いなべ市議会 > 2021-02-26 >
令和 3年第1回定例会(第2日 2月26日)
令和 3年第1回定例会(第2日 2月26日)

  • 欠席議員(/)
ツイート シェア
  1. いなべ市議会 2021-02-26
    令和 3年第1回定例会(第2日 2月26日)


    取得元: いなべ市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    令和 3年第1回定例会(第2日 2月26日)                    令和3年               いなべ市議会(第1回)定例会               令和3年2月26日(金曜日)   開会(開議)の宣告 日程第 1        代表質問 2 出席議員     1番 西 井 真理子        10番 清 水 隆 弘     2番 篠 原 史 紀        11番 欠 員     3番 片 山 秀 樹        12番 水 谷 治 喜     4番 原 田 敬 司        13番 衣 笠 民 子     5番 神 谷   篤        14番 鈴 木 順 子     6番 新 山 英 洋        15番 岡   英 昭     7番 伊 藤 智 子        16番 位 田 まさ子     8番 小 川 幹 則        17番 林   正 男     9番 岡   恒 和        18番 種 村 正 已 3 欠席議員
       な し 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名 市長          日 沖   靖   副市長         岡   正 光 教育長         小 川 専 哉   企画部長        長 﨑 十九八 総務部長        水 谷 喜 広   都市整備部長      梅 山 浩 幸 市民部長        杉 山 義 文   環境部長        二 井 真 作 福祉部長        伊 藤 俊 樹   健康こども部長     舘   康 平 農林商工部長      岡 本 浩 一   建設部長        梶   正 弘 水道部長        出 口 日佐男   会計管理者       和 波 孝 明 教育部長        小 寺 道 也   国体推進事務局長    渡 邊 真 澄 監査委員事務局長    太 田 一 秋 5 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長兼議事課長 鈴 木   訓   議事課課長補佐     寺 園 妙 子 議事課課長補佐     城 野 雅 子               (午前 9時00分 開議) ○議長(水谷治喜君)  おはようございます。  出席議員数が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  傍聴人の方々に申し上げます。傍聴人の方々は、いなべ市議会傍聴規則を厳守くださるようお願いいたします。  本日の会議は、お手元に配付の議事日程により進めてまいります。  代表質問につきましては、各会派の代表として、4名の方から通告書の提出がありました。  申合せにより、質問順位があらかじめ決まっておりますので、この際、御報告いたします。  質問順位1番、いなべ未来、林 正男君。2番、創風会、清水隆弘君。3番、政和会、新山英洋君。4番、日本共産党いなべ市議団、衣笠民子君。以上であります。  なお、質問は全て質問席で行っていただき、答弁中においては、質問席横の席に御着席くださるようお願いいたします。  質問方式につきましては、一問一答方式で行います。  質問時間は、申合せのとおり、各会派における制限時間内において行っていただきます。  それでは、代表質問を許可いたします。  まず、質問順位1番、いなべ未来、林 正男君。  17番、林 正男君。 ○17番(林 正男君)  皆さん、おはようございます。17番議員、いなべ未来の林 正男でございます。  初めに、先日、同僚議員がお亡くなりになりましたことは、非常に残念でなりません。改めて心より御冥福をお祈り申し上げます。  それでは、会派いなべ未来を代表して質問をさせていただきます。  質問事項1、コロナ対策とその影響について3点お聞きいたします。  全国的に新型コロナウイルス感染者が減少してきているというものの、まだまだ予断を許さない状況であることには変わりありません。  そこで、(1)ワクチン接種についてですが、いよいよ新型コロナウイルスワクチン接種が始まります。いなべ市はありがたいことにいなべ総合病院が全面的に協力をしていただけることを先日の全員協議会において説明を受け、本当に感謝を申し上げるところです。  そこで、①といたしまして、このワクチン接種において県と市の役割分担はどのようになっているのか。  ②といたしまして、このワクチンは2回の接種が必要なわけですが、市民の混乱を防ぐためにワクチン台帳の整備と予防接種台帳でのワクチンの取扱いについてはどのようになっているのかお尋ねいたします。  ③といたしまして、集団接種において、個人で接種会場へ行ける市民はいいのですが、交通手段がない市民については、いなべ総合病院への搬送をどのようにするのか。また、個別接種については、具体的にどのように行うのか。  ④といたしまして、ワクチンは1本で今のところ6人分であり、保管期間、解凍後は5日間以内に必ず使用することとなっています。そこで、このワクチンを無駄にしないことが大切となるわけですが、無駄をなくすための対策はどのように考えているのですか。  (2)デジタル化の推進についてお聞きいたします。  コロナ禍において、国としても行政のデジタル化を推進する中、いなべ市としてもマイナンバーカードの普及が不可欠です。昨年12月議会においては、補正予算を可決し、プレミアムポイント付与事業を増額したところですが、今回の令和2年度一般会計補正予算(第8号)において、1,000万円の繰越明許が上がっています。  そこで、①といたしまして、マイナンバーカードの予算の執行状況は。  ②といたしまして、いなべ市としてプレミアムポイント付与事業が3月31日に終了するに当たり、マイナンバーカードをさらに普及させるためにどのような取組をするのかお聞きいたします。  (3)財政への影響についてお聞きいたします。  新型コロナ感染症の影響により、令和3年度は市民税が減収見込みとなりました。いつまでこのコロナの影響が続き、経済的な影響を及ぼすか分からない状況ですが、健全財政運営をすることは非常に大切なことです。  そこで、①といたしまして、財政の令和3年度以降の将来的な見通しをどのように考えているのか。  ②といたしまして、今後、財政不足を基金の取崩しで補っていくこととなれば、財政運営が厳しくなると予想するところですが、基金、地方債の将来見込みをどう考えているのか。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  それでは、ワクチン接種からお答えさせていただきます。  ワクチン接種の県と市の役割分担は、ですけども、基本的な政府の考え方は、都道府県の協力により市町村において予防接種を実施するものと言ってます。そして、県の役割は医療従事者への接種体制の調整、専門的相談対応などを実施することです。そして、市は住民に身近な接種事務を実施し、集団的な接種を行う場合の会場の確保、住民への接種勧奨や個別通知等の役割を担います。  ワクチン台帳予防接種台帳へのワクチンの取扱いは、ですけども、ワクチン台帳基本型接種施設、いなべ市ではいなべ総合病院の薬剤部になるんですけども、そこから小分け移送する際に記録する台帳がワクチン台帳になります。いなべ市の場合は、いなべ総合病院薬剤部で管理をいただく予定をしております。  次に、予防接種台帳、健康カルテは、住民の皆さんがどのロットでどう打ったかの記録なんですけども、健康支援システムで管理させていただきます。そして、令和2年度の新型コロナウイルス感染症体制確保事業としてシステム改修を行いまして、接種の履歴を管理していきます。ワクチンを接種した医療機関から市役所へ予診票が送付されます。予診票に表示されている接種日、接種医療機関、ワクチンの種類、ロット番号を健康カルテに入力しまして、どなたが、いつ、どこで、どのワクチンを接種したかの情報を管理させていただきたいと思います。  次に、高齢者等の病院への搬送と個人接種はの御質問でございますけれども、基本的には御自身や乗り合わせていただいて病院に来ていただくということでございますけども、公共交通機関を利用いただく場合は、福祉バスとか北勢線もございます。三重交通のバスもございますので、御利用いただければと思っております。  施設入所者につきましては、施設の嘱託医が手配しまして、在宅で訪問医療を受けていただいている方には、訪問医が手配することとなっております。個別接種になります。  集団接種をいなべ総合病院で行います。今、承認されているのがファイザー社のワクチンなんですけども、超低温冷蔵庫が必要でございますので、1箇所で集団接種をせざるを得ない状況にあります。徐々に超低温で保存しなくてもいいワクチンが利用できるようになりますと、個別接種が可能になってくるかなと思っております。そのワクチンがいつ入るのか、承認がどこまで進むのか、アストラゼネカのワクチンであれば、超低温冷蔵庫は必要ないということですので、そこら辺も兼ね合って、時期を見ながら対応していけたらと思っております。  ワクチンの無駄をなくすための対策は、でございますが、いなべ市はいなべ総合病院の薬剤部において一括管理いただきますので、そこで接種の予定日、人数を勘案しまして、ワクチンを希釈、溶解する計画になっております。そこで無駄のないようにしていけたらと思っております。  続きまして、マイナンバーカードの執行状況についてですが、予算額6,832万6,000円に対しまして、業務委託料232万6,000円で、執行率100%、補助金は12月末までのチャージ分として4,971万9,000円を執行しておりますので、執行率は75.3%となっております。  プレミアムポイント付与事業終了に当たり、マイナンバーカードを普及させるためにさらなる取組は、ですが、国の第3次補正を利用させていただきまして、プレミアムポイントを追加させていただきました。市としては6,000名追加しておりますので、合計1万9,000名分です。国では令和3年3月末申請分までで打切りと現在のところなっております。イオンも令和3年3月末チャージ分までとなっております。その間にできるだけ利用いただくように啓発を進めていきたいと思っております。  続きまして、財政につきましては、いなべ市の大きな税収の柱であるのが固定資産税で、特に自動車産業の設備投資による償却資産が大きゅうございます。いなべ市はトヨタ自動車を初め、関連会社の急激な業績回復を予想しておりますので、一時、設備投資は見合せておりますけれども、まだまだ東海環状自動車道の開通とか朗報が入っていますから、設備投資が活発で、健全財政を維持できると思っております。  基金につきましては、合併前は下水道工事が盛んでした。付けさせていただきました資料を見ていただくと、平成14年の全会計の基金残高が88億円ですから、現在とあまり変わりません。合併直前になって、各町が物すごく使いましたから、合併直後は58億円に減りました。あとはリーマンショックが平成20年9月にあったんですが、それでも平成21年の予算で82億円でございます。その後、基金が伸びているのは、合併特例債を使い切ろうということで、庁舎、学校、保育所などで基金をためたものですから、今の段階が合併までに戻ったと。ですから、健全財政が維持できるものと考えております。  あとは上下水道の整備が老朽化しておりますので、その出資金が今後発生するのが懸念材料でございます。  取りあえず以上です。 ○議長(水谷治喜君)  林 正男君。 ○17番(林 正男君)  新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種は一大事業でございます。市民への理解、また、周知が大切です。この周知徹底、どのような方法で行われるのかお答えいただきたい。 ○議長(水谷治喜君)  健康こども部長、舘 康平君。 ○健康こども部長(舘 康平君)  市民への啓発方法でございますが、接種の前にあらかじめの大枠を各戸配布で紙で配らせていただいて、そこでまず御理解いただいてから、個別に接種券を入れたもので通知をさせていただきたいと思います。あらかじめお示ししておくことで、大体のイメージをつかんでいただいて、接種に臨んでいただけるように考えております。  それから、お問合せ等につきましては、専用電話を設ける予定をしております。こちらは接種に限って、どこで、どのように接種するのか、それから、そのときに持っていくもの、あるいはそのときの留意点、接種する場所についてなどの御案内をさせていただく予定でございます。  それからもう一つ、接種率を高めるために、交通弱者が高齢者の中には多いということでございますので、その対策として、老人会に声をかけさせていただきまして、老人会単位で送迎バスを手配することを社会福祉協議会の協力を得て考えていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  林 正男君。 ○17番(林 正男君)  人によっては、聞くところ、個別接種でかかりつけ医にやってもらえないのかという問合せも私のところに来ておりますけど、その部分については、今現在はやらないという方向なんでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  健康こども部長、舘 康平君。 ○健康こども部長(舘 康平君)  接種体制につきましては、先ほど市長の答弁にもありましたように、まずはディープフリーザーで保管が必要な、10日間で1,000人程度の接種をできる体制をつくることが必要だというところで、いなべ医師会に協議をお願いいたしまして、医師会で考えていただいております。いなべ市については、いなべ総合病院がいち早くその体制を設けることができるということで申出をいただきましたが、いなべ医師会の範囲の東員町では、そういう体制を組むのに今もまだ苦労をしていただいておりますが、そちらはどうもいなべ医師会全体で支えていく、支援する体制が検討されております。ですので、いなべ市民は、今のところ、集団接種で考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  林 正男君。 ○17番(林 正男君)  次に、マイナンバーカードの部分でございますが、市単独でマイナンバーカードの普及率を上げるために、プレミアムポイント付与事業以外の考えは何かあるんでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市民部長、杉山義文君。 ○市民部長(杉山義文君)  プレミアムポイント付与事業以外の普及促進についてですが、新型コロナウイルス感染症の状況によってくるかと考えておりますが、ある程度、落ち着いてくれば、市内で開催されるイベント等において申請窓口を開設させていただいたり、市内の企業等に御協力をお願いしながら、各企業への出張窓口の開設をしていきたいと考えております。 ○議長(水谷治喜君)  林 正男君。 ○17番(林 正男君)  質問事項2に移ります。  2、市民生活の充実。  (1)温暖化対策についてお聞きいたします。  地球温暖化は世界の多くの国において解決すべき喫緊の課題となっております。遠くのことではなく、各地の豪雨被害や豪雪など、私たちの身近な問題であります。  そこで、①といたしまして、温暖化により気温が上昇し、小学校における屋外プールの使用ができないという状況が続き、いなべ市としては温水プールを建設するという方向に決まりました。そこで、現在の進捗状況は。  ②といたしまして、粗大ごみの処理についてですが、現在は粗大ごみの一部を太平洋セメント株式会社藤原工場にお世話になっているわけですが、今後、さらに粗大ごみの種類を増やす方向が明らかになりました。そこで、将来的に太平洋セメント株式会社藤原工場に対し、委託するごみ処理の方向性についてどのようにお考えになっているのか。  (2)獣害対策についてお伺いします。  ①で、いなべ市の特産物になりつつあるそばでございます。ソバの栽培は獣害対策にもなっております。そのいなべブランド「そば」ですが、今後、推進するためにどのような取組をするのか。  ②といたしまして、「いなべ藍ランド」について、先日、全協で説明を受けました。令和2年度の当初予算では、まるさんかくしかくの解体費が計上され、議決されていますが、今回、藍染め工房が利用を希望しているということで、解体がストップしております。藍工房がいなべ藍ランドとして使用することが決定した場合、この事業は市の委託事業となるのですか、お尋ねします。  (3)河川堆積土砂の撤去についてですが、今議会の議案にしゅんせつ土処分用用地の取得が計上されました。この土地を活用して高速道路建設促進河川堆積土砂の撤去を推進するわけですが、この土地の活用を今後どのように考えておられるのかお聞きいたします。  (4)で、歩行者の安全確保のために市道ゾーン30事業があります。令和3年度は員弁西小学校周辺から取り組むわけですが、この事業の拡大計画はあるのでしょうか。  (5)虐待防止のために、3点お聞きします。  子どもの命に関わる大切な問題であり、非常に難しい問題です。  そこで、①といたしまして、家庭児童相談室と学校、また、市民との連携をどのように図っていくのか。  ②といたしまして、県に設置されている児童相談所家庭児童相談室の役割は。また、連携はどうなっているんでしょうか。  ③として、在宅支援をどのように行っていくのか、方法をお聞きいたします。  よろしくお願いいたします。
    ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  温水プール事業の進捗状況につきまして、公募型プロポーザル方式により設計業者を選定する予定でございます。この2月に1次審査、書類審査を行いました。この後に、4月には第2次審査でプロポーザルのヒアリングをさせていただけたらと思っております。そして、4月には契約締結させていただいて、令和3年度中に建設費が決まった段階で補正予算を計上させていただきたいと思います。それで、令和4年度中に完成できればと思っております。  続きまして、ごみ処理の方向性は、でございますけれども、あじさいクリーンセンターの焼却施設の負担を軽減したいのと、最終処分場藤原最終処分場だけに限定されることになってきましたので、どちらも延命措置とか負担軽減をしていきたいと思っております。  あじさいクリーンセンターの焼却処理で発生いたしました焼却灰は、令和元年までは三重県内の最終処分場、伊賀市の三重中央開発でお願いしておりましたが、令和2年度より太平洋セメント藤原工場へマテリアルリサイクルという形でセメント原料としてリサイクルしていただいております。  粗大ごみへ搬入されております畳と綿布団、羽根布団は社会福祉協議会がリサイクルしております。綿布団の焼却処理は太平洋セメントに委託させていただいております。  それと、タイヤは業界全体として太平洋セメントでリサイクルをしていただいてますけども、不法投棄されたものについても太平洋セメントに現在もしていただいております。令和3年度からは木質廃棄物、木質の家具などをチップ化して、太平洋セメントで燃料として処理をしていただきたいと。  それと、陶器類につきましてもセメント原料になりますので、処理をお願いできたらと思っております。  続きまして、そばでございますが、そばはいなべの特産品で結構知名度が上がってまいりました。引き続き、ソバの作付の普及と、そば打ち人口も増やしていきたいと思っております。そば祭りはコロナの関係でできませんでしたけども、できることなら、そば祭り、そば人口も増やしながら、作付面積を増やしていけたらと思っております。  続きまして、藍につきましても、フラワーセンターをいなべ藍ランドとして使用許可書を出させていただいております。今後、まるさんかくしかくもどうなるか不透明でございます。改修が必要ですが、その点はまだ協議をしておりません。現在のところ、解体となりますと、解体費用は市単独事業で補助金がございませんので、できましたら、次の再利用がもしも決まるのであれば、それに何らかの補助金をいただきながら改修して再利用と。どうしても再利用ができないとか、地域の人から早く壊せということがありましたら、解体をしていきたいと思っております。  今年はNHKの大河ドラマが渋沢栄一で「青天を衝け」なんですが、御実家が藍染めの農家ということで、藍が今、物すごく出てまいります。ですから、ちょうど時期を得た取組かなと思っております。それから、藍は鹿が食べないということですので、獣害対策作物として栽培を奨励できたらなと思っておりますので、よろしくお願いします。  続きまして、河川堆積土砂の撤去でございますけれども、現在、北勢町阿下喜字下陸でございますが、東海環状自動車道の盛土材として進めさせていただいております。ほかの用途については、現在のところは全く考えておりません。数年かかると思いますので、残土処分地として進めさせていただけたらと思います。  次に、市道ゾーン30の拡大計画は、でございますが、これは警察署の所管でございまして、警察署からとりあえず員弁西小学校周辺と御指示がございました。員弁西小学校が終わった後、第2弾があるのかないのかは、警察署との協議になろうかと思います。  虐待防止でございますが、虐待防止ネットワークとして要保護児童等対策地域協議会が設置されております。その組織の機能を生かしながら、関係機関であります保育園、学校、児童相談所、警察などと連携して対応していきたいと思っております。関係機関をつなぐ役割がこの協議会にあると思っていただけるとありがたいと思っております。  市民の皆様には、虐待の可能性があるのを見かけたり、ちょっと気になるというのは、いち早く連絡いただけるように啓発しております。今後とも、市民の皆様の意識の啓発、周知徹底を図っていきたいと思っております。  児童相談所家庭児童相談室の役割、また連携は、でございますが、一時保護や児童養護施設への入所など、法的権限を持って措置する役割が児童相談所であり、市の家庭児童相談室は子どもに関する相談窓口であるとともに、虐待のリスクがあっても、子どもが家庭で生活する場合の関係機関の役割分担など、連携して家庭の見守りと支援が主でございます。措置業務は県の児童相談所にあって、相談業務が市にあると。相談業務の中でも重篤なケースについては、すぐに児童相談所と連携を取りながら、措置が必要なのか、親と切り離して一時保護をするなり、児童養護施設に入所を考えるかは常に相談させていただいております。今後とも連携を強化していきたいと思っております。  在宅支援の方向は、でございますけれども、定期的に子どもの安全確保を確認させていただいて、家庭訪問や助言、指導、療育指導などを強化していけたらと思っております。 ○議長(水谷治喜君)  林 正男君。 ○17番(林 正男君)  ごみ処理ですが、将来的にごみ処理を太平洋セメントにお願いして委託事業とする考え方はありませんか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  太平洋セメントが日高市にあります埼玉工場で空きキルンを利用したAKシステムを実行しております。日高市の人口が5万4,000人、日量60トンの処理をしているんですけども、一般廃棄物が入りますと、セメントに悪影響を及ぼす成分が入ってきます。そういったものをいかに除去するかが必要になってきます。空きキルンを利用してそういったものを除去しながら、一般廃棄物もできるシステムをつくっていただいているんですが、藤原工場には空きキルンがございません。キルンをつくってやるのか、それとも太平洋セメントとは切り離して焼却施設をつくっていくかは今後の課題かなと思っております。  あじさいクリーンセンターは平成24年、25年に大規模改修、基幹的設備改良事業を行いました。その延命措置が大体15年で、皆さんも予算審議をしていただいたと思いますけども、その延命計画の目標年次が令和8年度でございます。令和8年以前に次の手だてを考える必要があるのかなと。あじさいクリーンセンターに匹敵するものを建てるか、再度、延命措置をするか、太平洋セメント藤原工場がありますので、キルンを市でつくって対応するか、そういった方向性を今後決めていきたいと思います。今のところは議論をスタートしようという段階でございます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  林 正男君。 ○17番(林 正男君)  いなべ藍ランドの必要経費として、将来的にまるさんかくしかくの解体費よりも維持管理費が増えて、市の持ち出しが増えるのではないかという懸念があるんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  現在、お願いしているのは、フラワーセンターを利用いただくということです。改修も自前でやっていただいて、維持管理も地域おこし協力隊という形で維持をしてくださいということですので、一般会計予算は全く出てきておりません。  まるさんかくしかくについても、もし利用するとしても、先ほど申しました方向性で考えてくださいという話はさせていただいておりますので、多額の一般財源を投入しなきゃいけない事業にはならないと思っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  林 正男君。 ○17番(林 正男君)  薬用植物に変わる植物として藍の栽培をするということでございますが、どの地域を計画されているのかお聞かせください。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  まだ具体的には決まっておりません。独自でも栽培をしてみたいとおっしゃっておられます。春に種まきでございますが、その間に決めていただけたらと思っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  林 正男君。 ○17番(林 正男君)  それでは、事項3に移ります。  3、まちづくりについて、3点お聞きいたします。  (1)SDGs未来都市に向けてお聞きいたします。  昨年、いなべ市がフェアトレードタウンに認定されました。市民と行政、事業者が一体となって推進することとなっており、市民団体の力の大きいところによります。  そこで、①といたしまして、いなべ市としてフェアトレードタウンを今後どのように推進していくのかお尋ねします。  ②といたしまして、グリーンクリエイティブなまちづくりとして宇賀渓キャンプ場の整備、カーツーリズム、野遊びSDGs、グランピングなど、様々な事業があるのですが、これらを推進する部署はどこになるのかお尋ねします。  (2)三重とこわか国体についてお聞きいたします。  昨年から新型コロナウイルス感染症対策により、全てのイベント、事業に細心の注意が必要となりました。  そこで、①といたしまして、三重とこわか国体開催に向けてのコロナ対策はどのようにするのか。  ②といたしまして、現在のボランティアの応募状況についてと、コロナ禍でのボランティアの養成はどのようにするのか。  (3)「冒険の森」についてお聞きいたします。  冒険体験教育として、森林を活用して子どもたちの教育や保育の場として、さらには市民の心と体の健康づくりにも活用していくという事業ですが、森林をお借りするに当たり、①民間(地主)との協議の進捗状況は、お尋ねします。  ②事業計画はどうなっているんでしょうか。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  フェアトレードタウンを今後どのように推進していくのかでございますけれども、フェアトレードタウン推進団体、代表者は羽場さんですが、連携をさせていただきながら、啓発、普及に努めていきたいと思っております。  グリーンクリエイティブいなべの部署は、でございますけれども、グリーンクリエイティブいなべの事業は多くの部署に関わる事業でありまして、今までは政策課で主に事業を行ってきましたが、関係する部署が協力しながら進めることが必要になってまいりますので、商工観光課との兼務発令も含めて今後考えていきたいと思っております。  三重とこわか国体につきまして、コロナ対策は、三重とこわか国体競技会における新型コロナウイルス感染症防止対策ガイドラインがありますので、それに従って競技会が安心かつ安全に実施できるよう努めていきたいと思っております。  続きまして、ボランティアの応募と養成は、ですが、一般ボランティアスタッフとして83名応募いただいております。競技補助員として約60名の高校生がボランティアスタッフとして関わっていただける予定でございます。今後、実際に行うのであれば、募集も含めて進めていきたいと思っております。  冒険の森の進捗状況でございますけれども、現在、建設用地の地権者と植生も含めて調査をしていただいております。地権者に対する用地測量のための説明を今後実施させていただきたいと思います。それで大体の予算額の見積りができましたら、平成4年度に森の整備、器具の設置を行い、令和5年をめどに利用開始をしていけたらと思っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  林 正男君。 ○17番(林 正男君)  三重とこわか国体につきましては、三重県知事がリモートの放映も考えていると言っておりますが、市としての取組について、担当部はどのようにするのかお尋ねいたします。 ○議長(水谷治喜君)  国体推進事務局長、渡邊真澄君。 ○国体推進事務局長(渡邊真澄君)  津市の三重県総合文化センターで9月25日に行われます総合開会式、それから10月5日の閉会式等に大会関係者、選手、監督、招待者に入場を限定いたしておりまして、その他の関係者は別会場でオンラインの式典参加になります。  そして、一般競技の様子は国体チャンネルとしてインターネットで中継配信をされます。本市競技会におきましても、入場者数に制限を設けますので、当日の競技、試合をインターネットで配信する予定でございます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  林 正男君。 ○17番(林 正男君)  令和3年度におきましても、コロナ禍ではありますが、健全な財政運営を行い、さらなる市民の福祉の向上、いなべ市の発展に努めていただきますようお願い申し上げます。  たくさんの時間をいただいたんで、時間余ってしまいましたが、私の代表質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(水谷治喜君)  いなべ未来、林 正男君の代表質問を終了します。  ここで、暫時休憩いたします。                午前  9時49分 休憩                午前 10時05分 再開 ○議長(水谷治喜君)  会議を再開いたします。  休憩前に続き、代表質問を行います。  次に、質問順位2番、創風会、清水隆弘君。  10番、清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  創風会所属の清水隆弘でございます。林議員もおっしゃいましたけども、まず冒頭に、川瀬利夫議員がお亡くなりになられました。川瀬議員とは市政について時には意見がたがえることもございましたけども、議員の先輩、また、会派の代表者同士としていろんなことを御指導いただきました。今、不肖私が議会運営委員会の委員長を務めさせていただいておりますけれども、私が議会運営委員会の委員長になりたいことを相談させていただきましたら、ええやないか、自分がやりたいならやれ、自分をもっと出していけと背中を押していただきましたことを覚えております。そして、国家観や保守的な立ち位置は同じでございましたし、何よりもそのお人柄に勝手にほれていました。先日の15日の議会運営委員会終了後に立ち話をさせていただいたのが最後となりました。残念でなりません。改めまして、川瀬議員の御冥福を心からお祈りいたします。  さて、改めまして、それでは創風会を代表いたしまして、私自身、2回目となります代表質問を始めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  代表質問は3項目までという決まりでございますから、創風会からは、一つ、コロナにおける市政について、二つ、安心の道標について、三つ目、暮らしの道標についての3項目につきましてお尋ねいたします。  1、ウィズコロナにおける市政、国の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下、また、三重県の緊急警戒宣言下、市長の施政方針をただす。  報道によりますと、愛知県、岐阜県、関西3府県については、月末解除の方向、そしてまた、三重県の独自宣言の解除は前倒しをせず、鈴木知事は、いましばらく、県民の皆さんに一緒に取り組んでほしいと記者会見でおっしゃっております。  「コロナに克つ」の「克つ」という漢字、これは困難を切り抜けるという意味で使われています。まさにこの困難を切り抜ける、この危機的状況を乗り越えるためには、市民一人一人の理解と協力が不可欠であり、市民の生命、健康を守るために、市民の皆様、医療関係者、事業者、行政等が一丸となり、オールいなべで感染拡大防止に取り組むことが肝要かと思います。  質問事項1、(1)コロナに克つ、ワクチン接種。  コロナ禍を経ておりまして、私たちの暮らし、あるいは日本社会全体の価値観の転換が行われる、そんなことをよく耳にいたします。私たちの生活様式も新しい生活様式、いわゆるマスクをつけて、ソーシャルディスタンスを保ち、アルコール消毒をして、手洗い、うがいを頻繁にする、そんなスタイルが身についてきております。この新しい生活様式に基づくまちづくりに関してどのように変わっていくのか、また、変わらないのか。まだ転換の移行期であり、正直、見通しが利かない部分もあると思いますが、現時点での市長の認識をお尋ねいたします。  ①ウィズコロナにおける市長の思いは。  ②市民に何を求めるのか。  ③市職員の対策は。(時差出勤、年次有給休暇の取得促進、テレワークの拡充等)  ④ワクチン接種の詳細は。  ⑤ワクチン接種について不安を感じている市民への対応はということで、比べるものではないかもしれませんけど、例えばMR(麻疹、風疹混合ワクチンなどの2期)の接種率も平成26年度は94.84、平成29年度は92.3%、なかなか目標の95%に達しない状況があります。やはりワクチンに関して不安を感じていらっしゃる方がいるということで、そういった方々への対応をお尋ねいたします。  (2)デジタル化の推進。  施政方針の中に、①コロナ禍で経済的にも精神的にも厳しい状況に直面しておられる皆様に、国からの補助を得ながら最大限の支援に努めますとありますが、現時点で具体的なものがありましたらお示しください。  ②マイナンバーカードのさらなる普及促進策はありますでしょうか。  (3)冒険体験教育でございます。  ①冒険体験教育の活動の舞台となる森林の整備の進捗状況及びスケジュールについてお尋ねいたします。  ②保育・教育・心と体の健康づくりの場は、いつ、どこで、どうやって、誰が、なぜ始めていくつもりなのか。これは新規事業でございますので、あえて丁寧に細かいことをお尋ねいたします。  (4)SDGs未来都市。  ①市民、事業者への理解の裾野を広げるにはどうすればよいとお考えでしょうか。  ②SDGs認定制度の詳細についてお示しください。  ③SDGsに取り組む市内の団体はどのような団体を想定されているのでしょうか。  ④宇賀渓キャンプ場のノルディスクによる再構築の詳細は。  ⑤カーツーリズムの詳細は。  ⑥石槫のドロマイト鉱山跡地の活用の詳細は。  (5)新しい絆。  ①ふれあい訪問活動という語句が出てまいりました。このふれあい訪問活動の詳細及びどのような支援をされるんでしょうか。
