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平成30年第2回定例会(第3日 6月 8日)
平成30年第2回定例会(第3日 6月 8日)

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  1. いなべ市議会 2018-06-08
    平成30年第2回定例会(第3日 6月 8日)


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    最終取得日: 2023-06-15
    平成30年第2回定例会(第3日 6月 8日)                    平成30年               いなべ市議会(第2回)定例会               平成30年6月8日午前9時開会   開会(開議)の宣告 日程第 1        一般質問 日程第 2        議案第25号の訂正について 2 出席議員     1番 西 井 真理子        10番 清 水 隆 弘     2番 篠 原 史 紀        11番 川 瀬 利 夫     3番 片 山 秀 樹        12番 水 谷 治 喜     4番 近 藤 英 昭        13番 衣 笠 民 子     5番 神 谷   篤        14番 鈴 木 順 子     6番 新 山 英 洋        15番 岡   英 昭     7番 伊 藤 智 子        16番 位 田 まさ子     8番 小 川 幹 則        17番 林   正 男     9番 岡   恒 和        18番 種 村 正 已
    3 欠席議員    な し 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名 市長          日 沖   靖   副市長         吉 田 桂 治 教育長         片 山 富 男   企画部長        相 馬 雅 史 総務部長        渡 邊 修 司   総合窓口部長      瀬 木   光 都市整備部長      種 村 明 広   市民部長        服 部 郁 夫 環境部長        川 﨑 力 弥   福祉部長        小 林 政 俊 健康こども部長     佐 野 謙 二   農林商工部長      川 瀬 清 秀 建設部長        瀬 木 憲 治   水道部長        藤 田   勉 会計管理者       小 川 和 幸   教育部長        村 中 哲 哉 法務課長        出 口 和 典 5 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長      藤 野 芳 次   議会事務局次長兼議事課長                                   奥 岡 昌 英 議事課課長補佐     加 藤 貞 夫   議事課主幹       城 野 雅 子                (午前9時00分 開会) ○議長(林 正男君)  おはようございます。  ただいまの出席議員数は18名であります。  定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。  傍聴人の方に申し上げます。傍聴人の方々は、いなべ市議会傍聴規則を遵守くださるようお願いいたします。  本日の会議は、お手元に配付の議事日程のとおり、昨日に引き続き一般質問を行います。  それでは、一般質問を許可します。  まず、質問順位7番、近藤英昭君。  4番、近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  おはようございます。4番議員、かがやき、近藤英昭です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に沿って質問いたします。  防災について、今回、何人かの議員が質問されましたが、私なりに質問いたします。  紀伊半島の東南海沖の南海トラフ沿いで起こる東南海地震、紀伊半島から四国沖の南海トラフ沿いで起こる地震を南海地震、二つの地震が同時に発生した場合、マグニチュード9クラスの巨大地震が発生となり、当市では震度5強の激しい揺れが発生すると予想されている東海地震に至っては、発生確率が高く、いつ発生してもおかしくないと言われています。  ここでお聞きしますが、地域の人たちが連携して地域の安全を守るという共助の原則に基づき防災活動に取り組む自主防災組織を結成し、地域安全とコミュニティーの向上を目的とする自主防災組織についてお聞きします。  ①設置状況は。  ②結成されてない自治会等への支援策、啓発策は。  (2)避難所に高齢者が円滑に避難できる体制は整備されているか。  (3)外部スピーカーがハウリングして聞きにくいとの声があるが、メンテナンスにおいて把握しているか。  (4)備蓄品において、現在、整備を進める防災拠点施設での備蓄計画と各避難所への備蓄計画は。  (5)火災時にサイレンを鳴らさなくなった経緯と、現在の運用で支障は出ていないか。  よろしくお願いします。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、近藤議員の御質問に対して答弁をさせていただきます。  まず、1、防災体制について。  (1)自主防災組織について。  ①設置状況はの御質問でございます。  現在、自主防災組織につきましては、市内63の自治会で組織が設置されております。内訳といたしましては、員弁町で14自治会、北勢町で19自治会、大安町で11自治会、藤原町で19自治会でございます。  ②結成されていない自治会等への支援策、啓発策についてはの御質問ですが、未結成自治会から災害用資機材等の購入の補助申請が自治会要望等でございます。そういったときに、市からも補助を出させていただくわけですので、自主防災組織を結成していただいて、購入していただいた資機材を通して訓練を実施していただくように促しております。  そして、いろんな形で地域防災の中での共助の大切さもお知らせしながら、自主防災組織の結成に努力をしていただくようにお願いをしておるところでございます。  先ほどの資機材整備の支援内容といたしましては、発電機とか灯光器、テント、ヘルメット防災用無線機、避難時に人を運ぶようなときの折り畳みリヤカーなども、限度額はあるんですけども、購入の補助をさせていただいております。  参考に、過去2年の実績といたしましては、平成28年度に2自治会で総額64万8,000円で、半額の32万3,000円を補助させていただいております。昨年は7自治会で、総事業費192万605円で、半額の95万8,000円を補助させていただいております。  啓発活動として、昨年は情報誌Linkに防災に関する啓発コラムを毎月掲載しまして、市民に対しても自主防災組織の必要性を啓発をしてきております。  今後も、自治会長会等を通じて、自主防災組織の必要性や防災訓練の実施について、積極的な啓発を行っていきます。今、63自治会が結成されておりますが、この自治会についても、さらなる地域での共助の取り組みをしていただくように指導等をしていきたいと考えております。  続きまして、(2)避難時に高齢者が円滑に避難できる体制は整備されているかでございます。  自治会で取り組みを行う災害時要支援者避難制度を平成23年から制度化しております。75歳以上のひとり暮らし高齢者世帯、要介護状態にある方、また、障がいのある方の情報を手挙げ方式で台帳化して、災害時の避難に地域の方皆さんで協力して避難支援を行っていただく仕組みでございます。現在、43自治会で取り組みが行われておりますが、さらに制度が活用されるよう、自治会長会を通じて啓発を行っていきたいと思います。  (3)外部スピーカーがハウリングして聞きにくいとの声があるが、メンテナンスにおいて把握をしているかの御質問でございます。  毎年、10月から11月にかけて全ての屋外拡声子局メンテナンスを実施しております。ふぐあいを把握したものにつきましては、改善や修繕を行っておりますが、一度にマストから音声を流すことはできませんので、一本一本のメンテナンスになっております。そういったところで、音声を流すところで支障があるかどうかの確認を行っております。  屋外拡声子局につきましては、場所によって風の影響を受けるため、ハウリング状態を引き起こす可能性も考えられますが、現在、担当課にたくさんの自治会からお声をいただいてはおりません。  先ほども言いましたように、風の影響や地域の立地条件によって、明瞭に音声が届かないなど、物理的に改善ができない状況もあります。災害時には屋外拡声子局も屋外では有効になるんですが、屋内におきましては、防災ラジオの自動起動による放送を利用していただくことと、その他携帯電話で自動受信するエリアメールや、ホームページを活用して防災情報の発信に努めております。  (4)備品について、現在、整備を進める防災拠点での備蓄計画と各避難所の備蓄計画はの御質問でございますが、昨日もいろいろ答弁をさせていただきましたが、現在の備蓄食糧の計画は、平成37年度を目標に3万1,500食を備蓄する計画をしております。  現在は2万2,000食を備蓄しておりますが、消費期限もあるものですから、計画的に備蓄を進めたいと思っております。  また、備蓄資機材の中には食糧以外に発電機、灯光器、仮設トイレ、避難生活に必要な生活必需品を備蓄しておりますが、今後も必要数を的確に把握して、必要なものを順次整備を進めていきたいと考えてます。  避難場所につきましては、現在、員弁庁舎周辺に防災倉庫としてコンテナが3基、旧消防車庫を防災倉庫として活用しております。防災拠点整備をしておる防災拠点施設の備蓄倉庫が完成した暁には、備蓄資材をそちらで集中して管理をしていきたいと思っております。  各避難所への備蓄につきましては、学校施設ということもあり、保管場所や管理体制が不十分になりますので、各避難所への備蓄は現在考えておりません。  (5)火災時にサイレンを鳴らさなくなった経緯と、現在の運用で支障は出ていないかの御質問でございます。  火災時のサイレン吹鳴につきましては、消防団員を火災発生時に招集するため、平成21年3月まで運用しておりました。これにつきましては、各庁舎の無線施設を通じて、当時、当直のものが、火災の通知が入ると、その地域のところでサイレンを鳴らしておりましたが、平成21年4月から、宿日直が員弁庁舎のみになりましたので、サイレンの吹鳴を廃止しました。  消防団員の火災発生の情報案内については、平成21年4月から携帯電話のメール配信で、各団員に個々に配信をされるようになっております。このメール配信により火災場所が地図でピンポイントで配信されますので、現場に急行する場合は、地図に明るければ急行でき、避難活動も迅速に行うことができると考えてます。  現在の運用について、消防団員からやりにくいなどの苦情は受けておりません。  以上でございます。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  自治会等への支援策として、ヘルメットの購入、市の発行してます防災ガイドを見ると、避難時には防災頭巾とヘルメットなどを着用して避難しなさいと書いてあります。そのときに、自治会長あたりまではヘルメットはあるんですけども、一般の方にはヘルメットはないもんですから、個人で購入する場合に、補助とかそういったことを考えてはないんですか。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  先ほど答弁させていただきましたように、自治会補助という形で、自治会長様を通じて申請をいただきますと、自主防災のための補助ということで、事業費にして最高30万円で、半額の15万円までについては資機材の購入の補助をさせていただいております。ヘルメットに限らず、発電機などは高額になるんですけども、自治会で半額負担をしていただかなければなりませんが、補助をさせていただくように進めております。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  現在、いなべ市には80歳以上の高齢者が男性で1,352名、女性で2,442名、合計3,794名がみえます。この方たちの何割かが独居されているとみえると思うんですけども、その方たちの避難するときの手だてはどういうふうに考えてみえますか。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  議員のおっしゃるように、4,000人もみえる方を全て避難所に誘導するのは、公助ではとてもできないと思います。先ほども答弁させていただきましたように、地域で災害が起こったときに、75歳以上の高齢者や障がい者など、地域の中で手を挙げた要支援者に対して、1対1で誰が支援をするかというところまで決めて、有事のときに支援者に対して避難所までの誘導を行う災害時要支援者避難支援制度で地域の共助をお願いするしか今のところできないということで、推進をしております。  ただ、先ほど言いましたように、43自治会で取り組みを行っていただいております。参考に、員弁町では3自治会、北勢町で22自治会、大安町で11自治会、藤原町で7自治会で、43の自治会にお願いしておりますが、なかなか119の自治会までまだまだ届きませんので、制度の周知を積極的に行っていきたいと思っております。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  今のことで関連したことなんですけども、ガイドを見たら、高齢者の方を車椅子で押している姿が映ってます。車椅子は市には何台もないはずなんですけども、そのときの運ぶ手だては、車は使用できませんので、4,000人の例えば1割として、400人ぐらいの方は動かすことが必要だと思いますので、手を挙げた方に対してでなくても、車椅子でも押して、藤原中学校、阿下喜の場合、北勢中学校は高いところにあるので、その方たちをどのようにして持っていくかということも思うわけなんですよ。それをどう考えてみえますか。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  たくさんの支援者に車椅子をそれぞれというのは物理的に無理と考えてます。風水害のように予兆が察知できる場合には、高齢者を災害が大きくなるまでに避難所に避難していただく手だてをしていただき、地震のようにいつ来るかわからないことに関しては、平生から避難支援制度を活用していただくことによって、顔の見える形をつくっていただいて、どうしたらいち早く避難ができるかを1対1で考えていただく制度になっておりますので、公助が行き届かない分、共助でお世話になることを考えております。  また、先ほど言われましたように、阿下喜地区の一番下から北勢中学校まで上がっていくのは非常に大変ですので、地域の自治会館等などの危険ではないところへ一時的に避難をしていただくことも自治会の中で考えていただいて、なるべく近いところに安全なところがあれば、そこへ一時的に避難をしていただくことを地域の中で考えていただくことも大切ではないかなと考えてます。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  先日、テレビを見てましたら、大手コンビニセブンイレブンが山間部への配達として、ドローンを使って配達してました。そのときに10キロの荷物を運んでました。例えば道路が遮断して物資が運べないときに、ドローンを使って物資を運ぶことなどは思って見えませんか。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  昨日の答弁でもドローンを使って現場の航空写真を撮って、今後の対策の一つの手だてとするということで、ドローンの活用について答弁をさせていただきました。  今、議員がおっしゃるように、全国的にもドローンのいろんな活用方法について各自治体が検討しておりますが、今、言われた、災害によって孤立した地域に対して、情報の伝達や、食糧、衣料品等の搬送も含めて、ある程度、重量のあるものについては大きなドローンが必要になってきますので、専門業者とも連携をして、今後、検討を進めていきたいと考えております。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  質問事項2に入ります。  2、防犯カメラの設置について。  新庁舎、にぎわいの森、東海環状自動車道の開通となれば、人の流れや来訪者がふえることは大変に喜ばしいことですが、反面、市内の環境が変化すると想定されます。近年発生する多くの犯罪が、防犯カメラにより早期解決に導かれる傾向を鑑み、以下の観点をただします。  (1)公共施設における防犯カメラ設置状況と設置計画は。  (2)市として防犯カメラ設置勧奨を行う考えは。  よろしくお願いします。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  それでは、2、防犯カメラの設置について答弁させていただきます。  まず、(1)公共施設における防犯カメラの設置状況と設置計画についてでございます。  現在、本市の主な公共施設における防犯カメラの設置状況は、庁舎施設につきましては、大安庁舎に5台、保育施設につきましては、北勢保育園に4台、治田保育園に3台、員弁東保育園に1台、笠間保育園に7台、教育施設につきましては、大安中学校に8台、藤原小中学校に9台、員弁東小学校に3台、員弁西小学校に4台、笠間小学校に4台です。  観光施設につきましては、農業公園に5台、青川峡キャンピングパークに8台、阿下喜温泉に8台、障害者福祉施設につきましては、オレンジ工房あげきに1台で、合計70台を設置しております。
