いなべ市議会 > 2019-03-01 >
平成31年第1回定例会(第2日 3月 1日)
平成31年第1回定例会(第2日 3月 1日)

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  1. いなべ市議会 2019-03-01
    平成31年第1回定例会(第2日 3月 1日)


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    平成31年第1回定例会(第2日 3月 1日)                   平成31年               いなべ市議会(第1回)定例会              平成31年3月1日午前9時開会   開会(開議)の宣告 日程第 1        代表質問 2 出席議員     1番 西 井 真理子        10番 清 水 隆 弘     2番 篠 原 史 紀        11番 川 瀬 利 夫     3番 片 山 秀 樹        12番 水 谷 治 喜     4番 近 藤 英 昭        13番 衣 笠 民 子     5番 神 谷   篤        14番 鈴 木 順 子     6番 新 山 英 洋        15番 岡   英 昭     7番 伊 藤 智 子        16番 位 田 まさ子     8番 小 川 幹 則        17番 林   正 男     9番 岡   恒 和        18番 種 村 正 已 3 欠席議員
       な し 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名 市長          日 沖   靖   副市長         吉 田 桂 治 教育長         片 山 富 男   企画部長        相 馬 雅 史 総務部長        渡 邊 修 司   総合窓口部長      瀬 木   光 都市整備部長      種 村 明 広   市民部長        服 部 郁 夫 環境部長        川 﨑 力 弥   福祉部長        小 林 政 俊 健康こども部長     佐 野 謙 二   農林商工部長      川 瀬 清 秀 建設部長        瀬 木 憲 治   水道部長        藤 田   勉 会計管理者       小 川 和 幸   教育部長        村 中 哲 哉 法務課長        出 口 和 典 5 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長      藤 野 芳 次   議会事務局次長兼議事課長                                   奥 岡 昌 英 議事課課長補佐     加 藤 貞 夫   議事課主幹       城 野 雅 子                (午前9時00分 開会) ○議長(林 正男君)  おはようございます。  ただいまの出席議員数は17名であります。  定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。  傍聴人の方に申し上げます。傍聴人の方々は、いなべ市議会傍聴規則を厳守くださるようお願いいたします。  本日の会議は、お手元に配付の議事日程により進めてまいります。  日程第1、これより代表質問を行います。  代表質問につきましては、各会派の代表として5名の方から通告書の提出がありました。申し合わせにより質問順位があらかじめ決まっておりますので、この際、報告いたします。  質問順位1番、いなべ未来、小川幹則君。2番、創風会、伊藤智子君。3番、政和会、川瀬利夫君。4番、かがやき、位田まさ子君。5番、日本共産党いなべ市議団、衣笠民子君。以上であります。  なお、質問は全て質問席で行っていただき、答弁中においては、質問席横に着席くださるようお願いいたします。  質問方式につきましては、一問一答方式で行います。  質問時間は、申し合わせのとおり、各会派における制限時間内において行っていただきます。  それでは、代表質問を許可します。  まず、質問順位1番、いなべ未来、小川幹則君。  8番、小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  おはようございます。8番議員、小川幹則です。議長の許可をいただきましたので、会派いなべ未来を代表して、3点にわたって質問をさせていただきます。  質問事項1、新たな社会資本の幕あけとして、2点お聞きいたします。  まず、(1)福祉バスについてですが、これまでも利用者の要望をお聞きして、できるだけ満足度が高くなるように、関係者の皆様には大変努力していただいていることに対しまして、深く敬意を表します。  本年、さらに新庁舎に移転するとともに、新しい路線も追加されます。市民の足として大切な交通機関ですので、持続可能な運行を望むところです。  しかし、以前より福祉バスの運転手が不足していると伺っているのですが、今回、藤原と北勢ルートの土曜日の運行を見合わせるとしてあります。  そこで、①運転手不足解消のための手だてはどのようにしたのか。  ②事業に係る経費の推移について。  ③交通弱者の移動手段について、福祉バス以外に検討していることはないのですか。  (2)いなべ市の都市計画には大安町と北勢町の都市計画区域と、そして桑名市の都市計画区域には員弁町が入っており、桑名市の都市計画区域において市街化調整区域が設定されているわけですが、このことを踏まえて都市計画の再編について2点お聞きいたします。  ①今回、いなべ都市計画区域として再編されるわけですが、このことによってのメリットがあるのか。  ②現在、員弁町が桑名都市計画区域に入っているわけですが、今後、いなべ都市計画区域として再編されることができるのか、将来についてお聞きいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  おはようございます。それでは、早速、(1)福祉バスについて答弁をさせていただきます。  ①運転手不足の解消についてですけども、シルバー人材センターの運転手は年々減少しております。現状維持が今のままでは困難となっている状況でございまして、今まで72歳の定年を74歳に引き上げるとか、いろんな手だてを組み合わせております。その一環として、藤原と北勢ルートの土曜日の運行を軽減させていただきました。それと、員弁ルートについても三岐鉄道への委託に変更させていただきました。そういったことを含めまして、今の福祉バスを維持していきたいと思っております。  ②経費の推計につきましては、福祉バスの購入費を除いた予算を申し上げますと、平成28年度は8,400万円、平成29年度が8,800万円、平成30年度が1億400万円、平成31年度が1億1,700万円、これは車両の購入費を除いております。このような状況で、年々増加しております。  ③福祉バス以外に何か検討しているのかでございますけれども、デマンド交通が一時はやり、検討を試みましたけれども、いなべは福祉バスで年間10万人の移動手段となっており、物すごい輸送量が必要でございますので、デマンド方式のバスにはちょっとなじまないということで、現在、福祉バス方式で進めさせていただいております。  次に、(2)都市計画区域の再編についてでございますけれども、平仮名のいなべ都市計画区域に大安と北勢を名称も統合させていただこうということでございますけれども、とりあえず同じ大安と北勢は非線引きの都市計画ですので、そこで事務上の整合を図ることが主な内容でございます。次に、藤原の工業団地を工業専用地域に色を塗る必要があります。桑名都市計画区域を除いた藤原、大安、北勢を一つの平仮名のいなべ都市計画で塗ることにより、整合性を図っていきたいという意図でございます。  次に、員弁町が桑名都市計画に入っておりますが、線引きですから非常に厳しい都市計画でございます。これは法改正が必要でございますけれども、何かチャンスが出たときに、平仮名のいなべ都市計画の緩やかな非線引きの中で編入できるような形に準備だけしておきたいなという意図もございます。これにつきましては、中部圏開発整備法で決まっておりますので、なかなか市単独ですることが難しい状況は変わりません。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  それでは一つ一つ、再度、お聞きしたいと思います。  まず、福祉バスですけれども、先ほども年々増加しているということでございましたけれども、現状の方式で今後も維持できていくのですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  維持したいと思っておりますけども、運転手不足もありますので、定年年齢の緩和、三岐鉄道など外部への委託をもう少し考えていかなければいけないと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  それでは、先ほども御案内ございましたように、72歳から74歳へ定年延長をかけていただいて、運転手確保ということでございますけれども、やはり年齢を2歳上げることにつきまして、健康管理とか安全対策といったものは大丈夫なんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  それにつきましては、万全の態勢をとっていきたいと思っております。十分な休憩をとっていただくとか、健康管理には気をつけていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  民間委託の経費で試算のところなんですけども、年々、上がってきているということでございます。今回、大きなバスとか小さなバスとかいろいろあるとは思いますけれども、買いかえのサイクルは、一応、これで少し息をつくような状況になるんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  定期的に車両更新は必要で、設備そのものも更新は必要だと思います。  最近、新しいハイエースが出ました。ほとんど輸出用でございますけれども、人を乗せるために物すごく便利に設計されております。新しい車両がどんどん出てまいりますので、新しいもの、乗りやすいもの、そして利用しやすいものに変更していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  わかりました。  次に、地域での取り組みなどの推進はお考えにはなってみえないでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  10年ほど前に麻生田地区で、車を市から貸してもらえるんであれば、自主的に無料で運行すると提案がありましたが、実際に実行するまでには至りませんでした。中央ヶ丘でも少しそういう動きもありました。そのときの役員のボランティアで走ることはできますけども、持続可能なシステムにするのは非常に難しく、なかなか地域で公共交通を担うのは難しい状況かなと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  持続可能というところで、交通弱者はこれからふえておみえになると思いますので、そういったこともいろんな角度から研究していただければと思います。  新庁舎の完成や公共施設の移動などによって、交通弱者の対象範囲が変わってきたりしますので、三重大学との共同研究のアルゴリズムデータなどの調査をしていただいていると思いますけれども、その結果も十分検討していただいて、交通弱者への対応をお願いしたいと思います。  (2)ですけれども、藤原町の都市計画区域への編入と、準都市計画区域の指定の時期はいつごろになるでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  藤原工業団地を準都市計画区域工業専用地域に指定する作業を進めておりますけど、順調にいけば、平成31年12月までに指定できる見込みです。  藤原町全域を平仮名のいなべ都市計画区域に編入する時期につきましては、10年ほどの長いスパンで考えております。200平米から300平米の木造住宅を建てる場合、現在、藤原町は建築確認は不要ですけど、非線引きといえども、都市計画区域に入ることにより、建築確認が必要になってまいりますので、そういった御説明も含めて十分時間をかけていきたいと思っております。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  平仮名のいなべという形でとのことでございますけれども、大安都市計画区域北勢都市計画区域を統合することによって、市民への影響はございますでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  名前が変わるだけで影響はございません。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  そうしますと、先ほども答弁いただいたような感じになってしまうんですけども、藤原町が都市計画区域に編入することで、影響は、建築確認の提出が必要になってくるというところでよろしいんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  10年先になろうと思いますけれども、藤原町が非線引きの都市計画区域に入った場合は、建築確認が必要になるだけです。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  わかりました。10年ぐらいかかるかもわかりませんけれども、そういうことが発生するということでございますね。  それでは、次の質問に移りたいと思います。  質問事項2、新たな産業の幕あけについて、3点お聞きしたいと思います。  まず、(1)森林の再生事業についてですが、森林には生物多様性の保全や気候変動のほかにも、さまざまな機能を持っていると言われています。木材や紙の原料やキノコなどの食料の提供など、樹木の根が土壌をしっかりとつかむことで、雨や雪による表土土壌の流出、すなわち土石災害の防止や、農地や民家の緩衝帯としての役割があり、森林、竹林の整備が大切です。しかし、現在、これらは問題となっています。  そこで、次の3点についてお聞きします。  ①放置森林や竹林の伐採支援について。  ②山地酪農の放牧地について。
     ③カートラベルについての計画の詳細をお聞きいたします。  (2)持続可能な農業についてお聞きいたします。  本来、作物を収穫する目的の農地も、高齢化や採算性の厳しさから農地を放棄してしまうケースが目立つようになりました。特に高齢化は日本全体で歯どめがかからず、さまざまな分野で将来が不安視されています。  そのような中、農地においても、相続によって代が変わり、最初から農家ではない相続人が農地を活用できずに困って、耕作放棄地となるケースもあります。そして、耕作目的以外の用地が認められない農地も多く、遊休農地や耕作放棄地の活用は難しくなっています。  また、市民の方からは、夫婦ともに高齢となり、畑の手入れをするのが難しくなってきたという声をお聞きいたします。高齢化に伴い、いなべ市でも耕作放棄地となっている田畑を目にするわけですが、このような状況を踏まえて、①耕作放棄地の具体的な対策は。  ②後継者不足を解消するための具体的な対策についてお聞きいたします。  (3)国も進めているキャッシュレス決済についてです。外国人観光客を取り入れることを目的として推進するわけですが、商店や事業所など環境を整備する必要があると思いますが、どのように対応していくお考えかお聞きいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ①放置森林や竹林の伐採支援についての計画はでございますけれども、提案させていただいております粉砕機のリースについては、みえ森と緑の県民税を財源と考えております。  このみえ森と緑の県民税の使える要綱の中で、人家裏や道路沿いなどで繁茂している竹林や倒木となるおそれのある危険木の伐採除去に使ってもいいと明記されており、例示もされておりますが、具体的な作業計画は、今のところ、持っておりません。この事業で、各自治会、農家組合、森林組合などで積極的に粉砕機を無償レンタルいたしますので、それを使って倒木の除去、そしてチップ化をしていただいて、有機物を大地に還元していただく循環型社会にしていただけるとありがたいなと。これはみえ森と緑の県民税の条例の趣旨に合致しております。予算上、我々が考えているのは、100カ所で1,000本程度を今のところ考えております。大きな木から枝までありますので、各自治会、できたら個人まで拡大して無償レンタル事業を進めて、危険木の除去をできるだけ進めていけたらと思っております。  次に、②山地酪農の放牧地の計画はでございますけれども、今のところ、具体的な計画は持っておりません。森林が荒廃して、森林に価値が見出せない中、山地酪農の事業は森林に新たな価値を生み出す先進的な取り組みと考えております。まず山地酪農に精通し、事業をやり切っていただけるような人材を確保し、具体的な事業計画が立てられる状況に進めるように努力をしたいと思っております。  今のところ、何か具体的な計画があるのかと言われると、そこまではいっておりません。やる気のある若者がいらっしゃれば、市も地元の地権者や地元を説得しながら、山地酪農に踏み切っていけたらと思っております。  続きまして、③カートラベルにつきましては、インフラ整備そのものが市の役割でございます。カートラベルのステーションを各自治体がつくり、そしてカートラベル推進協議会がユーザーに対して情報発信いただけるということです。大規模な投資はしなくても、既存の公園の駐車場などを有効活用して、旅行客の誘客に努めていけるのではないかと。眠っている資産、今、全く活用されていない公園などの駐車場を活用して、宿泊施設にかえられるということですので、大きなメリットになろうと思っております。  続きまして、(2)持続可能な農業について、①耕作放棄地の対策は、現在、圃場には第一種、第二種、第三種とあるんですけども、圃場整備された第一種農地の耕作放棄は、ごく一部ありますけれども、ほとんど見受けられません。少なくとも第一種農地の圃場整備された圃場につきましては、担い手や集落営農に耕作していただいております。それを守るために、国も人・農地プランを出して、どなたが担い手としてやっていただけるのか、耕作放棄にならないようにするにはどうしていくかをほとんどの自治会でつくっていただいて、そのプランを毎年更新するシステムになっております。それによって補助金がおり、補助率も変わるということですので、ほとんどの集落で取り組んでいただいております。一種農地については、今、辛うじて守られている状況でございますが、一種農地でもちょっと危ない状況ですから、積極的に後継者の育成、若いやる気のある人をできるだけ招き入れて、さまざまな補助金も使っていただきながら、耕作を続けていただくように啓発していきたいと思っております。  問題は二種、三種で、圃場整備していない畑や屋敷畑などは耕作放棄が多うございます。相続の関係でありますと、従来、市としては寄附行為を受けないということでしたけども、それを転換して、積極的に寄附行為を受けて、隣の方に買っていただくなり、何か手だてをさせていただいております。  一種農地を市が寄附行為を受けた場合は、担い手さんにお願いしております。二種農地、三種農地につきましては、そこをある程度整備しながら、競売で売却するという手だてにならざるを得ないと思っております。二種、三種の耕作放棄で地権者から寄附行為をいただいた場合は、市として積極的にもらい受けて、隣近所に安い値段でもらっていただく手法を続けていきたいと思っております。  ②後継者不足の解消ですけども、先ほども申しましたように、人・農地プランで地域でプランを毎年更新をしながら立てていただいておりますので、できるだけこういうシステムを維持しながら、地域の農地を地域で管理いただく啓発を続けていきたいと思っております。  それと、さまざまな機会を利用して、後継者の発掘、育成に力を入れていきたいと思います。  最後に、(3)キャッシュレス決済につきましては、いなべ市では観光協会が1月16日に説明会を開催し、2月19日時点で市内22店舗がQRコード決済サービスに加盟していただいております。今後とも、キャッシュレス決済の啓発に努めていきたいと考えております。  青川峡キャンピングパークでもクレジット決済ができるように、この4月から改定していきたいと思います。  スマートフォンの決済につきましても、東海3県の地銀8行のうち4行が参加されているということで、徐々にキャッシュレス決済に取り組まれる店舗をふやしていけたらと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  (1)から、再度、質問させていただきたいと思います。  伐採に当たってレンタルされるということですが、このタイムスケジュールはどんな感じなんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  まだ貸し出し要綱をつくられてませんので、この予算が通って4月に入れば、貸し出し要綱、申請書類など、アクティオさんで借りていただくことになりますけども、アクティオさんとの事務上のさまざまな取り決めを進めていきたいと思っております。4月からスタートはできませんので、もう少し先になります。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  レンタルされるということは、運営の母体は行政側になるんでしょうか。先ほど、各自治会へも貸し出ししますという御答弁でしたので、そこを取りまとめるのは、行政側が取りまとめるということなんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  多分、各自治会なり森林組合から申請書を提出いただいて、それで許可証を発行して、その許可証を持ってアクティオさんに行って借りていただく。大型でアクティオさんが持ち込まないとだめな場合は打ち合わせをしていただいて、1トンぐらいのものもありますので、そういったものは2トンの台車で持ってきていただくことになるケースもあると思います。