     ②各自治会における福祉委員会の設置状況、また、今後の設置の見込みはどのように捉えていらっしゃるでしょうか。  以上、第1項目、よろしくお願いいたします。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  コロナについてでございますけれども、市民の皆様に様々な社会活動が制限され、感染拡大防止に御協力いただいていますことに深く感謝を申し上げたいと思います。特に医療に従事されている皆様には、献身的な御尽力をいただいておりますことに、心よりお礼を申し上げます。ワクチン接種が始まり、引き続き、御協力をお願いしていきたいと思っております。  それと並行して、世の中が大きな転換点になっておりますので、新たな事業を興すチャンスでもあります。そういったものに果敢に挑戦できればと考えております。  次に、市職員の対策等で、時差出勤につきましては、ほとんどの職員が自家用車勤務のため、導入しておりません。  有給休暇につきましては、昨年のゴールデンウイークの前後、年末年始の前後の期間につきまして、政府の要請に従い取得をさせていただきました。  テレワークにつきましては、昨年4月から導入し、1月末現在で延べ179名の実績がございます。  リモート会議も積極的に推進しております。1月末現在で延べ82件の利用がございました。  続きまして、コロナに対して不安を感じている市民への対応はでございますけども、ワクチンの性質や接種の仕組み、接種への不安や副作用の御相談は広域的な対応として三重県が役割を担っています。  続きまして、コロナ禍で現時点で支援に対する具体的なものはでございますが、市としては国の補助金を得ながらとあえて書いてきましたので、国の補助制度、給付金事業は小学校休業等対応支援金、住宅確保給付金、休業支援金、家賃支援給付金、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金、県事業としまして、新型コロナ対策に対する緊急支援補助金、医療機関支援補助金、薬局等における拡大防止支援補助金、介護サービス事業者に対するサービス継続支援事業、コロナ感染症対策の従事者慰労金(障がい福祉分)と様々な支援金が出ておりますので、啓発も含めて支援をしていきたいと思っております。  マイナンバーカードのさらなる給付対策はでございますが、プレミアム」ポイントを継続させていただきまして、追加分として6,000名分、計1万9,000名分お願いしております。  冒険の森につきましては、森林の整備の進捗状況、スケジュールはですが、令和2年度で建設予定地の形状とか植生の調査を開始しております。地権者に対する事業説明や用地測量の準備をしていきたいと思います。令和3年度事業として候補地の用地測量、用地の地権者への説明、用地の契約、工事の設計、積算を進めます。令和4年度で森の整備、器具の設置、令和5年度から供用開始をしていけたらと思っております。  保育、教育、心と体の健康づくりの場はどういうふうに始めていくのかでございますが、この冒険の森の施設は、アドベンチャーベースドカウンセリングというプログラムに対して、森林を利用した体験場を利用する場合と、小学校、中学校の体育館など既存の施設で利用する二通りございます。冒険の森施設を体験場とする場合、郊外活動として実施することになります。新たな森を利用しない、小学校、中学校の既存の施設を利用する場合は、各教科及び特別活動、総合的な学習の時間、クラブ活動、全ての教育活動において取り組むことが可能になってまいります。  どうやって、誰がでございますが、専門的な指導をしていただける講師の派遣を考えております。日常の教育活動において実施する場合は、小中学校の教職員が自ら指導することになりますので、それに対する習熟も含めてかなりの時間を要することになると思います。当面は冒険の森の職員も含めて、専門的な方に講師として来ていただくことになろうと思っております。  なぜということですけども、これは施政方針で書きましたが、ICT教育と家庭教育でのオンライン学習の活用は個別最適化の教育に大きく貢献します。しかし、集団として支え合う力の育成も必要です。そこで森の中に冒険心をかき立てるコースをつくり、仲間同士が支え合いながら課題を乗り越えていくわくわくする教育を進めることが理由です。  保育につきましては、自然体験保育をいなべ市は進めております。平成31年度、三重大学との共同研究で野外体験保育の効果検証のため、笠間保育園5歳児の1年間の生活を記録、分析しました。それで野外体験保育と日々の自主性、主体性を育む保育の取組は、新しい保育指針に示された自主的、対話的で深い学びの実現に向けて極めて効果的なアプローチ方法の一つであると高く評価されております。  続きまして、SDGs未来都市に裾野を広げるようにするにはどうすればよいのかでございますが、市民の皆様には、日常生活の中でちょっとした気づきや工夫がSDGsの取組につながることを広報や講演会、イベントなどを通して啓発していきたいと思っております。  SDGs認定制度の詳細はですが、お手元にいなべ版のSDGsチェックシートを配付させていただいております。それを御覧いただくと、結構簡易な質問になっていると思います。日常生活で振り返って、少し気をつけていただくことがこの啓発につながるのかなと思っております。国の認定制度ではございませんので、市が独自で認定し、啓発に使わせていただいて、SDGs推進のパートナーとして広めていけたらと思っております。  大体どのような団体を想定しているのかでございますが、企業だけではなくて、個人事業主とか一般市民、団体に幅広く啓発していきたいと思っております。大手企業は会社の中の研修などで推進されると思います。零細事業者とかいろいろなところに、簡易のチェックリストですから、皆さんが気軽にチェックしながらやっていただいたらいいのかなと思っております。  宇賀渓キャンプ場のノルディスクによる再構築の詳細は、でございますけれども、デンマークではヒュッゲと言ってますけども、家族や友人とともにほっと癒される心地よい過ごし方、暮らし方をいなべから啓発させていただいたらいいのかなと思います。キャンプ場の中には都会の居酒屋の空間をそのまま河原に持ち込んだというお客さんも結構いらっしゃいますが、そういう過ごし方でお客さんに来ていただいて、ごみだけ置いていただく観光地ではなくて、ゆっくりと森で癒されるような空間もそうですし、過ごし方、暮らし方を改めて提案していきたいと。これはデンマーク大使も言ってみえました。北欧は自然に対して、SDGsも進めて、温暖化対策も進んでいます。国民そのものがふだんから森で過ごすことが習慣化されているからだとよく言われます。いなべもこれだけ森林があるんですから、もっと森林を活用するような過ごし方、暮らし方を市民も含めて提案させていただけたらと思っております。  カーツーリズムの詳細ですが、旧クラインガルデン施設の周辺をオートキャンプ場に整備するのと、トレーラーハウスを購入し、オートキャンプサイトにさせていただいて、ペット同伴で宿泊できるドッグランつきのサイトのようなものです。今、ペットと一緒に宿泊できる施設が少ないです。ペットが家族だという認識の国民が結構増えてまいりました。その客層をどう捉えるかが一つ課題かなと思っております。キャンプサイトのようなものをつくっていけたらなと思っております。  石槫のドロマイト鉱山の跡地の活用は、ですが、スノーピークと提携し、野遊びをキーワードにして、上質なグランピングやアウトドア体験を実施していきたいと思っております。  詳細につきましては、これから徐々に具体化をしていきたいと思いますので、まだ確たるものは決まっておりません。  次に、ふれあい訪問活動の詳細でございますが、これは社会福祉協議会の活動で、ふれあいサロンが今できない状況になっております。ふれあいサロンに代わって、老人会の役員や福祉委員会の役員など、今までふれあいサロンを中心になってやっていただいた方が自治会の中で気になる方を訪問いただき、訪問いただいた件数に対して500円を支給させてもらいます。今までは来ていただいて、出席者に対して、上限3万円で、一人当たり500円、お昼は出ますということでした。それを訪問版に変えているということでございます。こういった事業を令和3年1月から実施させていただいております。  福祉委員会の設置状況はですが、59自治会でございます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  市長、答弁漏れ。1番の④ワクチン接種の詳細について答弁してください。 ○議長(水谷治喜君)  健康こども部長、舘 康平君。 ○健康こども部長(舘 康平君)  それでは、ワクチン接種の詳細は、の部分、私からお答えさせていただきたいと思います。  国のスケジュールに基づきまして、令和3年2月末の医療従事者から始まりまして、一般市民の皆様には、現時点では4月以降の見込みでございますが、65歳以上の高齢者約1万2,000人から優先して接種いただけるように接種体制の構築を進めています。  今回、説明資料として配付させていただいておりますので、そちらも併せて御覧いただければと思います。  接種会場はスタッフの確保、接種効率、緊急対応などで優れておりますいなべ総合病院にお世話になります。平日の午後2時間で数百人に接種いただける体制を準備しております。高齢者へは、現時点では3月下旬以降、今の国のワクチンの供給体制を見ておりますと、もう少しずれるのではないかなと考えておる次第でございますが、個別に案内を郵送させていただく予定です。それが今回説明資料としてお出しいたしましたこの資料でございます。接種は無料でございます。  この資料にも書かせていただいておりますが、いなべ市では密を避け、待ち時間をできるだけ少なくするために、接種日と時間帯を指定して御案内いたしますので、他市のように予約をしなければならない手間が不要になります。御都合の悪い場合だけお電話をいただく方式でございます。  さらに予診票をあらかじめ同封いたしまして、記入の上、持参いただくことで、時間短縮を図ります。これらは市の人間ドックやがん検診で行っている方法と同じです。  御近所の方々と声を掛け合って、誘い合って接種いただけるように、できるだけ地域ごとに同じ日に御案内する計画でおります。  接種会場では、まず、予診票の確認、医師の問診、接種、接種済みのシールを接種済み書に貼ること、その後、15分以上の待機が済みましたら、次回、3週間後になりますが、2回目の接種の案内を受け取って終了、全体で30分程度を見込んでおります。  集団接種が困難な場合としては、入院されてみえる方、高齢者施設に入所中の方があると思いますが、これらはそれぞれの医療機関や施設で対応、基礎疾患で治療中の方は、医療機関でそれぞれ対応になります。  市では御案内のためのワクチンの接種案内専用電話を設けます。接種日の変更や予診票、会場など、接種に関する案内を行います。  ワクチン自体の性質、接種の仕組み、接種への不安や副症状の御相談は、広域的な対応として三重県が役割を担います。一般的なワクチン接種の相談電話は既に開設されておりますが、副症状についての専門的な相談は、今後、三重県が医療機関へ委託して開設する準備が進められると聞いております。厚生労働省もコールセンターを開設済みです。  ワクチン接種に関しましては、国が今後さらに情報を様々な媒体を通して国民に提供する方針でございます。  4月以降に始まる高齢者接種を3か月以内に終了した後は、基礎疾患のある方が始まります。次いで高齢者施設の従事者、60歳から64歳の方、それ以外の方の順でございます。  ワクチンの供給はファイザー社のほかにアストラゼネカ、モデルナ社が行われるようですが、今のところ、時期や量が明らかにされておりません。遅れていると聞いておりますが、明らかにされておりません。したがって、高齢者の次の接種開始時期、接種体制は不明でございます。国から示されれば、できるだけ早く案内をしていきます。  当面の高齢者接種の御案内につきましては、ホームページに掲載するほか、接種券をお送りする少し前に、いなべ市の接種方法について案内文書を各戸に配布させていただいて、接種券は接種が始まる2週間程度前にお送りしたいと考えております。その接種券がお手元に届く頃には、ケーブルテレビのいなべ10でも留意事項などを具体的にお知らせする予定をしております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  一点、ちょっと答弁漏れがあったかと思うんですが、最後の(5)の②の今後の設置の見込みをお答えください。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  各自治会における福祉委員会の設置状況は59自治会とお答えいただきましたけども、私の通告が、また今後の設置の見込みということで、ここの部分が抜けてましたので、お願いいたします。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  福祉委員会の今後の設置につきましては、地域包括ケアシステムの構築が2025年であることから、2025年には全自治会118の自治会で設置を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  せっかくの代表質問ですから、大きな視点からお尋ねいたしたいと思います。  このコロナ禍、市長にお尋ねいたしますけども、本市のまちづくりの基本的な考え方に何か変化はありましたでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  変化はございません。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  では、今、密を避けてということで、青川峡キャンピングパークも連日にぎわっているとお聞きしますし、宇賀渓もリニューアルされるということです。そして、私たちの働き方も、先ほど市職員の対策、対応で出ましたけども、リモートワークとか、あるいはまた、ワーケーションという言葉も出てきまして、非常に多様化しておると思います。こういった働き方改革の中から、まちの方が田舎に来る、都心から郊外へと人口が移動する現象が来るんではないかということもよくお聞きしますけども、本市として、そのことに鑑みまして、これからまちづくりをどのように進めていくかを、もう一度、市長にお尋ねいたします。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  今も地域おこし協力隊とかいろんな方がいなべに興味を持っていただいて、いなべ市に移住いただく方が結構いらっしゃいます。グリーンクリエイティブいなべもそうですが、いなべの魅力を都会に発信できるように努力させていただいております。引き続き、こういった事業を続けていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  今後も引き続き、私たちいなべ市民が自分たちのまちに誇りを持って気づいていく、そして、それらを外へ発信して、どんどんいなべに興味を持っていただいて、来ていただく施策が大事かなと私も思います。  少し細かいことになりますけど、テレワークを、市職員が、出ましたけども、どの部署の利用が多いのか、ちょっと教えてください。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、水谷喜広君。 ○総務部長(水谷喜広君)  一番多かった部署は健康こども部で、延べ57人でございます。次に、福祉部で50人、その次が教育委員会事務局で24人が主立った部署でございます。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  健康こども部長にお尋ねいたします。  