いなべ市議会 > 2021-03-09 >
令和 3年第1回定例会(第5日 3月 9日)
令和 3年第1回定例会(第5日 3月 9日)

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  1. いなべ市議会 2021-03-09
    令和 3年第1回定例会(第5日 3月 9日)


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    最終取得日: 2023-06-15
    令和 3年第1回定例会(第5日 3月 9日)                    令和3年               いなべ市議会(第1回)定例会               令和3年3月9日(火曜日)   開会(開議)の宣告 日程第 1 議案第 1号 いなべ市公の施設の名称の整備に関する条例の制定につ              いて 日程第 2 議案第 2号 いなべ市行政手続における押印を廃止する条例の制定に              ついて 日程第 3 議案第 3号 いなべ市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正す              る条例の制定について 日程第 4 議案第 4号 いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定につ              いて 日程第 5 議案第 5号 いなべ市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及              び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条              例の制定について 日程第 6 議案第 6号 いなべ市老人福祉センター等設置及び管理に関する条例              の一部を改正する条例の制定について 日程第 7 議案第 7号 いなべ市図書館条例の一部を改正する条例の制定につい
                 て 日程第 8 議案第 8号 いなべ市幼稚園条例を廃止する条例の制定について 日程第 9 議案第 9号 いなべ市教育集会所条例を廃止する条例の制定について 日程第10 議案第10号 財産の取得について(しゅんせつ土処分場用地) 日程第11 議案第11号 いなべ市道路線の認定について 日程第12 議案第12号 いなべ市道路線の廃止について 日程第13 議案第13号 令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号) 日程第14 議案第14号 令和2年度いなべ市国民健康保険特別会計補正予算(第              3号) 日程第15 議案第15号 令和2年度いなべ市後期高齢者医療特別会計補正予算              (第2号) 日程第16 議案第16号 令和2年度いなべ市介護保険特別会計補正予算(第4号) 日程第17 議案第17号 令和3年度いなべ市一般会計予算 日程第18 議案第18号 令和3年度いなべ市国民健康保険特別会計予算 日程第19 議案第19号 令和3年度いなべ市後期高齢者医療特別会計予算 日程第20 議案第20号 令和3年度いなべ市介護保険特別会計予算 日程第21 議案第21号 令和3年度いなべ市水道事業会計予算 日程第22 議案第22号 令和3年度いなべ市下水道事業会計予算 日程第23 議案第23号 いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定につ              いて 日程第24 議案第24号 令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第9号) 2 出席議員     1番 西 井 真理子        10番 清 水 隆 弘     2番 篠 原 史 紀        11番 欠 員     3番 片 山 秀 樹        12番 水 谷 治 喜     4番 原 田 敬 司        13番 衣 笠 民 子     5番 神 谷   篤        14番 鈴 木 順 子     6番 新 山 英 洋        15番 岡   英 昭     7番 伊 藤 智 子        16番 位 田 まさ子     8番 小 川 幹 則        17番 林   正 男     9番 岡   恒 和        18番 種 村 正 已 3 欠席議員    な し 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名 市長          日 沖   靖   副市長         岡   正 光 教育長         小 川 専 哉   企画部長        長 﨑 十九八 総務部長        水 谷 喜 広   都市整備部長      梅 山 浩 幸 市民部長        杉 山 義 文   環境部長        二 井 真 作 福祉部長        伊 藤 俊 樹   健康こども部長     舘   康 平 農林商工部長      岡 本 浩 一   建設部長        梶   正 弘 水道部長        出 口 日佐男   会計管理者       和 波 孝 明 教育部長        小 寺 道 也   国体推進事務局長    渡 邊 真 澄 監査委員事務局長    太 田 一 秋 5 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長兼議事課長 鈴 木   訓   議事課課長補佐     寺 園 妙 子 議事課課長補佐     城 野 雅 子                (午前9時00分 開議) ○議長(水谷治喜君)  おはようございます。  出席議員が定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付の議事日程により進めてまいります。  日程第1、議案第1号から、日程第22、議案第22号までを一括議題といたします。  これより、議案第1号から議案第22号までの22議案に対する総括質疑を行います。  質疑通告者は、通告書のとおりであります。  なお、質疑及び答弁は全て自席で行ってください。  質疑は一問一答とし、時間は答弁を含め30分以内となっております。  それでは、質疑を許可いたします。  受付1番、篠原史紀君。  2番、篠原史紀君。 ○2番(篠原史紀君)  皆さん、おはようございます。委員会審議を前に、大枠の部分だけ質疑させていただきます。  まず、議案第10号、財産の取得について(しゅんせつ土処分用地)。  (1)しゅんせつ土東海環状自動車道の建設に活用するのか。その際、契約等はどうなるのか。  (2)といたしまして、これは代表質問でも答弁されてますが、何か付け加えることがあればお願いいたします。