それで設置をして使っていただいて、また引き取っていただくといった一連の手続が必要になってまいります。役所に来ていただいて、申請をして、許可を出すという方向かと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  そうしますと、先ほども言っていただいたように、粉砕機は大きなものもあれば、小さなものもあるという形になるかと思いますけれども、その使用については、免許が要るとかそういったものではないんでしょうか。誰でもできるような感じなんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  はい、どなたでも使っていただけます。粉砕しているときに起きた事故につきましては、現場サイドで全て簡潔いただく必要がありますので、保険には何らかの形で入っていただくように、許可書を出すときに確認していきたいと思っております。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  わかりました。その次に、山地酪農の放牧地についてでございますけれども、これは、今、市長からもまだ確定はしていないんだと。こういう中で取り組んでいきたいということでございましたので、そうしますと、まだ地域も限定されておりませんし、母体もどこになるかはまだ決まってないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  やっていただける方がある程度めどがつかないと動きようがございませんので、そういう方を、今、探しているというか、公募するのかどうかもまだ少し検討の必要があろうと思っておりますので、まだそこまでいってない状況でございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  わかりました。次に、カートラベルのことですけれども、既存の公園とかいろんなものを利用してという形のもので御説明ございましたが、地域は想定しているところはございますでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  想定はしてませんけど、宇賀渓のキャンプ場、梅林公園、いなべ公園、両ヶ池、立田公園、阿下喜温泉、今度の緊急防災の地域など、全て駐車場がありますので、それは全てカートラベルの対象にできる可能性があると思っております。そこで電源があります、トイレがあります、ごみを出せます、シャワーがあります、そのレベルによって徴収できるお金が変わってくるだけでございますので、トイレだけということであれば、今でもほとんどスタートできるかなと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  そうしますと、場所によって値段が違うという形になるわけでしょうけれども、料金の徴収方法はどうなるんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  これはカートラベル推進協議会でどこかの会社と提携するなり、何かされると思います。多分、キャッシュレス決済になろうかと。インターネットで申請して、予約して、そこで決裁が行われるようなシステムになろうかと思っておりますけども、これは協会サイドで事業のソフト枠も推進していただいております。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  そうしますと、行政側とカートラベル協会との契約という形でいくということでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  はい、そのような感じです。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  再度、このカートラベルについてですけども、総合的な効果としては、どういう形のものを考えておみえなんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  カートラベルという車で旅行することにより、普通は目的地だけなんですけれども、目的地に行く経過も旅になると。キャッチフレーズとしては、今までは観光という体験的なもの、思い出づくりなどが非常に希薄だったのを、これからは「もの」じゃなくて「こと」、体験を重視して、目的地に行くまでの経過も全て一連の体験として、御家族なり友人と共有できる、そういった旅を日本人にも提案しましょうと。ヨーロッパやアメリカでは既にそういった旅が多いんですけれども、そういった旅を推進していきましょうと。  地方自治体も、今、全く使っていない公園の駐車場とかが非常に多くて眠っているんです。それがいとも簡単に宿泊所に変えることができる。これは地方自治体にとって大きなメリットと思いますので、これを全国に広めていけば、物すごく経済効果もそうですし、交流人口がふえることも間違いないと思っております。カートラベル協会そのものも推進させていただいて、全国の自治体に御紹介していけたらと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  確かに、今、国内ではキャンピングカーの売れ行きが物すごく伸びている事実もございますので、そういった趣旨の旅行をされる方もたくさんおみえになるのかなと思いますけれども、一つ問題になっているのは、受け入れ側の環境整備といいますか、本当に旅行だけを目的として、きちっとルールを守っていただけるようなところと、やはりごみの問題とか、あるいは周囲の環境の破壊といいますか、そういった部分のすみ分けはきっちりしていかなければならないと思いますので、その辺はやはりカートラベル協会とのソフトの打ち合わせは行政側としてしっかりやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、農地のことなんですけれども、今、トマト農園さんが工事を行っていただいて、雇用とかいろんな問題で貢献していただけるというところでございますけれども、今後、いなべ市としても、トマト農園さんのような企業に入ってもらう計画はあるんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  企業さんが多角化の一環として農業に参入いただくのは大歓迎でございますので、応援していきたいと思います。  稲作一辺倒では、この先、多分農業そのものが成り立っていかない状況ができるのかなと思います。米は消費量がどんどん減っております。価格も統制をしない、今は減反もしないということで、生産過剰の状況ですから、高品質なものは一部輸出で活路を見出せると思いますけれども、国際価格との大きな違いがありますので、非常に難しい状況です。園芸農業とか近郊農業といいますか、名古屋市場がありますので、そういったものと連携をとりながら経営をしていただかないと、担い手が本当に困ってくる状況になろうかと思っております。収益の上がる農業を片ややっていただきながら、大きな面積は水田が一番楽ですので、水田を管理いただくという方向にならざるを得ないのかなと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  やはり水田一辺倒ではなかなかあれですけども、しかしながら、今回、発表されましたように、今、国内のお米の品質がすごく上がってきて、この間もコンテストがあって、今までと今回は違って、すごくいい米が地元でとれて、それがたくさん出てきていることを紹介されておりましたけれども、このいなべの地域でも非常にいいお米がとれておるという報告もございましたので、ぜひ水田もしっかりとできればなという思いもございますので、この辺も取り上げていただきたいと思います。  次に、キャッシュレス化の対応についてですが、将来的に具体的な計画はお持ちなんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  具体的に、今度、政府が消費税対策で打ち出しますけども、地元の中小商工業者がどこまでキャッシュレスの器具を入れるかどうかがちょっと疑問です。啓発はいたしますけども、個々の商店さんの判断になりますので、全てが全てキャッシュレスができる状況が行き渡るのは非常に難しゅうございますが、啓発は続けていきたいと思っております。市役所としても、できる限り使用料からキャッシュレスを導入できればと思っております。  税については、コンビニ決済がありますので、そちらに回っていただいて、キャッシュレスはすぐにはできない状況でございますから、それができる形に持っていけたらと思っております。これは銀行さんとのいろいろな兼ね合いもありますので、ちょっとハードルが高うございます。とりあえず料金からキャッシュレスにできればなと思っております。具体的な計画はございません。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  先ほど、観光協会さんで22店舗取り組んでおみえになるということでございますので、今後、観光協会さんで進められると受け取ってよろしいんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  商工業者の取りまとめは商工会でございますので、商工会も観光協会も一緒になって、地元の会員の皆さんには啓発をしていただく必要があるのかなと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  それでは、市内には外国人観光客を対象にする宿泊所が少ないんじゃないかと思うんですけども、やっぱり宿泊所が市内にあれば、市内にお金を落としていただける形になってくると思うんですが、誘致計画などは、今後、考えておみえになるんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  大きなホテルを建てようとしますと、10億円近い投資は最低必要になってまいります。そういった投資を考えるとなると、相当ハードルが高うございます。民間投資になりますので、そういった動きは、市内では私は聞いておりません。  民泊で、空き家を利用していただいて、そこを宿泊所に変えることはハードルが低うございますので、空き家を利用した形で大貝戸などで地域おこし協力隊が少し考え始めておりますので、地域おこし協力隊と空き家を提供してもいいという方が一緒になって民泊でスタートできるとハードルが低うございますので、そういったことで宿泊所を広げていけたらと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  そういう計画で進めていただいていることがわかりました。  それでは、次の質問に移ります。  質問事項3、新たな学びの幕あけについて、2点お聞きいたします。  (1)学校運営協議会の設置についてお聞きいたします。  現在、いなべ市では学援隊が設置され、子どもたちや学校を守るための御支援を本当によくしていただいていると思います。関係者の皆様には心から感謝するところでございます。  そして、2021年度までに全ての学校に学校運営協議会を設置するとされていますが、①メンバーの選定はどのようにするのですか。  ②今後、学校運営協議会の役割をどこまでお願いするのか、どのような形を考えているのかお聞かせください。  (2)学校施設の整備について、2点お聞きします。  以前より、三里小学校の駐車場については、教職員の車でさえスペースが足りないほど問題でした。早期に駐車場の整備が必要と考えますが、そこで、①タイムスケジュールをお聞きします。  ②三重とこわか国体の施設計画についてですが、いなべ市ではハンドボール少年男子と自転車ロードレースが行われる予定ですが、ハンドボールについては、北勢中学校体育館と員弁運動公園体育館を予定しており、駐車場の拡張と照明の改修を行うということですが、体育館改修の必要はないのか。また、自転車ロードレースについても、道路の環境や整備など、どのような計画をしているのかお聞かせください。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  学校運営協議会のことにつきましては、教育長より答弁をお願いしたいと思います。
     (2)教育施設の整備について、①三里小学校駐車場のタイムスケジュールでございますけれども、平成31年度に員弁土地開発公社で用地の購入をお願いしたいと思っております。そして、平成32年以降に何らかの補助金を活用して造成をできればと思っておりますけれでも、計画のめどは立っておりません。  員弁土地開発公社に潤沢な現金が無限にあるわけではございませんので、債務負担行為なり、市から補填するなり、何かしながら次の補助事業を待ちたいと思っております。  ②三重とこわか国体後の施設計画はと把握しておりました。員弁運動公園体育館につきまして、入り口の駐車場を、今、整備させていただいておりますし、照明も整備をさせていただきます。そうすると正式に公式の試合ができます。いなべ総合学園高校のハンドボール部女子が、今度、全国大会に出ますけれども、その練習場になっております。そういった活用をいただきながら、ハンドボールの練習試合や公式戦も可能ですから、そういったことに発展できるように、ハンドボールの強い地域という形に持っていけたらと思っております。  自転車ロードレースにつきましても、ツアー・オブ・ジャパンで毎年使わせていただいております。この整備は、毎年、本場のプロが行うコースで整備をしておりますので、国体もそのままいけると思っております。今のところ、ツアー・オブ・ジャパンをやめろという御意見はほとんどございません。ことしもさせていただきますし、できましたら、来年以降も継続的にさせていただきながら、自転車の町という形に持っていけたらなと思っております。そういったことを逐次やりながら、国体の誘致だけにとどまらないまちづくりに生かしていけたらと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  (1)学校運営協議会の設置について、①メンバーの選定でございますが、平成18年12月に定めましたいなべ市学校運営協議会規則に基づきまして、今後、選定していくことになります。  同規則第4条には、協議会の委員は15名以内とし、次の各号に掲げる者のうちから教育委員会が任命する形で、一つは保護者、それから地域の住民、そして有識者、関係行政機関の職員、その他教育委員会が適当と認める者とうたっております。したがいまして、そのような形で15名以内の学校運営協議会委員を定めて進めてまいります。  その規則の2項に、設置校の校長は委員を推薦することができると定めておりますことから、各学校の校長がよりよい学校運営をするために、学校を応援し、有益で効果的な助言をいただける委員の皆様を推薦いただけるように進めてまいりたいと考えております。  なお、いなべ市におきましては、既に石槫小学校に学校運営協議会(通称コミュニティスクール)が設置、運営されて12年になりますので、先進校である石榑小学校を参考に、市内全ての小中学校で学校運営協議会の設置を進めるべく、校長会議で協議を進めているところでございます。  次に、②学校運営協議会の役割の範囲でございますが、学校運営協議会を設置する学校は、学校運営協議会の役割を規定した会則を定めることになっております。この役割でございますが、大きく2点ございます。一つは、学校運営への参画、もう一つは、学校、保護者、地域の連携の2点でございます。  一つ目の学校運営の参画では、校長が定める学校運営の基本方針を承認いただきます。校長から提案させていただきまして、それを十分審議していただいて承認いただくこと。それから、教育成果や課題について学校から報告を受けたことについて、学校運営や教育活動の成果について評価していただく。また、次年度に向けての提言もいただくということで、これからは地域の皆様とともに学校を運営していくための協議会となってまいります。  実は、この学校運営協議会と同じように、市内各小学校で既に取り組んでいただいておる学援隊がございます。この学援隊の役割と重なる部分が幾つかありますので、今後は学校運営協議会の仕組みと学援隊の取り組みを整理し、いなべ市ならではのより一層効果的な仕組みにしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  学校運営協議会では各校15名以内ということで、固定ではないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  15名以内と規定させていただいております。具体的に言えば、地域の方々というときに、最も学校に、子どもたちに大きく教育的な効果を与えていただくのは、例えば自治会長さん、老人会長さん、あるいは民生委員・児童委員さんなど、地域で学校を支えていただく方々に参画いただいて、進めてまいろうと考えております。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  一番ここで問題が出てくるのは、学援隊と運営協議会とのすみ分けだと思いますけれども、今、教育長からもそこを整理するんだという御答弁でございましたので、難しい部分、重なる部分もあるかと思いますけれども、その辺は整理していただくよう、両方ともどもに活躍できるような場面というか、そういうものをつくっていただければと思います。  それと三里小学校の駐車場でございますが、南側という位置ですけれども、これは墓地の隣という形でよろしいんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  はい、そのとおりです。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  そうしますと、あそこの形状が三角地になっていると思いますけれども、これは形状調整をされるんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  今のところ考えておりません。そのままの地形を利用させてもらおうと思ってます。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  整備される費用が、今回、債務負担行為で4,330万円、平成31年から平成34年という形で上がっているんですけれども、これは購入だけですよね。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  その4,300万円は、とりあえず購入だけですけども、購入プラス若干の整備費も盛り込んで債務負担行為は起こしていると思います。とりあえず購入だけさせていただいて、それで補助金を待ちたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君に申し上げます。発言時間はあと5分でございます。  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  そうしますと、当然、あそこは山というか森林になってますので、伐採とか伐根などが必要になってくると思います。それが含まれてどれぐらいの金額になっているのか、あるいはこれがどれぐらい膨らんでいくのかはわかりません。およそ3,000平米ぐらいの土地だと理解しています。これは補助金を待つということで、防災関係の補助金とか、いろんな関係の補助金があるんですけれども、これはいろんな角度から補助金をとってきていただくという考え方でよろしいんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ありとあらゆる補助金を考えていきたいと思います。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  やはり市の財政を考えますと、そういうことも必要になってくるんだとは思います。補助金メニューはある程度限られてきている部分もありますので、どこかで市債でもやらなければいけない時期が来るのかもわかりませんけども、先ほども申しましたように、先生方の車もとめられない状態は、安全対策の面から考えますと、しっかりと補助金メニューをつかんでいただきたいと思うんですが、この辺はよろしくお願いしたいと思います。  それと、体育館は照明を、今回、追加するということなんですけども、先ほども市長の答弁にもございましたように、これで施設としては全て公式戦も行える状態だということでございます。今月、いなべ総合学園の女子のハンドボール部が全国大会に出場されます。こういったことも含めて、例えばハンドボールが強い町とおっしゃいましたけれども、子どもたちの交流とかいろんな形で指導していただければなと思うんですが、その辺の考え方はいかがでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  体育協会を初め、競技団体も含めて利用を拡大いただければと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  ロードレースなんですけれども、ツアー・オブ・ジャパンが開催されて、これはプロの選手の方々でございます。国体選手になってまいりますと、極端な言い方をしますと、プロ仕様とアマチュア仕様とのいろんな形が出てくると思いますが、例えばガードパイプやガードレールなど、急カーブのところなんかは、プロは対応できるけど、アマチュアは少し難しいというところはないんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  今のところ、今のコースで十分対応できるとお聞きしておりますし、ツアー・オブ・ジャパンの中でも、いなべのコースは物すごく競技としてはいいコースだと評価は高うございます。急カーブもあることが逆に魅力で、狭いところもあり、広いところもあり、起伏に富んでいることで、力量を競うものですから、非常に適したコースだと賜っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  小川幹則君。 ○8番(小川幹則君)  時間もあと1分になりました。新たな元号が変わり、国の始まりの年にいなべ市も新庁舎が完成し、力強く船出する年になりました。