担当といたしましては家賃の滞納整理には鋭意努力していることは承知しておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。以上でございます。 ○議長(森岡昭二君)  伊賀支所長。             (伊賀支所長 橋本光平君登壇) ○伊賀支所長(橋本光平君)  伊賀支所の方では、今、勝矢議員申されましたように現在滞納分の数値につきましては私少し掌握はしておりませんけども、産業建設課の方で職員が日々滞納整理に努めておりますので、今後さらに滞納減少に努めていきたい、このように考えております。 ○議長(森岡昭二君)  建築課長。 ○建築課長(松本次夫君)  上野支所管内につきましては、本庁の建築課の方でやらせていただいております。 ○議長(森岡昭二君)  勝矢節義君。 ○16番(勝矢節義君)  そこで、この伊賀市の住宅管理条例、この中の34条ですか、住宅の明け渡し請求ということで、34条では、市長は入居者が次の各号のいずれかに該当する場合においては、当該入居者に対し当該市営住宅の明け渡しを請求することができるという中で、まず第1番目が不正の行為によって入居したとき、それから2番目、これが大事ではなかろうかなというふうに思うんですが、使用料を3カ月以上滞納したら退去してくださいよというようなことを申し出ることができるということになっている。請求件数と削減件数を、その辺把握しておれば私は知りたいなというふうに思うんです。  3番目は、当該市営住宅または共同施設を故意に毀損したときというようなことがあったのかなかったのかというようなこともひとつお聞かせをいただけたらというふうに思います。  やはりこういった管理条例の中で縛りがあるものの、実際にそこまでしっかりとその縛りというものを実行されてないやに思うんです。これだけ低い家賃の収納では、何のためにやっておられるのか。当然家賃が近傍の事業をやっておられる、いわゆる民間業者がやっておられる借家、アパートのことを思うたらかなり低い価格で家賃を設定して、最低3,900円ぐらいと聞かせていただきましたが、段階幾つかあるわけなんですけども、そういったことも踏まえれば当然収納可能な金額ではなかろうかなというふうに思うんです。ですから、その辺にご努力はいまいち足らないのではないか。こんなように思うわけでございますので、その辺ひとつ聞かせていただきたいなと思います。 ○議長(森岡昭二君)  建築課長。 ○建築課長(松本次夫君)  住宅の明け渡し請求の件でございますけれども、明け渡し請求の部分につきましては現在のところやっておりません。  それから、34条の3項の当該市営住宅共同施設の故意に損したときということでございますけれども、このような部分もございませんでした。 ○議長(森岡昭二君)  勝矢節義君。 ○16番(勝矢節義君)  収納率向上にご努力をしていただきたいということ以外に、深く申し上げることはないと思います。ですから、今後もせっかくのお入りいただいている方々にしっかりとした管理体制というものを整えていただいて、そして住まいされる方もまた当然義務を果たしていただくように、そういう気持ちをひとつ持っていただく意識の啓発といいますか、それが一番大事ではなかろうかというふうに思います。  時間が少し余りましたが、後ほどまた懇談会の方でサンピアの件につきましてはいろいろと質問をさせていただきたいと思います。これで私の質問を終わります。 ○議長(森岡昭二君)  これをもって勝矢節義君の終了します。  会議の途中ですが、10分間休憩をいたします。             (午後 3時15分 休憩)             ─────────────             (午後 3時26分 再開) ○議長(森岡昭二君)  休憩前に引き続き会議を再開をいたします。  お諮りいたします。会議の途中ですが、会議時間を1時間延長し午後5時までといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森岡昭二君)  ご異議なしと認めます。よって、会議時間を1時間延長し午後5時までとすることに決しました。  引き続いて、質問順位第14番 大西保定君の質問を許可します。  大西保定君。              (14番 大西保定君登壇) ○14番(大西保定君)  皆さん大変お疲れと思いますけど、あとしばらくおつき合いいただきたいと思います。  今、私たちの周りを見渡すとき、規制緩和、自由競争、市場重視のグローバルスタンダード、この10年、アメリカ型経済と新自由主義を妄信し、後追いし、そのあげくにがたがたになった日本経済や日本社会、そもそも100年に1回と言われる厳しい経済になったのも、そのときの政府が積極的に取り入れた一握りの勝ち組と大量の負け組をつくったからだと思います。国際競争の名のもとに富裕層を手厚くし、福祉や医療、子育て、労働など庶民の安心を保障するセーフティーネットを改革の名のもとに次々と破壊したからであります。  最近、テレビのスイッチを入れますと毎日のように、最近はちょっと少なくなったんですけど、派遣労働者の首切りが報道されています。全労働者の3分の1の1,700万人が非正規労働者で、年収200万円以下の働く貧困層が1,000万人を超えています。経済の格差は教育の格差にもつながり、努力しても報われないと感じた人々が将来の希望さえ奪っています。こうした厳しい状況は、特に社会的に不利な立場にある人を直撃しています。日本のよい伝統であった安心安全が脅かされる社会になってしまいました。  私は、部落解放運動を約半世紀、50年ほど差別から差別のない社会実現のため取り組んできました。議会でも人権課題を中心に質問してきました。  それでは、通告に従いまして質問させていただきます。  1番の差別撤廃と人権侵害救済法の取り組みについてであります。  昨年発生した行政職員の差別事件について、どのように取り組んだのか。昨年5月15日の午後4時ごろ、市内にある小学校の用務員さん〇〇さんが、外の仕事から学校へ戻ってきて職員室で、自分の妹が交通事故を起こしたこと、その相手は車に傷がなく、本人がぴんぴんしているのに病院に行っていること、何人かで押しかけてくること、先方の保険会社の言いなりになっていることなど、数人の、実際には6人でしたんですけど、教職員に話しかけました。話の途中でその当事者が、用務員の〇〇さんが、なあ教頭先生と呼びかけ、その人ってA市のそういう地区の人やんねんと言いました。教頭がそれおかしいと違うんかと聞くと、〇〇さんがおかしいけどそうやからと答えたそうであります。その後、5月15日に不適切な発言ということで行政側はその後いろいろな対応をいただいたと思います。  7月の8日に、私どもの運動団体、上野協議会に報告がありました。そして8月19日に、〇〇の学校において運動団体、私を含めて4名、学校側、校長先生、教頭先生、本人さん、そして行政職員の9名の16名で確認会を行いました。その後12月20日、昨年でございますけど、約200名ほどで円卓方式による糾弾学習会ちゅうんか、市学習会を行いました。  そこで、ちょうど前の市長さんがおやめになって市長さんもおかわりになったんですけど、あいておりましたんで、そういう関係の中で多分残ってたのは角田副市長さんだけだと思います。そういう形の中で、この事件を通してどのように感じ、どのような取り組みをされたのか副市長にお伺いをいたします。  次に、3番の職員の研修のあり方でございますが、なぜ起こったのか、どこに問題があるのか、まずその原因を究明し、課題を明らかにしなければなりません。今後のことは別にしまして、差別は悪い、してはいけないという知識だけの職員研修ではなかったのかと思っています。差別事件に出会ったとき、差別を助長するような行動に出くわしたとき、たとえどのような地位の高い人であったとしても、それは間違いですよと言う人間にならなければと思います。このことについて、市長、教育長、副市長、その決意をお聞きします。  なお、研修のあり方については総務部長の答弁を求めます。  次に、2番の人権侵害救済法であります。  依然として今申し上げたように厳しい部落差別の現実があります。全国的には電子メールなどの対応の差別書き込み、戸籍等大量不正取得の密売事件、三重県内においても昨年、行政書士による戸籍等大量不正取得の密売事件がございました。また、全国的には興信所から電子版の部落地名総鑑というそういうものが回収されました。  