     公共施設における防犯カメラの設置計画については、現在、建設を進めています新庁舎へは21台、本年度建設中の新員弁東保育園には4台設置する予定でございます。  今後の公共施設の防犯カメラの設置につきましては、公共施設の新設、建てかえ等が行われる際に、防犯カメラの設置目的の正当性、また、必要性を十分に考慮して設置検討をしていきたいと思います。  (2)市として防犯カメラの設置勧奨を行う考えはの御質問でございます。  防犯カメラを設置することによって、一般市民の出入りであるとか、学校であれば、児童生徒の監視につながる可能性もございます。プライバシーの侵害のおそれもありますし、設置については設置目的を明確にし、市民の権利利益に十分に配慮しなければならないと考えております。  防犯カメラの設置は、犯罪の未然防止や犯罪発生時の迅速な対応に有効な手段の一つであるとは考えております。しかし、一方では、撮影される側のプライバシーを侵害するおそれがある関係から、適正な設置及び運用を行う必要があると考えております。  こういったことも踏まえて、今後、公共施設への防犯カメラの設置については、施設の利用状況などを考え、設置目的、正当性、必要性を十分に考慮して設置をしていきたいと思います。  民間の方々への勧奨については、行政としては、現在、行っておりません。  また、高齢者施設につきましては、いなべ市高齢者施設防犯対策強化事業補助金交付要綱を平成29年9月に福祉部で制定しております。限定ではございますが、市内の高齢者施設に防犯機器を設置する費用の一部を補助できるものでございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  先日、いなべ署のほうにちょっと話を聞きに行きまして、防犯カメラとはどういうものですかと聞きに行ったんです。そしたら、メリットもあるしデメリットもあると。デメリットは何かといったら、結局、プライバシーの問題だということを言われたんですけども、その反面、メリットのほうが多いと。要するに、先ほど言われましたように、犯罪の抑制もあるし、事件の早期解決につながると。  あと、プライバシーと言われても、映像を見るのは警察官が立ち会いで見ますから、それほどではないんじゃないかなということを話されていて、例えば、先ほど一般家庭に設置勧奨はしないと言われたんですけども、四日市市は、現在、補助を出してます。そういったことに対して、いなべもそんな考えはないんですか。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  いなべ警察署へも総務課から少し問い合わせをさせていただきました。そういった中で、防犯カメラの設置は非常に捜査にも有効であると。しかし、いなべ市の地域性を考えますと、防犯カメラの設置も大切ですが、ドライブレコーダーの設置をしていただくのが有効ではないのかというお考えもいただいております。  ただ、いなべ警察としても、事件の解決の一つの手段として、防犯カメラの設置の必要性は言ってみえるんですが、警察署から特に民間への設置は勧めておらないと聞いております。  先ほど言われた四日市市の補助事業につきましても、地元自治会や商店に補助の対象を限定して、補助を出されているように思われます。  いなべ市としても、今後、近隣の市町の状況を確認して、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  先ほど言われました公共施設への防犯カメラはどのように設置されるんですか。例えば、庁舎に向けているだけか、それとも道路向きにつけるのか、それもちょっとお聞きしたいんですけども。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  現在の設置につきましては、施設を監視する形で、施設ないし施設周辺、新庁舎で言えば、庁舎、駐車場に向けて21カ所の設置と考えております。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  わかりました。  質問事項3に移ります。  3、ミニ公園設置について。  私が子どものころは自然が多く、どこでも遊ぶことができたんですが、今の子どもたちは安全に遊べる場所、土に触れる場所が少ない、また、未就学児が安全に遊べる場所を求める声が多く、太陽の下で親同士が触れ合う場所の拡充を考え、各地域でミニ公園を設置をしようとしたときの市の支援をお聞きしたいんですけども。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  それでは、3、ミニ公園の設置についての御質問でございます。  市では、公園の整備や遊具の設置につきましては、自治会要望により、コミュニティー助成事業(宝くじの助成事業)の申請を行っております。  この事業につきましては、住民が自主的に行うコミュニティー活動の促進を図り、地域の連帯感に基づく自治意識を盛り上げることを目的として補助を行っております。合併以来、これまで7自治会で整備がなされております。  なお、本年度は田辺自治会の公園遊具の設置が採択され、現在、事業に着手されております。  この申請につきましては、いなべ市から三重県を通じて毎年10月上旬に翌年度事業として申請を行っております。その事業が年度末に採択されれば、翌年度に事業を行い、助成されることになっております。  この申請におきましては、優先順位を選定する必要がございます。必ずしも採択されるわけではございませんので、宝くじと同じ、採択されるまで毎年申請をいただかないことには当たらないことにもなっております。  助成金額につきましては、事業費が100万円から250万円までが対象になっております。上限額の250万円を超えた部分については、自治会の負担になっております。  また、公園が整備されておるところにおいては、遊具に限らず、例えばあずまやといったものも助成の対象になっております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  宝くじの助成は遊具に関することだけであって、整地とかそういうことに関しては当たらないんですか。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  現在の要綱を見てみますと、用地の買収に対する用地費とか造成については対象外になっております。どういうところまでの公園の整備か、余り詳しくは要綱にうたってありません。遊具は詳しくあるんですけども、公園の整備がどこまでかは、申請があって、その内容を見させていただいてから、県に問い合わせもしていきたいと考えております。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  一般的に公園といいますと、トイレに手洗い、多いと思うんですけども、そういったことに関することは考えてみえませんか。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  この宝くじの整備の対象としては、公園の中のトイレは対象に入っておりません。基本的に基礎のあるものについては、この宝くじからは対象外になりますので、建築物となるものについては対象から外れると考えております。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  今、建築物を外すと言われましたけども、あずまやは建築物ではないんですか。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  例えば、倉庫あたりになりますと、基礎があって、その上に建つものについては対象外になるんです。物置とか可動式のものについては対象になるんですが、この要綱の中にはあずまやもいいと書いてありますので、先ほどのあずまやが建築になるかの答弁は、この要綱の中の対象にあずまやはなっていることで御勘弁いただきたいんですが。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君。 ○4番(近藤英昭君)  何か歯切れ悪い、はっきりしないと思うんですけども、私も建築をやってましたので、あずまやのことぐらいはわかるんですけども、それを建築ではないと言われることに対しては、ちょっと心外なことがあります。ちょっといまいちわからないんですけども、それはよしとして、かなり早く進んできましたけども、私は自分なりに質問させてもらいまして、納得した部分もありますので、これで私の時間を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(林 正男君)  近藤英昭君の一般質問を終了します。  暫時休憩します。                午前  9時40分 休憩                午前  9時50分 再開 ○議長(林 正男君)  会議を再開します。  休憩前に続き、一般質問を続けます。  質問順位8番、神谷 篤君。  5番、神谷 篤君。 ○5番(神谷 篤君)  5番議員、会派かがやきの神谷 篤です。議長の許可を得ましたので、今から質問をさせていただきます。  質問事項、大きく三つ、プラスチック類の産廃物の長年にわたる放置についてが一つ、それから2点目は、自然エネルギー利用の太陽光発電の設置についてです。3点目は、子どもたちが安心して過ごせる放課後児童クラブの充実について質問させていただきます。  まず、1点目についてですけれども、大量のプラスチック類の産業廃棄物が長年にわたって大安町丹生川上梨本地区に放置をずっとされています。いなべ市は環境に優しいまちづくりを願っているということで、施政方針でもそういうふうに述べられておるんですけれども、このように長年放置されている産業廃棄物について、どう対処してきていただいたのか、それから、今後、どう対応していただけるのかお願いしたいと思います。  (1)として、まず、現状の把握、放置されている廃棄物の①内容はどのようなものがあるか。それから、量としてどれぐらいあるのかです。  次に、②どのような経過を経て、今のような状況に陥ってしまっているのかです。  次に、(2)こういった状況を鑑みて、問題だと思っている事柄を、物理的な面、あるいは環境面から見てどう考えているのかです。  それから、(3)は、この産廃事業は県対応ということは知ってるんですけども、市としても①どのように考え、三重県にどんな働きかけをしていただいたのかということ。そして、この事案を②解決するために、今後、どのような対策をとっていかれるのか質問したいと思います。お願いします。 ○議長(林 正男君)  環境部長、川﨑力弥君。 ○環境部長(川﨑力弥君)  改めて、おはようございます。ただいまの神谷議員の御質問にお答えさせていただきます。  1、産業廃棄物(プラスチック類)の長年にわたる放置について。  (1)現状の把握について。  ①実態として、どのようなものがどれぐらい放置されているのかでございますが、大安町丹生川上2311番地ほか4筆に産業廃棄物の廃プラスチック類が、平成26年5月の測量値で約1万1,532立方メートルが放置されております。  ②どのような経過を経てきたのかでございますが、経緯として、平成18年6月ごろから、当該地におきまして、廃プラスチック類、リサイクルにおける輸出貿易販売業者テクノアート株式会社が、買い付けた廃プラスチックの出荷前保管ヤードとして使用しておりました。  平成20年夏ごろから市場の下落等により出荷がとまり、保存量が増大しました。  平成21年2月に同社が二度目の不渡りを出し、事業が停止状態となったため、大量の廃プラスチックが放置されたままとなっております。  その後、廃プラスチックの放置が長期にわたるようになったため、適正な処分等について再三にわたる警告を行いましたが、改善されないため、平成24年4月に廃棄物処理法第19条の3に基づく改善命令を県が発出しました。  その後、履行期間が過ぎても命令が履行されなかったため、平成26年に改善命令違反で告発を検討するため再調査を行いましたところ、当該企業以外のものの関与が疑われる状況になったため、平成26年9月からは警告文書の発出を保留しております。ただいま捜査中でございます。  (2)こういった状況について、物理的、環境の面から考える問題点はでございますが、当該地付近4カ所におきまして水質検査を10月と3月の年2回、三重県廃棄物リサイクル課が実施しております。過去の水質検査において、環境基準を超える数値が検出されたことはございません。  また、水質検査結果については、丹生川上北自治会、麓村自治会、麓を守る会にそれぞれ検査結果を報告しております。  (3)市の対応について。  ①どのように考え、どう対応してきたかでございますが、市としても適正に処理されるのが望ましいと考えておりますが、当該廃棄物は産業廃棄物であり、事務分掌は県の所管となります。そのため、市独自で対応することは困難であり、県の施策に対しともに行動しているのが現状でございます。  ②解決するために、今後、どのような対策をとっていくのかでございますが、産業廃棄物に認定されているので、引き続き、解決に向けて県に要望しつつ、ともに働きかけを行っていく次第でございます。  以上でございます。 ○議長(林 正男君)  神谷 篤君。 ○5番(神谷 篤君)  状況を私どももいろいろつかんでおるんですけれども、特に(2)について、実際にいろいろな問題点を考えていかなあかんなということで、特にプラスチックについてですが、最近、このプラスチックのことで問題になっていることがあるんですが、そこらはどう捉えてみえますか。 ○議長(林 正男君)  環境部長、川﨑力弥君。 ○環境部長(川﨑力弥君)  ちょっと今の議員の質問が、プラスチックについて問題になっていると言われる部分は、物理的になのか、物質的になのか、具体的な例をちょっとお願いしたいんですが。 ○議長(林 正男君)  神谷 篤君。 ○5番(神谷 篤君)  ちょっと私のほうから、今、つかんでいる範囲でお話をさせてもらいますけれども、結構、廃棄されておるプラスチックが海洋へ流れていって、それが特に魚類がえさと間違って食べたりとか、これ、3日前にNHKでもやってました。イルカか何かが食べて、それが中で詰まって死んじゃってる。結構、それが、今、海洋で多いんです。プラスチックを食べて、それが死につながっているということで、ただ詰まって死ぬというよりももっと大きなことがあるんですけれども、マイクロプラスチックをお聞きになったことはありますか。これも最近すごく問題になってます。というのは、海洋に漂っているものが、そこで分解されて、それを微生物が食べて、その微生物を小魚が食べて、小魚を大魚が食べて、それを人間が食べるという、食物連鎖というんですけれども、そのことによって、人間に影響されていることがすごく大きな問題になっていて、私も新聞でこのマイクロプラスチックのことをいろいろ調べて、それからパソコンでもいろいろ調べたんですけれども、それが海洋だけではなくて、あの梨本地区で放置されているプラスチックが、長年の間に光分解で分解されて、それが粉じんになって飛び散っていって、そういうものを近くのものが体へ入れるということで、これも大きな問題だと思います。  さらに、これも新聞で先月28日に報道されていましたが、話がちょっと大きいんですが、EU(欧州連合)が使い捨てプラ禁止を提案しているんです。要するに、使い捨てのプラスチックは使用しないと、今、そういう動きがあるんです。特に、スプーンとかストローは一回切りですよね。あれはEUでは使わないとなってきています。  それから、プラスチックのコップも数値目標を決めて、ここまで、これ以上はつくらないという決まりもつくっております。  また、飲料用のペットボトルも、今、結構使っておるんですけれども、あれも回収率を7年後の2025年までには90%まで回収するという動きをしています。  これは例なんですけれども、プラスチック自体に非常に問題があると。これは何とかせなあかんということで、今、世界はそういう動きになっていることを私はすごく大変なことなんやなと思ってます。  それからもう一つなんですが、先ほどの梨本地区に置いてあるあれも、北京オリンピックのときに再利用しようということで、そこで商売にして、結局、それが挫折してあのままになったということなんですけれども、世界最大級の輸入国である中国が、ことしの1月1日から輸入しないと、要らないと言ってきておるんです。そういう意味で、やっぱりこれからプラスチック自体、いろいろなことを考えていかなあかんなということで、またこれも全体的にこれから市としても考えてほしいなというふうに思います。  特に、今、あそこにずっと放置されているプラスチックについても、何らかの処理を、地区もいろいろ考えてきますので、そこらあたりはお願いしたいと思います。  もう一つあれなんですが、あのプラスチックの産廃が置かれているそばに水源地があるんです。御存じですか。水源地に私も行ってきたんですが、北部水道事業丹生川水源地と名前が書いてあります。いろいろ地元の人にも聞きましたけれども、そういう中で、水道水への影響を大変心配もするんですけれども、今、検査では外の水はいいらしいんですけれども、そこらあたりはどうでしょうか。 ○議長(林 正男君)  環境部長、川﨑力弥君。 ○環境部長(川﨑力弥君)  その辺なんですが、調査しているのは、今、言われた水源地の真横の浸出水、雨が降ったときに流れる自然にできた水路のところの水をはかっております。もう一つは、東側の水路をはかっております。もう二つは、青川大橋の前の流れの中心部と、排出している右側部の4カ所を検査しておるんですが、今のところ、それは基準値を超えるようなデータはないです。 ○議長(林 正男君)  神谷 篤君。 ○5番(神谷 篤君)  今の4カ所で、私も自治会長をしておるときに、その検査の結果を見させてもらって、一応、それはないということは理解しておるんですけれども、ただ、これから何年か先、水源地になっているということで、それが水道水にまざってしまうことは心配します。  それともう一つは、大切な水道水ですので、幾ら流量がないとしても、常識的に考えて、ちょっとたとえは悪いかしれませんけれども、ぽっとん便所のそばで御飯食べとるみたいな、ちょっとそこはいかがなものか。やっぱりきちっと整備して、それこそ環境が守られた地域であってほしいと思います。  私、さっきも言いましたけれども、自治会長のときにも、市の生活環境部の方にもいろいろ相談に乗っていただいたり、あるいは社協の弁護士相談にも区としても相談させてもらって、いろいろ考えていくんですけど、なかなか進まないんで、今後とも、市のほうで、私どももいろいろ動きたいと思いますが、よろしく協力のほどお願いしたいと思います。
