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令和 3年第1回定例会(第1日 2月18日)
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  1. いなべ市議会 2021-02-18
    令和 3年第1回定例会(第1日 2月18日)


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    令和 3年第1回定例会(第1日 2月18日)                    令和3年               いなべ市議会(第1回)定例会               令和3年2月18日(木曜日)   開会(開議)の宣告 日程第 1        会議録署名議員の指名 日程第 2        会期の決定 日程第 3        諸般の報告 日程第 4        施政方針 日程第 5 承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度いな              べ市一般会計補正予算(第7号)) 日程第 6 諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることに              ついて 日程第 7 諮問第 2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることに              ついて 日程第 8 諮問第 3号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることに              ついて 日程第 9 同意第 1号 いなべ市教育長の任命につき同意を求めることについて 日程第10 同意第 2号 いなべ市固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同
                 意を求めることについて 日程第11 議案第 1号 いなべ市公の施設の名称の整備に関する条例の制定につ              いて 日程第12 議案第 2号 いなべ市行政手続における押印を廃止する条例の制定に              ついて 日程第13 議案第 3号 いなべ市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正す              る条例の制定について 日程第14 議案第 4号 いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定につ              いて 日程第15 議案第 5号 いなべ市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及              び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条              例の制定について 日程第16 議案第 6号 いなべ市老人福祉センター等設置及び管理に関する条例              の一部を改正する条例の制定について 日程第17 議案第 7号 いなべ市図書館条例の一部を改正する条例の制定につい              て 日程第18 議案第 8号 いなべ市幼稚園条例を廃止する条例の制定について 日程第19 議案第 9号 いなべ市教育集会所条例を廃止する条例の制定について 日程第20 議案第10号 財産の取得について(しゅんせつ土処分場用地) 日程第21 議案第11号 いなべ市道路線の認定について 日程第22 議案第12号 いなべ市道路線の廃止について 日程第23 議案第13号 令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号) 日程第24 議案第14号 令和2年度いなべ市国民健康保険特別会計補正予算(第              3号) 日程第25 議案第15号 令和2年度いなべ市後期高齢者医療特別会計補正予算              (第2号) 日程第26 議案第16号 令和2年度いなべ市介護保険特別会計補正予算(第4号) 日程第27 議案第17号 令和3年度いなべ市一般会計予算 日程第28 議案第18号 令和3年度いなべ市国民健康保険特別会計予算 日程第29 議案第19号 令和3年度いなべ市後期高齢者医療特別会計予算 日程第30 議案第20号 令和3年度いなべ市介護保険特別会計予算 日程第31 議案第21号 令和3年度いなべ市水道事業会計予算 日程第32 議案第22号 令和3年度いなべ市下水道事業会計予算 日程第33        請願について 2 出席議員     1番 西 井 真理子        10番 清 水 隆 弘     2番 篠 原 史 紀        11番 欠 員     3番 片 山 秀 樹        12番 水 谷 治 喜     4番 原 田 敬 司        13番 衣 笠 民 子     5番 神 谷   篤        14番 鈴 木 順 子     6番 新 山 英 洋        15番 岡   英 昭     7番 伊 藤 智 子        16番 位 田 まさ子     8番 小 川 幹 則        17番 林   正 男     9番 岡   恒 和        18番 種 村 正 已 3 欠席議員    な し 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名 市長          日 沖   靖   副市長         岡   正 光 教育長         小 川 専 哉   企画部長        長 﨑 十九八 総務部長        水 谷 喜 広   都市整備部長      梅 山 浩 幸 市民部長        杉 山 義 文   環境部長        二 井 真 作 福祉部長        伊 藤 俊 樹   健康こども部長     舘   康 平 農林商工部長      岡 本 浩 一   建設部長        梶   正 弘 水道部長        出 口 日佐男   会計管理者       和 波 孝 明 教育次長        伊 藤 彰 浩   国体推進事務局長    渡 邊 真 澄 監査委員事務局長    太 田 一 秋 5 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長兼議事課長 鈴 木   訓   議事課課長補佐     寺 園 妙 子 議事課課長補佐     城 野 雅 子               (午前 9時00分 開会) ○議長(水谷治喜君)  おはようございます。本日は、令和3年第1回いなべ市議会定例会に御出席をいただき、ありがとうございます。  出席議員が定足数に達しておりますので、令和3年第1回いなべ市議会定例会を開会いたします。  CTYから撮影の申し込みがありましたので、それを許可いたしました。  本日の日程は、お手元に配付の議事日程により進めてまいります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、2番、篠原史紀君、3番、片山秀樹君を指名いたします。  日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から3月23日までの34日間といたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から3月23日までの34日間と決しました。  日程第3、諸般の報告を行います。  議長の会議等についての報告、議員派遣に関する報告及び監査委員からの例月出納検査の結果報告を諸報告つづりとしてお手元に配付いたしましたので、御了承願います。  議会運営委員会において定数の欠員が生じたことから、いなべ市議会委員会条例第8条第1項の規定により、原田敬司議員を補充指名いたしました。  日程第4、施政方針を行います。  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  皆さん、おはようございます。本日ここに、令和3年第1回いなべ市議会定例会を招集しましたところ、議員の皆さんには早朝より御参集を賜り、心よりお礼を申し上げます。日頃、市政発展のために御尽力いただいておりますことに厚くお礼を申し上げたいと思います。  それでは、施設方針を、一部変更がありますけども、朗読をさせていただきます。  【コロナに克つ】  新型コロナウイルス対策では、様々な分野で御協力いただいておりますことに深く感謝を申し上げます。特に医療に従事されている皆様には、献身的な御尽力をいただいておりますことに心よりお礼申し上げます。  藤原町の聖宝寺に「さるのおんがえし」という民話が残されています。平安の昔、疫病で苦しんでいる村を通りがかったお坊さん最澄が、疫病が治まるよう天にお祈りしました。すると、観音様の声が聞こえ、そのお告げのとおり、村人とお坊さんに助けられた猿たちが力を合わせて観音堂を建て、お祈りを続けたところ、疫病は治まり、平和が戻ったというお話です。  