1965年の同対審答申、1996年の地対協意見具申、そして1993年の国連総会でのパリ原則、1998年、また2008年、去年の国連での自由権規約委員会においては日本政府が人種差別撤廃条約に署名しましたが、やはり侵害されている、一日も早い救済法をつくらなければという勧告を受けております。ちょうど人権侵害救済法を国に求めて、三重県でも実行委員会をつくっております。伊賀市も含めて29市町村あるうちの25が加入されてると思います。そして各種団体、約300の団体で実行委員会をつくっております。ちょうど全国のあちこちのやつで、僕は5月22日、10月30日、東京で大会ありました。ちょうど7年たつわけでございますが、与党の中でも賛成の人、反対の人、いろいろな人がいます。  日曜日の日に、日本弁護士会の人権委員会ちゅうのがあります。その事務局長が、僕は懇意にしていただいてるんですけど、電話ありました。どういうことがあったというのを申しますと、差別をした人が、今、弁護士会の人権委員会の中で、やはり交通事故と同じように侵害法をつくるそれだけじゃなくしてやっぱり賠償する、罰金を取る、そういうことを今検討してんやちゅうことでございました。僕はその先生に、先生、そんなんしたらまだ国会でもちゃんとなってへんのにそんなんできるんですかっていうことを申し上げました。  人権侵害救済法について、市長さん、どのような取り組みされてきたのか。また、今後どのようにするのか。その方法等々をお聞かせいただきたいと思います。  次に、やはた人権まちづくりの推進についてを質問いたします。  人権のまちづくりとは、あらゆる人が人間らしく生きることができるまちをつくっていくことです。この人間らしく生きる権利こそが人権であり、教育を受ける権利、仕事をする権利、健康的で快適な環境で暮らす権利などさまざまな権利があります。  このような少子高齢社会の進展など、私たちを取り巻く環境が大きく変化している中で、地域の姿も変わってきています。これからのまちづくりでは、すべての人々が日常生活に支障なく気持ちよく豊かに安心して暮らせる社会をつくっていくことが大切です。そのためにはあらゆる人の権利を尊重しながら、自分たちが主体的に地域について考え、他の行政と他の地域と連携したり、企業や行政と協働したりして幸せを実感できるまちづくりを進めていくことが重要やと思っております。  そこで、私たち、先ほど上野協議会ちゅうことを申し上げました。運動団体や、あるいは教組との二者共闘、いつも市と交渉させていただきます、話し合いさせていただきます。その中で、いつでもあらゆる課題については八幡町のまちづくりの中で考えやという答えをいただきます。一体どんなことを考えてくれてんか、一つでも具体的にありましたらということで、人権政策部、どなたでも結構ですけどお答えいただきまして、登壇しての質問といたします。答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  大西議員のご質問にお答えをさせていただきます。  基本的な部分を私の方から申し上げまして、先ほどもお話をいただきましたようにそれぞれ副市長なり担当部の方からお答えをさせていただきたいと存じます。  議員も申されておりますように、伊賀市におきましてはいろんな取り組みを展開をいたしておる中でも、依然として差別事件、差別事象が後を絶ちません。  そんな中から、昨年、特に公の職場からの事件が起こったところでございます。その後の取り組みとしましては、人権政策部を中心にそれぞれの取り組みをいたしておるところでございますが、特に職員からこうした事件が起こったということを重く受けとめまして、今後職員研修のあり方等についても同和問題の研修をどんな形でやっていけばいいかというふうな見直しもぜひ必要であるというふうに思わせていただきながら、行政としてしっかり取り組んでまいりたいと、こんなふうに考えさせていただいておるところでございまして、ひとつまたいろんなアドバイスもいただけたらと、こんなふうに思わせていただくところでございます。  それから、人権侵害救済法の関係のお話がございました。  先ほども申し上げましたように、今の部落差別に係る事件、事象が後を絶っておりません。また、特にインターネット、ブログ等によります差別事件も本当に最近多く発生しておるところでございまして、国の方の早い時期の人権侵害救済制度の確立、いわゆるおっしゃってます人権侵害救済法の制定を強く求めていかなければならない。  こんなふうに思わせていただきながら、これも人権施策の重要な課題としてとらえまして、国、県に強く申し上げていきたい。こんなふうに考えさせていただいておりますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)
     副市長。              (副市長 角田康一君登壇) ○副市長(角田康一君)  ご指名でございますので、お答え申し上げたいと思います。  昨年5月に発生いたしました市職員によります差別事件につきましてどのように感じ、どのように取り組んだかというようなご質問でございます。  この事件につきましては、人権問題あるいは差別撤廃につきまして市民の方々を啓発する、あるいは先頭に立って取り組んでいくべき職員からの事件ということで、市といたしましても関係の皆様あるいは市民の皆様に深くおわび申し上げたいというふうに存じます。  取り組みでございますが、5月の発生以降、庁内におきまして市長申し上げましたように教育委員会、総務部あるいは人権政策部で事実関係の本人からの聞き取りを行いまして、議員さんおっしゃっていただきましたように運動体の皆様と一緒に確認会等を持たせていただいております。  それで12月の20日には市内の人権関係の団体、議会の皆さん、市幹部職員、学校関係の皆さん約200人が集まりまして、市主催で同和問題の研修会を開催させていただきました。今、この学習会を振り返ってみますと、この学習会そのものにつきましては決して十分な成果があったとは考えておりません。  まずその要因でございますが、参加いただいた皆様方にあらかじめ事件の概要、内容を十分伝えていなかったこと、これが第一に上がると思います。それと、この学習会の中でどういう議論をすべきかということも参加していただいた皆さんに十分お伝えできていなかったんではないかなというふうに思います。後で関係の部長らと話しておりましたんですが、本来この学習会につきましてはこの事件を通しまして参加していただいた方々お一人お一人に、これはこの事件を起こした一職員の問題ではなしに、一人一人がそういう気持ちを自分の心の中に持ってないかということ、これを自分自身で見詰め直していただくということが一番大切だったんではないかなというふうに思います。そういった意味で、この学習会の反省に立ちまして、何らかのこの学習会の意図につきまして参加していただいた方々に再度知っていただくような機会も必要かなというふうに思っております。  庁内では、この事件の発生以降、まず7月に人権侵害の対策本部会会議を開催いたしまして、それぞれの部署からこの事件を契機にそれぞれの部あるいは課で職員一人一人がそういった事象に対しまして学習し、自分の気持ち、心を見詰める、そういう機会をつくるように指示し、実施したところでございます。その後、この人権侵害対策本部会議につきましては、10月それから今月初めにも開きましたんですけれども、特に今月2月につきましては、私ども同和問題の推進委員会組織を持っておりますんですが、その中に推進委員それぞれ課に1人を置いておりますんですが、その推進委員自体のやっぱり心の持ちよう、差別に対する考え方、自分自身の意識、そういったものをもう一度振り返る必要があろうというふうに思います。  啓発する側が差別される側の方々の気持ちを十分わかること、これが一番大事だと思います。一人一人が本当に何げなく言う言葉、あるいは行動によりましてそうした側の方々が非常に傷がつく、痛みを感じる。そういったことをもっと自分自身が振り返って感じるべきだというふうなことで、推進委員一人一人あるいは推進委員を指導者といたしまして職員一人一人がそういった反省に立ちまして、今後市の中で研修のあり方、ひいてはその後市民の皆様に対します研修のあり方、啓発のあり方につきましても十分検討すべきであろうというふうに非常に重要に感じております。以上でございます。 ○議長(森岡昭二君)  教育長。              (教育長 味岡一典君登壇) ○教育長(味岡一典君)  ただいま大西議員さんの方から、まずそのなぜ起こったのかということでの研修が知識だけではなかったのかというようなことでのお話でございました。  私としましても、子供を教育する学校現場でそういった一つの学校職員の差別発言があったということについてはもう本当に断腸の思いといいますか、そのようなつもりでおります。  私は思うんですけど、学校職員が一人としてそういう一つの差別的な意識を持っていないだろうというように私は思っておったんですが、それがやはりちゃんとそういう人の発言になってあらわれてきているということについて、やはりこれは私たち、自分も含めての話になりますけれども、人の人権意識というのは磨いても磨いても幾ら磨いてもやはり磨き切れない。しかし、それを磨く努力を常にやらなきゃならない。  だから磨く努力をやる中において、そして自分自身の意識も変革をしていくということではないかなというように思うんですけども。  さらに、差別の実態としまして、あの同和対策審議会以降いろんな法がつくられてくるんですけども、その法が既にずっと何回も何回もつくられても、なお伊賀市あるいは上野地区で行ったその同和地区に対する住民の意識調査においては差別が厳然としてあるということ。そういうことをやはり自覚をして、私たちはやはり常に啓発の努力をしていかなきゃならないだろうと。ですから啓発というとまた啓発かという言い方もありますけれども、やはりそれしかない。先ほど大西議員さんがおっしゃいましたように、知識だけではなかったのかということです。知識というのはやはり建前にしか結びつきません。本音にまで深まったような一つの啓発をやっていくことが何よりも大事じゃなかろうか。  そういったことで、人の心を変えるというのは非常に難しい話でございますが、ですからそういうことをしっかりやる中において、私自身もいわゆる啓発活動に立って、草の根なんかでも2回3回ほど講演もしましたし、そういったことをやっとるわけですけども、そういうことも中に入れて人々の意識を変えていく努力をしなきゃならない。と同時に、自分自身の意識もそこで変わっていくんだというようなことを考えていかなきゃならんじゃないかなというように思います。以上です。 ○議長(森岡昭二君)  総務部長。             (総務部長 赤澤行宏君登壇) ○総務部長(赤澤行宏君)  職員研修のあり方については私の方からということでございます。  先ほど来市長、副市長あるいは教育長が申しておりますように、まさに起こってはならないことが起こってしまったということでございます。特に公務の職場でということでは私たち研修を担当する者にとっても大変残念なことで、市長部局として研修しているもの、あるいは教育委員会独自でやっているものも再三ありながら、それらが生かし切れなかった。あるいはそれらの研修では差別意識がとれなかったという現実に直面したわけでございます。  私たちは、常にその研修を繰り返すことでしかこの問題を克服できないわけでございますけども、もう一つは、自分たちだけが人権を永続的に保障されてるがごとく錯覚して、それで人を傷つけてしまう。そういう優位性の中で立ってる状態では、自分たちが必ず人を差別してしまうというようなこともあるかと思いますので、このあたりの研修をしっかりとやっていきたいと考えております。  具体的な部分については今後詰めていかなきゃいけませんが、まず我々が考えておりますのは、やはり地域の人たちからもっと学びたい。そして参加者の中でしっかりと話し合いしながら、自分の本音を出して心を磨く。こういう研修がベースでなければならんだろうというふうに考えておりますので、今後ご指導賜りたいと存じます。 ○議長(森岡昭二君)  人権政策部長。             (人権政策部長 堀  忍君登壇) ○人権政策部長(堀  忍君)  失礼します。八幡のまちづくりを今後どうしていくんかという質問だったと思います。  このやはたのまちづくり計画につきましては、伊賀市人権施策総合計画の中で、だれもが住みよいまちづくりを推進しようということで、住環境の整備に関しての取り組みの一つにまちづくり協議会支援事業の推進が上げられます。  八幡地区における改良及び公営住宅の中には、耐用年数を過ぎているものもあり老朽化が目立ち、整備が必要な状況でございます。そこで、公共施設を含む地域の面的整備をあわせた住環境整備を考えていかなければなりません。市が作成しようとする住環境整備計画であるやはたまちづくり計画の平成19年から平成22年度までの計画立案業務と、まちづくり協議会活動支援を並行して、実効性のある事業計画立案を導く手法を推進しているところであります。  やはた人権まちづくり協議会の役割は、事業計画を決定づける大きな機能として位置づけられております。具体的には、市のまちづくり計画への協議会の方々の提言であるやはたまちづくり計画が円滑に策定できるよう、策定業務を市が業者委託していること、また協議会の活動費は3分の1を地元が負担し、国3分の1、市が3分の1の補助金で事業が進められております。今後も引き続きやはた人権まちづくり協議会の方々と協調、協働しながら、住みよいまちづくりを目指していきたいと思っております。  内容につきましては、3つございます。一つは、やはたまちづくり基本計画がございます。これにつきましては、地域住宅交付金、国から2分の1の補助を受けておりまして、平成19年から22年度で完成ということで、住環境整備計画を22年度で完成をしていきたい、このように思っております。  そして、やはたまちづくり協議会の支援ということで、やはたまちづくり計画とやはたまちづくり協議会の活動費補助を行っております。やはたまちづくり計画につきましては、まちづくり協議会からの提言を受けまして、コンサルを入れまして提言された部分を文章化なり図面化をしていくという作業でございまして、これも18年から23年度には完成していきたい、このように思っております。  まちづくり協議会については平成14年から進めておりますけども、実質的な活動は平成18年から23年度まで事業を進めていっていただく予定でおりまして、平成23年度でこの事業を打ち切りたい、このように思っております。  そしてこのやはたまちづくり協議会がなし得た提言等々については、今後の自治協議会のまちづくりの参考資料にもなろうと思いますので、皆さん方のご期待を心よりお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(森岡昭二君)  大西保定君。 ○14番(大西保定君)  まちづくりのことについてだけ言うて、もう終わりたいと思います。  人権のまちづくりですけど、今、部長が言うたように3分の1地元負担しております。国3分の1、市3分の1ちゅうことを答弁ありました。ちょうど、多分まちづくりちゅうか、今、伊賀市も住民自治協議会とか一般質問で地区委員ちゅうんか、自治会との違いとか何やとかいろいろ議論ありましたけど、基本的にはどなたが住んでても自分のまちを一番きちっとしていくんやちゅう基本的なまちづくりだと思っています。  何で人権重視って入れたんやいうことをまず1点で、先ほど登壇して申し上げました。多分、三重県でもその補助事業ちゅうんか、もらってんのは上野だけやと思います。総務部長、そうですな。違うんかな。 ○議長(森岡昭二君)  総務部長。 ○総務部長(赤澤行宏君)  平成14年度にこれが実施されまして、全国で10カ所。うち旧上野市がこれに選定されました。以上です。 ○議長(森岡昭二君)  大西保定君。 ○14番(大西保定君)  そのときに、先ほど来ずっと伊賀市の財政厳しいんやな、何やなっていう話でありました。先ほど休憩するときに総務部長と、僕、前から言ってたんですけど、ちょうど2003年のあの法律切れるときに、中央本部で、言うたらあかんとかいうようになってそんなん言うたらとめますよとか言われてたんですけど、やっぱりもう自分も多分最後の質問になると思うんできちっとやっぱりしとかなあかんと思います。  というのは、本来法律切れるときに同和対策ちゅうんか、事業ですけど、それは後でまた申し上げますけど切れて、そのことを上野の八幡の人口、あるいは地域、面積等々の中で10年間まで1億8,000万か何か補助したろと。そやけど全国であちこちしてませんさかい、それは特別交付金ですね。それで最初ごろは聞いてたら2億で、去年度は5,000万ぐらい。国ってうそつくんやなと思うて。