この土地の将来的な活用方法について、現時点、何か決まっているか。  まず、それに対して質疑をいたします。 ○議長(水谷治喜君)  建設部長、梶 正弘君。 ○建設部長(梶 正弘君)  おはようございます。それでは、議案第10号に関する建設部からの答弁をさせていただきます。  まず、(1)しゅんせつ土東海環状自動車道の建設に活用するのか。その際の契約等に関してでございますが、しゅんせつ土砂の取扱いにつきまして、東海環状自動車道の建設に再利用する目的で、中日本高速道路株式会社(NEXCO)と三重県桑名建設事務所の間で覚書が締結されております。  また、いなべ市と三重県の間では、しゅんせつ土砂を市の管理する処分場へ受け入れる協定を結んでおりまして、東海環状自動車道への再利用は始まっております。  その上で、今回取得いたしますしゅんせつ土処分場用地東海環状自動車道の建設用地を挟んで、国道306号側と員弁川側の2か所に分かれることになります。そうしたことから、搬入される土砂は東海環状自動車道の建設に、処分場の埋立てよりも優先的に利用していくことになります。したがいまして、市内の東海環状自動車道の工事が完了する頃まで、中日本高速道路株式会社と処分場の管理に関する覚書を結んでまいりたいと思っております。  次に、(2)この土地の将来的な活用方法についてでございますが、先ほどもおっしゃっていただきましたように、市長答弁のとおり、しゅんせつ土砂処分場からの転用等に関する計画等は、今のところ持ち合わせてはおりません。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  篠原史紀君。 ○2番(篠原史紀君)  ありがとうございました。簡潔な答弁、よく分かりました。  次に参ります。  議案第13号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号)に関して質問いたします。  (1)コロナが予算に与えた影響について。  ①令和2年度の最終的な補正予算であり、総括的に質問します。  コロナ禍という非常事態の中、令和2年度中の補正予算の歳出において顕著な増額は、いわゆる10万円給付による約46億円の増となった総務費でございます。様々な事業が精査により減額補正や繰越明許となっていると思われますが、コロナの予算的な影響について、特に顕著な部分の概説を求めたいと思います。  ②債務負担行為の農業公園指定管理業務に関して、平成29年度12月補正予算と同額でございます。指定管理にはコロナ禍で主な収益である梅まつり等入園料収入、これは発言通告書には約1,000万円とありますが、私の決算書の見方が間違ってまして、この数字に関しては発言通告書から削除させていただきたいと思います。よろしくどうぞお願いします。入園料収入が見込めない状態であるが、指定管理者からは新たな予算措置等、特に要望はないか。また、今後予想される影響はないか。  (2)歳入の地方消費税交付金2億円減と、それを補うための減収補填債について。  ①市長の説明だと、予想から算出した減額補正であるということだが、それに関しての詳細説明をお願いいたします。  ②減収補填債減収補填制度)について、交付税措置が75%と説明がありましたが、そちらの詳細説明もお願いいたします。  また、今まで減収補填債を発行した事例はあるのか。そちらもお伺いいたします。  (3)野遊び推進業務について、9月補正にて3,250万円で初めて予算化された事業だと思いますが、今回の補正で繰越明許費が2,250万円となっています。補正までに会計処理された1,000万円の使途に関して伺いたいと思います。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  (1)コロナが予算に与えた影響の、①減額補正や繰越明許となっていると思われるが、コロナの予算的な影響についてでございます。  新型コロナの影響によって、3月補正で減額となる主な事業は、敬老事業で648万1,000円の減額となっております。その他につきましては、12月議会で減額補正を行っております。具体的には、三重とこわか国体推進事業、ツアー・オブ・ジャパン開催事業、地産地消推進事業、そば祭りでございます。  また、コロナの影響により繰越明許となった事業につきましては、一つとして野遊び推進事業、こちらはコンセプト及び場所の選定に係る調査研究が一部実施できなかったとして、これに伴い設備設計ができなかったことによるものでございます。  二つ目に、観光施設整備事業につきましては、設計の調整に時間を要し、また、資材の調達に時間を要したため、年度内完成が見込めなかったものでございます。  三つ目に、経営体等育成支援事業は、令和2年当初、令和2年11月に導入予定であった機器の開発試験に大幅な遅れが生じたことから、令和3年5月以降に延期となり、年度内完了が見込めなかったものでございます。  続きまして、(2)減収補填債についてでございます。  ①と②を併せて答弁させていただきたいと思います。  減収補填債とは、自治体が当初見込んだ税収額から税収が大幅に減少した分を補うために発行する起債で、元利償還金の75%が後年度に交付税で措置されます。従来は法人税割、利子割交付金法人事業税割のみが対象でしたが、新型コロナの影響で新たに地方消費税、たばこ税などが対象となりました。これまでは減収補填債の発行と普通交付税の精算措置の二つの是正対応がありましたが、今回追加されました地方消費税交付金の減収に対しては、減収補填債の発行による是正対応のみとなったため、減収補填債を借り入れようとするものでございます。  最終的な収入見込みの実績は年度末となることから、補正予算調整時の減収額はあくまでも見込みの額でございます。
     いずれにいたしましても、令和2年度はコロナ禍で減収の見込額が予想しがたく、減収が拡大した場合にも適切に対応できますよう予算措置を行ったものでございます。  減収補填債の発行実績につきましては、これまで発行した事例はございません。  次に、(3)野遊び推進事業についてでございます。補正予算までに会計処理された1,000万円の使途についてでございます。  野遊びリゾート基本構想の策定に伴う地域資源調査や専門家によるモニタリングキャンプ調査野遊びSDGs事業を担う人材のマネジメント研修業務などでございます。これらは野遊びSDGs調査研究業務委託2,000万円の内数となってございます。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  それでは、私から農林商工部所管のものを答弁させていただきます。  (1)コロナが予算に与えた影響についての、②農業公園の梅まつりなどの入場料収入が見込めない状態であるが、指定管理者からは新たな予算措置等、特に要望はないか、また、今後の予想される影響はでございます。  指定管理者の一般社団法人サンパークいなべが管理運営しております農業公園につきましては、指定管理委託料と入園料などの収入で運営を行っております。昨年より発生しましたコロナ感染症対策により、昨年は梅まつりの開催期間を9日間短縮、パークゴルフ場を23日間休業、ボタンまつりは中止となりました。