亀山市議会 2020-09-11
令和 2年産業建設委員会( 9月11日)
井分
事務局長。
○
井分議会事務局長 それでは、先ほどお手元にお配りをいたしました
意見書案の朗読をもって説明とさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
防災・減災、
国土強靱化対策の継続及び拡充を求める
意見書(案)。
近年、令和元年東日本台風、令和2年7月豪雨など、激甚化・頻発化する自然災害により全国各地で甚大な被害が発生しており、我が国にとって
国土強靱化は、依然として喫緊の課題です。
現在、令和2年度までを実施期間とする「防災・減災、
国土強靱化のための3か年
緊急対策(以下、「3か年
緊急対策」と申しますが、)」により、国と地方が一体となってハード・ソフトの両面から、防災・減災、
国土強靱化対策を集中的に実施していますが、対策が必要な箇所はいまだ多数存在するため、中長期的視野に立って、具体的目標を掲げ、取組の加速化・深化を図ることが極めて重要です。
本市でも3か年
緊急対策を活用し、強靱化対策を強化しているところですが、想定される大規模自然災害や南海トラフ地震などに対して事前防災及び減災の取組を引き続き推し進め、脆弱な社会インフラを整備し、機能を維持する必要性はいまだ高い状況にあります。
また、地域住民の安全・安心を確保し、大都市部への過度な一極集中から脱却するためにも、地方の強靱化対策は必要不可欠です。
よって本市議会は、国において防災・減災、
国土強靱化対策をより一層推進するために、下記の措置を講ずることを強く求めます。
記1.令和3年度以降においても、
国土強靱化基本計画に基づき、中長期的な見通しの下、
国土強靱化対策の
対象事業を拡大するとともに、
別枠予算による必要かつ十分な予算の確保など、対策の
抜本的強化を図ること。
2.
地方公共団体が、策定・見直しを進めている
国土強靱化地域計画に基づく取組を、迅速かつ確実に実施するために必要な予算の
総額確保を図ること。
1枚めくっていただきまして、3.
長寿命化計画に基づく戦略的な
現有ストックの修繕や
更新等の
老朽化対策が確実に進められるよう、新たな財源を創設するとともに、長期安定的に必要かつ十分な予算を確保すること。
4.令和2年度で終了とされている
緊急防災・減災事業や緊急自然災害防止対策等については、地方自治体の取組状況を踏まえ、適切に検討を行い、令和3年度以降も延長するとともに、地方の実情に沿った、より活用しやすい地方債制度にするなど地方財政措置を拡充すること。
5.社会資本の適切な整備及び
管理に加え、災害発生時の迅速かつ円滑な対応等のため、国の地方整備局を含め、現場に必要な人員や体制の維持・拡充を図ること。
以上、
地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出します。
令和2年9月、空欄になっておりますが、この日は提案いただきまして、議決されれば議決日を入れようということでございます。
三重県
亀山市議会議長 小坂直親。
提出先といたしましては、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(防災)、
国土強靱化担当大臣、衆議院議長、参議院議長、以上でございます。
○
岡本公秀委員長 説明は終わりました。
この
意見書(案)について、何かご意見等がありましたら、順次発言をお願いいたします。
○
岡本公秀委員長 伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 おおむね当然、これでというのはありますけれども、
意見書例に比べて、1番目の項目で、
社会資本整備の遅れが見られる地方に十分配慮することというところが削除されているというか、ここが入れられていないんですけれども、この例文にある地方というのが、地方の中で整備の遅れがあるというふうな意味で、そんなの関係なしにとにかくという意味でこの
意見書を作られたのか、あるいは地方と中央とか、そういうふうな意味での地方なのかどうかとかその辺の、もともとこの
意見書を出してくださいという、それぞれの県内の各協会の方々の意向とかというのは何かあったりしたんですかね。
要は、この部分を削除した理由だけちょっと確認しておきたい。あかんとは思わないんですけど。
○
岡本公秀委員長 伊藤委員がおっしゃるのはこの表面の記の1の原案の最後のほうに、なお、その配分に当たっては云々といって、
社会資本整備の遅れが見られる地方にという文言があるんですが、今回の新しい今配った
意見書案ではその地方の話、
社会資本整備の遅れが見られる地方にというのは削ってあるということに関してですけれども、これは答弁は。
事務局長。
○
井分議会事務局長 中身ですけれども、
伊藤委員おっしゃられるように、