人類の歴史は疫病との闘いの歴史でもあります。昔は神仏にお祈りするしかありませんでしたが、今は医療が大きな力を発揮しています。しかし、昔も今も疫病を退治するには一人一人の協力が欠かせません。引き続き、皆様の御理解、御協力をお願いします。  【ワクチン接種】  新型コロナウイルスワクチン接種医療従事者から先行して開始し、市民の皆様には4月上旬を目途に、高齢者から順に接種いただけるよう準備を進めます。いなべ総合病院の全面的な協力により、病院を集団接種会場に提供していただけることになりました。通常の医療と並行してワクチン接種に多くの医療スタッフを動員いただくことになり、病院を挙げての御協力に深く感謝を申し上げます。  【デジタル化の推進】  コロナ禍で経済的にも精神的にも厳しい状況に直面しておられる皆様に、国からの補助を得ながら最大限の支援に努めます。  しかし、コロナ禍で世の中は大きな転換期を迎えています。既存の枠にとらわれない新たな発想で新たな事業を起こすチャンスとも言えます。いなべ市は社会の潮流を見極め、一歩先の改革を進めます。  その一つが行政のデジタル化です。特に、いなべ市はマイナンバーカードの普及に力を入れ、令和3年2月1日時点の交付率は38.7%と全国平均の25.2%を大きく上回り県内1位、全国の市区の中で4位と高い普及率を誇っています。マイナンバーカードはコンビニでの証明書発行に活用できるほか、健康保険証運転免許証との一体化も予定されており、早急な申請をお願いします。  また、市役所に来ていただかなくても済ませることができる手続を増やし、事務の簡素化や押印の廃止を進めます。  教育分野でも、いなべ市は小中学校で電子黒板とタブレットを活用したICT教育をいち早く導入しており、各家庭でのオンライン学習を行えるICT環境を整備し、家庭学習の充実にも努めます。  【冒険体験教育】  ICT教育と家庭でのオンライン学習の活用は、個別最適化の教育に大きく貢献します。しかし、集団として支え合う力の育成も必要です。そこで、森の中に冒険心をかき立てるコースを造り、仲間同士が支え合いながら課題を乗り越えていくわくわくする教育を株式会社冒険の森と提携して進めます。
     また、各保育園で実施している野外体験保育では、園児たちの生き生きとした姿が見られ、自己肯定感の醸成に効果を発揮しています。  それらの活動の舞台となる森林は地域の地権者からお借りし、整備する必要があります。皆様の御理解と御協力をお願いします。  里山を野生動物の楽園として放置するのではなく、次代を担う子どもたちの教育や保育の場に、さらには市民の心と体の健康づくりの場としても再生します。  【温暖化対策】  地球の温暖化は各地で豪雪や豪雨をもたらし、甚大な被害を発生させています。いなべ市では、一昨年9月の豪雨被害を受けて県の急傾斜地崩壊対策工事が始まり、復旧が進んでいます。ほかにも、放置された森林が土砂災害や河川氾濫の原因となっていることから、森林環境譲与税とみえ森と緑の県民税を活用して整備を実施するとともに、電力事業者とも協力し、道路や電線の破損の原因となり得る樹木の伐採を実施します。  また、夏場の気温上昇により屋外プールの使用が制限され、小学校の水泳授業を十分実施することが難しくなってきました。そこで、老朽化した大安老人福祉センターを解体し、その跡地に屋内の温水プールを建設することで、小学生の水泳授業を確保します。授業と並行して一般のスイミングスクールとしても活用し、子どもたちの「泳げる自信」と市民の健康増進を図ります。  【SDGs未来都市】(SDGs=持続可能な開発目標)  いなべ市は一昨年、全国で6番目のフェアトレードタウンに認定され、昨年は全国10自治体が選ばれる「自治体SDGsモデル事業」の採択を受けました。SDGs未来都市としてSDGs認定制度を推進し、SDGsに取り組む市内の団体の増加を図ります。  また、管理されず放置された広大な森林に新たな価値を提案し、森林の整備と山辺の活用を進めます。自然(グリーン)と向き合い、個性を生かした創造性(クリエイティブ)のある過ごし方・暮らし方を発信し、共鳴する人たちが集い、新たな価値観やビジネスを生み出す「グリーンクリエイティブ」なまちづくりを進めます。  具体的には、老朽化した宇賀渓キャンプ場を世界的なアウトドアメーカーのノルディスクと提携して再構築し、家族や友人とともにほっと癒される心地よい過ごし方・暮らし方(デンマークではHyggeヒュッゲ)をいなべ市から発信します。農業公園では敷地の一画にトレーラーハウスを置き、クラインガルデンを活用した自動車での旅(カーツーリズム)を始めます。  また、スノーピークが提唱する「野遊び」の一翼を担い、「野遊びSDGs」として石榑のドロマイト鉱山跡地などを活用したグランピングも計画し、世界的なトップリゾートの構築を目指します。  【新しい絆】  コロナ禍で地域のふれあい活動が制限され、孤立化が進んでいます。支援が必要な人の情報をいち早くつかむため、「ふれあい訪問活動」を支援するとともに、各自治会の福祉委員会の設置を促し、介護・障がい・子育て・困窮といった複合的な生活課題を様々な立場で重層的に対応する「包括的な支援体制」の構築に努めます。  その一環として暮らしの保健室を拡充し、「病院に行くまでではないけど、誰かに相談したい人」、「家族の介護で困っている人」、また、「具体的な悩みや相談事がない人」でも、ふらっと立ち寄れる居場所づくりを進めます。  【財政状況】  【健全財政の維持】  令和3年度の一般会計予算は、昨年度より6億円多い216億円を計上しました。新型コロナウイルス対策を最優先に投資的経費を抑え、国からの防災対策や地方創生、外部人材など、様々な補助事業を有効に活用し、健全財政を維持しつつ、市民の安心と将来に希望の持てる予算としました。  【市税収入の減少】  市税収入は新型コロナウイルスの影響を考慮し、昨年度よりも4億円少ない87億円を見込みました。個人市民税は6%少ない23億円、法人市民税は税率の引下げもあり、33%少ない4億円、固定資産税は地価の下落による減収と近年続いた企業の活発な設備投資がコロナ禍などの影響により足踏み状態となったため、4,000万円少ない55億円を見込みました。  【基金の活用】  新型コロナウイルス対策を初め、高齢化による社会保障費の増大など、歳出が増加する要素が多く、不足する財源は基金の取崩しで対応します。したがって、令和3年度末の全会計の基金の合計は84億円と合併以前の水準に戻り、同じく全会計の地方債の残高も394億円と合併以前の水準に戻ります。  合併前、各町が競うように進めてきた下水道事業の地方債の残高が、合併により保育園や学校、新庁舎の建設に置き換わりました。その地方債の残高も減少を続けており、健全財政の維持に努めます。  【歳出予算】  1 【暮らしの道標】  1-1【マイナンバーカードの普及】  社会保障・税番号制度により、個人番号の利用が本格的に開始されました。令和3年3月からはマイナンバーカード健康保険証として利用できるようになり、令和5年3月までにおおむね全ての医療機関や薬局での導入を目指して準備が進められています。そして、令和5年には戸籍事務への個人番号の導入、令和7年には運転免許証としての利用も計画されています。市民の利便性の向上と行政の効率化を図るため、今後ますます活用範囲が拡大されるマイナンバーカードの普及促進に努めます。  1-2【福祉医療の拡充】  福祉医療助成制度は国の制度を超えて子どもや障がい者の医療費を助成する制度で、未就学児の窓口現物給付(無料化)を実施するとともに、障がい者医療費については、令和3年9月から精神障害の対象者を「1級通院分」から「1級または2級通院分」に拡大し、2級の人の自己負担額の半額助成を追加します。  1-3【員弁庁舎の再活用】  現在、員弁図書館員弁東小学校の校舎の中に設置しているため、開館日や時間が制限され、利用者に不便をかけています。そこで、員弁図書館を員弁庁舎の東棟に移転し、5月の連休明けから貸出業務を再開します。  また、JAみえきたの笠田支店と大泉支店が統合され「JAみえきた員弁支店」となり、3月1日に員弁庁舎の中央棟に移転します。員弁庁舎を新たな視点で再活用し、皆様の社会活動の拠点になればと考えています。  1-4【元気みらい都市いなべ】  2001年から取り組んでいる元気づくりシステムはコロナ禍で活動が難しくなっているものの、各自治会の公民館などを活用し、地域の元気リーダーが先頭に立ち、週2回、運動を取り入れた楽しい集いを実施しています。このシステムは全国に広がり、地域の健康増進に大きく貢献しています。今回、一般社団法人地域社会活性化支援機構の協力を得て、健康データの解析などを行うことで、運動と健康増進の関係や効果を立証し、全世代型の健康増進システムの構築を進めます。  1-5【水道施設の整備】  いなべ市の水道施設は、地形的特徴から取水・配水池・ポンプ施設が多く、69か所もの施設があり、さらに総延長650キロメートルを超える管路が布設されています。施設はおおむね耐震性が確保されていますが、管路の耐震化率は低く、順に更新が必要です。  また、火災発生時など水道水の需要と供給のバランスが崩れたときに、ほかの水源地から水を供給できるよう、水道水源と配水池・配水管のネットワーク化が必要です。  