     2点目についてお尋ねします。  2、自然エネルギーを利用する太陽光発電の設置についてですけれども、菅 直人さんが首相のときに、ソーラー1,000万戸計画ということで、その折から太陽光の設置が推し進められて、どんどんふえてきました。  12月定例会でも質問ありましたが、私は太陽光発電の問題点などをより掘り下げて聞きたいと思います。  まず、(1)なんですが、私どもの家の近くにも、最近、あれっと思ったら、畑に太陽光発電が設置されてます。市内のあちこちで太陽光発電が設置されているように思うんですけれども、いなべ市の設置もあるし、市民個人での設置もあろうと思うんですけれども、状況についてお聞きしたいということが1点目です。  それから、(2)の①太陽光発電を設置することでの問題点はどんなことか。  ②太陽光発電そのものについての問題点は。  ③その他で考えられる問題点について質問したいと思います。  それから、(3)ずさんな設置を防ぐために考えられていることがあれば教えていただきたいです。  以上です。 ○議長(林 正男君)  都市整備部長、種村明広君。 ○都市整備部長(種村明広君)  それでは、都市整備部からは、問題点を問われる前に、(1)太陽光発電設置の現状について、市、私有地関連の設置状況はそれぞれどうなのかの御質問に対し答弁をさせていただきます。  都市整備部が所管しておりますいなべ市の所有の土地につきましては、3カ所設置をしてございます。面積にしますと、合わせて9万3,810平方メートル、いずれも発電事業者は民間で、市は当該土地を有償で貸し付けてございます。  3カ所を稼働順に説明を申し上げますと、大安町丹生川上地内3万4,000平方メートル余り、藤原町鼎地内の農業公園エコ福祉広場駐車場の造成をしたところ、3万平米余り、同じく農業公園梅林公園内で2万9,000平方メートル余りでございます。  一方、個人や法人等が所有している民有地は全ては把握しておりませんが、当方で知り得た事案だけで申しますと、比較的大きい1,000キロワットを超える、いわゆるメガソーラーというヘクタール単位以上の発電施設は、つかんでおるのは17カ所程度でございますが、実際は20カ所は優に超えておると思われます。私がつかんでおります設置状況は以上でございます。 ○議長(林 正男君)  環境部長、川﨑力弥君。 ○環境部長(川﨑力弥君)  (2)太陽光発電の問題としてについては、環境部からお答えさせていただきます。  ①太陽光発電設置にかかわっての問題点はでございますが、これについては、国が進める再生エネルギー事業であり、現法令等、開発行為、建築法、農地転用などで規制することができないことが問題であると考えております。  ②太陽光発電そのものについての問題点はでございますが、特に問題となる事象や苦情は、現在、環境部には入っておりません。  ③その他の問題点はでございますが、規制を行おうとしても、憲法29条で保障される個人の財産権に抵触するおそれがありますので、県、市町がどこまでできるかが大きな問題と考えております。  (3)ずさんな設置を防ぐため、条例制定やガイドラインの作成についての考えはでございますが、現時点で市内に問題となる太陽光発電の設置例がなく、また、平成29年7月に三重県のガイドラインが制定されており、市独自の条例制定やガイドラインの作成は考えておりません。  以上でございます。 ○議長(林 正男君)  神谷 篤君。 ○5番(神谷 篤君)  (2)の①にかかわってですけれども、設置にかかわっての問題点として、自然エネルギーを利用したクリーンで環境に優しい発電ということで、太陽光発電のほかにも風力発電がありますよね。ただ、この風力発電も、設置にかかわって、景観を破壊するとか、あるいは騒音や低周波で健康被害を訴えている方もみえます。それから、風力発電をつくったことによって動植物へ影響しておるということで、その例として、これも皆さん御存じだと思うんですけれども、亀山市から津まで布引山地というんですが、あの山一帯を風力発電所にするということで、風力発電の設置をずっと計画しておったんですけれども、ただ、風力発電の設置にかかわって、森林環境破壊を保全する必要があるということで、亀山市の市長は設置を容認することが難しいと、市長意見書を県に出してます。今のところ、建設はちょっと待てという状況になっているらしいんですけれども、いいもんやと私らも思っておったんですけれども、いろいろ問題はあるんやなと。  今の太陽光発電について、問題としては、特に具体的に設置そのものにはないと答弁があったんですけれども、山肌を削って設置することが多いわけですから、自然破壊もされて、実際にこれも私も新聞で見たんですけれども、高知市では土砂崩れが起こって、設置現場から雨がだっと周辺へ流れ出て、その泥水が周辺の地域に流れ込んだということがあります。そういうのを考えると、これも問題として考えていかなあかんなということ。太陽光を、実際、私も見とって、あんだけ太陽光、遮断するわけやから、当然、周辺の生態系にも影響はあるやろし、それから土自体も弱っていくことも、これからちょっとそういうことも考えていく必要があると思うんですけれども、そこらについて、今、私が言ったことでどうでしょうか。 ○議長(林 正男君)  環境部長、川﨑力弥君。 ○環境部長(川﨑力弥君)  今、議員が言われたように、三重県内でも条例とガイドラインをつくっておるところはあります。例えば志摩市は、去年、条例化しました。これは何でかといいますと、志摩市はやっぱり海岸線沿いが多いので、そこに防風林的な木立が立っておるところを開発されて、結局、雨が降ったときに、皆、流出して、それだけが問題じゃなくて、今度は漁業に問題が出て、泥や土砂が入るということで、志摩市の場合は条例化しました。  大台町の場合はガイドラインでございます。議員の言われるように、今、大台町は山ですので、斜面部を開発して崩落する例があるということで、ガイドラインをつくっております。  四日市市の場合は、去年の6月に市民等から条例化の請願を行いまして、全会一致で可決をしたという例が3例あります。  それについては、先ほど議員が言いましたように、野生動物生息地の破壊や土砂の崩落等の危険性を考えてのものと、四日市市のように町のほうは、何でもかんでも規制されると困るということで、条例化を、今、考えておるという話でございました。  いなべ市については、そんなことも考えられるんですが、市も推奨してやっておりますので、ちょっとその辺はうちはいいのかなという考えでおります。 ○議長(林 正男君)  神谷 篤君。 ○5番(神谷 篤君)  いろいろまた検討していただきたいと思います。  ②にかかわって、これもちょっとお話しさせてもらいたいと思うんですが、太陽光発電自体にも、実際、材質にカドミウムを使っているんです。カドミウムは御存じですよね。イタイイタイ病は富山で公害があったんですけれども、長い経過の中で、そういう毒物の物質が溶け出してくるリスクもあるということを知っておかなあかんと思うんです。全然何もない、これはええもんやとやっておると、そういうこともあるということです。  実際、例えば、うちもそうなんですが、家に上げてますよね。火事をしたときにそれが燃えて、周りにその煙が回っていくということで、これも物すごく考えないかんことやと。私が設置するときは、そういうことを全然思ってなかったもんで、実際に設置しとるんですけれども、そういうこともあるんやなと、最近、自分も知ったことです。だから、いろいろなことを考えながらやっていく必要があると思います。  ③で、そのほかに特に私が気になっているのは、太陽光発電をしたい業者は、とにかく幾つでももうかったら設置したいということでやってきます。実際に金もうけのために強引に設置させられている状況もあるわけです。ただ、私の家の場合は10年と言われているんですけれども、長くもって20年、その後、廃棄されるものがどう処理されていくか。今、一遍にあちこちに設置されてるんですけれども、それが、今後、使用されなくなって廃棄されていくとなると、大変な状況になると思うんです。そこらあたりを考えながら、設置についても進めていく必要があり、市としても、そこらあたり、またいろいろな手だてをお願いしたいと思います。  そういうことで、2点目は終わります。  今、後ろから聞こえてきました、ガイドラインをつくれよと。できたらガイドラインをつくっていただけると、先ほどのうちの地域に置かれているプラスチックも、確かに地権者が何人かみえますけれども、個々では防ぎようがないし、業者が言えばそのうまい話に乗せられてという状況がありますので、そこらは公のところで、ある程度の規制というか、ちょっと待ってと言える状況をつくっていただくことが大事なように思います。 ○議長(林 正男君)  神谷議員、持論はよくわかるんですが、質問の時間ですから、でき得る限り質問に徹してください。 ○5番(神谷 篤君)  わかりました。3点目について質問させていただきます。  男女共生社会の実現を願ってということで、女性の社会進出が叫ばれているんですけれども、特に女性の方の就労が進んでいい傾向だと思っているんですが、一方、地域の状況は昔と違ってきています。これはよく言われているんですけれども、核家族化が進み、地域のつながりも希薄になっております。  こうした状況の中で、子どもたちの放課後の生活をどう支えるかは、社会の大きな課題になってきていると思います。  そこで、保護者の就労等によって、保護者にかわって保育を行う場である放課後児童クラブの存在価値は大変大きいと思います。  そこで、質問させていただきます。  (1)の①放課後児童クラブの現状について、いなべ市内で開設されている状況、それからどのように運営されているのかを教えていただきたい。  ②現在、放課後児童クラブに入れず、待機している児童はいるのでしょうか。  (2)の①放課後児童クラブを運営するに当たって課題になっていることはどのようなことがあるか。  ②私のところでも、実際に夏休みだけ放課後児童クラブを希望したんやけれど、受け入れてもらえないという声が届いているんですが、このような要望の状況はどうでしょうか。  それから、③長期学校休業日、夏休みだけの放課後児童クラブの開設については、市としてどう考えてみえるかお尋ねします。  以上です。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  それでは、放課後児童クラブについての御質問に回答させていただきます。  まず、(1)の①放課後児童クラブの実態と運営状況についてでございますが、現在、市内の放課後児童クラブは11施設で、その全てが民設民営となっております。  平成30年度の児童数は11クラブ合計で278人、クラブによって最大のところで35人、最少のところで9人となっております。  年間の開所日数は、ほとんどのクラブが250日となっております。  夏休みなどの長期学校休業期間中も開設していただいております。  また、児童の受け入れ時間につきましては、平日は放課後から午後6時あるいは6時30分となっております。土曜日、夏休みなどは、朝7時30分あるいは8時から受け入れてもらっているようでございます。  職員は11クラブ合計で、常勤、非常勤合わせまして81人いらっしゃいます。そのうち、放課後児童支援員の資格を有している方は29人となっております。  運営状況につきましては、各クラブともおおむね良好であると認識しております。  続きまして、②待機児童の状況でございます。  待機児童につきましては、放課後児童クラブに申し込んだが、断られた数として認識しておりまして、現在、三つのクラブで5人の待機児童が発生しております。  クラブ側がお断りした理由といたしましては、申し込み締め切り以降の申し込みであった。あるいは、夏休み期間中だけの申し込みであり、指導員不足のために断ったなどとなっております。  次に、(2)課題でございます。  まず、①運営上の課題ですが、市内の放課後児童クラブは全て民営であるため、各クラブそれぞれについて課題があるとは思われますが、まず共通の課題といたしましては、放課後児童クラブの職員不足があると思われます。専門性が高いこととか、勤務時間が平日であれば夕飯時にかかるといったことなどから、人の入れかわりが多く、職員の確保が難しいと聞いております。  ②保護者の声として、長期学校休業日のみの希望はどれぐらいあるかですが、長期学校休業日のみの利用につきまして、教育委員会への問い合わせは、平成29年度には2回ほどありました。各クラブへの問い合わせ状況については、申しわけございませんが、把握しておりません。  なお、平成29年度に長期学校休業日のみの受け入れを行ったところは、11クラブ中4クラブありまして、受け入れた児童数は32人であったということです。  最後に、③長期学校休業日のみの放課後児童クラブの開設についての考えはでございますが、放課後児童クラブにつきましては民設民営を原則としていることから、長期学校休業期間中のみのクラブの開設についても、各運営主体の判断によるものと考えております。現在のところ、市として開設する考えは持っておりません。  以上でございます。 ○議長(林 正男君)  神谷 篤君。 ○5番(神谷 篤君)  状況はよくわかったんですけれども、(1)の②にかかわってなんですが、待機している人数が5人と言われました。実態としてはもう少しあるように思うんです。ここには5人という報告で、申し込んだが断られたということで上げられています。  子どもたちが放課後や長期休業日、夏休みなどに過ごす時間は、学校で過ごす時間よりも統計的に長いんです。保護者が安心して働ける環境づくりという意味で、とても大切な場である放課後児童クラブの待機をさせなくてもいい状況を、今後とも支援をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  それから、(2)の①ですけれども、特に課題となっていることで、支援員の不足ということで、今、返答がありました。今定例会でも放課後児童クラブの支援員の資格の緩和を議案第26号で提案されています。これは全国的に支援員が足りない状況があるんだと思って、これも早急にお願いしたいと思います。  ②で、夏休みのみ、放課後児童クラブに入りたいという声なんですけれども、2人でしたか、でも実際はもっとあるように思います。私もいろいろ話を聞かせてもらいますと、どうしても夏休みだけお願いしたいんやけれどということで、今もありましたように、現在ある放課後児童クラブで夏休み等に受け入れているところが11カ所中4カ所で、32人が通っていると返答があったんですけれども、これで実際として十分だと思われますか。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  そこのところはちょっとわかりかねます。 ○議長(林 正男君)  神谷 篤君、会派内での時間調整はできているんですね。  神谷 篤君。 ○5番(神谷 篤君)  私が実際に施設へ行ってお話を聞いていると、実は施設として断っているというのが結構多かったです。だから、実数としては、夏休みだけもっと入れてほしい家庭はあるんではないかと思います。  最後、③にかかわってですけれども、今も11の施設で4カ所されているということですけれども、実際、いなべ市以外で夏休みだけというのも、私、調べてみたことがあるんですけれども、そこらの実態はつかんでみえますか。要するに、夏休みだけ特別に設置されているところは。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  私は把握しておりません。 ○議長(林 正男君)  神谷 篤君。 ○5番(神谷 篤君)  私の耳には、近くでそういう市町があるというのもお伺いしていたので、また詳しくは調べて、そういうことができるならば、そういう方向で動いていただけるとありがたいと思います。  とにかく、男女共生社会の実現を願って、保護者が安心して働けるような環境を確保するために、子どもたちが放課後や夏休み、安全に生活していけるような場である放課後児童クラブについて、今後、さらに充実していくためのいなべ市からの十分な支援をお願いしたいと思います。  以上で、私の質問を終わります。 ○議長(林 正男君)  神谷 篤君の一般質問を終了します。  暫時休憩いたします。                午前 10時42分 休憩                午前 10時50分 再開 ○議長(林 正男君)  休憩前に続き、一般質問を続けます。  質問順位9番、位田まさ子君。  16番、位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  16番議員、かがやきの位田まさ子です。議長の許可を得ましたので、通告書に基づき一般質問を行います。  質問の大項目が三つありまして、一つ目は員弁町の市街化調整区域について、二つ目は、いなべ市高齢者福祉計画の中からの質問、三つ目は、学校給食についてお尋ねいたします。  では、まず初めに、1、市街化調整区域について。  (1)員弁町の市街化調整区域についてお尋ねいたします。  調べますと、市街化調整区域とは、国の都市計画法第7条以下に基づき指定される都市計画区分線引きのことと記載されております。今、私のもとに来る市民からの相談や電話の内容の中で一番多いのが員弁町の調整区域についてです。一時期のFM放送の件やにぎわいの森より、この調整区域の相談が多いのです。  調整区域に係る土地を持っている住民にとっては、本当に切実な問題で、土地保有者自身もだんだん高齢になり、調整区域の土地を一体どうしたらよいのか。子孫にはこのまま残せない。一生固定資産税だけを払い続け、利用できないのでは、本当に情けない。不動産屋に相談しても十分な解決案は得られず、ちっとも動いてもらえない。何とかならないかと泣かれます。私は今まで何度も議会でこの質問をいたしまして、市長、職員の努力で、小泉政権の時代、規制緩和というときに、第34条11号という大変な成果もいただいておりますが、いまだこのような声が多くあり、困っている市民のために何かできないか、方法はないか、小さな風穴でもあけることはできないのか、再度、働きかけていただきたく質問をいたします。  そこでまず、①市街化調整区域の概要。  ②市当局が考える市街化調整区域のメリット、デメリットは。  (2)都市計画法34条11号の指定地(平成19年12月18日施行)で、その後の効果はどのようなものがあったか。
