亀山市議会 > 2020-12-08 >
令和 2年12月定例会(第3日12月 8日)

  • 給食(/)
ツイート シェア
  1. 亀山市議会 2020-12-08
    令和 2年12月定例会(第3日12月 8日)


    取得元: 亀山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-12
    令和 2年12月定例会(第3日12月 8日)    令和2年12月8日(火)午前10時 開議 第  1 市政に関する一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇出席議員(18名)    1番  草 川 卓 也 君     2番  中 島 雅 代 君    3番  森   英 之 君     4番  今 岡 翔 平 君    5番  新   秀 隆 君     6番  尾 崎 邦 洋 君    7番  中 﨑 孝 彦 君     8番  豊 田 恵 理 君    9番  福 沢 美由紀 君    10番  森   美和子 君   11番  鈴 木 達 夫 君    12番  岡 本 公 秀 君   13番  伊 藤 彦太郎 君    14番  前 田 耕 一 君   15番  前 田   稔 君    16番  服 部 孝 規 君   17番  小 坂 直 親 君    18番  櫻 井 清 蔵 君   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇欠席議員(なし)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    〇会議に出席した説明員職氏名  市長              櫻 井 義 之 君  副市長             西 口 昌 利 君  総合政策部長          山 本 伸 治 君  生活文化部長          佐久間 利 夫 君  健康福祉部長          古 田 秀 樹 君  産業建設部長          大 澤 哲 也 君  上下水道部長          宮 﨑 哲 二 君  危機管理監           服 部 政 徳 君  総合政策部次長         青 木 正 彦 君  生活文化部参事兼関支所長    辻 村 俊 孝 君  健康福祉部次長         伊 藤 早 苗 君  産業建設部次長         亀 渕 輝 男 君  生活文化部次長         谷 口 広 幸 君  産業建設部参事         久 野 友 彦 君  産業建設部参事         田 所   学 君  健康福祉部参事         豊 田 達 也 君  会計管理者           米 津 ひろみ 君  消防長             平 松 敏 幸 君  消防部長            豊 田 邦 敏 君  消防署長            原   博 幸 君  地域医療統括官         上 田 寿 男 君  地域医療部長          草 川 吉 次 君  教育長             服 部   裕 君  教育部長            亀 山   隆 君  教育委員会事務局参事      桜 井 伸 仁 君  監査委員            渡 部   満 君  監査委員事務局長        木 﨑 保 光 君  選挙管理委員会事務局長     松 村   大 君   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇事務局職員  事務局長  井 分 信 次   書記      水 越 いづみ  書記    村 主 健太郎   書記      西 口 幸 伸  書記    大 川 真梨子   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇会議の次第               (午前10時00分 開議) ○議長(中﨑孝彦君)  おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事につきましては、お手元に配付の議事日程第3号により取り進めます。  これより日程第1、市政に関する一般質問を行います。  通告に従い、順次発言を許します。  3番 森 英之議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  おはようございます。  会派結の森 英之でございます。  12月定例会、一般質問トップバッターとして、通告に従い質問させていただきますので、真摯なる答弁をお願いしたいというふうに思います。  まず、今回は2つの大きなテーマを取り上げさせていただいております。今後の市政運営についてということ、それから都市公園の管理についてということでございます。  まず、今後の市政運営についてということで質問させていただきたいと思います。  11月10日、全員協議会、この議会の場で櫻井市長が4期目の挑戦といいますか、その態度表明をされたというふうに認識しております。これを受けて、市長4期目の挑戦についてということで聞かせていただきたいというふうに思います。  まず、これまでの成果と課題についてということで、まず櫻井市長にこの4年間の総括をお願いしたいと思います。まず、何をもっても総括というのは大事かと思っています。総括をしていただいた上で、成果と課題は何なのか、具体的に答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  3番 森 英之議員の質問に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  おはようございます。  この4年間の総括のお尋ねでございますが、平成29年の春、私の3期目の任期の始まりと同時に始動いたしました第2次亀山市総合計画グリーンプラン2025の具現化に向けまして、その前期基本計画に掲げた施策を展開いたしてまいりました。この4年間、本市の社会経済情勢においては、未曽有のコロナ禍や度重なる台風襲来など、厳しい変化や困難の中にございましたが、総じて着実な施策の推進と持続的なまちづくりにつながったものと考えております。  政策的には、在宅医療、CSW設置などによる地域包括ケアの充実、川崎小学校改築と普通教室等への空調設備の整備、亀山関テクノヒルズへの企業立地の促進、関の山車会館の整備と鈴鹿関国史跡登録への取組、新図書館を核とする亀山駅周辺再開発事業の展開、鈴鹿川等源流域の自然環境と歴史的資源を守り継ぐ条例の制定、地域コミュニティの新しい仕組みの構築など、一定の成果につながったものというふうに考えております。  その一方で、デマンド型タクシーのりかめさんの制度の定着、新たな認定こども園、療育のセンター機能の整備、地域福祉の包括的支援体制の確立、公務員倫理、職員コンプライアンスの再確立など、いまだ道半ばなものもございまして、しっかり検証したいというふうに考えております。  これらの成果と課題を踏まえまして、また直面をいたしております新型コロナウイルス感染症への的確な対応を基本に、令和3年度を最終年度といたします前期基本計画に掲げた施策の必達、そして令和4年度より始まる後期基本計画の策定作業におきまして、緑の健都実現への着実な前進、そのための具現化の施策を推進いたしてまいらなければならないと考えておるところであります。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  成果と課題ということで上げていただきました。幾つかその成果を上げていただきました。持続的可能なその運営が一定程度できたということでございました。  その中で1つ、私議会こちらへ携わってから、特にそののりかめさんですね、乗合タクシー、その中の議会で改善要望をしてきた中で、ここ短期の中で具体的な改善が見られたというところもあったのではないかというふうに考えております。  また、一方で課題もあったということでございました。その課題を受けて、この4期目に臨むに当たって取り組むその重点施策というのは、現時点櫻井市長がお考えのものはどういったものがあるのか、現時点で考えているものがあれば聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今後の重点施策、現時点での考え方ということでございますけれども、先月の10日にも少しその一端を申し上げさせていただきましたが、本市は新市施行から15年の歩みを経て、今後も持続的に成長し続ける緑の健都の実現を愚直に目指してまいりたいと考えておるところであります。また、直面いたしております新型コロナウイルス感染症への的確な対応はもとよりでありますが、さらに安心の人生100年時代への備えと若者の定住促進、活力への地域経済次なる一手と中心市街地の再生、未来へのリニア構想と災害に強い庁舎整備への着実なる展開、そしてスマート自治体を目指す行財政改革等に軸足を置いたまちづくりと行政経営を目指してまいりたいと考えているところであります。  なお、その具体的施策につきましては、年内をめどに新たな政策集を立案いたしまして、議員並びに市民の皆様にお示しをさせていただきたいと現時点で考えているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  先ほどのご答弁の中で、課題というものを一定の課題があったということも述べていただいたと思います。その課題をやはり克服していく必要があるという中で、先ほどその重点施策、幾つか上げていただきましたが、その課題克服をするに当たってその重点施策をどう絡めていくのか、その点もう一度確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  先ほど申し上げました課題、数点申し上げましたけれども、これの具現化のためには、現状をしっかり検証させていただいて、先ほども申し上げました今後令和4年度より始まります後期基本計画の策定作業におきましても、より具体的な施策へ落とし込みをしていく必要があろうかというふうに考えておるものでございます。デマンド型タクシーののりかめさんのさらなる定着にいたしましても、人生100年時代を支える大きな本市のセーフティネットの一つと考えておるところでありますし、新たな認定こども園とか療育センターの機能の整備というのも、これからの若者定住、子育て支援の大きな施策の柱になるものというふうに考えておるところであります。  行財政改革におきましては、当然、コンプライアンスの問題等、この4年間の中にも課題がございましたけれども、現在、その解消に向けて取組を進めておりますけれども、さらにこれがしっかりと市民の皆さんから信頼いただける公務員倫理、いわゆる行政コンプライアンスの確立としてしっかり定着させる具体的な取組を、次期の計画の中で落とし込みをしていく必要があろうというふうに現時点で考えておるところであります。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  今ご答弁いただいた中で、そのコンプライアンスの醸成等を触れていただきました。言わば、これはコロナ禍でありながら懸命に取り組んでいただいた職員がおられますけれども、その職員の方がいかに働きやすいことにしていくかということも一つ重要な視点じゃないかなあというふうに思います。  そのような視点の中で、市長、行政運営をどのように今後していくつもりなのか、その課題克服のためにどのような運営をしていくのかということを確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  市民の皆様から希望と信頼の開かれた市政を進めるという大きな理念に基づいて、全庁挙げて様々な取組を進めております。あわせまして、行財政改革がこれにリンクをしておるという中で進めております。今ご指摘の公務員倫理、コンプライアンスの確立と、職員の働く環境、風土、この改善というか、こういうご指摘でございますけれども、しっかり行財政運営の中で、そして組織の様々な機能の構造改革や人材育成の中でしっかりそれを果たしてまいりたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  やはり、職員の方があってこの行政は成り立っておりますので、その点聞かせていただきました。重点施策についても答弁いただいた中で、緑の健都、そこを集約していくよという話であります。それから、新型コロナウイルスへの対応ということもありました。  新型コロナウイルスに関しましては、特にこの未曽有のこういう大きな影響の中で、昨日議案質疑のあった緊急パッケージ第6弾を含めて、このタイミングを計りながら施策を出されてきたと思います。その中身、内容についても、それからタイミングについても非常に評価をさせていただける内容ではなかったかなというふうに思います。引き続き、今後、来年度は特にそういう予防接種ということが始まってきますし、昨日議案質疑がありましたけどきっちり対応いただきたいというふうに思います。また、その重点施策について、これから具現化していくということでございますので、なかなかちょっとまだまだ分かりづらいところがあると思いますので、しっかり今後、折を見て確実に皆さんに分かりやすく伝えていただきたいというふうに思っています。  それから、亀山市の将来像についてを聞かせていただきたいと思います。  当然、この4年間でやり遂げるということも、行政の首長としましては非常に大事な責務でございますが、その後、将来亀山市はこうあるべきという視点で種まきをするということも非常に大切であると思っています。それがまた一つ、最大の責任の一つであると考えております。成長し育ちつつある事業を、さらに現在進行形、あるいは将来において大きくすることが大切ということの考えの中で、櫻井市長に亀山市の将来像についてはどうお考えなのか、今後この4年間についてどう生かしていくのかということをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)
     議員ご指摘のように、様々な具現化のために必ずしも任期中で完結する施策事業ばかりではなくて、当然20年、30年後、次世代をしっかり見据えた中でバランスのある施策を取っていくというのは基本であろうと認識をいたしておるところでございます。あわせて、長期的な視点での本市の将来像を展望いたしますと、これは以前にも申し上げたと思いますが、好むと好まざるとにかかわらず、今後も超スマート社会、それから少子高齢社会が進展をしていく中にあります。そして、様々な環境変化に適応しながらも、本市の今日まで積み上げてきております資質とか特徴や、その誇りであります歴史、人、自然が心地いい、それが調和したような5万都市、緑の健都として、持続的に、一旦馬力ではなくて持続的に発展し続けられるまちづくりが重要だというふうに認識をいたしておりまして、その視点からも亀山版のSDGsの具現化を志向するものでございます。  一方で、将来都市像の実現に向けましては、都市の成長や定住促進につなげていくために、環境、産業、健康、文化、教育など様々な分野におけますQOLの向上をはじめ、ご案内の内陸部として津波や災害に強く、交通の要衝としてのポテンシャルの高さを発揮させながら、多様な交流を可能とする拠点形成や、都市の魅力化が大変重要になってこようと考えております。  とりわけ、リニア中央新幹線の市内停車駅誘致につきましては、都市の盛衰や魅力化、持続性に大きく関わり、まさにこれから重要な局面に差しかかってまいりますので、将来を見据えた着実な取組が求められておるというふうに認識をいたしております。  これらの取組の礎となりますのが、これは本市のまちづくりの大きな特長の一つでもあります、いわゆる市民力による高い地域力であろうというふうに考えているところであります。市民の皆さん一人一人が、自分のまちに愛着と誇りを抱くことができれば、他人事でも評論家でもなく、自らの問題、我が事として地域社会をよりよくするための、あるいは未来をよりよくするための自発的な取組につながるものと考えるものであります。  一方で、無縁社会とか格差社会と評されて、ここに来まして人と人の関わりが非常に希薄になってまいりました昨今、この多彩な市民活動や地域活動による社会参加を通じて、その支え合いと絆を深めて次世代へ継承をしっかりしなければならないと考えるものであります。したがいまして、地域愛という土壌を耕していくことが、今後のまちづくりにおきましても非常に大切な視点と考えるところでございまして、これを実践してまいることで、将来の本市の都市の輝きや、市民の暮らしの質につながるものと考えておるところであります。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  将来像について、SDGsの視点を取り入れながら、持続可能な自治体を目指していくという、そういうような答弁だったというふうに思います。  SDGsという考え方からいきますと、例えばこのコロナ禍における緊急パッケージで言いますと、例えば平等な教育をという施策の中では、家庭でのオンラインができるような環境をつくるという形で就学援助の家庭に一定の援助をするとかいうこともございましたし、そういった視点が取り入れられているということで、そういった観点からいいますと、そういったSDGsの観点はもう既に底辺から広がりつつあるというふうに認識をしておりますが、さらにこれを大きく広げていっていただきたいというふうに思っています。  ただ、亀山市といいますと非常に人口の低減が抑えられているということで、ミニ開発も進んでいるということでございます。すなわち防災という観点からも災害が少ない、内陸であったという観点からも災害が少ないというところからも住みやすいということで移り住んでこられる、特に小さなお子さんをお持ちの家庭の方等が移り住んでこられるということが多いというふうに認識をしております。ただ、そこを預かる箱物といいますか、公共物であったりということが老朽化が進んでおりまして、これがなかなか進んでいない、改善、改築等が進んでいないというのは認識しております。そういった観点から、今後は、ソフトの充実は進んできていると思います。ハード面もしっかり建て直していただく必要があるかなというふうに認識しています。  ただし、このコロナ禍の中であるとおり、財源は十分ではございません。その中で、やっぱり必要なのは優先順位、プライオリティーと言われておりますけれども、優先順位づけじゃないかなあというふうに思っています。その観点から、今後市政を進めていっていただく必要があるという認識をしておりますけれども、市長はどのような考えでおられるのか、お聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  ご指摘の視点というのは、極めて本市に限りませんけれども、高度成長期に様々な都市基盤として整備されました公共施設、これは建物だけではなくて、昨日も水道管のお話がありました。市内に360キロ総延長、これをどうしていくのか、いわゆる老朽管を替えていく、こういうことにつきましても、地味ではありますがしっかり適応、対応していかなくてはならないことであろうと思います。いわゆる公共施設の総合管理計画の中で、しっかりとこの保全と長寿命化、それから再編とか、様々な取組をしていく必要があろうと思いますし、ご指摘のように、地味だけど手つかずになっております老朽化した学校施設でありますとか、幼児保育施設、こういうものにつきましても適切な対応をしていかなくてはならんというふうに思います。  財源との関係、ご指摘のとおりでございまして、これを優先度をどのように考えていくのか、プライオリティーをどのように考えていくのかというのが、まさに極めて重要な選択、より行政運営上の極めて重要な視点というふうに認識をいたしておりますので、今後、当然先ほど申し上げましたこの令和3年度を最終年度としての前期基本計画の推進、それから令和4年度以降の後期基本計画の策定の過程で、しっかりこれを検証し検討し、そこを判断していくことになろうかというふうに考えるものでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  第2次亀山市総合計画の基本計画の前期が間もなく令和3年度で終わり、4年度から後期基本計画になります。その策定の中で具現化していくということの答弁だったと思います。その具現化を着実に進めていただいて、やはりその優先順位というものをきっちりお示しいただいて、その中身をしっかり議論させていただきたいというのが私の強い思いでございます。しっかりその点お願いしたいというふうに思います。  また今後、市長も答弁されましたが、Society5.0というような社会がおのずとやってくるというところでございます。また、DXと呼ばれていますデジタルトランスフォーメーションということが、これはいや応なくもうこれは起こってくることだと思います。それを踏まえて、しっかりこれからの行政運営に取り組んでいただきたいというふうに思います。DXのところは、この後草川議員も質問されると思いますので、そちらも含めてしっかり対応いただきたいというふうに思います。  こちらの項目は以上の質問とさせていただきます。  続いての項目、都市公園の管理についてということに移らせていただきます。  こちら都市公園の管理方法についてということで答弁をお願いしたいということを考えたのは、このコロナ禍において、非常に外で活動するということをされる市民の方が多く見られるというような状況がありました。目にしました。そういうことを踏まえて質問させていただきたいというふうに思います。  まず、都市公園の管理を指定管理者制度としている理由について確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  久野産業建設部参事。 ○産業建設部参事(久野友彦君)(登壇)  指定管理者制度は、公の施設の管理について、多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応していくため、民間のノウハウを活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費の節減などを図ることを目的といたしまして、平成15年に地方自治法第244条の2の改正により導入された制度であり、亀山市におきましても平成17年12月に亀山市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例を制定いたしました。これによりまして、これまで公共的団体などに限られていた公の施設の管理運営を民間事業者も含めた幅広い団体に委ねることができるようになったものでございます。  このようなことから、亀山市の都市公園についても、より一層市民に親しまれる公園として、平成18年度から指定管理者制度を導入しております。現在は、令和元年度から令和5年度まで、公益財団法人亀山市地域社会振興会を管理者に指定して、同財団との基本協定に基づきまして管理を行わせており、業務仕様書にて指定管理者が行う業務の範囲を、1.施設利用に関する業務、2.維持管理に関する業務、3.維持管理への地域住民等の参画、促進に関する業務、4.イベントの運営に関する業務、5.その他1から4の業務に附帯する業務としております。具体的には、施設の利用案内、樹木などの管理、定期的な施設の点検、補修、修繕並びに清掃など施設の保守管理、環境美化ボランティアの推進などの公園の維持管理を行っておりますが、それらに加えて、自治会などの要望に合わせて地域の実情に応じた除草、清掃も実施しておられます。また、自治会などが公園の清掃などのボランティア活動を行う際のごみ袋や軍手などの消耗品の支給など、地域に密着した公園管理がなされております。さらには、指定管理者の自主事業といたしまして、ノルディックウォーキングの指導と、公園内の散策による健康増進の場の提供など、各種事業も実施しており、公園の利用促進につながっているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  維持修繕をするに当たって、主にそういう業務をやっているということ。それから、それをやっていただく中で地方自治法のところで地方公共団体が指定するものに関しては施設の管理等を行わせることができるということの中で、民間活力を民間のノウハウを生かしたということで指定管理者にしているということかと思います。そういう答弁の内容だったと思います。  その中で、この指定管理を行うという中で、この費用の算出についてはどのようにして行っているのか確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  久野参事。 ○産業建設部参事(久野友彦君)(登壇)  指定管理料の算出につきましては、先ほど申しました業務の内容に対しまして積算を行い、指定管理者制度を導入後、初めて公募を行いました平成21年度の積算、並びに平成26年度の積算も参考とし、除草、剪定、トイレ、清掃、浄化槽点検清掃、電気代、上下水道使用料、遊具点検・修繕、それからイベント運営費などの時点修正を行いながら積算し、指定管理料の上限を設定いたしたものでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  こちらの費用算出というのは、過去の平成21年、26年のその段階の積算値を利用といいますか、しながら随時更新してやっているということでございました。この指定管理者を選定する方法というのは、具体的にどのようにされているのか確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  久野参事。 ○産業建設部参事(久野友彦君)(登壇)  現在の指定管理者の選定につきましては、亀山市都市公園施設に係る指定管理者選定委員会を組織いたしました。その後、亀山市都市公園等指定管理者公募要領をこの組織で定め、募集いたしまして、応募者からのプレゼンテーションと選定委員からの応募者に対してのヒアリングなどにより、指定管理者候補者を選定し、亀山市で候補者を決定の上、平成30年12月21日に議会の議決をいただき、平成31年4月1日から令和6年3月31日までの期間で公益財団法人亀山市地域社会振興会に指定管理を行っていただいておるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  その選定委員会を設けて、プレゼンテーション、ヒアリングをして、その公募する中に当たっては仕様書等であらかじめ出しておいて、上限の金額を決めた上で選定委員会でそこの公募者を決めているということ、そういう答弁だったというふうに思います。  その中で、この亀山市地域社会振興会に決まった中で現在やっていただいているわけですけれども、その維持修繕、施設管理の中で私最も重要な一つに、もう一つの質問を進めさせていただきますが、遊具等の安全管理というものがあるというふうに思います。こちらについては、日常点検はどのように行っているのか、異常があった場合はどのような対応をしているのか確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  久野参事。 ○産業建設部参事(久野友彦君)(登壇)  公園の遊具につきましては、指定管理者が亀山市公園遊具等点検実施要領に基づき、日常点検と定期点検を実施しております。日常点検は、指定管理者が週1回の割合で実施し、定期点検については、専門業者が遊具の安全に関する基準に基づき、年2回点検を行い、遊具の劣化度合いなどを基に、安全性や危険度を総合的に判断しております。このほかに、台風などの災害発生後や、利用者からの情報提供で、緊急に点検を要する場合など、状況に応じて点検を実施しております。日常点検については、毎月の業務報告にて報告を受け市が確認しておりますが、緊急を要する場合は、すぐに連絡が取れる体制を整えておるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  遊具等の安全管理については日常点検、週1回ですね、それと定期的に年2回、専門業者において行われているということでありました。こちら専門業者という、非常に気になるのは、遊具等の金属疲労等で破損等が近い状況は目視等で当然確認できないと思うんですね。その中で、専門業者が年2回点検されているというふうに認識しておるんですが、どのように専門的に点検をしているのか確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  久野参事。 ○産業建設部参事(久野友彦君)(登壇)  年2回の点検でございますが、これは国家資格といいますか、そのような資格を持った業者に指定管理者が委託をされておりまして、それの報告を受け、その報告の結果をまた我々市のほうに受けさせていただいて、それの例えば段階、まず今のところはよい、それとももうこれは修繕が必要、あるいはもう撤去して新設すべきとか、新設については市が判断させてもらうわけでございますが、そのように段階的な点検結果をいただいて、そして市のほうが維持管理の判断をしておるというところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  専門の資格を持っておられる方がそこの点検をした上で適切に報告をしてということでありました。そういう中でありながら、過去あったかどうかというのを含めてなんですけれども、不幸にも事故が発生した場合、こういった場合の対応はどうなるのかというのを確認させていただきたいというふうに思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  久野参事。 ○産業建設部参事(久野友彦君)(登壇)  万が一、利用者の方が事故に遭われた場合の責任分担でございますが、基本協定書及び指定管理者業務仕様書に規定しております。これの内容といたしましては、指定管理者の責めに帰すべき事由により第三者に損害が生じた場合には、指定管理者がその損害を賠償しなければならない。ただし、その損害が市の責めに帰すべき事由、または指定管理者と市の双方の責めに帰すべき事由による場合はその限りでないと規定しております。そのようなことから、保険の加入に対しましても規定しておりまして、指定管理者が加入しなければならない保険として、財物損壊賠償保険1事故につき1,000万円以上、身体賠償保険1名につき1億円以上、1事故につき3億円以上に加入しなければならないと規定しております。一方、市のほうは建物総合損害保険、市民総合補償保険に加入しなければならないと規定しておるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  仕様書等に規定がきちっと明記をされていて、不幸にも事故があった場合に備えて保険にも加入しているということでありました。万が一、そういうことが起きた場合ということ、備えがあるというのは確認させていただきました。ただし、指定管理しているから任せておけばいいということの、いわゆる放り投げというのは語弊があるかもしれませんが、そういったことではやっぱりいけないと思うんですよね。ここはしっかり日常から指定管理者とも連携を取って、事故がないようにきちっと対応いただきたいというふうに思っています。  次の質問に移りますけれども、都市公園等では公衆トイレが幾つか設置されているというふうに思います。この公衆トイレなんですが、やはり洋式化というのが私必要じゃないかなあというふうに思っているんですけれども、この洋式化がどの程度進んでいるのか確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  久野参事。 ○産業建設部参事(久野友彦君)(登壇)  都市公園のトイレの洋式化でございます。現在、都市公園は95公園ございまして、そのうち11公園において、18か所にトイレがございます。トイレの洋式化でございますが、現在工事中の西野公園南側トイレ及び発注準備中でございますが、ますみ児童園を含めて13か所において洋式化に取り組んでおり、トイレの洋式化率といたしましては約72%でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  西野公園の例を挙げていただきましたけれども、今年においては国体のプレ大会も予定されていた中で、西野公園の改修等含めて対応いただいたということで、南側の工事も進んでいるということであります。やはり、非常に私もよく利用させていただくんですけれども、きれいになって洋式になって、非常に気持ちよく利用させていただくことができるのかなあというふうに思っています。やはり新たに設置というのは、当然財源もあるので難しいと思います。今あるトイレについては、できる限り予算等もありますので計画を組んでいただいて、順次洋式化可能なものは図っていただきたいなあというふうに思います。  それから、次の質問に移らせていただきますが、施設修繕等の実施についてであります。こちらなんですけれども、日常点検等含めて修繕等が必要になったという場合、その場合はどのように対応されているのか確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  久野参事。 ○産業建設部参事(久野友彦君)(登壇)  施設管理の業務につきましても、基本協定書及び業務仕様書に規定してあり、修繕につきましては、1件の修繕費用が30万円未満のものについては指定管理者で行い、1件の修繕費用が30万円以上の場合は市が修繕を行うとしておるものでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  これは指定管理者である、今で言いますと亀山市地域社会振興会が30万円未満であれば順次修繕対応しているということでありました。ただ、その30万円を超える修繕が必要になるというものも出てくると思います。その対応については、私認識しているのが予算があらかじめ確保されているのが当然工事対応、修繕可能なんですが、突如出てきたものに関しては当然その翌年度に持ち越しになるというのを認識しております。現状、遅れているという認識を持っているんですが、その点、執行部側としてどのように認識しているのか確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  久野参事。 ○産業建設部参事(久野友彦君)(登壇)  日常的にも指定管理者と私ども市といたしましては、修繕管理についてはやはり利用者に何かあってはあかんということで、逐一逐一連携を取らせていただいて、修繕をしておるところでございまして、今年度、令和2年度にありましても400万円の予算を計上させていただいて、お認めいただき、今年度も4か所修繕をさせていただき、今後も優先順位を決めながら維持修繕を行っていく所存でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)
