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令和 3年第2回定例会(第3日 6月11日)
令和 3年第2回定例会(第3日 6月11日)

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  1. いなべ市議会 2021-06-11
    令和 3年第2回定例会(第3日 6月11日)


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    最終取得日: 2023-06-15
    令和 3年第2回定例会(第3日 6月11日)                    令和3年               いなべ市議会(第2回)定例会               令和3年6月11日(金曜日)   開議の宣告 日程第 1        一般質問 2 出席議員     1番 西 井 真理子        10番 清 水 隆 弘     2番 篠 原 史 紀        11番 欠 員     3番 片 山 秀 樹        12番 水 谷 治 喜     4番 原 田 敬 司        13番 衣 笠 民 子     5番 神 谷   篤        14番 鈴 木 順 子     6番 新 山 英 洋        15番 岡   英 昭     7番 伊 藤 智 子        16番 位 田 まさ子     8番 小 川 幹 則        17番 林   正 男     9番 岡   恒 和        18番 種 村 正 已 3 欠席議員
       な し 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名 市長          日 沖   靖   副市長         岡   正 光 教育長         小 川 専 哉   企画部長        長 﨑 十九八 総務部長        小 林 治 夫   都市整備部長      梅 山 浩 幸 市民部長        杉 山 義 文   環境部長        二 井 真 作 福祉部長        日紫喜 隆 一   健康こども部長     出 口 美 紀 農林商工部長      杉 本   剛   建設部長        梶   正 弘 水道部長        出 口 日佐男   会計管理者       多 湖 康 子 教育部長        小 寺 道 也   国体推進事務局長    渡 邊 真 澄 監査委員事務局長    太 田 一 秋 5 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長      鈴 木   訓   議事課長        日紫喜 巖 人 議事課課長補佐     寺 園 妙 子               (午前 9時00分 開議) ○議長(水谷治喜君)  おはようございます。  出席議員数が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  傍聴人の方に申し上げます。傍聴人の方々は、いなべ市議会傍聴規則を厳守くださるようお願い申し上げます。  本日の会議は、お手元に配付の議事日程とおり、昨日に引き続き、一般質問を行います。  それでは、一般質問を許可いたします。  まず、質問順位6番、西井真理子君。  1番、西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  おはようございます。政和会、1番議員、西井真理子。議長の許可を得ましたので、質問をさせていただきます。マスクを外させていただきます。失礼いたします。  今回は、大きく2点について質問をさせていただきます。  まず、質問項目1、子どもたちのSOSを取りこぼさない相談環境充実を。  令和3年第1回定例会で質問しましたいじめの未然防止については、学校、教育委員会関係機関等が連携し、子どもたちと取り組んでいることは理解できました。今回、私が質問するのは、カウンセラー体験を中心に子どもたちのSOSを取りこぼさない相談環境充実を求めるものです。  (1)スクールカウンセラーの配置について充足しているか。  (2)前回の質問で提案させていただきましたスクールカウンセラー体験について、教育長は大変効果的な取組と評価していただきました。各学校で今後取り組む考えを聞かせてください。  (3)子どもたちの小さな声SOSを取りこぼさないために、相談窓口の周知・拡大をお願いしますということで、この3点、よろしくお願いします。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  おはようございます。  まず、(1)スクールカウンセラーの配置が充足しているかでございますけども、今年度、三重県から派遣されているスクールカウンセラーの数は各中学校区に1名ずつであります。よって、1校当たり週1回程度の配置となっています。中学校は拠点校となっておりますので、時間的に言うとほぼ1日、小学校については半日程度の滞在時間で活動していただいております。  また、今年からいなべと東員の教育支援センター、いわゆるふれあい教室にも1名配置していただいくことになりました。ただ、これも2週間に1回、半日程度の勤務となっております。  このような配置状況の中、児童生徒が抱える課題も多様化しているということでありますので、現状では十分な配置とは決して言えないと考えています。  よって、今後も子どもたちが安心して学校生活が送れるように、専門的な知識、経験を有するスクールカウンセラー等の外部人材の配置拡充につきましては、三重県教育委員会に強く要望していきたいと思いますし、そのことによって教育相談体制の充実を図っていきたいと考えています。  (2)ですが、私、大変効果的な取組であることは十分承知しておりますし、国もそのような取組も紹介しております。ただ、先ほども申しましたように、現状のスクールカウンセラーの配置日数とか滞在時間、しかもカウンセラー本来の業務を抱えている中では、児童を対象にしたスクールカウンセラーの体験は極めて困難な状況であると感じております。  したがって、昨日の生理の貧困の答弁とも関連しますが、大切なことは、各学校が日々の生活の中で子どもたちが安心して声を上げられる環境づくり、子どもが声を上げたときには、身近な大人である教師、そして、クラスの仲間がそれを受け止める環境づくりに努めることがまずは大事だと思いますし、担任や副担任、そして学年団を中心に、教職員が積極的に子どもたちに声をかけていく、子どもたちの声を丁寧に聞き取っていく、そして、当然声に出せない子どもたちもおりますので、子どもたちの行動とか体調とかでいろんな変化が見えてきますので、心の声も聞き取れるような教師になるよう、学校長を通して指導していきたいと考えています。  また、そういう取組の中で、ケースに応じてはやっぱり専門的なアドバイスが必要でありますので、スクールカウンセラーにつないでいきたいと考えています。  最後、(3)の質問でございます子どもたちのSOSを取りこぼさないということですが、西井議員は以前から一貫して子どもたちが発するSOSを決して取りこぼすことがないようにとずっとおっしゃっていただいています。その方向で当然考えておりまして、相談窓口の周知、拡大も含めて、現在、強化をしていくところでございます。  今までもチラシとか学校通信とかホームページでいろいろな相談窓口とかスクールカウンセラーの利用方法も周知を図っています。今年度も県教委が作成されましたSOSを活用した相談窓口のチラシについては、2月には全中学生に、そして、5月には新中学1年生に配布したところでございます。  また、今年度、新たな取組として、いなべ市教育研究所に相談窓口を設けまして、そこの利用方法を記したチラシを作成しました。今までの教育委員会が出すようなチラシと違って、ちょっとあか抜けたデザインで、このずっと準備を始めてまして、来週早々には全ての子どもたちに配布する予定でございます。  内容としましては、心身の発達や子育て全般、学校生活の悩みについては教育研究所へとか、不登校についてはどこどこへとか、日頃のことは学校へとか、相談内容によって、こんなところへ相談してくださいというような、垣根をどんどん下げていきたいと思います。  ただ、大事なことは、どこへ相談してもつながっておりますので、ここへ責任を持ってつないでいくという取組も併せていきたいと考えております。  そして、さらに今年度から三重県の県費事業を活用して、新たに5名の教育相談員(元教員)を任用させていただきまして、各中学校ですが、週に1回から2回、時間にしたら2時間、3時間でございますけども、配置いたしました。  この教育相談員と申しますのは、悩みや不安を抱えている児童生徒への支援、そして、いじめや不登校などの生活指導上の問題に対応するために、校内を巡回していただいたりとか、日頃の様子を観察していただきながら、先ほども申しましたけども、子どもたちの変化を見つけて声をかける、そして、子どもたちの近い存在として能動的に相談業務に従事していただいております。  このような配置によって、自分から相談できない生徒に対しても積極的に働きかけていくことができますし、子どもたちが助けを求めるきっかけにもなると考えております。  また、子どもたちが抱える友達とか家庭、学習、そして進路に関することやいろんな悩み事も早期発見できるのではないかと期待しておるところでございます。  以上のように、できる限りの様々な働きかけを行うことによって、専門的な支援が必要な場合には、スクールカウンセラーへ相談を引き継いでいくなど、今後も子どもたちが安心して学校生活を送れるように相談体制を充実させていきたいと考えています。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  いろいろと進めていただいてありがとうございます。ちょっと一個一個確認させていただきます。  スクールカウンセラーを県に要望していただいているということで、ずっと過去の市議会の答弁を確認させていただいても、スクールカウンセラーとしては増えてはいないという現状だとは思うんですけれども、教育委員会としては十分ではないという意味で、教育相談員の配置をされたということでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  そのとおりでございまして、三重県も数は決まっておりますけれども、時間が少しずつ毎年増えていくとか、今回、三重県のこの事業といいますのは、本来、スクールカウンセラーが聞き取らなければならない、でも十分ではないから、こういう教育相談制度がありますからどうですかという事業でしたので、手を挙げさせてもらったということです。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  教育相談員というのが新しい言葉で、どんな方がなられているのか、ちょっと詳しく教えてください。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  5名の元教員でございます。その中で元校長が4人、1人が養護教諭出身でございます。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  教育相談員の配置をしていただいても、県へは一応いなべ市にもうちょっとスクールカウンセラーを配置してくださいと要望し続けていってくださるということでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  そのとおりでございまして、数的には絶対三重県下は足りない状況でありますので、市教委の状況も勘案しながら、力強く要望していきたいと考えています。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  ありがとうございます。ちょっと質問を変えさせていただきまして、前回にも提案させていただいたスクールカウンセラーの体験を一学年全生徒に体験という形でしていただくことについて質問させていただきます。  前回の質問で、藤原中学校ではスクールカウンセラーと生徒が給食を一緒に食べる取組をしているということでした。ほかの学校では何か取組をされていたら教えてください。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  詳細にはつかんでいませんけども、それぞれの学校で、スクールカウンセラーも自分のハードルを下げる意味で、子どもたちと近づくような取組は必ずされていると思っています。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  よかったら、教育長にほかの学校でもどんな取組をしているか把握していただいて、また教えていただければと思います。  このスクールカウンセラーの体験は、ちょっと前回にも提案をさせていただいたんですけれども、もう一度、お伝えさせていただくと、メリットとしては、いじめられかけているとか、無視されかけているとか、重大ないじめになっていなかったとしても、声を上げられたりするというのはもちろんあるんですけれども、いじめちゃう側、自分自身が持っているストレスが原因だったり、何か自分に問題があるから、いじめだったり、1人の子をちょっと仲間外れにしちゃったりとか、子どもというのは自分のことも分からない状態で、周りの人にちょっと八つ当たりみたいな感じでやってしまうと思うので、そういったことを予防するためにも、スクールカウンセラーとの体験は効果的だと思うんです。