     (3)地区計画、都市計画決定(マスタープラン)を生かした対策はいなべ市では考えられないのか、考えられるのか。  (4)今後、市の対応、働きかけは。  以上です。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(林 正男君)  都市整備部長、種村明広君。 ○都市整備部長(種村明広君)  1、市街化調整区域についての御質問ですが、まず、(1)の①市街化調整区域の概要。  議員からも御説明ございましたが、簡単に申しますと、都市計画法に定められる都市計画区域のうち、市街化を抑制すべき区域、もっと簡単に申しますと、可能な限りそのままにしておこうといった区域のことです。  議員御承知のとおり、この区域では、内容は省きますが、さまざまな規制がかかってございます。  続いて、②市当局が抱えるメリット、デメリットはですが、メリットとしては、無秩序な乱開発とか虫食い状態のような開発は抑制されてまいりました。したがいまして、既存の集落としては良好な住環境が守られてきたかと思います。  デメリットはメリットの裏返しになるんですが、自分の土地でありながら、市街化区域などのように住宅などの建築が抑制されるというものです。したがって、不動産流通の面におきましても不利になることが考えられます。  続いて、(2)都市計画法34条11号の指定後の効果はですが、都市計画法34条11号指定地とは、市街化区域と一体的な日常生活圏を構成している区域のうち、おおむね50戸以上の建築物が連担している地域であって、県条例の指定を受け、一定の要件を満たせば一戸建ての住宅の建築が可能となる制度でございます。先ほど申しましたデメリットの部分を若干緩和する制度になっております。  平成19年12月の指定意向、当該制度によりまして、平成30年3月まで約10年余り、戸建ての住宅が112戸建ち、また別に15件の分譲宅地の開発がございました。その分譲地を合わせて130区画あって、うち101戸の住宅が建築されてございます。合わせて200戸以上の家が建ったことになるんですが、これまで宅地でなかった土地が宅地になって、そこに住宅が建設されることによって、土地家屋の固定資産税など税収が大幅に増加することが期待できます。  また、人が住んでもらうことによって、その分、働く人や子どもさんを含めて人口も増加いたします。市民税も増加し、地域の活性化にもつながるものと考えられます。  続いて、(3)地区計画、都市計画決定を生かした対策は考えられるのかですが、この地区計画は大きな開発の場合に当てはまる開発手法でございまして、面積にして5ヘクタール以上といった大規模な開発になります。しかも、いなべ市の都市計画マスタープランに住居系か工業系かどちらかで位置づけをされておる必要がございます。その他もろもろの条件を満たし、地元さんとの意向が合えば、制度上は地区計画による5ヘクタール以上の住宅団地か工業団地の開発は可能でございます。  最後の、(4)今後の市の対応、働きかけはですが、現行制度の中では市街化調整区域をなくすことは法律上不可能です。そもそも調整区域は開発を抑制する区域ですので、積極的な土地利用への啓発は当方としてはしかねますが、個別に住宅開発をやりたいとか、マイホームを建てたいとかいった相談で窓口に来られた方々には、親身になって丁寧に対応をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  概要を説明していただきました。それは私も員弁町の住民も大体わかっております。わかっておいて、この質問をしておりますが、そのとおりですが、②についてのメリットを聞けば、30年、40年前に施行されたときに、もっともと思えたのは、乱開発を防ぐとかいいメリットを言っていただいたので、皆さんもそれを承知したのかはわかりませんが、デメリット、裏返せばと今もおっしゃいましたが、市当局がデメリットと考えられるとはっきり言うのですから、この当時、本当に今の言葉は大変重要で、30年、40年後、この施策がいかがなものかということをどうして当時職員たちは考えられなかったのか。今、これを言ってもしようがないんですけども、反省点として、当時、調整区域がまずどういうものかということを町民は何も知らずに、説明も聞かず、そしてまだ土地を買い続けていた方もいるわけですから、非常に私は残念だと思うんです。逆に言うと、当時、網かけの調整区域をかけたというのは、何か町にとって大きなメリットがあったのか。例えば、国からの補助金のかさ上げみたいなおいしい話があったのかなと想像しますが、いかがでしょう。 ○議長(林 正男君)  都市整備部長、種村明広君。 ○都市整備部長(種村明広君)  御存じのように、全国的には珍しいんですが、いなべ市には三つ都市計画区域がございます。その一つが、昭和45年に制定された員弁町のその部分、あと、昭和56年には大安町、昭和55年には北勢町です。私が出身の藤原町は都市計画区域外ですので、昭和45年の事由につきましては、私は把握してございませんので、申しわけございません。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  市長は、その当時、この調整区域がかかったときはみえましたか、どうでしょう。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  私も在職しておりません。想像するに、国は国土全体を都市計画で色塗りしたいといったことで、市も員弁町並みの厳しい都市計画をほかの3町もつくって、市全体を市街化調整区域をつくりなさいという指導は来ております。それをしていないのがいなべ市でございます。それは員弁町の住民からすると理不尽な状況になりますので、各4町ばらばらの都市計画をそのまま踏襲させていただいているのが現状でございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  答えづらい中、本当にありがとうございます。でもメリットがあったとか、そんなことは当時のことで言えないと思うんですけれども、メリットがあったというほうがまだ町民は納得できるのではないでしょうか。その当時、何か国からの補助金とかのメリットで、線引きをしたところはちょっと裕福になったのかもしれません。それはそれでよかった当時の判断で、かえってそういうものがあったと答えてもらったほうがよかったかなとも思います。  (2)に行きます。  34条11号の効果を、今、言っていただきました。二百何軒建ったり、宅地が15できてと、市民税も固定資産税も人口も一挙にふえて、員弁町も外してもらったところは本当にすばらしい団地がたくさんできました。  平成19年の都市計画法34条11号の制定は、市街化区域から東西南北1キロ調整区域を緩和していただいたことを言うんですが、その後、様子を見ようということで、見直しをしてからちょうどこれで10年たちました。ことしは10年目に当たるんですが、見直しとかはないんでしょうか。  それから、これは職員にお願いするんですが、市の働きかけはもうできないよで終わりですか。働きかけはしていただいているんですか。 ○議長(林 正男君)  都市整備部長、種村明広君。 ○都市整備部長(種村明広君)  ただいまの34条11号の指定の緩和のところだと思いますが、この指定につきましては、三重県の県条例で指定されておりまして、効果のほどは先ほど述べましたように、住宅開発に大変有効であるとこちらも思っております。  今、当方ができることは、この34条11号の指定基準の緩和、議員おっしゃった距離要件を県へ要望していくことは可能でございます。  具体的には、今、ちょっと申しましたが、市街化区域からの半径1キロメートルといった距離要件を緩和していただくなど、指定区域の範囲の拡大を求めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  今、種村部長にすばらしい答えをいただきました。1キロを私は3キロにしてほしいんですけども、たとえ1キロでもふやしていただけますと、10年、20年、迫っております。子どもが減少して、東地区では小学校が避難所になるのではないかと懸念があるぐらい、員弁町は困っております。西のほうは開発されておりまして、どんどん員弁西保育園、員弁西小学校はふえており、まだ校舎が要ります。でも東は住民の避難所になるんじゃないかなというぐらいで、1クラスという学年が多いんです。頼みますので、職員さん、お願いいたします。  こんなすばらしい効果をもたらす調整区域の緩和をどうぞよろしくお願いして、(3)に行きます。  都市計画決定(マスタープラン)での5万平方キロメートルの土地が、員弁町では、不動産屋とかいろんな条件を集めなければ、開発は、この方法は無理でしょうか。 ○議長(林 正男君)  都市整備部長、種村明広君。 ○都市整備部長(種村明広君)  まず、34条11号のほかに地区計画のお話ですね。制度の上では、員弁町地内の調整区域で5ヘクタール以上の住宅団地とか工業団地の開発が可能と申し上げました。5ヘクタールというと相当な規模になります。調整池とかいろいろコストの面で、場合によっては、保安林とか農業振興地域にかかってきたりとか、なかなか5ヘクタールを地図上で求めるのは結構困難かなという気はいたしております。計画を進める上での手続の煩雑さを思いますと、需要のほどは何とも申し上げにくいところがございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  では、東員町の入り口の開発なんですけども、員弁町との境、浅田屋といううどん屋さんがあるんですけども、そこから東へ行きますと、たしか東員町のあそこは調整区域のはずですが、戸建てが建って、開発されております。東員町と員弁町のはざまであるんですが、東員町だけ開発されていくのが目に見えてわかりまして、員弁町のものは本当に張り合いないなという気持ちでおりますが、あれは何を適用されて開発ができているんですか。調整区域のはずなんですが。 ○議長(林 正男君)  都市整備部長、種村明広君。 ○都市整備部長(種村明広君)  確かにあの道路を通りますと、新しい開発をやっとるなと、私もあちこち出かけたときには、ここも開発やっとるなとか、よく気にするところでございます。  東員町鳥取地区の住宅開発は、東員町に聞いたところ、やはり34条11号による開発でございました。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  あそこが34条11号に当てはまるんですね。わかりました。ありがとうございます。  今、部長がおっしゃっていただいた1キロを緩和できる距離を広げようという気持ちを聞きまして、私はうれしいです。ありがとうございます。農振農用地以外の調整区域の土地をたくさん持ってみえて、苦しんでいる上笠田の方がいるんです。水田で畑もできない。かといって、家も建てられない。ソーラーパネルをする資金もないし、人口もふえないのに、沿道サービス業のコンビニばかりできてもしようがないじゃないか。不動産屋も買ってくれないと切実に困ってみえます。市民の問い合わせに、これは国の法律で大変難しい、市の怠慢で進まないのではないと、私は問い合わせがあるたびに説明しておりますが、市民にはなかなかそこのところが理解してもらえず、行政への不満を訴えます。そのためにも、私は、市民は置き去りにされていないんだよ、行政も努力をし続けているんだよということを市民に理解していただきたくてこの質問を続けております。  現在、市街化調整区域は国土の10.3%を占めておるそうです。国民の多くが不満を持っているということです。国民のこの不満の声が大きく集結して、私は国を動かせないかなと思っております。人を集め、税を集め、地方を元気にする、どんな移住促進よりもこれは効果があるのではないですか。これを訴えなくて何を訴えるんですか。現在、法律のもとである憲法まで変えようとするこの時代。法律で、人の土地でもない自分の土地の使用方法を縛られるとは、本当にナンセンスなことです。市長、ぜひ県に強く働きかけを続けてくださるようお願いします。今、部長から聞きますと、職員も大変やる気でおります。市長、いかがでしょう。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  以前から県知事には要望を上げておりますけども、今後とも、引き続き要望を上げていきたいと思います。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  しっかりと聞きましたので、どうぞ1キロ緩和をせめて2キロにしていただくようにお願いいたしまして、次に行きます。  2、いなべ市高齢者福祉施策計画について。  いなべ市第7期介護保険事業計画に「我が事・丸ごと」の地域福祉推進の理念が書かれており、日々、職員は施策に沿い、努力していただいておりますこと、感謝いたします。  その中で、今回の私の質問は、(1)第4章、高齢者介護保険福祉施策のうち、高齢者の元気づくり推進のうち、施策内容にある事業で健康推進課と連携していると思うんですが、委託事業である食生活改善推進事業(略して食改)の協議会の活動内容をお聞かせください。  (2)大安町の食生活改善推進協議会の活動の場として、今後、大安町の調理室の確保をどのように考えているか。  (3)この事業の重要性を認識していただき、今後の展望を伺う。  以上です。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(林 正男君)  傍聴人に申し上げます。傍聴規則を守っていただくようお願いいたします。会場での写真撮影は禁止といたしております。よろしくお願いいたします。 ○議長(林 正男君)  健康こども部長、佐野謙二君。 ○健康こども部長(佐野謙二君)  それでは、位田議員の御質問に健康こども部からお答え申し上げます。  まず、(1)高齢者の元気づくり推進のうち、健康推進課と連携した食生活改善協議会の活動内容についてでございます。  高齢者福祉計画は介護保険事業計画とあわせて、それぞれ老人保健法と介護保険法に基づき、高齢者の保健、福祉、介護施策の推進と介護保険事業の円滑な運営を図ることを目的とした計画でございます。  市民の健康の保持・増進を図るため、食生活改善協議会と連携して事業を実施しておるところでございます。  現在、食生活改善協議会の主な活動といたしましては、地区巡回栄養教室、男性料理教室、料理伝達講習会など、市の委託事業のほかに、先日、開催いたしましたTOJやそば祭り、市民感謝祭などのイベント参加に加え、食育等について実施をしていただいておるところでございます。  (2)大安町の食生活改善推進協議会の活動の場として、今後、調理室の確保をどのように考えているかについてでございます。  合併から15年を迎えました現在、大安町食生活改善推進協議会の活動につきましても、平成31年度からは他の町の活動と同様に、新しく建設を進めております保健センターを中心に事業を実施していただくよう了解をいただいて準備を進めているところでございます。  今後、活動する上で大安町に調理室が必要であれば、小学校の調理室を活用していただくことも一つの選択肢と考えております。  また、現状と変わらない場所でということであれば、大安庁舎の食堂もその一つと考えておるところでございます。  続きまして、(3)この事業の重要性を認識していただき、今後の展望についてをお答えいたします。  市民の健康の保持・増進を図るため必要な施策について検討を行う上で、食生活改善推進協議会との連携は必要不可欠なものと考えております。引き続き、食生活改善推進協議会との連携を図りながら事業を進めてまいりたいと思います。  特に、生活習慣病につきましては、今や健康長寿の最大の阻害要因となるだけでなく、国民の医療費にも大きな影響を与えていると報じられておりますことから、生活習慣病予防のために健康教育を実施して、市民の健康意識の向上と健康的な生活習慣の確立を図りたいと思います。  また、会員の高齢化に伴い、東員町と合同で栄養教室を開催して、会員の養成に力を入れた取り組みも継続していきたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(林 正男君)  先ほど、傍聴人に注意をいたしましたが、禁止と申し上げましたが、禁止ではなく、議長の許可制であるということでございますので、よろしくお願いいたします。  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  ありがとうございました。よくわかりました。私も各町に行くわけにはいきませんので、各町で行われている事業の内容に格差はないのか。例えば、この食改の藤原と員弁がどういうふうに違うか。年間、保健師が数回、それから栄養士の指導なども各町であるんですか、どうでしょう。 ○議長(林 正男君)  健康こども部長、佐野謙二君。 ○健康こども部長(佐野謙二君)  現在、市が委託をしております委託事務につきましては、先ほど申し上げましたように、栄養教室や男性の料理教室、料理伝達講習は回数が若干それぞれの地区で変わってまいりますが、年間を通してそれぞれ12回から44回程度、合わせて1,500人弱の参加をしていただいて活動していただいておるところでございます。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  今、質問の仕方が悪かったと思うんですけども、食改の会員さんに年に数回、保健師さんが指導に来てみえるんです。それから栄養士さんのお話もあるんです。それも各町あるかを聞かせていただきたい。栄養士など、市からの派遣の差はないですか。 ○議長(林 正男君)  健康こども部長、佐野謙二君。 ○健康こども部長(佐野謙二君)  失礼しました。先ほどおっしゃっていただきました栄養士、保健師の地域への参加につきましては、特にかわりはございません。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  予算も決まっていることですので、その中でちゃんと栄養士などに指導していただいているんだと思います。  私も会員の一人で、各町の役員さんが巡回で先生として回ってくださるので、お話をよくさせていただいておるんですが、皆さん和気あいあいと楽しくヘルシー料理の講習を受けて、調理して、月一回、会うのを楽しみに食べております。高齢者施策としては、私は、これは女性にとって断トツに効果がある事業だと思っております。その認識を頭に置いていただきたいと思うんですが、いかがでしょう。 ○議長(林 正男君)  健康こども部長、佐野謙二君。 ○健康こども部長(佐野謙二君)  確かに高齢者の方、いろんな楽しみはそれぞれ違うと思うんですけど、何しろ食べること自体が一番の楽しみ、我々も含めてそうだと思うんですが、こういったことには積極的に取り組んでいきたいと思いますし、提供していただく食改の会員さんにも、男性も少しずつですが参加をいただいておりますし、先日の東員町との会員さんの養成講座にも、少ない人数ではございましたが、参加をいただいておりますので、徐々に男性も料理をする時代、今の若い人については家事も分担しとるところでございますが、高齢の方については、まだまだ家事は女性のことだという考えを持っておられる方が多うございますので、そういったところからの参加はなかなか望めませんが、徐々に変わってきておると理解をしておるところでございます。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  先ほどの大安町の調理室、食改の方が大変困ってみえます。相談されたときは、北勢の新庁舎で考えておるんだが、いいかねと聞かれて、あんまり深く考えずに「仕方がないです、はい」という返事をしたそうなんです。でも、大安町から北勢町へ自転車に乗った高齢者の方たちが料理教室に行ったり、子ども教室もあるんですが、子どもが自転車に乗って、とてもじゃないけど、北勢町の新庁舎へ行くわけにはいきません。くだくだといっぱい文句を私は書いたんですけども、今、答えいただきまして、大安町の食堂がベストだと思うという食改の方々の意見なんですけども、市長、どうでしょう、よろしいでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  以前、食改の会長さんとお話ししたときには、大安町の地下の食堂は狭いという話で、それで新庁舎の中へ全面的に移行するということで合意をいただいております。料理教室とか市が主催するものについては、新しい教室でせざるを得ないと思います。あくまでも大安支部での市民活動の一環としてということであれば、石槫小学校ないしは、先ほど部長が申しましたように、大安町の地階の食堂で活動をやっていただいたらとは思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  ありがとうございます。それで大安町の食改の方々も安心すると思います。あまり深く考えずに、その当時は、狭いとか、自分で「はい」と言ったけども、やはり遠くへは行けないということで、大安町の食堂を希望しております。