     森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  400万円という予算があるということでございます。私思うに400万というのは、やはり修繕が必要なもの30万を超えてしまうと、今も4か所とおっしゃいましたね、そういうことでしか収まらないといいますか、そこまでしか対応できないということかと思いますので、やはりもう少し金額を予算として確保する必要があるのではないかなあというふうに思います。  それを踏まえて、都市計画税というものがあると思います。私はその都市公園等の修繕には、こういったものも活用できるんじゃないかなあというふうに思うんですけれども、都市計画税はどのような事業に対して充当されているのか、確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  青木総合政策部次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  都市計画税につきましては、都市計画法に基づいて行う都市計画事業、または土地区画整理法に基づいて行う土地区画整理事業に要する費用に充てるものとなっているところでございます。令和2年度当初予算の歳入におきます都市計画税7億5,440万円につきましては、公園、街路、公共下水道事業や、それら事業に係る地方債償還額などに充てているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  今ご答弁いただきましたけれども、その公園費、あるいは街路事業費等に充当しているということでありましたが、都市計画税については、その都市公園の維持管理、トイレの洋式化に充当はできるのかどうか、確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  青木次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  都市計画税につきましては、都市計画法に基づいて行う都市計画事業として実施いたします公園の整備などに関する経費に充てるものでございますので、維持管理的な事業として行います施設修繕や公衆トイレの洋式化につきましては対象外となるところでございます。  なお、公園費のうち、今回西野公園改修事業として行いますトイレ建て替え工事、公衆トイレの洋式化につきましては、公園整備として行いますことから、都市計画税を充てているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  森議員。 ○3番(森 英之君)(登壇)  すなわち、西野の維持管理、あるいはトイレの洋式化については充当できないということですね。ただ公園費として今回の西野公園の改修事業なんかには都市計画税が充当できるということで理解させていただいてよろしいですね。  その中で、やはり都市計画税というものも含めて活用していく必要があると思うんですが、なかなかそれはできないということもございましたので、さっきもちょっと触れさせていただきましたけれども、少しその辺、予算の確保ということで必要ないかなというふうに思います。  市長、ちょっと最後に答弁いただきたいんですが、この優先順位というのを私市長の問いで言わせていただきましたけれども、この都市公園の維持管理含めて、この辺の予算確保についての考え方、市長どうお考えなのか、最後ちょっとご答弁いただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然必要な事業について、財源を確保するというのは当然でありますが、例えば今都市計画税について、令和2年度の7億5,000万の内訳でいきますと、公園費に約1億、それから街路事業で約1,500万、それから公共下水道費に、これが大きくて約5億3,000万円、それからその他都市計画事業に約1億、そして地方債の償還額に約1,400万ということであります。公園費のうちで、今法制度上は維持管理には先ほどのトイレとか修繕には使えないということでありますが、こういう制度をしっかり工夫しながら活用させていただきながら適切に公園の維持管理、あるいはバージョンアップにつなげていかなくてはならんというふうに認識をいたしております。 ○3番(森 英之君)(登壇)  終わります。 ○議長(中﨑孝彦君)  3番 森 英之議員の質問は終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午前10時52分 休憩)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午前11時02分 再開) ○議長(中﨑孝彦君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、12番 岡本公秀議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  新和会の岡本公秀です。  それでは、通告に従い、一般質問を行わせていただきます。  まず最初に、鈴鹿関跡の国指定史跡への新しく指定することに関する答申が出たということに関してでございます。  まず、亀山市には国指定史跡というのが今現在2つありまして、1つは野村一里塚、1つは関の正法寺山荘跡で、3番目の国指定史跡に鈴鹿関跡が指定をいただく、そういう答申が出たということですね。  それで、まずお伺いしたいのは、古代律令制における鈴鹿関について、720年に完成した日本書紀における記述というのはどうなっているのかお伺いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  12番 岡本公秀議員の質問に対する答弁を求めます。  辻村生活文化部参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  日本書紀における記述でございますが、鈴鹿関につきましては、その存在を示す記述が初めて現れる歴史資料が養老4年、720年に編さんされました日本書紀でございまして、本年はその編さん1300年の節目の年でもございます。  鈴鹿関の日本書紀における記述につきましては、西暦672年に起きました壬申の乱の記述の中に見ることができます。  その記述の中に、鈴鹿の山道を塞ぐという記述や鈴鹿関司という当時の官職らしき人物が登場いたします。塞いだ山道や官職名から鈴鹿関と理解され、鈴鹿関は飛鳥時代には既に存在していたものと推定されているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  日本書紀において、既にそういう記述があるということでございますが、かなり古いもんですね。それで、古代三関の一つとして、当時の日本における鈴鹿関の重要性に関してお伺いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  鈴鹿関の機能、また重要性でございます。  関につきましては、当時の法律、法令に当たります律令におきまして、交通や情報の管理を行う役割等が定められ、日常的には通行を管理する役所や警察として、交通の要衝に設置されておりました。  中でも、鈴鹿関、不破関、愛発関の三関につきましては、律令においても最も重要な関とされ、天皇の崩御や反乱など都で異変が起こった際には、関を封鎖して謀反人、反乱を起こした者が東国へ出て兵力を蓄えることがないようにする役割を担っていたものでございます。  しかしながら、続日本紀によりますと、朝廷の支配が行き届き、防御の必要はなくなったことや関が交通を阻害していることを理由といたしまして、延暦8年、789年に三関は廃止され、関に備えておりました兵器と食料は鈴鹿でございますと伊勢の国府へ、また建物は郡の役所へ移築するようになり、その役割を終えたと記述されているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  先ほど出ました古代三関の、あと残りの2つですね。岐阜の不破関と福井県の愛発関でございますが、鈴鹿関は大分と発掘によって全体像が分かりつつあるという段階でございますが、ほかの2つの関に関して、現在の発掘状況というか、そういうふうな状況はいかがかとお伺いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  他の関の発掘状況でございますが、三関のうち不破関につきましては、岐阜県関ケ原町にあるわけですが、昭和49年度から5次にわたって発掘調査等が実施されました。その結果、関の範囲等が判明いたしましたことから、岐阜県の史跡に指定されているところでございます。  一方、愛発関につきましては、福井県の敦賀市に所在すると考えられておりますが、現在も具体的な場所について不明となっている状況でございます。  このようなことから、今回、三関の中で唯一、鈴鹿関が国史跡の指定を受けることとなったところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  いろいろな記録には載っておるのでしょうが、なかなか現実にどこにあったということを調べるというのは、いろいろたくさん掘られたと思うんですよね。もちろん、やみくもに掘るわけでなくて、それなりの推測して掘るんでしょうが、なかなかうまいこと当たらないということも多々あることで、やはり古代のこういうふうな発掘とか調査というのは、偶然というかラッキーな面もやはり必要なことではないかと思いますね。そういうことで、古代三関のうち、鈴鹿関がまず最初に指定されるというのは非常にありがたいことだと思っております。  次に、先ほど出ました672年に起きた壬申の乱と鈴鹿関との関わりというのについて、ちょっとご説明をお願いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  壬申の乱と鈴鹿関の関わりでございますけれども、壬申の乱につきましては、天智天皇が亡くなった後、天皇の弟の大海人皇子と、同じく天皇の子の大友皇子とが皇位継承で争い、大海人皇子が勝利したという戦いでございます。  壬申の乱と鈴鹿関の関わりにつきましては、先ほどもご答弁申し上げましたが、日本書紀巻28、いわゆる日本書紀の第28巻に当たるんですが、そこに壬申の乱が記載されておりまして、壬申記とも申されますが、その戦いの中で、奈良の吉野から東国に向かった大海人皇子が500人の兵で鈴鹿山道を塞いだとあり、その後、その場を通過して休んでいた大海人皇子に鈴鹿関司が使いを出し、山部王、石川王ら援軍が関に来ているという報告をしたという鈴鹿関におけるエピソードのようなものが記述されているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  そうしますと、文献によってそういうふうなことが起きたということが載っておるんですけれども、その時代の年号をいろいろ調べると、ちょっと分かりかねることもあるんですけれども、その壬申の乱の時代に、鈴鹿関という言葉は今の記録に載っておるんですけれども、当時、建物、建造物としてきちんとしたもの、今現在発掘されている瓦の乗った築地塀ですが、そういうものが壬申の乱のときに既に建物として物理的に存在したのか、それともそこまで立派なものはなかったけれども、それなりの機能として、もっと簡略なものがあったのか、そこら辺がちょっと私も時代を年号を比べてみて、何かつじつまが合わん面があったんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  確かにいろんな説もございます。ただその中で、あくまでも現在残っているのが日本書紀の記述のみということで、様々な推察がされているところでもございます。  愛発関、また不破関と比較いたしまして、鈴鹿関は若干大きいのではないかという説があって、その中で防御する役割の築地塀と、また実際の役所という部分は別々にあったのではないかとか、いろんな説がございまして、逆に防御する説は役所的な役割を果たしていたものよりももっと早く建てられていたのではないかといったこともございますけれども、今回、このように新たな史跡が指定される運びとなりまして、今後そういったものを解明してくれれば貴重な史跡になるというふうに考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  この鈴鹿関の発掘調査についてお伺いをいたしますが、この調査はいつ頃から調査を始めた、調査に取りかかったのかということと、そもそものきっかけはどういうことであったとか、それ以後の現在に至る経過についてお伺いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  鈴鹿関跡の調査の経緯経過でございます。  鈴鹿関跡の調査につきましては、合併後の平成17年度に旧関町地内の遺跡地図を作成するための詳細分布調査を実施した際に、関町新所地内の観音山南西部で土塁状の高まりと、古代瓦の散布が見つかったことがきっかけでございます。
     このことにつきまして、学識経験者を交えた検証を行いましたところ、鈴鹿関跡の痕跡である可能性が示唆されましたことから、平成18年度に発掘調査を行い、これらが瓦ぶきの屋根を持つ土塀である築地塀の痕跡であることが確認されたものでございます。  さらに、築地塀の痕跡の周辺からは、多数の丸瓦や平瓦とともに、奈良時代の文様の特徴を持つ重圏文軒丸瓦1点が出土したところでございます。  なお、この痕跡から築地塀の大きさというのは、基底部で約幅1.8メートル、高さ3メートルと考えられています。  その後、令和元年度までに9次にわたり発掘調査を継続してまいりましたところ、新たに観音山南西部から南方へ続く築地塀の痕跡を確認いたしましたので、これらの調査結果に基づき、文化庁に国史跡の指定に向けた申請を行い、このたび国史跡の新指定の答申がなされたところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  平成17年、18年から発掘に取りかかって何回もやっておられるということですけれども、その結果、瓦が出てきて、それが大きな証拠になるわけですけれども、今現在、歴史博物館において発掘された瓦がいろいろ展示されておりますが、あの手の瓦は今の瓦みたいに、釉薬、上薬はなくて、素焼きのような感じですんやけれども、当時の築地塀は先ほど話にありましたが、基底部が1.8メーターで高さが3メートルで、非常に立派なもんで、そこの上に瓦が乗っておるんですけれども、そもそも建物の屋根に瓦を乗せるというのは、大昔からあった話じゃなくて、一般庶民が自分の家の屋根に瓦を乗せるというのは江戸時代中期以降ぐらいの話で、案外瓦って新しいんですよね。  それで、当時の1300年も前の話、そういった土で造った築地塀の上に瓦が乗っかっておると、それがだあっと続いておるという光景は、当時の一般の人々から見ると、非常に驚くような風景ではなかったんかと僕は想像するんですよね。当時でも瓦が乗っておる建物というのは、役所の建物か、神社、仏閣ぐらいのもんで、個人住宅に瓦なんて乗せることはなかったと思うんですけど、そういった僕はイメージでおるんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  瓦が多く発見されておりますけれども、先ほどもご紹介いただきましたとおり、素焼きということで、強度も何もない。ただその中で、当時の瓦というのは、分厚く、また重たく作られているというのが特徴的であろうかなというふうに思っております。  実際のところ、当時の姿が、そういう重たい瓦が全てかかっていたのかどうかというのは、今後のさらなる調査の結果で出てくるものというふうに考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  その時代に生きておった人は誰もおらんわけですから、難しいわけですけれども、それで今回の国指定をしていただくという答申が出たわけですが、こういうことに関して、市長はどのように捉えておられるかお伺いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  日本史の勉強のようになってまいりましたけれども、大変意義深いと思っております。  今回の新指定の答申によりまして、鈴鹿関跡が国史跡となりますと、ご紹介ありましたが、本市では野村一里塚、正法寺山荘跡に続きます3つ目の国史跡となりまして、本文化財遺跡が高く評価されたこと、大変光栄と受け止めております。  また、くしくも日本書紀編さん1300年の年に、この国史跡の指定をいただけるということについては、誠に意義深く感じておるところであります。  また、合併以降の平成17年から15年間の長きにわたって重ねてきた努力が実を結んだものでございまして、この間、国・県の本当に支援とか協力、さらには本市の文化財保護委員はじめ、行政職員もそうですが、全ての関係者のご尽力に心から敬意と感謝を申し上げたいというふうに思います。  そして、それが実を結んできたわけでありますけれども、今回の指定範囲には、お話しありましたように、遺跡の一部分でございまして、今回の答申は通過点であろうというふうに感じておるところであります。  この鈴鹿関の全容解明に当たりましては、この先まだまだ道のりは長いものというふうに思われますけれども、今後の調査結果を含めまして、この貴重な文化財、遺跡が未来に向かって保存・継承・活用されるよう、地道な取組を進めていく必要があろうかというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  それで、今回はさっき市長がおっしゃったような一つの一里塚のような通過点のようなもんでということで、まだこれから先があるわけですが、今後の発掘調査についてお伺いしたいのと、日本の古代史の解明に関して、いろいろ発見があるんじゃなかろうか、そういうことに関してお伺いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  今回の国史跡の指定をいただく地点は、先ほども市長がご答弁申し上げましたが、鈴鹿関の僅か一部分でございますので、今後は鈴鹿関を象徴する築地塀がどのように南方へ延伸するのかを確認するための発掘調査を継続して行い、国史跡の追加指定を目指してまいります。  また、これまでに判明しているのは鈴鹿関の西端、一番西側に当たる部分の築地塀の痕跡だけであり、その築地塀の東側、いわゆる関の内部については全く分かっていないことから、先ほども質問いただいた内容も含めまして、鈴鹿関の全体像の解明に努めていく必要があるものと考えております。  また、現在、三関のうち築地塀の痕跡が見つかっているのが鈴鹿関だけであり、愛発関に至っては場所さえも明確ではございません。  今後は国・県と連携しながら、さらに調査を進めていくことにより、律令国家の政策の実態を解明することで、多様な日本古代史の実像が明らかになっていくものと考えているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  先ほどの答弁にもありましたように、まだまだ先は長いし、何せ歴史マニアという方は世間にたくさんおられるんですけれども、いろんな発掘があると、そこを公開したらそういった方が見学に行ったりすることもあるわけですが、何分地面を掘って初めて分かるというようなことも多々あるわけで、これには本当に偶然というものが結構あるんですよね。地面の下からいろんな偶然に発見されたのが大発見であったというのは、昔で言えば、例えば九州の福岡の志賀島の金印ですね。漢委奴国王という魏志倭人伝に載っておることですね、それとか、この前は京都でお茶畑から何かの拍子で、太安万侶のお墓が分かったとか、そんな話もあるし、出雲大社の柱、昔は出雲大社はすごい高い建造物やったという記録があるんですけれども、ほんまかいとようけ疑っておったんですが、その柱が出てきたんですね、出雲大社から。柱の痕跡ですわね、こんな太い直径1メーターぐらいの丸太を3本束ねて、そんなやつが出てきて、あの出雲大社に関する記述は本当やったなというふうなことが分かってくることが、掘ってみやな分からんこともありますんで、まだまだ先は長いかと思いますが、継続的に追加指定も含めてやっていただきたいと思います。  この質問はこれで終わります。  次に、亀山駅周辺整備事業についてお伺いいたします。  現在、第2ブロックはかなり工事が進捗して形になってきました。続きまして、その西側の第1ブロックですね、駅前郵便局のある地域ですが、その地域に関することの今後の計画についてお伺いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀渕産業建設部次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  1ブロックにつきましては、平成26年度に策定いたしました亀山駅周辺市街地総合再生基本計画におきまして、来訪者のための交通機能等を確保するための来訪者ゾーンとして位置づけております。  そのような中、1ブロックでは旧国道1号線と駅前広場をつなぐ市道御幸1・6号線の道路拡幅による交通機能の向上を図るとともに、駅利用者のための駐輪場の整備や駅前広場と連携したバスバースの整備を行う予定でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  第1ブロック、すなわち今現在のやっている工区の西側の郵便局のある地域は主に駐輪場とかバスバースであって、例えば郵便局が移転とか、そんな話はないですね。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  今現在、先ほども申し上げましたとおり、道路整備と駐輪場、バスバース等の整備を進める状況でございます。  その中で、民有地といいますか、今現在の土地利用の件だと思うんですけれども、それにつきましては、郵便局等の移転とか、そういうふうなことは今現在そういうことはありませんが、現在亀山駅周辺まちづくり協議会におけます1ブロック会議におきまして、今、様々な検討がされておるところでございまして、今後、駅利用者を対象とした民間事業者等におけます駐車場の整備による利便性の確保やその他の利便施設の検討をおのおの進めておるという状況でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  第1ブロックは、そういうふうな計画で今後進めを行うと、そういうことですね。  続きまして、今現在行っている第2ブロックの東側の第3ブロック、商店があるところですね。あの第3ブロック及び現在今の所はずうっと一方通行であった道ですね、都市計画道路亀山駅前線という一方通行の道、現在あそこは橋を撤去して一時的に通行不能で迂回路を設定してあるわけですが、この第3ブロック及び、先ほどの都市計画道路の今後の計画予定についてお伺いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  都市計画道路亀山駅前線につきましては、市街地再開発事業に伴いまして、現状の一方通行の市道を12メーターから14メーターの道路幅員で全線に両側歩道つき2車線の道路へと拡幅整備を行う予定としております。  そのような中、現在、旧国道1号線に架かります亀山新橋の架け替え工事を進めているところでございますが、今後、亀山駅前線の道路計画内に位置する建物について解体を進めまして、整備を行われていくことになります。  また、3ブロックにおきまして、建物の解体を行う店舗や住宅につきましては、今後、亀山駅前線に隣接いたします残地の部分におきまして、建て替えが行われるとともに、店舗につきましても、新たな店舗の整備等によりまして、新たに営業される計画も今現在されておるという状況でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  第3ブロックには、現在営業中のお店というのがございますので、やはりそういったところが仕事をきちっと継続できるようにやっていただきたいと思います。  それで、今回、これから関係する第1ブロック、第3ブロックのそこに関係する住民、市民の理解ということに関しては進んでおりますか。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  1ブロック、3ブロックにおけます整備に当たりましては、亀山駅周辺まちづくり協議会におきまして、役員会やブロック会議を開催いたしまして、事業内容の検討等を行っているところでございます。  事業の実施に当たっては、各ブロックにおける住民のご理解をいただき、事業を進めているところでございます。  その中で、1ブロックにつきましては、市道拡幅やバスバースの整備についてブロック会議において、先ほども申し上げましたけれども、ブロック会議において事業の説明を十分に行うとともに、関係地権者等との交渉等を進めているところでございます。  また、3ブロックにつきましても、都市計画道路亀山駅前線の整備に当たって、組合におきまして関係権利者との補償契約を昨年度締結いたしまして、事業を進めております。  また、市道御幸7号線につきましても、権利者との交渉を行い、権利者とは補償契約を進めるなど、住民の皆様のご理解を得た上で事業を進めている状況でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  11月6日、第2ブロックにおきまして、建築物の起工式が執り行われたんですね。それで、これから今現在第2ブロックはそういう具合で進捗しておりますが、これから第1と第3ブロックと道路ですね、そういうところがきちっと完成して、それで全体として新しい亀山駅周辺の機能というのが私は発揮されると思うんですよね。  そういうことですので、第2ブロックだけではあかんわけで、1、3というのが非常に大事ですから、これからも市民の理解を得て、各工事に当たっては事故のないように執り行っていただきたいと、そう私は考えております。そう希望しております。  この質問は以上で終わります。  次に、市長にお伺いいたしますが、来年は市長選挙が予定をされております。櫻井市長の来年の市長選挙の立候補に当たっての決意といいますか、その覚悟といいますか、これをお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  先ほども森議員にもお答えをさせていただきましたが、私の市長としての任期も残すところ2か月弱となりました。  こうした中で、先月の10日にもこの議会の全員協議会の場で、議員各位に私自身の心境の一端を申し述べさせていただきました。  私自身、今日、亀山市が新市施行から15年の歩みを経て、今後も持続的に成長し続ける緑の健都に向け、次なる歩みが求められていると強く認識をいたしておるところであります。  その具現化には、安心の人生100年時代への備えと若者の定住促進、活力への地域経済次なる一手と中心市街地の再生、未来へのリニア構想と災害に強い庁舎整備などへの着実なる展開、スマート自治体を目指す行財政改革、そして本年まさに未曽有の事態となっておりますが、新型コロナウイルス感染症に打ちかち、ポストコロナ時代へとつなげる確かな政策推進が必要であると考えておるところであります。  そうした思いを踏まえまして、このたび令和新時代のさらなる市政への進展に向けまして、その決意の一端を表明させていただいたところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。