この影響で、決算額で51万7,000円の赤字となっております。  本年も感染予防のために梅まつり、ボタンまつりを中止と決定いたしております。本年度の決算でも相当額の赤字が見込まれることが予想されますので、現在、指定管理者とその赤字の部分についての協議を進めております。  また、今後もコロナ禍の終息が見通せないため、施設運営面で不採算部門の縮小なども含めた形で事業内容の見直しなども協議を進めております。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  篠原史紀君。 ○2番(篠原史紀君)  ありがとうございました。すみません、質問して、私も忘れておりました。申し訳ありません。  次に参ります。  議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算に関して質疑をいたします。  (1)SDGs未来都市推進事業について、9月補正予算で4,000万円が初めて計上されました。当時の説明で、使途は農業公園クラインガルデンの再整備と宇賀渓再整備にも触れられていたかと記憶しております。12月補正においては、クラインガルデンの再整備をコロナ禍における避難所整備といたしまして、トレーラーハウス購入犬連れ避難所整備として約7,660万円の新たな予算が計上されました。コロナ禍の地方創生臨時交付金などもあり、地方創生に係る財源(補助金または交付税措置)や事業内容がSDGs未来都市推進事業野遊び推進事業、宇賀渓再整備事業、元気みらい都市いなべ推進事業等、多岐にわたっております。令和3年度のそういう部分での事業の説明を求めたいと思います。  (2)野遊び推進事業ソフト事業予算は、一般会計予算で上げられた5,035万8,000円プラス繰越明許費2,250万円との認識でよいか。  (3)こちらは、恐らくその後の衣笠議員の質疑で細かく報告があると思いますが、地域おこし協力隊地域おこし企業人、新しい制度であります地域プロジェクトマネジャー集落支援員について、あまりにも人数が多く、事業が多岐にわたるため、新規募集する人員、それぞれ携わる事業等の概要の説明を求めたいと思います。  以上でございます。お願いいたします。 ○議長(水谷治喜君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  まず、(1)SDGs未来都市推進事業野遊び推進事業、元気みらい都市いなべ推進事業の令和3年度の事業概要を申し上げます。  まず、SDGs未来都市推進事業についてでございます。  令和3年度当初予算に1,700万円を計上しております。主な事業内訳といたしましては、未来都市推進業務委託として200万円を計上しております。こちらはSDGs認定制度を構築して、SDGsに取り組む事業者の増加を図ろうとするものでございます。  また、山辺店舗群実証実験支援業務委託として500万円、山辺アクティビティテストマーケティング業務委託として300万円をそれぞれ計上しております。こちらはダイハツ工業と連携したモバイル-ヒュッテの実証実験と、手の入っていない森林でイベントなどを開催するなどして、山辺の活性化に向けた実証実験を行おうとするものでございます。  次に、野遊び推進事業についてでございます。  令和3年度当初予算に1億4,441万2,000円を計上しております。事業の全体計画といたしましては、国内有数のアウトドアブランドである株式会社スノーピークと連携し、当該企業のメッセージであります野遊びをキーワードに、上質なグランピングやアウトドア体験の拠点として発展させていく令和2年度からの5か年計画でございます。  このうち令和3年度の主な業務内訳は、拠点施設の設計及び整備として9,405万4,000円を計上しております。こちらは大安町石槫の拠点整備予定地の導入路も含めた緑化、バリアフリーなど、環境整備を行おうとするものでございます。  また、フィジビリティスタディツアー業務メディアツアー実施業務として1,744万6,000円を計上しております。こちらは計画した事業やサービスの実行可能性の調査や計画のPRを目的に、旅行会社と連携したり、メディアなどを招待したりするなどしてテストツアーを行おうとするものでございます。  最後に、元気みらい都市いなべ推進事業でございます。  令和3年度当初予算に合計3,456万円を計上しております。当該事業につきましては、全国的に高い評価を受けております元気づくりシステムをベースに、健康データの解析を行うことで、運動と健康増進の関係性や運動が健康増進に与える効果などを検証し、全ての世代が元気で健康でいられるように、若年層や成人の運動習慣と健康増進につなげようとする計画でございます。令和3年度は過去2か年度に続き、各種健康データの測定や分析などを行い、その経過をまとめ上げようとするものでございます。令和3年度の事業費として、カロリー塩分等測定分析業務1,336万円、元気づくりデータ調査分析業務350万円などを計上しております。  次に、(2)野遊び推進事業ソフト事業予算についてでございます。  野遊び推進事業の令和3年度のソフト事業予算は5,035万8,000円となります。  なお、令和2年度の繰越明許費2,250万円につきましては、拠点整備の設計費600万円を含んでおりますので、この600万円を除いた1,650万円がソフト事業となります。  次に、(3)地域おこし協力隊地域おこし企業人などについてでございます。  新規募集する人員、それぞれ携わる事業等の概要でございますが、まず、地域おこし協力隊です。  令和3年度に新たに藍染めを活用したまちづくり、障がいのある児童生徒に係る教育支援、冒険の森活動支援の3事業6名を募集いたします。藍染めを活用したまちづくりは、藍の栽培と藍染めにより新たなブランドづくりに4名を募集する予定でございます。教育支援は、障がいのある児童生徒の自立や社会参加に向けた支援に1名を募集する予定でございます。冒険の森は、冒険の森の設計、施工、活用のための調査研究に1名を募集する予定でございます。  次に、地域おこし企業人でございます。令和3年度、新たに企業版ふるさと納税推進支援アウトドアシティ推進支援の2事業を募集する予定でございます。企業版ふるさと納税推進支援は、企業版ふるさと納税を活用したカーツーリズムの推進など、企業版ふるさと納税の普及活動に2名を募集する予定でございます。アウトドアシティ推進支援は、アウトドアのまちいなべの推進に向けて、宇賀渓活性化の支援や農業公園車中泊エリアのPRなどの支援に2名を募集する予定でございます。  次に、集落支援員でございます。令和3年度の事業は全て令和2年度の事業の継続になっております。  最後に、地域プロジェクトマネジャーでございます。地域プロジェクトマネジャー制度は、総務省が令和3年度から新たに始める事業でございます。現在のところ、詳細な制度要綱は通知されておりませんが、その概要につきましては以下のとおりでございます。