物理的に難しいと今は思うんですけれども、それができるように市として教育に力を入れて、そういったことも効果があるかどうかもやってみていただきたいなと思います。  今は難しいにしても、今後、そういった教育相談員とかが増えてくると、もしかしたらできてくることがあるかもしれないし、それに向けて動いていただきたいんですけども、そこに関してはどういうお考えでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  そのようなことができると、本当に僕は効果的だと思っています。ただ、長年教員をやってきた自分からしますと、子どもたちから相談される先生であってほしいなと。最初からスクールカウンセラーに行くのはちょっと僕は寂しいかなと思いますし、子どもたちには声を上げていいんだよと、小さいうちに声を上げようよ、そして、仲間が声を上げたら、それを拾っていこうよというような、そういう学級づくりとか学校づくりが僕はまずは大事だと考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  教育長が以前からもそのように環境とか先生とか仲間、そういったところの環境をもっとよくしていくことを第一に考えていただいていることはすごく伝わっております。  ですが、実際、本当に心に闇を持っているというか、どうしても人に言えないというのは絶対あると思うんです。そういったときにカウンセラーの存在は、どうしても言えない子どもたちからすると、今はカウンセラーはまだちょっと遠い存在になっちゃってると思うんです。本当にカウンセラーが必要な子がカウンセラーに相談できているかといったら、できていない子もいるとは思います。教育長の、先生だったりクラスづくり、先生の指導、学校の環境は本当に大事だとは思うんですけども、どうしても言えない子もいます。どれだけ周りの環境がよかったとしても、言えない子はいると思うんです。ちょっとその考え方も持ちながら、今回の質問というのは、SOSを取りこぼさないために質問をさせていただいていますので、1個だけ、これだけと思っちゃうと、たくさんの相談窓口じゃなくて1個になっちゃうんですよね。教育長の考え方もすごくすばらしいんですけれども、もうちょっとだけ頭を柔らかくしていただいて、窓口というか、いろんな方法を、いろんな選択ができるように、子どもたちにとってというところは、ちょっとずつでもいいので取り組んでいっていただきたいと思います。たくさん聞きますので、言えない子はいますので、今さっき、教育長が言われたその環境をつくっていくということで、ちょっと難しくなってきているんですけど、じゃあどんな仲間づくりを、どんな学校の環境づくりをしていくか、具体的に何かありますか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  具体的にと言われると、いろいろあります。子どもたちの毎日書いてくるノートに赤ペンを入れたりとか、子どもたちの登校してくる様子とか、いろんなことを教師は見ていますので、ふだんと違ったら声を必ずかけるとか、例えば休んだときでも、1日休んだだけでも、家庭へ必ず連絡して、保護者に状況を確認するとか、その辺の取組は学校として必ずやっているはずですので、私は学校を信用しております。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  実は昨日、うちの一番下の子も、ちょっとしたずる休みをしまして、先生が夕方きちんと来てくれてました。子どもと話をしてくださってました。すごくありがたいなと思いました。そういうのも続けながら、相談窓口も、先ほど言わせていただいたのも増やしていただきたいと思います。  スクールカウンセラーとの体験が、今は物理的には難しいということなんですけども、ちょっと一つ提案で、道徳の授業があるかと思うんですけども、そういったときに、もうされていたら教えていただきたいんですけど、人間関係を考えたりとか、自分と向き合ったり、自分を見つめる体験は、今、やっているんでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  道徳の授業は年間35時間とちゃんと決められたカリキュラムがありますが、特別活動でいろんな行事とか取り組む前に、今の学級がどのような状況になっているかを子どもたちに点検させながら、じゃあこの行事を通じてとか、この修学旅行を通じてとか、この活動を通じてどのようにこのクラスを変えていくんだというような取組もやっています。  ごめんなさい、どんな質問でしたか。もう一度、お願いします。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  ごめんなさい。質問が分かりにくかったです。  スクールカウンセラーが先生となって、道徳の授業をされているかということです。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  道徳の授業については教科書もありますので、それに従ったカリキュラムがあるわけですけども、特別活動の中で、カウンセラーにお越しいただいて、学年集会で話をしていただいたり、詳細把握しておりませんが、そのような取組はあると思います。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  教育長、よかったら詳細も把握して、また教えていただければと思います。  スクールカウンセラーの授業、特別に呼んだりとかしてやっているということで、そういったことをされた効果をどういうふうに評価をされているか教えてください。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  効果をどのようにつかむかは、正直、難しいところでございますけれども、それぞれの学校のカウンセリング委員会とか、それぞれ教師の研修会等でカウンセラーの知見とかいろんな話をしていただく中で、確実に教職員のカウンセリング力もついていると思いますし、解決に向かった取組も。 ○議長(水谷治喜君)  いや、子どもたちに対する効果という意味で答弁していただけますか。 ○教育長(小川専哉君)  数字的なことを申しますと、小学校で実際子どもたちカウンセリングを受けた数は73人、中学校は50人です。パーセントでいくと、5%に満たない数です。この子たちがその後、どのようになったかは、それこそ本当に詳細は把握しておりませんけれども、子どもたちの相談が学校全体としての問題意識として共有されたとか、家庭と学校との共有とかして解決に向かっているんではないかと思っております。
    ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  教育長にお願いばかりして申し訳ないんですが、学校でも先生から効果を聞いていただければ、また教えていただければと思います。  ちょっと質問を変えます。スクールカウンセラーは、今、週に1回ぐらい、半日から1日いていただいているということで、週に1回というのは大分少ないんですが、来ていただいているということで、子どもたちが前もって聞いていても、やっぱり忘れちゃったりとか、そのときは問題なかったとしても、急に悩みが出たりとかすることもありますので、当日のホームルームだったり校内放送を利用して、しているかもしれないんですけども、そういったものを利用して、何時までスクールカウンセラーがいるか、具体的に生徒に伝えてみてはどうかと思うんですが、それについてお願いします。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  僕はそれはあまりしないほうがいいかなと思っております。個人的な悩みで知られたくない思いが子どもたちにはあるかも分かりません。こっそり今日はこの日だよと担任が教えることで、全体的に校内放送でというのは、僕はしないほうがいいと考えております。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  教育長はやっぱり担任の先生にまず言ってほしいという気持ちがあったので、今の答弁いただいたと思うんですけども、もし生徒だったとしたら、担任の先生には言いたくない子もいると思うんです。そういう場合は、担任の先生に相談しなくても、担任の先生に相談すると、担任の先生は何の悩みなんだと気になりますよね。そうじゃなくて、カウンセラーは専門的な方なので、そこは直接生徒がカウンセラーに相談できる仕組みをつくっていただいたほうが、生徒は相談しやすいと思うんですけども、どうでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  子どもから相談されて担任が心配するのは当たり前のことやと僕は思ってますし、相談されて何ぼの世界だと思います。子どものために給料をもらってる、そんな思いで教師になっているんだと僕は考えています。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  でも、先生のためのカウンセラーではないし、生徒がまずは解決するためだったら、担任の先生が悩みの内容を知らないのはしようがないと思うんです。生徒の悩みをちょっとでも楽にすることが、スクールカウンセラーがいる目的だと思いますので、確かに教育長が担任の先生だったら気になるし、聞きたいというのは分かるんですけども、それはちょっと別と考えて、カウンセラーだから言える、きちんと秘密を守ってくださるというふうに案内していると思います。スクールカウンセラーは秘密を守りますという案内をよく見かけます。そのお気持ちはすごくうれしいし、ありがたいですけども、生徒の悩みが楽になることを第一に考えていただくと、直接相談できるように仕組みをつくっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  先ほど来、答弁させていただいたように、各学校には、現在、教育相談員も含めていろんな大人も入っておりますので、いろんなところからキャッチした情報を共有しながら、スクールカウンセラーにつないでいく方法が、今、取られるベストな取組だと考えておりますので、その辺で子どもたちの声を聞き漏らさない、取りこぼさない取組も含めて取り組んでいきたいと考えています。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  質問は変わります。(3)になります。前回の質問の際に、いなべ市のホームページ上でスクールカウンセラーの予約方法や相談窓口、いなべ市の教育研究所など、いろいろな相談窓口についても案内を充実するよう努めるという答弁を頂きましたが、現時点ではインターネットで検索しても、そういう案内は見当たりませんでした。これは早急に取り組んでいただけるのではないかと思うんですが、どうお考えでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  その方向で進んでおりますので、西井議員の期待に応えていきたいと思います。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  その準備をしていただいているということで、ありがとうございます。  最後に一つだけお聞かせいただければと思います。  今、コロナ禍で社会的な状況がどんどん変わっていっています。大人が思う以上に子どもたちは不安を抱えています。受験生だったら進学のことだったり、また、コロナ禍で家庭の財政事情など、子どもなりの不安や心配事はたくさんあると思います。そういったことを吐き出せる環境整備に関しては喫緊の対応が必要であると考えます。  最後に、市としてどう考えるかお聞かせください。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  昨日の生理の貧困もヤングケアラーの話もそうですけれども、子どもたちが声を出せる環境、子どもたち一人一人のレジリエンス、跳ね返す力とか心を回復していく力、テストでは測れないような非認知能力の一部なんですけども、子どもたち一人一人にもそんな力をつけていきたいと思っております。そのような子どもたち一人一人の力もつけていきながら、教師の指導力、相談体制も充実させていく方向で、両面から取り組んでいきたいと考えています。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  教育長の強いお気持ちはありがたく思っております。相談窓口の充実ということで、ちょっとまだこれからもやっていくかと思いますが、取り組んでいただいていることもあることも分かりまして、でもまだまだと思いながらやり続けていただければと思います。本当に教育長の強い気持ちはありがたく思います。ありがとうございます。  次の質問に行きます。  質問項目2、自助、共助を育む対策の推進についてです。  4月に新しくなった防災ガイドブックを配布していただきました。ありがとうございました。そして、先日、以前の防災の質問でさせていただいた説明動画を作ってみてはと提案させていただいたら、本当につくっていただいてました。