    ○12番(岡本公秀君)(登壇)  ここに、2017年の選挙のときに市長が出された自分のマニフェストの総括、そういうマニフェストレポートというのがこの前私どもに頂いたわけでございますが、このレポートをいろいろと見させていただきますと、達成できたとかいまいちやったとか、いろいろ書いてあるわけですが、このレポート全体として市長はどのように総括をしておられるのかお伺いいたしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  マニフェストレポートの総括はいかがかというお尋ねでありますが、その中に2つの重点政策と7分野88の施策から成ります3期目の私の政策公約、新生亀山クオリティ88の新定番につきましては、第2次亀山市総合計画グリーンプラン2025の前期基本計画の戦略プロジェクトと一体的に進めるとともに、財源確保と徹底した行財政改革によりまして、その具現化を目指してまいったものでございます。  まず、2つの重点政策であります、そして親となる定住促進プロジェクトは、福祉医療助成事業や子育て世代包括支援事業などによりまして、若い世代が子育てをしながら安心して住み続けられる環境づくりに努め、子育て世代の定住促進につなげてくることができたと考えております。  また、亀山駅周辺再開発プロジェクトにつきましては、亀山駅周辺整備事業等を進めまして、都市の求心力を高めるべく、市の玄関口であり中心的都市拠点であります亀山駅周辺街区の再生を現在まさに進めているところでございます。  このほかに、在宅医療を核といたします地域包括ケアの充実、あるいは小・中学校の普通教室等への空調設備の整備、また亀山・関テクノヒルズへの企業立地の促進、鈴鹿川等源流域の自然環境と歴史的資源を守り継ぐ条例の制定など、課題はございますが、施策的に一定の成果につながったものというふうに考えております。  しかしながら、その課題等々で一部実現できなかった項目、施策もございまして、総括といたしまして、マニフェスト全体で実現できたものが79項目、全体の約9割を占めてございますので、一定の財政健全化と政策実現の両立が図られてきたものというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  このマニフェストには7つの分野で88の新しい定番と上げておられます。そのいろいろな定番というと、公とか子供の新定番とか安心とか活力とか、いろんな分野に分けてあるわけですが、そのうちで達成率がちょっと比較的低いのが市民の新定番という項目が達成率がほかに比べて低いのですけれども、これの原因とか、これをいかにして改善しようとか、そういうことをどのように捉えておられるかお伺いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今ご指摘の政策公約の中での市民の新定番の分野につきましては、地域まちづくり協議会の支援や各種審議会への女性参画、市民活動の応援など、絆で地域力を高める取組を中心に11項目を位置づけさせていただいたものでございます。  これらの施策項目の中で、22地区のまちづくり協議会の共助活動への地域予算制度による、この制度新設による応援などは実現することができましたけれども、市民生活、まちづくりなど記録する仕組みづくりや自主防災組織の100%設立などは、実現には至らなかったものでございまして、これらによりまして、他の6分野と比べまして、ご指摘の平均点が下がったものと考えております。  この市民の新定番は、主に市民活動や共同参画を中心とする施策でございまして、第2次総合計画のまちづくりの基本方針でもございます市民力・地域力で輝くまちづくりにもつながる大変根本となるところでございますので、しっかりこの取組を検証した上で課題を整理して、修正行動へとつなげてまいりたいと考えておるところであります。 ○議長(中﨑孝彦君)  岡本議員。 ○12番(岡本公秀君)(登壇)  こういうふうな、一部十分いかなかった分野もあろうかと思いますが、それはそれとして、今後の改善点としてやっていただいたらいいのではなかろうかと思います。  以上で質問を終わります。どうもありがとうございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  12番 岡本公秀議員の質問は終わりました。  会議の途中ですが、午後1時まで休憩します。               (午前11時45分 休憩)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午後 1時00分 再開) ○議長(中﨑孝彦君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、9番 福沢美由紀議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  日本共産党の福沢美由紀でございます。  一般質問お願いいたします。  まず1点目の質問です。新型コロナウイルス感染症予防対策について、このうち市の庁舎、あるいは総合保健福祉センター、図書館、医療センターなど、市の施設はたくさんあるわけですけれども、今、コロナウイルス感染症の予防対策の中で大事と言われている体温を測定するサーモグラフィーがどんどんと地方自治体でも設置するところが増えてきたんじゃないかなと思います。  これについて、必要性について認識しておられるのか。早期に設置するべきだと私は思っていますけれども、進める議論がなされているのかについて伺いたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  9番 福沢美由紀議員の質問に対する答弁を求めます。  青木総合政策部次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  サーモグラフィーカメラにつきましては、非接触での検温が可能なため、感染リスクの低減が図られ、最小限の時間で発熱の有無を一次判断できますことから、不特定の方が出入りします公共施設の感染防止対策として有効であると認識いたしております。  そうしたことから、医療センター及び総合保健福祉センター内の温泉出入口、また各中学校につきまして、現在購入手続を進めているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢美由紀議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  既にもう議論をしていただいて、購入手続も進めていただいている部分もあることをお聞きしました。  特にあいあいの温泉については、たくさんの方がおいでになって、何百人とおいでになる。それで中に密にならないようにということで、お外で結構待ってみえる方がいっぱい座ってみえるような状況で、私もこの前ちょっと入りに行きましたけれども、本当にたくさんの人がいらっしゃるので、市外の方も多いということで、ぜひともという声はたくさん聞いているところです。  優先順位的に、そこも大事だと思いますけれども、ほかの施設についてもおいおい議論していただきたいと思うんですけど、ほかの施設で考えておられるところはありますか。 ○議長(中﨑孝彦君)  青木次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  市庁舎をはじめといたします他の公共施設につきましても、設置の必要については検討しているところでございまして、他市の状況や対応なども参考にしながら、引き続き検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  この間、教育委員会のサーモグラフィーの設置で、1台30万程度のものだったと思うんですけれども、ぜひとも進めていただきたいし、手でおでこに当てて測るのだと必ず人が要りますし、必ず人が近づくということが要件になってまいりますので、自動でしてもらうということについては有効ではないかなと思います。  先ほど他市の状況も勘案してということでしたので、県内他市の状況を、このサーモグラフィー設置状況をお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  青木次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  県内他市の設置状況でございますが、5市が試行実施を含めまして既に本庁舎等に設置をされておるという状況でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  14市中5市が既にもうやっているということですので、緑の健都かめやまですので、健康のことについてはどこよりも一歩進んで先にやっていただきたいと思いますのでお願いします。  次の質問ですけれども、この新型コロナウイルスの感染予防対策をずうっと始まってから、どんどんどんどん研究が進んで、いろんなことが出てきておりますけれども、基本的な換気であるとか、手洗いであるとか、消毒であるとか、こういうことについてはやっぱり最初に言われたとおり、変わらなく大事だなということが分かってまいりました。  これについて、市からも皆さんに啓発もしていただき、やっていただいていると思いますけれども、実際、今庁内でどのような状況であるのか、どんな啓発をしていただいているのか、伺いたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  新型コロナウイルス感染防止対策の基本的な対策といたしましては、もちろんですけれども、ウイルスを持ち込まない、広げないということが大切でありまして、議員もおっしゃっていただきましたが、感染予防の基本としては手洗い、手指のアルコールによる消毒、マスクの着用、3つの密を避ける、人と人との距離を保つなどが上げられます。  現在、市内の公共施設では、入り口や会議室前の手指消毒液の設置、窓口カウンターの飛沫防止パネルの設置、3密を回避するために職員体制の削減、ウェブ会議の開催、研修や会議など人が集まる際には席と席の間隔を空けるといった基本的な感染防止対策を行っております。  換気につきましては常時行っておりますが、本庁舎では10時と3時の1日2回、館内放送を入れて呼びかけているところでもございます。  また、総合保健福祉センターあいあいでは、一般的な感染予防策に加え、トレーニング室では受付時に初回時の利用者の登録、利用時の健康チェックを行っております。利用についても1時間程度までとお願いしておるところでございます。  また、先ほど議員もおっしゃっていただきました、白鳥の湯に関しましては、一度に利用できるのを男湯、女湯それぞれで15名以下とするとともに、脱衣室のロッカーが密にならないよう使用できる場所を調整しております。  また、2階のあいあいっこでは、混雑を防ぐために利用の人数が増えてきましたら、亀山子育てLINEで利用を控えていくようにお知らせし、昼には遊具やおもちゃを消毒する消毒タイムを設けているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  新型コロナウイルスがはやってきた当初は、手から媒介するものがかなり重要視されて、3密も重要視されていましたけれども、最近特に言われているのが、換気が非常に大事なんじゃないかと、優先順位的には上がってきたんじゃないかなと私は認識しております。  この換気について、厚労省はどのように推奨しているかということなんですけれども、先ほど1日2回換気の時間ですよということで促しているということだったんですけれども、機械換気による方法と窓の開放による方法を示していて、特に窓の開放による方法については、換気回数を毎時2回以上。毎時2回以上ということは30分に1回以上、数分間程度窓を全開にする。2方向の窓を開放して空気の流れをつくって、部屋の中の空気を全部入れ替えるということが推奨されています。そういう推奨のされ方と、先ほど言われた一日に何時と何時という方法では、随分と差があるし、今この全国的にコロナウイルスの感染が広がっている以上、ここは以前よりもフェーズを上げていくべきではないかなと私は思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  まず、換気につきましては、議員おっしゃるとおり、厚生労働省は1時間に2回程度の換気が必要というふうにうたっております。  三重県の指針におきましても、この冬季においても温度や湿度等適切な室内環境を維持しつつ、十分な換気をするようにという指針が示されておるところでございます。  市の公共施設でございますけれども、できるだけ、窓をずっと開けっ放しにしておくべきところは開けっ放しにしておいていただいています。あいあいなどは、非常に高い位置に換気用の窓がついておりますので、そこは朝来て帰るまでずっと開けっ放しにしておるような現状でもございます。  ところが、やはり寒い時期になってまいりましたので、なかなか開けっ放しというのもできづらい環境にはございますけれども、ここはやはりもう一度職員の皆さんに周知をさせていただいた上で、厚着をしていただいて換気をするような、そういうことも大事なのかなというふうに考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  そうですね。室内だからと薄着をしていないで、いつどこで換気をされるか分からないので、温かい準備をするということも、新しい生活の様式なんだろうなと思います。  ぜひとも進めていただきたい。いろいろな会議で、やっぱり換気の回数が足らないなということを、私はいろんな会議を傍聴したりする中で感じておりますので、進めていただきたい。  そして、手洗いについてもお伺いしたいんですけど、トイレに手洗いの仕方を貼ってもらってあります。ただ、あのやり方で毎回毎回石けんで一日中洗っているわけにはまいりませんので、これも厚労省の推奨の文書を見ておりますと、最近では、当初はなかったと思うんですけど、最近では流水による15秒の手洗いだけでウイルスは100分の1に減りますよということがまずうたってあります。これに加えて石けんやハンドソープで10秒洗った後、流水で15秒すすぐとウイルスが全体では1万分の1に減りますよと。要するにゼロにするんじゃなくて、常にできるだけ減らしておくということがとっても大事で、要所要所で、調理をする前とか、外から帰ったときとか、大事なときには石けんでしっかり手洗いをするということが推奨されておるわけですけれども、以前私も質問しましたけど、ケーブルテレビでも手洗いの仕方、その丁寧なやり方については説明してもらってありました。  以前、松阪のケーブルテレビをちょっと見せてもらったら、手洗いをした後、ブラックライトでそれを検証してうまく洗えているかどうかというのを見て、それでもう一回ここは駄目だったねということでやっているというようなやり方もされていました。  要は、人が本当にやっていただく仕組みをつくるというか、動機づけをするということがとっても大事だと思うんですけれども、そこについていかがですか。 ○議長(中﨑孝彦君)
     古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  手洗い方法につきましては、確かにケーブルテレビのほうでは流させていただいた過去もございます。ただ、今現在はちょっと流れていないのもありますので、今後とも、継続した周知はさせていただきたいと思います。  ブラックライトの件ですけれども、実は保健師が地域に出向いて、そういう手洗い指導とかというのもしております。その中では、今のところは保健所からブラックライトをお借りして、手洗いがちゃんとできているかどうかの確認をさせていただいておりますので、今後につきましては、市の持ち物としてそういうふうなものを購入した上で、地域に出向いていきたいというふうなことも考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  ブラックライトもそう高いものじゃないらしいですので、市で買うこともぜひ考えていただきたいと思います。  手指やテーブルとかドアとかの物の消毒についてもお伺いしたいんですけれども、今庁内どういう状況でしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  庁内の消毒なんですけれども、基本的には朝にテーブルでありましたり、カウンターでありましたりというのはアルコールを湿らせた布で拭かせていただいておるところです。  ただ、例えば日中に、今アクリル板が設置してあります。そのアクリル板をきれいに拭き取るかというと、そこまでは今のところ至っていない現状だとは思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  このアルコールでやっていただいていると言いましたが、多分庁内のいろんなアルコールのポンプを見ておりますと、次亜塩素酸水が入っているボトルもあり、アルコールが入っているボトルもあり、いろいろなんだと思います。  当初、本当にアルコールが手に入らなかったということで、大変だったことも思い出しますが、今どんなものが消毒に適しているかということで、これも厚労省の資料を見ますと、物に対しては熱湯、熱水、80度以上10分が1つ、2つ目として、ハイターと言われる塩素系の漂白剤を薄めたもの、また3つ目として洗剤、石けんなど界面活性剤、そして先ほど言われました次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウムというのがハイターみたいなので、次亜塩素酸水というのはまた別なんですけど、今多分消毒が、アルコールがないときに、これをテーブルとかの消毒に使っておられたと思います。これも使うときには20秒ぐらい、しっかりと浸さないといけないということで書いてありました。そしてやはりアルコールが70%から95%のものを使うということで、手指の消毒も含めて、両方ともいいですよというのがやっぱりアルコールが推奨されているんです。  ですから、今は手指の消毒には次亜塩素酸水を推奨されておりませんので、庁内の消毒は全部アルコールに替えていただくということが1つと、庁内に入っていただくところのアルコールも必ずしていただくようにお声をかけるか、そういうしていただく場所に置くとか、ちょっと今までよりもしっかりとやっていただく対策が必要だと思います。  こうやって職員が一生懸命やっている姿を見ることで、市民が気をつけてできるようになると思うので、ぜひとも取り組んでいただきたいと思いますが、一言お願いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  まず消毒用のアルコールでございますが、議員もおっしゃっていただいたように、アルコールが本当に手に入らない時期というのがございまして、そのときに次亜塩素酸水等、たくさんご寄附をいただいた分もございますので、まだやはり両方、アルコールも次亜塩素酸水も使っているような現状です。  おっしゃいますように、やはりアルコールが一番有効ということは最近分かってまいりましたので、そちらに変更をさせていただきたいと思います。  それと、職員への周知ですけれども、きちんと人事の担当を通じて、全職員のほうに周知をさせていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  あと、感染を疑う症状があったときの対処ということで、3つ目に上げさせてもらっていますが、私自分のニュースを出したときに、必ず今、亀山市には検査の体制も整っておりますので、かかりつけ医に電話してくださいねということを申し上げる文章を載せましたら、結構反響がありましたね。どうしたらいいんやとか、医療センターにそんなのあったんかとか、いろんな電話がたくさんありましたので、ここでやっぱりさらに周知はしていただいていますけれども、どういう状況があったときにどうするかということを分かりやすく伝えていただきたいと思うんですけれども。  要するに、県内でもちゅうちょしていたりしている間に、どうしようかなと思っている間に感染が広がっていっているという状況がありますので、迷わずお電話をして検査につながるようなことのために周知をしていただきたい。これについても一言お願いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  議員おっしゃっていただきましたように、発熱やせきなどの症状がある場合の受診方法は、かかりつけの医院等にまずは電話でご相談をいただくというのが大前提でございます。かかりつけ医がない場合等は、受診相談センターというのが各保健所に置かれておりますので、そこにご相談をいただくことになります。  先ほども言いましたけれども、感染を疑う症状がある場合には、まず電話で医療機関に相談をしていただきます。発熱外来というのをやっていただいている医院も市内にあるとお聞きしておりますので、そういうところは熱がある患者さんも診察をしていただくことになっております。  また、ちょっとご紹介をいただきましたけれども、医療センターには医師会と連携したPCR検査を行う亀山地域外来検査センターのほか、先日から亀山発熱検査外来も設置しておりますので、発熱者に対するインフルエンザ検査、コロナウイルスの抗原検査など必要な検査、診察の体制を整えておりますので、また皆さんのほうからもご周知をしていただければと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  ありがとうございました。  次の質問に移りたいと思います。  亀山中学校及び中部中学校の完全給食実施の検討についてということで、前回の質問でこの質問をして、ここで全会一致で請願が採択され、先日の全員協議会の中で報告を受けました。  市民はどんな報告を受けたかということを分かっていませんので、簡単にどういう検討をされたのか、そして今後どういうスケジュールでどういう検討がされるのかについてご説明いただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀山教育部長。 ○教育部長(亀山 隆君)(登壇)  給食の実施に向けた検討項目、検討の内容でございますけれども、去る11月27日開催の議会の全員協議会においてお示しをさせていただいたものでございます。  大きく3つの項目により検討をし、それぞれの中でさらに細分して検討を加えているものでございます。  まず1点目につきましては、学校給食の現状把握でございます。  この中で、児童・生徒、保護者、教職員へのアンケートを実施し、給食の様子や意識などの傾向を調査しております。アンケートにつきましては、結果集約・分析等を終えたところでございます。  次に2点目は、今後の学校給食提供に係る課題整理であります。  中学校給食の提供方法別の課題抽出や、小学校、関給食センターの給食提供数の変動予測、給食と食育との関係性などについて整理を行っております。現在、課題抽出や給食提供数の予測を終え、給食実施に係る附帯設備でありますとか、食育との関係性を整理しているところでございます。  3点目は、今後の学校給食提供に係る財政負担を検証するための試算であります。  中学校における給食提供方式別に、施設そして設備等の整備コストや人件費等のランニングコストを試算し、比較検討しようとするものでございます。現在、これらの財政的な負担を試算しているところでございます。  以上の項目により抽出した課題について、試算などを踏まえた検討を行い、今年度末を目途に教育委員会として中学校給食実施に係る一定の方向性を整理いたしたいと考えているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  今年度末に方向性を整理するということでした。この方向性を整理するという言い方、全員協議会の中でもありましたけど、全員が食べる給食が望ましいという前提の下で検討を行っているという言い方をされたんですけど、するのかせんのかということで、議員からかなり質問があったところです。  やはり市民もそうやって思っているんです。することになったん、せんことになったんということを聞かれるわけです。だから、まずはそこを公言していただきたい。必ずみんなが食べる完全給食を実施するんだということを、まず公言していただきたいことが一つあるんですけど、いかがですか。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀山部長。 ○教育部長(亀山 隆君)(登壇)  亀山中学校、中部中学校の完全給食の実施につきましては、平成28年度に教育委員会の方針として、そういう方向が望ましいということは、これまでにも申し上げております。  これについての方向性を変えておるものではございませんので、私どもは実施に向けた検討を行っているというふうにご理解いただきたく存じます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  望ましいと言うだけなら、私もずっと給食のことを質問していますけれども、デリバリーが始まる前から、そのときの教育長が、私も校長ですから自校方式の給食が望ましいのはよう分かっていますという言い方で言うていましたんです。  だから、望ましいことと本当にやるんだということとは、ちょっとやっぱり意味合いが違うんだと思うんです。だから、今も望ましいということを基に検討していますという言い方をされましたけど、ちゃんと中部中学校と亀山中学校の子に全員の完全給食をしますということなんですねということをまず言っていただきたいのと、まずそれをお願いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀山部長。 ○教育部長(亀山 隆君)(登壇)  先ほども申し上げておりますけど、完全給食の実施に向けた検討を行っております。  今、そういった形で、一定の方向、結論的なものを出そうということの検討を行っているということでご理解いただきたく存じます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  なかなかはっきりしませんけど、検討によってはやらないということはゼロ%なんですね。必ずやるということだと私は理解しました。  この検討の内容を聞いておりますと、今回の3月に方向性を出す。方向性を出して、今のところあと1年検討の年があるわけですね。予定ではね。ですから、この3月議会でどういう検討を出して、それでいつぐらいに給食ができるんかということのめどはどのように考えておられますか。 ○議長(中﨑孝彦君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  現時点で検討の途上にありますので、どのような方向かはまだ決まっていないというのが実情でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  次の総合計画の中に上げて、例えば何年以内にはできるとか、10年やそんなん言うてもらったら困りますんやわ。やっぱり早くしてという請願でしたんでね、市民の願いは。  全然分からないということでなく、この図書館のこと、駅前のことのこのスピードを考えたら、やっぱりもうちょっと早くすることは不可能ではないんではないか。1年間検討というのも、ちょっと切り上げることも、早く頑張ることも可能ではないか。今まで長いことあったんですからという思いがするんですけれども、全く何年か分からんということですか。 ○議長(中﨑孝彦君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  先ほど部長が答弁申しましたように、試算等をただいま進行形で取り組んでおる最中でございますので、そういったものを、全体を進めた結果、教育委員会でしっかり議論をさせていただきます。  したがって、今無責任に何年後とかいうようなことは申し上げられないということです。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  次の総合計画には上げられるんですね。