各自治体が重要プロジェクトを実施する際には、外部専門人材や地域、行政、民間などが連携して取り組むことが不可欠とされ、そうした関係者の間の橋渡しをしつつ、プロジェクトをマネジメントできる人材が全国的に不足しておる課題がございます。こうした課題を解決するために自治体が地域プロジェクトマネジャーを活用できる制度になってございます。  プロジェクトマネジャーに要する経費といたしまして650万円を上限に特別交付税措置がなされ、定員は1自治体当たり1名で、任期は3年間を上限とされております。いなべ市ではこの制度を活用して、現在、旧中里小学校地域おこし協力隊が展開しておりますカフェや子どもの遊び場などの交流拠点化プロジェクトの強化を図っていく予定でございます。  企画部からは以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  (1)の中に宇賀渓の再整備の項目がございましたので、農林商工部から答弁申し上げます。  宇賀渓のキャンプ場再整備につきましては、新型コロナウイルス感染症対策対応接触型自動出場ゲートの設置及び駐車場施設周辺の安全対策のフェンス設置小規模水道施設整備のため七大字生産森林組合に対して補助するものと、利用者が密になるのを避けるのと感染防止の観点から、トイレ・シャワー棟の増棟、飲食、休憩できる施設の建設を計画しており、当初予算で2億円を計上しております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  篠原史紀君。 ○2番(篠原史紀君)  私の質疑は以上でございます。どうもありがとうございました。 ○議長(水谷治喜君)  篠原史紀君の質疑を終了します。  次に、受付2番、岡 恒和君。  9番、岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  9番議員、日本共産党、岡 恒和です。  議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算について質問します。  款9教育費、項6保健体育費、目2体育施設費、節12委託料、市民温水プール建設事業です。  (1)市民温水プールの仕様に関して、敷地面積、プール数、コース数、コース長、コース深さはどれだけか。  (2)市民温水プールの費用に関して、総工費はどの程度となるのか。また、年間の維持費はどの程度か。  (3)維持費に関して、どのような維持管理を想定しているか。  (4)小学校の水泳授業に利用する日数、時間数はどのように想定しているか。  (5)一般市民の利用料はどの程度と想定しているか。  以上、質問します。 ○議長(水谷治喜君)  教育部長、小寺道也君。 ○教育部長(小寺道也君)  おはようございます。座って答弁お許しください。  市民温水プール建設事業について答弁させていただきます。  まず、(1)市民温水プールの仕様に関してですが、敷地面積は約3万9,500平米でございます。プールの数は2個を想定しています。コース数は6コース、コース長は25メートル、深さは小学生が授業で活用できるものを予定しています。  ただ、現在、設計に関する委託業者の選定の提案プロポーザル中でございます。業者からの提案により変更する可能性があることをお含みください。  (2)市民温水プールの費用に関して、総工費はどの程度となるのか。また、年間の維持費はどの程度かと、(3)維持費について、併せてお答えいたします。  現在、設計積算の業務委託に係る業者選定のプロポーザルを実施しております。詳細設計積算が出ないと工事費は算出されませんが、設計プロポーザルの仕様書では10億円以内程度で設計してくださいと仕様書にはしております。  ただ、大安体育館、公民館及び大安庁舎の受電設備が解体予定の旧福祉センターの中に設置されているため、福祉センター解体と同時に受電設備も解体します。大安体育館、大安公民館、大安庁舎の受電設備の再構築を含んで、総事業費としては13億円程度を想定しております。  また、維持費につきましては、先日の代表質問で衣笠議員からの質問に対しての市長からの答弁と重複するのですが、今後の運用について、指定管理者の選定プロポーザルの提案を受けることとしておりますので、運用の内容により維持費が確定しないので、現状、どの程度かは確定できない状態にあります。  それと、提案に影響するおそれがありますので、当方から示さないように現状しております。  (4)小学校の水泳事業に利用する日数、時間数はどのように想定しているかについてですが、現在の指導計画に準じた場合、小学校では8時間から10時間程度と考えております。  (5)一般市民の利用料はどの程度と想定しているかですけども、現在、計画のプロポーザル、設計のプロポーザルの途中であり、利用料については、施設の設置条例制定時に指定管理事業者と協議するとともに、近隣の同施設の利用料を参考にしながら検討し、後日、指定管理者の条例制定のときにお示しいたしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  以前、維持費に関しては年間3,000万円ぐらいかなという話があったんですが、今はそのことは念頭に置いてないというか、それに縛られてないということでよろしいでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  繰り返しますけども、プロポーザル中ですので、どういう提案があるのか、それを見て我々は検討していくということでございます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  先ほど小学校の水泳授業に利用する日数ということでお尋ねしたんですが、これは市民プールで年間どれだけの日数を使えるようにするのかという質問ですので、先ほどは8時間から10時間と言われたんですが、プールとしてのこまを埋めていくときに、どれだけのこまが入るのか、どのように想定しているのかとお尋ねもう一度します。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君に申し上げます。もう一度、詳しく質問してください。 ○9番(岡 恒和君)  市民プールの活用において、年間、小学校の授業として何日利用できるようにするのかということです。 ○議長(水谷治喜君)  教育部長、小寺道也君。 ○教育部長(小寺道也君)  年間8時間から10時間程度ですので、1日1時間とすれば、8日から10日、1日に2時間、2こますれば、4日から5日と想定しています。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  ということは、1日に1時間だけ利用するとしたら、年間365日のうち8日間利用するということですか。 ○議長(水谷治喜君)  教育部長、小寺道也君。 ○教育部長(小寺道也君)  1学校1学年ということですね。そうです。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  教育長は、以前、これは去年の6月議会だったと思うんですが、この令和の時代に新しくプールを造るわけですから、どんな思いのプールを造るんだということを、まず教育委員会でたたき台をつくりながら、案を持ちながら今回の協力隊員の人たちに入ってもらって、市民につなげていきたいなと考えております。