そこで、石榑北山配水池の敷地内にもう一基配水池を増設し、二基体制とすることで配水池の容量を増やします。  また、宇賀新田水源地の水不足を解消するため、大泉水源地の取水量の余力を生かし、中継池となる大井田配水池の送水ポンプを補強し、宇賀配水池への送水管を整備します。  さらに、員弁川に建設中の(仮称)いなべ大橋に水道の配水管を添架し、大安町と員弁町を結ぶ配水管のネットワーク化を進めます。  1-6【農業集落排水公共下水道への編入】  農業集落排水施設は老朽化と処理規模が小さいために、維持管理費が割高になっています。そこで、既に公共下水道へ編入した中里南部処理区を除き、現存する11地区の農業集落排水区域のうち、3区域を公共下水道へ編入を進めています。貝野川右岸処理区は令和2年度に工事に着手しており、令和4年の編入、東貝野処理区は令和6年度の編入を目標に作業を進めています。中津原処理区は早期に着工できるよう関係機関との協議を進めます。  1-7【あじさいクリーンセンターの機能強化】  令和3年度より、員弁町分の廃棄物の処理が桑名広域清掃事業組合からあじさいクリーンセンターに移管されます。その処理量の増加に対応するため、これまでストックヤードの設置や延長運転の準備を進めてきました。さらに、設備の消耗が激しい箇所を早めに補修し、施設の適正な運用と延命処置を図ります。  1-8【プラスチック資源循環促進法】  家庭のプラスチックごみは、これまで容器包装リサイクル法に基づき、ペットボトルやプラスチック製の容器と包装のみを分別回収し、その他のプラスチック製品は可燃物として処理してきました。  しかし、国はプラスチックごみによる汚染防止の強化から新たな法律を制定し、令和4年度からはバケツや洗面器など容器包装以外のプラスチック単一素材でできた製品もリサイクルの対象とすることが予想されます。他のリサイクル品目の啓発と併せ、再度、分別収集の啓発や指導に努めます。  1-9【藤原最終処分場の整備】  いなべ市の廃ガラス・陶磁器類の最終処分場は、現在、大安町と藤原町の2か所で運営していますが、大安最終処分場の残余容量は僅かで、近い将来、埋立処分ができるのは藤原最終処分場のみとなります。  そこで、藤原最終処分場内を整備し、埋立処分容量の確保に努めるとともに、搬入の危険箇所をなくし、安全性の確保を図ります。  さらに、この事業は大規模災害時に発生する廃棄物の一時保管場所の確保にもつながり、災害に強いまちづくりを進めます。  1-10【廃棄物の処理委託】  粗大ごみ場に搬入された家具などの木質廃棄物は可燃物としてあじさいクリーンセンターで焼却処分していますが、今後は綿布団や畳と同様に、太平洋セメント藤原工場に処理を委託します。粗大ごみ場に搬入された木質廃棄物をチップ化し、コンテナにためて搬出します。  また、セメント原料になり得る陶器製の廃棄物も試験的に処理を委託し、市管理施設の負担を軽減します。  2 【育みの道標】  2-1【妊婦の歯科健診の助成】  妊娠中はホルモン分泌の変化によりむし歯や歯周病にかかりやすくなり、歯の疾病は早産のリスクを高めます。妊婦の歯科健診に助成を行い、妊娠期から子育て期にわたる歯科保健の切れ目ない支援体制を整備します。  2-2【チャイルドサポートの拡充】  いなべブランドの一つとなっているチャイルドサポートは、発達に心配や不安を感じる子どもたちの支援をライフサイクルに合わせて途切れることなく実施しています。  一昨年に完成した保健センターでは、専門職による発達に関する相談や未就学児を中心とした療育教室が本格化しています。さらに、指導資格のある保育士(発達障がい支援システムアドバイザー)が3人体制になったことで、国の助成を得られることになりました。  また、いなべ市のチャイルドサポート事業を設立当初より指導いただいている専門家に地域おこし企業人として参画いただき、財政支援を受けながらさらなる充実を図ります。  2-3【子どもを虐待から守る】  悲惨な児童虐待事件が後を絶たず、大きな社会問題となっています。都道府県の児童相談所だけでは対応が難しいと判断した国は児童福祉法を改正し、市町村が主体となって継続的に寄り添い、支援する拠点(子ども家庭総合支援拠点)を整備するよう求めました。この拠点を整備するには専門資格を持つ複数の職員が必要となりますが、いなべ市は昨年10月から家庭児童相談室に拠点を設置し、運営を開始しています。  一時保護や児童養護施設への入所など、法的指導の権限は児童相談所にあり、市は養育など子どもに関する相談や在宅支援を担います。  また、自治体をまたぐ移動により支援の情報が伝わらず、虐待を見逃す原因となったことから、全国共通の「要保護児童等に関する情報共通システム」が構築されました。  いなべ市もこのシステムを活用し、児童相談所や該当する市町村との連絡調整を強化し、虐待防止に取り組みます。  3 【学びの道標】  3-1【いなべの学校づくり】  いなべ市は伝統的に「一人一人を大切にする教育」を実践し、「豊かな心」を育んできました。令和元年度の全国学力・学習状況調査の結果でも、「自分にはよいところがある」と自己肯定感のある子が約8割、「人が困っているときは進んで助ける」子が9割以上と、全国平均を大きく上回っています。  学校はコロナ禍で過去に例のない難しい運営に直面していますが、いなべ市はいち早く小中学校に電子黒板と1人1台のタブレットを導入し、各家庭でのオンライン学習も行えるICT環境を整備しており、家庭学習の充実にも努めています。  「確かな学力」の定着には学校で受けた授業の復習が必要です。学び舎事業や放課後児童クラブの協力も得ながら、家庭での学習や読書の習慣化に努めます。  3-2【地域の教育力】  「好きこそ物の上手なれ」といいますが、誰しも興味のあることには進んで取り組み、上達も早く、さらに熱心に打ち込みます。土日や春・夏休みの子どもたちの居場所として始まった放課後子ども教室では、ダンスや能楽、工作やお菓子作りなど、学校では経験できない様々な教室が開かれています。  また、各学校でも1,000人を超える学援隊の皆様に交通安全や校庭の管理、学校行事に御協力いただいております。  全国学力・学習状況調査の結果によると、「地域の行事に参加する」子は約7割と、全国平均の約5割よりもはるかに高く、「地域や社会をよくするために考える」子も約5割と、全国平均の約4割よりも高くなっており、地域の皆様が地域の子どもたちを育んでいることが分かります。それが「いなべの教育」の底力だと思います。  3-3【体を動かす楽しさ】  健やかな体を育むには、幼少期から運動を習慣化し、体を動かすことが心地よいと感じ、自ら継続することが重要です。いなべ市の小学校では「鬼ごっこ」など、遊びの感覚で楽しく体を動かす「コーディネーション・トレーニング」を授業に取り入れています。これはスポーツや競技ではなく、優劣を競わない運動です。しかし、「コーディネーション・トレーニング」が最も効果的で必要とされる時期は5歳から12歳と言われています。そこで、アドベンチャー(冒険)という手法を取り入れたプログラムを冒険の森と提携して進めます。このプログラムは全ての世代に対応でき、オリンピック選手の強化にも用いられています。これらの体験を通して体を動かす楽しさを実感し、運動の習慣化を広めます。  3-4【楽器寄附がふるさとづくり大賞】  ふるさと納税の仕組みを活用した楽器寄附の取組が令和2年度の「ふるさとづくり大賞」総務大臣表彰を受賞しました。全国から寄附いただいたトランペットやフルートなど計80本ものすばらしい楽器は、楽器不足で困っていた大安中学校吹奏楽部などですてきな音色を響かせています。お礼は子どもたちの感謝の手紙とコンサートへの招待状です。昨年は市役所前の大庇バウムで野外コンサートを行い、「寄附楽器が奏でる感謝のメロディー」が聴衆を魅了しました。  3-5【三重とこわか国体】  いなべ市ではハンドボール競技と自転車競技が行われます。ハンドボール競技は9月25日から28日、員弁運動公園体育館で開催し、9月25日は北勢中学校体育館でも行われます。  自転車競技は、成年男子・少年男子・女子の3種目を10月3日にTOJの周回コースで開催します。  今までに経験のない全国規模の大会であるため、大会の運営には多くのボランティアが必要です。広く市民の参加を呼びかけ、大会の成功とスポーツの普及に努めます。  4 【安心の道標】  4-1【ひきこもり支援 瑠璃庵(るりあん)】  旧阿下喜幼稚園を改修し、4月から「いなべ市ひきこもり支援センター瑠璃庵」を開設します。従来、社会福祉協議会では、毎月1回、「集いの場まかろん」を開催し、主に家族の相談支援をしてきましたが、今後は家族との相談と本人の居場所を兼ねた常設の支援拠点として社会福祉協議会に委託します。  不登校の「ふれあい教室」に来られない児童生徒から生活のしづらさを感じる青壮年・高齢者まで、全ての世代に寄り添い、課題解決の糸口を探り、自宅から社会への一歩を踏み出せる支援を進めます。  また、この支援センターには一般の身近な相談窓口である「いなべ暮らしの保健室」の分室も設置し、お互いに連携しながら新たな事業を進めます。  4-2【障がい者のグループホーム】  保護者からの要望が強い障がい者のグループホームについては、旧三里保育園の跡地に定員10人のグループホームの施設を令和4年4月に開所できるよう運営法人を支援します。  