今、いろんなコロナに関する数字が出てきております。市内感染者数とか、あるいは陽性率や累計検査数や重症者数であったり、うちは4万6,000人ですが、10万人当たりの新規感染者数とか、いろんなコロナに関する数字が出てますけども、本市としてはどのデータを重視していらっしゃるんでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  健康こども部長、舘 康平君。 ○健康こども部長(舘 康平君)  県が発表しております、今、おっしゃっていただいた数字を参考にさせていただいております。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  現在の本市の状況をほかの自治体と比較する中で、現状をどのように評価されていらっしゃいますか。 ○議長(水谷治喜君)  健康こども部長、舘 康平君。 ○健康こども部長(舘 康平君)  市内の発生状況は、今、手元に数値は持っておりませんが、7月下旬に初めて発生が確認されました。8月に移行して少し感染者が増え、一度落ち着いて、また、11月から増えて、一番多かったのが1月でございます。今までは61人感染者がございますが、現状では、ここしばらく発生がございません。落ち着いていると思っております。地域の皆様、住民の皆様の感染予防のたまものだと思っております。それから、医療関係者、いろいろ御配慮、御尽力いただいておることに感謝申し上げたいと思います。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  もう一つだけお尋ねします。  コロナワクチンの接種について、法的な位置づけがどうなってるかなということです。日本では、当初、子宮頸がんワクチンの接種がありました。あれは70%以上あったと思うんですけども、積極的勧奨中止によって、その存在すら認識されなくなって、現在は接種率が1%未満なんですね。子宮頸がんワクチンを受けなかった世代が子宮頸がんを発症する年代となって、婦人科の先生方が危機感を感じていると聞きますけれども、最近、自治体によっては、独自に定期接種であることを周知する動きも出ていますが、子宮頸がんワクチンと比べるわけではないですが、改めてこのコロナワクチンの法的な位置づけをお示しください。 ○議長(水谷治喜君)  健康こども部長、舘 康平君。 ○健康こども部長(舘 康平君)  今回のコロナワクチンの法的位置づけでございますが、予防接種法附則第7条の特例規定に基づいて臨時接種を行うものでございまして、これを予防接種法第6条の予防接種とみなして予防接種法の各規定が適用されることになります。  根拠となる法律は、10月の臨時国会に提出されまして、12月2日に成立し、9日に施行されております。この法律によりまして、費用は国が負担する、健康被害の救済措置などは、今までの予防接種法のとおり法律が適用され、蔓延予防上の緊急の必要から、接種の勧奨や努力義務があること、ただし、接種の有効性や安全性の情報を踏まえ、勧奨や努力義務は政令で適用しないことなどが定められております。政令で適用しない場合としては、ファイザー社のワクチンの場合には妊娠中や16歳未満の方となっております。また、あくまでも努力義務でございますので、アレルギー体質などにより接種を希望しないのであれば、受けない選択もできます。受ける受けないは御本人の御判断でございます。ただし、集団予防の観点から行われるものですので、多くの方が受けるのが望ましいことになります。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  市民部長にお尋ねいたします。  マイナンバーカード普及率、具体的な数値目標はありますか。 ○議長(水谷治喜君)  市民部長、杉山義文君。 ○市民部長(杉山義文君)  先ほどもいなべ未来で答弁させていただきましたが、コロナの感染の状況にもよろうかと思いますけれども、市内で開催されるイベントの中で申請窓口を開設させていただきたい。それと、企業にお願いし、協力いただける企業に出張し、窓口を開設して促進していきたいと考えております。 ○議長(水谷治喜君)  部長、最終的にどれだけの目標か答弁してください。 ○市民部長(杉山義文君)  すみません。これも12月の議会で答弁させていただいたかと思っておりますが、保健所の機能が付加されることもございます。国もデジタル化の推進でマイナンバーカードの促進をということで、令和4年度にはほとんどの国民にということで推進しておりますので、いなべ市としましても、全市民に取っていただけるように促進をしていきたいと考えております。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  例えばお隣の四日市市では、全国平均の25.2%を下回る21%なんです。四日市市の市の職員は39%なんです。四日市市の市民に比べて倍近い普及率になっているんです。ですので、やっぱりいなべ市も職員が率先してマイナンバーを取得するなどしていくのは普及率の向上に寄与すると思うんですけど、そのあたりのお考えはどうですか。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、水谷喜広君。 ○総務部長(水谷喜広君)  ただいま詳しい数値を持ち合わせておりませんが、正規職員の数が370名ほどございまして、まだ申請がなされてないのは二十何名かおるということですので、普及率を計算しますと90%台の前半かなと。まだ手元に届いてない申請中の職員もおります。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  大変失礼しました。そんなに普及率が高いとは存じ上げませんでした。  冒険の森に関してちょっとお尋ねします。教育的観点から、端的に教育長の思いをお示しいただけませんか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。
    ○教育長(小川専哉君)  市長の答弁と重なる部分がありますけれども、1年以上、このコロナ禍が続いておって、社会や教育についても、我々に見直しを図っていると捉えています。特に3か月に及ぶ臨時休校は非常に大きな影響があって、学校や家庭の存在意義、連携の大切さなんかも突きつけられた思いがしておりますし、地域とのつながりを本当に実感しているのが現在です。  国の最新の中教審の答申でも、このコロナ禍を踏まえて、これからの日本の教育が目指す方向としては、先ほど市長からも言われたように、多様な子どもの可能性を引き出すために、一つは個別最適化の方向と、もう一つはやはり社会とつながる協働的な学びを国も目指してます。これはいなべ市で言うところの一人力、仲間力につながるものでありますし、合致しております。  さて、冒険の森で行う活動は、アドベンチャープログラムの理念や手法で行われる体験活動です。子どもたちにとっては、自分と向き合う、自分自身の壁に挑戦する、仲間と対話しながら、協力しながら人とのつながりを実感する中で、信頼関係を築いていく中で、人としての成長や発達に欠かせない多くの学びが得られることを確信しております。  この体験によって、先ほど申しましたように、国の方向も、いなべ市の方向も、社会とつながる協働的な学びの場になって行くんではないかと大変期待しておるところです。  これからの子どもたちはAI技術が本当に高度に発達した時代を生きていかなければなりません。だからこそ、これからの教育においては、このアドベンチャープログラムによって、子どもたちの関わりとか自分の感覚、そして、自分の行為を通して理解していく体験、実習、地域社会での多様な活動がこれから一層重要になってくると思ってますので、期待しているところです。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  熱い思いが伝わってまいりました。  教育長、もう一点、今度はSDGsについてお尋ねさせてください。  このSDGsの推進、本市の総合計画に掲げてある目指すまちの姿、「住んでいーな!来ていーな!活力創生のまち いなべ」の実現につながるものと私は考えております。SDGsにおいて環境、経済、社会課題の同時解決を図る上では、部局を越えて職員同士の課題認識や合意形成が必要不可欠であり、市民との合意形成におきましても有効であると考えております。  そのことからも、本市のSDGsの推進に当たっては、行政のみで描いたゴールを示すことに重点を置かず、市民を初め、様々な主体と一緒に考えて、それぞれ一人一人が自分ごととして、自らが定めたゴールの実現に向けて取り組む環境が必要と考えております。そういった点におきまして、市民、事業者への理解の裾野を広げるだけでなくて、市独自の認定制度を取り入れられるのは大いに評価できることだと私は思っております。  そして、ここから教育長にお尋ねするんですけども、平成29年、30年の改訂されました学習指導要領に、これまでなかった前文が追加されました。教育基本法の理念等を実施していく上での考え方が提示されていることは御存じだと思います。  そこに一人一人の児童が自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会変化を乗り越え、豊かな人生を切り開き、持続可能な社会のつくり手となることができるようにすることが求められるとあるんです。このようにSDGsの理念が初めて取り入れられました。国内における認知度や取組も広がっておりますけれども、本市の小中学校での持続可能な社会のつくり手の育成、啓発の取組を教えていただければと思います。仄聞するところでは、未来いなべ科の中で藤原中学校がSDGsカードゲーム、そして、それを習った中学生が小学生に教えるといったことがあったとお聞きしましたが、教育現場でのSDGsの取組を端的に教えていただけませんか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  私がこの職にならせていただくときにもお話しした、やっぱり僕はこれからの教育というのはSDGs、誰一人取り残さない、これは教育の一番基本原則だと思っています。  このSDGsの理念の中には持続可能性、多様性、そしてみんなを包み込む包摂性というものがあります。いなべ市がSDGs未来都市に手を挙げていることがありますので、市を挙げて取り組む必要があると考えております。校長を通じて、何も新しい取組をする必要はないんだけども、今までやっている取組の中でSDGsとのひもづけ、どんなふうにつなげていくかを考えてくださいと。新しい取組ではありませんと。その中で子どもたちが知恵を借りながら、教師と一緒に考えながら、SDGsの手法をもって学校教育を変えていくようにそれぞれの学校で努めてくださいと、今、その段階でございまして、いろいろと取組が広がりつつあるのが現状です。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  1項目、最後です。ふれあい活動訪問はどの団体が実施されているんでしょうか。この活動はまさにこのウィズコロナの時代にはとても重要な、アウトリーチをしていく大事な事業だと思っておりますが、どの団体が実施されているか教えてください。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  それでは、実施されてみえる地区の自治会名について答弁させていただきたいと思います。  北勢地区2地区でございまして、麓村、加野、員弁地区2地区ございまして、みその団地、東一色、大安地区9地区ございまして、南金井、大井田、渕、出口、大門、山条、寺内、片樋、丹生川中、以上、13地区でございます。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  質問事項2に移ります。  暮らしの道標。  (1)1-3員弁庁舎の再利用。  ①いなべ東小学校の校舎内の図書館は、その後どう活用するのか。いわゆる小学校の図書館としての運用になるのか。  ②員弁庁舎の東棟を図書館として活用するとのことだが、建物の修繕等はどのくらいの費用がかかったのか。もし分かれば、現在進行形や今後の工事も含めてお示しください。  ③員弁庁舎を新たな視点で再活用し、皆様の社会活動の拠点になれば、とはどういうことでしょうか。  (2)1-10廃棄物の処理委託。  ①太平洋セメント株式会社藤原工場に処理を委託する内容の詳細は。  ②市管理施設の負担の軽減はどの程度と見込んでいらっしゃいますか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  小学校の図書室を利用するのかでございますが、東小学校図書室として利用させていただきます。  そして、移転にかかってどのぐらいの費用がかかったのかでございますが、員弁庁舎図書館移設及びトイレ改修工事で契約金額2,695万円、工期が3月12日までです。図書館移動運搬業務契約金額につきましては114万4,000円、工期が3月31日でございます。  続きまして、員弁庁舎を新たな視点で活用し、ということでございますけれども、昨年の5月にメシェレいなべとそういんが大安庁舎から員弁庁舎西棟に移転しました。令和3年3月1日にJAみえきた員弁支店が中央棟にオープンします。このJAの新しい支店は金融機関としての側面のほか、中央棟に設けた多目的スペースを活用し、書道教室、手芸教室などの文化活動も独自に始められると聞いています。  なお、4月からは、現在、いなべ老人福祉センター内にある市民活動センターが西棟に移転します。引き続き、市民活動を支援する拠点として活動するため、現在、移転に向けて準備を進めています。5月の連休明けには図書館も開館しますので、員弁庁舎は市の支所機能だけではなく、JAの店舗も含めた文化、福祉の複合施設として再活用します。  太平洋セメントに対する委託の詳細はでございますけども、あじさいクリーンセンターで発生した焼却灰と粗大ごみ場に搬入された畳、綿布団、不法投棄されたタイヤ、あじさいクリーンセンターで焼却処分を行っていました木質廃棄物、家具類、粗大ごみ場に搬入されております陶器類を委託させていただきたいと思います。  負担軽減はどの程度かでございますが、木質廃棄物については年間420トン、陶器類30トンを見込んでおります。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君に申し上げます。発言時間、残り10分弱です。  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  員弁庁舎、図書館とJA、メシェレ、市民活動センター、そういんさんなど、それぞれ機能が違う団体が入居することとなりますけども、出入口や人の動線など、セキュリティー上の対策はどのように取られる予定でしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  総務部長、水谷喜広君。 ○総務部長(水谷喜広君)  現在、庁舎全体を警備会社に委託して、機械警備を行っておるところです。  3月からは、JAみえきた員弁支店が独自に店舗部分のみに機械警備をかけられます。  動線につきましてですが、図書館を利用される方の出入口については、通常、東棟の南側の出入口から出入りしていただきます。また、中央棟の正面玄関から入って、東棟へ回ることもできます。  図書館が土日は開館し、月、火には休館ということから、図書館と共用部分の間についてはセキュリティーの必要性、また、利用される皆さんの利便性を考えながら、開館に向けて総務部、教育委員会で協議、検討を進めたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  図書館は平成26年から員弁東小学校の中に員弁コミュニティプラザから移転しました。当時、会派にて私も視察に伺いまして、担当課長や図書館の職員さんから小学校内に一般の図書館を併設するメリットを聞かせていただきまして、賛成をさせていただきました。  当時、公共施設の複合化はトレンドでもあり、それを先取りしたような施策でもありました。しかしながら、残念ながら、たくさんの児童が出入りする小学校で、警備の面であったりとか、利用時間の面で市民の方々に御不便をかけさせてしまったことは否めなかったと思います。そこで、今回の再移転でございます。当然ですが、もう失敗は許されないと思います。利便性の向上はもちろん、分野の違う団体が入居される員弁庁舎ですから、警備の面もしっかりと対策をしていただきたいと思って質問させていただきました。  質問事項3、安心の道標。  (1)4-3市道のゾーン30化。  昨年に引き続き、お尋ねします。  ①ゾーン30に指定される員弁西小学校区の具体的な場所は。  ②路肩整備をする場所の選定方法及び具体的にどんなことをするのか。  ③対象自治会、地域や小学校、PTA、子ども会等、通学路対策協議会との協議スケジュール及び周知方法は。  (2)4-5河川堆積土砂の撤去。  ①市が管理する河川についてのしゅんせつ工事は具体的にどの河川を予定しているのか。  ②そのしゅんせつ工事のスケジュールは。  お願いいたします。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ゾーン30につきましては、員弁西小学校区管内でございます。