市民の皆さんがいなべ市に住んでよかったと感じられる町にするために、充実した事業展開をお願いしたいと思います。ともに頑張っていきたいと思います。  これで、いなべ未来を代表しての私の質問を終わります。 ○議長(林 正男君)  いなべ未来、小川幹則君の代表質問を終了します。  暫時休憩します。                午前 10時03分 休憩                午前 10時15分 再開 ○議長(林 正男君)  会議を再開します。  休憩前に続き、代表質問を続けます。  質問順位2番、創風会、伊藤智子君。  7番、伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  こんにちは。お願いいたします。いなべ市議会議員、創風会所属の伊藤智子です。林議長の許可を得ましたので、創風会を代表いたしまして代表質問を初めさせていただきます。私は2度目の代表質問です。どうぞよろしくお願いいたします。  代表質問は市長の施政方針からということでございます。会派にて勉強会をし、日沖市長の施政方針を読み、質問事項を4人で考えてまいりました。皆さんがおっしゃいますように、本当にことしは東海環状自動車道、大安インターチェンジの開通、新庁舎の完成と、本市が大きく動き出す年となります。施政方針にありますように、新たな幕あけでございます。その幕あけの中から、新たな庁舎の幕あけ、みんなで支える公共交通、新たな学びの幕あけの3項目についてお尋ねいたします。  まずは、質問事項1、新たな庁舎の幕あけについてです。  (1)シビックコア及びにぎわいの森の運営、活用について。  (2)保健センターの運営、活用についてです。  よろしくお願いいたします。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  シビックコアにつきまして、新しい庁舎の会議室部分を分離させていただきました。これのコンセプトは、できるだけ市民の皆様にも使っていただきやすい庁舎にさせていただきたいというのが一点です。  それと、せっかく合併特例債という国からの補助金が使えるのであれば、それを利用させていただいて、商業施設を併設することにより、それも補助金の対象に今回だけはなりますので、一般的にはならないんですけども、いなべを発信できるようなものにできればなということでにぎわいの森を設置をさせていただきました。  シビックコアにつきましては、役所には莫大な個人情報がありますから、不特定多数の人が役所の中に気楽に来ていただくと、個人情報の流出が懸念されます。会議室群を全く別にすることによって、個人情報とは全く関係ないエリアをつくり、平日の昼間は役所として利用させていただきますけれども、夜間、土日は一般に開放できる施設ということでシビックコアを念頭に置きました。  その中で、2階の一室を自習専用の形にさせていただき、夜間、解放できればなと思っております。  1階は食堂でございますので、できるだけ1階は何か展示もできる形に持っていければなと思っております。  食堂につきましては、職員の昼食用になくてはならない施設でございます。大安の庁舎と同じような形で魚国さんに委託させていただいて、一般の人も予約をせずに昼食が食べられる状況をつくっていけたらなと思っております。それプラスアルファで、月に一回は子ども食堂的なものに開放できるような形で魚国さんと調整をかけております。魚国さんもおっしゃっておられますが、いろいろなボランティアの方と協議をさせていただいて、一緒になってやっていただけるのであれば大歓迎ですと。保健所に対する衛生管理面の責任は魚国にありますので、ボランティアの方も衛生管理面では魚国の傘下に入っていただくことになろうと思いますけれども、一緒になってすばらしい子ども食堂なり、さまざまなワークショップなどを展開いただけるとありがたいと思っております。  また、大びさしの下であれば、多少雨が降ってもいけます。土日のマルシェなども可能になってくると思いますので、積極的に活用いただけるとありがたいと思っております。  保健センターの1階部分につきましては、母子保健、成人保健事業を集約させていただきます。2階部分につきましては、子どもの発達に関する相談、療育支援事業などを中心に考えさせていただいております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  先週の木曜日と今週25日月曜日に、にぎわいの森交流会が北勢市民会館で開催されました。たくさんの市民の方が各店舗のオーナーさんと交流できたとお聞きしております。参加された方々はとても楽しみになったとおっしゃってみえました。  いよいよ建物は今月に完成しまして、5月にオープンを控えまして、出店者の方々の意気込みとか熱意はどんなものでしょうか。どのように感じられてますか。 ○議長(林 正男君)  企画部長、相馬雅史君。 ○企画部長(相馬雅史君)  出店者の皆さんの意気込みですけども、それぞれの方が建設現場に足を運ばれまして、店舗やにぎわいの森、庁舎の様子を見られ、にぎわいの森にかける思い、地域の活性化への思いを新たにされてみえます。  オリジナル商品の製作や生産者との取引も順調に進んでおりまして、いなべ市の特性を生かした店舗づくり、オープンに向けて着実に準備を進められております。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  地元の方との契約なども順調に進んでらっしゃると、今、おっしゃったんですけれど、何カ所ぐらい、農業をしてらっしゃる人だと、どうでしょうか。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君、質問事項は正確に伝えてください。 ○7番(伊藤智子君)  申しわけございません。地元の方との契約も順調に進んでいるとおっしゃいましたけれど、どれぐらいの方たちと。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  何カ所かという数字はさておき、つちっこの会は前からキッチュ・エ・ビオと提携されております。宇賀のいっちゃんたまごさん、Kyファームなどが、引き続き、いろんな形で提携していただいていると思います。ほかに御存じの方は、答弁を追加お願いしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  せっかく来ていただくところですので、たくさんの方にかかわっていただきたいと思います。そういうのも細かく把握して、市も協力して、さらにふえるようにしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  シビックコアは、今、市長おっしゃいましたように、市民にワークショップとか会議とか学習室に使用できるようにするということでしたけれど、シビックコアの使用規定についてはどのようになっておりますでしょうか。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  管理規則につきましては、現在、例規の作成中ではございますが、シビックコア棟の各研修室の使用申請の受け付け開始を4月1日から行う予定で進めております。  いろいろ受け付けの期間なども規定するわけですが、現在のところ、使用しようとする90日前から使用日の3日前までとして、連続した日の申し込みは最大で5日までとれる予定を考えております。  受け付けの方法につきましては、受け付け窓口は管財課の窓口で申請のみ行います。いなべ市のホームページの受け付け方法等もあるんですが、現在のところ、そういったシステムとの整合はできないということで、窓口での申請のみを考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  4月1日から受け付けしていただけるとのことなんですが、今ですと、ほかの施設などはネット予約とか申し込み状況とかがわかるようになっとると思うんですけれど、今はできないとおっしゃったんですけど、今後はされていきますか。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  受け付けの管理はシルバー人材センターにお世話になる関係で、管理者自体がそういったシステムの閲覧ができない状態になっておりますので、今後、そういうシステムとの整合性をとれる方法も考えていきたいとは思っております。
    ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  不特定多数のいろんな人が使いたいと思いますので、その部分は、シルバーさんだからと言わずに、ネット予約とかできるように、そして状況も見れるようにしていっていただきたいと思います。お願いします。  その次、シビックコアの厨房とか保健センターの調理室なんですけれど、一般に貸し出しは可能でしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  シビックコアの食堂につきましては、魚国さんに管理責任がありますので、魚国さんと常に協議をして進めていただけたらと思っております。勝手に一般は不可能かと思っております。  新しい保健センターの調理室に関しましては、食改などの団体に使っていただく形で、一般個人に貸すことはなかなか難しい状況です。日ごろ、料理教室などをやっておられる食改さんにつきましては、引き続き、料理教室などはしていただくということです。市の主催の事業と理解いただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  シビックコアのは先ほどのでわかりました。  先ほど、子ども食堂とかをしていきたいとおっしゃっていたんですけれど、魚国さんの傘下でということなんですが、市内にはたくさんの方が、子ども食堂だけじゃなくて、大人の方、老人向けにもやっていらっしゃる方たちがありますので、そこの方たちにもお声がけをして、何カ月に1回ぐらいは順番が回ってくるというふうにしていただけたらと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  運営方法につきましては、どういったコンセプトでするか、余りにも取っかえ引っかえとなりますとコンセプトが揺らぐ可能性もありますので、ある程度のコンセプトを魚国さんと協議をさせていただいて、その枠内にはまる方を募集するか、協議をかけるかにしていかないと、多分、収拾がつかなくなってくると思いますので、関係の皆さんと協議をしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  はい、わかりました。収拾がつかなくなってはいけないんですけれど、収拾がつく状態で、よりたくさんの団体さんが使っていけるようになるといいと思っています。  保健センターは個人にはない、市の主催の団体だったらいいということですね。  その次に行きます。  2015年の新庁舎建設のパブリックコメントの中とか、最近にも市民の中から新庁舎への生け花や美術品展示の要望があったと聞いていますが、それは進んでいますでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  先ほども申しましたように、新庁舎は個人情報の塊で、不特定多数の方が個人情報の前で長期滞在されることに対しては非常に難しい状況があると思います。シビックコアで展示などができるように進めていけたらなと思っておりますけども、市としても会議室を確保する必要もあり、会議室との整合性をどうとっていくのかがあります。  また、展示されているものは全て展示者に責任を持ってもらう必要があり、盗難、損傷などは一切市役所が管理できない状況でございます。そういったこともあらかじめ御了承いただいた上で、余り長期にわたっての展示は難しいと思います。1週間単位という形のローテーションで、一番最初はいなべ総合学園の写真展から始めますので、そういったことで様子を見ながら、逐次、相談しながら規則を固めていけたらと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  市内には文化活動をなさっている方もたくさんあります。1週間ごとでもいいので、そういうふうにやっていくのはすごくいいと思います。前向きに実施していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  その次、当初の計画にありました農業学校のマイファームさんとかおそばやさんの出店予定地があいておると思うんですけれど、そこの活用計画はどうなっていますでしょうか。 ○議長(林 正男君)  企画部長、相馬雅史君。 ○企画部長(相馬雅史君)  マイファームを予定しておりましたエリアにつきまして説明させていただきます。  いなべ産ワインのブドウ栽培に向けた試験農園として、愛知県常滑市の株式会社ブルーチップファームにワイン用のブドウの木を植える試みをしていただきます。ブルーチップファームは愛知県アグリ特区保証第1号の融資を受けて農家レストランを経営するほか、ワイン農園、ワイナリーなど、観光農園を展開されております。同社と同社のグループ会社である株式会社ブルーチップは、学生が選ぶ愛知の企業50選に選ばれている企業でございます。  それから、あいているエリア、場所の活用につきまして説明させていただきます。  来訪者ににぎわいの森の案内、市のPR、市内回遊などに関する情報発信コーナーを設けます。名称は庁舎の地番にちなみ31スタジオとネーミングいたしました。この情報新発信コーナーの31スタジオは、屋台のように移動できる可動式のインフォメーションコーナーとしてシビックコア内に設けたり、屋外イベント時は屋外に設営し、積極的なPR、情報発信を考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  ワインをつくっていくというのは、何かちょっと浮き浮きしていい発想だなと思います。楽しみにしております。  その次に、私たちの会派創風会は、にぎわいの森の活性化の持続のために複合遊具の設置は必要不可欠であると考えております。昨年の代表質問でも同じことをこの場にて訴えました。そのとき、日沖市長からは、にぎわいの森は景観的に自然に配慮した阿下喜にもともとあった森を生かすような木もそのまま生かしており、そこにぱっとみて不特定多数の人が行ける多目的遊具はカラフルで、事故のないように安全性に配慮したものになります。そうしますと、ちょっと違和感を感じる可能性がありますので、違和感を感じなくてもいい場所に、保健センターが療育も始めますので、できましたら、保健センターの方向で新たな土地が確保できるのであれば、そちらで遊具を設置していきたいと思っておりますと答弁をいただきました。これはにぎわいの森のコンセプトに同調した複合遊具の設置、公園の整備について前向きな御答弁をいただいたということです。  ちなみに、お隣の東員町の中部公園は、平成16年開園してからこの3年間では、1年間に15万7,000人とか15万9,000人とか16万人とかいらっしゃっています。その中で遊具利用者は5万7,000人前後です。それを365日で割りますと、1日平均143人の方が遊具を利用されたことになります。維持管理費も、お聞きしましたところ、町内の全ての公園を含めて検査費はわずか50万円ということでした。もちろん修繕費はその都度かかりますけれど、年間6回点検されているそうです。  先日、2月24日の日曜日の中日新聞北勢版に子育て世帯向けのフリーペーパーを創刊していますという若い子育て中のお母様方の記事が載っておりましたけれど、その方たちも、一番に公園が欲しいと言っていらっしゃいます。また、日沖市長と対談とかさせてもらえたらいいなというお話があったんですけれど、複合遊具の設置、公園の整備についての今のお考えを教えてください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  今、保育園では野外体験保育を進めております。子どもたちがみずから遊びをつくり出すような遊具、野外体験に近い形での遊具といったものを工夫していきたいと思っております。でき合いの複合遊具で子どもたちがみずから遊んで、大人と一緒じゃない。ショッピングセンターでショッピングするのに、子どもがみずからどこかで遊んでいてほしいという大人の願いから設置された遊具なり遊びコーナーではなくて、子どもたちが自分で遊びを工夫できるような空間といったものは積極的につくっていけたらと思っております。  保健センターの東側といいましたけど、これは民地で市の土地ではございません。地権者の了解も必要ですし、時間もかかります。複合遊具の是非については議論の余地が残るであろうと思っております。にぎわいの森の景観ないしは、今、申し上げたように、みずから遊びをつくり出せるような空間を創出していくといったことであれば、積極的に検討していきたいと思います。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  子どもたちがつくって、自分たちで野外体験保育のようにとおっしゃるんですけれど、まずは遊具とかがあって、そこへお母様方やおじいちゃんやおばあちゃんや子どもたちが集まってくるというのがあって、その次に今度は遊具をつくってみましょうとかというんだったらわかるんですけれど、初めから遊具をつくって、そこで遊ぶというのはちょっと不可能と思いますので、初めに既存のものでよろしいので、そういうのを使って公園をつくっていただきたいなと思っています。  前回のときに、できればやっていくと、設置したいと思っていますと言っていただいたんですけれど、コンセプトに合うかどうかもそうなんですけれど、ぜひつくっていっていただきたい、それも早目につくっていっていただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  複合遊具を庁舎の中に設置しなければいけない理由が見つかりません。複合遊具をどこかにということであれば、場所も含めて検討することはできますけども、庁舎の中につくらなきゃいけない理由が見つかりませんのと、どういった人をターゲットにするのか、どういった目的でというのがはっきり私には理解できません。前回の議会の中で、もしも可能であるならば東側でというのは、現状では非常に難しいと考えていただけるとありがたいと思っております。複合遊具ではなくて、先ほど申しましたような、遊びをつくり出せるような、自然にマッチしたような遊具的機能のある施設であれば、一緒になって考えていけたらと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  ちょっと時間がないので、前、どうして必要かということはすごいたくさん述べさせていただきました。これから市長のコンセプトに合った公園でもまずはよろしいので、それを市民のために、市民が集まるきっかけになる場所としてそういうのをつくっていただきたいという思いで言っております。複合遊具が何とかというわけではございません。にぎわいの森が継続可能になるためにも、そして市民のためにもと思って、福祉バスが通る庁舎にいかがかと思って言っておりますので、前向きにこれからも、またちょっとゆっくりとお話して、つくっていただけることをお願いしていきたいと思います。会派ではこれを強く望んでおりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、質問事項2、みんなで支える公共交通についてです。  (1)「最適化アルゴリズムデータの視覚化」の詳細について。  (2)隣接する東員町や菰野町との公共交通面の連帯施策の可能性についてです。よろしくお願いします。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  最適化アルゴリズムデータの可視化は、今、三重大学と提携させていただきまして、郷土研究という形で進んでおります。現在のところ、数値データの可視化が大きなテーマでございますので、数値データが地図のような画像で今の状況がわかるようなことまでは来ました。各路線の評価結果は出ておりませんから、どう評価するかは今後の課題で、評価結果が有効であれば、次のバス路線の改定に際して参考になろうと思っております。  次に、東員町と菰野町との公共交通での連携について、公共交通と限定されると非常に難しゅうございます。東員町とは定住自立圏の形成に取り組んでおりますので、北勢線での支援ということで続けていきたいと思っております。菰野町とは今のところ全く連携はありませんので、何らかの形で連携がとれるように進めていきたいと思っておりますけど、公共交通に限られると非常に難しいテーマになりますので、定住自立圏の形成に向けて両町とも努力をしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  今、アルゴリズムデータの視覚化については、画像でわかるところまでは来たけれど、どう評価するかが問題で、まだ途中ということですね。せっかくいろんな方に協力してやってもらっていますので、早く結果を出してやっていっていただきたいと思います。  福祉バス利用者増のために潜在化しているニーズはどうやって捉えておいでるのかお聞きしたいと思います。利用者はお年寄りが多いと思うんですけれど、利用者をふやしていきたいなと思ってみえるのか、今だけではなくて、今後、どういうふうに思っていらっしゃるかお聞きしたいです。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  福祉バスは営業ではございません。乗客がふえることを指標にはしておりません。満足度を高めることに意義がございます。市民の皆さんが各自で輸送を担われて、福祉バスの利用者がゼロになったとしても、それで満足していただけるのであれば、それでもいいわけです。利用者を多くしなければいけないものではないと認識していただけるとありがたいと思います。  民間交通が撤退された状況の中で、大安から福祉バスは始まっております。三重交通が路線を撤退され、そこでどう選択するのかということで、白バスに切りかえ、白バスが運転手も管理者もスタッフがそろっており、非常に有効な手段でありましたので、ほかの3町にも福祉バスという方法で広めさせていただきました。