    ○議長(中﨑孝彦君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  総合計画に上げることも教育委員会単独でできることではございませんので、どういった総合計画への上げ方になるかも未定でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  教育委員会だけでは決められないんだというお答えがありましたんで、次の質問に移りたいんですけど、その前に、教育委員会の傍聴をしておりまして、すごく一生懸命検討していただいている姿はよく分かりました。  ただ、議論の中で、やっぱり自校方式とかセンター方式とかの内容を各委員さんがしっかりと理解しておられるのかなということをちょっと疑問に思いました。というのは、今までの検討委員会でも、ここのところをはっきりと委員さんの中で検討してほしいと私申し上げたことがあるんだけど、されなかった。  教育委員さんの中でされているのかどうか分かりませんけど、議論の中では中身に踏み込んだ議論がちょっとまだ分からない状況ですので、ぜひともそこについては学んだ上でやっていただきたい。時間がないのでここははしょりますけど、本当は言っていただこうと思いましたけれども、次の質問に移ります。  教育委員会の独立性と市長の責任についてということで伺いたいと思います。  いつもやはり教育長は、設置者が市長だから、こっちだけでは決められないということをよくおっしゃいますね。  確かに法律も少し変わって、市長の責任のありようも、教育に対する、変わってきたことは理解しておりますけれども、私はやはり教育委員会の権限、執行権限というのはしっかり担保されているということを、やっぱり文科省の資料を見ても思います。総合教育会議といって、市長と教育委員さんが集まって協議・調整する会はありますけど、そこで何かを決めるということではなくて、やっぱり調整であったり、協議するということですし、結局それを持ち帰って、それぞれ尊重して決めていくのはやはり教育委員会だと思うんですね。  ここに大きな権限があると思うので、しっかりと検討していただいて、こうするんだということをしっかりと上げていただくということが何よりも大事だと思うんですけれども、そこのところの独立性について、ご見解を伺いたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  まず、教育長と教育委員会と、よくはっきり区別しないで言われることも多いんですが、教育長は教育委員会の会務を総理し教育委員会を代表するとともに、具体の事務を執行する教育行政の第一義的な責任者であります。  また、教育委員会の職務権限として、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第21条に、学校給食に関することと規定されています。このことから、給食に係る調理等の施設・設備の整備を図ることなどは教育委員会の所掌であり、平成28年3月に決定した完全給食の実施が望ましいとした方針を現実化する事務を処理することが教育長の責務と考えております。  したがいまして、今回も完全給食の実施に向けた方向性を出すことを責務と思っております。その年度末を目途に検討した中で、教育施策全体の中での位置づけについても、教育委員会で協議の上、判断してまいりたいと考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  文科省の文書にも最終的な執行権限は教育委員会に留保されているということがきちんとうたわれていますんで、今、教育長もおっしゃったように、しっかり責任を持って決めていただきたいと思います。だから、軽々にこっちで決めたとしても、結局は市長が決めるところなんやみたいな言い方を私はされないほうがいいと思います。  市長にもお伺いしたいんですけれども、以前ここの本会議の答弁で、教育委員会、27年のこの法律のときだと思うんですけれども、教育委員会の独立性をきちっと尊重するのかどうかという意味の質問をしたときに、ちゃんとしたいと思うということを答弁されたと私は記憶しているんですけれども、今回の例えば給食のことについても、しっかりと教育委員会が検討したこのことについて、しっかりと尊重していく。そして市長の責任としては、予算ということだと思うんですけどね。そこについていかがですか。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  現在の中学校の学校給食については、教育長が先ほど答弁をいたしましたけれども、その実現に向けた教育委員会としての事務をしっかり置いた中で、しっかり今その検討をいただいておるというふうにまず認識をいたしておりますし、教育委員会と市長部局との関係において、教育委員会の独立性は、この問題のみならず尊重をさせていただく立場で今日まで来ておりますし、今後もそのように考えてございます。  そして、市長の責任はということでございましたが、私は市長といたしましては、現在、教育委員会で検討いただいております。その内容、その協議等々を踏まえまして、その妥当性や政策の位置づけ等、財源もご指摘ありましたが、これらにつきまして適切な判断をしてまいりたいというふうに考えておりまして、それは市長の責務であるというふうに認識をいたしております。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  ぜひとも早く進めていただきたいと思います。  時間がありませんので次の質問に移りたいと思います。  新図書館の整備について伺います。  これについても整備推進していただいておるわけですけれども、この進め方について伺いたい。その前に、私もニュースでこんな図書館ができますよというニュースを出したときに、何か具体的にやっぱり出てきたんで、皆さんから関心があって、たくさんの問合せがあったんです。  まず、教育委員会として、この図書館サービスを5万人の市民にくまなく届けるためにどういうものを使って図書館サービスを届けるのか。  1つはこの中央図書館、駅前にできる新しい図書館だと思うんですけれども、ほかには多分移動図書館であるとか、地域の分館であるとか、いろんなものがあると思うんですけれども、亀山市としては図書館について、どういうものを使っていこうと思っているのかということをまず、大枠を聞きたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  桜井教育委員会事務局参事。 ○教育委員会事務局参事(桜井伸仁君)(登壇)  駅前に整備いたします新図書館につきましては、市の読書活動の核として、幅広い世代の市民の方が来館される魅力ある図書館を目指したいと考えております。そのために、整備基本計画におきまして、図書館本来の機能拡充と、あと一体的に附帯機能を充実させることといたしております。  本年度策定を予定しております市民読書推進サービス計画、これは仮称でございますが、これの策定を進める中で、市内のコミュニティセンターなどを活用して、各地域における読書活動拠点をネットワーク的に展開する取組を進めていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  亀山市としては、1つの本館と、あとは各地域に読書活動拠点というものをつくって、隅々の市民全ての方に読書サービスをしていくというお答えでした。  その地域の読書活動拠点、一言言わせていただくと、本が置いてあるだけでは本棚と一緒ですんで、図書館というのは本と資料と人とをつなぐ、図書館の人が要ると思いますんで、ただ本を置いておくというようなことにならないようにだけお願いしたいと思います。  あと、地域読書活動拠点に亀山の図書館と関図書館というのが含まれるのかどうかを伺いたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  桜井参事。 ○教育委員会事務局参事(桜井伸仁君)(登壇)  まず、亀山の現図書館についてでございますけれども、平成29年7月に教育委員会が策定いたしました亀山市立図書館整備基本構想において、現図書館の活用につきましては、適応指導教室、青少年総合支援センター、中央公民館を統合した総合教育センターのような現在の図書館所在地の文教エリア的な雰囲気を損なわないように配慮した再利用を同時に検討する必要がありますとしておりますが、現時点では未定でございます。  あと関図書室につきましては、地域の読書活動拠点としての整備を考えておるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  あともう一つの大枠として、この図書館をどういう運営形態にするのかということです。直営なのかどうなのかということをまずお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  桜井参事。 ○教育委員会事務局参事(桜井伸仁君)(登壇)  新図書館の管理運営の方法でございますけれども、今年の3月に教育委員会におきまして、管理運営の基本的な方針というのを策定いたしております。  この基本的な方針では、基本整備計画に示しております新図書館において提供すべきサービスの具現化に最も適していると考えられる管理運営の手法の方向は、直営と一部の業務の外部委託導入を組み合わせたものといたしているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  直営と一部の委託ということですけれども、どの部分を委託するかというのは決まっていますか。 ○議長(中﨑孝彦君)  桜井参事。 ○教育委員会事務局参事(桜井伸仁君)(登壇)  現在どこまでの業務範囲を委託するかということについては検討中でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  今後、これを検討していかれるんだと思うんですけど、そのときに昨年の11月18日に開催された図書館の整備推進委員会の資料、議会でも頂きましたけれども、これで管理運営方法の方向性ということで、直営でやるのと、直営と民間でやるのと、民間による包括的な運営でやるので、3パターンでどこが望ましいかと丸・バツ・三角で、星取り表みたいな資料を頂きました。  これを見て私びっくりしたんですけど、直営が民間より劣ると採点しているものが半分以上なんですね。すごいたくさん民間がやったほうが、あるいは直営と民間でやったほうが望ましいという、直営でやっただけの、要するに今までやってきた方法は劣るという点数がつけられているんです。本当に子供・親子に向けた読書活動のノウハウですとか、ボランティア、支援のノウハウですとか、本当に当たり前の司書の仕事についても、直営よりも民間のほうが望ましいという点取り表がついています。一体これは誰がこのような点数をつけたのか、どういう調査をしたのか、お聞きしたいところですけれども、時間もございませんので、これは絶対に私は認めるわけにはいかない資料だと思っています。もう一度丁寧に、現場の声も聞いて、図書館長の声も聞いて、本当に直営の方がやっているのが劣るのかどうかというのを洗い直していただきたいということを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。  この整備計画が進められていく中で、どこで決められているのかということをよく聞かれるんで、簡単でいいです。こことここで検討してここで決める、こういう流れで決めるんだということを1つ伺いたいのと、これから市民はかえって今具体的に出てきたんで、意見を出したくなっているんですね。意見が出せるのかどうか、聞いていただけるのかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  桜井参事。 ○教育委員会事務局参事(桜井伸仁君)(登壇)  今後の進め方でございますけれども、整備基本計画に掲げる取組を具現化し、新図書館におけるサービスや管理運営を具体的に展開するため、亀山市市民読書推進サービス計画及び配架計画を策定することといたします。  今後におきましても、これまで同様に整備推進委員会において協議を行い、計画案をまとめた後、教育委員会の承認を得て計画の策定を行い、今後整備基本計画の具現化を図ってまいりたいと考えております。  市民の意見を反映させる場はあるのかということでございますけれども、先月11月22日ですが、図書館フォーラムを開催いたしました。また、新図書館における読書活動の取組につながる内容をテーマに、7日と21日に市民ワークショップを開催いたしました。  今後とも、新図書館開館に向けた市民の意識醸成を図るために、フォーラムやワークショップを開催することを予定しておりまして、こうしたイベントの機会を捉え、市民の方の意見を伺いたいと考えております。  また、新しい図書館をつくろうというテーマに、亀山出前トーク、行政出前講座でございますけれども、を受け付けておりますので、市民の方にはぜひ出前トークを活用していただければと考えているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  フォーラムやトークを活用してということですけれども、直接のメールや意見についても耳を傾けていただきたいと思います。  ちょっと時間がなくなってきたんですけれども、一番大きな問題であります館長とか図書館の専門職員である司書、司書補について伺いたいと思います。  まず、それぞれの職について伺おうと思いましたけれども、これらについて、今、例えば館長を外から経験のある人を呼んでくるとか、何か決まっているのか、あるいは今の図書館の司書さんが新しい図書館に必ず働いてもらえることが分かっているのかとか、何人ぐらいどうするのかとか、職員体制について分からないので、決まっていることを教えてください。 ○議長(中﨑孝彦君)  桜井参事。 ○教育委員会事務局参事(桜井伸仁君)(登壇)  新図書館開館に向けた職員体制につきましては、整備基本計画に係る取組を具現化し、新図書館におけるサービスや管理運営を具体的に展開するため、現在、市民読書推進サービス計画の策定を進めておるところでございます。  本計画に定める図書館サービスの内容に基づいて、また本年3月教育委員会において策定しました管理運営の基本的な方針と整合を図りながら、年次的に職員体制の確立を図っていきたいと考えております。  サービス計画策定後、職員体制を決定されることとなりますが、令和3年度中には新図書館における職員体制を固めていく必要があると考えているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。
    ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  図書館長の仕事として、図書館経営業務の計画を立てたり、実行に必要な条件を獲得したり、職員を指導したり、資質・能力を向上させたり、いろんなことがあるのが、その計画を全部行政職員でやってもらってからぽんと乗るんではなくて、やはり今から、本当に早いうちからしていく必要がないのか。図書の司書さんにしてもそうですけれども、どんなふうに読書サービスをするのかということをモチベーション高くやっていただくには、早く決めていただくことが必要だと思いますので、ぜひとも早く決めていただきたいと思います。  郷土資料コーナーについてお伺いします。  この図書館の中で、ここだけ別扱いをされています。なぜこれだけ別扱いをして、わざわざまた設計のお金も使ってやっているのかということが疑問です。  資料を頂きましたら、5パターンのいろんな案がありましたけれども、全て中村晋也さんの彫刻がモチーフというか、必ず使われるような案がございました。  そのときの説明では、決してこれが決まったわけではないと、そういう言い方でした。決まったわけではないと、まだまだこれから検討していくんだという言い方でした。  ただ、私この前から情報公開請求をさせていただいて、中村晋也さんのところに行政として、教育委員会として、教育委員さんの視察として、中村先生のところに伺っている件数がこの1年間の中に3回ありました。  ただ単に計画が、たまたまの案でこういうことがされたというんではなくて、かなり、本決まりとは言いませんけれども、その方向で進められているのかなということも感じました。  この郷土資料コーナーというのが、1つ、あのスペースに彫刻があれば、その空間がつくられてしまいますんでね。郷土にまつわる人はいろんなタイプの方がおられて、いろんな自由な使い方をするには、私はそこに彫刻を置くことは望ましくないのではないかなと。  あるいは、ほかの図書館でも視察された中でもあるように、図書館の入り口に1体とか、そういうことはあるかもしれませんけれども、そこについてはぜひとも再考していただきたいという思いでこの質問を上げました。  まとめて伺いたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  桜井参事。 ○教育委員会事務局参事(桜井伸仁君)(登壇)  郷土資料コーナーにつきましては、整備基本計画において亀山市にゆかりのある人物、歴史、自然など、亀山市に関するPR、展示する情報、文化発信機能を具現化するスペースとして位置づけられております。基本整備計画における位置づけに沿って鋭意設計の検討を進めてまいりたいと考えております。  なぜ、郷土資料コーナーだけ別設計なのかということでございますが、市の情報文化発信機能を担う郷土資料コーナーの展示設計業務につきましては、展示空間構成、あと展示手法といった基本設計や、それに伴いますパネル、映像や展示具などの制作に係る設計図書の作成などには、高い専門性が必要となりますことから、建築設計とは別に展示設計として業務委託したものでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  時間も少なくなりましたけれども、ぜひとも市民が参画して、市民が自分の図書館やと思うことこそ、これからどんどん図書館がよくなっていく大事な点だと思いますので、市民の声を聞きながら、いい図書館をつくっていただきたい。私たちは、あそこに移動するということについては反対なんですけど、日本共産党市議団としては。でも、つくるならいいものをしてほしいと思いますので、これからも声を上げていきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(中﨑孝彦君)  9番 福沢美由紀議員の質問は終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午後 1時53分 休憩)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午後 2時03分 再開) ○議長(中﨑孝彦君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、5番 新 秀隆議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  それでは、一般質問に入らせていただきます。公明党、新でございます。  今回は、亀山市の歴史的風致維持向上計画というところから、現状の東海道沿いの修景整備についてお伺いしたいと思います。  まず初めに、今回これに限らず、大体、全部以前に一度質問させていただいた件でもう一度確認させていただきます。  亀山市の東海道沿いの修景整備ということでございますが、現状においての道路に関して、今回は進めていきたいと思います。  この1.8キロございます関宿でございますが、この中の修景整備の必要性について、今回は様々な事業概要、そして写真もつけていただいて、歴史的風致の維持向上にということで出されております。この件につきまして、市としての必要性についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  5番 新 秀隆議員の質問に対する答弁を求めます。  田所産業建設部参事。 ○産業建設部参事(田所 学君)(登壇)  歴史的風致維持向上計画というところからちょっと説明したいと思います。  亀山市の歴史的風致維持向上計画につきましては、平成21年1月19日に国の第1次認定を受けて、旧亀山城多門櫓の保存整備、それから関の山車会館などの整備を進めてまいりました。計画期間が本年度までとなっておりまして、引き続き本市の資産である歴史的風致の維持向上を図るため、第2期目となる計画の策定を本年度末を目標に進めており、中間案を取りまとめたものでございます。  なお、当計画につきましては、国の作成マニュアルに基づき、令和3年から令和12年までの10年間を計画期間として、歴史的風致の維持向上に資する整備事業を記載することとしております。  内容につきましては、現計画において、本市の歴史的風致の根幹である東海道周辺の歴史的施設の整備を進めてまいりましたが、第2期計画においても引き続き東海道の沿道整備を推進していきたいと考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  新議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  今回、中間案ということでございましたが、引き続き進めるという形なんですけど、私、以前、質問させていただいたときは、確かに舗装の色が黒ではなく、道路というか、土に似せた舗装になっておりまして、これが非常に高額な舗装、3倍ぐらいではできないか分かりませんが、そういうこともあって、なかなか補修というのが難しく、現状におきましても、前回の話では、ちょうど砂利のようになってきて、それで車が通って、はねてガラスが割れたというところから前回お話をさせていただいたわけなんですけど、こういうのはやはりガラスに当たるというのもあるし、幼い子供に当たったりとかそういうこともありますので、危機管理の面から非常に心配であります。  そしてまた、今年はちょっとコロナ禍の下、オリンピックの聖火リレーというのが流れてしまいましたが、今度またそのときに、やはり黄土色の道路にところどころ黒いアスファルトで補修をしてあって、まるで何か模様のようにもなっております。やはりこの関宿の町並みをきれいに映し出すためにも、そしてまた危機管理の面においても、道路の沿道の整備というのは大切なことだと思っております。その点につきまして、実際のこの舗装の劣化、飛び石の発生状況、これに対する亀山市の考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  田所参事。 ○産業建設部参事(田所 学君)(登壇)  東海道の美装化ということで、事業につきましては、中間案ということもありまして、今後の市の想定する事業を記載しております。東海道における舗装の美装化の修景整備といたしまして、市内の3宿及び宿場間について、東海道としての意識向上を図るため、統一感のある整備を実施することを検討しており、道路部局、文化財部局、環境部局と連携して整備方針を策定し、事業展開していく予定としております。  なお、具体的な整備方法につきましては、現在の関宿で施工されている脱色アスファルト舗装、それとか亀山城周辺でやられている薄層舗装を検討しており、施工範囲とか施工時期等の詳細につきましては、今後、庁内協議により決定することとなってまいります。  これにより、市内の各歴史的施設を東海道によりつなげ、一体感を高めることにより、連携強化・活用促進等の相乗効果を発揮し、本市のさらなる魅力の向上や、市民の方々、来訪者の方々への歴史文化についての意識向上を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  新議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  やはりそれはきっちりと進めていただきたいと。これは本当に危機管理も考えていただきたい。そしてまた、今日の中日新聞にも出ておりましたんですけど、非常にきれいな足湯のところの画像が出ておりましたが、そういうところにもふさわしい東海道の関宿の道であっていただきたい。景観、そして安全、これをしっかりとするためにも早期の検討をいただきたいというのを願って、次に移ります。  関宿の裏道の整備でございますが、こちらについても、以前、関町議会当時から櫻井議員がしっかりと言っていただいておりまして、私も平成26年12月議会、ちょうどもう5年ほどたちますが、その折にちょうどお尋ねしたことがあるんですけど、やはりこの亀山の道というのは非常に狭い狭隘道路が多いんですね。そういう中におきまして、やはり救急車両、そういうものがなかなか入っていけないような、そういう道もたくさんあります。その当時は、ちょうど整備用地を確認して、そして現在見直したところで、関係部局と十分に協議を行ってまいりたいというふうに考えておりますと、当時のここは建設部ではなく、当時の文化振興局長の答弁です。それからもう既に6年たってきました。また、山車会館の建設時には、建設場所についても裏道に影響の出ないようにということでセットバックをして建設が進められたことは、裏道拡張の一歩が進んだかと評価しておりましたが、期待むなしく現状に至っております。現地の地域の方は、もう何年も待ち続けて、もう何十年にもなりますが、早期計画の実施を切望するものではございますが、その点につきまして、現状の今回の中でも、事業の中で重点地区の道路整備事業ということで、中間案ではございますが、関宿の裏道の整備をするというふうなことも上げていただいております。実際にこの道というのが、なかなか工事も買収等も進んではいないというのがありまして、もう既に何十年もたっております。この点につきまして、現状の進捗状況なり、分かるようでございましたらお願いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  田所参事。 ○産業建設部参事(田所 学君)(登壇)  関宿の裏道整備ということで、本市を横断する東海道につきましては、現在においても市民の生活に深く関わっており、生活道路として重要な役割を担っているというふうに考えております。そのため、関宿においても、街道の裏道を整備し生活道路としての利便性を高めることで、街道沿道で生活される方々の住環境を守り、また来訪者が東海道を安全に散策できる環境の向上を図りたいと考えております。  なお、今後の整備につきましては、今年度策定予定の歴史的風致維持向上計画の事業として位置づけて、地域の皆様の合意形成を図りながら事業を推進していきたいというふうに考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  新議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  今、田所参事のほうからも、地域の方との合意形成をまとめて、そして進めていきたいというお言葉をいただきました。  以前、山車会館を造るときにも私は強く申し上げたんですけど、トラックが町なかを走ったり、道が汚れたりとかそういうのもありましたが、やはりそのときも総合的に考えてという言葉で何か終わってしまいましたが、今回このように事業を位置づけして、しっかりといくことを期待して、次の質問に移りたいと思います。  庁舎のIT化についてということで、RPA導入の進捗状況を今回はお伺いしたいなと思います。  以前にお話をいろいろしておる中で、総務委員会として働き方改革というテーマを上げて、その中で1つ提言の事項の中で、システムの導入経費や維持経費にとらわれることなく、各課の業務内容の分析と把握に努め、AI・RPA導入に向けた準備を整えることということで提言させていただきました。  当初は、代表的なところでよく記事になっていたのが、茨城県つくば市のほうで導入して、その中で非常に効率がよく、RPAを導入して実験をした結果、1人当たり424時間だったものがシステム導入後は88時間と、約8割時間を削減することができたというふうな事例をもって、私たちもその折に、総務委員会の行政視察として、昨年の7月に大阪の四条畷市、そして和歌山県の橋本市と行ってまいりました。そして、その後も既に導入が決定ということで市のほうも動き出していただきました。その後、現状況の進捗状況をお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  山本総合政策部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  本市におきましてのRPAの導入状況でございますが、本年度RPAを導入することを決定いたし、現在導入作業を進めているところでございます。  現在の状況でございますが、市税、住民記録等を取り扱います総合住民情報システムの定型的な入力作業の中から、一部の課税業務など導入効果の高い業務を選定いたしたところでございます。具体的には、個人住民税関係の4業務と固定資産税関係の1業務、軽自動車税関係の1業務で、合計6業務について本年度RPAを導入する見込みでございます。  また、本市を含む県内4市町、亀山市、松阪市、明和町、玉城町における固定資産業務へのRPA導入が総務省実施のAI、RPA等を活用した業務プロセスの構築に取り組む自治体を支援する令和2年度自治体行政スマートプロジェクトにも選定をされたところでございます。  その内容は、人口規模や導入システムが異なる4団体において、現行の業務プロセスの団体間比較を行い、RPAの活用に向け、業務プロセス標準化のモデル構築を目指すもので、これにつきましても現在取組を進めているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  新議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  着々と進んできております。やはり、つくば市とか、他市でやるのには、やっぱり税務関係のところにまず特化されると思います。  そして、総務省のほうのスマートプロジェクトも受け入れて、その中でやっていきますが、私たちが総務委員会で行ったときの和歌山県の橋本市は、大阪府の熊取町ですか、ここで広域連携モデルという形で、他市と共同してやっていたことがあると思うんですけど、これにより本来のかかる金額の分を経費の削減にも拡大できたということでありますが、そういう広域連携的なものは、現在の亀山市としては、お考えはどんな状況でしょう。 ○議長(中﨑孝彦君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  RPA導入による広域的導入の現状でございますが、今議員おっしゃられたように、RPAにつきましては、同一のシステムを稼働しておる自治体が両方連携してやるということは、非常に経費のほうも安価で導入しやすいということで、ただいま議員がご紹介された橋本市と熊取町につきましても、これもRPAの広域展開をやっておるところですが、ここも同一システムを既に導入しておるということで非常に導入がスムーズに図られたというふうなことを確認しております。  また、国におきましては、自治体の業務システムを令和7年度までに既に統一標準化するという方針も出されておりまして、これにつきましては、やはりRPAをはじめとする先端技術を活用することにより業務効率が一層推進されるという目的で進めているものと認識をしております。  本市におきましては、ただいまご説明をさせていただきました4市町との共同による固定資産税のRPAへの導入は図っておりますが、まだそれ以外の自治体につきましては導入は行われていないところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  新議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  そのような形で、やはり何といっても経費削減というのは大事だと思いますので、その辺も続けていただきたいと。  そして、今後のことでございますが、その導入の結果がまだ出てもいないのは当然のことなんですけど、やはり今回、税務関係でございますが、また他市におきましては、特別児童扶養手当の所得の調査とかそういうものにも広げられておるわけなんですけど、今後のRPA、財務だけで終わるということではないと思うんですけど、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  先ほどご説明させていただきました6業務以外に、特別定額給付金、春に配らせていただきました。この作業におきましても先行的にRPAを導入させていただいたところでございまして、非常に迅速な給付に効果があったというふうに認識をしております。  今後におきましては、他の部門への展開についても検討しておるところでございまして、保健福祉関係の事務でありますとか、内部情報事務等への展開をさらに検討してまいりたいと考えております。