ありがとうございました。ユーチューブにアップされておりましたので、私も拡散して、皆さんに見ていただくようにしたいと思っております。大変うれしく、感動いたしました。  今回は、今から梅雨の時期で大雨の季節に入ることと、いつ起こるか分からない南海トラフ巨大地震について、これらを市民の方がしっかりと備えてもらいたいという気持ちで、市がどういったアプローチをして市民の意識を変えていくかということで質問させていただきます。  いなべ市防災計画の風水害編と地震災害編を見させていただきました。その中で、災害等減災重点目標として掲げている事項がありましたので、その重点目標について質問させていただきます。  (1)地域における共助の取組を促進するため、地域に密着した独自の防災対策等の普及・啓発及び支援について、実績(実施状況)は。  (2)地域独自の防災訓練実施等への支援について、市は各自治会や地域がどのような取組をしているか情報収集及び把握をどのように行っているか。  (3)地域における災害教訓の伝承を継続させるための支援について、市の計画は。  (4)地域の実情に応じた避難所ごとの避難所運営マニュアル作成支援について、進捗状況は。  (5)自助、共助の大切さを伝える活動や発災の際には防災士など知識を持つ人が地域で必要不可欠と考える。こういった人を増やしていく考えは。  以上5項目、お願いします。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  それでは総務部から、2、自助、共助を育む対策の推進について、(1)から(5)までを答弁させていただきます。  まず、(1)防災対策等の普及・啓発及び支援の実績についてお答えさせていただきます。  地域の共助の取組を促進するために、いなべ市では平成23年度より避難行動要支援者制度を実施しております。平成31年度からは制度を実施する自治会の拡充を図るため、実施を希望する自治会に対して、いなべ市社会福祉協議会と連携して避難行動要支援者制度の内容や災害リスクについての説明会を行っております。説明会は今まで51自治会で実施されており、今後も社会福祉協議会と連携し、制度実施の自治会の拡充に努めていきたいと考えております。  続きまして、(2)情報収集及び把握についてお答えさせていただきます。  自治会から防災講話などの依頼があった場合、事前に職員が自治会長と実施する内容の詳細を打合せを行っております。その際に、自治会の問題や今までの実施してきた内容等をお聞きし、その自治会の状況等の把握に努めております。  続きまして、(3)市の計画についてお答えさせていただきます。  幸いにもいなべ市では大規模な家屋の倒壊や人的被害があるような大規模な災害は発生しておりません。しかし、平成24年度に藤原町坂本の小滝川で大きな土石流災害が発生しましたが、この土石流災害の状況を風化させないために、地域住民が集まる公民館に当時の資料を掲示し、いつでも見ることができるようにしております。  また、全国で多発している自然災害をより詳しく知ってもらうために、防災講話を通じてそれらの災害の被害状況を詳しくお話しすることにしております。  なお、4月に配布した新しい防災ガイドブックや地域防災計画には過去の災害の状況を掲載し、防災教訓の伝承に努めております。  続きまして、(4)避難所運営マニュアル作成支援についての進捗状況はについてお答えさせていただきます。  防災課では平成28年3月に避難所の統一事項を示したいなべ市避難所運営マニュアルを作成しました。記載した内容は定期的に見直しを行っております。昨年度は新型コロナウイルス感染症に対応した内容に改定しております。  また、避難所ごとに作成する個別マニュアルについては、福祉部の各避難所担当者が避難所の開設手順や施設内の居住空間等のレイアウトなどを定め、全ての避難所において個別の運営マニュアルが作成されています。  最後に、(5)防災士などの知識を持つ人の答弁をさせていただきます。  市民へ防災への積極的参加という観点から、防災士に限らず危機管理士や防災介助士など、災害に関する資格を持った人の参加が必要です。県内ではみえ防災・減災センターで行われていますみえ防災コーディネーターの育成講座や三重大学が実施しているさきもり塾等での研修を受講した高度な防災知識の取得者も多数おみえになります。本年度はいなべ市女性消防団員3名がみえ防災コーディネーターの育成講座を受講し、受講終了後に防災士の資格を取得する予定です。  防災士資格はNPO法人日本防災士機構が認定する資格であります。現在、民間で認定する防災に関する資格は多数あり、多くの方が取得されています。今後も市民活動室と協働して防災関係取得者を発掘していき、知識と経験を有した方が防災の場で活躍できるようにしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  (1)で、現在、51の自治会で実施されているとおっしゃっていただいたんですが、これは福祉委員会の中で実施されているということでよかったでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  そのとおりでございます。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  地域によって違うと思うんですけれども、福祉委員会は個人情報も取り扱いますので、あくまで限られた人での集まりになっていると思います。福祉委員会は老人会とか自治会長、民生委員、主にそういった方たちで構成されているんですけれども、いざ災害が起きたときに、この福祉委員会の中で独り暮らしの方を助けに行くということで、確かにそれは想定しておいてもいいと思うんですけど、いざ地震や大雨被害が起きたときは、組ごととか隣同士の近所で助け合いが必要になると思うんですが、総務部長はどうお考えでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君に申し上げます。質問をもう少し明確にしてもらえますか。 ○1番(西井真理子君)  福祉委員会の中で実施されているということは、避難行動要支援者制度は独り暮らしの助けが必要な方が登録していて、福祉委員会の中で情報を共有していると説明いただいたんです。福祉委員会の中で社会福祉協議会と連携しながら、この独り暮らしの人も災害が起きたときに助けるという考え方ということだったんですけれども、いざ災害が起きたら、もっと隣近所で助け合いになるかと思うんですが、総務部長はどう考えますでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  地震などの災害が発生した場合、それに対しては地元自治会及び組、班と分かれておりますが、地元に関連したところがまず最初に対応することになるに思いますので、それでお願いしていこうと思っております。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  地元の組だとか隣近所で助け合いが必要ということは市の計画の中にも入れてもらってまして、それが共助ということで、近所の方同士で助け合うことが必要になってくるんですが、そう考えると、災害が起きたときに、どういう動きをするかは、今の時点で各組が、災害が起きたときにどういう動きをするか、何か市として情報はありますか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  災害は様々でございますので、想定される災害、想像力を働かせていただくしかないんです。できましたら、市民皆さんが起こり得る危険は何なのかということを時々考えていただける、特に家族とか隣近所とかで話していただけるような場が必要でしょうと。だから各自治会でも防災訓練をやっていただいて、それを機会に想像力を働かせていただいて、何が起こるのか、そういったことが防災に強いまちづくりになるのかなと思っております。  阪神・淡路大震災のときも、家が倒壊しました。足が挟まれて動けない。ですけど、ジャッキは自家用車に乗ってるんです。それを誰かが気づけば、利用できたんです。そういった過去の教訓を寄り集まった場で話せる雰囲気づくり、草刈りの後にちょっと何か話してみよう、ちょっと雨が強いよね、山神川が冠水したときはどうしようね、あっちへ逃げるよりこっちへ逃げたほうがいいよね、そういう話がちょっと出るような雰囲気づくりが必要なのかなと。市役所が全てに対して何かをつくるのは不可能です。その場によって違います。私どもは梅戸ですけど、梅戸だけでも違います。養父川が氾濫して、笠間小学校に逃げてくださいと。養父川が氾濫しているのに、あの川よりも南の方はどうするんやという話になりますんで、そんなことは臨機応変に考えるしかないんです。各個人が想像力を働かせてもらう場づくりを市がすることを考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  私が提案させていただきたいことを市長が言っていただきました。災害が起きたときは自治会単位というよりは、もっと小さい組ごと、近所ごとで助け合いが必要となってきます。特に大きい災害が起きたら、本当に近所で助け合わないといけなくなってきます。  そこで、現在行われている組ごとのごみ拾いだったり、草刈りだったり、定期的に少人数で集まることは今もされているかと思います。このときに災害時に備えて話し合う機会をつくってみてはと市から提案していただきたいなと思うんです。そして、市長、先ほど言われましたが、マニュアルではなく、何か話し合うためにちょっとした防災の知識が載っているリストだったり、そういったものを作っていただいて、各自治会に配っていただいて、そこから組に配っていただくので、組ごとにそういった小さいリストみたいなものを作っていただいて配っていただくと、草刈りのときに話し合うことが今日はなかったねではなくて、今日はちょっと防災について、災害が起きたらこうやって動こうねという話をできるといいなという提案です。市長、言っていただいたのでいいかと思うんですが、そういったちょっとしたリストなんかを工夫して作っていただくことはどうでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  御提案いただきありがとうございます。何かきっかけづくりになるようなものを、今回は防災マップという形で発行させていただきました。それが手に届きますと、少しは防災、災害について考える機会になった方もいらっしゃると思います。そのままごみ箱の方もいらっしゃいます。ある程度、定期的に何かで啓発する必要はあろうかなと思っておりますので、それは工夫をしていきたいと思います。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  何かで定期的にというと、こういう防災ガイドブックなんかは年に何回かしか新しく作られないものだと思いますので、防災課の大月さんにこんな小っちゃいリストを作ってもらうように、私からもお願いしてみますので、そのように部長からも提案いただければと思うんですが、部長はどうお考えでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  提案に対して考えさせていただきます。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  進んでいるまちでは自主防災組織が活発になっているまちもあります。それは災害が起きることを想定して、海寄りだったり、本当にすぐに逃げないと危ないところは、自主防災組織が結構つくられております。  いなべ市では自主防災組織は把握してみえるでしょうか。どれぐらいあって、この51自治会はあくまでも福祉委員会として、市民の課題に地域で解決する場が福祉委員会なんですけれども、自主防災組織という形でつくられている組織はありますでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  自警団という形とか、火災が最も重要でしたので、それと防犯などを中心にされておられるところもあります。各自治会によってできた経緯は違うんですけど、その中でおっしゃっておられるような自主防災組織も総務省がつくりなさいと言ってるんです。単なる組親の名前を列挙しているだけの自主防災組織もあります。その内容については様々です。一応、いなべ市も自治会長会では自主防災組織をつくっていただけたらということは、今年、去年は自治会長会がなかったんですけども、自治会長会のたびにお願いはしております。総務省が言う自主防災組織の達成率とか編成率など統計がありますけど、先ほど申しましたように内容が様々ですのでよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  自主防災組織をつくってもらうようにお願いしているということなんですけれども、災害が起きたときに市として助けられることは限られていると思うんです。大規模災害が起きたら、自主防災組織があるかないかで、助かる命も全然変わってくると思うんです。  いなべ市では自主防災組織がどんどんできてくるまちというぐらいに、私としてはなるといいなと思うんですが、市としてはどう考えますでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  それほど危機感をあおる必要はなかろうと思います。