早速、昨日、第1回の会議をやったんですけれども、若手の子がうれしい感想を言ってくれまして、やっぱり教育委員会として、これは生涯学習課の仕事じゃないんだと、教育委員会の仕事なんだということを実感したとかということが書いてあって、自分たちが真剣に考えることが市民につながるんだということを実感したという感想がありましたので、このようなワーキング会議を繰り返しながら、市民にとって、これからのプールのイメージをまず教育委員会でつくっていきたいと考えておりますということを答弁されているんですが、どのようなプールのイメージ、市民にとってどういうものになるのかということを検討されたのか教えてください。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  確かにそのようにお答えさせていただきました。全くゼロベースで予算のこともなしに、一遍、どんなプールがこの令和の時代にふさわしいのかということで、やっぱり若手の意見も聞きたくて、教育委員会として一つの考えを持ちたいと思って、そんな会議を詰めてきました。  新たに造るプールですので、たくさんの予算を使って造るプールですので、やっぱり学校だけに特化したものではなくて、広く市民というのは持っておるわけですけども、詳細のコンセプトについては、教育委員会でもほぼ固まってはおるんですけども、先ほど市長の答弁にありましたように、これからのプロポーザルのいろんな影響もありますので、この場で詳細については、コンセプトは持っておるわけですけれども、ちょっと控えさせていただきたいと思ってます。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  今年度の予算で8,000万円組まれているわけですよね。そして、議会として、議員として、それが、教育長の答弁にもありましたが、市民にとってどういうものになるのか、あるいは小学校の授業にとってどういうものになるのかということが分からなくて、この予算でいいのかどうかという判断はできないと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  全て段取りしますと、事前に何も説明がなかったということでお叱りを受けます。何もないと、案がないのかということでお叱りを受けます。我々はどうしたらいいのか分からないものですから、一応、プロポーザルをしている段階で、細々と言えば、それは事前に決まっているじゃないかということでお叱りを受けた経験がございますので、そういうふうに答弁をさせていただいてます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  教育委員会での利用日数ということで言えば、1こま1時間でやっても年間8日間の利用しかないということですよね。それ以外は、365日のうちの357日はどんな活用になるんでしょうか。
    ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  市民の皆さんも含めまして、学校も一番効率のいいような御提案をさせていただいて、議会の皆さんに御審議いただけたらと思っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  昨年の予算の中で、地域おこし協力隊の方も入って、どんなコンセプトにするのか、そういう指導、助言も受けていきますということでしたんですが、その結論はどのような結論があったんでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  教育部長、小寺道也君。 ○教育部長(小寺道也君)  地域おこし協力隊に関しては、コロナ禍のことがあって、採用に至ることができず、今度の補正で予算を落とさせていただくことになると思います。  コンセプトの助言をいただくことについては、結局、助言いただくことができませんでしたので、私どもで骨子は考えました。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  このときに、位田議員の質問に対して、市長は、地域おこし協力隊の当てがあるからこうやって提案しているんだと言われてたんですが、それはなくなったということですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  コロナ禍でフィットネスの業界が物すごいダメージを受けてます。フィットネスの分野での地域おこし協力隊を考えておりましたけども、その方が来れなくなった状況です。ですから、現在のところはフィットネスとは分離させていただいて、純粋に温水プールで設計をしていただこうと思っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  例えば、市民の方へ、総額で13億円をかけて市民温水プールができる予算ですけれども、どんなふうに活用するかがプロポーザルですのでまだ言えないんですでは説明ができないと思うんですが、例えば、先ほど健康管理のようなところでも使いたいと、市長はいろんなことを出されていたわけですが、実際にどれとどれとどれを目指しているのかということぐらいはなければ、説明ができないと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  今回、お願いしているのは、設計予算なんです。設計業者が決まり、設計業者とともに、議会の皆さんからも御意見をいただきながら、新しいものを設計していこうという予算でございますので、建設予算ではないことを御理解いただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  もちろんそうなんですが、市民に対してこういう効果がある、こういう利益が生まれる、それだからこれだけのお金を使ってこの事業を進めますと、そこから始まらなければ、事業はやったらあかんと思うんですが、どうですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  学校現場は、今、地球温暖化とプールの洗浄とか衛生管理といった面で非常に苦労しておられます。そういう意味で、野外プールは非常に使いにくい状況にある。特に我が市は猿の被害もありますので、そういったことを考慮して、学校現場とすると、室内温水プールがあると非常に助かるんだという教職員のお声は聞いております。ですからこういう提案をさせていただいている状況でございます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  全く断片的にしか伝わらないわけで、プールの小学校の維持管理費は年間700万円から800万円とこれまで答えられていますし、それに見合うような効果があるのか、メリットがあるのかについては、先ほども言いましたが、年間で8時間から10時間しか使わないということと、今の小学校からの要求がたくさんあるからということとは、必ずしも整合性が取れていないと思います。