具体的には、地図か何かを配付させていただきますので、御覧いただけるとありがたいと思います。  路肩を整備する箇所につきましては、楚原北勢線幅員を5.5メートルに拡張して、小学校区側に1メートルのグリーンベルトを設置したいと思っております。  協議スケジュールでございますけども、笠田新田・下笠田自治会と員弁西小学校につきましては、令和2年11月にいなべ警察署交通課から説明をいただいております。  しゅんせつ土砂につきましては、令和3年度の工事予定は山神川、大井田地区、古田の奥之谷川を予定しております。  今後のスケジュールについては、詳細が必要であれば、現課より説明させます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  では、河川の今後のスケジュールの名称を、部長、お示しください。 ○議長(水谷治喜君)  建設部長、梶 正弘君。 ○建設部長(梶 正弘君)  現在、個別の河川のしゅんせつ地区については、今年度3月中を公表予定として取りまとめ中でございます。  現在、調査等が終わりました河川といたしましては、今、市長から御説明いただきましたように、令和3年度に予定しておりますのが、準用河川の山神川と奥之谷川でございますが、それ以外に、北勢町の小山谷川、西谷川、白谷川、牛ヶ谷川、藤原町の材木川、大杉谷川、宮之谷川、北勢町の赤川、大脇谷川、梶ケ坂谷川、悟入谷川等を今のところ予定しておりますが、これは堆積の状況が雨、降雪等によって状況も変わってまいりますので、また追加があったり、変更等は当然ございますので、それは逐次変更させていただいて、柔軟に対応していきたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  お聞きになった方が地元の河川があれば、その方は安心されることだと思いますけども、その河川を決定するには優先順位、危険度かなと思うんですけど、優先順位とかはどのように部内、課内で話し合われるんですか。 ○議長(水谷治喜君)  建設部長、梶 正弘君。 ○建設部長(梶 正弘君)  先ほど申しましたように、今回の河川のしゅんせつにつきましては、いなべ市管理河川維持管理修繕計画個別計画を策定いたしまして、起債事業でもございますので、そこできちんとした公表用の資料にもなりますけども、そういったものをつくりました中で、緊急性等総合的な判断をいたしまして、順位づけ等を決めていきたいと思いますし、最初につくったもので最後まで押し切るということではございませんので、各年度で状況等を見ながら柔軟に対応していきたいと思っております。 ○議長(水谷治喜君)  清水隆弘君。 ○10番(清水隆弘君)  コロナにおける市政について、安心の道標について、暮らしの道標についての三つについて代表質問をさせていただきました。  コロナに克って、新しい絆を構築して、持続可能なまちづくりを目指す。これ、先人の血のにじむような努力のおかげで、今の私たちの安全・安心な暮らし、便利な暮らしがあります。1ミリたりとも後退させてはいけません。先人が築き上げてくださった私たちのまち、いなべのたすきをかけながら生きています。このたすきを次の世代にしっかりとつなぎたい。そのためには、私たち大いに議論をして、課題を先送りするのではなくて、先取りをして、このウィズコロナの時代だからこそ、市民の不安を安心に変えていく、そんな市政が今まさに求められているのではないでしょうか。改革、改革だと声高に叫ぶのではなくて、まず守るべきものをしっかりと守り、縦糸をつないでいく。そして、時代に合わせて変えていくことは果敢に変えていく。そうです、伝統と創造の調和が肝要かと思います。私も創風会も、今後も全力で市政に取り組んでまいります。  議長のスムーズな議事進行、執行部の丁寧かつ誠実なる御答弁、また、御清聴いただきました皆様に感謝を申し上げまして、私の代表質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(水谷治喜君)  創風会、清水隆弘君の代表質問を終了します。  暫時休憩します。                午前 11時03分 休憩                午後  1時00分 再開 ○議長(水谷治喜君)  会議を再開いたします。  休憩前に続き、代表質問を行います。  次に、質問順位3番、政和会、新山英洋君。  6番、新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  政和会の新山でございます。本来ですと、川瀬利夫議員がここに立って代表質問を行う予定でございましたけれども、悲しい出来事によって、代わりに私が務めさせていただくことになりました。まだなかなかこの現実というものが受け入れられず、今でも元気な声が聞こえてきそうな感じがしております。生前、同じ会派の私たちには、議会とはどうあるべきか、議員とはどうあるべきかと熱心に指導していただいておりました。なかなかこれまでその教えを実践できてきたか、また、これから実践できるのか分かりませんけれども、その教えを常に頭に入れて、これからの議員生活務めていきたいなと思っております。  今回の質問は、川瀬議員だったらどういうような質問をするだろうかとか、そういったことを考えてただしていきたいなと思っております。  では、早速、進めさせていただきます。  質問事項1でございます。学びの道標として、体を動かす楽しさについて。  これからこの事業が進んでいくということでございますけれども、冒険の森がもたらす児童や教職員への影響。どうしても教育ですと、いいものは取り入れていくと。なかなか増えるばっかりで、削っていく、減らしていく作業がないように感じるわけですけれども、いいものはだんだん取り入れていただくのはいいんですけれども、それが児童であったりとか、また、先生に負担になってこないのかという意味でこの質問をさせていただきます。  お願いします。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  児童生徒、教職員に関わることですので、私から答弁させていただきます。  まず、児童生徒にもたらす影響からでございますけれども、午前中に市長からもありましたように、カウンセリングをベースにアドベンチャープログラム、冒険体験教育の手法や考え方を用いて体験活動を行うわけですけども、児童生徒にとっては、自分と向き合って、自分の壁に挑戦して、そして仲間と対話しながら、協力して人とのつながりを実感していく、その中で信頼関係を築いていくという、人として成長、発達に欠かせない多くの学びが得られるものだと、このプログラムの可能性はあります。  早くからこのアドベンチャープログラムに取り組んでいる実践者は、このことはすごく、私、気に入ったんですけども、人間としての度量の大きさや視野の広さ、包容力など、人としての器を大きくする教育であるんだということを力説されていました。  また、この体験活動といいますのは、取組を通して、今、よく言われてます自己肯定感や自己有用感が高まっていって、社会の中で自分がどのような役割を果たしていくのか、人とどのように関わって、協力して社会をつくっていくのかというような、これから次世代の育成にもつながっていく考え方でございます。
     このアドベンチャープログラムでは、当然ながら体を動かす活動が中心となりますが、私どもは、日常生活の中で活用できるこのアドベンチャープログラムの考え方が非常に大事だと考えています。考え方というのは、どんな場面でも生かすことができるからです。  例えば普段の生活でやれなかったことができるようになった、できなかったことができるようなった、ちょっと背伸びすれば、ちょっとジャンプすれば届くことにチャレンジすることが全てアドベンチャーだなと。ちょっと荒っぽい言い方をしますが、教育というのはそんなものではないかなと。できることばかりじゃなくて、ちょっと難しいことに挑戦する。ちょっと危険なことに挑戦する。そのことによって自分の可能性が広がっていくというような、心理的な冒険という意味も含まれている概念ではないかなと思います。  したがって、冒険の森の施設の中で行われる、もちろん自然の中で行う体験は非常に有効な効果的な学びになると思いますけれども、施設を利用しなくても、小学校、中学校の体育館や運動場で行えるプログラムもありますので、日常的な取組も可能かなと考えております。  続いて、教職員への影響についてでございますが、このアドベンチャープログラム、冒険の体験教育は理念と手法がありますので、これを習得していく、学んでいくためには、それなりの学習も必要となってきますので、このことで新たな負担感を感じる教職員もいることと想定しております。  ただ、子どもたちがこの新たな課題に仲間とともに挑戦していくことは、この理念や考え方は、現在、学校で取り組んでいる課題解決学習とか、探求学習とか、学級集団づくりなどとぴったりの活動かなと思ってますし、この考え方は以前からも存在していたもので、全く目新しい考え方ではございませんので、なじんでいくのかなと感じてます。  また、午前中にも話しましたけども、1月に出されました最新の中教審の答申では、このコロナ感染症に伴って、学びの保障の部分で遠隔やオンラインなどの個別最適化の学びとともに、対面指導であったり、子ども同士の学び合いとか、地域社会での多様な体験活動など、リアルな体験を通して学ぶことの重要性が改めて述べられております。  したがって、教職員にとっても社会とつながっていく協働的な学びを指導する有効的な教育手段を学べる機会となると思いますし、このプログラムにはお互いにコミュニケーションを取りながらグループで学んでいくという、まさに改訂されました学習指導要領の柱でありますアクティブラーニングの手法そのものでございますので、理解も得られやすいんではないかと思います。  ただ、やっぱり負担感もあると思いますので、現場の状況を考えながら、共感を得ながら、無理のない導入を図っていきたいと考えてます。ちょっと長くなって申し訳ありません。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  この事業といいますか、取組というのは、この間、ちょっと説明あったかもしれませんが、大体どれぐらいの時間、カリキュラムの日数を予定されているのかお教えください。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  冒険の森の中で活動するのは、年間、場所も離れていますので、そんな回数はできないと思います。ただ、考え方そのものについては、一般の授業についても利用できますので、ただ、冒険の森での活動となりますと、やっぱり学校の全体年間計画もありますので、どの程度の時間を位置づけるかにつきましては、これから2年かけてじっくり議論しながら、各学校の無理のない年間計画の中に入れ込んでいきたいなと考えております。  例えば学期初めの集団づくりが必要な時期とか、各学期の終わりのちょっと授業が一息ついてという時期に活動ができたらなと、今のところ考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  こういった同様の取組をしている自治体とか事例というのはあるんでしょうか。あればお教えください。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  恐らく県内にはこのような取組を先進的にやっているところはないと思うんですけども、例えば古くから、先ほど私が話しました人間としての器を大きくするんだというような権威の方に聞きますと、宮城県の仙台なんかはそのような教育に取り組んでいることも聞いたことがありますし、国が目指そうとする教育の中に、教員採用試験、そして教員になったときの研修として、このような体験教育のプログラムが教員養成にも入ってくることを文科省もちらつかせていますので、これから注目がある教育だと考えています。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  そうすると、将来的にはそういった先生たちを育てるというか、そういう場としても考えてみえるということでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  教育長、小川専哉君。 ○教育長(小川専哉君)  当初はやっぱり誰でも素人でございますので、専門家、ファシリテーターというか、インストラクターに教えていただくということですが、やっぱり自前で教職員がふだんの学校の生活の中でも指導できなきゃいけませんので、考えていきたいなと思ってます。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  これからまた進められるということで、議会も説明をいただくと思いますので、またその際はよろしくお願いいたします。  では、次に行かせていただきます。  質問事項2、安心の道標として、ひきこもり支援「瑠璃庵」についてでございます。  (1)ひきこもり支援の現状と課題をお答えください。  (2)今後新設される瑠璃庵の運営はどうされるのかお答えください。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ひきこもり支援の現状と課題はで、現状でございますけど、ひきこもり支援はこれまで生活困窮者自立支援制度の就労準備支援事業、くらしサポートセンター縁で相談支援や訪問支援をやってきました。また、専門機関の北勢病院へひきこもりサポート事業を委託して、相談事業の支援を行ってきました。  ひきこもり相談件数は、昨年度は30件、今年度は20件となっています。  課題は、ひきこもりの方は精神疾病などの保健医療に関する場合、働くことなどの社会参加に関する不安、経済的な生活困窮などの課題を複合的に抱えてらっしゃる方が多いもんですから、支援の長期化、そして、支援が必要な方の早期の把握が非常に難しいという課題があります。  瑠璃庵の運営はということですけども、ひきこもり支援センターのひきこもりの専門的な相談窓口として、また、訪問支援によるひきこもり状態にある方の早期発見、継続的な支援の実施をいなべ市社会福祉協議会へ委託を行って、実施していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  先ほど市長お答えいただきました課題のところで、把握するのが難しいというところがありましたけれども、その原因となっているもの、その要因は何か、担当の方、お答えいただけると。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  原因といいますか、把握がなかなかしにくいのは、子どもから継続してきている場合であれば、早期的に把握させていただくこともできると思いますけれども、例えば中高年でひきこもりになられた、仕事でつまずいたとか、人間関係でつまずかれた場合は、なかなか把握がしにくい状況にございまして、おうちにこもってみえる方も、その辺が病気的という認識もないところもありまして、なかなか地域にもあまり出てこれないというところで、大変把握はしにくい状況にあろうかなと感じております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  そうしますと、今後、そういった問題を解決していくための何か手段は、今、お考えでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  まずは市長も答えていただきましたように、ひきこもりの専門の窓口を設置させていただくことに今回なりまして、これを市民に広報とかいなべ10等を利用して発信させていただくとともに、関係機関の設置につきまして市から説明に上がり、民生委員、福祉委員会にも設置の状況をお伝えし、早期から情報を寄せていただく、アウトリーチができる形で、今後、取り組んでいきたいと思っております。子どもの部分については、学校でも把握してございますので、18歳、15歳になりますと、その後、継続的なもので福祉部の関わりも深くなってまいりますので、連携させていただいて、一元的に事業が行っていけたらと思っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  それでは、その中にこれまで定期的に毎月1回開催されてきた集いの場「まかろん」について、ざっくりで結構ですので、活動報告なんかを教えていただけると。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  施政方針でも書かれていますように、集いの場「まかろん」につきましては、社会福祉協議会の事業で月1回開催してみえます。それには主に家族の方、それから支援を行っていく方向で、月1回、継続的にさせてきていただいた経緯がございます。  4月以降は、センターを設置させていただきまして、社会福祉協議会に委託も考えているところで、まかろんの事業と連携しながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  これまでの大体相談件数みたいなものは、今、お分かりになられますか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  相談件数もかなり少ないんですけれども、今のところ、継続させていただいているのは1件と聞いております。