私どもは様々な活動がありますので、共助といってもいろいろな福祉事業があります。災害に特化した形で思い切り進めろといっても、いなべ市は津波は来ません。活断層も限られています。そういう中で啓発して、市民に対して危機感がどこまで響くかということです。今はコロナのほうがはるかに啓発効果があるんですけども、市民の皆さんに対して防災について創造力を高めましょうという話はさせていただきます。防災について特化して大々的にやれと言われても、様々な福祉事業もありますので、私どもの優先順位も含めて対応していきたいと思います。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  命を守ることは第一優先だと思うんです。ちなみに、毎年、夏になると死亡者が出るというふうに、日本では今までにないような災害が起きてきています。地震だけではなくて、地震ももちろんもっと備えるべきだと思います。全然危機感はないし、あおっているわけではなくて、建物に潰されて亡くなってしまうとか、助けられなくて亡くなってしまうことは、後ですごく後悔してもしようがないことなので、もっと防災について市長が気持ちを強く持ってもらわないと、市民の命を守るという気持ちを持ってもらわないと、今の答弁ではちょっと残念だなと思いました。  南海トラフ巨大地震に備えて、いつ起こるかも分からないと言われています。南海トラフ巨大地震についての知識を知らない人も多くいるかと思います。こういった情報を何かLinkだったり広報誌でお伝えしていくことは考えてもらえないでしょうか、総務部長。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  災害が起こったときにいろんなものを対応できるような体制で、Link等に南海トラフというのではなく、いろんな情報を市民に周知していきたいと考えております。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君に申し上げます。発言時間残り4分です。  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  今からの時期、急ぎでやっていただきたいんですけれども、今、いなべ市にはため池がありまして、水路にすごく土が盛って、そこからすごく強い草が生えていて、普通のハザードマップでは考えられないぐらいの想定で水が浸水してくる可能性があるかと思います。今年度、多分、土を取ってもらうことも予算には出ていますが、全然追いつかなく、この夏、どういった大雨が降るか分からない状態になっています。
     そこで、市民の方が多く訪れる場所として、シビックコアなどに災害の浸水をしたときの写真のパネルだったり、ハザードマップを拡大して展示するなど、今すぐに緊急で大雨対策で皆さんに浸水に備えるために何か展示していただくことをお願いしたいんですが、どうでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  実施に向けて検討していきたいと思っております。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  ありがとうございます。もう質問は終わろうかと思うんですが、いなべ市は防災への意識がすごく薄いと思っています。私もこうやって勉強させていただいて意識は大分ついてきましたが、それでも全然備えが足りていない状況です。意外とハザードマップを見ると、自分の住んでいる地域も危ない、浸水するとなっています。なかなかそれも知らない。このガイドブックを手に取って、ハザードマップも見ていない市民の方もたくさんいるかと思います。たくさんの方向からアプローチをして、市民に防災の意識を強めることが必要になってきています。あまり災害が起こらないと思ってみえるかもしれないですけど、去年も死亡事故が起きてますよね。そんな死亡事故が起きている中で、もっと力を入れて、防災のことで市民に危機意識を持たせることは必要だと私としては考えます。市長の考えももちろん、それは福祉ももちろん全てやらなきゃいけないですが、命を守ることを最優先でやっていただきたいと思います。  以上で、私の質問は終わります。ありがとうございます。 ○議長(水谷治喜君)  西井真理子君の一般質問を終了します。  ここで、暫時休憩します。                午前 10時00分 休憩                午前 10時15分 再開 ○議長(水谷治喜君)  会議を再開いたします。  先ほどの答弁において、総務部長から発言の訂正の申出がありましたので、それを許可いたします。  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  先ほど西井議員の答弁に、51を福祉委員会と答弁しましたが、自治会でしたので訂正させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(水谷治喜君)  では、一般質問を続けます。  次に、質問順位7番、岡 恒和君。  9番、岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  9番議員、日本共産党、岡 恒和です。今回は、高齢者施策の充実、拡充の取組について質問していきます。2項目にわたって質問いたしますが、最初に、1、高齢者の医療と生活を守る取組を問うということで質問いたします。  いなべ市の高齢者数は2021年1月で1万2,395人、高齢者のみの世帯数は2015年で2,638世帯と増加しています。中でも高齢者のみの世帯数は2005年から2015年の10年間で872世帯増加し、1.5倍の伸びとなっています。  昨年行われた国勢調査の結果では、さらに大幅な増加が予想されます。これは世帯数の増加と人口の減少ということで併せて考えると、多分、400世帯ぐらいは増えるのではないかと思っています。  市の行政サービスにおいて、高齢者施策の充実、拡充が求められていると考えますが、現状と今後の課題について執行部の認識を問うていきます。  (1)通院困難な市民に対する訪問診療など市の支援策について。  ①訪問診療を行う医療機関に対する補助基準、補助対象、補助割合などはどうなっているでしょうか。  ②補助実績、補助件数、補助金額などはどうなっていますか。  ③訪問診療支援の効果と課題は。  (2)高齢者の移動手段の確保について。  ①通院、買物など無料で運行される福祉バスは大きな役割を担っています。しかし、昨今、身体的事由により利用困難な市民の声も寄せられています。高齢者も安心・安全に利用できるよう乗降支援などの検討が必要では。  ②移動困難な高齢者等に対する選挙権保障のため、ワクチン接種で取られた手段のように、バスの輸送などの検討が必要では。また、市が主催する事業での移動手段の確保はどのように行っているのか。  (3)後期高齢者医療費の自己負担1割から2割への引上げについて。  ①実施された場合、対象となるいなべ市の被保険者数、世帯数は。  ②引上げによる影響についてどのように想定しているか。  以上、質問します。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  福祉部からは、1の(1)の①から③について答弁をさせていただきます。  (1)の①訪問診療を行う医療機関に対する補助基準についてですが、いなべ市訪問診療医療機関支援事業費補助金交付要綱に基づき、当該医療機関から申請があった場合、開業時に発生する初期経費の一部を支援しています。  補助対象は在宅療養支援診療所の認可を受けていなべ市内において訪問診療を行う病院及び診療所を開設する者で、補助割合は開設に要する経費と運営による経費の対象区分により割合が異なります。開設経費の補助については、訪問用車両の補助と医療機器購入の補助があります。訪問診療用車両購入費用の補助は4分の3で、上限が150万円、1医療機関につきまして2台となっております。訪問診療用の医療機器購入費の補助につきましては、購入費の2分の1で、50万円が上限となっております。1医療機関につき携帯用超音波診断装置及び携帯用心電計の各1台となっております。また、運営経費補助は1医療機関当たり年間20万円の5年を限度として補助を行っております。  ②補助実績についてですが、訪問診療医療機関運営補助金の交付実績は、1事業所に対し平成29年度から令和3年度まで総額466万円を交付しました。内訳は、開設に要する経費として386万円、運営に要する経費として4年分(平成30年度から令和3年度)80万円となっております。  ③訪問診療支援の効果と課題についてですが、当該医療機関は入院・入所施設と在宅を結ぶ新たな医療機関として5年目となる現在において、地域医療としてしっかりと根づいております。市内外の医療機関、介護サービス事業所に認知され、今やしっかりと運営されております。本事業が軌道に乗るまでの時期に初期経費の一部を支援した効果は十分にあったと判断しております。  課題としては大きく二つあり、一つ目は、患者数の増加により現在の医師数では新規患者を受け入れることができない場合があり、新たに在宅医療専門の医師を確保することが困難と。二つ目は、登録患者の一定数の確保が継続的に必要であるの2点が上げられます。  訪問診療につきましては、今後も安定した運営で、地域に根づいた地域医療を提供していただきたいと考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  都市整備部長、梅山浩幸君。 ○都市整備部長(梅山浩幸君)  それでは、(2)高齢者の移動手段の確保について、①高齢者も安心・安全に福祉バスが利用できるよう、乗降支援などの検討が必要ではないかとの御質問を頂戴いたしました。  10年後の2030年の市内の老齢人口(65歳以上)は30%、20年後の2040年には33.5%と推計されております。これによりまして、今後、福祉バスを利用される方は徐々に増加していくと思われております。  このようなことから、乗降に不安をお持ちの方も福祉バスを御利用いただいていることを認識し、念頭に置いた上で安全運行に努めてまいりたいと思っております。  現在、福祉バスは市内13路線をマイクロバスとワゴンタイプの普通車で運行しております。いずれの車両にも乗降用の繰出式補助ステップを装備しているものの、数段の昇り降りは必要となってございます。現在におきまして人的な乗降支援は非常に難しいと考えておりますが、昨年度ワゴン車に乗降用の手すりを装着いたしまして、マイクロバスも併せまして、全ての車両に乗り降りの安全確保対策を施したところでございます。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  ②選挙権保障に対する移動手段につきまして、選挙管理委員会に成り代わりまして総務部で答弁をさせていただきます。  投票所への移動支援を行っている自治体の大部分は、投票所の統廃合によって不便となった選挙人の投票を支援する目的で行っていると理解しております。いなべ市においては、現段階では選挙人の移動支援としてバス等の移動手段を提供する予定はありません。  また、選挙人から投票所に行けない場合はどうすればいいかといった問合せがあった場合は、福祉バス等を利用の上で、市内2か所に設置する期日前投票所で投票してもらうように案内する予定です。  市が関与している事業につきましては、過去にそば祭り、TOJなどがバスを移動手段として利用しておりました。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  市民部長、杉山義文君。 ○市民部長(杉山義文君)  それでは市民部から、1項目、(3)後期高齢者医療費の自己負担1割から2割への引上げについてにつきましてお答えさせていただきます。  ①対象となるいなべ市の被保険者数、世帯数につきましては、後期高齢者医療の保険運営は県の広域連合の業務となり、いなべ市では対象の把握はできませんので、三重県後期高齢者医療広域連合に確認させていただきましたところ、三重県全体での把握になりますが、2割負担になる対象者は5万6,000人で、加入者全体の20.3%になります。当市においても同じ状況と考えるなら、2割負担となる対象者数は1,300人弱と想定されます。世帯数等につきましては資料がなく、把握してございません。  ②引上げによる影響についてどのように想定しているかにつきましては、2割負担の対象者は医療費の自己負担額が増えることが当然想定されます。医療費給付につきましては市の事業ではありませんので、市においては大きな影響はないと想定しております。  以上で、市民部の答弁を終わらせていただきます。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  (1)に追加の質問ですが、運営経費の補助に関しては、5年を限度にされていますが、5年を限度にした理由は何でしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  即答はしかねます。申し訳ございません。