    ○議長(中﨑孝彦君)  新議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  早速そのような形で活用していくことによって、また働き方改革が進められていくんではないかと思います。  ほかにも保育園、幼稚園の入園の選定とか、そういうのも大きな市はやはり効果が大きいらしいんですけど、亀山市にはどのぐらいがそぐうか分かりませんが、まだまだそういうRPAの機能を使ってやっていくということは、他市とも競合、そして他県の情報もしっかりと得て、亀山市がよりよい仕事が進められるようなことを願って、この質問を終わります。  次に、地域生活の支援についてでございますが、今回の認知症高齢者等の個人賠償責任保険についてでございますが、これは平成29年12月の定例会で、私、出させていただいたんですけど、当時は、ちょうど神奈川県の大和市というところで高齢者の方が電車の事故に遭って、その補償が家族に請求が来たというような案件がございました。それにつきまして、神奈川県大和市というのは、高齢者の徘回、認知症の方ですが、そういう方について、NPO法人としても徘回高齢者のSOSネットワークという団体がありまして、そういうところに当時で240人ぐらい登録がありまして、そういう中で大和市は保険をかけるということで進めてきました。そして、既にこの折、平成29年、2017年ですが、11月にはもう出来上がって、こういうチラシも、なかなか見えないと思いますが、こういうものも出して、簡単にちょっと紹介すると、例えばこのようなときに保険が適用されますということで、線路内に立ち入り電車に接触、鉄道会社に車両損害や遅れて損害を与えてしまいました、自転車に乗っていて歩行者にぶつかり相手にけがを負わせてしまった、日常生活における事故で他人のものを壊してしまった、こういう場合に保険が適用される。どんな保険かというと、最大で3億円出ます。そして、市の資料によりますと、お亡くなりになることがあった場合に300万とか、入院1日1,800円、通院が1日1,200円とかそういう形で言っております。この折に大和市は賠償保険の補正予算を出されたんですけど、これが323万2,000円という金額でございまして、これをざくっとこのときの人数で、二百何十人というと1人当たり1万円少しの分だったんですけど、今言ったような保険の内容によってはもっと安くなってくるわけなんですけど、こういう保険がありましたが、当時の健康福祉部長にお伺いしたときには、やはりそういうような保険は全く考えていないということでございました。  その中におきまして、現在は認知症の賠償のいろんな市が出てきております。ざくっといくと、神奈川県の平塚市のほうでもこのような形も出ていますし、近場でいいますと、三重県松阪市が既に認知症の事故に備えて、市が代わって保険をやる「おかえりSOSネットワークまつさか」という形の登録にして、対象は医師から認知症と診断されている40歳以上の市民で、保険料は市が負担するというような記事も出てきております。いよいよこの近場の同じ三重県でもそのような話が来ております。今現在、亀山市として、このような認知症に対する保険制度につきまして、どのようにお考えなんでしょうか。お伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  今現在、亀山市に認知症と思われる方が約1,500名ほどお見えになります。これはどういう数字かといいますと、介護保険の認定の際に、主治医意見書に認知症高齢者の日常生活自立度の判定があるんですけど、それで2以上と判断された方ですけれども、大体1,500名程度お見えになります。  今現在、認知症の1人で歩いてしまう、一人歩き高齢者とよく私どもは言うてますけど、その高齢者の方には、現在、高齢者見守りシールというのを配付させていただいております。これは、見守りシールに印刷されたQRコードを読み取ると、本人の確認や家族等への連絡ができる仕組みになっておりまして、早期にご本人の保護や家族への引渡しにつなげることができるようなシールでございます。  ご質問の認知症高齢者等個人賠償責任保険につきましては、地方自治体が認知症本人やご家族に代わって個人賠償責任保険の契約を行いまして、先ほどご紹介いただきました電車を止めてしまった場合などに高額な賠償金のリスクからご本人やご家族を守るという保険でございます。  現在、ご紹介いただきましたけれども、県内では、いなべ市、松阪市、四日市市の3市がもう既に実施しております。認知症高齢者のご家族が安心して暮らし続けられるまちづくりの一環といたしまして、先ほど申し上げました高齢者見守りシール交付者に対しまして、この個人賠償責任保険の加入に向け検討を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(中﨑孝彦君)  新議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  検討を進めていただくという形で、ぜひ形になっていただきたいと。  今回、いろんな計画が中間案として出てきております。亀山市の高齢者福祉計画も今回出てきておる中に、1つ高齢者の尊重と権利を守る支援というふうなところがございます。やっぱり亀山市の認知症集中の支援推進事業のこととか、やはり認知症の初期段階を手助けするような集中チームの医師や専門職等、そしてまた認知症に関する窓口についてもしっかりと周知を図って、高齢者虐待とか、そういうふうな窓口とかもつくるということでございます。やはりこれから、そんな電車を止めるというのは大きなことではございますが、些細なことでこんなことを起こしてしまって、これどうだろうとかいう相談もあると思いますが、今回、ちょうどアンケートという中で、亀山市高齢者福祉計画の中間案で載っておりましたんですけど、「認知症に関する相談窓口を知っていますか」というような質問につきまして、「知っている」が29.3%、「知らない」が70.7%。やはり、なかなか亀山市民の方もこのようなものがあるということが、ちょっとまだ認識が薄いのかなと思いますが、こういうことについても、今後、亀山市として、認知症高齢者賠償保険制度のことと絡めるのはどうかとは思うんですけど、やはり周知というのは大事だと思うんですけど、その周知の方法だけ最後にお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  議員先ほどご紹介いただきました、私どもが中間報告として出させていただいた亀山市高齢者福祉計画のアンケート結果、これは介護保険事業者であります広域連合が実施したアンケートでございます。その部分について、亀山市だけの部分を取り出した結果、認知症の相談窓口を知らないというふうにお答えいただいた方が7割もお見えになって、これは非常に私ども、事務を取り扱っているところも非常にショックな結果でございました。これはやはり周知不足というのが一番やと思います。  今までも認知症初期集中支援チーム、亀山は「カナリア」という名前がついていて、社会福祉協議会の地域包括支援センターの中に今1つ設置をしております。認知症のサポート医をしていただいておる先生であったり、保健師であったり、看護師であったりが少しでも、一歩でも早く認知症の方のご支援をしようという形で設置させていただいておるチームであります。やはりそのチームを中心に、もっと私ども、いろんな媒体を通じて周知をして、宣伝をしていって、市民の皆様に安心な生活を送っていただけるようにしたいというふうに考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  新議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  ただいま部長のほうから、やはり亀山市、安心して、私たちもだんだん年を重ねてまいります。そうするとひょっとして認知症になってしまうかも分からんという不安の中ではありますが、先ほどのような古田部長のように、安心して暮らしていけるような、そういう亀山市であっていただきたい。そうすれば、またやっぱり亀山市の人口増加とかそういうことにもつながってくるんではないかと、そのように思うところでありまして、ぜひこの認知症高齢者等の個人賠償責任保険、何とかできるように頑張っていただきたいと思います。  以上でここの部分は終わりまして、最後に新庁舎建設について、新庁舎の省エネ化ということで、今回の質問は、予算書の中にもありましたように、今回コロナ禍の下、ちょっと打合せとか計画どおりには進まなかったということではございますが、その進捗がどうのこうのと言ったり、どこに建つとか、そういう質問ではなく、亀山市としての地球温暖化の脱炭素社会、この構築に挑む考えをお伺いしたいと思います。  平成9年の折に、気候変動枠組みの条約の第3回締約国会議、COP3でございますが、これがちょうど12月で、この12月というのは地球温暖化防止推進月間でもございます。そういう中におきまして、先日の政府の新体制で、菅総理も先般の臨時国会におきまして、所信表明の演説の中で、2050年までに日本の温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするという脱炭素社会、これを目標として達成期限を明確にしてまいりました。  昨今につきましては、近年、国内外で異常気象も起こっております。そういう中で、自然災害が激甚化しておる中におきまして、環境省も20年版の環境白書の中で、政府文書として初めて気候危機という言葉を用いて、人類を含めて全ての生き物の生存基盤が揺るがされていると警鐘を鳴らしてきております。  そして、その中におきまして、亀山市も今現在、また今回は亀山市環境基本計画の中間案がこの議会で出てまいりました。そういう中で、低炭素につきまして、環境家計簿、エコライフチェックと申しますか、横文字は苦手ではございますが、環境活動ポイント制度、オール亀山ポイント(AKP)を展開され、そして市民の省エネルギー、省資源行動の促進を進めてまいりました云々という形でずうっとあるわけでございます。確かに亀山市としても、このように環境基本計画というのをされております。このところにつきまして、亀山市としての考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  青木総合政策部次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  現在策定しております亀山市新庁舎整備基本計画の中間案におきましては、新庁舎が備える性能といたしまして、環境性を掲げており、亀山環境プランや亀山市地球温暖化防止対策実行計画に基づきました取組が確実に実施できますよう、またSDGsの考えも取り入れながら、環境負荷の低減に配慮した庁舎とすることとしております。  具体的には、太陽光などの自然エネルギーの有効活用や様々な省エネルギー技術を導入したZEB、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディングでございます。また、自然換気、建物の高断熱化、高効率空調システムの導入や、自然採光やLED照明などによりますエネルギー利用の低減などによりまして、環境負荷の低減に努めることによりまして、国が掲げます2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにします「2050年脱炭素社会」の社会の実現に寄与してまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  新議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  ただいま次長のほうから亀山市としての考え、そして庁舎の建てる方向性というのをお伺いいたしました。  やはり、先般からの庁舎に関することでは、やはり今このコロナ禍の下、電気で全て換気をするというんではなく、やはり自然の流れでいけるような、窓の工夫一つにしてもそうですが、そういうところについての配慮が必要だと思います。  確かに、私も以前、平成23年の6月議会のときに、エコ空調ということで地熱を利用したジオパワーシステムとか、そしてエコ照明ということで太陽光照明のシステムでソーラーチューブシステムとかいろいろ提言も出させていただきましたが、なかなか現状にはそぐうところは難しいとは思います。そういう中におきまして、いざ庁舎が建ったときに、コロナ禍だけではないんですけど、災害とか非常時のときに、エコの中で電源をどのように確保していくか、この辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  青木次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  災害時の電力確保でございますが、国の指針におきましても、72時間は非常用電源を稼働可能にする措置が望ましいとされております。こうしたことも踏まえまして、大規模な災害時には、物資の調達や輸送が平常時のように実施できないという認識の下、3日間外部からの供給なしに機能維持が可能な自家発電設備を設置する考えでございます。  また、災害時に活用可能な再生エネルギーや蓄電設備などにつきましても検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  新議員。 ○5番(新 秀隆君)(登壇)  やはり電気の確保というのは難しいと思います。先ほど次長のおっしゃられたように、ためておくというと、やっぱりバッテリー、これが非常に高いんですよね。そういう面につきましても、なるべく昼間は太陽光を利用したりとか、そしてやっぱり今のご時世、電気がないと、先ほどのRPAの話じゃないですけど、ITもなかなか電気がないと動かせませんので、そしてそういう災害が起こったときに、被災証明を出すとか、そういうのも手で全部やらなあかんとなると、その控えはどうなるんだとか、管理はどうなるんだとか、全てが人的な対応になってくると思います。  そういう面につきましても、エコの庁舎だけではなく、電気も確保できるような、そのような庁舎を願って、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(中﨑孝彦君)  5番 新 秀隆議員の質問は終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午後 2時44分 休憩)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午後 2時54分 再開) ○議長(中﨑孝彦君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、14番 前田耕一議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  大樹の前田でございます。  通告に従いまして、一般質問を2件だけさせていただきますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。  私のほうは2件、1件は、東海道五十三次のうち亀山宿、城下町亀山も兼ねていると思うんですけれども、についてをまず最初に質問させていただきたいと思います。  私、先月の中頃、ちょっと天気もよかったので、運動不足の解消も含めて、亀山宿を歩いてみようかなと思って歩いてみました。参考になるものが何にもないので、過去に亀山市が発行されましたイラスト案内図、これを参考に逐一歩いたろうかなと思って歩きました。といいましても、実際は市役所から西の半分だけしかよう歩かなかったんですけれども。そんな中で、参考になった部分もあれば、非常に疑問に感じたことも多々ありましたので、それも含めて確認をしたいと思います。  本来であれば、この亀山市の場合やったら関宿が一番メジャーになっておりますので、そこを歩くのもということで、そこは何回でも行った記憶もありますけれども、亀山宿ってあまりにも身近過ぎてほとんど歩いたこともないですので、実際どんなものかなということで歩いてみました。  このパンフレット、作ってもらってありますけれども、これについてまず最初に確認したいと思うんですけれども、このイラストマップについて、このマップの作成の経緯と、それからその目的について確認したいと思いますので、答弁のほどよろしくお願いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  14番 前田耕一議員の質問に対する答弁を求めます。  辻村生活文化部参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  亀山宿イラスト案内図につきましては、亀山宿を散策される方に亀山宿の旧東海道及び亀山城下の文化財等を総合的に紹介、ご案内する目的で、平成18年度に初版を作成し、必要に応じて内容を変更するとともに、毎年度、利用見込数を見ながら印刷、発行をしているところでございます。  また、3宿、亀山宿、関宿、坂下宿のイラスト案内図を一つに収納し携帯できる東海道亀山イラストマップホルダーを作成し、ホルダーには3宿以外の東海道沿いの文化財等の情報を網羅して掲載しており、これらにより東海道一帯の情報を把握していただけるものとして各種観光マップ等と併せてご利用いただいているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  前田議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  それで、このパンフ、どのようなところに配布しているのかということと、どのように活用されているのか、これについてご答弁お願いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  亀山宿イラスト案内図の配布ですが、主な設置場所といいますか、これにつきましては本庁であったり関支所、また亀山城多門櫓や旧佐野家、歴史博物館、観光協会等々に設置いたしておりまして、おおむね年間8,500枚ほど配布している状況でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  前田議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  8,500枚、相当な枚数を広範囲に配布して活用してもらっているということは非常に意義があるんじゃないかと思うんですけれども、このマップを見てみますと、現在新たに復元とかをした施設なんかもまだ載っていない部分もあるんですね。本当に結構規模の大きい復元作業をやっていただいた部分についても載っていない部分がありまして、いろいろ見直しをしているというご答弁をいただきましたけれども、この辺はどうですか。作成してから一度も見直しされていないのか、あるいは見直しされたんであれば、いつ頃されたかというのを、辻村参事、ひょっとしたら担当が代わって間がないので無理な部分があるか分かりませんけれども、把握している部分がありましたら、その辺のところのご答弁をお願いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  現在、私では、いつというふうなことはちょっと認識しておりません。ただ、毎年基本的に増刷もいたしておりますもので、その都度検証するなり、見直しするなりして、新たに作成しているというふうに考えておりますが、先ほどご指摘がございましたように、まだまだ未掲載の部分もあるか分かりませんので、今後そういうところにつきましても十分、再度確認した上で掲載してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  前田議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  このマップを実際に参考にして歩くと、参考になる部分もあったんですね。同じ亀山市内に住んでいても、こんなところもあったのか、こういうところをこうやって行ったら行けるんやなという道もありましたので、参考にはなったんですけれども、こういうふうに表記されている場所、非常に分かりにくいところが多かった。ですから、せっかくこういうのを作るんであれば、案内看板とかサインをあちこちへ掲示というのはぜひお願いしたいなと、非常に残念でした。  特に、ここへ載っている寺院とか何かですね、屋根を見ておったら大体あれはお寺やなということで目標で行けるんですけれども、どこのお寺、こんなところにこんなお寺があったんかなというような部分も結構見受けられましたので、そういうのも含めてサインの作成、これはぜひお願いしたいなというのがございましたので、ちょっとこれだけ指摘だけさせてもらいたいと思います。  それと、ちょっと細かくなりますけれども、多門櫓、加藤家屋敷、舘家、この3件がメインになってくるんじゃないかと思うんですけれども、たまたま私が行ったのは平日でした。3館とも閉館しています。入れないんですね。しようがないと言うたらちょっと語弊がありますけれども、改めてまた、舘家は時々寄らせてもらうんでもういいわと思って、多門櫓と、それから加藤家屋敷跡、中へ入らせてもらいました。  おかげさまで、ちょっと加藤家屋敷、入り口が狭いもんで、ちょっと傷があるんですが頭を打ちましてな、思い切り頭を打って入っていったんですけれども、入っていって一番私が感じたことは、暗い、寂しいというのがありました。というのは、確かに復元されて、修復されて、参考にはなると思いますけれども、何にもないんですね。年表とかそんな屋敷の説明は書いてありますけれども、じゃあそれを一般の方が入って、ああ、なるほどなということでじっくり見てみるための資料があまりにもないね。古文書とか、そんなのがコピーでいいですからあるとか、あるいはイラストで、そこで過去に働いていた方の字でも、あるいは写真でも大きくあればまた違うんですけれども、入っていって、加藤家屋敷に、門のところをよく見たら「男部屋」と書いてあるだけですね。何もないですわ。それでちょっと歩いたら「うまや」とかしてあるだけで、雰囲気がさっぱり分からない。せっかくあるわけですから、ぜひそういう気配りがあってもいいんじゃないかなという感じがしないこともなかったんですけれども。  ついでに、同じような状況でもう一点、多門櫓、久しぶりに入りました。そこにもやっぱり絵図とか年表なんかは貼ってもらってあります。これはこれとして否定するわけじゃないんですけれども、多門櫓の上へ入って、メインのホールではないんですけれども、建物の真ん中に何があるんやといったら、修復、復元したときのかな、壁の構造が、このぐらいの厚さの、見本がでんと構えておりましたわ。何の意味があるのと私は思いました。  それから、その一番奥には、何年やったかな、火災に遭いましたね。あのときの燃えた残骸という言葉を使ってええのかどうか分かりませんけれども、それが隅っこに展示してありました。何も火災の焼け跡の焦げた柱とか焼け跡のところをあそこへ出しておく必要もないんじゃないかなという感じがしないことはなかったので、ああいうのは即撤去してほしいなと。確かにあそこに携わっている方については非常に興味があることか分かりませんけれども、一般の市外、県外からお越しの見学者の方が、あれを興味を持って見てくれるかといったら、決してそんなことはないと思うんですね。ぜひそのところを検討してほしい。
     それで、たまたま私、休館やったので博物館へ行ってジオラマを見て、このジオラマをあそこの中へ入れたらね、多門櫓へ、小さな窓から市内全域が見られて参考になるなとは思っていたんですけれども、大き過ぎて入らないということで、これはやむを得んなと思っていたら、たまたまその横に亀山城下復元模型ということで、こういう復元したのが横に置いてありましたわ。もう小さいちゅうたら、1メーター四方、2メーターもないかな。これやったら多門櫓の中へ入れて、そして窓際へでも置いたり、これを参考にして物すごくいい雰囲気で参考になるんちゃうかなということで、こういう資料も、これも後でもらった資料ですけど、見て思うたんですけれども。  これは結構いいなと思うたんですけれども、残念ながら亀山宿のイラストも、それからこれも亀山街道筋全域が載っておるわけじゃないんですね。京口坂のところまでしかないんですわ、西のほうは。一里塚とか、私の知っておる拙い知識の中で、高橋道八の生誕地とか、ああいうのは全然、それから慈恩寺なんかも載っていないです、せっかくあるのに。もう少し広げた形で地図が欲しいのと、それから亀山城復元図というこの伊勢亀山城というパンフ、下のほうにモデルコースと書いてあるんですわ。モデルコースと書いてある割に、コースは回るようになっています。普通、モデルコースをつくったら、時間とか距離を入れますわね。ここからここまでは何キロ、何百メーター、見学で大体5分必要なんかな、30分必要なんかなということで、それから所要時間も入れたりすると思うんですけど、何もない。ただ単にずうっと場所を書いて矢印しているだけと。あまりにもちょっと寂しいかなと、ちょっと不親切かなという感じもしないではなかったですね。その辺も含めて、いろいろ言うてしまいましたけど。  もう一つ言います、ついでに。帯曲輪、北門の、あそこをのぞいてみました。看板、3つ、4つ上げてあります、案内が。全く字が消えて見えません。これもせっかくの施設ですからということも含めて、4点、5点ちょっと指摘させてもらいましたけれども、それについて、参事、何か思うことがありましたら、一言、二言いただくとありがたいんですけれども。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  たくさんご指摘をいただきまして、ちょっと整理もしかねておるんですけれども、まず多門櫓、そして加藤家屋敷等の文化財の建造物につきましては、現在はやはり文化財として最も価値のある姿で創建当初、また歴史的に最も重要な時代の姿に復しておると。そのため、建物そのものを見ていただきたいという考えでございます。また、昨今は本物志向ということで、見学者が本物を理解するために必要な展示物を行っている現状ではございますが、今後は、先ほども様々なご提案もいただいておりますので、工夫や充実をさせまして、来訪者の興味を引くように努めてまいりたいというふうに考えております。  続きまして、多門櫓の中に、いろいろ展示の関係でもご質問をいただいたというか、ご指摘をいただいております。まず過去の火災の柱ということで、非常に大事な柱であったということで、文化財の防火の必要性も認識していただきたいという観点から現在設置をさせていただいております。そのほか壁につきましても、壁の構造というところで展示をさせていただいておるところでございます。  あと、京口坂のほうに看板、この文化財史跡等の看板につきましては、その前に来客に対する誘導看板というのもご指摘をいただいたわけでございますけれども、これにつきましては、亀山宿に限らず、東海道一帯の中で大きな課題と、私ども課題として認識をいたしておりますので、その前にちょっとご質問がありました、今日ご紹介もしておりました第2期となる亀山市歴史的風致維持向上計画の中におきましても、この辺を課題と位置づけて今後整備を進めてまいりたいということで検討を今進めているところでございます。  あと、モデルコースの時間とか、そういうのもご指摘いただきました。またその辺につきましては、新たにパンフレットを作成する際に、ほかにもっといいコースがあるかも分かりませんし、そういうのも考えながら更新を図ってまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(中﨑孝彦君)  前田議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  今ご答弁いただいた中に、文化財ということもあってというような言葉がありましたけれども、それはそれで別に私否定していないんですね。文化財として、参考文献としてあるというのは非常に貴重なことか分かりません。  しかし、観光をある程度うたって、こういうのは造ってあると思うんですよね。であれば、一般の来場者、あるいは来客がやっぱり興味を示す必要性が絶対あるんですね。遠いところから見えられて、何これというようなことではですね。ですから、文化財に興味のある方がお越しになるんであればサインも何も要りません、それが目的ではっきりして来てもらうわけですから。しかし、一般の来客者の場合は、あるいは来場者の場合は、そんなはっきりした目的もないですね。ただ単に亀山公園に行こうかと、亀山城に行ってこようかと、ちょっとあの辺を散策しようかというような形で来るわけですから、やっぱり一般の方の目線で対応できるような施設にしてもらわないと、もったいないんと違うかなという感じがあったので申し上げました。  それともう一点、佐野家跡の休憩場、これも立派なものを造ってもらいました。京口坂の下ですね。ところが、入るところが狭いんですね。幅が1メーターもないかな、あれ、階段を下りていくのが。そして、中へ入って、トイレは立派なのを造ってもらってありますから、前から街道筋のトイレが必要ということを申し上げておりましたので、あれはあれで結構なんですけれども、入り口が分からない。せっかく造ってもらってあっても、ちゃんと亀山宿休憩場とか、あるいはトイレとうたっていただいたら、景観はあまり、深く考えるとちょっと問題があるとおっしゃるか分かりませんけれども、やっぱりその辺のところ、はっきりした対応をしてほしいなと思います。  それと、開館日が土・日・祝日だけというのは、やっぱり寂しい部分もあるんじゃないかなと。