     この事業は地域に根差した福祉施策の委託事業ですので、地域に根差したところが大事であって、福祉委員会も一緒ですが、地域で受け入れてくれる場所を探しておるわけです。  (3)に行きますが、この事業は食生活を考える先輩女子たちの長い歴史がございます。私も聞いて気が遠くなるような歴史を聞かせていただいて、市の施策というよりは、先輩女子たちの知恵で生まれ育てられたような事業なので、一朝一夕には到底なくせません。大変貴重な施策だと思いますので、そのことを鑑み、これからも継続していただく事業の一つとして、部長、どうかよろしくお願いいたします。  では、3問目に行きます。  3、学校給食について。  同じ釜の飯を食う、これほど人間形成に役立つ教育は、どんな食育より学校給食以外に見当たりません。給食の配膳や手順、要領、行儀、食べ方のマナーなど、人間関係や食育、道徳をまでもこの時間で学べます。そんな大事な給食の時間について少し不満の声が聞こえてまいりました。  例えば、子どもの給食時の様子や食べ方、給食の内容、献立など、少し聞こえてまいりましたので、教育委員会ではどの程度子どもの様子を把握されておられるか、次のことをお尋ねいたします。  (1)小中学校の給食の現状について。子どもの給食への満足度、食事の内容などについて、アンケートとかリクエストなどとったことはあるか。  (2)給食の食べ残しについて。  これはどんなふうかもわかりませんが、私も実際には見てないので、①いなべ市の小中学校給食における食べ残しの量は把握してみえるのか。  ②残飯の処理の方法と処理費用はかかるのか。  ③もしあれば、食べ残しを減らす取り組みは。  以上、お尋ねいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  それでは、3、学校給食についての御質問に答弁させていただきます。  まず、(1)子どもたちへのアンケート、あるいはリクエストなどについてですが、結論から申し上げますと、アンケートや聞き取りなどによるリクエストはとっております。さらに、可能な限り、そのリクエストは献立に取り入れて応えるようにしております。  例えば、大安給食センターでもアンケート、リクエストをとっておりますし、藤原の給食センターでは、ランチルームで中学生が一つの大きなところで食べるんですが、そこのところに栄養教諭が入っていって、いろいろ要望などを聞いていると。  それから、北勢地区は自校式といいまして、それぞれの小学校で給食調理をしておりますが、給食調理室の前にお手紙ボックスを置いて、子どもたちからの意見を伺うようにしております。  次に、(2)給食の食べ残しについてでございます。  大安給食センターと藤原給食センターでは食べ残し量の把握はしております。ただ、いずれもごく少量ということでございます。  北勢の自校式4校では、ごく少量であるため、計量はしていないということです。  大安給食センターと藤原給食センターでの平成29年度分の数量を申し上げますと、まず、大安給食センターでは1年間で332キログラム、こちらは汁物を含まない量となっております。これを大安給食センターの食数2,419人掛ける190日で割りますと、1回一人当たり0.7グラムで、本当に少量となります。  藤原給食センターにつきましては、平成29年度1年間で1,136キログラム、こちらは汁物を含む計量となっております。こちらも食数890人掛ける190回で割りますと、一回一人当たり6.7グラムと、こちらも汁物を含むことを考えますと、ごく少量ではないのかなと思っております。  続きまして、残飯の処理方法と処分方法でございますが、大安給食センターにつきましては、鍋坂酪農組合に引き取ってもらっております。こちらは鍋坂酪農組合で堆肥化しております。  藤原給食センター及び北勢地区の自校式4校につきましては、あじさいクリーンセンターで処分をしております。  最後に、③食べ残しを減らす取り組みでございます。  先ほど、食べ残しはほぼないと答弁させていただきました。とは申しましても、少量出たりすることもあるようですが、1カ月間全然食べ残しのなかったクラスを表彰したり、あるいは、授業やランチルームでの食べ残しを減らす啓発などを行っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  ありがとうございます。いろいろ努力していただいている様子で、私は非難をしてこの質問をしているんじゃなくて、本当に給食費を払っている現状で、みんなが満足していることを市民にも知っていただきたい方面からの質問でございます。  そして、今は食生活の充実で、おなかを満たす給食から、おいしい給食を望む現代の子どもたち、これは本当に飽食の時代ですから、何がおいしいか悪いかはあれですけども、せっかく一生懸命つくっていただく給食ですから、食費も払ってるんですから、おいしく食べたほうがいいに決まってます。  その中で、アンケートの内容はどんなものがあるか把握しておられますか。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  アンケート項目といたしましては、好きな食べ物についての問いが多いようでございまして、その中を見ますと、空揚げとか、きんぴらごぼうとか、卵系のスープなどを書かれているのが多いようでございます。  満足度になりますと、満足しているかどうかという問いは子どもにはしていないようですが、給食に限らず、学校生活での子どもたちの様子を伺いますと、やはり給食の時間は大きな楽しみの一つであると思われますので、満足はしていただいているのかなと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  今、聞いて、空揚げなどはリクエストの部類に入るんじゃないかと思います。アンケートはとるだけでは意味がなくて、生かしていただきたい。例えば、麺類では、今、給食にソフト麺というのがあるんですね。それが固まっていておいしく食べられない。温かいものが冷めていておいしくないとかいろいろ員弁と北勢の中学校で聞こえてまいりました。味はすごくおいしくて大好きなんだけども、かたくて、温かいものをかけてもほぐれないとか、これはセンターからの配送の問題なのかと思います。それを改善していただきたいと思うんですが、いかがでしょう。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  今、議員がおっしゃられたように、配送にかかる時間が大きな原因かなと思われます。員弁中学校ですと、大安給食センターから一番遠い配送校になりますし、北勢中学校ですと、藤原給食センターから運んでるんですけども、藤原の中では一番遠い配送校になりますので、そういうことが原因かなと思われます。  ただ、それにしましても、できるだけおいしく食べたいというのは子どもたちの要望としてあると思いますので、できる限り、時間も考えながら、そのときにおいしく食べられるような工夫を少しでもしていただくように、調理業者にもまた要望していきたいと思っております。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  今、聞きまして、そういうふうにしていただけると子どもも喜ぶかなと思います。ぜひ取り入れていただきたいと思います。何が子どもが喜ぶか、栄養の大事なんですが、喜ばれる給食が本当に必要です。楽しい給食は不登校にも有効です。子どもの様子、友達関係、給食の時間に友達と半端になっていないかも、学校給食で大体わかります。そのためにも、教育長、子どもと一緒に給食を食べていただきたいんですが、そんな機会を持っていただけませんでしょうか、お答えをお願いします。 ○議長(林 正男君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  5名の教育委員がいなべ市にはおります。その教育委員と一緒になって、先日、藤原小中学校のランチルームで給食をいただいております。教育委員さん方もおいしいねとか、栄養バランスがよくできているねとか、子どもたちと一緒に語り合いながらやっていますので、これからも続けてまいりたいと思っております。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君、残り3分です。 ○16番(位田まさ子君)  ありがとうございました。食べ残しがない、本当に、皆さん、努力しているんだと思います。配送の件でまた充実していただいたら、ゼロになるんじゃないでしょうか。  話は変わるんですけれども、東員町のスーパーに、私、時々、行くんですけども、小学校の給食の献立表がスーパーの中のあちこちに張ってあるんです。それは、働くママたちが夕食の買い物に来て、子どもの昼の給食の献立とかぶらないように、給食の献立表をスーパーの中の目のつくところに張ってある、これが教育委員会の配慮だという話を聞いてまいりました。グッドアイデアです。これについて、どうですか。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  いなべ市でも、以前、大安イオンさんに大安給食センターの献立表を張らせていただいた経緯はあるようです。それをなぜやめたかといいますと、大安だけでは意味がないというところがあるようです。給食センター、あるいは北勢の4校それぞれ、食材調達などの関係で微妙に献立が違ったりする日がありますので、そうなりますと、全部の献立表を張っていかなければならないということも出てきます。ただ、先ほど議員おっしゃられたように、非常に保護者の方にとっては喜ばれる取り組みかなとも思われますので、例えばホームページを活用して載せていくことを、今後、検討させていただきたいと思います。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  中学校に給食ができたとき、物すごく子どもが喜んでくれたんです。あのときの感激を生徒が忘れないような、学校給食の配慮を教育委員会にお願いします。  それから、献立表は土地の関係じゃなくて、別に4枚張ってもいいじゃないですか。そのお母さんが北勢町へ買い物に行くかもわかりませんし、大安へ行くかもわかりません。そんなけちなことを言うとらんと、市民が便利だと思うことは、よそのまねをしてでもいいから、どんどん取り上げてください。  以上で質問を終わります。 ○議長(林 正男君)  位田まさ子君の一般質問を終了します。  暫時休憩いたします。                午前 11時39分 休憩                午後  1時00分 再開 ○議長(林 正男君)  休憩前に引き続き、会議を続けます。  一般質問を続けます。  質問順位10番、岡 恒和君。  9番、岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  9番議員、日本共産党、岡 恒和です。早速ですが、質問に入りたいと思います。  今回は、質問事項二つ用意してあります。1、市民要求を市政に反映する体制と対応は十分かということで、具体的な事例も挙げながら、改善する余地がある、あるいはない、その辺のことをただしていきたいと思います。  2、オレンジ工房あげきの改修工事について質問いたします。  それでは、1に入ります。  地方自治法第1条の2の1では、地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うと規定しています。福祉の増進を進めるためには、住民要求をつかみ、その評価と実現可能性を明らかにするプロセスが必要になると思います。市の形が問われる庁舎建設や小中学校の統廃合などでは、こうしたプロセスに問題があったと私は考えています。  しかし、今回は日常的な住民要求を市政に反映する仕組みやその対応を問うていきたいと思います。  市民要求をつかむ手段としては、各種審議会への住民参加やアンケートなど多様な方法があります。今回は主に自治会要望を中心に質問をしていきます。  また、具体例として、自治会要望として出された三五米野の調整池への対応についても問います。  (1)住民要求を市政に反映する仕組みと現状を問う。  ①各庁舎に設けられた市民の声に寄せられた直近3年間の年度ごとの件数と主な内容は。  ②取りまとめられた市民の声はどのように市政に生かしたか。  ③自治会長からの要望書からで出された事項(要望事項)は、平成29年度で何件あったか。  ④平成29年度要望事項の各部ごとの件数と主な内容は。  ⑤要望事項は受け付けから最終決裁までどのような流れで取り扱われるのか。  ⑥自治会長に対し要望事項の処理経過や結果についてどのように伝えているか。  (2)三五米野の調整池への対応を問う。  ここで、平成29年8月と書いてありますが、間違いで、平成29年10月です。  ①平成29年10月の台風でのり面が崩れ、管理フェンスが宙づり状態になった。この復旧工事について自治会から要望書が出された。要望から決裁までの経緯を問う。  ②最終的に完成する時期は。  ③対応についての問題点は。  その三五米野の状況については、資料の1枚目の写真のとおりになっています。答弁を求めます。 ○議長(林 正男君)  企画部長、相馬雅史君。 ○企画部長(相馬雅史君)  それでは、岡議員の御質問の、1、市民要求を市政に反映する体制と対応は十分かの、(1)住民要求を市政に反映する仕組みと現状を問うにつきまして、企画部から答弁を申し上げます。  まず、①各庁舎に設けられた市民の声に寄せられた直近3年間の年度ごとの件数と主な内容はの御質問でございますが、件数は、平成27年度は13件、平成28年度は16件、平成29年度は24件であります。  主な内容といたしましては、公共施設の要望や広報に関する御意見など、さまざまであります。  次に、②取りまとめられた市民の声はどのように市政に生かしたかの御質問でございますが、いただいた御意見は広報秘書課から担当部署へ送付しています。緊急性があるか、市政に反映できるかなどの判断は、各担当部署において対応しております。  次に、③自治会長からの要望書で出された事項(要望事項)は、平成29年度で何件あったかの御質問でございますが、平成29年度に自治会長さんなどから出された要望書は1,100通であります。ただし、個々の要望の総数は前年度以前の保留のものも含めますとおおよそ5,000近くに上ります。  次に、④平成29年度要望事項の各部ごとの件数と主な内容はの御質問でございますが、要望書の数でお答えさせていただきますと、建設部547通、総務部293通、農林商工部191通、環境部41通、都市整備部10通、水道部10通、教育委員会4通、企画部3通、総合窓口部1通でございました。  主な内容は、道路舗装、側溝の修繕、交通安全施設の設置などの建設部の関連が約50%、防犯灯の設置、消火栓の設置、消防資機材の支給などの総務部の関連が約27%、獣害対策、農業用水路の修繕などの農林商工部の関連が約17%となっています。  次に、⑤要望事項は、受け付けから最終決裁までどのような流れで取り扱われるかの御質問でございますが、自治会要望は自治会長さんが各庁舎の総合窓口課、もしくは担当課へ提出され、提出された要望書は市長の確認後、各担当部署へ転送し、対応の判断を行っております。  各担当部署では支給実施、年度内実施、次年度以降の実施などを、緊急性や要望内容から判断いたしております。  次に、⑥自治会長に対し要望事項の処理経過や結果についてどのように伝えているかの御質問でございますが、提出された要望について緊急性がある案件につきましては、できる限り即時対応いたしております。  また、要望事項について自治会長さんへ何らかの報告をするように努めております。  御要望によっては解決実施が困難な、あるいは解決実施できない案件は、その旨、自治会長さんに説明しております。  以上でございます。 ○議長(林 正男君)  副市長、吉田桂治君。 ○副市長(吉田桂治君)  1の(2)についてお答えいたします。  当該箇所につきましては、ため池を利用して三五米野調整池を造成したものでございまして、都市整備部と農林商工部で調整した上で復旧に当たることとしております。  ①要望から決裁までの経緯につきましては、10月末の災害発生から要望をいただき、11月に現地の確認と自治会長との協議を行い、年度内にフェンスの撤去を検討していましたが、3月に、再度、内部の協議を行い、のり面復旧とフェンスの復旧を同時に行うこととしまして、このことを自治会長さんに報告しております。