また、このホームを中核として、近隣の民家を活用した「サテライト型住居」の設置を進め、本人の個性に合った暮らし方を提供します。  4-3【市道ゾーン30事業】  幅員の狭い生活道路における歩行者などの安全確保を目的に、自動車の速度規制と路肩整備などの安全対策を組み合わせた国の交付金事業を進めます。令和3年度は員弁西小学校周辺の測量設計を行い、令和5年度の完成を目指します。  4-4【ハザードマップの更新】  近年、想定を超える自然災害が多発しており、国は啓発の方法を変え、まず「自ら命を守る行動」を促しています。そのためには、市民一人一人が想定される危険を把握し、適切な行動が取れる心構えが必要です。  そこで、いなべ市は新たなハザードマップと防災ガイドブックを配布します。ハザードマップには、土石流や地滑りの危険箇所、土砂災害の警戒区域、河川の浸水想定区域、河川の氾濫で家屋が倒壊する危険のある区域を明示し、防災意識の向上に努めます。  また、新たな調査で十社小学校の周辺が土砂災害の警戒区域に指定されたことから、十社小学校を避難所から外し、阿下喜小学校、田辺農業振興センター、川原多目的集会所を避難所に指定しました。  4-5【河川堆積土砂の撤去】  河川の氾濫による浸水被害が各地で頻発しており、河川の堆積土砂の撤去が急がれています。そこで、国は令和2年度から5年間の緊急浚渫推進事業債を創設し、河川の適切な管理を急いでいます。いなべ市の大きな河川は県管理ですが、しゅんせつ土砂の撤去用地を提供することにより、河川堆積土砂の撤去を進めます。  さらに、撤去用地の購入にもこの市債を活用できることから、東海環状自動車道の建設予定地周辺を約3ヘクタール購入し、高速道路の建設促進と堆積土砂の撤去を同時に進めます。  また、市が管理する河川についてもしゅんせつ工事を進め、氾濫の危険を低減します。
     5 【生業の道標】  5-1【水田の有効活用】  いなべ市の耕地面積は約2,600ヘクタールで、その約8割は水田であり、江戸時代後期より水利を工夫した新田開発が盛んに行われてきました。  しかし、近年、食生活の変化から主食用米の消費量は大きく減少し、作付面積は水田面積の約55%となっています。  そこで、飼料用米の作付を増やすほか、麦や大豆などを組み合わせた輪作体系を集落単位で実施するとともに、水田を活用したハトムギやキャベツなどの高収益作物への転換を勧めます。  5-2【農業用用排水路の整備】  土地改良事業が盛んに行われた時代から半世紀近くが過ぎ、農業用用排水施設の老朽化が進んでいます。適切な補修や更新を実施し、用排水路の整備を進めます。  特に災害や道路整備の影響が大きい箇所については、国や県とも協議し、思い切った解決策を実施します。  5-3【獣害に強い作物】  いなべの特産品といえば「そば」というイメージが浸透してきました。いなべのそばは味も香りもよく、高い評価を受けています。ソバの栽培を奨励するとともに、そば打ち人口を増やすことでブランドとしての定着に努めます。  また、獣害に強い薬用植物として、カノコソウに加えて藍の栽培を始めます。藍葉の発酵を大安堆肥センターで、藍染工房を大安フラワーセンターで「いなべ藍ランド」に名称を変えて行います。  藍の成分は抗菌・抗アレルギー作用に優れ、新型コロナウイルスにも効果が期待できると論文で発表されています。合成染料を一切使わない本物の藍をいなべ市の新たなブランドとして育てたいと考えます。  5-4【農業の働き方改革】  担い手への農地の集約化を進め、生産性の向上と農業所得の増加を目指します。  また、新規就農者を支援するとともに、企業の農業への進出や多様なライフスタイルを実現するために、農業と他の仕事を組み合わせた働き方である「半農半X」など、様々な働き方を提案し、農地の保全に努めます。  5-5【スマート農業】  浅井農園とデンソーが共同出資しているアグリッドが運営する大井田の大規模ハウスでは、デンソーが開発した収穫ロボットが真っ赤に成熟したトマトを自動で選別し、器用に摘み取っています。今後も新たなデジタル技術を活用したスマート農業を積極的に誘致し、農業の生産性向上を支援します。  5-6【グリーンクリエイティブいなべの推進】  おしゃれでカジュアルな山辺の魅力を掘り起こすグリーンクリエイティブいなべ事業。県外からも多くの人が訪れる「にぎわいの森」をアンテナショップとして活用し、いなべの魅力を広く発信します。  併せて、いなべの資源に磨きをかけ、若者を魅了するモノ・コト・トキを創造し、交流人口や関係人口の拡大を図ります。  さらに、ダイハツ工業と提携し、軽自動車の機動性を生かした店舗の回遊事業として、可動式店舗「Mobile-HワTTE(モバイル-ヒュッテ)」の実証実験を実施し、新たなビジネスの形態を提案します。  5-7【畜産農業の支援】  いなべ市の農業生産額約31億円のうち、米などの耕種農業と畜産農業の比率は半々でバランスが取れています。今後は、飼料用米や飼料用稲の栽培を増やし、飼料の地産地消を進めます。  また、子牛を買い入れて育てる肥育農家に対して優良な繁殖用の雌牛を導入し、繁殖と肥育を一貫化させる事業に2年前から取り組んでいます。肉質がよく、評価の高い「いなべ和牛」。「いなべで生まれ、いなべで育った三重いなべ牛」のブランド化を進めます。  一昨年、豚コレラが発生し、約4,200頭の殺処分が行われた養豚場では飼育が再開されていますが、再感染が心配です。豚熱ワクチン接種の補助を行い、回復の支援を行います。  5-8【豊かな森を守る】  戦後、スギやヒノキなどの人工林が積極的に植林され、木材として利用可能な時期を迎えています。しかし、森林のほとんどは間伐などの手入れがされず、放置された状態になっています。所有形態が小規模・分散型で、自身が自分の所有地を把握していない「所有者不明の森林」が多くなってきたことも要因の一つです。放置された森林は災害の発生源ともなることから、一昨年、森林経営管理法が制定され、市町村が仲介役となり、所有者から経営管理権を民間事業者に移管し、管理を担い手に集約化することとなりました。令和3年度は、立田地区から所有者の意向調査や経営管理の集積計画を作成します。  いなべ市の面積の58%は森林です。この広大な森林をいかに管理し、活用していくかが課題です。幸い時代は森林の持つ新たな価値を評価し始めています。二酸化炭素の吸収、バイオマス発電、アウトドアライフ、野外体験保育や冒険の森のフィールドなど、森林の新たな活用を提案し、豊かな森を守ります。  6 【築きの道標】  6-1【東海環状自動車道の整備促進】  令和6年度末までの(仮称)北勢インターチェンジの開通、令和8年度末までの県境トンネルを含む全線開通が公表され、工事が着々と進められています。沿線の皆様には、貴重な土地の提供と工事に伴う様々な御協力をいただき、心より感謝を申し上げます。  施工主体は国や中日本高速道路ですが、地元の皆様の御意向を伝え、工事の円滑化に努めます。  6-2【東海環状アクセス道の整備】  高速道路が開通しても、インターチェンジへのアクセス道がなければ利用できません。いなべ総合学園高校の南隣を通る国道421号バイパスの橋梁(仮称)いなべ大橋の工事も進み、令和3年度に西方上笠田線まで完成する予定です。その後、国道421号への延長を予定しており、北金井と大泉新田の沿線の皆様には、家屋を含め貴重な土地の提供をお願いしなければなりません。御協力をお願いします。  大安インターチェンジとトヨタ車体を結ぶ市道笠田新田坂東新田線は、国の交付金を活用し、コロナ禍でも順調な操業を続ける物流の要となっています。  しかし、道路のり面の一部に想定外の豪雨により崩壊の危険が見いだされたため、国の災害防止債を活用し、災害の未然防止に努めます。  また、大安インターチェンジと青川峡キャンピングパークとを結ぶ丹生川久下2区119号線の改良工事は国の交付金を活用し、国道365号側から進め、令和3年度で下青川橋までの完成を予定しています。  6-3【自歩道の整備】  いなべ市は交通量の多い路線から歩行者道・自転車道の整備を進めており、大安東部線、江丸線は完成しました。西方上笠田線は国の交付金を活用し、西方地区の測量設計を予定しています。  また、笠田新田中央線は国の交付金を活用し、楚原第4号踏切の拡幅工事を中心に、防災拠点でもある員弁御薗グラウンド(旧員弁高校)への進入路の拡幅を進めます。  6-4【橋の安全】  橋梁長寿命化修繕計画を基に、令和3年度までの5年間に修繕が必要とされた橋梁は42橋あります。令和2年度は6橋の修繕を実施し、令和3年度も9橋の修繕を予定しています。国の交付金を活用し、計画的に修繕を実施し、橋梁の予防保全に努めます。  施政方針は以上です。 ○議長(水谷治喜君)  施政方針を終了します。  ここで、暫時休憩いたします。                午前 9時43分 休憩                午前10時00分 再開 ○議長(水谷治喜君)  会議を再開いたします。  日程第5、承認第1号から、日程第32、議案第22号までの28議案を一括議題といたします。  日程第5、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第7号))から、日程第32、議案第22号、令和3年度いなべ市下水道事業会計予算までの28議案の提案理由の説明を求めます。  