いなべ市議会 > 2021-03-23 >
令和 3年第1回定例会(第6日 3月23日)
令和 3年第1回定例会(第6日 3月23日)

  • 欠席議員(/)
ツイート シェア
  1. いなべ市議会 2021-03-23
    令和 3年第1回定例会(第6日 3月23日)


    取得元: いなべ市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    令和 3年第1回定例会(第6日 3月23日)                    令和3年               いなべ市議会(第1回)定例会               令和3年3月23日(火曜日)   開会(開議)の宣告 日程第 1        委員長報告 日程第 2 議案第 1号 いなべ市公の施設の名称の整備に関する条例の制定につ              いて 日程第 3 議案第 2号 いなべ市行政手続における押印を廃止する条例の制定に              ついて 日程第 4 議案第 3号 いなべ市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正す              る条例の制定について 日程第 5 議案第 4号 いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定につ              いて 日程第 6 議案第 5号 いなべ市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及              び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条              例の制定について 日程第 7 議案第 6号 いなべ市老人福祉センター等設置及び管理に関する条例              の一部を改正する条例の制定について
    日程第 8 議案第 7号 いなべ市図書館条例の一部を改正する条例の制定につい              て 日程第 9 議案第 8号 いなべ市幼稚園条例を廃止する条例の制定について 日程第10 議案第 9号 いなべ市教育集会所条例を廃止する条例の制定について 日程第11 議案第10号 財産の取得について(しゅんせつ土処分場用地) 日程第12 議案第11号 いなべ市道路線の認定について 日程第13 議案第12号 いなべ市道路線の廃止について 日程第14 議案第13号 令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号) 日程第15 議案第14号 令和2年度いなべ市国民健康保険特別会計補正予算(第              3号) 日程第16 議案第15号 令和2年度いなべ市後期高齢者医療特別会計補正予算              (第2号) 日程第17 議案第16号 令和2年度いなべ市介護保険特別会計補正予算(第4号) 日程第18 議案第17号 令和3年度いなべ市一般会計予算 日程第19 議案第18号 令和3年度いなべ市国民健康保険特別会計予算 日程第20 議案第19号 令和3年度いなべ市後期高齢者医療特別会計予算 日程第21 議案第20号 令和3年度いなべ市介護保険特別会計予算 日程第22 議案第21号 令和3年度いなべ市水道事業会計予算 日程第23 議案第22号 令和3年度いなべ市下水道事業会計予算 日程第24 議案第23号 いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定につ              いて 日程第25 議案第24号 令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第9号) 日程第26 請願第 1号 75歳以上医療費窓口負担2割化の中止を求める請願 日程第27 請願第 2号 国に対し「コロナ対策として消費税率を5%に引き下げ              を求める意見書」の提出を求める請願 日程第28 諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることに              ついて 日程第29 諮問第 2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることに              ついて 日程第30 諮問第 3号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることに              ついて 日程第31 同意第 1号 いなべ市教育長の任命につき同意を求めることについて 日程第32 同意第 2号 いなべ市固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同              意を求めることについて 追 加 日 程 追加日程第1       委員会の閉会中の継続調査の申し出について 追加日程第2       閉会中の議員派遣について 2 出席議員     1番 西 井 真理子        10番 清 水 隆 弘     2番 篠 原 史 紀        11番 欠 員     3番 片 山 秀 樹        12番 水 谷 治 喜     4番 原 田 敬 司        13番 衣 笠 民 子     5番 神 谷   篤        14番 鈴 木 順 子     6番 新 山 英 洋        15番 岡   英 昭     7番 伊 藤 智 子        16番 位 田 まさ子     8番 小 川 幹 則        17番 林   正 男     9番 岡   恒 和        18番 種 村 正 已 3 欠席議員    な し 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名 市長          日 沖   靖   副市長         岡   正 光 教育長         小 川 専 哉   企画部長        長 﨑 十九八 総務部長        水 谷 喜 広   都市整備部長      梅 山 浩 幸 市民部長        杉 山 義 文   環境部長        二 井 真 作 福祉部長        伊 藤 俊 樹   健康こども部長     舘   康 平 農林商工部長      岡 本 浩 一   建設部長        梶   正 弘 水道部長        出 口 日佐男   会計管理者       和 波 孝 明 教育部長        小 寺 道 也   国体推進事務局長    渡 邊 真 澄 監査委員事務局長    太 田 一 秋 5 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長議事課長 鈴 木   訓   議事課課長補佐     寺 園 妙 子 議事課課長補佐     城 野 雅 子               (午前 9時00分 開議) ○議長(水谷治喜君)  おはようございます。  