     ②最終的に完成する時期につきましては、平成30年度に工事発注を予定していることを自治会に報告しましたところ、一筆の農地で餅米を作付しているということで、調整池の水を抜くことができないため、収穫後に復旧工事を予定しておりまして、このことにつきましても自治会長さんの了解済みでございます。  ③対応についての問題点につきましては、当面の立入禁止の措置をしておりまして、施工時期は、先ほど述べましたように、地元と調整して実施しているため、問題ないと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  平成21年9月に、当時の企画部長が市民の声というふうに答弁されていますが、そのときも、平成19年度で24件、平成20年度が9件、ホームページ上での提案が208件あったということ、それから自治会要望が1,162件あったと答弁もされていますので、それほど変わらない状態で推移しているのかなと思います。  先ほどの自治会要望なんですが、この要望は出せる件数とか出す時期は決まっているのでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  自由で結構です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  担当部局に振り分けられた要望事項の最終処理結果を企画部として把握はしているのでしょうか。 ○議長(林 正男君)  企画部長、相馬雅史君。 ○企画部長(相馬雅史君)  各部に要望書は転送させていただきまして、どのくらい処理件数があったかは集計はしてございません。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  振り分けが済んだら、あとは各担当部任せであるということでよろしいですね。  そこで、一旦、担当部に振り分けても、そこでうまく進まないことがあると思うんですが、その場合に対応する仕組みはあるんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  各自治会長会で自治会長に御説明させていただいておりますのは、防犯灯とかごみの不法投棄の看板などについては、ほとんど即対応させていただいておりますが、土地絡みの道路舗装、道路側溝、農業用水、農業排水などの土木関係の高価なものにつきましては、地権者絡みのものもございますので、非常に難しゅうございます。優先順位をつけていただいて、特にここは進捗状況を組全員に報告しなきゃいけないことなどがありましたら、自治会長から担当課に問い合わせていただいて、これはいついつまでに報告してくれと言っていただきましたら、それは逐次報告させていただいております。全ての進捗状況を、常々、報告することは不可能でございますので、御容赦いただいております。これがシステムです。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  質問とは違う答えだと思うんですが、担当部で進まないときに、もう一度、それをもとへ戻す仕組みはあるかどうかお尋ねしたんです。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  自治会から直接賜ることが私もありますので、それはどういう進捗なのかを打ち合わせをさせていただいて、自治会にフィードバックをさせていただいております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  市長がどういうふうに聞かれて、どう対応するかはまた別の問題で、企画部として、市民要求に対してどう対応していくかをお尋ねしているんですが、私が聞いた、うまく進まない場合に対応する仕組みというのは、市長が対応するということですので、仕組みはないと理解します。  当初、担当部の振り分けをするわけですが、それはどのような会議で行うんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  企画部長、相馬雅史君。 ○企画部長(相馬雅史君)  いただいた要望書をそのままメールと用紙で各部に送付させていただいております。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  そうすると、担当部は出てきた要望書全体を把握するんではなくて、振り分けられたものだけを確認することになりますか。 ○議長(林 正男君)  企画部長、相馬雅史君。 ○企画部長(相馬雅史君)  その担当部にかかわる案件のみを検討していただくことになります。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  そうすると、農林商工部長は建設部に上がってきた要望書はわからないことになるんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  自治会長さんによりましたら、数十件、一つの紙におさめておられる方もいらっしゃいます。防犯灯をこれだけ、側溝をこれだけとか、1枚の用紙の中に全て網羅される自治会長もいらっしゃいますので、そういう場合は、同じ用紙が複数の部にまたがって行きます。原則は、自分の担当部局を責任を持って遂行するというのがルールでございますので、御認識いただけるとありがたいと思います。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  市長は、以前、新庁舎をつくる効果として、各自治会長が庁舎を回らなくてもいいようになる、1カ所で済むからと答えられています。それから、新庁舎によって職員の一体感ができると言われていたわけですが、そういう点で言えば、いろんな要望が上がってきたことを、担当部長だって変わっていくこともあるわけですし、全体に伝える会が必要ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  特に全庁的に把握したほうがいいものにつきましては、所属長会を設けておりますので、そこできっちりと議論をさせていただいております。しかし、5,000もある要望書を一々各部が目を通していくのは時間のロスと考えます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  それが市長のふだんからの住民要求に対する考え方だと受け取ります。  住民要求に対する評価を市長はいろいろ自分で評価されているわけですが、評価とできるかできないかという実現可能性を明らかにする点では、最終結果をやっぱり住民に伝えることが必要と思います。そのことによって、自治会長の引き継ぎがうまくいく。二つ目は、どの程度の要望が実現できたのかということがわかる。それから、先を見据えた計画的な要望を可能にするなどの効果が生まれると思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  自治会長として必要なものについては、全て事情も進捗状況も報告させていただいております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  これはシステムとしてどうかということで、市の職員の中にあるかということでお尋ねしているんですが、全て市長が対応するという答弁になってきています。  私が、今、申し上げたことは、ちょっと古いんですけども、当時の大川 武という横浜市立大学の教授が、住民要求と自治体行政の橋渡しという論文を書いています。その中に、今のことにかかわるんですが、住民要求の数は多く、その内容は多様であるが、その多くは、それを提出した住民にとっては切実で緊要なものである。これらの要求は相互に依存し合っていて、一方の実現が他方の実現を促進することもある。しかし、むしろ財源的な制約のもとで、一方の要求実現は他方のそれを抑えることが多い。ちょっと飛びますが、もしここで住民が自分たちの要求と他の要求を比較検討し、自分たちの要求を客観化して全体の中に位置づけ、要求の優先順位を公平に決定することができるならば、それは住民による予算統制の第一歩となるであろう。さらに、住民が自分たちの要求実現のために、第二、第三の要求を展開するように、他の住民の要求についても、その実現のために必要な第二、第三の要求を知ることができるならば、行政制度と運営の仕組みがさらに広い範囲で理解することができるようになると書かれています。  これは、住民、あるいは自治会長を、行政を推進していく上でのパートナーとして捉えるかどうかというところになると思います。そういう点で、市長としてではなくて、行政としてそういう考え方をどう考えられるのか、これは企画部長にお尋ねしたいと思います。 ○議長(林 正男君)  企画部長、相馬雅史君。 ○企画部長(相馬雅史君)  自治会長さんへは何らかの報告をするように努めておりますし、また、先ほど市長が申しましたように、要望の数は前年度以前のものも積み残しも合わせて数千件ございます。未解決の案件であれ、検討会議なんかを設けて1件1件を審査することは、効率性とかいろんな面で市としては非常に難しいと考えています。  したがいまして、引き続き、各部において進捗管理を確実に行うように、私どもからも改めて通知をして、また各自治会へは丁寧な応対をするように努めてまいります。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  それでは、実態でどんな問題があるかについても質問していきたいと思います。  先ほどの三五米野の調整池の点なんですが、経過から言いますと、3月3日に撮った写真がありますが、先ほど副市長は危険防止の策もとってあると言われたんですが、この3月3日当時は何もされていませんでした。そのままになっていました。なぜそんなことが起こったのかということで、農林商工部にもお尋ねしたわけですが、詳しいことはちょっと避けますが、結局、最初のこれについては、調整池であるにもかかわらず、それからため池の役割と言われたんですが、これは水利権を持つ人があることはあるんですが、最初に農林商工部に振り分けたことがそもそも間違いだったのではないかと思います。  資料を見ていただければわかるように、これは三五米野の開発をしたときの調整池そのものですので、当然ですが、フェンスで囲ってあれば、それが壊れれば、都市整備部になるのかどうかわかりませんが、直すのが当然だと思いますが、そうではないでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  これは農林商工部で対応しておりますので、終始、農林商工でございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  私が聞いていると、今はそうではないと聞いているんですが、この事項は、自治会要望でも何でもなくて、そもそもは住民からの市が管理する構造物が壊れているという情報提供であったと思うんです。そうではないんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  調整池は所有者が市に既存することになります。しかし、ここの調整池は農業用水の役割のほうが多うございますので、農林商工部所管となっております。その発見者が誰だったかは、今、資料がございませんので、答弁しかねます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  結果、何が起こってきたかといったら、先ほど申し上げましたように、本来、子どもが立ち入ったり、あるいはバスを釣ったりとか、安全のためにつくられているフェンスが落ちているにもかかわらず、何の対応もされていなかったことが現実にあるわけです。なぜそういうふうになったかといえば、何も農林商工部が悪いわけではなくて、本来、市の管理施設が壊れているものを情報提供をもらえば、市が責任を持って原状回復をする、危険をなくすのが当然だと思うんです。それがなされていなかったというのが現実にあるわけですから、そこは最初の振り分けであったり、自治会からの要望に対する役割がきちんと評価されていなかったのではないですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  これは台風による被害でございますので、市の管理施設、道路、橋梁、ため池も含めまして物すごい数になります。第一報が自治会からの要望ということは結構多うございますので、通常、自治会からの要望という形で上がってくる市の管理施設の修繕も結構あると認識していただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  10月21日に起こってから私が指摘するまで、このような状態のまま放置されていたわけです。管理責任を果たしたと言えますか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  道路でも、すぐに報告をいただけると災害で拾えるケースがありますが、地元の方からの情報がない場合、市の管理道路でもめったに通らないところは、なかなか市の職員が見つけ出すのが難しゅうございます。どなたかたまたま報告をいただいて、できれば災害復旧補助もいただきながら、災害復旧できるのが一番でございますので、早急に自治会長には市の道路、橋梁も含めまして、一度、台風の後には見回っていただけませんかというお願いをしておる状況でございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  そうなんです。農林商工部におろしたから、補助事業でやろうと考えて、担当課長はそれで悩んで随分と引っ張ってきたのが実態なんです。何もすぐに直せと言っているわけではなくて、立ち入りができないような措置を講ずるというのは、現場確認に行ったのであれば、当然すべきだと思うんです。そうじゃないんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  この写真を見ていただきますと、市道からは相当離れております。このそば屋さんも今は休業されておられます。緊急性をそのときは思わなかったと思います。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  細かいところまで承知していない市長が答弁されるので、具体的なところも担当部に聞きたいんですが、きょうは農林商工部長お休みですので、それは聞きません。  ただ、事実として申し上げますが、今、そんなに立ち入ることはないやろうということですが、そもそも調整池をつくって、ここにフェンスを張りめぐらしたのは、きちっと管理をしなければならないということでフェンスを張りめぐらしているわけです。それが落ちているのに、そんなに危険はないやろうということで、3カ月も4カ月も放置した状態になっていたことがやっぱり問題で、そのことをどうしたら防げるか、どこで気づいたらいいかを考えるのは、やっぱり行政の仕組みをそういう観点で考えるのが私は正しいやり方だと思います。  今のように、そんなに影響はないやろうというような答弁では納得はできませんが、企画部長、今の件に関して、私は初めに情報をもらった時点で、そもそも市のシステムとして一旦割り振ったものであっても、自体が進んでいかないようであれば、例えば、1カ月、2カ月たって進まないようであれば、先ほど言いましたが、もう一回、戻して検討し直すというような仕組みはやっぱり必要じゃないんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  道路の陥没とか本当に緊急性のあるものにつきましては、どなたからの情報であろうとも、即刻、直しております。市として損害賠償責任が生まれるものにつきましては、即刻、対応させていただいております。ここは職員が、すぐに損害賠償責任が発生するような危機的な状況まではいかないと判断したということでございますので、その都度、担当が判断しております。これが農林商工であろうが、誰が一番最初に行って係がどう分別しようが、同じ結果だと思いますので、あえて市の制度そのものが誤っているがごとく問題を拡大されて捉えておられていると感じます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  先ほどから申し上げておりますように、うまく機能するにはどうしたらいいかということで、提案もかねて、現実の問題も含めながら、何もなかったからいいというのではなくて、当然、これから最終的に完成するのは11月ということになりますと、夏の期間が子どもが遊びに入ることも考えられるので、そこはやっぱりきちっと対応すべきだと思います。市長が出てきて、企画部長には答弁させないということですので、次へ行きます。  質問事項2へ移ります。  2、オレンジ工房あげき改修工事について問います。  平成29年8月22日、オレンジ工房あげきの竣工式が行われた。ところが、それから1カ月もたたない9月に1回目の改修工事が行われ、さらに12月には、多目的室の事務所改修工事がなされています。竣工直後に改修工事が行われた経緯と原因を問います。  これに関しては、昨年12月議会で位田議員も取り上げていますが、今回、工事内容や金額が明らかになったことから、再度、質問します。  (1)改修工事に至る経緯と内容及び工事金額は。  (2)当初から適正に工事が行われた場合との差額はどれだけか。  (3)設計段階ではどのような会議、参加者で検討を行ったのか。  (4)問題点をどのように考えているか。  (5)2回目の改修工事では、予定価格が契約の相手方の見積金額と同額であり、契約金額もそれに沿った金額になっている。適正な価格と言える根拠は何か。  資料につけてあるのは、最初、公文書請求でもらった資料が間違って渡したもので、返してくださいということで、新たにもらった資料です。