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  それでは、大変大きな診察訪問回数であったり、件数であったりされているわけですが、根づいているとおっしゃっていただいたんですが、経営体というか、医療機関の経営状況は把握されているでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  経営内容については、数字的なものは把握はしておりませんが、5年前(2017年)、この時期は9月からのデータですが、この時点で55人の登録者で、受診回数が383回、2018年につきましては152人の登録者で、受診回数が一気に増えて2,300回、2019年が登録者207人で、受診回数が3,474回、昨年度、登録者が283人で、受診回数4,790回で、現在、3人体制で日々回っていただいております。登録者、受診回数とも増えておりますので、経営的には安定しておるのかなと認識しております。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  課題についても教えていただいたんですが、その中に医師の不足を上げられたと思います。この補助メニューの中にはそれはないんですけれども、医師の確保に対する補助メニューをつくっていくとか、そういう検討をしていくお考えはありますか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  ただいまの質問の回答になるかちょっとあれですが、医師や看護師などの医療資源の確保が重要であるとは考えております。医療従事者等の確保が容易ではありませんが、医師会との意見交換、情報収集に努め、訪問診療所の開業案件があれば、可能な限り支援していきたいと考えております。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  いなべ市は介護についても在宅介護を基本にするということですので、ぜひそこの充実を図っていっていただきたいなと思います。  (2)について、再度、質問します。  今、乗降支援については難しいということで、手すりをつけているということだったんですが、実は私、これは市民の方から寄せられた声なんですが、押し車を押していて乗るのが大変困難で困っている。介護認定では該当しないのでという相談が寄せられましたので質問しました。  併せて言うと、乗務員の方が定年延長によって負担が大きくなっていると考えています。運転手の負担軽減、安全確保の観点からも検討する余地があるのではないかと思ったんですが、いかがでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  都市整備部長、梅山浩幸君。 ○都市整備部長(梅山浩幸君)  今、おっしゃっていただいたことは、大変申し訳ございません、私どもに御要望は頂いてませんで、頂いてないからやらないという意味ではございません。一つ大事なことは、私どもにもそのような御意見を賜るような形が必要なんだろうなと議員の御質問は聞かせていただきました。  そして、乗務員のお話がございましたが、一般に路線バス、いわゆる営利を目的とした路線バスは駐車帯がございますが、私どもの福祉バスについては、できるだけ利便性をよくするために、バス停をいろんなところに置かせていただいており、路上のど真ん中で止まる場合も多々ございます。この辺で長時間の停車でありますとか、作業等を繰り返すことは逆に危険を伴うことにもなりますし、乗務員の負担も逆に増えることにもなりかねませんので、現在においては人的な支援は困難であるとお答えさせていただいた次第でございます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  福祉バスの大きな目的は、通勤、通学に加えて病院への通院、買物と上げられていますので、先ほども、今後高齢者の方の利用が多くなってくるだろうということでお話もされたわけですので、市民の多様な要望に応えていただくような体制を取っていただくことをお願いしたいと思います。  先ほどの選挙に関してですが、投票所はいなべ市になってから半減ぐらいされていると思っています。選挙の投票率をちょっと見ましたら、いなべ市議会議員選挙なんですが、2017年のいなべ市議会議員選挙の投票率が合計で61.56%です。2009年の投票率が70.97%で、8年間で10%ほど低くなっています。高齢者だけというわけではありませんが、そういう状況の中でやっぱり考えていく必要があると思うんです。  期日前投票であれば、選挙期間が短いので、乗り継いでいくのがなかなか困難な部分もあると思いますので、例えば直通で期日前投票所への運行を考えるとか、そういう検討もされてもいいかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  期日前投票所への直行便は考えておりません。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  市バスを乗り継いで行くことになれば、自分の予定とかいろいろ考えていく必要があるんですが、そういう市民に対する周知のような形はどのようにされているのでしょうか。私は例えばLinkに載っているだけではなくて、私は今年組長をしているのでよく分かるんですが、回覧板などで回すと、すごく反応があるということで、そういう周知についても必要ではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  情報誌Link及び市ホームページの掲載等により市民へ周知を考えております。  また、回覧板の活用については、今後、選挙管理委員会にて協議していただきます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  ぜひ自分に関わる身近な選挙に投票権が行使できるように、少しでも改善をしていただきたいと思います。  後期高齢者の2割負担への拡大ですが、3年間の軽減措置が取られていると思いますが、どのような形になっているのでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市民部長、杉山義文君。 ○市民部長(杉山義文君)  配慮措置ということで、急激に医療費が上がることを軽減する目的で、長期間受診される場合につきましては、3年間、月の上限額を3,000円に抑える制度になってございます。ただ、長期受診となりますので、通常の風邪をひいて受診されるなどにつきましては該当しないことになりますので、2割負担となります。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  今のは外来の場合だと思うんですが、入院の場合はどうなるのでしょうか。
    ○議長(水谷治喜君)  市民部長、杉山義文君。 ○市民部長(杉山義文君)  入院につきましては、今、資料を持ち合わせておりませんので、調べさせていただきたいと思います。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  たしか入院の場合は適用がなかったと思います。  私たち日本共産党は、この引上げについては反対をしています。受診控えによる重症化など考えられますし、より高齢者を困難に置くということで、また、必要があれば市でも軽減する対応を取っていただきたいと思います。  それでは、質問事項2に移ります。  高齢者介護充実・拡充する取組を問うです。  いなべ市の緊急課題の一つは、家庭介護が困難な要介護4以上の方の入所施設の整備にあると考えます。前議会での答弁や第7期介護保険実施計画、第8期介護保険実施計画と実態について質問していきます。  (1)特別養護老人ホーム待機者に関し、第7期では市内で2施設が開設していますが、いずれの施設も入所待機者は解消傾向にありますと書いてあります。第8期では市内被保険者の入所待機者は横ばいの状態となっており、解消を図る必要がありますと記述されています。解消傾向にある、から解消を図る必要があると変更した理由は何でしょうか。  (2)待機者が昨年2月と本年2月で101人から81人へと減少しましたが、その減少した理由、内訳はどのようになっているのでしょうか。把握していることがあれば教えてください。  (3)前議会で、緊急に入所が必要になった場合はショートステイ、措置入所で対応すると答弁がありました。直近5年間の状況及び実績値はどのようになっていますか。  (4)類似団体と比較して、いなべ市の介護施設数、入所施設定員数、介護職員数はどのように推移していますか。  (5)保険給付と市民ニーズの把握はどのように行い、分析しているか。  以上、質問します。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  福祉部からは、2の(1)から(5)について、全て答弁させていただきます。  (1)解消傾向にある、から解消を図る必要があると変更した理由についてですが、高齢者福祉計画及び第7期介護保険事業計画の策定時において、特養の入所希望者は一時減少傾向となり、市内の特別養護老人ホーム等の施設で空床ができておりました。このため、入所待機者は解消傾向にあると記述をしていました。  しかし、第8期計画策定時において、一転して入所待機者がまた増加傾向となってきたため、解消を図る必要があると変更いたしました。  保険給付の状況及び市民のニーズを分析し、また、近隣市町の施設利用状況を踏まえた上で、将来的に施設建設を検討する必要があると考えております。  続いて、(2)待機者が減少した理由についてですが、待機者の20人の減少理由としては、主に死亡、転出、特別養護老人ホームへの入所や居宅介護サービス等への利用に移行したことにより減少したものと推測しております。その内訳については、個々の案件の詳細な調査が必要となってくるため、把握は困難となっております。  続いて、(3)ショートステイ、措置入所の直近5年間の状況及び実績値についてですが、ショートステイ及び措置入所数についてはおおむね横ばい傾向となっております。  実績につきましては、平成28年度、ショートステイはゼロ人、措置入所が7名、平成29年度、ショートステイ1名、措置入所が5名、平成30年度、ショートステイが4名、措置入所が9名、平成31年度、ショートステイが6名、措置入所10名、令和2年度、ショートステイが3名、措置入所が8名となっております。  続きまして、(4)類似団体と比較してについてですが、いなべ市内には入所施設が6施設あります。その内訳は、特別養護老人ホームが2施設で定員合計110、名、地域密着型特別養護老人ホームは2施設で定員が29人、老人保健施設は2施設で定員合計が200名の計339名となっております。過去5か年間、施設数に変動はございません。  また、県内の類似団体である亀山市につきましては、特別養護老人ホームは5施設で定員が230人、地域密着型特別養護老人ホームは1施設で29人、老人保健施設は1施設で100名、亀山市は入所施設が7施設の計359名となっております。当市と比較しても施設数、定員数に大差はございませんでした。  なお、介護職員数については公表されていないため、把握ができていない状況となっております。  続きまして、(5)保険給付と市民ニーズの把握についてですが、介護保険給付については、毎月、三重県に報告する介護保険事業状況報告(月報)にて把握を行います。  また、市民ニーズの把握については、高齢者福祉計画及び第8期介護保険事業計画策定時にいなべ市内の全数調査(一般高齢者のみ無作為抽出)を行い、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査、在宅介護実態調査、介護サービス提供事業所、介護支援専門員等のアンケート調査を基に分析集計を行っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  第7期と第8期、読み比べてみましたが、第7期では居宅介護に大変重点が置かれていて、すごいバイアスがかかっているなと思ったんですが、第8期の中では少しその点が書き改められていると評価しています。  今、特別養護老人ホームについては、将来的に建設を検討すると言われました。第8期の中で解消方法については、先ほど部長も触れられましたが、2点書いてあって、一つは、居宅サービスを充実すること。これは特に解消する方向にどう働くのかは分かりませんが、もう一つは、東員町に開設される広域型の特養の動向を見たいという中身でした。それは入所を必要とする人と、それから施設の定員数の整合をやっぱりきちっと見ていかなければならないという観点から多分書かれたんだなと思っています。そこが前進している部分だと思います。  先ほど介護待機者の内訳を把握するのはなかなか困難だと言われたわけですが、例えば介護認定の更新時に希望を聞くなど、そういうきめ細かな調査をしていかないと、なかなか需要と供給を把握しにくいのではないかと思うのですが、何らかの形で入居希望者数を調べていくことが必要ではないかと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  待機をしている方の内訳については、ある程度、把握は行っております。減少した方については、1人減って、1人入って、プラスマイナスゼロになるので、20人減ったから20人とはならないということで、減少した分については把握しておりませんが、待機している方については、自宅、病院、その他ということで把握はしております。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  ごめんなさい、少し舌足らずでしたが、入所希望者数を調べていくことについてはどうでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君に申し上げます。