ほんまそういうことわかったら、あっちこっちから言われたらもう、僕に先輩って言うてくれんやけど、大西、こんなんペケやでって言われました。この間、1月の20日の日に津のリージョンプラザで、お城ホールで、先ほどちょっと出たんですけど人権侵害救済法の三重県支部会があって、僕もあいさつに行かせてもらいました。ちょうど中央本部から組坂委員長来てて、委員長、今度一回言おうと思うてんやって言うたら、何って。そんなん言うたら、もう聞けへんし、好きなようにしんさいちゅう話でしたんですけど、ええとも悪いとも・・・・・。  ということは、最初のときは2億ぐらいいただいてたと思うんですけど、僕ら1回でも、今まで7年か何年たってると思うんですけど、そのことでどやこや言うたことありません、正直。そんなんだれももらえんやつを、何に使うても、同和対策とかそんなん別にして、本来きちっとそれだけのもんしとかなあかんと思うんですけど、一体同和行政とは何やということだけを申し上げておきたいと思います。  同和行政とは何やというときに、同和事業や同和地区住民に対する取り組みのことだけを言うのではなく、同和問題の解決を目指す施策の体系であり、国及び県や市町村の責務として取り組みのことを言うているわけです。このことはずっと国会とか等々を経て確認されていることであります。  ついでに申し上げますけど、日本国憲法の14条に「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」ということになっております。そういうことの中で、人権まちづくりちゅうのもこれから一生懸命それぞれの補完性の原則を入れながら頑張っていきたいと思いますんで、行政のまた指導とか等々、行政は行政の役割、住民は住民の役割、行政と住民と協働しての役割、そういうことでお願いしておきたいと思います。  最初に戻ります。先ほど、12月の20日の日に円卓方式で学習会を行いました。  終わってからいろいろ、円卓に何人お座りになったんか、もう僕下手な進行したと思うんですけど、終わってからそこへ座ってる方も含めて、保さん、よかったなちゅうてくれる人もいました。また、あれではあかん、だめやちゅう人もおりました。行政の責任の中でしていただいたんですけど、僕は何が一番欠けてたんやいうたら、した本人だけの問題と思うて、自分らが差別発言した。もちろんその人は悪いですよ。しかし、よう考えてください。6人の人が注意せなんだんですね。その教頭先生がそんなんおかしいやんかということになって、事件が明るみになったと思います。もっと言うたら、そのとき、今までやったら流せたのにちゅう発言がされております。先ほど、ようけ押しかけてくるとか、ぴんぴんしてるとか、一回も押しかけたことはないんですね。そんなことも確認されました、事実と違うことが。そんなん当たり前、怖いとか何やとか、今までの偏見の中でそういうことの中で言うてきたんと違うんかなと思います。  何が一番問題かと、研修も含めて何が問題と。やっぱりその人だけの問題にしてんと違うんかなと思います。先ほど答弁聞いてて、200人の方が参加してくれました。  前の市長さんの呼びかけだと思います。議員の中でも何人かを、議員の全部に出したんか、委員長さんに出したんか、そこらは僕は知りません。そやけど何人か来てくれてました。部長に、一回人権の、それぞれの地域で人権とか何やとか、伊賀市それから人権感覚、僕はすばらしいと思うてます。すばらしい反面、差別もする何やもまた反面、正比例してんのん違うんかなということを思うてます。  議員さん、今まで4年の間で、この間もトップセミナーもありましたし、去年も近大の教授、ことしは皇學館ですね、議員さんて何人来たんかないったら、いつも同じ人がほとんど来てくれてます。やっぱり勉強、人権の感覚って少ない人かなというような感じして、僕は何か問題やっていうたら、差別のとき、先ほど言ったように戻りますけど、その教頭さんが言わなんだらならなんだ。また、流せた。そういう形の中でまず1点。それで今度帰ってきたときに、そこだけの問題になってんと違うんかなというのをまず1点思いました。  200人の中で、先ほど答弁のときに、今度は来てる人にそれぞれの課題ちゅうんか、罪やて言いました。ほな、来やなんだ人はどうしますんですか、伊賀市の。・・・・・とか何やとか、案内出してへんさかい来るとかそんなん違いますやん。先ほどまちづくりちゅうんか、まちづくりはもう終わってますよね。基本的な話の中で補助金のことを言いました。赤澤部長、僕言うてんの間違いないと思うんですけど、何にも僕はそうやってそういうぐあいに約束してきて、国で、上野時代約束してきて、まだ7年間、最初は2億円ぐらいあったけど、今、先ほど聞いたらことしなんかまだわからへんけど去年5,000万とかいうて、国ちゅうのはうそでようだましはりますさかいな、・・・・・でも。それは仕方ないとしても、そういう形の中身はどこへ使われているかって、これ開示させてもうてもええと思うんやけど、一回もしてもうたことないんやけど、みんなに。ここらにいる人も市民にも。やっぱりそういう中で貢献してんや。部落解放運動ちゅうのは貢献してんやちゅうことわかってくれると思うんですけど、補助金のやつだけ、補助金ちゅうか特別交付金のだけ、ちょっとわかってたら簡単にお願いしますわ。 ○議長(森岡昭二君)  総務部長。 ○総務部長(赤澤行宏君)  特別交付税の3月算定に既に入っておりますので、先ほど大西議員申されましたように19年の3月交付の中では4,851万3,000円が算入されている計算になっております。これがもとの地域改善対策の激変緩和という形で交付されているわけでございますけれども、特別交付税は形式的にもいろんなこちらの特殊事情を国の方に示して、その中で交付を決定していただく。額を算定していただくということになっておりますので、その経緯については我々よくわかりませんが、この地域改善対策にかかわります要望額としては総額で約10億円ぐらい要望を出させていただいた結果、4,851万3,000円を交付されているという状況でございます。 ○議長(森岡昭二君)  大西保定君。 ○14番(大西保定君)  部長、その最初のときは僕言うたように2億円とか1億8,000万とか、それはそうでしたやろ。 ○議長(森岡昭二君)  総務部長。 ○総務部長(赤澤行宏君)  当初の分は私より副市長の方がよくご存じなんですけれども、先ほど聞かせていただきましたら約2億円ぐらいが当初にあったかなということでございまして、私の段階では1億二、三千万の当時からでございます。 ○議長(森岡昭二君)  大西保定君。 ○14番(大西保定君)  先ほど差別の取り組みのとこで聞いてなんだいうことかな。来えへん人どうするのやちゅうことを言いました。200人のとこへ来てる人にもさ、その人にもやっぱりほんまに自分の課題として持って帰ってもうて、その地域で頑張ってもらわんなんて、それはそうです。そやけど、何にも言わんと何にもしてへん人ちゅうのは差別助長してると思うんですよ。こういう事件あんのに。現実に差別事件あるんですから。  僕は去年、こういうとこで言うのどうかと思いますけど、自分も市民病院の駐車場の中で差別事件に出くわしました。そやけどその人が透析受けてきて、そんな何やちゅう形の中ですさかいな、やっぱり心身ともに弱ってる、いろいろな。かわいそうに3時間ぐらい今から受ける。そういう形の中では自分自身の中でいっぱいであって、僕自身70年ぐらい生きてきて差別ちゅう体験いっぱい、自分は受けなんだけど、見たり聞いたりずっとしてきました。それは流したんですけど、僕は一番残念と思うのが、何かあったときに、大西さん、保さん、あんなんおかしいな。例えばの話、4年間の合併して議会とか等々の中で、ああいうの、あんなん差別と違うんかなとか議員さんもおっしゃったし、だれとかそんなん別の話やで、職員さんも僕におっしゃいました。そんなん言うんだったら、職員さんらみんなに言うとくんやけど、反問権あるんやさかいにこういうことあかんとか言うのが筋と違いますか。そのことだけ強く申し上げておきたいと思います。  市長さん、教育長さん、副市長さんに渡してあるんですけど、政党とか何やとかそんなんがあるとかそんなん別にして、伊賀市民報というのを僕とこの家へほうり込んでくれた人がいました。この中でちょっととんでもないなと思うたんですけど、税金の使い方、伊賀市の予算は年に400億円。暮らし優先で5パーセント安くすれば20億円、・・・・・福祉の心とかあります。授業料が払えず高校を中退する人が年々ふえているときに、同和奨学金830万円、松阪市や亀山市で廃止したのに部落解放同盟の補助金1,000万円ちゅうのがあります。