出席議員が定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。  傍聴人の方々に申し上げます。傍聴人の方々は、いなべ市議会傍聴規則を厳守くださるようお願いいたします。  CTYから撮影の申込みがありましたので、許可いたしました。  本日の会議は、お手元に配付の議事日程により進めてまいります。  日程第1、委員長報告を行います。  日程第2、議案第1号から、日程第27、請願第2号までの26案件を一括議題といたします。  本定例会において、各委員会に付託いたしました案件の審査が全て終了しております。よって、各委員長より審査結果の報告を求めます。  委員長報告は登壇して行ってください。  なお、討論、採決は、委員長報告に対する質疑が全て終了した後で行います。  それでは初めに、総務経済常任委員長新山英洋君。  6番、新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  おはようございます。総務経済常任委員会の審査結果の報告を申し上げます。  総務経済常任委員会は、3月15日午前9時より、総務経済常任委員会全委員の出席の下、付託を受けた議案5件及び請願1件につき審査を行いました。  審査は担当者から説明を受け、慎重に行い、その結果、議案第1号、いなべ市公の施設の名称の整備に関する条例の制定について、議案第2号、いなべ市行政手続における押印を廃止する条例の制定について、議案第10号、財産の取得について(しゅんせつ土処分場用地)、議案第11号、いなべ市道路線の認定について、議案第12号、いなべ市道路線の廃止についての5議案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  また、請願第2号、国に対し「コロナ対策として消費税率を5%に引き下げを求める意見書」の提出を求める請願については、賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。  以上、総務経済常任委員会が付託を受けました5議案及び請願1件の審査結果報告を終わります。 ○議長(水谷治喜君)  総務経済常任委員長の報告が終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を許します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  質疑なしと認めます。  これをもちまして、総務経済常任委員長の報告に対する質疑を終わります。  次に、都市教育民生常任委員長、林 正男君。  17番、林 正男君。 ○17番(林 正男君)  おはようございます。都市教育民生常任委員会の審査結果の報告を申し上げます。  本定例会において、都市教育民生常任委員会が付託を受けた議案は8議案及び請願1件であります。  審査は、3月11日午前9時より全委員、また、3月15日午後1時より、委員8名中1名欠席の下、委員会を開き、担当者から説明を受け、審査を行いました。  議案につきましては、担当者から説明を受け、慎重に審査を行った結果、議案第3号、いなべ市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第4号、いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第6号、いなべ市老人福祉センター等設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第7号、いなべ市図書館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第8号、いなべ市幼稚園条例を廃止する条例の制定について、議案第9号、いなべ市教育集会所条例を廃止する条例の制定について、議案第23号、いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定については、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第5号、いなべ市指定地域密着型サービス事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
     続きまして、請願について報告いたします。  請願第1号、75歳以上医療費窓口負担2割化の中止を求める請願につきましては、委員会へ請願者にお越しいただき、請願の内容説明を伺いました。  説明を受け、慎重に審査を行いました。  その結果、賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。  以上、都市教育民生常任委員会が付託を受けました議案及び請願の審査結果の報告を終わります。 ○議長(水谷治喜君)  都市教育民生常任委員長の報告が終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を許します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  質疑なしと認めます。  これをもちまして、都市教育民生常任委員長の報告に対する質疑を終わります。  最後に、予算決算常任委員長小川幹則君。  8番、小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  おはようございます。予算決算常任委員会の審査結果の報告を申し上げます。  去る9日の本会議において、当委員会に付託されました案件は議案11件でございます。  付託同日、当委員会を開き、各分科会に付託議案を分担送付し、10日に総務経済分科会、11日に都市教育民生分科会を開いて審査を行い、17日に執行部の出席を求めて当委員会を開き、各分科会委員長審査報告を受けました。  