まだまだこれは委員会でも議論をしていただきたいなと思っています。  質問を終わります。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君の質疑を終了します。  次に、受付3番、衣笠民子君。  13番、衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  13番議員、日本共産党の衣笠民子です。  議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算について、3点お聞きいたします。  まず、(1)地域おこし協力隊事業について、3点お聞きいたします。  ①16事業24名の隊員の活動から、令和3年度は15事業25名の隊員を予定しているとありますが、これまでの年度ごとの事業数、隊員数の推移をお聞かせください。  ②地域おこし協力隊は任期が3年に限られています。任期後、いなべ市に定着した隊員数をお聞かせください。  ③地域おこし協力隊事業として行われた事業で、隊員任期後も同様な事業が市の事業となったものは。また、その数は。お聞かせください。  (2)集落支援員事業について、3点お聞きします。  ①18事業117名の集落支援員の活動から、令和3年度は18事業164名の集落支援員を予定しているとありますが、これまでの年度ごとの事業数、集落支援員数の推移をお聞かせください。  ②なくなった集落支援員事業はあるのか。あれば、その事業名、その数をお聞かせください。  ③昨年から集落支援員の人数が大きく増えますが、その要因をお聞かせください。  (3)地域おこし企業人事業について、4点お聞きいたします。  ①8事業11名の企業人の活動から、令和3年度は13事業19名の企業人を予定しているとありますが、これまでの年度ごとの事業数、地域おこし企業人数の推移をお聞かせください。  ②地域おこし企業人の活動期間は6か月から3年ですが、終了した地域おこし企業人事業をお聞かせください。また、その成果をお聞かせください。  ③地域おこし企業人受入れ可能自治体は1,200団体ほどあるが、実際に受け入れている自治体は65団体しかないとホームページで調べるとあります。企業人の人数も95人、地域おこし企業人事業活用が進んでいるいなべ市から見て、地域おこし企業人の受入れの難しさと克服している点は何かお聞かせください。  ④今後も地域おこし企業人事業の活用を広げていく考えかお聞かせください。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  まず、(1)地域おこし協力隊事業についてでございます。  ①これまでの年度ごとの事業数、隊員数の推移でございます。  平成27年度から当該制度を活用しております。平成27年度は9事業11名、平成28年度は12事業15名、平成29年度は14事業19名、平成30年度は20事業23名、平成31年度(令和元年度)は20事業27名、令和2年度は16事業24名、そして令和3年度につきましては、15事業25名を当初予算で計上しております。  ②任期後、いなべ市に定住した隊員数でございます。  令和2年12月までに任期満了を迎えた隊員17名のうち13名が、現在、いなべ市に定住しております。  続きまして、③任期後も同様な事業が市の事業となったものは。また、その数はでございますが、グリーンツーリズムの推進、狩猟免許保持者による有害鳥獣駆除、桐林館を活用した阿下喜地区中心市街地活性化など、8事業が退任後も元地域おこし協力隊員によって、市内で継続して行われております。  続きまして、(2)集落支援員事業についてでございます。  ①これまでの年度ごとの事業数、集落支援員数の推移でございます。  当該事業は平成30年度から活用しております。平成30年度は2事業60名、平成31年度(令和元年度)は18事業137名、令和2年度は18事業117名、そして令和3年度につきましては、18事業164名を当初予算で計上しております。  ②なくなった集落支援員事業はあるのか。あれば、その事業名、その数でございます。  三つございます。まず、農と福祉の活性化施設運営支援、二つ目に、にぎわいの森の管理、そして、三つ目として国体推進に係る地域コーディネート、以上の三つの事業でございます。  次に、③集落支援員の人数が大きく増えるが、その要因についてでございます。  こちらにつきましては、教育委員会所管の子どもたちへの教育支援分野における増加が要因となっております。具体的には、学び舎事業の対象人員が増加してございます。  次に、(3)地域おこし企業人事業についてでございます。  ①これまでの推移でございます。  平成24年度から地域おこし企業人の前身でございます若手企業人交流プログラムの活用を経て、平成30年度以降、地域おこし企業人制度を活用しております。平成24年度から平成26年度は1事業1名、平成30年度は2事業3名、平成31年度(令和元年度)は5事業8名、令和2年度は8事業11名、そして令和3年度につきましては、13事業19名を当初予算で計上しております。  次に、②終了した地域おこし企業人事業、その成果でございますが、これまで3年の任期を満了した地域おこし企業人は、若手企業人交流プログラムも含めて観光交流によるまちづくり、こちらは若手企業人交流プログラムになるわけですが、1件でございます。なお、今年度末にはICT教育支援が満了を迎えます。  この二つの取組の成果といたしまして、まず、観光と交流によるまちづくりでございますが、アウトドアや農と食、いなべブランド事業である元気づくりシステムなど、いなべの魅力を全国に発信していただきました。  また、グリーンツーリズムや、現在、にぎわいの森や山辺を拠点とした市内回遊の展開にグリーンクリエイティブいなべの中で取り組んでおりますが、この取組につながるいわゆる着地型観光の礎も築いていただきました。  また、今月、満了を迎えるICT教育支援につきましては、文部科学省の教員のICT活動用指導力状況調査における設問の中で、教材研究や校務などにICTを活用する能力の項目において、企業人導入前後で肯定的な回答の割合が30ポイント向上し、90%となりました。また、同じ状況調査で、授業にICTを活用して指導する力の項目におきましても、30ポイント向上し、80%になりました。さらには、児童生徒のICT活用を指導する力の項目につきましては、40ポイント向上し、79%となりました。これらの数値は全国でもトップ水準となってございます。  次に、③地域おこし企業人の受入れの難しさと克服している点はについてでございます。  総務省の調査によりますと、地域おこし企業人採用数、採用実績ともにいなべ市が最も多く、市内で多くの企業人に活躍をしていただいております。  そこで、いなべ市なりの当該制度活用におけるポイントを3点整理させていただきました。  