こういうのありました。  僕は何が、同じ書くんやけど、憲法9条から始まって、僕はほとんど同じような考えしてるんですけどそれは別にして、やっぱり弱者と弱者、高校中退するの授業料払えずいって、本当にそうかな。同和奨学金、ちょうど合併して、これも三重県で、ありがとうございます、伊賀市だけやと思うんですけどな、一番最初にこれをするときに、僕とさっきの坂井君とその委員、最初立ち上げる時入りました。議員ですさかい抜けました、審査とか何やな。そのときに僕らが考えたちゅうのは、基本的にやっぱり地域だけではあかん。やっぱり先ほどまちづくりするときは、地域以外の人とも協働していかなあかんのやということを僕は申し上げました。そやさかい、一般の人も困ってる人たくさんいるさかい奨学金つくらなあかんのやないうて、自分らではつくったつもりであります。  ある人、ちょうど13日の日に、バレンタインとかがあって、同和地区の人と違うんですけど、一般の人で僕が若いときから知ってる、お父さんガードマンしてます。  お母さん病気で、一人娘さんがいて、賢い賢い。もちろんそんなんどこの地域の人かてわかりますさかい、それは。進学校へ行っています。夜アルバイトへ行ってんやけど、そこのお父さん車もないし自転車で、大西先生って、言わんでも、見てたら堪忍やで、娘が菓子やらつくったさかい大西さん食べてってお父さん夜持ってきてくれました。そのとき思うたんですけど、その前の日にこういうのほうり込んであって、ほうり込んでくれた人が、大西さん、もうじきうちの孫学校へ行くさかい奨学金もらえるなって言うてます。僕は残念なのは、・・・・・するのが、そういう中退する人ってほんまに高校中退するちゅうんが僕も相談、地域だけと違うて地域以外のことも相談に乗ったこともあります。貧困とか等々あるゆえやめたりして、大体問題が起こったとき、それはいろいろいっぱいあります。そやけどそういうことするちゅうのは何かな、どうかなと思いました。  さっきに戻りますけど、そのときにその人から手紙もうたことあります、高校行けやんて。お父さんと娘さんから。それあると思うて、もう2年ぐらい前ですさかいそれは何ぼ探しても、自分のやつを整理してんやさかいほかいたやろな、多分。見てたら堪忍やで。何書いてあったいったら、自分が若いときに上野の恥ちゅうのは、八幡とそしてある病院があるさかい上野の恥やと思うてたと。それでその中で大西さんやら出会うて、自分とこの子供のことをこうやって言うてくれて、高校へ行ける、進学校へ行けと言うたろ。夜出会うて、日曜コンビニアルバイトに行ける。そんなん涙出るほどうれしかったわって言うてくれてんですよ。それもこれも同和奨学金つくったさかいさな、一般の奨学金もあるさかいですやろ。なぜそんなことわかれへんのや、残念であります。  やっぱりこれから世の中きちっとほんまに安心安全のまちつくっていこうと思うたら、何が大事やな。先ほど自治会と、ずっと一般質問聞いてて、もう演説みたいになってしもうてごめんやで、聞いてて、何や住民自治協議会、基本条例あるいは自治会と小学校やら中学校の入学式でどやでできへんとか、そんなレベルの低い話がされて、ほんまに安心安全な心豊かなまちつくれるやろか。僕疑問に思いました。だれでも人間ちゅうのは正直言うて間違いあります。僕も70年生きてきて、いっぱい間違いしてきました。そやけどどんだけ反省できるんかどうか、そやと思います。そのことをきちっとしてもらわなあかん。行政の職員、こんなん言うて堪忍やで、そういうつもりで言うたんと違うんですけど、やっぱりきちっとするときに、これから、もう最後に言いますけど、議会も基本条例とか市民とか言いますけど、やっぱり市民ちゅうのはマイノリティー、少ない人も市民です、そんな声ほんまに、市民の声市民の声っていろいろいっぱい言うてたけど、その人聞いてくれたかな。そやさかい僕はわかってる範囲で4年間人権講演会出てるそれぞれの地域、どこでも出てる何やって資料もらいました。やっぱり出てませんでした、そんな人は。情けないと思うんやな。人の悪口とか、僕はそういうつもりで言うてません。誤解せんようにしといてください。  そやさかい、それで自治協議会があかんとか決して言うてません。何か文句が言うてきたらええんや。それで基本的にだれであっても、一番基本条例とか議会の基本条例でようけ調べてきてくれます。それはええと思います。そやけど、自分一番初め今思い出してるんですけど、議員に通ったとき、基本条例とかそんなん違うて、場所とか何やくじ引きしようて言うて手を挙げました。提案したことあります。否決されましたけど。その次に、議会の中で行政ともやっぱり対等になって、二院制ちゅうのもわかってます。そういう形の、それも大事やけど、議員同士でも終わったら行政だけでこういうとこ間違いですんやとか、そういうことやっぱりしようという、そのときは反問権とか等々なかったさかいあれですけど、そういうことも言ったことあります。  みんな否決されましたけど。  職員のみんなに言うときます。これからおかしいな、差別ちゅうのを避ける、日本国憲法14条を読みましたら、どんな人でもこのこと何にも知らん顔するの助長して差別してるのと一緒やで。そのことだけをきちっとわかってください。僕は差別発言に対して、その後これ持ってきたんですけどそれおいといて、その人だけの問題と違うと思います。やっぱりそれを取り巻く環境をどんだけ直していくんか。そうせな伊賀市絶対輝けへんと思いますで。市長さん、そう思わへん。副市長さんもそう思わへん、教育長さんも。そのことを大事にする。ちょっと小さい小さい問題であっても大事にする。それは財政も大事です。ほんまやったら、一番最初の10年前に自分も議員そのときしてんですから、こうやってもうてくれたんだやって言うてもうてもええと思うんやけど、そんなん言おうと思って言うてんと違いますんやで。そういうことをやっぱりきちっとして、それぞれの理由あると思います。そういう中で自分も頑張っていきたいし、それぞれと思います。  いろいろ言いましたけど、これから議会の中で新しい議員さんちゅうんか、もうじき3月になったら選挙あります。自分、きちっと言うてたんで、前の先輩に、今亡くなったウエダさんにそんなん3期してやめなあかんということで言うて、70も越えてんやさかいもうやめときということを言いました。その後、先輩に後にお聞きしたんですけど、やっぱり人に言うたということ自身、自分ではけじめちゅうのはわかってるつもりです。ですので、今回引退させていただきます。これから議会基本条例等々でおかしいなと思うたら、残ってる人、出る人、今井さんも同じように自分とこの会派と一緒で、引退することでして質問しませんでしたんですけど、僕と今井さんは今期で引退させていただきたいと思うてます。それは長いことありがとうございました。  その中で、やはり基本条例やって出前講座等あるんですから、残った人みんな通って、ほんまに緊張した議会と行政ちゅうんか、そういう中で予算も財政も含めて、もろもろのことを含めて頑張ってください。仮におかしいなということをちょっと言いましたけど、そういうことあったら、僕も八幡のまちづくりを中心に差別のある限り頑張ろうと思うてます。そのときには、そうやっていつでも話し合いさせていただきます。相手が30人いたら、僕とこも30人合わせてどんなことでもするさかい、ぜひそんな逃げたりするようなそんな議員にならないようにしてください。頑張っていただいて、これからほんまに輝く伊賀市をみんなで一緒につくっていただくことをお願いして、時間も少し残りましたけど終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(森岡昭二君)  これをもって大西保定君の質問を終了します。  以上で通告者による市政一般質問は終わりました。  これをもって市政一般質問を終了します。  次に、日程第2 議案第57号から議案第61号までの5議案を一括上程します。  当局の説明を求めます。  市長。