その結果、議案第14号、令和2年度いなべ市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第15号、令和2年度いなべ市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、議案第16号、令和2年度いなべ市介護保険特別会計補正予算(第4号)、議案第18号、令和3年度いなべ市国民健康保険特別会計予算、議案第19号、令和3年度いなべ市後期高齢者医療特別会計予算、議案第20号、令和3年度いなべ市介護保険特別会計予算、議案第21号、令和3年度いなべ市水道事業会計予算、議案第22号、令和3年度いなべ市下水道事業会計予算、議案第24号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第9号)の9議案につきましては、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  また、議案第13号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号)及び議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算の2議案は、賛成少数をもって否決すべきものと決しました。  以上、予算決算常任委員会が付託を受けました11議案の審査結果報告を終わります。 ○議長(水谷治喜君)  予算決算常任委員長の報告が終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を許します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  質疑なしと認めます。  これをもちまして、予算決算常任委員長の報告に対する質疑を終わります。  以上をもちまして、委員長報告を終結いたします。  これより、案件ごとに討論、採決を行います。  念のために申し上げます。  電子採決システムによる表決の際、採決の確定時にいずれのボタンも押していないときは、反対のボタンを押したものとみなします。  日程第2、議案第1号、いなべ市公の施設の名称の整備に関する条例の制定についてから、日程第5、議案第4号、いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についての4議案は、討論の通告がありませんので、一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  お諮りします。  本案は、委員長の報告のとおり決することに、御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  次に、日程第6、議案第5号の討論を行います。  発言を許可いたします。  9番、岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  9番議員、日本共産党、岡 恒和です。いなべ市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論します。  本条例改正案には、利用者にとってサービスの質の低下をもたらすおそれのある内容、また、介護保険サービスのありように重大な問題が含まれているため賛成できません。  その第一は、いなべ市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の改正については、ユニット型指定地域密着型介護老人福祉施設の設備の基準の緩和が含まれている点です。これまでは1ユニットの定員を10人以下としてきたものが、15人まで認められることとしています。これでは結果的に介護職員一人当たりの被介護者を増やすことになり、職員の負担増、被介護者のサービス低下を招くおそれがあります。  2点目は、いなべ市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例において、訪問介護の回数や給付額をチェックし、利用が多過ぎると判断すれば、サービス利用を制限、サービス計画の妥当性の再検討や理由書の提出を求めようとする点です。介護保険サービスは一人一人の介護の状況や家族や環境に基づき、利用者、介護者、ケアマネジャーが最適な計画を立てて行われているものです。いなべ市では自宅での特養施設への入所待ちの方もおられ、訪問介護サービスに頼らざるを得ない方も当然あると想像されます。  また、介護保険法では、保険給付は被保険者の心身の状況、その置かれている環境等に応じて被保険者の選択に基づき適切な保健医療サービス及び福祉サービスが多様な事業者または施設から総合的かつ効率的に提供されるよう配慮して行われなければならないと定めています。この考え方からして、被保険者のサービス利用の状況に対し、国や保険者である市がチェックすることは極めて不適切です。これは国と保険者である市によって、保険給付の抑制に道を開くという点でも重大な問題です。  以上、主に2点の理由で反対します。 ○議長(水谷治喜君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第5号、いなべ市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案の賛否について、表決ボタンを押してください。  押し忘れはありませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認め、確定いたします。  賛成13、反対3であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  次に、日程第7、議案第6号、いなべ市老人福祉センター等設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第13、議案第12号、いなべ市道路線の廃止についての7議案は、討論の通告がありませんので、一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  お諮りします。  本案は、委員長の報告のとおり決することに、御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  次に、日程第14、議案第13号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。  なお、当議案につきましては、新山英洋君ほか7名から修正動議が提出されております。  修正案につきましては、お手元に配付のとおりでございます。  この際、提出者の説明を求めます。  6番、新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  議案第13号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号)に対する修正動議。  上記の修正案を別紙のとおり、地方自治法第115条の3及びいなべ市議会会議規則第17条の規定により提出します。  令和3年3月23日提出、いなべ市議会議長水谷治喜様。  提出者、いなべ市議会議員、新山英洋。  