社会資本整備の遅れがということなんですが、読み込みの中で、その上の部分で必要かつ十分な予算確保の対策の抜本的な強化を図ることということで、遅れとか、遅れでないとかいうような概念を持たずして、全国的な答えとして、この抜本的な強化ということの意味合いに取らせていただきましたので、少し
意見書案で示されたのではない形で作成をさせていただいた次第ですので、落としたんではなくて、網羅されているという意味に取っていただければ幸いです。
○
岡本公秀委員長 よろしいですか。
伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 はい。
○
岡本公秀委員長 ほかに、今の案に関してご意見は特にございませんか。
(「はい」の声あり)
○
岡本公秀委員長 それでは、この
皆様方に見ていただいた
意見書(案)、これはもう案じゃなくて、この
意見書ということで、これを
委員会提出
議案として提案をさせていただきます。
それでは、閉会日に追加提案ということですので、これを24日の
議会運営委員会において皆さんに確認をいただきます。
なお、本会議における提案理由説明は、これは
委員会提案ということですので、
委員長の私が朗読をもって提案するという形でやらせていただきますけれども、ご了解をお願いいたします。
それから、次に
提出資料についてでございます。
それでは、当
委員会に提出されました資料について、
理事者側に説明を求めます。
大澤産業建設部長。
○
大澤産業建設部長 産業
建設部から乗合タクシー利用状況につきまして、資料を提出させていただいておりますので、
担当課長からご説明を申し上げます。
○
岡本公秀委員長 富田課長。
○富田
産業振興課長 乗合タクシーの利用状況について、資料の説明をさせていただきます。
まず、登録者数でございますが、令和2年3月末時点では3,017人でございましたが、本年度から75歳以上の方でタクシー料金助成制度のタクシー券を交付された方につきましては、利用者登録を抹消させていただいております。このことから、登録者数は減少しており、令和2年7月時点で2,922人となっております。
続きまして、停留所数でございますが、本年度になりましてから、地域停留所を1か所増設しております。合計で431か所となっております。
続きまして、延べ利用者数でございますが、令和2年7月時点の4か月間の延べ利用者数は847人となっております。
また、1日当たりの平均利用者数は令和元年度の7.3人から本年度は8.5人に増加し、さらに運行回数につきましても、1日当たり6.1便から7.8便と増加しております。
乗り合い率につきましては、少し減少しまして1便当たり1.1人となっております。
次に、月別延べ利用者数の状況でございますが、4月、5月は新型コロナウイルス感染症による外出自粛などの影響もありましたが、平均いたしますと、毎月約212人の方にご利用いただいており、令和元年度の約177人と比較いたしますと、約1.2倍となっております。
また、7月につきましては、当日予約の受付、午後の運行時間の2時間延長など、制度を一部見直したこともあり、これまでで最高の317人の利用がございました。
時間帯別の延べ利用者数を見ますと、令和元年度4月から新たに30分前倒しし拡大した、9時台の利用は全体の約19%の約41人の利用がございました。また、7月から延長しました16時台、17時台はご覧のとおりとなっております。
次に、金額別でございますが、単独及び複数乗車を合わせ、基本エリアでの利用が平成30年度も令和元年度もほぼ変わりなく、約90%を占めておりましたが、本年度は約85%となっており、遠隔地、超遠隔地エリアでの利用も徐々に浸透しつつあるものと考えられます。
次に、地区別利用状況でございますが、地域まちづくり協議会ごとに登録者数、延べ利用者数を集計いたしたものでございます。
以上、資料の説明とさせていただきます。
○
岡本公秀委員長 以上で
提出資料の説明は終わりました。
これらの
提出資料に関する質問をお受けいたします。
何かございましたら順次発言をしてください。
伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 7番に月別延べ利用者数で出ていまして、4月から見ていると7月が結構大幅に増えている様子ですけれども、7月から16時台も乗れるようになったみたいな話がありましたけど、やはりそこの理由が多いんですかね。それか結構便利になったよというので全体的に増えたのか、どっちなんですかね。あるいはほかの理由があるのか。
○
岡本公秀委員長 富田課長。
○富田
産業振興課長 7月から時間の拡大もございますけれども、それと同時に当日予約、1時間前の予約をオーケーにしたわけなんですけれども、実際にこの当日の予約率というものが、この7月からということで、7月1か月間ですけれども317人の利用のうち、当日予約が139人と、43.8%の方が当日予約ということでございますので、こちらの制度改正による影響が大きかったと考えております。