                 (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  ただいま一括上程をいただきました議案第57号から議案第61号までの平成20年度一般会計補正予算(第4号)、介護保険事業特別会計及び後期高齢者医療特別会計の2特別会計並びに病院事業会計及び水道事業会計の2企業会計の補正予算につきまして、その概要をご説明申し上げます。  今回の補正は、主に国の2次補正予算のうち定額給付金事業や子育て応援特別手当、介護報酬改定による介護従事者の処遇の改善及び地域活性化生活対策臨時交付金事業について、伊賀市において取り組む事業をそれぞれの会計で予算の補正を行っております。  議案第57号の一般会計補正予算(第4号)は、既定の予算額に歳入歳出それぞれ20億536万7,000円を追加いたしまして、補正後の予算額を歳入歳出それぞれ443億7,802万9,000円とするものでございます。  まず、定額給付金事業ですが、景気後退下での住民の不安に対処するため住民への生活支援を行うとともに、住民に広く給付することにより地域の経済対策に資するものでございます。平成21年2月1日現在、伊賀市の住民基本台帳に記録または外国人登録されている方お一人につき1万2,000円、ただし2月1日において65歳以上及び18歳以下の方については2万円を給付するもので、給付費及び事務費を合わせまして約16億2,000万を計上いたしております。  次に、子育て応援特別手当事業では、幼児教育期の子供のいる世帯の負担に配慮する観点から、平成20年度において小学校就学前の3年間で第2子以降の子供がいる世帯には1人当たり3万6,000円を給付するもので、支給金と事務費を合わせて約6,000万円を計上いたしております。  また、地域のきめ細かなインフラ整備などを促進するため、地方公共団体支援策として交付される地域活性化生活対策臨時交付金事業では、学校施設耐震補強改修事業や循環型農業実現モデル推進事業など37事業に約7億2,300万円を追加いたしております。  歳入につきましては、国、県支出金、分担金、負担金等の特定財源はそれぞれの事業費の変更に伴い所定の増減を行うとともに、地方債につきましても所要の補正を行っております。また、これら事業の追加変更に伴い、公用車購入事業など29事業につきまして新たに繰越明許費の設定などを行っております。  次に、特別会計では、議案第58号、介護保険事業特別会計補正予算(第4号)で約6,500万円の増額補正といたしておりますが、これは国の2次補正予算により交付される介護従事者処遇改善臨時交付金を基金に積み立てて活用することにより、介護保険料の上昇を抑制しながら介護報酬の改定等を行い、介護従事者の処遇改善を図ろうとするものでございます。  次に、議案第59号、後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)では、後期高齢者医療システム改修委託料など約500万円の増額補正となっております。  また、企業会計では、議案第60号、病院事業会計補正予算(第4号)で地域活性化生活対策臨時交付金を受けまして、医療機器、器具を整備するため、資本的収支で5,000万円の増額補正といたしております。  議案第61号、水道事業会計補正予算(第4号)では、資本的支出で1億8,000万円の増額補正といたしておりますが、国の2次補正予算に伴う国庫補助事業として伊賀上水区域の老朽管布設がえ工事を実施しようとするものでございます。  以上、今回の補正は一般会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、病院事業会計、水道事業会計を合わせまして23億552万8,000円の増額を行い、補正後の全会計の予算総額を791億2,450万5,000円にしようとするものでございます。よろしくご審議を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  説明に対し、ご質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森岡昭二君)  ご質疑なしと認めます。よって、議案第57号から議案第61号までの5議案は、予算特別委員会へ一括審査を付託いたします。  次、日程第3 議案第62号を上程します。  当局の説明を求めます。  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  ただいま上程いただきました議案第62号でございますが、職員の勤務時間改定による関係条例を整理する条例を制定いたしたいと存じます。  制定の理由でございますが、平成20年人事院勧告によりまして公務員の勤務時間を改定する勧告が行われて、国家公務員の一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律等の一部を改正する法律が平成21年4月1日から施行されることとなりました。  このため、本市におきましても勧告の内容に準じまして関係条例の一部を改正しようとするものでございます。  改正の主な内容でございますが、週の勤務時間を40時間から38時間45分に、一日の勤務時間を8時間から7時間45分に改めることなどに伴い、伊賀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例など関係する6条例について所要の改正をしようとするものでございます。  なお、この条例は平成21年4月1日から施行するものといたしております。よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  説明に対し、ご質疑ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森岡昭二君)  ご質疑なしと認めます。よって、本案は、総務常任委員会へ審査を付託いたします。  次に、日程第4 議案第63号を上程します。  当局の説明を求めます。  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  ただいま上程をいただきました議案第63号でございますが、仮称市立上野南地区中学校建設用地に係る土地所有者との協議が調いましたので、地方自治法第96条第1項第8号の規定に基づき議会の議決をお願いいたしたいと存じます。  このたび学校建設用地として取得しようといたします土地は、伊賀市森寺字竹之下870番ほか29筆、2万5,733.62平方メートルでございまして、内訳は田んぼが16筆、2万2,994平方メートル、畑が10筆、2,629平方メートル、ため池が1筆、25平方メートル、原野が1筆、44平方メートル、宅地が1筆、41.62平方メートルでございまして、取得金額は9,534万8,152円で、14人の方から取得しようとするものでございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  説明に対しご質疑ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森岡昭二君)  ご質疑なしと認めます。よって、本案は、教育民生常任委員会へ審査を付託いたします。  次に、日程第5 議案第64号を上程します。  当局の説明を求めます。  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  ただいま上程をいただきました議案第64号の平成21年度一般会計補正予算(第1号)につきましてその概要をご説明申し上げます。  今回の補正は、主に国の2次補正予算のうち平成21年度予算により実施することとされたふるさと雇用再生特別交付金事業や緊急雇用創出事業について、伊賀市において取り組む事業の補正を行っております。  既定の予算額に歳入歳出それぞれ1億868万9,000円を追加いたしまして、補正後の予算額を歳入歳出それぞれ388億8,277万1,000円とするものでございます。  まず、ふるさと雇用再生特別交付金事業でございますが、生活対策として地方公共団体が民間企業等の雇用機会創出を支援するもので、原則1年以上の安定的、継続的な雇用機会を創出する取り組みを支援しようとするもので、2,200万円の事業費を計上いたしております。  次に、緊急雇用創出事業では、急激な経済情勢の変動により離職を余儀なくされた非正規労働者及び中高年齢者等に対して臨時的、一時的なつなぎ就業の機会を提供するとともに、安定的な求職活動ができるような支援体制を整備するもので、2,200万円の事業費を計上いたしております。  歳入では、ふるさと雇用再生特別交付金事業及び緊急雇用創出事業につきまして、全額県支出金を充当しております。  