賛成者、いなべ市議会議員、西井真理子、原田敬司、小川幹則、鈴木順子、岡 英昭、位田まさ子、林 正男。  提案理由でございます。  大安中央児童センター解体事業は、令和2年度いなべ市一般会計予算において計上され、解体設計は執行されました。年度途中で事業に変更が生じた場合は速やかに説明をすべきであり、議会で議決した予算は適正に執行されるべきである。これがこの修正案を提案する理由であります。  1ページめくっていただきまして、2ページ御覧ください。  議案第13号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号)修正案。  議案第13号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号)の一部を次のように修正いたします。  下の表を御覧ください。  第1条中「4億5,770万4,000円」を「4億1,770万4,000円」に、また、「287億2,052万5,000円」を「287億6,052万5,000円」に改める。  第1表、歳入歳出予算補正の一部を次のように改める。  歳入歳出を下の表のように赤字のとおり改めます。  また、右のページ、3ページを御覧ください。  歳入歳出補正予算事項別明細書も同様、赤字のとおり改めます。  また、1枚めくっていただきまして、4、5ページを御覧ください。  2歳入でございます。款20繰入金、項2基金繰入金、目1財政調整基金繰入金を赤字のとおり改めます。  また、歳出、款3民生費、項2児童福祉費、目3児童福祉施設費を同様に赤字のとおり改めます。  以上で、説明を終わります。 ○議長(水谷治喜君)  これより、ただいまの説明に対する質疑を許可いたします。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  質疑なしと認めます。  質疑を終結いたします。  ここで、暫時休憩します。                午前  9時23分 休憩                午前  9時26分 再開 ○議長(水谷治喜君)  再開いたします。  それでは、ただいまより討論に入ります。  なお、討論の順につきましては、修正案を基に行いますので、原案の賛成討論から行います。  それではまず、原案に賛成の討論を許可いたします。原案とは、議案第13号であります。  2番、篠原史紀君。 ○2番(篠原史紀君)  2番議員、篠原史紀補正予算原案に関して、創風会を代表して賛成の立場で討論いたします。
     原案の可否の争点は、旧中央児童センター解体予算の減額でありますが、先日、いなべ藍ランドの代表の方より事情を伺ってまいりました。  この藍染め工房は菰野町で、4年間、小さな体験工房を行ってきた中、約3,000人の集客があり、中には東京等遠方からのツアー客もやってこられたそうです。  また、アメリカニューヨークで展示会にも参加され、商品評価が非常に高く、即日完売であったそうでございます。  こうした実績から、宿泊施設があればさらに誘客できると考えたそうです。ゆえに旧フラワーセンターを工房の移転場所候補地にしたい旨を市に提案し、現地を見学した際、近隣の解体が決まっていた旧児童センターの建物に興味を持ち、市に要望し、見学をされたそうです。  結果、特徴ある建物はランドマーク的にも活用でき、前々から構想していた様々な芸術家がコラボできるアーティストビレッジにも最適だと思われたそうです。先行投資した新工房がスタートしたばかりで、今すぐに自己資金での改修や利活用はできないが、しばらく解体を先延ばしにしてほしいと市に進言したとのことです。これが今回の解体予算の減額の背景であると理解できました。  工房代表の方が市議会には結果的に御迷惑をかけることになりますが、公共建築の老朽化が進んでいるとはいえ、非常にきっちり造られているため、解体するのは大変もったいないです。私たちも旧児童センターを利活用できるように経営等の努力をいたしますので、何とぞ御理解いただきますようにお伝えくださいとおっしゃられていました。  こうした経緯や利活用を検討したいという工房側の強い要望から、創風会は大安児童センター解体予算の減額を含む補正予算の原案に賛成いたします。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  次に、原案及び修正案に反対の討論を許可します。  9番、岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  9番議員、日本共産党、岡 恒和です。  令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号)及び修正案に反対の立場で討論します。  原案については、補正予算について野遊び推進事業費2,250万円の繰越しと大安中央児童センター解体費の減額が含まれていることから反対します。  野遊び推進事業については、政策的意義に大きな疑問があります。総務経済分科会でも丁寧に質疑と議論を交わしましたが、執行部の説明で納得できるに至りませんでした。最大の疑問は、執行部の説明では海外観光客や富裕層の宿泊施設として整備したいとのことでしたが、実際にどれだけの需要があるのか、市民にとってどのような意義があるのか、その先が明確になっていないことです。それは、そうした最も基本的な点について、事業の実施主体である事業者に委託するということになっているからです。  令和3年度一般会計予算でも、できるかどうかも内容も定まっていないのに、繰り越した調査研究業務委託料などで1億4,000万円以上の予算が組まれ、5年間で総額5億9,000万円もの事業費が予定されており、繰越しには賛成できません。  この点では、修正案にはこの内容が含まれていないので反対ということです。  それから次に、大安中央児童センターの解体に関しては、令和2年度当初予算で公共施設等適正管理推進事業債の除却事業として解体工事費が措置されていたものです。しかし、市長は今年度、突如、藍の栽培を始め、藍染め工房を地域おこし協力隊により行うとの施政方針を示されました。そして、この事業に必要になるかもしれないので、大安中央児童センターは解体せず、その予算全額を減額すると表明されました。  また、その先、使うことがなければ、何らかの補助金が使えるようになれば解体することもあるとのことでした。  しかし、当初予算や施政方針で示したことが、市長の新たな思いつきで次々変更されるのでは、議会議決の意味がありません。  以上、2点を上げて、原案及び修正案への反対討論とします。 ○議長(水谷治喜君)  次に、修正案に賛成の討論を許可いたします。  1番、西井真理子君。 ○1番(西井真理子君)  議案第13号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号)に対する修正案に賛成の立場で討論します。  