まず、1点目として、制度活用の大前提といたしまして、多様化する行政課題の解決に向けては、民間企業の経験やスキルが効果的な業務分野があるという認識の下に、当該制度を積極的に活用していく自治体の政策方針があることが必須であると思われます。  そして2点目に、企業人を受け入れた段階で、企業と行政、これは受入れ部門でございますが、行政課題をしっかり共有、認識していること。また、行政と民間との行動原理や価値観の違いを相互に理解していること。例えば企業は利益追求とかスピード重視です。一方、行政は公共福祉の向上とか、スピードよりも確実性に重きを置かれております。こういう両者の違いをお互いに理解して事業に取り組むことが必要だと思っています。  そして3点目として、企業人がその能力を発揮できる職場環境づくり、そして、これらをコーディネートできる職員の確保や育成がいなべ市の取り組んでいるポイントかと思っております。  最後の、④今後も地域おこし企業人事業の活用を広げていく考えかにつきましては、先ほど来、成果も御答弁させていただきましたけども、官民連携として、専門的知見を有する企業人を活用していくことは、これまでにない新たな視点により業務を進めることができます。  また、国も令和3年度から現行制度をさらに拡充して、地方創生のさらなる推進に向け、企業人材の派遣による地域活性化を推し進めていく予定でございます。したがいまして、いなべ市といたしましても、当該制度を活用して地方創生、地域活性化を進めていきたいと考えております。  長くなりましたが、以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  まず、地域おこし協力隊事業についてお聞きいたします。  各年度の事業数、隊員数の推移をお聞きすると、推移傾向としては、平成31年度をピークに微減というか、そんなふうかなと思いますが、こうした推移をたどっている要因はどのような要因でこういう推移をたどっているのかお聞かせください。 ○議長(水谷治喜君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  まず、平成27年度から実施させていただきました。これは一桁台で、まずトライアルということで、各部門から地域おこし協力隊の候補を上げていただきました。活用していくにおいて、いろんな利点であるとか、地域活性化が認められましたので、そこから積極的に活用していき、平成30年度には20事業27名となりました。  この時点でほぼ地域おこし協力隊の当初に募集した人が3年間たちまして、退任していくことも併せて、入れ替えが起こって、現在まで平成31年、令和2年、令和3年と20名台で安定しておるという分析というか、要因でございます。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  地域おこし協力隊事業の任期後も、同様な事業が8事業残っているということで、成果もあるわけですが、反対に、退任後3年でなくなった事業はこれまであったと思うんですが、それは成果が出て完了した事業なのか、または、やってみたけれども、あまり必要がなかった事業なのか、これはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  まず、市役所の事業ではございませんが、3年間の協力隊事業を経て、退任後も元協力隊員が自分のなりわいとして事業を行っているのが8事業と説明をさせていただきました。  それ以外につきましては、いろいろその隊員の家族環境の変化であるとかも含めまして、3年間やってこられた事業ができなくなったというのもございますし、発展的に3年間の経験を経て、別の形でいなべ市内で働いていただいたこともございます。  いずれにしましても、地域おこし協力隊事業は都会からいなべ市に移住、さらに定住を図っていく施策でございますので、そういう意味では、その目的を達成しておるかなと整理しております。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  では、次の集落支援員事業についてお聞きいたします。  同じように推移をお聞きしたわけですけれども、推移の傾向としては、始まった平成30年度から平成31年度にかけて大きく2倍化しているわけです。そして、そのまま増えていっているというか、事業数としては変わらず定着していることが読み取れますけれども、こうした推移をたどった、こちらの要因をお聞かせください。 ○議長(水谷治喜君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  まず、平成30年度からこの事業始まりましたけども、平成30年度は試行的にトライアルとして2事業で始まりました。それを踏まえた上で現在の人数に達しておるわけなんですけども、特にこの集落支援員制度のニーズが強かったものとして、先ほども少し御答弁させていただきましたけども、子どもたちの教育支援がほとんどでございます。つまり地域の子どものために集落支援員制度を活用している形でございます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  昨年から人数が大きく増えた要因は、教育委員会の学び舎事業にあるということでした。学び舎事業では、どのような声があってとか、どのような必要性があって大きく増えたのかお聞かせください。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  学び舎事業は非常に活用させていただいてます。全ての学校で多様な学びの形があるといいんですけども、やっぱりアドバイザーの数が本当に限られていて、予算をつけていただいたとしても、アドバイザーが見つからない状況です。  ただ、そんな中でも、今、中学校2校と小学校5校の7校で学び舎事業をやっています。今後、この事業も広めていきたいと考えていますので、この事業をまた今後も活用させていただきたいなと考えております。非常に成果が上がってますので、ありがたく思ってます。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。