なお、既に提出をさせていただいております一般会計当初予算におきまして、伊賀南部環境衛生組合への負担金及び病院事業会計繰出金がそれぞれの会計の歳入と整合しておりませんので、まことに申しわけございませんが、その修正を行わせていただいたところでございます。  以上、今回の補正によりまして補正後の全会計の予算総額を693億8,702万7,000円にしようとするものでございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  説明に対しご質疑ございませんか。  葛原香積君。 ○34番(葛原香積君)  この補正予算でございますけども、ふるさと創生やらいろいろ重要な課題でございますので、その意味については十二分に理解できるものでございますけれども、ただ、補正につきましては、ここに地方自治法で補正は当初予算確定後のいろんな政治的や経済的やいろいろずっとありますけど、変革が生じたときと、こうなっておりまして、まだ本予算が提案中で審議にも入ってない状態でございまして、今、市長さんの提案説明では修正も含めてというようなことでございますけれども、私はこの内容については了とするところでございますけれども、補正第1号として出す面では不適切であり、この法に抵触するのではないかということでございますので、審査をしていただきたいことの動議を提出いたします。そうやで、審議に入ってない場合は別やねん。 ○議長(森岡昭二君)  暫時休憩をいたします。             (午後 4時35分 休憩)             ─────────────             (午後 4時42分 再開) ○議長(森岡昭二君)  休憩前に引き続き会議を再開をいたします。  ただいまの葛原香積君の質問にご回答いただきたいと思います。  総務部長。             (総務部長 赤澤行宏君登壇) ○総務部長(赤澤行宏君)  まことにお騒がせして申しわけございません。  地方自治法第218条の市長の予算提出権につきまして先ほどご質問いただいたわけでございますけれども、昭和28年の地方行政実例に基づきまして、この当初予算が可決されていない状態であっても提出することができると。ただし、その予算を前後してこの補正を先に可決していただくということはできませんが、当初予算案、そして今回の補正を可決していただくということで問題ないという解釈になっておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(森岡昭二君)  葛原香積君。 ○34番(葛原香積君)  これはまだ提案は確かに21年の本予算提案されましたけど、市長がさっきから提案説明もございましたけど、その具体的なまだ審議に入っておらないということではやむを得ない理由にならないというのが私の勉強させていただいた範囲でございますので、やむを得ない事情には当てはまらないと思いますので、これは当初予算が提案されたけど審議に入っておりませんので補正に当てはまらない、修正に当てはまると思うわけでございますけども、差しかえということで私は動議を提出してあるんです。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  総務部長の方からも申し上げましたけども、今回3月議会ということで、3月の5日までの日程で議会日程が組まれておる中でこの件についてご審議いただこうとすれば、こうした日程で議会の皆さん方にお願いする以外に方法がないという中で、やむを得ない事情というふうに解釈をさせていただいて提案をさせていただいたということでございますので、ひとつご理解を賜りたいと思います。 ○議長(森岡昭二君)  葛原香積君。 ○34番(葛原香積君)  今そういうことでございましたけど、私は日程的にもそれならばこのやむを得ない事情を私も当局の議会事務局に聞かせていただきました。やむを得ない事情に当てはまるのは、最終日の朝、委員長報告がなされるときにこの事態が出てきたということではやむを得ない事情で第1回の補正予算、1号に提出されると私は解釈してるんですけど、その解釈の方法は間違っておるんですか、そこらだけ。間違っておると言うたらまた論議したいと思うんですけど、間違っとるか。期間があるということです。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  いや、葛原議員さんのお考え、間違うてるとかどうこうとかいうことは私自身は申し上げておりませんので、今回の上程については私自身はやむを得ない事情と判断させていただいて、この会期中にご審議いただいて、それ以後また臨時議会をお願いするということもできませんので、今回に限りやむを得ない事情とご理解いただきたいということでございます。 ○議長(森岡昭二君)  宮﨑由隆君。 ○25番(宮﨑由隆君)  葛原議員が質問しましたけども、やむを得ないといってもまだ会期がある。そして我々の議会選挙もございますけれども、市長の施政方針なり予算編成方針、そこで財政調整基金とか繰越金とかうたってある、これね、はっきり言って。その中でこの21年度の予算の補正においては大きく財源が変わることも、ここにその補正予算としての条件で今言われましたね。緊急雇用対策の中で、それはそれとしていい事業やと思いますよ。しかし、そういう緊急なときには専決という形もあると、ある意味で。  前市長のときは、例えば本当に忙しいときは。このことにおいては、やっぱしこの本予算を21年度の予算委員会に付託してある。まだ議会で一切審査もしていない。そして、そこでまた21年度の補正予算が4,400万の県の補助金とかいう形で、あとは病院会計の7,500万、一般会計から繰り出しが足らなかったと。そして病院会計の7,500万に穴があいてると、企業会計に。そして南部環境衛生組合においても、ちょっと日数的な形の中で1,000万ほどの負担金と相手の受け入れと金額が違ったと。ここが最終的にはこの基本的な・・・・・やないかなと。
     これはこれでまた21年度の補正予算として今上程されて、予算委員会に回ると思いますけども、そのときに十二分にまた質問させていただきたい。後の予算の中でね。  そやけどおかしいと思いますよ、基本的にこれは。21年度の予算を上程して、委員会に付託してまだ審議されていない。可決もされていない、否決も。そしてその中で第1補正が出てくる。で、予算委員会に付託すると。国でもそうですよ。今、21年度予算審議中ですよ。日本大変厳しい中、この21年度予算で日本が守れるのか。本来はもっと予算を出していただきたい、財界からも。それもとめている、国も。基本的なことは、やはり21年度予算を通してから21年度補正、こんなん基本ですよ。  ただ、総務部長がこれ通ると行政としての見解を述べられましたけど、国を見てみなさい。21年度予算のときには21年度補正が、国民が要るだろう、財界も要るだろう。しかしながら、国会議員だったら21年度予算の補正はまだ審議していない。  やはり通ってからですよ、そんなものは基本的に。私はそう思います。以上です。 ○議長(森岡昭二君)  他にご質疑ございませんか。  本村幸四郎君。 ○33番(本村幸四郎君)  今おっしゃられた提案権はあるとおっしゃればそれで出されて、解釈ですかな、やむを得ない判断と。だけど私らも今これ見てて説明聞いてて、私たち議会って何なのかなと。二元代表制の中で、だれがどう考えたにしても補正で出すというのは緊急性、それはわかりますよ。やむを得ないって、まだ5日まであるわけでしょう。予算委員会が3日あって。きょう上程されるということに、行政が本予算がどうなるかもまだ結論わからん、どういう説明するかわからないんでしょ。もうその前段からそれの上にそれを出してくるのは、もうもはや予算委員会はすんなりトンネルで通り抜けるという前提だと我々思わざるを得ないでしょう。その上で出してくるというのは。ですから少なからず手続としては行政の、私はその提案権がないとは言えないですよ。ただ、議会とはそれくらい安いもんで行政が対応されるなら、予算の対応は今から3日なり1週間でも10日でも予算やりますよ。予算委員会ちゅうのは何も3日やそこらでやらなんことないんですから。そういう関係性じゃないでしょう。行政と議会というのはそれぞれ市民のためにお互いの議論を尽くして、早急にそれを対応する市政でしょう。議会というものをここまでばかにされて、議会は、はい、そうですかって言わんなんほど議会はまだ落ちてませんよ、実際問題として。  ですから、きょう提案しなきゃならなかったというのは、皆さん方はもうどうせ実際すんなり通ってそのままいくという前提のもとでしょ。