大安中央児童センター解体事業4,150万2,000円については、令和2年度の当初予算に計上され、施設の老朽化による雨漏りなどで修繕費がかさむことが見込まれる。よって、この施設は不用であり、解体したいとの説明を受けました。  それを受けて、議会は予算を可決しましたが、今議会において、新規の藍染め事業に活用する可能性があるので白紙とする。しかし、事業者が活用しない場合もあるとの理解に苦しむ説明がありました。  代表質問においては、藍染め事業については全く計画が立っていないとの答弁もありました。事業内容が変更されることはあるかもしれませんが、事業そのものが不確定な理由で取りやめになるのは納得できません。一度、議会に諮り、可決されたものを、議会に事前説明もなく簡単に取り消すことは議会軽視そのものであります。  以上の理由で、修正案に賛成します。 ○議長(水谷治喜君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第13号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号)を採決いたします。  まず、修正案について採決いたします。  修正案の賛否について、表決ボタンを押してください。  押し忘れはありませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認め、確定いたします。  賛成9、反対7であります。  よって、修正案は可決することに決しました。  修正案は可決されました。  したがいまして、議案第13号の修正議決をした部分を除く原案につき採決いたします。  修正議決をした部分を除く原案につき、原案のとおり決することの賛否について、表決ボタンを押してください。  押し忘れはありませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認め、確定いたします。  賛成14、反対2であります。  よって、修正議決した部分を除く原案は可決することに決しました。  次に、日程第15、議案第14号、令和2年度いなべ市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)から、日程第17、議案第16号、令和2年度いなべ市介護保険特別会計補正予算(第4号)の3議案は、討論の通告がありませんので、一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  お諮りします。  本案は、委員長の報告のとおり決することに、御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  次に、日程第18、議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算を議題といたします。  なお、当議案につきましては、鈴木順子君ほか6名から修正動議が提出されております。  修正案につきましては、お手元に配付のとおりであります。  この際、提出者の説明を求めます。  14番、鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算に対する修正動議。  上記の修正案を別紙のとおり、地方自治法第115条の3及びいなべ市議会会議規則第17条の規定により提出します。  令和3年3月23日提出、いなべ市議会議長水谷治喜様。  提出者、いなべ市議会議員、鈴木順子。  賛成者、いなべ市議会議員、西井真理子、原田敬司、新山英洋小川幹則位田まさ子、林 正男。  提案理由。  令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第4号)において議決した野遊び推進事業、野遊びSDGs調査研究業務委託料は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、年度内に事業を完了することができず、令和2年度補正予算(第8号)に繰越明許費として上がっております。  令和3年度当初予算の野遊び推進事業を審査する上で、調査研究に基づく事業構想の説明は不可欠であり、どのような理由であれ、調査研究業務が進んでいない現段階において、十分な審議材料が示されたとは言い難く、この事業自体を決して反対するわけではありませんが、今回は判断を見合わせるものであります。  これがこの修正案を提案する理由です。  それでは、修正案について説明いたします。  2ページをお開きください。  議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算の一部を次のように修正する。  第1条中「215億5,000万円」を「214億1,000万円」に改める。これは、野遊び推進事業の一部1億4,000万円を減額した令和3年度いなべ市一般会計の歳入歳出予算総額です。  次に、7ページを御覧ください。  予算修正案説明書の説明欄を御覧ください。  今回、修正しようとするのは、野遊び推進事業のうち委託料4,694万6,000円、工事請負費8,805万4,000円、負担金補助及び交付金500万円、合計1億4,000万円を予算案から削除しようとするものです。  5ページの説明欄を御覧ください。  これら事業の財源として充てられていますのが、一つが総務費国庫補助金として地方創生推進交付金7,000万円、財政調整基金繰入金2,770万円、市債として野遊び推進事業債4,230万円であるため、いずれも減額及び削除しようとするものです。  もう一度、2ページにお戻りください。  以上のことから、第1表、歳入歳出予算の一部を次のように改める。  まず、歳入です。款16国庫支出金、項2国庫補助金7,000万円の減額修正、款20繰入金、項2基金繰入金2,770万円の減額修正、款23市債、項1市債4,230万円の減額修正、歳入合計1億4,000万円を減額修正し、214億1,000万円とするものです。  また、歳出については、款2総務費、項1総務管理費1億4,000万円を減額修正し、歳出合計214億1,000万円とするものです。  次に、第3表、地方債については、表から野遊び推進事業債を削除しようとするものです。  以上で、説明を終わります。 ○議長(水谷治喜君)  これより、ただいまの説明に対する質疑を許可いたします。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  質疑なしと認めます。  質疑を終結いたします。  ここで、暫時休憩します。                午前 9時42分 休憩                午前 9時50分 再開 ○議長(水谷治喜君)  再開いたします。  