今は定年延長の問題で運転手の確保が非常に難しくなり、状況が変わってきましたので、そこで満足度を得ながら維持管理をすることが精いっぱいの状況かなと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  利用者をふやすのに目的を置いていないとおっしゃったんですけれど、これから交通弱者はどんどんふえますので、福祉バスがあって、無料でどんな年代の人でも乗れるというPRはやっぱり必要だと思いますし、満足度を増すことが大事なのは当然です。そんなことはわかり切ったことなんですけれど、利用者をふやすことが目的、営業じゃないとか、そういうことも関係なくて、市民の足となって、どれだけたくさんの方に利用していただいて、便利と思っていただけて、それを存続していけるかが大事ですので、そういう意味で今の質問をしたわけではございません。いろんな年代の方が乗っていただいて、便利だと思っていただいて、たくさんの方に使っていただけることがいいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次へ行きます。  員弁郡定住自立圏共生ビジョンを2020年度から2024年度の第3次推進計画を来年度は策定されると思います。定住自立圏における取り組みの中で、市町村間の結びつきやネットワークの強化として、地域公共交通のネットワーク化、バス路線の維持などで119もの圏域が実施しております。もちろん本市もやっていて、地域公共交通ネットワークの維持強化、コミュニティバス及び福祉バスと鉄道及び路線バスとの連携強化、地域公共交通の利用促進などとして定住自立圏構想の項目に明記されておりますが、具体的にはどのようなことを考えていらっしゃるか、あるいは考えていこうとされているのかをはっきりと教えていただければよろしいです。お願いします。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  東員町さんとは定住自立圏構想でさまざまな形で連携をさせていただいております。特に医療でいなべ総合病院に対する支援は共同でさせていただいております。  近隣であれば、菰野町さんとは厚生連の形で経営母体は同じでございますので、今後、どう提携をさせていただくか、医療分野は提携をせざるを得ない状況にあろうかなと思っております。  公共交通は先ほど申しましたように、北勢線で東員町さんとさせていただいておりますし、福祉分野では介護保険の認定調査会もそうですし、障がい者の認定調査会も共同でさせていただいております。福祉分野は提携させていただいておりますけども、菰野町さんとは医療圏が違いますので、そういった分野は非常に難しいかなと思っております。  ごみの焼却施設は、東員町さんはRDFで桑名広域に入っております。市は単独でと考えておりますけれども、菰野町さんと同じ時期に炉の寿命が来ますので、環境分野で何か提携ができるかどうかは模索をしていけたらと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  今、公共交通についてお聞きしておるんですけど、菰野のお話がありましたけど、いなべ総合病院と菰野厚生病院は、御存じのとおり、JA厚生連三重北医療センターとして二つの病院で一つの医療センターという運営がなされておりますが、以前にも、ここの二つの病院へのバスの運行を検討するとありましたが、どのような検討がされて、どのような方向性を見出されていますでしょうか、教えてください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  公共交通について菰野町との協議は、一切、今のところ考えておりません。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  先ほど小川議員のときにオンデマンドも今は考えてないとおっしゃって、今もいろんな面から十分考えていただいておりますけれど、さらにいろんな角度から考えていただいて、市民によりよい公共交通となるようよろしくお願いいたします。  それでは、3、新たな学びの幕あけです。  (1)学校運営協議会の設置について。  (2)学援隊の活用策について、お願いします。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  学校運営協議会、学援隊につきましては、教育長より答弁をお願いします。 ○議長(林 正男君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  学校運営協議会の設置について、それから学援隊の活用策について御質問いただいております。ただ、先ほどいなべ未来の小川議員の代表質問と重複する部分も幾つかあると思いますので、御了解いただきたいと思います。  先ほどの小川議員の質問にもお答えいたしましたとおり、学校運営協議会の設置につきましては、平成18年12月に既にいなべ市学校運営協議会規則を定めております。この規則は、もともと石榑小学校にコミュニティスクール・学校運営協議会が立ち上がったことに基づき規則を定めておりました。その規則がございますので、その規則に基づいて、いなべ市の全ての小中学校で学校運営協議会を設置し、そして運営していっていただくということです。主体はあくまで地域の皆様、学校の子どもたちに豊かな学びと育ちのために、地域の皆様挙げて学校を支援していただこうという目的から設置するものでございます。  御承知のとおり、今、学校の教職員は超多忙化といいますか、なかなか大変な状況の中で、いなべ市の教育として代表されるように、地域とともにある学校、地域に支えられる学校が本当に子どもたちの豊かな学びと育ちにつながるものであると確信しております。そういうことから、いなべ市の全小中学校で学校運営協議会を設置してまいります。  具体的な取り組みにつきましては、先ほど小川議員の御質問にお答えさせていただきましたので、割愛させていただこうと思います。  それから、(2)学援隊の活用策についての御質問でございます。  学援隊の取り組みを始めまして5年目を迎えております。着実に全ての学校で学援隊活動を進めていただいております。これはまさに地域の皆様が学校の子どもたちを支援していただく、学校を支援する皆様ということで、学援隊という名前で進めていただいてます。  現在、1,628名の皆様に学援隊の登録をしていただいております。そして、本年度1月末現在で1,843名の方々が学校に子どもたちのためにいろいろな支援をしていただいてます。これを考えてみますと、いなべ市小中学校の児童生徒数から見ると、学援隊1,843人ということは、3人の子どもに1人の地域の方々が支援いただいておる形で、本当に手厚い支援をお世話になっておるところでございます。  具体的には、例えば支援内容としましては、ゲストティーチャーとして、学校の学習に参画いただき、学校の担任とティームティーチングで取り組みをしていただくとか、あるいはゲストで、きょうはこの方に来ていただいて、こんな勉強をしましょうと、地域の方々に指導をいただくものがございます。  あるいは、米づくりであったり、野菜づくりなどの農園活動は、まさに地域の方々、本当に米づくりや野菜づくりをしていただいておる方だからこそ、子どもたちに生きた教育をしていただきます。こんなふうにするのかということが本当にわかる、そんな取り組みをしていただいてます。  それから、しめ縄づくりであったり、あるいは昔の遊びであったり、マンボの学習であったり、茶つみ体験などの体験活動もしていただいてます。  学校はいろんなところにふぐあいが出てまいります。大きな工事は、当然、いなべ市がやりますけども、小さなことで、おれ、そこやったら直したるわ、あるいは、おれ、ちょっと行って、そんなぐらいやったらやったるわということで、いわゆる校舎の清掃、修理、あるいは校庭の草取りや庭木の剪定などの環境整備でも御活用いただいてます。あるいは学習発表会、餅つき大会などの学校行事の支援もしていただいております。  このような活用策を進めていただいておりますので、これと学校運営協議会とをうまくリンクさせていって、これから取り組みを進めてまいります。  以上です。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  石榑小学校は12年前からやっていただいておるということなんですけれど、成果についてはよくお聞きしておりますのであれなんですが、何か課題とか、石榑小学校でもしありましたら、教えてください。
    ○議長(林 正男君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  学援隊の皆様のお話なんですが、私たちは子どもたちのためにいろんなことをしたいと、自分たちの生きがいともかかわりながら、本当に子どもたちにいろんな支援をしたいと思うんだけども、具体的にじゃあどんなことを子どもたちにしたらいいのかが、やっぱりちょっとやりにくいということを聞かせていただいてます。だからこそ、学校運営協議会で地域の方々、自治会長さんであったり、老人会長さんであったり、民生委員・児童委員さん方に入っていただいて、こんなところで地域の教育力をお借りしようということであります。具体的な課題としては、どんなふうに子どもたちに支援するのかに対して答えさせていただくのが学校運営協議会だと思っております。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  私も入らせてもらってますけど、まだちょっと活動をしたことがないので、活動させていただけるといいなと思っております。  その次に、学校評議員から学校運営協議会になっていくんですけれど、なぜ学校運営に関しては権限を持たない学校評議員から、一定の権限を持つ学校運営協議会を推進されるのかということで、まず学校評議員は学校教育法施行規則第49条にこのようにあります。小学校には設置者の定めるところにより、学校評議員を置くことができる。学校評議員は、校長の求めに応じ、学校運営に関し意見を述べることができる。学校評議員は、当該小学校の職員以外のもので、教育に関する理解及び識見を有するもののうちから校長の推薦により当該小学校の設置者が委託する。中学校、高校にも準用するんですけれど、もちろん学校の職員さんは学校評議員になることはできません。学校、家庭、地域が連携する制度が整備されれば、より一層開かれた学校づくりを推進することができます。このような観点から、平成12年から実施されたのが学校評議員制度なのですが、このようなことが期待されています。学校は、保護者や地域住民の意向を把握、反映し、その協力の下で学校運営を図る。学校運営の状況を周知することで説明責任を果たす。学校評議員のできること、できないことと区別いたしますと、できることとしては、校長の求めに応じ、学校の教育目標及び計画に関すること、教育活動の実施に関すること、学校と地域社会との連携に関することなどについて意見を述べることができる。  できないことといたしましては、校長や教育委員会の行う学校運営に直接関与したり、拘束力のある決定をしたりするものではない。つまり、学校の教育目標や計画、教育活動の実施、学校と地域の連携の進め方などの学校運営の基本的方針や重要な活動に関する事項の最終的な判断は校長が行わなければならないというのが評議員でした。  次に、学校運営協議会ですけれど、地方教育行政の組織及び運営に関する法律47条の6に、学校運営協議会について述べられております。  ここからがちょっと大事なんですけれど、教育委員会は、その所管に属する学校のうち、その指定する学校の運営に関して協議する機関として、当該指定学校ごとに学校運営協議会を置くことができる。指定学校の校長は、当該指定学校の運営に関して、教育課程の編成、その他教育委員会規則で定める事項について基本方針を作成し、当該指定学校の学校運営協議会の承認を得なければならない。学校運営協議会は、当該指定学校の運営に関する事項について、教育委員会または校長に対して意見を述べることができる。これは画期的な権限だと思います。校長が作成した学校の基本方針を学校運営協議会が承認するのですから、つまり保護者、地域の方々が一定の権限と責任を持って学校運営に参画するわけです。  しかも、これに続いて次のような条文もあります。もうすぐですから、聞いてください。  学校運営協議会は、当該指定学校の教員の採用、その他の任用に関する事項について、当該職員の任命権者に対して意見を述べることができる。これもすごいことです。人事に関しても意見を述べる権限があるんです。  さらに、対象学校の職員の任命権者は、当該職員の任用に当たっては、前項の規定により述べられた意見を尊重するものとするとあります。  これらをまとめますと、学校運営協議会制度は、平成16年に制度化されたもので、学校運営委員会の権限は三つあります。今、述べましたけれど、1、校長の策定する学校運営の基本的な方針を承認する権限、2、学校の運営に関して教育委員会または校長に意見を述べる権限、3、学校の教職員の任用に関して意見を述べる権限です。  そこで、さっきの問題にもう一度戻りますけど、なぜこのように学校運営に関して権限を持たない学校評議員から一定の権限を持つ学校運営協議会を推進されるのでしょうか、そのわけを教えてください。 ○議長(林 正男君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  既に学校評議員会というのは全ての学校で進められておりますが、今、議員御指摘いただいたとおりの部分、権限がそれほどございません。しかも、回数は年間2回から3回程度で、学校の運営につきまして、校長から取り組みを報告し、それを御承認いただく形、そしてまた、意見をいただく形です。そうではなくて、やっぱり地域の皆様挙げて子どもたちの豊かな学びを進めていくことは、この法律第47条に基づきまして、もっといなべにふさわしい、いなべならではの学校運営協議会をつくっていくことでございます。この法律は、あくまで今、努力義務で、そのように努めることという段階になっておりますが、いなべ市はそれを先んじて、ぜひ子どもたちのために地域の皆様方の御支援をいただこうということで進めてまいります。  先ほど、るる、細かく条文を御説明いただきましたが、その中でいなべ市にとって大事な部分、何よりも子どもたちを支援いただく部分、それから学校運営の計画を十分御説明して御議論いただく部分こそ大事に取り組みを進めてまいろうと思っております。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  学校運営協議会の制度の導入に当たりましては、校長や教育委員会に学校運営について意見を述べる教職員の任用について、任命権者に意見を述べるといった法令上付与された権限の観点よりも、今、教育長がおっしゃったみたいに、地域が学校を支援するという観点から導入している場合が多いのが実情です。  調査研究報告書によりますと、教職員の任用に関する意見が出された学校の割合は2割に満たないという結果が出されています。教職員の任用に関する意見につきましては、この権限が乱用されないかと懸念があるために活用されていない面もあると思います。  実際、教職員任用に関する意見を活用した例といたしましては、ある小学校で、学校支援ボランティアの活動をしていた学生が教員採用試験に合格したため、そのまま当該小学校で採用したいという意見を都道府県教育委員会に申し出て、実現できた例もあります。  学校運営協議会制度を展開していくに当たりましては、学校運営協議会の役割について、学校運営に関して保護者や地域住民の意見をより一層反映させて、学校運営の改善を図るという機能を強調した上で、市内各小中学校に展開していくものだと考えていますが、いかがでしょうか。 ○議長(林 正男君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  今の教員の任用にかかわる部分につきましては、いなべ市の学校運営協議会規則には設けてございません。と申しますのは、今、既に石榑小学校が12年たっておりますが、例えば15校中1校でそのような人事権を付与する形では、絶対きちんとした適正な学校教職員の配置ができないことから、全ての小中学校で学校運営協議会を設置してこそ、いろいろな意見を大事に考えさせていただけることになりますので、スタートラインをまずはそろえていかなければいけません。それ以降、必要な部分については考えていかなければいけないことだと思っております。 ○議長(林 正男君)  伊藤智子君。 ○7番(伊藤智子君)  そこのところはとても重要だと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  権限を持つ会ですので、人選から慎重にしていっていただけると思っておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。  学援隊につきましては、学援隊と学校運営協議会についてのかかわりを教えていただこうと思っておりましたけれど、先ほどから教育長が説明していただきましたので、工夫を凝らしていっていただきたいと思います。  これからは子どもたちを育てていく上で、地域の力というのは、本当に教育長おっしゃったとおり、さらに必要になってくると思います。学援隊に名を連ねてくださった方々は、お願いすれば、大変大きな力を発揮してくださってきましたし、これから発揮してくださることでしょう。各学校ごとの特色ある学援隊のサポートを、教育委員会はまたさらにしっかりとやっていっていただきたいと思います。  そして、学校運営協議会はいなべの未来を背負う子どもたちにとって有意義なものとなるよう、今の力強いお話を聞いておると、そういうふうになっていくと思いますが、誰の重荷にもならず、建設的な意見が飛び交う場となって、地域の大人にも子どもにも元気を与えてくれる協議会となることを願ってやみません。日ごろは本当に一生懸命やっていただきまして心から感謝しております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。  これで、創風会、伊藤智子の代表質問を終わります。本当にありがとうございました。 ○議長(林 正男君)  創風会、伊藤智子君の代表質問を終了します。  暫時休憩いたします。                午前 11時13分 休憩                午後  1時00分 再開 ○議長(林 正男君)  会議を再開します。  休憩前に続き、代表質問を続けます。  質問順位3番、政和会、川瀬利夫君。  11番、川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  拍手もいただきましたが、30分ばかりで終わりますので、よろしくお願いしたいと思います。  施政方針に沿って、質問事項1、新たな社会資本の幕あけということで質問に入らせていただきます。  (1)1-13、放置森林や竹林の伐採支援で、市長は、獣害対策として、農地や民地との緩衝帯となる樹木、竹等については撤去処理を推進するため、チップ化する粉砕機を無償でレンタルと言われておりますが、どこが主体でどのような運営をしていくのか、波及効果はどのようなものか。これは、先ほどこの趣旨について、他の議員に説明されておったんですけども、確認の思いで、もう一度、お願いしたいと思います。  (2)1-15、あじさいクリーンセンターの機能強化について、私は今年度も桑名広域清掃事業組合議会に出席させていただいております。そして、そのセンター内で、現在、約120億円をかけて新しいごみ処理施設の建設が進んでおります。また、処理施設の見学の機会もいただきましたので、見学もさせていただきましたが、すばらしい施設を建設されていました。いなべ市の脱退は決まっているのですが、それを見学していると、すばらしい施設ということで、何か複雑な思いも私はありました。  あじさいクリーンセンターも平成26年に約16億円をかけて約15年の長寿命化を図った経緯もあり、2021年からの員弁町分を含めた4町のごみの処理が始まります。  そこで、将来の処理施設がどうなるのかも含めて、次のことを質問したいと思います。  ①脱退後の不測の事態が生じた場合の対応はどのように考えておられるのか。  ②これも施政方針で上げられておりました。ごみ集積場の管理体制の評価公表の中身の詳細をお聞きしたいと思います。  そして、③ごみ処理施設の将来の展望、この3点をお聞きしたいと思います。  以上です。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (1)放置森林や竹林の伐採支援について、どこが主体となり、どのように運営されていくのかですが、主体は各自治会、各農家組合、各森林組合、そして個人でもレンタルできる形での規則をつくっていけたらと思っております。  それと、どのように運営していくのかでございますけれども、まだはっきりしてませんけども、利用したい自治会や農家組合から申請書を上げていただいて、それに許可書のようなものを発行して、許可書を持った人がアクティオさんに行って粉砕機を借りられる。そして、そこで何らかの報告書を上げていただく形になろうかなと思っております。周知徹底は6月の自治会長会や4月の営農推進委員会などを通じて周知を図っていけたらと思っております。  次に、(2)あじさいクリーンセンターの機能強化で、①脱退後の不測の事態の対応はですが、桑名広域清掃事業組合と一般廃棄物処理業務に関する協定書を既に平成24年11月に締結しておりまして、いなべ市に不測の事態が起きた場合は、お互いに協力し合うという協定に基づき、桑名広域清掃事業組合での処理をお願いし、桑名清掃事業組合に何かあったときは、いなべのあじさいクリーンセンターでということで、協力し合いながらやっていきたいと思っております。  次に、②ごみ集積所の評価方法ですけれども、あじさいクリーンセンターでの員弁町分のごみ処理ということで、延長運転も含めて機能強化を図っていかなければいけませんので、その分、リサイクルをより進めさせていただけるとありがたいと思っております。  燃えるごみの青い袋を検査したところ、その中には紙としてリサイクルできるもの、布としてリサイクルできるもの、プラスチック類としてリサイクルできるものがおよそ75%を占めております。