もう一度、質問を的確にお願いします。 ○9番(岡 恒和君)  じゃあちょっと質問を変えます。  第8期と第7期では少し書きぶりが変わって前進しているなと、私、思ったんですが、そのことが先ほどの例えば、今、要介護4とか5とか入所を希望している方の置かれている状況について考えたとき、第7期介護保険実施計画では、ショートステイに関して認定期間の半数超えや連続30日超えの利用については内容を検討し、利用者が適切なサービスを利用するよう検討、指導を行うと、長期のショートステイを繰り返していくことについては指導していくとなっていたんですが、そこの部分については、30日超えというのが削除されています。これはそういうふうにショートステイを繰り返していかなければどうしようもないということがあるという事実を認めて、そういうふうに書きぶりが改まったのかなと理解しました。  今、長期的、将来的には特養施設の建設を検討すると言われたんですが、その場合に、入所希望者数を具体的に見ていくことと、それから大きく絶対数として足りているのか、足りていないのか、そのあたりも見ていく必要があると思います。  今年3月の部長の答弁では、要介護4、5に限って言えば、514人の方がみえると。市内の施設数と定員数は、先ほど言われましたが、特養が139人、有料老人ホームが133人で、514人に対して272人ということで、絶対的に不足しています。  亀山市との比較で言われた中では、特養については亀山市が230人でいなべ市が139人とおっしゃったと思うんですが、地域医療情報システムで2018年の亀山市との比較を見てみました。75歳以上の1,000人当たりの施設数がいなべ市が11.83に対して亀山市は15.36、入所型施設数に限っては、いなべ市1.91に対して亀山市は3.07、入所定員数はいなべ市73.08、亀山市78.12、介護職員数はいなべ市58.08、亀山市70.21となっていました。  類似団体と比較すると、先ほど特養についてはおっしゃられたので、それが正確な数字なんですが、入所定員数で見ると、1,000人当たり約5人の差があるので、いなべ市6,000人という中では、亀山市と比較しても30人少ないという結果になっています。  こういう数字から見ても、先ほどの部長のおっしゃられた特養の数から見ても、施設を増やすことが必要ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  施設の増設等ですが、先ほども回答させていただいたとおり、近隣の施設の利用状況、市内の施設の利用状況等を見まして、将来的に建設していく考えには変わりはございません。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  もう少しお尋ねしますが、将来的に検討していきたいとおっしゃられたんですが、3月議会の中では、建設していくときに、前部長は困難な課題として、介護職員数がなかなか足りないということをおっしゃられたんですが、その辺の課題というか、困難さについてはどのように現部長は認識されているのでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  介護職員の不足ですが、これは今に始まったことではなくて、ずっと以前から言われております。なかなか就労条件等も厳しいものがあると聞いております。その辺につきましては、職員が増えていくとありがたいとは思っておりますが、なかなか解決策が浮かばないと私は思っております。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  さっきから第7期と第8期の介護保険実施計画では、在宅介護一辺倒から少し軸足を変えていると申し上げたんですが、今の部長の答弁の中にもそれが表れているのかなと思います。  参考までに申し上げますと、第8期介護保険実施計画では、第7期と同じ考え方、在宅重視型の介護体制を継続していますが、家族介護支援というところで、介護保険制度は介護が必要になった高齢者やその家族を社会全体で支えることを目的に創設されましたが、在宅での介護を希望していても、家族介護者の負担の増大から、やむを得ず施設への入所を選択しなければならないケースも多くありますと書いてあって、第7期ではその後に、本市は比較的施設入所者が少なく、アンケート調査でも引き続き多くの高齢者が在宅生活を希望している現状が見られますというのが入っていたんですが、ここが削除されています。これもやっぱり現状の認識という面では進歩しているのだと思います。  介護保険法の精神の中では、介護する側、される側、双方にとって最もよい選択が可能になるように、市民の置かれている状況に即した方向を目指すべきということで、次のようにサービスを提供するように義務づけています。  介護保険は被保険者の要介護状態または要支援状態に関し必要な保険給付を行うものとするとして、要介護状態の軽減または悪化の防止に資するように行われる、第1項の保険給付の内容及び水準は、被保険者が要介護状態となった場合においても、第1項の保険給付は、被保険者の心身の状況、その置かれている環境等に応じて被保険者の選択に基づき適切な保健医療サービス及び福祉サービスが多様な事業者から、または施設から総合的かつ効率的に提供されるよう配慮して行われなければならないと保険者側の義務として課せられています。ぜひ市民の状況をバイアスをかけずにきちんと見ていただいて、今の特養の建設に向けた方向を進めていただくように求めて質問を終わりたいと思います。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君の一般質問を終了します。  ここで、暫時休憩いたします。                午前 11時02分 休憩                午前 11時15分 再開 ○議長(水谷治喜君)  会議を再開いたします。  岡 恒和君の一般質問において、福祉部長より追加の答弁の発言の申出がありましたので、それを許可いたします。  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  先ほど、岡議員から質問のありました5年の話ですが、事業をしていただいて、5年程度で安定するであろうという想定で5年とさせていただきました。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  それでは、休憩前に引き続き、一般質問を行います。  最後に、質問順位8番、衣笠民子君。  13番、衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  13番議員、日本共産党の衣笠民子でございます。通告書に従って、実施中の事業について、施設整備について、子どもの健やかな成長を応援、以上、3項目にわたって一般質問を行います。  まず、1、実施中の事業について、2点にわたってお聞きします。  (1)野遊びSDGs推進事業について、6点お聞きします。  ①計画場所はどこになるのか。  ②海外観光客、富裕層の宿泊施設の整備とのことですが、需要予測をお聞かせください。  ③市民にとってこの事業の意義をお聞かせください。  ④国の補助金のある事業とのことですが、市が負担する額は幾らになるのかお聞かせください。  ⑤事業を維持していくことにかかる費用をお聞かせください。  ⑥市の収益はどのようになりますか。  (2)宇賀渓キャンプ場について、2点お聞きします。  ①宇賀渓キャンプ場に建てる建物は公有財産とのことでした。土地の使用料は発生するのかお聞かせください。  ②土地の所有者、宇賀渓観光協会と書きましたが、正しくは七大字生産森林組合が所有者であるとのことですので、訂正をお願いします。建物の所有者がいなべ市、施設の管理運営をする民間、関わっているノルディスクとの関係の説明をお願いいたします。  以上が、大項目の1番目です。よろしくお願いします。 ○議長(水谷治喜君)  質問項目が多岐にわたっておりますので、答弁は簡潔にお願いいたします。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  それでは、1、実施中の事業について、(1)野遊びSDGs推進事業の計画場所ですが、現在、大安町のドロマイト鉱山跡地及び農業公園梅林公園を想定しております。  続きまして、②海外観光客、富裕層の需要予測の質問ですが、野遊び推進事業は本市にある、人、自然、食、文化、歴史など様々な高い可能性としての力を持つ地域資源を生かし、富裕層という資産量に応じた層をターゲットにするのではなく、インバウンドも含め、本市の地域資源に高付加価値を見いだし、地域への経済波及効果を与える層をターゲットにしております。  この需要を捉えるため、本事業ではグランピングを核とした拠点を整備するとともに、この拠点をベースに地域資源を生かした体験プログラムの展開、地域回遊の促進、定住及び移住の促進につなげていきたいと考えております。  グランピングの基盤であるキャンプ、アウトドアの需要は平成24年から年々増加しており、3密防止や新しい生活様式の観点から、今後も需要拡大が見込まれております。  本市には恵まれた自然環境があり、この成長分野の需要を捉えることで、いなべ市らしい取組の中で多くの訪問を見込めると考えております。  続きまして、③市民にとってこの事業の意義はの御質問ですが、野遊び推進事業は本市の地域資源に高い付加価値を見いだす層をターゲットとした事業です。ターゲットの需要を捉えるため、地域資源の磨き上げや、その地域資源をつなぎ合わせた面としての事業を展開していくことで、地域資源の高い付加価値化を図るものでございます。  具体的な展開としては、整備するグランピング施設を拠点とし、そこで提供される地域産品を活用した料理の提供、地域住民による体験プラン及びこの拠点を中心とした地域回遊プランなどの構築を想定しております。地域を巻き込んだ事業を展開することで面としての価値を持たせ、地域資源の付加価値を高めていきたいと考えております。  この価値の高まりにより、地域経済への還元から商工業、観光業の発展、地域住民との交流拡大により、地域愛着醸成による定住促進につながるものと考えております。  なお、この事業における市の経済効果は年間約1億円と想定しております。  続きまして、④市が負担する額の質問ですが、現在、基本構想を策定中ですので、総事業費については調整中でございます。地方創生推進交付金により約6億円の事業採択を受けており、市が負担する額は約1億5,000万円となっております。割合でいくと4分の1負担となります。  続きまして、⑤事業維持の費用はの御質問ですが、施設維持に係る経費として施設維持費や人件費などが想定されます。現在、基本構想を策定中ですので、費用については未定となっております。  続きまして、⑥市の収益はの御質問ですが、この事業における市への直接的収益はございません。  続きまして、(2)の①宇賀渓キャンプ場の土地使用料についての御質問ですが、宇賀渓キャンプ場地内の土地所有者である七大字生産森林組合と、キャンプ場施設存続期間中、無償で借り受ける土地使用貸借契約を締結しております。  続きまして、②宇賀渓観光協会、いなべ市、ノルディスクとの関係についての御質問ですが、宇賀渓観光協会は大本が七大字生産森林組合であり、ノルディスクのプロデュースによりいなべ市及び七大字生産森林組合と協議し、施設整備を進めてまいります。  なお、施設の管理運営団体先については調整中でございます。  施設の管理をする民間については、七大字生産森林組合、いなべ市、ノルディスク及びキャンプ場施設運営経験団体による新法人の設立を検討しております。  以上です。
    ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  2番目の野遊びSDGs推進事業の②の需要予測がはっきりしませんでしたので、需要予測が分かっているのか、分からないのかお聞かせください。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  今回のグランピング等の事業目的としては、言葉としては富裕層という言葉がどうしても引っかかるかと思いますが。 ○議長(水谷治喜君)  部長、需要予測が分かるか、分からないか答弁してください。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  コロナ禍において、需要予測としては大いに期待しております。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  需要予測はなく、期待があるということでした。  1億円前後の収益というか、市の収益はないけれども、需要というか、波及効果というか、そういう話ですけれども、市の収益はなしで、こうしたことは指定管理者にはある程度収益が見込めるということですか。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  当然ながら、経営においては健全なる収益を求められますので、指定管理等で請け負う業者については収益がございます。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  野遊びSDGs推進事業、今までは大安町のドロマイト鉱山跡地という話だけが出ていましたが、今、ここで農業公園内の梅林公園のところがまた浮上してきました。そうした中で、農業公園といえばクラインガルデンで使っていたところにトレーラーハウスをもう購入してありますけれども、そこでも宿泊してもらうんだと思うんですけれども、そことの関係はどうなりますか。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  現在、クラインガルデンにおいては、指定管理者であるサンパークにお任せして、経験のあるチームラボ等の業者がサンパークと締結して運営していく予定でございます。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  新しくするこの事業はグランピングといって、結構ゴージャスなイメージだそうですけれども、クラインガルデンの宿泊との価格帯とか、そうした関係はどのようですか。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  クラインガルデンは主にドッグランを中心とした展開を考えております。グランピングは全く違う形での客層を求めておりますので、料金設定においては、今後、指定管理業者と確認し合いながら決めてまいります。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  宇賀渓キャンプ場についてお聞きいたします。  公共施設を建設するなら土地を市が取得するという考えはなかったんですか。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  これまで、このお話がある以前から、老朽化等に伴い宇賀渓観光協会及び七大字生産森林組合から何とかならないかという御相談は常にございました。自然災害等により、老朽化等により、そして、もともと七大字生産森林組合は林業を中心に賄ってきた団体でございます。ここのところの林業の低迷により運営等も難しくなったことで、今回の事業によりお互いに無償で借りてやっていくと。ただし、キャンプ場運営については、ノルディスクというトップメーカーにお任せして、キャンプ場経営からは一旦離れる形を取ります。ただし、自然管理等を含めて、七大字を中心に山を守っていくというのがこの事業でございます。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  宇賀渓キャンプ場を運営したい民間が補助金で施設を建設してもらって、運営で得た利益を手にするという形態になると思うんですが、青川峡キャンピングパークと同じようなことと考えてよろしいですか。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  おっしゃるとおり、青川峡キャンピングパークの形態と全く同じになります。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  それならば、いなべ市にはもう既に青川峡キャンピングパークがあって、また、宇賀渓キャンプ場も同じような形態で造るということで、いなべ市にそれほど幾つも税金を投入するキャンプ場が必要なんですか。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  このコロナ禍においての事業採択ということも相重なってまいりました。いなべ市には自然しかないという観点もございまして、とにかくこの形で押していって、ブランド化を勝ち取ることで、幾つもの事業を推進しております。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  ちょっとがっかりですけど、市民の利益はどこにあるのかなと思うんですけど、私はこのいなべ市、縁もゆかりもなかったけれども、子育てするのに最適ということで移住してきたんですけど、いなべはいいところいっぱいあると思っているんです。だから、キャンプ場を今さらそんな幾つも造らなくても移住してくるし、定住、定着もすると思いますけど、キャンプ場をもう一つ造ることと、SDGs推進事業でゴージャスなキャンプ場も造ることによっての市民の利益は何ですか。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  そもそもこういった大きな事業を推進している本当の目的は、いなべ市に価値を持たせて、定住化を、そして移住を、魅力ある形を取って農地、山林を守っていくというのが最終的な目的でございます。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  企業誘致のような形でいなべ市にキャンプ場やリゾート施設を造りたいと民間が進出してくるならば、固定資産税など市にとってメリットがあると思うんですけれども、税金を使って市のする仕事なのかとても疑問です。  市長にお考えを聞きたいんですけど、市のする仕事なんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  青川峡キャンピングパークはコテージがあって、初心者もできるキャンプ場なんです。今度はテントサイトが中心なんです。どっちかというと、慣れた方といいますか、ヒュッゲというコンセプトにのっとって、家族とか親しい友人と山でテントでたき火を通してゆっくりしましょうという生活を提供していこうと。それをノルディスクという世界的なブランドで発信していただく。いなべ市はまだ建たないうちからアウトドアの反響があるんです。これを宣伝効果に換算すれば、相当の宣伝効果が出てるんです。いなべ市となれば、アウトドアでノルディスクが来るところだと物すごく有名になってますので、そこにスノーピークがまた入ることによって、まさにいなべ市のブランド化が図られると。これは極めて大きな価値だと思います。  合併の前にいなべと東京で言って、当てる方が何人いましたかという話です。名古屋でいなべと言っても、多分、分からなかったと思うんです。これが都市のブランド価値だと思うんです。それによって、企業もあそこなら進出してみようかとか、そういう意図になると思いますので、それがトータルのいなべの価値になってきます。これに対して市が4分の1の投資でいいんですから、これほどありがたいことはないと考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  それでは、大項目2に行きます。  施設整備について、3点にわたってお聞きいたします。  (1)市民温水プールについて、4点お聞きします。  令和3年3月定例会で、市民温水プールについて代表質問で取り上げましたが、設計契約のプロポーザルで提案を待っているところなので、市の考えを明らかにできないとの答弁で、事業について明らかにされなかったので、再びお聞きいたします。  ①令和3年度施政方針に、授業と並行して一般のスイミングスクールとしても活用しとありますが、学校水泳授業と一般使用は同時に行うのか。どのような関係になるのかお聞かせください。  ②ランニングコストはどのくらいと見積もっているのかお聞かせください。  ③指定管理料、学校使用の際の授業業務の委託料はどのくらいと見積もっているのかお聞かせください。  ④小学校の使用について、どこの小学校から、いつ、何校使用するのか、何年度に全校使用するのかなど、スケジュールをお聞かせください。  (2)郷土資料館についてお聞きします。  郷土資料館は旧大安町役場を使用しており、いなべ市公共施設等総合管理計画にも郷土資料館は築46年(現在は築51年)と老朽化が進行していることから、郷土資料館事業を藤原文化センターに移転することを検討しますとあります。  平成31年3月定例会施政方針では、旧大安庁舎への移転が打ち出されました。そのときに旧大安町役場を使用することは消防署から改めるように言われたとのことでした。  令和2年12月定例会一般質問の移転計画はの答弁では、現段階では候補地は凍結している。旧大安町役場を使用することは消防署から改めるように言われたことに対して何も計画がなくていいのかの答弁では、現在、凍結しているでした。  再びお聞きいたします。旧大安町役場を使用することは、消防署から改めるように言われたことに対して、何も計画がないのは問題だと思います。いつ凍結を解凍して計画をするのか、既にもう計画をしているのかお聞かせください。  (3)中央児童センター(〇△□)について、2点お聞きします。  ①解体事業費用(解体工事明許繰越)4,000万円が令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第10号)として専決処分されました。今後、事業をどのように進めるのかお聞かせください。  ②解体事業に関して、令和2年度いなべ市一般会計予算に計上され、解体設計は執行されながら、令和3年3月定例会で解体費用削減の提案がされました。議会によって議決された予算は適正に執行すべきと解体費用の削減を修正する議決がされました。市長はこのような混乱を来した原因をどのように考えるかお聞かせください。  大項目2は以上です。 ○議長(水谷治喜君)  教育部長、小寺道也君。  答弁簡潔にお願いします。 ○教育部長(小寺道也君)  それでは、2、施設整備について、(1)市民温水プールに関して①から④まで、(2)郷土資料館について答弁いたします。  まず、(1)市民温水プールで、①学校の授業でどうするのかという御質問ですが、具体的な運用方法は指定管理者との協議になると思っています。指定管理者の選定が終わっていないため、詳細にどうするかということはまだ決まっていないのが現状でございます。ただし、授業の効率性を考慮して、学校と一緒になって検討していきたいと考えております。  ②ランニングコストの見積りはについてですが、これも設計を始めたばかりで、設計の詳細が確定しておりません。よって、どういった設備が入るかも確定しておりませんので、保守料等を含めて費用の積算はまだ詳細にはできていない状態でございます。  ③指定管理料、学校使用の際の指導業務の委託料ですが、すみません、これも指定管理者との協議になると思っています。実際には積算できていないのが現状ですが、これは指定管理者がどのように運用するかによってかなり経費が変わってくると想定しておりますので、指定管理者との協議になるということで、いまだ決定しておりません。  ④小学校の使用について、移行スケジュールについてですが、令和5年度から順次利用開始を行う予定でございます。優先するのは、プールの建築経過年数が古い小学校、阿下喜小学校、治田小学校、十社小学校、山郷小学校、三里小学校、丹生川小学校の6校をまず移そうと考えております。  また、令和5年度以降、5年以内に全ての小学校の温水プールへの移行を考えております。  令和6年度以降、自校プールを利用する学校が気候変動等によりプール水泳が適切に実施できないなどの場合があったときは、温水プールの利用を併用することも考えております。  プール水泳の温水プールへの移行については、学校長との協議を行い、実施していきたいと思っております。  (2)郷土資料館の移転についてですが、御指摘のように旧大安町役場を使用しておりますが、郷土資料館につきましては、施設の老朽化や消防署からの防火設備の不備を指摘されているので、市内の空き公有施設に移転が可能か既に検討を始めております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (3)中央児童センターにつきましては、解体予算を計上させていただきました当時は、藍染め工房の話もコロナ禍によりますリモートオフィスの可能性も全くございませんでした。しかし、中央児童センターの新たな需要の可能性が出てまいりましたので、解体を中止し、状況を見させていただければと判断した次第です。  そもそも解体費は補助事業ではなく、市単独費用であり、しかも解体の設計内容は年度によってもほとんど変わりません。したがって、財政上の損失はないと考えています。  現在、具体的な計画はありませんが、民間への施設譲渡も含め、民間主体の事業を中心に様々な可能性を模索したいと考えています。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  市民温水プールのことについてお聞きします。  昨日の原田議員への話の中で、人生100年時代に合った市民の健康増進に寄与するという新たなコンセプトが提示されました。いなべ市で言うと阿下喜温泉が健康増進施設なわけですが、阿下喜温泉の建設時にちょうど私も議会にお世話になっていましたけれども、大議論になっていました。その中でも、健康増進施設ならば、市民の要望としては歩行浴、こうした要望もあるという話も出ていたように記憶しています。  人生100年時代に合った市民の健康増進に寄与するという新たなコンセプトを達成する目的なら、どういうものにしたらよいのか、しっかり明らかにしないと、健康増進施設を幾つ造っても、目的を達成しないように思うんですが、市民温水プールはどのような人生100年時代に合った市民の健康増進に寄与させようとしているのかお聞かせください。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  これは原田議員のところでも答弁させていただきました。新しい温水プールは、第一目的としまして、小学校の授業が最大の目的でございます。  