それでは、ただいまより討論に入ります。  なお、討論の順につきましては、修正案を基に行いますので、原案に賛成の討論から行います。  それではまず、原案に賛成の討論を許可します。  原案とは議案第17号であります。  3番、片山秀樹君。 ○3番(片山秀樹君)  それでは、3番議員、片山秀樹です。議案第17号、令和3年度一般会計予算に対し、賛成の立場で討論いたします。  いなべ市は、昨年、SDGs未来都市に選ばれました。少子高齢化の問題、若者の都市部への流出防止、移住促進政策の一貫した政策であり、国が力を入れている地方創生事業への取組が認められたと考えられます。  本予算の中で賛否の分かれた野遊びSDGs事業ですが、私は賛成いたします。  全国的に有名なスノーピーク主導で5年間という壮大な計画であり、いなべ市の60%を占める山林を活用した本物の自然と歴史を体験したいという国内外の富裕層を中心としたニーズに応えるための地方創生事業である。  本事業は、秋田県大館市、北海道芽室町とともリーダーのような立場で意欲的に取り組む姿勢と聞いております。  その目指す成果としては、1、市内の農業事業者などの事業者のビジネスチャンスの機会が増える。2、地方創生推進交付金、一般補助施設整備等事業債など、国の交付金など、財政措置も十分であること。3、若年者の雇用促進も大いに期待できる。4、全国的にも注目の取組であり、いなべ市のブランドが上がり、知ってもらう、来てもらう、魅力的ないなべ市になる取組であり、移住促進の第一歩となり得る。5、東海環状自動車道の大安インターに続き、北勢でのインター開通に合わせた事業にもなり、中部国際空港と関西国際空港の中間点という地理的な魅力も生かせるなど、予定地を見てまいりましたが、中部国際空港も見える最高に見晴らしのいい場所でした。歴史を感じ、自然多き空気のよい、ナチュラーの富裕層好みだなと感じました。
     いなべ市の魅力を生かすことのできるこの野遊びSDGs事業を初めとする令和3年度一般会計予算に賛成します。  事業で大切なのはやり抜くというマインドだと思います。次に、判断と実行のスピードが最も大切な肝で、この積極的に取り組む姿勢を感じる予算を原案で一刻も早く、スピード感を持って始めることが市民の利益と考え、賛成討論といたします。 ○議長(水谷治喜君)  次に、原案及び修正案に反対の討論を許可いたします。  13番、衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  13番議員、日本共産党の衣笠民子です。議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算及び修正案に、日本共産党いなべ市議団を代表して、反対の立場で討論します。  令和3年度一般会計予算は、日沖市長の行政運営に対する姿勢を表すものです。これまでも指摘してきたことですが、補助金があるからする事業が今まで以上に目立っています。しかもどういう事業なのかとの議会からの問いかけにまともな説明がありません。  市民温水プールについては、設計のプロポーザルの段階で、民間からの提案を待っているところとして、予算審査の場であるこの議会においてさえ、学校水泳授業と市民の利用の関係性さえも明らかにしない。また、今のところは白紙とさえ答弁をしています。白紙である計画への予算化は到底認めることはできません。  野遊びSDGsの推進事業については、海外観光客や富裕層の宿泊施設として整備したい。ハイレベルの施設を目指すことで波及効果が大きくなるとしていますが、実際にどれだけ需要があるのか、市民にとってどのような意義があるのか、市民は求めているのか、付託された総務経済常任委員会分科会での活発な審査を経ても、十分明らかになりませんでした。  最も基本的な点について、事業者に委託するという姿勢に問題があります。  にぎわいの森もハイレベルの店に入ってもらうからと、5億円の税金を投入しながら、地元の店を入れずつくられましたが、税金の投入がよかったのか検証し、今後参考にすべきではないでしょうか。  宇賀渓キャンプ場の整備については、民間の土地に補助金を使って公有財産を建設し、第三者が運営をするとしていますが、その運営も業務委託なのか指定管理者制度でするのかも明らかになっていません。市長は、全部決めたら怒るじゃないか、管理方法は今後の話、と答弁で済まそうとしていますが、事業の方向性を議会の場で明らかにせず、どうして予算が認められると考えているのでしょうか。まさに議会の存在が問われる予算編成と言わなければなりません。  次に、施設の管理に計画性がなく、行き当たりばったりになっていることが顕著になってきました。いなべ市はいなべ市公共施設等総合管理計画を平成28年3月に作成し、平成28年度(2016年度)から2045年度まで30年間の計画を持ち、10年ごとに見直しを図っていくとしています。ところが、施政方針に出されたことや当初予算で予算化されたことが、その年度内に変わるということも珍しくありません。これでは今回の当初予算で出されていることの信憑性が問われてきます。少なくともいなべ市公共施設等総合管理計画に上げられている施設の個別計画は立て、議会が検証できなければ、議会が役割を果たせません。  旧庁舎は老朽化が激しく、これから維持管理が難しいとして、新庁舎が建設されたにもかかわらず、いなべ市は五つの庁舎をいまだに持ち続けています。  大安庁舎は庁舎内に残っていた総合窓口、そういん、メシェレいなべを移転させ、今後の使い方をフリーハンドにしています。  いつの間にか員弁庁舎には市民活動センターを移転させ、社会活動の拠点として位置づけられています。このようなやり方で行政自らPDCAサイクルで事業のフォローアップができるのでしょうか。議会は適切に事業がされているのかチェックできません。  次に、いなべ市は地域おこし協力隊、集落支援員、地域おこし企業人を多用し、人件費を浮かせ、特別交付税を確保するやり方を深めています。財政的には上手なやり方ですが、そうして生み出した財源が市民のために使われているのか問われなければなりません。補助金があるからする事業の市負担分に使われていないでしょうか。  子ども、障がい者、ひとり親の医療費助成である福祉医療費助成、今回、精神障害2級通院分の2分の1を県制度以上に上乗せで対象を拡大しましたが、さらなる対象拡大や、保育園、小学校、中学校給食の無料化で子育て支援の充実、福祉バスの充実で高齢者の移動権の保障、国民健康保険税の子どもの均等割の減免など、自治体本来の仕事である市民の福祉の増進に使うべきであると指摘しておきます。  最後に、コロナ禍の予算編成です。  コロナ感染症はこれまでの感染症とは違い、世界的パンデミックであることから、国も第3次にわたるコロナ感染症対策地方創生臨時交付金を出しています。