ということは、4分の1にできる可能性があるということですから、より徹底していきたいと思っております。燃えるごみに燃える可能性のあるものが入っているケースはまだいいんですが、燃えるごみの袋の中に燃えない缶、瓶などが入っているケースなど、ルール違反のところもあります。きっちりしておられる集積所とそうでない集積所を何らかの形で市民の皆様にも公表させていただいて、実際に管理されておられるのはほとんど自治会長さんになってきますので、自治会長さんの御苦労を皆さんもわかっていただけるような仕組みづくりができないかと。もう一歩踏み込みますと、今、75%のリサイクルできるのに燃えるごみに入っているものの比率が、もう少しリサイクルに回っていくとありがたいと思います。さまざまな形で啓発する意味で公表という表現を使わせていただきました。この公表の仕方については、今後、検討していきたいと思っております。  続きまして、③ごみ処理施設の展望ですが、あじさいクリーンセンターは平成5年に稼働開始いたしました。そして、平成24年、平成25年に大規模改修を実施いたしまして、現在、平成40年まで稼働ができる延命措置を実施している状況でございます。したがいまして、平成39年までに、もう一度、大規模改修を行い、さらに15年稼働を続ける方法を、今のところ、再延長可能だとのことですが、時の政府の判断によって変わってくる可能性もあります。新しい焼却炉を新設するケース、それともう一つは、太平洋セメントの藤原工場がございますので、一般廃棄物も太平洋セメントで処理をお願いするケース、これは塩素濃度とかいろいろな問題で、そのまま一般廃棄物を持ち込むことはできません。一次処理をどこかでする必要があります。一次処理をして、太平洋セメントに委託することが可能なのか、委託料の関係上、合理性があるのかどうかを協議をしていかなければいけませんので、その3通りで、今後とも、平成40年以降のごみ処理をどうするのかを長い目で考えさせていただけるとありがたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  それでは、まず(1)の質問で、レンタルも含めて自治会等に周知をしていくということで、今までどの事業についてもそのようなことを述べられておったんですけど、これは本当の意味で広げていく。やはり自治会によっては前向きなところと、非常に荒れておるところがあるのにもかかわらず、活動が余り活発でない自治会もあると思うんですが、どのような形で啓発も含めて、行政が主導になってやっていくのが本当だと思うんですけど、その点についてはどうですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  まず、竹などは、今、受け入れておりませんので、極端な話、焼却するか、2メートルなら2メートルで切って、竹やぶの中にそのまま腐るまで置いておくか、どちらかの方法しかありません。やる気になっていただく自治会を応援したいと思います。今、処理に本当に困ってみえます。桑名でも桑竹会という会がありまして、竹やぶを管理し、そこでチップ化することにより、有機物が生えることによって、土地がふわふわになって、また新しいタケノコが出やすくなるという好循環を生んでおります。森林にもう一度有機物を入れることにより、森林もまた肥料分が入り、生き返ります。そういった好循環も含めて、それが危険になっている木の処理と一緒にできればと思っております。無理に自治会に強制するわけではございません。今、やる気になっておられる自治会さんが切った竹とか枝の処理で困っていらっしゃるのを手助けできればなと。個人さんでもやる気になっておられるのであれば、機械をレンタルいただいて、みずからの竹やぶを、すばらしいタケノコ山によみがえらせていただくとありがたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  この獣害対策等で見る放置森林とかいう問題については、行政が主導的立場で進めていかないと、自治会だけでありますと、なかなか大事なことでも進んでいかないと思っておりますので、思いつきだけにならない形で進めていってほしいと思っております。  ちょっと角度を変えますけど、市長は其原地内で1月上旬に夕方5時ごろ、市道においてイノシシとの人身事故があったことを知っておられますか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  存じ上げております。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  その方は高齢の方なんですけども、複雑骨折をされて、また、イノシシのきばで腕を引き裂かれたと聞いています。現在も入院を余儀なくされております。  そして、その現場の状況は、ごみの集積場へその方がごみ出しに行った帰り道の市道であったことです。地元の方にもお聞きしておりますと、ごみに出しに行くことは、毎日でもあるようなことで、日常生活を脅かす重要な問題であると私は考えておるんですけども、その際、担当課は早急に行動を起こしていただいており、捕獲おり及び監視カメラ等を設置して、生息の調査もしていただいたと聞いております。担当部長、これは間違いないですか。 ○議長(林 正男君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  はい。今、議員おっしゃっていたように、すぐ対応させていただきました。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  そこで、イノシシの個体数が5頭確認されたということですが、これは間違いないですか。 ○議長(林 正男君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  今、議員おっしゃっていただきましたように、監視カメラをつけまして、ずっと監視させていただいております。その時点で5頭を確認しております。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  今回の事故は、施政方針で記されておる民地及び農地等の樹木、竹林からなる緩衝帯からイノシシが出てきて起こったことであるということで、非常に重要な問題であります。市長、やはり自治会等にお話して進めていくでなしに、行政主導でぜひとも早急に対応していただきたいと思っております。どうですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  一種農地につきましては、ほぼ耕作放棄地はございません。二種、三種農地と家の周り、放置家屋、空き家などは繁茂しております。その草木の処理が一つ問題になりまして、特に竹やぶ化してしまいますと、市も受け取れませんので、どうすることもできない。そこを粉砕機を利用してきれいに清掃していただく一つの動機になればと思っておりますので、所有者が管理をいただけるように啓発を進めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  これはぜひとも進めていただきたいと思います。答弁は要りません。  それと、獣害による人身事故ということで、この際、触れさせていただきますが、猟友会の方にお話も聞きました。これは何とかならんのと話したら、狩猟期間中では駆除はできないことも言われました。私は、皆さんも一緒かもわかりませんけど、テレビのニュースなどで、市街地等でイノシシが出没して、同様のことが起こったときに、警察官が出動されているところを見ました。そこで、私は警察の関係者ともお話しする機会がありましたので、お聞きしたら、緊急の状況においては出動もしますとのことです。しかし、抜本的なことは市で対応していかなければならないとも言われておりましたし、私もそうだと思っております。  獣害対策での緊急事態の対応として、狩猟期間中であっても、安全確保を十分にして獣害の駆除が行われるように、早急に関係者と協議をしていただきたいと思っておりますが、担当部長、どのように考えてますか。 ○議長(林 正男君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  この其原の事故に関しましては、市で人的被害対策本部を持っておりまして、すぐに会議を、副市長を本部長としまして、各関係部長に集まっていただいて、農林商工部からは猟友会に、あるいは教育委員会からは学校にという形で、すぐ連絡等の対応をとっていただくことにさせていただきました。猟友会の会長にも、こういった事故が起きて対応してもらえないかと依頼をし、現場での確認もしていただきましたが、人家、集落のところですので、おりによる捕獲が一番いいだろうということで、現在、そういった対応をさせていただいておるところでございます。ここに限らず、今後もそうですが、人的被害に対応するために、猟友会とか警察署も含めた関係機関との協議の場づくりを前向きに検討していきたいと思っております。 ○議長(林 正男君)  川瀬議員に申し上げます。通告書に沿った形で質問をお願いします。 ○11番(川瀬利夫君)  入っておると私は思っておるんですけど、獣害対策。 ○議長(林 正男君)  いや、獣害対策はここに入っておりません。  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  わかりました。次へ進めます。  あじさいクリーンセンターの機能強化の再質問ですが、緊急時の協定書はきちっと対応できておるということですが、脱退する前からできておるもので、脱退してからも協定は結んでおるということですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  はい、そのとおりです。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  この辺のところについては、事故はあってはならんのですけども、これは安心したところであります。  次に、ごみの集積場の問題で、先ほどちょっと市長の説明があったんですけど、自治会長がごみの日は、朝、みずから監視をされているところがあると聞いております。また、住民の方が当番で順番に出ておられるということで、非常に大変なことをやっていただいておると思うところがあるんですけれども、監視カメラを設置されているところがあるとも聞いております。そこで、ごみ集積場の補助規約はどのようなものか、ちょっと伺いたいと思います。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  新しいごみ集積場は全て市が発注して、市が建てますので、自治会負担はございません。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。
    ○11番(川瀬利夫君)  市長が言われることはわかるんですけど、既存のごみ集積場がありますね。そこで例えば自治会等に入ってない方が不法投棄してきたらいけないので、フェンスとかいろんな形で保護される、そのようなところの補助については何かあるんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  補助ではなくて、市が発注して鉄製のおりをつくってもらって、それを置かせていただくやり方です。市の提携した箱を置かせていただくので、自治会負担はございません。それを既存のものと一体化した加工を市がしなさいとか、それに対する補助をという話であれば、ルール上、市が新しい箱を横に置きますので御容赦ください、これで対応くださいとお願いしております。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  こんなことで時間をとってもいけないんですけど、私のところの自治会のことを言うと、市長が、今、言われる箱のようなものは置いてないし、旧町時代から、住民の方に御理解を得て、借地に鉄でつくってある周りを金網でずっと囲ってある感じで、近くのところを見ても全て同じような形でなっておると思うんです。そういうことで、金網の補修、修理もあります。ドアのあれもあるもんで、その辺のところは市が面倒見てくれるということですか。 ○議長(林 正男君)  環境部長、川﨑力弥君。 ○環境部長(川﨑力弥君)  お答えいたします。  修理等については、北勢町の場合は、旧町のときに、一つの集積場に60万円の補助金を出して自治会で建てていただいたと聞いておるんですが、その自治会の集積場が上のほうが壊れたときには御相談いただいて、うちで直さなあかんと判断しましたら、直します。それがまだ使えるけれども、人口がふえてキャパが狭い場合は、区長さんと相談しながらもう一個設置する形を、北勢町の場合はとっております。  それと修繕については、うちで修繕できるものと、我々でやるわというときは、材料の支給をさせていただいております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  もう一点だけ、先ほど言いました監視カメラをつけられるところもあって、監視カメラの見積もりをしてくれと我々も言われたことがあるんですけども、監視カメラはかなり費用がかかるんですけども、これに対する補助はあるんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  監視カメラは、道路の監視カメラも含めまして、前に議論をされたことがあると思います。その画像の管理とかいろいろな問題が出ますので、市では補助制度とか、市で設置するとか、今はそれは考えておりません。市の公共施設の中につけて、それが見える範囲の監視カメラで対応しております。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  補助金はないということなんですけど、問い合わせも多いということで、監視カメラについては安価になってきたので、自分のところでつけられるところもあると聞いております。自治会長さんが、夕方、例えば私のところだと、火曜日に生ごみで、燃えないごみは金曜日なんですけど、それを逆に持ってこられて、自分が夕方、そこに残ったものをあじさいクリーンセンターへ持って行かれると。これはほかのところの方にも聞いております。大変なことですので、何とか監視ができないだろうかと。自分のところはこういうふうにしたいんだけど、補助で何とか出ないのかなと。いろいろ苦労をされとるもので、出ないという決め方じゃなしに、費用の負担、全額ではなくても、何か出る方法を考えていただくといいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、市民にとってごみ処理施設は最も重要な問題であるということで、早急にこのことも考えていってほしい。そして、ごみ集積場の管理体制を評価公表することが言葉だけにならないように、大変かもわかりませんけど、このことについて差別化もして、詳細を公開をしていただくことをお願いしたいと思います。  次に行きます。  次に、2、新たな産業の幕あけ、(1)2-5、農産物のブランド化で、市長が、ことし、新しくいなべ和牛のブランド化を進めたいと書かれております。今まで食についてはブランド化でいろんな名前を上げられましたが、食をキーワードとした市のブランド戦略は進んでいるのか、以下のことをお聞きしたいと思います。  ①いなべ市の特産といえばそばのイメージが浸透していると記されていますが、にぎわいの森に出店するはずであったそば屋がなくなりました。そのことについて、今後の展望も含めた市長の所見をお伺いしたいと思います。  ②いなべ和牛、そば、そしてのぼりも上がっておりました、いなべを食すということで、茶っぷりん、そしてにぎわいの森、ジビエなど、これらを効果的かつ有効的に進めるため、市の体制はどのようになっているか、2点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  にぎわいの森でのそば屋さんの建設につきましては、議会で否決されましたので、断念させていただきました。私も非常に残念でございますけれども、仕方がございませんので、一孝庵さんにはおわびをさせていただいております。  しかし、そば粉の需要拡大につなげるため、市内のそば打ち人口をふやすということで、全麺協の素人そば打ち認定会をこれまで7回開催しておりますけども、有段者が順調にふえまして、300人近くとなりました。認定会も県内では今後とも進めていきたいと思っておりますし、その中には、職員でもそば屋を始めている方もいらっしゃいますので、プロのそば屋さんに転向される方もどんどん応援できる形にしていきたいと思っております。  新そば祭りということで、秋にはそば祭りも、引き続き、ことしも開催できたらなと思っております。  いなべを食すにつきましては、いなべ市内で生産された農産物、農産加工品を市内各店舗が使っていただいていることを市が認証するといった制度で、いなべで食すというのぼりでメニュー看板を配布しまして、各店主さんがこれを利用して宣伝いただくシステムをつくりました。今も続いておりますので、いなべの食材を利用した食堂や店舗をどんどんふやしていけるように頑張っていきたいと思っております。  にぎわいの森の出店者もいなべの農産物をできるだけ使いたいということで、どんどん紹介してくださいとおっしゃっておられますので、いなべの農産物をできるだけ食材として使っていただくように情報発信を引き続き行っていきたいと考えております。  そしてまた、いなべ和牛、さくらポークなど、農家ではほかに負けない品質を誇っているものもありますので、そういったものをブランドとしてできるだけ広くPRできるように、商工会、観光協会を連携を密にして取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(林 正男君)  2番を先にやっていただかないと、ここが終わらないんですが。  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  (2)2-7、ジビエ肉の生産については、ジビエ肉の安定した生産体制を確立することで、なぜ捕獲意欲の高揚や狩猟後継者の育成に努められるのかなと。狩猟後継者は非常に農産物の被害で困っているところでありますので、これは重要なことですので、お聞きしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ジビエ肉につきましては、今までほとんど流通してこなかったジビエ肉が、安全で安心できる食材として価値を持つのであれば、狩猟が自立可能ななりわいとなり、後継者の育成にもつながるものと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  まず、(1)2-5の再質問で、いなべを食すの事業について、これはたしか事業規約に検証することとなっておると思うんですが、どのような方法で検証し、どのような結果が出たのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  いなべを食すは、全てがいなべ産品ではなく、野菜や米といういなべ産品を使っていただくことを見えるようにしておる制度でございまして、ちょっと言い方は悪いですけども、いなべを食すを市が主導というよりも、いなべの新鮮な野菜を使っておるということで、お客さんに来ていただくように、そのお店、お店での努力でもってやっていただくことが基本でございまして、この旗を立てた、メニューを出したら、どれだけお客さんがふえるのかまでは、把握はさせていただいておりません。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  検証したということで、地元の食材を使ってというのは理解できるんですが、民間の方がやったわけではなく、行政が主導でこの事業をされたということであれば、検証結果をきちっとして議会にも報告もしないといけないと思います。このいなべを食すののぼりもいっぱい市内にあったんですけど、知らないうちに全然見かけなくなったという感じで非常に残念なんですけども、もう一度お聞きしたいのは、検証結果は結果として出てないということなんですか。 ○議長(林 正男君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  先ほども申しましたように、確かに言われるように、いなべを食すのこの事業をやったときには、私のところも、私のところもということで、どういったものを使われておるのかを確認させていただいて、のぼりがどんどんふえたと。数で申しますと、現在、55店舗がいなべを食すの登録宣言店でやってもらっております。のぼり旗がぼろぼろになって、新しいものをくださいと言ってもらっておるところにはお渡しさせていただいておりますが、ぼろぼろになっても全然言ってみえないところも確かにございます。  繰り返しになって申しわけありませんが、こういうことでいなべ産品を使っておるお店ですよということを、市が見えるような形でこの事業をさせてもらってまして、これをやったけれども、余りお客さんがふえなかった人については、のぼり旗くれと言われないのかもしれません。実際に検証して数をつかんでおるのかと言われると、私自身は把握しておりません。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  部長、正直ですね。今、言われたことで、ほぼいなべを食すのことについては理解しました。  ブランド化ということで何についても入ってくるんですけども、最後まで責任を持ってやるべきです。お店の士気も上がらないし、観光で市外からもたくさんの方がおみえになっておるということで、この辺のところは、一つの事業をきっちり決めたことを検証して、結果を報告して、そのお店にとっても、次につながることをやっていくべきだと思いますので、その辺のところはよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  いなべを食すに関してのみ、私はよくわからんと言ったんですけど、ブランド化ということで、そばの関係で、そばは獣害にも強く、気候的にも適しておるということで、市の施策としてそばをブランド化してやってきております。そばを使っておるお店等については、私の現在把握しておる数としては12ございます。