○
岡本公秀委員長 よろしいですか。ほかに質問はございませんか。
森副
委員長。
○森英之副
委員長 1点、ちょっとまだ数字ではつかまれていないかもしれませんけれども、この8月の状況なんですが、順調に推移しているのかその辺の傾向等あれば、8月、今つかんでいる状況だけ教えていただけますでしょうか。
○
岡本公秀委員長 富田課長。
○富田
産業振興課長 8月につきましても、およそ数字のほうは固まっておりまして、それを見ますと、例えば月の延べ利用者数は7月が317人でしたけれども、8月は少し気温も暑かったこともありまして274人と若干減少はしております。
○
岡本公秀委員長 森副
委員長。
○森英之副
委員長 私、今お聞かせいただいたのは、梅雨明けをして、非常に猛暑が続いたので、少し落ちたのかなという気もして質問させていただいたんですが、やはりそのような数字で経緯しているということなんですけれども、引き続き、この利用者数が増えていくように、また周知等も含めてしていただければと思います。
○
岡本公秀委員長 ほかに質問はございませんか。
(発言する者なし)
○
岡本公秀委員長 なければ、以上で本
提出資料に対する質問を終わります。
次に、この際当
委員会の所管に関する
一般質問をお受けいたします。
質問がございましたら順次発言をしてください。
伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 1つ、これ駅前に関することではあるんですけれども、駅ビルの開発は第2ブロックに関しては特別
委員会のほうでやっていただいているんであれなんですけど、あそこの駅前に建っている鳥居ですね。その鳥居の扱い、最近もメールをいただいて、市民の方から。あれは当然
能褒野神社のものということで、ものというか絡みのものということで、公費を入れられるんかどうかみたいな話があったんですよね。老朽化かどうか分からへんけど、結構ひびも入っていたりという話をお聞きしたもんで、ちょっと当初の話からどういうふうに扱うんかとか、どういうふうに移転させるのかな、その辺の話もあったもんで、その辺まず確認させてもらっていいですか。
○
岡本公秀委員長 亀渕次長。
○
亀渕産業建設部次長 駅前広場に今現在、設置してあります
能褒野神社の一の鳥居と言われるものでございますけれども、これにつきましては、以前三笠館の前に旧来からございまして、それが三笠館の前の交差点改良のときに一度東側のほうに、そのすぐ横の東側のところに移転されたと。それができたときに、その後に今度は、今三笠館の前からスギ薬局のほうに下りる道のところに道路ができたものですから、それによって駅前広場のほうに移築されたと。
その事業につきましては、三重県のほうの県道の事業の中で行われたというふうに聞いておりまして、それが以前建立をいたしました
能褒野神社の保勝会という会がございまして、そこがそのときに動かしていただいたというふうには聞いております。
ただ、保勝会というのは解散いたしまして、私どもの駅前広場の中にそれが設置されたというところでございます。
今の現状といいますか、鳥居の現状でございますけれども、やはり私どもは今回、組合を通じて、駅前広場の大幅改修を行うわけでございますけれども、その中で、この鳥居が存続できるものかどうかというところで調査をかけております。
その調査の結果でございますけれども、特別
委員会の中でも一部触れさせていただいていますけれども、やはり非常に老朽化が激しくて、一部破損状態にあるというところでございまして、そういう危険性のあるものを今後そこに存置できるかという検討も行いまして、基本的にはまず難しいという結論に至りましたものですから、基本的には今回のこの事業の中で撤去させていただくというところでございます。
そのような結論を出す前に、一度
能褒野神社さんのほうへお伺いさせていただきまして、総代会の中に私ども駅前、あと都市整備課のほうが一緒に行きまして、そちらのほうでご説明をさせていただいています。
能褒野神社の総代会のご意見といたしましては、以前の保勝会という会の中でやって、今
能褒野神社の総代会としては、
能褒野神社としても、所有権の部分があるとか、そういう宗教的なもんやと、そういうふうなものがないということでご返事はいただいています。
その結論は、最終結論としてはまだ完全には至っていませんが、そういう中でやはり危ないもんであれば撤去していただきたいというふうなお話は、今現在来ておるところでございます。
ですので、今回そういうふうなご心配をされている市民の皆様もお見えになりますことから、やはり、今後の耐震性とかいろんなことを考えますと撤去が一番だろうということで、今現在としては撤去させていただくと。撤去の際には、当然
能褒野神社の一の鳥居というものでございますから、真ん中に額がございますけれども、額は