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  それでは、議案書、右肩2番を見ていただきますと、4ページ目、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第7号))でございますが、右肩資料の1ページを御覧いただきますと、新型コロナワクチン接種事業が始まりますので、国の第3次補正予算が通りました。それによりまして、これを専決処分をさせていただきました。  内容については、接種に係る費用、委託料が主でございますけれども、3,994万8,000円を専決処分させていただきましたので、御承認いただけるとありがたいと思います。  続きまして、議案書6ページの諮問第1号、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、畑中初子さん、資料の2ページに経歴とか詳細を載せさせていただきました。今もやっていただいてますが、引き続き、人権擁護委員をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、8ページ、諮問第2号、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、同じく人権擁護委員に伊藤史子さんを引き続きお願いしたいと思います。資料3ページに経歴が載っております。  続きまして、諮問第3号、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、人権擁護委員として牧月美さんを引き続きお願いしたいと思います。  続きまして、同意第1号、いなべ市教育長の任命につき同意を求めることについて、12ページ、小川専哉さんを引き続き教育長として同意をお願いしたいと思っております。資料6ページに経歴等を載せさせていただきました。  続きまして、同意第2号、いなべ市固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについて、固定資産評価審査委員会の委員として太田みよ子さんを引き続きお願いしたいと思います。資料7ページを見ていただきますと、詳細が載っております。  続きまして、議案第1号、いなべ市公の施設の名称の整備に関する条例の制定についてでございますが、資料の9ページを見ていただきますと、いなべ市の施設の名称につきましては、各町ごと、設立の時期によって命名方法がばらばらでございました。それを条例名は統一した形で、一つに、いなべ市を頭につけるという原則、そして、機能とか場所とかそういうものがある程度推測できるもの、できた当時の補助事業の名前は削除しようということで、鼎活性化施設夢かなえ荘だったのが、いなべ市夢かなえ荘でいいじゃないかということで提案させていただいてます。  青川峡キャンピングパークにはいなべ市がなかった。それと、いなべ市観光用駐車場、どこにあるか分からないんで、いなべ市藤原岳駐車場という名前に、健康増進施設阿下喜温泉は補助事業の名前ですので、いなべ市阿下喜温泉でいいじゃないかと。いなべ市障害者活動支援センター、第1号でしたから場所がついてません。ですから、場所が分かるように大安障害者活動支援センター。モデル木造施設ウッドヘッド三重、モデル木造施設は要らないじゃないかという話です。それと熟人荘にはいなべ市をつける。ふじわらが平仮名だったんですが、いなべが平仮名で、4文字の平仮名が続くとなると非常に見にくいですから、ふじわらは町名は漢字で表記させていただこうということで提案させていただいております。大安ぴあハウスも篠立きのこ園もオレンジ工房あげきもいなべ市がなかったためにいなべ市を付けさせていただきました。  続きまして、議案の20ページ、議案第2号、いなべ市行政手続における押印を廃止する条例の制定について、押印を廃止すると政府がいろいろ言っておりますので、いなべ市についても、条例で定めている押印は、ここにある職員の服務の宣誓に関する条例の中で、別記様式という様式がありますけど、そこに印が載ってますので、それを取ると。  それと、いなべ市火入れに関する条例も、様式を利用して、様式1号、2号があるんですが、そこにも印が記載されておりますので、様式そのものは規則で定めることによって、この様式二つを削る。2条例3案件だけでございましたので、これを削除させていただいて、押印を廃止していきたいと思います。  続きまして、議案第3号、いなべ市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、資料の10ページを見ていただきますと、施政方針でも申し上げましたけど、障がい者の通院医療につきまして、1級のみだけではなくて、2級の方へも通院の半額補助をさせていただくように拡大したいと思います。  続きまして、議案第4号、いなべ市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。  介護保険は介護保険計画をつくり、そこで需要と供給のバランスで介護保険料を定めております。令和3年度から令和5年までの第8期介護保険事業計画を策定いたしました。それによりまして、7期と料金、標準年額の第5段階は年額7万2,605円、月額6,050円据置きという結果が出ましたので、そのまま第7期と同じ料金体系で施行させていただこうというものでございます。  続きまして、議案第5号、いなべ市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定については、資料の13ページを見ていただきますと、介護保険の基準を定める省令が改正されまして、令和3年4月から施行されることに伴います指定地域密着型サービスの事業の人員、設備、運営に関する基準をここで定めようというものでございます。  続きまして、54ページ、議案第6号、いなべ市老人福祉センター等設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定については、資料の20ページを見ていただきますと、令和3年度からいなべ市老人福祉センターに設置していた市民活動センターが移転するため、受付業務の見直しが必要となったことを受けまして、合併当初から改正のなかった各施設の利用時間を利用実績に合わせて見直し、統一するということで、貸出業務は正午から1時まではなかったんですが、実際は運用されていました。ですから、実際の運用に合わせた形で、正午から1時までも使える形に変えていこうというものです。実態に合わせた時間の設定に改正させていただきました。  続きまして、議案第7号、いなべ市図書館条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは施政方針でも言わせてもらいましたけど、員弁図書館が員弁庁舎の東棟に移転することによりまして改正をするものでございます。5月連休明けから貸出業務を開始いたします。  続きまして、議案第8号、いなべ市幼稚園条例を廃止する条例の制定についてでございますが、保育所保育指針が改正され、保育園も幼稚園や認定こども園と同じく教育施設であることが位置づけられました。それに伴って、いなべ市はいち早く幼稚園を実質上廃止をしております。合併してすぐに藤原保育園、幼稚園が同一施設になりました。それと、北勢町が学校の近辺に幼稚園もありましたので、保育所に統一した形で運営を既にやっていたにもかかわらず、廃止するのを忘れておりましたので、ここで廃止をさせていただこうというものでございます。  続きまして、議案第9号、いなべ市教育集会所条例を廃止する条例の制定について、教育集会所につきましては、丹生川上教育集会所のみ残っております。これも忘れでございます。現在は放課後児童クラブおおざくらが利用されておりますけど、これは放課後児童クラブとして利用しておられるわけで、教育集会所の機能と、法律そのものが平成14年に最終的に全て失効しております。ですから、平成14年7月14日に、大安町時代ですけど、完了祭をしました。そのときに廃止すべきだった教育集会所の条例が廃止されていなかった、これは忘れでございますので、おわびを申し上げて、廃止していきたいと思います。  続きまして、議案第10号、財産の取得について(しゅんせつ土処分場用地)でございます。  地図が64ページに載っております。員弁川と多志田川、そして国道365号に囲まれたほぼ耕作放棄になっていた土地でございます。今は土地開発公社で購入が済んでおりますけど、それを土地開発公社からいなべ市が緊急浚渫推進事業債(実質70%補助)を利用させていただいて、2億9,000万円で購入させていただきたいと思っております。  続きまして、議案第11号、いなべ市道路線の認定について、石榑下の住宅開発によって新設された道路を市道として認定させていただきたいと思います。68ページに地図が載っております。それを新設道路として認定するものです。  次に、議案第12号、いなべ市道路線の廃止につきましては、地図が72ページで、坂本地区の殿之田線が、どういう経緯でここが市道認定の計画があったのか分からないんですが、今、残ってしまっておりますので、精査した結果、現状も道路じゃないんですけど、新設する計画はございませんので、廃止をさせていただく形です。  