スイミングスクールに桑名に通っておられたり、菰野に通っておられたり、いろいろされておられる市民が既にみえます。そういった方のニーズを捉えた温水プールを一緒にできて、子どもたちにかかる経費を削減していきたいと思います。あくまでも持続可能な施設にして、阿下喜温泉のように莫大な経費がかかるようにはしたくないと考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  費用をなるべく抑えたいというのは、温水プールで費用を抑えられるのかなと思いますけれども、昨日の原田議員の資料提示でもありましたように、プールの維持費は大変採算を取るのは難しいということで、三つ資料を出された中でも採算は取れないというのがあの資料でした。  東員町も町民プールは廃止にして、いなべ市のプールを利用させてもらおうということを町の広報誌に大々的に掲載するほどいなべ市は期待をされています。  学校授業以外の利用を図って、収益を求めたいという御意向なのかなと、先ほどの答弁をお聞きすると思うんですが、収益を図るということは、授業以外の利用者へのニーズを高めないと収益にはならないし、収益を目的でやっているところでも、原田議員が出された三つの資料は収益にならないと出てましたし、学校の授業で必要ならば、利益を出さなくても自治体のすべき仕事なんですよね。学校のプールは別に利益を出さないし、経費だけがかかっても、必要なものとして今まで税金で維持されていたわけです。しかし、収益を図ることが目的になっているんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  学校の授業は様々な理由で既に重複しません。新しい温水プールのほうが学校現場も歓迎されておりますので、学校の授業は絶対やっていきたいと思います。  学校の授業だけですと、プールに空きが出てまいります。その空きを利用した形で、もっと有効利用して、フィットネスがあったほうがいいのであれば、フィットネスも付け加え、スイミングスクールという形で収益を上げておられますので、そういった需要を取り込んで、全体のバランスを取っていきたいという考えでございます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  ちょっとフィットネスという言葉も出ました。しかし、フィットネスとかそうしたものをつけるとなると、学校のプールを集約するからという財源である公共施設等適正管理事業債が使えない部分が出てくるんじゃないんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  現在の協議では使えるということで賜っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。
    ○13番(衣笠民子君)  中央児童センター(〇△□)のことについて重ねて指摘をしておきたいんですけれども、いろいろ経過があって変わることはあるとは思うんですが、議会議決というのは最終的には本当に重いもの、決定ですので、よくよく考えて提案されないと、議会もそれに対して慎重に審議をして議決をしているわけですから、あまりにいいかげんじゃないかなと思いますし、この元凶はやはり市としての計画がしっかりとつくられていない、何回もこれは指摘してますけど、そこに元凶があると私は思っています。そこを重ねて指摘しておきます。  最後の大項目の3番目に行きます。  最後に、子どもの健やかな成長を応援について、4点にわたってお聞きいたします。  (1)給食費を無料について、4点お聞きします。  ①幼児教育の無償化によって保育園の給食が5,000円となりました。小学校の給食費4,000円、中学校給食費4,300円ですが、保育園の給食費の根拠をお聞かせください。  ②子育て世代の所得の推移の傾向をお聞かせください。  ③小中学校給食費の公会計化の進捗状況をお聞かせください。  ④保育園の給食費が無料になれば、年間6万円の支出減、小学校の給食費が無料になれば、年間4万8,000円の支出減、中学校の給食費が無料になれば、年間5万1,600円の支出減と子育て世帯はなります。  コロナ禍でより生活が厳しくなっている独り親世帯へは、3度にわたり児童一人当たり5万円給付する経済的支援が国によって行われました。今こそ子育て世帯への経済支援が必要ではないか、そして、すぐできる支援として給食費の無料化を提案しますが、今までと状況が変わっているということで提案しますが、市長の考えをお聞かせください。  (2)子どもの医療費について、2点お聞きします。  ①現在、福祉医療費助成制度での助成は窓口無料は未就学時に限られ、償還払いで行われています。償還払いでは、手持ちのお金がなければ医療にかかれないため、窓口での無料が求められています。いなべ市が行っている中学校卒業までの医療費助成全てで窓口無料にする考えはないのかお聞かせください。  ②いなべ市では、現在、福祉医療費助成制度は県の制度以上の助成を行っているものが幾つかあります。3月議会で明らかにされました。子どもの医療費助成には所得制限がありますが、所得制限で対象から外れているのは約290人、約5%、600万円あれば撤廃ができます。所得制限を撤廃することを再び提案しますが、市長のお考えをお聞かせください。  (3)学校のトイレについて、3点お聞きします。  ①性の多様性を認め合う社会を実現するための条例が令和2年6月定例会で制定されました。具体的な施策で進んだことをお聞かせください。  ②学校のトイレにおける困り事はないのかお聞かせください。  ③コロナ禍で特に女性の貧困が問題になる中、生理用品の費用負担が注目されてきました。生理用品もトイレットペーパーのようにトイレに普通に備え付けられている社会になるといいのになと考えていますけれども、先駆けて学校トイレに備え付けることを提案しますが、市長の考えをお聞かせください。  (4)長期休業中の放課後児童クラブについて、3点お聞きします。  ①いなべ市では令和2年度から市単独事業で長期休業中の放課後児童クラブが開所しました。令和3年度一般会計予算審議の中で、令和3年度から長期休業中の放課後児童クラブが国の施策となり、国からの補助金が出ることとなったと明らかにされました。令和2年度から市単独事業で行ったものとの違いをお聞かせください。  ②令和3年度開所を予定している箇所数は。  ③需要と供給のバランスがどうなっているかお聞かせください。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  発言時間残り8分少々ですので、答弁簡潔にお願いいたします。  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (1)の①保育園給食費の根拠はの質問ですけども、令和元年10月から実施されました3歳から5歳の保育料無償化の政府の検討会の中で、食材料費、行事費などの経費については無償化の対象から除くことを原則とすべきであると位置づけられています。  次に、②子育て世代の所得の推移の傾向は、コロナ以前と比べ、大きな変化は見られません。  ④給食費の無料化を提案するが、市長の考えについては、無料化の考えはありません。  次に、(2)の①中学校卒業まで窓口無料化にすべきということでございますが、ペナルティーがございまして、国民健康保険療養費等国庫補助金が減額されます。  ②子ども医療費助成の所得制限を撤廃する考えはありません。所得の高い世帯に対しては、県の助成制度を超える助成の必要を感じておりません。  次に、(3)の③でございますが、生理用品もトイレットペーパーのようにトイレに常備すべきということですが、生理用品とトイレットペーパーは衛生管理の観点、廃棄物処理の観点、社会通念上異質のものであり、常備する必要は考えておりません。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  教育部長、小寺道也君。 ○教育部長(小寺道也君)  私からは、子どもの健やかな成長を応援するについての(1)③と(4)の①、②、③について答弁いたします。  (1)③給食費の公会計化の進捗ですが、昨年度から進めておるんですが、コロナの影響でPTAの総会ができていない状態で、会計の統合に対する説明を保護者の方に説明する機会が得られませんでした。ただ、今年は役員会が行われておりますので、ただいま役員会に出向いて統合に向けて説明を行っている状態でございます。  (4)長期休業中の放課後児童クラブの御質問ですが、まず、①令和2年と令和3年の違いですが、二つありまして、一つ目は、補助金を交付する対象です。令和2年度市単独事業では、夏季休業期間中のみ開所する放課後児童クラブが補助対象となりました。しかし、令和3年度の国の交付金事業では、通年で開所する放課後児童クラブが長期休暇中に支援の単位を新たに設けて運営するなどの場合に補助対象にすることになりました。つまり、通年の放課後児童クラブが長期休業中に新たに1か所以上、放課後児童クラブを開所することが条件となりました。  二つ目が、令和2年度は通年の放課後児童クラブの委託料1年分を月割りにした額でお支払いしました。しかし、令和3年度は国及び県の交付金であるため、開所した日数に1万8,000円を掛けた金額を交付する予定をしております。  ②令和3年度開所を予定している箇所数は、6月9日現在、1か所でございます。  ③需要と供給のバランスについては、需要が満たされていると考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  (3)の①条例によって具体的に進んだことで、大きく進んだことだけ話させてもらいます。  この条例によって、教育に携わる者の責務ということで、校長会で改めて確認いたしました。学校では以前から性の多様性の取組を行っているわけですけども、この条例を契機といたしまして、それぞれの学校で学習会とか子どもの授業で取り入れることができまして、昨年度末に人権教育資料という冊子にまとめて還元することができまして、かなりこれは進んでおるなと考えております。  ②のトイレの困り事でございますけども、いなべ市に入っていただいております一般社団法人ELLY、そして地域おこし協力隊の佐野洸亮さんのお話とか、いろんな入門書でいきますと、やっぱり学校で困るところはトイレということが上げられています。男女のトイレだけじゃなくて、多目的トイレの数は限られておりますので、その辺が課題となってくるかなと思いますし、学校では申出があれば多目的トイレを使うように指導しております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  子どもの医療費助成についてお聞きいたします。  県制度だと未就学児までが窓口無料ですけども、それ以上を窓口無料にしている三重県内の市町をお聞かせください、部長。 ○議長(水谷治喜君)  市民部長、杉山義文君。 ○市民部長(杉山義文君)  窓口無料化を実施している市町につきましては、現在、三重県では四日市市が窓口無料化を実施してございます。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  もう一つお聞きします。  所得制限を撤廃している三重県内の市町をお聞かせください、部長。 ○議長(水谷治喜君)  市民部長、杉山義文君。 ○市民部長(杉山義文君)  所得制限を撤廃している市町につきましては、令和3年4月1日現在、10市町ございまして、四日市市、亀山市、鳥羽市、朝日町、川越町、多気町、玉城町、紀宝町、大紀町、南伊勢町でございます。また、伊賀市につきましては、未就学児を対象に所得制限を撤廃しております。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君、発言時間僅かです。 ○13番(衣笠民子君)  生理用品ですけれども、トイレットペーパーと違うとおっしゃいましたけれども、トイレットペーパーのように個包装になっているので、別に置くことも可能です。考えを改めてください。  それから、国の補助金がある事業には、とてもいなべ市は熱心です。アフターコロナの社会はコロナ禍前とは違う社会が展望されます。コロナ感染症対策の臨時地方創生交付金を使って、アフターコロナ対策として観光リゾート開発をすることがいいとは私は考えません。むしろいなべの子どもはいなべで育てるという住民の命と暮らし、人権を守る施策を進めることこそ、アフターコロナの時代に合うのではないか。税金は住民の福祉の増進に使うべきだと思います。そのことを述べさせていただいて終わります。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君の一般質問を終了いたします。  以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  なお、次回は6月16日午前9時に再開し、総括質疑を行います。  それでは、これにて散会いたします。               (午後 0時03分 散会)         地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。                いなべ市議会議長                いなべ市議会署名議員                いなべ市議会署名議員...