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  今、部長が言っていただいたように、私もいなべの特産品はそばを売っていかなあかんのかなと。それは作付面積が多いというだけでなく、例えば信州へ行ったら信州そばであったり、武生へ行ったら越前そばという形で、非常にブランドとしてなっておると。ここで市長が言われるように、これも私がそばに対して理解がないのかもわからんのやけど、何でそば打ち人口がふえたらブランド化になるんかなと不思議な思いがするんです。今、店舗のことを言われてましたね。その中で、いなべ市のそば粉を使っている店舗の数はどれぐらいあるんですか。 ○議長(林 正男君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  言葉足らずでしたが、現在、お菓子、あるいは日本そばという形で使っていただいておるいなべを食すの店としては、私の把握しておるのでは10店舗、いなべを食すの宣言店となっていないところで2店舗で、合計12店舗把握しております。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  使ってみえないお店もあるということで、その辺の把握もなかなかできないと。ブランド化して情報発信するのであれば、いなべのそば粉を使った店舗と使ってないお店とを差別化することが必要と思います。その計画をしていかなあかんと思うんですけど、この考えについてどうですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  いなべ産のそばは人気が高うございまして、市外の方から全量引き取りとかいろいろ提案もいただいておりますが、生産が追いつかない状況でございます。そういった状況の中で、名古屋の有名店などからの引き合いがありますので、大手にどうしても流れざるを得ない感じになってしまいます。そば粉をできるだけ使ってくださいという状況ではなく、いなべのそばの生産をふやしていただきたいのが今の状況かと。特に昨年ですと、北海道が台風でやられて高騰しました。品薄感が出て、いなべのそばが注目を浴びたんですけれども、生産量が追いつかない状況ですので、できるだけ生産量をふやす方向に向けたいと思います。  以上です。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  市長の言っていることは理解できる部分も少しはあるんですけど、いなべ産のおいしいと言われるそば粉を使って、いなべのそばがいつ行っても食べられるお店をふやすことをブランド化として行政は主導していくべきと思うところであります。  農産物のブランド化は、先ほども何回も申し上げましたが、ブランド化を進めるのであれば、市が本当の意味での責任を持って、先ほど言いました検証、そして結果を広く市民に公表していただきたいと思います。  そして、(2)ジビエ肉の生産の再質問です。  そもそもジビエの生産施設は獣害対策の一環から始まった事業であると私は考えます。ジビエ肉の生産施設の職員が捕獲して生産することが狩猟後継者の育成になぜつながるのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  先ほども申しましたように、イノシシの肉、鹿の肉はきっちりとした保健所が認められる解体所でないと保健所は認めませんので、通常の流通には乗りません。闇ルートで売買されるしかないんです。それを通常の流通ルートに乗せることで、みえジビエとして三重県がブランド化し、ちゃんと認証を受けたところであれば、三重県が販売ルートも全て保障するところまで言っていただいています。その正規の販売ルートに乗ることによって、販売が安定し、なりわいになる。そうしますと、狩猟というなりわいができ、生活が安定する。それで生計を立てていく方が出てくるということです。そしたら狩猟後継者の育成につながります。猟友会がされておられる趣味の世界ではなくて、狩猟のプロをふやしていけるように努力し、その一環でジビエ肉をみえジビエという一つのブランドとして、安定して保健所が認めるものに確立していくことが市の狙いであり、県の狙いであり、国の狙いでございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  現在も、獣害対策で、おり、またはわななどで、農作物被害に遭っている方、狩猟されている方からお聞きしたのですが、その際に、ジビエ工房に連絡して、あと何とかしてくれという話をしたら、相手にもしてもらえなかったということもお聞きしました。そのことから、今後、どのような運営方法をとられるのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  このいなべジビエ工房につきましては、保健所はもちろんですが、県のみえジビエの認証も取った施設でございまして、解体方法等厳格な衛生管理のもとに行われる工房です。ですから、今、議員のおっしゃいましたように、猟友会、あるいは猟友会に入ってなくとも狩猟免許を持ってみえる方がとりにきてくれといっても、相手にされなんだと。個体の状況にもよりますので、捕まってどれほどたっておるのかということも、みえジビエの管理のマニュアルには厳しくうたわれておることもありまして、何でもかんでもつかまったからという調子にいかないものですから、そういったことを聞かれたんだと思います。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  専門的なことはよくわかりませんけど、そもそもこのジビエ工房を何でつくったのか、獣害対策の一環でやったということで、ジビエ工房のブランド化は大事なことかもわかりませんが、市民の獣害対策のためにできた施設であると。それがジビエ工房の施設、名前は言いませんけど、法人の方、お一人に市が無償で貸与しとるということで重要なことなんです。重大なんです。市民にとって獣害対策のための大事な施設であるということをもう一度確認して、そのことを忘れることなく事業を進めていただきたいと思います。答えは結構です。  次に、3、新たな学びの幕あけ、3-5、国体準備とTOJ。  (1)サイクル事業の推進をするのであれば、市内の飲食店等にサイクルラック等を設置しているが、その効果はどの程度あったのか、検証されたのかを伺いたい。  また、これも施政方針の中に記されているんですけど、(2)国体の開催を一過性のものにとめることなく、後世の遺産になるように工夫を凝らしますと。どのような工夫を凝らされるのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (1)サイクルラックにつきましては、45カ所に設置しております。数値的な検証は出ておりませんけれども、すし屋さんからは、サイクルラックで立ち寄っていただく方がふえたとか、パン屋さんからも喜びの声が出ておりますし、阿下喜温泉からも、自転車で立ち寄る方が多くなったという声が出ております。評価する声が多いということで、今後とも、サイクリストの訪問していただきやすい環境づくりを推進していきたいと思っております。  (2)国体後の施設の利用につきましては、いなべ総合学園の女子ハンドボール部が全国大会に行くような形で、そこが員弁運動公園体育館を利用しておられます。ホームチームが強くなり、今度は照度がきっちりして正式の大会もできるといったことで、より広めていけるように頑張りたいと思います。  自転車の町という意味では、ツアー・オブ・ジャパンはもとより、ヴェロフェスタとかAACAカップ、今度はレンタルサイクルもやりますので、自転車の町をアピールできるようにまちづくりに努めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君に申し上げます。発言時間、残り5分です。  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  再質問させていただきます。  まず一点目、先ほど他の議員のところで言われておったんですけども、TOJを開催する契約は1年ごとなんですか。どういう契約の仕方なんですか。ちょっと教えてください。 ○議長(林 正男君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  ツアー・オブ・ジャパンの契約と、今、言われましたね。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  ツアー・オブ・ジャパンをする、しないという意思表示を、私は、例えば3年契約とか5年契約と思っていたんですけども、違うんですか。 ○議長(林 正男君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  このツアー・オブ・ジャパンを始めさせていただくに当たって、TOJの本部に、大阪から東京まで行くわけですけども、その中でいなべとしてやらせていただきたいと手を挙げて、何年契約とかではなくて、これは、私のところがようしませんとか、あるいは重大な事故が起きたとかということがなかったら、契約で切れるというものではなく、できるものと思っております。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  こんなしっかりしてない答えしかもらえんのやったら、次に行きます。  確かにロードバイク等の愛好者がいなべ市内で多くなったことは理解するんですけども、自転車の危険性を訴える声も強く聞くんですが、どのような安全性を確保して観光につなげるつもりか、ちょっとお聞きしたいです。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  キナンサイクルがホームチームで、今度、キナンサイクルの選手が引退されて、いなべ市に地域おこし企業人として来ていただいて、学校の安全教室など啓発を進めていただける予定でございます。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  一過性にすることなくということも、私、理解できなかったところはあるんですけれども、市内外の高校生や大学生の合宿等で運動施設を利用してもらうことも重要ではあるんですけども、宿泊施設を併用することも工夫の一つであるという考えはありますか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  合宿所の形で誘致するには、もっと整備が必要になってまいります。宿泊所と併設した形とか、その種目に特化したものは、非常にいなべ市で誘致するのは難しいと思います。 ○議長(林 正男君)  川瀬利夫君。 ○11番(川瀬利夫君)  私は、この緑豊かな環境的にもすぐれた旧小学校を宿泊施設として活用してはどうかと思い、所見を伺いたいと思いましたけど、やめておきます。私はこのように思っておるので、またこれは考えてください。
     それでは最後に、我々政和会から申し上げたいのは、執行部の方々は施政方針の中身を十分に熟知していただき、各事業をやったらやりっ放しにならないように、責任を持って進めていただきたいということを述べて質問を終わります。 ○議長(林 正男君)  政和会、川瀬俊夫君の代表質問を終了します。  ここで、暫時休憩いたします。                午後  2時01分 休憩                午後  2時10分 再開 ○議長(林 正男君)  会議を再開します。  休憩前に続き、代表質問を続けます。  質問順位4番、かがやき、位田まさ子君。  16番、位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  16番議員、かがやき代表、位田まさ子です。議長の許可を得ましたので、質問いたします。  まず、質問事項1、財政状況について。  主なる事業を終えたいなべ市の財政状況についてお尋ねいたします。  地方債の残高が432億円あり、片や基金残高は88億円と、財政表を見ますと、平成22年度から比べても、今年度は最小の基金額であります。  普通交付税の合併特例債措置も終わり、国からの財政措置も新たな算定基準になってくると書いてありました。今後、当分、高債務、低基金の緊縮財政が続くと示されたことについて、まず市長の御所見をお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  これまでは合併特例債を活用して教育施設、福祉施設など、比較的規模の大きなハード事業を実施してまいりました。これからは地方創生交付金事業や地域おこし協力隊事業など創意工夫により、少ない予算で大きな効果を発揮するソフト事業を重視した施策に転換を進めていきたいと思っております。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  よくわかりました。緊縮財政で、地方交付税の中で使えるものを使うということで、今のお話だと、緊縮財政でもそんなに心配はないのかと思います。この表を見ますと、市民税は去年と同じ額で据え置くということですが、法人市民税は、景気がよくなると予想しておりまして、この財政を昨年より2億円の増収と高く見ております。世間では消費税アップで景気が低迷するのではないかと経済界でも懸念されております。市民の購買力が低下し、景気に影響が出ることを懸念して、政府は既にプレミアム商品券の発行までして、確実に景気低迷を予想しての対策まで出しておりますが、所得に関係なく、私たちも消費税が上がれば、購買は多分控えると思います。法人市民税の額はアップと書いてありますが、市長、この額でよろしいんでしょうか、見込みを聞かせていただきます。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  法人市民税は税制改革で、年々、税率が減少しておりまして、市税全体に占める割合も6%から8%と低いことから、影響は少ないと考えております。市税の内容を見てもらいますと、主な内容は固定資産税で、固定資産税の割合が一番多いのがいなべ市の特徴でございます。企業も活発な設備投資を既にやっていただいており、償却資産は既に発生している状況であります。それと評価がえの算定が、思いのほか、それほど下がらなかったことで、安定した固定資産税がありますので、それほど大きな減額にはならないと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  今、市長がお答えになったことになれば、本当に結構なことだと思います。でも、公債費、つまり支払い金額が3億8,000万円増で、国からの交付金が5億円減とされておりますが、経常収支比率が上がりまして、不安定な経済状況がこの数字から続くように私は思います。基金はある程度積んでおかなくてはなりませんので、この基金の取り崩しはいつまで続くのかお聞かせください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  今回、前年度から引き継いでおります防災施設と新庁舎の建設、下水道の企業会計化による補助金の繰り出しが重なり、大幅な基金の取り崩しとなりました。これは今年度に限定したことであり、財政健全化は保てると考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  今、市長のおっしゃったとおり、基金の取り崩しは今年度が一番ピークで、そんなに来年はないだろうとお答えをいただきましたので、ちょっと安心させていただきました。  でも、生活に必要な扶助費及び子どもの教育費などは、これから緊縮財政になり、カットするということはございませんか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  教育費に関しては、建設事業がない限り、大きくございません。建設事業をするかしないかによって、財政に大きく影響しますけども、市の歳出に占める教育費は、県の歳出に占める教育費の割合ほど大きくないと認識していただくとありがたいと思います。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  今、市長の答弁を聞いて、本当に頼もしいお言葉で、これを忘れずに職員も頑張っていただきたいと思います。  いなべ市は、今後、いなべの大事業、にぎわいの森の完成で、市民や市外の方々の購買意欲を期待しなければなりません。幾ら市がこうやってやるといっても、買っていただく、来ていただくお客さんの購買力を促進しなければ成り立たない事業です。緊縮財政による予算配分で、市民の生活に必要な扶助費や教育関係予算を削ることはないと市長は言っていただきましたので、派手ではないが、堅調な市民生活に沿った財政運営を今後も心がけていただきたい、これが本当の市民みんなの願いでございます。  では、次の質問に行きます。  質問事項2、新たな社会資本の幕あけ。  (1)空き家登録の活用と除却命令。  ①空き家登録が進まない要因は。  ②空き家除却の目標値と展望は。  目標値といいますのは、現在、早急な問題になっている空き家が何軒あるのか私にはわかりませんが、目標どおり除却できて達成できるのか、今後の展望についてもお聞かせください。  (2)あじさいクリーンセンター機能強化で、①員弁町のごみを受け入れることによる財政負担の試算はできているのでしょうか。  ②RDF(桑名広域清掃事業組合)への負担額と比較して、いなべ市の負担はどうなるのですか。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  空き家バンクへの登録が進まない要因は四つございます。仏壇を初め、家財道具がまだそろっているため。いまだ物置として使用しているから。相続手続が済んでおらず、相続人での合意がとれていない。見ず知らずの人に使ってもらうことに抵抗感がある。大体その四つぐらいが主な理由かなと思います。  次に、空き家の除却の目標値と展望ですが、補助事業を使われて除却された方の統計しかございません。御自身で壊されたケースは全く報告はありませんので、固定資産税でそこがなくなっているだけですから、わからないです。  実績は、平成29年度は5件、平成30年度は2件、平成31年度は5件を見ております。これは補助事業を使って、自主的に壊される方の数値です。施政方針では、近所から迷惑で危険だということで、特定空き家と認定される物件について、助言指導、勧告し、除却命令まで出せるように努力したいと書かせていただきました。  員弁町のごみをあじさいクリーンセンターで処理するときの追加の財政負担は、約2,000万円の負担増と考えております。  これを桑名清掃事業組合への負担金と比較してどうかということですが、建設分担金は除きます。管理負担金だけを議論しようとします。桑名清掃事業組合への管理負担金を1トン当たりに換算して今から申し上げます。平成29年度はトン当たり6万700円、平成30年度5万600円、そして平成31年度は6カ月分で3万5,400円と計上させていただきました。  一方、あじさいクリーンセンターでの処理費は、これも建設費を除いて、1トン当たり、平成29年度実績で約2万円、平成30年度で2万2,000円、平成31年度の予算で2万5,000円ですから、RDF(桑名広域清掃事業組合)の平成31年度が一番近い数字なんですが、それでも3万5,000円と2万5,000円の違いが出ており、あじさいクリーンセンターのほうが安価に処理ができます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  あじさいクリーンセンターは2年前から、議員の皆さんが、どれだけの試算でどれだけの金額なんですかと聞いてみえました。そのときの答弁が、多額な債務、債権が発生するという答弁でずっと続いておりまして、今回、数字がはっきり出て、市長がおっしゃったように、最終的にはいなべで処分したほうがコスト的には、負担金、分担金、建設費まで払っていたRDFよりはいいというお返事をいただきまして、員弁町のものとしては大変安心しました。員弁町はちょっと肩身の狭い思いをしておりましたので、RDFをやめると決定した時点で、もっと議員が議論すべきであったと思われます。これから員弁町がふえるごみの量、それから分別に励み、さらなる啓発が必要だと思われますが、先ほどの議員からもちょっとお聞きしましたが、分別の成績を示して公表したいとか、何か取り組みがもし員弁を対象にありましたら、お知らせください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ごみの啓発につきましては、全市を対象にします。自治会長さんに御負担が物すごくかかっていると思いますので、自治会長さんの負担を軽減できる形で、一般市民がもう少し気をつけましょうとか、例えば、これはおれがほったんじゃないからというんではなくて、ちょっと気をきかせていただいて、正しい分別に直していただくとか、サポートをしていただきまして、あの人がほっているから、私もほれるんだというのではなく、間違ったものが集積場に入っていれば、自分が直していただく世の中になると、どんどんよくなるのかなと。今回、公表と言わせていただいたのは、より分別を促進して、正しいマナー啓発していける一つの手だてにならないかなと提案させていただいております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  済みません、議長、順番を間違いまして、空き家の登録を先に言わなければならないのを、あじさいクリーンセンターを、直させていただきます。よろしいですか。  許可をいただきましたので、空き家登録の活用を再質問させていただきます。ちょっといい数字が出たもので、頭がいっぱいになりました。ありがとうございます。  空き家の登録は、今、市長もおっしゃってみえましたが、個人の権利や個人の自由もあり、一概に市でこういうふうにしなさいよと強制はできることではないと思いますが、市長の所信表明で数字が出ておった、2,000件ある空き家のうち、登録が6件では、市長、これは少々寂しい限りです。幾ら個人的事情があるといっても、ぜひ状態のいい家をできるだけ活用できるように、再度、市から声をかけ、有効活用を呼びかけていただきたいと思うんです。