いなべ市も保健所や県とも相談しながら、いなべ市でクラスターを起こさせない対策、医療、介護、保育施設など、密着が避け難い施設の職員や利用者の定期的なPCR検査を行うよう求めて、反対討論とします。 ○議長(水谷治喜君)  次に、修正案に賛成の討論を許可いたします。  16番、位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  16番議員、いなべ未来、位田まさ子です。議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算の修正案に対して、会派いなべ未来として賛成の立場で討論いたします。  令和3年度いなべ市一般会計予算については、橋梁長寿命化修繕事業、消防団車両購入事業、防災拠点整備事業など、市民の命を守るための環境整備、市民温水プール、元気みらい都市いなべ推進事業、新型コロナウイルスワクチン接種事業、私立保育園整備補助事業など、市民福祉と教育を充実するための予算編成となっております。  また、コロナ禍においても、交付金、補助金を活用し、将来の負担増に対しても考慮され、健全運営に努めていることを高く評価いたします。  しかしながら、グリーンクリエイティブいなべ推進事業の野遊び推進事業については、新型コロナウイルス感染症の影響があったとはいえ、調査研究が進んでいない現段階において、十分な説明が得られず、今回は判断を見合わせざるを得ません。  よって、令和3年度いなべ市一般会計予算修正動議に賛成いたします。 ○議長(水谷治喜君)  これにて、討論を終わります。  これより、議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算を採決いたします。  まず、修正案について採決いたします。  修正案の賛否について、表決ボタンを押してください。  押し忘れはありませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認め、確定いたします。  可否同数であります。  したがって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長が修正案に対して採決いたします。  鈴木順子君ほか6名による発議の議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算の修正案は、議長は可決と採決いたします。  よって、議案第17号に対する修正案は可決することに決しました。  修正案は可決されました。  したがいまして、議案第17号の修正議決をした部分を除く原案につき採決いたします。  修正議決をした部分を除く原案につき、原案のとおり決することの賛否について、表決ボタンを押してください。  押し忘れはありませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認め、確定いたします。  賛成14、反対2であります。  よって、修正議決した部分を除く原案は可決することに決しました。  次に、日程第19、議案第18号、令和3年度いなべ市国民健康保険特別会計予算から、日程第25、議案第24号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第9号)の7議案は、討論の通告がありませんので、一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  お諮りします。  本案は、委員長の報告のとおり決することに、御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  お諮りします。  ただいま可決されました議案第24号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第9号)については、補正前の額の計数整理を必要としますので、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  御異議なしと認めます。  よって、私のほうで計数整理を行います。  日程第26、請願第1号、75歳以上医療費窓口負担2割化の中止を求める請願の討論を行います。  委員長報告は不採択です。  よって、初めに、請願に賛成者の討論はございませんか。  9番、岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  9番議員、日本共産党、岡 恒和です。請願第1号、75歳以上医療費窓口負担2割化の中止を求める請願について、賛成の立場で討論します。  今回の負担割合の引上げ案では、単身者で年収200万円以上、夫婦とも75歳以上年収340万円以上で、負担割合を1割から2割に引き上げようとしようとしています。政府の試算でも2割に引き上げられる高齢者一人当たりの負担は、現在の年平均8万1,000円から約3万4,000円増加するとしています。コロナ禍の下、感染防止のための負担が増える中、こうした引上げがなぜ今なのかとの戸惑い、疑問の声が広がっています。  日本医師会は、昨年11月、次のように引上げに対し疑問視する見解を発表しています。  全4項目のうち、その1番目には、応能負担は、本来、共助である保険料と公助である税金によって求められるべきものである。患者一部負担での応能負担は、財務省が言うように、可能な限り広範囲ではなく、限定的にしか認められないとしています。既に現役並み所得者には窓口負担3割負担が応能負担としてつくられており、さらに一部負担を広範囲に広げることは、保険制度本来の趣旨からも外れるものです。いなべ市では後期高齢者約6,000人のうち、現役並み収入の世帯も含めると、1,800人が引上げ対象になると推定されます。現在、既に現役並み所得者には窓口負担3割が応能負担として行われています。これ以上、収入の少ない高齢者への負担増は、受診をためらい、重篤化させてしまうことになりかねません。  こうしたことを防ぐためにも、本請願に御賛同いただくように呼びかけ、賛成討論といたします。 ○議長(水谷治喜君)  これにて、討論を終わります。  これより、請願第1号を採決いたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択であります。  したがって、採決は委員長の報告に対してではなく、請願第1号に対して行います。  請願第1号を採択することについて、表決ボタンを押してください。  押し忘れはありませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認め、確定いたします。  反対12、賛成4であります。  よって、不採択と決しました。  日程第27、請願第2号、国に対し「コロナ対策として消費税率を5%に引き下げを求める意見書」の提出を求める請願の討論を行います。  