次に、補正予算に移らせていただきます。  3-1、議案第13号、令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第8号)につきましては、歳入歳出それぞれ4億5,770万4,000円を減額いたしまして、287億2,052万5,000円としようとするものでございます。  主には、事業の精査がほとんどでございますけれども、歳出で、先ほど申しました河川しゅんせつ土処分用地の購入費と三里小学校のトイレ改修事業による補修が主に入ってきます。  歳入から説明します。  15ページを御覧いただきますと、一番上、地方消費税交付金の2億円のマイナスにつきましては、減収が予想されておりますので、減収補填債に切り替えということです。2億円歳入がないであろうと。  次、19ページを見ていただくと、歳入で、学校施設環境改善交付金2,240万9,000円につきましては、三里小学校のトイレの改修、総事業費は1億100万円です。それを義務教育施設整備事業債7,850万円、学校施設環境改善交付金2,240万9,000円を利用させていただきまして、整備をしようというものでございます。  歳入の23ページを見ていただくと、上から二つ目、一般寄附金250万円があります。これはドコモショップを運営しているティーガイアという一部上場企業から50万円の寄附がありました。それと旅する温泉道場から200万円寄附がありましたので、合計250万円の寄附を上げさせていただきました。  その下、財政調整基金繰入金を5億3,000万円減額させていただきます。毎年予定をして歳入を見たり、歳出が少なかったりしますと、繰入れをやめておりますけども、それと同じです。  次、25ページを見ていただきますと、市債の項目、児童福祉施設整備事業債の4,000万円のマイナスは、まるさんかくしかくの解体費を予定しておりましたけど、解体を今年度はやめさせていただいて、今後、もう一回考えると。解体費は全く補助がありませんので、解体するにしても、何かの補助を利用しながら解体できればと思いますし、再利用するのであれば、補助か何かをつけて再利用をさせていただけたらと思います。  その下、浚渫残土処分用地整備事業債2億8,980万円につきましては、先ほど説明させていただきましたように、100%充当して、交付税措置率が70%、実質70%補助でございます。  その下、教育債、義務教育施設整備事業債7,850万円につきましては、三里小学校のトイレの改修です。100%充当、交付税措置率が50%です。  そして、最後、減収補填債、税や交付金の減収が見込まれますので、先ほどありました減収分を2億円減収補填債、これは75%交付税で充当される補助金でございます。  続きまして、歳出、33ページ、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策事業3,121万3,000円は、コロナ対策によるものでございます。  次、61ページを開いていただくと、先ほど説明しましたように、緊急浚渫推進事業債2億8,988万9,000円の歳出でございます。  次、71ページ、公立小学校施設整備事業1億100万円につきましては、三里小学校のトイレの改修でございます。歳入につきましては、先ほど説明させてもらいました。  次に、特別会計へ行きます。  87ページ、議案第14号、令和2年度いなべ市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、歳入歳出それぞれ1,485万円を追加しまして、47億6,922万3,000円としようとするものです。  内容は、歳入につきましては、県の支出金、繰入金の確定、歳出につきましては、実績での補正でございます。  次、101ページを見ていただくと、議案第15号、令和2年度いなべ市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、歳入歳出それぞれ723万6,000円を追加しまして、10億3,377万7,000円としようとするもので、歳入は保険料の確定、繰入金の確定、歳出につきましては、実績の補正でございます。  次、113ページ、議案第16号、令和2年度いなべ市介護保険特別会計補正予算(第4号)です。  歳入歳出それぞれ4,852万3,000円を減額いたしまして、42億9,944万5,000円としようとするものでございます。  これも歳入は介護保険料の確定、国庫・県支出金の確定、歳出につきましては、実績による補正でございます。  以上が、一般会計、特別会計の補正予算です。  次に、議案第17号、令和3年度いなべ市一般会計予算につきましては、4-1、当初予算説明資料と、4-2、当初予算の概要についてをお開きいただきますとありがたいと思います。  説明資料の3ページ、下の図1、全会計当初予算の推移を見ていただきますと、一般会計は216億円でございます。昨年より少し増えてますけど、全会計からしますと、少し去年よりも多くなっております。9億円増えて364億円で、この3年間、全会計ベースからしますと、ほぼ一緒です。平成30年度予算までは、合併特例債を活用し切ろうということで、小学校、保育所、庁舎、いろいろ建設事業を中心に支出をしてきました。それが一段落しましたので、特別会計も含めますと360億円近くでこの3年は推移している状況でございます。  続きまして、ページをめくって4ページ、一般会計歳入予算について、市税は後で説明させていただきますが約4億円減額です。環境性能割交付金は、自動車取得税が環境性能割に変わりまして、それに次ぐ交付金制度で、消費税を導入して、それに対して何か恩恵をというところで、環境性能割交付金ができましたので、それの増額でございます。
     地方交付税につきましては、昨年度、税収入が多かったために、今年は1億4,000万円のマイナス、国庫支出金は3億3,000万円増えます。これは新型コロナウイルス対策で交付金が増えるということで増やしております。県支出金も同様で、1億3,000万円増えております。  繰入金ですが、税収入も含めまして若干へこみがありますので、4億円近く、基金からの繰入金が増額しているという大体の現状を見ていただけるとありがたいと思います。  次、7ページの図4、科目別歳入予算の推移を見ていただきますと、今年の特徴として、一番下が市税収入でおととしと変わりません。四つ目、繰入金が若干去年より多くなってますが、おととしよりははるかに少ない状況です。去年とあまり変わらない構成ですけど、去年から比べますと、繰入金が多くなっております。  続きまして、9ページ、図5、市税収入の推移のグラフを見ていただきますと、税そのものは86億8,000万円で昨年よりも落ちてますけども、おととしとほぼ変わらない状況です。去年が異常に税収入が高かった。その反動が翌年に来ますから、交付税も少ない。法人市民税の項目を見ていただくと、おととし7億円あったんです。それが3億7,000万円。法人市民税がなぜ低くなっているかというと、税率が変わっているんです。大手の企業が特に東京都などに一極集中してますので、法人市民税が東京都など大都市に落ちてしまうことが多うございましたので、法人市民税が地方自治体に落ちる利率を減らして、国税として取りましょうと。そして、その国税として取ったのを交付税として再分配をしましょうというのが今の政府のやり方です。極端な話、平成27年度には12億円あった法人市民税が今年は3億7,000万円です。ですから、法人市民税は当てにならない形になってきたと。  しかし、私どもは何かというと、設備投資による償却資産税なんです。昨年は非常に旺盛な設備投資もありましたので、55億円と固定資産税が増えてます。今年は全体的に土地の値段は下がってます。ですから、評価替えをしますと、必ず固定資産税額そのものは下がります。ですけど、コロナ以前は活発な設備投資を企業はやっていただいてましたので、その分、固定資産税が伸びてきた状況です。今年はちょっと減らしてますけども、去年が物すごく多かったために、おととしから比べますと、それでも高い状況です。ですから、税収入も若干下がってますけど、10年間を比べますと、確実に市税収入は伸びている状況です。  続きまして、10ページ、地方交付税を見ていただきますと、普通交付税は3年間の財政力指数によって変わってきますから、前年度、特に税収入が多くなると減ります。だから今年は減る予定です。  気をつけていただくのは、特別交付税が5億5,000万円で過去最高です。これは地域おこし協力隊、集落支援員、地域おこし企業人などが特別交付税として返ってきますので、この5億5,000万円はその人件費と思ってください。その人件費が政府から来ている特別交付税でございます。災害対策費とかありますけども、特別な加算要素が減額されておりますので、ほぼそういう決まったものです。地域おこし協力隊であったり、集落支援員であったり、地域おこし企業人は完全に利率が決まってますので、確実にそこに入ってくると御認識いただけるとありがたいと思います。  次、11ページ、市債です。  市債は図7で、市で新たな市債を発行することは、平成30年までは合併特例債を使い切ろうということで、先ほど申しました学校教育、保育所、市役所などの建設で建設事業費が物すごく多かったです。それ以降は新たな投資はほぼ控えた形になっていると。