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  先ほど市長も継続的に、長期的に行っていかなきゃいけないということで、たしか大安駅の心のホットステーションは地域おこし協力隊がやられていたかと思うんですけど、この辺の現状も併せてお答えいただけると。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  大安で設置させていただいている心のホットステーションは、地域おこし協力隊により社会復帰に向けた生活訓練を行っていただいておりまして、その方がこの3月でちょうど3年たってしまう状況になります。今後も引き続き、その方とも連携を取りながら、その事業については進めてまいりたいと思いますし、現在、件数につきましては把握させていただいておりませんので、申し上げることができません。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  そうしますと、地域おこし協力隊としての任期が終わって、この後もということですけども、どういう形で継続していただくのかお答えください。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  その地域おこし協力隊は、片方でNPO法人も立ち上げておみえでして、このNPO法人と連携を取っていきたいと考えてございます。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  それはマイナスにはならない、きちっとプラスになると理解して、今までと変わらず事業を進めていただけるということでよろしいでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  おっしゃられたとおり、マイナスにならず、継続的でございますので、一資源として連携も取らせていただきたいと考えてございます。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  やはり継続して行っていくことが大事だと思いますので、どうしても任期のある地域おこし協力隊がこれからまた新しくやられる場合もあるかと思うんですけど、何かそういったことを、例えば社協とか一本化していくという予定はあるのでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  関係機関におきましては、一本化することではなくて、お互いのネットワークをつくりながら、情報を一元化していき、その方のケアにどう向き合ったらいいのか、どういう段階を踏んで社会復帰をしていただくかというところを、ネットワークをつくりながらやっていきたいと考えてございます。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  瑠璃庵ですけれども、各町にいろいろあると思うんですけれども、町での各施設との連携みたいなものは行われるのかどうか。 ○議長(水谷治喜君)  福祉部長、伊藤俊樹君。 ○福祉部長(伊藤俊樹君)  今回、ひきこもり支援センターにつきましては、そこをまず拠点という形で置かせていただく。先ほども言いましたように、専門の窓口とか、ひきこもりの方をどう支援していったらいいのかというネットワークの中心にもさせていただいて、連携を図りたいと考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  私も身近なところでいろいろひきこもりの方がみえるんだとか、そういうお話を伺っておりますし、御家族の方もどこへお願いしたらいいのか分からない方もいらっしゃるので、またその辺のPRも積極的に進めていっていただきたいなと思っております。  次、質問事項3に移らせていただきます。  ここからは、生業の道標として、(1)水田の有効活用について、いろいろ飼料用米の作付を増やすとありますので、この辺についての計画をお聞きいたします。  (2)獣害に強い作物でございます。  先ほどの方も質問ありましたけれども、例えばソバであったりとか薬草、新たに藍に取り組まれるということですけれども、これらについての手段と目標、どの程度の作付面積をするのかをお答えください。  (3)農業の働き方改革についてです。  半農半Xについて具体的な手段と目標をお教えください。  (4)グリーンクリエイティブいなべの推進についてでございます。  こちらはテレビであったりとか、新聞でも取り上げていただいて、こちらから広報するというよりも、マスコミが取材をしてくれると。それぐらい大きく成長した事業であると思いますけれども、これについてのこれまでの評価はどのようなものかお答えください。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  水田の活用につきましては、水稲につきましては消費者や実需者に対応できる安全で安心できる高品質な良食味米を減農薬、減化学肥料を特徴にして栽培に取り組んでいきたいと思っております。  飼料用米は水稲以外に作付が適さない水田もあり、畜産農家からの需要もありますので、契約栽培を基本として作付面積の拡大に取り組んでいきたいと思っております。  輸入量が多い麦、大豆につきましては、国産の供給が不足しておる現状ですので、契約栽培を基本として作付面積の拡大に努めていきたいと思います。  ソバにつきましては、ブランド化ということで推進してまいりました。作付面積につきましても、積極的に拡大をお願いしていきたいと思っております。  ハト麦、キャベツにつきましても、作付面積の拡大に取り組んでいきたいと思っております。  獣害に強い作物でカノコソウに取り組んでおります。それと藍を含めて今年は取り組んでいけたらと思います。カノコソウにつきましては、10軒の農家、27アールで栽培をしていただくようにお願いしたいと思います。九鬼産業に出荷をしております。今年の春から40アールに拡大していきたいと思います。藍については全く計画が立っておりませんので、目標と言われれば、40アールぐらいというしかないのかなと思っております。  農業の働き方改革につきましては、人・農地プランに基づきまして、担い手による農地の集積を積極的に進めたいと思います。政府も言っておりますが、所得向上につきましても、県の農業改良普及センターなどの協力を得ながら、経営分析、経営改善の提案をしていけたらと思います。  新たなライフスタイルで半農半X、これは政府が言っている言葉でございますけれども、農業と他の仕事を組み合わせた働き方改革を提案させていただけたらと。移住と併せて、何らかの形で情報発信できればと考えております。  グリーンクリエイティブいなべの評価につきましては、御存じのように、マスコミ等いろいろ取り上げられております。いなべの魅力や可能性を全国に広く発信し、知名度を向上させているものと自負しております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  それでは、水田の有効活用についてですけれども、先ほど市長お答えになられたかあれですけれども、飼料用米の作付の計画している面積、何か具体的な数字があればお教えください。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  飼料米でございますけど、先ほど市長が申し上げましたように、水稲以外作付ができないような水田も含めてでございますけど、令和2年産につきましては、270ヘクタールほどの作付面積でございます。
     以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  これからも増やされるということですけれども、参画していただける農家のめどは立っているんでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  この作付をしていただける農家は認定農業者の担い手、それから集落営農を取り組んでいただいておる方々でございます。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  年齢的にはどうですか。しばらくずっと継続してやっていただけるような方々なんでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  年齢的にも問題ありませんし、水稲を作付する機械をそのまま活用できますので、無駄な設備投資も必要ございません。需要のある限り続けていきたいと考えております。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  その場合、販路はどうされるんでしょうか。御自身で開拓されるのか、また、市で協力していくのか、お答えください。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  これはえさの製造メーカーと個人的に契約をしてみえる方もおみえになります。大部分がJAを通じて契約していただいておるのが現状でございます。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  それに加えて、市単独で何らかの補助金は出す予定はあるんでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  現在、市からの上乗せ助成は考えておりません。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  分かりました。では、二つ目に移ります。  ソバなんかはそば祭りが一つのいなべ市のブランドになったわけですけれども、薬草の現状をお教えください。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  薬草につきましては、2018年から試験栽培で取り組んでまいりました。2021年から本格的に栽培を始めるということで、当初、1農家で試験栽培を始めたわけでございますけど、それ以降、いろいろ獣害で苦しんでおる集落にお邪魔させていただいて、今年、作付は10農家に増えた形でございます。  また、カノコソウにつきましては、大体10アール当たり150キロから200キロ収穫できる形です。収穫して、洗浄して、乾燥して、乾燥後に大体150キロぐらいになると。単価が令和2年のものにつきましては、1キロ当たり4,000円の実績でございます。  今後も、試験栽培が終わりましたので、栽培マニュアルを策定しまして、広く参加していただける方を募っていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  そういう意味では、どれぐらいの面積で採算が取れていくのかをお教えください。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  個人差もございますけど、大体10アールであれば、令和2年の単価でいきますと、1反当り60万円から80万円になります。作業時間でございますけど、少し多くなりまして、年間10アール当たり500時間ぐらいかかるという試算もさせていただいておりますので、それをもって皆さんに勧めていきたいと考えております。  また、出口対策として、医薬品製造許可を取られておる九鬼産業株式会社が全面的に100%購入していただけるルートづくりもできておりますので、安心してつくっていただけると考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  それでは、三つ目の農業の働き方改革についてでございます。  ここにも新規就農者を支援するとあるわけですけれども、具体的に今まで行われてみえる支援策をお教えください。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  新たに農業を始めたい方が市役所、農協、三重県農業改良普及センターを訪ねてくるケースがほとんどでございます。三重県と農協、市が一つのチームを組みまして、その方々への支援、いろいろな補助制度とか、今後の経営の計画をつくったり、また、営農を継続していただくための相談窓口といった形で設けております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  あともう一つ、その箇所で、半農半X、私も同じような立場やと思うんですけど、ここに示されているほかの仕事と組み合わせた働き方、これは具体的にどういった例があるか教えていただけると。 ○議長(水谷治喜君)  農林商工部長、岡本浩一君。 ○農林商工部長(岡本浩一君)  この半農半Xという言葉なんですが、1990年代後半ぐらいから幸せ経済社会研究所の塩見さんが提唱されまして、仕事なり趣味をしながら半自給的な農業をするスタイルが半農半Xの内容でございます。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  では、最後のグリーンクリエイティブいなべの推進でございます。  先ほど市長からも評価を答えていただいたんですけれども、まちづくり法人もまだできて間がないと思うんですけれども、そのあたりの法人の事業実績があればお答えください。 ○議長(水谷治喜君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  一般社団法人グリーンクリエイティブいなべの実績といたしまして、目新しいところでは、先般、軽トラックのモバイル-ヒュッテのイベントを行いましたけども、ダイハツとの連携によるモバイル-ヒュッテ事業が上げられるのかなと思っております。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  今、モバイル-ヒュッテ、ダイハツとの軽トラの事業やと思うんですけど、いつだったか、新聞でも出ておったと思うんですけど、そのときに実証実験なんかも兼ねてるんだよということでしたけども、その実証実験結果が出ていれば、どのようなものかお答えください。 ○議長(水谷治喜君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  まだ正式な実証実験結果は出てございません。先般のイベントで、私が参加させていただいた部分においては、まず、立田公園で開催していただいたわけなんですけども、モバイル-ヒュッテ5台がそこに乗り込むことによって、以前まではただ何の施設もない公園やったものが、そこの場と空間というか、時間がすごく大きく変化いたしました。非常ににぎわいというか、コロナウイルスの関係で参加者を制限はしておったんですけども、すごくにぎわい、期待ができるような空間に変わりました。  実証実験につきましては、これからも回数を重ねていく中で、最終的に結果を取りまとめていきたいと考えております。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  私も個人的に自分の商売の中で取引があるんですけど、具体的に名前はあれですけれども、例えばプリン屋さんとか、スコーン屋さんとか、これからもまだそれは続くと思うんですけど、例えば大きく投資をして、店舗を構えて、そこからお客さん、ファンをつけていくという、これは従来のやり方やと思うんですけれども、プリン屋さんとかスコーン屋さん、今はちょっとコロナでなかなかマルシェなんかも減ってきていますけれども、そういうところでずっと出品、出店されてて、そのときにファンがついている。そして、今回、新たに店舗を設けられたと。店を出したときには、既にこれまでのお客さん、ファンがついていると。非常に商売の形というか、商売を進めるときの形が今までと変わってきたな、すごいなと思っているんですけれども、そういったときにも、この軽トラはまた有効かなと思うんですけれども、また、こういう模範となるお店屋さん、プリン屋さんやスコーン屋さんのようにいきたいという場合に、例えば個人の軽トラの使用とかは可能なのかどうかお教えください。 ○議長(水谷治喜君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  まず、今年度と令和3年度は実証実験を行っていきたいなと思います。その実証実験を踏まえて、今、おっしゃいました一般利用も検討していきたいと考えております。 ○議長(水谷治喜君)  新山英洋君。 ○6番(新山英洋君)  いい成功例がありますので、ぜひともまた個人の方でも使用できるような方向へ持っていっていただきたいなと思っております。  グリーンクリエイティブもそうですけれども、これからまだまだコロナで大変な時代が続くと思いますけれども、二度と不幸な出来事が起こらないよう、コロナと共存、共栄でこれからもまた事業を進めていっていただきたいなと思っております。  以上で、政和会の代表質問を終わります。 ○議長(水谷治喜君)  政和会、新山英洋君の代表質問を終了します。  ここで、暫時休憩します。                午後  1時46分 休憩                午後  2時00分 再開 ○議長(水谷治喜君)  会議を再開いたします。  休憩前に続き、代表質問を行います。  最後に、質問順位4番、日本共産党いなべ市議団、衣笠民子君。  