委員長報告は不採択であります。  よって、初めに、請願に賛成者の討論はございませんか。  13番、衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  13番議員、日本共産党の衣笠民子です。請願第2号、国に対し「コロナ対策として消費税率を5%に引き下げを求める意見書」の提出を求める請願書に賛成の立場で朗論します。  請願の要旨、安倍政権の下で2度にわたる消費税が強行され、暮らしと経営に深刻な打撃を与えました。さらに新型コロナウイルス感染症の拡大によって、命と健康の不安、未曽有の経済危機が国民の暮らしと日本経済に暗い影を落としています。消費税は所得の少ない人ほど負担が重く、赤字経営の事業者にも容赦なくかかるなど、不公平な税制です。政府は全世代型の名で社会保障制度を切り崩し、コロナ禍においても公立公的病院を減らそうとしています。もはや社会保障のためとの大義名分も通用しません。  ドイツではコロナ対策で消費税を3%引き下げるなど、50の国や地域が暮らしや経済への支援策として消費税、付加価値税の減税を実施しました。  消費税減税は全ての国民に行き渡る最も有効な景気対策です。その財源は巨額の内部留保を蓄え、巨大なもうけを上げる大企業や株で大もうけをしている富裕層に応分の負担を求めれば生み出せます。  以上、請願の趣旨に全面的に賛成いたします。  さらに、長引くコロナ禍の中、全国でフードパントリー、食糧支援が国民の共助で行われ、盛況となっています。これほどまでに弱いものがより大変になっているのが今の日本の現状です。より早く国による公助が待たれています。  消費税は全国民にかかっているものであり、逆進性があるため、減税すればより弱いものに手厚い対策となります。国に対し「コロナ対策として消費税率を5%に引き下げを求める意見書」の提出を求める請願書の採択を重ねてお願いし、賛成の討論とします。 ○議長(水谷治喜君)  これにて、討論を終わります。  これより、請願第2号を採決いたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択であります。  したがって、採決は委員長の報告に対してではなく、請願第2号に対して行います。  請願第2号を採択することについて、表決ボタンを押してください。  押し忘れはありませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認め、確定いたします。  反対12、賛成4であります。  よって、不採択と決しました。  次に、日程第28、諮問第1号から、日程第32、同意第2号までの5議案を一括議題といたします。  日程第28、諮問第1号、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてから、日程第32、同意第2号、いなべ市固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについての5議案は、質疑は終了しており、討論の通告もありませんので、一括して採決いたします。  お諮りします。
     本案は、原案のとおり同意することに、御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。  お諮りします。  議会運営委員長から令和3年議会における議会の運営に関する事項等の閉会中の継続調査の申出が、総務経済、都市教育民生、予算決算の各常任委員長から所管事務調査の閉会中の継続調査の申出がありました。  よって、委員会の閉会中の継続調査の申し出についてを日程に追加し、追加日程第1として議題といたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  異議なしと認めます。  それでは、追加日程第1、委員会の閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。  本件は、各委員長からの申出のとおり閉会中の継続調査とすることに、御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  異議なしと認めます。  よって、各常任委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決しました。  お諮りします。  閉会中の議員派遣についてを日程に追加し、追加日程第2として議題といたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  異議なしと認めます。  それでは、追加日程第2、閉会中の議員派遣についてを議題といたします。  当面の議員派遣については、お手元に配付の別紙のとおり派遣いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  異議なしと認めます。  よって、閉会中の議員派遣については、別紙のとおり派遣することに決しました。  これにて、本定例会に付議された事件は全て議了いたしました。  お諮りします。  本定例会の本会議における議員の発言において、後刻、速記録を調査し、不穏当な発言があったならば、議長において善処いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  異議なしと認めます。  ここで、閉会に先立ち、3月末日をもって退職されます水谷喜広総務部長、伊藤俊樹福祉部長、舘 康平健康こども部長、岡本浩一農林商工部長、和波孝明会計管理者に対し、議会を代表して一言お礼の言葉を申し上げます。  退職されます5名の皆さんには、市の幹部として的確に職務を遂行され、市政発展のため寄与された功績は極めて大きく、ここに深く感謝を申し上げます。  今後につきましても、本市発展のため、引き続き、御助言などを賜りますようお願い申し上げます。  退職される皆さん、お体にはくれぐれも留意され、それぞれのお立場で御活躍を心より祈念いたしまして、簡単ではございますが、歓送の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。                    (拍手) ○議長(水谷治喜君)  それでは、以上をもちまして、令和3年第1回いなべ市議会定例会を閉会いたします。               (午前10時18分 閉会)         地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。                いなべ市議会議長                いなべ市議会署名議員                いなべ市議会署名議員...