    ○13番(衣笠民子君)  来年度には大きく増えるわけですけれども、令和3年度以降も大きく増えていく予測なんでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  総務省次第と考えていただけるとありがたいと思います。これは総務省の特別交付税が措置される事業でございますので、総務省がどう対応するかによって大きく変わってきます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  しかし、集落支援員事業の大きな部分は学び舎事業で使われているということで、今の答弁だと総務省次第ということですが、集落支援員事業が総務省の関係でなくなったとしても、この学び舎事業をなくすわけにもいかないとは思うんですが、それはどのように考えているんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  財政的に余裕があるのであれば、もともと単費で始まった事業でございますので、単費でも続けていきたいと思います。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  予算を伴うことですけれども、必要性があって広げたものを、国からのお金がなくなったから、もうやめるとはなかなかならないとは思うんですが、今、できれば単費でも、事業の必要性がなくならなければ、やはり単費でも続けていかなければならないんじゃないかなと思いますが、そこのところを、もう一度、答弁いただきたいと思います。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君に申し上げます。今年度予算についての質疑にしてください。  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  それでは、これで終わります。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君の質疑を終了します。  これにて、総括質疑を終了します。  なお、ただいま議題となっております日程第1、議案第1号から、日程第22、議案第22号までの22議案は、お手元に配付の議案付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。  ここで、暫時休憩します。                午前 10時01分 休憩                午前 10時15分 再開 ○議長(水谷治喜君)  会議を再開いたします。  日程第23、議案第23号及び日程第24、議案第24号の2議案を一括議題といたします。  日程第23、議案第23号、いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第24、議案第24号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第9号)の2議案の提案理由の説明を求めます。  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  議案書2ページと資料を見ていただきますとありがたいと思います。  議案第23号、いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、厚生労働省令の改正に伴い、いなべ市介護保険条例を改正しようとするものでございます。  介護保険は3年ごとに保険料が見直されますが、対象者の所得区分も併せて見直されます。先月、令和3年2月17日付で、厚生労働省より第8期介護保険事業計画における基準所得金額が改正されましたので、急遽、条例の改正をお願いしようとするものでございます。  具体的には、第7段階と第8段階の区分及び第8段階と第9段階の区分をそれぞれ200万円から210万円、300万円から320万円に改めようとするものでございます。  資料を御覧いただきますと、第7段階と第8段階の間が所得区分が上がることにより、従来、205万円の方は8段階で高い保険料だったのが、低い保険料で収まるようになります。保険料そのものの改正はいなべ市はありませんので、第8段階、第9段階付近の方が実質上、減額になる条例改正でございます。  続きまして、議案第24号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第9号)につきまして、資料3-3と概要説明3-4も開いていただけるとありがたいと思います。  歳入歳出それぞれ1億9,872万8,000円を追加し、289億1,925万3,000円としようとするものでございます。  9ページの歳入を見ていただきますと、国費から新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億9,212万8,000円入ってまいりました。それと、小学校、中学校のコロナ対策費が小学校費で460万円、中学校費で200万円、歳入で入ってきました。  11ページと資料を見ていただきますと、資料で説明させていただきます。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策事業で1億8,552万8,000円でございますけども、その内訳はアルコール消毒液などの消耗品で1,792万8,000円、令和3年度に予定しておりました宇賀渓整備委託料をコロナ対策の地方創生に1億円巻き換えます。そして、テレワーク・テレビ会議環境整備で3,000万円、インターネット回線を10ギガ対応とし、安定的に途中で途切れることがなくテレビ会議ができるようにやっていこうと。マイナポイントにつきましても3,760万円追加させていただき、よりマイナンバーカードの普及に力を入れていきたいと思います。  小学校、中学校につきましては、アルコール消毒液、マスク、石けんなどの消耗品、二酸化炭素モニター、大型ストーブ、保健室のベッド、保健室用パーティション、空気清浄機などの購入費に充てていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  市長の説明が終わりましたが、補足説明がありましたら許可いたします。               (「ありません」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  以上で、提案理由の説明を終わります。  これより、議案第23号、いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてに対する質疑を許可いたします。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認めます。  次に、議案第24号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第9号)に対する質疑を許可いたします。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認めます。  これにて、質疑を終結いたします。  なお、ただいま議題となっております日程第23、議案第23号及び日程第24、議案第24号の2議案は、お手元に配付の議案付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。  以上で、本日の日程は全て終了しました。  次回の本会議は、3月23日午前9時に再開いたします。  それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。               (午前10時21分 散会)         地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。                いなべ市議会議長                いなべ市議会署名議員                いなべ市議会署名議員...