令和3年度も17億9,000万円で、市債は低い金額になっております。  続きまして、今度は歳出です。  歳出は、4-2、当初予算の概要についての3ページ、令和3年度当初予算主要事業で、野遊び推進事業9,400万円は、野遊びSDGsで別添の資料があると思います。株式会社スノーピークと提携しまして、石榑のドロマイト鉱山跡地を中心にグランピングを計画させていただこうと思います。この財源は地方創生推進交付金を充てております。  その下、障がい者グループホーム整備補助金事業は、三里でバンブーハウスが整備するグループホーム建設事業でございます。  放課後児童クラブ施設整備事業は、治田放課後児童クラブの建設をします。  石榑保育園照明器具等改修事業で1,500万円です。  その下、藤原粗大ごみ場整備事業7,000万円は、市単独事業で補助金はありません。  一番下、農業基盤整備事業6,900万円は、片樋の頭首工の整備でございます。市の負担は27%でございます。  次に、4ページ、ため池耐震調査事業については3,000万円、ため池整備実施計画書策定事業が2,000万円です。  次に、観光施設整備事業は、宇賀渓整備補助金6,000万円と宇賀渓整備委託料1億4,000万円、合わせて2億円は、宇賀渓の整備で地方創生拠点整備交付金を使わせていただきます。  その下、社会資本整備総合交付金事業は、市道丹生川久下2区119号線道路改良事業で、ヒノキブン三重工場から梨本サービスまでの道で、途中の道路まで今年完成の予定です。  笠田新田中央線は旧員弁高校へのアクセス道路で1億3,000万円、ゾーン30、説明させてもらいましたように、員弁西小学校付近で1,300万円です。  市道西方上笠田線自歩道設置事業4,700万円は、測量設計が中心です。測量が4,000万円、建設工事が700万円です。  道路メンテナンス事業で7橋梁修繕工事4,900万円、5ページに移っていただくと、1,000万円は54橋梁を点検します。  その下、常備消防整備費4,074万円につきましては、ポンプ車の購入です。  その下、常備消防車両更新事業8,100万円は、大安西分団の消防車両の更新と、大型水槽車の配備です。これは、石油貯蔵施設立地対策等交付金を使います。  防災施設整備事業9,072万5,000円につきましては、新庁舎の西側に防災拠点倉庫をつくりましたけど、その東工区の舗装工事とかトイレの建設です。令和3年9月には完成する予定です。  一番下、市民温水プール建設事業8,000万円につきましては、設計予算でございます。設計が完了した後に、どこかでまた建設費の補正をお願いすることになると思います。これがハード事業です。  6ページ、ソフト事業を説明させてもらいます。  コミュニティFMラジオの情報発信事業に対して2,900万円です。  そして、グリーンクリエイティブいなべ推進事業として地方創生推進交付金を使いながら、まちづくり法人への委託業務で2,100万円、そして、補助事業で1,200万円です。  地域内回遊事業で300万円、アウトドア・自然体験事業で200万円、地域内回遊PR事業で500万円です。  野遊びSDGs推進事業で、先ほど申しました株式会社スノーピークと連携し、石榑のドロマイト鉱山跡地を中心としたグランピングで5,000万円、先ほどはハード事業で、こちらはソフト事業です。  一番下、地域おこし協力隊事業で1億700万円、全体では15事業、25名の隊員を予定しております。  次に、集落支援員事業ですが、学び舎事業、暮らしの保健室など18事業、117名で1億7,000万円、これが特別交付税で返ってきます。  地域おこし企業人事業は8事業11名だったのが13事業19名になって、1億1,000万円です。  その下、元気みらい都市いなべ推進事業3,400万円は、一般社団法人地域社会活性化支援機構との提携によります地方創生推進交付金事業です。  SDGs未来都市推進事業で1,700万円も、地方創生推進交付金を利用した形です。  ひきこもり・相談支援事業で2,200万円は、先ほどのひきこもりの実際の委託事業でございます。  新型コロナウイルスワクチン接種事業で2億3,000万円は、国100%でございます。  母子保健事業で、妊婦歯科健康診査事業26万8,000円は新規事業でございます。  次に、8ページ、経営体等育成支援事業2,100万円につきましては、農業機械などの購入補助でございます。  薬用植物栽培技術確立事業はカノコソウ栽培で50万円。  下、森と緑の基金事業770万円につきましては、中電が50%、県が25%、これは県民税を利用します。そして市が25%で、危険木の伐採です。電気事業に影響を及ぼすところの整備です。今年は山口で、2反ぐらいの544本を伐採しようというものです。  危険木除去事業620万円につきましては、自治会から危険なところを、アクティオ、キナンで高所作業用チェーンソーを借りていただいて、そのリース代を市が補助しましょうと。人件費は出しませんけども、皆さん、出合いで危険木を撤去してくださいということです。  下、森林環境推進交付金1,500万円で立田地区の森林整備を行います。  次に、女性消防団運営補助事業30万円、中学校デジタル教科書更新事業310万円、小学校用英語コンテンツ整備事業320万円、体力向上プログラム事業のコーディネーションプログラムで280万円、三重とこわか国体推進事業で1億9,500万円です。  9ページは水道事業でございます。大井田配水池機械電気設備補強工事3億6,000万円、石榑北山配水池増設事業2億5,000万円。  そして、下水道事業は貝野川右岸地区を下水道へ接続するために7,300万円です。  4-1の当初予算説明資料に戻っていただいて、一般会計が終わりましたので、次に、22ページ、議案第18号、令和3年度いなべ市国民健康保険特別会計予算につきましては、2億6,000万円減の44億9,000万円を計上いたしました。  これにつきましては、去年より減るのが療養給付金の減額によりまして、保険給付費が2億4,000万円減ります。それに伴いまして、歳入も特別調整交付金が1億7,000万円減ります。県支出金と書いてあるのが特別調整交付金です。特別調整交付金は、国民健康保険は各市町村が保険者となっているんですけど、市町村によってばらばらで、小さな町村もありますから、県が財政的なバックアップをするに当たって、1,500億円、国からそれに対する支援をするからということで、その支援で特別調整交付金が出てきました。ですけど、年限がたって、その金額がだんだん落ちてきましたので、それが来なくなってきました。ですから、この分はマイナスになるという形です。その分を繰入金の1億70万円。この繰入金は一般会計からの繰り出しになります。  23ページを見ていただくと、図15、一般会計からの当初予算繰入金の推移、一般会計から国民健康保険特別会計に、令和元年度、令和2年度は2億9,000万円だったのが、1億円多くて3億9,000万円になるということです。今年は繰入金が多いと。一般会計からすると繰出金、国民健康保険からすると、一般会計からの繰入金で、県からの特別調整交付金の減額をしのぐ形を取りました。  続きまして、24、25ページ、後期高齢者医療特別会計当初予算の状況は、おおむね変わりません。前年度とほぼ同等の10億3,000万円を計上させていただきました。  25ページのグラフを見ていただいても、昨年とほぼ変わりませんし、一般会計からの繰入金の推移も5億9,000万円でほぼ同等でございます。  続きまして、26、27ページ、介護保険特別会計当初予算の状況を見ていただきますと、7,000万円増の41億3,000万円を計上させていただきました。  27ページの図18を見ていただきますと、右肩上がりに上がっていることはいとも簡単に見えると思います。それだけ高齢化によって、介護の需要が伸びていると。ですから、歳出を見ていただくと、介護費がほぼ保険給付費なんです。保険給付費が平成24年は24億円だったのが、37億円に上がっている形です。これは高齢化によってますます上がります。これを何とかしないといけないので、地域でもっと見守っていってくださいと。それと重症化にならないようにしましょうという形です。  次、28、29ページで、水道事業会計当初予算の状況です。  先ほど説明させていただいたように、大井田配水池からの宇賀配水池へのポンプの設置と石榑北山配水池など、ハード整備がありますので、その分、増えます。  29ページの図21を見ていただくと、収益的収入、支出はあまり変わりませんが、資本的収入と支出を見ていただくと、建設改良費が物すごく多くなっています。ですから、今年は投資をするということです。そして、投資をしながら、その分は企業債で賄います。企業債だけではなくて、出資金という形で、資本増強を行うのに一般会計から2億2,000万円持ってくるという構造です。  続きまして、下水道事業会計当初予算の状況です。  31ページを見ていただくと、下水道事業会計につきましては、資金的には過去の借金の返済額が主です。公債費の支出が圧倒的に多い。図24の資本的収入及び支出の予算状況を見ていただくと、12億円ぐらいの支出のうち企業債償還金が9億2,000万円を占めております。先ほど申しましたように、いなべ市は各町が競うように下水道整備をしました。下水道は特別会計ですから、国の補助金はありません。