13番、衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  13番議員、日本共産党の衣笠民子でございます。  このたび、同僚議員である川瀬議員がお亡くなりになったことは、本当に悲しいことです。心からのお悔やみと御冥福をお祈りしたいと思います。17人になりましたけれども、しっかりと市政のチェックができるよう頑張っていきたいと思います。  それでは、通告書に従って、コロナ感染症感染拡大防止について、計画的な施設管理、整備、事業実施について、全ての人が生き生きと暮らせるいなべ市に、以上、3項目にわたって日本共産党いなべ市議団を代表して代表質問を行います。  まず、1、コロナ感染症感染拡大防止についてお聞きいたします。  三重県のコロナ感染症の状況は、医療機関や介護施設でクラスターが発生している特徴があります。まだいなべ市ではそのような状況にはありませんが、あり得ないという立場でなく、警戒する必要があります。医療、介護、保育施設など、密着が避けがたい施設の職員や利用者の定期的なPCR検査体制を取る考えについてお聞かせください。  1項目はこれです。よろしくお願いします。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  定期的なPCR検査体制を取ることに関して、いなべ市は独自で判断することができる事項ではございません。厚生労働省から各都道府県、保健所設置市、特別区に対して通達が出ております。そういうものに関して地域の実情に応じて定めていくことということで、実施団体は各都道府県にございます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  普通の感染症の対応は、市長が言うように保健所の所管であり、それはそのとおりだと思います。  しかし、今回の新型コロナ感染症は世界的パンデミック、感染拡大であり、従来どおりの考え、対応ではいけない事態だと思います。  ワクチン接種が順次始まるわけですが、厚労省もワクチンによる発症予防効果は臨床実験で確認されているが、感染予防効果については明らかになっていないとしています。ワクチン頼みでなく、並行して無症状感染者を含めた検査を広げることが感染の波を起こさない危機管理だと思いますが、市長はそのことについてはどう思われますか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  これは保健所の所管であり、我々の及ぶべきものではないと考えております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  相変わらず保健所の仕事でということですけれども、やはり感染を広げないためには、身近な自治体が保健所や県と相談しながらできることをしていくことが大事だと思います。実証するのは県が主体かもしれませんが、医療、介護、保育施設など、密着が避けがたい施設の職員や利用者の定期的なPCR検査が必要に応じてできるように、実施できる計画をつくっておく、こうしたことが危機管理だと思います。  また、社会的検査の費用は全額国費でされるべきものだとは思いますけれども、各自治体に新型コロナ感染症対策地方創生臨時交付金もあるので、必要に応じて、そうした柔軟な対応が必要ではないかと思います。実施できる計画をつくる考えはありませんか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  このことに関連し、厚生労働省から都道府県、保健所設置市、特別区に対し、9月15日から1月22日までの間に、複数回にわたり通知がなされ、その内容はおおむねこの程度でございます。感染者が多発している地域やクラスターが発生している地域においては、感染者が1人も発生していない施設であっても、医療機関、高齢者施設等に勤務する職員、入院・入所者全員を対象に一斉定期的な検査を行うようお願いする。これは感染者が多発している地域でございます。いなべ市は多発している地域ではございません。対象となる施設の種別、対象者、対象地域、頻度などを都道府県等において、地域の実情に応じて定めていくこととなっております。ですから、これも都道府県からの指示でございます。実施団体については、各都道府県等において適切に定めてくださいということですので、各都道府県でございます。全て各都道府県が主になっております。  いなべ市が勝手に動くことについては、保健所を逆に混乱させることになりますので、保健所との協議を進めて、保健所に協力させていただくのが我々の立場だと思っております。あえていなべ市だけもっと拡大してPCR検査をと保健所長にお願いしたら、保健所がただでさえ働き方が困難であるのに、余計に仕事を増やすことになります。なお、いなべ市については感染者が少ない、クラスターも発生していない状況で、何でPCR検査をおまえのところだけやらなあかんのかという反論が来るに決まってますので、そういうトラブルは避けたいと思っております。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  私も何も保健所の邪魔をしろと言ってるわけではありません。今、新型コロナ感染症に関しては、国の対応は適切であるかといえば、いろんなことが後手に回ったりとか、問題を抱えています。そういう中で、やはり科学的知見では、医療機関、介護施設、保育所など、密着が避けがたいところでは、しっかりと社会的検査を定期的に行うことで、感染の広がり、クラスターの防止ができることが科学的知見として出ています。だからこそ、計画だけでも、危機管理として考えておく必要があるのではないかということを重ねて提案しておきます。  それでは、大項目の2番目に移らせていただきます。  次に、2、計画的な施設管理、整備、事業実施について、5点にわたってお聞きいたします。  (1)冒険の森について、5点お聞きいたします。  ①株式会社冒険の森から地域おこし企業人を派遣してもらうのは、令和2年12月定例会で予算がついて以降となるわけですが、それ以前のいつから提案を受けていたのでしょうか。  ②いなべ市では事業を行うとき、どのような段階で民間から提案を受けているのでしょうか。  ③事業決定前から提案を受けていた民間が、その事業の委託を受けたり指定管理者になったりすることはあるのでしょうか。  ④令和2年11月20日の全員協議会で行政から出された資料1-2トリアス(コース一覧)は、旧大安庁舎に屋内施設として設置するものなのでしょうか。
     ⑤学校教育として冒険の森をどのように利用するのかお聞かせください。  (2)市民温水プールについて、2点お聞きいたします。  ①施政方針に授業と並行して一般のスイミングスクールとしても活用し、とありますが、学校水泳授業と一般使用は同時に行うのでしょうか。どのような関係になるのかお聞かせください。  ②市民温水プールのランニングコストはどのくらいと見積もっているのかお聞かせください。  ③指定管理料、学校使用の際の指導業務の委託料はどのくらいと見積もっているのかお聞かせください。  (3)宇賀渓キャンプ場について、2点お聞きいたします。  ①宇賀渓キャンプ場は公共施設なのか。  ②宇賀渓キャンプ場整備の事業総額は。市単独事業部分の総額は。お聞かせください。  (4)員弁庁舎について、2点お聞きいたします。  ①今回の施政方針で旧員弁庁舎の活用が決まりましたが、いなべ市公共施設等総合管理計画にある個別計画が立てられていたのでしょうか。  ②旧大安庁舎、旧北勢庁舎の再活用についてはどうなっているのかお聞かせください。  (5)藍染めについて、2点お聞きいたします。  ①藍染めの計画と今後の展望は。  ②令和3年2月10日の全員協議会における藍染めプロジェクトの説明で、中央児童センターまるさんかくしかくは利用することになるかもしれないので、当面解体はしないことになったとのことでした。解体の方向を出した経過と、解体をやめるに至った経過をお聞かせください。  大項目2は以上です。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  冒険の森についていつ頃提案を受けたのかの御質問に対してですけども、そもそも全国的な課題として、いなべ市は元気づくりということで、高齢者の週2回の運動を広く進めています。全国的にも先進的にやらせていただいております。健康寿命を延ばすためには、幼少期から運動を習慣化して、体を動かすことが心地よいと感じ、自ら継続的に運動することが、幼少期、青少年期から、働く皆さんも必要なんです。そういうことが一つの課題としてありました。  もう一つは、中学校のクラブ活動は教員の負担感があります。小学校については、コーディネーショントレーニングをやっておりますので、コーディネーショントレーニングの中学校版はないのですかと、いろいろな方にずっと問いかけてきました。  そこで、帝塚山大学心理学の先生だった宮川治樹先生に行き着いたわけです。その方からアドバイスを口頭とか本ではいただいたんですが、なかなか理解しにくいものですから、実際に講習会のような形でやっていただく必要がありました。少し置いた形で、その後に冒険の森の取締役に就任されたんです。ですから、いろんな形で提案を受けて、冒険の森という言葉を出させていただいてます。もともとはアドベンチャーベイスドカウンセリングという学問的な分野に行き着いた形です。それを教えていただいたんで、そのアドベンチャーベイスドカウンセリングを利用した教育的な育成を何とかできればなということで、冒険の森のいろいろな今の事業に行き着いている形です。それ以前から提案を受けていたかは、はるか前から提案は受けていますし、逆にこちらから求めていました。  どのような段階で民間から提案を受けているのかの②の質問ですが、日常的に民間から提案を受けております。  例を挙げます。ごみ処理、リサイクルに関しては太平洋セメントから、かみっこ広場は北勢商事から受けております。公共交通に関して、バスの運行や鉄道は三岐鉄道から受けております。人事管理制度については、産業能率大学から受けております。統合型GISについては、国際興業から受けております。農業公園の枯れ草処理については、自然応用化学から受けております。トマトの栽培はアグリッド、浅井農園から受けております。イチゴの栽培はイオンアグリ創造から、シイタケと障がい者の雇用については藤田椎茸園から受けております。  ぱっと考えて、様々なことを民間からの提案も含めて事業はしているということです。民間からの提案がなければ、公務員だけでは知り得ない情報が物すごくあるわけです。ですから、民間の皆さんと一緒になって活性化に向けてすることは、政府の地方創生の考え方でもあります。  続きまして、指定管理者になったりするのか、これはあり得ます。事業内容が複数の民間事業者にも受託可能なものであれば、契約管理のルールにのっとって登録指名審査を行って、一般競争入札とかプロポーザル方式の入札で決定するわけです。事業内容がその事業者のみしかできない唯一無二の存在であれば、民間事業者に事業を委託する場合もあり得るということです。  トリアスのコースについては、屋内施設はこういうものもありますよと御紹介だけさせていただいただけで、現段階としては全く白紙でございます。  次に、学校教育の分野で私から言わせてもらいます。アドベンチャープログラムについて、森に施設を設置して体験する場合と、学校の体育館などを利用して小学校でやる場合と二通りあるということです。森を活動の場とするときは、年間計画に活動日数を位置づけて、郊外活動として実施することになります。小中学校の体育館などを利用する場合は、体育科の特別活動、総合的な学習の時間やクラブ活動において取り組むことが考えられるわけです。いろんな場合が考えられますので、今後、インストラクターでなければできないのであれば、限定した形ですけど、教職員が賛同を得て、習熟されて、一般の授業の中でもアドベンチャーベイスドプログラムを実践できるのであれば、より広く学校の体育館など、いろいろなところでできるということです。  とりあえずは、冒険の森とか様々なところでアドベンチャープログラムの専門的な指導をいただいている方に講師として来ていただいて、実行していきたいと思っております。  続きまして、温水プールについて、温水プールは市民と同時に行うのかどうかですが、設計はプロポーザル方式でやります。その際に、あとの経営などもプロポーザル中に入っているわけです。ここで市が思っていることをあからさまにするのは、今、提案を待っているところですので、非常に難しい時期であると御認識いただきたいと思います。  私どもは、よりよい提案に従って設計していきたいと思いますので、今、小学校の生徒と一般の人も一緒だとか、違うんだとか、料金を幾らぐらいに設定するか、指定管理料を幾ら払うとかは、ちょっと差し控えさせていただけるとありがたいと思います。  逆に言うと、プロポーザルで設計者から提案を受けて、その中で設計者を決めていく。設計者には、必ず実施できる事業体と一緒になって実施可能な提案をしてくださいとお願いしております。実施できない案を書いてもらったら困りますので、実施できるようなということで提案をお願いしております。今のところは白紙でございます。  キャンプ場は公有財産でございます。土地は七大字生産森林組合の所有権があります。今後新しく建てるキャンプ場については、公有財産として市が管理をしていく形です。  予算についても、市単独部分の総額という言葉に二通りありまして、起債で市の負担部分もあります。単なる表向きの一般財源という形であれば、総額が7億7,300万円です。それに対して約2億5,600万円が市単独事業という形で出てまいります。起債とか、それの市負担分があるわけです。総務省から起債に対して交付税で返ってくるとか、そういったものを除いて、市単独の実質市の負担額は2億9,100万円相当です。地方債も含めた実質市の負担額は2億9,100万円で、表向きの市単独事業の一般財源枠は2億5,600万円です。  員弁庁舎についての個別計画は立てておりませんし、立てる必要がございません。個別計画は長寿命化計画で、修繕をいつのタイミングでするかといった計画と同様だと思ってください。市として継続的に使用しなくてはいけないあじさいクリーンセンターのようなところは、修繕計画を立てて、いろいろ計画的にやっていかざるを得ないんですが、場所を変えたらいいものについては、長寿命化計画は必要がないですから、員弁町についても建ててませんし、大安町、北勢町についても建てておりませんので、計画はございません。  藍染めについての今後の計画ですが、先ほども申しましたように、獣害対策という形と、今、ちょうど藍がテレビドラマでも少し人気が出てきましたので、藍で獣害対策を含め、いなべのブランドにできればなと思います。  まるさんかくしかくを廃止した理由は、保健センターができました。まるさんかくしかくでやっておられた療育が保健センターでできるようになり、保健センターとしての機能はそこで終了しましたので、解体予算を立てさせていただきました。藍染めの方にお聞きしますと、これは将来、もしも使えるのであれば使っていきたいというお話もありました。解体予算は市の一般財源ですので、今、壊す必然性といいますか、もしも将来使えるのであれば、補助金を利用して修理をさせていただきながら、使えるほうがいいでしょう。次の何か手だてで補助金をもらって壊せるのであれば、それのほうがいいでしょうということで、今、動いて大きなメリットがない状況ですから、少し待たせていただいたらということで御提案させていただいている状況です。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  まず、冒険の森からお聞きいたします。  市内各学校の児童生徒が使うこともあると。場所的に一つなので、温水プールと同様に、もし児童生徒が使うことになると、移動方法、時間の確保が必要になるという問題がこの冒険の森にも起こってきます。  先ほど来の話ですと、各学校の体育館や各学校でもできるんじゃないかというお話もありました。その辺がはっきりしないんですけど、各学校でできるならば、この大安中学校隣接地にこの冒険の森を造る意味はどこにあるんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  アドベンチャーカウンセリングは、オリンピックの強化選手の合宿などでもチームビルディングということで使われています。そういった方にちょっとお聞きしたんですが、この間も体育館の中で研修はさせていただきました。ですけど、本当に自然の中でやったほうが分かりやすい、研修としてやりやすいとおっしゃっておられました。通常の体育館、運動場などでもできますけども、ちょっと高い木の上に登っただけで、少しわくわくするじゃないですか。そういったものを利用して、共感であったり、自主性であったり、協調性であったり、そういうものの研修ができればと思いますので、施設はあったほうがいいんだと。ですけど、常にそこである必要はないんで、そこで学んで、その応用を体育館でできればいいのかなと。全ての学校の近くで造る必要もないかも分かりません。簡易であれば造ってもいいと思います。そこのところは分からないという感じです。教育に対して応用しているところがないんです。