確かにあそこを管理委託しているところが平日は無理ということもあろうかと思いますけれども、できれば平日なんかも利用できるようになれば、また違った感想が来場の方から、あるいは亀山にお越しいただいた方から得られるか分かりませんので、ぜひそれも前向きに検討していただければ幸いかと思いますので、よろしくお願いします。  時間の都合もあるので、次へ行きます。  同じ亀山城絡みで、亀山、伊賀、津、松阪、鳥羽の5城郭、城跡巡りのスタンプラリーでございますね。そして、亀山も入っておりまして、この5つの城跡を回ってご朱印をもらったら、それで応募したら何か記念品がもらえるということでPRされて、結構利用者も多いとお聞きしているんですけれども、こんなのを見てもらったことがあると思いますけどね、職員の皆さんも、城郭巡りとして。  伊賀の上野城以外は全部城跡ですから、ふだんは誰も人がおりません。ですから、この5城を回って朱印をもらってこようと思っても、ふだんいないですので無理です。鳥羽は、鳥羽の駅前に観光案内所があって、そこでいただけると、200円で。松阪も松阪の駅前にあるらしいです。津も津の駅前で朱印をもらえる場所があると聞いております。値段は全部一緒ですので構わないんですけど、亀山はどこかといったら、関まで行かなあかんわけですわ。それで、利用される方、JR、近鉄なんかを利用して回ってみえる方もおるみたいですので、亀山へ来て、亀山駅で列車を降りて、亀山城へ来て、朱印をもらおうと思ったら、ありませんと。どこですかと、関まで行ってくださいと。これはちょっと来た人に気の毒やと思いませんか。確かに亀山の駅前にも観光案内所がありましたので、そこで配付しておったらしいですけれども、あそこは今閉まっていますので、利用できませんので、関というのはやむを得ない部分もあるかと思いますけど、近くでそういう場所を探して、いつでもそこで朱印がいただけるような努力をしてほしいなと。  確かに、200円ということで現金を扱うから難しいという声も聞きました。しかし、利用者の利便を考えたら、そんなところはちょっと難しい部分も目をつむっていただいて対応してあげればいいんじゃないかなと。  多門櫓から一番近いところで、ふだんずうっと開いているといったら博物館ですわ。あそこが一番便利じゃないかと思うんですけれども。現金、朱印のお金200円を扱うのはちょっと問題あるということも聞きましたけれども、どうしてもそうやないといかんのかどうか、そんなところ、対応が難しいのかどうか。これは所管の参事の答弁は難しいか分かりませんけれども、市長、その辺のところ、お考えが何かありましたら。難しいですか、200円の現金を受領して朱印を発行するのを市でやるのは。これは観光協会の事業ですのでね。いかがですか、その辺のところ。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  この城郭スタンプラリーは、先ほども少し答弁させていただきましたが、平成29年に松阪市観光協会さんのほうから当市の亀山市観光協会にご提案をいただいて、伊賀市さん、あるいは津市観光協会さん、鳥羽市観光協会さんとの連携の中で、この事業を展開いただいてまいりました。非常に広域連携によります城郭巡りをきっかけに近隣県、県内からたくさんの方がお越しいただく事業であろうというふうに考えております。  少し触れていただきました、この販売の方法につきまして、ご朱印の販売が、お話がありましたように本年1月末までは亀山駅前の亀山市観光協会の物産案内所で取扱いを行っていただいておりましたが、観光協会としてこの案内所を廃止されることになりましたものですから、現在、関駅の売店でこれを扱っていただいております。現在、亀山市観光協会として、亀山城の近くでこのご朱印の購入ができますように、例えば亀山城近隣の観光協会員の店舗での販売等、早急に対応できるようにお進めをいただいておると伺っておりまして、本市といたしましては、ぜひ最適な方法で、早い段階でこれが販売いただけるようにお願いをしてまいっておるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  前田議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  いずれにしても、利用者の利便性を考えて早急な対応を検討していっていただけなかったら、せっかくこういうような方法で亀山をPR、あるいは朱印を発行しておるんであれば、もったいないです。どうせなら来場いただいた方にいい評価を得られるような対応をお願いしたいなと思います。  亀山市の場合、今回、歴史的風致維持向上計画の中間案が出されておりますけれども、あの中でたくさんのことが上げてもらってありますけど、あまり幅広過ぎて、もっとポイントを絞って、あの計画にしても、本当に亀山城、あるいは亀山宿を中心に足元での計画の厚いものを進めていただければ幸いかと思いますので、よろしくお願いしまして、この亀山城につきましては、あるいは亀山宿につきましては質問を終わりたいと思います。  次、2点目としまして、第68回東海高等学校総合体育大会登山競技の開催決定について確認したいと思います。  亀山市、登山競技の東海大会どころか三重県大会の開催の経験もない亀山市ですので、ここで今回急にインターハイの登山競技を亀山市、高畑山を中心にということで開催が決定したということらしいんですけれども、このインターハイ、県大会も東海大会も含めて、三重県のを振り返ってみますと、藤原岳とか、鎌ヶ岳とか、釈迦ヶ岳とか、御在所とか、大体北勢地区の山が中心に開催されておりまして、その辺の地域、菰野とかいなべ、藤原のほうは開催経験もたっぷりあって運営も慣れてみえると思うんですけれども、亀山市がなぜというのが非常にうれしいというか疑問に感じる部分だったんですね。確かに亀山7座はうたっておりますので、これのPRにはいいか分かりませんけれども、この亀山市の開催に至った経緯についてご説明いただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  ただいまご紹介いただきました、来年度開催されます第68回東海高等学校総合体育大会登山競技につきましては、令和3年6月18日金曜日から20日日曜日の3日間にわたり、本市で開催される運びとなりました。  亀山市で開催が決定した経緯でございますが、本年8月に三重県高等学校体育連盟登山部長より、東海高等学校総合体育大会登山競技を亀山7座の高畑山周辺で開催したい旨、事前にご連絡をいただき、正式には10月20日付で東海高等学校体育連盟会長より亀山市での開催決定通知をいただいたものでございます。  競技会場となる高畑山周辺とは高畑山及び三子山の一部でございますが、その選定理由といたしまして、第1点目として、鈴鹿山脈南部山域、これは御在所岳より南ですが、これを代表する山として御在所岳、鎌ヶ岳、仙ヶ岳が有名でございますが、高畑山は高校総合体育大会の登山競技のコースといたしましては危険箇所が少なく、また山自体のボリュームや姿、標高、山としての品格に優れていることから高校生の競技会場にふさわしい山であること、それと第2点目として、亀山市が登山に協力的な自治体であることなど、総合的にご判断をいただき、選定いただいたとお聞きしております。  本市にとりましては初の登山競技の会場決定であり、これまでから進めてまいりました亀山7座トレイル整備・活用推進事業の活動の成果であるものと考えているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  前田議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  考え方によっては亀山を選んでいただいたというのは喜ばしいことやもしれませんけれども、何せ初めての開催ですわね。戸惑うことも多いし、行政としてどう対応するのかというのが非常に心配なところがあるんですね。体育館とかグラウンドとかを使ってやるような大会であれば、どなたも1回や2回、目にしていますし、十分な対応は可能かと思うんですけれども、私も山に登ったことがないですから、この高畑山なんかね、どんなのか想像もつきませんけれども。ここで開催するというと、どうしても大会、登山競技の大体私も知っておりますけれども、大丈夫なんかなということを非常に心配しております。  それで、この大会、三重県高体連の登山部かな、中心になって多分動くと思うんですけれども、この大会の主催者と、それから後援とか協賛も含めると思いますけど、大会運営の詳細、どのような形で大会が運営されていくのか、把握している部分がございましたら、ご答弁をお願いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  大会の主催者等でございますが、第68回東海高等学校総合体育大会登山競技の主催は東海高等学校体育連盟で、本市は東海4県教育委員会と並んで競技の開催会場市として共催という立場でございます。また、三重県体育協会は後援となるところでございます。  大会の主たる運営につきましては、三重県高等学校体育連盟登山部と三重県山岳連盟が主管として行われるものでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  前田議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  ありがとうございます。  ところで、この登山の競技というのは、具体的にどうやってやられるのかということが私は詳しく分からないんですね。聞くところによりますと、各県4チーム、1チーム4人の16チームが争う競技だということは確認しました。1チーム4人で16チーム、64人かな。そうすると、64人がこの亀山市高畑山に来て競技するのかなと思ったら、必ずしもそうじゃないですよね。競技である以上は、審判員もおれば役員も結構お越しになると思うんですけれども、この大会への来亀者、亀山へお越しいただく方の人数とか、そんなのは把握されていますか。大体の数をつかんでおりましたら教えていただけますか。  それと、高畑山が中心ということですわね。それで2泊3日。その方らの、例えば宿泊とか、あるいは食事、それから大会である以上、開会式もあれば、セレモニーもあると思いますし、それから閉会式もあるかと思いますけれども、その辺は具体的にどんなスケジュールで動いていくのかというのは何か報告をもらっておりますか、ありましたら。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  まず大会参加者でございますが、先ほどもご紹介いただきましたが、1チーム4名で、三重県、愛知県、静岡県は各県男女合わせて4チーム、岐阜県は男女合わせて2チームで、全14チーム、56名が参加し、各校の監督14名が加わり、70名の規模とお聞きしておりますが、それ以外にも大会関係者などはおられるというふうに考えております。  あと、大会の開会式とか、その辺のスケジュール的なことでちょっとご紹介させていただきたいと思うんですけれども、まずこの大会が3日間行われる中で、第1日目は、鈴鹿馬子唄会館で開会式と登山隊の編成が行われます。その後、鈴鹿峠自然の家でテント設営をいたしました後に、登山計画とか装備計画、また炊事の審査等の審査が行われ、野営を行います。2日目につきましては、鈴鹿峠自然の家をスタートし、東海自然歩道を経由して鈴鹿峠を登り、三子山の一部と高畑山で登山行動が行われまして、再び鈴鹿峠自然の家をゴールとします。下山後は、2日目の夜につきましては市内のビジネスホテルで宿泊するとお聞きしております。3日目、最終日は、観音山からスタートし、筆捨山、羽黒山で登山行動を行い、ゴールの市役所関支所で表彰式と閉会式となる計画と現在のところお聞きしております。 ○議長(中﨑孝彦君)  前田議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  ありがとうございます。  大体のスケジュールは今お伺いしましたけれども、しかしあそこの自然の家とか、あるいは高畑山へ行くには、交通機関を使われるのか、どうするのか。車で行かれると思うんですけれども、送迎はどうするかとか、その対応についてはどんなお考えがあるのか。例えば、自然の家とかあの辺やったら駐車所がありますから、車をあそこに止めておけばいいんですけれども、翌日の競技が高畑山、あそこまで選手やら役員、審判も含めて、どうやって送迎するのか。まさか下からずうっと片山神社のほうを通って歩いて登るわけはないと思うんですけれども、その送迎とか、そういうことの対応というのは主催者がするのか、例えば開催地の亀山がするのかというのも多分疑問はあると思うんですけれども、それのお考えとか、具体的な計画というのはできているんでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  辻村参事。 ○生活文化部参事兼関支所長(辻村俊孝君)(登壇)  現在のところ、まだ詳細な計画というのは出ていないところではございますけれども、まず選手、監督等につきましての初日につきましては、直接鈴鹿峠自然の家のほうへお越しになるというふうにお聞きいたしております。  それと、2日目の登山活動につきましては、鈴鹿峠自然の家をスタートいたしまして、そこからもう登山行動に入ります。ですので、そこから三子山、また高畑山、坂下峠等々を下りて、また鈴鹿峠まで帰ってくるということで、約16キロ、6時間をかけて登山活動が行われるということで、特にそこに関する送迎は必要はございません。  また、2日目につきましては、先ほども申し上げましたが、2日目の夜はビジネスホテルで宿泊というふうにお聞きしておりまして、その辺で送迎の協力依頼はあるものというふうに認識いたしております。 ○議長(中﨑孝彦君)  前田議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  大体概略を確認させていただきましたけれども、ほとんどが主催者、高体連の登山部、あるいはその上部団体があると思いますけれども、そこが中心になってフォローしていくと思いますけれども、それだけでは絶対スタッフが足らないと思うんですね。特に専門的なことにつきましては県内の加盟団体、数は県内少ないみたいだけれども、大体6団体あるのかな、今。それでメンバーは650人ぐらい見えるんかな、団体と活動チームというのが。その辺から多分ある程度の動員はあろうかと思いますけれども、地元ですからね、地元が横を向いておるわけにはいかないので、何らかの形の対応は亀山市としても必要になってくるんじゃないかと思います。  でも、まだ半年も先の話やからというようなことになってくるか分かりませんけれども、今までの国体とかインターハイであれば1年も2年も前から準備に入っておるわけですから、半年先って決して早いことはないですね。だから、もう早急に対応していかないかんと思う、亀山市としても。  ただし、こんなことを言うて要らん心配と言われるか分かりませんけど、コロナも心配な時期ですから、必ずしもこれが開催されるかどうかというのもありますけれども、準備は絶対しておかないけないと思いますので、あえて申し上げているわけでございますけれども。  まず、その中で開催自治体としての対応というのは結構ついて回ると思うんですよ、必要なことがね。一般的に言われるのは会場案内、看板を出したりとか、そんなのも必要かと思いますし、会場の横断幕とか垂れ幕とか、そんなのもきっと要ってきますよね、当然。自然の家のほうへ出すのかというのもあります。  それから、輸送、これも全てが参加チーム、あるいは関係団体がするかといったら、必ずしもそんなわけはないと思うんですよ。だから、それの対応も、あるいは乗用車でするか、あるいはバスが必要かどうかも含めて、検討していく余地は絶対あると思います。  それから、先ほど言いました選手以外の宿泊とか食事の問題も、ちょっとお偉いさんが来て、自然の家で泊まってください、どこどこへテントを張ってくださいというわけにいきませんのでね。これは一旦ホテルまで送迎するかとか、そういう対応もついて回ってくるんじゃないかと思うんですわな。そういうことも考えてほしいなと思います。会場の駐車場だったら駐車場の担当の者が要りますし、きっちりした対応をせないかんと思いますしね。  それから、歓迎行事があるのかどうか。せっかく県外から含めて、たくさんの選手の皆さん、関係者がお越しいただくわけですから、歓迎行事をどうするのかとか、あるいはお越しいただいた方々への接待とかおもてなし、そんなもの関係ないんやということなのか、いや、ある程度は歓迎をしていく方向で対応せないかんの違うかなというようなことも検討の余地があるんじゃないかと思います。  山に登るんやから自由に登っていただいて下りてもらったらというようなことが一般的ですけれども、登山であってもインターハイの競技ですので、結構ナーバスな部分もあろうかと思います。特に選手、監督の皆さんね、それからチームの部員なんかも多分帯同してくる方も結構あるかと思いますので、その辺のことも考えていくと、やっぱりそれなりの対応は絶対必要じゃないかと、かように思います。  競技の中身なんかにつきましても、私もちらっと聞いた話でしかないので詳しいことは分かりませんけれども、結構厳しい登山競技だというように聞いております。例えば装具のチェック、これも点数に入るとか、天気図の読み方とか、テントの設営、タグがずれてへんかとか、きれいに張れているかどうかとか、炊事、炊飯のごみをどれだけ出してあるかとか、出していないかとかですね、量の問題とか、そんなのも含めて。それから、体力、登山中の。体力というのは、聞きましたら、例えば4人のチームで歩いていて、3人が普通に1メーター間隔、50センチ間隔で歩いていて、1人が2メーター離れたら減点やとか、あるいは途中で、ああ、疲れたと膝へ手を置いたら、それも減点とか、全部そない審判がチェックするらしいですわ。それから歩き方、ふらふら歩くんか、真っすぐ歩いておるかというような歩行技術のチェックとか、あるいは山岳地図の読み方とか、それからマナー、歩いておる最中の、ちょっと山の木をこうやって折ってみたりとか、葉っぱを切ってみたりとか、こんなのもマナー違反やと、植物を傷めたというようなことで。そんなのが結構あるらしいです。それから、気象、天気図の作成とかね。それから、地形の知識とかいうようなペーパーテストの結果も入って競技が行われると。まあ高校生ですから、今言うたようなこと全てが採点基準になるとは限らないと思うんですけれども、その辺のところまで結構山岳の競技というのは厳しい内容やということは聞いております。  いずれにしても、開催は決定して、やらざるを得ないわけですから、きちっとした対応を亀山市としても行ってほしいと、このように思います、無理のないように。それには担当部署だけでなしに全市一丸となって対応するのが当然のことやと思いますし、頑張ってほしいと思います。  それで、この開催が決定した時点で市長は、新聞にも載っておりましたけれども、コメントが書いてありました。こういうことをおっしゃったんやと思いますけれども、大会の成功に向け鋭意努力するとか、あるいは大会を通じて、亀山7座トレイルや東海道関宿の魅力を発信し、本市の知名度向上に取り組むというような、決意と言っていいのかどうか分かりませんけれども、そのようなコメントがあったということも読ませていただきましたけれども、市長として、このインターハイ開催について、その辺の決意とかお考えがありましたらお示しいただければありがたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今回の東海高等学校の総合体育大会登山競技が亀山市として初めてこの市内で開催をされるということについては、誠に本当に光栄に思いますし、今日まで関係者、本当に努力を重ねてまいりました。例えば、少しお話がありましたが、7座トレイルはもちろんでありますが、この鈴鹿山系の山に対する本市としての様々な取組に対する評価、あるいは消防における山岳救助隊を編成し、県内でも少ないわけでありますが、こういう取組等々、総合的に高校総体の事務局はご判断をいただいたものというふうに思っておりまして、ぜひ、そういう中で開催されますので、選手の皆さんが思う存分すばらしい競技の機会となりますよう、私どもとしても精いっぱいの努力をいたしてまいりたいと考えておるところであります。ご指摘の様々幾つかのご提言も含めまして、全庁挙げて、また関係する観光協会や関係する団体、連携を深めまして、臨んでまいりたいというふうに考えておるところであります。  ちょうど来年度は、この高校総体の山岳競技をはじめ、ご案内の三重国体のウエートリフティングと軟式野球の競技が本市で開催をされます。さらに、4つのデモンストレーションの競技も開催をいただきますので、ぜひこの山岳の競技大会と併せまして、来年度、このスポーツでしっかり地域が盛り上がり、また未来へつながるような、そんな機会に、これは市として全力で臨んでまいりますので、議員各位におかれましても引き続いてのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  前田議員。 ○14番(前田耕一君)(登壇)  今、市長からも決意をお聞きしましたけれども、最後に1点だけですけれども、この大会はインターハイですから、一般的であれば、先ほど市長おっしゃられた体育協会、スポーツ協会ですね、絡んでくるのかと思ったんですが、亀山市の場合、登山・山岳関係は体育協会の傘下の団体になっておりませんので、これはどうやって関連していったらいいのか、もう関係ないのかどうかも含めて、ここでじっくりと確認して、体育協会、スポーツ協会が絡む必要があるのかどうかも含めて、確認だけをお願いして私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中﨑孝彦君)  14番 前田耕一議員の質問は終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午後 3時44分 休憩)
      ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午後 3時52分 再開) ○議長(中﨑孝彦君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、13番 伊藤彦太郎議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  それでは、通告に従いまして一般質問のほうをさせていただきます。  今回、大きな項目としまして、空き家・空き地対策についてということと、学校給食に関するアンケート調査についてということ、あともう一つ、人事院勧告と特別職の期末手当についてということでやらせていただきます。一応、この順番でやらせていただきます。  まず、空き家・空き地対策についてということなんですけれども、通告のほうでは、市内の所有者不明土地の現状についてということで通告をさせていただいております。これにつきまして、まず所有者不明土地の状況、現時点の状況を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  13番 伊藤彦太郎議員の質問に対する答弁を求めます。  青木総合政策部次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  市内の所有者不明土地につきましては、6月議会におきまして、岡本議員の議案質疑にご答弁の際には5件というふうにご答弁をさせていただいたところでございます。  その後、9月に国から示されましたガイドラインによりまして、所有者不明土地につきましては、住民票、戸籍等、公簿上の調査を尽くしても固定資産の所有者が明らかでない案件に加えまして、相続放棄や相続人不存在による案件も対象となったところでございます。このことから、現在本市におきましては、住民票、戸籍等、公簿上の調査を尽くしても所有者が明らかにならない案件及び相続放棄や相続人不存在による所有者不明土地案件が28件あるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  現在の状況を聞かせていただきました。  先ほども青木次長のほうから話ありましたけれども、6月議会の岡本議員の議案質疑への答弁に関する、それも実際、繰り返しのような形にはなっておるんですけれども、はっきり言いまして、そのときに私たちは非常に衝撃を受けたという記憶がありまして、もっともっと多いんじゃないかというふうに思っておりましたもので、5件と言われて何かの間違いなんじゃないのかなあというふうに思いまして。  ちょっと今、資料とかでも配らせていただいておるんですけれども、国交省の本部会で扱う「所有者不明土地」についてというので、そこにある定義づけもあるんですけど、これは国交省の国土審議会土地政策分科会特別部会というところの資料でして、そこでの定義づけもいろいろ書いてあるんですけれども、とにかく所有者不明土地、所有者と言ってしまうとまずは一義的には法務局とかのいわゆる不動産登記がなされている、その登記簿の名義人が所有者ではあるんですけれども、実際その所有者が亡くなられたりとかそういうこともあって、もうどうなってしまっているか分からないような、実際所有者が替わっていなかったとしても、移転されたまま、その後法務局の登記簿には全然反映されていないとか、そういったこともありまして、極めて不明な状況が続いておると、そんな形ではありました。  ただ一方で、これに対しまして、それ以外に税務情報ですね、税務に関してはそれをかなりトレースできる部分があると。ただ、その税務で知り得た情報、税務の情報はほかの情報には使えないとかいうことがありまして、そういったこともあるもので、非常に税務以外の部分では難航しているというのがあるとは聞いております。  先ほど、岡本議員へ示されたときから、そのとき5件ではあったんですけれども、今の定義では28件みたいなことを言われましたけれども、5件から28件に増えておるんですけれども、増えたというのはガイドラインによる、その辺の定義づけ、これを一応変更して市として換算した結果、市の換算基準が変わったんで増えたのか、あるいはそれ以外にもさらに不明土地が増えてしまったのか、純粋に。その辺はどうなんでしょうか。その辺まず確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  青木次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  6月議会でご答弁させていただいたときの考え方、定義でございますが、所有者不明土地でございますが、住民票、戸籍等の公簿上の調査を尽くしても固定資産の所有者が明らかにならないものというのが対象でございました。その後、国からガイドラインが示されまして、その要件に加えまして、相続放棄及び相続人が不存在のものも対象となったところでございます。このことから、5件から28件となっておるところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  そうすると、やはり相続放棄とかその辺も加えたことによって23件も増えたということで、傾向としてはそこまで急激に増えたわけではないというような、そもそも岡本議員が質疑されたときにも、そういう意味では28件ぐらいあったということですね。それを思っても28件というのはかなり少ないなあというのが正直なところではあります。  ちょっとそれはそれで一旦置かせていただきまして、先ほど税務とか言いましたけれども、やはりこの土地にまつわることで非常に行政としても大きな問題としては、やはり固定資産税の問題があると思います。この固定資産税につきましては、当時も岡本議員、どれぐらいが収納できていないのかとかという話があったと思いますけれども、そもそも市内の全ての土地は市が把握しているんだというふうな前提ではあるんですけれども、まず税についてお聞きしたいんですけれども、免税点以下と一般に言われますけれども、評価価値が低くて税金がかかっていない、課税されていないような土地が市内でどれぐらいあるのか、さらにそれに対する所有者不明土地というのは大体どれぐらいあるのか。まずその点、聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  青木次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  申し訳ございません。ちょっと全体の中の免税点以下の件数というのは、今資料のほうをお持ちしておりませんが、28件の所有者不明土地の中の免税点未満につきましては、1件でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  免税点以下の土地の状況を知りたいわけじゃなくて、要は所有者不明土地の中に免税点以下のものがあるのかないのかを確認したかっただけですもんで、要は税金がかかっていないということで把握していないということではないんだということは確認させていただきました。  それでも、やはり非常に少ないんだなあということはちょっと実感としてあるんですけれども、その中で、もう一つ固定資産税の話なんですけれども、当然免税点以下の土地以外は課税対象になる土地になるわけなんですけれども、それの中に所有者不明土地と所有者がちゃんと特定できている土地がある。所有者が特定できている土地に関しては、当然固定資産税が課せられるわけで、それが納付されている土地、これは普通そうなんですけれども、一方で納付されていない土地、いわゆる滞納物件ですね、滞納されている。その滞納されている土地に関して、これのちょっと傾向をお聞かせ願いたいんですけれども、税金が滞納されている土地の所有者、これは市内、市外どれぐらいの割合なのか、その辺把握されているのであればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  青木次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  令和元年度の固定資産税の滞納件数でございますが、全体で675件ございます。そのうち市外にお住まいの方の滞納件数が125件で18.5%でございます。逆に市内の方は550件で81.5%ということになっております。 ○議長(中﨑孝彦君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  滞納に関しましては、やはり市内の方が非常に多いんだと、固定資産税につきましては、ということを示していただいたと思いますけれども、なぜこんなことをお聞きしたかというと、まず市内、市外と考えたときに、市外の方に納税通知を送って、それを実際無視されるかどうかという部分なんですね。