失礼なことを言いますが、ある程度、職員の力量、呼びかけ、努力によると思うんです。例えば、これからすぐに使えるような空き家があったら、何遍でも行って、こんなすばらしい財産を眠らせておく手はないですよ、もったいないですよとか、いろいろ呼びかけの方法、手だてがあると思うんですが、市長、いかがでしょう。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  まだまだ活用できる空き家を有効活用をと、地主さんに働きかける地域おこし協力隊がふえてまいりましたので、その活動を後押しする形で、できるだけ空き家を有効活用していただくようにお願いに上がっていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  昔、研修に行った市では、職員の努力一つで、町がよみがえるほどのにぎやかさを取り戻しております。どんなところでも一緒なんですけども、職員のやる気、いなべ市では地域おこし協力隊の方たちのおかげで、村が、町が再生できることがあるので、お願いしたいと思います。  いなべ市に行きたいという人は、現在、確実にいるんですから、頑張ってください。  空き家を除却することについては、倒壊のおそれがありまして、近所にも本当に迷惑がかかることです。これから固定資産税の解除で初めてやることなんですか。今までに前例はないわけですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  命令はやっておりません。段階が必要でございます。空き家等対策審議会で審議をいただいて、助言をして、指導して、勧告して、それでもだめなら命令で、まだまだ手続が必要だということです。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  ぜひとも、去年できました空き家対策条例にのっとって、正しい履行をしていただき、近隣の迷惑にならないいなべ市にしていただきたいと思います。  では、次に行きます。  3、新たな学びの幕あけ。  (1)学校運営協議会の設置について、学援隊と協議会の関係と体制はどのようなものでしょう。  (2)放課後子ども教室の充実。  ①今までの教室運営と相違点があるのですか。  ②主体である団体と市及び教育委員会の協力・連携体制はです。  どうぞよろしくお願いします。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  学校運営協議会の設置につきましては、教育長より答弁をお願いいたしたいと思います。  それでは、放課後子ども教室の充実に関して答弁をさせていただきます。  今までの教室運営との相違点でございますが、教室運営には変わりはございませんけれども、財源として事務局に集落支援員や地域おこし協力隊の制度を活用するだけでございますので、より活発に教室運営をしていただけるとありがたいと思っております。  主体である団体と教育委員会の協力・連携体制でございますけれども、放課後子ども教室、子ども活動支援センターは、学校では学ぶことのできない体験や学びができるいなべ市の教育に欠かせない事業でございます。各団体と連携を強化し、その財源確保に努めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  それでは、学校運営協議会の設置につきまして、学援隊と協議会の関係と体制はの御質問についてお答えさせていただきます。ただ、先ほどいなべ未来の小川議員、そして創風会の伊藤議員へのお答えとかなり重なる部分がございますので、御了解いただきたいと思います。  まず、学援隊でございますが、子どもたち、そして学校を支援しようとする保護者、地域住民によるボランティア組織でございます。学援隊に登録いただいている皆様方には、各学校より具体的な活動をお願いして、子どもたちの豊かな学びと育ちのために学援隊の皆様に助けていただいておるところでございます。5年前から立ち上げて、1,600人の本当に多くの方々に御支援をいただいております。  一方、学校運営協議会は規則で定められました15名以内の委員による学校支援を考える組織としてこれから立ち上げようと思っておるところです。  なお、いなべ市立石榑小学校におきましては、12年前から活動を進めていただいておりますので、あとの14校について、学校運営協議会をそれぞれの学校で立ち上げようというところでございます。  今、申し上げましたように、学校運営協議会と学援隊の関係なんですけども、それぞれの組織をうまく兼ね合わせて取り組んでいくことが狙いです。学校運営協議会では、保護者及び地域住民の方々によって学校運営を支援する内容や支援する仕組みを考えていただきます。具体的な支援については、学援隊の方々にお世話いただく。簡単に言えば、車の両輪で、学校運営協議会があって、一方、学援隊があって、そして相互の連携をしていただくことによって、より子どもたちの豊かな学びと育ちを取り組んでいこうという関係で進めてまいりたいと思っています。  体制につきましては、学援隊は各学校からの支援要望に対して学習支援や環境整備、あるいは文化体験活動や学校行事の支援、それから登下校の子どもたちの見守り、安全パトロール等々の具体的な支援をお世話になっております。  学校運営協議会は、今、申し上げましたように、石榑小学校で12年前から取り組みを進めていただいておりますが、今後、他の14小中学校に全て設置することによって、学校運営協議会では学校運営を支援する内容や仕組みを御協議いただいて、具体的な活動は学援隊が進めていく体制をつくっていかなければいけません。新たに学校運営協議会ができるわけですので、それをうまくコーディネートする役割が必要です。まだ仮称でございますが、コミュニティ推進員という役割の人にそこへ入ってもらって、うまくコーディネートしていただいて、それぞれの役割をうまく効果的に活用していただけるように願っておるところでございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  市長の所信表明の中からの抜粋で、本当に限られた中からの質問ですので、重複がいっぱいありまして、私の質問する幕がございませんが、今、学校運営協議会の具体的な内容を説明していただきました。では、ハード面で学校運営の中へ入っていただくというか、例えば学校建設、それから財政面、こういうところを直したいんだけれども、予算がなかなかつかない。員弁でこんなことを困っているんだけど、予算がないからできないんですという相談をたびたび受けますが、そういうハード面の相談の機会、それからソフト面で言えば、学校の中の一番の問題、いじめ問題やら学級崩壊などにその協議会がどこまでどういうふうにかかわるか、それは全然ノータッチなのか、それも相談に入れてとか、具体的にお答え願います。 ○議長(林 正男君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  うまく御質問いただいて、本当にありがたいなと思うんですが、ハード面にはかかわりません。あくまで学校運営にかかわります。ハード面は学校運営ではなくて、ソフト面にかかわっていただきます。具体的に議員がおっしゃったいじめ問題も当然その部分で御協議いただく。学校を支援していただく役割ですので、学校教員では精いっぱいやっていても、まだいろいろな問題がある。このことについて、地域の御経験豊かな方々に学校へ入っていただいて、ともに議論をし、協議をし、そしてこんなことをやっていこうというのを進めていきたい、これが学校運営協議会でございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  一番私もいい答えをいただきました。それが一番肝心じゃないか。協議会を立ち上げて何をするんだ。学援隊で窓ふきも、今度、また行きます。草刈りも行きます。植木の刈り込みも行くんですけども、いっぱい協議会、学援隊を立ち上げて、一体何をするんだという疑問が本当にありました。今、教育長が明確に答えていただいたのでわかるんですけども、協議会の中でのソフト面の子どもにかかわること、学級崩壊とか問題になっています。それを聞かせていただきまして、きょうの一番の手柄やなと思いました。
     放課後子ども教室については、市長にお答え願いましたが、従来と変わらない扱いであることが本当によくわかりましたし、今後もこのまま継続できるよう頑張ってほしいと思います。  今、一番求められているのは子どもへの関心です。虐待を初めいじめ問題、子どものさまざまな生活状況を確実に把握すること、放課後の子どもの生活の充実、健全な子どもの環境が本当に必要なんです。学校教育だけではできない側面を補佐する事業が本当に大切だと思います。市として、今、実施していただいているあったかい事業を、今後も削ることなく継続してくださることを切に願いまして、私の代表質問を終わります。 ○議長(林 正男君)  かがやき、位田まさ子君の代表質問を終了します。  暫時休憩します。                午後  2時43分 休憩                午後  2時55分 再開 ○議長(林 正男君)  会議を再開します。  休憩前に続き、代表質問を続けます。  質問順位5番、日本共産党いなべ市議団、衣笠民子君。  13番、衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  13番議員、日本共産党の衣笠民子でございます。通告書に従って、歳出予算について、新たな庁舎の幕あけについて、財政状況について、以上、3項目にわたって、日本共産党いなべ市議団を代表して代表質問を行います。  まず、1、歳出予算について、5点にわたってお聞きします。  (1)レンタルサイクル事業(3-5国体とTOJ)についてお聞きします。  ①平成28年度施政方針、今後はレンタサイクルステーションを整備して市内を自転車で周遊観光できる事業を進めますとの関連をお聞かせください。  ②レンタルサイクル事業はどのような事業なのか。  ③平成31年度の予算規模、事業内容は。  ④来年度以降の事業展開は。  次に、(2)暮らしの保健室(4-8暮らしの保健室)についてお聞きします。  ①どのような事業か。例えば他自治体の先進事例ではどのようなものか。  ②人員の配置は。  ③事業主体、事業形態は。  ④今後、全市に広げていくのか。  次に、(3)庁舎移転後の大安庁舎(3-2教育施設の整備)についてお聞きします。  ①旧4庁舎の活用全体についてはどこで検討されているのか。  ②庁舎移転後の大安庁舎の1階に中央児童センターの機能、新たな学舎とはどのような機能か。  ③平成30年6月に示された旧庁舎の方策についてには、大安庁舎に郷土資料館はありませんでした。庁舎移転後の大安庁舎2階に郷土資料館(博物館機能)の展示機能の移転を検討しと変わった検討過程、検討部署、会議は。  ④郷土資料館(博物館機能)の展示機能の移転とは。また、収蔵機能は現郷土資料館なのかお聞かせください。  次に、(4)児童虐待の未然防止(4-5児童虐待の未然防止)についてお聞きします。  ①経験豊富な人材確保とは。  ②未然防止の具体的な取り組みは。  大項目1の最後、(5)乳児保育の充実(4-6乳児保育の充実)についてお聞きします。  ①乳児にとって、子どもと保育士とが1対1で接する機会をふやす担当制の乳児保育を進めとあります。対象年齢をお聞かせください。  ②1対1の担当制にする保育士の必要人数、確保はどのようにするのかお聞かせください。  以上が、第1項目です。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (1)レンタルサイクル事業につきましての、①関連性はということで、今回の事業とは関係ございません。  ②どのような事業かでございますが、キナンの元トップレーサーを派遣いただき、学校での自転車教室やレンタルサイクル事業を進めたいと思っております。レンタルサイクル事業の詳細につきましては、今後、詰めていきたいと思っております。  次に、③サイクルツーリズムの予算は550万円を考えており、一つには、サイクルイベントの企画運営で、ヴェロフェスタやAACAカップなどの企画、サイクルガイド、いなべ市の自転車事業をPRすること、そして自転車の交通安全教室の実施、レンタルサイクルの拠点づくり、サイクルツーリズムの事業などをキナンさんに来ていただいてやっていこうということでございます。  続きまして、④来年度以降の事業展開はでございますが、国が平成29年5月1日に自転車活用推進法を成立しておりますので、自転車活用推進法の基本方針に基づいて事業展開をしていきたいと考えております。  続きまして、(2)暮らしの保健室で、①どのような事業かですが、初期の総合相談窓口機能、介護予防などの健康教室の開催、地域保健福祉のネットワークづくりでございます。  先進事例は、名張市のまちの保健室が先進事例で紹介されております。  ②人員の配置は、理学療法士2名、看護師1名。  ③事業主体は、市の事業として民間事業者へ委託事業と考えております。  ④今後、全市に広げていくのかは、効果を見て検討していきたいと考えております。  続きまして、(3)①旧4庁舎の活用についてどこで検討されているのかの御質問ですが、関係部署からの意見や要望を総務部で取りまとめを行い、集約調整を行っております。  次に、②庁舎移転後の大安庁舎の1階の中央センター、2階の郷土資料館はどのような機能かということでございますが、郷土資料館の収蔵と展示を分離して、展示機能を2階にさせていただきたい。1階は児童館機能です。  続きまして、③変わった検討過程、検討部署、会議はですが、展示と収蔵を分離する方向で提案すると施政方針で書かせていただいただけでございます。  続きまして、④収蔵機能は現郷土資料館なのかの御質問ですが、現在の郷土資料館は老朽化により使用を続けることは難しいと考えております。  続きまして、(4)児童虐待の未然防止で、①経験豊富な人材を確保ですが、市の相談制度や専門性をより強化するため、国が示した児童虐待防止対策体制総合強化プランにより、必要な職員(児童福祉司、保健師、保育士など)を確保して、子ども家庭総合支援拠点の設置について取り組みを進めたいと考えております。  ②未然防止の具体的な取り組みはでございますけれども、保健師、栄養士等を配置した子育て世代包括支援センターを設置して、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援を実施いたします。  虐待の死亡事例の4割強がゼロ歳児である現状から、妊娠期から支援が必要な妊婦等の把握を行い、関係機関との情報共有に努めています。  その際、子育て支援等にみずから接点を持ちにくい家庭への支援も積極的に行うよう心がけています。特に母子保健、児童福祉などの部署が連携を行い、母子保健施設を通した虐待防止や早期発見に努めています。  乳幼児健診、妊婦健診未受診者のうち、虐待リスクのあるケースについて要保護児童等対策地域協議会での情報共有や療育支援訪問事業などを活用して支援の強化を図っていきます。  まだまだ続きますけど全部読みましょうか、どうしましょう。具体的な取り組みと書かれましたので、具体的な取り組みを説明しているのですけども、施政方針に対する質問、私に対する質問としてはなじまないような気もしますけど続けます。  また、未就園児で福祉サービスを利用していない子どもの把握を行い、関係部署が対象家庭を訪問して、現状と支援の要否を確認して、必要な支援につなげています。特に、児童虐待を発見しやすい立場にある学校、保育所などの職員に対する研修の実施を継続して行います。  要保護児童等対策地域協議会に登録されている家庭が転居した際、転居先で引き続き支援を行うことや、必要に応じて児童相談所も同席の上、引き継ぎを行うこととしています。  要保護児童等対策地域協議会に登録されている子どもについて、学校、保育所等から市町村または児童相談所に定期的に情報提供を行うことによって周知徹底をしていきます。  小児科医を初めとした医療関係者との情報共有や研修などによる連携体制を強化して、虐待対応体制の整備を図っていきます。  生活困窮家庭やひとり親家庭等に対する支援として、生活保護のケースワーカーや母子・父子自立支援員等が虐待を把握した場合、児童相談所や家庭児童相談室へ速やかに連絡できる体制を整えていきます。  続きまして、(5)①乳幼児保育の対象年齢はですが、3歳の誕生日を迎えた年度末までの子どもでございます。  続きまして、②1対1の担当制にする保育士は、国が定める配置基準は、ゼロ歳児3人に対して保育士1人、1歳から2歳児は6人に対し保育士1人となっています。しかし、従来からいなべ市は1歳児については4.5人に1人と国の配置基準を上回る保育士を配置しています。さらに、保育現場の意見を反映し、ゼロ歳から1歳児を担当する保育士の丁寧な保育を必要に応じて支援できるよう、今年度から該当園には乳児クラス支援担当フリー保育士1名を加配しております。全国的に保育士人材が不足している現状ですが、年間を通して人材確保に努め、短時間勤務を希望の方を組み合わせるなど、工夫をして確保に努めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  レンタルサイクル事業ですが、③あたりのところで、サイクルイベントという話がありましたけれども、レンタルサイクル事業なんですけど、その中でもレンタルサイクルの拠点づくりという話もありました。レンタルサイクルということは、自転車貸し事業ではないのかなと思うのですが、ここのところを明確にしてください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  レンタルサイクル事業も始めていきたいと思いますし、予算のことですから、サイクルツーリズムと地域おこし企業人で550万円計上しております。その説明をさせていただいたまででございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  私は今回はレンタルサイクル事業をお聞きしているんですが、施政方針の中にレンタルサイクル事業と銘打ってありましたので、貸し自転車事業が必要との声は、どこからどのようにあったのかお聞かせください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  観光とか、自転車での町を推進する意味で、観光に来られた方、今でもおひなさんで歩いていただいてますけども、そこに電動アシスト自転車などがレンタルできるのであれば、より観光が進むであろうということで、レンタルサイクルを提案させていただいて、事業化に結びつければと思っております。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  平成28年度施政方針の、今後はレンタサイクルステーションを整備して、市内を自転車で周遊観光できる事業を進めますとは関係がないというお話でしたが、これとは全然中身は違うんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  平成27年8月に自転車によるまちづくり推進として任用した地域おこし協力隊が、ツアー・オブ・ジャパンいなべステージのコース内にある三重北農協中里支店の旧ガソリンスタンドを活用して、レンタルサイクルといういなべ市内の観光案内、サイクリストの立ち寄りとして開設しようと計画したものが、おっしゃる平成28年度施政方針の内容ですから、今回は全く違います。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  今回はどのような人員でしようとしているんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  キナンサイクルから1名地域おこし企業人で派遣いただきますので、その方と市の職員2人ペアで、先ほど申しましたさまざまな事業を展開できればと思っています。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  施政方針で平成28年度にうたっておいて、結局、レンタサイクルステーションが頓挫しているんですが、今回はレンタルサイクル事業をまた一つするという話ですが、地域おこし企業人は3年の期限つきだと思うんですが、その期限後はどういうふうにするんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  前回、平成28年度の地域おこし協力隊の方が実際にはできていないので、3年後どうなるのかというよりも、まずことしレンタル事業を立ち上げるように全力を尽くしていきたいと思っております。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  レンタルサイクル事業は、それほど必要じゃないけれども、とにかく立ち上げることが大事な事業なんですか。目指しているものは何なんでしょうか。  前のレンタサイクルステーションのときは、市内を自転車で周遊観光できる事業という目指すものがあったと思うんですが、今回のレンタルサイクル事業の目指しているものは何ですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  自転車活用推進法の中でも自転車の活用についてレンタルサイクルも推奨されておりますし、自転車をいかに活用していくかが国の課題でもございますので、国の方針に従いまして、先進事例になるようにレンタルサイクル拠点をできればと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  次の暮らしの保健室に質問を移ります。  人員の配置のところで、理学療法士2名、看護師1名でしたが、これは正規の市の職員なんですか、どういう人なんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  集落支援員あるいは地域おこし協力隊のような形で入っていただくことを想定しております。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  集落支援員というのは、地域おこし協力隊とか地域おこし企業人のように3年とか期限はないんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ございません。
    ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  事業主体は市がするということで、事業形態は委託事業、どこに委託するんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  学童保育をやっていただいておりますので、学童保育を受けておられる事業者と一緒になって、昼間は高齢者で、その高齢者と学童の交流なども合わせてできればなと思っております。これは施政方針で書いてあります。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  内容をお聞きしたところだと、既存の地域包括支援センターや福祉委員会、ふれあいサロンなどの組織や事業との関係をお聞かせください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ふれあいサロンはただ集まっていただいて、最大1人500円を社協経由でお支払いさせていただき、閉じこもりにならないように地域の方が定期的によっていただいて、お話をして、近況を語り合うことによって、皆さん、元気になろうよという事業でございます。  そこに専門性のある看護師や理学療法士はいらっしゃらないので、専門性のある方に来ていただいて、相談窓口にもなっていただけるので、一歩前進です。そして皆さんが元気になっていただく。元気づくり体操ともう少し連携をとりながら、定期的な運動、そして予防につなげればなと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  その理学療法士、看護師である集落支援員と事業を委託されるスプリングとの関係はどういう関係性になるんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  集落支援員はあくまでも市の臨時職員でございますので、臨時職員が地域をフィールドとしてスプリングさんに行って、そこで事業を行う形です。どういう契約になるのかはこれから検討しなければいけないですけど、派遣という形でするのか、市の事業という形で置いておいたほうがいいかなと思います。集落支援員がフィールドとして旧中保育所をお借りするという形です。あくまでも市の臨時職員がそのフィールドに行くという形のほうがよかろうと思っています。詳細は決まってません。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  詳細は決まってないとのことですけれども、スプリングに事業委託をするというさっきの御答弁でしたので、それだと集落支援員がフィールドとしてスプリングを使うだけということになってしまうので、事業委託をされるスプリングはどのようにかかわるんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  そこのところはまだ詳細を詰めておりませんので、詰めて事業展開を図っていきたいと思います。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  次の庁舎移転の大安庁舎のほうに移りますけれども、結局、前に一世代前の建物をなくすというお話があったので、それは当然もとの大安町役場である郷土資料館は移転するんですよねと私が取り上げたときには、当分あのままですというお話だったけど、やはりあそこの場所では使えないということで、今回、移転を考えるというお話でした。  展示機能を大安庁舎の2階でする。収蔵機能を分離するとさっきの答弁で言われましたけど、施政方針では大安庁舎の2階に展示機能の移転とあるんですが、ちょっとそこのところをはっきりしてください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  今の大安の郷土資料館は、展示と収蔵が一緒でごちゃごちゃになっておりますので、それを分離しなければいけません。分離するに当たっては、本当に価値があるものと、この際に廃棄していいものとの仕分けも必要です。その仕分けが大安庁舎の地下室におさまるものであれば、収蔵は可能かと思います。それ以上に価値があるもので、どこかに収蔵しなければいけないとなれば、新たな場所が必要になってこようかなと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  施政方針では読み取れなかったんですが、大安庁舎の2階が郷土資料館の展示で地下が収蔵というお話ですね。では、大安庁舎には限らないんですけど、どのような団体が旧庁舎を事務所として利用できるんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  詳細を詰める段階でございますので、まだはっきりしておりません。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  それでは、NPO法人に限るとか、どういう団体に限るとかいうのもまだ決まっていないんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  あくまでも市役所の機能が最優先でございます。市役所の機能がどこまで占有されるのかは決まっておりませんので、それからNPOなどの外郭団体にオフィスとして使っていただく余裕がどこまであるかは確定していない状況です。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  庁舎機能は五つ目になった新庁舎ができ上るので、市役所機能は新庁舎に移転する。だから旧庁舎に残るのは総合窓口に限られていると思うんですが、それ以外にもあるんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  それ以外に、資材、機材をどこに収蔵するのか。この際に、郷土資料館と同じように廃棄するなり、中身を出してしまって、あけたほうがいい倉庫もあります。そういったものをどう整理していくのかは、まだ詰めの段階でございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  旧庁舎を事務所として利用する団体については、使用料は発生するんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  市が委託しなければいけない団体であれば無料でございますし、市が委託しなくてもいい民間主導の団体であれば、借地料が発生すると認識しております。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  まだ詳細は決まってないけれども、郷土資料館展示をこの大安庁舎の2階へというお話でした。そうすると、展示を不特定多数が鑑賞するために訪れるとなると、ここは2階に上がるのは、普通の2階に上がるよりももう少し高いと思うんですけれども、当然、エレベーター等が必要になると思うんです。また、ここは大きな吹き抜け部分があるので、かなり無駄なスペースになると思うんですけど、使うに当たっては大きなリフォームが必要と考えられるんですが、予算規模はどのように考えてますか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  全く想定しておりません。隣の老人福祉センターを改装をかけるときに、空調施設が共有でございますので、必ず改装が必要です。それと一緒に空調施設は整備が必要かと思われます。  ほかの設備については、固まった段階で考えていきたいと思っております。エレベーターについても、もしも借りられるのであれば、老人福祉センターのエレベーターを借りて2階に上がっていただけるような手法も考えていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  さんざん議会で郷土資料館をどうするんだというのにもかかわらず、あのままだという御答弁だったのに、突然、施政方針にありました。そういう方向で考えられているようですけれども、郷土資料館についても、しかるべきところで、いつ話し合っていくかということを構築して、郷土資料館について検討を始めてもらいたいと議会で言っているんです。そのときに、提案をしています、総合福祉センター用地に郷土資料館建設構想を検討するといいのではないか、総合福祉センター用地は高速道路のインターもいなべ総合学園と結ぶ橋もできる。三里駅からの直通のいい道も既にできています。中央図書館構想、市長が言い始めたことですが、北勢庁舎は活断層が近いとか、建物の構造上、上に重いものは乗せられないからということで、中央図書館構想も頓挫しています。  シビックコアが、市民の活動がつけ足しみたいであり、現在、市民活動センターも員弁町時代のお古のところを使っています。総合福祉センター用地に郷土資料館、中央図書館、若者の居場所、市民活動センターの機能を一体とした構想を、これから多くの人の声を結集していくといいのではないかと、そんな提案をさせていただいています。  今回の資料の4-3、事務事業別予算説明資料2ページの企画部のところで、公共施設等適正管理事業債など、普通交付税算入のある有利な起債により財源確保を推進しますとあります。財政的にも、ちょうどこういったことも当てはまってくるのではないかと考えられます。  今回の施政方針で出された庁舎移転後の大安庁舎2階に郷土資料館の展示機能の移転を検討しとされるに当たって、こうした議会での提案はどう考慮されて今に至っているんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  その都度、議会での御意見は賜っています。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  どのように考慮されましたか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ニーズと財政、補助金があるのかないのか、それと時期などを考慮させていただきました。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  でも、先ほどの議論でもわかるように、もしここの2階を使うとなれば、当然、エレベーターは必須ですし、いろんなことも必要だと思います。そうした財政的なことはまだ考えられていないんですから、今回、施政方針で郷土資料館の移転を書かれたわけですから、しっかりと市民の意見も聞きながら議論をしていただきたいと思っています。  そもそも庁舎建設のときも、現4庁舎を一つずつ建てかえるという提案をさせていただきました。しかし、そのときは、二つは駐車場にして新庁舎を建てるんだと、市長、大きな意気込みでしたけれども、結局、住民の皆さんの意見を聞いたら、建物だけでも欲しいからと、旧四つの庁舎は残すことに現状なっています。だからこそ、物事を進めるときは、市民の皆さんの意見をよく聞いて、しっかりと方向性を決めて進めなければならないと思いますが、そう思いませんか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  御意見として賜っておきます。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  児童虐待の未然防止のところで、いなべ市は生まれる前から、妊婦のときから相談に対応したりとか、きめ細かく取り組んでみえるということです。  今回、聞いたのは、施政方針に経験豊富な人材を確保し、未然防止に努めますとあったので、それなら何をするんだとお聞きしたわけですけれども、従来どおり、地道にやっていることをしていただけるのだと思っています。やはり早期発見、早期対処は大事なんですけど、未然防止というならば、虐待が起こらないことが未然の防止。こうしたことをやはり共通認識として、これまでどおりしっかりと対応していっていただきたいなと、長い御答弁でしたが、答弁を聞いてそのように感じた次第です。  乳児保育の充実ですが、しっかりと1対1保育をするとあります。乳児保育の対象はといったら、3歳になった年度末だと言われました。そしたら、3歳まで1対1担任制をするのかなとこれだと思いますよね。でも、先ほどの答弁ではそうでないかのようだったんですが、そこのところをはっきりしてください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  1対1の表現が違うわけです。保育士がころころ当番制のように変わっていきますと、乳幼児は不安になります。ですから、乳幼児に対しては固定の方がずっと当たると。マンツーマンカバーをしているわけではないです。ゼロ歳から3歳については3人に1人の保育士で、1対1ではないではないかと言われますけど、そういう表現ではなくて、乳幼児と常に固定の保育士が担当制として当たりますよというのを、保育の現場で1対1の担当制という表現を使って、広報でもお知らせしてますので、私も施政方針でこの言葉を使わせていただきました。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  4歳以上の子も担任制であって、毎日、担任の先生が変わるんじゃないと私は思っていましたが、そうではないんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  原則は担任制なんですけども、事情によってローテーションとか休暇とかいろいろありますので、それをころころ変わるのではないようにしましょうと。クラスは当然担任制ですけども、乳児保育の現場では今までそうなってなかったんです。ですから、今回、できるだけ固定した人にできるようにしましょうという改革を行っていますというお知らせでございます。今までそうなっていなかった現状を把握してください。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  それはなぜころころ変わらなければならなかったんですか。十分な保育士が確保できてないということですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  乳幼児ですと、3人に1人の保育士が要るわけです。乳幼児を扱うことについては、保育士の数が莫大に要るということです。その方が常に固定していることが非常に難しかったので、今までは変わることがあり得ると。命を預かることを大切にしてきたと。できればみんな一斉に食事したほうが管理するほうは楽なんですが、その子からすると、食べたいときに食べたい、寝たいときに寝たいんです。そういうことをやっているのはわがままだと、しつけになってないじゃないかという御批判も今まではあったわけです。それを変えて、乳幼児については、自然のままにすることを徹底させていただく。小学校に近くなってきた年長さんだと、集団生活の規律をある程度尊重しながら、就学に耐え得る秩序を根づかせていくということが、今までは全ての園で徹底されてなかったので、基本的なことから徹底しているという状況です。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  施政方針に子供と保育士が1対1で接する機会をふやす担当制の乳児保育を進めと書いてありますけれども、これは人員をふやすということではなく、精神論なんですか。今まで一人一人に対応してじゃなく、一律にしていたものを、そういうふうに精神的に指導する、精神論を変えるということなんですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  乳幼児保育の需要は高まっておりますから、常に保育士の確保は難しい状況になっておりますので、人員の確保に努めるということもあります。今、方針そのものをつくっていただいて、確立している状況です。保育に関しては、いなべの保育は先進事例ということで、県でもさまざまな形で研修にも来ていただいております。野外体験保育もそうですし、特別支援保育、障がい児に対してテーマを使って全園がサポートしていく体制も取り組んでいただいております。民間保育も一緒になって取り組んでいただく事業、そして、乳幼児の保育に関しては、基本的なことをすり合わせて担当制という形で徹底していきます。精神性とおっしゃられましたけれども、いなべの保育指針を確立していると御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  精神性とともに人員の確保も務めるというお話でした。今、非正規では保育士の確保は難しい、これはどこの自治体でも言えることだと思います。免許を持つ潜在保育士は大変この日本の中に多いんですけれども、非正規でする人が少ないことが、保育士確保が難しい要因ではないのでしょうか。どう思っていますか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  全て正規で賄えるのであれば、非常にありがたいんですが、政府も乳幼児を公費負担で、自己負担なしでと言われるのであれば、保育士へこそ回していただければと思っております。保育士が小学校の教諭並みのさまざまな対応を受けられる世の中になるのがベストだと、それは衣笠議員と同じなんですけども、現状の制度はそうなってないんです。今の制度の中で市はベストの対応をせざるを得ない状況ですので、御理解をよろしくお願いします。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  では、大項目2、新たな庁舎の幕あけについて、2点にわたってお聞きいたします。  シビックコア棟について(新たな庁舎の幕あけ)です。  (1)学生の自習室利用の学生利用の見込みは。  (2)土、日、夜間の利用だと福祉バスの運行がないが、学生利用の交通手段は、お聞かせください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (1)自習室の学生の見込みはですが、2階の1室をキープする形で進めていきたいと思います。利用者がふえれば、その都度、対応していきたいと思っております。  (2)福祉バスの運行ですが、福祉バスの運行は、シビックコアに対しては考えておりません。各自で御判断いただければと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君、残り時間、5分です。
    ○13番(衣笠民子君)  最後です。3、財政状況について、(1)合併特例債(合併特例債措置の終了)についてお聞きします。  ①合併特例債は上限額の235億2,000万円を発行しました。元利償還金の70%が後年度普通交付税算入の基準財政需要額に算入される地方債です。普通交付税は基準財政需要額と基準財政収入額の差であり、補助金ではないため、いなべ市に入る国費は自動的に合併特例債235億2,000万円掛ける70%の金額ではありません。実際、どのぐらいの金額がいなべ市に入るのか。  ②平成31年度から合併による普通交付税の算定がえ措置がなくなりました。その影響をお聞かせください。  (2)特別交付税(地方交付税の減少)についてお聞きします。  ①地域おこし協力隊や集落支援員、地域おこし企業人を積極的に活用し、特別交付税の増加に努めますとあるが、平成31年度の特別交付税の増加額は。  ②地域おこし協力隊や集落支援員、地域おこし企業人を積極的に活用した特別交付税の増加分の支出はどうなるのかお聞かせください。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (1)①合併特例債の実際の返還金でございますけども、235億2,000万円に利子を加えた247億円の70%がいなべ市に入ると思っております。これはいなべ市が不交付団体にならない限り、確実に入ってきます。  ②合併による算定措置がなくなった場合、平成31年の普通交付税は、平成30年度の実績ベースで試算しますと2億円程度の減額です。  (2)①特別交付税の増額でございますが、平成31年度は平成30年度と同額の4億円を計上しました。今後、利用度により増額になろうと思っております。  続きまして、②特別交付税の増加分の支出は、地域おこし協力隊などの人件費や経費の支出になります。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  先ほどの位田議員の質問でも明らかなように、いなべ市は財政的には合併特例措置がなくなっても、健全な運営ができるということだと思います。特別交付税が地域おこし協力隊や集落支援員、地域おこし企業人によって収入はふえますけど、使われるのはその人たちの人件費、その人たちのやっていただく事業であって、ほかに新たな事業ができる原資になるものではないこともこれで確認できたところです。  今回の代表質問に当たって、私がやりとりをしてやはり感じるのは、長期展望に立った市政運営が本当にされているんだろうかと。それから、全庁的にこうしたいろんなことが共有されているのか。また、検討や決定過程がなかなか明らかでなく、そういうことは、私たち議員もなかなかそれを検証して、ここでただしていくことがしにくい。それから補助金があるから事業をする。本当にいなべ市がやろうとしている展望に立ったことで、この補助メニューをやるんではなく、補助金があるから事業をつくっているようなことになってないかと、こうした四つの点がやはり今回の代表質問をしても感じたところです。  以上で、私の代表質問を終わります。 ○議長(林 正男君)  日本共産党いなべ市議団、衣笠民子君の代表質問を終了します。  以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  なお、次回は3月5日午前9時に再開し、一般質問を行います。  それでは、これにて散会いたします。                (午後3時46分 散会)         地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。                いなべ市議会議長                いなべ市議会署名議員                いなべ市議会署名議員...