昔から言われていて、アメリカなんかではずっと心理学ということでこの分野は発達しているんですけども、日本はスポーツとかスポーツの指導者について、皆さんが経験値、自分が先輩とかから学んできたトレーニング方法をそのまま伝えているのが多いんです。そうじゃなくて、そこに科学のメスを入れるような形で、オリンピックの強化選手もやってみえる感じになると。できる限り、分かりやすい状況であれば、ある程度の施設が必要であろうということで、大安の森を一つのモデルにさせていただいて、教職員の研修もそこでさせていただいて、各学校に持っていくとか、いろんな分野に応用するときに、研修場所という形でできればなと思ってます。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  冒険の森、大安中学隣接森林アドベンチャープログラムコースは、今のお話ですと、いなべ市内外の指導者の研修にも使われるということでしょうか。確認です。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  はい。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  スクリーン資料をお願いします。  この資料は、令和2年11月20日の全員協議会で出された資料1-3、冒険の森におけるアドベンチャープログラムの考え方とプログラム提供に関する考え方(案)2020年1月10日付のものです。料金表の資料が5ページについてました。指定管理者がこの資料にあるような料金を取る事業を行うんでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  指定管理制度をどうのこうのに至るのかどうかは分かりませんが、今のあった料金体系は、冒険の森が全く違う施設でやっている場合の料金表でございます。それをいなべ市にそのまま当てはめるつもりは全くありません。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  これ、いなべ市に対して株式会社冒険の森から提案された資料で、全員協議会で私ども議員も行政から頂いた資料の5ページにあるものです。私もこれがそのままだとはもちろん思ってませんけれども、行政が参考資料としてつけてきたんだから、研修になるときには、こういうような料金を取る事業なのかなとお聞きしてるんです。だからそれを答えてほしいのと、指定管理者になるという話は、12月議会で答弁を求めたときに、指定管理者だというふうな行政側からの答弁があったのを基に言っています。 ○議長(水谷治喜君)  市長、質問の確認の発言をしてください。 ○市長(日沖 靖君)  質問が分かりません。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  このままがそうだとは思いませんが、こういうふうに指定管理者が料金を取る事業なんですか。市内外の指導者の研修に使うときには、こうした料金を取る事業なんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  料金を取れるだけの価値のあるプログラムだということです。取る、取らない、どうするかというのは全く決まっておりません。いなべ市の大安町に冒険の森ができたとして、企業なりどこかのチームがそこで研修をやりたいと。いなべ市に縁もゆかりもないところから何か使いたいとなった場合、それは無料でどうぞといったほうがいいのか、料金を多少でも取らせていただいて維持管理に充てたほうがいいのか、そのときは議論させていただいたらいいのかなと思ったりもします。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  温水プールのことについてお聞きします。  授業と並行して一般のスイミングスクールとしても活用しと、今回の施政方針に書かれていたので、同時に使うのかと私はお聞きしたわけです。しかし、それを固定してしまうと、プロポーザルに影響を来すという先ほどの御答弁でした。プロポーザルに参加するところは数者あるんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  1次審査をクリアされたのは4者です。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  市民温水プール事業は建設を市が税金でします。先ほどの答弁ですと、ランニングコスト分は指定管理料や学校使用の際の指導業務の委託料として市が税金で負担すると、今までのやり取りの中ではそのように思ってますけれども、市民の利用料が指定管理者、民間の収益、もうけとなる仕組みだと思うんです。それなら、公設民営でなくても、公設公営なら、民間の利益、もうけ分が市の収入になりますよね。それで市民の利用料を低くすることもできるし、市の収益にもなるんですけど、公設民営にする必要があるんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  武士の商法という言葉を御存じですか。今のいなべ市の職員はビジネス経験のある人は非常に少ないんです。そういう方にあえて不慣れな運営をお願いしたほうがいいのか、それとも、民間で経験のある方にお任せしたほうがいいのか、明白だと私は思いますので、いろいろな事業は実際やられる事業体と一緒になってやらないと、何事もうまくいかない。  北勢線にしてもそうです。廃線というときに三岐鉄道にお願いに行ったわけです。そしたら、公設で市町村が経営すればいいじゃないかと。できますかという話です。民間は民間のノウハウがあって、やってこられた経験と知恵を行政にも生かすべきだと思っております。  先ほどの市民と子どもたちが一緒かどうかという話ですけど、市民も利用していただきたい。だけど、教育現場として一緒だったら困るのかどうかは、ある程度、様子を見ないと分からないんです。だから、それはプロポーザルも経て、学校の先生がやりながらじゃないと難しいということです。私に今、答弁を求めても無理です。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  宇賀渓キャンプ場のことをお聞きします。  宇賀渓キャンプ場は公設民営で指定管理者制度というわけじゃないんですよね。建物は市のものだが、七大字生産森林組合に無償貸与して、民設民営ということなんですか。無償貸与ですよね、違うんですか。どういう関係なんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  土地は七大字生産森林組合です。建てるのは市が建てます。公有財産です。運営は運営で第三者機関にお願いします。これも市の職員が経営するわけではないですし、七大字生産森林組合もそんなノウハウはありません。ノウハウのあるところに委託せざるを得ないと私は思ってます。まだ決まってませんし、これは私の個人的な考えかもしれませんけども、まだそこまで詰め切れていません。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  もう一度、確認させてください。  建物は公有財産、つまり市のもので、土地を持っているのは森林組合で、市と森林組合とはまた別の方に運営は指定管理者にするんですか、業務委託にするんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  旧コテージのあったところに行く途中のところで土砂崩れのおそれのある現場がありましたので、そこは補助金を出して観光協会経由で地元の業者に直していただきました。それと多分ごちゃごちゃになっておられるのかなと思います。土地は補助金を出し七大字生産森林組合で直していただきました。今度、建てるのはあくまでも公有財産です。運営については、委託契約になるのか、指定管理者制度になるのかについては、今後、詰めていく必要があろうかと思います。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  宇賀渓キャンプ場に税金で建物を建てるんですよね。その管理がどこがするかは決まってないけれども、事業を進めてるんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  全部決めたら皆さん怒るじゃないですか。それは今後の話です。温泉事業も苦労したのは、結局、運営母体が決まってなかった。最初は元気クラブでしたけど、そこから大新東に変わり、自主運営に変わり、いろいろ変遷してきました。実際のこの分野で運営できる方に委託をしていきたいと思います。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君に申し上げます。発言時間、残り11分です。  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  員弁庁舎のことに移ります。  市民活動センターが員弁庁舎に移転することは、今日の代表質問で初めて知りました。どういう検討で、市民活動センターの移転が決定されたのかお聞かせください。 ○議長(水谷治喜君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  まず、員弁庁舎がいろんな計画でJAとか図書館を集約していく中で、既にそういんとかメシェレいなべもお入りであります。市民活動や社会活動の拠点となるように、まさしく市民活動は社会活動の拠点ですので、そういう意味から員弁庁舎に移転させていただきました。  もちろん移転に当たりましては、団体であるいなべ市民クラブと使い方とかいろんな形を協議いたしました。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  先ほど員弁庁舎についても、大安庁舎、北勢庁舎についても、個別計画を立てる必要はないと市長はおっしゃいました。しかし、いなべ市公共施設等総合管理計画はいなべ市のつくったものですよね。この19ページにフォローアップ実施方針ということで、PDCAサイクル、計画、実施、検証、改善、このサイクルが書かれている一番最初の計画のところで、まず、この一番大きな公共施設等総合管理計画がつくられました。次には個別計画と、もう一つ並んで長寿命化計画と書かれているんです。だからここに書かれている公共施設は、個別計画や長寿命化計画がまず立てられて、管理されていくんじゃないんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  違います。必要ございません。
     以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  市長は全てにおいて個別計画は必要じゃないと思ってるみたいで、それが問題だと私はこの間、指摘をしてきたわけです。だって、そうでしょ。員弁庁舎も市民活動センター知らん間に変わっとったみたいな話で、全然これ議会がチェックできないという、こんなんでいいのかなと本当に思います。  次に、藍染めのところの児童センターまるさんかくしかくのこともちょっとお聞きしますけど、これの個別化計画はあるんですか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  大安児童センターについての個別計画はございません。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  だからやっぱり問題が起こるんですよ。解体費用が議会に提案されて、可決されたんですよ。そのときに解体をしなければならないと行政が説明して、議会は納得して議決したと。今度は、さっきの答弁すごい軽い答弁でしたけど、この議会で解体することやめたから、解体費用を削除する補正予算が出てます。また、議会はそれに沿って議決をするんですけど、議会議決はそんなに軽いものなんですか、市長。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  児童センターについては、解体してくださいという地元からの要望はございません。むしろ地元からはグラウンドゴルフのときのトイレとして使えるようにならないかというお話は来ております。  今も管理はさせてもらってますけど、解体をしますと、跡地の管理が余計広く発生します。先ほども申しましたように、単費で補助金はありません。ですから、もう少し待って、様子が分かったときに、できれば補助金を使いながら再利用、壊すにしても、何か補助金を使いながら、新しいものに生まれ変わることができれば、市としても助かるということで、お願いを議員の皆さんにしている状況でございます。失礼しました。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  じゃあよく検討してから、解体費用を計上したんですよ。議会通ったんですよ。そこのところをもう一回よく考えてください。  では、最後の大項目3に行きます。  全ての人が生き生きと暮らせるいなべ市にということで、2点お聞きします。  (1)福祉医療費助成について、3点お聞きします。  ①福祉医療費助成の対象は、障がい者、一人親家庭、子どもです。今回の拡充は精神障害2級の通院分の自己負担分の半額助成の追加ですが、拡充範囲をこのように選んだ経過、理由をお聞かせください。  ②今後、福祉医療費助成拡大の予定、スケジュールをお聞かせください。  ③現在、福祉医療費助成のうち、償還払いでなく、窓口無料にしているのは未就学児に限られていますが、今回拡充される障がい者医療費は助成分が窓口無料でしょうか。  (2)障がい者のグループホームについて2点お聞きします。  ①直近に整備された障がい者のグループホーム大安ぴあハウスは公設民営です。今回も旧大安老人福祉センター用地に公設民営の計画でした。しかし、先行して民設民営、運営法人を支援となり、変わりました。旧大安老人福祉センターに公設民営の計画であったものと、今回、先行して民設民営、運営法人の支援でつくられる障がい者のグループホームの関係をお聞かせください。  ②今後、公設民営の障がい者のグループホーム建設の予定はあるのかお聞かせください。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。  時間が残り僅かですので、簡潔にお願いします。 ○市長(日沖 靖君)  障がい者2級の通院につきましては、いなべ市として取組をしてなかったものですから、今回、新たに助成をさせていただくものでございます。  障がい者のグループホームにつきましては、今回は補助金の関係でやらせていただきました。民設民営なのか、公設民営なのかというのは、補助があるかないか。大安中央保育園は民設に対する補助でさせていただきました、そのほうが有利でしたから。どっちが有利かということで判断させていただいておりますので、今後、公設民営なのか、民設民営なのかは、そのときの補助、どちらが有利かで変わってくるということです。 ○議長(水谷治喜君)  1番、福祉医療助成についても簡潔に。 ○市長(日沖 靖君)  当面現状維持で、両方ともよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  ③は償還払いじゃなくて、窓口無料なのかという質問ですけど、窓口無料じゃないんですよね。  いなべ市で、今回、県の制度以上のことをするわけですけれども、いなべ市で現在県の制度以上の福祉医療費助成をしているものは何があるのかお聞かせください、部長。 ○議長(水谷治喜君)  市民部長、杉山義文君。 ○市民部長(杉山義文君)  市単独の上乗せ実施についての御質問ですが、対象者の範囲を、子ども医療費につきましては、県制度12歳年度末までを15歳年度末まで、障害者医療費につきましては、県制度身体障害者3級までを4級まで、また、知的障がいIQ35以下までをIQ50以下までとして上乗せ実施をしております。  そして、今回、県制度精神障がい1級通院を2級通院の負担額2分の1を助成させていただく予定にしてございます。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  このようにいなべ市では県の制度だけじゃなくて、福祉医療費助成制度は県でも市でも上乗せをしています。これまでも私は子どもの医療費助成所得制限の撤廃を提案してきました。対象は約290人、5%、600万円で可能です。償還払いでなく、窓口無料の提案も行ってきました。障がい者の人の医療費も含めて、福祉医療費助成制度は償還払いじゃなくて、窓口で無料にぜひしていただきたいということを求めまして、これで質問を終わります。 ○議長(水谷治喜君)  日本共産党いなべ市議団、衣笠民子君の代表質問を終了します。  以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  なお、次回は3月3日午前9時に再開し、一般質問を行います。  それでは、これにて散会いたします。               (午後 2時53分 散会)         地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。                いなべ市議会議長                いなべ市議会署名議員                いなべ市議会署名議員...