能褒野神社さんのほうが自分のところの名前の入っているものですから引き取りたいと。ただ、石等についてはちょっと考えさせてくれというところでございますので、そういう協議は今随時進めさせていただいて、工事に向けての準備をさせていただいておるというところでございます。
○
岡本公秀委員長 伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 ちょっと公費がええのかどうかという違憲という判例もあるとかいう話も聞きまして、その話ばっかりやと、肝腎のまちづくりという意味での鳥居の位置づけというのが失われかねない部分もありますので、関にある伊勢別街道の一の鳥居も、あれも伊勢神宮云々の話をしておったら、伊勢神宮としてはあれは鳥居として
認定はしていないんやということがあって、何かあれはもう関の昔の人らがまちづくりの一環で、勝手にという言い方はおかしいですけれども、あれを関のまちづくりの一つのものとしてやっておったんやという話らしいんです。それはそういう意味では公費は投入できたんやとか、そういう部分の話もあったんですけれども、やっぱり今回、
能褒野神社の氏子の方かな、その方々の思いというのも確認もしてもらっている部分もあるんですけれども、やっぱりいろんなところへそうやって行ってもらって、確認してもらうことはすごく大事なことやと思いますので、多分その話がいろいろ進む中で、また話もいろいろ出てくるとは思いますけれども、その辺をちゃんと把握していっていただきたいなと思いますので。終わります。
○
岡本公秀委員長 ほかに、
一般質問は何かございませんか。
あったら発言をしてください。
(発言する者なし)
○
岡本公秀委員長 それでは、特にないようですので、以上で
一般質問を終わります。
執行部にはここで退席をしていただきます。どうもありがとうございました。
次に、
所管事務調査についてですが、前回の
委員会におきまして、
所管事務調査報告書(案)の「はじめに」とか「現状把握」「課題・問題点」等をご確認いただきました。
この中で、ご意見のあった課題・問題点を改めて正・副
委員長で整理をいたしましたので
事務局のほうに説明をいたさせます。
大川局員。
○大川議会
事務局員
所管事務調査に関連して、2つ資料をお配りさせていただいております。
まず、右上に参考とあるものですが、これは前回の
委員会(8月20日)時点での課題・問題点4点です。
もう一つのほうの
産業建設委員会所管事務調査報告書(案)の3ページをご覧ください。
こちら課題・問題点ですが、前回から変わっておりますので読み上げさせていただきます。
1.住民参加やICT技術の活用など、新しい道路
管理体制を構築すべきである。
(通報システムの導入により、自治会に加えて個人からの道路修繕等の要望も受けることになるため、仕組みを整理する必要がある。)
2.ふだんは利用頻度が少ない道路であっても、災害時には主要道路の代替道路となる道路は、安全に通行できるよう道路改良を行うべきである。
3.市域をまたがる広域のフラワー道路など、維持
管理が市の大きな負担になっている道路がある。
前回の意見等をいただいて、このようにさせていただいております。
説明は以上です。
○
岡本公秀委員長 この案について修正をさせていただいて、先ほど説明をいただいたんですけれども、何かご意見等がございましたら順次発言をお願いします。
それ以外の部分は変わらずですね、前と。
前は課題・問題点が4つあったんですね。それを4つを3つに、あまりふさわしくないというか、あまりピントを得ていない部分があるということで、課題・問題点、前回の4つを3つに集約いたしたところです。
この1、2、3の課題・問題点で大体いかがでしょうか、よろしいですか。何かご意見ございませんか。
伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 これで十分だと思います。いいと思います。
○
岡本公秀委員長 ありがとうございます。
ほかの方もよろしいですか。
(「なし」の声あり)
○
岡本公秀委員長 それでは、特に本日、
皆様方にお届けしました
産業建設委員会所管事務調査報告書(案)、これで最後の課題・問題点が以前は4つあったのを、1、2、3と3つの項に集約させていただいてこれで、それでは提出をさせていただこうと思います。
これは閉会日の日に議場において、
委員長の私から
所管事務調査の報告をさせていただくということにさせていただきます。
本日の案件は以上ですけれども、ほかに何かございますか。
(「なし」の声あり)
○
岡本公秀委員長 それでは、ないようですので、以上で
産業建設委員会を閉会いたします。
午後1時55分 閉 会
亀山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名する。
令和 2 年 9 月 11 日
産業建設委員会委員長 岡 本 公 秀...