    ○議長(林 正男君)  福祉部長、小林政俊君。 ○福祉部長(小林政俊君)  それでは、福祉部からお答えさせていただきます。  まず、2、オレンジ工房あげき改修工事について、(1)改修工事に至る経緯と、内容及び工事金額はでございます。  オレンジ工房あげきの運用を開始しましたところ、玄関の段差につきましては、通所者が送迎車からおりるときに、設置されたスロープを利用するため、少し移動が必要で利用しにくいこと、また、高齢化や障がいの状態から、段差による転倒の危険を見守る必要が出てきたこと、それと南側の広場につきましては、風による砂ぼこりの多さや、作業資材の搬入のしにくさなど不都合が発覚し、早急な改修が必要となったため、改修工事を行いました。  工事金額につきましては、玄関スロープの改修工事が167万9,000円、南側広場の舗装工事が175万1,000円でございます。  それから、2回目の改修工事につきましては、12月12日の全員協議会の前と12月議会で御説明させていただきましたとおり、社会福祉協議会事務所をことしの4月1日までにオレンジ工房あげきに移転するための事務所の改修工事と、短期入所棟の自動扉を緊急時非難のために解除できる対応、作業室で取り扱う作業資材の搬入を円滑にするために搬入口を広くする対応、通所者の自転車通勤の駐輪場の屋根設置対応など、運用を開始して発覚した不都合への対応をするための改修工事でございます。  工事金額は、事務所改修工事が1,494万円、搬入口改修工事が364万2,000円、短期入所棟の自動扉の緊急時自動ロック解除システム改修工事が158万6,000円、駐輪場の屋根工事が110万8,000円でございます。  続きまして、(2)当初から適正に工事が行われた場合との差額はどれだけかでございますが、先ほど答弁させていただきましたように、1回目の改修工事費が約343万円で、2回目の改修工事費が2,127万6,000円となっております。  続きまして、(3)設計段階ではどのような会議、参加者で検討を行ったのかでございます。  設計事業者選定後、最初にたんぽぽと藤原作業所の保護者の会、設計事業者、社会福祉協議会及び市で、設計事業者からの平面の提案プランの説明を受けて検討をいたしました。その後、1カ月間は設計事業者、社会福祉協議会、いなべ市で3回見直しプランを検討しました。その後に2回、たんぽぽ、藤原作業所保護者の会、設計事業者、社会福祉協議会、市で、配置・平面・立面の見直されたプランの説明を受けて、最終プランの検討を実施しました。  (4)問題点をどのように考えているか。  たんぽぽ、藤原作業所保護者の会、設計事業者、社会福祉協議会及び市で検討を重ねてきましたが、実際に運用してみてわかった不都合な部分があり、反省するところでございます。  今後の障がい者施設の設計、建築を行う場合は、十分に配慮をしていきたいと思います。  (5)2回目の改修工事では予定価格が契約の相手方の見積金額と同額であり、契約金額もそれに沿った金額になっている。適正な価格と言える根拠は何かでございますけども、設計金額が2,233万9,800円に対しまして、予定価格は同額の2,233万9,800円でございます。見積額は2,127万6,000円で、契約金額は同額でございます。請負費率につきましては95.24%でございます。  契約につきましては、地方自治法施行令及び市契約規則に基づき締結されており、12月14日の入札参加資格審査会において審査を受け、工事の瑕疵担保責任を明確にするため、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定により新築工事を行った業者と随意契約を行うこととし、適正に執行されております。  以上でございます。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  (2)で、当初から最終段階のような計画でつくられていたときの差額は幾らかとお尋ねしたんですが、答えがなかったんですが。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  差額という発想そのものが、結局、一番最初の設計から、やはりもう少し議論をして、こういうふうにやったほうがより利便性が高まりますよねということで手直しをしたことがありますので、その差額をと言われたときには、全金額2,100万円が差額になるということで説明をさせていただきました。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  ヒアリングしたときとは全然違う答えになっているのですが、2,100万円が差額になるということです。  この会議、きちっと開かれて、社協も参加しているわけですが、社協は誰が参加していたんですか。 ○議長(林 正男君)  福祉部長、小林政俊君。 ○福祉部長(小林政俊君)  済みません。今、ちょっと書類を持ってございませんけども、担当者と担当課長、社会福祉協議会の局長も参加していたと思います。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  担当者が参加していて、3回、会議を持ちながら、設計変更が行われたことになります。なぜきちっとやりながら、こんなことが起こったのか、それはどう考えますか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  担当者の当事者意識の欠如だと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  これまでも市長が社会福祉協議会の会長を兼ねるのは好ましくないということで質問してきましたが、結局、自己契約ではないんですが、そこで禁止されている理由、同一人の、ここで言えば日沖 靖氏の胸先三寸で、今回で言えば社協の利益になったわけですが、どちらの利益にでも随意に決定できる。それがこの自己契約の禁止の内容です。今回もきちっと担当者同士で相談をしながら、竣工直後に設計変更が行われるのは、本来、あってはならないことが、そのときの社会福祉協議会長であり市長である方の胸先三寸でこういう形になったと思います。これはやっぱり社協の会長と市長を兼ねることはやめるべきだと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  例えば、玄関先のスロープにつきましては、屋根が終わっている東隅からのスロープということで建築確認は通りますが、利便性から考えたら、屋根のところに全面的にスロープをつけないと、日々の利便性としては非常に落ちる。建築確認そのものは通っていくわけです。担当者は設計者の意向を酌んで、それが言いたいけど言えなかったということもあり得ると思います。申しわけないですけど、私はそこまで目を入れてませんでしたので、竣工式のときに初めて見させていただいて、これでは日々の業務としてまずいでしょという話をさせていただいて、思い切って改修をさせていただいた。普通の職員であれば、やはり設計者のことも慮って、これは1年か2年、しばらく置いておきましょう、しばらく我慢をして、改修はその後にしましょうというのが普通の判断です。たまたま私が兼務させていただいているから、断行できたと私は理解しております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  すごいこじつけの話だと思います。  最後になりますが、最初にいただいた請負見積書では、市の予定価格と同じ価格になっていたんですが、なぜ大日本土木から同じ見積書をとったんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  これは追加工事の随意契約ですから、一番最初に設計金額との差、請負比率がありますので、その請負比率、設計金額と予定金額は同じになるんです。そして、請負比率で引くのが随意契約のルールです。これは市の契約規則にのっとって行われたものと理解をください。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  予定価格の請負見積書も大日本土木が出す。契約するときの請負契約も大日本土木が出す。同じ大日本土木から2通の請負契約書が出ているわけですよね。そうであれば、その金額が適正であるかどうかは、何かはじかなければ適正とは言えないと思うんですが、いかがですか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  普通は設計者が設計するわけです。設計者が見積もってやるんですけども、部分的な施工でしたから、施工業者が、ある程度、具体的な金額を出さないと、普通は、設計者は業者から値段を集めて、基本的な設計金額は国交省で決まっておりますので、それについてはいいんですけど、具体的なものについては、その都度、見積もりをとらないと動けない状況にあります。ですから、施工業者が見積もりを多分とったんだと思います。それで、最終的に請負比率の減額の形で随意契約をさせていただくということでございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  結果的には業者の言いなりの価格で工事が行われた、契約が行われたことになっています。契約金額の1.05を掛けたものが予定価格になっています。それは全部さばいていって累計した結果になるわけですが、例えば備品運搬移動費が18万9,000円から18万円になっています。車両運搬代が6万3,000円から6万円になっています。全部契約価格に1.05を掛けたもので、この請負見積書をつくられています。どう考えてもおかしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ちょっと持っておりませんので、推測ですけども、一般管理費とか現場管理費とか掛け算で乗ってきますので、そういったものの乗数かと推測をいたします。  以上です。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君。 ○9番(岡 恒和君)  同一工事について2通の見積書があること自体がおかしいと思います。また、これについては改めてやりたいと思います。  一般質問を終わります。 ○議長(林 正男君)  岡 恒和君の一般質問を終了します。  ここで、暫時休憩をいたします。                午後  1時46分 休憩                午後  1時55分 再開 ○議長(林 正男君)  会議を再開します。  休憩前に続き、一般質問を続けます。  次に、質問順位11番、衣笠民子君。  13番、衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  13番議員、日本共産党の衣笠民子でございます。通告書に従って、学校給食について、市職員について、図書館について、以上3項目にわたって一般質問を行います。  2005年、食育基本法が制定され、学校給食は食育という教育を担うものであることが文言上も明確にされ、学校給食は教育の一環であると位置づけられました。  2008年、改正学校給食法の制定で、学校給食そのものと授業など、学校給食を活用した食に関する指導との二つを一体にして食育とされました。  学校給食は単なる栄養補給ではないということを確認いたしまして、まず、1、学校給食について、4点にわたってお聞きいたします。  (1)おいしい給食について、2点お聞きいたします。  ①食材調達の状況をお聞かせください。  ②調理場で炊飯をする予定はあるのでしょうか、お聞かせください。  (2)調理員の状況について、3点お聞きいたします。  ①大安学校給食センターで直営のときと比較して、民間委託になり、調理員の離職率はふえているのでしょうか。  ②大安学校給食センターは平成27年度から直営から調理業務を民間委託、委託先はメーキュー株式会社になりました。そのとき、直営の職員で委託先のメーキュー株式会社で引き続き働く意思のある職員はメーキュー株式会社に雇用されました。  そこで、お聞きいたします。当初、雇用された人数は。現在の人数は。お聞かせください。  ③現在、調理業務の委託ですが、直営時と指示系統、調理において変わった点をお聞かせください。  次に、(3)北勢町小学校の直営自校方式のこれからについてお聞きいたします。  最後に、会計について、4点にわたってお聞きいたします。  ①現在の会計状況について御説明ください。  ②給食費の滞納状況はどのようかお聞かせください。  ③私会計の問題点は。  ④公会計にすることの利点は。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  それでは、1、学校給食について御質問いただきましたので、答弁をさせていただきます。  まず、(1)の①食材調達の状況でございます。  現在、大安学校給食センター、藤原学校給食センター及び北勢地区の自校式給食の全てにおいて、その食材につきましては、公募による登録業者から調達しております。  大安給食センターにつきましては26業者の登録、藤原につきましては21業者、そして北勢の4校につきましては19業者の登録となっております。  いずれも地元及び近隣市町の業者を中心として登録されておりますとともに、いなべ産の食材を優先的に納入するように努めていただいております。  続きまして、②調理場で炊飯する予定はあるのかでございますが、現在、大安学校給食センター、藤原学校給食センターの配食校につきましては、米飯については、その炊飯業務を外部に委託しております。ただ、三重県産の米を使っていただいて御飯を各校に配送してもらっております。それら給食センターにつきましては、今後も外部委託で、センターで炊飯をしていく予定はございません。  なお、北勢地区の自校式につきましては、現在は各校で炊飯しております。  続きまして、(2)調理員の状況で、①大安学校給食センターで、直営時のときと比較して調理員の離職率はふえているのかの御質問ですが、民間委託になりましても、離職率はふえてはおりません。ただ、新規採用に対する応募率は年々減少していると伺っております。  ②直営時の職員で委託先のメーキュー株式会社に当初雇用された人数と現在の人数ですが、当初、14人雇用されましたが、そのうち直営時からの職員は7人でございました。現在は全体で17人メーキューの社員がおりますが、そのうち直営時からの職員は4人となっております。  ③調理業務の委託につきまして、直営時と指示系統、調理において変わった点はでございますが、指示系統といたしましては、市側のセンター長からメーキュー株式会社の店長へ指示して、さらに店長から調理員へ指示することとなっております。当然ながら、直営時につきましては、センター長から直接職員への支持であり、メーキューさんの店長が間に入った部分では、ワンクッションふえていることになります。  センターのスタッフといたしましては、栄養教諭2名とメーキューの責任者、栄養士で当たっております。  調理において変わった点でございますが、委託で変わったというよりも、平成21年度に大規模改修をされまして、そのときに大型調理機器が導入されたために、作業形態が大きく変化しております。例えば、食材を洗うのに、それまでは手洗いだったものが、機械で洗えるようになったなどでございます。  そして、(3)北勢町の小学校自校式のこれからで、北勢4校につきましては、それぞれの学校で調理をする自校式ですが、これについては、当面の間、現状を維持してまいる予定でございます。  最後に、(4)給食会計についてでございます。  ①現在の会計状況ですが、大安学校給食センター、藤原学校給食センターの配食校につきましては、給食センター単位で会計を持っております。  また、自校式の4校につきましては、それぞれの学校ごとで会計事務を行っております。  あとの質問で、私会計、公会計が出てきますが、それで申しますと、いずれも私会計となっております。
     ②給食費の滞納状況でございます。  先日、西井議員からも同内容の御質問をいただきました。答弁も同じになってまいりますが、大安学校給食センターにおきましては、平成29年度は71万2,480円となっております。藤原学校給食センターにおきましては2万1,500円、北勢の4校につきましては、現在、滞納はございません。  ③私会計の問題点でございますが、金銭取り扱い上の事故などの懸念があること、食材費を納入業者に毎月支払っていくんですけども、そのお金は前月に保護者からいただいたお金で賄っていますので、支払い資金が不足になってくる場合もあるんじゃないかという不安感があることです。  それから、食材の価格が高騰した場合、同じような理由なんですけども、対応ができなくなるのではないかという不安感、それから、これはこちら側の事務上のことですが、食材費などを納入業者にお支払いする場合には、金融機関の窓口に職員が出向いて処理をしなければならないことで、事務手間がかかっているところがございます。  あと、保護者に御負担いただいている部分が口座振替手数料になります。基本的に、給食費につきましては保護者の口座から口座振替の形で集めさせていただいておりますが、その手数料につきましては、保護者の負担とさせていただいております。  最後に、④公会計の利点ですが、公会計化につきましては、少し前にも文部科学省でも検討していることを伺っておりますが、その大きな理由の一つとして、現在、特に北勢の4校などではそうなんですけども、給食会計の事務はそれぞれの学校でやっていただいておりますので、そういった面で教職員の業務負担の軽減が図られるのではないかと。それから、口座振替手数料の保護者負担がなくなる。学校現場などで現金を扱うことがなくなってくる。食材費の業者への支払いが遅延しなくなるといったこと。会計の透明化、一元化ができるといったところがあると認識しております。  以上でございます。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  いなべ市の子どもたちの喫食状況、朝御飯とか晩御飯が自宅で食べるわけですけれども、そうした喫食状況を把握しているのかお聞かせください。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  子どもたちの喫食も含めまして、生活の状況を各学校で調べていただいております。例えば起床時間、朝御飯を食べているのか、テレビとかゲームをしている時間はどれぐらいか、復習、学習などの時間はどうなのかなどを、それぞれ小学校で児童一人ずつチェックシートをとって把握をしていると伺っております。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  食事は体をつくる大切なものです。特に成長していく子どもたちにとっては、大人以上に大切なものだと思っているし、その認識は共有できると思うんです。それから、体をつくるだけでなく、子どものときの味覚体験というのは、その後、大きく影響します。昔ながらの家庭的な料理を食べられる家庭ばかりではないかと推測もできるわけです。そうしたところで、食育、教育だということですので、本物の味を経験させたい、また、御飯のおいしさ、せっかくいなべ産のおいしいお米を使っているのですから、午前中に位田議員の質問でもありましたけれども、やはり炊き立て、つくりたてにまさるおいしさはないと思いますので、できれば御飯も調理場炊飯と変えていけないのかなと思いますが、そこのところの考えをお聞かせください。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  先ほど申しましたように、現在、給食センター方式のところにつきましては、外部に炊飯を委託しているということで、今後もそれを続けていく予定でございます。  また、自校式につきましては、できる限り今の状態を続けていければと考えております。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  北勢町の四つの小学校は直営自校方式を続けているし、調理場も合併をしてからドライ方式に変えていると思うんです。だから、地産地消もすぐれていると前に部長の答弁でお聞きしておりますので、ぜひ続けていってほしいと思います。  一つ御紹介をしますと、高知県南国市では、日本で最も進んだ給食と言われて、平成15年度から週5日、自校炊飯、しかも教室ごとで炊飯器で炊く方法をとっているそうです。やはり食育というところが大きいかと思うんですが、こうしたことを自校式で調理している北勢町の小学校、今の炊飯器具が買いかえになる機会とかを捉えて、そういうところに踏み出す検討もぜひしていただきたいなと思います。  それから、大安学校給食センターでは、うちの子どもが通っているころには、卒業を控えた時期に、中学校3年生に対してお別れ給食というのをしていました。ちょうど平成19年第1回定例会で、私、議会で取り上げているんですけれども、3年生を対象に、1週間をかけて、1クラスずつ、バイキング方式でお別れ給食を実施していました。それは本当に子どもたちにとってはとっても評判がよくて、地域から大切にされているという心の支えになる役割を持っていたと思います。ちょうどその取り上げたとき、平成19年3月から、小学校もことしから始めますというお話をお聞きしていました。今、こうしたアットホームなお別れ給食みたいなものは続いているんでしょうか。