今回税金がどうのというよりも、その土地に対してどれだけの意識を持ってみえるかという、それをどういうふうに市が把握しているのかというのがちょっと私としては確認したかった部分でして、やはり市外の方が少ない、18%を多いと取るか少ないと取るかではあるんですけれども、やはり市内に比べて少ないということは、傾向としては税金はきちっと払われている傾向にあると、市外に関しては。  ただ一方で、昨年の9月にもちょっと質問させていただいたんですけれども、私もちょっと関係している関ヶ丘という団地で、団地内で本当にほったらかしの土地が大量にあって、正直この辺も、私も自分の住んでおるところから出口まで車で走っただけでも20件近く放置されているというような土地がありました。本当に分譲以来、全然手がついていないんじゃないかというぐらい大きな木が生い茂ってやぶになっている、そんな状況で、当時も道にその辺の草木が倒れていたので、何とかならないのかというふうに、当時服部さんですかね、お聞きしたところ、こればっかりはどうしようもないですと、相手に連絡を取ろうとしても取れないんです。実際に、でも、税務としては相手の情報はつかんでおったということなんですね。これは、法律上も税務の情報はほかに使えないんだというのがあるもんで、これはやむを得ないという部分で、一方でそれに対する国も特別措置法とかつくっていろいろ対応しようとはしているんですけれども、それでもまだ法整備もままならないような状況であるということなんですね。  そんな中で、当時こういうふうな状況をどうするんだということで、空き地管理をちゃんとしてくださいというようなことを納税通知のところに、全員に配付するんやったら別にオーケーやということやったもんで、そういうふうにできないのかと言われたら、山本部長も尽力していただいたと思いますけれども、納税通知にそういったチラシを入れてもらえるようになったというふうなことではあるんですね。  実際は所有者不明土地というのが現時点で28件と、正直関ヶ丘の話を言わせてもらったら、少なくとももう五、六十件は、草ぼうぼうの完全にほったらかしやろうという土地はあるんですけれども、それに関してはきちっと納税はほぼされているような様子なので、そうすると、やはり所有されている方というのは、一定の税金という責任は果たそうとはしているんだけれども、じゃあ実際管理という部分になっては、管理に関してはやはりほったらかしみたいな状況が発生しておるということが分かってくるんですね。  その中でちょっとお聞かせ願いたいんですけれども、空き家バンクの活用についてということで通告をさせていただいております。まず空き家バンクの活用について、9月議会でちょっと今岡議員の寄附物件の質問のときに、寄附のお申出があった、その中には家屋の物件もあったらしいんですけれども、これが空き家バンクへ登録するとかそういう話がなかったような感じなんですけれども、なぜそのときに空き家バンクへという話にならなかったのかという、その点まず確認させていただけますでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  青木次長。 ○総合政策部次長(青木正彦君)(登壇)  空き家の寄附を申出いただいた場合の対応といたしまして、申出者の意向を聞き取りさせていただいた上で、必要に応じて現場確認を行い、物件の利用が見込まれる関係部署へ照会するなどして取得の意向を確認しているところでございます。  今議員がおっしゃいました物件、寄附の申出がありました物件につきましては、建物の案件でございましたが、市有財産としての有効な活用が見込めない、関連部署と協議を行いましたが、有効な活用が見込めないことから申出をお断りしたところでございまして、その申出者のご意向を確認いたしましたところ、市や自治会などで活用を希望されておりましたことから、空き家情報バンクへの紹介には至らなかったというところでございますが、今後につきましては、その制度の紹介も含めまして丁寧な対応に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  その件につきましては、その話を聞いたとき、なぜ空き家バンクとかそういう話にはならないのかなあというふうには思ったんですけれども、当事者の方のご意向で、空き家バンク等にはそぐわないと判断されたということやと思います。  要は、空き家バンクというのは役所の中でそれなりに機能しているのかどうかという、その認識をちょっと確認したかったもので、その点は多分心配ないんだなあということは確認させていただいたんですけれども、そこでちょっとこれは前回私が質問した際に山本部長にもちょっと触れた部分はあったんですけれども、やはりこの空き家バンクとかこういうふうなものは、結構移住者とかにとっては必ずと言っていいほど見に行くようなページやと思います。やはり、行政の信用性というか、不動産屋とかが信用できんということはないんですけれども、やはり行政ということだけで安心感があるという部分があります。  先ほどもちょっと空き地の話を出しましたけれども、やはりある程度きちんとそういった納税をしてくれているような市外の、特に遠隔地の方なんかには、土地があるところの状況は分からんけれどもという部分が非常に強いと思います。そういう意味では、地元の者がそこのことなんて知らんというふうじゃなくて、やはりきちっと務めを果たしたいという方も結構大勢いらっしゃるんじゃないかなあと思うんですけど、そういう意味で、そういった方々の思いの受皿になり得る可能性があると思うもので、空き家バンクを空き地バンクというふうな活用もできるように展開できないのかというふうに思いますけれども、そういったことを考えられないのかどうか、その点聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  大澤産業建設部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  現在、空き家バンクに取り組んでおりますけれども、それを空き地バンクに活用できないのかというご質問でありますけれども、空き地の売却、賃貸に関しましては、まずは不動産といたしまして宅地建物取引業に基づきます事業者によって仲介業務をしていただくことが基本と考えておるところでございます。ご提案ありました空き地バンクでありますけれども、宅地建物取引業協会とか全国不動産協会等の関連機関の意見も参考にして検討したいと考えております。  ただ、最近の国のほうの流れといいますか、空き地ということで管理不全の土地、これの増加とか、先ほどからの所有者不明の土地というようなこともありますけれども、生活環境を悪化させていくというような原因とか、あと社会基盤とか防災上の事業推進には支障になってくると。その対応は必要であると認識もしておりますので、まずは空き地バンクについては検討したいと思いますけれども、現在固定資産税の納税通知書に空き家の活用のチラシというのをここ2年入れされていただいておりまして、空き家情報バンクについても登録者が増えてきておる状況でございまして、本年度も7件成約があったというような状況でございますので、来年度もまた同じように納税通知書のほうにチラシを入れる予定でおりますけれども、その中で土地に関しても、当然土地の管理というようなこと、また売却等があればその宅地建物取引業に基づく事業者への相談とか、そういう部分について記載をして進めていきたいなあと思っておるところであります。 ○議長(中﨑孝彦君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  検討いただけるということで、ぜひ検討いただきたいと思います。もちろんこれが全ての特効薬になるわけではないのはもう重々承知しておるんですけれども、やはり何らかのきっかけというのが必要で、こういうのは、そのきっかけづくりの一つにでもなれば、そういうのは非常に重要だと思っていますもので、ぜひお願いしたいと思います。  それでは、続きまして、学校給食に関するアンケート調査についてに行きたいと思います。  この結果につきまして、これに関しましては、先日の全員協議会で示されたアンケート調査ではあるんですけれども、このアンケート調査の結果につきまして、ちょっと服部議員と話していたら、これ、驚異的な数字があったよなということで、あれ、そうでしたっけというような感じだったんですけど、何かというと、要は関中の保護者に関しての今後の給食の意向調査で、現在のような給食というふうに選択された方が100%やったという話であったんですね。  それは確かに驚異的やわなということで、ちょっと今回資料を配らせてもうておるんですけれども、自分なりにそのアンケート結果を、あくまでも関中2年生の保護者に関する部分をもうちょっと自分なりに分析というか、もう一回見直してみたんですけれども、これ、問いに関しましては、保護者の方から見て、お子さんにとっての中学校給食はどんな昼食がいいかということで、4つ、現在のような給食、いわゆる完全給食だとか、関中の場合は給食センターから持ってこられるような給食なんですけれども、2番目がデリバリー給食、3番目が家から持ってくる弁当、4番目がデリバリー給食か家から持ってくる弁当の選択制ということで、1つじゃなくて2つまで選んでいいというふうなことなんですけれども、結果、1番の現在のような給食ということに丸が振られたのが100%で、デリバリー給食に丸を振ったというのが20%、3.家から持ってくる弁当が2.9%、選択制が5.7%であったんですね。  実は、これは回答のパターンというのが2つまで選んでええということだと全部で11通りありまして、2つ選択する場合、これが6通り、1つしか選択しない場合は当然1・2・3・4のどれかですので4通り、これはさすがにないと思うというか実際なかったんですけれども、どれも気に入らんというので全く選択しないということもあり得ると。この11通り、全部で回答パターンがある中で、発生した回答パターンが4通りしかなかったんですね。何かというと、全ての方が現在のような給食というのに丸を振ったもので、そうすると4パターンしかなかったということではあるんですけれども、実際、その中でデリバリー給食でもええよ、家から持ってくる弁当でもええよ、選択制でもええよと言われた方が28.6%で、残り71.4%の方が、今の給食以外は考えられやんぐらいの数字を出したわけですね。  正直、僕もここまでの数字が出るとは思わなかったんですけれども、ちなみに生徒の意向としてはもうちょっと違って、今のような給食がいいというのが93%、デリバリーが30.2%、家から持ってくる弁当が16.3%で、選択制が14%と。どっちかというと、お子さんのほう、生徒のほうが今の給食じゃなくてもいいというような意向ではあったんですけれども、この調査で、今の亀中、中部中の給食どうするのやという話で、その辺うちらの会派では、明日、櫻井議員のほうから言われるんで、その点については私としてはお聞きする気はないんですけれども、私はむしろ、この関中ですね、これをどうしていくのかという話のほうにちょっと目を向けたいんですけれども、この調査自体、そもそも亀中、中部中だけではなくて、関中や小学校の給食の在り方、これにも関係するということであったもので、この関中について、今後の給食の在り方、このアンケート結果を踏まえた上で市としてどうされるのか、福沢議員の質問の中では3月にこの辺示しますということではありましたけれども、現時点でこのアンケート結果を踏まえて、関中における昼食の形態が変わる可能性があるのかどうか、この点について確認したいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀山教育部長。 ○教育部長(亀山 隆君)(登壇)  まず、この10月に実施いたしましたアンケート調査におきまして、関中学校の2年生とその保護者の方から大変今提供しております給食についての高い満足度を感じていただいているというところを、私どもとしてもひしひしと感じておるところでございます。  それを踏まえて、今教育委員会としてはどうかというお尋ねでございましたけれども、まず教育委員会といたしましては、平成28年に策定いたしました学校給食に関する方針についてでございますが、ここにつきましては、関中学校におきましては関学校給食センターによる提供を継続するとしてきたところでございます。それも踏まえてでございますが、関の学校給食センターは、おおよそ築15年というまだ比較的新しい施設でございますので、今給食の在り方について検討はしておりますけれども、今後につきましても、関中学校につきましては給食センターの方式というものの継続ということを考えているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  関中における給食は現在のままでいく可能性が高いというようなことだとは思います。  この結果を見る限りでも、やはりそういうことになるんだろうとは思うんですけどね。もちろん私もそれでええと思います。当然そういうふうなことにはなるんだろうと思うんですけれども、一方で、実は今回の議論の中で置き去りとは言わないですけれども、あまり議論されていないのが、給食が食べれやんというか、関中において給食がちょっとというような意向の方が出てきた場合どうするんやというところやと思うんですね。そもそもアレルギーとか、最近では宗教上の理由で駄目な食材もある、こういったこともありますし、そういった個別なケースですね。給食自体は非常にこんだけ満足度が出ている場合で、そんな話が出るとはちょっと考えられないとは思いますけれども、なかなか。ただ、そういったことが発生してきた場合、現在どういうふうな対応をしているのか、あるいはそういったことが出てきた場合、うちは弁当の主義なんやという方が、何としても弁当でいきたいんやというふうな人が関中で出てきた場合、こういったことに対してどういうふうな対処をされるのかという点を確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀山部長。 ○教育部長(亀山 隆君)(登壇)  まず、関中学校におきましては、入学前の説明会におきまして、全員が給食の提供を受けるということのご説明を申し上げ、これをご理解いただいているというふうに認識しているところでございます。したがいまして、先ほど議員おっしゃられましたように、アレルギーなどの医学的な理由、または宗教上の事情など、特別な理由以外については原則給食を召し上がっていただくということになろうかと思っております。  その中で、もしそういった、どうも給食についてはというお話があった場合につきましては、先ほど申し上げましたような考え方に沿って、保護者などと十分な話合いを重ねて学校給食についてのご理解をいただくものと考えているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  おっしゃったような感じですね、十分な話合いをというようなことやったと思いますけれども、やはりそれはまず一番大事やと思います。最近ではあまり聞かなくはなりましたけれども、ちょっと前、菜食主義者、ベジタリアンとか、そういったこともありましたけれども、これを実は子供も同じ思いでおるかどうかというのはまた別問題ですし、実際そうであったとしても、一番大事なのはやはり子供にとっての発育がちゃんとなされるかどうかではあるんですね。やはりこの辺が親の価値観を押しつけることが本当にええのかどうかという部分もありますし、でも親の価値観が正しいこともあるでしょうし、やはりこの辺はこうじゃないと駄目だというふうな思い込みで双方が向き合ってはいけないことやと思いますので、十分話合いをして、それでもこれはやむを得んなあというようなケースでは考えていただくというか、個別の状況に応じてやっていただかなあかんなあと思います。やはりその辺は今後も検討していっていただきたいと思いますので、その点はよろしくお願いしたいと思います。  それでは、最後に人事院勧告と特別職の期末手当についての項目をさせていただきます。  今回、人事院勧告に基づいて、一般職の職員の期末手当が引き下げられることにはなったんですけれども、今回特別職の期末手当の改定はなかったわけですけれども、この理由につきまして、まず確認させていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)
     山本総合政策部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  今回、先議で一般職の期末手当については引下げをさせていただきましたが、特別職の期末手当については、今回改定の提案は行っておりません。  その理由といたしましては、これまでの特別職の期末手当を含みます給与の考え方としましては、国の一般職の給与改定の取扱いに準じる市の一般職の給与との均衡を図ることとしており、現在もこの考え方を基本として進めているところでございます。しかしながら、平成27年度以降、一般職につきましては期末手当の増額改定が続けられてきたところでございますが、特別職につきましては期末手当の改定がなされていないことから、現在の特別職の期末手当と一般職の期末勤勉手当との均衡は既に図られていない状態となっているところでございます。そのような中で、特別職において今回期末手当の支給月数の引下げを行いますと、一般職の期末勤勉手当の支給割合とさらに乖離が大きくなるということから、今回改定をしない判断をいたしたところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  特別職に関しましては、最近上げてこなかったというのがあるんで、下げるときだけ下げるというのはどうなんやという、そういうことなんだろうと思うんですけど、ただ、人事院勧告自体が争議権を持たない職員に対する措置という部分もあるという中で、特別職というのは自分たちで報酬なり手当を決められる、議決なり提案なりで、そういう立場にあるということなんですね。乖離するというふうなことを言われましたけれども、上への乖離は確かにちょっと問題やとは思うんですけれども、下への乖離、これはやはり当然決める人たちがそれでええんやというふうに決めるんやから、これに関しては市民の理解とか、その辺は得られるとは思うんですね、そもそも。  今回、乖離するというのの理由で改定がなされなかったわけですけれども、今回、若干ではありますけれども、その乖離が少し減ったわけですよね。次の人勧がもし下げるという人勧が出たときに、次はどうするのかという部分ですね。これから、じゃあどこまでの乖離やったらええのか、その辺の基準をちょっと考えていかなあかんのじゃないのかなあという部分はあるとは思うんですけれども、次のときはどうするのか。次、下げるという人勧があった場合はどういうふうな判断をするのか。もちろんそのときに、一応市長4期目と言われていますけれども、まだ4期目というのが確定したわけではないので、なかなか説明はつかんとは思いますけれども、その点について聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  今回、市の一般職に準じるような形でご答弁を申し上げましたが、それ以外にも特別職の期末手当というのは、議員の報酬でございましたり、例えば県内の他市の状況、こういったものを総合的に判断して決められていくものというふうに考えております。  そうした中で、議員報酬との均衡につきましては、議員の報酬につきましても平成27年度以降引上げをされていない状況ということで、特別職と同じ率で据置きをされておるという状況でございます。また、県内14市の状況を勘案してみますと、県内14市の特別職の状況、5市が一般職と同じ率、今4.45になりましたが、それまでは4.5という支給月数で支給されておるところもございまして、それ以外にも亀山市よりも高い率で支給されておる市もございますので、次の人事院勧告に対してどのような判断を行うかということにつきましては、今の段階では少し申し上げにくいところではございますが、一般職の給与、議員の報酬、また県内の各地の状況、そういったものを総合的に判断して決められるものと、そのように認識をしております。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  終わります。ありがとうございました。 ○議長(中﨑孝彦君)  13番 伊藤彦太郎議員の質問は終わりました。  本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめ延長します。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午後 4時31分 休憩)   ─────────────────────────────────────               (午後 4時40分 再開) ○議長(中﨑孝彦君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、2番 中島雅代議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  スクラムの中島雅代でございます。  通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。  まず、亀山中学校、中部中学校における昼食の在り方についてでございます。  既に福沢議員、伊藤議員の質問の中にもございましたので、アンケート結果については触れませんけれども、自由回答の記述ですとか、またアンケート以外でも、生徒全員で食べる給食を実施するに当たっては、教員の負担が増えるのではないかという話をよく聞きます。  そこで、今現在、生徒にしわ寄せができていないのか、今後小学校のような給食が実施されるときにしわ寄せが来ないかどうかということを確認していきたいと思います。特に、アンケートでも昼食の時間が少ないという記述がございました。まず、昼食の時間について、現在市内の3中学校での昼食の時間はどのくらいかお伺いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  2番 中島雅代議員の質問に対する答弁を求めます。  亀山教育部長。 ○教育部長(亀山 隆君)(登壇)  中学校における昼食の時間は市内30校とも20分間となっております。この昼食時間の後、5限目が始まるまで、各校とも20分の休憩時間を設け、合計40分の時間で個々の状況に応じた時間の使い方ができるよう設定しているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  給食を食べる時間、20分ということなんですけれども、私、7月にデリバリーの試食をさせていただいたんですけれども、私、そんなに食べるのは遅いほうではないんですけれども、食べるだけでも15分程度かかりました。これにやっぱり配膳の時間ですとか移動の時間を考えると、もう少し時間が必要なんじゃないかなあと思います。特に、今衛生面については十分気をつける必要がありますので、さらに時間がかかると思います。  給食の形態に関わらず、5分、それから10分延ばすことは可能かというか、延ばす必要があるんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀山部長。 ○教育部長(亀山 隆君)(登壇)  先ほどご答弁を申し上げましたように、給食の時間を20分、そしてその後の休憩時間も合わせて合計40分の時間というものを想定しております。それぞれ時間の使い方ができるように設定しておるところでございますので、こういった中で多少の調整はできるのではないかと考えているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  私はそれでも、やはり短いかなあと思います。やっぱり早く食べる習慣というのはつける必要ないと思いますし、食べるのが遅い子に至ってはプレッシャーがかかることになりますので、それから先生も、働いている時間中トイレに行く暇もないということも聞きます。今までそうだったから見逃してもいいという状態ではないと思います。時間を少し延ばすだけで働く環境の改善になるのではないかと思っております。  また、給食の指導について、担任の負担が増えるのではないかという声も聞きますけれども、子供たち、もう既に小学校6年間給食の時間を過ごしていますし、関中の生徒たちもやっているわけで、指導が大変になるというイメージがちょっと湧かないんですけれども、中学校だから大変ということはあるんでしょうかね。例えば担任でなくてもほかの職員の方が交代で入ったりとか、時には地域の方が入ったりしてもいいんじゃないかなあと思うんですけれども、担任である必要というのはあるのでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀山部長。 ○教育部長(亀山 隆君)(登壇)  まず、中学校における学級担任は、小学校と比べて教科での関わりが少ない分、ホームルームや昼食の指導における生徒との関わりというのが非常に重要になってまいります。また、給食指導につきましては、学習指導要領の特別活動として位置づけられ、その解説におきましても、学級担任の教師による指導が原則であると記されております。そういったこと、アレルギー対応や安全管理に関する指導も行うこととなっておりますので、昼食の指導は担任であるというふうに考えているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  原則担任の先生で、特別活動、担任の先生にとっては休憩時間ではないということなのかと思うんですけれども、休憩時間ではないから落ち着いてご飯を食べられないだとか、そういうふうにはならないんじゃないかなあと思います。担任の先生が教室で食べる必要があるのであれば、もちろん食べてもらうのはいいと思うんですけれども、ただ担任の先生だけじゃなくて、チームで働くということが担任の先生の負担を減らすということになるんじゃないかなあと思います。今、先生方一人一人の責任感、そこに頼って仕事をするという、そういう時代ではなくなっているんじゃないかなあと思います。そういう観点でも検討をしていただく必要があるんではないかと思います。  それから、今回中学校の給食について質問させていただくのは4回目になりますけれども、私が議員になって最初の定例会、2年前の平成30年12月の定例会で質問した際に、教育委員会は平成28年3月に亀山中学校、中部中学校において完全給食が望ましいという方針を取りまとめた。その後、平成29年度から第2次亀山市総合計画前期基本計画で5年かけて検討するという答弁でした。2回目は、長く検討しているんですけれども、市長に実施するつもりはあるんですかというふうにお伺いしたんですよね。教育委員会の多面的な検討を踏まえて総合的な政策判断が必要だという答弁でございました。3回目は、今年の3月でした。小学校のようなみんなで一緒に食べる給食を実施していく方針で、方向で間違いないかという質問に、市長は今の前期基本計画の期間において、小学校のような給食がいいのか、あるいは今のままがいいのか、別の方式がいいのか、その検討をしていくことが必要とおっしゃいました。  先ほど、福沢議員も確認していらっしゃいましたけれども、関中学校ですとか、小学校のようなみんなで一緒に食べる給食を実施していく方針で進んでいるとして間違いはないでしょうか。教育長は、平成28年3月の方針は変えないとしています。しかし、最終的な判断は市長であると、予算を持っていますので。市長は、教育委員会の検討から判断をするという話に今なっていると思うんですけれども、これはやるということでよろしいんですね。やるという方向があるから検討をしているということでよろしいですね。どの方法でやるのか判断をするために、今検討をしているということでよろしいですね。  なぜやります、やると言い切れないんでしょうかね。やると言った上で、こういう検討をしていきますと言っていただけるんでしたら、市民のほうも検討が進むのを待てると思います。でも、先ほど紹介しました今までの答弁ですとか、9月に提出された署名、それから要望書、それの市長ですとか教育長からの発言ですとか態度へ多くの方から疑問の声をいただきました。市民は不信感を抱いております。  市長、それから教育長は、優先順位がとおっしゃいますけれども、じゃあその給食というのはどういう優先順位なんですかと。市民から何でやらないの、誰かが反対しているの、やる気がないのと聞かれるんです。具体的に、これがあるから5年間検討だったんです、これがあるから今すぐにというふうにはならないんですというご説明をしていただきたいと思っています。ただ、前期基本計画に検討と位置づけたからという話は結構でございます。何で5年間検討と位置づけたのかということをお伺いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  本日の午後に福沢議員さんのご質問にご答弁をさせていただいたところでございますけれども、基本的に現在の状況については、教育長、教育委員会からもご答弁させていただいておりますし、市としての公式の考え方も当然今検討しておりますので、その上でそれを尊重し、判断をさせていただくということを申し上げてまいりました。  今、議員がお尋ねのこの5年間の取組についての説明を求めるということですが、これもご紹介いただきましたが、平成28年の3月に教育委員会として、この学校給食に関する方針の取りまとめをいただきました。この内容はご案内のように、亀山中学校及び中部中学校において完全給食の実施が望ましいとされたところであります。また、その実施には経費や施設用地の確保などから十分な検討が必要とされたところであります。  このことから、私は前回4年前の政策公約の中でもこれらを受けまして、地産地消かめやまっ子給食の充実と中学校の完全給食への検討を始めると、このようにお約束をさせていただきました。これを受けまして、平成29年度よりスタートいただきました現在の亀山市第2次総合計画の前期基本計画の中に中学校給食の完全実施に向けた多面的な検討を行うと、これを明記し、しっかりこの亀山市の総合計画に位置づけをしながら現在に至っておるところでございます。  先ほどもお話ありました福沢議員にもお答えをさせていただきましたけれども、現在教育委員会で進められております検討が取りまとめられましたら、その妥当性や政策の位置づけ等について適切な判断を行わせていただきたいと考えています。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  11月27日の全員協議会に途中経過が示されましたけれども、その中で現状の課題の整理が示されました。自校式の場合であったり、センター方式の場合、それからランニングコストですとか施設の改修だとか、たくさん項目を上げていただいて、それを検討して、今年度末までに一定の方向性を出しますとしておりますけれども、今年度末まであと3か月ほどなんですよね。これまでどんな検討をしたのか、施設費のとか、ハード面の試算をしたのかということ、私、2年前に、一番最初に聞いていますし、私がその質問をする前の段階からもう既に検討期間には入っております。何をしていたのかと言われてもやっぱりおかしくはないと思うんですね。  あと、センター給食のほうも検討課題に上がっておりますけれども、先ほど伊藤議員の答弁の中で、関中においては今の状態を残すということだと私は理解したんですけれども、これは小学校においても堅持ということでよろしいでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  少し意味を確認させていただきたいんですけど、小学校についても堅持……。     (「反問権を使うんやったら、反問権を使うと言ったらええ」の声あり) ○教育長(服部 裕君)(登壇)  では、反問権を使わせていただきます。 ○議長(中﨑孝彦君)  ただいま、服部教育長より反問の申出がありましたので、議長においてこれを許可します。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  小学校については維持ということでいいですかというようなお尋ねだったんですが、どこの、旧亀山の小学校の維持を言われているのか、関小や加太小のセンター方式の維持を言われているのか、確認します。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  言葉が足りず申し訳ありません。  小学校の今の自校式についての堅持、それから旧関町のセンター式ですね、こちらのほうの今の現状の堅持ということです。 ○議長(中﨑孝彦君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  それも含めて検討を今進めているところでございます。  3月とよく言われるんですが、くれぐれも誤解のないように。今年度末を目途にと申しておりますので、4月1日になるかも分かりませんし、4月5日になるかも分かりませんので、そこはよろしくお願いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)