まだやってもいないうちから。急ぐ理由もわかりますが、提案する権利はそういう方たちあると思いますけれども、そういう形で行政が議会に対応されるなら私たちも、そんな関係でいいんですか、議会と行政の関係は。ですから、私は少なからず今の上程のものは予算委員会でも説明して、せめて本会議じゃなくても予算委員会の予算の後、その続いて提案をする。  それくらいの気配りというか常識がなけりゃ、我々議会ちゅうというのはいかにもばかにされた頼りないものだと市民に対して説明できませんよ。  私は、そういうような面で今きょう上程じゃなくて、予算委員会が終了後本会議で、それはたとえ5分でもとって提案をするというのが、私は30年させてもらいよるけど、こんなこと今まで一度もないですよ、実際問題として。そこら辺、お答えください。 ○議長(森岡昭二君)  お諮りします。会議の途中ですが、会議時間を30分延長し午後5時30分までといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森岡昭二君)  ご異議なしと認めます。よって、会議時間を30分延長し、午後5時30分までとすることに決しました。  総務部長、答弁願います。 ○総務部長(赤澤行宏君)  私の方から最初にお答えしましたんで、もう一度私の方からお話しさせていただきたいと存じます。  決して提案権が市長にあるから、葛原議員のおっしゃっていただいた分は一方的にという意味ではございませんでして、今回、平成20年度の補正予算を出させていただく当たりまして、その理由が国の平成20年度の2次補正にかかわる分でございまして、それに関係する21年度への予算措置、これが従来こちらでは当初に出させていただいたものの中で融通しながら執行させていただく予定でございましたけれども、県下各市の状況からしても、また県の方も別途当初予算に計上すべきものとして取り扱った方がいいということもございましたので、今回のきょうの提案の時期にあわせて出させていただくのがよろしいのではないかというふうに考えさせていただきまして、それを市長の方にお話をさせていただいたところ、今回の上程となったわけでございますので、ちょっとその辺で私の方の事務の取り扱いに不備がございましたらおわび申し上げたいと存じます。そのような経過でございましたのでお願いいたします。 ○議長(森岡昭二君)  本村幸四郎君。 ○33番(本村幸四郎君)  今、多少説明なんだけども、初めみたいな形でいくなら議会の機能、権能というのはとてもじゃないけど、このことについて実際私たちもそのメンツにこだわるわけやないけど、やっぱり基本的な議会と行政のあり方の問題でしょう。心情としてですよ。  それは中身については、今おっしゃられたようにあと3日後の予算委員会の可決、ゴー出したって、今出したって内容には何にも変わりはないですよ。当初の説明のとこに後でこの提案も予定をしておりますと言えばだけれども、皆さん方からいくならば時間がないから今言ったようにその一連で関係しているからというけども、本予算が、当初の予算が提案だけあって説明もないうちから次が追っかけて出されるちゅうなら、それこそ議会に対しての皆さん方の、市長の議会に対する政治姿勢はそうなのかって私たち思わざるを得ませんよ。  ですから、私は先ほど申し上げましたようにお互い審議ちゅうのは侵しちゃならない領域というようなことだけ尊重し合うという、その姿勢が大事であって、私はきょう提案されることについては別に私たちは中身がそれがどうと言ってない。緊急性もわかりますが、手順としてこういう形で提案されることが議会に対して、私たちにとっては冒涜だと私は受けとめるから言ってるんですよ。ですから、そこら辺は別にきょうじゃなくたっていいじゃないですか。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  先ほどもお話をいたしましたけども、国の方の経済対策が目まぐるしく変わっており、さらに審議が進まない状況の中で情報が十分入手できなかったということもございますし、それぞれの自治体は3月予算ということで取り組んでおりますので、もう少し伊賀市よりもずれて予算編成なり予算審議をいただいておるという、ことしのそういう特殊事情もございます中で、私は常に議会に丁寧にいろんなことについて事前にお話をさせていただいて、議会の皆さんのご審議の中でそれぞれの議案についてご議論いただいて決定いただこうということで、少しおっしゃってるところが理解できないんですけども、私は議会のことを最大限、二元代表制の中で尊重させていただきながら取り組ませていただいておるつもりでございますので、どうぞご理解をいただきたいと思いますし、決して専決処分ができるから専決処分をするとかそんな問題やなしに、21年度の当初予算を出させていただいた後、同じレベルでご検討いただきたい案件が生じてきましたので、1次の補正として同時にご審議をいただきたいということできょうご提案させていただいたところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(森岡昭二君)  本村幸四郎君。 ○33番(本村幸四郎君)  今、市長おっしゃられた議会に対して、ですからこの前の入札のときでも反省をしたと市長おっしゃった。ですからこういう今までにない手順をするときには、せめて議長なりこういうような形で議会の・・・・・追っかけてなんだろうけども、了解してもらえないかとか、それくらいの気配りちゅうのはあって、きょう議運に出て、我々今初めて知ったわけでしょ。追加出してきたというのは。ですからこれ議長、この問題について話し合い、事前に聞いてましたか。 ○議長(森岡昭二君)  補正を上げるということについては聞いております。今、緊急雇用を初め。 ○33番(本村幸四郎君)  内容に。 ○議長(森岡昭二君)  ええ、聞いてます。  本村幸四郎君。 ○33番(本村幸四郎君)  今、市長がおっしゃるように内容について必要性もわかりますし、ただ、私たちが言ってるのは、市長それは提案権、一般常識として考えたら本予算が、だけど条例の何や提案することができると今総務部長おっしゃったでしょ、それは権能としては。  そやから出されるいうけども、出される側の立場も理解してもらえれば、それくらいの気配りちゅうのは、その気配りもなくって議会は尊重してますと言ったって、言ってることとやってることは逆じゃないですか。  ですから、私は今市長おっしゃられたけども、いずれにしましてもそういうことで通されるなら、私はきょう上程しなくたっても予算成立後上程して本会議に来て追加でしてもろうても難しくも何もないと思うんですけど、そこらどうしてもきょうでなきゃだめですか。 ○議長(森岡昭二君)  市長。              (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  21年度の一般会計の議決が3月の5日の日に最終日に議決をいただくわけでございますので、議決いただいた後の補正の上程ということになれば、それ以降に臨時議会をお願いしなければならないという日程になってまいります。そんな中で、ことしは特別の事情ということでご理解いただいて、同じ当初予算の審議の中で1次補正のことについてもご審議いただきたいということで、私としては丁寧な手順を踏ませていただいておるつもりでございます。 ○議長(森岡昭二君)  馬場登代光君。 ○24番(馬場登代光君)  朝からこの問題について議運が行われました。議運では意見もなく通ったわけでございまして、私らが理解しておりますのは、やはり本会議で本予算が可決されて、その後この補正が出るということの中で、順序として私はいいもんだと判断して議運では賛成、了解したところでございますので、順序としては行政は手順を踏んでいると思いますので、賛成いたします。 ○議長(森岡昭二君)  ほかにご質疑ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森岡昭二君)  ご質疑なしと認めます。よって、本案は、予算特別委員会へ審査を付託します。  以上で本日の議事日程は終了しました。  本会議の再開日は3月5日午前10時といたします。  本日はこれをもって散会します。ご苦労さまでございました。             (午後 5時02分 散会)             ─────────────...