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  さすがにバイキング方式では現在はやっていないようでございます。ただ、卒業前の最後の給食のときには、卒業生に限って、一品何か特別につけるということで、児童生徒からリクエストをとりまして、一品余分につけていると伺っております。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  多分、やっぱり直営でしていたよさがあったんじゃないのかなと思います。そのころの調理員さんたちは、みんな調理師免許を取ったりとか、我が町の子どもたちに食べさせるという意識が高かったということをお聞きしていました。もちろん今のメイキューの調理員さんも頑張っているとは思いますけれども、やはり学校給食の調理というのは時間制限もありますし、食数も多いですし、衛生管理も普通のところよりもうんと厳しいので、本当に心意気がないとなかなか大変な仕事なのではないかなと、先ほどの、募集をしてもなかなか応募が少なくなっているというのは、働き手が少ないのもありますけれども、それを反映しているのかなと思います。  会計についてお聞きします。  確認ですけれども、給食費は全てが食材費、先ほどもちょっとありましたけれども、滞納があると、その分、本来の食材の購入ができなくなる可能性があるということでよろしいでしょうか。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  全て食材費となっております。そして、滞納額が多くなってきますと、支払いに支障が出てくることも考えられます。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  公会計にすると、歳入にかかわらず、歳出は予算化されるので、滞納があったら、滞納回収は別ということで、歳出には影響がないということでよろしいでしょうか。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  そのようになってくるかと思います。そのときに支払える現金は会計管理者でやっていただくことになるかと思います。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  国が考えがあるということを言われたので、それに沿って、いなべ市でも検討していただきたいと思います。  市長にお聞きいたします。  昨日、西井議員からも給食費の無料を求める質問もありました。市民からの要望もあります。4月10日に給食費の無料化を求める要望書、約460筆の署名を添えて、私ども日本共産党議員団も担当課を通じて市長に提出させていただいたところです。  三重県で無料を実施しているところはまだないんですが、大紀町では80%補助をして給食費を50円に、熊野市では100円にしているということでした。ぜひ子育て世帯の応援、移住促進の二つの面から実施の検討をお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  1億7,000万円の財源をどうするかを提案をいただけるとありがたいと思っております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  給食費は全て食材費で、いなべ市でも約1億7,000万円、この1億7,000万円はどういうお金かなと思うと、合併に向けて国保料を低い町に合わせるために、国民健康保険特別会計に入れることを決めた金額は2億円だったんです。2億円は、合併するときに行政が恒常的に入れることを決断できた金額です。ということは、そのときは合併するという合意があって、低い町に合わせるという政策的合意があったんです。今度の給食費の無料化も、政策的に住民の合意があれば、決していなべ市にとって踏み切れない金額ではないという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(林 正男君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  代替財源があればいいと思います。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  いなべ市は財政運営に対して、3月議会の代表質問でも取り上げましたけれども、合併特例債を使ったり、いろんな補助金メニューを使ったり、上手に財政運営していただいて、財政に余裕が出るようにというか、その分を市民の福祉の増進に市単で使えるようになっていると市長もおっしゃっていました。私は市長ではないので、やりくりする立場にはありませんので、市長、ぜひ政策的合意ということで、市民の福祉の向上ということで検討いただきたいと思います。  学校給食は無料化の側面だけではなくて、おいしい給食、市のイメージアップにもなっていくと思うんです。それから、恒常的に1億7,000万円、毎年、絶対消費されるんです。だから食材の調達をなるべく市内業者でと、私も何度も取り上げてきて、そのようになってきています。1億7,000万円市内に経済循環する効果もあるわけです。学校給食にぜひとも光を当てて、いなべ市の大事な施策として位置づけていただきたいなと思います。  宝塚市では直営自校方式に市長がこだわり、市の職員である調理師さんたちが子どもたちと顔の見える関係で、だしも削り節や昆布からしっかりとって、本物の味をと頑張っています。ふりかけやジャムも手づくり、食材も野菜とかは手切りが基本だそうです。給食のレシピをインターネットの料理検索サイトクックパッドに掲載し、おいしい給食をつくっている町だ、子どもに対して力を入れている町だということで、宝塚市は注目を高めているんです。  そうした意味からも、給食でいなべ市のイメージアップもできるのではないかということも紹介させていただきます。  宝塚市の給食視察も多いということで、担当者、講師に来てというのも多いということで、こんな本も出版されている状況にあります。  では次に、2、市職員について、3点にわたってお聞きいたします。  (1)現状について、5点お聞きいたします。  ①正規職員、非正規職員の人数の経年変化。  ②非正規職員における女性比率は。  ③再任用職員数の変化は。  ④非正規職員の多い業務は。  ⑤平均連続再雇用回数、最多連続再雇用回数は。  (2)非正規職員の賃金について、3点お聞きいたします。  ①非正規職員の平均賃金、正規職員の平均賃金と比較した割合は。  ②時間給にして非正規職員と正規職員の賃金の比較は。  ③経験年数での上乗せの状況は。  2017年地方公務員法と地方自治法が改定され、2020年4月から自治体の非正規職員に会計年度任用職員が導入されることになりました。  (3)会計年度任用職員について、2点お聞きいたします。  ①導入の検討状況は。  ②どのように変わるのか、お聞かせください。  以上です。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  それでは、2、市職員についての答弁をさせていただきます。  まず、(1)現状について、①正規職員、非正規職員の人数の経年変化(平成20年度から平成30年度)はの御質問でございます。  一般職の正規職員及び職員課で管理する非常勤職員数としましては、平成20年度の正規職員数は434人、非常勤職員数は212人です。平成30年度の正規職員数は370人、非常勤職員数は298人です。比較をしますと、正規職員数は64人の減、非常勤職員は86人の増となっております。  10年を見通した経年変化といたしましては、正規職員数は平成26年までは減少しておりますが、平成27年度以降はほぼ横ばいで推移しています。非常勤職員数は平成26年までは増加しておりますが、平成27年度以降は緩やかな増で推移をしています。平成26年で変化がありますのは、当年度から導入されました再任用制度の影響もあると考えられます。  続きまして、②非正規職員における女性比率はの御質問でございます。  10年間のうち、平成21年度の非常勤職員数219人のうち、女性職員数は192人で88%と最も高く、平成29年度は非常勤職員数301人のうち、女性職員数は248人で82%と最も低くなっております。各年度を見ても大体80%台で推移しており、横ばい状態が続いております。  ③再任用職員数の変化はの御質問でございますが、再任用職員数は平成26年度5人で、そのうち短時間勤務職員数は2名でございます。平成27年度は8人で、そのうち短時間勤務職員数は3人です。平成28年度は12人で、短時間勤務職員数は1人です。平成29年度は19人で、そのうち短時間勤務職員数は5人です。平成30年度は18人で、短時間勤務職員数は5人となっております。  ④非正規職員の多い業務はの御質問でございます。  人数の多い業務順に主なものを申し上げますと、庁舎等で事務の補助を行う一般事務が73人、続いて、保育園の保育士55人、小中学校の支援員39人、小中学校の用務員15人、保育園で調理業務を従事するものが14人、スクールサポーターが13人となっております。  男女別では、保育士、一般事務、用務員、給食調理員に女性が多く、採用数から見ても女性比率を上げている要因と思われます。  また、粗大ごみ場管理運営、環境パトロール、獣害対策パトロールはほとんどが男性となっております。  続きまして、⑤平均連続再雇用回数、最多連続再雇用回数はの御質問でございます。  平均連続再任用回数は5.7回、最多は14回となっております。これは、合併時を基準にした再任用回数であり、合併前の回数を加味しますと、平均6.1回、最多は29回です。  続きまして、(2)非正規職員の賃金についての、①非正規職員の平均賃金、正規職員平均賃金と比較した割合はの御質問でございます。  非常勤職員の平均賃金は15万9,537円です。正規職員の平均給与は33万1,948円です。これは、本給のみの5月1日現在の数字でございます。正規職員の平均賃金と比較した割合は48.1%でございます。  次、②時間給にして非正規職員と正規職員の賃金比較はの御質問でございます。  非常勤職員は1,135円です。正規職員は1,937円でございます。正規職員と時間給を比較した割合は58.6%でございます。  ③経験年数での上乗せ状況はの御質問でございます。  一般事務職の例では、賃金の日額は初年度7,500円、1回目更新7,690円、2回目更新8,110円、3回目更新8,300円、4回目更新8,390円、5回目更新8,500円となります。  保育師におきましては、2年ごとに更新がありまして、賃金日額は初年度8,630円、1回目更新9,230円、2回目更新9,620円、3回目更新9,900円、4回目更新1万250円、5回目更新1万480円となります。  同一の職種の業務であって、職務経験により能力発揮の向上が認められ、職務内容や責任の度合いが高くなることから、経験年数で上乗せをしております。  続きまして、(3)会計年度任用職員について。  ①導入の検討状況はの御質問でございます。  平成32年度から会計年度任用職員制度が創設されるに当たり、現在、説明会とか研修会等に職員課で参加をし、情報を収集している段階でございます。  次に、②どのように変わるのかの御質問でございますが、会計年度任用職員制度では、年度単位での任用が基本でございます。一般職の非常勤職員も年度単位で任用しているため、任用面ではそんなに多くは変わらないと考えております。その他の部分については、今後も情報収集を進め、どのような制度にしていくかは、今後、検討が必要だと考えております。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  会計年度任用職員については、今までフルタイムとパートの二つになるとは思うんです。今までのように非正規職員は7時間30分だったらパートになるんだと思います。今まで非正規職員には出せなかった期末手当を出すことができるようになると思うんですが、出す方向かお聞かせください。 ○議長(林 正男君)  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  期末手当をどうするかですが、現在、私のところでお支払いさせていただいておる時給についても、近隣市町等を見ますと、一応高い水準にはございます。しかし、制度上は期末手当を支払うことができる制度になっておりますので、慎重に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君、残り5分です。 ○13番(衣笠民子君)  今、確かにいい待遇をしていただいていると思いますけれども、期末手当を出すために、今の時給を下げて、それを後に渡すことにならないように、今の待遇が悪くならないように検討をお願いします。  3、図書館について、3点にわたってお聞かせください。
     (1)いなべ市公共施設等総合管理計画では、図書館はどのように位置づけられているのかお聞かせください。  (2)中央図書館構想の検討はどこでどのように行われたのかお聞かせください。  (3)今後はどのように図書館を検討していくのかお聞かせください。 ○議長(林 正男君)  教育部長、村中哲哉君。 ○教育部長(村中哲哉君)  それでは、3、図書館についての御質問に答弁させていただきます。  まず、(1)公共施設等総合管理計画での位置づけでございますが、いなべ市公共施設等総合管理計画では、図書館の今後の方向性として、いなべ市行政改革推進委員会が平成21年9月に取りまとめたいなべ市公共施設統廃合に関する答申の考え方に基づき、収蔵を目的とする図書館を、合併時の4館から1館に集約していくものとして位置づけられております。  続きまして、(2)中央図書館構想の検討はどこでどのように行われたかの御質問ですが、中央図書館につきましては、市役所新庁舎建設計画を受けまして、空き庁舎となる北勢庁舎について中央図書館として整備が可能であるかどうかについて、平成26年度に教育委員会を中心として検討に入りました。  あわせて、平成27年8月から11月にかけて、庁内の次長、課長級職員で組織した新庁舎建設検討委員会のワーキンググループ公共施設整備部会でも、図書館として空き施設となる北勢庁舎を転用することについての検討が行われております。  (3)今後はどのように検討していくのかでございますが、昨年12月にも一般質問いただいておりますが、公共施設のこれから、図書館のあり方のところで答弁させていただきましたが、北勢庁舎の敷地直下に活断層が存在することが判明したため、現在、中央図書館整備計画は凍結状態となっており、検討は行っておりません。この先については、特に今のところは未定でございます。  以上です。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君、2分です。 ○13番(衣笠民子君)  部長からは、昨日の答弁で、四つの既存の図書館でやっていくと。それぞれの特色を生かしていく。大安図書館であれば、鉄道関係、員弁図書館であれば、学校の中にある図書館として特色を生かしていくという答弁がありました。  ところが、同じきのうの市長の答弁で、員弁図書館は員弁庁舎があいたら、そこに行くんだという話がありました。どっちなのかということでびっくりしたんですけれども、びっくりしたといってもびっくりしないんですけど、今までもいつも急に変更されるということなので、総合福祉センター用地に複合施設として建設を提案します。図書館、郷土資料館、市民活動センター、青少年の居場所など、複合施設として建設したらどうかという提案をさせていただきます。総合福祉センター用地、お金をかけずに市が取得できることもお聞きいたしましたので、また検討をお願いしたいと思います。  昨日、西井議員からも、大安庁舎に中央図書館をしたらどうかという意見もありました。ぜひとも、市長が一部のものと話し合って急に何かを決めずに、しっかりとこうしたいろんな意見を踏まえて、市民の意見を聞き、しかるべきところで検討していただきたい、これを求めたいと思います。  今までのいなべ市の問題点は、きちんと検討しない、市長が一部のものとの話で勝手に決めていくことにありますので、それはやめるべきだということを指摘して、私の質問を終わります。 ○議長(林 正男君)  衣笠民子君の一般質問を終了します。  日程第2、議案第25号の訂正についてを議題といたします。  執行部に説明を求めます。  総務部長、渡邊修司君。 ○総務部長(渡邊修司君)  それでは、議案第25号、いなべ市税条例の一部を改正する条例の附則につきまして、国の施行日が早まったことにより、お願いをするものでございます。  訂正内容につきましては、附則第1条第10号、生産性向上特別措置法の施行の日とあるものを、同条同号の生産性向上特別措置法の施行日またはこの条例の公布の日のいずれか遅い日をという文言を追加する訂正でございます。  この法律の施行期日は、「公布の日(5月22日)から起算して三月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。」とされておりましたため、7月以降の施行を想定しておりましたところ、平成30年6月6日を施行期日とする政令が公布されたことによりまして、市の議決よりも前に一部の規定が施行される形となり、逆となりますので、文言を追加訂正をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(林 正男君)  以上で、説明を終わります。  これより、議案第25号の訂正についての質疑を許可します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  質疑を終結します。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第25号の訂正については、これを承認することに、御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(林 正男君)  異議なしと認めます。  よって、議案第25号の訂正については、これを承認することに決しました。  以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  なお、次回は6月13日午前9時に再開し、総括質疑及び委員会付託を行います。  それでは、これにて散会いたします。                (午後2時44分 散会)          地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。                いなべ市議会議長                いなべ市議会署名議員                いなべ市議会署名議員...