単なる起債で、借りたものは返さなきゃいけないから、それが物すごく膨らんで、年間450億円ぐらいの債務に全体としてなった感じです。それがどんどん減ってきているんですけども、一般会計の繰出し11億円は、ほぼ過去の返済金に充てられている形です。農業集落排水を徐々に公共事業に接続していくのが主な事業内容です。  続きまして、地方債の状況について、33ページを見ていただきますと、図28、全会計地方債現在高の推移で、令和3年度、最終的には394億円の借金残高になる予定ですが、だんだん減ってきてます。その上、図27企業会計地方債現在高の推移を見ていただくと、この黒い棒が白になってますけど、黒い棒が下水道事業なんです。この下水道事業が平成23年度148億円ですから、過去もっとすごかったんです。これがどんどん下がってきて、やっと73億円まで減ってきたので、楽になってきた感じです。合併した直後は、この下水道の借金が物すごく多かった。それと並行して、今度は保育所、学校、庁舎とか合併特例債を使った事業で増えてきたんですけども、だんだん一般会計地方債へ置き換わってきた感じです。置き換わってはきたんですけども、合併特例債は7割交付税で返ってきますので、その分、交付税算入が増えて、交付税で入ってくる状況です。  私どもの企業活動も活発ですし、税収入が増えてますから、交付税は減らされますが、合併特例債で必ず入れると約束したのは確実に入っておりますので、その分、交付税が一部キープされている構図になっております。今後、下水道債がどんどん減ってくるに従って、借金そのものは楽になっていきます。今回は一部基金を取り崩しますけど、御心配なくということです。  基金へ行きます。  36ページを見ていただくと、全会計の基金残高で、庁舎建設がありましたので、150億円とか160億円とかしこたまためてきました。ですけど、投資的経費がそれほど必要じゃなくなってきましたので、84億円で合併前の4町の合計に近い形です。ちょっと安定して元に戻った形の予算になりますので、御審議よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  市長の説明が終わりましたが、補足説明がありましたら、許可をいたします。               (「ありません」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  以上で、提案理由の説明を終わります。  これより、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第7号))の質疑を許します。  質疑はございませんか。  9番、岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  昨日、厚労省のホームページを見てましたら、昨日の午後、市区町村に対する説明がネット上で行われていたと聞きました。配布された資料を見ると、市区町村に係る作業というか、役割が非常に大きくて幅が広いと感じました。  そこで、お尋ねなんですが、少しこの施政方針の中でも触れられていますが、多種類でたくさんの当初の業務をやるための組織体制というのはどのようにされるのでしょうか。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  基本的には現行の組織を運用させていただきたいと思います。 ○議長(水谷治喜君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  特別定額給付金のときにも、当初、大量の仕事が入ってくるということで、特別に各部から人を集めて作業をされたようですが、そういう作業が済んだ後には、今度は接種を受けるか受けないかという確認であるとか、どこで受けるのかとか、いろんな確認作業が必要になってくると思うんですが、そういった困難な大量の郵送であったりとかということでは、なかなか解決しないところの問題や困難な状況というのはどのように予想されているのか、それから、どのような対応をされようとしているのか、決まっていることがあったら教えてください。 ○議長(水谷治喜君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  困っていることは今のところありません。  以上です。 ○議長(水谷治喜君)  ほかにございませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  質疑を終結します。  お諮りします。  承認第1号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  異議なしと認めます。  よって、承認第1号は委員会付託を省略することに決しました。  暫時休憩します。                午前10時55分 休憩                午前11時10分 再開 ○議長(水谷治喜君)  再開いたします。  これより、承認第1号の討論、採決を行います。  念のために申し上げます。  電子採決システムによる表決の際、採決の確定時にいずれのボタンも押してないときは、反対のボタンを押したものとみなします。  討論はございませんか。                (「討論なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認めます。  討論を終結いたします。  承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(令和2年度いなべ市一般会計補正予算(第7号))を採決いたします。  本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
     押し忘れはありませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認め、確定いたします。  賛成16であります。  よって、本案は承認することに決しました。  日程第6、諮問第1号、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて質疑を許します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  質疑なしと認めます。  日程第7、諮問第2号、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて質疑を許します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  質疑なしと認めます。  日程第8、諮問第3号、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて質疑を許します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認めます。  次に、日程第9、同意第1号、いなべ市教育委員長の任命につき同意を求めることについて質疑を許します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  なしと認めます。  次に、日程第10、同意第2号、いなべ市固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについて質疑を許します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  質疑なしと認めます。  質疑を終結いたします。  お諮りします。  諮問第1号、第2号及び第3号、同意第1号、第2号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(水谷治喜君)  異議なしと認めます。  よって、諮問第1号、第2号及び第3号、同意第1号、第2号は、委員会付託を省略することに決しました。  諮問第1号、第2号及び第3号、同意第1号、第2号の人事に関する件については、以上をもって本日の審議を終了いたします。  次に、日程第33、請願についてを議題といたします。  本日までに受理をした請願2件については、請願文書表のとおり、会議規則第148条第1項に基づき、所管となる常任委員会に付託をいたします。  なお、本日説明のありました日程第11、議案第1号から日程第32、議案第22号までの市長提出の22議案は、3月9日に総括質疑を行います。  よって、質疑の発言希望者は質疑通告書を2月25日正午までに議会事務局へ提出くださるようお願いいたします。  以上で、本日の日程は全て終了しました。  次回の本会議は、2月26日午前9時に再開し、代表質問を行います。  それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。               (午前11時15分 散会)         地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。                いなべ市議会議長                いなべ市議会署名議員                いなべ市議会署名議員...