     4月はもう今年度ではございませんけれども、今年度末で一定の方向性を出すということではないんですか。 ○議長(中﨑孝彦君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  今年度中を目指したいと強く思っておりますが、今年度末を目途にというのが公に言わせていただいていることですので、4月に入ったから約束を破ったと言われると、それは困ります。今年度末を目途に頑張ります。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  今年度末までにお願いしたいと思います。  それから次に参ります。  関の給食センターですけれども、関の給食センターというのは、一般的な大規模なセンター調理とは違って食数も少なくて、調理も小学校の自校式とほとんど一緒という認識でおります。まだ検討中ではあるとは思いますけれども、そこの区別はきちんとしていただきたいなあと思っております。最低でも今の自校式、それから今の関のセンターの給食の水準を守っていただきたいと思っておりますけれども、このセンターの考え方について、その辺りのご理解はいただいているという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  亀山教育部長。 ○教育部長(亀山 隆君)(登壇)  議員お示しのとおり、センターにつきましては亀山中学校、中部中学校2校分でありますとか、関の学校給食センターのような要するに規模、いろんなものが想定されるかというふうに考えております。今、私どもの検討といたしましては、亀山中学校、中部中学校の2校分であったり、また場合によっては全ての小・中学校での区分であったり、それからまた小・中学校を区分けして導入する方法など、1つのセンターという言葉の中にいろいろな方法が考えられますことから、長期的な展望も含めた給食の提供方法として検討しているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  先ほどの答弁とちょっと変わってきているような気がするんですけれども、関もセンターだから、亀中、中部中もセンターでと。でも蓋を開けてみたら全然違うセンターだったということにならないように、亀山の給食の水準は保っていただきたいと思います。  それから、何年も検討としてテーブルの上に置いておくだけで手をつけないということに市民は疑問を感じております。自分たちの願い、そういったものは届かないのかとがっかりしております。市民の関心はとても高いです。この問題の関心は子供を持つ親だけでなくて市民全体に広がってきております。ぜひ決断をした上で、実行に向けて動き出していただきたいと思います。  みんなが亀山で幸せに暮らせることを願っております。子供たちが幸せに生活できるようにするためにできることは何か、それは私たち保護者であったり、学校の先生はもちろん、それから地域、そして教育委員さん、それから市の職員さんもそれぞれの立場で考えています。市長ももちろんそう考えて公約をされていることと思います。その公約を信じて市民は投票に行くんです。多くの市民の方が関心を持って今聞いています。自分たち市民の声はちゃんと届いているのかと。  そこで、市長に力強く進めていくと、市民の声はちゃんと届いているんだよということを一言お伺いしたいと思うんですけれども、何かございますでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  この中学校給食の問題も含めまして、いわゆる子供たちの給食、それから学びの場である学校の様々な環境の充実、このことは教育委員会も私自身も議員の皆さんもそうであろうと思いますが、しっかり最優先の課題として取組を進めていこうということで今日を迎えております。それは、給食以外にも様々な子供を取り巻く課題や教育行政としての政策、あるいは状況がありますので、これらを本当に個別最適だけではなくて、全体としてその質を上げたいというのが私どもの考え方であります。  市民の皆様、あるいはいつもそうなんですが、PTA、それから教育関係者の皆さん、そして議員の皆さん、多くの皆さんの様々な思い、あるいはご要望、そういうものを段階的ではありますが、しっかりそれを具現化していく作業が我々に課せられた責務でございます。そこは、そのように取組を進めてまいっておるということであります。  今回、ちょうどこの署名活動を展開されましたじゃがまる会の皆さんとも、署名活動を教育委員会に提出された当日でありましたが、これは議会、議長のほうにも要望をされたと思っておりますが、私自身も直接ご要望をお受けさせていただいて、面談の機会を取らせていただきました。触れられませんでしたが、例えば亀山の小学校の自校方式を堅持しておる、こういうことに対して高い評価をいただいておったり、あるいは中学校給食に対する様々な率直な思いもしっかりお受けをさせていただいたところであります。  議会の議員の18名の皆さんの中にも、さっきくしくもおっしゃられましたが、センター方式でも様々な考え方が違うようなことであってはならんというお話がありましたけれど、多分多くの考え方がこの議会の中にもあろうかと思っております。そういうこともしっかり理解をさせていただいた上で、今回のこの中学校給食の問題につきましては、現在教育委員会として最善の努力を重ねておりますので、これを尊重させていただいて、一定の方向が示されました中で、しっかり次の段階へ進めさせていただきたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  私は最近、市の主催する市民向けの講座で、人は幸せに暮らしている人のところに集まるという言葉を聞きました。亀山市は健康都市連合に三重県で唯一加盟をして、食育も推進しています。小学校での自校式を堅持すると。本当においしい給食を提供できるすばらしい栄養士さんですとか調理員さん、いらっしゃいます。今後、SDGsの視点も取り入れて、いろんな計画を推進していくということですけれども、このSDGs、誰一人取り残さないということを原則としております。言葉だとか計画だけじゃなくて実行されることを私たち、期待をしております。亀山市に住んだら幸せだ、そう実感できるまちになるように、どうぞよろしくお願いします。  次に参ります。  コロナ禍における生活支援についてです。  まず、高齢者の支援について。言うまでもなく新型コロナウイルスによって厳しい生活が続いております。特に高齢者の方ですね、重症化しやすいということで、日々命の危険にさらされながら日常への影響が続いております。高齢者の方、特に持病のある方ですとか、自家用車に乗られない方というのは、病院ですとか買物以外にあまり外に出ない、出られないという閉じ籠もりみたいな状態が以前から、このコロナ禍の前から問題視されていまして、それを地域活動ですとかサロン活動で外に出てもらおうという工夫をしていたところに、今活動が制限されています。地域でも運動会ですとか敬老会といった交流の場が中心になって、地域のお年寄りの楽しみも少なくなっているんですけれども、私たちも元気なお顔を見る機会というのも少なくなってきています。  それぞれが運動不足にならないように、個人的にお散歩をされるという方も見かけますけれども、自分で意識をして体力づくりをするというのは本当に大変なことです。ふだんあまり外に出ないという方は、あまり訪ねてくる人もいないし、寂しいわという声も聞きます。このまま自粛生活することで外出が減って、体力、それから気力も衰えて健康に大きな影響が出てくることになりますし、既にそういう方もいらっしゃいます。  市では、新型コロナウイルス感染症対策緊急政策パッケージ第2弾、免疫力アップ大作戦を出されております。この免疫力というのはやっぱり気力だとか体力だとかそういうものを支えるものだと思っておりますけれども、免疫力アップ大作戦ですね、これについて閉じ籠もりとかそういったことを考慮してつくられているのかどうかということと、今の進捗状況というのを併せてお伺いいたします。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  緊急政策パッケージ第2弾で補正予算で上げさせていただきました免疫力アップ大作戦でございます。  議員ご指摘のとおり、今現在、免疫力アッププログラムのリーフレットを作成中でございます。このリーフレットにつきましては、家庭でできる簡単な運動でありましたり、免疫力アップにつながるような食材、あるいはそれを使ったレシピを掲載する予定でございます。現在、制作業者が決まり、その制作業者との打合せを進めております。  それとは別にですけれども、既決予算の中で、実は亀山健康体操を、亀山独自の体操を今制作中でございます。今年度中の完成を目指して、できれば今年度末に皆様にご披露できればというふうに準備を進めております。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  リーフレットと体操ということなんですけれども、このリーフレットも配るだけじゃなくて利用していただかないと意味がないですね。利用してもらうことのほうが難しいと思うんですけれども、配ってからの活用法、体操もそうですけど、そういうのもしっかり考えていただきたいなあと思っております。  それから、ごめんなさい、聞き漏らしてしまったんですけど、リーフレットの完成はいつ頃でしたでしょうか。すみません。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  リーフレットは2月中の完成を目指しております。3月1日付の広報と同時に全戸配付をさせていただく予定でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  ありがとうございます。3月1日号の広報ということなんですけれども、これから本格的に冬になって寒くなるんですけれども、そうすると、また余計外に出にくくなるんですよね。例えばこの冬3か月間も閉じ籠もってしまうと、もう足腰も本当に弱ってしまいますし、それを、じゃあその体操で、リーフレットで取り戻せるかというと、なかなか難しいと思うんですけれども、それができるまで、最低でもですけれども、体の面だとか心のケアについて、何か対策というのはお考えでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、議員もご指摘ございました地域活動や地域行事といった高齢者の介護予防につながる活動については、各団体の判断により自粛されるか、感染防止対策を徹底した上で開催されるかを今決めていただいております。現在、市が介護予防教室を委託している事業所につきましては、ほぼ活動を自粛されている状況でございます。  4月にまたその事業所と契約をいたしました在宅高齢者フレイル予防支援事業業務委託というがございます。自宅でできる介護予防に関するチラシの送付や電話による体調等の状況確認、助言等を行っていただいておる現状でございます。これにより、活動自粛を余儀なくされた高齢者の生活不活発によるフレイルの予防に努めているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  先ほど電話による確認とおっしゃったんですけれども、これはどういう方に電話をしていくものなんでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  基本的にはそれまで介護予防教室にお通いいただいていた高齢者を中心に、介護予防教室に通っていただけない方となりましたので、そこに電話による訪問をしていただきまして、生活状況や体調等の確認をさせていただいております。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  今まで介護予防教室に通っていた人ということなので、そもそもそこに通えていない人は置いてけぼりなのかなあという感じがしているんですけれども、今後、体も心もですけど不調を抱える高齢者が増えるということは、医療費の問題もありますし、経済とか地域の活性化というところにやっぱり大きい影響が出てきます。  それから高齢者の方だけじゃなくて、介護の問題とか、私たちの世代にやっぱりすごい大きな問題なので、高齢者の方が出たくないとか動きたくないというのを無理やり外出させたりとか活動させたりというのは、やっぱり家族にはすごく難しいんですね。特に、遠方に住んでいてすぐに駆けつけられないという人はなおさらだと思うんです。  やっぱりそういうときに頼りになるのは、地域の高齢者の方を見守っていただいている民生委員の方だと思っております。やっぱり第三者の方に入ってもらって、そうすると、じゃあ頑張ってみようかなあというところもあると思うんです。特に、民生委員さんなんて地域ですごく頼りになる方なので、やっぱりお話も聞いていただきやすいですし、なので、民生委員さんの活動についてちょっとお伺いをしたいと思います。  民生委員さんは、基本的に地域の方を訪問していただいて、相談に乗っていただくという活動をしていただいていると思うんですけれども、民生委員さん自身にも感染のリスクがありますけれども、そういう訪問活動がそもそも今できているのかというところと、民生委員さん、報酬などほとんどないというふうに聞いているんですけれども、感染予防ですね、マスクだとかアルコールだとか、そういうものの支援みたいなことはされているんでしょうか、お伺いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  民生委員さんの活動につきましては、地域の高齢者の見守り活動や、市の高齢者敬老祝い品の贈呈に関しまして毎年ご支援をいただいております。毎年10月に高齢者の世帯状況を確認する高齢者実態調査を民生委員・児童委員の皆様に自宅訪問により行っていただいており、調査で得られた情報については福祉サービスに適切に利用させていただいたところでございます。  しかしながら、今年度につきましては、このコロナ禍でもございますので、できるだけ自宅訪問は避けていただいて、電話での訪問でありますとかいうことにしていただいたところでもございます。また、高齢者の敬老祝い品に関しましては、いつも民生委員さんが手渡しでご本人にお渡ししていただいておったものを、今年度は直接市のほうから対象者の方にお送りをさせていただいたところでもございます。  今後もこのコロナ禍が続き、高齢者の外出機会が減ることで、民生委員さん、児童委員さんの無理のない範囲でご活躍をいただきたいと思っております。  また、感染の予防物品でございますけれども、今年につきましては、民生委員さんが先ほど申し上げました高齢者の実態調査で回っていただくときのためにマスクの配付を行ったところでございます。また、民生委員組織活動費補助金というふうなものがありまして、その使途範囲が拡大されまして、感染防止用品等の購入費用が認められるようになりましたので、必要に応じて各地区の民生委員児童委員協議会のほうで物品購入などを行っていただいているところでございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  民生委員さんにはできる範囲でということなんですけれども、やっぱり困っているということは言いにくいんですよね。なので、全体像をできるだけ把握していただいて、本当に必要な支援というのを構築していただきたいなあと思っております。  それから、先ほども高齢者の見守りという話もありましたけれども、高齢者の方は訪問していただいているので、誰かというのは分かっていると思うんですけれども、特に若い世代の人というのは、自分の地域の民生委員を知らないという方もやっぱり聞きます。それに、民生委員さんはどういうことをする人なのかというのも十分に知られていないというのが現状なんですけれども、民生委員さんの働きを十分に生かすためには、広報というのはやっぱりすごく大事だと思っています。  今、どうやったら地域の民生委員さんのことを調べられるかなあと思って、ホームページとか探してみたんですけれども、去年新しい方に替わった後に今年の2月に広報で顔写真とか載っていたんですけど、それぐらいしか発見できなかったんですけれども、周知という点で不十分かなあと思うんですけれども、その辺りはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  議員ご指摘のとおり、民生委員・児童委員の改選に伴い、本年2月に市広報とともに全戸配付されました民生委員・児童委員だよりにおいて、各委員を顔写真入りで紹介させていただいております。また、広報の5月1日号では民生委員月間に合わせ、民生委員・児童委員の活動内容等を掲載させていただいたところでございます。  民生委員各位におかれましては、改選後において、各地区の個々の引継ぎ業務の中で、相談継続中の案件の引継ぎを行っていただいたり、中には新旧委員がそろって訪問を行うなど、遺漏のないよう交代の周知についても活動していただいているところでございます。さらに、その諸活動において、各地区まちづくり協議会の会合や、地域の行事などにご参加いただいている民生委員さんも見えますので、各地域の住民と顔の見える連携について努めていただいているというふうに認識をしております。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  民生委員さんというのは、3年に1回ですかね、替わると認識しているんですけれども、今回たまたま去年新しい人に替わったので、今年の2月に広報が出ているんですか。これって、改選ごと、3年に1回しか出ないものなんですか。それとも毎年出ているのか教えてください。 ○議長(中﨑孝彦君)
     古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  今年2月に発行された民生委員・児童委員だより、顔写真入りのものにつきましては、改選時期のみですので3年に1回となっております。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  3年に1回広報を出して、それから民生委員月間ですか、それは毎年かなあと思うんですけれども、その後はお任せということなんだと思うんですけど、地域の重要な役割を民生委員さん、担っていらっしゃいますので、活動しやすい環境をつくるというのは必要があるんじゃないかなあと思います。  民生委員さんって、本当に命を守る大切な役割を担っている方だと思うんですね。極端な話ですけれども、その存在を知っているか知らないかで生死を分けるかも分かりません。地域のつながりを守るという意味ですごい大切な存在ですので、3年に1回とか、そういうのではやっぱり不十分じゃないかなあと思いますので、十分な周知、広報だけじゃなく、広報を見るかどうか分かりませんので、十分な周知というのをお願いしたいと思います。  それから、民生委員さん、もちろん寄り添って見守っていただいておりますけれども、新型コロナの感染を恐れて病院に行くことをためらわれることもあるんじゃないかなあということも思っているんですね。体力だとか気力の低下で、鬱だとかセルフネグレクトというので病院に行かないということもあります。そういった場合の見守りですとか、医療へのつながりについてなんですけれども、亀山ではお医者さん、それから看護師さんとか介護職の方もだと思うんですけど、多職種で連携をして在宅診療、そういうのを行うホームケアネットという仕組みがあると思うんですけれども、本人が病院にかからないという場合でも使える仕組みなのかどうかお伺いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  草川地域医療部長。 ○地域医療部長(草川吉次君)(登壇)  かめやまホームケアネットでございますが、これは平成27年2月よりスタートしました制度でございまして、ケアマネジャーが中心となり、医師や看護師、薬剤師などの医療職種とヘルパーなどの介護職種がチームを組み、高齢者が安心して在宅での生活ができるよう、患者さんやその家族の在宅療養を支援する仕組みでございます。  利用対象者としましては、病気や障がいで寝たきりの方や、認知症などにより医療機関への通院が困難な方で、訪問診療を利用し、介護保険サービスを受けてホームケアネットに登録をしていただいた方でございます。したがいまして、ホームケアネットは、医療や介護の中での仕組みでございますので、病気とは関係なく、単なる閉じ籠もりがちな方の利用はできないものとなっておりまして、現在このホームケアネットの利用者の方は31名の方々にご利用をいただいております。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  登録が必要ですぐには使えないということかなあと思うんですけれども、そういう自発的に医療だとか介護につながらない場合の見守りですとか医療についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  まず、在宅での診療がどういう方が可能かということでございますけれども、医師や看護師が在宅で診療や看護をするには、その方が身体的な原因や認知症などの疾患で医療機関への通院がどうしてもできない方の場合に可能となります。その場合は、医師が在宅での診療が必要と認めなければなりません。そのことから、身体的な原因や認知症などの疾患がない方につきましては、現状ではご家族等のご支援により医療機関に通院をしていただくことになります。  また、別の方法としまして、ちょっと先ほど議員も言われましたけれども、心身の状況により介護保険の介護認定を受けた方につきましては、介護保険のサービスにより、訪問看護や訪問介護などを受けることが可能となります。  コロナ禍で閉じ籠もりがちの高齢者の方は筋力が低下して、先ほどちょっと議員も言われましたけれども、歩行も困難な状態になる方、いわゆるフレイルになる方がお見えになります。そのような状態になることを予防するためにも、様々な支援策をご利用いただくとともに、感染予防対策を徹底し、できれば最近再開されましたサロン等にも積極的にご参加いただきたいというふうに考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  少しずつですけれども環境整備していっていただいて、ちょっとずつですけれども進んできてはいますけれども、やっぱりこういう非常事態になると、今まで見えていなかったというか見えにくかった問題というのが浮き彫りになってまいります。それは、やっぱり今まで我慢してきて本当に困っている人たちだと思いますので、そういう方を支える仕組みというのが必要になってくると思います。  それから、親の世代の介護ですね、私からしたら親の世代ですけど、介護についてどうしたらいいのかという相談を最近受けることがございます。やっぱりそういう介護を担うというのは女性であることが多いんですけれども、生活ですとか収入、それから介護にかかるお金だとか時間だとか、本当にたくさんのことが、心配事が本当に一遍に押し寄せてきて、本当に目に涙をためて相談してくださるんですけれども、やっぱり今のコロナの状況という現状ではなおさらだと思うんです。やっぱり相談するところはたくさんあったほうがいいと思う。民生委員さんですとかの役割の周知だとか、それから体制の整備というのをきちんとお願いしたいと思います。  それから、高齢者だけに関わらず、経済的に困っている方も大勢出てきていると思います。コロナで生活に困っている人が増えているかどうかという現状と、その現状分析についてお伺いしたいと思うんですけれども、ちょっと時間がございませんので、生活保護、生活の困窮となりますとやっぱり生活保護なのかなあと思うので、生活保護だとかほかの経済的な問題に対しての相談の状況というのをまとめてお伺いしたいと思います。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  まず、生活保護でございます。本年度4月から11月までは相談件数が53件、昨年の同時期に比べて5件増えております。申請件数は16件で、これも昨年同時期に比べて2件の減、減っております。今のところ、コロナの影響でということで顕著な増減は見られないということが、これで分かってくると思います。  また、生活保護に至らない方に対しまして、社会福祉協議会を窓口とする緊急小口貸付けや総合支援金などの支援策が現在実施されております。その相談件数におきましては、11月末日で1,608件の相談がございます。なお、この緊急小口貸付け、1件20万円がまず貸付けができるんですけれども、その申請件数は552件でございます。うち半数以上は外国籍の方でございます。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  生活保護の件数はそう大きくということだったんですけれども、貸付けの相談ですか、それが1,600件、それから申請も552件とすごい数字だと思うんですけれども、生活保護までではないけれども、やっぱり生活が立ち行かなくなっているという方がすごい増えているということだと思うんです。やっぱり災害だったりとか、社会全体が弱ってくると、どうしてもふだんから苦しい思いをしている人のところに直撃して、さらに苦しい状況になるんですね。そこを支えていくというのが行政の役割だと思っています。  それをどれだけ想定して準備ができるかということだと思うんですけれども、例えば鈴鹿市のホームページですと、市内の求人情報を出したりだとか、キャリアカウンセラーによるオンラインの就職相談、そういうのも行ったりしています。市民の生活を支えるというこういう動きというのは、今のコロナだけじゃなくて将来にもやっぱり生きてくることだと思います。やっぱりすぐには就労だとか収入にはつながらないかもしれないんですけれども、そういった資格だとか職業訓練なんか、そういうできることがあると思うんですけれども、そういった就労に向けた支援策みたいなものは考えているかどうかお伺いします。 ○議長(中﨑孝彦君)  古田部長。 ○健康福祉部長(古田秀樹君)(登壇)  生活困窮者への、例えば資格取得や就労の支援でございますけれども、社会福祉協議会に委託をしております自立相談支援事業におきまして、離職された生活困窮者に対しましてハローワークなどとの関係機関と連携し、就労に向けた支援を行っておるところでございます。今後も生活困窮者の増加が懸念をされる中、就職に有利な資格取得も視野に入れた自立支援事業強化を図っていく必要があるものと考えております。 ○議長(中﨑孝彦君)  中島議員。 ○2番(中島雅代君)(登壇)  そうですね、生活保護には至っていなくても、今生活に困っているという方が、まずこの申請されただけで500人以上、500件なのかも分からないですけれども、以上いらっしゃるってことは、のんびりしている場合じゃないと思うんですね。今、もう少しで多分生活保護に相談をしようかというところだと思うんで、やっぱり急務だと思うんですよ。  こういう雇用だとか高齢者の問題というところは、やっぱり弱いところ弱いところにしわ寄せが行きます。今までぎりぎりの状態で何とかやってきたという方々だけれども、どれか一つがうまくいかなくなると、途端に全て回らなくなってしまうんですね。何とか踏みとどまれるように、市民の生活を支えていかなくちゃいけないと思っています。本当に必要な支援を必要なところにつながるようにしていく必要があります。市民は、実効力のある政策を期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上で終わります。 ○議長(中﨑孝彦君)  2番 中島雅代議員の質問は終わりました。  以上で、本日予定しておりました通告による議員の質問は終了しました。  次に、お諮りします。  質問はまだ終了しておりませんが、本日の会議はこの程度にとどめ、明日にお願いしたいと思います。これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(中﨑孝彦君)  ご異議なしと認めます。そのように決定しました。  明日9日は午前10時から会議を開き、引き続き市政に関する一般質問を行います。  本日はこれにて散会します。                (午後 5時29分 散会)...